JP3748046B2 - Air conditioner - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は室内の温度や湿度等を調整する空気調和機に関し、特に室内に送出される空気の風向を調整する風向調整装置を有する空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の空気調和機の構成を図22に示す。空気調和機81は、室内の空気を空気調和機内に取り込んで温度や湿度等を調整し、吹出口82から送出することにより室内の空気を調和する。吹出口82には送出される空気の風向を可変する風向調整装置84が設けられている。風向調整装置84は回動可能な風向板85を有し、風向板85の支軸85aにはステッピングモータ86が連結されている。ステッピングモータ86は制御部83により制御され、風向板85を駆動する。
【0003】
風向板85の揺動を開始する前に風向板85の位置合せをするために、吹出口82の一端には風向板検出センサー87が設けられている。風向板85が吹出口82の一端の基準位置Eに到達すると、風向板検出センサー87により検出して風向板85が位置決めされる。
【0004】
また、空気調和機81の運転状況に応じてスイングボタン(不図示)を操作することにより風向板85の揺動範囲を可変できる。即ち、風向板85は基準位置Eから揺動角度θ1の第1揺動範囲と、基準位置Eから角度θ1の位置にある基準位置Fから揺動角度θ2の第2揺動範囲とを揺動することができる。これにより、使用者が所望の方向に空気を送出することができる。
【0005】
スイングボタン(不図示)の切替えにより第1揺動範囲が選択されると、ステッピングモータ86の駆動により風向板85が基準位置Eの方向に移動する。風向板検出センサー87が風向板85を検出して風向板85が基準位置Eに到達すると、制御部83の制御により揺動角度θ1で風向板85が揺動する。
【0006】
第2揺動範囲が選択されると、ステッピングモータ86の駆動により風向板85が基準位置Eの方向に移動する。風向板検出センサー87により風向板85を検出して風向板85が基準位置Eに到達すると、制御部83の制御によりステッピングモータ86を駆動して風向板85を角度θ1だけ回動する。そして、基準位置Fから揺動角度θ2で風向板85が揺動する。
【0007】
また、風向板85を基準位置Eに到達させる方法として、上記の風向板検出センサー87を用いた方法以外に、風向板85が構造上移動することができる最大角度を基準位置Eの方向(図中、時計回り)に向けて移動させることにより風向板85の位置を基準位置Eに位置決めする方法がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来の空気調和機81によると、第2揺動範囲が選択された場合に、基準位置Eまで風向板85が移動するため迅速な揺動範囲の切替えができない問題があった。また、基準位置Eを検出するために風向板位置センサー87を必要とする。このため、空気調和機81のコストが増大するとともに、風向板位置センサー87を配置するスペースを必要とするため空気調和機81が大型になる問題もあった。
【0009】
更に、風向板85を回動可能な最大角度だけ回動させて位置決めする場合に、ステッピングモータ86のモータ軸と風向板85の軸と間の遊びにより実際には基準位置Eまで到達せず、風向板85の揺動位置がずれる問題もあった。
【0010】
本発明は、迅速に揺動範囲を可変するとともに風向板の揺動位置のずれがなく、コスト削減及び小型化を図ることのできる空気調和機を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、吹出口から送出される空気の風向を揺動可能な風向板により可変する空気調和機において、前記風向板がそれぞれ独立して到達可能な第1、第2基準位置を有し、第1基準位置に基づく位置から所定角度揺動する第1揺動範囲と、前記風向板が第2基準位置に基づく位置から所定角度揺動する第2揺動範囲とを切り替え可能にし、パルス制御されるステッピングモータにより前記風向板を駆動し、前記風向板の最大回動角度と前記ステッピングモータの軸受の遊び角度との和よりも大きい角度に対応するパルスを前記ステッピングモータに送信して、第1基準位置または第2基準位置に前記風向板を到達させたことを特徴としている。
【0012】
この構成によると、第1揺動範囲に切替えられると、風向板は第1基準位置まで回動する。第1基準位置に到達すると、第1基準位置から所定角度回動した位置または第1基準位置から所定角度揺動して吹出口から温度や湿度等が調整された空気が送出される。第2揺動範囲に切替えられると、風向板は第2基準位置まで回動する。第2基準位置に到達すると、第2基準位置から所定角度回動した位置または第2基準位置から所定角度揺動して吹出口から温度や湿度等が調整された空気が送出される。また、ステッピングモータは所定数のパルスを受信して、パルス数に対応する角度だけモータ軸を回転させる。これにより風向板が回動する。風向板の最大回動角度とステッピングモータの軸受の遊び角度との和よりも大きい角度に対応するパルスをステッピングモータに送信すると、風向板は多くとも最大角度だけ回動して第1基準位置または第2基準位置に到達する。その後もステッピングモータは更にパルスを受信するが風向板は留まって第1基準位置または第2基準位置に位置決めされる。これにより、揺動位置にずれが生じることがなくなる。
【0013】
また本発明は、上記構成の空気調和機において、前記風向板を支持する支軸にストッパ片が突設され、前記支軸に嵌合する吹出口側壁に形成した軸孔の周囲に扇形部を形成し、前記ストッパ片が前記扇形部の一端面、他端面に当接する位置を、第1、第2基準位置にしたことを特徴としている。
【0014】
この構成によると、第1揺動範囲に切替えられると風向板が回動し、ストッパ片が扇形部の一端面に当接することにより風向板が第1基準位置に到達する。第2揺動範囲に切替えられると風向板が回動し、ストッパ片が扇形部の他端面に当接することにより風向板が第2基準位置に到達する。
【0018】
また本発明は、上記構成の空気調和機において、第1、第2揺動範囲と、前記風向板が第1基準位置から第2基準位置まで揺動する第3揺動範囲と、前記風向板が任意位置で停止する停止状態とを順次切り替え可能にし、第3揺動範囲の次に前記停止状態に切り替わるようにしたことを特徴としている。この構成によると、停止状態に切替えると第3揺動範囲を揺動する風向板が任意の位置で停止される。
【0019】
また本発明は、上記構成の空気調和機において、前記風向板が第2基準位置で停止する標準停止状態、第2揺動範囲、第1揺動範囲、第3揺動範囲の順に切り替るようにし、第3揺動範囲を揺動する前記風向板の揺動開始の基準位置を第1基準位置にしたことを特徴としている。
【0020】
この構成によると、使用頻度の多い標準停止状態や第2揺動範囲を第1揺動範囲よりも先に切り替わるようにすることにより迅速に所望の風向にすることができる。また使用頻度の高い標準停止状態や第2揺動範囲での揺動中に第3揺動範囲に切替えると、第1基準位置に到達後に受信するパルス信号が少なく、第1基準位置で停止している時間が短くなる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1、図2は一実施形態の空気調和機である除湿機を示す正面斜視図及び背面斜視図である。除湿機1は、これらの図に示す向きで床面等に設置して使用され、図中の上下方向が使用時の上下方向に一致する。除湿機1は、側面の前側と底面の前側と前面とが前枠2により覆われ、側面の後側と底面の後側と背面とが後枠3により覆われている。
