JP3730108B2 - Benzamidine derivatives - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、優れた活性化血液凝固第X因子阻害作用を有し、血液凝固性疾患の治療薬又は予防薬として有用なベンズアミジン誘導体、それらの薬理上許容される塩、及びそれらを含有する医薬に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、人口の高齢化により、加齢に伴う循環器疾患の増加が目立っている。その中でも、脳梗塞、心筋梗塞、末梢循環障害などの血栓性疾患は、直接死因に結び付くばかりでなく、患者の予後の悪さ、生活に対する制限など個人的、社会的負担を多く強いることになる。これら血栓症に対する治療法として、抗凝固療法は今後ますます重要性が増すと考えられる。
血液の凝固は、何らかの刺激に起因して活性化される酵素反応の多段階増幅過程を経て、最終的に活性化されたトロンビンが、可溶性血漿蛋白であるフィブリノーゲンを限定分解し、フィブリンを生成することにより生じる。フィブリンは不溶性蛋白で凝塊を形成する。この過程は血液凝固カスケードとして知られ、内因系および外因系の2つの経路が有り、それぞれの経路は、血液凝固第X因子を活性化して合流する。以上のように、生成した活性化血液凝固第X因子は、血液凝固カスケードの重要な位置を占める酵素で、最終的には、2価カルシウムイオン、リン脂質及び活性化血液凝固第V因子等と複合体をつくり、プロトロンビンをトロンビンに効率良く転換し、血液凝固反応を促進させる[例えば、プリンシプルズ・オブ・バイオケミストリー:マーマリアン・バイオケミストリー,第7版(1983年)[ E. L. Smith, A. White et al 'Principles of Biochemistry: Mammalian Biochemistry 7th edition' McGraw-Hill, Inc. (1983)]等]。
【0003】
現在、抗凝固薬としてはワルファリンや抗トロンビン剤が知られ、使用されている。しかし、ワルファリンは経口の抗血栓薬として汎用されてはいるが、ビタミンK拮抗物質であり、食事や、併用薬剤との相互作用がしばしば見られるなど抗凝固能のコントロールが難しいことが知られている[例えば、クリニカル・ファーマコカイネティックス,第30巻,第416頁(1996年)[ Clin. Pharmacokinet., 30, 416 (1996)] 等]。また、現在の抗トロンビン剤は、薬効に伴う副作用の出血傾向が観察されることから、新たな抗凝固薬の開発が望まれている。活性化血液凝固第X因子はトロンビンの生成に直接関与し、その阻害剤は抗凝固作用を示すことが知られており、新規の抗凝固剤として可能性が示唆されている[例えば、ドラッグズ,第49巻,第856頁(1995年)[Drugs, 49, 856 (1995)]等]。
【0004】
ところで、競合拮抗型の活性化血液凝固第X因子阻害剤として、特開平5−208946号(EP540051)、WO96/16940(EP798295)又はWO00/47553には、芳香族アミジン誘導体又はアミジノナフチル誘導体が記載されている。また、WO98/31661(EP976722)には、例えば、N−[4−[1−アセトイミドイル−4−ピペリジルオキシ]フェニル]−N−[2−(3−アミジノフェノキシ)エチル]スルファモイル酢酸 2トリフルオロ酢酸塩等のベンズアミジン誘導体が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者等は、優れた活性化血液凝固第X因子阻害作用を有する化合物の開発を目指し、種々のベンズアミジン誘導体の薬理活性について、長年に亘り、鋭意研究を行った結果、特異な構造を有するベンズアミジン誘導体が、優れた活性化血液凝固第X因子阻害作用を有し、トリプシン阻害作用を示さないため、それに起因する副作用が無く、血液凝固性疾患の予防薬又は治療薬(特に治療薬)として有用であることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】
本発明は、優れた活性化血液凝固第X因子阻害作用を有するベンズアミジン誘導体、それらの薬理上許容される塩、それらの製法、それらの合成に有用な中間体、及び血液凝固性疾患の予防薬又は治療薬として有用な、前記ベンズアミジン誘導体を含有する医薬を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のベンズアミジン誘導体は、一般式
【0008】
【化5】
を有する。
【0009】
上記式中、
R1は、水素原子、ハロゲン原子、C1−C6アルキル基又は水酸基を示し、
R2は、水素原子、ハロゲン原子又はC1−C6アルキル基を示し、
R3は、水素原子;C1−C6アルキル基;水酸基、カルボキシル基若しくは(C1−C6アルコキシ)カルボニル基で置換されたC1−C6アルキル基;一般式
【0010】
【化6】
(式中、R7は、C1−C6アルキル基を示し、m及びnは、同一又は異なって、1乃至6の整数を示す。)を有する基;C7−C15アラルキル基;C1−C6アルカノイル基;ヒドロキシC2−C6アルカノイル基;C1−C6アルキルスルホニル基;又は、(C1−C6アルコキシ)カルボニル基若しくはカルボキシル基で置換されたC1−C6アルキルスルホニル基を示し、
R4及びR5は、同一又は異なって、水素原子、ハロゲン原子、C1−C6アルキル基、ハロゲノC1−C6アルキル基、C1−C6アルコキシ基、カルボキシル基、(C1−C6アルコキシ)カルボニル基、カルバモイル基、(C1−C6アルキル)カルバモイル基又はジ(C1−C6アルキル)カルバモイル基を示し、
R6は、1−アセトイミドイルピロリジン−3−イル基又は1−アセトイミドイルピペリジン−4−イル基を示す。
【0011】
また、本発明の医薬の有効成分は、一般式(I)を有するベンズアミジン誘導体である。
【0012】
上記一般式(I)に於て、R1の定義に於ける「ハロゲン原子」は、例えば、弗素原子、塩素原子、臭素原子又は沃素原子であり得、好適には弗素原子、塩素原子又は臭素原子であり、更に好適には、弗素原子又は塩素原子であり、特に好適には弗素原子である。
【0013】
上記に於て、R1の定義に於ける「C1−C6アルキル基」は、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、2−メチルブチル基、ネオペンチル基、1−エチルプロピル基、ヘキシル基、4−メチルペンチル基、3−メチルペンチル基、2−メチルペンチル基、1−メチルペンチル基、3,3−ジメチルブチル基、2,2−ジメチルブチル基、1,1−ジメチルブチル基、1,2−ジメチルブチル基、1,3−ジメチルブチル基、2,3−ジメチルブチル基又は2−エチルブチル基のような、炭素数1乃至6個の直鎖又は分枝鎖アルキル基であり、好適にはC1−C4アルキル基であり、更に好適にはメチル基又はエチル基であり、特に好適にはメチル基である。
【0014】
上記に於いて、R2の定義に於ける「ハロゲン原子」は、例えば、前記R1で定義したものと同意義であり得、好適には弗素原子又は塩素原子であり、特に好適には弗素原子である。
【0015】
上記に於いて、R2の定義に於ける「C1−C6アルキル基」は、例えば、前記R1で定義したものと同意義であり得、好適にはC1−C4アルキル基であり、更に好適にはメチル基又はエチル基であり、特に好適にはメチル基である。
【0016】
上記に於いて、R3の定義に於ける「C1−C6アルキル基」及び「水酸基、カルボキシル基若しくは(C1−C6アルコキシ)カルボニル基で置換されたC1−C6アルキル基」の「C1−C6アルキル基」部分は、例えば、前記R1で定義したものと同意義であり得、「C1−C6アルキル基」は、好適にはC1−C4アルキル基であり、更に好適にはメチル基、エチル基又はイソプロピル基であり、特に好適にはイソプロピル基である。他方、「水酸基、カルボキシル基若しくは(C1−C6アルコキシ)カルボニル基で置換されたC1−C6アルキル基」の「C1−C6アルキル基」部分は、好適にはC1−C4アルキル基であり、更に好適にはメチル基又はエチル基であり、特に好適にはメチル基である。
【0017】
上記に於いて、R3の定義に於ける「水酸基、カルボキシル基若しくは(C1−C6アルコキシ)カルボニル基で置換されたC1−C6アルキル基」の置換基及び「(C1−C6アルコキシ)カルボニル基若しくはカルボキシル基で置換されたC1−C6アルキルスルホニル基」の置換基の定義に於ける「(C1−C6アルコキシ)カルボニル基」は、例えば、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基、ブトキシカルボニル基、イソブトキシカルボニル基、s−ブトキシカルボニル基、t−ブトキシカルボニル基、ペンチルオキシカルボニル基、イソペンチルオキシカルボニル基、2−メチルブトキシカルボニル基、ネオペンチルオキシカルボニル基、1−エチルプロポキシカルボニル基、ヘキシルオキシカルボニル基、4−メチルペンチルオキシカルボニル基、3−メチルペンチルオキシカルボニル基、2−メチルペンチルオキシカルボニル基、1−メチルペンチルオキシカルボニル基、3,3−ジメチルブトキシカルボニル基、2,2−ジメチルブトキシカルボニル基、1,1−ジメチルブトキシカルボニル基、1,2−ジメチルブトキシカルボニル基、1,3−ジメチルブトキシカルボニル基、2,3−ジメチルブトキシカルボニル基又は2−エチルブトキシカルボニル基のような、炭素数1乃至6個の直鎖又は分枝鎖アルコキシ基がカルボニル基に結合した基であり、好適には(C1−C4アルコキシ)カルボニル基であり、更に好適にはメトキシカルボニル基又はエトキシカルボニル基であり、特に好適にはエトキシカルボニル基である。
【0018】
上記に於いて、R3の定義に於ける「水酸基、カルボキシル基若しくは(C1−C6アルコキシ)カルボニル基で置換されたC1−C6アルキル基」は、例えば、ヒドロキシメチル基、1−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシエチル基、1−ヒドロキシプロピル基、2−ヒドロキシプロピル基、3−ヒドロキシプロピル基、1−ヒドロキシブチル基、2−ヒドロキシブチル基、3−ヒドロキシブチル基、4−ヒドロキシブチル基、5−ヒドロキシペンチル基若しくは6−ヒドロキシヘキシル基、カルボキシメチル基、1−カルボキシエチル基、2−カルボキシエチル基、1−カルボキシプロピル基、2−カルボキシプロピル基、3−カルボキシプロピル基、1−カルボキシブチル基、2−カルボキシブチル基、3−カルボキシブチル基、4−カルボキシブチル基、5−カルボキシペンチル基若しくは6−カルボキシヘキシル基、メトキシカルボニルメチル基、エトキシカルボニルメチル基、プロポキシカルボニルメチル基、イソプロポキシカルボニルメチル基、ブトキシカルボニルメチル基、イソブトキシカルボニルメチル基、s−ブトキシカルボニルメチル基、t−ブトキシカルボニルメチル基、ペンチルオキシカルボニルメチル基、イソペンチルオキシカルボニルメチル基、2−メチルブトキシカルボニルメチル基、ネオペンチルオキシカルボニルメチル基、1−エチルプロポキシカルボニルメチル基、ヘキシルオキシカルボニルメチル基、4−メチルペンチルオキシカルボニルメチル基、3−メチルペンチルオキシカルボニルメチル基、2−メチルペンチルオキシカルボニルメチル基、1−メチルペンチルオキシカルボニルメチル基、3,3−ジメチルブトキシカルボニルメチル基、2,2−ジメチルブトキシカルボニルメチル基、1,1−ジメチルブトキシカルボニルメチル基、1,2−ジメチルブトキシカルボニルメチル基、1,3−ジメチルブトキシカルボニルメチル基、2,3−ジメチルブトキシカルボニルメチル基、2−エチルブトキシカルボニルメチル基、1−(メトキシカルボニル)エチル基、1−(エトキシカルボニル)エチル基、1−(プロポキシカルボニル)エチル基、1−(イソプロポキシカルボニル)エチル基、1−(ブトキシカルボニル)エチル基、1−(イソブトキシカルボニル)エチル基、1−(s−ブトキシカルボニル)エチル基、1−(t−ブトキシカルボニル)エチル基、1−(ペンチルオキシカルボニル)エチル基、1−(イソペンチルオキシカルボニル)エチル基、1−(2−メチルブトキシカルボニル)エチル基、1−(ネオペンチルオキシカルボニル)エチル基、1−(1−エチルプロポキシカルボニル)エチル基、1−(ヘキシルオキシカルボニル)エチル基、1−(4−メチルペンチルオキシカルボニル)エチル基、1−(3−メチルペンチルオキシカルボニル)エチル基、1−(2−メチルペンチルオキシカルボニル)エチル基、1−(1−メチルペンチルオキシカルボニル)エチル基、1−(3,3−ジメチルブトキシカルボニル)エチル基、1−(2,2−ジメチルブトキシカルボニル)エチル基、1−(1,1−ジメチルブトキシカルボニル)エチル基、1−(1,2−ジメチルブトキシカルボニル)エチル基、1−(1,3−ジメチルブトキシカルボニル)エチル基、1−(2,3−ジメチルブトキシカルボニル)エチル基、1−(2−エチルブトキシカルボニル)エチル基、2−(メトキシカルボニル)エチル基、2−(エトキシカルボニル)エチル基、2−(プロポキシカルボニル)エチル基、2−(イソプロポキシカルボニル)エチル基、2−(ブトキシカルボニル)エチル基、2−(イソブトキシカルボニル)エチル基、2−(s−ブトキシカルボニル)エチル基、2−(t−ブトキシカルボニル)エチル基、2−(ペンチルオキシカルボニル)エチル基、2−(イソペンチルオキシカルボニル)エチル基、2−(2−メチルブトキシカルボニル)エチル基、2−(ネオペンチルオキシカルボニル)エチル基、2−(1−エチルプロポキシカルボニル)エチル基、2−(ヘキシルオキシカルボニル)エチル基、2−(4−メチルペンチルオキシカルボニル)エチル基、2−(3−メチルペンチルオキシカルボニル)エチル基、2−(2−メチルペンチルオキシカルボニル)エチル基、2−(1−メチルペンチルオキシカルボニル)エチル基、2−(3,3−ジメチルブトキシカルボニル)エチル基、2−(2,2−ジメチルブトキシカルボニル)エチル基、2−(1,1−ジメチルブトキシカルボニル)エチル基、2−(1,2−ジメチルブトキシカルボニル)エチル基、2−(1,3−ジメチルブトキシカルボニル)エチル基、2−(2,3−ジメチルブトキシカルボニル)エチル基、2−(2−エチルブトキシカルボニル)エチル基、3−(メトキシカルボニル)プロピル基、3−(エトキシカルボニル)プロピル基、3−(プロポキシカルボニル)プロピル基、3−(イソプロポキシカルボニル)プロピル基、3−(ブトキシカルボニル)プロピル基、3−(イソブトキシカルボニル)プロピル基、3−(s−ブトキシカルボニル)プロピル基、3−(t−ブトキシカルボニル)プロピル基、3−(ペンチルオキシカルボニル)プロピル基、3−(イソペンチルオキシカルボニル)プロピル基、3−(ヘキシルオキシカルボニル)プロピル基、4−(メトキシカルボニル)ブチル基、4−(エトキシカルボニル)ブチル基、4−(プロポキシカルボニル)ブチル基、4−(イソプロポキシカルボニル)ブチル基、4−(ブトキシカルボニル)ブチル基、4−(イソブトキシカルボニル)ブチル基、4−(s−ブトキシカルボニル)ブチル基、4−(t−ブトキシカルボニル)ブチル基、4−(ペンチルオキシカルボニル)ブチル基、4−(イソペンチルオキシカルボニル)ブチル基、4−(ヘキシルオキシカルボニル)ブチル基、5−(メトキシカルボニル)ペンチル基、5−(エトキシカルボニル)ペンチル基、5−(プロポキシカルボニル)ペンチル基、5−(ブトキシカルボニル)ペンチル基、5−(ペンチルオキシカルボニル)ペンチル基、5−(ヘキシルオキシカルボニル)ペンチル基、6−(メトキシカルボニル)ヘキシル基、6−(エトキシカルボニル)ヘキシル基、6−(プロポキシカルボニル)ヘキシル基、6−(ブトキシカルボニル)ヘキシル基、6−(ペンチルオキシカルボニル)ヘキシル基又は6−(ヘキシルオキシカルボニル)ヘキシル基のような、水酸基、カルボキシル基若しくは前記(C1−C6アルコキシ)カルボニル基が、前記C1−C6アルキル基に結合した基であり得、好適には、ヒドロキシC1−C4アルキル基、カルボキシC1−C4アルキル基又は(C1−C4アルコキシ)カルボニル(C1−C4アルキル)基であり、更に好適には、ヒドロキシC1−C4アルキル基又は(C1−C4アルコキシ)カルボニルメチル基であり、より更に好適には、2−ヒドロキシエチル基、カルボキシメチル基、メトキシカルボニルメチル基、エトキシカルボニルメチル基、プロポキシカルボニルメチル基又はブトキシカルボニルメチル基であり、特に好適には、2−ヒドロキシエチル基、カルボキシメチル基、メトキシカルボニルメチル基又はエトキシカルボニルメチル基であり、最も好適には、カルボキシメチル基又はエトキシカルボニルメチル基である。
【0019】
上記一般式(II)に於いて、R7の定義に於ける「C1−C6アルキル基」は、例えば、前記R1で定義したものと同意義であり得、好適にはC1−C4アルキル基であり、更に好適にはメチル基又はエチル基であり、特に好適にはエチル基である。
【0020】
上記に於いて、mは好適には1乃至4の整数であり、更に好適には1又は2である。
【0021】
上記に於いて、nは好適には1乃至4の整数であり、更に好適には1又は2である。
【0022】
上記一般式(I)に於いて、R3の定義に於ける「C7−C15アラルキル基」は、例えば、ベンジル基、ナフチルメチル基、インデニルメチル基、フェナンスレニルメチル基、アントラセニルメチル基、ジフェニルメチル基、フェネチル基、ナフチルエチル基、フェニルプロピル基、ナフチルプロピル基、フェニルブチル基、ナフチルブチル基、フェニルペンチル基、ナフチルペンチル基又はフェニルヘキシル基のような、炭素数6乃至14個の芳香族炭化水素基の1又は2個が、前記「C1−C6アルキル基」に結合した基であり得、好適には、ベンジル基、ナフチルメチル基、ジフェニルメチル基又はフェネチル基であり、更に好適には、ベンジル基又はフェネチル基であり、特に好適にはベンジル基である。
【0023】
上記に於いて、R3の定義に於ける「C1−C6アルカノイル基」は、例えば、ホルミル基、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、イソブチリル基、ピバロイル基、バレリル基、イソバレリル基又はヘキサノイル基のような炭素数1乃至6個の直鎖又は分枝鎖のアルカノイル基であり、好適には、C1−C4アルカノイル基であり、更に好適には、ホルミル基又はアセチル基であり、特に好適にはアセチル基である。
【0024】
上記に於いて、R3の定義に於ける「ヒドロキシC2−C6アルカノイル基」は、例えば、ヒドロキシアセチル基、2−ヒドロキシプロピオニル基、3−ヒドロキシプロピオニル基、4−ヒドロキシブチリル基、5−ヒドロキシバレリル基又は6−ヒドロキシヘキサノイル基のような、水酸基が前記「C1−C6アルカノイル基」に結合した基であり得、好適にはヒドロキシアセチル基、3−ヒドロキシプロピオニル基又は4−ヒドロキシブチリル基であり、特に好適にはヒドロキシアセチル基である。
【0025】
上記に於いて、R3の定義に於ける「C1−C6アルキルスルホニル基」は、例えば、メタンスルホニル基、エタンスルホニル基、プロパンスルホニル基、イソプロパンスルホニル基、ブタンスルホニル基、イソブタンスルホニル基、ペンタンスルホニル基、イソペンタンスルホニル基、ネオペンタンスルホニル基、ヘキサンスルホニル基又はイソヘキサンスルホニル基のような、前記「C1−C6アルキル基」がスルホニル基に結合した基であり得、好適にはメタンスルホニル基、エタンスルホニル基、プロパンスルホニル基、ブタンスルホニル基、ペンタンスルホニル基又はヘキサンスルホニル基であり、更に好適には、メタンスルホニル基、エタンスルホニル基又はブタンスルホニル基であり、特に好適にはエタンスルホニル基である。
【0026】
上記に於いて、R3の定義に於ける「(C1−C6アルコキシ)カルボニル基若しくはカルボキシル基で置換されたC1−C6アルキルスルホニル基」は、例えば、メトキシカルボニルメタンスルホニル基、エトキシカルボニルメタンスルホニル基、プロポキシカルボニルメタンスルホニル基、イソプロポキシカルボニルメタンスルホニル基、ブトキシカルボニルメタンスルホニル基、イソブトキシカルボニルメタンスルホニル基、s−ブトキシカルボニルメタンスルホニル基、t−ブトキシカルボニルメタンスルホニル基、ペンチルオキシカルボニルメタンスルホニル基、イソペンチルオキシカルボニルメタンスルホニル基、2−メチルブトキシカルボニルメタンスルホニル基、ネオペンチルオキシカルボニルメタンスルホニル基、1−エチルプロポキシカルボニルメタンスルホニル基、ヘキシルオキシカルボニルメタンスルホニル基、4−メチルペンチルオキシカルボニルメタンスルホニル基、3−メチルペンチルオキシカルボニルメタンスルホニル基、2−メチルペンチルオキシカルボニルメタンスルホニル基、1−メチルペンチルオキシカルボニルメタンスルホニル基、3,3−ジメチルブトキシカルボニルメタンスルホニル基、2,2−ジメチルブトキシカルボニルメタンスルホニル基、1,1−ジメチルブトキシカルボニルメタンスルホニル基、1,2−ジメチルブトキシカルボニルメタンスルホニル基、1,3−ジメチルブトキシカルボニルメタンスルホニル基、2,3−ジメチルブトキシカルボニルメタンスルホニル基、2−エチルブトキシカルボニルメタンスルホニル基、1−(メトキシカルボニル)エタンスルホニル基、1−(エトキシカルボニル)エタンスルホニル基、1−(プロポキシカルボニル)エタンスルホニル基、1−(イソプロポキシカルボニル)エタンスルホニル基、1−(ブトキシカルボニル)エタンスルホニル基、1−(イソブトキシカルボニル)エタンスルホニル基、1−(s−ブトキシカルボニル)エタンスルホニル基、1−(t−ブトキシカルボニル)エタンスルホニル基、1−(ペンチルオキシカルボニル)エタンスルホニル基、1−(イソペンチルオキシカルボニル)エタンスルホニル基、1−(2−メチルブトキシカルボニル)エタンスルホニル基、1−(ネオペンチルオキシカルボニル)エタンスルホニル基、1−(1−エチルプロポキシカルボニル)エタンスルホニル基、1−(ヘキシルオキシカルボニル)エタンスルホニル基、1−(4−メチルペンチルオキシカルボニル)エタンスルホニル基、1−(3−メチルペンチルオキシカルボニル)エタンスルホニル基、1−(2−メチルペンチルオキシカルボニル)エタンスルホニル基、1−(1−メチルペンチルオキシカルボニル)エタンスルホニル基、1−(3,3−ジメチルブトキシカルボニル)エタンスルホニル基、1−(2,2−ジメチルブトキシカルボニル)エタンスルホニル基、1−(1,1−ジメチルブトキシカルボニル)エタンスルホニル基、1−(1,2−ジメチルブトキシカルボニル)エタンスルホニル基、1−(1,3−ジメチルブトキシカルボニル)エタンスルホニル基、1−(2,3−ジメチルブトキシカルボニル)エタンスルホニル基、1−(2−エチルブトキシカルボニル)エタンスルホニル基、2−(メトキシカルボニル)エタンスルホニル基、2−(エトキシカルボニル)エタンスルホニル基、2−(プロポキシカルボニル)エタンスルホニル基、2−(イソプロポキシカルボニル)エタンスルホニル基、2−(ブトキシカルボニル)エタンスルホニル基、2−(イソブトキシカルボニル)エタンスルホニル基、2−(s−ブトキシカルボニル)エタンスルホニル基、2−(t−ブトキシカルボニル)エタンスルホニル基、2−(ペンチルオキシカルボニル)エタンスルホニル基、2−(イソペンチルオキシカルボニル)エタンスルホニル基、2−(2−メチルブトキシカルボニル)エタンスルホニル基、2−(ネオペンチルオキシカルボニル)エタンスルホニル基、2−(1−エチルプロポキシカルボニル)エタンスルホニル基、2−(ヘキシルオキシカルボニル)エタンスルホニル基、2−(4−メチルペンチルオキシカルボニル)エタンスルホニル基、2−(3−メチルペンチルオキシカルボニル)エタンスルホニル基、2−(2−メチルペンチルオキシカルボニル)エタンスルホニル基、2−(1−メチルペンチルオキシカルボニル)エタンスルホニル基、2−(3,3−ジメチルブトキシカルボニル)エタンスルホニル基、2−(2,2−ジメチルブトキシカルボニル)エタンスルホニル基、2−(1,1−ジメチルブトキシカルボニル)エタンスルホニル基、2−(1,2−ジメチルブトキシカルボニル)エタンスルホニル基、2−(1,3−ジメチルブトキシカルボニル)エタンスルホニル基、2−(2,3−ジメチルブトキシカルボニル)エタンスルホニル基、2−(2−エチルブトキシカルボニル)エタンスルホニル基、1−(メトキシカルボニル)プロパンスルホニル基、1−(エトキシカルボニル)プロパンスルホニル基、1−(プロポキシカルボニル)プロパンスルホニル基、1−(ブトキシカルボニル)プロパンスルホニル基、1−(ペンチルオキシカルボニル)プロパンスルホニル基、1−(ヘキシルオキシカルボニル)プロパンスルホニル基、2−(メトキシカルボニル)プロパンスルホニル基、2−(エトキシカルボニル)プロパンスルホニル基、2−(プロポキシカルボニル)プロパンスルホニル基、2−(ブトキシカルボニル)プロパンスルホニル基、2−(ペンチルオキシカルボニル)プロパンスルホニル基、2−(ヘキシルオキシカルボニル)プロパンスルホニル基、3−(メトキシカルボニル)プロパンスルホニル基、3−(エトキシカルボニル)プロパンスルホニル基、3−(プロポキシカルボニル)プロパンスルホニル基、3−(イソプロポキシカルボニル)プロパンスルホニル基、3−(ブトキシカルボニル)プロパンスルホニル基、3−(イソブトキシカルボニル)プロパンスルホニル基、3−(s−ブトキシカルボニル)プロパンスルホニル基、3−(t−ブトキシカルボニル)プロパンスルホニル基、3−(ペンチルオキシカルボニル)プロパンスルホニル基、3−(イソペンチルオキシカルボニル)プロパンスルホニル基、3−(2−メチルブトキシカルボニル)プロパンスルホニル基、3−(ネオペンチルオキシカルボニル)プロパンスルホニル基、3−(1−エチルプロポキシカルボニル)プロパンスルホニル基、3−(ヘキシルオキシカルボニル)プロパンスルホニル基、3−(4−メチルペンチルオキシカルボニル)プロパンスルホニル基、3−(3−メチルペンチルオキシカルボニル)プロパンスルホニル基、3−(2−メチルペンチルオキシカルボニル)プロパンスルホニル基、3−(1−メチルペンチルオキシカルボニル)プロパンスルホニル基、3−(3,3−ジメチルブトキシカルボニル)プロパンスルホニル基、3−(2,2−ジメチルブトキシカルボニル)プロパンスルホニル基、3−(1,1−ジメチルブトキシカルボニル)プロパンスルホニル基、3−(1,2−ジメチルブトキシカルボニル)プロパンスルホニル基、3−(1,3−ジメチルブトキシカルボニル)プロパンスルホニル基、3−(2,3−ジメチルブトキシカルボニル)プロパンスルホニル基、3−(2−エチルブトキシカルボニル)プロパンスルホニル基、2−メトキシカルボニル−1−メチルエタンスルホニル基、2−エトキシカルボニル−1−メチルエタンスルホニル基、2−プロポキシカルボニル−1−メチルエタンスルホニル基、2−ブトキシカルボニル−1−メチルエタンスルホニル基、1−(メトキシカルボニル)ブタンスルホニル基、1−(エトキシカルボニル)ブタンスルホニル基、1−(プロポキシカルボニル)ブタンスルホニル基、1−(ブトキシカルボニル)ブタンスルホニル基、1−(ペンチルオキシカルボニル)ブタンスルホニル基、1−(ヘキシルオキシカルボニル)ブタンスルホニル基、2−(メトキシカルボニル)ブタンスルホニル基、2−(エトキシカルボニル)ブタンスルホニル基、2−(プロポキシカルボニル)ブタンスルホニル基、2−(ブトキシカルボニル)ブタンスルホニル基、2−(ペンチルオキシカルボニル)ブタンスルホニル基、2−(ヘキシルオキシカルボニル)ブタンスルホニル基、3−(メトキシカルボニル)ブタンスルホニル基、3−(エトキシカルボニル)ブタンスルホニル基、3−(プロポキシカルボニル)ブタンスルホニル基、3−(ブトキシカルボニル)ブタンスルホニル基、3−(ペンチルオキシカルボニル)ブタンスルホニル基、3−(ヘキシルオキシカルボニル)ブタンスルホニル基、4−(メトキシカルボニル)ブタンスルホニル基、4−(エトキシカルボニル)ブタンスルホニル基、4−(プロポキシカルボニル)ブタンスルホニル基、4−(イソプロポキシカルボニル)ブタンスルホニル基、4−(ブトキシカルボニル)ブタンスルホニル基、4−(イソブトキシカルボニル)ブタンスルホニル基、4−(s−ブトキシカルボニル)ブタンスルホニル基、4−(t−ブトキシカルボニル)ブタンスルホニル基、4−(ペンチルオキシカルボニル)ブタンスルホニル基、4−(イソペンチルオキシカルボニル)ブタンスルホニル基、4−(2−メチルブトキシカルボニル)ブタンスルホニル基、4−(ネオペンチルオキシカルボニル)ブタンスルホニル基、4−(1−エチルプロポキシカルボニル)ブタンスルホニル基、4−(ヘキシルオキシカルボニル)ブタンスルホニル基、4−(4−メチルペンチルオキシカルボニル)ブタンスルホニル基、4−(3−メチルペンチルオキシカルボニル)ブタンスルホニル基、4−(2−メチルペンチルオキシカルボニル)ブタンスルホニル基、4−(1−メチルペンチルオキシカルボニル)ブタンスルホニル基、4−(3,3−ジメチルブトキシカルボニル)ブタンスルホニル基、4−(2,2−ジメチルブトキシカルボニル)ブタンスルホニル基、4−(1,1−ジメチルブトキシカルボニル)ブタンスルホニル基、4−(1,2−ジメチルブトキシカルボニル)ブタンスルホニル基、4−(1,3−ジメチルブトキシカルボニル)ブタンスルホニル基、4−(2,3−ジメチルブトキシカルボニル)ブタンスルホニル基、4−(2−エチルブトキシカルボニル)ブタンスルホニル基、3−メトキシカルボニル−2−メチルプロパンスルホニル基、3−エトキシカルボニル−2−メチルプロパンスルホニル基、5−(メトキシカルボニル)ペンタンスルホニル基、5−(エトキシカルボニル)ペンタンスルホニル基、5−(プロポキシカルボニル)ペンタンスルホニル基、5−(ブトキシカルボニル)ペンタンスルホニル基、5−(ペンチルオキシカルボニル)ペンタンスルホニル基、5−(ヘキシルオキシカルボニル)ペンタンスルホニル基、6−(メトキシカルボニル)ヘキサンスルホニル基、6−(エトキシカルボニル)ヘキサンスルホニル基、6−(プロポキシカルボニル)ヘキサンスルホニル基、6−(ブトキシカルボニル)ヘキサンスルホニル基、6−(ペンチルオキシカルボニル)ヘキサンスルホニル基、6−(ヘキシルオキシカルボニル)ヘキサンスルホニル基、カルボキシメタンスルホニル基、2−カルボキシエタンスルホニル基、3−カルボキシプロパンスルホニル基、2−カルボキシ−1−メチルエタンスルホニル基、4−カルボキシブタンスルホニル基、3−カルボキシ−2−メチルプロパンスルホニル基、5−カルボキシペンタンスルホニル基又は6−カルボキシヘキサンスルホニル基のような、前記(C1−C6アルコキシ)カルボニル基及びカルボキシル基からなる群より選択される一の置換基が、前記C1−C6アルキルスルホニル基に結合した基であり得、好適には、(C1−C4アルコキシ)カルボニル基又はカルボキシル基で置換されたC1−C4アルキルスルホニル基であり、更に好適には、(C1−C4アルコキシ)カルボニル基又はカルボキシル基で置換された、メタンスルホニル基又はエタンスルホニル基であり、より更に好適には、メトキシカルボニルメタンスルホニル基、エトキシカルボニルメタンスルホニル基、カルボキシメタンスルホニル基、2−メトキシカルボニルエタンスルホニル基、2−エトキシカルボニルエタンスルホニル基又は2−カルボキシエタンスルホニル基であり、特に好適には、エトキシカルボニルメタンスルホニル基又はカルボキシメタンスルホニル基である。
【0027】
上記に於いて、R4及びR5の定義に於ける「ハロゲン原子」は、例えば、前記R1で定義したものと同意義であり得、好適には、弗素原子、塩素原子又は臭素原子であり、更に好適には弗素原子又は塩素原子であり、特に好適には塩素原子である。
【0028】
上記に於いて、R4及びR5の定義に於ける「C1−C6アルキル基」は、例えば、前記R1で定義したものと同意義であり得、好適には、C1−C4アルキル基であり、更に好適には、メチル基又はエチル基であり、特に好適にはメチル基である。
【0029】
上記に於いて、R4及びR5の定義に於ける「ハロゲノC1−C6アルキル基」は、例えば、フルオロメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、2−フルオロエチル基、2,2−ジフルオロエチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、ペンタフルオロエチル基、3−フルオロプロピル基、4−フルオロブチル基、6−フルオロヘキシル基、クロロメチル基、2−クロロエチル基、3−クロロプロピル基、4−クロロブチル基、ブロモメチル基、3−ブロモプロピル基、ジブロモペンチル基、ヨードメチル基又は2−フルオロ−1−クロロエチル基のような、前記「C1−C6アルキル基」が1乃至5個の前記「ハロゲン原子」で置換された基であり得、好適には、弗素原子及び塩素原からなる群より、1乃至3選択されるハロゲン原子で置換されたC1−C4アルキル基であり、更に好適には、フルオロメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、2−フルオロエチル基、2,2−ジフルオロエチル基又は2,2,2−トリフルオロエチル基であり、特に好適にはトリフルオロメチル基である。
【0030】
上記に於いて、R4及びR5の定義に於ける「C1−C6アルコキシ基」は、例えは、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基、s−ブトキシ基、t−ブトキシ基、ペンチルオキシ基、イソペンチルオキシ基、2−メチルブトキシ基、ネオペンチルオキシ基、1−エチルプロポキシ基、ヘキシルオキシ基、4−メチルペンチルオキシ基、3−メチルペンチルオキシ基、2−メチルペンチルオキシ基、1−メチルペンチルオキシ基、3,3−ジメチルブトキシ基、2,2−ジメチルブトキシ基、1,1−ジメチルブトキシ基、1,2−ジメチルブトキシ基、1,3−ジメチルブトキシ基、2,3−ジメチルブトキシ基又は2−エチルブトキシ基のような、前記「C1−C6アルキル基」が酸素原子に結合した基であり、好適にはC1−C4アルコキシ基であり、更に好適にはメトキシ基又はエトキシ基であり、特に好適にはメトキシ基である。
【0031】
上記に於いて、R4及びR5の定義に於ける「(C1−C6アルコキシ)カルボニル基」は、例えば、前記R3で定義したものと同意義であり得、好適には、(C1−C4アルコキシ)カルボニル基であり、更に好適にはメトキシカルボニル基又はエトキシカルボニル基であり、特に好適にはエトキシカルボニル基である。
【0032】
上記に於いて、R4及びR5の定義に於ける「(C1−C6アルキル)カルバモイル基」は、例えば、メチルカルバモイル基、エチルカルバモイル基、プロピルカルバモイル基、イソプロピルカルバモイル基、ブチルカルバモイル基、イソブチルカルバモイル基、s−ブチルカルバモイル基、t−ブチルカルバモイル基、ペンチルカルバモイル基又はヘキシルカルバモイル基のような、前記C1−C6アルキル基がカルバモイル基に結合した基であり得、好適にはC1−C4アルキルカルバモイル基であり、更に好適にはメチルカルバモイル基又はエチルカルバモイル基であり、特に好適にはメチルカルバモイル基である。
【0033】
上記に於いて、R4及びR5の定義に於ける「ジ(C1−C6アルキル)カルバモイル基」は、例えば、N,N−ジメチルカルバモイル基、N−エチル−N−メチルカルバモイル基、N,N−ジエチルカルバモイル基、N,N−ジプロピルカルバモイル基、N,N−ジイソプロピルカルバモイル基、N,N−ジブチルカルバモイル基、N,N−ジイソブチルカルバモイル基、N,N−ジ−s−ブチルカルバモイル基、N,N−ジ−t−ブチルカルバモイル基、N,N−ジペンチルカルバモイル基又はN,N−ジヘキシルカルバモイル基のような、前記C1−C6アルキル基より、同一又は異なって選択される2個のアルキル基が、カルバモイル基に結合した基であり得、好適にはジ(C1−C4アルキル)カルバモイル基であり、更に好適にはN,N−ジメチルカルバモイル基、N−エチル−N−メチルカルバモイル基又はN,N−ジエチルカルバモイル基であり、特に好適にはN,N−ジメチルカルバモイル基である。
【0034】
本発明の一般式(I)を有する化合物は、常法に従って酸と処理することにより、それぞれ相当する薬理上許容される塩にすることができる。例えば、化合物(I)を溶媒中(例えばエーテル類、エステル類又はアルコール類であり得、好適にはエーテル類又はアルコール類)、相当する酸と室温で1分間乃至30分間処理し、析出した結晶をろ取するか又は減圧下で溶媒を留去することにより得ることができる。そのような塩としては、炭酸塩;弗化水素酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、沃化水素酸塩、硝酸塩、過塩素酸塩、硫酸塩又は燐酸塩等の鉱酸塩;メタンスルホン酸塩、トリフルオロメタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩又はp−トルエンスルホン酸塩のようなスルホン酸塩;酢酸塩、プロピオン酸塩、酪酸塩、フマール酸塩、コハク酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、蓚酸塩又はマレイン酸塩又は安息香酸塩等のカルボン酸塩;又はグルタミン酸塩若しくはアスパラギン酸塩のようなアミノ酸塩を挙げることができる。
【0035】
本発明の一般式(I)を有する化合物は、R3がカルボキシル基を含む場合等、常法に従って塩基と処理することにより、それぞれ相当する薬理上許容される塩にすることができる。例えば、化合物(I)を溶媒中(例えばエーテル類、エステル類又はアルコール類であり得、好適にはアルコール類)、相当する塩基と室温で1分間乃至30分間処理し、析出した結晶をろ取するか又は減圧下で溶媒を留去することにより得ることができる。そのような塩としては、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩のようなアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩のようなアルカリ土類金属塩、アルミニウム塩、鉄塩、亜鉛塩、銅塩、ニッケル塩、コバルト塩等の金属塩;アンモニウム塩、t−オクチルアミン塩、ジベンジルアミン塩、モルホリン塩、グルコサミン塩、フェニルグリシンアルキルエステル塩、エチレンジアミン塩、N−メチルグルカミン塩、グアニジン塩、ジエチルアミン塩、トリエチルアミン塩、ジシクロヘキシルアミン塩、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン塩、クロロプロカイン塩、プロカイン塩、ジエタノールアミン塩、N−ベンジルフェネチルアミン塩、ピペラジン塩、テトラメチルアンモニウム塩、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン塩のような有機アミン塩であり得、好適にはアルカリ金属塩(特にナトリウム塩又はカリウム塩)である。
【0036】
本発明の一般式(I)を有する化合物又はその薬理上許容される塩は、分子内に不斉炭素原子を有する場合、R配位、S配位である立体異性体が存在するが、その各々、或はそれらの任意の割合の化合物のいずれも本発明に包含される。そのような立体異性体は、例えば、光学分割された原料化合物を用いて化合物(I)を合成するか又は合成した化合物(I)を所望により通常の光学分割又は分離法を用いて光学分割することができる。
【0037】
本発明の一般式(I)を有する化合物又はその薬理上許容される塩は、大気中に放置したり、又は再結晶することにより、水分を吸収し、吸着水がついたり、水和物になる場合が有り、そのような水を含む化合物及び塩も本発明に包含される。
【0038】
本発明の一般式(I)を有する化合物に於て、好適な化合物としては、例えば、
(1) R1が、水素原子、弗素原子、塩素原子、臭素原子、C1−C4アルキル基又は水酸基である化合物、
【0039】
(2) R1が、水素原子、弗素原子、塩素原子、メチル基、エチル基又は水酸基である化合物、
【0040】
(3) R1が、水素原子、弗素原子、メチル基又は水酸基である化合物、
【0041】
(4) R1が、水素原子又は水酸基である化合物、
【0042】
(5) R2が、水素原子、弗素原子、塩素原子、臭素原子又はC1−C4アルキル基である化合物、
【0043】
(6) R2が、水素原子、弗素原子、塩素原子、メチル基又はエチル基である化合物、
【0044】
(7) R2が、水素原子、弗素原子又はメチル基である化合物、
【0045】
(8) R2が、水素原子又は弗素原子である化合物、
【0046】
(9) R2が、水素原子である化合物、
【0047】
(10) R3が、水素原子;C1−C4アルキル基;ヒドロキシC1−C4アルキル基、カルボキシC1−C4アルキル基若しくは(C1−C4アルコキシ)カルボニル(C1−C4アルキル)基;一般式
【0048】
【化7】
【0049】
(式中、R7はC1−C4アルキル基を示し、m及びnは、同一又は異なって、1乃至4の整数を示す。)を有する基;ベンジル基、ナフチルメチル基、ジフェニルメチル基若しくはフェネチル基;C1−C4アルカノイル基;ヒドロキシアセチル基、3−ヒドロキシプロピオニル基若しくは4−ヒドロキシブチリル基;メタンスルホニル基、エタンスルホニル基、プロパンスルホニル基、ブタンスルホニル基、ペンタンスルホニル基若しくはヘキサンスルホニル基;又は、(C1−C4アルコキシ)カルボニル基若しくはカルボキシル基で置換されたC1−C4アルキルスルホニル基である化合物、
【0050】
(11) R3が、水素原子;C1−C4アルキル基;2−ヒドロキシエチル基、カルボキシメチル基、メトキシカルボニルメチル基、エトキシカルボニルメチル基、プロポキシカルボニルメチル基若しくはブトキシカルボニルメチル基;一般式
【0051】
【化8】
【0052】
(式中、R7はメチル基若しくはエチル基を示し、m及びnは、同一又は異なって、1若しくは2を示す。)を有する基;ベンジル基若しくはフェネチル基;ホルミル基若しくはアセチル基;ヒドロキシアセチル基;メタンスルホニル基、エタンスルホニル基若しくはブタンスルホニル基;又は、(C1−C4アルコキシ)カルボニル基若しくはカルボキシル基で置換された、メタンスルホニル基若しくはエタンスルホニル基である化合物、
【0053】
(12) R3が、水素原子、メチル基、エチル基、イソプロピル基、2−ヒドロキシエチル基、カルボキシメチル基、メトキシカルボニルメチル基、エトキシカルボニルメチル基、プロポキシカルボニルメチル基、ブトキシカルボニルメチル基、アセチル基、ヒドロキシアセチル基、メタンスルホニル基、エタンスルホニル基、ブタンスルホニル基、メトキシカルボニルメタンスルホニル基、エトキシカルボニルメタンスルホニル基、カルボキシメタンスルホニル基、2−メトキシカルボニルエタンスルホニル基、2−エトキシカルボニルエタンスルホニル基又は2−カルボキシエタンスルホニル基である化合物、
【0054】
(13) R3が、イソプロピル基、2−ヒドロキシエチル基、カルボキシメチル基、メトキシカルボニルメチル基、エトキシカルボニルメチル基、エタンスルホニル基、メトキシカルボニルメタンスルホニル基、エトキシカルボニルメタンスルホニル基、カルボキシメタンスルホニル基、2−メトキシカルボニルエタンスルホニル基、2−エトキシカルボニルエタンスルホニル基又は2−カルボキシエタンスルホニル基である化合物、
【0055】
(14) R3が、イソプロピル基、カルボキシメチル基、エトキシカルボニルメチル基、エトキシカルボニルメタンスルホニル基又はカルボキシメタンスルホニル基である化合物、
【0056】
(15) R3が、エトキシカルボニルメタンスルホニル基又はカルボキシメタンスルホニル基である化合物、
【0057】
(16) R4及びR5が、同一又は異なって、水素原子、弗素原子、塩素原子、臭素原子、C1−C4アルキル基、フルオロメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、2−フルオロエチル基、2,2−ジフルオロエチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、C1−C4アルコキシ基、カルボキシル基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、カルバモイル基、メチルカルバモイル基又はN,N−ジメチルカルバモイル基である化合物、
【0058】
(17) R4が、水素原子、弗素原子、塩素原子又はトリフルオロメチル基であり、
R5が、水素原子、弗素原子、塩素原子、臭素原子、C1−C4アルキル基、フルオロメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、2−フルオロエチル基、2,2−ジフルオロエチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、C1−C4アルコキシ基、カルボキシル基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、カルバモイル基、メチルカルバモイル基又はN,N−ジメチルカルバモイル基である化合物、
【0059】
(18) R4が、水素原子、弗素原子又は塩素原子であり、
R5が、水素原子、弗素原子、塩素原子、臭素原子、メチル基、エチル基、トリフルオロメチル基、メトキシ基、エトキシ基又はカルバモイル基である化合物、
【0060】
(19) R4が、水素原子であり、
R5が、水素原子、弗素原子、塩素原子、メチル基、トリフルオロメチル基又はカルバモイル基である化合物、
【0061】
(20) R4が、水素原子であり、
R5が、水素原子、塩素原子、メチル基又はカルバモイル基である化合物、
【0062】
(21) R6が、1−アセトイミドイルピペリジン−4−イル基である化合物、を挙げることができ、R1に関しては、(1)から(4)の順で好適な順位が上がり、R2に関しては、(5)から(9)の順で好適な順位が上がり、R3に関しては、(10)から(15)の順で好適な順位が上がり、R4及びR5に関しては、(16)から(20)の順で好適な順位が上がる。
【0063】
また、前記一般式(I)を有する化合物としては、(1)−(4)、(5)−(9)、(10)−(15)、(16)−(20)及び(21)からなる群より2乃至5を選択し、それらを任意に組み合わせたものを挙げることもでき、その組み合わせに於ける好適なものとしては、例えば、
(22) R1が、水素原子、弗素原子、塩素原子、臭素原子、C1−C4アルキル基又は水酸基であり、
R2が、水素原子、弗素原子、塩素原子、臭素原子又はC1−C4アルキル基であり、
R3が、水素原子;C1−C4アルキル基;ヒドロキシC1−C4アルキル基、カルボキシC1−C4アルキル基若しくは(C1−C4アルコキシ)カルボニル(C1−C4アルキル)基;一般式
【0064】
【化9】
【0065】
(式中、R7はC1−C4アルキル基を示し、m及びnは、同一又は異なって、1乃至4の整数を示す。)を有する基;ベンジル基、ナフチルメチル基、ジフェニルメチル基若しくはフェネチル基;C1−C4アルカノイル基;ヒドロキシアセチル基、3−ヒドロキシプロピオニル基若しくは4−ヒドロキシブチリル基;メタンスルホニル基、エタンスルホニル基、プロパンスルホニル基、ブタンスルホニル基、ペンタンスルホニル基若しくはヘキサンスルホニル基;又は、(C1−C4アルコキシ)カルボニル基若しくはカルボキシル基で置換されたC1−C4アルキルスルホニル基であり、
R4及びR5が、同一又は異なって、水素原子、弗素原子、塩素原子、臭素原子、C1−C4アルキル基、フルオロメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、2−フルオロエチル基、2,2−ジフルオロエチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、C1−C4アルコキシ基、カルボキシル基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、カルバモイル基、メチルカルバモイル基又はN,N−ジメチルカルバモイル基である化合物、
【0066】
(23) R1が、水素原子、弗素原子、塩素原子、メチル基、エチル基又は水酸基であり、
R2が、水素原子、弗素原子、塩素原子、メチル基又はエチル基であり、
R3が、水素原子;C1−C4アルキル基;2−ヒドロキシエチル基、カルボキシメチル基、メトキシカルボニルメチル基、エトキシカルボニルメチル基、プロポキシカルボニルメチル基若しくはブトキシカルボニルメチル基;一般式
【0067】
【化10】
【0068】
(式中、R7はメチル基若しくはエチル基を示し、m及びnは、同一又は異なって、1若しくは2を示す。)を有する基;ベンジル基若しくはフェネチル基;ホルミル基若しくはアセチル基;ヒドロキシアセチル基;メタンスルホニル基、エタンスルホニル基若しくはブタンスルホニル基;又は、(C1−C4アルコキシ)カルボニル基若しくはカルボキシル基で置換された、メタンスルホニル基若しくはエタンスルホニル基であり、
R4が、水素原子、弗素原子、塩素原子又はトリフルオロメチル基であり、
R5が、水素原子、弗素原子、塩素原子、臭素原子、C1−C4アルキル基、フルオロメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、2−フルオロエチル基、2,2−ジフルオロエチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、C1−C4アルコキシ基、カルボキシル基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、カルバモイル基、メチルカルバモイル基又はN,N−ジメチルカルバモイル基であり、
R6が、1−アセトイミドイルピペリジン−4−イル基である化合物、
【0069】
(24) R1が、水素原子、弗素原子、メチル基又は水酸基であり、
R2が、水素原子、弗素原子又はメチル基であり、
R3が、水素原子、メチル基、エチル基、イソプロピル基、2−ヒドロキシエチル基、カルボキシメチル基、メトキシカルボニルメチル基、エトキシカルボニルメチル基、プロポキシカルボニルメチル基、ブトキシカルボニルメチル基、アセチル基、ヒドロキシアセチル基、メタンスルホニル基、エタンスルホニル基、ブタンスルホニル基、メトキシカルボニルメタンスルホニル基、エトキシカルボニルメタンスルホニル基、カルボキシメタンスルホニル基、2−メトキシカルボニルエタンスルホニル基、2−エトキシカルボニルエタンスルホニル基又は2−カルボキシエタンスルホニル基であり、
R4が、水素原子、弗素原子又は塩素原子であり、
R5が、水素原子、弗素原子、塩素原子、臭素原子、メチル基、エチル基、トリフルオロメチル基、メトキシ基、エトキシ基又はカルバモイル基であり、
R6が、1−アセトイミドイルピペリジン−4−イル基である化合物、
【0070】
(25) R1が、水素原子又は水酸基であり、
R2が、水素原子又は弗素原子であり、
R3が、イソプロピル基、2−ヒドロキシエチル基、カルボキシメチル基、メトキシカルボニルメチル基、エトキシカルボニルメチル基、エタンスルホニル基、メトキシカルボニルメタンスルホニル基、エトキシカルボニルメタンスルホニル基、カルボキシメタンスルホニル基、2−メトキシカルボニルエタンスルホニル基、2−エトキシカルボニルエタンスルホニル基又は2−カルボキシエタンスルホニル基であり、
R4が、水素原子であり、
R5が、水素原子、弗素原子、塩素原子、メチル基、トリフルオロメチル基又はカルバモイル基であり、
R6が、1−アセトイミドイルピペリジン−4−イル基である化合物、
【0071】
(26) R1が、水素原子又は水酸基であり、
R2が、水素原子又は弗素原子であり、
R3が、イソプロピル基、カルボキシメチル基、エトキシカルボニルメチル基、エトキシカルボニルメタンスルホニル基又はカルボキシメタンスルホニル基であり、
R4が、水素原子であり、
R5が、水素原子、塩素原子、メチル基又はカルバモイル基であり、
R6が、1−アセトイミドイルピペリジン−4−イル基である化合物、
【0072】
(27) R1が、水素原子又は水酸基であり、
R2が、水素原子又は弗素原子であり、
R3が、エトキシカルボニルメタンスルホニル基又はカルボキシメタンスルホニル基であり、
R4が、水素原子であり、
R5が、水素原子、塩素原子、メチル基又はカルバモイル基であり、
R6が、1−アセトイミドイルピペリジン−4−イル基である化合物、
を挙げることができ、上記に関しては、(22)から(27)の順で好適な順位が上がる。
【0073】
本発明の代表化合物としては、例えば、以下の表に記載する化合物を挙げることができるが、本発明はこれらの化合物に限定されるものではない。
【0074】
表中の略号は、以下の通りである。
Ac : アセチル基
AI : アセトイミドイル基
1-AI-Pip(4) : 1−アセトイミドイルピペリジン−4−イル基
1-AI-Pyrd(3) : 1−アセトイミドイルピロリジン−3−イル基
Bn : ベンジル基
Bu : ブチル基
iBu : イソブチル基
sBu : セカンダリーブチル基
tBu : ターシャリーブチル基
Byr : ブチリル基
Et : エチル基
Hx : ヘキシル基
Me : メチル基
Np(1) : 1−ナフチル基
Np(2) : 2−ナフチル基
Ph : フェニル基
Pn : ペンチル基
Pr : プロピル基
iPr : イソプロピル基
Prn : プロピオニル基
Va : バレリル基
【0075】
【表1】
【0076】
【化11】
【0077】
【0078】
本発明の一般式(I)を有するベンズアミジン誘導体に於て、好適な化合物としては、例示化合物番号83、90、93、101、137、140、142、148、177、237、297、358、478、542、663、668、788、849、864、948、1014、1080、1220、1280、1408、1410、1411、1412、1413、1414、1415、1416、1419、1420、1422、1424、1426、1434、1440、1442、1448、1450、1460、1462、1466、1474、1478、1482、1484、1492、1498、1509、1513、1539、1638、1711、1771、1839、1843、1849、1881、1939、1941、1943、1945、1949、1951、1955、1963、1969、1971、1975、1977、1979、1989、1991、1995、2003、2007、2011、2013、2027、2038、2040、2042、2044、2048、2054、2068、2070、2076、2078、2088、2094、2109、2208、2262、2266、2272、2304又は2353を挙げることができ、
【0079】
更に好適には、例示化合物番号90、137、177、237、297、358、478、542、663、668、788、849、864、948、1014、1080、1408、1410、1412、1414、1416、1419、1420、1426、1440、1442、1450、1460、1462、1466、1474、1478、1482、1484、1492、1498、1509、1513、1638、1711、1771、1839、1843、1849、1881、1939、1941、1943、1945、1949、1951、1955、1969、1971、1975、1979、1989、1991、1995、2003、2007、2011、2013、2027、2038、2040、2042、2094、2208、2262、2266、2272又は2304を挙げることができ、
【0080】
より更に好適には、例示化合物番号668、849、1014、1410、1412、1414、1420、1426、1440、1442、1450、1460、1462、1466、1474、1478、1482、1484、1498、1509、1839、1843、1939、1941、1943、1945、1949、1955、1969、1971、1975、1979、1989、1991、1995、2003、2007、2011、2013、2027又は2038を挙げることができ、
【0081】
特に好適には、
例示化合物番号1410:N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル、
例示化合物番号1414:N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル、
例示化合物番号1420:N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−メチルフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル、
例示化合物番号1460:N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−カルバモイルフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル、
例示化合物番号1939:N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸、
例示化合物番号1941:N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸、
例示化合物番号1943:N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸、
例示化合物番号1949:N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−メチルフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸、
例示化合物番号1969:N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−トリフルオロメチルフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸、
例示化合物番号1989:N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−カルバモイルフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸、
例示化合物番号2003:N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3,5−ジクロロフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル、
例示化合物番号2007:N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3,5−ジクロロフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸、又は、
例示化合物番号2038:N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−フルオロ−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸を挙げることができる。
【0082】
【発明の実施の形態】
本発明の一般式(I)を有する化合物は、以下の方法に従い容易に製造することができる。
【0083】
【化12】
【0084】
【化13】
【0085】
【化14】
【0086】
【化15】
【0087】
上記に於いて、R1、R2、R3、R4、R5及びR6は、前述したものと同意義を示し、
R3aは、水素原子を示し、
R3bは、C1−C6アルキル基;保護された水酸基若しくは(C1−C6アルコキシ)カルボニル基で置換されたC1−C6アルキル基;一般式
【0088】
【化16】
【0089】
(式中、R7、m及びnは、前述したものと同意義を示す。)を有する基;C7−C15アラルキル基;C1−C6アルキルスルホニル基;又は、(C1−C6アルコキシ)カルボニル基で置換されたC1−C6アルキルスルホニル基を示し、
R3cは、C1−C6アルキル基又はC7−C15アラルキル基を示し、
R3dは、C1−C6アルカノイル基又は保護された水酸基で置換されたC2−C6アルカノイル基を示し、
R8は、アミノ基が保護されている他はR6と同意義を示し、
R9は、C1−C5アルキル基、C6−C14アリール基又はC7−C14アラルキル基を示し、
R10は、C1−C6アルカノイル基;又は、保護された水酸基で置換されたC2−C6アルカノイル基を示し、
R11は、C1−C6アルキル基を示し、
R12は、水酸基の保護基を示し、
R13は、水酸基が保護されている他は、R1と同意義を示し、
Xは、ハロゲン原子を示す。
【0090】
上記に於いて、R3bの定義に於ける、「C1−C6アルキル基」、「(C1−C6アルコキシ)カルボニル基で置換されたC1−C6アルキル基」、「一般式
【0091】
【化17】
【0092】
(式中、R7、m及びnは、前述したものと同意義を示す。)を有する基」、「C7−C15アラルキル基」、「C1−C6アルキルスルホニル基」、「(C1−C6アルコキシ)カルボニル基で置換されたC1−C6アルキルスルホニル基」;R3cの定義に於ける「C1−C6アルキル基」、「C7−C15アラルキル基」;及び、R3dの定義に於ける、「C1−C6アルカノイル基」は、各々、R3で定義したものと同意義を示す。
【0093】
上記に於いて、R3bの定義に於ける「保護された水酸基で置換されたC1−C6アルキル基」は、水酸基が保護されている他は、R3で定義されたものと同意義を示す。
【0094】
上記に於いて、R3dの定義に於ける「保護された水酸基で置換されたC2−C6アルカノイル基」は、水酸基が保護されている他は、R3で定義された「ヒドロキシC2−C6アルカノイル基」と同意義を示す。
【0095】
上記に於いて、R3bの定義に於ける「保護された水酸基で置換されたC1−C6アルキル基」の「水酸基の保護基」、R3d及びR10の定義に於ける「保護された水酸基で置換されたC2−C6アルカノイル基」の「水酸基の保護基」、R12の定義に於ける「水酸基の保護基」、R13に含まれる「水酸基の保護基」は、一般に水酸基の保護基として使用される基であれば、特に限定はなく用いることができるが、例えば、ホルミル基、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、イソブチリル基、ペンタノイル基、ピバロイル基、バレリル基、イソバレリル基、オクタノイル基、ノナノイル基、デカノイル基、3−メチルノナノイル基、8−メチルノナノイル基、3−エチルオクタノイル基、3,7−ジメチルオクタノイル基、ウンデカノイル基、ドデカノイル基、トリデカノイル基、テトラデカノイル基、ペンタデカノイル基、ヘキサデカノイル基、1−メチルペンタデカノイル基、14−メチルペンタデカノイル基、13,13−ジメチルテトラデカノイル基、ヘプタデカノイル基、15−メチルヘキサデカノイル基、オクタデカノイル基、1−メチルヘプタデカノイル基、ノナデカノイル基、アイコサノイル基又はヘナイコサノイル基のようなアルカノイル類;スクシノイル基、グルタロイル基又はアジポイル基のようなカルボキシ化アルカノイル類;クロロアセチル基、ジクロロアセチル基、トリクロロアセチル基又はトリフルオロアセチル基のようなハロゲノアルカノイル類;メトキシアセチル基のようなアルコキシアルカノイル類;(E)−2−メチル−2−ブテノイル基のような不飽和アルカノイル類;ベンゾイル基、α−ナフトイル基又はβ−ナフトイル基のようなアリールカルボニル類;2−ブロモベンゾイル基又は4−クロロベンゾイル基のようなハロゲノアリールカルボニル類;2,4,6−トリメチルベンゾイル基又は4−トルオイル基のようなアルキル化アリールカルボニル類;4−アニソイル基のようなアルコキシ化アリールカルボニル類;2−カルボキシベンゾイル基、3−カルボキシベンゾイル基又は4−カルボキシベンゾイル基のようなカルボキシ化アリールカルボニル類;4−ニトロベンゾイル基又は2−ニトロベンゾイル基のようなニトロ化アリールカルボニル類;2−(メトキシカルボニル)ベンゾイル基のようなアルコキシカルボニル化アリールカルボニル類;4−フェニルベンゾイル基のようなアリール化アリールカルボニル類;テトラヒドロピラン−2−イル基、3−ブロモテトラヒドロピラン−2−イル基、4−メトキシテトラヒドロピラン−4−イル基、テトラヒドロチオピラン−2−イル基又は4−メトキシテトラヒドロチオピラン−4−イル基のようなテトラヒドロピラニル類又はテトラヒドロチオピラニル類;テトラヒドロフラン−2−イル基又はテトラヒドロチオフラン−2−イル基のようなテトラヒドロフラニル類又はテトラヒドロチオフラニル類;メトキシメチル基、1,1−ジメチル−1−メトキシメチル基、エトキシメチル基、プロポキシメチル基、イソプロポキシメチル基、ブトキシメチル基又はt−ブトキシメチル基のようなアルコキシメチル類;2−メトキシエトキシメチル基のようなアルコキシ化アルコキシメチル類;2,2,2−トリクロロエトキシメチル基又はビス(2−クロロエトキシ)メチル基のようなハロゲノアルコキシメチル類;1−エトキシエチル基又は1−(イソプロポキシ)エチル基のようなアルコキシ化エチル類;2,2,2−トリクロロエチル基のようなハロゲン化エチル類;ベンジル基、α−ナフチルメチル基、β−ナフチルメチル基、ジフェニルメチル基、トリフェニルメチル基、α−ナフチルジフェニルメチル基又は9−アンスリルメチル基のような1乃至3個のアリール基で置換されたアラルキル類;4−メチルベンジル基、2,4,6−トリメチルベンジル基、3,4,5−トリメチルベンジル基、4−メトキシベンジル基、4−メトキシフェニルジフェニルメチル基、2−ニトロベンジル基、4−ニトロベンジル基、4−クロロベンジル基、4−ブロモベンジル基又は4−シアノベンジル基のような、アルキル、アルコキシ、ハロゲン又はシアノ基でアリール環が置換されたアラルキル類;メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、t−ブトキシカルボニル基若しくはイソブトキシカルボニル基のようなアルコキシカルボニル類又は2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル基ような、ハロゲン化アルコキシカルボニル類;ビニルオキシカルボニル基又はアリルオキシカルボニル基のようなアルケニルオキシカルボニル類;或は、ベンジルオキシカルボニル基、4−メトキシベンジルオキシカルボニル基、3,4−ジメトキシベンジルオキシカルボニル基、2−ニトロベンジルオキシカルボニル基又は4−ニトロベンジルオキシカルボニル基のような、1又は2個のアルコキシ若しくはニトロ基でアリール環が置換されていてもよいアラルキルオキシカルボニル類;トリメチルシリル基、トリエチルシリル基、イソプロピルジメチルシリル基、t−ブチルジメチルシリル基、メチルジイソプロピルシリル基、メチルジ−t−ブチルシリル基、トリイソプロピルシリル基、ジフェニルメチルシリル基、ジフェニルブチルシリル基、ジフェニルイソプロピルシリル基又はフェニルジイソプロピルシリル基のようなシリル類であり得、R3bの定義に於ける「保護された水酸基で置換されたC1−C6アルキル基」の「水酸基の保護基」、R3d及びR10の定義に於ける「保護された水酸基で置換されたC2−C6アルカノイル基」の「水酸基の保護基」は、好適にはアルカノイル類であり、特に好適にはアセチル基である。他方、R12の定義に於ける「水酸基の保護基」及びR13に含まれる「水酸基の保護基」は、好適にはアルコキシ化アルコキシメチル類であり、特に好適にはメトキシメチル基である。
【0096】
上記に於いて、R8の「アミノ基の保護基」は、一般にアミノ基の保護基として使用される基であれば、特に限定はなく用いることができるが、例えば、ホルミル基、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、イソブチリル基、ペンタノイル基、ピバロイル基、バレリル基、イソバレリル基又はヘキサノイル基のようなC1−C6アルカノイル基;クロロアセチル基、ジクロロアセチル基、トリクロロアセチル基、トリフルオロアセチル基、3−フルオロプロピオニル基、4,4−ジクロロブチリル基、メトキシアセチル基、ブトキシアセチル基、エトキシプロピオニル基又はプロポキシブチリル基のような、ハロゲン若しくはC1−C4アルコキシで置換されたC1−C4アルカノイル基;アクリロイル基、プロピオロイル基、メタクリロイル基、クロトノイル基又はイソクロトノイル基のような不飽和C1−C4アルカノイル基;ベンゾイル基、α−ナフトイル基、β−ナフトイル基、2−フルオロベンゾイル基、2−ブロモベンゾイル基、2,4−ジクロロベンゾイル基、6−クロロ−α−ナフトイル基、4−トルオイル基、4−プロピルベンゾイル基、4−t−ブチルベンゾイル基、2,4,6−トリメチルベンゾイル基、6−エチル−α−ナフトイル基、4−アニソイル基、4−プロポキシベンゾイル基、4−t−ブトキシベンゾイル基、6−エトキシ−α−ナフトイル基、2−エトキシカルボニルベンゾイル基、4−t−ブトキシカルボニルベンゾイル基、6−メトキシカルボニル−α−ナフトイル基、4−フェニルベンゾイル基、4−フェニル−α−ナフトイル基、6−α−ナフチルベンゾイル基、4−ニトロベンゾイル基、2−ニトロベンゾイル基又は6−ニトロ−α−ナフトイル基のような、ハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4アルコキシカルボニル、C6−C10アリ−ル又はニトロで置換されてもよいC6−C10アリ−ルカルボニル基;メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基、ブトキシカルボニル基、イソブトキシカルボニル基、s−ブトキシカルボニル基、t−ブトキシカルボニル基、クロロメトキシカルボニル基、2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル基、2−フルオロプロポキシカルボニル基、2−ブロモ−t−ブトキシカルボニル基、2,2−ジブロモ−t−ブトキシカルボニル基、トリエチルシリルメトキシカルボニル基、2−トリメチルシリルエトキシカルボニル基、4−トリプロピルシリルブトキシカルボニル基又はt−ブチルジメチルシリルプロポキシカルボニル基のような、ハロゲン又はトリC1−C4アルキルシリルで置換されてもよいC1−C4アルコキシカルボニル基;ビニルオキシカルボニル基、アリルオキシカルボニル基、1,3−ブタジエニルオキシカルボニル基又は2−ペンテニルオキシカルボニル基のようなC2−C5アルケニルオキシカルボニル基;フタロイル基のようなアリールジカルボニル基;ベンジル基、フェネチル基、3−フェニルプロピル基、4−フェニルブチル基、α−ナフチルメチル基、β−ナフチルメチル基、ジフェニルメチル基、トリフェニルメチル基、α−ナフチルジフェニルメチル基又は9−アンスリルメチル基のようなアラルキル基;或はベンジルオキシカルボニル基、(1−フェニル)ベンジルオキシカルボニル基、α−ナフチルメチルオキシカルボニル基、β−ナフチルメチルオキシカルボニル基、9−アンスリルメチルオキシカルボニル基、p−メトキシベンジルオキシカルボニル基又はp−ニトロベンジルオキシカルボニル基のような、メトキシ又はニトロで置換されてもよいC7−C15アラルキルオキシカルボニル基であり得、好適には、C1−C4アルカノイル基;トリフルオロアセチル基;メトキシアセチル基;ベンゾイル基;α−ナフトイル基;β−ナフトイル基;アニソイル基;ニトロベンゾイル基;C1−C4アルコキシカルボニル基;2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル基;トリエチルシリルメトキシカルボニル基;2−トリメチルシリルエトキシカルボニル基;ビニルオキシカルボニル基;アリルオキシカルボニル基;フタロイル基;ベンジル基;ベンジルオキシカルボニル基;又はニトロベンジルオキシカルボニル基であり、更に好適には、ホルミル基、アセチル基、ベンゾイル基、4−アニソイル基、4−ニトロベンゾイル基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、ブトキシカルボニル基、t−ブトキシカルボニル基、フタロイル基、ベンジル基、ベンジルオキシカルボニル基又はp−ニトロベンジルオキシカルボニル基であり、特に好適にはt−ブトキシカルボニル基である。
【0097】
上記に於いて、R9の定義に於ける「C1−C5アルキル基」は、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、2−メチルブチル基、ネオペンチル基又は1−エチルプロピル基のような、炭素数1乃至5個の直鎖又は分枝鎖アルキル基であり得、好適にはC1−C3アルキル基であり、更に好適にはメチル基、エチル基又はイソプロピル基である。
【0098】
上記に於いて、R9の定義に於ける「C6−C14アリール基」は、例えば、フェニル基、インデニル基、ナフチル基、フェナンスレニル基又はアントラセニル基のような炭素数6乃至14個の芳香族炭化水素基であり得、好適にはフェニル基又はナフチル基であり、更に好適にはフェニル基である。
【0099】
上記に於いて、R9の定義に於ける「C7−C14アラルキル基」は、例えば、ベンジル基、α−ナフチルメチル基、インデニルメチル基、ジフェニルメチル基、2−フェネチル基、2−α−ナフチルエチル基、3−フェニルプロピル基、3−α−ナフチルプロピル基、フェニルブチル基、4−α−ナフチルブチル基又は5−フェニルペンチル基のような、炭素数6乃至14個の芳香族炭化水素基の1又は2個が、「C1−C5アルキル基」に結合した基であり得、好適には、ベンジル基、α−ナフチルメチル基、ジフェニルメチル基又は2−フェネチル基であり、更に好適には、ベンジル基又は2−フェネチル基であり、特に好適にはベンジル基である。
【0100】
上記に於いて、R10の定義に於ける「C1−C6アルカノイル基」は、例えば、ホルミル基、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、イソブチリル基、ピバロイル基、バレリル基、イソバレリル基又はヘキサノイル基のような炭素数1乃至6個の直鎖又は分枝鎖のアルカノイル基であり、好適には、C1−C4アルカノイル基であり、特に好適にはアセチル基である。
【0101】
上記に於いて、R10の定義に於ける「保護された水酸基で置換されたC2−C6アルカノイル基」の「C2−C6アルカノイル基」部分は、上記「C1−C6アルカノイル基」に於いて、炭素数2乃至6個の直鎖又は分枝鎖のアルカノイル基であり、好適にはC2−C4アルカノイル基であり、更に好適にはアセチル基である。
【0102】
上記に於いて、R11の定義に於ける「C1−C6アルキル基」は、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、2−メチルブチル基、ネオペンチル基、1−エチルプロピル基、ヘキシル基、4−メチルペンチル基、3−メチルペンチル基、2−メチルペンチル基、1−メチルペンチル基、3,3−ジメチルブチル基、2,2−ジメチルブチル基、1,1−ジメチルブチル基、1,2−ジメチルブチル基、1,3−ジメチルブチル基、2,3−ジメチルブチル基又は2−エチルブチル基のような、炭素数1乃至6個の直鎖又は分枝鎖アルキル基であり得、好適にはC1−C4アルキル基であり、更に好適にはメチル基又はエチル基であり、特に好適にはエチル基である。
【0103】
上記に於いて、Xの定義に於ける「ハロゲン原子」は、例えば、弗素原子、塩素原子、臭素原子又は沃素原子である。
【0104】
A法は、一般式(I)を有する化合物を製造する方法である。
【0105】
第A1工程は、一般式(V)を有する化合物を製造する工程であり、一般式(III)を有する化合物を、不活性溶媒中、ホスフィン類及びアゾ化合物存在下、一般式(IV)を有する化合物と縮合させることにより達成される。
【0106】
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えばヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;或はジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類であり得、好適には脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類又はエーテル類であり、更に好適には、ハロゲン化炭化水素類(ジクロロメタン)或いはエーテル類(特にジエチルエーテル又はテトラヒドロフラン)である。
使用されるホスフィン類は、例えば、トリメチルホスフィン、トリエチルホスフィン、トリプロピルホスフィン、トリブチルホスフィン、トリペンチルホスフィン又はトリヘキシルホスフィン等のトリC1−C6アルキルホスフィン;トリフェニルホスフィン、トリインデニルホスフィン又はトリナフチルホスフィン等のトリC6−C10アリールホスフィン;或はトリルジフェニルホスフィン、トリトリルホスフィン、トリメシチルホスフィン、トリブチルフェニルホスフィン又はトリ−6−エチル−2−ナフチルホスフィン等の、C1−C4アルキルを置換基として有してもよいトリC6−C10アリールホスフィンであり得、好適にはトリC1−C6アルキルホスフィン類(特にトリメチルホスフィン、トリエチルホスフィン、トリプロピルホスフィン又はトリブチルホスフィン、)又はトリC6−C10アリールホスフィン(特にトリフェニルホスフィン、トリインデニルホスフィン又はトリナフチルホスフィン)であり、更に好適には、トリブチルホスフィン又はトリフェニルホスフィンである。
使用されるアゾ化合物は、例えば、アゾジカルボニルジピペリジン或いはアゾジカルボン酸ジメチル、アゾジカルボン酸ジエチル、アゾジカルボン酸ジプロピル又はアゾジカルボン酸ジブチルのようなアゾジカルボン酸ジ−C1−C4アルキルであり得、好適には、アゾジカルボニルジピペリジン、アゾジカルボン酸ジメチル又はアゾジカルボン酸ジエチルである。
反応温度は原料化合物、試薬等によって変化するが、通常−50℃乃至100℃であり、好適には0℃乃至60℃である。
反応時間は原料化合物、試薬、反応温度によって変化するが、通常5分乃至24時間であり、好適には10分乃至6時間である。
反応終了後、本工程の目的化合物は、常法に従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了後、不溶物が存在する場合にはそれをろ去し、溶媒を留去することにより、或いは、反応終了後、溶媒を留去し、得られる残渣に水を注ぎ、水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加え抽出した後、抽出液を水洗し、有機層を無水硫酸マグネシウム等で乾燥させた後、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマトグラフィー等によって更に精製できる。
【0107】
第A2工程は、一般式(I)を有する化合物を製造する工程であり、
(a) シアノ基をアミジノ基へと変換させる反応、
(b) 保護されたアミノ基の保護基を除去する反応、
(c) アミノ基のアセトイミドイル化反応、
所望により、
(d) エステルの加水分解反応、
(e) 保護された水酸基の保護基を除去する反応
を、適宜順序を変えて、組み合わせることにより達成される。
【0108】
必須の反応(a)である「シアノ基をアミジノ基へと変換させる反応」は、一般にこの分野の技術に於て周知の方法に従い、
(1) 原料化合物を、不活性溶媒中又は溶媒不存在下(好適には不活性溶媒中)、酸存在下、アルコール類と反応させ、中間体として生じるイミノエーテル化合物をアンモノリシスさせるか、又は、
(2) 原料化合物を、不活性溶媒中、塩基存在下又は不存在下、ヒドロキシルアミンと反応させ、中間体として生じるアミドオキシム化合物を加水素分解することにより達成される。
【0109】
反応(a)(1)は2段階からなる反応である。先ず、第1段階は、酸の存在下、ニトリル基をアルコールと反応させ、イミノエーテル化合物を得る反応である。
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;アセトン又はメチルエチルケトンのようなケトン類;酢酸メチル又は酢酸エチルのようなエステル類;ニトロメタンのようなニトロ化合物類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又はN−メチル−2−ピロリジノンのようなアミド類;ジメチルスルホキシド又はスルホランのようなスルホキシド類;或は上記有機溶媒の混合溶媒であり得、好適には、芳香族炭化水素類(特にベンゼン)又はハロゲン化炭化水素類(特にジクロロメタンであり、特に好適にはハロゲン化炭化水素類(特にジクロロメタン)である。
また、本反応は、溶媒も兼ねて、過剰のアルコール類中(例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、ブタノール又はイソブタノール等であり得、好適には、メタノール又はエタノールである。)で行うことができ、また、通常、支障がないかぎりアルコール中で反応が行われる。
使用される酸は、例えば、塩化水素、塩酸、臭化水素酸、沃化水素酸、硝酸、過塩素酸、硫酸又は燐酸等の鉱酸;メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸又はp−トルエンスルホン酸のようなスルホン酸;或は、三弗化ホウ素、塩化アルミニウム、塩化鉄(III)、塩化亜鉛、塩化水銀(II)等のルイス酸であり得、好適には鉱酸又はルイス酸であり、特に好適には塩化水素である。
反応温度は、原料化合物、試薬等によって異なるが、通常−10℃乃至100℃であり、好適には0℃乃至50℃である。
反応時間は、原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常10分間乃至48時間であり、好適には1時間乃至15時間である。
反応終了後、本反応の目的化合物は、常法(例えば、溶媒を留去する方法)に従って反応混合物から採取されるが、特に単離・精製することなく次の反応に用いることもできる。
【0110】
反応(a)(1)の第2段階は、第1段階で生成したイミノエーテル化合物を、加アンモニア分解させる反応である。この反応は、通常、不活性溶媒中、アンモニウムイオンの存在下に行われる。
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、ブタノール又はイソブタノールのようなアルコール類;水;或いはアルコール類と水の混合溶媒であり得、好適には、メタノール、エタノール、水、含水メタノール又は含水エタノールであり、特に好適には、含水メタノール又は含水エタノールである。
使用されるアンモニウムイオンのアンモニウム源としては、例えば、アンモニア水、塩化アンモニウム、炭酸アンモニウム又はそれらの混合物であり得、好適には、塩化アンモニウムである。
反応に於けるpHは、中性乃至弱塩基性であり、好適には、アンモニア水及び塩酸を用いて、pH7乃至9である。
反応温度は、原料化合物、試薬等によって異なるが、通常−10℃乃至100℃であり、好適には0℃乃至50℃である。
反応時間は、原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常10分間乃至48時間であり、好適には1時間乃至15時間である。
反応終了後、本反応の目的化合物は、常法に従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了後、溶媒を留去することにより、或は、反応終了後、反応液に水を加え、水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物を抽出した後、抽出した有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥させた後、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱、クロマトグラフィーにより更に精製できる。
【0111】
反応(a)(2)は2段階からなる反応である。先ず、第1段階は、不活性溶媒中、所望に応じて塩基存在下、ニトリル基をヒドロキシルアミンと反応させ、アミドオキシム化合物を得る反応である。
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;アセトン又はメチルエチルケトンのようなケトン類;ニトロメタンのようなニトロ化合物類;アセトニトリル又はイソブチロニトリルのようなニトリル類;メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、ブタノール又はイソブタノールのようなアルコール類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又はN−メチル−2−ピロリジノンのようなアミド類;ジメチルスルホキシド又はスルホランのようなスルホキシド類;或いは水であり得、好適には、アルコール類(特にメタノール又はエタノール)である。
使用されるヒドロキシルアミンの供給源としては、ヒドロキシルアミンの水溶液、有機溶媒の溶液又は酸との塩を挙げることができる。
使用される塩基は、ヒドロキシルアミンの酸との塩を使用する場合に、それを中和し得るものであれば特に限定はないが(また、ヒドロキシルアミンの溶液を直接用いる場合は、必ずしも必要としない。)、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム又は炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム又は炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属重炭酸塩類;酢酸ナトリウムのようなアルカリ金属酢酸塩類;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム又は水酸化リチウムのようなアルカリ金属水酸化物類;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムt−ブトキシド又はリチウムメトキシドのようなアルカリ金属アルコキシド類;或いは、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)又は1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(DBU)のような有機塩基類であり得、好適には、アルカリ金属炭酸塩類(特に炭酸ナトリウム)又はアルカリ金属アルコキシド類(特にカリウムt−ブトキシド)である。
反応温度は、原料化合物、試薬等によって異なるが、通常0℃乃至150℃であり、好適には50℃乃至100℃である。
反応時間は、原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常、1時間乃至24時間であり、好適には5時間乃至12時間である。
反応終了後、本反応の目的化合物は常法(例えば、溶媒を留去する方法)に従って反応混合物から採取されるが、特に単離・精製することなく、次反応に用いることもできる。
【0112】
反応(a)(2)の第2段階は、第1段階で生成したアミドオキシム化合物を加水素分解する反応である。
通常、加水素分解に先立ち、水酸基を脱離性の基で修飾するが、簡便にアセチル基が常用される。アセチル化は、通常、酢酸中、無水酢酸を用いて行われるが、必要に応じて溶媒中で行うこともできる。
アセチル化に使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;アセトン又はメチルエチルケトンのようなケトン類;ニトロメタンのようなニトロ化合物類;或いは、アセトニトリル又はイソブチロニトリルのようなニトリル類であり得、好適には、ハロゲン化炭化水素類(特にジクロロメタン)又はエーテル類(特にテトラヒドロフラン)である。アセチル化の反応温度は、原料化合物、試薬等によって異なるが、通常0℃乃至150℃であり、好適には10℃乃至50℃である。
アセチル化の反応時間は、原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常、1時間乃至24時間であり、好適には5時間乃至12時間である。
反応終了後、本反応の目的化合物は常法(例えば、反応終了後、溶媒を留去する方法)に従って反応混合物から採取されるが、特に単離・生成することなく次の反応に用いることもできる。
【0113】
アミドオキシム化合物の加水素分解(水酸基をアセチル化した場合は、脱アセトキシ化)は、通常、反応溶媒を変えず、引き続いて行われる。また、所望により、一度、溶媒を留去し、得られる残渣を再度、不活性溶媒に溶解させ行うこともできる。
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;アセトン又はメチルエチルケトンのようなケトン類;ニトロメタンのようなニトロ化合物類;アセトニトリル又はイソブチロニトリルのようなニトリル類;メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、ブタノール又はイソブタノールのようなアルコール類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又はN−メチル−2−ピロリジノンのようなアミド類;ジメチルスルホキシド又はスルホランのようなスルホキシド類;蟻酸又は酢酸のようなカルボン酸類;水;或いは、上記溶媒の混合溶媒であり得、好適には、アルコール類(特にメタノール又はエタノール)、酢酸、或いはそれらの混合溶媒である。
加水素分解に於て使用される触媒は、通常の接触還元反応に使用されるものであれば、特に限定はないが、例えば、パラジウム黒、パラジウム−炭素、水酸化パラジウム、水酸化パラジウム−炭素、ラネーニッケル、ロジウム−酸化アルミニウム、パラジウム−硫酸バリウム、酸化白金又は白金黒であり得、好適には、パラジウム−炭素である。
反応温度は、原料化合物、試薬等によって異なるが、通常−10℃乃至100℃であり、好適には0℃乃至80℃である。
反応時間は、原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常、1時間乃至24時間であり、好適には5時間乃至12時間である。
反応終了後、本反応の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了後、触媒をろ去した後、溶媒を留去するか、或は、反応終了後、触媒をろ去した後、反応液に水を加え、水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物を抽出した後、抽出した有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥させた後、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱、クロマトグラフィーにより更に精製できる。
【0114】
必須の反応(b)である「保護されたアミノ基の保護基を除去する反応」は、一般に有機合成化学の技術において周知の方法に従い、以下の様に実施される。
【0115】
アミノ基の保護基が、ホルミル基、アセチル基、ベンゾイル基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、t−ブトキシカルボニル基、2−トリメチルシリルエトキシカルボニル基、2−ブロモ−t−ブトキシカルボニル基、2,2−ジブロモ−t−ブトキシカルボニル基、ビニルオキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、(1−フェニル)ベンジルオキシカルボニル基、9−アンスリルメチルオキシカルボニル基、p−メトキシベンジルオキシカルボニル基又はp−ニトロベンジルオキシカルボニル基である場合には、不活性溶媒中又は水性溶媒中で酸で処理することにより除去することができる。尚、その際に、目的化合物を塩として得ることもできる。
使用される酸は、例えば、塩酸、硫酸、リン酸、臭化水素酸又はトリフルオロ酢酸であり得、好適には、塩酸、硫酸、臭化水素酸又はトリフルオロ酢酸である。
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;酢酸メチル又は酢酸エチルのようなエステル類;メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール又はブタノールのようなアルコール類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又はヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジメチルスルホキシド又はスルホランのようなスルホキシド類;蟻酸又は酢酸のような脂肪酸類;或は水又は水と上記溶媒との混合溶媒を挙げることができるが、好適には、ハロゲン化炭化水素類、エーテル類、アルコール類、脂肪酸類又は水と上記溶媒との混合溶媒であり、さらに好適にはハロゲン化炭化水素類(特にジクロロメタン)、エーテル類(特にテトラヒドロフラン又はジオキサン)、脂肪酸類(特に酢酸)、アルコール類(特にメタノール又はエタノール)、或は、水又は水と上記溶媒との混合溶媒である。
反応温度は、原料化合物、溶媒又は使用される酸によって変化するが、通常−10℃乃至150℃であり、好適には0℃乃至100℃である。
反応時間は、原料化合物、溶媒又は使用される酸によって変化するが、通常5分乃至48時間であり、好適には10分乃至15時間である。
反応終了後、本反応の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。例えば、反応液中に析出した目的化合物をろ取するか、必要に応じ、適宜中和して、溶媒を留去し、乾燥させるか、又は、反応液を水に注いだり、必要に応じ適宜中和して、水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加え抽出し、目的化合物を含む有機層を水洗後、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥させ、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマトグラフィー等によって更に精製できる。
【0116】
アミノ基の保護基がアルカノイル類、アリールカルボニル類、アルコキシカルボニル類、アルケニルオキシカルボニル類、アリールジカルボニル類、アラルキル類又はアラルキルオキシカルボニル類である場合には、不活性溶媒中又は水性溶媒中で塩基で処理することにより除去することができる。
使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム又は炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム又は炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属重炭酸塩類;水素化リチウム、水素化ナトリウム又は水素化カリウムのようなアルカリ金属水素化物類;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム又は水酸化リチウムのようなアルカリ金属水酸化物類;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムt−ブトキシド又はリチウムメトキシドのようなアルカリ金属アルコキシド類;メチルメルカプタンナトリウム又はエチルメルカプタンナトリウムのようなメルカプタンアルカリ金属類;ヒドラジン、メチルアミン、ジメチルアミン、エチルアミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)又は1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(DBU)のような有機塩基類であり得、好適には、アルカリ金属炭酸塩類(特に炭酸ナトリウム又は炭酸カリウム)、アルカリ金属水酸化物類(特に水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム)、アルカリ金属アルコキシド類(特にナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド又はカリウム−t−ブトキシド)或は有機塩基類(特にヒドラジン又はメチルアミン)である。
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール又はブタノールのようなアルコール類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又はヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジメチルスルホキシド又はスルホランのようなスルホキシド類;又は水と上記溶媒との混合溶媒であり得、好適には、ハロゲン化炭化水素類、エーテル類、アルコール類、又は水と上記溶媒との混合溶媒であり、さらに好適にはエーテル類(特にテトラヒドロフラン又はジオキサン)、アルコール類(特にメタノール、エタノール)、又は水と上記溶媒との混合溶媒である。
反応温度は、原料化合物、溶媒又は使用される塩基によって変化するが、通常−10℃乃至50℃であり、好適には−5℃乃至10℃である。
反応時間は、原料化合物、溶媒又は使用される塩基によって変化するが、通常5分間乃至20時間であり、好適には10分間乃至3時間である。
反応終了後、本反応の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。例えば、反応液中に析出した目的化合物をろ取するか、又は必要に応じて酸で中和した後溶媒を留去し、或いは、反応液に水を注ぎ、水層のpHを調整して生じた析出物をろ取するか、又は水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加え抽出し、目的化合物を含む有機層を水洗後、無水硫酸マグネシウム等で乾燥し、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマトグラフィー等によって更に精製できる。
【0117】
尚、アミノ基の保護基がt−ブトキシカルボニル基の場合には、特に不活性溶媒中で、シリル化合物又はルイス酸と処理することによっても除去することもできる。
使用されるシリル化合物としては、例えば、トリメチルシリルクロリド、トリメチルシリルイオダイド又はトリメチルシリルトリフルオロメタンスルホネートを挙げることができ、使用されるルイス酸としては、例えば塩化アルミニウム等を挙げることができる。
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ジクロロメタン、クロロホルム又は四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエ−テル、テトラヒドロフラン又はジオキサンのようなエ−テル類;或いは、アセトニトリルのようなニトリル類であり得、好適には、ハロゲン化炭化水素類(特にジクロロメタン又はクロロホルム)或いはニトリル類(特にアセトニトリル)である。
反応温度は、原料化合物、試薬又は溶媒等によって変化するが、通常−20℃乃至100℃であり、好適には0℃乃至50℃である。
反応時間は、原料化合物、試薬、溶媒又は反応温度等によって変化するが、通常10分乃至10時間であり、好適には30分乃至3時間である。
反応終了後、本反応の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。例えば、溶媒を留去し、反応液に水を注ぎ、水層をアルカリ性にして析出物をろ取するか、又は水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加え抽出し、目的化合物を含む有機層を水洗後、無水硫酸マグネシウム等で乾燥し、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマトグラフィー等によって更に精製できる。
【0118】
尚、アミノ基の保護基がアリルオキシカルボニル基の場合は、特に、アラルキル基等の場合の接触還元反応による除去方法と同様に除去することができる。即ちパラジウム、及びトリフェニルホスフィン又はニッケルテトラカルボニルを使用して除去することができる。
【0119】
アミノ基の保護基が、アラルキル基又はC7−C11アラルキルオキシカルボニル基である場合には、通常、不活性溶媒中で、還元剤と接触(好適には、触媒存在下に接触還元)させることにより除去する方法又は酸化剤を用いて除去する方法を挙げることができる。
接触還元による保護基の除去反応の場合に於て、使用される溶媒は、本反応に関与しないものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン又はシクロヘキサンのような脂肪族炭化水素類;トルエン、ベンゼン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン又はジオキサンのようなエーテル類;酢酸エチル又は酢酸プロピルのようなエステル類;メタノール、エタノール又は2−プロパノールのようなアルコール類;蟻酸又は酢酸のような脂肪酸類;或いは、これらの有機溶媒と水との混合溶媒であり得、好適には、脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水素類、エーテル類、エステル類、アルコール類、脂肪酸類又はこれらの有機溶媒と水との混合溶媒であり、更に好適には、アルコール類(特にメタノール又はエタノール)、脂肪酸類(特に蟻酸又は酢酸)或いはこれらの有機溶媒と水との混合溶媒である。
使用される触媒は、通常の接触還元反応に使用されるものであれば、特に限定はないが、例えば、パラジウム−炭素、ラネ−ニッケル、ロジウム−酸化アルミニウム又はパラジウム−硫酸バリウムを挙げることができるが、好適には、パラジウム−炭素又はラネ−ニッケルである。
圧力は、特に限定はないが、通常1乃至10気圧で行なわれ、好適には1気圧である。
反応温度は、原料化合物、溶媒又は使用される還元剤等によって変化するが、通常0℃乃至100℃であり、好適には10℃乃至50℃である。
反応時間は、原料化合物、溶媒、使用される還元剤又は反応温度等によって変化するが、通常15分乃至24時間であり、好適には30分乃至12時間である。
反応終了後、本反応の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。例えば、触媒をろ去した後溶媒を留去し、反応液に水を注ぎ、水層をアルカリ性にして析出物をろ取するか、又は水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加え抽出し、目的化合物を含む有機層を水洗後、無水硫酸マグネシウム等で乾燥し、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマトグラフィー等によって更に精製できる。
【0120】
酸化による除去において使用される溶媒は、本反応に関与しないものであれば特に限定はないが、例えば、アセトンのようなケトン類;ジクロロメタン、クロロホルム又は四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;アセトニトリルのようなニトリル類;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン又はジオキサンのようなエーテル類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又はヘキサメチルホスホロトリアミドのようなアミド類;ジメチルスルホキシドのようなスルホキシド類;或いは、これらの有機溶媒と水との混合溶媒であり得、好適には、ケトン類、ハロゲン化炭化水素類、ニトリル類、エーテル類、アミド類、スルホキシド類或いはこれらの有機溶媒と水との混合溶媒であり、更に好適には、ケトン類(特にアセトン)、ハロゲン化炭化水素類(特にジクロロメタン)、ニトリル類(特にアセトニトリル)、アミド類(特にヘキサメチルホスホロトリアミド)、スルホキシド類(特にジメチルスルホキシド)或いはこれらの有機溶媒と水との混合溶媒である。
使用される酸化剤は、例えば、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム、アンモニウムセリウムナイトレイト(CAN)又は2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−p−ベンゾキノン(DDQ)であり得、好適には、CAN又はDDQである。反応温度は、原料化合物、溶媒又は使用される酸化剤等によって変化するが、通常0℃乃至150℃であり、好適には10℃乃至50℃である。
反応時間は、化合物、溶媒又は使用される酸化剤等によって変化するが、通常15分乃至24時間であり、好適には30分乃至12時間である。
反応終了後、本反応の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。例えば、酸化剤をろ去した後溶媒を留去し、反応液に水を注ぎ、水層をアルカリ性にして析出物をろ取するか、又は水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加え抽出し、目的化合物を含む有機層を水洗後、無水硫酸マグネシウム等で乾燥し、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマトグラフィー等によって更に精製できる。
【0121】
必須の反応(c)である「アミノ基のアセトイミドイル化」は、原料化合物を、不活性溶媒中、塩基存在下又は不存在下(好適には、塩基存在下)、エチルアセトイミデート又はエチルアセトイミデート塩酸塩(好適にはエチルアセトイミデート塩酸塩)と反応させることにより達成される。
反応(c)で使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;アセトン又はメチルエチルケトンのようなケトン類;ニトロメタンのようなニトロ化合物類;アセトニトリル又はイソブチロニトリルのようなニトリル類;メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、ブタノール又はイソブタノールのようなアルコール類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又はN−メチル−2−ピロリジノンのようなアミド類;或いは、ジメチルスルホキシド又はスルホランのようなスルホキシド類であり得、好適には、アルコール類(特にエタノール)である。
反応(c)で使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム又は炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム又は炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属重炭酸塩類;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム又は水酸化リチウムのようなアルカリ金属水酸化物類;或いは、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)又は1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(DBU)のような有機塩基類であり得、好適には、アルカリ金属炭酸塩類(炭酸ナトリウム又は炭酸カリウム)或いは有機塩基類(特にトリエチルアミン)である。
反応温度は、原料化合物、試薬等によって異なるが、通常−10℃乃至100℃であり、好適には0℃乃至50℃である。
反応時間は、原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常1時間乃至48時間であり、好適には5時間乃至15時間である。
反応終了後、本反応の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了後、溶媒を留去することにより、或は、反応終了後、反応液に水を加え、水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物を抽出した後、抽出した有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥させた後、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱、クロマトグラフィーにより更に精製できる。
【0122】
所望の反応(d)である「エステルの加水分解反応」は、一般に有機合成化学の技術において周知の方法に従い、原料化合物を、不活性溶媒中又は溶媒不存在下、酸又は塩基存在下、加水分解することにより達成されるが、酸による加水分解がより好ましい。
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、ブタノール又はイソブタノールのようなアルコール類及び水の混合溶媒であり得、好適には含水メタノール又は含水エタノールである。
使用される酸は、例えば、塩酸、臭化水素酸、沃化水素酸、硝酸、過塩素酸、硫酸又は燐酸等の鉱酸;メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸又はp−トルエンスルホン酸のようなスルホン酸;或は、フマール酸、コハク酸、クエン酸、酒石酸、蓚酸又はマレイン酸等のカルボン酸塩であり得、好適には鉱酸(特に塩酸)である。
使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム又は炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム又は炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属重炭酸塩類;或は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム又は水酸化リチウムのようなアルカリ金属水酸化物類であり得、好適には水酸化ナトリウムである。
反応温度は、原料化合物、試薬等によって異なるが、酸を用いた反応では、通常、0℃乃至150℃(好適には50℃乃至100℃)であり、塩基を用いた反応では、通常、−10℃乃至50℃(好適には−5℃乃至10℃)である。
反応時間は、原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、酸を用いた反応では、通常、通常30分間乃至48時間(好適には3時間乃至10時間)であり、塩基を用いた反応では、通常5分間乃至10時間(好適には10分間乃至3時間)である。
反応終了後、本工程の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了後、溶媒を留去することにより、或いは、反応終了後、酸(例えば塩酸)を用いて反応液を酸性とし、析出する目的化合物をろ取するか、又は水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物を抽出し、抽出した有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥させた後、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。尚、反応終了後、水性溶媒中、炭酸ガスを通じるか或いは炭酸ナトリウム又は炭酸カリウムを加えることにより、目的化合物の炭酸塩を得ることもできる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱、クロマトグラフィーにより更に精製することができる。
【0123】
所望の反応(e)である「保護された水酸基の保護基を除去する反応」は、例えば、プロテクティブ・グループス・イン・オーガニック・シンセシス,第3版,T.W.グリーン・アンド・P.G.M.ワッツ, ジョン・ワイリー・アンド・サンズ・インク[Protective Groups in Organic Synthesis, 3rd edition, T.W.Greene & P.G.M.Wuts; John Wiley & Sons,Inc.]に記載される方法に従い行うことができる。
【0124】
水酸基の保護基が、ホルミル基、アセチル基、ベンゾイル基、テトラヒドロピラン−2−イル基、3−ブロモテトラヒドロピラン−2−イル基、4−メトキシテトラヒドロピラン−4−イル基、テトラヒドロチオピラン−2−イル基、4−メトキシテトラヒドロチオピラン−4−イル基、テトラヒドロフラン−2−イル基、テトラヒドロチオフラン−2−イル基、メトキシメチル基、1,1−ジメチル−1−メトキシメチル基、エトキシメチル基、プロポキシメチル基、イソプロポキシメチル基、ブトキシメチル基、t−ブトキシメチル基、2−メトキシエトキシメチル基、2,2,2−トリクロロエトキシメチル基、ビス(2−クロロエトキシ)メチル基、1−エトキシエチル基、1−(イソプロポキシ)エチル基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、t−ブトキシカルボニル基、2−トリメチルシリルエトキシカルボニル基、2−ブロモ−t−ブトキシカルボニル基、2,2−ジブロモ−t−ブトキシカルボニル基、ビニルオキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、(1−フェニル)ベンジルオキシカルボニル基、9−アンスリルメチルオキシカルボニル基、p−メトキシベンジルオキシカルボニル基又はp−ニトロベンジルオキシカルボニル基である場合には、不活性溶媒中又は水性溶媒中で酸で処理することにより除去することができる。
使用される酸は、例えば、塩酸、硫酸、リン酸、臭化水素酸又はトリフルオロ酢酸のような酸であり得、好適には、塩酸、硫酸、臭化水素酸又はトリフルオロ酢酸である。
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;酢酸メチル又は酢酸エチルのようなエステル類;メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール又はブタノールのようなアルコール類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又はヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジメチルスルホキシド又はスルホランのようなスルホキシド類;蟻酸又は酢酸のような脂肪酸類;或は水又は水と上記溶媒との混合溶媒であり得、好適には、ハロゲン化炭化水素類、エーテル類、エステル類、アルコール類、脂肪酸類又は水と上記溶媒との混合溶媒であり、さらに好適にはハロゲン化炭化水素類(特にジクロロメタン)、エーテル類(特にテトラヒドロフラン又はジオキサン)、エステル類(特に酢酸エチル)、脂肪酸類(特に酢酸)或は水又は水と上記溶媒との混合溶媒である。
反応温度は原料化合物、溶媒又は使用される酸によって変化するが、通常−10℃乃至150℃であり、好適には0℃乃至60℃である。
反応時間は原料化合物、溶媒又は使用される酸によって変化するが、通常5分乃至20時間であり、好適には10分乃至12時間である。
反応終了後、本工程の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了後、反応液を適宜中和し、溶媒を留去し、反応液に水を注ぎ、水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加え抽出した後、目的化合物を含む有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥させた後、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマトグラフィー等によって更に精製できる。
【0125】
水酸基の保護基がアルカノイル類、カルボキシ化アルカノイル類、ハロゲノアルカノイル類、アルコキシアルカノイル類、不飽和アルカノイル類、アリールカルボニル類、ハロゲノアリールカルボニル類、アルキル化アリールカルボニル類、カルボキシ化アリールカルボニル類、ニトロ化アリールカルボニル類、アルコキシカルボニル化アリールカルボニル類又はアリール化アリールカルボニル類である場合には、不活性溶媒中又は水性溶媒中で塩基で処理することにより除去することができる。
使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム又は炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム又は炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属重炭酸塩類;水素化リチウム、水素化ナトリウム又は水素化カリウムのようなアルカリ金属水素化物類;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム又は水酸化リチウムのようなアルカリ金属水酸化物類;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムt−ブトキシド又はリチウムメトキシドのようなアルカリ金属アルコキシド類;メチルメルカプタンナトリウム又はエチルメルカプタンナトリウムのようなメルカプタンアルカリ金属類;ヒドラジン、メチルアミン、ジメチルアミン、エチルアミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)又は1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(DBU)のような有機塩基類であり得、好適には、アルカリ金属炭酸塩類(特に炭酸ナトリウム又は炭酸カリウム)、アルカリ金属水酸化物類(特に水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム)、アルカリ金属アルコキシド類(特にナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド又はカリウム−t−ブトキシド)或は有機塩基類(特にヒドラジン又はメチルアミン)である。
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール又はブタノールのようなアルコール類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又はヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジメチルスルホキシド又はスルホランのようなスルホキシド類;又は水と上記溶媒との混合溶媒であり得、好適には、ハロゲン化炭化水素類、エーテル類、アルコール類、又は水と上記溶媒との混合溶媒であり、さらに好適にはエーテル類(特にテトラヒドロフラン又はジオキサン)、アルコール類(特にメタノール、エタノール)、又は水と上記溶媒との混合溶媒である。
反応温度は原料化合物、溶媒又は使用される塩基によって変化するが、通常−10℃乃至150℃であり、好適には0℃乃至50℃である。
反応時間は原料化合物、溶媒又は使用される塩基によって変化するが、通常50分間乃至20時間であり、好適には10分間乃至5時間である。
反応終了後、本工程の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了後、溶媒を留去し、反応液に水を注いだ後、水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加え抽出し、目的化合物を含む有機層を水洗した後、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥させ、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマトグラフィー等によって更に精製できる。
【0126】
水酸基の保護基が、アラルキル基又はアラルキルオキシカルボニル基である場合には、通常、不活性溶媒中で、還元剤と接触(好適には、触媒存在下に接触還元)させることにより除去する方法又は酸化剤を用いて除去する方法が好適である。
接触還元による保護基の除去反応の場合において、使用される溶媒は、本反応に関与しないものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン又はシクロヘキサンのような脂肪族炭化水素類;トルエン、ベンゼン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン又はジオキサンのようなエーテル類;酢酸エチル又は酢酸プロピルのようなエステル類;メタノール、エタノール又は2−プロパノールのようなアルコール類;蟻酸又は酢酸のような脂肪酸類;或いは、これらの有機溶媒と水との混合溶媒であり得、好適には、脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水素類、エーテル類、エステル類、アルコール類、脂肪酸類又はこれらの有機溶媒と水との混合溶媒であり、更に好適には、アルコール類(特にメタノール又はエタノール)、脂肪酸類(特に蟻酸又は酢酸)、又はこれらの有機溶媒と水との混合溶媒である。
使用される触媒は、通常の接触還元反応に使用されるものであれば、特に限定はないが、例えば、パラジウム−炭素、ラネ−ニッケル、ロジウム−酸化アルミニウム又はパラジウム−硫酸バリウムであり得、好適には、パラジウム−炭素又はラネ−ニッケルである。
圧力は、特に限定はないが、通常1乃至10気圧で行なわれ、好適には1気圧である。
反応温度は、原料化合物、溶媒又は使用される還元剤等によって変化するが、通常0℃乃至100℃であり、好適には10℃乃至50℃である。
反応時間は、原料化合物、溶媒、使用される還元剤又は反応温度等によって変化するが、通常15分乃至10時間であり、好適には30分乃至3時間である。反応終了後、本工程の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。例えば、触媒をろ去した後溶媒を留去し、水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加え抽出し、目的化合物を含む有機層を水洗した後、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥させ、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマトグラフィー等によって更に精製できる。
【0127】
酸化による除去において使用される溶媒は、本反応に関与しないものであれば特に限定はないが、例えば、アセトンのようなケトン類;ジクロロメタン、クロロホルム又は四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;アセトニトリルのようなニトリル類;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン又はジオキサンのようなエ−テル類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又はヘキサメチルホスホロトリアミドのようなアミド類;ジメチルスルホキシドのようなスルホキシド類;又はこれらの有機溶媒と水との混合溶媒であり得、好適には、ケトン類、ハロゲン化炭化水素類、ニトリル類、エーテル類、アミド類、スルホキシド類、又はこれらの有機溶媒と水との混合溶媒であり、更に好適には、ケトン類(特にアセトン)、ハロゲン化炭化水素類(特にジクロロメタン)、ニトリル類(特にアセトニトリル)、アミド類(特にヘキサメチルホスホロトリアミド)、スルホキシド類(特にジメチルスルホキシド)又はこれらの有機溶媒と水との混合溶媒である。
使用される酸化剤は、例えば、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム、アンモニウムセリウムナイトレイト(CAN)又は2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−p−ベンゾキノン(DDQ)であり得、好適には、CAN又はDDQである。反応温度は原料化合物、溶媒又は使用される酸化剤等によって変化するが、通常0℃乃至150℃であり、好適には10℃乃至50℃である。
反応時間は化合物、溶媒又は使用される酸化剤等によって変化するが、通常15分乃至24時間であり、好適には30分乃至5時間である。
反応終了後、本工程の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。例えば、酸化剤をろ去した後溶媒を留去し、水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加え抽出し、目的化合物を含む有機層を水洗した後、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥させ、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマトグラフィー等によって更に精製できる。
【0128】
水酸基の保護基が、シリル類である場合には、通常、不活性溶媒中で、弗素アニオンを生成する化合物と反応させさせることにより除去する方法が好適である使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;或は、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類であり得、好適にはエーテル類(好適にはテトラヒドロフラン)である。
使用される弗素アニオンを生成する化合物は、例えば、弗化テトラブチルアンモニウム、弗化水素酸、弗化水素酸−ピリジン又は弗化カリウムであり得、好適には弗化テトラブチルアンモニウムである。
反応温度は原料化合物、試薬等によって異なるが、通常−50℃乃至100℃であり、好適には−10℃乃至50℃である。
反応時間は原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常5分間乃至12時間であり、好適には10分間乃至1時間である。
反応終了後、本工程の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了後、反応液に水を加え、水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物を抽出した後、抽出した有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥させた後、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱、クロマトグラフィーにより更に精製できる。
【0129】
B法は、A法に於ける中間体化合物である、一般式(Va)、(Vb)、(Vc)又は(Vd)を有する化合物を、別途製造する方法である。
【0130】
第B1工程は、化合物(V)に於いてR3が水素原子である、一般式(Va)を有する化合物を製造する工程であり、一般式(VI)を有する化合物を、
(1)不活性溶媒中、モレキュラーシーブス(好適には粉末モレキュラーシーブス5A)存在下又は不存在下(好適には存在下)、一般式(IVa)を有する化合物と縮合させた後、
(2)得られた中間体化合物を、不活性溶媒中、還元剤を用いて還元させることにより達成される。
【0131】
第B1(1)工程で使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;酢酸メチル又は酢酸エチルのようなエステル類;メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール又はブタノールのようなアルコール類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又はヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジメチルスルホキシド又はスルホランのようなスルホキシド類であり得、好適には、ハロゲン化炭化水素類、エーテル類又は芳香族炭化水素類であり、更に好適には、エーテル類又は芳香族炭化水素類であり、より更に好適には、芳香族炭化水素類(特にベンゼン又はトルエン)である。
反応温度は原料化合物、溶媒又は使用される酸によって変化するが、通常0℃乃至150℃であり、好適には50℃乃至100℃である。
反応時間は原料化合物、溶媒又は使用される酸によって変化するが、通常5分乃至20時間であり、好適には10分乃至12時間である。
反応終了後、本工程の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了後、溶媒を留去し、反応液に水を注いだ後、水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物を抽出し、抽出液を水洗した後、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥させ、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマトグラフィー等によって更に精製できる。尚、本工程により得られる中間体化合物は、特に精製することなく次工程に用いることもできる。
【0132】
第B1(2)工程で使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール又はブタノールのようなアルコール類;或いは上記溶媒の混合溶媒であり得、好適には、ハロゲン化炭化水素類、エーテル類、アルコール類又はそれらの混合溶媒であり、更に好適にはアルコール類(特に、メタノール又はエタノール)である。使用される還元剤は、水素化リチウムアルミニウム若しくは水素化ジイソブチルアルミニウム等のような水素化アルミニウム化合物、水素化硼素ナトリウム又はジボラン等であり得、好適には水素化硼素ナトリウムである。尚、還元剤として水素化硼素ナトリウムを用いる場合、塩化セリウムを触媒として用いることができる。
反応温度は原料化合物、溶媒又は使用される酸によって変化するが、通常−50℃乃至50℃であり、好適には0℃乃至30℃である。
反応時間は原料化合物、溶媒又は使用される酸によって変化するが、通常5分乃至20時間であり、好適には10分乃至12時間である。
反応終了後、本工程の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了後、溶媒を留去したり、反応液を氷水に注いだ後、水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて抽出し、抽出液を水洗した後、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥させ、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマトグラフィー等によって更に精製できる。
【0133】
第B2工程は、化合物(V)に於いて、R3が、C1−C6アルキル基;保護された水酸基若しくは(C1−C6アルコキシ)カルボニル基で置換されたC1−C6アルキル基;一般式
【0134】
【化18】
【0135】
(式中、R7、m及びnは、前述したものと同意義を示す。)を有する基;C7−C15アラルキル基;C1−C6アルキルスルホニル基;又は、(C1−C6アルコキシ)カルボニル基で置換されたC1−C6アルキルスルホニル基である、一般式(Vb)を有する化合物を製造する工程であり、化合物(Va)を、不活性溶媒中、塩基存在下又は不存在下(好適には塩基存在下)、一般式(VII)を有する化合物と反応させることにより達成される。
【0136】
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;アセトン又はメチルエチルケトンのようなケトン類;ニトロメタンのようなニトロ化合物類;アセトニトリル又はイソブチロニトリルのようなニトリル類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又はN−メチル−2−ピロリジノンのようなアミド類;或いは、ジメチルスルホキシド又はスルホランのようなスルホキシド類であり得、好適には、ハロゲン化炭化水素類(特にジクロロメタン)、エーテル類(ジエチルエーテル若しくはテトラヒドロフラン)又はアミド類(特にN,N−ジメチルホルムアミド)である。
使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム又は炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム又は炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属重炭酸塩類;水素化リチウム、水素化ナトリウム又は水素化カリウムのようなアルカリ金属水素化物類;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム又は水酸化リチウムのようなアルカリ金属水酸化物類;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムt−ブトキシド又はリチウムメトキシドのようなアルカリ金属アルコキシド類;メチルアミン、ジメチルアミン、エチルアミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)又は1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(DBU)のような有機塩基類であり得、好適には、アルカリ金属炭酸塩類(特に炭酸ナトリウム又は炭酸カリウム)、アルカリ金属重炭酸塩類(特に炭酸水素ナトリウム又は炭酸水素カリウム)或いはアルカリ金属水素化物類(特に水素化リチウム又は水素化ナトリウム)である。
反応温度は原料化合物、試薬等によって異なるが、通常−10℃乃至100℃であり、好適には0℃乃至50℃である。
反応時間は原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常10分間乃至24時間であり、好適には1時間乃至12時間である。
反応終了後、本工程の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了後、反応液に水を加え、水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物を抽出した後、抽出した有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥させた後、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱、クロマトグラフィーにより更に精製できる。
【0137】
第B3工程は、化合物(V)に於いて、R3が、C1−C6アルキル基又はC7−C15アラルキル基である、一般式(Vc)を有する化合物を製造する工程であり、化合物(Va)を、不活性溶媒中、酢酸及びシアン化3水素化ホウ素ナトリウム又は水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム存在下、一般式(VIII)を有する化合物と反応させることにより達成される。
【0138】
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、ブタノール又はイソブタノールのようなアルコール類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又はN−メチル−2−ピロリジノンのようなアミド類;ジメチルスルホキシド又はスルホランのようなスルホキシド類;或は上記有機溶媒の混合溶媒であり得、好適には、ハロゲン化炭化水素類(特にジクロロメタン)、アルコール類(メタノール又はエタノール)或いはそれらの混合溶媒(特にジクロロメタン及びメタノールの混合溶媒)である。
反応温度は原料化合物、試薬等によって異なるが、通常−10℃乃至150℃であり、好適には0℃乃至100℃である。
反応時間は原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常10分間乃至24時間であり、好適には1時間乃至12時間である。
反応終了後、本工程の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了後、反応液に水を加え、水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物を抽出した後、抽出した有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥させた後、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱、クロマトグラフィーにより更に精製できる。
【0139】
第B4工程は、化合物(V)に於いてR3がC1−C6アルカノイル基又は保護された水酸基で置換されたC2−C6アルカノイル基である、一般式(Vd)を有する化合物を製造する工程であり、化合物(Va)を、
(1)不活性溶媒中、塩基存在下又は不存在下(好適には塩基存在下)、一般式(IX)又は(X)を有する化合物と反応させた後、
所望に応じて、
(2)上記(1)で得られた化合物の、水酸基の保護基を除去することにより達成される。
【0140】
第B4(1)工程に於いて使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;アセトン又はメチルエチルケトンのようなケトン類;ニトロメタンのようなニトロ化合物類;アセトニトリル又はイソブチロニトリルのようなニトリル類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又はN−メチル−2−ピロリジノンのようなアミド類;或いは、ジメチルスルホキシド又はスルホランのようなスルホキシド類であり得、好適には、ハロゲン化炭化水素類(特にジクロロメタン)又はエーテル類(ジエチルエーテル若しくはテトラヒドロフラン)である。
使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム又は炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム又は炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属重炭酸塩類;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム又は水酸化リチウムのようなアルカリ金属水酸化物類;メチルアミン、ジメチルアミン、エチルアミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)又は1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(DBU)のような有機塩基類であり得、好適には、アルカリ金属炭酸塩類(特に炭酸ナトリウム又は炭酸カリウム)、アルカリ金属重炭酸塩類(特に炭酸水素ナトリウム又は炭酸水素カリウム)或いは有機塩基類(特に、トリエチルアミン、ピリジン又は4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン)である。
反応温度は原料化合物、試薬等によって異なるが、通常−10℃乃至100℃であり、好適には0℃乃至50℃である。
反応時間は原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常10分間乃至24時間であり、好適には1時間乃至12時間である。
反応終了後、本工程の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了後、反応液に水を加え、水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物を抽出した後、抽出した有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥させた後、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱、クロマトグラフィーにより更に精製できる。
【0141】
第B4(2)工程に於いて、水酸基の保護基の除去については、第A2工程の反応(e)と同様の条件下で行うことができる。
【0142】
C法は、A法に於ける中間体化合物である、化合物(V)を、別途製造する方法である。
【0143】
第C1工程は、化合物(V)を製造する工程であり、一般式(XI)を有する化合物を、不活性溶媒中、パラジウム触媒及びホスフィン類存在下、化合物(IV)と縮合させることにより達成される。
【0144】
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;或いは、アセトニトリル又はイソブチロニトリルのようなニトリル類であり得、好適にはエーテル類(特にテトラヒドロフラン)である。使用されるパラジウム触媒は、例えば、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウムクロロホルム錯体、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム、酢酸パラジウム又はパイアリルパラジウムクロリド2量体であり得、好適には、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウムクロロホルム錯体である。
使用されるホスフィン類は、例えば、トリメチルホスフィン、トリエチルホスフィン、トリプロピルホスフィン、トリブチルホスフィン、トリペンチルホスフィン又はトリヘキシルホスフィン等のトリC1−C6アルキルホスフィン;トリフェニルホスフィン、トリインデニルホスフィン又はトリナフチルホスフィン等のトリC6−C10アリールホスフィン;或はトリルジフェニルホスフィン、トリトリルホスフィン、トリメシチルホスフィン、トリブチルフェニルホスフィン又はトリ−6−エチル−2−ナフチルホスフィン等の、C1−C4アルキルを置換基として有してもよいトリC6−C10アリールホスフィンであり得、好適にはトリC1−C6アルキルホスフィン類(特にトリメチルホスフィン、トリエチルホスフィン、トリプロピルホスフィン又はトリブチルホスフィン、)又はトリC6−C10アリールホスフィン(特にトリフェニルホスフィン、トリインデニルホスフィン又はトリナフチルホスフィン)であり、更に好適には、トリブチルホスフィン又はトリフェニルホスフィンであり、特に好適にはトリフェニルホスフィンである。
反応温度は原料化合物、試薬等によって異なるが、通常−10℃乃至100℃であり、好適には0℃乃至50℃である。
反応時間は原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常10分間乃至10時間であり、好適には30分間乃至5時間である。
反応終了後、本工程の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了後、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱、クロマトグラフィーにより更に精製できる。
【0145】
D法は、A法に於ける中間体化合物である、化合物(V)を、別途製造する方法である。
【0146】
第D1工程は、一般式(XIII)を有する化合物を製造する工程であり、化合物(III)を、不活性溶媒中、ホスフィン類及びアゾ化合物存在下、一般式(XII)を有する化合物と縮合させることにより達成され、第A1工程と同様の条件下で行なわれる。
【0147】
第D2工程は、一般式(XIV)を有する化合物を製造する工程であり、化合物(XIII)の水酸基の保護基を除去することにより達成され、第A2工程の反応(e)と同様の条件下で行うことができる。
【0148】
第D3工程は、化合物(V)を製造する工程であり、化合物(XIV)を、不活性溶媒中、ホスフィン類及びアゾ化合物存在下、一般式(XV)を有する化合物と縮合させることにより達成され、第A1工程と同様の条件下で行なわれる。
【0149】
本発明の原料化合物である、化合物(III)、(IV)、(IVa)、(VI)、(XI)又は(XII)は、例えば、以下の方法に従い、容易に製造することができる。
【0150】
【化19】
【0151】
【化20】
【0152】
【化21】
【0153】
【化22】
【0154】
【化23】
【0155】
【化24】
【0156】
【化25】
【0157】
【化26】
【0158】
【化27】
【0159】
上記に於いて、R1、R2、R3、R3a、R3b、R3c、R3d、R4、R5、R6、R8、R9、R10、R11、R12、R13及びXは、前述したものと同意義を示し、
R2aは、水素原子を示し、
R5aは、カルボキシル基を示し、
R5bは、(C1−C6アルコキシ)カルボニル基を示し、
R5cは、カルバモイル基、(C1−C6アルキル)カルバモイル基又はジ(C1−C6アルキル)カルバモイル基を示し、
Zは、水酸基又は脱離基を示す。
【0160】
上記に於いて、R5bの定義に於ける「(C1−C6アルコキシ)カルボニル基」、R5cの定義に於ける「(C1−C6アルキル)カルバモイル基」及び「ジ(C1−C6アルキル)カルバモイル基」は、各々、R5で定義したものと同意義を示す。
【0161】
Zの定義に於ける「脱離基」は、通常、求核性残基として脱離する基であれば特に限定はないが、例えば、塩素原子、臭素原子又は沃素原子のようなハロゲン原子;メタンスルホニルオキシ基、エタンスルホニルオキシ基、プロパンスルホニルオキシ基又はブタンスルホニルオキシ基のようなC1−C4アルカンスルホニルオキシ基;トリフルオロメタンスルホニルオキシ基、2,2,2−トリクロロエタンスルホニルオキシ基、3,3,3−トリブロモプロパンスルホニルオキシ基又は、4,4,4−トリフルオロブタンスルホニルオキシ基のような、ハロゲノC1−C4アルカンスルホニルオキシ基;或は、ベンゼンスルホニルオキシ基、α−ナフチルスルホニルオキシ基、β−ナフチルスルホニルオキシ基、p−トルエンスルホニルオキシ基、4−t−ブチルベンゼンスルホニルオキシ基、メシチレンスルホニルオキシ基又は6−エチル−α−ナフチルスルホニルオキシ基のような、C1−C4アルキルを1乃至3個有してもよいC6−C10アリ−ルスルホニルオキシ基であり得、好適には、ハロゲン原子、メタンスルホニルオキシ基、エタンスルホニルオキシ基、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基、2,2,2−トリクロロエタンスルホニルオキシ基、ベンゼンスルホニルオキシ基、トルエンスルホニルオキシ基又はメシチレンスルホニルオキシ基であり、更に好適には、ハロゲン原子、メタンスルホニルオキシ基、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基、ベンゼンスルホニルオキシ基、p−トルエンスルホニルオキシ基又はメシチレンスルホニルオキシ基であり、より更に好適には、ハロゲン原子であり、特に好適には、弗素原子又は塩素原子である。
【0162】
E法は、化合物(VI)、(III)又は(XI)を製造する方法である。
【0163】
第E1工程は、化合物(VI)を製造する工程であり、一般式(XVI)を有する化合物を、不活性溶媒中、一般式(XVII)を有する化合物と反応させることにより達成される。
【0164】
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;或いは、アセトニトリル、プロピオニトリル又はブチロニトリルのようなニトリル類であり得、好適には、芳香族炭化水素類(特にベンゼン又はトルエン)である。
反応温度は原料化合物、試薬等によって異なるが、通常0℃乃至150℃であり、好適には30℃乃至100℃である。
反応時間は原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常10分間乃至10時間であり、好適には30分間乃至5時間である。
反応終了後、本工程の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了後、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱、クロマトグラフィーにより更に精製できる。
【0165】
第E2工程は、化合物(III)を製造する工程であり、化合物(VI)を、不活性溶媒中、還元剤存在下、還元することにより達成される。
【0166】
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、ブタノール又はイソブタノールのようなアルコール類;或いは、上記溶媒の混合溶媒であり得、還元剤が水素化アルミニウム類又はジボランの場合には、脂肪族炭化水素類(特にヘキサン又はシクロヘキサン)、芳香族炭化水素類(特にベンゼン、トルエン又はキシレン)或はエーテル類(特にジエチルエーテル、テトラヒドロフラン又はジオキサン)であり、還元剤が水素化硼素ナトリウムの場合にはアルコール類(特にメタノール又はエタノール)又はハロゲン化炭化水素類及びアルコール類の混合溶媒(特にジクロロメタン及びエタノールの混合溶媒)である。
使用される還元剤は、水素化リチウムアルミニウム若しくは水素化ジイソブチルアルミニウム等のような水素化アルミニウム化合物、水素化硼素ナトリウム又はジボラン等であり得、好適には水素化硼素ナトリウムである。尚、還元剤として水素化硼素ナトリウムを用いる場合、塩化セリウムを触媒として用いることができる。
反応温度は原料化合物、試薬等によって異なるが、通常−78℃乃至100℃であり、好適には0℃乃至50℃である。
反応時間は原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常10分間乃至12時間であり、好適には30分間乃至5時間である。
反応終了後、本工程の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了後、溶媒を留去し、得られる残渣に水を加えた後、水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物を抽出した後、抽出した有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥させた後、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱、クロマトグラフィーにより更に精製できる。
【0167】
第E3工程は、化合物(XI)を製造する工程であり、化合物(III)を、不活性溶媒中、塩基存在下又は不存在下(好適には塩基存在下)、一般式(XVIII)を有する化合物と反応させることにより達成される。
【0168】
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;アセトン又はメチルエチルケトンのようなケトン類;ニトロメタンのようなニトロ化合物類;アセトニトリル又はイソブチロニトリルのようなニトリル類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又はN−メチル−2−ピロリジノンのようなアミド類;或いは、ジメチルスルホキシド又はスルホランのようなスルホキシド類であり得、好適には、ハロゲン化炭化水素類(特にジクロロメタン)又はエーテル類(特にジエチルエーテル又はテトラヒドロフラン)である。
使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム又は炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム又は炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属重炭酸塩類;或いは、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)又は1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(DBU)のような有機アミン類であり得、好適には、有機アミン類(特にトリエチルアミン又はピリジン)である。
反応温度は原料化合物、試薬等によって異なるが、通常−50℃乃至80℃であり、好適には−20℃乃至50℃である。
反応時間は原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常10分間乃至10時間であり、好適には30分間乃至5時間である。
反応終了後、本工程の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了後、反応液に水を加え、水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物を抽出した後、抽出した有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥させた後、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱、クロマトグラフィーにより更に精製できる。
【0169】
G法は、化合物(III)に於いて、R2が水素原子である、一般式(IIIa)を有する化合物を別途製造する方法である。
【0170】
第G1工程は、一般式(XXIV)を有する化合物を製造する工程であり、一般式(XXII)を有する化合物を、
(1) 不活性溶媒中又は溶媒不存在下(好適には、溶媒不存在下)、カテコールボランと反応させた後、
(2) 得られた中間体化合物を、不活性溶媒中、パラジウム触媒及び塩基存在下、一般式(XXIII)を有する化合物と反応させることにより達成される。
【0171】
第G1(1)工程で使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;或いは、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類であり得、好適には、脂肪族炭化水素類(特に、ヘキサン又は石油エーテル)又は芳香族炭化水素類(特にトルエン)である。
第G1(1)工程の反応温度は原料化合物、試薬等によって異なるが、通常−10℃乃至100℃であり、好適には30℃乃至80℃である。
第G1(1)工程の反応時間は原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常10分間乃至10時間であり、好適には30分間乃至5時間である。
反応終了後、第G1(1)工程の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了後、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。尚、特に精製することなく次工程に用いることもできる。
【0172】
第G1(2)工程で使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、ブタノール又はイソブタノールのようなアルコール類;或は上記有機溶媒の混合溶媒であり得、好適には、芳香族炭化水素類(特にトルエン)である。
第G1(2)工程で使用されるパラジウム触媒は、例えば、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、塩化パラジウムビス(トリフェニルホスフィン)錯体、塩化パラジウムビス(ジフェニルホスフィノフェロセン)錯体又は酢酸パラジウムビス(トリフェニルホスフィン)等のパラジウムホスフィン錯体;或いは、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウムクロロホルム錯体、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム、酢酸パラジウム又はパイアリルパラジウムクロリド2量体であり得、好適には、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、塩化パラジウムビス(トリフェニルホスフィン)錯体又は塩化パラジウムビス(ジフェニルホスフィノフェロセン)錯体であり、更に好適にはテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウムである。
第G1(2)工程で使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム又は炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム又は炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属重炭酸塩類;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムt−ブトキシド又はリチウムメトキシドのようなアルカリ金属アルコキシド類;或いは、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)又は1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(DBU)のような有機アミン類であり得、好適には、アルカリ金属アルコキシド類(特にナトリウムエトキシド)である。
第G1(2)工程の反応温度は原料化合物、試薬等によって異なるが、通常0℃乃至150℃であり、好適には50℃乃至120℃である。
第G1(2)工程の反応時間は原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常10分間乃至10時間であり、好適には30分間乃至5時間である。
反応終了後、第G1(2)工程の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了後、反応液に水を加え、水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物を抽出した後、抽出した有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥させた後、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱、クロマトグラフィーにより更に精製できる。
【0173】
第G2工程は、化合物(IIIa)を製造する工程であり、化合物(XXIV)の水酸基の保護基を除去することにより達成され、第A2工程の反応(e)と同様の条件下で行うことができる。
【0174】
H法は、一般式(IVa)、(IVb)、(IVc)又は(IVd)を有する化合物を製造する方法である。
【0175】
第H1工程は、一般式(XXVI)を有する化合物を製造する工程であり、一般式(XXV)を有する化合物に於いて、Zが脱離基を示す場合、
(1) 化合物(XXV)を、不活性溶媒中、塩基存在下、化合物(XV)と反応させるか、
又は、化合物(XXV)に於いて、Zが水酸基を示す場合、
(2) 化合物(XXV)を、不活性溶媒中で、ホスフィン類とアゾ化合物の存在下、化合物(XV)と脱水縮合させることにより達成される。
【0176】
第H1(1)工程で使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;ニトロメタンのようなニトロ化合物類;アセトニトリル又はイソブチロニトリルのようなニトリル類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又はN−メチル−2−ピロリジノンのようなアミド類;或いは、ジメチルスルホキシド又はスルホランのようなスルホキシド類であり得、好適にはアミド類(特に、N,N−ジメチルホルムアミド又はN,N−ジメチルアセトアミド)である。
第H1(1)工程で使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム又は炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム又は炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属重炭酸塩類;酢酸ナトリウムのようなアルカリ金属酢酸塩類;水素化リチウム、水素化ナトリウム又は水素化カリウムのようなアルカリ金属水素化物類;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム又は水酸化リチウムのようなアルカリ金属水酸化物類;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムt−ブトキシド又はリチウムメトキシドのようなアルカリ金属アルコキシド類;トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)又は1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(DBU)のような有機塩基類;メチルリチウム、エチルリチウム又はブチルリチウムのようなアルキルリチウム類;或いは、リチウムジイソプロピルアミド又はリチウムジシクロヘキシルアミドのようなリチウムアルキルアミド類であり得、好適にはアルカリ金属水素化物類(特に水素化リチウム若しくは水素化ナトリウム)、金属アルコキシド類(特にナトリウムメトキシド)又はアルキルリチウム類(特にブチルリチウム)である。
第H1(1)工程の反応温度は、原料化合物、試薬等によって異なるが、通常−10℃乃至100℃であり、好適には−5℃乃至50℃である。
第H1(1)工程の反応時間は、原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常5分間乃至24時間であり、好適には10分間乃至12時間である。
反応終了後、第H1(1)工程の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了後、反応液に水を加えた後、水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物を抽出した後、抽出した有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥させた後、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱、クロマトグラフィーにより更に精製できる。
【0177】
第H1(2)工程で使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えばヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;或はジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類であり得、好適には、脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類又はエーテル類であり、更に好適には、ハロゲン化炭化水素類(特にジクロロメタン)又はエーテル類(特にジエチルエーテル又はテトラヒドロフラン)である。
第H1(2)工程で使用されるホスフィン類は、例えば、トリメチルホスフィン、トリエチルホスフィン、トリプロピルホスフィン、トリブチルホスフィン、トリペンチルホスフィン又はトリヘキシルホスフィン等のトリC1−C6アルキルホスフィン;トリフェニルホスフィン、トリインデニルホスフィン又はトリナフチルホスフィン等のトリC6−C10アリールホスフィン;或はトリルジフェニルホスフィン、トリトリルホスフィン、トリメシチルホスフィン、トリブチルフェニルホスフィン又はトリ−6−エチル−2−ナフチルホスフィン等の、C1−C4アルキルを置換基として有してもよいトリC6−C10アリールホスフィンであり得、好適にはトリC1−C6アルキルホスフィン類(特にトリメチルホスフィン、トリエチルホスフィン、トリプロピルホスフィン又はトリブチルホスフィン)又はトリC6−C10アリールホスフィン(特にトリフェニルホスフィン、トリインデニルホスフィン又はトリナフチルホスフィン)であり、更に好適には、トリブチルホスフィン又はトリフェニルホスフィンである。
第H1(2)工程で使用されるアゾ化合物は、例えば、アゾジカルボニルジピペリジン、アゾジカルボン酸ジメチル、アゾジカルボン酸ジエチル、アゾジカルボン酸ジプロピル又はアゾジカルボン酸ジブチルのようなアゾジカルボン酸ジ−C1−C4アルキルであり得、好適にはアゾジカルボン酸ジメチル又はアゾジカルボン酸ジエチルである。
第H1(2)工程の反応温度は、原料化合物、試薬等によって変化するが、通常−20℃乃至100℃であり、好適には−10℃乃至50℃である。
第H1(2)工程の反応時間は、原料化合物、試薬、反応温度によって変化するが、通常15分乃至48時間であり、好適には30分乃至24時間である。
反応終了後、第H1(2)工程の目的化合物は、常法に従って反応混合物から採取される。例えば、不溶物が存在する場合にはそれをろ去し、溶剤を留去すること、又は溶剤を留去した残渣に水を注ぎ、水と混和しない溶剤(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加え抽出した後、水洗し、無水硫酸マグネシウム等で乾燥後、溶剤を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマトグラフィー等によって更に精製できる。
【0178】
第H2工程は、化合物(IVa)を製造する工程であり、化合物(XXVI)を、
(1) 不活性溶媒中、1気圧乃至5気圧の水素雰囲気下(好適には1気圧)、接触還元触媒を用いて還元するか、或いは、
(2) 金属粉存在下、酢酸中で攪拌する等により、通常、有機化学的に既知なニトロ基のアミノ基への還元法を適用することにより達成される。
【0179】
接触還元に於て使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、ブタノール又はイソブタノールのようなアルコール類;或いは、それらの混合溶媒であり得、好適にはアルコール類(特にメタノール)又はエーテル類及びアルコール類の混合溶媒(特にテトラヒドロフラン及びメタノール又はエタノールの混合溶媒)である。
使用される接触還元触媒は、通常の接触還元反応に使用されるものであれば、特に限定はないが、例えば、パラジウム黒、パラジウム−炭素、水酸化パラジウム、水酸化パラジウム−炭素、ラネーニッケル、ロジウム−酸化アルミニウム、パラジウム−硫酸バリウム、酸化白金又は白金黒であり得、好適には、パラジウム−炭素である。
反応温度は、原料化合物、試薬等によって異なるが、通常−10℃乃至100℃であり、好適には0℃乃至50℃である。
反応時間は原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常10分間乃至10時間であり、好適には30分間乃至6時間である。
反応終了後、本工程の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了後、触媒をろ去した後、ろ液を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱、クロマトグラフィーにより更に精製できる。
【0180】
また、金属粉を用いた還元に於て使用される溶媒は、酢酸、塩酸水、水、アルコール又は水に溶解する有機溶媒との混合物であり得、好適には酢酸である。
使用される金属粉は、例えば、亜鉛粉、錫粉又は鉄粉であり得、好適には亜鉛粉又は錫粉である。
反応温度は、原料化合物、試薬等によって異なるが、通常−10℃乃至100℃であり、好適には0℃乃至50℃である。
反応時間は原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常10分間乃至10時間であり、好適には30分間乃至3時間である。
反応終了後、本工程の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了後、不溶物をろ去した後、ろ液を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱、クロマトグラフィーにより更に精製できる。
【0181】
第H3工程は、一般式(IVb)を有する化合物を製造する工程であり、化合物(IVa)を、不活性溶媒中、塩基存在下又は不存在下(好適には塩基存在下)、化合物(VII)と反応させることにより達成され、第B2工程と同様の条件下で行なうことができる。
【0182】
第H4工程は、一般式(IVc)を有する化合物を製造する工程であり、化合物(IVa)を、不活性溶媒中、酢酸及びシアン化3水素化ホウ素ナトリウム存在下、化合物(VIII)と反応させることにより達成され、第B3工程と同様の条件下で行なうことができる。
【0183】
第H5工程は、一般式(IVd)を有する化合物を製造する工程であり、化合物(IVa)を、
(1) 不活性溶媒中、塩基存在下又は不存在下(好適には塩基存在下)、化合物(IX)又は(X)と反応させた後、
所望に応じて、
(2) 上記(1)で得られた化合物の、水酸基の保護基を除去することにより達成され、各々、第B4(1)工程又は第A2工程の反応(e)と同様の条件下で行うことができる。
【0184】
J法は、一般式(XIIa)、(XIIb)、(XIIc)又は(XIId)を有する化合物を製造する方法である。
【0185】
第J1工程は、一般式(XXVII)を有する化合物を製造する工程であり、化合物(XXV)に於いて、Zが水酸基である、一般式(XXVa)を有する化合物を、
(1) 不活性溶媒中、塩基存在下又は不存在下(好適には塩基存在下)、一般式 R12−Za 有する化合物(式中、R12は、前述したものと同意義を示し、Zaは、脱離基を示す他はZと同意義を示す。)又は一般式 R12a−O−R12aを有する化合物(式中、R12aは、アシル基を示す他はR12と同意義を示す。)と反応させるか、
(2) 不活性溶媒中、縮合剤及び塩基存在下又は不存在下(好適には塩基存在下) 一般式 R12a−OH を有する化合物(式中、R12aは、前記と同意義を示す。)と反応させるか、
(3) 不活性溶媒中、塩化燐酸ジエチルのようなハロゲン化燐酸ジアルキルエステル類及び塩基存在下、一般式 R12a−OH を有する化合物(R12aは、前記と同意義を示す。)と反応させるか、又は
(4) 不活性溶媒中、酸存在下又は不存在下(好適には酸存在下)、ジヒドロフラン若しくはジヒドロピラン類と反応させることにより達成される。
【0186】
