JP3729141B2 - 道路白線認識装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、道路上の通行区分帯表示用の道路白線を認識するための道路白線認識装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、画像によって道路白線を認識し、これに基づいて車線形状や自車両と車線との関係を推定し、これらを車両の自動制御又は一部自動制御に用いたりする技術が提案されている。
例えば、特開2001−34770号公報、或いは特開平8−261756号公報等においては、撮像画像から道路白線を構成する白線候補点を検出し、撮像画像における白線候補点の位置座標に基づき道路白線の白線形状や道路白線に対する車両姿勢を推定するようにしている。
【0003】
前記道路白線の検出には、前記特開2001−34770号公報に示すように、道路白線と路面との輝度の違いを利用して検出する方法が用いられている。この方法では、道路白線と路面との境界の輝度の差は大きく、この輝度差が道路白線に沿って現れるため、撮像画像において輝度変化の大きい点列を、道路白線と路面との境界線と仮定するようにしている。
【0004】
図19は、その一例を示したものである。図19において、点列の位置を表す座標系は、水平右方向をx軸の正、垂直下方向をy軸の負としている。そして、図19においては、道路白線と路面との境界で、且つ、車線内側を白線候補点としている。図19に示すように、撮像画像には、真の白線候補点以外に、偽の白線候補点すなわちノイズが存在する。このノイズを除去するために、画像処理の代表的手法であるハフ変換が適用されている。
【0005】
このハフ変換は、座標空間からパラメータ空間へ変換するようにしたものである。例えば、座標{x,y}を通過する直線は、パラメータa及びbを用いて、次式(1)と表すことができる。
x=a・y+b ……(1)
したがって、白線候補点の座標を{x,y}と仮定した場合、前記パラメータaを定めると、前記(1)式から、パラメータbを特定することができる。このパラメータ{a,b}を量子化し、図20に示すように、横軸をa、縦軸をbとする配列においてパラメータ{a,b}に対応するマスを“1”だけ増加させる。なお、図20において、配列の空欄は、“0”を意味している。
【0006】
この作業を、白線候補点全てに対して行うと、その結果、図21に示す配列を得ることができる。なお、図21においては、簡略のため空欄としているが、実際には、前記白線候補点に基づいて前記(1)式を満足するパラメータ{a,b}に応じた値がそれぞれ設定されることになる。
前記図21に示す配列において、ある要素{ar ,br }の数Zr は、次式(2)を満足する{x,y}が貫く直線に属する白線候補点数を表している。
【0007】
x=ar ・y+br ……(2)
そして、前記配列の要素つまり白線候補点数が、所定値以上のものを、白線候補線とする。これにより、撮像画像上に、複数の直線が現れた場合でも全て検出できることがわかる。また、ノイズがのった白線候補点を貫く候補線は、白線候補点数が少ないため、白線候補線とは判断されない。したがって、ノイズがのった白線候補点は、白線候補線の推定に影響を与えることはない。
【0008】
このようにして設定される、前記図21に示す配列を、パラメータa及びbの、a−b空間という。そして、白線候補点{x,y}からa−b空間へ変換するという意味で、前記a−b空間を求めることを、ハフ変換と呼んでいる。
このように、ハフ変換では、データの中にノイズが含まれるものが存在しても、真のデータの候補点数が最大となれば、推定結果に与えないという長所があり、これはすなわち、推定がロバストであるということができる。
【0009】
しかしながら、演算量が比較的多く、例えば、二次関数に適用した場合、前記図20或いは図21の配列は、3次の配列となるため、実質的には、未知数が“2”、すなわち直線までの形状近似が現実的である。
しかし、実際の道路白線は、直線でないことがほとんどである。このため、図22に示すように、撮像画像に対し複数のウィンドウ(図22の場合、左右それぞれに5個ずつ計10個)を設定して道路白線を複数に分割し、各ウィンドウ内で直線近似を行い、各ウィンドウの近似直線上の点の中から白線候補点を選択し、これら各ウィンドウ毎の白線候補点を貫く曲線を求めるようにしている。
【0010】
また、例えば前記特開平8−261756号公報においては、図23に示すように、エッジ点列の特徴を利用して白線検知のロバスト性を向上させている。すなわち、道路白線と路面との境界には、輝度変化の符号が逆であるエッジ対の点列が生じることを利用し、正の符号の点列と、負の符号の点列とが存在し、且つこれらが略平行であることを道路白線の条件とし、この条件を満足するエッジ点列を用いて道路白線の検出を行っている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記特開2001−34770号公報においては、複数のウィンドウ内において直線に近似するようにしているため、ウィンドウのy方向の長さが小さく、このため、ハフ変換の精度が低下する傾向がある。すなわち、ノイズが直線の傾きに与える影響は、ウィンドウのy方向の長さが小さいほど大きいといえる。例えば図24に示すように検出されたエッジ点列に対してハフ変換を施した場合、図24(a)に示すように、y方向の長さが大きい場合には真の白線候補線を貫く候補点数が多いから、白線候補線を誤認識することはない。
【0012】
しかしながら、図24(b)に示すようにy方向の長さを小さく設定した場合、ノイズ2つと真の白線候補点1つとの計3つの候補点を貫く直線である偽の直線L1と、真の白線候補点2つを貫く直線である直線L2とでは、貫く候補点数の多い偽の直線L1が誤選択されることになる。これを回避するためには、ウィンドウのy方向距離を大きくすることが考えられるが、道路形状が曲線である場合には、直線の近似精度が低下するというトレードオフが発生する。
【0013】
また、前記特開平8−261756号公報の場合、例えば、図25に示すように白線候補点が存在する場合には、正負のエッジ点列は略平行でなくなるため、真の白線候補点をロストしてしまう可能性がある。すなわち、一方でも誤推定すると正負エッジ点列が作る2直線が略平行でないことになり、白線を検知することができなくなる。
【0014】
