JP3737076B2

JP3737076B2 - Polishing agent spraying device in car wash machine

Info

Publication number: JP3737076B2
Application number: JP2002279607A
Authority: JP
Inventors: 英二竹内
Original assignee: タケウチテクノ株式会社
Priority date: 2002-09-25
Filing date: 2002-09-25
Publication date: 2006-01-18
Anticipated expiration: 2022-09-25
Also published as: JP2004114804A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アミノ変性シリコーンオイルを含む艶出し剤を希釈水に混合する混合部と、その混合部で混合した前記艶出し剤と希釈水との混合液体を噴射する艶出し剤噴射ノズルとを備えた、洗車機における艶出し剤散布装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、アミノ変性シリコーンオイルを成分とする艶出し剤を希釈水に混合する混合部と、その混合部で混合した前記艶出し剤と希釈水との混合液体を噴射する艶出し剤噴射ノズルとを備えた、洗車機における艶出し剤散布装置において、１個の混合部に、車両の車体上面に混合液体を噴射する２個の艶出し剤噴射ノズルと、車両の右車体側面に混合液体を噴射する１個の艶出し剤噴射ノズルと、車両の左車体側面に混合液体を噴射する１個の艶出し剤噴射ノズルとの計４個の艶出し剤噴射ノズルを配管で接続したものが知られている（例えば、特許文献１を参照。）。
【０００３】
【特許文献１】
特開２００１−２９４１３３号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の艶出し剤散布装置では、混合部と艶出し剤噴射ノズルとを接続するための配管が比較的長いので、その長い配管内で艶出し剤と希釈水とが十分に混合され、車体面の艶出しが均一に行える。
【０００５】
しかしながら、アミノ変性シリコーンオイルは、希釈水にリン酸イオン、硫酸イオン、ケイ酸イオンなどが含まれると、それらのイオンと反応して反応物が生成されて析出し、その析出した反応物が配管を詰まらせることがあり、その場合には、長い配管に詰まった反応物を除去するのに手間がかかる問題があった。
【０００６】
そこで、個々の艶出し剤噴射ノズル毎に混合部を設けて、混合部と艶出し剤噴射ノズルを接続する配管を短くすることにより、反応物で配管が詰まっても、その詰まった反応物を容易に除去できるようにすることが考えられるが、この場合には、艶出し剤と希釈水とが十分に混合されず、車体面の艶出しが不均一になる問題がある。
【０００７】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、車体面の艶出しを均一に行うことができ、その上、混合部と艶出し剤噴射ノズルとの間に詰まったものを容易に除去できるようにした、洗車機における艶出し剤散布装置を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項１記載の発明は、アミノ変性シリコーンオイルを含む艶出し剤を希釈水に混合する混合部と、その混合部で混合した前記艶出し剤と前記希釈水との混合液体を噴射する艶出し剤噴射ノズルとを備えた、洗車機における艶出し剤散布装置において、前記混合部と前記艶出し剤噴射ノズルとの間には、前記艶出し剤と前記希釈水との混合を促進する混合促進部と、その混合促進部の下流側に続く整流部とが配設され、前記混合促進部は、前記混合液体を螺旋状に流動させる螺旋状通路と、該螺旋状通路の下流側に連なり該螺旋状通路を通過した直後の前記混合液体に乱流を生じさせて、その乱流効果により該混合液体中の前記艶出し剤と前記希釈水との混合を促進する乱流発生通路との組を複数組、互いに直列に配列して構成され、前記整流部は、前記混合促進部を通過した前記混合液体の回転流を鎮めてから、その混合液体を前記艶出し剤噴射ノズルから噴射させるための整流板を有することを特徴とする。
【０００９】
また請求項２記載の発明は、請求項１記載の発明の前記特徴に加えて、前記艶出し剤噴射ノズルを複数備え、その個々の艶出し剤噴射ノズル毎に前記混合部が設けられることを特徴とする。
【００１０】
また請求項３記載の発明は、請求項１又は２記載の発明の前記特徴に加えて、前記混合部と前記艶出し剤噴射ノズルとの間の配管が、その配管内部を随時清掃し得るように分解可能であることを特徴とする。
【００１１】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、添付図面に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説明する。
【００１２】
添付図面において、図１〜図１１は本発明の一実施例を示すものであって、図１は、洗車機の全体側面図、図２は、洗車機の清水噴射装置、洗剤噴射装置、艶出し剤散布装置の配管系を示す斜視図、図３は、洗車機の艶出し剤散布装置の概略正面図（図１の３矢視図）、図４は、前記艶出し剤散布装置の配管ブロック図、図５は洗車機の作用の説明図、図６は、洗車機の制御シーケンスを示す図、図７は、艶出し剤噴射ユニットの縦断面図（図３の７−７線拡大断面図）、図８は図７の８矢視図、図９は、艶出し剤噴射ユニット内部の通路形成部材を単体状態で示す側面図、図１０は図９の１０−１０線断面図、図１１は、逆止弁ユニットの縦断面図（図３の８−８線拡大断面図）である。
【００１３】
先ず、図１において、洗車機Ｗは、図示しない車両を跨ぐ門型フレーム１を備え、この門型フレーム１は複数の走行輪２，３を有していて、前記車両の側方で地上に敷設される左右一対の走行レール４に沿って走行可能、即ち前記車両の前後方向に沿って矢符ａで示す方向に走行可能である。尚、門型フレーム１には、走行輪２を走行駆動するための走行駆動手段ｍが設けられる。
【００１４】
門型フレーム１には回転ブラシ装置Ｂ、乾燥装置Ｄ、清水噴射装置Ｒ、洗剤噴射装置Ｃ及び艶出し剤散布装置Ｍが設けられている。
【００１５】
回転ブラシ装置Ｂは、上面回転ブラシ５及び一対の側面回転ブラシ６を備える。上面回転ブラシ５は、門型フレーム１に回動自在に支承された横軸８に、揺動腕９を介して揺動自在に支承される。揺動腕９には、その上部に原動機１０が設けられており、その原動機１０から揺動腕９内の伝動機構を介して上面回転ブラシ５が回転駆動される。また、横軸８には、スプロケット１１が固定されており、横軸８の下方で門型フレーム１には中間軸１２が回動自在に支承されており、この中間軸１２には他のスプロケット１３が固定される。両スプロケット１１、１３には無端状チェン１４が懸回されており、このチェン１４の途中に固着された取付金具１５には、門型フレーム１に下端を支承されたエアシリンダ１６のピストン棒１７が連結される。従ってエアシリンダ１６を縮小駆動すれば、上面回転ブラシ５を二点鎖線で示すように上方格納位置５Ｕに保持することができる。また、エアシリンダ１６を不作動の状態にすると、上面回転ブラシ５は、横軸８を中心として門型フレーム１の前後に、実線で示す下限位置５Ｄと上方格納位置５Ｕとの間を自由に揺動することができる。
【００１６】
一対の側面回転ブラシ６の回転軸１８は保持筒１９に保持されており、その保持筒１９は軸線を鉛直にして移動枠２０に固着される。移動枠２０は、門型フレーム１に横架した案内レール２１に摺動可能に係合されており、案内レール２１の支軸２２は門型フレーム１に回動自在に支承される。従って、案内レール２１、移動枠２０、保持筒１９、回転軸１８及び側面回転ブラシ６は、支軸２２を支点として走行方向４に揺動可能である。移動枠２０には、原動機２３が支持されており、この原動機２３の出力軸に固定されたスプロケット２４と、回転軸１８の端部に固定されたスプロケット２５とには無端状チェン２６が懸回され、原動機２３によって側面回転ブラシ６が回転駆動される。
【００１７】