第J1(1)工程に於いて使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル又は炭酸ジエチルのようなエステル類;アセトン又はメチルエチルケトンのようなケトン類;ニトロメタンのようなニトロ化合物類;アセトニトリル又はイソブチロニトリルのようなニトリル類;メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、ブタノール又はイソブタノールのようなアルコール類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又はN−メチル−2−ピロリジノンのようなアミド類;或いは、ジメチルスルホキシド又はスルホランのようなスルホキシド類であり得、好適には、ハロゲン化炭化水素類(特にジクロロメタン)、エーテル類(特にジエチルエーテル又はテトラヒドロフラン)或いはアミド類(特にN,N−ジメチルホルムアミド)である。
第J1(1)工程で使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム又は炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム又は炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属重炭酸塩類;水素化リチウム、水素化ナトリウム又は水素化カリウムのようなアルカリ金属水素化物類;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムt−ブトキシド又はリチウムメトキシドのようなアルカリ金属アルコキシド類;或いは、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)又は1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(DBU)のような有機アミン類であり得、好適には、アルカリ金属水素化物類(特に水素化ナトリウム)、アルカリ金属アルコキシド類(特にカリウムt−ブトキシド)或いは有機アミン類(特にトリエチルアミン又はピリジン)である。
尚、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、4−ピロリジノピリジンは、他の塩基と組み合わせて、触媒量を用いることもでき、又、反応を効果的に行わせるために、ベンジルトリエチルアンモニウムクロリド、テトラブチルアンモニウムクロリドのような第4級アンモニウム塩類、ジベンゾ−18−クラウン−6のようなクラウンエーテル類等を添加することもできる。
第J1(1)工程の反応温度は、原料化合物、試薬等によって異なるが、通常−20℃乃至100℃であり、好適には0℃乃至50℃である。
第J1(1)工程の反応時間は、原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常10分間乃至24時間であり、好適には30分間乃至12時間である。一般式 R12−Za を有する化合物の具体例としては、例えば、アセチルクロリド、プロピオニルクロリド、ブチリルブロミド、バレリルクロリド、ヘキサノイルクロリド、メトキシカルボニルクロリド、メトキシカルボニルブロミド、エトキシカルボニルクロリド、プロポキシカルボニルクロリド、ブトキシカルボニルクロリド、ヘキシルオキシカルボニルクロリド、ベンゾイルクロリド、ベンゾイルブロミド又はナフトイルクロリドのようなアシルハライド類;t−ブチルジメチルシリルクロリド、トリメチルシリルクロリド、トリエチルシリルクロリド、トリエチルシリルブロミド、トリイソプロピルシリルクロリド、ジメチルイソプロピルシリルクロリド、ジエチルイソプロピルシリルクロリド、t−ブチルジフェニルシリルクロリド、ジフェニルメチルシリルクロリド、トリフェニルシリルクロリドのようなシリルハライド類又は対応するシリルトリフルオロメタンスルホネート類;ベンジルクロリド、ベンジルブロミドのようなアラルキルハライド類;或いは、メトキシメチルクロリド、エトキシメチルクロリド、ピバロイルオキシメチルクロリド、エトキシカルボニルオキシメチルクロリドのようなアルキルハライド類を挙げることができ、好適にはアルキルハライド類(特にメトキシメチルクロリド)である。
一般式 R12a−O−R12a を有する化合物の具体例としては、例えば、無水酢酸、無水プロピオン酸、無水バレリル酸、無水ヘキサン酸のような脂肪族カルボン酸無水物を挙げることができ、更に、ギ酸と酢酸のような混合酸無水物を使用することもできる。
【0187】
第J1(2)工程に於いて使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;アセトン又はメチルエチルケトンのようなケトン類;ニトロメタンのようなニトロ化合物類;アセトニトリル又はイソブチロニトリルのようなニトリル類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又はN−メチル−2−ピロリジノンのようなアミド類;或いは、ジメチルスルホキシド又はスルホランのようなスルホキシド類であり得、好適には、エーテル類(特にジエチルエーテル又はテトラヒドロフラン)或いはアミド類(特にN,N−ジメチルアセトアミド又はN−メチル−2−ピロリジノン)である。
第J1(2)工程に於いて使用される縮合剤は、例えば、ジシクロヘキシルカルボジイミド、カルボニルジイミダゾール又は1−メチル−2−クロロ−ピリジニウムヨージド−トリエチルアミンであり得、好適にはジシクロヘキシルカルボジイミドである。
第J1(2)工程において使用される塩基は、第J1(1)工程に於いて使用されるものと同様のものを挙げることができる。
第J1(2)工程の反応温度は原料化合物、試薬等によって異なるが、通常−20℃乃至100℃であり、好適には0℃乃至50℃である。
第J1(2)工程の反応時間は原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常10分間乃至24時間であり、好適には30分間乃至12時間である。
【0188】
第J1(3)工程に於いて使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;アセトン又はメチルエチルケトンのようなケトン類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル類;ニトロメタンのようなニトロ化合物類;アセトニトリル又はイソブチロニトリルのようなニトリル類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又はN−メチル−2−ピロリジノンのようなアミド類;或いは、ジメチルスルホキシド又はスルホランのようなスルホキシド類であり得、好適には、エーテル類(特にジエチルエーテル又はテトラヒドロフラン)である。
第J1(3)工程に於いて使用される塩基は、第J1(1)工程に於いて使用されるものと同様のものを挙げることができる。
第J1(3)工程の反応温度は原料化合物、試薬等によって異なるが、通常−20℃乃至100℃であり、好適には0℃乃至50℃である。
第J1(3)工程の反応時間は原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常10分間乃至24時間であり、好適には30分間乃至12時間である。
【0189】
第J1(4)工程に於いて使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル又は炭酸ジエチルのようなエステル類;ニトロメタンのようなニトロ化合物類;或いは、アセトニトリル又はイソブチロニトリルのようなニトリル類であり得、好適には、ハロゲン化炭化水素類(特にジクロロメタン)又はエーテル類(特にジエチルエーテル若しくはテトラヒドロフラン)である。第J1(4)工程で使用される酸は、例えば、弗化水素酸、塩酸、臭化水素酸、沃化水素酸、硝酸、過塩素酸、硫酸又は燐酸等の鉱酸;メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸又はp−トルエンスルホン酸のようなスルホン酸;或いは、酢酸、プロピオン酸、酪酸、フマール酸、コハク酸、クエン酸、酒石酸、蓚酸、マレイン酸又は安息香酸等のカルボン酸であり得、好適にはスルホン酸(特にp−トルエンスルホン酸)である。
第J1(4)工程の反応温度は、原料化合物、試薬等によって異なるが、通常−20℃乃至100℃であり、好適には0℃乃至50℃である。
第J1(4)工程の反応時間は、原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常10分間乃至24時間であり、好適には30分間乃至12時間である。反応終了後、第J1工程の各反応の目的化合物は、常法に従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了後、反応液に水を加え、水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物を抽出した後、抽出した有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥させた後、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱、クロマトグラフィーにより更に精製できる。
【0190】
第J2工程は、化合物(XIIa)を製造する工程であり、化合物(XXVII)を、
(1) 不活性溶媒中、1気圧乃至5気圧の水素雰囲気下(好適には1気圧)、接触還元触媒を用いて還元するか、或いは、
(2) 金属粉存在下、酢酸中で攪拌する等により、通常、有機化学的に既知なニトロ基のアミノ基への還元法を適用することにより達成され、第H2工程と同様の条件下で行なうことができる。
【0191】
第J3工程は、一般式(XIIb)を有する化合物を製造する工程であり、化合物(XIIa)を、不活性溶媒中、塩基存在下又は不存在下(好適には塩基存在下)、化合物(VII)と反応させることにより達成され、第B2工程と同様の条件下で行なうことができる。
【0192】
第J4工程は、一般式(XIIc)を有する化合物を製造する工程であり、化合物(XIIa)を、不活性溶媒中、酢酸及びシアン化3水素化ホウ素ナトリウム存在下、化合物(VIII)と反応させることにより達成され、第B3工程と同様の条件下で行なうことができる。
【0193】
第J5工程は、一般式(XIId)を有する化合物を製造する工程であり、化合物(XIIa)を、
(1) 不活性溶媒中、塩基存在下又は不存在下(好適には塩基存在下)、化合物(IX)又は(X)と反応させた後、
所望に応じて、
(2) 上記(1)で得られた化合物の、水酸基の保護基を除去することにより達成され、各々、第B4(1)工程又は第A2工程の反応(e)と同様の条件下で行うことができる。
【0194】
K法は、一般式(XXVc)又は(XXVd)を有する化合物を製造する方法である。
【0195】
第K1工程は、化合物(XXVc)を製造する工程であり、化合物(XXVb)を、
(1) 不活性溶媒中、エステル化剤存在下、アルコールと反応させるか、
(2) 不活性溶媒中、活性エステル化剤と反応させ、活性エステルを製造した後、不活性溶媒中、アルコールと反応させるか、
(3) 不活性溶媒中、ハロゲン化剤と反応させ、酸ハライドを製造した後、不活性溶媒中、アルコールと反応させるか、又は、
(4) 不活性溶媒中又は溶媒不存在下(好適には溶媒不存在下)、酸存在下、アルコールと反応させることにより達成される。
【0196】
第K1(1)工程に於て使用されるエステル化剤は、一般に有機合成化学の技術に於て通常用いられるものであれば特に限定はないが、例えば、ジアゾアルカン又はトリアルキルシリルジアゾアルカンであり得、好適には、ジアゾメタン、ジアゾエタン、ジアゾプロパン、ジアゾブタン、ジアゾペンタン又はジアゾヘキサンのようなC1−C6ジアゾアルカン或はトリメチルシリルジアゾメタンであり、更に好適にはC1−C4ジアゾアルカン又はトリメチルシリルジアゾメタンであり、特に好適にはジアゾメタンである。
ジアゾC1−C6アルカンを用いた反応に於て使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;酢酸メチル又は酢酸エチルのようなエステル類;或いは、上記溶媒の混合溶媒であり得、好適にはハロゲン化炭化水素類、エーテル類、エステル類又は上記溶媒の混合溶媒であり、更に好適にはエーテル類(特にジエチルエーテル)、エステル類(特に酢酸エチル)又は上記溶媒の混合溶媒である。
トリメチルシリルジアゾメタンを用いた反応に於て使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、ブタノール、イソブタノール、t−ブタノール、ペンタノール又はヘキサノールのようなアルコ−ル類;或は、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;及び酢酸メチル又は酢酸エチルのようなエステル類からなる群より選択される溶媒と前記アルコ−ル類との混合溶媒であり得、好適にはアルコ−ル類(特にメタノール)又は芳香族炭化水素類(特にベンゼン)及びアルコ−ル類(特にメタノール)との混合溶媒である。
第K1(1)工程の反応温度は原料化合物、試薬等によって変化するが、通常−10℃乃至100℃であり、好適には10℃乃至50℃である。
第K1(1)工程の反応時間は原料化合物、試薬、反応温度によって変化するが、通常10分乃至10時間であり、好適には15分乃至2時間である。
反応終了後、第K1(1)工程の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了後、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマトグラフィー等によって更に精製できる。
【0197】
第K1(2)工程に於て使用される活性エステル化剤は、一般に有機合成化学の技術に於て通常用いられるものであれば特に限定はないが、例えば、クロロギ酸エチル、N−ヒドロキシサクシンイミド、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール又はN−ヒドロキシ−5−ノルボルネン−2,3−ジカルボキシイミドのようなN−ヒドロキシ化合物或はジピリジルジスルフィドのようなジスルフィド化合物であり得、活性エステル化反応は、ジシクロヘキシルカルボジイミド、カルボニルジイミダゾール又はトリフェニルホスフィンのような縮合剤の存在下に好適に行われる。
第K1(2)工程の両反応に於て使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、メチレンクロリド、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又はヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;或は、アセトニトリルのようなニトリル類であり得、好適にはエーテル類(特にテトラヒドロフラン)又はアミド類(特にN,N−ジメチルホルムアミド)である。
第K1(2)工程の反応温度は、原料化合物、試薬等によって変化するが、通常、活性エステル化反応では、−70℃乃至150℃(好適には−10℃乃至100℃)であり、活性エステル化合物とアルコールとの反応では、−20℃乃至100℃(好適には0℃乃至50℃)である。
第K1(2)工程の反応時間は、原料化合物、試薬、反応温度によって変化するが、両反応ともに、通常、30分乃至80時間(好適には1時間乃至48時間)である。
反応終了後、第K1(2)工程の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了後、溶媒を留去すること、又は溶媒を留去した残渣に水を注ぎ、水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物を抽出し、抽出した有機層を水洗後、無水硫酸マグネシウム等で乾燥し、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマトグラフィー等によって更に精製できる。
【0198】
第K1(3)工程に於て使用されるハロゲン化剤は、一般に有機合成化学の技術に於て通常用いられるものであれば特に限定はないが、例えば、オキザリルクロリド、チオニルクロリド、オキシ塩化リン又は五塩化リンである。
第K1(3)工程の両反応に於て使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;或はジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類であり得、好適にはエーテル類(特にテトラヒドロフラン)である。
第K1(3)工程の反応温度は、原料化合物、試薬等によって変化するが、通常、酸ハライド化反応では、−70℃乃至150℃(好適には−10℃乃至100℃)であり、酸ハライドとアルコールとの反応では−20℃乃至100℃(好適には0℃乃至50℃)である。
第K1(3)工程の反応時間は、原料化合物、試薬、反応温度によって変化するが、両反応ともに、通常、30分乃至80時間(好適には1時間乃至48時間)である。
反応終了後、第K1(3)工程の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了後、溶媒を留去すること、又は溶媒を留去した残渣に水を注ぎ、水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物を抽出し、抽出した有機層を水洗後、無水硫酸マグネシウム等で乾燥し、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマトグラフィー等によって更に精製できる。
【0199】
第K1(4)工程に於いて使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、メチレンクロリド、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又はヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;或は、アセトニトリルのようなニトリル類であり得、好適にはエーテル類(特に、ジエチルエーテル又はテトラヒドロフラン)である。
第K1(4)工程で使用される酸は、例えば、弗化水素酸、塩酸、臭化水素酸、沃化水素酸、硝酸、過塩素酸、硫酸又は燐酸等の鉱酸;メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸又はp−トルエンスルホン酸のようなスルホン酸;或いは、酢酸、プロピオン酸、酪酸、フマール酸、コハク酸、クエン酸、酒石酸、蓚酸、マレイン酸又は安息香酸等のカルボン酸であり得、好適には鉱酸(特に塩酸又は硫酸)である。
第K1(4)工程の反応温度は、原料化合物、試薬等によって変化するが、通常、0℃乃至150℃(好適には30℃乃至100℃)である。
第K1(4)工程の反応時間は、原料化合物、試薬、反応温度によって変化するが、通常、30分乃至80時間(好適には1時間乃至48時間)である。
反応終了後、第K1(4)工程の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了後、溶媒を留去すること、又は溶媒を留去した残渣に水を注ぎ、水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物を抽出し、抽出した有機層を水洗後、無水硫酸マグネシウム等で乾燥し、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマトグラフィー等によって更に精製できる。
【0200】
第K2工程は、化合物(XXVd)を製造する工程であり、化合物(XXVc)を、不活性溶媒中、塩基存在下又は不存在下(好適には塩基存在下)、アンモニア類、C1−C6アルキルアミン又はジ(C1−C6アルキル)アミンと反応させることにより達成される。
【0201】
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、ブタノール又はイソブタノールのようなアルコール類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルリン酸トリアミド又はヘキサメチル亜りん酸トリアミドのようなアミド類;或は、ジメチルスルホキシド又はスルホランのようなスルホキシド類であり得、好適には、ハロゲン化炭化水素類又はエーテル類であり、更に好適にはエーテル類(特にテトラヒドロフラン)である。
使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム又は炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム又は炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属重炭酸塩類;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム又は水酸化リチウムのようなアルカリ金属水酸化物類であり得、好適にはアルカリ金属炭酸塩類(特に炭酸ナトリウム又は炭酸カリウム)である。
使用されるアンモニア類は、例えば、アンモニアガス又は濃アンモニア水であり得、好適にはアンモニア水である。
使用されるC1−C6アルキルアミンは、例えば、メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、イソプロピルアミン、ブチルアミン、イソブチルアミン、s−ブチルアミン、t−ブチルアミン、ペンチルアミン又はヘキシルアミンである。
使用されるジ(C1−C6アルキル)アミンは、例えば、N,N−ジメチルアミン、N−エチル−N−メチルアミン、N,N−ジエチルアミン、N,N−ジプロピルアミン、N,N−ジイソプロピルアミン、N,N−ジブチルアミン、N,N−ジイソブチルアミン、N,N−ジ−s−ブチルアミン、N,N−ジ−t−ブチルアミン、N,N−ジペンチルアミン又はN,N−ジヘキシルアミンである。
反応温度は原料化合物、試薬等によって変化するが、通常−10℃乃至100℃であり、好適には0℃乃至50℃である。
反応時間は原料化合物、試薬、反応温度によって変化するが、通常10分乃至10時間であり、好適には30分乃至3時間である。
反応終了後、本工程の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了後、溶媒を留去すること、又は溶媒を留去した残渣に水を注ぎ、水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物を抽出し、抽出した有機層を水洗後、無水硫酸マグネシウム等で乾燥し、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマトグラフィー等によって更に精製できる。
【0202】
第K3工程は、化合物(XXVd)を別途製造する工程であり、有機合成化学で周知の方法により行われ、例えば、化合物(XXVb)を、ペプチド合成法における常法[例えば、アジド法、活性エステル法、混合酸無水物法又は縮合法(好適には混合酸無水物法)]に従い、不活性溶媒中、アンモニア類、C1−C6アルキルアミン又はジ(C1−C6アルキル)アミンと反応させることにより達成される。
【0203】
上記方法に於いて、アジド法は、不活性溶媒中(例えばホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又はヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類であり、好適にはN,N−ジメチルホルムアミド)、ヒドラジンと、−10℃乃至100℃(好適には0℃乃至50℃)で反応させることによって得られるヒドラジドを亜硝酸化合物と反応させアジド化合物に変換した後、アンモニア類、C1−C6アルキルアミン又はジ(C1−C6アルキル)アミンと処理することにより行われる。
使用される亜硝酸化合物は、例えば亜硝酸ナトリウムのようなアルカリ金属亜硝酸塩又は亜硝酸イソアミルのような亜硝酸アルキルである。
反応は、好適には不活性溶媒中で行われ、使用される溶媒は、例えばホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又はヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;ジメチルスルホキシド又はスルホランのようなスルホキシド類;或はN−メチル−2−ピロリジノンのようなピロリドン類であり得、好適にはアミド類(特にN,N−ジメチルホルムアミド)である。
又、本反応の2つの工程[アジド化及びアンモニア類、C1−C6アルキルアミン又はジ(C1−C6アルキル)アミンとの反応]は、通常1つの反応液中で行われる。
反応温度は、原料化合物、試薬等によって変化するが、通常、アジド化の工程は−70℃乃至50℃(好適には−50℃乃至0℃)であり、アンモニア類等との反応は−70℃乃至50℃(好適には−10℃乃至10℃)である。
反応に要する時間は、原料化合物、試薬、反応温度によって変化するが、通常、アジド化の工程は5分乃至3時間(好適には10分乃至1時間)であり、アンモニア類等との反応は5時間乃至7日間(好適には10時間乃至5日間)である。
反応終了後、本反応の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了後、溶媒を留去すること、又は溶媒を留去した残渣に水を注ぎ、水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物を抽出し、抽出した有機層を水洗後、無水硫酸マグネシウム等で乾燥し、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマトグラフィー等によって更に精製できる。
【0204】
活性エステル法は、不活性溶媒中、活性エステル化剤と反応させ、活性エステルを製造した後、不活性溶媒中、アンモニア類、C1−C6アルキルアミン又はジ(C1−C6アルキル)アミンと反応させることによって行われる。
両反応に於て使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、メチレンクロリド、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又はヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;或はアセトニトリルのようなニトリル類であり得、好適にはエーテル類(特にテトラヒドロフラン)又はアミド類(特にN,N−ジメチルホルムアミド)である。
使用される活性エステル化剤は、例えば、N−ヒドロキシサクシンイミド、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール又はN−ヒドロキシ−5−ノルボルネン−2,3−ジカルボキシイミドのようなN−ヒドロキシ化合物或はジピリジルジスルフィドのようなジスルフィド化合物であり得、活性エステル化反応は、ジシクロヘキシルカルボジイミド、カルボニルジイミダゾール又はトリフェニルホスフィンのような縮合剤の存在下に好適に行われる。
反応温度は、原料化合物、試薬等によって変化するが、通常、活性エステル化反応では、−70℃乃至150℃(好適には−10℃乃至100℃)であり、活性エステル化合物とアンモニア類等との反応では−20℃乃至100℃(好適には0℃乃至50℃)である。
反応に要する時間は原料化合物、試薬、反応温度によって変化するが、両反応ともに、通常、30分乃至80時間(好適には1時間乃至48時間)である。
反応終了後、本反応の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了後、溶媒を留去すること、又は溶媒を留去した残渣に水を注ぎ、水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物を抽出し、抽出した有機層を水洗後、無水硫酸マグネシウム等で乾燥し、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマトグラフィー等によって更に精製できる。
【0205】
混合酸無水物法は、不活性溶媒中、塩基存在下、混合酸無水物化剤を反応させ、混合酸無水物を製造した後、不活性溶媒中、混合酸無水物とアンモニア類、、C1−C6アルキルアミン又はジ(C1−C6アルキル)アミンを反応させることにより行われる。
混合酸無水物を製造する反応に於て使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解する物であれば特に限定はないが、例えば、メチレンクロリド、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;或は、ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又はヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類であり得、好適にはエーテル類(特にテトラヒドロフラン)である。
混合酸無水物化剤は、例えば、クロロギ酸エチル又はクロロギ酸イソブチルのようなハロゲノギ酸C1−C4アルキル、ピバロイルクロリドのようなC1−C5アルカノイルハライド或はジエチルシアノリン酸又はジフェニルシアノリン酸のようなC1−C4アルキル若しくはジC6−C14アリールシアノリン酸であり得、好適には、ハロゲノギ酸C1−C4アルキル(特にクロロギ酸エチル)である。
使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム又は炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;或はトリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)又は1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(DBU)のような有機アミン類であり得、好適には有機アミン類(特にトリエチルアミン)である。
混合酸無水物を製造する反応に於ける反応温度は、原料化合物、試薬等によって変化するが、通常−50℃乃至100℃(好適には−10℃乃至50℃)である。
混合酸無水物を製造する反応に於ける反応時間は、原料化合物、試薬、反応温度によって変化するが、通常5分乃至20時間(好適には10分乃至10時間)である。
混合酸無水物とアンモニア類等の反応に於て使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類或はホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又はヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類であり得、好適にはエーテル類(特にテトラヒドロフラン)である。
混合酸無水物とアンモニア類等の反応に於ける反応温度は、原料化合物、試薬等によって変化するが、通常−30℃乃至100℃(好適には0℃乃至80℃)である。
混合酸無水物とアンモニア類等の反応に於ける反応時間は、原料化合物、試薬、反応温度によって変化するが、通常5分乃至24時間(好適には10分乃至5時間)である。
反応終了後、本反応の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了後、溶媒を留去すること、又は溶媒を留去した残渣に水を注ぎ、水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物を抽出し、抽出した有機層を水洗後、無水硫酸マグネシウム等で乾燥し、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマトグラフィー等によって更に精製できる。
【0206】
縮合法は、不活性溶媒中、縮合剤存在下、アンモニア類、C1−C6アルキルアミン又はジ(C1−C6アルキル)アミンと直接反応させることによって行われる。
使用される縮合剤は、例えば、ジシクロヘキシルカルボジイミド、カルボニルジイミダゾール又は1−メチル−2−クロロ−ピリジニウムヨージド−トリエチルアミンであり得、好適にはジシクロヘキシルカルボジイミドである。
本反応は、前記の活性エステルを製造する反応と同様の条件下で行うことができる。
反応終了後、本反応の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了後、溶媒を留去すること、又は溶媒を留去した残渣に水を注ぎ、水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物を抽出し、抽出した有機層を水洗後、無水硫酸マグネシウム等で乾燥し、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマトグラフィー等によって更に精製できる。
【0207】
L法は、一般式(XXVIb)又は(XXVIc)を有する化合物を製造する方法である。
【0208】
第L1工程は、化合物(XXVIb)を製造する工程であり、一般に有機合成化学の技術において周知の方法に従い、一般式(XXVIa)を有する化合物を、不活性溶媒中又は溶媒不存在下、酸又は塩基存在下、加水分解することにより達成され、第A2工程の反応(d)と同様の条件下で行なうことができる。
【0209】
第L2工程は、化合物(XXVIc)を製造する工程であり、一般に有機合成化学の技術に於いて周知の方法に従い、例えば、化合物(XXVIb)を、ペプチド合成法における常法[例えば、アジド法、活性エステル法、混合酸無水物法又は縮合法(好適には混合酸無水物法)]に従い、不活性溶媒中、アンモニア類、C1−C6アルキルアミン又はジ(C1−C6アルキル)アミンと反応させることにより達成され、第K3工程と同様の条件下で行なうことができる。
【0210】
M法は、一般式(XVI)を有する化合物又は一般式(XXIII)を有する化合物を製造する方法である。
【0211】
第M1工程は、化合物(XVI)又は化合物(XXIII)を製造する工程であり、一般式(XXVIII)を有する化合物又は一般式(XXIX)を有する化合物を、
(1) 不活性溶媒中、塩基存在下又は不存在下(好適には塩基存在下)、一般式 R12−Za 有する化合物(式中、R12及びZaは、前述したものと同意義を示す。)又は一般式 R12a−O−R12aを有する化合物(式中、R12aは、前述したものと同意義を示す。)と反応させるか、
(2) 不活性溶媒中、縮合剤及び塩基存在下又は不存在下(好適には塩基存在下) 一般式 R12a−OH を有する化合物(式中、R12aは、前述したものと同意義を示す。)と反応させるか、
(3) 不活性溶媒中、塩化燐酸ジエチルのようなハロゲン化燐酸ジアルキルエステル類及び塩基存在下、一般式 R12a−OH を有する化合物(R12aは、前述したものと同意義を示す。)と反応させるか、又は
(4) 不活性溶媒中、酸存在下又は不存在下(好適には酸存在下)、ジヒドロフラン若しくはジヒドロピラン類と反応させることにより達成され、第J1工程と同様の条件下で行うことができる。
【0212】
N法は、一般式(III)を有する化合物を別途製造する方法である。
【0213】
第N1工程は、一般式(XXXI)を有する化合物を製造する工程であり、一般式(XXX)を有する化合物を、不活性溶媒中又は溶媒不存在下、酸又は塩基存在下、加水分解することにより達成され、第A2工程の反応(d)と同様の条件下で行うことができる。
【0214】
第N2工程は、一般式(XXXII)を有する化合物を製造する工程であり、化合物(XXXI)を、不活性溶媒中、塩基存在下、一般式(XVI)を有する化合物と反応させることにより達成される。
【0215】
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類;ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド又はN−メチル−2−ピロリジノンのようなアミド類;或いは、ジメチルスルホキシド又はスルホランのようなスルホキシド類であり得、好適には、エーテル類(特にジエチルエーテル又はテトラヒドロフラン)である。
使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム又は炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム又は炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属重炭酸塩類;水素化リチウム、水素化ナトリウム又は水素化カリウムのようなアルカリ金属水素化物類;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム又は水酸化リチウムのようなアルカリ金属水酸化物類;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムt−ブトキシド又はリチウムメトキシドのようなアルカリ金属アルコキシド類;トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)又は1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(DBU)のような有機アミン類;メチルリチウム、エチルリチウム又はブチルリチウムのようなアルキルリチウム類;リチウムジイソプロピルアミド又はリチウムジシクロヘキシルアミドのようなリチウムアルキルアミド類;或いは、カリウムヘキサメチルジシラジド又はナトリウムヘキサメチルジシラジドのようなアルカリ金属ヘキサメチルジシラジド類であり得、好適には、アルキルリチウム類(特にブチルリチウム)又はリチウムアルキルアミド類(特にリチウムジイソプロピルアミド)である。
反応温度は原料化合物、試薬等によって異なるが、通常−150℃乃至50℃であり、好適には−100℃乃至0℃である。
反応時間は原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常10分間乃至10時間であり、好適には30分間乃至5時間である。
反応終了後、本工程の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了後、反応液に水を加え目的化合物を抽出した後、酸(例えば、塩酸等)を用いて抽出した水層のpHを酸性に調整し、水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル又はジクロロメタン等)を加えて目的化合物を抽出した後、抽出した有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥させた後、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱、クロマトグラフィーにより更に精製できる。
【0216】
第N3工程は、化合物(III)を製造する工程であり、
(1)化合物(XXXII)を、不活性溶媒中、塩基存在下、ハロゲノ炭酸C1−C6アルキルと反応させた後、
(2)得られた中間体化合物を、不活性溶媒中、水素化ホウ素ナトリウムと反応させることにより達成される。
【0217】
第N3(1)工程で使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;或いは、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類であり得、好適には、ハロゲン化炭化水素類(特にジクロロメタン)又はエーテル類(特にジエチルエーテル又はテトラヒドロフラン)である。
第N3(1)工程で使用される塩基は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム又は炭酸リチウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム又は炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属重炭酸塩類;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム又は水酸化リチウムのようなアルカリ金属水酸化物類;メチルアミン、ジメチルアミン、エチルアミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)又は1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(DBU)のような有機塩基類であり得、好適には有機塩基類(特にトリエチルアミン)である。
第N3(1)工程で使用される「ハロゲノ炭酸C1−C6アルキル」は、例えば、フルオロ炭酸メチル、クロロ炭酸メチル、ブロモ炭酸メチル、ヨード炭酸メチル、フルオロ炭酸エチル、クロロ炭酸エチル、ブロモ炭酸エチル、ヨード炭酸エチル、フルオロ炭酸プロピル、クロロ炭酸ブチル、ブロモ炭酸ペンチル又はヨード炭酸ヘキシルであり得、好適にはクロロ炭酸メチル又はクロロ炭酸エチルである。
反応温度は原料化合物、試薬等によって異なるが、通常−10℃乃至150℃であり、好適には0℃乃至100℃である。
反応時間は原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常5分間乃至12時間であり、好適には10分間乃至6時間である。
反応終了後、本工程の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了後、所望に応じて不溶物をろ去した後、溶媒を留去することにより、或いは、反応終了後、反応液に水を加え、水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物を抽出した後、抽出した有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥させた後、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱、クロマトグラフィーにより更に精製できる。
【0218】
第N3(2)工程で使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、リグロイン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;或いは、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン又はジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル類であり得、好適にはエーテル類(特にジエチルエーテル又はテトラヒドロフラン)である。
反応温度は原料化合物、試薬等によって異なるが、通常−10℃乃至150℃であり、好適には0℃乃至100℃である。
反応時間は原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、通常1時間乃至48時間であり、好適には6時間乃至24時間である。
反応終了後、本工程の目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了後反応液に水を加え、水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、エーテル、酢酸エチル等)を加えて目的化合物を抽出した後、抽出した有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウム等を用いて乾燥させた後、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱、クロマトグラフィーにより更に精製できる。
【0219】
O法は、M法の原料化合物である一般式(XXVIII)を有する化合物を製造する方法である。
【0220】
第O1工程は、化合物(XXVIII)を製造する工程であり、一般式(XXXIII)を有する化合物を、トリフルオロ酢酸中、ヘキサメチレンテトラミンと反応させることにより達成される。
【0221】
反応温度は原料化合物、試薬等によって異なるが、ヘキサメチレンテトラミンとの反応は、通常、0℃乃至150℃であり、好適には50℃乃至120℃であり、硫酸との反応は、通常、−20℃乃至100℃であり、好適には0℃乃至50℃である。
反応時間は原料化合物、試薬、反応温度によって異なるが、ヘキサメチレンテトラミンとの反応は、通常、1時間乃至24時間であり、好適には6時間乃至12時間である。
反応終了後、本工程の目的化合物は、常法に従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了後、溶媒を留去することにより、或いは、反応終了後、溶媒を留去し、得られる残渣に水を注ぎ、水と混和しない溶媒(例えばベンゼン、ジエチルエーテル又は酢酸エチル等)を加え抽出した後、抽出液を水洗し、有機層を無水硫酸マグネシウム等で乾燥させた後、溶媒を留去することによって目的化合物が得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈澱又はクロマトグラフィー等によって更に精製できる。
【0222】
本発明の原料化合物(VII)、(VIII)、(IX)、(X)、(XV)、(XVI)、(XVII)、(XVIII)、(XIX)、(XXII)、(XXIII)、(XXV)、(XXVIII)、(XXIX)、(XXX)及び(XXXIII)等は、公知であるか又は公知の方法に従って容易に製造される。{例えば、バイオオーガニック・アンド・メディシナル・ケミストリー・レターズ,第8巻,第277頁(1998年)[Bioorg. Med. Chem. Lett., 8, 277 (1998)]、テトラヘドロン・レターズ,第37巻,第6439頁(1996年)[Tetrahedron Letters, 37, 6439 (1996)]等}。
【0223】
本発明の前記一般式(I)を有する化合物又はその薬理上許容される塩は、優れた活性化血液凝固第X因子阻害作用を有し、毒性も弱いため、医薬[特に、血液凝固性疾患(例えば、脳梗塞、心筋梗塞又は末梢循環障害等の血栓性疾患)の予防薬又は治療薬(特に治療薬)]として有用である。
【0224】
本発明の一般式(I)を有する化合物又はその薬理上許容される塩類を、上記疾患の治療薬又は予防薬として使用する場合には、それ自体あるいは適宜の薬理学的に許容される、賦形剤、希釈剤等と混合し、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤若しくはシロップ剤等による経口的又は注射剤若しくは坐剤等による非経口的に投与することができる。
これらの製剤は、賦形剤(例えば、乳糖、白糖、葡萄糖、マンニトール、ソルビトールのような糖誘導体;トウモロコシデンプン、バレイショデンプン、α澱粉、デキストリンのような澱粉誘導体;結晶セルロースのようなセルロース誘導体;アラビアゴム;デキストラン;プルランのような有機系賦形剤;及び、軽質無水珪酸、合成珪酸アルミニウム、珪酸カルシウム、メタ珪酸アルミン酸マグネシウムのような珪酸塩誘導体;燐酸水素カルシウムのような燐酸塩;炭酸カルシウムのような炭酸塩;硫酸カルシウムのような硫酸塩等の無機系賦形剤を挙げることができる。)、滑沢剤(例えば、ステアリン酸、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウムのようなステアリン酸金属塩;タルク;コロイドシリカ;ビーズワックス、ゲイ蝋のようなワックス類;硼酸;アジピン酸;硫酸ナトリウムのような硫酸塩;グリコール;フマル酸;安息香酸ナトリウム;DLロイシン;ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸マグネシウムのようなラウリル硫酸塩;無水珪酸、珪酸水和物のような珪酸類;及び、上記澱粉誘導体を挙げることができる。)、結合剤(例えば、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、マクロゴール、及び、前記賦形剤と同様の化合物を挙げることができる。)、崩壊剤(例えば、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、内部架橋カルボキシメチルセルロースナトリウムのようなセルロース誘導体;カルボキシメチルスターチ、カルボキシメチルスターチナトリウム、架橋ポリビニルピロリドンのような化学修飾されたデンプン・セルロース類を挙げることができる。)、乳化剤(例えば、ベントナイト、ビーガムのようなコロイド性粘土;水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウムのような金属水酸化物;ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸カルシウムのような陰イオン界面活性剤;塩化ベンザルコニウムのような陽イオン界面活性剤;及び、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステルのような非イオン界面活性剤を挙げることができる。)、安定剤(メチルパラベン、プロピルパラベンのようなパラオキシ安息香酸エステル類;クロロブタノール、ベンジルアルコール、フェニルエチルアルコールのようなアルコール類;塩化ベンザルコニウム;フェノール、クレゾールのようなフェノール類;チメロサール;デヒドロ酢酸;及び、ソルビン酸を挙げることができる。)、矯味矯臭剤(例えば、通常使用される、甘味料、酸味料、香料等を挙げることができる。)、希釈剤等の添加剤を用いて周知の方法で製造される。その使用量は症状、年齢等により異なるが、経口投与の場合には、1回当り下限1mg(好適には、10mg)、上限1000mg(好適には、500mg)を、静脈内投与の場合には、1回当り下限0.5mg(好適には、5mg)、上限500mg(好適には、250mg)を成人に対して、1日当り1乃至6回症状に応じて投与することが望ましい。
【0225】
【実施例】
以下に、実施例及び製剤例を示し、本発明をさらに詳細に説明するが、本発明の範囲は、これらに限定されるものではない。
【0226】
尚、NMRスペクトルは、内部標準にテトラメチルシランを用い、δ値をppmで示し、結合定数はJ値(Hz)で示した(0.5Hz単位に近似した)。カップリング・パターンは、
d : ダブレット、
dd : ダブルダブレット、
ddd : ダブルダブルダブレット、
dt : ダブルトリプレット、
t : トリプレット、
q : カルテット、
m : マルチプレット、
s : シングレット、
bs : 幅広、または形の崩れたシングレット様に観測されたシグナル、と略した。
【0227】
実施例1
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]エタンスルホンアミド2塩酸塩 (例示化合物番号:1080)
【0228】
(a) N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]エタンスルホンアミド2塩酸塩
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]エタンスルホンアミド(955mg)を、ジクロロメタン(40ml)及びエタノール(20ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、塩化水素を1時間通じた後、密栓をして室温で9時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をエタノール(30ml)に溶解させ、塩化アンモニウム水溶液(193mgを水10mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.375ml)を加えた後、室温で12時間放置した。減圧下溶媒を留去し、残渣をメタノール(20ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(2ml)を加えた後、減圧下濃縮した。残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:15%アセトニトリル/水)にて精製した後、得られた無定形固体をメタノール(10ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(1ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固させた。得られた無定形固体を水(約10ml)に溶解させた後、凍結乾燥に付すことにより、表記化合物354mg(収率44%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.27 (3H, t, J=7.0), 1.83 (2H, m), 2.09 (2H, m), 3.03 (2H, m), 3.17 (2H, q, J=7.0), 3.19 (2H, m), 4.45 (2H, d, J=6.0), 4.64 (1H, m), 6.45 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.55 (1H, d, J=16.0), 7.00 (2H, d, J=9.0), 7.37 (2H, d, J=9.0), 7.54 (1H, t, J=8.0), 7.70 (2H, m), 7.89 (1H, s) ;
MS (FAB) m/z = 443 (M+H)+.
【0229】
(b) N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]エタンスルホンアミド2塩酸塩
N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]エタンスルホンアミド2塩酸塩(311mg)を、エタノール(10ml)に溶解させ、エチルアセトイミデート塩酸塩(260mg)及びトリエチルアミン(0.500ml)を加えた後、室温で12時間撹拌した。反応液に4M塩化水素ジオキサン溶液(1ml)を加えた後、減圧下濃縮した。残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:20%アセトニトリル/水)にて精製した後、得られた無定形固体をメタノール(10ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(0.5ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固させた。得られた無定形固体を水(約10ml)に溶解させた後、凍結乾燥に付すことにより、表記化合物243mg(収率62%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.27 (3H, t, J=7.0), 1.72 (2H, m), 2.04 (2H, m), 2.30 (3H, s), 3.18 (2H, q, J=7.0), 3.50-3.59 (2H, m), 3.72 (1H, m), 3.84 (1H, m), 4.45 (2H, d, J=6.0), 4.70 (1H, m), 6.46 (1H, dt, J=15.5, 6.0), 6.55 (1H, d, J=15.5), 7.01 (2H, d, J=9.0), 7.37 (2H, d, J=9.0), 7.54 (1H, t, J=8.0), 7.71 (2H, m), 7.91 (1H, s) ;
IR (KBr, cm-1) : 1674, 1625.
【0230】
実施例2
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−メチル−2−(E)−プロペニル]エタンスルホンアミド2塩酸塩 (例示化合物番号:1220)
【0231】
(a) N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−メチル−2−(E)−プロペニル]−N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]エタンスルホンアミド2塩酸塩
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−メチル−2−(E)−プロペニル]エタンスルホンアミド(839mg)を、ジクロロメタン(40ml)及びエタノール(20ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、塩化水素を1時間通じた後、密栓をして室温で8時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をエタノール(30ml)に溶解させ、塩化アンモニウム水溶液(166mgを水10mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.320ml)を加えた後、室温で12時間放置した。減圧下溶媒を留去した後、残渣をメタノール(20ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(1ml)を加えた後、減圧下濃縮した。残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒15%アセトニトリル/水)にて精製した後、得られた無定形固体をメタノール(20ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(1ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固させた。得られた無定形固体を水(約10ml)に溶解させた後、凍結乾燥に付すことにより、表記化合物514mg(収率63%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.27 (3H, t, J=7.0), 1.84 (2H, m), 1.87 (3H, s), 2.09 (2H, m), 3.04 (2H, m), 3.16 (2H, q, J=7.0), 3.20 (2H, m), 4.39 (2H, s), 4.64 (1H, m), 6.35 (1H, s), 7.01 (2H, d, J=9.5), 7.39 (2H, d, J=9.5), 7.47 (1H, d, J=8.0), 7.55 (2H, m), 7.64 (1H, d, J=8.0) ;
IR (KBr, cm-1) : 1675.
【0232】
(b) N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−メチル−2−(E)−プロペニル]エタンスルホンアミド2塩酸塩
N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−メチル−2−(E)−プロペニル]−N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]エタンスルホンアミド2塩酸塩(303mg)を、エタノール(10ml)に溶解させ、エチルアセトイミデート塩酸塩(246mg)及びトリエチルアミン(0.460ml)を加え、室温で12時間撹拌した。反応液に4M塩化水素ジオキサン溶液(0.9ml)を加えた後、減圧下濃縮した。残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:20%アセトニトリル/水)にて精製した後、得られた無定形固体をメタノール(10ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(0.4ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固させた。得られた無定形固体を水(約10ml)に溶解させた後、凍結乾燥に付すことにより、表記化合物170mg(収率45%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.27 (3H, t, J=7.0), 1.71 (2H, m), 1.87 (3H, s), 2.04 (2H, m), 2.30 (3H, s), 3.17 (2H, q, J=7.0), 3.53 (2H, m), 3.72 (1H, m), 3.83 (1H, m), 4.39 (2H, s), 4.70 (1H, m), 6.35 (1H, s), 7.01 (2H, d, J=9.0), 7.39 (2H, d, J=9.0), 7.47 (1H, d, J=8.0), 7.55 (1H, s), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.65 (1H, d, J=8.0) ;
IR (KBr, cm-1) : 1673, 1626.
【0233】
実施例3
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩 (例示化合物番号:1410)
【0234】
(a) N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(1.46g)を、ジクロロメタン(50ml)及びエタノール(25ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、塩化水素を1時間通じた後、密栓をして室温で8時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣をエタノール(40ml)に溶解させた後、塩化アンモニウム水溶液(0.30gを水15mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.58ml)を加え、室温で12時間放置した。反応液に4M塩化水素ジオキサン溶液(2ml)を加えた後、減圧下濃縮した。残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:15%アセトニトリル/水)にて精製することにより、表記化合物0.98g(収率68%)を淡黄色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.83 (2H, m), 2.10 (2H, m), 3.05 (2H, m), 3.19 (2H, m), 4.20 (2H, q, J=7.0), 4.34 (2H, s), 4.45 (2H, d, J=6.0), 4.66 (1H, m), 6.45 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.55 (1H, d, J=16.0), 7.04 (2H, d, J=8.5), 7.39 (2H, d, J=8.5), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.69 (1H, d, J=8.0), 7.72 (1H, d, J=8.0), 7.89 (1H, s) ;
IR (KBr, cm-1) : 1737, 1675.
【0235】
(b) N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩(1090mg)を、エタノール(40ml)に溶解させ、エチルアセトイミデート塩酸塩(705mg)及びトリエチルアミン(1.30ml)を加えた後、室温で6時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮乾固させ、残渣をメタノール(15ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(2ml)を加えた後、減圧下濃縮した。残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:20%アセトニトリル/水)にて精製した後、得られた無定形固体をメタノール(15ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(1ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固させることにより、表記化合物812mg(収率70%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.67-1.79 (2H, m), 2.04 (2H, m), 2.29 (3H, s), 3.50 (2H, m), 3.72 (1H, m), 3.81 (1H, m), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.34 (2H, s), 4.44 (2H, d, J=6.0), 4.70 (1H, m), 6.45 (1H, dt, J=16.5, 6.0), 6.55 (1H, d, J=16.5), 7.04 (2H, d, J=9.5), 7.39 (2H, d, J=9.5), 7.54 (1H, t, J=8.0), 7.69 (1H, d, J=8.0), 7.71 (1H, d, J=8.0), 7.88 (1H, s) ;
IR (KBr, cm-1) : 1738, 1673, 1626.
【0236】
実施例4
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸2塩酸塩 (例示化合物番号:1939)
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩(440mg)を、3M塩酸(30ml)に溶解させ、80℃で3時間撹拌した。反応液を室温まで冷却させた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:15%アセトニトリル/水)にて精製した後、得られた無定形固体をメタノール(15ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(1ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固させた。残渣を水(約15ml)に溶解させた後、凍結乾燥に付すことにより、表記化合物331mg(収率78%)を得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.73 (2H, m), 2.04 (2H, m), 2.29 (3H, s), 3.51 (2H, m), 3.72 (1H, m), 3.80 (1H, m), 4.18 (2H, s), 4.45 (2H, d, J=6.0), 4.70 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.5, 6.0), 6.55 (1H, d, J=16.5), 7.03 (2H, d, J=8.5), 7.40 (2H, d, J=8.5), 7.54 (1H, t, J=8.0), 7.68 (1H, d, J=8.0), 7.71 (1H, d, J=8.0), 7.87 (1H, s) ;
IR (KBr, cm-1) : 1733, 1673, 1627.
【0237】
実施例5
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(5−アミジノ−2−フルオロフェニル)−2−(E)−プロペニル]エタンスルホンアミド2塩酸塩 (例示化合物番号:1280)
【0238】
(a) N−[3−(5−アミジノ−2−フルオロフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]エタンスルホンアミド2塩酸塩
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(5−シアノ−2−フルオロフェニル)−2−(E)−プロペニル]エタンスルホンアミド(2.00g)を、ジクロロメタン(60ml)及びエタノール(40ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、塩化水素を1時間通じた後、密栓をして室温で7時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をエタノール(50ml)に溶解させ、塩化アンモニウム水溶液(0.39gを水25mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.76ml)を加えた後、室温で12時間放置した。反応液を減圧下濃縮し、残渣をメタノール(20ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(2ml)を加えた後、減圧下濃縮した。残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:20%アセトニトリル/水)にて精製し、得られた無定形固体をメタノール(10ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(1ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固させた。得られた無定形固体を水(約10ml)に溶解させた後、凍結乾燥に付すことにより、表記化合物1.20g(収率61%)を淡褐色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.27 (3H, t, J=7.0), 1.82 (2H, m), 2.09 (2H, m), 3.04 (2H, m), 3.17 (2H, q, J=7.0), 3.18 (2H, m), 4.49 (2H, d, J=6.0), 4.64 (1H, m), 6.55 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.61 (1H, d, J=16.0), 7.01 (2H, d, J=8.5), 7.37 (2H, d, J=8.5), 7.45 (1H, m), 7.78 (1H, m), 8.11 (1H, m) ;
IR (KBr, cm-1) : 3056, 1676.
【0239】
(b) N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(5−アミジノ−2−フルオロフェニル)−2−(E)−プロペニル]エタンスルホンアミド2塩酸塩
N−[3−(5−アミジノ−2−フルオロフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]エタンスルホンアミド2塩酸塩(534mg)を、エタノール(20ml)に溶解させ、エチルアセトイミデート塩酸塩(371mg)及びトリエチルアミン(0.70ml)を室温で加えた後、同温で12時間撹拌した。反応液に4M塩化水素ジオキサン溶液(2ml)を加えた後、減圧下濃縮した。残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:20%アセトニトリル/水)にて精製した後、得られた無定形固体をメタノール(10ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(0.5ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固させた。得られた無定形固体を水(約10ml)に溶解させた後、凍結乾燥に付すことにより、表記化合物415mg(収率75%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.28 (3H, t, J=7.0), 1.74 (2H, m), 2.05 (2H, m), 2.30 (3H, s), 3.18 (2H, q, J=7.0), 3.52 (2H, m), 3.72 (1H, m), 3.81 (1H, m), 4.50 (2H, d, J=6.0), 4.70 (1H, m), 6.56 (1H, dt, J=16.5, 6.0), 6.62 (1H, d, J=16.5), 7.02 (2H, d, J=9.0),7.37 (2H, d, J=9.0), 7.46 (1H, m), 7.78 (1H, m), 8.12 (1H, m) ;
IR (KBr, cm-1) : 3113, 1674, 1625.
【0240】
実施例6
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−2−メチルフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩 (例示化合物番号:1419)
【0241】
(a) N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[2−メチル−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−2−メチルフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(1.80g)を、ジクロロメタン(60ml)及びエタノール(40ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、塩化水素を1時間通じた後、密栓をして室温で6時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣をエタノール(50ml)に溶解させ、塩化アンモニウム水溶液(0.32gを水25mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.62ml)を加えた後、室温で12時間放置した。反応液を減圧下濃縮し、残渣をメタノール(30ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(2ml)を加えた後、減圧下濃縮した。残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:20%アセトニトリル/水)にて精製することにより、表記化合物0.78g(収率45%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.73 (2H, m), 2.04 (2H, m), 2.27 (3H, s), 3.00 (2H, m), 3.18 (2H, m), 4.20 (2H, q, J=7.0), 4.25 (1H, m), 4.33 (1H, d, J=14.5), 4.45 (1H, m), 4.46 (1H, d, J=14.5), 4.59 (1H, m), 6.46 (2H, s), 6.88 (1H, d, J=9.0), 6.90 (1H, s), 7.39 (1H, d, J=9.0), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.67 (1H, d, J=8.0), 7.71 (1H, d, J=8.0), 7.81 (1H, s) ;
IR (KBr, cm-1) : 1737, 1676.
【0242】
(b) N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−2−メチルフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[2−メチル−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩(631mg)を、エタノール(30ml)に溶解させ、エチルアセトイミデート塩酸塩(397mg)及びトリエチルアミン(0.75ml)を加えた後、室温で64時間撹拌した。4M塩化水素ジオキサン溶液(2ml)を加えた後、反応液を減圧下濃縮した。残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:24%アセトニトリル/水)にて精製した後、得られた無定形固体をメタノール(20ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(1ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固させた。得られた無定形固体を水(約15ml)に溶解させた後、凍結乾燥に付すことにより、表記化合物423mg(収率60%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.24 (3H, t, J=6.5), 1.65-1.79 (2H, m), 2.04 (2H, m), 2.28 (3H, s), 2.31 (3H, s), 3.48-3.59 (2H, m), 3.72 (1H, m), 3.85 (1H, m), 4.21 (2H, q, J=6.5), 4.28 (1H, dd, J=14.5, 6.0), 4.34 (1H, d, J=15.0), 4.43 (1H, dd, J=14.5, 4.5), 4.49 (1H, d, J=15.0), 4.70 (1H, m), 6.46 (1H, d, J=15.5), 6.49 (1H, m), 6.90 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 6.93 (1H, d, J=3.0), 7.41 (1H, d, J=9.0), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.72 (2H, m), 7.88 (1H, s) ;
IR (KBr, cm-1) : 1738, 1673, 1624.
【0243】
実施例7
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−メトキシフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩 (例示化合物番号:1442)
【0244】
(a) N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−メトキシ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−メトキシフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(985mg)をジクロロメタン(30ml)及びエタノール(15ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、塩化水素を40分間通じた後、密栓をして室温で6時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をエタノール(20ml)に溶解させ、塩化アンモニウム水溶液(172mgを水10mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.33ml)を加えた後、室温で13時間放置した。反応液を減圧下濃縮し、残渣をメタノール(20ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(1.5ml)を加えた後、減圧下濃縮した。残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:17%アセトニトリル/水)にて精製し、得られた無定形固体をメタノール(20ml)及び4M塩化水素ジオキサン溶液(0.4ml)に溶解させた後、これを濃縮乾固することにより、表記化合物560mg(収率58%)を淡黄色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.24 (3H, t, J=7.0), 1.84 (2H, m), 2.05 (2H, m), 3.03 (2H, m), 3.19 (2H, m), 3.79 (3H, s), 4.21 (2H, q, J=7.0), 4.38 (2H, s), 4.46 (2H, d, J=6.0), 4.56 (1H, m), 6.46 (1H, dt, J=15.5, 6.0), 6.57 (1H, d, J=15.5), 6.98 (1H, dd, J=9.0, 2.0), 7.08 (1H, d, J=9.0), 7.11 (1H, d, J=2.0), 7.55 (1H, t, J=7.5), 7.69 (1H, d, J=7.5), 7.73 (1H, d, J=7.5), 7.90 (1H, s) ;
IR (KBr, cm-1) : 1737, 1675.
【0245】
(b) N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−メトキシフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−メトキシ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩(392mg)を、エタノール(20ml)に溶解させ、エチルアセトイミデート塩酸塩(241mg)及びトリエチルアミン(0.452ml)を加えた後、室温で38時間撹拌した。反応液に4M塩化水素ジオキサン溶液(0.8ml)を加えた後、減圧下濃縮した。残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:20%アセトニトリル/水)にて精製した後、得られた無定形固体をメタノール(20ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(0.3ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固させた。得られた無定形固体を水(約10ml)に溶解させた後、凍結乾燥に付すことにより、表記化合物317mg(収率76%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.24 (3H, t, J=7.0), 1.66-1.80 (2H, m), 2.01 (2H, m), 2.30 (3H, s), 3.47-3.59 (2H, m), 3.72 (1H, m), 3.78 (3H, s), 3.82 (1H, m), 4.21 (2H, q, J=7.0), 4.39 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=5.5), 4.62 (1H, m), 6.47 (1H, dt, J=15.5, 5.5), 6.57 (1H, d, J=15.5), 6.99 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 7.11 (2H, m), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.71 (1H, d, J=8.0), 7.73 (1H, d, J=8.0), 7.91 (1H, s) ;
IR (KBr, cm-1) : 1738, 1674, 1625.
【0246】
実施例8
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩 (例示化合物番号:1414)
【0247】
(a) N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(1200mg)を、ジクロロメタン(30ml)及びエタノール(20ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、塩化水素を2時間通じた後、密栓をして室温で4時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をエタノール(20ml)に溶解させ、塩化アンモニウム水溶液(208mgを水10mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.40ml)を加えた後、室温で13時間放置した。反応液を減圧下濃縮し、残渣をメタノール(25ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(1.6ml)を加えた後、減圧下濃縮した。残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:20%アセトニトリル/水)にて精製し、得られた無定形固体をメタノール(20ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(0.5ml)を加えた後、これを濃縮乾固させ、無定形固体を得た。これを水に溶解させた後、凍結乾燥に付すことにより、表記化合物662mg(収率56%)を淡黄色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.88 (2H, m), 2.10 (2H, m), 3.08 (2H, m), 3.17 (2H, m), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.41 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.5), 4.78 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.57 (1H, d, J=16.0), 7.30 (1H, d, J=9.5), 7.41 (1H, dd, J=9.5, 2.5), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.59 (1H, d, J=2.5), 7.69 (1H, d, J=8.0), 7.73 (1H, d, J=8.0), 7.88 (1H, s) ;
IR (KBr, cm-1) : 1737, 1675.
【0248】
(b) N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩(387mg)を、エタノール(10ml)に溶解させ、エチルアセトイミデート塩酸塩(232mg)及びトリエチルアミン(0.440ml)を加えた後、室温で5時間撹拌した。4M塩化水素ジオキサン溶液(1ml)を加えた後、反応液を減圧下濃縮した。残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:22%アセトニトリル/水)にて精製した後、得られた無定形固体をメタノール(20ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(0.25ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固させた。得られた無定形固体を水(約15ml)に溶解させた後、凍結乾燥に付すことにより、表記化合物268mg(収率66%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.80 (2H, m), 2.05 (2H, m), 2.30 (3H, s), 3.55 - 3.78 (4H, m), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.42 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.84 (1H, m), 6.45 (1H, dt, J=15.5, 6.0), 6.58 (1H, d, J=15.5), 7.33 (1H, d, J=9.0), 7.41 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.59 (1H, d, J=3.0), 7.70 (1H, d, J=8.0), 7.73 (1H, d, J=8.0), 7.90 (1H, s) ;
IR (KBr, cm-1) : 1738, 1673, 1623.
【0249】
実施例9
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸2塩酸塩 (例示化合物番号:1943)
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩(187mg)を3M塩酸(7ml)に溶解させ、これを80℃で2時間撹拌した。反応液を室温まで冷却させた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:15%アセトニトリル/水)にて精製し、得られた無定形固体をメタノール(10ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(0.2ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固させた。これを水(約10ml)に溶解させた後、凍結乾燥に付すことにより、表記化合物147mg(収率82%)を得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.79 (2H, m), 2.05 (2H, m), 2.29 (3H, s), 3.54-3.75 (4H, m), 4.23 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.83 (1H, m), 6.45 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.57 (1H, d, J=16.0), 7.32 (1H, d, J=9.0), 7.41 (1H, m), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.60 (1H, m), 7.68 (1H, d, J=8.0), 7.73 (1H, d, J=8.0), 7.88 (1H, s) ;
IR (KBr, cm-1) : 1734, 1673, 1625.
【0250】
実施例10
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩 (例示化合物番号:1412)
【0251】
(a) N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−フルオロ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(1210mg)をジクロロメタン(30ml)及びエタノール(20ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、塩化水素を1時間通じた後、密栓をして室温で6時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣をエタノール(20ml)に溶解させた後、塩化アンモニウム水溶液(215mgを水10mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.41ml)を加え、室温で17時間放置した。反応液を減圧下濃縮し、残渣をメタノール(20ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(2ml)を加えた後、減圧下濃縮した。残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:17%アセトニトリル/水)にて精製し、得られた無定形固体をメタノール(15ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(0.3ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固させることにより、表記化合物798mg(収率67%)を淡黄色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.85 (2H, m), 2.09 (2H, m), 3.06 (2H, m), 3.19 (2H, m), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.40 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=7.0), 4.68 (1H, m), 6.43 (1H, m), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.25 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.31 (1H, t, J=9.0), 7.43 (1H, dd, J=12.5, 2.5), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.68 (1H, m), 7.73 (1H, d, J=8.0), 7.88 (1H, bs) ;
IR (KBr, cm-1) : 1737, 1675.
【0252】
(b) N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−フルオロ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩(467mg)を、エタノール(25ml)に溶解させ、エチルアセトイミデート塩酸塩(293mg)及びトリエチルアミン(0.550ml)を加えた後、室温で66時間撹拌した。反応液に4M塩化水素ジオキサン溶液(1.5ml)を加えた後、減圧下濃縮した。残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:22%アセトニトリル/水)にて精製した後、得られた無定形固体をメタノール(15ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(0.3ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固させた。得られた無定形固体を水(約15ml)に溶解させた後、凍結乾燥に付すことにより、表記化合物284mg(収率57%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.22 (3H, t, J=7.0), 1.68-1.82 (2H, m), 2.06 (2H, m), 2.31 (3H, s), 3.51 (1H, m), 3.59 (1H, m), 3.71 (1H, m), 3.86 (1H, m), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.42 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.76 (1H, m), 6.46 (1H, dt, J=15.5, 6.0), 6.57 (1H, d, J=15.5), 7.26 (1H, d, J=9.0), 7.35 (1H, t, J=9.0), 7.43 (1H, dd, J=12.0, 2.5), 7.54 (1H, t, J=8.0), 7.73 (2H, m), 7.95 (1H, s) ;
IR (KBr, cm-1) : 1738, 1673, 1623.
【0253】
実施例11
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸2塩酸塩 (例示化合物番号:1941)
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩(199mg)を3M塩酸(7ml)に溶解させ、80℃で2時間撹拌した。反応液を室温まで冷却させた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:15%アセトニトリル/水)にて精製し、得られた無定形固体をメタノール(10ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(0.2ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固させた。これを水(約10ml)に溶解させた後、凍結乾燥に付すことにより、表記化合物163mg(収率86%)を得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.77 (2H, m), 2.05 (2H, m), 2.29 (3H, s), 3.52 (2H, m), 3.71 (1H, m), 3.80 (1H, m), 4.23 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.73 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.57 (1H, d, J=16.0), 7.26 (1H, m), 7.32 (1H, t, J=8.5), 7.43 (1H, dd, J=13.0, 2.0), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.68 (1H, d, J=8.0), 7.72 (1H, d, J=8.0), 7.88 (1H, s) ;
IR (KBr, cm-1) : 3295, 1733, 1673, 1624.
【0254】
実施例12
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(5−アミジノ−2−メチルフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩 (例示化合物番号:1771)
【0255】
(a) N−[3−(5−アミジノ−2−メチルフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(5−シアノ−2−メチルフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(2.03g)を、ジクロロメタン(40ml)及びエタノール(40ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、塩化水素を1時間通じた後、密栓をして室温で6時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をエタノール(45ml)に溶解させ、塩化アンモニウム水溶液(0.36gを水15mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.68ml)を加えた後、室温で12時間放置した。反応液を減圧下濃縮し、残渣をメタノール(30ml)に溶解させ、4M塩化水素酢酸エチル溶液(2ml)を加えた後、減圧下濃縮した。残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:20%アセトニトリル/水)にて精製し、得られた無定形固体をメタノール(20ml)に溶解させ、4M塩化水素酢酸エチル溶液(1ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固させることにより、表記化合物1.49g(収率75%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.82 (2H, m), 2.09 (2H, m), 2.22 (3H, s), 3.05 (2H, m), 3.21 (2H, m), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.34 (2H, s), 4.46 (2H, d, J=6.5), 4.66 (1H, m), 6.30 (1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.66 (1H, d, J=16.0), 7.05 (2H, d, J=9.5), 7.37 (1H, d, J=7.5), 7.38 (2H, d, J=9.5), 7.61 (1H, dd, J=7.5, 2.0), 7.86 (1H, d, J=2.0) ;
IR (KBr, cm-1) : 1738, 1674.
【0256】
(b) N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(5−アミジノ−2−メチルフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
N−[3−(5−アミジノ−2−メチルフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩(1.43g)を、エタノール(40ml)に溶解させ、エチルアセトイミデート塩酸塩(0.60g)及びトリエチルアミン(1.4ml)を加えた後、室温で13時間撹拌した。反応液に4M塩化水素酢酸エチル溶液(2ml)を加えた後、減圧下濃縮した。残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:25%アセトニトリル/水)にて精製した後、得られた無定形固体をメタノール(20ml)に溶解させ、4M塩化水素酢酸エチル溶液(0.8ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固させることにより、表記化合物1.18g(収率77%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.67-1.80 (2H, m), 2.05 (2H, m), 2.22 (3H, s), 2.30 (3H, s), 3.49 - 3.61 (2H, m), 3.72 (1H, m), 3.83 (1H, m), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.35 (2H, s), 4.46 (2H, d, J=6.0), 4.72 (1H, m), 6.32 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.66 (1H, d, J=16.0), 7.06 (2H, d, J=9.5), 7.38 (1H, d, J=9.0), 7.39 (2H, d, J=9.5), 7.64 (1H, dd, J=9.0, 2.0), 7.88 (1H, d, J=2.0) ;
IR (KBr, cm-1) : 1738, 1675, 1626.
【0257】
実施例13
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−トリフルオロメチルフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
(例示化合物番号:1440)
【0258】
(a) N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)−3−トリフルオロメチルフェニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−トリフルオロメチルフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(2.06g)を、ジクロロメタン(50ml)及びエタノール(25ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、塩化水素を1時間通じた後、密栓をして室温で6時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をエタノール(45ml)に溶解させ、塩化アンモニウム水溶液(0.34gを水15mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.63ml)を加えた後、室温で12時間放置した。反応液を減圧下濃縮し、残渣をメタノール(30ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(2.5ml)を加えた後、減圧下濃縮した。残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:25%アセトニトリル/水)にて精製し、得られた無定形固体をメタノール(20ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(0.5ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固させることにより、表記化合物1.21g(収率60%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.22 (3H, t, J=7.0), 1.87 (2H, m), 2.08 (2H, m), 3.11 (2H, m), 3.33 (2H, m), 4.18 (2H, q, J=7.0), 4.44 (2H, s), 4.50 (2H, d, J=6.5), 4.89 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.57 (1H, d, J=16.0), 7.39 (1H, d, J=9.0), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.66-7.73 (4H, m), 7.85 (1H, s) ;
IR (KBr, cm-1) : 1738, 1676.
【0259】
(b) N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−トリフルオロメチルフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)−3−トリフルオロメチルフェニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩(1.13g)を、エタノール(20ml)に溶解させ、エチルアセトイミデート塩酸塩(0.65g)及びトリエチルアミン(1.20ml)を加えた後、室温で13時間撹拌した。反応液に4M塩化水素ジオキサン溶液(2ml)を加えた後、減圧下濃縮した。残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:30%アセトニトリル/水)にて精製した後、得られた無定形固体をメタノール(20ml)に溶解させ、4M塩化水素酢酸エチル溶液(0.5ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固させることにより、表記化合物1.04g(収率87%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.22 (3H, t, J=7.0), 1.81 (2H, m), 2.07 (2H, m), 2.30 (3H, s), 3.59-3.73 (4H, m), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.46 (2H, s), 4.50 (2H, d, J=6.5), 4.96 (1H, m), 6.47 (1H, dt, J=16.5, 6.5), 6.58 (1H, d, J=16.5), 7.44 (1H, d, J=9.5), 7.56 (1H, t, J=8.0), 7.71 (4H, m), 7.90 (1H, s) ;
IR (KBr, cm-1) : 1739, 1673, 1618.
【0260】
実施例14
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−メチルフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩 (例示化合物番号:1420)
【0261】
(a) N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−メチル−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−メチルフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(1.90g)を、ジクロロメタン(40ml)及びエタノール(40ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、塩化水素を1時間通じた後、密栓をして室温で5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をエタノール(45ml)に溶解させ、塩化アンモニウム水溶液(0.34gを水15mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.64ml)を加えた後、室温で13時間放置した。反応液を減圧下濃縮し、残渣をメタノール(20ml)に溶解させ、4M塩化水素酢酸エチル溶液(2ml)を加えた後、減圧下濃縮した。残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:20%アセトニトリル/水)にて精製した後、得られた無定形固体をメタノール(20ml)に溶解させ、4M塩化水素酢酸エチル溶液(1ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固させることにより、表記化合物1.36g(収率73%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.87 (2H, m), 2.10 (2H, m), 2.17 (3H, s), 3.07 (2H, m), 3.17 (2H, m), 4.20 (2H, q, J=7.0), 4.33 (2H, s), 4.44 (2H, d, J=6.0), 4.65 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.56 (1H, d, J=16.0), 7.05 (1H, d, J=9.0), 7.24 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.29 (1H, d, J=2.5), 7.54 (1H, t, J=8.0), 7.71 (2H, m), 7.90 (1H, s) ;
IR (KBr, cm-1) : 1738, 1675.
【0262】
(b) N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−メチルフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−メチル−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩(1.23g)を、エタノール(40ml)に溶解させ、エチルアセトイミデート塩酸塩(0.52g)及びトリエチルアミン(1.20ml)を加えた後、室温で13時間撹拌した。反応液に4M塩化水素ジオキサン溶液(2ml)を加えた後、減圧下濃縮した。残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:22%アセトニトリル/水)にて精製した後、得られた無定形固体をメタノール(20ml)に溶解させ、4M塩化水素酢酸エチル溶液(0.6ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固させることにより、表記化合物1.10g(収率84%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.24 (3H, t, J=7.0), 1.77 (2H, m), 2.03 (2H, m), 2.16 (3H, s), 2.30 (3H, s), 3.60 - 3.80 (4H, m), 4.20 (2H, q, J=7.0), 4.33 (2H, s), 4.44 (2H, d, J=6.0), 4.73 (1H, m), 6.45 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.56 (1H, d, J=16.0), 7.06 (1H, d, J=9.0), 7.25 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.29 (1H, d, J=2.5), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.71 (2H, m), 7.91 (1H, s) ;
IR (KBr, cm-1) : 1738, 1672, 1624.
【0263】
実施例15
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−アミジノ−5−メチルフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩 (例示化合物番号:1711)
【0264】
(a) N−[3−(3−アミジノ−5−メチルフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−シアノ−5−メチルフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(1.59g)を、ジクロロメタン(15ml)及びエタノール(15ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、塩化水素を1時間通じた後、密栓をして室温で4時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をエタノール(20ml)に溶解させ、塩化アンモニウム水溶液(0.21gを水4mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.53ml)を加えた後、室温で終夜放置した。反応液を減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:20%アセトニトリル/水)にて精製することにより、表記化合物1.10g(収率80%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (270MHz, DMSO-d6) δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.85 (2H, m), 2.10 (2H, m), 2.36 (3H, s), 3.06 (2H, m), 3.18 (2H, m), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.33 (2H, s), 4.44 (2H, d, J=5.5), 4.66 (1H, m), 6.41 (1H, dt, J=16.0, 5.5), 6.51 (1H, d, J=16.0), 7.04 (2H, d, J=9.0), 7.38 (2H, d, J=9.0), 7.54 (1H, s), 7.58 (1H, s), 7.68 (1H, s) ;
IR (KBr, cm-1) : 1737, 1674.
【0265】
(b) N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−アミジノ−5−メチルフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
N−[3−(3−アミジノ−5−メチルフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩(800mg)を、エタノール(25ml)に溶解させ、エチルアセトイミデート塩酸塩(1400mg)及びトリエチルアミン(2.2ml)を加えた後、室温で27時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:20%アセトニトリル/水)にて精製した後、得られた無定形固体をエタノール(20ml)に溶解させ、4M塩化水素酢酸エチル溶液(1ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固させた。得られた無定形固体を酢酸エチルに懸濁させた後、ろ取することにより、表記化合物400mg(収率41%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (270MHz, DMSO-d6) δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.70 (2H, m), 2.05 (2H, m), 2.30 (3H, s), 2.36 (3H, s), 3.45-3.65 (2H, m), 3.65-3.95 (2H, m), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.34 (2H, s), 4.44 (2H, d, J=5.5), 4.71 (1H, m), 6.41 (1H, dt, J=16.0, 5.5), 6.51 (1H, d, J=16.0), 7.04 (2H, d, J=9.0), 7.39 (2H, d, J=9.0), 7.56 (2H, 2本のs重複), 7.70 (1H, s) ;
IR (KBr, cm-1) : 1738, 1672, 1625.
【0266】
実施例16
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−アミジノ−5−メチルフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸2塩酸塩 (例示化合物番号:2208)
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−アミジノ−5−メチルフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩(200mg)を、1M塩酸(8ml)に溶解させ、80℃で8時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:20%アセトニトリル/水)にて精製した後、得られた無定形固体を水に溶解させ、4M塩化水素酢酸エチル溶液(0.2ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固させることにより、表記化合物110mg(収率57%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (270MHz, DMSO-d6) δppm : 1.60-1.85 (2H, m), 2.05 (2H, m), 2.30 (3H, s), 2.36 (3H, s), 3.40-3.65 (2H, m), 3.65-3.95 (2H, m), 4.20 (2H, s), 4.44 (2H, d, J=5.0), 4.70 (1H, m), 6.41 (1H, dt, J=16.0, 5.0), 6.51 (1H, d, J=16.0), 7.04 (2H, d, J=9.0), 7.39 (2H, d, J=9.0), 7.55 (2H, 2本のs重複), 7.69 (1H, s) ;
MS (FAB) m/z = 528 (M+H)+.
【0267】
実施例17
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−アミジノ−4−フルオロフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩 (例示化合物番号:1638)
【0268】
(a) N−[3−(3−アミジノ−4−フルオロフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(1530mg)を、ジクロロメタン(15ml)及びエタノール(15ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、塩化水素を1.25時間通じた後、密栓をして室温で4時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をエタノール(20ml)に溶解させ、塩化アンモニウム水溶液(200mgを水4mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.50ml)を加えた後、室温で終夜放置した。反応液を減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:20%アセトニトリル/水)にて精製することにより、表記化合物550mg(収率41%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (270MHz, DMSO-d6) δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.75-1.95 (2H, m), 2.00-2.20 (2H, m), 2.95-3.15 (2H, m), 3.15-3.30 (2H, m), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.33 (2H, s), 4.42 (2H, d, J=6.0), 4.65 (1H, m), 6.35 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.53 (1H, d, J=16.0), 7.03 (2H, d, J=9.0), 7.38 (2H, d, J=9.0), 7.42 (1H, m), 7.73 (2H, m) ;
IR (KBr, cm-1) : 1737, 1677.
【0269】
(b) N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−アミジノ−4−フルオロフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
N−[3−(3−アミジノ−4−フルオロフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩(350mg)を、エタノール(14ml)に溶解させ、エチルアセトイミデート塩酸塩(160mg)及びトリエチルアミン(0.36ml)を加えた後、室温で6時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:20%アセトニトリル/水)にて精製した後、得られた無定形固体をエタノール(8ml)に溶解させ、4M塩化水素酢酸エチル溶液(0.5ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固させることにより、表記化合物279mg(収率65%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (270MHz, DMSO-d6) δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.73 (2H, m), 2.05 (2H, m), 2.29 (3H, s), 3.40-3.65 (2H, m), 3.65-3.90 (2H, m), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.33 (2H, s), 4.42 (2H, d, J=5.5), 4.71 (1H, m), 6.35 (1H, dt, J=16.0, 5.5), 6.54 (1H, d, J=16.0), 7.04 (2H, d, J=9.0), 7.38 (2H, d, J=9.0), 7.40 (1H, m), 7.73 (2H, m) ;
IR (KBr, cm-1) : 1738, 1675, 1618.
【0270】
実施例18
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]アセトアミド2塩酸塩 (例示化合物番号:948)
【0271】
(a) N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]アセトアミド2塩酸塩
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]アセトアミド(1203mg)を、ジクロロメタン(60ml)及びエタノール(30ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、塩化水素を1時間通じた後、密栓をして室温で7時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をエタノール(50ml)に溶解させ、塩化アンモニウム水溶液(271mgを水25mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.51ml)を加えた後、室温で12時間放置した。反応液に4M塩化水素ジオキサン溶液(1.5ml)を加え、減圧下濃縮した。残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:13%アセトニトリル/水)にて精製した後、得られた無定形固体をメタノール(10ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(1.5ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固させた。得られた無定形固体を水(約10ml)に溶解させた後、凍結乾燥に付すことにより、表記化合物853mg(収率72%)を淡黄色無定形固体として得た。
1H NMR (270MHz, DMSO-d6) δppm : 1.78 (3H, s), 1.83 (2H, m), 2.11 (2H, m), 2.90-3.30 (4H, m), 4.39 (2H, m), 4.50-4.80 (1H, m), 6.40-6.60 (2H, m), 7.04 (2H, d, J=9.0), 7.28 (2H, d, J=9.0), 7.55 (1H, t, J=7.5), 7.71 (1H, d, J=7.5), 7.73 (1H, d, J=7.5), 7.94 (1H, s) ;
IR (KBr, cm-1) : 1675, 1626.
【0272】
(b) N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]アセトアミド2塩酸塩
N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]アセトアミド2塩酸塩(400mg)を、メタノール(20ml)に溶解させ、エチルアセトイミデート塩酸塩(320mg)及びトリエチルアミン(0.60ml)を室温で加えた後、同温で12時間撹拌した。反応液に4M塩化水素ジオキサン溶液(1ml)を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:15%アセトニトリル/水)にて精製した後、得られた無定形固体をメタノール(10ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(0.5ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固させた。得られた無定形固体を水(約10ml)に溶解させた後、凍結乾燥に付すことにより、表記化合物342mg(収率79%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (270MHz, DMSO-d6) δppm : 1.74 (2H, m), 1.78 (3H, s), 2.04 (2H, m), 2.31 (3H, s), 3.45-3.95 (4H, m), 4.39 (2H, m), 4.60-4.80 (1H, m), 6.40-6.60 (2H, m), 7.05 (2H, d, J=8.5), 7.28 (2H, d, J=8.5), 7.55 (1H, t, J=7.5), 7.65-7.80 (2H, m), 7.95 (1H, s) ;
IR (KBr, cm-1) : 1672, 1624.
【0273】
実施例19
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−2−ヒドロキシアセトアミド2塩酸塩 (例示化合物番号:1014)
【0274】
(a) N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−2−ヒドロキシアセトアミド2塩酸塩
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−2−ヒドロキシアセトアミド(977mg)を、ジクロロメタン(30ml)及びエタノール(15ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、塩化水素を1時間通じた後、密栓をして室温で7時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をエタノール(20ml)に溶解させ、塩化アンモニウム水溶液(213mgを水10mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.40ml)を加えた後、室温で12時間放置した。反応液に4M塩化水素ジオキサン溶液(1ml)を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:11%アセトニトリル/水)にて精製した後、得られた無定形固体をメタノール(10ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(0.5ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固させた。得られた無定形固体を水(約10ml)に溶解させた後、凍結乾燥に付すことにより、表記化合物685mg(収率72%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (270MHz, DMSO-d6) δppm : 1.84 (2H, m), 2.10 (2H, m), 2.90-3.80 (6H, m), 4.36 (2H, m), 4.65 (1H, m), 6.50 (2H, m), 7.03 (2H, d, J=8.5), 7.28 (2H, d, J=8.5), 7.55 (1H, t, J=7.5), 7.65-7.80 (2H, m), 7.92 (1H, s) ;
IR (KBr, cm-1) : 1673.
【0275】
(b) N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−2−ヒドロキシアセトアミド2塩酸塩
N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−2−ヒドロキシアセトアミド2塩酸塩(385mg)を、メタノール(20ml)に溶解させ、エチルアセトイミデート塩酸塩(300mg)及びトリエチルアミン(0.56ml)を室温で加えた後、同温で12時間撹拌した。反応液に4M塩化水素ジオキサン溶液(1ml)を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:14%アセトニトリル/水)にて精製した後、得られた無定形固体をメタノール(10ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(0.5ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固させた。得られた無定形固体を水(約10ml)に溶解させた後、凍結乾燥に付すことにより、表記化合物336mg(収率80%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (270MHz, DMSO-d6) δppm : 1.73 (2H, m), 2.05 (2H, m), 2.30 (3H, s), 3.30-3.90 (6H, m), 4.39 (2H, m), 4.69 (1H, m), 6.40-6.60 (2H, m), 7.04 (2H, d, J=9.0), 7.28 (2H, d, J=9.0), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.65-7.80 (2H, m), 7.93 (1H, s) ;
IR (KBr, cm-1) : 1671.
【0276】
実施例20
3−[3−[N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−ベンジルアミノ]−1−(E)−プロペニル]ベンズアミジン3塩酸塩 (例示化合物番号:864)
【0277】
(a) 3−[3−[N−ベンジル−N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]アミノ]−1−(E)−プロペニル]ベンズアミジン3塩酸塩
3−[3−[N−ベンジル−N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]アミノ]−1−(E)−プロペニル]ベンゾニトリル(916mg)を、ジクロロメタン(30ml)及びエタノール(15ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、塩化水素を1時間通じた後、密栓をして室温で7時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をエタノール(20ml)に溶解させ、塩化アンモニウム水溶液(187mgを水10mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.46ml)を加えた後、室温で12時間放置した。反応液に4M塩化水素ジオキサン溶液(1ml)を加えた後、減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−[Cosmosil(登録商標)75C18 - PREP ; Nacalai Tesque、溶出溶媒:5%アセトニトリル/水)にて精製した後、得られた無定形固体をメタノール(10ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(0.5ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固させた。得られた無定形固体を水(約10ml)に溶解させた後、凍結乾燥に付すことにより、表記化合物581mg(収率60%)を淡褐色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.78 (2H, m), 2.03 (2H, m), 2.98 (2H, m), 3.15 (2H, m), 4.35 (2H, m), 4.50 (1H, m), 4.76 (2H, m), 6.61 (1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.70 (1H, d, J=16.0), 6.93 (2H, m), 7.20-7.35 (3H, m), 7.35-7.50 (4H, m), 7.57 (1H, t, J=8.0), 7.70 (1H, d, J=8.0), 7.73 (1H, d, J=8.0), 7.89 (1H, s) ;
IR (KBr, cm-1) : 1675.
【0278】
(b) 3−[3−[N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−ベンジルアミノ]−1−(E)−プロペニル]ベンズアミジン3塩酸塩
3−[3−[N−ベンジル−N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]アミノ]−1−(E)−プロペニル]ベンズアミジン3塩酸塩(335mg)を、メタノール(20ml)に溶解させ、エチルアセトイミデート塩酸塩(230mg)及びトリエチルアミン(0.51ml)を室温で加えた後、同温で12時間撹拌した。反応液に4M塩化水素ジオキサン溶液(1ml)を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:30%アセトニトリル/水)にて精製した後、得られた無定形固体をメタノール(10ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(0.5ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固させた。得られた無定形固体を水(約10ml)に溶解させた後、凍結乾燥に付すことにより、表記化合物252mg(収率70%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (270MHz, DMSO-d6) δppm : 1.50-1.75 (2H, m), 1.96 (2H, m), 2.29 (3H, s), 3.40 -3.90 (4H, m), 4.40 (2H, m), 4.50-4.90 (3H, m), 6.63 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.74 (1H, d, J=16.0), 6.97 (2H, d, J=8.5), 7.15-7.30 (3H, m), 7.40-7.60 (4H, m), 7.56 (1H, t, J=7.5), 7.66 (1H, d, J=7.5), 7.77 (1H, d, J=7.5), 7.92 (1H, s) ;
IR (KBr, cm-1) : 1672, 1624.
【0279】
実施例21
3−[3−[N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]アミノ]−1−(E)−プロペニル]ベンズアミジン3塩酸塩
(例示化合物番号:177)
【0280】
(a) 3−[3−[N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]アミノ]−1−(E)−プロペニル]ベンズアミジン3塩酸塩
3−[3−[N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]アミノ]−1−(E)−プロペニル]ベンゾニトリル(900mg)を、ジクロロメタン(30ml)及びエタノール(15ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、塩化水素を1時間通じた後、密栓をして室温で7時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をエタノール(20ml)に溶解させ、塩化アンモニウム水溶液(222mgを水10mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.54ml)を加えた後、室温で12時間放置した。反応液に4M塩化水素ジオキサン溶液(1ml)を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:15%アセトニトリル/水)にて精製した後、得られた無定形固体をメタノール(10ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(0.5ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固させることにより、表記化合物735mg(収率77%)を黄色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.82 (2H, m), 2.05 (2H, m), 3.03 (2H, m), 3.20 (2H, m), 3.95-4.10 (2H, m), 4.50-4.65 (1H, m), 6.55 (1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.79 (1H, d, J=16.0), 7.05 (2H, m), 7.20-7.45 (2H, m), 7.61 (1H, t, J=8.0), 7.70-7.80 (2H, m), 7.87 (1H, s) ;
IR (KBr, cm-1) : 1675.
【0281】
(b) 3−[3−[N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]アミノ]−1−(E)−プロペニル]ベンズアミジン3塩酸塩
3−[3−[N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]アミノ]−1−(E)−プロペニル]ベンズアミジン3塩酸塩(345mg)を、メタノール(20ml)に溶解させ、エチルアセトイミデート塩酸塩(185mg)及びトリエチルアミン(0.52ml)を室温で加えた後、同温で12時間撹拌した。反応液に4M塩化水素ジオキサン溶液(1ml)を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:30%アセトニトリル/水)にて精製した後、得られた無定形固体をメタノール(10ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(0.5ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固させた。得られた無定形固体を水(約10ml)に溶解させた後、凍結乾燥に付すことにより、表記化合物272mg(収率72%)を黄色無定形固体として得た。
1H NMR (270MHz, DMSO-d6) δppm : 1.73 (2H, m), 2.05 (2H, m), 2.30 (S, 3H), 3.40-3.95 (4H, m), 4.06 (2H, d, J=6.5), 4.69 (1H, m), 6.56 (1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.80 (1H, d, J=16.0), 7.10 (2H, d, J=9.0), 7.35-7.55 (2H, m), 7.60 (1H, t, J=8.0), 7.70-7.80(2H, m), 7.87 (1H, s) ;
IR (KBr, cm-1) : 1672, 1625.
【0282】
実施例22
3−[3−[N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−イソプロピルアミノ]−1−(E)−プロペニル]ベンズアミジン3塩酸塩 (例示化合物番号:358)
【0283】
(a) 3−[3−[N−イソプロピル−N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]アミノ]−1−(E)−プロペニル]ベンズアミジン3塩酸塩
3−[3−[N−4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル−N−イソプロピルアミノ]−1−(E)−プロペニル]ベンゾニトリル(705mg)を、ジクロロメタン(30ml)及びエタノール(15ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、塩化水素を1時間通じた後、密栓をして室温で7時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をエタノール(20ml)に溶解させ、塩化アンモニウム水溶液(159mgを水10mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.39ml)を加えた後、室温で12時間放置した。反応液に4M塩化水素ジオキサン溶液(1ml)を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:15%アセトニトリル/水)にて精製した後、得られた無定形固体をメタノール(10ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(0.5ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固させた。得られた無定形固体を水(約10ml)に溶解させた後、凍結乾燥に付すことにより、表記化合物570mg(収率70%)を淡褐色無定形固体として得た。
1H NMR (270MHz, DMSO-d6) δppm : 1.16 (3H, m), 1.40 (3H, m), 1.82 (2H, m), 2.07 (2H, m), 3.03 (2H, m), 3.18 (2H, m), 3.98 (1H, m), 4.41 (2H, m), 4.68(1H, m), 6.40 (1H, m), 6.72 (1H, d, J=16.0), 7.13 (2H, m), 7.50-7.65 (2H, m), 7.70-7.85 (4H, m) ;
IR (KBr, cm-1) : 1675.
【0284】
(b) 3−[3−[N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−イソプロピルアミノ]−1−(E)−プロペニル]ベンズアミジン3塩酸塩
3−[3−[N−イソプロピル−N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]アミノ]−1−(E)−プロペニル]ベンズアミジン3塩酸塩(310mg)を、メタノール(20ml)に溶解させ、エチルアセトイミデート塩酸塩(229mg)及びトリエチルアミン(0.52ml)を室温で加えた後、同温で12時間撹拌した。反応液に4M塩化水素ジオキサン溶液(1ml)を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:15%アセトニトリル/水)にて精製した後、得られた無定形固体をメタノール(10ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(0.5ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固させた。得られた無定形固体を水(約10ml)に溶解させた後、凍結乾燥に付すことにより、表記化合物259mg(収率77%)を淡褐色無定形固体として得た。
1H NMR (270MHz, DMSO-d6) δppm : 1.17 (3H, d, J=6.0), 1.43 (3H, d, J=6.0), 1.70 (2H, m), 2.04 (2H, m), 2.31 (3H, s), 3.45-4.05 (5H, m), 4.41 (2H, m), 4.74 (1H, m), 6.42 (1H, dt, J=16.0, 7.0), 6.73 (1H, d, J=16.0), 7.15 (2H, d, J=8.5), 7.50-7.65 (2H, m), 7.70-7.90 (4H, m) ;
IR (KBr, cm-1) : 1672, 1623.
【0285】
実施例23
2−[N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]アミノ]酢酸エチル3塩酸塩 (例示化合物番号:668)
【0286】
(a) 2−[N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]アミノ]酢酸エチル3塩酸塩
2−[N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]アミノ]酢酸エチル(1305mg)を、ジクロロメタン(30ml)及びエタノール(15ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、塩化水素を1時間通じた後、密栓をして室温で7時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をエタノール(20ml)に溶解させ、塩化アンモニウム水溶液(269mgを水10mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.66ml)を加えた後、室温で12時間放置した。反応液に4M塩化水素ジオキサン溶液(1ml)を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:20%アセトニトリル/水)にて精製した後、得られた無定形固体をメタノール(10ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(0.5ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固させた。得られた無定形固体を水(約10ml)に溶解させた後、凍結乾燥に付すことにより、表記化合物652mg(収率48%)を淡黄色無定形固体として得た。
1H NMR (270MHz, DMSO-d6) δppm : 1.18 (3H, t, J=7.0), 1.80 (2H, m), 2.04 (2H, m), 3.00 (2H, m), 3.17 (2H, m), 4.11 (2H, q, J=7.0), 4.10-4.20 (4H, m), 4.42 (1H, m), 6.55 (1H, dt, J=16.0, 5.0), 6.65 (2H, d, J=9.0), 6.67 (1H, d, J=16.0), 6.87 (2H, d, J=9.0), 7.56 (1H, t, J=7.5), 7.65-7.80 (2H, m), 7.91 (1H, s) ;
IR (KBr, cm-1) : 1747, 1675.
【0287】
(b) 2−[N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]アミノ]酢酸エチル3塩酸塩
2−[N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]アミノ]酢酸エチル3塩酸塩(400mg)を、メタノール(20ml)に溶解させ、エチルアセトイミデート塩酸塩(270mg)及びトリエチルアミン(0.61ml)を室温で加えた後、同温で12時間撹拌した。反応液に4M塩化水素ジオキサン溶液(1ml)を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:24%アセトニトリル/水)にて精製した後、得られた無定形固体をメタノール(10ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(0.5ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固させた。得られた無定形固体を水(約10ml)に溶解させた後、凍結乾燥に付すことにより、表記化合物350mg(収率81%)を淡黄色無定形固体として得た。
1H NMR (270MHz, DMSO-d6) δppm : 1.18 (3H, t, J=7.0), 1.70 (2H, m), 1.99 (2H, m), 2.31 (3H, s), 3.45-3.85 (4H, m), 4.11 (2H, q, J=7.0), 4.15-4.25 (4H, m), 4.48 (1H, m), 6.56 (1H, dt, J=16.0, 4.5), 6.66 (2H, d, J=9.0), 6.67 (1H, d, J=16.0), 6.88 (2H, d, J=9.0), 7.56 (1H, t, J=8.0), 7.65-7.80 (2H, m), 7.92 (1H, s) ;
IR (KBr, cm-1) : 1747, 1672, 1623.
【0288】
実施例24
3−[3−[N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−エチルアミノ]−1−(E)−プロペニル]ベンズアミジン3塩酸塩 (例示化合物番号:297)
【0289】
(a) 3−[3−[N−エチル−N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]アミノ]−1−(E)−プロペニル]ベンズアミジン3塩酸塩
3−[3−[N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−エチルアミノ]−1−(E)−プロペニル]ベンゾニトリル(770mg)を、ジクロロメタン(30ml)及びエタノール(15ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、塩化水素を1時間通じた後、密栓をして室温で7時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をエタノール(20ml)に溶解させ、塩化アンモニウム水溶液(178mgを水10mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.44ml)を加えた後、室温で12時間放置した。反応液に4M塩化水素ジオキサン溶液(1ml)を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:20%アセトニトリル/水)にて精製した後、得られた無定形固体をメタノール(10ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(0.5ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固させた。得られた無定形固体を水(約10ml)に溶解させた後、凍結乾燥に付すことにより、表記化合物570mg(収率70%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (270MHz, DMSO-d6) δppm : 1.07 (3H, t, J=7.0), 1.83 (2H, m), 2.10 (2H, m), 2.95-3.25 (4H, m), 3.60 (2H, m), 4.30 (2H, m), 4.69 (1H, m), 6.48 (1H, dt, J=16.0, 7.0), 6.72 (1H, d, J=16.0), 7.15 (2H, d, J=8.5), 7.56 (1H, t, J=7.5), 7.66 (1H, d, J=7.5), 7.70-8.00 (4H, m) ;
IR (KBr, cm-1) : 1675.
【0290】
(b) 3−[3−[N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−エチルアミノ]−1−(E)−プロペニル]ベンズアミジン3塩酸塩
3−[3−[N−エチル−N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]アミノ]−1−(E)−プロペニル]ベンズアミジン3塩酸塩(420mg)を、メタノール(20ml)に溶解させ、エチルアセトイミデート塩酸塩(319mg)及びトリエチルアミン(0.72ml)を室温で加えた後、同温で12時間撹拌した。反応液に4M塩化水素ジオキサン溶液(1ml)を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:20%アセトニトリル/水)にて精製した後、得られた無定形固体をメタノール(10ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(0.5ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固させた。得られた無定形固体を水(約10ml)に溶解させた後、凍結乾燥に付すことにより、表記化合物287mg(収率63%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (270MHz, DMSO-d6) δppm : 1.09 (3H, t, J=7.0), 1.71 (2H, m), 2.03 (2H, m), 2.32 (3H, s), 3.50-3.95 (6H, m), 4.30 (2H, m), 4.75 (1H, m), 6.49 (1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.73 (1H, d, J=16.0), 7.00-7.30 (2H, m), 7.58 (1H, t, J=7.5), 7.67 (1H, d, J=7.5), 7.75-7.90 (4H, m) ;
IR (KBr, cm-1) : 1673, 1623.
【0291】
実施例25
N−[4−(1−アセトイミドイルピロリジン−3−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩 (例示化合物番号:90)
【0292】
(a) N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−(ピロリジン−3−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピロリジン−3−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(2349mg)を、ジクロロメタン(60ml)及びエタノール(30ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、塩化水素を1時間通じた後、密栓をして室温で7時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をエタノール(100ml)に溶解させ、塩化アンモニウム水溶液(440mgを水50mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.83ml)を加えた後、室温で12時間放置した。反応液に4M塩化水素ジオキサン溶液(2ml)を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:18%アセトニトリル/水)にて精製した。得られた無定形固体をメタノール(10ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(0.5ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固させることにより、表記化合物272mg(収率12%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (270MHz, DMSO-d6) δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 2.05-2.25 (2H, m), 3.15-3.50 (4H, m), 4.20 (2H, q, J=7.0), 4.34 (2H, s), 4.45 (2H, d, J=5.5), 5.12 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 5.5), 6.56 (1H, d, J=16.0), 7.01 (2H, d, J=9.0), 7.42 (2H, d, J=9.0), 7.54 (1H, t, J=8.0), 7.65-7.75 (2H, m), 7.90 (1H, s) ;
IR (KBr, cm-1) : 1737, 1675.
【0293】
(b) N−[4−(1−アセトイミドイルピロリジン−3−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−(ピロリジン−3−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩(400mg)を、メタノール(20ml)に溶解させ、エチルアセトイミデート塩酸塩(350mg)及びトリエチルアミン(0.50ml)を室温で加えた後、同温で12時間撹拌した。反応液に4M塩化水素ジオキサン溶液(1ml)を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:20%アセトニトリル/水)にて精製した後、得られた無定形固体をメタノール(10ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(0.5ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固させた。得られた無定形固体を水(約10ml)に溶解させた後、凍結乾燥に付すことにより、表記化合物255mg(収率59%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (270MHz, DMSO-d6) δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 2.10-2.30 (2H, m), 2.26及び2.29 (合計3H, 各s), 3.40-4.05 (4H, m), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.34 (2H, s), 4.45 (2H, d, J=5.5), 5.10-5.30 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 5.5), 6.56 (1H, d, J=16.0), 7.01及び7.02 (合計2H, 各d, J=9.0), 7.42及び7.43 (合計2H, 各d, J=9.0), 7.54 (1H, t, J=7.5), 7.65-7.75 (2H, m), 7.91 (1H, s) ;
IR (KBr, cm-1) : 1738, 1672, 1629.
【0294】
実施例26
2−[N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]アミノ]プロピオン酸エチル3塩酸塩 (例示化合物番号:788)
【0295】
(a) 2−[N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]アミノ]プロピオン酸エチル3塩酸塩
2−[N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]アミノ]プロピオン酸エチル(882mg)を、ジクロロメタン(30ml)及びエタノール(15ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、塩化水素を1時間通じた後、密栓をして室温で7時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をエタノール(20ml)に溶解させ、塩化アンモニウム水溶液(177mgを水10mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.43ml)を加えた後、室温で12時間放置した。反応液に4M塩化水素ジオキサン溶液(1ml)を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:25%アセトニトリル/水)にて精製した。得られた無定形固体をメタノール(10ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(0.5ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固させることにより、表記化合物384mg及び純度の低い表記化合物200mg(収率41%以上)をそれぞれ褐色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.16 (3H, t, J=7.0), 1.44 (3H, d, J=7.0), 1.78 (2H, m), 2.04 (2H, m), 3.01 (2H, m), 3.18 (2H, m), 4.09 (2H, q, J=7.0), 3.96-4.15 (2H, m), 4.42 (1H, m), 4.55 (1H, q, J=7.0), 6.55 (1H, dt, J=16.0, 4.5), 6.64 (1H, d, J=16.0), 6.72 (2H, d, J=8.5), 6.86 (2H, d, J=8.5), 7.54 (1H, t, J=8.0), 7.67 (1H, d, J=8.0), 7.73 (1H, d, J=8.0), 7.86 (1H, s) ;
IR (KBr, cm-1) : 1745, 1681.
【0296】
(b) 2−[N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]アミノ]プロピオン酸エチル3塩酸塩
2−[N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]アミノ]プロピオン酸エチルを含む混合物(544mg)を、メタノール(30ml)に溶解させ、エチルアセトイミデート塩酸塩(360mg)及びトリエチルアミン(0.81ml)を室温で加えた後、同温で12時間撹拌した。反応液に4M塩化水素ジオキサン溶液(1ml)を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:25%アセトニトリル/水)にて精製した後、得られた無定形固体をメタノール(10ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(0.5ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固させた。得られた無定形固体を水(約10ml)に溶解させた後、凍結乾燥に付すことにより、表記化合物468mg(収率2行程47%)を淡褐色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.15 (3H, t, J=7.0), 1.45 (3H, d, J=7.0), 1.68 (2H, m), 1.98 (2H, m), 2.29 (3H, s), 3.45-3.60 (2H, m), 3.65-3.85 (2H, m), 4.09 (2H, q, J=7.0), 3.95-4.20 (2H, m), 4.49 (1H, m), 4.56 (1H, q, J=7.0), 6.56 (1H, dt, J=16.0, 4.5), 6.64 (1H, d, J=16.0), 6.76 (2H, d, J=9.0), 6.87 (2H, d, J=9.0), 7.54 (1H, t, J=8.0), 7.70 (1H, d, J=8.0), 7.73 (1H, d, J=8.0), 7.89 (1H, s) ;
IR (KBr, cm-1) : 1745, 1673, 1623.
【0297】
実施例27
3−[3−[N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−メチルアミノ]−1−(E)−プロペニル]ベンズアミジン3塩酸塩 (例示化合物番号:237)
【0298】
(a) 3−[3−[N−メチル−N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]アミノ]−1−(E)−プロペニル]ベンズアミジン3塩酸塩
3−[3−[N−4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル−N−メチルアミノ]−1−(E)−プロペニル]ベンゾニトリル(761mg)を、ジクロロメタン(30ml)及びエタノール(15ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、塩化水素を1時間通じた後、密栓をして室温で7時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をエタノール(20ml)に溶解させ、塩化アンモニウム水溶液(181mgを水10mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.44ml)を加えた後、室温で12時間放置した。反応液に4M塩化水素ジオキサン溶液(1ml)を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:8%アセトニトリル/水)にて精製した。得られた無定形固体をメタノール(10ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(0.5ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固させることにより、表記化合物401mg(収率50%)を黄色無定形固体として得た。
1H NMR (270MHz, DMSO-d6) δppm : 1.83 (2H, m), 2.08 (2H, m), 2.95-3.25 (7H, m), 4.22 (2H, m), 4.60 (1H, m), 6.49 (1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.71 (1H, d, J=16.0), 6.90-7.90 (8H, m) ;
IR (KBr, cm-1) : 1675.
【0299】
(b) 3−[3−[N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−メチルアミノ]−1−(E)−プロペニル]ベンズアミジン3塩酸塩
3−[3−[N−メチル−N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]アミノ]−1−(E)−プロペニル]ベンズアミジン3塩酸塩(368mg)を、メタノール(20ml)に溶解させ、エチルアセトイミデート塩酸塩(290mg)及びトリエチルアミン(0.65ml)を室温で加えた後、同温で12時間撹拌した。反応液に4M塩化水素ジオキサン溶液(1ml)を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:10%アセトニトリル/水)にて精製した後、得られた無定形固体をメタノール(10ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(0.5ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固させた。得られた無定形固体を水(約10ml)に溶解させた後、凍結乾燥に付すことにより、表記化合物288mg(収率72%)を淡褐色無定形固体として得た。
1H NMR (270MHz, DMSO-d6) δppm : 1.71 (2H, m), 2.02(2H, m), 2.31 (3H, s), 3.13 (3H, s), 3.40-3.70 (4H, m), 4.29 (2H, d, J=7.0), 4.75 (1H, m), 6.50 (1H, dt, J=16.0, 7.0), 6.76 (1H, d, J=16.0), 7.15 (2H, d, J=9.0), 7.58 (1H, t, J=7.5), 7.69 (1H, d, J=7.5), 7.70-7.85 (3H, m), 7.92 (1H, s) ;
IR (KBr, cm-1) : 1672, 1625.
