JP3735657B2 - A glittering composite membrane material that allows the weaving structure to be seen through - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は基材繊維布帛の編織組織が透視可能であり、かつ美麗な色彩を有する光輝性に優れた膜材に関するものである。さらに詳しく述べるならば、本発明は、日除けテント、カバー、内装材、装飾用シートなどの用途、その他雑貨類及びこれらの部材としての用途などに適して用いられる意匠性膜材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、日除けテント、カバー、内装材、装飾用シートその他雑貨類用の合成樹脂レザー分野では、製品に様々な表面加飾技術が付与されている。中でも高級感を付与する目的で金属粉末顔料(主としてアルミニウム粉末顔料)、パール(雲母)顔料などのメタリック顔料を合成樹脂中に分散させて着色したり、あるいはレザーの表面にこれらのメタリック顔料を含有する塗料を用いて表面処理、またはインキを用いて印刷する技術が知られている。特にパール顔料は落ち着いた真珠光沢外観が得られるため文具、玩具、日用雑貨、包装材、化粧板、ステッカー、化粧品、自動車など広い用途からの需要が大きい。またパール顔料は耐候性に優れるため白の自動車のボディーカラー塗装に広く使用され、最近では酸化鉄で表面被覆した特殊カラーパール顔料が車の高級感を高める着色剤として大きな役割を果たしている。また酸化チタンで表面被覆した特殊なパール顔料では金属粉末顔料では得られない独特の発色が得られるため、自動車分野はもとより口紅、アイシャドー、マニキュアなど化粧品分野での需要も高まっている。
【0003】
通常、合成樹脂レザーなどは、繊維基布の片表面に合成樹脂発泡層(主に軟質ポリ塩化ビニル樹脂)とその上に設けられた合成樹脂(主に軟質ポリ塩化ビニル樹脂)着色フィルム層によって構成されている。またテント膜材、養生シートなどのターポリンは、繊維基布の両面に着色された軟質ポリ塩化ビニル樹脂フィルム層が貼着されて構成されている。
従来技術ではこれらの合成樹脂(軟質ポリ塩化ビニル樹脂)着色フィルムにパール顔料及び、表面被覆した特殊パール顔料を使用することによって真珠光沢を有する着色シートの加工が行われている。また特に酸化チタンで表面被覆した特殊なパール顔料は合成樹脂中に分散して併用する顔料、あるいはパール顔料を含む塗料を塗布する下地フィルム層の色相によって干渉色を生じる特性があるため、例えばマーキングフィルムやステッカーなどの分野では有彩色顔料で着色した合成樹脂フィルムの表面にパール顔料を含む合成樹脂フィルムを積層したもの、あるいは有彩色顔料で着色した合成樹脂フィルムの表面にパール顔料を含む塗料を塗布したものなどが提案されている。
【0004】
一方、合成樹脂レザーやテントなどの装飾シートでは、その寸法安定性と用途に応じた強度を持たせるために繊維織物が基材として複合されているが、この基材に用いられる繊維織物が表面に透けてそのまま見えることは用途上好ましいことではない。従って通常これらの装飾シートに於いては繊維織物が外観上判別できない程度に合成樹脂(主に軟質ポリ塩化ビニル樹脂)で表面被覆加工、及びエンボス加工がなされている。従って、上記のマーキングフィルムやステッカーなどの分野で行われている特殊なパール顔料の加工技術は合成樹脂レザーやターポリンなどのシート分野においても応用が可能で、この方法によってより個性的な意匠性を求めることが可能となる。ところで、これらの用途では繊維織物に対して強度と寸法安定性以外の特性を求めることがなく、通常繊維織物に用いられる繊維糸条は無着色で製造されている。特に合成樹脂レザーやテントなどの用途に使用される繊維織物の繊維糸条には、コストと性能に優れた合成繊維マルチフィラメント(主としてPET繊維)が汎用的に使用されている。この繊維糸条は無着色で製造された極細径の繊維フィラメントの繊維束であるため、光を乱反射して白の外観色を有するものである。
【0005】
また一方で、繊維織物自体が有する種々の織物構造の幾何学的繰り返し模様を製品の意匠性に活用した例として、これらの繊維織物表面に透明性着色した合成樹脂(主に軟質ポリ塩化ビニル樹脂)フィルムを積層したものが知られているが、織物構造の幾何学的繰り返し模様だけでは意匠性に乏しいものであった。そこでより個性的な意匠性を付与する目的で、これらの合成樹脂フィルム中に金属粉末顔料やパール顔料などのメタリック顔料を配合して光輝性の幾何学的繰り返し模様外観を得る方法が考案されている。確かに、この方法によると光輝性の幾何学的繰り返し模様外観を有する合成樹脂レザーやテントなどの装飾シートが容易に得られるが、金属粉末顔料(主としてアルミニウム粉末顔料)を用いた場合、得られるメタリック感がギラギラとし過ぎるため日常用途に適さず、玩具、雑貨などの部材として小片が利用されるのみでしかない。またパール顔料の場合、隠蔽性が不足するため多量のパール顔料の配合をしなければ十分な真珠光沢外観が得られない欠点がある。そこでこれらの用途では金属粉末顔料とパール顔料とをブレンドして任意のメタリック外観を調整して行うのが一般化している。しかしこの場合、併用する金属粉末顔料の隠蔽性によって繊維織物の繊維糸条の有する光沢やヘアーラインなどの微妙な外観が失われ、立体感に欠けるだけでなく、しかも単調なメタリック外観しか得られない欠点がある。
【0006】
また、より個性的な意匠性を得るために先述の酸化チタンで表面被覆した特殊なパール顔料を使用する試みに対しては、特別な下地色相を必要とするため、繊維織物を透視させて外観表現することができないという矛盾する問題がある。従って基材繊維布帛の編織組織が透視可能であり、かつ同時に美麗な色彩を有する光輝性に優れたシート、更には基材繊維布帛の編織組織が透視可能であり、かつ同時に観察方向によって色調が変化する光輝性シートなどは開発されていなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、繊維編織布帛からなる基布と、その少なくとも一面上に形成された光輝性樹脂被覆層とを有しているが基布の編織組織を、光輝性樹脂被覆層を介して透視可能であり、意匠性、色彩の美麗性、及び光輝性に優れた複合膜材料を提供するものであって、更には基材繊維布帛の編織組織が透視可能であり、かつ同時に観察方向によって色調が変化する光輝性シートを提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決すべく研究、検討を重ねた結果、本発明の編織組織が透視可能な光輝性複合膜材は、
(1).繊維編織布帛からなる基布、及び前記基布の少なくとも一面を被覆し、かつ、熱可塑性樹脂100重量部と、パール顔料0.5〜10重量部とを含む光輝性樹脂被覆層とを有し、前記基布用繊維編織布帛が、JIS Z−8729−1980に規定されているCIE1976表色系の明度指数L* 値10〜60を有するものであり、前記パール顔料が、その重量の70〜100重量%の二色性干渉雲母チタンを含み、前記光輝性樹脂被覆層が25〜85%の可視光線透過率(JIS K−6714−1988)を有すること、
(2).繊維編織布帛からなる基布、及び前記基布の少なくとも一面を被覆し、かつ、熱可塑性樹脂100重量部と、パール顔料0.5〜10重量部とを含む光輝性樹脂被覆層とを有し、前記光輝性樹脂被覆層の表面上に、さらに光輝性樹脂最外層が形成され、この光輝性樹脂最外層が熱可塑性樹脂100重量部に対して、光輝性樹脂被覆層に含まれるパール顔料と干渉色を異にするパール顔料を0.5〜10重量部とを含み、前記基布用繊維編織布帛が、CIE1976表色系の明度指数L* 値10〜60を有するものであり、前記パール顔料が、その重量の70〜100重量%の二色性干渉雲母チタンを含み、前記光輝性樹脂最外層が形成された前記光輝性樹脂被覆層が25〜85%の可視光線透過率を有すること、
(3).繊維編織布帛からなる基布、及び前記基布の少なくとも一面に、透明であって、かつ着色された、または無色の熱可塑性樹脂被覆層を有し、前記熱可塑性樹脂被覆層の表面上に、熱可塑性樹脂100重量部に対してパール顔料を0.5〜10重量部を含む光輝性樹脂最外層がさらに形成され、前記基布用繊維編織布帛が、CIE1976表色系の明度指数L* 値10〜60を有するものであり、前記パール顔料が、その重量の70〜100重量%の二色性干渉雲母チタンを含み、前記光輝性樹脂最外層が形成された前記熱可塑性樹脂被覆層が25〜85%の可視光線透過率を有すること、
(4).前記(1)の光輝性樹脂被覆層または前記(2),(3)の光輝性樹脂最外層の上にさらに透視性を阻害せず、透明であって、かつ着色された、または無色の熱可塑性樹脂最外層が形成されていること、
(5)〜(7).前記(1)〜(3)の光輝性樹脂被覆層を片面に有する膜材の裏面を被覆し、かつ熱可塑性樹脂からなる裏面樹脂被覆層とを有し、前記基布用繊維編織布が、JIS Z−8729−1980に規定されているCIE1976表色系の明度指数L* 値10〜60、及び編織組織空隙率15〜40%を有するものであり、前記裏面樹脂被覆層の明度指数L* 値が、10〜60の範囲内にあり、かつ前記基布用繊維編織布帛とは異なる明度指数L* 値を有し、前記基布用繊維編織布帛と前記裏面樹脂被覆層との明度指数L* 値差が、5〜45であること、
(8).前記(5)の光輝性樹脂被覆層または前記(6),(7)の光輝性樹脂最外層の上にさらに透視性を阻害せず、透明であってかつ着色された、または無色の熱可塑性樹脂最外層が形成されていること、を満足すると、繊維布帛の編織組織が透視可能でありながら十分な光輝性を有することを見いだして本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明の編織組織が透視可能な光輝性複合膜材は、(1).繊維編織布帛からなる基布、及び前記基布の少なくとも一面を被覆し、かつ、熱可塑性樹脂100重量部と、パール顔料0.5〜10重量部とを含む光輝性樹脂被覆層とを有し、前記基布用繊維編織布帛が、JIS Z−8729−1980に規定されているCIE1976表色系の明度指数L* 値10〜60を有するものであり、前記パール顔料が、その重量の70〜100重量%の二色性干渉雲母チタンを含み、前記光輝性樹脂被覆層が25〜85%の可視光線透過率(JIS K−6714−1988)を有していて、前記基布用繊維編織布帛の編織組織を透視可能であり、かつ光輝性を有するものである。
本発明の編織組織が透視可能な光輝性複合膜材は、(2).繊維編織布帛からなる基布、及び前記基布の少なくとも一面を被覆し、かつ、熱可塑性樹脂100重量部と、パール顔料0.5〜10重量部とを含む光輝性樹脂被覆層とを有し、前記光輝性樹脂被覆層の表面上に、さらに光輝性樹脂最外層が形成され、この光輝性樹脂最外層が熱可塑性樹脂100重量部に対して、光輝性樹脂被覆層に含まれるパール顔料と干渉色を異にするパール顔料を0.5〜10重量部とを含み、前記基布用繊維編織布帛が、JIS Z−8729−1980に規定されているCIE1976表色系の明度指数L* 値10〜60を有するものであり、前記パール顔料が、その重量の70〜100重量%の二色性干渉雲母チタンを含み、前記光輝性樹脂最外層が形成された前記光輝性樹脂被覆層が25〜85%の可視光線透過率(JIS K−6714−1988)を有していて、前記基布用繊維編織布帛の編織組織を透視可能であり、かつ光輝性を有するものである。
本発明の編織組織が透視可能な光輝性複合膜材は、(3).繊維編織布帛からなる基布、及び前記基布の少なくとも一面に、透明であって、かつ着色された、または無色の熱可塑性樹脂被覆層を有し、前記熱可塑性樹脂被覆層の表面上に、熱可塑性樹脂100重量部に対してパール顔料を0.5〜10重量部を含む光輝性樹脂最外層がさらに形成され、前記基布用繊維編織布帛が、JIS Z−8729−1980に規定されているCIE1976表色系の明度指数L* 値10〜60を有するものであり、前記パール顔料が、その重量の70〜100重量%の二色性干渉雲母チタンを含み、前記光輝性樹脂最外層が形成された前記熱可塑性樹脂被覆層が25〜85%の可視光線透過率(JIS K−6714−1988)を有していて、前記基布用繊維編織布帛の編織組織を透視可能であり、かつ光輝性を有するものである。
本発明の編織組織が透視可能な光輝性複合膜材は、(4).上記(1)〜(3)のいずれか1つの編織組織が透視可能な光輝性複合膜材の少なくとも一面の最外層上にさらに、透明であって、かつ着色された、または無色の熱可塑性樹脂最外層が形成され、前記光輝性樹脂最外層が形成された前記光輝性樹脂被覆層が25〜85%の可視光線透過率(JIS K−6714−1988)を有していて、前記基布用繊維編織布帛の編織組織を透視可能であり、かつ光輝性を有するものである。
本発明の編織組織が透視可能な光輝性複合膜材は、前記基布用繊維編織布帛が、0〜40%の編織組織空隙率を有する2軸編織物、3軸編織物、4軸編織物から選ばれることが好ましい。
本発明の編織組織が透視可能な光輝性複合膜材は、(5).繊維編織布帛からなる基布、及び前記基布の表面を被覆し、かつ、熱可塑性樹脂100重量部と、パール顔料0.5〜10重量部とを含む光輝性樹脂被覆層と、前記基布の裏面を被覆し、かつ熱可塑性樹脂からなる裏面樹脂被覆層とを有し、前記基布用繊維編織布が、JIS Z−8729−1980に規定されているCIE1976表色系の明度指数L* 値10〜60、及び編織組織空隙率15〜40%を有するものであり、前記パール顔料が、その重量の70〜100重量%の二色性干渉雲母チタンを含み、前記光輝性樹脂被覆層が25〜85%の可視光線透過率(JIS K−6714−1988)を有していて、明度指数L* 値の編織組織を透視可能であって、かつ光輝性を有し、前記裏面樹脂被覆層の明度指数L* 値が、10〜60の範囲内にあり、かつ前記基布用繊維編織布帛とは異なる明度指数L* 値を有し、前記基布用繊維編織布帛と前記裏面樹脂被覆層との明度指数L* 値差が、5〜45であるものである。
本発明の編織組織が透視可能な光輝性複合膜材は、(6).繊維編織布帛からなる基布、及び前記基布の表面を被覆し、かつ、熱可塑性樹脂100重量部と、パール顔料0.5〜10重量部とを含む光輝性樹脂被覆層と、前記基布の裏面を被覆し、かつ熱可塑性樹脂からなる裏面樹脂被覆層とを有し、前記光輝性樹脂被覆層の表面上に、さらに光輝性樹脂最外層が形成され、この光輝性樹脂最外層が熱可塑性樹脂100重量部に対して、光輝性樹脂層に含まれるパール顔料と干渉色を異にするパール顔料を0.5〜10重量部とを含み、前記基布用繊維編織布が、JIS Z−8729−1980に規定されているCIE1976表色系の明度指数L* 値10〜60、及び編織組織空隙率15〜40%を有するものであり、前記パール顔料が、その重量の70〜100重量%の二色性干渉雲母チタンを含み、前記光輝性樹脂最外層が形成された前記光輝性樹脂被覆層が25〜85%の可視光線透過率(JIS K−6714−1988)を有していて、明度指数L* 値の編織組織を透視可能であって、かつ光輝性を有し、前記裏面樹脂被覆層の明度指数L* 値が、10〜60の範囲内にあり、かつ前記基布用繊維編織布帛とは異なる明度指数L* 値を有し、前記基布用繊維編織布帛と前記裏面樹脂被覆層との明度指数L* 値差が、5〜45であるものである。
本発明の編織組織が透視可能な光輝性複合膜材は、(7).繊維編織布帛からなる基布、及び前記基布の表面を被覆し、透明であって、かつ着色された、または無色の熱可塑性樹脂被覆層と、前記基布の裏面を被覆し、かつ熱可塑性樹脂からなる裏面樹脂被覆層とを有し、前記熱可塑性樹脂被覆層の表面上に、熱可塑性樹脂100重量部に対してパール顔料を0.5〜10重量部を含む光輝性樹脂最外層が形成され、前記基布用繊維編織布が、JIS Z−8729−1980に規定されているCIE1976表色系の明度指数L* 値10〜60、及び編織組織空隙率15〜40%を有するものであり、前記パール顔料が、その重量の70〜100重量%の二色性干渉雲母チタンを含み、前記光輝性樹脂最外層が形成された前記熱可塑性樹脂被覆層が25〜85%の可視光線透過率(JIS K−6714−1988)を有していて、明度指数L* 値の編織組織を透視可能であって、かつ光輝性を有し、前記裏面樹脂被覆層の明度指数L* 値が、10〜60の範囲内にあり、かつ前記基布用繊維編織布帛とは異なる明度指数L* 値を有し、前記基布用繊維編織布帛と前記裏面樹脂被覆層との明度指数L* 値差が、5〜45であるものである。
本発明の編織組織が透視可能な光輝性複合膜材は、(8).繊維編織布帛からなる基布、及び前記基布の表面を被覆し、かつ熱可塑性樹脂100重量部と、パール顔料0.5〜10重量部とを含む光輝性樹脂被覆層とを有し、前記基布の裏面を被覆し、かつ熱可塑性樹脂からなる裏面樹脂被覆層とを有し、前記光輝性樹脂被覆層の表面上に、さらに透明であって、かつ着色された、または無色の熱可塑性樹脂最外層が形成され、前記基布用繊維編織布が、JIS Z−8729−1980に規定されているCIE1976表色系の明度指数L* 値10〜60、及び編織組織空隙率15〜40%を有するものであり、前記パール顔料が、その重量の70〜100重量%の二色性干渉雲母チタンを含み、前記熱可塑性樹脂最外層が形成された前記光輝性樹脂層が25〜85%の可視光線透過率(JIS K−6714−1988)を有していて、明度指数L* 値の編織組織を透視可能であって、かつ光輝性を有し、前記裏面樹脂被覆層の明度指数L* 値が、10〜60の範囲内にあり、かつ前記基布用繊維編織布帛とは異なる明度指数L* 値を有し、前記基布用繊維編織布帛と前記裏面樹脂被覆層との明度指数L* 値差が、5〜45であるものである。
本発明の編織組織が透視可能な光輝性複合膜材は、前記基布用繊維編織布帛が、15〜40%の編織組織空隙率を有する2軸編織物、3軸編織物、4軸編織物から選ばれることが好ましい。
本発明の編織組織が透視可能な光輝性複合膜材は、前記基布用繊維編織布帛が、JIS Z−8729−1980に規定されているCIE1976表色系の明度指数L* 値において互いに異なる2種以上の繊維糸条の混編織布帛であって、前記2種以上の繊維糸条の各々の明度指数L* 値が10〜60であることが好ましい。
本発明の編織組織が透視可能な光輝性複合膜材は、前記基布用繊維編織布帛が、JIS Z−8729−1980に規定されているCIE1976表色系の明度指数L* 値が10〜60の少なくとも1種の繊維糸条と、明度指数L* 値が、61〜98の少なくとも1種の繊維糸条との混編織布帛であることが好ましい。
本発明の編織組織が透視可能な光輝性複合膜材は、前記基布用繊維編織布帛が、炭素繊維マルチフィラメント糸条、アラミド繊維マルチフィラメント糸条、ポリエステルマルチフィラメント繊維糸条から選ばれた1種以上を含むことが好ましい。
本発明の編織組織が透視可能な光輝性複合膜材は、前記基布用繊維編織布帛がマルチフィラメント糸条からなり、この糸条が紡糸前または紡糸後に、顔料、又は染料によって着色されていることが好ましい。
本発明の編織組織が透視可能な光輝性複合膜材は、前記基布用繊維編織布帛がマルチフィラメント糸条からなり、かつこの糸条が、二色性干渉雲母チタンを70〜100重量%含有するパール顔料を含む塗料により表面被覆されていることが好ましい。
本発明の編織組織が透視可能な光輝性複合膜材は、前記光輝性樹脂最外層の形成が、パール顔料を含む熱可塑性樹脂溶液の塗工、乾燥によって形成されるか、またはパール顔料を含む熱可塑性樹脂フィルムの積層によって形成されることが好ましい。
本発明の編織組織が透視可能な光輝性複合膜材は、前記光輝性樹脂被覆層の形成が、パール顔料を含む熱可塑性樹脂溶液の塗工、乾燥によって形成されるか、またはパール顔料を含む熱可塑性樹脂フィルムの積層によって形成されることが好ましい。
本発明の編織組織が透視可能な光輝性複合膜材は、前記パール顔料が、二色性干渉雲母チタンを70〜99重量%と、銀白色雲母チタン、及び/又は有彩色雲母酸化鉄を1〜30重量%とを含有することが好ましい。
本発明の編織組織が透視可能な光輝性複合膜材は、前記光輝性樹脂被覆層、前記光輝性樹脂最外層、前記熱可塑性樹脂最外層に凹凸賦型されていることが好ましい。
本発明の編織組織が透視可能な光輝性複合膜材は、前記基布用繊維編織布帛と前記光輝性樹脂被覆層、前記光輝性樹脂最外層、前記熱可塑性樹脂最外層との色差ΔE* ab(JIS Z−8729−1980)が6.0以上であることが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の編織組織が透視可能な光輝性複合膜材は、(1).繊維編織布帛からなる基布、及び前記基布の少なくとも一面を被覆し、かつ、熱可塑性樹脂100重量部と、パール顔料0.5〜10重量部とを含む光輝性樹脂被覆層とを有し、前記基布用繊維編織布帛が、JIS Z−8729−1980に規定されているCIE1976表色系の明度指数L* 値10〜60を有するものであり、前記パール顔料が、その重量の70〜100重量%の二色性干渉雲母チタンを含み、前記光輝性樹脂被覆層が25〜85%の可視光線透過率(JIS K−6714−1988)を有していているものであり、又は(2).繊維編織布帛からなる基布、及び前記基布の少なくとも一面を被覆し、かつ、熱可塑性樹脂100重量部と、パール顔料0.5〜10重量部とを含む光輝性樹脂被覆層とを有し、前記光輝性樹脂被覆層の表面上に、さらに光輝性樹脂最外層が形成され、この光輝性樹脂最外層が熱可塑性樹脂100重量部に対して、光輝性樹脂被覆層に含まれるパール顔料と干渉色を異にするパール顔料を0.5〜10重量部とを含み、前記基布用繊維編織布帛が、CIE1976表色系の明度指数L* 値10〜60を有するものであり、前記パール顔料が、その重量の70〜100重量%の二色性干渉雲母チタンを含み、前記光輝性樹脂最外層が形成された前記光輝性樹脂被覆層が25〜85%の可視光線透過率を有しているものであり、又は、(3).繊維編織布帛からなる基布、及び前記基布の少なくとも一面に、透明であって、かつ着色された、または無色の熱可塑性樹脂被覆層を有し、前記熱可塑性樹脂被覆層の表面上に、熱可塑性樹脂100重量部に対してパール顔料を0.5〜10重量部を含む光輝性樹脂最外層がさらに形成され、前記基布用繊維編織布帛が、CIE1976表色系の明度指数L* 値10〜60を有するものであり、前記パール顔料が、その重量の70〜100重量%の二色性干渉雲母チタンを含み、前記光輝性樹脂最外層が形成された前記熱可塑性樹脂被覆層が25〜85%の可視光線透過率を有している。(4).前記(1)の光輝性樹脂被覆層または前記(2)、(3)の光輝性樹脂最外層の上にさらに、透視性を阻害しない、透明であって、かつ着色された、または無色の熱可塑性樹脂最外層が形成されているものであり、又は(5)〜(7).前記(1)〜(3)の光輝性樹脂被覆層を片面に有する膜材の裏面を被覆し、かつ熱可塑性樹脂からなる裏面樹脂被覆層とを有し、前記基布用繊維編織布が、JIS Z−8729−1980に規定されているCIE1976表色系の明度指数L* 値10〜60、及び編織組織空隙率15〜40%を有するものであり、前記裏面樹脂被覆層の明度指数L* 値が、10〜60の範囲内にあり、かつ前記基布用繊維編織布帛とは異なる明度指数L* 値を有し、前記基布用繊維編織布帛と前記裏面樹脂被覆層との明度指数L* 値差が、5〜45であるものであり、又は(8).前記(5)の光輝性樹脂被覆層または前記(6),(7)の光輝性樹脂最外層の上にさらに透視性を阻害しない、透明であって、かつ着色された、または無色の熱可塑性樹脂最外層が形成されているものである。
【0010】
ここでCIE1976表色系(JIS規格Z−8729)に規定される明度指数L* 値とは、1976年に国際照明委員会(CIE)が勧告の「L* a* b* 表色系及び色差公式」に規定されるL* 116(Y/Y0 )1/3 −16、a* =500[(X/X0 )1/3 −(Y/Y0 )1/3 ]、b* =200[(Y/Y0 )1/3 −(Z/Z0 )1/3 ]を表すものである。(式中X0 、Y0 、Z0 は照明に用いた標準光の三刺激値X、Y、Zは繊維布帛の三刺激値である)CIE1976表色系はAdams−Nickerson色空間(Vx 、Vy 、Vz 表色系)に近似させ簡略化した均等色空間である。また色差はΔE* ab=[(ΔL* )2 +(Δa* )+(Δb* )]1/2 で表される。
【0011】
本発明の編織組織が透視可能な光輝性複合膜材に使用できる繊維編織布帛としては、繊維編織布帛を構成する繊維糸条が、合成繊維、天然繊維、半合成繊維、再生繊維、無機繊維、及びこれらの2種以上を用いた混用繊維から選ばれて製織、製編された繊維編織布帛が挙げられる。これらの繊維糸条は、顔料及び、染料によって紡糸前に着色されているか、または紡糸後に着色されていることが好ましい。また繊維編織布帛を顔料及び、染料によって後着色したものであってもよい。
【0012】
これらの繊維編織布帛のCIE1976表色系(JIS規格Z−8729)による明度指数L* 値が10〜60の範囲、特に適しては15〜45の範囲であることが、本発明の光輝性複合膜材の光輝発色効果が高くなり好ましい。明度指数L* 値が60を越えると十分な光輝発色効果を得ることができない。また明度指数L* 値が小さい程、本発明の光輝性複合膜材の光輝発色性は好ましいものとなるが、L* 値10未満の明度指数を有する繊維編織布帛及び、繊維糸条を得ることは困難である。また本発明の光輝性複合膜材において明度指数L* 値が10〜60の範囲であれば、明度指数L* 値の異なる2種以上の繊維糸条を用いることもできる。明度指数L* 値の異なる2種以上の繊維糸条を用いることによって本発明の光輝性複合膜材の光輝発色効果が部分ごとに微妙に異なる視覚効果が得られ好ましい。また明度指数L* 値が10〜60の範囲の繊維糸条と、明度指数L* 値が61〜98の範囲の繊維糸条とを併用していても良い。明度指数L* 値が61〜98の範囲の繊維糸条と併用することで本発明の光輝性複合膜材の光輝発色効果が部分ごとに明瞭に異なる視覚効果が得られるため好ましい。またさらに本発明の光輝性複合膜材に用いる繊維編織布帛には、明度指数L* 値が10〜60の範囲の繊維糸条を用いた繊維編織布帛、及びこの糸条を二色性干渉雲母チタンを含むパール顔料樹脂溶液で表面被覆処理した織布帛の構成種の1種として含み混織した繊維編織布帛であっても良く、また明度指数L* 値が10〜60の範囲の繊維糸条を構成種の1種以上として含む繊維編織布帛を、二色性干渉雲母チタンを含むパール顔料樹脂溶液で表面被覆処理したものであっても良い。この時樹脂溶液中に使用される二色性干渉雲母チタンには熱可塑性樹脂層に配合される二色性干渉雲母チタンとは干渉色が異なるものであることが視覚効果上好ましい。
【0013】
本発明の編織組織が透視可能な光輝性複合膜材に使用できる繊維糸条のうち、合成繊維としてはポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維、ビニロン繊維、アクリル繊維、ポリウレタン繊維、ポリエステル繊維(ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリナフチレンテレフタレート)、芳香族ポリエステル繊維、ナイロン繊維(ナイロン−6、ナイロン−6,6)、アラミド繊維(ポリ−p−フェニレンテレフタルアミド(PPTA)、ポリ−p−ベンズアミド(PBA)、p−フェニレン−3,4オキシジフェニレンテレフタルアミド共重合体)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)繊維、ポリフェニレンサルファイド繊維、ポリベンズチアゾール(PBT)繊維、ポリベンズオキサゾール(PBO)繊維、ポリベンズイミダゾール(PBI)繊維などが挙げられる。また、天然繊維としては絹、綿、羊毛など、半合成繊維としてはアセテート繊維、再生繊維としてはビスコースレーヨン繊維、キュプラ繊維などが挙げられる。また無機系繊維としては炭素繊維(PAN系、ピッチ系)、ガラス繊維、セラミック繊維(シリカ繊維、アルミナ繊維、チタン酸カリウム繊維、チタニア繊維、シリカ−チタニア繊維、窒化ホウ素繊維、炭化ホウ素繊維、ジルコニア繊維、窒化ケイ素繊維、炭化ケイ素繊維、シラザン−窒化ケイ素繊維、炭化窒化ケイ素繊維、アルミナ−ボリア−シリカ繊維)などが挙げられる。本発明の光輝性膜材の繊維布帛には、これらの繊維から選ばれた2種以上を使用しても良く、また更にこれら2種以上の繊維から成る混合繊維を使用することもできる。本発明の光輝性複合膜材の繊維布帛は明度指数L* 値が10〜60の範囲の着色がされていることが好ましい。本発明の光輝性膜材の繊維布帛は炭素繊維、及びアラミド繊維、及び着色ポリエステル繊維であることが特に好ましい。
【0014】
これらの繊維糸条はマルチフィラメント糸条であることが、本発明の光輝性複合膜材において編織組織の美麗なヘアーライン光沢の発現効果が高くなり好ましい。これらの繊維はフィラメント直径が1〜10μの範囲で紡糸され、50〜500本収束して得られるストランドに0〜5回/インチの撚りを掛けた単糸、あるいは、ストランド2本、または3本を1〜5回/インチで撚り合わせた合撚糸などのマルチフィラメント繊維糸条が好ましい。特に本発明の光輝性膜材においては、マルチフィラメント繊維糸条に掛けられる撚りが0〜2回/インチ、最適には0回(無撚)であることが、透視される編織組織の美麗なヘアーライン光沢の発現効果が高くなり好ましい。またさらにマルチフィラメント繊維糸条の断面形状は円形、角形、楕円形、扁平形などの何れであっても良いが、扁平形であることが好ましい。本発明の光輝性膜材においては扁平形のマルチフィラメント繊維糸条を使用することによって透視される編織組織の美麗なヘアーライン光沢の発現効果がより高まり好ましい。本発明においては、その他、短繊維紡績糸条、スプリット繊維糸条、テープ糸条、モノフィラメント糸条などを使用することも可能であるが、十分なヘアーライン光沢の発現効果が得られない。
【0015】
本発明の編織組織が透視可能な光輝性複合膜材に使用できる繊維編織布帛としては、織物または編物が好ましい。織物としては、平織物(経糸と緯糸とも最少2本ずつ用いた最小構成単位を有する)、綾織物(経糸と緯糸とも最少3本ずつ用いた最小構成単位を有する:3枚斜文、4枚斜文、5枚斜文、6枚斜文、8枚斜文など)、朱子織物(経糸と緯糸とも最少5本ずつ用いた最小構成単位を有する:2飛び、3飛び、4飛び、5飛びなどの正則朱子)などが好ましく使用できる。その他、拡大法、交換法、配列法、配置法、添糸法、削糸法などによって得られる変化平織物、変化綾織物、変化朱子織物など、さらに蜂巣織物、梨子地織物、破れ斜文織物、昼夜朱子織物、もじり織物(紗織物、絽織物)、縫取織物、二重織物などが挙げられる。
【0016】
本発明の光輝性複合膜材に使用できる繊維編織布帛としては、経糸と緯糸に使用する繊維の種類を違えた織構成であっても良い。例えば、この様な用法としては、経糸にアラミド繊維糸条、緯糸に炭素繊維糸条を用いた織物、経糸に炭素繊維糸条、緯糸にポリエステル繊維糸条を用いた織物などが挙げられる。さらに経糸、及び緯糸とに前記繊維糸条のいずれか2種以上を併用して、各々の繊維糸条を一定の打ち込み間隔で交互配置したものであっても良く、例えば、この様な用法としては、炭素繊維糸条(C)とアラミド繊維糸条(Ar)とを用いて、織物組織が{−C−Ar−}、{−C−C−Ar−}、{−C−C−C−Ar−}などを繰り返し単位とする織物組織が挙げられる。またこの様な用法としては、炭素繊維糸条(C)とポリエステル繊維糸条(PET)とを用いて、編織物組織が{−C−PET−}、{−C−C−PET−}、{−C−C−C−PET−}などを繰り返し単位とする編織物組織などであっても良い。このとき用いられるポリエステル繊維糸条及び、アラミド繊維糸条は無着色のままであっても良く、また明度指数L* 値10〜60の範囲で着色されたもの、あるいは明度指数L* 値61〜98の範囲で着色されたもののいずれであっても良い。また、炭素繊維糸条は、二色性干渉雲母チタンを含むパール顔料で表面被覆処理したものであってもよい。
【0017】
