JP3746934B2 - Flash control system and camera - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラ本体と、そこから送信される信号により遠隔操作可能な外部フラッシュとにより構成されるフラッシュ制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、レンズシャッタ(LS)カメラと外部フラッシュとにより構成されるフラッシュ制御システムでは、いわゆるスレーブ方式により外部フラッシュの発光が制御されており、LSカメラに搭載される内蔵フラッシュの発光がトリガとなって、外部フラッシュが一定の光量で発光せしめられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このようなフラッシュ制御システムでは、外部フラッシュは一定の光量でしか発光せず、その発光タイミングのみが変更されるため、撮影距離等により多様に変化する撮影条件に対応して高精度な露出を行なうことは困難であった。
【0004】
本発明は、カメラ本体と遠隔操作可能な外部フラッシュとにより構成されるフラッシュ制御システムにおいて、カメラ本体の内蔵フラッシュの発光に基づき外部フラッシュの発光を制御し、高精度な露出制御を行なうことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るフラッシュ制御システムは、カメラから分離された外部フラッシュを、カメラからの光信号により遠隔操作して撮影を行なうフラッシュ制御システムにおいて、カメラは、カメラ発光源と、露光開始後、シャッタが測光結果に基づく絞り値に対応する最大口径に達するときを外部フラッシュの発光タイミングとして算出し、ガイドナンバーに基づいて外部フラッシュの発光量を算出する算出手段と、カメラ発光源を1回の露出動作において第1の発光とそれに続く第2の発光により2回発光させる光信号発生手段とを備え、光信号発生手段は、第2の発光のタイミングを発光タイミングに設定し、発光量に基づいて第1の発光と第2の発光との発光間隔を定め、第1の発光のタイミングを第2の発光のタイミングから発光間隔分、遡って設定し、外部フラッシュは、フラッシュ発光源と、カメラからの光信号を検出する光信号検出手段と、光信号により伝達される発光間隔に応じてフラッシュ発光源の発光量を制御する発光量制御手段と、光信号の第2の発光のタイミングでフラッシュ発光源を発光させる発光タイミング制御手段とを備えることを特徴としている。
【0006】
好ましくは、外部フラッシュが光信号の発光間隔を計測するための発光間隔計測手段を有し、光信号検出手段によって光信号における第2の発光が検出されると、発光タイミング制御手段がフラッシュ発光源の発光を開始し、発光量制御手段が発光間隔計測手段により計測された発光間隔に応じた発光量でフラッシュ発光源を発光させる。この場合好ましくは、外部フラッシュはフラッシュ光源の発光量を検出する発光量検出手段を備え、発光タイミング制御手段がフラッシュ発光源を発光させた後、発光量検出手段により検出されたフラッシュ発光源の発光量が発光間隔計測手段により計測された発光間隔に応じた発光量に達すると、発光量制御手段が発光源の発光を停止させる。
【0009】
本発明に係るカメラは、測光結果に基づいた露出量に従って定められる外部フラッシュのフラッシュ発光タイミングと、ガイドナンバーに対応する情報とを算出する算出手段と、カメラ発光源を有し、このカメラ発光源を第1の発光とそれに続く第2の発光の2回発光させることにより光信号を発生させる光信号発生手段とを備え、光信号発生手段は、第2の発光のタイミングをフラッシュ発光タイミングに設定し、第1の発光と第2の発光との発光間隔をガイドナンバーに基づいて設定し、第1の発光のタイミングを第2の発光のタイミングから発光間隔分、遡ることにより設定し、光信号を外部へ出射させることを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態のフラッシュ制御システムを示すものであり、このフラッシュ制御システムはカメラ10と外部フラッシュ100とにより構成される。
【0012】
カメラ10はシャッタ機構として絞りを兼ねたシャッタが撮影レンズに組み込まれているレンズシャッタ(LS)カメラであり、内蔵フラッシュ16を有する。この内蔵フラッシュ16はフラッシュ撮影時に使用されるほか、外部フラッシュ100の発光を制御するための制御信号源としても機能する。内蔵フラッシュ16が設けられるカメラ10の正面10bには、ファインダ窓18、測光・測距センサ20が配設され、レンズ24を保持するレンズ鏡筒23が取付けられている。
【0013】
カメラ10の上面10aには、レリーズボタン12、電源スイッチ13、フラッシュ切替スイッチ11が配設される。レリーズボタン12は2段階で押下可能なセルフバックスイッチであり、このレリーズボタン12を半押しすることにより測光、測距等の撮影準備が行なわれ、全押しすることにより撮影が実行される。電源スイッチ13は電源のオン/オフを切替えるためのトランスファースイッチである。フラッシュ切替スイッチ11は、内蔵フラッシュ16と外部フラッシュ100等を選択するためのセルフバックスイッチであり、フラッシュ切替スイッチ11が1度押下される度に、自動内蔵フラッシュモード、内蔵フラッシュオフモード、内蔵フラッシュオンモードおよび外部フラッシュモードが順次切替えられる。またカメラ10の上面10aには外部フラッシュ100を取付可能なカメラ側コネクタ14が形成される。
【0014】
外部フラッシュ100はカメラ側コネクタ14に嵌合するコネクタ部150を有し、カメラ10に取付けたクリップオンモード、あるいはカメラ10から離間したワイヤレスモードで使用可能である。外部フラッシュ100の上面100aには外部フラッシュ100のモード選択スイッチ152と、外部フラッシュ100の電源スイッチ154とが設けられる。外部フラッシュ100のモード選択スイッチ152はセルフバックスイッチであり、このモード選択スイッチ152が1度押下される度に、ワイヤレスモードと、クリップオンモードとが交互に選択される。また外部フラッシュ100の正面100bには受光部155が設けられる。
【0015】
図2は外部フラッシュ100の側断面図であり、受光部155とキセノン(Xe)管115の周辺部のみを示す。受光部155にはレンズ156が設けられる。外部フラッシュ100の内部でレンズ156の後方にはフォトトランジスタ138が配設される。レンズ156とフォトトランジスタ138との間には光の漏洩を防ぐための光導路158が形成されており、レンズ156から取込まれた光が光導路158に沿ってフォトトランジスタ138に導かれる。これによりフォトトランジスタ138は外部からの光を検出する。また外部フラッシュ100の内部には窓159に対向してXe管115が設けられる。このXe管115の周囲には反射板160が配置され、この反射板160によりXe管115からの光は前方へ導かれる。
【0016】
反射板160の一部と光導路158の一部には穿孔が施されており、それらの孔はライトガイド162を介して連結されている。ライトガイド162は光ファイバ等により構成され、キセノン(Xe)管115の発光した光を光導路158の内部へ伝送する。これによりフォトトランジスタ138はレンズ156から取込まれた光とともにキセノン(Xe)管115の発光した光を検出可能である。
【0017】
再び図1を参照する。カメラ10において、フラッシュ切替スイッチ11の押下により外部フラッシュモードが設定され、外部フラッシュ100において、モード選択スイッチ152によりワイヤレスモードが設定される場合、外部フラッシュ100をワイヤレスで使用して被写体Aが撮影可能である。この場合、カメラ10のレリーズボタン12が半押しされると、カメラ10では測光および測距が行なわれる。その後レリーズボタン12が全押しされると、測光および測距の結果に基づいて露出条件と外部フラッシュ100の発光タイミングとが求められ、カメラ10の内蔵フラッシュ16は比較的低光量で発光する。この発光による光信号は外部フラッシュ100の発光を制御するためのものであり、被写体Aにより反射されて、外部フラッシュ100の受光部155により検出される。この光信号によって、露出条件を示す露出因子に対応する情報と外部フラッシュ100の発光タイミングとがカメラ10から外部フラッシュ100に伝達され、この光信号に応じて外部フラッシュ100は所定の発光量および発光タイミングで発光せしめられ、露出動作が制御される。これにより被写体Aが撮影される。
【0018】
図1、図3を参照してカメラ10の電気的構成を説明する。カメラ10は電池70から電力を供給され、電源スイッチ13により電源がオンに切替えられると動作可能になる。このカメラ10全体がCPU40により制御され、内蔵フラッシュ16の発光制御および露出演算等の処理が実行される。
【0019】
測光回路22および測距回路21は測光・測距センサ20に接続されており、測光・測距センサ20の検出信号に基づいて、測光回路22では被写体Aの輝度が、測距回路21では被写体Aまでの距離が測定される。表示部30はLCD等により構成され、そこには撮影モード、撮影フィルム枚数等の情報が表示される。シャッタ部46は不図示のレンズシャッタと、このシャッタを駆動するためのシャッタ用モータM3を有する。このレンズシャッタは絞りを兼ねており、シャッタ用モータM3の駆動により一定の速度で開放せしめられる。フォーカス部44は不図示のフォーカスレンズとこのフォーカスレンズを移送するためのフォーカス用モータM2とを有する。
【0020】
フィルム給送部42はフィルム給送モータM1を駆動し、フィルム給送を行なう。フィルム給送検出部28ではフィルム給送が終了したか否かが検出される。裏蓋スイッチ36はカメラ10の裏蓋の開閉に連動してオン/オフを切替えられる。巻戻しスイッチ34は強制巻戻しを行なうためのものであり、操作者によりオン/オフを切替えられる。撮影が終了するか、あるいは裏蓋スイッチ36または巻戻しスイッチ34がオンされると、フィルム給送部42によりフィルム給送モータM1が駆動され、フィルムが給送される。
【0021】
内蔵フラッシュ16は昇圧回路16a、発光用コンデンサ(メインコンデンサ)16b、Xe管等の発光管16c、発光回路16dおよび充電電圧検出回路16eにより構成される。昇圧回路16aでは電池70の電源電圧を昇圧することによりメインコンデンサ16bを充電するための電圧が生成される。発光回路16dにはIGBTが使用されており、発光管16cの発光開始および停止がCPU40によるIGBTのオン/オフ切替によって制御され、発光管16cの発光時間が制御可能である。充電電圧検出回路16eではメインコンデンサ16bの充電電圧が検出される。
【0022】
CPU40に接続されるフラッシュ切替スイッチ11により自動内蔵フラッシュモード、内蔵フラッシュオンモードまたは外部フラッシュモードが選択されているとき、内蔵フラッシュ16は、CPU40の指令に応じて、昇圧回路16aによるメインコンデンサ16bへの充電あるいは発光回路16dによる発光管16cの発光を行ない、充電電圧検出回路16eにより検出されたメインコンデンサ16bの充電電圧を充電電圧データとしてCPU40に出力する。
【0023】
DXコード検出部26ではフィルムパトローネのDXコードが検出され、このDXコードから読取られたフィルム感度情報がフィルム感度データとしてCPU40に転送される。
【0024】
CPU40にはフラッシュの状態を報知するための赤ランプ62と、測距結果を表示するための緑ランプ64とが接続される。
【0025】
レリーズボタン12が半押しされると、すなわち測光スイッチがオンされると、測光回路22および測距回路21で、測光・測距センサ20の検出信号に基づき被写体Aの輝度および被写体Aまでの距離が測定される。この被写体の輝度Aおよび被写体Aまでの距離は輝度データおよび距離データとしてCPU40に入力される。またCPU40にはDXコード検出部26からフィルム感度データが入力される。そしてCPU40ではフィルム感度データ、輝度データおよび距離データに基づいて適正な露出量が算出される。
【0026】
レリーズボタン12が全押しされると、すなわちレリーズスイッチがオンされると、フォーカス部44によってフォーカス用モータM2が駆動され、フォーカス調整が行なわれる。次いでフラッシュ切替スイッチ11によるモード設定状態および露出条件に応じて撮影が行なわれる。
【0027】
フラッシュ切替スイッチ11の押下により内蔵フラッシュオンモードまたは自動内蔵フラッシュモードが設定されており、内蔵フラッシュ16が露出のために発光せしめられる場合、レリーズスイッチがオンされると、CPU40では露出条件としてフィルム感度データ、距離データおよび充電電圧データからフラッシュ発光口径に対応する第1の絞り値が算出される。このフラッシュ発光口径は内蔵フラッシュ16を発光させるときのシャッタ口径である。またCPU40では露出量からシャッタの開放時間が求められる。このシャッタの開放時間はシャッタを開放し始めたときからシャッタを閉じ始めるまでの時間である。これらのフラッシュ発光口径およびシャッタの開放時間が算出された後、シャッタ部46によりシャッタ用モータM3が回転せしめられる。これによりシャッタが一定速度で開放し、その口径が算出された発光口径まで達すると、内蔵フラッシュ16が発光せしめられる。その後シャッタの開放時間が経過すると、シャッタは開放時よりも高速で閉じられる。このようにして露出動作が行なわれ、内蔵フラッシュ16により被写体Aが照明され撮影される。