【0023】
そして、前枠2及び後枠3の側面や底面の周縁に形成された係合爪(不図示)により両者を係合し、上面の一部に開口を形成するように組み立てられている。該開口には空気を送出する排気ユニット12が取付けられている。排気ユニット12には、上方及び後方にそれぞれ乾燥空気を吹き出す吹出口4、18が形成されている。詳細は後述するが、吹出口4には、風向板(不図示)の駆動により吹出口4の遮蔽や風向の可変を行う風向調整装置17が取付けられている。
【0024】
後枠3の背面側には室内の空気を取り込む吸込口15が形成されている。除湿機1の内部側の後枠3には吸込口15に対応する位置にフィルター7が取付けられるようになっている。フィルター7はアパタイト等により抗菌された抗菌仕様になっており、吸込口15から除湿機1内に流入する空気に含まれる塵埃、花粉、ウィルス、窒素酸化物等を除去する。フィルター7は後枠3の上面に形成された開口部61を挿通して着脱可能になっている。
【0025】
排気ユニット12の後方には把手10が枢支され、除湿機1を持ち運びできるようになっている。また、前枠2には、除湿機1の内部を視認できる視認窓14が前面上部の一方に設けられ、除湿機1の運転操作及び表示を行う操作パネル13が前面上部の略中央に設けられている。
【0026】
図3(a)、(b)は操作パネル13の詳細を示す上面図及び正面図である。操作パネル13の上面側には、空清ボタン21、除湿ボタン22、衣類乾燥ボタン23が設けられている。空清ボタン21を押下すると、除湿運転を行わずに送風して空清運転が行われ、室内にプラスイオンとマイナスイオンとを同時に送出して室内の浮遊細菌を除去する。
【0027】
除湿ボタン22を押下すると、後述する圧縮機を駆動して室内の空気の除湿が行われる。衣類乾燥ボタン23を押下すると、圧縮機を駆動して、室内の空気を除湿するとともに室内に干した衣類の乾燥が行えるようになっている。後述するイオン発生装置は、空清運転、除湿運転、衣類乾燥運転と併用して駆動される。
【0028】
操作パネル13の前面側には、室内温度や運転状態を表示する表示パネル29が設けられている。表示パネル29の下方には、除湿切替ボタン24、風量切替ボタン25、スイングボタン27、タイマー切替ボタン28が配置されている。除湿切替ボタン24を押下すると、「自動除湿」、「カビアタック」、「連続除湿」、「結露防止」の順に運転モードを切り替える。
【0029】
風量切替ボタン25を押下すると、室内に送出される空気の風量が「中」、「静音」、「強」の順に切り替えられる。スイングボタン27を押下すると、第1縦風向板30が「上方」、「後方」、「広角」、「切」の順に切り替えられ、室内に送出される空気の風向を切り替えることができる。タイマー切替ボタン28を押下すると、タイマーのオンオフが切り替えられ、1〜9時間のタイマー時間の設定ができるようになっている。
【0030】
図4は除湿機1の内部を示す概略側面図である。除湿機1の背面側の下部には圧縮機5が配され、前面側の下部にはドレンパン19を介して凝縮水を回収するタンク6が配されている。タンク6は前枠2の一部を開くことにより取り出して、貯溜された凝縮水を排水できるようになっている。圧縮機5の上方には、吸込口15に面して配されるフィルター7の側から順に蒸発器8、凝縮器9、送風機11が配されている。送風機11の上方には、放電によりプラスイオンとマイナスイオンとを同時に発生するイオン発生装置16が配置されている。
【0031】
送風機11はモータ11aの駆動によってモータ11aの外周に設けられたインペラ11bを回転し、除湿機1の背面側の吸込口15から吸引した空気を周方向に吐出するシロッコファンから成っている。これにより、イオン発生装置16及び吹出口4、18の方向に空気が導かれるようになっている。
【0032】
蒸発器8の一端と凝縮器9の一端とは圧縮機5を介して第1連結管(不図示)により連結され、蒸発器8の他端と凝縮器9の他端とは膨張弁(不図示)を介して第2連結管(不図示)により連結されている。従って、圧縮機5の駆動により第1、第2連結管内の冷媒が流通して冷凍サイクルが運転される。即ち、圧縮機5により圧縮された高温の冷媒は、凝縮器9で熱を放出して凝縮する。凝縮により液化された冷媒は膨張弁で減圧された後、気化する際に蒸発器8で気化熱を奪って圧縮機5に戻る。
【0033】
送風機11の駆動により吸込口15から吸引される室内の空気は、低温側となった蒸発器8と熱交換して冷却される。この時、該空気に含まれた水分が凝縮して凝縮水としてタンク6に回収される。水分を除去して乾燥した空気(以下「乾燥空気」という)は温度が低下しているため、高温側となった凝縮器9と熱交換して除湿前の温度に昇温される。
【0034】
その後、詳細を後述するように、乾燥空気は送風機11内を通って一部がイオン発生装置16に導かれる。残りの乾燥空気は吹出口4、18(図2参照)に導かれ、イオン発生装置16を通過後のイオンを含んだ乾燥空気と合流して室内に送出される。これにより、室内の除湿及び殺菌が行われる。
【0035】
図5、図6、図7は除湿機1の上部の詳細を示す側面断面図、背面図及び上面図である。除湿機1の前面側の一方上部には、視認窓14に面してイオン発生装置16が配置されている。イオン発生装置16はケーシング41により覆われている。ケーシング41は、送風機11を覆うファンケース44にネジ(不図示)により取付けられている。ケーシング41の上面及び背面は、ケーシング41の後方の一部を開口して流出口41aを形成するように上部カバー43で覆われている。
【0036】
ケーシング41は仕切板41hにより上下方向に仕切られており、上側にイオン発生装置16が配置されている。図8はイオン発生装置16の詳細を示す断面図である。イオン発生装置16は、筒状の誘電体50の内面に沿って内電極51が配され、外面に沿って外電極52が配されている。外電極52はバンド57により誘電体50に縛着されている。
【0037】
本実施形態では、誘電体50として、外径が20mmのガラス管を用いている。また、内電極51としてSUS304の平板をロール加工して用い、外電極52としてSUS304またはSUS316の線材を16メッシュで平織りしたものをロール加工して用いている。
【0038】
誘電体50の両端は、絶縁パッキン53、54に形成された溝部53a、54aと嵌合し、絶縁パッキン53、54が取り付けられている。内電極51及び外電極52には、高圧回路から成る電源部(不図示)に接続されるリード線55、56がそれぞれ溶着され、外電極52は接地されている。尚、リード線55は絶縁パッキン53の略中央に形成された挿通孔53cに挿通して保持されている。
【0039】
絶縁パッキン53、54の周面には溝部53d、54dが形成されている。溝部53d、54dにケーシング41の内壁に設けられたリブ(不図示)が嵌合してイオン発生装置16が支持されている。
【0040】
内電極51、外電極52間に高圧の交流電圧が印加されると、プラズマ放電によって印加電圧が正電圧の場合は主としてH+(H2O)nから成るプラスイオンが生成され、負電圧の場合は主としてO2 -(H2O)mから成るマイナスイオンが生成される。
【0041】
H+(H2O)n及びO2 -(H2O)mが除湿機1の吹出口4、18から室内に放出されると、空気中の微生物等の浮遊細菌の表面で凝集し、微生物等の浮遊細菌を取り囲む。そして、式(1)〜(3)に示すように、衝突によって活性種である[・OH](水酸基ラジカル)やH2O2(過酸化水素)を微生物等の表面上で生成して浮遊細菌の殺菌を行うようになっている。
【0042】
H+(H2O)n+O2 -(H2O)m→・OH+1/2O2+(n+m)H2O ・・・(1)
