JP3747865B2

JP3747865B2 - Color printing device

Info

Publication number: JP3747865B2
Application number: JP2002053705A
Authority: JP
Inventors: 靖村井
Original assignee: Casio Computer Co Ltd
Current assignee: Casio Computer Co Ltd
Priority date: 2002-02-28
Filing date: 2002-02-28
Publication date: 2006-02-22
Anticipated expiration: 2015-10-04
Also published as: JP2002326414A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば長尺状の帯状記録紙を被印刷媒体とし、溶融方式もしくは昇華方式によりカラー印刷を行なうテーププリンタ等のカラー印刷装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、オーディオカセットやビデオカセットに貼付けてその内容を記すインデックスラベル、あるいは種々の所持品に貼付けてその所有者を記すネームラベル等をオリジナルで作成する装置の１つとして、例えばテーププリンタが提供されている。
【０００３】
このテーププリンタは、多数の文字入力キーを備えた文書作成機能を有し、この文書作成機能により任意に作成した文字列からなる文書データ等を、印刷キーを操作することでテキストデータとして長尺状のテープにサーマル印刷ヘッドを介して熱転写印刷して出力するもので、この印刷されたテープは、順次搬送されて装置本体側面のテープ排出口より外部に排出され、前記印刷ヘッドとテープ排出口との間に配設された手動又は自動的に駆動されるカッタにより切断分離されるようになっている。
【０００４】
なお、文書データの入力時には、印刷される前記文書データの前後に設定される、例えば"０"ないし定められた範囲で任意長さの先端余白部及び後端余白部も入力される。
【０００５】
ここで、前記サーマル印刷ヘッドとカッタとの間には、構造上、ある程度の間隔が存在するため、テープの先端とテキストデータの印刷開始位置との間には、前記ヘッド〜カッタ間隔に対応する長さの余白が生じることになる。
【０００６】
このため、テープに対する実際の印刷に際しては、印刷開始位置よりも前の不要余白部分、即ち、ヘッド〜カッタ間隔に対応する長さから前述の入力設定した先端余白部の長さを差し引いた不要部分を前記カッタにより切断分離させている。
【０００７】
一方、このような熱転写方式のテーププリンタでは、インクリボンのインクをサーマル印刷ヘッドにより溶融させあるいは昇華させてテープに転写させているが、カラー印刷を行なう場合には、イエローＹ，マゼンタＭ，シアンＣの３原色のインクをそれぞれ同一の長さで繰返し配置したカラーインクリボンを用い、各色のインクで重ね印刷することにより、カラーのデータが印刷できるようになっている。
【０００８】
この場合、サーマル印刷ヘッドはプリンタに対して固定されており、インクリボン及びテープが共に搬送されて当該テープに対する印刷が行なわれるため、カラー印刷を行なう場合には、イエローＹによる１色目の印刷終了後のマゼンタＭによる２色目の印刷開始に際し、また、マゼンタＭによる２色目の印刷終了後のシアンＣによる３色目の印刷の開始に際し、その都度、テープを印刷方向とは逆の方向に搬送させその印刷範囲の先頭位置をサーマルヘッドによる印刷開始位置に合せている。
【０００９】
図７はテーププリンタにおける従来のカラー印刷状態を示す図である。
カラーインクリボンＲには、イエローＹ，マゼンタＭ，シアンＣの３原色のインクがそれぞれテープＴに対する１印刷範囲Ｄに対応する同一の長さで繰返し配置されており、各色のインクの境界には、その先頭位置を検知するための境界検知マークｍが配置されている。
【００１０】
図７におけるカラー印刷状態では、１色目（イエローＹ）及び２色目（マゼンタＭ）の重ね印刷を終了したテープＴの印刷範囲Ｄに対し、３色目（シアンＣ）の重ね印刷を行なっている状態を示し、矢印ＱはインクリボンＲ及びテープＴの印刷搬送方向、矢印Ｈはサーマル印刷ヘッドの固定位置、矢印Ｐはテープカッタの固定位置を示している。
【００１１】
すなわち、ヘッド固定位置Ｈとカッタ固定位置Ｐとの間には、構造上固定した離間距離Ｌが存在するため、テープＴへの印刷開始に際しては、前記距離Ｌに相当するテープＴの先端不要部Ｔ１が存在することになる（ただし、印刷範囲Ｄの先端に設定する余白を"０"とした場合）。
【００１２】
したがって、このカラー印刷に伴なう最終色の３色目（シアンＣ）の印刷の際には、その印刷開始からテープＴが距離Ｌだけ印刷方向Ｑに搬送された時点、つまり、テープＴにおける印刷範囲Ｄの先頭位置がカッタ固定位置Ｐに到達した時点で、テープＴ及びインクリボンＲの搬送動作、及びこれに対する印刷動作を一時的に停止させ、テープカッタを作動させることで、前記先端不要部Ｔ１を切断して分離している。
そして、前記テープＴにおける先端不要部Ｔ１の切断分離の後、前記３色目（シアンＣ）の印刷が再開される。
【００１３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記ヘッド〜カッタ間距離Ｌに相当するテープＴの先端不要部Ｔ１を切断分離するために、３色目（シアンＣ）の印刷動作を、その印刷範囲Ｄの先頭がカッタ固定位置Ｐに到達した時点で中断させたのでは、その中断位置においてサーマル印刷ヘッドが放熱し、中断前後の印刷濃度に変化を生じさせるため、前記サーマル印刷ヘッドに対するテープＴの停止接触位置において線状の濃度むらが発生し、印刷品位の低下を招く問題がある。
【００１４】
本発明は、前記のような問題に鑑みなされたもので、記録紙の先端不要部を切断分離する際に、当該記録紙の搬送をその印刷範囲内に印刷ヘッドが接触する状態で停止させた場合でも、ヘッド接触位置に対応する濃度むらが発生することなく、印刷品位の低下を防止することが可能になるカラー印刷装置を提供することを目的とする。
【００１５】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明に係わるカラー印刷装置は、各々所定長に形成された複数色のインク領域、及びカラー印刷に関係しない特定領域を規則的に設けたインクリボンと、印刷ヘッドを備え、長尺状の記録紙に前記インクリボンの複数色のインクによって印刷データを重ね印刷する印刷手段と、前記インクリボンを所定方向に搬送する一方、前記記録紙を前記所定方向及びその反対方向に搬送する搬送手段と、前記印刷ヘッドから前記所定長よりも短い距離に設けられ前記記録紙を切断するカッタ手段と、前記印刷手段、前記搬送手段、及び前記カッタ手段の動作を制御する制御手段と、を備えた印刷装置であって、前記制御手段は、前記搬送手段により前記インクリボン及び前記記録紙を同時に前記所定方向に搬送させる間、前記複数色のインクを前記記録紙に転写させて印刷データを重ね印刷させるべく前記印刷手段を制御する印刷制御手段と、前記印刷手段によって前記重ね印刷が行われた後に、前記印刷ヘッド位置に前記インクリボンの前記特定領域が存在するよう前記インクリボンを搬送すると共に、前記記録紙に印刷された印刷データ部分と先端不要部との切断位置と前記カッタ手段の位置とを一致させるべく前記記録紙を前記反対方向を含んで搬送した後停止させる搬送制御手段と、該搬送制御手段によって前記記録紙の搬送が停止されたときに、前記カッタ手段を作動させるカッタ制御手段と、を備えることを特徴とする。
【００１６】
つまり、従来のカラー印刷装置では、重ね印刷を中断して印刷ヘッドがインクリボンの重ね印刷最後のインク領域上に位置する状態で記録紙先端不要部を切断するものであるから、印刷の連続性が保てずにこの印刷中断箇所で印刷品位が低下することがあったが、本発明のカラー印刷装置では、重ね印刷が終了し印刷ヘッドがインクリボンの前記特定領域上に位置する状態で記録紙先端不要部を切断するものであるから、印刷過程で中断するにしてもその中断は既にカラー印刷が終了した後のカラー印刷に関係しないインクリボンの特定領域上でのことであるから、印刷結果に影響を及ぼすことがないのである。
【００１７】
【発明の実施の形態】
以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
図１は本発明のカラー印刷装置を搭載したテーププリンタの電子回路の構成を示すブロック図である。
【００１８】
このテーププリンタの電子回路には、制御部（ＣＰＵ）１１が備えられる。
制御部１１は、キー入力部１２からのキー操作信号に応じてＲＯＭ１３に予め記憶されているシステムプログラムを起動させ、回路各部の動作制御を行なうもので、この制御部１１には、前記キー入力部１２，ＲＯＭ１３の他、ＲＡＭ１４，ＣＧ（キャラクタジェネレータ）ＲＯＭ１５が接続されると共に、プリンタ制御部１６からヘッドドライバ１７を介してサーマル印刷ヘッド１８が接続され、また、プリンタ制御部１６からヘッド駆動モータドライバ１９を介して印刷ヘッド駆動モータ２０が接続され、また、プリンタ制御部１６から巻取り軸駆動モータドライバ２１を介してプラテン／インクリボン巻取り軸駆動モータ２２が接続され、また、プリンタ制御部１６から供給軸駆動モータドライバ２３を介してテープ供給軸駆動モータ２４が接続され、また、プリンタ制御部１６からカッタ駆動モータドライバ２５を介してテープカッタ駆動モータ２５が接続される。
【００１９】
さらに、制御部１１には、イメージリーダ２７、液晶表示部２８が接続される。
前記キー入力部１２には、テキストデータとなる任意の文字列を入力するためのかな文字キー，数字キー，記号キーやかな／漢字変換キー等からなる文字入力用キー群が備えられると共に、各種入力データの確定，選択データの確定，設定機能開始の指示等を行なう際に操作される実行キー、キー入力されたテキストデータやイメージ入力された画像データ等の印刷処理を実行する際に操作される印刷キー等が備えられる。
【００２０】
また、前記キー入力部１２からは、印刷されるテキストデータ等の前後に設定される先端余白部及び後端余白部の長さが数値入力される。
前記ＲＯＭ１３には、各種データ入力モードにおけるテキストデータやイメージデータの入力制御プログラムや印刷制御プログラム等、制御部１１によるシステム制御プログラムが予め記憶される。
【００２１】
前記ＲＡＭ１４には、キー入力部１２から入力されたテキストデータを記憶する入力バッファ、イメージ入力された画像データを記憶する画像メモリ、画像データやテキストデータをＣＧＲＯＭ１５に基づいて展開したパターンデータを印刷出力するための印刷バッファ等が設けられ、さらに、キー入力部１２から入力された先端余白部及び後端余白部の余白長データ、この余白長と印刷ヘッド〜カッタ間距離に基づいて演算されるテープ先端不要部を切断する際のテープ搬送距離データ、その他テープＴの印刷開始位置を合わせるためのテープ搬送距離データ（テープ位置データ）等、本発明の制御に係わる種々のデータが一時的に記憶されるレジスタが備えられる。
【００２２】
前記ＣＧＲＯＭ１５には、前記キー入力部１２により入力可能な全ての文字・記号・命令コードに対応するキャラクタパターンデータが予め記憶される。
さらに、このテーププリンタには、テープＴの裏側にその搬送方向に沿って等間隔に付された位置マークを検知して位置検知信号を出力する記録紙センサ２９が備えられ、この記録紙センサ２９から出力された位置検知信号はマーク数計数部３０により計数されてテープＴの搬送距離が求められ、このマーク数計数部３０により求められたテープ搬送距離データは制御部１１に与えられてＲＡＭ１４に記憶される。
【００２３】
