JP3733412B2 - 消波機能を有するブイ - Google Patents
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【産業上の利用分野】
この発明は、消波機能を有するブイに関し、更に詳しくは例えば競艇場の競走水面、河岸、貯水池、湖、海等に設けられる消波機能を有するブイで、特に競艇場の競走水面のタ―ン・マ―クに浮遊状態でも一直線を保持しながら固定可能なタ―ン・マ―ク用消波機能を有するブイの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
図1〜3において、消波装置を競艇場の競走水面に設ける実施例について説明すると、競艇場の競走水面においては、周囲を警告色(赤と白)に交互に着色し、競走水面に300mの間隔をおいて相対して浮遊・係留される円錐形1、2番タ―ン・マ―クTM1、TM2を、6隻のレ―ス艇Bが平均約60km/hの速度で楕円形を描きながら1周約35秒で3周回一斉に航走しながら直線区間では最高速度約80〜83km/hで競走する。尚、この図でPはピット、CLはセンター・ライン、FLはファウル・ライン、Sはスタンドを夫々示すものとする。
【0003】
しかし競艇場の競走水面をレ―ス艇Bが走行すると、コース上の水面に波が発生する。また、航走により造波される曳き波のほかに、風等の自然条件により発生する波が岸壁、競艇場内のその他機器に衝突し、跳ね返って来た返し波と干渉して大きな波となり、この大きな波が高速で航走するレ―ス艇Bの障害となり、各レ―ス艇Bの転覆の原因となる場合もある。
【0004】
前述の通り、各レ―ス艇Bは、直線区間では最高速度約80〜83km/hの高速度で航走するから、1、2番のタ―ン・マ―クTM1、TM2をタ―ンする際、各レ―ス艇Bが横滑りして岸壁、ポ―ル、塔、その他の機器に衝突したり、又はバランスを失ってレ―ス艇Bから投出された選手は、岸壁或いはこれらの機器に衝突して負傷したり、最悪の場合はレ―ス艇Bのバウが他のレ―ス艇Bの選手に衝突して死亡事故に至る事がある。
【0005】
そこで危険防止のために各種の消波装置を開発し、この特許出願人等は、競艇場内の岸壁側等に設ける各種の消波装置を提案した(例えば、特開昭51−68,342号、特開昭53−137,733号、特開平57―03,673号、特開平57―68,342号、特開平57―117,887号等)。
【0006】
更に注意しなければならないのは、これら6隻のレ―ス艇Bが1、2番のタ―ン・マ―クTM1、TM2を楕円形を描きながらタ―ンする際、該タ―ン・マ―クTM1、TM2の周辺で曳き起される大きな曳き波が、水平と垂直方向とに蛇行するので、タ―ンしながら競走する他のレ―ス艇Bの航走を邪魔するほかに、レ―ス艇Bの転覆の原因ともなり危険極まりない。
【0007】
従って該タ―ン・マ―クTM1、TM2周辺の曳き波を消波するため、該各タ―ン・マ―クTM1、TM2の内側に図2に示すような1本の長さが20mで、直径約40cmの新たな2本のタ―ン・マ―クTM1、TM2 の消波機能を有する進入禁止表示ブイ1を水面WLに直線状に浮遊状態に設けている(例えば、特開2001−164,536、特開2001−164,537、特願2000−404,958、特願2002−059438等)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
(1)既に提案された競艇場の1、2番のタ―ン・マ―クTM1、TM2 の消波機能を有する進入禁止表示ブイ1は、図2に示す通り、長さ約20mで直径約40cmの網状体外筒2内に、ポリエチレン製細紐をロープ4で多数本束ねてネット状にした長さ約20mで直径約40cmの複数の網状体内筒3を収納して多孔性円柱とした該外筒2を2連一列とし、水面WLに浮遊状態で配置し、繋留バンド6で締結した該外筒2をシャックル7とチェーン8とを介して水底のアンカー(図示せず)に連結し、且つ一端を1、2番のタ―ン・マ―クTM1、TM2 のいずれかと他端を丸型ブイByとに連結するから曲折し易すく、直線状を維持し難いから、レ―ス艇Bの航走やタ―ンにより曳き起される曳き波の影響を受け、しかも構造上容易に破損或いは破断し易い。
【0009】
