JP3741573B2 - ネットワーク管理エージェント - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワーク管理技術における管理対象ノードの管理機能であるネットワーク管理エージェントに関し、特に、管理情報ベース(MIB;Management Information Base)の一形態であるテーブル型オブジェクトをアクセスするエージェントに関する。
【0002】
【従来の技術】
図2に、従来のネットワーク管理に係るシステム構成を示す。
【0003】
図2において、管理ステーション2は、ネットワーク1を通じて、管理対象ノード3にアクセスする。管理する側である管理ステーション2には、管理対象ノード3に対する収集設定要求や収集した情報を加工・蓄積・解析を行うための機能を集約したマネージャ2Aが存在している。一方、管理される側である管理対象ノード3には、管理項目である管理オブジェクト群3Bと、管理オブジェクト群3Bを直接アクセスするための管理機能としてのエージェント3Aとが存在している。
【0004】
マネージャ2Aは、管理オブジェクトの情報を収集するために、収集要求として、「GET REQUEST」を発信する。この「GET REQUEST」に対して、エージェント3Aは、要求されている情報を、「GET RESPONSE」としてマネージャ2Aに返信する。また、マネージャ2Aは、管理オブジェクトに対して何らかの設定変更を行う設定要求として、その設定値を格納した「SET REQUEST」を発信する。エージェント3Aは、この設定変更の結果を「GET RESPONSE」としてマネージャ2Aに返信する。エージェント3Aは、マネージャ2Aに対して、管理対象ノード3で発生している異常などを、「TRAP」を発信して一方的に通知する。
【0005】
図3に、管理オブジェクト群3Bの内の一つの形態であるテーブル型オブジェクト(テーブル型MIBオブジェクト)の構成例を示す。
【0006】
図3に示す構成例では、テーブルの行にあたる各エントリに5個のオブジェクトが存在している。これらのオブジェクトには、3種類があり、インデックスオブジェクト(Indexオブジェクト)A,B、状態オブジェクト(Statusオブジェクト)E、その他のオブジェクト(otherオブジェクト)C,Dに分けられる。IndexオブジェクトA,Bは、その値がそのまま各エントリを区別する識別子として用いられるものであり、対象管理機能に関係する。StatusオブジェクトEの値は、各エントリの状態を表しており、状態管理機能に関係する。StatusオブジェクトEの値には、valid(有効)、createRequest(生成要求)、underCreation(生成中)、invalid(無効)の4種類ががある。otherオブジェクトC,Dについての説明は省略する。
【0007】
次に、テーブル型オブジェクトヘのエントリの従来の生成方法及び削除方法について、上述した図3を参照しながら簡単に説明する。
【0008】
図3に示すテーブル型オブジェクトの例において、マネージャ2Aが、管理対象ノード3に対して4個目のエントリ4を生成する場合、マネージャ2Aは、「SET REQUEST」を発信して、エージェント3Aを介して、エントリ4のStatusオブジェクトの値をcreateRequestに設定する。エージェント3Aがこの要求を受け入れ、メモリ確保などの初期化処理を終えると、エージェント3A自身がこの値をunderCreationに設定する。そして次に、マネージャ2Aがエントリ4中の他の各オブジェクトの値を設定し、Statusオブジェクトの値をvalidに設定すると、このエントリ4が機能し始める。
【0009】
また、エントリを削除する場合、マネージャ2Aは、削除対象のエントリに対して、「SET REQUEST」を発信して、エージェント3Aを介して、そのエントリのStatusオブジェクトの値をinvalidに設定する。これにより、エージェント3Aはそのエントリを削除する。
【0010】
図4に、エントリ生成時のシーケンス図を示す。以下、この図4を参照しながら、エントリ生成処理を、上述した以上に詳述する。
【0011】
マネージャ2Aが、管理対象ノード3に対してエントリ1を生成する場合、マネージャ2Aは、「SET REQUEST」を発信する。この「SET REQUEST」には、StatusオブジェクトEに関し、IndexとcreateRequestとの情報を含み、また、otherオブジェクトC及びDに関し、Indexと設定する情報とを含み、さらに、再び、StatusオブジェクトEに関し、Indexとvalidとの情報を含む。
【0012】
エージェント3Aは、このような「SET REQUEST」に応じ、エントリ1に対し、IndexとcreateRequestを含むStatusオブジェクトEについての情報に応じ、IndexオブジェクトA及びBにそのIndexを設定すると共に、StatusオブジェクトEにcreateRequesに設定する。その後、otherオブジェクトC及びDに到来した情報を設定し、最後に、StatusオブジェクトEの値をvalidに設定して、エントリ内の5個のオブジェクトA〜Eの生成を終了する。そして、エージェント3Aは、エントリが正常に生成されたとして、「GET RESPONSE」をnoError(正常)で返信する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、マネージャ2Aが発信した「SET REQUEST」内のエントリ生成要求に不備がある場合がある。これは、マネージャ2Aから送出された時点で不備なこともあれば、ネットワーク1を介することにより、不備になることもある。
