JP3735812B2

JP3735812B2 - Recording method on recording medium

Info

Publication number: JP3735812B2
Application number: JP2002028672A
Authority: JP
Inventors: 知三石見
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 2002-02-05
Filing date: 2002-02-05
Publication date: 2006-01-18
Anticipated expiration: 2022-02-05
Also published as: JP2003228832A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録媒体への記録方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
光情報媒体は、ＣＤ（コンパクトディスク）に代表されるように広く世の中に普及しており、近年、追記型ＣＤ（ＣＤ−Ｒｅｃｏｒｄａｂｌｅ）、書き換え可能型ＣＤ（ＣＤ−Ｒｅｗｒｉｔａｂｌｅ）が急速な勢いで広まっている。また、ＤＶＤに関しても、現在盛んに開発が行われ、市場に広まろうとしている。
【０００３】
これは、市販ライター及びメディアの低価格化や、市販ライターを用いてユーザが好きなデータを多量に書き込むことが出来、また、記録したメディアは、既に一般に広まっているＣＤ・ＤＶＤプレーヤーで再生することが可能である為である。従って、ライターで記録された信号は、ＣＤ・ＤＶＤ規格に準拠しなければならない。
【０００４】
最近になって急速に、高線速度で記録するドライブが多数発売されるようになり、メディアも高速記録に対応したメディアが発売されるようになった。高速で記録を行う場合、記録装置のスピンドルモーターに限界があるため、回転数には制限がある。その為、内周と外周で限界線速度が違っており、通常、各領域で記録線速度を変えて記録する方法（ＺｏｎｅＣＬＶ）が取られている。
【０００５】
しかし、高速で記録する場合、低速記録の時に比べて、記録パワーに対するマージンは狭く（ジッター、変調度などの項目特性のマージンが狭くなっている）、また、記録パワーの設定精度も低下しており、更に、光記録媒体の記録特性は、基板の溝形状、記録層・反射層などの膜厚に依存して、生産条件による媒体の記録特性内外差の発生及び、最近の光記録媒体の低価格化でコストダウンにより、光記録媒体の半径方向での均一性が悪化する傾向にあった。
【０００６】
そこで、ドライブは、光記録媒体を挿入すると、最内周部で記録パワーキャリブレーションを行い、その結果を用いてデータ部に最適な記録特性が得られるように記録パワーの調整を行っており、現状のドライブは、内周から外周まで同じターゲットβにより記録パワーを調整して記録を行っている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の記録方法において、光記録媒体の記録特定が半径方向で異なる場合や、光記録媒体の記録線速度より狙いのβ値が異なる場合には、光記録媒体の全面にわたり最適な記録パワーで記録することが出来ないという問題があった。
【０００８】
そこで本発明は上記の問題点を解決するためになされたもので、全面にわたり最適な記録パワーで光記録媒体に記録する記録媒体の記録方法及び記録装置並びにその光記録媒体を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、請求項１記載の発明では、ＲｕｎｎｉｎｇＯＰＣ（ＯｐｔｉｍｕｍＰｏｗｅｒＣａｌｉｂｒａｔｉｏｎ）を用いて光記録媒体に記録するパワーを設定し、かつ光記録媒体の各領域毎に変更される記録線速度に応じて、ターゲットβを変えて記録する、ＺｏｎｅＣＬＶによる記録媒体の記録方法において、記録線速度が変わる前に、記録する媒体に応じて、記録する半径位置により、ＲｕｎｎｉｎｇＯＰＣのターゲットβを除々に変えて記録し、かつ該ターゲットβ値の変更した部分前後の差が６％以内であることを特徴とする記録媒体への記録方法を最も主要な特徴とする。
【００１１】
【発明の実施の形態】
記録装置により光記録媒体を記録する場合には、初めに、最内周部のテスト記録領域で記録パワーを振って記録を行い、記録パワーのキャリブレーションを行う。ここで、記録には下記の２つの方法が用いられる。
【００１２】
一方の方法は、ＲｕｎｎｉｎｇＯＰＣ（ＯｐｔｉｍｕｍＰｏｗｅｒＣａｌｉｂｒａｔｉｏｎ）をＯＮにすることにより、記録パワーキャリブレーションで、記録中の反射光強さと記録後のβの関係を求めて、狙いのβ値が得られる反射光強さを設定し、設定された反射光強さとなるように、記録パワーを調整しながら情報領域の記録を行うものである。
【００１３】
他方の方法は、ＲｕｎｎｉｎｇＯＰＣ（ＯｐｔｉｍｕｍＰｏｗｅｒＣａｌｉｂｒａｔｉｏｎ）をＯＦＦにすることにより、記録パワーキャリブレーションで、記録パワーと記録後のβの関係を求めて、狙いのβ値が得られる記録パワーを設定し、設定された記録パワーで、記録領域の記録を行うものである。
【００１４】
このように、光記録媒体の記録装置は、光記録媒体の記録品質を向上させるため、ＲｕｎｎｉｎｇＯＰＣ記録方法を用いており、光記録媒体には、媒体の情報を入れ込むことが出来ると共に、記録装置はその情報を読み取ることが出来る。
【００１５】
また、媒体に、各半径位置での媒体の記録特性情報を入れておくことで、記録装置はその情報に応じて記録することが出来る。
【００１６】
光記録媒体の記録特性は、基板の溝形状、記録層、反射層の膜厚等に依存しており、光記録媒体を生産する工程では、完全に内周、外周部では、完全に同じものを形成するのは不可能であり、当然、記録特性にも内外差が生じる。
【００１７】
例えば、ＣＤ−Ｒ／ＲＷ、ＤＶＤ−Ｒ／ＲＷの基板を作成するためには、射出成形方法を用いるのが一般的であるが、この方法を用いた場合、内周と外周で出来上がる基板の溝形状が異なる。
【００１８】
ここで、図１、図２には、ＣＤ−Ｒメディアに対して、一般的なＣＤ−Ｒ／ＲＷ記録ドライブを用いて、内周（Ｒ＝２５ｍｍ）、中周（Ｒ＝４０ｍｍ）、外周（Ｒ＝５６ｍｍ）に、線速度１２ｘで記録パワーを振って記録したときのβに対する記録特性（変調度、ジッター）を示す。ジッターは、３５ｎｓ以下である必要があり、変調度は、６０％以上である必要がある。
【００１９】
図１からも明らかなように、内周、中周、外周で記録特性が異なり、内・中周ではβが５％付近で特性が良好なのに対して、外周部では、０％付近で特性が良好になっている。
【００２０】
表１には、８ｘ〜２０ｘまでの線速度でパワーを振って記録したときのβマージンを示した（記録は、中周で実施した）。表１より明らかなように、各線速度により、狙いのβが異なっている。
【００２１】
【表１】