【0300】
実施例28
3−[3−[N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]−1−(E)−プロペニル]ベンズアミジン3塩酸塩 (例示化合物番号:478)
【0301】
(a) 3−[3−[N−(2−ヒドロキシエチル)−N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]アミノ]−1−(E)−プロペニル]ベンズアミジン3塩酸塩
3−[3−[N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]−1−(E)−プロペニル]ベンゾニトリル(1098mg)を、ジクロロメタン(30ml)及びエタノール(15ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、塩化水素を1時間通じた後、密栓をして室温で6時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をエタノール(20ml)に溶解させ、塩化アンモニウム水溶液(246mgを水10mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.60ml)を加えた後、室温で12時間放置した。反応液に4M塩化水素ジオキサン溶液(1ml)を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:12%アセトニトリル/水)にて精製した後、得られた無定形固体をメタノール(10ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(0.5ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固させた。得られた無定形固体を水(約10ml)に溶解させた後、凍結乾燥に付すことにより、表記化合物555mg(収率48%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.82 (2H, m), 2.07 (2H, m), 3.03 (2H, m), 3.18 (2H, m), 3.54 (2H, m), 3.60 (2H, m), 4.31 (2H, m), 4.62 (1H, m), 6.48 (1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.69 (1H, d, J=16.0), 7.08 (2H, m), 7.50 (2H, m), 7.58 (1H, t, J=8.0), 7.70 (1H, d, J=8.0), 7.73 (1H, d, J=8.0), 7.86 (1H, s) ;
IR (KBr, cm-1) : 1676.
【0302】
(b) 3−[3−[N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]−1−(E)−プロペニル]ベンズアミジン3塩酸塩
3−[3−[N−(2−ヒドロキシエチル)−N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]アミノ]−1−(E)−プロペニル]ベンズアミジン3塩酸塩(295mg)を、メタノール(20ml)に溶解させ、エチルアセトイミデート塩酸塩(362mg)及びトリエチルアミン(0.41ml)を室温で加えた後、同温で2時間撹拌した。反応液に4M塩化水素ジオキサン溶液(1ml)を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:16%アセトニトリル/水)にて精製した後、得られた無定形固体をメタノール(10ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(0.5ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固させた。得られた無定形固体を水(約10ml)に溶解させた後、凍結乾燥に付すことにより、表記化合物175mg(収率55%)を薄黄色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.71 (2H, m), 2.03 (2H, m), 2.31 (3H, s), 3.40-4.00 (8H, m), 4.32 (2H, m), 4.67 (1H, m), 6.50 (1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.70 (1H, d, J=16.0), 7.08 (2H, m), 7.50 (2H, m), 7.58 (1H, t, J=8.0), 7.70 (1H, d, J=8.0), 7.75 (1H, d, J=8.0), 7.89 (1H, s) ;
IR (KBr, cm-1) : 1673, 1626.
【0303】
実施例29
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−エトキシカルボニルフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
(例示化合物番号:1450)
【0304】
(a) N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−エトキシカルボニル−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−エトキシカルボニルフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(2.45g)をジクロロメタン(25ml)及びエタノール(25ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、塩化水素を1.5時間通じた後、密栓をして室温で4.5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をエタノール(20ml)に溶解させ、塩化アンモニウム水溶液(0.44gを水5mlに溶解)及び28%アンモニア水(1.00ml)を加えた後、反応液を室温で0.5時間撹拌し、次いで13時間放置した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:22%アセトニトリル/水)にて精製し、得られた無定形固体をエタノール(20ml)に溶解させ、4M塩化水素酢酸エチル溶液(1.90ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固することにより、表記化合物1.41g(収率58%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.29 (3H, t, J=7.0), 1.85-1.95 (2H, m), 2.05-2.15 (2H, m), 3.05-3.40 (4H, m), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.28 (2H, q, J=7.0), 4.41 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.86 (1H, m), 6.45 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.57 (1H, d, J=16.0), 7.30 (1H, m), 7.55 (1H, m), 7.61 (1H, m), 7.65-7.80 (3H, m), 7.89 (1H, m);
IR (KBr, cm-1) : 1729, 1676.
【0305】
(b) N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−エトキシカルボニルフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−エトキシカルボニル−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩(1.24g)をエタノール(20ml)に溶解させ、氷冷下、エチルアセトイミデート塩酸塩(0.72g)及びトリエチルアミン(1.70ml)を加え、室温で0.5時間撹拌した後、15時間放置した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:22%アセトニトリル/水)にて精製し、得られた無定形固体をエタノール(10ml)に溶解させ、4M塩化水素酢酸エチル溶液(1.30ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固することにより、表記化合物1.01g(収率76%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.27 (3H, t, J=7.0), 1.75-1.90 (2H, m), 1.95-2.10 (2H, m), 2.31 (3H, s), 3.60-3.70 (3H, m), 3.70-3.80 (1H, m), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.26 (2H, q, J=7.0), 4.41 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.90 (1H, m), 6.45 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.32 (1H, m), 7.55 (1H, m), 7.62 (1H, m), 7.65-7.70 (3H, m), 7.90 (1H, m);
IR (KBr, cm-1) : 1730, 1673, 1624.
【0306】
実施例30
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−カルボキシフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸2塩酸塩 (例示化合物番号:1975)
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−エトキシカルボニルフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩(0.30g)を3M塩酸(6ml)に溶解させ、80℃で2時間撹拌した。反応液を室温まで冷却させた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:10%アセトニトリル/水)にて精製し、得られた無定形固体を1M塩酸(1.10ml)に溶解させた後、これを減圧下濃縮乾固することにより、表記化合物0.22g(収率79%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.75-1.90 (2H, m), 1.90-2.10 (2H, m), 2.29 (3H, s), 3.55-3.75 (4H, m), 4.26 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.87 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.57 (1H, d, J=16.0), 7.28 (1H, m), 7.50-7.65 (2H, m), 7.65-7.80 (3H, m), 7.86 (1H, m);
IR (KBr, cm-1) : 1726, 1673, 1627.
【0307】
実施例31
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−ブロモフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩 (例示化合物番号:1416)
【0308】
(a) N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−ブロモ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
N−[3−ブロモ−4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(2.20g)をジクロロメタン(25ml)及びエタノール(25ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、塩化水素を1.5時間通じた後、密栓をして室温にて5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をエタノール(20ml)に溶解させ、塩化アンモニウム水溶液(0.40gを水5mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.90ml)を加え、室温で0.5時間撹拌した後、15時間放置した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:22%アセトニトリル/水)にて精製し、得られた無定形固体をエタノール(20ml)に溶解させ、4M塩化水素酢酸エチル溶液(1.70ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固することにより、表記化合物1.34g(収率61%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.85-1.95 (2H, m), 2.05-2.15 (2H, m), 3.05-3.20 (4H, m), 4.20 (2H, q, J=7.0), 4.42 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.80 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.27 (1H, m), 7.45 (1H, m), 7.55 (1H, m), 7.65-7.80 (3H, m), 7.90 (1H, m);
IR (KBr, cm-1) : 1737, 1675.
【0309】
(b) N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−ブロモフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−ブロモ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩(1.17g)をエタノール(30ml)に溶解させ、氷冷下、エチルアセトイミデート塩酸塩(0.67g)及びトリエチルアミン(1.50ml)を加え、室温で2時間撹拌した後、14時間放置した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:22%アセトニトリル/水)にて精製し、得られた無定形固体をエタノール(10ml)に溶解させ、4M塩化水素酢酸エチル溶液(1.20ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固することにより、表記化合物0.97g(収率77%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.70-1.90 (2H, m), 1.95-2.15 (2H, m), 2.30 (3H, s), 3.55-3.75 (4H, m), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.42 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.85 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.29 (1H, m), 7.45 (1H, m), 7.55 (1H, m), 7.65-7.80 (3H, m), 7.90 (1H, m);
IR (KBr, cm-1) : 1738, 1674, 1625.
【0310】
実施例32
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−ブロモフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸2塩酸塩 (例示化合物番号:1945)
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−ブロモフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩(0.80g)を3M塩酸(15ml)に溶解させ、90℃で2時間撹拌した。反応液を室温まで冷却させた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:22%アセトニトリル/水)で精製し、得られた無定形固体をエタノール(10ml)に溶解させ、4M塩化水素酢酸エチル溶液(0.50ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固することにより、表記化合物0.37g(収率48%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.70-1.85 (2H, m), 1.95-2.10 (2H, m), 2.30 (3H, s), 3.55-3.75 (4H, m), 4.26 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.85 (1H, m), 6.45 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.29 (1H, m), 7.46 (1H, m), 7.55 (1H, m), 7.65-7.75 (3H, m), 7.89 (1H, m);
IR (KBr, cm-1) : 1732, 1672, 1626.
【0311】
実施例33
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−イソプロピルフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩 (例示化合物番号:1426)
【0312】
(a) N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−イソプロピル−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−イソプロピルフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(1.82g)をジクロロメタン(30ml)及びエタノール(30ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、塩化水素を1.5時間通じた後、密栓をして室温で2時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をエタノール(20ml)に溶解させ、塩化アンモニウム水溶液(0.35gを水5mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.80ml)を加え、室温で0.5時間撹拌した後、13時間放置した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:25%アセトニトリル/水)にて精製し、得られた無定形固体をエタノール(20ml)に溶解させ、4M塩化水素酢酸エチル溶液(1.40ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固することにより、表記化合物0.92g(収率51%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.15 (6H, d, J=7.0), 1.24 (3H, t, J=7.0), 1.80-1.95 (2H, m), 2.05-2.20 (2H, m), 3.00-3.20 (4H, m), 3.21 (1H, m), 4.21 (2H, q, J=7.0), 4.33 (2H, s), 4.43 (2H, d, J=6.0), 4.68 (1H, m), 6.45 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.55 (1H, d, J=16.0), 7.04 (1H, d, J=9.0), 7.23 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 7.29 (1H, d, J=3.0), 7.54 (1H, m), 7.65-7.75 (2H, m), 7.89 (1H, m);
IR (KBr, cm-1) : 1738, 1676.
【0313】
(b) N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−イソプロピルフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−イソプロピル−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩(0.78g)をエタノール(30ml)に溶解させ、氷冷下、エチルアセトイミデート塩酸塩(0.50g)及びトリエチルアミン(1.10ml)を加え、室温で7時間撹拌した後、12時間放置した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:25%アセトニトリル/水)で精製し、得られた無定形固体をエタノール(20ml)に溶解させ、4M塩化水素酢酸エチル溶液(0.90ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固することにより、表記化合物0.67g(収率80%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.14 (6H, d, J=7.0), 1.24 (3H, t, J=7.0), 1.70-1.85 (2H, m), 1.95-2.10 (2H, m), 2.30 (3H, s), 3.22 (1H, m), 3.50-3.60 (1H, m), 3.60-3.70 (2H, m), 3.70-3.80 (1H, m), 4.21 (2H, q, J=7.0), 4.33 (2H, s), 4.43 (2H, d, J=6.0), 4.74 (1H, m), 6.45 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.55 (1H, d, J=16.0), 7.07 (1H, d, J=9.0), 7.23 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 7.28 (1H, d, J=3.0), 7.55 (1H, m), 7.71 (2H, m), 7.90 (1H, m);
IR (KBr, cm-1) : 1739, 1673, 1623.
【0314】
実施例34
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−イソプロピルフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸2塩酸塩 (例示化合物番号:1955)
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−イソプロピルフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩(0.51g)を3M塩酸(20ml)に溶解させ、90℃で2時間撹拌した。反応液を室温まで冷却させた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:25%アセトニトリル/水)で精製し、得られた無定形固体を1M塩酸(1.70ml)に溶解させ、これを減圧下濃縮乾固することにより、表記化合物0.33g(収率66%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.14 (6H, d, J=7.0), 1.70-1.85 (2H, m), 1.95-2.10 (2H, m), 2.30 (3H, s), 3.21 (1H, m), 3.50-3.60 (1H, m), 3.60-3.70 (2H, m), 3.70-3.80 (1H, m), 4.21 (2H, s), 4.44 (2H, d, J=6.0), 4.73 (1H, m), 6.46 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.54 (1H, d, J=16.0), 7.06 (1H, d, J=9.0), 7.24 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 7.29 (1H, d, J=3.0), 7.54 (1H, m), 7.71 (2H, m), 7.90 (1H, m);
IR (KBr, cm-1) : 1733, 1673, 1625.
【0315】
実施例35
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−カルバモイルフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩 (例示化合物番号:1460)
【0316】
(a) N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−カルバモイル−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−カルバモイルフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(2.40g)をジクロロメタン(20ml)及びエタノール(20ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、塩化水素を2.5時間通じた後、密栓をして室温で6時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をエタノール(20ml)に溶解させ、塩化アンモニウム水溶液(0.50gを水5mlに溶解)及び28%アンモニア水(1.10ml)を加え、反応液を室温で0.5時間撹拌した後、13時間放置した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:15%アセトニトリル/水)で精製し、得られた無定形固体をエタノール(20ml)に溶解させ、4M塩化水素酢酸エチル溶液(0.90ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固することにより、表記化合物0.60g(収率25%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.85-2.00 (2H, m), 2.05-2.20 (2H, m), 3.00-3.10 (2H, m), 3.15-3.25 (2H, m), 4.20 (2H, q, J=7.0), 4.38 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.80 (1H, m), 6.45 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.57 (1H, d, J=16.0), 7.24 (1H, m), 7.50 (1H, m), 7.54 (1H, m), 7.65-7.75 (3H, m), 7.90 (1H, m);
IR (KBr, cm-1) : 1736, 1671, 1658.
【0317】
(b) N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−カルバモイルフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−カルバモイル−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩(0.44g)をエタノール(20ml)に溶解させ、氷冷下、エチルアセトイミデート塩酸塩(0.27g)及びトリエチルアミン(0.60ml)を加え、室温で0.5時間撹拌した後、14時間放置した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:15%アセトニトリル/水)で精製し、得られた無定形固体をエタノール(10ml)に溶解させ、4M塩化水素酢酸エチル溶液(0.50ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固することにより、表記化合物0.37g(収率78%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δppm : 1.24 (3H, t, J=7.0), 1.80-1.95 (2H, m), 2.00-2.15 (2H, m), 2.29 (3H, s), 3.45-3.65 (2H, m), 3.65-3.85 (2H, m), 4.20 (2H, q, J=7.0), 4.37 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.86 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.28 (1H, m), 7.45-7.60 (2H, m), 7.70 (2H, m), 7.78 (1H, m),7.88 (1H, m);
IR (KBr, cm-1) : 1737, 1672.
【0318】
実施例36
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−カルバモイルフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸2塩酸塩 (例示化合物番号:1989)
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−カルバモイルフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩(0.20g)を1.5M塩酸(20ml)に溶解させ、60℃で6時間撹拌した。反応液を室温まで冷却させた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:15%アセトニトリル/水)で精製し、得られた無定形固体を1M塩酸(0.75ml)に溶解させ、これを減圧下濃縮乾固することにより、表記化合物0.14g(収率71%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.75-1.95 (2H, m), 2.00-2.15 (2H, m), 2.29 (3H, s), 3.45-3.65 (2H, m), 3.65-3.85 (2H, m), 4.24 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.85 (1H, m), 6.45 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.57 (1H, d, J=16.0), 7.27 (1H, m), 7.45-7.60 (2H, m), 7.70 (2H, m), 7.77 (1H, m), 7.88 (1H, m);
IR (KBr, cm-1) : 1729, 1672.
【0319】
実施例37
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−(N’−メチルカルバモイル)フェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
(例示化合物番号:1462)
【0320】
(a) N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−(N’−メチルカルバモイル)−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−(N’−メチルカルバモイル)フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(1.50g)をジクロロメタン(20ml)及びエタノール(20ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、塩化水素を1.5時間通じた後、密栓をして室温で3.5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣をエタノール(20ml)に溶解させた後、塩化アンモニウム水溶液(0.29gを水5mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.66ml)を加え、室温で2時間撹拌した後、15時間放置した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:15%アセトニトリル/水)で精製し、得られた無定形固体をエタノール(20ml)に溶解させ、4M塩化水素酢酸エチル溶液(1.55ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固することにより、表記化合物1.14g(収率73%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.85-1.95 (2H, m), 2.05-2.15 (2H, m), 2.79 (3H, m), 2.95-3.10 (2H, m), 3.10-3.25 (2H, m), 4.20 (2H, q, J=7.0), 4.38 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.79 (1H, m), 6.45 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.24 (1H, m), 7.48 (1H, m), 7.54 (1H, m), 7.62 (1H, m), 7.12 (2H, m), 7.92 (1H, m);
IR (KBr, cm-1) : 1737, 1676, 1641.
【0321】
(b) N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−(N’−メチルカルバモイル)フェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−(N’−メチルカルバモイル)−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩(1.00g)をエタノール(30ml)に溶解させ、氷冷下、エチルアセトイミデート塩酸塩(0.60g)及びトリエチルアミン(1.35ml)を加え、室温で8時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:15%アセトニトリル/水)で精製し、得られた無定形固体をエタノール(10ml)に溶解させ、4M塩化水素酢酸エチル溶液(1.00ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固することにより、表記化合物0.79g(収率74%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.75-1.90 (2H, m), 1.95-2.10 (2H, m), 2.30 (3H, s), 2.78 (3H, s), 3.50-3.80 (4H, m), 4.20 (2H, q, J=7.0), 4.37 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.84 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.27 (1H, m), 7.50 (1H, m), 7.55 (1H, m), 7.65-7.75 (3H, m), 7.90 (1H, m);
IR (KBr, cm-1) : 1738, 1673, 1633.
【0322】
実施例38
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−(N’−メチルカルバモイル)フェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸2塩酸塩
(例示化合物番号:1991)
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−(N’−メチルカルバモイル)フェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩(0.53g)を1.5M塩酸(30ml)に溶解させ、60℃で8時間撹拌した。反応液を室温まで冷却させた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:15%アセトニトリル/水)で精製し、得られた無定形固体を1M塩酸(2.20ml)に溶解させ、これを減圧下濃縮乾固することにより、表記化合物0.42g(収率82%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δppm : 1.75-1.90 (2H, m), 1.95-2.10 (2H, m), 2.30 (3H, s), 2.78 (3H, s), 3.50-3.85 (4H, m), 4.25 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 4.84 (1H, m), 6.45 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.57 (1H, d, J=16.0), 7.27 (1H, m), 7.45-7.60 (2H, m), 7.65-7.75 (3H, m), 7.90 (1H, m);
IR (KBr, cm-1) : 1732, 1673, 1628.
【0323】
実施例39
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−(N’,N’−ジメチルカルバモイル)フェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
(例示化合物番号:1466)
【0324】
(a) N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−(N’,N’−ジメチルカルバモイル)−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−(N’,N’−ジメチルカルバモイル)フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(1.70g)をジクロロメタン(20ml)及びエタノール(20ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、塩化水素を1.5時間通じた後、密栓をして室温で3.5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣をエタノール(20ml)に溶解させ、塩化アンモニウム水溶液(0.30gを水5mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.70ml)を加え、室温で5時間撹拌した後、13時間放置した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:15%アセトニトリル/水)で精製し、得られた無定形固体をエタノール(20ml)に溶解させ、4M塩化水素酢酸エチル溶液(1.00ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固することにより、表記化合物0.75g(収率44%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δppm : 1.22 (3H, t, J=7.0), 1.75-1.95 (2H, m), 1.95-2.15 (2H, m), 2.69 (3H, s), 2.97 (3H, s), 2.95-3.15 (4H, m), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.38 (2H, s), 4.35-4.55 (2H, m), 4.75 (1H, m), 6.43 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.55 (1H, d, J=16.0), 7.22 (1H, d, J=9.0), 7.30 (1H, d, J=3.0), 7.45 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 7.54 (1H, t, J=8.0), 7.70 (2H, d, J=8.0), 7.88 (1H, s);
IR (KBr, cm-1) : 1738, 1676, 1618.
【0325】
(b) N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−(N’,N’−ジメチルカルバモイル)フェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−(N’,N’−ジメチルカルバモイル)−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩(0.60g)をエタノール(20ml)に溶解させ、氷冷下、エチルアセトイミデート塩酸塩(0.35g)及びトリエチルアミン(0.80ml)を加え、室温で0.5時間撹拌した後、12時間放置した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:20%アセトニトリル/水)で精製し、得られた無定形固体をエタノール(20ml)に溶解させ、4M塩化水素酢酸エチル溶液(0.60ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固することにより、表記化合物0.47g(収率73%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δppm : 1.22 (3H, t, J=7.0), 1.60-1.85 (2H, m), 1.85-2.10 (2H, m), 2.29 (3H, s), 2.69 (3H, s), 2.95 (3H, s), 3.50-3.70 (4H, m), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.35-4.55 (2H, m), 4.39 (2H, s), 4.79 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.55 (1H, d, J=16.0), 7.25 (1H, d, J=9.0), 7.29 (1H, d, J=3.0), 7.45 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 7.54 (1H, m), 7.65-7.75 (2H, m), 7.90 (1H, s);
IR (KBr, cm-1) : 1738, 1673, 1618.
【0326】
実施例40
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−(N’,N’−ジメチルカルバモイル)フェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸2塩酸塩
(例示化合物番号:1995)
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−(N’,N’−ジメチルカルバモイル)フェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩(0.30g)を1.5M塩酸(10ml)に溶解させ、60℃で9.5時間撹拌した。反応液を室温まで冷却させた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:10%アセトニトリル/水)で精製し、得られた無定形固体を1M塩酸(1.20ml)に溶解させ、これを減圧下濃縮乾固することにより、表記化合物0.24g(収率83%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δppm : 1.65-1.85 (2H, m), 1.90-2.10 (2H, m), 2.28 (3H, s), 2.69 (3H, s), 2.95 (3H, s), 3.50-3.70 (4H, m), 4.25 (2H, s), 4.35-4.55 (2H, m), 4.78 (1H, m), 6.43 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.55 (1H, d, J=16.0), 7.24 (1H, d, J=9.0), 7.29 (1H, d, J=3.0), 7.46 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 7.54 (1H, m), 7.65-7.75 (2H, m), 7.88 (1H, s);
IR (KBr, cm-1) : 1733, 1672, 1614.
【0327】
実施例41
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロフェニル]−N−[3−(5−アミジノ−2−ヒドロキシフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
(例示化合物番号:1843)
【0328】
(a) N−[3−(5−アミジノ−2−ヒドロキシフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロフェニル]−N−[3−(5−シアノ−2−メトキシメトキシフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(1.4g)をジクロロメタン(20ml)及びエタノール(20ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、塩化水素を1.5時間通じた後、密栓をして室温で2時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をエタノール(40ml)に溶解させ、塩化アンモニウム水溶液(0.2gを水10mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.5ml)を加え、室温で0.5時間撹拌した後、12時間放置した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:15%アセトニトリル/水)で精製し、これを減圧下濃縮乾固することにより、表記化合物0.1g(収率4%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.85-1.95 (2H, m), 2.05-2.15 (2H, m), 3.05-3.15 (2H, m), 3.15-3.25 (2H, m), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.40 (2H, s), 4.45 (2H, d, J=6.0), 4.78 (1H, m), 6.38 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.66 (1H, d, J=16.0), 7.04 (1H, d, J=9.0), 7.31 (1H, d, J=9.0), 7.38 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 7.56 (1H, d, J=3.0), 7.62 (1H, dd, J=9.0, 2.0), 7.94 (1H, d, J=2.0).
【0329】
(b) N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロフェニル]−N−[3−(5−アミジノ−2−ヒドロキシフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
N−[3−(5−アミジノ−2−ヒドロキシフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−クロロ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル(0.05g)をエタノール(10ml)に溶解させ、氷冷下、エチルアセトイミデート塩酸塩(0.04g)及びトリエチルアミン(0.08ml)を加え、室温で5時間撹拌した後、13時間放置した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:20%アセトニトリル/水)で精製し、得られた無定形固体をエタノール(10ml)に溶解させ、4M塩化水素酢酸エチル溶液(0,05ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固することにより、表記化合物0.04g(収率59%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.70-1.85 (2H, m), 2.00-2.15 (2H, m), 2.30 (3H, s), 3.50-3.80 (4H, m), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.41 (2H, s), 4.45 (2H, d, J=6.0), 4.84 (1H, m), 6.39 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.65 (1H, d, J=16.0), 7.08 (1H, d, J=9.0), 7.33 (1H, d, J=9.0), 7.38 (1H, dd, J=9.0, 2.0), 7.56 (1H, d, J=2.0), 7.63 (1H, dd, J=9.0, 2.0), 7.95 (1H, d, J=2.0);
IR (KBr, cm-1) : 1738, 1671.
【0330】
実施例42
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−5−カルバモイル−3−クロロフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
(例示化合物番号:1484)
【0331】
(a) N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[5−カルバモイル−3−クロロ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−5−カルバモイル−3−クロロフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(1.50g)をジクロロメタン(20ml)及びエタノール(20ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、塩化水素を1.5時間通じた後、密栓をして室温で4時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をエタノール(20ml)に溶解させ、塩化アンモニウム水溶液(0.26gを水5mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.60ml)を加え、室温で4時間撹拌した後、12時間放置した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:20%アセトニトリル/水)で精製し、得られた無定形固体を1M塩酸に溶解させ、これを減圧下濃縮乾固することにより、表記化合物0.55g(収率37%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.90-2.00 (2H, m), 2.00-2.10 (2H, m), 2.95-3.05 (2H, m), 3.20-3.30 (2H, m), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.35 (1H, m), 4.48 (2H, s), 4.51 (2H, d, J=6.0), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.62 (1H, d, J=16.0), 7.50-7.60 (2H, m), 7.65-7.80 (3H, m), 7.88 (1H, m);
IR (KBr, cm-1) : 1737, 1672.
【0332】
(b) N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−5−カルバモイル−3−クロロフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[5−カルバモイル−3−クロロ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩(0.51g)をエタノール(25ml)に溶解させ、氷冷下、エチルアセトイミデート塩酸塩(0.30g)及びトリエチルアミン(0.70ml)を加え、室温で1時間撹拌した後、12時間放置した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:20%アセトニトリル/水)で精製し、得られた無定形固体をエタノール(10ml)に溶解させ、4M塩化水素酢酸エチル溶液(0.50ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固することにより、表記化合物0.36g(収率66%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.75-1.90 (2H, m), 1.90-2.05 (2H, m), 2.29 (3H, s), 3.40-3.55 (2H, m), 3.75-3.90 (2H, m), 4.20 (2H, q, J=7.0), 4.42 (1H, m), 4.48 (2H, s), 4.52 (2H, d, J=6.0), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.62 (1H, d, J=16.0), 7.50-7.60 (2H, m), 7.65-7.80 (3H, m), 7.89 (1H, m);
IR (KBr, cm-1) : 1738, 1671, 1622.
【0333】
実施例43
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−5−カルバモイル−3−クロロフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸2塩酸塩
(例示化合物番号:2013)
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−5−カルバモイル−3−クロロフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩(0.20g)を3M塩酸(20ml)に溶解させ、70℃で1.5時間撹拌した。反応液を室温まで冷却させた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:15%アセトニトリル/水)で精製し、得られた無定形固体を1M塩酸(0.80ml)に溶解させ、これを減圧下濃縮乾固することにより、表記化合物0.16g(収率83%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.75-1.90 (2H, m), 1.90-2.05 (2H, m), 2.28 (3H, s), 3.40-3.55 (2H, m), 3.75-3.90 (2H, m), 4.35 (2H, s), 4.42 (1H, m), 4.51 (2H, d, J=6.0), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.61 (1H, d, J=16.0), 7.50-7.60 (2H, m), 7.65-7.80 (3H, m), 7.87 (1H, m);
IR (KBr, cm-1) : 1730, 1671, 1628.
【0334】
実施例44
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−カルバモイル−5−メチルフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
(例示化合物番号:1498)
【0335】
(a) N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−カルバモイル−5−メチル−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−カルバモイル−5−メチルフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(3.20g)をジクロロメタン(30ml)及びエタノール(30ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、塩化水素を1.5時間通じた後、密栓をして室温で2.5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をエタノール(30ml)に溶解させ、塩化アンモニウム水溶液(0.59gを水8mlに溶解)及び28%アンモニア水(1.34ml)を加え、室温で0.5時間撹拌した後、15時間放置した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:20%アセトニトリル/水)で精製し、得られた無定形固体をエタノール(10ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(3.00ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固することにより、表記化合物2.85g(収率90%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.85-1.95 (2H, m), 1.95-2.05 (2H, m), 2.26 (3H, s), 2.90-3.00 (2H, m), 3.20-3.30 (2H, m), 4.15-4.20 (1H, m), 4.20 (2H, q, J=7.0), 4.39 (2H, s), 4.47 (2H, d, J=6.0), 6.43 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.60 (1H, d, J=16.0), 7.54 (2H, m), 7.57 (1H, m), 7.68 (1H, m), 7,73 (1H, m), 7.87 (1H, m);
IR (KBr, cm-1) : 1737, 1672.
【0336】
(b) N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−カルバモイル−5−メチルフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3−カルバモイル−5−メチル−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩(2.68g)をエタノール(40ml)に溶解させ、氷冷下、エチルアセトイミデート塩酸塩(1.58g)及びトリエチルアミン(3.55ml)を加え、室温で1時間撹拌した後、13時間放置した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:20%アセトニトリル/水)で精製し、得られた無定形固体をエタノール(10ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(0.44ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固することにより、表記化合物0.38g(収率13%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.70-1.90 (2H, m), 1.90-2.00 (2H, m), 2.27 (3H, s), 2.29 (3H, s), 3.35-3.45 (2H, m), 3.75-3.95 (2H, m), 4.20 (2H, q, J=7.0), 4.25 (1H, m), 4.40 (2H, s), 4.48 (2H, d, J=6.0), 6.43 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.60 (1H, d, J=16.0), 7.43 (2H, m), 7.55 (1H, m), 7.69 (1H, m), 7.73 (1H, m), 7.88 (1H, m);
IR (KBr, cm-1) : 1738, 1672, 1625.
【0337】
実施例45
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−カルバモイル−5−メチルフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸2塩酸塩
(例示化合物番号:2027)
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−カルバモイル−5−メチルフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩(0.24g)を3M塩酸(20ml)に溶解させ、70℃で2.5時間撹拌した。反応液を室温まで冷却させた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:15%アセトニトリル/水)で精製し、得られた無定形固体を1M塩酸(1.00ml)に溶解させ、これを減圧下濃縮乾固することにより、表記化合物0.18g(収率78%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.70-1.85 (2H, m), 1.90-2.00 (2H, m), 2.27 (3H, s), 2.29 (3H, s), 3.30-3.45 (2H, m), 3.75-3.90 (2H, m), 4.25 (1H, m), 4.27 (2H, s), 4.48 (2H, d, J=6.0), 6.43 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.60 (1H, d, J=16.0), 7.43 (2H, m), 7.55 (1H, m), 7.67 (1H, m), 7.72 (1H, m), 7.86 (1H, m);
IR (KBr, cm-1) : 1731, 1672.
【0338】
実施例46
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3,5−ジフルオロフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
(例示化合物番号:1474)
【0339】
(a) N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3,5−ジフルオロ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3,5−ジフルオロフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(1823mg)をジクロロメタン(30ml)及びエタノール(15ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、塩化水素を1時間通じた後、密栓をして室温で5.5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をエタノール(20ml)に溶解させ、塩化アンモニウム水溶液(315mgを水10mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.59ml)を加えた後、室温で15時間放置した。反応液に4M塩化水素ジオキサン溶液(1ml)を加え、減圧下濃縮した後、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:20%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体をエタノール(20ml)に溶解させ、1M塩酸(2ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固することにより、表記化合物1214mg(収率68%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δppm : 1.21 (3H, t, J=7.0), 1.85-1.91 (2H, m), 2.04-2.10 (2H, m), 2.99-3.05 (2H, m), 3.18-3.24 (2H, m), 4.18 (2H, q, J=7.0), 4.37 (1H, m), 4.50 (2H, s), 4.51 (2H, d, J=6.0), 6.42 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.62 (1H, d, J=16.0), 7.39 (2H, m), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.68 (1H, d, J=8.0), 7.74 (1H, d, J=8.0), 7.88 (1H, s);
IR (KBr, cm-1) : 1738, 1676.
【0340】
(b) N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3,5−ジフルオロフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3,5−ジフルオロ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩(1020mg)をエタノール(30ml)に溶解させ、エチルアセトイミデート塩酸塩(620mg)及びトリエチルアミン(1.17ml)を加えた後、室温で15時間撹拌した。反応液に4M塩化水素ジオキサン溶液(1.0ml)を加え、減圧下濃縮した後、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:22%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体をエタノール(15ml)に溶解させ、1M塩酸(1.0ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固させた。これを水(約20ml)に溶解させ、凍結乾燥に付すことにより、表記化合物を851mg(収率78%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δppm : 1.22 (3H, t, J=7.0), 1.76-1.83 (2H, m), 1.98-2.03 (2H, m), 2.30 (3H, s), 3.52 (2H, m), 3.78 (2H, m), 4.18 (2H, q, J=7.0), 4.46 (1H, m), 4.51 (2H, s), 4.52 (2H, d, J=6.0), 6.43 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.62 (1H, d, J=16.0), 7.39 (2H, m), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.70 (1H, d, J=8.0), 7.73 (1H, d, J=8.0), 7.91 (1H, s);
IR (KBr, cm-1) : 1739, 1673, 1624.
【0341】
実施例47
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3,5−ジフルオロフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸2塩酸塩 (例示化合物番号:2003)
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3,5−ジフルオロフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩(415mg)を2M塩酸(20ml)に溶解させ、60℃で5時間撹拌した。反応液を室温まで冷却させた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:15%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体を15%アセトニトリル/水(20ml)に溶解させ、1M塩酸(1.0ml)を加え、減圧下濃縮乾固させた。得られた無定形固体を水(約20ml)に溶解させ、凍結乾燥に付すことにより表記化合物319mg(収率80%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δppm : 1.70-1.90 (2H, m), 1.95-2.10 (2H, m), 2.29 (3H, s), 3.40-3.60 (2H, m), 3.78 (2H, m), 4.37 (2H, s), 4.46 (1H, m), 4.52 (2H, d, J=6.0), 6.43 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.62 (1H, d, J=16.0), 7.38 (2H, m), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.69 (1H, d, J=8.0), 7.74 (1H, d, J=8.0), 7.89 (1H, s);
IR (KBr, cm-1) : 3123, 1733, 1674, 1626.
【0342】
実施例48
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3,5−ジクロロフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩 (例示化合物番号:1478)
【0343】
(a) N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3,5−ジクロロ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3,5−ジクロロフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(2057mg)をジクロロメタン(30ml)及びエタノール(15ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、塩化水素を1時間通じた後、密栓をして室温で6時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をエタノール(40ml)に溶解させ、塩化アンモニウム水溶液(337mgを水20mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.63ml)を加え、室温で15時間放置した。反応液に4M塩化水素ジオキサン溶液(2.0ml)を加え、減圧下濃縮した後、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:23%アセトニトリル/水)にて精製した。得られた無定形固体をエタノール(20ml)に溶解させ、1M塩酸(1.0ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固することにより、表記化合物1002mg(収率49%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δppm : 1.21 (3H, t, J=7.0), 1.95-2.15 (4H, m), 2.95-3.10 (2H, m), 3.20-3.35 (2H, m), 4.18 (2H, q, J=7.0), 4.46 (1H, m), 4.53 (4H, m), 6.43 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.62 (1H, d, J=16.0), 7.55 (1H, t, J=7.5), 7.67 (2H, s), 7.68 (1H, d, J=7.5), 7.74 (1H, d, J=7.5), 7.88 (1H, s);
IR (KBr, cm-1) : 1738, 1676.
【0344】
(b) N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3,5−ジクロロフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3,5−ジクロロ−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩(800mg)をエタノール(30ml)に溶解させ、エチルアセトイミデート塩酸塩(462mg)及びトリエチルアミン(0.87ml)を加え、室温で15時間撹拌した。反応液に4M塩化水素ジオキサン溶液(1ml)を加え、減圧下濃縮した後、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:25%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体をエタノール(20ml)に溶解させ、1M塩酸(1.0ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固させた。これを水(約20ml)に溶解させ、凍結乾燥に付すことにより、表記化合物722mg(収率85%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.22 (3H, t, J=7.0), 1.80-2.00 (2H, m), 2.00-2.10 (2H, m), 2.29 (3H, s), 3.40-3.55 (2H, m), 3.80-4.00 (2H, m), 4.18 (2H, q, J=7.0), 4.53 (5H, m), 6.43 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.63 (1H, d, J=16.0), 7.56 (1H, t, J=8.0), 7.67 (2H, s), 7.68 (1H, d, J=8.0), 7.74 (1H, d, J=8.0), 7.88 (1H, s);
IR (KBr, cm-1) : 1739, 1674, 1624.
【0345】
実施例49
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3,5−ジクロロフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸2塩酸塩 (例示化合物番号:2007)
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3,5−ジクロロフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩(300mg)を2M塩酸(20ml)に溶解させ、60℃で6時間撹拌した。反応液を室温まで冷却させた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:18%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体を18%アセトニトリル/水(20ml)に溶解させ、1M塩酸(1.0ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固させた。これを水(約20ml)に溶解させ、凍結乾燥に付すことにより、表記化合物233mg(収率81%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.80-2.00 (2H, m), 2.00-2.10 (2H, m), 2.30 (3H, s), 3.40-3.55 (2H, m), 3.80-4.00 (2H, m), 4.39 (2H, s), 4.53 (2H, d, J=6.0), 4.53 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.62 (1H, d, J=16.0), 7.56 (1H, t, J=8.0), 7.67 (2H, s), 7.70 (1H, d, J=8.0), 7.74 (1H, d, J=8.0), 7.90 (1H, s);
IR (KBr, cm-1) : 3127, 1733, 1673, 1625.
【0346】
実施例50
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3,5−ジメチルフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸メチル2塩酸塩 (例示化合物番号:2429)
【0347】
(a) N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3,5−ジメチル−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3,5−ジメチルフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(1.75g)をジクロロメタン(30ml)及びエタノール(15ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、塩化水素を1時間通じた後、密栓をして室温で6時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をエタノール(30ml)に溶解させ、塩化アンモニウム水溶液(0.31gを水15mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.57ml)を加え、室温で14時間放置した。反応液に4M塩化水素ジオキサン溶液(1ml)を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:20%アセトニトリル/水)にて精製した。得られた無定形固体をエタノール(20ml)に溶解させ、1M塩酸(1ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固することにより、表記化合物1.21g(収率70%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δppm : 1.23 (3H, t, J=7.0), 1.80-1.95 (2H, m), 2.00-2.10 (2H, m), 2.22 (6H, s), 2.94 (2H, m), 3.26 (2H, m), 4.12 (1H, m), 4.19 (2H, q, J=7.0), 4.35 (2H, s), 4.44 (2H, d, J=6.0), 6.43 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.59 (1H, d, J=16.0), 7.17 (2H, s), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.68 (1H, d, J=8.0), 7.73 (1H, d, J=8.0), 7.88 (1H, s);
IR (KBr, cm-1) : 1738, 1676.
【0348】
(b) N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3,5−ジメチルフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸メチル2塩酸塩
N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3,5−ジメチル−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩(1.00g)をメタノール(30ml)に溶解させ、エチルアセトイミデート塩酸塩(0.62g)及びトリエチルアミン(1.16ml)を加え、室温で14時間撹拌した。反応液に4M塩化水素ジオキサン溶液(2ml)を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:20%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体をメタノール(20ml)に溶解させ、1M塩酸(1.0ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固させた。これを水(約20ml)に溶解させ、凍結乾燥に付すことにより、表記化合物0.81g(収率78%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δppm : 1.75 (2H, m), 1.98 (2H, m), 2.23 (6H, s), 2.29 (3H, s), 3.25-3.35 (2H, m), 3.73 (3H, s), 3.85 (1H, m), 4.02 (1H, m), 4.18 (1H, m), 4.38 (2H, s), 4.44 (2H, d, J=6.0), 6.42 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.59 (1H, d, J=16.0), 7.16 (2H, s), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.68 (1H, d, J=8.0), 7.73 (1H, d, J=8.0), 7.88 (1H, s);
IR (KBr, cm-1) : 1743, 1673, 1626.
【0349】
実施例51
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3,5−ジメチルフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸2塩酸塩 (例示化合物番号:2011)
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3,5−ジメチルフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸メチル2塩酸塩(620mg)を2M塩酸(20ml)に溶解させ、60℃で5時間撹拌した。反応液を室温まで冷却させた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:18%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体を18%アセトニトリル/水(20ml)に溶解させ、1M塩酸(1.0ml)を加え、減圧下濃縮乾固させた。これを水(約20ml)に溶解させ、凍結乾燥に付すことにより、表記化合物220mg(収率57%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.75 (2H, m), 1.98 (2H, m), 2.23 (6H, s), 2.29 (3H, s), 3.25-3.40 (2H, m), 3.85 (1H, m), 4.02 (1H, m), 4.17 (1H, m), 4.22 (2H, s), 4.44 (2H, d, J=6.0), 6.43 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.17 (2H, s), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.69 (1H, d, J=8.0), 7.72 (1H, d, J=8.0), 7.88 (1H, s);
IR (KBr, cm-1) : 3131, 1733, 1673, 1626.
【0350】
実施例52
4−[N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]アミノ]酪酸エチル3塩酸塩 (例示化合物番号:849)
【0351】
(a) 4−[N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−[N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]アミノ]酪酸エチル3塩酸塩
4−[N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]アミノ]酪酸エチル(2.19g)をジクロロメタン(30ml)及びエタノール(15ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、塩化水素を1時間通じた後、密栓をして室温で5.5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をエタノール(20ml)に溶解させ、塩化アンモニウム水溶液(0.43gを水10mlに溶解)及び28%アンモニア水(1.04ml)を加えた後、室温で14時間放置した。これに4M塩化水素ジオキサン溶液(1ml)を加え、減圧下濃縮した後、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:25%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体をエタノール(20ml)に溶解させ、1M塩酸(1.0ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固させた。これを水(約10ml)に溶解させた後、凍結乾燥に付すことにより、表記化合物1.52g(収率66%)を淡黄色無定形固体として得た。
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δppm : 1.19 (3H, t, J=7.0), 1.70-1.95 (4H, m), 2.00-2.15 (2H, m), 2.39 (2H, m), 3.00-3.15 (2H, m), 3.15-3.30 (2H, m), 3.30-3.40 (2H, m), 4.07 (2H, q, J=7.0), 4.00-4.20 (2H, m), 4.43 (1H, m), 6.52 (1H, dt, J=16.0, 5.5), 6.55-7.00 (5H, m), 7.59 (1H, t, J=8.0), 7.65-7.80 (2H, m), 7.88 (1H, s);
IR (KBr, cm-1): : 1728, 1674.
【0352】
(b) 4−[N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]アミノ]酪酸エチル3塩酸塩
4−[N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−[N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]アミノ]酪酸エチル3塩酸塩(1378mg)をエタノール(20ml)に溶解させ、エチルアセトイミデート塩酸塩(890mg)及びトリエチルアミン(2.01ml)を加えた後、室温で4時間撹拌した。反応液に4M塩化水素ジオキサン溶液(1ml)を加え、減圧下濃縮した後、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:25%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体をエタノール(20ml)に溶解させ、1M塩酸(1.0ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固させた。これを水(約20ml)に溶解させた後、凍結乾燥に付すことにより、表記化合物1072mg(収率73%)を淡黄色無定形固体として得た。
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δppm : 1.16 (3H, t, J=7.0), 1.60-1.90 (4H, m), 1.90-2.10 (2H, m), 2.29 (3H, s), 2.30-2.40 (2H, m), 3.20-3.40 (2H, m), 3.45-3.60 (2H, m), 3.70-3.85 (2H, m), 4.04 (2H, q, J=7.0), 4.00-4.10 (2H, m), 4.40-4.55 (1H, m), 6.49 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.55-6.95 (5H, m), 7.57 (1H, t, J=7.5), 7.65-7.75 (2H, m), 7.85 (1H, s);
IR (KBr, cm-1) : 1727, 1673, 1624.
【0353】
実施例53
4−[N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]アミノ]酪酸3塩酸塩 (例示化合物番号:663)
4−[N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]アミノ]酪酸エチル3塩酸塩(572mg)を2M塩酸(20ml)に溶解させ、室温で2時間攪拌した後、50℃で2時間撹拌した。反応液を室温まで冷却させた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:18%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体を18%アセトニトリル/水(20ml)及び1M塩酸(1.0ml)に溶解させ、減圧下濃縮乾固させた。これを水(約20ml)に溶解させ、凍結乾燥に付すことにより、表記化合物333mg(収率61%)を淡褐色無定形固体として得た。
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δppm : 1.40-1.95 (4H, m), 1.95-2.10 (2H, m), 2.30 (3H, s), 2.25-2.35 (2H, m), 3.45-4.40 (8H, m), 4.65-4.80 (1H, m), 6.50 (1H, dt, J=15.5, 6.5), 6.55-7.30 (5H, m), 7.58 (1H, t, J=7.5), 7.65-7.75 (2H, m), 7.85 (1H, s);
IR (KBr, cm-1) : 3119, 1726, 1673, 1625.
【0354】
実施例54
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−トリフルオロメチルフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸2塩酸塩
(例示化合物番号:1969)
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−トリフルオロメチルフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩(321mg)を3M塩酸(15ml)に溶解させ、80℃で3時間撹拌した。反応液を室温まで冷却させた後、減圧下溶媒を留去し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:20%アセトニトリル/水)にて精製した後、得られた無定形固体をメタノール(10ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(0.5ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固させた。これを水(約15ml)に溶解させた後、凍結乾燥に付すことにより、表記化合物231mg(収率75%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.79 (2H, m), 2.05 (2H, m), 2.31 (3H, s), 3.40-3.75 (4H, m), 4.32 (2H, s), 4.50 (2H, d, J=6.5), 4.96 (1H, m), 6.47 (1H, dt, J=17.0, 6.5), 6.57 (1H, d, J=17.0), 7.43 (1H, d, J=10.0), 7.54 (1H, d, J=7.5), 7.71 (4H, m), 7.92 (1H, s);
IR (KBr, cm-1) : 3102, 1734, 1675, 1617.
【0355】
実施例55
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−メチルフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸2塩酸塩 (例示化合物番号:1949)
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3−メチルフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩(480mg)を3M塩酸(15ml)に溶解させ、80℃で3時間撹拌した。反応液を室温まで冷却させた後、減圧下溶媒を留去し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:20%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体をメタノール(15ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(0.5ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固させることにより、表記化合物315mg(収率69%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.78 (2H, m), 2.02 (2H, m), 2.14 (3H, s), 2.29 (3H, s), 3.62 (4H, m), 3.71 (2H, s), 4.12 (1H, m), 4.46 (2H, d, J=6.0), 4.70 (1H, m), 6.45 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.50 (1H, d, J=16.0), 7.02 (1H, d, J=8.5), 7.36 (1H, s), 7.37 (1H, d, J=8.5), 7.52 (1H, d, J=8.0), 7.67 (1H, d, J=7.5), 7.69 (1H, d, J=8.0), 7.86 (1H, s);
IR (KBr, cm-1) : 3067, 1678, 1608, 1497.
【0356】
実施例56
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−フルオロ−2−(Z)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩 (例示化合物番号:1509)
【0357】
(a) N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−フルオロ−2−(Z)−プロペニル]−N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−フルオロ−2−(Z)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(1.41g)をジクロロメタン(25ml)及びエタノール(25ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、塩化水素を1時間通じた後、密栓をして室温で10時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣をエタノール(30ml)に溶解させた後、塩化アンモニウム水溶液(0.25gを水10mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.47ml)を加え、室温で8時間放置した。4M塩化水素ジオキサン溶液(2.0ml)を加え、溶媒を留去した後、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:20%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体をメタノール(15ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(0.5ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固することにより、表記化合物1.00g(収率75%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.24 (3H, t, J=7.0), 1.81 (2H, m), 2.08 (2H, m), 3.06 (2H, m), 3.22 (2H, m), 4.20 (2H, q, J=7.0), 4.36 (2H, s), 4.56 (2H, d, J=16.5), 4.65 (1H, m), 5.94 (1H, d, J=39.0), 7.05 (2H, d, J=9.5), 7.40 (2H, d, J=9.5), 7.56 (1H, d, J=8.0), 7.74 (2H, m), 7.81 (1H, s);
IR (KBr, cm-1) : 3061, 2985, 1737, 1676, 1507.
【0358】
(b) N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−フルオロ−2−(Z)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−フルオロ−2−(Z)−プロペニル]−N−[4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩(800mg)をエタノール(20ml)に溶解させ、エチルアセトイミデート塩酸塩(515mg)及びトリエチルアミン(0.97ml)を加え、室温で4時間撹拌した。反応液に4M塩化水素ジオキサン溶液(2ml)を加えた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:25%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体をメタノール(15ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(0.5ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固させることにより、表記化合物458mg(収率54%)を淡黄色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.24 (3H, t, J=7.0), 1.74 (2H, m), 2.05 (2H, m), 2.28 (3H, s), 3.52 (2H, m), 3.72 (1H, m), 3.78 (1H, m), 4.20 (2H, q, J=7.0), 4.36 (2H, s), 4.59 (2H, d, J=15.5), 4.71 (1H, m), 5.96 (1H, d, J=39.0), 7.05 (2H, d, J=9.5), 7.41 (2H, d, J=9.5), 7.59 (1H, t, J=7.5), 7.67 (1H, d, J=7.5), 7.76 (1H, d, J=7.5), 7.80 (1H, s);
IR (KBr, cm-1) : 3103, 1738, 1673, 1627, 1606.
【0359】
実施例57
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−フルオロ−2−(Z)−プロペニル]スルファモイル酢酸2塩酸塩 (例示化合物番号:2038)
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−フルオロ−2−(Z)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩(265mg)を3M塩酸(15ml)に溶解させ、80℃で2時間撹拌した。反応液を室温まで冷却させた後、減圧下溶媒を留去し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:15%アセトニトリル/水)で精製した。得られた無定形固体をメタノール(10ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(0.2ml)を加えた後、減圧下濃縮乾固させた。これを水(約15ml)に溶解させた後、凍結乾燥に付すことにより、表記化合物218mg(収率86%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.74 (2H, m), 2.05 (2H, m), 2.29 (3H, s), 3.52 (2H, m), 3.72 (1H, m), 3.82 (1H, m), 4.20 (2H, s), 4.59 (2H, d, J=15.5), 4.71 (1H, m), 5.95 (1H, d, J=38.0), 7.06 (2H, d, J=9.0), 7.42 (2H, d, J=9.0), 7.59 (1H, t, J=8.0), 7.68 (1H, d, J=8.0), 7.76 (1H, d, J=8.0), 7.81 (1H, s);
IR (KBr, cm-1) : 1734, 1673, 1627.
【0360】
実施例58
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3,5−ジカルバモイルフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
(例示化合物番号:1506)
【0361】
(a) N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3,5−ジカルバモイル−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3,5−ジカルバモイルフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(0.84g)をジクロロメタン(25ml)及びエタノール(25ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、塩化水素を1.5時間通じた後、密栓をして室温で3時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をエタノール(25ml)に溶解させ、塩化アンモニウム水溶液(0.15gを水5mlに溶解)及び28%アンモニア水(0.35ml)を加え、室温で2.5時間撹拌した後、12時間放置した。反応液を減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:17.5%アセトニトリル/水)にて精製した後、得られた無定形固体をエタノール(10ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(0.20ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固することにより、表記化合物0.17g(収率20%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.24 (3H, t, J=7.0), 1.85-2.00 (4H, m), 2.95-3.05 (2H, m), 3.20-3.30 (2H, m), 4.20 (2H, q, J=7.0), 4.25-4.35 (1H, m), 4.45 (2H, s), 4.50 (2H, d, J=6.0), 6.45 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.61 (1H, d, J=16.0), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.61 (2H, s), 7.67 (1H, d, J=8.0), 7.72 (1H, d, J=8.0), 7.88 (1H, s);
MASS (FAB, m/z) : 587 [M+H].
【0362】
(b) N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3,5−ジカルバモイルフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[3,5−ジカルバモイル−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩(0.17g)をエタノール(20ml)に溶解させ、エチルアセトイミデート塩酸塩(1.67g)及びトリエチルアミン(1.68ml)を加え、室温で5.5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:17.5%アセトニトリル/水)にて精製した後、得られた無定形固体をエタノール(5ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(0.10ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固することにより、表記化合物0.08g(収率43%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.24 (3H, t, J=7.0), 1.75-2.00 (4H, m), 2.28 (3H, s), 3.45-3.55 (2H, m), 3.70-3.80 (2H, m), 4.20 (2H, q, J=7.0), 4.30-4.40 (1H, m), 4.45 (2H, s), 4.51 (2H, d, J=6.0), 6.44 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.61 (1H, d, J=16.0), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.64 (2H, s), 7.68 (1H, d, J=8.0), 7.72 (1H, d, J=8.0), 7.88 (1H, s);
MASS (FAB, m/z) : 628 [M+H].
【0363】
実施例59
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3,5−ジカルバモイルフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸2塩酸塩 (例示化合物番号:2035)N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−3,5−ジカルバモイルフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩(0.07g)を3M塩酸(10ml)に溶解させ、70℃で2時間撹拌した。反応液を室温まで冷却させた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:10%アセトニトリル/水)にて精製した後、得られた無定形固体を1M塩酸(0.30ml)に溶解させ、これを減圧下濃縮乾固することにより、表記化合物0.05g(収率69%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.75-2.00 (4H, m), 2.27 (3H, s), 3.45-3.55 (2H, m), 3.70-3.80 (2H, m), 4.32 (2H, s), 4.35-4.40 (1H, m), 4.51 (2H, d, J=6.0), 6.45 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.60 (1H, d, J=16.0), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.63 (2H, s), 7.67 (1H, d, J=8.0), 7.72 (1H, d, J=8.0), 7.87 (1H, s);
IR (KBr, cm-1) : 1729, 1668.
【0364】
実施例60
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−5−カルバモイル−2−メチルフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
(例示化合物番号:1491)
【0365】
(a) N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[5−カルバモイル−2−メチル−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−5−カルバモイル−2−メチルフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル(2.10g)をジクロロメタン(25ml)及びエタノール(25ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、塩化水素を1時間通じた後、密栓をして室温で3時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をエタノール(25ml)に溶解させ、塩化アンモニウム水溶液(0.59gを水5mlに溶解)及び28%アンモニア水(1.34ml)を加え、室温で7時間撹拌した後、12時間放置した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:17.5%アセトニトリル/水)にて精製し、得られた無定形固体をエタノール(20ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(1.40ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固することにより、表記化合物1.18g(収率57%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.24 (3H, t, J=7.0), 1.85-1.95 (2H, m), 2.10-2.20 (2H, m), 2.33 (3H, s), 3.05-3.15 (2H, m), 3.20-3.30 (2H, m), 4.21 (2H, q, J=7.0), 4.25-4.30 (1H, m), 4.36 (1H, d, J=14.0), 4.45-4.50 (1H, m), 4.51 (1H, d, J=14.0), 4.80 (1H, m), 6.40-6.55 (2H, m), 6.48 (1H, s), 7.55 (1H, t, J=8.0), 7.69 (1H, d, J=8.0), 7.72 (1H, d, J=8.0), 7,77 (1H, s), 7.83 (1H, s);
IR (KBr, cm-1) : 1737, 1673, 1657.
【0366】
(b) N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−5−カルバモイル−2−メチルフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩
N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−[5−カルバモイル−2−メチル−4−(ピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩(1.00g)をエタノール(50ml)に溶解させ、エチルアセトイミデート塩酸塩(0.59g)及びトリエチルアミン(1.33ml)を加え、室温で1時間撹拌した後、14時間放置した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:20%アセトニトリル/水)にて精製し、得られた無定形固体をエタノール(10ml)に溶解させ、4M塩化水素ジオキサン溶液(1.00ml)を加えた後、これを減圧下濃縮乾固することにより、表記化合物0.98g(収率92%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.24 (3H, t, J=7.0), 1.75-1.90 (2H, m), 2.00-2.15 (2H, m), 2.30 (3H, s), 2.34 (3H, s), 3.50-3.60 (2H, m), 3.70-3.80 (1H, m), 3.80-3.90 (1H, m), 4.21 (2H, q, J=7.0), 4.25-4.30 (1H, m), 4.36 (1H, d, J=14.0), 4.45-4.50 (1H, m), 4.51 (1H, d, J=14.0), 4.87 (1H, m), 6.40-6.55 (2H, m), 7.19 (1H, s), 7.56 (1H, t, J=8.0), 7.70 (1H, d, J=8.0), 7.72 (1H, d, J=8.0), 7,82 (1H, s), 7.84 (1H, s);
IR (KBr, cm-1) : 1737, 1672, 1622.
【0367】
実施例61
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−5−カルバモイル−2−メチルフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸2塩酸塩
(例示化合物番号:2020)
N−[4−(1−アセトイミドイルピペリジン−4−イルオキシ)−5−カルバモイル−2−メチルフェニル]−N−[3−(3−アミジノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル2塩酸塩(0.80g)を3M塩酸(40ml)に溶解させ、70℃で1.5時間撹拌した。反応液を室温まで冷却させた後、減圧下濃縮し、残渣を分取HPLC(YMC-Pack ODS YMC、溶出溶媒:12.5%アセトニトリル/水)にて精製し、得られた無定形固体を1M塩酸(3.00ml)に溶解させ、これを減圧下濃縮乾固することにより、表記化合物0.71g(収率92%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.75-1.90 (2H, m), 2.00-2.15 (2H, m), 2.30 (3H, s), 2.34 (3H, s), 3.45-3.55 (1H, m), 3.55-3.65 (1H, m), 3.65-3.80 (1H, m), 3.80-3.95 (1H, m), 4.20-4.30 (1H, m), 4.22 (1H, d, J=15.0), 4.41 (1H, d, J=15.0), 4.45-4.55 (1H, m), 4.86 (1H, m), 6.40-6.55 (2H, m), 7.18 (1H, s), 7.55 (1H, t, J=7.0), 7.70 (1H, d, J=7.0), 7.72 (1H, d, J=7.0), 7,83 (1H, s), 7.84 (1H, s);
IR (KBr, cm-1) : 1730, 1672.
【0368】
参考例1
3−シアノ桂皮アルデヒド
3−シアノベンズアルデヒド(4.5g)をトルエン(200ml)に溶解させ、トリフェニルホスホラニリデンアセトアルデヒド(13.6g)を加えた後、反応液を70℃で4時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン)にて精製した後、さらにトルエン及びヘキサンから再結晶化させることにより、表記化合物3.09g(収率57%)を淡黄色針状晶として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 6.76 (1H, dd, J=16.0, 7.5), 7.46 (1H, d, J=16.0), 7.58 (1H, t, J=8.0), 7.73 (1H, d, J=8.0), 7.80 (1H, d, J=8.0), 7.84 (1H, s), 9.75 (1H, d, J=7.5).
【0369】
参考例2
3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペン−1−オール
3−シアノ桂皮アルデヒド(3.00g)をジクロロメタン(30ml)及びエタノール(70ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、水素化ホウ素ナトリウム(1.32g)及び塩化セリウム(2.49g)を加えた後、同温で1.5時間撹拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加えた後、ジクロロメタンで3回抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄した後、有機層を無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥させた。減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/2)にて精製することにより、表記化合物3.27g(収率定量的)を淡黄色油状物質として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 4.37 (2H, m), 6.43 (1H, dt, J=16.0, 5.0), 6.62 (1H, d, J=16.0), 7.43 (1H, t, J=8.0), 7.52 (1H, d, J=8.0), 7.60 (1H, d, J=8.0), 7.65 (1H, s).
【0370】
参考例3
炭酸[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]エチル
3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペン−1−オール(403mg)をジクロロメタン(6ml)に溶解させ、ピリジン(1ml)を加えた後、氷冷下、クロロギ酸エチル(0.38ml)を滴下し、同温で2時間撹拌した。反応液に塩化アンモニウム水溶液を加えた後、酢酸エチルで抽出し、抽出液を水、飽和食塩水で洗浄した後、有機層を無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥させた。ろ過した後減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=4/1)にて精製することにより、表記化合物492mg(収率84%)を無色油状物質として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.34 (3H, t, J=7.0), 4.24 (2H, q, J=7.0), 4.80 (2H, d, J=5.5), 6.36 (1H, dt, J=16.0, 5.5), 6.67 (1H, d, J=16.0), 7.44 (1H, t, J=8.0), 7.55 (1H, d, J=8.0), 7.61 (1H, d, J=8.0), 7.66 (1H, s).
【0371】
参考例4
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)ニトロベンゼン
水素化ナトリウム(2.2g)をヘキサンで洗浄し、N,N−ジメチルアセトアミド(150ml)に懸濁させた後、氷冷下、1−t−ブトキシカルボニル−4−ヒドロキシピペリジン(10.1g)を加え、室温で2時間撹拌した。次いで、反応液に4−フルオロニトロベンゼンを20分間かけて加えた後、濃褐色の反応液を4時間撹拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて反応を停止させた後、t−ブチルメチルエーテルで3回抽出し、抽出液を水、飽和食塩水で洗浄した後、有機層を無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥させた。減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=2/1)にて精製することにより、表記化合物11.9g(収率74%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δppm : 1.43 (9H, s), 1.76 (2H, m), 1.91 (2H, m), 3.34 (2H, m), 3.65 (2H, m), 4.56 (1H, m), 6.91 (2H, d, J=9.0), 8.15 (2H, d, J=9.0).
【0372】
参考例5
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)アニリン
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)ニトロベンゼン(11.9g)をメタノール(100ml)に溶解させ、パラジウム−炭素触媒(1.9g)を加えた後、水素雰囲気下、室温で4時間撹拌した。反応液をろ過した後、ろ液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/1)にて精製することにより、表記化合物10.7g(収率99%)を淡赤色固体として得た。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δppm : 1.46 (9H, s), 1.71 (2H, m), 1.87 (2H, m), 3.27 (2H, m), 3.71 (2H, m), 4.26 (1H, m), 6.63 (2H, d,
J=8.5), 6.76 (2H, d, J=8.5).
【0373】
参考例6
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]エタンスルホンアミド
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)アニリン(10.6g)及びピリジン(8ml)をジクロロメタン(75ml)に溶解させ、氷冷下、エタンスルホニルクロリド(4.1ml)を滴下した後、室温で5時間撹拌した。反応液にメタノール(1ml)を加えた後、減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/2)にて精製することにより、表記化合物11.7g(収率84%)を淡桃色固体として得た。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δppm : 1.38 (3H, t, J=8.0), 1.47 (9H, s), 1.74 (2H, m), 1.90 (2H, m), 3.07 (2H, q, J=8.0), 3.34 (2H, m), 3.69 (2H, m), 4.42 (1H, m), 6.88 (2H, d, J=9.0), 7.17 (2H, d, J=9.0).
【0374】
参考例7
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]エタンスルホンアミド
炭酸[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]エチル(1.04g)及びN−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]エタンスルホンアミド(1.15g)をテトラヒドロフラン(9ml)に懸濁させ、トリス(ジベンジリデンアセトン)パラジウムクロロホルム錯体(0.077g)及びトリフェニルホスフィン(0.039g)を加えた後、室温で3時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/酢酸エチル=8/1)にて精製することにより、表記化合物1.57g(収率定量的)を淡黄色油状物質として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.42 (3H, t, J=7.0), 1.47 (9H, s), 1.74 (2H, m), 1.90 (2H, m), 3.06 (2H, q, J=7.0), 3.34 (2H, m), 3.68 (2H, m), 4.42 (2H, d, J=7.0), 4.44 (1H, m), 6.28 (1H, dt, J=15.5, 7.0), 6.42 (1H, d, J=15.5), 6.89 (2H, d, J=9.0), 7.26 (2H, d, J=9.0), 7.40 (1H, t, J=7.5), 7.52 (2H, m), 7.56 (1H, s).
【0375】
参考例8
3−(3−シアノフェニル)−2−メチル−2−(E)−プロペナール
3−シアノベンズアルデヒド(2.62g)をトルエン(90ml)に溶解させ、2−トリフェニルホスホラニリデンプロピオンアルデヒド(8.28g)を加えた後、70℃で11時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン)にて精製することにより、表記化合物2.61g(収率76%)を淡黄色針状晶として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 2.07 (3H, s), 7.25 (1H, bs), 7.59 (1H, t, J=8.0), 7.68 (1H, d, J=8.0), 7.74 (1H, d, J=8.0), 7.79 (1H, s), 9.63 (1H, s).
【0376】
参考例9
3−(3−シアノフェニル)−2−メチル−2−(E)−プロペン−1−オール
3−(3−シアノフェニル)−2−メチル−2−(E)−プロペナール(2.00g)をジクロロメタン(30ml)及びエタノール(60ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、水素化ホウ素ナトリウム(0.83g)及び塩化セリウム(1.30g)を加えた後、同温で3時間撹拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加えた後、ジクロロメタンで3回抽出し、抽出液を水及び飽和食塩水で洗浄した後、有機層を無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥させた。ろ過した後、減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/1)にて精製することにより、表記化合物2.05g(収率定量的)を淡黄色油状物質として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.87 (3H, s), 4.22 (2H, m), 6.52
(1H, bs), 7.42 - 7.52 (3H, m), 7.55 (1H, s).
【0377】
参考例10
炭酸[3−(3−シアノフェニル)−2−メチル−2−(E)−プロペニル]エチル
3−(3−シアノフェニル)−2−メチル−2−(E)−プロペン−1−オール(2.00g)をジクロロメタン(20ml)に溶解させ、ピリジン(3ml)を加えた後、氷冷下、クロロギ酸エチル(1.30ml)を滴下し、室温で12時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=4/1)にて精製することにより、表記化合物2.46g(収率87%)を無色油状物質として得た。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δppm : 1.34 (3H, t, J=7.0), 1.90 (3H, s), 4.25 (2H, q, J=7.0), 4.70 (2H, s), 6.53 (1H, bs), 7.43 - 7.55 (4H, m).
【0378】
参考例11
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−メチル−2−(E)−プロペニル]エタンスルホンアミド
炭酸[3−(3−シアノフェニル)−2−メチル−2−(E)−プロペニル]エチル(1.10g)及びN−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]エタンスルホンアミド(1.15g)をテトラヒドロフラン(9ml)に懸濁させ、トリス(ジベンジリデンアセトン)パラジウムクロロホルム錯体(78mg)及びトリフェニルホスフィン(39mg)を加えた後、室温で16時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/酢酸エチル=12/1)にて精製することにより、表記化合物0.58g(収率36%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.42 (3H, t, J=7.5), 1.47 (9H, s), 1.75 (2H, m), 1.89 (3H, s), 1.91 (2H, m), 3.07 (2H, q, J=7.5), 3.34 (2H, m), 3.69 (2H, m), 4.37 (2H, s), 4.45 (1H, m), 6.21 (1H, s), 6.89 (2H, d, J=9.0), 7.26 (2H, d, J=9.0), 7.32 (1H, d, J=8.0), 7.35 (1H, s), 7.38 (1H, t, J=8.0), 7.48 (1H, d, J=8.0).
【0379】
参考例12
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)アニリン(4.39g)及びピリジン(2.4ml)をジクロロメタン(30ml)に溶解させ、氷冷下、クロロスルホニル酢酸エチル(2.4ml)を滴下した後、室温で13時間撹拌した。反応液にメタノール(0.5ml)を加えた後、減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/2)にて精製することにより、表記化合物4.96g(収率75%)を淡赤色油状物質として得た。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δppm : 1.33 (3H, t, J=7.0), 1.47 (9H, s), 1.75 (2H, m), 1.90 (2H, m), 3.34 (2H, m), 3.69 (2H, m), 3.89 (2H, s), 4.29 (2H, q, J=7.0), 4.44 (1H, m), 6.89 (2H, d, J=8.5), 7.27 (2H, d, J=8.5).
【0380】
参考例13
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル
3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペン−1−オール(0.80g)、N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル(2.21g)及びトリフェニルホスフィン(1.70g)を、ジクロロメタン(40ml)に溶解させ、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(1.0ml)を滴下した後、同温で2時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/酢酸エチル=10/1)にて精製することにより、表記化合物2.15g(収率74%)を無色油状物質として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.35 (3H, t, J=7.0), 1.47 (9H, s), 1.75 (2H, m), 1.90 (2H, m), 3.34 (2H, m), 3.68 (2H, m), 3.98 (2H, s), 4.30 (2H, q, J=7.0), 4.45 (1H, m), 4.47 (2H, d, J=6.0), 6.24 (1H, dt, J=15.5, 6.0), 6.40 (1H, d, J=15.5), 6.90 (2H, d, J=8.5), 7.39 (3H, m), 7.51 (2H, m), 7.55 (1H, s).
【0381】
参考例14
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−2−メチルニトロベンゼン
1−t−ブトキシカルボニル−4−ヒドロキシピペリジン(6.04g)、3−メチル−4−ニトロフェノール(4.59g)及びトリフェニルホスフィン(10.20g)を、ジクロロメタン(100ml)に溶解させ、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(6.1ml)を滴下した後、室温で6時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/1)にて精製することにより、表記化合物6.04g(収率60%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δppm : 1.48 (9H, s), 1.78 (2H, m), 1.94 (2H, m), 2.62 (3H, s), 3.38 (2H, m), 3.69 (2H, m), 4.58 (1H, m), 6.80 (2H, m), 8.08 (1H, d, J=9.5).
【0382】
参考例15
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−2−メチルアニリン
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−2−メチルニトロベンゼン(3.23g)をメタノール(30ml)に溶解させ、パラジウム−炭素触媒(0.21g)を加えた後、水素雰囲気下、室温で4時間撹拌した。反応液をろ過した後、ろ液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/1)にて精製することにより、表記化合物3.02g(収率99%)を淡赤色油状物質として得た。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δppm : 1.47 (9H, s), 1.70 (2H, m), 1.87 (2H, m), 2.12 (3H, s), 3.27 (2H, m), 3.71 (2H, m), 4.26 (1H, m), 6.59-6.69 (3H, m).
【0383】
参考例16
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−2−メチルフェニル]スルファモイル酢酸エチル
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−2−メチルアニリン(3.00g)及びピリジン(1.6ml)をジクロロメタン(20ml)に溶解させ、氷冷下、クロロスルホニル酢酸エチル(1.6ml)を滴下した後、室温で13時間撹拌した。反応液にメタノール(1ml)を加えた後、減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/2)にて精製することにより、表記化合物2.35g(収率53%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.33 (3H, t, J=7.0), 1.47 (9H, s), 1.74 (2H, m), 1.90 (2H, m), 2.38 (3H, s), 3.34 (2H, m), 3.68 (2H, m), 4.01 (2H, s), 4.29 (2H, q, J=7.0), 4.43 (1H, m), 6.73 (1H, dd, J=8.5, 3.0), 6.80 (1H, d, J=3.0), 7.34 (1H, d, J=8.0).
【0384】
参考例17
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−2−メチルフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル
3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペン−1−オール(0.48g)、N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−2−メチルフェニル]スルファモイル酢酸エチル(1.37g)及びトリフェニルホスフィン(0.94g)を、ジクロロメタン(20ml)に溶解させ、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.57ml)を滴下した後、同温で1時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/酢酸エチル=11/1)にて精製することにより、表記化合物1.80g(収率定量的)を淡黄色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0), 1.47 (9H, s), 1.74 (2H, m), 1.90 (2H, m), 2.35 (3H, s), 3.34 (2H, m), 3.68 (2H, m), 3.99 (1H, d, J=15.0), 4.12 (1H, d, J=15.0), 4.27 (1H, dd, J=15.0, 6.0), 4.31 (2H, m), 4.44 (1H, m), 4.50 (1H, dd, J=15.0, 6.0), 6.28 (1H, dt, J=16.5, 6.0), 6.32 (1H, d, J=16.5), 6.76 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 6.79 (1H, d, J=3.0), 7.39 (1H, d, J=9.0), 7.41 (1H, d, J=7.5), 7.52 (3H, m).
【0385】
参考例18
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−メトキシニトロベンゼン
1−t−ブトキシカルボニル−4−ヒドロキシピペリジン(3.02g)、2−メトキシ−4−ニトロフェノール(2.54g)及びトリフェニルホスフィン(10.20g)を、ジクロロメタン(60ml)に溶解させ、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(3.1ml)を滴下した後、室温で20時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=5/2)にて精製することにより、表記化合物4.36g(収率82%)を淡黄色油状物質として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.47 (9H, s), 1.83 (2H, m), 1.96 (2H, m), 3.33 (2H, m), 3.77 (2H, m), 3.94 (3H, s), 4.61 (1H, m), 6.94 (1H, d, J=9.0), 7.76 (1H, d, J=2.0), 7.87 (1H, dd, J=9.0, 2.0).
【0386】
参考例19
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−メトキシアニリン
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−メトキシニトロベンゼン(4.36g)をメタノール(60ml)に溶解させ、パラジウム−炭素触媒(0.25g)を加えた後、水素雰囲気下、室温で65時間撹拌した。反応液をろ過した後、ろ液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/1)にて精製することにより、表記化合物2.03g(収率51%)を淡赤色油状物質として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.46 (9H, s), 1.71 (2H, m), 1.87 (2H, m), 3.18 (2H, m), 3.78 (2H, m), 3.80 (3H, s), 4.15 (1H, m), 6.19 (1H, dd, J=8.5, 3.0), 6.29 (1H, d, J=3.0), 6.76 (1H, d, J=8.5).
【0387】
参考例20
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−メトキシフェニル]スルファモイル酢酸エチル
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−メトキシアニリン(2.00g)及びピリジン(1.0ml)をジクロロメタン(40ml)に溶解させ、氷冷下、クロロスルホニル酢酸エチル(1.0ml)を滴下し、同温で2時間、続いて室温で5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=2/1)にて精製することにより、表記化合物2.56g(収率87%)を淡赤色油状物質として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.32 (3H, t, J=7.0), 1.47 (9H, s), 1.76 (2H, m), 1.90 (2H, m), 3.25 (2H, m), 3.78 (2H, m), 3.85 (3H, s), 3.92 (2H, s), 4.29 (2H, q, J=7.0), 4.36 (1H, m), 6.82 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 6.88 (1H, d, J=9.0), 6.96 (1H, d, J=2.5).
【0388】
参考例21
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−メトキシフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル
3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペン−1−オール(338mg)、N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−メトキシフェニル]スルファモイル酢酸エチル(823mg)及びトリフェニルホスフィン(1000mg)を、ジクロロメタン(20ml)に溶解させ、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.43ml)を滴下した後、同温で1時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/酢酸エチル=12/1)にて精製することにより、表記化合物985mg(収率76%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.37 (3H, t, J=7.0), 1.48 (9H, s), 1.78 (2H, m), 1.93 (2H, m), 3.27 (2H, m), 3.80 (2H, m), 3.84 (3H, s), 4.02 (2H, s), 4.32 (2H, q, J=7.0), 4.43 (1H, m), 4.50 (2H, d, J=7.0), 6.27 (1H, dt, J=15.5, 7.0), 6.42 (1H, d, J=15.5), 6.92 (1H, d, J=8.0), 7.03 (1H, dd, J=8.0, 3.0), 7.05 (1H, d, J=3.0), 7.42 (1H, t, J=8.0), 7.53 (2H, m), 7.58 (1H, s).
【0389】
参考例22
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−フルオロニトロベンゼン
1−t−ブトキシカルボニル−4−ヒドロキシピペリジン(3.02g)、2−フルオロ−4−ニトロフェノール(2.36g)及びトリフェニルホスフィン(5.11g)を、ジクロロメタン(60ml)に溶解させ、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(3.1ml)を滴下した後、室温で14時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=5/2)にて精製することにより、表記化合物3.71g(収率73%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.48 (9H, s), 1.84 (2H, m), 1.97 (2H, m), 3.41 (2H, m), 3.71 (2H, m), 4.66 (1H, m), 7.05 (1H, m), 8.04 (2H, m).
【0390】
参考例23
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−フルオロアニリン
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−フルオロニトロベンゼン(3.71g)をメタノール(50ml)に溶解させ、パラジウム−炭素触媒(0.30g)を加えた後、水素雰囲気下、室温で4時間撹拌した。反応液をろ過した後、ろ液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/1)にて精製することにより、表記化合物3.27g(収率97%)を淡赤色固体として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.46 (9H, s), 1.72 (2H, m), 1.86 (2H, m), 3.23 (2H, m), 3.75 (2H, m), 4.17 (1H, m), 6.35 (1H, dd, J=8.5, 3.0), 6.44 (1H, dd, J=12.5, 3.0), 6.82 (1H, dd, J=9.0, 8.5).
【0391】
参考例24
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]スルファモイル酢酸エチル
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−フルオロアニリン(1.49g)及びピリジン(0.77ml)をジクロロメタン(30ml)に溶解させ、氷冷下、クロロスルホニル酢酸エチル(0.77ml)を滴下した後、室温で7時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/2)にて精製することにより、表記化合物1.58g(収率71%)を淡赤色油状物質として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.33 (3H, t, J=7.0), 1.47 (9H, s), 1.77 (2H, m), 1.90 (2H, m), 3.32 (2H, m), 3.72 (2H, m), 3.92 (2H, s), 4.29 (2H, q, J=7.0), 4.42 (1H, m), 6.97 (1H, dd, J=9.0, 8.5), 7.04 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 7.17 (1H, dd, J=11.5, 3.0).
【0392】
参考例25
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル
3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペン−1−オール(0.40g)、N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]スルファモイル酢酸エチル(1.15g)及びトリフェニルホスフィン(0.85g)を、ジクロロメタン(20ml)に溶解させ、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.51ml)を滴下した後、同温で3時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/酢酸エチル=10/1)にて精製することにより、表記化合物1.21g(収率81%)を淡黄色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.35 (3H, t, J=7.0), 1.47 (9H, s), 1.77 (2H, m), 1.91 (2H, m), 3.34 (2H, m), 3.70 (2H, m), 3.98 (2H, s), 4.31 (2H, q, J=7.0), 4.46 (1H, m), 4.47 (2H, d, J=7.0), 6.22 (1H, dt, J=16.0, 7.0), 6.41 (1H, d, J=16.0), 6.98 (1H, dd, J=9.0, 8.5), 7.20 (1H, dd, J=8.5, 2.0), 7.27 (1H, m), 7.40 (1H, dd, J=8.0, 7.0), 7.52 (1H, d, J=7.0), 7.53 (1H, d, J=8.0), 7.56 (1H, s).
【0393】
参考例26
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロニトロベンゼン
1−t−ブトキシカルボニル−4−ヒドロキシピペリジン(3.32g)、2−クロロ−4−ニトロフェノール(2.36g)及びトリフェニルホスフィン(5.11g)を、ジクロロメタン(60ml)に溶解させ、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(3.1ml)を滴下した後、室温で18時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=5/2)にて精製することにより、表記化合物3.90g(収率76%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.48 (9H, s), 1.84-1.98 (4H, m) 3.54 (2H, m), 3.62 (2H, m), 4.73 (1H, m), 7.00 (1H, d, J=9.0), 8.14 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 8.31 (1H, d, J=3.0).
【0394】
参考例27
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロアニリン
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロニトロベンゼン(2.40g)を酢酸(50ml)に溶解させ、室温で亜鉛粉末(5.60g)を4回に分けて加え、2時間撹拌した。反応液をろ過した後、ろ液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/1)にて精製することにより、表記化合物1.99g(収率87%)を橙色油状物質として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.47 (9H, s), 1.77 (2H, m), 1.87 (2H, m), 3.31 (2H, m), 3.72 (2H, m), 4.26 (1H, m), 6.52 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 6.73 (1H, d, J=3.0), 6.80 (1H, d, J=9.0).
【0395】
参考例28
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロフェニル]スルファモイル酢酸エチル
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロアニリン(1.50g)及びピリジン(0.56ml)をジクロロメタン(20ml)に溶解させ、氷冷下、クロロスルホニル酢酸エチル(0.74ml)を滴下した後、室温で5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/2)にて精製することにより、表記化合物1.19g(収率54%)を淡赤色油状物質として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.34 (3H, t, J=7.0), 1.47 (9H, s), 1.79-1.92 (4H, m), 3.46 (2H, m), 3.64 (2H, m), 3.92 (2H, s), 4.30 (2H, q, J=7.0), 4.52 (1H, m), 6.94 (1H, d, J=9.0), 7.22 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 7.40 (1H, d, J=2.5).
【0396】
参考例29
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル
3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペン−1−オール(0.40g)、N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロフェニル]スルファモイル酢酸エチル(1.19g)及びトリフェニルホスフィン(0.79g)を、ジクロロメタン(20ml)に溶解させ、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.50ml)を滴下した後、同温で2.5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/酢酸エチル=10/1)にて精製することにより、表記化合物1.20g(収率78%)を淡赤色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0), 1.47 (9H, s), 1.79-1.92 (4H, m), 3.47 (2H, m), 3.62 (2H, m), 3.99 (2H, s), 4.31 (2H, q, J=7.0), 4.47 (2H, d, J=6.5), 4.55 (1H, m), 6.23 (1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.41 (1H, d, J=16.0), 6.94 (1H, d, J=9.0), 7.32 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 7.41 (1H, t, J=7.5), 7.50-7.58 (4H, m).
【0397】
参考例30
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−トリフルオロメチルニトロベンゼン
1−t−ブトキシカルボニル−4−ヒドロキシピペリジン(1.45g)、ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリー.,第63巻,第4199頁(1998年)[J. Org. Chem., 63, 4199 (1998)]に記載の方法に従い3−トリフルオロメチルニトロベンゼンより合成された2−トリフルオロメチル−4−ニトロフェノール(1.38g)及びトリフェニルホスフィン(2.27g)を、ジクロロメタン(65ml)に溶解させ、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(1.4ml)を滴下した後、室温で24時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン)にて精製することにより、表記化合物2.28g(収率88%)を淡黄色油状物質として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.49 (9H, s), 1.88-1.99 (4H, m), 3.51 (2H, m), 3.64 (2H, m), 4.83 (1H, m), 7.09 (1H, d, J=9.0), 8.41 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 8.53 (1H, d, J=3.0).
【0398】
参考例31
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−トリフルオロメチルアニリン
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−トリフルオロメチルニトロベンゼン(2.28g)を、メタノール(50ml)に溶解させ、パラジウム−炭素触媒(0.20g)を加えた後、水素雰囲気下、室温で5時間撹拌した。反応液をろ過した後、ろ液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/2)にて精製することにより、表記化合物1.69g(収率80%)を淡赤色油状物質として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.47 (9H, s), 1.76-1.88 (4H, m), 3.43 (2H, m), 3.59 (2H, m), 4.46 (1H, m), 6.78 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 6.83 (1H, d, J=9.0), 6.91 (1H, d, J=3.0).
【0399】
参考例32
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−トリフルオロメチルフェニル]スルファモイル酢酸エチル
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−トリフルオロメチルアニリン(1.69g)及びピリジン(0.49ml)をジクロロメタン(20ml)に溶解させ、氷冷下、クロロスルホニル酢酸エチル(0.76ml)を滴下した後、室温で3時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/2)にて精製することにより、表記化合物1.74g(収率73%)を淡赤色油状物質として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.34 (3H, t, J=7.0), 1.48 (9H, s), 1.83-1.94 (4H, m), 3.48-3.60 (4H, m), 3.91 (2H, s), 4.31 (2H, q, J=7.0), 4.65 (1H, m), 6.99 (1H, d, J=9.0), 7.52 (1H, dd, J=9.0, 2.5),
7.56 (1H, d, J=2.5).
【0400】
参考例33
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−トリフルオロメチルフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル
3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペン−1−オール(0.57g)、N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−トリフルオロメチルフェニル]スルファモイル酢酸エチル(1.74g)及びトリフェニルホスフィン(1.07g)を、ジクロロメタン(27ml)に溶解させ、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.65ml)を滴下した後、同温で3時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/酢酸エチル=12/1)にて精製することにより、表記化合物2.06g(収率93%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.35 (3H, t, J=7.0), 1.47 (9H, s), 1.82-1.92 (4H, m), 3.46-3.62 (4H, m), 3.98 (2H, s), 4.31 (2H, q, J=7.0), 4.48 (2H, d, J=6.5), 4.66 (1H, m), 6.22 (1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.41 (1H, d, J=16.0), 6.98 (1H, d, J=7.5), 7.41 (1H, dd, J=8.0, 7.5), 7.52 (2H, m), 7.57 (1H, s), 7.58 (1H, dd, J=9.0, 2.0), 7.72 (1H, d, J=2.0).
【0401】
参考例34
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−メチルニトロベンゼン
1−t−ブトキシカルボニル−4−ヒドロキシピペリジン(3.62g)、2−メチル−4−ニトロフェノール(2.55g)及びトリフェニルホスフィン(5.25g)を、ジクロロメタン(100ml)に溶解させ、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(3.2ml)を滴下した後、室温で18時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン)にて精製することにより、表記化合物4.07gを淡黄色油状物質の不純物混入物として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.48 (9H, s), 1.84 (2H, m), 1.95 (2H, m), 2.29 (3H, s), 3.49 (2H, m), 3.62 (2H, m), 4.66 (1H, m), 6.86 (1H, d, J=8.5), 8.07 (2H, m).
【0402】
参考例35
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−メチルアニリン
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−メチルニトロベンゼン(4.07g)を、メタノール(40ml)に溶解させ、パラジウム−炭素触媒(0.41g)を加えた後、水素雰囲気下、室温で4時間撹拌した。反応液をろ過した後、ろ液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/2)にて精製することにより、表記化合物2.73g(収率参考例41より2工程で53%)を淡赤色油状物質として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.47 (9H, s), 1.74 (2H, m), 1.87 (2H, m), 2.17 (3H, s), 3.30 (2H, m), 3.68 (2H, m), 4.25 (1H, m), 6.47 (1H, dd, J=8.5, 2.5), 6.53 (1H, d, J=2.5), 6.68 (1H, d, J=8.5).
【0403】
参考例36
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−メチルフェニル]スルファモイル酢酸エチル
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−メチルアニリン(1.63g)及びピリジン(0.81ml)をジクロロメタン(30ml)に溶解させ、氷冷下、クロロスルホニル酢酸エチル(0.86ml)を滴下した後、室温で5時間撹拌した。反応液にメタノール(0.5ml)を加えた後、減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/2)にて精製することにより、表記化合物1.84g(収率76%)を淡褐色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.34 (3H, t, J=7.0), 1.47 (9H, s), 1.78 (2H, m), 1.89 (2H, m), 2.22 (3H, s), 3.43 (2H, m), 3.62 (2H, m), 3.90 (2H, s), 4.29 (2H, q, J=7.0), 4.48 (1H, m), 6.79 (1H, d, J=8.0), 7.12 (2H, m).
【0404】
参考例37
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−メチルフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル
3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペン−1−オール(0.64g)、N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−メチルフェニル]スルファモイル酢酸エチル(1.84g)及びトリフェニルホスフィン(1.26g)を、ジクロロメタン(40ml)に溶解させ、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.76ml)を滴下した後、同温で1時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/酢酸エチル=12/1)にて精製することにより、表記化合物1.90g(収率79%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0), 1.47 (9H, s), 1.78 (2H, m), 1.89 (2H, m), 2.21 (3H, s), 3.44 (2H, m), 3.60 (2H, m), 3.99 (2H, s), 4.31 (2H, q, J=7.0), 4.46 (2H, d, J=6.5), 4.50 (1H, m), 6.24 (1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.41 (1H, d, J=16.0), 6.80 (1H, d, J=8.0), 7.24 (2H, m), 7.40 (1H, t, J=8.0), 7.50 (1H, d, J=7.5), 7.52 (1H, d, J=8.0), 7.56 (1H, s).
【0405】
参考例38
3−ブロモ−5−シアノトルエン
3,5−ジブロモトルエン(10.00g)を1−メチル−2−ピロリドン(70ml)に溶解させ、シアン化銅(I)(5.20g)を加えた後、200℃で1.5時間撹拌した。反応液を室温まで冷却させた後、水を加えて酢酸エチルで抽出し、抽出液を1M塩酸、水、飽和食塩水で順次洗浄した後、有機層を無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥させた。減圧下溶媒を留去し、残渣をヘキサン及び酢酸エチルの混合溶媒(9/1)に懸濁させた後、ろ過した。ろ液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=9/1)にて精製することにより、表記化合物1.70g(収率21%)を得た。
1H NMR (270MHz, CDCl3) δppm : 2.39 (3H, s), 7.40 (1H, s), 7.57 (1H, s), 7.60 (1H, s).
【0406】
参考例39
3−(3−シアノ−5−メチルフェニル)−2−(E)−プロペン−1−オール
1−t−ブチルジメチルシロキシ−2−プロピン(1.70g)にカテコールボラン(1.07ml)を加え、60℃で3時間撹拌した。反応液を室温まで冷却させた後、トルエン(20ml)で希釈し、3−ブロモ−5−シアノトルエン(1.40g)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム錯体(0.42g)、及びナトリウムエトキシド20%エタノール溶液(3.40ml)を加えた後、100℃で3時間撹拌した。反応液に水を加えた後、エーテルで抽出し、抽出液を1M水酸化ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で順次洗浄した後、有機層を無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥させた。減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=19/1)にて精製することにより、シリルエーテル体1.50gを得た。
次ぎに、得られたシリルエーテル体をテトラヒドロフラン(30ml)に溶解させ、氷冷下、1Mフッ化テトラブチルアンモニウム/テトラヒドロフラン溶液(7ml)を加えた後、同温で1時間撹拌した。反応液に水を加えた後、酢酸エチルで抽出し、抽出液を水、飽和食塩水で洗浄した後、有機層を無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥させた。減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/2)にて精製することにより、表記化合物0.54g(収率2工程43%)を黄色油状物質として得た。
1H NMR (270MHz, CDCl3) δppm : 2.38 (3H, s), 4.35 (2H, d, J=5.0), 6.40 (1H, dt, J=16.0, 5.0), 6.58 (1H, d, J=16.0), 7.33 (1H, s), 7.40 (1H, s), 7.46 (1H, s).
【0407】
参考例40
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−シアノ−5−メチルフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル
3−(3−シアノ−5−メチルフェニル)−2−(E)−プロペン−1−オール(0.54g)、N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル(1.50g)及びトリフェニルホスフィン(1.10g)を、ジクロロメタン(30ml)に溶解させ、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.66ml)を滴下した後、室温で4.5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/酢酸エチル=19/1)にて精製することにより、表記化合物1.70g(収率91%)を無定形固体として得た。
1H NMR (270MHz, CDCl3) δppm : 1.35 (3H, t, J=7.0), 1.47 (9H, s), 1.65-1.80 (2H, m), 1.85-2.00 (2H, m), 2.36 (3H, s), 3.25-3.40 (2H, m), 3.60-3.75 (2H, m), 3.98 (2H, s), 4.30 (2H, q, J=7.0), 4.40-4.50 (3H, m), 6.21 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.36 (1H, d, J=16.0), 6.90 (2H, m), 7.30-7.45 (5H, m).
【0408】
参考例41
3−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−2−(E)−プロペン−1−オール
1−t−ブチルジメチルシロキシ−2−プロピン(1.70g)にカテコールボラン(1.07ml)を加え、60℃で4時間撹拌した。反応液を室温まで冷却させた後、トルエン(20ml)で希釈し、5−ブロモ−2−フルオロベンゾニトリル(1.43g)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム錯体(0.42g)及びナトリウムエトキシド20%エタノール溶液(3.4ml)を加えた後、100℃で4時間撹拌した。反応液に水を加えた後、エーテルで抽出し、抽出液を1M水酸化ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で順次洗浄した後、有機層を無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥させた。減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=19/1)にて精製することにより、シリルエーテル体1.33gを得た。
次いで、得られたシリルエーテル体をテトラヒドロフラン(20ml)に溶解させ、氷冷下、1Mフッ化テトラブチルアンモニウム/テトラヒドロフラン溶液(6ml)を加えた後、同温で1時間撹拌した。反応液に水を加えた後、酢酸エチルで抽出し、抽出液を水、飽和食塩水で洗浄した後、有機層を無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥させた。減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/2−1/1)にて精製することにより、表記化合物0.48g(収率2工程37%)を黄色油状物質として得た。
1H NMR (270MHz, CDCl3) δppm : 4.30-4.40 (2H, m), 6.35 (1H, dt, J=16.0, 5.0), 6.59 (1H, d, J=16.0), 7.18 (1H, m), 7.55-7.65 (2H, m).
【0409】
参考例42
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル
3−(3−シアノ−4−フルオロフェニル)−2−(E)−プロペン−1−オール(0.48g)、N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル(1.30g)及びトリフェニルホスフィン(1.00g)を、ジクロロメタン(30ml)に溶解させ、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.60ml)を滴下した後、室温で1時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/酢酸エチル=19/1)にて精製することにより、表記化合物1.53g(収率93%)を無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.35 (3H, t, J=7.0), 1.47 (9H, s), 1.70-1.80 (2H, m), 1.85-1.95 (2H, m), 3.30-3.40 (2H, m), 3.65-3.75 (2H, m), 3.97 (2H, s), 4.30 (2H, q, J=7.0), 4.40-4.50 (3H, m), 6.16 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.37 (1H, d, J=16.0), 6.91 (2H, d, J=9.0), 7.14 (1H, m), 7.38 (2H, d, J=9.0), 7.45-7.55 (2H, m).
【0410】
参考例43
3−[3−[N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]アミノ]−1−(E)−プロペニル]ベンゾニトリル
3−シアノ桂皮アルデヒド(6.0g)、4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)アニリン(11.3g)及び粉末モレキュラーシーブス5A(15.0g)を、トルエン(30ml)に懸濁させ、2時間加熱還流させた。反応液をセライトを用いてろ過した後、ろ液を減圧下濃縮し、残渣をジクロロメタン及びエーテルを用いて再結晶化させることにより、イミン体(12.9g)を得た。
次いで、得られたイミン体を、エタノール(200ml)に懸濁させ、触媒量の塩化セリウムを加えた後、氷冷下、水素化ホウ素ナトリウム(1.1g)を加え、同温で撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣に水を加えた後、酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄した後、有機層を無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥させた。減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/2)にて精製した後、得られた黄色固体をジイソプロピルエーテルで洗浄することにより、表記化合物10.0g(収率60%)を淡黄色結晶として得た。
1H NMR (270MHz, CDCl3) δppm : 1.46 (9H, s), 1.60 - 1.80 (2H, m), 1.80 - 1.95 (2H, m), 3.20 - 3.35 (2H, m), 3.65 - 3.80 (2H, m), 3.93 (2H, dd, J=5.5, 1.0), 4.28 (1H, m), 6.39 (1H, dt, J=16.0, 5.5), 6.61 (1H, d, J=16.0), 6.61 (2H, d, J=9.0), 6.81 (2H, d, J=9.0), 7.41 (1H, t, J=7.5), 7.51 (1H, d, J=7.5), 7.57 (1H, d, J=7.5), 7.63 (1H, s).
【0411】
参考例44
3−[3−[N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−メチルアミノ]−1−(E)−プロペニル]ベンゾニトリル
3−[3−[N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]アミノ]−1−(E)−プロペニル]ベンゾニトリル(1000mg)及びパラホルムアルデヒド(138mg)を、ジクロロメタン(20ml)に懸濁させ、氷冷下、酢酸(0.26ml)及びシアン化3水素化ホウ素ナトリウム(144mg)を加えた後、室温で終夜撹拌した。反応液にメタノール(20ml)を加えた後、30℃で5時間撹拌し、水を加えた後、酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄した後、有機層を無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥させた。ろ過した後減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/2)にて精製することにより、表記化合物761mg(収率74%)を黄色油状物質として得た。
1H NMR (270MHz, CDCl3) δppm : 1.47 (9H, s), 1.72 (2H, m), 1.87 (2H, m), 2.92 (3H, s), 3.28 (2H, m), 3.71 (2H, m), 4.02 (2H, d, J=5.0), 4.29 (1H, m), 6.32 (1H, dt, J=16.0, 5.0), 6.51 (1H, d, J=16.0), 6.72 (2H, d, J=9.0), 6.86 (2H, d, J=9.0), 7.39 (1H, t, J=7.5), 7.49 (1H, d, J=7.5), 7.56 (1H, d, J=7.5), 7.62 (1H, s).
【0412】
参考例45
3−[3−[N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−エチルアミノ]−1−(E)−プロペニル]ベンゾニトリル
3−[3−[N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]アミノ]−1−(E)−プロペニル]ベンゾニトリル(1000mg)及びアセトアルデヒド(0.52ml)を、ジクロロメタン(10ml)及びメタノール(20ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、酢酸(0.26ml)及びシアン化3水素化ホウ素ナトリウム(144mg)を加え、同温で2時間撹拌した後、室温で終夜撹拌した。反応液に水を加えた後、酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄した後、有機層を無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥させた。ろ過した後減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=4/1−2/1)にて精製することにより、表記化合物661mg(収率62%)を黄色油状物質として得た。
1H NMR (270MHz, CDCl3) δppm : 1.16 (3H, t, J=7.0), 1.46 (9H, s), 1.72 (2H, m), 1.87 (2H, m), 3.25 (2H, m), 3.36 (2H, q, J=7.0), 3.71 (2H, m), 4.01 (2H, d, J=5.0), 4.26 (1H, m), 6.31 (1H, dt, J=16.0, 5.0), 6.50 (1H, d, J=16.0), 6.69 (2H, d, J=9.0), 6.84 (2H, d, J=9.0), 7.39 (1H, t, J=7.5), 7.49 (1H, d, J=7.5), 7.55 (1H, d, J=7.5), 7.61 (1H, s).
【0413】
参考例46
3−[3−[N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−イソプロピルアミノ]−1−(E)−プロペニル]ベンゾニトリル
3−[3−[N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]アミノ]−1−(E)−プロペニル]ベンゾニトリル(1500mg)をアセトン(20ml)に溶解させ、氷冷下、酢酸(0.20ml)及びシアン化3水素化ホウ素ナトリウム(214mg)を加え、室温で終夜撹拌した後、8時間加熱還流させた。反応液に水を加えた後、酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄した後、有機層を無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥させた。ろ過した後減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒ヘキサン−酢酸エチル=4:1)にて精製することにより、表記化合物583mg(収率35%)を淡黄色油状物質として得た。
1H NMR (270MHz, CDCl3) δppm : 1.18 (6H, d, J=6.5), 1.46 (9H, s), 1.60 - 1.80 (2H, m), 1.80 - 1.95 (2H, m), 3.26 (2H, m), 3.71 (2H, m), 3.91 (2H, d, J=4.5), 4.00 (1H, m), 4.26 (1H, m), 6.33 (1H, dt, J=16.0, 4.5), 6.53 (1H, d, J=16.0), 6.73 (2H, d, J=9.0), 6.82 (2H, d, J=9.0), 7.38 (1H, t, J=7.5), 7.47 (1H, d, J=7.5), 7.53 (1H, d, J=7.5), 7.60 (1H, s).
【0414】
参考例47
3−[3−[N−ベンジル−N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]アミノ]−1−(E)−プロペニル]ベンゾニトリル
3−[3−[N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]アミノ]−1−(E)−プロペニル]ベンゾニトリル(1000mg)及びベンズアルデヒド(0.52ml)を、ジクロロメタン(10ml)及びメタノール(20ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、酢酸(0.26ml)及びシアン化3水素化ホウ素ナトリウム(144mg)を加えた後、10時間加熱還流させた。反応液に水を加えた後、酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄した後、有機層を無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥させた。ろ過した後減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=4/1−2/1)にて精製することにより、表記化合物924mg(収率76%)を黄色油状物質として得た。
1H NMR (270MHz, CDCl3) δppm : 1.46 (9H, s), 1.70 (2H, m), 1.87 (2H, m), 3.26 (2H, m), 3.69 (2H, m), 4.11 (2H, d, J=5.0), 4.26 (1H, m), 4.52 (2H, s), 6.32 (1H, dt, J=16.0, 5.0), 6.48 (1H, d, J=16.0), 6.71 (2H, d, J=9.0), 6.81 (2H, d, J=9.0), 7.20 - 7.60 (9H, m).
【0415】
参考例48
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]アセトアミド
3−[3−[N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]アミノ]−1−(E)−プロペニル]ベンゾニトリル(503mg)及びピリジン(0.14ml)をジクロロメタン(10ml)に溶解させ、氷冷下、無水酢酸(0.13ml)を加え、室温で1時間撹拌した。反応液に水を加えた後、酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄した後、有機層を無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥させた。ろ過した後減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/1−酢酸エチル)で精製した後、得られた黄色結晶をジイソプロピルエーテルで洗浄することにより、表記化合物403mg(収率50%)を淡黄色結晶として得た。
1H NMR (270MHz, CDCl3) δppm : 1.47 (9H, s), 1.88 (3H, s), 1.70 - 1.95 (4H, m), 3.33 (2H, m), 3.70 (2H, m), 4.41 (2H, d, J=5.5), 4.47 (1H, m), 6.32 (1H, dt, J=16.0, 5.5), 6.38 (1H, d, J=16.0), 6.91 (2H, d, J=9.0), 7.07 (2H, d, J=9.0), 7.40 (1H, t, J=8.0), 7.51 (1H, d, J=8.0), 7.55 (1H, d, J=8.0), 7.58 (1H, s).
【0416】
参考例49
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−2−ヒドロキシアセトアミド
3−[3−[N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]アミノ]−1−(E)−プロペニル]ベンゾニトリル(1000mg)及びピリジン(0.28ml)をジクロロメタン(20ml)に溶解させ、氷冷下、アセトキシアセチルクロリド(0.27ml)を加え、同温で1時間撹拌した。反応液に水を加えた後、酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄した後、有機層を無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥させた。ろ過した後減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=2/3)にて精製することにより、中間体化合物1232mgを無色無定形固体として得た。
次いで、得られた中間体化合物をメタノール(20ml)に溶解させ、炭酸カリウム(640mg)を加え、室温で1時間撹拌した。反応液に水を加えた後、酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄した後、有機層を無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥させた。ろ過した後減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/2)にて精製することにより、表記化合物977mg(収率86%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (270MHz, CDCl3) δppm : 1.47 (9H, s), 1.76 (2H, m), 1.93 (2H, m), 3.28 - 3.40 (2H, m), 3.60 - 3.80 (2H, m), 3.81 (2H, d, J=4.5), 4.46 (2H, d, J=6.5), 4.47 (1H, m), 6.30 (1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.44 (1H, d, J=16.0), 6.93 (2H, d, J=9.0), 7.07 (2H, d, J=9.0), 7.42 (1H, t, J=7.5), 7.53 (1H, d, J=7.5), 7.56 (1H, d, J=7.5), 7.59 (1H, s).
【0417】
参考例50
2−[N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]アミノ]酢酸エチル
3−[3−[N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]アミノ]−1−(E)−プロペニル]ベンゾニトリル(1.00g)を、N,N−ジメチルホルムアミド(20ml)に溶解させ、炭酸カリウム(0.96g)及びブロモ酢酸エチル(0.62ml)を加え、70℃で9時間撹拌した。反応液に水を加えた後、酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄した後、有機層を無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥させた。ろ過した後減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=2/1)にて精製することにより、表記化合物1.31g(収率定量的)を黄色油状物質として得た。
1H NMR (270MHz, CDCl3) δppm : 1.26 (3H, t, J=7.0), 1.46 (9H, s), 1.71 (2H, m), 1.88 (2H, m), 3.27 (2H, m), 3.71 (2H, m), 4.03 (2H, m), 4.15 - 4.35 (5H, m), 6.36 (1H, dt, J=16.0, 5.0), 6.57 (1H, d, J=16.0), 6.65 (2H, d, J=9.0), 6.83 (2H, d, J=9.0), 7.40 (1H, t, J=7.5), 7.50 (1H, d, J=7.5), 7.57 (1H, d, J=7.5), 7.63 (1H, s).
【0418】
参考例51
2−[N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]アミノ]プロピオン酸エチル
3−[3−[N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]アミノ]−1−(E)−プロペニル]ベンゾニトリル(1200mg)を、N,N−ジメチルホルムアミド(20ml)に溶解させ、炭酸カリウム(1710mg)及び2−ブロモプロピオン酸エチル(1.5ml)を加えた後、100℃で12時間撹拌した。反応液に水を加えた後、酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄した後、有機層を無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥させた。ろ過した後減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=2/1)にて精製することにより、表記化合物882mg(収率60%)を黄色油状物質として得た。
1H NMR (270MHz, CDCl3) δppm : 1.24 (3H, t, J=7.0), 1.46 (9H, s), 1.50 (3H, d, J=7.0), 1.71 (2H, m), 1.87 (2H, m), 3.27 (2H, m), 3.70 (2H, m), 4.17 (2H, q, J=7.0), 4.01 - 4.32 (3H, m), 4.38 (1H, q, J=7.0), 6.36 (1H, dt, J=16.0, 4.5), 6.57 (1H, d, J=16.0), 6.73 (2H, d, J=9.0), 6.82 (2H, d, J=9.0), 7.39 (1H, t, J=8.0), 7.49 (1H, d, J=8.0), 7.55 (1H, d, J=8.0), 7.61 (1H, s).
【0419】
参考例52
N−(4−メトキシメトキシフェニル)スルファモイル酢酸エチル
4−メトキシメトキシアニリン(20.9g)及びピリジン(33ml)をジクロロメタン(400ml)に溶解させ、氷冷下、クロロスルホニル酢酸エチル(18.0ml)を滴下し、室温で終夜撹拌した。反応液に水を加えた後、酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄した後、有機層を無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥させた。ろ過した後減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/2)にて精製することにより、表記化合物28.0g(収率67%)を褐色油状物質として得た。
1H NMR (270MHz, CDCl3) δppm : 1.33 (3H, t, J=7.0), 3.48 (3H, s), 3.90 (2H, s), 4.29 (2H, q, J=7.0), 5.16 (2H, s), 7.03 (2H, d, J=9.0), 7.28 (2H, d, J=9.0).
【0420】
参考例53
N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−(4−メトキシメトキシフェニル)スルファモイル酢酸エチル
3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペン−1−オール(0.525g)、N−(4−メトキシメトキシフェニル)スルファモイル酢酸エチル(1.00g)及びトリフェニルホスフィン(1.12g)を、ジクロロメタン(30ml)に溶解させ、アゾジカルボン酸ジエチル(0.66ml)を滴下した後、室温で3.5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/2)にて精製することにより、表記化合物1.38g(収率94%)を黄色油状物質として得た。
1H NMR (270MHz, CDCl3) δppm : 1.37 (3H, t, J=7.0), 3.48 (3H, s), 3.99 (2H, s), 4.32 (2H, q, J=7.0), 4.49 (2H, d, J=6.0), 5.18 (2H, s), 6.25 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.42 (1H, d, J=16.0), 7.06 (2H, d, J=9.0), 7.40 (1H, t, J=7.0), 7.41 (2H, d, J=9.0), 7.52 (1H, d, J=7.0), 7.54 (1H, d, J=7.0), 7.56 (1H, s).
【0421】
参考例54
N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−(4−ヒドロキシフェニル)スルファモイル酢酸エチル
N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−(4−メトキシメトキシフェニル)スルファモイル酢酸エチル(10.7g)を、酢酸エチル(120ml)に溶解させ、氷冷下、4M塩化水素酢酸エチル溶液(80ml)を加えた後、室温で4時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣に水を加えた後、酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄した後、有機層を無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥させた。減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/1)にて精製することにより、表記化合物9.1g(収率95%)を黄色油状物質として得た。
1H NMR (270MHz, CDCl3) δppm : 1.35 (3H, t, J=7.0), 3.98 (2H, s), 4.30 (2H, q, J=7.0), 4.46 (2H, d, J=6.0), 6.23 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.39 (1H, d, J=16.0), 6.84 (2H, d, J=9.0), 7.34 (2H, d, J=9.0), 7.39 (1H, t, J=7.5), 7.50 (2H, m), 7.54 (1H, s).
【0422】
参考例55
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピロリジン−3−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル
N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]−N−(4−ヒドロキシフェニル)スルファモイル酢酸エチル(800mg)、1−t−ブトキシカルボニル−3−ヒドロキシピロリジン(450mg)及びトリフェニルホスフィン(680mg)を、テトラヒドロフラン(20ml)に溶解させ、アゾジカルボン酸ジエチル(0.68ml)を加えた後、室温で終夜撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/酢酸エチル=10/1)にて精製することにより、表記化合物900mg(収率79%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (270MHz, CDCl3) δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0), 1.46 (9H, s), 2.00 - 2.25 (2H, m), 3.40 - 3.70 (4H, m), 3.98 (2H, s), 4.31 (2H, q, J=7.0), 4.48 (2H, d, J=6.5), 4.85 (1H, m), 6.24 (1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.41 (1H, d, J=16.0), 6.87 (2H, d, J=9.0), 7.35-7.45 (3H, m), 7.45-7.60 (3H, m).
【0423】
参考例56
3−[3−[N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]−1−(E)−プロペニル]ベンゾニトリル
3−[3−[N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]アミノ]−1−(E)−プロペニル]ベンゾニトリル(1000mg)及びグリコールアルデヒド2量体(277mg)を、ジクロロメタン(20ml)に溶解させ、氷冷下、酢酸(0.13ml)及びシアン化3水素化ホウ素ナトリウム(72mg)を加え、同温で5時間撹拌した後、室温で4時間撹拌した。反応液に水を加えた後、酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄した後、有機層を無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥させた。ろ過した後減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=4/3)で精製することにより、表記化合物1100mg(収率50%)を黄色油状物質として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.46 (9H, s), 1.72 (2H, m), 1.89 (2H, m), 3.28 (2H, m), 3.45 (2H, t, J=5.5), 3.71 (2H, m), 3.79 (2H, m), 4.07 (2H, m), 4.30 (1H, m), 6.31 (1H, dt, J=16.0, 5.5), 6.48 (1H, d, J=16.0), 6.80 (2H, d, J=9.0), 6.84 (2H, d, J=9.0), 7.39 (1H, t, J=8.0), 7.49 (1H, d, J=8.0), 7.54 (1H, d, J=8.0), 7.60 (1H, s).
【0424】
参考例57
5−ニトロサリチル酸エチル
5−ニトロサリチル酸(10.8g)をエタノール(100ml)に溶解させ、室温で濃硫酸(92.0g)加えた後、7.5時間加熱還流させた。反応液に水酸化ナトリウム水溶液を加え中和した後、酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水、0.5M塩酸及び飽和食塩水で順次洗浄した後、有機層を無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥させた。ろ過した後、減圧下溶媒を留去し、表記化合物10.7g(収率85%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δppm : 1.47 (3H, t, J=7.0), 4.49 (2H, q, J=7.0), 7.09 (1H, d, J=9.0), 8.33 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 8.79 (1H, d, J=3.0).
【0425】
参考例58
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−エトキシカルボニルニトロベンゼン
1−t−ブトキシカルボニル−4−ヒドロキシピペリジン(10.2g)、5−ニトロサリチル酸エチル(10.7g)及びトリフェニルホスフィン(17.3g)をジクロロメタン(200ml)に溶解させ、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(10.4ml)を滴下した後、室温で4時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/1)で精製し、得られた黄色固体にヘキサンを加えてろ取することにより、表記化合物12.3g(収率61%)を白色固体として得た。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δppm : 1.40 (3H, t, J=7.0), 1.47 (9H, s), 1.91 (4H, m), 3.58 (4H, m), 4.39 (2H, q, J=7.0), 4.79 (1H, m), 7.04 (1H, d, J=9.0), 8.32 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 8.69 (1H, d, J=3.0).
【0426】
参考例59
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−エトキシカルボニルアニリン
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−エトキシカルボニルニトロベンゼン(5.0g)をメタノール(75ml)に溶解させ、パラジウム−炭素触媒(0.5g)を加えた後、水素雰囲気下、室温で2.5時間撹拌した。反応液をろ過した後、ろ液を減圧下濃縮し、表記化合物4.6g(収率99%)を灰色油状物質として得た。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δppm : 1.37 (3H, t, J=7.0), 1.46 (9H, s), 1.70-1.95 (4H, m), 3.25-3.40 (2H, m), 3.60-3.75 (2H, m), 4.30-4.40 (1H, m), 4.34 (2H, q, J=7.0), 6.77 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 6.83 (1H, d, J=9.0), 7.12 (1H, d, J=3.0).
【0427】
参考例60
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−エトキシカルボニルフェニル]スルファモイル酢酸エチル
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−エトキシカルボニルアニリン(4.6g)及びピリジン(2.0ml)をジクロロメタン(70ml)に溶解させ、氷冷下、クロロスルホニル酢酸エチル(2.5ml)を滴下し、室温で6時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、不溶物をろ過(ヘキサン−酢酸エチル=1:1)した後、ろ液をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/1)で精製することにより、表記化合物5.9g(収率90%)を橙色無定形固体として得た。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δppm : 1.34 (3H, t, J=7.0), 1.37 (3H, t, J=7.0), 1.47 (9H, s), 1.75-1.95 (4H, m), 3.45-3.55 (2H, m), 3.55-3.65 (2H, m), 3.91 (2H, s), 4.30 (2H, q, J=7.0), 4.35 (2H, q, J=7.0), 4.59 (1H, m), 6.97 (1H, d, J=9.0), 7.47 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 7.70 (1H, d, J=3.0).
【0428】
参考例61
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−エトキシカルボニルフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル
3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペン−1−オール(1.7g)、N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−エトキシカルボニルフェニル]スルファモイル酢酸エチル(5.9g)及びトリフェニルホスフィン(4.5g)をジクロロメタン(100ml)に溶解させ、アゾジカルボン酸ジエチル(2.7ml)を滴下した後、室温で3時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=2/1)で精製することにより、表記化合物5.7g(収率81%)を黄色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.35 (3H, t, J=7.0), 1.36 (3H, t, J=7.0), 1.46 (9H, s), 1.75-1.95 (4H, m), 3.45-3.65 (4H, m), 3.99 (2H, s), 4.31 (2H, q, J=7.0), 4.35 (2H, q, J=7.0), 4.49 (2H, d, J=7.0), 4.62 (1H, m), 6.23 (1H, dt, J=16.0, 7.0), 6.41 (1H, d, J=16.0), 6.97 (1H, m), 7.40 (1H, m), 7.45-7.60 (4H, m), 7.89 (1H, m).
【0429】
参考例62
3−ブロモ−4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)ニトロベンゼン
1−t−ブトキシカルボニル−4−ヒドロキシピペリジン(2.7g)、ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリー.,第63巻,第4199頁(1998年)[J. Org. Chem., 63, 4199 (1998)]に記載の方法に従い3−ブロモニトロベンゼンより合成された3−ブロモ−4−ヒドロキシニトロベンゼン(1.9g)及びトリフェニルホスフィン(4.4g)をジクロロメタン(50ml)に溶解させ、アゾジカルボン酸ジエチル(2.7ml)を滴下した後、室温で11.5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=2/1)で精製することにより、表記化合物3.1g(収率91%)を黄色油状物質として得た。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δppm : 1.48 (9H, s), 1.91 (4H, m), 3.59 (4H, m), 4.75 (1H, m), 6.96 (1H, d, J=9.0), 8.19 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 8.48 (1H, d, J=3.0).
【0430】
参考例63
3−ブロモ−4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)アニリン
3−ブロモ−4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)ニトロベンゼン(3.1g)を酢酸(40ml)に溶解させ、亜鉛粉(10.0g)を10回に分けて加えた後、室温で5時間撹拌した。反応液をセライト(登録商標)を用いてろ過した後、ろ液を酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽和炭酸カリウム水溶液、水及び飽和食塩水で順次洗浄した後、有機層を無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥させた。ろ過した後、減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/1)で精製することにより、表記化合物2.0g(収率69%)を茶色無定形固体として得た。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δppm : 1.47 (9H, s), 1.70-1.90 (4H, m), 3.30-3.40 (2H, m), 3.65-3.75 (2H, m), 4.30 (1H, m), 6.57 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 6.78 (1H, d, J=9.0), 6.91 (1H, d, J=3.0).
【0431】
参考例64
N−[3−ブロモ−4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル
3−ブロモ−4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)アニリン(2.0g)及びピリジン(0.9ml)をジクロロメタン(60ml)に溶解させ、氷冷下、クロロスルホニル酢酸エチル(0.9ml)を滴下し、室温で2時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/1)で精製することにより、表記化合物2.1g(収率74%)を黄色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.34 (3H, t, J=7.0), 1.47 (9H, s), 1.75-1.95 (4H, m), 3.45-3.55 (2H, m), 3.55-3.65 (2H, m), 3.92 (2H, s), 4.29 (2H, q, J=7.0), 4.55 (1H, m), 6.85-6.95 (2H, m), 7.56 (1H, m).
【0432】
参考例65
N−[3−ブロモ−4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル
3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペン−1−オール(0.7g)、N−[3−ブロモ−4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル(2.1g)及びトリフェニルホスフィン(1.4g)をジクロロメタン(30ml)に溶解させ、アゾジカルボン酸ジエチル(0.9ml)を滴下した後、室温で6時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/酢酸エチル=19/1)で精製することにより、表記化合物2.2g(収率82%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0), 1.47 (9H, s), 1.75-1.95 (4H, m), 3.45-3.65 (4H, m), 3.99 (2H, s), 4.31 (2H, q, J=7.0), 4.46 (2H, d, J=6.0), 4.58 (1H, m), 6.22 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.42 (1H, d, J=16.0), 6.90 (1H, m), 7.37 (1H, m), 7.42 (1H, m), 7.45-7.60 (3H, m), 7.71 (1H, m).
【0433】
参考例66
2−イソプロピル−4−ニトロフェノール
2−イソプロピルフェノール(4.1ml)を酢酸(30ml)に溶解させ、氷冷下、69%硝酸(4ml)を加え、同温で30分間攪拌した。反応液を氷水に注いだ後、t−ブチルメチルエーテルで抽出し、抽出液を水及び飽和食塩水で順次洗浄した後、有機層を無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥させた。ろ過した後、減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=4/1)で精製することにより、表記化合物2.66g(収率49%)を黄色固体として得た。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δppm : 1.30 (6H, d, J=7.0), 3.25 (1H, m), 6.82 (1H, d, J=9.0), 8.01 (1H, dd, J=9.0, 2.5), 8.13 (1H, d, J=2.5).
【0434】
参考例67
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−イソプロピルニトロベンゼン
1−t−ブトキシカルボニル−4−ヒドロキシピペリジン(2.96g)、2−イソプロピル−4−ニトロフェノール(2.66g)及びトリフェニルホスフィン(5.00g)をジクロロメタン(80ml)に溶解させ、アゾジカルボン酸ジエチル(3.0ml)を加えた後、室温で2時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン)で精製することにより、表記化合物4.07g(収率76%)を茶色固体として得た。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δppm : 1.26 (6H, d, J=7.0),1.48 (9H, s), 1.80-1.90 (2H, m), 1.90-2.05 (2H, m), 3.33 (1H, m), 352 (2H, m), 3.62 (2H, m), 4.67 (1H, m), 6.87 (1H, d, J=9.0), 8.08 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 8.12 (1H, d, J=3.0).
