JP3751272B2 - Vanity mirror device for trunk - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,自動二輪車等に取り付けられるトランクリッドに設けられて,身嗜みを整える際に使用される,トランク用バニティミラー装置に関し,特に,バニティミラーのバックプレートに,トランクリッドの内壁に設けられた枢軸に回転可能に支承される一対の軸受部材を固着して,バニティミラーをトランクリッドの内壁に重なる格納位置と任意の使用位置との間を回動し得るようにしたものゝ改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のトランク用バニティミラー装置では,バニティミラーを任意の使用位置に保持するために,鋼板を枢軸の外周に沿って曲げて,相互に重ねた両端部をボルトによりバックプレートに固着して軸受部材を構成し,その固着の際,ボルトの締め付けトルクを加減して軸受部材に,枢軸に対する一定の緊締力を付与し,軸受部材及び枢軸間の摩擦抵抗によりバニティミラーを任意の使用位置で停止させるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら,軸受部材に与える緊締力を常に一定に管理することは容易でなく,バニティミラー装置の組立性に影響し,その緊締力が強過ぎれば,バニティミラーの回動操作フィーリングが悪くなり,弱過ぎれば,バニティミラーの任意の使用位置での安定した保持が困難となる。
【0004】
本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたもので,組立性に影響を与えることなく,バニティミラーを任意の使用位置に常に安定して保持し得るようにした,前記トランク用バニティミラー装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために,本発明は,バニティミラーのバックプレートに,トランクリッドの内壁に設けられた枢軸に回転可能に支承される一対の軸受部材を固着して,バニティミラーをトランクリッドの内壁に重なる格納位置と任意の使用位置との間を回動し得るようにした,トランク用バニティミラー装置において,前記バックプレートに,前記両軸受部材間で前記枢軸の両側面を挟圧して前記バニティミラーを任意の使用位置に保持し得る一対の弾性挟持板をU字状に連結してなる保持部材を取り付け,この保持部材の両側部に一対の耳部を一体に形成して,これら耳部を前記軸受部材と共にバックプレートに共通の固着部材により固着したことを第1の特徴とする。尚,前記共通の固着部材は,後述する本発明の実施例中のボルト24及びナット25に対応する。
【0006】
この第1の特徴によれば,ユーザがバニティミラーを回動操作するときは,バックプレートの軸受部材が枢軸周りに回転し,同時に回転する保持部材の一対の弾性挟持板は枢軸の外周面を滑りながら挟圧し続ける。そこでユーザが所望の使用位置でバニティミラーから手を離せば,相対向する弾性挟持板がその挟圧力により枢軸との間に摩擦による回転抵抗を発生させることにより,バニティミラーをその使用位置に保持することができる。特に,両弾性挟持板は,枢軸に対して常に一定の挟圧力を発揮するので,軸受部材及び枢軸間の摩擦抵抗の大小に関係なく,枢軸に対する回転抵抗が常に安定し,バニティミラーを任意の使用位置に確実に保持することが可能となり,組立性の向上に寄与し得るものであり,しかも保持部材,一対の軸受部材間の比較的広いスペースを利用して設置されるから,バニティミラー装置の大型化を回避することができる。さらに保持部材の両側部に一体に形成した一対の耳部を,軸受部材と共にバックプレートに共通の固着部材により固着したから,その両軸受部材及び保持部材のための固着部材の共通化により,部品点数の削減をもたらし,組立性の更なる向上とコストの低減を図ることができる。
【0007】
また本発明は,第1の特徴に加えて,前記各弾性挟持板の先端部を,複数条のスリットにより,それぞれ独立して前記枢軸に圧接する複数の弾性片に分割したことを第2の特徴とする。
【0008】
この第2の特徴によれば,各弾性性挟持板を,その全幅に亙り枢軸に的確に圧接させ得て,各弾性挟持板及び枢軸間の摩擦抵抗をより安定させることができ,のみならず,スリットの幅を調整することにより,各弾性片の枢軸に対する圧接力の調整が可能である。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を,図面に示す本発明の好適な一実施例に基づき以下に説明する。