【0014】
図4のエントリ2の設定は、不備な設定の場合を示している。すなわち、オブジェクトCの値が不明のままエントリ2が生成され、「GET RESPONSE」もnoErrorでマネージャ2Aに返信されている場合である。
【0015】
このような場合、マネージャ2Aは、このエントリ2の生成の不備を発見するために、エントリ2に対して「GET REQUEST」を発信して5個のオブジェクトA〜Eの値を取得して、その正常性を確認することになる。
【0016】
すなわち、従来では、「GET RESPONSE」がnoErrorであっても、エントリ生成に対してその正常性を確認するために、マネージャ2Aは、「SET REQUEST」が終了した後に、「GET REQUEST」で収集要求を発信していた。
【0017】
以上のように、従来では、マネージャの負荷が高く、また、マネージャとエージェント間のネットワークヘの負荷が高くなるという課題があった。
【0018】
そのため、マネージャの負荷を軽減でき、また、マネージャとエージェント間のネットワークヘの負荷を軽減できるネットワーク管理エージェントが求められている。
【0019】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため、本発明は、マネージャとの通信処理を行う通信処理手段と、この通信処理手段からのオブジェクト毎の要求に対してテーブル型オブジェクトにアクセスするアクセス手段とを有するネットワーク管理エージェントにおいて、(1)上記アクセス手段は、(1−1)要求を受付けたインデックスオブジェクトの値を保管するインデックス保管部と、当該仮エントリ部がエントリ生成中であるか否かの状態を保管する状態保管部と、インデックスオブジェクトと状態オブジェクト以外のオブジェクトの値を保管する他オブジェクト保管部とを少なくとも含み、エントリ生成時に仮エントリが生成される仮エントリ部と、(1−2)エントリ生成時にまず、上記仮エントリ部に仮エントリを生成させると共に、上記仮エントリ部に仮エントリが正常に生成されたときに、対応するテーブル型オブジェクトにアクセスしてエントリを設定するアクセス処理部と、(1−3)エントリ生成時に要求を受付けたオブジェクトの数をカウントするオブジェクトカウント部と、(1−4)要求を受付けたオブジェクトの種別と上記仮エントリ部の状態保管部の値から状態及び状態遷移を管理する状態管理部とを備え、(2)上記アクセス処理部は、オブジェクト毎の要求時に、上記仮エントリ部の仮エントリ、及び、上記オブジェクトカウント部がカウントした要求を受け付けたオブジェクトの数とをもって上記状態管理部に問い合わせて、エントリ設定の正常、異常を判定することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
(A)第1の実施形態
以下、本発明によるネットワーク管理エージェントの第1の実施形態を図面を参照しながら、詳述する。
【0021】
(A−1)第1の実施形態の構成
図1は、第1の実施形態の管理対象ノードにおけるエージェントの構成を示している。なお、上述した図2との同一、対応部分には、同一符号を付して示している。
【0022】
図1において、第1の実施形態の管理対象ノード3におけるエージェント3Aは、送受信処理部101、TRAP送信処理部104、及び、複数のオブジェクトアクセス部105−1〜105−Nを有する。送受信処理部101は、REQUEST受信処理部102及びRESPONSE送信処理部103でなる。
【0023】
ネットワーク1より受信した「GET REQUEST」、「SET REQUEST」等の複数のオブジェクトについての収集及び設定要求からなるメッセージは、REQUEST受信処理部102でオブジェクト毎の要求に分解される。分解されたオブジェクト毎の要求は、それぞれに対応するオブジェクトアクセス部105−1、…、105−Nに送られる。オブジェクトアクセス部105−1、…、105−Nは、それぞれ担当するテーブル型オブジェクト106−1、…、106−Nにアクセスを行う。
【0024】
オブジェクトアクセス部105−1、…、105−Nは、アクセスの結果を、RESPONSE送信処理部103に与える。RESPONSE送信処理部103は、オブジェクト毎に返ってきたアクセスの結果をメッセージとして組み立て、「GET RESPONSE」としてネットワーク1に送信する。
【0025】
TRAP送信処理部104は、オブジェクトアクセス部105−1、…、105−Nから受けた異常検出などをメッセージとして組み立て「TRAP」をネットワーク1に送信する。
【0026】
図5は、エージェント3A内のオブジェクトアクセス部105−n(nは1〜N)の詳細構成を示している。
【0027】
オブジェクトアクセス部105−nは、仮エントリ部111、オブジェクトカウンタ部112、アクセス処理部113及び状態管理部114からなる。