編物としては、たて編物(経糸方向にループを連結して布を構成する)として、デンビー編物、コード編物、アトラス編物及び、デンビー編物とコード編物の組合わせ(ハーフ編物、逆ハーフ編物、フレンチパイル編物、ベルベット編物)、鎖編物とサテン編物の組合わせ(シャークスキン編物、タッサー編物、デラウエア編物)、コード編物とコード編物の組合わせ(サテンパイル編物)など、その他ラッセル落下板組織編物、弾性組織編物、緯糸挿入組織編物、カットプレッサー組織編物などが挙げられる。よこ編物(緯糸方向にループを連結して布を構成する)として、平編物(天竺編物)、ゴム編物(リブ編物)、パール編物(ガーター編物)、平編物にタック作用を応用した編物(並鹿の子編物、浮き鹿の子編物、表鹿の子編物、総鹿の子編物、ヘリンボン編物)、ゴム編物にタック作用を応用した編物(片あぜ編物、両あぜ編物、フライス亀甲編物、矢振り編物)、両面編物にタック作用を応用した編物(ロイヤルインターロック編物、両面鹿の子編物、タックリップル編物)、ゴム編物にウェルト作用を応用した編物(ミラノリブ編物、片袋編物、ブリスター編物、蜂の巣編物)、両面編物にウェルト作用を応用した編物(モックミラノリブ編物、モックロディ編物、ウェルトリップル編物)、レース編物(トリコットレース編物、ラッセルレース編物、ジャカードラッセルレース編物、トーションレース編物、リバーレース編物、プレーンネットレース編物、ケミカルレース編物)、その他エイトロック編物、アイレット編物、パイル編物、ダブルフェース編物、インターシャ編物などが挙げられる。これらの織物及び、編物は従来の織機を用いて製織、製編することができる。
【0018】
上記合成繊維マルチフィラメント糸条は、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ビニロン樹脂、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、芳香族ポリエステル樹脂、ナイロン樹脂などの熱可塑性樹脂を溶融温度(融点)以上の温度に加熱して流動性の粘重な溶融液化し、これを特定の口径(0.2〜0.6mmφ程度)の細孔を多数有する紡糸口金を通過させて空気、窒素、水などの不活性冷却媒体中に押出して急激に冷却固化させて長繊維紡糸原糸とする公知の溶融紡糸法及び設備を用いて製造されたものが使用できる。また、上記合成樹脂マルチフィラメント糸条は、アラミド樹脂、ポリベンズチアゾール(PBT)樹脂、ポリベンズオキサゾール(PBO)樹脂、ポリベンズイミダゾール(PBI)樹脂などの溶液液晶から公知の乾湿方式による液晶紡糸法によって製造されたものが使用できる。製造時に原糸原料の熱可塑性樹脂に有機系顔料及び、無機系顔料、染料などを配合することによってマルチフィラメント糸条を着色することが好ましく、このマルチフィラメント糸条及び、繊維編織布帛の明度指数L* 値は10〜60の範囲であることが好ましい。しかし、これらの合成繊維マルチフィラメント糸条は、明度指数L* 値10〜60を有する他の繊維糸条と混用される場合においては、明度指数L* 値61〜98のもの、または無着色のものであってもよい。
【0019】
マルチフィラメント糸条を着色する有機系顔料としては、アゾ系顔料、詳しくは、不溶性モノアゾ顔料として、β−ナフトール系、ナフトールAS系、アセト酢酸アリールアミド系の有機系顔料、不溶性ジスアゾ顔料として、アセト酢酸アリールアミド系、ピラゾロン系の有機系顔料、アゾレーキ顔料として、β−ナフトール系、β−オキシナフトエ酸系の有機系顔料、縮合アゾ顔料、金属錯塩アゾ顔料など、フタロシアニン系顔料、詳しくは、銅フタロシアニン、ハロゲン化銅フタロシアニン、無金属フタロシアニン、銅フタロシアニンレーキなど、染付けレーキ系顔料、詳しくは、酸性染料レーキ顔料、塩基性染料レーキ顔料など、縮合多環系顔料、詳しくは、アントラキノン系顔料、チオインジゴ系顔料、ペリノン系顔料、ペリレン系顔料、キナクリドン系顔料、ジオキサジン系顔料、イソインドリノン系顔料、キノフタロン系顔料、イソインドリン系顔料、その他の有機系顔料としてニトロソ顔料、アリザリンレーキ顔料、金属錯塩アゾメチン顔料、アニリン系顔料、以上これらの有機系顔料の1種または、2種以上を使用することができる。これらの有機系顔料は無機系顔料と組み合わせて使用する事もできる。マルチフィラメント糸条及び、繊維布帛を着色する方法としては、上記原糸原色法以外に、繊維編織布帛製編織後に着色を行う方法であっても良い。その方法の1つとして、上記有機系顔料を含有する合成樹脂バインダーを用いて繊維編織布帛を着色被覆する方法、例えば、ディッピング法、コーティング法、フィルムラミネート法などが挙げられる。合成樹脂バインダーとしては特に制限はないが、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、エチレン−酢酸ビニル系共重合樹脂、ポリスチレン系樹脂、飽和ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂及びこれらの変性体樹脂などが使用できる。これらの合成樹脂は有機系溶剤に可溶化されたもの、あるいは水性エマルジョン化されたものから製造方法及び、風合い設計に応じて選択することができる。また必要に応じてイソシアネート化合物、オキサゾリン化合物、カルボジイミド化合物、アジリジン化合物、エポキシ化合物などの架橋剤及び、硬化剤などを用いることができる。またさらにフェノール系樹脂、メラミン系樹脂、尿素系樹脂、不飽和ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、熱硬化性ポリウレタン系樹脂、アリルフタレート系樹脂などの熱硬化性樹脂をブレンドして使用することもできる。
【0020】
また別の方法としては染料を用いて染色することが好ましい。繊維布帛の染色に使用できる染料としては、天然染料、合成染料など従来公知の染料、例えば、アゾ系染料、アントラキノン系染料などの分散染料をポリエステル繊維、アセテート繊維、ナイロン繊維、ビニロン繊維、ポリプロピレン繊維などの疎水性繊維の染色に用いることができ、例えば、トリフェニルメタン系染料、アゾ系染料、アントラキノン系染料、ポリメチン系染料などのカチオン染料をアクリル繊維の染色に用いることができ、例えば、アミノ基、または置換アミノ基などの塩基性を有するトリフェニルメタン系染料、アゾ系染料、ポリメチン系染料などの塩基性染料をナイロン繊維、ポリアミド繊維、絹の染色に用いることができ、例えば、アゾ系染料、アントラキノン系染料、トリフェニルメタン系染料などの酸性染料を羊毛、絹、ナイロン繊維の染色に用いることができ、例えば、水酸基、アミノ基と共有結合する反応染料をナイロン繊維、絹、綿などの染色に用いることができ、例えば、スルホン酸基を有するビスアゾ系染料、トリスアゾ系染料などの直接染料を綿、ビスコースレーヨン繊維、ポリノジック繊維の染色に用いることができ、例えば、共役ジケトン構造を有するアントラキノン系染料、インジゴイド系染料などの建染染料を綿、レーヨン繊維の染色に用いることができ、例えば、繊維上でジアゾ成分の顕色剤でカップリング反応させ不溶性アゾ染料を形成するアゾイック染料を綿の染色に使用することができ、例えば、その他、ニトロソ系、ニトロ系、スチルベン系、キノリン系、チアゾール系、インダミン系、インドフェノール系、アジン系、オキサジン系、チアジン系、アミノケトン系、オキシケトン系、フタロシアニン系の染料が使用できる。染色方法としては、浸染パッド法、バッチ法、連続染色法、捺染法など公知の染色方法が挙げられる。
【0021】
炭素繊維マルチフィラメント糸条としては、ポリアクリロニトリル(PAN)を溶融紡糸して得られるアクリル繊維マルチフィラメント糸条をプレカーサーとして、空気中200〜300℃で加熱して耐炎化処理し、次いで不活性気体中1000〜1500℃で加熱して炭素化反応を促進して製造されたPAN系炭素繊維が使用できる。また別の製造法として、石油系タール、石炭系ピッチなどの芳香族炭化水素を原料とする前駆体ピッチを溶融紡糸して得られる繊維を酸化性雰囲気中150〜400℃の加熱で不融化し、次いで不活性気体中800〜1500℃の加熱で炭素化を促進させる方法で製造されたピッチ系炭素繊維が使用できる。これらの炭素繊維は不活性気体中2000〜3000℃で加熱して黒鉛化されたものであっても良い。また必要に応じて表面酸化処理、表面賦活処理、表面グラフト処理されたものを使用することもできる。
【0022】
特に炭素繊維マルチフィラメント糸条から製編織された繊維編織布帛、または炭素繊維マルチフィラメント糸条には二色性干渉雲母チタン、または二色性干渉雲母チタンを70〜99重量%と残り1〜30重量%未満の成分として、銀白色雲母チタン、及び/又は有彩色雲母酸化鉄を含むパール顔料を含む樹脂溶液を用いて表面被覆したものを用いることができる。樹脂溶液としては熱可塑性樹脂を有機系溶剤に可溶化、または分散させた樹脂溶液、または熱可塑性樹脂を水中で乳化(重合)した、あるいは懸濁(重合)した樹脂エマルジョン、及びディスパージョンなどの樹脂含有溶液が挙げられ、この樹脂溶液中に熱可塑性樹脂固形分100重量%に対して0.5〜10重量%の二色性干渉雲母チタンを配合して均一分散させることによって得ることができる。この時樹脂溶液中に配合される二色性干渉雲母チタンには熱可塑性樹脂層に配合される二色性干渉雲母チタンとは干渉色が異なるものであることが視覚効果上好ましい。有機系溶剤に可溶化させて使用するに適した熱可塑性樹脂としては、軟質ポリ塩化ビニル樹脂、ポリウレタン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、エチレン−(メタ)アクリル酸(エステル)共重合体樹脂、アクリル系共重合体樹脂、スチレン系共重合体樹脂、ポリエステル系共重合体樹脂、ポリアミド系共重合体樹脂などが挙げられる。また、樹脂エマルジョン、及びディスパージョンなどの水分散状態で使用できる熱可塑性樹脂としては、軟質ポリ塩化ビニル樹脂、ポリウレタン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、エチレン−(メタ)アクリル酸(エステル)共重合体のアイオノマー樹脂、アクリル系共重合体樹脂、スチレン系共重合体樹脂、ポリエステル系共重合体樹脂、ポリアミド系共重合体樹脂などが挙げられる。この樹脂溶液の被覆方法は例えば、グラビア法、ディップ法などで行うことができる。このパール顔料を含む樹脂溶液を用いて表面被覆された繊維編織布帛の表面には、さらに二色性干渉雲母チタンを熱可塑性樹脂固形分100重量%に対して0.5〜10重量%含有する光輝性樹脂被覆層を形成することができ、またパール顔料を含まない熱可塑性樹脂層を形成することもできる。またさらにパール顔料を含まない熱可塑性樹脂層の表面にはパール顔料を含む樹脂溶液によって表面処理されていても良い。この時使用する二色性干渉雲母チタンの干渉色は互いに異なることが視覚効果上好ましい。
【0023】
ガラス繊維マルチフィラメント糸条、及びセラミック繊維マルチフィラメント糸条(シリカ繊維、アルミナ繊維、チタン酸カリウム繊維、チタニア繊維、ジルコニア繊維など)は、溶融紡糸法、溶融析出法、先駆体含浸法、溶融紡糸−不溶融化法、乾式紡糸法(スラリー法、ゾル−ゲル法、溶液法、先駆体高分子法)など公知の紡糸法によって得られたものを使用することができる。これらの繊維の着色には無機系顔料が好ましく使用できる。使用できる無機系顔料としては、カーボンブラック、チタンブラック、アセチレンブラック、黒鉛などの黒色顔料が好ましく使用でき、その他無機系顔料として、酸化亜鉛、酸化チタン(ルチル型、アナターゼ型)、三酸化アンチモン、酸化鉄、黄色酸化鉄、フエロシアン化鉄、酸化鉛、酸化クロム、酸化ジルコニウム、酸化コバルト、リン酸コバルト、リン酸マンガンなどの金属酸化物、及びこれらの複合金属酸化物など、硫化カルシウム、硫化ストロンチウム、硫化亜鉛、硫化亜鉛カドミウム、硫化カドミウム、硫化水銀などの金属硫化物、及びこれらの複合金属硫化物など、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、硫酸鉛、塩基性硫酸鉛などの金属硫酸化物、及びこれらの複合金属硫酸化物など、炭酸バリウム、炭酸マグネシウム、炭酸鉛などの金属炭酸化物、及びこれらの複合金属炭酸化物など、水酸化アルミニウム、クロム酸水和物などの金属水酸化物、及びこれらの複合金属水酸化物など、クロム酸鉛、クロム酸亜鉛、クロム酸バリウムなどのクロム酸金属塩、及びこれらの複合クロム酸金属塩など、その他、スピネル型(XY2 O4 )構造酸化物:※XY=Co−Al、Co−Al−Cr、Co−Mg−Sn、Co−Ni−Ti、Co−Zn−Ni−Ti、Co−Zn−Cr−Ti、Zn−Cr−Ti、Zn−Cr−Fe、Co−Zn−Cr−Fe、Co−Ni−Cr−Fe−Si、Co−Mn−Cr−Fe、Cu−Mn−Cr,Mn−Feなど、ルチル型〔Ti(XY)O2 〕構造酸化物:XY=Pb−Sb、Ni−Sb、Ni−W、Fe−Mo、Cr−Sbなどが挙げられる。これらの繊維を着色する方法としては、上記原糸原着法以外に、繊維編織布帛製編織後に着色を行う方法であっても良い。その方法の1つとして、上記有機系顔料を含有する合成樹脂バインダーを用いて繊維編織布帛を着色被覆する方法、例えば、ディッピング法、コーティング法、フィルムラミネート法などが挙げられる。合成樹脂バインダーとしては特に制限はないが、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、エチレン−酢酸ビニル系共重合樹脂、ポリスチレン系樹脂、飽和ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂及びこれらの変性体樹脂などが使用できる。これらの合成樹脂は有機系溶剤に可溶化されたもの、あるいは水性エマルジョン化されたものから製造方法及び、風合い設計に応じて選択することができる。また必要に応じてイソシアネート化合物、オキサゾリン化合物、カルボジイミド化合物、アジリジン化合物、エポキシ化合物などの架橋剤及び、硬化剤などを用いることができる。またさらにフェノール系樹脂、メラミン系樹脂、尿素系樹脂、不飽和ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、熱硬化性ポリウレタン系樹脂、アリルフタレート系樹脂などの熱硬化性樹脂をブレンドして使用することもできる。
【0024】
また本発明の編織組織が透視可能な光輝性複合膜材に使用できる繊維編織布帛は表面が金属蒸着されていても良い。金属蒸着としては公知の抵抗加熱蒸着法、電子ビーム蒸着法、イオンプレーティング法、スパッタ法、高速スパッタ法、化学気相成長(CVD)法、プラズマCVD法などを用いることができる。蒸着材としては例えば、Ag、Au、Cu、Al、Zn、Mg、Sn、Ni、Co、Mo、W、TiCなどが挙げられる。
【0025】
本発明の編織組織が透視可能な光輝性複合膜材の繊維布帛に使用されるマルチフィラメント糸条としては100(111dtex )〜3000(3333dtex )デニールのもの、特に200(222dtex )〜2000(2222dtex )デニールのマルチフィラメント糸条が使用できる。マルチフィラメント糸条が100デニール未満では繊維編織布帛の編織組織が細かくなり過ぎて立体感に欠け、このため得られる光輝性複合膜材の外観が平凡なものとなる。従って編織組織が大きくなる程、外観に意外性と意匠性を増すが、しかし3000デニールを超えると得られる光輝性複合膜材が必要以上に厚く、しかも重くなるため好ましくない。繊維編織布帛の経糸及び緯糸の打込み本数に特に限定はないが100〜3000デニールのマルチフィラメント糸条を経糸及び緯糸を1インチ当たり10〜150本打込んで得られる編織物、例えば750(833dtex )デニールのマルチフィラメント糸条の場合、1インチ当たり16〜26本の打ち込み本数で得られる平編織物、1500(1665dtex )デニールのマルチフィラメント糸条の場合、1インチ当たり10〜16本程度の打込みで得られる平編織物が例示できる。本発明の光輝性複合膜材の繊維編織布帛は経糸、及び緯糸に扁平形の1000〜2000デニールのマルチフィラメント繊維糸条を使用することによって得られる2軸平編織物であることが、透視される編織組織の美麗なヘアーライン光沢の発現効果がより高くなるため外観的に好ましい。
【0026】
また、本発明の編織組織が透視可能な光輝性複合膜材の繊維編織布帛は3軸編織物及び、4軸編織物を使用することもできる。3軸編織物としては上記マルチフィラメント糸条から選ばれた3本の糸条から構成され、互いの糸条の交差角が60°となるように製織された織物が挙げられる。3軸編織物としては経糸と2本のバイアス(斜)糸から構成された織物が加工方向の織物組織の安定性が高く好ましい。また4軸編織物としては上記マルチフィラメント糸条から選ばれた4本の糸条から構成され、互いに直交する経糸と緯糸とを含み、さらに経糸と緯糸とに45°の角度で交差する2本のバイアス糸とを含んで製織された織物が挙げられる。これら3軸編織物及び、4軸編織物の経糸、緯糸、バイアス糸の打込み本数に特に限定はないが、50〜1500デニールのマルチフィラメント糸条を経糸及び、緯糸、バイアス糸を1インチ当たり0.5〜30本打込んで得られる織布、例えば500デニールのマルチフィラメント糸条の場合1インチ当たり1〜20本の打ち込み本数で得られる3軸編織物または4軸編織物、1000デニールのマルチフィラメント糸条の場合1インチ当たり0.5〜15本程度の打込み本数で得られる3軸編織物または4軸編織物が例示できる。
【0027】
また、本発明の光輝性複合膜材に使用する上記繊維編織布帛の編織組織空隙率は、0〜40%、好ましくは0〜20%であるもの、特に編織組織空隙率が0〜10%の高密度編織物であることが好ましい。編織組織空隙率が40%を越えると光輝発色効果が十分に得られないだけでなく、経緯方向の寸法安定性に劣るため、日除けテント、カバー材料、内装材、装飾用シートなどの用途に使用するのに適さなくなる。編織組織空隙率は繊維編織布帛の単位面積中に占める繊維糸条の面積を百分率として求め、100から差し引いた値として求めることができる。編織組織空隙率は経方向10cm×緯方向10cmを単位面積として求めることが簡便で好ましい。
【0028】
本発明の編織組織が透視可能な光輝性複合膜材に使用できる二色性干渉雲母チタンとしては粒度5〜100μmの雲母鱗片の表面に二酸化チタンを被覆率43〜80%でコーティングしたパール顔料が挙げられる。例えば二酸化チタンの被覆率が43%だと反射色がゴールドで、透過色がバイオレットの二色性干渉雲母チタンが得られ、被覆率が47%だと反射色がオレンジで、透過色がグリーンの二色性干渉雲母チタンが得られ、被覆率が52%だと反射色がブルーで、透過色がイエローの二色性干渉雲母チタンが得られ、被覆率が57%だと反射色がグリーンで、透過色がレッドの二色性干渉雲母チタンが得られる。これらの二色性干渉雲母チタンは2種以上をブレンドして使用することもできる。また、これらの二色性干渉雲母チタンは、銀白色雲母チタン、及び有彩色雲母酸化鉄などのパール顔料と併用することもでき、この併用の場合、使用するパール顔料の総量に対して二色性干渉雲母チタンを70〜99重量%含有することが好ましい。二色性干渉雲母チタンの含有率が70重量%未満だと、得られる光輝性複合膜材の発色光輝性と、編織組織の透視性が不十分となり好ましくない。銀白色雲母チタンとしては粒度5〜100μmの雲母鱗片の表面に二酸化チタンを被覆率12〜42%でコーティングしたパール顔料が挙げられる。有彩色雲母酸化鉄としては粒度5〜100μmの雲母鱗片の表面に二酸化チタンを被覆率12〜50%でコーティングし、さらに酸化鉄(II)を被覆率2〜30%でコーティングしたゴールドの有彩色パール顔料が挙げられる。また、粒度5〜100μmの雲母鱗片の表面に酸化鉄(II)を被覆率20〜60%でコーティングしたブロンズの有彩色パール顔料が挙げられる。これらの二色性干渉雲母チタンは2種以上をブレンドして使用することもでき、また光輝性複合膜材の光輝性樹脂被覆層を多層構造とさせて構造層ことに使用する二色性干渉雲母チタンをそれぞれ異なるものとして使用することも視覚効果上好ましい。
【0029】
これらの二色性干渉雲母チタン、または二色性干渉雲母チタンを70〜99重量%と残り1〜30重量%未満の成分として、銀白色雲母チタン、及び/又は有彩色雲母酸化鉄を含むパール顔料の配合量は、光輝性樹脂被覆層の設計厚によって熱可塑性樹脂100重量部に対し0.5〜10重量部、好ましくは1.0〜5.0重量%の範囲で含有することが好ましい。この配合量が0.5重量%未満だと得られる光輝性複合膜材の発色光輝性に劣り、また配合量が10重量%を超えると得られる光輝性複合膜材の編織組織の透視性が不十分となり好ましくない。また、二色性干渉雲母チタンを含有する上記光輝性樹脂被覆層の可視光線透過率(JIS規格K−6714)は25〜85%であることが好ましい。可視光線透過率が25%未満では得られる光輝性複合膜材の編織組織の美麗なヘアーライン光沢の透視性が不十分で外観が平凡となり好ましくなく、可視光線透過率が85%を超えると、得られる光輝性複合膜材の発色光輝性に劣るため好ましくない。また本発明の光輝性複合膜材は可視光線透過率が25〜85%の範囲であれば光輝性樹脂被覆層が有機系顔料で透明着色されていても良い。また繊維編織布帛と得られる光輝性複合膜材との色差ΔE* ab(JIS規格Z−8729)は6.0以上であることが好ましい。色差ΔE* abが6.0未満では、得られる光輝性複合膜材の発色光輝性に劣るため外観が単調となり好ましくない。本発明の光輝性複合膜材は色差ΔE* abが6.0以上、適しては10以上であれば、より意外性のある発色光輝性が得られるため好ましい。
【0030】
本発明の編織組織が透視可能な光輝性複合膜材に使用できる熱可塑性樹脂としては、二色性干渉雲母チタンを含有して上記光線透過率が35〜85%を満足する透明性が得られるものであれば特に制限はないが、好ましくは軟質ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、エチレン−α−オレフィン共重合体樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、エチレン−(メタ)アクリル酸(エステル)共重合体樹脂、ポリオレフィン系樹脂エラストマー、アクリル系樹脂エラストマー、スチレン系樹脂エラストマー、ポリウレタン系樹脂エラストマー、ポリエステル系樹脂エラストマー、ポリアミド系樹脂エラストマー、ポリフッ化ビニリデン系樹脂エラストマーなどが挙げられる。特に好ましくは可塑剤量35〜85重量部を配合した軟質ポリ塩化ビニル樹脂、メタロセン系触媒の存在下エチレンモノマーと炭素数3〜18のα−オレフィンとのイオン共重合によって得られる直鎖状低密度ポリエチレンであるエチレン−α−オレフィン共重合体樹脂、エチレンモノマーと6〜35重量%濃度の酢酸ビニルモノマーとのラジカル共重合によって得られるエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、エチレンモノマーと6〜35重量%濃度の(メタ)アクリル酸(エステル)モノマーとのラジカル共重合によって得られるエチレン−(メタ)アクリル酸(エステル)共重合体樹脂、エステル系ポリウレタン樹脂、カプロラクタム系ポリウレタン樹脂、エーテル系ポリウレタン系樹脂、カーボネート系ポリウレタン系樹脂などを使用することができる。
【0031】
本発明の編織組織が透視可能な光輝性複合膜材の光輝性樹脂被覆層には必要に応じて添加剤を適量配合して用いることができる。特に光輝性樹脂被覆層の耐久性を向上させる目的で紫外線吸収剤、酸化防止剤、光安定剤などを0.1〜3.0重量部添加することが好ましい。紫外線吸収剤としてはベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、サリチル酸系及び、アニリド系の紫外線吸収剤が挙げられ、酸化防止剤としてはヒンダードフェノール系、アミン系、及びフォスファイト系の酸化防止剤が挙げられる。また光安定剤としてはヒンダードアミン系の光安定剤が挙げられる。その他フィルム成型時の加工性を向上させる目的で、金属石けん、リン酸エステル系、脂肪族アミド系、モンタン酸系の滑剤を0.1〜2.0重量部添加することが好ましい。
【0032】
本発明の編織組織を透視可能な光輝性複合膜材の光輝性樹脂被覆層の製造方法は、従来公知の成型加工方法、例えばT−ダイス押出法、インフレーション法、カレンダー法などによって加工することができる。光輝性樹脂被覆層のコンパウンドは、公知の方法、例えば、バンバリーミキサー、ニーダー、二軸混練機などを用いて、熱可塑性樹脂100重量部と、二色性干渉雲母チタン、または二色性干渉雲母チタンを70〜99重量%と残り1〜30重量%未満の成分として、銀白色雲母チタン、及び/又は有彩色雲母酸化鉄を含むパール顔料の配合組成物0.5〜10重量部と、その他添加剤とを一括して素練り混練をかけコンパウンド化する方法、及び溶融混練後、単軸押出ペレタイザー、二軸押出ペレタイザーなどで造粒ペレット化する方法によって得ることができる。本発明の光輝性複合膜材の光輝性樹脂被覆層は、上記造粒ペレット及び、コンパウンドを用いてT−ダイ押出法、インフレーション法、カレンダー法などの加工技術によって製造することができるが、特にパール顔料などによって着色されたフィルムの製造、あるいはパール顔料の色替え作業の多い加工には、カレンダー法がコンパウンドロスが少なく簡便で適している。本発明の光輝性複合膜材の光輝性樹脂被覆層はカレンダー法によって100〜200℃の温度範囲でフィルムの成型加工を行うのが好ましい。
【0033】
カレンダー加工する光輝性樹脂被覆層のフィルムの厚みは、80〜500μm、特に120〜400μmであることが好ましい。厚さがこの範囲よりも薄いと成型加工が困難な上に繊維布帛にラミネート積層した時に繊維編織布帛の編織交点部でフィルムの頭切れを起こし、外観を損なうだけでなく、光輝性複合膜材の耐久性を悪くする。本発明の光輝性複合膜材の厚みに制限はないが、80〜500μmの光輝性樹脂被覆層のフィルムを1〜2枚用いて繊維編織布帛とラミネート積層することが好ましい。特に120〜400μmのフィルムを2枚以上用いて繊維編織布帛の片面または両面に光輝性樹脂被覆層が形成されるものが好ましい。またそれぞれ干渉色の異なる二色性干渉雲母チタンを用いた2層以上の光輝性樹脂被覆層が設けられていても良く、この光輝性樹脂被覆層の可視光線透過率(JIS規格K−6714)は25〜85%の範囲内であれば、特に各々のフィルム層の厚み比率に制限はない。また繊維編織布帛の両面に光輝性樹脂被覆層が形成される場合、表面層と裏面層の二色性干渉雲母チタンの干渉色及び、配合量がそれぞれ異なっているものであっても良い。また必要がない場合には裏面層の二色性干渉雲母チタンを省くことができる。特に裏面に形成される着色された裏面熱可塑性樹脂層の有する明度指数L* 値は10〜60であり、繊維編織布帛の有する明度指数L* 値10〜60の範囲内で異なる明度指数L* 値を有することが好ましい。また特に120〜400μmのフィルムを1枚以上用いて繊維編織布帛の片面に光輝性樹脂被覆層が形成されるものが好ましい。また、本発明の光輝性複合膜材の光輝性樹脂被覆層は、パール顔料を含む熱可塑性樹脂フィルムとパール顔料を含まない熱可塑性樹脂フィルムとを積層して使用することもできる。パール顔料を含まない熱可塑性樹脂フィルムは、パール顔料を含む熱可塑性樹脂フィルムと同様の製造方法によって得られ、厚みが80〜500μm、特に120〜400μmのものを使用することができる。これらのフィルムの積層は、パール顔料を含む熱可塑性樹脂フィルム層を光輝性樹脂最外層としても、あるいはパール顔料を含まない熱可塑性樹脂フィルム層を最外層としても良い。特に後者の積層タイプの場合、本発明の光輝性複合膜材の編織組織が光輝性かつ立体感に富み、視覚的にも好ましいものとなる。同種の効果は前者の積層タイプによっても同様に得ることができる。これらの光輝性樹脂被覆層の可視光線透過率(JIS規格K−6714)は25〜85%の範囲内であれば、特に各々のフィルム層の厚み比率に制限はなく、特に着色されたものであっても良い。さらにパール顔料を含まない熱可塑性樹脂フィルムは無着色透明であっても、あるいは有機系顔料、または染料で透明に着色されていても良い。この透明着色は、別層に使用する二色性干渉雲母チタンとは異なる色相であることが視覚効果上好ましい。熱可塑性樹脂フィルムの透明着色に使用できる有機系顔料としては、アゾ系顔料、詳しくは、不溶性モノアゾ顔料として、β−ナフトール系、ナフトールAS系、アセト酢酸アリールアミド系の有機系顔料、不溶性ジスアゾ顔料として、アセト酢酸アリールアミド系、ピラゾロン系の有機系顔料、アゾレーキ顔料として、β−ナフトール系、β−オキシナフトエ酸系の有機系顔料、縮合アゾ顔料、金属錯塩アゾ顔料など、フタロシアニン系顔料、詳しくは、銅フタロシアニン、ハロゲン化銅フタロシアニン、無金属フタロシアニン、銅フタロシアニンレーキなど、染付けレーキ系顔料、詳しくは、酸性染料レーキ顔料、塩基性染料レーキ顔料など、縮合多環系顔料、詳しくは、アントラキノン系顔料、チオインジゴ系顔料、ペリノン系顔料、ペリレン系顔料、キナクリドン系顔料、ジオキサジン系顔料、イソインドリノン系顔料、キノフタロン系顔料、イソインドリン系顔料、その他の有機系顔料としてニトロソ顔料、アリザリンレーキ顔料、金属錯塩アゾメチン顔料、アニリン系顔料、以上これらの有機系顔料の1種または、2種以上を使用することができる。これらの有機系顔料は染料と組み合わせて使用する事もできる。染料としては、天然染料、合成染料など従来公知の染料、例えば、アゾ系染料、アントラキノン系染料、トリフェニルメタン系染料、ポリメチン系染料、ビスアゾ系染料、トリスアゾ系染料、インジゴイド系染料、アゾイック染料、その他、ニトロソ系、ニトロ系、スチルベン系、キノリン系、チアゾール系、インダミン系、インドフェノール系、アジン系、オキサジン系、チアジン系、アミノケトン系、オキシケトン系、フタロシアニン系などの染料が使用できる。
【0034】
また本発明の編織組織が透視可能な光輝性複合膜材は、上記明度指数L* 値10〜60を有する編織組織空隙率が15〜40%の繊維編織布帛の片面に、熱可塑性樹脂100重量部に対し二色性干渉雲母チタンを70〜100重量%含有するパール顔料を0.5〜10重量部含有する可視光線透過率(JIS規格K−6714)が25〜85%である光輝性樹脂被覆層が形成され、その裏面には明度指数L* 値10〜60であって前記繊維編織布帛の明度指数L* 値と異なる明度指数L* 値を有する裏面熱可塑性樹脂層が形成されていても良い。この繊維編織布帛裏面に形成される明度指数L* 値10〜60を有する裏面熱可塑性樹脂層は、上記熱可塑性樹脂に有機系顔料、及び無機系顔料を配合したものが好ましい。この複合膜材は、繊維編織布帛の編織組織空隙率15〜40%部分において、表面に形成された二色性干渉雲母チタンを含有する可視光線透過率が25〜85%である光輝性樹脂被覆層と、裏面に形成される明度指数L* 値10〜60の裏面熱可塑性樹脂層が部分的に互いに結着しているものである。この時繊維編織布帛の明度指数L* 値と、裏面熱可塑性樹脂層の明度指数L* 値とは互いに異なるもので、明度指数L* 値差が5〜45であることが好ましい。明度指数L* 値差が5未満では得られる複合膜材の発色外観が単調なものとなり好ましくなく、明度指数L* 値差が45を越えると得られる複合膜材の繊維編織布帛の空隙部分の発色光輝性が乏しくなるため好ましくない。明度指数L* 値差が5〜45の範囲内である複合膜材においては繊維編織布帛上に形成された表面光輝性樹脂被覆層と、繊維編織布帛の空隙部分に形成された裏面熱可塑性樹脂層とが互いに異なる発色光輝性を発現するため、複合膜材の外観に意外性を得ることができ好ましい。
【0035】