そこで、この発明は、上記従来の未解決の問題に着目してなされたものであり、道路白線の検出精度を向上させることの可能な道路白線認識装置を提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る道路白線認識装置は、車両前方の道路を撮像する撮像手段を備え、当該撮像手段で撮像した撮像画像において道路白線の白線候補点を検出し、当該白線候補点に基づいて前記道路白線を検出するようにした道路白線認識装置において、前記撮像画像の輝度情報に基づいて前記道路白線の左側エッジ点及び右側エッジ点を検出するエッジ点検出手段と、前記撮像画像に予め設定した探索領域毎に、前記エッジ点列検出手段で検出した左側エッジ点列及び右側エッジ点列に基づいて前記撮像画像上において前記探索領域内の道路白線を延長させたときに当該道路白線が消失すると予測される地点である道路消失点の座標を検出する道路消失点検出手段と、前記探索領域毎に、前記エッジ点検出手段で検出した左側エッジ点列及び右側エッジ点列をもとに前記道路消失点検出手段で検出した前記探索領域毎の道路消失点座標を通る前記道路白線の直線近似式を検出する道路白線近似手段と、当該道路白線近似手段で近似した各探索領域の直線近似式上の白線候補点に基づいて、前記道路白線を検出する道路白線検出手段と、を備え、前記道路消失点検出手段は、前記撮像画像上において前記探索領域毎の道路消失点の前記撮像画像における車両前後方向の座標を検出する前後方向座標検出手段と、前記エッジ点検出手段で検出した左エッジ点列及び右エッジ点列に基づき、前記前後方向座標検出手段で検出した前後方向座標を通る左エッジ直線候補及び右エッジ直線候補を検出するエッジ直線候補検出手段と、当該エッジ直線候補検出手段で検出した左右のエッジ直線候補に基づいて前記探索領域毎の道路消失点の前記撮像画像における位置座標を特定する位置座標特定手段と、を有し、当該位置座標特定手段は、前記前後方向座標上の点を前記探索領域毎の道路消失点の候補点とし、前記エッジ点検出手段で検出した左右のエッジ点のうち、前記左エッジ直線候補及び右エッジ直線候補のうちの前記候補点を通る左右のエッジ直線候補に属する左右のエッジ点の総数を検出するエッジ総数検出手段を備え、前記候補点のうち、前記エッジ総数検出手段の検出結果に基づき、前記左右のエッジ直線候補に属するエッジ点の総数を最大とする候補点を、前記探索領域毎の道路消失点とすることを特徴としている。
【0019】
また、請求項に係る道路白線認識装置は、前記位置座標特定手段は、前記探索領域毎の道路消失点の予測される位置に応じて、前記候補点となり得る前記前後方向座標上の点の範囲を特定し、前記エッジ総数検出手段は、特定した範囲内の候補点についてのみ前記エッジ点の総数を検出するようになっていることを特徴としている。
【0020】
また、請求項に係る道路白線認識装置は、前記エッジ総数検出手段は、前記左エッジ直線候補に属するエッジ点数及び右エッジ直線候補に属するエッジ点数の何れかがしきい値以下であるとき、前記総数を零とするようになっていることを特徴としている。
また、請求項に係る道路白線認識装置は、前記道路白線近似手段は、前記エッジ点検出手段で検出した左右のエッジ点列を、前記道路消失点検出手段で検出した前記探索領域毎の道路消失点の位置座標を通る左消失点直線及び右消失点直線に近似する消失点直線近似手段と、当該消失点直線近似手段で近似した左右の消失点直線に基づいて前記道路白線の直線近似式を検出する直線近似式検出手段と、を備えることを特徴としている。
【0021】
また、請求項に係る道路白線認識装置は、車両に発生するピッチ角を検出するピッチ角検出手段を備え、前記前後方向座標検出手段は、前記ピッチ角検出手段で検出したピッチ角に基づいて前記前後方向座標を検出するようになっていることを特徴としている。
さらに、請求項に係る道路白線認識装置は、前記道路白線検出手段は、前記白線候補点に基づいて車両に発生するピッチ角を推定し、前記ピッチ角検出手段は、前記道路白線検出手段で推定したピッチ角の過去値に基づいて今回のピッチ角を想定し、当該ピッチ角想定値に基づいて前記前後方向座標を検出するようになっていることを特徴としている。
【0023】
【発明の効果】
本発明の請求項1に係る道路白線認識装置によれば、車両前方の撮像画像において道路白線の左側エッジ点列と右側エッジ点列とを検出し、これらに基づいて、撮像画像上で、撮像画像に対して予め設定した探索領域毎にその探索領域内の道路白線を延長させたときこの道路白線が消失すると予測される地点である道路消失点を検出し、前記探索領域毎に、左側エッジ点列及び右側エッジ点列をもとに探索領域毎の道路消失点を通る道路白線の直線近似式を検出し、各探索領域毎に検出した直線近似式上の白線候補点に基づいて道路白線を検出するようにしたから、より多くのエッジ点列に基づいて左右の道路白線を検出することによって、道路白線の検出をより高精度に行うことができる。
【0025】
また、撮像画像上において探索領域毎の道路消失点の前記撮像画像における車両前後方向における前後方向座標を検出し、道路白線の左エッジ点列及び右エッジ点列に基づき前後方向座標を通る左エッジ直線候補及び右エッジ直線候補を検出し、前後方向座標上の点を探索領域毎の道路消失点の候補点とし、この候補点を通る左右のエッジ直線候補に属する左右のエッジ点の総数を最大とする候補点を、探索領域毎の道路消失点とするようにしたから、ノイズ等による影響を低減し、高精度に道路消失点を特定することができる。
また、請求項に係る道路白線認識装置によれば、道路消失点の予測される位置に応じて、候補点となり得る前後方向座標上の点の範囲を特定し、この範囲内についてのみ、エッジ点の総数を検出するようにしたから、道路消失点の位置座標検出を効率よく行うことができる。
【0026】
また、請求項に係る道路白線認識装置によれば、左エッジ直線候補に属するエッジ点数及び右エッジ直線候補に属するエッジ点数の何れかがしきい値以下であるときには、左右のエッジ点の総数を零とするようにしたから、陰等を道路白線として誤認識することを回避することができる。
また、請求項に係る道路白線認識装置によれば、左右のエッジ点列を、消失点座標を通る左消失点直線及び右消失点直線に近似し、これら左右の消失点直線に基づいて道路白線の直線近似式を検出するようにしたから、高精度な道路白線の直線近似式を得ることができる。
【0027】
また、請求項に係る道路白線認識装置によれば、ピッチ角検出手段で検出したピッチ角に基づいて道路消失点の前後方向座標を検出するようにしたから、容易に前後方向座標を検出することができる。