【0013】
図1は本発明を適用したトランクを備える自動二輪車の側面図,図2は図1のトランクを開放してバニティミラーの使用状態を示す斜視図,図3は図2の3矢視図,図4は図3の4−4線断面図,図5は図4の5−5線断面図,図6は図5の6−6線断面図,図7は図5の7−7線断面図,図8はバニティミラー装置の作用説明図,図9はバニティミラー装置の別の作用説明図である。
【0014】
先ず,図1及び図2において,自動二輪車Mの車体には,シート1の後方にトランク2が装備される。このトランク2は,車体に固定されるトランクボックス2aと,このトランクボックス2aの前端部に開閉可能に軸支されるトランクリッド2bとから構成され,そのトランクリッド2bの内壁にバニティミラー5が取り付けられる。
【0015】
図3及び図4に示すように,バニティミラー5は,横長で長方形の合成樹脂製バックプレート6と,このバックプレート6の前面に形成された長方形の浅い凹部6aに収容されると共に,その凹部6a内側壁の複数の係止孔7,7…に複数の係止爪8,8…を弾性的に係合して,バックプレート6に結合される合成樹脂製の額縁状支持枠9と,この支持枠9に,その額縁状部の内側に鏡面を臨ませるミラープレート10と,このミラープレート10を支持枠9と協働して挟持すべく支持枠に連結される押え板11とからなっており,その支持枠9と押え板11とでミラープレート10を保持するミラー支持体12が構成される。このミラー支持体12とバックプレート6との間に発泡ウレタン等からなるクッション材13が圧縮状態で介装される。
【0016】
支持枠9には,また,ミラープレート10を間に置いて左右一対のランプユニット14,14が付設される。支持枠9には,さらに,合成樹脂製のカバー15が,ミラープレート10の鏡面やランプユニット14,14を覆う閉じ位置Cとそれらを開放する開き位置Dとの間を回動し得るように軸支され,このカバー15及び支持枠9間には,カバー15を閉じ位置C及び開き位置Dに保持するクリックストッパ(図示せず)が設けられる。
【0017】
次に図4〜図7を参照しながら,バニティミラー5のトランクリッド2bへの取り付け構造について説明する。
【0018】
先ず図4及び図5において,トランクリッド2bの内壁には,バニティミラー5のバックプレート6を支持する取り付け部材17が設けられる。この取り付け部材17は,丸棒を長方形に屈曲してなるフレーム18と,このフレーム18の左右の短辺部に溶接された一対の取り付け板19とからなっており,その取り付け板19がボルト20によりトランクリッド2bの内壁に固着される。フレーム18の上部の長辺部21はバックプレート6を回動可能に支持する枢軸とされ,下部の長辺部22は,バニティミラー5をトランクリッド2bの内壁に重ねる格納位置Aに保持するのに利用する保持軸とされる。
【0019】
即ち,図5〜図7に示すように,枢軸21は,バニティミラー5のバックプレート6の背面上部にボルト24及びナット25により固着される左右一対の軸受部材23,23を支承する。これら軸受部材23,23は,鋼板を枢軸21の外周に沿って曲げて相互に重ねた両端部を上記ボルト24及びナット25によりバックプレート6に固着したもので,その固着の際,軸受部材23,23には,枢軸21に対する適度な緊締力が付与される。軸受部材23,23と枢軸21との嵌合位置を規定するために,バックプレート6には,バニティミラー5の格納位置Aでフレーム18の左右両外側面に対向する一対の位置決め突起26,26が形成される。
【0020】
而して,バニティミラー5は,枢軸21周りに格納位置Aと任意の使用位置Bとの間を回動可能であり,バックプレート6を任意の使用位置Bに保持するための保持部材27が前記軸受部材23,23と共に前記ボルト24及びナット25によりバックプレート6に固着される。この保持部材27は,左右の軸受部材23,23間で枢軸21の両側面を弾性的に挟圧する鋼板製の一対の弾性挟持板28,28をU字状に連結してなるもので,一方の弾性挟持板28,28の左右両端部に突設された耳片29,29が前記軸受部材23,23と共にバックプレート6に固着される。各弾性挟持板28の先端部は,複数条のスリット30,30…により,それぞれ独立して枢軸21の外周面に圧接し得る複数の弾性片28a,28a…に分割されている。