裏面熱可塑性樹脂層を着色する有機系顔料としては、アゾ系顔料、詳しくは、不溶性モノアゾ顔料として、β−ナフトール系、ナフトールAS系、アセト酢酸アリールアミド系の有機系顔料、不溶性ジスアゾ顔料として、アセト酢酸アリールアミド系、ピラゾロン系の有機系顔料、アゾレーキ顔料として、β−ナフトール系、β−オキシナフトエ酸系の有機系顔料、縮合アゾ顔料、金属錯塩アゾ顔料など、フタロシアニン系顔料、詳しくは、銅フタロシアニン、ハロゲン化銅フタロシアニン、無金属フタロシアニン、銅フタロシアニンレーキなど、染付けレーキ系顔料、詳しくは、酸性染料レーキ顔料、塩基性染料レーキ顔料など、縮合多環系顔料、詳しくは、アントラキノン系顔料、チオインジゴ系顔料、ペリノン系顔料、ペリレン系顔料、キナクリドン系顔料、ジオキサジン系顔料、イソインドリノン系顔料、キノフタロン系顔料、イソインドリン系顔料、その他の有機系顔料としてニトロソ顔料、アリザリンレーキ顔料、金属錯塩アゾメチン顔料、アニリン系顔料、以上これらの有機系顔料の1種または、2種以上を使用することができる。これらの有機系顔料は無機系顔料と組み合わせて使用する事もできる。
【0036】
裏面熱可塑性樹脂層を着色する無機系顔料としては、カーボンブラック、チタンブラック、アセチレンブラック、黒鉛などの黒色顔料が好ましく使用でき、その他無機系顔料として、酸化亜鉛、酸化チタン(ルチル型、アナターゼ型)、三酸化アンチモン、酸化鉄、黄色酸化鉄、フエロシアン化鉄、酸化鉛、酸化クロム、酸化ジルコニウム、酸化コバルト、リン酸コバルト、リン酸マンガンなどの金属酸化物、及びこれらの複合金属酸化物など、硫化カルシウム、硫化ストロンチウム、硫化亜鉛、硫化亜鉛カドミウム、硫化カドミウム、硫化水銀などの金属硫化物、及びこれらの複合金属硫化物など、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、硫酸鉛、塩基性硫酸鉛などの金属硫酸化物、及びこれらの複合金属硫酸化物など、炭酸バリウム、炭酸マグネシウム、炭酸鉛などの金属炭酸化物、及びこれらの複合金属炭酸化物など、水酸化アルミニウム、クロム酸水和物などの金属水酸化物、及びこれらの複合金属水酸化物など、クロム酸鉛、クロム酸亜鉛、クロム酸バリウムなどのクロム酸金属塩、及びこれらの複合クロム酸金属塩など、その他、スピネル型(XY2 O4 )構造酸化物:※XY=Co−Al、Co−Al−Cr、Co−Mg−Sn、Co−Ni−Ti、Co−Zn−Ni−Ti、Co−Zn−Cr−Ti、Zn−Cr−Ti、Zn−Cr−Fe、Co−Zn−Cr−Fe、Co−Ni−Cr−Fe−Si、Co−Mn−Cr−Fe、Cu−Mn−Cr,Mn−Feなど、ルチル型〔Ti(XY)O2 〕構造酸化物:XY=Pb−Sb、Ni−Sb、Ni−W、Fe−Mo、Cr−Sbなどが挙げられる。
【0037】
上記繊維編織布帛と光輝性樹脂被覆層フィルム、及び、透明であって、着色された、又は無色の熱可塑性樹脂被覆層フィルム、あるいは無色透明、または透明着色された熱可塑性樹脂最外層フィルムとのラミネート積層の方法としては、これら各々のフィルムと繊維編織布帛との間に接着剤層を設けても良いし、接着剤なしで積層しても良い。本発明の光輝性複合膜材に用いる積層方法は、これら各々のフィルムの成型加工と同時に繊維編織布帛に熱ラミネートするカレンダートッピング法またはT−ダイ押出ラミネート法によって、あるいはカレンダー法、T−ダイ押出法、インフレーション法などにより、これら各々のフィルムを一担成型加工した後に、赤外線ヒーターを有するラミネーターを使用して2枚の光輝性樹脂被覆層フィルム及び、熱可塑性樹脂層フィルムを一度に熱圧着して粗目状繊維編織布帛との積層を行う方法などが挙げられるが、本発明の光輝性複合膜材の製造には、カレンダー法によって成型加工された光輝性樹脂被覆層フィルム、及び、透明であって、着色された、又は無色の熱可塑性樹脂被覆層フィルム、あるいは透明であって、着色された、又は無色の熱可塑性樹脂最外層フィルムと繊維編織布帛との熱圧着による製造方法が、効率的かつ経済的であり好ましい。このとき、繊維編織布帛の空隙部を介在して表と裏の2枚の光輝性樹脂被覆層フィルム及び、熱可塑性樹脂層フィルムとが熱溶融ブリッジするために、特別な接着剤の塗布及び余分な工程を必要とせずに良好な密着性と耐久性が得られるため好ましい。特に編織組織空隙部が10%未満である繊維編織布帛を使用した片面だけの光輝性樹脂被覆層フィルムのラミネート積層の場合は、繊維編織布帛に接着剤処理がなされていることが好ましい。接着剤としては光輝性樹脂被覆層フィルムと同種または同系統の樹脂系で構成される接着剤が好ましい。例えば、ポリウレタン系樹脂フィルムを繊維編織布帛にラミネート積層する場合、接着剤としては溶剤系ポリウレタン系樹脂、または水性ポリウレタン系樹脂エマルジョンが適している。また例えば、軟質ポリ塩化ビニル樹脂を繊維編織布帛にラミネート積層する場合、接着剤としては、ペースト状軟質ポリ塩化ビニル樹脂、または水性ポリ塩化ビニル樹脂エマルジョンが適している。また例えば、ポリオレフィン系樹脂を繊維編織布帛にラミネート積層する場合、接着剤としては、溶剤系ポリウレタン系樹脂(イソシアネート硬化型)、または水性エチレン−酢酸ビニル−マレイン酸共重合体樹脂エマルジョンが適している。これらの接着剤の塗布方法に特に制限はないが、溶剤系接着剤の場合グラビアコート、水性エマルジョン接着剤の場合ディップ−ニップが簡便で好ましい。また接着剤の塗布量に関しては、得られる光輝性複合膜材の風合いを考慮の上、設定することが望ましい。
【0038】
また繊維編織布帛の表面に光輝性樹脂被覆層を形成させる別な方法として、熱可塑性樹脂を有機系溶剤に可溶化し、または分散させた樹脂溶液、または熱可塑性樹脂を水中で乳化(重合)した、あるいは懸濁(重合)した樹脂エマルジョン、及びディスパージョンなどの樹脂含有溶液を離型フィルム(紙)上にキャストしてフィルムを造膜させた(熱可塑性樹脂100重量部に対し)二色性干渉雲母チタン、または二色性干渉雲母チタンを70〜99重量%と残り1〜30重量%未満の成分として、銀白色雲母チタン、及び/又は有彩色雲母酸化鉄を含むパール顔料の配合組成物0.5〜10重量部を含む光輝性樹脂被覆層フィルムと離型フィルム(紙)とを一体化した状態のまま、フィルム造膜面と繊維編織布帛とを熱圧着させて、繊維編織布帛と造膜フィルムとを一体化させた後、離型フィルムを分離することによって実施することもできる。有機系溶剤に可溶化させて使用するに適した熱可塑性樹脂としては、軟質ポリ塩化ビニル樹脂、ポリウレタン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、エチレン−(メタ)アクリル酸(エステル)共重合体樹脂、アクリル系共重合体樹脂、スチレン系共重合体樹脂、ポリエステル系共重合体樹脂、ポリアミド系共重合体樹脂などが挙げられる。熱可塑性樹脂としてはフィルムの透明性と樹脂強度、及び柔軟性の観点から特にポリウレタン系樹脂が好ましく使用できる。また特に軟質ポリ塩化ビニル樹脂の場合、ペーストタイプのポリ塩化ビニル樹脂であれば、プラスチゾルの形態で使用して加熱ゲル化によってフィルムを造膜することが可能である。また、樹脂エマルジョン、及びディスパージョンなどの水分散状態で使用できる熱可塑性樹脂としては、軟質ポリ塩化ビニル樹脂、ポリウレタン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、エチレン−(メタ)アクリル酸(エステル)共重合体のアイオノマー樹脂、アクリル系共重合体樹脂、スチレン系共重合体樹脂、ポリエステル系共重合体樹脂、ポリアミド系共重合体樹脂などが挙げられる。熱可塑性樹脂としてはフィルムの透明性と樹脂強度、及び柔軟性の観点から特にポリウレタン系樹脂が好ましく使用できる。
【0039】
本発明の編織組織が透視可能な光輝性複合膜材の光輝性樹脂被覆層の表面には、二色性干渉雲母チタン、または二色性干渉雲母チタンを70〜99重量%と残り1〜30重量%未満の成分として、銀白色雲母チタン、及び/又は有彩色雲母酸化鉄を含むパール顔料を含む樹脂溶液を用いて表面処理を実施し、光輝性樹脂最外層をさらに設けることもできる。この樹脂溶液としては熱可塑性樹脂を有機系溶剤に可溶化、または分散させた樹脂溶液、または熱可塑性樹脂を水中で乳化(重合)した、あるいは懸濁(重合)した樹脂エマルジョン、及びディスパージョンなどの樹脂含有溶液が挙げられ、この樹脂溶液中に二色性干渉雲母チタンを熱可塑性樹脂の固形分100重量%に対して0.5〜10重量部を配合して均一分散させることによって得ることができる。この時樹脂溶液中に配合される二色性干渉雲母チタンには光輝性樹脂被覆層に配合される二色性干渉雲母チタンとは干渉色が異なるものであることが視覚効果上好ましい。有機系溶剤に可溶化させて使用するに適した熱可塑性樹脂としては、軟質ポリ塩化ビニル樹脂、ポリウレタン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、エチレン−(メタ)アクリル酸(エステル)共重合体樹脂、アクリル系共重合体樹脂、スチレン系共重合体樹脂、ポリエステル系共重合体樹脂、ポリアミド系共重合体樹脂などが挙げられる。また、樹脂エマルジョン、及びディスパージョンなどの水分散状態で使用できる熱可塑性樹脂としては、軟質ポリ塩化ビニル樹脂、ポリウレタン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、エチレン−(メタ)アクリル酸(エステル)共重合体のアイオノマー樹脂、アクリル系共重合体樹脂、スチレン系共重合体樹脂、ポリエステル系共重合体樹脂、ポリアミド系共重合体樹脂などが挙げられる。
【0040】
この樹脂溶液の表面処理方法は例えば、グラビアコート法、マイクログラビアコート法、コンマコート法、ロールコート法、リバースロールコート法、バーコート法、キスコート法、フローコート法などで行い、光輝性樹脂最外層の厚みを5〜100μmで設けることが好ましい。この光輝性樹脂最外層が形成された前記光輝性樹脂被覆層は25〜85%の可視光線透過率を有することが好ましい。またさらに本発明の編織組織が透視可能な光輝性複合膜材は、繊維編織布帛の少なくとも片面に前記パール顔料を含有しない熱可塑性樹脂被覆層を有し、この熱可塑性樹脂被覆層の表面上に、熱可塑性樹脂100重量部に対してパール顔料を0.5〜10重量部を含む厚さが5〜100μmの光輝性樹脂最外層が形成されていても良い。この時、前記パール顔料は、その重量の70〜100重量%の二色性干渉雲母チタンを含み、この光輝性樹脂最外層が形成された熱可塑性樹脂被覆層が25〜85%の可視光線透過率を有することが好ましい。上記パール顔料を含有しない熱可塑性樹脂被覆層は前記T−ダイ押出法、インフレーション法、カレンダー法、キャスト法などで製造された80〜500μmのフィルムであることが好ましい。
【0041】
本発明の編織組織が透視可能な光輝性複合膜材の光輝性樹脂被覆層は、鏡面エンボス加工がされたものであっても良いが、鞄、ファッションバッグ、スポーツバッグ、パスケース、財布など、その他雑貨類及びこれらの部材としての用途に関しては、実用時の手触り感と、手垢防止、及び滑り性の観点から光輝性樹脂被覆層及び、光輝性樹脂最外層には凹凸賦型が形成されていることが好ましい。特に視覚効果の観点からは、本発明の編織組織が透視可能な光輝性複合膜材は、光輝性樹脂被覆層の表面に光輝性樹脂最外層が設けられていて、光輝性樹脂被覆層及び、光輝性樹脂最外層に含有される二色性干渉雲母チタンの干渉色が互いに異なるものであることが好ましい。この複合膜材に凹凸賦型を施すことによって得られる複合膜材は観察方向によって干渉色が変化するという意外性が発揮され好ましい。凹凸賦型は規則的な幾何学模様刻印の連続パターン(線、点、丸、三角、ダイアモンド、ピラミッドなど)、無規則な不定形模様刻印の連続パターン(サンドブラスト、梨地布地など)、天然物の模倣模様刻印の連続パターン(木目、岩石、獣皮〈象、犀、駝鳥〉、爬虫類〈蜥蜴、蛇〉)、文字刻印の連続パターン(アルファベット、ロゴマーク、シンボルマーク、商標など)、その他刻印などが挙げられる。凹凸賦型の数は、規則的な幾何学模様刻印の連続パターン、無規則な不定形模様刻印の連続パターンにおいて刻印の形状によってそれぞれ異なるが、凸部(凹部)の数は光輝性樹脂被覆層及び、光輝性樹脂最外層表面の単位面積(cm2 )当たり、100〜1000000個であって、好ましくは500〜100000個であり、さらに好ましくは1000〜50000個である。また凸部の最高位とそれに隣接する凹部の最低位との高低差は5μm以上であることが好ましい。天然物の模倣模様刻印の連続パターン、及び文字刻印の連続パターンに関しては、凸部(凹部)の数に特に限定はない。凹凸賦型は上記条件範囲内で、本発明の光輝性複合膜材の編織組織が透視可能であることが望ましい。また凹凸賦型の方法としては、賦型する凹凸形状に対応する凸凹形状が表面彫刻された金属ロールで押圧して連続して行うことができる。この時、凸凹形状が表面彫刻された金属ロール側をヒーター加熱して、光輝性樹脂被覆層及び、光輝性樹脂最外層を溶融軟化させながら凹凸賦型を行っても良く、または加熱して溶融軟化させた光輝性樹脂被覆層及び、光輝性樹脂最外層に対して、凸凹形状が表面彫刻された金属ロールで押圧しながら凹凸賦型を行っても良い。本発明の光輝性膜材は光輝性樹脂被覆層及び、光輝性樹脂最外層が熱圧ラミネートによって積層された直後に連続して凹凸賦型が形成されることが、製造効率的に好ましい。
【0042】
本発明の編織組織が透視可能な光輝性複合膜材は、繊維布帛に光輝性樹脂被覆層と裏面熱可塑性樹脂層が形成され、特に光輝性樹脂被覆層と裏面熱可塑性樹脂層が軟質ポリ塩化ビニル樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、エチレン−(メタ)アクリル酸(エステル)共重合体樹脂、アクリル系樹脂エラストマー、スチレン系樹脂エラストマー、ポリウレタン系樹脂エラストマー、ポリエステル系樹脂エラストマー、ポリアミド系樹脂エラストマー、ポリフッ化ビニリデン系樹脂エラストマーなどから選ばれることによって高周波ウエルダー融着接合を行うことができる。またポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、エチレン−α−オレフィン共重合体樹脂、ポリオレフィン系樹脂エラストマーなどの極性の小さい熱可塑性樹脂に対してはエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、エチレン−(メタ)アクリル酸(エステル)共重合体樹脂などをブレンドすることによって高周波ウエルダー性を付与することが可能となり好ましい。高周波ウエルダー融着とは2枚以上の本発明の光輝性複合膜材または、本発明の光輝性複合膜材と熱融着しうる他の熱可塑性樹脂成型物の一部とを重ね合わせ、2ヶ所の電極(一方の電極は、ウエルドバーである)間に置き、接合する部分にウエルドバーを加圧しながら電極に高周波(1〜200MHz )で発振する電位差を印加し、ウエルドバーで加圧、印加した部分に発生する熱可塑性樹脂の分子摩擦熱により、これらの重ね合わせ部分を熱融着して接着するものである。
【0043】
【実施例】
次ぎに実施例、及び比較例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの例の範囲に限定されるものではない。下記実施例、及び比較例において膜材の明度指数L* 値、色差ΔE値、光線透過率など測定方法は以下の通りである。
(I)繊維布帛(糸条)及び、光輝性樹脂被覆層の明度指数L* 値の測定
JIS規格Z−8729(CIE1976表色系)の明度指数L* 値は、分光色差計JP7100F(JUKI(株))を用いて、繊維布帛(糸条)及び、光輝性樹脂被覆層の三刺激値X、Y、Zを測定し、「L* a* b* 表色系及び色差公式」に規定されるL* =116(Y/Y0 )1/3 −16、a* =500[(X/X0 )1/3 −(Y/Y0 )1/3 ]、b* =200[(Y/Y0 )1/3 −(Z/Z0 )1/3 ]より求めた。X0 、Y0 、Z0 は照明に用いた標準光Cの三刺激値である。
【0044】
(II)繊維布帛(糸条)と、光輝性樹脂被覆層の色差ΔE値の測定
JIS規格Z−8729(CIE1976表色系)の色差ΔE値は、分光色差計JP7100F(JUKI(株))を用いて、繊維布帛(糸条)及び、光輝性樹脂被覆層の三刺激値X、Y、Zを測定し、「L* a* b* 表色系及び色差公式」に規定されるL* =116(Y/Y0 )1/3 −16、a* =500[(X/X0 )1/3 −(Y/Y0 )1/3 ]、b* =200[(Y/Y0 )1/3 −(Z/Z0 )1/3 ]の各値よりΔE* ab=[(ΔL* )2 +(Δa* )+(Δb* )]1/2 で求めた。X0 、Y0 、Z0 は照明に用いた標準光Cの三刺激値である。
【0045】
(III )光輝性樹脂被覆層の光線透過率の測定
JIS規格K−6714の光線透過率(C光源)は、直読ヘイズメータ(東洋精機製作所(株))を用いて測定した。
(IV)膜材の発色光輝性、及び編織組織の透視性は目視観察により評価した。
【0046】
〔実施例1〕
エーテル系ポリウレタン樹脂(商標:Estane54640:ショアー硬度85A:協和発酵工業(株))100重量部と、二色性干渉雲母チタン(1)(商標:イリオジン215ルチル・レッドパール:二酸化チタン被覆率47%:平均粒度10〜60μm:メルク・ジャパン(株))2.5重量部、モンタン酸エステル系滑剤(商標:Licowax−E:クラリアント・ジャパン(株))を0.2重量部、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(商標:バイオソーブ510:共同薬品(株))を0.1重量部、ヒンダードフェノール系酸化防止剤(商標:イルガノックス1010:チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株))を0.1重量部配合したコンパウンドを140℃設定のバンバリーミキサーで4分間均一に溶融混練した後、165℃に設定した熱ロール(2本ロール)で3分間均一に混練した後、この混練組成物から0.25mm厚の可視光線透過率67%の乳白色ポリウレタン樹脂フィルムをカレンダー圧延成型した。次にこのポリウレタン樹脂フィルムを明度指数L* 値が27.1である黒色に染色、及び接着処理を施した下記ポリエステルマルチフィラメント平織物(糸密度:経糸1500デニール(1666.6dtex 288f無撚扁平糸)12本/in×緯糸1500デニール(1666.6dtex 288f無撚扁平糸)12本/in:空隙率10.8%:質量145g/m2 )の片面に160℃に設定したラミネーターで熱圧着して貼り合わせ、厚さ0.45mm、質量482g/m2 の複合膜材を得た。この複合膜材のポリウレタン樹脂層の明度指数L* 値は33.0であり、また黒染ポリエステルマルチフィラメント平織物との色素ΔE値は13.9であった。実施例1で得られた複合膜材の外観は黒染ポリエステルマルチフィラメント平織物の美麗な編織組織及び、ヘアーラインの透視が可能であると同時に、赤色のメタリック発色性を有するものであった。また、手に取って観察した時に、この赤のメタリック発色は観察する角度によって、その発色の度合いの強さが変わる特長を同時に発揮した。
【0047】
<ポリエステルマルチフィラメント平織物の染色処理>
分散染料(商標:Miketon Polyester Black RBSF:三井東圧染料(株))3g/l、分散剤1g/l、均染剤1g/lを含む染浴(pH5、60℃)中にポリエステルマルチフィラメント平織物を浸漬し、染浴温度を120℃に加温して60分間染色処理を行った。次いで洗浄剤1g/lを加えた温水(70℃)中で10分間ソーピングを行い、120℃の熱風乾燥炉中で2分間乾燥させ、黒色に染色したポリエステルマルチフィラメント平織物(明度指数L* 値27.7)を得た。
【0048】
<黒染ポリエステルマルチフィラメント平織物の接着処理>
ポリウレタン樹脂エマルジョン(商標:RU−40−350:ポリカーボネート系:固形分35重量%:アビシア(株))を水で希釈して固形分濃度3.5%に調整したポリウレタン樹脂エマルジョン中に黒染ポリエステルマルチフィラメント平織物を浸漬し、ポリウレタン樹脂含浸黒染ポリエステルマルチフィラメント平織物を引き上げると同時にニップロールで圧搾して余分なエマルジョンを除去し、120℃に設定した熱風乾燥炉で2分間乾燥させた。固形分付着量は1.4g/m2 であった。
【0049】
〔実施例2〕
実施例1のエーテル系ポリウレタン樹脂からなる熱可塑性樹脂層を、下記配合組成からなる厚さ0.25mmの可視光線透過率68%の乳白色軟質ポリ塩化ビニル樹脂フィルムに変更した。それ以外は実施例1と同一として、厚さ0.45mm、質量515g/m2 の複合膜材を得た。この複合膜材の軟質ポリ塩化ビニル樹脂からなる光輝性樹脂被覆層の明度指数L* 値は31.7であり、また平織物との色差ΔE値は15.0であった。得られた複合膜材の外観は黒染ポリエステルマルチフィラメント平織物の美麗な編織組織及び、ヘアーラインの透視が可能であると同時に、赤色のメタリック発色性を有するものであった。また、手に取って観察した時に、この赤のメタリック発色は観察する角度によって、その発色の度合いの強さが変わる特長を同時に発揮した。
【0050】
【0051】
〔実施例3〕
実施例1で得られた複合膜材の裏面に、エーテル系ポリウレタン樹脂(商標:Estane54640:ショアー硬度85A:協和発酵工業(株))100重量部と、黒色顔料(HSM5078クロ:カーボンブラック含有率35重量%:日弘ビックス(株))2重量部と白色顔料(HSM9050ホワイト:二酸化チタン含有量70重量%:日弘ビックス(株))1重量部、モンタン酸エステル系滑剤(商標:Licowax−E:クラリアント・ジャパン(株))を0.2重量部、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(商標:バイオソーブ510:共同薬品(株))を0.1重量部、ヒンダードフェノール系酸化防止剤(商標:イルガノックス1010:チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株))を0.1重量部配合したコンパウンドから実施例1と同一のフィルム製造方法によって得られた0.25mm厚のダークグレー色のポリウレタン樹脂フィルムを裏面積層し、厚さ0.66mm、質量702g/m2 の複合膜材を得た。この複合膜材の表面ポリウレタン樹脂層の明度指数L* 値は33.0であり、また黒染ポリエステルマルチフィラメント平織物との色差ΔE値は13.9であった。また、黒染ポリエステルマルチフィラメントの10.8%の編織組織空隙率部に積層貼着した光輝性樹脂被覆層の明度指数L* 値は44.2であった。実施例3で得られた複合膜材の外観はポリエステルマルチフィラメント平織物の美麗な編織組織及び、ヘアーラインの透視が可能であると同時に、赤色のメタリック発色性を有するものであった。さらに実施例3の複合膜材は繊維布帛の空隙部分の発色が赤紫色のメタリック発色性を同時に有するものであった。また手に取って観察した時に、この赤色と赤紫色のメタリック発色は同時に観察され、また観察する角度によって、その発色の度合いの強さが変わるなど、繊維編織物構造がより立体的に見える効果を発揮した。
【0052】
〔実施例4〕
下記組成1からなる軟質ポリ塩化ビニル樹脂コンパウンドを140℃設定のバンバリーミキサーで4分間均一に溶融混練した後、165℃に設定した熱ロール(2本ロール)で3分間均一に混練し、この混練組成物から0.20mm厚の可視光線透過率65%の軟質ポリ塩化ビニル樹脂フィルム(透明着色熱可塑性樹脂層フィルム)をカレンダー圧延成型した。次にこの透明着色熱可塑性樹脂層フィルムを、明度指数L* 値が27.7である黒色に染色を施した実施例1と同一のポリエステルマルチフィラメント平織物の片面に160℃に設定したラミネーターで熱圧着して貼り合わせた。次に下記組成2からなる軟質ポリ塩化ビニル樹脂コンパウンドから上記同一条件のカレンダー加工によって0.20mm厚の可視光線透過率67%の軟質ポリ塩化ビニル樹脂フィルム(光輝性樹脂被覆層フィルム)を得、これを下記組成1からなる透明着色熱可塑性樹脂層フィルム層の上に160℃に設定したラミネーターで熱圧着して貼り合わせ、厚さ0.56mm、質量645g/m2 の複合膜材を得た。この複合膜材の光輝性樹脂被覆層フィルム層2の明度指数L* 値は29.3であり、また黒染ポリエステルマルチフィラメント平織物との色差ΔE値は14.9であった。実施例4で得られた複合膜材の外観は黒染ポリエステルマルチフィラメント平織物の美麗な編織組織及び、ヘアーラインの透視が可能であると同時に、赤色のメタリック発色性を有するものであった。また、繊維布帛の空隙部分10.8%部分の発色は青色のメタリック発色性を同時に有し、手に取って観察した時に、この赤のメタリック発色は観察する角度によって、赤と青の発色が交互に変化する不思議な視覚効果を発揮した。
【0053】
【0054】
【0055】
〔実施例5〕
下記組成3からなる軟質ポリ塩化ビニル樹脂コンパウンドを140℃設定のバンバリーミキサーで4分間均一に溶融混練した後、165℃に設定した熱ロール(2本ロール)で3分間均一に混練し、この混練組成物から0.20mm厚の可視光線透過率61%の軟質ポリ塩化ビニル樹脂フィルム(光輝性樹脂被覆層フィルム)をカレンダー圧延成型した。次にこの光輝性樹脂被覆層フィルムを、明度指数L* 値が27.7である黒色に染色を施した実施例1と同一のポリエステルマルチフィラメント平織物の片面に160℃に設定したラミネーターで熱圧着して貼り合わせた。次に下記組成4からなる軟質ポリ塩化ビニル樹脂コンパウンドから上記同一条件のカレンダー加工によって0.20mm厚の可視光線透過率64%の軟質ポリ塩化ビニル樹脂フィルム(透明着色熱可塑性樹脂層フィルム)を得、これを下記組成3からなる光輝性樹脂被覆層フィルム層の上に160℃に設定したラミネーターで熱圧着して貼り合わせ、厚さ0.56mm、質量645g/m2 の複合膜材を得た。この複合膜材の透明着色熱可塑性樹脂層を有する光輝性樹脂被覆層フィルム3の明度指数L* 値は24.5であり、また黒染ポリエステルマルチフィラメント平織物との色差ΔE値は15.2であった。実施例5で得られた複合膜材の外観は黒染ポリエステルマルチフィラメント平織物の美麗な編織組織及び、ヘアーラインの透視が可能であると同時に、青色のメタリック発色性を有するものであった。また、繊維布帛の空隙部分10.8%部分の発色は赤色のメタリック発色性を同時に有し、手に取って観察した時に、この青のメタリック発色は観察する角度によって、青と赤の発色が交互に変化する不思議な視覚効果を発揮した。
【0056】
【0057】
【0058】
〔実施例6〕
エーテル系ポリウレタン樹脂(商標:Estane54640:ショアー硬度85A:協和発酵工業(株))100重量部と、二色性干渉雲母チタン(1)(商標:イリオジン215ルチル・レッドパール:二酸化チタン被覆率47%:平均粒度10〜60μm:メルク・ジャパン(株))2.5重量部、モンタン酸エステル系滑剤(商標:Licowax−E:クラリアント・ジャパン(株))を0.2重量部、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(商標:バイオソーブ510:共同薬品(株))を0.1重量部、ヒンダードフェノール系酸化防止剤(商標:イルガノックス1010:チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株))を0.1重量部配合したコンパウンドを140℃設定のバンバリーミキサーで4分間均一に溶融混練した後、165℃に設定した熱ロール(2本ロール)で3分間均一に混練した後、この混練組成物から0.25mm厚の可視光線透過率67%の乳白色ポリウレタン樹脂フィルムをカレンダー圧延成型した。次にこのポリウレタン樹脂フィルムを明度指数L* 値が22.8の炭素繊維平織物(2000dtex (1800デニール)フィラメント数3000:糸密度経糸(無撚扁平糸)12.5本/in×緯糸(無撚扁平糸)12.5本/in:空隙率8.5%:質量200g/m2 )の片面に160℃に設定したラミネーターで熱圧着して貼り合わせ、厚さ0.45mm、質量486g/m2 の複合膜材を得た。この複合膜材のポリウレタン樹脂層の明度指数L* 値は34.3であり、また炭素繊維平織物との色差ΔE値は15.6であった。実施例1で得られた複合膜材の外観は炭素繊維平織物の美麗な編織組織及び、ヘアーラインの透視が可能であると同時に、赤色のメタリック発色性を有するものであった。また、手に取って観察した時に、この赤のメタリック発色は観察する角度によって、その発色の度合いの強さが変わる特長を同時に発揮した。
【0059】
〈炭素繊維平織物の接着処理〉
ポリウレタン樹脂エマルジョン(商標:RU−40−350:ポリカーボネート系:固形分35重量%:アビシア(株))を水で希釈して固形分濃度3.5%に調整したポリウレタン樹脂エマルジョン中に炭素繊維平織物を浸漬し、ポリウレタン樹脂含浸炭素繊維平織物を引き上げると同時にニップロールで圧搾して余分なエマルジョンを除去し、120℃に設定した熱風乾燥炉で2分間乾燥させた。固形分付着量は1.4g/m2 であった。
【0060】
〔実施例7〕
実施例6の膜材の裏面に実施例6と同一の0.25mm厚の可視光線透過率67%の乳白色ポリウレタン樹脂フィルムを実施例6と同一の方法に従って熱圧着して貼り合わせ、厚さ0.70mm、質量770g/m2 の炭素繊維平織物の両面に光輝性樹脂被覆層を有する複合膜材を得た。この複合膜材のポリウレタン樹脂による光輝性樹脂被覆層の明度指数L* 値は34.3であり、また炭素繊維平織物との色差ΔE値は15.6であった。実施例2で得られた複合膜材の外観は炭素繊維平織物の美麗な編織組織及び、ヘアーラインの透視が可能であると同時に、赤色のメタリック発色性を有するものであった。また、手に取って観察した時に、この赤のメタリック発色は観察する角度によって、その発色の度合いの強さが変わる特長を同時に発揮した。
【0061】
〔実施例8〕
実施例6の二色性干渉雲母チタン(1)(商標:イリオジン215ルチル・レッドパール:二酸化チタン被覆率47%:平均粒度10〜60μm:メルク・ジャパン(株))2.5重量部を、二色性干渉雲母チタン(2)(商標:イリオジン225ルチル・ブルーパール:二酸化チタン被覆率52%:平均粒度10〜60μm:メルク・ジャパン(株))2.5重量部に変更し0.25mm厚の可視光線透過率65%の乳白色ポリウレタン樹脂フィルムを得た。また、実施例6の炭素繊維平織物を炭素繊維糸条とアラミド繊維糸条の混練平織物(〈炭素繊維糸条〉2000dtex (1800デニール)フィラメント数3000:糸密度経糸(無撚扁平糸)6.2本/in×緯糸(無撚扁平糸)6.2本/in:〈アラミド繊維糸条〉商標:ケブラー49:1420デニール(1577dtex :糸密度経糸(無撚扁平糸)6.2本/in×緯糸(無撚扁平糸)6.2本/in:※経糸、緯糸ともに炭素繊維糸条とアラミド繊維糸条とが交互に配置されて織られた平織物:空隙率8.5%:質量180g/m2 )に変更した以外は実施例1と同一とし、厚さ0.50mm、質量468g/m2 の複合膜材を得た。この複合膜材のポリウレタン樹脂による光輝性樹脂被覆層(炭素繊維糸条部)の明度指数L* 値は31.2であり、また炭素繊維糸条(明度指数L* 値23.4)との色差ΔE値は14.9、アラミド繊維糸条(明度指数L* 値77.3)との色差ΔE値は4.4であった。実施例3で得られた複合膜材の外観は炭素繊維平織物の美麗な編織組織及び、ヘアーラインの透視が可能であると同時に、炭素繊維糸条の上に積層された光輝性樹脂被覆層が青色のメタリック発色するものであった。また、手に取って観察した時に、この青のメタリック発色は観察する角度によって、その発色の度合いの強さが変わる特長を同時に発揮した。特に実施例3の複合膜材では、炭素繊維糸条と交互に配置されたアラミド繊維糸条との混織模様がよりメタリック発色効果によって鮮明となった。
【0062】
〔実施例9〕