【0435】
参考例68
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−イソプロピルアニリン
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−イソプロピルニトロベンゼン(4.1g)をメタノール(70ml)に溶解させ、パラジウム−炭素触媒(0.4g)を加え、水素雰囲気下、室温で3時間撹拌した。反応液をろ過した後、ろ液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/2)で精製することにより、表記化合物2.8g(収率74%)を赤色油状物質として得た。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δppm : 1.18 (6H, d, J=7.0), 1.47 (9H, s), 1.70-1.80 (2H, m), 1.85-1.95 (2H, m), 3.20-3.40 (3H, m), 3.60-3.75 (2H, m), 4.29 (1H, m), 6.47 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 6.60 (1H, d, J=3.0), 6.68 (1H, d, J=9.0).
【0436】
参考例69
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−イソプロピルフェニル]スルファモイル酢酸エチル
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−イソプロピルアニリン(2.8g)及びピリジン(1.4ml)をジクロロメタン(80ml)に溶解させ、氷冷下、クロロスルホニル酢酸エチル(1.5ml)を滴下した後、室温で4時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/酢酸エチル=19/1)で精製することにより、表記化合物3.3g(収率80%)を黄色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.20 (6H, d, J=7.0), 1.37 (3H, t, J=7.0), 1.48 (9H, s), 1.75-1.85 (2H, m), 1.85-1.95 (2H, m), 3.30 (1H, m), 3.40-3.50 (2H, m), 3.55-3.65 (2H, m), 3.90 (2H, s), 4.30 (2H, q, J=7.0), 4.50 (1H, m), 6.80 (1H, d, J=9.0), 7.13 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 7.17 (1H, d, J=3.0).
【0437】
参考例70
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−イソプロピルフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル
3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペン−1−オール(0.5g)、N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−イソプロピルフェニル]スルファモイル酢酸エチル(1.5g)及びトリフェニルホスフィン(1.1g)をジクロロメタン(50ml)に溶解させ、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.7ml)を滴下した後、室温で4時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/酢酸エチル=19/1)で精製することにより、表記化合物1.8g(収率96%)を黄色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.18 (6H, d, J=7.0), 1.36 (3H, t, J=7.0), 1.47 (9H, s), 1.75-1.85 (2H, m), 1.85-1.95 (2H, m), 3.29 (1H, m), 3.40-3.50 (2H, m), 3.55-3.65 (2H, m), 3.99 (2H, s), 4.31 (2H, q, J=7.0), 4.46 (2H, d, J=6.0), 4.52 (1H, m), 6.25 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.40 (1H, d, J=16.0), 6.81 (1H, d, J=9.0), 7.22 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 7.31 (1H, d, J=3.0), 7.40 (1H, m), 7.45-7.60 (3H, m).
【0438】
参考例71
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−カルボキシニトロベンゼン
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−エトキシカルボニルニトロベンゼン(1.0g)をエタノール(10ml)に溶解させ、水酸化カリウム(0.2g)水溶液(0.5ml)を加えた後、2時間加熱還流させた。反応液に1M塩酸を加え中和した後、酢酸エチルで抽出し、抽出液を水及び飽和食塩水で順次洗浄した後、有機層を無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥させた。ろ過した後、減圧下溶媒を留去し、表記化合物0.9g(収率96%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.48 (9H, s), 1.85-1.95 (2H, m), 2.00-2.10 (2H, m), 3.45-3.55 (2H, m), 3.65-3.75 (2H, m), 4.87 (1H, m), 7.13 (1H, d, J=9.0), 8.39 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 8.93 (1H, d, J=3.0).
【0439】
参考例72
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−カルバモイルニトロベンゼン
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−カルボキシニトロベンゼン(0.9g)をジクロロメタン(20ml)に溶解させ、氷冷下、クロロギ酸イソブチル(0.3ml)及びトリエチルアミン(0.4ml)を加え、同温で1時間撹拌した後、28%アンモニア水(0.2ml)を加え、室温で1時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=19/1)で精製することにより、表記化合物0.9g(収率98%)を淡黄色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.48 (9H, s), 1.80-1.90 (2H, m), 2.05-2.20 (2H, m), 3.30-3.40 (2H, m), 3.75-3.90 (2H, m), 4.81 (1H, m), 7.11 (1H, d, J=9.0), 8.33 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 9.09 (1H, d, J=3.0).
【0440】
参考例73
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−カルバモイルアニリン
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−カルバモイルニトロベンゼン(5.7g)をメタノール(80ml)に溶解させ、パラジウム−炭素触媒(0.6g)を加え、水素雰囲気下、室温で2.5時間撹拌した。反応液をろ過した後、ろ液をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=19/1)で精製することにより、表記化合物4.8g(収率91%)を淡黄色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.47 (9H, s), 1.65-1.80 (2H, m), 1.95-2.05 (2H, m), 3.19 (2H, m), 3.75-3.85 (2H, m), 4.44 (1H, m), 6.78 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 6.84 (1H, d, J=9.0), 7.50 (1H, d, J=3.0).
【0441】
参考例74
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−カルバモイルフェニル]スルファモイル酢酸エチル
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−カルバモイルアニリン(4.8g)及びピリジン(2.3ml)をジクロロメタン(80ml)に溶解させ、氷冷下、クロロスルホニル酢酸エチル(2.5ml)を滴下し、室温で6時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=19/1)で精製し、得られた橙色固体にエーテルを加えた後、ろ取することにより、表記化合物3.7g(収率53%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.32 (3H, t, J=7.0), 1.47 (9H, s), 1.70-1.85 (2H, m), 2.00-2.15 (2H, m), 3.27 (2H, m), 3.75-3.85 (2H, m), 3.94 (2H, s), 4.28 (2H, q, J=7.0), 4.65 (1H, m), 7.02 (1H, d, J=9.0), 7.59 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 8.12 (1H, d, J=3.0).
【0442】
参考例75
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−カルバモイルフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル
3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペン−1−オール(0.7g)、N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−カルバモイルフェニル]スルファモイル酢酸エチル(2.0g)及びトリフェニルホスフィン(1.5g)をジクロロメタン(30ml)に溶解させ、アゾジカルボン酸ジエチル(0.9ml)を滴下した後、室温で8時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/2)で精製することにより、表記化合物2.5g(収率94%)を黄色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0), 1.47 (9H, s), 1.75-1.85 (2H, m), 2.00-2.10 (2H, m), 3.27 (2H, m), 3.75-3.85 (2H, m), 3.99 (2H, s), 4.31 (2H, q, J=7.0), 4.53 (2H, d, J=7.0), 4.66 (1H, m), 6.22 (1H, dt, J=16.0, 7.0), 6.42 (1H, d, J=16.0), 7.01 (1H, m), 7.39 (1H, m), 7.45-7.60 (2H, m), 7.65-7.75 (2H, m), 8.32 (1H, m).
【0443】
参考例76
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−(N−メチルカルバモイル)ニトロベンゼン
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−カルボキシニトロベンゼン(3.3g)をジクロロメタン(50ml)に溶解させ、氷冷下、クロロギ酸イソブチル(1.4ml)及びトリエチルアミン(1.4ml)を加え、同温で0.5時間撹拌した後、40%メチルアミン水溶液(1.1ml)を加え、室温で3時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=19/1)で精製することにより、表記化合物3.5g(収率定量的)を黄色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.48 (9H, s), 1.80-1.90 (2H, m), 2.05-2.15 (2H, m), 3.04 (3H, m), 3.30-3.40 (2H, m), 3.75-3.85 (2H, m), 4.79 (1H, m), 7.08 (1H, d, J=9.0), 8.29 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 9.07 (1H, d, J=3.0).
【0444】
参考例77
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−(N−メチルカルバモイル)アニリン
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−(N−メチルカルバモイル)ニトロベンゼン(3.5g)をメタノール(50ml)に溶解させ、パラジウム−炭素触媒(0.4g)を加え、水素雰囲気下、室温で1時間撹拌した。反応液をろ過した後、ろ液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=19/1)で精製することにより、表記化合物2.9g(収率92%)を黄色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.47 (9H, s), 1.65-1.75 (2H, m), 1.95-2.05 (2H, m), 2.99 (3H, m), 3.20 (2H, m), 3.75-3.85 (2H, m), 4.40 (1H, m), 6.74 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 6.81 (1H, d, J=9.0), 7.50 (1H, d, J=3.0).
【0445】
参考例78
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−(N’−メチルカルバモイル)フェニル]スルファモイル酢酸エチル
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−(N−メチルカルバモイル)アニリン(2.9g)及びピリジン(0.8ml)をジクロロメタン(50ml)に溶解させ、氷冷下、クロロスルホニル酢酸エチル(1.3ml)を滴下し、室温で1時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/酢酸エチル=2/1)で精製することにより、表記化合物3.0g(収率72%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.28 (3H, t, J=7.0), 1.48 (9H, s), 1.70-1.85 (2H, m), 2.00-2.15 (2H, m), 3.05 (3H, m), 3.29 (2H, m), 3.70-3.85 (2H, m), 3.95 (2H, s), 4.22 (2H, q, J=7.0), 4.63 (1H, m), 7.00 (1H, d, J=9.0), 7.61 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 8.27 (1H, d, J=3.0).
【0446】
参考例79
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−(N’−メチルカルバモイル)フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル
3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペン−1−オール(0.5g)、N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−(N’−メチルカルバモイル)フェニル]スルファモイル酢酸エチル(1.5g)及びトリフェニルホスフィン(1.0g)をジクロロメタン(40ml)に溶解させ、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.6ml)を滴下した後、室温で3時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/2)で精製することにより、表記化合物1.5g(収率77%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0), 1.47 (9H, s), 1.75-1.85 (2H, m), 2.00-2.10 (2H, m), 3.01 (3H, m), 3.30 (2H, m), 3.70-3.80 (2H, m), 3.99 (2H, s), 4.32 (2H, q, J=7.0), 4.53 (2H, d, J=7.0), 4.64 (1H, m), 6.22 (1H, dt, J=16.0, 7.0), 6.42 (1H, d, J=16.0), 6.98 (1H, m), 7.35-7.45 (1H, m), 7.45-7.55 (4H, m), 8.33 (1H, m).
【0447】
参考例80
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−(N,N−ジメチルカルバモイル)ニトロベンゼン
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−カルボキシニトロベンゼン(3.4g)をジクロロメタン(60ml)に溶解させ、氷冷下、クロロギ酸イソブチル(1.4ml)及びトリエチルアミン(1.5ml)を加え、同温で0.5時間撹拌した後、50%ジメチルアミン水溶液(1.1ml)を加え、室温で2時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=19/1)で精製することにより、表記化合物3.1g(収率83%)を淡黄色無定形固体として得た。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δppm : 1.47 (9H, s), 1.75-2.10 (4H, m), 2.89 (3H, s), 3.14 (3H, s), 3.35-3.65 (4H, m), 4.69 (1H, m), 7.00 (1H, d, J=9.0), 8.20 (1H, d, J=3.0), 8.25 (1H, dd, J=9.0, 3.0).
【0448】
参考例81
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−(N,N−ジメチルカルバモイル)アニリン
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−(N,N−ジメチルカルバモイル)ニトロベンゼン(3.1g)をメタノール(30ml)に溶解させ、パラジウム−炭素触媒(0.3g)を加え、水素雰囲気下、室温で1時間撹拌した。反応液をろ過した後、ろ液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=19/1)で精製することにより、表記化合物2.8g(収率99%)を黄色無定形固体として得た。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δppm : 1.45 (9H, s), 1.55-1.95 (4H, m), 2.89 (3H, s), 3.09 (3H, s), 3.25-3.40 (2H, m), 3.50-3.65 (2H, m), 4.20-4.30 (1H, m), 6.61 (1H, d, J=3.0), 6.64 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 6.76 (1H, d, J=9.0).
【0449】
参考例82
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−(N’,N’−ジメチルカルバモイル)フェニル]スルファモイル酢酸エチル4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−(N,N−ジメチルカルバモイル)アニリン(2.8g)及びピリジン(0.7ml)をジクロロメタン(30ml)に溶解させ、氷冷下、クロロスルホニル酢酸エチル(1.2ml)を滴下し、室温で1時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/酢酸エチル=1/1)で精製することにより、表記化合物3.3g(収率79%)を黄色無定形固体として得た。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δppm : 1.32 (3H, t, J=7.0), 1.46 (9H, s), 1.70-2.00 (4H, m), 2.87 (3H, s), 3.10 (3H, s), 3.30-3.50 (2H, m), 3.50-3.60 (2H, m), 3.93 (2H, s), 4.28 (2H, q, J=7.0), 4.48 (1H, m), 6.91 (1H, d, J=9.0), 7.22 (1H, d, J=3.0), 7.34 (1H, dd, J=9.0, 3.0).
【0450】
参考例83
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−(N’,N’−ジメチルカルバモイル)フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル
3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペン−1−オール(0.5g)、N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−(N’,N’−ジメチルカルバモイル)フェニル]スルファモイル酢酸エチル(1.5g)及びトリフェニルホスフィン(1.0g)をジクロロメタン(30ml)に溶解させ、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.6ml)を滴下し、室温で3時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/2)で精製することにより、表記化合物1.7g(収率88%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δppm : 1.34 (3H, t, J=7.0), 1.46 (9H, s), 1.75-2.00 (4H, m), 2.83 (3H, s), 3.10 (3H, s), 3.30-3.60 (4H, m), 3.95-4.05 (2H, m), 4.30 (2H, q, J=7.0), 4.47 (2H, d, J=7.0), 4.52 (1H, m), 6.23 (1H, dt, J=16.0, 7.0), 6.42 (1H, d, J=16.0), 6.92 (1H, m), 7.35-7.55 (6H, m).
【0451】
参考例84
5−シアノ−2−ヒドロキシベンズアルデヒド
4−シアノフェノール(25.0g)をトリフルオロ酢酸(150ml)に溶解させ、ヘキサメチレンテトラミン(50.0g)を加え、100℃で9時間攪拌した。反応液を室温まで冷却させた後、硫酸(50ml)及び水(300ml)を加え、室温で1時間攪拌した。反応液をジクロロメタンで抽出し、抽出液を水及び飽和食塩水で順次洗浄した後、有機層を無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥させた。ろ過した後、減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/ジクロロメタン=1/19)で精製することにより、表記化合物4.3g(収率13%)を無色固体として得た。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δppm : 7.11 (1H, d, J=9.0), 7.78 (1H, dd, J=9.0, 2.0), 7.94 (1H, d, J=2.0), 9.93 (1H, s).
【0452】
参考例85
5−シアノ−2−ヒドロキシ桂皮アルデヒド
5−シアノ−2−ヒドロキシベンズアルデヒド(4.3g)及びトリフェニルホスホラニリデンアセトアルデヒド(9.4g)をトルエン(150ml)に溶解させ、70℃で2時間攪拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/ジクロロメタン=1/3)で精製し、標記化合物2.3g(収率44%)を無色固体として得た。
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δppm : 6.98 (1H, dd, J=16.0, 8.0), 7.08 (1H, d, J=9.0), 7.73 (1H, d, J=9.0), 7.83 (1H, d, J=16.0), 8.22 (1H, s), 9.67 (1H, d, J=8.0).
【0453】
参考例86
5−シアノ−2−メトキシメトキシ桂皮アルデヒド
5−シアノ−2−ヒドロキシ桂皮アルデヒド(2.3g)をN,N−ジメチルホルムアミド(25ml)に溶解させ、氷冷下、メトキシメトキシクロリド(1.5ml)及びトリエチルアミン(2.8ml)を加え、室温で1時間攪拌した。反応液を酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄した後、有機層を無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥させた。ろ過した後、減圧下溶媒を留去することにより、表記化合物(2.8g)(収率98%)を無色固体として得た。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δppm : 3.52 (3H, s), 5.36 (2H, s), 6.80 (1H, dd, J=16.0, 8.0), 7.30 (1H, d, J=9.0), 7.66 (1H, dd, J=9.0, 2.0), 7.75 (1H, d, J=16.0), 7.84 (1H, d, J=2.0), 9.74 (1H, d, J=8.0).
【0454】
参考例87
3−(5―シアノ−2−メトキシメトキシフェニル)−2−(E)−プロペン−1−オール
5−シアノ−2−メトキシメトキシ桂皮アルデヒド(2.8g)をジクロロメタン(20ml)及びエタノール(40ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、塩化セリウム(1.7g)を加え、同温で0.5時間撹拌した後、水素化ホウ素ナトリウム(0.9g)を加え、さらに同温で2時間撹拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加えた後、ジクロロメタンで抽出し、抽出液を水及び飽和食塩水で順次洗浄した後、有機層を無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥させた。ろ過した後、減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒ヘキサン/酢酸エチル=1/1)で精製することにより、表記化合物2.6g(収率93%)を黄色油状物質として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 3.49 (3H, s), 4.37 (2H, d, J=5.0), 5.27 (2H, s), 6.41 (1H, dt, J=16.0, 5.0), 6.90 (1H, d, J=16.0), 7.18 (1H, d, J=9.0), 7.49 (1H, dd, J=9.0, 2.0), 7.72 (1H, d, J=2.0).
【0455】
参考例88
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロフェニル]−N−[3−(5−シアノ−2−メトキシメトキシフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル
3−(5−シアノ−2−メトキシメトキシフェニル)−2−(E)−プロペン−1−オール(0.6g)、N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロフェニル]スルファモイル酢酸エチル(1.3g)及びトリフェニルホスフィン(0.9g)をジクロロメタン(40ml)に溶解させ、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.6ml)を加え、室温で1.5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/酢酸エチル=9/1)で精製することにより、表記化合物1.4g(収率74%)を黄色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0), 1.47 (9H, s), 1.75-1.85 (2H, m), 1.85-1.95 (2H, m), 3.40-3.50 (2H, m), 3.44 (3H, s), 3.55-3.65 (2H, m), 3.99 (2H, s), 4.31 (2H, q, J=7.0), 4.48 (2H, d, J=7.0), 4.55 (1H, m), 5.23 (2H, s), 6.17 (1H, dt, J=16.0, 7.0), 6.70 (1H, d, J=16.0), 6.94 (1H, d, J=9.0), 7.13 (1H, d, J=9.0), 7.34 (1H, dd, J=9.0, 3.0), 7.47 (1H, dd, J=9.0, 2.0), 7.55 (1H, d, J=3.0), 7.61 (1H, d, J=2.0).
【0456】
参考例89
3−クロロ−5−ニトロサリチル酸メチル
3−クロロサリチル酸(4.5g)をメタノール(10ml)及びベンゼン(40ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、2Mトリメチルシリルジアゾメタン/ヘキサン溶液(20.0ml)を加え、室温で2時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、得られた無色油状物質を、69%硝酸(15ml)及び濃硫酸(15ml)の混合液に加えた後、室温で0.5時間撹拌した。反応液を氷水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した後、抽出液を水及び飽和食塩水で順次洗浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥させた。ろ過した後、減圧下溶媒を留去し、得られた黄色固体にヘキサンを加えた後、ろ取することにより、表記化合物2.4g(収率39%)を黄色固体として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 4.07 (3H, s), 8.47 (1H, d, J=3.0), 8.72
(1H, d, J=3.0).
【0457】
参考例90
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロ−5−メトキシカルボニルニトロベンゼン
1−t−ブトキシカルボニル−4−ヒドロキシピペリジン(6.3g)、3−クロロ−5−ニトロサリチル酸メチル(2.4g)及びトリフェニルホスフィン(10.8g)をジクロロメタン(100ml)に溶解させ、アゾジカルボン酸ジエチル(6.6ml)を加え、室温で4時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=4/1)で精製することにより、表記化合物3.4g(収率79%)を桃色固体として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.47 (9H, s), 1.75-1.85 (2H, m), 1.85-1.95 (2H, m), 3.11 (2H, m), 3.85-3.95 (2H, m), 3.97 (3H, s), 4.44 (1H, m), 8.43 (1H, d, J=3.0), 8.56 (1H, d, J=3.0).
【0458】
参考例91
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−5−カルボキシ−3−クロロニトロベンゼン
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−クロロ−5−メトキシカルボニルニトロベンゼン(3.4g)を濃塩酸(30ml)に溶解させ、75℃で16時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、得られた無色固体を、水(15ml)及びアセトン(15ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、炭酸水素ナトリウム(1.6g)及びジ−t−ブチルジカーボネート(2.2g)加えた後、40℃で1時間撹拌した。反応液を酢酸エチルで抽出し、抽出液を0.5M塩酸、水及び飽和食塩水で順次洗浄した後、有機層を無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥させた。ろ過した後、減圧下溶媒を留去し、得られた淡黄色固体にヘキサンを加えた後、ろ取することにより、表記化合物2.6g(収率79%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.48 (9H, s), 1.85-1.95 (2H, m), 1.95-2.05 (2H, m), 3.16 (2H, m), 3.90-4.00 (2H, m), 4.54 (1H, m), 8.45 (1H, d, J=3.0), 8.70 (1H, d, J=3.0).
【0459】
参考例92
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−5−カルバモイル−3−クロロニトロベンゼン
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−5−カルボキシ−3−クロロニトロベンゼン(2.6g)をジクロロメタン(80ml)に溶解させ、氷冷下、クロロギ酸イソブチル(1.0ml)及びトリエチルアミン(1.1ml)を加え、同温で0.5時間撹拌した後、28%アンモニア水(0.5ml)を加え、室温で1時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=19/1)で精製することにより、表記化合物2.2g(収率84%)を淡黄色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.47 (9H, s), 1.75-1.85 (2H, m), 2.00-2.10 (2H, m), 2.85 (2H, m), 4.05-4.15 (2H, m), 4.51 (1H, m), 8.42 (1H, d,
J=3.0), 8.79 (1H, d, J=3.0).
【0460】
参考例93
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−5−カルバモイル−3−クロロアニリン
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−5−カルバモイル−3−クロロニトロベンゼン(2.2g)を酢酸(100ml)に溶解させ、錫粉(9.9g)を加えた後、室温で11時間撹拌した。反応液をセライト(登録商標)を用いてろ過した後、ろ液を減圧下濃縮し、得られた淡黄色固体を炭酸カリウム水溶液に溶解させた後、酢酸エチルで抽出し、抽出液を水及び飽和食塩水で順次洗浄した後、有機層を無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥させた。ろ過した後、減圧下溶媒を留去することにより、表記化合物1.7g(収率83%)を黄色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.46 (9H, s), 1.65-1.75 (2H, m), 1.95-2.05 (2H, m), 2.77 (2H, m), 3.70-3.80 (2H, m), 4.17 (1H, m), 6.84 (1H, d, J=3.0), 7.19 (1H, d, J=3.0).
【0461】
参考例94
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−5−カルバモイル−3−クロロフェニル]スルファモイル酢酸エチル
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−5−カルバモイル−3−クロロアニリン(1.7g)をジクロロメタン(30ml)に溶解させ、ピリジン(0.7ml)を加えた後、氷冷下、クロロスルホニル酢酸エチル(0.7ml)を滴下し、室温で1時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=1/1)で精製することにより、表記化合物1.2g(収率48%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.17 (3H, t, J=7.0), 1.40 (9H, s), 1.55-1.65 (2H, m), 1.80-1.90 (2H, m), 2.95-3.05 (2H, m), 3.70-3.80 (2H, m), 4.10 (2H, q, J=7.0), 4.21 (1H, m), 4.27 (2H, s), 7.28 (1H, d, J=3.0), 7.36 (1H, d, J=3.0).
【0462】
参考例95
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−5−カルバモイル−3−クロロフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル
3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペン−1−オール(0.4g)、N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−5−カルバモイル−3−クロロフェニル]スルファモイル酢酸エチル(1.2g)及びトリフェニルホスフィン(0.8g)を、ジクロロメタン(50ml)及びテトラヒドロフラン(20ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.5ml)を加え、室温で1時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/酢酸エチル=3/2)で精製することにより、表記化合物1.5g(収率定量的)を黄色無定形固体として得た。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δppm : 1.35 (3H, t, J=7.0), 1.46 (9H, s), 1.65-1.80 (2H, m), 1.95-2.05 (2H, m), 2.79 (2H, m), 4.00 (2H, s), 4.00-4.15 (2H, m), 4.31 (2H, q, J=7.0), 4.38 (1H, m), 4.53 (2H, d, J=7.0), 6.21 (1H, dt, J=16.0, 7.0), 6.46 (1H, d, J=16.0), 7.23 (1H, m), 7.41 (1H, m), 7.50-7.60 (3H, m), 8.03 (1H, m).
【0463】
参考例96
3−メチル−5−ニトロサリチル酸メチル
3−メチルサリチル酸(5.1g)をメタノール(10ml)及びベンゼン(40ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、2Mトリメチルシリルジアゾメタン/ヘキサン溶液(25.0ml)を加えた後、室温で1時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、得られた無色油状物質を、69%硝酸(15ml)及び濃硫酸(15ml)の混合液に加え、室温で1時間撹拌した。反応液を氷水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した後、抽出液を水及び飽和食塩水で順次洗浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥させた。ろ過した後、減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=2/1)で精製し、得られた黄色固体にヘキサンを加えた後、ろ取することにより、表記化合物1.8g(収率25%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 2.35 (3H, s), 4.03 (3H, s), 8.21 (1H, d, J=3.0), 8.66 (1H, d, J=3.0).
【0464】
参考例97
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−メトキシカルボニル−5−メチルニトロベンゼン
1−t−ブトキシカルボニル−4−ヒドロキシピペリジン(4.2g)、3−メチル−5−ニトロサリチル酸メチル(1.8g)及びトリフェニルホスフィン(6.8g)をジクロロメタン(100ml)に溶解させ、アゾジカルボン酸ジエチル(4.1ml)を加え、室温で3時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=4/1)で精製することにより、表記化合物3.1g(収率91%)を桃色油状物質として得た。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δppm : 1.47 (9H, s), 1.65-1.75 (2H, m), 1.85-1.95 (2H, m), 2.39 (3H, s), 2.97 (2H, m), 3.90-4.00 (2H, m), 3.95 (3H, s), 4.16 (1H, m), 8.22 (1H, d, J=3.0), 8.52 (1H, d, J=3.0).
【0465】
参考例98
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−カルボキシ−5−メチルニトロベンゼン
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−メトキシカルボニル−5−メチルニトロベンゼン(4.0g)を濃塩酸(40ml)に溶解させ、75℃で7時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、得られた白色固体を、水(20ml)及びアセトン(20ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、炭酸水素ナトリウム(1.9g)及びジ−t−ブチルジカーボネート(2.7g)加えた後、40℃で2時間撹拌した。反応液を酢酸エチルで抽出し、抽出液を0.5M塩酸、水及び飽和食塩水で順次洗浄した後、有機層を無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥させた。ろ過した後、減圧下溶媒を留去し、得られた淡黄色固体にヘキサンを加えた後、ろ取することにより、表記化合物3.6g(収率79%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δppm : 1.47 (9H, s), 1.70-1.85 (2H, m), 1.90-2.05 (2H, m), 2.43 (3H, s), 2.95 (2H, m), 4.00-4.10 (2H, m), 4.26 (1H, m), 8.26 (1H, d, J=3.0), 8.69 (1H, d, J=3.0).
【0466】
参考例99
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−カルバモイル−5−メチルニトロベンゼン
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−カルボキシ−5−メチルニトロベンゼン(3.6g)をジクロロメタン(60ml)に溶解させ、氷冷下、クロロギ酸イソブチル(1.4ml)及びトリエチルアミン(1.6ml)を加え、同温で0.5時間撹拌した後、28%アンモニア水(0.7ml)を加え、室温で1.5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=19/1)で精製することにより、表記化合物3.9g(収率定量的)を黄色油状物質として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.46 (9H, s), 1.70-1.80 (2H, m), 1.90-2.00 (2H, m), 2.43 (3H, s), 2.79 (2H, m), 4.05-4.15 (2H, m), 4.17 (1H, m), 8.20 (1H, d, J=3.0), 8.66 (1H, d, J=3.0).
【0467】
参考例100
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−カルバモイル−5−メチルアニリン
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−カルバモイル−5−メチルニトロベンゼン(3.9g)をメタノール(100ml)に溶解させ、パラジウム−炭素触媒(0.5g)を加え、水素雰囲気下、室温で1.5時間撹拌した。反応液をろ過した後、ろ液を減圧下濃縮することにより、表記化合物3.5g(収率97%)を黒緑色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.46 (9H, s), 1.60-1.70 (2H, m), 1.90-2.00 (2H, m), 2.23 (3H, s), 2.71 (2H, m), 3.62 (2H, m), 3.80-3.90 (1H, m), 6.65 (1H, d, J=3.0), 7.11 (1H, d, J=3.0).
【0468】
参考例101
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−カルバモイル−5−メチルフェニル]スルファモイル酢酸エチル
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−カルバモイル−5−メチルアニリン(3.5g)及びピリジン(1.0ml)をジクロロメタン(80ml)に溶解させ、氷冷下、クロロスルホニル酢酸エチル(1.6ml)を滴下し、室温で0.5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=19/1)で精製することにより、表記化合物2.6g(収率51%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.31 (3H, t, J=7.0), 1.46 (9H, s), 1.65-1.75 (2H, m), 1.90-2.00 (2H, m), 2.33 (3H, s), 2.74 (2H, m), 3.90-4.00 (1H, m), 3.97 (2H, s), 4.00-4.15 (2H, m), 4.27 (2H, q, J=7.0), 7.44 (1H, d, J=3.0), 7.72 (1H, d, J=3.0).
【0469】
参考例102
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−カルバモイル−5−メチルフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル
3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペン−1−オール(0.8g)、N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3−カルバモイル−5−メチルフェニル]スルファモイル酢酸エチル(2.6g)及びトリフェニルホスフィン(1.7g)を、ジクロロメタン(50ml)及びテトラヒドロフラン(50ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(1.0ml)を加え、室温で1.5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/2)で精製することにより、表記化合物3.2g(収率96%)を黄色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.35 (3H, t, J=7.0), 1.46 (9H, s), 1.65-1.75 (2H, m), 1.85-1.95 (2H, m), 2.32 (3H, s), 2.73 (2H, m), 3.95-4.05 (1H, m), 4.00 (2H, s), 4.05-4.15 (2H, m), 4.31 (2H, q, J=7.0), 4.52 (2H, d, J=7.0), 6.22 (1H, dt, J=16.0, 7.0), 6.44 (1H, d, J=16.0), 7.22 (1H, m), 7.40 (1H, m), 7.50-7.60 (3H, m), 7.91 (1H, m).
【0470】
参考例103
2,6−ジフルオロ−4−ニトロフェノール
2,6−ジフルオロフェノール(2.00g)を酢酸(20ml)に溶解させ、氷冷下、60%硝酸(1.20ml)を滴下した後、室温で1時間攪拌した。反応液を氷水中に注いだ後、酢酸エチルを加えて抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄した後、有機層を無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥させた。ろ過した後、減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/1〜2/1)で精製することにより、表記化合物1.37g(収率51%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δppm : 7.95 (2H, m).
【0471】
参考例104
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3,5−ジフルオロニトロベンゼン
1−t−ブトキシカルボニル−4−ヒドロキシピペリジン(1.73g)、2,6−ジフルオロ−4−ニトロフェノール(1.37g)及びトリフェニルホスフィン(2.67g)をジクロロメタン(30ml)に溶解させ、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(1.57ml)を滴下した後、室温で9時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=6/1)で精製することにより、表記化合物2.13g(収率76%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δppm : 1.47 (9H, s), 1.77-1.85 (2H, m), 1.89-1.96 (2H, m), 3.35 (2H, m), 3.72 (2H, m), 4.62 (1H, m), 7.87 (2H, m).
【0472】
参考例105
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3,5−ジフルオロアニリン
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3,5−ジフルオロニトロベンゼン(2.13g)をエタノール(40ml)に溶解させ、パラジウム−炭素触媒(0.20g)を加え、水素雰囲気下、室温で1時間撹拌した。反応液をろ過した後、ろ液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=2/1)で精製することにより、表記化合物1.70g(収率87%)を無色固体として得た。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δppm : 1.46 (9H, s), 1.72-1.78 (2H, m), 1.83-1.89 (2H, m), 3.23 (2H, m), 3.77 (2H, m), 4.11 (1H, m), 6.21 (2H, m).
【0473】
参考例106
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3,5−ジフルオロフェニル]スルファモイル酢酸エチル
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3,5−ジフルオロアニリン(1.70g)及びピリジン(0.84ml)をジクロロメタン(30ml)に溶解させ、氷冷下、クロロスルホニル酢酸エチル(0.76ml)を滴下し、室温で1.5時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した後、抽出液を飽和食塩水で洗浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥させた。ろ過した後、減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=2/1)で精製することにより、表記化合物2.48g(定量的)を黄色油状物質として得た。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δppm : 1.34 (3H, t, J=7.0), 1.47 (9H, s), 1.72-1.82 (2H, m), 1.83-1.93 (2H, m), 3.28 (2H, m), 3.75 (2H, m), 3.95 (2H, s), 4.30 (2H, q, J=7.0), 4.31 (1H, m), 6.95 (2H, m).
【0474】
参考例107
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3,5−ジフルオロフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル
3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペン−1−オール(0.52g)、N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3,5−ジフルオロフェニル]スルファモイル酢酸エチル(1.55g)及びトリフェニルホスフィン(1.02g)をジクロロメタン(30ml)に溶解させ、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.60ml)を滴下した後、同温で1時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=2/1)で精製することにより、表記化合物1.82g(収率91%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0), 1.46 (9H, s), 1.72-1.82 (2H, m), 1.83-1.93 (2H, m), 3.29 (2H, m), 3.73 (2H, m), 3.99 (2H, s), 4.31 (2H, q, J=7.0), 4.37 (1H, m), 4.47 (2H, d, J=6.5), 6.20 (1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.43 (1H, d, J=16.0), 7.12 (2H, m), 7.41 (1H, t, J=7.5), 7.53 (1H, d, J=7.5), 7.54 (1H, d, J=7.5), 7.57 (1H, s).
【0475】
参考例108
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3,5−ジクロロニトロベンゼン
1−t−ブトキシカルボニル−4−ヒドロキシピペリジン(677mg)、2,6−ジクロロ−4−ニトロフェノール(700mg)及びトリフェニルホスフィン(1150mg)をジクロロメタン(40ml)に溶解させ、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.67ml)を滴下し、室温で2時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=6/1)で精製することにより、表記化合物950mg(収率72%)を無色固体として得た。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δppm : 1.48 (9H, s), 1.85-2.00 (4H, m), 3.20 (2H, m), 3.91 (2H, m), 4.59 (1H, m), 8.23 (2H, s).
【0476】
参考例109
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3,5−ジクロロアニリン
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3,5−ジクロロニトロベンゼン(1.95g)を酢酸(50ml)に溶解させ、室温で亜鉛粉末(11.10g)を5回に分けて加えた後、50℃で6時間撹拌した。反応液をろ過し、ろ液を減圧下濃縮した後、残渣に酢酸エチル及び水を加えて抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄した後、有機層を無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥させた。ろ過した後、減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/1)で精製することにより、表記化合物1.40g(収率78%)を無色固体として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.47 (9H, s), 1.80-1.95 (4H, m), 3.09 (2H, m), 3.92 (2H, m), 4.22 (1H, m), 6.61 (2H, s).
【0477】
参考例110
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン―4−イルオキシ)−3,5−ジクロロフェニル]スルファモイル酢酸エチル
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3,5−ジクロロアニリン(1.40g)及びピリジン(0.63ml)をジクロロメタン(30ml)に溶解させ、氷冷下、クロロスルホニル酢酸エチル(0.57ml)を滴下し、室温で1.5時間撹拌した。反応液に酢酸エチル及び水を加えて抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄した後、有機層を無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥させた。ろ過した後、減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=2/1)で精製することにより、表記化合物1.89g(収率95%)を淡黄色無定形固体として得た。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δppm : 1.34 (3H, t, J=7.0), 1.47 (9H, s), 1.80-2.00 (4H, m), 3.14 (2H, m), 3.92 (2H, m), 3.96 (2H, s), 4.30 (2H, q, J=7.0), 4.37 (1H, m), 7.33 (2H, s).
【0478】
参考例111
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3,5−ジクロロフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル
3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペン−1−オール(0.59g)、N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3,5−ジクロロフェニル]スルファモイル酢酸エチル(1.89g)及びトリフェニルホスフィン(1.16g)をジクロロメタン(30ml)に溶解させ、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.68ml)を滴下し、同温で4時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/1)で精製することにより、表記化合物2.06g(収率86%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0), 1.47 (9H, s), 1.80-2.00 (4H, m), 3.15 (2H, m), 3.90 (2H, m), 4.00 (2H, s), 4.31 (2H, q, J=7.0), 4.41 (1H, m), 4.47 (2H, d, J=6.5), 6.20 (1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.44 (1H, d, J=16.0), 7.42 (1H, t, J=8.0), 7.47 (2H, s), 7.53 (2H, m), 7.58 (1H, s).
【0479】
参考例112
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3,5−ジメチルニトロベンゼン
1−t−ブトキシカルボニル−4−ヒドロキシピペリジン(2.40g)、2,6−ジメチル−4−ニトロフェノール(1.50g)及びトリフェニルホスフィン(3.06g)をジクロロメタン(60ml)に溶解させ、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(1.80ml)を滴下し、室温で19時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=5/1)で精製することにより、表記化合物2.25g(収率71%)を無色固体として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.48 (9H, s), 1.73 (2H, m), 1.93 (2H, m), 2.35 (6H, s), 2.93 (2H, m), 4.00-4.10 (3H, m), 7.92 (2H, s).
【0480】
参考例113
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3,5−ジメチルアニリン
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3,5−ジメチルニトロベンゼン(2.24g)をエタノール(30ml)及びテトラヒドロフラン(10ml)の混合溶媒に溶解させ、パラジウム−炭素触媒(0.20g)を加え、水素雰囲気下、室温で1時間撹拌した。反応液をろ過した後、ろ液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=2/1)で精製することにより、表記化合物1.94g(収率95%)を淡桃色固体として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.47 (9H, s), 1.66 (2H, m), 1.92 (2H, m), 2.19 (6H, s), 2.86 (2H, m), 3.79 (1H, m), 4.02 (2H, m), 6.36 (2H, s).
【0481】
参考例114
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3,5−ジメチルフェニル]スルファモイル酢酸エチル
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3,5−ジメチルアニリン(1.94g)及びピリジン(0.98ml)をジクロロメタン(30ml)に溶解させ、氷冷下、クロロスルホニル酢酸エチル(0.97ml)を滴下し、室温で14時間撹拌した。反応液に酢酸エチル及び水を加えて抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄した後、有機層を無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥させた。ろ過した後、ろ液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=2/1)で精製することにより、表記化合物2.00g(収率70%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δppm : 1.33 (3H, t, J=7.0), 1.47 (9H, s), 1.69 (2H, m), 1.91 (2H, m), 2.26 (6H, s), 2.89 (2H, m), 3.90 (1H, m), 3.93 (2H, s), 4.03 (2H, m), 4.29 (2H, q, J=7.0), 6.98 (2H, s).
【0482】
参考例115
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3,5−ジメチルフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル
3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペン−1−オール(0.55g)、N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3,5−ジメチルフェニル]スルファモイル酢酸エチル(1.50g)及びトリフェニルホスフィン(1.08g)をジクロロメタン(20ml)に溶解させ、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.63ml)を滴下し、同温で1.5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=2/1)で精製することにより、表記化合物1.75g(収率90%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0), 1.47 (9H, s), 1.70 (2H, m), 1.91 (2H, m), 2.26 (6H, s), 2.90 (2H, m), 3.93 (1H, m), 3.99 (2H, s), 4.00 (2H, m), 4.30 (2H, q, J=7.0), 4.47 (2H, d, J=6.5), 6.23 (1H, dt, J=16.0, 6.5), 6.42 (1H, d, J=16.0), 7.11 (2H, s), 7.40 (1H, t, J=8.0), 7.52 (2H, m), 7.56 (1H, s).
【0483】
参考例116
4−[N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]アミノ]酪酸エチル
3−[3−[N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニルアミノ]−1−(E)−プロペニル]ベンゾニトリル(2.00g)をN,N−ジメチルホルムアミド(40ml)に溶解させ、炭酸カリウム(6.50g)及びブロモ酪酸エチル(5.00ml)を5回に分けて加え、140℃で16時間撹拌した。反応液に水を加えた後、酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄した後、有機層を無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥させた。ろ過した後、減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=2/1)で精製することにより、表記化合物1.20g(収率48%)を黄色油状物質として得た。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δppm : 1.25 (3H, t, J=7.0), 1.46 (9H, s), 1.65-1.75 (2H, m), 1.80-2.00 (4H, m), 2.36 (2H, t, J=7.0), 3.20-3.35 (4H, m), 3.65-3.75 (2H, m), 4.02 (2H, d, J=5.0), 4.13 (2H, q, J=7.0), 4.27 (1H, m), 6.29 (1H, dt, J=16.0, 5.0), 6.47 (1H, d, J=16.0), 6.70 (2H, d, J=9.0), 6.84 (2H, d, J=9.0), 7.39 (1H, t, J=8.0), 7.49 (1H, d, J=8.0), 7.54 (1H, d, J=8.0), 7.61 (1H, s).
【0484】
参考例117
3−(3−シアノフェニル)−2−フルオロ−2−(Z)−プロペン−1−オール
ジャーナル・オブ・オーガノメタリック・ケミストリー,第332巻,第1頁(1987)[J. Organomet. Chem., 332, 1 (1987)]に記載の方法に従い合成された2−ジエチルホスホノ−2−フルオロ酢酸(4.35g)を、テトラヒドロフラン(90ml)に溶解させ、−78℃で攪拌下、1.6Mブチルリチウムヘキサン溶液(28ml)を滴下し、同温で1時間撹拌した。反応液に3−シアノベンズアルデヒド(2.66g)のテトラヒドロフラン(10ml)溶液を10分間で滴下し、−78℃で3時間撹拌した後、0℃に昇温させた。反応液に水(40ml)を加えた後、水層を分離させ、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で2回抽出した。全ての水層を合わせた後、濃塩酸を用いて溶液のpHを4に調整し、t−ブチルメチルエーテルで5回抽出した後、抽出液を無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥させた。ろ過した後、ろ液を減圧下濃縮することにより、中間体化合物(3.47g)を白色固体として得た。
次いで、得られた中間体化合物(1.15g)及びトリエチルアミン(0.92ml)をジクロロメタン(10ml)に溶解させ、氷冷攪拌下、クロロ炭酸エチル(0.63ml)を加え、室温で15分間撹拌した。減圧下溶媒を留去し、残渣に酢酸エチル(10ml)を加え不溶物をろ去した後、ろ液を減圧下濃縮した。残渣をテトラヒドロフラン(10ml)に溶解させ、氷冷攪拌下、水素化ホウ素ナトリウム水溶液(0.45gを水5mlに溶解)を加え、室温で18時間撹拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加えた後、t−ブチルメチルエーテルで3回抽出し、抽出液を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した後、有機層を無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥させた。ろ過した後、減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/2)で精製することにより、表記化合物0.33g(収率31%)を無色固体として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm :4.32 (2H, dd, J=12.5, 5.5), 5.82 (1H, d, J=37.5), 7.45 (1H, t, J=8.0), 7.53 (1H, d, J=8.0), 7.70 (1H, d, J=8.0), 7.81 (1H, s).
【0485】
参考例118
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−フルオロ−2−(Z)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル
3−(3−シアノフェニル)−2−フルオロ−2−(Z)−プロペン−1−オール(0.45g)、N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル(1.12g)及びトリフェニルホスフィン(0.80g)をジクロロメタン(20ml)に溶解させ、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.48ml)を滴下し、同温で2時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/酢酸エチル=15/1)で精製することにより、表記化合物1.40g(収率92%)を無色油状物質として得た。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δppm : 1.35 (3H, t, J=7.0), 1.47 (9H, s), 1.74 (2H, m), 1.90 (2H, m), 3.34 (2H, m), 3.68 (2H, m), 4.00 (2H, s), 4.30 (2H, q, J=7.0), 4.46 (1H, m), 4.54 (2H, d, J=15.0), 5.62 (1H, d, J=36.5), 6.92 (2H, d, J=9.5), 7.42 (3H, m), 7.51 (1H, d, J=7.0), 7.63 (1H, d, J=8.0), 7.71 (1H, s).
【0486】
参考例119
2−ヒドロキシイソフタル酸
2−メトキシイソフタル酸(1.0g)を55%ヨウ化水素酸(10ml)に溶解させ、80℃で1時間撹拌した。反応液を氷水に加え、析出した沈殿物をろ取することにより、表記化合物0.9g(収率95%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (400MHz, DMSO-d6) δppm : 6.93 (1H, t, J=8.0), 7.96 (2H, d, J=8.0).
【0487】
参考例120
2−ヒドロキシイソフタル酸ジメチル
2−ヒドロキシイソフタル酸(1.9g)をメタノール(20ml)に溶解させ、氷冷下、塩化チオニル(1.5ml)を加え、70℃で4時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮することにより、表記化合物1.5g(68%)を白色固体として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 3.96 (6H, s), 6.94 (1H, t, J=8.0), 8.06 (2H, d, J=8.0).
【0488】
参考例121
2−ヒドロキシ−5−ニトロイソフタル酸ジメチル
2−ヒドロキシイソフタル酸ジメチル(1.5g)を、69%硝酸(5ml)及び濃硫酸(5ml)の混合液に加え、氷冷下、0.5時間撹拌した。反応液を氷水に注ぎ、酢酸エチルで抽出し、抽出液を水及び飽和食塩水で順次洗浄した後、有機層を無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥させた。ろ過した後、減圧下溶媒を留去し、得られた黄色固体をヘキサンを加えてろ取することにより、表記化合物1.6g(収率89%)を黄色固体として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 4.03 (6H, s), 8.94 (2H, s).
【0489】
参考例122
2−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−5−ニトロイソフタル酸ジメチル
1−t−ブトキシカルボニル−4−ヒドロキシピペリジン(2.6g)、2−ヒドロキシ−5−ニトロイソフタル酸ジメチル(1.6g)及びトリフェニルホスフィン(4.4g)をジクロロメタン(40ml)及びテトラヒドロフラン(20ml)の混合溶媒に溶解させ、アゾジカルボン酸ジエチル(2.6ml)を加え、室温で4時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/酢酸エチル=19/1)で精製し、得られた黄色固体をヘキサン及び酢酸エチル(4/1)を加えてろ取することにより、表記化合物2.2g(収率78%)を白色固体として得た。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δppm : 1.46 (9H, s), 1.70-1.80 (2H, m), 1.85-1.95 (2H, m), 3.05 (2H, m), 3.80-3.95 (2H, m), 3.97 (6H, s), 4.29 (1H, m), 8.74 (2H, s).
【0490】
参考例123
2−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−5−ニトロイソフタル酸
2−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−5−ニトロイソフタル酸ジメチル(10.7g)を濃塩酸(100ml)に溶解させ、80℃で10時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣にヘキサンを加え、白色固体をろ取した。次いで、得られた固体を水(50ml)及びアセトン(50ml)の混合溶媒に溶解させ、室温で炭酸水素ナトリウム(4.6g)及びジ−t−ブチルジカーボネート(5.9g)加え、40℃で1時間撹拌した。反応液を酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄した後、有機層を無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥させた。ろ過した後、減圧下溶媒を留去し、残渣にヘキサンを加えた後、ろ取することにより、表記化合物4.1g(収率40%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.40 (9H, s), 1.55-1.65 (2H, m), 1.75-1.85 (2H, m), 3.05-3.15 (2H, m), 3.55-3.65 (2H, m), 4.40 (1H, m), 8.54 (2H, s).
【0491】
参考例124
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3,5−ジカルバモイルニトロベンゼン
2−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−5−ニトロイソフタル酸(4.6g)をジクロロメタン(150ml)に溶解させ、氷冷下、クロロギ酸イソブチル(4.3ml)及びトリエチルアミン(4.8ml)を加え、同温で0.5時間撹拌した後、28%アンモニア水(1.9ml)を加え、さらに室温で1時間撹拌した。析出した沈殿物をろ取することにより、表記化合物3.0g(収率64%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.40 (9H, s), 1.60-1.70 (2H, m), 1.75-1.85 (2H, m), 3.05-3.15 (2H, m), 3.55-3.65 (2H, m), 4.48 (1H, m), 8.31 (2H, s).
【0492】
参考例125
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3,5−ジカルバモイルアニリン
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3,5−ジカルバモイルニトロベンゼン(3.0g)をメタノール(60ml)に溶解させ、パラジウム−炭素触媒(0.3g)を加え、水素雰囲気下、室温で1時間撹拌した。反応液をろ過した後、ろ液を減圧下濃縮することにより、表記化合物2.8g(収率定量的)を黄色固体として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.45 (9H, s), 1.55-1.70 (2H, m), 1.85-2.00 (2H, m), 2.67 (2H, m), 3.80-3.90 (2H, m), 4.02 (1H, m), 7.34 (2H, s).
【0493】
参考例126
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3,5−ジカルバモイルフェニル]スルファモイル酢酸エチル
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3,5−ジカルバモイルアニリン(2.8g)をジクロロメタン(80ml)に溶解させ、ピリジン(1.4ml)を加えた後、氷冷下、クロロスルホニル酢酸エチル(2.4ml)を滴下し、室温で2時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=4/1)で精製することにより、表記化合物0.9g(収率23%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.18 (3H, t, J=7.0), 1.40 (9H, s), 1.50-1.60 (2H, m), 1.75-1.85 (2H, m), 2.90-3.00 (2H, m), 3.30 (2H, s), 3.65-3.75 (2H, m), 4.10 (2H, q, J=7.0), 4.15-4.20 (1H, m), 7.43 (2H, s).
【0494】
参考例127
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3,5−ジカルバモイルフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル
3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペン−1−オール(0.9g)、N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−3,5−ジカルバモイルフェニル]スルファモイル酢酸エチル(0.9g)及びトリフェニルホスフィン(1.8g)をジクロロメタン(30ml)及びテトラヒドロフラン(30ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(1.1ml)を加え、室温で1時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/酢酸エチル=1/2)で精製することにより、表記化合物0.8g(収率73%)を黄色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.26 (3H, t, J=7.0), 1.45 (9H, s), 1.60-1.75 (2H, m), 1.85-2.00 (2H, m), 2.60-2.75 (2H, m), 4.00-4.15 (2H, m), 4.03 (2H, s), 4.15-4.25 (1H, m), 4.31 (2H, q, J=7.0), 4.55 (2H, d, J=7.0), 6.22 (1H, dt, J=16.0, 7.0), 6.46 (1H, d, J=16.0), 7.35-7.45 (2H, m), 7.50-7.60 (3H, m), 8.16 (1H, m).
【0495】
参考例128
4−メチル−5−ニトロサリチル酸メチル
4−メチルサリチル酸(3.5g)をメタノール(8ml)及びベンゼン(32ml)の混合溶媒に溶解させ、氷冷下、2.0Mトリメチルシリルジアゾメタンヘキサン溶液(15.0ml)を加え、室温で0.5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、得られた黄色油状物質を、氷冷下、69%硝酸(20ml)に加え、同温で2時間撹拌した。反応液を氷水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した後、抽出液を水及び飽和食塩水で順次洗浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥させた。ろ過した後、減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=4/1)で精製することにより、表記化合物1.3g(収率21%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 2.66 (3H, s), 4.01 (3H, s), 6.92 (1H, s), 8.66 (1H, s).
【0496】
参考例129
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−5−メトキシカルボニル−2−メチルニトロベンゼン
1−t−ブトキシカルボニル−4−ヒドロキシピペリジン(5.4g)、4−メチル−5−ニトロサリチル酸メチル(2.8g)及びトリフェニルホスフィン(9.0g)をジクロロメタン(100ml)に溶解させ、アゾジカルボン酸ジエチル(5.4ml)を加え、室温で9時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=4/1)で精製することにより、表記化合物4.9g(収率93%)を黄色油状物質として得た。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δppm : 1.47 (9H, s), 1.85-1.95 (4H, m), 2.68 (3H, s), 3.50-3.65 (4H, m), 3.91 (3H, s), 4.78 (1H, m), 6.84 (1H, s), 8.63 (1H, s).
【0497】
参考例130
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−5−カルボキシ−2−メチルニトロベンゼン
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−5−メトキシカルボニル−2−メチルニトロベンゼン(4.9g)を濃塩酸(100ml)に溶解させ、80℃で5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、得られた白色固体を、水(30ml)及びアセトン(30ml)の混合溶媒に溶解させ、室温で、炭酸水素ナトリウム(2.3g)及びジ−t−ブチルジカーボネート(3.3g)加え、40℃で1時間撹拌した。反応液を酢酸エチルで抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄した後、有機層を無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥させた。ろ過した後、減圧下溶媒を留去することにより、表記化合物4.8g(収率定量的)を黄色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.48 (9H, s), 1.85-1.95 (2H, m), 2.05-2.15 (2H, m), 2.71 (3H, s), 3.35-3.45 (2H, m), 3.70-3.80 (2H, m), 4.85 (1H, m), 6.93 (1H, s), 8.84 (1H, s).
【0498】
参考例131
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−5−カルバモイル−2−メチルニトロベンゼン
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−5−カルボキシ−2−メチルニトロベンゼン(4.8g)をジクロロメタン(100ml)に溶解させ、氷冷下、クロロギ酸イソブチル(1.7ml)及びトリエチルアミン(1.8ml)を加え、同温で1時間撹拌した後、28%アンモニア水(0.8ml)を加え、さらに2時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=19/1)で精製することにより、表記化合物4.7g(収率97%)を白色固体として得た。
1H NMR (500MHz, DMSO-d6) δppm : 1.41 (9H, s), 1.75-1.85 (2H, m), 1.90-2.00 (2H, m), 2.61 (3H, s), 3.20-3.30 (2H, m), 3.60-3.70 (2H, m), 4.93 (1H, m), 7.35 (1H, s), 8.42 (1H, s).
【0499】
参考例132
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−5−カルバモイル−2−メチルアニリン
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−5−カルバモイル−2−メチルニトロベンゼン(4.7g)をメタノール(120ml)に溶解させ、パラジウム−炭素触媒(0.5g)を加え、水素雰囲気下、室温で2時間撹拌した。反応液をろ過した後、ろ液を減圧下濃縮することにより、表記化合物4.0g(収率93%)を黄色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.47 (9H, s), 1.65-1.75 (2H, m), 1.95-2.05 (2H, m), 2.20 (3H, s), 3.18 (2H, m), 3.75-3.85 (2H, m), 4.45 (1H, m), 6.74 (1H, s), 7.47 (1H, s).
【0500】
参考例133
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−5−カルバモイル−2−メチルフェニル]スルファモイル酢酸エチル
4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−5−カルバモイル−2−メチルアニリン(4.0g)をジクロロメタン(60ml)に溶解させ、ピリジン(1.2ml)を加えた後、氷冷下、クロロスルホニル酢酸エチル(1.9ml)を滴下し、室温で0.5時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=19/1)で精製することにより、表記化合物2.8g(収率48%)を淡黄色固体として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.35 (3H, t, J=7.0), 1.48 (9H, s), 1.75-1.85 (2H, m), 2.00-2.10 (2H, m), 2.49 (3H, s), 3.29 (2H, m), 3.75-3.85 (2H, m), 4.06 (2H, s), 4.33 (2H, q, J=7.0), 4.66 (1H, m), 6.90 (1H, s), 8.16 (1H, s).
【0501】
参考例134
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−5−カルバモイル−2−メチルフェニル]−N−[3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル
3−(3−シアノフェニル)−2−(E)−プロペン−1−オール(0.9g)、N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)−5−カルバモイル−2−メチルフェニル]スルファモイル酢酸エチル(2.8g)及びトリフェニルホスフィン(2.0g)をジクロロメタン(100ml)に溶解させ、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(1.2ml)を加え、室温で3時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/4)で精製することにより、表記化合物2.1g(収率58%)を黄色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.37 (3H, t, J=7.0), 1.47 (9H, s), 1.75-1.85 (2H, m), 2.00-2.10 (2H, m), 2.41 (3H, s), 3.25-3.35 (2H, m), 3.75-3.85 (2H, m), 4.02 (1H, d, J=14.0), 4.16 (1H, d, J=14.0), 4.20-4.25 (1H, m), 4.30-4.40 (2H, m), 4.65-4.75 (2H, m), 6.20-6.30 (1H, m), 6.35 (1H, d, J=16.0), 6.88 (1H, s), 7.41 (1H, m), 7.50-7.55 (3H, m), 8.30 (1H, s).
【0502】
参考例135
3−(5−シアノ−2−メチルフェニル)−2−(E)−プロペン−1−オール
1−t−ブチルジメチルシロキシ−2−プロピン(2.45g)にカテコールボラン(1.5ml)を加え、60℃で4時間撹拌した。反応液を室温まで冷却させた後、トルエン(40ml)で希釈し、3−ブロモ−4−メチルベンゾニトリル(2.02g)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム錯体(0.58g)及びナトリウムエトキシド20%エタノール溶液(5.0ml)を加え、90℃で4時間撹拌した。反応液に水を加えた後、酢酸エチルで抽出し、抽出液を1M水酸化ナトリウム水溶液、水及び飽和食塩水で順次洗浄した後、有機層を無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥させた。減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=8/1)にて精製することにより、中間体化合物(2.23g)を得た。
次いで、得られた中間体化合物をテトラヒドロフラン(60ml)に溶解させ、氷冷下、1M弗化テトラブチルアンモニウム/テトラヒドロフラン溶液(12ml)を加えた後、同温で1時間撹拌した。反応液に水を加えた後、t−ブチルメチルエーテルで抽出し、抽出液を水及び飽和食塩水で順次洗浄した後、有機層を無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥させた。減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/2)にて精製することにより、表記化合物0.64g(収率2工程36%)を無色固体として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 2.41 (3H, s), 4.39 (2H, bs), 6.30 (1H, dt, J=16.0, 5.5), 6.80 (1H, d, J=16.0), 7.25 (1H, d, J=8.0), 7.43 (1H, dd, J=8.0, 2.0), 7.70 (1H, d, J=2.0).
【0503】
参考例136
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(5−シアノ−2−メチルフェニル)−2−(E)−プロペニル]スルファモイル酢酸エチル
3−(5−シアノ−2−メチルフェニル)−2−(E)−プロペン−1−オール(0.64g)、N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]スルファモイル酢酸エチル(1.62g)及びトリフェニルホスフィン(1.16g)をジクロロメタン(30ml)に溶解させ、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.70ml)を滴下した後、同温で2時間撹拌した。反応液を濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/酢酸エチル=12/1)で精製することにより、表記化合物2.03g(収率92%)を無色無定形固体として得た。
1H NMR (500MHz, CDCl3) δppm : 1.36 (3H, t, J=7.0), 1.47 (9H, s), 1.75 (2H, m), 1.91 (2H, m), 2.25 (3H, s), 3.43 (2H, m), 3.69 (2H, m), 3.98 (2H, s), 4.31 (2H, q, J=7.0), 4.47 (1H, m), 4.49 (2H, d, J=6.5), 6.05 (1H, dt, J=15.5, 6.5), 6.56 (1H, d, J=15.5), 6.92 (2H, d, J=10.0), 7.19 (1H, d, J=7.5), 7.40 (3H, m), 7.55 (1H, s).
【0504】
参考例137
3−(5−シアノ−2−フルオロフェニル)−2−(E)−プロペン−1−オール
1−t−ブチルジメチルシロキシ−2−プロピン(1.70g)にカテコールボラン(1.07ml)を加え、60℃で3時間撹拌した。反応液を室温まで冷却させた後、トルエン(20ml)で希釈し、3−ブロモ−4−フルオロベンゾニトリル(1.40g)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム錯体(0.41g)及びナトリウムエトキシド20%エタノール溶液(3.4ml)を加えた後、100℃で6時間撹拌した。反応液に1M水酸化ナトリウム水溶液を加えた後、エーテル抽出し、抽出液を1M水酸化ナトリウム水溶液、水及び飽和食塩水で順次洗浄した後、有機層を無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥させた。減圧下溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=10/1)にて精製することにより、中間体化合物(1.29g)を得た。
次いで、得られた中間体化合物をテトラヒドロフラン(10ml)に溶解させ、氷冷下、1Mフッ化テトラブチルアンモニウム/テトラヒドロフラン溶液(5.30ml)を加えた後、同温で1.5時間撹拌した。反応液に水を加えた後、酢酸エチルで抽出し、抽出液を水及び食塩水で順次洗浄した後、有機層を無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥させた。反応液を濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/1)にて精製することにより、表記化合物0.46g(収率2工程37%)を無色固体として得た。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δppm : 4.40 (2H, m), 6.52 (1H, dt, J=16.5, 5.0), 6.75 (1H, d, J=16.5), 7.16 (1H, dd, J=10.0, 8.5), 7.53 (1H, ddd, J=8.5, 5.0, 2.0), 7.70 (1H, dd, J=7.0, 2.0).
【0505】
参考例138
N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]−N−[3−(5−シアノ−2−フルオロフェニル)−2−(E)−プロペニル]エタンスルホンアミド
3−(5−シアノ−2−フルオロフェニル)−2−(E)−プロペン−1−オール(0.72g)、N−[4−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イルオキシ)フェニル]エタンスルホンアミド(1.63g)及びトリフェニルホスフィン(1.37g)をジクロロメタン(40ml)に溶解させ、氷冷下、アゾジカルボン酸ジエチル(0.83ml)を滴下した後、室温で2時間撹拌した。反応液を濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/酢酸エチル=10/1)で精製することにより、表記化合物2.00g(収率91%)を無色油状物質として得た。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δppm : 1.42 (3H, t, J=7.5), 1.47 (9H, s), 1.74 (2H, m), 1.90 (2H, m), 3.06 (2H, q, J=7.5), 3.33 (2H, m), 3.68 (2H, m), 4.45 (3H, m), 6.34 (1H, dt, J=16.0, 6.0), 6.54 (1H, d, J=16.0), 6.90 (2H, d, J=9.0), 7.12 (1H, dd, J=10.5, 9.0), 7.27 (2H, d, J=9.0), 7.51 (1H, ddd, J=9.0, 5.0, 2.0), 7.68 (1H, dd, J=6.5, 2.0).
【0506】
試験例1
抗ファクターXa活性の測定
抗ファクターXa活性の測定は、Haraらの方法[トロンボシス・アンド・ヘモスタシス,第71巻,第314頁(1994年)[Thromb. Haemost., 71, 314 (1994)]]を一部改変して行った。0.9%塩化ナトリウム、0.4mMの発色基質S-2222(第一化学薬品)および被検化合物を含む50mMのTris塩酸緩衝液(pH8.4)を混和し、0.25unit/mlのヒトファクターXa(コスモバイオ)を添加することにより反応を開始した。コントロール群においては、被験化合物の代わりに蒸留水を緩衝液に加えた。反応溶液(総容量0.1ml)は、室温で5分間インキュベーションした。405nmの吸光度を96ウェルマイクロプレートリーダー(モデル550、バイオラッド)で持続的に測定し、5分間の吸光度の増加をファクターXa活性の指標として算出した。被験化合物の抗ファクターXa活性を評価するために、被験化合物がファクターXa活性を50%阻害する濃度(IC50値)を求めた。
その結果、本発明の前記一般式(I)を有するベンズアミジン誘導体が、優れた活性化血液凝固第X因子阻害作用を有することがわかった。IC50が10nM以下の化合物を、表2に示す。尚、表中、化合物Aは、WO98/31661(EP976722)に記載の、N−[4−[1−アセトイミドイル−4−ピペリジルオキシ]フェニル]−N−[2−(3−アミジノフェノキシ)エチル]スルファモイル酢酸の2塩酸塩を示す。
【0507】
【化28】
【0508】
【表2】
【0509】
試験例2
抗トリプシン活性の測定
抗トリプシン活性の測定は、Taniuchiらの方法[トロンボシス・アンド・ヘモスタシス,第79巻,第543頁(1998年)[Thromb. Haemost., 79, 543 (1998)]]を一部改変して行った。0.9%塩化ナトリウムを含む50mM Tris塩酸緩衝液85μl(pH8.4)、5μlの発色基質S−2222(終濃度0.4mM、第一化学薬品)、および被検化合物5μlを混和し、5μlのウシ・トリプシン(終濃度0.25μg-protein/ml、シグマ)を添加することにより反応を開始した。コントロール群においては、被検化合物の代わりに蒸留水を緩衝液に添加した。反応溶液(総容量0.1ml)は室温でインキュベーションした。405nmの吸光度を96ウェルマイクロプレートリーダー(モデル550、バイオラッド)にて連続測定して、5分間の吸光度の増加をトリプシン活性の指標として算出した。被検化合物の抗トリプシン活性を評価するために、被検化合物がトリプシン活性を50%抑制するに要する濃度(IC50値)を求めた。結果を表3に示す。
【0510】
【表3】
【0511】
製剤例1
ハードカプセル剤
50mgの粉末状の実施例9の化合物、128.7mgのラクトース、70mgのセルロース及び1.3mgのステアリン酸マグネシウムを混合し、60メッシュのふるいを通した後、この粉末を250mgの3号ゼラチンカプセルに入れ、カプセル剤とする。
【0512】
製剤例2
錠剤
50mgの粉末状の実施例9の化合物、124mgのラクトース、25mgのセルロース及び1mgのステアリン酸マグネシウムを混合し、打錠機により打錠して、1錠200mgの錠剤とする。この錠剤は必要に応じて糖衣を施すことができる。
【0513】
製剤例3
注射剤
1.5重量%の実施例9の化合物を、10容量%のプロピレングリコール中で攪拌し、次いで、注射用水で一定容量に調整した後、滅菌して注射剤とする。
【0514】
【発明の効果】
本発明の前記一般式(I)を有するベンズアミジン誘導体は、優れた活性化血液凝固第X因子阻害作用を有し、毒性も弱いため、医薬[特に、血液凝固性疾患(例えば、脳梗塞、心筋梗塞又は末梢循環障害等の血栓性疾患)の予防薬又は治療薬(特に治療薬)]として有用である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a benzamidine derivative having an excellent activated blood coagulation factor X inhibitory effect and useful as a therapeutic or prophylactic agent for blood coagulation diseases, a pharmacologically acceptable salt thereof, and a medicament containing them About.
[0002]
[Prior art]
In recent years, due to the aging of the population, an increase in cardiovascular diseases accompanying aging is conspicuous. Among them, thrombotic diseases such as cerebral infarction, myocardial infarction and peripheral circulation disorder are not only directly related to the cause of death, but also impose many personal and social burdens such as poor prognosis of patients and restrictions on life. Anticoagulant therapy is expected to become increasingly important as a treatment for these thrombosis.
Blood clotting goes through a multi-step amplification process of an enzymatic reaction that is activated due to some stimulus, and finally activated thrombin produces a fibrin by limited degradation of soluble plasma protein fibrinogen. Caused by Fibrin forms a clot with insoluble protein. This process is known as the blood coagulation cascade, and there are two pathways, the intrinsic system and the extrinsic system, each pathway activating and coagulating blood coagulation factor X. As described above, the generated activated blood coagulation factor X is an enzyme that occupies an important position in the blood coagulation cascade. Finally, divalent calcium ions, phospholipids, activated blood coagulation factor V, etc. Create a complex and efficiently convert prothrombin to thrombin to promote blood coagulation [eg, Principals of Biochemistry: Marmarian Biochemistry, 7th Edition (1983) [EL Smith, A. White et al 'Principles of Biochemistry: Mammalian Biochemistry 7th edition' McGraw-Hill, Inc. (1983)].
[0003]
Currently, warfarin and antithrombin agents are known and used as anticoagulants. However, although warfarin is widely used as an oral antithrombotic drug, it is a vitamin K antagonist, and it is known that anticoagulant ability is difficult to control due to frequent interactions with diet and concomitant drugs. [For example, Clinical Pharmacokinetics, Vol. 30, 416 (1996) [ Clin. Pharmacokinet. , 30 , 416 (1996)] etc.]. In addition, since the current antithrombin agent has a tendency to bleed as a side effect associated with its efficacy, the development of a new anticoagulant is desired. Activated blood coagulation factor X is directly involved in the generation of thrombin, and its inhibitor is known to exhibit anticoagulant action, and has been suggested as a novel anticoagulant [for example, Drugs 49, 856 (1995) [ Drugs , 49 , 856 (1995)] etc.].
[0004]
Incidentally, as competitive competitive type activated blood coagulation factor X inhibitors, JP-A-5-208946 (EP540051), WO96 / 16940 (EP798295) or WO00 / 47553 describe aromatic amidine derivatives or amidinonaphthyl derivatives. Has been. WO98 / 31661 (EP976722) includes, for example, N- [4- [1-acetimidoyl-4-piperidyloxy] phenyl] -N- [2- (3-amidinophenoxy) ethyl] sulfamoylacetic acid Benzamidine derivatives such as fluoroacetates are described.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The present inventors aim to develop a compound having an excellent activated blood coagulation factor X inhibitory action, and as a result of intensive studies over many years on the pharmacological activity of various benzamidine derivatives, the present inventors have a unique structure. As benzamidine derivatives have an excellent activated blood coagulation factor X inhibitory action and do not show trypsin inhibitory action, there are no side effects resulting from it, and as a prophylactic or therapeutic agent (especially a therapeutic agent) for blood coagulation diseases It has been found useful, and the present invention has been completed.
[0006]
The present invention relates to a benzamidine derivative having an excellent activated blood coagulation factor X inhibitory action, a pharmacologically acceptable salt thereof, a production method thereof, an intermediate useful for the synthesis thereof, and a prophylactic agent for blood coagulation diseases. Alternatively, a medicament containing the benzamidine derivative useful as a therapeutic agent is provided.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The benzamidine derivative of the present invention has the general formula
[0008]
[Chemical formula 5]
Have
[0009]
In the above formula,
R 1 Is a hydrogen atom, a halogen atom, C 1 -C 6 Represents an alkyl group or a hydroxyl group,
R 2 Is a hydrogen atom, a halogen atom or C 1 -C 6 Represents an alkyl group,
R Three Is a hydrogen atom; C 1 -C 6 Alkyl group; hydroxyl group, carboxyl group or (C 1 -C 6 C) substituted with alkoxy) carbonyl group 1 -C 6 Alkyl group; general formula
[0010]
[Chemical 6]
(Wherein R 7 Is C 1 -C 6 Represents an alkyl group, and m and n are the same or different and each represents an integer of 1 to 6; ) Having a group; 7 -C 15 Aralkyl group; C 1 -C 6 Alkanoyl group; hydroxy C 2 -C 6 Alkanoyl group; C 1 -C 6 An alkylsulfonyl group; or (C 1 -C 6 Alkoxy) C substituted with a carbonyl group or a carboxyl group 1 -C 6 Represents an alkylsulfonyl group,
R Four And R Five Are the same or different and each represents a hydrogen atom, a halogen atom, or C 1 -C 6 Alkyl group, halogeno C 1 -C 6 Alkyl group, C 1 -C 6 Alkoxy group, carboxyl group, (C 1 -C 6 Alkoxy) carbonyl group, carbamoyl group, (C 1 -C 6 Alkyl) carbamoyl group or di (C 1 -C 6 Alkyl) carbamoyl group,
R 6 Represents a 1-acetimidoylpyrrolidin-3-yl group or a 1-acetimidoylpiperidin-4-yl group.
[0011]
The active ingredient of the medicament of the present invention is a benzamidine derivative having the general formula (I).
[0012]
In the above general formula (I), R 1 The “halogen atom” in the definition of, for example, may be, for example, a fluorine atom, a chlorine atom, a bromine atom or an iodine atom, preferably a fluorine atom, a chlorine atom or a bromine atom, more preferably a fluorine atom or A chlorine atom, particularly preferably a fluorine atom.
[0013]
In the above, R 1 In the definition of "C 1 -C 6 The “alkyl group” is, for example, methyl group, ethyl group, propyl group, isopropyl group, butyl group, isobutyl group, s-butyl group, t-butyl group, pentyl group, isopentyl group, 2-methylbutyl group, neopentyl group, -Ethylpropyl group, hexyl group, 4-methylpentyl group, 3-methylpentyl group, 2-methylpentyl group, 1-methylpentyl group, 3,3-dimethylbutyl group, 2,2-dimethylbutyl group, 1, A straight or branched chain having 1 to 6 carbon atoms such as 1-dimethylbutyl group, 1,2-dimethylbutyl group, 1,3-dimethylbutyl group, 2,3-dimethylbutyl group or 2-ethylbutyl group A chain alkyl group, preferably C 1 -C Four It is an alkyl group, more preferably a methyl group or an ethyl group, and particularly preferably a methyl group.
[0014]
In the above, R 2 The “halogen atom” in the definition of 1 As defined above, preferably a fluorine atom or a chlorine atom, and particularly preferably a fluorine atom.
[0015]
In the above, R 2 In the definition of "C 1 -C 6 The “alkyl group” is, for example, R 1 As defined above, preferably C 1 -C Four It is an alkyl group, more preferably a methyl group or an ethyl group, and particularly preferably a methyl group.
[0016]
In the above, R Three In the definition of "C 1 -C 6 Alkyl group "and" hydroxyl group, carboxyl group or (C 1 -C 6 C) substituted with alkoxy) carbonyl group 1 -C 6 “C” of “alkyl group” 1 -C 6 The “alkyl group” moiety is, for example, R 1 Can be the same meaning as defined in 1 -C 6 The “alkyl group” is preferably C 1 -C Four It is an alkyl group, more preferably a methyl group, an ethyl group or an isopropyl group, and particularly preferably an isopropyl group. On the other hand, “hydroxyl group, carboxyl group or (C 1 -C 6 C) substituted with alkoxy) carbonyl group 1 -C 6 “C” of “alkyl group” 1 -C 6 The “alkyl group” moiety is preferably C 1 -C Four It is an alkyl group, more preferably a methyl group or an ethyl group, and particularly preferably a methyl group.
[0017]
In the above, R Three In the definition of “hydroxyl group, carboxyl group or (C 1 -C 6 C) substituted with alkoxy) carbonyl group 1 -C 6 A substituent of “alkyl group” and “(C 1 -C 6 Alkoxy) C substituted with a carbonyl group or a carboxyl group 1 -C 6 In the definition of the substituent of “alkylsulfonyl group”, “(C 1 -C 6 “Alkoxy) carbonyl group” means, for example, methoxycarbonyl group, ethoxycarbonyl group, propoxycarbonyl group, isopropoxycarbonyl group, butoxycarbonyl group, isobutoxycarbonyl group, s-butoxycarbonyl group, t-butoxycarbonyl group, pentyloxycarbonyl Group, isopentyloxycarbonyl group, 2-methylbutoxycarbonyl group, neopentyloxycarbonyl group, 1-ethylpropoxycarbonyl group, hexyloxycarbonyl group, 4-methylpentyloxycarbonyl group, 3-methylpentyloxycarbonyl group, 2 -Methylpentyloxycarbonyl group, 1-methylpentyloxycarbonyl group, 3,3-dimethylbutoxycarbonyl group, 2,2-dimethylbutoxycarbonyl group, 1,1-dimethylbutyl A straight chain having 1 to 6 carbon atoms, such as a xoxycarbonyl group, 1,2-dimethylbutoxycarbonyl group, 1,3-dimethylbutoxycarbonyl group, 2,3-dimethylbutoxycarbonyl group or 2-ethylbutoxycarbonyl group Or a branched chain alkoxy group bonded to a carbonyl group, preferably (C 1 -C Four Alkoxy) carbonyl group, more preferably methoxycarbonyl group or ethoxycarbonyl group, and particularly preferably ethoxycarbonyl group.
[0018]
In the above, R Three In the definition of “hydroxyl group, carboxyl group or (C 1 -C 6 C) substituted with alkoxy) carbonyl group 1 -C 6 The “alkyl group” is, for example, a hydroxymethyl group, 1-hydroxyethyl group, 2-hydroxyethyl group, 1-hydroxypropyl group, 2-hydroxypropyl group, 3-hydroxypropyl group, 1-hydroxybutyl group, 2-hydroxy Butyl group, 3-hydroxybutyl group, 4-hydroxybutyl group, 5-hydroxypentyl group or 6-hydroxyhexyl group, carboxymethyl group, 1-carboxyethyl group, 2-carboxyethyl group, 1-carboxypropyl group, 2 -Carboxypropyl group, 3-carboxypropyl group, 1-carboxybutyl group, 2-carboxybutyl group, 3-carboxybutyl group, 4-carboxybutyl group, 5-carboxypentyl group or 6-carboxyhexyl group, methoxycarbonylmethyl Group, ethoxycarbo Rumethyl group, propoxycarbonylmethyl group, isopropoxycarbonylmethyl group, butoxycarbonylmethyl group, isobutoxycarbonylmethyl group, s-butoxycarbonylmethyl group, t-butoxycarbonylmethyl group, pentyloxycarbonylmethyl group, isopentyloxycarbonylmethyl Group, 2-methylbutoxycarbonylmethyl group, neopentyloxycarbonylmethyl group, 1-ethylpropoxycarbonylmethyl group, hexyloxycarbonylmethyl group, 4-methylpentyloxycarbonylmethyl group, 3-methylpentyloxycarbonylmethyl group, 2 -Methylpentyloxycarbonylmethyl group, 1-methylpentyloxycarbonylmethyl group, 3,3-dimethylbutoxycarbonylmethyl group, 2,2-dimethylbutoxy Carbonylmethyl group, 1,1-dimethylbutoxycarbonylmethyl group, 1,2-dimethylbutoxycarbonylmethyl group, 1,3-dimethylbutoxycarbonylmethyl group, 2,3-dimethylbutoxycarbonylmethyl group, 2-ethylbutoxycarbonylmethyl Group, 1- (methoxycarbonyl) ethyl group, 1- (ethoxycarbonyl) ethyl group, 1- (propoxycarbonyl) ethyl group, 1- (isopropoxycarbonyl) ethyl group, 1- (butoxycarbonyl) ethyl group, 1- (Isobutoxycarbonyl) ethyl group, 1- (s-butoxycarbonyl) ethyl group, 1- (t-butoxycarbonyl) ethyl group, 1- (pentyloxycarbonyl) ethyl group, 1- (isopentyloxycarbonyl) ethyl group , 1- (2-methylbutoxycarbonyl) Ethyl group, 1- (neopentyloxycarbonyl) ethyl group, 1- (1-ethylpropoxycarbonyl) ethyl group, 1- (hexyloxycarbonyl) ethyl group, 1- (4-methylpentyloxycarbonyl) ethyl group, 1 -(3-methylpentyloxycarbonyl) ethyl group, 1- (2-methylpentyloxycarbonyl) ethyl group, 1- (1-methylpentyloxycarbonyl) ethyl group, 1- (3,3-dimethylbutoxycarbonyl) ethyl Group, 1- (2,2-dimethylbutoxycarbonyl) ethyl group, 1- (1,1-dimethylbutoxycarbonyl) ethyl group, 1- (1,2-dimethylbutoxycarbonyl) ethyl group, 1- (1,3 -Dimethylbutoxycarbonyl) ethyl group, 1- (2,3-dimethylbutoxycarbonyl) ethyl group, -(2-ethylbutoxycarbonyl) ethyl group, 2- (methoxycarbonyl) ethyl group, 2- (ethoxycarbonyl) ethyl group, 2- (propoxycarbonyl) ethyl group, 2- (isopropoxycarbonyl) ethyl group, 2- (Butoxycarbonyl) ethyl group, 2- (isobutoxycarbonyl) ethyl group, 2- (s-butoxycarbonyl) ethyl group, 2- (t-butoxycarbonyl) ethyl group, 2- (pentyloxycarbonyl) ethyl group, 2 -(Isopentyloxycarbonyl) ethyl group, 2- (2-methylbutoxycarbonyl) ethyl group, 2- (neopentyloxycarbonyl) ethyl group, 2- (1-ethylpropoxycarbonyl) ethyl group, 2- (hexyloxy) Carbonyl) ethyl group, 2- (4-methylpentyloxycarbonyl) Til group, 2- (3-methylpentyloxycarbonyl) ethyl group, 2- (2-methylpentyloxycarbonyl) ethyl group, 2- (1-methylpentyloxycarbonyl) ethyl group, 2- (3,3-dimethyl) Butoxycarbonyl) ethyl group, 2- (2,2-dimethylbutoxycarbonyl) ethyl group, 2- (1,1-dimethylbutoxycarbonyl) ethyl group, 2- (1,2-dimethylbutoxycarbonyl) ethyl group, 2- (1,3-dimethylbutoxycarbonyl) ethyl group, 2- (2,3-dimethylbutoxycarbonyl) ethyl group, 2- (2-ethylbutoxycarbonyl) ethyl group, 3- (methoxycarbonyl) propyl group, 3- ( Ethoxycarbonyl) propyl group, 3- (propoxycarbonyl) propyl group, 3- (isopropoxycarbonyl) L) propyl group, 3- (butoxycarbonyl) propyl group, 3- (isobutoxycarbonyl) propyl group, 3- (s-butoxycarbonyl) propyl group, 3- (t-butoxycarbonyl) propyl group, 3- (pentyl) Oxycarbonyl) propyl group, 3- (isopentyloxycarbonyl) propyl group, 3- (hexyloxycarbonyl) propyl group, 4- (methoxycarbonyl) butyl group, 4- (ethoxycarbonyl) butyl group, 4- (propoxycarbonyl) ) Butyl group, 4- (isopropoxycarbonyl) butyl group, 4- (butoxycarbonyl) butyl group, 4- (isobutoxycarbonyl) butyl group, 4- (s-butoxycarbonyl) butyl group, 4- (t-butoxy) Carbonyl) butyl group, 4- (pentyloxycarbonyl) butyl group, -(Isopentyloxycarbonyl) butyl group, 4- (hexyloxycarbonyl) butyl group, 5- (methoxycarbonyl) pentyl group, 5- (ethoxycarbonyl) pentyl group, 5- (propoxycarbonyl) pentyl group, 5- ( Butoxycarbonyl) pentyl group, 5- (pentyloxycarbonyl) pentyl group, 5- (hexyloxycarbonyl) pentyl group, 6- (methoxycarbonyl) hexyl group, 6- (ethoxycarbonyl) hexyl group, 6- (propoxycarbonyl) A hydroxyl group, a carboxyl group or the above (C), such as a hexyl group, 6- (butoxycarbonyl) hexyl group, 6- (pentyloxycarbonyl) hexyl group or 6- (hexyloxycarbonyl) hexyl group; 1 -C 6 Alkoxy) carbonyl group is C 1 -C 6 It may be a group bonded to an alkyl group, preferably hydroxy C 1 -C Four Alkyl group, carboxy C 1 -C Four An alkyl group or (C 1 -C Four Alkoxy) carbonyl (C 1 -C Four Alkyl) group, more preferably hydroxy C 1 -C Four An alkyl group or (C 1 -C Four Alkoxy) carbonylmethyl group, more preferably 2-hydroxyethyl group, carboxymethyl group, methoxycarbonylmethyl group, ethoxycarbonylmethyl group, propoxycarbonylmethyl group or butoxycarbonylmethyl group, particularly preferably 2-hydroxyethyl group, carboxymethyl group, methoxycarbonylmethyl group or ethoxycarbonylmethyl group, and most preferably carboxymethyl group or ethoxycarbonylmethyl group.
[0019]
In the above general formula (II), R 7 In the definition of "C 1 -C 6 The “alkyl group” is, for example, R 1 As defined above, preferably C 1 -C Four An alkyl group, more preferably a methyl group or an ethyl group, and particularly preferably an ethyl group.
[0020]
In the above, m is preferably an integer of 1 to 4, more preferably 1 or 2.
[0021]
In the above, n is preferably an integer of 1 to 4, and more preferably 1 or 2.
[0022]
In the above general formula (I), R Three In the definition of "C 7 -C 15 `` Aralkyl group '' means, for example, benzyl group, naphthylmethyl group, indenylmethyl group, phenanthrenylmethyl group, anthracenylmethyl group, diphenylmethyl group, phenethyl group, naphthylethyl group, phenylpropyl group, naphthylpropyl group , Phenylbutyl group, naphthylbutyl group, phenylpentyl group, naphthylpentyl group, or phenylhexyl group, one or two aromatic hydrocarbon groups having 6 to 14 carbon atoms are 1 -C 6 It may be a group bonded to an `` alkyl group '', preferably a benzyl group, a naphthylmethyl group, a diphenylmethyl group or a phenethyl group, more preferably a benzyl group or a phenethyl group, particularly preferably a benzyl group. It is.
[0023]
In the above, R Three In the definition of "C 1 -C 6 The “alkanoyl group” is, for example, a linear or branched chain having 1 to 6 carbon atoms such as formyl group, acetyl group, propionyl group, butyryl group, isobutyryl group, pivaloyl group, valeryl group, isovaleryl group or hexanoyl group. An alkanoyl group, preferably C 1 -C Four An alkanoyl group, more preferably a formyl group or an acetyl group, and particularly preferably an acetyl group.
[0024]
In the above, R Three In the definition of “Hydroxy C” 2 -C 6 The “alkanoyl group” is, for example, a hydroxyl group such as a hydroxyacetyl group, 2-hydroxypropionyl group, 3-hydroxypropionyl group, 4-hydroxybutyryl group, 5-hydroxyvaleryl group or 6-hydroxyhexanoyl group. “C 1 -C 6 It may be a group bonded to the “alkanoyl group”, preferably a hydroxyacetyl group, a 3-hydroxypropionyl group or a 4-hydroxybutyryl group, and particularly preferably a hydroxyacetyl group.
[0025]
In the above, R Three In the definition of "C 1 -C 6 The “alkylsulfonyl group” is, for example, a methanesulfonyl group, an ethanesulfonyl group, a propanesulfonyl group, an isopropanesulfonyl group, a butanesulfonyl group, an isobutanesulfonyl group, a pentanesulfonyl group, an isopentanesulfonyl group, a neopentanesulfonyl group, a hexanesulfonyl group or The “C” described above, such as an isohexanesulfonyl group. 1 -C 6 The alkyl group ”may be a group bonded to a sulfonyl group, preferably a methanesulfonyl group, an ethanesulfonyl group, a propanesulfonyl group, a butanesulfonyl group, a pentanesulfonyl group, or a hexanesulfonyl group, more preferably a methanesulfonyl group. Group, ethanesulfonyl group or butanesulfonyl group, particularly preferably ethanesulfonyl group.
[0026]
In the above, R Three In the definition of "(C 1 -C 6 Alkoxy) C substituted with a carbonyl group or a carboxyl group 1 -C 6 Examples of the “alkylsulfonyl group” include methoxycarbonylmethanesulfonyl group, ethoxycarbonylmethanesulfonyl group, propoxycarbonylmethanesulfonyl group, isopropoxycarbonylmethanesulfonyl group, butoxycarbonylmethanesulfonyl group, isobutoxycarbonylmethanesulfonyl group, s-butoxycarbonyl. Methanesulfonyl group, t-butoxycarbonylmethanesulfonyl group, pentyloxycarbonylmethanesulfonyl group, isopentyloxycarbonylmethanesulfonyl group, 2-methylbutoxycarbonylmethanesulfonyl group, neopentyloxycarbonylmethanesulfonyl group, 1-ethylpropoxycarbonylmethane Sulfonyl group, hexyloxycarbonylmethanesulfonyl group, 4-methylpentyloxyca Bonylmethanesulfonyl group, 3-methylpentyloxycarbonylmethanesulfonyl group, 2-methylpentyloxycarbonylmethanesulfonyl group, 1-methylpentyloxycarbonylmethanesulfonyl group, 3,3-dimethylbutoxycarbonylmethanesulfonyl group, 2,2- Dimethylbutoxycarbonylmethanesulfonyl group, 1,1-dimethylbutoxycarbonylmethanesulfonyl group, 1,2-dimethylbutoxycarbonylmethanesulfonyl group, 1,3-dimethylbutoxycarbonylmethanesulfonyl group, 2,3-dimethylbutoxycarbonylmethanesulfonyl group 2-ethylbutoxycarbonylmethanesulfonyl group, 1- (methoxycarbonyl) ethanesulfonyl group, 1- (ethoxycarbonyl) ethanesulfonyl group, 1- (propoxy Cicarbonyl) ethanesulfonyl group, 1- (isopropoxycarbonyl) ethanesulfonyl group, 1- (butoxycarbonyl) ethanesulfonyl group, 1- (isobutoxycarbonyl) ethanesulfonyl group, 1- (s-butoxycarbonyl) ethanesulfonyl group 1- (t-butoxycarbonyl) ethanesulfonyl group, 1- (pentyloxycarbonyl) ethanesulfonyl group, 1- (isopentyloxycarbonyl) ethanesulfonyl group, 1- (2-methylbutoxycarbonyl) ethanesulfonyl group, 1 -(Neopentyloxycarbonyl) ethanesulfonyl group, 1- (1-ethylpropoxycarbonyl) ethanesulfonyl group, 1- (hexyloxycarbonyl) ethanesulfonyl group, 1- (4-methylpentyloxycarbonyl) ethanesulfo Nyl group, 1- (3-methylpentyloxycarbonyl) ethanesulfonyl group, 1- (2-methylpentyloxycarbonyl) ethanesulfonyl group, 1- (1-methylpentyloxycarbonyl) ethanesulfonyl group, 1- (3 3-dimethylbutoxycarbonyl) ethanesulfonyl group, 1- (2,2-dimethylbutoxycarbonyl) ethanesulfonyl group, 1- (1,1-dimethylbutoxycarbonyl) ethanesulfonyl group, 1- (1,2-dimethylbutoxycarbonyl) ) Ethanesulfonyl group, 1- (1,3-dimethylbutoxycarbonyl) ethanesulfonyl group, 1- (2,3-dimethylbutoxycarbonyl) ethanesulfonyl group, 1- (2-ethylbutoxycarbonyl) ethanesulfonyl group, 2- (Methoxycarbonyl) ethanesulfonyl group 2- (ethoxycarbonyl) ethanesulfonyl group, 2- (propoxycarbonyl) ethanesulfonyl group, 2- (isopropoxycarbonyl) ethanesulfonyl group, 2- (butoxycarbonyl) ethanesulfonyl group, 2- (isobutoxycarbonyl) ethanesulfonyl Group, 2- (s-butoxycarbonyl) ethanesulfonyl group, 2- (t-butoxycarbonyl) ethanesulfonyl group, 2- (pentyloxycarbonyl) ethanesulfonyl group, 2- (isopentyloxycarbonyl) ethanesulfonyl group, 2 -(2-methylbutoxycarbonyl) ethanesulfonyl group, 2- (neopentyloxycarbonyl) ethanesulfonyl group, 2- (1-ethylpropoxycarbonyl) ethanesulfonyl group, 2- (hexyloxycarbonyl) ethanesulfo Group, 2- (4-methylpentyloxycarbonyl) ethanesulfonyl group, 2- (3-methylpentyloxycarbonyl) ethanesulfonyl group, 2- (2-methylpentyloxycarbonyl) ethanesulfonyl group, 2- (1- Methylpentyloxycarbonyl) ethanesulfonyl group, 2- (3,3-dimethylbutoxycarbonyl) ethanesulfonyl group, 2- (2,2-dimethylbutoxycarbonyl) ethanesulfonyl group, 2- (1,1-dimethylbutoxycarbonyl) Ethanesulfonyl group, 2- (1,2-dimethylbutoxycarbonyl) ethanesulfonyl group, 2- (1,3-dimethylbutoxycarbonyl) ethanesulfonyl group, 2- (2,3-dimethylbutoxycarbonyl) ethanesulfonyl group, 2 -(2-Ethylbutoxycarbonyl) ethane Sulfonyl group, 1- (methoxycarbonyl) propanesulfonyl group, 1- (ethoxycarbonyl) propanesulfonyl group, 1- (propoxycarbonyl) propanesulfonyl group, 1- (butoxycarbonyl) propanesulfonyl group, 1- (pentyloxycarbonyl) ) Propanesulfonyl group, 1- (hexyloxycarbonyl) propanesulfonyl group, 2- (methoxycarbonyl) propanesulfonyl group, 2- (ethoxycarbonyl) propanesulfonyl group, 2- (propoxycarbonyl) propanesulfonyl group, 2- (butoxy) Carbonyl) propanesulfonyl group, 2- (pentyloxycarbonyl) propanesulfonyl group, 2- (hexyloxycarbonyl) propanesulfonyl group, 3- (methoxycarbonyl) propanesulfonyl group 3- (ethoxycarbonyl) propanesulfonyl group, 3- (propoxycarbonyl) propanesulfonyl group, 3- (isopropoxycarbonyl) propanesulfonyl group, 3- (butoxycarbonyl) propanesulfonyl group, 3- (isobutoxycarbonyl) propanesulfonyl Group, 3- (s-butoxycarbonyl) propanesulfonyl group, 3- (t-butoxycarbonyl) propanesulfonyl group, 3- (pentyloxycarbonyl) propanesulfonyl group, 3- (isopentyloxycarbonyl) propanesulfonyl group, 3 -(2-methylbutoxycarbonyl) propanesulfonyl group, 3- (neopentyloxycarbonyl) propanesulfonyl group, 3- (1-ethylpropoxycarbonyl) propanesulfonyl group, 3- (hexyloxy) Rubonyl) propanesulfonyl group, 3- (4-methylpentyloxycarbonyl) propanesulfonyl group, 3- (3-methylpentyloxycarbonyl) propanesulfonyl group, 3- (2-methylpentyloxycarbonyl) propanesulfonyl group, 3- (1-methylpentyloxycarbonyl) propanesulfonyl group, 3- (3,3-dimethylbutoxycarbonyl) propanesulfonyl group, 3- (2,2-dimethylbutoxycarbonyl) propanesulfonyl group, 3- (1,1-dimethyl) Butoxycarbonyl) propanesulfonyl group, 3- (1,2-dimethylbutoxycarbonyl) propanesulfonyl group, 3- (1,3-dimethylbutoxycarbonyl) propanesulfonyl group, 3- (2,3-dimethylbutoxycarbonyl) propanesulfone D Group, 3- (2-ethylbutoxycarbonyl) propanesulfonyl group, 2-methoxycarbonyl-1-methylethanesulfonyl group, 2-ethoxycarbonyl-1-methylethanesulfonyl group, 2-propoxycarbonyl-1-methylethanesulfonyl Group, 2-butoxycarbonyl-1-methylethanesulfonyl group, 1- (methoxycarbonyl) butanesulfonyl group, 1- (ethoxycarbonyl) butanesulfonyl group, 1- (propoxycarbonyl) butanesulfonyl group, 1- (butoxycarbonyl) Butanesulfonyl group, 1- (pentyloxycarbonyl) butanesulfonyl group, 1- (hexyloxycarbonyl) butanesulfonyl group, 2- (methoxycarbonyl) butanesulfonyl group, 2- (ethoxycarbonyl) butanesulfonyl group, 2 (Propoxycarbonyl) butanesulfonyl group, 2- (butoxycarbonyl) butanesulfonyl group, 2- (pentyloxycarbonyl) butanesulfonyl group, 2- (hexyloxycarbonyl) butanesulfonyl group, 3- (methoxycarbonyl) butanesulfonyl group, 3- (ethoxycarbonyl) butanesulfonyl group, 3- (propoxycarbonyl) butanesulfonyl group, 3- (butoxycarbonyl) butanesulfonyl group, 3- (pentyloxycarbonyl) butanesulfonyl group, 3- (hexyloxycarbonyl) butanesulfonyl Group, 4- (methoxycarbonyl) butanesulfonyl group, 4- (ethoxycarbonyl) butanesulfonyl group, 4- (propoxycarbonyl) butanesulfonyl group, 4- (isopropoxycarbonyl) butans Phonyl group, 4- (butoxycarbonyl) butanesulfonyl group, 4- (isobutoxycarbonyl) butanesulfonyl group, 4- (s-butoxycarbonyl) butanesulfonyl group, 4- (t-butoxycarbonyl) butanesulfonyl group, 4- (Pentyloxycarbonyl) butanesulfonyl group, 4- (isopentyloxycarbonyl) butanesulfonyl group, 4- (2-methylbutoxycarbonyl) butanesulfonyl group, 4- (neopentyloxycarbonyl) butanesulfonyl group, 4- (1 -Ethylpropoxycarbonyl) butanesulfonyl group, 4- (hexyloxycarbonyl) butanesulfonyl group, 4- (4-methylpentyloxycarbonyl) butanesulfonyl group, 4- (3-methylpentyloxycarbonyl) butanesulfonyl group, 4- ( 2-methylpentyloxycarbonyl) butanesulfonyl group, 4- (1-methylpentyloxycarbonyl) butanesulfonyl group, 4- (3,3-dimethylbutoxycarbonyl) butanesulfonyl group, 4- (2,2-dimethylbutoxycarbonyl) ) Butanesulfonyl group, 4- (1,1-dimethylbutoxycarbonyl) butanesulfonyl group, 4- (1,2-dimethylbutoxycarbonyl) butanesulfonyl group, 4- (1,3-dimethylbutoxycarbonyl) butanesulfonyl group, 4- (2,3-dimethylbutoxycarbonyl) butanesulfonyl group, 4- (2-ethylbutoxycarbonyl) butanesulfonyl group, 3-methoxycarbonyl-2-methylpropanesulfonyl group, 3-ethoxycarbonyl-2-methylpropanesulfonyl Group, 5- (me Xoxycarbonyl) pentanesulfonyl group, 5- (ethoxycarbonyl) pentanesulfonyl group, 5- (propoxycarbonyl) pentanesulfonyl group, 5- (butoxycarbonyl) pentanesulfonyl group, 5- (pentyloxycarbonyl) pentanesulfonyl group, 5- (Hexyloxycarbonyl) pentanesulfonyl group, 6- (methoxycarbonyl) hexanesulfonyl group, 6- (ethoxycarbonyl) hexanesulfonyl group, 6- (propoxycarbonyl) hexanesulfonyl group, 6- (butoxycarbonyl) hexanesulfonyl group, 6 -(Pentyloxycarbonyl) hexanesulfonyl group, 6- (hexyloxycarbonyl) hexanesulfonyl group, carboxymethanesulfonyl group, 2-carboxyethanesulfonyl group, 3-carboxy Like a boxypropanesulfonyl group, a 2-carboxy-1-methylethanesulfonyl group, a 4-carboxybutanesulfonyl group, a 3-carboxy-2-methylpropanesulfonyl group, a 5-carboxypentanesulfonyl group, or a 6-carboxyhexanesulfonyl group The above (C 1 -C 6 One alkoxy group selected from the group consisting of a carbonyl group and a carboxyl group is C 1 -C 6 It can be a group bonded to an alkylsulfonyl group, preferably (C 1 -C Four C) substituted with alkoxy) carbonyl group or carboxyl group 1 -C Four An alkylsulfonyl group, and more preferably (C 1 -C Four Alkoxy) A methanesulfonyl group or an ethanesulfonyl group substituted with a carbonyl group or a carboxyl group, and more preferably a methoxycarbonylmethanesulfonyl group, an ethoxycarbonylmethanesulfonyl group, a carboxymethanesulfonyl group, 2-methoxycarbonylethane A sulfonyl group, a 2-ethoxycarbonylethanesulfonyl group or a 2-carboxyethanesulfonyl group, particularly preferably an ethoxycarbonylmethanesulfonyl group or a carboxymethanesulfonyl group.
[0027]
In the above, R Four And R Five The “halogen atom” in the definition of 1 As defined above, preferably a fluorine atom, a chlorine atom or a bromine atom, more preferably a fluorine atom or a chlorine atom, and particularly preferably a chlorine atom.
[0028]
In the above, R Four And R Five In the definition of "C 1 -C 6 The “alkyl group” is, for example, R 1 As defined above, preferably C 1 -C Four It is an alkyl group, more preferably a methyl group or an ethyl group, and particularly preferably a methyl group.
[0029]
In the above, R Four And R Five In the definition of "Halogeno C" 1 -C 6 The “alkyl group” is, for example, a fluoromethyl group, a difluoromethyl group, a trifluoromethyl group, a 2-fluoroethyl group, a 2,2-difluoroethyl group, a 2,2,2-trifluoroethyl group, a pentafluoroethyl group, 3-fluoropropyl group, 4-fluorobutyl group, 6-fluorohexyl group, chloromethyl group, 2-chloroethyl group, 3-chloropropyl group, 4-chlorobutyl group, bromomethyl group, 3-bromopropyl group, dibromopentyl group , Iodomethyl group or 2-fluoro-1-chloroethyl group, 1 -C 6 The “alkyl group” may be a group substituted with 1 to 5 of the above “halogen atoms”, and preferably a C atom substituted with 1 to 3 halogen atoms selected from the group consisting of a fluorine atom and a chlorine atom. 1 -C Four An alkyl group, more preferably a fluoromethyl group, a difluoromethyl group, a trifluoromethyl group, a 2-fluoroethyl group, a 2,2-difluoroethyl group, or a 2,2,2-trifluoroethyl group, Particularly preferred is a trifluoromethyl group.
[0030]
In the above, R Four And R Five In the definition of "C 1 -C 6 “Alkoxy group” means, for example, methoxy group, ethoxy group, propoxy group, isopropoxy group, butoxy group, isobutoxy group, s-butoxy group, t-butoxy group, pentyloxy group, isopentyloxy group, 2-methylbutoxy group. Group, neopentyloxy group, 1-ethylpropoxy group, hexyloxy group, 4-methylpentyloxy group, 3-methylpentyloxy group, 2-methylpentyloxy group, 1-methylpentyloxy group, 3,3-dimethyl Like butoxy, 2,2-dimethylbutoxy, 1,1-dimethylbutoxy, 1,2-dimethylbutoxy, 1,3-dimethylbutoxy, 2,3-dimethylbutoxy, or 2-ethylbutoxy The above "C 1 -C 6 An alkyl group "is a group bonded to an oxygen atom, preferably C 1 -C Four An alkoxy group, more preferably a methoxy group or an ethoxy group, and particularly preferably a methoxy group.
[0031]
In the above, R Four And R Five In the definition of "(C 1 -C 6 “Alkoxy) carbonyl” means, for example, R Three As defined above, preferably (C 1 -C Four Alkoxy) carbonyl group, more preferably methoxycarbonyl group or ethoxycarbonyl group, and particularly preferably ethoxycarbonyl group.
[0032]
In the above, R Four And R Five In the definition of "(C 1 -C 6 The “alkyl) carbamoyl group” means, for example, methylcarbamoyl group, ethylcarbamoyl group, propylcarbamoyl group, isopropylcarbamoyl group, butylcarbamoyl group, isobutylcarbamoyl group, s-butylcarbamoyl group, t-butylcarbamoyl group, pentylcarbamoyl group or hexyl. Said C, such as a carbamoyl group 1 -C 6 The alkyl group may be a group bonded to a carbamoyl group, preferably C 1 -C Four An alkylcarbamoyl group, more preferably a methylcarbamoyl group or an ethylcarbamoyl group, and particularly preferably a methylcarbamoyl group.
[0033]
In the above, R Four And R Five In the definition of “Di (C 1 -C 6 “Alkyl) carbamoyl” means, for example, N, N-dimethylcarbamoyl, N-ethyl-N-methylcarbamoyl, N, N-diethylcarbamoyl, N, N-dipropylcarbamoyl, N, N-diisopropylcarbamoyl. Group, N, N-dibutylcarbamoyl group, N, N-diisobutylcarbamoyl group, N, N-di-s-butylcarbamoyl group, N, N-di-t-butylcarbamoyl group, N, N-dipentylcarbamoyl group or Said C, such as N, N-dihexylcarbamoyl group 1 -C 6 Two alkyl groups selected from the same or different from the alkyl group may be groups bonded to a carbamoyl group, preferably di (C 1 -C Four Alkyl) carbamoyl group, more preferably N, N-dimethylcarbamoyl group, N-ethyl-N-methylcarbamoyl group or N, N-diethylcarbamoyl group, particularly preferably N, N-dimethylcarbamoyl group. It is.
[0034]
The compound having the general formula (I) of the present invention can be converted into a corresponding pharmacologically acceptable salt by treating with an acid according to a conventional method. For example, the compound (I) is treated with a corresponding acid at room temperature for 1 to 30 minutes in a solvent (eg, ethers, esters or alcohols, preferably ethers or alcohols), and precipitated crystals. Can be obtained by filtering off or distilling off the solvent under reduced pressure. Such salts include carbonates; mineral salts such as hydrofluorates, hydrochlorides, hydrobromides, hydroiodides, nitrates, perchlorates, sulfates or phosphates; methane Sulfonates such as sulfonate, trifluoromethanesulfonate, ethanesulfonate, benzenesulfonate or p-toluenesulfonate; acetate, propionate, butyrate, fumarate, succinate And carboxylic acid salts such as citrate, tartrate, oxalate or maleate or benzoate; or amino acid salts such as glutamate or aspartate.
[0035]
The compound having the general formula (I) of the present invention is represented by R Three Can be converted into corresponding pharmacologically acceptable salts by treating with a base according to a conventional method. For example, the compound (I) is treated with a corresponding base at room temperature for 1 to 30 minutes in a solvent (for example, ethers, esters or alcohols, preferably alcohols), and the precipitated crystals are collected by filtration. Or by distilling off the solvent under reduced pressure. Examples of such salts include alkali metal salts such as sodium salt, potassium salt and lithium salt, alkaline earth metal salts such as calcium salt and magnesium salt, aluminum salt, iron salt, zinc salt, copper salt, Metal salts such as nickel salt and cobalt salt; ammonium salt, t-octylamine salt, dibenzylamine salt, morpholine salt, glucosamine salt, phenylglycine alkyl ester salt, ethylenediamine salt, N-methylglucamine salt, guanidine salt, diethylamine Salt, triethylamine salt, dicyclohexylamine salt, N, N′-dibenzylethylenediamine salt, chloroprocaine salt, procaine salt, diethanolamine salt, N-benzylphenethylamine salt, piperazine salt, tetramethylammonium salt, tris (hydroxymethyl) aminometa It can be an organic amine salt such as an alkali salt, and is preferably an alkali metal salt (especially sodium salt or potassium salt).
[0036]
When the compound having the general formula (I) or the pharmacologically acceptable salt thereof has an asymmetric carbon atom in the molecule, there are stereoisomers having R-coordination and S-coordination. Any of each, or any proportion thereof, is encompassed by the present invention. For such stereoisomers, for example, compound (I) is synthesized using an optically resolved starting material compound, or the synthesized compound (I) is optically resolved using an ordinary optical resolution or separation method as desired. be able to.
[0037]
The compound having the general formula (I) of the present invention or a pharmacologically acceptable salt thereof is allowed to stand in the air or recrystallize to absorb moisture, add adsorbed water, or form a hydrate. Such water-containing compounds and salts are also encompassed by the present invention.
[0038]
In the compound having the general formula (I) of the present invention, suitable compounds include, for example,
(1) R 1 Is hydrogen atom, fluorine atom, chlorine atom, bromine atom, C 1 -C Four A compound which is an alkyl group or a hydroxyl group,
[0039]
(2) R 1 Is a hydrogen atom, a fluorine atom, a chlorine atom, a methyl group, an ethyl group or a hydroxyl group,
[0040]
(3) R 1 Is a hydrogen atom, a fluorine atom, a methyl group or a hydroxyl group,
[0041]
(4) R 1 Is a hydrogen atom or a hydroxyl group,
[0042]
(5) R 2 Is a hydrogen atom, a fluorine atom, a chlorine atom, a bromine atom or C 1 -C Four A compound that is an alkyl group,
[0043]
(6) R 2 Is a hydrogen atom, a fluorine atom, a chlorine atom, a methyl group or an ethyl group,
[0044]
(7) R 2 Is a hydrogen atom, a fluorine atom or a methyl group,
[0045]
(8) R 2 Is a hydrogen atom or a fluorine atom,
[0046]
(9) R 2 Is a hydrogen atom,
[0047]
(10) R Three Is a hydrogen atom; C 1 -C Four Alkyl group; hydroxy C 1 -C Four Alkyl group, carboxy C 1 -C Four An alkyl group or (C 1 -C Four Alkoxy) carbonyl (C 1 -C Four Alkyl) group; general formula
[0048]
[Chemical 7]
[0049]
(Wherein R 7 Is C 1 -C Four Represents an alkyl group, and m and n are the same or different and each represents an integer of 1 to 4. ) Group; benzyl group, naphthylmethyl group, diphenylmethyl group or phenethyl group; C 1 -C Four Alkanoyl group; hydroxyacetyl group, 3-hydroxypropionyl group or 4-hydroxybutyryl group; methanesulfonyl group, ethanesulfonyl group, propanesulfonyl group, butanesulfonyl group, pentanesulfonyl group or hexanesulfonyl group; or (C 1 -C Four Alkoxy) C substituted with a carbonyl group or a carboxyl group 1 -C Four A compound which is an alkylsulfonyl group,
[0050]
(11) R Three Is a hydrogen atom; C 1 -C Four Alkyl group; 2-hydroxyethyl group, carboxymethyl group, methoxycarbonylmethyl group, ethoxycarbonylmethyl group, propoxycarbonylmethyl group or butoxycarbonylmethyl group;
[0051]
[Chemical 8]
[0052]
(Wherein R 7 Represents a methyl group or an ethyl group, and m and n are the same or different and represent 1 or 2. ) Group; benzyl group or phenethyl group; formyl group or acetyl group; hydroxyacetyl group; methanesulfonyl group, ethanesulfonyl group or butanesulfonyl group; or (C 1 -C Four Alkoxy) a compound substituted with a carbonyl group or a carboxyl group, which is a methanesulfonyl group or an ethanesulfonyl group,
[0053]
(12) R Three Is a hydrogen atom, methyl group, ethyl group, isopropyl group, 2-hydroxyethyl group, carboxymethyl group, methoxycarbonylmethyl group, ethoxycarbonylmethyl group, propoxycarbonylmethyl group, butoxycarbonylmethyl group, acetyl group, hydroxyacetyl group , Methanesulfonyl group, ethanesulfonyl group, butanesulfonyl group, methoxycarbonylmethanesulfonyl group, ethoxycarbonylmethanesulfonyl group, carboxymethanesulfonyl group, 2-methoxycarbonylethanesulfonyl group, 2-ethoxycarbonylethanesulfonyl group or 2-carboxyethane A compound which is a sulfonyl group,
[0054]
(13) R Three Is isopropyl group, 2-hydroxyethyl group, carboxymethyl group, methoxycarbonylmethyl group, ethoxycarbonylmethyl group, ethanesulfonyl group, methoxycarbonylmethanesulfonyl group, ethoxycarbonylmethanesulfonyl group, carboxymethanesulfonyl group, 2-methoxycarbonyl A compound which is an ethanesulfonyl group, a 2-ethoxycarbonylethanesulfonyl group or a 2-carboxyethanesulfonyl group,
[0055]
(14) R Three Is an isopropyl group, a carboxymethyl group, an ethoxycarbonylmethyl group, an ethoxycarbonylmethanesulfonyl group or a carboxymethanesulfonyl group,
[0056]
(15) R Three Is an ethoxycarbonylmethanesulfonyl group or a carboxymethanesulfonyl group,
[0057]
(16) R Four And R Five Are the same or different and are a hydrogen atom, a fluorine atom, a chlorine atom, a bromine atom, C 1 -C Four Alkyl group, fluoromethyl group, difluoromethyl group, trifluoromethyl group, 2-fluoroethyl group, 2,2-difluoroethyl group, 2,2,2-trifluoroethyl group, C 1 -C Four A compound which is an alkoxy group, a carboxyl group, a methoxycarbonyl group, an ethoxycarbonyl group, a carbamoyl group, a methylcarbamoyl group or an N, N-dimethylcarbamoyl group,
[0058]
(17) R Four Is a hydrogen atom, a fluorine atom, a chlorine atom or a trifluoromethyl group,
R Five Is hydrogen atom, fluorine atom, chlorine atom, bromine atom, C 1 -C Four Alkyl group, fluoromethyl group, difluoromethyl group, trifluoromethyl group, 2-fluoroethyl group, 2,2-difluoroethyl group, 2,2,2-trifluoroethyl group, C 1 -C Four A compound which is an alkoxy group, a carboxyl group, a methoxycarbonyl group, an ethoxycarbonyl group, a carbamoyl group, a methylcarbamoyl group or an N, N-dimethylcarbamoyl group,
[0059]
(18) R Four Is a hydrogen atom, a fluorine atom or a chlorine atom,
R Five Is a hydrogen atom, fluorine atom, chlorine atom, bromine atom, methyl group, ethyl group, trifluoromethyl group, methoxy group, ethoxy group or carbamoyl group,
[0060]
(19) R Four Is a hydrogen atom,
R Five Is a hydrogen atom, a fluorine atom, a chlorine atom, a methyl group, a trifluoromethyl group or a carbamoyl group,
[0061]
(20) R Four Is a hydrogen atom,
R Five Is a hydrogen atom, a chlorine atom, a methyl group or a carbamoyl group,
[0062]
(21) R 6 Is a 1-acetimidoylpiperidin-4-yl group, R 1 In the order of (1) to (4), the preferred ranking increases, and R 2 In the order of (5) to (9), the preferred ranking rises. Three In the order of (10) to (15), the preferred ranking increases, and R Four And R Five With regard to, the preferred ranking increases in the order of (16) to (20).
[0063]
Moreover, as a compound which has the said general formula (I), from (1)-(4), (5)-(9), (10)-(15), (16)-(20) and (21) It is also possible to select 2 to 5 from the group consisting of these and arbitrarily combine them. Examples of suitable combinations include, for example,
(22) R 1 Is hydrogen atom, fluorine atom, chlorine atom, bromine atom, C 1 -C Four An alkyl group or a hydroxyl group,
R 2 Is a hydrogen atom, a fluorine atom, a chlorine atom, a bromine atom or C 1 -C Four An alkyl group,
R Three Is a hydrogen atom; C 1 -C Four Alkyl group; hydroxy C 1 -C Four Alkyl group, carboxy C 1 -C Four An alkyl group or (C 1 -C Four Alkoxy) carbonyl (C 1 -C Four Alkyl) group; general formula
[0064]
[Chemical 9]
[0065]
(Wherein R 7 Is C 1 -C Four Represents an alkyl group, and m and n are the same or different and each represents an integer of 1 to 4. ) Group; benzyl group, naphthylmethyl group, diphenylmethyl group or phenethyl group; C 1 -C Four Alkanoyl group; hydroxyacetyl group, 3-hydroxypropionyl group or 4-hydroxybutyryl group; methanesulfonyl group, ethanesulfonyl group, propanesulfonyl group, butanesulfonyl group, pentanesulfonyl group or hexanesulfonyl group; or (C 1 -C Four Alkoxy) C substituted with a carbonyl group or a carboxyl group 1 -C Four An alkylsulfonyl group,
R Four And R Five Are the same or different and are a hydrogen atom, a fluorine atom, a chlorine atom, a bromine atom, C 1 -C Four Alkyl group, fluoromethyl group, difluoromethyl group, trifluoromethyl group, 2-fluoroethyl group, 2,2-difluoroethyl group, 2,2,2-trifluoroethyl group, C 1 -C Four A compound which is an alkoxy group, a carboxyl group, a methoxycarbonyl group, an ethoxycarbonyl group, a carbamoyl group, a methylcarbamoyl group or an N, N-dimethylcarbamoyl group,
[0066]
(23) R 1 Is a hydrogen atom, a fluorine atom, a chlorine atom, a methyl group, an ethyl group or a hydroxyl group,
R 2 Is a hydrogen atom, a fluorine atom, a chlorine atom, a methyl group or an ethyl group,
R Three Is a hydrogen atom; C 1 -C Four Alkyl group; 2-hydroxyethyl group, carboxymethyl group, methoxycarbonylmethyl group, ethoxycarbonylmethyl group, propoxycarbonylmethyl group or butoxycarbonylmethyl group;
[0067]
[Chemical Formula 10]
[0068]
(Wherein R 7 Represents a methyl group or an ethyl group, and m and n are the same or different and represent 1 or 2. ) Group; benzyl group or phenethyl group; formyl group or acetyl group; hydroxyacetyl group; methanesulfonyl group, ethanesulfonyl group or butanesulfonyl group; or (C 1 -C Four An alkoxy) carbonyl group or a carboxyl group, a methanesulfonyl group or an ethanesulfonyl group,
R Four Is a hydrogen atom, a fluorine atom, a chlorine atom or a trifluoromethyl group,
R Five Is hydrogen atom, fluorine atom, chlorine atom, bromine atom, C 1 -C Four Alkyl group, fluoromethyl group, difluoromethyl group, trifluoromethyl group, 2-fluoroethyl group, 2,2-difluoroethyl group, 2,2,2-trifluoroethyl group, C 1 -C Four An alkoxy group, a carboxyl group, a methoxycarbonyl group, an ethoxycarbonyl group, a carbamoyl group, a methylcarbamoyl group or an N, N-dimethylcarbamoyl group,
R 6 Is a 1-acetimidoylpiperidin-4-yl group,
[0069]
(24) R 1 Is a hydrogen atom, a fluorine atom, a methyl group or a hydroxyl group,
R 2 Is a hydrogen atom, a fluorine atom or a methyl group,
R Three Is a hydrogen atom, methyl group, ethyl group, isopropyl group, 2-hydroxyethyl group, carboxymethyl group, methoxycarbonylmethyl group, ethoxycarbonylmethyl group, propoxycarbonylmethyl group, butoxycarbonylmethyl group, acetyl group, hydroxyacetyl group , Methanesulfonyl group, ethanesulfonyl group, butanesulfonyl group, methoxycarbonylmethanesulfonyl group, ethoxycarbonylmethanesulfonyl group, carboxymethanesulfonyl group, 2-methoxycarbonylethanesulfonyl group, 2-ethoxycarbonylethanesulfonyl group or 2-carboxyethane A sulfonyl group,
R Four Is a hydrogen atom, a fluorine atom or a chlorine atom,
R Five Is a hydrogen atom, fluorine atom, chlorine atom, bromine atom, methyl group, ethyl group, trifluoromethyl group, methoxy group, ethoxy group or carbamoyl group,
R 6 Is a 1-acetimidoylpiperidin-4-yl group,
[0070]
(25) R 1 Is a hydrogen atom or a hydroxyl group,
R 2 Is a hydrogen atom or a fluorine atom,
R Three Is isopropyl group, 2-hydroxyethyl group, carboxymethyl group, methoxycarbonylmethyl group, ethoxycarbonylmethyl group, ethanesulfonyl group, methoxycarbonylmethanesulfonyl group, ethoxycarbonylmethanesulfonyl group, carboxymethanesulfonyl group, 2-methoxycarbonyl An ethanesulfonyl group, a 2-ethoxycarbonylethanesulfonyl group or a 2-carboxyethanesulfonyl group,
R Four Is a hydrogen atom,
R Five Is a hydrogen atom, a fluorine atom, a chlorine atom, a methyl group, a trifluoromethyl group or a carbamoyl group,
R 6 Is a 1-acetimidoylpiperidin-4-yl group,
[0071]
(26) R 1 Is a hydrogen atom or a hydroxyl group,
R 2 Is a hydrogen atom or a fluorine atom,
R Three Is an isopropyl group, a carboxymethyl group, an ethoxycarbonylmethyl group, an ethoxycarbonylmethanesulfonyl group or a carboxymethanesulfonyl group,
R Four Is a hydrogen atom,
R Five Is a hydrogen atom, a chlorine atom, a methyl group or a carbamoyl group,
R 6 Is a 1-acetimidoylpiperidin-4-yl group,
[0072]
(27) R 1 Is a hydrogen atom or a hydroxyl group,
R 2 Is a hydrogen atom or a fluorine atom,
R Three Is an ethoxycarbonylmethanesulfonyl group or a carboxymethanesulfonyl group,
R Four Is a hydrogen atom,
R Five Is a hydrogen atom, a chlorine atom, a methyl group or a carbamoyl group,
R 6 Is a 1-acetimidoylpiperidin-4-yl group,
With regard to the above, the preferred ranking increases in the order of (22) to (27).