【0021】
バックプレート6の下部の左右角部には,バックプレート6を使用位置Bに回動する際に使用する指掛け部31が突設される。
【0022】
また図4及び図5に示すように,バックプレート6の長手方向中央部には,前記保持軸22と協働してバニティミラー5を格納位置Aに保持するクリップ手段32が設けられる。クリップ手段32は,保持軸22の上下両側面を把持する一対のクリップ片33a,33bから構成されるもので,図示例ではその一対のクリップ片33a,33bが2組設けられる。その際,バックプレート6には,両クリップ片33a,33bをバックプレート6の一部で構成するように,クランク状のスリット36が形成される。
【0023】
而して,一対のクリップ片33a,33bは,それぞれバックプレート6から立ち上がって保持軸22の直前で互いに交差する一対の鉤形弾性指部34a,34bと,これら弾性指部34a,34bの先端に形成される爪部35a,35bとからなっており,これら爪部35a,35bは,各弾性指部34a,34bの弾性力により各弾性指部34a,34bの基端と反対側で前記保持軸22の一側面に係合する。
【0024】
尚,バックプレート6及びミラー支持体12間に介装される前記クッション材13は,クリップ手段32と対応する位置に配置される。
【0025】
次に,この実施例の作用について説明する。
【0026】
バニティミラー5の使用に際しては,図2に示すように,トランクリッド2bの開放状態で,先ずカバー15を下方へ開き,バックプレート6下部の指掛け部31に指を掛けて手前に引くと,各一対のクリップ片33a,33bが保持軸22から離脱し,そしてバックプレート6の軸受部材23,23が枢軸21周りに回転することにより,バニティミラー5が上向きに回動する。その間,軸受部材23,23と一体に回転する一対の弾性挟持板28は固定の枢軸21の外周面を滑りながら挟圧し続ける。そこでユーザが所望の使用位置Bで指掛け部31から手を離せば,軸受部材23,23及び枢軸21間の摩擦による回転抵抗に加えて,相対向する弾性挟持板28,28がその挟圧力により枢軸21との間に摩擦による大なる回転抵抗を発生させることにより,バニティミラー5をその使用位置Bに保持することができる。特に,両弾性挟持板28,28は,枢軸21に対して常に一定の挟圧力を発揮するので,軸受部材23,23の枢軸21に対する緊締力の大小に関係なく,枢軸21に対する回転抵抗が常に安定し,バニティミラー5を任意の使用位置Bに確実に保持することが可能となる。したがって,軸受部材23,23の枢軸21に対する緊締力は,両者間にガタを発生させない程度のものでよいから,その緊締力の厳密な管理は不要となり,組立性の向上に寄与し得る。しかも保持部材27は,一対の軸受部材23,23間の比較的広いスペースを利用して設置されるから,バニティミラー装置の大型化が回避される。
【0027】
また各弾性挟持板28,28の先端部は,複数条のスリット30,30…により,それぞれ独立して前記枢軸21に圧接する複数の弾性片28a,28a…に分割されているから,各弾性挟持板28,28を,その全幅に亙り枢軸21に的確に圧接させ得て,各弾性挟持板28,28及び枢軸21間の摩擦抵抗をより安定させることができ,しかもスリット30,30…の幅を調整することにより,各弾性片28a,28a…の枢軸21に対する圧接力の調整が可能である。
【0028】
さらに保持部材27は,その左右一対の耳部29,29が左右一対の軸受部材23,23と共に,共通のボルト24及びナット25によりバックプレート6に固着されるので,部品点数の削減をもたらし,組立性の更なる向上とコストの低減に寄与し得る。
【0029】
照明ユニット14,14のランプを点灯すれば,夜間でもバニティミラー5を使用することが可能であり,のみならずトランクボックス2a内の荷物の確認を行うことができる。
【0030】
バニティミラー5の使用後は,カバー15を閉じて,それをトランクリッド2bの内壁側へ押圧すれば,バニティミラー5はトランクリッド2bの内壁に重なる使用位置Bに戻り,各一対のクリップ片33a,33bの爪部35a,35b間に保持軸22を受け入れて,それを把持することによりバニティミラー5を格納位置Aに保持することになる。
【0031】