【0028】
アクセス処理部113は、送受信処理部101又はTRAP送信部104と、自己が担当するテーブル型オブジェクト106−nとのデータの仲介処理を行う。アクセス処理部113は、仲介処理を実行するときに、適宜、仮エントリ部111に保管されている情報を利用したり、仮エントリ部111に所定情報を保管したり、また、オブジェクトカウンタ部112のカウント値を利用したり、カウント値を更新したり、さらに、状態管理部114を利用したりする。
【0029】
仮エントリ部111は、Index保管部115、Status保管部116及びotherオブジェクト保管部117からなり、それぞれ、Index、Status及びotherオブジェクトを保管するものである。
【0030】
エージェント3Aの構成要素の詳細機能については、後述する動作説明で明らかにする。
【0031】
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、第1の実施形態に係るシステムの動作シーケンスを、正常時の動作、異常時の動作、RESET時の動作の順に説明する。
【0032】
[正常時の動作]
図6に、正常時の動作シーケンス図を示す。
【0033】
マネージャ2Aは、エントリ生成要求として、「SET REQUEST」のメッセージをエージェント3Aに送信する。メッセージの内容は、従来と同様である。
【0034】
メッセージを受信したエージェント3Aにおいては、送受信処理部101から対応するオブジェクトアクセス部105−nヘオブジェクト毎の要求を行う。
【0035】
オブジェクトアクセス部105−nにおいて、仮エントリ部111の各保管部115、116、117は、「E.Index:createRequest」の要求前の初期状態では全て初期値になっており、Status保管部116は状態値として「Status:nonExist」を保管し、他の保管部115、117は「NULL」を保管している。また、この初期状態では、オブジェクトカウンタ部112のカウント値は「0」である。
【0036】
アクセス処理部113は、送受信処理部101から、「E.Index:createRequest」の要求が与えられると、状態管理部114に状態問合せを行い、その結果、Status保管部116の状態を「Status:underCreation」に変更し、オブジェクトカウンタ部112を「1」にカウントアップし、Index保管部115にオブジェクトA、Bを格納する。なお、このときには、otherオブジェクト保管部117に保管するオブジェクトは存在しない。
【0037】
アクセス処理部113は、次に、送受信処理部101から、「C.Index:XXX」の要求が与えられると、状態管理部114に状態問合せを行い、その結果、Status保管部116の状態を維持し(同一情報ではあるが再格納するようにしても良い)、オブジェクトカウンタ部112を「2」にカウントアップし、otherオブジェクト保管部117にオブジェクトCを保管する。このときに、Index保管部115の格納状態を維持するようにしても良く、又、オブジェクトA、Bを再格納するようにしても良い。
【0038】
アクセス処理部113は、送受信処理部101から、「D.Index:XXX」の要求が与えられるときも、送受信処理部101から、「C.Index:XXX」の要求が与えられるときと同様に処理する。なお、「D.Index:XXX」の要求に対する処理を実行したときには、仮エントリ部111には必要な情報が全て保管されている。
【0039】
そして、アクセス処理部113は、送受信処理部101から、「E.Index:valid」という最後の要求を受け付けた時点で、仮エントリ部111に保管されている1組の仮エントリ内容をテーブル型オブジェクト3Bにエントリ設定する。その後、アクセス処理部113は、仮エントリ部111とオブジェクトカウンタ部112の初期化を行う。この初期化により、Status保管部116の状態は「Status:nonExist」となり、オブジェクトカウンタ部112のカウント値は「0」になり、Index保管部115及びotherオブジェクト保管部117の保管内容は、「NULL」となる。
【0040】
オブジェクトアクセス部105−nは、エントリの生成が正常に終了したことを送受信処理部101に「noError」として伝える。送受信処理部101のRESPONSE送信処理部103は、「noError」を「GET RESPONSE」のメッセージとして組み立てマネージャ2Aに送信する。
【0041】
[異常時の動作]
図7に、異常時の動作シーケンス図を示す。
【0042】
図7の例では、マネージャ2Aから送信された「SET REQUEST」のメッセージに不備があり、図6の場合に比較して、最終要求の「E.Index:valid」が抜け落ちている。
【0043】
そのため、オブジェクトアクセス部105−nは、「D.Index:XXX」の要求に対する処理を実行した段階で動作が停止している。すなわち、仮エントリ部111とオブジェエクトカウンタ部112は、「D.Index:XXX」の要求に対する処理を実行した段階での値を継続して保持し、テーブル型オブジェクト3Bヘのエントリ設定は行われない。
【0044】