また、このテーププリンタには、カラーインクリボンＲのイエローＹ，マゼンタＭ，シアンＣ、表面保護層ＯＰの各インク色の境界に配置された互いに幅の異なる境界検知マークｍ１〜ｍ４を検知してインク位置検知信号を出力するインクリボンセンサ３１が備えられ、このインクリボンセンサ３１から出力されたインク位置検知信号は検出部３２に供給されてサーマル印刷ヘッド１８に対するカラーインクリボンＲの各インク範囲の先頭位置が検出され、この検出部３２により検出されたインク先頭位置検出信号は制御部１１に与えられる。
【００２４】
図２は前記カラー印刷装置を搭載したテーププリンタの装置本体４０に設けられたカセット収容部４１の構成を示す図である。
図２に示すように、カセット収容部４１内にはプリンタ部の主要な構成が設けられる。
【００２５】
すなわち、サーマル印刷ヘッド１８とプラテンローラ２２ｂが相対して設けられると共に、カラーインクリボンＲやテープＴを搬送するためのインクリボン巻取り軸２２ａやテープ供給軸２４ａ、テープＴやカラーインクリボンＲの搬送位置を検出するための記録紙センサ２９やインクリボンセンサ３１等の光学的検出器が設けられる。
【００２６】
サーマル印刷ヘッド１８は、印刷ヘッド駆動モータ２０の駆動に基づき図示しない駆動機構によって図２矢印Ｘで示す方向に移動可能とされており、印刷動作中にプラテンローラ２２ｂに対して圧接し必要に応じて開離する。
【００２７】
インクリボン巻取り軸２２ａは、印刷動作中にプラテン／インクリボン巻取り軸駆動モータ２２の駆動に基づきプラテンローラ２２ｂと共に図示しない伝達機構によりカラーインクリボンＲ及びテープＴの送り方向に回転駆動される。また、テープ供給軸２４ａはテープ供給軸駆動モータ２４の駆動を受けた図示しない伝達機構によりテープＴの逆送り方向に回転駆動される。
【００２８】
また、カセット収容部４１には、機外に通じるテープ排出口３５が設けられ、このテープ排出口３５に臨んでカッタ２６ａが配設される。このカッタ２６ａはテープカッタ駆動モータ２６によって印刷動作の中の適宜なタイミングで駆動される。図２に図示するように、サーマル印刷ヘッド１８とカッタ２６ａとの距離がＬとして定められている。
【００２９】
図３はカセット収容部４１に収容されるインクテープカセット４２の構成を示す。
図３において、４３、４４、４７は夫々カセット４２内に回転自在に設けたテープ供給リール、インクリボン供給リール、リボン巻取りリールであり、テープ供給リール４３はテープＴを巻装してテープ供給軸２４ａに嵌着され、インクリボン供給リール４４にはカラーインクリボンＲが巻装され、リボン巻取りリール４７はインクリボン巻取り軸２２ａに嵌着される。４５はサーマル印刷ヘッド１８が挿入されるヘッド収容部であって、カセット４２の本体を切り欠いて形成されている。テープ供給リール４３及びインクリボン供給リール４４から引き出されたテープＴ及びカラーインクリボンＲは、テープＴがサーマル印刷ヘッド１８に対面するようにして、重ね合わせた状態でヘッド収容部４５を通過するように引き回されている。
【００３０】
さらに、図３において、３１ａはインクリボンセンサ３１がカラーインクリボンＲの各インク領域を光検知するための窓である。
前記インクテープカセット４２に収容されるテープＴは、そのテープ記録面の裏面に接着剤が塗布され剥離紙が貼着されている。そして、この剥離紙の裏面に前記記録紙センサ２９により検出される位置マークが設けられる。
【００３１】
また、カラーインクリボンＲは、図４に示すように、その印刷時搬送方向Ｑに沿って、イエローＹ，マゼンタＭ，シアンＣの３原色のインク及び表面保護層ＯＰ（オーバプリンティング）となる透明インクが、それぞれテープＴに対する１印刷範囲ｄに対応する同一の長さで繰返し配置され、各色のインクの境界には、その先頭位置をインクリボンセンサ３１により検知するための境界検知マークｍ１〜ｍ４が配置される。
【００３２】
図５は前記カラー印刷装置を搭載したテーププリンタのテープＴに対するカラーインクリボンＲを用いた画像データのカラー印刷状態を示す図である。
ここで、このテーププリンタの印刷動作について簡単に説明すると、このテーププリンタにおいて、テープＴに対するカラー印刷は、カラーインクリボンＲに配置されたイエローＹ，マゼンタＭ，シアンＣの各インクを、テープＴの同一の印刷範囲Ｄにて順次重ね印刷することにより成されるもので、イエローＹ，マゼンタＭ，シアンＣ，表面保護層ＯＰの各インクによる印刷記録動作時には、サーマル印刷ヘッド１８とプラテンローラ２２ｂとの間に前記テープＴとカラーインクリボンＲとを挟み付けてサーマル印刷ヘッド１８を熱転写動作すると共に、インクリボン巻取り軸２２ａ及びプラテンローラ２２ｂを回転して、テープＴとカラーインクリボンＲとを同一の速度で印刷時搬送方向Ｑに搬送することにより、各対応するインクがテープＴに印刷される。
【００３３】
この場合、１色目（イエローＹ）のインクによる印刷記録の終了の後に、２色目（マゼンタＭ），３色目（シアンＣ），表面保護層ＯＰの各インクにより印刷記録を開始する際には、印刷ヘッド駆動モータ２０の駆動によりサーマル印刷ヘッド１８がプラテンローラ２２ｂから離間され、カラーインクリボンＲ及びテープＴが開放された状態で、該テープＴがテープ供給軸駆動モータ２４の駆動によりテープ供給リール４３側に巻取られて逆搬送され、その印刷範囲Ｄの先頭がサーマル印刷ヘッド１８による印刷記録開始位置に合わされる。
【００３４】
そして、表面保護層ＯＰの透明インクによる印刷記録動作（保護膜形成）時には、テープＴにおける先端余白部の先端（図５の例では先端余白部は"０"に設定されているので印刷範囲Ｄの先端部Ｐ１）がテープカッタ２６ａの位置まで到達した際にその印刷動作及び搬送動作共に一時停止され、ヘッド〜カッタ間距離から設定余白長を差し引いた長さの先端不要部が切断分離される。なお、図５の例では、先端に設定する余白長は"０"であるので、先端不要部Ｔ１はヘッド〜カッタ間距離Ｌと等しくなる。
【００３５】
さらに、表面保護層ＯＰの透明インクによる印刷記録動作（保護膜形成）が終了すると、テープＴにおける印刷範囲Ｄの後端部Ｐ２がテープカッタ２６ａの位置に到達するまでその搬送動作が継続され、印刷済み部分Ｔ２が切断分離される。この後端部Ｐ２も余白長の設定により定まる。
【００３６】
前記電子回路のプリンタ制御部１６は、印刷記録の開始に応じてＲＡＭ１４から読出される印刷データが、サーマル印刷ヘッド１８によりテープＴに１ラインデータずつ印刷出力されるのに同期して、プラテン／インクリボン巻取り軸駆動モータ２２を駆動してインクリボン巻取り軸２２ａ及びプラテンローラ２２ｂを回転させるもので、これにより、テープＴはその１ライン毎の印刷に伴ないインクテープカセット４２から１ライン分ずつ繰出されて搬送排出される。
【００３７】
なお、テープＴの印刷範囲Ｄの長さは、カラーインクリボンＲの各インクの１印刷範囲ｄの長さに収まる任意の長さとされる。
次に、前記構成によるカラー印刷装置を搭載したテーププリンタの印刷処理動作についてさらに詳しく説明する。
【００３８】
図６は前記カラー印刷装置を搭載したテーププリンタによるカラー印刷処理を示すフローチャートである。
本実施形態の動作では、イメージリーダ２７により入力されたカラー画像データをテープＴにカラー印刷する場合について説明する。
【００３９】
なお、このテーププリンタでは、印刷データの印刷部分の前後に適当な長さの余白を設定できるが、この例では余白長が"０"に設定されているものとする。
ここで、印刷開始前の初期状態では、テープＴの先端位置は、前回の印刷終了時におけるに印刷済み部分Ｔ２の切断分離に伴ない、テープカッタ２６ａによるテープ切断位置に対応して設定されている。
【００４０】
つまり、テープＴの先端には、サーマル印刷ヘッド１８とテープカッタ２６ａとの離間距離Ｌに相当する先端余白部Ｔ１が既に生じている。本例では、先端に余白を残さないものとするので、この先端余白部Ｔ１は不要な部分であり、従って以降は先端不要部Ｔ１の用語で説明を進める。
【００４１】
イメージリーダ２７により入力されたカラー画像データが、ＲＡＭ１４に印刷データとして記憶された状態で、キー入力部１２の印刷キーを操作して印刷の開始を指示すると、インクリボンセンサ３１により検知されて検出部３２により検出されるカラーインクリボンＲの境界検知マークｍ１に基づき、当該カラーインクリボンＲのサーマル印刷ヘッド１８に対する搬送位置が判断され、イエローＹのインクの先頭位置がサーマル印刷ヘッド１８の位置に対応するように、プラテン／インクリボン巻取り軸駆動モータ２２によりリボン巻取り軸３１が回転されてカラーインクリボンＲが搬送制御される（ステップＳ１）。
【００４２】
このとき、サーマル印刷ヘッド１８がプラテンローラ２２ｂに押圧された状態でプラテンローラ２２ｂ及びリボン巻取り軸２２ａが回転し、イエローＹのインクの頭出しが行なわれるので、テープＴもカラーインクリボンＲとともに同一距離だけ記録方向に繰り出されることになる。このテープＴの搬送距離は、記録紙センサ２９によるテープＴに付された位置マーク数の検出によって検知され、搬送距離情報としてＲＡＭ１４に一時記憶される。
【００４３】
イエローＹのインクの頭出しが行なわれる印刷開始の際には、テープＴの先端はカッタ２６ａの位置にある。即ち、前回の印刷が終了しテープＴの印刷部分が切断されたところでテープＴは停止しているからである。この状態から上記ステップＳ１の頭出し処理が行なわれることになるが、このカラーインクリボンＲのインク頭出しに伴なってテープＴもカラーインクリボンＲのインク頭出し距離分だけカッタ２６ａより外方の機外へ向けて搬送されることになる。そこで、テープＴの先端を初期位置であるカッタ２６ａ位置まで逆送する処理を行なう。この際、サーマル印刷ヘッド１８をプラテンローラ２２ｂから開離させ、プラテンローラ２２ｂ及びリボン巻取り軸２２ａを停止した状態で、テープ供給軸駆動モータ２４によりテープ供給軸２４ａを駆動してテープＴの初期位置への位置合せを行なう。この位置合せは、ステップＳ１で検出したテープＴの位置マークの計数値に基づいて行なわれるものであり、テープＴの逆送時に記録紙センサ２９及びマーク計数部３０がテープＴの搬送時に計数した位置マークの数と同数だけ位置マークを検出したところでテープ供給軸駆動モータ２４を停止する（ステップＳ２）。
【００４４】
しかる後に、印刷ヘッド駆動モータ２０が駆動されてサーマル印刷ヘッド１８がプラテンローラ２２ｂの方向に押付けられてカラーインクリボンＲ及びテープＴが圧接状態にセットされ、ＲＡＭ１４内の印刷バッファから読出された画像データに従って、ヘッドドライバ１７を介してサーマル印刷ヘッド１８が発熱駆動されると共に、プラテン／インクリボン巻取り軸駆動モータ２２が駆動されてカラーインクリボンＲ及びテープＴの印刷時搬送方向Ｑへの搬送が開始され、前記画像データがイエローＹのインクで印刷される。この印刷中にテープＴの搬送とともに記録紙センサ２９がテープＴの位置マーク数を計数してその計数値がＲＡＭ１４に記憶される（ステップＳ３）。
【００４５】
こうして、１色目（イエローＹ）のインクによる１印刷範囲Ｄの印刷が終了すると、サーマル印刷ヘッド１８をプラテンローラ２２ｂに押圧したままで、プラテン／インクリボン巻取り軸駆動モータ２２の駆動によりプラテンローラ２２ｂ及びインクリボン巻取り軸２２ａが回転されることで、カラーインクリボンＲがインクリボン巻取り軸２２ａへの巻取り方向へ送られて前記インクリボンセンサ３１により検知されるカラーインクリボンＲの境界検知マークｍ２に基づき、当該カラーインクリボンＲにおける２色目（マゼンタＭ）のインクの先頭位置がサーマル印刷ヘッド１８の位置に合わされる。このとき、テープＴもカラーインクリボンＲと同一方向に同一距離だけ搬送され、テープＴの搬送距離が記録紙センサ２９及びマーク計数部３０による位置マーク数の計数によって計測され、その情報が上記ステップＳ３の計数値に累積されてＲＡＭ１４に記憶される（ステップＳ４）。
