JP3736544B2

JP3736544B2 - humidifier

Info

Publication number: JP3736544B2
Application number: JP2003147154A
Authority: JP
Inventors: 博之上出
Original assignee: Tiger Corp
Current assignee: Tiger Corp
Priority date: 2003-05-26
Filing date: 2003-05-26
Publication date: 2006-01-18
Anticipated expiration: 2023-05-26
Also published as: JP2004347279A

Description

【０００１】
【発明が属する技術分野】
本願発明は、ハイブリッド式加湿器に関し、特に加湿用空気を加熱空気用吸気口及び冷空気用吸気口の２つの吸気口から取り込むことにより吸気量を増大し、加湿効率を向上させることができるハイブリッド式加湿器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
加湿器は、気温が下がる冬の時期に室内を暖房する結果、室内の湿度が下がるためその湿度を高めるために主に使用される機器で、後面等に設けられる吸気口より室内の空気を吸い込み、吸い込んだ空気に水を加湿し、その加湿空気を上方等に設けられる吹出口から室内に排気し、室内を加湿するものであり、現在では、気化式フィルターとファンとからなるタイプのもの、或いは更にヒータを併設した等のタイプのものがある。
【０００３】
後者のタイプのハイブリッド式加湿器の一例を図１３に示す。加湿器ａは、図示しない水を入れたカートリッジ式水タンク、該水タンクから排出される水を吸い上げるフィルターｂ、水を気化する空気を加熱する加熱源としてのヒータｃ及び気化した加湿空気を室内に供給するファンｄ等を有してなり、その機能は概略以下のとおりである。
【０００４】
即ち、図示しないカートリッジ式水タンク内に水を入れ、本体ケースｅ内に逆さにして所定位置に載置する。すると該水タンク内の水は前記フィルターｂの下方に連通される図示しない貯水槽に流れ出て貯水されるとともに、該フィルターｂの底部を水に侵漬させる。するとフィルターｂは浸漬した底部の水を吸い上げ保持する。
【０００５】
前記フィルターｂの上流側には、ヒータｃ及びファンｄが設けられており、加湿器に通電されるとヒータｃが発熱するとともに、ファンｄが回動する。ファンｄの上流側である本体ケースｅの背面の壁面には吸気口ｆが設けられており、ファンｄが回動すると該吸気口ｆより外気を黒塗りの矢印のように吸入する。本体ケースｅ内に吸い込まれた空気はヒータｃにより加熱され、温風となってフィルターｂに至る。そして該温風はフィルターｂに吸い上げられ保持されている水を気化し蒸気を発生させる。その後蒸気化した加湿空気は、白抜きの矢印のように本体ケースｅの上方位置に設けられる吹出口ｇより室内に排気され、室内を適度に加湿する（例えば、特許文献１参照。）。
【０００６】
ところで従来の加湿器の吸気口ｆは、図で示すもののようにヒータｃの上流側の壁面に１つ設けられ、該１つの吸気口より取り入れた空気をヒータｃに送り、該ヒータｃで加熱し、加熱した空気を温風としてフィルターｂに送っていた。即ち、ヒータｃで加熱される空気はヒータｃを通過することになるが、通過時に圧力損失が生じ、その結果吸入空気量が低減するというように、取り込まれる空気量が十分とはいえず、結果的にフィルターｂで気化される加湿空気量も十分とはいえないという弊害を有していた。
【０００７】
また、取り込まれる空気に圧力損失が発生するということは、それだけファンの回転音も大きくなるとともに、消費電力も増大するという弊害を有していた。更に、ヒータｃで加熱された温風は本体ケースｅ内を迂回してフィルターｂに向かうため、ヒータｃで加熱された温風が本体ケースｅ内の壁面に直接当たることになり、結果的に本体ケースｅの温度上昇を招くという弊害を有していた。
【０００８】
【特許文献１】
特開２０００−６１９０１。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】
本願発明は、加湿器の背面の同一面上に加熱空気用吸気口及び冷空気用吸気口の２つの吸気口を設け、これら２つの吸気口から室内の空気を取り込むことにより吸気量を増大し、加湿効率を向上させることができる利便性の高い加湿器を提供することを目的とするものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本願発明は以下の構成を採用する。
【００１１】
請求項１に係る発明では、本体ケースと、該本体ケース内に配置される水タンクと、該水タンク内の水を所定量貯水する貯水槽と、該貯水槽の水を吸い上げ気化するフィルターと、吸気口より導入される空気を加熱する加熱源と、ファンとを有する加湿器において、前記吸気口は、前記加熱源の上流側及び下流側に設けられる構成。
【００１２】
そしてこのような構成により、加熱源の上流側及び下流側に設けられる加熱空気用吸気口及び冷空気用吸気口の２つの吸気口から室内の空気が取り込まれるため、吸気量が増大し、且つフィルターで形成される加湿空気量が増大する。また吸気量が増大する分本体ケース内で発生する圧力損失が低減するため、それだけファンの回転音が低減するとともに、消費電力が少なくなる。
【００１３】
更に、温風の下流側から外気を直接吸い込むことにより、ヒータによって加熱される温風が外気によって引っ張られるようになり、結果的に加熱空気用吸気口から吸い込まれる空気量が増大する。また、ヒータによって加熱される温風は、冷空気用吸気口から取り込まれる外気に当たるため、本体ケースが局部的に熱くなることはない。
【００１４】
請求項２に係る発明では、前記加熱源に、加湿器を傾け前記貯水槽内に残った水を排出する際水が前記加熱源内に入り込まない水侵入防止用のつばを設ける構成。本来、加湿器を傾け貯水槽内に残った水を排出する方向は、加熱源であるヒータがある側とは反対の側に予めに決められているが、例えユーザーが誤って決められた方向ではないヒータ側に排出しようとして加熱器を傾けたとしても、ヒータ部分にはつばが設けられているため、このつばにより排出される水が堰き止められその水がヒータ内に侵入することはない。
【００１５】
請求項３に係る発明では、前記水タンクの一面は、加熱源により暖められた空気の誘導通路の一部を形成する構成。そしてこの構成により、暖められた空気をフィルターに導くための格別の誘導通路を形成する必要がなくなる。
【００１６】
請求項４に係る発明では、前記加熱源の上流側及び下流側に設けられる吸気口は、同一面上に形成される構成。そしてこの構成により、加熱源の上流側及び下流側に設けられる吸気口の形成が簡略化し、且つ、それら吸気口に配設される空気フィルターとして１枚のものが使用できる。
【００１７】
【発明の実施の形態】
本願発明の加湿器を図１ないし図１０に示す。図１は全体の平面図、図２は全体の正面図、図３は全体の右側面図、図４は全体の背面図、図５は図１のＡ−Ａ線断面図、図６は水タンク及びフィルターがない状態での図２のＢ−Ｂ線断面図、図７は水タンク及びフィルターがある状態での図２のＢ−Ｂ線断面図、図８はフィルターがない状態での図２のＣ−Ｃ線断面図、図９は吹出口内部に設けられる切替手段の拡大図、図１０は吹出口内部に設けられる切替手段の上方並びに前方への切り替え状態の概略図、図１１は吹出口の拡大平面図、図１２はフロートスイッチの概略図を示す。なお、以下においては図１で下側、図３では左側を前方側と呼び、図１で上側、図３では右側を後方側と呼び、図１で左側を左側方側と呼び、図１で右側を右側方側と呼ぶ。
【００１８】
図に示すものは、水を気化する空気をヒータにより暖められた温風を用いるハイブリッド式加湿器である。加湿器１は、図１に示すように平面視矩形状で、且つ図３に示すように側面視ではその上部が円弧状の略台形状を有する。その外郭を形成する本体ケース２は、図１及び図２に示すようにその右側から水タンク領域３、加湿空気発生領域４及び加湿空気排気領域５を形成してなる。
【００１９】