乾燥装置Ｄは、門型フレーム１の両側で内方に向けて開口する一対の側面送風ノズル２７と、上部が下方に向けて開口する上面送風ノズル２８とが送風機２９に接続されて成り、上面送風ノズル２８は図示しない昇降作動手段により乾燥すべき車両の車高に対応して昇降作動される。
【００１８】
図２を併せて参照すると明らかなように、清水を車体表面に噴射し得る清水噴射装置Ｒは、サイドブラシ６の後方において門型フレーム１に設けられた門型の清水噴射管３１を備えている。この清水噴射管３１は、門型フレーム１の内方に噴口を向けた複数のノズル３０を有しており、その清水噴射管３１の上部中央は、電磁弁Ｓ１を介装した給水管３２によって給水源に接続され、この給水源は、図示例では清水を溜めた水槽Ｗｐと、その水中に浸漬されて前記給水管３２に水を圧送する水中ポンプよりなる給水ポンプＰとで構成される。
【００１９】
従って給水ポンプＰを駆動後、電磁弁Ｓ１を開弁すれば、清水を清水噴射管３１の複数のノズル３０から噴射することができる。
【００２０】
洗剤を車体表面に噴射し得る洗剤噴射装置Ｃは、上面回転ブラシ５と乾燥装置Ｄとの中間位置において門型フレーム１に設けられた門型の洗剤噴射管３７を備えている。その洗剤噴射管３７は、門型フレーム１の内方に噴口を向けた複数のノズル３６を有しており、その洗剤噴射管３７の上部中央と洗剤タンクＴ２とは、エゼクタＥ２と電磁弁Ｓ３を介装した洗剤供給管３８で接続されるとともに、前記エゼクタＥ２と給水ポンプＰとは、電磁弁Ｓ４を介装した給水管３２′で接続されている。したがって、給水ポンプＰを駆動後、電磁弁Ｓ３、Ｓ４を開弁すれば、清水がエゼクタＥ２に供給され、そのエゼクタＥ２に発生する負圧によって洗剤タンクＴ２内の洗剤を吸引し、前記清水と混合した洗剤を洗剤噴射管３７の複数のノズル３６から噴射することができる。
【００２１】
また、上記洗剤噴射装置Ｃに隣接して門型フレーム１に配設された艶出し剤散布装置Ｍは、アミノ変性シリコーンオイルを含む艶出し剤を車体表面に噴射し得るものであって、それは、門型フレーム１の内方に噴口を向けた４個のノズル３９（即ち車両の車体上面に混合液体を噴射する第１，第２艶出し剤噴射ノズル３９，３９、車両の右車体側面に混合液体を噴射する第３艶出し剤噴射ノズル３９、車両の左車体側面に混合液体を噴射する第４艶出し剤噴射ノズル３９）をそれぞれ有して門型フレーム１に支持される第１〜第４噴射ユニットＵ…を備えている。
【００２２】
そしてその個々の噴射ユニットＵにおいては、艶出し剤噴射ノズル３９毎に、アミノ変性シリコーンオイルを含む艶出し剤を希釈水に混合する混合部Ｘが配設されており、その各混合部Ｘと、それに対応する各艶出し剤噴射ノズル３９との間、即ち各混合部Ｘの近傍の配管内には、艶出し剤と希釈水との混合を促進する混合促進部Ｙと、その混合促進部Ｙの下流側に続く整流部Ｚとが配設される。第１〜第４噴射ユニットＵ…は基本的に同一の構成であり、次に図３，４，７〜１１を併せて参照して、その噴射ユニットＵを説明する。
【００２３】
各噴射ユニットＵは、中空の角筒状又は円筒状に形成されたユニット本体５０と、このユニット本体５０の基端に螺合されると共に門型フレーム１に固着された支持筒５１とを備え、この支持筒５１は，電磁弁Ｓ２を介装した希釈水供給管５２で給水ポンプＰに接続される。またこの希釈水供給管５２の途中には、エア供給源Ａに連なり電磁弁Ｓ５を介装したエア供給管４１が、Ｔ継ぎ手Ｇを介して接続されている。前記ユニット本体５０は、支持筒５１が一端に螺合される基部筒５０ａと、その基部筒５０ａの他端に基端が螺合される先部筒５０ｂとより構成され、その先部筒５０ｂの先端には艶出し剤噴射ノズル３９が着脱可能に固着（図示例では螺着）される。
【００２４】
その艶出し剤噴射ノズル３９は、その先端部に開口される噴口３９ａが、洗浄すべき車両の前後方向と直交する方向に細長い噴射パターンを形成すべく、同方向に細長いスリット状に形成されている。
【００２５】
前記ユニット本体５０の内部には、通路形成部材５３が先部筒５０ｂと基部筒５０ａとの間に挟持されるように収納されており、従って、その通路形成部材５３は、先部筒５０ｂを基部筒５０ａより分離することによりユニット本体５０内より脱着可能である。而してその通路形成部材５３により、ユニット本体５０の内部は、その基端側、即ち上流側より前記混合部Ｘ、混合促進部Ｙ及び整流部Ｚが順次直列に画成される。
【００２６】
前記混合部Ｘは、ユニット本体５０の軸線方向に沿って延び支持筒５１内に直接連通する希釈水導入ポート部５４と、その希釈水導入ポート部５４と直交して直接連通する艶出し剤導入ポート部５５とで構成される。艶出し剤導入ポート部５５には、これに直接螺合されたエルボ管５６及び逆止弁ユニット５７を介して艶出し剤供給管５８が接続される。前記逆止弁ユニット５７は、艶出し剤供給管５８から混合部Ｘ側への一方向にだけ艶出し剤の供給を許容するものであって、通常は弁体５７ａがその自重で閉弁位置に保持される。
【００２７】
前記艶出し剤供給管５８は、アミノ変性シリコーンオイルを含む艶出し剤を貯溜した艶出し剤タンクＴ３に接続されており、その途中には、艶出し剤タンクＴ３内の艶出し剤を吸引して噴射ユニットＵの混合部Ｘに圧送可能なチューブポンプＰｔが介装される。
【００２８】
前記通路形成部材５３は、前記混合促進部Ｙを形成するための混合促進部形成体６０と、前記整流部Ｚを形成するための整流板６１とで構成される。その混合促進部形成体６０は、通しボルト６２の前後両端の所定位置に円柱状の第１及び第２案内部６３，６４をそれぞれ螺合固定して構成され、その各案内部６３，６４の外周面には、前記ユニット本体５０の内周面との間に螺旋状通路６３ｓ，６４ｓをそれぞれ画成するための各々３条のねじ状突起６３ａ，６４ａが突設されている。第１案内部６３に対応した第１螺旋状通路６３ｓの上流端は、前記混合部Ｘに直接開口しており、またその下流端は、第１及び第２案内部６３，６４間に形成された第１乱流発生通路６５に直接開口している。一方、第２案内部６４に対応した第２螺旋状通路６４ｓの上流端は、前記第１乱流発生通路６５に直接開口しており、またその下流端は、第２案内部６４と整流部Ｚとの間に形成された第２乱流発生通路６６に直接開口している。
【００２９】
前記整流板６１は、前記混合促進部Ｙ（図示例では第２乱流発生通路６５）を通過した直後の混合液体の旋回渦流即ち回転流を鎮めるためのもので、図示例では噴射ノズル３９の噴口３９ａの長手方向に沿う平板状に形成される。
【００３０】
而して、給水ポンプＰを駆動後、電磁弁Ｓ２，Ｓ５を開弁すれば、希釈水としての清水がＴ継ぎ手Ｇで、エア供給源Ａから供給された高圧エアにより加速されて、各噴射ユニットＵにおける混合部Ｘの希釈水導入ポート部５４に供給される。一方、チューブポンプＰｔを駆動すると、これが艶出し剤タンクＴ３内の艶出し剤を吸引し、逆止弁ユニット５７を経て、各噴射ユニットＵにおける混合部Ｘの艶出し剤導入ポート部５５に供給され、これにより、該混合部Ｘにおいて艶出し剤と希釈水とが合流、混合される。
【００３１】
次いでその混合液体は、混合促進部Ｙにおける第１螺旋状通路６３ｓ内を旋回移動し、その間に艶出し剤と希釈水との混合が進み、更にその第１螺旋状通路６３ｓを出た混合液体の旋回流が第１乱流発生通路６５において乱流を生じさせ、その乱流効果により艶出し剤と希釈水との混合が促進される。次いでその混合液体は、第２螺旋状通路６４ｓ内を旋回移動し、その間に艶出し剤と希釈水との混合が進み、更にその第２螺旋状通路６４ｓを出た混合液体の旋回流が第２乱流発生通路６６において乱流を生じさせ、その乱流効果により艶出し剤と希釈水との混合が促進される。
【００３２】
このような螺旋状通路６３ｓ，６４ｓとその直下流の乱流発生通路６５，６６とを含む混合促進部Ｙにおいては、通路長さが短くても艶出し剤と希釈水との混合が促進されるので、混合部Ｘと噴射ノズル３９との間の配管を短くしても、艶出し剤と希釈水とが十分に混合した混合液体が得られる。
【００３３】
更にその混合促進部Ｙを通過した直後の混合液体の旋回渦流即ち回転流を、整流部Ｚにおいてその回転流の回転方向に立ち塞がる整流板６１で効果的に鎮めるようにした上で、その混合液体を艶出し剤噴射ノズル３９より噴射させるので、その噴射パターン内における混合液体の分散が均一となる。即ち、もし整流板６１が無い場合には、上記回転流の影響で噴射パターンの長手方向両端の混合液体量が相対的に多くなり、中心部の混合液体量が少なくなる。従って、前記した混合促進部Ｙによる艶出し剤と希釈水との混合促進効果とも相侯って、車体面の艶出しが均一に行われるようになる。