【００４６】
２色目のインクの頭出しを終えると、サーマル印刷ヘッド１８をプラテンローラ２２ｂより開離した状態で、記録紙センサ２９でテープＴの位置マークを検出しその数をマーク計数部３０で計数しながら、テープ供給軸駆動モータ２４の駆動によりテープ供給軸２４ａが回転されてテープＴが逆送される。そして、計数値が前述のステップＳ３とステップＳ４の累積計数値に達したときにテープＴの逆送を停止する。このようにして、１色目（イエローＹ）の印刷が成された１印刷範囲Ｄに対応する距離だけ前記印刷搬送方向Ｑとは逆の方向に搬送されることで、当該印刷範囲Ｄの先頭位置がサーマル印刷ヘッド１８の位置に合わされる。このとき、テープＴの先端は、初期位置であるカッタ２６ａ位置にある（ステップＳ５）。
【００４７】
このように、前記サーマル印刷ヘッド１８による印刷開始位置に対応して、カラーインクリボンＲの２色目（マゼンタＭ）のインクの先頭位置、及び１色目（イエローＹ）の印刷が終わったテープＴの印刷範囲Ｄの先頭位置が共に合わされると、印刷ヘッド駆動モータ２０が駆動されてサーマル印刷ヘッド１８がプラテンローラ２２ｂの方向に押付けられてカラーインクリボンＲ及びテープＴが圧接状態にセットされ、ＲＡＭ１４内の印刷バッファから再読出しされた画像データに従って、ヘッドドライバ１７を介してサーマル印刷ヘッド１８が発熱駆動されると共に、プラテン／インクリボン巻取り軸駆動モータ２２が駆動されてカラーインクリボンＲ及びテープＴの印刷時搬送方向Ｑへの搬送が開始され、前記画像データがマゼンタＭのインクで重ね印刷される。また、この印刷時テープＴの位置マーク数の計数が行なわれる（ステップＳ６）。
【００４８】
こうして、１色目（イエローＹ）及び２色目（マゼンタＭ）の各インクによる１印刷範囲Ｄの重ね印刷が終了すると、サーマル印刷ヘッド１８をプラテンローラ２２ｂに押圧したままで、プラテン／インクリボン巻取り軸駆動モータ２２の駆動によりプラテンローラ２２ｂ及びインクリボン巻取り軸２２ａが回転されることで、前記インクリボンセンサ３１により検知されるカラーインクリボンＲの境界検知マークｍ３に基づき、当該カラーインクリボンＲにおける３色目（シアンＣ）のインクの先頭位置がサーマル印刷ヘッド１８の位置に合わされる。このとき、カラーインクリボンＲとともにテープＴも搬送されるので、この頭出し処理時のテープＴの位置マーク計数値がステップＳ６のものに順次累積される（ステップＳ７）。
【００４９】
また、前述のステップＳ５と同様に、ステップＳ６によるマゼンタＭのインクによる重ね印刷と、ステップＳ６でのシアンＣのインクの頭出しの際の搬送距離分だけテープＴの逆送を行なう。これにより、１色目（イエローＹ）及び２色目（マゼンタＭ）の重ね印刷が成された１印刷範囲Ｄに対応する距離だけ前記印刷搬送方向Ｑとは逆の方向に搬送されることで、当該印刷範囲Ｄの先頭位置がサーマル印刷ヘッド１８による印刷開始位置に合わされる。このとき、テープＴの先端は初期位置にある（ステップＳ８）。
【００５０】
このように、前記サーマル印刷ヘッド１８による印刷開始位置に対応して、カラーインクリボンＲの３色目（シアンＣ）のインクの先頭位置、及び１色目（イエローＹ）及び２色目（マゼンタＭ）の重ね印刷が終わったテープＴの印刷範囲Ｄの先頭位置が共に合わされると、印刷ヘッド駆動モータ２０が駆動されてサーマル印刷ヘッド１８がプラテンローラ２２ｂの方向に押付けられてカラーインクリボンＲ及びテープＴが圧接状態にセットされ、ＲＡＭ１４内の印刷バッファから再読出しされた画像データに従って、ヘッドドライバ１７を介してサーマル印刷ヘッド１８が発熱駆動されると共に、プラテン／インクリボン巻取り軸駆動モータ２２が駆動されてカラーインクリボンＲ及びテープＴの印刷時搬送方向Ｑへの搬送が開始され、前記画像データがシアンＣのインクでさらに重ね印刷される。ここでも、印刷中のテープＴの位置マーク数が計数される（ステップＳ９）。
【００５１】
こうして、３原色（イエローＹ，マゼンタＭ，シアンＣ）の各インクによる１印刷範囲Ｄにおけるカラー印刷が終了すると、サーマル印刷ヘッド１８をプラテンローラ２２ｂに押圧したままで、プラテン／インクリボン巻取り軸駆動モータ２２の駆動によりプラテンローラ２２ｂ及びインクリボン巻取り軸２２ａが回転されることで、前記インクリボンセンサ３１により検知されるカラーインクリボンＲの境界検知マークｍ４に基づき、当該カラーインクリボンＲにおける表面保護層ＯＰの透明インクの先頭位置がサーマル印刷ヘッド１８の位置に合わされる。この頭出しの際にもテープＴの搬送に従って位置マーク数が計数されステップＳ９の計数値に累積される（ステップＳ１０）。
【００５２】
そして、サーマル印刷ヘッド１８の押圧が解かれるとともにテープ供給軸駆動モータ２４の駆動によりテープ供給軸２４ａが回転され、テープＴが、ステップＳ９及びステップＳ１０で記録紙センサ２９により検知されてマーク計数部３０により計数された位置マークの計数値に基づき、３原色（イエローＹ，マゼンタＭ，シアンＣ）のカラー印刷が成された１印刷範囲Ｄに対応する距離に透明インクの頭出しに要した距離を加えた分だけ前記印刷搬送方向Ｑとは逆の方向に搬送されることで、当該印刷範囲Ｄの先頭位置がサーマル印刷ヘッド１８の位置に合わされる。このとき、テープＴの先端は初期位置であるカッタ２６ａの位置にある（ステップＳ１１）。
【００５３】
このように、前記サーマル印刷ヘッド１８による印刷開始位置に対応して、カラーインクリボンＲの表面保護層ＯＰの透明インクの先頭位置、及び３原色（イエローＹ，マゼンタＭ，シアンＣ）のカラー印刷が終わったテープＴの印刷範囲Ｄの先頭位置が共に合わされると、印刷ヘッド駆動モータ２０が駆動されてサーマル印刷ヘッド１８がプラテンローラ２２ｂの方向に押付けられてカラーインクリボンＲ及びテープＴが圧接状態にセットされ、ヘッドドライバ１７を介してサーマル印刷ヘッド１８の全発熱体が発熱駆動されると共に、プラテン／インクリボン巻取り軸駆動モータ２２が駆動されてカラーインクリボンＲ及びテープＴの印刷時搬送方向Ｑへの１ラインずつの搬送が開始され、カラー印刷された印刷範囲Ｄの先頭から透明保護膜が順次１ラインずつ重ね印刷されて形成されて行く（ステップＳ１２，Ｓ１３）。
【００５４】
このカラー印刷されたテープＴの印刷範囲Ｄに対する、カラーインクリボンＲの表面保護層ＯＰでの印刷による透明保護膜の形成途中において、先端不要部Ｔ１の後端部であり印刷範囲Ｄの先端部（印刷範囲Ｄの先端に余白部が設定される場合はその余白部の先端部）でもあるテープＴの位置がカッタ２６ａ位置に達したかどうかを判断する。即ち、ヘッド〜カッタ間距離Ｌは、装置個々の固有値であり、印刷範囲Ｄの先端に設定される余白部の長さはキー入力で設定される任意な値であって、これをａとすれば、印刷範囲Ｄの先端からステップＳ１２に云う表面保護層の印刷が始まってからＬ−ａの距離だけ進んだところがテープＴの切断位置となる。
【００５５】
前述のように、Ｌは固定値であり、ａは入力値であり、１ラインの印刷毎のプラテンローラ２２ｂによるテープＴの搬送距離も装置固有の値であることから、キー入力部１２から先端余白長ａが入力されると、上記関係する値に基づいてＣＰＵ１１はＬ−ａの距離が印刷何ライン分に相当するかを演算し、この所定ライン数のデータをＲＡＭ１４に記憶する一方で、上記ステップＳ１２の１ラインの印刷毎にＣＰＵ１１は印刷ライン数を計数しこれをＲＡＭ１４に記憶するものである。
【００５６】
しかして、ステップＳ１３では、ＣＰＵ１１は印刷した現ラインがテープＴのカット位置に相当する所定ラインかどうかを判定するものである。本実施の形態では、先端余白長ａが"０"に設定されているので、テープカット位置は、表面保護層の印刷がテープＴの印刷範囲Ｄの先端からヘッド〜カッタ間距離Ｌだけ進んだところに存在することになる。そして、ヘッド〜カッタ間距離Ｌに相当する所定の印刷ライン数分の表面保護層ＯＰでの印刷が行なわれ、テープＴにおける印刷範囲Ｄの先頭位置がテープカッタ２６ａによるカット位置まで到達したと判断されると、サーマル印刷ヘッド１８の駆動による印刷動作が停止されると共に、プラテン／インクリボン巻取り軸駆動モータ２２の駆動によるテープＴ及びカラーインクリボンＲの搬送動作が停止される（ステップＳ１３→Ｓ１４）。
【００５７】
そして、テープカッタ駆動モータ２６の駆動によりテープカッタ２６ａが作動され、そのカット位置Ｐ１よりも外側に前記ヘッド〜カッタ間距離Ｌに対応して排出されたテープＴの先端不要部Ｔ１が切断分離される（ステップＳ１５）。
【００５８】
すると、前記サーマル印刷ヘッド１８の駆動による１ラインずつの印刷動作が再開されると共に、プラテン／インクリボン巻取り軸駆動モータ２２の駆動によるテープＴ及びカラーインクリボンＲの１ラインずつの搬送動作が再開され、カラーインクリボンＲの表面保護層ＯＰでの印刷によるテープＴの印刷範囲Ｄに対する透明保護膜の形成処理が再開継続される（ステップＳ１６，Ｓ１７）。
【００５９】
この場合、前記テープＴの先端不要部Ｔ１を切断分離する際に、当該テープＴに対しサーマル印刷ヘッド１８が接触停止した位置は、カラー印刷された印刷範囲Ｄの先頭から前記ヘッド〜カッタ間距離Ｌだけ進んだ途中位置にあるが、３原色（イエローＹ，マゼンタＭ，シアンＣ）による画像データのカラー印刷は既に済んでおり、しかも、表面保護層ＯＰでの印刷による透明保護膜の形成時にあるので、サーマル印刷ヘッド１８の駆動停止／再開によるヘッド発熱体の放熱／蓄熱が行なわれても、転写インクの濃度むらが生じることはなく、印刷品位を低下させることはない。
【００６０】
この後、前記カラー印刷されたテープＴの印刷範囲Ｄに対する、カラーインクリボンＲの表面保護層ＯＰでの１ラインずつの印刷による透明保護膜の形成が繰返され、記録紙センサ２９により検知されマーク計数部３０により計数されるテープＴの裏面に付されたテープ搬送検知マークの計数値に基づき、サーマル印刷ヘッド１８による表面保護層ＯＰでの印刷位置が前記印刷範囲Ｄの最終ラインまで到達したと判断されると、該サーマル印刷ヘッド１８の駆動による表面保護層ＯＰでの印刷動作が停止される（ステップＳ１７→Ｓ１８）。
【００６１】
そしてさらに、テープＴが前記ヘッド〜カッタ間距離Ｌの分だけ搬送され、テープＴの印刷済み部分Ｔ２がテープ排出口３５を通ってテープＴにおける印刷範囲Ｄの後端部がテープカッタ２６ａによるカット位置まで到達すると、テープカッタ駆動モータ２６の駆動によりテープカッタ２６ａが作動され、そのカット位置Ｐ２よりも外側に搬送排出されたテープＴにおけるカラー画像データの印刷済み部分Ｔ２が切断分離される。なお、キー入力部１２によってａの長さの後端余白部が設定されているときには、表面保護層の印刷終了時からＬ＋ａのテープ搬送の後にテープカットが行なわれることになる。（ステップＳ１９）。
【００６２】
したがって、前記構成のカラー印刷装置を搭載したテーププリンタによれば、カラーインクリボンＲに繰返し配置された３原色（イエローＹ，マゼンタＭ，シアンＣ）の各インクを、テープＴに重ね印刷したカラー印刷の終了に際して、テープＴの先端部にサーマル印刷ヘッド１８とテープカッタ２６ａとの離間距離Ｌに由来して生じた先端不要部Ｔ１を切断するために、前記テープＴにおけるカラー印刷範囲Ｄの先頭位置をサーマル印刷ヘッド１８による印刷開始位置までテープ供給軸２４ａを逆回転させて逆搬送すると共に、前記カラーインクリボンＲの３原色に連なり配置した表面保護層ＯＰの透明インク領域を頭出しした後に、前記テープＴ及びカラーインクリボンＲを、前記ヘッド〜カッタ位置間Ｌに相当する所定距離の範囲内に定めた距離だけインクリボン巻取り軸２２ａ及びプラテンローラ２２ｂを回転させて印刷記録方向Ｑに搬送し、前記サーマル印刷ヘッド１８を前記カラーインクリボンＲの表面保護層ＯＰ上に位置する状態で停止させ、前記テープカッタ２６ａを駆動して先端不要部Ｔ１を切断分離するので、このテープカットに際し、テープＴの印刷範囲Ｄには前記カラーインクリボンＲにおけるカラーインク領域の影響が全く及ばないことになり、前記サーマル印刷ヘッド１８の停止位置に対応して線状の濃度むらが発生する等、印刷の品位を低下させる恐れはない。