[0073]
As representative compounds of the present invention, for example, compounds listed in the following table can be exemplified, but the present invention is not limited to these compounds.
[0074]
Abbreviations in the table are as follows.
Ac: Acetyl group
AI: Acetimidoyl group
1-AI-Pip (4): 1-acetimidoylpiperidin-4-yl group
1-AI-Pyrd (3): 1-acetimidoylpyrrolidin-3-yl group
Bn: benzyl group
Bu: Butyl group
i Bu: Isobutyl group
s Bu: Secondary butyl group
t Bu: Tertiary butyl group
Byr: Butyryl group
Et: Ethyl group
Hx: Hexyl group
Me: methyl group
Np (1): 1-naphthyl group
Np (2): 2-naphthyl group
Ph: Phenyl group
Pn: Pentyl group
Pr: Propyl group
i Pr: Isopropyl group
Prn: Propionyl group
Va: Valeryl group
[0075]
[Table 1]
[0076]
Embedded image
[0077]
[0078]
In the benzamidine derivative having the general formula (I) of the present invention, preferred compounds include Exemplified Compound Nos. 83, 90, 93, 101, 137, 140, 142, 148, 177, 237, 297, 358, 478 , 542, 663, 668, 788, 849, 864, 948, 1014, 1080, 1220, 1280, 1408, 1410, 1411, 1412, 1413, 1414, 1415, 1416, 1419, 1420, 1422, 1424, 1426, 1434 , 1440, 1442, 1448, 1450, 1460, 1462, 1466, 1474, 1478, 1482, 1484, 1492, 1498, 1509, 1513, 1539, 1638, 1711, 1771, 1839, 1843, 1849, 1881, 1939, 1941 , 1943, 1945, 1949, 1951, 1955, 1963, 1969, 1971, 1975, 1977, 1979, 1989, 1991, 1995, 2003, 2007, 2011, 2013, 2027, 2038, 2040, 2042, 2044, 2048, 2054 , 2068, 2070, 2076, 2078, 2088, 2094, 2109, 2208, 2262, 2266, 2272, 2304 or 2353,
[0079]
More preferably, exemplified compound numbers 90, 137, 177, 237, 297, 358, 478, 542, 663, 668, 788, 849, 864, 948, 1014, 1080, 1408, 1410, 1412, 1414, 1416, 1419, 1420, 1426, 1440, 1442, 1450, 1460, 1462, 1466, 1474, 1478, 1482, 1484, 1492, 1498, 1509, 1513, 1638, 1711, 1771, 1839, 1843, 1849, 1881, 1939, 1941, 1943, 1945, 1949, 1951, 1955, 1969, 1971, 1975, 1979, 1989, 1991, 1995, 2003, 2007, 2011, 2013, 2027, 2038, 2040, 2042, 2094, 2208, 2262, 2266, 2272 or 2304,
[0080]
More preferably, exemplified compound numbers 668, 849, 1014, 1410, 1412, 1414, 1420, 1426, 1440, 1442, 1450, 1460, 1462, 1466, 1474, 1478, 1482, 1484, 1498, 1509, 1839 , 1843, 1939, 1941, 1943, 1945, 1949, 1955, 1969, 1971, 1975, 1979, 1989, 1991, 1995, 2003, 2007, 2011, 2013, 2027 or 2038,
[0081]
Particularly preferably,
Illustrative compound number 1410: N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetate,
Illustrative compound number 1414: N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3-chlorophenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoylacetic acid ethyl,
Illustrative compound number 1420: N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3-methylphenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl Ethyl acetate,
Illustrative compound number 1460: N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3-carbamoylphenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl Ethyl acetate,
Illustrative compound number 1939: N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoylacetic acid,
Illustrative compound number 1941: N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3-fluorophenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl Acetic acid,
Illustrative compound number 1943: N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3-chlorophenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoylacetic acid ,
Illustrative compound number 1949: N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3-methylphenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl Acetic acid,
Illustrative compound number 1969: N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3-trifluoromethylphenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl ] Sulfamoyl acetic acid,
Illustrative compound number 1989: N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3-carbamoylphenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl Acetic acid,
Illustrative compound number 2003: N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3,5-dichlorophenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] Ethyl sulfamoyl acetate,
Illustrative compound number 2007: N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3,5-dichlorophenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] Sulfamoyl acetic acid, or
Illustrative compound number 2038: N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2-fluoro-2- (E) -propenyl] sulfamoyl Mention may be made of acetic acid.
[0082]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The compound having the general formula (I) of the present invention can be easily produced according to the following method.
[0083]
Embedded image
[0084]
Embedded image
[0085]
Embedded image
[0086]
Embedded image
[0087]
In the above, R 1 , R 2 , R Three , R Four , R Five And R 6 Indicates the same meaning as described above,
R Three a represents a hydrogen atom,
R Three b is C 1 -C 6 Alkyl group; protected hydroxyl group or (C 1 -C 6 C) substituted with alkoxy) carbonyl group 1 -C 6 Alkyl group; general formula
[0088]
Embedded image
[0089]
(Wherein R 7 , M and n have the same meaning as described above. ) Having a group; 7 -C 15 Aralkyl group; C 1 -C 6 An alkylsulfonyl group; or (C 1 -C 6 C) substituted with alkoxy) carbonyl group 1 -C 6 Represents an alkylsulfonyl group,
R Three c is C 1 -C 6 Alkyl group or C 7 -C 15 Represents an aralkyl group,
R Three d is C 1 -C 6 C substituted with an alkanoyl group or a protected hydroxyl group 2 -C 6 Represents an alkanoyl group,
R 8 Is R except that the amino group is protected 6 With the same meaning,
R 9 Is C 1 -C Five Alkyl group, C 6 -C 14 Aryl group or C 7 -C 14 Represents an aralkyl group,
R Ten Is C 1 -C 6 An alkanoyl group; or C substituted with a protected hydroxyl group 2 -C 6 Represents an alkanoyl group,
R 11 Is C 1 -C 6 Represents an alkyl group,
R 12 Represents a hydroxyl-protecting group,
R 13 Except that the hydroxyl group is protected, R 1 With the same meaning,
X represents a halogen atom.
[0090]
In the above, R Three In the definition of b, “C 1 -C 6 Alkyl group ”,“ (C 1 -C 6 C) substituted with alkoxy) carbonyl group 1 -C 6 Alkyl group ”,“ general formula
[0091]
Embedded image
[0092]
(Wherein R 7 , M and n have the same meaning as described above. ) ”,“ C 7 -C 15 Aralkyl group ”,“ C 1 -C 6 Alkylsulfonyl group "," (C 1 -C 6 C) substituted with alkoxy) carbonyl group 1 -C 6 Alkylsulfonyl group "; R Three “C” in the definition of c 1 -C 6 Alkyl group "," C 7 -C 15 An aralkyl group "; and R Three In the definition of d, “C 1 -C 6 Each alkanoyl group is R Three It shows the same meaning as defined in.
[0093]
In the above, R Three “C substituted with protected hydroxyl group” in the definition of b 1 -C 6 "Alkyl group" means that R is protected except that the hydroxyl group is protected. Three It has the same meaning as defined in.
[0094]
In the above, R Three "C substituted with protected hydroxyl group" in the definition of d 2 -C 6 An “alkanoyl group” is R, except that the hydroxyl group is protected. Three As defined in “Hydroxy C 2 -C 6 It is synonymous with “alkanoyl group”.
[0095]
In the above, R Three “C substituted with protected hydroxyl group” in the definition of b 1 -C 6 “Hydroxyl protecting group” of “alkyl group”, R Three d and R Ten In the definition of “C substituted with a protected hydroxyl group” 2 -C 6 “Hydroxyl protecting group” of “alkanoyl group”, R 12 In the definition of “hydroxyl-protecting group”, R 13 The “hydroxyl-protecting group” contained in is not particularly limited as long as it is a group generally used as a hydroxyl-protecting group. For example, formyl group, acetyl group, propionyl group, butyryl group, isobutyryl Group, pentanoyl group, pivaloyl group, valeryl group, isovaleryl group, octanoyl group, nonanoyl group, decanoyl group, 3-methylnonanoyl group, 8-methylnonanoyl group, 3-ethyloctanoyl group, 3,7-dimethyloctanoyl group, undecanoyl Group, dodecanoyl group, tridecanoyl group, tetradecanoyl group, pentadecanoyl group, hexadecanoyl group, 1-methylpentadecanoyl group, 14-methylpentadecanoyl group, 13,13-dimethyltetradecanoyl group, heptadecanoyl group A group, 15-methylhexadecanoyl group, Alkanoyls such as kutadecanoyl group, 1-methylheptadecanoyl group, nonadecanoyl group, eicosanoyl group or heinacosanoyl group; carboxylated alkanoyl groups such as succinoyl group, glutaroyl group or adipoyl group; chloroacetyl group, dichloroacetyl group, trichloro Halogenoalkanoyls such as acetyl or trifluoroacetyl; alkoxyalkanoyls such as methoxyacetyl; unsaturated alkanoyls such as (E) -2-methyl-2-butenoyl; benzoyl, α-naphthoyl Group or arylcarbonyls such as β-naphthoyl group; halogenoarylcarbonyls such as 2-bromobenzoyl group or 4-chlorobenzoyl group; 2,4,6-trimethylbenzoyl group or 4-toluoyl group Such alkylated arylcarbonyls; alkoxylated arylcarbonyls such as 4-anisoyl group; carboxylated arylcarbonyls such as 2-carboxybenzoyl group, 3-carboxybenzoyl group or 4-carboxybenzoyl group; 4-nitrobenzoyl Nitrated arylcarbonyls such as 2-nitrobenzoyl group; alkoxycarbonylated arylcarbonyls such as 2- (methoxycarbonyl) benzoyl group; arylated arylcarbonyls such as 4-phenylbenzoyl group; tetrahydropyran 2-yl group, 3-bromotetrahydropyran-2-yl group, 4-methoxytetrahydropyran-4-yl group, tetrahydrothiopyran-2-yl group or 4-methoxytetrahydrothiopyran-4-yl group Such tetrahydropyranyls or tetrahydrothiopyranyls; tetrahydrofuranyl or tetrahydrothiofuranyls such as tetrahydrofuran-2-yl group or tetrahydrothiofuran-2-yl group; methoxymethyl group, 1,1-dimethyl- Alkoxymethyls such as 1-methoxymethyl group, ethoxymethyl group, propoxymethyl group, isopropoxymethyl group, butoxymethyl group or t-butoxymethyl group; alkoxylated alkoxymethyls such as 2-methoxyethoxymethyl group; Halogenoalkoxymethyls such as 2,2,2-trichloroethoxymethyl or bis (2-chloroethoxy) methyl; alkoxylated ethyls such as 1-ethoxyethyl or 1- (isopropoxy) ethyl; 2,2,2-trichloroethyl Such as benzyl, α-naphthylmethyl, β-naphthylmethyl, diphenylmethyl, triphenylmethyl, α-naphthyldiphenylmethyl or 9-anthrylmethyl groups; Aralkyls substituted with 1 to 3 aryl groups; 4-methylbenzyl group, 2,4,6-trimethylbenzyl group, 3,4,5-trimethylbenzyl group, 4-methoxybenzyl group, 4-methoxyphenyl Aryl ring is substituted with alkyl, alkoxy, halogen or cyano group such as diphenylmethyl group, 2-nitrobenzyl group, 4-nitrobenzyl group, 4-chlorobenzyl group, 4-bromobenzyl group or 4-cyanobenzyl group Aralkyls; methoxycarbonyl group, ethoxycarbonyl group, t-butoxycarbonyl group Is an alkoxycarbonyl group such as an isobutoxycarbonyl group or a halogenated alkoxycarbonyl group such as a 2,2,2-trichloroethoxycarbonyl group; an alkenyloxycarbonyl group such as a vinyloxycarbonyl group or an allyloxycarbonyl group; or 1 or 2 alkoxy or a benzyloxycarbonyl group, 4-methoxybenzyloxycarbonyl group, 3,4-dimethoxybenzyloxycarbonyl group, 2-nitrobenzyloxycarbonyl group or 4-nitrobenzyloxycarbonyl group Aralkyloxycarbonyls in which the aryl ring may be substituted with a nitro group; trimethylsilyl group, triethylsilyl group, isopropyldimethylsilyl group, t-butyldimethylsilyl group, methyldiisopropylsilyl group Group, methyldi -t- butylsilyl group, a triisopropylsilyl group, diphenylmethyl silyl group, diphenyl butyl silyl group, a silyl ethers such as diphenyl isopropylsilyl or phenyl diisopropylsilyl group obtained, R Three “C substituted with protected hydroxyl group” in the definition of b 1 -C 6 “Hydroxyl protecting group” of “alkyl group”, R Three d and R Ten In the definition of “C substituted with a protected hydroxyl group” 2 -C 6 The “hydroxyl protecting group” of the “alkanoyl group” is preferably an alkanoyl group, and particularly preferably an acetyl group. On the other hand, R 12 In the definition of “hydroxyl-protecting group” and R 13 The “hydroxyl-protecting group” contained in is preferably an alkoxylated alkoxymethyl, particularly preferably a methoxymethyl group.
[0096]
In the above, R 8 The “amino-protecting group” can be used without particular limitation as long as it is a group generally used as an amino-protecting group. For example, formyl group, acetyl group, propionyl group, butyryl group, isobutyryl C, such as a group, pentanoyl group, pivaloyl group, valeryl group, isovaleryl group or hexanoyl group 1 -C 6 Alkanoyl group; chloroacetyl group, dichloroacetyl group, trichloroacetyl group, trifluoroacetyl group, 3-fluoropropionyl group, 4,4-dichlorobutyryl group, methoxyacetyl group, butoxyacetyl group, ethoxypropionyl group or propoxybutyryl A group such as halogen or C 1 -C Four C substituted with alkoxy 1 -C Four An alkanoyl group; an unsaturated C such as an acryloyl group, a propioroyl group, a methacryloyl group, a crotonoyl group or an isocrotonoyl group; 1 -C Four Alkanoyl group; benzoyl group, α-naphthoyl group, β-naphthoyl group, 2-fluorobenzoyl group, 2-bromobenzoyl group, 2,4-dichlorobenzoyl group, 6-chloro-α-naphthoyl group, 4-toluoyl group, 4-propylbenzoyl group, 4-t-butylbenzoyl group, 2,4,6-trimethylbenzoyl group, 6-ethyl-α-naphthoyl group, 4-anisoyl group, 4-propoxybenzoyl group, 4-t-butoxybenzoyl Group, 6-ethoxy-α-naphthoyl group, 2-ethoxycarbonylbenzoyl group, 4-t-butoxycarbonylbenzoyl group, 6-methoxycarbonyl-α-naphthoyl group, 4-phenylbenzoyl group, 4-phenyl-α-naphthoyl group Group, 6-α-naphthylbenzoyl group, 4-nitrobenzoyl group, 2-nitrobenzoyl A halogen such as a group or 6-nitro-α-naphthoyl group, C 1 -C Four Alkyl, C 1 -C Four Alkoxy, C 1 -C Four Alkoxycarbonyl, C 6 -C Ten C optionally substituted with aryl or nitro 6 -C Ten Arylcarbonyl group; methoxycarbonyl group, ethoxycarbonyl group, propoxycarbonyl group, isopropoxycarbonyl group, butoxycarbonyl group, isobutoxycarbonyl group, s-butoxycarbonyl group, t-butoxycarbonyl group, chloromethoxycarbonyl group, 2 2,2-trichloroethoxycarbonyl group, 2-fluoropropoxycarbonyl group, 2-bromo-t-butoxycarbonyl group, 2,2-dibromo-t-butoxycarbonyl group, triethylsilylmethoxycarbonyl group, 2-trimethylsilylethoxycarbonyl Groups such as 4-tripropylsilylbutoxycarbonyl group or t-butyldimethylsilylpropoxycarbonyl group, or halogen or tri-C 1 -C Four C optionally substituted with alkylsilyl 1 -C Four Alkoxycarbonyl group; C such as vinyloxycarbonyl group, allyloxycarbonyl group, 1,3-butadienyloxycarbonyl group or 2-pentenyloxycarbonyl group 2 -C Five Alkenyloxycarbonyl group; aryl dicarbonyl group such as phthaloyl group; benzyl group, phenethyl group, 3-phenylpropyl group, 4-phenylbutyl group, α-naphthylmethyl group, β-naphthylmethyl group, diphenylmethyl group, triphenyl group An aralkyl group such as phenylmethyl group, α-naphthyldiphenylmethyl group or 9-anthrylmethyl group; or benzyloxycarbonyl group, (1-phenyl) benzyloxycarbonyl group, α-naphthylmethyloxycarbonyl group, β- C which may be substituted with methoxy or nitro, such as naphthylmethyloxycarbonyl group, 9-anthrylmethyloxycarbonyl group, p-methoxybenzyloxycarbonyl group or p-nitrobenzyloxycarbonyl group 7 -C 15 It may be an aralkyloxycarbonyl group, preferably C 1 -C Four Trifluoroacetyl group; methoxyacetyl group; benzoyl group; α-naphthoyl group; β-naphthoyl group; anisoyl group; nitrobenzoyl group; 1 -C Four 2,2,2-trichloroethoxycarbonyl group; triethylsilylmethoxycarbonyl group; 2-trimethylsilylethoxycarbonyl group; vinyloxycarbonyl group; allyloxycarbonyl group; phthaloyl group; benzyl group; benzyloxycarbonyl group; Nitrobenzyloxycarbonyl group, more preferably formyl group, acetyl group, benzoyl group, 4-anisoyl group, 4-nitrobenzoyl group, methoxycarbonyl group, ethoxycarbonyl group, butoxycarbonyl group, t-butoxycarbonyl group , A phthaloyl group, a benzyl group, a benzyloxycarbonyl group or a p-nitrobenzyloxycarbonyl group, particularly preferably a t-butoxycarbonyl group.
[0097]
In the above, R 9 In the definition of "C 1 -C Five The “alkyl group” is, for example, methyl group, ethyl group, propyl group, isopropyl group, butyl group, isobutyl group, s-butyl group, t-butyl group, pentyl group, isopentyl group, 2-methylbutyl group, neopentyl group or 1 -It can be a linear or branched alkyl group having 1 to 5 carbon atoms, such as ethylpropyl group, preferably C 1 -C Three An alkyl group, more preferably a methyl group, an ethyl group or an isopropyl group.
[0098]
In the above, R 9 In the definition of "C 6 -C 14 The “aryl group” can be, for example, an aromatic hydrocarbon group having 6 to 14 carbon atoms such as a phenyl group, an indenyl group, a naphthyl group, a phenanthrenyl group, or an anthracenyl group, preferably a phenyl group or a naphthyl group. More preferably, it is a phenyl group.
[0099]
In the above, R 9 In the definition of "C 7 -C 14 “Aralkyl group” means, for example, benzyl group, α-naphthylmethyl group, indenylmethyl group, diphenylmethyl group, 2-phenethyl group, 2-α-naphthylethyl group, 3-phenylpropyl group, 3-α-naphthylpropyl. 1 or 2 of aromatic hydrocarbon groups having 6 to 14 carbon atoms, such as a group, phenylbutyl group, 4-α-naphthylbutyl group or 5-phenylpentyl group, 1 -C Five It can be a group bonded to an `` alkyl group '', preferably a benzyl group, an α-naphthylmethyl group, a diphenylmethyl group or a 2-phenethyl group, more preferably a benzyl group or a 2-phenethyl group, Particularly preferred is a benzyl group.
[0100]
In the above, R Ten In the definition of "C 1 -C 6 The “alkanoyl group” is, for example, a linear or branched chain having 1 to 6 carbon atoms such as formyl group, acetyl group, propionyl group, butyryl group, isobutyryl group, pivaloyl group, valeryl group, isovaleryl group or hexanoyl group. An alkanoyl group, preferably C 1 -C Four An alkanoyl group, particularly preferably an acetyl group.
[0101]
In the above, R Ten In the definition of “C substituted with a protected hydroxyl group” 2 -C 6 “C” of alkanoyl group 2 -C 6 The “alkanoyl group” moiety is the same as the above “C 1 -C 6 “Alkanoyl group” is a straight or branched alkanoyl group having 2 to 6 carbon atoms, preferably C 2 -C Four An alkanoyl group, more preferably an acetyl group.
[0102]
In the above, R 11 In the definition of "C 1 -C 6 The “alkyl group” is, for example, methyl group, ethyl group, propyl group, isopropyl group, butyl group, isobutyl group, s-butyl group, t-butyl group, pentyl group, isopentyl group, 2-methylbutyl group, neopentyl group, 1 -Ethylpropyl group, hexyl group, 4-methylpentyl group, 3-methylpentyl group, 2-methylpentyl group, 1-methylpentyl group, 3,3-dimethylbutyl group, 2,2-dimethylbutyl group, 1, A straight or branched chain having 1 to 6 carbon atoms such as 1-dimethylbutyl group, 1,2-dimethylbutyl group, 1,3-dimethylbutyl group, 2,3-dimethylbutyl group or 2-ethylbutyl group Can be a chain alkyl group, preferably C 1 -C Four An alkyl group, more preferably a methyl group or an ethyl group, and particularly preferably an ethyl group.
[0103]
In the above, the “halogen atom” in the definition of X is, for example, a fluorine atom, a chlorine atom, a bromine atom or an iodine atom.
[0104]
Method A is a method for producing a compound having the general formula (I).
[0105]
Step A1 is a step of producing a compound having the general formula (V). The compound having the general formula (III) has the general formula (IV) in the presence of a phosphine and an azo compound in an inert solvent. This is accomplished by condensation with a compound.
[0106]
The solvent used is not particularly limited as long as it does not inhibit the reaction and dissolves the starting material to some extent. For example, aliphatic hydrocarbons such as hexane, heptane, ligroin or petroleum ether; benzene, toluene or Aromatic hydrocarbons such as xylene; Halogenated hydrocarbons such as dichloromethane, chloroform, carbon tetrachloride, dichloroethane, chlorobenzene or dichlorobenzene; or diethyl ether, diisopropyl ether, tetrahydrofuran, dioxane, dimethoxyethane or diethylene glycol dimethyl ether Preferred are aliphatic hydrocarbons, aromatic hydrocarbons, halogenated hydrocarbons or ethers, and more preferably halogenated hydrocarbons (dichloromethane) or ethers. Kind (special Diethyl ether or tetrahydrofuran).
The phosphines used are, for example, tri-C phosphines such as trimethylphosphine, triethylphosphine, tripropylphosphine, tributylphosphine, tripentylphosphine or trihexylphosphine. 1 -C 6 Alkylphosphine; tri-C, such as triphenylphosphine, triindenylphosphine or trinaphthylphosphine 6 -C Ten Arylphosphine; or C, such as tolyldiphenylphosphine, tolylylphosphine, trimesitylphosphine, tributylphenylphosphine or tri-6-ethyl-2-naphthylphosphine 1 -C Four Tri-C which may have alkyl as a substituent 6 -C Ten May be arylphosphine, preferably tri-C 1 -C 6 Alkylphosphines (especially trimethylphosphine, triethylphosphine, tripropylphosphine or tributylphosphine) or triC 6 -C Ten Arylphosphine (especially triphenylphosphine, triindenylphosphine or trinaphthylphosphine), more preferably tributylphosphine or triphenylphosphine.
The azo compounds used are, for example, azodicarbonyldipiperidine or azodicarboxylate di-C such as dimethyl azodicarboxylate, diethyl azodicarboxylate, dipropyl azodicarboxylate or dibutyl azodicarboxylate. 1 -C Four It can be alkyl and is preferably azodicarbonyldipiperidine, dimethyl azodicarboxylate or diethyl azodicarboxylate.
While the reaction temperature varies depending on the raw material compound, reagent and the like, it is generally −50 ° C. to 100 ° C., preferably 0 ° C. to 60 ° C.
While the reaction time varies depending on the raw material compound, reagent, and reaction temperature, it is generally 5 minutes to 24 hours, preferably 10 minutes to 6 hours.
After completion of the reaction, the target compound of this step is collected from the reaction mixture according to a conventional method. For example, after the reaction is completed, if there is an insoluble matter, it is filtered off and the solvent is distilled off, or after the reaction is completed, the solvent is distilled off, and water is poured into the resulting residue, After extraction with an immiscible solvent (eg benzene, ether, ethyl acetate, etc.), the extract is washed with water, the organic layer is dried over anhydrous magnesium sulfate, etc., and the solvent is distilled off to obtain the target compound. . If necessary, the obtained target compound can be further purified by a conventional method such as recrystallization, reprecipitation or chromatography.
[0107]
Step A2 is a step of producing a compound having the general formula (I),
(A) a reaction for converting a cyano group into an amidino group,
(B) a reaction for removing the protecting group of the protected amino group,
(C) Acetimidylation reaction of amino group,
If desired
(D) ester hydrolysis reaction,
(E) Reaction to remove protecting group of protected hydroxyl group
Are achieved by changing the order as appropriate.
[0108]
The essential reaction (a) “reaction for converting a cyano group into an amidino group” is generally performed according to a method well known in the art of this field.
(1) The raw material compound is reacted with an alcohol in an inert solvent or in the absence of a solvent (preferably in an inert solvent) in the presence of an acid, and the resulting imino ether compound is subjected to ammonolysis, or
(2) It is achieved by reacting a raw material compound with hydroxylamine in an inert solvent in the presence or absence of a base, and hydrogenolysis of the resulting amide oxime compound.
[0109]
Reaction (a) (1) is a reaction consisting of two stages. First, the first stage is a reaction for reacting a nitrile group with an alcohol in the presence of an acid to obtain an imino ether compound.
The solvent used is not particularly limited as long as it does not inhibit the reaction and dissolves the starting material to some extent. For example, aliphatic hydrocarbons such as hexane, cyclohexane, heptane, ligroin or petroleum ether; benzene Aromatic hydrocarbons such as toluene or xylene; halogenated hydrocarbons such as dichloromethane, chloroform, carbon tetrachloride, 1,2-dichloroethane, chlorobenzene or dichlorobenzene; diethyl ether, diisopropyl ether, tetrahydrofuran, dioxane, Ethers such as dimethoxyethane or diethylene glycol dimethyl ether; ketones such as acetone or methyl ethyl ketone; esters such as methyl acetate or ethyl acetate; nitro compounds such as nitromethane; formamide, N Amides such as N-dimethylformamide, N, N-dimethylacetamide or N-methyl-2-pyrrolidinone; sulfoxides such as dimethyl sulfoxide or sulfolane; or a mixed solvent of the above organic solvents, preferably Aromatic hydrocarbons (particularly benzene) or halogenated hydrocarbons (particularly dichloromethane), particularly preferably halogenated hydrocarbons (particularly dichloromethane).
In addition, this reaction also serves as a solvent and is in an excess of alcohols (for example, methanol, ethanol, propanol, 2-propanol, butanol, isobutanol, etc., preferably methanol or ethanol). In general, the reaction is carried out in alcohol as long as there is no hindrance.
The acid used is, for example, a mineral acid such as hydrogen chloride, hydrochloric acid, hydrobromic acid, hydroiodic acid, nitric acid, perchloric acid, sulfuric acid or phosphoric acid; methanesulfonic acid, trifluoromethanesulfonic acid, ethanesulfonic acid, A sulfonic acid such as benzene sulfonic acid or p-toluene sulfonic acid; or a Lewis acid such as boron trifluoride, aluminum chloride, iron (III) chloride, zinc chloride, mercury (II) chloride, preferably Is a mineral acid or Lewis acid, particularly preferably hydrogen chloride.
While the reaction temperature varies depending on the raw material compound, reagent and the like, it is generally −10 ° C. to 100 ° C., preferably 0 ° C. to 50 ° C.
While the reaction time varies depending on the raw material compound, reagent, and reaction temperature, it is generally 10 minutes to 48 hours, preferably 1 hour to 15 hours.
After completion of the reaction, the target compound of this reaction is collected from the reaction mixture according to a conventional method (for example, a method of distilling off the solvent), but can also be used in the next reaction without being isolated or purified.
[0110]
The second stage of the reaction (a) (1) is a reaction in which the imino ether compound produced in the first stage is subjected to ammonia decomposition. This reaction is usually performed in the presence of ammonium ions in an inert solvent.
The solvent used is not particularly limited as long as it does not inhibit the reaction and dissolves the starting material to some extent. For example, alcohols such as methanol, ethanol, propanol, 2-propanol, butanol or isobutanol; Water; or a mixed solvent of alcohols and water, preferably methanol, ethanol, water, water-containing methanol or water-containing ethanol, particularly preferably water-containing methanol or water-containing ethanol.
The ammonium source used may be, for example, aqueous ammonia, ammonium chloride, ammonium carbonate, or a mixture thereof, and is preferably ammonium chloride.
The pH in the reaction is neutral to weakly basic, and preferably 7 to 9 using aqueous ammonia and hydrochloric acid.
While the reaction temperature varies depending on the raw material compound, reagent and the like, it is generally −10 ° C. to 100 ° C., preferably 0 ° C. to 50 ° C.
While the reaction time varies depending on the raw material compound, reagent, and reaction temperature, it is generally 10 minutes to 48 hours, preferably 1 hour to 15 hours.
After completion of the reaction, the target compound of this reaction is collected from the reaction mixture according to a conventional method. For example, by distilling off the solvent after completion of the reaction, or after completion of the reaction, water is added to the reaction solution, and a solvent immiscible with water (eg benzene, ether, ethyl acetate, etc.) is added to extract the target compound. After that, the extracted organic layer is washed with water, dried using anhydrous magnesium sulfate and the like, and then the solvent is distilled off to obtain the target compound. If necessary, the obtained target compound can be further purified by a conventional method such as recrystallization, reprecipitation or chromatography.
[0111]
Reaction (a) (2) is a reaction consisting of two stages. First, the first step is a reaction in which an amide oxime compound is obtained by reacting a nitrile group with hydroxylamine in an inert solvent in the presence of a base as desired.
The solvent used is not particularly limited as long as it does not inhibit the reaction and dissolves the starting material to some extent. For example, aliphatic hydrocarbons such as hexane, cyclohexane, heptane, ligroin or petroleum ether; benzene Aromatic hydrocarbons such as toluene or xylene; halogenated hydrocarbons such as dichloromethane, chloroform, carbon tetrachloride, 1,2-dichloroethane, chlorobenzene or dichlorobenzene; diethyl ether, diisopropyl ether, tetrahydrofuran, dioxane, Ethers such as dimethoxyethane or diethylene glycol dimethyl ether; ketones such as acetone or methyl ethyl ketone; nitro compounds such as nitromethane; nitriles such as acetonitrile or isobutyronitrile; Alcohols such as alcohol, ethanol, propanol, 2-propanol, butanol or isobutanol; amides such as formamide, N, N-dimethylformamide, N, N-dimethylacetamide or N-methyl-2-pyrrolidinone; Sulfoxides such as dimethyl sulfoxide or sulfolane; or can be water, preferably alcohols (especially methanol or ethanol).
The source of hydroxylamine used can include an aqueous solution of hydroxylamine, a solution of an organic solvent or a salt with an acid.
The base to be used is not particularly limited as long as it can neutralize a salt of hydroxylamine with an acid (and is not necessarily required when a solution of hydroxylamine is used directly). For example, alkali metal carbonates such as sodium carbonate, potassium carbonate or lithium carbonate; alkali metal bicarbonates such as sodium hydrogen carbonate, potassium hydrogen carbonate or lithium hydrogen carbonate; alkali metal acetic acid such as sodium acetate Salts; alkali metal hydroxides such as sodium hydroxide, potassium hydroxide or lithium hydroxide; alkali metal alkoxides such as sodium methoxide, sodium ethoxide, potassium t-butoxide or lithium methoxide; or triethylamine , Tributylamine, diisopropyl ether Ruamine, N-methylmorpholine, pyridine, 4- (N, N-dimethylamino) pyridine, N, N-dimethylaniline, N, N-diethylaniline, 1,5-diazabicyclo [4.3.0] nona-5 Organic bases such as -ene, 1,4-diazabicyclo [2.2.2] octane (DABCO) or 1,8-diazabicyclo [5.4.0] undec-7-ene (DBU); Alkali metal carbonates (especially sodium carbonate) or alkali metal alkoxides (especially potassium t-butoxide) are preferred.
While the reaction temperature varies depending on the raw material compound, reagent and the like, it is generally 0 ° C. to 150 ° C., preferably 50 ° C. to 100 ° C.
While the reaction time varies depending on the raw material compounds, reagents, and reaction temperature, it is generally 1 hour to 24 hours, preferably 5 hours to 12 hours.
After completion of the reaction, the target compound of this reaction is collected from the reaction mixture according to a conventional method (for example, a method of distilling off the solvent), but can also be used in the next reaction without isolation or purification.
[0112]
The second stage of the reaction (a) (2) is a reaction for hydrogenolysis of the amide oxime compound produced in the first stage.
Usually, prior to hydrogenolysis, the hydroxyl group is modified with a leaving group, but an acetyl group is commonly used for convenience. Acetylation is usually carried out in acetic acid using acetic anhydride, but can also be carried out in a solvent if necessary.
The solvent used for acetylation is not particularly limited as long as it does not inhibit the reaction and dissolves the starting material to some extent, but for example, an aliphatic hydrocarbon such as hexane, cyclohexane, heptane, ligroin or petroleum ether. Aromatic hydrocarbons such as benzene, toluene or xylene; halogenated hydrocarbons such as dichloromethane, chloroform, carbon tetrachloride, 1,2-dichloroethane, chlorobenzene or dichlorobenzene; diethyl ether, diisopropyl ether, tetrahydrofuran Ethers such as dioxane, dimethoxyethane, or diethylene glycol dimethyl ether; ketones such as acetone or methyl ethyl ketone; nitro compounds such as nitromethane; or acetonitrile or isobutyronitrile. Obtained is a nitrile, preferably a halogenated hydrocarbon (particularly dichloromethane) or an ether (particularly tetrahydrofuran). The reaction temperature for acetylation varies depending on the raw material compounds, reagents and the like, but is usually 0 ° C. to 150 ° C., preferably 10 ° C. to 50 ° C.
The reaction time for acetylation varies depending on the raw material compounds, reagents and reaction temperature, but is usually 1 to 24 hours, preferably 5 to 12 hours.
After completion of the reaction, the target compound of this reaction is collected from the reaction mixture in accordance with a conventional method (for example, a method in which the solvent is distilled off after completion of the reaction), but it can also be used in the next reaction without isolation or formation. it can.
[0113]
Hydrogenolysis of the amide oxime compound (deacetoxylation when the hydroxyl group is acetylated) is usually carried out continuously without changing the reaction solvent. If desired, the solvent can be distilled off once, and the resulting residue can be dissolved again in an inert solvent.
The solvent used is not particularly limited as long as it does not inhibit the reaction and dissolves the starting material to some extent. For example, aliphatic hydrocarbons such as hexane, cyclohexane, heptane, ligroin or petroleum ether; benzene Aromatic hydrocarbons such as toluene or xylene; halogenated hydrocarbons such as dichloromethane, chloroform, carbon tetrachloride, 1,2-dichloroethane, chlorobenzene or dichlorobenzene; diethyl ether, diisopropyl ether, tetrahydrofuran, dioxane, Ethers such as dimethoxyethane or diethylene glycol dimethyl ether; ketones such as acetone or methyl ethyl ketone; nitro compounds such as nitromethane; nitriles such as acetonitrile or isobutyronitrile; Alcohols such as alcohol, ethanol, propanol, 2-propanol, butanol or isobutanol; amides such as formamide, N, N-dimethylformamide, N, N-dimethylacetamide or N-methyl-2-pyrrolidinone; Sulfoxides such as dimethyl sulfoxide or sulfolane; carboxylic acids such as formic acid or acetic acid; water; or a mixed solvent of the above solvents, preferably alcohols (particularly methanol or ethanol), acetic acid, or their It is a mixed solvent.
The catalyst used in the hydrogenolysis is not particularly limited as long as it is used in a normal catalytic reduction reaction. For example, palladium black, palladium-carbon, palladium hydroxide, palladium hydroxide-carbon. Raney nickel, rhodium-aluminum oxide, palladium-barium sulfate, platinum oxide or platinum black, preferably palladium-carbon.
While the reaction temperature varies depending on the raw material compound, reagent and the like, it is generally −10 ° C. to 100 ° C., preferably 0 ° C. to 80 ° C.
While the reaction time varies depending on the raw material compounds, reagents, and reaction temperature, it is generally 1 hour to 24 hours, preferably 5 hours to 12 hours.
After completion of the reaction, the target compound of this reaction is collected from the reaction mixture according to a conventional method. For example, after completion of the reaction, the catalyst is filtered off, and then the solvent is distilled off, or after the reaction is completed, the catalyst is filtered off, and then water is added to the reaction solution, which is immiscible with water (for example, benzene, The target compound is extracted by adding ether, ethyl acetate, etc., and then the extracted organic layer is washed with water and dried using anhydrous magnesium sulfate, and then the solvent is distilled off to obtain the target compound. If necessary, the obtained target compound can be further purified by a conventional method such as recrystallization, reprecipitation or chromatography.
[0114]
The essential reaction (b) “reaction for removing the protecting group of the protected amino group” is generally carried out as follows according to a method well known in the art of organic synthetic chemistry.
[0115]
Amino protecting group is formyl group, acetyl group, benzoyl group, methoxycarbonyl group, ethoxycarbonyl group, t-butoxycarbonyl group, 2-trimethylsilylethoxycarbonyl group, 2-bromo-t-butoxycarbonyl group, 2,2 -Dibromo-t-butoxycarbonyl group, vinyloxycarbonyl group, benzyloxycarbonyl group, (1-phenyl) benzyloxycarbonyl group, 9-anthrylmethyloxycarbonyl group, p-methoxybenzyloxycarbonyl group or p-nitrobenzyl In the case of an oxycarbonyl group, it can be removed by treatment with an acid in an inert solvent or an aqueous solvent. In this case, the target compound can also be obtained as a salt.
The acid used can be, for example, hydrochloric acid, sulfuric acid, phosphoric acid, hydrobromic acid or trifluoroacetic acid, preferably hydrochloric acid, sulfuric acid, hydrobromic acid or trifluoroacetic acid.
The solvent used is not particularly limited as long as it does not inhibit the reaction and dissolves the starting materials to some extent. For example, aliphatic hydrocarbons such as hexane, heptane, ligroin or petroleum ether; benzene, toluene Or aromatic hydrocarbons such as xylene; halogenated hydrocarbons such as dichloromethane, chloroform, carbon tetrachloride, dichloroethane, chlorobenzene or dichlorobenzene; diethyl ether, diisopropyl ether, tetrahydrofuran, dioxane, dimethoxyethane or diethylene glycol dimethyl ether Ethers such as methyl acetate or esters such as ethyl acetate; alcohols such as methanol, ethanol, propanol, 2-propanol or butanol; formamide, N, N-dimethylform Amides such as amide, N, N-dimethylacetamide or hexamethylphosphoric triamide; sulfoxides such as dimethyl sulfoxide or sulfolane; fatty acids such as formic acid or acetic acid; or water or a mixture of water and the above solvent Examples of the solvent include halogenated hydrocarbons, ethers, alcohols, fatty acids or a mixed solvent of water and the above solvent, and more preferable are halogenated hydrocarbons (particularly dichloromethane). ), Ethers (especially tetrahydrofuran or dioxane), fatty acids (especially acetic acid), alcohols (especially methanol or ethanol), or water or a mixed solvent of water and the above solvent.
While the reaction temperature varies depending on the raw material compound, the solvent or the acid used, it is generally −10 ° C. to 150 ° C., preferably 0 ° C. to 100 ° C.
While the reaction time varies depending on the raw material compound, the solvent or the acid used, it is generally 5 min to 48 hr, preferably 10 min to 15 hr.
After completion of the reaction, the target compound of this reaction is collected from the reaction mixture according to a conventional method. For example, the target compound precipitated in the reaction solution is collected by filtration, or neutralized as necessary, and the solvent is distilled off and dried, or the reaction solution is poured into water as needed. Neutralize and extract by adding a solvent immiscible with water (eg benzene, ether, ethyl acetate, etc.), wash the organic layer containing the target compound with water, then dry with anhydrous magnesium sulfate, etc., and evaporate the solvent. This gives the target compound. If necessary, the obtained target compound can be further purified by a conventional method such as recrystallization, reprecipitation or chromatography.
[0116]
When the protecting group of the amino group is alkanoyls, arylcarbonyls, alkoxycarbonyls, alkenyloxycarbonyls, aryldicarbonyls, aralkyls or aralkyloxycarbonyls, a base in an inert solvent or an aqueous solvent It can be removed by processing.
Bases used are, for example, alkali metal carbonates such as sodium carbonate, potassium carbonate or lithium carbonate; alkali metal bicarbonates such as sodium hydrogen carbonate, potassium hydrogen carbonate or lithium hydrogen carbonate; lithium hydride, hydrogenated Alkali metal hydrides such as sodium or potassium hydride; alkali metal hydroxides such as sodium hydroxide, potassium hydroxide or lithium hydroxide; sodium methoxide, sodium ethoxide, potassium t-butoxide or lithium methoxy Alkali metal alkoxides such as methyl mercaptan sodium or mercaptan alkali metals such as sodium ethyl mercaptan; hydrazine, methylamine, dimethylamine, ethylamine, triethylamine, tributylamine, dialkyl Sopropylethylamine, N-methylmorpholine, pyridine, 4- (N, N-dimethylamino) pyridine, N, N-dimethylaniline, N, N-diethylaniline, 1,5-diazabicyclo [4.3.0] nona Organic bases such as -5-ene, 1,4-diazabicyclo [2.2.2] octane (DABCO) or 1,8-diazabicyclo [5.4.0] undec-7-ene (DBU) Preferably, alkali metal carbonates (especially sodium carbonate or potassium carbonate), alkali metal hydroxides (especially sodium hydroxide or potassium hydroxide), alkali metal alkoxides (especially sodium methoxide, sodium ethoxide or Potassium-t-butoxide) or organic bases (especially hydrazine or methylamine).
The solvent to be used is not particularly limited as long as it does not inhibit the reaction and dissolves the starting material to some extent. For example, aliphatic hydrocarbons such as hexane, heptane, ligroin or petroleum ether; benzene, toluene Or aromatic hydrocarbons such as xylene; halogenated hydrocarbons such as dichloromethane, chloroform, carbon tetrachloride, dichloroethane, chlorobenzene or dichlorobenzene; diethyl ether, diisopropyl ether, tetrahydrofuran, dioxane, dimethoxyethane or diethylene glycol dimethyl ether Such ethers; alcohols such as methanol, ethanol, propanol, 2-propanol or butanol; formamide, N, N-dimethylformamide, N, N-dimethylacetamide or Amides such as samethyl phosphate triamide; sulfoxides such as dimethyl sulfoxide or sulfolane; or a mixed solvent of water and the above solvent, preferably halogenated hydrocarbons, ethers, alcohols, or water And a mixed solvent of water and the above solvent, more preferably ethers (particularly tetrahydrofuran or dioxane), alcohols (particularly methanol, ethanol), or a mixed solvent of water and the above solvent.
While the reaction temperature varies depending on the raw material compound, the solvent or the base used, it is generally −10 ° C. to 50 ° C., preferably −5 ° C. to 10 ° C.
While the reaction time varies depending on the raw material compound, the solvent or the base used, it is generally 5 minutes to 20 hours, preferably 10 minutes to 3 hours.
After completion of the reaction, the target compound of this reaction is collected from the reaction mixture according to a conventional method. For example, the target compound precipitated in the reaction solution is collected by filtration, or neutralized with an acid as necessary, and then the solvent is distilled off, or water is poured into the reaction solution, and the pH of the aqueous layer is adjusted. The resulting precipitate is filtered or extracted by adding a solvent immiscible with water (for example, benzene, ether, ethyl acetate, etc.), and the organic layer containing the target compound is washed with water and dried over anhydrous magnesium sulfate. The desired compound is obtained by distilling off. If necessary, the obtained target compound can be further purified by a conventional method such as recrystallization, reprecipitation or chromatography.
[0117]
When the amino-protecting group is a t-butoxycarbonyl group, it can also be removed by treatment with a silyl compound or a Lewis acid, particularly in an inert solvent.
Examples of the silyl compound used include trimethylsilyl chloride, trimethylsilyl iodide, and trimethylsilyl trifluoromethanesulfonate. Examples of the Lewis acid used include aluminum chloride.
The solvent used is not particularly limited as long as it does not inhibit the reaction and dissolves the starting material to some extent. For example, halogenated hydrocarbons such as dichloromethane, chloroform or carbon tetrachloride; diethyl ether, Ethers such as tetrahydrofuran or dioxane; or nitriles such as acetonitrile, preferably halogenated hydrocarbons (especially dichloromethane or chloroform) or nitriles (especially acetonitrile).
While the reaction temperature varies depending on the raw material compound, reagent, solvent, etc., it is generally −20 ° C. to 100 ° C., preferably 0 ° C. to 50 ° C.
While the reaction time varies depending on the raw material compound, reagent, solvent, reaction temperature and the like, it is usually 10 minutes to 10 hours, preferably 30 minutes to 3 hours.
After completion of the reaction, the target compound of this reaction is collected from the reaction mixture according to a conventional method. For example, the solvent is distilled off, water is poured into the reaction solution, the aqueous layer is made alkaline and the precipitate is collected by filtration, or extracted with a solvent immiscible with water (for example, benzene, ether, ethyl acetate, etc.) The organic layer containing the target compound is washed with water, dried over anhydrous magnesium sulfate and the like, and the target compound is obtained by distilling off the solvent. If necessary, the obtained target compound can be further purified by a conventional method such as recrystallization, reprecipitation or chromatography.
[0118]
When the amino-protecting group is an allyloxycarbonyl group, it can be removed in the same manner as in the removal method using a catalytic reduction reaction in the case of an aralkyl group or the like. That is, it can be removed using palladium and triphenylphosphine or nickel tetracarbonyl.
[0119]
The protecting group of the amino group is an aralkyl group or C 7 -C 11 In the case of an aralkyloxycarbonyl group, usually a method of removing by contact with a reducing agent (preferably catalytic reduction in the presence of a catalyst) in an inert solvent or a method of removing using an oxidizing agent. Can be mentioned.
In the case of the reaction for removing the protective group by catalytic reduction, the solvent used is not particularly limited as long as it does not participate in this reaction. For example, aliphatic hydrocarbons such as hexane or cyclohexane; toluene Aromatic hydrocarbons such as benzene or xylene; ethers such as diethyl ether, tetrahydrofuran or dioxane; esters such as ethyl acetate or propyl acetate; alcohols such as methanol, ethanol or 2-propanol; formic acid Or fatty acids such as acetic acid; or a mixed solvent of these organic solvents and water, preferably aliphatic hydrocarbons, aromatic hydrocarbons, ethers, esters, alcohols, fatty acids Or a mixed solvent of these organic solvents and water, and more preferably alcohols (especially methanol or Ethanol), a mixed solvent of fatty acids (particularly formic acid or acetic acid), or these organic solvents and water.
The catalyst used is not particularly limited as long as it is used for a normal catalytic reduction reaction, and examples thereof include palladium-carbon, raney-nickel, rhodium-aluminum oxide, and palladium-barium sulfate. Is preferably palladium-carbon or Raney-nickel.
The pressure is not particularly limited, but is usually 1 to 10 atmospheres, preferably 1 atmosphere.
While the reaction temperature varies depending on the raw material compound, the solvent, the reducing agent used and the like, it is generally 0 ° C. to 100 ° C., preferably 10 ° C. to 50 ° C.
While the reaction time varies depending on the raw material compound, solvent, reducing agent used, reaction temperature and the like, it is usually 15 minutes to 24 hours, preferably 30 minutes to 12 hours.
After completion of the reaction, the target compound of this reaction is collected from the reaction mixture according to a conventional method. For example, the catalyst is removed by filtration, the solvent is distilled off, water is poured into the reaction solution, the aqueous layer is made alkaline, and the precipitate is collected by filtration, or a solvent immiscible with water (for example, benzene, ether, ethyl acetate, etc. The organic layer containing the target compound is washed with water and dried over anhydrous magnesium sulfate and the solvent is distilled off to obtain the target compound. If necessary, the obtained target compound can be further purified by a conventional method such as recrystallization, reprecipitation or chromatography.
[0120]
The solvent used in the removal by oxidation is not particularly limited as long as it does not participate in this reaction. For example, ketones such as acetone; halogenated hydrocarbons such as dichloromethane, chloroform or carbon tetrachloride; Nitriles such as acetonitrile; ethers such as diethyl ether, tetrahydrofuran or dioxane; amides such as N, N-dimethylformamide, N, N-dimethylacetamide or hexamethylphosphorotriamide; sulfoxide such as dimethyl sulfoxide Or a mixed solvent of these organic solvents and water, preferably ketones, halogenated hydrocarbons, nitriles, ethers, amides, sulfoxides or these organic solvents and water. More preferably, ketones (particularly, SETON), halogenated hydrocarbons (especially dichloromethane), nitriles (especially acetonitrile), amides (especially hexamethylphosphorotriamide), sulfoxides (especially dimethyl sulfoxide) or a mixed solvent of these organic solvents and water. is there.
The oxidizing agent used can be, for example, potassium persulfate, sodium persulfate, ammonium cerium nitrate (CAN) or 2,3-dichloro-5,6-dicyano-p-benzoquinone (DDQ), preferably , CAN or DDQ. While the reaction temperature varies depending on the raw material compound, the solvent, the oxidizing agent used and the like, it is generally 0 ° C. to 150 ° C., preferably 10 ° C. to 50 ° C.
While the reaction time varies depending on the compound, solvent, oxidizing agent used and the like, it is generally 15 min to 24 hr, preferably 30 min to 12 hr.
After completion of the reaction, the target compound of this reaction is collected from the reaction mixture according to a conventional method. For example, after removing the oxidizing agent by filtration, the solvent is distilled off, water is poured into the reaction solution, the aqueous layer is made alkaline, and the precipitate is collected by filtration, or a solvent immiscible with water (for example, benzene, ether, ethyl acetate). And the like, and the organic layer containing the target compound is washed with water, dried over anhydrous magnesium sulfate, and the solvent is distilled off to obtain the target compound. If necessary, the obtained target compound can be further purified by a conventional method such as recrystallization, reprecipitation or chromatography.
[0121]
The essential reaction (c) “acetamidoylation of amino group” is a method in which a raw material compound is prepared in the presence or absence of a base in an inert solvent (preferably in the presence of a base), ethylacetimidate or This is accomplished by reacting with ethyl acetimidate hydrochloride (preferably ethyl acetimidate hydrochloride).
The solvent used in the reaction (c) is not particularly limited as long as it does not inhibit the reaction and dissolves the starting material to some extent. For example, an aliphatic such as hexane, cyclohexane, heptane, ligroin or petroleum ether. Hydrocarbons; aromatic hydrocarbons such as benzene, toluene or xylene; halogenated hydrocarbons such as dichloromethane, chloroform, carbon tetrachloride, 1,2-dichloroethane, chlorobenzene or dichlorobenzene; diethyl ether, diisopropyl ether Ethers such as tetrahydrofuran, dioxane, dimethoxyethane or diethylene glycol dimethyl ether; ketones such as acetone or methyl ethyl ketone; nitro compounds such as nitromethane; nitro compounds such as acetonitrile or isobutyronitrile Alcohols such as methanol, ethanol, propanol, 2-propanol, butanol or isobutanol; amides such as formamide, N, N-dimethylformamide, N, N-dimethylacetamide or N-methyl-2-pyrrolidinone Or sulfoxides such as dimethyl sulfoxide or sulfolane, preferably alcohols (especially ethanol).
The base used in reaction (c) is, for example, alkali metal carbonates such as sodium carbonate, potassium carbonate or lithium carbonate; alkali metal bicarbonates such as sodium hydrogen carbonate, potassium hydrogen carbonate or lithium hydrogen carbonate; water Alkali metal hydroxides such as sodium oxide, potassium hydroxide or lithium hydroxide; or triethylamine, tributylamine, diisopropylethylamine, N-methylmorpholine, pyridine, 4- (N, N-dimethylamino) pyridine, N , N-dimethylaniline, N, N-diethylaniline, 1,5-diazabicyclo [4.3.0] non-5-ene, 1,4-diazabicyclo [2.2.2] octane (DABCO) or 1, Such as 8-diazabicyclo [5.4.0] undec-7-ene (DBU). Obtained are bases, preferably an alkali metal carbonates (sodium carbonate or potassium carbonate) or organic bases (particularly triethylamine).
While the reaction temperature varies depending on the raw material compound, reagent and the like, it is generally −10 ° C. to 100 ° C., preferably 0 ° C. to 50 ° C.
While the reaction time varies depending on the raw material compound, reagent and reaction temperature, it is generally 1 hour to 48 hours, preferably 5 hours to 15 hours.
After completion of the reaction, the target compound of this reaction is collected from the reaction mixture according to a conventional method. For example, by distilling off the solvent after completion of the reaction, or after completion of the reaction, water is added to the reaction solution, and a solvent immiscible with water (eg benzene, ether, ethyl acetate, etc.) is added to extract the target compound. After that, the extracted organic layer is washed with water, dried using anhydrous magnesium sulfate and the like, and then the solvent is distilled off to obtain the target compound. If necessary, the obtained target compound can be further purified by a conventional method such as recrystallization, reprecipitation or chromatography.
[0122]
The desired reaction (d), “ester hydrolysis reaction” is generally carried out according to a method well known in the art of organic synthetic chemistry, in which a raw material compound is hydrolyzed in an inert solvent or in the absence of a solvent in the presence of an acid or a base. Although it is achieved by decomposing, acid hydrolysis is more preferred.
The solvent used is not particularly limited as long as it does not inhibit the reaction and dissolves the starting material to some extent. For example, alcohols such as methanol, ethanol, propanol, 2-propanol, butanol or isobutanol and It can be a mixed solvent of water, and is preferably water-containing methanol or water-containing ethanol.
Examples of the acid used include mineral acids such as hydrochloric acid, hydrobromic acid, hydroiodic acid, nitric acid, perchloric acid, sulfuric acid or phosphoric acid; methanesulfonic acid, trifluoromethanesulfonic acid, ethanesulfonic acid, benzenesulfonic acid Or a sulfonic acid such as p-toluenesulfonic acid; or a carboxylic acid salt such as fumaric acid, succinic acid, citric acid, tartaric acid, succinic acid or maleic acid, preferably a mineral acid (especially hydrochloric acid). .
Bases used are, for example, alkali metal carbonates such as sodium carbonate, potassium carbonate or lithium carbonate; alkali metal bicarbonates such as sodium hydrogen carbonate, potassium hydrogen carbonate or lithium hydrogen carbonate; or sodium hydroxide , Alkali metal hydroxides such as potassium hydroxide or lithium hydroxide, preferably sodium hydroxide.
The reaction temperature varies depending on the raw material compound, reagent, and the like, but is usually 0 ° C. to 150 ° C. (preferably 50 ° C. to 100 ° C.) in the reaction using an acid, and usually − It is 10 ° C. to 50 ° C. (preferably −5 ° C. to 10 ° C.).
The reaction time varies depending on the raw material compound, reagent, and reaction temperature, but is usually 30 minutes to 48 hours (preferably 3 hours to 10 hours) in a reaction using an acid, and in a reaction using a base, Usually 5 minutes to 10 hours (preferably 10 minutes to 3 hours).
After completion of the reaction, the target compound of this step is collected from the reaction mixture according to a conventional method. For example, by distilling off the solvent after completion of the reaction, or after completion of the reaction, the reaction solution is acidified using an acid (for example, hydrochloric acid), and the target compound to be precipitated is collected by filtration or is not miscible with water. (For example, benzene, ether, ethyl acetate, etc.) are added to extract the target compound. The extracted organic layer is washed with water and dried using anhydrous magnesium sulfate, and then the solvent is distilled off to obtain the target compound. It is done. In addition, after completion | finish of reaction, the carbonate of a target compound can also be obtained by passing a carbon dioxide gas or adding sodium carbonate or potassium carbonate in an aqueous solvent. If necessary, the obtained target compound can be further purified by a conventional method such as recrystallization, reprecipitation, or chromatography.
[0123]
The desired reaction (e) “reaction for removing a protecting group of a protected hydroxyl group” is described in, for example, Protective Groups in Organic Synthesis, 3rd Edition, T.A. W. Green & P. G. M.M. According to the method described in Watts, John Wiley & Sons, Inc. [Protective Groups in Organic Synthesis, 3rd edition, TW Greene &PGMWuts; John Wiley & Sons, Inc.].
[0124]
The protective group for hydroxyl group is formyl group, acetyl group, benzoyl group, tetrahydropyran-2-yl group, 3-bromotetrahydropyran-2-yl group, 4-methoxytetrahydropyran-4-yl group, tetrahydrothiopyran-2 -Yl group, 4-methoxytetrahydrothiopyran-4-yl group, tetrahydrofuran-2-yl group, tetrahydrothiofuran-2-yl group, methoxymethyl group, 1,1-dimethyl-1-methoxymethyl group, ethoxymethyl Group, propoxymethyl group, isopropoxymethyl group, butoxymethyl group, t-butoxymethyl group, 2-methoxyethoxymethyl group, 2,2,2-trichloroethoxymethyl group, bis (2-chloroethoxy) methyl group, 1 -Ethoxyethyl group, 1- (isopropoxy) ethyl group, methoxycarbonyl group Ethoxycarbonyl group, t-butoxycarbonyl group, 2-trimethylsilylethoxycarbonyl group, 2-bromo-t-butoxycarbonyl group, 2,2-dibromo-t-butoxycarbonyl group, vinyloxycarbonyl group, benzyloxycarbonyl group, In the case of 1-phenyl) benzyloxycarbonyl group, 9-anthrylmethyloxycarbonyl group, p-methoxybenzyloxycarbonyl group or p-nitrobenzyloxycarbonyl group, an acid is used in an inert solvent or an aqueous solvent. It can be removed by processing.
The acid used can be, for example, an acid such as hydrochloric acid, sulfuric acid, phosphoric acid, hydrobromic acid or trifluoroacetic acid, preferably hydrochloric acid, sulfuric acid, hydrobromic acid or trifluoroacetic acid.
The solvent used is not particularly limited as long as it does not inhibit the reaction and dissolves the starting materials to some extent. For example, aliphatic hydrocarbons such as hexane, heptane, ligroin or petroleum ether; benzene, toluene Or aromatic hydrocarbons such as xylene; halogenated hydrocarbons such as dichloromethane, chloroform, carbon tetrachloride, dichloroethane, chlorobenzene or dichlorobenzene; diethyl ether, diisopropyl ether, tetrahydrofuran, dioxane, dimethoxyethane or diethylene glycol dimethyl ether Ethers such as methyl acetate or esters such as ethyl acetate; alcohols such as methanol, ethanol, propanol, 2-propanol or butanol; formamide, N, N-dimethylform Amides such as amide, N, N-dimethylacetamide or hexamethylphosphoric triamide; sulfoxides such as dimethyl sulfoxide or sulfolane; fatty acids such as formic acid or acetic acid; or water or a mixture of water and the above solvent It can be a solvent, preferably a halogenated hydrocarbon, ether, ester, alcohol, fatty acid or a mixed solvent of water and the above solvent, more preferably a halogenated hydrocarbon (especially dichloromethane). ), Ethers (especially tetrahydrofuran or dioxane), esters (especially ethyl acetate), fatty acids (especially acetic acid), or water or a mixed solvent of water and the above solvent.
While the reaction temperature varies depending on the raw material compound, the solvent or the acid used, it is generally −10 ° C. to 150 ° C., preferably 0 ° C. to 60 ° C.
While the reaction time varies depending on the raw material compound, the solvent or the acid used, it is generally 5 minutes to 20 hours, preferably 10 minutes to 12 hours.
After completion of the reaction, the target compound of this step is collected from the reaction mixture according to a conventional method. For example, after completion of the reaction, the reaction solution is appropriately neutralized, the solvent is distilled off, water is poured into the reaction solution, a solvent immiscible with water (for example, benzene, ether, ethyl acetate, etc.) is added and extracted, and then the target compound The organic layer containing is washed with water, dried using anhydrous magnesium sulfate and the like, and then the solvent is distilled off to obtain the target compound. If necessary, the obtained target compound can be further purified by a conventional method such as recrystallization, reprecipitation or chromatography.
[0125]
Hydroxyl protecting groups are alkanoyls, carboxylated alkanoyls, halogenoalkanoyls, alkoxyalkanoyls, unsaturated alkanoyls, arylcarbonyls, halogenoarylcarbonyls, alkylated arylcarbonyls, carboxylated arylcarbonyls, nitrated aryls In the case of carbonyls, alkoxycarbonylated arylcarbonyls or arylated arylcarbonyls, they can be removed by treatment with a base in an inert solvent or an aqueous solvent.
Bases used are, for example, alkali metal carbonates such as sodium carbonate, potassium carbonate or lithium carbonate; alkali metal bicarbonates such as sodium hydrogen carbonate, potassium hydrogen carbonate or lithium hydrogen carbonate; lithium hydride, hydrogenated Alkali metal hydrides such as sodium or potassium hydride; alkali metal hydroxides such as sodium hydroxide, potassium hydroxide or lithium hydroxide; sodium methoxide, sodium ethoxide, potassium t-butoxide or lithium methoxy Alkali metal alkoxides such as methyl mercaptan sodium or mercaptan alkali metals such as sodium ethyl mercaptan; hydrazine, methylamine, dimethylamine, ethylamine, triethylamine, tributylamine, dialkyl Sopropylethylamine, N-methylmorpholine, pyridine, 4- (N, N-dimethylamino) pyridine, N, N-dimethylaniline, N, N-diethylaniline, 1,5-diazabicyclo [4.3.0] nona Organic bases such as -5-ene, 1,4-diazabicyclo [2.2.2] octane (DABCO) or 1,8-diazabicyclo [5.4.0] undec-7-ene (DBU) Preferably, alkali metal carbonates (especially sodium carbonate or potassium carbonate), alkali metal hydroxides (especially sodium hydroxide or potassium hydroxide), alkali metal alkoxides (especially sodium methoxide, sodium ethoxide or Potassium-t-butoxide) or organic bases (especially hydrazine or methylamine).
The solvent to be used is not particularly limited as long as it does not inhibit the reaction and dissolves the starting material to some extent. For example, aliphatic hydrocarbons such as hexane, heptane, ligroin or petroleum ether; benzene, toluene Or aromatic hydrocarbons such as xylene; halogenated hydrocarbons such as dichloromethane, chloroform, carbon tetrachloride, dichloroethane, chlorobenzene or dichlorobenzene; diethyl ether, diisopropyl ether, tetrahydrofuran, dioxane, dimethoxyethane or diethylene glycol dimethyl ether Such ethers; alcohols such as methanol, ethanol, propanol, 2-propanol or butanol; formamide, N, N-dimethylformamide, N, N-dimethylacetamide or Amides such as samethyl phosphate triamide; sulfoxides such as dimethyl sulfoxide or sulfolane; or a mixed solvent of water and the above solvent, preferably halogenated hydrocarbons, ethers, alcohols, or water And a mixed solvent of water and the above solvent, more preferably ethers (particularly tetrahydrofuran or dioxane), alcohols (particularly methanol, ethanol), or a mixed solvent of water and the above solvent.
While the reaction temperature varies depending on the raw material compound, the solvent or the base used, it is generally −10 ° C. to 150 ° C., preferably 0 ° C. to 50 ° C.
While the reaction time varies depending on the raw material compound, the solvent or the base used, it is generally 50 minutes to 20 hours, preferably 10 minutes to 5 hours.
After completion of the reaction, the target compound of this step is collected from the reaction mixture according to a conventional method. For example, after completion of the reaction, the solvent is distilled off, water is poured into the reaction solution, a solvent immiscible with water (for example, benzene, ether, ethyl acetate, etc.) is added and extracted, and the organic layer containing the target compound is washed with water. Thereafter, the desired compound is obtained by drying using anhydrous magnesium sulfate and distilling off the solvent. If necessary, the obtained target compound can be further purified by a conventional method such as recrystallization, reprecipitation or chromatography.
[0126]
When the protective group for the hydroxyl group is an aralkyl group or an aralkyloxycarbonyl group, it is usually removed by contact with a reducing agent (preferably catalytic reduction in the presence of a catalyst) in an inert solvent or A removal method using an oxidizing agent is preferred.
In the case of the reaction for removing the protective group by catalytic reduction, the solvent used is not particularly limited as long as it does not participate in this reaction. For example, aliphatic hydrocarbons such as hexane or cyclohexane; toluene, benzene Or aromatic hydrocarbons such as xylene; ethers such as diethyl ether, tetrahydrofuran or dioxane; esters such as ethyl acetate or propyl acetate; alcohols such as methanol, ethanol or 2-propanol; formic acid or acetic acid Or a mixed solvent of these organic solvents and water, preferably aliphatic hydrocarbons, aromatic hydrocarbons, ethers, esters, alcohols, fatty acids or A mixed solvent of these organic solvents and water, more preferably alcohols (especially methanol). Ethanol), fatty acids (particularly formic acid or acetic acid), or a mixed solvent of these organic solvents and water.
The catalyst used is not particularly limited as long as it is used for a normal catalytic reduction reaction, and may be, for example, palladium-carbon, Raney-nickel, rhodium-aluminum oxide or palladium-barium sulfate, and is suitable. Is palladium-carbon or Raney-nickel.
The pressure is not particularly limited, but is usually 1 to 10 atmospheres, preferably 1 atmosphere.
While the reaction temperature varies depending on the raw material compound, the solvent, the reducing agent used and the like, it is generally 0 ° C. to 100 ° C., preferably 10 ° C. to 50 ° C.
While the reaction time varies depending on the raw material compound, the solvent, the reducing agent used, the reaction temperature and the like, it is usually 15 minutes to 10 hours, preferably 30 minutes to 3 hours. After completion of the reaction, the target compound of this step is collected from the reaction mixture according to a conventional method. For example, after removing the catalyst by filtration, the solvent is distilled off, a solvent immiscible with water (for example, benzene, ether, ethyl acetate, etc.) is added and extracted, the organic layer containing the target compound is washed with water, and anhydrous magnesium sulfate is then added. And the target compound is obtained by evaporating the solvent. If necessary, the obtained target compound can be further purified by a conventional method such as recrystallization, reprecipitation or chromatography.
[0127]
The solvent used in the removal by oxidation is not particularly limited as long as it does not participate in this reaction. For example, ketones such as acetone; halogenated hydrocarbons such as dichloromethane, chloroform or carbon tetrachloride; Nitriles such as acetonitrile; ethers such as diethyl ether, tetrahydrofuran or dioxane; amides such as N, N-dimethylformamide, N, N-dimethylacetamide or hexamethylphosphorotriamide; dimethyl sulfoxide Sulfoxides; or a mixed solvent of these organic solvents and water, preferably ketones, halogenated hydrocarbons, nitriles, ethers, amides, sulfoxides, or organic solvents thereof. A mixed solvent with water, more preferably ketones (especially ), Halogenated hydrocarbons (especially dichloromethane), nitriles (especially acetonitrile), amides (especially hexamethylphosphorotriamide), sulfoxides (especially dimethyl sulfoxide) or a mixed solvent of these organic solvents and water. is there.
The oxidizing agent used can be, for example, potassium persulfate, sodium persulfate, ammonium cerium nitrate (CAN) or 2,3-dichloro-5,6-dicyano-p-benzoquinone (DDQ), preferably , CAN or DDQ. While the reaction temperature varies depending on the raw material compound, the solvent, the oxidizing agent used and the like, it is generally 0 ° C. to 150 ° C., preferably 10 ° C. to 50 ° C.
While the reaction time varies depending on the compound, solvent, oxidizing agent used and the like, it is generally 15 min to 24 hr, preferably 30 min to 5 hr.
After completion of the reaction, the target compound of this step is collected from the reaction mixture according to a conventional method. For example, after removing the oxidant by filtration, the solvent is distilled off, a solvent immiscible with water (for example, benzene, ether, ethyl acetate, etc.) is added and extracted, and the organic layer containing the target compound is washed with water, then anhydrous magnesium sulfate, etc. And the target compound is obtained by distilling off the solvent. If necessary, the obtained target compound can be further purified by a conventional method such as recrystallization, reprecipitation or chromatography.
[0128]
When the protecting group for the hydroxyl group is a silyl group, the removal method is usually preferred by reacting with a compound that generates a fluorine anion in an inert solvent. Without limitation, as long as the starting material can be dissolved to some extent, for example, aliphatic hydrocarbons such as hexane, cyclohexane, heptane, ligroin or petroleum ether; aromatics such as benzene, toluene or xylene Hydrocarbons; halogenated hydrocarbons such as dichloromethane, chloroform, carbon tetrachloride, 1,2-dichloroethane, chlorobenzene or dichlorobenzene; or diethyl ether, diisopropyl ether, tetrahydrofuran, dioxane, dimethoxyethane or diethylene glycol dimethyl ether Ether like In and obtained, it is preferably ethers (preferably tetrahydrofuran).
The compound that forms the fluorine anion used can be, for example, tetrabutylammonium fluoride, hydrofluoric acid, hydrofluoric acid-pyridine or potassium fluoride, preferably tetrabutylammonium fluoride.
While the reaction temperature varies depending on the raw material compound, reagent and the like, it is generally −50 ° C. to 100 ° C., preferably −10 ° C. to 50 ° C.
While the reaction time varies depending on the raw material compound, reagent, and reaction temperature, it is generally 5 minutes to 12 hours, and preferably 10 minutes to 1 hour.
After completion of the reaction, the target compound of this step is collected from the reaction mixture according to a conventional method. For example, after completion of the reaction, water is added to the reaction solution, a solvent that is not miscible with water (eg, benzene, ether, ethyl acetate, etc.) is added to extract the target compound, the extracted organic layer is washed with water, anhydrous magnesium sulfate, etc. Then, the target compound is obtained by distilling off the solvent. If necessary, the obtained target compound can be further purified by a conventional method such as recrystallization, reprecipitation or chromatography.
[0129]
Method B is a method for separately producing a compound having the general formula (Va), (Vb), (Vc) or (Vd), which is an intermediate compound in Method A.
[0130]
In step B1, R in compound (V) Three Is a step of producing a compound having the general formula (Va), wherein the compound having the general formula (VI) is a hydrogen atom,
(1) In an inert solvent, after condensation with a compound having the general formula (IVa) in the presence or absence (preferably in the presence) of molecular sieves (preferably powder molecular sieve 5A),
(2) It is achieved by reducing the obtained intermediate compound with a reducing agent in an inert solvent.
[0131]
The solvent used in Step B1 (1) is not particularly limited as long as it does not inhibit the reaction and dissolves the starting material to some extent. For example, an aliphatic such as hexane, heptane, ligroin or petroleum ether. Hydrocarbons; aromatic hydrocarbons such as benzene, toluene or xylene; halogenated hydrocarbons such as dichloromethane, chloroform, carbon tetrachloride, dichloroethane, chlorobenzene or dichlorobenzene; diethyl ether, diisopropyl ether, tetrahydrofuran, dioxane Ethers such as dimethoxyethane or diethylene glycol dimethyl ether; esters such as methyl acetate or ethyl acetate; alcohols such as methanol, ethanol, propanol, 2-propanol or butanol; formamide, N Amides such as N-dimethylformamide, N, N-dimethylacetamide or hexamethylphosphoric triamide; sulfoxides such as dimethyl sulfoxide or sulfolane, preferably halogenated hydrocarbons, ethers or aromatics Group hydrocarbons, more preferably ethers or aromatic hydrocarbons, and even more preferably aromatic hydrocarbons (particularly benzene or toluene).
While the reaction temperature varies depending on the raw material compound, the solvent or the acid used, it is generally 0 ° C. to 150 ° C., preferably 50 ° C. to 100 ° C.
While the reaction time varies depending on the raw material compound, the solvent or the acid used, it is generally 5 minutes to 20 hours, preferably 10 minutes to 12 hours.
After completion of the reaction, the target compound of this step is collected from the reaction mixture according to a conventional method. For example, after completion of the reaction, the solvent is distilled off, water is poured into the reaction solution, a solvent immiscible with water (eg benzene, ether, ethyl acetate, etc.) is added to extract the target compound, and the extract is washed with water. Thereafter, the desired compound is obtained by drying using anhydrous magnesium sulfate and distilling off the solvent. If necessary, the obtained target compound can be further purified by a conventional method such as recrystallization, reprecipitation or chromatography. In addition, the intermediate compound obtained by this process can also be used for the next process, without refine | purifying in particular.
[0132]
The solvent used in Step B1 (2) is not particularly limited as long as it does not inhibit the reaction and dissolves the starting material to some extent. For example, an aliphatic such as hexane, heptane, ligroin or petroleum ether. Hydrocarbons; aromatic hydrocarbons such as benzene, toluene or xylene; halogenated hydrocarbons such as dichloromethane, chloroform, carbon tetrachloride, dichloroethane, chlorobenzene or dichlorobenzene; diethyl ether, diisopropyl ether, tetrahydrofuran, dioxane Ethers such as dimethoxyethane or diethylene glycol dimethyl ether; alcohols such as methanol, ethanol, propanol, 2-propanol or butanol; or a mixed solvent of the above solvents, preferably halogenated hydrocarbons S, ethers, and alcohols or a mixed solvent thereof is more preferably an alcohol (particularly methanol or ethanol). The reducing agent used may be an aluminum hydride compound such as lithium aluminum hydride or diisobutylaluminum hydride, sodium borohydride or diborane, preferably sodium borohydride. When sodium borohydride is used as the reducing agent, cerium chloride can be used as a catalyst.
While the reaction temperature varies depending on the raw material compound, the solvent or the acid used, it is generally −50 ° C. to 50 ° C., preferably 0 ° C. to 30 ° C.
While the reaction time varies depending on the raw material compound, the solvent or the acid used, it is generally 5 minutes to 20 hours, preferably 10 minutes to 12 hours.
After completion of the reaction, the target compound of this step is collected from the reaction mixture according to a conventional method. For example, after completion of the reaction, the solvent is distilled off or the reaction solution is poured into ice water, and then extracted by adding a solvent immiscible with water (eg benzene, ether, ethyl acetate, etc.), and the extract is washed with water. The desired compound is obtained by drying with anhydrous magnesium sulfate and distilling off the solvent. If necessary, the obtained target compound can be further purified by a conventional method such as recrystallization, reprecipitation or chromatography.
[0133]
In step B2, compound (V) contains R Three But C 1 -C 6 Alkyl group; protected hydroxyl group or (C 1 -C 6 C) substituted with alkoxy) carbonyl group 1 -C 6 Alkyl group; general formula
[0134]
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[0135]
(Wherein R 7 , M and n have the same meaning as described above. ) Having a group; 7 -C 15 Aralkyl group; C 1 -C 6 An alkylsulfonyl group; or (C 1 -C 6 C) substituted with alkoxy) carbonyl group 1 -C 6 A process for producing a compound having the general formula (Vb), which is an alkylsulfonyl group, wherein the compound (Va) is prepared in the presence or absence of a base (preferably in the presence of a base) in an inert solvent. This is accomplished by reacting with a compound having (VII).
[0136]
The solvent used is not particularly limited as long as it does not inhibit the reaction and dissolves the starting material to some extent. For example, aliphatic hydrocarbons such as hexane, cyclohexane, heptane, ligroin or petroleum ether; benzene Aromatic hydrocarbons such as toluene or xylene; halogenated hydrocarbons such as dichloromethane, chloroform, carbon tetrachloride, 1,2-dichloroethane, chlorobenzene or dichlorobenzene; diethyl ether, diisopropyl ether, tetrahydrofuran, dioxane, Ethers such as dimethoxyethane or diethylene glycol dimethyl ether; ketones such as acetone or methyl ethyl ketone; nitro compounds such as nitromethane; nitriles such as acetonitrile or isobutyronitrile; Amides such as amides, N, N-dimethylformamide, N, N-dimethylacetamide or N-methyl-2-pyrrolidinone; or sulfoxides such as dimethyl sulfoxide or sulfolane, preferably halogenated Hydrocarbons (especially dichloromethane), ethers (diethyl ether or tetrahydrofuran) or amides (especially N, N-dimethylformamide).
Bases used are, for example, alkali metal carbonates such as sodium carbonate, potassium carbonate or lithium carbonate; alkali metal bicarbonates such as sodium hydrogen carbonate, potassium hydrogen carbonate or lithium hydrogen carbonate; lithium hydride, hydrogenated Alkali metal hydrides such as sodium or potassium hydride; alkali metal hydroxides such as sodium hydroxide, potassium hydroxide or lithium hydroxide; sodium methoxide, sodium ethoxide, potassium t-butoxide or lithium methoxy Alkali metal alkoxides such as methylamine, dimethylamine, ethylamine, triethylamine, tributylamine, diisopropylethylamine, N-methylmorpholine, pyridine, 4- (N, N-dimethylamino) pyridine, N, N-di Tylaniline, N, N-diethylaniline, 1,5-diazabicyclo [4.3.0] non-5-ene, 1,4-diazabicyclo [2.2.2] octane (DABCO) or 1,8-diazabicyclo [ 5.4.0] Organic bases such as undec-7-ene (DBU), preferably alkali metal carbonates (especially sodium carbonate or potassium carbonate), alkali metal bicarbonates (especially bicarbonate) Sodium or potassium hydrogen carbonate) or alkali metal hydrides (especially lithium hydride or sodium hydride).
While the reaction temperature varies depending on the raw material compound, reagent and the like, it is generally −10 ° C. to 100 ° C., preferably 0 ° C. to 50 ° C.
While the reaction time varies depending on the raw material compound, reagent, and reaction temperature, it is generally 10 min to 24 hr, preferably 1 hr to 12 hr.
After completion of the reaction, the target compound of this step is collected from the reaction mixture according to a conventional method. For example, after completion of the reaction, water is added to the reaction solution, a solvent that is not miscible with water (eg, benzene, ether, ethyl acetate, etc.) is added to extract the target compound, the extracted organic layer is washed with water, anhydrous magnesium sulfate, etc. Then, the target compound is obtained by distilling off the solvent. If necessary, the obtained target compound can be further purified by a conventional method such as recrystallization, reprecipitation or chromatography.
[0137]
In step B3, R is the compound (V). Three But C 1 -C 6 Alkyl group or C 7 -C 15 A step of producing a compound having the general formula (Vc), which is an aralkyl group, in the presence of acetic acid and sodium tricyanoborohydride or sodium triacetoxyborohydride in an inert solvent, This is achieved by reacting with a compound having the general formula (VIII).
[0138]
The solvent used is not particularly limited as long as it does not inhibit the reaction and dissolves the starting material to some extent. For example, aliphatic hydrocarbons such as hexane, cyclohexane, heptane, ligroin or petroleum ether; benzene Aromatic hydrocarbons such as toluene or xylene; halogenated hydrocarbons such as dichloromethane, chloroform, carbon tetrachloride, 1,2-dichloroethane, chlorobenzene or dichlorobenzene; diethyl ether, diisopropyl ether, tetrahydrofuran, dioxane, Ethers such as dimethoxyethane or diethylene glycol dimethyl ether; alcohols such as methanol, ethanol, propanol, 2-propanol, butanol or isobutanol; formamide, N, N-dimethylformua Amides such as N, N-dimethylacetamide or N-methyl-2-pyrrolidinone; sulfoxides such as dimethyl sulfoxide or sulfolane; or a mixed solvent of the above organic solvents, preferably halogenated It is a hydrocarbon (especially dichloromethane), an alcohol (methanol or ethanol) or a mixed solvent thereof (especially a mixed solvent of dichloromethane and methanol).
While the reaction temperature varies depending on the raw material compound, reagent and the like, it is generally −10 ° C. to 150 ° C., preferably 0 ° C. to 100 ° C.
While the reaction time varies depending on the raw material compound, reagent, and reaction temperature, it is generally 10 min to 24 hr, preferably 1 hr to 12 hr.
After completion of the reaction, the target compound of this step is collected from the reaction mixture according to a conventional method. For example, after completion of the reaction, water is added to the reaction solution, a solvent that is not miscible with water (eg, benzene, ether, ethyl acetate, etc.) is added to extract the target compound, the extracted organic layer is washed with water, anhydrous magnesium sulfate, etc. Then, the target compound is obtained by distilling off the solvent. If necessary, the obtained target compound can be further purified by a conventional method such as recrystallization, reprecipitation or chromatography.
[0139]
In step B4, R in compound (V) Three Is C 1 -C 6 C substituted with an alkanoyl group or a protected hydroxyl group 2 -C 6 A step of producing a compound having the general formula (Vd) which is an alkanoyl group, and the compound (Va)
(1) After reacting with a compound having the general formula (IX) or (X) in an inert solvent in the presence or absence of a base (preferably in the presence of a base),
As desired
(2) It is achieved by removing the hydroxyl-protecting group of the compound obtained in (1) above.
[0140]
The solvent used in Step B4 (1) is not particularly limited as long as it does not inhibit the reaction and dissolves the starting materials to some extent. For example, hexane, cyclohexane, heptane, ligroin or petroleum ether Aliphatic hydrocarbons such as; aromatic hydrocarbons such as benzene, toluene or xylene; halogenated hydrocarbons such as dichloromethane, chloroform, carbon tetrachloride, 1,2-dichloroethane, chlorobenzene or dichlorobenzene; diethyl Ethers such as ether, diisopropyl ether, tetrahydrofuran, dioxane, dimethoxyethane or diethylene glycol dimethyl ether; ketones such as acetone or methyl ethyl ketone; nitro compounds such as nitromethane; acetonitrile or isobutyronitrile Nitriles such as; amides such as formamide, N, N-dimethylformamide, N, N-dimethylacetamide or N-methyl-2-pyrrolidinone; or sulfoxides such as dimethyl sulfoxide or sulfolane, preferred Are halogenated hydrocarbons (especially dichloromethane) or ethers (diethyl ether or tetrahydrofuran).
Bases used are, for example, alkali metal carbonates such as sodium carbonate, potassium carbonate or lithium carbonate; alkali metal bicarbonates such as sodium hydrogen carbonate, potassium hydrogen carbonate or lithium hydrogen carbonate; sodium hydroxide, hydroxide Alkali metal hydroxides such as potassium or lithium hydroxide; methylamine, dimethylamine, ethylamine, triethylamine, tributylamine, diisopropylethylamine, N-methylmorpholine, pyridine, 4- (N, N-dimethylamino) pyridine, N, N-dimethylaniline, N, N-diethylaniline, 1,5-diazabicyclo [4.3.0] non-5-ene, 1,4-diazabicyclo [2.2.2] octane (DABCO) or 1 , 8-Diazabicyclo [5.4.0] undec-7- And organic bases such as alkali metal carbonates (particularly sodium carbonate or potassium carbonate), alkali metal bicarbonates (particularly sodium bicarbonate or potassium bicarbonate) or organic bases. (Especially triethylamine, pyridine or 4- (N, N-dimethylamino) pyridine).
While the reaction temperature varies depending on the raw material compound, reagent and the like, it is generally −10 ° C. to 100 ° C., preferably 0 ° C. to 50 ° C.
While the reaction time varies depending on the raw material compound, reagent, and reaction temperature, it is generally 10 min to 24 hr, preferably 1 hr to 12 hr.
After completion of the reaction, the target compound of this step is collected from the reaction mixture according to a conventional method. For example, after completion of the reaction, water is added to the reaction solution, a solvent that is not miscible with water (eg, benzene, ether, ethyl acetate, etc.) is added to extract the target compound, the extracted organic layer is washed with water, anhydrous magnesium sulfate, etc. Then, the target compound is obtained by distilling off the solvent. If necessary, the obtained target compound can be further purified by a conventional method such as recrystallization, reprecipitation or chromatography.
[0141]
In step B4 (2), removal of the hydroxyl-protecting group can be performed under the same conditions as in reaction (e) in step A2.
[0142]
Method C is a method for separately producing compound (V), which is an intermediate compound in Method A.
[0143]
Step C1 is a step of producing compound (V) and is achieved by condensing compound having general formula (XI) with compound (IV) in the presence of a palladium catalyst and phosphines in an inert solvent. The
[0144]
The solvent used is not particularly limited as long as it does not inhibit the reaction and dissolves the starting material to some extent. For example, aliphatic hydrocarbons such as hexane, cyclohexane, heptane, ligroin or petroleum ether; benzene Aromatic hydrocarbons such as toluene or xylene; halogenated hydrocarbons such as dichloromethane, chloroform, carbon tetrachloride, 1,2-dichloroethane, chlorobenzene or dichlorobenzene; diethyl ether, diisopropyl ether, tetrahydrofuran, dioxane, Ethers such as dimethoxyethane or diethylene glycol dimethyl ether; or nitriles such as acetonitrile or isobutyronitrile, preferably ethers (particularly tetrahydrofuran). The palladium catalyst used can be, for example, tris (dibenzylideneacetone) dipalladium chloroform complex, bis (dibenzylideneacetone) palladium, palladium acetate or pyaryl palladium chloride dimer, preferably tris (dibenzylidene). Acetone) dipalladium chloroform complex.
The phosphines used are, for example, tri-C phosphines such as trimethylphosphine, triethylphosphine, tripropylphosphine, tributylphosphine, tripentylphosphine or trihexylphosphine. 1 -C 6 Alkylphosphine; tri-C, such as triphenylphosphine, triindenylphosphine or trinaphthylphosphine 6 -C Ten Arylphosphine; or C, such as tolyldiphenylphosphine, tolylylphosphine, trimesitylphosphine, tributylphenylphosphine or tri-6-ethyl-2-naphthylphosphine 1 -C Four Tri-C which may have alkyl as a substituent 6 -C Ten May be arylphosphine, preferably tri-C 1 -C 6 Alkylphosphines (especially trimethylphosphine, triethylphosphine, tripropylphosphine or tributylphosphine) or triC 6 -C Ten Arylphosphine (especially triphenylphosphine, triindenylphosphine or trinaphthylphosphine), more preferably tributylphosphine or triphenylphosphine, and particularly preferably triphenylphosphine.
While the reaction temperature varies depending on the raw material compound, reagent and the like, it is generally −10 ° C. to 100 ° C., preferably 0 ° C. to 50 ° C.
While the reaction time varies depending on the raw material compound, reagent, and reaction temperature, it is generally 10 minutes to 10 hours, preferably 30 minutes to 5 hours.
After completion of the reaction, the target compound of this step is collected from the reaction mixture according to a conventional method. For example, after completion of the reaction, the target compound is obtained by distilling off the solvent. If necessary, the obtained target compound can be further purified by a conventional method such as recrystallization, reprecipitation or chromatography.
[0145]
Method D is a method for separately producing compound (V), which is an intermediate compound in Method A.
[0146]
Step D1 is a step of producing a compound having the general formula (XIII), and the compound (III) is condensed with a compound having the general formula (XII) in the presence of a phosphine and an azo compound in an inert solvent. This is achieved under the same conditions as in Step A1.
[0147]
Step D2 is a step for producing a compound having the general formula (XIV), and is achieved by removing the hydroxyl-protecting group of compound (XIII) under the same conditions as in reaction (e) in Step A2. Can be done.
[0148]
Step D3 is a step for producing compound (V), and is achieved by condensing compound (XIV) with a compound having the general formula (XV) in the presence of a phosphine and an azo compound in an inert solvent. The reaction is performed under the same conditions as in Step A1.
[0149]
The compound (III), (IV), (IVa), (VI), (XI) or (XII), which is a raw material compound of the present invention, can be easily produced, for example, according to the following method.
[0150]
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[0151]
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[0152]
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[0153]
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[0157]
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[0159]
In the above, R 1 , R 2 , R Three , R Three a, R Three b, R Three c, R Three d, R Four , R Five , R 6 , R 8 , R 9 , R Ten , R 11 , R 12 , R 13 And X are as defined above,
R 2 a represents a hydrogen atom,
R Five a represents a carboxyl group;
R Five b is (C 1 -C 6 Alkoxy) carbonyl group,
R Five c is a carbamoyl group, (C 1 -C 6 Alkyl) carbamoyl group or di (C 1 -C 6 Alkyl) carbamoyl group,
Z represents a hydroxyl group or a leaving group.
[0160]
In the above, R Five “(C 1 -C 6 Alkoxy) carbonyl ", R Five “(C 1 -C 6 Alkyl) carbamoyl ”and“ di (C 1 -C 6 An alkyl) carbamoyl group "is each R Five It shows the same meaning as defined in.
[0161]
The “leaving group” in the definition of Z is not particularly limited as long as it is usually a group capable of leaving as a nucleophilic residue. For example, a halogen atom such as a chlorine atom, a bromine atom or an iodine atom; C such as methanesulfonyloxy group, ethanesulfonyloxy group, propanesulfonyloxy group or butanesulfonyloxy group 1 -C Four Alkanesulfonyloxy group; such as trifluoromethanesulfonyloxy group, 2,2,2-trichloroethanesulfonyloxy group, 3,3,3-tribromopropanesulfonyloxy group, or 4,4,4-trifluorobutanesulfonyloxy group Nah, halogeno C 1 -C Four Alkanesulfonyloxy group; or benzenesulfonyloxy group, α-naphthylsulfonyloxy group, β-naphthylsulfonyloxy group, p-toluenesulfonyloxy group, 4-t-butylbenzenesulfonyloxy group, mesitylenesulfonyloxy group or 6 -C, such as an ethyl-α-naphthylsulfonyloxy group 1 -C Four C which may have 1 to 3 alkyls 6 -C Ten An arylsulfonyloxy group, preferably a halogen atom, a methanesulfonyloxy group, an ethanesulfonyloxy group, a trifluoromethanesulfonyloxy group, a 2,2,2-trichloroethanesulfonyloxy group, a benzenesulfonyloxy group, toluene A sulfonyloxy group or a mesitylenesulfonyloxy group, more preferably a halogen atom, a methanesulfonyloxy group, a trifluoromethanesulfonyloxy group, a benzenesulfonyloxy group, a p-toluenesulfonyloxy group or a mesitylenesulfonyloxy group, and more More preferred is a halogen atom, and particularly preferred is a fluorine atom or a chlorine atom.
[0162]
Method E is a method for producing compound (VI), (III) or (XI).
[0163]
Step E1 is a step for producing compound (VI) and is achieved by reacting a compound having the general formula (XVI) with a compound having the general formula (XVII) in an inert solvent.
[0164]
The solvent used is not particularly limited as long as it does not inhibit the reaction and dissolves the starting material to some extent. For example, aliphatic hydrocarbons such as hexane, cyclohexane, heptane, ligroin or petroleum ether; benzene Aromatic hydrocarbons such as toluene or xylene; halogenated hydrocarbons such as dichloromethane, chloroform, carbon tetrachloride, 1,2-dichloroethane, chlorobenzene or dichlorobenzene; diethyl ether, diisopropyl ether, tetrahydrofuran, dioxane, Ethers such as dimethoxyethane or diethylene glycol dimethyl ether; or nitriles such as acetonitrile, propionitrile or butyronitrile, preferably aromatic hydrocarbons (especially benzene or toluene). .
While the reaction temperature varies depending on the raw material compounds, reagents and the like, it is generally 0 ° C. to 150 ° C., preferably 30 ° C. to 100 ° C.
While the reaction time varies depending on the raw material compound, reagent, and reaction temperature, it is generally 10 minutes to 10 hours, preferably 30 minutes to 5 hours.
After completion of the reaction, the target compound of this step is collected from the reaction mixture according to a conventional method. For example, after completion of the reaction, the target compound is obtained by distilling off the solvent. If necessary, the obtained target compound can be further purified by a conventional method such as recrystallization, reprecipitation or chromatography.
[0165]
Step E2 is a step for producing compound (III), and is achieved by reducing compound (VI) in the presence of a reducing agent in an inert solvent.
[0166]
The solvent used is not particularly limited as long as it does not inhibit the reaction and dissolves the starting material to some extent. For example, aliphatic hydrocarbons such as hexane, cyclohexane, heptane, ligroin or petroleum ether; benzene Aromatic hydrocarbons such as toluene or xylene; halogenated hydrocarbons such as dichloromethane, chloroform, carbon tetrachloride, 1,2-dichloroethane, chlorobenzene or dichlorobenzene; diethyl ether, diisopropyl ether, tetrahydrofuran, dioxane, Ethers such as dimethoxyethane or diethylene glycol dimethyl ether; alcohols such as methanol, ethanol, propanol, 2-propanol, butanol or isobutanol; or a mixed solvent of the above solvents, When the agent is an aluminum hydride or diborane, an aliphatic hydrocarbon (especially hexane or cyclohexane), an aromatic hydrocarbon (especially benzene, toluene or xylene) or an ether (especially diethyl ether, tetrahydrofuran or dioxane) And when the reducing agent is sodium borohydride, it is an alcohol (especially methanol or ethanol) or a mixed solvent of halogenated hydrocarbons and alcohols (especially a mixed solvent of dichloromethane and ethanol).
The reducing agent used may be an aluminum hydride compound such as lithium aluminum hydride or diisobutylaluminum hydride, sodium borohydride or diborane, preferably sodium borohydride. When sodium borohydride is used as the reducing agent, cerium chloride can be used as a catalyst.
While the reaction temperature varies depending on the raw material compound, reagent and the like, it is generally −78 ° C. to 100 ° C., preferably 0 ° C. to 50 ° C.
While the reaction time varies depending on the raw material compound, reagent, and reaction temperature, it is generally 10 minutes to 12 hours, preferably 30 minutes to 5 hours.
After completion of the reaction, the target compound of this step is collected from the reaction mixture according to a conventional method. For example, after completion of the reaction, the solvent is distilled off, water is added to the resulting residue, a solvent immiscible with water (for example, benzene, ether, ethyl acetate, etc.) is added to extract the target compound, and the extracted organic The layer is washed with water, dried using anhydrous magnesium sulfate and the like, and then the solvent is distilled off to obtain the target compound. If necessary, the obtained target compound can be further purified by a conventional method such as recrystallization, reprecipitation or chromatography.
[0167]
Step E3 is a step for producing compound (XI). Compound (III) is represented by the general formula (XVIII) in an inert solvent in the presence or absence of a base (preferably in the presence of a base). This is accomplished by reacting with a compound.
[0168]
The solvent used is not particularly limited as long as it does not inhibit the reaction and dissolves the starting material to some extent. For example, aliphatic hydrocarbons such as hexane, cyclohexane, heptane, ligroin or petroleum ether; benzene Aromatic hydrocarbons such as toluene or xylene; halogenated hydrocarbons such as dichloromethane, chloroform, carbon tetrachloride, 1,2-dichloroethane, chlorobenzene or dichlorobenzene; diethyl ether, diisopropyl ether, tetrahydrofuran, dioxane, Ethers such as dimethoxyethane or diethylene glycol dimethyl ether; ketones such as acetone or methyl ethyl ketone; nitro compounds such as nitromethane; nitriles such as acetonitrile or isobutyronitrile; Amides such as amides, N, N-dimethylformamide, N, N-dimethylacetamide or N-methyl-2-pyrrolidinone; or sulfoxides such as dimethyl sulfoxide or sulfolane, preferably halogenated Hydrocarbons (especially dichloromethane) or ethers (especially diethyl ether or tetrahydrofuran).
Bases used are, for example, alkali metal carbonates such as sodium carbonate, potassium carbonate or lithium carbonate; alkali metal bicarbonates such as sodium hydrogen carbonate, potassium hydrogen carbonate or lithium hydrogen carbonate; or triethylamine, tributylamine , Diisopropylethylamine, N-methylmorpholine, pyridine, 4- (N, N-dimethylamino) pyridine, N, N-dimethylaniline, N, N-diethylaniline, 1,5-diazabicyclo [4.3.0] nona Organic amines such as -5-ene, 1,4-diazabicyclo [2.2.2] octane (DABCO) or 1,8-diazabicyclo [5.4.0] undec-7-ene (DBU) Preferred are organic amines (particularly triethylamine or pyridine).
While the reaction temperature varies depending on the raw material compound, reagent and the like, it is generally −50 ° C. to 80 ° C., preferably −20 ° C. to 50 ° C.
While the reaction time varies depending on the raw material compound, reagent, and reaction temperature, it is generally 10 minutes to 10 hours, preferably 30 minutes to 5 hours.
After completion of the reaction, the target compound of this step is collected from the reaction mixture according to a conventional method. For example, after completion of the reaction, water is added to the reaction solution, a solvent that is not miscible with water (eg, benzene, ether, ethyl acetate, etc.) is added to extract the target compound, the extracted organic layer is washed with water, anhydrous magnesium sulfate, etc. Then, the target compound is obtained by distilling off the solvent. If necessary, the obtained target compound can be further purified by a conventional method such as recrystallization, reprecipitation or chromatography.
[0169]
Method G is a compound (III) wherein R 2 Is a method for separately producing a compound having the general formula (IIIa), wherein is a hydrogen atom.
[0170]
Step G1 is a step of producing a compound having the general formula (XXIV), and the compound having the general formula (XXII)
(1) After reacting with catecholborane in an inert solvent or in the absence of a solvent (preferably in the absence of a solvent),
(2) This is achieved by reacting the obtained intermediate compound with a compound having the general formula (XXIII) in an inert solvent in the presence of a palladium catalyst and a base.
[0171]
The solvent used in Step G1 (1) is not particularly limited as long as it does not inhibit the reaction and dissolves the starting material to some extent. For example, hexane, cyclohexane, heptane, ligroin or petroleum ether can be used. Aliphatic hydrocarbons; aromatic hydrocarbons such as benzene, toluene or xylene; halogenated hydrocarbons such as dichloromethane, chloroform, carbon tetrachloride, 1,2-dichloroethane, chlorobenzene or dichlorobenzene; or diethyl It can be an ether such as ether, diisopropyl ether, tetrahydrofuran, dioxane, dimethoxyethane or diethylene glycol dimethyl ether, preferably an aliphatic hydrocarbon (especially hexane or petroleum ether) or an aromatic hydrocarbon (especially toluene). It is.
The reaction temperature in Step G1 (1) varies depending on the raw material compounds, reagents and the like, but is usually −10 ° C. to 100 ° C., preferably 30 ° C. to 80 ° C.
The reaction time in the G1 (1) step varies depending on the raw material compound, reagent, and reaction temperature, but is usually 10 minutes to 10 hours, preferably 30 minutes to 5 hours.
After completion of the reaction, the target compound of Step G1 (1) is collected from the reaction mixture according to a conventional method. For example, after completion of the reaction, the target compound is obtained by distilling off the solvent. In addition, it can also be used in the next step without particular purification.
[0172]
The solvent used in Step G1 (2) is not particularly limited as long as it does not inhibit the reaction and dissolves the starting material to some extent. For example, hexane, cyclohexane, heptane, ligroin or petroleum ether can be used. Aliphatic hydrocarbons; aromatic hydrocarbons such as benzene, toluene or xylene; halogenated hydrocarbons such as dichloromethane, chloroform, carbon tetrachloride, 1,2-dichloroethane, chlorobenzene or dichlorobenzene; diethyl ether; Ethers such as diisopropyl ether, tetrahydrofuran, dioxane, dimethoxyethane or diethylene glycol dimethyl ether; alcohols such as methanol, ethanol, propanol, 2-propanol, butanol or isobutanol; or a mixture of the above organic solvents It is a solvent, preferably an aromatic hydrocarbon (particularly toluene).
Examples of the palladium catalyst used in Step G1 (2) include tetrakis (triphenylphosphine) palladium, palladium chloride bis (triphenylphosphine) complex, palladium chloride bis (diphenylphosphinoferrocene) complex, and palladium acetate bis (tri Palladium phosphine complexes such as phenylphosphine); or tris (dibenzylideneacetone) dipalladium chloroform complex, bis (dibenzylideneacetone) palladium, palladium acetate or piallyl palladium chloride dimer, preferably tetrakis ( Triphenylphosphine) palladium, palladium chloride bis (triphenylphosphine) complex or palladium chloride bis (diphenylphosphinoferrocene) complex, and more preferably tetrakis (triphenylphosphine). Le phosphine) palladium.
The base used in Step G1 (2) is, for example, alkali metal carbonates such as sodium carbonate, potassium carbonate or lithium carbonate; alkali metal bicarbonates such as sodium hydrogen carbonate, potassium hydrogen carbonate or lithium hydrogen carbonate. Alkali metal alkoxides such as sodium methoxide, sodium ethoxide, potassium t-butoxide or lithium methoxide; or triethylamine, tributylamine, diisopropylethylamine, N-methylmorpholine, pyridine, 4- (N, N-dimethyl) Amino) pyridine, N, N-dimethylaniline, N, N-diethylaniline, 1,5-diazabicyclo [4.3.0] non-5-ene, 1,4-diazabicyclo [2.2.2] octane ( DABCO) or 1,8-diazabicyclo [5 4.0] undec-7-ene (DBU) to give an organic amines such as, preferably, alkali metal alkoxides (particularly sodium ethoxide).
The reaction temperature in Step G1 (2) varies depending on the raw material compounds, reagents and the like, but is usually 0 ° C. to 150 ° C., preferably 50 ° C. to 120 ° C.
The reaction time in the G1 (2) step varies depending on the raw material compounds, reagents and reaction temperature, but is usually 10 minutes to 10 hours, preferably 30 minutes to 5 hours.
After completion of the reaction, the target compound in Step G1 (2) is collected from the reaction mixture according to a conventional method. For example, after completion of the reaction, water is added to the reaction solution, a solvent that is not miscible with water (eg, benzene, ether, ethyl acetate, etc.) is added to extract the target compound, the extracted organic layer is washed with water, anhydrous magnesium sulfate, etc. Then, the target compound is obtained by distilling off the solvent. If necessary, the obtained target compound can be further purified by a conventional method such as recrystallization, reprecipitation or chromatography.
[0173]
Step G2 is a step for producing compound (IIIa), which is achieved by removing the protecting group for the hydroxyl group of compound (XXIV), and can be carried out under the same conditions as in reaction (e) in Step A2. it can.
[0174]
Method H is a method for producing a compound having the general formula (IVa), (IVb), (IVc) or (IVd).
[0175]
Step H1 is a step of producing a compound having the general formula (XXVI). In the compound having the general formula (XXV), when Z represents a leaving group,
(1) reacting compound (XXV) with compound (XV) in the presence of a base in an inert solvent,
Or, in the compound (XXV), when Z represents a hydroxyl group,
(2) It is achieved by subjecting compound (XXV) to dehydration condensation with compound (XV) in the presence of a phosphine and an azo compound in an inert solvent.
[0176]
The solvent used in Step H1 (1) is not particularly limited as long as it does not inhibit the reaction and dissolves the starting material to some extent. For example, hexane, cyclohexane, heptane, ligroin or petroleum ether can be used. Aliphatic hydrocarbons; aromatic hydrocarbons such as benzene, toluene or xylene; halogenated hydrocarbons such as dichloromethane, chloroform, carbon tetrachloride, 1,2-dichloroethane, chlorobenzene or dichlorobenzene; diethyl ether; Ethers such as diisopropyl ether, tetrahydrofuran, dioxane, dimethoxyethane or diethylene glycol dimethyl ether; nitro compounds such as nitromethane; nitriles such as acetonitrile or isobutyronitrile; formamide, N, N-dimethylform Amides such as amide, N, N-dimethylacetamide or N-methyl-2-pyrrolidinone; or sulfoxides such as dimethyl sulfoxide or sulfolane, preferably amides (especially N, N-dimethyl Formamide or N, N-dimethylacetamide).
The base used in Step H1 (1) is, for example, an alkali metal carbonate such as sodium carbonate, potassium carbonate, or lithium carbonate; an alkali metal bicarbonate such as sodium bicarbonate, potassium bicarbonate, or lithium bicarbonate. Alkali metal acetates such as sodium acetate; alkali metal hydrides such as lithium hydride, sodium hydride or potassium hydride; alkali metal hydroxides such as sodium hydroxide, potassium hydroxide or lithium hydroxide Alkali metal alkoxides such as sodium methoxide, sodium ethoxide, potassium t-butoxide or lithium methoxide; triethylamine, tributylamine, diisopropylethylamine, N-methylmorpholine, pyridine, 4- (N, N-dimethylamino) ) Gin, N, N-dimethylaniline, N, N-diethylaniline, 1,5-diazabicyclo [4.3.0] non-5-ene, 1,4-diazabicyclo [2.2.2] octane (DABCO) Or organic bases such as 1,8-diazabicyclo [5.4.0] undec-7-ene (DBU); alkyllithiums such as methyllithium, ethyllithium or butyllithium; or lithium diisopropylamide or lithium Lithium alkylamides such as dicyclohexylamide can be used, preferably alkali metal hydrides (especially lithium hydride or sodium hydride), metal alkoxides (especially sodium methoxide) or alkyllithiums (especially butyllithium). It is.
The reaction temperature in Step H1 (1) varies depending on the raw material compounds, reagents and the like, but is usually −10 ° C. to 100 ° C., preferably −5 ° C. to 50 ° C.
The reaction time in the H1 (1) step varies depending on the raw material compounds, reagents and reaction temperature, but is usually 5 minutes to 24 hours, preferably 10 minutes to 12 hours.
After completion of the reaction, the target compound in Step H1 (1) is collected from the reaction mixture according to a conventional method. For example, after completion of the reaction, water is added to the reaction solution, a solvent immiscible with water (eg, benzene, ether, ethyl acetate, etc.) is added to extract the target compound, the extracted organic layer is washed with water, and sulfuric anhydride is added. After drying using magnesium or the like, the target compound is obtained by distilling off the solvent. If necessary, the obtained target compound can be further purified by a conventional method such as recrystallization, reprecipitation or chromatography.
[0177]
The solvent used in Step H1 (2) is not particularly limited as long as it does not inhibit the reaction and dissolves the starting material to some extent. For example, aliphatic carbonization such as hexane, heptane, ligroin or petroleum ether. Hydrogens; aromatic hydrocarbons such as benzene, toluene or xylene; halogenated hydrocarbons such as dichloromethane, chloroform, carbon tetrachloride, dichloroethane, chlorobenzene or dichlorobenzene; or diethyl ether, diisopropyl ether, tetrahydrofuran, It can be ethers such as dioxane, dimethoxyethane or diethylene glycol dimethyl ether, preferably aliphatic hydrocarbons, aromatic hydrocarbons, halogenated hydrocarbons or ethers, more preferably halogenated Hydrocarbons (especially dichlorometa ) Or ethers (in particular diethyl ether or tetrahydrofuran).
The phosphines used in the H1 (2) step are, for example, tri-C phosphines such as trimethylphosphine, triethylphosphine, tripropylphosphine, tributylphosphine, tripentylphosphine or trihexylphosphine. 1 -C 6 Alkylphosphine; tri-C, such as triphenylphosphine, triindenylphosphine or trinaphthylphosphine 6 -C Ten Arylphosphine; or C, such as tolyldiphenylphosphine, tolylylphosphine, trimesitylphosphine, tributylphenylphosphine or tri-6-ethyl-2-naphthylphosphine 1 -C Four Tri-C which may have alkyl as a substituent 6 -C Ten May be arylphosphine, preferably tri-C 1 -C 6 Alkylphosphines (especially trimethylphosphine, triethylphosphine, tripropylphosphine or tributylphosphine) or triC 6 -C Ten Arylphosphine (especially triphenylphosphine, triindenylphosphine or trinaphthylphosphine), more preferably tributylphosphine or triphenylphosphine.
The azo compound used in Step H1 (2) is, for example, azodicarboxylic acid di-C such as azodicarbonyldipiperidine, dimethyl azodicarboxylate, diethyl azodicarboxylate, dipropyl azodicarboxylate or dibutyl azodicarboxylate. 1 -C Four It can be alkyl, preferably dimethyl azodicarboxylate or diethyl azodicarboxylate.
The reaction temperature in Step H1 (2) varies depending on the raw material compounds, reagents and the like, but is usually −20 ° C. to 100 ° C., preferably −10 ° C. to 50 ° C.
The reaction time in Step H1 (2) varies depending on the raw material compounds, reagents and reaction temperature, but is usually 15 minutes to 48 hours, preferably 30 minutes to 24 hours.
After completion of the reaction, the target compound of Step H1 (2) is collected from the reaction mixture according to a conventional method. For example, if insolubles are present, filter them off, distill off the solvent, or pour water into the residue from which the solvent has been distilled off, and a solvent that is immiscible with water (eg benzene, ether, ethyl acetate, etc.) After extraction, the product is washed with water, dried over anhydrous magnesium sulfate and the like, and the solvent is distilled off to obtain the target compound. If necessary, the obtained target compound can be further purified by a conventional method such as recrystallization, reprecipitation or chromatography.
[0178]
Step H2 is a step of producing compound (IVa), and compound (XXVI) is converted to
(1) Reduction with a catalytic reduction catalyst in an inert solvent under a hydrogen atmosphere of 1 to 5 atmospheres (preferably 1 atmosphere), or
(2) This is usually achieved by applying a method of reducing organically known nitro groups to amino groups by stirring in acetic acid in the presence of metal powder.
[0179]
The solvent used in the catalytic reduction is not particularly limited as long as it does not inhibit the reaction and dissolves the starting materials to some extent. For example, aliphatic solvents such as hexane, cyclohexane, heptane, ligroin or petroleum ether. Hydrocarbons; aromatic hydrocarbons such as benzene, toluene or xylene; halogenated hydrocarbons such as dichloromethane, chloroform, carbon tetrachloride, 1,2-dichloroethane, chlorobenzene or dichlorobenzene; diethyl ether, diisopropyl ether , Tetrahydrofuran, dioxane, dimethoxyethane or ethers such as diethylene glycol dimethyl ether; alcohols such as methanol, ethanol, propanol, 2-propanol, butanol or isobutanol; or a mixed solvent thereof There obtained, preferably alcohols (particularly methanol) or a mixture of ethers and alcohols (particularly a mixed solvent of tetrahydrofuran and methanol or ethanol).
The catalytic reduction catalyst used is not particularly limited as long as it is used in a normal catalytic reduction reaction. For example, palladium black, palladium-carbon, palladium hydroxide, palladium hydroxide-carbon, Raney nickel, rhodium -Aluminum oxide, palladium-barium sulfate, platinum oxide or platinum black, preferably palladium-carbon.
While the reaction temperature varies depending on the raw material compound, reagent and the like, it is generally −10 ° C. to 100 ° C., preferably 0 ° C. to 50 ° C.
While the reaction time varies depending on the raw material compound, reagent, and reaction temperature, it is generally 10 minutes to 10 hours, preferably 30 minutes to 6 hours.
After completion of the reaction, the target compound of this step is collected from the reaction mixture according to a conventional method. For example, after completion of the reaction, the catalyst is filtered off, and then the filtrate is distilled off to obtain the target compound. If necessary, the obtained target compound can be further purified by a conventional method such as recrystallization, reprecipitation or chromatography.
[0180]
The solvent used in the reduction using the metal powder can be acetic acid, aqueous hydrochloric acid, water, alcohol or a mixture with an organic solvent dissolved in water, and is preferably acetic acid.
The metal powder used can be, for example, zinc powder, tin powder or iron powder, preferably zinc powder or tin powder.
While the reaction temperature varies depending on the raw material compound, reagent and the like, it is generally −10 ° C. to 100 ° C., preferably 0 ° C. to 50 ° C.
While the reaction time varies depending on the raw material compound, reagent, and reaction temperature, it is generally 10 minutes to 10 hours, preferably 30 minutes to 3 hours.
After completion of the reaction, the target compound of this step is collected from the reaction mixture according to a conventional method. For example, after completion of the reaction, the insoluble matter is removed by filtration, and then the filtrate is distilled off to obtain the target compound. If necessary, the obtained target compound can be further purified by a conventional method such as recrystallization, reprecipitation or chromatography.
[0181]
Step H3 is a step of producing a compound having the general formula (IVb). The compound (IVa) is compounded with compound (VII) in an inert solvent in the presence or absence of a base (preferably in the presence of a base). And can be carried out under the same conditions as in Step B2.
[0182]
Step H4 is a step for producing a compound having the general formula (IVc), and reacting compound (IVa) with compound (VIII) in the presence of acetic acid and sodium tricyanoborohydride in an inert solvent. Can be carried out under the same conditions as in Step B3.
[0183]
Step H5 is a step of producing a compound having the general formula (IVd), and the compound (IVa)
(1) After reacting with compound (IX) or (X) in an inert solvent in the presence or absence of a base (preferably in the presence of a base),
As desired
(2) It is achieved by removing the protecting group for the hydroxyl group of the compound obtained in the above (1), and each is carried out under the same conditions as in the reaction (e) in Step B4 (1) or Step A2. be able to.
[0184]
Method J is a method for producing a compound having the general formula (XIIa), (XIIb), (XIIc) or (XIId).
[0185]
Step J1 is a step of producing a compound having the general formula (XXVII). In the compound (XXV), a compound having the general formula (XXVa), wherein Z is a hydroxyl group,
(1) In an inert solvent, in the presence or absence of a base (preferably in the presence of a base), the general formula R 12 -Za compound (wherein R 12 Represents the same meaning as described above, and Za represents the same meaning as Z except that it represents a leaving group. ) Or general formula R 12 a-O-R 12 a compound having a wherein R is 12 a represents an acyl group; 12 Is equivalent to ) Or
(2) In an inert solvent, in the presence or absence of a condensing agent and a base (preferably in the presence of a base) 12 a-OH compound (wherein R 12 a has the same meaning as described above. ) Or
(3) In an inert solvent, in the presence of a halogenated phosphoric acid dialkyl ester such as diethyl chlorophosphate and a base, the general formula R 12 Compound having a-OH (R 12 a has the same meaning as described above. ) Or
(4) It is achieved by reacting with dihydrofuran or dihydropyrans in an inert solvent in the presence or absence of an acid (preferably in the presence of an acid).
[0186]
The solvent used in Step J1 (1) is not particularly limited as long as it does not inhibit the reaction and dissolves the starting material to some extent. For example, hexane, cyclohexane, heptane, ligroin or petroleum ether Aliphatic hydrocarbons such as; aromatic hydrocarbons such as benzene, toluene or xylene; halogenated hydrocarbons such as dichloromethane, chloroform, carbon tetrachloride, 1,2-dichloroethane, chlorobenzene or dichlorobenzene; Ethers such as ether, diisopropyl ether, tetrahydrofuran, dioxane, dimethoxyethane or diethylene glycol dimethyl ether; esters such as ethyl formate, ethyl acetate, propyl acetate, butyl acetate or diethyl carbonate; like acetone or methyl ethyl ketone Ketones; nitro compounds such as nitromethane; nitriles such as acetonitrile or isobutyronitrile; alcohols such as methanol, ethanol, propanol, 2-propanol, butanol or isobutanol; formamide, N, N-dimethyl Amides such as formamide, N, N-dimethylacetamide or N-methyl-2-pyrrolidinone; or sulfoxides such as dimethyl sulfoxide or sulfolane, preferably halogenated hydrocarbons (especially dichloromethane) Ethers (particularly diethyl ether or tetrahydrofuran) or amides (particularly N, N-dimethylformamide).
The base used in Step J1 (1) is, for example, an alkali metal carbonate such as sodium carbonate, potassium carbonate, or lithium carbonate; an alkali metal bicarbonate such as sodium bicarbonate, potassium bicarbonate, or lithium bicarbonate. Alkali metal hydrides such as lithium hydride, sodium hydride or potassium hydride; alkali metal alkoxides such as sodium methoxide, sodium ethoxide, potassium t-butoxide or lithium methoxide; or triethylamine, Butylamine, diisopropylethylamine, N-methylmorpholine, pyridine, 4- (N, N-dimethylamino) pyridine, N, N-dimethylaniline, N, N-diethylaniline, 1,5-diazabicyclo [4.3.0] Non-5-ene, 1,4 It can be an organic amine such as diazabicyclo [2.2.2] octane (DABCO) or 1,8-diazabicyclo [5.4.0] undec-7-ene (DBU), preferably an alkali metal hydrogen Compounds (especially sodium hydride), alkali metal alkoxides (especially potassium t-butoxide) or organic amines (especially triethylamine or pyridine).
Incidentally, 4- (N, N-dimethylamino) pyridine and 4-pyrrolidinopyridine can be used in combination with other bases in a catalytic amount. In order to carry out the reaction effectively, benzyltriethyl Quaternary ammonium salts such as ammonium chloride and tetrabutylammonium chloride, crown ethers such as dibenzo-18-crown-6, and the like can also be added.
The reaction temperature in Step J1 (1) varies depending on the raw material compounds, reagents and the like, but is usually −20 ° C. to 100 ° C., preferably 0 ° C. to 50 ° C.
The reaction time in Step J1 (1) varies depending on the raw material compounds, reagents and reaction temperature, but is usually 10 minutes to 24 hours, preferably 30 minutes to 12 hours. General formula R 12 Specific examples of the compound having -Za include, for example, acetyl chloride, propionyl chloride, butyryl bromide, valeryl chloride, hexanoyl chloride, methoxycarbonyl chloride, methoxycarbonyl bromide, ethoxycarbonyl chloride, propoxycarbonyl chloride, butoxycarbonyl chloride, hexyl. Acyl halides such as oxycarbonyl chloride, benzoyl chloride, benzoyl bromide or naphthoyl chloride; t-butyldimethylsilyl chloride, trimethylsilyl chloride, triethylsilyl chloride, triethylsilyl bromide, triisopropylsilyl chloride, dimethylisopropylsilyl chloride, diethylisopropyl Silyl chloride, t-butyldiphenylsilyl chloride, diphenyl Silyl halides such as methylsilyl chloride, triphenylsilyl chloride or the corresponding silyltrifluoromethanesulfonates; aralkyl halides such as benzyl chloride, benzyl bromide; or methoxymethyl chloride, ethoxymethyl chloride, pivaloyloxymethyl Examples include alkyl halides such as chloride and ethoxycarbonyloxymethyl chloride, and alkyl halides (particularly methoxymethyl chloride) are preferred.
General formula R 12 a-O-R 12 Specific examples of the compound having a include aliphatic carboxylic acid anhydrides such as acetic anhydride, propionic anhydride, valeric anhydride and hexanoic anhydride, and a mixture such as formic acid and acetic acid. An acid anhydride can also be used.