【0028】
これに対しフラッシュ切替スイッチ11の押下により外部フラッシュモードが設定されている場合、レリーズスイッチがオンされると、CPU40では露出量により定まるシャッタ口径(最大口径)に対応する第2の絞り値が算出され、さらに最大口径に対応する第2の絞り値と距離データおよびフィルム感度データに基づいて露出因子であるガイドナンバー(光量)が求められる。その後、シャッタ部46によりシャッタ用モータM3が回転せしめられ、シャッタが一定速度で開放しつつ、最大口径に対応する第2の絞り値およびガイドナンバーに基づいて内蔵フラッシュ16が2回発光せしめられる。この発光による光信号によってガイドナンバーに対応する情報と第2の絞り値に基づく発光タイミングとが外部フラッシュ100に伝達される。内蔵フラッシュ16が2回目に発光したとき、カメラ10のシャッタの口径は略最大口径に達しており、外部フラッシュ100が発光せしめられ、カメラ10のシャッタは開放時よりも高速で閉じられる。このようにして露出動作が行なわれ、被写体Aが外部フラッシュの照明により撮影される。
【0029】
図1、図4および図5を参照して外部フラッシュ100の電気的構成を説明する。外部フラッシュ100は図4に示す昇圧回路G1、発光用コンデンサ(メインコンデンサ)109、充電電圧検出回路G2および発光回路G3と、図5に示すCPUブロックG4および受光回路G5とにより構成され、図4に示す端子a、b、c、d、eはそれぞれ図5の端子a、b、c、d、eと接続されている。CPUブロックG4にはCPU123とその周辺要素が設けられ、このCPUブロックG4により外部フラッシュ100が制御される。CPU123のポートPint には電源スイッチ154とモード選択スイッチ152とが接続され、電源スイッチ154がオンされると、外部フラッシュ100はフラッシュ動作可能になる。CPU123の電源端子Vddには、ショットキーダイオード120およびレギュレータ122を介してバッテリ106が接続され、このバッテリ106から一定電圧が印加される。CPU123のポートPaにはEEPROM124が接続されており、このEEPROM124には外部フラッシュの発光補正値等のデータが記録されている。またCPU123のポートPb、Pcにはそれぞれ表示素子群126、フラッシュ外部端子125が接続される。
【0030】
CPU123のポートP1、P2およびポートP4からP6は出力ポートであり、CPU123の制御によりその出力レベルは「1」(ハイ)または「0」(ロー)に切替えられる。またポートPint 、P3、P7、P8は入力ポートであり、外部から「1」(ハイ)または「0」(ロー)のレベルの信号が入力される。そしてポートPdaはD/A変換出力ポートであり、ポートPadはA/D変換入力ポートである。
【0031】
昇圧回路G1には電池106、発振トランジスタ101、トランジスタ102、発振トランス104等が設けられ、この昇圧回路G1により電池106の電圧が昇圧される。
【0032】
CPU123のポートP2が「1」になると、トランジスタ102がオンされ、トランジスタ102のエミッタ電流により発振トランジスタ101がオンされる。これにより発振トランス104の一次巻き線Pに電流が流れ、二次巻き線Sに電圧が発生する。この電圧はダイオード105を介してメインコンデンサ109に印加され、このメインコンデンサ109が充電される。なお発振トランス104の磁気飽和により発振トランジスタ101は一時的にオフになる。したがって発振トランジスタ101がオン/オフを繰り返しながら、メインコンデンサ109は充電される。また発振トランス104には補助巻き線Fが設けられ、補助巻き線Fに発生する電圧はダイオード121を介しレギュレータ122に印加される。これによりメインコンデンサ109の充電時にバッテリの電圧降下が生じても、CPU123の電源端子Vddの電圧変化が防止される。
【0033】
充電電圧検出回路G2はメインコンデンサ109の充電電圧を検出するものであり、分割抵抗107、108を有する。CPU123のポートP2が「1」になってメインコンデンサ109が充電されている間、分割抵抗107、108がメインコンデンサ109に接続されるように構成される。分割抵抗107、108によりメインコンデンサ109の充電電圧が分圧され、この分圧された電圧がアナログの充電電圧データとしてCPU123のポートPadに入力される。このポートPadにおいてアナログ充電電圧データがデジタル充電電圧データに変換される。
【0034】
発光回路G3はキセノン(Xe)管115を有し、Xe管115の発光を制御するものである。発光回路G3にはトリガーコイル111、コンデンサ112、113、ダイオード116、IGBT117等が設けられ、IGBT117のオン/オフによってXe管115の発光開始および停止が制御される。メインコンデンサ109の充電電圧が例えば330Vになり、充電が完了した状態で、CPU123のポートP1が「1」になると、IGBT117がオンされる。このときコンデンサ112とトリガーコイル111の巻き線Pとの共振によりトリガーコイル111の巻き線Sには高電圧が発生し、Xe管115にトリガがかけられる。これとともにダイオード116のカソードの電位が「0」になるため、Xe管115には、コンデンサ113の電圧とメインコンデンサ109の充電電圧とが印加される。コンデンサ113の電圧はメインコンデンサ109の充電電圧と等しく、したがってXe管115はメインコンデンサ109の充電電圧の2倍の電圧を印加され、安定して発光する。CPU123のポートP1が「0」になると、IGBT117がオフされてXe管115の発光が停止せしめられる。
【0035】
受光回路G5は図1に示す受光部155に対応しており、ワイヤレスモード時、カメラ10の内蔵フラッシュ16からの光信号(被写体からの反射光)と、外部フラッシュ100の発光量とを検出するものであり、フォトトランジスタ138を有する。
【0036】
外部フラッシュ100のメインコンデンサ109の充電が完了した状態で、CPU123のポートP4が「1」になると、アナログスイッチ130がオンされ、受光回路G5は電力を供給され、動作可能状態になる。そしてCPU123のポートP5が「1」になり、CPU123のポートP6が「0」になると、ポートP5に接続されるアナログスイッチ131はオンされ、ポートP6に接続されるアナログスイッチ132はオフされる。またCPU123のポートP6にはインバータ135を介してアナログスイッチ133、134が接続されており、アナログスイッチ133、134のコントロール端子Cには「1」の信号が入力され、アナログスイッチ133、134はオンされる。このようなアナログスイッチ131から134の状態では、フォトトランジスタ138のコレクタはコンデンサ140と抵抗139との接点に接続されており、コンデンサ137はアナログスイッチ133を介し、コンデンサ136はアナログスイッチ131を介してそれぞれ完全に放電されている。このような状態のとき受光回路G5は光を検出可能である。
【0037】
受光回路G5が光を検出可能な状態であるとき、カメラ10の内蔵フラッシュ16が発光すると、内蔵フラッシュ16からの光信号は被写体により反射されてフォトトランジスタ138により検出され、コレクタ電流が発生する。このコレクタ電流により抵抗139と、微分回路を構成するコンデンサ140および抵抗141、142に電流が流れ、この結果トランジスタ143のベースに電圧が印加される。この電圧がスレッシュホールド電圧を超えると、すなわちフォトトランジスタ138により検出された光信号の光量が所定量を超えると、トランジスタ143がオンになる。これによりトランジスタ143のコレクタに接続されるCPU123のポートP7は「0」から「1」に変化する。このポートP7の変化によりCPU123では内蔵フラッシュ16が発光しているか否かが検知される。
【0038】
CPU123のポートP6が「1」になると、アナログスイッチ133、134はオフになり、アナログスイッチ132はオンになる。これによってコンデンサ137にはフォトトランジスタ138が接続される。またCPU123のポートP5の出力レベルに応じてコンデンサ137にはコンデンサ136が断接される。すなわちポートP5が「1」であれば、コンデンサ137にはコンデンサ136が並列に接続され、ポートP5が「0」であれば、コンデンサ137にはコンデンサ136は接続されない。コンデンサ137とコンデンサ136の容量比は1:31である。これらのコンデンサ137、136により積分回路が構成されており、この積分回路のレンジがコンデンサ136をコンデンサ137に断接することにより切替られる。以下ポートP5が「0」であり、コンデンサ136が並列に接続されていない場合について説明する。
【0039】
フォトトランジスタ138により検出された光は、電荷として積分回路を構成するコンデンサ137に蓄積され、積分される。このコンデンサ137の電圧(積分電圧)はフォトトランジスタ138により検出された光の積分量(総光量)に対応しており、コンパレータ145に入力される。コンパレータ145では積分電圧と、CPU123のポートPdaから入力される基準電圧とが比較され、その比較結果がCPU123のポートP8に出力される。このポートP8の変化によりCPU123では検出した光量が所定の光量に達したか否かが検知される。
【0040】
以上のように構成される外部フラッシュ100がワイヤレスモードに設定され、カメラ10が外部フラッシュモードに設定されているとき、外部フラッシュ100とカメラ10とは内蔵フラッシュ16の発光によって交信する。次にこの交信について説明する。
【0041】
図6はカメラ10と外部フラッシュ100の交信を示すタイミングチャートである。カメラ10の内蔵フラッシュ16は露出因子であるガイドナンバーに対応する情報と、第2の絞り値に基づく発光タイミングとを外部フラッシュ100へと伝達するために1回の露出制御において2回の発光を行なう。2回目の発光は外部フラッシュ100を発光させるためのトリガであり、1回目の発光と2回目の発光の時間間隔TGnoがガイドナンバーに対応している。
【0042】
時刻T1において、カメラ10の内蔵フラッシュ16が1回目の発光を開始する。この発光による光信号が被写体Aにより反射され、外部フラッシュ100の受光部155に入射され、受光回路G5のフォトトランジスタ138により検出される。したがってフォトトランジスタ138においてコレクタ電流が流れ始め(符号S7)、トランジスタ143がオンされる。これによりCPU123のポートP7は「0」(符号S13)から「1」(符号S14)になる。CPU123では、ポートP7が「1」になると、次にポートP7が再び「0」から「1」に変化するまでの時間TGnoが計測される。
【0043】
時刻T1から時刻T2の間、カメラ10の内蔵フラッシュ16は発光し続ける。この間、外部フラッシュ100のフォトトランジスタ138のコレクタ電流は流れており、CPU123のポートP7は「1」を維持する。
【0044】
時刻T2において、カメラ10の内蔵フラッシュ16の発光が終了すると、外部フラッシュ100のフォトトランジスタ138ではコレクタ電流が「0」になり(符号S8)、トランジスタ143がオフされる。その結果CPU123のポートP7は「0」(符号S15)になる。
【0045】
時刻T1から時間間隔TGnoが経過して時刻T3になると、カメラ10の内蔵フラッシュ16は2回目の発光を開始する。この発光による光信号は1回目の発光と同様に外部フラッシュ100のフォトトランジスタ138により検出され、フォトトランジスタ138のコレクタ電流が流れ始める(符号S9)。これによりトランジスタ143がオンされ、CPU123のポートP7は再び「0」(符号S15)から「1」(符号S16)に変化する。
【0046】
CPU123では、ポートP7が2回目に「1」に変化すると、時間の計測が終了し、1回目のポートP7の変化(時刻T1)から2回目のポートP7の変化(時刻T3)までの時間間隔TGnoが検出される。この時間間隔TGnoがガイドナンバーに対応する情報であり、この時間間隔TGnoに基づいて外部フラッシュ100のXe管115の発光すべき発光量(適正発光量)が求められ、その適正発光量に対応する電圧レベル(符号S28)が基準電圧としてCPU123のポートPdaからコンパレータ145へ出力される。またCPU123では、ポートP7が2回目に「1」に変化すると、ポートP1が「1」(符号S19)になり、IGBT117がオンされ、外部フラッシュ100のXe管115の発光が開始される。このとき、カメラ10のシャッタは略第2の絞り値に対応する最大口径となっている。
【0047】
なお、図6のタイミングチャートでは、ポートP7が2回目に「1」に変化した後、即ちカメラ10の内蔵フラッシュ16が2回目の光信号を発した後、所定の時間Td1が経過してから(時刻T5)、外部フラッシュ100のXe管115の発光が開始されるように示されているが、しかし時間Td1は実際には無視し得る時間であって、タイミングチャートの表記上便宜的に設けられたものである。即ち、タイミングチャート上の幾つかの波形が互いに接近し過ぎるのを避けるために、無視し得る時間としてTd1が設けられているに過ぎず、時刻T4及びT5は実質的には互いに一致した時刻となる。
