JP3735793B2

JP3735793B2 - Foam head

Info

Publication number: JP3735793B2
Application number: JP26335097A
Authority: JP
Inventors: 弘毅平井
Original assignee: Nohmi Bosai Ltd
Current assignee: Nohmi Bosai Ltd
Priority date: 1997-09-29
Filing date: 1997-09-29
Publication date: 2006-01-18
Anticipated expiration: 2017-09-29
Also published as: JPH1199220A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は消火設備の泡ヘッドに関し、特に放射方向に方向性を要求される泡ヘッドに関する。
【０００２】
【従来の技術】
一般的な消火用泡ヘッドでは、円形状のデフレクタによって消火液が発泡用網の円形全面に拡散され、泡が円形状に放射されるので、例えば消火用泡ヘッドを側壁に設置した場合、あるいは消火対象物の構造・形状等の条件により円形状に放射する必要がない場合には消火液の無駄使いになり、合理的な消火ができないという問題点があった。
【０００３】
かかる問題点を解決するものとして、例えば実公平７−３６６７３号公報に開示された消火用泡ヘッドがあり、図７にこの消火用泡ヘッドの断面図を示す。図７に基づいて従来の消火用泡ヘッドを説明する。
図において、６２はヘッド本体５１の液通路５２Ａの中腹部に装着したガイドで、消火液に回転を与えるための螺旋溝６２ａを有している。６３はヘッド本体５１の下部にビス６４により取り付けられたＬ字状の隔板で、ヘッド本体５１のほぼ中心付近に垂下する垂下板部６３ａを有している。６５は隔板６３の垂下板部６３ａに一体的に形成したデフレクタ取付板、６６は半円形状のデフレクタで、半円錐状のナット６７とビス６８とによってデフレクタ取付板６５に取り付けられている。
【０００４】
上記のように構成された消火用泡ヘッドにおいては、消火液は液通路５２Ａを通過中、ガイド６２により攪拌されると共に緩い回転流となってノズル孔５３ａから放出される。放出された消火液はナット６７の半円錐形状の作用と、隔板６３の垂下板部６３ａの作用とによって片側の半円形状範囲内においてデフレクタ６６に衝突し、空気吸込口５５からの空気と混合してデフレクタ６６によって片側に分散され、発泡用網５６によって半円形状の泡となって放射される。
【０００５】
また、従来例の他の例として実公平７−１３７３１号公報に開示された消火設備の側壁型泡ヘッドの考案がある。図８は同考案の断面図、図９は該側壁型泡ヘッドに用いられるデフレクタの平面図、図１０は図９のＶ−Ｖ線に沿う断面図であり、以下これら図８乃至図１０に基づいて従来の側壁型泡ヘッドの構成を説明する。
図８において、７１は消火液を下方に向けて噴射するノズル部７２を備えていると共に、消火液給送用配管に対する接続口部７４を備えたヘッド本体である。
【０００６】
図８に示すように、ヘッド本体７１については、半周部（以下、前半周部という）Ｒ１と、他の半周部（以下、後半周部という）Ｒ２とに区画することができる。そして、後半周部Ｒ２に背壁部７５が垂下状に設けられている。この背壁部７５の前面すなわち背壁面７５ａは平坦であって、この背壁面７５ａがノズル部７２の出口７２ａの後方（矢符Ｂ）に垂直に配置されている。
【０００７】
背壁面７５ａには、上段消火液拡散部７６と下段消火液拡散部７７とが膨出状に具備されている。
７９は背璧部７５の水平な下端面にビス８０によって取り付けられた板状のデフレクタである。このデフレクタ７９は取付状態において背壁面７５ａの下端部からヘッド本体７１における前半周部Ｒ１の下方域に横向きに突出される。
８２はヘッド本体７１の外周部に取り付けられた凹入形状のスクリーンであって、このスクリーン８２によってヘッド本体７１における前半周部Ｒ１及び後半周部Ｒ２の下方域とデフレクタ７９とが取り囲まれている。
【０００８】
デフレクタ７９には、図９に示すように、複数のスリット８１が切欠放射状に形成されている。また、デフレクタ７９の前縁部は直線状にカットされている。さらに、デフレクタ７９の前方中央には、図１０に示すような段付き部８５が形成されている。
【０００９】
以上説明した側壁型泡ヘッドＡを、ノズル部７２の軸線Ｘ−Ｘを垂直に合わせて設置した場合、ノズル部７２の出口７２ａから垂直下方に向けて消火液が噴射される。また、ノズル部７２の出口７２ａから噴射された消火液は、半円錐状の上段消火液拡散部７６の表面や下段消火液拡散部７７の表面やデフレクタ７９などに衝突して放射状に拡散する。このときの消火液の拡散方向は、後方（矢符Ｂ）への拡散が平坦な背壁面７５ａによって阻止されるので背壁面７５ａの前方１８０度域の範囲内に限定される。また、デフレクタ７９のスリット８１を通過した消火液は直下に放射される。したがって、後方（矢符Ｂ側）から前方（矢符Ｆ側）に回り込んでくる空気を巻き込んだ消火液はスクリーン８２を通過することによって起泡し、その起泡によって生じた消火泡が設置個所下方の前方１８０度域に拡散される。
【００１０】