そして、前記本体ケース２内には図５、図６に示すように前記加湿空気発生領域４及び加湿空気排気領域５を区画するための第１垂直区画壁６が設けられるとともに、前記加湿空気排気領域５内には該加湿空気排気領域５を更に区画する第２垂直区画壁７が設けられる。なお、前記水タンク領域３と加湿空気発生領域４との間には区画壁が設けられておらず、後記の水タンク１０が水タンク領域３に配置された状態で、該水タンク１０の左側方側の壁面１０ｂが両領域３、４との区画壁となる。即ち、本体ケース２内には、水タンク領域３内の空間Ｓ１、加湿空気発生領域４内の空間Ｓ２、加湿空気排気領域５内の空間Ｓ３及び空間Ｓ４の４つの空間が形成される。
【００２０】
また、前記本体ケース２の下部には、水平区画壁８が無理バメ等により取り付けられ、本体ケース２と該水平区画壁８等により前記空間Ｓ１乃至空間Ｓ４の４つの空間を形成している。なお、前記水平区画壁８の下部には更に底板９がビス等により取り付けられている。
【００２１】
前記空間Ｓ１内の水平区画壁８の上面には、図６に示すように空間Ｓ１のほぼ中央位置に下方に凹んだ円形の第１貯水槽１４が、空間Ｓ１の後方側寄りに同じく下方に凹んだ円形の第２貯水槽１５が形成されるとともに、前記両貯水槽１４、１５を連通する第１連通路１６が形成され、更には前記空間Ｓ２に形成される後記の第３貯水槽１８と連通する第２連通路１７が形成される。そして、前記第１貯水槽１４の中央には突起１９が立設されるとともに、水タンク１０が倒立状態で空間Ｓ１内に収納配置されると第１貯水槽１４内に水タンク１０のキャップ１１が位置し、その結果キャップ１１に取り付けられる弁体１２が突起１９により開放され、水タンク１０内の水Ｗが所定量第１貯水槽１４内に流れ出ることになる。
【００２２】
符号１０は樹脂製の水タンクであり、図５に示すように水タンク領域３の空間Ｓ１に対し逆さ状態で収納配置される。該水タンク１０倒立時の上面には取手１０ａが設けられるとともに、その下面中央部に弁体１２を有する円形のキャップ１１が着脱自在に取付けられている。該弁体１２は、バネ１３により常時は閉鎖されているが、水タンク１０が空間Ｓ１内に倒立状態で収納配置されると、前記水平区画壁８に立設される突起１９に当接して上動され水タンク１０内を外部に開放する。その結果、水タンク１０内の水Ｗは所定量第１貯水槽１４に排出される。
【００２３】
前記第２貯水槽１５内にはフロートスイッチ２０が配置される。フロートスイッチ２０は図１２に示す構成を有する従来公知のものである。即ち支柱２１の外周上に内部に磁石２２を有するフロート２３が上下動自在に配置され、その上方にはストッパ部材２４が設けられるとともに、支柱２１内にはリード線２５に連結され、磁力の作用時に当接するリードスイッチ２６が配置され、前記第１連通路１６を介して導入される水により前記第２貯水槽１５内が水で満たされるとフロート２３がストッパ部材２４に当接するまで上昇し、フロート２３がその位置まで達するとリードスイッチ２６が閉鎖され加湿器１が作動することになる。このようにフロートスイッチ２０は、水タンク１０内の水がないと加湿器１が作動しない安全装置としての機能を有するものである。
【００２４】
前記加湿空気発生領域４の空間Ｓ２内の前方側寄りで水平区画壁８の上面には、図６に示すように下方に凹んだ矩形の第３貯水槽１８が形成されるとともに、該第３貯水槽１８は、空間Ｓ１に形成される前記第１貯水槽１４と第２連通路１７を介して連通され、第１貯水槽１４に貯留される水は第２連通路１７を介して該第３貯水槽１８に導入され、該第３貯水槽１８内に第１貯水槽１４の水位と同じ水位の水を貯留する。
【００２５】
そして、この第３貯水槽１８内には、フィルター２７が立設配置される。立設配置される形態は、該フィルター２７の下端が前記第３貯水槽１８内に浸かる形態である。そのため、フィルター２７が加湿空気発生領域４である空間Ｓ２内に収納配置された後においては、第３貯水槽１８内の水はフィルター２７に吸い上げられ、その全体を湿潤することになる。
【００２６】
前記フィルター２７は、ポリエチレン不織布のような公知の高分子多孔質部材からなり、表面積を大きいものとするために横断面波状のものが用いられる。そしてフィルター２７は縦断面矩形であり、該フィルター２７の外周上には同じく縦断面矩形の枠体２８により保持されており、全体としてユニット状のものとして形成されている。
【００２７】
更に図５に示すように該枠体２８の前記第１垂直区画壁６に対向する左側方側は外方に突出し、第１係止リブ２９を形成しており、前記第１垂直区画壁６の右側方側外方に一体に突出形成される第２係止リブ３０にその外側を嵌合する形態で着脱自在に係止され、必要に応じて取り外される。そして、第１係止リブ２９と第２係止リブ３０とは、前記フィルター２７の左側方側の面と前記第１垂直区画壁６との間に空間Ｓ５が形成される形態で嵌合が行われる。
【００２８】
前記加湿空気発生領域４には、図５乃至図８で示すように本体ケース２の外周を包囲するカバー部材３１が取り付けられており、該カバー部材３１と本体ケース２とで空間Ｓ２の上方側に更に空間Ｓ２ａを形成しており、該空間Ｓ２ａ内には、素子等が取り付けられる基板３９及び操作ボタン４０が取り付けられている。
【００２９】
前記空間Ｓ３には、ファン４１が配置される。このファン４１はシロッコファンが用いられる。このファン４１は、円筒状の羽根体４２及び該羽根体４２を包囲するファンケーシング４３からなる。前記羽根体４２はその中央に開口４４を、その外周に放射方向に複数の羽根４５を有し、開口４４より温風を吸引し、羽根４５の外周に排出する。また、前記ファンケーシング４３は図１０に示すようにその上方端に位置するケーシング始端４３ａから始まり、羽根体４２のほぼ全周に亘り蝸牛状の曲線を有し、ケーシング終端４３ｂを最上方端に位置する形状を有するもので、前記羽根体４２との距離は、ケーシング始端４３ａで最も狭く、ケーシング終端４３ｂにいくにつれ徐々に広くなるようにされており、このような形態により開口４４から温風を吸い込み、吸い込んだ温風を羽根体４２の外周方向に有効に押し出すことができる。
【００３０】
そして、前記第１垂直区画壁６には、前記羽根体４２の開口４４に対向する位置に開口４４とほぼ同じ大きさの円形開口４６が形成される。この円形開口４６は図５乃至図７に示すようにその断面がテーパ状にされており、羽根体４２方向に吸い込まれる温風の流れを滑らかにしている。また、第１垂直区画壁６の右側方側である空間Ｓ２側には、図８に示すようにコ字状に第２係止リブ３０が形成されており、該第２係止リブ３０の外側には、図５に示すようにフィルター２７を保持する枠体２８の第１係止リブ２９が嵌合され、フィルター２７を立設状態に支持している。
【００３１】
前述したようにフィルター２７の枠体２８と一体に形成される第１係止リブ２９は、前記第１垂直区画壁６の右側方側外方に一体に突出形成される第２係止リブ３０にその外側を嵌合する形態で着脱自在に係止されるとともに、フィルター２７の左側方側の面と第１垂直区画壁６との間に空間Ｓ５が形成され、且つ、フィルター２７の矩形面積は、円形開口４６の面積より大きくされている。そのため、円形開口４６の面積より大きいフィルター２７の面からもフィルター２７に吸水した水分を取り込むことができ、ファン４１の吸い込み効率が向上する。
【００３２】
なお、フィルター２７の上面は乾き易いためミネラルが析出しやすく、一端ミネラルが析出すると目詰まりを起こす恐れがあるが、フィルター２７の矩形面積を円形開口４６の面積より大きくしておくことによりそのような弊害が防止できるとともに、フィルター２７の交換時期を延ばすことができる。
【００３３】
前記空間Ｓ４には、モータ４７が配置される。該モータ４７は軸４８を介して羽根体４２と連結され、該羽根体４２を回動する。空間Ｓ４は第２垂直区画壁７により完全に区切られており、空間Ｓ３内の加湿空気が空間Ｓ４に侵入しないようにされている。
【００３４】
ところで、フィルター２７に湿潤される水は温風により蒸気化され、この蒸気化された加湿空気は、前記羽根体４２により押し出され、吹出口５０より室内に供給されるところ、前記吹出口５０は、図１乃至図３に示すように加湿器１の左側に形成される加湿空気排気領域５の円弧状の上方位置に、前方から上方に亘り上下方向に矩形状の開口として長く形成されている。また、その吹出口５０には縦横に複数の細長い棒状部材を交差配置してなる格子５１が配設されている。なお、符号５８は、操作レバー支持部材であり、その中央部には前後方向に開口した貫通口５９が設けられ、該貫通口５９より後記の操作レバー５５が上方に飛び出る形態で取り付けられる。