【0048】
時刻T5では、CPU123のポートP6は「1」になり、外部フラッシュ100のXe管115が発光した光はライトガイド162(図2参照)を介してフォトトランジスタ138により検出される。この検出された光が電荷としてコンデンサ137またはコンデンサ136、137に蓄積され、コンデンサ137またはコンデンサ136、137の積分電圧(符号S25)がコンパレータ145に入力される。この積分電圧はフォトトランジスタ138により検出された光の総光量に対応する。
【0049】
コンパレータ145では、コンデンサ137またはコンデンサ136、137の積分電圧がCPU123のポートPdaから出力された基準電圧(符号S28)と比較される。この基準電圧よりも積分電圧が大きくなると、すなわちXe管115の発光した総光量が適正発光量に達すると、コンパレータ145の出力レベルが「1」(符号S30)になり、CPU123のポートP8が「1」になる(時刻T6)。これに応じてCPU123では、ポートP1が「0」にされ、IGBT117がオフされて、Xe管115の発光が停止せしめられる。このようにして外部フラッシュ100の発行量がガイドナンバーに対応する情報に基づいて制御され、適正発光量で被写体Aは照明され、高精度な露出による撮影が行なわれる。
【0050】
なお外部フラッシュ100には他の露出条件の情報ではなく、ガイドナンバー(光量)の情報が伝達され、適正発光量が高精度に求められるので、できるだけ正確にXe管115の発光した光量を検出することにより露出の精度をさらに向上させることができる。したがって図2に示すライトガイド162が設けられており、Xe管115の発光した光はライトガイド162を介して略直接的にフォトトランジスタ138に導かれて、このフォトトランジスタ138により検出される。フォトトランジスタ138では被写体Aからの反射光も検出されるが、ライトガイド162を介したXe管115とフォトトランジスタ138の間の光路は短く、ライトガイド162を介したXe管115からの光の光量は被写体Aからの反射光の光量に比べて、充分大きいので、被写体Aからの反射光の光量は無視できる。したがってフォトトランジスタ138による検出光の総光量は実質的にはXe管115からの直接的な光の光量に等しいとみなすことができる。すなわちフォトトランジスタ138による検出光の総光量はXe管115の総発光量に対応し、フォトトランジスタ138によりXe管115の発光量を正確に検出できる。
【0051】
以上のように、交信時、カメラ10の内蔵フラッシュ16は2回発光される。これにより外部フラッシュ100にはガイドナンバーの情報と発光タイミングとが伝達され、外部フラッシュ100の発光量と発光タイミングが制御される。したがってカメラ10の制御により外部フラッシュを用いて適正な光量および発光タイミングで被写体Aは照明され、高精度な露出による撮影が行なわれる。なおカメラ10の内蔵フラッシュ16を2回以上発光させて外部フラッシュと交信を行なう構成としてもよい。この場合何れか1回の発光により発光タイミングが伝達され、何れか2回の発光の時間間隔でガイドナンバーの情報が伝達される。また交信時には、内蔵フラッシュ16はシャッタ開放制御中に外部フラッシュ100との交信のために2回発光せしめられるが、これらの発光は比較的低光量で行なわれるので、露出には影響を及ぼさない。
【0052】
図7を参照してカメラ10の動作について説明する。図7はカメラ10の動作を示すメインルーチンのフローチャートである。このメインルーチンはカメラ10に電池が装填されることによって実行開始され、電源のオン/オフに関わらず、ループ処理が繰り返される。
【0053】
ステップS201において、CPU40の各ポート、RAMおよび各レジスタが初期化される。ステップS202において、巻戻しスイッチ34がオンに切替えられたか否かが判定される。巻戻しスイッチ34がオンに切替えられたと判定されたとき、ステップS203の強制巻戻し処理ルーチンが実行される。すなわちフィルムが強制的に巻戻され、フィルム給送検出部28によりフィルムの給送が検出され、フィルムの給送は終了する。一方ステップS202において、巻戻しスイッチ34がオフ状態であると判定されたとき、ステップS204において、裏蓋スイッチ36が変化したか否かが判定される。裏蓋スイッチ36が変化したと判定されたとき、ステップS205の裏蓋開閉処理ルーチンが実行される。この裏蓋開閉処理ルーチンではカメラ10の裏蓋が閉じられたとき、フィルム給送部42によりフィルムの1コマ目までの頭出しが行なわれ、カメラ10の裏蓋が開けられたとき、フィルムの枚数を計数するためのフィルムカウンタが「0」に設定される。
【0054】
一方ステップS204において裏蓋スイッチが変化していないと判定されたとき、ステップS206において、カメラ10の電源がオン状態であるか否かが判定される。電源がオン状態ではないとき、ステップS207で電源スイッチ13がオンであるか否かが判定される。電源スイッチ13がオフ状態であるとき、ステップS202の処理が再び実行される。一方電源スイッチ13がオンに切替えられると、ステップS208の電源オン処理ルーチンが実行され、レンズ鏡筒23およびレンズ24が繰り出され、カメラ10は撮影可能な状態になる。
【0055】
これに対しステップS206で電源がオン状態であると判定されたとき、ステップS209において電源スイッチ13がオフに切替えられたか否かが判定される。電源スイッチ13がオフに切替えられたと判定されたとき、ステップS210の電源オフ処理ルーチンが実行され、レンズ鏡筒23およびレンズ24が収納されて、各機能の設定が初期化される。一方ステップS209で電源スイッチがオン状態であるとき、ステップS217において、フラッシュ切替スイッチ11が押下されたか否かが判定される。フラッシュ切替スイッチ11が押下されたと判定されたとき、ステップS218のフラッシュ設定処理ルーチンが実行され、フラッシュ切替スイッチ11が押下される度に、自動内蔵フラッシュモード、内蔵フラッシュオフモード、内蔵フラッシュオンモード、外部フラッシュモードが順次切替えられる。
【0056】
ステップS217においてフラッシュ切替スイッチ11が押下されていないと判定されたとき、ステップS219で測光スイッチがオンにされたか否かが、すなわちレリーズボタン12が半押しされたか否かが判定される。レリーズボタン12が半押しされたと判定されたとき、ステップS220の撮影処理ルーチンが実行され、設定されているモードに応じて内蔵フラッシュ16または外部フラッシュ100が用いられ、撮影が行なわれる。この撮影処理ルーチンの詳細は後述する。一方ステップS219で測光スイッチがオンにされていないと判定されたとき、ステップS221において、内蔵フラッシュ16のメインコンデンサを充電するための充電要求フラグfが「1」であるか否かが判定される。充電要求フラグが「1」ではないと判定されたとき、ステップS202の処理が実行される。これに対し充電要求フラグfが「1」であるとき、すなわち内蔵フラッシュ16のメインコンデンサを充電するとき、ステップS222のメイン充電処理ルーチンが実行される。メイン充電処理ルーチンは電源オン処理ルーチンの実行後や内蔵フラッシュ16を用いた撮影後に行なわれ、そこでは内蔵フラッシュ16を発光可能な状態にするために、内蔵フラッシュ16のメインコンデンサが充電される。このメイン充電処理ルーチンが終了すると、メインルーチンのステップS202の処理が再び実行される。
【0057】
なおメインルーチンでは、ステップS203、S205、S208、S210、S218、S220の処理がそれぞれ終了すると、ステップS202の処理が再び実行される。
【0058】
図8、図9はメインルーチンのステップS220で行なわれる撮影処理ルーチンを示すフローチャートである。
【0059】
ステップS241において、測距処理ルーチンが実行され、測光・測距センサ20の検出信号が測距回路21に入力され、そこで検出信号を用いて被写体までの距離が測定される。この被写体までの距離が距離データとして読取られる。なおこの距離データを用いて後述のフォーカス制御等が行なわれる。
【0060】
ステップS242において、読取られた距離データが許容データ範囲以内であるか否かが判定される。つまり被写体が合焦可能な範囲以内にあるか否かの判定が行なわれる。読取られた距離データが許容データ範囲以内であるとき、ステップS243において、撮影可能であることを報知するために、緑ランプ64が点灯せしめられ、これに対し距離データが許容データ範囲以内ではないとき、ステップS244において、撮影不可能であることを警告するために、緑ランプ64が点滅せしめられる。
【0061】
緑ランプ64の点灯または点滅により測距結果が報知されると、ステップS245において測光処理ルーチンが実行される。この測光処理ルーチンでは、測光・測距センサ20の検出信号が測光回路22に入力され、そこで検出信号を用いて被写体の輝度が測定される。この測定された被写体の輝度が輝度データとして測光回路22から読取られる。ステップS246において、AE演算処理ルーチンが実行される。このAE演算処理ルーチンでは、輝度データを用いて露出量が算出され、自動内蔵フラッシュモード時に内蔵フラッシュ16を発光させるか否かが判断される。なおAE演算処理ルーチンの詳細は後述する。
【0062】
ステップS247において、フラッシュ発光フラグf2が「1」であるか否かが判定される。このフラッシュ発光フラグf2は、被写体Aの露出のため、または外部フラッシュ100との交信のために、内蔵フラッシュ16を発光させるか否かを示すものであり、「1」が設定されているときは、内蔵フラッシュ16を発光することを示し、「0」が設定されているときは、内蔵フラッシュ16を発光させないことを示す。フラッシュ発光フラグf2が「1」ではないと判定されたとき、ステップS252の処理が実行される。これに対しフラッシュ発光フラグf2が「1」であると判定されたとき、ステップS248において、撮影充電処理ルーチンが実行され、内蔵フラッシュ16のメインコンデンサが充電され、ステップS249で充電が正常に行なわれたか否かが判定される。撮影充電処理ルーチンの実行中に、レリーズボタン12の半押しが解除された場合等の充電が正常に行なわれなかったときは、ステップS250において、緑ランプ64と赤ランプ62の双方が消灯せしめられ、撮影処理ルーチンが終了する。一方ステップS249で充電が正常に行なわれたと判定されたとき、ステップS252の処理が実行される。
【0063】
ステップS252では、測光スイッチがオンされているか否か、すなわちレリーズボタン12が半押しされているか否かが判定される。ステップS253では、レリーズスイッチがオンされているか否か、すなわちレリーズボタン12が全押しされているか否かが判定される。このステップS252からステップS253の処理では、レリーズボタン12が半押しから全押しに移行されたか否かが判定され、レリーズボタン12が全押しされるまで、ステップS252からステップS253の処理が繰り返される。レリーズボタン12が全押しされず、レリーズボタン12の半押しが解除されたと判定されたときは、ステップS250で緑ランプ64と赤ランプ62の双方が消灯せしめられ、撮影処理ルーチンが終了する。一方レリーズボタン12が全押しされると、ステップS256からの一連の処理により撮影が行なわれる。
【0064】
ステップS256において、緑ランプ64と赤ランプ62の双方が消灯せしめられ、ステップS257で、フラッシュ発光フラグf2が「1」に設定されているか否かが判定される。フラッシュ発光フラグf2が「1」に設定されていると判定されたとき、ステップS260において、FM演算処理ルーチンが実行される。このFM演算処理ルーチンでは撮影データ・フィルム感度データ・充電電圧データに基づいて内蔵フラッシュ16または外部フラッシュ100の露出条件が算出される。このFM演算処理ルーチンの詳細は後述する。一方ステップS257においてフラッシュ発光フラグf2が「1」に設定されていないと判定されたとき、内蔵フラッシュ16または外部フラッシュ100の発光は行なわないので、FM演算処理ルーチンを実行せずに、ステップS261の処理が実行される。
【0065】
ステップS261では、フォーカスドライブ処理ルーチンが実行され、測距結果である距離データに従ってフォーカス用モータM2が駆動され、フォーカスレンズが合焦せしめられる。ステップS262では後述する露出制御処理ルーチンが実行され、AE演算処理ルーチンの演算結果に応じてシャッタ用モータM3が駆動され、露出が行なわれる。これとともに内蔵フラッシュ16または外部フラッシュ100を発光させる必要がある場合は、FM演算処理ルーチンにより算出された露出条件に応じてフラッシュ発光が制御される。
【0066】
ステップS263において、フォーカスリターン処理ルーチンが実行され、フォーカスドライブ処理ルーチンにより駆動されたレンズが初期位置まで戻される。ステップS264では巻上げ処理ルーチンが実行され、撮影後に1コマ分のフィルムが巻上げられる。1コマ分のフィルムの巻上げが終了すると、この撮影処理ルーチンは終了する。一方規定時間以内に1コマ分のフィルム巻上げが終了しないときは、ステップS265において、フィルムが終了したものと判断し、ステップS266の自動巻戻し処理ルーチンが実行され、フィルム給送モータM1の駆動によりフィルムが無くなるまで巻戻され、この撮影処理ルーチンは終了する。