[0187]
The solvent used in Step J1 (2) is not particularly limited as long as it does not inhibit the reaction and dissolves the starting material to some extent. For example, hexane, cyclohexane, heptane, ligroin or petroleum ether Aliphatic hydrocarbons such as; aromatic hydrocarbons such as benzene, toluene or xylene; halogenated hydrocarbons such as dichloromethane, chloroform, carbon tetrachloride, 1,2-dichloroethane, chlorobenzene or dichlorobenzene; diethyl Ethers such as ether, diisopropyl ether, tetrahydrofuran, dioxane, dimethoxyethane or diethylene glycol dimethyl ether; ketones such as acetone or methyl ethyl ketone; nitro compounds such as nitromethane; acetonitrile or isobutyronitrile Nitriles such as; amides such as formamide, N, N-dimethylformamide, N, N-dimethylacetamide or N-methyl-2-pyrrolidinone; or sulfoxides such as dimethyl sulfoxide or sulfolane, preferred Are ethers (especially diethyl ether or tetrahydrofuran) or amides (especially N, N-dimethylacetamide or N-methyl-2-pyrrolidinone).
The condensing agent used in Step J1 (2) can be, for example, dicyclohexylcarbodiimide, carbonyldiimidazole or 1-methyl-2-chloro-pyridinium iodide-triethylamine, and is preferably dicyclohexylcarbodiimide.
Examples of the base used in the J1 (2) step include the same bases as used in the J1 (1) step.
The reaction temperature in Step J1 (2) varies depending on the raw material compounds, reagents and the like, but is usually −20 ° C. to 100 ° C., preferably 0 ° C. to 50 ° C.
The reaction time in the J1 (2) step varies depending on the raw material compound, the reagent, and the reaction temperature, but is usually 10 minutes to 24 hours, preferably 30 minutes to 12 hours.
[0188]
The solvent used in Step J1 (3) is not particularly limited as long as it does not inhibit the reaction and dissolves the starting material to some extent. For example, hexane, cyclohexane, heptane, ligroin or petroleum ether Aliphatic hydrocarbons such as; aromatic hydrocarbons such as benzene, toluene or xylene; halogenated hydrocarbons such as dichloromethane, chloroform, carbon tetrachloride, 1,2-dichloroethane, chlorobenzene or dichlorobenzene; diethyl Ethers such as ether, diisopropyl ether, tetrahydrofuran, dioxane, dimethoxyethane or diethylene glycol dimethyl ether; ketones such as acetone or methyl ethyl ketone; ethers such as ethyl formate, ethyl acetate, propyl acetate, butyl acetate, diethyl carbonate Nitro compounds such as nitromethane; nitriles such as acetonitrile or isobutyronitrile; amides such as formamide, N, N-dimethylformamide, N, N-dimethylacetamide or N-methyl-2-pyrrolidinone Or sulfoxides such as dimethyl sulfoxide or sulfolane, preferably ethers (especially diethyl ether or tetrahydrofuran).
Examples of the base used in the J1 (3) step can be the same as those used in the J1 (1) step.
The reaction temperature in Step J1 (3) varies depending on the raw material compounds, reagents and the like, but is usually −20 ° C. to 100 ° C., preferably 0 ° C. to 50 ° C.
The reaction time in the J1 (3) step varies depending on the raw material compounds, reagents and reaction temperature, but is usually 10 minutes to 24 hours, preferably 30 minutes to 12 hours.
[0189]
The solvent used in Step J1 (4) is not particularly limited as long as it does not inhibit the reaction and dissolves the starting material to some extent. For example, hexane, cyclohexane, heptane, ligroin or petroleum ether Aliphatic hydrocarbons such as; aromatic hydrocarbons such as benzene, toluene or xylene; halogenated hydrocarbons such as dichloromethane, chloroform, carbon tetrachloride, 1,2-dichloroethane, chlorobenzene or dichlorobenzene; diethyl Ethers such as ether, diisopropyl ether, tetrahydrofuran, dioxane, dimethoxyethane or diethylene glycol dimethyl ether; esters such as ethyl formate, ethyl acetate, propyl acetate, butyl acetate or diethyl carbonate; nitro compounds such as nitromethane; There is obtained a nitrile such as acetonitrile or isobutyronitrile, preferably a halogenated hydrocarbon (particularly dichloromethane) or an ether (particularly diethyl ether or tetrahydrofuran). Examples of the acid used in Step J1 (4) include mineral acids such as hydrofluoric acid, hydrochloric acid, hydrobromic acid, hydroiodic acid, nitric acid, perchloric acid, sulfuric acid or phosphoric acid; methanesulfonic acid, Sulfonic acids such as trifluoromethanesulfonic acid, ethanesulfonic acid, benzenesulfonic acid or p-toluenesulfonic acid; It can be a carboxylic acid such as an acid, and is preferably a sulfonic acid (particularly p-toluenesulfonic acid).
The reaction temperature in Step J1 (4) varies depending on the raw material compounds, reagents and the like, but is usually −20 ° C. to 100 ° C., preferably 0 ° C. to 50 ° C.
The reaction time in Step J1 (4) varies depending on the raw material compounds, reagents, and reaction temperature, but is usually 10 minutes to 24 hours, preferably 30 minutes to 12 hours. After completion of the reaction, the target compound of each reaction in Step J1 is collected from the reaction mixture according to a conventional method. For example, after completion of the reaction, water is added to the reaction solution, a solvent that is not miscible with water (eg, benzene, ether, ethyl acetate, etc.) is added to extract the target compound, the extracted organic layer is washed with water, anhydrous magnesium sulfate, etc. Then, the target compound is obtained by distilling off the solvent. If necessary, the obtained target compound can be further purified by a conventional method such as recrystallization, reprecipitation or chromatography.
[0190]
Step J2 is a step of producing compound (XIIa), wherein compound (XXVII)
(1) Reduction with a catalytic reduction catalyst in an inert solvent under a hydrogen atmosphere of 1 to 5 atmospheres (preferably 1 atmosphere), or
(2) Usually achieved by applying a method of reducing organically known nitro groups to amino groups by stirring in acetic acid in the presence of metal powder, under the same conditions as in Step H2. Can be done.
[0191]
Step J3 is a step of producing a compound having the general formula (XIIb). The compound (XIIa) is compounded with the compound (VII) in an inert solvent in the presence or absence of a base (preferably in the presence of a base). And can be carried out under the same conditions as in Step B2.
[0192]
Step J4 is a step of producing a compound having the general formula (XIIc), and reacting compound (XIIa) with compound (VIII) in the presence of acetic acid and sodium tricyanoborohydride in an inert solvent. Can be carried out under the same conditions as in Step B3.
[0193]
Step J5 is a step of producing a compound having the general formula (XIId), and the compound (XIIa)
(1) After reacting with compound (IX) or (X) in an inert solvent in the presence or absence of a base (preferably in the presence of a base),
As desired
(2) It is achieved by removing the protecting group for the hydroxyl group of the compound obtained in the above (1), and each is carried out under the same conditions as in the reaction (e) in Step B4 (1) or Step A2. be able to.
[0194]
Method K is a method for producing a compound having the general formula (XXVc) or (XXVd).
[0195]
Step K1 is a step of producing compound (XXVc), and compound (XXVb)
(1) react with an alcohol in the presence of an esterifying agent in an inert solvent,
(2) After reacting with an active esterifying agent in an inert solvent to produce an active ester, reacting with an alcohol in an inert solvent,
(3) After reacting with a halogenating agent in an inert solvent to produce an acid halide, react with an alcohol in an inert solvent, or
(4) It is achieved by reacting with an alcohol in the presence of an acid in an inert solvent or in the absence of a solvent (preferably in the absence of a solvent).
[0196]
The esterifying agent used in Step K1 (1) is not particularly limited as long as it is generally used in organic synthetic chemistry techniques. For example, diazoalkane or trialkylsilyldiazoalkane is used. Possible, preferably C such as diazomethane, diazoethane, diazopropane, diazobutane, diazopentane or diazohexane 1 -C 6 Diazoalkane or trimethylsilyldiazomethane, more preferably C 1 -C Four Diazoalkane or trimethylsilyldiazomethane, particularly preferably diazomethane.
Diazo C 1 -C 6 The solvent used in the reaction with alkane is not particularly limited as long as it does not inhibit the reaction and dissolves the starting material to some extent, but for example, a fat such as hexane, heptane, ligroin or petroleum ether. Aromatic hydrocarbons such as benzene, toluene or xylene; halogenated hydrocarbons such as methylene chloride, chloroform, carbon tetrachloride, dichloroethane, chlorobenzene or dichlorobenzene; diethyl ether, diisopropyl ether, tetrahydrofuran Ethers such as dioxane, dimethoxyethane or diethylene glycol dimethyl ether; esters such as methyl acetate or ethyl acetate; or a mixed solvent of the above solvents, preferably halogenated hydrocarbons, ethers, esters Or above A mixed solvent of medium, more preferably ethers (particularly diethyl ether), esters (particularly ethyl acetate) or a mixed solvent of the above solvents.
The solvent used in the reaction using trimethylsilyldiazomethane is not particularly limited as long as it does not inhibit the reaction and dissolves the starting material to some extent. For example, methanol, ethanol, propanol, 2-propanol, butanol , Alcohols such as isobutanol, t-butanol, pentanol or hexanol; or aliphatic hydrocarbons such as hexane, heptane, ligroin or petroleum ether; aromatics such as benzene, toluene or xylene Hydrocarbons; halogenated hydrocarbons such as methylene chloride, chloroform, carbon tetrachloride, dichloroethane, chlorobenzene or dichlorobenzene; diethyl ether, diisopropyl ether, tetrahydrofuran, dioxane, dimethoxyethane or diethylene glycol Ethers such as methyl ether; and mixed solvents of the above alcohols with a solvent selected from the group consisting of esters such as methyl acetate or ethyl acetate, preferably alcohols (especially Methanol) or a mixed solvent with aromatic hydrocarbons (especially benzene) and alcohols (especially methanol).
The reaction temperature in the K1 (1) step varies depending on the raw material compounds, reagents and the like, but is usually −10 ° C. to 100 ° C., preferably 10 ° C. to 50 ° C.
The reaction time in the K1 (1) step varies depending on the raw material compound, the reagent and the reaction temperature, but is usually 10 minutes to 10 hours, preferably 15 minutes to 2 hours.
After completion of the reaction, the target compound of Step K1 (1) is collected from the reaction mixture according to a conventional method. For example, after completion of the reaction, the target compound is obtained by distilling off the solvent. If necessary, the obtained target compound can be further purified by a conventional method such as recrystallization, reprecipitation or chromatography.
[0197]
The active esterifying agent used in the K1 (2) step is not particularly limited as long as it is generally used in organic synthetic chemistry techniques. For example, ethyl chloroformate, N-hydroxysuccin It can be an N-hydroxy compound such as imide, 1-hydroxybenzotriazole or N-hydroxy-5-norbornene-2,3-dicarboximide or a disulfide compound such as dipyridyl disulfide. It is preferably carried out in the presence of a condensing agent such as carbodiimide, carbonyldiimidazole or triphenylphosphine.
The solvent used in both reactions of the K1 (2) step is not particularly limited as long as it does not inhibit the reaction and dissolves the starting material to some extent. For example, methylene chloride, chloroform, carbon tetrachloride Halogenated hydrocarbons such as dichloroethane, chlorobenzene or dichlorobenzene; ethers such as diethyl ether, diisopropyl ether, tetrahydrofuran, dioxane, dimethoxyethane or diethylene glycol dimethyl ether; formamide, N, N-dimethylformamide, N, N- Amides such as dimethylacetamide or hexamethylphosphoric triamide; or nitriles such as acetonitrile, preferably ethers (especially tetrahydrofuran) or amides (especially N, N-dimethylformamide) That.
The reaction temperature in step K1 (2) varies depending on the raw material compounds, reagents, etc., but is usually -70 ° C to 150 ° C (preferably -10 ° C to 100 ° C) in the active esterification reaction, and is active In the reaction between the ester compound and the alcohol, the temperature is -20 ° C to 100 ° C (preferably 0 ° C to 50 ° C).
The reaction time in the K1 (2) step varies depending on the raw material compound, the reagent, and the reaction temperature, but both reactions are usually 30 minutes to 80 hours (preferably 1 hour to 48 hours).
After completion of the reaction, the target compound of Step K1 (2) is collected from the reaction mixture according to a conventional method. For example, after completion of the reaction, the solvent is distilled off, or water is poured into the residue from which the solvent has been distilled off, and a solvent immiscible with water (for example, benzene, ether, ethyl acetate, etc.) is added to extract the target compound and extraction The obtained organic layer is washed with water, dried over anhydrous magnesium sulfate and the like, and the solvent is distilled off to obtain the target compound. If necessary, the obtained target compound can be further purified by a conventional method such as recrystallization, reprecipitation or chromatography.
[0198]
The halogenating agent used in Step K1 (3) is not particularly limited as long as it is generally used in organic synthetic chemistry techniques. For example, oxalyl chloride, thionyl chloride, oxychloride Phosphorus or phosphorus pentachloride.
The solvent used in both reactions in the K1 (3) step is not particularly limited as long as it does not inhibit the reaction and dissolves the starting material to some extent. For example, benzene, toluene, xylene, etc. Aromatic hydrocarbons; halogenated hydrocarbons such as methylene chloride, chloroform, carbon tetrachloride, dichloroethane, chlorobenzene or dichlorobenzene; or such as diethyl ether, diisopropyl ether, tetrahydrofuran, dioxane, dimethoxyethane or diethylene glycol dimethyl ether Ethers can be used, and ethers (particularly tetrahydrofuran) are preferred.
The reaction temperature in step K1 (3) varies depending on the raw material compounds, reagents, etc., but is usually −70 ° C. to 150 ° C. (preferably −10 ° C. to 100 ° C.) in the acid halide reaction. In the reaction between halide and alcohol, the temperature is -20 ° C to 100 ° C (preferably 0 ° C to 50 ° C).
The reaction time in the K1 (3) step varies depending on the raw material compound, the reagent, and the reaction temperature, but both reactions are usually 30 minutes to 80 hours (preferably 1 hour to 48 hours).
After completion of the reaction, the target compound of Step K1 (3) is collected from the reaction mixture according to a conventional method. For example, after completion of the reaction, the solvent is distilled off, or water is poured into the residue from which the solvent has been distilled off, and a solvent immiscible with water (for example, benzene, ether, ethyl acetate, etc.) is added to extract the target compound and extraction The obtained organic layer is washed with water, dried over anhydrous magnesium sulfate and the like, and the solvent is distilled off to obtain the target compound. If necessary, the obtained target compound can be further purified by a conventional method such as recrystallization, reprecipitation or chromatography.
[0199]
The solvent used in the K1 (4) step is not particularly limited as long as it does not inhibit the reaction and dissolves the starting material to some extent. For example, methylene chloride, chloroform, carbon tetrachloride, dichloroethane, Halogenated hydrocarbons such as chlorobenzene or dichlorobenzene; ethers such as diethyl ether, diisopropyl ether, tetrahydrofuran, dioxane, dimethoxyethane or diethylene glycol dimethyl ether; formamide, N, N-dimethylformamide, N, N-dimethylacetamide or Amides such as hexamethylphosphoric triamide; or nitriles such as acetonitrile, preferably ethers (especially diethyl ether or tetrahydrofuran).
Examples of the acid used in the K1 (4) step include mineral acids such as hydrofluoric acid, hydrochloric acid, hydrobromic acid, hydroiodic acid, nitric acid, perchloric acid, sulfuric acid or phosphoric acid; methanesulfonic acid, Sulfonic acids such as trifluoromethanesulfonic acid, ethanesulfonic acid, benzenesulfonic acid or p-toluenesulfonic acid; or acetic acid, propionic acid, butyric acid, fumaric acid, succinic acid, citric acid, tartaric acid, succinic acid, maleic acid or benzoic acid It can be a carboxylic acid such as an acid, preferably a mineral acid (especially hydrochloric acid or sulfuric acid).
The reaction temperature in the K1 (4) step varies depending on the raw material compound, reagent and the like, but is usually 0 ° C. to 150 ° C. (preferably 30 ° C. to 100 ° C.).
The reaction time in the K1 (4) step varies depending on the raw material compound, the reagent, and the reaction temperature, but is usually 30 minutes to 80 hours (preferably 1 hour to 48 hours).
After completion of the reaction, the target compound of Step K1 (4) is collected from the reaction mixture according to a conventional method. For example, after completion of the reaction, the solvent is distilled off, or water is poured into the residue from which the solvent has been distilled off, and a solvent immiscible with water (for example, benzene, ether, ethyl acetate, etc.) is added to extract the target compound and extraction The obtained organic layer is washed with water, dried over anhydrous magnesium sulfate and the like, and the solvent is distilled off to obtain the target compound. If necessary, the obtained target compound can be further purified by a conventional method such as recrystallization, reprecipitation or chromatography.
[0200]
Step K2 is a step for producing compound (XXVd). Compound (XXVc) is reacted with ammonia, C in an inert solvent in the presence or absence of a base (preferably in the presence of a base). 1 -C 6 Alkylamine or di (C 1 -C 6 Accomplished by reacting with (alkyl) amine.
[0201]
The solvent to be used is not particularly limited as long as it does not inhibit the reaction and dissolves the starting material to some extent. For example, aliphatic hydrocarbons such as hexane, heptane, ligroin or petroleum ether; benzene, toluene Or aromatic hydrocarbons such as xylene; halogenated hydrocarbons such as methylene chloride, chloroform, carbon tetrachloride, dichloroethane, chlorobenzene or dichlorobenzene; diethyl ether, diisopropyl ether, tetrahydrofuran, dioxane, dimethoxyethane or diethylene glycol dimethyl ether Ethers such as: alcohols such as methanol, ethanol, propanol, 2-propanol, butanol or isobutanol; formamide, N, N-dimethylformamide, N, N-dimethyl Amides such as cetamide, hexamethylphosphoric triamide or hexamethylphosphorous triamide; or sulfoxides such as dimethyl sulfoxide or sulfolane, preferably halogenated hydrocarbons or ethers; More preferred are ethers (particularly tetrahydrofuran).
Bases used are, for example, alkali metal carbonates such as sodium carbonate, potassium carbonate or lithium carbonate; alkali metal bicarbonates such as sodium hydrogen carbonate, potassium hydrogen carbonate or lithium hydrogen carbonate; sodium hydroxide, hydroxide It can be an alkali metal hydroxide such as potassium or lithium hydroxide, preferably an alkali metal carbonate (especially sodium carbonate or potassium carbonate).
The ammonia used can be, for example, ammonia gas or concentrated aqueous ammonia, preferably aqueous ammonia.
C used 1 -C 6 The alkylamine is, for example, methylamine, ethylamine, propylamine, isopropylamine, butylamine, isobutylamine, s-butylamine, t-butylamine, pentylamine or hexylamine.
Used di (C 1 -C 6 (Alkyl) amine is, for example, N, N-dimethylamine, N-ethyl-N-methylamine, N, N-diethylamine, N, N-dipropylamine, N, N-diisopropylamine, N, N-dibutylamine N, N-diisobutylamine, N, N-di-s-butylamine, N, N-di-t-butylamine, N, N-dipentylamine or N, N-dihexylamine.
While the reaction temperature varies depending on the raw material compound, reagent and the like, it is generally −10 ° C. to 100 ° C., preferably 0 ° C. to 50 ° C.
While the reaction time varies depending on the raw material compound, reagent, and reaction temperature, it is generally 10 minutes to 10 hours, preferably 30 minutes to 3 hours.
After completion of the reaction, the target compound of this step is collected from the reaction mixture according to a conventional method. For example, after completion of the reaction, the solvent is distilled off, or water is poured into the residue from which the solvent has been distilled off, and a solvent immiscible with water (for example, benzene, ether, ethyl acetate, etc.) is added to extract the target compound and extraction The obtained organic layer is washed with water, dried over anhydrous magnesium sulfate and the like, and the solvent is distilled off to obtain the target compound. If necessary, the obtained target compound can be further purified by a conventional method such as recrystallization, reprecipitation or chromatography.
[0202]
Step K3 is a step for separately producing compound (XXVd), and is performed by a well-known method in organic synthetic chemistry. For example, compound (XXVb) is synthesized by a conventional method in peptide synthesis [eg, azide method, active ester Method, mixed acid anhydride method or condensation method (preferably mixed acid anhydride method)] in an inert solvent, ammonia, C 1 -C 6 Alkylamine or di (C 1 -C 6 Accomplished by reacting with (alkyl) amine.
[0203]
In the above method, the azide method is an amide such as formamide, N, N-dimethylformamide, N, N-dimethylacetamide or hexamethylphosphoric triamide in an inert solvent, preferably N, N-dimethylformamide), hydrazine, and hydrazide obtained by reacting at −10 ° C. to 100 ° C. (preferably 0 ° C. to 50 ° C.) with a nitrite compound to convert it to an azide compound, ammonia, C 1 -C 6 Alkylamine or di (C 1 -C 6 By treatment with (alkyl) amine.
The nitrite compound used is, for example, an alkali metal nitrite such as sodium nitrite or an alkyl nitrite such as isoamyl nitrite.
The reaction is preferably carried out in an inert solvent, the solvent used being for example an amide such as formamide, N, N-dimethylformamide, N, N-dimethylacetamide or hexamethylphosphoric triamide; dimethyl sulfoxide Or sulfoxides such as sulfolane; or pyrrolidones such as N-methyl-2-pyrrolidinone, preferably amides (especially N, N-dimethylformamide).
In addition, the two steps of this reaction [azidation and ammonia, C 1 -C 6 Alkylamine or di (C 1 -C 6 Reaction with alkyl) amine] is usually carried out in one reaction solution.
The reaction temperature varies depending on the raw material compounds, reagents, etc., but usually the azidation step is -70 ° C to 50 ° C (preferably -50 ° C to 0 ° C), and the reaction with ammonia and the like is -70 ° C. ° C to 50 ° C (preferably -10 ° C to 10 ° C).
The time required for the reaction varies depending on the raw material compound, reagent, and reaction temperature. Usually, the azidation step is 5 minutes to 3 hours (preferably 10 minutes to 1 hour), and the reaction with ammonia or the like is performed. 5 hours to 7 days (preferably 10 hours to 5 days).
After completion of the reaction, the target compound of this reaction is collected from the reaction mixture according to a conventional method. For example, after completion of the reaction, the solvent is distilled off, or water is poured into the residue from which the solvent has been distilled off, and a solvent immiscible with water (for example, benzene, ether, ethyl acetate, etc.) is added to extract the target compound and extraction The obtained organic layer is washed with water, dried over anhydrous magnesium sulfate and the like, and the solvent is distilled off to obtain the target compound. If necessary, the obtained target compound can be further purified by a conventional method such as recrystallization, reprecipitation or chromatography.
[0204]
In the active ester method, after reacting with an active esterifying agent in an inert solvent to produce an active ester, ammonia, C 1 -C 6 Alkylamine or di (C 1 -C 6 By reacting with (alkyl) amine.
The solvent used in both reactions is not particularly limited as long as it does not inhibit the reaction and dissolves the starting material to some extent. For example, methylene chloride, chloroform, carbon tetrachloride, dichloroethane, chlorobenzene or dichlorobenzene. Halogenated hydrocarbons such as: ethers such as diethyl ether, diisopropyl ether, tetrahydrofuran, dioxane, dimethoxyethane or diethylene glycol dimethyl ether; formamide, N, N-dimethylformamide, N, N-dimethylacetamide or hexamethylphosphoric acid Amides such as triamide; or nitriles such as acetonitrile, preferably ethers (particularly tetrahydrofuran) or amides (particularly N, N-dimethylformamide).
The active esterifying agent used is, for example, an N-hydroxy compound such as N-hydroxysuccinimide, 1-hydroxybenzotriazole or N-hydroxy-5-norbornene-2,3-dicarboximide or dipyridyl disulfide. The active esterification reaction is suitably performed in the presence of a condensing agent such as dicyclohexylcarbodiimide, carbonyldiimidazole or triphenylphosphine.
The reaction temperature varies depending on the raw material compound, reagent, etc., but is usually −70 ° C. to 150 ° C. (preferably −10 ° C. to 100 ° C.) in the active esterification reaction. In the reaction of -20 ° C to 100 ° C (preferably 0 ° C to 50 ° C).
The time required for the reaction varies depending on the raw material compound, the reagent, and the reaction temperature, but both reactions are usually 30 minutes to 80 hours (preferably 1 hour to 48 hours).
After completion of the reaction, the target compound of this reaction is collected from the reaction mixture according to a conventional method. For example, after completion of the reaction, the solvent is distilled off, or water is poured into the residue from which the solvent has been distilled off, and a solvent immiscible with water (for example, benzene, ether, ethyl acetate, etc.) is added to extract the target compound and extraction The obtained organic layer is washed with water, dried over anhydrous magnesium sulfate and the like, and the solvent is distilled off to obtain the target compound. If necessary, the obtained target compound can be further purified by a conventional method such as recrystallization, reprecipitation or chromatography.
[0205]
In the mixed acid anhydride method, a mixed acid anhydride agent is reacted in an inert solvent in the presence of a base to produce a mixed acid anhydride, and then the mixed acid anhydride and ammonia, C, 1 -C 6 Alkylamine or di (C 1 -C 6 Alkyl) amines are reacted.
The solvent used in the reaction for producing the mixed acid anhydride is not particularly limited as long as it does not inhibit the reaction and dissolves the starting material to some extent. For example, methylene chloride, chloroform, carbon tetrachloride, Halogenated hydrocarbons such as dichloroethane, chlorobenzene or dichlorobenzene; ethers such as diethyl ether, diisopropyl ether, tetrahydrofuran, dioxane, dimethoxyethane or diethylene glycol dimethyl ether; or formamide, N, N-dimethylformamide, N, Amides such as N-dimethylacetamide or hexamethylphosphoric triamide are preferred, and ethers (especially tetrahydrofuran) are preferred.
Mixed acid anhydrides include, for example, halogenoformic acid C such as ethyl chloroformate or isobutyl chloroformate. 1 -C Four Alkyl, C such as pivaloyl chloride 1 -C Five Alkanoyl halides or C such as diethyl cyanophosphate or diphenyl cyanophosphate 1 -C Four Alkyl or di-C 6 -C 14 It can be an aryl cyanophosphoric acid, preferably halogenoformic acid C 1 -C Four Alkyl (especially ethyl chloroformate).
Bases used are, for example, alkali metal carbonates such as sodium carbonate, potassium carbonate or lithium carbonate; or triethylamine, tributylamine, diisopropylethylamine, N-methylmorpholine, pyridine, 4- (N, N-dimethylamino). ) Pyridine, N, N-dimethylaniline, N, N-diethylaniline, 1,5-diazabicyclo [4.3.0] non-5-ene, 1,4-diazabicyclo [2.2.2] octane (DABCO ) Or 1,8-diazabicyclo [5.4.0] undec-7-ene (DBU), preferably organic amines (particularly triethylamine).
The reaction temperature in the reaction for producing the mixed acid anhydride varies depending on the raw material compounds, reagents and the like, but is usually −50 ° C. to 100 ° C. (preferably −10 ° C. to 50 ° C.).
The reaction time in the reaction for producing the mixed acid anhydride varies depending on the raw material compound, the reagent, and the reaction temperature, but is usually 5 minutes to 20 hours (preferably 10 minutes to 10 hours).
The solvent used in the reaction of the mixed acid anhydride and ammonia is not particularly limited as long as it does not inhibit the reaction and dissolves the starting material to some extent. For example, diethyl ether, diisopropyl ether, tetrahydrofuran Ethers such as dioxane, dimethoxyethane or diethylene glycol dimethyl ether or amides such as formamide, N, N-dimethylformamide, N, N-dimethylacetamide or hexamethylphosphoric triamide, preferably ethers (Especially tetrahydrofuran).
The reaction temperature in the reaction of the mixed acid anhydride with ammonia or the like varies depending on the raw material compounds, reagents and the like, but is usually −30 ° C. to 100 ° C. (preferably 0 ° C. to 80 ° C.).
The reaction time in the reaction of the mixed acid anhydride with ammonia or the like varies depending on the raw material compound, the reagent, and the reaction temperature, but is usually 5 minutes to 24 hours (preferably 10 minutes to 5 hours).
After completion of the reaction, the target compound of this reaction is collected from the reaction mixture according to a conventional method. For example, after completion of the reaction, the solvent is distilled off, or water is poured into the residue from which the solvent has been distilled off, and a solvent immiscible with water (for example, benzene, ether, ethyl acetate, etc.) is added to extract the target compound and extraction The obtained organic layer is washed with water, dried over anhydrous magnesium sulfate and the like, and the solvent is distilled off to obtain the target compound. If necessary, the obtained target compound can be further purified by a conventional method such as recrystallization, reprecipitation or chromatography.
[0206]
In the condensation method, ammonia, C 1 -C 6 Alkylamine or di (C 1 -C 6 By reacting directly with (alkyl) amine.
The condensing agent used can be, for example, dicyclohexylcarbodiimide, carbonyldiimidazole or 1-methyl-2-chloro-pyridinium iodide-triethylamine, preferably dicyclohexylcarbodiimide.
This reaction can be performed under the same conditions as in the reaction for producing the active ester.
After completion of the reaction, the target compound of this reaction is collected from the reaction mixture according to a conventional method. For example, after completion of the reaction, the solvent is distilled off, or water is poured into the residue from which the solvent has been distilled off, and a solvent immiscible with water (for example, benzene, ether, ethyl acetate, etc.) is added to extract the target compound and extraction The obtained organic layer is washed with water, dried over anhydrous magnesium sulfate and the like, and the solvent is distilled off to obtain the target compound. If necessary, the obtained target compound can be further purified by a conventional method such as recrystallization, reprecipitation or chromatography.
[0207]
Method L is a method for producing a compound having the general formula (XXVIb) or (XXVIc).
[0208]
Step L1 is a step of producing compound (XXVIb). In general, according to a method well known in the art of organic synthetic chemistry, a compound having the general formula (XXVIa) is converted into an acid or an inert solvent or in the absence of a solvent. This is achieved by hydrolysis in the presence of a base, and can be carried out under the same conditions as in the reaction (d) in Step A2.
[0209]
Step L2 is a step of producing compound (XXVIc). Generally, according to a method well known in the art of organic synthetic chemistry, for example, compound (XXVIb) is converted into a conventional method in peptide synthesis [eg, azide method, Active ester method, mixed acid anhydride method or condensation method (preferably mixed acid anhydride method)], in an inert solvent, ammonia, C 1 -C 6 Alkylamine or di (C 1 -C 6 Alkyl) amine and can be carried out under the same conditions as in Step K3.
[0210]
Method M is a method for producing a compound having the general formula (XVI) or a compound having the general formula (XXIII).
[0211]
Step M1 is a step of producing compound (XVI) or compound (XXIII). A compound having the general formula (XXVIII) or a compound having the general formula (XXIX)
(1) In an inert solvent, in the presence or absence of a base (preferably in the presence of a base), the general formula R 12 -Za compound (wherein R 12 And Za have the same meaning as described above. ) Or general formula R 12 a-O-R 12 a compound having a wherein R is 12 a has the same meaning as described above. ) Or
(2) In an inert solvent, in the presence or absence of a condensing agent and a base (preferably in the presence of a base) 12 a-OH compound (wherein R 12 a has the same meaning as described above. ) Or
(3) In an inert solvent, in the presence of a halogenated phosphoric acid dialkyl ester such as diethyl chlorophosphate and a base, the general formula R 12 Compound having a-OH (R 12 a has the same meaning as described above. ) Or
(4) It is achieved by reacting with dihydrofuran or dihydropyrans in an inert solvent in the presence or absence of an acid (preferably in the presence of an acid) and carried out under the same conditions as in Step J1. it can.
[0212]
Method N is a method for separately producing a compound having the general formula (III).
[0213]
Step N1 is a step of producing a compound having the general formula (XXXI), and hydrolyzing the compound having the general formula (XXX) in an inert solvent or in the absence of a solvent in the presence of an acid or a base. And can be carried out under the same conditions as in the reaction (d) in the step A2.
[0214]
Step N2 is a step of producing a compound having the general formula (XXXII), and is achieved by reacting the compound (XXXI) with a compound having the general formula (XVI) in the presence of a base in an inert solvent. The
[0215]
The solvent used is not particularly limited as long as it does not inhibit the reaction and dissolves the starting material to some extent. For example, aliphatic hydrocarbons such as hexane, cyclohexane, heptane, ligroin or petroleum ether; benzene Aromatic hydrocarbons such as toluene or xylene; halogenated hydrocarbons such as dichloromethane, chloroform, carbon tetrachloride, 1,2-dichloroethane, chlorobenzene or dichlorobenzene; diethyl ether, diisopropyl ether, tetrahydrofuran, dioxane, Ethers such as dimethoxyethane or diethylene glycol dimethyl ether; amides such as formamide, N, N-dimethylformamide, N, N-dimethylacetamide or N-methyl-2-pyrrolidinone; It obtained a glucoside or sulfoxides such as sulfolane, suitably from ethers (particularly diethyl ether or tetrahydrofuran).
Bases used are, for example, alkali metal carbonates such as sodium carbonate, potassium carbonate or lithium carbonate; alkali metal bicarbonates such as sodium hydrogen carbonate, potassium hydrogen carbonate or lithium hydrogen carbonate; lithium hydride, hydrogenated Alkali metal hydrides such as sodium or potassium hydride; alkali metal hydroxides such as sodium hydroxide, potassium hydroxide or lithium hydroxide; sodium methoxide, sodium ethoxide, potassium t-butoxide or lithium methoxy Alkali metal alkoxides such as triethylamine, tributylamine, diisopropylethylamine, N-methylmorpholine, pyridine, 4- (N, N-dimethylamino) pyridine, N, N-dimethylaniline, N, N-diethylaniline, 1 5-diazabicyclo [4.3.0] non-5-ene, 1,4-diazabicyclo [2.2.2] octane (DABCO) or 1,8-diazabicyclo [5.4.0] undec-7-ene Organic amines such as (DBU); alkyllithiums such as methyllithium, ethyllithium or butyllithium; lithium alkylamides such as lithium diisopropylamide or lithium dicyclohexylamide; or potassium hexamethyldisilazide or sodium Alkali metal hexamethyldisilazides such as hexamethyldisilazide can be used, preferably alkyllithiums (especially butyllithium) or lithium alkylamides (especially lithium diisopropylamide).
While the reaction temperature varies depending on the raw material compound, reagent and the like, it is generally −150 ° C. to 50 ° C., preferably −100 ° C. to 0 ° C.
While the reaction time varies depending on the raw material compound, reagent, and reaction temperature, it is generally 10 minutes to 10 hours, preferably 30 minutes to 5 hours.
After completion of the reaction, the target compound of this step is collected from the reaction mixture according to a conventional method. For example, after completion of the reaction, water is added to the reaction solution to extract the target compound, and then the pH of the aqueous layer extracted with an acid (for example, hydrochloric acid) is adjusted to acidic, and a solvent immiscible with water (for example, benzene, Ether, ethyl acetate or dichloromethane) is added to extract the target compound, and the extracted organic layer is washed with water, dried using anhydrous magnesium sulfate and the like, and then the solvent is distilled off to obtain the target compound. . If necessary, the obtained target compound can be further purified by a conventional method such as recrystallization, reprecipitation or chromatography.
[0216]
Step N3 is a step of producing compound (III),
(1) Compound (XXXII) is reacted with halogenocarbonic acid C in the presence of a base in an inert solvent. 1 -C 6 After reacting with alkyl,
(2) Achieved by reacting the resulting intermediate compound with sodium borohydride in an inert solvent.
[0217]
The solvent used in the N3 (1) step is not particularly limited as long as it does not inhibit the reaction and dissolves the starting material to some extent. For example, hexane, cyclohexane, heptane, ligroin or petroleum ether can be used. Aliphatic hydrocarbons; aromatic hydrocarbons such as benzene, toluene or xylene; halogenated hydrocarbons such as dichloromethane, chloroform, carbon tetrachloride, 1,2-dichloroethane, chlorobenzene or dichlorobenzene; or diethyl It can be an ether such as ether, diisopropyl ether, tetrahydrofuran, dioxane, dimethoxyethane or diethylene glycol dimethyl ether, preferably halogenated hydrocarbons (especially dichloromethane) or ethers (especially diethyl ether or tetrahydrofuran). It is.
The base used in the N3 (1) step is, for example, an alkali metal carbonate such as sodium carbonate, potassium carbonate, or lithium carbonate; an alkali metal bicarbonate such as sodium bicarbonate, potassium bicarbonate, or lithium bicarbonate. Alkali metal hydroxides such as sodium hydroxide, potassium hydroxide or lithium hydroxide; methylamine, dimethylamine, ethylamine, triethylamine, tributylamine, diisopropylethylamine, N-methylmorpholine, pyridine, 4- (N, N-dimethylamino) pyridine, N, N-dimethylaniline, N, N-diethylaniline, 1,5-diazabicyclo [4.3.0] non-5-ene, 1,4-diazabicyclo [2.2.2 ] Octane (DABCO) or 1,8-diazabicyclo [5.4. ] Undec-7-ene to give an organic base, such as (DBU), preferably an organic base such (especially triethylamine).
“Halogenocarbonic acid C” used in step N3 (1) 1 -C 6 `` Alkyl '' is, for example, methyl fluorocarbonate, methyl chlorocarbonate, methyl bromocarbonate, methyl iodocarbonate, ethyl fluorocarbonate, ethyl chlorocarbonate, ethyl bromocarbonate, ethyl iodocarbonate, propyl carbonate, butyl chlorocarbonate, pentyl bromocarbonate or It can be iodohexyl carbonate, preferably methyl chlorocarbonate or ethyl chlorocarbonate.
While the reaction temperature varies depending on the raw material compound, reagent and the like, it is generally −10 ° C. to 150 ° C., preferably 0 ° C. to 100 ° C.
While the reaction time varies depending on the raw material compound, reagent, and reaction temperature, it is generally 5 minutes to 12 hours, and preferably 10 minutes to 6 hours.
After completion of the reaction, the target compound of this step is collected from the reaction mixture according to a conventional method. For example, after completion of the reaction, insoluble matters are filtered off as desired, and then the solvent is distilled off, or after completion of the reaction, water is added to the reaction solution and a solvent immiscible with water (for example, benzene, ether, The target compound is extracted by adding ethyl acetate and the like, and the extracted organic layer is washed with water, dried using anhydrous magnesium sulfate and the like, and then the solvent is distilled off to obtain the target compound. If necessary, the obtained target compound can be further purified by a conventional method such as recrystallization, reprecipitation or chromatography.
[0218]
The solvent used in the N3 (2) step is not particularly limited as long as it does not inhibit the reaction and dissolves the starting material to some extent. For example, hexane, cyclohexane, heptane, ligroin or petroleum ether can be used. Aliphatic hydrocarbons; aromatic hydrocarbons such as benzene, toluene or xylene; halogenated hydrocarbons such as dichloromethane, chloroform, carbon tetrachloride, 1,2-dichloroethane, chlorobenzene or dichlorobenzene; or diethyl It can be an ether such as ether, diisopropyl ether, tetrahydrofuran, dioxane, dimethoxyethane or diethylene glycol dimethyl ether, preferably ethers (especially diethyl ether or tetrahydrofuran).
While the reaction temperature varies depending on the raw material compound, reagent and the like, it is generally −10 ° C. to 150 ° C., preferably 0 ° C. to 100 ° C.
While the reaction time varies depending on the raw material compound, reagent, and reaction temperature, it is generally 1 hour to 48 hours, preferably 6 hours to 24 hours.
After completion of the reaction, the target compound of this step is collected from the reaction mixture according to a conventional method. For example, after completion of the reaction, water is added to the reaction solution, a solvent immiscible with water (for example, benzene, ether, ethyl acetate, etc.) is added to extract the target compound, the extracted organic layer is washed with water, anhydrous magnesium sulfate, etc. After use and drying, the target compound is obtained by distilling off the solvent. If necessary, the obtained target compound can be further purified by a conventional method such as recrystallization, reprecipitation or chromatography.
[0219]
Method O is a method for producing a compound having the general formula (XXVIII), which is a raw material compound of Method M.
[0220]
Step O1 is a step for producing compound (XXVIII) and is achieved by reacting a compound having the general formula (XXXIII) with hexamethylenetetramine in trifluoroacetic acid.
[0221]
The reaction temperature varies depending on the raw material compound, reagent, etc., but the reaction with hexamethylenetetramine is usually 0 ° C. to 150 ° C., preferably 50 ° C. to 120 ° C., and the reaction with sulfuric acid is usually − It is 20 ° C. to 100 ° C., preferably 0 ° C. to 50 ° C.
Although the reaction time varies depending on the raw material compound, reagent, and reaction temperature, the reaction with hexamethylenetetramine is usually 1 hour to 24 hours, preferably 6 hours to 12 hours.
After completion of the reaction, the target compound of this step is collected from the reaction mixture according to a conventional method. For example, after completion of the reaction, by distilling off the solvent, or after completion of the reaction, the solvent is distilled off, water is poured into the resulting residue, and a solvent immiscible with water (for example, benzene, diethyl ether or ethyl acetate) After extraction, the extract is washed with water, the organic layer is dried over anhydrous magnesium sulfate and the like, and then the solvent is distilled off to obtain the target compound. If necessary, the obtained target compound can be further purified by a conventional method such as recrystallization, reprecipitation or chromatography.
[0222]
Raw material compounds (VII), (VIII), (IX), (X), (XV), (XVI), (XVII), (XVIII), (XIX), (XXII), (XXIII), ( XXV), (XXVIII), (XXIX), (XXX), (XXXIII) and the like are known or easily produced according to known methods. {For example, Bioorganic and Medicinal Chemistry Letters, Vol. 8, 277 (1998) [ Bioorg. Med. Chem. Lett. , 8 , 277 (1998)], Tetrahedron Letters, 37, 6439 (1996) [ Tetrahedron Letters , 37 , 6439 (1996)] etc.}.
[0223]
The compound having the above general formula (I) or a pharmacologically acceptable salt thereof of the present invention has an excellent activated blood coagulation factor X inhibitory action and weak toxicity, so (For example, prophylactic or therapeutic agent (especially therapeutic agent) for thrombotic diseases such as cerebral infarction, myocardial infarction or peripheral circulation disorder).
[0224]
When the compound having the general formula (I) of the present invention or a pharmacologically acceptable salt thereof is used as a therapeutic or prophylactic agent for the above-mentioned diseases, the compound itself or an appropriate pharmacologically acceptable It can be mixed with a dosage form, a diluent and the like, and can be administered orally by tablets, capsules, granules, powders, syrups, etc. or parenterally by injections or suppositories.
These formulations include excipients (eg, sugar derivatives such as lactose, sucrose, sucrose, mannitol, sorbitol; starch derivatives such as corn starch, potato starch, alpha starch, dextrin; cellulose derivatives such as crystalline cellulose; Gum arabic; dextran; organic excipients such as pullulan; and silicate derivatives such as light anhydrous silicic acid, synthetic aluminum silicate, calcium silicate and magnesium metasilicate aluminate; phosphates such as calcium hydrogen phosphate; Carbonates such as calcium; inorganic excipients such as sulfates such as calcium sulfate; and lubricants (eg, stearic acid, calcium stearate, metal stearate such as magnesium stearate) Salt; talc; colloidal silica; bead wax; Waxes such as wax; boric acid; adipic acid; sulfate such as sodium sulfate; glycol; fumaric acid; sodium benzoate; DL leucine; lauryl sulfate such as sodium lauryl sulfate and magnesium lauryl sulfate; Silicic acids such as silicic acid hydrate; and the above-mentioned starch derivatives), binders (for example, hydroxypropylcellulose, hydroxypropylmethylcellulose, polyvinylpyrrolidone, macrogol, and the same as the above-mentioned excipients) And disintegrants (for example, cellulose derivatives such as low-substituted hydroxypropylcellulose, carboxymethylcellulose, carboxymethylcellulose calcium, internally crosslinked sodium carboxymethylcellulose; And starch, celluloses chemically modified such as sodium carboxymethyl starch and cross-linked polyvinyl pyrrolidone), emulsifiers (eg, colloidal clays such as bentonite and bee gum; magnesium hydroxide, hydroxylated Metal hydroxides such as aluminum; anionic surfactants such as sodium lauryl sulfate and calcium stearate; cationic surfactants such as benzalkonium chloride; and polyoxyethylene alkyl ethers, polyoxyethylene sorbitan fatty acids Nonionic surfactants such as esters and sucrose fatty acid esters), stabilizers (paraoxybenzoates such as methylparaben and propylparaben; chlorobutanol, benzyl alcohol, phenylethyl) Alcohols such as alcohol; benzalkonium chloride; phenols, phenols such as cresol; thimerosal; dehydroacetic acid; and sorbic acid and the. ), Flavoring agents (for example, commonly used sweeteners, acidulants, fragrances and the like), and additives such as diluents, and the like. The amount used varies depending on symptoms, age, etc., but in the case of oral administration, the lower limit is 1 mg (preferably 10 mg) and the upper limit is 1000 mg (preferably 500 mg), and in the case of intravenous administration It is desirable to administer a lower limit of 0.5 mg (preferably 5 mg) and an upper limit of 500 mg (preferably 250 mg) to an adult 1 to 6 times per day according to symptoms.
[0225]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to examples and formulation examples, but the scope of the present invention is not limited thereto.
[0226]
The NMR spectrum used tetramethylsilane as an internal standard, the δ value was expressed in ppm, and the coupling constant was expressed in J value (Hz) (approximate to 0.5 Hz unit). The coupling pattern is
d: Doublet,
dd: double doublet,
ddd: double doublet,
dt: double triplet,
t: triplet,
q: quartet,
m: multiplet,
s: singlet,
bs: Abbreviated as a signal observed as a singlet with a wide or broken shape.
[0227]
Example 1
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] ethanesulfonamide dihydrochloride (Exemplary compound number) : 1080)
[0228]
(A) N- [3- (3-Amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] ethanesulfonamide dihydrochloride
N- [4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] ethanesulfonamide (955 mg) was added to dichloromethane. (40 ml) and ethanol (20 ml) were dissolved in a mixed solvent, and hydrogen chloride was passed through for 1 hour under ice-cooling. The mixture was sealed and stirred at room temperature for 9 hours. After concentrating the reaction solution under reduced pressure, the residue was dissolved in ethanol (30 ml), aqueous ammonium chloride solution (193 mg dissolved in 10 ml water) and 28% aqueous ammonia (0.375 ml) were added, and the mixture was allowed to stand at room temperature for 12 hours. did. The solvent was evaporated under reduced pressure, the residue was dissolved in methanol (20 ml), 4M hydrogen chloride dioxane solution (2 ml) was added, and the mixture was concentrated under reduced pressure. After the residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 15% acetonitrile / water), the obtained amorphous solid was dissolved in methanol (10 ml), and 4M hydrogen chloride dioxane solution (1 ml) was obtained. This was concentrated to dryness under reduced pressure. The obtained amorphous solid was dissolved in water (about 10 ml) and then freeze-dried to obtain 354 mg (yield 44%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.27 (3H, t, J = 7.0), 1.83 (2H, m), 2.09 (2H, m), 3.03 (2H, m), 3.17 (2H, q, J = 7.0), 3.19 (2H, m), 4.45 (2H, d, J = 6.0), 4.64 (1H, m), 6.45 (1H, dt, J = 16.0, 6.0), 6.55 (1H, d, J = 16.0), 7.00 (2H, d , J = 9.0), 7.37 (2H, d, J = 9.0), 7.54 (1H, t, J = 8.0), 7.70 (2H, m), 7.89 (1H, s);
MS (FAB) m / z = 443 (M + H) + .
[0229]
(B) N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] ethanesulfonamide dihydrochloride
N- [3- (3-Amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] ethanesulfonamide dihydrochloride (311 mg) was added to ethanol (10 ml). And ethylacetoimidate hydrochloride (260 mg) and triethylamine (0.500 ml) were added, followed by stirring at room temperature for 12 hours. A 4M hydrogen chloride dioxane solution (1 ml) was added to the reaction mixture, and the mixture was concentrated under reduced pressure. After the residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 20% acetonitrile / water), the obtained amorphous solid was dissolved in methanol (10 ml), and 4M hydrogen chloride dioxane solution (0. 5 ml) and then concentrated to dryness under reduced pressure. The obtained amorphous solid was dissolved in water (about 10 ml) and then freeze-dried to obtain 243 mg (yield 62%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.27 (3H, t, J = 7.0), 1.72 (2H, m), 2.04 (2H, m), 2.30 (3H, s), 3.18 (2H, q, J = 7.0), 3.50-3.59 ( 2H, m), 3.72 (1H, m), 3.84 (1H, m), 4.45 (2H, d, J = 6.0), 4.70 (1H, m), 6.46 (1H, dt, J = 15.5, 6.0), 6.55 (1H, d, J = 15.5), 7.01 (2H, d, J = 9.0), 7.37 (2H, d, J = 9.0), 7.54 (1H, t, J = 8.0), 7.71 (2H, m) , 7.91 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 : 1674, 1625.
[0230]
Example 2
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2-methyl-2- (E) -propenyl] ethanesulfonamide dihydrochloride (Exemplary compound number: 1220)
[0231]
(A) N- [3- (3-Amidinophenyl) -2-methyl-2- (E) -propenyl] -N- [4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] ethanesulfonamide dihydrochloride
N- [4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2-methyl-2- (E) -propenyl] ethanesulfonamide (839 mg ) Was dissolved in a mixed solvent of dichloromethane (40 ml) and ethanol (20 ml), and hydrogen chloride was passed through for 1 hour under ice-cooling. The mixture was sealed and stirred at room temperature for 8 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was dissolved in ethanol (30 ml). Aqueous ammonium chloride (166 mg dissolved in 10 ml of water) and 28% aqueous ammonia (0.320 ml) were added, and the mixture was allowed to stand at room temperature for 12 hours. did. After evaporating the solvent under reduced pressure, the residue was dissolved in methanol (20 ml), 4M hydrogen chloride dioxane solution (1 ml) was added, and the mixture was concentrated under reduced pressure. After the residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent 15% acetonitrile / water), the obtained amorphous solid was dissolved in methanol (20 ml), and 4M hydrogen chloride dioxane solution (1 ml) was added. After the addition, it was concentrated to dryness under reduced pressure. The obtained amorphous solid was dissolved in water (about 10 ml) and then freeze-dried to obtain 514 mg (yield 63%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.27 (3H, t, J = 7.0), 1.84 (2H, m), 1.87 (3H, s), 2.09 (2H, m), 3.04 (2H, m), 3.16 (2H, q, J = 7.0), 3.20 (2H, m), 4.39 (2H, s), 4.64 (1H, m), 6.35 (1H, s), 7.01 (2H, d, J = 9.5), 7.39 (2H, d, J = 9.5), 7.47 (1H, d, J = 8.0), 7.55 (2H, m), 7.64 (1H, d, J = 8.0);
IR (KBr, cm -1 : 1675.
[0232]
(B) N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2-methyl-2- (E) -propenyl] ethanesulfonamide Dihydrochloride
N- [3- (3-Amidinophenyl) -2-methyl-2- (E) -propenyl] -N- [4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] ethanesulfonamide dihydrochloride (303 mg) It was dissolved in ethanol (10 ml), ethylacetimidate hydrochloride (246 mg) and triethylamine (0.460 ml) were added, and the mixture was stirred at room temperature for 12 hours. A 4M hydrogen chloride dioxane solution (0.9 ml) was added to the reaction mixture, and the mixture was concentrated under reduced pressure. After the residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 20% acetonitrile / water), the obtained amorphous solid was dissolved in methanol (10 ml), and 4M hydrogen chloride dioxane solution (0. 4 ml), and then concentrated to dryness under reduced pressure. The obtained amorphous solid was dissolved in water (about 10 ml) and then freeze-dried to obtain 170 mg (yield 45%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.27 (3H, t, J = 7.0), 1.71 (2H, m), 1.87 (3H, s), 2.04 (2H, m), 2.30 (3H, s), 3.17 (2H, q, J = 7.0), 3.53 (2H, m), 3.72 (1H, m), 3.83 (1H, m), 4.39 (2H, s), 4.70 (1H, m), 6.35 (1H, s), 7.01 (2H, d , J = 9.0), 7.39 (2H, d, J = 9.0), 7.47 (1H, d, J = 8.0), 7.55 (1H, s), 7.55 (1H, t, J = 8.0), 7.65 (1H, d, J = 8.0);
IR (KBr, cm -1 ): 1673, 1626.
[0233]
Example 3
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetate dihydrochloride (Exemplary Compound No. : 1410)
[0234]
(A) N- [3- (3-Amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] sulfamoyl acetate dihydrochloride
N- [4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl ethyl acetate (1.46 g) , Dissolved in a mixed solvent of dichloromethane (50 ml) and ethanol (25 ml), passed through hydrogen chloride for 1 hour under ice cooling, then sealed and stirred at room temperature for 8 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was dissolved in ethanol (40 ml). Then, an aqueous ammonium chloride solution (0.30 g dissolved in 15 ml of water) and 28% aqueous ammonia (0.58 ml) were added, and the mixture was stirred at room temperature for 12 hours. I left it alone. A 4M hydrogen chloride dioxane solution (2 ml) was added to the reaction mixture, and the mixture was concentrated under reduced pressure. The residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 15% acetonitrile / water) to obtain 0.98 g (yield 68%) of the title compound as a pale yellow amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.23 (3H, t, J = 7.0), 1.83 (2H, m), 2.10 (2H, m), 3.05 (2H, m), 3.19 (2H, m), 4.20 (2H, q, J = 7.0), 4.34 (2H, s), 4.45 (2H, d, J = 6.0), 4.66 (1H, m), 6.45 (1H, dt, J = 16.0, 6.0), 6.55 (1H, d, J = 16.0 ), 7.04 (2H, d, J = 8.5), 7.39 (2H, d, J = 8.5), 7.55 (1H, t, J = 8.0), 7.69 (1H, d, J = 8.0), 7.72 (1H, d, J = 8.0), 7.89 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 ): 1737, 1675.
[0235]
(B) N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetate dihydrochloride
N- [3- (3-Amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] sulfamoyl acetate dihydrochloride (1090 mg) was added to ethanol (40 ml). And ethylacetoimidate hydrochloride (705 mg) and triethylamine (1.30 ml) were added, followed by stirring at room temperature for 6 hours. The reaction mixture was concentrated to dryness under reduced pressure, the residue was dissolved in methanol (15 ml), 4M hydrogen chloride dioxane solution (2 ml) was added, and the mixture was concentrated under reduced pressure. After the residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 20% acetonitrile / water), the obtained amorphous solid was dissolved in methanol (15 ml), and 4M hydrogen chloride dioxane solution (1 ml) Then, this was concentrated to dryness under reduced pressure to obtain 812 mg (yield 70%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.23 (3H, t, J = 7.0), 1.67-1.79 (2H, m), 2.04 (2H, m), 2.29 (3H, s), 3.50 (2H, m), 3.72 (1H, m) , 3.81 (1H, m), 4.19 (2H, q, J = 7.0), 4.34 (2H, s), 4.44 (2H, d, J = 6.0), 4.70 (1H, m), 6.45 (1H, dt, J = 16.5, 6.0), 6.55 (1H, d, J = 16.5), 7.04 (2H, d, J = 9.5), 7.39 (2H, d, J = 9.5), 7.54 (1H, t, J = 8.0) , 7.69 (1H, d, J = 8.0), 7.71 (1H, d, J = 8.0), 7.88 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 ): 1738, 1673, 1626.
[0236]
Example 4
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoylacetic acid dihydrochloride (Exemplary compound number: 1939)
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl ethyl acetate dihydrochloride (440 mg) It was dissolved in 3M hydrochloric acid (30 ml) and stirred at 80 ° C. for 3 hours. The reaction solution was cooled to room temperature and then concentrated under reduced pressure. The residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 15% acetonitrile / water), and then the resulting amorphous solid was treated with methanol. (15 ml), 4M hydrogen chloride dioxane solution (1 ml) was added, and the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure. The residue was dissolved in water (about 15 ml) and then freeze-dried to obtain 331 mg (yield 78%) of the title compound.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.73 (2H, m), 2.04 (2H, m), 2.29 (3H, s), 3.51 (2H, m), 3.72 (1H, m), 3.80 (1H, m), 4.18 (2H, s) ), 4.45 (2H, d, J = 6.0), 4.70 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J = 16.5, 6.0), 6.55 (1H, d, J = 16.5), 7.03 (2H, d, J = 8.5), 7.40 (2H, d, J = 8.5), 7.54 (1H, t, J = 8.0), 7.68 (1H, d, J = 8.0), 7.71 (1H, d, J = 8.0), 7.87 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 ): 1733, 1673, 1627.
[0237]
Example 5
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (5-amidino-2-fluorophenyl) -2- (E) -propenyl] ethanesulfonamide dihydrochloride (Exemplary compound number: 1280)
[0238]
(A) N- [3- (5-Amidino-2-fluorophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] ethanesulfonamide dihydrochloride
N- [4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (5-cyano-2-fluorophenyl) -2- (E) -propenyl] ethanesulfonamide (2 0.000 g) was dissolved in a mixed solvent of dichloromethane (60 ml) and ethanol (40 ml), and hydrogen chloride was passed through for 1 hour under ice-cooling, then the container was sealed and stirred at room temperature for 7 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, the residue was dissolved in ethanol (50 ml), aqueous ammonium chloride solution (0.39 g dissolved in 25 ml water) and 28% aqueous ammonia (0.76 ml) were added, Left for hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, the residue was dissolved in methanol (20 ml), 4M hydrogen chloride dioxane solution (2 ml) was added, and the mixture was concentrated under reduced pressure. The residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 20% acetonitrile / water), the obtained amorphous solid was dissolved in methanol (10 ml), and 4M hydrogen chloride dioxane solution (1 ml) was added. After the addition, the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure. The obtained amorphous solid was dissolved in water (about 10 ml) and then freeze-dried to obtain 1.20 g (yield 61%) of the title compound as a light brown amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.27 (3H, t, J = 7.0), 1.82 (2H, m), 2.09 (2H, m), 3.04 (2H, m), 3.17 (2H, q, J = 7.0), 3.18 (2H, m), 4.49 (2H, d, J = 6.0), 4.64 (1H, m), 6.55 (1H, dt, J = 16.0, 6.0), 6.61 (1H, d, J = 16.0), 7.01 (2H, d , J = 8.5), 7.37 (2H, d, J = 8.5), 7.45 (1H, m), 7.78 (1H, m), 8.11 (1H, m);
IR (KBr, cm -1 : 3056, 1676.
[0239]
(B) N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (5-amidino-2-fluorophenyl) -2- (E) -propenyl] ethanesulfonamide Dihydrochloride
N- [3- (5-Amidino-2-fluorophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] ethanesulfonamide dihydrochloride (534 mg) After dissolving in ethanol (20 ml), ethylacetimidate hydrochloride (371 mg) and triethylamine (0.70 ml) were added at room temperature, and the mixture was stirred at the same temperature for 12 hours. A 4M hydrogen chloride dioxane solution (2 ml) was added to the reaction mixture, and the mixture was concentrated under reduced pressure. After the residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 20% acetonitrile / water), the obtained amorphous solid was dissolved in methanol (10 ml), and 4M hydrogen chloride dioxane solution (0. 5 ml), and then concentrated to dryness under reduced pressure. The obtained amorphous solid was dissolved in water (about 10 ml) and then freeze-dried to obtain 415 mg (yield 75%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.28 (3H, t, J = 7.0), 1.74 (2H, m), 2.05 (2H, m), 2.30 (3H, s), 3.18 (2H, q, J = 7.0), 3.52 (2H, m), 3.72 (1H, m), 3.81 (1H, m), 4.50 (2H, d, J = 6.0), 4.70 (1H, m), 6.56 (1H, dt, J = 16.5, 6.0), 6.62 ( 1H, d, J = 16.5), 7.02 (2H, d, J = 9.0), 7.37 (2H, d, J = 9.0), 7.46 (1H, m), 7.78 (1H, m), 8.12 (1H, m );
IR (KBr, cm -1 ): 3113, 1674, 1625.
[0240]
Example 6
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -2-methylphenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetate dihydrochloride (Exemplary compound number: 1419)
[0241]
(A) N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [2-methyl-4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] sulfamoyl ethyl acetate dihydrochloride
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -2-methylphenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl ethyl acetate (1 .80 g) was dissolved in a mixed solvent of dichloromethane (60 ml) and ethanol (40 ml), hydrogen chloride was passed through for 1 hour under ice cooling, and the mixture was sealed and stirred at room temperature for 6 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, the residue was dissolved in ethanol (50 ml), aqueous ammonium chloride solution (0.32 g dissolved in 25 ml water) and 28% aqueous ammonia (0.62 ml) were added, and then at room temperature for 12 hours. I left it alone. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, the residue was dissolved in methanol (30 ml), 4M hydrogen chloride dioxane solution (2 ml) was added, and the mixture was concentrated under reduced pressure. The residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 20% acetonitrile / water) to obtain 0.78 g (yield 45%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.23 (3H, t, J = 7.0), 1.73 (2H, m), 2.04 (2H, m), 2.27 (3H, s), 3.00 (2H, m), 3.18 (2H, m), 4.20 (2H, q, J = 7.0), 4.25 (1H, m), 4.33 (1H, d, J = 14.5), 4.45 (1H, m), 4.46 (1H, d, J = 14.5), 4.59 (1H, m), 6.46 (2H, s), 6.88 (1H, d, J = 9.0), 6.90 (1H, s), 7.39 (1H, d, J = 9.0), 7.55 (1H, t, J = 8.0), 7.67 (1H, d, J = 8.0), 7.71 (1H, d, J = 8.0), 7.81 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 ): 1737, 1676.
[0242]
(B) ethyl N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -2-methylphenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetate Dihydrochloride
N- [3- (3-Amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [2-methyl-4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] sulfamoyl acetate dihydrochloride (631 mg) After dissolving in ethanol (30 ml) and adding ethylacetimidate hydrochloride (397 mg) and triethylamine (0.75 ml), the mixture was stirred at room temperature for 64 hours. After adding 4M hydrogen chloride dioxane solution (2 ml), the reaction solution was concentrated under reduced pressure. After the residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 24% acetonitrile / water), the obtained amorphous solid was dissolved in methanol (20 ml), and 4M hydrogen chloride dioxane solution (1 ml) was obtained. This was concentrated to dryness under reduced pressure. The obtained amorphous solid was dissolved in water (about 15 ml) and then freeze-dried to obtain 423 mg (yield 60%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.24 (3H, t, J = 6.5), 1.65-1.79 (2H, m), 2.04 (2H, m), 2.28 (3H, s), 2.31 (3H, s), 3.48-3.59 (2H, m), 3.72 (1H, m), 3.85 (1H, m), 4.21 (2H, q, J = 6.5), 4.28 (1H, dd, J = 14.5, 6.0), 4.34 (1H, d, J = 15.0 ), 4.43 (1H, dd, J = 14.5, 4.5), 4.49 (1H, d, J = 15.0), 4.70 (1H, m), 6.46 (1H, d, J = 15.5), 6.49 (1H, m) , 6.90 (1H, dd, J = 9.0, 3.0), 6.93 (1H, d, J = 3.0), 7.41 (1H, d, J = 9.0), 7.55 (1H, t, J = 8.0), 7.72 (2H , m), 7.88 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 ): 1738, 1673, 1624.
[0243]
Example 7
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3-methoxyphenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetate dihydrochloride (Exemplary compound number: 1442)
[0244]
(A) N- [3- (3-Amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [3-methoxy-4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] sulfamoyl acetate ethyl dihydrochloride
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-methoxyphenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl ethyl acetate (985 mg ) Was dissolved in a mixed solvent of dichloromethane (30 ml) and ethanol (15 ml), hydrogen chloride was passed through for 40 minutes under ice-cooling, and the mixture was sealed and stirred at room temperature for 6 hours. The reaction solution was concentrated under reduced pressure, and the residue was dissolved in ethanol (20 ml). Aqueous ammonium chloride (172 mg dissolved in 10 ml of water) and 28% aqueous ammonia (0.33 ml) were added, and then left at room temperature for 13 hours. did. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, the residue was dissolved in methanol (20 ml), 4M hydrogen chloride dioxane solution (1.5 ml) was added, and the mixture was concentrated under reduced pressure. The residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 17% acetonitrile / water), and the resulting amorphous solid was dissolved in methanol (20 ml) and 4M hydrogen chloride dioxane solution (0.4 ml). Then, this was concentrated and dried to obtain 560 mg (yield 58%) of the title compound as a pale yellow amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.24 (3H, t, J = 7.0), 1.84 (2H, m), 2.05 (2H, m), 3.03 (2H, m), 3.19 (2H, m), 3.79 (3H, s), 4.21 (2H, q, J = 7.0), 4.38 (2H, s), 4.46 (2H, d, J = 6.0), 4.56 (1H, m), 6.46 (1H, dt, J = 15.5, 6.0), 6.57 ( 1H, d, J = 15.5), 6.98 (1H, dd, J = 9.0, 2.0), 7.08 (1H, d, J = 9.0), 7.11 (1H, d, J = 2.0), 7.55 (1H, t, J = 7.5), 7.69 (1H, d, J = 7.5), 7.73 (1H, d, J = 7.5), 7.90 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 ): 1737, 1675.
[0245]
(B) ethyl N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3-methoxyphenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetate Dihydrochloride
N- [3- (3-Amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [3-methoxy-4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] sulfamoyl acetate dihydrochloride (392 mg) After dissolving in ethanol (20 ml) and adding ethylacetimidate hydrochloride (241 mg) and triethylamine (0.452 ml), the mixture was stirred at room temperature for 38 hours. A 4M hydrogen chloride dioxane solution (0.8 ml) was added to the reaction mixture, and the mixture was concentrated under reduced pressure. After the residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 20% acetonitrile / water), the obtained amorphous solid was dissolved in methanol (20 ml), and 4M hydrogen chloride dioxane solution (0. 3 ml) was added, and this was concentrated to dryness under reduced pressure. The obtained amorphous solid was dissolved in water (about 10 ml) and then freeze-dried to obtain 317 mg (yield 76%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.24 (3H, t, J = 7.0), 1.66-1.80 (2H, m), 2.01 (2H, m), 2.30 (3H, s), 3.47-3.59 (2H, m), 3.72 (1H, m), 3.78 (3H, s), 3.82 (1H, m), 4.21 (2H, q, J = 7.0), 4.39 (2H, s), 4.47 (2H, d, J = 5.5), 4.62 (1H, m), 6.47 (1H, dt, J = 15.5, 5.5), 6.57 (1H, d, J = 15.5), 6.99 (1H, dd, J = 9.0, 3.0), 7.11 (2H, m), 7.55 (1H , t, J = 8.0), 7.71 (1H, d, J = 8.0), 7.73 (1H, d, J = 8.0), 7.91 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 ): 1738, 1674, 1625.
[0246]
Example 8
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3-chlorophenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetate dihydrochloride ( Exemplified compound number: 1414)
[0247]
(A) N- [3- (3-Amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [3-chloro-4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] sulfamoyl acetate ethyl dihydrochloride
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-chlorophenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl ethyl acetate (1200 mg) Was dissolved in a mixed solvent of dichloromethane (30 ml) and ethanol (20 ml), and hydrogen chloride was passed through for 2 hours under ice-cooling. The mixture was sealed and stirred at room temperature for 4 hours. After concentrating the reaction solution under reduced pressure, the residue was dissolved in ethanol (20 ml), aqueous ammonium chloride solution (208 mg dissolved in 10 ml of water) and 28% aqueous ammonia (0.40 ml) were added, and then left at room temperature for 13 hours. did. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, the residue was dissolved in methanol (25 ml), 4M hydrogen chloride dioxane solution (1.6 ml) was added, and the mixture was concentrated under reduced pressure. The residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 20% acetonitrile / water). The obtained amorphous solid was dissolved in methanol (20 ml), and 4M hydrogen chloride dioxane solution (0.5 ml) was obtained. ) Was added and concentrated to dryness to give an amorphous solid. This was dissolved in water and then freeze-dried to obtain 662 mg (yield 56%) of the title compound as a pale yellow amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.23 (3H, t, J = 7.0), 1.88 (2H, m), 2.10 (2H, m), 3.08 (2H, m), 3.17 (2H, m), 4.19 (2H, q, J = 7.0), 4.41 (2H, s), 4.47 (2H, d, J = 6.5), 4.78 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J = 16.0, 6.5), 6.57 (1H, d, J = 16.0 ), 7.30 (1H, d, J = 9.5), 7.41 (1H, dd, J = 9.5, 2.5), 7.55 (1H, t, J = 8.0), 7.59 (1H, d, J = 2.5), 7.69 ( 1H, d, J = 8.0), 7.73 (1H, d, J = 8.0), 7.88 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 ): 1737, 1675.
[0248]
(B) N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3-chlorophenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetate 2 Hydrochloride
N- [3- (3-Amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [3-chloro-4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] sulfamoyl acetate dihydrochloride (387 mg) After dissolving in ethanol (10 ml), ethylacetimidate hydrochloride (232 mg) and triethylamine (0.440 ml) were added, and the mixture was stirred at room temperature for 5 hours. After adding 4M hydrogen chloride dioxane solution (1 ml), the reaction mixture was concentrated under reduced pressure. After the residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 22% acetonitrile / water), the obtained amorphous solid was dissolved in methanol (20 ml), and 4M hydrogen chloride dioxane solution (0. 25 ml), and then concentrated to dryness under reduced pressure. The obtained amorphous solid was dissolved in water (about 15 ml) and then freeze-dried to obtain 268 mg (yield 66%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.23 (3H, t, J = 7.0), 1.80 (2H, m), 2.05 (2H, m), 2.30 (3H, s), 3.55-3.78 (4H, m), 4.19 (2H, q, J = 7.0), 4.42 (2H, s), 4.47 (2H, d, J = 6.0), 4.84 (1H, m), 6.45 (1H, dt, J = 15.5, 6.0), 6.58 (1H, d, J = 15.5), 7.33 (1H, d, J = 9.0), 7.41 (1H, dd, J = 9.0, 3.0), 7.55 (1H, t, J = 8.0), 7.59 (1H, d, J = 3.0), 7.70 (1H, d, J = 8.0), 7.73 (1H, d, J = 8.0), 7.90 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 ): 1738, 1673, 1623.
[0249]
Example 9
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3-chlorophenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoylacetic acid dihydrochloride (Exemplary Compound number: 1943)
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3-chlorophenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl ethyl acetate dihydrochloride ( 187 mg) was dissolved in 3M hydrochloric acid (7 ml) and stirred at 80 ° C. for 2 hours. The reaction solution was cooled to room temperature and then concentrated under reduced pressure. The residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 15% acetonitrile / water), and the resulting amorphous solid was methanol ( 10 ml), a 4M hydrogen chloride dioxane solution (0.2 ml) was added, and the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure. This was dissolved in water (about 10 ml) and then freeze-dried to obtain 147 mg (yield 82%) of the title compound.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.79 (2H, m), 2.05 (2H, m), 2.29 (3H, s), 3.54-3.75 (4H, m), 4.23 (2H, s), 4.47 (2H, d, J = 6.0) , 4.83 (1H, m), 6.45 (1H, dt, J = 16.0, 6.0), 6.57 (1H, d, J = 16.0), 7.32 (1H, d, J = 9.0), 7.41 (1H, m), 7.55 (1H, t, J = 8.0), 7.60 (1H, m), 7.68 (1H, d, J = 8.0), 7.73 (1H, d, J = 8.0), 7.88 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 ): 1734, 1673, 1625.
[0250]
Example 10
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3-fluorophenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl ethyl acetate dihydrochloride (Exemplary compound number: 1412)
[0251]
(A) N- [3- (3-Amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [3-fluoro-4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] sulfamoyl acetate ethyl dihydrochloride
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-fluorophenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl ethyl acetate (1210 mg ) Was dissolved in a mixed solvent of dichloromethane (30 ml) and ethanol (20 ml), and hydrogen chloride was passed through for 1 hour under ice-cooling, then the container was sealed and stirred at room temperature for 6 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was dissolved in ethanol (20 ml). Aqueous ammonium chloride (215 mg dissolved in 10 ml of water) and 28% aqueous ammonia (0.41 ml) were added, and the mixture was allowed to stand at room temperature for 17 hours. . The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, the residue was dissolved in methanol (20 ml), 4M hydrogen chloride dioxane solution (2 ml) was added, and the mixture was concentrated under reduced pressure. The residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 17% acetonitrile / water). The obtained amorphous solid was dissolved in methanol (15 ml), and 4M hydrogen chloride dioxane solution (0.3 ml) was obtained. ) Was added and concentrated to dryness under reduced pressure to obtain 798 mg (yield 67%) of the title compound as a pale yellow amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.23 (3H, t, J = 7.0), 1.85 (2H, m), 2.09 (2H, m), 3.06 (2H, m), 3.19 (2H, m), 4.19 (2H, q, J = 7.0), 4.40 (2H, s), 4.47 (2H, d, J = 7.0), 4.68 (1H, m), 6.43 (1H, m), 6.58 (1H, d, J = 16.0), 7.25 (1H, dd, J = 9.0, 2.5), 7.31 (1H, t, J = 9.0), 7.43 (1H, dd, J = 12.5, 2.5), 7.55 (1H, t, J = 8.0), 7.68 (1H, m) , 7.73 (1H, d, J = 8.0), 7.88 (1H, bs);
IR (KBr, cm -1 ): 1737, 1675.
[0252]
(B) ethyl N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3-fluorophenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetate Dihydrochloride
N- [3- (3-Amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [3-fluoro-4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] sulfamoyl acetate dihydrochloride (467 mg) After dissolving in ethanol (25 ml) and adding ethylacetimidate hydrochloride (293 mg) and triethylamine (0.550 ml), the mixture was stirred at room temperature for 66 hours. A 4M hydrogen chloride dioxane solution (1.5 ml) was added to the reaction mixture, and the mixture was concentrated under reduced pressure. After the residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 22% acetonitrile / water), the obtained amorphous solid was dissolved in methanol (15 ml), and 4M hydrogen chloride dioxane solution (0. 3 ml) was added, and this was concentrated to dryness under reduced pressure. The obtained amorphous solid was dissolved in water (about 15 ml) and then freeze-dried to obtain 284 mg (yield 57%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.22 (3H, t, J = 7.0), 1.68-1.82 (2H, m), 2.06 (2H, m), 2.31 (3H, s), 3.51 (1H, m), 3.59 (1H, m) , 3.71 (1H, m), 3.86 (1H, m), 4.19 (2H, q, J = 7.0), 4.42 (2H, s), 4.47 (2H, d, J = 6.0), 4.76 (1H, m) , 6.46 (1H, dt, J = 15.5, 6.0), 6.57 (1H, d, J = 15.5), 7.26 (1H, d, J = 9.0), 7.35 (1H, t, J = 9.0), 7.43 (1H , dd, J = 12.0, 2.5), 7.54 (1H, t, J = 8.0), 7.73 (2H, m), 7.95 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 ): 1738, 1673, 1623.
[0253]
Example 11
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3-fluorophenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoylacetic acid dihydrochloride ( Exemplified compound number: 1941)
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3-fluorophenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl ethyl acetate dihydrochloride (199 mg) was dissolved in 3M hydrochloric acid (7 ml) and stirred at 80 ° C. for 2 hours. The reaction solution was cooled to room temperature and then concentrated under reduced pressure. The residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 15% acetonitrile / water), and the resulting amorphous solid was methanol ( 10 ml), a 4M hydrogen chloride dioxane solution (0.2 ml) was added, and the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure. This was dissolved in water (about 10 ml) and then freeze-dried to obtain 163 mg (yield 86%) of the title compound.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.77 (2H, m), 2.05 (2H, m), 2.29 (3H, s), 3.52 (2H, m), 3.71 (1H, m), 3.80 (1H, m), 4.23 (2H, s) ), 4.47 (2H, d, J = 6.0), 4.73 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J = 16.0, 6.0), 6.57 (1H, d, J = 16.0), 7.26 (1H, m) , 7.32 (1H, t, J = 8.5), 7.43 (1H, dd, J = 13.0, 2.0), 7.55 (1H, t, J = 8.0), 7.68 (1H, d, J = 8.0), 7.72 (1H , d, J = 8.0), 7.88 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 ): 3295, 1733, 1673, 1624.
[0254]
Example 12
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (5-amidino-2-methylphenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl ethyl acetate dihydrochloride (Exemplary compound number: 1771)
[0255]
(A) N- [3- (5-amidino-2-methylphenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] sulfamoyl acetate ethyl dihydrochloride
N- [4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (5-cyano-2-methylphenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl ethyl acetate (2 0.03 g) was dissolved in a mixed solvent of dichloromethane (40 ml) and ethanol (40 ml), and hydrogen chloride was passed through for 1 hour under ice-cooling. The mixture was sealed and stirred at room temperature for 6 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, the residue was dissolved in ethanol (45 ml), aqueous ammonium chloride solution (0.36 g dissolved in 15 ml water) and 28% aqueous ammonia (0.68 ml) were added, Left for hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, the residue was dissolved in methanol (30 ml), 4M hydrogen chloride ethyl acetate solution (2 ml) was added, and the mixture was concentrated under reduced pressure. The residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 20% acetonitrile / water). The obtained amorphous solid was dissolved in methanol (20 ml), and 4M hydrogen chloride ethyl acetate solution (1 ml). Then, this was concentrated to dryness under reduced pressure to obtain 1.49 g (yield 75%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.23 (3H, t, J = 7.0), 1.82 (2H, m), 2.09 (2H, m), 2.22 (3H, s), 3.05 (2H, m), 3.21 (2H, m), 4.19 (2H, q, J = 7.0), 4.34 (2H, s), 4.46 (2H, d, J = 6.5), 4.66 (1H, m), 6.30 (1H, dt, J = 16.0, 6.5), 6.66 ( 1H, d, J = 16.0), 7.05 (2H, d, J = 9.5), 7.37 (1H, d, J = 7.5), 7.38 (2H, d, J = 9.5), 7.61 (1H, dd, J = 7.5, 2.0), 7.86 (1H, d, J = 2.0);
IR (KBr, cm -1 ): 1738, 1674.
[0256]
(B) ethyl N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (5-amidino-2-methylphenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetate Dihydrochloride
N- [3- (5-Amidino-2-methylphenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] sulfamoyl acetate ethyl dihydrochloride (1.43 g) Was dissolved in ethanol (40 ml), ethylacetimidate hydrochloride (0.60 g) and triethylamine (1.4 ml) were added, and the mixture was stirred at room temperature for 13 hours. A 4M hydrogen chloride ethyl acetate solution (2 ml) was added to the reaction mixture, and the mixture was concentrated under reduced pressure. After the residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 25% acetonitrile / water), the obtained amorphous solid was dissolved in methanol (20 ml), and 4M hydrogen chloride ethyl acetate solution (0 .8 ml) was added and then concentrated to dryness under reduced pressure to give 1.18 g (yield 77%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.23 (3H, t, J = 7.0), 1.67-1.80 (2H, m), 2.05 (2H, m), 2.22 (3H, s), 2.30 (3H, s), 3.49-3.61 (2H, m), 3.72 (1H, m), 3.83 (1H, m), 4.19 (2H, q, J = 7.0), 4.35 (2H, s), 4.46 (2H, d, J = 6.0), 4.72 (1H, m), 6.32 (1H, dt, J = 16.0, 6.0), 6.66 (1H, d, J = 16.0), 7.06 (2H, d, J = 9.5), 7.38 (1H, d, J = 9.0), 7.39 (2H, d, J = 9.5), 7.64 (1H, dd, J = 9.0, 2.0), 7.88 (1H, d, J = 2.0);
IR (KBr, cm -1 ): 1738, 1675, 1626.
[0257]
Example 13
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3-trifluoromethylphenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl ethyl acetate 2 Hydrochloride
(Exemplary compound number: 1440)
[0258]
(A) N- [3- (3-Amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [4- (piperidin-4-yloxy) -3-trifluoromethylphenyl] sulfamoyl acetate ethyl dihydrochloride
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-trifluoromethylphenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetate ethyl (2.06 g) was dissolved in a mixed solvent of dichloromethane (50 ml) and ethanol (25 ml), and hydrogen chloride was passed through for 1 hour under ice-cooling. The mixture was sealed and stirred at room temperature for 6 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, the residue was dissolved in ethanol (45 ml), aqueous ammonium chloride solution (0.34 g dissolved in 15 ml water) and 28% aqueous ammonia (0.63 ml) were added, Left for hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, the residue was dissolved in methanol (30 ml), 4M hydrogen chloride dioxane solution (2.5 ml) was added, and the mixture was concentrated under reduced pressure. The residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 25% acetonitrile / water). The obtained amorphous solid was dissolved in methanol (20 ml), and 4M hydrogen chloride dioxane solution (0.5 ml) was obtained. ) Was added and concentrated to dryness under reduced pressure to give 1.21 g (yield 60%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.22 (3H, t, J = 7.0), 1.87 (2H, m), 2.08 (2H, m), 3.11 (2H, m), 3.33 (2H, m), 4.18 (2H, q, J = 7.0), 4.44 (2H, s), 4.50 (2H, d, J = 6.5), 4.89 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J = 16.0, 6.5), 6.57 (1H, d, J = 16.0 ), 7.39 (1H, d, J = 9.0), 7.55 (1H, t, J = 8.0), 7.66-7.73 (4H, m), 7.85 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 : 1738, 1676.
[0259]
(B) N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3-trifluoromethylphenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl Ethyl acetate dihydrochloride
N- [3- (3-Amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [4- (piperidin-4-yloxy) -3-trifluoromethylphenyl] sulfamoyl ethyl acetate dihydrochloride (1. 13 g) was dissolved in ethanol (20 ml), ethylacetimidate hydrochloride (0.65 g) and triethylamine (1.20 ml) were added, and the mixture was stirred at room temperature for 13 hours. A 4M hydrogen chloride dioxane solution (2 ml) was added to the reaction mixture, and the mixture was concentrated under reduced pressure. After the residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 30% acetonitrile / water), the obtained amorphous solid was dissolved in methanol (20 ml), and 4M hydrogen chloride ethyl acetate solution (0 0.5 ml) and concentrated to dryness under reduced pressure to give 1.04 g (yield 87%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.22 (3H, t, J = 7.0), 1.81 (2H, m), 2.07 (2H, m), 2.30 (3H, s), 3.59-3.73 (4H, m), 4.19 (2H, q, J = 7.0), 4.46 (2H, s), 4.50 (2H, d, J = 6.5), 4.96 (1H, m), 6.47 (1H, dt, J = 16.5, 6.5), 6.58 (1H, d, J = 16.5), 7.44 (1H, d, J = 9.5), 7.56 (1H, t, J = 8.0), 7.71 (4H, m), 7.90 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 ): 1739, 1673, 1618.
[0260]
Example 14
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3-methylphenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl ethyl acetate dihydrochloride (Exemplary compound number: 1420)
[0261]
(A) N- [3- (3-Amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [3-methyl-4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] sulfamoyl ethyl acetate dihydrochloride
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-methylphenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl ethyl acetate (1 .90 g) was dissolved in a mixed solvent of dichloromethane (40 ml) and ethanol (40 ml), hydrogen chloride was passed through for 1 hour under ice cooling, and the mixture was sealed and stirred at room temperature for 5 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, the residue was dissolved in ethanol (45 ml), aqueous ammonium chloride solution (0.34 g dissolved in 15 ml water) and 28% aqueous ammonia (0.64 ml) were added, Left for hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, the residue was dissolved in methanol (20 ml), 4M hydrogen chloride ethyl acetate solution (2 ml) was added, and the mixture was concentrated under reduced pressure. After the residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 20% acetonitrile / water), the obtained amorphous solid was dissolved in methanol (20 ml), and 4M hydrogen chloride ethyl acetate solution (1 ml) was obtained. ) Was added and concentrated to dryness under reduced pressure to give 1.36 g (yield 73%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (400MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.23 (3H, t, J = 7.0), 1.87 (2H, m), 2.10 (2H, m), 2.17 (3H, s), 3.07 (2H, m), 3.17 (2H, m), 4.20 (2H, q, J = 7.0), 4.33 (2H, s), 4.44 (2H, d, J = 6.0), 4.65 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J = 16.0, 6.0), 6.56 ( 1H, d, J = 16.0), 7.05 (1H, d, J = 9.0), 7.24 (1H, dd, J = 9.0, 2.5), 7.29 (1H, d, J = 2.5), 7.54 (1H, t, J = 8.0), 7.71 (2H, m), 7.90 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 : 1738, 1675.
[0262]
(B) ethyl N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3-methylphenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetate Dihydrochloride
N- [3- (3-Amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [3-methyl-4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] sulfamoyl acetate dihydrochloride (1.23 g) Was dissolved in ethanol (40 ml), ethylacetoimidate hydrochloride (0.52 g) and triethylamine (1.20 ml) were added, and the mixture was stirred at room temperature for 13 hours. A 4M hydrogen chloride dioxane solution (2 ml) was added to the reaction mixture, and the mixture was concentrated under reduced pressure. After the residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 22% acetonitrile / water), the obtained amorphous solid was dissolved in methanol (20 ml), and 4M hydrogen chloride ethyl acetate solution (0 .6 ml) and concentrated to dryness under reduced pressure to give 1.10 g (yield 84%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.24 (3H, t, J = 7.0), 1.77 (2H, m), 2.03 (2H, m), 2.16 (3H, s), 2.30 (3H, s), 3.60-3.80 (4H, m) , 4.20 (2H, q, J = 7.0), 4.33 (2H, s), 4.44 (2H, d, J = 6.0), 4.73 (1H, m), 6.45 (1H, dt, J = 16.0, 6.0), 6.56 (1H, d, J = 16.0), 7.06 (1H, d, J = 9.0), 7.25 (1H, dd, J = 9.0, 2.5), 7.29 (1H, d, J = 2.5), 7.55 (1H, t, J = 8.0), 7.71 (2H, m), 7.91 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 ): 1738, 1672, 1624.
[0263]
Example 15
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-amidino-5-methylphenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetate dihydrochloride (Exemplary compound number: 1711)
[0264]
(A) N- [3- (3-Amidino-5-methylphenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] sulfamoyl acetate ethyl dihydrochloride
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-cyano-5-methylphenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl ethyl acetate (1 .59 g) was dissolved in a mixed solvent of dichloromethane (15 ml) and ethanol (15 ml), and hydrogen chloride was passed through for 1 hour under ice-cooling. The mixture was sealed and stirred at room temperature for 4 hours. After concentrating the reaction solution under reduced pressure, the residue was dissolved in ethanol (20 ml), aqueous ammonium chloride solution (0.21 g dissolved in 4 ml of water) and 28% aqueous ammonia (0.53 ml) were added, and then at room temperature overnight. I left it alone. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 20% acetonitrile / water) to give 1.10 g (yield 80%) of the title compound colorless. Obtained as a regular solid.
1 H NMR (270MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.23 (3H, t, J = 7.0), 1.85 (2H, m), 2.10 (2H, m), 2.36 (3H, s), 3.06 (2H, m), 3.18 (2H, m), 4.19 (2H, q, J = 7.0), 4.33 (2H, s), 4.44 (2H, d, J = 5.5), 4.66 (1H, m), 6.41 (1H, dt, J = 16.0, 5.5), 6.51 ( 1H, d, J = 16.0), 7.04 (2H, d, J = 9.0), 7.38 (2H, d, J = 9.0), 7.54 (1H, s), 7.58 (1H, s), 7.68 (1H, s );
IR (KBr, cm -1 ): 1737, 1674.
[0265]
(B) ethyl N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-amidino-5-methylphenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetate Dihydrochloride
N- [3- (3-Amidino-5-methylphenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] sulfamoyl acetate ethyl acetate dihydrochloride (800 mg) After dissolving in ethanol (25 ml) and adding ethylacetimidate hydrochloride (1400 mg) and triethylamine (2.2 ml), the mixture was stirred at room temperature for 27 hours. The reaction solution was concentrated under reduced pressure, the residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 20% acetonitrile / water), and the obtained amorphous solid was dissolved in ethanol (20 ml). A 4M hydrogen chloride ethyl acetate solution (1 ml) was added, and the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure. The obtained amorphous solid was suspended in ethyl acetate and collected by filtration to obtain 400 mg (yield 41%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (270MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.23 (3H, t, J = 7.0), 1.70 (2H, m), 2.05 (2H, m), 2.30 (3H, s), 2.36 (3H, s), 3.45-3.65 (2H, m) , 3.65-3.95 (2H, m), 4.19 (2H, q, J = 7.0), 4.34 (2H, s), 4.44 (2H, d, J = 5.5), 4.71 (1H, m), 6.41 (1H, dt, J = 16.0, 5.5), 6.51 (1H, d, J = 16.0), 7.04 (2H, d, J = 9.0), 7.39 (2H, d, J = 9.0), 7.56 (2H, 2 s Duplicate), 7.70 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 ): 1738, 1672, 1625.
[0266]
Example 16
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-amidino-5-methylphenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoylacetic acid dihydrochloride ( Exemplified compound number: 2208)
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-amidino-5-methylphenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetate dihydrochloride (200 mg) was dissolved in 1M hydrochloric acid (8 ml) and stirred at 80 ° C. for 8 hours. The reaction solution was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 20% acetonitrile / water), and then the resulting amorphous solid was dissolved in water, and 4M hydrogen chloride. After adding an ethyl acetate solution (0.2 ml), this was concentrated to dryness under reduced pressure to obtain 110 mg (yield 57%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (270MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.60-1.85 (2H, m), 2.05 (2H, m), 2.30 (3H, s), 2.36 (3H, s), 3.40-3.65 (2H, m), 3.65-3.95 (2H, m) , 4.20 (2H, s), 4.44 (2H, d, J = 5.0), 4.70 (1H, m), 6.41 (1H, dt, J = 16.0, 5.0), 6.51 (1H, d, J = 16.0), 7.04 (2H, d, J = 9.0), 7.39 (2H, d, J = 9.0), 7.55 (2H, 2 s overlap), 7.69 (1H, s);
MS (FAB) m / z = 528 (M + H) + .
[0267]
Example 17
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-amidino-4-fluorophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetate dihydrochloride (Exemplary compound number: 1638)
[0268]
(A) N- [3- (3-Amidino-4-fluorophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] sulfamoyl acetate ethyl dihydrochloride
N- [4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-cyano-4-fluorophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl ethyl acetate (1530 mg ) Was dissolved in a mixed solvent of dichloromethane (15 ml) and ethanol (15 ml), and hydrogen chloride was passed through for 1.25 hours under ice-cooling, and the mixture was sealed and stirred at room temperature for 4 hours. After the reaction solution was concentrated under reduced pressure, the residue was dissolved in ethanol (20 ml), aqueous ammonium chloride solution (200 mg dissolved in 4 ml of water) and 28% aqueous ammonia (0.50 ml) were added, and the mixture was allowed to stand overnight at room temperature. . The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 20% acetonitrile / water) to give 550 mg (yield 41%) of the title compound as a colorless amorphous solid. Got as.
1 H NMR (270MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.23 (3H, t, J = 7.0), 1.75-1.95 (2H, m), 2.00-2.20 (2H, m), 2.95-3.15 (2H, m), 3.15-3.30 (2H, m), 4.19 (2H, q, J = 7.0), 4.33 (2H, s), 4.42 (2H, d, J = 6.0), 4.65 (1H, m), 6.35 (1H, dt, J = 16.0, 6.0), 6.53 (1H, d, J = 16.0), 7.03 (2H, d, J = 9.0), 7.38 (2H, d, J = 9.0), 7.42 (1H, m), 7.73 (2H, m);
IR (KBr, cm -1 : 1737, 1677.
[0269]
(B) ethyl N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-amidino-4-fluorophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetate Dihydrochloride
N- [3- (3-Amidino-4-fluorophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] sulfamoyl acetate ethyl acetate dihydrochloride (350 mg) After dissolving in ethanol (14 ml) and adding ethylacetimidate hydrochloride (160 mg) and triethylamine (0.36 ml), the mixture was stirred at room temperature for 6 hours. The reaction solution was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 20% acetonitrile / water), and the obtained amorphous solid was dissolved in ethanol (8 ml). 4M Hydrogen chloride ethyl acetate solution (0.5 ml) was added, and the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure to give the title compound (279 mg, yield 65%) as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (270MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.23 (3H, t, J = 7.0), 1.73 (2H, m), 2.05 (2H, m), 2.29 (3H, s), 3.40-3.65 (2H, m), 3.65-3.90 (2H, m), 4.19 (2H, q, J = 7.0), 4.33 (2H, s), 4.42 (2H, d, J = 5.5), 4.71 (1H, m), 6.35 (1H, dt, J = 16.0, 5.5 ), 6.54 (1H, d, J = 16.0), 7.04 (2H, d, J = 9.0), 7.38 (2H, d, J = 9.0), 7.40 (1H, m), 7.73 (2H, m);
IR (KBr, cm -1 ): 1738, 1675, 1618.
[0270]
Example 18
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] acetamide dihydrochloride (Exemplary compound number: 948) )
[0271]
(A) N- [3- (3-Amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] acetamide dihydrochloride
N- [4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] acetamide (1203 mg) was added to dichloromethane (60 ml ) And ethanol (30 ml), hydrogen chloride was passed through for 1 hour under ice-cooling, and the mixture was sealed and stirred at room temperature for 7 hours. After the reaction solution was concentrated under reduced pressure, the residue was dissolved in ethanol (50 ml), an aqueous ammonium chloride solution (271 mg dissolved in 25 ml of water) and 28% aqueous ammonia (0.51 ml) were added, and then left at room temperature for 12 hours. did. A 4M hydrogen chloride dioxane solution (1.5 ml) was added to the reaction mixture, and the mixture was concentrated under reduced pressure. After the residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 13% acetonitrile / water), the obtained amorphous solid was dissolved in methanol (10 ml), and 4M hydrogen chloride dioxane solution (1. 5 ml), and then concentrated to dryness under reduced pressure. The obtained amorphous solid was dissolved in water (about 10 ml) and then freeze-dried to obtain 853 mg (yield 72%) of the title compound as a pale yellow amorphous solid.
1 H NMR (270MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.78 (3H, s), 1.83 (2H, m), 2.11 (2H, m), 2.90-3.30 (4H, m), 4.39 (2H, m), 4.50-4.80 (1H, m), 6.40 -6.60 (2H, m), 7.04 (2H, d, J = 9.0), 7.28 (2H, d, J = 9.0), 7.55 (1H, t, J = 7.5), 7.71 (1H, d, J = 7.5 ), 7.73 (1H, d, J = 7.5), 7.94 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 ): 1675, 1626.
[0272]
(B) N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] acetamide dihydrochloride
N- [3- (3-Amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] acetamide dihydrochloride (400 mg) is dissolved in methanol (20 ml). After adding ethylacetimidate hydrochloride (320 mg) and triethylamine (0.60 ml) at room temperature, the mixture was stirred at the same temperature for 12 hours. A 4M hydrogen chloride dioxane solution (1 ml) was added to the reaction solution, followed by concentration under reduced pressure. The residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 15% acetonitrile / water), and then obtained. The amorphous solid was dissolved in methanol (10 ml), 4M hydrogen chloride dioxane solution (0.5 ml) was added, and the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure. The obtained amorphous solid was dissolved in water (about 10 ml) and then freeze-dried to obtain 342 mg (yield 79%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (270MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.74 (2H, m), 1.78 (3H, s), 2.04 (2H, m), 2.31 (3H, s), 3.45-3.95 (4H, m), 4.39 (2H, m), 4.60-4.80 (1H, m), 6.40-6.60 (2H, m), 7.05 (2H, d, J = 8.5), 7.28 (2H, d, J = 8.5), 7.55 (1H, t, J = 7.5), 7.65- 7.80 (2H, m), 7.95 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 ): 1672, 1624.
[0273]
Example 19
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -2-hydroxyacetamide dihydrochloride (Exemplary Compound number: 1014)
[0274]
(A) N- [3- (3-Amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] -2-hydroxyacetamide dihydrochloride
N- [4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] -2-hydroxyacetamide (977 mg) , Dissolved in a mixed solvent of dichloromethane (30 ml) and ethanol (15 ml), passed through hydrogen chloride for 1 hour under ice cooling, then sealed and stirred at room temperature for 7 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was dissolved in ethanol (20 ml). Aqueous ammonium chloride (213 mg dissolved in 10 ml of water) and 28% aqueous ammonia (0.40 ml) were added, and then left at room temperature for 12 hours. did. A 4M hydrogen chloride dioxane solution (1 ml) was added to the reaction solution, followed by concentration under reduced pressure. The residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 11% acetonitrile / water), and then obtained. The amorphous solid was dissolved in methanol (10 ml), 4M hydrogen chloride dioxane solution (0.5 ml) was added, and the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure. The obtained amorphous solid was dissolved in water (about 10 ml) and then freeze-dried to obtain 685 mg (yield 72%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (270MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.84 (2H, m), 2.10 (2H, m), 2.90-3.80 (6H, m), 4.36 (2H, m), 4.65 (1H, m), 6.50 (2H, m), 7.03 (2H) , d, J = 8.5), 7.28 (2H, d, J = 8.5), 7.55 (1H, t, J = 7.5), 7.65-7.80 (2H, m), 7.92 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 : 1673.
[0275]
(B) N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -2-hydroxyacetamide dihydrochloride salt
N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] -2-hydroxyacetamide dihydrochloride (385 mg) was added to methanol ( 20 ml), ethylacetoimidate hydrochloride (300 mg) and triethylamine (0.56 ml) were added at room temperature, and the mixture was stirred at the same temperature for 12 hours. A 4M hydrogen chloride dioxane solution (1 ml) was added to the reaction solution, followed by concentration under reduced pressure. The residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 14% acetonitrile / water), and then obtained. The amorphous solid was dissolved in methanol (10 ml), 4M hydrogen chloride dioxane solution (0.5 ml) was added, and the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure. The obtained amorphous solid was dissolved in water (about 10 ml) and then freeze-dried to obtain 336 mg (yield 80%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (270MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.73 (2H, m), 2.05 (2H, m), 2.30 (3H, s), 3.30-3.90 (6H, m), 4.39 (2H, m), 4.69 (1H, m), 6.40-6.60 (2H, m), 7.04 (2H, d, J = 9.0), 7.28 (2H, d, J = 9.0), 7.55 (1H, t, J = 8.0), 7.65-7.80 (2H, m), 7.93 ( 1H, s);
IR (KBr, cm -1 : 1671.
[0276]
Example 20
3- [3- [N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N-benzylamino] -1- (E) -propenyl] benzamidine trihydrochloride (Exemplary compound number: 864 )
[0277]
(A) 3- [3- [N-Benzyl-N- [4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] amino] -1- (E) -propenyl] benzamidine trihydrochloride
3- [3- [N-benzyl-N- [4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] amino] -1- (E) -propenyl] benzonitrile (916 mg) was added to dichloromethane (916 mg). 30 ml) and ethanol (15 ml) were dissolved, and hydrogen chloride was passed through for 1 hour under ice-cooling. The solution was sealed and stirred at room temperature for 7 hours. After concentrating the reaction solution under reduced pressure, the residue was dissolved in ethanol (20 ml), aqueous ammonium chloride solution (187 mg dissolved in 10 ml of water) and 28% aqueous ammonia (0.46 ml) were added, and then allowed to stand at room temperature for 12 hours. did. A 4M hydrogen chloride dioxane solution (1 ml) was added to the reaction mixture, and the mixture was concentrated under reduced pressure. The residue was subjected to silica gel column chromatography [Cosmosil (registered trademark) 75C18-PREP; After purification, the obtained amorphous solid was dissolved in methanol (10 ml), 4M hydrogen chloride dioxane solution (0.5 ml) was added, and the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure. The obtained amorphous solid was dissolved in water (about 10 ml) and then freeze-dried to obtain 581 mg (yield 60%) of the title compound as a light brown amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.78 (2H, m), 2.03 (2H, m), 2.98 (2H, m), 3.15 (2H, m), 4.35 (2H, m), 4.50 (1H, m), 4.76 (2H, m ), 6.61 (1H, dt, J = 16.0, 6.5), 6.70 (1H, d, J = 16.0), 6.93 (2H, m), 7.20-7.35 (3H, m), 7.35-7.50 (4H, m) , 7.57 (1H, t, J = 8.0), 7.70 (1H, d, J = 8.0), 7.73 (1H, d, J = 8.0), 7.89 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 : 1675.
[0278]
(B) 3- [3- [N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N-benzylamino] -1- (E) -propenyl] benzamidine trihydrochloride
3- [3- [N-Benzyl-N- [4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] amino] -1- (E) -propenyl] benzamidine trihydrochloride (335 mg) dissolved in methanol (20 ml) After adding ethylacetimidate hydrochloride (230 mg) and triethylamine (0.51 ml) at room temperature, the mixture was stirred at the same temperature for 12 hours. A 4M hydrogen chloride dioxane solution (1 ml) was added to the reaction solution, followed by concentration under reduced pressure. The residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 30% acetonitrile / water), and then obtained. The amorphous solid was dissolved in methanol (10 ml), 4M hydrogen chloride dioxane solution (0.5 ml) was added, and the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure. The obtained amorphous solid was dissolved in water (about 10 ml) and then freeze-dried to obtain 252 mg (yield 70%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (270MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.50-1.75 (2H, m), 1.96 (2H, m), 2.29 (3H, s), 3.40 -3.90 (4H, m), 4.40 (2H, m), 4.50-4.90 (3H, m) , 6.63 (1H, dt, J = 16.0, 6.0), 6.74 (1H, d, J = 16.0), 6.97 (2H, d, J = 8.5), 7.15-7.30 (3H, m), 7.40-7.60 (4H , m), 7.56 (1H, t, J = 7.5), 7.66 (1H, d, J = 7.5), 7.77 (1H, d, J = 7.5), 7.92 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 ): 1672, 1624.
[0279]
Example 21
3- [3- [N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) phenyl] amino] -1- (E) -propenyl] benzamidine trihydrochloride
(Exemplary compound number: 177)
[0280]
(A) 3- [3- [N- [4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] amino] -1- (E) -propenyl] benzamidine trihydrochloride
3- [3- [N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] amino] -1- (E) -propenyl] benzonitrile (900 mg) was added to dichloromethane (30 ml) and ethanol. (15 ml) was dissolved in a mixed solvent, hydrogen chloride was passed through for 1 hour under ice-cooling, and the mixture was sealed and stirred at room temperature for 7 hours. After concentrating the reaction solution under reduced pressure, the residue was dissolved in ethanol (20 ml), aqueous ammonium chloride solution (222 mg dissolved in 10 ml of water) and 28% aqueous ammonia (0.54 ml) were added, and then allowed to stand at room temperature for 12 hours. did. A 4M hydrogen chloride dioxane solution (1 ml) was added to the reaction solution, followed by concentration under reduced pressure. The residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 15% acetonitrile / water), and then obtained. The amorphous solid was dissolved in methanol (10 ml), 4M hydrogen chloride dioxane solution (0.5 ml) was added, and the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure to give 735 mg (yield 77%) of the title compound as yellow. Obtained as an amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.82 (2H, m), 2.05 (2H, m), 3.03 (2H, m), 3.20 (2H, m), 3.95-4.10 (2H, m), 4.50-4.65 (1H, m), 6.55 (1H, dt, J = 16.0, 6.5), 6.79 (1H, d, J = 16.0), 7.05 (2H, m), 7.20-7.45 (2H, m), 7.61 (1H, t, J = 8.0), 7.70-7.80 (2H, m), 7.87 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 : 1675.
[0281]
(B) 3- [3- [N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) phenyl] amino] -1- (E) -propenyl] benzamidine trihydrochloride
3- [3- [N- [4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] amino] -1- (E) -propenyl] benzamidine trihydrochloride (345 mg) was dissolved in methanol (20 ml) and ethyl acetate was added. Imidate hydrochloride (185 mg) and triethylamine (0.52 ml) were added at room temperature, followed by stirring at the same temperature for 12 hours. A 4M hydrogen chloride dioxane solution (1 ml) was added to the reaction solution, followed by concentration under reduced pressure. The residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 30% acetonitrile / water), and then obtained. The amorphous solid was dissolved in methanol (10 ml), 4M hydrogen chloride dioxane solution (0.5 ml) was added, and the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure. The obtained amorphous solid was dissolved in water (about 10 ml) and then freeze-dried to obtain 272 mg (yield 72%) of the title compound as a yellow amorphous solid.
1 H NMR (270MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.73 (2H, m), 2.05 (2H, m), 2.30 (S, 3H), 3.40-3.95 (4H, m), 4.06 (2H, d, J = 6.5), 4.69 (1H, m) , 6.56 (1H, dt, J = 16.0, 6.5), 6.80 (1H, d, J = 16.0), 7.10 (2H, d, J = 9.0), 7.35-7.55 (2H, m), 7.60 (1H, t , J = 8.0), 7.70-7.80 (2H, m), 7.87 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 ): 1672, 1625.
[0282]
Example 22
3- [3- [N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N-isopropylamino] -1- (E) -propenyl] benzamidine trihydrochloride (Exemplary Compound Number: 358 )
[0283]
(A) 3- [3- [N-isopropyl-N- [4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] amino] -1- (E) -propenyl] benzamidine trihydrochloride
3- [3- [N-4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl-N-isopropylamino] -1- (E) -propenyl] benzonitrile (705 mg) was added to dichloromethane (30 ml). Then, the mixture was dissolved in a mixed solvent of ethanol and ethanol (15 ml), passed through hydrogen chloride for 1 hour under ice-cooling, sealed, and stirred at room temperature for 7 hours. After concentrating the reaction solution under reduced pressure, the residue was dissolved in ethanol (20 ml), aqueous ammonium chloride solution (159 mg dissolved in 10 ml of water) and 28% aqueous ammonia (0.39 ml) were added, and then allowed to stand at room temperature for 12 hours. did. A 4M hydrogen chloride dioxane solution (1 ml) was added to the reaction solution, followed by concentration under reduced pressure. The residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 15% acetonitrile / water), and then obtained. The amorphous solid was dissolved in methanol (10 ml), 4M hydrogen chloride dioxane solution (0.5 ml) was added, and the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure. The obtained amorphous solid was dissolved in water (about 10 ml) and then freeze-dried to obtain 570 mg (yield 70%) of the title compound as a light brown amorphous solid.
1 H NMR (270MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.16 (3H, m), 1.40 (3H, m), 1.82 (2H, m), 2.07 (2H, m), 3.03 (2H, m), 3.18 (2H, m), 3.98 (1H, m ), 4.41 (2H, m), 4.68 (1H, m), 6.40 (1H, m), 6.72 (1H, d, J = 16.0), 7.13 (2H, m), 7.50-7.65 (2H, m), 7.70-7.85 (4H, m);
IR (KBr, cm -1 : 1675.
[0284]
(B) 3- [3- [N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N-isopropylamino] -1- (E) -propenyl] benzamidine trihydrochloride
3- [3- [N-isopropyl-N- [4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] amino] -1- (E) -propenyl] benzamidine trihydrochloride (310 mg) dissolved in methanol (20 ml) After adding ethylacetimidate hydrochloride (229 mg) and triethylamine (0.52 ml) at room temperature, the mixture was stirred at the same temperature for 12 hours. A 4M hydrogen chloride dioxane solution (1 ml) was added to the reaction solution, followed by concentration under reduced pressure. The residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 15% acetonitrile / water), and then obtained. The amorphous solid was dissolved in methanol (10 ml), 4M hydrogen chloride dioxane solution (0.5 ml) was added, and the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure. The obtained amorphous solid was dissolved in water (about 10 ml) and then freeze-dried to obtain 259 mg (yield 77%) of the title compound as a light brown amorphous solid.
1 H NMR (270MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.17 (3H, d, J = 6.0), 1.43 (3H, d, J = 6.0), 1.70 (2H, m), 2.04 (2H, m), 2.31 (3H, s), 3.45-4.05 ( 5H, m), 4.41 (2H, m), 4.74 (1H, m), 6.42 (1H, dt, J = 16.0, 7.0), 6.73 (1H, d, J = 16.0), 7.15 (2H, d, J = 8.5), 7.50-7.65 (2H, m), 7.70-7.90 (4H, m);
IR (KBr, cm -1 ): 1672, 1623.
[0285]
Example 23
2- [N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] amino] ethyl acetate trihydrochloride (Exemplary compound number: 668)
[0286]
(A) 2- [N- [3- (3-Amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] amino] ethyl acetate trihydrochloride
2- [N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] amino] ethyl acetate (1305 mg ) Was dissolved in a mixed solvent of dichloromethane (30 ml) and ethanol (15 ml), hydrogen chloride was passed through for 1 hour under ice-cooling, and the mixture was sealed and stirred at room temperature for 7 hours. After concentrating the reaction solution under reduced pressure, the residue was dissolved in ethanol (20 ml), aqueous ammonium chloride solution (269 mg dissolved in 10 ml of water) and 28% aqueous ammonia (0.66 ml) were added, and then allowed to stand at room temperature for 12 hours. did. A 4M hydrogen chloride dioxane solution (1 ml) was added to the reaction solution, followed by concentration under reduced pressure. The residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 20% acetonitrile / water), and then obtained. The amorphous solid was dissolved in methanol (10 ml), 4M hydrogen chloride dioxane solution (0.5 ml) was added, and the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure. The obtained amorphous solid was dissolved in water (about 10 ml) and then freeze-dried to obtain 652 mg (yield 48%) of the title compound as a pale yellow amorphous solid.
1 H NMR (270MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.18 (3H, t, J = 7.0), 1.80 (2H, m), 2.04 (2H, m), 3.00 (2H, m), 3.17 (2H, m), 4.11 (2H, q, J = 7.0), 4.10-4.20 (4H, m), 4.42 (1H, m), 6.55 (1H, dt, J = 16.0, 5.0), 6.65 (2H, d, J = 9.0), 6.67 (1H, d, J = 16.0), 6.87 (2H, d, J = 9.0), 7.56 (1H, t, J = 7.5), 7.65-7.80 (2H, m), 7.91 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 : 1747, 1675.
[0287]
(B) 2- [N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] amino] ethyl acetate Trihydrochloride
2- [N- [3- (3-Amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] amino] ethyl acetate trihydrochloride (400 mg) After dissolving in methanol (20 ml), ethylacetimidate hydrochloride (270 mg) and triethylamine (0.61 ml) were added at room temperature, and the mixture was stirred at the same temperature for 12 hours. A 4M hydrogen chloride dioxane solution (1 ml) was added to the reaction solution, followed by concentration under reduced pressure. The residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 24% acetonitrile / water), and then obtained. The amorphous solid was dissolved in methanol (10 ml), 4M hydrogen chloride dioxane solution (0.5 ml) was added, and the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure. The obtained amorphous solid was dissolved in water (about 10 ml) and then freeze-dried to obtain 350 mg (yield 81%) of the title compound as a pale yellow amorphous solid.
1 H NMR (270MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.18 (3H, t, J = 7.0), 1.70 (2H, m), 1.99 (2H, m), 2.31 (3H, s), 3.45-3.85 (4H, m), 4.11 (2H, q, J = 7.0), 4.15-4.25 (4H, m), 4.48 (1H, m), 6.56 (1H, dt, J = 16.0, 4.5), 6.66 (2H, d, J = 9.0), 6.67 (1H, d , J = 16.0), 6.88 (2H, d, J = 9.0), 7.56 (1H, t, J = 8.0), 7.65-7.80 (2H, m), 7.92 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 ): 1747, 1672, 1623.
[0288]
Example 24
3- [3- [N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N-ethylamino] -1- (E) -propenyl] benzamidine trihydrochloride (Exemplary Compound Number: 297 )
[0289]
(A) 3- [3- [N-ethyl-N- [4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] amino] -1- (E) -propenyl] benzamidine trihydrochloride
3- [3- [N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N-ethylamino] -1- (E) -propenyl] benzonitrile (770 mg) was added to dichloromethane (770 mg). 30 ml) and ethanol (15 ml) were dissolved, and hydrogen chloride was passed through for 1 hour under ice-cooling. The solution was sealed and stirred at room temperature for 7 hours. After concentrating the reaction solution under reduced pressure, the residue was dissolved in ethanol (20 ml), aqueous ammonium chloride solution (178 mg dissolved in 10 ml of water) and 28% aqueous ammonia (0.44 ml) were added, and then left at room temperature for 12 hours. did. A 4M hydrogen chloride dioxane solution (1 ml) was added to the reaction solution, followed by concentration under reduced pressure. The residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 20% acetonitrile / water), and then obtained. The amorphous solid was dissolved in methanol (10 ml), 4M hydrogen chloride dioxane solution (0.5 ml) was added, and the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure. The obtained amorphous solid was dissolved in water (about 10 ml) and then freeze-dried to obtain 570 mg (yield 70%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (270MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.07 (3H, t, J = 7.0), 1.83 (2H, m), 2.10 (2H, m), 2.95-3.25 (4H, m), 3.60 (2H, m), 4.30 (2H, m) , 4.69 (1H, m), 6.48 (1H, dt, J = 16.0, 7.0), 6.72 (1H, d, J = 16.0), 7.15 (2H, d, J = 8.5), 7.56 (1H, t, J = 7.5), 7.66 (1H, d, J = 7.5), 7.70-8.00 (4H, m);
IR (KBr, cm -1 : 1675.
[0290]
(B) 3- [3- [N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N-ethylamino] -1- (E) -propenyl] benzamidine trihydrochloride
3- [3- [N-ethyl-N- [4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] amino] -1- (E) -propenyl] benzamidine trihydrochloride (420 mg) dissolved in methanol (20 ml) After adding ethylacetimidate hydrochloride (319 mg) and triethylamine (0.72 ml) at room temperature, the mixture was stirred at the same temperature for 12 hours. A 4M hydrogen chloride dioxane solution (1 ml) was added to the reaction solution, followed by concentration under reduced pressure. The residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 20% acetonitrile / water), and then obtained. The amorphous solid was dissolved in methanol (10 ml), 4M hydrogen chloride dioxane solution (0.5 ml) was added, and the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure. The obtained amorphous solid was dissolved in water (about 10 ml) and then freeze-dried to obtain 287 mg (yield 63%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (270MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.09 (3H, t, J = 7.0), 1.71 (2H, m), 2.03 (2H, m), 2.32 (3H, s), 3.50-3.95 (6H, m), 4.30 (2H, m) , 4.75 (1H, m), 6.49 (1H, dt, J = 16.0, 6.5), 6.73 (1H, d, J = 16.0), 7.00-7.30 (2H, m), 7.58 (1H, t, J = 7.5 ), 7.67 (1H, d, J = 7.5), 7.75-7.90 (4H, m);
IR (KBr, cm -1 : 1673, 1623.
[0291]
Example 25
N- [4- (1-acetimidoylpyrrolidin-3-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetate dihydrochloride (Exemplary Compound Number) : 90)
[0292]
(A) N- [3- (3-Amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [4- (pyrrolidin-3-yloxy) phenyl] sulfamoyl acetate dihydrochloride
N- [4- (1-t-butoxycarbonylpyrrolidin-3-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetate (2349 mg) was added to dichloromethane. (60 ml) and ethanol (30 ml) were dissolved in a mixed solvent, hydrogen chloride was passed through for 1 hour under ice-cooling, and the mixture was sealed and stirred at room temperature for 7 hours. After concentrating the reaction solution under reduced pressure, the residue was dissolved in ethanol (100 ml), aqueous ammonium chloride solution (440 mg dissolved in 50 ml of water) and 28% aqueous ammonia (0.83 ml) were added, and then allowed to stand at room temperature for 12 hours. did. A 4M hydrogen chloride dioxane solution (2 ml) was added to the reaction solution, followed by concentration under reduced pressure. The residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 18% acetonitrile / water). The obtained amorphous solid was dissolved in methanol (10 ml), 4M hydrogen chloride dioxane solution (0.5 ml) was added, and the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure to give 272 mg (yield 12%) of the title compound. Was obtained as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (270MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.23 (3H, t, J = 7.0), 2.05-2.25 (2H, m), 3.15-3.50 (4H, m), 4.20 (2H, q, J = 7.0), 4.34 (2H, s), 4.45 (2H, d, J = 5.5), 5.12 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J = 16.0, 5.5), 6.56 (1H, d, J = 16.0), 7.01 (2H, d, J = 9.0), 7.42 (2H, d, J = 9.0), 7.54 (1H, t, J = 8.0), 7.65-7.75 (2H, m), 7.90 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 ): 1737, 1675.
[0293]
(B) N- [4- (1-acetimidoylpyrrolidin-3-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetate dihydrochloride
N- [3- (3-Amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [4- (pyrrolidin-3-yloxy) phenyl] sulfamoyl acetate dihydrochloride (400 mg) was added to methanol (20 ml). And ethylacetoimidate hydrochloride (350 mg) and triethylamine (0.50 ml) were added at room temperature, followed by stirring at the same temperature for 12 hours. A 4M hydrogen chloride dioxane solution (1 ml) was added to the reaction solution, followed by concentration under reduced pressure. The residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 20% acetonitrile / water), and then obtained. The amorphous solid was dissolved in methanol (10 ml), 4M hydrogen chloride dioxane solution (0.5 ml) was added, and the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure. The obtained amorphous solid was dissolved in water (about 10 ml) and then freeze-dried to obtain 255 mg (yield 59%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (270MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.23 (3H, t, J = 7.0), 2.10-2.30 (2H, m), 2.26 and 2.29 (total 3H, each s), 3.40-4.05 (4H, m), 4.19 (2H, q, J = 7.0), 4.34 (2H, s), 4.45 (2H, d, J = 5.5), 5.10-5.30 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J = 16.0, 5.5), 6.56 (1H, d, J = 16.0), 7.01 and 7.02 (total 2H, each d, J = 9.0), 7.42 and 7.43 (total 2H, each d, J = 9.0), 7.54 (1H, t, J = 7.5), 7.65-7.75 ( 2H, m), 7.91 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 ): 1738, 1672, 1629.
[0294]
Example 26
2- [N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] amino] ethyl propionate 3 hydrochloric acid Salt (Exemplary compound number: 788)
[0295]
(A) 2- [N- [3- (3-Amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] amino] ethyl propionate trihydrochloride
2- [N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] amino] ethyl propionate ( 882 mg) was dissolved in a mixed solvent of dichloromethane (30 ml) and ethanol (15 ml), and hydrogen chloride was passed through for 1 hour under ice-cooling. The mixture was sealed and stirred at room temperature for 7 hours. After concentrating the reaction solution under reduced pressure, the residue was dissolved in ethanol (20 ml), aqueous ammonium chloride solution (177 mg dissolved in 10 ml of water) and 28% aqueous ammonia (0.43 ml) were added, and then allowed to stand at room temperature for 12 hours. did. A 4M hydrogen chloride dioxane solution (1 ml) was added to the reaction solution, followed by concentration under reduced pressure. The residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 25% acetonitrile / water). The obtained amorphous solid was dissolved in methanol (10 ml), 4M hydrogen chloride dioxane solution (0.5 ml) was added, and then this was concentrated to dryness under reduced pressure to give 384 mg of the title compound and a lower purity title compound. 200 mg (yield 41% or more) was obtained as a brown amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.16 (3H, t, J = 7.0), 1.44 (3H, d, J = 7.0), 1.78 (2H, m), 2.04 (2H, m), 3.01 (2H, m), 3.18 (2H, m), 4.09 (2H, q, J = 7.0), 3.96-4.15 (2H, m), 4.42 (1H, m), 4.55 (1H, q, J = 7.0), 6.55 (1H, dt, J = 16.0 , 4.5), 6.64 (1H, d, J = 16.0), 6.72 (2H, d, J = 8.5), 6.86 (2H, d, J = 8.5), 7.54 (1H, t, J = 8.0), 7.67 ( 1H, d, J = 8.0), 7.73 (1H, d, J = 8.0), 7.86 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 ): 1745, 1681.