【００３５】
符号５２は切替手段を示す。該切替手段５２は、空間Ｓ３内の羽根体４２と吹出口５０との間、より詳細には図１０に示すようにケーシング始端４３ａと吹出口５０との間の加湿空気が排出される通路内に配置される。また、切替手段５２は、風向板５３、該風向板５３を支持する軸５４、該軸５４に一体の操作レバー５５と、該操作レバー５５の先端に取り付けられるつまみ５６とからなり、操作レバー５５とつまみ５６とで操作部を形成する。
【００３６】
そして、前記風向板５３は、図９に示すように平面視矩形状で、且つ図１０に示すように断面く字状の平板部材であり、そのほぼ中間の折れ曲がり部には、風向板５３と一体に軸５４が形成されるととともに、該軸５４には図９に示すように軸５４と直角方向に延伸される操作レバー５５が前記軸５４と一体に形成されており、操作レバー５５の先端にはつまみ５６が嵌め込み等の手段により取り付けられる。
【００３７】
また、図５及び図９に示すように第１垂直区画壁６及び第２垂直区画壁７の空間Ｓ３側の面には、それぞれ対向して軸受５７、５７が形成されるとともに、該軸受５７、５７には、前記軸５４を挿入するための図示しない軸方向の切り欠きが形成されている。なお、軸受５７、５７は、図１０に示すようにファンケーシング４３のケーシング始端４３ａより前方側に設けられる。
【００３８】
なお、前記軸５４を軸受５７内に取り付ける際、図９及び図１１に示すように平面視で右側の軸受５７内にスプリング６０が配設され、切替手段５２の風向板５３を軸５４と共に矢印で示すように前記第２垂直区画壁７方向に押圧している。そのため、加湿空気により風向板５３がバタバタ振動したり、音が発生したりする弊害が防止される。
【００３９】
前記操作レバー支持部材５８の貫通口５９の右側には、図１１に示すようにその上方側に加湿空気を上方向へのみ排出するための切り替え位置を示す「上方」の表示がされ、その下方側に加湿空気を前方向及び上方向へ排出するための切り替え位置を示す「上方＋前方」の表示がされる。そして、「上方」位置と「上方＋前方」位置との角度は約４０度にされ、操作レバー５５のつまみ５６を後方側の「上方」位置にすると、風向板５３は図１０に示す実線位置に移動し、つまみ５６を前方側の「上方＋前方」位置にすると、風向板５３は図１０に示す点線位置に移動する。なお、「上方＋前方」位置である風向板５３の点線位置は、風向板５３の後方側の板部ａと、ファンケーシング４３のケーシング始端４３ａから前方側へほぼ水平に延びる部分ｂとは、ほぼ平行になり、且つ、風向板５３の先端５３ｃはケーシング始端４３ａよりも後方側に位置する形態となる。
【００４０】
そして、つまみ５６の「上方」位置では、風向板５３の先端５３ｃはファンケーシング４３のケーシング始端４３ａに当接し、前方側への通路を遮断している。そのため羽根体４２により押し出される加湿空気は、図１０で示す実線の矢印(6)、(7)に示すようにその全量が吹出口５０より上方に排出される。また、つまみ５６の「上方＋前方」位置では、点線で示すように風向板５３の先端５３ｃは後方側へ回動され、前方側への通路を開口する。そのため羽根体４２により押し出される加湿空気は、図１０で示す点線の矢印(6)、(8)で示すようにその一部(6)は吹出口５０の上方から排出され、他の一部(8)は風向板５３の裏面５３ｂに当接し前方側に導かれ、吹出口５０の前方から排出される。この場合、前方から排出される量をあまり多くすると寒く感じるため、前方と上方から分散して排出される割合は略３対７にしている。
【００４１】
前記操作レバー支持部材５８の貫通口５９の上下端の左側には、図１１に示すように操作レバー５５が嵌入可能な大きさの小溝６１ａ、６１ｂがその後方側及び前方側にストッパー手段としてそれぞれ形成されている。前述したように切替手段５２の軸５４には、切替手段５２を左側に押圧するスプリング６０が配設されており、そのため、操作レバー５５は貫通口５９の左側の側壁に沿って上下動されるとともに、操作レバー５５が「上方」位置にある時には該操作レバー５５は後方側左端に形成される小溝６１ａに嵌入され、操作レバー５５が「上方＋前方」位置にある時には該操作レバー５５は前方側左端に形成される小溝６１ｂに嵌入される。そして操作レバー５５がそれら小溝６１ａ、６１ｂに嵌入された状態では、切替手段５２はその移動が阻止され加湿空気により回動されることはない。
【００４２】
次に本願発明の主要部を占める吸気系について説明する。前記加湿空気発生領域４の空間Ｓ２内の後方側寄りには、図８に示すように空気を加熱する加熱源である例えばマイカヒータ等のヒータ７０が配置される。該ヒータ７０は、水平断面矩形で上下端解放の筒状外枠７１と、該筒状外枠７１内に併設される絶縁体の内枠７２と、該内枠７２上に巻回されるニクロム線等のヒータ線７３からなり、加湿器１の後方側壁面３２の近傍に配置される。
【００４３】
該後方側壁面３２の近傍には、その内側の大きさが前記筒状外枠７１の外側の大きさより若干大きい水平断面矩形状の筒状体３３が配設されており、前記ヒータ７０の筒状外枠７１は、該筒状体３３に上方から挿入される形態で収納配置される。そのため収納配置された後においては筒状外枠７１は、筒状体３３内に収納固定されるとともに、その上下方向に空気流路を形成する。
【００４４】
前記筒状体３３と後方側壁面３２との間には空間Ｓ６が設けられており、更にこの空間Ｓ６に対向する後方側壁面３２には、後記の第２吸入口７６が設けられており、前記ファン４１が駆動されると該空間Ｓ６内に第２吸入口７６より空気を導入し、筒状体３３周りの温度上昇を低減する。
【００４５】
また、筒状外枠７１の上部外周端には、図６乃至図８に示すように水平方向に外方に張り出してなるつば７４が一体に形成されている。このつば７４は、第３貯水槽１８等の水を捨てる場合、加湿器１を誤ってヒータ７０方向に傾けた場合にヒータ７０内に捨てる水が入らないようにするためのものである。即ち、加湿器１を使わない等の場合に第３貯水槽１８等の水を捨てることになる。そのような場合を想定して水を捨てる方向は、例えば図６で示す矢印方向に設定されるが、ユーザーが誤って矢印とは反対側のヒータ７０方向に傾けたとしても前記つば７４が水の障壁となりヒータ７０内に水が入ることがなくなるため、絶縁体の内枠７２及びヒータ線７３に悪影響を及ぼすことがない。
【００４６】
前記加湿空気発生領域４の後方側壁面３２のカバー部材３１と本体ケース２とには、第１吸気口７５及び第２吸気口７６が設けられる。これら第１吸気口７５及び第２吸気口７６は、図４に示すように同一面である後方側壁面３２上に、第１吸気口７５が下方で第２吸気口７６が上方になり、且つ、第１吸気口７５はヒータ７０の上流側に位置し、第２吸気口７６はヒータ７０の下流側に位置する形態で形成される。更に、第１吸気口７５の開口面積は、第２吸気口７６の開口面積よりも大きくされ、温風の温度があまり高くならないようにされるとともに、後記するように霧吹きの原理により第１吸気口７５から導入される加熱用空気量を増大する。
【００４７】
そして、図８に示すように第１吸気口７５は、ヒータ７０で加熱される空気を供給する加熱空気用吸気口に相当し、第２吸気口７６は、ヒータ７０を迂回する空気を供給する冷空気用吸気口に相当する。また、第１吸気口７５及び第２吸気口７６が設けられるカバー部材３１と本体ケース２との間には、第１吸気口７５及び第２吸気口７６を同時に覆う一体の薄いフィルター部材７７が狭持されており、吸入空気を濾過している。このように第１吸気口７５及び第２吸気口７６を同一面上に上下方向に設けることにより、フィルター部材７７を１枚のもので対応することができ、その取り付けが簡略化され、且つ生産コストを低減することができる。
【００４８】
このような構成により前記第１吸気口７５より吸入される空気は、図８で黒塗りの矢印(1)に示すように上方向に向きを変えて導入され、ヒータ７０で加熱され、白抜きの矢印(3)で示すように更に上方向に流れる。この時、前記第２吸気口７６よりも空気が黒塗りの矢印(2)に示すようにほぼ水平方向に導入される。この第２吸気口７６はヒータ７０の下流側に設けられており、導入される空気はヒータ７０により直接暖められることはない。なお、第２吸気口７６から導入される空気の一部はヒータ７０と後方側壁面３２との間に形成される空間Ｓ６に導入され、ヒータ７０に対向する後方側壁面３２の加熱を低減する。
【００４９】