また、デフレクタ７９の前縁部を直線状にカットし、また段付き部８５を設けていることによって、消火泡の放射パターンが台形ないし四角形状に近づくとされている。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の実公平７−３６６７３号公報に開示された消火用泡ヘッドの場合には、全周方向に放射するのに用いる円錐状のナットを縦割り状にした半円錐状ナットが必要になり、別途全周型の他に特殊に製作しなければならない。
また、Ｌ字状の隔板６３をノズル孔５３ａの縁部から鉛直下方に延出させると共に、垂下板部６３ａをデフレクタ６６の下方に延出させているため、垂下板部６３ａに衝突した消火液が前方に反射され、また前方の消火液の流れに引き寄せられる等の現象により垂下板部６３ａの直下の部分の放射が不充分になり、均等な放射ができないという問題があった。
【００１２】
また、実公平７−１３７３１号公報に記載の側壁型泡ヘッドの場合には、背壁部７５が垂下状に設けられると共に、この背壁部７５の前面には、上段消火液拡散部７６と下段消火液拡散部７７とが膨出状に具備されている構造であり、非常に複雑な形状であり、実公平７−３６６７３号公報に開示されたものと同様に、製作が困難であるという問題がある。
【００１３】
また、デフレクタ７９の中央部分にはスリット８１が設けられておらず側壁型泡ヘッドＡの直下部分における放射が不充分になり、全体に均等な放射ができないという問題があった。
【００１４】
以上要するに、上記いずれの従来例の場合にも、消火液を拡散するためのコーン（半円錐状のナット６７、上段消火液拡散部７６と下段消火液拡散部７７）として特殊形状のものを利用しているために、一般的な全周放射用の泡ヘッドに用いるコーンとは別に製作しなければならず、コストが高くなるという問題点があった。
また、上記いずれの従来例も、単に半円部分に放射することのみを目的としており、ヘッドの直下部分を含む放射領域全体に均等に放射するということまでは考慮されていなかった。
さらにまた、実公平７−１３７３１号公報のものは、放射パターンを台形又は四角形状にするためにデフレクタ７９の先端部分を直線状に加工すると共に、デフレクター７９に段付部８５を設けているが、デフレクタ７９の先端部分を直線状に加工すると共にデフレクタ７９に段付部９５を設けるという２つの加工を施さなければならず、加工に手間がかかるという問題があった。
【００１５】
本発明はかかる問題点を解決するためになされたものであり、簡単な構成で放射方向に方向性を持たせることができる泡ヘッドを得ることを目的としている。また、半円方向への放射が可能であると共に、ヘッドの下方全体に均等な放射が可能な泡ヘッドを得ることを目的としている。
さらに、簡単な構成で矩形状の放射が可能な泡ヘッドを得ることを目的としている。
【００１６】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る泡ヘッドは、消火液が通る通液路をヘッド本体に設け、その通液路に設けられたノズル孔から消火液を噴射して、消火液をコーンによって分散させた後、デフレクタの上面に衝突させて放射する泡ヘッドにおいて、通液路の中心線とコーンの中心線とが一致するように、コーンをデフレクタの上面に固定し、ノズル孔の中心線を、通液路の径方向において、その通液路の中心線よりも消火液の放射量を多くしたい方向にずらした。
【００１７】
また、デフレクタの消火液の放射量を多くしたい方向の反対側の上面に設けられた上部壁と、デフレクタの上部壁と同じ方向側の下面に設けられた下部壁と、デフレクタのコーンと上部壁及び下部壁との間の面に、上部壁及び下部壁に沿うように形成されたスリットとを備えたものである。
【００１８】
また、デフレクタの前縁部に、中央部ほど深くなる切欠部を設けたものである。
【００１９】
また、本発明に係る泡ヘッドは、スリットを有するデフレクタに壁を設けて、消火液を片側に放射する泡ヘッドにおいて、前記壁を、デフレクタの上部に設けられた上部壁と、デフレクタの下部に設けられた下部壁とによって構成し、上部壁の位置を、下部壁の位置に対して、放射量を多くしたい方向にずらして設けた。
【００２０】
デフレクタには、放射量を多くしたい側に、前記上部壁に沿うようにスリットが設けられている。
【００２４】
【発明の実施の形態】
図１は本発明の一実施形態の垂直方向の断面図である。図において、１はヘッド本体、３は消火液給送用配管に接続される接続口部、５は通液路、７は通液路５の中心線、９は通液路５の終端に設けられたノズル孔、１１はノズル孔９の中心線である。図から分かるように、ノズル孔９の中心は通液路５の中心よりも図中左側（放射方向）にずれている。
１３はヘッド本体１の下方に取り付けられた金網、１５はヘッド本体１の外縁部と金網１３の外縁部を挾持して、金網１３をヘッド本体１に取り付けるカシメリングである。１７は金網１３の内部に設置されたデフレクタであり、デフレクター１７はデフレクタ本体１９、上部壁２１及び下部壁２３とから構成されている。
【００２５】
２５は基端側に６角の頭部を有し、先端側にネジ部が形成されたスペーサ、２７は金網１３とデフレクタ１７との間に設置されたスペーサカラー、２９はスペーサ２５のネジ部にねじ込まれ、デフレクタ１９上に固定された略円錐台形状のコーンである。コーン２９の中心線は通液路５の中心線７に一致している。従って、ノズル孔９の中心とコーン２９の中心との相対位置関係は、ノズル孔９の中心がコーン２９の中心よりも放射方向にずれていることになる。
【００２６】
図２は図１に示した本実施の形態の平面図であり、図１と同一部分には同一符号が付してある。図において、３１はヘッド本体１に設けられた空気吸い込み口、３３はノズル孔のズレの方向を示す目印用の凹部である。この凹部３３を設けることにより、泡ヘッドの組立時及び泡ヘッド設置時において方向を誤ることがない。