[0296]
(B) 2- [N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] amino] propionic acid Ethyl trihydrochloride
A mixture (544 mg) comprising ethyl 2- [N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] amino] propionate. , Dissolved in methanol (30 ml), ethylacetimidate hydrochloride (360 mg) and triethylamine (0.81 ml) were added at room temperature, and the mixture was stirred at the same temperature for 12 hours. A 4M hydrogen chloride dioxane solution (1 ml) was added to the reaction solution, followed by concentration under reduced pressure. The residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 25% acetonitrile / water), and then obtained. The amorphous solid was dissolved in methanol (10 ml), 4M hydrogen chloride dioxane solution (0.5 ml) was added, and the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure. The obtained amorphous solid was dissolved in water (about 10 ml) and then freeze-dried to obtain 468 mg (yield 2 steps 47%) of the title compound as a light brown amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.15 (3H, t, J = 7.0), 1.45 (3H, d, J = 7.0), 1.68 (2H, m), 1.98 (2H, m), 2.29 (3H, s), 3.45-3.60 ( 2H, m), 3.65-3.85 (2H, m), 4.09 (2H, q, J = 7.0), 3.95-4.20 (2H, m), 4.49 (1H, m), 4.56 (1H, q, J = 7.0 ), 6.56 (1H, dt, J = 16.0, 4.5), 6.64 (1H, d, J = 16.0), 6.76 (2H, d, J = 9.0), 6.87 (2H, d, J = 9.0), 7.54 ( 1H, t, J = 8.0), 7.70 (1H, d, J = 8.0), 7.73 (1H, d, J = 8.0), 7.89 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 ): 1745, 1673, 1623.
[0297]
Example 27
3- [3- [N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N-methylamino] -1- (E) -propenyl] benzamidine trihydrochloride (Exemplary Compound Number: 237 )
[0298]
(A) 3- [3- [N-methyl-N- [4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] amino] -1- (E) -propenyl] benzamidine trihydrochloride
3- [3- [N-4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl-N-methylamino] -1- (E) -propenyl] benzonitrile (761 mg) was added to dichloromethane (30 ml). Then, the mixture was dissolved in a mixed solvent of ethanol and ethanol (15 ml), and hydrogen chloride was passed through for 1 hour under ice-cooling. After concentrating the reaction solution under reduced pressure, the residue was dissolved in ethanol (20 ml), aqueous ammonium chloride solution (181 mg dissolved in 10 ml of water) and 28% aqueous ammonia (0.44 ml) were added, and then allowed to stand at room temperature for 12 hours. did. A 4M hydrogen chloride dioxane solution (1 ml) was added to the reaction solution, followed by concentration under reduced pressure. The residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 8% acetonitrile / water). The obtained amorphous solid was dissolved in methanol (10 ml), 4M hydrogen chloride dioxane solution (0.5 ml) was added, and then this was concentrated to dryness under reduced pressure to give 401 mg of the title compound (yield 50%). Was obtained as a yellow amorphous solid.
1 H NMR (270MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.83 (2H, m), 2.08 (2H, m), 2.95-3.25 (7H, m), 4.22 (2H, m), 4.60 (1H, m), 6.49 (1H, dt, J = 16.0, 6.5), 6.71 (1H, d, J = 16.0), 6.90-7.90 (8H, m);
IR (KBr, cm -1 : 1675.
[0299]
(B) 3- [3- [N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N-methylamino] -1- (E) -propenyl] benzamidine trihydrochloride
3- [3- [N-methyl-N- [4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] amino] -1- (E) -propenyl] benzamidine trihydrochloride (368 mg) dissolved in methanol (20 ml) After adding ethylacetimidate hydrochloride (290 mg) and triethylamine (0.65 ml) at room temperature, the mixture was stirred at the same temperature for 12 hours. A 4M hydrogen chloride dioxane solution (1 ml) was added to the reaction solution, followed by concentration under reduced pressure. The residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 10% acetonitrile / water), and then obtained. The amorphous solid was dissolved in methanol (10 ml), 4M hydrogen chloride dioxane solution (0.5 ml) was added, and the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure. The obtained amorphous solid was dissolved in water (about 10 ml) and then freeze-dried to obtain 288 mg (yield 72%) of the title compound as a light brown amorphous solid.
1 H NMR (270MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.71 (2H, m), 2.02 (2H, m), 2.31 (3H, s), 3.13 (3H, s), 3.40-3.70 (4H, m), 4.29 (2H, d, J = 7.0) , 4.75 (1H, m), 6.50 (1H, dt, J = 16.0, 7.0), 6.76 (1H, d, J = 16.0), 7.15 (2H, d, J = 9.0), 7.58 (1H, t, J = 7.5), 7.69 (1H, d, J = 7.5), 7.70-7.85 (3H, m), 7.92 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 ): 1672, 1625.
[0300]
Example 28
3- [3- [N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- (2-hydroxyethyl) amino] -1- (E) -propenyl] benzamidine trihydrochloride ( Exemplified compound number: 478)
[0301]
(A) 3- [3- [N- (2-hydroxyethyl) -N- [4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] amino] -1- (E) -propenyl] benzamidine trihydrochloride
3- [3- [N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- (2-hydroxyethyl) amino] -1- (E) -propenyl] benzonitrile (1098 mg ) Was dissolved in a mixed solvent of dichloromethane (30 ml) and ethanol (15 ml), hydrogen chloride was passed through for 1 hour under ice-cooling, and the mixture was sealed and stirred at room temperature for 6 hours. After concentrating the reaction solution under reduced pressure, the residue was dissolved in ethanol (20 ml), aqueous ammonium chloride solution (246 mg dissolved in 10 ml of water) and 28% aqueous ammonia (0.60 ml) were added, and then allowed to stand at room temperature for 12 hours. did. A 4M hydrogen chloride dioxane solution (1 ml) was added to the reaction solution, followed by concentration under reduced pressure. The residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 12% acetonitrile / water), and then obtained. The amorphous solid was dissolved in methanol (10 ml), 4M hydrogen chloride dioxane solution (0.5 ml) was added, and the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure. The obtained amorphous solid was dissolved in water (about 10 ml) and then freeze-dried to obtain 555 mg (yield 48%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.82 (2H, m), 2.07 (2H, m), 3.03 (2H, m), 3.18 (2H, m), 3.54 (2H, m), 3.60 (2H, m), 4.31 (2H, m ), 4.62 (1H, m), 6.48 (1H, dt, J = 16.0, 6.5), 6.69 (1H, d, J = 16.0), 7.08 (2H, m), 7.50 (2H, m), 7.58 (1H , t, J = 8.0), 7.70 (1H, d, J = 8.0), 7.73 (1H, d, J = 8.0), 7.86 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 : 1676.
[0302]
(B) 3- [3- [N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- (2-hydroxyethyl) amino] -1- (E) -propenyl] benzamidine 3 Hydrochloride
3- [3- [N- (2-hydroxyethyl) -N- [4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] amino] -1- (E) -propenyl] benzamidine trihydrochloride (295 mg) was added to methanol. (20 ml), ethylacetoimidate hydrochloride (362 mg) and triethylamine (0.41 ml) were added at room temperature, and the mixture was stirred at the same temperature for 2 hr. A 4M hydrogen chloride dioxane solution (1 ml) was added to the reaction solution, followed by concentration under reduced pressure. The residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 16% acetonitrile / water), and then obtained. The amorphous solid was dissolved in methanol (10 ml), 4M hydrogen chloride dioxane solution (0.5 ml) was added, and the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure. The obtained amorphous solid was dissolved in water (about 10 ml) and then freeze-dried to obtain 175 mg (yield 55%) of the title compound as a pale yellow amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.71 (2H, m), 2.03 (2H, m), 2.31 (3H, s), 3.40-4.00 (8H, m), 4.32 (2H, m), 4.67 (1H, m), 6.50 (1H , dt, J = 16.0, 6.5), 6.70 (1H, d, J = 16.0), 7.08 (2H, m), 7.50 (2H, m), 7.58 (1H, t, J = 8.0), 7.70 (1H, d, J = 8.0), 7.75 (1H, d, J = 8.0), 7.89 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 ): 1673, 1626.
[0303]
Example 29
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3-ethoxycarbonylphenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl ethyl acetate dihydrochloride salt
(Exemplary compound number: 1450)
[0304]
(A) N- [3- (3-Amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [3-ethoxycarbonyl-4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] sulfamoyl acetate ethyl dihydrochloride
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-ethoxycarbonylphenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl ethyl acetate ( 2.45 g) was dissolved in a mixed solvent of dichloromethane (25 ml) and ethanol (25 ml). Under ice cooling, hydrogen chloride was passed through for 1.5 hours, and the bottle was sealed and stirred at room temperature for 4.5 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, the residue was dissolved in ethanol (20 ml), aqueous ammonium chloride solution (0.44 g dissolved in 5 ml water) and 28% aqueous ammonia (1.00 ml) were added, and then the reaction mixture was dissolved. Stir at room temperature for 0.5 hour and then let stand for 13 hours. After the reaction solution was concentrated under reduced pressure, the residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 22% acetonitrile / water), and the resulting amorphous solid was dissolved in ethanol (20 ml). A 4M hydrogen chloride ethyl acetate solution (1.90 ml) was added, and the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure to give 1.41 g (yield 58%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.23 (3H, t, J = 7.0), 1.29 (3H, t, J = 7.0), 1.85-1.95 (2H, m), 2.05-2.15 (2H, m), 3.05-3.40 (4H, m ), 4.19 (2H, q, J = 7.0), 4.28 (2H, q, J = 7.0), 4.41 (2H, s), 4.47 (2H, d, J = 6.0), 4.86 (1H, m), 6.45 (1H, dt, J = 16.0, 6.0), 6.57 (1H, d, J = 16.0), 7.30 (1H, m), 7.55 (1H, m), 7.61 (1H, m), 7.65-7.80 (3H, m), 7.89 (1H, m);
IR (KBr, cm -1 ): 1729, 1676.
[0305]
(B) N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3-ethoxycarbonylphenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetic acid Ethyl dihydrochloride
N- [3- (3-Amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [3-ethoxycarbonyl-4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] sulfamoyl acetate dihydrochloride (1.24 g) ) Was dissolved in ethanol (20 ml), ethylacetimidate hydrochloride (0.72 g) and triethylamine (1.70 ml) were added under ice-cooling, and the mixture was stirred at room temperature for 0.5 hour and then allowed to stand for 15 hours. After the reaction solution was concentrated under reduced pressure, the residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 22% acetonitrile / water), and the obtained amorphous solid was dissolved in ethanol (10 ml). 4M Hydrogen chloride ethyl acetate solution (1.30 ml) was added, and the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure to give 1.01 g (yield 76%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.23 (3H, t, J = 7.0), 1.27 (3H, t, J = 7.0), 1.75-1.90 (2H, m), 1.95-2.10 (2H, m), 2.31 (3H, s), 3.60-3.70 (3H, m), 3.70-3.80 (1H, m), 4.19 (2H, q, J = 7.0), 4.26 (2H, q, J = 7.0), 4.41 (2H, s), 4.47 (2H , d, J = 6.0), 4.90 (1H, m), 6.45 (1H, dt, J = 16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J = 16.0), 7.32 (1H, m), 7.55 (1H, m), 7.62 (1H, m), 7.65-7.70 (3H, m), 7.90 (1H, m);
IR (KBr, cm -1 ): 1730, 1673, 1624.
[0306]
Example 30
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3-carboxyphenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoylacetic acid dihydrochloride ( Exemplified compound number: 1975)
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3-ethoxycarbonylphenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl ethyl acetate dihydrochloride The salt (0.30 g) was dissolved in 3M hydrochloric acid (6 ml) and stirred at 80 ° C. for 2 hours. The reaction solution was cooled to room temperature and then concentrated under reduced pressure. The residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 10% acetonitrile / water), and the resulting amorphous solid was treated with 1M hydrochloric acid. After being dissolved in (1.10 ml), this was concentrated to dryness under reduced pressure to obtain 0.22 g (yield 79%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.75-1.90 (2H, m), 1.90-2.10 (2H, m), 2.29 (3H, s), 3.55-3.75 (4H, m), 4.26 (2H, s), 4.47 (2H, d, J = 6.0), 4.87 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J = 16.0, 6.0), 6.57 (1H, d, J = 16.0), 7.28 (1H, m), 7.50-7.65 (2H, m ), 7.65-7.80 (3H, m), 7.86 (1H, m);
IR (KBr, cm -1 ): 1726, 1673, 1627.
[0307]
Example 31
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3-bromophenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl ethyl acetate dihydrochloride (Exemplary compound number: 1416)
[0308]
(A) N- [3- (3-Amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [3-bromo-4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] sulfamoyl acetate ethyl dihydrochloride
N- [3-Bromo-4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl ethyl acetate (2 20 g) was dissolved in a mixed solvent of dichloromethane (25 ml) and ethanol (25 ml), and hydrogen chloride was passed through for 1.5 hours under ice-cooling, and the mixture was sealed and stirred at room temperature for 5 hours. After the reaction solution was concentrated under reduced pressure, the residue was dissolved in ethanol (20 ml), aqueous ammonium chloride solution (0.40 g dissolved in 5 ml of water) and 28% aqueous ammonia (0.90 ml) were added, and 0.5% at room temperature was added. After stirring for an hour, it was left for 15 hours. After the reaction solution was concentrated under reduced pressure, the residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 22% acetonitrile / water), and the resulting amorphous solid was dissolved in ethanol (20 ml). 4M Hydrogen chloride ethyl acetate solution (1.70 ml) was added, and the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure to give 1.34 g (yield 61%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.23 (3H, t, J = 7.0), 1.85-1.95 (2H, m), 2.05-2.15 (2H, m), 3.05-3.20 (4H, m), 4.20 (2H, q, J = 7.0 ), 4.42 (2H, s), 4.47 (2H, d, J = 6.0), 4.80 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J = 16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J = 16.0) , 7.27 (1H, m), 7.45 (1H, m), 7.55 (1H, m), 7.65-7.80 (3H, m), 7.90 (1H, m);
IR (KBr, cm -1 ): 1737, 1675.
[0309]
(B) ethyl N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3-bromophenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetate Dihydrochloride
N- [3- (3-Amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [3-bromo-4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] sulfamoyl acetate ethyl dihydrochloride (1.17 g) Was dissolved in ethanol (30 ml), ethylacetimidate hydrochloride (0.67 g) and triethylamine (1.50 ml) were added under ice cooling, and the mixture was stirred at room temperature for 2 hours and then allowed to stand for 14 hours. After the reaction solution was concentrated under reduced pressure, the residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 22% acetonitrile / water), and the obtained amorphous solid was dissolved in ethanol (10 ml). A 4M hydrogen chloride ethyl acetate solution (1.20 ml) was added, and the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure to give 0.97 g (yield 77%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.23 (3H, t, J = 7.0), 1.70-1.90 (2H, m), 1.95-2.15 (2H, m), 2.30 (3H, s), 3.55-3.75 (4H, m), 4.19 ( 2H, q, J = 7.0), 4.42 (2H, s), 4.47 (2H, d, J = 6.0), 4.85 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J = 16.0, 6.0), 6.58 (1H , d, J = 16.0), 7.29 (1H, m), 7.45 (1H, m), 7.55 (1H, m), 7.65-7.80 (3H, m), 7.90 (1H, m);
IR (KBr, cm -1 ): 1738, 1674, 1625.
[0310]
Example 32
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3-bromophenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoylacetic acid dihydrochloride ( Exemplified compound number: 1945)
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3-bromophenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl ethyl acetate dihydrochloride (0.80 g) was dissolved in 3M hydrochloric acid (15 ml) and stirred at 90 ° C. for 2 hours. The reaction solution was cooled to room temperature and then concentrated under reduced pressure. The residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 22% acetonitrile / water), and the resulting amorphous solid was ethanol (10 ml). 4M hydrogen chloride ethyl acetate solution (0.50 ml) was added, and then this was concentrated to dryness under reduced pressure to give 0.37 g (yield 48%) of the title compound as a colorless amorphous solid. It was.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.70-1.85 (2H, m), 1.95-2.10 (2H, m), 2.30 (3H, s), 3.55-3.75 (4H, m), 4.26 (2H, s), 4.47 (2H, d, J = 6.0), 4.85 (1H, m), 6.45 (1H, dt, J = 16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J = 16.0), 7.29 (1H, m), 7.46 (1H, m), 7.55 (1H, m), 7.65-7.75 (3H, m), 7.89 (1H, m);
IR (KBr, cm -1 ): 1732, 1672, 1626.
[0311]
Example 33
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3-isopropylphenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl ethyl acetate dihydrochloride (Exemplary compound number: 1426)
[0312]
(A) N- [3- (3-Amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [3-isopropyl-4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] sulfamoyl acetate ethyl dihydrochloride
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-isopropylphenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl ethyl acetate (1 .82 g) was dissolved in a mixed solvent of dichloromethane (30 ml) and ethanol (30 ml), and hydrogen chloride was passed through for 1.5 hours under ice-cooling, then sealed and stirred at room temperature for 2 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, the residue was dissolved in ethanol (20 ml), aqueous ammonium chloride solution (0.35 g dissolved in 5 ml water) and 28% aqueous ammonia (0.80 ml) were added, and 0.5% at room temperature was added. After stirring for an hour, it was left for 13 hours. After the reaction solution was concentrated under reduced pressure, the residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 25% acetonitrile / water), and the obtained amorphous solid was dissolved in ethanol (20 ml). 4M Hydrogen chloride ethyl acetate solution (1.40 ml) was added, and the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure to give 0.92 g (yield 51%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.15 (6H, d, J = 7.0), 1.24 (3H, t, J = 7.0), 1.80-1.95 (2H, m), 2.05-2.20 (2H, m), 3.00-3.20 (4H, m ), 3.21 (1H, m), 4.21 (2H, q, J = 7.0), 4.33 (2H, s), 4.43 (2H, d, J = 6.0), 4.68 (1H, m), 6.45 (1H, dt , J = 16.0, 6.0), 6.55 (1H, d, J = 16.0), 7.04 (1H, d, J = 9.0), 7.23 (1H, dd, J = 9.0, 3.0), 7.29 (1H, d, J = 3.0), 7.54 (1H, m), 7.65-7.75 (2H, m), 7.89 (1H, m);
IR (KBr, cm -1 : 1738, 1676.
[0313]
(B) ethyl N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3-isopropylphenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetate Dihydrochloride
N- [3- (3-Amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [3-isopropyl-4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] sulfamoyl acetate dihydrochloride (0.78 g) Was dissolved in ethanol (30 ml), ethylacetimidate hydrochloride (0.50 g) and triethylamine (1.10 ml) were added under ice cooling, and the mixture was stirred at room temperature for 7 hours and then allowed to stand for 12 hours. After the reaction solution was concentrated under reduced pressure, the residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 25% acetonitrile / water), and the resulting amorphous solid was dissolved in ethanol (20 ml), and 4M A hydrogen chloride ethyl acetate solution (0.90 ml) was added, and the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure to obtain 0.67 g (yield 80%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.14 (6H, d, J = 7.0), 1.24 (3H, t, J = 7.0), 1.70-1.85 (2H, m), 1.95-2.10 (2H, m), 2.30 (3H, s), 3.22 (1H, m), 3.50-3.60 (1H, m), 3.60-3.70 (2H, m), 3.70-3.80 (1H, m), 4.21 (2H, q, J = 7.0), 4.33 (2H, s ), 4.43 (2H, d, J = 6.0), 4.74 (1H, m), 6.45 (1H, dt, J = 16.0, 6.0), 6.55 (1H, d, J = 16.0), 7.07 (1H, d, J = 9.0), 7.23 (1H, dd, J = 9.0, 3.0), 7.28 (1H, d, J = 3.0), 7.55 (1H, m), 7.71 (2H, m), 7.90 (1H, m);
IR (KBr, cm -1 ): 1739, 1673, 1623.
[0314]
Example 34
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3-isopropylphenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoylacetic acid dihydrochloride ( Exemplified compound number: 1955)
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3-isopropylphenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl ethyl acetate dihydrochloride (0.51 g) was dissolved in 3M hydrochloric acid (20 ml) and stirred at 90 ° C. for 2 hours. The reaction mixture was allowed to cool to room temperature and concentrated under reduced pressure. The residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 25% acetonitrile / water), and the resulting amorphous solid was converted to 1M hydrochloric acid ( 1.70 ml), and this was concentrated to dryness under reduced pressure to obtain 0.33 g (yield 66%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.14 (6H, d, J = 7.0), 1.70-1.85 (2H, m), 1.95-2.10 (2H, m), 2.30 (3H, s), 3.21 (1H, m), 3.50-3.60 ( 1H, m), 3.60-3.70 (2H, m), 3.70-3.80 (1H, m), 4.21 (2H, s), 4.44 (2H, d, J = 6.0), 4.73 (1H, m), 6.46 ( 1H, dt, J = 16.0, 6.0), 6.54 (1H, d, J = 16.0), 7.06 (1H, d, J = 9.0), 7.24 (1H, dd, J = 9.0, 3.0), 7.29 (1H, d, J = 3.0), 7.54 (1H, m), 7.71 (2H, m), 7.90 (1H, m);
IR (KBr, cm -1 ): 1733, 1673, 1625.
[0315]
Example 35
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3-carbamoylphenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetate ethyl dihydrochloride (Exemplary compound number: 1460)
[0316]
(A) N- [3- (3-Amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [3-carbamoyl-4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] sulfamoyl acetate ethyl dihydrochloride
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-carbamoylphenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetate (2 40 g) was dissolved in a mixed solvent of dichloromethane (20 ml) and ethanol (20 ml), and hydrogen chloride was passed through for 2.5 hours under ice-cooling, and the mixture was sealed and stirred at room temperature for 6 hours. After the reaction solution was concentrated under reduced pressure, the residue was dissolved in ethanol (20 ml), an aqueous ammonium chloride solution (0.50 g dissolved in 5 ml of water) and 28% aqueous ammonia (1.10 ml) were added, and the reaction solution was stirred at room temperature. After stirring for 0.5 hour, it was left for 13 hours. After the reaction solution was concentrated under reduced pressure, the residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 15% acetonitrile / water), and the obtained amorphous solid was dissolved in ethanol (20 ml), and 4M A hydrogen chloride ethyl acetate solution (0.90 ml) was added, and the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure to give the title compound (0.60 g, yield 25%) as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.23 (3H, t, J = 7.0), 1.85-2.00 (2H, m), 2.05-2.20 (2H, m), 3.00-3.10 (2H, m), 3.15-3.25 (2H, m), 4.20 (2H, q, J = 7.0), 4.38 (2H, s), 4.47 (2H, d, J = 6.0), 4.80 (1H, m), 6.45 (1H, dt, J = 16.0, 6.0), 6.57 (1H, d, J = 16.0), 7.24 (1H, m), 7.50 (1H, m), 7.54 (1H, m), 7.65-7.75 (3H, m), 7.90 (1H, m);
IR (KBr, cm -1 ): 1736, 1671, 1658.
[0317]
(B) N- [4- (1-Acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3-carbamoylphenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetate ethyl Dihydrochloride
N- [3- (3-Amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [3-carbamoyl-4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] sulfamoyl ethyl acetate dihydrochloride (0.44 g) Was dissolved in ethanol (20 ml), ethylacetimidate hydrochloride (0.27 g) and triethylamine (0.60 ml) were added under ice-cooling, and the mixture was stirred at room temperature for 0.5 hour and then allowed to stand for 14 hours. After the reaction solution was concentrated under reduced pressure, the residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 15% acetonitrile / water), and the resulting amorphous solid was dissolved in ethanol (10 ml), and 4M A hydrogen chloride ethyl acetate solution (0.50 ml) was added, and the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure to obtain 0.37 g (yield 78%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (400MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.24 (3H, t, J = 7.0), 1.80-1.95 (2H, m), 2.00-2.15 (2H, m), 2.29 (3H, s), 3.45-3.65 (2H, m), 3.65- 3.85 (2H, m), 4.20 (2H, q, J = 7.0), 4.37 (2H, s), 4.47 (2H, d, J = 6.0), 4.86 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J = 16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J = 16.0), 7.28 (1H, m), 7.45-7.60 (2H, m), 7.70 (2H, m), 7.78 (1H, m), 7.88 (1H , m);
IR (KBr, cm -1 ): 1737, 1672.
[0318]
Example 36
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3-carbamoylphenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoylacetic acid dihydrochloride ( Exemplified compound number: 1989)
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3-carbamoylphenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetate ethyl dihydrochloride (0.20 g) was dissolved in 1.5 M hydrochloric acid (20 ml) and stirred at 60 ° C. for 6 hours. The reaction solution was allowed to cool to room temperature and then concentrated under reduced pressure. The residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 15% acetonitrile / water), and the resulting amorphous solid was treated with 1M hydrochloric acid ( 0.75 ml) and concentrated to dryness under reduced pressure to obtain 0.14 g (yield 71%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.75-1.95 (2H, m), 2.00-2.15 (2H, m), 2.29 (3H, s), 3.45-3.65 (2H, m), 3.65-3.85 (2H, m), 4.24 (2H, s), 4.47 (2H, d, J = 6.0), 4.85 (1H, m), 6.45 (1H, dt, J = 16.0, 6.0), 6.57 (1H, d, J = 16.0), 7.27 (1H, m ), 7.45-7.60 (2H, m), 7.70 (2H, m), 7.77 (1H, m), 7.88 (1H, m);
IR (KBr, cm -1 ): 1729, 1672.
[0319]
Example 37
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3- (N′-methylcarbamoyl) phenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] Sulfamoyl acetate dihydrochloride
(Exemplary compound number: 1462)
[0320]
(A) N- [3- (3-Amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [3- (N′-methylcarbamoyl) -4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] sulfamoyl acetic acid Ethyl dihydrochloride
N- [4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3- (N′-methylcarbamoyl) phenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl Ethyl sulfamoyl acetate (1.50 g) was dissolved in a mixed solvent of dichloromethane (20 ml) and ethanol (20 ml), and hydrogen chloride was passed through for 1.5 hours under ice-cooling. Stir for hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was dissolved in ethanol (20 ml). Aqueous ammonium chloride (0.29 g dissolved in 5 ml of water) and 28% aqueous ammonia (0.66 ml) were added, and the mixture was stirred at room temperature for 2 hours. After stirring, it was left for 15 hours. After the reaction solution was concentrated under reduced pressure, the residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 15% acetonitrile / water), and the obtained amorphous solid was dissolved in ethanol (20 ml), and 4M A hydrogen chloride ethyl acetate solution (1.55 ml) was added, and the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure to give 1.14 g (yield 73%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (400MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.23 (3H, t, J = 7.0), 1.85-1.95 (2H, m), 2.05-2.15 (2H, m), 2.79 (3H, m), 2.95-3.10 (2H, m), 3.10- 3.25 (2H, m), 4.20 (2H, q, J = 7.0), 4.38 (2H, s), 4.47 (2H, d, J = 6.0), 4.79 (1H, m), 6.45 (1H, dt, J = 16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J = 16.0), 7.24 (1H, m), 7.48 (1H, m), 7.54 (1H, m), 7.62 (1H, m), 7.12 (2H, m ), 7.92 (1H, m);
IR (KBr, cm -1 ): 1737, 1676, 1641.
[0321]
(B) N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3- (N′-methylcarbamoyl) phenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -Propenyl] ethyl sulfamoyl acetate dihydrochloride
N- [3- (3-Amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [3- (N′-methylcarbamoyl) -4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] sulfamoyl acetate ethyl acetate dihydrochloride The salt (1.00 g) was dissolved in ethanol (30 ml), ethylacetimidate hydrochloride (0.60 g) and triethylamine (1.35 ml) were added under ice cooling, and the mixture was stirred at room temperature for 8 hours. After the reaction solution was concentrated under reduced pressure, the residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 15% acetonitrile / water), and the resulting amorphous solid was dissolved in ethanol (10 ml), and 4M After adding a hydrogen chloride ethyl acetate solution (1.00 ml), this was concentrated to dryness under reduced pressure to obtain 0.79 g (yield 74%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (400MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.23 (3H, t, J = 7.0), 1.75-1.90 (2H, m), 1.95-2.10 (2H, m), 2.30 (3H, s), 2.78 (3H, s), 3.50-3.80 ( 4H, m), 4.20 (2H, q, J = 7.0), 4.37 (2H, s), 4.47 (2H, d, J = 6.0), 4.84 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J = 16.0 , 6.0), 6.58 (1H, d, J = 16.0), 7.27 (1H, m), 7.50 (1H, m), 7.55 (1H, m), 7.65-7.75 (3H, m), 7.90 (1H, m );
IR (KBr, cm -1 ): 1738, 1673, 1633.
[0322]
Example 38
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3- (N′-methylcarbamoyl) phenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] Sulfamoyl acetic acid dihydrochloride
(Exemplary compound number: 1991)
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3- (N′-methylcarbamoyl) phenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] Sulfamoyl ethyl acetate dihydrochloride (0.53 g) was dissolved in 1.5 M hydrochloric acid (30 ml) and stirred at 60 ° C. for 8 hours. The reaction solution was allowed to cool to room temperature and then concentrated under reduced pressure. The residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 15% acetonitrile / water), and the resulting amorphous solid was treated with 1M hydrochloric acid ( 2.20 ml), and this was concentrated to dryness under reduced pressure to obtain 0.42 g (yield 82%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (400MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.75-1.90 (2H, m), 1.95-2.10 (2H, m), 2.30 (3H, s), 2.78 (3H, s), 3.50-3.85 (4H, m), 4.25 (2H, s) , 4.47 (2H, d, J = 6.0), 4.84 (1H, m), 6.45 (1H, dt, J = 16.0, 6.0), 6.57 (1H, d, J = 16.0), 7.27 (1H, m), 7.45-7.60 (2H, m), 7.65-7.75 (3H, m), 7.90 (1H, m);
IR (KBr, cm -1 ): 1732, 1673, 1628.
[0323]
Example 39
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3- (N ′, N′-dimethylcarbamoyl) phenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -Propenyl] ethyl sulfamoyl acetate dihydrochloride
(Exemplary compound number: 1466)
[0324]
(A) N- [3- (3-Amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [3- (N ′, N′-dimethylcarbamoyl) -4- (piperidin-4-yloxy) phenyl ] Ethyl sulfamoyl acetate dihydrochloride
N- [4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3- (N ′, N′-dimethylcarbamoyl) phenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E ) -Propenyl] sulfamoyl ethyl acetate (1.70 g) was dissolved in a mixed solvent of dichloromethane (20 ml) and ethanol (20 ml), hydrogen chloride was passed through for 1.5 hours under ice-cooling, and the cap was sealed at room temperature. Stir for 3.5 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, the residue was dissolved in ethanol (20 ml), aqueous ammonium chloride solution (0.30 g dissolved in 5 ml of water) and 28% aqueous ammonia (0.70 ml) were added, and the mixture was stirred at room temperature for 5 hours. Then, it was left for 13 hours. After the reaction solution was concentrated under reduced pressure, the residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 15% acetonitrile / water), and the obtained amorphous solid was dissolved in ethanol (20 ml), and 4M A hydrogen chloride ethyl acetate solution (1.00 ml) was added, and the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure to obtain 0.75 g (yield 44%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (400MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.22 (3H, t, J = 7.0), 1.75-1.95 (2H, m), 1.95-2.15 (2H, m), 2.69 (3H, s), 2.97 (3H, s), 2.95-3.15 ( 4H, m), 4.19 (2H, q, J = 7.0), 4.38 (2H, s), 4.35-4.55 (2H, m), 4.75 (1H, m), 6.43 (1H, dt, J = 16.0, 6.0 ), 6.55 (1H, d, J = 16.0), 7.22 (1H, d, J = 9.0), 7.30 (1H, d, J = 3.0), 7.45 (1H, dd, J = 9.0, 3.0), 7.54 ( 1H, t, J = 8.0), 7.70 (2H, d, J = 8.0), 7.88 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 ): 1738, 1676, 1618.
[0325]
(B) N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3- (N ′, N′-dimethylcarbamoyl) phenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl ethyl acetate dihydrochloride N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [3- (N ′, N′-dimethylcarbamoyl) -4 -(Piperidin-4-yloxy) phenyl] sulfamoyl ethyl acetate dihydrochloride (0.60 g) was dissolved in ethanol (20 ml), and ethylacetimidate hydrochloride (0.35 g) and triethylamine (0. 80 ml) was added, and the mixture was stirred at room temperature for 0.5 hour and then allowed to stand for 12 hours. After the reaction solution was concentrated under reduced pressure, the residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 20% acetonitrile / water), and the resulting amorphous solid was dissolved in ethanol (20 ml), and 4M After adding a hydrogen chloride ethyl acetate solution (0.60 ml), this was concentrated to dryness under reduced pressure to obtain 0.47 g (yield 73%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (400MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.22 (3H, t, J = 7.0), 1.60-1.85 (2H, m), 1.85-2.10 (2H, m), 2.29 (3H, s), 2.69 (3H, s), 2.95 (3H, s), 3.50-3.70 (4H, m), 4.19 (2H, q, J = 7.0), 4.35-4.55 (2H, m), 4.39 (2H, s), 4.79 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J = 16.0, 6.0), 6.55 (1H, d, J = 16.0), 7.25 (1H, d, J = 9.0), 7.29 (1H, d, J = 3.0), 7.45 (1H, dd, J = 9.0, 3.0), 7.54 (1H, m), 7.65-7.75 (2H, m), 7.90 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 ): 1738, 1673, 1618.
[0326]
Example 40
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3- (N ′, N′-dimethylcarbamoyl) phenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -Propenyl] sulfamoyl acetic acid dihydrochloride
(Exemplary compound number: 1995)
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3- (N ′, N′-dimethylcarbamoyl) phenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -Propenyl] sulfamoyl ethyl acetate dihydrochloride (0.30 g) was dissolved in 1.5 M hydrochloric acid (10 ml) and stirred at 60 ° C. for 9.5 hours. The reaction solution was cooled to room temperature and then concentrated under reduced pressure. The residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 10% acetonitrile / water), and the resulting amorphous solid was treated with 1M hydrochloric acid ( This was dissolved in 1.20 ml) and concentrated to dryness under reduced pressure to obtain 0.24 g (yield 83%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (400MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.65-1.85 (2H, m), 1.90-2.10 (2H, m), 2.28 (3H, s), 2.69 (3H, s), 2.95 (3H, s), 3.50-3.70 (4H, m) , 4.25 (2H, s), 4.35-4.55 (2H, m), 4.78 (1H, m), 6.43 (1H, dt, J = 16.0, 6.0), 6.55 (1H, d, J = 16.0), 7.24 ( 1H, d, J = 9.0), 7.29 (1H, d, J = 3.0), 7.46 (1H, dd, J = 9.0, 3.0), 7.54 (1H, m), 7.65-7.75 (2H, m), 7.88 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 ): 1733, 1672, 1614.
[0327]
Example 41
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3-chlorophenyl] -N- [3- (5-amidino-2-hydroxyphenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetate ethyl Dihydrochloride
(Exemplary compound number: 1843)
[0328]
(A) N- [3- (5-amidino-2-hydroxyphenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [3-chloro-4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] sulfamoyl acetate ethyl
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-chlorophenyl] -N- [3- (5-cyano-2-methoxymethoxyphenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl Ethyl acetate (1.4 g) was dissolved in a mixed solvent of dichloromethane (20 ml) and ethanol (20 ml), and hydrogen chloride was passed through for 1.5 hours under ice-cooling, and the mixture was sealed and stirred at room temperature for 2 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was dissolved in ethanol (40 ml). Aqueous ammonium chloride (0.2 g dissolved in 10 ml of water) and 28% aqueous ammonia (0.5 ml) were added, and 0.5% at room temperature was added. After stirring for an hour, it was left for 12 hours. After the reaction solution was concentrated under reduced pressure, the residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 15% acetonitrile / water), and concentrated to dryness under reduced pressure to give 0.1 g of the title compound. (Yield 4%) was obtained as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.23 (3H, t, J = 7.0), 1.85-1.95 (2H, m), 2.05-2.15 (2H, m), 3.05-3.15 (2H, m), 3.15-3.25 (2H, m), 4.19 (2H, q, J = 7.0), 4.40 (2H, s), 4.45 (2H, d, J = 6.0), 4.78 (1H, m), 6.38 (1H, dt, J = 16.0, 6.0), 6.66 (1H, d, J = 16.0), 7.04 (1H, d, J = 9.0), 7.31 (1H, d, J = 9.0), 7.38 (1H, dd, J = 9.0, 3.0), 7.56 (1H, d , J = 3.0), 7.62 (1H, dd, J = 9.0, 2.0), 7.94 (1H, d, J = 2.0).
[0329]
(B) N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3-chlorophenyl] -N- [3- (5-amidino-2-hydroxyphenyl) -2- (E) -propenyl] Sulfamoyl acetate dihydrochloride
N- [3- (5-Amidino-2-hydroxyphenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [3-chloro-4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] sulfamoyl acetate (0.05 g) ) Was dissolved in ethanol (10 ml), ethylacetimidate hydrochloride (0.04 g) and triethylamine (0.08 ml) were added under ice cooling, and the mixture was stirred at room temperature for 5 hours and then allowed to stand for 13 hours. After the reaction solution was concentrated under reduced pressure, the residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 20% acetonitrile / water), and the resulting amorphous solid was dissolved in ethanol (10 ml), and 4M A hydrogen chloride ethyl acetate solution (0.05 ml) was added and then concentrated to dryness under reduced pressure to obtain 0.04 g (yield 59%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.23 (3H, t, J = 7.0), 1.70-1.85 (2H, m), 2.00-2.15 (2H, m), 2.30 (3H, s), 3.50-3.80 (4H, m), 4.19 ( 2H, q, J = 7.0), 4.41 (2H, s), 4.45 (2H, d, J = 6.0), 4.84 (1H, m), 6.39 (1H, dt, J = 16.0, 6.0), 6.65 (1H , d, J = 16.0), 7.08 (1H, d, J = 9.0), 7.33 (1H, d, J = 9.0), 7.38 (1H, dd, J = 9.0, 2.0), 7.56 (1H, d, J = 2.0), 7.63 (1H, dd, J = 9.0, 2.0), 7.95 (1H, d, J = 2.0);
IR (KBr, cm -1 ): 1738, 1671.
[0330]
Example 42
N- [4- (1-Acetimidylpiperidin-4-yloxy) -5-carbamoyl-3-chlorophenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetate ethyl Dihydrochloride
(Exemplary compound number: 1484)
[0331]
(A) N- [3- (3-Amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [5-carbamoyl-3-chloro-4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] sulfamoyl acetate ethyl 2 Hydrochloride
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -5-carbamoyl-3-chlorophenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetic acid Ethyl (1.50 g) was dissolved in a mixed solvent of dichloromethane (20 ml) and ethanol (20 ml), hydrogen chloride was passed through for 1.5 hours under ice-cooling, and the mixture was sealed and stirred at room temperature for 4 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was dissolved in ethanol (20 ml). Aqueous ammonium chloride (0.26 g dissolved in 5 ml of water) and 28% aqueous ammonia (0.60 ml) were added, and the mixture was stirred at room temperature for 4 hours. And left for 12 hours. After the reaction solution was concentrated under reduced pressure, the residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 20% acetonitrile / water), and the resulting amorphous solid was dissolved in 1M hydrochloric acid, and this was reduced in pressure. By concentrating to dryness, 0.55 g (yield 37%) of the title compound was obtained as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.23 (3H, t, J = 7.0), 1.90-2.00 (2H, m), 2.00-2.10 (2H, m), 2.95-3.05 (2H, m), 3.20-3.30 (2H, m), 4.19 (2H, q, J = 7.0), 4.35 (1H, m), 4.48 (2H, s), 4.51 (2H, d, J = 6.0), 6.44 (1H, dt, J = 16.0, 6.0), 6.62 (1H, d, J = 16.0), 7.50-7.60 (2H, m), 7.65-7.80 (3H, m), 7.88 (1H, m);
IR (KBr, cm -1 ): 1737, 1672.
[0332]
(B) N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -5-carbamoyl-3-chlorophenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] Sulfamoyl acetate dihydrochloride
N- [3- (3-Amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [5-carbamoyl-3-chloro-4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] sulfamoyl acetate dihydrochloride ( 0.51 g) was dissolved in ethanol (25 ml), ethylacetimidate hydrochloride (0.30 g) and triethylamine (0.70 ml) were added under ice cooling, and the mixture was stirred at room temperature for 1 hour and then allowed to stand for 12 hours. . After the reaction solution was concentrated under reduced pressure, the residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 20% acetonitrile / water), and the resulting amorphous solid was dissolved in ethanol (10 ml), and 4M After adding a hydrogen chloride ethyl acetate solution (0.50 ml), this was concentrated to dryness under reduced pressure to obtain 0.36 g (yield 66%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.23 (3H, t, J = 7.0), 1.75-1.90 (2H, m), 1.90-2.05 (2H, m), 2.29 (3H, s), 3.40-3.55 (2H, m), 3.75- 3.90 (2H, m), 4.20 (2H, q, J = 7.0), 4.42 (1H, m), 4.48 (2H, s), 4.52 (2H, d, J = 6.0), 6.44 (1H, dt, J = 16.0, 6.0), 6.62 (1H, d, J = 16.0), 7.50-7.60 (2H, m), 7.65-7.80 (3H, m), 7.89 (1H, m);
IR (KBr, cm -1 ): 1738, 1671, 1622.
[0333]
Example 43
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -5-carbamoyl-3-chlorophenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoylacetic acid 2 Hydrochloride
(Exemplary compound number: 2013)
N- [4- (1-Acetimidylpiperidin-4-yloxy) -5-carbamoyl-3-chlorophenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetate ethyl Dihydrochloride (0.20 g) was dissolved in 3M hydrochloric acid (20 ml) and stirred at 70 ° C. for 1.5 hours. The reaction solution was allowed to cool to room temperature and then concentrated under reduced pressure. The residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 15% acetonitrile / water), and the resulting amorphous solid was treated with 1M hydrochloric acid ( This was dissolved in 0.80 ml) and concentrated to dryness under reduced pressure to give 0.16 g (yield 83%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.75-1.90 (2H, m), 1.90-2.05 (2H, m), 2.28 (3H, s), 3.40-3.55 (2H, m), 3.75-3.90 (2H, m), 4.35 (2H, s), 4.42 (1H, m), 4.51 (2H, d, J = 6.0), 6.44 (1H, dt, J = 16.0, 6.0), 6.61 (1H, d, J = 16.0), 7.50-7.60 (2H , m), 7.65-7.80 (3H, m), 7.87 (1H, m);
IR (KBr, cm -1 ): 1730, 1671, 1628.
[0334]
Example 44
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3-carbamoyl-5-methylphenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetic acid Ethyl dihydrochloride
(Exemplary compound number: 1498)
[0335]
(A) N- [3- (3-Amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [3-carbamoyl-5-methyl-4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] sulfamoyl acetate ethyl 2 Hydrochloride
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-carbamoyl-5-methylphenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl Ethyl acetate (3.20 g) was dissolved in a mixed solvent of dichloromethane (30 ml) and ethanol (30 ml), hydrogen chloride was passed through for 1.5 hours under ice-cooling, and the mixture was sealed and stirred at room temperature for 2.5 hours. did. After the reaction solution was concentrated under reduced pressure, the residue was dissolved in ethanol (30 ml), an aqueous ammonium chloride solution (0.59 g dissolved in 8 ml of water) and 28% aqueous ammonia (1.34 ml) were added, and 0.5% at room temperature was added. After stirring for an hour, it was left for 15 hours. After the reaction solution was concentrated under reduced pressure, the residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 20% acetonitrile / water), and the resulting amorphous solid was dissolved in ethanol (10 ml), and 4M A hydrogen chloride dioxane solution (3.00 ml) was added, and the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure to obtain 2.85 g (yield 90%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.23 (3H, t, J = 7.0), 1.85-1.95 (2H, m), 1.95-2.05 (2H, m), 2.26 (3H, s), 2.90-3.00 (2H, m), 3.20- 3.30 (2H, m), 4.15-4.20 (1H, m), 4.20 (2H, q, J = 7.0), 4.39 (2H, s), 4.47 (2H, d, J = 6.0), 6.43 (1H, dt , J = 16.0, 6.0), 6.60 (1H, d, J = 16.0), 7.54 (2H, m), 7.57 (1H, m), 7.68 (1H, m), 7,73 (1H, m), 7.87 (1H, m);
IR (KBr, cm -1 ): 1737, 1672.
[0336]
(B) N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3-carbamoyl-5-methylphenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl ] Ethyl sulfamoyl acetate dihydrochloride
N- [3- (3-Amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [3-carbamoyl-5-methyl-4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] sulfamoyl acetate ethyl dihydrochloride ( 2.68 g) was dissolved in ethanol (40 ml), ethylacetimidate hydrochloride (1.58 g) and triethylamine (3.55 ml) were added under ice-cooling, stirred at room temperature for 1 hour, and then allowed to stand for 13 hours. . After the reaction solution was concentrated under reduced pressure, the residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 20% acetonitrile / water), and the resulting amorphous solid was dissolved in ethanol (10 ml), and 4M A hydrogen chloride dioxane solution (0.44 ml) was added and then concentrated to dryness under reduced pressure to obtain 0.38 g (yield 13%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.23 (3H, t, J = 7.0), 1.70-1.90 (2H, m), 1.90-2.00 (2H, m), 2.27 (3H, s), 2.29 (3H, s), 3.35-3.45 ( 2H, m), 3.75-3.95 (2H, m), 4.20 (2H, q, J = 7.0), 4.25 (1H, m), 4.40 (2H, s), 4.48 (2H, d, J = 6.0), 6.43 (1H, dt, J = 16.0, 6.0), 6.60 (1H, d, J = 16.0), 7.43 (2H, m), 7.55 (1H, m), 7.69 (1H, m), 7.73 (1H, m ), 7.88 (1H, m);
IR (KBr, cm -1 ): 1738, 1672, 1625.
[0337]
Example 45
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3-carbamoyl-5-methylphenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetic acid Dihydrochloride
(Exemplary compound number: 2027)
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3-carbamoyl-5-methylphenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetic acid Ethyl dihydrochloride (0.24 g) was dissolved in 3M hydrochloric acid (20 ml) and stirred at 70 ° C. for 2.5 hours. The reaction solution was allowed to cool to room temperature and then concentrated under reduced pressure. The residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 15% acetonitrile / water), and the resulting amorphous solid was treated with 1M hydrochloric acid ( 1.00 ml), and this was concentrated to dryness under reduced pressure to obtain 0.18 g (yield 78%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.70-1.85 (2H, m), 1.90-2.00 (2H, m), 2.27 (3H, s), 2.29 (3H, s), 3.30-3.45 (2H, m), 3.75-3.90 (2H, m), 4.25 (1H, m), 4.27 (2H, s), 4.48 (2H, d, J = 6.0), 6.43 (1H, dt, J = 16.0, 6.0), 6.60 (1H, d, J = 16.0 ), 7.43 (2H, m), 7.55 (1H, m), 7.67 (1H, m), 7.72 (1H, m), 7.86 (1H, m);
IR (KBr, cm -1 ): 1731, 1672.
[0338]
Example 46
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3,5-difluorophenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl ethyl acetate 2 Hydrochloride
(Exemplary compound number: 1474)
[0339]
(A) N- [3- (3-Amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [3,5-difluoro-4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] sulfamoyl acetate ethyl dihydrochloride
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3,5-difluorophenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetate ethyl (1823 mg) was dissolved in a mixed solvent of dichloromethane (30 ml) and ethanol (15 ml), and hydrogen chloride was passed through for 1 hour under ice-cooling. The mixture was sealed and stirred at room temperature for 5.5 hours. After concentrating the reaction solution under reduced pressure, the residue was dissolved in ethanol (20 ml), aqueous ammonium chloride solution (315 mg dissolved in 10 ml of water) and 28% aqueous ammonia (0.59 ml) were added, and then left at room temperature for 15 hours. did. A 4M hydrogen chloride dioxane solution (1 ml) was added to the reaction mixture, and the mixture was concentrated under reduced pressure. The residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 20% acetonitrile / water). The obtained amorphous solid was dissolved in ethanol (20 ml), 1M hydrochloric acid (2 ml) was added, and the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure to give 1214 mg (yield 68%) of the title compound as a colorless amorphous solid. It was.
1 H NMR (400MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.21 (3H, t, J = 7.0), 1.85-1.91 (2H, m), 2.04-2.10 (2H, m), 2.99-3.05 (2H, m), 3.18-3.24 (2H, m), 4.18 (2H, q, J = 7.0), 4.37 (1H, m), 4.50 (2H, s), 4.51 (2H, d, J = 6.0), 6.42 (1H, dt, J = 16.0, 6.0), 6.62 (1H, d, J = 16.0), 7.39 (2H, m), 7.55 (1H, t, J = 8.0), 7.68 (1H, d, J = 8.0), 7.74 (1H, d, J = 8.0), 7.88 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 : 1738, 1676.
[0340]
(B) N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3,5-difluorophenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl Ethyl acetate dihydrochloride
N- [3- (3-Amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [3,5-difluoro-4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] sulfamoyl acetate dihydrochloride (1020 mg) Was dissolved in ethanol (30 ml), ethylacetoimidate hydrochloride (620 mg) and triethylamine (1.17 ml) were added, and the mixture was stirred at room temperature for 15 hr. A 4M hydrogen chloride dioxane solution (1.0 ml) was added to the reaction mixture, and the mixture was concentrated under reduced pressure. The residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 22% acetonitrile / water). The obtained amorphous solid was dissolved in ethanol (15 ml), 1M hydrochloric acid (1.0 ml) was added, and the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure. This was dissolved in water (about 20 ml) and freeze-dried to obtain 851 mg (yield 78%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (400MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.22 (3H, t, J = 7.0), 1.76-1.83 (2H, m), 1.98-2.03 (2H, m), 2.30 (3H, s), 3.52 (2H, m), 3.78 (2H, m), 4.18 (2H, q, J = 7.0), 4.46 (1H, m), 4.51 (2H, s), 4.52 (2H, d, J = 6.0), 6.43 (1H, dt, J = 16.0, 6.0 ), 6.62 (1H, d, J = 16.0), 7.39 (2H, m), 7.55 (1H, t, J = 8.0), 7.70 (1H, d, J = 8.0), 7.73 (1H, d, J = 8.0), 7.91 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 ): 1739, 1673, 1624.
[0341]
Example 47
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3,5-difluorophenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoylacetic acid dihydrochloride Salt (Exemplary compound number: 2003)
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3,5-difluorophenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl ethyl acetate 2 Hydrochloride (415 mg) was dissolved in 2M hydrochloric acid (20 ml) and stirred at 60 ° C. for 5 hours. The reaction solution was cooled to room temperature and concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 15% acetonitrile / water). The obtained amorphous solid was dissolved in 15% acetonitrile / water (20 ml), 1M hydrochloric acid (1.0 ml) was added, and the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure. The obtained amorphous solid was dissolved in water (about 20 ml) and freeze-dried to obtain 319 mg (yield 80%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (400MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.70-1.90 (2H, m), 1.95-2.10 (2H, m), 2.29 (3H, s), 3.40-3.60 (2H, m), 3.78 (2H, m), 4.37 (2H, s) , 4.46 (1H, m), 4.52 (2H, d, J = 6.0), 6.43 (1H, dt, J = 16.0, 6.0), 6.62 (1H, d, J = 16.0), 7.38 (2H, m), 7.55 (1H, t, J = 8.0), 7.69 (1H, d, J = 8.0), 7.74 (1H, d, J = 8.0), 7.89 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 ): 3123, 1733, 1674, 1626.
[0342]
Example 48
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3,5-dichlorophenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl ethyl acetate dihydrochloride Salt (Exemplified compound number: 1478)
[0343]
(A) N- [3- (3-Amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [3,5-dichloro-4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] sulfamoyl acetate ethyl dihydrochloride
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3,5-dichlorophenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetate ( 2057 mg) was dissolved in a mixed solvent of dichloromethane (30 ml) and ethanol (15 ml), and hydrogen chloride was passed through for 1 hour under ice-cooling. After sealing, the mixture was sealed and stirred at room temperature for 6 hours. After the reaction solution was concentrated under reduced pressure, the residue was dissolved in ethanol (40 ml), an aqueous ammonium chloride solution (337 mg dissolved in 20 ml of water) and 28% aqueous ammonia (0.63 ml) were added, and the mixture was allowed to stand at room temperature for 15 hours. A 4M hydrogen chloride dioxane solution (2.0 ml) was added to the reaction mixture, and the mixture was concentrated under reduced pressure. The residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 23% acetonitrile / water). The obtained amorphous solid was dissolved in ethanol (20 ml), 1M hydrochloric acid (1.0 ml) was added, and the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure to give 1002 mg (yield 49%) of the title compound colorless and colorless. Obtained as a regular solid.
1 H NMR (400MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.21 (3H, t, J = 7.0), 1.95-2.15 (4H, m), 2.95-3.10 (2H, m), 3.20-3.35 (2H, m), 4.18 (2H, q, J = 7.0 ), 4.46 (1H, m), 4.53 (4H, m), 6.43 (1H, dt, J = 16.0, 6.0), 6.62 (1H, d, J = 16.0), 7.55 (1H, t, J = 7.5) , 7.67 (2H, s), 7.68 (1H, d, J = 7.5), 7.74 (1H, d, J = 7.5), 7.88 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 : 1738, 1676.
[0344]
(B) N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3,5-dichlorophenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoylacetic acid Ethyl dihydrochloride
N- [3- (3-Amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [3,5-dichloro-4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] sulfamoyl acetate dihydrochloride (800 mg) Was dissolved in ethanol (30 ml), ethylacetimidate hydrochloride (462 mg) and triethylamine (0.87 ml) were added, and the mixture was stirred at room temperature for 15 hours. A 4M hydrogen chloride dioxane solution (1 ml) was added to the reaction mixture, and the mixture was concentrated under reduced pressure. The residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 25% acetonitrile / water). The obtained amorphous solid was dissolved in ethanol (20 ml), 1M hydrochloric acid (1.0 ml) was added, and the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure. This was dissolved in water (about 20 ml) and freeze-dried to obtain 722 mg (yield 85%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.22 (3H, t, J = 7.0), 1.80-2.00 (2H, m), 2.00-2.10 (2H, m), 2.29 (3H, s), 3.40-3.55 (2H, m), 3.80- 4.00 (2H, m), 4.18 (2H, q, J = 7.0), 4.53 (5H, m), 6.43 (1H, dt, J = 16.0, 6.0), 6.63 (1H, d, J = 16.0), 7.56 (1H, t, J = 8.0), 7.67 (2H, s), 7.68 (1H, d, J = 8.0), 7.74 (1H, d, J = 8.0), 7.88 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 ): 1739, 1674, 1624.
[0345]
Example 49
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3,5-dichlorophenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetic acid dihydrochloride (Exemplary compound number: 2007)
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3,5-dichlorophenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl ethyl acetate dihydrochloride The salt (300 mg) was dissolved in 2M hydrochloric acid (20 ml) and stirred at 60 ° C. for 6 hours. The reaction solution was cooled to room temperature and concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 18% acetonitrile / water). The obtained amorphous solid was dissolved in 18% acetonitrile / water (20 ml), 1M hydrochloric acid (1.0 ml) was added, and the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure. This was dissolved in water (about 20 ml) and subjected to lyophilization to obtain 233 mg (yield 81%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.80-2.00 (2H, m), 2.00-2.10 (2H, m), 2.30 (3H, s), 3.40-3.55 (2H, m), 3.80-4.00 (2H, m), 4.39 (2H, s), 4.53 (2H, d, J = 6.0), 4.53 (1H, m), 6.44 (1H, dt, J = 16.0, 6.0), 6.62 (1H, d, J = 16.0), 7.56 (1H, t , J = 8.0), 7.67 (2H, s), 7.70 (1H, d, J = 8.0), 7.74 (1H, d, J = 8.0), 7.90 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 ): 3127, 1733, 1673, 1625.
[0346]
Example 50
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3,5-dimethylphenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetate methyl 2 Hydrochloride (Exemplified compound number: 2429)
[0347]
(A) N- [3- (3-Amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [3,5-dimethyl-4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] sulfamoyl acetate ethyl dihydrochloride
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3,5-dimethylphenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetate ethyl (1.75 g) was dissolved in a mixed solvent of dichloromethane (30 ml) and ethanol (15 ml), and hydrogen chloride was passed through for 1 hour under ice-cooling. The mixture was sealed and stirred at room temperature for 6 hours. After the reaction solution was concentrated under reduced pressure, the residue was dissolved in ethanol (30 ml), aqueous ammonium chloride solution (0.31 g dissolved in 15 ml water) and 28% aqueous ammonia (0.57 ml) were added, and the mixture was allowed to stand at room temperature for 14 hours. did. A 4M hydrogen chloride dioxane solution (1 ml) was added to the reaction solution, followed by concentration under reduced pressure. The residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 20% acetonitrile / water). The obtained amorphous solid was dissolved in ethanol (20 ml), 1M hydrochloric acid (1 ml) was added, and the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure to give 1.21 g (yield 70%) of the title compound as colorless solid. Obtained as a regular solid.
1 H NMR (400MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.23 (3H, t, J = 7.0), 1.80-1.95 (2H, m), 2.00-2.10 (2H, m), 2.22 (6H, s), 2.94 (2H, m), 3.26 (2H, m), 4.12 (1H, m), 4.19 (2H, q, J = 7.0), 4.35 (2H, s), 4.44 (2H, d, J = 6.0), 6.43 (1H, dt, J = 16.0, 6.0 ), 6.59 (1H, d, J = 16.0), 7.17 (2H, s), 7.55 (1H, t, J = 8.0), 7.68 (1H, d, J = 8.0), 7.73 (1H, d, J = 8.0), 7.88 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 : 1738, 1676.
[0348]
(B) N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3,5-dimethylphenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl Methyl acetate dihydrochloride
N- [3- (3-Amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [3,5-dimethyl-4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] sulfamoyl acetate ethyl acetate dihydrochloride (1. 00 g) was dissolved in methanol (30 ml), ethylacetimidate hydrochloride (0.62 g) and triethylamine (1.16 ml) were added, and the mixture was stirred at room temperature for 14 hours. A 4M hydrogen chloride dioxane solution (2 ml) was added to the reaction solution, followed by concentration under reduced pressure. The residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 20% acetonitrile / water). The obtained amorphous solid was dissolved in methanol (20 ml), 1M hydrochloric acid (1.0 ml) was added, and the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure. This was dissolved in water (about 20 ml) and freeze-dried to obtain 0.81 g (yield 78%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (400MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.75 (2H, m), 1.98 (2H, m), 2.23 (6H, s), 2.29 (3H, s), 3.25-3.35 (2H, m), 3.73 (3H, s), 3.85 (1H , m), 4.02 (1H, m), 4.18 (1H, m), 4.38 (2H, s), 4.44 (2H, d, J = 6.0), 6.42 (1H, dt, J = 16.0, 6.0), 6.59 (1H, d, J = 16.0), 7.16 (2H, s), 7.55 (1H, t, J = 8.0), 7.68 (1H, d, J = 8.0), 7.73 (1H, d, J = 8.0), 7.88 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 ): 1743, 1673, 1626.
[0349]
Example 51
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3,5-dimethylphenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoylacetic acid dihydrochloride Salt (Exemplary compound number: 2011)
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3,5-dimethylphenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetate methyl 2 Hydrochloride (620 mg) was dissolved in 2M hydrochloric acid (20 ml) and stirred at 60 ° C. for 5 hours. The reaction solution was cooled to room temperature and concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 18% acetonitrile / water). The obtained amorphous solid was dissolved in 18% acetonitrile / water (20 ml), 1M hydrochloric acid (1.0 ml) was added, and the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure. This was dissolved in water (about 20 ml) and subjected to lyophilization to obtain 220 mg (yield 57%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.75 (2H, m), 1.98 (2H, m), 2.23 (6H, s), 2.29 (3H, s), 3.25-3.40 (2H, m), 3.85 (1H, m), 4.02 (1H , m), 4.17 (1H, m), 4.22 (2H, s), 4.44 (2H, d, J = 6.0), 6.43 (1H, dt, J = 16.0, 6.0), 6.58 (1H, d, J = 16.0), 7.17 (2H, s), 7.55 (1H, t, J = 8.0), 7.69 (1H, d, J = 8.0), 7.72 (1H, d, J = 8.0), 7.88 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 ): 3131, 1733, 1673, 1626.
[0350]
Example 52
4- [N- [4- (1-Acetimidoylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] amino] ethyl butyrate trihydrochloride (Exemplary compound number: 849)
[0351]
(A) Ethyl 4- [N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl]-[N- [4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] amino] ethyl butyrate trihydrochloride
4- [N- [4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] amino] ethyl butyrate (2 .19 g) was dissolved in a mixed solvent of dichloromethane (30 ml) and ethanol (15 ml), hydrogen chloride was passed through for 1 hour under ice-cooling, and the mixture was sealed and stirred at room temperature for 5.5 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, the residue was dissolved in ethanol (20 ml), aqueous ammonium chloride solution (0.43 g dissolved in 10 ml of water) and 28% aqueous ammonia (1.04 ml) were added, Left for hours. A 4M hydrogen chloride dioxane solution (1 ml) was added thereto, and the mixture was concentrated under reduced pressure. The residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 25% acetonitrile / water). The obtained amorphous solid was dissolved in ethanol (20 ml), 1M hydrochloric acid (1.0 ml) was added, and the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure. This was dissolved in water (about 10 ml) and then freeze-dried to obtain 1.52 g (yield 66%) of the title compound as a pale yellow amorphous solid.
1 H NMR (400MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.19 (3H, t, J = 7.0), 1.70-1.95 (4H, m), 2.00-2.15 (2H, m), 2.39 (2H, m), 3.00-3.15 (2H, m), 3.15- 3.30 (2H, m), 3.30-3.40 (2H, m), 4.07 (2H, q, J = 7.0), 4.00-4.20 (2H, m), 4.43 (1H, m), 6.52 (1H, dt, J = 16.0, 5.5), 6.55-7.00 (5H, m), 7.59 (1H, t, J = 8.0), 7.65-7.80 (2H, m), 7.88 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 ):: 1728, 1674.
[0352]
(B) Ethyl 4- [N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] amino] butyrate Trihydrochloride
4- [N- [3- (3-Amidinophenyl) -2- (E) -propenyl]-[N- [4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] amino] ethyl butyrate trihydrochloride (1378 mg) After dissolving in ethanol (20 ml), ethylacetimidate hydrochloride (890 mg) and triethylamine (2.01 ml) were added, and the mixture was stirred at room temperature for 4 hours. A 4M hydrogen chloride dioxane solution (1 ml) was added to the reaction mixture, and the mixture was concentrated under reduced pressure. The residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 25% acetonitrile / water). The obtained amorphous solid was dissolved in ethanol (20 ml), 1M hydrochloric acid (1.0 ml) was added, and the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure. This was dissolved in water (about 20 ml) and then freeze-dried to obtain 1072 mg (yield 73%) of the title compound as a pale yellow amorphous solid.
1 H NMR (400MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.16 (3H, t, J = 7.0), 1.60-1.90 (4H, m), 1.90-2.10 (2H, m), 2.29 (3H, s), 2.30-2.40 (2H, m), 3.20- 3.40 (2H, m), 3.45-3.60 (2H, m), 3.70-3.85 (2H, m), 4.04 (2H, q, J = 7.0), 4.00-4.10 (2H, m), 4.40-4.55 (1H , m), 6.49 (1H, dt, J = 16.0, 6.0), 6.55-6.95 (5H, m), 7.57 (1H, t, J = 7.5), 7.65-7.75 (2H, m), 7.85 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 ): 1727, 1673, 1624.
[0353]
Example 53
4- [N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] amino] butyric acid trihydrochloride ( Illustrative compound number: 663)
4- [N- [4- (1-Acetimidoylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] amino] ethyl butyrate trihydrochloride (572 mg) was dissolved in 2M hydrochloric acid (20 ml), stirred at room temperature for 2 hours, and then stirred at 50 ° C. for 2 hours. The reaction solution was cooled to room temperature and concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 18% acetonitrile / water). The obtained amorphous solid was dissolved in 18% acetonitrile / water (20 ml) and 1M hydrochloric acid (1.0 ml), and concentrated to dryness under reduced pressure. This was dissolved in water (about 20 ml) and subjected to lyophilization to obtain 333 mg (yield 61%) of the title compound as a light brown amorphous solid.
1 H NMR (400MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.40-1.95 (4H, m), 1.95-2.10 (2H, m), 2.30 (3H, s), 2.25-2.35 (2H, m), 3.45-4.40 (8H, m), 4.65-4.80 ( 1H, m), 6.50 (1H, dt, J = 15.5, 6.5), 6.55-7.30 (5H, m), 7.58 (1H, t, J = 7.5), 7.65-7.75 (2H, m), 7.85 (1H , s);
IR (KBr, cm -1 ): 3119, 1726, 1673, 1625.
[0354]
Example 54
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3-trifluoromethylphenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoylacetic acid dihydrochloride salt
(Exemplary compound number: 1969)
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3-trifluoromethylphenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl ethyl acetate 2 Hydrochloride (321 mg) was dissolved in 3M hydrochloric acid (15 ml) and stirred at 80 ° C. for 3 hours. The reaction solution was allowed to cool to room temperature, the solvent was distilled off under reduced pressure, and the residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 20% acetonitrile / water), and the resulting amorphous product was obtained. The solid was dissolved in methanol (10 ml), 4M hydrogen chloride dioxane solution (0.5 ml) was added, and the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure. This was dissolved in water (about 15 ml) and then freeze-dried to obtain 231 mg (yield 75%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.79 (2H, m), 2.05 (2H, m), 2.31 (3H, s), 3.40-3.75 (4H, m), 4.32 (2H, s), 4.50 (2H, d, J = 6.5) , 4.96 (1H, m), 6.47 (1H, dt, J = 17.0, 6.5), 6.57 (1H, d, J = 17.0), 7.43 (1H, d, J = 10.0), 7.54 (1H, d, J = 7.5), 7.71 (4H, m), 7.92 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 ): 3102, 1734, 1675, 1617.
[0355]
Example 55
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3-methylphenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoylacetic acid dihydrochloride ( Exemplified compound number: 1949)
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3-methylphenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl ethyl acetate dihydrochloride (480 mg) was dissolved in 3M hydrochloric acid (15 ml) and stirred at 80 ° C. for 3 hours. After the reaction solution was cooled to room temperature, the solvent was distilled off under reduced pressure, and the residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 20% acetonitrile / water). The obtained amorphous solid was dissolved in methanol (15 ml), 4M hydrogen chloride dioxane solution (0.5 ml) was added, and the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure to give 315 mg (yield 69%) of the title compound as colorless. Obtained as an amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.78 (2H, m), 2.02 (2H, m), 2.14 (3H, s), 2.29 (3H, s), 3.62 (4H, m), 3.71 (2H, s), 4.12 (1H, m ), 4.46 (2H, d, J = 6.0), 4.70 (1H, m), 6.45 (1H, dt, J = 16.0, 6.0), 6.50 (1H, d, J = 16.0), 7.02 (1H, d, J = 8.5), 7.36 (1H, s), 7.37 (1H, d, J = 8.5), 7.52 (1H, d, J = 8.0), 7.67 (1H, d, J = 7.5), 7.69 (1H, d , J = 8.0), 7.86 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 ): 3067, 1678, 1608, 1497.
[0356]
Example 56
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2-fluoro-2- (Z) -propenyl] sulfamoyl ethyl acetate dihydrochloride (Exemplary compound number: 1509)
[0357]
(A) N- [3- (3-Amidinophenyl) -2-fluoro-2- (Z) -propenyl] -N- [4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] sulfamoyl acetate dihydrochloride
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2-fluoro-2- (Z) -propenyl] sulfamoyl ethyl acetate (1 .41 g) was dissolved in a mixed solvent of dichloromethane (25 ml) and ethanol (25 ml), hydrogen chloride was passed through for 1 hour under ice-cooling, and the mixture was sealed and stirred at room temperature for 10 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was dissolved in ethanol (30 ml). Aqueous ammonium chloride (0.25 g dissolved in 10 ml of water) and 28% aqueous ammonia (0.47 ml) were added, and the mixture was stirred at room temperature for 8 hours. I left it alone. A 4M hydrogen chloride dioxane solution (2.0 ml) was added and the solvent was distilled off. The residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 20% acetonitrile / water). The obtained amorphous solid was dissolved in methanol (15 ml), 4M hydrogen chloride dioxane solution (0.5 ml) was added, and the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure to give 1.00 g of the title compound (yield 75). %) As a colorless amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.24 (3H, t, J = 7.0), 1.81 (2H, m), 2.08 (2H, m), 3.06 (2H, m), 3.22 (2H, m), 4.20 (2H, q, J = 7.0), 4.36 (2H, s), 4.56 (2H, d, J = 16.5), 4.65 (1H, m), 5.94 (1H, d, J = 39.0), 7.05 (2H, d, J = 9.5), 7.40 (2H, d, J = 9.5), 7.56 (1H, d, J = 8.0), 7.74 (2H, m), 7.81 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 ): 3061, 2985, 1737, 1676, 1507.
[0358]
(B) N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2-fluoro-2- (Z) -propenyl] sulfamoyl ethyl acetate Dihydrochloride
N- [3- (3-Amidinophenyl) -2-fluoro-2- (Z) -propenyl] -N- [4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] sulfamoyl acetate ethyl acetate dihydrochloride (800 mg) was dissolved in ethanol. (20 ml), ethylacetoimidate hydrochloride (515 mg) and triethylamine (0.97 ml) were added, and the mixture was stirred at room temperature for 4 hours. A 4M hydrogen chloride dioxane solution (2 ml) was added to the reaction solution, followed by concentration under reduced pressure. The residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 25% acetonitrile / water). The obtained amorphous solid was dissolved in methanol (15 ml), 4M hydrogen chloride dioxane solution (0.5 ml) was added, and the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure to give 458 mg (yield 54%) of the title compound. Was obtained as a pale yellow amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.24 (3H, t, J = 7.0), 1.74 (2H, m), 2.05 (2H, m), 2.28 (3H, s), 3.52 (2H, m), 3.72 (1H, m), 3.78 (1H, m), 4.20 (2H, q, J = 7.0), 4.36 (2H, s), 4.59 (2H, d, J = 15.5), 4.71 (1H, m), 5.96 (1H, d, J = 39.0), 7.05 (2H, d, J = 9.5), 7.41 (2H, d, J = 9.5), 7.59 (1H, t, J = 7.5), 7.67 (1H, d, J = 7.5), 7.76 (1H , d, J = 7.5), 7.80 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 ): 3103, 1738, 1673, 1627, 1606.
[0359]
Example 57
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2-fluoro-2- (Z) -propenyl] sulfamoylacetic acid dihydrochloride ( Exemplified compound number: 2038)
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2-fluoro-2- (Z) -propenyl] sulfamoyl ethyl acetate dihydrochloride (265 mg) was dissolved in 3M hydrochloric acid (15 ml) and stirred at 80 ° C. for 2 hours. After the reaction solution was cooled to room temperature, the solvent was distilled off under reduced pressure, and the residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 15% acetonitrile / water). The obtained amorphous solid was dissolved in methanol (10 ml), 4M hydrogen chloride dioxane solution (0.2 ml) was added, and the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure. This was dissolved in water (about 15 ml) and then freeze-dried to obtain 218 mg (yield 86%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.74 (2H, m), 2.05 (2H, m), 2.29 (3H, s), 3.52 (2H, m), 3.72 (1H, m), 3.82 (1H, m), 4.20 (2H, s) ), 4.59 (2H, d, J = 15.5), 4.71 (1H, m), 5.95 (1H, d, J = 38.0), 7.06 (2H, d, J = 9.0), 7.42 (2H, d, J = 9.0), 7.59 (1H, t, J = 8.0), 7.68 (1H, d, J = 8.0), 7.76 (1H, d, J = 8.0), 7.81 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 ): 1734, 1673, 1627.
[0360]
Example 58
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3,5-dicarbamoylphenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl ethyl acetate Dihydrochloride
(Exemplary compound number: 1506)
[0361]
(A) N- [3- (3-Amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [3,5-dicarbamoyl-4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] sulfamoyl ethyl acetate dihydrochloride salt
N- [4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3,5-dicarbamoylphenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetic acid Ethyl (0.84 g) was dissolved in a mixed solvent of dichloromethane (25 ml) and ethanol (25 ml), and hydrogen chloride was passed through for 1.5 hours under ice-cooling. After sealing, the mixture was sealed and stirred at room temperature for 3 hours. After the reaction solution was concentrated under reduced pressure, the residue was dissolved in ethanol (25 ml), an aqueous ammonium chloride solution (0.15 g dissolved in 5 ml of water) and 28% aqueous ammonia (0.35 ml) were added, and the mixture was stirred at room temperature for 2.5. After stirring for an hour, it was left for 12 hours. The reaction solution was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 17.5% acetonitrile / water), and the obtained amorphous solid was dissolved in ethanol (10 ml). After adding 4M hydrogen chloride dioxane solution (0.20 ml), this was concentrated to dryness under reduced pressure to obtain 0.17 g (yield 20%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.24 (3H, t, J = 7.0), 1.85-2.00 (4H, m), 2.95-3.05 (2H, m), 3.20-3.30 (2H, m), 4.20 (2H, q, J = 7.0 ), 4.25-4.35 (1H, m), 4.45 (2H, s), 4.50 (2H, d, J = 6.0), 6.45 (1H, dt, J = 16.0, 6.0), 6.61 (1H, d, J = 16.0), 7.55 (1H, t, J = 8.0), 7.61 (2H, s), 7.67 (1H, d, J = 8.0), 7.72 (1H, d, J = 8.0), 7.88 (1H, s);
MASS (FAB, m / z): 587 [M + H].
[0362]
(B) N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3,5-dicarbamoylphenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] Sulfamoyl acetate dihydrochloride
N- [3- (3-Amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [3,5-dicarbamoyl-4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] sulfamoyl ethyl acetate dihydrochloride (0 .17 g) was dissolved in ethanol (20 ml), ethylacetimidate hydrochloride (1.67 g) and triethylamine (1.68 ml) were added, and the mixture was stirred at room temperature for 5.5 hours. After the reaction solution was concentrated under reduced pressure, the residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 17.5% acetonitrile / water), and the resulting amorphous solid was then added to ethanol (5 ml). After dissolution, 4M hydrogen chloride dioxane solution (0.10 ml) was added, and this was concentrated to dryness under reduced pressure to obtain 0.08 g (yield 43%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.24 (3H, t, J = 7.0), 1.75-2.00 (4H, m), 2.28 (3H, s), 3.45-3.55 (2H, m), 3.70-3.80 (2H, m), 4.20 ( 2H, q, J = 7.0), 4.30-4.40 (1H, m), 4.45 (2H, s), 4.51 (2H, d, J = 6.0), 6.44 (1H, dt, J = 16.0, 6.0), 6.61 (1H, d, J = 16.0), 7.55 (1H, t, J = 8.0), 7.64 (2H, s), 7.68 (1H, d, J = 8.0), 7.72 (1H, d, J = 8.0), 7.88 (1H, s);
MASS (FAB, m / z): 628 [M + H].
[0363]
Example 59
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3,5-dicarbamoylphenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoylacetic acid 2 Hydrochloride (Exemplified Compound No. 2035) N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -3,5-dicarbamoylphenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl ethyl acetate dihydrochloride (0.07 g) was dissolved in 3M hydrochloric acid (10 ml) and stirred at 70 ° C. for 2 hours. The reaction solution was cooled to room temperature and then concentrated under reduced pressure. The residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 10% acetonitrile / water), and the resulting amorphous solid was treated with 1M. This was dissolved in hydrochloric acid (0.30 ml) and concentrated to dryness under reduced pressure to obtain 0.05 g (yield 69%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.75-2.00 (4H, m), 2.27 (3H, s), 3.45-3.55 (2H, m), 3.70-3.80 (2H, m), 4.32 (2H, s), 4.35-4.40 (1H, m), 4.51 (2H, d, J = 6.0), 6.45 (1H, dt, J = 16.0, 6.0), 6.60 (1H, d, J = 16.0), 7.55 (1H, t, J = 8.0), 7.63 (2H, s), 7.67 (1H, d, J = 8.0), 7.72 (1H, d, J = 8.0), 7.87 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 : 1729, 1668.
[0364]
Example 60
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -5-carbamoyl-2-methylphenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetic acid Ethyl dihydrochloride
(Exemplary compound number: 1491)
[0365]
(A) N- [3- (3-Amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [5-carbamoyl-2-methyl-4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] sulfamoyl ethyl acetate 2 Hydrochloride
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -5-carbamoyl-2-methylphenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl Ethyl acetate (2.10 g) was dissolved in a mixed solvent of dichloromethane (25 ml) and ethanol (25 ml), and hydrogen chloride was passed through for 1 hour under ice-cooling, then the container was sealed and stirred at room temperature for 3 hours. After concentrating the reaction solution under reduced pressure, the residue was dissolved in ethanol (25 ml), aqueous ammonium chloride solution (0.59 g dissolved in 5 ml of water) and 28% aqueous ammonia (1.34 ml) were added, and the mixture was stirred at room temperature for 7 hours. And left for 12 hours. After the reaction solution was concentrated under reduced pressure, the residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 17.5% acetonitrile / water), and the resulting amorphous solid was dissolved in ethanol (20 ml). After adding a 4M hydrogen chloride dioxane solution (1.40 ml), this was concentrated to dryness under reduced pressure to obtain 1.18 g (yield 57%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.24 (3H, t, J = 7.0), 1.85-1.95 (2H, m), 2.10-2.20 (2H, m), 2.33 (3H, s), 3.05-3.15 (2H, m), 3.20- 3.30 (2H, m), 4.21 (2H, q, J = 7.0), 4.25-4.30 (1H, m), 4.36 (1H, d, J = 14.0), 4.45-4.50 (1H, m), 4.51 (1H , d, J = 14.0), 4.80 (1H, m), 6.40-6.55 (2H, m), 6.48 (1H, s), 7.55 (1H, t, J = 8.0), 7.69 (1H, d, J = 8.0), 7.72 (1H, d, J = 8.0), 7,77 (1H, s), 7.83 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 ): 1737, 1673, 1657.
[0366]
(B) N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -5-carbamoyl-2-methylphenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl ] Ethyl sulfamoyl acetate dihydrochloride
N- [3- (3-Amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- [5-carbamoyl-2-methyl-4- (piperidin-4-yloxy) phenyl] sulfamoyl acetate dihydrochloride ( 1.00 g) was dissolved in ethanol (50 ml), ethylacetimidate hydrochloride (0.59 g) and triethylamine (1.33 ml) were added, and the mixture was stirred at room temperature for 1 hour and then allowed to stand for 14 hours. After the reaction solution was concentrated under reduced pressure, the residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 20% acetonitrile / water), and the resulting amorphous solid was dissolved in ethanol (10 ml). A 4M hydrogen chloride dioxane solution (1.00 ml) was added, and the mixture was concentrated to dryness under reduced pressure to obtain 0.98 g (yield 92%) of the title compound as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.24 (3H, t, J = 7.0), 1.75-1.90 (2H, m), 2.00-2.15 (2H, m), 2.30 (3H, s), 2.34 (3H, s), 3.50-3.60 ( 2H, m), 3.70-3.80 (1H, m), 3.80-3.90 (1H, m), 4.21 (2H, q, J = 7.0), 4.25-4.30 (1H, m), 4.36 (1H, d, J = 14.0), 4.45-4.50 (1H, m), 4.51 (1H, d, J = 14.0), 4.87 (1H, m), 6.40-6.55 (2H, m), 7.19 (1H, s), 7.56 (1H , t, J = 8.0), 7.70 (1H, d, J = 8.0), 7.72 (1H, d, J = 8.0), 7,82 (1H, s), 7.84 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 ): 1737, 1672, 1622.
[0367]
Example 61
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -5-carbamoyl-2-methylphenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetic acid Dihydrochloride
(Exemplary compound number: 2020)
N- [4- (1-acetimidoylpiperidin-4-yloxy) -5-carbamoyl-2-methylphenyl] -N- [3- (3-amidinophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetic acid Ethyl dihydrochloride (0.80 g) was dissolved in 3M hydrochloric acid (40 ml) and stirred at 70 ° C. for 1.5 hours. The reaction solution was cooled to room temperature and then concentrated under reduced pressure. The residue was purified by preparative HPLC (YMC-Pack ODS YMC, elution solvent: 12.5% acetonitrile / water), and the resulting amorphous solid was purified. By dissolving in 1M hydrochloric acid (3.00 ml) and concentrating to dryness under reduced pressure, 0.71 g (yield 92%) of the title compound was obtained as a colorless amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.75-1.90 (2H, m), 2.00-2.15 (2H, m), 2.30 (3H, s), 2.34 (3H, s), 3.45-3.55 (1H, m), 3.55-3.65 (1H, m), 3.65-3.80 (1H, m), 3.80-3.95 (1H, m), 4.20-4.30 (1H, m), 4.22 (1H, d, J = 15.0), 4.41 (1H, d, J = 15.0 ), 4.45-4.55 (1H, m), 4.86 (1H, m), 6.40-6.55 (2H, m), 7.18 (1H, s), 7.55 (1H, t, J = 7.0), 7.70 (1H, d , J = 7.0), 7.72 (1H, d, J = 7.0), 7,83 (1H, s), 7.84 (1H, s);
IR (KBr, cm -1 ): 1730, 1672.
[0368]
Reference example 1
3-cyanocinnamic aldehyde
3-Cyanobenzaldehyde (4.5 g) was dissolved in toluene (200 ml), triphenylphosphoranylideneacetaldehyde (13.6 g) was added, and the reaction solution was stirred at 70 ° C. for 4 hours. The reaction solution was concentrated under reduced pressure, the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: dichloromethane), and then recrystallized from toluene and hexane to obtain 3.09 g (yield 57%) of the title compound. Obtained as pale yellow needles.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 6.76 (1H, dd, J = 16.0, 7.5), 7.46 (1H, d, J = 16.0), 7.58 (1H, t, J = 8.0), 7.73 (1H, d, J = 8.0), 7.80 (1H, d, J = 8.0), 7.84 (1H, s), 9.75 (1H, d, J = 7.5).
[0369]
Reference example 2
3- (3-Cyanophenyl) -2- (E) -propen-1-ol
3-Cyanocinnaldehyde (3.00 g) was dissolved in a mixed solvent of dichloromethane (30 ml) and ethanol (70 ml), and sodium borohydride (1.32 g) and cerium chloride (2.49 g) were added under ice cooling. Then, the mixture was stirred at the same temperature for 1.5 hours. A saturated aqueous ammonium chloride solution was added to the reaction solution, followed by extraction three times with dichloromethane. The extract was washed with saturated brine, and then the organic layer was dried over anhydrous sodium sulfate. The solvent was distilled off under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: hexane / ethyl acetate = 3/2) to give 3.27 g (quantitative yield) of the title compound as a pale yellow oily substance. Got as.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 4.37 (2H, m), 6.43 (1H, dt, J = 16.0, 5.0), 6.62 (1H, d, J = 16.0), 7.43 (1H, t, J = 8.0), 7.52 (1H, d , J = 8.0), 7.60 (1H, d, J = 8.0), 7.65 (1H, s).
[0370]
Reference example 3
[3- (3-Cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] ethyl carbonate
3- (3-Cyanophenyl) -2- (E) -propen-1-ol (403 mg) was dissolved in dichloromethane (6 ml), pyridine (1 ml) was added, and then ethyl chloroformate (0 .38 ml) was added dropwise and stirred at the same temperature for 2 hours. An aqueous ammonium chloride solution was added to the reaction solution, followed by extraction with ethyl acetate. The extract was washed with water and saturated brine, and then the organic layer was dried over anhydrous sodium sulfate. After filtration, the solvent was distilled off under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: hexane / ethyl acetate = 4/1) to give 492 mg (yield 84%) of the title compound as a colorless oily substance. Got as.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.34 (3H, t, J = 7.0), 4.24 (2H, q, J = 7.0), 4.80 (2H, d, J = 5.5), 6.36 (1H, dt, J = 16.0, 5.5), 6.67 (1H, d, J = 16.0), 7.44 (1H, t, J = 8.0), 7.55 (1H, d, J = 8.0), 7.61 (1H, d, J = 8.0), 7.66 (1H, s).
[0371]
Reference example 4
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) nitrobenzene
Sodium hydride (2.2 g) was washed with hexane, suspended in N, N-dimethylacetamide (150 ml), and then cooled with ice under 1-tert-butoxycarbonyl-4-hydroxypiperidine (10.1 g). And stirred at room temperature for 2 hours. Subsequently, 4-fluoronitrobenzene was added to the reaction solution over 20 minutes, and then the dark brown reaction solution was stirred for 4 hours. Saturated aqueous ammonium chloride solution was added to the reaction solution to stop the reaction, followed by extraction three times with t-butyl methyl ether. The extract was washed with water and saturated brine, and then the organic layer was washed with anhydrous sodium sulfate. Dried. The solvent was distilled off under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: hexane / ethyl acetate = 2/1) to give 11.9 g (yield 74%) of the title compound as a pale yellow solid. Obtained.
1 H NMR (400MHz, CDCl Three ) δppm: 1.43 (9H, s), 1.76 (2H, m), 1.91 (2H, m), 3.34 (2H, m), 3.65 (2H, m), 4.56 (1H, m), 6.91 (2H, d , J = 9.0), 8.15 (2H, d, J = 9.0).
[0372]
Reference Example 5
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) aniline
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) nitrobenzene (11.9 g) was dissolved in methanol (100 ml), palladium-carbon catalyst (1.9 g) was added, and then at room temperature under hydrogen atmosphere. Stir for 4 hours. After filtering the reaction solution, the filtrate was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: hexane / ethyl acetate = 1/1) to give 10.7 g of the title compound (yield 99). %) As a pale red solid.
1 H NMR (400MHz, CDCl Three ) δppm: 1.46 (9H, s), 1.71 (2H, m), 1.87 (2H, m), 3.27 (2H, m), 3.71 (2H, m), 4.26 (1H, m), 6.63 (2H, d ,
J = 8.5), 6.76 (2H, d, J = 8.5).
[0373]
Reference Example 6
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] ethanesulfonamide
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) aniline (10.6 g) and pyridine (8 ml) were dissolved in dichloromethane (75 ml), and ethanesulfonyl chloride (4.1 ml) was added dropwise under ice cooling. Thereafter, the mixture was stirred at room temperature for 5 hours. Methanol (1 ml) was added to the reaction mixture, and the mixture was concentrated under reduced pressure. The residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: hexane / ethyl acetate = 3/2) to give 11.7 g (yield) of the title compound. 84%) was obtained as a pale pink solid.
1 H NMR (400MHz, CDCl Three ) δppm: 1.38 (3H, t, J = 8.0), 1.47 (9H, s), 1.74 (2H, m), 1.90 (2H, m), 3.07 (2H, q, J = 8.0), 3.34 (2H, m), 3.69 (2H, m), 4.42 (1H, m), 6.88 (2H, d, J = 9.0), 7.17 (2H, d, J = 9.0).
[0374]
Reference Example 7
N- [4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] ethanesulfonamide
[3- (3-Cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] ethyl carbonate (1.04 g) and N- [4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] ethanesulfonamide ( 1.15 g) was suspended in tetrahydrofuran (9 ml), tris (dibenzylideneacetone) palladium chloroform complex (0.077 g) and triphenylphosphine (0.039 g) were added, and the mixture was stirred at room temperature for 3 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: dichloromethane / ethyl acetate = 8/1) to give 1.57 g of the title compound (quantitative yield) as a pale yellow oil. Obtained as material.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.42 (3H, t, J = 7.0), 1.47 (9H, s), 1.74 (2H, m), 1.90 (2H, m), 3.06 (2H, q, J = 7.0), 3.34 (2H, m), 3.68 (2H, m), 4.42 (2H, d, J = 7.0), 4.44 (1H, m), 6.28 (1H, dt, J = 15.5, 7.0), 6.42 (1H, d, J = 15.5 ), 6.89 (2H, d, J = 9.0), 7.26 (2H, d, J = 9.0), 7.40 (1H, t, J = 7.5), 7.52 (2H, m), 7.56 (1H, s).
[0375]
Reference Example 8
3- (3-Cyanophenyl) -2-methyl-2- (E) -propenal
3-Cyanobenzaldehyde (2.62 g) was dissolved in toluene (90 ml), 2-triphenylphosphoranylidenepropionaldehyde (8.28 g) was added, and the mixture was stirred at 70 ° C. for 11 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: dichloromethane) to give 2.61 g (yield 76%) of the title compound as pale yellow needles.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 2.07 (3H, s), 7.25 (1H, bs), 7.59 (1H, t, J = 8.0), 7.68 (1H, d, J = 8.0), 7.74 (1H, d, J = 8.0), 7.79 (1H, s), 9.63 (1H, s).
[0376]
Reference Example 9
3- (3-Cyanophenyl) -2-methyl-2- (E) -propen-1-ol
3- (3-Cyanophenyl) -2-methyl-2- (E) -propenal (2.00 g) was dissolved in a mixed solvent of dichloromethane (30 ml) and ethanol (60 ml), and sodium borohydride was cooled with ice. (0.83 g) and cerium chloride (1.30 g) were added, followed by stirring at the same temperature for 3 hours. A saturated aqueous ammonium chloride solution was added to the reaction solution, followed by extraction three times with dichloromethane. The extract was washed with water and saturated brine, and then the organic layer was dried over anhydrous sodium sulfate. After filtration, the solvent was distilled off under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: hexane / ethyl acetate = 1/1) to give 2.05 g of the title compound (quantitative yield). Obtained as a pale yellow oil.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.87 (3H, s), 4.22 (2H, m), 6.52
(1H, bs), 7.42-7.52 (3H, m), 7.55 (1H, s).
[0377]
Reference Example 10
[3- (3-Cyanophenyl) -2-methyl-2- (E) -propenyl] ethyl carbonate
3- (3-Cyanophenyl) -2-methyl-2- (E) -propen-1-ol (2.00 g) was dissolved in dichloromethane (20 ml), pyridine (3 ml) was added, and then ice-cooled. , Ethyl chloroformate (1.30 ml) was added dropwise, and the mixture was stirred at room temperature for 12 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: hexane / ethyl acetate = 4/1) to give 2.46 g (yield 87%) of the title compound as a colorless oil. Obtained.
1 H NMR (400MHz, CDCl Three ) δppm: 1.34 (3H, t, J = 7.0), 1.90 (3H, s), 4.25 (2H, q, J = 7.0), 4.70 (2H, s), 6.53 (1H, bs), 7.43-7.55 ( 4H, m).
[0378]
Reference Example 11
N- [4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2-methyl-2- (E) -propenyl] ethanesulfonamide
[3- (3-Cyanophenyl) -2-methyl-2- (E) -propenyl] ethyl carbonate (1.10 g) and N- [4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] Ethanesulfonamide (1.15 g) was suspended in tetrahydrofuran (9 ml), tris (dibenzylideneacetone) palladium chloroform complex (78 mg) and triphenylphosphine (39 mg) were added, and the mixture was stirred at room temperature for 16 hours. The reaction solution was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: dichloromethane / ethyl acetate = 12/1) to give 0.58 g (yield 36%) of the title compound as a colorless amorphous solid. Got as.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.42 (3H, t, J = 7.5), 1.47 (9H, s), 1.75 (2H, m), 1.89 (3H, s), 1.91 (2H, m), 3.07 (2H, q, J = 7.5), 3.34 (2H, m), 3.69 (2H, m), 4.37 (2H, s), 4.45 (1H, m), 6.21 (1H, s), 6.89 (2H, d, J = 9.0), 7.26 (2H, d, J = 9.0), 7.32 (1H, d, J = 8.0), 7.35 (1H, s), 7.38 (1H, t, J = 8.0), 7.48 (1H, d, J = 8.0).
[0379]
Reference Example 12
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] sulfamoyl ethyl acetate
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) aniline (4.39 g) and pyridine (2.4 ml) were dissolved in dichloromethane (30 ml), and ethyl chlorosulfonylacetate (2.4 ml) was cooled with ice. Was added dropwise, followed by stirring at room temperature for 13 hours. Methanol (0.5 ml) was added to the reaction mixture, and the mixture was concentrated under reduced pressure. The residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: hexane / ethyl acetate = 3/2) to give 4.96 g of the title compound. (75% yield) was obtained as a pale red oil.
1 H NMR (400MHz, CDCl Three ) δppm: 1.33 (3H, t, J = 7.0), 1.47 (9H, s), 1.75 (2H, m), 1.90 (2H, m), 3.34 (2H, m), 3.69 (2H, m), 3.89 (2H, s), 4.29 (2H, q, J = 7.0), 4.44 (1H, m), 6.89 (2H, d, J = 8.5), 7.27 (2H, d, J = 8.5).
[0380]
Reference Example 13
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetate ethyl
3- (3-Cyanophenyl) -2- (E) -propen-1-ol (0.80 g), N- [4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] sulfamoyl acetate ( 2.21 g) and triphenylphosphine (1.70 g) were dissolved in dichloromethane (40 ml), and diethyl azodicarboxylate (1.0 ml) was added dropwise under ice cooling, followed by stirring at the same temperature for 2 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: dichloromethane / ethyl acetate = 10/1) to give 2.15 g (yield 74%) of the title compound as a colorless oily substance. Got as.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.35 (3H, t, J = 7.0), 1.47 (9H, s), 1.75 (2H, m), 1.90 (2H, m), 3.34 (2H, m), 3.68 (2H, m), 3.98 (2H, s), 4.30 (2H, q, J = 7.0), 4.45 (1H, m), 4.47 (2H, d, J = 6.0), 6.24 (1H, dt, J = 15.5, 6.0), 6.40 ( 1H, d, J = 15.5), 6.90 (2H, d, J = 8.5), 7.39 (3H, m), 7.51 (2H, m), 7.55 (1H, s).
[0381]
Reference Example 14
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -2-methylnitrobenzene
1-t-Butoxycarbonyl-4-hydroxypiperidine (6.04 g), 3-methyl-4-nitrophenol (4.59 g) and triphenylphosphine (10.20 g) were dissolved in dichloromethane (100 ml) and iced. Under cooling, diethyl azodicarboxylate (6.1 ml) was added dropwise, followed by stirring at room temperature for 6 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: hexane / ethyl acetate = 3/1) to give 6.04 g (yield 60%) of the title compound as a pale yellow solid. Got as.
1 H NMR (400MHz, CDCl Three ) δppm: 1.48 (9H, s), 1.78 (2H, m), 1.94 (2H, m), 2.62 (3H, s), 3.38 (2H, m), 3.69 (2H, m), 4.58 (1H, m ), 6.80 (2H, m), 8.08 (1H, d, J = 9.5).
[0382]
Reference Example 15
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -2-methylaniline
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -2-methylnitrobenzene (3.23 g) was dissolved in methanol (30 ml), palladium-carbon catalyst (0.21 g) was added, and hydrogen atmosphere was added. The mixture was stirred at room temperature for 4 hours. After the reaction solution was filtered, the filtrate was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: hexane / ethyl acetate = 1/1) to give 3.02 g of the title compound (yield 99). %) As a pale red oil.
1 H NMR (400MHz, CDCl Three ) δppm: 1.47 (9H, s), 1.70 (2H, m), 1.87 (2H, m), 2.12 (3H, s), 3.27 (2H, m), 3.71 (2H, m), 4.26 (1H, m ), 6.59-6.69 (3H, m).
[0383]
Reference Example 16
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -2-methylphenyl] sulfamoyl ethyl acetate
4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -2-methylaniline (3.00 g) and pyridine (1.6 ml) were dissolved in dichloromethane (20 ml), and ethyl chlorosulfonyl acetate ( 1.6 ml) was added dropwise, followed by stirring at room temperature for 13 hours. Methanol (1 ml) was added to the reaction mixture, and the mixture was concentrated under reduced pressure. The residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: hexane / ethyl acetate = 3/2) to give 2.35 g (yield) of the title compound. 53%) was obtained as a pale yellow solid.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.33 (3H, t, J = 7.0), 1.47 (9H, s), 1.74 (2H, m), 1.90 (2H, m), 2.38 (3H, s), 3.34 (2H, m), 3.68 (2H, m), 4.01 (2H, s), 4.29 (2H, q, J = 7.0), 4.43 (1H, m), 6.73 (1H, dd, J = 8.5, 3.0), 6.80 (1H, d, J = 3.0), 7.34 (1H, d, J = 8.0).
[0384]
Reference Example 17
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -2-methylphenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl ethyl acetate
3- (3-Cyanophenyl) -2- (E) -propen-1-ol (0.48 g), N- [4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -2-methylphenyl] Ethyl sulfamoyl acetate (1.37 g) and triphenylphosphine (0.94 g) were dissolved in dichloromethane (20 ml), and diethyl azodicarboxylate (0.57 ml) was added dropwise under ice cooling, followed by 1 hour at the same temperature. Stir. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: dichloromethane / ethyl acetate = 11/1) to give 1.80 g (quantitative yield) of the title compound as pale yellow. Obtained as a regular solid.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.36 (3H, t, J = 7.0), 1.47 (9H, s), 1.74 (2H, m), 1.90 (2H, m), 2.35 (3H, s), 3.34 (2H, m), 3.68 (2H, m), 3.99 (1H, d, J = 15.0), 4.12 (1H, d, J = 15.0), 4.27 (1H, dd, J = 15.0, 6.0), 4.31 (2H, m), 4.44 ( 1H, m), 4.50 (1H, dd, J = 15.0, 6.0), 6.28 (1H, dt, J = 16.5, 6.0), 6.32 (1H, d, J = 16.5), 6.76 (1H, dd, J = 9.0, 3.0), 6.79 (1H, d, J = 3.0), 7.39 (1H, d, J = 9.0), 7.41 (1H, d, J = 7.5), 7.52 (3H, m).
[0385]
Reference Example 18
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-methoxynitrobenzene
1-t-Butoxycarbonyl-4-hydroxypiperidine (3.02 g), 2-methoxy-4-nitrophenol (2.54 g) and triphenylphosphine (10.20 g) were dissolved in dichloromethane (60 ml) and iced. Under cooling, diethyl azodicarboxylate (3.1 ml) was added dropwise, followed by stirring at room temperature for 20 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: hexane / ethyl acetate = 5/2) to give 4.36 g (yield 82%) of the title compound as a pale yellow oil. Obtained as material.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.47 (9H, s), 1.83 (2H, m), 1.96 (2H, m), 3.33 (2H, m), 3.77 (2H, m), 3.94 (3H, s), 4.61 (1H, m ), 6.94 (1H, d, J = 9.0), 7.76 (1H, d, J = 2.0), 7.87 (1H, dd, J = 9.0, 2.0).
[0386]
Reference Example 19
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-methoxyaniline
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-methoxynitrobenzene (4.36 g) was dissolved in methanol (60 ml), palladium-carbon catalyst (0.25 g) was added, and hydrogen atmosphere was added. The mixture was stirred at room temperature for 65 hours. After the reaction solution was filtered, the filtrate was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: hexane / ethyl acetate = 1/1) to give 2.03 g of the title compound (yield 51 %) As a pale red oil.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.46 (9H, s), 1.71 (2H, m), 1.87 (2H, m), 3.18 (2H, m), 3.78 (2H, m), 3.80 (3H, s), 4.15 (1H, m ), 6.19 (1H, dd, J = 8.5, 3.0), 6.29 (1H, d, J = 3.0), 6.76 (1H, d, J = 8.5).
[0387]
Reference Example 20
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-methoxyphenyl] sulfamoyl acetate ethyl
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-methoxyaniline (2.00 g) and pyridine (1.0 ml) were dissolved in dichloromethane (40 ml) and ethyl chlorosulfonyl acetate ( 1.0 ml) was added dropwise and the mixture was stirred at the same temperature for 2 hours and then at room temperature for 5 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: hexane / ethyl acetate = 2/1) to give 2.56 g (yield 87%) of the title compound as a pale red oily substance. Got as.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.32 (3H, t, J = 7.0), 1.47 (9H, s), 1.76 (2H, m), 1.90 (2H, m), 3.25 (2H, m), 3.78 (2H, m), 3.85 (3H, s), 3.92 (2H, s), 4.29 (2H, q, J = 7.0), 4.36 (1H, m), 6.82 (1H, dd, J = 9.0, 2.5), 6.88 (1H, d, J = 9.0), 6.96 (1H, d, J = 2.5).
[0388]
Reference Example 21
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-methoxyphenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl ethyl acetate
3- (3-Cyanophenyl) -2- (E) -propen-1-ol (338 mg), N- [4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-methoxyphenyl] sulfamoyl acetic acid Ethyl (823 mg) and triphenylphosphine (1000 mg) were dissolved in dichloromethane (20 ml), and diethyl azodicarboxylate (0.43 ml) was added dropwise under ice cooling, followed by stirring at the same temperature for 1 hour. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: dichloromethane / ethyl acetate = 12/1) to give 985 mg (yield 76%) of the title compound as a colorless amorphous solid. Obtained.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.37 (3H, t, J = 7.0), 1.48 (9H, s), 1.78 (2H, m), 1.93 (2H, m), 3.27 (2H, m), 3.80 (2H, m), 3.84 (3H, s), 4.02 (2H, s), 4.32 (2H, q, J = 7.0), 4.43 (1H, m), 4.50 (2H, d, J = 7.0), 6.27 (1H, dt, J = 15.5, 7.0), 6.42 (1H, d, J = 15.5), 6.92 (1H, d, J = 8.0), 7.03 (1H, dd, J = 8.0, 3.0), 7.05 (1H, d, J = 3.0) , 7.42 (1H, t, J = 8.0), 7.53 (2H, m), 7.58 (1H, s).
[0389]
Reference Example 22
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-fluoronitrobenzene
1-t-Butoxycarbonyl-4-hydroxypiperidine (3.02 g), 2-fluoro-4-nitrophenol (2.36 g) and triphenylphosphine (5.11 g) were dissolved in dichloromethane (60 ml) and iced. Under cooling, diethyl azodicarboxylate (3.1 ml) was added dropwise, followed by stirring at room temperature for 14 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: hexane / ethyl acetate = 5/2) to give 3.71 g (yield 73%) of the title compound as a pale yellow solid. Got as.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.48 (9H, s), 1.84 (2H, m), 1.97 (2H, m), 3.41 (2H, m), 3.71 (2H, m), 4.66 (1H, m), 7.05 (1H, m ), 8.04 (2H, m).
[0390]
Reference Example 23
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-fluoroaniline
4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-fluoronitrobenzene (3.71 g) was dissolved in methanol (50 ml), palladium-carbon catalyst (0.30 g) was added, and hydrogen atmosphere was added. The mixture was stirred at room temperature for 4 hours. After the reaction solution was filtered, the filtrate was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: hexane / ethyl acetate = 1/1) to give 3.27 g (yield 97) of the title compound. %) As a pale red solid.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.46 (9H, s), 1.72 (2H, m), 1.86 (2H, m), 3.23 (2H, m), 3.75 (2H, m), 4.17 (1H, m), 6.35 (1H, dd , J = 8.5, 3.0), 6.44 (1H, dd, J = 12.5, 3.0), 6.82 (1H, dd, J = 9.0, 8.5).
[0390]
Reference Example 24
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-fluorophenyl] sulfamoyl acetate ethyl
4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-fluoroaniline (1.49 g) and pyridine (0.77 ml) were dissolved in dichloromethane (30 ml), and ethyl chlorosulfonyl acetate ( 0.77 ml) was added dropwise, and the mixture was stirred at room temperature for 7 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: hexane / ethyl acetate = 3/2) to give 1.58 g (yield 71%) of the title compound as a pale red oily substance. Got as.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.33 (3H, t, J = 7.0), 1.47 (9H, s), 1.77 (2H, m), 1.90 (2H, m), 3.32 (2H, m), 3.72 (2H, m), 3.92 (2H, s), 4.29 (2H, q, J = 7.0), 4.42 (1H, m), 6.97 (1H, dd, J = 9.0, 8.5), 7.04 (1H, dd, J = 9.0, 3.0), 7.17 (1H, dd, J = 11.5, 3.0).
[0392]
Reference Example 25
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-fluorophenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl ethyl acetate
3- (3-Cyanophenyl) -2- (E) -propen-1-ol (0.40 g), N- [4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-fluorophenyl] Ethyl sulfamoyl acetate (1.15 g) and triphenylphosphine (0.85 g) were dissolved in dichloromethane (20 ml), and diethyl azodicarboxylate (0.51 ml) was added dropwise under ice cooling, followed by 3 hours at the same temperature. Stir. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: dichloromethane / ethyl acetate = 10/1) to give 1.21 g (yield 81%) of the title compound as a pale yellow solid. Obtained as a regular solid.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.35 (3H, t, J = 7.0), 1.47 (9H, s), 1.77 (2H, m), 1.91 (2H, m), 3.34 (2H, m), 3.70 (2H, m), 3.98 (2H, s), 4.31 (2H, q, J = 7.0), 4.46 (1H, m), 4.47 (2H, d, J = 7.0), 6.22 (1H, dt, J = 16.0, 7.0), 6.41 ( 1H, d, J = 16.0), 6.98 (1H, dd, J = 9.0, 8.5), 7.20 (1H, dd, J = 8.5, 2.0), 7.27 (1H, m), 7.40 (1H, dd, J = 8.0, 7.0), 7.52 (1H, d, J = 7.0), 7.53 (1H, d, J = 8.0), 7.56 (1H, s).
[0393]
Reference Example 26
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-chloronitrobenzene
1-t-Butoxycarbonyl-4-hydroxypiperidine (3.32 g), 2-chloro-4-nitrophenol (2.36 g) and triphenylphosphine (5.11 g) were dissolved in dichloromethane (60 ml) and iced. Under cooling, diethyl azodicarboxylate (3.1 ml) was added dropwise, followed by stirring at room temperature for 18 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: hexane / ethyl acetate = 5/2) to give 3.90 g (yield 76%) of the title compound as a pale yellow solid. Got as.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.48 (9H, s), 1.84-1.98 (4H, m) 3.54 (2H, m), 3.62 (2H, m), 4.73 (1H, m), 7.00 (1H, d, J = 9.0), 8.14 (1H, dd, J = 9.0, 3.0), 8.31 (1H, d, J = 3.0).
[0394]
Reference Example 27
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-chloroaniline
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-chloronitrobenzene (2.40 g) was dissolved in acetic acid (50 ml), and zinc powder (5.60 g) was added in 4 portions at room temperature. Stir for 2 hours. After the reaction solution was filtered, the filtrate was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: hexane / ethyl acetate = 1/1) to give 1.99 g (yield 87) of the title compound. %) As an orange oil.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.47 (9H, s), 1.77 (2H, m), 1.87 (2H, m), 3.31 (2H, m), 3.72 (2H, m), 4.26 (1H, m), 6.52 (1H, dd , J = 9.0, 3.0), 6.73 (1H, d, J = 3.0), 6.80 (1H, d, J = 9.0).
[0395]
Reference Example 28
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-chlorophenyl] sulfamoyl acetate ethyl
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-chloroaniline (1.50 g) and pyridine (0.56 ml) were dissolved in dichloromethane (20 ml), and ethyl chlorosulfonyl acetate ( 0.74 ml) was added dropwise, and the mixture was stirred at room temperature for 5 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: hexane / ethyl acetate = 3/2) to give 1.19 g (yield 54%) of the title compound as a pale red oily substance. Got as.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.34 (3H, t, J = 7.0), 1.47 (9H, s), 1.79-1.92 (4H, m), 3.46 (2H, m), 3.64 (2H, m), 3.92 (2H, s) , 4.30 (2H, q, J = 7.0), 4.52 (1H, m), 6.94 (1H, d, J = 9.0), 7.22 (1H, dd, J = 9.0, 2.5), 7.40 (1H, d, J = 2.5).
[0396]
Reference Example 29
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-chlorophenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetate ethyl
3- (3-Cyanophenyl) -2- (E) -propen-1-ol (0.40 g), N- [4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-chlorophenyl] sulfamoyl Ethyl acetate (1.19 g) and triphenylphosphine (0.79 g) were dissolved in dichloromethane (20 ml), and diethyl azodicarboxylate (0.50 ml) was added dropwise under ice cooling. Stir for hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: dichloromethane / ethyl acetate = 10/1) to give 1.20 g (yield 78%) of the title compound as a pale red solid. Obtained as a regular solid.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.36 (3H, t, J = 7.0), 1.47 (9H, s), 1.79-1.92 (4H, m), 3.47 (2H, m), 3.62 (2H, m), 3.99 (2H, s) , 4.31 (2H, q, J = 7.0), 4.47 (2H, d, J = 6.5), 4.55 (1H, m), 6.23 (1H, dt, J = 16.0, 6.5), 6.41 (1H, d, J = 16.0), 6.94 (1H, d, J = 9.0), 7.32 (1H, dd, J = 9.0, 3.0), 7.41 (1H, t, J = 7.5), 7.50-7.58 (4H, m).
[0397]
Reference Example 30
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-trifluoromethylnitrobenzene
1-t-Butoxycarbonyl-4-hydroxypiperidine (1.45 g), Journal of Organic Chemistry. 63, 4199 (1998) [ J. Org. Chem. , 63 , 4199 (1998)], 2-trifluoromethyl-4-nitrophenol (1.38 g) and triphenylphosphine (2.27 g) synthesized from 3-trifluoromethylnitrobenzene were mixed with dichloromethane (65 ml). ), Diethyl azodicarboxylate (1.4 ml) was added dropwise under ice cooling, and the mixture was stirred at room temperature for 24 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: dichloromethane) to give the title compound (2.28 g, yield 88%) as a pale yellow oil.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.49 (9H, s), 1.88-1.99 (4H, m), 3.51 (2H, m), 3.64 (2H, m), 4.83 (1H, m), 7.09 (1H, d, J = 9.0) , 8.41 (1H, dd, J = 9.0, 3.0), 8.53 (1H, d, J = 3.0).
[0398]
Reference Example 31
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-trifluoromethylaniline
After 4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-trifluoromethylnitrobenzene (2.28 g) was dissolved in methanol (50 ml), palladium-carbon catalyst (0.20 g) was added. The mixture was stirred at room temperature for 5 hours under a hydrogen atmosphere. After the reaction solution was filtered, the filtrate was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: hexane / ethyl acetate = 3/2) to give 1.69 g (yield 80) of the title compound. %) As a pale red oil.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.47 (9H, s), 1.76-1.88 (4H, m), 3.43 (2H, m), 3.59 (2H, m), 4.46 (1H, m), 6.78 (1H, dd, J = 9.0, 3.0), 6.83 (1H, d, J = 9.0), 6.91 (1H, d, J = 3.0).
[0399]
Reference Example 32
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-trifluoromethylphenyl] sulfamoyl acetate
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-trifluoromethylaniline (1.69 g) and pyridine (0.49 ml) were dissolved in dichloromethane (20 ml), and chlorosulfonylacetic acid was cooled with ice. Ethyl (0.76 ml) was added dropwise, followed by stirring at room temperature for 3 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: hexane / ethyl acetate = 3/2) to give 1.74 g (yield 73%) of the title compound as a pale red oily substance. Got as.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.34 (3H, t, J = 7.0), 1.48 (9H, s), 1.83-1.94 (4H, m), 3.48-3.60 (4H, m), 3.91 (2H, s), 4.31 (2H, q, J = 7.0), 4.65 (1H, m), 6.99 (1H, d, J = 9.0), 7.52 (1H, dd, J = 9.0, 2.5),
7.56 (1H, d, J = 2.5).
[0400]
Reference Example 33
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-trifluoromethylphenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetate ethyl
3- (3-Cyanophenyl) -2- (E) -propen-1-ol (0.57 g), N- [4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-trifluoromethyl Phenyl] sulfamoyl ethyl acetate (1.74 g) and triphenylphosphine (1.07 g) were dissolved in dichloromethane (27 ml), and diethyl azodicarboxylate (0.65 ml) was added dropwise under ice cooling. Stir for 3 hours. The reaction solution was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: dichloromethane / ethyl acetate = 12/1) to give 2.06 g (yield 93%) of the title compound as colorless amorphous. Obtained as a solid.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.35 (3H, t, J = 7.0), 1.47 (9H, s), 1.82-1.92 (4H, m), 3.46-3.62 (4H, m), 3.98 (2H, s), 4.31 (2H, q, J = 7.0), 4.48 (2H, d, J = 6.5), 4.66 (1H, m), 6.22 (1H, dt, J = 16.0, 6.5), 6.41 (1H, d, J = 16.0), 6.98 (1H, d, J = 7.5), 7.41 (1H, dd, J = 8.0, 7.5), 7.52 (2H, m), 7.57 (1H, s), 7.58 (1H, dd, J = 9.0, 2.0), 7.72 (1H, d, J = 2.0).
[0401]
Reference Example 34
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-methylnitrobenzene
1-t-Butoxycarbonyl-4-hydroxypiperidine (3.62 g), 2-methyl-4-nitrophenol (2.55 g) and triphenylphosphine (5.25 g) were dissolved in dichloromethane (100 ml) and iced. Under cooling, diethyl azodicarboxylate (3.2 ml) was added dropwise, followed by stirring at room temperature for 18 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: dichloromethane) to give 4.07 g of the title compound as a light yellow oily contaminant.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.48 (9H, s), 1.84 (2H, m), 1.95 (2H, m), 2.29 (3H, s), 3.49 (2H, m), 3.62 (2H, m), 4.66 (1H, m ), 6.86 (1H, d, J = 8.5), 8.07 (2H, m).
[0402]
Reference Example 35
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-methylaniline
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-methylnitrobenzene (4.07 g) was dissolved in methanol (40 ml), palladium-carbon catalyst (0.41 g) was added, and hydrogen was added. Stir for 4 hours at room temperature under atmosphere. After filtering the reaction solution, the filtrate was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: hexane / ethyl acetate = 3/2) to give 2.73 g of the title compound (yield reference). From Example 41, 53%) was obtained as a pale red oily substance in two steps.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.47 (9H, s), 1.74 (2H, m), 1.87 (2H, m), 2.17 (3H, s), 3.30 (2H, m), 3.68 (2H, m), 4.25 (1H, m ), 6.47 (1H, dd, J = 8.5, 2.5), 6.53 (1H, d, J = 2.5), 6.68 (1H, d, J = 8.5).
[0403]
Reference Example 36
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-methylphenyl] sulfamoyl acetate ethyl
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-methylaniline (1.63 g) and pyridine (0.81 ml) were dissolved in dichloromethane (30 ml), and ethyl chlorosulfonyl acetate (30 ml) was cooled with ice. 0.86 ml) was added dropwise, and the mixture was stirred at room temperature for 5 hours. After adding methanol (0.5 ml) to the reaction solution, the solvent was distilled off under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: hexane / ethyl acetate = 3/2) to give the title compound. 1.84 g (76% yield) was obtained as a light brown amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.34 (3H, t, J = 7.0), 1.47 (9H, s), 1.78 (2H, m), 1.89 (2H, m), 2.22 (3H, s), 3.43 (2H, m), 3.62 (2H, m), 3.90 (2H, s), 4.29 (2H, q, J = 7.0), 4.48 (1H, m), 6.79 (1H, d, J = 8.0), 7.12 (2H, m).
[0404]
Reference Example 37
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-methylphenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl ethyl acetate
3- (3-Cyanophenyl) -2- (E) -propen-1-ol (0.64 g), N- [4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-methylphenyl] Ethyl sulfamoyl acetate (1.84 g) and triphenylphosphine (1.26 g) were dissolved in dichloromethane (40 ml), and diethyl azodicarboxylate (0.76 ml) was added dropwise under ice cooling, followed by 1 hour at the same temperature. Stir. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: dichloromethane / ethyl acetate = 12/1) to give 1.90 g (yield 79%) of the title compound as colorless amorphous. Obtained as a solid.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.36 (3H, t, J = 7.0), 1.47 (9H, s), 1.78 (2H, m), 1.89 (2H, m), 2.21 (3H, s), 3.44 (2H, m), 3.60 (2H, m), 3.99 (2H, s), 4.31 (2H, q, J = 7.0), 4.46 (2H, d, J = 6.5), 4.50 (1H, m), 6.24 (1H, dt, J = 16.0, 6.5), 6.41 (1H, d, J = 16.0), 6.80 (1H, d, J = 8.0), 7.24 (2H, m), 7.40 (1H, t, J = 8.0), 7.50 (1H, d , J = 7.5), 7.52 (1H, d, J = 8.0), 7.56 (1H, s).
[0405]
Reference Example 38
3-bromo-5-cyanotoluene
3,5-Dibromotoluene (10.00 g) was dissolved in 1-methyl-2-pyrrolidone (70 ml), copper (I) cyanide (5.20 g) was added, and the mixture was stirred at 200 ° C. for 1.5 hours. did. The reaction solution was allowed to cool to room temperature, water was added and the mixture was extracted with ethyl acetate. The extract was washed successively with 1M hydrochloric acid, water and saturated brine, and the organic layer was dried over anhydrous magnesium sulfate. The solvent was distilled off under reduced pressure, and the residue was suspended in a mixed solvent of hexane and ethyl acetate (9/1) and then filtered. After the filtrate was concentrated under reduced pressure, the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: hexane / ethyl acetate = 9/1) to obtain 1.70 g (yield 21%) of the title compound.
1 H NMR (270MHz, CDCl Three ) δppm: 2.39 (3H, s), 7.40 (1H, s), 7.57 (1H, s), 7.60 (1H, s).
[0406]
Reference Example 39
3- (3-Cyano-5-methylphenyl) -2- (E) -propen-1-ol
Catecholborane (1.07 ml) was added to 1-t-butyldimethylsiloxy-2-propyne (1.70 g), and the mixture was stirred at 60 ° C. for 3 hours. The reaction solution was allowed to cool to room temperature, diluted with toluene (20 ml), 3-bromo-5-cyanotoluene (1.40 g), tetrakis (triphenylphosphine) palladium complex (0.42 g), and sodium ethoxide. After adding a 20% ethanol solution (3.40 ml), the mixture was stirred at 100 ° C. for 3 hours. Water was added to the reaction solution, followed by extraction with ether. The extract was washed successively with 1M aqueous sodium hydroxide solution, water and saturated brine, and then the organic layer was dried over anhydrous sodium sulfate. The solvent was distilled off under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: hexane / ethyl acetate = 19/1) to obtain 1.50 g of a silyl ether form.