【0067】
図10はメインルーチンのステップS222で行なわれるメイン充電処理ルーチンのフローチャートである。このメイン充電処理ルーチンは電源オン処理ルーチンの実行後、または内蔵フラッシュ16の発光後に行なわれ、このルーチンではメインコンデンサがフル充電される。
【0068】
ステップS281において、内蔵フラッシュ16の充電時間を計測するためのタイムアップ時間10秒のタイマーがスタートする。ステップS282で、内蔵フラッシュ16の充電信号がオンされ、内蔵フラッシュ16の充電が開始される。ステップS283において、充電電圧チェック処理ルーチンが実行され、内蔵フラッシュ16のメインコンデンサの充電電圧が充電電圧データとして検出される。ステップS284において、充電電圧が330V以上であると判定されるか、ステップS285において、タイマーがタイムアップして、充電時間が10秒を経過したときのみ、ステップS287で、充電要求フラグfが「0」に設定され、ステップS288において内蔵フラッシュ16のメインコンデンサの充電が終了せしめられ、メイン充電処理ルーチンは終了し、メインルーチンに戻る。一方、ステップS284において充電電圧が330Vより小さいと判定され、かつステップS285においてタイマーがタイムアップしていないと判定されたとき、ステップS286において何れかのスイッチ操作が行なわれたか否かが判定される。何れかのスイッチ操作が行なわれたときは、一旦内蔵フラッシュ16のメインコンデンサの充電が停止せしめられ、メイン充電処理ルーチンが終了し、メインルーチンに戻る。この場合は充電要求フラグfが「0」に設定されていないので、スイッチ操作に対応した処理が実行されると、再度このメイン充電処理ルーチンが実行され、内蔵フラッシュ16のメインコンデンサの充電が続行される。
【0069】
図11は撮影処理ルーチンのステップS248で行なわれる撮影充電処理ルーチンのフローチャートである。この撮影充電処理ルーチンでは内蔵フラッシュ16の発光が必要なとき、充電電圧が発光可能なレベルであるか否かが判定され、発光可能なレベルではないとき、内蔵フラッシュ16のメインコンデンサの充電が行なわれる。
【0070】
詳述すると、ステップS301において、赤ランプ62が点滅せしめられ、撮影者に内蔵フラッシュ16の充電が必要であり、すぐに撮影ができないことが警告される。ステップS302において内蔵フラッシュ16の充電時間を計測するためのタイムアップ時間10秒のタイマーがスタートする。ステップS303において内蔵フラッシュ16のメインコンデンサの充電が開始される。
【0071】
ステップS304で充電電圧チェック処理ルーチンが実行され、内蔵フラッシュ16のメインコンデンサの充電電圧が充電電圧データとして検出され、ステップS307で充電電圧が270V以上であるか否かが判定される。充電電圧が270V以上であれば、ステップS308において、内蔵フラッシュ16のメインコンデンサの充電が終了せしめられ、ステップS309において、内蔵フラッシュ16のメインコンデンサの充電が完了し、内蔵フラッシュ16が発光可能になったことを報知するために、赤ランプ62が点灯せしめられ、撮影充電処理ルーチンは終了する。このとき充電は正常に終了している。
【0072】
一方ステップS307において、充電電圧が270Vより小さいと判定されたとき、ステップS311で、タイマーがタイムアップしたか否かが判定され、タイマーがタイムアップしていないとき、ステップS312において測光スイッチがオフされたか否かが、すなわちレリーズボタン12の半押しが解除されたか否かが判定される。レリーズボタン12の半押しが解除されていないときはステップS304の処理が実行され、内蔵フラッシュ16のメインコンデンサの充電が継続される。これに対しステップS311でタイマーがタイムアップしたとき、ステップS314で内蔵フラッシュ16のメインコンデンサの充電が終了せしめられ、ステップS315で赤ランプ62が消灯せしめられ、撮影処理ルーチンに戻る。この場合充電が正常に終了していないため、撮影処理では撮影が許可されない。またステップS312でレリーズボタン12の半押しが解除されたときは、ステップS313において次回撮影時のために充電を行なうように充電要求フラグfが「1」に設定され、ステップS314で充電が終了せしめられる。そしてステップS315において赤ランプ62が消灯せしめられ、撮影充電処理ルーチンは終了する。
【0073】
図12は撮影処理ルーチンのステップS246で行なわれるAE演算処理ルーチンのフローチャートである。このAE演算処理ルーチンでは、測光結果である輝度データを用いて露出量が算出され、輝度データとモード設定とから内蔵フラッシュ16または外部フラッシュ100の発光が必要か否かが判定される。
【0074】
ステップS331では、測光回路22により取得された輝度データBV 、DXコード検出部26により検出されたフィルム感度データSV から露出量EV が(1)式により算出される。
EV =BV +SV ・・・(1)
ステップS332では、算出された露出量EV がシャッタ制御による露出量の最大値EVMAXよりも大きいか否かが判定され、露出量EV が最大値EVMAXより大きい場合のみ、ステップS333において露出量EV が最大値EVMAXに設定される。なお、露出量EV 、輝度データBV 、フィルム感度データSV は何れもAPEX値である。
【0075】
ステップS334からステップS345において、設定されているモードに合せて、内蔵フラッシュ16を発光させるためのフラッシュ発光フラグf2が設定される。詳述すると、ステップS334において内蔵フラッシュオフモードが設定されているか否かが判定され、内蔵フラッシュオフモードが設定されているとき、内蔵フラッシュ16を発光する必要がないので、ステップS335においてフラッシュ発光フラグf2が内蔵フラッシュ16を発光しないことを示す「0」に設定される。そしてステップS336において、露出量EV が最長シャッタ速度により定まる露出量の最小値EVMINよりも小さいか否かが判定され、露出量EV が最小値EVMINより小さければ、ステップS337で露出量EV が最小値EVMINに設定され、AE演算処理ルーチンは終了する。
【0076】
一方ステップS334からステップS338において、内蔵フラッシュオンモードまたは外部フラッシュモードが設定されていると判定されたとき、ステップS339においてフラッシュ発光フラグf2が内蔵フラッシュ16の発光を示す「1」に設定され、ステップS340において露出量EV が手ブレ限界速度により定まる基準露出量EVAUTO より小さければ、露出量EV が基準露出量EVAUTO に変更され、そうでなければ、露出量EV の値は変更せずに、AE演算処理ルーチンは終了する。
【0077】
これに対しステップS338において内蔵フラッシュオンモードにも外部フラッシュモードにも設定されていないとき、すなわち自動内蔵フラッシュモードが設定されているとき、ステップS342でフラッシュ発光フラグf2が「0」に設定され、ステップS343において、露出量EV が手ブレ限界速度により定まる基準露出量EVAUTO よりも小さいか否かが判定される。この基準露出量EVAUTO は内蔵フラッシュ16を発光させるか否かを判定する基準値であり、露出量EV が基準露出量EVAUTO よりも小さければ、ステップS344においてフラッシュ発光フラグf2が内蔵フラッシュ16を発光させることを示す「1」に設定される。そしてステップS345において露出量EV が基準露出量EVAUTO に設定され、AE演算処理ルーチンは終了する。なお露出量EV が基準露出量EVAUTO 以上であるとき、フラッシュ発光フラグf2は内蔵フラッシュ16を発光しないことを示す「0」に設定されたままAE演算処理ルーチンが終了する。
【0078】
図13は撮影処理ルーチンのステップS260で行なわれるFM演算処理ルーチンのフローチャートである。このFM演算処理ルーチンでは距離データ、充電電圧データ、フィルム感度データに基づいてフラッシュ発光時のシャッタ口径に対応する第1または第2の絞り値が算出される。
【0079】
ステップS361では、AE演算処理ルーチンで算出された露出量EV から絞り値AVPEAK が算出される。この絞り値AVPEAK は露出量EV により定まるシャッタ口径(最大口径)に対応している。図14に露出量EV と絞り値AVPEAK の関係を示す。例えば露出量EV が「11」であるとき、絞り値AVPEAK は「3.5」である。この露出量EV と絞り値AVPEAK との対応表が予めCPU40に設けられるメモリ(不図示)上に作成されており、その対応表を参照することにより絞り値AVPEAK は求められる。
【0080】
ステップS362では、外部フラッシュモードが設定されているか否かが判定され、外部フラッシュモードが設定されているときは、ステップS363で外部フラッシュ100を発光させるときのシャッタ口径に対応する絞り値AV が絞り値AVPEAK に設定される。既に述べているように、この外部フラッシュ100を発光させるときの絞り値AV が第2の絞り値AV とされる。ステップS364では、距離データをDとしたとき、第2の絞り値AV 、距離データD、フィルム感度データSV を用いて外部フラッシュ100のガイドナンバー(光量)GnoEが(2)から(3)式により算出される。
FnoE=2((Av-Sv+5)/2) ・・・(2)
GnoE=D×FnoE ・・・(3)
ここでFnoEはFナンバー(絞り値)である。ステップS364において外部フラッシュ100のガイドナンバーGnoEが算出されると、FM演算処理ルーチンは終了する。
【0081】
一方ステップS362において、外部フラッシュモードが設定されていないと判定されたとき、ステップS366において、充電電圧チェック処理ルーチンが実行され、内蔵フラッシュ16のメインコンデンサの充電電圧が充電電圧データとして検出される。ステップS367では測距回路21により得られた距離データD、充電電圧データ、DXコード検出部26により検出されたフィルム感度データSV を用いて、内蔵フラッシュ16を露出用に発光させるときのフラッシュ発光口径に対応する第1の絞り値AV が算出される。ガイドナンバー(光量)をGno、エフナンバー(絞り値)をFnoとしたとき、(4)式によりエフナンバーFnoが算出され、(5)式により第1の絞り値AV が算出される。
Fno=Gno/D ・・・(4)
AV =2×log(Fno)/log(2)+(SV −5)・・・(5)
なおガイドナンバーGnoは充電電圧との関係を示すCPU40のメモリ上の対応表から求められる。
【0082】
ステップS368からステップS369において、算出された第1の絞り値AV が最大口径に対応する絞り値AVPEAK より小さいときのみ、第1の絞り値AV は絞り値AVPEAK に変更される。ステップS370からステップS371において、第1の絞り値AV が小絞り側のシャッタ制御限界AVMAXを超えている場合、第1の絞り値AV はシャッタ制御限界AVMAXに設定され、FM演算処理ルーチンは終了する。なおFM演算処理ルーチンにおいて絞り値AVPEAK 、第1の絞り値AV 、第2の絞り値AV は、APEX値であり、それぞれシャッタ口径に対応している。これらの絞り値AVPEAK 、第1の絞り値AV 、第2の絞り値AV が大きいほど、シャッタ口径は小さくなる。
【0083】
図15、図16は撮影処理ルーチンのステップS262で行なわれる露出制御処理ルーチンのフローチャートである。この露出制御処理ルーチンでは、露出量EV に基づいてシャッタが制御され、同時に第1の絞り値AV に基づいて内蔵フラッシュ16の露出用の発光が制御され、第2の絞り値AV およびガイドナンバーGnoEに基づいて内蔵フラッシュ16の交信用の発光が制御される。
【0084】
ステップS401において、AE演算処理ルーチンで決定された露出量EV に基づいて、シャッタ用モータM3の駆動によりシャッタを開放する開放時間TEV が算出される。なお露出量EV と開放時間TEV の関係を図14に示す。カメラ10の露出制御では露出開始から開放時間TEV の間だけシャッタが開放せしめられ、開放時間TEV の経過後にシャッタが閉じ始める。すなわち露出は開放時間TEV のみにより決定される。
【0085】
ステップS402において、フラッシュ発光フラグf2が「1」に設定されているか否かが判定され、フラッシュ発光フラグf2が「1」には設定されていないとき、ステップS408の処理が実行され、フラッシュ発光フラグf2が「1」に設定されているとき、ステップS403からステップS407の処理が実行される。
【0086】
ステップS403では、第1の絞り値AV または第2の絞り値AV からトリガ出力時間Ttrg が算出される。このトリガ出力時間Ttrg は露出開始から内蔵フラッシュ16または外部フラッシュ100を発光させるトリガを出力するまでの時間であって、シャッタ口径が第1の絞り値AV に対応するフラッシュ発光口径または第2の絞り値AV に対応する最大口径に達するまでの時間である。このトリガ出力時間Ttrg と第1の絞り値AV または第2の絞り値AV との関係を図17に示す。なお外部フラッシュモード時には、トリガ出力時間Ttrg はシャッタの開放時間TEV と同一である。
【0087】