実施例8の膜材の裏面に実施例6と同一の0.25mm厚の可視光線透過率67%の乳白色ポリウレタン樹脂フィルムを実施例6と同一の方法に従って熱圧着して貼り合わせ、厚さ0.75mm、質量750g/m2 の混織平織物の両面に光輝性樹脂被覆層を有する複合膜材を得た。この膜材の表面ポリウレタン樹脂による光輝性樹脂被覆層(炭素繊維糸条部)の明度指数L* 値は34.3であり、炭素繊維糸条との色差ΔE値は15.6であった。裏面ポリウレタン樹脂による光輝性樹脂被覆層(炭素繊維糸条部)の明度指数L* 値は31.2であり、炭素繊維糸条との色差ΔE値は14.9であった。また、この複合膜材の表面ポリウレタン樹脂による光輝性樹脂被覆層(アラミド繊維糸条部)の明度指数L* 値は72.4であり、アラミド繊維糸条との色差ΔE値は3.6であった。また裏面ポリウレタン樹脂による光輝性樹脂被覆層(アラミド繊維糸条部)の明度指数L* 値は70.5であり、アラミド繊維糸条との色差ΔE値は4.5であった。実施例9で得られた複合膜材の外観は炭素繊維平織物の美麗な編織組織及び、ヘアーラインの透視が可能であると同時に、炭素繊維糸条の上に積層された表面ポリウレタン樹脂による光輝性樹脂被覆層が青色のメタリック発色、かつ裏面が赤色のメタリック発色するものであった。また、手に取って観察した時に、この青のメタリック発色は観察する角度によって、その発色の度合いの強さが変わる特長を同時に発揮した。特に実施例9の複合膜材では、炭素繊維糸条と交互に配置されたアラミド繊維糸条との混織模様がよりメタリック発色効果によって鮮明となった。
【0063】
〔実施例10〕
実施例6の二色性干渉雲母チタン(1)(商標:イリオジン215ルチル・レッドパール:二酸化チタン被覆率47%:平均粒度10〜60μm:メルク・ジャパン(株))2.5重量部を、二色性干渉雲母チタン(3)(商標:イリオジン235ルチル・グリーンパール:二酸化チタン被覆率57%:平均粒度10〜60μm:メルク・ジャパン(株))2.5重量部に変更し0.25mm厚の可視光線透過率63%の乳白色ポリウレタン樹脂フィルムを得た。また、実施例8の炭素繊維糸条とアラミド繊維糸条の混織平織物のアラミド繊維糸条を酸性染料で紺色に染色した以外は実施例8と同一とし、厚さ0.50mm、質量468g/m2 の複合膜材を得た。この複合膜材のポリウレタン樹脂による光輝性樹脂被覆層(炭素繊維糸条部)の明度指数L* 値は31.7であり、また炭素繊維糸条(明度指数L* 値23.4)との色差ΔE値は14.1、アラミド繊維糸条(明度指数L* 値36.8)との色差ΔE値は12.4であった。
【0064】
〈アラミド繊維糸条の染色処理〉
酸性染料(商標:Erionyl Brill Blue RL200%:チバ・スペシャルティケミカルズ(株))2g/l、酸性染料(商標:Lanacron Black SR:チバ・スペシャルティケミカルズ(株))1g/l、分散剤1g/l、均染剤1g/l、キャリャー3g/lを含む染浴(pH5.5、60℃)中に炭素繊維糸条とアラミド繊維糸条の混織平織物を浸漬し、染浴温度を110℃に加温して60分間染色処理を行った。次いで洗浄剤1g/lを加えた温水(70℃)中で10分間ソーピングを行い、最後にポリアミン系フィックス剤3%o.w.f 、酢酸1%o.w.f を加えた温水(80℃)中でフィックス処理を15分間行い、120℃の熱風乾燥炉中で2分間乾燥させ、紺色に染色したアラミド繊維糸条(明度指数L* 値36.8)を得た。実施例5で得られた複合膜材の外観は混織平織物の美麗な編織組織及び、ヘアーラインの透視が可能であると同時に、ポリウレタン樹脂層が炭素繊維糸条とアラミド繊維糸条の上でそれぞれ異なる緑色のメタリック発色するものであった。また、手に取って観察した時に、このそれぞれ異なる緑のメタリック発色は観察する角度によって、その発色の度合いの強さが変わる特長を同時に発揮した。特に実施例10の複合膜材では、炭素繊維糸条と交互に配置されたアラミド繊維糸条との混織模様が緑のメタリック発色によって落ち着きのあるグラデーション外観となった。
【0065】
〔実施例11〕
実施例10の膜材の裏面に実施例6と同一の0.25mm厚の可視光線透過率67%の乳白色ポリウレタン樹脂フィルムを実施例6と同一の方法に従って熱圧着して貼り合わせ、厚さ0.75mm、質量750g/m2 の混織平織物の両面に光輝性樹脂被覆層を有する複合膜材を得た。この複合膜材の表面ポリウレタン樹脂による光輝性樹脂被覆層(炭素繊維糸条部)の明度指数L* 値は31.7であり、炭素繊維糸条との色差ΔE値は15.6であった。裏面ポリウレタン樹脂による光輝性樹脂被覆層(炭素繊維糸条部)の明度指数L* 値は31.2であり、炭素繊維糸条との色差ΔE値は14.1であった。また、この複合膜材の表面ポリウレタン樹脂による光輝性樹脂被覆層(アラミド繊維糸条部)の明度指数L* 値は44.8であり、アラミド繊維糸条との色差ΔE値は7.6であった。また裏面ポリウレタン樹脂による光輝性樹脂被覆層(アラミド繊維糸条部)の明度指数L* 値は42.1であり、アラミド繊維糸条との色差ΔE値は7.9であった。実施例11で得られた複合膜材の外観は混織平織物の美麗な編織組織及び、ヘアーラインの透視が可能であると同時に、表面のポリウレタン樹脂層が炭素繊維糸条とアラミド繊維糸条の上でそれぞれ異なる緑色のメタリック発色し、かつ裏面のポリウレタン樹脂による光輝性樹脂被覆層が炭素繊維糸条とアラミド繊維糸条の上でそれぞれ異なる赤色のメタリック発色するものであった。また、手に取って観察した時に、このそれぞれ異なる緑のメタリック発色は観察する角度によって、その発色の度合いの強さが変わる特長を同時に発揮した。特に実施例11の複合膜材では、炭素繊維糸条と交互に配置されたアラミド繊維糸条との混織模様が表面の緑のメタリック発色と裏面の赤色のメタリック発色によって落ち着きのあるグラデーション外観となった。
【0066】
〔実施例12〕
実施例6の炭素繊維平織物(2000dtex (1800デニール)フィラメント数3000:糸密度経糸(無撚扁平糸)12.5本/in×緯糸(無撚扁平糸)12.5本/in:空隙率8.5%:質量200g/m2 )の経糸糸密度を9.5本/in×緯糸糸密度を9.5本/inに変更した。この炭素繊維平織物の空隙率は31.5%であり、質量は150g/m2 であった。この糸密度を変更した炭素繊維平織物の片面に実施例6と同一の0.25mm厚の可視光線透過率67%の乳白色ポリウレタン樹脂フィルムを実施例6と同一の方法に従って熱圧着して貼り合わせた。次にこの複合膜材の裏面に、エーテル系ポリウレタン樹脂(商標:Estane54640:ショアー硬度85A:協和発酵工業(株))100重量部と、有機系顔料(商標:HSM9601ブルー:群青含有率50重量%:日弘ビックス(株))3.5重量部と、モンタン酸エステル系滑剤(商標:Licowax−E:クラリアント・ジャパン(株))を0.2重量部、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(商標:バイオソーブ510:共同薬品(株))を0.1重量部、ヒンダードフェノール系酸化防止剤(商標:イルガノックス1010:チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株))を0.1重量部配合したコンパウンドから実施例6と同一の手順によって0.25mm厚の可視光線透過率6.7%の明度指数L* 値が37.2(炭素繊維平織物との明度指数L* 値差は14.4である)の裏面ポリウレタン樹脂フィルムを熱圧着して貼り合わせ、厚さ0.70mm、質量686g/m2 の炭素繊維平織物の両面に熱可塑性樹脂層(表面層は光輝性樹脂被覆層、裏面はパール顔料を含まない熱可塑性樹脂層)を有する複合膜材を得た。この複合膜材のポリウレタン樹脂からなる光輝性樹脂被覆層(炭素繊維糸条部)の明度指数L* 値は34.3であり、また炭素繊維平織物との色差ΔE値は15.6であった。さらに炭素繊維平織物の31.5%の編織組織空隙率部に積層貼着した光輝性樹脂被覆層の明度指数L* 値は48.2であった。実施例12で得られた複合膜材の外観は炭素繊維平織物の美麗な編織組織及び、ヘアーラインの透視が可能であると同時に、赤色のメタリック発色性を有するものであった。さらに実施例12の複合膜材は繊維布帛の空隙部分の発色が紫色のメタリック発色性を同時に有するものであった。また手に取って観察した時に、この赤色と紫色のメタリック発色は観察する角度によって、その発色の度合いの強さが変わる特長を同時に発揮した。
【0067】
〔実施例13〕
実施例6の熱可塑性樹脂(エーテル系ポリウレタン樹脂)層に含まれる二色性干渉雲母チタン(1)(商標:イリオジン215ルチル・レッドパール:二酸化チタン被覆率47%:平均粒度10〜60μm:メルク・ジャパン(株))2.5重量部のうちの0.5重量部を銀白色雲母チタン(商標:イリオジン153フレッシュ・パール:二酸化チタン被覆率16%:平均粒度30〜300μm:メルク・ジャパン(株))0.5重量部に置き換えたこと以外は実施例6と同一の配合とした。(二色性干渉雲母チタン:白銀雲母の組成重量%比80:20)この変更以外は実施例1と同一の手順に沿って厚さ0.45mm、質量486g/m2 の複合膜材を得た。この複合膜材のポリウレタン樹脂からなる光輝性樹脂被覆層の明度指数L* 値は37.7であり、また炭素繊維平織物との色差ΔE値は13.6であった。実施例8で得られた複合膜材の外観は炭素繊維平織物の美麗な編織組織及び、ヘアーラインの透視が可能であると同時に、落ち着きのある赤色のメタリック発色性を有するものであった。また、手に取って観察した時に、この赤のメタリック発色は観察する角度によって、その発色の度合いの強さが変わる特長を同時に発揮した。
【0068】
〔実施例14〕
実施例6の熱可塑性樹脂(エーテル系ポリウレタン樹脂)層に含まれる二色性干渉雲母チタン(1)(商標:イリオジン215ルチル・レッドパール:二酸化チタン被覆率47%:平均粒度10〜60μm:メルク・ジャパン(株))2.5重量部のうちの0.5重量部を有彩色雲母酸化鉄(商標:イリオジン520ブロンズ・サテン:酸化鉄被覆率44%:平均粒度5〜20μm:メルク・ジャパン(株))0.5重量部に置き換えた以外は実施例6と同一とした。(二色性干渉雲母チタン:着色雲母酸化鉄の組成重量%比80:20)この変更以外は実施例6と同一の手順に沿って厚さ0.45mm、質量486g/m2 の複合膜材を得た。この複合膜材のポリウレタン樹脂からなる光輝性樹脂被覆層の明度指数L* 値は31.6であり、また炭素繊維平織物との色差ΔE値は16.5であった。実施例9で得られた複合膜材の外観は炭素繊維平織物の美麗な編織組織及び、ヘアーラインの透視が可能であると同時に、落ち着きのある赤色のメタリック発色性を有するものであった。また、手に取って観察した時に、この赤のメタリック発色は観察する角度によって、その発色の度合いの強さが変わる特長を同時に発揮した。
【0069】
〔実施例15〕
実施例6の複合膜材に凹凸の高低差15μm、凸部点在数約3000個/cm2 の不定型梨地連続刻印を有するエンボスロールを用いて光輝性樹脂被覆層フィルムの熱圧ラミネート工程の直後に凸凹賦型を施した以外は実施例6と同一として、厚さ0.45mm、質量486g/m2 の複合膜材を得た。この膜材の光輝性樹脂被覆層の明度指数L* 値は35.1であり、また炭素繊維平織物との色差ΔE値は16.6であった。実施例10で得られた複合膜材の外観は炭素繊維平織物の美麗な編織組織及び、ヘアーラインの透視が可能であると同時に、柔和な赤色のメタリック発色性を有するものであった。また、手に取って観察した時に、この赤のメタリック発色は観察する角度によって、その発色の度合いの強さが変わる特長を同時に発揮した。
【0070】
〔実施例16〕
実施例7の炭素繊維平織物をポリエステルマルチフィラメント糸条からなる3軸平織物(糸密度バイアス糸750デニール(833dtex 96f無撚扁平糸)19本(2本引揃)/in×緯糸750デニール(833dtex 96f無撚扁平糸)19本(2本引揃)/in:空隙率12%:質量260g/m2 )に変更し、この3軸平織物を黒に染色した以外は実施例6と同一として、厚さ0.78mm、質量788g/m2 の3軸平織物の両面に光輝性樹脂被覆層を有する複合膜材を得た。この膜材のポリウレタン樹脂からなる光輝性樹脂被覆層の明度指数L* 値は33.1であり、また3軸平織物との色差ΔE値は15.2であった。実施例16で得られた複合膜材の外観は3軸平織物の特異的な編織組織及び、ヘアーラインの透視が可能であると同時に、赤色のメタリック発色性を有するものであった。また、手に取って観察した時に、この赤のメタリック発色は観察する角度によって、その発色の度合いの強さが変わる特長を同時に発揮した。
【0071】
〈ポリエステル繊維糸条3軸平織物の染色処理〉
分散染料(商標:Miketon Polyester Black RBSF:三井東圧染料(株))3g/l、分散剤1g/l、均染剤1g/lを含む染浴(pH5、60℃)中にポリエステル繊維糸条3軸平織物を浸漬し、染浴温度を120℃に加温して60分間染色処理を行った。次いで洗浄剤1g/lを加えた温水(70℃)中で10分間ソーピングを行い、120℃の熱風乾燥炉中で2分間乾燥させ、黒色に染色したポリエステル繊維糸条3軸平織物(明度指数L* 値26.3)を得た。
【0072】
〔実施例17〕
実施例9の炭素繊維平織物をポリエステルマルチフィラメント糸条からなる4軸平織物(糸密度バイアス糸500デニール(555dtex 96f無撚扁平糸)13本/in×経糸500デニール(555dtex 96f無撚扁平糸)13本/in×緯糸500デニール(555dtex 96f無撚扁平糸)13本/in:空隙率3.4%:質量180g/m2 )に変更し、この4軸平織物を黒に染色した以外は実施例6と同一として、厚さ0.70mm、質量716g/m2 の4軸平織物の両面に光輝性樹脂被覆層を有する複合膜材を得た。この複合膜材のポリウレタン樹脂層の明度指数L* 値は31.7であり、また4軸平織物との色差ΔE値は14.2であった。実施例17で得られた複合膜材の外観4軸平織物の特異的な編織組織及び、ヘアーラインの透視が可能であると同時に、赤色のメタリック発色性を有するものであった。また、手に取って観察した時に、この赤のメタリック発色は観察する角度によって、その発色の度合いの強さが変わる特長を同時に発揮した。
【0073】
〈ポリエステル繊維糸条4軸平織物の染色処理〉
分散染料(商標:Miketon Polyester Black RBSF:三井東圧染料(株))3g/l、分散剤1g/l、均染剤1g/lを含む染浴(pH5、60℃)中にポリエステル繊維糸条4軸平織物を浸漬し、染浴温度を120℃に加温して60分間染色処理を行った。次いで洗浄剤1g/lを加えた温水(70℃)中で10分間ソーピングを行い、120℃の熱風乾燥炉中で2分間乾燥させ、黒色に染色したポリエステル繊維糸条4軸平織物(明度指数L* 値26.0)を得た。
【0074】
〔実施例18〕
実施例6の明度指数L* 値が22.8の炭素繊維平織物の片面に二色性干渉雲母チタン(3)(商標:イリオジン235ルチル・グリーンパール:二酸化チタン被覆率57%:平均粒度10〜60μm:メルク・ジャパン(株))を含む樹脂溶液を80線メッシュのグラビアロールを用いて塗布・乾燥して光輝性樹脂最外層を設けた以外は実施例6と同一として厚さ0.45mm、質量486g/m2 の複合膜材を得た。この複合膜材のポリウレタン樹脂からなる光輝性樹脂被覆層の明度指数L* 値は30.7であり、光輝性樹脂被覆層と光輝性樹脂最外層の可視光線透過率は54%であり、また炭素繊維平織物との色差ΔE値は13.3であった。実施例13で得られた複合膜材の外観は、緑色に発色する炭素繊維平織物の上に赤色のメタリック発色性のポリウレタン樹脂層を設けたことによって、手に取って観察した時に、この緑と赤のメタリック発色が編織組織の凹凸差に応じて、交互にその発色の度合いの強さが変わる立体感に溢れる特長を同時に発揮した。
【0075】
〈グラビア塗布液〉
商標:タケラックE−350:武田薬品工業(株):ポリエステル系ポリウレタン樹脂(固形分26wt%、IPA、トルエン溶剤系) 100重量部
商標:イリオジン235ルチル・グリーンパール 5重量部
希釈剤:トルエン 30重量部
【0076】
〔実施例19〕
実施例7の膜材の両面に二色性干渉雲母チタン(2)(商標:イリオジン225ルチル・ブルーパール:二酸化チタン被覆率52%:平均粒度10〜60μm:メルク・ジャパン(株))を含む樹脂溶液を80線メッシュのグラビアロールを用いて塗布・乾燥して光輝性樹脂最外層を設けた以外は実施例2と同一として厚さ0.70mm、質量770g/m2 の複合膜材を得た。この複合膜材のポリウレタン樹脂からなる光輝性樹脂被覆層の明度指数L* 値は29.5であり、光輝性樹脂被覆層と光輝性樹脂最外層の可視光線透過率は57%であり、また炭素繊維平織物との色差ΔE値は12.6であった。実施例19で得られた複合膜材の外観は、赤色に発色する複合膜材の上に青色のメタリック発色性の表面処理層を設けたことによって、手に取って観察した時に、この青と赤のメタリック発色が編織組織の凹凸差に応じて、交互にその発色の度合いの強さが変わる立体感に溢れる特長を同時に発揮した。
【0077】
〈グラビア塗布液〉
商標:タケラックE−350:武田薬品工業(株):ポリエステル系ポリウレタン樹脂(固形分26wt%、IPA、トルエン溶剤系) 100重量部
商標:イリオジン225ルチル・ブルーパール 5重量部
希釈剤:トルエン 30重量部
【0078】
〔実施例20〕
実施例18の複合膜材に凹凸の高低差45μm、凸部点在数約640個/cm2 のピラミッド型連続刻印を有するエンボスロールを用いて光輝性樹脂被覆層と光輝性樹脂最外層に凸凹賦型を施した以外は実施例18と同一として、厚さ0.45mm、質量486g/m2 の複合膜材を得た。この複合膜材のポリウレタン樹脂層の明度指数L* 値は32.6であり、光輝性樹脂被覆層と光輝性樹脂最外層の可視光線透過率は53%であり、また炭素繊維平織物との色差ΔE値は17.4であった。実施例20で得られた複合膜材の外観は炭素繊維平織物の美麗な編織組織及び、ヘアーラインの透視が可能であると同時に、鮮烈で複雑な赤と緑色のメタリック発色性を有するものであった。また、手に取って観察した時に、この赤と緑のメタリック発色は観察する角度によって変化し、その発色の度合いの強さが変わる特長を同時に発揮した。
【0079】
〔実施例21〕
実施例19の複合膜材に凹凸の高低差80μm、像皮模様連続刻印を有するエンボスロールを用いて光輝性樹脂被覆層と光輝性樹脂最外層に凸凹賦型を施した以外は実施例19と同一として、厚さ0.45mm、質量486g/m2 の複合膜材を得た。この複合膜材のポリウレタン樹脂層の明度指数L* 値は33.9であり、光輝性樹脂被覆層と光輝性樹脂最外層の可視光線透過率は55%であり、また炭素繊維平織物との色差ΔE値は16.5であった。実施例21で得られた複合膜材の外観は炭素繊維平織物の美麗な編織組織及び、ヘアーラインの透視が可能であると同時に、複雑な赤と青色のメタリック発色性を有するものであった。また、手に取って観察した時に、この赤と青のメタリック発色は観察する角度によって変化し、その発色の度合いの強さが変わる特長を同時に発揮した。
【0080】
〔実施例22〕
実施例6の二色性干渉雲母チタン(1)(商標:イリオジン215ルチル・レッドパール:二酸化チタン被覆率47%:平均粒度10〜60μm:メルク・ジャパン(株))2.5重量部含有するフィルムを0.15mm厚の可視光線透過率73%の乳白色ポリウレタン樹脂フィルムに変更した。次に実施例3の二色性干渉雲母チタン(2)(商標:イリオジン225ルチル・ブルーパール:二酸化チタン被覆率52%:平均粒度10〜60μm:メルク・ジャパン(株))2.5重量部含有するフィルムを0.10mm厚の可視光線透過率74%の乳白色ポリウレタン樹脂フィルムに変更した。これ以外は実施例6と同一とし、この2枚のフィルムを炭素繊維平織物の片面に二色性干渉雲母チタン(1)含有フィルム層を最外層側として、2枚のフィルムを積層(可視光線透過率58%)して貼り合わせ、厚さ0.45mm、質量486g/m2 の複合膜材を得た。実施例17で得られた複合膜材の外観は炭素繊維平織物の美麗な編織組織及び、ヘアーラインの透視が可能であると同時に、複雑な赤と青色のメタリック発色性を有するものであった。また、手に取って観察した時に、この赤と青のメタリック発色は観察する角度によって変化し、その発色の度合いの強さが変わる特長を同時に発揮した。
【0081】
〔実施例23〕
実施例6の複合膜材の炭素繊維平織物の片表面に二色性干渉雲母チタン(2)(商標:イリオジン225ルチル・ブルーパール:二酸化チタン被覆率52%:平均粒度10〜60μm:メルク・ジャパン(株))を含む樹脂溶液を80線メッシュのグラビアロールを用いて塗布・乾燥して光輝性樹脂被覆層を設けた。次にこの光輝性樹脂被覆層形成面に、実施例6の二色性干渉雲母チタン(1)(商標:イリオジン215ルチル・レッドパール:二酸化チタン被覆率47%:平均粒度10〜60μm:メルク・ジャパン(株))を2.5重量部含有する0.25mm厚の可視光線透過率67%の乳白色ポリウレタン樹脂フィルムを実施例6と同一の方法によって積層して貼り合わせ、厚さ0.46mm、質量495g/m2 の複合膜材を得た。実施例23で得られた複合膜材の外観は炭素繊維平織物の美麗な編織組織及び、ヘアーラインの透視が可能であると同時に、複雑な赤と緑のメタリック発色性を有するものであった。また、手に取って観察した時に、この赤と緑のメタリック発色は観察する角度によって変化し、その発色の度合いの強さが変わる特長を同時に発揮した。
【0082】
〈グラビア塗布液〉
商標:タケラックE−350:武田薬品工業(株):ポリエステル系ポリウレタン樹脂(固形分26wt%、IPA、トルエン溶剤系) 100重量部
商標:イリオジン225ルチル・ブルーパール 10重量部
希釈剤:トルエン 30重量部
【0083】
〔実施例24〕
実施例6のエーテル系ポリウレタン樹脂からなる熱可塑性樹脂層を、メタロセン系触媒の存在下重合された直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(1)(商標:カーネルKF270:MFR2.0:密度0.907:日本ポリケム(株))60重量部と、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂(1)(商標:エバテートK2010:MFR3.0:VA含有量25重量%:住友化学工業(株))40重量部からなるポリオレフィン系樹脂ブレンド100重量部に対し、二色性干渉雲母チタン(1)(商標:イリオジン215ルチル・レッドパール:二酸化チタン被覆率47%:平均粒度10〜60μm、メルク・ジャパン(株))2.5重量部、リン酸エステル系滑剤(商標:LTP−2:川研ファインケミカル(株))を1.0重量部、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(商標:バイオソーブ510:共同薬品(株))を0.3重量部、ヒンダードアミン系光安定剤(商標:チヌビン770:チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株))を0.2重量部配合した厚さ0.25mmの可視光線透過率65%の乳白色ポリオレフィン系樹脂フィルムに変更した。それ以外は実施例6と同一として、厚さ0.45mm、質量445g/m2 の複合膜材を得た。この複合膜材のポリオレフィン系樹脂からなる光輝性樹脂被覆層の明度指数L* 値は34.0であり、また炭素繊維平織物との色差ΔE値は15.8であった。実施例24で得られた複合膜材の外観は炭素繊維平織物の美麗な編織組織及び、ヘアーラインの透視が可能であると同時に、赤色のメタリック発色性を有するものであった。また、手に取って観察した時に、この赤のメタリック発色は観察する角度によって、その発色の度合いの強さが変わる特長を同時に発揮した。
【0084】
〔比較例1〕
実施例6の明度指数L* 値が22.8の炭素繊維平織物(2000dtex (1800デニール)フィラメント数3000:糸密度経糸(無撚扁平糸)12.5本/in×緯糸(無撚扁平糸)12.5本/in:空隙率8.5%:質量200g/m2 )をポリエステル繊維糸条からなる平織物(糸密度経糸750デニール(833dtex 96f無撚扁平糸)22本(2本引揃)/in×緯糸750デニール(830dtex 96f無撚扁平糸)22本(2本引揃)/in:空隙率5.7%:質量180g/m2 :明度指数L* 値92.5)に変更した以外は実施例6と同一とし、厚さ0.45mm、質量486g/m2 の複合膜材を得た。この複合膜材のポリウレタン樹脂層の明度指数L* 値は90.3であり、またポリエステル繊維平織物との色差ΔE値は3.2であった。比較例1で得られた複合膜材の外観はポリエステル繊維平織物の編織組織及び、ヘアーラインの透視は可能であったが、ポリエステル繊維平織物がそのまま見えるために品位に欠け、同時に外観が光輝性に乏しいものであった。
【0085】
〔比較例2〕
実施例16のポリエステルマルチフィラメント糸条からなる3軸平織物(糸密度バイアス糸750デニール(833dtex 96f無撚扁平糸)19本(2本引揃)/in×緯糸750デニール(833dtex 96f無撚扁平糸)19本(2本引揃)/in:空隙率12%:質量260g/m2 :明度指数L* 値91.3)の黒色染色を省略した以外は実施例6と同一として厚さ0.78mm、質量788g/m2 の複合膜材を得た。この複合膜材のポリウレタン樹脂層の明度指数L* 値は89.6であり、またポリエステル繊維平織物との色差ΔE値は3.1であった。比較例2で得られた複合膜材の外観は3軸平織物の編織組織及び、ヘアーラインの透視は可能であったが、外観が光輝性に乏しいものであった。
【0086】
〔比較例3〕
実施例6の二色性干渉雲母チタン(1)(商標:イリオジン215ルチル・レッドパール:二酸化チタン被覆率47%:平均粒度10〜60μm:メルク・ジャパン(株))2.5重量部を、有彩色雲母酸化鉄(商標:イリオジン520ブロンズ・サテン:酸化鉄被覆率44%:平均粒度5〜20μm:メルク・ジャパン(株))2.5重量部に変更した以外は実施例6と同一とし、厚さ0.45mm、質量486g/m2 の複合膜材を得た。複合膜材に使用したポリウレタン樹脂層フィルムの光線透過率は18%であり、複合膜材のポリウレタン樹脂層の明度指数L* 値は68.1であった。比較例3で得られた複合膜材の外観はブロンズ色のメタリック発色性に優れたものであったが、炭素繊維平織物の編織組織及び、美麗で繊細なヘアーラインが全く隠されてしまい、単調で面白味に欠けるものであった。
【0087】
〔比較例4〕
実施例6の二色性干渉雲母チタン(1)(商標:イリオジン215ルチル・レッドパール:二酸化チタン被覆率47%:平均粒度10〜60μm:メルク・ジャパン(株))2.5重量部を、アルミニウム粉末顔料(商標:アルペーストP0100リーフィングメディアム:水面拡散面積15000g/m2 :東洋アルミニウム(株))2.5重量部に変更した以外は実施例6と同一とし、厚さ0.45mm、質量486g/m2 の複合膜材を得た。複合膜材に使用したポリウレタン樹脂層フィルムの光線透過率は1.4%であり、複合膜材のポリウレタン樹脂層の明度指数L* 値は78.4であった。比較例4で得られた複合膜材の外観は直射日光の下では銀灰色の光輝性を有するものであったが、屋内の弱い光源の下ではネズミ色にくすんでいた。さらに炭素繊維平織物の編織組織及び、美麗で繊細なヘアーラインが全く隠されてしまい、単調で面白味に欠けるものであった。
【0088】
【発明の効果】
本発明は従来技術で得られなかった、基材繊維編織物の編織構造の透視性を有しながら、同時に美麗な発色光輝性を有する複合膜材を得ることができ、また実施例1〜24からも明らかな様に、極めて視覚効果が高いものである。従って本発明の編織組織が透視可能な光輝性複合膜材は、日除けテント、カバー、内装材、装飾用シートなどの用途にも適して用いることが可能であり、その他、雑貨類及びこれらの部材としての用途においても好適に使用することができるものである。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a membrane material that is capable of seeing through the knitted fabric structure of a base fiber fabric and that has a beautiful color and is excellent in glitter. More specifically, the present invention relates to a design film material suitable for use as a sunshade tent, cover, interior material, decorative sheet, and other miscellaneous goods, and as a member thereof.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in the field of synthetic resin leather for sunshade tents, covers, interior materials, decorative sheets and other sundries, various surface decoration techniques have been given to products. In particular, metallic pigments such as metal powder pigments (mainly aluminum powder pigments) and pearl (mica) pigments are dispersed in a synthetic resin for the purpose of imparting a high-class feeling, or these metallic pigments are contained on the leather surface. A technique for performing surface treatment using a coating material or printing using ink is known. In particular, since pearl pigments have a calm pearly appearance, there is a great demand for a wide range of uses such as stationery, toys, household goods, packaging materials, decorative boards, stickers, cosmetics, and automobiles. Since pearl pigments have excellent weather resistance, they are widely used for body color coating of white automobiles. Recently, special color pearl pigments whose surface is coated with iron oxide have played a major role as a colorant that enhances the luxury of cars. In addition, special pearl pigments whose surface is coated with titanium oxide can produce a unique color that cannot be obtained with metal powder pigments. Therefore, there is an increasing demand not only in the automotive field but also in the cosmetic field such as lipstick, eye shadow, and nail polish.