ところで,バックプレート6の背面から起立する一対のクリップ片33a,33bの弾性指部34a,34bは,前述のように保持軸22の直前で互いに交差し,それらの先端の爪部35a,35bは,各弾性指部34a,34bの基端と反対側で保持軸22の一側面に弾性的に係合するので,図9に示すように,両爪部35a,35b間に保持軸22を押し込むとき,それに伴い両弾性指部34a,34bが両爪部35a,35b間を広げるように撓むので,両爪部35a,35b間に保持軸22を比較的軽い押圧力で押し込むことができる。これとは反対に,図8に示すように,バニティミラー5が格納位置Aに保持されているとき,両クリップ片33a,33bを保持軸22から引き離そうとする衝撃力が作用すると,それに伴い両弾性指部34a,34bは,両爪部35a,35b間を狭めるように撓むので,爪部35a,35bと保持軸22間の摩擦抵抗が増して,両クリップ片33a,33bの保持軸22に対する保持力が増加する。したがって,バニティミラー5の格納状態では,自動二輪車の走行中の上下振動によっても,バニティミラー5が格納位置Aから妄りに回動することを防止できる。
【0032】
かくして,バニティミラー5の使用位置Bから格納位置Aへの軽快な戻しを可能にしながら,バニティミラー5の格納位置Aでの保持力を強化することができる。
【0033】
一方,バニティミラー5を格納位置Aから任意の使用位置Bに操作するときは,バックプレート6下部の左右何れかの指掛け部31を手前に引くので,クリップ手段32が合成樹脂製の長手方向中央部に位置することから,バックプレート6に多少の弾性変形が生じて,各一対のクリップ片33a,33bの爪部35a,35bが片側側から順に保持軸22から外れていくことになり,その結果,比較的軽い操作力をもってクリップ片33a,33bを保持軸22から離脱させることができる。
【0034】
またバニティミラー5を使用位置Bから格納位置Aへ勢いよく戻したときは,その衝撃力がバックプレート6に伝達するが,その衝撃力は,バックプレート6及びミラー支持体12間のクッション材13により吸収されるので,バックプレート6の衝撃振動による異音の発生を抑えることができる。
【0035】
本発明は,上記実施例に限定されるものではなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば,上記実施例では,枢軸21及び保持軸22は,トランクリッド2bに固着されるフレーム18に一体に形成したが,これらを分離して,個別にトランクリッド2bに固着することもできる。
【0036】
【発明の効果】
以上のように本発明の第1の特徴によれば,バニティミラーのバックプレートに,トランクリッドの内壁に設けられた枢軸に回転可能に支承される一対の軸受部材を固着して,バニティミラーをトランクリッドの内壁に重なる格納位置と任意の使用位置との間を回動し得るようにした,トランク用バニティミラー装置において,前記バックプレートに,前記両軸受部材間で前記枢軸の両側面を挟圧して前記バニティミラーを任意の使用位置に保持し得る一対の弾性挟持板をU字状に連結してなる保持部材を取り付けたので,相対向する弾性挟持板がその挟圧力により枢軸との間に摩擦による回転抵抗を発生させることにより,バニティミラーを任意の使用位置に保持することができる。特に,両弾性挟持板は,枢軸に対して常に一定の挟圧力を発揮するので,軸受部材及び枢軸間の摩擦抵抗の大小に関係なく,枢軸に対する回転抵抗が常に安定し,バニティミラーを任意の使用位置に確実に保持することが可能となり,組立性の向上に寄与し得る。しかも保持部材,一対の軸受部材間の比較的広いスペースを利用して設置されるから,バニティミラー装置の大型化を回避することができる。さらに前記保持部材の両側部に一対の耳部を一体に形成し,これら耳部を前記軸受部材と共にバックプレートに共通の固着部材により固着したので,両軸受部材及び保持部材のための固着部材の共通化により,部品点数の削減をもたらし,組立性の更なる向上とコストの低減を図ることができる。
【0037】
また本発明の第2の特徴によれば,第1の特徴に加えて,前記各弾性挟持板の先端部を,複数条のスリットにより,それぞれ独立して前記枢軸に圧接する複数の弾性片に分割したので,各弾性性挟持板を,その全幅に亙り枢軸に的確に圧接させ得て,各弾性挟持板及び枢軸間の摩擦抵抗をより安定させることができ,のみならず,スリットの幅を調整することにより,各弾性片の枢軸に対する圧接力の調整が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したトランクを備える自動二輪車の側面図