【００３４】
かくして、噴射ノズル３９から噴射される、清水と艶出し剤とを混合した混合液体は、泡立つことなく車体表面に均一に散布される。
【００３５】
門型フレーム１には、後述する図６のシーケンスに基づいて洗車機Ｗの回転ブラシ装置Ｂ、乾燥装置Ｄ、清水噴射装置Ｒ、洗剤噴射装置Ｃ、艶出し剤散布装置Ｍおよび前記走行駆動手段を制御する制御装置ＳＧが、外部より随時に選択操作可能に設けられる。
【００３６】
前記艶出し剤タンクＴ３に貯留される艶出し剤は、アミノ変性シリコーンオイルと水を非イオン系界面活性剤で乳化した水性乳化液で、カチオン系界面活性剤及びアニオン系界面活性剤は含んでいない。
【００３７】
次に、前記実施例の洗車機Ｗを用いて図６で示すシーケンスで艶出し方法を行う一連の工程について説明する。この場合には、門型フレーム１が走行レール４上を３回往復移動する間に、走行レール４の間に停車した車両Ｖに対して、洗浄工程、リンス工程、艶出し剤第１散布工程、艶出し剤第２散布工程、艶出し剤第３散布工程及び仕上げリンス工程、乾燥工程が順次に行なわれる。
▲１▼ 洗浄工程（第１往行）
電磁弁Ｓ１を開弁して給水ポンプＰから供給される清水を清水噴射装置Ｒのノズル３０から噴射させるとともに、２個の電磁弁Ｓ３、Ｓ４を開弁して洗剤噴射装置Ｃのノズル３６から洗剤を噴射させ、同時に、門型フレーム１を図５のＡ、Ｂにおいて実線で示す走行レール４の左端から右方向に第１往行させ、回転ブラシ装置Ｂを回転駆動して車両Ｖの車体表面をブラシング洗浄する。即ち、洗剤噴射装置Ｃのノズル３６から洗剤が車体表面に噴射され、次にその車体表面が回転ブラシ装置Ｂの上面回転ブラシ５及び一対の側面回転ブラシ６でブラシングされ、次にその車体表面に清水噴射装置Ｒのノズル３０から清水が噴射されて濯ぎが行われる。
【００３８】
門型フレーム１が図５のＡ、Ｂにおいて二点鎖線で示す走行レール４の右端に達したら、門型フレーム１の走行を停止して洗浄工程を終わる。
▲２▼ リンス工程（第１復行）
洗浄工程が終わり、門型フレーム１が図５のＡ、Ｂにおいて二点鎖線で示す走行レール４の右端にある状態で、洗剤噴射装置Ｃの電磁弁Ｓ３を閉弁して洗剤の供給を停止し、洗剤噴射装置Ｃ及び清水噴射装置Ｒの両方から清水を噴射させながら、門型フレーム１を左方向に第１復行させ、回転ブラシ装置Ｂで車体表面をブラシングしてリンスする。即ち、清水噴射装置Ｒのノズル３０から清水が車体表面に噴射されて濯ぎが行われ、次にその車体表面が回転ブラシ装置Ｂの上面回転ブラシ５及び一対の側面回転ブラシ６でブラシングされ、次にその車体表面に洗剤噴射装置Ｃのノズル３６から清水が噴射されて濯ぎが行われる。
【００３９】
門型フレーム１が、図５のＡ、Ｂにおいて実線で示す走行レール４の左端に達したら、門型フレーム１の走行を停止させると共に、上面回転ブラシ５及び一対の側面回転ブラシ６の回転を停止させ、上面回転ブラシ５を上限格納位置５Ｕに上昇させて保持し、一対の側面回転ブラシ６を外方の格納位置（図５のＢに示す６ａ、６ａ位置）に開放させて保持し、電磁弁Ｓ１、Ｓ４を閉弁し、リンス工程を終わる。
▲３▼ 艶出し剤第１散布工程（第２往行）
リンス工程が終わり、門型フレーム１が、図５のＡ、Ｂにおいて実線で示す走行レール４の左端にある状態で、給水ポンプＰに加えて、チューブポンプＰｔも駆動した上で、電磁弁Ｓ２、Ｓ５を開弁し、これにより、艶出し剤散布装置Ｍの各噴射ノズル３９から艶出し剤を噴射させ、門型フレーム１を右方向に第２往行させて、艶出し剤を車体表面に散布する。門型フレーム１が図５のＡ、Ｂにおいて二点鎖線で示す走行レール４の右端に達したら、門型フレーム１の走行を停止して艶出し剤第１散布工程を終わる。
【００４０】
尚、この艶出し剤第１散布工程では、回転ブラシ装置Ｂによるブラシングは行わない。
【００４１】
またこの艶出し剤第１散布工程では、清水と艶出し剤とが混合された混合液は、該混合液に混合される高圧エアで加速されて噴射され、車体表面に対して効果的に艶出し剤を付着させることができる。
▲４▼ 艶出し剤第２散布工程（第２復行）
艶出し剤第１散布工程が終わり、門型フレーム１が図５のＡ、Ｂにおいて二点鎖線で示す走行レール４の右端にある状態より門型フレーム１を左方向に第２復行させて、第１散布工程と同様に艶出し剤を車体表面に散布する。門型フレーム１が図５のＡ、Ｂにおいて実線で示す走行レール４の左端に達したら、門型フレーム１の走行を停止して艶出し剤第２散布工程を終わる。
【００４２】
尚、この艶出し剤第２散布工程でも、回転ブラシ装置Ｂによるブラシングは行わない。
【００４３】
またこの艶出し剤第２散布工程でも、清水と艶出し剤とが混合された混合液は、該混合液に混合される高圧エアで加速されて噴射され、車体表面に対して効果的に艶出し剤を付着させることができる。
【００４４】
また、艶出し剤第１散布工程で艶出し剤が散布され終わった車体表面が空気に所定時間（図示例では５秒以上、１時間以下の範囲で適宜設定）曝された後、その車体表面に艶出し剤が散布されるため、車体表面に対して、より効果的に艶出し剤を付着させることができる。
▲５▼ 艶出し剤第３散布工程及び仕上げリンス工程（第３往行）
艶出し剤第２散布工程が終わり、門型フレーム１が、図５のＡ、Ｂにおいて実線で示す走行レール４の左端にある状態で、電磁弁Ｓ１を開弁して清水噴射装置Ｒのノズル３０から清水を噴射させ、門型フレーム１を右方向に第３往行させて、艶出し剤を車体表面に散布すると共に、その第３散布工程で艶出し剤を散布し終わった車体表面が空気に曝された後、その車体表面に清水を噴射して、余剰の艶出し剤を洗い落とす。門型フレーム１が図５のＡ、Ｂにおいて二点鎖線で示す走行レール４の右端に達したら、門型フレーム１の走行を停止し、各ポンプＰ，Ｐｔの駆動を停止し、電磁弁Ｓ１、Ｓ２、Ｓ５を閉弁して艶出し剤第３散布工程及び仕上げリンス工程を終わる。
【００４５】
尚、この艶出し剤第３散布工程及び仕上げリンス工程でも、回転ブラシ装置Ｂによるブラシングは行わない。
【００４６】
またこの艶出し剤第３散布工程でも、艶出し剤第１散布工程と同様に、清水と艶出し剤とが混合された混合液は、高圧エアで加速されて噴射され、車体表面に対して効果的に艶出し剤を付着させることができる。
【００４７】
また、艶出し剤第２散布工程で艶出し剤が散布され終わった車体表面が空気に所定時間（図示例では５秒以上、１時間以下の範囲で適宜設定）曝された後、その車体表面に艶出し剤が散布されるため、車体表面に対して、より効果的に艶出し剤を付着させることができる。
▲６▼ 乾燥工程（第３復行）
艶出し剤第３散布工程および仕上げリンス工程が終わり、門型フレーム１が図５のＡ、Ｂにおいて二点鎖線で示す走行レール４の右端にある状態で、乾燥装置Ｄを作動させ、門型フレーム１を左方向に第３復行させて、車体表面の乾燥を行う。
【００４８】
ところで艶出し剤中に含まれるアミノ変性シリコーンオイルは、希釈水にリン酸イオン、硫酸イオン、ケイ酸イオンなどが含まれると、それらのイオンと反応して反応物が生成されて析出し、その析出した反応物が、混合部Ｘより下流側の配管、即ちユニット本体５０の内部を詰まらせることがある。その場合には、各噴射ユニットＵにおいて、そのユニット本体５０の基部筒５０ａより先部筒５０ｂを分離して、内部の通路形成部材５３を取り出した状態で、該通路形成部材５３やユニット本体５０内部を清掃し、詰まりの原因となった前記反応物を除去する。しかる後、その逆の手順でユニット本体５０を組み立てる。尚、この詰まり除去作業に当たり、必要に応じて、ユニット本体５０を支持筒５１より取り外したり或いはユニット本体５０をエルボ管５６より取り外すようにしてもよい。
【００４９】
かくして、本実施例では、個々の艶出し剤噴射ノズル３９毎に混合部Ｘを設けたことで、それら噴射ノズル３９が互いに距離をおいて配設されているにも拘わらず各混合部Ｘと各艶出し剤噴射ノズル３９との間を接続する配管を何れも短くすることができ、その上、その配管（噴射ユニット）自体を分解可能としているので、該配管が反応物で詰まっても、その詰まった反応物を容易且つ迅速に除去することが可能である。
【００５０】