そして、前記白抜きの矢印(3)で示す加熱された空気は、ヒータ７０の上方の下流側で第２吸気口７６より黒塗りの矢印(2)に示すように導入される水平方向の冷たい空気と混合され、最適な温風となり、白抜きの矢印(4)に示すようにフィルター２７方向に流れる。その白抜きの矢印(4)で示す温風は、図５及び図７に示すように水タンク１０の左側壁面１０ｂに沿って前記フィルター２７方向に流れる。そして、フィルター２７を通過する際、フィルター２７に湿潤されている水を蒸気化して加湿空気として前記吹出口５０から室内に供給することになる。このように水タンク１０を空気の誘導通路の一部として利用することにより、特に誘導通路を設ける必要がなくなり、それだけ生産コストを低減することができるとともに、加湿器１全体を小型化軽量化することができる。
【００５０】
この場合、第２吸気口７６を設けることにより、霧吹きの原理のように第２吸気口７６から水平方向に導入される黒塗りの矢印(2)の空気流により、ヒータ７０上に若干ではあるが負圧が発生し、その負圧により第１吸気口７５より吸入される空気量が増大する。更に第２吸気口７６から水平方向に導入される空気にヒータ７０により加熱された温風が衝突するため、該温風は適温となりフィルター２７方向に流れを替えて流れることになる。そのため、ヒータ７０で加熱された空気が加湿空気発生領域４の上方壁面に直接当たり、該壁面が加熱される弊害が防止される。
【００５１】
次に、加湿運転時の加湿について説明する。加湿運転する場合には、前記空間Ｓ２にフィルター２７を設置し、次いで水Ｗの入った水タンク１０を倒立状態で空間Ｓ１に収納配置する。すると水タンク１０内の水が第１貯水槽１４に流れ出、流れ出た水は第１連通路１６を介して第２貯水槽１５に導入され、フロートスイッチ２０を作動させる。また、第１貯水槽１４の水は第２連通路１７を介して空間Ｓ２内の第３貯水槽１８に導入されるとともに、フィルター２７を湿潤する。
【００５２】
加湿運転すると同時にモータ４７が羽根体４２を回動する。すると第１吸気口７５及び第２吸気口７６より室内の乾燥した空気がフィルター部材７７を介して吸い込まれ、第１吸気口７５から吸い込まれる黒塗りの矢印(1)の空気は、ヒータ７０により加熱され、白抜きの矢印(3)の温風となり上方に移動するとともに、第２吸気口７６から吸い込まれる黒塗りの矢印(2)と混合され、白抜きの矢印(4)方向に流出する。白抜きの矢印(4)方向に流出する温風は、水タンク１０の左側壁面１０ｂに沿って流れ、フィルター２７の右側よりフィルター２７内を通過する。温風がフィルター２７内を通過するとフィルター２７内に湿潤されていた水が蒸気化する。
【００５３】
蒸気化した加湿空気は、白抜きの矢印(5)のように羽根体４２に吸引され、ファンケーシング４３内の空間Ｓ２内に押し出される。そして、前記切替手段５２のつまみ５６が「上方」位置にある時には、その加湿空気は白抜きで且つ実線の矢印(6)、(7)のように上方のみから室内に排出される。また、つまみ５６が「上方＋前方」位置にある時には、その加湿空気は白抜きで且つ点線の矢印(6)、(8)のようにその約７割(6)は上方から室内に排出され、残り約３割(8)は前方から室内に排出される。
【００５４】
本願発明は、上記実施例の構成に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更可能である。
【００５５】
【発明の効果】
請求項１に係る発明では、吸気口を加熱源の上流側及び下流側に設けることにより、加熱源の上流側及び下流側に設けられる加熱空気用吸気口及び冷空気用吸気口の２つの吸気口から室内の空気を取り込むことができそれだけ吸気量を増大することができ、その結果、フィルターで形成される加湿空気量を増大することができる。また吸気量が増大する分本体ケース内で発生する圧力損失が低減するため、それだけファンの回転音を低減することができ、且つ消費電力を低減することができその分省エネに資することができる。
【００５６】
更に、温風の下流側から外気を直接吸い込むことにより、ヒータによって加熱される温風が外気によって引っ張られるようになるため、加熱空気用吸気口から吸い込まれる空気量を増大することができる。また、ヒータによって加熱される温風は、冷空気用吸気口から取り込まれる外気に当たり本体ケースに直接当たることがなくなるため、本体ケースが加熱される弊害を防止することができる。その結果、加湿器の利便性をより高めることができる。
【００５７】
請求項２に係る発明では、加熱源に、加湿器を傾け貯水槽内に残った水を排出する際水が加熱源内に入り込まない水侵入防止用のつばを設けることにより、請求項１の効果に加え、例えユーザーが誤って決められた方向ではないヒータ側に貯水槽内に残った水を排出しようとして加熱器を傾けたとしても、ヒータ部分にはつばが設けられているため、その水のヒータ内への侵入を防止することができる。そのため加湿器の信頼性をより高めることができる。
【００５８】
請求項３に係る発明では、水タンクの一面を、加熱源により暖められた空気の誘導通路の一部として利用することにより、請求項１、２の効果に加え、暖められた空気をフィルターに導くための格別の誘導通路を形成する必要がなくなるため、それだけ生産コストを低減することができる。
【００５９】
請求項４に係る発明では、加熱源の上流側及び下流側に設けられる吸気口を同一面上に形成することにより、請求項１ないし３の効果に加え、それらの吸気口を同一の面に同時に形成することができるため生産コストを低減することができる。また、それらの吸気口に配設される空気フィルターとして１枚のものを使用することができるため、その取り付け工数を低減することができるとともに、空気フィルターのコストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本願発明の加湿器の平面図。
【図２】本願発明の加湿器の正面図。
【図３】本願発明の加湿器の右側面図。
【図４】本願発明の加湿器の背面図。
【図５】図１のＡ−Ａ線断面図。
【図６】図２のＢ−Ｂ線断面で、フィルター及び水タンクを取り外した図。
【図７】図２のＢ−Ｂ線断面図。
【図８】図２のＣ−Ｃ線断面図。
【図９】本願発明の吹出口の内側の切替手段の拡大図。
【図１０】図９のＤ−Ｄ線断面図。
【図１１】本願発明の吹出口の拡大平面図。
【図１２】フロートスイッチの概略図。
【図１３】従来の加湿器の断面図。
【符号の説明】
１…加湿器２…本体ケース
３…水タンク領域４…加湿空気発生領域
５…加湿空気排気領域６…第１垂直区画壁
７…第２垂直区画壁８…水平区画壁
９…底板１０…水タンク
１１…キャップ１２…弁体
１３…バネ１４…第１貯水槽
１５…第２貯水槽１６…第１連通路
１７…第２連通路１８…第３貯水槽
１９…突起２０…フロートスイッチ
２１…支柱２２…磁石
２３…フロート２４…ストッパ部材
２５…リード線２６…リードスイッチ
２７…フィルター２８…枠体
２９…第１係止リブ３０…第２係止リブ
３１…カバー部材３２…後方側壁面
３３…筒状体３９…基板
４０…操作ボタン４１…ファン
４２…羽根体４３…ファンケーシング
４３ａ…ケーシング始端４３ｂ…ケーシング終端
４４…開口４５…羽根
４６…円形開口４７…モータ
４８，５４…軸５０…吹出口
５１…格子５２…切替手段
５３…風向板５３ａ…表面
５３ｂ…裏面５５…操作レバー
５６…つまみ５７…軸受
５８…操作レバー支持部材５９…貫通口
６０…スプリング６１ａ，６１ｂ…小溝
７０…ヒータ７１…筒状外枠
７２…内枠７３…ヒータ線
７４…つば７５…第１吸入口
７６…第２吸入口７７…フィルター部材[0001]
[Technical field to which the invention belongs]
The present invention relates to a hybrid humidifier, and more particularly, a hybrid capable of increasing humidification efficiency by taking in humidification air from two intake ports, a heated air intake port and a cold air intake port. The present invention relates to a type humidifier.