【００６３】
なお、前記実施の形態では、カラーインクリボンＲに、表面保護層ＯＰである透明インク領域を設けて、サーマル印刷ヘッド１８のテープＴにおける印刷範囲Ｄ上での途中停止に伴なう濃度むらの発生を防止しているが、この濃度むらの発生防止のためのカラーインクリボンＲのカラー印刷に関係しない特定領域は、当該カラーインクリボンＲのベース素材である透明フィルムが露出した領域であってもよい。
【００６４】
この場合、前記カラーインクリボンＲのベース素材である透明フィルムの露出領域では、サーマル印刷ヘッド１８の発熱駆動は行なわず、テープＴとカラーインクリボンＲとを所定位置まで空送りし、テープカット後さらに終了位置まで空送りすればよい。
【００６５】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、印刷の過程で先端不要部を切断除去しても濃度むらが発生することなく、印刷品位の低下を防止することが可能になる。そして、その効果は昇華型の熱転写の印刷において特に顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態に係わるカラー印刷装置を搭載したテーププリンタの電子回路の構成を示すブロック図。
【図２】前記カラー印刷装置を搭載したテーププリンタの装置本体に設けられたカセット収容部の構成を示す図。
【図３】前記カラー印刷装置を搭載したテーププリンタのカセット収容部に収容されるインクテープカセットの内部構成を示す図。
【図４】前記カラー印刷装置を搭載したテーププリンタのインクテープカセットに内蔵されるカラーインクリボンＲの構成を示す図。
【図５】前記カラー印刷装置を搭載したテーププリンタのテープＴに対するカラーインクリボンＲを用いた画像データのカラー印刷状態を示す図。
【図６】前記カラー印刷装置を搭載したテーププリンタによるカラー印刷処理を示すフローチャート。
【図７】テーププリンタにおける従来のカラー印刷状態を示す図。
【符号の説明】
１１……制御部（ＣＰＵ）、
１２……キー入力部、
１３……ＲＯＭ、
１４……ＲＡＭ、
１５……ＣＧ（キャラクタジェネレータ）ＲＯＭ、
１６……プリンタ制御部、
１７……ヘッドドライバ、
１８……サーマル印刷ヘッド、
１９……ヘッド駆動モータドライバ、
２０……印刷ヘッド駆動モータ、
２１……巻取り軸駆動モータドライバ、
２２……プラテン／インクリボン巻取り軸駆動モータ、
２２ａ…インクリボン巻取り軸、
２２ｂ…プラテンローラ、
２３……供給軸駆動モータドライバ、
２４……テープ供給軸駆動モータ、
２４ａ…テープ供給軸、
２５……カッタ駆動モータドライバ、
２６……テープカッタ駆動モータ、
２６ａ…テープカッタ、
２７……イメージリーダ、
２８……液晶表示部、
２９……記録紙センサ、
３０……マーク計数部、
３１……インクリボンセンサ、
３１ａ…インクリボン検知窓、
３２……検出部、
３５……テープ排出口、
４０……装置本体、
４１……カセット収容部、
４２……インクテープカセット、
４３……テープ供給リール、
４４……インクリボン供給リール、
４５……転写部、
４７……インクリボン巻取りリール、
Ｒ………カラーインクリボン、
Ｔ………テープ、
Ｌ………ヘッド〜カッタ間距離、
Ｑ………印刷時搬送方向、
Ｙ………イエロー、
Ｍ………マゼンタ、
Ｃ………シアン、
ＯＰ……表面保護層、
ｍ………境界検知マーク、
Ｄ………印刷範囲、
Ｔ１……先端不要部、
Ｔ２……印刷済み部分、
Ｐ１……先端不要部カット位置、
Ｐ２……印刷済み部分カット位置。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a color printing apparatus, such as a tape printer, which performs color printing by a melting method or a sublimation method using, for example, a long strip-shaped recording paper as a printing medium.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, for example, a tape printer has been provided as one of the apparatuses for creating an index label that is pasted on an audio cassette or a video cassette and describing the contents thereof, or a name label that is pasted on various belongings and indicates the owner. ing.
[0003]
This tape printer has a document creation function with a large number of character input keys. Document data consisting of character strings arbitrarily created by this document creation function can be converted into long text data by operating the print key. The printed tape is sequentially transferred through a thermal print head to be output, and the printed tape is sequentially conveyed and discharged to the outside from the tape discharge port on the side of the apparatus main body. The print head and the tape discharge port Are cut and separated by a manually or automatically driven cutter disposed between the two.
[0004]
It should be noted that when inputting document data, leading and trailing margins having an arbitrary length within a predetermined range, for example, “0” set before and after the document data to be printed are also input.
[0005]
Here, since a certain amount of space exists between the thermal print head and the cutter, the space between the leading end of the tape and the print start position of the text data corresponds to the head-cutter interval. A length margin will occur.
[0006]
For this reason, in actual printing on the tape, an unnecessary blank portion before the print start position, that is, an unnecessary portion obtained by subtracting the length of the leading margin portion set as described above from the length corresponding to the head-cutter interval. Is cut and separated by the cutter.
[0007]
On the other hand, in such a thermal transfer type tape printer, ink on the ink ribbon is melted or sublimated by a thermal printing head and transferred onto the tape. However, when performing color printing, yellow Y, magenta M, cyan Color data can be printed by using a color ink ribbon in which the inks of the three primary colors C are repeatedly arranged with the same length and overprinting with each color ink.
[0008]
In this case, the thermal print head is fixed to the printer, and the ink ribbon and the tape are transported together and printing is performed on the tape. Each time the second color is started to be printed by magenta M, and the third color is printed by cyan C after the second color is printed by magenta M, the tape is conveyed in the direction opposite to the printing direction each time. The head position of the print range is matched with the print start position by the thermal head.
[0009]
FIG. 7 is a diagram showing a conventional color printing state in a tape printer.
On the color ink ribbon R, the three primary colors of yellow Y, magenta M, and cyan C are repeatedly arranged with the same length corresponding to one printing range D on the tape T, and the ink boundaries of the respective colors A boundary detection mark m for detecting the head position is arranged.
[0010]