このような状態で、次の「SET REQUEST」のメッセージが与えられると、アクセス処理部113による状態管理部114への問合せにより、異常が検出される。異常検出時には、オブジェクトアクセス部105−nは、Index保管部115のIndexオブジェクトA、BをTRAPのメッセージとしてTRAP送信処理部104にTRAP要求を出す。
【0045】
TRAP送信処理部104は、メッセージを組立てマネージャ2Aに「TRAP」を送信する。その後、仮エントリ部111とオブジェクトカウンタ部112は、今回の「SET REQUEST」に関わる状態に新規設定され、次のオブジェクトの要求を待つ。
【0046】
[RESET時の動作]
図8に、RESET時の動作シーケンス図を示す。
【0047】
マネージャ2Aは、仮エントリ部111の状態を初期化するために、「E.Index:Reset」のメッセ一ジを持った「SET REQUEST」を送信する。
【0048】
この要求を受けたオブジェクトアクセス部105−nでは、仮エントリ部111とオブジェクトカウンタ部112の初期化を行い、Status保管部116の状態は「Status:noExist」となる。
【0049】
「E.Index:Reset」を含むメッセージは、あるテーブル型オブジェクトの最後のエントリ生成要求の後、若しくは、異なるテーブル型オブジェクトのエントリ生成要求に移るときに送信することにより、オブジェクトアクセス部105−nの状態を初期化したり、その直前の要求での異常検出を行なったりすることができる。
【0050】
[状態遷移]
図9に、以上のような正常時、異常時、RESET時の動作を実行させるための状態遷移図を示す。
【0051】
この状態遷移図は、アクセス処理部113で受け付けたオブジェクトの種別とStatus保管部117の状態から、次にアクセス処理部113が実行する処理を表している。なお、各処理については、図9での記載に委ね、その説明は省略する。
【0052】
状態管理部114では、この状態遷移図を基にアクセス処理部113からの状態問合せに応答する。
【0053】
(A−3)第1の実施形態の効果
上述した第1の実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
【0054】
(1)送受信処理部の構成が全くブラックボックスであり、エージェント内部においてはオブジェクトアクセス部とのインタフェースのみ明確になっているときでも、エントリ生成の異常を検出することができる。これにより、送受信処理部に汎用モジュールを用いることが可能で、エージェントの開発時のコストを削減できる。
【0055】
(2)エージェントが自律的にエントリ生成での異常を検出するので、マネージャにおいて「GET REQUEST」によるエントリ生成の正常性の再確認のためのスケジューリングの負荷を削減できる。
【0056】
(3)エージェントが自律的にエントリ生成での異常を検出するので、管理ステーションと管理対象ノード間のネットワークヘの負荷を軽減できる。
【0057】
(4)状態管理のみでエントリ生成の異常検出を行なうので、管理対象ノードヘの負荷を軽減できる。
【0058】
(5)テーブル型オブジェクト毎に状態を管理することにより異なるテーブル型オブジェクトヘのエントリ生成を並列に処理し、エントリ全体の生成にかかる時間を短縮できる。
【0059】
(B)第2の実施形態
次に、本発明によるネットワーク管理エージェントの第2の実施形態を図面を参照しながら、詳述する。
【0060】
(B−1)第2の実施形態の構成
図10は、第2の実施形態の管理対象ノードにおけるエージェントの構成を示している。なお、上述した図1、図2との同一、対応部分には、同一、対応符号を付して示している。ここで、対応符号は、第1の実施形態で100番台であったものを200番台にしたものである。
【0061】
図10において、第2の実施形態の管理対象ノード3におけるエージェント3Aも、第1の実施形態と同様に、送受信処理部201、TRAP送信処理部204、及び、複数のオブジェクトアクセス部205−1〜205−Nを有する。第2の実施形態のエージェント3Aは、以上の構成要素に加えて、全てのオブジェクトアクセス部205−1〜205−Nに接続されている共通状態保管部207を有する。
【0062】
第2の実施形態のオブジェクトアクセス部205−n(nは1〜N)は、共通状態保管部207が設けられていることと関連し、第1の実施形態とは異なる内部構成となっている。図11は、このオブジェクトアクセス部205−nの詳細構成を示している。
【0063】
第2の実施形態のオブジェクトアクセス部205−nは、アクセス処理部213及び状態管理部214を備え、仮エントリ部とオブジェクトカウンタ部は備えていない。アクセス処理部213及び状態管理部214の機能は、第1の実施形態のものとほぼ同様である。
【0064】
図12は、第2の実施形態で新たに設けられた共通状態保管部207の詳細構成を示している。
【0065】
共通状態保管部207は、オブジェクトアクセス部205−n内のアクセス処理部213に接続している、仮エントリ部211とオブジェクトカウンタ部212とからなる。仮エントリ部211は、第1の実施形態と同様に、Index保管部215と、Status保管部216と、otherオブジェクト保管部217から構成されている。