[0002]
[Prior art]
A humidifier is a device that is mainly used to increase the humidity of a room because the room humidity decreases as a result of heating the room during the winter when the temperature drops. , Water is humidified into the sucked air, the humidified air is exhausted indoors from the air outlet provided above, etc., and the room is humidified, and at present, a type consisting of a vaporizing filter and a fan, Alternatively, there is a type that further includes a heater.
[0003]
An example of the latter type of hybrid humidifier is shown in FIG. The humidifier a includes a cartridge-type water tank containing water (not shown), a filter b that sucks up water discharged from the water tank, a heater c as a heating source for heating the air that vaporizes water, and the vaporized humidified air. The function is as follows.
[0004]
That is, water is put into a cartridge type water tank (not shown) and placed in a main body case e upside down. Then, the water in the water tank flows out and is stored in a water tank (not shown) communicated below the filter b, and the bottom of the filter b is immersed in water. Then, the filter b sucks up and holds the water at the immersed bottom.
[0005]
A heater c and a fan d are provided on the upstream side of the filter b. When the humidifier is energized, the heater c generates heat and the fan d rotates. An intake port f is provided on the wall surface of the back surface of the main body case e upstream of the fan d. When the fan d rotates, outside air is sucked from the intake port f as indicated by a black arrow. The air sucked into the main body case e is heated by the heater c and becomes warm air and reaches the filter b. The hot air evaporates water held by the filter b and generates steam. The vaporized humidified air is then exhausted into the room through the outlet g provided above the main body case e as indicated by the white arrow, and the room is appropriately humidified (see, for example, Patent Document 1).
[0006]
Incidentally, as shown in the figure, one intake port f of a conventional humidifier is provided on the upstream wall surface of the heater c, and air taken from the one intake port is sent to the heater c and heated by the heater c. The heated air was sent to the filter b as hot air. That is, the air heated by the heater c passes through the heater c, but pressure loss occurs at the time of passage, and as a result, the amount of intake air is reduced, so that the amount of air taken in is not sufficient, As a result, the amount of humidified air vaporized by the filter b was not sufficient.
[0007]
In addition, the fact that pressure loss occurs in the air taken in has had the adverse effect of increasing the rotational noise of the fan and increasing the power consumption. Furthermore, since the warm air heated by the heater c bypasses the body case e and travels toward the filter b, the warm air heated by the heater c directly hits the wall surface in the body case e. The main body case e had a harmful effect of increasing the temperature.
[0008]
[Patent Document 1]
JP 2000-61901 A.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
In the present invention, two intake ports, a heated air intake port and a cold air intake port, are provided on the same back surface of the humidifier, and the intake air is increased by taking in indoor air from these two intake ports. An object of the present invention is to provide a highly convenient humidifier that can improve the humidification efficiency.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention adopts the following configuration.
[0011]
In the invention according to claim 1, a main body case, a water tank disposed in the main body case, a water storage tank for storing a predetermined amount of water in the water tank, and a filter for sucking and vaporizing the water in the water storage tank In the humidifier having a heating source for heating air introduced from the intake port and a fan, the intake port is provided on the upstream side and the downstream side of the heating source.
[0012]
And by such a structure, since indoor air is taken in from two intake ports, the intake port for heating air and the intake port for cold air, provided on the upstream side and the downstream side of the heating source, the intake air amount increases, and The amount of humidified air formed by the filter increases. Further, since the pressure loss generated in the main body case is reduced by the increase of the intake air amount, the rotation sound of the fan is reduced accordingly, and the power consumption is reduced.
[0013]
Furthermore, by directly sucking the outside air from the downstream side of the warm air, the warm air heated by the heater is pulled by the outside air, and as a result, the amount of air sucked from the heated air inlet is increased. Further, since the warm air heated by the heater hits the outside air taken in from the cold air inlet, the main body case does not become locally hot.
[0014]
In the invention which concerns on Claim 2, when the humidifier is inclined and the water which remains in the said water storage tank is discharged | emitted in the said heat source, the structure for providing the water penetration prevention collar which does not enter water in the said heat source. Originally, the direction in which the humidifier is tilted and the water remaining in the water storage tank is discharged is determined in advance on the side opposite to the side where the heater, which is the heating source, is located. Even if the heater is tilted to discharge to the heater side, the heater part is provided with a collar, so that the water discharged by this collar is blocked and the water does not enter the heater .
[0015]
In the invention which concerns on Claim 3, one surface of the said water tank forms a part of guidance path | route of the air warmed by the heat source. This configuration eliminates the need to form a special guide passage for guiding warmed air to the filter.
[0016]
In the invention which concerns on Claim 4, the inlet port provided in the upstream and downstream of the said heat source is the structure formed on the same surface. With this configuration, the formation of the intake ports provided on the upstream side and the downstream side of the heat source is simplified, and a single air filter can be used as the air filter disposed on the intake ports.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The humidifier of the present invention is shown in FIGS. 1 is a plan view of the whole, FIG. 2 is a front view of the whole, FIG. 3 is a right side view of the whole, FIG. 4 is a rear view of the whole, FIG. 5 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG. 2 is a cross-sectional view taken along the line BB in FIG. 2 without the tank and the filter, FIG. 7 is a cross-sectional view taken along the line BB in FIG. 2 when the water tank and the filter are present, and FIG. FIG. 9 is an enlarged view of the switching means provided inside the outlet, FIG. 10 is a schematic view of the switching means provided above the outlet and forward, and FIG. FIG. 12 shows a schematic diagram of the float switch. In the following, the lower side in FIG. 1, the left side in FIG. 3 is called the front side, the upper side in FIG. 1, the right side in FIG. 3 is called the rear side, the left side in FIG. The right side is called the right side.
[0018]
What is shown in the figure is a hybrid humidifier that uses warm air heated by a heater to evaporate water. The humidifier 1 has a rectangular shape in plan view as shown in FIG. 1, and has a substantially trapezoidal shape with an upper part in an arc shape in side view as shown in FIG. As shown in FIGS. 1 and 2, the main body case 2 forming the outer shell is formed with a water tank region 3, a humidified air generating region 4, and a humidified air exhaust region 5 from the right side thereof.
[0019]
The main body case 2 is provided with a first vertical partition wall 6 for partitioning the humidified air generation region 4 and the humidified air exhaust region 5 as shown in FIGS. A second vertical partition wall 7 that further partitions the humidified air exhaust region 5 is provided in the region 5. A partition wall is not provided between the water tank region 3 and the humidified air generation region 4, and the water tank 10 described later is disposed on the left side of the water tank 10 in a state where the water tank 10 is disposed in the water tank region 3. The side wall 10 b becomes a partition wall between the two regions 3 and 4. That is, in the main body case 2, four spaces are formed: a space S1 in the water tank region 3, a space S2 in the humidified air generation region 4, a space S3 in the humidified air exhaust region 5, and a space S4.