[0003]
Usually, synthetic resin leather, etc. is formed by a synthetic resin foam layer (mainly soft polyvinyl chloride resin) and a synthetic resin (mainly soft polyvinyl chloride resin) colored film layer provided on one surface of a fiber base fabric. It is configured. Further, tarpaulins such as tent film materials and curing sheets are constituted by sticking a soft polyvinyl chloride resin film layer colored on both surfaces of a fiber base fabric.
In the prior art, a colored sheet having a pearl luster is processed by using a pearl pigment and a surface-coated special pearl pigment for these synthetic resin (soft polyvinyl chloride resin) colored films. In particular, special pearl pigments whose surface is coated with titanium oxide have the characteristic of producing interference colors depending on the hue of the pigment used in combination with dispersed in synthetic resin or the coating film containing pearl pigment. In the field of films and stickers, a synthetic resin film containing a pearl pigment is laminated on the surface of a synthetic resin film colored with a chromatic pigment, or a paint containing a pearl pigment on the surface of a synthetic resin film colored with a chromatic pigment. A coated one has been proposed.
[0004]
On the other hand, in decorative sheets such as synthetic resin leather and tent, fiber woven fabrics are combined as a base material in order to give the dimensional stability and strength according to the application. It is not preferable from the viewpoint of use to be seen through as it is. Therefore, these decorative sheets are usually surface-coated and embossed with a synthetic resin (mainly soft polyvinyl chloride resin) to the extent that the fiber fabric cannot be visually distinguished. Therefore, the special pearl pigment processing technology used in the fields of marking films and stickers described above can also be applied in the field of sheets such as synthetic resin leather and tarpaulin, and this method provides more individual design. It can be obtained. By the way, in these uses, characteristics other than strength and dimensional stability are not required for fiber fabrics, and fiber yarns usually used for fiber fabrics are manufactured without coloring. In particular, synthetic fiber multifilaments (mainly PET fibers) excellent in cost and performance are generally used for fiber yarns of fiber fabrics used for applications such as synthetic resin leather and tents. Since these fiber yarns are fiber bundles of ultrafine fiber filaments produced without coloring, they have a white appearance color by irregularly reflecting light.
[0005]
On the other hand, as an example of utilizing the geometric repetitive pattern of various fabric structures of the fiber fabric itself for the design of the product, synthetic resins (mainly soft polyvinyl chloride resin, which are transparently colored on the surface of these fiber fabrics, are used. ) A laminate of films is known, but only with a geometrically repeated pattern of a woven structure is poor in design. Therefore, for the purpose of imparting more unique design, a method has been devised in which metallic pigments such as metal powder pigments and pearl pigments are blended in these synthetic resin films to obtain a glittering geometric repetitive pattern appearance. Yes. Certainly, according to this method, decorative sheets such as synthetic resin leathers and tents having a radiant geometric repetitive pattern appearance can be easily obtained, but when a metal powder pigment (mainly an aluminum powder pigment) is used, it can be obtained. Since the metallic feeling is too glaring, it is not suitable for daily use, and only small pieces are used as members of toys, miscellaneous goods and the like. Further, in the case of pearl pigments, there is a drawback that a sufficient pearly luster appearance cannot be obtained unless a large amount of pearl pigments are blended because the concealability is insufficient. Therefore, in these applications, it is common to adjust the metallic appearance by blending a metal powder pigment and a pearl pigment. In this case, however, the concealing property of the metal powder pigment used together loses the delicate appearance such as the gloss and hairline of the fiber yarn of the textile fabric, resulting in not only a three-dimensional feeling but also a monotonous metallic appearance. There are drawbacks.
[0006]
Also, in order to use a special pearl pigment whose surface is coated with titanium oxide as described above in order to obtain a more unique design, a special ground hue is required, so the fiber fabric is seen through. There is a contradictory problem that it cannot be expressed. Accordingly, the woven structure of the base fiber fabric can be seen through, and at the same time, a sheet having a beautiful color and excellent luster, and further, the woven structure of the base fiber fabric can be seen through, and at the same time the color tone depends on the viewing direction. No changing glitter sheet has been developed.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has a base fabric made of a fiber knitted fabric and a glittering resin coating layer formed on at least one surface thereof, but the woven structure of the base fabric can be seen through the glittering resin coating layer. It provides a composite membrane material excellent in design, aesthetics of color, and brilliancy. Further, the woven structure of the base fiber fabric can be seen through, and at the same time the color tone depends on the viewing direction. It is intended to provide a changing glitter sheet.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The present invention, as a result of repeated research and examination to solve the above problems, the glittering composite film material through which the woven structure of the present invention can be seen through,
(1). A base fabric composed of a fiber knitted fabric, and a glittering resin coating layer covering at least one surface of the base fabric and including 100 parts by weight of a thermoplastic resin and 0.5 to 10 parts by weight of a pearl pigment. The fiber knitted fabric for the base fabric is a lightness index L of the CIE 1976 color system defined in JIS Z-8729-1980. * The pearl pigment contains 70-100% by weight of dichroic interference mica titanium, and the glossy resin coating layer has a visible light transmittance of 25-85% ( Having JIS K-6714-1988),
(2). A base fabric composed of a fiber knitted fabric, and a glittering resin coating layer covering at least one surface of the base fabric and including 100 parts by weight of a thermoplastic resin and 0.5 to 10 parts by weight of a pearl pigment. Further, on the surface of the glitter resin coating layer, a glitter resin outermost layer is further formed, and the glitter resin outermost layer is added to the pearl pigment contained in the glitter resin coating layer with respect to 100 parts by weight of the thermoplastic resin. 0.5 to 10 parts by weight of a pearl pigment having a different interference color, and the textile fabric for base fabric has a lightness index L of CIE 1976 color system * The glitter resin coating layer having a value of 10 to 60, wherein the pearl pigment contains 70 to 100% by weight of dichroic interference mica titanium, and the glitter resin outermost layer is formed. Having a visible light transmittance of 25-85%,
(3). A base fabric composed of a textile knitted fabric, and at least one surface of the base fabric has a transparent and colored or colorless thermoplastic resin coating layer on the surface of the thermoplastic resin coating layer. A glittering resin outermost layer containing 0.5 to 10 parts by weight of a pearl pigment with respect to 100 parts by weight of the thermoplastic resin is further formed, and the textile fabric for the base fabric has a lightness index L of the CIE 1976 color system. * The thermoplastic resin coating layer having a value of 10 to 60, wherein the pearl pigment contains 70 to 100% by weight of dichroic interference mica titanium, and the glittering resin outermost layer is formed. Having a visible light transmittance of 25-85%,
(4). On the glittering resin coating layer of (1) or the glittering resin outermost layer of (2) and (3), the transparency is not disturbed, and is transparent and colored or colorless. The outermost layer of the plastic resin is formed,
(5) to (7). A backside resin coating layer made of a thermoplastic resin that covers the back surface of the film material having the glittering resin coating layer of (1) to (3) on one side; Lightness index L of CIE 1976 color system defined in JIS Z-8729-1980 * It has a value of 10 to 60 and a woven fabric structure porosity of 15 to 40%, and the lightness index L of the back surface resin coating layer * A lightness index L having a value in the range of 10 to 60 and different from the fiber knitted fabric for base fabric * Lightness index L between the base fabric fiber knitted fabric and the back resin coating layer * The value difference is 5 to 45,
(8). On the glittering resin coating layer of (5) or the glittering resin outermost layer of (6), (7), it is transparent and colored, or colorless, without impairing transparency. When satisfying that the resin outermost layer is formed, the inventors have found that the knitted structure of the fiber fabric has a sufficient glitter while being able to see through, and thus completed the present invention.
That is, the glittering composite film material through which the knitted fabric structure of the present invention can be seen through is (1). A base fabric composed of a fiber knitted fabric, and a glittering resin coating layer covering at least one surface of the base fabric and including 100 parts by weight of a thermoplastic resin and 0.5 to 10 parts by weight of a pearl pigment. The fiber knitted fabric for the base fabric is a lightness index L of the CIE 1976 color system defined in JIS Z-8729-1980. * The pearl pigment contains 70-100% by weight of dichroic interference mica titanium, and the glossy resin coating layer has a visible light transmittance of 25-85% ( JIS K-6714-1988), can see through the knitted fabric of the above-mentioned fiber knitted fabric for base fabric, and has glitter.
The glittering composite film material through which the knitted fabric structure of the present invention can be seen is (2). A base fabric composed of a fiber knitted fabric, and a glittering resin coating layer covering at least one surface of the base fabric and including 100 parts by weight of a thermoplastic resin and 0.5 to 10 parts by weight of a pearl pigment. Further, on the surface of the glitter resin coating layer, a glitter resin outermost layer is further formed, and the glitter resin outermost layer is added to the pearl pigment contained in the glitter resin coating layer with respect to 100 parts by weight of the thermoplastic resin. 0.5 to 10 parts by weight of a pearl pigment having a different interference color, and the fiber woven fabric for the base fabric has a lightness index L of CIE 1976 color system defined in JIS Z-8729-1980 * The glitter resin coating layer having a value of 10 to 60, wherein the pearl pigment contains 70 to 100% by weight of dichroic interference mica titanium, and the glitter resin outermost layer is formed. It has a visible light transmittance of 25 to 85% (JIS K-6714-1988), can see through the woven structure of the fiber woven fabric for base fabric, and has glitter.
The glittering composite film material through which the knitted fabric structure of the present invention can be seen through is (3). A base fabric composed of a textile knitted fabric, and at least one surface of the base fabric has a transparent and colored or colorless thermoplastic resin coating layer on the surface of the thermoplastic resin coating layer. A glittering resin outermost layer containing 0.5 to 10 parts by weight of a pearl pigment with respect to 100 parts by weight of a thermoplastic resin is further formed, and the textile fabric fabric for base fabric is defined in JIS Z-8729-1980. CIE1976 color system brightness index L * The thermoplastic resin coating layer having a value of 10 to 60, wherein the pearl pigment contains 70 to 100% by weight of dichroic interference mica titanium, and the glittering resin outermost layer is formed. It has a visible light transmittance of 25 to 85% (JIS K-6714-1988), can see through the woven structure of the fiber woven fabric for base fabric, and has glitter.
The glittering composite film material through which the knitted fabric structure of the present invention can be seen through is (4). A transparent and colored or colorless thermoplastic resin on the outermost layer of at least one surface of the glittering composite film material through which the knitted fabric structure of any one of (1) to (3) can be seen through The outermost layer is formed, and the glittering resin coating layer on which the glittering resin outermost layer is formed has a visible light transmittance (JIS K-6714-1988) of 25 to 85%, and is used for the base fabric. The knitted fabric structure of the fiber knitted fabric can be seen through and has glitter.
The glittering composite membrane material through which the knitted fabric of the present invention can be seen through is a biaxial knitted fabric, a triaxial knitted fabric, and a four-axis knitted fabric in which the fiber woven fabric for base fabric has a knitted fabric porosity of 0 to 40%. Is preferably selected from.
The glittering composite film material through which the woven fabric structure of the present invention can be seen through is (5). A base fabric made of a fiber knitted fabric, a glittering resin coating layer that covers the surface of the base fabric and includes 100 parts by weight of a thermoplastic resin and 0.5 to 10 parts by weight of a pearl pigment, and the base fabric And a back surface resin coating layer made of a thermoplastic resin, and the fiber woven fabric for base fabric is a lightness index L of CIE 1976 color system defined in JIS Z-8729-1980. * The pearl pigment contains 70 to 100% by weight of dichroic interference mica titanium, and the glittering resin coating layer has a value of 10 to 60 and a woven texture porosity of 15 to 40%. It has a visible light transmittance of 25 to 85% (JIS K-6714-1988) and has a lightness index L * The knitted texture of the value can be seen through, has a glitter, and the lightness index L of the backside resin coating layer * A lightness index L having a value in the range of 10 to 60 and different from the fiber knitted fabric for base fabric * Lightness index L between the base fabric fiber knitted fabric and the back resin coating layer * The value difference is 5 to 45.
The glittering composite film material through which the knitted fabric structure of the present invention can be seen through is (6). A base fabric made of a fiber knitted fabric, a glittering resin coating layer that covers the surface of the base fabric and includes 100 parts by weight of a thermoplastic resin and 0.5 to 10 parts by weight of a pearl pigment, and the base fabric A backside resin coating layer made of a thermoplastic resin, and a glittering resin outermost layer is further formed on the surface of the glittering resin coating layer. 0.5 to 10 parts by weight of a pearl pigment having an interference color different from that of the pearl pigment contained in the glitter resin layer with respect to 100 parts by weight of the plastic resin. CIE 1976 color system brightness index L defined in -8729-1980 * The pearl pigment contains 70 to 100% by weight of dichroic interference mica titanium, and the glittering resin outermost layer has a value of 10 to 60 and a woven texture porosity of 15 to 40%. The formed glittering resin coating layer has a visible light transmittance of 25 to 85% (JIS K-6714-1988), and a lightness index L * The knitted texture of the value can be seen through, has a glitter, and the lightness index L of the backside resin coating layer * A lightness index L having a value in the range of 10 to 60 and different from the fiber knitted fabric for base fabric * Lightness index L between the base fabric fiber knitted fabric and the back resin coating layer * The value difference is 5 to 45.
The glittering composite membrane material through which the woven fabric structure of the present invention can be seen is (7). A base fabric made of a fiber knitted fabric, and a surface of the base fabric, which is transparent and colored or colorless, and a thermoplastic resin coating layer, and a back surface of the base fabric, and are thermoplastic. A rear resin coating layer made of resin, and on the surface of the thermoplastic resin coating layer, a glitter resin outermost layer containing 0.5 to 10 parts by weight of a pearl pigment with respect to 100 parts by weight of the thermoplastic resin The formed fiber knitted fabric for base fabric is a lightness index L of CIE 1976 color system defined in JIS Z-8729-1980. * The pearl pigment contains 70 to 100% by weight of dichroic interference mica titanium, and the glittering resin outermost layer has a value of 10 to 60 and a woven texture porosity of 15 to 40%. The formed thermoplastic resin coating layer has a visible light transmittance of 25 to 85% (JIS K-6714-1988), and a lightness index L * The knitted texture of the value can be seen through, has a glitter, and the lightness index L of the backside resin coating layer * A lightness index L having a value in the range of 10 to 60 and different from the fiber knitted fabric for base fabric * Lightness index L between the base fabric fiber knitted fabric and the back resin coating layer * The value difference is 5 to 45.
The glittering composite film material through which the knitted fabric structure of the present invention can be seen through is (8). A base fabric comprising a fiber knitted fabric, and a glitter resin coating layer that covers the surface of the base fabric and includes 100 parts by weight of a thermoplastic resin and 0.5 to 10 parts by weight of a pearl pigment, A back surface resin coating layer that covers the back surface of the base fabric and is made of a thermoplastic resin, and is further transparent and colored or colorless thermoplastic on the surface of the glitter resin coating layer A resin outermost layer is formed, and the textile fabric for the base fabric is a lightness index L of the CIE 1976 color system defined in JIS Z-8729-1980. * The pearl pigment contains 70 to 100% by weight of dichroic interference mica titanium, and the thermoplastic resin outermost layer has a value of 10 to 60 and a knitted fabric porosity of 15 to 40%. The formed glittering resin layer has a visible light transmittance of 25 to 85% (JIS K-6714-1988), and has a lightness index L * The knitted texture of the value can be seen through, has a glitter, and the lightness index L of the backside resin coating layer * A lightness index L having a value in the range of 10 to 60 and different from the fiber knitted fabric for base fabric * Lightness index L between the base fabric fiber knitted fabric and the back resin coating layer * The value difference is 5 to 45.
The glittering composite membrane material through which the knitted fabric structure of the present invention can be seen through is a biaxial knitted fabric, a triaxial knitted fabric, a 4-axial knitted fabric in which the fiber woven fabric for base fabric has a porosity of 15 to 40%. Is preferably selected from.
The glittering composite membrane material through which the knitted fabric structure of the present invention can be seen through is a lightness index L of the CIE 1976 color system defined by JIS Z-8729-1980. * A knitted woven fabric of two or more types of fiber yarns that are different from each other in value, each having a lightness index L of the two or more types of fiber yarns * The value is preferably 10-60.
The glittering composite membrane material through which the knitted fabric structure of the present invention can be seen through is a lightness index L of the CIE 1976 color system defined by JIS Z-8729-1980. * At least one fiber yarn having a value of 10-60 and a lightness index L * It is preferable that it is a mixed knitted fabric with at least one fiber yarn having a value of 61 to 98.
In the glittering composite membrane material through which the knitted fabric structure of the present invention can be seen, the fiber knitted fabric for base fabric is selected from carbon fiber multifilament yarn, aramid fiber multifilament yarn, and polyester multifilament fiber yarn 1 Preferably it contains more than one species.
In the glittering composite membrane material of the present invention in which the knitted fabric can be seen through, the fiber knitted fabric for base fabric is composed of multifilament yarns, and these yarns are colored with a pigment or a dye before or after spinning. It is preferable.
In the glittering composite membrane material through which the knitted fabric structure of the present invention can be seen, the fiber knitted fabric fabric for the base fabric is composed of a multifilament yarn, and the yarn contains 70 to 100% by weight of dichroic interference mica titanium. It is preferable that the surface is coated with a paint containing a pearl pigment.
In the glittering composite film material through which the knitted fabric structure of the present invention can be seen through, the formation of the outermost layer of the glittering resin is formed by applying a thermoplastic resin solution containing a pearl pigment, drying, or contains a pearl pigment. It is preferably formed by lamination of thermoplastic resin films.
In the glittering composite film material through which the knitted fabric structure of the present invention can be seen through, the formation of the glittering resin coating layer is formed by coating a thermoplastic resin solution containing a pearl pigment, drying, or a pearl pigment. It is preferably formed by lamination of thermoplastic resin films.
In the glittering composite film material through which the woven structure of the present invention can be seen, the pearl pigment contains 70 to 99% by weight of dichroic interference mica titanium, silver white mica titanium, and / or chromatic mica iron oxide. It is preferable to contain -30 wt%.
It is preferable that the glittering composite film material through which the knitted fabric structure of the present invention can be seen is unevenly shaped on the glittering resin coating layer, the glittering resin outermost layer, and the thermoplastic resin outermost layer.
The glitter composite membrane material of the present invention in which the knitted fabric structure can be seen through has a color difference ΔE between the fiber woven fabric fabric for base fabric, the glitter resin coating layer, the glitter resin outermost layer, and the thermoplastic resin outermost layer. * It is preferable that ab (JIS Z-8729-1980) is 6.0 or more.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The glittering composite film material through which the woven fabric structure of the present invention can be seen through is (1). A base fabric composed of a fiber knitted fabric, and a glittering resin coating layer covering at least one surface of the base fabric and including 100 parts by weight of a thermoplastic resin and 0.5 to 10 parts by weight of a pearl pigment. The fiber knitted fabric for the base fabric has a CIE 1976 color system brightness index L defined in JIS Z-8729-1980. * The pearl pigment contains 70-100% by weight of dichroic interference mica titanium, and the glossy resin coating layer has a visible light transmittance of 25-85% ( JIS K-6714-1988), or (2). A base fabric composed of a fiber knitted fabric, and a glittering resin coating layer covering at least one surface of the base fabric and including 100 parts by weight of a thermoplastic resin and 0.5 to 10 parts by weight of a pearl pigment. Further, on the surface of the glitter resin coating layer, a glitter resin outermost layer is further formed, and the glitter resin outermost layer is added to the pearl pigment contained in the glitter resin coating layer with respect to 100 parts by weight of the thermoplastic resin. 0.5 to 10 parts by weight of a pearl pigment having a different interference color, and the textile fabric for base fabric has a lightness index L of the CIE 1976 color system * The glitter resin coating layer having a value of 10 to 60, wherein the pearl pigment contains 70 to 100% by weight of dichroic interference mica titanium, and the glitter resin outermost layer is formed. It has a visible light transmittance of 25 to 85%, or (3). A base fabric composed of a textile knitted fabric, and at least one surface of the base fabric has a transparent and colored or colorless thermoplastic resin coating layer on the surface of the thermoplastic resin coating layer. A glittering resin outermost layer containing 0.5 to 10 parts by weight of a pearl pigment with respect to 100 parts by weight of the thermoplastic resin is further formed, and the textile fabric for the base fabric has a lightness index L of the CIE 1976 color system. * The thermoplastic resin coating layer having a value of 10 to 60, wherein the pearl pigment contains 70 to 100% by weight of dichroic interference mica titanium, and the glittering resin outermost layer is formed. It has a visible light transmittance of 25 to 85%. (4). On the glittering resin coating layer of (1) or the glittering resin outermost layer of (2) or (3), a transparent and colored or colorless heat that does not impair the transparency. A plastic resin outermost layer is formed, or (5) to (7). A backside resin coating layer made of a thermoplastic resin that covers the back surface of the film material having the glittering resin coating layer of (1) to (3) on one side; Lightness index L of CIE 1976 color system defined in JIS Z-8729-1980 * It has a value of 10 to 60 and a woven fabric structure porosity of 15 to 40%, and the lightness index L of the back surface resin coating layer * A lightness index L having a value in the range of 10 to 60 and different from the fiber knitted fabric for base fabric * Lightness index L between the base fabric fiber knitted fabric and the back resin coating layer * The value difference is between 5 and 45, or (8). On the glittering resin coating layer of (5) or the glittering resin outermost layer of (6), (7), transparent and colored or colorless thermoplastic that does not impair the transparency. The resin outermost layer is formed.
[0010]
Here, the lightness index L defined in the CIE 1976 color system (JIS standard Z-8729) * The value is “L” recommended by the International Commission on Illumination (CIE) in 1976. * a * b * L defined in "Color System and Color Difference Formula" * 116 (Y / Y 0 ) 1/3 -16, a * = 500 [(X / X 0 ) 1/3 -(Y / Y 0 ) 1/3 ], B * = 200 [(Y / Y 0 ) 1/3 -(Z / Z 0 ) 1/3 ]. (Where X 0 , Y 0 , Z 0 Are the tristimulus values X, Y, and Z of the standard light used for illumination. The CIE 1976 color system is the Adams-Nickerson color space (V x , V y , V z It is a uniform color space that is approximated to and simplified by a color system. The color difference is ΔE * ab = [(ΔL * ) 2 + (Δa * ) + (Δb * ]] 1/2 It is represented by
[0011]
As the fiber knitted fabric that can be used for the glitter composite membrane material through which the knitted fabric of the present invention can be seen through, the fiber yarns constituting the fiber knitted fabric are synthetic fibers, natural fibers, semi-synthetic fibers, regenerated fibers, inorganic fibers, And fiber knitted fabrics woven and knitted selected from mixed fibers using two or more of these. These fiber yarns are preferably colored before spinning with pigments and dyes, or colored after spinning. Further, the fiber knitted fabric may be post-colored with a pigment and a dye.
[0012]
Lightness index L according to the CIE 1976 color system (JIS standard Z-8729) of these textile fabrics * It is preferable that the value is in the range of 10 to 60, particularly preferably in the range of 15 to 45, because the bright color forming effect of the bright composite film material of the present invention is increased. Lightness index L * If the value exceeds 60, a sufficient bright color developing effect cannot be obtained. Lightness index L * The smaller the value is, the more preferable the glittering color of the glittering composite film material of the present invention is. * It is difficult to obtain a fiber woven fabric and a fiber yarn having a value index of less than 10. Further, in the glittering composite film material of the present invention, the lightness index L * If the value is in the range of 10-60, the lightness index L * Two or more types of fiber yarns having different values can also be used. Lightness index L * By using two or more kinds of fiber yarns having different values, it is preferable that the bright coloring effect of the bright composite film material of the present invention is obtained with a slightly different visual effect for each part. Lightness index L * Fiber yarns with a value in the range of 10-60 and the lightness index L * A fiber yarn having a value in the range of 61 to 98 may be used in combination. Lightness index L * It is preferable to use in combination with a fiber yarn having a value in the range of 61 to 98 because the bright coloring effect of the bright composite film material of the present invention can be clearly different for each part. Further, the fiber knitted fabric used in the glittering composite film material of the present invention has a lightness index L. * As one of the constituent types of a fiber knitted fabric using fiber yarns having a value in the range of 10 to 60, and a woven fabric obtained by surface coating the yarn with a pearl pigment resin solution containing dichroic interference mica titanium It may be a mixed knitted fiber knitted fabric, and the lightness index L * A fiber knitted fabric containing a fiber yarn having a value in the range of 10 to 60 as one or more constituent types may be surface-coated with a pearl pigment resin solution containing dichroic interference mica titanium. At this time, the dichroic interference mica titanium used in the resin solution preferably has a different interference color from the dichroic interference mica titanium compounded in the thermoplastic resin layer.
[0013]
Among the fiber yarns that can be used for the glittering composite membrane material through which the woven structure of the present invention can be seen through, the synthetic fibers include polypropylene fibers, polyethylene fibers, vinylon fibers, acrylic fibers, polyurethane fibers, polyester fibers (polyethylene terephthalate, polybutylene). Terephthalate, polynaphthylene terephthalate), aromatic polyester fiber, nylon fiber (nylon-6, nylon-6,6), aramid fiber (poly-p-phenylene terephthalamide (PPTA), poly-p-benzamide (PBA), p-phenylene-3,4 oxydiphenylene terephthalamide copolymer), polyether ether ketone (PEEK) fiber, polyphenylene sulfide fiber, polybenzthiazole (PBT) fiber, polybenzoxazole (PBO) fiber, Such as benzimidazole (PBI) fibers. Natural fibers include silk, cotton and wool, semi-synthetic fibers include acetate fibers, and regenerated fibers include viscose rayon fibers and cupra fibers. Inorganic fibers include carbon fibers (PAN-based, pitch-based), glass fibers, ceramic fibers (silica fibers, alumina fibers, potassium titanate fibers, titania fibers, silica-titania fibers, boron nitride fibers, boron carbide fibers, zirconia. Fiber, silicon nitride fiber, silicon carbide fiber, silazane-silicon nitride fiber, silicon carbonitride fiber, alumina-boria-silica fiber) and the like. Two or more kinds selected from these fibers may be used for the fiber fabric of the glittering film material of the present invention, and a mixed fiber composed of these two or more kinds of fibers can also be used. The fiber fabric of the glittering composite film material of the present invention has a lightness index L * It is preferable that the color is in the range of 10 to 60. The fiber fabric of the glittering film material of the present invention is particularly preferably carbon fiber, aramid fiber, and colored polyester fiber.
[0014]
It is preferable that these fiber yarns are multifilament yarns because the effect of developing a beautiful hairline gloss of the knitted fabric is enhanced in the glittering composite film material of the present invention. These fibers are spun in a filament diameter range of 1 to 10 μm, and a single yarn obtained by twisting 0 to 5 times / inch on a strand obtained by converging 50 to 500 strands, or two or three strands A multifilament fiber yarn such as a twisted yarn obtained by twisting 1 to 5 times / inch is preferable. In particular, in the glittering film material of the present invention, it is beautiful that the knitted fabric structure seen through is that the twist applied to the multifilament fiber yarn is 0 to 2 times / inch, and optimally 0 times (no twist). A hairline gloss development effect is increased, which is preferable. Furthermore, the cross-sectional shape of the multifilament fiber yarn may be any of a circle, a square, an ellipse, a flat shape, etc., but a flat shape is preferred. In the glittering film material of the present invention, the use of flat multifilament fiber yarns is preferable because the effect of developing a beautiful hairline gloss of the knitted fabric structure seen through is more preferable. In the present invention, it is also possible to use short fiber spun yarn, split fiber yarn, tape yarn, monofilament yarn and the like, but a sufficient hairline gloss effect cannot be obtained.