ステップS404では、外部フラッシュモードが設定されているか否かが判定される。外部フラッシュモードが設定されているとき、外部フラッシュ100への出力情報であるガイドナンバーGnoEが内蔵フラッシュ10の2回の発光の時間間隔として伝達されるため、ステップS405において、ガイドナンバーGnoEに対応する発光の時間間隔TGnoが求められる。図18にガイドナンバーGnoEと発光の時間間隔TGnoとの対応表を示す。この対応表は予めCPU40に設けられるメモリ(不図示)上に作成されており、この対応表を参照することにより発光の時間間隔TGnoが求められる。
【0088】
内蔵フラッシュ16の2回目の発光は外部フラッシュ100への発光のトリガ信号であるため、ステップS403で求めたトリガ出力時間Ttrg は内蔵フラッシュ10が2回目に発光するタイミングとなる。したがって内蔵フラッシュ16の1回目の発光はトリガ出力時間Ttrg よりも時間間隔TGnoだけ前に行なわ る必要がある。そこでステップS406において、内蔵フラッシュ16の1回目の発光タイミングを示す時間Taと、内蔵フラッシュ16の1回目の発光から2回目の発光までの時間Tbとが設定される。この時間Taはトリガ出力時間Ttrg から時間間隔TGnoを減じることにより求められ、時間TbはガイドナンバーGnoEに対応した時間間隔TGnoに設定される。
【0089】
一方ステップS404において、外部フラッシュモードが設定されていないと判定されたとき、ステップS407において、内蔵フラッシュ10の発光タイミングを示す時間Taがトリガ出力時間Ttrg に設定され、内蔵フラッシュ10の発光を継続する時間Tbが10msec に設定される。
【0090】
ステップS408では、シャッタ部46によりシャッタ用モータM3が駆動され、露出を行なうためにシャッタの開放が開始される。ステップS409では、露出制御のタイミングの基準となるシャッタスイッチ32がオンされるまで待機する。シャッタスイッチ32はシャッタが開放し始める位置A(図14参照)でオンされるように調整されており、シャッタスイッチ32がオンされたと判定されると、ステップS410において、タイマー1が開放時間TEV に設定される。
【0091】
ステップS411からステップS413において、フラッシュ発光フラグf2が「1」に設定されているとき、内蔵フラッシュ16へのトリガを出力するためのタイマー2が設定される。すなわちステップS412においてタイマー2が時間Taに設定され、ステップS413においてタイマー2の割り込みが許可される。時間Taは外部フラッシュモードでは外部フラッシュ100との交信を行なうための内蔵フラッシュ16の1回目の発光までの時間であり、外部フラッシュモード以外では露出のために内蔵フラッシュ16を発光させるまでの時間である。
【0092】
ステップS414では、タイマー1がタイムアップするまで待機状態になる。すなわちシャッタの開放時間TEV を経過するのが待たれる。通常この間にタイマー2がタイムアップして、内部フラッシュ16の発光が行なわれる。
【0093】
ステップS414でタイマー1がタイムアップすると、シャッタは絞り値AVPEAK に対応する最大口径に達しており、ステップS415においてシャッタ用モータM3が逆回転で駆動されることによりシャッタが高速で閉じられ、ステップS416でシャッタスイッチ32がオフされたと判定されるまで、シャッタ用モータM3の逆回転が継続される。ステップS416でシャッタスイッチ32がオフされたと判定されると、さらにステップS417で50msec の間、シャッタ用モータM3の駆動が継続され、ステップS418においてシャッタモータが停止せしめられて、露出制御処理ルーチンは終了する。
【0094】
図19はタイマー2割り込み処理を示すフローチャートである。このタイマー2割り込み処理は露出制御処理ルーチンのステップS412でスタートされたタイマー2が時間Taを経過すると、実行される。またこのタイマー2割り込み処理でも、タイマー2がスタートされるため、1回の露出動作でタイマー2割り込み処理は2回実行される。
【0095】
ステップS431において外部フラッシュモードが設定されていないときは、ステップS432からステップS436において内部フラッシュ16の露出のための発光制御が行なわれる。ステップS432において、今回のタイマー2割り込み処理が1回目の割り込み処理であるか否かが判定される。今回の割り込み処理が1回目の割り込み処理であると判定されると、ステップS433において、次回タイマー割込み時間として時間Tb(10msec )が設定されて、タイマー2がスタートする。そしてステップS434において、内蔵フラッシュ16のトリガ信号がオンされ、内蔵フラッシュ16の発光が開始されて、タイマ−2割り込み処理は終了する。
【0096】
一方ステップS432において、今回の割り込み処理が1回目の割り込み処理ではないと判定されるとき、すなわち内蔵フラッシュ16の発光が開始され、10msec が経過したとき、ステップS435においてタイマー2の割り込みが禁止される。そしてステップS436において内蔵フラッシュ16のトリガ信号がオフされ、内蔵フラッシュ16の発光が停止せしめられ、タイマー2割り込み処理は終了する。以上のように外部フラッシュモード以外のモードでは、内蔵フラッシュ16を発光させるとき、内蔵フラッシュ16に10msec のトリガパルスを出力することになるが、この10msec の時間は発光用のメインコンデンサの充電エネルギーを充分に使い切ることのできる時間である。
【0097】
これに対しステップS431において外部フラッシュモードが設定されていると判定されたとき、ステップS438で今回の割り込み処理が1回目の割り込み処理であるか否かが判定される。今回の割り込み処理が1回目の割り込み処理ならば、ステップS439で外部フラッシュ100への交信用の内蔵フラッシュ16の2回目の発光までの時間Tb(時間間隔TGno)がタイマー2に設定され、タイマー2がスタートし、ステップS441の処理が実行される。
【0098】
一方ステップS438において、今回の割り込み処理が1回目の割り込み処理ではないと判定されたとき、すなわち内蔵フラッシュ16の2回目の発光を行なうとき、ステップS440において、タイマ−2の割り込みが禁止される。
【0099】
ステップS441からステップS443において、内蔵フラッシュ16の発光が100μsec の間だけ行なわれ、このタイマー2割り込み処理は終了する。この100μsec の発光は内蔵フラッシュ16の発光用のメインコンデンサの充電エネルギーのうち極僅かな量だけを消費するものであり、2回のタイマー2割り込み処理の実行により内蔵フラッシュ16は2回比較的低光量で発光せしめられる。
【0100】
以上のようにカメラ10では内蔵フラッシュ16の発光が制御される。外部フラッシュモード時には、内部フラッシュ16は2回発光され、その2回の発光の時間間隔TGnoがガイドナンバーGnoEに対応しており、2回目の発光が外部フラッシュ100の発光タイミングとなる。この内蔵フラッシュ16の発光が外部フラッシュ100により検出され、ガイドナンバーGnoEに対応する情報と発光タイミングが伝達される。以下外部フラッシュ100の動作制御について説明する。
【0101】
図20、図21は外部フラッシュ100の動作を制御するメインルーチンである。このメインルーチンは電源スイッチ154がオンされたとき、あるいは電池106が装填されたときに実行される。
【0102】
ステップS101では、CPU123の各ポートが初期化される。ポートP1、P2、P4、P5、P6は出力ポートであり、ポートPdaはD/A変換出力ポートである。ポートPint 、P3、P7、P8は入力ポートである。ポートPadはA/D変換入力ポートである。ポートPa、Pb、Pcは各々複数の入出力ポートで構成され、所定の機能を果たすように設定される。
【0103】
ステップS102では、EEPROM124からフラッシュの発光補正値等のデータがポートPaに入力される。ステップS103において、外部フラッシュ100のメインコンデンサ109の充電完了を示す充電完了フラグFchargeが「0」に設定される。充電完了フラグFchargeが「0」のときは充電の完了していない状態を示す。
【0104】
ステップS104において、125msタイマー割り込みが許可される。すなわち125msec 毎に125msタイマー割り込み処理の割り込みが発生し、この125msタイマー割り込み処理では、メインコンデンサ109の充電電圧が検出され、充電が完了したか否かがチェックされる。なお125msタイマー割り込み処理の詳細は後述する。ステップS105において、充電完了フラグFchargeが「1」ではないと判定されたとき、すなわちメインコンデンサ109の充電が完了していないとき、あるいはステップS106においてワイヤレスモードが設定されていないと判定されたとき、すなわちクリップオンモードが設定されているとき、ステップS109において、カメラ10の内蔵フラッシュ16との交信と外部フラッシュ100の発光とを行なう後述のP7割り込み処理が禁止される。そしてステップS110においてCPU123のポートP4が「0」に設定され、受光回路G5に電源を接続するためのアナログスイッチ130がオフされる。またステップS110では、ポートP5、P6が「0」に設定されて、フォトトランジスタ138の駆動が停止せしめられ、ポートPadが「0」に設定されて、メインコンデンサ109の充電電圧の検出が停止せしめられる。ステップS111において外部フラッシュ100をクリップオンモードで使用するときのクリップオンフラッシュ処理が実行される。このクリップオンフラッシュ処理では従来公知であるデータ通信によって外部フラッシュ100がカメラ10により制御される。ステップS111の処理が終了すると、ステップS112の処理が実行される。
【0105】
これに対しステップS105からステップS106において、充電完了フラグFchargeが「1」であり、メインコンデンサ109の充電が完了しており、ワイヤレスモードが設定されているとき、ステップS107において、CPU123のポートP4が「1」に設定され、受光回路G5に電源を接続するためのアナログスイッチ130がオンされ、受光回路G5に電力が供給される。またポートP5が「1」に設定され、アナログスイッチ131がオンされ、コンデンサ136が充電可能な状態になる。ポートP6は「0」に設定され、アナログスイッチ132がオフされ、アナログスイッチ133、134がオンされる。このようにポートP4、P5、P6を設定することにより、ワイヤレスモード時の光信号の受信と、外部フラッシュ100の調光とが動作可能になる。ステップS108において、カメラ10の内蔵フラッシュ16との交信と外部フラッシュ100の発光とを行なう後述のP7割り込み処理が許可される。
【0106】
ステップS112において、電源スイッチ154がオフされたか否かが判定される。電源スイッチ154がオンされたままであるときは、ステップS105の処理が再び実行され、電源スイッチ154がオフされたと判定されたときは、ステップS113において、CPU123の全割り込み処理が禁止される。ステップS114では、CPU123の各ポートが再び初期化され、ステップS115でPint 割り込み処理が許可される。このPint 割り込み処理では再び電源スイッチ154がオンされたとき、メインルーチンが実行される。そしてステップS116において消費電力が略「0」となるスリープモードに設定される。
【0107】
図22は125msタイマー割り込み処理を示すフローチャートである。このタイマー割り込み処理は図20に示すメインルーチンのステップS104で割り込みを許可されると、125msec 毎に行なわれる処理である。
【0108】
ステップS120では、125msタイマー割り込み処理の割り込みが禁止される。したがってこの125msタイマー割り込み処理が実行されている間に、さらに125msタイマー割り込み処理が実行されることはない。ステップS121では、CPU123のポートP2が「1」に設定され、メインコンデンサ109への充電が開始される。ステップS122では、ポートPadのA/D変換が実行され、メインコンデンサ109の充電電圧がデジタルの充電電圧データ(A/D値)として検出される。ステップS123では、充電電圧データがステップS102でEEPROM124から読込まれた最高充電電圧Vmax (例えば330V)より大きいか否かが判定される。充電電圧データが最高充電電圧Vmax より大きいとき、すなわちメインコンデンサ109の充電が完了しているとき、ステップS124において、CPU123のポートP2が「0」に設定され、充電が終了せしめられ、ステップS128の処理が実行される。
【0109】
一方ステップS123において充電電圧データが最高充電電圧Vmax 以下であると判定されたとき、ステップS125においてA/D変換値が外部フラッシュ100の発光可能な最小電圧Vmin より大きいか否かが判定される。A/D変換値が最小電圧Vmin より大きいと判定されたとき、ステップS128の処理が実行される。
【0110】
ステップS128において、充電完了フラグFchargeが充電の完了を示す「1」に設定され、ステップS129において、表示素子群126に充電の完了が表示されて、ステップS130の処理が実行される。
【0111】