さらに、請求項に係る道路白線認識装置によれば、道路白線検出手段によって白線候補点に基づいて道路白線を検出する際に、車両に発生するピッチ角を推定し、この道路白線検出手段で推定したピッチ角の過去値に基づいて今回のピッチ角を想定し、このピッチ角想定値に基づいて道路消失点の前後方向座標を算出するようにしたから、ピッチ角センサ等を設けることなく、容易に前後方向座標を得ることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
まず、第1の実施の形態を説明する。
図1は、本発明を適用した道路白線認識装置の一実施形態を示す構成図である。
【0029】
図1において、CCDカメラ等で構成されるカメラ1は、例えば、車幅方向中央の、車室内のフロントウィンドウ上部に取り付けられ、車両前部の道路を含む車両の周囲環境を撮像する。カメラ1で撮像した撮像情報は、処理装置2に入力され、処理装置2は、カメラ1からの撮像情報と、車両のピッチ角を検出するためのピッチ角センサ3の検出情報とに基づいて白線候補点の検出を行い、検出した白線候補点に基づいて道路白線の道路形状や道路白線に対する車両の相対関係を表す道路パラメータを算出する。
【0030】
図2は、処理装置2で実行される道路白線を検出するための道路白線検出処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、この道路白線検出処理は、予め設定した所定周期で実行される。
まず、ステップS1で、カメラ1で撮像した前方画像の撮像情報を読み込み、次いでステップS2で、読み込んだ撮像情報からなる撮像画像に対し、前述の図22に示すように、左右の道路白線に相当する位置に複数のウィンドウを設定する。図22の場合には、10個のウィンドウを設定している。
【0031】
このウィンドウは、道路白線以外の白線を道路白線として誤認識することを回避するために設けたものである。なお、図3に示すように、撮像画像においては、例えばその左上座標を基準とし、水平右方向をx軸の正方向、垂直下方向をy軸の正方向とする。
前記各ウィンドウにおいて、そのy方向、つまり画像上下方向のウィンドウ位置は予め設定しておく。例えば、各ウィンドウのy方向の中心位置をymid とし、その幅ydmid を固定しておく。
【0032】
一方、前記ウィンドウのx方向、つまり画像左右方向のウィンドウ位置は、前回の処理周期における道路白線検出処理の処理結果に基づき得られた道路モデルに基づいて設定する。
ここで、一般に、曲線路を考慮した道路形状は、道路モデルのパラメータを{A,B,C,D,H}とすると、次式(3)で表すことができることが知られている。なお、Aは、車両の車線に対する横変位、Bは道路曲率に相当する値、Cは車両の車線に対するヨー角、Dはピッチ角、Hはカメラ高さである。また、式(3)中の、E0 は車線幅(すなわち、左側の道路白線の中央と右側の道路白線の中央との間の距離)、fはカメラ透視変換定数、{xw ,yw }は撮像画像上における白線候補点の座標である。また、iは左側道路白線の場合には“0”、右側道路白線の場合には“1”を表す。
【0033】
w =(-A+i*E0)*(yw +f*D)/H −B*H*f2/(yw +f*D)−C*f ……(3)
ここで、ウィンドウのx軸方向の中心位置座標をxmid とすると、この中心位置座標xmid は、前記(3)式及び予め設定したy軸方向の中心位置座標ymid から算出することができる。
なお、ウィンドウのX軸方向の幅xdmid は固定値でもよく、また、例えば、特開平8−261756号公報に記載されているように、前述の道路モデルのパラメータ{A,B,C,D,H}の分散から合理的に設定するようにしてもよい。
【0034】
次いで、ステップS3に移行し、検索対象のウィンドウを設定する。例えば、図22で設定した各ウィンドウを識別するための識別番号の一番若いもの、図22の場合n=1を検索対象のウィンドウとして設定する。
次いで、ステップS4に移行し、ピッチ角センサ3の検出信号に基づいてピッチ角を検出する。この第1の実施の形態では、前記ピッチ角センサ3として、各車輪毎に車高センサを設けている。そして、これら車高センサの検出信号に基づいて、次式(4)にしたがって、ピッチ角D〔rad〕を算出する。なお、式中の、Vfは、前輪左右の平均ストローク〔mm〕、Vrは、後輪左右の平均ストローク〔mm〕であって、これらはバウンス時を正値とする。また、Lは、ホイールベース〔mm〕であり、arctanはアークタンジェントである。
【0035】
D=arctan{(Vf−Vr)/L} ……(4)
次いで、ステップS5に移行し、図4に示すように撮像画像において左右の白線候補の座標が一致する点である、道路消失点の位置座標を検出する。つまり、前記(3)式において、左側の白線候補と右側の白線候補とが一致することを意味するから、道路消失点のy座標yvは、次式(5)を満たすことになる。
【0036】
yv+f*D=0 ……(5)
これを変形すると次式(6)となることから、道路消失点のy座標yvは、ピッチ角Dを用いて算出できることがわかる。
yv=−f*D ……(6)
よって、この(6)式にしたがって、ステップS4で算出したピッチ角Dと予め設定されたカメラパラメータとをもとに、道路消失点のy座標yvを算出する。
【0037】
次いで、ステップS6に移行し、検索対象のウィンドウにおいて、正負のエッジを検出する。このエッジ検出は、道路白線と路面との輝度変化を利用し、公知の手順でsobelフィルタを施し、エッジ検出を行う。つまり、右の画素の輝度が左の画素の輝度よりも高い場合、sobelフィルタの出力を正とする。そして、出力が正値であり且つ予め設定したしきい値以上の場合、この画素を正エッジ点とし、その位置座標を{xp(i)n ,yp(i)n }(i=1,2,3,……ip0n )として保存する。また、出力が負であり且つ予め設定したしきい値以下の場合、その位置座標を{xn(i)n ,yn(i)n }(i=1,2,3,……in0n )として保存する。なお、位置座標中の添え字“n ”はウィンドウの番号を表す。また、“xp”の“p”は正エッジを意味し、“xn”の“n”は負エッジを意味する。また、iは、エッジ点を識別するための変数であって、in0n はエッジ点の数を表す。
【0038】
一般に、道路白線は路面よりも輝度が高いため、sobelフィルタ処理を行うことによって、前述の図23に示すような正エッジ点列、及び負エッジ点列を得ることができる。