(2)また該タ―ン・マ―クの消波機能を有する進入禁止表示ブイ1の両端はルーズであり、その中心を中々捉えらえられないから直線状を維持不可能であり、横揺れを防止出来ないので十分な消波効果が得られない。
【0010】
(3)該タ―ン・マ―クの消波機能を有する進入禁止表示ブイ1の数箇所を結束ロープで締付けており、繋留方法もアンカーだけであるから、多数のアンカ―を介して水底に固定しても、レ―ス艇Bの航走やタ―ンにより該消波装置が蛇行するから全長を浮遊状態で直線状に維持・固定できないので発生した波を十分に減衰不可能で、消波効果が不十分である。
【0011】
(4)該タ―ン・マ―クの消波機能を有する進入禁止表示ブイ1は、耐久性が低いので度々交換する必要があり、その交換作業に相当の労力と時間とを要し、不経済である。
【0012】
(5)該タ―ン・マ―クの消波機能を有する進入禁止表示ブイ1においては、一端をアイ・ボルトにシャックルを介して連結し、他端を水底のアンカ―に連結した係留用チェ―ンが水中に導かれるので水中の作業は中々困難であり、特に冬季の水中作業は作業者の相当の犠牲を強いるものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この発明は、従来の消波機能を有するブイの前述の欠陥を除去するもので、その第1要旨は、所要大きさの網目と、直径と、長さとを有する網状体外筒と;所要大きさの網目と、直径と、長さとを有し、該網状体外筒内に一体に嵌合される複数の網状体内筒と;該網状体内筒に挿入される複数本の棒状フロート部材と;該網状体内筒中心に嵌合された中空管と;中心に貫通孔を有し、該網状体外筒の両端に夫々一体に嵌合される半球形キャップと;一端に円形フランジと、中心に貫通孔と、他端の周囲の螺合溝にナットを螺合し、一端を該中空管に部分的に嵌合し、該半球形キャップの該中心貫通孔に螺合される締結ボルトと;所要の幅と厚みとを有し、一端を蝶番で連結・枢支し、他端にボルト貫通孔を穿設したフランジと、第1シャックルを有し、該フランジに隣接して突設されるアイ・ボルトと、該アイ・ボルトの上方に設けられる仮止め用第2シャックルとを有し、該網状体外筒の長手方向の所要箇所外側に嵌合される円形締結体と、所要のターン・マークの丸型ブイに設けられる第3シャックルと;該第1シャックルと、該仮止め用第2シャックル及び第3シャックルとに貫通される係留用アンカー・チェーンと;所要間隔でストッパーを有し、該締結ボルトと該中空管に貫通されるワイヤ・ロープとから成り;該網状体外筒の長手方向周囲所要箇所に外側から嵌合される該円形締結体によりに締結され、該フランジの該ボルト貫通孔にボルトを螺合して該網状体外筒を一体に締結し、該締結ボルトと該中空管に貫通される該ワイヤ・ロープの該ストッパーを該半球形キャップの前後端に位置させ、ブイ本体を水面に一直線状に浮遊状態で固定させる消波機能を有するブイである。
【0014】
その第2要旨は、網状体外筒の両端に夫々一体に嵌合される半円筒形キャップをガラス繊維強化プラスチックとして成る消波機能を有するブイである。
【0015】
その第3要旨は、所望に応じ、中空管内に貫通されるワイヤ・ロープを中心に位置する網状体内筒内に貫通することを特徴とする消波機能を有するブイである。
【0016】
【発明の実施の態様】
この発明に係る消波機能を有するブイを競艇場の1、2番のタ―ン・マ―クTM1、TM2に設けられる消波機能を有する進入禁止表示ブイ10として使用する実施例について説明する。
【0017】
【実施例】
請求項1記載の発明の実施例について説明する。図4において、周囲を警告色(赤と白)に交互に着色した円錐形1、2番タ―ン・マ―クTM1、TM2を競艇場水面中央でスタンドSの正面に300mの間隔で相対して浮遊・繋留する。
【0018】
1、2番の該タ―ン・マ―クTM1、TM2に夫々設けられる消波機能を有する進入禁止表示ブイ10本体の外筒20は、約20mの長さで直径約40cmの多孔性円柱であり、所要厚みとを有するメッシュ、ネット等の網状体の略円筒体である。
【0019】
該網状体外筒20内に貫通される複数の網状体内筒30、30・・・は、夫々約20mの長さと、所要厚みとを有するメッシュ、ネット等の網状体の略円筒体である。
【0020】
該網状体外筒20の網目21の大きさは、該網状体内筒30の網目31のそれより小さくし、該網状体外筒20は、約20mの長さと、所要厚みとを有するメッシュ、ネット等の網状体の略円筒体とする。
【0021】