【0066】
(B−2)第2の実施形態の動作
第2の実施形態においても、[正常時の動作]、[異常時の動作]及び[RESET時の動作]は、第1の実施形態とほぼ同様に行われる(図6〜図8参照)。また、その際のエージェント3Aでの状態遷移も、第1の実施形態のものとほぼ同様である(図9参照)。
【0067】
第1の実施形態と異なるのは、以下の点である。各オブジェクトアクセス部205−nが、仮エントリ部とオブジェクトカウンタ部を持たないため、アクセス処理部213は、オブジェクト毎の要求に対して、共通状態保管部207の仮エントリ部211とオブジェクトカウンタ部212の値を参照した後、状態管理部214に状態問合せを行ない処理を進める点である。これは、[正常時の動作]、[異常時の動作]、[RESET時の動作]の全てに同様である。
【0068】
(B−3)第2の実施形態の効果
第2の実施形態によっても、第1の実施形態の効果(1)〜(4)と同様な効果を奏することができる。
【0069】
これに加えて、第2の実施形態によれば、以下の効果(6)及び(7)をも奏する。
【0070】
(6)共通状態保管部のみで状態を保管することによりエージェント構成時のメモリ量を削減できる。
【0071】
(7)異なるテーブル型オブジェクトヘのエントリ生成要求に移るとき(例えば図10の206−1から206−2へ)、「E.Index:Reset」のメッセージを持った「SET REQUEST」を送信せずにエントリ生成を連続して実行しても異常検出ができる。これにより、異常検出時のタイムラグを減少でき、マネージャとネットワークの負荷も軽減できる。
【0072】
(C)第3の実施形態
次に、本発明によるネットワーク管理エージェントの第3の実施形態を図面を参照しながら、詳述する。
【0073】
(C−1)第3の実施形態の構成
図13は、第3の実施形態の管理対象ノードにおけるエージェントの構成を示している。なお、上述した図2、図10との同一、対応部分には、同一、対応符号を付して示している。ここで、対応符号は、第2の実施形態で200番台であったものを300番台にしたものである。
【0074】
図13において、第3の実施形態の管理対象ノード3におけるエージェント3Aも、第2の実施形態と同様に、送受信処理部301、TRAP送信処理部304、複数のオブジェクトアクセス部305−1〜305−N、及び、共通状態保管部307を有する。
【0075】
第3の実施形態のエージェント3Aは、以上の構成要素に加えて、シングルタイマ処理部308と、タイムアウト処理部309とを有する。タイムアウト処理部309は、シングルタイマ処理部305と共通状態保管部308とTRAP送信処理部304に接続されている。シングルタイマ処理部305は、各オブジェクトアクセス部305−nから一方向で接続されている。
【0076】
図14は、第3の実施形態のオブジェクトアクセス部305−nの詳細構成を示している。これは、第2の実施形態のものとほぼ同様であるが、アクセス処理部313がシングルタイマ処理部308にも接続されている点は、第2の実施形態のものと異なっている。
【0077】
図15は、第3の実施形態の共通状態保管部308の詳細構成を示している。これは、第2の実施形態のものとほぼ同様であるが、仮エントリ部311とオブジェクトカウンタ部312とがタイムアウト処理部309にも接続されている点は、第2の実施形態のものと異なっている。
【0078】
この第3の実施形態のエージェント3Aの各部の機能は、後述する動作説明で明らかにする。
【0079】
(C−2)第3の実施形態の動作
次に、第3の実施形態に係るシステムの動作シーケンスを、正常時の動作、異常時の動作の順に説明する。
【0080】
[正常時の動作]
図16に、正常時の動作シーケンス図を示す。
【0081】
第3の実施形態の正常時の動作において、第2の実施形態の動作と異なるのは、以下の点である。
【0082】
送受信処理部301において、シングルタイマ処理部308は、オブジェクト毎の要求がない場合(図16では後半のシーケンスが該当する)、一定のタイムアウト間隔でタイムアウト処理部309へ「TimeOut」を要求する。「TimeOut」の要求を受付けたタイムアウト処理部309は、共通状態保管部308の仮エントリ部311内にあるStatus保管部316を参照し、「Status:nonExist」であれば異常なしと判定する。
【0083】
また、各オブジェクトアクセス部305−nは、オブジェクト毎の要求を受けたときに(図16では前半のシーケンスが該当する)、シングルタイマ処理部308に「TimerReset」を送り、タイマをリセットする。すなわち、オブジェクトアクセス部305−nにおけるオブジェクト毎の要求の受付間隔がリセット間隔となる。
【0084】
リセット間隔は必ずしも一定間隔とは限らないが、ある範囲内の時間であり、リセット間隔<タイムアウト間隔である。
【0085】
なお、オブジェクトのエントリ設定動作自体は、第2の実施形態のものと同様である。
【0086】
[異常時の動作]
図17に、異常時の動作シーケンス図を示す。
【0087】
第3の実施形態の異常時の動作において、第2の実施形態の動作と異なるのは、以下の点である。
【0088】