次いで、ステップS7に移行し、ステップS6で算出した正エッジ点列及び負エッジ点列毎に、それぞれ次式(7)を条件に、後述のハフ変換処理にしたがって、xwn −kpn 平面、及びxwn −knn 平面にハフ変換する。なお、式中のxwn はウィンドウ消失点のx座標である。
【0039】
x−xwn =k(y−yv) ……(7)
k=kpn (正エッジ)
k=knn (負エッジ)
ここで、前記(7)式は次のようにして設定される。
まず、図5に示すように、各ウィンドウ内において正エッジ点列及び負エッジ点列をそれぞれ直線に近似すると、これら左右の直線の交点を定義することができる。この交点をウィンドウ消失点とすると、このウィンドウ消失点は図5に示すようにウィンドウ毎に異なる。このウィンドウ消失点のy座標をywn とすると、このy座標ywn は、前述の道路消失点のy座標yvと一致する。
【0040】
すなわち、撮像画像において、エッジ点列は、左の道路白線、及び右の道路白線にそれぞれ2本ずつ、計4本現れるが、これらの符号は撮像画面左から正、負、正、負となる。正負のエッジ点の座標{x,y}の満たすべき式は、前記(3)式から、一般に、次式(8)に示すように表される。なお、式中のW0 は道路白線の白線幅、iは左白線の場合“0”,右白線の場合“1”、jは正のエッジ列の場合“−1”,負のエッジ列の場合“1”である。
【0041】
x=(−A +i*E0+j*W0/2)*(y+f*D)/H −B*H*f2/(y+f*D)−C*f ……(8)
前記(8)式で表される曲線を各ウィンドウ毎に直線近似すると、次式(9)を得ることができる。
x=(−A +i*E0+j*W0/2)*(y+f*D)/H −B*H*f2/(y0 +f*D)−C*f ……(9)
この(9)式は、前記(8)式右辺の第2項におけるyをy0 に置き換え、xをyの一次式、すなわち、直線に近似している。
【0042】
ここで、正及び負のエッジ点列の一致する点がウィンドウ消失点であるから、前記(9)式から、ウィンドウ消失点のy座標ywn は、次式(10)で表すことができる。
ywn =f*D ……(10)
したがって、前記(6)式と(10)式とから、図5に示すように、全てのウィンドウにおけるウィンドウ消失点のy座標ywn は、道路消失点yvに一致することがわかる。前記(9)式を、ウィンドウ消失点のx座標xwn と、道路消失点yvを用いて書き直すと前記(7)式を得ることができる。
【0043】
そして、このようにして得られた前記(7)式を条件に、まず、正のエッジ点列を、xwn −kpn 平面にハフ変換する。
図6は、xwn −kpn 平面を示したものであり、横軸がxwn 縦軸がkpn を表す。このxwn −kpn 平面は二次元配列であって、a行、b列の要素Nabは、次式(11)で表される直線が貫く正エッジ点列の個数を表す。
【0044】
x−xwn (b)=kpn (a)*(y−yv) ……(11)
xwn (b)=xwnmin+(b−0.5)*xwnd
kpn (a)=kpnmin+(a−0.5)*kpnd
なお、(11)式中の、xwnminはxwn の想定される最小値、kpnminはkpn の想定される最小値である。また、xwndはxwn の分解能、kpndはkpn の分解能であって、予め設定された値である。
【0045】
前記xwn (b)及びkpn (a)は次のようにして導かれる。
次式(12)で表される直線を考え、式(12)中のx0及びk0が(13)式で表される条件を満足するものとする。
Figure 0003729141
このとき、前記(12)式の直線は、量子化され、以下の直線と近似することができる。
【0046】
x1=xwnmin+(b−0.5)*xwnd ……(14)
k1=kpnmin+(a−0.5)*kpnd
したがって、式(14)から前記xwn (b)及びkpn (a)が導かれることになる。
図7は、正エッジ点列をハフ変換する場合の、処理手順の一例を示すフローチャートである。
【0047】
まず、ステップS101で、例えば図8(a)に示す、xwn −kpn 平面(二次元配列)を用意する。次いで、ステップS102に移行し、正のエッジ点列の各点を特定するための点番号iを初期値i=0に設定する。
次いで、ステップS103に移行し、図8(a)に示す、xwn −kpn 平面における列を特定するための列番号cを初期値c=0に設定する。前記xwn −kpn 平面における列数Cpn は、前記xwn の想定される範囲をxwnmin≦xwn <xwnmax、xwn の分解能をxwndとしたとき、次式(15)で表すことができる。なお、前記xwnminは、前記xwn の想定される最小値、前記xwnmaxは、前記xwn の想定される最大値である。
【0048】
Cpn =(xwnmax−xwnmin)/xwnd ……(15)
また、前記xwn −kpn 平面における行数Rpn は、前記kpn の想定される範囲を、kpnmin≦kpn <kpnmax、kpn の分解能をkpndとしたとき、次式(16 )で表すことができる。なお、前記kpnminは、前記kpn の想定される最小値、前記kpnmaxは、前記kpn の想定される最大値である。
【0049】
Rpn =(kpnmax−kpnmin)/kpnd ……(16)
ここで、前記xwn の想定される範囲は次のように設定される。つまり、図9に太線で示すxwn の想定される位置Kを中心として、ウィンドウ消失点のx座標xwn 及びエッジ点列の近似直線の傾きkpn の範囲をそれぞれ任意の固定幅に設定する。この固定幅は大きすぎると演算量が多くなり、また、小さくすると、白線位置が急変した際にロストしてしまうため、これらを考慮して設定する。なお、例えば特開平8−261656号に記載されているように、道路白線の白線モデルを表す道路パラメータの分散を用いて設定するようにしてもよい。
【0050】
次いで、ステップS104に移行し、i<ip0n であるかを判定する。つまり、正エッジの全ての点について検索を行ったかどうかを判定し、全てについて検索した場合には処理を終了する。一方、全てについて検索が終了していない場合には、ステップS105に移行する。
このステップS105では、i=i+1として点番号iを更新し、次いで、ステップS106に移行して、前記ステップS5の処理で検出し所定の記憶領域に格納されているエッジ点の位置座標のうち、点番号iに対応する正エッジ点の位置座標{xp(i)n ,yp(i)n }を、(x,y)とおく。
【0051】