[0015]
As the fiber woven fabric that can be used for the glittering composite membrane material through which the knitted fabric structure of the present invention can be seen through, a woven fabric or a knitted fabric is preferable. As the woven fabric, a plain woven fabric (having a minimum constitutional unit using at least two warps and wefts) and a twill woven fabric (having a minimum constitutional unit using at least three warps and wefts: 3 sheets, 4 sheets, 4 sheets Slant, 5-strip, 6-slave, 8-slant, etc.), satin fabric (has a minimum of 5 units for both warp and weft: 2 jumps, 3 jumps, 4 jumps, 5 jumps) Can be preferably used. In addition, change plain fabric, change twill fabric, change satin fabric, etc. obtained by enlargement method, exchange method, arrangement method, placement method, splicing method, thread cutting method, etc., honeycomb fabric, pear fabric, torn diagonal fabric , Day and night satin woven fabrics, moji woven fabrics (amber woven fabrics, woven fabrics), sewing fabrics, and double woven fabrics.
[0016]
The fiber knitted fabric that can be used in the glittering composite film material of the present invention may have a woven structure in which the types of fibers used for warp and weft are different. Examples of such usage include a fabric using an aramid fiber yarn as a warp, a carbon fiber yarn as a weft, a carbon fiber yarn as a warp, and a polyester fiber yarn as a weft. Further, any two or more of the above-mentioned fiber yarns may be used in combination with warp and weft yarns, and the respective fiber yarns may be alternately arranged at a fixed driving interval. For example, as such usage Is made of carbon fiber yarn (C) and aramid fiber yarn (Ar), and the woven fabric has {-C-Ar-}, {-C-C-Ar-}, {-C-C-C -Ar-} etc. are used as a repeating unit. Moreover, as such usage, carbon fiber yarn (C) and polyester fiber yarn (PET) are used, and the knitted fabric structure is {-C-PET-}, {-C-C-PET-}, It may be a knitted fabric structure having {-C-C-C-PET-} as a repeating unit. The polyester fiber yarn and aramid fiber yarn used at this time may be left uncolored, and the lightness index L * Colored within the range of 10 to 60 or lightness index L * Any of those colored in the range of values 61 to 98 may be used. Further, the carbon fiber yarn may be subjected to a surface coating treatment with a pearl pigment containing dichroic interference mica titanium.
[0017]
As a knitted fabric, a warp knitted fabric (a fabric is formed by connecting loops in the warp direction), a denby knitted fabric, a cord knitted fabric, an atlas knitted fabric, and a combination of a denby knitted fabric and a cord knitted fabric (half knitted fabric, reverse half knitted fabric, French) Pile knitted fabric, velvet knitted fabric), chain knitted fabric and satin knitted fabric (sharkskin knitted fabric, tasser knitted fabric, Delaware knitted fabric), cord knitted fabric and cord knitted fabric (satin pile knitted fabric), etc. Examples thereof include a tissue knitted fabric, a weft insertion knitted fabric, and a cut presser knitted fabric. Weft knitted fabrics (fabrics are formed by connecting loops in the weft direction), flat knitted fabrics (tenji knitted fabrics), rubber knitted fabrics (rib knitted fabrics), pearl knitted fabrics (garter knitted fabrics), and knitted fabrics that apply tack to flat knitted fabrics (normal Deer knitted fabric, floating deer knitted fabric, front deer knitted fabric, total deer knitted fabric, herringbone knitted fabric), knitted fabric that applies tack action to rubber knitted fabric (single knitted fabric, double chilled knitted fabric, milled turtle knitted fabric, arrow swing knitted fabric), double-sided knitted fabric Knitting that applied the action (Royal interlock knitted fabric, double-sided knitted knitted fabric, tack ripple knitted fabric), knitted fabric that applied the welt action to rubber knitted fabric (Milan rib knitted fabric, single bag knitted fabric, blister knitted fabric, honeycomb knitted fabric), double-sided knitted fabric Applied knitting (Mock Milano rib knitting, Mockrod knitting, Welt ripple knitting), Lace knitting (Tricot race knitting, Lat knitting) Ruresu knitted fabric, jacquard raschel lace knitting, torsion lace knitting, River lace knitting, plain net lace knitting, chemical lace knitting), other Eight lock knitting, eyelet knitting, pile knitted fabric, double face knitted fabric, such as intarsia knitting, and the like. These woven fabrics and knitted fabrics can be woven and knitted using a conventional loom.
[0018]
The above-mentioned synthetic fiber multifilament yarn heats a thermoplastic resin such as polypropylene resin, polyethylene resin, vinylon resin, acrylic resin, polyurethane resin, polyester resin, aromatic polyester resin, nylon resin to a temperature higher than the melting temperature (melting point). Then, it becomes a fluid viscous melt and is passed through a spinneret having a large number of pores having a specific diameter (about 0.2 to 0.6 mmφ) to pass through an inert cooling medium such as air, nitrogen or water. Those produced by using a known melt spinning method and equipment which are extruded into a solid and rapidly cooled and solidified to obtain a long fiber spinning base yarn can be used. In addition, the synthetic resin multifilament yarn is a liquid crystal spinning method by a known wet and dry method from solution liquid crystal such as aramid resin, polybenzthiazole (PBT) resin, polybenzoxazole (PBO) resin, polybenzimidazole (PBI) resin, etc. Can be used. It is preferable to color the multifilament yarn by blending an organic pigment, an inorganic pigment, a dye, etc. into the raw material thermoplastic resin at the time of manufacture, and this multifilament yarn and the lightness index of the fiber woven fabric L * The value is preferably in the range of 10-60. However, these synthetic fiber multifilament yarns have a lightness index L * In the case of being mixed with other fiber yarns having a value of 10 to 60, the lightness index L * It may have a value of 61-98 or no color.
[0019]
Organic pigments for coloring multifilament yarns are azo pigments, specifically, insoluble monoazo pigments, β-naphthol, naphthol AS, acetoacetate arylamide organic pigments, insoluble disazo pigments, acetoacetates. Acrylamide arylamide, pyrazolone organic pigments, azo lake pigments, β-naphthol, β-oxynaphthoic acid organic pigments, condensed azo pigments, metal complex azo pigments, phthalocyanine pigments, copper Dyeing rake pigments such as phthalocyanine, halogenated copper phthalocyanine, metal-free phthalocyanine, copper phthalocyanine lake, and more specifically, condensed polycyclic pigments such as acidic dye lake pigments and basic dye lake pigments, and more specifically anthraquinone pigments and thioindigo Pigment, perinone pigment, perylene face Quinacridone pigments, dioxazine pigments, isoindolinone pigments, quinophthalone pigments, isoindoline pigments, other organic pigments such as nitroso pigments, alizarin lake pigments, metal complex azomethine pigments, aniline pigments, and more One type or two or more types of pigments can be used. These organic pigments can be used in combination with inorganic pigments. As a method of coloring the multifilament yarn and the fiber fabric, in addition to the above-mentioned primary yarn primary color method, a method of coloring after knitting the fiber knitted fabric may be used. As one of the methods, a method of coloring and coating a fiber woven fabric using a synthetic resin binder containing the organic pigment, for example, a dipping method, a coating method, a film laminating method, and the like can be mentioned. The synthetic resin binder is not particularly limited, but polyvinyl chloride resin, polyurethane resin, acrylic resin, vinyl acetate resin, polyvinyl alcohol resin, ethylene-vinyl acetate copolymer resin, polystyrene resin, saturated polyester resin. Polyamide resins and their modified resins can be used. These synthetic resins can be selected from those solubilized in an organic solvent or those made into an aqueous emulsion according to the production method and texture design. If necessary, a crosslinking agent such as an isocyanate compound, an oxazoline compound, a carbodiimide compound, an aziridine compound, and an epoxy compound, a curing agent, and the like can be used. In addition, thermosetting resins such as phenol resins, melamine resins, urea resins, unsaturated polyester resins, epoxy resins, thermosetting polyurethane resins, and allyl phthalate resins can be blended and used. .
[0020]
As another method, dyeing with a dye is preferable. As dyes that can be used for dyeing fiber fabrics, conventionally known dyes such as natural dyes and synthetic dyes, for example, disperse dyes such as azo dyes and anthraquinone dyes, polyester fibers, acetate fibers, nylon fibers, vinylon fibers, polypropylene fibers For example, cationic dyes such as triphenylmethane dyes, azo dyes, anthraquinone dyes, and polymethine dyes can be used for dyeing acrylic fibers. Basic dyes such as triphenylmethane dyes, azo dyes, and polymethine dyes having basicity such as substituted amino groups can be used for dyeing nylon fibers, polyamide fibers, and silk. For example, azo dyes Acid dyes such as dyes, anthraquinone dyes and triphenylmethane dyes It can be used for dyeing hair, silk, nylon fibers. For example, reactive dyes covalently bonded to hydroxyl groups and amino groups can be used for dyeing nylon fibers, silk, cotton, etc. For example, bisazo having sulfonic acid groups. Direct dyes such as dyes and trisazo dyes can be used for dyeing cotton, viscose rayon fibers and polynosic fibers. It can be used for dyeing rayon fibers, for example, an azoic dye that forms an insoluble azo dye by coupling reaction with a developer of a diazo component on the fiber can be used for dyeing cotton. , Nitro, stilbene, quinoline, thiazole, indamine, indophenol, azine , Oxazine, thiazine, aminoketone, oxyketone system, the dye of the phthalocyanine can be used. Examples of the dyeing method include known dyeing methods such as a dyeing pad method, a batch method, a continuous dyeing method, and a printing method.
[0021]
As the carbon fiber multifilament yarn, an acrylic fiber multifilament yarn obtained by melt spinning polyacrylonitrile (PAN) is used as a precursor, heated in air at 200 to 300 ° C., and subjected to flame resistance treatment, and then an inert gas. PAN-based carbon fiber produced by heating at 1000 to 1500 ° C. to promote the carbonization reaction can be used. As another production method, fibers obtained by melt spinning a precursor pitch made from aromatic hydrocarbons such as petroleum-based tar and coal-based pitch are infusibilized by heating at 150 to 400 ° C. in an oxidizing atmosphere. Then, pitch-based carbon fibers produced by a method of promoting carbonization by heating at 800 to 1500 ° C. in an inert gas can be used. These carbon fibers may be graphitized by heating at 2000 to 3000 ° C. in an inert gas. Further, if necessary, those subjected to surface oxidation treatment, surface activation treatment, and surface graft treatment can also be used.
[0022]
In particular, a fiber knitted fabric woven or knitted from a carbon fiber multifilament yarn, or a carbon fiber multifilament yarn has 70 to 99% by weight of dichroic interference mica titanium or dichroic interference mica titanium, and the remaining 1 to 30. As a component of less than% by weight, a surface-coated resin solution containing a pearl pigment containing silver white mica titanium and / or chromatic mica iron oxide can be used. Examples of the resin solution include a resin solution obtained by solubilizing or dispersing a thermoplastic resin in an organic solvent, a resin emulsion obtained by emulsifying (polymerizing) or suspending (polymerizing) a thermoplastic resin in water, and a dispersion. Examples of the resin-containing solution include 0.5 to 10% by weight of dichroic interference mica titanium with respect to 100% by weight of the thermoplastic resin solid content, and can be obtained by uniformly dispersing the resin solution. . At this time, the dichroic interference mica titanium compounded in the resin solution preferably has a different interference color from the dichroic interference mica titanium compounded in the thermoplastic resin layer. Thermoplastic resins suitable for use after being solubilized in organic solvents include soft polyvinyl chloride resin, polyurethane resin, ethylene-vinyl acetate copolymer resin, ethylene- (meth) acrylic acid (ester) copolymer Examples thereof include a coalesced resin, an acrylic copolymer resin, a styrene copolymer resin, a polyester copolymer resin, and a polyamide copolymer resin. Examples of thermoplastic resins that can be used in a water-dispersed state such as resin emulsions and dispersions include soft polyvinyl chloride resins, polyurethane resins, ethylene-vinyl acetate copolymer resins, ethylene- (meth) acrylic acid (esters ) Copolymer ionomer resins, acrylic copolymer resins, styrene copolymer resins, polyester copolymer resins, polyamide copolymer resins, and the like. The resin solution can be coated by, for example, a gravure method, a dip method, or the like. The surface of the fiber knitted fabric covered with the resin solution containing the pearl pigment further contains 0.5 to 10% by weight of dichroic interference mica titanium with respect to 100% by weight of the thermoplastic resin solid content. A glittering resin coating layer can be formed, and a thermoplastic resin layer containing no pearl pigment can also be formed. Furthermore, the surface of the thermoplastic resin layer not containing the pearl pigment may be surface-treated with a resin solution containing the pearl pigment. It is preferable from the viewpoint of visual effect that the interference colors of the dichroic interference mica titanium used at this time are different from each other.
[0023]
Glass fiber multifilament yarn and ceramic fiber multifilament yarn (silica fiber, alumina fiber, potassium titanate fiber, titania fiber, zirconia fiber, etc.) are melt spinning method, melt precipitation method, precursor impregnation method, melt spinning -What was obtained by well-known spinning methods, such as a non-melting method and a dry spinning method (slurry method, sol-gel method, solution method, precursor polymer method), can be used. For coloring these fibers, inorganic pigments can be preferably used. As inorganic pigments that can be used, black pigments such as carbon black, titanium black, acetylene black, and graphite can be preferably used, and as other inorganic pigments, zinc oxide, titanium oxide (rutile type, anatase type), antimony trioxide, Calcium sulfide, strontium sulfide, such as metal oxides such as iron oxide, yellow iron oxide, iron ferrocyanide, lead oxide, chromium oxide, zirconium oxide, cobalt oxide, cobalt phosphate, manganese phosphate, and composite metal oxides thereof Metal sulfides such as zinc sulfide, zinc cadmium sulfide, cadmium sulfide, mercury sulfide, and composite metal sulfides thereof, and metal sulfides such as barium sulfate, calcium sulfate, lead sulfate, basic lead sulfate, and the like. Composite metal sulfates, such as barium carbonate, magnesium carbonate, lead carbonate Metal hydroxides, and complex metal carbonates thereof, metal hydroxides such as aluminum hydroxide and chromic acid hydrate, and composite metal hydroxides thereof, such as lead chromate, zinc chromate, chromic acid In addition, spinel type (XY) such as barium and other chromic acid metal salts and composite chromic acid metal salts thereof. 2 O Four ) Structural oxide: * XY = Co—Al, Co—Al—Cr, Co—Mg—Sn, Co—Ni—Ti, Co—Zn—Ni—Ti, Co—Zn—Cr—Ti, Zn—Cr— Ti, Zn—Cr—Fe, Co—Zn—Cr—Fe, Co—Ni—Cr—Fe—Si, Co—Mn—Cr—Fe, Cu—Mn—Cr, Mn—Fe, etc. XY) O 2 ] Structural oxides: XY = Pb-Sb, Ni-Sb, Ni-W, Fe-Mo, Cr-Sb and the like. As a method of coloring these fibers, in addition to the above-mentioned raw yarn original deposition method, a method of coloring after knitting the fiber knitted fabric may be used. As one of the methods, a method of coloring and coating a fiber woven fabric using a synthetic resin binder containing the organic pigment, for example, a dipping method, a coating method, a film laminating method, and the like can be mentioned. The synthetic resin binder is not particularly limited, but polyvinyl chloride resin, polyurethane resin, acrylic resin, vinyl acetate resin, polyvinyl alcohol resin, ethylene-vinyl acetate copolymer resin, polystyrene resin, saturated polyester resin. Polyamide resins and their modified resins can be used. These synthetic resins can be selected from those solubilized in an organic solvent or those made into an aqueous emulsion according to the production method and texture design. If necessary, a crosslinking agent such as an isocyanate compound, an oxazoline compound, a carbodiimide compound, an aziridine compound, and an epoxy compound, a curing agent, and the like can be used. In addition, thermosetting resins such as phenol resins, melamine resins, urea resins, unsaturated polyester resins, epoxy resins, thermosetting polyurethane resins, and allyl phthalate resins can be blended and used. .
[0024]
Further, the surface of the fiber knitted fabric that can be used for the glitter composite film material through which the knitted fabric structure of the present invention can be seen through may be metal-deposited. As the metal vapor deposition, a known resistance heating vapor deposition method, electron beam vapor deposition method, ion plating method, sputtering method, high-speed sputtering method, chemical vapor deposition (CVD) method, plasma CVD method, or the like can be used. Examples of the vapor deposition material include Ag, Au, Cu, Al, Zn, Mg, Sn, Ni, Co, Mo, W, and TiC.
[0025]
The multifilament yarn used in the fiber fabric of the glittering composite membrane material through which the knitted fabric structure of the present invention can be seen is 100 (111 dtex) to 3000 (3333 dtex) denier, particularly 200 (222 dtex) to 2000 (2222 dtex). Denier multifilament yarns can be used. When the multifilament yarn is less than 100 denier, the knitted structure of the fiber knitted fabric becomes too fine and lacks a three-dimensional effect, and the appearance of the resulting glittering composite film material becomes mediocre. Therefore, as the knitted fabric structure becomes larger, the appearance and design are increased unexpectedly. However, if it exceeds 3000 deniers, the resulting glittering composite film material is undesirably thicker and heavier than necessary. There are no particular restrictions on the number of warp yarns and weft yarns in the fiber knitted fabric, but a knitted fabric obtained by driving 10 to 150 warp yarns and weft yarns per inch of a multifilament yarn of 100 to 3000 denier, for example, 750 (833 dtex). In the case of denier multifilament yarns, a flat knitted fabric obtained with 16 to 26 yarns per inch, and in the case of 1500 (1665 dtex) denier multifilament yarns, about 10 to 16 yarns per inch are driven. The flat knitted fabric obtained can be illustrated. It is seen that the fiber knitted fabric of the glittering composite membrane material of the present invention is a biaxial flat knitted fabric obtained by using a flat-shaped 1000-2000 denier multifilament fiber yarn for warp and weft. The appearance effect of the beautiful hairline gloss of the woven fabric structure becomes higher, which is preferable in appearance.
[0026]
Further, as the fiber knitted fabric of the glittering composite film material through which the knitted fabric structure of the present invention can be seen through, a triaxial knitted fabric and a four-axis knitted fabric can be used. Examples of the triaxial knitted fabric include a woven fabric composed of three yarns selected from the above multifilament yarns and woven so that the crossing angle between the yarns is 60 °. As the triaxial knitted fabric, a fabric composed of warp yarns and two bias (oblique) yarns is preferable because of high stability of the fabric structure in the processing direction. The four-axis knitted fabric is composed of four yarns selected from the above multifilament yarns, includes warp yarns and weft yarns orthogonal to each other, and further intersects two warp yarns and weft yarns at an angle of 45 °. And a woven fabric woven with the bias yarn. The number of warp yarns, weft yarns and bias yarns of these three-axis knitted fabrics and four-axis knitted fabrics is not particularly limited. However, multifilament yarns of 50 to 1500 denier are used as warp yarns, weft yarns and bias yarns per inch. .. Woven fabric obtained by driving 5 to 30 yarns, for example, in the case of a multi-filament yarn of 500 denier, a triaxial knitted fabric or a four-axis knitted fabric obtained by placing 1 to 20 yarns per inch, 1000 denier multi In the case of filament yarn, a triaxial knitted fabric or a four-axis knitted fabric obtained with a driving number of about 0.5 to 15 per inch can be exemplified.
[0027]
In addition, the woven fabric porosity of the above-described fiber knitted fabric used in the glittering composite membrane material of the present invention is 0 to 40%, preferably 0 to 20%, particularly the woven fabric porosity is 0 to 10%. A high-density knitted fabric is preferred. When the porosity of the woven fabric structure exceeds 40%, not only the bright coloring effect is not sufficiently obtained but also the dimensional stability in the direction of the weft is inferior, so it is used for applications such as awning tents, cover materials, interior materials, decorative sheets, etc. It is no longer suitable to do. The void ratio of the knitted fabric can be obtained as a value obtained by subtracting the area of the fiber yarn in the unit area of the fiber knitted fabric as a percentage. It is simple and preferable that the knitted fabric porosity is determined as a unit area of 10 cm in the warp direction × 10 cm in the weft direction.
[0028]
As the dichroic interference mica titanium that can be used for the glitter composite film material through which the woven structure of the present invention can be seen through, a pearl pigment in which titanium dioxide is coated on the surface of mica scales having a particle size of 5 to 100 μm at a coverage of 43 to 80%. Can be mentioned. For example, when the coverage of titanium dioxide is 43%, a dichroic interference mica titanium having a reflection color of gold and a transmission color of violet is obtained, and when the coverage is 47%, the reflection color is orange and the transmission color is green. A dichroic interference mica titanium is obtained. When the coverage is 52%, a reflection color is blue and a transmission color is yellow. A dichroic interference mica titanium is obtained. When the coverage is 57%, the reflection color is green. Thus, dichroic interference mica titanium whose transmission color is red is obtained. These dichroic interference mica titanium can be used in a blend of two or more. These dichroic interference mica titanium can also be used in combination with pearl pigments such as silver-white mica titanium and chromatic mica iron oxide. In this case, the dichroic interference mica titanium is dichroic with respect to the total amount of pearl pigment used. It is preferable to contain 70-99% by weight of sexual interference mica titanium. If the dichroic interference mica titanium content is less than 70% by weight, the resulting colored composite film material is insufficiently colored and the transparency of the woven structure is not preferable. Examples of silver-white mica titanium include pearl pigments in which titanium dioxide is coated on the surface of mica scales having a particle size of 5 to 100 μm at a coverage of 12 to 42%. As the chromatic mica iron oxide, the surface of a mica scale having a particle size of 5 to 100 μm is coated with titanium dioxide at a coverage of 12 to 50% and further coated with iron (II) oxide at a coverage of 2 to 30%. Examples include pearl pigments. Further, bronze chromatic pearl pigments in which iron (II) is coated at a coverage of 20 to 60% on the surface of mica scales having a particle size of 5 to 100 μm. These dichroic interference mica titanium can be used by blending two or more kinds, and the dichroic interference used for the structural layer by making the glitter resin coating layer of the glitter composite film material into a multilayer structure. It is also preferable from the viewpoint of visual effect to use titanium mica differently.
[0029]
Pearl containing silver-white mica titanium and / or chromatic mica iron oxide as a component of 70-99% by weight and the remaining 1-30% by weight of these dichroic interference mica titanium or dichroic interference mica titanium The pigment content is 0.5 to 10 parts by weight, preferably 1.0 to 5.0% by weight, based on 100 parts by weight of the thermoplastic resin, depending on the design thickness of the glitter resin coating layer. . When the blending amount is less than 0.5% by weight, the resulting colored composite film material is inferior in color development glitter, and when the blending amount exceeds 10% by weight, the transparency of the woven structure of the resulting glittering composite film material is poor. This is not preferable because it is insufficient. The visible light transmittance (JIS standard K-6714) of the glittering resin coating layer containing dichroic interference mica titanium is preferably 25 to 85%. When the visible light transmittance is less than 25%, the beautiful hairline gloss of the knitted texture of the glittering composite film material obtained is insufficient and the appearance becomes uncommon, and when the visible light transmittance exceeds 85%, it is obtained. The resulting bright composite film material is inferior in the colored glitter and is not preferred. Moreover, if the visible light transmittance of the glittering composite film material of the present invention is in the range of 25 to 85%, the glittering resin coating layer may be transparently colored with an organic pigment. Further, the color difference ΔE between the fiber knitted fabric and the resulting glittering composite film material * Ab (JIS standard Z-8729) is preferably 6.0 or more. Color difference ΔE * If the ab is less than 6.0, the resulting bright composite film material is inferior in the colored glitter, and the appearance is monotonous. The glitter composite film material of the present invention has a color difference ΔE. * If ab is 6.0 or more, suitably 10 or more, it is preferable because a more surprising coloring luster can be obtained.
[0030]
As the thermoplastic resin that can be used for the glitter composite film material through which the knitted fabric structure of the present invention can be seen through, transparency containing the dichroic interference mica titanium and satisfying the light transmittance of 35 to 85% is obtained. If it is a thing, there will be no restriction | limiting in particular, Preferably a soft polyvinyl chloride resin, a polyethylene resin, a polypropylene resin, an ethylene-alpha-olefin copolymer resin, an ethylene-vinyl acetate copolymer resin, ethylene- (meth) acrylic acid (Ester) copolymer resin, polyolefin resin elastomer, acrylic resin elastomer, styrene resin elastomer, polyurethane resin elastomer, polyester resin elastomer, polyamide resin elastomer, polyvinylidene fluoride resin elastomer, and the like. Particularly preferably, a soft polyvinyl chloride resin containing 35 to 85 parts by weight of a plasticizer, a linear low polymer obtained by ionic copolymerization of an ethylene monomer and an α-olefin having 3 to 18 carbon atoms in the presence of a metallocene catalyst. Ethylene-α-olefin copolymer resin, which is a density polyethylene, ethylene-vinyl acetate copolymer resin obtained by radical copolymerization of ethylene monomer and vinyl acetate monomer at a concentration of 6 to 35% by weight, ethylene monomer and 6 to 35 Ethylene- (meth) acrylic acid (ester) copolymer resin, ester polyurethane resin, caprolactam polyurethane resin, ether polyurethane system obtained by radical copolymerization with (meth) acrylic acid (ester) monomer at a concentration by weight Use resin, carbonate polyurethane resin, etc. Can.
[0031]
The glitter resin coating layer of the glitter composite film material through which the knitted fabric structure of the present invention can be seen can be used by adding an appropriate amount of additives as required. In particular, it is preferable to add 0.1 to 3.0 parts by weight of an ultraviolet absorber, an antioxidant, a light stabilizer and the like for the purpose of improving the durability of the glittering resin coating layer. Examples of UV absorbers include benzophenone, benzotriazole, salicylic acid, and anilide UV absorbers. Examples of antioxidants include hindered phenols, amines, and phosphite antioxidants. . Examples of the light stabilizer include hindered amine light stabilizers. In addition, it is preferable to add 0.1 to 2.0 parts by weight of a metal soap, a phosphate ester-based, an aliphatic amide-based, or a montanic acid-based lubricant for the purpose of improving processability during film forming.
[0032]
The method for producing a glittering resin coating layer of the glittering composite film material capable of seeing through the woven structure of the present invention can be processed by a conventionally known molding method such as a T-die extrusion method, an inflation method, a calendar method, or the like. it can. The compound of the glittering resin coating layer is obtained by using a known method, for example, a Banbury mixer, a kneader, a biaxial kneader or the like, and 100 parts by weight of thermoplastic resin, dichroic interference mica titanium, or dichroic interference mica. 0.5-10 parts by weight of a pearl pigment blend composition containing 70-99% by weight of titanium and the remaining less than 1-30% by weight of silver white mica titanium and / or chromatic mica iron oxide, and others It can be obtained by a method of kneading and kneading the additives together to make a compound, and a method of granulating and pelletizing with a single screw extrusion pelletizer, a twin screw extrusion pelletizer or the like after melt-kneading. The glitter resin coating layer of the glitter composite film material of the present invention can be produced by processing techniques such as the T-die extrusion method, the inflation method, and the calendar method using the granulated pellets and the compound, but in particular, The calendering method is simple and suitable for producing films colored with pearl pigments or processing with a lot of pearl pigment color changing operations. The glittering resin coating layer of the glittering composite film material of the present invention is preferably subjected to a film molding process in a temperature range of 100 to 200 ° C. by a calendar method.
[0033]
The film thickness of the glittering resin coating layer to be calendered is preferably 80 to 500 μm, particularly preferably 120 to 400 μm. If the thickness is less than this range, the molding process is difficult, and when laminating and laminating to the fiber fabric, the film breaks at the intersection of the knitted fabric of the fiber knitted fabric, and not only the appearance is impaired, but also the glittering composite film material Deteriorating the durability. Although there is no restriction | limiting in the thickness of the glitter composite film material of this invention, It is preferable to laminate | stack with a fiber knitted fabric using 1 or 2 films | membranes of the glitter resin coating layer of 80-500 micrometers. In particular, it is preferable that a glitter resin coating layer is formed on one or both sides of a fiber knitted fabric using two or more 120-400 μm films. Two or more glittering resin coating layers using dichroic interference mica titanium having different interference colors may be provided, and the visible light transmittance (JIS standard K-6714) of this glittering resin coating layer may be provided. If it is in the range of 25 to 85%, the thickness ratio of each film layer is not particularly limited. Further, when the glitter resin coating layer is formed on both surfaces of the fiber knitted fabric, the interference color and the blending amount of the dichroic interference mica titanium in the front surface layer and the back surface layer may be different from each other. If not necessary, the dichroic interference mica titanium in the back layer can be omitted. In particular, the lightness index L of the colored back surface thermoplastic resin layer formed on the back surface * The value is 10 to 60, and the lightness index L of the fiber knitted fabric * Lightness index L that varies within the range of 10-60 * Preferably it has a value. In particular, it is preferable that one or more films of 120 to 400 μm are used to form a glittering resin coating layer on one side of the fiber knitted fabric. The glitter resin coating layer of the glitter composite film material of the present invention can be used by laminating a thermoplastic resin film containing a pearl pigment and a thermoplastic resin film not containing a pearl pigment. The thermoplastic resin film not containing the pearl pigment is obtained by the same production method as the thermoplastic resin film containing the pearl pigment, and a film having a thickness of 80 to 500 μm, particularly 120 to 400 μm can be used. In the lamination of these films, the thermoplastic resin film layer containing the pearl pigment may be used as the outermost layer of the glitter resin, or the thermoplastic resin film layer containing no pearl pigment may be used as the outermost layer. In particular, in the case of the latter laminated type, the woven structure of the glittering composite film material of the present invention is bright and rich in three-dimensional effect, and is visually preferable. The same kind of effect can be obtained in the same manner by the former laminated type. As long as the visible light transmittance (JIS standard K-6714) of these glittering resin coating layers is in the range of 25 to 85%, the thickness ratio of each film layer is not particularly limited, and is particularly colored. There may be. Further, the thermoplastic resin film containing no pearl pigment may be transparent without coloring, or may be transparently colored with an organic pigment or dye. It is preferable in terms of visual effect that the transparent coloring has a hue different from that of the dichroic interference mica titanium used in another layer. Organic pigments that can be used for transparent coloring of thermoplastic resin films include azo pigments, and more specifically, insoluble monoazo pigments such as β-naphthol, naphthol AS, acetoacetate arylamide organic pigments, and insoluble disazo pigments. As acetoacetate arylamides, pyrazolones organic pigments, azo lake pigments, β-naphthol, β-oxynaphthoic acid organic pigments, condensation azo pigments, metal complex azo pigments, phthalocyanine pigments, etc. Are dyed lake pigments, such as copper phthalocyanine, halogenated copper phthalocyanine, metal-free phthalocyanine, copper phthalocyanine lake, more specifically condensed polycyclic pigments such as acidic dye lake pigments, basic dye lake pigments, and more, anthraquinone Pigments, thioindigo pigments, perinone pigments, Len pigments, quinacridone pigments, dioxazine pigments, isoindolinone pigments, quinophthalone pigments, isoindoline pigments, nitroso pigments, alizarin lake pigments, metal complex azomethine pigments, aniline pigments, and other organic pigments One or more of these organic pigments can be used. These organic pigments can also be used in combination with a dye. As the dye, conventionally known dyes such as natural dyes, synthetic dyes, for example, azo dyes, anthraquinone dyes, triphenylmethane dyes, polymethine dyes, bisazo dyes, trisazo dyes, indigoid dyes, azoic dyes, In addition, dyes such as nitroso, nitro, stilbene, quinoline, thiazole, indamine, indophenol, azine, oxazine, thiazine, aminoketone, oxyketone, and phthalocyanine can be used.