また、以上の実施例において、艶出し剤を圧縮エアで加速して噴射することにより、艶出し剤を車体表面に容易に付着させることができる効果が得られ、更に艶出し剤が散布され終わった車体表面が空気に所定時間曝された後、その車体表面に艶出し剤が散布されることにより、艶出し剤を車体表面に一層容易に付着させることができる効果が得られることが確認されたが、それら効果が得られる理由は、アミノ変性シリコーンオイルは空気中の炭酸ガスに対して鋭敏に反応する性質があって、該シリコーンオイルに炭酸ガスを吹き込むことによりその粘性が増加（即ち増粘）してゲル状になり、更には空気中に放置することで空気中の炭酸ガスとの反応により表面に皮膜が形成される等の性質が関与しているためと考えられる。
【００５１】
更に第１散布工程で艶出し剤が散布され終わった車体表面を空気に所定時間曝すことにより、車体表面のアミノ変性シリコーンオイルが空気中の炭酸ガスと反応して増粘し、車体表面への付着力が強くなる上、次に第２散布工程で散布される艶出し剤中のアミノ変性シリコーンオイルが車体表面に付着し易くなってその付着率も向上し、これによっても、少量の艶出し剤で車体表面に良好な撥水性と艶が得られるようになり、その上、第２散布工程で散布されたアミノ変性シリコーンオイルの下に、第１散布工程で散布されて空気に所定時間曝された、車体表面への付着力が強いアミノ変性シリコーンオイルが存するので、これによっても良好な撥水性及び艶が長期間に亘り維持可能となる、と推測される。
【００５２】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく、種々の小設計変更を行うことが可能である。例えば、前記実施例では、車両Ｖを静止させ、フレームとしての門型フレーム１を該車両Ｖに対しその前後に移動させるようにした移動式洗車機を用いたが、本発明では、フレームを固定式とし、車両を該フレームに対し移動させるようにした定置式洗車機を用いてもよい。
【００５３】
また前記実施例では、混合促進部Ｙが、第１及び第２螺旋状通路６３ｓ，６４ｓと、その各螺旋状通路６３ｓ，６４ｓの下流側にそれぞれ連なる第１及び第２乱流発生通路６３ａ，６４ａとを備えるものを示したが、本発明では、混合促進部における螺旋状通路と乱流発生通路の組を３組以上直列に配列するようにしてもよい。
【００５４】
【発明の効果】
以上のように請求項１記載の発明によれば、混合部と艶出し剤噴射ノズルとの間に、艶出し剤と希釈水との混合を促進する混合促進部を設けたので、混合部と艶出し剤噴射ノズルとの間を接続する配管を短くでき、従って、反応物で該配管が詰まっても、その詰まった反応物の除去が容易になる。
また特に上記混合促進部が、混合液体を螺旋状に流動させる螺旋状通路と、その下流側に連なり該螺旋状通路を通過した直後の混合液体に乱流を生じさせる乱流発生通路との組を複数組、互いに直列に配列して構成されるので、上記のように混合部と艶出し剤噴射ノズルとの間を接続する配管を短くしても、該混合促進部においては、各組の螺旋状通路で艶出し剤と希釈水との混合が進み、更に各組の螺旋状通路に続く各組の乱流発生通路で、乱流効果により艶出し剤と希釈水との混合を促進し得ることから、全体として艶出し剤と希釈水との混合が促進されて、その両者が十分に混合した混合液体が得られる。
更にその混合促進部を通過した直後の混合液体の回転流を整流部の整流板で鎮めてから、その混合液体を艶出し剤噴射ノズルより噴射させるので、その噴射パターン内における混合液体の分散が均一になり（即ち整流部が無い場合には、上記回転流の影響で噴射パターン両端の混合液体量が多くなり、中心部の混合液体量が少なくなる）、従って、前記した混合促進部による艶出し剤と希釈水との混合促進効果とも相侯って、車体面の艶出しを均一に行うことが可能となる。
【００５５】
また特に請求項２記載の発明によれば、請求項１記載の発明の前記効果に加えて、複数個ある艶出し剤噴射ノズル毎に混合部を設けたので、艶出し剤噴射ノズルが相互に距離をおいて複数配設されても、その各々の噴射ノズルと混合部とを接続する配管を極力短くでき、従って、その配管が反応物で詰まっても、反応物除去作業が容易になる。
【００５６】
また特に請求項３記載の発明によれば、請求項１又は２記載の発明の前記効果に加えて、混合部と艶出し剤噴射ノズルとの間の配管が、その配管内部を随時清掃し得るように分解可能であるので、該配管に反応物が詰まった場合の反応物除去作業が一層容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例に係る洗車機の全体側面図
【図２】前記洗車機の清水噴射装置、洗剤噴射装置、艶出し剤散布装置の配管系を示す斜視図
【図３】前記洗車機の艶出し剤散布装置の概略正面図（図１の３矢視図）
【図４】前記艶出し剤散布装置の配管ブロック図
【図５】前記洗車機の作用の説明図
【図６】前記洗車機の制御シーケンスを示す図
【図７】艶出し剤噴射ユニットの縦断面図（図３の７−７線拡大断面図）
【図８】図７の８矢視図
【図９】艶出し剤噴射ユニット内部の通路形成部材を単体状態で示す側面図
【図１０】図９の１０−１０線断面図
【図１１】逆止弁ユニットの縦断面図（図３の８−８線拡大断面図）
【符号の説明】
Ｍ艶出し剤散布装置
Ｖ車両
Ｘ混合部
Ｙ混合促進部
Ｚ整流部
１門型フレーム（フレーム）
３９艶出し剤噴射ノズル
５０ユニット本体（配管）
６１整流板
６３ｓ第１螺旋状通路（螺旋状通路）
６４ｓ第２螺旋状通路（螺旋状通路）
６５第１乱流発生通路
６６第２乱流発生通路[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention includes a mixing unit that mixes a polishing agent containing amino-modified silicone oil with dilution water, and a polishing agent injection nozzle that sprays a liquid mixture of the polishing agent and dilution water mixed in the mixing unit. The present invention relates to a polishing agent spraying device in a car wash machine.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a mixing part for mixing a polishing agent composed of amino-modified silicone oil into dilution water, and a polishing agent injection nozzle for discharging a liquid mixture of the polishing agent and dilution water mixed in the mixing part. In a polishing agent spraying apparatus provided in a car wash machine, two polishing agent injection nozzles that inject a mixed liquid onto the upper surface of the vehicle body and a mixed liquid are injected onto the right side surface of the vehicle. It is known that a total of four polishing agent injection nozzles, one of which is a polishing agent injection nozzle and one of the polishing agent injection nozzles for injecting mixed liquid onto the left side of the vehicle, are connected by piping. (For example, refer to Patent Document 1).