「SET REQUEST」のメッセージに不備があり、最終要求の「E.Index:valid」が抜け落ちている。そのため、オブジェクトアクセス部305−nは、「D.Index:XXX」の要求に対する処理を実行した段階で動作が停止している。すなわち、仮エントリ部311とオブジェエクトカウンタ部312は、「D.Index:XXX」の要求に対する処理を実行した段階での値を継続して保持し、テーブル型オブジェクト3Bヘのエントリ設定は行われない。このとき、仮エントリ部311のStatus保管部316は、「Status:underCreation」の状態であり、また、「D.Index:XXX」の要求に対する処理に応じた以降、オブジェクトアクセス部305−nからシングルタイマ処理部308に「TimerReset」が与えられない。
【0089】
この状態で、シングルタイマ処理部308から「TimeOut」を要求されると、タイムアウト処理部309は、Status保管部316を参照し、異常を検出する。異常を検出したタイムアウト処理部309は、Index保管部315のIndexオブジェクトA、BをTRAPのメッセージとして、TRAP送信処理部304にTRAP要求を出す。
【0090】
[状態遷移]
図18に、以上のような正常時、異常時などの動作を実行させるための状態遷移図を示す。
【0091】
この状態遷移図は、アクセス処理部313で受け付けたオブジェクトの種別とStatus保管部317の状態から、次にアクセス処理部313が実行する処理を表している。第1や第2の実施形態と異なるのは、次の点である。受付オブジェクトの種別に「Reset」は存在しない。その代わりに、「TimeOut」が存在する。
【0092】
(C−3)第3の実施形態の効果
第3の実施形態によっても、第1の実施形態の効果(1)〜(4)と同様な効果を奏することができ、また、第2の実施形態の効果(6)と同様な効果を奏することができる。
【0093】
これに加えて、第3の実施形態によれば、以下の効果(8)をも奏する。
【0094】
(8)「TimeOut」を用いたエントリ生成の異常検出により、ランダムなエントリ生成を行なっても異常検出が可能である。これは管理ステーションにおいてエントリ生成のスケジューリングの自由度を大きくする。
【0095】
(D)第4の実施形態
次に、本発明によるネットワーク管理エージェントの第4の実施形態を図面を参照しながら、詳述する。
【0096】
(D−1)第4の実施形態の構成
図19は、第4の実施形態の管理対象ノードにおけるエージェントの構成を示している。なお、上述した図1、図2との同一、対応部分には、同一、対応符号を付して示している。ここで、対応符号は、第1の実施形態で100番台であったものを400番台にしたものである。
【0097】
図19において、第4の実施形態の管理対象ノード3におけるエージェント3Aも、第1の実施形態と同様に、送受信処理部401、TRAP送信処理部404及び複数のオブジェクトアクセス部405−1〜405−Nを有する。
【0098】
第4の実施形態のエージェント3Aは、さらに、マルチタイマ処理部408及びタイムアウト処理部409を備える。マルチタイマ処理部408は、オブジェクトアクセス部405−1〜405−Nとタイムアウト処理部409とに接続されいる。また、タイムアウト処理部409は、オブジェクトアクセス部405−1〜405−NとTRAP送信処理部404とに接続されている。
【0099】
図20は、第4の実施形態のオブジェクトアクセス部405−nの詳細構成を示している。
【0100】
第4の実施形態のオブジェクトアクセス部405−nは、第1の実施形態のものとほぼ同様であるが、仮エントリ部411にシーケンスナンバ保管部418が設けられている点、並びに、アクセス処理部413がマルチタイマ処理部408及びタイムアウト処理部409に接続している点が、第1の実施形態のものとは異なっている。
【0101】
(D−2)第4の実施形態の動作
次に、第4の実施形態に係るシステムの動作シーケンスを、正常時の動作、異常時の動作の順に説明する。
【0102】
[正常時の動作]
図21に、正常時の動作シーケンス図を示す。
【0103】
第4の実施形態の正常時の動作において、第1の実施形態の動作と異なるのは、以下のような計時処理に係る点である。なお、基本的なエントリ設定動作は、第1の実施形態と同様である。
【0104】
送受信処理部401からオブジェクトアクセス部405−nへ「E.Index:createRequest」の要求時に、オブジェクトアクセス部405−nはマルチタイマ処理部408へ「TimerSet」の要求を行う。このとき、オブジェクトアクセス部405−nでは、シーケンスナンバ保管部418の値をカウントアップし、そのカウント値(シーケンスナンバ)と各オブジェクトアクセス部405−n毎にユニークな仮エントリIDをマルチタイマ処理部408に送る。
【0105】
マルチタイマ処理部408は、仮エントリIDとシーケンスナンバを保持し、これを担当する1つのタイマを起動する。このタイマが起動してから、タイムアウトするまでのタイムアウト間隔は、「SET REQUEST」が当該エージェント3Aに到達してから、正常なエントリ設定がなされて当該エージェント3Aが「GET RESPONSE」送信するまでのエントリ生成間隔より長くなされている。