In the color printing state in FIG. 7, the third color (cyan C) is overprinted for the print range D of the tape T for which the first color (yellow Y) and the second color (magenta M) have been overprinted. , Arrow Q indicates the print conveyance direction of the ink ribbon R and tape T, arrow H indicates the fixing position of the thermal print head, and arrow P indicates the fixing position of the tape cutter.
[0011]
That is, there is a structurally fixed separation distance L between the head fixing position H and the cutter fixing position P. Therefore, when printing on the tape T is started, the leading end unnecessary portion of the tape T corresponding to the distance L is used. T1 exists (provided that the margin set at the front end of the printing range D is set to “0”).
[0012]
Therefore, when printing the third color (cyan C) of the final color accompanying this color printing, the time when the tape T is transported in the printing direction Q by the distance L from the start of printing, that is, printing on the tape T. When the leading position of the range D reaches the cutter fixing position P, the transport operation of the tape T and the ink ribbon R and the printing operation for the tape T and the ink ribbon R are temporarily stopped, and the tape cutter is actuated so T1 is cut and separated.
Then, after the cutting and separation of the tip unnecessary portion T1 on the tape T, the printing of the third color (cyan C) is resumed.
[0013]
[Problems to be solved by the invention]
However, in order to cut and separate the tip unnecessary portion T1 of the tape T corresponding to the distance L between the head and the cutter, the printing operation of the third color (cyan C) reaches the cutter fixing position P in the printing range D. Since the thermal print head dissipates heat at the interruption position and changes the print density before and after the interruption, linear density unevenness occurs at the stop contact position of the tape T with respect to the thermal print head. There is a problem that occurs and causes a decrease in print quality.
[0014]
The present invention has been made in view of the above problems, and when cutting and separating the front end unnecessary portion of the recording paper, the conveyance of the recording paper is stopped in a state where the print head is in contact with the printing range. Even in this case, it is an object of the present invention to provide a color printing apparatus capable of preventing a decrease in print quality without causing density unevenness corresponding to the head contact position.
[0015]
[Means for Solving the Problems]
That is, a color printing apparatus according to the present invention includes a plurality of color ink areas each having a predetermined length, an ink ribbon regularly provided with a specific area not related to color printing, and a print head, and has a long shape. Printing means for printing print data on the recording paper with a plurality of colors of the ink ribbon, and conveying means for conveying the ink ribbon in a predetermined direction while conveying the recording paper in the predetermined direction and the opposite direction. And a cutter unit that is provided at a distance shorter than the predetermined length from the print head and cuts the recording paper, and a control unit that controls operations of the printing unit, the conveying unit, and the cutter unit. In the printing apparatus, the control unit may move the ink ribbon and the recording paper in the predetermined direction at the same time while the conveyance unit conveys the ink ribbon and the recording paper. And print control means for controlling said printing means so as to is transferred overlapped print data printed on the recording paper, after the overprinting is performed by the printing means, said ink ribbon to the print head position Said As a specific area exists Said Stops after transporting the ink ribbon and transporting the recording paper including the opposite direction so that the cutting position of the print data portion printed on the recording paper and the front end unnecessary portion coincide with the position of the cutter means. And a cutter control unit that operates the cutter unit when conveyance of the recording paper is stopped by the conveyance control unit.
[0016]
In other words, the conventional color printing apparatus cuts off the unnecessary portion of the recording paper in a state where the overprinting is interrupted and the print head is positioned on the last ink area of the overprinting of the ink ribbon. However, in the color printing apparatus of the present invention, the overprinting is completed and the print head is connected to the ink ribbon. Said Since the recording paper leading edge unnecessary portion is cut in a state of being located on the specific area, even if it is interrupted in the printing process, the interruption is not related to the color printing after the color printing has already been completed. As described above, the print result is not affected.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
FIG. 1 is a block diagram showing the configuration of an electronic circuit of a tape printer equipped with a color printing apparatus of the present invention.
[0018]
The electronic circuit of this tape printer is provided with a control unit (CPU) 11.