次いで、ステップS107に移行し、c<Cpn であるかどうかを判定する。つまり、前記(15)式で算出された列数分の列全てについて検索を行ったかどうかを判定し、c<Cpn でない場合には、全ての列について検索を行ったものとして、前記ステップS103に戻る。一方、c<Cpn である場合には、ステップS108に移行し、列数cをc=c+1に更新する。
【0052】
次いで、ステップS109に移行し、x0=xwn (c)とする。つまり、前記xwn −kpn 平面において、列番号がcに相当するxwn (c)を、ウィンドウ消失点座標候補x0として設定する。
そして、ステップS110に移行して、正エッジ点列の直線の傾き候補k0を、次式(17)から算出する。
【0053】
k0=(x−x0)/(y−yv) ……(17)
次いで、ステップS111に移行し、正エッジ点列の直線の傾き候補k0を、量子化する。つまり、前記(13)式を満足する整数aを、前記行数Rpn の範囲で検出し、この整数aに基づいて前記(14)式から、k1を算出する。
そして、ステップS112に移行し、前記図8(a)のxwn −kpn 平面において、列番号がc、行番号がaに該当する要素を1だけインクリメントする。そして、ステップS107に移行する。
【0054】
この処理を繰り返し行うことによって、各正エッジ点について、前記ステップS103で想定した、xwn 及びkpn の範囲について順次検索が行われ、ハフ変換が行われる。
そして、全ての正エッジ点について検索が終了した後のxwn −kpn 平面において、ノイズのない理想状況で、要素の値が最大値となる行番号a及び列番号cで特定される要素Nabが、前記(7)式における、xwn 及びkpn の真値となる。
【0055】
これによって、正エッジ点列に対するハフ変換処理が終了する。
同様にして、負エッジ点列についてもハフ変換処理を行う。負エッジ点列に対するハフ変換を行う場合には、図7に示すフローチャートにおいて、ステップS102においてはxwn −knn 平面を用意し、ステップS104におけるip0n を負エッジ点の数in0n 、ステップS106における{xp(i)n ,yp(i)n }を負エッジ点列の位置座標{xn(i)n ,yn(i)n }、ステップS107におけるCpn をxwn −knn 平面における列数Cnn 、ステップS111におけるkpnmin、kpndをxwn −knn 平面におけるknnmin、knndに置き換えて同様に処理を行えばよい。なお、前記xwn 及びkpn の想定される範囲は、正エッジ及び負エッジ共に同じであって、2つの配列の列数は一致している。
【0056】
図2に戻って、ステップS7の処理で、正エッジ点列及び負エッジ点列をハフ変換すると、次に、ステップS8に移行し、xwn −pベクトルを算出する。具体的には、図10(a)に示すように、xwn −kpn 平面と同じ列数のベクトルを用意し、このベクトルの各列の要素には、ステップS7で検出したxwn −kpn 平面の同じ列の要素のうちの最大値を設定する。これをxwn −pベクトルとする。したがって、このxwn −pベクトルにおいて、そのb列目の要素は、点{xwn (b),yv}を通る直線のうち、貫く正エッジ点の最大個数を表すことになる。
【0057】
次いで、ステップS9に移行し、ステップS8と同様にして、xwn −nベクトルを算出する。すなわち、図10(b)に示すように、xwn −knn 平面と同じ列数のベクトルを用意し、このベクトルの各列の要素には、ステップS7で検出したxwn −knn 平面の同じ列の要素のうちの最大値を設定する。これをxwn −nベクトルとする。したがって、このxwn −nベクトルにおいて、そのb列目の要素は、点{xwn (b),yv}を通る直線のうち、貫く負エッジ点の最大個数を表すことになる。
【0058】
次いで、ステップS10に移行し、xwn −pnベクトルを算出する。具体的には、図11に示すように、ステップS8及びS9で算出したxwn −pベクトル及びxwn −nベクトルを足し合わせ、これをxwn −pnベクトルとする。したがって、このxwn −pnベクトルのb列目の要素は、点{xwn (b),yv}を通る直線のうち、貫く正及び負のエッジ点の最大個数を表すことになる。
【0059】
次いで、ステップS11に移行し、ウィンドウ消失点座標xwn を算出する。具体的には、ステップS10で算出したxwn −pnベクトルの各要素のうち、最大値を選択する。この最大値が設定された要素をbmax とすると、ウィンドウ消失点座標xwn は、bmax 列に相当するxwn (bmax )により表すことができる(xwn =xwn (bmax ))。
【0060】
次いで、ステップS12に移行し、正エッジ直線を選定する。具体的には、xwn −kpn 平面のステップS11で選択したbmax 列の各要素のうち、最大値が設定された要素を選択する。この要素に該当する列番号をapmax とすると、正エッジ点列の近似直線は、次式(18)で表すことができる。
x−xwn (bmax )=kpn (apmax )*(y−yv)……(18)
次いで、ステップS13に移行し、今度は、負エッジ直線を選定する。具体的には、xwn −knn 平面のステップS11で選択したbmax 列の各要素のうち、最大値が設定された要素を選択する。この要素に該当する列番号をanmax とすると、負エッジ点列の近似直線は、次式(19)で表すことができる。
【0061】
x−xwn (bmax )=knn (anmax )*(y−yv)……(19)
次いでステップS14に移行し、全てのウィンドウについて処理を行ったかどうかを判定し、全てのウィンドウについて処理を行っていない場合には、ステップS15に移行して処理対象のウィンドウを更新し、ステップS5に戻る。
一方、ステップS14で全てのウィンドウに対して処理を行ったと判定される場合には、ステップS16に移行し、カルマンフィルタによる道路モデルの推定を行う。具体的には、まず、各ウィンドウ毎に白線中央を表す直線を検出する。これは、ステップS12で(18)式に基づき算出した正エッジ点列の近似直線と、ステップS13で(19)式に基づき算出した負エッジ点列の近似直線とに基づいて、次式(20)から検出する。
【0062】
Figure 0003729141
この(20)式に基づき、ウィンドウのy方向の中心位置座標ymid におけるウィンドウのx軸方向の中心位置座標xmid を、次式(21)にしたがって算出し、{xmid ,ymid }を、白線候補点座標{xw ,yw }とする。
【0063】
mid