【図2】図1のトランクを開放してバニティミラーの使用状態を示す斜視図
【図3】図2の3矢視図
【図4】図3の4−4線断面図
【図5】図4の5−5線断面図
【図6】図5の6−6線断面図
【図7】図5の7−7線断面図
【図8】バニティミラー装置の作用説明図
【図9】バニティミラー装置の異なる作用説明図
【符号の説明】
A・・・・・格納位置
B・・・・・使用位置
2・・・・・トランク
2b・・・・トランクリッド
5・・・・・バニティミラー
6・・・・・バックプレート
21・・・ 枢軸
24,25・・・共通の固着部材(ボルト及びナット)
27・・・・保持部材
28・・・・弾性挟持板
28a・・・弾性片
29・・・・耳部
30・・・・スリット[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a trunk vanity mirror device that is provided in a trunk lid that is attached to a motorcycle or the like and is used for adjusting personal tastes, and more particularly to a back plate of a vanity mirror that is provided on an inner wall of the trunk lid. The present invention relates to an improvement in a structure in which a pair of bearing members rotatably supported on a pivot are fixed so that a vanity mirror can be rotated between a storage position overlapping an inner wall of a trunk lid and an arbitrary use position.
[0002]
[Prior art]
In a conventional vanity mirror device for trunks, in order to hold the vanity mirror at an arbitrary use position, the steel plate is bent along the outer periphery of the pivot, and the two ends overlapped with each other are fixed to the back plate with bolts, thereby bearing members. When fixing, the bolt tightening torque is adjusted to give the bearing member a certain tightening force against the pivot, and the vanity mirror is stopped at any use position by the frictional resistance between the bearing member and the pivot. I am doing so.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, it is not easy to always manage the tightening force applied to the bearing member. This affects the assembly of the vanity mirror device, and if the tightening force is too strong, the rotating operation feeling of the vanity mirror becomes worse. If it is too weak, it becomes difficult to stably hold the vanity mirror at any use position.