[0003]
[Patent Document 1]
JP 2001-294133 A
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional polishing agent spraying device, since the piping for connecting the mixing portion and the polishing agent spray nozzle is relatively long, the polishing agent and the dilution water are sufficiently mixed in the long piping. The surface can be evenly polished.
[0005]
However, if amino acid-modified silicone oil contains phosphate ions, sulfate ions, silicate ions, etc. in the dilution water, it reacts with these ions to produce reactants and deposits, and the deposited reactants are piped. In this case, there is a problem that it takes time and effort to remove the reactants clogged in the long pipe.
[0006]
Therefore, by providing a mixing section for each polishing agent injection nozzle and shortening the piping connecting the mixing section and the polishing agent injection nozzle, even if the piping is clogged with the reactant, Although it can be considered that it can be easily removed, in this case, there is a problem that the polishing agent and the dilution water are not sufficiently mixed, and the polishing of the vehicle body surface becomes uneven.
[0007]
The present invention has been made in view of the above problems, and can uniformly polish the surface of the vehicle body. In addition, it is possible to easily remove the clogging between the mixing portion and the polishing agent spray nozzle. An object of the present invention is to provide a polishing agent spraying device in a car wash machine.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the object, the invention according to claim 1 includes a mixing part for mixing a polishing agent containing an amino-modified silicone oil into dilution water, the polishing agent mixed in the mixing part, and the dilution water. In a polisher spraying device in a car wash machine, comprising a polisher spray nozzle for spraying a mixed liquid of the above, the polisher and the dilution water are disposed between the mixing part and the polisher spray nozzle. And a rectification unit downstream of the mixing promoting unit, the mixing promoting unit comprising: a spiral passage for causing the mixed liquid to flow spirally; and the spiral Turbulent flow is generated in the mixed liquid immediately after passing through the spiral path, and the mixing of the polishing agent and the dilution water in the mixed liquid is promoted by the turbulent flow effect. Turbulent flow passage A plurality of sets are arranged in series with each other, The rectifying unit has a rectifying plate for suppressing the rotational flow of the mixed liquid that has passed through the mixing promoting unit and then ejecting the mixed liquid from the polishing agent spray nozzle.
[0009]
In addition to the feature of the invention described in claim 1, the invention described in claim 2 is provided with a plurality of the polishing agent injection nozzles, and the mixing section is provided for each of the polishing agent injection nozzles. Features.
[0010]
In addition to the feature of the invention described in claim 1 or 2, the invention according to claim 3 is such that a pipe between the mixing portion and the polishing agent spray nozzle can clean the inside of the pipe at any time. It can be decomposed into
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be specifically described below based on the embodiments of the present invention illustrated in the accompanying drawings.
[0012]
In the accompanying drawings, FIGS. 1 to 11 show an embodiment of the present invention. FIG. 1 is an overall side view of the car wash machine, and FIG. FIG. 3 is a schematic front view of the polishing agent spraying device of the car wash machine (shown by the arrow 3 in FIG. 1), and FIG. 4 is the piping of the polishing agent spraying device. FIG. 5 is an explanatory view of the operation of the car wash machine, FIG. 6 is a diagram showing a control sequence of the car wash machine, and FIG. 7 is a longitudinal sectional view of the polish agent injection unit (an enlarged view of line 7-7 in FIG. 3). 8) is a view taken in the direction of arrow 8 in FIG. 7, FIG. 9 is a side view showing the passage forming member inside the polish injection unit in a single state, and FIG. 10 is a sectional view taken along line 10-10 in FIG. 11 is a longitudinal sectional view of the check valve unit (an enlarged sectional view taken along line 8-8 in FIG. 3).
[0013]
First, in FIG. 1, the car wash machine W includes a gate-type frame 1 that straddles a vehicle (not shown), and the gate-type frame 1 has a plurality of traveling wheels 2 and 3 that are on the ground on the side of the vehicle. The vehicle can travel along the pair of left and right traveling rails 4 laid, that is, it can travel in the direction indicated by the arrow a along the front-rear direction of the vehicle. The portal frame 1 is provided with traveling drive means m for driving the traveling wheels 2 to travel.
[0014]
The portal frame 1 is provided with a rotating brush device B, a drying device D, a fresh water jetting device R, a detergent jetting device C, and a polishing agent spraying device M.
[0015]
The rotating brush device B includes an upper surface rotating brush 5 and a pair of side surface rotating brushes 6. The upper surface rotating brush 5 is swingably supported on a horizontal shaft 8 rotatably supported on the portal frame 1 via a swing arm 9. The swing arm 9 is provided with a prime mover 10 at an upper portion thereof, and the upper surface rotating brush 5 is rotationally driven from the prime mover 10 through a transmission mechanism in the swing arm 9. A sprocket 11 is fixed to the horizontal shaft 8, and an intermediate shaft 12 is rotatably supported on the portal frame 1 below the horizontal shaft 8. Other sprockets are supported on the intermediate shaft 12. 13 is fixed. An endless chain 14 is suspended around the sprockets 11 and 13, and a piston rod 17 of an air cylinder 16 supported at the lower end of the portal frame 1 is attached to a mounting bracket 15 fixed in the middle of the chain 14. Are concatenated. Therefore, if the air cylinder 16 is driven to reduce, the upper surface rotating brush 5 can be held at the upper storage position 5U as indicated by a two-dot chain line. Further, when the air cylinder 16 is in an inoperative state, the upper surface rotating brush 5 can freely move between the lower limit position 5D indicated by the solid line and the upper storage position 5U before and after the portal frame 1 around the horizontal axis 8. Can swing.
[0016]
The rotating shaft 18 of the pair of side surface rotating brushes 6 is held by a holding cylinder 19, and the holding cylinder 19 is fixed to the moving frame 20 with the axis line vertical. The moving frame 20 is slidably engaged with a guide rail 21 laid horizontally on the portal frame 1, and a support shaft 22 of the guide rail 21 is rotatably supported on the portal frame 1. Therefore, the guide rail 21, the moving frame 20, the holding cylinder 19, the rotating shaft 18, and the side surface rotating brush 6 can swing in the traveling direction 4 with the supporting shaft 22 as a fulcrum. The moving frame 20 supports a prime mover 23, and an endless chain 26 hangs around a sprocket 24 fixed to the output shaft of the prime mover 23 and a sprocket 25 fixed to the end of the rotary shaft 18. Then, the side rotating brush 6 is rotationally driven by the prime mover 23.
[0017]
The drying device D includes a pair of side surface air blowing nozzles 27 that open inward on both sides of the portal frame 1 and an upper surface air blowing nozzle 28 that opens upward at the lower side, and is connected to a blower 29. The blower nozzle 28 is lifted and lowered according to the height of the vehicle to be dried by a lift operating means (not shown).
[0018]
As is clear when referring also to FIG. 2, the fresh water injection device R capable of injecting fresh water onto the surface of the vehicle body includes a gate-shaped fresh water injection pipe 31 provided on the gate-type frame 1 behind the side brush 6. Yes. This fresh water injection pipe 31 has a plurality of nozzles 30 with the nozzle holes directed inward of the portal frame 1, and the upper center of the fresh water injection pipe 31 is provided by a water supply pipe 32 having an electromagnetic valve S 1 interposed therebetween. In the illustrated example, the water supply source is configured by a water tank Wp in which fresh water is stored and a water supply pump P including a submersible pump that is immersed in the water and pumps water into the water supply pipe 32.
[0019]
Therefore, if the solenoid valve S <b> 1 is opened after driving the water supply pump P, fresh water can be injected from the plurality of nozzles 30 of the fresh water injection pipe 31.