【００２２】
ＺｏｎｅＣＬＶでは、位置によって、線速度を変更して、媒体に記録を行う。そのため、各記録線速度でターゲットβ値をかえて記録することで、良好な記録特性を得ることが出来る。各記録線速度で、ターゲットβ値が異なる場合、ある領域でβ変化量が大きくなってしまう。そこで、線速度のかわる前に、ターゲットβを少しづつかえることで、β変化量を急激に変化させずに、記録を行うことが出来る。
【００２３】
一般に、線速度が遅いほうが、記録特性のβマージンは広く、ＺｏｎｅＣＬＶの場合、外周に向かって徐々に線速度が上がっていくので、βマージンの広い線速度の領域でβ値を徐々に変えるのが効果的である。
【００２４】
［実施例］
ＣＤ−ＲメディアとＣＤ‐Ｒ／ＲＷドライブで、記録特性評価を行った。ＣＤ−Ｒメディアには、ポリカーボネート製基板を形成させて、その上に、フタロシアニン系化合物で成膜して、銀反射膜、ＵＶ硬化樹脂の保護層を順次形成させてメディアを作成した。記録ドライブには、ＲＩＣＯＨ製ＭＰ７２００Ａドライブで記録パワーを振って記録を行い、β、ジッターはＰｕｌｓｔｅｃ社製ＤＤＵ−１０００で測定を行い、変調度は、Ａｕｄｉｏ−Ｄｅｖｅｌｏｐｍｅｎｔ社製ＣＤ−ＣＡＴＳで測定を行った。
【００２５】
実施例１
各半径位置での記録特性
図１に示したように、半径位置で記録特性を評価した結果が示されている。
内、中、外周部で、最適記録β値が異なっていることが分かる。
【００２６】
実施例２
各線速度での記録特性
表１に示したように、各線速度での記録特性を評価した結果が示されている。各線速度で、最適記録β値及びβマージンに違いがあることが分かる。
【００２７】
実施例３
β変化量と再生特性
中周部（Ｒ＝４０ｍｍ）で、ターゲットβ値の変化量を振ってメディアを作成して、その部分の再生速度を測定した。再生速度測定には、ＭＰ７２００Ａドライブ（４０ｘ再生ドライブ）で評価を行った。
【００２８】
表２で明らかなように、β変化量が大きいと、再生に問題が発生することが分かる。（４０ｘで再生出来れば、リード遅れなく、再生が出来たことになる。）また、再生品質を確保するためには、局所的なβ変化量は、６％以内である必要がある。
【００２９】
【表２】