該網状体外筒20と該網状体内筒30を構成する合成樹脂製材料としては、夫々ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリテトラフルオロエチレン、ポリスチレン、或いはこれらのうちの少なくとも1種を含む共重合体、ポリマ−ブレンド等が挙げられる。該網状体外筒20と該網状体内筒30の構成材料は、同一としても又は異なるものとしてもよい。
【0022】
この様な合成樹脂製材料により形成された該網状体外筒20と該網状体内筒30・・・において、網の交差部位が溶融により固着、又は一体化されているのが好ましい。これによって網目の目崩れが生ぜず、破損防止、耐久性の向上が図れると共に、変形に対する優れた復元力が得られるので、優れた耐衝撃性と高い緩衝機能とが得られる。
【0023】
前述の通り、この発明に係る消波機能を有する進入禁止表示ブイ10においては、該外筒20及び該内筒30・・・は、夫々網状体(メッシュ、ネット等)で構成されているが、それらの網目の大きさは異なるものとする。
【0024】
即ち該外筒20の網目21の大きさは、該体内筒30の網目31の大きさより小さくするので、次の様な諸効果が得られる。
【0025】
(1)より優れた消波効果(波を減衰する効果)が得られる。
(2)該網状体外筒20と該網状体内筒30共に伸縮性、弾力性を有し、該網状体内筒30の束が芯材として機能するので、該消波機能を有する進入禁止表示ブイ本体10全体として十分な強度を保持しながら、高い緩衝機能を発揮し、従ってレ―ス艇Bが衝突した場合の安全性(レ―ス艇の破損防止や、選手のけが防止効果等)が高くなる。
(3)ゴミ等の浮遊物が該網状体外筒20の中に侵入し難く、これにより高い消波効果を持続可能となる。
【0026】
該網状体外筒20と該網状体内筒30の径は、特に限定されないが、該網状体外筒の内径をD1、該網状体内筒30の外径をD2としたときは、
D2/D1が0.01〜0.5程度が好ましく、0.04〜0.39程度がより好ましく、0.06〜0.39程度がより好ましく、0.06〜0.34程度が更に好ましい。
【0027】
この発明においては、図5〜10に示す通り、該網状体外筒20の1つの網目21の開孔面積(開口面積)をS1、該網状体内筒30の1つの網目31の開孔面積(開口面積)をS2としたとき、開孔面積比S1/S2が、0.05〜0.9程度であるのが好ましく、0.08〜0.075程度であるのがより好ましく、0.15〜0.65程度であるのが更に好ましい。開孔面積比がこの範囲内であると、各効果、特に効果▲1▼及び▲3▼がより顕著に発揮される。
【0028】
該網状体外筒20の1つの網目21の開孔面積(開口面積)S1は、特に限定されないが、0.8〜40cm2程度であるのが好ましく、1.6〜30cm2程度がより好ましく、2.8〜25cm2程度であるのが更に好ましい。この開孔面積(開口面積)S1が大き過ぎると、ゴミ等の浮遊物の侵入を阻止する効果が少なくなり、また開孔面積(開口面積)S1が小さ過ぎると、開孔率が小さい場合に、消波効果が減少することがある。また、該網状体外筒20内へのゴミ等の侵入を防止するために、図10に示す通り、該網状体外筒20の両端は閉じられている。
【0029】
該網状体内筒30内に複数本の棒状フロート部材32、32・・・を水面WLと平行な方向に沿って列状となる様に挿入して配置し、該消波機能を有する進入禁止表示ブイ10の浮力を調節する。
【0030】
図4に示す通り、該進入禁止表示ブイ本体10の一端を1、2番の該タ―ン・マ―クTM1、TM2 のいずれかと、他端を丸型ブイByとに夫々連結する。
【0031】
図5、6において、該網状体外筒20の長手方向の所要個所外側に締結される円形締結体50は、所要の幅と厚みとを有する一対の半円形締結体50a、50aの一端を蝶番52により連結・枢支し、他端にボルト貫通孔50b‘、50b’を穿設したフランジ50b、50bを有し、該ボルト貫通孔50b‘、50b‘内にボルト50cを貫通し、ナット50dを螺合して締結し、該網状体外筒20を外側から確実に締結可能とする。
【0032】
該半円形締結体50a、50aの該フランジ50b、50bに夫々隣接してアイ・ボルト54、54を一体に設け、該各アイ・ボルト54に第1シャックル56を連結し、該各アイ・ボルト54の上方に仮止め用第2シャックル56aを設ける。
