JP3752327B2

JP3752327B2 - Tie-top insulator with reinforced plastic core

Info

Publication number: JP3752327B2
Application number: JP28108996A
Authority: JP
Inventors: 純一松本; 貢一石田
Original assignee: NGK Insulators Ltd
Current assignee: NGK Insulators Ltd
Priority date: 1996-10-23
Filing date: 1996-10-23
Publication date: 2006-03-08
Anticipated expiration: 2016-10-23
Also published as: JPH10125154A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、強化プラスチックを芯体とするタイトップ形碍子に関する。
【０００２】
【従来の技術】
タイトップ形碍子は、碍子本体の頭部の外周に環状の溝部を備え、同碍子本体の溝部に沿って配置した電線を、同溝部にバインド線により括り付けて碍子本体の外周に固定するためのもので、全体を磁器材料にて形成されている磁器碍子が一般である。
【０００３】
しかしながら、近年、タイトップ形碍子の分野においても、雷サージのフラッシュオーバ時のアークに対する碍子の熱衝撃強度等を高め、かつ軽量化して扱いを容易にする目的で、碍子本体の一部または全部をプラスチックおよび／または合成ゴムにて形成する試みがなされている。
【０００４】
ところで、碍子本体の一部または全部をプラスチックおよび／または合成ゴムにて形成してなるタイトップ形碍子においては、電線をその外周に設けた環状の溝部に沿ってバインド線により固定するものであるから、当該碍子を架設した状態で支持した電線が搖動、振動すると、バインド線が碍子本体の溝部の表面に摺接して溝部の表面を摩耗損傷するおそれがある。
【０００５】
かかる問題に対処すべく、特開平５−３４２９３４号公報には、碍子本体が磁器材料からなる主体部と、同主体部の外周を被覆する合成ゴムからなる絶縁被覆体とにより構成して、同主体部の頭部を絶縁被覆体から突出させてその外周に環状の溝部を形成した構成の複合碍子が提案されている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
かかる構成の当該複合碍子においては、電線の固定部位である溝部が成形されている頭部が磁器製であることから、バインド線が摺接しても、溝部が摩耗損傷することはない。しかしながら、当該複合碍子においては、主体部が磁器製であることから碍子の軽量化が十分ではないとともに、絶縁被覆体から露出している頭部は依然として衝撃強度の点で問題がある。
【０００７】
一方、当該複合碍子の磁器製の主体部に起因する不具合を解決するためには、碍子本体の全てをプラスチックおよび／または合成ゴムにて形成することが考えられ、碍子本体を、強化プラスチックの芯体と、同芯体の外周を被覆する弾力性の絶縁被覆体により構成してなるタイトップ形碍子、所謂タイトップ形のポリマー碍子を提案することができる。
【０００８】
しかしながら、当該ポリマー碍子においては、電線の固定部位である溝部をバインド線や電線による摩耗損傷から保護するには、碍子本体の頭部を、外周に環状の溝部を有する金属製のキャップにて被覆する手段が必要となる。このため、当該ポリマー碍子においては、碍子本体それ自体を軽量化しているものの、碍子本体の頭部を被覆しているキャップに起因して、碍子の軽量化を十分に達成することはできない。
【０００９】
従って、本発明の目的は、所謂タイトップ形のポリマー碍子において、碍子の重量を増加を抑制して、電線の固定部位である環状の溝部での摩耗損傷を効果的に防止することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
本発明はタイトップ形碍子に関し、特に、強化プラスチックの芯体と、同芯体の外周を被覆する弾力性の絶縁被覆体により構成された碍子本体を備え、同碍子本体の頭部の外周に設けた環状の溝部に沿って配置した電線を、同溝部にバインド線により括り付けて前記碍子本体の外周に固定するための強化プラスチックを芯体とする形式のタイトップ形碍子を対象とするものである。
【００１１】
しかして、本発明に係るタイトップ形碍子は上記した形式のタイトツプ形碍子において、前記絶縁被覆体の前記溝部と略同一形状に形成された金属製の環状部材を前記溝部に固着して、同溝部の外周面に前記環状部材の外周面を露出させたことを特徴とするものである。
【００１２】
当該タイトップ形碍子においては、前記環状部材を前記芯体とは離間した状態で前記絶縁被覆体の溝部に埋設する構成とし、また前記環状部材として１または複数の貫通孔を備えた環状部材を採用して、同貫通孔に前記絶縁被覆体の一部が介入する構成とすることができる。
【００１３】
【発明の作用・効果】
かかる構成のタイトップ形碍子においては、架設された状態で支持する電線が揺動または振動して、電線を括り付けているバイント線が溝部の外周面に摺接しても、同溝部の外周には金属製の環状部材の外周面が露出して同外周面を形成しているため、同溝部の外周面における摩耗損傷は極めて少ない。
【００１４】
当該タイトップ形碍子において、環状部材を芯体に対して離間した状態で絶縁被覆体の溝部に埋設するように構成した場合には、環状部材と芯体間に弾力性の絶縁被覆体が介入してクッションを形成するので、
また、当該タイトップ形碍子において、環状部材として１または複数の貫通孔を備えた環状部材を採用した場合には、環状部材の貫通孔には絶縁被覆体の一部を介入させることができる。これにより、環状部材は、電線の揺動、振動等によっても固着状態が緩むようなことがなく、絶縁被覆体に対して強固な固着状態を保持することができる。
【００１５】