[0020]
The detergent spraying device C capable of spraying detergent onto the surface of the vehicle body includes a gate-shaped detergent spraying tube 37 provided on the gate-shaped frame 1 at an intermediate position between the upper surface rotating brush 5 and the drying device D. The detergent injection pipe 37 has a plurality of nozzles 36 with the nozzle holes directed inward of the portal frame 1. The upper center of the detergent injection pipe 37 and the detergent tank T2 are an ejector E2 and an electromagnetic valve S3. The ejector E2 and the water supply pump P are connected by a water supply pipe 32 'interposed by an electromagnetic valve S4. Therefore, if the solenoid valves S3 and S4 are opened after the feed pump P is driven, fresh water is supplied to the ejector E2, and the detergent in the detergent tank T2 is sucked by the negative pressure generated in the ejector E2, and the fresh water and The mixed detergent can be sprayed from the plurality of nozzles 36 of the detergent spray tube 37.
[0021]
Further, the polishing agent spraying device M disposed in the portal frame 1 adjacent to the detergent spraying device C can spray a polishing agent containing amino-modified silicone oil onto the surface of the vehicle body, The four nozzles 39 (that is, the first and second polishing agent injection nozzles 39 and 39 for injecting the liquid mixture onto the upper surface of the vehicle body, and the side surface of the right vehicle body of the vehicle) The first to first supported by the portal frame 1 have a third polish agent spray nozzle 39 for spraying the mixed liquid and a fourth polish agent spray nozzle 39 for spraying the mixed liquid on the left side of the vehicle. 4th injection unit U ... is provided.
[0022]
In each of the injection units U, for each of the polishing agent injection nozzles 39, a mixing unit X for mixing a polishing agent containing amino-modified silicone oil with dilution water is disposed. In addition, between each of the corresponding polishing agent spray nozzles 39, that is, in a pipe in the vicinity of each mixing portion X, a mixing promoting portion Y that promotes the mixing of the polishing agent and the dilution water, and the mixing promoting portion. A rectifying unit Z is disposed downstream of Y. The first to fourth injection units U have basically the same configuration. Next, the injection units U will be described with reference to FIGS.
[0023]
Each injection unit U includes a unit main body 50 formed in a hollow rectangular tube shape or a cylindrical shape, and a support tube 51 screwed to the base end of the unit main body 50 and fixed to the portal frame 1. The support cylinder 51 is connected to the water supply pump P through a dilution water supply pipe 52 having an electromagnetic valve S2. In the middle of the dilution water supply pipe 52, an air supply pipe 41 connected to the air supply source A and having an electromagnetic valve S5 interposed therebetween is connected via a T joint G. The unit body 50 includes a base tube 50a in which the support tube 51 is screwed to one end, and a tip tube 50b in which the base end is screwed to the other end of the base tube 50a, and the tip tube 50b. A polishing agent spray nozzle 39 is detachably fixed (screwed in the illustrated example) to the tip of the nozzle.
[0024]
The glaze injection nozzle 39 is formed in a slit shape in the same direction so that an injection hole 39a opened at the tip of the polishing agent injection nozzle 39 forms an elongated injection pattern in a direction orthogonal to the front-rear direction of the vehicle to be cleaned. Yes.
[0025]
Inside the unit main body 50, a passage forming member 53 is accommodated so as to be sandwiched between the front tube 50b and the base tube 50a. Therefore, the passage forming member 53 includes the front tube 50b. It can be detached from the unit main body 50 by separating from the base tube 50a. Thus, by the passage forming member 53, the mixing unit X, the mixing promoting unit Y, and the rectifying unit Z are sequentially defined in series inside the unit main body 50 from the base end side, that is, the upstream side.
[0026]
The mixing part X extends along the axial direction of the unit body 50 and communicates directly with the dilution water introduction port part 54 into the support cylinder 51, and introduces a polishing agent that communicates directly with the dilution water introduction port part 54. Port part 55 is comprised. A polish agent supply pipe 58 is connected to the polish agent introduction port section 55 via an elbow pipe 56 and a check valve unit 57 which are screwed directly to the polish agent introduction port section 55. The check valve unit 57 allows the supply of the polishing agent only in one direction from the polishing agent supply pipe 58 to the mixing portion X side. Normally, the valve body 57a is closed by its own weight. Retained.
[0027]
The polishing agent supply pipe 58 is connected to a polishing agent tank T3 that stores a polishing agent containing amino-modified silicone oil. In the middle of the polishing agent supply pipe 58, the polishing agent in the polishing agent tank T3 is sucked. A tube pump Pt that can be pumped to the mixing part X of the injection unit U is interposed.
[0028]
The passage forming member 53 includes a mixing promoting portion forming body 60 for forming the mixing promoting portion Y and a rectifying plate 61 for forming the rectifying portion Z. The mixing promoting portion forming body 60 is configured by screwing and fixing cylindrical first and second guide portions 63 and 64 at predetermined positions on both front and rear ends of the through bolt 62. On the outer peripheral surface, three threaded protrusions 63a and 64a for projecting spiral passages 63s and 64s, respectively, project from the inner peripheral surface of the unit body 50. The upstream end of the first spiral passage 63s corresponding to the first guide part 63 is directly open to the mixing part X, and the downstream end is formed between the first and second guide parts 63 and 64. The first turbulent flow generation passage 65 is directly open. On the other hand, the upstream end of the second spiral passage 64s corresponding to the second guide portion 64 is directly open to the first turbulent flow generation passage 65, and the downstream end thereof is connected to the second guide portion 64 and the rectifying portion. Opening directly to the second turbulent flow generation passage 66 formed between Z and Z.
[0029]
The rectifying plate 61 is for suppressing the swirling vortex, that is, the rotating flow of the mixed liquid immediately after passing through the mixing promoting portion Y (second turbulent flow generation passage 65 in the illustrated example). It is formed in a flat plate shape along the longitudinal direction of the nozzle hole 39a.
[0030]
Thus, if the solenoid valves S2 and S5 are opened after the water supply pump P is driven, the fresh water as the dilution water is accelerated by the T joint G by the high pressure air supplied from the air supply source A, and each injection It is supplied to the dilution water introduction port part 54 of the mixing part X in the unit U. On the other hand, when the tube pump Pt is driven, it sucks the polishing agent in the polishing agent tank T3 and supplies it to the polishing agent introduction port 55 of the mixing section X in each injection unit U via the check valve unit 57. Thus, the polishing agent and the dilution water are merged and mixed in the mixing section X.
[0031]
Subsequently, the mixed liquid swirls in the first spiral passage 63s in the mixing promoting portion Y, during which mixing of the polishing agent and the dilution water proceeds, and further the mixed liquid that has exited the first spiral passage 63s. The swirling flow generates turbulent flow in the first turbulent flow generation passage 65, and the mixing of the polishing agent and the dilution water is promoted by the turbulent flow effect. Subsequently, the mixed liquid swirls in the second spiral passage 64s, during which the mixing of the polishing agent and the dilution water proceeds, and the swirling flow of the mixed liquid that has exited the second spiral passage 64s 2 A turbulent flow is generated in the turbulent flow generation passage 66, and the mixing of the polishing agent and the dilution water is promoted by the turbulent flow effect.
[0032]
In the mixing promoting portion Y including the spiral passages 63s and 64s and the turbulent flow generation passages 65 and 66 immediately downstream of the spiral passages 63s and 64s, the mixing of the polishing agent and the dilution water is promoted even if the passage length is short. Therefore, even if the piping between the mixing part X and the injection nozzle 39 is shortened, a mixed liquid in which the polishing agent and the dilution water are sufficiently mixed can be obtained.
[0033]
Further, the swirl vortex of the mixed liquid immediately after passing through the mixing promoting portion Y, that is, the rotating flow, is effectively suppressed by the rectifying plate 61 that blocks in the rotating direction of the rotating flow in the rectifying portion Z, and the mixing is performed. Since the liquid is ejected from the polishing agent ejection nozzle 39, the dispersion of the mixed liquid in the ejection pattern becomes uniform. That is, if the rectifying plate 61 is not provided, the amount of liquid mixture at both ends in the longitudinal direction of the ejection pattern is relatively increased due to the influence of the rotational flow, and the amount of liquid mixture at the center is decreased. Accordingly, in combination with the effect of promoting the mixing of the polishing agent and the dilution water by the mixing promoting portion Y, the surface of the vehicle body is uniformly polished.