【００２７】
図３はデフレクタ１７の平面図、図４は図３における矢視Ａ−Ａ図、図５は図３における矢視Ｂ−Ｂ図、図６はデフレクタ１７の底面図である。まず、図３及び図６に基づいてデフレクタ本体１９の形状について説明する。
【００２８】
デフレクタ本体１９は基本的に円形状をしており、中央部にはスペーサ２５を挿通するための孔１９ａが設けられている。また、デフレクタ本体１９の図中左半分の部分（放射方向側の半分の部分）には複数のスリット１９ｂが放射状に設けられている。さらに、デフレクタ本体１９の前縁部（本明細書において方向を示す場合において「前」とは放射方向を、「後」とは放射方向と反対の方向をそれぞれ意味するものとする。）には中央部に近いほど深くなる段状の切欠部１９ｃが設けられている。
また、デフレクタ本体１９における図中右半分側には放射方向に直交する方向にスリット１９ｄが設けられている。
なお、スリット１９ｄの幅は、ヘッド直下の放射量が増えるように、スリット１９ｂの幅よりも大きく形成される。
【００２９】
次に、上部壁２１の設置位置及び形状について、図３乃至図５に基づいて説明する。上部壁２１はデフレクタ本体１９の中央より少し後方に寄った位置に、スリット１９ｄに沿わせてビス３５によって取り付けられている。上部壁２１は、その両端部に２段の切り込みが設けられ、該切り込みが設けられた部分が前方に向けて折曲され、２組の羽根部２１ａ，２１ｂが形成されている。なお、上部側の羽根部２１ａが下部側の羽根部２１ｂよりも折曲の角度（長さ）が大きく、また幅も広く設定されている。
【００３０】
このように、上部壁２１の両端部を前方に向けて折曲したのは、折曲部がない場合には、横方向の放射量が多くなり、放射量の均等性に欠けることになるからである。また、折曲部を２段に分けたのは、一段で均等性を確保しようとすると折曲の角度が微妙になり、調整が困難となるところ、２段に分けて、上部側の羽根２１ａによって大まかな調整を取り、下側の羽根２１ｂによって微妙な調整をするようにすることによって、微妙な調整を容易にできるようにしたものである。
【００３１】
次に、下部壁２３の設置位置及び形状について図４乃至図６に基づいて説明する。下部壁２３は、図６に示すように、スリット１９ｄの位置よりも少し後方にずらした位置に設置されている。また、下部壁２３は、図５に示すように、中央部に切欠部２３ａを有している。このようにスリット１９ｄの位置よりも少し後方にずらすと共に切欠部２３ａを設けた理由は以下の通りである。すなわち、スリット１９ｄに沿わせて、かつ切欠部を設けない場合には、スリット１９ｄを通過して直下に放射する泡消火液の流れが、それよりも前方で前方向に放射する泡消火液による空気の流れ及び液体の粘性によって前方に引き寄せられ、直下の部分の放射量が少なくなる。そこで、下部壁２３の設置位置をスリット１９ｄから少し後方にずらすと共に、中央部に切欠部２３ａを設けることにより、後方への放射の流れを作り、この後方への放射の流れが、前方の放射の流れに引きつけられ、ちょうど直下方向に放射するようにしたものである。
【００３２】
また、上部壁２１と下部壁２３が同じ位置にあると、コーン２９から流れ落ちた消化液はスリット１９ｄを通った後、そのまますぐ下部壁２３に当たるため、前方向に強く反射されてしまう。
これに対して下部壁２３を上部壁２１よりも後方にずらしておくと、コーンから流れ落ち、スリット１９ｄを通った消火液は、上記のような前方向への反射が弱まり、下部壁２３に当たると丁度、下方へ落下するように導かれるので、下方への放射量を増やすことができる。
【００３３】
以上のように構成された本実施の形態においては、ノズル孔９より噴射される消火液がコーン２９によって拡散され、その一部はデフレクタ１７に衝突する。このとき、ノズル孔９の中心がコーン２９の中心よりも放射方向にずれているので、消火液は前方、すなわち放射方向に多量に拡散されることになる。なお、このときの拡散方向は、後方側が上部壁２１及び下部壁２３によって阻止されているので、これら上部壁２１及び下部壁２３よりも前方向に限定されることになる。
【００３４】
また、デフレクタ本体１９の前縁部に中央部に近いほど深くなる段状の切欠部１９ｃが設けられているので、前縁部の放射距離が短くなり、放射パターンが矩形状となる。なお、デフレクタ本体１９の前縁部を直線状にカットするのではなく中央部が最も深い段状にしたのは直線状にカットしただけでは、この前縁部から放射される消火泡の形状が矩形にならなかったことが実験により判明したためである。
【００３５】
また、デフレクタ１７のスリット１９ｂ，１９ｄを通過した消火液は下方に放射される。なお、スリット１９ｄを通過した消火液のうち下部壁２３の切欠２３ａ部近傍に放射される消火液には、後方に向けた流れが形成されるが、これはそれよりも前方の流れに引き寄せられ直下方向に修正される。
以上のような消火液の流れが空気を巻き込み、金網１３を通過することによって発泡し、この発泡によって生じた消火泡が防護域に均等に放出される。
【００３６】