[0034]
Further, the glittering composite film material through which the woven fabric structure of the present invention can be seen through is the lightness index L * A pearl pigment containing 70 to 100% by weight of dichroic interference mica titanium with respect to 100 parts by weight of thermoplastic resin on one side of a fiber knitted fabric having a value of 10 to 60 and having a porosity of 15 to 40% of the woven fabric. A glittering resin coating layer having a visible light transmittance (JIS standard K-6714) of 5 to 10 parts by weight of 25 to 85% is formed, and a lightness index L is formed on the back surface thereof. * Lightness index L of the fiber knitted fabric with a value of 10-60 * Lightness index L different from the value * A back surface thermoplastic resin layer having a value may be formed. Lightness index L formed on the back side of this fiber knitted fabric * The back surface thermoplastic resin layer having a value of 10 to 60 is preferably a mixture of an organic pigment and an inorganic pigment in the thermoplastic resin. This composite membrane material is a glossy resin-coated material having a visible light transmittance of 25 to 85% containing dichroic interference mica titanium formed on the surface in a portion of the fiber structure woven fabric having a porosity of 15 to 40%. Layer and the lightness index L formed on the back side * The back surface thermoplastic resin layers having a value of 10 to 60 are partially bound to each other. At this time, the lightness index L of the fiber knitted fabric * Value and lightness index L of the back surface thermoplastic resin layer * Value is different from each other, the brightness index L * The value difference is preferably 5 to 45. Lightness index L * If the value difference is less than 5, the color appearance of the obtained composite film material becomes monotonous, which is not preferable. * If the value difference exceeds 45, it is not preferable because the colored glitter in the void portion of the fiber knitted fabric of the composite membrane material obtained becomes poor. Lightness index L * In the composite film material having a value difference in the range of 5 to 45, the surface glittering resin coating layer formed on the fiber knitted fabric and the back thermoplastic resin layer formed in the void portion of the fiber woven fabric are mutually connected. Since different colored glitters are expressed, it is preferable that the appearance of the composite film material can be surprising.
[0035]
As an organic pigment for coloring the back surface thermoplastic resin layer, an azo pigment, specifically, an insoluble monoazo pigment, a β-naphthol-based, naphthol AS-based, acetoacetic acid arylamide-based organic pigment, an insoluble disazo pigment, As acetoacetate arylamides, pyrazolone organic pigments, azo lake pigments, β-naphthol, β-oxynaphthoic acid organic pigments, condensed azo pigments, metal complex azo pigments, phthalocyanine pigments, Copper phthalocyanine, halogenated copper phthalocyanine, metal-free phthalocyanine, copper phthalocyanine lake, etc., dyed lake pigments, in detail, acid dye lake pigments, basic dye lake pigments, etc., condensed polycyclic pigments, in detail anthraquinone pigments, Thioindigo pigments, perinone pigments, perylene pigments, Nacridone pigments, dioxazine pigments, isoindolinone pigments, quinophthalone pigments, isoindoline pigments, other organic pigments such as nitroso pigments, alizarin lake pigments, metal complex azomethine pigments, aniline pigments, and more One or two or more pigments can be used. These organic pigments can be used in combination with inorganic pigments.
[0036]
Black pigments such as carbon black, titanium black, acetylene black, and graphite can be preferably used as the inorganic pigment for coloring the back surface thermoplastic resin layer, and zinc oxide, titanium oxide (rutile type, anatase type) can be used as other inorganic pigments. ), Metal oxides such as antimony trioxide, iron oxide, yellow iron oxide, iron ferrocyanide, lead oxide, chromium oxide, zirconium oxide, cobalt oxide, cobalt phosphate, manganese phosphate, and composite metal oxides thereof , Calcium sulfide, strontium sulfide, zinc sulfide, zinc sulfide cadmium, cadmium sulfide, mercury sulfide and other metal sulfides, and composite metal sulfides thereof, such as barium sulfate, calcium sulfate, lead sulfate and basic lead sulfate Barium carbonate, magnesium carbonate, such as sulfates and their composite metal sulfates Metal carbonates such as sium and lead carbonate, and composite metal carbonates thereof, metal hydroxides such as aluminum hydroxide and chromic acid hydrate, and composite metal hydroxides thereof such as lead chromate and chromium Spinel type (XY), such as zinc chromate, metal chromate such as barium chromate, and complex metal chromate of these 2 O Four ) Structural oxide: * XY = Co—Al, Co—Al—Cr, Co—Mg—Sn, Co—Ni—Ti, Co—Zn—Ni—Ti, Co—Zn—Cr—Ti, Zn—Cr— Ti, Zn—Cr—Fe, Co—Zn—Cr—Fe, Co—Ni—Cr—Fe—Si, Co—Mn—Cr—Fe, Cu—Mn—Cr, Mn—Fe, etc. XY) O 2 ] Structural oxides: XY = Pb-Sb, Ni-Sb, Ni-W, Fe-Mo, Cr-Sb and the like.
[0037]
The fiber knitted fabric, the glitter resin coating film, and the transparent, colored or colorless thermoplastic resin coating film, or the colorless, transparent, or transparent colored thermoplastic resin outermost film. As a method of laminating and laminating, an adhesive layer may be provided between each of these films and the fiber knitted fabric, or laminating may be performed without an adhesive. The laminating method used for the glittering composite film material of the present invention is a calender topping method or T-die extrusion laminating method in which each of these films is heat-laminated to a fiber knitted fabric simultaneously with a molding process, or a calendering method or T-die extrusion. After each of these films is processed in one piece by the method, inflation method, etc., two glittering resin coating layer films and thermoplastic resin layer films are thermocompression bonded at once using a laminator having an infrared heater. For example, a method of laminating with a coarse fiber knitted fabric may be used. For the production of the glittering composite film material of the present invention, a glittering resin coating layer film molded by a calendar method and a transparent material are used. Colored or colorless thermoplastic coating film, or transparent, colored or colorless Manufacturing process by thermal compression bonding with a thermoplastic resin outermost layer film and fiber knitted woven fabric, efficient and economical preferable. At this time, since the two glossy resin coating layer films on the front and back and the thermoplastic resin layer film are thermally melt bridged through the voids of the fiber knitted and woven fabric, application of special adhesive and extra It is preferable because good adhesion and durability can be obtained without requiring a complicated process. In particular, in the case of laminating and laminating a glittering resin coating layer film on only one side using a fiber knitted fabric having a void space of less than 10%, the fiber woven fabric is preferably treated with an adhesive. As the adhesive, an adhesive composed of the same or the same type of resin as the glittering resin coating layer film is preferable. For example, when a polyurethane resin film is laminated on a fiber knitted fabric, a solvent-based polyurethane resin or an aqueous polyurethane resin emulsion is suitable as the adhesive. For example, when laminating and laminating a soft polyvinyl chloride resin on a fiber knitted fabric, a paste-like soft polyvinyl chloride resin or an aqueous polyvinyl chloride resin emulsion is suitable as an adhesive. For example, when laminating and laminating a polyolefin-based resin to a fiber knitted fabric, a solvent-based polyurethane resin (isocyanate curing type) or an aqueous ethylene-vinyl acetate-maleic acid copolymer resin emulsion is suitable as an adhesive. . There are no particular restrictions on the method of applying these adhesives, but gravure coating is preferred for solvent-based adhesives, and dip-nip is preferred for aqueous emulsion adhesives. The amount of adhesive applied is preferably set in consideration of the texture of the resulting glittering composite film material.
[0038]
As another method for forming a glittering resin coating layer on the surface of a fiber knitted or woven fabric, a resin solution in which a thermoplastic resin is solubilized or dispersed in an organic solvent, or a thermoplastic resin is emulsified (polymerized) in water. Or a resin emulsion containing a suspended or polymerized resin emulsion and a dispersion or other resin-containing solution cast on a release film (paper) to form a film (based on 100 parts by weight of thermoplastic resin) Composition of pearl pigments containing silver white mica titanium and / or chromatic mica iron oxide as a component of 70-99 wt% dichroic interference mica titanium or dichroic interference mica titanium and the remaining less than 1-30 wt% The film forming surface and the fiber knitted fabric are thermocompression bonded with the glitter resin coating layer film containing 0.5 to 10 parts by weight of the product and the release film (paper) in an integrated state, and the fiber knitting After integrating the fabric and film forming film, it may also be implemented by separating the release film. Thermoplastic resins suitable for use after being solubilized in organic solvents include soft polyvinyl chloride resin, polyurethane resin, ethylene-vinyl acetate copolymer resin, ethylene- (meth) acrylic acid (ester) copolymer Examples thereof include a coalesced resin, an acrylic copolymer resin, a styrene copolymer resin, a polyester copolymer resin, and a polyamide copolymer resin. As the thermoplastic resin, a polyurethane-based resin is particularly preferably used from the viewpoints of transparency of the film, resin strength, and flexibility. In particular, in the case of a soft polyvinyl chloride resin, if it is a paste type polyvinyl chloride resin, it can be used in the form of plastisol to form a film by heat gelation. Examples of thermoplastic resins that can be used in a water-dispersed state such as resin emulsions and dispersions include soft polyvinyl chloride resins, polyurethane resins, ethylene-vinyl acetate copolymer resins, ethylene- (meth) acrylic acid (esters ) Copolymer ionomer resins, acrylic copolymer resins, styrene copolymer resins, polyester copolymer resins, polyamide copolymer resins, and the like. As the thermoplastic resin, a polyurethane-based resin is particularly preferably used from the viewpoints of transparency of the film, resin strength, and flexibility.
[0039]
On the surface of the glittering resin coating layer of the glittering composite film material through which the woven structure of the present invention can be seen through, 70 to 99% by weight of dichroic interference mica titanium or dichroic interference mica titanium and the remaining 1 to 30 is left. Surface treatment may be carried out using a resin solution containing a pearl pigment containing silver white mica titanium and / or chromatic mica iron oxide as a component of less than% by weight, and a glittering resin outermost layer may be further provided. As this resin solution, a resin solution in which a thermoplastic resin is solubilized or dispersed in an organic solvent, a resin emulsion obtained by emulsifying (polymerizing) or suspending (polymerizing) a thermoplastic resin in water, a dispersion, etc. The dichroic interference mica titanium is mixed in this resin solution in an amount of 0.5 to 10 parts by weight with respect to 100% by weight of the solid content of the thermoplastic resin, and is obtained by uniformly dispersing it. Can do. At this time, it is preferable from the viewpoint of visual effect that the dichroic interference mica titanium compounded in the resin solution has a different interference color from the dichroic interference mica titanium compounded in the glitter resin coating layer. Thermoplastic resins suitable for use after being solubilized in organic solvents include soft polyvinyl chloride resin, polyurethane resin, ethylene-vinyl acetate copolymer resin, ethylene- (meth) acrylic acid (ester) copolymer Examples thereof include a coalesced resin, an acrylic copolymer resin, a styrene copolymer resin, a polyester copolymer resin, and a polyamide copolymer resin. Examples of thermoplastic resins that can be used in a water-dispersed state such as resin emulsions and dispersions include soft polyvinyl chloride resins, polyurethane resins, ethylene-vinyl acetate copolymer resins, ethylene- (meth) acrylic acid (esters ) Copolymer ionomer resins, acrylic copolymer resins, styrene copolymer resins, polyester copolymer resins, polyamide copolymer resins, and the like.
[0040]
The surface treatment method of this resin solution is, for example, gravure coating method, micro gravure coating method, comma coating method, roll coating method, reverse roll coating method, bar coating method, kiss coating method, flow coating method, etc. It is preferable to provide the outer layer with a thickness of 5 to 100 μm. It is preferable that the glitter resin coating layer on which the glitter resin outermost layer is formed has a visible light transmittance of 25 to 85%. Furthermore, the glittering composite membrane material through which the knitted fabric structure of the present invention can be seen has a thermoplastic resin coating layer that does not contain the pearl pigment on at least one side of the fiber knitted fabric, and on the surface of the thermoplastic resin coating layer. The outermost layer of the glittering resin having a thickness of 5 to 100 μm including 0.5 to 10 parts by weight of the pearl pigment with respect to 100 parts by weight of the thermoplastic resin may be formed. At this time, the pearl pigment contains 70 to 100% by weight of dichroic interference mica titanium, and the thermoplastic resin coating layer on which the glittering resin outermost layer is formed has a visible light transmission of 25 to 85%. It is preferable to have a rate. The thermoplastic resin coating layer containing no pearl pigment is preferably an 80-500 μm film produced by the T-die extrusion method, the inflation method, the calendering method, the casting method, or the like.
[0041]
The glittering resin coating layer of the glittering composite film material through which the woven structure of the present invention can be seen through may have been mirror-embossed, such as a bag, a fashion bag, a sports bag, a pass case, a wallet, As for other miscellaneous goods and their use as members, the glittering resin coating layer and the glittering resin outermost layer are formed with concavo-convex shapes from the viewpoints of touch feeling in practical use, prevention of hand stains, and slipperiness. Preferably it is. In particular, from the viewpoint of visual effects, the glittering composite film material through which the woven structure of the present invention can be seen has a glittering resin outermost layer provided on the surface of the glittering resin coating layer, and the glittering resin coating layer, It is preferable that the interference colors of the dichroic interference mica titanium contained in the outermost layer of the glitter resin are different from each other. A composite film material obtained by subjecting this composite film material to irregularity shaping is preferable because of the unexpectedness that the interference color changes depending on the observation direction. Concavo-convex shaping is a continuous pattern of regular geometric pattern stamps (lines, dots, circles, triangles, diamonds, pyramids, etc.), a continuous pattern of irregular irregular pattern stamps (sandblast, pear fabric, etc.), natural products Imitation pattern engraved continuous pattern (wood grain, rock, animal skin <elephant, eagle, eagle bird>, reptile <eagle, snake>), character engraved continuous pattern (alphabet, logo mark, symbol mark, trademark, etc.), and other engravings Can be mentioned. The number of irregularities varies depending on the shape of the engraved pattern in the continuous pattern of regular geometric pattern engravings and the continuous pattern of irregular irregular pattern engravings, but the number of protrusions (recesses) is the glitter resin coating layer And unit area of the outermost surface of the glittering resin (cm 2 ) 100 to 1000000, preferably 500 to 100000, and more preferably 1000 to 50000. Moreover, it is preferable that the difference in height between the highest level of the convex part and the lowest level of the concave part adjacent thereto is 5 μm or more. There are no particular limitations on the number of convex portions (concave portions) with respect to the continuous pattern of imitation pattern stamps of natural products and the continuous pattern of character stamps. It is desirable that the concavo-convex shaping is capable of seeing through the woven structure of the glittering composite film material of the present invention within the above condition range. Moreover, as a method of uneven | corrugated shaping | molding, it can carry out continuously by pressing with the metal roll by which the uneven shape corresponding to the uneven | corrugated shape to shape | mold was surface-engraved. At this time, heating and melting may be performed while heating and melting the glitter resin coating layer and the glitter resin outermost layer by heating the metal roll side whose surface is engraved with irregularities. Concave and convex shaping may be performed while pressing the softened glittering resin coating layer and the glittering resin outermost layer with a metal roll whose surface is engraved with irregularities. It is preferable in terms of production efficiency that the glittering film material of the present invention is formed such that a concavo-convex shape is continuously formed immediately after the glittering resin coating layer and the glittering resin outermost layer are laminated by hot pressing lamination.
[0042]
The glitter composite film material of the present invention in which the knitted fabric structure can be seen through has a glitter resin coating layer and a back thermoplastic resin layer formed on a fiber fabric, and in particular, the glitter resin coating layer and the back thermoplastic resin layer are soft polychlorinated. Vinyl resin, ethylene-vinyl acetate copolymer resin, ethylene- (meth) acrylic acid (ester) copolymer resin, acrylic resin elastomer, styrene resin elastomer, polyurethane resin elastomer, polyester resin elastomer, polyamide resin High frequency welder fusion bonding can be performed by selecting from an elastomer, a polyvinylidene fluoride resin elastomer, or the like. For thermoplastic resins with low polarity such as polyethylene resin, polypropylene resin, ethylene-α-olefin copolymer resin, polyolefin resin elastomer, etc., ethylene-vinyl acetate copolymer resin, ethylene- (meth) acrylic acid ( It is preferable to blend high-frequency welder properties by blending an ester) copolymer resin or the like. The high-frequency welder fusion is a method in which two or more sheets of the glitter composite film material of the present invention or a part of another thermoplastic resin molding that can be heat-sealed with the glitter composite film material of the present invention are overlapped. Place between the electrodes (one electrode is a weld bar), apply a potential difference that oscillates at high frequency (1 to 200 MHz) to the electrode while pressing the weld bar to the part to be joined, press with the weld bar, These overlapping portions are thermally fused and bonded by the molecular frictional heat of the thermoplastic resin generated in the applied portion.
[0043]
【Example】
Next, although an Example and a comparative example are given and this invention is demonstrated further more concretely, this invention is not limited to the range of these examples. In the following examples and comparative examples, the lightness index L of the film material * Measurement methods such as value, color difference ΔE value, and light transmittance are as follows.
(I) Fiber fabric (yarn) and brightness index L of the glitter resin coating layer * Value measurement
Lightness index L of JIS standard Z-8729 (CIE 1976 color system) * The value was measured by using a spectral color difference meter JP7100F (JUKI Corporation) to measure the tristimulus values X, Y, and Z of the fiber fabric (yarn) and the glittering resin coating layer. * a * b * L defined in "Color System and Color Difference Formula" * = 116 (Y / Y 0 ) 1/3 -16, a * = 500 [(X / X 0 ) 1/3 -(Y / Y 0 ) 1/3 ], B * = 200 [(Y / Y 0 ) 1/3 -(Z / Z 0 ) 1/3 ]. X 0 , Y 0 , Z 0 Is the tristimulus value of the standard light C used for illumination.
[0044]
(II) Measurement of color difference ΔE value between fiber fabric (yarn) and glitter resin coating layer
The color difference ΔE value of JIS standard Z-8729 (CIE 1976 color system) is measured using a spectral color difference meter JP7100F (JUKI Co., Ltd.), a fiber fabric (yarn), and tristimulus values X of the glitter resin coating layer, Measure Y and Z and select “L * a * b * L defined in "Color System and Color Difference Formula" * = 116 (Y / Y 0 ) 1/3 -16, a * = 500 [(X / X 0 ) 1/3 -(Y / Y 0 ) 1/3 ], B * = 200 [(Y / Y 0 ) 1/3 -(Z / Z 0 ) 1/3 ] From each value * ab = [(ΔL * ) 2 + (Δa * ) + (Δb * ]] 1/2 I asked for it. X 0 , Y 0 , Z 0 Is the tristimulus value of the standard light C used for illumination.
[0045]
(III) Measurement of light transmittance of glittering resin coating layer
The light transmittance (C light source) of JIS standard K-6714 was measured using a direct reading haze meter (Toyo Seiki Seisakusho Co., Ltd.).
(IV) The coloring brightness of the film material and the transparency of the woven fabric structure were evaluated by visual observation.
[0046]
[Example 1]
Ether polyurethane resin (trade name: Estane 54640: Shore hardness 85A: Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd.) and dichroic interference mica titanium (1) (trademark: Iriodin 215 rutile red pearl: Titanium dioxide covering ratio 47% : Average particle size 10 to 60 μm: Merck Japan Co., Ltd.) 2.5 parts by weight, Montanate ester lubricant (trademark: Licowax-E: Clariant Japan Co., Ltd.) 0.2 parts by weight, benzotriazole ultraviolet 0.1 parts by weight of absorbent (trademark: Biosorb 510: Kyodo Pharmaceutical Co., Ltd.), 0.1 part by weight of hindered phenolic antioxidant (trademark: Irganox 1010: Ciba Specialty Chemicals Co., Ltd.) After the compounded compound is uniformly melt-kneaded for 4 minutes with a Banbury mixer set at 140 ° C, Were uniformly kneaded 3 minutes with hot roll set at 65 ° C. (2-roll), was calendered molded milky polyurethane resin film of the visible light transmittance of 67% 0.25mm thickness from the kneaded composition. Next, this polyurethane resin film was adjusted to a lightness index L * The following polyester multifilament plain fabric (dye density: warp 1500 denier (1666.6 dtex 288f untwisted flat yarn) 12) / in × weft 1500 denier (1666) .6 dtex 288f untwisted flat yarn) 12 / in: porosity 10.8%: mass 145 g / m 2 ) With a laminator set at 160 ° C. and bonded to one side, thickness 0.45 mm, mass 482 g / m 2 A composite membrane material was obtained. Lightness index L of the polyurethane resin layer of this composite membrane material * The value was 33.0, and the dye ΔE value with the black dyed polyester multifilament plain fabric was 13.9. The appearance of the composite membrane material obtained in Example 1 was capable of seeing a beautiful knitted fabric of a black dyed polyester multifilament plain fabric and a hairline, and at the same time having a red metallic coloring property. In addition, when picked up by hand, this red metallic color developed simultaneously with the feature that the intensity of the color development changes depending on the angle of observation.
[0047]
<Dyeing treatment of polyester multifilament plain fabric>
Polyester multifilament plain in a dye bath (pH 5, 60 ° C.) containing 3 g / l of a disperse dye (trade name: Miketon Polyester Black RBSF: Mitsui Toatsu Dye Co., Ltd.), 1 g / l of a dispersant, and 1 g / l of a leveling agent. The fabric was immersed, and the dyeing bath temperature was raised to 120 ° C. and dyeing was performed for 60 minutes. Next, a polyester multifilament plain fabric (lightness index L), soaped for 10 minutes in warm water (70 ° C) with 1 g / l of detergent, dried in a hot air drying oven at 120 ° C for 2 minutes, and dyed black. * The value 27.7) was obtained.
[0048]
<Adhesive treatment of black dyed polyester multifilament plain fabric>
Black dyed polyester in a polyurethane resin emulsion prepared by diluting a polyurethane resin emulsion (trademark: RU-40-350: polycarbonate system: solid content 35% by weight: Avicia Co., Ltd.) with water to a solid content concentration of 3.5% The multifilament plain fabric was dipped, the polyurethane resin-impregnated black-dyed polyester multifilament plain fabric was pulled up, and simultaneously pressed with a nip roll to remove excess emulsion, and dried in a hot air drying oven set at 120 ° C. for 2 minutes. Solid content is 1.4g / m 2 Met.
[0049]
[Example 2]
The thermoplastic resin layer comprising the ether-based polyurethane resin of Example 1 was changed to a milky white soft polyvinyl chloride resin film having a visible light transmittance of 68% and a thickness of 0.25 mm comprising the following composition. Other than that is the same as Example 1, thickness 0.45mm, mass 515g / m 2 A composite membrane material was obtained. Brightness index L of the glittering resin coating layer made of soft polyvinyl chloride resin of this composite film material * The value was 31.7, and the color difference ΔE value from the plain fabric was 15.0. The appearance of the obtained composite membrane material was capable of seeing a beautiful knitted texture of a black dyed polyester multifilament plain fabric and a hairline, and at the same time having a red metallic coloring property. In addition, when picked up by hand, this red metallic color developed simultaneously with the feature that the intensity of the color development changes depending on the angle of observation.
[0050]
[0051]
Example 3
On the back surface of the composite film material obtained in Example 1, 100 parts by weight of an ether-based polyurethane resin (trademark: Estane 54640: Shore hardness 85A: Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd.) and a black pigment (HSM5078 black: carbon black content 35) % By weight: 2 parts by weight of Nihongo Bix Co., Ltd. and white pigment (HSM9050 white: 70% by weight of titanium dioxide: 1 part by weight of Nihongo Bix Co., Ltd.), Montanate ester lubricant (trademark: Licowax-E) : Clariant Japan Co., Ltd.) 0.2 parts by weight, benzotriazole UV absorber (trademark: Biosorb 510: Kyodo Pharmaceutical Co., Ltd.) 0.1 parts by weight, hindered phenol antioxidant (trademark: Irganox 1010: Compound containing 0.1 part by weight of Ciba Specialty Chemicals Co., Ltd. The 0.25mm thick dark gray polyurethane resin film obtained by al Example 1 and the same film production process and the back surface laminated, thickness 0.66 mm, mass 702 g / m 2 A composite membrane material was obtained. Lightness index L of the surface polyurethane resin layer of this composite membrane material * The value was 33.0, and the color difference ΔE value from the black-dyed polyester multifilament plain fabric was 13.9. In addition, the brightness index L of the glittering resin coating layer laminated and adhered to the 10.8% woven tissue porosity portion of the black dyed polyester multifilament * The value was 44.2. The appearance of the composite membrane material obtained in Example 3 was such that a beautiful knitted texture of the polyester multifilament plain woven fabric and the hairline could be seen, and at the same time, it had a red metallic coloring property. Further, in the composite membrane material of Example 3, the color development in the void portion of the fiber fabric had a reddish-purple metallic color development at the same time. In addition, when picked up and observed, this red and magenta metallic color development is observed at the same time, and the intensity of the color development changes depending on the angle of observation. Demonstrated.
[0052]
Example 4
A soft polyvinyl chloride resin compound having the following composition 1 is uniformly melt-kneaded for 4 minutes with a Banbury mixer set at 140 ° C. and then uniformly kneaded for 3 minutes with a hot roll (two rolls) set at 165 ° C. A 0.20 mm thick soft polyvinyl chloride resin film (transparent colored thermoplastic resin layer film) having a visible light transmittance of 65% was calender-rolled from the composition. Next, this transparent colored thermoplastic resin layer film is given a lightness index L * The same polyester multifilament plain fabric as in Example 1, which was dyed black with a value of 27.7, was bonded by thermocompression bonding with a laminator set at 160 ° C. Next, a soft polyvinyl chloride resin film (brilliant resin coating layer film) having a visible light transmittance of 67% having a thickness of 0.20 mm is obtained from a soft polyvinyl chloride resin compound having the following composition 2 by calendering under the same conditions as described above. This was bonded by thermocompression bonding with a laminator set at 160 ° C. on a transparent colored thermoplastic resin layer film layer having the following composition 1, thickness 0.56 mm, mass 645 g / m. 2 A composite membrane material was obtained. Brightness index L of the glittering resin coating layer film layer 2 of this composite film material * The value was 29.3, and the color difference ΔE value from the black dyed polyester multifilament plain fabric was 14.9. The appearance of the composite membrane material obtained in Example 4 was capable of seeing a beautiful knitted fabric of a black dyed polyester multifilament plain fabric and a hairline, and at the same time having a red metallic coloring property. Further, the color development of the 10.8% portion of the void portion of the fiber fabric has a blue metallic color developability at the same time. When picked up and observed by hand, this red metallic color develops red and blue colors depending on the observation angle. A mysterious visual effect that changed alternately was demonstrated.
[0053]
[0054]
[0055]
Example 5
A soft polyvinyl chloride resin compound having the following composition 3 is uniformly melt-kneaded for 4 minutes with a Banbury mixer set at 140 ° C. and then uniformly kneaded for 3 minutes with a hot roll (two rolls) set at 165 ° C. A 0.20 mm thick soft polyvinyl chloride resin film (brilliant resin coating layer film) having a visible light transmittance of 61% was calender-rolled from the composition. Next, this glittering resin coating layer film was given a brightness index L * The same polyester multifilament plain fabric as in Example 1, which was dyed black with a value of 27.7, was bonded by thermocompression bonding with a laminator set at 160 ° C. Next, a soft polyvinyl chloride resin film (transparent colored thermoplastic resin layer film) having a visible light transmittance of 64% and a thickness of 0.20 mm is obtained from a soft polyvinyl chloride resin compound having the following composition 4 by calendering under the same conditions as described above. This was bonded to the glittering resin coating layer film layer having the following composition 3 by thermocompression bonding with a laminator set at 160 ° C., thickness 0.56 mm, mass 645 g / m. 2 A composite membrane material was obtained. Brightness index L of the glittering resin coating layer film 3 having the transparent colored thermoplastic resin layer of the composite film material * The value was 24.5, and the color difference ΔE value from the black dyed polyester multifilament plain fabric was 15.2. The appearance of the composite membrane material obtained in Example 5 was such that it was possible to see the beautiful knitted texture of the black dyed polyester multifilament plain woven fabric and the hairline, and at the same time, it had a blue metallic color developability. In addition, the color development of the 10.8% void portion of the fiber fabric has a red metallic color developing property at the same time. A mysterious visual effect that changed alternately was demonstrated.
[0056]
[0057]
[0058]
Example 6
Ether polyurethane resin (trade name: Estane 54640: Shore hardness 85A: Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd.) and dichroic interference mica titanium (1) (trademark: Iriodin 215 rutile red pearl: Titanium dioxide covering ratio 47% : Average particle size 10 to 60 μm: Merck Japan Co., Ltd.) 2.5 parts by weight, Montanate ester lubricant (trademark: Licowax-E: Clariant Japan Co., Ltd.) 0.2 parts by weight, benzotriazole ultraviolet 0.1 parts by weight of absorbent (trademark: Biosorb 510: Kyodo Pharmaceutical Co., Ltd.), 0.1 part by weight of hindered phenolic antioxidant (trademark: Irganox 1010: Ciba Specialty Chemicals Co., Ltd.) After the compounded compound is uniformly melt-kneaded for 4 minutes with a Banbury mixer set at 140 ° C, Were uniformly kneaded 3 minutes with hot roll set at 65 ° C. (2-roll), was calendered molded milky polyurethane resin film of the visible light transmittance of 67% 0.25mm thickness from the kneaded composition. Next, this polyurethane resin film was adjusted to a lightness index L * Carbon fiber plain woven fabric having a value of 22.8 (2000 dtex (1800 denier) filament number 3000: yarn density warp (untwisted flat yarn) 12.5 / in × weft (untwisted flat yarn) 12.5 / in: Porosity 8.5%: mass 200 g / m 2 ) With a laminator set at 160 ° C. and bonded to one surface, thickness 0.45 mm, mass 486 g / m 2 A composite membrane material was obtained. Lightness index L of the polyurethane resin layer of this composite membrane material * The value was 34.3, and the color difference ΔE value with respect to the carbon fiber plain fabric was 15.6. The appearance of the composite membrane material obtained in Example 1 was capable of seeing a beautiful woven structure of a carbon fiber plain fabric and a hairline, and at the same time having a red metallic coloring property. In addition, when picked up by hand, this red metallic color developed simultaneously with the feature that the intensity of the color development changes depending on the angle of observation.
[0059]
<Adhesive treatment of carbon fiber plain fabric>
Polyurethane resin emulsion (trademark: RU-40-350: polycarbonate system: solid content 35% by weight: Avicia Co., Ltd.) was diluted with water to adjust the solid content concentration to 3.5%. The fabric was dipped, the polyurethane resin-impregnated carbon fiber plain fabric was pulled up, and simultaneously squeezed with a nip roll to remove excess emulsion, and dried in a hot air drying oven set at 120 ° C. for 2 minutes. Solid content is 1.4g / m 2 Met.
[0060]
Example 7
A 0.25 mm thick milk white polyurethane resin film having a visible light transmittance of 67%, which is the same as in Example 6, is bonded to the back surface of the film material of Example 6 by thermocompression bonding according to the same method as in Example 6. .70 mm, mass 770 g / m 2 A composite membrane material having a glittering resin coating layer on both sides of the carbon fiber plain fabric was obtained. Brightness index L of the glitter resin coating layer of this composite film material with polyurethane resin * The value was 34.3, and the color difference ΔE value with respect to the carbon fiber plain fabric was 15.6. The appearance of the composite membrane material obtained in Example 2 was such that the beautiful woven structure of the carbon fiber plain woven fabric and the hairline could be seen through, and at the same time, it had a red metallic coloring property. In addition, when picked up by hand, this red metallic color developed simultaneously with the feature that the intensity of the color development changes depending on the angle of observation.