一方ステップS125において、充電電圧データが外部フラッシュ100の発光可能な最小電圧Vmin 以下であると判定されたとき、すなわち充電が完了していないとき、ステップS126において、充電完了フラグFchargeが「0」に設定され、ステップS127において、表示素子群126に充電がまだ完了していないことが表示され、ステップS130の処理が実行される。
【0112】
ステップS130において、タイマー割り込み処理の割り込みが許可され、タイマー割り込み処理は終了する。
【0113】
図6、図23および図24を参照してP7割り込み処理について説明する。このP7割り込み処理は図21に示すメインルーチンでステップS108で割り込みを許可される。そして外部フラッシュ100のフォトトランジスタ138が内蔵フラッシュ16の発光による光信号を検出して、トランジスタ143がオンされ、ポートP7が「1」になると、P7割り込み処理は実行される。
【0114】
ステップS140において、全ての割り込み処理が禁止される。ステップS141では、タイマー1がスタートする。なおこのタイマー1は125ms割り込み用のタイマーとは異なる。ステップS142では、ポートP7が「0」になるまで待機し、ポートP7が「0」になると(時刻T2)、ステップS143において、ポートP7が「1」になっているか否かが判定される。ポートP7が「1」になっていないと判定されたとき、ステップS145においてタイマー1の経過時間がガイドナンバーの制御範囲により定まる最大時間Tmax (例えば2.0msec )に達しているか否かが判定される。タイマー1の経過時間が最大時間Tmax に達していなければ、ステップS143の処理が再び実行される。一方ステップS145においてタイマー1の経過時間が最大時間Tmax に達しているとき、ステップS157の処理が実行される。
【0115】
これに対しステップS143において、ポートP7が「1」になっていると判定されたとき(時刻T3)、ステップS144において、タイマー1の経過時間がガイドナンバーGnoに対応する時間間隔TGnoに設定され、ステップS146において、時間間隔TGnoがガイドナンバーの制御範囲により定まる最小時間Tmin (例えば0.9msec )より小さいか否かが判定される。時間間隔TGnoが最小時間Tmin より小さいとき、ステップS157の処理が実行される。
【0116】
一方ステップS146において、時間間隔TGnoが最小時間Tmin 以上であるとき、ステップS147において、フォトトランジスタ143の光電感度のバラツキ、コンデンサ136、137の容量バラツキ等を補正するために、時間間隔TGnoがEEPROM124から読取られた発光補正値αを加算される。ステップS148において、補正された時間間隔TGnoに基づいて、外部フラッシュ100の適正発光量に対応する電圧レベルVGnoとポートP5のレベルとが決定される。電圧VGnoはコンパレータ145の基準電圧としてCPUのポートPdaから出力され、ポートP5は決定されたレベルに設定される。なお図18に補正された時間間隔TGnoと電圧VGnoおよびポートP5のレベルとの対応表を示す。時間間隔TGnoが「1.5」を超えるときはポートP5が「1」に設定され、アナログスイッチ131をオンすることによりコンデンサ136とコンデンサ137とが並列に接続される。これにより外部フラッシュ100の発光量に対応する積分電圧を検出するための積分回路のレンジが切替えられる。
【0117】
ステップS149において、ポートP7が「0」になるまで待機する。ポートP7が「0」になると(時刻T4)、ステップS150ではタイマー1が「0」から再スタートする。ステップS151ではポートP1が「1」に設定され、IGBT117がオンされて、外部フラッシュ100のXe管115を発光させるためのトリガがかけられ、Xe管115の発光が開始せしめられる(時刻T5)。
【0118】
ステップS152では、ポートP6が「1」に設定される。これによりアナログスイッチ133、134がオフされ、アナログスイッチ132がオンされ、コンデンサ136、137を用いた積分回路によりXe管115の発光した総光量が積分電圧として検出される。詳述すると、Xe管115の発光した光はライトガイド162を介してフォトトランジスタ138により検出され、その光に対応した電荷がコンデンサ137か、あるいはコンデンサ137、136の並列状態で蓄積される。ここでコンデンサ136の容量はコンデンサ137の容量の31倍に設定されている。ポートP5が時間間隔TGnoに対応するレベルに設定されており、このポートP5のレベルに応じてコンデンサ136の断接が決定される。ポートP5が「0」のときはコンデンサ136は接続されず、ポートP5が「1」のときはコンデンサ136はコンデンサ137に並列に接続される。これによってコンデンサ136、137による積分回路のレンジが切替えられ、積分電圧が大きくなった場合にも対応が可能である。なお図18では時間間隔TGnoが「1.5」である場合、ポートP5が「0」のときと、ポートP5が「1」のときとでは、電圧レベルVGnoは32倍の値となっているが、これはコンデンサ137の容量と、コンデンサ137、136の並列の容量との比に相当する。
【0119】
コンデンサ137またはコンデンサ136、137の並列コンデンサの積分電圧はコンパレータ145に入力され、基準電圧である電圧レベルVGnoと比較される。
【0120】
ステップS153において、ポートP8が「1」であるか否かが判定される。このポートP8のレベルはコンパレータ145の出力レベルであり、ポートP8が「0」のときは、積分電圧が基準電圧VGnoに達していない状態、すなわちXe管115の発光した総光量が適正発光量に達していない状態である。またポートP8が「1」のときは、積分電圧が基準電圧VGnoに達した状態、すなわちXe管115の発光した総光量が適正発光量に達した状態である。
【0121】
ステップS153において、ポートP8が「1」であると判定されたとき、ステップS155の処理が実行される。これに対しステップS153において、ポートP8が「1」ではないと判定されたとき、ステップS154において、Xe管115の発光時間であるタイマー1の経過時間がXe管115の最大発光時間Tflash 以上であるか否かが判定される。タイマー1の経過時間が最大発光時間Tflash より小さいときは、ステップS153の処理が再び実行され、ステップS154においてタイマー1の経過時間が最大発光時間Tflash 以上であると判定されると、ステップS155の処理が実行される。
【0122】
ステップS153において積分電圧が基準電圧VGnoに達したとき、またはステップS154においてXe管115の発光時間が最大発光時間を超えたときには、ステップS155において、ポートP1が「0」に設定され、IGBT117がオフされる。これによりXe管115の発光が停止せしめられる(時刻T6)。ここで積分電圧が基準電圧VGnoに達しているときは、Xe管115の発光量がカメラ10から伝達されたガイドナンバーに対応しており、適正発光量に達している。
【0123】
ステップS156において、再充電を要求するために、充電完了フラグFchargeが「0」に設定される。ステップS157では、タイマー1がストップされ、ステップS158では、ポートP4、P5が「1」に、ポートP6が「0」に設定され、CPU123の各ポートがP7割り込み処理を行なう前の状態に戻される。ステップS159において、全ての割り込み処理が許可され、P7割り込み処理は終了する。
【0124】
以上のように外部フラッシュ100ではカメラ10の内蔵フラッシュ16の2回目の発光がトリガとなり、Xe管115の発光が開始せしめられ、Xe管115の発光量は内蔵フラッシュ16の1回目と2回目の発光間隔に基づく適正発光量になるように制御される。
【0125】
以上の本実施形態によれば、LSカメラであるカメラ10とワイヤレスの外部フラッシュ100とは、カメラ10の内蔵フラッシュ16を2回だけ発光させることにより交信される。内蔵フラッシュ16の2回の発光の時間間隔によって露出条件を示すガイドナンバー(光量)に対応する情報が伝達され、この情報に基づく発光量で外部フラッシュ100は発光せしめられる。また内蔵フラッシュ16の2回目の発光が外部フラッシュ100の発光のトリガとなり、外部フラッシュ100の発光タイミングが制御される。このように内蔵フラッシュ16の2回の発光により容易に露出条件の情報がカメラ10から外部フラッシュ100に伝達される。また外部フラッシュ100は発光タイミングだけでなく、発光量も制御され、高精度な露出制御が行なわれる。
【0126】
さらに露出条件として外部フラッシュ100のガイドナンバー(光量)の情報が伝達されるため、外部フラッシュ100のガイドナンバーとカメラ10のエフナンバー(絞り値)とを撮影者が整合させる必要がなく、外部フラッシュ100の発光量の制御が容易に制御される。また外部フラッシュ100の発光量は、その発光源であるXe管115の発光した光量が直接的に検出されるため、より精度よく制御される。
【0127】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、カメラ本体と遠隔操作可能な外部フラッシュとにより構成されるフラッシュ制御システムにおいて、カメラ本体の内蔵フラッシュの発光に基づき外部フラッシュの発光が制御され、高精度な露出制御が行なわれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の本実施形態であるフラッシュ制御システムを示す斜視図である。
【図2】外部フラッシュの側面図である。
【図3】カメラを示すブロック図である。
【図4】外部フラッシュの一部を示すブロック図である。
【図5】外部フラッシュの一部を示すブロック図である。
【図6】カメラと外部フラッシュの交信を示すタイミングチャートである。
【図7】カメラの動作を示すメインルーチンのフローチャートである。
【図8】撮影処理ルーチンのフローチャート(前半部)である。
【図9】撮影処理ルーチンのフローチャート(後半部)である。
【図10】メイン充電処理ルーチンのフローチャートである。
【図11】撮影充電処理ルーチンのフローチャートである。
【図12】AE演算処理ルーチンのフローチャートである。
【図13】FM演算処理ルーチンのフローチャートである。
【図14】露出量と絞り値との関係を示す図である。
【図15】露出制御処理ルーチンのフローチャート(前半部)である。
【図16】露出制御処理ルーチンのフローチャート(後半部)である。
【図17】第1の絞り値または第2の絞り値とトリガ出力時間との関係を示す図である。
【図18】ガイドナンバーに対する発光の時間間隔、コンパレータの基準電圧およびCPUのポートP5の出力レベルの対応表である。
【図19】タイマー2割り込み処理ルーチンのフローチャートである。
【図20】外部フラッシュの動作を示すメインルーチンのフローチャート(前半部)である。
【図21】外部フラッシュの動作を示すメインルーチンのフローチャート(後半部)である。
【図22】125msタイマー割り込み処理のフローチャートである。
【図23】P7割り込み処理のフローチャート(前半部)である。
【図24】P7割り込み処理のフローチャート(後半部)である。
【符号の説明】
10 カメラ
16 内蔵フラッシュ
100 外部フラッシュ
115 Xe管(発光源)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a flash control system including a camera body and an external flash that can be remotely operated by a signal transmitted from the camera body.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in a flash control system including a lens shutter (LS) camera and an external flash, light emission of the external flash is controlled by a so-called slave method, and light emission of the built-in flash mounted on the LS camera is a trigger. The external flash emits light with a certain amount of light.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In such a flash control system, the external flash only emits light with a constant light amount, and only the light emission timing is changed. Therefore, high-accuracy exposure is performed in response to shooting conditions that vary depending on the shooting distance and the like. It was difficult.