ここでこのような泡ヘッドの設置について少し説明する。例えば長方形状の防護区画がある場合に、従来の泡ヘッドは天井に取り付ける際、壁面近くにヘッドを予定の間隔で付けていかなけばならない。これは、従来の泡ヘッドが直下方向の散水が少ないため、あまり壁面から離して設置してしまうと、防護区域の外周部分が死角部分（散水されない部分）となってしまうからである。これに対して本実施形態のような直下方向にも十分に散水できる泡ヘッドであれば、壁面からある程度離しても問題ないので、ヘッド取付の施工性も良くなる。なお泡ヘッド２個を背中合わせにした（互いに外側に向けた）ものを、防護区域の天井の中心線上に、所定の間隔で取り付けるようにしてもよい。
【００３７】
なお、上記の実施の形態においては、デフレクタ１７に上部壁２１及び下部壁２３を設置して、放射方向を１８０度の方向に限定した例を示したが、上部壁２１、下部壁２３を設置することなくノズル孔９の中心をコーン２９の中心よりも放射方向にずらせるだけでも、放射方向に方向性を持たせることは可能である。
【００３８】
なお、上記の実施の形態においては、略円錐台形状のコーンを例にとって説明したが、コーンの形状は特に限定されるものではなく、例えば半球状のものでもよく、要は左右対称形状で全周方向に放散するヘッドにも適用できるものであれば何でもよい。
またノズル孔の中心とコーンの中心との相対位置を、通液路の中心とコーンの中心とを一致させ、ノズル孔の中心が放射量を多くしたい方向にずれるようにしたが、ノズル孔の中心と通液路の中心とを一致させ、コーンの中心を通液路の中心から放射量を少なくしたい方向にずらすようにしてもよい。
【００３９】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明においては、通液路の中心線とコーンの中心線とが一致するように、コーンをデフレクタの上面に固定し、通液路に設けられたノズル孔の中心線を、通液路の径方向において、その通液路の中心線よりも消火液の放射量を多くしたい方向にずらしたので、極めて簡単な構成で放射方向に方向性を持たせることができる。また、全周方向に放射する従来のコーンをそのまま適用できるので、特殊な形状のコーンを製作する必要がなくコストを低減できる。
【００４０】
また、デフレクタの消火液の放射量を多くしたい方向の反対側の上面に設けられた上部壁と、デフレクタの上部壁と同じ方向側の下面に設けられた下部壁と、デフレクタのコーンと上部壁及び下部壁との間の面に、上部壁及び下部壁に沿うように形成されたスリットとを備えたので、放射方向を上部壁及び下部壁の前方側に限定できる。
【００４１】
また、デフレクタの前縁部に中央部ほど深くなる切欠部を設けたので、矩形状の放射パターンが簡単な構成で実現できる。
【００４２】
また、本発明によれば、スリットを有するデフレクタに設けた壁を、デフレクタの上部に設けられた上部壁と、デフレクタの下部に設けられた下部壁とによって構成し、上部壁の位置を、下部壁の位置に対して、放射量を多くしたい方向にずらして設けたので、消火液を直下方向に放射することが可能になり、かつ目的の方向に多量の消火液を放射することができる。
【００４３】
デフレクタには、放射量を多くしたい側に、上部壁に沿うようにスリットが設けられているので、ヘッド直下の放射量を増やすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態の垂直方向の断面図である。
【図２】図１に示した一実施形態の平面図である。
【図３】本発明の一実施形態におけるデフレクタの上面図である。
【図４】図３の矢視Ａ−Ａ図である。
【図５】図３の矢視Ｂ−Ｂ図である。
【図６】本発明の一実施形態におけるデフレクタの下面図である。
【図７】従来の消火用泡ヘッドの断面図である。
【図８】従来の消火用泡ヘッドの他の例の断面図である。
【図９】図８に示した消火用泡ヘッドのデフレクタの平面図である。
【図１０】図９の矢視Ｖ−Ｖ線に沿う断面図である。
【符号の説明】
１ヘッド本体
７通液路の中心線（コーン２９の中心線）
９ノズル孔
１１ノズル孔９の中心線
１７デフレクタ
１９デフレクタ本体
２１上部壁
２３下部壁[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a foam head for fire extinguishing equipment, and more particularly, to a foam head that requires directivity in a radial direction.
[0002]
[Prior art]
In a general fire-extinguishing foam head, the fire-extinguishing liquid is diffused over the entire circular surface of the foaming net by the circular deflector, and the foam is emitted in a circular shape. For example, when the fire-extinguishing foam head is installed on the side wall, or When there is no need to radiate in a circular shape due to the structure, shape, etc. of the fire extinguishing object, there is a problem that the fire extinguishing liquid is wasted and rational fire extinguishing cannot be performed.