【００３０】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項１または２記載の発明によれば、各半径位置で記録特性の異なる光記録媒体に対して記録を行う場合、記録装置が媒体を識別して、その媒体に最適なβで記録することで、全面にわたり最適な記録特性で書き込むことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図１】ＣＤ−Ｒメディアの内周（Ｒ＝２５ｍｍ）、中周（Ｒ＝４０ｍｍ）、外周（Ｒ＝５６ｍｍ）に対して、線速度１２ｘで記録パワーを振って記録したときのβに対する記録特性のジッターを示す図である。
【図２】ＣＤ−Ｒメディアの内周（Ｒ＝２５ｍｍ）、中周（Ｒ＝４０ｍｍ）、外周（Ｒ＝５６ｍｍ）に対して、線速度１２ｘで記録パワーを振って記録したときのβに対する記録特性の変調度を示す図である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a recording method on a recording medium.
[0002]
[Prior art]
Optical information media are widely used in the world as represented by CDs (compact discs). In recent years, write-once CDs (CD-Recordables) and rewritable CDs (CD-Rewritables) are rapidly spreading. ing. In addition, DVD is being actively developed and is now spreading to the market.
[0003]
This is because the price of commercially available writers and media can be reduced, and a user can write a large amount of data using a commercially available writer, and the recorded media can be played back on CD / DVD players that are already widely available. This is because it is possible. Therefore, the signal recorded by the writer must conform to the CD / DVD standard.
[0004]
Recently, a large number of drives that record at high linear speeds have been released, and media that supports high-speed recording has also been released. When recording at high speed, the number of rotations is limited because the spindle motor of the recording apparatus is limited. Therefore, the limit linear velocities are different between the inner periphery and the outer periphery, and a method of recording by changing the recording linear velocity in each area (Zone CLV) is usually employed.
[0005]
However, when recording at a high speed, the margin for the recording power is narrower (the margin for the item characteristics such as jitter and modulation factor is narrower) and the setting accuracy of the recording power is also lower than when recording at a low speed. Furthermore, the recording characteristics of the optical recording medium depend on the groove shape of the substrate and the film thickness of the recording layer / reflective layer, etc. The uniformity in the radial direction of the optical recording medium tends to deteriorate due to cost reduction and cost reduction.
[0006]
Therefore, when the optical recording medium is inserted, the drive calibrates the recording power at the innermost periphery, and adjusts the recording power so that optimum recording characteristics can be obtained in the data portion using the result. The current drive performs recording by adjusting the recording power with the same target β from the inner periphery to the outer periphery.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional recording method, when the recording specification of the optical recording medium differs in the radial direction, or when the target β value differs from the recording linear velocity of the optical recording medium, the optimum recording power over the entire surface of the optical recording medium There was a problem that could not be recorded in.
[0008]
Accordingly, the present invention has been made to solve the above-described problems, and an object thereof is to provide a recording method and a recording apparatus for recording on an optical recording medium with an optimal recording power over the entire surface, and the optical recording medium. And
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, in the invention described in claim 1, the power to be recorded on the optical recording medium is set using Running OPC (Optimum Power Calibration) and is changed for each area of the optical recording medium. In the recording method of a recording medium by Zone CLV , recording is performed by changing the target β according to the recording linear velocity. Before the recording linear velocity is changed, the target of the Running OPC is changed according to the recording radial position according to the recording medium. recorded by changing the β gradually, and the most important feature recording process on the recording medium, wherein the difference between the front and rear portions was changed in the target β value is within 6%.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
When an optical recording medium is recorded by the recording device, first, recording is performed with the recording power being varied in the test recording area in the innermost periphery, and the recording power is calibrated. Here, the following two methods are used for recording.
[0012]
On the other hand, by turning ON Running OPC (Optimum Power Calibration), the recording power calibration obtains the relationship between the reflected light intensity during recording and the β after recording, and the target β value is obtained. The information area is recorded while adjusting the recording power so that the light intensity is set and the set reflected light intensity is obtained.
[0013]
The other method is to turn off Running OPC (Optimum Power Calibration) to obtain the relationship between the recording power and the β after recording, and set the recording power to obtain the target β value. The recording area is recorded with the set recording power.
[0014]
As described above, the optical recording medium recording apparatus uses the Running OPC recording method in order to improve the recording quality of the optical recording medium, and the information of the medium can be inserted into the optical recording medium and the recording can be performed. The device can read the information.
[0015]
Further, by storing the recording characteristic information of the medium at each radial position in the medium, the recording apparatus can perform recording according to the information.
[0016]
The recording characteristics of the optical recording medium depend on the groove shape of the substrate, the thickness of the recording layer, the reflective layer, etc., and in the process of producing the optical recording medium, it is completely the same at the inner periphery and the outer periphery. It is impossible to form the recording medium, and naturally there is a difference in the recording characteristics.
[0017]
For example, in order to create a CD-R / RW or DVD-R / RW substrate, an injection molding method is generally used. However, when this method is used, a substrate formed on the inner periphery and the outer periphery is used. The groove shape is different.
[0018]
Here, FIG. 1 and FIG. 2 show the inner circumference (R = 25 mm), the middle circumference (R = 40 mm), the outer circumference using a general CD-R / RW recording drive for CD-R media. (R = 56 mm) shows the recording characteristics (modulation degree, jitter) with respect to β when recording is performed with the recording power varied at a linear velocity of 12x. The jitter needs to be 35 ns or less, and the modulation degree needs to be 60% or more.
[0019]
As is clear from FIG. 1, the recording characteristics are different at the inner, middle, and outer circumferences, and the characteristics are good when β is around 5% at the inner and middle circumferences, whereas the characteristics are around 0% at the outer circumference. It is getting better.
[0020]
Table 1 shows the β margin when recording was performed while varying the power at a linear velocity of 8x to 20x (recording was performed in the middle circumference). As is apparent from Table 1, the target β differs depending on each linear velocity.
[0021]
[Table 1]