Figure 0003729141
前記(8)式において、白線中央は、j=0に相当するから、前記(8)式及び各ウィンドウ毎に検出した各白線候補点座標{xwn,ywn}(n=1、2、……)から、次式(22)の拘束条件を得ることができる。
【0064】
wn
=(-A+i*E0)*( ywn+f*D)/H −B*H*f2/(ywn+f*D)−C*f ……(22)
この拘束条件をもとに、例えば公知のカルマンフィルタを用いて道路パラメータ{A,B,C,D,H}の推定を行う。
以上の処理を所定周期で繰り返し行う。
【0065】
次に、上記第1の実施の形態の動作を説明する。
カメラ1からの画像情報を読み込むと(ステップS1)、その撮像画像に対し、前記図3に示すように、予め設定したウィンドウのy方向の中心位置ymid と、例えば前回の道路パラメータに基づくx方向の中心位置xmid とを基準として所定幅のウィンドウを複数設定する(ステップS2)。
【0066】
そして、検索対象のウィンドウを設定する(ステップS3)。また、ピッチ角センサ3の検出信号に基づいてピッチ角Dを検出し(ステップS4)、このピッチ角Dと予め設定されたカメラパラメータとをもとに、道路消失点のy座標yvを算出する(ステップS5)。
そして、検索対象のウィンドウについて、正負のエッジ点列を検出し(ステップS6)、エッジ点列を前記図7のフローチャートにしたがってハフ変換し、前記図8(a)及び(b)に示す各平面における二次元配列を得て、各二次元配列から、xwn −pベクトル及びxwn −nベクトルを得る(ステップS7〜S9)。さらに、これらベクトルを足し合わせ、xwn −pnベクトルを算出し、このxwn −pnベクトルの要素のうち、最大となる列数bmax に該当する座標xwn (bmax )をウィンドウ消失点座標xwn として検出する(ステップS11)。
【0067】
そして、このウィンドウ消失点座標xwn と、xwn −kpn 平面における列数bmax の要素のうちの最大となる列番号apn 及び、xwn −knn 平面における列数bmax の要素のうちの最大となる列番号ann から、正エッジ点列及び負エッジ点列の近似直線を特定する(ステップS12、S13)。
この処理をウィンドウ毎に繰り返し行い、全てのウィンドウについて正負のエッジ点列の近似直線を特定したならば(ステップS14、S15)、これら近似直線をもとに、各ウィンドウ毎に、白線中央を示す直線を検出し、これに基づきウィンドウのy方向の中心位置座標ymid におけるウィンドウのx軸方向の中心位置座標xmid を算出し、これら{xmid ,ymid }を、白線候補点座標{xw ,yw }とする。そして、これら白線候補点座標に基づいて公知の手順で道路パラメータの推定を行う(ステップS16)。
【0068】
例えば、正エッジ点が図12(a)に示すように検出され、これをハフ変換したxwn −kpn 平面からxwn −pベクトルを得る場合、このxwn −pベクトルの列bの要素は、図12(a)において、点{xwn (b)、yv}を通る直線のうち、貫く正エッジ点の数が最大である直線を貫いている個数を表す。したがって、図12(a)の場合には、{xwn (b)、yv}を通る直線のうち、この直線を貫く正エッジ点数が最大となるものは、m1を貫く正エッジ点は1つ、m2を貫くエッジ点は5つ、m3を貫く正エッジ点は2つであるから、正エッジ点が最大となるものはm2でありこれを貫く正エッジ点の個数は、“5”であるからこれがb列の要素として設定され、xwn −pベクトルは図12(b)に示すようになる。xwn −knn 平面からxwn −nベクトルを得る場合も同様にして設定される。
【0069】
そして、xwn −pベクトル及びxwn −nベクトルを足し合わせたxwn −pnベクトルは、{xwn (b)、yv}を通る直線が貫く正エッジ点が最大となる直線の正エッジ点数及び負エッジ点が最大となる負エッジ点数の和である。したがって、図13(a)に示すように、正エッジ点及び負エッジ点が検出されている場合には、5つの正エッジ点を貫く直線m11と、4つの負エッジ点を貫く直線m12とが選択されて、xwn −pnベクトルのb列の要素は、“9”として設定されることになる。
【0070】
このとき、例えば、図14に示すように、正エッジ点及び負エッジ点が検出され、そのときの、xwn −pベクトル及びxwn −nベクトルが、図15(a)及び(b)に示すように、点{xwn (b1)、yv}を通る直線が貫く正エッジ点が最大となる直線の正エッジ点数は“2”、点{xwn (b2)、yv}を通る直線が貫く正エッジ点が最大となる直線の正エッジ点数は“5”であり、また、点{xwn (b1)、yv}を通る直線が貫く負エッジ点が最大となる直線の負エッジ点数は“4”、点{xwn (b2)、yv}を通る直線が貫く負エッジ点が最大となる直線の負エッジ点数は“3”であったとする。
【0071】
この場合、xwn −pnベクトルは、図15(c)のようにそのb1の要素は“6”、b2の要素は“8”となる。このとき、その他の列の要素が“6”よりも小さいものとすると、xwn −pnベクトルにおいて、b2列の要素“8”が最大となるから、このb2が選択され、xwn (b2)がウィンドウ消失点のx座標として特定され、これに基づいて正及び負のエッジ点列の近似直線が算出されこれに基づいてウィンドウ内における道路白線の中央の近似直線が算出されることになる。
【0072】
ここで、例えば、負エッジ点列のみに基づいてウィンドウ内における道路白線の近似直線を算出する場合、図15(b)に示すようにxwn −nベクトルにおいて、要素が最大となるb1列が選択されることになる。つまり、真の近似直線は、{xwn (b2)、yv}を通る直線であるにも関わらず、{xwn (b1)、yv}を通る直線が近似直線として選択されてしまうことになる。
【0073】
このように、何れか一方のエッジ点列に基づいて近似直線を算出する場合、真のエッジ点列以外に負のエッジ点が存在した場合、真の近似直線を貫くエッジ点数が少なくなり、その分他の近似直線を貫くエッジ点数が増加することになるため、近似直線の推定誤差が発生する場合がある。
しかしながら、上記実施の形態においては、負エッジ点列に基づくxwn 候補だけでなく、正エッジ点列に基づくxwn 候補にも基づいて、正エッジ点列及び負エッジ点列を共に満足するxwn 候補を選択するようにしている。通常、ノイズのない理想状況では、両側の候補点数が最大のものが真である。また、ノイズがのった状況であっても、正エッジ点及び負エッジ点の情報は片側だけの場合に比較して多く、誤推定する確率も減少する。したがって、ノイズによる影響を低減することができ、より高精度な近似直線を得ることができる。