[0061]
Example 8
2.5 parts by weight of dichroic interference mica titanium (1) of Example 6 (trademark: Iriodin 215 rutile red pearl: titanium dioxide coverage 47%: average particle size 10-60 μm: Merck Japan Ltd.) Dichroic interference mica titanium (2) (Trademark: Iriodin 225 rutile blue pearl: Titanium dioxide coverage 52%: average particle size 10-60 μm: Merck Japan Ltd.) 0.25 mm A thick milky white polyurethane resin film having a visible light transmittance of 65% was obtained. In addition, the carbon fiber plain fabric of Example 6 is a kneaded plain fabric of carbon fiber yarn and aramid fiber yarn (<carbon fiber yarn> 2000 dtex (1800 denier)) Number of filaments 3000: yarn density warp (untwisted flat yarn) 6 2 / in × weft (untwisted flat yarn) 6.2 / in: <Aramid fiber yarn> Trademark: Kevlar 49: 1420 denier (1577 dtex: yarn density warp (untwisted flat yarn) 6.2 / in × weft (untwisted flat yarn) 6.2 pieces / in: * Plain fabric woven by alternately arranging carbon fiber yarns and aramid fiber yarns for both warp and weft: Porosity 8.5%: Mass 180g / m 2 ), Except for the change to Example 1, the thickness is 0.50 mm, and the mass is 468 g / m. 2 A composite membrane material was obtained. Brightness index L of the glittering resin coating layer (carbon fiber yarn portion) of this composite membrane material with polyurethane resin * The value is 31.2, and the carbon fiber yarn (lightness index L * Value 23.4) and the color difference ΔE value is 14.9, aramid fiber yarn (lightness index L * The color difference ΔE value from the value 77.3) was 4.4. The appearance of the composite membrane material obtained in Example 3 can be seen through a beautiful woven structure of a carbon fiber plain fabric and a hairline, and at the same time, a glittering resin coating layer laminated on the carbon fiber yarn. Blue metallic color was developed. In addition, when picked up by hand, this blue metallic color developed simultaneously with the feature that the intensity of color development changes depending on the angle of observation. In particular, in the composite film material of Example 3, the mixed woven pattern of the carbon fiber yarns and the aramid fiber yarns alternately arranged became clearer due to the metallic coloring effect.
[0062]
Example 9
A 0.25 mm thick milky white polyurethane resin film having a visible light transmittance of 67%, which is the same as in Example 6, is bonded by thermocompression bonding to the back surface of the film material of Example 8 according to the same method as in Example 6. .75mm, Mass 750g / m 2 A composite membrane material having a glittering resin coating layer on both sides of the mixed woven plain fabric was obtained. Brightness index L of the glittering resin coating layer (carbon fiber yarn part) by the surface polyurethane resin of this film material * The value was 34.3, and the color difference ΔE value from the carbon fiber yarn was 15.6. Brightness index L of glittering resin coating layer (carbon fiber yarn) with backside polyurethane resin * The value was 31.2, and the color difference ΔE value from the carbon fiber yarn was 14.9. In addition, the brightness index L of the glittering resin coating layer (aramid fiber yarn) of the composite membrane material with the surface polyurethane resin * The value was 72.4, and the color difference ΔE value from the aramid fiber yarn was 3.6. In addition, the brightness index L of the glittering resin coating layer (aramid fiber yarn) by the back surface polyurethane resin * The value was 70.5, and the color difference ΔE value from the aramid fiber yarn was 4.5. The appearance of the composite membrane material obtained in Example 9 is capable of seeing a beautiful woven structure of a carbon fiber plain fabric and a hairline, and at the same time, glittering by the surface polyurethane resin laminated on the carbon fiber yarn. The resin coating layer had a blue metallic color and the back surface had a red metallic color. In addition, when picked up by hand, this blue metallic color developed simultaneously with the feature that the intensity of color development changes depending on the angle of observation. In particular, in the composite film material of Example 9, the mixed woven pattern of the carbon fiber yarns and the aramid fiber yarns alternately arranged became clearer due to the metallic coloring effect.
[0063]
Example 10
2.5 parts by weight of dichroic interference mica titanium (1) of Example 6 (trademark: Iriodin 215 rutile red pearl: titanium dioxide coverage 47%: average particle size 10-60 μm: Merck Japan Ltd.) Dichroic interference mica titanium (3) (Trademark: Iriodin 235 rutile green pearl: titanium dioxide coverage 57%: average particle size 10-60 μm: Merck Japan Ltd.) 0.25 mm A thick milky white polyurethane resin film having a visible light transmittance of 63% was obtained. Moreover, it is the same as Example 8 except having dyed the aramid fiber yarn of the mixed woven plain woven fabric of the carbon fiber yarn and the aramid fiber yarn of Example 8 with an acid dye, and has a thickness of 0.50 mm and a mass of 468 g. / M 2 A composite membrane material was obtained. Brightness index L of the glittering resin coating layer (carbon fiber yarn portion) of this composite membrane material with polyurethane resin * The value is 31.7, and the carbon fiber yarn (lightness index L * Value 23.4) and the color difference ΔE value is 14.1, aramid fiber yarn (lightness index L * The color difference ΔE value from the value 36.8) was 12.4.
[0064]
<Dyeing treatment of aramid fiber yarn>
Acid dye (trademark: Elionyl Blue Blue RL 200%: Ciba Specialty Chemicals Co., Ltd.) 2 g / l, Acid dye (trademark: Lanacron Black SR: Ciba Specialty Chemicals Co., Ltd.) 1 g / l, Dispersant 1 g / l, A plain woven fabric of carbon fiber yarn and aramid fiber yarn is immersed in a dye bath (pH 5.5, 60 ° C.) containing 1 g / l of leveling agent and 3 g / l of carrier, and the dye bath temperature is set to 110 ° C. The dyeing process was performed for 60 minutes after heating. Next, soaping was performed for 10 minutes in warm water (70 ° C.) to which 1 g / l of a cleaning agent was added, and finally the fixing treatment was performed in warm water (80 ° C.) to which 3% owf of polyamine-based fixing agent and 1% owf of acetic acid were added. Aramid fiber yarn (lightness index L) dyed in amber color, dried for 2 minutes in a 120 ° C hot air drying oven * Value 36.8) was obtained. The appearance of the composite membrane material obtained in Example 5 can be seen through the beautiful woven structure of the mixed woven plain fabric and the hairline, and at the same time, the polyurethane resin layer is formed on the carbon fiber yarn and the aramid fiber yarn. Each had a different green metallic color. In addition, when picked up and observed, the different green metallic color developments simultaneously exhibited the feature that the intensity of the color development changes depending on the viewing angle. In particular, in the composite film material of Example 10, the mixed woven pattern of the carbon fiber yarns and the aramid fiber yarns alternately arranged had a calm gradation appearance due to the green metallic color.
[0065]
Example 11
A 0.25 mm thick milky white polyurethane resin film having a visible light transmittance of 67%, which is the same as in Example 6, was bonded by thermocompression bonding to the back surface of the film material of Example 10 according to the same method as in Example 6. .75mm, Mass 750g / m 2 A composite membrane material having a glittering resin coating layer on both sides of the mixed woven plain fabric was obtained. Brightness index L of the glittering resin coating layer (carbon fiber yarn part) by the surface polyurethane resin of this composite film material * The value was 31.7, and the color difference ΔE value from the carbon fiber yarn was 15.6. Brightness index L of glittering resin coating layer (carbon fiber yarn) with backside polyurethane resin * The value was 31.2, and the color difference ΔE value from the carbon fiber yarn was 14.1. In addition, the brightness index L of the glittering resin coating layer (aramid fiber yarn) of the composite membrane material with the surface polyurethane resin * The value was 44.8, and the color difference ΔE value with respect to the aramid fiber yarn was 7.6. In addition, the brightness index L of the glittering resin coating layer (aramid fiber yarn) by the back surface polyurethane resin * The value was 42.1, and the color difference ΔE value from the aramid fiber yarn was 7.9. The appearance of the composite membrane material obtained in Example 11 can be seen through the beautiful knitted texture of the mixed woven plain fabric and the hairline, and at the same time, the polyurethane resin layer on the surface is composed of carbon fiber yarns and aramid fiber yarns. A different green metallic color was developed above, and a glossy resin coating layer of polyurethane resin on the back surface produced a different red metallic color on the carbon fiber yarn and the aramid fiber yarn. In addition, when picked up and observed, the different green metallic color developments simultaneously exhibited the feature that the intensity of the color development changes depending on the viewing angle. In particular, in the composite film material of Example 11, the mixed woven pattern of the carbon fiber yarns and the aramid fiber yarns alternately arranged has a calm gradation appearance due to the green metallic color on the front surface and the red metallic color on the back surface. became.
[0066]
Example 12
Carbon fiber plain fabric of Example 6 (2000 dtex (1800 denier) Filament number 3000: yarn density warp (untwisted flat yarn) 12.5 / in × weft (untwisted flat yarn) 12.5 / in: porosity 8.5%: Mass 200 g / m 2 ) Warp yarn density was changed to 9.5 yarns / in × weft yarn density to 9.5 yarns / in. This carbon fiber plain fabric has a porosity of 31.5% and a mass of 150 g / m. 2 Met. The same 0.25 mm thick milk white polyurethane resin film having a visible light transmittance of 67% as in Example 6 was bonded by thermocompression bonding according to the same method as in Example 6 on one side of the carbon fiber plain woven fabric with the changed yarn density. It was. Next, 100 parts by weight of an ether-based polyurethane resin (trademark: Estane 54640: Shore hardness 85A: Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd.) and an organic pigment (trademark: HSM9601 blue: ultramarine content of 50% by weight on the back surface of the composite membrane material : Nihongo Bix Co., Ltd.) 3.5 parts by weight, Montanate ester lubricant (trademark: Licowax-E: Clariant Japan Co., Ltd.) 0.2 part by weight, benzotriazole ultraviolet absorber (trademark: Conducted from a compound containing 0.1 part by weight of Biosorb 510: Kyodo Yakuhin Co., Ltd. and 0.1 part by weight of hindered phenol antioxidant (Trademark: Irganox 1010: Ciba Specialty Chemicals Co., Ltd.) Lightness index L with a visible light transmittance of 6.7% having a thickness of 0.25 mm by the same procedure as in Example 6. * Value 37.2 (lightness index L with carbon fiber plain fabric) * The difference in value is 14.4) and the back surface polyurethane resin film is bonded by thermocompression bonding, thickness 0.70 mm, mass 686 g / m. 2 A composite film material having a thermoplastic resin layer (a surface layer is a glitter resin coating layer and a back surface is a thermoplastic resin layer containing no pearl pigment) on both surfaces of the carbon fiber plain fabric was obtained. Brightness index L of the glitter resin coating layer (carbon fiber yarn portion) made of polyurethane resin of this composite film material * The value was 34.3, and the color difference ΔE value with respect to the carbon fiber plain fabric was 15.6. Furthermore, the brightness index L of the glittering resin coating layer laminated and adhered to the 31.5% woven structure porosity portion of the carbon fiber plain fabric. * The value was 48.2. The appearance of the composite film material obtained in Example 12 was such that the beautiful woven structure of the carbon fiber plain woven fabric and the hairline could be seen through, and at the same time, it had a red metallic coloring property. Furthermore, the composite film material of Example 12 had a metallic color developing property in which the color of the void portion of the fiber fabric was purple. In addition, when picked up and observed, the red and purple metallic color development simultaneously exhibited the feature that the intensity of the color development changes depending on the viewing angle.
[0067]
Example 13
Dichroic interference mica titanium (1) contained in the thermoplastic resin (ether polyurethane resin) layer of Example 6 (Trademark: Iriodin 215 rutile red pearl: Titanium dioxide coverage 47%: average particle size 10-60 μm: Merck -Japan Co., Ltd. 0.5 parts by weight of 2.5 parts by weight of silver white mica titanium (trademark: Iriodin 153 fresh pearl: titanium dioxide coverage 16%: average particle size 30-300 μm: Merck Japan ( Ltd.) The composition was the same as in Example 6 except that 0.5 parts by weight was replaced. (Dichroic interference mica titanium: white silver mica composition weight% ratio 80:20) Except for this change, the thickness was 0.45 mm and the mass was 486 g / m according to the same procedure as in Example 1. 2 A composite membrane material was obtained. Brightness index L of the glitter resin coating layer made of polyurethane resin of this composite film material * The value was 37.7, and the color difference ΔE value with respect to the carbon fiber plain fabric was 13.6. The appearance of the composite membrane material obtained in Example 8 was capable of seeing a beautiful woven structure of a carbon fiber plain woven fabric and a hairline, and at the same time having a calm red metallic coloring. In addition, when picked up by hand, this red metallic color developed simultaneously with the feature that the intensity of the color development changes depending on the angle of observation.
[0068]
Example 14
Dichroic interference mica titanium (1) contained in the thermoplastic resin (ether polyurethane resin) layer of Example 6 (Trademark: Iriodin 215 rutile red pearl: Titanium dioxide coverage 47%: average particle size 10-60 μm: Merck・ Japan Co., Ltd. 0.5 parts by weight of 2.5 parts by weight of chromic mica iron oxide (Trademark: Iriodin 520 bronze) Satin: Iron oxide coverage 44%: Average particle size 5-20 μm: Merck Japan The same as Example 6 except that 0.5 parts by weight was replaced. (Dichroic interference mica titanium: colored mica iron oxide composition weight% ratio 80:20) Except for this change, the thickness was 0.45 mm and the mass was 486 g / m according to the same procedure as in Example 6. 2 A composite membrane material was obtained. Brightness index L of the glitter resin coating layer made of polyurethane resin of this composite film material * The value was 31.6, and the color difference ΔE value with respect to the carbon fiber plain fabric was 16.5. The appearance of the composite membrane material obtained in Example 9 was such that the beautiful woven structure of the carbon fiber plain woven fabric and the hairline could be seen, and at the same time, it had a calm red metallic coloring. In addition, when picked up by hand, this red metallic color developed simultaneously with the feature that the intensity of the color development changes depending on the angle of observation.
[0069]
Example 15
The composite film material of Example 6 has an uneven height difference of 15 μm and the number of protrusions scattered about 3000 / cm. 2 The same as in Example 6 except that the embossing roll having an indeterminate type of satin-like continuous engraving was used to perform the uneven molding immediately after the hot-pressure laminating step of the glittering resin coating layer film, with a thickness of 0.45 mm and a mass of 486 g. / M 2 A composite membrane material was obtained. Brightness index L of the glitter resin coating layer of this film material * The value was 35.1, and the color difference ΔE value with respect to the carbon fiber plain fabric was 16.6. The appearance of the composite membrane material obtained in Example 10 was such that the beautiful woven structure of the carbon fiber plain woven fabric and the hairline could be seen through, and at the same time had a soft red metallic color development. In addition, when picked up by hand, this red metallic color developed simultaneously with the feature that the intensity of the color development changes depending on the angle of observation.
[0070]
Example 16
The carbon fiber plain fabric of Example 7 is a triaxial flat fabric made of polyester multifilament yarn (yarn density bias yarn 750 denier (833 dtex 96f untwisted flat yarn) 19 pieces (two-drawing) / in × weft yarn 750 denier ( 833 dtex 96f untwisted flat yarn) 19 pieces (2 pieces) / in: porosity 12%: mass 260 g / m 2 ) And the same as Example 6 except that this triaxial plain fabric was dyed black, with a thickness of 0.78 mm and a mass of 788 g / m. 2 A composite membrane material having a glitter resin coating layer on both sides of the triaxial plain fabric was obtained. Brightness index L of the glitter resin coating layer made of polyurethane resin of this film material * The value was 33.1, and the color difference ΔE value from the triaxial plain fabric was 15.2. The appearance of the composite membrane material obtained in Example 16 was capable of seeing a specific woven structure of a triaxial flat woven fabric and a hairline, and at the same time having a red metallic coloring property. In addition, when picked up by hand, this red metallic color developed simultaneously with the feature that the intensity of the color development changes depending on the angle of observation.
[0071]
<Dyeing treatment of polyester fiber yarn triaxial plain fabric>
Polyester fiber yarns in a dye bath (pH 5, 60 ° C.) containing 3 g / l of a disperse dye (trade name: Miketon Polyester Black RBSF: Mitsui Toatsu Dye Co., Ltd.), 1 g / l of a dispersant, and 1 g / l of a level dye. A triaxial plain woven fabric was immersed, and the dyeing bath temperature was increased to 120 ° C. and dyeing treatment was performed for 60 minutes. Next, the polyester fiber yarn triaxial plain fabric (lightness index) was soaped for 10 minutes in warm water (70 ° C) with 1 g / l of detergent, dried in a hot air drying oven at 120 ° C for 2 minutes, and dyed black. L * The value 26.3) was obtained.
[0072]
Example 17
The carbon fiber plain fabric of Example 9 is a four-axis plain fabric made of polyester multifilament yarn (yarn density bias yarn 500 denier (555 dtex 96f untwisted flat yarn)) 13 in / warp 500 denier (555 dtex 96f untwisted flat yarn) ) 13 pieces / in × weft 500 denier (555 dtex 96f untwisted flat yarn) 13 pieces / in: porosity 3.4%: mass 180 g / m 2 ), And the same as Example 6 except that this 4-axis plain woven fabric was dyed black, thickness 0.70 mm, mass 716 g / m 2 A composite membrane material having a glittering resin coating layer on both sides of the four-axis plain woven fabric was obtained. Lightness index L of the polyurethane resin layer of this composite membrane material * The value was 31.7, and the color difference ΔE value from the four-axis plain woven fabric was 14.2. Appearance of the composite membrane material obtained in Example 17 It was possible to see the specific knitted structure of the four-axis flat woven fabric and the hairline, and at the same time, it had a red metallic coloring property. In addition, when picked up by hand, this red metallic color developed simultaneously with the feature that the intensity of the color development changes depending on the angle of observation.
[0073]
<Dyeing treatment of polyester fiber yarn 4-axis flat fabric>
Polyester fiber yarns in a dye bath (pH 5, 60 ° C.) containing 3 g / l of a disperse dye (trade name: Miketon Polyester Black RBSF: Mitsui Toatsu Dye Co., Ltd.), 1 g / l of a dispersant, and 1 g / l of a level dye. A 4-axis plain woven fabric was immersed, and the dyeing bath temperature was increased to 120 ° C. and dyeing was performed for 60 minutes. Next, a polyester fiber yarn four-axis plain fabric (lightness index) which is soaped for 10 minutes in warm water (70 ° C.) with 1 g / l of detergent, dried in a hot air drying oven at 120 ° C. for 2 minutes, and dyed black. L * Value 26.0) was obtained.
[0074]
Example 18
Lightness index L of Example 6 * Dichroic interference mica titanium (3) (Trademark: Iriodin 235 rutile green pearl: Titanium dioxide coverage 57%: Average particle size 10-60 μm: Merck Japan )) Is applied and dried using an 80-line mesh gravure roll to provide a glittering resin outermost layer, which is the same as in Example 6 with a thickness of 0.45 mm and a mass of 486 g / m. 2 A composite membrane material was obtained. Brightness index L of the glitter resin coating layer made of polyurethane resin of this composite film material * The value was 30.7, the visible light transmittance of the glitter resin coating layer and the glitter resin outermost layer was 54%, and the color difference ΔE value from the carbon fiber plain fabric was 13.3. The appearance of the composite membrane material obtained in Example 13 was obtained by providing a red metallic color-forming polyurethane resin layer on a carbon fiber plain fabric that develops a green color. The metallic color of red and red showed the features full of three-dimensionality that the intensity of the color developed alternately depending on the unevenness of the knitted fabric structure.
[0075]
<Gravure coating solution>
Trademark: Takelac E-350: Takeda Pharmaceutical Co., Ltd .: Polyester polyurethane resin (solid content 26 wt%, IPA, toluene solvent system) 100 parts by weight
Trademark: Iriodin 235 rutile green pearl 5 parts by weight
Diluent: 30 parts by weight of toluene
[0076]
Example 19
Dichroic interference mica titanium (2) (trademark: Iriodin 225 rutile blue pearl: Titanium dioxide coverage 52%: average particle size 10-60 μm: Merck Japan K.K.) is included on both surfaces of the film material of Example 7. The resin solution was applied and dried using an 80-line mesh gravure roll, and was the same as Example 2 except that a glittering resin outermost layer was provided, and a thickness of 0.70 mm and a mass of 770 g / m. 2 A composite membrane material was obtained. Brightness index L of the glitter resin coating layer made of polyurethane resin of this composite film material * The value was 29.5, the visible light transmittance of the glittering resin coating layer and the glittering resin outermost layer was 57%, and the color difference ΔE value from the carbon fiber plain fabric was 12.6. The appearance of the composite film material obtained in Example 19 was obtained by providing a blue metallic color-forming surface treatment layer on the composite film material that develops red color. The red metallic color developed simultaneously with three-dimensional features that changed the intensity of the color alternately depending on the unevenness of the weaving structure.
[0077]
<Gravure coating solution>
Trademark: Takelac E-350: Takeda Pharmaceutical Co., Ltd .: Polyester polyurethane resin (solid content 26 wt%, IPA, toluene solvent system) 100 parts by weight
Trademark: Iriodin 225 rutile blue pearl 5 parts by weight
Diluent: 30 parts by weight of toluene
[0078]
Example 20
The composite film material of Example 18 has an uneven height difference of 45 μm and the number of protrusions scattered about 640 / cm. 2 The same as Example 18 except that the embossing roll having the pyramid type continuous engraving was used to give the glittering resin coating layer and the glittering resin outermost layer to have an uneven mold, with a thickness of 0.45 mm and a mass of 486 g / m. 2 A composite membrane material was obtained. Lightness index L of the polyurethane resin layer of this composite membrane material * The value was 32.6, the visible light transmittance of the glitter resin coating layer and the glitter resin outermost layer was 53%, and the color difference ΔE value from the carbon fiber plain fabric was 17.4. The appearance of the composite membrane material obtained in Example 20 was capable of seeing a beautiful woven structure of a carbon fiber plain woven fabric and a hairline, and at the same time having a vivid and complex red and green metallic coloring. It was. In addition, when picked up by hand, the red and green metallic color changes depending on the viewing angle, and at the same time, the strength of the degree of color development was exhibited.
[0079]
Example 21
Example 19 and Example 19 except that the composite film material of Example 19 was embossed on the glitter resin coating layer and the glitter resin outermost layer using an embossing roll having an uneven height difference of 80 μm and a continuous marking on the skin pattern. As the same, thickness 0.45mm, mass 486g / m 2 A composite membrane material was obtained. Lightness index L of the polyurethane resin layer of this composite membrane material * The value was 33.9, the visible light transmittance of the glitter resin coating layer and the glitter resin outermost layer was 55%, and the color difference ΔE value from the carbon fiber plain fabric was 16.5. The appearance of the composite membrane material obtained in Example 21 was capable of seeing a beautiful woven structure of a carbon fiber plain woven fabric and a hairline, and at the same time having complicated red and blue metallic coloring. In addition, when picked up and observed, the red and blue metallic color changes depending on the angle of observation, and at the same time, the strength of the degree of color development was exhibited.
[0080]
[Example 22]
Dichroic interference mica titanium (1) of Example 6 (Trademark: Iriodin 215 rutile red pearl: titanium dioxide coverage 47%: average particle size 10-60 μm: Merck Japan, Inc.) 2.5 parts by weight The film was changed to a milk white polyurethane resin film having a visible light transmittance of 73% and a thickness of 0.15 mm. Next, dichroic interference mica titanium (2) of Example 3 (Trademark: Iriodin 225 rutile blue pearl: titanium dioxide coverage 52%: average particle size 10-60 μm: Merck Japan Ltd.) 2.5 parts by weight The contained film was changed to a milk white polyurethane resin film having a visible light transmittance of 74% and a thickness of 0.10 mm. Except this, it is the same as Example 6, and these two films are laminated on one side of a carbon fiber plain fabric with the dichroic interference mica titanium (1) -containing film layer as the outermost layer side (visible light). (Transmission rate 58%) and bonded together, thickness 0.45mm, mass 486g / m 2 A composite membrane material was obtained. The appearance of the composite membrane material obtained in Example 17 was capable of seeing a beautiful woven structure of a carbon fiber plain woven fabric and a hairline, and at the same time having complicated red and blue metallic color development. In addition, when picked up and observed, the red and blue metallic color changes depending on the angle of observation, and at the same time, the strength of the degree of color development was exhibited.
[0081]
Example 23
Dichroic interference mica titanium (2) (trademark: Iriodin 225 rutile blue pearl: Titanium dioxide coverage 52%: average particle size 10-60 μm: Merck The resin solution containing Japan Co., Ltd. was coated and dried using an 80-line mesh gravure roll to provide a glittering resin coating layer. Next, on the surface where the glittering resin coating layer is formed, the dichroic interference mica titanium (1) of Example 6 (trademark: Iriodin 215 rutile red pearl: titanium dioxide coverage 47%: average particle size 10-60 μm: Merck (Japan Co., Ltd.) a 0.25 mm thick milky white polyurethane resin film having a visible light transmittance of 67% containing 2.5 parts by weight is laminated and bonded together in the same manner as in Example 6, and the thickness is 0.46 mm. Mass 495g / m 2 A composite membrane material was obtained. The appearance of the composite membrane material obtained in Example 23 was capable of seeing a beautiful woven structure of a carbon fiber plain woven fabric and a hairline, and at the same time having a complicated red and green metallic color development. In addition, when picked up by hand, the red and green metallic color changes depending on the viewing angle, and at the same time, the strength of the degree of color development was exhibited.
[0082]
<Gravure coating solution>
Trademark: Takelac E-350: Takeda Pharmaceutical Co., Ltd .: Polyester polyurethane resin (solid content 26 wt%, IPA, toluene solvent system) 100 parts by weight
Trademark: Iriodin 225 rutile blue pearl 10 parts by weight
Diluent: 30 parts by weight of toluene
[0083]
Example 24
A linear low-density polyethylene resin (1) obtained by polymerizing a thermoplastic resin layer made of the ether-based polyurethane resin of Example 6 in the presence of a metallocene catalyst (trademark: Kernel KF270: MFR2.0: Density 0.907: From 60 parts by weight of Nippon Polychem Co., Ltd. and 40 parts by weight of ethylene-vinyl acetate copolymer resin (1) (Trademark: Evaate K2010: MFR3.0: VA content 25% by weight: Sumitomo Chemical Co., Ltd.) Dichroic interference mica titanium (1) (Trademark: Iriodin 215 rutile red pearl: Titanium dioxide coverage 47%: average particle size 10-60 μm, Merck Japan K.K.) 2.5 parts by weight, 1.0 part by weight of phosphate ester lubricant (trademark: LTP-2: Kawaken Fine Chemical Co., Ltd.), benzotri 0.3 parts by weight of sol-based UV absorber (trademark: Biosorb 510: Kyodo Yakuhin Co., Ltd.), 0.2 parts by weight of hindered amine light stabilizer (trademark: Tinuvin 770: Ciba Specialty Chemicals Co., Ltd.) The milky white polyolefin resin film having a visible light transmittance of 65% and a thickness of 0.25 mm was changed. Other than that is the same as Example 6, thickness 0.45mm, mass 445g / m 2 A composite membrane material was obtained. Brightness index L of the glitter resin coating layer made of polyolefin resin of this composite film material * The value was 34.0, and the color difference ΔE value with respect to the carbon fiber plain fabric was 15.8. The appearance of the composite membrane material obtained in Example 24 was such that the beautiful woven structure of the carbon fiber plain woven fabric and the hairline could be seen through, and at the same time, it had a red metallic coloring property. In addition, when picked up by hand, this red metallic color developed simultaneously with the feature that the intensity of the color development changes depending on the angle of observation.
[0084]
[Comparative Example 1]
Lightness index L of Example 6 * Carbon fiber plain woven fabric having a value of 22.8 (2000 dtex (1800 denier) filament number 3000: yarn density warp (untwisted flat yarn) 12.5 / in × weft (untwisted flat yarn) 12.5 / in: Porosity 8.5%: mass 200 g / m 2 ) A plain fabric composed of polyester fiber yarns (yarn density warp 750 denier (833 dtex 96f untwisted flat yarn) 22 pieces (two draws) / in × weft 750 denier (830 dtex 96f untwisted flat yarn) 22 pieces (2 Main drawing) / in: Porosity 5.7%: Mass 180 g / m 2 : Lightness index L * The value is the same as Example 6 except that the value is changed to 92.5), the thickness is 0.45 mm, and the mass is 486 g / m. 2 A composite membrane material was obtained. Lightness index L of the polyurethane resin layer of this composite membrane material * The value was 90.3, and the color difference ΔE value from the plain polyester fiber woven fabric was 3.2. The appearance of the composite membrane material obtained in Comparative Example 1 was able to see through the woven structure of the polyester fiber plain woven fabric and the hairline, but the polyester fiber plain woven fabric was visible as it was, and at the same time the appearance was brilliant. It was poor.
[0085]
[Comparative Example 2]
Triaxial flat woven fabric comprising the polyester multifilament yarn of Example 16 (yarn density bias yarn 750 denier (833 dtex 96f untwisted flat yarn) 19 pieces (two-drawing) / in × weft 750 denier (833 dtex 96f untwisted flat yarn) Thread) 19 pieces (2 lines) / in: Porosity 12%: Mass 260g / m 2 : Lightness index L * Value 91.3) is the same as Example 6 except omitting the black dyeing, thickness 0.78 mm, mass 788 g / m 2 A composite membrane material was obtained. Lightness index L of the polyurethane resin layer of this composite membrane material * The value was 89.6, and the color difference ΔE value with the polyester fiber plain fabric was 3.1. Although the appearance of the composite membrane material obtained in Comparative Example 2 could be seen through the knitted structure of the triaxial plain woven fabric and the hairline, the appearance was poor in glitter.
[0086]
[Comparative Example 3]
2.5 parts by weight of dichroic interference mica titanium (1) of Example 6 (trademark: Iriodin 215 rutile red pearl: titanium dioxide coverage 47%: average particle size 10-60 μm: Merck Japan Ltd.) Chromatic mica iron oxide (trademark: Iriodin 520 bronze / satin: iron oxide coverage 44%: average particle size 5-20 μm: Merck Japan Ltd.) Same as Example 6 except for changing to 2.5 parts by weight , Thickness 0.45mm, mass 486g / m 2 A composite membrane material was obtained. The light transmittance of the polyurethane resin layer film used for the composite film material is 18%, and the lightness index L of the polyurethane resin layer of the composite film material is * The value was 68.1. The appearance of the composite membrane material obtained in Comparative Example 3 was excellent in bronze metallic color development, but the knitted structure of the carbon fiber plain woven fabric and the beautiful and delicate hairline were completely hidden, making it monotonous. It was not interesting.
[0087]
[Comparative Example 4]
2.5 parts by weight of dichroic interference mica titanium (1) of Example 6 (trademark: Iriodin 215 rutile red pearl: titanium dioxide coverage 47%: average particle size 10-60 μm: Merck Japan Ltd.) Aluminum powder pigment (Trademark: Alpaste P0100 Leafing Medium: Water surface diffusion area 15000 g / m 2 : Toyo Aluminum Co., Ltd.) Same as Example 6 except for changing to 2.5 parts by weight, thickness 0.45 mm, mass 486 g / m 2 A composite membrane material was obtained. The light transmittance of the polyurethane resin layer film used for the composite membrane material is 1.4%, and the lightness index L of the polyurethane resin layer of the composite membrane material is * The value was 78.4. The appearance of the composite film material obtained in Comparative Example 4 had a silver-gray luster under direct sunlight, but became dull in a mud color under a weak indoor light source. Furthermore, the knitted structure of the carbon fiber plain woven fabric and the beautiful and delicate hair line were completely hidden, and it was monotonous and lacked in interest.
[0088]
【The invention's effect】
The present invention can provide a composite film material having a beautiful colored glitter while having transparency of a knitted structure of a base fiber knitted fabric, which was not obtained by the prior art, and Examples 1 to 24. As is clear from the above, the visual effect is extremely high. Therefore, the glittering composite film material through which the knitted fabric structure of the present invention can be seen can be suitably used for applications such as a sun tent, a cover, an interior material, and a decorative sheet. It can also be suitably used in applications.
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