以上の作用効果は、金属製の環状部材を採用することにより達成することができるため、碍子本体の頭部を金属製のキャップで被覆する場合に比較して、碍子の重量を軽減することができる。この場合、環状部材として薄肉状のものを採用すれば、碍子の重量を一層軽減することができる。
【００１６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に基づいて説明するに、図１には、本発明に係るタイトップ形碍子の一例が示されている。当該タイトップ形碍子（以下、単に碍子と称することがある）は、碍子本体１０ａとベース金具１０ｂとからなるもので、ベース金具１０ｂは碍子本体１０ａの下端部に嵌着されている。当該碍子は、そのベース金具１０ｂに固設した植込ボルト２２により電柱の腕金２１に固定されて、腕金２１上に立設されている。
【００１７】
しかして、碍子本体１０ａは、芯体１１と、絶縁被覆体１２と、環状部材１３とにより構成されている。
【００１８】
芯体１１は、ガラス繊維、合成繊維等のモノフィラメント、マルチフィラメント、各種繊維の紡績糸等からなる束状の糸条にエポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等の合成樹脂を含浸して硬化してなる強化プラスチック製もので、所定の長さで所定の外径寸法に形成されている。
【００１９】
絶縁被覆体１２は、シリコーンゴム、エチレン−プロピレンゴム等の弾力性の材料からなるもので、芯体１１の外周の全てを被覆する胴部１２ａと、胴部１２ａの外周の側部にて外方へ突出する２種類の複数の環状ひだ部１２ｂ，１２ｃとにより構成されている。各環状ひだ部１２ｂ，１２ｃは胴部１２ａの長手方向に所定間隔を保持して交互に配置されているもので、各環状ひだ部１２ｂ，１２ｃのこのような段違いの配置は、水滴による橋絡を防止するためのものである。
【００２０】
環状部材１３は金属製のもので、図２〜図４に示すように、長手方向の中間部の外径が最も小さくて開口端側に向かって漸次拡開する形状に形成されていて、筒状本体１３ａの外周が環状の凹部となっている。また、筒状本体１３ａの周囲には複数の貫通孔１３ｂが形成されている。
【００２１】
環状部材１３は、絶縁被覆体１２の頭部に設けた環状の溝部１２ｄに埋設されていて、筒状本体１３ａの外周面が露出して溝部１２ｄの外周面を形成している。また、この状態で、環状部材１３の貫通孔１３ｂには、絶縁被覆体１２の一部が介入している。
【００２２】
絶縁被覆体１２は所定の成形型内にて成形加工して形成されるが、絶縁被覆体１２に成形に際しては、成形型内の所定の部位に、芯体１１、芯体１１の下端部に嵌合してカシメられて固着しているベース金具１０ｂ、および環状部材１３を収容し、この状態でモールディングすることによりベース金具１０ｂ、芯体１１おび環状部材１３と一体に成形される。
【００２３】
当該碍子は、図１に示すように、電柱の腕金２１上に立設されて電線を支持するものであり、図４に示すように、電線２３を碍子本体１０ａの絶縁被覆体１２の溝部１２ｄに沿って配置して、電線２３の芯線２３ａを被覆する被覆体２３ｂの外周に巻回されているバインド線２４により、溝部１２ｄの外周に括り付けて固定される。
【００２４】
かかる構成のタイトップ形碍子においては、電線２３の固定部位である絶縁被覆体１２の溝部１２ｄの外周面には、金属製の環状部材１３における筒状本体１３ａの外周面が露出していて、同外周面が絶縁被覆体１２の溝部１２ｄの外周面を形成しているため、電線２３が揺動または振動して電線２３を括り付けているバイント線２４が溝部１２ｄの外周面に摺接しても、溝部１２ｄの外周面における摩耗損傷は極めて少ない。
【００２５】
また、環状部材１３は、芯体１１との間に弾力性の絶縁被覆体１２を介入させて離間した状態に位置していることから、環状部材１３と芯体１１との間にクツションが形成され、環状部材１３が電線２３から受ける振動や衝撃が吸収され、緩和される。
【００２６】
また、当該タイトップ形碍子においては、環状部材として筒状本体１３ａに複数の貫通孔１３ｂを形成してなる環状部材１３を採用して、環状部材１３の各貫通孔１３ｂに絶縁被覆体１２の一部を介入させている。このため、環状部材１３は、電線２３の揺動、振動等によっても固着状態が緩むようなことがなく、絶縁被覆体１２に対して強固な固着状態を長期間保持することができる。
【００２７】
なお、環状部材１３の絶縁被覆体１２に対する固着を助成するために、環状部材１３の内周に打型等により突起を形成して、この突起を絶縁被覆体１２に掛止するよにすることができる。これにより、環状部材１３は、絶縁被覆体１２に対して強固に保持される。
【００２８】
これらの作用効果は、金属製の環状部材１３を採用することにより達成することができるため、碍子本体１０ａの頭部を金属製のキャップで被覆する場合に比較して、碍子の重量を軽減することができる。この場合、特に薄肉状の環状部材１３を採用すれば、碍子の重量を一層軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一例に係る碍子の縦断側面図である。
【図２】同碍子を構成する環状部材の拡大縦断側面図である。
【図３】同碍子における頭部の部分拡大縦断面図である。
【図４】同碍子の頭部に電線を固定した状態を示す部分拡大側面図である。
【符号の説明】
１０ａ…碍子本体、１０ｂ…ベース金具、１１…芯体、１２…絶縁被覆体、１２ａ…胴部、１２ｂ，１２ｃ…ひだ部、１２ｄ…溝部、１３…環状部材、１３ａ…筒状本体、１３ｂ…貫通孔、２１…腕金、２２…植込ボルト、２３…電線、２３ａ…芯線、２３ｂ…被覆体、２４…バインド線。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a tie top insulator having a reinforced plastic as a core.
[0002]
[Prior art]