[0003]
As a solution to this problem, for example, there is a fire-extinguishing foam head disclosed in Japanese Utility Model Publication No. 7-36673, and FIG. 7 shows a cross-sectional view of this fire-extinguishing foam head. A conventional fire-extinguishing foam head will be described with reference to FIG.
In the figure, 62 is a guide mounted on the middle part of the liquid passage 52A of the head body 51, and has a spiral groove 62a for rotating the fire extinguishing liquid. Reference numeral 63 denotes an L-shaped partition plate attached to the lower portion of the head main body 51 with screws 64, and has a hanging plate portion 63a that hangs approximately near the center of the head main body 51. Reference numeral 65 denotes a deflector mounting plate formed integrally with the hanging plate portion 63 a of the partition plate 63, and reference numeral 66 denotes a semicircular deflector, which is attached to the deflector mounting plate 65 by a semi-conical nut 67 and a screw 68.
[0004]
In the fire-extinguishing foam head configured as described above, the fire-extinguishing liquid is agitated by the guide 62 while being passed through the liquid passage 52A and discharged from the nozzle hole 53a as a loose rotational flow. The discharged fire extinguishing liquid collides with the deflector 66 within the semicircular range on one side by the action of the semi-conical shape of the nut 67 and the action of the hanging plate portion 63a of the partition plate 63, and the air from the air suction port 55 The mixture is mixed and dispersed on one side by the deflector 66, and is emitted as a semicircular bubble by the foaming net 56.
[0005]
Further, as another example of the conventional example, there is a device of a side wall type foam head of a fire extinguishing facility disclosed in Japanese Utility Model Publication No. 7-13731. 8 is a cross-sectional view of the device, FIG. 9 is a plan view of a deflector used in the side wall type foam head, and FIG. 10 is a cross-sectional view taken along the line V-V of FIG. The structure of the conventional side wall type foam head will be described.
In FIG. 8, reference numeral 71 denotes a head body including a nozzle portion 72 for injecting a fire extinguishing liquid downward and a connection port portion 74 for a fire extinguishing liquid supply pipe.
[0006]
As shown in FIG. 8, the head main body 71 can be divided into a half circumference (hereinafter referred to as the front half circumference) R1 and another half circumference (hereinafter referred to as the latter half circumference) R2. And the back wall part 75 is provided in drooping shape in the latter half periphery R2. The front surface of the back wall portion 75, that is, the back wall surface 75 a is flat, and the back wall surface 75 a is vertically arranged behind the outlet 72 a of the nozzle portion 72 (arrow B).
[0007]
On the back wall surface 75a, an upper fire extinguishing liquid diffusion part 76 and a lower fire extinguishing liquid diffusion part 77 are provided in a bulging shape.
Reference numeral 79 denotes a plate-like deflector attached to the horizontal lower end surface of the back wall 75 with screws 80. In a mounted state, the deflector 79 projects laterally from the lower end of the back wall surface 75a to the lower region of the front half circumference R1 of the head body 71.
82 is a recessed screen attached to the outer peripheral portion of the head main body 71, and the screen 82 surrounds the lower area of the front half peripheral portion R 1 and the rear half peripheral portion R 2 of the head main body 71 and the deflector 79. .
[0008]
In the deflector 79, as shown in FIG. 9, a plurality of slits 81 are formed in a notch radial shape. Further, the front edge portion of the deflector 79 is cut linearly. Furthermore, a stepped portion 85 as shown in FIG. 10 is formed at the front center of the deflector 79.
[0009]
When the side wall type foam head A described above is installed with the axis XX of the nozzle part 72 aligned vertically, the fire extinguishing liquid is jetted from the outlet 72a of the nozzle part 72 vertically downward. Further, the fire extinguishing liquid sprayed from the outlet 72a of the nozzle part 72 collides with the surface of the semi-conical upper fire extinguishing liquid diffusion part 76, the surface of the lower fire extinguishing liquid diffusion part 77, the deflector 79, etc., and diffuses radially. The diffusion direction of the fire extinguishing liquid at this time is limited to a range of 180 degrees in front of the back wall surface 75a because diffusion to the rear (arrow B) is blocked by the flat back wall surface 75a. Further, the fire extinguishing liquid that has passed through the slit 81 of the deflector 79 is emitted directly below. Therefore, the fire-extinguishing liquid that entrains the air that wraps around from the rear (arrow B side) to the front (arrow F side) foams by passing through the screen 82, and the fire-extinguishing foam generated by the foaming is installed. It is diffused in the 180 degree area in front of the lower part.
[0010]
In addition, by cutting the front edge portion of the deflector 79 in a straight line and providing the stepped portion 85, the radiation pattern of the fire extinguishing bubble is supposed to approach a trapezoidal shape or a square shape.
[0011]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the case of the fire extinguishing foam head disclosed in the above Japanese Utility Model Publication No. 7-36673, a semi-conical nut is required in which the conical nut used for radiating in the entire circumferential direction is divided vertically. It must be specially manufactured in addition to the all-around type.
Further, since the L-shaped partition plate 63 extends vertically downward from the edge of the nozzle hole 53a and the hanging plate portion 63a extends below the deflector 66, the fire extinguishing that collides with the hanging plate portion 63a. There is a problem in that the liquid is reflected forward and attracted to the flow of the fire extinguishing liquid in front, so that the radiation immediately below the hanging plate portion 63a becomes insufficient and uniform radiation cannot be performed.