【0106】
マルチタイマ処理部408における担当タイマがタイムアウトすると、マルチタイマ処理部408は、タイムアウト処理部409へ「TimeOut」を要求する。このとき、マルチタイマ処理部408は、保持していた仮エントリIDとシーケンスナンバをタイムアウト処理部409に送る。
【0107】
タイムアウト処理部409は仮エントリIDから対応するオブジェクトアクセス部405−nを識別し、その仮エントリ部411内にあるStatus保管部416を参照し、「Status:nonExist」であれば異常なしと判定する。
【0108】
[異常時の動作]
図22に、異常時の動作シーケンス図を示す。
【0109】
第4の実施形態の異常時の動作において、第1の実施形態の動作と異なるのは、以下の点である。
【0110】
「SET REQUEST」のメッセージに不備があり、最終要求の「E.Index:valid」が抜け落ちている。そのため、オブジェクトアクセス部405−nは、「D.Index:XXX」の要求に対する処理を実行した段階で動作が停止している。すなわち、仮エントリ部411とオブジェエクトカウンタ部412は、「D.Index:XXX」の要求に対する処理を実行した段階での値を継続して保持し、テーブル型オブジェクト3Bヘのエントリ設定は行われない。このとき、仮エントリ部411のStatus保管部316は、「Status:underCreation」の状態である。
【0111】
このような状況において、マルチタイマ処理部408から「TimeOut」を要求されると、タイムアウト処理部409は、仮エントリIDから対応するオブジェクトアクセス部405−nを識別し、仮エントリ部411内にあるStatus保管部416を参照し「Status:mderCreation」であれば、仮エントリ部411内にあるシーケンスナンバ保管部418の値とマルチタイマ処理部408から受け取ったシーケンスナンバのマッチングを行う。ここで値が一致すれば、異常を検出する。
【0112】
異常を検出したタイムアウト処理部409は、Index保管部415のIndexオブジェクトA、BをTRAPのメッセージとしてTRAP送信処理部404にTRAP要求を出す。
【0113】
[状態遷移]
図23に、以上のような正常時、異常時などの動作を実行させるための状態遷移図を示す。
【0114】
この状態遷移図は、アクセス処理部413で受け付けたオブジェクトの種別とStatus保管部417の状態から、次にアクセス処理部413が実行する処理を表している。第1の実施形態と異なるのは、次の点である。受付オブジェクトの種別に「Reset」は存在しない。その代わりに、「TimeOut」が存在する。また、受付オブジェクトの種別がStatusオブジェクト「createRequest」で、Status保管部417が「nonExist」のときの処理が異なる。
【0115】
(D−3)第4の実施形態の効果
第4の実施形態によっても、第1の実施形態の効果(1)〜(5)と同様な効果を奏することができる。
【0116】
これに加えて、第4の実施形態によれば、以下の効果(9)をも奏する。
【0117】
(9)エントリ生成を並列に処理している場合でも、オブジェクトアクセス部毎の「TimeOut」を用いたエントリ生成の異常検出により、ランダムなエントリ生成を行なっても異常検出が可能である。これは管理ステーションにおいてエントリ生成のスケジューリングの自由度を大きくする。
【0118】
(E)他の実施形態
1エントリでのオブジェクト数などは、上記実施形態のものに限定されるものではない。本発明のネットワーク管理エージェントが適用できるネットワーク管理システムの用途は限定されるものではない。
【0119】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、仮エントリ機能を備え、仮エントリが正常になされたときにテーブル型オブジェクトにエントリ設定すると共に、仮エントリが生成中を条件として、異常通知をマネージャに行うようにしたので、マネージャの負荷を軽減でき、また、マネージャとエージェント間のネットワークヘの負荷を軽減できるネットワーク管理エージェントを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の管理対象ノード内のエージェント構成を示すブロック図である。
【図2】従来のネットワーク管理に係るシステム構成等を示す説明図である。
【図3】テーブル型MIBオブジェクトの構成例を示す説明図である。
【図4】従来のネットワーク管理動作を示す動作シーケンス図である。
【図5】第1の実施形態のオブジェクトアクセス部の詳細構成を示すブロック図である。
【図6】第1の実施形態の正常時の動作シーケンス図である。
【図7】第1の実施形態の異常時の動作シーケンス図である。
【図8】第1の実施形態のRESET時の動作シーケンス図である。
【図9】第1の実施形態のエージェントでの状態遷移を示す図面である。
【図10】第2の実施形態の管理対象ノード内のエージェント構成を示すブロック図である。
【図11】第2の実施形態のオブジェクトアクセス部の詳細構成を示すブロック図である。
【図12】第2の実施形態の共通状態保管部の詳細構成を示すブロック図である。