The control unit 11 activates a system program stored in advance in the ROM 13 in response to a key operation signal from the key input unit 12 and controls operation of each part of the circuit. In addition to the unit 12 and the ROM 13, a RAM 14 and a CG (character generator) ROM 15 are connected, a thermal print head 18 is connected from the printer control unit 16 via a head driver 17, and a head drive motor is also connected from the printer control unit 16. A print head drive motor 20 is connected via a driver 19, and a platen / ink ribbon take-up shaft drive motor 22 is connected from the printer control unit 16 via a take-up shaft drive motor driver 21, and a printer control unit. 16 through a supply shaft drive motor driver 23, a tape supply shaft drive motor 4 is connected, also, the tape cutter drive motor 25 is connected from the printer control unit 16 via a cutter drive motor driver 25.
[0019]
Further, an image reader 27 and a liquid crystal display unit 28 are connected to the control unit 11.
The key input unit 12 is provided with a character input key group including kana character keys, numeric keys, symbol keys, and kanji conversion keys for inputting an arbitrary character string as text data. This key is used when executing print processing for input data, input data, execution key that is operated when setting function start instruction, etc., keyed text data or image input image data, etc. Printing keys and the like.
[0020]
From the key input unit 12, the lengths of the leading and trailing margins set before and after the text data to be printed are numerically input.
The ROM 13 stores in advance system control programs by the control unit 11 such as text data and image data input control programs and print control programs in various data input modes.
[0021]
The RAM 14 prints out an input buffer for storing text data input from the key input unit 12, an image memory for storing image data that has been input, and pattern data in which the image data and text data are expanded based on the CGROM 15. A tape that is calculated based on the margin length data of the leading and trailing margins input from the key input unit 12, and the margin length and the distance between the print head and the cutter. Various data related to the control of the present invention, such as tape transport distance data when cutting the unnecessary tip portion, and other tape transport distance data (tape position data) for matching the print start position of the tape T are temporarily stored. A register is provided.
[0022]
In the CGROM 15, character pattern data corresponding to all characters / symbols / instruction codes that can be input by the key input unit 12 is stored in advance.
Further, the tape printer is provided with a recording paper sensor 29 for detecting position marks provided at equal intervals along the transport direction on the back side of the tape T and outputting a position detection signal. The position detection signal output from is counted by the mark number counting unit 30 to determine the transport distance of the tape T, and the tape transport distance data determined by the mark number counting unit 30 is supplied to the control unit 11 and stored in the RAM. Remembered.
[0023]
The tape printer detects boundary detection marks m1 to m4 having different widths arranged at the boundary of each ink color of yellow Y, magenta M, cyan C, and surface protective layer OP of the color ink ribbon R. An ink ribbon sensor 31 for outputting an ink position detection signal is provided, and the ink position detection signal output from the ink ribbon sensor 31 is supplied to the detection unit 32 and is supplied to each ink range of the color ink ribbon R with respect to the thermal print head 18. The head position is detected, and the ink head position detection signal detected by the detection unit 32 is given to the control unit 11.
[0024]
FIG. 2 is a diagram showing a configuration of a cassette housing portion 41 provided in an apparatus main body 40 of a tape printer equipped with the color printing apparatus.
As shown in FIG. 2, the main configuration of the printer unit is provided in the cassette housing unit 41.
[0025]
That is, the thermal printing head 18 and the platen roller 22b are provided to face each other, and the ink ribbon take-up shaft 22a, the tape supply shaft 24a, the tape T, and the color ink ribbon R for transporting the color ink ribbon R and the tape T are provided. Optical detectors such as a recording paper sensor 29 and an ink ribbon sensor 31 for detecting the transport position are provided.
[0026]
The thermal print head 18 is movable in the direction indicated by the arrow X in FIG. 2 by a drive mechanism (not shown) based on the drive of the print head drive motor 20, and presses against the platen roller 22b during the printing operation as required. Open.
[0027]
The ink ribbon winding shaft 22a is rotationally driven in the feeding direction of the color ink ribbon R and the tape T by a transmission mechanism (not shown) together with the platen roller 22b based on the driving of the platen / ink ribbon winding shaft driving motor 22 during the printing operation. . The tape supply shaft 24a is rotationally driven in the reverse feed direction of the tape T by a transmission mechanism (not shown) that is driven by the tape supply shaft drive motor 24.
[0028]
The cassette accommodating portion 41 is provided with a tape discharge port 35 leading to the outside of the apparatus, and a cutter 26 a is disposed facing the tape discharge port 35. The cutter 26a is driven by the tape cutter driving motor 26 at an appropriate timing during the printing operation. As shown in FIG. 2, the distance between the thermal printing head 18 and the cutter 26a is set as L.
[0029]
FIG. 3 shows the configuration of the ink tape cassette 42 accommodated in the cassette accommodating portion 41.
In FIG. 3, reference numerals 43, 44, and 47 denote a tape supply reel, an ink ribbon supply reel, and a ribbon take-up reel that are rotatably provided in the cassette 42. The tape supply reel 43 winds the tape T and supplies the tape. A color ink ribbon R is wound on the ink ribbon supply reel 44 and the ribbon take-up reel 47 is fitted on the ink ribbon take-up shaft 22a. Reference numeral 45 denotes a head accommodating portion into which the thermal printing head 18 is inserted, and is formed by cutting out the main body of the cassette 42. The tape T and the color ink ribbon R drawn out from the tape supply reel 43 and the ink ribbon supply reel 44 pass through the head accommodating portion 45 in a state where the tape T faces the thermal printing head 18 and is overlapped. Has been routed to.
[0030]
Further, in FIG. 3, 31a is a window for the ink ribbon sensor 31 to detect each ink area of the color ink ribbon R.
The tape T accommodated in the ink tape cassette 42 is coated with an adhesive on the back surface of the tape recording surface, and a release paper is adhered. A position mark detected by the recording paper sensor 29 is provided on the back surface of the release paper.
[0031]
Further, as shown in FIG. 4, the color ink ribbon R is transparent along the transport direction Q during printing as the ink of the three primary colors of yellow Y, magenta M, and cyan C and the surface protective layer OP (overprinting). Ink is repeatedly arranged with the same length corresponding to one printing range d on the tape T, and boundary detection marks m1 to m4 for detecting the head position by the ink ribbon sensor 31 at the boundary of each color ink. Is placed.
[0032]
FIG. 5 is a diagram showing a color printing state of image data using a color ink ribbon R on a tape T of a tape printer equipped with the color printing apparatus.
Here, the printing operation of this tape printer will be briefly described. In this tape printer, color printing on the tape T is performed by using the yellow Y, magenta M, and cyan C inks arranged on the color ink ribbon R as the tape T. In the same print range D. In the print recording operation with each ink of yellow Y, magenta M, cyan C, and surface protective layer OP, the thermal print head 18 and the platen roller 22b. The thermal printing head 18 is thermally transferred by sandwiching the tape T and the color ink ribbon R therebetween, and the tape T and the color ink ribbon R are rotated by rotating the ink ribbon take-up shaft 22a and the platen roller 22b. Are transported at the same speed in the transport direction Q during printing, so that each corresponding ink It is printed on the flop T.
[0033]
In this case, when printing recording is started with each ink of the second color (magenta M), the third color (cyan C), and the surface protective layer OP after the end of printing recording with the first color (yellow Y) ink, With the print head drive motor 20 driven, the thermal print head 18 is separated from the platen roller 22 b, and the color ink ribbon R and the tape T are released, and the tape T is driven by the tape supply shaft drive motor 24 to drive the tape supply reel. The paper is wound up on the side 43 and conveyed in reverse, and the head of the print range D is aligned with the print recording start position by the thermal print head 18.
[0034]
Then, at the time of print recording operation (protective film formation) with the transparent ink on the surface protective layer OP, the leading edge of the leading edge margin on the tape T (the leading margin is set to “0” in the example of FIG. When the leading end P1) reaches the position of the tape cutter 26a, both the printing operation and the transporting operation are temporarily stopped, and the tip unnecessary portion having a length obtained by subtracting the set margin length from the head-cutter distance is cut and separated. . In the example of FIG. 5, since the margin length set at the tip is “0”, the tip unnecessary portion T1 is equal to the head-cutter distance L.
[0035]
Further, when the printing recording operation (protective film formation) with the transparent ink on the surface protective layer OP is completed, the conveying operation is continued until the rear end portion P2 of the printing range D on the tape T reaches the position of the tape cutter 26a. The printed portion T2 is cut and separated. The rear end portion P2 is also determined by setting the margin length.
[0036]
The printer control unit 16 of the electronic circuit synchronizes with the print data read from the RAM 14 in response to the start of print recording being printed out on the tape T by the thermal print head 18 line by line. The ink ribbon take-up shaft drive motor 22 is driven to rotate the ink ribbon take-up shaft 22a and the platen roller 22b. As a result, the tape T is moved one line from the ink tape cassette 42 along with the printing of each line. It is fed out in minutes and conveyed and discharged.
[0037]
Note that the length of the printing range D of the tape T is an arbitrary length that fits within the length of one printing range d of each ink of the color ink ribbon R.
Next, the print processing operation of the tape printer equipped with the color printing apparatus having the above configuration will be described in more detail.
[0038]
FIG. 6 is a flowchart showing color printing processing by a tape printer equipped with the color printing apparatus.
In the operation of the present embodiment, a case where color image data input by the image reader 27 is color-printed on the tape T will be described.
[0039]
In this tape printer, a margin with an appropriate length can be set before and after the print portion of the print data. In this example, it is assumed that the margin length is set to “0”.
Here, in the initial state before the start of printing, the leading end position of the tape T is set in correspondence with the tape cutting position by the tape cutter 26a along with the cutting and separation of the printed portion T2 at the end of the previous printing. Yes.
[0040]
That is, the leading edge margin T1 corresponding to the separation distance L between the thermal printing head 18 and the tape cutter 26a has already occurred at the leading edge of the tape T. In this example, since no margin is left at the tip, the tip margin T1 is an unnecessary portion, and hence the description will be made in terms of the tip unnecessary portion T1.