[0020]
In addition, a horizontal partition wall 8 is attached to the lower portion of the main body case 2 by force swallowing or the like, and four spaces S1 to S4 are formed by the main body case 2 and the horizontal partition wall 8 and the like. A bottom plate 9 is further attached to the lower portion of the horizontal partition wall 8 with screws or the like.
[0021]
On the upper surface of the horizontal partition wall 8 in the space S1, as shown in FIG. 6, a circular first water tank 14 that is recessed downward at substantially the center position of the space S1 is also downwardly close to the rear side of the space S1. A concave circular second water storage tank 15 is formed, a first communication passage 16 communicating with both the water storage tanks 14 and 15 is formed, and further a third water storage tank 18 described later formed in the space S2. A second communication passage 17 communicating with the second communication passage 17 is formed. Then, a protrusion 19 is erected at the center of the first water tank 14, and when the water tank 10 is housed in the space S 1 in an inverted state, the cap 11 of the water tank 10 is placed in the first water tank 14. As a result, the valve body 12 attached to the cap 11 is opened by the protrusion 19, and the water W in the water tank 10 flows into the first water storage tank 14 by a predetermined amount.
[0022]
Reference numeral 10 denotes a resin water tank, which is housed and arranged upside down with respect to the space S1 of the water tank region 3 as shown in FIG. A handle 10a is provided on the upper surface when the water tank 10 is inverted, and a circular cap 11 having a valve body 12 is detachably attached to the center of the lower surface. The valve body 12 is normally closed by a spring 13, but when the water tank 10 is housed and disposed in an inverted state in the space S1, the valve body 12 comes into contact with a projection 19 standing on the horizontal partition wall 8. It is moved upward to open the water tank 10 to the outside. As a result, a predetermined amount of water W in the water tank 10 is discharged to the first water tank 14.
[0023]
A float switch 20 is disposed in the second water tank 15. The float switch 20 is a conventionally known one having the configuration shown in FIG. That is, a float 23 having a magnet 22 inside is arranged on the outer periphery of the support column 21 so as to be movable up and down. A stopper member 24 is provided above the float 23 and is connected to the lead wire 25 in the support column 21 so that the magnetic force acts. A reed switch 26 that is sometimes abutted is arranged, and when the inside of the second water storage tank 15 is filled with water by the water introduced through the first communication path 16, the float 23 rises until it abuts against the stopper member 24, When the float 23 reaches that position, the reed switch 26 is closed and the humidifier 1 is activated. Thus, the float switch 20 has a function as a safety device in which the humidifier 1 does not operate without water in the water tank 10.
[0024]
As shown in FIG. 6, a rectangular third water storage tank 18 is formed on the upper surface of the horizontal partition wall 8 near the front side in the space S 2 of the humidified air generation region 4. The water storage tank 18 communicates with the first water storage tank 14 formed in the space S 1 via the second communication path 17, and the water stored in the first water storage tank 14 is connected to the first water storage tank 17 via the second communication path 17. The water is introduced into the third water storage tank 18, and water having the same water level as that of the first water storage tank 14 is stored in the third water storage tank 18.
[0025]
A filter 27 is erected in the third water tank 18. The configuration in which the filter 27 is arranged upright is a configuration in which the lower end of the filter 27 is immersed in the third water storage tank 18. Therefore, after the filter 27 is housed and disposed in the space S2 that is the humidified air generation region 4, the water in the third water storage tank 18 is sucked up by the filter 27 and wets the whole.
[0026]
The filter 27 is made of a known polymer porous member such as a polyethylene non-woven fabric, and has a wave-like cross section in order to increase the surface area. The filter 27 has a rectangular cross section, and is held on the outer periphery of the filter 27 by a frame body 28 having the same vertical cross section, and is formed as a unit as a whole.
[0027]
Further, as shown in FIG. 5, the left side of the frame 28 that faces the first vertical partition wall 6 protrudes outward to form a first locking rib 29, and the first vertical partition wall 6. It is detachably locked to the second locking rib 30 that is integrally formed projecting outward on the right side of the outer wall in a form that fits the outside thereof, and is removed as necessary. The first locking rib 29 and the second locking rib 30 are fitted in a form in which a space S5 is formed between the left side surface of the filter 27 and the first vertical partition wall 6. Done.
[0028]
As shown in FIGS. 5 to 8, a cover member 31 that surrounds the outer periphery of the main body case 2 is attached to the humidified air generation region 4, and the cover member 31 and the main body case 2 are located above the space S 2. Further, a space S2a is formed, and a substrate 39 to which elements and the like are attached and operation buttons 40 are attached in the space S2a.
[0029]
A fan 41 is disposed in the space S3. The fan 41 is a sirocco fan. The fan 41 includes a cylindrical blade body 42 and a fan casing 43 that surrounds the blade body 42. The blade body 42 has an opening 44 in the center and a plurality of blades 45 in the radial direction on the outer periphery thereof, and draws warm air from the opening 44 and discharges it to the outer periphery of the blade 45. As shown in FIG. 10, the fan casing 43 starts from a casing start end 43a positioned at the upper end thereof, has a cochlear curve over substantially the entire circumference of the blade body 42, and has a casing end 43b at the uppermost end. The distance from the blade body 42 is the narrowest at the casing start end 43a and gradually increases toward the casing end 43b. With such a configuration, the warm air flows from the opening 44. , And the hot air thus sucked can be effectively pushed out in the outer circumferential direction of the blade body 42.
[0030]
In the first vertical partition wall 6, a circular opening 46 having substantially the same size as the opening 44 is formed at a position facing the opening 44 of the blade body 42. As shown in FIGS. 5 to 7, the circular opening 46 has a tapered cross section, and smoothes the flow of hot air sucked in the direction of the blade body 42. Further, a second locking rib 30 is formed in a U-shape on the space S2 side, which is the right side of the first vertical partition wall 6, as shown in FIG. As shown in FIG. 5, first locking ribs 29 of a frame body 28 that holds the filter 27 are fitted to the outside, and the filter 27 is supported in an upright state.
[0031]
As described above, the first locking rib 29 formed integrally with the frame body 28 of the filter 27 is protruded integrally with the second locking rib 30 formed outwardly on the right side of the first vertical partition wall 6. And a space S5 is formed between the left side surface of the filter 27 and the first vertical partition wall 6, and the rectangular area of the filter 27 is fixed. Is larger than the area of the circular opening 46. Therefore, moisture absorbed by the filter 27 can be taken in from the surface of the filter 27 larger than the area of the circular opening 46, and the suction efficiency of the fan 41 is improved.
[0032]
In addition, since the upper surface of the filter 27 is easy to dry, minerals are likely to precipitate. If minerals are deposited, the filter 27 may be clogged. In addition to preventing adverse effects, the time for replacing the filter 27 can be extended.
[0033]
A motor 47 is disposed in the space S4. The motor 47 is connected to the blade body 42 via a shaft 48 and rotates the blade body 42. The space S4 is completely delimited by the second vertical partition wall 7 so that humid air in the space S3 does not enter the space S4.
[0034]
By the way, the water wetted by the filter 27 is vaporized by warm air, and this vaporized humidified air is pushed out by the blade body 42 and is supplied into the room through the blower outlet 50. As shown in FIGS. 1 to 3, the humidified air exhaust region 5 formed on the left side of the humidifier 1 is long and formed as a rectangular opening in the vertical direction from the front to the top in the arcuate upper position. . In addition, a lattice 51 formed by crossing a plurality of elongated rod-like members in the vertical and horizontal directions is disposed at the outlet 50. Reference numeral 58 denotes an operation lever support member. A through hole 59 opened in the front-rear direction is provided at the center of the operation lever support member, and an operation lever 55 described later protrudes upward from the through hole 59.
[0035]
Reference numeral 52 denotes a switching means. The switching means 52 is provided between the blade body 42 and the air outlet 50 in the space S3, more specifically, in a passage through which humidified air is discharged between the casing start end 43a and the air outlet 50 as shown in FIG. Placed in. The switching means 52 includes a wind direction plate 53, a shaft 54 that supports the wind direction plate 53, an operation lever 55 that is integral with the shaft 54, and a knob 56 that is attached to the tip of the operation lever 55. And the knob 56 form an operation section.