H+(H2O)n+H+(H2O)n'+O2 -(H2O)m+O2 -(H2O)m'→ 2・OH+O2+(n+n'+m+m')H2O ・・・(2)
H+(H2O)n+H+(H2O)n'+O2 -(H2O)m+O2 -(H2O)m'→ H2O2+O2+(n+n'+m+m')H2O ・・・(3)
【0043】
図5〜図7において、上部カバー43にはイオン発生装置16を照明する発光ダイオード等から成る青色のランプ49が取付けられている。また、ケーシング41の前面には視認窓14に対向する位置に透明板46が取付けられている。これにより、視認窓14からイオン発生装置16の稼働状態を視認できるようになっている。
【0044】
送風機11のインペラ11bの周囲はファンケース44で覆われている。ファンケース44の上部には乾燥空気を吐出する開口部44bが形成されている。開口部44bには異物侵入を防止する金網等から成る防護板45が設けられ、防護板45の上方には開口部44bから吐出される乾燥空気の湿度を検出する湿度センサ70が設けられている。
【0045】
図6において、ファンケース44には、開口部44bの一端から略水平方向に延設されたバイパス部44aが形成されている。バイパス部44a上には開口部44bの一部を覆うダクト42が設けられている。バイパス部44a及びダクト42によって、送風機11により周方向に送出される乾燥空気の一部をケーシング41の流入口41bに導くバイパス通路48が形成されている。また、ダクト42の端部には可動する風量調整板60が設けられている。風量調整板60は送風機11の風量に応じてバイパス通路48に流入する乾燥空気の量を調整できるようになっている。
【0046】
流入口41bからケーシング41内に流入した空気は仕切板41hに形成された開口部41cを介してイオン発生装置16に導かれる。図9はダクト42の上方から見た上面図を示している。図5、図6及び図9に示すように、イオン発生装置16を通過した空気は流出口41aから流出する。ダクト42には、段部42aが形成されており、段部42aの上面には空気をスムーズに流通させる仕切リブ42bが形成されている。
【0047】
流出口41aから流出した空気は、風向調整装置17を有する排気ユニット12に導かれる。また、送風機11により周方向に送出された残りの空気はファンケース44の周壁により開口部44bから排気ユニット12に導かれる。そして、合流した空気が風向調整装置17によって室内の所定の方向へ送出される。
【0048】
図10は風向調整装置17の分解図である。図5及び図10において、風向調整装置17は向きに応じて風向を可変する第1、第2縦風向板30、31と4枚の横風向板33とを有している。第1縦風向板30は排気ユニット12の外形に沿って湾曲している。第1縦風向板30は水平軸に枢支されて、第1縦風向板30に略平行に取付けられた第2縦風向板31とともに回動して前後方向の風向を可変する。横風向板33は第1、第2縦風向板30、31に枢支され、回動により除湿機1の正面から見て左右方向の風向を可変する。
【0049】
排気ユニット12に形成された吹出口4の一方の側壁4aには軸部12aが設けられる。他方の側壁4aの外側にはステッピングモータ34が設置される。第1縦風向板30は断面E字型をしており、天板30j、側壁30e、30f及び中間壁30bを有している。
【0050】
第1縦風向板30の一方の側壁30eには軸孔30cが形成され、他方の側壁30fには軸部30gが形成される。軸孔30cと軸部12aとが嵌合し、軸部30gとステッピングモータ34のモータ軸34aとが側壁4aに形成された孔部4bを介して連結されることにより第1縦風向板30が枢支される。
【0051】
第2縦風向板31は断面コ字型としており、底板31d及び側壁31e、31fを有している。底板31dの中央には孔部31cが形成され、側壁31e、31fには孔部31bが形成されている。孔部31bは第1縦風向板30の側壁30e、30fに設けられた爪部30dに係合する。また、孔部31cにネジ(不図示)を挿通して第1縦風向板30の中間壁30bに形成されたネジ孔30mに螺合する。これにより、第1、第2縦風向板30、31が略平行に一体化される。
【0052】
第1縦風向板30の天板30jには4箇所に断面円形のボス孔30aが形成されている。第2縦風向板31の底板31dには4箇所に断面円形のボス31aが形成されている。横風向板33の上下にはそれぞれ断面円形のボス33a及びボス孔33bが形成されている。ボス孔30aとボス33aとを嵌合し、ボス31aとボス孔33bとを嵌合することにより横風向板33が枢支されている。
【0053】
また、横風向板33には第2縦風向板31と対向する面の一部を切欠いた切欠き部33gが設けられ、切欠き部33gに断面円形のボス33dが突設されている。2枚の横風向板33の各ボス部33dは連結板35に設けられた孔部(不図示)に遊嵌されている。これにより、2枚の横風向板33が連結板35により連結され、連動して回動するようになっている。
【0054】
図21は風向調整装置17の駆動制御の構成を示すブロック図である。制御部71にはスイングボタン27(図3参照)からの入力信号を受信する入力回路74、制御データを記憶するメモリ72、メモリ72の情報及び入力信号に基づいて制御信号を演算するCPU73、CPU73から送信された制御信号をステッピングモータ34に出力する出力回路75が設けられる。
【0055】
スイングボタン27からの入力信号は、入力回路74に入力される。メモリ72の情報及び入力信号に基づいてステッピングモータ34の動作を制御するパルス信号がCPU73により演算される。そして、パルス信号が出力回路75を介してステッピングモータ34に送信され、ステッピングモータ34のモータ軸34aがパルス数に応じた角度だけ駆動される。
【0056】
これにより、第1、第2縦風向板30、31が軸部12a、30gを中心に回動する。図12に示すように、吹出口4の側壁4aに形成される孔部4bは周縁の一部を切欠いて扇形部4dが形成されている。また、第1縦風向板30の軸部30gの周面にはストッパー片30hが突設されている。
【0057】
ステッピングモータ34の駆動により第1縦風向板30が図中、時計回りに回動すると、扇形部4dの一端面4e(ストッパ)にストッパー片30hが当接する。これにより、第1縦風向板30は第1基準位置Aに位置決めされる。また、第1縦風向板30が図中、反時計回りに回動すると、扇形部4dの他端面4f(ストッパ)にストッパー片30hが当接する。これにより、第1縦風向板30は第2基準位置Bに位置決めされる。
【0058】
詳細は後述するが、除湿機1を使用しない際には第1縦風向板30は第1基準位置Aに配置され、前述の図5に示すように第1縦風向板30により吹出口4が閉じられた状態になる。これにより、吹出口4からの塵埃等の侵入が防止されるようになっている。
【0059】
第1縦風向板30を図中、反時計回りに角度θ0(=100゜)だけ回動すると第1縦風向板30は第2基準位置Bに配置され、図11に示すように吹出口4が開放される。この時、横風向板33の突出部33cを手指で可動することにより横風向板33の向きを可変できる。
【0060】
尚、図5、図11において、吹出口4の前壁4c及び流出口41aの上壁43aは吹出口4が開放された際に侵入する手指がイオン発生装置16との接触を防止する遮蔽手段を構成している。これにより、手指とイオン発生装置16との接触による感電等の事故を防止することができるとともに、イオン発生装置16を吹出口4の近傍に配置してイオン発生後の流通経路内の壁面等との衝突によるイオンの消滅を抑制することができる。