The tie-top type insulator has an annular groove on the outer periphery of the head of the insulator body, and the electric wire arranged along the groove of the insulator body is bound to the groove portion with a binding wire and fixed to the outer periphery of the insulator body. In general, porcelain insulators are generally formed of a porcelain material.
[0003]
However, in recent years, in the field of tie-top type insulators, in order to increase the thermal shock strength of the insulator against the arc at the time of lightning surge flashover and to reduce the weight and facilitate handling, part or all of the insulator body Attempts have been made to form a plastic and / or synthetic rubber.
[0004]
By the way, in the tie-top type insulator in which a part or all of the insulator body is formed of plastic and / or synthetic rubber, the electric wire is fixed by a bind line along an annular groove provided on the outer periphery thereof. Therefore, when the electric wire supported in a state where the insulator is installed swings and vibrates, the bind wire may come into sliding contact with the surface of the groove portion of the insulator main body, and the surface of the groove portion may be worn and damaged.
[0005]
In order to cope with this problem, Japanese Patent Application Laid-Open No. 5-342934 discloses that an insulator body is composed of a main part made of a porcelain material and an insulating covering made of synthetic rubber covering the outer periphery of the main part. There has been proposed a composite insulator having a configuration in which the head portion of the main body portion is protruded from the insulating coating and an annular groove portion is formed on the outer periphery thereof.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
In the composite insulator having such a configuration, since the head portion on which the groove portion which is a fixed portion of the electric wire is formed is made of porcelain, the groove portion is not worn and damaged even if the bind wire is slidably contacted. However, in the composite insulator, since the main portion is made of porcelain, the weight of the insulator is not sufficient, and the head exposed from the insulating covering still has a problem in terms of impact strength.
[0007]
On the other hand, in order to solve the problems caused by the porcelain main body of the composite insulator, it is considered that the insulator body is entirely formed of plastic and / or synthetic rubber, and the insulator body is made of a reinforced plastic core. It is possible to propose a tie-top insulator, that is, a so-called tie-top polymer insulator, which is constituted by a body and a resilient insulating covering that covers the outer periphery of the concentric body.