[0036]
The wind direction plate 53 is a flat plate member having a rectangular shape in a plan view as shown in FIG. 9 and a square cross section as shown in FIG. 10. A shaft 54 is integrally formed, and an operating lever 55 extending in a direction perpendicular to the shaft 54 is formed integrally with the shaft 54 as shown in FIG. A knob 56 is attached to the tip by means such as fitting.
[0037]
Further, as shown in FIGS. 5 and 9, bearings 57 and 57 are formed on the surfaces of the first vertical partition wall 6 and the second vertical partition wall 7 on the space S3 side so as to face each other. , 57 are formed with notches in the axial direction (not shown) for inserting the shaft 54. The bearings 57, 57 are provided on the front side of the casing start end 43a of the fan casing 43 as shown in FIG.
[0038]
When the shaft 54 is mounted in the bearing 57, as shown in FIGS. 9 and 11, a spring 60 is disposed in the right bearing 57 in plan view, and the wind direction plate 53 of the switching means 52 is moved together with the shaft 54 by an arrow. As shown in FIG. 2, the pressure is applied in the direction of the second vertical partition wall 7. For this reason, adverse effects such as fluttering of the wind direction plate 53 or generation of sound by the humidified air are prevented.
[0039]
On the right side of the through-hole 59 of the operation lever support member 58, as shown in FIG. 11, an “upper” indication indicating a switching position for exhausting humidified air only upward is displayed on the upper side, as shown in FIG. "Upward + forward" is displayed on the side indicating the switching position for discharging the humidified air forward and upward. When the angle between the “upper” position and the “upper + front” position is about 40 degrees, and the knob 56 of the operation lever 55 is set to the “upper” position on the rear side, the wind direction plate 53 is positioned at the solid line shown in FIG. When the knob 56 is moved to the “upward + front” position on the front side, the wind direction plate 53 moves to the dotted line position shown in FIG. In addition, the dotted line position of the wind direction plate 53 that is the “upward + front” position is that the plate portion a on the rear side of the wind direction plate 53 and the portion b that extends substantially horizontally from the casing start end 43a of the fan casing 43 to the front side are The front end 53c of the wind direction plate 53 is substantially parallel to the rear side of the casing start end 43a.
[0040]
At the “upper” position of the knob 56, the front end 53 c of the wind direction plate 53 is in contact with the casing start end 43 a of the fan casing 43 and blocks the passage toward the front side. Therefore, all of the humidified air pushed out by the blades 42 is discharged upward from the outlet 50 as indicated by solid arrows (6) and (7) shown in FIG. Further, at the “upward + front” position of the knob 56, as shown by the dotted line, the tip 53c of the wind direction plate 53 is rotated rearward to open a passage toward the front. Therefore, as shown by dotted arrows (6) and (8) in FIG. 10, part (6) of the humidified air pushed out by the blade body 42 is discharged from above the outlet 50, and the other part ( 8) comes into contact with the rear surface 53b of the wind direction plate 53, is guided forward, and is discharged from the front of the outlet 50. In this case, if the amount discharged from the front is increased too much, it feels cold, so the ratio of discharged from the front and the upper side is approximately 3 to 7.
[0041]
On the left side of the upper and lower ends of the through hole 59 of the operating lever support member 58, as shown in FIG. 11, small grooves 61a and 61b of a size that allows the operating lever 55 to be inserted are respectively provided as stopper means on the rear side and the front side. Is formed. As described above, the shaft 54 of the switching unit 52 is provided with the spring 60 that presses the switching unit 52 to the left side. Therefore, the operation lever 55 is moved up and down along the left side wall of the through hole 59. At the same time, when the operation lever 55 is in the “upper” position, the operation lever 55 is inserted into the small groove 61a formed at the rear left end, and when the operation lever 55 is in the “upward + front” position, the operation lever 55 is moved forward. It is inserted into a small groove 61b formed at the left end of the side. When the operation lever 55 is fitted in the small grooves 61a and 61b, the switching means 52 is prevented from moving and is not rotated by the humidified air.
[0042]
Next, the intake system that occupies the main part of the present invention will be described. A heater 70 such as a mica heater, which is a heating source for heating air, is disposed near the rear side in the space S2 of the humidified air generation region 4 as shown in FIG. The heater 70 includes a cylindrical outer frame 71 having a horizontal cross-sectional rectangle that is open at the upper and lower ends, an insulating inner frame 72 provided in the cylindrical outer frame 71, and nichrome wound around the inner frame 72. It consists of a heater wire 73 such as a wire, and is arranged in the vicinity of the rear side wall surface 32 of the humidifier 1.
[0043]
In the vicinity of the rear side wall surface 32, a cylindrical body 33 having a horizontal cross section of a rectangular shape whose inner size is slightly larger than the outer size of the cylindrical outer frame 71 is disposed. The outer frame 71 is accommodated and disposed in a form inserted into the cylindrical body 33 from above. Therefore, after being housed and arranged, the cylindrical outer frame 71 is housed and fixed in the tubular body 33 and forms an air flow path in the vertical direction thereof.
[0044]
A space S6 is provided between the tubular body 33 and the rear side wall surface 32, and a second suction port 76 described later is provided on the rear side wall surface 32 opposite to the space S6. When the fan 41 is driven, air is introduced into the space S6 from the second suction port 76, and the temperature rise around the cylindrical body 33 is reduced.
[0045]
In addition, a collar 74 is integrally formed at the upper outer peripheral end of the cylindrical outer frame 71 so as to project outward in the horizontal direction as shown in FIGS. This collar 74 is for preventing the water to be discarded from entering the heater 70 when the humidifier 1 is tilted in the direction of the heater 70 when the water in the third water storage tank 18 or the like is discarded. That is, when the humidifier 1 is not used, the water in the third water storage tank 18 and the like is discarded. Assuming such a case, the direction of discarding water is set in the direction of the arrow shown in FIG. 6, for example. Even if the user inclines in the direction of the heater 70 on the opposite side of the arrow, the collar 74 remains in the water. As a result, water does not enter the heater 70, and the insulator inner frame 72 and the heater wire 73 are not adversely affected.
[0046]
The cover member 31 and the main body case 2 on the rear side wall surface 32 of the humidified air generation region 4 are provided with a first intake port 75 and a second intake port 76. As shown in FIG. 4, the first intake port 75 and the second intake port 76 are arranged on the rear side wall surface 32, which is the same surface, with the first intake port 75 being downward and the second intake port 76 being upward. The first intake port 75 is formed on the upstream side of the heater 70, and the second intake port 76 is formed on the downstream side of the heater 70. Further, the opening area of the first intake port 75 is made larger than the opening area of the second intake port 76 so that the temperature of the hot air does not become so high, and the first intake air is applied by the principle of spraying as will be described later. The amount of heating air introduced from the port 75 is increased.
[0047]
As shown in FIG. 8, the first intake port 75 corresponds to a heated air intake port that supplies air heated by the heater 70, and the second intake port 76 supplies air that bypasses the heater 70. Corresponds to a cold air inlet. In addition, an integral thin filter member 77 that simultaneously covers the first intake port 75 and the second intake port 76 is provided between the cover member 31 provided with the first intake port 75 and the second intake port 76 and the main body case 2. It is pinched and filters the intake air. Thus, by providing the 1st inlet 75 and the 2nd inlet 76 on the same surface in the up-and-down direction, the filter member 77 can be dealt with by one thing, the attachment is simplified, and production Cost can be reduced.
[0048]
With such a configuration, the air sucked from the first air intake port 75 is introduced in the upward direction as shown by the black arrow (1) in FIG. As indicated by the arrow (3), it flows further upward. At this time, air is introduced from the second air inlet 76 in a substantially horizontal direction as indicated by a black arrow (2). The second intake port 76 is provided on the downstream side of the heater 70, and the introduced air is not directly warmed by the heater 70. A part of the air introduced from the second air inlet 76 is introduced into a space S6 formed between the heater 70 and the rear side wall surface 32 to reduce heating of the rear side wall surface 32 facing the heater 70. .