[0004]
The present invention has been made in view of such circumstances, and the above-described vanity mirror device for a trunk which can always stably hold a vanity mirror in an arbitrary use position without affecting assemblability. The purpose is to provide.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above-mentioned object, the present invention secures a vanity mirror to a trunk lid by attaching a pair of bearing members rotatably supported to a pivot provided on an inner wall of the trunk lid to the back plate of the vanity mirror. In the trunk vanity mirror device capable of rotating between a storage position overlapping the inner wall and an arbitrary use position, the both sides of the pivot shaft are clamped between the bearing members on the back plate. A holding member formed by connecting a pair of elastic clamping plates capable of holding the vanity mirror in an arbitrary use position in a U shape is attached , and a pair of ears are integrally formed on both sides of the holding member. The first feature is that the portion is fixed to the back plate together with the bearing member by a common fixing member . The common fixing member corresponds to a
[0006]
According to the first feature, when the user rotates the vanity mirror, the bearing member of the back plate rotates around the pivot axis, and the pair of elastic clamping plates of the holding member that rotate at the same time moves the outer peripheral surface of the pivot shaft. Continue to pinch while sliding. Therefore, if the user releases his hand from the vanity mirror at the desired usage position, the opposing elastic clamping plates generate rotational resistance due to friction with the pivot due to the clamping pressure, thereby holding the vanity mirror at the usage position. can do. In particular, since both elastic clamping plates always exert a constant clamping force with respect to the pivot axis, the rotational resistance with respect to the pivot axis is always stable regardless of the frictional resistance between the bearing member and the pivot axis, and any vanity mirror can be attached to any The vanity mirror device can be securely held at the use position and can contribute to the improvement of the assemblability , and is installed using a relatively wide space between the holding member and the pair of bearing members. Can be avoided. Further, since the pair of ears integrally formed on both sides of the holding member are fixed to the back plate together with the bearing member by a common fixing member, the fixing member for both the bearing member and the holding member is made common so that the parts This results in a reduction in the number of points, which can further improve assembly and reduce costs.
[0007]
According to the second aspect of the invention, in addition to the first feature, the distal end portion of each elastic clamping plate is divided into a plurality of elastic pieces that are independently pressed against the pivot by a plurality of slits. Features.
[0008]
According to this second feature, each elastic pinch plate can be accurately pressed against the pivot over its entire width, and the frictional resistance between each elastic pinch plate and the pivot can be further stabilized. By adjusting the width of the slit, it is possible to adjust the pressing force with respect to the pivot of each elastic piece.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below based on a preferred embodiment of the present invention shown in the drawings.
[0013]
FIG. 1 is a side view of a motorcycle having a trunk to which the present invention is applied, FIG. 2 is a perspective view showing a use state of a vanity mirror by opening the trunk of FIG. 1, and FIG. 4 is a sectional view taken along line 4-4 in FIG. 3, FIG. 5 is a sectional view taken along line 5-5 in FIG. 4, FIG. 6 is a sectional view taken along line 6-6 in FIG. FIG. 8 is an operation explanatory diagram of the vanity mirror device, and FIG. 9 is another operation explanatory diagram of the vanity mirror device.
[0014]
First, in FIGS. 1 and 2, the trunk of the motorcycle M is equipped with a
[0015]
As shown in FIGS. 3 and 4, the
[0016]
The
[0017]
Next, a structure for attaching the
[0018]
4 and 5, an
[0019]
That is, as shown in FIGS. 5 to 7, the
[0020]
Thus, the
[0021]
At the left and right corners of the lower portion of the
[0022]
As shown in FIGS. 4 and 5, clip means 32 for holding the
[0023]
Thus, the pair of
[0024]
The
[0025]
Next, the operation of this embodiment will be described.