Next, the obtained silyl ether form was dissolved in tetrahydrofuran (30 ml), and 1M tetrabutylammonium fluoride / tetrahydrofuran solution (7 ml) was added under ice cooling, followed by stirring at the same temperature for 1 hour. Water was added to the reaction solution, followed by extraction with ethyl acetate. The extract was washed with water and saturated brine, and then the organic layer was dried over anhydrous magnesium sulfate. The solvent was distilled off under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: hexane / ethyl acetate = 3/2) to give 0.54 g of the title compound (yield 2 steps 43%) as a yellow oil. Obtained as material.
1 H NMR (270MHz, CDCl Three ) δppm: 2.38 (3H, s), 4.35 (2H, d, J = 5.0), 6.40 (1H, dt, J = 16.0, 5.0), 6.58 (1H, d, J = 16.0), 7.33 (1H, s ), 7.40 (1H, s), 7.46 (1H, s).
[0407]
Reference Example 40
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-cyano-5-methylphenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl ethyl acetate
3- (3-Cyano-5-methylphenyl) -2- (E) -propen-1-ol (0.54 g), N- [4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] Ethyl sulfamoyl acetate (1.50 g) and triphenylphosphine (1.10 g) were dissolved in dichloromethane (30 ml), and diethyl azodicarboxylate (0.66 ml) was added dropwise under ice cooling. Stir for hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: dichloromethane / ethyl acetate = 19/1) to give 1.70 g (yield 91%) of the title compound as an amorphous solid. Got as.
1 H NMR (270MHz, CDCl Three ) δppm: 1.35 (3H, t, J = 7.0), 1.47 (9H, s), 1.65-1.80 (2H, m), 1.85-2.00 (2H, m), 2.36 (3H, s), 3.25-3.40 ( 2H, m), 3.60-3.75 (2H, m), 3.98 (2H, s), 4.30 (2H, q, J = 7.0), 4.40-4.50 (3H, m), 6.21 (1H, dt, J = 16.0 , 6.0), 6.36 (1H, d, J = 16.0), 6.90 (2H, m), 7.30-7.45 (5H, m).
[0408]
Reference Example 41
3- (3-Cyano-4-fluorophenyl) -2- (E) -propen-1-ol
Catecholborane (1.07 ml) was added to 1-t-butyldimethylsiloxy-2-propyne (1.70 g), and the mixture was stirred at 60 ° C. for 4 hours. The reaction solution was cooled to room temperature, diluted with toluene (20 ml), 5-bromo-2-fluorobenzonitrile (1.43 g), tetrakis (triphenylphosphine) palladium complex (0.42 g) and sodium ethoxide. After adding a 20% ethanol solution (3.4 ml), the mixture was stirred at 100 ° C. for 4 hours. Water was added to the reaction solution, followed by extraction with ether. The extract was washed successively with 1M aqueous sodium hydroxide solution, water and saturated brine, and then the organic layer was dried over anhydrous sodium sulfate. The solvent was distilled off under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: hexane / ethyl acetate = 19/1) to obtain 1.33 g of a silyl ether compound.
Next, the obtained silyl ether was dissolved in tetrahydrofuran (20 ml), and a 1M tetrabutylammonium fluoride / tetrahydrofuran solution (6 ml) was added under ice cooling, followed by stirring at the same temperature for 1 hour. Water was added to the reaction solution, followed by extraction with ethyl acetate. The extract was washed with water and saturated brine, and then the organic layer was dried over anhydrous magnesium sulfate. The solvent was distilled off under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: hexane / ethyl acetate = 3 / 2-1 / 1) to give 0.48 g of the title compound (yield: 2 steps 37%). ) Was obtained as a yellow oil.
1 H NMR (270MHz, CDCl Three ) δppm: 4.30-4.40 (2H, m), 6.35 (1H, dt, J = 16.0, 5.0), 6.59 (1H, d, J = 16.0), 7.18 (1H, m), 7.55-7.65 (2H, m ).
[0409]
Reference Example 42
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-cyano-4-fluorophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl ethyl acetate
3- (3-Cyano-4-fluorophenyl) -2- (E) -propen-1-ol (0.48 g), N- [4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] Ethyl sulfamoyl acetate (1.30 g) and triphenylphosphine (1.00 g) were dissolved in dichloromethane (30 ml), and diethyl azodicarboxylate (0.60 ml) was added dropwise under ice cooling, followed by stirring at room temperature for 1 hour. did. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: dichloromethane / ethyl acetate = 19/1) to give 1.53 g (yield 93%) of the title compound as an amorphous solid. Got as.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.35 (3H, t, J = 7.0), 1.47 (9H, s), 1.70-1.80 (2H, m), 1.85-1.95 (2H, m), 3.30-3.40 (2H, m), 3.65- 3.75 (2H, m), 3.97 (2H, s), 4.30 (2H, q, J = 7.0), 4.40-4.50 (3H, m), 6.16 (1H, dt, J = 16.0, 6.0), 6.37 (1H , d, J = 16.0), 6.91 (2H, d, J = 9.0), 7.14 (1H, m), 7.38 (2H, d, J = 9.0), 7.45-7.55 (2H, m).
[0410]
Reference Example 43
3- [3- [N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] amino] -1- (E) -propenyl] benzonitrile
3-Cyanocinnaldehyde (6.0 g), 4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) aniline (11.3 g) and powdered molecular sieve 5A (15.0 g) were suspended in toluene (30 ml). Turbid and heated to reflux for 2 hours. The reaction solution was filtered using Celite, the filtrate was concentrated under reduced pressure, and the residue was recrystallized using dichloromethane and ether to obtain an imine compound (12.9 g).
Next, the obtained imine was suspended in ethanol (200 ml), a catalytic amount of cerium chloride was added, sodium borohydride (1.1 g) was added under ice cooling, and the mixture was stirred at the same temperature. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, water was added to the residue, and the mixture was extracted with ethyl acetate. The extract was washed with saturated brine, and the organic layer was dried over anhydrous magnesium sulfate. After evaporating the solvent under reduced pressure, the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: hexane / ethyl acetate = 3/2), and the resulting yellow solid was washed with diisopropyl ether to give the title compound 10 0.0 g (60% yield) was obtained as pale yellow crystals.
1 H NMR (270MHz, CDCl Three ) δppm: 1.46 (9H, s), 1.60-1.80 (2H, m), 1.80-1.95 (2H, m), 3.20-3.35 (2H, m), 3.65-3.80 (2H, m), 3.93 (2H, dd, J = 5.5, 1.0), 4.28 (1H, m), 6.39 (1H, dt, J = 16.0, 5.5), 6.61 (1H, d, J = 16.0), 6.61 (2H, d, J = 9.0) , 6.81 (2H, d, J = 9.0), 7.41 (1H, t, J = 7.5), 7.51 (1H, d, J = 7.5), 7.57 (1H, d, J = 7.5), 7.63 (1H, s ).
[0411]
Reference Example 44
3- [3- [N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N-methylamino] -1- (E) -propenyl] benzonitrile
3- [3- [N- [4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] amino] -1- (E) -propenyl] benzonitrile (1000 mg) and paraformaldehyde (138 mg) The mixture was suspended in dichloromethane (20 ml), acetic acid (0.26 ml) and sodium tricyanoborohydride (144 mg) were added under ice cooling, and the mixture was stirred at room temperature overnight. Methanol (20 ml) was added to the reaction solution, and the mixture was stirred at 30 ° C. for 5 hours. Water was added, and the mixture was extracted with ethyl acetate. Used to dry. After filtration, the solvent was distilled off under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: hexane / ethyl acetate = 3/2) to give 761 mg (yield 74%) of the title compound as a yellow oily substance. Got as.
1 H NMR (270MHz, CDCl Three ) δppm: 1.47 (9H, s), 1.72 (2H, m), 1.87 (2H, m), 2.92 (3H, s), 3.28 (2H, m), 3.71 (2H, m), 4.02 (2H, d , J = 5.0), 4.29 (1H, m), 6.32 (1H, dt, J = 16.0, 5.0), 6.51 (1H, d, J = 16.0), 6.72 (2H, d, J = 9.0), 6.86 ( 2H, d, J = 9.0), 7.39 (1H, t, J = 7.5), 7.49 (1H, d, J = 7.5), 7.56 (1H, d, J = 7.5), 7.62 (1H, s).
[0412]
Reference Example 45
3- [3- [N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N-ethylamino] -1- (E) -propenyl] benzonitrile
3- [3- [N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] amino] -1- (E) -propenyl] benzonitrile (1000 mg) and acetaldehyde (0.52 ml) were added. , Dissolved in a mixed solvent of dichloromethane (10 ml) and methanol (20 ml), added with acetic acid (0.26 ml) and sodium borohydride (144 mg) under ice cooling, and stirred at the same temperature for 2 hours, Stir at room temperature overnight. Water was added to the reaction mixture, and the mixture was extracted with ethyl acetate. The extract was washed with saturated brine, and the organic layer was dried over anhydrous magnesium sulfate. After filtration, the solvent was distilled off under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: hexane / ethyl acetate = 4 / 1-2 / 1) to give 661 mg of the title compound (yield 62%). Was obtained as a yellow oil.
1 H NMR (270MHz, CDCl Three ) δppm: 1.16 (3H, t, J = 7.0), 1.46 (9H, s), 1.72 (2H, m), 1.87 (2H, m), 3.25 (2H, m), 3.36 (2H, q, J = 7.0), 3.71 (2H, m), 4.01 (2H, d, J = 5.0), 4.26 (1H, m), 6.31 (1H, dt, J = 16.0, 5.0), 6.50 (1H, d, J = 16.0 ), 6.69 (2H, d, J = 9.0), 6.84 (2H, d, J = 9.0), 7.39 (1H, t, J = 7.5), 7.49 (1H, d, J = 7.5), 7.55 (1H, d, J = 7.5), 7.61 (1H, s).
[0413]
Reference Example 46
3- [3- [N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N-isopropylamino] -1- (E) -propenyl] benzonitrile
3- [3- [N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] amino] -1- (E) -propenyl] benzonitrile (1500 mg) was dissolved in acetone (20 ml). Under ice-cooling, acetic acid (0.20 ml) and sodium tricyanoborohydride (214 mg) were added, and the mixture was stirred at room temperature overnight and then heated to reflux for 8 hours. Water was added to the reaction mixture, and the mixture was extracted with ethyl acetate. The extract was washed with saturated brine, and the organic layer was dried over anhydrous magnesium sulfate. After filtration, the solvent was distilled off under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent hexane-ethyl acetate = 4: 1) to give 583 mg (yield 35%) of the title compound as a pale yellow oily substance. Got as.
1 H NMR (270MHz, CDCl Three ) δppm: 1.18 (6H, d, J = 6.5), 1.46 (9H, s), 1.60-1.80 (2H, m), 1.80-1.95 (2H, m), 3.26 (2H, m), 3.71 (2H, m), 3.91 (2H, d, J = 4.5), 4.00 (1H, m), 4.26 (1H, m), 6.33 (1H, dt, J = 16.0, 4.5), 6.53 (1H, d, J = 16.0 ), 6.73 (2H, d, J = 9.0), 6.82 (2H, d, J = 9.0), 7.38 (1H, t, J = 7.5), 7.47 (1H, d, J = 7.5), 7.53 (1H, d, J = 7.5), 7.60 (1H, s).
[0414]
Reference Example 47
3- [3- [N-Benzyl-N- [4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] amino] -1- (E) -propenyl] benzonitrile
3- [3- [N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] amino] -1- (E) -propenyl] benzonitrile (1000 mg) and benzaldehyde (0.52 ml) were added. , Dissolved in a mixed solvent of dichloromethane (10 ml) and methanol (20 ml), acetic acid (0.26 ml) and sodium tricyanoborohydride (144 mg) were added under ice cooling, and the mixture was heated to reflux for 10 hours. Water was added to the reaction mixture, and the mixture was extracted with ethyl acetate. The extract was washed with saturated brine, and the organic layer was dried over anhydrous magnesium sulfate. After filtration, the solvent was distilled off under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: hexane / ethyl acetate = 4 / 1-2 / 1) to give 924 mg (76% yield) of the title compound. Was obtained as a yellow oil.
1 H NMR (270MHz, CDCl Three ) δppm: 1.46 (9H, s), 1.70 (2H, m), 1.87 (2H, m), 3.26 (2H, m), 3.69 (2H, m), 4.11 (2H, d, J = 5.0), 4.26 (1H, m), 4.52 (2H, s), 6.32 (1H, dt, J = 16.0, 5.0), 6.48 (1H, d, J = 16.0), 6.71 (2H, d, J = 9.0), 6.81 ( 2H, d, J = 9.0), 7.20-7.60 (9H, m).
[0415]
Reference Example 48
N- [4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] acetamide
3- [3- [N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] amino] -1- (E) -propenyl] benzonitrile (503 mg) and pyridine (0.14 ml) were added. The residue was dissolved in dichloromethane (10 ml), acetic anhydride (0.13 ml) was added under ice cooling, and the mixture was stirred at room temperature for 1 hour. Water was added to the reaction mixture, and the mixture was extracted with ethyl acetate. The extract was washed with saturated brine, and the organic layer was dried over anhydrous magnesium sulfate. After filtration, the solvent was distilled off under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: hexane / ethyl acetate = 1 / 1-ethyl acetate), and then the resulting yellow crystals were washed with diisopropyl ether. Gave 403 mg (yield 50%) of the title compound as pale yellow crystals.
1 H NMR (270MHz, CDCl Three ) δppm: 1.47 (9H, s), 1.88 (3H, s), 1.70-1.95 (4H, m), 3.33 (2H, m), 3.70 (2H, m), 4.41 (2H, d, J = 5.5) , 4.47 (1H, m), 6.32 (1H, dt, J = 16.0, 5.5), 6.38 (1H, d, J = 16.0), 6.91 (2H, d, J = 9.0), 7.07 (2H, d, J = 9.0), 7.40 (1H, t, J = 8.0), 7.51 (1H, d, J = 8.0), 7.55 (1H, d, J = 8.0), 7.58 (1H, s).
[0416]
Reference Example 49
N- [4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] -2-hydroxyacetamide
3- [3- [N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] amino] -1- (E) -propenyl] benzonitrile (1000 mg) and pyridine (0.28 ml). It was dissolved in dichloromethane (20 ml), acetoxyacetyl chloride (0.27 ml) was added under ice cooling, and the mixture was stirred at the same temperature for 1 hour. Water was added to the reaction mixture, and the mixture was extracted with ethyl acetate. The extract was washed with saturated brine, and the organic layer was dried over anhydrous magnesium sulfate. After filtration, the solvent was distilled off under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: hexane / ethyl acetate = 2/3) to obtain 1232 mg of the intermediate compound as a colorless amorphous solid.
Next, the obtained intermediate compound was dissolved in methanol (20 ml), potassium carbonate (640 mg) was added, and the mixture was stirred at room temperature for 1 hour. Water was added to the reaction mixture, and the mixture was extracted with ethyl acetate. The extract was washed with saturated brine, and the organic layer was dried over anhydrous magnesium sulfate. After filtration, the solvent was distilled off under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: hexane / ethyl acetate = 1/2), whereby 977 mg (yield 86%) of the title compound was colorless and amorphous. Obtained as a solid.
1 H NMR (270MHz, CDCl Three ) δppm: 1.47 (9H, s), 1.76 (2H, m), 1.93 (2H, m), 3.28-3.40 (2H, m), 3.60-3.80 (2H, m), 3.81 (2H, d, J = 4.5), 4.46 (2H, d, J = 6.5), 4.47 (1H, m), 6.30 (1H, dt, J = 16.0, 6.5), 6.44 (1H, d, J = 16.0), 6.93 (2H, d , J = 9.0), 7.07 (2H, d, J = 9.0), 7.42 (1H, t, J = 7.5), 7.53 (1H, d, J = 7.5), 7.56 (1H, d, J = 7.5), 7.59 (1H, s).
[0417]
Reference Example 50
2- [N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] amino] ethyl acetate
3- [3- [N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] amino] -1- (E) -propenyl] benzonitrile (1.00 g) was added to N, N— Dissolved in dimethylformamide (20 ml), potassium carbonate (0.96 g) and ethyl bromoacetate (0.62 ml) were added, and the mixture was stirred at 70 ° C. for 9 hours. Water was added to the reaction mixture, and the mixture was extracted with ethyl acetate. The extract was washed with saturated brine, and the organic layer was dried over anhydrous magnesium sulfate. After filtration, the solvent was distilled off under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: hexane / ethyl acetate = 2/1) to give 1.31 g (quantitative yield) of the title compound as yellow. Obtained as an oil.
1 H NMR (270MHz, CDCl Three ) δppm: 1.26 (3H, t, J = 7.0), 1.46 (9H, s), 1.71 (2H, m), 1.88 (2H, m), 3.27 (2H, m), 3.71 (2H, m), 4.03 (2H, m), 4.15-4.35 (5H, m), 6.36 (1H, dt, J = 16.0, 5.0), 6.57 (1H, d, J = 16.0), 6.65 (2H, d, J = 9.0), 6.83 (2H, d, J = 9.0), 7.40 (1H, t, J = 7.5), 7.50 (1H, d, J = 7.5), 7.57 (1H, d, J = 7.5), 7.63 (1H, s) .
[0418]
Reference Example 51
2- [N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] amino] ethyl propionate
3- [3- [N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] amino] -1- (E) -propenyl] benzonitrile (1200 mg) was added to N, N-dimethylformamide. (20 ml), potassium carbonate (1710 mg) and ethyl 2-bromopropionate (1.5 ml) were added, and the mixture was stirred at 100 ° C. for 12 hr. Water was added to the reaction mixture, and the mixture was extracted with ethyl acetate. The extract was washed with saturated brine, and the organic layer was dried over anhydrous magnesium sulfate. After filtration, the solvent was distilled off under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: hexane / ethyl acetate = 2/1) to give 882 mg (yield 60%) of the title compound as a yellow oily substance. Got as.
1 H NMR (270MHz, CDCl Three ) δppm: 1.24 (3H, t, J = 7.0), 1.46 (9H, s), 1.50 (3H, d, J = 7.0), 1.71 (2H, m), 1.87 (2H, m), 3.27 (2H, m), 3.70 (2H, m), 4.17 (2H, q, J = 7.0), 4.01-4.32 (3H, m), 4.38 (1H, q, J = 7.0), 6.36 (1H, dt, J = 16.0 , 4.5), 6.57 (1H, d, J = 16.0), 6.73 (2H, d, J = 9.0), 6.82 (2H, d, J = 9.0), 7.39 (1H, t, J = 8.0), 7.49 ( 1H, d, J = 8.0), 7.55 (1H, d, J = 8.0), 7.61 (1H, s).
[0419]
Reference Example 52
N- (4-Methoxymethoxyphenyl) sulfamoyl acetate
4-Methoxymethoxyaniline (20.9 g) and pyridine (33 ml) were dissolved in dichloromethane (400 ml), and ethyl chlorosulfonylacetate (18.0 ml) was added dropwise under ice cooling, followed by stirring at room temperature overnight. Water was added to the reaction mixture, and the mixture was extracted with ethyl acetate. The extract was washed with saturated brine, and the organic layer was dried over anhydrous magnesium sulfate. After filtration, the solvent was distilled off under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: hexane / ethyl acetate = 3/2) to give 28.0 g (yield 67%) of the title compound brown. Obtained as an oil.
1 H NMR (270MHz, CDCl Three ) δppm: 1.33 (3H, t, J = 7.0), 3.48 (3H, s), 3.90 (2H, s), 4.29 (2H, q, J = 7.0), 5.16 (2H, s), 7.03 (2H, d, J = 9.0), 7.28 (2H, d, J = 9.0).
[0420]
Reference Example 53
Ethyl N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- (4-methoxymethoxyphenyl) sulfamoyl acetate
3- (3-Cyanophenyl) -2- (E) -propen-1-ol (0.525 g), ethyl N- (4-methoxymethoxyphenyl) sulfamoyl acetate (1.00 g) and triphenylphosphine (1. 12 g) was dissolved in dichloromethane (30 ml), and diethyl azodicarboxylate (0.66 ml) was added dropwise, followed by stirring at room temperature for 3.5 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: hexane / ethyl acetate = 3/2) to give 1.38 g (yield 94%) of the title compound as a yellow oily substance. Got as.
1 H NMR (270MHz, CDCl Three ) δppm: 1.37 (3H, t, J = 7.0), 3.48 (3H, s), 3.99 (2H, s), 4.32 (2H, q, J = 7.0), 4.49 (2H, d, J = 6.0), 5.18 (2H, s), 6.25 (1H, dt, J = 16.0, 6.0), 6.42 (1H, d, J = 16.0), 7.06 (2H, d, J = 9.0), 7.40 (1H, t, J = 7.0), 7.41 (2H, d, J = 9.0), 7.52 (1H, d, J = 7.0), 7.54 (1H, d, J = 7.0), 7.56 (1H, s).
[0421]
Reference Example 54
N- [3- (3-Cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- (4-hydroxyphenyl) sulfamoyl acetate
N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- (4-methoxymethoxyphenyl) sulfamoyl ethyl acetate (10.7 g) was dissolved in ethyl acetate (120 ml) and iced. Under cooling, 4M hydrogen chloride ethyl acetate solution (80 ml) was added, and the mixture was stirred at room temperature for 4 hr. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, water was added to the residue, and the mixture was extracted with ethyl acetate. The extract was washed with saturated brine, and the organic layer was dried over anhydrous magnesium sulfate. The solvent was distilled off under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: hexane / ethyl acetate = 1/1) to give 9.1 g (yield 95%) of the title compound as a yellow oily substance. Obtained.
1 H NMR (270MHz, CDCl Three ) δppm: 1.35 (3H, t, J = 7.0), 3.98 (2H, s), 4.30 (2H, q, J = 7.0), 4.46 (2H, d, J = 6.0), 6.23 (1H, dt, J = 16.0, 6.0), 6.39 (1H, d, J = 16.0), 6.84 (2H, d, J = 9.0), 7.34 (2H, d, J = 9.0), 7.39 (1H, t, J = 7.5), 7.50 (2H, m), 7.54 (1H, s).
[0422]
Reference Example 55
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpyrrolidin-3-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetate ethyl
N- [3- (3-Cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] -N- (4-hydroxyphenyl) sulfamoyl acetate (800 mg), 1-t-butoxycarbonyl-3-hydroxypyrrolidine (450 mg) And triphenylphosphine (680 mg) were dissolved in tetrahydrofuran (20 ml), diethyl azodicarboxylate (0.68 ml) was added, and the mixture was stirred at room temperature overnight. The reaction mixture is concentrated under reduced pressure, and the residue is purified by silica gel column chromatography (eluent: dichloromethane / ethyl acetate = 10/1) to give 900 mg (yield 79%) of the title compound as a colorless amorphous solid. It was.
1 H NMR (270MHz, CDCl Three ) δppm: 1.36 (3H, t, J = 7.0), 1.46 (9H, s), 2.00-2.25 (2H, m), 3.40-3.70 (4H, m), 3.98 (2H, s), 4.31 (2H, q, J = 7.0), 4.48 (2H, d, J = 6.5), 4.85 (1H, m), 6.24 (1H, dt, J = 16.0, 6.5), 6.41 (1H, d, J = 16.0), 6.87 (2H, d, J = 9.0), 7.35-7.45 (3H, m), 7.45-7.60 (3H, m).
[0423]
Reference Example 56
3- [3- [N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- (2-hydroxyethyl) amino] -1- (E) -propenyl] benzonitrile
3- [3- [N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] amino] -1- (E) -propenyl] benzonitrile (1000 mg) and glycolaldehyde dimer (277 mg ) Was dissolved in dichloromethane (20 ml), acetic acid (0.13 ml) and sodium tricyanoborohydride (72 mg) were added under ice cooling, and the mixture was stirred at the same temperature for 5 hours and then stirred at room temperature for 4 hours. . Water was added to the reaction mixture, and the mixture was extracted with ethyl acetate. The extract was washed with saturated brine, and the organic layer was dried over anhydrous magnesium sulfate. After filtration, the solvent was distilled off under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: hexane / ethyl acetate = 4/3) to give 1100 mg (yield 50%) of the title compound as a yellow oily substance. Obtained.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.46 (9H, s), 1.72 (2H, m), 1.89 (2H, m), 3.28 (2H, m), 3.45 (2H, t, J = 5.5), 3.71 (2H, m), 3.79 (2H, m), 4.07 (2H, m), 4.30 (1H, m), 6.31 (1H, dt, J = 16.0, 5.5), 6.48 (1H, d, J = 16.0), 6.80 (2H, d, J = 9.0), 6.84 (2H, d, J = 9.0), 7.39 (1H, t, J = 8.0), 7.49 (1H, d, J = 8.0), 7.54 (1H, d, J = 8.0), 7.60 (1H, s).
[0424]
Reference Example 57
Ethyl 5-nitrosalicylate
5-Nitrosalicylic acid (10.8 g) was dissolved in ethanol (100 ml), concentrated sulfuric acid (92.0 g) was added at room temperature, and the mixture was heated to reflux for 7.5 hours. The reaction solution was neutralized with an aqueous sodium hydroxide solution and extracted with ethyl acetate. The extract was washed successively with saturated aqueous sodium bicarbonate, 0.5M hydrochloric acid and saturated brine, and the organic layer was dried over anhydrous magnesium sulfate. Used to dry. After filtration, the solvent was distilled off under reduced pressure to obtain 10.7 g (yield 85%) of the title compound as a pale yellow solid.
1 H NMR (400MHz, CDCl Three ) δppm: 1.47 (3H, t, J = 7.0), 4.49 (2H, q, J = 7.0), 7.09 (1H, d, J = 9.0), 8.33 (1H, dd, J = 9.0, 3.0), 8.79 (1H, d, J = 3.0).
[0425]
Reference Example 58
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-ethoxycarbonylnitrobenzene
1-t-Butoxycarbonyl-4-hydroxypiperidine (10.2 g), ethyl 5-nitrosalicylate (10.7 g) and triphenylphosphine (17.3 g) are dissolved in dichloromethane (200 ml), and the mixture is cooled with ice. Diethyl dicarboxylate (10.4 ml) was added dropwise, followed by stirring at room temperature for 4 hours. The reaction mixture is concentrated under reduced pressure, the residue is purified by silica gel column chromatography (eluent: hexane / ethyl acetate = 3/1), and hexane is added to the resulting yellow solid and collected by filtration to give the title compound 12. 3 g (61% yield) was obtained as a white solid.
1 H NMR (400MHz, CDCl Three ) δppm: 1.40 (3H, t, J = 7.0), 1.47 (9H, s), 1.91 (4H, m), 3.58 (4H, m), 4.39 (2H, q, J = 7.0), 4.79 (1H, m), 7.04 (1H, d, J = 9.0), 8.32 (1H, dd, J = 9.0, 3.0), 8.69 (1H, d, J = 3.0).
[0426]
Reference Example 59
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-ethoxycarbonylaniline
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-ethoxycarbonylnitrobenzene (5.0 g) was dissolved in methanol (75 ml), palladium-carbon catalyst (0.5 g) was added, and hydrogen was added. Stir for 2.5 hours at room temperature under atmosphere. After the reaction solution was filtered, the filtrate was concentrated under reduced pressure to obtain 4.6 g (yield 99%) of the title compound as a gray oily substance.
1 H NMR (400MHz, CDCl Three ) δppm: 1.37 (3H, t, J = 7.0), 1.46 (9H, s), 1.70-1.95 (4H, m), 3.25-3.40 (2H, m), 3.60-3.75 (2H, m), 4.30- 4.40 (1H, m), 4.34 (2H, q, J = 7.0), 6.77 (1H, dd, J = 9.0, 3.0), 6.83 (1H, d, J = 9.0), 7.12 (1H, d, J = 3.0).
[0427]
Reference Example 60
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-ethoxycarbonylphenyl] sulfamoyl acetate
4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-ethoxycarbonylaniline (4.6 g) and pyridine (2.0 ml) were dissolved in dichloromethane (70 ml), and ethyl chlorosulfonylacetate was cooled with ice. (2.5 ml) was added dropwise and stirred at room temperature for 6 hours. The reaction solution was concentrated under reduced pressure, the insoluble material was filtered (hexane-ethyl acetate = 1: 1), and the filtrate was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: hexane / ethyl acetate = 1/1). 5.9 g (yield 90%) of the title compound was obtained as an orange amorphous solid.
1 H NMR (400MHz, CDCl Three ) δppm: 1.34 (3H, t, J = 7.0), 1.37 (3H, t, J = 7.0), 1.47 (9H, s), 1.75-1.95 (4H, m), 3.45-3.55 (2H, m), 3.55-3.65 (2H, m), 3.91 (2H, s), 4.30 (2H, q, J = 7.0), 4.35 (2H, q, J = 7.0), 4.59 (1H, m), 6.97 (1H, d , J = 9.0), 7.47 (1H, dd, J = 9.0, 3.0), 7.70 (1H, d, J = 3.0).
[0428]
Reference Example 61
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-ethoxycarbonylphenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetate ethyl
3- (3-Cyanophenyl) -2- (E) -propen-1-ol (1.7 g), N- [4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-ethoxycarbonylphenyl Ethyl sulfamoyl acetate (5.9 g) and triphenylphosphine (4.5 g) were dissolved in dichloromethane (100 ml), and diethyl azodicarboxylate (2.7 ml) was added dropwise, followed by stirring at room temperature for 3 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: hexane / ethyl acetate = 2/1) to give 5.7 g (yield 81%) of the title compound as a yellow amorphous solid. Got as.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.35 (3H, t, J = 7.0), 1.36 (3H, t, J = 7.0), 1.46 (9H, s), 1.75-1.95 (4H, m), 3.45-3.65 (4H, m), 3.99 (2H, s), 4.31 (2H, q, J = 7.0), 4.35 (2H, q, J = 7.0), 4.49 (2H, d, J = 7.0), 4.62 (1H, m), 6.23 (1H , dt, J = 16.0, 7.0), 6.41 (1H, d, J = 16.0), 6.97 (1H, m), 7.40 (1H, m), 7.45-7.60 (4H, m), 7.89 (1H, m) .
[0429]
Reference Example 62
3-Bromo-4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) nitrobenzene
1-t-Butoxycarbonyl-4-hydroxypiperidine (2.7 g), Journal of Organic Chemistry. 63, 4199 (1998) [ J. Org. Chem. , 63 , 4199 (1998)], 3-bromo-4-hydroxynitrobenzene (1.9 g) synthesized from 3-bromonitrobenzene and triphenylphosphine (4.4 g) were dissolved in dichloromethane (50 ml), After dropwise addition of diethyl azodicarboxylate (2.7 ml), the mixture was stirred at room temperature for 11.5 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: hexane / ethyl acetate = 2/1) to give 3.1 g (yield 91%) of the title compound as a yellow oil. Obtained.
1 H NMR (400MHz, CDCl Three ) δppm: 1.48 (9H, s), 1.91 (4H, m), 3.59 (4H, m), 4.75 (1H, m), 6.96 (1H, d, J = 9.0), 8.19 (1H, dd, J = 9.0, 3.0), 8.48 (1H, d, J = 3.0).
[0430]
Reference Example 63
3-Bromo-4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) aniline
After 3-bromo-4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) nitrobenzene (3.1 g) was dissolved in acetic acid (40 ml) and zinc powder (10.0 g) was added in 10 portions. And stirred at room temperature for 5 hours. The reaction solution was filtered using Celite (registered trademark), and then the filtrate was extracted with ethyl acetate. The extract was washed successively with saturated aqueous potassium carbonate solution, water and saturated brine, and the organic layer was washed with anhydrous magnesium sulfate. Used to dry. After filtration, the solvent was distilled off under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: hexane / ethyl acetate = 1/1) to give 2.0 g (yield 69%) of the title compound as brown. Obtained as an amorphous solid.
1 H NMR (400MHz, CDCl Three ) δppm: 1.47 (9H, s), 1.70-1.90 (4H, m), 3.30-3.40 (2H, m), 3.65-3.75 (2H, m), 4.30 (1H, m), 6.57 (1H, dd, J = 9.0, 3.0), 6.78 (1H, d, J = 9.0), 6.91 (1H, d, J = 3.0).
[0431]
Reference Example 64
N- [3-Bromo-4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] sulfamoyl acetate ethyl
3-Bromo-4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) aniline (2.0 g) and pyridine (0.9 ml) were dissolved in dichloromethane (60 ml), and ethyl chlorosulfonyl acetate ( 0.9 ml) was added dropwise and stirred at room temperature for 2 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: hexane / ethyl acetate = 1/1) to give 2.1 g (yield 74%) of the title compound as a yellow amorphous solid. Obtained.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.34 (3H, t, J = 7.0), 1.47 (9H, s), 1.75-1.95 (4H, m), 3.45-3.55 (2H, m), 3.55-3.65 (2H, m), 3.92 ( 2H, s), 4.29 (2H, q, J = 7.0), 4.55 (1H, m), 6.85-6.95 (2H, m), 7.56 (1H, m).
[0432]
Reference Example 65
N- [3-Bromo-4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl ethyl acetate
3- (3-Cyanophenyl) -2- (E) -propen-1-ol (0.7 g), N- [3-bromo-4- (1-tert-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] Ethyl sulfamoyl acetate (2.1 g) and triphenylphosphine (1.4 g) were dissolved in dichloromethane (30 ml), and diethyl azodicarboxylate (0.9 ml) was added dropwise, followed by stirring at room temperature for 6 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: dichloromethane / ethyl acetate = 19/1) to give 2.2 g (yield 82%) of the title compound as a colorless amorphous solid. Got as.
1 H NMR (400MHz, CDCl Three ) δppm: 1.36 (3H, t, J = 7.0), 1.47 (9H, s), 1.75-1.95 (4H, m), 3.45-3.65 (4H, m), 3.99 (2H, s), 4.31 (2H, q, J = 7.0), 4.46 (2H, d, J = 6.0), 4.58 (1H, m), 6.22 (1H, dt, J = 16.0, 6.0), 6.42 (1H, d, J = 16.0), 6.90 (1H, m), 7.37 (1H, m), 7.42 (1H, m), 7.45-7.60 (3H, m), 7.71 (1H, m).
[0433]
Reference Example 66
2-Isopropyl-4-nitrophenol
2-Isopropylphenol (4.1 ml) was dissolved in acetic acid (30 ml), 69% nitric acid (4 ml) was added under ice cooling, and the mixture was stirred at the same temperature for 30 minutes. The reaction solution was poured into ice water and extracted with t-butyl methyl ether. The extract was washed with water and saturated brine successively, and then the organic layer was dried over anhydrous sodium sulfate. After filtration, the solvent was distilled off under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: hexane / ethyl acetate = 4/1) to give 2.66 g (yield 49%) of the title compound as yellow. Obtained as a solid.
1 H NMR (400MHz, CDCl Three ) δppm: 1.30 (6H, d, J = 7.0), 3.25 (1H, m), 6.82 (1H, d, J = 9.0), 8.01 (1H, dd, J = 9.0, 2.5), 8.13 (1H, d , J = 2.5).
[0434]
Reference Example 67
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-isopropylnitrobenzene
1-t-Butoxycarbonyl-4-hydroxypiperidine (2.96 g), 2-isopropyl-4-nitrophenol (2.66 g) and triphenylphosphine (5.00 g) were dissolved in dichloromethane (80 ml) to obtain azodicarboxylic acid. Diethyl acid (3.0 ml) was added, followed by stirring at room temperature for 2 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: dichloromethane) to give 4.07 g (yield 76%) of the title compound as a brown solid.
1 H NMR (400MHz, CDCl Three ) δppm: 1.26 (6H, d, J = 7.0), 1.48 (9H, s), 1.80-1.90 (2H, m), 1.90-2.05 (2H, m), 3.33 (1H, m), 352 (2H, m), 3.62 (2H, m), 4.67 (1H, m), 6.87 (1H, d, J = 9.0), 8.08 (1H, dd, J = 9.0, 3.0), 8.12 (1H, d, J = 3.0 ).
[0435]
Reference Example 68
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-isopropylaniline
4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-isopropylnitrobenzene (4.1 g) was dissolved in methanol (70 ml), palladium-carbon catalyst (0.4 g) was added, and hydrogen atmosphere was added. Stir at room temperature for 3 hours. After the reaction solution was filtered, the filtrate was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: hexane / ethyl acetate = 3/2) to give 2.8 g of the title compound (yield 74%). ) Was obtained as a red oil.
1 H NMR (400MHz, CDCl Three ) δppm: 1.18 (6H, d, J = 7.0), 1.47 (9H, s), 1.70-1.80 (2H, m), 1.85-1.95 (2H, m), 3.20-3.40 (3H, m), 3.60- 3.75 (2H, m), 4.29 (1H, m), 6.47 (1H, dd, J = 9.0, 3.0), 6.60 (1H, d, J = 3.0), 6.68 (1H, d, J = 9.0).
[0436]
Reference Example 69
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-isopropylphenyl] sulfamoyl acetate ethyl
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-isopropylaniline (2.8 g) and pyridine (1.4 ml) were dissolved in dichloromethane (80 ml), and ethyl chlorosulfonylacetate (80 ml) was cooled with ice. 1.5 ml) was added dropwise, followed by stirring at room temperature for 4 hours. The reaction solution is concentrated under reduced pressure, and the residue is purified by silica gel column chromatography (elution solvent: dichloromethane / ethyl acetate = 19/1) to give 3.3 g (yield 80%) of the title compound as a yellow amorphous solid. Obtained.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.20 (6H, d, J = 7.0), 1.37 (3H, t, J = 7.0), 1.48 (9H, s), 1.75-1.85 (2H, m), 1.85-1.95 (2H, m), 3.30 (1H, m), 3.40-3.50 (2H, m), 3.55-3.65 (2H, m), 3.90 (2H, s), 4.30 (2H, q, J = 7.0), 4.50 (1H, m), 6.80 (1H, d, J = 9.0), 7.13 (1H, dd, J = 9.0, 3.0), 7.17 (1H, d, J = 3.0).
[0437]
Reference Example 70
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-isopropylphenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetate ethyl
3- (3-Cyanophenyl) -2- (E) -propen-1-ol (0.5 g), N- [4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-isopropylphenyl] Ethyl sulfamoyl acetate (1.5 g) and triphenylphosphine (1.1 g) were dissolved in dichloromethane (50 ml), and diethyl azodicarboxylate (0.7 ml) was added dropwise under ice cooling, followed by stirring at room temperature for 4 hours. . The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: dichloromethane / ethyl acetate = 19/1) to give 1.8 g (yield 96%) of the title compound as a yellow amorphous solid. Got as.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.18 (6H, d, J = 7.0), 1.36 (3H, t, J = 7.0), 1.47 (9H, s), 1.75-1.85 (2H, m), 1.85-1.95 (2H, m), 3.29 (1H, m), 3.40-3.50 (2H, m), 3.55-3.65 (2H, m), 3.99 (2H, s), 4.31 (2H, q, J = 7.0), 4.46 (2H, d, J = 6.0), 4.52 (1H, m), 6.25 (1H, dt, J = 16.0, 6.0), 6.40 (1H, d, J = 16.0), 6.81 (1H, d, J = 9.0), 7.22 (1H, dd, J = 9.0, 3.0), 7.31 (1H, d, J = 3.0), 7.40 (1H, m), 7.45-7.60 (3H, m).
[0438]
Reference Example 71
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-carboxynitrobenzene
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-ethoxycarbonylnitrobenzene (1.0 g) was dissolved in ethanol (10 ml), and an aqueous potassium hydroxide (0.2 g) solution (0.5 ml) was added. After the addition, the mixture was heated to reflux for 2 hours. The reaction solution was neutralized with 1M hydrochloric acid, and extracted with ethyl acetate. The extract was washed successively with water and saturated brine, and the organic layer was dried over anhydrous magnesium sulfate. After filtration, the solvent was distilled off under reduced pressure to obtain 0.9 g (yield 96%) of the title compound as a pale yellow solid.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.48 (9H, s), 1.85-1.95 (2H, m), 2.00-2.10 (2H, m), 3.45-3.55 (2H, m), 3.65-3.75 (2H, m), 4.87 (1H, m), 7.13 (1H, d, J = 9.0), 8.39 (1H, dd, J = 9.0, 3.0), 8.93 (1H, d, J = 3.0).
[0439]
Reference Example 72
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-carbamoylnitrobenzene
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-carboxynitrobenzene (0.9 g) was dissolved in dichloromethane (20 ml), and with ice cooling, isobutyl chloroformate (0.3 ml) and triethylamine (0 4 ml) and stirred at the same temperature for 1 hour, 28% aqueous ammonia (0.2 ml) was added, and the mixture was stirred at room temperature for 1 hour. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: dichloromethane / methanol = 19/1) to give 0.9 g (yield 98%) of the title compound as a pale yellow amorphous solid. Obtained.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.48 (9H, s), 1.80-1.90 (2H, m), 2.05-2.20 (2H, m), 3.30-3.40 (2H, m), 3.75-3.90 (2H, m), 4.81 (1H, m), 7.11 (1H, d, J = 9.0), 8.33 (1H, dd, J = 9.0, 3.0), 9.09 (1H, d, J = 3.0).
[0440]
Reference Example 73
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-carbamoylaniline
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-carbamoylnitrobenzene (5.7 g) was dissolved in methanol (80 ml), palladium-carbon catalyst (0.6 g) was added, and under a hydrogen atmosphere, Stir at room temperature for 2.5 hours. After the reaction solution was filtered, the filtrate was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: dichloromethane / methanol = 19/1) to give 4.8 g (yield 91%) of the title compound as a pale yellow amorphous solid. Obtained.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.47 (9H, s), 1.65-1.80 (2H, m), 1.95-2.05 (2H, m), 3.19 (2H, m), 3.75-3.85 (2H, m), 4.44 (1H, m) , 6.78 (1H, dd, J = 9.0, 3.0), 6.84 (1H, d, J = 9.0), 7.50 (1H, d, J = 3.0).
[0441]
Reference Example 74
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-carbamoylphenyl] sulfamoyl acetate
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-carbamoylaniline (4.8 g) and pyridine (2.3 ml) were dissolved in dichloromethane (80 ml), and ethyl chlorosulfonyl acetate ( 2.5 ml) was added dropwise and stirred at room temperature for 6 hours. The reaction solution is concentrated under reduced pressure, and the residue is purified by silica gel column chromatography (elution solvent: dichloromethane / methanol = 19/1). Ether is added to the resulting orange solid, followed by filtration to give the title compound. 3.7 g (yield 53%) was obtained as a pale yellow solid.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.32 (3H, t, J = 7.0), 1.47 (9H, s), 1.70-1.85 (2H, m), 2.00-2.15 (2H, m), 3.27 (2H, m), 3.75-3.85 ( 2H, m), 3.94 (2H, s), 4.28 (2H, q, J = 7.0), 4.65 (1H, m), 7.02 (1H, d, J = 9.0), 7.59 (1H, dd, J = 9.0 , 3.0), 8.12 (1H, d, J = 3.0).
[0442]
Reference Example 75
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-carbamoylphenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl ethyl acetate
3- (3-Cyanophenyl) -2- (E) -propen-1-ol (0.7 g), N- [4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-carbamoylphenyl] Ethyl sulfamoyl acetate (2.0 g) and triphenylphosphine (1.5 g) were dissolved in dichloromethane (30 ml), and diethyl azodicarboxylate (0.9 ml) was added dropwise, followed by stirring at room temperature for 8 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: hexane / ethyl acetate = 1/2) to give 2.5 g (yield 94%) of the title compound as a yellow amorphous solid. Got as.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.36 (3H, t, J = 7.0), 1.47 (9H, s), 1.75-1.85 (2H, m), 2.00-2.10 (2H, m), 3.27 (2H, m), 3.75-3.85 ( 2H, m), 3.99 (2H, s), 4.31 (2H, q, J = 7.0), 4.53 (2H, d, J = 7.0), 4.66 (1H, m), 6.22 (1H, dt, J = 16.0 , 7.0), 6.42 (1H, d, J = 16.0), 7.01 (1H, m), 7.39 (1H, m), 7.45-7.60 (2H, m), 7.65-7.75 (2H, m), 8.32 (1H , m).
[0443]
Reference Example 76
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3- (N-methylcarbamoyl) nitrobenzene
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-carboxynitrobenzene (3.3 g) was dissolved in dichloromethane (50 ml), and with ice cooling, isobutyl chloroformate (1.4 ml) and triethylamine (1 4 ml) and stirred at the same temperature for 0.5 hour, 40% aqueous methylamine solution (1.1 ml) was added, and the mixture was stirred at room temperature for 3 hours. The reaction mixture is concentrated under reduced pressure, and the residue is purified by silica gel column chromatography (eluent: dichloromethane / methanol = 19/1) to give 3.5 g (quantitative yield) of the title compound as a yellow amorphous solid. It was.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.48 (9H, s), 1.80-1.90 (2H, m), 2.05-2.15 (2H, m), 3.04 (3H, m), 3.30-3.40 (2H, m), 3.75-3.85 (2H, m), 4.79 (1H, m), 7.08 (1H, d, J = 9.0), 8.29 (1H, dd, J = 9.0, 3.0), 9.07 (1H, d, J = 3.0).
[0444]
Reference Example 77
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3- (N-methylcarbamoyl) aniline
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3- (N-methylcarbamoyl) nitrobenzene (3.5 g) is dissolved in methanol (50 ml) and a palladium-carbon catalyst (0.4 g) is added. The mixture was stirred at room temperature for 1 hour under a hydrogen atmosphere. After the reaction solution was filtered, the filtrate was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: dichloromethane / methanol = 19/1) to give 2.9 g of the title compound (yield 92%). Was obtained as a yellow amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.47 (9H, s), 1.65-1.75 (2H, m), 1.95-2.05 (2H, m), 2.99 (3H, m), 3.20 (2H, m), 3.75-3.85 (2H, m) , 4.40 (1H, m), 6.74 (1H, dd, J = 9.0, 3.0), 6.81 (1H, d, J = 9.0), 7.50 (1H, d, J = 3.0).
[0445]
Reference Example 78
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3- (N′-methylcarbamoyl) phenyl] sulfamoyl acetate ethyl
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3- (N-methylcarbamoyl) aniline (2.9 g) and pyridine (0.8 ml) were dissolved in dichloromethane (50 ml). Ethyl chlorosulfonyl acetate (1.3 ml) was added dropwise and stirred at room temperature for 1 hour. The reaction mixture is concentrated under reduced pressure, and the residue is purified by silica gel column chromatography (eluent: dichloromethane / ethyl acetate = 2/1) to give the title compound (3.0 g, yield 72%) as a pale yellow solid. It was.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.28 (3H, t, J = 7.0), 1.48 (9H, s), 1.70-1.85 (2H, m), 2.00-2.15 (2H, m), 3.05 (3H, m), 3.29 (2H, m), 3.70-3.85 (2H, m), 3.95 (2H, s), 4.22 (2H, q, J = 7.0), 4.63 (1H, m), 7.00 (1H, d, J = 9.0), 7.61 ( 1H, dd, J = 9.0, 3.0), 8.27 (1H, d, J = 3.0).
[0446]
Reference Example 79
N- [4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3- (N′-methylcarbamoyl) phenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl ] Sulfamoyl ethyl acetate
3- (3-Cyanophenyl) -2- (E) -propen-1-ol (0.5 g), N- [4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3- (N ′ -Methylcarbamoyl) phenyl] sulfamoyl ethyl acetate (1.5 g) and triphenylphosphine (1.0 g) were dissolved in dichloromethane (40 ml), and diethyl azodicarboxylate (0.6 ml) was added dropwise under ice cooling. Stir at room temperature for 3 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: hexane / ethyl acetate = 1/2) to give 1.5 g (yield 77%) of the title compound as a colorless amorphous solid. Got as.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.36 (3H, t, J = 7.0), 1.47 (9H, s), 1.75-1.85 (2H, m), 2.00-2.10 (2H, m), 3.01 (3H, m), 3.30 (2H, m), 3.70-3.80 (2H, m), 3.99 (2H, s), 4.32 (2H, q, J = 7.0), 4.53 (2H, d, J = 7.0), 4.64 (1H, m), 6.22 ( 1H, dt, J = 16.0, 7.0), 6.42 (1H, d, J = 16.0), 6.98 (1H, m), 7.35-7.45 (1H, m), 7.45-7.55 (4H, m), 8.33 (1H , m).
[0447]
Reference Example 80
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3- (N, N-dimethylcarbamoyl) nitrobenzene
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-carboxynitrobenzene (3.4 g) was dissolved in dichloromethane (60 ml), and isobutyl chloroformate (1.4 ml) and triethylamine (1 0.5 ml) and stirred at the same temperature for 0.5 hour, 50% dimethylamine aqueous solution (1.1 ml) was added, and the mixture was stirred at room temperature for 2 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: dichloromethane / methanol = 19/1) to give 3.1 g (yield 83%) of the title compound as a pale yellow amorphous solid. Obtained.
1 H NMR (400MHz, CDCl Three ) δppm: 1.47 (9H, s), 1.75-2.10 (4H, m), 2.89 (3H, s), 3.14 (3H, s), 3.35-3.65 (4H, m), 4.69 (1H, m), 7.00 (1H, d, J = 9.0), 8.20 (1H, d, J = 3.0), 8.25 (1H, dd, J = 9.0, 3.0).
[0448]
Reference Example 81
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3- (N, N-dimethylcarbamoyl) aniline
4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3- (N, N-dimethylcarbamoyl) nitrobenzene (3.1 g) was dissolved in methanol (30 ml), and a palladium-carbon catalyst (0.3 g) was obtained. And stirred at room temperature for 1 hour under a hydrogen atmosphere. After filtering the reaction solution, the filtrate was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: dichloromethane / methanol = 19/1) to give 2.8 g of the title compound (yield 99%). Was obtained as a yellow amorphous solid.
1 H NMR (400MHz, CDCl Three ) δppm: 1.45 (9H, s), 1.55-1.95 (4H, m), 2.89 (3H, s), 3.09 (3H, s), 3.25-3.40 (2H, m), 3.50-3.65 (2H, m) , 4.20-4.30 (1H, m), 6.61 (1H, d, J = 3.0), 6.64 (1H, dd, J = 9.0, 3.0), 6.76 (1H, d, J = 9.0).
[0449]
Reference Example 82
N- [4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3- (N ′, N′-dimethylcarbamoyl) phenyl] sulfamoyl acetate 4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) ) -3- (N, N-dimethylcarbamoyl) aniline (2.8 g) and pyridine (0.7 ml) were dissolved in dichloromethane (30 ml), and ethyl chlorosulfonylacetate (1.2 ml) was added dropwise under ice cooling. And stirred at room temperature for 1 hour. The reaction solution is concentrated under reduced pressure, and the residue is purified by silica gel column chromatography (elution solvent: dichloromethane / ethyl acetate = 1/1) to give 3.3 g (yield 79%) of the title compound as a yellow amorphous solid. Obtained.
1 H NMR (400MHz, CDCl Three ) δppm: 1.32 (3H, t, J = 7.0), 1.46 (9H, s), 1.70-2.00 (4H, m), 2.87 (3H, s), 3.10 (3H, s), 3.30-3.50 (2H, m), 3.50-3.60 (2H, m), 3.93 (2H, s), 4.28 (2H, q, J = 7.0), 4.48 (1H, m), 6.91 (1H, d, J = 9.0), 7.22 ( 1H, d, J = 3.0), 7.34 (1H, dd, J = 9.0, 3.0).
[0450]
Reference Example 83
N- [4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3- (N ′, N′-dimethylcarbamoyl) phenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E ) -Propenyl] ethyl sulfamoyl acetate
3- (3-Cyanophenyl) -2- (E) -propen-1-ol (0.5 g), N- [4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3- (N ′ , N′-Dimethylcarbamoyl) phenyl] sulfamoyl acetate (1.5 g) and triphenylphosphine (1.0 g) were dissolved in dichloromethane (30 ml), and diethyl azodicarboxylate (0.6 ml) was added dropwise under ice cooling. And stirred at room temperature for 3 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: hexane / ethyl acetate = 1/2) to give 1.7 g (yield 88%) of the title compound as a colorless amorphous solid. Got as.
1 H NMR (400MHz, CDCl Three ) δppm: 1.34 (3H, t, J = 7.0), 1.46 (9H, s), 1.75-2.00 (4H, m), 2.83 (3H, s), 3.10 (3H, s), 3.30-3.60 (4H, m), 3.95-4.05 (2H, m), 4.30 (2H, q, J = 7.0), 4.47 (2H, d, J = 7.0), 4.52 (1H, m), 6.23 (1H, dt, J = 16.0 , 7.0), 6.42 (1H, d, J = 16.0), 6.92 (1H, m), 7.35-7.55 (6H, m).
[0451]
Reference Example 84
5-cyano-2-hydroxybenzaldehyde
4-Cyanophenol (25.0 g) was dissolved in trifluoroacetic acid (150 ml), hexamethylenetetramine (50.0 g) was added, and the mixture was stirred at 100 ° C. for 9 hours. The reaction solution was cooled to room temperature, sulfuric acid (50 ml) and water (300 ml) were added, and the mixture was stirred at room temperature for 1 hour. The reaction solution was extracted with dichloromethane, and the extract was washed successively with water and saturated brine, and then the organic layer was dried using anhydrous magnesium sulfate. After filtration, the solvent was distilled off under reduced pressure, and the resulting residue was purified by silica gel chromatography (elution solvent: ethyl acetate / dichloromethane = 1/19) to give 4.3 g of the title compound (yield 13%). Was obtained as a colorless solid.
1 H NMR (400MHz, CDCl Three ) δppm: 7.11 (1H, d, J = 9.0), 7.78 (1H, dd, J = 9.0, 2.0), 7.94 (1H, d, J = 2.0), 9.93 (1H, s).
[0452]
Reference Example 85
5-cyano-2-hydroxycinnamic aldehyde
5-Cyano-2-hydroxybenzaldehyde (4.3 g) and triphenylphosphoranylideneacetaldehyde (9.4 g) were dissolved in toluene (150 ml) and stirred at 70 ° C. for 2 hours. The reaction solution was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: ethyl acetate / dichloromethane = 1/3) to obtain 2.3 g (yield 44%) of the title compound as a colorless solid.
1 H NMR (400MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 6.98 (1H, dd, J = 16.0, 8.0), 7.08 (1H, d, J = 9.0), 7.73 (1H, d, J = 9.0), 7.83 (1H, d, J = 16.0), 8.22 (1H, s), 9.67 (1H, d, J = 8.0).
[0453]
Reference Example 86
5-cyano-2-methoxymethoxycinnamic aldehyde
5-Cyano-2-hydroxycinnamic aldehyde (2.3 g) was dissolved in N, N-dimethylformamide (25 ml), methoxymethoxy chloride (1.5 ml) and triethylamine (2.8 ml) were added under ice cooling, Stir at room temperature for 1 hour. The reaction solution was extracted with ethyl acetate, and the extract was washed with saturated brine, and then the organic layer was dried over anhydrous magnesium sulfate. After filtration, the solvent was distilled off under reduced pressure to obtain the title compound (2.8 g) (yield 98%) as a colorless solid.
1 H NMR (400MHz, CDCl Three ) δppm: 3.52 (3H, s), 5.36 (2H, s), 6.80 (1H, dd, J = 16.0, 8.0), 7.30 (1H, d, J = 9.0), 7.66 (1H, dd, J = 9.0 , 2.0), 7.75 (1H, d, J = 16.0), 7.84 (1H, d, J = 2.0), 9.74 (1H, d, J = 8.0).
[0454]
Reference Example 87
3- (5-Cyano-2-methoxymethoxyphenyl) -2- (E) -propen-1-ol
5-Cyano-2-methoxymethoxycinnaldehyde (2.8 g) was dissolved in a mixed solvent of dichloromethane (20 ml) and ethanol (40 ml), and cerium chloride (1.7 g) was added under ice-cooling. After stirring for 5 hours, sodium borohydride (0.9 g) was added, and the mixture was further stirred at the same temperature for 2 hours. A saturated aqueous ammonium chloride solution was added to the reaction solution, followed by extraction with dichloromethane. The extract was washed successively with water and saturated brine, and then the organic layer was dried over anhydrous magnesium sulfate. After filtration, the solvent was distilled off under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent hexane / ethyl acetate = 1/1) to give 2.6 g (yield 93%) of the title compound as a yellow oil. Obtained as material.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 3.49 (3H, s), 4.37 (2H, d, J = 5.0), 5.27 (2H, s), 6.41 (1H, dt, J = 16.0, 5.0), 6.90 (1H, d, J = 16.0 ), 7.18 (1H, d, J = 9.0), 7.49 (1H, dd, J = 9.0, 2.0), 7.72 (1H, d, J = 2.0).
[0455]
Reference Example 88
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-chlorophenyl] -N- [3- (5-cyano-2-methoxymethoxyphenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl Ethyl acetate
3- (5-Cyano-2-methoxymethoxyphenyl) -2- (E) -propen-1-ol (0.6 g), N- [4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy)- 3-Chlorophenyl] sulfamoylethyl acetate (1.3 g) and triphenylphosphine (0.9 g) were dissolved in dichloromethane (40 ml), and diethyl azodicarboxylate (0.6 ml) was added under ice-cooling. Stir for 5 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: dichloromethane / ethyl acetate = 9/1) to give 1.4 g (yield 74%) of the title compound as a yellow amorphous solid. Got as.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.36 (3H, t, J = 7.0), 1.47 (9H, s), 1.75-1.85 (2H, m), 1.85-1.95 (2H, m), 3.40-3.50 (2H, m), 3.44 ( 3H, s), 3.55-3.65 (2H, m), 3.99 (2H, s), 4.31 (2H, q, J = 7.0), 4.48 (2H, d, J = 7.0), 4.55 (1H, m), 5.23 (2H, s), 6.17 (1H, dt, J = 16.0, 7.0), 6.70 (1H, d, J = 16.0), 6.94 (1H, d, J = 9.0), 7.13 (1H, d, J = 9.0), 7.34 (1H, dd, J = 9.0, 3.0), 7.47 (1H, dd, J = 9.0, 2.0), 7.55 (1H, d, J = 3.0), 7.61 (1H, d, J = 2.0) .
[0456]
Reference Example 89
Methyl 3-chloro-5-nitrosalicylate
3-chlorosalicylic acid (4.5 g) was dissolved in a mixed solvent of methanol (10 ml) and benzene (40 ml), 2M trimethylsilyldiazomethane / hexane solution (20.0 ml) was added under ice cooling, and the mixture was stirred at room temperature for 2 hours. . The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the resulting colorless oily substance was added to a mixture of 69% nitric acid (15 ml) and concentrated sulfuric acid (15 ml), and then stirred at room temperature for 0.5 hour. The reaction solution was poured into ice water and extracted with ethyl acetate, and then the extract was washed successively with water and saturated brine, and the organic layer was dried over anhydrous magnesium sulfate. After filtration, the solvent was distilled off under reduced pressure, and hexane was added to the resulting yellow solid, followed by filtration to obtain 2.4 g (yield 39%) of the title compound as a yellow solid.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 4.07 (3H, s), 8.47 (1H, d, J = 3.0), 8.72
(1H, d, J = 3.0).
[0457]
Reference Example 90
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-chloro-5-methoxycarbonylnitrobenzene
1-t-Butoxycarbonyl-4-hydroxypiperidine (6.3 g), methyl 3-chloro-5-nitrosalicylate (2.4 g) and triphenylphosphine (10.8 g) were dissolved in dichloromethane (100 ml), and azo Diethyl dicarboxylate (6.6 ml) was added, and the mixture was stirred at room temperature for 4 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: hexane / ethyl acetate = 4/1) to give 3.4 g (yield 79%) of the title compound as a pink solid. It was.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.47 (9H, s), 1.75-1.85 (2H, m), 1.85-1.95 (2H, m), 3.11 (2H, m), 3.85-3.95 (2H, m), 3.97 (3H, s) , 4.44 (1H, m), 8.43 (1H, d, J = 3.0), 8.56 (1H, d, J = 3.0).
[0458]
Reference Example 91
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -5-carboxy-3-chloronitrobenzene
4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-chloro-5-methoxycarbonylnitrobenzene (3.4 g) was dissolved in concentrated hydrochloric acid (30 ml) and stirred at 75 ° C. for 16 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the resulting colorless solid was dissolved in a mixed solvent of water (15 ml) and acetone (15 ml). Under ice-cooling, sodium hydrogen carbonate (1.6 g) and di-t-butyldioxide were dissolved. After adding carbonate (2.2 g), the mixture was stirred at 40 ° C. for 1 hour. The reaction solution was extracted with ethyl acetate, and the extract was washed successively with 0.5M hydrochloric acid, water and saturated brine, and then the organic layer was dried over anhydrous magnesium sulfate. After filtration, the solvent was distilled off under reduced pressure, and hexane was added to the resulting pale yellow solid, followed by filtration to obtain 2.6 g (yield 79%) of the title compound as a pale yellow solid.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.48 (9H, s), 1.85-1.95 (2H, m), 1.95-2.05 (2H, m), 3.16 (2H, m), 3.90-4.00 (2H, m), 4.54 (1H, m) , 8.45 (1H, d, J = 3.0), 8.70 (1H, d, J = 3.0).
[0459]
Reference Example 92
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -5-carbamoyl-3-chloronitrobenzene
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -5-carboxy-3-chloronitrobenzene (2.6 g) was dissolved in dichloromethane (80 ml), and ice-cooled isobutyl chloroformate (1.0 ml). And triethylamine (1.1 ml) was added, and the mixture was stirred at the same temperature for 0.5 hour, then 28% aqueous ammonia (0.5 ml) was added, and the mixture was stirred at room temperature for 1 hour. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: dichloromethane / methanol = 19/1) to give 2.2 g (yield 84%) of the title compound as a pale yellow amorphous solid. Obtained.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.47 (9H, s), 1.75-1.85 (2H, m), 2.00-2.10 (2H, m), 2.85 (2H, m), 4.05-4.15 (2H, m), 4.51 (1H, m) , 8.42 (1H, d,
J = 3.0), 8.79 (1H, d, J = 3.0).
[0460]
Reference Example 93
4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -5-carbamoyl-3-chloroaniline
After 4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -5-carbamoyl-3-chloronitrobenzene (2.2 g) was dissolved in acetic acid (100 ml) and tin powder (9.9 g) was added, Stir at room temperature for 11 hours. After the reaction solution was filtered using Celite (registered trademark), the filtrate was concentrated under reduced pressure, and the resulting pale yellow solid was dissolved in an aqueous potassium carbonate solution, and then extracted with ethyl acetate. After sequentially washing with saturated saline, the organic layer was dried using anhydrous magnesium sulfate. After filtration, the solvent was distilled off under reduced pressure to obtain 1.7 g (yield 83%) of the title compound as a yellow amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.46 (9H, s), 1.65-1.75 (2H, m), 1.95-2.05 (2H, m), 2.77 (2H, m), 3.70-3.80 (2H, m), 4.17 (1H, m) , 6.84 (1H, d, J = 3.0), 7.19 (1H, d, J = 3.0).
[0461]
Reference Example 94
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -5-carbamoyl-3-chlorophenyl] sulfamoyl acetate ethyl
4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -5-carbamoyl-3-chloroaniline (1.7 g) was dissolved in dichloromethane (30 ml), pyridine (0.7 ml) was added, Under cooling, ethyl chlorosulfonylacetate (0.7 ml) was added dropwise, and the mixture was stirred at room temperature for 1 hour. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: dichloromethane / methanol = 1/1) to give 1.2 g (yield 48%) of the title compound as a pale yellow solid. .
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.17 (3H, t, J = 7.0), 1.40 (9H, s), 1.55-1.65 (2H, m), 1.80-1.90 (2H, m), 2.95-3.05 (2H, m), 3.70- 3.80 (2H, m), 4.10 (2H, q, J = 7.0), 4.21 (1H, m), 4.27 (2H, s), 7.28 (1H, d, J = 3.0), 7.36 (1H, d, J = 3.0).
[0462]
Reference Example 95
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -5-carbamoyl-3-chlorophenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetic acid ethyl
3- (3-Cyanophenyl) -2- (E) -propen-1-ol (0.4 g), N- [4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -5-carbamoyl-3 -Chlorophenyl] sulfamoyl ethyl acetate (1.2 g) and triphenylphosphine (0.8 g) were dissolved in a mixed solvent of dichloromethane (50 ml) and tetrahydrofuran (20 ml), and diethyl azodicarboxylate (0.5 ml) was cooled with ice. ) And stirred at room temperature for 1 hour. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: dichloromethane / ethyl acetate = 3/2) to give 1.5 g of the title compound (quantitative yield) as a yellow amorphous solid. Got as.
1 H NMR (400MHz, CDCl Three ) δppm: 1.35 (3H, t, J = 7.0), 1.46 (9H, s), 1.65-1.80 (2H, m), 1.95-2.05 (2H, m), 2.79 (2H, m), 4.00 (2H, s), 4.00-4.15 (2H, m), 4.31 (2H, q, J = 7.0), 4.38 (1H, m), 4.53 (2H, d, J = 7.0), 6.21 (1H, dt, J = 16.0 , 7.0), 6.46 (1H, d, J = 16.0), 7.23 (1H, m), 7.41 (1H, m), 7.50-7.60 (3H, m), 8.03 (1H, m).
[0463]
Reference Example 96
Methyl 3-methyl-5-nitrosalicylate
3-Methylsalicylic acid (5.1 g) was dissolved in a mixed solvent of methanol (10 ml) and benzene (40 ml), a 2M trimethylsilyldiazomethane / hexane solution (25.0 ml) was added under ice cooling, and then at room temperature for 1 hour. Stir. The reaction solution was concentrated under reduced pressure, and the resulting colorless oily substance was added to a mixture of 69% nitric acid (15 ml) and concentrated sulfuric acid (15 ml), and stirred at room temperature for 1 hour. The reaction solution was poured into ice water and extracted with ethyl acetate, and then the extract was washed successively with water and saturated brine, and the organic layer was dried over anhydrous magnesium sulfate. After filtration, the solvent was distilled off under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: hexane / ethyl acetate = 2/1), and hexane was added to the resulting yellow solid, followed by filtration. This gave 1.8 g (yield 25%) of the title compound as a pale yellow solid.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 2.35 (3H, s), 4.03 (3H, s), 8.21 (1H, d, J = 3.0), 8.66 (1H, d, J = 3.0).
[0464]
Reference Example 97
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-methoxycarbonyl-5-methylnitrobenzene
1-t-Butoxycarbonyl-4-hydroxypiperidine (4.2 g), methyl 3-methyl-5-nitrosalicylate (1.8 g) and triphenylphosphine (6.8 g) were dissolved in dichloromethane (100 ml) and azo Diethyl dicarboxylate (4.1 ml) was added and stirred at room temperature for 3 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: hexane / ethyl acetate = 4/1) to give 3.1 g (yield 91%) of the title compound as a pink oily substance. Obtained.
1 H NMR (400MHz, CDCl Three ) δppm: 1.47 (9H, s), 1.65-1.75 (2H, m), 1.85-1.95 (2H, m), 2.39 (3H, s), 2.97 (2H, m), 3.90-4.00 (2H, m) , 3.95 (3H, s), 4.16 (1H, m), 8.22 (1H, d, J = 3.0), 8.52 (1H, d, J = 3.0).
[0465]
Reference Example 98
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-carboxy-5-methylnitrobenzene
4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-methoxycarbonyl-5-methylnitrobenzene (4.0 g) was dissolved in concentrated hydrochloric acid (40 ml) and stirred at 75 ° C. for 7 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the resulting white solid was dissolved in a mixed solvent of water (20 ml) and acetone (20 ml). Under ice-cooling, sodium hydrogen carbonate (1.9 g) and di-t-butyldioxide were dissolved. After adding carbonate (2.7 g), the mixture was stirred at 40 ° C. for 2 hours. The reaction solution was extracted with ethyl acetate, and the extract was washed successively with 0.5M hydrochloric acid, water and saturated brine, and then the organic layer was dried over anhydrous magnesium sulfate. After filtration, the solvent was distilled off under reduced pressure, and hexane was added to the obtained pale yellow solid, followed by filtration to obtain 3.6 g (yield 79%) of the title compound as a pale yellow solid.
1 H NMR (400MHz, CDCl Three ) δppm: 1.47 (9H, s), 1.70-1.85 (2H, m), 1.90-2.05 (2H, m), 2.43 (3H, s), 2.95 (2H, m), 4.00-4.10 (2H, m) , 4.26 (1H, m), 8.26 (1H, d, J = 3.0), 8.69 (1H, d, J = 3.0).
[0466]
Reference Example 99
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-carbamoyl-5-methylnitrobenzene
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-carboxy-5-methylnitrobenzene (3.6 g) was dissolved in dichloromethane (60 ml), and ice-cooled isobutyl chloroformate (1.4 ml). And triethylamine (1.6 ml) was added, and the mixture was stirred at the same temperature for 0.5 hour, then 28% aqueous ammonia (0.7 ml) was added, and the mixture was stirred at room temperature for 1.5 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: dichloromethane / methanol = 19/1) to give 3.9 g (quantitative yield) of the title compound as a yellow oil. .
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.46 (9H, s), 1.70-1.80 (2H, m), 1.90-2.00 (2H, m), 2.43 (3H, s), 2.79 (2H, m), 4.05-4.15 (2H, m) , 4.17 (1H, m), 8.20 (1H, d, J = 3.0), 8.66 (1H, d, J = 3.0).
[0467]
Reference Example 100
4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-carbamoyl-5-methylaniline
4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-carbamoyl-5-methylnitrobenzene (3.9 g) was dissolved in methanol (100 ml), palladium-carbon catalyst (0.5 g) was added, The mixture was stirred at room temperature for 1.5 hours under a hydrogen atmosphere. After filtering the reaction solution, the filtrate was concentrated under reduced pressure to obtain 3.5 g (yield 97%) of the title compound as a black-green amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.46 (9H, s), 1.60-1.70 (2H, m), 1.90-2.00 (2H, m), 2.23 (3H, s), 2.71 (2H, m), 3.62 (2H, m), 3.80 -3.90 (1H, m), 6.65 (1H, d, J = 3.0), 7.11 (1H, d, J = 3.0).
[0468]
Reference Example 101
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-carbamoyl-5-methylphenyl] sulfamoyl acetate ethyl
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-carbamoyl-5-methylaniline (3.5 g) and pyridine (1.0 ml) were dissolved in dichloromethane (80 ml), and the mixture was cooled under ice-cooling. Ethyl sulfonyl acetate (1.6 ml) was added dropwise and stirred at room temperature for 0.5 hour. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: dichloromethane / methanol = 19/1) to give 2.6 g (yield 51%) of the title compound as a pale yellow solid. .
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.31 (3H, t, J = 7.0), 1.46 (9H, s), 1.65-1.75 (2H, m), 1.90-2.00 (2H, m), 2.33 (3H, s), 2.74 (2H, m), 3.90-4.00 (1H, m), 3.97 (2H, s), 4.00-4.15 (2H, m), 4.27 (2H, q, J = 7.0), 7.44 (1H, d, J = 3.0), 7.72 (1H, d, J = 3.0).
[0469]
Reference Example 102
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-carbamoyl-5-methylphenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl Ethyl acetate
3- (3-Cyanophenyl) -2- (E) -propen-1-ol (0.8 g), N- [4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3-carbamoyl-5 -Methylphenyl] sulfamoyl ethyl acetate (2.6 g) and triphenylphosphine (1.7 g) were dissolved in a mixed solvent of dichloromethane (50 ml) and tetrahydrofuran (50 ml), and diethyl azodicarboxylate (1. 0 ml) was added and stirred at room temperature for 1.5 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: hexane / ethyl acetate = 1/2) to give 3.2 g (yield 96%) of the title compound as a yellow amorphous solid. Got as.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.35 (3H, t, J = 7.0), 1.46 (9H, s), 1.65-1.75 (2H, m), 1.85-1.95 (2H, m), 2.32 (3H, s), 2.73 (2H, m), 3.95-4.05 (1H, m), 4.00 (2H, s), 4.05-4.15 (2H, m), 4.31 (2H, q, J = 7.0), 4.52 (2H, d, J = 7.0), 6.22 (1H, dt, J = 16.0, 7.0), 6.44 (1H, d, J = 16.0), 7.22 (1H, m), 7.40 (1H, m), 7.50-7.60 (3H, m), 7.91 (1H , m).
[0470]
Reference Example 103
2,6-difluoro-4-nitrophenol
2,6-Difluorophenol (2.00 g) was dissolved in acetic acid (20 ml), and 60% nitric acid (1.20 ml) was added dropwise under ice cooling, followed by stirring at room temperature for 1 hour. The reaction solution was poured into ice water, and extracted with ethyl acetate. The extract was washed with saturated brine, and the organic layer was dried over anhydrous magnesium sulfate. After filtration, the solvent was distilled off under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: hexane / ethyl acetate = 3/1 to 2/1) to give 1.37 g (yield 51) of the title compound. %) As a pale yellow solid.
1 H NMR (400MHz, CDCl Three ) δppm: 7.95 (2H, m).
[0471]
Reference Example 104
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3,5-difluoronitrobenzene
1-t-butoxycarbonyl-4-hydroxypiperidine (1.73 g), 2,6-difluoro-4-nitrophenol (1.37 g) and triphenylphosphine (2.67 g) were dissolved in dichloromethane (30 ml), Under ice cooling, diethyl azodicarboxylate (1.57 ml) was added dropwise, followed by stirring at room temperature for 9 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: hexane / ethyl acetate = 6/1) to give 2.13 g (yield 76%) of the title compound as a pale yellow solid. Obtained.
1 H NMR (400MHz, CDCl Three ) δppm: 1.47 (9H, s), 1.77-1.85 (2H, m), 1.89-1.96 (2H, m), 3.35 (2H, m), 3.72 (2H, m), 4.62 (1H, m), 7.87 (2H, m).
[0472]
Reference Example 105
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3,5-difluoroaniline
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3,5-difluoronitrobenzene (2.13 g) was dissolved in ethanol (40 ml), palladium-carbon catalyst (0.20 g) was added, and hydrogen atmosphere was added. The mixture was stirred at room temperature for 1 hour. After the reaction solution was filtered, the filtrate was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: hexane / ethyl acetate = 2/1) to give 1.70 g of the title compound (yield 87%). ) Was obtained as a colorless solid.
1 H NMR (400MHz, CDCl Three ) δppm: 1.46 (9H, s), 1.72-1.78 (2H, m), 1.83-1.89 (2H, m), 3.23 (2H, m), 3.77 (2H, m), 4.11 (1H, m), 6.21 (2H, m).
[0473]
Reference Example 106
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3,5-difluorophenyl] sulfamoyl acetate ethyl
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3,5-difluoroaniline (1.70 g) and pyridine (0.84 ml) were dissolved in dichloromethane (30 ml), and chlorosulfonylacetic acid was cooled with ice. Ethyl (0.76 ml) was added dropwise and stirred at room temperature for 1.5 hours. Water was added to the reaction mixture, and the mixture was extracted with ethyl acetate. The extract was washed with saturated brine, and the organic layer was dried over anhydrous magnesium sulfate. After filtration, the solvent was distilled off under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: hexane / ethyl acetate = 2/1) to give 2.48 g (quantitative) of the title compound as a yellow oily substance. Got as.
1 H NMR (400MHz, CDCl Three ) δppm: 1.34 (3H, t, J = 7.0), 1.47 (9H, s), 1.72-1.82 (2H, m), 1.83-1.93 (2H, m), 3.28 (2H, m), 3.75 (2H, m), 3.95 (2H, s), 4.30 (2H, q, J = 7.0), 4.31 (1H, m), 6.95 (2H, m).
[0474]
Reference Example 107
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3,5-difluorophenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetate ethyl
3- (3-Cyanophenyl) -2- (E) -propen-1-ol (0.52 g), N- [4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3,5-difluoro Phenyl] sulfamoyl ethyl acetate (1.55 g) and triphenylphosphine (1.02 g) were dissolved in dichloromethane (30 ml), and diethyl azodicarboxylate (0.60 ml) was added dropwise under ice cooling. Stir for hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: hexane / ethyl acetate = 2/1) to give 1.82 g (yield 91%) of the title compound as a colorless amorphous solid. Got as.
1 H NMR (400MHz, CDCl Three ) δppm: 1.36 (3H, t, J = 7.0), 1.46 (9H, s), 1.72-1.82 (2H, m), 1.83-1.93 (2H, m), 3.29 (2H, m), 3.73 (2H, m), 3.99 (2H, s), 4.31 (2H, q, J = 7.0), 4.37 (1H, m), 4.47 (2H, d, J = 6.5), 6.20 (1H, dt, J = 16.0, 6.5 ), 6.43 (1H, d, J = 16.0), 7.12 (2H, m), 7.41 (1H, t, J = 7.5), 7.53 (1H, d, J = 7.5), 7.54 (1H, d, J = 7.5), 7.57 (1H, s).
[0475]
Reference Example 108
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3,5-dichloronitrobenzene
1-t-Butoxycarbonyl-4-hydroxypiperidine (677 mg), 2,6-dichloro-4-nitrophenol (700 mg) and triphenylphosphine (1150 mg) were dissolved in dichloromethane (40 ml), and azodicarboxylic acid was cooled on ice. Diethyl acid (0.67 ml) was added dropwise and stirred at room temperature for 2 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: hexane / ethyl acetate = 6/1) to give 950 mg (yield 72%) of the title compound as a colorless solid.
1 H NMR (400MHz, CDCl Three ) δppm: 1.48 (9H, s), 1.85-2.00 (4H, m), 3.20 (2H, m), 3.91 (2H, m), 4.59 (1H, m), 8.23 (2H, s).
[0476]
Reference Example 109
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3,5-dichloroaniline
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3,5-dichloronitrobenzene (1.95 g) was dissolved in acetic acid (50 ml), and zinc powder (11.10 g) was divided into 5 portions at room temperature. And then stirred at 50 ° C. for 6 hours. The reaction solution was filtered, the filtrate was concentrated under reduced pressure, and the residue was extracted with ethyl acetate and water. The extract was washed with saturated brine, and then the organic layer was dried over anhydrous magnesium sulfate. . After filtration, the solvent was distilled off under reduced pressure, and the obtained residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: hexane / ethyl acetate = 3/1) to give 1.40 g (yield 78%) of the title compound. ) Was obtained as a colorless solid.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.47 (9H, s), 1.80-1.95 (4H, m), 3.09 (2H, m), 3.92 (2H, m), 4.22 (1H, m), 6.61 (2H, s).
[0477]
Reference Example 110
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3,5-dichlorophenyl] sulfamoyl acetate ethyl
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3,5-dichloroaniline (1.40 g) and pyridine (0.63 ml) were dissolved in dichloromethane (30 ml), and chlorosulfonylacetic acid was cooled with ice. Ethyl (0.57 ml) was added dropwise and stirred at room temperature for 1.5 hours. Ethyl acetate and water were added to the reaction solution for extraction, and the extract was washed with saturated brine, and then the organic layer was dried over anhydrous magnesium sulfate. After filtration, the solvent was distilled off under reduced pressure, and the obtained residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: hexane / ethyl acetate = 2/1) to give 1.89 g (yield 95%) of the title compound. ) Was obtained as a pale yellow amorphous solid.
1 H NMR (400MHz, CDCl Three ) δppm: 1.34 (3H, t, J = 7.0), 1.47 (9H, s), 1.80-2.00 (4H, m), 3.14 (2H, m), 3.92 (2H, m), 3.96 (2H, s) , 4.30 (2H, q, J = 7.0), 4.37 (1H, m), 7.33 (2H, s).
[0478]
Reference Example 111
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3,5-dichlorophenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetate ethyl
3- (3-Cyanophenyl) -2- (E) -propen-1-ol (0.59 g), N- [4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3,5-dichlorophenyl ] Ethyl sulfamoyl acetate (1.89 g) and triphenylphosphine (1.16 g) were dissolved in dichloromethane (30 ml), and diethyl azodicarboxylate (0.68 ml) was added dropwise under ice cooling, followed by stirring at the same temperature for 4 hours. did. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: hexane / ethyl acetate = 3/1) to give 2.06 g (yield 86%) of the title compound as a colorless amorphous solid. Obtained.
1 H NMR (400MHz, CDCl Three ) δppm: 1.36 (3H, t, J = 7.0), 1.47 (9H, s), 1.80-2.00 (4H, m), 3.15 (2H, m), 3.90 (2H, m), 4.00 (2H, s) , 4.31 (2H, q, J = 7.0), 4.41 (1H, m), 4.47 (2H, d, J = 6.5), 6.20 (1H, dt, J = 16.0, 6.5), 6.44 (1H, d, J = 16.0), 7.42 (1H, t, J = 8.0), 7.47 (2H, s), 7.53 (2H, m), 7.58 (1H, s).
[0479]
Reference Example 112
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3,5-dimethylnitrobenzene
1-t-butoxycarbonyl-4-hydroxypiperidine (2.40 g), 2,6-dimethyl-4-nitrophenol (1.50 g) and triphenylphosphine (3.06 g) were dissolved in dichloromethane (60 ml), Under ice cooling, diethyl azodicarboxylate (1.80 ml) was added dropwise, and the mixture was stirred at room temperature for 19 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: hexane / ethyl acetate = 5/1) to give the title compound (2.25 g, yield 71%) as a colorless solid. .
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.48 (9H, s), 1.73 (2H, m), 1.93 (2H, m), 2.35 (6H, s), 2.93 (2H, m), 4.00-4.10 (3H, m), 7.92 (2H , s).
[0480]
Reference Example 113
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3,5-dimethylaniline
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3,5-dimethylnitrobenzene (2.24 g) was dissolved in a mixed solvent of ethanol (30 ml) and tetrahydrofuran (10 ml) to prepare a palladium-carbon catalyst (0 20 g) was added, and the mixture was stirred at room temperature for 1 hour under a hydrogen atmosphere. The reaction solution was filtered, the filtrate was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: hexane / ethyl acetate = 2/1) to give 1.94 g of the title compound (yield 95%). ) Was obtained as a pale pink solid.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.47 (9H, s), 1.66 (2H, m), 1.92 (2H, m), 2.19 (6H, s), 2.86 (2H, m), 3.79 (1H, m), 4.02 (2H, m ), 6.36 (2H, s).
[0481]
Reference Example 114
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3,5-dimethylphenyl] sulfamoyl acetate
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3,5-dimethylaniline (1.94 g) and pyridine (0.98 ml) were dissolved in dichloromethane (30 ml), and chlorosulfonylacetic acid was cooled with ice. Ethyl (0.97 ml) was added dropwise and stirred at room temperature for 14 hours. Ethyl acetate and water were added to the reaction solution for extraction, and the extract was washed with saturated brine, and then the organic layer was dried over anhydrous magnesium sulfate. After filtration, the filtrate was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: hexane / ethyl acetate = 2/1) to give 2.00 g (yield 70%) of the title compound as a pale salt. Obtained as a yellow solid.
1 H NMR (400MHz, CDCl Three ) δppm: 1.33 (3H, t, J = 7.0), 1.47 (9H, s), 1.69 (2H, m), 1.91 (2H, m), 2.26 (6H, s), 2.89 (2H, m), 3.90 (1H, m), 3.93 (2H, s), 4.03 (2H, m), 4.29 (2H, q, J = 7.0), 6.98 (2H, s).
[0482]
Reference Example 115
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3,5-dimethylphenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetate ethyl
3- (3-Cyanophenyl) -2- (E) -propen-1-ol (0.55 g), N- [4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3,5-dimethyl Phenyl] sulfamoyl ethyl acetate (1.50 g) and triphenylphosphine (1.08 g) were dissolved in dichloromethane (20 ml), and diethyl azodicarboxylate (0.63 ml) was added dropwise under ice cooling. Stir for 5 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: hexane / ethyl acetate = 2/1) to give 1.75 g (yield 90%) of the title compound as a colorless amorphous solid. Got as.
1 H NMR (400MHz, CDCl Three ) δppm: 1.36 (3H, t, J = 7.0), 1.47 (9H, s), 1.70 (2H, m), 1.91 (2H, m), 2.26 (6H, s), 2.90 (2H, m), 3.93 (1H, m), 3.99 (2H, s), 4.00 (2H, m), 4.30 (2H, q, J = 7.0), 4.47 (2H, d, J = 6.5), 6.23 (1H, dt, J = 16.0, 6.5), 6.42 (1H, d, J = 16.0), 7.11 (2H, s), 7.40 (1H, t, J = 8.0), 7.52 (2H, m), 7.56 (1H, s).
[0483]
Reference Example 116
4- [N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] amino] ethyl butyrate
3- [3- [N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenylamino] -1- (E) -propenyl] benzonitrile (2.00 g) was converted to N, N-dimethylformamide. (40 ml), potassium carbonate (6.50 g) and ethyl bromobutyrate (5.00 ml) were added in 5 portions and stirred at 140 ° C. for 16 hours. Water was added to the reaction mixture, and the mixture was extracted with ethyl acetate. The extract was washed with saturated brine, and the organic layer was dried over anhydrous magnesium sulfate. After filtration, the solvent was distilled off under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: hexane / ethyl acetate = 2/1) to give 1.20 g (yield 48%) of the title compound as yellow. Obtained as an oil.
1 H NMR (400MHz, CDCl Three ) δppm: 1.25 (3H, t, J = 7.0), 1.46 (9H, s), 1.65-1.75 (2H, m), 1.80-2.00 (4H, m), 2.36 (2H, t, J = 7.0), 3.20-3.35 (4H, m), 3.65-3.75 (2H, m), 4.02 (2H, d, J = 5.0), 4.13 (2H, q, J = 7.0), 4.27 (1H, m), 6.29 (1H , dt, J = 16.0, 5.0), 6.47 (1H, d, J = 16.0), 6.70 (2H, d, J = 9.0), 6.84 (2H, d, J = 9.0), 7.39 (1H, t, J = 8.0), 7.49 (1H, d, J = 8.0), 7.54 (1H, d, J = 8.0), 7.61 (1H, s).
[0484]
Reference Example 117
3- (3-Cyanophenyl) -2-fluoro-2- (Z) -propen-1-ol
Journal of Organometallic Chemistry, Volume 332, Page 1 (1987) [ J. Organomet. Chem. , 332 , 1 (1987)], 2-diethylphosphono-2-fluoroacetic acid (4.35 g) was dissolved in tetrahydrofuran (90 ml) and stirred at −78 ° C. with 1.6 M butyl. Lithium hexane solution (28 ml) was added dropwise and stirred at the same temperature for 1 hour. A solution of 3-cyanobenzaldehyde (2.66 g) in tetrahydrofuran (10 ml) was added dropwise to the reaction solution over 10 minutes, and the mixture was stirred at -78 ° C for 3 hours, and then heated to 0 ° C. Water (40 ml) was added to the reaction solution, the aqueous layer was separated, and the organic layer was extracted twice with a saturated aqueous sodium hydrogen carbonate solution. After all the aqueous layers were combined, the pH of the solution was adjusted to 4 using concentrated hydrochloric acid, extracted 5 times with t-butyl methyl ether, and then the extract was dried using anhydrous sodium sulfate. After filtration, the filtrate was concentrated under reduced pressure to obtain an intermediate compound (3.47 g) as a white solid.
Subsequently, the obtained intermediate compound (1.15 g) and triethylamine (0.92 ml) were dissolved in dichloromethane (10 ml), ethyl chlorocarbonate (0.63 ml) was added with ice-cooling and stirring, and the mixture was stirred at room temperature for 15 minutes. did. The solvent was evaporated under reduced pressure, ethyl acetate (10 ml) was added to the residue, insoluble material was removed by filtration, and the filtrate was concentrated under reduced pressure. The residue was dissolved in tetrahydrofuran (10 ml), an aqueous sodium borohydride solution (0.45 g dissolved in 5 ml of water) was added with stirring under ice cooling, and the mixture was stirred at room temperature for 18 hours. A saturated aqueous ammonium chloride solution was added to the reaction solution, followed by extraction three times with t-butyl methyl ether. The extract was washed with a saturated aqueous sodium chloride solution, and then the organic layer was dried using anhydrous sodium sulfate. After filtration, the solvent was distilled off under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: hexane / ethyl acetate = 3/2) to give 0.33 g (yield 31%) of the title compound colorless. Obtained as a solid.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 4.32 (2H, dd, J = 12.5, 5.5), 5.82 (1H, d, J = 37.5), 7.45 (1H, t, J = 8.0), 7.53 (1H, d, J = 8.0), 7.70 (1H, d, J = 8.0), 7.81 (1H, s).
[0485]
Reference Example 118
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2-fluoro-2- (Z) -propenyl] sulfamoyl ethyl acetate
3- (3-Cyanophenyl) -2-fluoro-2- (Z) -propen-1-ol (0.45 g), N- [4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] Ethyl sulfamoyl acetate (1.12 g) and triphenylphosphine (0.80 g) were dissolved in dichloromethane (20 ml), and diethyl azodicarboxylate (0.48 ml) was added dropwise under ice cooling, followed by stirring at the same temperature for 2 hours. . The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: dichloromethane / ethyl acetate = 15/1) to give 1.40 g (yield 92%) of the title compound as a colorless oil. Obtained.
1 H NMR (400MHz, CDCl Three ) δppm: 1.35 (3H, t, J = 7.0), 1.47 (9H, s), 1.74 (2H, m), 1.90 (2H, m), 3.34 (2H, m), 3.68 (2H, m), 4.00 (2H, s), 4.30 (2H, q, J = 7.0), 4.46 (1H, m), 4.54 (2H, d, J = 15.0), 5.62 (1H, d, J = 36.5), 6.92 (2H, d, J = 9.5), 7.42 (3H, m), 7.51 (1H, d, J = 7.0), 7.63 (1H, d, J = 8.0), 7.71 (1H, s).
[0486]
Reference Example 119
2-hydroxyisophthalic acid
2-Methoxyisophthalic acid (1.0 g) was dissolved in 55% hydroiodic acid (10 ml) and stirred at 80 ° C. for 1 hour. The reaction mixture was added to ice water, and the deposited precipitate was collected by filtration to obtain 0.9 g (yield 95%) of the title compound as a pale yellow solid.
1 H NMR (400MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 6.93 (1H, t, J = 8.0), 7.96 (2H, d, J = 8.0).
[0487]
Reference Example 120
Dimethyl 2-hydroxyisophthalate
2-hydroxyisophthalic acid (1.9 g) was dissolved in methanol (20 ml), thionyl chloride (1.5 ml) was added under ice cooling, and the mixture was stirred at 70 ° C. for 4 hours. The reaction solution was concentrated under reduced pressure to obtain 1.5 g (68%) of the title compound as a white solid.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 3.96 (6H, s), 6.94 (1H, t, J = 8.0), 8.06 (2H, d, J = 8.0).
[0488]
Reference Example 121
Dimethyl 2-hydroxy-5-nitroisophthalate
Dimethyl 2-hydroxyisophthalate (1.5 g) was added to a mixture of 69% nitric acid (5 ml) and concentrated sulfuric acid (5 ml), and the mixture was stirred for 0.5 hour under ice cooling. The reaction solution was poured into ice water and extracted with ethyl acetate. The extract was washed successively with water and saturated brine, and then the organic layer was dried over anhydrous magnesium sulfate. After filtration, the solvent was distilled off under reduced pressure, and the resulting yellow solid was filtered by adding hexane to obtain 1.6 g (yield 89%) of the title compound as a yellow solid.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 4.03 (6H, s), 8.94 (2H, s).
[0489]
Reference Example 122
2- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -5-nitroisophthalic acid dimethyl ester
1-t-Butoxycarbonyl-4-hydroxypiperidine (2.6 g), dimethyl 2-hydroxy-5-nitroisophthalate (1.6 g) and triphenylphosphine (4.4 g) were added to dichloromethane (40 ml) and tetrahydrofuran (20 ml). ), And diethyl azodicarboxylate (2.6 ml) was added, followed by stirring at room temperature for 4 hours. After the reaction solution was concentrated under reduced pressure, the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: dichloromethane / ethyl acetate = 19/1), and the resulting yellow solid was filtered with hexane and ethyl acetate (4/1). By taking, 2.2 g (yield 78%) of the title compound was obtained as a white solid.
1 H NMR (400MHz, CDCl Three ) δppm: 1.46 (9H, s), 1.70-1.80 (2H, m), 1.85-1.95 (2H, m), 3.05 (2H, m), 3.80-3.95 (2H, m), 3.97 (6H, s) , 4.29 (1H, m), 8.74 (2H, s).
[0490]
Reference Example 123
2- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -5-nitroisophthalic acid
Dimethyl 2- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -5-nitroisophthalate (10.7 g) was dissolved in concentrated hydrochloric acid (100 ml) and stirred at 80 ° C. for 10 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, hexane was added to the residue, and a white solid was collected by filtration. Next, the obtained solid was dissolved in a mixed solvent of water (50 ml) and acetone (50 ml), sodium hydrogen carbonate (4.6 g) and di-t-butyl dicarbonate (5.9 g) were added at room temperature, For 1 hour. The reaction solution was extracted with ethyl acetate, and the extract was washed with saturated brine, and then the organic layer was dried over anhydrous magnesium sulfate. After filtration, the solvent was distilled off under reduced pressure, and hexane was added to the residue, followed by filtration to obtain 4.1 g (yield 40%) of the title compound as a pale yellow solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.40 (9H, s), 1.55-1.65 (2H, m), 1.75-1.85 (2H, m), 3.05-3.15 (2H, m), 3.55-3.65 (2H, m), 4.40 (1H, m), 8.54 (2H, s).
[0491]
Reference Example 124
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3,5-dicarbamoylnitrobenzene
2- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -5-nitroisophthalic acid (4.6 g) was dissolved in dichloromethane (150 ml), and with ice cooling, isobutyl chloroformate (4.3 ml) and triethylamine ( (4.8 ml) was added, and the mixture was stirred at the same temperature for 0.5 hour, then 28% aqueous ammonia (1.9 ml) was added, and the mixture was further stirred at room temperature for 1 hour. The deposited precipitate was collected by filtration to obtain 3.0 g (yield 64%) of the title compound as a pale yellow solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.40 (9H, s), 1.60-1.70 (2H, m), 1.75-1.85 (2H, m), 3.05-3.15 (2H, m), 3.55-3.65 (2H, m), 4.48 (1H, m), 8.31 (2H, s).
[0492]
Reference Example 125
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3,5-dicarbamoylaniline
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3,5-dicarbamoylnitrobenzene (3.0 g) is dissolved in methanol (60 ml), palladium-carbon catalyst (0.3 g) is added, hydrogen is added. Stir for 1 hour at room temperature under atmosphere. After filtering the reaction solution, the filtrate was concentrated under reduced pressure to obtain 2.8 g (quantitative yield) of the title compound as a yellow solid.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.45 (9H, s), 1.55-1.70 (2H, m), 1.85-2.00 (2H, m), 2.67 (2H, m), 3.80-3.90 (2H, m), 4.02 (1H, m) , 7.34 (2H, s).
[0493]
Reference Example 126
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3,5-dicarbamoylphenyl] sulfamoyl acetate
4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3,5-dicarbamoylaniline (2.8 g) was dissolved in dichloromethane (80 ml), pyridine (1.4 ml) was added, Then, ethyl chlorosulfonylacetate (2.4 ml) was added dropwise and stirred at room temperature for 2 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: dichloromethane / methanol = 4/1) to give 0.9 g (yield 23%) of the title compound as a pale yellow solid. .
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.18 (3H, t, J = 7.0), 1.40 (9H, s), 1.50-1.60 (2H, m), 1.75-1.85 (2H, m), 2.90-3.00 (2H, m), 3.30 ( 2H, s), 3.65-3.75 (2H, m), 4.10 (2H, q, J = 7.0), 4.15-4.20 (1H, m), 7.43 (2H, s).
[0494]
Reference Example 127
N- [4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3,5-dicarbamoylphenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl acetic acid ethyl
3- (3-Cyanophenyl) -2- (E) -propen-1-ol (0.9 g), N- [4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -3,5-di Carbamoylphenyl] ethyl sulfamoylacetate (0.9 g) and triphenylphosphine (1.8 g) were dissolved in a mixed solvent of dichloromethane (30 ml) and tetrahydrofuran (30 ml), and diethyl azodicarboxylate (1.1 ml) under ice-cooling. And stirred at room temperature for 1 hour. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: dichloromethane / ethyl acetate = 1/2) to give 0.8 g (yield 73%) of the title compound as a yellow amorphous solid. Got as.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.26 (3H, t, J = 7.0), 1.45 (9H, s), 1.60-1.75 (2H, m), 1.85-2.00 (2H, m), 2.60-2.75 (2H, m), 4.00- 4.15 (2H, m), 4.03 (2H, s), 4.15-4.25 (1H, m), 4.31 (2H, q, J = 7.0), 4.55 (2H, d, J = 7.0), 6.22 (1H, dt , J = 16.0, 7.0), 6.46 (1H, d, J = 16.0), 7.35-7.45 (2H, m), 7.50-7.60 (3H, m), 8.16 (1H, m).
[0495]
Reference Example 128
4-methyl-5-nitrosalicylic acid methyl ester
4-Methylsalicylic acid (3.5 g) was dissolved in a mixed solvent of methanol (8 ml) and benzene (32 ml), a 2.0 M trimethylsilyldiazomethanehexane solution (15.0 ml) was added under ice cooling, and 0.5 ml at room temperature was added. Stir for hours. The reaction solution was concentrated under reduced pressure, and the resulting yellow oily substance was added to 69% nitric acid (20 ml) under ice cooling, followed by stirring at the same temperature for 2 hours. The reaction solution was poured into ice water and extracted with ethyl acetate, and then the extract was washed successively with water and saturated brine, and the organic layer was dried over anhydrous magnesium sulfate. After filtration, the solvent was distilled off under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: hexane / ethyl acetate = 4/1) to give 1.3 g (yield 21%) of the title compound as a pale compound. Obtained as a yellow solid.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 2.66 (3H, s), 4.01 (3H, s), 6.92 (1H, s), 8.66 (1H, s).
[0496]
Reference Example 129
4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -5-methoxycarbonyl-2-methylnitrobenzene
1-t-Butoxycarbonyl-4-hydroxypiperidine (5.4 g), methyl 4-methyl-5-nitrosalicylate (2.8 g) and triphenylphosphine (9.0 g) were dissolved in dichloromethane (100 ml) and azo Diethyl dicarboxylate (5.4 ml) was added, and the mixture was stirred at room temperature for 9 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: hexane / ethyl acetate = 4/1) to give 4.9 g (yield 93%) of the title compound as a yellow oil. Obtained.
1 H NMR (400MHz, CDCl Three ) δppm: 1.47 (9H, s), 1.85-1.95 (4H, m), 2.68 (3H, s), 3.50-3.65 (4H, m), 3.91 (3H, s), 4.78 (1H, m), 6.84 (1H, s), 8.63 (1H, s).
[0497]
Reference Example 130
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -5-carboxy-2-methylnitrobenzene
4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -5-methoxycarbonyl-2-methylnitrobenzene (4.9 g) was dissolved in concentrated hydrochloric acid (100 ml) and stirred at 80 ° C. for 5 hours. The reaction solution was concentrated under reduced pressure, and the resulting white solid was dissolved in a mixed solvent of water (30 ml) and acetone (30 ml), and at room temperature, sodium hydrogen carbonate (2.3 g) and di-t-butyl dicarbonate. (3.3 g) was added and the mixture was stirred at 40 ° C. for 1 hour. The reaction solution was extracted with ethyl acetate, and the extract was washed with saturated brine, and then the organic layer was dried over anhydrous magnesium sulfate. After filtration, the solvent was distilled off under reduced pressure to obtain 4.8 g (quantitative yield) of the title compound as a yellow amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.48 (9H, s), 1.85-1.95 (2H, m), 2.05-2.15 (2H, m), 2.71 (3H, s), 3.35-3.45 (2H, m), 3.70-3.80 (2H, m), 4.85 (1H, m), 6.93 (1H, s), 8.84 (1H, s).
[0498]
Reference Example 131
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -5-carbamoyl-2-methylnitrobenzene
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -5-carboxy-2-methylnitrobenzene (4.8 g) was dissolved in dichloromethane (100 ml), and ice-cooled isobutyl chloroformate (1.7 ml). And triethylamine (1.8 ml) was added, and the mixture was stirred at the same temperature for 1 hour. Then, 28% aqueous ammonia (0.8 ml) was added, and the mixture was further stirred for 2 hours. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: dichloromethane / methanol = 19/1) to give 4.7 g (yield 97%) of the title compound as a white solid.
1 H NMR (500MHz, DMSO-d 6 ) δppm: 1.41 (9H, s), 1.75-1.85 (2H, m), 1.90-2.00 (2H, m), 2.61 (3H, s), 3.20-3.30 (2H, m), 3.60-3.70 (2H, m), 4.93 (1H, m), 7.35 (1H, s), 8.42 (1H, s).
[0499]
Reference Example 132
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -5-carbamoyl-2-methylaniline
4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -5-carbamoyl-2-methylnitrobenzene (4.7 g) was dissolved in methanol (120 ml), palladium-carbon catalyst (0.5 g) was added, The mixture was stirred at room temperature for 2 hours under a hydrogen atmosphere. After filtering the reaction solution, the filtrate was concentrated under reduced pressure to obtain 4.0 g (yield 93%) of the title compound as a yellow amorphous solid.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.47 (9H, s), 1.65-1.75 (2H, m), 1.95-2.05 (2H, m), 2.20 (3H, s), 3.18 (2H, m), 3.75-3.85 (2H, m) , 4.45 (1H, m), 6.74 (1H, s), 7.47 (1H, s).
[0500]
Reference Example 133
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -5-carbamoyl-2-methylphenyl] sulfamoyl acetate ethyl
4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -5-carbamoyl-2-methylaniline (4.0 g) was dissolved in dichloromethane (60 ml), pyridine (1.2 ml) was added, Under cooling, ethyl chlorosulfonylacetate (1.9 ml) was added dropwise and stirred at room temperature for 0.5 hour. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: dichloromethane / methanol = 19/1) to give 2.8 g (yield 48%) of the title compound as a pale yellow solid. .
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.35 (3H, t, J = 7.0), 1.48 (9H, s), 1.75-1.85 (2H, m), 2.00-2.10 (2H, m), 2.49 (3H, s), 3.29 (2H, m), 3.75-3.85 (2H, m), 4.06 (2H, s), 4.33 (2H, q, J = 7.0), 4.66 (1H, m), 6.90 (1H, s), 8.16 (1H, s) .
[0501]
Reference Example 134
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -5-carbamoyl-2-methylphenyl] -N- [3- (3-cyanophenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl Ethyl acetate
3- (3-Cyanophenyl) -2- (E) -propen-1-ol (0.9 g), N- [4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) -5-carbamoyl-2 -Methylphenyl] sulfamoyl ethyl acetate (2.8 g) and triphenylphosphine (2.0 g) were dissolved in dichloromethane (100 ml), diethyl azodicarboxylate (1.2 ml) was added under ice cooling, and the mixture was stirred at room temperature for 3 hours. Stir. The reaction mixture was concentrated under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: hexane / ethyl acetate = 1/4) to give 2.1 g (yield 58%) of the title compound as a yellow amorphous solid. Got as.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.37 (3H, t, J = 7.0), 1.47 (9H, s), 1.75-1.85 (2H, m), 2.00-2.10 (2H, m), 2.41 (3H, s), 3.25-3.35 ( 2H, m), 3.75-3.85 (2H, m), 4.02 (1H, d, J = 14.0), 4.16 (1H, d, J = 14.0), 4.20-4.25 (1H, m), 4.30-4.40 (2H , m), 4.65-4.75 (2H, m), 6.20-6.30 (1H, m), 6.35 (1H, d, J = 16.0), 6.88 (1H, s), 7.41 (1H, m), 7.50-7.55 (3H, m), 8.30 (1H, s).
[0502]
Reference Example 135
3- (5-Cyano-2-methylphenyl) -2- (E) -propen-1-ol
Catecholborane (1.5 ml) was added to 1-t-butyldimethylsiloxy-2-propyne (2.45 g), and the mixture was stirred at 60 ° C. for 4 hours. The reaction solution was allowed to cool to room temperature, diluted with toluene (40 ml), 3-bromo-4-methylbenzonitrile (2.02 g), tetrakis (triphenylphosphine) palladium complex (0.58 g) and sodium ethoxide. A 20% ethanol solution (5.0 ml) was added, and the mixture was stirred at 90 ° C. for 4 hours. Water was added to the reaction mixture, and the mixture was extracted with ethyl acetate. The extract was washed successively with 1M aqueous sodium hydroxide solution, water and saturated brine, and the organic layer was dried over anhydrous sodium sulfate. The solvent was distilled off under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: hexane / ethyl acetate = 8/1) to obtain an intermediate compound (2.23 g).
Next, the obtained intermediate compound was dissolved in tetrahydrofuran (60 ml), and 1M tetrabutylammonium fluoride / tetrahydrofuran solution (12 ml) was added under ice cooling, followed by stirring at the same temperature for 1 hour. Water was added to the reaction solution, followed by extraction with t-butyl methyl ether. The extract was washed successively with water and saturated brine, and then the organic layer was dried over anhydrous sodium sulfate. The solvent was distilled off under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: hexane / ethyl acetate = 3/2) to give 0.64 g of the title compound (yield: 2 steps 36%) as a colorless solid. Got as.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 2.41 (3H, s), 4.39 (2H, bs), 6.30 (1H, dt, J = 16.0, 5.5), 6.80 (1H, d, J = 16.0), 7.25 (1H, d, J = 8.0 ), 7.43 (1H, dd, J = 8.0, 2.0), 7.70 (1H, d, J = 2.0).
[0503]
Reference Example 136
N- [4- (1-t-Butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (5-cyano-2-methylphenyl) -2- (E) -propenyl] sulfamoyl ethyl acetate
3- (5-Cyano-2-methylphenyl) -2- (E) -propen-1-ol (0.64 g), N- [4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] Ethyl sulfamoyl acetate (1.62 g) and triphenylphosphine (1.16 g) were dissolved in dichloromethane (30 ml), and diethyl azodicarboxylate (0.70 ml) was added dropwise under ice cooling, followed by stirring at the same temperature for 2 hours. did. After concentrating the reaction solution, the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: dichloromethane / ethyl acetate = 12/1) to obtain 2.03 g (yield 92%) of the title compound as a colorless amorphous solid. It was.
1 H NMR (500MHz, CDCl Three ) δppm: 1.36 (3H, t, J = 7.0), 1.47 (9H, s), 1.75 (2H, m), 1.91 (2H, m), 2.25 (3H, s), 3.43 (2H, m), 3.69 (2H, m), 3.98 (2H, s), 4.31 (2H, q, J = 7.0), 4.47 (1H, m), 4.49 (2H, d, J = 6.5), 6.05 (1H, dt, J = 15.5, 6.5), 6.56 (1H, d, J = 15.5), 6.92 (2H, d, J = 10.0), 7.19 (1H, d, J = 7.5), 7.40 (3H, m), 7.55 (1H, s ).
[0504]
Reference Example 137
3- (5-Cyano-2-fluorophenyl) -2- (E) -propen-1-ol
Catecholborane (1.07 ml) was added to 1-t-butyldimethylsiloxy-2-propyne (1.70 g), and the mixture was stirred at 60 ° C. for 3 hours. The reaction solution was allowed to cool to room temperature, diluted with toluene (20 ml), 3-bromo-4-fluorobenzonitrile (1.40 g), tetrakis (triphenylphosphine) palladium complex (0.41 g) and sodium ethoxide. After adding 20% ethanol solution (3.4 ml), the mixture was stirred at 100 ° C. for 6 hours. A 1M aqueous sodium hydroxide solution was added to the reaction solution, followed by ether extraction. The extract was washed with a 1M aqueous sodium hydroxide solution, water and saturated brine successively, and then the organic layer was dried over anhydrous sodium sulfate. The solvent was distilled off under reduced pressure, and the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: hexane / ethyl acetate = 10/1) to obtain an intermediate compound (1.29 g).
Next, the obtained intermediate compound was dissolved in tetrahydrofuran (10 ml), and 1M tetrabutylammonium fluoride / tetrahydrofuran solution (5.30 ml) was added under ice cooling, followed by stirring at the same temperature for 1.5 hours. Water was added to the reaction solution, followed by extraction with ethyl acetate. The extract was washed successively with water and brine, and then the organic layer was dried over anhydrous magnesium sulfate. After concentrating the reaction solution, the residue was purified by silica gel column chromatography (elution solvent: hexane / ethyl acetate = 1/1) to give 0.46 g (yield: 2 steps 37%) of the title compound as a colorless solid. Obtained.
1 H NMR (400MHz, CDCl Three ) δppm: 4.40 (2H, m), 6.52 (1H, dt, J = 16.5, 5.0), 6.75 (1H, d, J = 16.5), 7.16 (1H, dd, J = 10.0, 8.5), 7.53 (1H , ddd, J = 8.5, 5.0, 2.0), 7.70 (1H, dd, J = 7.0, 2.0).
[0505]
Reference Example 138
N- [4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] -N- [3- (5-cyano-2-fluorophenyl) -2- (E) -propenyl] ethanesulfonamide
3- (5-Cyano-2-fluorophenyl) -2- (E) -propen-1-ol (0.72 g), N- [4- (1-t-butoxycarbonylpiperidin-4-yloxy) phenyl] Ethanesulfonamide (1.63 g) and triphenylphosphine (1.37 g) were dissolved in dichloromethane (40 ml), and diethyl azodicarboxylate (0.83 ml) was added dropwise under ice cooling, followed by stirring at room temperature for 2 hours. . The reaction mixture was concentrated, and the residue was purified by silica gel column chromatography (eluent: dichloromethane / ethyl acetate = 10/1) to give the title compound (2.00 g, yield 91%) as a colorless oil. .
1 H NMR (400MHz, CDCl Three ) δppm: 1.42 (3H, t, J = 7.5), 1.47 (9H, s), 1.74 (2H, m), 1.90 (2H, m), 3.06 (2H, q, J = 7.5), 3.33 (2H, m), 3.68 (2H, m), 4.45 (3H, m), 6.34 (1H, dt, J = 16.0, 6.0), 6.54 (1H, d, J = 16.0), 6.90 (2H, d, J = 9.0 ), 7.12 (1H, dd, J = 10.5, 9.0), 7.27 (2H, d, J = 9.0), 7.51 (1H, ddd, J = 9.0, 5.0, 2.0), 7.68 (1H, dd, J = 6.5 , 2.0).
[0506]
Test example 1
Measurement of anti-factor Xa activity
Anti-factor Xa activity was measured by the method of Hara et al. [Thrombosis and hemostasis, 71, 314 (1994) [ Thromb. Haemost. , 71 , 314 (1994)]] was partially modified. 0.9% sodium chloride, 0.4 mM chromogenic substrate S-2222 (Daiichi Kagaku) and 50 mM Tris hydrochloric acid buffer (pH 8.4) containing the test compound are mixed, and 0.25 unit / ml human is mixed. The reaction was started by adding Factor Xa (Cosmo Bio). In the control group, distilled water was added to the buffer instead of the test compound. The reaction solution (total volume 0.1 ml) was incubated at room temperature for 5 minutes. Absorbance at 405 nm was continuously measured with a 96-well microplate reader (Model 550, Bio-Rad), and an increase in absorbance for 5 minutes was calculated as an indicator of factor Xa activity. In order to evaluate the anti-factor Xa activity of a test compound, the concentration at which the test compound inhibits factor Xa activity by 50% (IC 50 Value).
As a result, it was found that the benzamidine derivative having the general formula (I) of the present invention has an excellent activated blood coagulation factor X inhibitory action. IC 50 Table 2 shows compounds having an n of 10 nM or less. In the table, compound A is N- [4- [1-acetimidoyl-4-piperidyloxy] phenyl] -N- [2- (3-amidinophenoxy) described in WO98 / 31661 (EP976722). Ethyl] sulfamoyl acetic acid dihydrochloride.
[0507]
Embedded image
[0508]
[Table 2]
[0509]
Test example 2
Measurement of antitrypsin activity
Antitrypsin activity was measured by the method of Taniuchi et al. [Thrombosis and hemostasis, 79, 543 (1998) [ Thromb. Haemost. , 79 , 543 (1998)]] was partially modified. Mix 85 μl of 50 mM Tris HCl buffer solution (pH 8.4) containing 0.9% sodium chloride, 5 μl of chromogenic substrate S-2222 (final concentration 0.4 mM, Daiichi Kagaku), and 5 μl of the test compound. The reaction was started by adding bovine trypsin (final concentration 0.25 μg-protein / ml, sigma). In the control group, distilled water was added to the buffer instead of the test compound. The reaction solution (total volume 0.1 ml) was incubated at room temperature. Absorbance at 405 nm was continuously measured with a 96-well microplate reader (Model 550, Bio-Rad), and the increase in absorbance for 5 minutes was calculated as an index of trypsin activity. In order to evaluate the antitrypsin activity of a test compound, the concentration required for the test compound to suppress trypsin activity by 50% (IC 50 Value). The results are shown in Table 3.
[0510]
[Table 3]
[0511]
Formulation Example 1
Hard capsule
After mixing 50 mg of the powdered compound of Example 9, 128.7 mg lactose, 70 mg cellulose and 1.3 mg magnesium stearate through a 60 mesh sieve, the powder was mixed with 250 mg of No. 3 gelatin capsule. Into capsules.
[0512]
Formulation Example 2
tablet
50 mg of the compound of Example 9 in powder form, 124 mg of lactose, 25 mg of cellulose and 1 mg of magnesium stearate are mixed and compressed by a tableting machine to give 1 tablet of 200 mg. This tablet can be sugar-coated if necessary.
[0513]
Formulation Example 3
Injection
1.5% by weight of the compound of Example 9 is stirred in 10% by volume of propylene glycol, adjusted to a constant volume with water for injection, and then sterilized to give an injection.
[0514]
【The invention's effect】
Since the benzamidine derivative having the above general formula (I) of the present invention has an excellent activated blood coagulation factor X inhibitory action and weak toxicity, it can be used for pharmaceuticals [particularly blood coagulation diseases (for example, cerebral infarction, myocardium). Prophylactic or therapeutic agent (especially therapeutic agent) for thrombotic diseases such as infarction or peripheral circulatory disorder)].
Claims (20)
R1は、水素原子、ハロゲン原子、C1−C6アルキル基又は水酸基を示し、
R2は、水素原子、ハロゲン原子又はC1−C6アルキル基を示し、
R3は、(C1−C6アルコキシ)カルボニル基若しくはカルボキシル基で置換されたC1−C6アルキルスルホニル基を示し、
R4及びR5は、同一又は異なって、水素原子、ハロゲン原子、C1−C6アルキル基、ハロゲノC1−C6アルキル基、C1−C6アルコキシ基、カルボキシル基、(C1−C6アルコキシ)カルボニル基、カルバモイル基、(C1−C6アルキル)カルバモイル基又はジ(C1−C6アルキル)カルバモイル基を示し、
R6は、1−アセトイミドイルピロリジン−3−イル基又は1−アセトイミドイルピペリジン−4−イル基を示す。]を有するベンズアミジン誘導体或いはそれらの薬理上許容される塩。General formula
R 1 represents a hydrogen atom, a halogen atom, a C 1 -C 6 alkyl group or a hydroxyl group,
R 2 represents a hydrogen atom, a halogen atom or a C 1 -C 6 alkyl group,
R 3 represents a (C 1 -C 6 alkoxy) carbonyl group or a C 1 -C 6 alkylsulfonyl group substituted with a carboxyl group,
R 4 and R 5 are the same or different and are a hydrogen atom, a halogen atom, a C 1 -C 6 alkyl group, a halogeno C 1 -C 6 alkyl group, a C 1 -C 6 alkoxy group, a carboxyl group, (C 1- C 6 alkoxy) carbonyl group, carbamoyl group, (C 1 -C 6 alkyl) carbamoyl group or di (C 1 -C 6 alkyl) carbamoyl group,
R 6 represents a 1-acetimidoylpyrrolidin-3-yl group or a 1-acetimidoylpiperidin-4-yl group. ] Or a pharmacologically acceptable salt thereof.
R5が、水素原子、弗素原子、塩素原子、臭素原子、C1−C4アルキル基、フルオロメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、2−フルオロエチル基、2,2−ジフルオロエチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、C1−C4アルコキシ基、カルボキシル基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、カルバモイル基、メチルカルバモイル基又はN,N−ジメチルカルバモイル基であるベンズアミジン誘導体或いはそれらの薬理上許容される塩。In one claim selected from claims 1 to 14, R 4 is a hydrogen atom, a fluorine atom, a chlorine atom or a trifluoromethyl group,
R 5 is a hydrogen atom, a fluorine atom, a chlorine atom, a bromine atom, a C 1 -C 4 alkyl group, a fluoromethyl group, a difluoromethyl group, a trifluoromethyl group, a 2-fluoroethyl group, or a 2,2-difluoroethyl group. , 2,2,2-trifluoroethyl group, C 1 -C 4 alkoxy group, a carboxyl group, a methoxycarbonyl group, an ethoxycarbonyl group, a carbamoyl group, methylcarbamoyl group or N, or benzamidine derivative is N- dimethylcarbamoyl group Their pharmacologically acceptable salts.
R5が、水素原子、弗素原子、塩素原子、臭素原子、メチル基、エチル基、トリフルオロメチル基、メトキシ基、エトキシ基又はカルバモイル基であるベンズアミジン誘導体或いはそれらの薬理上許容される塩。In one claim selected from claims 1 to 14, R 4 is a hydrogen atom, a fluorine atom or a chlorine atom,
A benzamidine derivative in which R 5 is a hydrogen atom, a fluorine atom, a chlorine atom, a bromine atom, a methyl group, an ethyl group, a trifluoromethyl group, a methoxy group, an ethoxy group, or a carbamoyl group, or a pharmacologically acceptable salt thereof.
R5が、水素原子、弗素原子、塩素原子、メチル基、トリフルオロメチル基又はカルバモイル基であるベンズアミジン誘導体或いはそれらの薬理上許容される塩。In one claim selected from claims 1 to 14, R 4 is a hydrogen atom,
A benzamidine derivative or a pharmacologically acceptable salt thereof, wherein R 5 is a hydrogen atom, a fluorine atom, a chlorine atom, a methyl group, a trifluoromethyl group or a carbamoyl group.
R5が、水素原子、塩素原子、メチル基又はカルバモイル基であるベンズアミジン誘導体或いはそれらの薬理上許容される塩。In one claim selected from claims 1 to 14, R 4 is a hydrogen atom,
A benzamidine derivative or a pharmacologically acceptable salt thereof, wherein R 5 is a hydrogen atom, a chlorine atom, a methyl group or a carbamoyl group.
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