【0033】
図12において、該進入禁止表示ブイ本体10の周囲に外側から嵌合した該タ―ン・マ―クTM1、TM2 のいずれかと、該丸型ブイByに仮止め用第3シャックル56bを係留用アンカー・チェ―ン60によりアンカー62に連結する。
【0034】
水底に設置されたアンカー(金属製、コンクリート製共)62、62に下端を接続した該係留用アンカー・チェ―ン60、60を水中で交差させ、該第1シャックル56、56と該仮止め用第2シャックル56a、56aとを貫通し、それらの上端を1、2番の該タ―ン・マ―クTM1、TM2 のいずれか又は該丸型ブイByの第3シャックル56bに連結する。
【0035】
前述の通り、該網状体外筒20の該中空管36の両端内に締結ボルト38、38を貫通し、該締結ボルト38、該中空管36及び該締結ボルト38内に所要間隔でストッパー40a、40a・・を有するワイヤ・ロープ40を貫通し、該ストッパー40a、40aを該締結ボルト38の内外に位置させて該消波機能を有する進入禁止表示ブイ10を固定する。
【0036】
請求項2において、該網状体外筒20と該網状体内筒30の両端に、中心に貫通孔34aを有するガラス繊維強化プラスチック製半円筒形キャップ34を一体に設け、該貫通孔34a内に図7、8、11に示す様に他端の周囲の螺合溝38aにナット38bを螺合した締結ボルト38を貫通する。
【0037】
請求項3において、中空管36内に貫通されるワイヤ・ロープ40の代わりに、中心に位置する該網状体内筒30内に該ワイヤ・ロープ40を貫通したことを特徴とする消波機能を有するブイ10本体である。
【0038】
【発明の作用】
競艇場の第1、2番タ―ン・マ―クTM1、TM2間の内側水面WLと水中に配置・係留されるタ―ン・マ―ク用消波機能を有するブイ10の長手方向中心に貫通される該中空管36及び該締結ボルト38内に該ワイヤ・ロープ40を貫通し、該ストッパー40a、40aを該締結ボルト38の内外に位置させて該消波機能を有する進入禁止表示ブイ10を固定する。
【0039】
【発明の効果】
(1)前述の通り、この発明に係る競艇場のタ―ン・マ―ク用消波機能を有するブイ10においては、該網状体外筒20内に貫通される複数の網状体内筒30、30・・・の中心長手方向に該中空管36を配置し、その中にストッパー40a・・・を有するワイヤ・ロープ40を貫通し、該ストッパー40a・・・を該中空管36先端の該締結ボルト38の両端で固定するから、該ブイ10が水面WLに浮遊していても一直線を維持・固定し、レ―ス艇Bの航走やタ―ンにより曳き起される曳き波を減衰或いは消波するので、安全航走が可能となる。
【0040】
(2)この発明に係る競艇場のタ―ン・マ―ク用消波機能を有するブイ10の両端に、中心に貫通孔34aを有するガラス繊維強化プラスチック製半円筒形キャップ34を一体に設けるから、該網状体外筒20の中心を容易に捉えらえられるので、海岸、河川、沼等の自然環境にも設置が容易となる。
【0041】
(3)この発明に係る競艇場のタ―ン・マ―ク用消波機能を有するブイ10は、その該網状体外筒20の長手方向の所要個所外側を一対の半円形締結体50a、50aから成る円形締結体50により外側から確実に締結するから、結束ロープだけの繋留方法と比較して該ブイ10の全長を浮遊状態でも一直線状に維持・固定できるので発生した波を十分に減衰可能となり、充分な消波効果が得られる。
【0042】
(4)該ブイ10に連結した該係留用アンカー・チェ―ン60、60を水中で交差させて水底の該アンカー62、62に連結するから、該ブイ10の全長を浮遊状態でも一直線状に維持・固定できる。
【0043】
(5)該ブイ10に連結した水中の該係留用アンカー・チェ―ン60、60、該アンカー62、62等の保守点検、修理等を実施する場合、1、2番の該タ―ン・マ―クTM1、TM2 のいずれか又は該丸型ブイByの第3シャックル56b、56bに連結した該係留用アンカー・チェ―ン60、60の先端を水上で分離又は連結するので、作業者が水中に手を入れて作業する必要がなくなるので冬季でも作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、競艇場に設けられている公知のスタンド、ピット、センター・ライン、ファウル・ライン、ターン・マークの消波機能を有する侵入禁止表示ブイ並びにピットから出走した6隻のレース艇が競争水面の第2ターン・マークに向かって走行している状態を示す平面略図。