【0061】
上記構成の除湿機1の動作を以下に説明する。除湿機1の電源が入れられると、空清ボタン21、除湿ボタン22、衣類乾燥ボタン23(いずれも図3参照)のいずれかが押下されるまで待機される。除湿ボタン22が押下されると、圧縮機5が駆動され、送風機11(図4参照)が風量「中」で駆動される。
【0062】
風量切替ボタン25を押下することにより、風量「中」よりも風量が少なく送風機11の運転による騒音が低減される「静音」や、風量「中」よりも風量が多い「強」に切り替えることができる。
【0063】
また、風向調整装置17のステッピングモータ34が駆動され、風向が「上方停止」に設定される。この時の風向調整装置17の動作を図13に示す。まず、ステップ#11で、ステッピングモータ34に回転角度が110゜に対応するパルスが送られ第1風向板30が図12の実線で示す第1基準位置Aから二点鎖線で示す第2基準位置Bに向けて回動を開始する。
【0064】
本実施形態では、第1基準位置Aと第2基準位置Bとの角度θ0(最大回動角度)が100゜に形成されている。ステッピングモータのモータ軸34aと第1縦風向板30の軸部30gとの間には遊びがあるため、パルス信号に対して第1縦風向板30の回動角度に誤差が生じる。このため、ステッピングモータ34には余裕を見て、最大回動角度と該遊びの角度との和よりも多い110゜分のパルス信号が送信される。これにより、確実に第1縦風向板30を第2基準位置Bに到達させることができる。
【0065】
ステップ#12では、第1縦風向板30が第2基準位置Bに到達すると、モータ軸34aには負荷がかかるため以後のパルス信号によって回転しない。これにより、第1縦風向板30が第2基準位置Bに停止する。これにより、「上方停止」状態(標準停止状態)になる。そして、乾燥空気及びイオンが上方の吹出口4から送出される。
【0066】
風向調整装置17はスイングボタン27(図3参照)を押下することにより前述したように、揺動方向が順に「上方」、「後方」、「広角」、「切」に切り換わる。除湿機1の運転開始当初は風向が「上方停止」になっており、スイングボタン27を1回押下すると図14の「上方」揺動処理が行われる。
【0067】
「上方」揺動処理では、ステップ#21でステッピングモータ34に回動角度110゜に対応するパルスが送られ、第1風向板30が第2基準位置Bに向けて回動を開始する。第1風向板30は、風向が「上方停止」の場合は既に第2基準位置Bに配されている。しかし、手動によって第1風向板30の位置が変動している場合や、前述の図13の処理において第1風向板30の回動中にスイングボタン27が押下された場合を考慮して、第1風向板30を第2基準位置Bに向けて回動させるようになっている。
【0068】
ステップ#22では、第1縦風向板30が第2基準位置Bに到達すると、以後のパルス信号によってモータ軸34aは回転せず、第1縦風向板30が第2基準位置Bに停止する。ステップ#23では図15に示すように、第1風向板30が第1基準位置Aの方向へ揺動角度θ2(本実施形態では50゜)で回動する。第1風向板30が揺動角度θ2だけ回動すると、ステップ#24で、第2基準位置Bの方向へ揺動角度θ2(50゜)で回動する。そして、ステップ#23、#24が繰り返し行われて第1風向板30が揺動する。
【0069】
揺動方向が「上方」の状態からスイングボタン27を1回押下すると図16の「後方」揺動処理が行われる。「上方」揺動よりも「後方」揺動の方が使用頻度が少ないと考えられ、「上方」の後に「後方」に切り替るようにすることで、頻度の多い「上方」揺動への切替を迅速に行うことができるようになっている。
【0070】
「後方」揺動処理では、ステップ#31でステッピングモータ34に回転角度が110゜に対応するパルスが送られ、第1風向板30が第1基準位置Aに向けて回動を開始する。ステップ#32では、図17に示すように、第1縦風向板30が第1基準位置Aに到達すると、以後のパルス信号によってモータ軸34aは回転せず、第1縦風向板30が第1基準位置Aに停止する。
【0071】
ステップ#33では、第1風向板30が第2基準位置Bの方向へ揺動角度θ1(本実施形態では50゜)で回動する。第1風向板30が揺動角度θ1だけ回動すると、ステップ#34で、第1基準位置Aの方向へ揺動角度θ1(50゜)で回動する。そして、ステップ#33、#34が繰り返し行われて第1風向板30が揺動する。
【0072】
揺動方向が「後方」の状態からスイングボタン27を1回押下すると図18の「広角」揺動処理が行われる。「広角」揺動処理では、ステップ#41でステッピングモータ34に回転角度が110゜に対応するパルスが送られ、第1風向板30が第1基準位置Aに向けて回動を開始する。
【0073】
ステッピングモータ34には110゜分のパルスが送られるため、第1風向板30がどの位置にあっても第1基準位置Aに到達できるようになっている。ここで、揺動方向が「後方」で第1風向板30が揺動していれば、約50゜回動させれば第1基準位置Aに到達できる。しかし、前述の図14の処理において第1風向板30の回動中にスイングボタン27が連続して2回押下された場合や、風向が「上方停止」状態から連続して3回スイングボタン27が押下された場合等を考慮して110゜分だけ回動させている。
【0074】
ステップ#42では、前述の図12に示すように、第1縦風向板30が第1基準位置Aに到達すると、以後のパルス信号によってモータ軸34aが回転せず、第1縦風向板30が第1基準位置Aに停止する。これにより、第1基準位置Aが揺動の基準位置になる。揺動方向が「広角」の場合は、第1縦風向板30が第1、第2基準位置A、B間を揺動するため、第1、第2基準位置A、Bのどちらを揺動の基準位置としてもよい。
【0075】
しかし、揺動方向が「後方」での使用頻度が少ないと考えられ、「上方停止」の状態または「上方」揺動の状態から「広角」に切り替えられる場合が多い。このため、110゜分のパルス信号が送信された場合に、第2基準位置Bに移動して到達後余るパルス信号よりも、第1基準位置Aに移動して到達後余るパルス信号の方が少なくなる。従って、第1基準位置Aで停止している時間の方が短くなり、第2基準位置Bに到達後「広角」で揺動するよりもスムーズな動きを得ることができるようになっている。
【0076】
ステップ#43では、スッテピングモータ34に105゜分のパルス信号が送信され、第1風向板30が第2基準位置Bの方向へ回動する。第1風向板30が揺動角度θ3(本実施形態では100゜)だけ回動すると、第2基準位置Bに到達して以後のパルス信号が無視される。ステップ#44では、同様に、105゜分のパルス信号が送信され、第1基準位置Aの方向へ揺動角度θ3(=100゜)だけ回動する。そして、ステップ#43、#44が繰り返し行われて第1風向板30が揺動する。
【0077】
揺動方向が「広角」の状態からスイングボタン27を1回押下すると図19の揺動「切」処理が行われる。揺動「切」処理では、ステップ#51でステッピングモータ34が停止され終了する。これにより、スイングボタン27を押下したときの位置で第1縦風向板30が停止したまま吹出口4から乾燥空気及びイオンが送出される。
【0078】
揺動方向が「広角」の状態の次に「切」の状態に切り替るようにすることによって、第1縦風向板30を閉塞位置から全開位置までの任意の位置で容易に停止させることができるようになっている。
【0079】
除湿運転の運転モードは当初「自動除湿」に設定されており、室温28℃よりも低い場合は湿度が60%以下になると圧縮機5が停止され、室温28℃以上の場合は湿度が55%以下になると圧縮機5が停止されるようになっている。除湿ボタン22を押下して運転モードを「カビアタック」に切り替えると、湿度が49%以下になると圧縮機5が停止されるようになっている。