[0026]
When the
[0027]
Further, the tip of each
[0028]
Further, the holding
[0029]
If the lamps of the
[0030]
After the
[0031]
By the way, the
[0032]
Thus, the holding power of the
[0033]
On the other hand, when the
[0034]
Further, when the
[0035]
The present invention is not limited to the above embodiments, and various design changes can be made without departing from the scope of the invention. For example, in the above embodiment, the
[0036]
【The invention's effect】
As described above, according to the first feature of the present invention, the vanity mirror is attached to the back plate of the vanity mirror by fixing the pair of bearing members rotatably supported on the pivot provided on the inner wall of the trunk lid. In a vanity mirror device for a trunk, which can be rotated between a storage position overlapping an inner wall of a trunk lid and an arbitrary use position, both side surfaces of the pivot shaft are sandwiched between the bearing members and the back plate. Since a holding member formed by connecting a pair of elastic clamping plates that can hold the vanity mirror in an arbitrary use position in a U shape is attached, the opposing elastic clamping plates are connected to the pivot by the clamping pressure. By generating rotational resistance due to friction, the vanity mirror can be held at an arbitrary use position. In particular, since both elastic clamping plates always exert a constant clamping force with respect to the pivot axis, the rotational resistance with respect to the pivot axis is always stable regardless of the frictional resistance between the bearing member and the pivot axis, and any vanity mirror can be attached to any It can be securely held at the use position, which can contribute to the improvement of assembly. Moreover, since the installation is performed using a relatively wide space between the holding member and the pair of bearing members, it is possible to avoid an increase in the size of the vanity mirror device. Further, a pair of ears are integrally formed on both sides of the holding member, and these ears are fixed to the back plate together with the bearing member by a common fixing member. By sharing, it is possible to reduce the number of parts, further improve assembly and reduce costs.
[0037]
Further, according to the second feature of the present invention, in addition to the first feature, the distal end portion of each elastic clamping plate is formed into a plurality of elastic pieces that are independently press-contacted to the pivot by a plurality of slits. Since it is divided, each elastic clamping plate can be accurately pressed against the pivot over its entire width, and the frictional resistance between each elastic clamping plate and the pivot can be more stabilized. By adjusting, it is possible to adjust the pressure contact force with respect to the pivot of each elastic piece.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a motorcycle equipped with a trunk to which the present invention is applied. FIG. 2 is a perspective view showing a state in which a vanity mirror is used by opening the trunk of FIG. 4 is a sectional view taken along line 4-4 in FIG. 3. FIG. 5 is a sectional view taken along line 5-5 in FIG. 4. FIG. 6 is a sectional view taken along line 6-6 in FIG. FIG. 8 is a diagram illustrating the operation of the vanity mirror device. FIG. 9 is a diagram illustrating different operations of the vanity mirror device.
A ... Storage position B ... Use
27... Holding
Claims (2)
前記バックプレート(6)に,前記両軸受部材(23)間で前記枢軸(21)の両側面を挟圧して前記バニティミラー(5)を任意の使用位置(B)に保持し得る一対の弾性挟持板(28,28)をU字状に連結してなる保持部材(27)を取り付け,
この保持部材(27)の両側部に一対の耳部(29,29)を一体に形成して,これら耳部(29,29)を前記軸受部材(23)と共にバックプレート(6)に共通の固着部材(24,25)により固着したことを特徴とする,トランク用バニティミラー装置。A pair of bearing members (23) rotatably supported on a pivot (21) provided on the inner wall of the trunk lid (2b) is fixed to the back plate (6) of the vanity mirror (5), and the vanity mirror ( 5) In the vanity mirror device for trunks, which can be rotated between a storage position (A) overlapping the inner wall of the trunk lid (2b) and an arbitrary use position (B).
A pair of elastic members capable of holding the vanity mirror (5) at an arbitrary use position (B) by sandwiching both side surfaces of the pivot (21) between the bearing members (23) on the back plate (6). A holding member (27) formed by connecting the holding plates (28, 28) in a U-shape is attached ,
A pair of ears (29, 29) are integrally formed on both sides of the holding member (27), and these ears (29, 29) are shared with the bearing member (23) to the back plate (6). A trunk vanity mirror device characterized by being fixed by fixing members (24, 25) .
前記各弾性挟持板(28,28)の先端部を,複数条のスリットにより,それぞれ独立して前記枢軸(21)に圧接する複数の弾性片(28a,28a…)に分割したことを特徴とする,トランク用バニティミラー装置。 The trunk vanity mirror device according to claim 1,
The tip of each elastic clamping plate (28, 28) is divided into a plurality of elastic pieces (28a, 28a,...) That are independently pressed against the pivot (21) by a plurality of slits. to, vanity mirror equipment for the trunk.
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