【0074】
また、例えば特開平8−261656号公報に記載されたように、正側エッジ点列の近似直線と負側エッジ点列の近似直線とを算出し、これらが略平行であることを、白線の条件とするようにした場合には、正エッジ点列の近似直線は前記図15(a)に示すxwn −pベクトルにおけるb2(“5”)に基づき決定され、負エッジ点列の近似直線は前記図15(b)に示すxwn −nベクトルにおけるb1(“4”)に基づき決定されることになる。したがって、これら正及び負の近似直線は略平行とならないため、このウィンドウについては白線候補点を得ることができなくなる。
【0075】
しかしながら、上述のように、図15(c)に基づいて近似直線を算出するようにしているから、略平行でない場合であっても的確に近似直線を得ることができる。
したがって、このように高精度な近似直線を得ることができるから、この近似直線上の白線候補点に基づいて道路形状を推定することによって、道路形状の推定精度をより向上させることができる。
【0076】
また、上記第1の実施の形態においては、ハフ変換を行う際に、前回の道路パラメータ等に基づいて、xwn の想定される範囲、及びkpn の想定される範囲を設定し、この範囲についてのみハフ変換処理を行うようにしているから、演算時間を大幅に短縮することができると共に、あり得ることのない推定を排除することができる。
【0077】
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。
この第2の実施の形態は、上記第1の実施の形態において、道路白線検出処理の処理手順が異なること以外は同様であるので、同一部には同一符号を付与し、その詳細な説明を省略する。
図16は、第2の実施の形態における道路白線検出処理の処理手順を示すフローチャートである。
【0078】
この第2の実施の形態においては、図2に示す上記第1の実施の形態における道路白線検出処理のフローチャートにおいて、ステップS8〜ステップS10の処理に変えて、ステップS8a〜S10aの処理を行っている。なお、16のフローチャートにおいて、上記第1の実施の形態と同一部には同一符号を付与し、その詳細な説明は省略する。
【0079】
つまり、ステップS8aでは、上記第1の実施の形態のステップS8の処理と同様にして、ステップS6で作成したxwn −kpn 平面の同じ列の要素のうちの最大値を設定するが、このとき、この最大値が、予め設定したしきい値よりも小さいときには、この要素の値として、零を設定する。
同様に、ステップS9aでは、上記第1の実施の形態のステップS9の処理と同様にして、ステップS6で作成したxwn −knn 平面の同じ列の要素のうちの最大値を設定するが、このとき、この最大値が、予め設定したしきい値よりも小さいときには、この要素の値として、零を設定する。
【0080】
なお、前記正のエッジ列におけるしきい値及び負のエッジ列におけるしきい値は、同一値であっても異なる値であってもよく、これらしきい値は、例えば、近似直線であるとみなすことの可能な、この近似直線を貫くエッジ点数に基づいて設定される。
同様に、ステップS10aでは、上記第1の実施の形態のステップS10の処理と同様にして、ステップS8a及びS9aで算出したxwn −pベクトル及びxwn −nベクトルを足し合わせ、これをxwn −pnベクトルとする。このとき、xwn −pベクトル及びxwn −nベクトルの要素が零である列については、その和についても強制的に零にする。
【0081】
そして、以後上記第1の実施の形態と同様に処理を行う。
つまり、この第2の実施の形態においては、正のエッジ列及び負のエッジ列のxwn −pベクトル及びxwn −nベクトルを検出する際に、近似直線であるとみなすために十分なエッジ点数に達していないものを排除し、さらに、xwn −pnベクトルを算出する際に、正のエッジ列において近似直線を得られないもの及び負のエッジ列において近似直線を得られないものについては、xwn 候補点から排除している。したがって、陰等によって片側エッジのみが検出された場合であっても、両方のエッジが検出されない場合にはxwn 候補点から排除されるから、誤認識を防止することができる。
【0082】
したがって、上記第1の実施の形態と同等の作用効果を得ることができると共に、さらに、その近似直線の検出精度を向上させることができるから、この近似直線に基づいて推定される道路形状の推定精度をより向上させることができる。
次に、本発明の第3の実施の形態を説明する。
図17は、第3の実施の形態における道路白線認識装置の構成図であって、第1の実施の形態における道路白線認識装置において、ピッチ角センサ3を除去したものであって、カメラ1と処理装置2とから構成されている。
【0083】
そして、処理装置2では、道路白線認識処理を実行する際に、図18のフローチャートに示すように、ステップS4の処理に変えて、ステップS4aの処理を行い、ピッチ角Dの推定処理を行うようになっている。
なお、図18のフローチャートにおいて、上記第1の実施の形態と同一部には同一符号を付与し、その詳細な説明は省略する。
【0084】
この第3の実施の形態における道路白線認識処理においては、ステップS3aの処理で、ピッチ角の推定を行うようにしている。具体的には、道路白線認識処理時に、ステップS16で道路パラメータとして推定したピッチ角Dを、所定の記憶領域に格納し、前回及び前々回処理実行時におけるピッチ角D(t−1)及びピッチ角D(tー2)を記憶しておく。
【0085】
そして、ステップS4aで、前回及び前々回のピッチ角D(t−1)及びピッチ角D(tー2)に基づいて、次式(23)にしたがって、ステップS5の道路消失点y座標算出時に用いるピッチ角D(0)を算出する。
D(0)=a1*D(t−1)+a2*D(t−2) ……(23)
上記(23)式は、ピッチ角Dの振る舞いをモデル化したものであり、前記a1及びa2は、例えば、AR法等を用いて算出すればよい。
【0086】
なお、前記(23)式に変えて、例えば次式」(24)に示すようにさらに高次のモデル化を行うようにしてもよい。
D(0)
=a1*D(t−1)+a2*D(t−2)+a3*D(t−3)…………(24)
そして、このようにして推定したピッチ角D(0)に基づいて、ステップS5の処理で道路消失点y座標を算出し、以後上記第1の実施の形態と同様に処理を行う。