【0080】
運転モードを「連続除湿」に切り替えると、圧縮機5が連続で運転される。そして、湿度が例えば30%以下になると除湿効率が低下するため圧縮機5が停止される。また、運転モードを「結露防止」に切り替えると、室温が15℃よりも低くなった場合は自動的に風量を「強」に切り替えて室内の結露を防止するようになっている。
【0081】
圧縮機5の駆動により冷凍サイクルが運転され、送風機11が駆動されると、吸込口15から室内の空気が除湿機1内に取り入れられる。水分を含んだ室内の空気は低温側の蒸発器8により冷却され、水分が凝縮して乾燥空気となる。その後、高温側の凝縮器9により元の温度に昇温されてファンケース44の開口部44bから送出される。
【0082】
一部の乾燥空気はファンケース44からバイパス通路48を通り、流入口41bを介してイオン発生装置16に導かれる。イオン発生装置16を通る乾燥空気はイオン発生装置16により発生したイオンを運んで流出口41aを介してケーシング41から流出する。
【0083】
そして、ファンケース44の開口部44bから送出される残りの乾燥空気と合流して、吹出口4または吹出口18から室内にプラスイオンとマイナスイオンが放出され、室内に浮遊細菌を除去することができる。従って、室内の空気を除湿するとともに、人体に有害な室内の浮遊細菌が過酸化水素や水酸基ラジカルにより除去され、快適な住環境を得ることができる。
【0084】
尚、送風機11の風量が「静音」の場合は、前述の図6に示す風量調節板60が実線で示した位置になる。これにより、バイパス通路48に流入する乾燥空気の比率が高くなる。送風機11の風量が「強」の場合は、風量調節板60が破線で示した位置になる。これにより、バイパス通路48に流入する乾燥空気の比率が低くなる。送風機11の風量が「中」の場合は、風量調節板60が実線の位置と破線の位置との中間になる。
【0085】
従って、イオン発生装置16に導かれる乾燥空気の量が送風機11の風量に関わらず略一定に保たれる。その結果、風量増加による壁面等との衝突によるイオンの消失を防止し、安定した量のイオンを供給することができる。
【0086】
次に、衣類乾燥ボタン23(図3参照)が押下された場合は、圧縮機5が駆動され、送風機11が風量「中」で駆動される。また、風向調整装置17のステッピングモータ34が駆動され、風向が「上方停止」に設定される。衣類乾燥運転では室温や湿度の状態に関わらず連続で除湿運転が行われる。
【0087】
この時、除湿運転時と同様に、イオン発生装置16によりプラスイオンとマイナスイオンとが同時に発生し、乾燥空気により室内に送出される。これにより、室内の浮遊細菌が除去される。また、風量「強」で衣類乾燥運転を行うと、最大風量で除湿運転を行うことができ、効率良く室内に干した衣類を乾燥させることができる。
【0088】
空清ボタン21(図3参照)が押下された場合は、圧縮機5は駆動されず、送風機11が風量「中」で駆動される。また、風向調整装置17のステッピングモータ34が駆動され、風向が「上方停止」に設定される。そして、イオン発生装置16によりイオンが発生して室内に送出され、室内の空気を循環して浮遊細菌を除去する空清運転が行われるようになっている。
【0089】
除湿ボタン22、衣類乾燥ボタン23及び空清ボタン21の操作により除湿運転、衣類乾燥運転及び空清運転が停止されると、図20に示す運転停止処理が行われる。運転停止処理では、ステップ#61でステッピングモータ34に回転角度が110゜に対応するパルスが送られ、第1縦風向板30が第1基準位置Aに向けて回動を開始する。
【0090】
ステップ#62では、第1縦風向板30が第1基準位置Aに到達すると、以後のパルス信号によってステッピングモータ34のモータ軸34aが回転しない。これにより、第1縦風向板30が第1基準位置Aに停止して吹出口4が閉塞され、運転が終了する。
【0091】
本実施形態によると、第1縦風向板30の軸部30gに突設されたストッパ片30hと、軸部30gと嵌合する孔部4bの周囲に形成された扇形部4dの両端との当接により、第1縦風向板30が第1、第2基準位置A、Bに位置決めされる。
【0092】
従って、第1縦風向板30は独立して第1、第2基準位置A、Bにそれぞれ到達可能で、第1、第2基準位置A、Bに基づいた位置をそれぞれ異なる揺動範囲の開始位置とすることにより、複数の揺動範囲の開始位置に風向板を迅速に移動させることができ、使用者が所望する揺動範囲に素早く復帰させることができる。また、第1縦風向板30の位置を検出する検出センサーを設ける必要がなく、除湿機1のコスト削減及び小型化を図ることができる。尚、第1、第2基準位置A、Bから所定角度回動した位置を揺動範囲の開始位置としてもよい。
【0093】
また、第1縦風向板30が構造上回動できる最大回動角度とステッピングモータ34の軸受の遊び角度との和よりも大きい角度に対応するパルスをステッピングモータ34に送信するため、第1縦風向板30を確実に第1基準位置Aまたは第2基準位置Bに到達させることができる。従って、揺動動作の揺動位置にずれが生じることがなくなる。また、除湿運転等の運転を停止すると第1縦風向板30により吹出口4が閉塞されるので、吹出口4からの塵埃の侵入を防止することができる。
【0094】
尚、本実施形態は冷凍サイクルを運転する除湿機について説明しているが、室内の塵埃や浮遊細菌を除去する空気清浄機や、室内の温度を調整する空気調和機であってもよい。この場合でも、本実施形態の風向調整装置を設けることにより本実施形態と同一の効果を得ることができる。
【0095】
【発明の効果】
本発明によると、風向板がそれぞれ独立して到達可能な第1、第2基準位置を有し、第1基準位置に基づく位置から所定角度揺動する第1揺動範囲と、風向板が第2基準位置に基づく位置から所定角度揺動する第2揺動範囲とを切り替え可能にしているので、複数の揺動範囲の開始位置に風向板を迅速に移動させることができ、使用者が所望する揺動範囲に素早く復帰させることができる。また、風向板が構造上回動できる最大回動角度とステッピングモータの軸受の遊び角度との和よりも大きい角度に対応するパルスをステッピングモータに送信するため、風向板を確実に第1基準位置または第2基準位置に到達させることができる。従って、揺動動作の揺動位置にずれが生じることがなくなる。
【0096】
また本発明によると、風向板を支持する支軸にストッパ片が突設され、支軸に嵌合する吹出口側壁に形成した軸孔の周囲に扇形部を形成し、ストッパ片が扇形部の一端面、他端面に当接する位置を、第1、第2基準位置にしているので、風向板が独立して到達可能な第1、第2基準位置を容易に形成することができる。また、風向板の位置を検出する検出センサーを設ける必要がなく空気調和機のコスト削減及び小型化を図ることができる。
【0098】
また本発明によると、第1基準位置から第2基準位置まで風向板が揺動する第3揺動範囲の次に、風向板が任意の位置で停止する停止状態に切り替わるようにしているので、風向板を例えば吹出口の閉塞位置から全開位置までの任意の位置で容易に停止させることができる。
【0099】
また本発明によると、標準停止状態、第2揺動範囲、第1揺動範囲、第3揺動範囲の順に切り替わるようにしているため、使用頻度の多い標準停止状態や第2揺動範囲に迅速に切替えるようにすることができる。また、第3揺動範囲を揺動する風向板の揺動開始の基準位置を第1基準位置にしているので、使用頻度の多い標準停止状態や第2揺動範囲での揺動中に第3揺動範囲に切替えると、第2基準位置を基準位置にする場合に比して、基準位置に到達後余るパルス信号が少なく、基準位置で停止している時間が短くなるため、スムーズな動きを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の除湿機の前面を示す斜視図である。