[0012]
In addition, in the case of the side wall type foam head described in Japanese Utility Model Publication No. 7-13731, the back wall portion 75 is provided in a hanging shape, and an upper fire extinguishing liquid diffusion portion 76 and a front surface of the back wall portion 75 are provided. The lower fire extinguishing liquid diffusing portion 77 has a bulging structure, has a very complicated shape, and is difficult to manufacture as disclosed in Japanese Utility Model Publication No. 7-36673. There's a problem.
[0013]
Further, the slit 81 is not provided in the central portion of the deflector 79, and the radiation directly under the side wall type foam head A becomes insufficient, and there is a problem that uniform radiation cannot be performed as a whole.
[0014]
In short, in any of the above-described conventional examples, a cone having a special shape is used as a cone (half-cone nut 67, upper fire extinguishing liquid diffusing section 76 and lower fire extinguishing liquid diffusing section 77) for diffusing the fire extinguishing liquid. Therefore, it has to be manufactured separately from the cone used for the general foam head for all-round radiation, and there is a problem that the cost is increased.
In addition, any of the above conventional examples is intended only to radiate to the semicircular portion, and it has not been taken into account that the entire radiation region including the portion directly below the head is radiated equally.
Furthermore, in Japanese Utility Model Publication No. 7-13731, the tip portion of the deflector 79 is processed into a straight line and the stepped portion 85 is provided in the deflector 79 in order to make the radiation pattern trapezoidal or rectangular. There is a problem that it takes time and effort to process the tip portion of the deflector 79 in a straight line and to provide the stepped portion 95 on the deflector 79.
[0015]
The present invention has been made to solve such a problem, and an object of the present invention is to obtain a foam head capable of providing directivity in the radial direction with a simple configuration. Another object of the present invention is to obtain a foam head that can radiate in a semicircular direction and that can radiate evenly over the entire area below the head.
Another object of the present invention is to obtain a foam head capable of rectangular radiation with a simple configuration.
[0016]
[Means for Solving the Problems]
The foam head according to the present invention is provided with a liquid passage through which the fire extinguishing liquid passes, and jets the fire extinguishing liquid from the nozzle holes provided in the liquid passage , and the fire extinguishing liquid is dispersed by the cone, and then the deflector In the bubble head that radiates by colliding with the upper surface of the nozzle, the cone is fixed to the upper surface of the deflector so that the center line of the liquid passage matches the center line of the cone, and the center line of the nozzle hole In the radial direction, the radiation amount of the fire extinguishing liquid was shifted in a direction to be larger than the center line of the liquid passage .
[0017]
Moreover, the upper wall provided on the upper surface opposite to the direction in which the amount of the fire extinguisher of the deflector is desired to be increased, the lower wall provided on the lower surface on the same direction side as the upper wall of the deflector, the cone and the upper wall of the deflector And a slit formed along the upper wall and the lower wall on the surface between the lower wall and the lower wall .
[0018]
Moreover, the notch part which deepens the center part is provided in the front edge part of the deflector.
[0019]
Further, the foam head according to the present invention is a foam head that radiates a fire extinguishing liquid to one side by providing a wall on a deflector having a slit, and the wall is provided on an upper wall provided on the upper part of the deflector and on a lower part of the deflector. The position of the upper wall is shifted from the position of the lower wall in the direction in which the amount of radiation is desired to be increased.
[0020]
The deflector is provided with a slit along the upper wall on the side where the amount of radiation is desired to be increased .
[0024]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 is a vertical sectional view of an embodiment of the present invention. In the figure, 1 is a head body, 3 is a connection port connected to a fire-extinguishing liquid supply pipe, 5 is a liquid passage, 7 is a center line of the liquid passage 5, and 9 is provided at the end of the liquid passage 5. The nozzle hole 11 is a center line of the nozzle hole 9. As can be seen from the figure, the center of the nozzle hole 9 is shifted to the left side (radial direction) in the figure from the center of the liquid passage 5.
Reference numeral 13 denotes a metal mesh attached below the head body 1, and 15 denotes a caulking ring that attaches the metal mesh 13 to the head body 1 by holding the outer edge of the head body 1 and the outer edge of the metal mesh 13. Reference numeral 17 denotes a deflector installed inside the wire mesh 13, and the deflector 17 includes a deflector body 19, an upper wall 21, and a lower wall 23.
[0025]
Reference numeral 25 denotes a spacer having a hexagonal head on the proximal end side and a thread portion formed on the distal end side, 27 denotes a spacer collar installed between the wire mesh 13 and the deflector 17, and 29 denotes a thread portion of the spacer 25. This is a cone having a substantially truncated cone shape that is fixed to the deflector 19. The center line of the cone 29 coincides with the center line 7 of the liquid passage 5. Therefore, the relative positional relationship between the center of the nozzle hole 9 and the center of the cone 29 is that the center of the nozzle hole 9 is displaced in the radial direction from the center of the cone 29.
[0026]
FIG. 2 is a plan view of the present embodiment shown in FIG. 1, and the same parts as those in FIG. In the figure, 31 is an air suction port provided in the head main body 1, and 33 is a mark concave portion indicating the direction of displacement of the nozzle holes. By providing the recess 33, the direction is not mistaken when the foam head is assembled and when the foam head is installed.