[0004]
An object of the present invention is to provide a highly accurate exposure control by controlling the light emission of an external flash based on the light emission of a built-in flash of the camera body in a flash control system comprising a camera body and a remotely operable external flash. And
[0005]
[Means for Solving the Problems]
A flash control system according to the present invention is a flash control system that performs shooting by remotely operating an external flash separated from a camera using an optical signal from the camera. A camera light source and a calculation means for calculating, after the start of exposure, when the shutter reaches the maximum aperture corresponding to the aperture value based on the photometric result as the flash timing of the external flash, and calculating the flash amount of the external flash based on the guide number And an optical signal generating means for causing the camera light source to emit light twice by the first light emission and the subsequent second light emission in one exposure operation, and the optical signal generation means emits the timing of the second light emission. The timing is set, the light emission interval between the first light emission and the second light emission is determined based on the light emission amount, and the timing of the first light emission is set retroactively by the light emission interval from the timing of the second light emission. External flash is transmitted by optical signal, flash light source, optical signal detection means to detect optical signal from camera Flash according to the flash interval Light emission amount control means for controlling the light emission amount of the light source, and an optical signal Of the second emission of At the timing flash And a light emission timing control means for emitting light from the light source.
[0006]
Preferably external flash But It has a light emission interval measuring means for measuring the light emission interval of the optical signal, and the light signal detecting means Second light emission in the optical signal Is detected, the light emission timing control means starts to emit light from the flash light source, and the light emission amount control means By means of measuring the emission interval With the amount of light emission according to the measured light emission interval flash Turn on the light source. This In the case of The external flash has a light emission amount detecting means for detecting the light emission amount of the flash light source, Light emission timing control means But After the flash emission source emits light, when the emission amount of the flash emission source detected by the emission amount detection unit reaches the emission amount corresponding to the emission interval measured by the emission interval measurement unit, the emission amount control unit Stops flashing of.
[0009]
The camera according to the present invention is determined according to the exposure amount based on the photometric result. External flash A calculation means for calculating the light emission timing and information corresponding to the guide number; A camera light source is provided, and an optical signal is generated by causing the camera light source to emit light twice of a first light emission and a subsequent second light emission. Optical signal generating means The optical signal generation means sets the second light emission timing to the flash light emission timing, sets the light emission interval between the first light emission and the second light emission based on the guide number, and sets the timing of the first light emission. Set by going back the emission interval from the timing of the second emission, and let the optical signal be emitted to the outside It is characterized by that.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 shows a flash control system according to this embodiment, and this flash control system includes a
[0012]
The
[0013]
On the
[0014]
The
[0015]
FIG. 2 is a side sectional view of the
[0016]
A part of the
[0017]
Refer to FIG. 1 again. When the external flash mode is set by depressing the
[0018]
The electrical configuration of the
[0019]
The
[0020]
The
[0021]
The built-in
[0022]
When the automatic built-in flash mode, built-in flash on mode, or external flash mode is selected by the
[0023]
The DX
[0024]
The
[0025]
When the
[0026]
When the
[0027]
When the built-in flash on mode or automatic built-in flash mode is set by pressing the
[0028]
On the other hand, when the external flash mode is set by pressing the
[0029]
The electrical configuration of the
[0030]
Ports P1 and P2 and ports P4 to P6 of the
[0031]
The booster circuit G1 is provided with a
[0032]
When the port P2 of the
[0033]
The charging voltage detection circuit G2 detects the charging voltage of the
[0034]
The light emitting circuit G3 has a xenon (Xe)
[0035]
The light receiving circuit G5 corresponds to the
[0036]
When the charging of the
[0037]
When the light receiving circuit G5 is capable of detecting light and the built-in
[0038]
When the port P6 of the
[0039]
The light detected by the
[0040]
When the
[0041]
FIG. 6 is a timing chart showing communication between the
[0042]
At time T1, the built-in
[0043]
From time T1 to time T2, the built-in
[0044]
When the light emission of the built-in
[0045]
Time interval TG from time T1 no When time T3 elapses, the built-in
[0046]
In the
[0047]
In the timing chart of FIG. 6, after the port P7 changes to “1” for the second time, that is, after the built-in
[0048]
At time T5, the port P6 of the
[0049]
In the
[0050]
Note that information on the guide number (light amount) is transmitted to the
[0051]
As described above, the built-in
[0052]
The operation of the
[0053]
In step S201, each port, RAM, and each register of the
[0054]
On the other hand, when it is determined in step S204 that the back cover switch has not changed, it is determined in step S206 whether or not the
[0055]
On the other hand, when it is determined in step S206 that the power is on, it is determined in step S209 whether or not the
[0056]
When it is determined in step S217 that the
[0057]
In the main routine, when the processes of steps S203, S205, S208, S210, S218, and S220 are completed, the process of step S202 is executed again.
[0058]
8 and 9 are flowcharts showing the photographing process routine performed in step S220 of the main routine.
[0059]
In step S241, a distance measurement routine is executed, and a detection signal from the photometry /
[0060]
In step S242, it is determined whether or not the read distance data is within the allowable data range. That is, it is determined whether or not the subject is within a focusable range. When the read distance data is within the allowable data range, in step S243, the
[0061]
When the distance measurement result is notified by turning on or blinking the
[0062]
In step S247, it is determined whether or not the flash emission flag f2 is “1”. This flash emission flag f2 indicates whether or not the built-in
[0063]
In step S252, it is determined whether or not the photometry switch is turned on, that is, whether or not the
[0064]
In step S256, both the
[0065]
In step S261, a focus drive processing routine is executed, and the focus motor M2 is driven according to the distance data that is the distance measurement result, and the focus lens is brought into focus. In step S262, an exposure control process routine, which will be described later, is executed, and the shutter motor M3 is driven according to the calculation result of the AE calculation process routine to perform exposure. At the same time, when the built-in
[0066]
In step S263, a focus return process routine is executed, and the lens driven by the focus drive process routine is returned to the initial position. In step S264, a winding process routine is executed, and one frame of film is wound after shooting. When the film winding for one frame is finished, this photographing processing routine is finished. On the other hand, if the film winding for one frame is not completed within the specified time, it is determined in step S265 that the film has been completed, the automatic rewinding processing routine in step S266 is executed, and the film feeding motor M1 is driven. The film is rewound until the film runs out, and this photographing processing routine ends.
[0067]
FIG. 10 is a flowchart of the main charging process routine performed in step S222 of the main routine. This main charging process routine is performed after the execution of the power-on process routine or after the built-in
[0068]
In step S281, a timer with a time up time of 10 seconds for measuring the charging time of the built-in
[0069]
FIG. 11 is a flowchart of the photographing charging process routine performed in step S248 of the photographing process routine. In this photographing charging processing routine, when the built-in
[0070]
More specifically, in step S301, the
[0071]
In step S304, a charging voltage check processing routine is executed, and the charging voltage of the main capacitor of the built-in
[0072]
On the other hand, when it is determined in step S307 that the charging voltage is smaller than 270 V, it is determined in step S311 whether or not the timer has expired. If the timer has not expired, the photometry switch is turned off in step S312. Whether or not the half-press of the
[0073]
FIG. 12 is a flowchart of the AE calculation processing routine performed in step S246 of the photographing processing routine. In this AE calculation processing routine, the exposure amount is calculated using the luminance data that is the photometric result, and it is determined whether or not the
[0074]
In step S331, the luminance data B acquired by the
E V = B V + S V ... (1)
In step S332, the calculated exposure amount E V Is the maximum exposure value E by shutter control VMAX Is greater than the exposure amount E V Is the maximum value E VMAX Only when it is larger, the exposure amount E in step S333. V Is the maximum value E VMAX Set to Exposure amount E V , Brightness data B V , Film sensitivity data S V Are APEX values.
[0075]
In steps S334 to S345, a flash emission flag f2 for causing the built-in
[0076]
On the other hand, when it is determined in steps S334 to S338 that the built-in flash on mode or the external flash mode is set, the flash emission flag f2 is set to “1” indicating the emission of the built-in
[0077]
On the other hand, when neither the built-in flash on mode nor the external flash mode is set in step S338, that is, when the automatic built-in flash mode is set, the flash emission flag f2 is set to “0” in step S342, In step S343, the exposure amount E V Is the standard exposure amount E determined by the camera shake limit speed VAUTO Or less is determined. This reference exposure amount E VAUTO Is a reference value for determining whether or not the built-in
[0078]
FIG. 13 is a flowchart of the FM calculation processing routine performed in step S260 of the photographing processing routine. In this FM calculation processing routine, the first or second aperture value corresponding to the shutter aperture during flash emission is calculated based on the distance data, the charging voltage data, and the film sensitivity data.
[0079]
In step S361, the exposure amount E calculated by the AE calculation processing routine. V Aperture value A VPEAK Is calculated. This aperture value A VPEAK Is the exposure amount E V It corresponds to the shutter aperture (maximum aperture) determined by. FIG. 14 shows the exposure amount E. V And aperture value A VPEAK The relationship is shown. For example, exposure amount E V Is "11", the aperture value A VPEAK Is “3.5”. This exposure amount E V And aperture value A VPEAK Is created in advance in a memory (not shown) provided in the
[0080]
In step S362, it is determined whether or not the external flash mode is set. If the external flash mode is set, the aperture value A corresponding to the shutter aperture when the
F no E = 2 ((Av-Sv + 5) / 2) ... (2)
G no E = D × F no E (3)
Where F no E is an F number (aperture value). In step S364, the guide number G of the
[0081]
On the other hand, when it is determined in step S362 that the external flash mode is not set, a charging voltage check processing routine is executed in step S366, and the charging voltage of the main capacitor of the built-in
F no = G no / D (4)
A V = 2 × log (F no ) / Log (2) + (S V -5) ... (5)
Guide number G no Is obtained from a correspondence table on the memory of the
[0082]
In step S368 to step S369, the calculated first aperture value A V Aperture value A corresponding to the maximum aperture VPEAK Only when smaller than the first aperture value A V Is the aperture value A VPEAK Changed to In steps S370 to S371, the first aperture value A V Is the shutter control limit A on the small aperture side VMAX If the first aperture value A is exceeded V Is the shutter control limit A VMAX And the FM calculation processing routine ends. In the FM calculation processing routine, the aperture value A VPEAK , First aperture value A V , Second aperture value A V Are APEX values, each corresponding to a shutter aperture. These aperture values A VPEAK , First aperture value A V , Second aperture value A V The larger the is, the smaller the aperture is.