【図2】 本発明の実施形態の除湿機の背面を示す斜視図である。
【図3】 本発明の実施形態の除湿機の操作パネルを示す図である。
【図4】 本発明の実施形態の除湿機の内部構造を示す側面図である。
【図5】 本発明の実施形態の除湿機の上部を示す側面断面図である。
【図6】 本発明の実施形態の除湿機の上部の構造を示す背面図である。
【図7】 本発明の実施形態の除湿機の上部の構造を示す上面断面図である。
【図8】 本発明の実施形態の除湿機のイオン発生装置を示す断面図である。
【図9】 本発明の実施形態の除湿機の上部の構造を示す上面図である。
【図10】 本発明の実施形態の除湿機の風向調整装置を示す分解図である。
【図11】 本発明の実施形態の除湿機の上部を示す側面断面図である。
【図12】 本発明の実施形態の除湿機の第1縦風向板が第1基準位置から回動する状態を説明する側面断面図である。
【図13】 本発明の実施形態の除湿機の風向調整装置の運転開始の動作を示すフローチャートである。
【図14】 本発明の実施形態の除湿機の風向調整装置の「上方」揺動処理の動作を示すフローチャートである。
【図15】 本発明の実施形態の除湿機の第1縦風向板の揺動方向が「上方」の状態を説明する側面断面図である。
【図16】 本発明の実施形態の除湿機の風向調整装置の「後方」揺動処理の動作を示すフローチャートである。
【図17】 本発明の実施形態の除湿機の第1縦風向板の揺動方向が「後方」の状態を説明する側面断面図である。
【図18】 本発明の実施形態の除湿機の風向調整装置の「広角」揺動処理の動作を示すフローチャートである。
【図19】 本発明の実施形態の除湿機の風向調整装置の揺動「切」処理の動作を示すフローチャートである。
【図20】 本発明の実施形態の除湿機の風向調整装置の運転停止の動作を示すフローチャートである。
【図21】 本発明の実施形態の除湿機の風向調整装置の構成を示すブロック図である。
【図22】 従来の空気調和機を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 除湿機
2 前枠
3 後枠
4 吹出口
5 圧縮機
6 タンク
7 フィルター
8 蒸発器
9 凝縮器
10 把手
11 送風機
12 排気ユニット
13 操作パネル
14 視認窓
15 吸込口
16 イオン発生装置
17 風向調整装置
18 吹出口
19 ドレンパン
21 空清ボタン
22 除湿ボタン
23 衣類乾燥ボタン
24 除湿切替ボタン
25 風量切替ボタン
27 スイングボタン
28 タイマー切替ボタン
29 表示パネル
30 第1縦風向板
31 第2縦風向板
33 横風向板
34 ステッピングモータ
41 ケーシング
42 ダクト
44 ファンケース
45 防護板
48 バイパス通路
49 ランプ
50 誘電体
51 内電極
52 外電極
60 風量調整板
61 開口部
70 湿度センサ
71 制御部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an air conditioner that adjusts indoor temperature, humidity, and the like, and more particularly, to an air conditioner having a wind direction adjusting device that adjusts the wind direction of air sent out indoors.
[0002]
[Prior art]
The structure of the conventional air conditioner is shown in FIG. The
[0003]
A wind direction
[0004]
Further, the swing range of the
[0005]
When the first swing range is selected by switching a swing button (not shown), the
[0006]
When the second swing range is selected, the
[0007]
As a method for causing the
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
However, according to the above-described
[0009]
Furthermore, when the
[0010]
It is an object of the present invention to provide an air conditioner that can change the swing range quickly and that there is no shift in the swing position of the wind direction plate, and that can achieve cost reduction and downsizing.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention provides a first and second air conditioner in which the wind direction plate can be independently reached in an air conditioner that changes the direction of the air sent from the air outlet by a wind direction plate capable of swinging. A first swing range having two reference positions and swinging by a predetermined angle from a position based on the first reference position; and a second swing range in which the wind direction plate swings by a predetermined angle from a position based on the second reference position; Can be switchedThe wind direction plate is driven by a pulse-controlled stepping motor, and a pulse corresponding to an angle larger than the sum of the maximum rotation angle of the wind direction plate and the play angle of the bearing of the stepping motor is transmitted to the stepping motor. The wind direction plate reaches the first reference position or the second reference position.It is characterized by that.