[0034]
Thus, the mixed liquid, which is injected from the injection nozzle 39 and is a mixture of fresh water and a polish, is uniformly distributed on the surface of the vehicle body without foaming.
[0035]
The portal frame 1 includes a rotating brush device B, a drying device D, a fresh water jetting device R, a detergent jetting device C, a polishing agent spraying device M, and the travel driving means of the car wash machine W based on a sequence shown in FIG. A control device SG is provided so as to be selectable from the outside at any time.
[0036]
The polishing agent stored in the polishing agent tank T3 is an aqueous emulsion obtained by emulsifying amino-modified silicone oil and water with a nonionic surfactant, and includes a cationic surfactant and an anionic surfactant. Not in.
[0037]
Next, a series of steps for performing the glazing method in the sequence shown in FIG. 6 using the car wash machine W of the above embodiment will be described. In this case, while the portal frame 1 reciprocates three times on the traveling rail 4, a washing process, a rinsing process, and a first polishing agent spraying process are performed on the vehicle V stopped between the traveling rails 4. The polishing agent second spraying step, the polishing agent third spraying step, the finishing rinse step, and the drying step are sequentially performed.
(1) Cleaning process (first outbound)
The solenoid valve S1 is opened and fresh water supplied from the water supply pump P is injected from the nozzle 30 of the fresh water injection device R, and the two electromagnetic valves S3 and S4 are opened and the nozzle 36 of the detergent injection device C is opened. At the same time, the detergent is sprayed, and the portal frame 1 is first moved in the right direction from the left end of the traveling rail 4 indicated by the solid line in FIGS. Brush and clean the surface. That is, the detergent is sprayed from the nozzle 36 of the detergent spraying device C onto the surface of the vehicle body, and then the surface of the vehicle body is brushed by the upper surface rotating brush 5 and the pair of side surface rotating brushes 6 of the rotating brush device B. Rinsing is performed by ejecting fresh water from the nozzle 30 of the fresh water injection device R.
[0038]
When the portal frame 1 reaches the right end of the traveling rail 4 indicated by the two-dot chain line in FIGS. 5A and 5B, the traveling of the portal frame 1 is stopped and the cleaning process is ended.
(2) Rinsing process (first return)
When the cleaning process is completed and the portal frame 1 is at the right end of the traveling rail 4 indicated by a two-dot chain line in FIGS. 5A and 5B, the electromagnetic valve S3 of the detergent injection device C is closed to stop the supply of the detergent. The gate-type frame 1 is first returned to the left while spraying fresh water from both the detergent spray device C and the clean water spray device R, and the surface of the vehicle body is brushed and rinsed by the rotating brush device B. That is, clean water is sprayed from the nozzle 30 of the fresh water injection device R onto the vehicle body surface for rinsing, and then the vehicle body surface is brushed by the upper surface rotation brush 5 and the pair of side surface rotation brushes 6 of the rotation brush device B. Further, rinsing is performed by spraying fresh water from the nozzle 36 of the detergent spraying device C onto the surface of the vehicle body.
[0039]
When the portal frame 1 reaches the left end of the traveling rail 4 indicated by a solid line in FIGS. 5A and 5B, the portal frame 1 stops traveling and the upper surface rotating brush 5 and the pair of side surface rotating brushes 6 are rotated. The upper surface rotating brush 5 is raised and held at the upper limit storage position 5U, and the pair of side surface rotating brushes 6 are opened and held at the outer storage positions (positions 6a and 6a shown in FIG. 5B), The solenoid valves S1 and S4 are closed and the rinsing process is finished.
(3) Polishing agent first application process (second outbound)
After the rinsing process is finished and the portal frame 1 is at the left end of the traveling rail 4 shown by the solid line in FIGS. 5A and 5B, in addition to the water supply pump P, the tube pump Pt is driven, and then the electromagnetic valve S2 , S5 is opened, and thereby, the polishing agent is sprayed from each of the spray nozzles 39 of the polishing agent spraying apparatus M, and the portal frame 1 is moved in the second direction to the right, so that the polishing agent is applied to the surface of the vehicle body. To spray. When the portal frame 1 reaches the right end of the traveling rail 4 indicated by the two-dot chain line in FIGS. 5A and 5B, the traveling of the portal frame 1 is stopped and the first polishing agent spraying process is completed.
[0040]
In this polishing agent first spraying step, brushing by the rotating brush device B is not performed.
[0041]
In the first spraying step of the polish, the mixed liquid in which fresh water and the polish are mixed is accelerated and injected by the high-pressure air mixed with the mixed liquid, and effectively polishes the surface of the vehicle body. An extractant can be deposited.
(4) Polishing agent second spraying process (second return)
When the first spraying step of the polishing agent is finished, the gate-type frame 1 is secondly moved backward in the left direction from the state in which the gate-type frame 1 is at the right end of the traveling rail 4 indicated by a two-dot chain line in FIGS. In the same manner as in the first spraying step, the polishing agent is sprayed on the surface of the vehicle body. When the portal frame 1 reaches the left end of the traveling rail 4 indicated by the solid line in FIGS. 5A and 5B, the traveling of the portal frame 1 is stopped and the second polishing agent spraying process is completed.
[0042]
Note that brushing by the rotating brush device B is not performed even in the second polishing agent spraying step.
[0043]
Also in the second spraying step of the polishing agent, the mixed liquid in which fresh water and the polishing agent are mixed is accelerated and injected by the high-pressure air mixed in the mixed liquid, so that the surface of the vehicle body is effectively polished. An extractant can be deposited.
[0044]
Further, after the surface of the vehicle body on which the polishing agent has been applied in the first application step of the polishing agent is exposed to air for a predetermined time (in the illustrated example, appropriately set in the range of 5 seconds to 1 hour), the vehicle body surface Since the polishing agent is sprayed on the surface, the polishing agent can be more effectively adhered to the surface of the vehicle body.
▲ 5 ▼ Polishing agent third spraying process and finish rinsing process (third outbound)
The nozzle of the fresh water injection device R is opened by opening the solenoid valve S1 in a state in which the second spraying step of the polishing agent is finished and the portal frame 1 is at the left end of the traveling rail 4 shown by a solid line in FIGS. 30 is sprayed with fresh water, and the gate-type frame 1 is moved in the third direction to the right to spray the polishing agent on the surface of the vehicle body. After being exposed to the air, fresh water is sprayed onto the surface of the vehicle body to wash off the excess polish. When the portal frame 1 reaches the right end of the traveling rail 4 indicated by a two-dot chain line in FIGS. 5A and 5B, the traveling of the portal frame 1 is stopped, the driving of the pumps P and Pt is stopped, and the solenoid valve S1 , S2 and S5 are closed to finish the third polishing agent spraying step and the finishing rinse step.
[0045]
In addition, brushing by the rotating brush apparatus B is not performed in the third polishing agent spraying step and the finishing rinse step.
[0046]
Also in the third spraying step of the polishing agent, as in the first spraying step of the polishing agent, the mixed liquid in which fresh water and the polishing agent are mixed is accelerated by high-pressure air and sprayed to the surface of the vehicle body. It is possible to effectively attach the polish.
[0047]
Further, after the surface of the vehicle body on which the polishing agent has been applied in the second application step of the polishing agent is exposed to air for a predetermined time (in the illustrated example, appropriately set within a range of 5 seconds to 1 hour), the vehicle body surface Since the polishing agent is sprayed on the surface, the polishing agent can be more effectively adhered to the surface of the vehicle body.
(6) Drying process (third return)
With the polishing agent third spraying step and the finishing rinsing step completed, the drying apparatus D is operated in a state where the portal frame 1 is at the right end of the traveling rail 4 indicated by a two-dot chain line in FIGS. The frame 1 is moved backward in the third direction to dry the surface of the vehicle body.