[0083]
FIGS. 15 and 16 are flowcharts of the exposure control processing routine performed in step S262 of the photographing processing routine. In this exposure control processing routine, the exposure amount E V And the shutter is controlled based on the first aperture value A at the same time. V , The light emission for exposure of the built-in
[0084]
In step S401, the exposure amount E determined by the AE calculation processing routine. V Based on the above, the opening time TE for opening the shutter by driving the shutter motor M3 V Is calculated. Exposure amount E V And opening time TE V The relationship is shown in FIG. In the exposure control of the
[0085]
In step S402, it is determined whether or not the flash emission flag f2 is set to “1”. When the flash emission flag f2 is not set to “1”, the process of step S408 is executed, and the flash emission flag is set. When f2 is set to “1”, the processing from step S403 to step S407 is executed.
[0086]
In step S403, the first aperture value A V Or the second aperture value A V From this, the trigger output time Ttrg is calculated. This trigger output time Ttrg is the time from the start of exposure until the trigger for causing the built-in
[0087]
In step S404, it is determined whether the external flash mode is set. When the external flash mode is set, the guide number G that is output information to the
[0088]
Since the second light emission of the built-in
[0089]
On the other hand, when it is determined in step S404 that the external flash mode is not set, the time Ta indicating the light emission timing of the built-in
[0090]
In step S408, the
[0091]
In steps S411 to S413, when the flash emission flag f2 is set to “1”, the
[0092]
In step S414, the process waits until
[0093]
When the
[0094]
FIG. 19 is a flowchart showing the
[0095]
When the external flash mode is not set in step S431, light emission control for exposing the
[0096]
On the other hand, when it is determined in step S432 that the current interrupt process is not the first interrupt process, that is, when the built-in
[0097]
On the other hand, when it is determined in step S431 that the external flash mode is set, it is determined in step S438 whether or not the current interrupt process is the first interrupt process. If the current interrupt process is the first interrupt process, the time Tb (time interval TG) until the second flash of the built-in
[0098]
On the other hand, when it is determined in step S438 that the current interrupt process is not the first interrupt process, that is, when the second flash of the built-in
[0099]
In steps S441 to S443, the built-in
[0100]
As described above, the
[0101]
20 and 21 are main routines for controlling the operation of the
[0102]
In step S101, each port of the
[0103]
In step S102, data such as a flash light emission correction value is input from the
[0104]
In step S104, a 125 ms timer interrupt is permitted. That is, a 125 ms timer interrupt process interrupt occurs every 125 msec. In this 125 ms timer interrupt process, the charging voltage of the
[0105]
On the other hand, when the charging completion flag Fcharge is “1” from step S105 to step S106, the charging of the
[0106]
In step S112, it is determined whether or not the
[0107]
FIG. 22 is a flowchart showing 125 ms timer interruption processing. This timer interrupt process is performed every 125 msec when interrupt is permitted in step S104 of the main routine shown in FIG.
[0108]
In step S120, the interruption of the 125 ms timer interruption process is prohibited. Therefore, while this 125 ms timer interrupt process is being executed, no further 125 ms timer interrupt process is executed. In step S121, the port P2 of the
[0109]
On the other hand, when it is determined in step S123 that the charging voltage data is equal to or lower than the maximum charging voltage Vmax, it is determined in step S125 whether or not the A / D conversion value is larger than the minimum voltage Vmin that the
[0110]
In step S128, the charge completion flag Fcharge is set to “1” indicating the completion of charging. In step S129, the completion of charging is displayed on the
[0111]
On the other hand, when it is determined in step S125 that the charging voltage data is equal to or less than the minimum voltage Vmin at which the
[0112]
In step S130, the interrupt of the timer interrupt process is permitted, and the timer interrupt process ends.
[0113]
The P7 interrupt process will be described with reference to FIGS. 6, 23, and 24. FIG. This P7 interrupt processing is a main routine shown in FIG. 21, and interrupts are permitted in step S108. Then, when the
[0114]
In step S140, all interrupt processing is prohibited. In step S141,
[0115]
On the other hand, when it is determined in step S143 that the port P7 is “1” (time T3), the elapsed time of the
[0116]
On the other hand, in step S146, the time interval TG no Is equal to or greater than the minimum time Tmin, in step S147, the time interval TG is used to correct variations in photoelectric sensitivity of the
[0117]
In step S149, the process waits until the port P7 becomes “0”. When the port P7 becomes “0” (time T4), the
[0118]
In step S152, the port P6 is set to “1”. As a result, the analog switches 133 and 134 are turned off, the
[0119]
The integrated voltage of the
[0120]
In step S153, it is determined whether or not the port P8 is “1”. The level of the port P8 is the output level of the
[0121]
When it is determined in step S153 that the port P8 is “1”, the process of step S155 is executed. On the other hand, when it is determined in step S153 that the port P8 is not “1”, the elapsed time of the
[0122]
In step S153, the integrated voltage is changed to the reference voltage VG. no Or when the light emission time of the
[0123]
In step S156, in order to request recharging, the charging completion flag Fcharge is set to “0”. In step S157, the
[0124]
As described above, in the
[0125]
According to the present embodiment described above, the
[0126]
Further, since information on the guide number (light quantity) of the
[0127]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, in the flash control system including the camera body and the externally operable external flash, the light emission of the external flash is controlled based on the light emission of the built-in flash of the camera body, and the exposure is highly accurate. Control is performed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a flash control system according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a side view of an external flash.
FIG. 3 is a block diagram illustrating a camera.
FIG. 4 is a block diagram showing a part of an external flash.
FIG. 5 is a block diagram showing a part of an external flash.
FIG. 6 is a timing chart showing communication between a camera and an external flash.
FIG. 7 is a flowchart of a main routine showing the operation of the camera.
FIG. 8 is a flowchart (first half) of an imaging processing routine.
FIG. 9 is a flowchart (second half) of an imaging processing routine.
FIG. 10 is a flowchart of a main charging process routine.
FIG. 11 is a flowchart of a photographing charging process routine.
FIG. 12 is a flowchart of an AE calculation processing routine.
FIG. 13 is a flowchart of an FM operation processing routine.
FIG. 14 is a diagram illustrating a relationship between an exposure amount and an aperture value.
FIG. 15 is a flowchart (first half) of an exposure control processing routine.
FIG. 16 is a flowchart (second half) of an exposure control processing routine.
FIG. 17 is a diagram illustrating a relationship between a first aperture value or a second aperture value and a trigger output time.
FIG. 18 is a correspondence table of a light emission time interval with respect to a guide number, a reference voltage of a comparator, and an output level of a port P5 of a CPU.
FIG. 19 is a flowchart of a
FIG. 20 is a flowchart (first half) of the main routine showing the operation of the external flash.
FIG. 21 is a flowchart (second half) of the main routine showing the operation of the external flash.
FIG. 22 is a flowchart of a 125 ms timer interrupt process.
FIG. 23 is a flowchart (first half) of P7 interrupt processing;
FIG. 24 is a flowchart (second half) of the P7 interrupt process.
[Explanation of symbols]
10 Camera
16 Built-in flash
100 External flash
115 Xe tube (light source)
Claims (4)
前記カメラは、
カメラ発光源と、
露光開始後、シャッタが測光結果に基づく絞り値に対応する最大口径に達するときを前記外部フラッシュのフラッシュ発光タイミングとして算出し、ガイドナンバーに基づいて前記外部フラッシュの発光量を算出する算出手段と、
前記カメラ発光源を1回の露出動作において第1の発光とそれに続く第2の発光により2回発光させる光信号発生手段とを備え、
前記光信号発生手段は、前記第2の発光のタイミングを前記フラッシュ発光タイミングに設定し、前記発光量に基づいて前記第1の発光と前記第2の発光との発光間隔を定め、前記第1の発光のタイミングを前記第2の発光のタイミングから前記発光間隔分、遡って設定し、
前記外部フラッシュは、
フラッシュ発光源と、
前記カメラからの前記光信号を検出する光信号検出手段と、
前記光信号により伝達される前記発光間隔に応じて前記フラッシュ発光源の発光量を制御する発光量制御手段と、
前記光信号の前記第2の発光のタイミングで前記フラッシュ発光源を発光させる発光タイミング制御手段とを備えることを特徴とするフラッシュ制御システム。In a flash control system for taking an image by remotely operating an external flash separated from a camera by an optical signal from the camera,
The camera
A camera light source;
After the start of exposure, a calculation means for calculating when the shutter reaches the maximum aperture corresponding to the aperture value based on the photometric result as a flash emission timing of the external flash, and calculating a light emission amount of the external flash based on a guide number;
Optical signal generating means for causing the camera light source to emit light twice by a first light emission followed by a second light emission in one exposure operation;
The optical signal generation means sets the second light emission timing to the flash light emission timing, determines a light emission interval between the first light emission and the second light emission based on the light emission amount, and Is set retroactively by the emission interval from the second emission timing,
The external flash is
A flash source;
Optical signal detection means for detecting the optical signal from the camera;
A light emission amount control means for controlling the light emission amount of the flash light source according to the light emission interval transmitted by the optical signal;
And a light emission timing control means for causing the flash light source to emit light at the timing of the second light emission of the optical signal.
前記光信号検出手段によって前記光信号における前記第2の発光が検出されると、前記発光タイミング制御手段が前記フラッシュ発光源の発光を開始し、
前記発光量制御手段が前記発光間隔計測手段により計測された前記発光間隔に応じた発光量で前記フラッシュ発光源を発光させることを特徴とする請求項1に記載のフラッシュ制御システム。The external flash has a light emission interval measuring means for measuring the light emission interval of the optical signal,
When the second light emission in the optical signal is detected by the optical signal detection means, the light emission timing control means starts light emission of the flash light source,
2. The flash control system according to claim 1, wherein the light emission amount control unit causes the flash light source to emit light with a light emission amount corresponding to the light emission interval measured by the light emission interval measurement unit.
前記発光タイミング制御手段が前記フラッシュ発光源を発光させた後、前記発光量検出手段により検出された前記フラッシュ発光源の発光量が前記発光間隔計測手段により計測された発光間隔に応じた発光量に達すると、前記発光量制御手段が前記発光源の発光を停止させることを特徴とする請求項2に記載のフラッシュ制御システム。The external flash includes a light emission amount detecting means for detecting a light emission amount of the flash light source,
After the light emission timing control means causes the flash light emission source to emit light, the light emission quantity of the flash light emission source detected by the light emission quantity detection means becomes a light emission quantity corresponding to the light emission interval measured by the light emission interval measurement means. 3. The flash control system according to claim 2, wherein the light emission amount control unit stops the light emission of the light source when reaching.
カメラ発光源を有し、このカメラ発光源を第1の発光とそれに続く第2の発光の2回発光させることにより光信号を発生させる光信号発生手段とを備え、
前記光信号発生手段は、前記第2の発光のタイミングを前記フラッシュ発光タイミングに設定し、前記第1の発光と第2の発光との発光間隔を前記ガイドナンバーに基づいて設定し、前記第1の発光のタイミングを前記第2の発光のタイミングから前記発光間隔分、遡ることにより設定し、前記光信号を前記外部フラッシュに検出させることを特徴とするカメラ。 After the start of exposure, the time when the shutter reaches the maximum aperture corresponding to the aperture value based on the photometric result is calculated as the flash emission timing of the external flash, and the calculation means for calculating the light emission amount of the external flash based on the guide number ;
An optical signal generating means for generating an optical signal by causing a camera light source to emit light twice of first light emission and subsequent second light emission;
The optical signal generating means sets the second light emission timing to the flash light emission timing, sets the light emission interval between the first light emission and the second light emission based on the guide number, and wherein the timing of emission of the second light emitting interval fraction from the timing of light emission, set by going back, camera, characterized in that to detect the light signal to the external flash.
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