[0012]
According to this configuration, the wind direction plate rotates to the first reference position when switched to the first swing range. When the first reference position is reached, a position rotated by a predetermined angle from the first reference position or a predetermined angle from the first reference position and air with adjusted temperature, humidity, etc. is sent from the outlet. When switched to the second swing range, the wind direction plate rotates to the second reference position. When the second reference position is reached, a position rotated by a predetermined angle from the second reference position or a predetermined angle swing from the second reference position and air with adjusted temperature, humidity, etc. is sent out from the outlet.The stepping motor receives a predetermined number of pulses and rotates the motor shaft by an angle corresponding to the number of pulses. As a result, the wind direction plate rotates. When a pulse corresponding to an angle larger than the sum of the maximum rotation angle of the wind direction plate and the play angle of the bearing of the stepping motor is transmitted to the stepping motor, the wind direction plate rotates at most by the maximum angle to move to the first reference position or The second reference position is reached. Thereafter, the stepping motor further receives pulses, but the wind direction plate stays and is positioned at the first reference position or the second reference position. As a result, no deviation occurs in the swing position.
[0013]
Further, the present invention provides an air conditioner configured as described above, wherein the support shaft that supports the wind direction plate is provided on a support shaft.Stopper piece is projected,Fits on the spindleA fan-shaped part is formed around the shaft hole formed in the outlet side wall, and the stopper piece is formed on one end surface and the other end surface of the fan-shaped part.The contact position is set to the first and second reference positions.
[0014]
According to this configuration, the wind direction plate rotates when switched to the first swing range., SuTopper pieceOne end of the sectorThe wind direction plate reaches the first reference position. When switched to the second swing range, the wind direction plate rotates and the stopper pieceThe other end of the sectorThe wind direction plate reaches the second reference position.
[0018]
According to the present invention, in the air conditioner configured as described above, first and second swing ranges, a third swing range in which the wind direction plate swings from a first reference position to a second reference position, and the wind direction plate It is characterized in that it is possible to sequentially switch to a stopped state where the motor stops at an arbitrary position, and to switch to the stopped state next to the third swing range. According to this configuration, the wind direction plate that swings the third swing range is stopped at an arbitrary position when switched to the stopped state.
[0019]
Further, according to the present invention, in the air conditioner configured as described above, the airflow direction plate is switched in the order of a standard stop state in which the wind direction plate stops at the second reference position, a second swing range, a first swing range, and a third swing range. The reference position for starting the swing of the wind direction plate swinging in the third swing range is the first reference position.
[0020]
According to this configuration, the desired wind direction can be quickly achieved by switching the frequently used standard stop state or the second swing range before the first swing range. In addition, when switching to the third rocking range during the frequently used standard stop state or rocking in the second rocking range, there are few pulse signals received after reaching the first reference position, and the motor stops at the first reference position. The time that is being shortened.
[0022]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. 1 and 2 are a front perspective view and a rear perspective view showing a dehumidifier that is an air conditioner of an embodiment. The
[0023]
And it is assembled so that both may be engaged by the engagement nail | claw (not shown) formed in the periphery of the side surface and bottom face of the
[0024]
A
[0025]
A
[0026]
3A and 3B are a top view and a front view showing details of the
[0027]
When the
[0028]
On the front side of the
[0029]
When the air
[0030]
FIG. 4 is a schematic side view showing the inside of the
[0031]
The
[0032]
One end of the
[0033]
The indoor air sucked from the
[0034]
Thereafter, as will be described in detail later, the dry air partially passes through the
[0035]
5, 6, and 7 are a side cross-sectional view, a rear view, and a top view showing details of the upper portion of the
[0036]
The
[0037]
In this embodiment, the dielectric 50 isDiameterUses a 20 mm glass tube. Further, a flat plate made of SUS304 is used as the
[0038]
Both ends of the dielectric 50 are fitted into
[0039]
[0040]
When a high-voltage AC voltage is applied between the
[0041]
H+(H2O)nAnd O2 -(H2O)mIs released into the room from the
[0042]
H+(H2O)n+ O2 -(H2O)m→ OH + 1 / 2O2+ (N + m) H2O (1)
H+(H2O)n+ H+(H2O)n '+ O2 -(H2O)m+ O2 -(H2O)m '→ 2 ・ OH + O2+ (N + n '+ m + m') H2O (2)
H+(H2O)n+ H+(H2O)n '+ O2 -(H2O)m+ O2 -(H2O)m '→ H2O2+ O2+ (N + n '+ m + m') H2O (3)
[0043]
5-7, the
[0044]
The periphery of the
[0045]
In FIG. 6, the
[0046]
The air that has flowed into the
[0047]
The air flowing out from the
[0048]
FIG. 10 is an exploded view of the wind
[0049]
A
[0050]
A
[0051]
The second vertical
[0052]
The
[0053]
Further, the horizontal
[0054]
FIG. 21 is a block diagram showing a configuration of drive control of the wind
[0055]
An input signal from the
[0056]
Thereby, the 1st, 2nd vertical
[0057]
When the first vertical
[0058]
Although details will be described later, when the
[0059]
When the first vertical
[0060]
5 and 11, the
[0061]
The operation of the
[0062]
By pressing the air
[0063]
Further, the stepping
[0064]
In the present embodiment, the angle θ0 (maximum rotation angle) between the first reference position A and the second reference position B is 100 °. Since there is play between the
[0065]
In
[0066]
Wind directionAdjustmentAs described above, the
[0067]
In the “upward” swing process, a pulse corresponding to a rotation angle of 110 ° is sent to the stepping
[0068]
In
[0069]
When the
[0070]
In the “backward” swing process, a pulse corresponding to a rotation angle of 110 ° is sent to the stepping
[0071]
In
[0072]
When the
[0073]
Since a pulse of 110 ° is sent to the stepping
[0074]
In
[0075]
However, it is considered that the use frequency is low when the swinging direction is “rear”, and it is often switched from the “upper stop” state or the “upward” swinging state to the “wide angle”. For this reason, when a pulse signal of 110 ° is transmitted, a pulse signal that moves to the first reference position A and remains after arrival is more than a pulse signal that moves to the second reference position B and remains after arrival. Less. Accordingly, the time at which the vehicle stops at the first reference position A is shorter, and a smoother movement than when swinging at a “wide angle” after reaching the second reference position B can be obtained.
[0076]
In
[0077]
When the
[0078]
By switching the swing direction from the “wide angle” state to the “off” state, the first vertical
[0079]
The operation mode of the dehumidifying operation is initially set to “automatic dehumidification”. When the temperature is lower than 28 ° C., the
[0080]
When the operation mode is switched to “continuous dehumidification”, the
[0081]
When the refrigeration cycle is driven by driving the
[0082]
Part of the dry air passes from the
[0083]
Then, the remaining dry air delivered from the
[0084]
When the air volume of the
[0085]
Therefore, the amount of dry air guided to the
[0086]
Next, dry clothes button23When (see FIG. 3) is pressed, the
[0087]
At this time, as in the dehumidifying operation, positive ions and negative ions are simultaneously generated by the
[0088]
Empty button21When (see FIG. 3) is pressed, the
[0089]
[0090]
In
[0091]
According to the present embodiment, the
[0092]
Accordingly, the first vertical
[0093]
Further, a pulse corresponding to an angle larger than the sum of the maximum rotation angle at which the first vertical
[0094]
In addition, although this embodiment demonstrated the dehumidifier which operate | moves a refrigerating cycle, the air cleaner which removes indoor dust and airborne bacteria, and the air conditioner which adjusts indoor temperature may be sufficient. Even in this case, the same effect as that of this embodiment can be obtained by providing the wind direction adjusting device of this embodiment.