[0048]
By the way, when amino acid-modified silicone oil contained in the polishing agent contains phosphate ions, sulfate ions, silicate ions, etc. in the diluted water, it reacts with these ions to produce reactants, which are precipitated. The deposited reaction product may clog the piping on the downstream side of the mixing portion X, that is, the inside of the unit main body 50. In that case, in each injection unit U, the front tube 50b is separated from the base tube 50a of the unit main body 50, and the passage forming member 53 and the unit main body 50 are removed. The inside is cleaned to remove the reactants that cause clogging. Thereafter, the unit body 50 is assembled in the reverse procedure. In this clogging removing operation, the unit main body 50 may be removed from the support tube 51 or the unit main body 50 may be removed from the elbow pipe 56 as necessary.
[0049]
Thus, in this embodiment, the mixing portions X are provided for each of the polishing agent spray nozzles 39, so that the mixing portions X and the spray nozzles 39 are arranged at a distance from each other. Each of the pipes connecting between the polishing agent injection nozzles 39 can be shortened, and the pipe (injection unit) itself can be disassembled, so that even if the pipes are clogged with reactants, The clogged reactant can be easily and quickly removed.
[0050]
Further, in the above embodiment, by accelerating and spraying the polishing agent with compressed air, the effect of allowing the polishing agent to be easily attached to the surface of the vehicle body is obtained, and further, the polishing agent has been sprayed. After the car body surface is exposed to the air for a predetermined time, it is confirmed that the effect of allowing the glaze agent to adhere to the car body surface can be obtained more easily by spraying the caramel surface onto the car body surface. However, the reason why these effects are obtained is that amino-modified silicone oil has a property of sensitively reacting with carbon dioxide in the air, and its viscosity increases (that is, increases) by blowing carbon dioxide into the silicone oil. This is presumably because properties such as formation of a film on the surface due to reaction with carbon dioxide gas in the air by being allowed to stand in the air, are formed into a gel.
[0051]
Further, by exposing the surface of the vehicle body on which the polishing agent has been dispersed in the first spraying process to air for a predetermined time, the amino-modified silicone oil on the surface of the vehicle body reacts with carbon dioxide in the air to increase the viscosity, In addition to strengthening the adhesion, the amino-modified silicone oil in the polishing agent sprayed in the second spraying process is more likely to adhere to the surface of the vehicle body, improving the adhesion rate, and this also reduces the amount of polishing. With this agent, good water repellency and gloss can be obtained on the car body surface. In addition, it is sprayed in the first spraying process under the amino-modified silicone oil sprayed in the second spraying process and exposed to the air for a predetermined time. Since the amino-modified silicone oil having strong adhesion to the vehicle body surface exists, it is presumed that good water repellency and gloss can be maintained over a long period of time.
[0052]
Although the embodiments of the present invention have been described in detail above, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various small design changes can be made without departing from the present invention described in the claims. Is possible. For example, in the above-described embodiment, a mobile car wash machine in which the vehicle V is stationary and the portal frame 1 as a frame is moved back and forth with respect to the vehicle V is used. However, in the present invention, the frame is fixed. A stationary car wash machine that moves the vehicle relative to the frame may be used.
[0053]
In the embodiment, the mixing promoting portion Y includes the first and second spiral passages 63s and 64s and the first and second turbulent flow generation passages 63a and 63s connected to the downstream sides of the spiral passages 63s and 64s, respectively. In the present invention, three or more sets of spiral passages and turbulent flow generation passages in the mixing promoting portion may be arranged in series.
[0054]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, Since the mixing promotion part that promotes the mixing of the polishing agent and the dilution water is provided between the mixing part and the polishing agent injection nozzle, The piping connecting between the mixing section and the polishing agent spray nozzle can be shortened. And therefore Even if the piping is clogged with the reactant, the clogged reactant can be easily removed.
Also In particular, the mixing promoting unit includes a set of a spiral passage for causing the mixed liquid to flow spirally, and a turbulent flow generation passage for generating turbulence in the mixed liquid immediately after passing through the spiral passage. Since multiple sets are arranged in series with each other, as described above, the mixing section and the polishing agent spray nozzle are connected. Even if piping is shortened The In the mixing promotion section, Each pair Mixing of polish and dilution water proceeds in a spiral passage, Each set of spiral passages following each set In the turbulent flow path , Since the mixing of the polishing agent and the dilution water can be promoted by the turbulent flow effect, the mixing of the polishing agent and the dilution water is promoted as a whole, and a mixed liquid in which both are sufficiently mixed is obtained.
Furthermore, since the mixed liquid is injected from the polishing agent injection nozzle after the rotational flow of the mixed liquid immediately after passing through the mixing promoting part is suppressed by the rectifying plate of the rectifying part, the dispersion of the mixed liquid in the injection pattern is prevented. If there is no rectifying unit (that is, the amount of liquid mixture at both ends of the ejection pattern increases due to the influence of the rotational flow, the amount of liquid mixture at the center decreases), and therefore the gloss by the mixing promoting unit described above. Combined with the effect of promoting the mixing of the extractant and the dilution water, it is possible to uniformly polish the vehicle body surface.
[0055]
In addition, according to the invention described in claim 2, in addition to the effect of the invention described in claim 1, since the mixing section is provided for each of the plurality of polishing agent injection nozzles, the polishing agent injection nozzles are mutually connected. Even when a plurality of the nozzles are arranged at a distance, the pipes connecting the respective injection nozzles and the mixing section can be made as short as possible. Therefore, even if the pipes are clogged with the reactants, the reactant removal operation is facilitated.
[0056]
Further, in particular, according to the invention described in claim 3, in addition to the effect of the invention described in claim 1 or 2, the pipe between the mixing portion and the polish agent spray nozzle can clean the inside of the pipe at any time. Therefore, the reactant removal operation when the reactant is clogged in the pipe is further facilitated.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall side view of a car wash machine according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view showing a piping system of a fresh water jetting device, a detergent jetting device, and a polishing agent spraying device of the car wash machine.
FIG. 3 is a schematic front view of the polishing agent spraying device of the car wash machine (viewed in the direction of arrow 3 in FIG. 1).
FIG. 4 is a piping block diagram of the polishing agent spraying device.
FIG. 5 is an explanatory diagram of the operation of the car wash machine
FIG. 6 is a diagram showing a control sequence of the car wash machine
7 is a longitudinal sectional view of the polishing agent injection unit (enlarged sectional view taken along line 7-7 in FIG. 3).
8 is a view taken along arrow 8 in FIG.
FIG. 9 is a side view showing the passage forming member inside the polish injection unit in a single state.
10 is a sectional view taken along line 10-10 in FIG.
11 is a longitudinal sectional view of the check valve unit (an enlarged sectional view taken along line 8-8 in FIG. 3).
[Explanation of symbols]
M Polishing agent spraying device
V vehicle
X mixing section
Y mixing promotion part
Z rectifier
1 Gate-type frame (frame)
39 Polishing agent injection nozzle
50 Unit body (piping)
61 Rectifier plate
63s 1st spiral passage (spiral passage)
64s second spiral passage (spiral passage)
65 First turbulent flow passage
66 Second turbulent flow passage

Claims

A mixing unit that mixes a polishing agent containing amino-modified silicone oil with dilution water, and a polishing agent injection nozzle that sprays a liquid mixture of the polishing agent and the dilution water mixed in the mixing unit, In a polishing agent spraying device in a car wash machine,
Between the mixing unit and the polish spraying nozzle, a mixing promoting unit that promotes mixing of the polish and the dilution water, and a rectifying unit that is downstream of the mixing promoting unit are disposed. And
The mixing promoting unit generates a turbulent flow in the mixed liquid immediately after passing through the spiral passage that is connected to the downstream side of the spiral passage and the spiral passage through which the mixed liquid flows spirally. A plurality of sets of turbulent flow generation passages that promote mixing of the polishing agent and the dilution water in the mixed liquid by a turbulent flow effect, and arranged in series with each other,
The rectifying unit includes a rectifying plate for suppressing the rotational flow of the mixed liquid that has passed through the mixing promoting unit and then spraying the mixed liquid from the polish agent spray nozzle. Polisher spraying device.

The polish agent spraying device in a car wash machine according to claim 1, wherein a plurality of the polish agent injection nozzles are provided, and the mixing section is provided for each of the polish agent injection nozzles.

The glazing in the car wash machine according to claim 1, wherein a pipe between the mixing unit and the polishing agent spray nozzle can be disassembled so that the inside of the pipe can be cleaned at any time. Agent spraying device.