[0022]
In Zone CLV, recording is performed on a medium by changing the linear velocity depending on the position. Therefore, good recording characteristics can be obtained by changing the target β value at each recording linear velocity for recording. When the target β value is different at each recording linear velocity, the β change amount becomes large in a certain region. Therefore, by changing the target β slightly before the linear velocity changes, recording can be performed without changing the β change amount abruptly.
[0023]
In general, the slower the linear velocity, the wider the β margin of the recording characteristics. In the case of Zone CLV, the linear velocity gradually increases toward the outer periphery, so the β value is gradually changed in the region of the linear velocity with a wide β margin. Is effective.
[0024]
[Example]
Recording characteristics were evaluated using CD-R media and CD-R / RW drives. On the CD-R media, a polycarbonate substrate was formed, on which a film was formed with a phthalocyanine compound, and a silver reflective film and a protective layer of UV curable resin were sequentially formed to prepare the media. The recording drive uses a RICOH MP7200A drive for recording, and β and jitter are measured with Pultec DDU-1000, and the modulation is measured with Audio-Development CD-CATS. It was.
[0025]
Example 1
Recording characteristics at each radial position As shown in FIG. 1, the result of evaluating the recording characteristics at the radial position is shown.
It can be seen that the optimum recording β value differs among the inner, middle, and outer peripheral portions.
[0026]
Example 2
Recording characteristics at each linear velocity As shown in Table 1, the results of evaluating the recording properties at each linear velocity are shown. It can be seen that there is a difference in the optimum recording β value and β margin at each linear velocity.
[0027]
Example 3
β change amount and reproduction characteristic In the middle part (R = 40 mm), the change amount of the target β value was changed to create media, and the reproduction speed of that part was measured. For reproduction speed measurement, evaluation was performed with an MP7200A drive (40 × reproduction drive).
[0028]
As is clear from Table 2, it can be seen that when the amount of change in β is large, a problem occurs in reproduction. (If playback is possible at 40x, playback can be performed without delay in reading.) Also, in order to ensure playback quality, the local β change amount needs to be within 6%.
[0029]
[Table 2]

[0030]
【The invention's effect】
As described above, according to the first or second aspect of the invention, when recording is performed on an optical recording medium having different recording characteristics at each radial position, the recording apparatus identifies the medium and is optimum for the medium. By recording with an appropriate β, it is possible to write with optimal recording characteristics over the entire surface.
[Brief description of the drawings]
BRIEF DESCRIPTION OF DRAWINGS FIG. 1 is for β when recording is performed at a linear velocity of 12x on the inner circumference (R = 25 mm), middle circumference (R = 40 mm), and outer circumference (R = 56 mm) of a CD-R medium. It is a figure which shows the jitter of a recording characteristic.
FIG. 2 is for β when recording is performed at a linear velocity of 12x on the inner circumference (R = 25 mm), middle circumference (R = 40 mm), and outer circumference (R = 56 mm) of the CD-R media. It is a figure which shows the modulation degree of a recording characteristic.

Claims

Zone CLV which sets the power to be recorded on the optical recording medium using Running OPC (Optimum Power Calibration) and changes the target β according to the recording linear velocity changed for each area of the optical recording medium. In the recording method of the recording medium according to the above, before the recording linear velocity is changed, according to the recording medium, the recording β is gradually changed according to the recording radial position, and the target β value is changed. A method for recording on a recording medium, wherein a difference between before and after the portion is within 6%.