[0008]
However, in the polymer insulator, in order to protect the groove portion, which is a fixed portion of the electric wire, from abrasion damage caused by the bind wire or the electric wire, the head portion of the insulator main body is covered with a metal cap having an annular groove portion on the outer periphery. A means to do this is required. For this reason, in the said polymer insulator, although the insulator main body itself is reduced in weight, the weight reduction of an insulator cannot fully be achieved due to the cap which has coat | covered the head of an insulator main body.
[0009]
Accordingly, an object of the present invention is to suppress an increase in the weight of the insulator in the so-called tie-top type polymer insulator, and to effectively prevent wear damage at the annular groove portion which is a fixing portion of the electric wire.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The present invention relates to a tie-top-type insulator, and in particular, includes an insulator body composed of a reinforced plastic core body and a resilient insulating covering body that covers the outer periphery of the core body, and the outer periphery of the head of the insulator body. Intended for tie-top insulators of the type that uses a reinforced plastic core to tie an electric wire arranged along an annular groove provided and bind it to the outer periphery of the insulator body by binding it to the groove. It is.
[0011]
Thus, the tie-top insulator according to the present invention is a tight-tip insulator of the above-described type, in which a metal annular member formed in substantially the same shape as the groove portion of the insulating coating is fixed to the groove portion, and the same. The outer peripheral surface of the annular member is exposed on the outer peripheral surface of the groove.
[0012]
In the tie-top insulator, the annular member is embedded in a groove portion of the insulating covering body in a state of being separated from the core body, and an annular member provided with one or a plurality of through holes as the annular member is provided. It is possible to adopt a configuration in which a part of the insulating covering body intervenes in the through hole.
[0013]
[Operation and effect of the invention]
In the tie-top type insulator having such a configuration, even if the electric wire to be supported in the erected state swings or vibrates, and the binder wire that binds the electric wire slidably contacts the outer peripheral surface of the groove portion, Since the outer peripheral surface of the metal annular member is exposed to form the outer peripheral surface, wear damage on the outer peripheral surface of the groove is extremely small.
[0014]
In the tie-top insulator, when the annular member is configured to be embedded in the groove portion of the insulating coating body in a state of being separated from the core body, an elastic insulating coating body is interposed between the annular member and the core body. And form a cushion,
Moreover, in the said tie top type insulator, when the cyclic | annular member provided with the 1 or several through-hole as an annular member is employ | adopted, a part of insulation coating body can be made to intervene in the through-hole of an annular member. As a result, the annular member does not loosen due to the swinging, vibration, or the like of the electric wire, and can maintain a strong fixed state with respect to the insulating covering.
[0015]
Since the above effect can be achieved by employing a metal annular member, the weight of the insulator can be reduced as compared with the case where the head of the insulator body is covered with a metal cap. it can. In this case, if a thin-walled member is employed as the annular member, the weight of the insulator can be further reduced.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 shows an example of a tie top insulator according to the present invention. The tie-top insulator (hereinafter sometimes simply referred to as an insulator) includes an insulator body 10a and a base metal fitting 10b, and the base metal fitting 10b is fitted to the lower end of the insulator body 10a. The said insulator is fixed to the arm metal 21 of the utility pole by the stud 22 fixed to the base metal fitting 10b, and is erected on the arm metal 21.
[0017]
Thus, the insulator main body 10 a is constituted by the core body 11, the insulating cover body 12, and the annular member 13.
[0018]
The core body 11 is formed by impregnating a synthetic fiber such as an epoxy resin or an unsaturated polyester resin into a bundle of yarns composed of monofilaments such as glass fibers and synthetic fibers, multifilaments, spun yarns of various fibers, and the like. It is made of reinforced plastic and has a predetermined length and a predetermined outer diameter.
[0019]
The insulating cover 12 is made of an elastic material such as silicone rubber or ethylene-propylene rubber, and is externally provided on the body 12a covering the entire outer periphery of the core body 11 and on the outer periphery of the body 12a. It comprises two or more kinds of annular pleat portions 12b and 12c protruding in the direction. The annular pleat portions 12b and 12c are alternately arranged with a predetermined interval in the longitudinal direction of the body portion 12a, and such an uneven arrangement of the annular pleat portions 12b and 12c is caused by bridging by water droplets. It is for preventing.
[0020]
The annular member 13 is made of metal, and as shown in FIGS. 2 to 4, the outer diameter of the intermediate portion in the longitudinal direction is the smallest and is formed into a shape that gradually expands toward the opening end side. The outer periphery of the main body 13a is an annular recess. A plurality of through holes 13b are formed around the cylindrical main body 13a.