[0027]
3 is a plan view of the deflector 17, FIG. 4 is an AA view in FIG. 3, FIG. 5 is an BB view in FIG. 3, and FIG. 6 is a bottom view of the deflector 17. First, the shape of the deflector body 19 will be described with reference to FIGS.
[0028]
The deflector body 19 is basically circular, and a hole 19a for inserting the spacer 25 is provided at the center. A plurality of slits 19b are provided radially in the left half of the deflector body 19 in the drawing (half of the radial direction). Further, in the front edge portion of the deflector body 19 (in the present specification, “front” means a radial direction and “rear” means a direction opposite to the radial direction in the case of indicating directions). A stepped notch 19c that is deeper as it is closer to the center is provided.
Further, a slit 19d is provided on the right half side of the deflector body 19 in the drawing in a direction orthogonal to the radial direction.
Note that the width of the slit 19d is formed larger than the width of the slit 19b so that the amount of radiation directly under the head increases.
[0029]
Next, the installation position and shape of the upper wall 21 will be described with reference to FIGS. The upper wall 21 is attached by a screw 35 along the slit 19d at a position slightly behind the center of the deflector body 19. The upper wall 21 is provided with two-stage cuts at both ends thereof, and the portions where the cuts are provided are bent forward to form two sets of blade portions 21a and 21b. The upper blade portion 21a has a larger bending angle (length) and a wider width than the lower blade portion 21b.
[0030]
As described above, the reason why the both ends of the upper wall 21 are bent forward is that when there is no bent portion, the amount of radiation in the lateral direction increases and the uniformity of the amount of radiation is lacking. It is. In addition, the bent portion is divided into two stages. If uniformness is to be ensured in one stage, the angle of the bend becomes delicate and adjustment becomes difficult. However, the upper blade 21a is divided into two stages. Thus, the rough adjustment can be performed and the fine adjustment can be easily performed by the lower blade 21b.
[0031]
Next, the installation position and shape of the lower wall 23 will be described with reference to FIGS. As shown in FIG. 6, the lower wall 23 is installed at a position slightly shifted rearward from the position of the slit 19 d. Moreover, the lower wall 23 has the notch part 23a in the center part, as shown in FIG. The reason why the notch 23a is provided while being shifted slightly rearward from the position of the slit 19d is as follows. That is, when the notch portion is not provided along the slit 19d, the flow of the foam extinguishing liquid that radiates immediately below the slit 19d is caused by the foam extinguishing liquid that radiates forward in front of the slit 19d. It is attracted forward by the flow of air and the viscosity of the liquid, and the amount of radiation in the portion immediately below decreases. Therefore, the installation position of the lower wall 23 is shifted slightly rearward from the slit 19d, and a notch portion 23a is provided in the central portion, thereby creating a backward radiation flow. It is attracted by the flow of, and radiates in the direction just below.
[0032]
If the upper wall 21 and the lower wall 23 are in the same position, the digestive juice that has flowed down from the cone 29 passes through the slit 19d and immediately hits the lower wall 23 as it is, so that it is strongly reflected in the forward direction.
On the other hand, if the lower wall 23 is shifted rearward from the upper wall 21, the fire extinguishing liquid flowing down from the cone and passing through the slit 19 d is less reflected in the forward direction as described above, and hits the lower wall 23. Just being guided to fall downward, the amount of radiation downward can be increased.
[0033]
In the present embodiment configured as described above, the fire-extinguishing liquid sprayed from the nozzle hole 9 is diffused by the cone 29, and a part of it collides with the deflector 17. At this time, since the center of the nozzle hole 9 is displaced in the radial direction from the center of the cone 29, the fire extinguishing liquid is diffused in a large amount forward, that is, in the radial direction. Note that the diffusion direction at this time is limited to the forward direction with respect to the upper wall 21 and the lower wall 23 because the rear side is blocked by the upper wall 21 and the lower wall 23.
[0034]
Further, since the stepped notch 19c that is deeper toward the front edge of the deflector body 19 is closer to the center, the radiation distance of the front edge is shortened, and the radiation pattern is rectangular. The front edge of the deflector body 19 is not cut in a straight line, but the central part has the deepest step shape. It is because it became clear by experiment that it did not become a rectangle.
[0035]
The fire extinguishing liquid that has passed through the slits 19b and 19d of the deflector 17 is radiated downward. Of the fire extinguishing liquid that has passed through the slit 19d, the fire extinguishing liquid radiated in the vicinity of the notch 23a portion of the lower wall 23 forms a flow toward the rear, which is attracted to the front flow. It is corrected in the direct downward direction.
The flow of the fire extinguishing liquid as described above entrains air and foams by passing through the wire mesh 13, and fire extinguishing bubbles generated by this foaming are evenly released to the protection area.
[0036]
Here, installation of such a foam head will be explained a little. For example, when there is a rectangular protective section, when a conventional foam head is attached to the ceiling, the head must be attached at a predetermined interval near the wall surface. This is because the conventional foam head has little water sprinkling in the direct downward direction, so if it is installed too far from the wall surface, the outer peripheral part of the protection area becomes a blind spot part (part where water is not sprinkled). On the other hand, if it is a foam head that can sufficiently sprinkle in the direct downward direction as in this embodiment, there is no problem even if it is separated to some extent from the wall surface, so the workability of head mounting is improved. In addition, you may make it attach the thing which made two foam heads back-to-back (facing toward the outside mutually) on the centerline of the ceiling of a protection area at predetermined intervals.