[0049]
The heated air indicated by the outlined arrow (3) is cooled in the horizontal direction as shown by the black arrow (2) from the second intake port 76 on the downstream side above the heater 70. It is mixed with air and becomes the optimal warm air, and flows in the direction of the filter 27 as shown by the white arrow (4). The warm air indicated by the hollow arrow (4) flows in the direction of the filter 27 along the left wall surface 10b of the water tank 10 as shown in FIGS. When passing through the filter 27, the water wetted by the filter 27 is vaporized and supplied to the room as humidified air from the outlet 50. By using the water tank 10 as a part of the air guide passage in this way, it is not necessary to provide a guide passage, and the production cost can be reduced by that much, and the entire humidifier 1 is reduced in size and weight. be able to.
[0050]
In this case, by providing the second air intake 76, the air flow of the black arrow (2) introduced from the second air intake 76 in the horizontal direction as in the spraying principle is slightly above the heater 70. However, a negative pressure is generated, and the amount of air sucked from the first intake port 75 increases due to the negative pressure. Furthermore, since the warm air heated by the heater 70 collides with the air introduced from the second air inlet 76 in the horizontal direction, the warm air reaches an appropriate temperature and flows in the direction of the filter 27. For this reason, the air heated by the heater 70 directly hits the upper wall surface of the humidified air generation region 4 and the adverse effect of heating the wall surface is prevented.
[0051]
Next, humidification during the humidification operation will be described. In the humidification operation, the filter 27 is installed in the space S2, and then the water tank 10 containing the water W is housed and arranged in the space S1 in an inverted state. Then, the water in the water tank 10 flows out to the first water storage tank 14, and the water that flows out is introduced into the second water storage tank 15 through the first communication path 16, and the float switch 20 is operated. Further, the water in the first water storage tank 14 is introduced into the third water storage tank 18 in the space S 2 via the second communication path 17 and wets the filter 27.
[0052]
Simultaneously with the humidifying operation, the motor 47 rotates the blade body 42. Then, dry air in the room is sucked through the filter member 77 from the first air inlet 75 and the second air inlet 76, and the air of the black arrow (1) sucked from the first air inlet 75 is sent by the heater 70. When heated, it becomes warm air of the white arrow (3) and moves upward, and is mixed with the black arrow (2) sucked from the second air inlet 76 and flows out in the direction of the white arrow (4). . The warm air flowing out in the direction of the white arrow (4) flows along the left wall surface 10 b of the water tank 10 and passes through the filter 27 from the right side of the filter 27. When the warm air passes through the filter 27, the water wet in the filter 27 is vaporized.
[0053]
The vaporized humidified air is sucked into the blade body 42 as indicated by the white arrow (5), and pushed out into the space S2 in the fan casing 43. When the knob 56 of the switching means 52 is in the “upward” position, the humidified air is white and discharged into the room only from above as indicated by solid arrows (6) and (7). When the knob 56 is in the “upward + forward” position, the humid air is white and about 70% (6) is exhausted from above into the room as indicated by the dotted arrows (6) and (8). The remaining 30% (8) is discharged into the room from the front.
[0054]
The present invention is not limited to the configuration of the above-described embodiment, and can be appropriately changed in design without departing from the gist of the invention.
[0055]
【The invention's effect】
In the invention according to claim 1, by providing the intake ports on the upstream side and the downstream side of the heating source, the two intakes of the heated air intake port and the cold air intake port provided on the upstream side and the downstream side of the heating source are provided. The room air can be taken in from the mouth, and the amount of intake air can be increased accordingly. As a result, the amount of humidified air formed by the filter can be increased. Further, since the pressure loss generated in the main body case is reduced by the increase in the intake air amount, it is possible to reduce the rotation noise of the fan and to reduce the power consumption, thereby contributing to energy saving.
[0056]
Furthermore, since the warm air heated by the heater is pulled by the outside air by directly sucking the outside air from the downstream side of the warm air, the amount of air sucked from the heated air intake port can be increased. Further, since the hot air heated by the heater hits the outside air taken in from the cold air intake port and does not directly hit the body case, the adverse effect of heating the body case can be prevented. As a result, the convenience of the humidifier can be further increased.
[0057]
In the invention according to claim 2, the effect of claim 1 is provided by providing the heating source with a flange for preventing water intrusion so that the water does not enter the heating source when the humidifier is inclined and the water remaining in the water storage tank is discharged. In addition, even if the heater is tilted to drain the water remaining in the water tank to the heater side that is not in the wrong direction, the heater part is provided with a collar. Can be prevented from entering the heater. Therefore, the reliability of the humidifier can be further increased.
[0058]
In the invention according to claim 3, in addition to the effects of claims 1 and 2, by using one surface of the water tank as a part of the air induction path warmed by the heating source, the warmed air is filtered. Since it is not necessary to form a special guide passage for guiding, the production cost can be reduced accordingly.
[0059]
In the invention which concerns on Claim 4, in addition to the effect of Claims 1 thru | or 3, by forming the inlet port provided in the upstream and downstream of a heat source on the same surface, those inlet ports are made into the same surface. Since it can be formed at the same time, the production cost can be reduced. In addition, since one air filter can be used as the air filter disposed in the intake ports, the number of mounting steps can be reduced, and the cost of the air filter can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view of a humidifier according to the present invention.
FIG. 2 is a front view of a humidifier according to the present invention.
FIG. 3 is a right side view of the humidifier according to the present invention.
FIG. 4 is a rear view of the humidifier according to the present invention.
5 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
6 is a cross-sectional view taken along the line BB in FIG. 2 with a filter and a water tank removed.
7 is a cross-sectional view taken along line BB in FIG.
8 is a cross-sectional view taken along line CC in FIG.
FIG. 9 is an enlarged view of the switching means inside the air outlet of the present invention.
10 is a sectional view taken along line DD of FIG.
FIG. 11 is an enlarged plan view of the air outlet of the present invention.
FIG. 12 is a schematic diagram of a float switch.
FIG. 13 is a cross-sectional view of a conventional humidifier.
[Explanation of symbols]
1 ... Humidifier 2 ... Main unit case
3 ... Water tank area 4 ... Humidified air generation area
5 ... humidified air exhaust region 6 ... first vertical partition wall
7 ... Second vertical partition wall 8 ... Horizontal partition wall
9 ... Bottom plate 10 ... Water tank
11 ... Cap 12 ... Valve
13 ... Spring 14 ... First water tank
15 ... 2nd water tank 16 ... 1st communicating path
17 ... 2nd communication path 18 ... 3rd water tank
19 ... Projection 20 ... Float switch
21 ... post 22 ... magnet
23 ... Float 24 ... Stopper member
25 ... Lead wire 26 ... Reed switch
27 ... Filter 28 ... Frame
29 ... 1st locking rib 30 ... 2nd locking rib
31 ... Cover member 32 ... Rear side wall surface
33 ... Cylindrical body 39 ... Substrate
40 ... Operation buttons 41 ... Fan
42 ... Blade body 43 ... Fan casing
43a ... casing start end 43b ... casing end
44 ... Opening 45 ... Vane
46 ... Circular opening 47 ... Motor
48, 54 ... shaft 50 ... outlet
51 ... Lattice 52 ... Switching means
53 ... Wind direction plate 53a ... Surface
53b ... reverse side 55 ... control lever
56 ... Knob 57 ... Bearing
58 ... Control lever support member 59 ... Through hole
60 ... Spring 61a, 61b ... Small groove
70 ... heater 71 ... cylindrical outer frame
72 ... Inner frame 73 ... Heater wire
74 ... Brim 75 ... First inlet
76 ... Second suction port 77 ... Filter member

Claims

A main body case, a water tank disposed in the main body case, a water tank for storing a predetermined amount of water in the water tank, a filter for sucking and vaporizing the water in the water tank, and air introduced from an intake port A humidifier having a heating source for heating the fan and a fan, wherein the intake port is provided on an upstream side and a downstream side of the heating source.

The humidifier according to claim 1, wherein the heating source is provided with a brim for preventing water from entering the heating source when the humidifier is tilted to discharge the water remaining in the water storage tank.

The humidifier according to claim 1 or 2, wherein one surface of the water tank forms a part of an air induction path heated by a heating source.

The humidifier according to any one of claims 1 to 3, wherein the intake ports provided on the upstream side and the downstream side of the heating source are formed on the same plane.