[0021]
The annular member 13 is embedded in an annular groove 12d provided at the head of the insulating covering 12, and the outer peripheral surface of the cylindrical main body 13a is exposed to form the outer peripheral surface of the groove 12d. Further, in this state, a part of the insulating covering body 12 intervenes in the through hole 13 b of the annular member 13.
[0022]
The insulating cover 12 is formed by molding in a predetermined mold. When forming the insulating cover 12, the core 11 and the lower end of the core 11 are formed at predetermined portions in the mold. The base metal fitting 10b and the base metal fitting 10b and the annular member 13 which are fitted and fixed are accommodated and molded in this state to be integrally formed with the base metal fitting 10b, the core body 11 and the annular member 13.
[0023]
As shown in FIG. 1, the insulator is erected on the armature 21 of the utility pole to support the electric wire. As shown in FIG. 4, the electric wire 23 is inserted into the groove portion of the insulating covering 12 of the insulator main body 10a. It is fixed along the outer periphery of the groove portion 12d by the bind wire 24 that is disposed along the outer periphery of the covering body 23b that covers the core wire 23a of the electric wire 23.
[0024]
In the tie-top insulator having such a configuration, the outer peripheral surface of the cylindrical main body 13a of the metal annular member 13 is exposed on the outer peripheral surface of the groove 12d of the insulating covering 12 that is the fixing portion of the electric wire 23. Since the outer peripheral surface forms the outer peripheral surface of the groove portion 12d of the insulating covering 12, the wire 23 swings or vibrates and binds the electric wire 23 to the outer peripheral surface of the groove portion 12d. However, the wear damage on the outer peripheral surface of the groove 12d is extremely small.
[0025]
Further, since the annular member 13 is located in a state of being spaced apart by interposing the elastic insulating covering 12 between the annular member 13 and the annular member 13, a cushion is formed between the annular member 13 and the core 11. Then, the vibration and impact received by the annular member 13 from the electric wire 23 are absorbed and alleviated.
[0026]
Further, in the tie-top insulator, an annular member 13 formed by forming a plurality of through holes 13b in the cylindrical main body 13a is adopted as an annular member, and the insulating cover 12 is formed in each through hole 13b of the annular member 13. Some have been intervening. For this reason, the annular member 13 does not loosen even when the electric wire 23 swings, vibrates, or the like, and can maintain a strong fixed state for the insulating coating 12 for a long period of time.
[0027]
In order to assist the fixing of the annular member 13 to the insulating cover 12, a protrusion is formed on the inner periphery of the annular member 13 by a die or the like, and the protrusion is hooked on the insulating cover 12. Can do. Thereby, the annular member 13 is firmly held with respect to the insulating cover 12.
[0028]
Since these functions and effects can be achieved by employing the metal annular member 13, the weight of the insulator is reduced as compared with the case where the head of the insulator body 10a is covered with a metal cap. be able to. In this case, if the thin annular member 13 is employed, the weight of the insulator can be further reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal side view of an insulator according to an example of the present invention.
FIG. 2 is an enlarged vertical side view of an annular member constituting the lever.
FIG. 3 is a partially enlarged longitudinal sectional view of the head of the insulator.
FIG. 4 is a partially enlarged side view showing a state where an electric wire is fixed to the head of the insulator.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10a ... insulator main body, 10b ... base metal fitting, 11 ... core body, 12 ... insulation coating body, 12a ... trunk | drum, 12b, 12c ... pleat part, 12d ... groove part, 13 ... annular member, 13a ... cylindrical main body, 13b ... Through hole, 21 ... arm, 22 ... plant bolt, 23 ... electric wire, 23a ... core wire, 23b ... covered body, 24 ... bind wire.

Claims

An electric wire provided with an insulator body composed of a reinforced plastic core body and a resilient insulating covering body covering the outer periphery of the concentric body, and arranged along an annular groove provided on the outer periphery of the head of the insulator body Is a tie-top insulator with a reinforced plastic core that is tied to the groove with a bind wire and fixed to the outer periphery of the insulator body, and is formed in substantially the same shape as the groove of the insulating covering. A tie-top insulator using a reinforced plastic as a core, wherein a metal annular member is fixed to the groove, and the outer peripheral surface of the annular member is exposed on the outer peripheral surface of the groove.

The tie-top insulator according to claim 1, wherein the annular member is embedded in the insulating covering body in a state of being separated from the core body.

The tie-top insulator according to claim 1 or 2, wherein the annular member includes one or a plurality of through holes, and a part of the insulating covering body intervenes in the through holes. A tie-top type insulator with a core.