[0041]
When color image data input by the image reader 27 is stored as print data in the RAM 14 and the print key of the key input unit 12 is operated to start printing, the ink ribbon sensor 31 detects and detects it. Based on the boundary detection mark m1 of the color ink ribbon R detected by the section 32, the transport position of the color ink ribbon R with respect to the thermal print head 18 is determined, and the leading position of the yellow Y ink is the position of the thermal print head 18. Correspondingly, the ribbon take-up shaft 31 is rotated by the platen / ink ribbon take-up shaft drive motor 22 and the color ink ribbon R is transported and controlled (step S1).
[0042]
At this time, the platen roller 22b and the ribbon take-up shaft 22a rotate while the thermal printing head 18 is pressed against the platen roller 22b, and the head of the yellow Y ink is cueed. It is fed out in the recording direction by the same distance. The transport distance of the tape T is detected by detecting the number of position marks attached to the tape T by the recording paper sensor 29, and is temporarily stored in the RAM 14 as transport distance information.
[0043]
At the start of printing in which cueing of yellow Y ink is performed, the tip of the tape T is at the position of the cutter 26a. That is, the tape T is stopped when the previous printing is completed and the print portion of the tape T is cut. From this state, the cueing process of step S1 is performed, and the tape T is moved outward from the cutter 26a by the ink cueing distance of the color ink ribbon R along with the ink cueing of the color ink ribbon R. It will be transported out of the machine. Therefore, processing is performed to reversely feed the leading end of the tape T to the cutter 26a position, which is the initial position. At this time, the thermal printing head 18 is separated from the platen roller 22b, and the tape supply shaft 24a is driven by the tape supply shaft drive motor 24 while the platen roller 22b and the ribbon take-up shaft 22a are stopped. Align to position. This alignment is performed based on the count value of the position mark of the tape T detected in step S1, and the recording paper sensor 29 and the mark counting unit 30 are counted when the tape T is transported when the tape T is fed backward. When the same number of position marks as the number of position marks are detected, the tape supply shaft drive motor 24 is stopped (step S2).
[0044]
Thereafter, the print head drive motor 20 is driven, the thermal print head 18 is pressed in the direction of the platen roller 22b, the color ink ribbon R and the tape T are set in the press contact state, and the image read from the print buffer in the RAM 14 is read. According to the data, the thermal print head 18 is driven to generate heat via the head driver 17 and the platen / ink ribbon take-up shaft drive motor 22 is driven to transport the color ink ribbon R and the tape T in the transport direction Q during printing. Is started, and the image data is printed with yellow Y ink. During the printing, the recording paper sensor 29 counts the number of position marks on the tape T along with the conveyance of the tape T, and the counted value is stored in the RAM 14 (step S3).
[0045]
Thus, when printing of the first printing range D with the first color (yellow Y) ink is completed, the platen roller is driven by the platen / ink ribbon take-up shaft drive motor 22 while the thermal print head 18 is pressed against the platen roller 22b. 22b and the ink ribbon take-up shaft 22a are rotated so that the color ink ribbon R is sent in the take-up direction to the ink ribbon take-up shaft 22a and is detected by the ink ribbon sensor 31. Based on the detection mark m2, the leading position of the second color (magenta M) ink in the color ink ribbon R is aligned with the position of the thermal printing head 18. At this time, the tape T is also transported by the same distance in the same direction as the color ink ribbon R, the transport distance of the tape T is measured by counting the number of position marks by the recording paper sensor 29 and the mark counting unit 30, and the information is the above step. The count value of S3 is accumulated and stored in the RAM 14 (step S4).
[0046]
When the head of the second color ink is finished, the position mark on the tape T is detected by the recording paper sensor 29 with the thermal printing head 18 separated from the platen roller 22b, and the number of the marks is counted by the mark counting unit 30. The tape supply shaft 24a is rotated by the drive of the tape supply shaft drive motor 24, and the tape T is fed back. Then, when the count value reaches the cumulative count value in steps S3 and S4 described above, the reverse feed of the tape T is stopped. In this way, the leading position of the print range D is transported in the direction opposite to the print transport direction Q by a distance corresponding to the first print range D where the first color (yellow Y) is printed. Is aligned with the position of the thermal print head 18. At this time, the tip of the tape T is at the cutter 26a position, which is the initial position (step S5).
[0047]
In this way, the start position of the second color (magenta M) ink on the color ink ribbon R and the tape T on which the first color (yellow Y) has been printed corresponding to the print start position by the thermal print head 18. When the head positions of the printing range D are matched, the print head drive motor 20 is driven and the thermal print head 18 is pressed in the direction of the platen roller 22b, and the color ink ribbon R and the tape T are set in a pressure contact state. The thermal print head 18 is driven to generate heat through the head driver 17 in accordance with the image data re-read from the print buffer in the printer, and the platen / ink ribbon take-up shaft drive motor 22 is driven to drive the color ink ribbon R and tape. When T is printed, conveyance in the conveyance direction Q is started, and the image data is magenta M. It is overprinted with ink. In addition, the number of position marks on the tape T during printing is counted (step S6).
[0048]
Thus, when the overprinting of the first printing range D with the first color (yellow Y) and the second color (magenta M) is completed, the thermal printing head 18 is pressed against the platen roller 22b and the platen / ink ribbon is wound up. When the platen roller 22b and the ink ribbon take-up shaft 22a are rotated by driving the shaft drive motor 22, the color ink ribbon R is detected based on the boundary detection mark m3 of the color ink ribbon R detected by the ink ribbon sensor 31. The head position of the third color (cyan C) ink at is aligned with the position of the thermal print head 18. At this time, since the tape T is also transported together with the color ink ribbon R, the position mark count value of the tape T during the cueing process is sequentially accumulated in the step S6 (step S7).
[0049]
Similarly to the above-described step S5, the tape T is reversely fed by an amount corresponding to the transport distance at the time of the overprinting with the magenta M ink at step S6 and the cyan C ink at the step S6. Accordingly, the first color (yellow Y) and the second color (magenta M) are conveyed in the direction opposite to the print conveyance direction Q by a distance corresponding to the first printing range D in which the overprinting is performed. The head position of the print range D is aligned with the print start position by the thermal print head 18. At this time, the leading end of the tape T is at the initial position (step S8).
[0050]
In this manner, the start position of the third color (cyan C) ink on the color ink ribbon R, the first color (yellow Y), and the second color (magenta M) corresponding to the print start position by the thermal print head 18. When the top positions of the print range D of the tape T on which overprinting has been completed are aligned together, the print head drive motor 20 is driven and the thermal print head 18 is pressed in the direction of the platen roller 22b, so that the color ink ribbon R and the tape T Is set in the pressure contact state, and the thermal print head 18 is driven to generate heat through the head driver 17 and the platen / ink ribbon take-up shaft drive motor 22 is driven in accordance with the image data read out from the print buffer in the RAM 14 again. When the color ink ribbon R and the tape T are printed, the conveyance in the conveyance direction Q is started. Image data is further superimposed printed with cyan ink C. Again, the number of position marks on the tape T being printed is counted (step S9).
[0051]
Thus, when color printing in one printing range D with each of the three primary colors (yellow Y, magenta M, cyan C) is completed, the platen / ink ribbon take-up shaft is kept pressed against the platen roller 22b. When the platen roller 22b and the ink ribbon take-up shaft 22a are rotated by driving the drive motor 22, the color ink ribbon R is detected based on the boundary detection mark m4 of the color ink ribbon R detected by the ink ribbon sensor 31. The leading position of the transparent ink on the surface protective layer OP is aligned with the position of the thermal print head 18. Also at the time of cueing, the number of position marks is counted according to the conveyance of the tape T and accumulated in the counted value in step S9 (step S10).
[0052]
Then, the pressing of the thermal printing head 18 is released and the tape supply shaft 24a is rotated by the drive of the tape supply shaft drive motor 24, and the tape T is detected by the recording paper sensor 29 in steps S9 and S10, and the mark counting unit. Based on the count value of the position mark counted by 30, the distance required for cueing the transparent ink to the distance corresponding to one printing range D in which the color printing of the three primary colors (yellow Y, magenta M, cyan C) has been performed. The leading position of the printing range D is aligned with the position of the thermal printing head 18 by being conveyed in the direction opposite to the printing conveying direction Q by the amount added. At this time, the tip of the tape T is at the position of the cutter 26a, which is the initial position (step S11).
[0053]
Thus, in correspondence with the print start position by the thermal print head 18, the color ink print of the transparent ink in the surface protective layer OP of the color ink ribbon R and the three primary colors (yellow Y, magenta M, cyan C) are performed. When the head position of the print range D of the tape T after finishing is aligned, the print head drive motor 20 is driven and the thermal print head 18 is pressed in the direction of the platen roller 22b so that the color ink ribbon R and the tape T are pressed against each other. When all the heating elements of the thermal printing head 18 are driven to generate heat through the head driver 17 and the platen / ink ribbon take-up shaft driving motor 22 is driven to print the color ink ribbon R and the tape T. Conveyance is started line by line in the conveyance direction Q, and transparency is maintained from the top of the print area D that has been color-printed. Film goes is formed by overprinting one by one line (step S12, S13).
[0054]
During the formation of the transparent protective film by printing with the surface protective layer OP of the color ink ribbon R with respect to the printing range D of the color-printed tape T, the leading end portion of the printing range D which is the trailing end portion of the leading end unnecessary portion T1 It is determined whether or not the position of the tape T, which is also the leading edge of the margin when a margin is set at the leading edge of the printing range D, has reached the cutter 26a position. That is, the distance L between the head and the cutter is a unique value of each apparatus, and the length of the margin set at the leading end of the printing range D is an arbitrary value set by key input. For example, the cutting position of the tape T is a position advanced from the front end of the printing range D by a distance of La after the surface protective layer printing in step S12 starts.