[0037]
In the above embodiment, the upper wall 21 and the lower wall 23 are installed in the deflector 17 and the radiation direction is limited to the direction of 180 degrees. However, the upper wall 21 and the lower wall 23 are installed. Even if the center of the nozzle hole 9 is shifted in the radial direction with respect to the center of the cone 29 without doing so, the directivity can be given to the radial direction.
[0038]
In the above-described embodiment, a substantially truncated cone cone has been described as an example. However, the shape of the cone is not particularly limited, and may be, for example, a hemispherical shape. Anything is applicable as long as it can be applied to a head that diffuses in the circumferential direction.
The relative positions of the center of the nozzle hole and the center of the cone are aligned with the center of the liquid passage and the center of the cone so that the center of the nozzle hole is shifted in the direction in which the amount of radiation is desired to be increased. The center may be aligned with the center of the liquid passage, and the center of the cone may be shifted from the center of the liquid passage in the direction in which the amount of radiation is desired to be reduced.
[0039]
【The invention's effect】
As described above in detail, in the present invention, the cone is fixed to the upper surface of the deflector so that the center line of the liquid passage matches the center line of the cone, and the nozzle hole provided in the liquid passage is Since the center line is shifted in the radial direction of the liquid passage in the direction in which the amount of fire extinguishing liquid radiation should be larger than the center line of the liquid passage, directivity can be given to the radial direction with a very simple configuration. it can. Further, since a conventional cone radiating in the entire circumferential direction can be applied as it is, it is not necessary to produce a cone having a special shape, and the cost can be reduced.
[0040]
Moreover, the upper wall provided on the upper surface opposite to the direction in which the amount of the fire extinguisher of the deflector is desired to be increased, the lower wall provided on the lower surface on the same direction side as the upper wall of the deflector, the cone and the upper wall of the deflector Since the slits formed along the upper wall and the lower wall are provided on the surface between the lower wall and the lower wall , the radiation direction can be limited to the front side of the upper wall and the lower wall.
[0041]
Moreover, since the notch part deeper in the center part is provided in the front edge part of the deflector , a rectangular radiation pattern can be realized with a simple configuration.
[0042]
Further, according to the present invention, the wall provided in the deflector having the slit is constituted by the upper wall provided in the upper part of the deflector and the lower wall provided in the lower part of the deflector, and the position of the upper wall is defined in the lower part. Since the position of the wall is shifted in the direction in which the amount of radiation is desired to be increased, the fire-extinguishing liquid can be radiated directly downward, and a large amount of the fire-extinguishing liquid can be radiated in the target direction.
[0043]
Since the deflector is provided with a slit along the upper wall on the side where the amount of radiation is desired to be increased, the amount of radiation directly under the head can be increased.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a vertical cross-sectional view of one embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a plan view of the embodiment shown in FIG.
FIG. 3 is a top view of a deflector according to an embodiment of the present invention.
4 is a view taken along the line AA in FIG. 3;
FIG. 5 is a view taken along the line BB in FIG. 3;
FIG. 6 is a bottom view of a deflector according to an embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a cross-sectional view of a conventional fire fighting foam head.
FIG. 8 is a cross-sectional view of another example of a conventional fire fighting foam head.
9 is a plan view of a deflector of the fire-extinguishing foam head shown in FIG. 8. FIG.
10 is a cross-sectional view taken along line VV in FIG.
[Explanation of symbols]
1 Head body 7 Center line of liquid passage (center line of cone 29)
9 Nozzle hole 11 Center line 17 of nozzle hole 9 Deflector 19 Deflector body 21 Upper wall 23 Lower wall

Claims

A liquid passage through which the fire extinguishing liquid passes is provided in the head body, the fire extinguishing liquid is sprayed from the nozzle holes provided in the liquid passage, and the fire extinguishing liquid is dispersed by the cone, and then collides with the upper surface of the deflector to radiate. In the foam head
The cone is fixed to the upper surface of the deflector so that the center line of the liquid passage matches the center line of the cone,
A foam head, wherein a center line of the nozzle hole is shifted in a radial direction of the liquid passage in a direction in which a radiation amount of the fire extinguishing liquid is desired to be larger than a center line of the liquid passage.

An upper wall provided on the upper surface opposite to the direction in which the amount of radiation of the fire extinguishing liquid of the deflector is desired to be increased;
A lower wall provided on a lower surface on the same direction side as the upper wall of the deflector;
The foam head according to claim 1, further comprising: a slit formed along the upper wall and the lower wall on a surface between the cone of the deflector and the upper wall and the lower wall .

The foam head according to claim 1, wherein a notch portion that is deeper toward a center portion is provided at a front edge portion of the deflector.

In the foam head that radiates the fire extinguishing liquid to one side by providing a wall on the deflector with slits,
The wall is constituted by an upper wall provided at the upper part of the deflector and a lower wall provided at the lower part of the deflector,
A foam head, wherein the position of the upper wall is shifted from the position of the lower wall in a direction in which the amount of radiation is desired to be increased.

The foam head according to claim 4, wherein the deflector is provided with a slit along the upper wall on a side where the amount of radiation is desired to be increased.