【図2】は、図1の公知のターン・マーク用消波機能を有する侵入禁止表示ブイを競争水面に設置した状態を示す一部切欠拡大正面図。
【図3】は、図2のターン・マーク用消波機能を有するブイの外筒と内筒の一部切欠拡大部分正面図。
【図4】は、この発明に係る消波機能を有する侵入禁止表示ブイをターン・マークの競争水面に設置した状態で、一端を隣接するターン・マークと、他端をブイと夫々連結した状態を示す一部切欠拡大部分正面図。
【図5】は、図4の侵入禁止表示ブイのV−V線部分拡大略図。
【図6】は、図5の侵入禁止表示ブイから取外した円形締結体の拡大側面図。
【図7】は、締結ボルトの拡大正面略図。
【図8】は、図7の締結ボルトの平面略図。
【図9】は、図8の一部断面正面略図。
【図10】は、この発明に係る消波機能を有する侵入禁止表示ブイを連結した状態を示す部分拡大正面略図。
【図11】は、図10の外筒の両端から半球形キャップを取外した状態を示す部分拡大断面略図。
【図12】は、この発明に係る消波機能を有する侵入禁止表示ブイを係留用アンカー・チェーンに
より一直線に固定している状態を示す拡大断面略図。
【図13】は、網状体外筒の網目を示す一部切欠部分拡大略図。
【図14】は、図13の網状体外筒の側面図。
【図15】は、図13の網状体外筒の網目を示す部分拡大略図。
【図16】は、図13―15の網状体外筒内に貫通される網状体内筒の網目を示す一部切欠部分
拡大略図。
【図17】は、図16の網状体内筒の側面図。
【図18】は、図16の網状体内筒の網目を示す部分拡大略図。
【符号の説明】
TM1、TM2 ・・・ 1、2番ターン・マーク;
B ・・・ レース艇;
By ・・・ 丸型ブイ;
10 ・・・ 消波機能を有する侵入禁止表示ブイ;
20 ・・・ 網状体外筒;
21 ・・・ 網目;
30 ・・・ 網状体内筒;
31 ・・・ 網目;
32 ・・・ 棒状フロート部材;
34 ・・・ 半球形キャップ;
34a ・・・ 貫通孔;
36 ・・・ 中空管;
38 ・・・ 締結ボルト;
38a ・・・ 螺合溝;
38b ・・・ ナット;
40 ・・・ ワイヤ・ロープ;
40a ・・・ ストッパー;
50 ・・・ 円形締結体;
50a ・・・ 半円筒形締結体;
50b ・・・ フランジ;
50b’ ・・・ ボルト貫通孔;
50c ・・・ ボルト;
50d ・・・ ナット;
52 ・・・ 蝶番;
54 ・・・ アイ・ボルト;
56、56a、56b ・・・ シャックル;
60 ・・・ 係留用アンカー・チェーン;
62 ・・・ アンカー。
Claims (1)
- 所要大きさの網目と、直径と、長さとを有する網状体外筒と;
所要大きさの網目と、直径と、長さとを有し、該網状体外筒内に一体に嵌合される複数の網状体内筒と;
該網状体内筒に挿入される複数本の棒状フロート部材と;
該網状体内筒中心に嵌合された中空管と;
中心に貫通孔を有し、該網状体外筒の両端に夫々一体に嵌合される半球形キャップと;
一端に円形フランジと、中心に貫通孔と、他端の周囲の螺合溝にナットを螺合し、一端を該中空管に部分的に嵌合し、該半球形キャップの該中心貫通孔に螺合される締結ボルトと;
所要の幅と厚みとを有し、一端を蝶番で連結・枢支し、他端にボルト貫通孔を穿設したフランジと、第1シャックルを有し、該フランジに隣接して突設されるアイ・ボルトと、該アイ・ボルトの上方に設けられる仮止め用第2シャックルとを有し、該網状体外筒の長手方向の所要箇所外側に嵌合される円形締結体と、所要のターン・マークの丸型ブイに設けられる第3シャックルと;
該第1シャックルと、該仮止め用第2シャックル及び第3シャックルとに貫通される係留用アンカー・チェーンと;
所要間隔でストッパーを有し、該締結ボルトと該中空管に貫通されるワイヤ・ロープとから成り;
該網状体外筒の長手方向周囲所要箇所に外側から嵌合される該円形締結体により一体に締結され、該フランジの該ボルト貫通孔にボルトを螺合して該網状体外筒を一体に締結し、該締結ボルトと該中空管に貫通される該ワイヤ・ロープの該ストッパーを該半球形キャップの前後端に位置させ、ブイ本体を水面に一直線状に浮遊状態で固定させる消波機能を有するブイ。
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