[0095]
【The invention's effect】
According to the present invention, the wind direction plate has first and second reference positions that can be independently reached, the first swing range that swings a predetermined angle from the position based on the first reference position, and the wind direction plate is the first position. Since the second swing range that swings by a predetermined angle from the position based on the two reference positions can be switched, the wind direction plate can be quickly moved to the start position of the plurality of swing ranges, and the user desires It is possible to quickly return to the swing range.In addition, since the pulse corresponding to the angle larger than the sum of the maximum rotation angle at which the wind direction plate can be structurally rotated and the play angle of the bearing of the stepping motor is transmitted to the stepping motor, the wind direction plate is surely moved to the first reference position. Alternatively, the second reference position can be reached. Therefore, no deviation occurs in the swing position of the swing operation.
[0096]
According to the present invention, the support shaft that supports the wind direction plate is also provided.Stopper piece is projected,Mates to the spindleFormed on the outlet side wallAround the shaft holeA fan-shaped part is formed, and a stopper piece is formed on one end face and the other end face of the fan-shaped part.Since the abutting positions are the first and second reference positions, the first and second reference positions that can be reached independently by the wind direction plate can be easily formed. Further, there is no need to provide a detection sensor for detecting the position of the wind direction plate, and the cost and size of the air conditioner can be reduced.
[0098]
Further, according to the present invention, since the wind direction plate is switched to the stop state where the wind direction plate stops at an arbitrary position after the third swing range in which the wind direction plate swings from the first reference position to the second reference position. For example, the wind direction plate can be easily stopped at an arbitrary position from the closed position of the air outlet to the fully opened position.
[0099]
Further, according to the present invention, the standard stop state, the second swing range, the first swing range, and the third swing range are switched in this order, so that the standard stop state and the second swing range that are frequently used can be changed. It is possible to switch quickly. In addition, since the reference position for starting the swing of the wind direction plate that swings in the third swing range is set to the first reference position, the first stop position during frequent use or during swinging in the second swing range is used. When switching to the 3 swing range, compared with the case where the second reference position is set to the reference position, there are fewer pulse signals remaining after reaching the reference position, and the time for stopping at the reference position is shortened. Can be obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a front surface of a dehumidifier according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view showing the back surface of the dehumidifier according to the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a diagram showing an operation panel of the dehumidifier according to the embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a side view showing the internal structure of the dehumidifier according to the embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a side sectional view showing an upper part of the dehumidifier according to the embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a rear view showing the structure of the upper part of the dehumidifier according to the embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a top sectional view showing the structure of the upper part of the dehumidifier according to the embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a cross-sectional view showing an ion generator of a dehumidifier according to an embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a top view showing an upper structure of the dehumidifier according to the embodiment of the present invention.
FIG. 10 is an exploded view showing a wind direction adjusting device for a dehumidifier according to an embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a side sectional view showing an upper part of the dehumidifier according to the embodiment of the present invention.
FIG. 12 is a side cross-sectional view illustrating a state in which the first vertical wind direction plate of the dehumidifier according to the embodiment of the present invention rotates from the first reference position.
FIG. 13 is a flowchart showing an operation of starting the operation of the air direction adjusting device of the dehumidifier according to the embodiment of the present invention.
FIG. 14 is a flowchart showing the operation of the “upward” swing process of the wind direction adjusting device of the dehumidifier according to the embodiment of the present invention.
FIG. 15 is a side cross-sectional view illustrating a state where the swing direction of the first vertical wind direction plate of the dehumidifier according to the embodiment of the present invention is “upward”.
FIG. 16 is a flowchart showing an operation of “rearward” swing processing of the wind direction adjusting device of the dehumidifier according to the embodiment of the present invention.
FIG. 17 is a side cross-sectional view illustrating a state where the swing direction of the first vertical wind direction plate of the dehumidifier according to the embodiment of the present invention is “rearward”.
FIG. 18 is a flowchart showing an operation of a “wide-angle” swing process of the defroster wind direction adjusting apparatus according to the embodiment of the present invention.
FIG. 19 is a flowchart showing the operation of the swing “off” process of the wind direction adjusting device of the dehumidifier according to the embodiment of the present invention.
FIG. 20 is a flowchart showing the operation of stopping the operation of the wind direction adjusting device of the dehumidifier according to the embodiment of the present invention.
FIG. 21 is a block diagram showing a configuration of a wind direction adjusting device for a dehumidifier according to an embodiment of the present invention.
FIG. 22 is a schematic configuration diagram showing a conventional air conditioner.
[Explanation of symbols]
1 Dehumidifier
2 Front frame
3 Rear frame
4 outlets
5 Compressor
6 tanks
7 Filter
8 Evaporator
9 Condenser
10 Handle
11 Blower
12 Exhaust unit
13 Operation panel
14 Viewing window
15 Suction port
16 Ion generator
17 Wind direction adjustment device
18 Air outlet
19 Drainpan
21 Empty button
22 Dehumidification button
23 Clothes drying button
24 Dehumidification switching button
25 Air volume switching button
27 Swing button
28 Timer switch button
29 Display panel
30 First vertical wind direction plate
31 Second vertical wind direction plate
33 Cross wind direction board
34 Stepping motor
41 Casing
42 Duct
44 fan case
45 Guard plate
48 Bypass passage
49 lamp
50 Dielectric
51 Inner electrode
52 External electrode
60 Airflow adjustment plate
61 opening
70 Humidity sensor
71 Control unit
Claims (4)
前記風向板がそれぞれ独立して到達可能な第1、第2基準位置を有し、第1基準位置に基づく位置から所定角度揺動する第1揺動範囲と、前記風向板が第2基準位置に基づく位置から所定角度揺動する第2揺動範囲とを切り替え可能にし、
パルス制御されるステッピングモータにより前記風向板を駆動し、前記風向板の最大回動角度と前記ステッピングモータの軸受の遊び角度との和よりも大きい角度に対応するパルスを前記ステッピングモータに送信して、第1基準位置または第2基準位置に前記風向板を到達させたことを特徴とする空気調和機。In an air conditioner that varies the wind direction of air sent from the blowout port by a wind direction plate that can swing,
The wind direction plate has first and second reference positions that can be reached independently, and a first swing range that swings a predetermined angle from a position based on the first reference position; and the wind direction plate is a second reference position. that can be switched and a second swing range of a predetermined angle swung from the position based on,
The wind direction plate is driven by a pulse-controlled stepping motor, and a pulse corresponding to an angle larger than the sum of the maximum rotation angle of the wind direction plate and the play angle of the bearing of the stepping motor is transmitted to the stepping motor. An air conditioner characterized in that the wind direction plate is made to reach the first reference position or the second reference position .
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