【図13】第3の実施形態の管理対象ノード内のエージェント構成を示すブロック図である。
【図14】第3の実施形態のオブジェクトアクセス部の詳細構成を示すブロック図である。
【図15】第3の実施形態の共通状態保管部の詳細構成を示すブロック図である。
【図16】第3の実施形態の正常時の動作シーケンス図である。
【図17】第3の実施形態の異常時の動作シーケンス図である。
【図18】第3の実施形態のエージェントでの状態遷移を示す図面である。
【図19】第4の実施形態の管理対象ノード内のエージェント構成を示すブロック図である。
【図20】第4の実施形態のオブジェクトアクセス部の詳細構成を示すブロック図である。
【図21】第4の実施形態の正常時の動作シーケンス図である。
【図22】第4の実施形態の異常時の動作シーケンス図である。
【図23】第4の実施形態のエージェントでの状態遷移を示す図面である。
【符号の説明】
2…管理ステーション、
2A…マネージャ、
3…管理対象ノード、
3A…エージェント、
3B…テーブル型オブジェクト(群)、
101、201、301、401…送受信処理部、
104、204、304、404…TRAP送信処理部、
105−1〜105−N、205−1〜205−N、305−1〜305−N
、405−1〜405−N…オブジェクトアクセス部、
111、211、311、411…仮エントリ部、
112、212、312、412…オブジェクトカウンタ部、
113、213、313、413…アクセス処理部、
114、214、314、414…状態管理部、
115、215、315、415…Index保管部、
116、216、316、416…Status保管部、
117、217、317、417…otherオブジェクト保管部、
207、307…共通状態保管部、
308…シングルタイマ処理部、
309、409…タイムアウト処理部、
408…マルチタイマ処理部、
418…シーケンスナンバ保管部。

Claims (5)

  1. マネージャとの通信処理を行う通信処理手段と、この通信処理手段からのオブジェクト毎の要求に対してテーブル型オブジェクトにアクセスするアクセス手段とを有するネットワーク管理エージェントにおいて、
    上記アクセス手段は、
    要求を受付けたインデックスオブジェクトの値を保管するインデックス保管部と、当該仮エントリ部がエントリ生成中であるか否かの状態を保管する状態保管部と、インデックスオブジェクトと状態オブジェクト以外のオブジェクトの値を保管する他オブジェクト保管部とを少なくとも含み、エントリ生成時に仮エントリが生成される仮エントリ部と、
    エントリ生成時にまず、上記仮エントリ部に仮エントリを生成させると共に、上記仮エントリ部に仮エントリが正常に生成されたときに、対応するテーブル型オブジェクトにアクセスしてエントリを設定するアクセス処理部と、
    エントリ生成時に要求を受付けたオブジェクトの数をカウントするオブジェクトカウント部と、
    要求を受付けたオブジェクトの種別と上記仮エントリ部の状態保管部の値から状態及び状態遷移を管理する状態管理部とを備え、
    上記アクセス処理部は、オブジェクト毎の要求時に、上記仮エントリ部の仮エントリ、及び、上記オブジェクトカウント部がカウントした要求を受け付けたオブジェクトの数とをもって上記状態管理部に問い合わせて、エントリ設定の正常、異常を判定する
    ことを特徴とするネットワーク管理エージェント。
  2. 上記仮エントリ部、上記アクセス処理部、上記オブジェクトカウント部及び上記状態管理部が、複数のテーブル型オブジェクトのそれぞれに対応して個別に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のネットワーク管理エージェント。
  3. 上記アクセス手段は、
    計時時間がエントリ生成要求の受信時から、正常なエントリ設定がなされる時間より長い、上記アクセス処理部毎に対応した複数のタイマを設定するマルチタイマ処理部と、
    上記アクセス処理部毎のタイムアウトをトリガに、その上記アクセス処理部に対応した上記仮エントリ部内の上記状態保管部の値から、エントリ生成における異常を検出し、異常通知を行うタイムアウト処理部とをさらに有する
    ことを特徴とする請求項2に記載のネットワーク管理エージェント。
  4. 上記アクセス処理部及び上記状態管理部が、複数のテーブル型オブジェクトのそれぞれに対応して個別に設けられていると共に、上記仮エントリ部及び上記オブジェクトカウント部が、複数のテーブル型オブジェクトに共通して設けられていることを特徴とする請求項1に記載のネットワーク管理エージェント。
  5. 上記アクセス手段は、
    一定の間隔でタイマを設定し、上記仮エントリ部がオブジェクトを仮エントリする毎に送出するリセット要求でタイマを設定し直すシングルタイマ処理部と、
    上記シングルタイマ処理部のタイムアウトをトリガに、上記仮エントリ部の上記状態保管部の値からエントリ生成における異常を検出し、異常通知を行うタイムアウト処理部とをさらに有する
    ことを特徴とする請求項4に記載のネットワーク管理エージェント。
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