[0055]
As described above, L is a fixed value, a is an input value, and the transport distance of the tape T by the platen roller 22b for each printing of one line is also a value unique to the apparatus. When the margin length a is input, the CPU 11 calculates how many lines of printing the distance L−a corresponds to based on the related values, and stores the predetermined number of lines of data in the RAM 14. The CPU 11 counts the number of print lines and stores it in the RAM 14 every time one line is printed in step S12.
[0056]
In step S13, the CPU 11 determines whether the printed current line is a predetermined line corresponding to the cut position of the tape T. In the present embodiment, since the leading edge margin length a is set to “0”, the tape cut position has been printed by the head-cutter distance L from the leading edge of the printing range D of the tape T. It will be there. Then, printing is performed with the surface protective layer OP for a predetermined number of printing lines corresponding to the head-cutter distance L, and it is determined that the leading position of the printing range D on the tape T has reached the cutting position by the tape cutter 26a. Then, the printing operation by the drive of the thermal printing head 18 is stopped, and the transport operation of the tape T and the color ink ribbon R by the drive of the platen / ink ribbon take-up shaft drive motor 22 is stopped (Step S13 → S14).
[0057]
Then, the tape cutter 26a is driven by the drive of the tape cutter drive motor 26, and the tip unnecessary portion T1 of the tape T discharged corresponding to the head-cutter distance L is cut and separated outside the cut position P1. (Step S15).
[0058]
Then, the printing operation for each line by the drive of the thermal printing head 18 is resumed, and the feeding operation for each line of the tape T and the color ink ribbon R by the drive of the platen / ink ribbon take-up shaft drive motor 22 is performed. The transparent protective film forming process for the printing range D of the tape T by printing with the surface protective layer OP of the color ink ribbon R is resumed (steps S16 and S17).
[0059]
In this case, when the tip unnecessary portion T1 of the tape T is cut and separated, the position at which the thermal printing head 18 stops contacting the tape T is the distance between the head and the cutter from the top of the printing range D printed in color. Although it is halfway ahead by L, color printing of the image data with the three primary colors (yellow Y, magenta M, cyan C) has already been completed, and at the time of forming the transparent protective film by printing on the surface protective layer OP Therefore, even if the head heating element is dissipated / stored heat by stopping / restarting the driving of the thermal print head 18, the density of the transfer ink does not vary and the print quality is not lowered.
[0060]
Thereafter, the transparent protective film is formed by printing line by line on the surface protective layer OP of the color ink ribbon R with respect to the print range D of the color-printed tape T, and is detected by the recording paper sensor 29 and marked. Based on the count value of the tape conveyance detection mark attached to the back surface of the tape T counted by the counting unit 30, the printing position on the surface protective layer OP by the thermal printing head 18 has reached the final line of the printing range D. If it is determined, the printing operation on the surface protective layer OP by driving the thermal print head 18 is stopped (steps S17 → S18).
[0061]
Further, the tape T is conveyed by the distance L between the head and the cutter, the printed portion T2 of the tape T passes through the tape discharge port 35, and the rear end portion of the printing range D on the tape T is cut by the tape cutter 26a. When the position reaches the position, the tape cutter 26a is driven by the drive of the tape cutter drive motor 26, and the printed portion T2 of the color image data on the tape T conveyed and discharged to the outside of the cut position P2 is cut and separated. When the rear end margin of length a is set by the key input unit 12, tape cutting is performed after L + a tape conveyance from the end of printing of the surface protective layer. (Step S19).
[0062]
Therefore, according to the tape printer equipped with the color printing apparatus having the above-described configuration, the colors of the three primary colors (yellow Y, magenta M, and cyan C) repeatedly arranged on the color ink ribbon R are printed on the tape T in an overlapping manner. At the end of printing, the leading end of the color print range D on the tape T is used to cut the leading end unnecessary portion T1 generated at the leading end portion of the tape T due to the separation distance L between the thermal printing head 18 and the tape cutter 26a. After the tape supply shaft 24a is rotated in the reverse direction to the printing start position by the thermal printing head 18 and reversely conveyed, and the transparent ink region of the surface protective layer OP arranged continuously with the three primary colors of the color ink ribbon R is cued. The tape T and the color ink ribbon R are within a predetermined distance corresponding to the distance L between the head and the cutter position. The ink ribbon take-up shaft 22a and the platen roller 22b are rotated by a predetermined distance and conveyed in the printing recording direction Q, and the thermal printing head 18 is stopped in a state where it is positioned on the surface protective layer OP of the color ink ribbon R. Since the tape cutter 26a is driven to cut and separate the unnecessary tip portion T1, the print area D of the tape T is not affected at all by the color ink area in the color ink ribbon R when the tape is cut. There is no possibility of degrading the printing quality, such as occurrence of linear density unevenness corresponding to the stop position of the thermal print head 18.
[0063]
In the above embodiment, the color ink ribbon R is provided with a transparent ink region that is the surface protective layer OP, and density unevenness due to a halfway stop on the print range D of the thermal print head 18 on the tape T is obtained. The specific area that is not related to color printing of the color ink ribbon R to prevent the occurrence of density unevenness is an area where the transparent film that is the base material of the color ink ribbon R is exposed. Also good.
[0064]
In this case, in the exposed area of the transparent film that is the base material of the color ink ribbon R, the thermal printing head 18 is not driven to generate heat, and the tape T and the color ink ribbon R are fed to a predetermined position, and after the tape is cut. Further, it is only necessary to skip to the end position.
[0065]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to prevent deterioration in print quality without causing density unevenness even if the leading edge unnecessary portion is cut and removed during printing. The effect is particularly significant in sublimation thermal transfer printing.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration of an electronic circuit of a tape printer equipped with a color printing apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing a configuration of a cassette housing portion provided in a main body of a tape printer equipped with the color printing apparatus.
FIG. 3 is a diagram showing an internal configuration of an ink tape cassette accommodated in a cassette accommodating portion of a tape printer equipped with the color printing apparatus.
FIG. 4 is a diagram showing a configuration of a color ink ribbon R built in an ink tape cassette of a tape printer equipped with the color printing apparatus.
FIG. 5 is a diagram showing a color printing state of image data using a color ink ribbon R on a tape T of a tape printer equipped with the color printing apparatus.
FIG. 6 is a flowchart showing color printing processing by a tape printer equipped with the color printing apparatus.
FIG. 7 is a diagram illustrating a conventional color printing state in a tape printer.
[Explanation of symbols]
11: Control unit (CPU),
12 …… Key input section,
13 …… ROM,
14 …… RAM,
15 …… CG (Character Generator) ROM,
16: Printer control unit,
17 …… Head driver
18 …… Thermal print head,
19 …… Head drive motor driver,
20: Print head drive motor,
21 …… Take-up shaft drive motor driver,
22 …… Platen / ink ribbon take-up shaft drive motor,
22a ... Ink ribbon take-up shaft,
22b ... Platen roller,
23 …… Supply shaft drive motor driver,
24 …… Tape supply shaft drive motor,
24a ... Tape supply shaft,
25 …… Cutter drive motor driver,
26 ...... Tape cutter drive motor,
26a ... tape cutter,
27 …… Image reader,
28 …… Liquid crystal display,
29 …… Recording paper sensor,
30 …… Mark counting unit,
31 …… Ink ribbon sensor,
31a ... Ink ribbon detection window,
32 …… Detection part,
35 …… Tape discharge port,
40 …… The device itself,
41. Cassette housing part,
42 …… Ink tape cassette,
43 …… Tape supply reel
44 …… Ink ribbon supply reel,
45 …… Transcription part,
47 …… Ink ribbon take-up reel,
R ... Color ink ribbon,
T ... tape,
L ......... Distance between head and cutter,
Q ... …… Conveying direction during printing,
Y ... Yellow,
M ... Magenta,
C ... Cyan
OP: Surface protective layer,
m ... Boundary detection mark,
D ... Print range,
T1 …… Unnecessary tip,
T2: Printed part,
P1 …… Unnecessary tip cutting position,
P2: Printed partial cut position.

Claims

A plurality of ink regions each having a predetermined length, and an ink ribbon regularly provided with specific regions not related to color printing;
A printing unit that includes a print head, and prints the print data with a plurality of colors of ink ribbon on a long recording paper;
Conveying means for conveying the ink ribbon in a predetermined direction while conveying the recording paper in the predetermined direction and the opposite direction;
Cutter means provided at a distance shorter than the predetermined length from the print head and cutting the recording paper;
Control means for controlling the operation of the printing means, the conveying means, and the cutter means,
The control means includes
Print control means for controlling the printing means to transfer the plurality of colors of ink onto the recording paper and to overprint the print data while simultaneously carrying the ink ribbon and the recording paper in the predetermined direction by the conveying means. When,
After the overprinting is performed by the printing means, wherein with the specific area of the ink ribbon to the print head position is transporting the ink ribbon to exist, the recording paper print data portion and the tip unnecessary printing Conveying control means for stopping after conveying the recording paper including the opposite direction so as to match the cutting position with the section and the position of the cutter means;
A cutter control means for operating the cutter means when the conveyance of the recording paper is stopped by the conveyance control means;
A color printing apparatus comprising:

The color printing apparatus according to claim 1, wherein the specific area of the ink ribbon is an area provided with a protective layer that is transferred onto an upper surface of the ink transferred onto the recording paper and covers a printing surface.

The color printing apparatus according to claim 1, wherein the specific region of the ink ribbon is a blank portion where a base material is exposed.

The color printing apparatus according to claim 1, wherein the printing unit transfers the ink to the recording paper by a thermal transfer method.

The color printing apparatus according to claim 1, wherein the printing unit transfers the ink to the recording paper by a sublimation thermal transfer method.