【0087】
したがって、この場合も上記第1の実施の形態と同等の作用効果を得ることができると共に、この第3の実施の形態においては、ピッチ角センサ3を必要としないから、道路白線認識装置の規模の縮小を図ることができると共に、低価格化を図ることができる。
また、前記(23)式で算出されるピッチ角推定値D(0)は、真のピッチ角を補償しないが、ピッチングの動きが低周波数域にのみ存在しており、急変しないことから、このピッチ角推定値D(0)と真のピッチ角との誤差は小さい。したがって、ピッチ角推定値D(0)に基づいて道路白線の検出を行ったとしても高精度に検出を行うことができる。
【0088】
なお、上記第3の実施の形態においては、第1の実施の形態に適用した場合について説明したが、第2の実施の形態に適用できることはいうまでもない。
ここで、上記実施の形態において、カメラ1が撮像手段に対応し、図2、図16、図18に示す道路白線検出処理のフローチャートにおいて、ステップS6の処理がエッジ点検出手段に対応し、ステップS5〜ステップS11の処理が道路消失点検出手段に対応し、ステップS5の処理が前後方向座標検出手段に対応し、ステップS7〜ステップS9の処理がエッジ直線候補検出手段に対応し、ステップS10及びS11の処理が位置座標特定手段に対応し、ステップS10の処理がエッジ総数検出手段に対応し、ステップS12〜ステップS16の処理が道路白線検出手段に対応し、ステップS12〜ステップS16の処理が道路白線近似手段に対応し、ステップS12及びステップS13の処理が消失点直線近似手段に対応し、ステップS16の処理で道路白線の中央を通る近似式を検出する処理が直線近似式検出手段に対応し、ピッチ角センサ3又は図16のステップS4の処理がピッチ角検出手段に対応している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した、道路白線認識装置の一例を示す概略構成図である。
【図2】第1の実施の形態における道路白線検出処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図3】ウィンドウの設定方法を説明するための説明図である。
【図4】道路消失点を説明するための説明図である。
【図5】ウィンドウ消失点を説明するための説明図である。
【図6】xwn −kpn 平面を説明するための説明図である。
【図7】図2のステップS6におけるハフ変換処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図8】xwn −kpn 平面及びxwn −knn 平面の一例である。
【図9】xwn 及びkpn の想定される範囲を説明するための説明図である。
【図10】xwn −pベクトル及びxwn −nベクトルの算出方法を説明するための説明図である。
【図11】xwn −pnベクトルの算出方法を説明するための説明図である。
【図12】本発明の動作説明に供する説明図である。
【図13】本発明の動作説明に供する説明図である。
【図14】本発明の動作説明に供する説明図である。
【図15】本発明の動作説明に供する説明図である。
【図16】本発明の第2の実施の形態における道路白線検出処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図17】本発明の第3の実施の形態における、道路白線認識装置の一例を示す概略構成図である。
【図18】第3の実施の形態における道路白線検出処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図19】道路白線と路面との輝度差による道路白線の検出方法を説明するための説明図である。
【図20】ハフ変換を説明するための説明図である。
【図21】ハフ変換を説明するための説明図である。
【図22】撮像画像においてウィンドウを設定した場合の一例である。
【図23】正エッジ点及び負エッジ点の一例である。
【図24】従来のエッジ点列の近似直線の検出時の動作説明に供する説明図である。
【図25】従来のエッジ点列の近似直線の検出時の動作説明に供する説明図である。
【符号の説明】
1 カメラ
2 処理装置
3 ピッチ角センサ

Claims (6)

  1. 車両前方の道路を撮像する撮像手段を備え、
    当該撮像手段で撮像した撮像画像において道路白線の白線候補点を検出し、当該白線候補点に基づいて前記道路白線を検出するようにした道路白線認識装置において、
    前記撮像画像の輝度情報に基づいて前記道路白線の左側エッジ点及び右側エッジ点を検出するエッジ点検出手段と、
    前記撮像画像に予め設定した探索領域毎に、前記エッジ点列検出手段で検出した左側エッジ点列及び右側エッジ点列に基づいて前記撮像画像上において前記探索領域内の道路白線を延長させたときに当該道路白線が消失すると予測される地点である道路消失点の座標を検出する道路消失点検出手段と、
    記探索領域毎に、前記エッジ点検出手段で検出した左側エッジ点列及び右側エッジ点列をもとに前記道路消失点検出手段で検出した前記探索領域毎の道路消失点座標を通る前記道路白線の直線近似式を検出する道路白線近似手段と、
    当該道路白線近似手段で近似した各探索領域の直線近似式上の白線候補点に基づいて、前記道路白線を検出する道路白線検出手段と、を備え
    前記道路消失点検出手段は、前記撮像画像上において前記探索領域毎の道路消失点の前記撮像画像における車両前後方向の座標を検出する前後方向座標検出手段と、
    前記エッジ点検出手段で検出した左エッジ点列及び右エッジ点列に基づき、前記前後方向座標検出手段で検出した前後方向座標を通る左エッジ直線候補及び右エッジ直線候補を検出するエッジ直線候補検出手段と、
    当該エッジ直線候補検出手段で検出した左右のエッジ直線候補に基づいて前記探索領域毎の道路消失点の前記撮像画像における位置座標を特定する位置座標特定手段と、を有し、
    当該位置座標特定手段は、前記前後方向座標上の点を前記探索領域毎の道路消失点の候補点とし、前記エッジ点検出手段で検出した左右のエッジ点のうち、前記左エッジ直線候補及び右エッジ直線候補のうちの前記候補点を通る左右のエッジ直線候補に属する左右のエッジ点の総数を検出するエッジ総数検出手段を備え、
    前記候補点のうち、前記エッジ総数検出手段の検出結果に基づき、前記左右のエッジ直線候補に属するエッジ点の総数を最大とする候補点を、前記探索領域毎の道路消失点とすることを特徴とする道路白線認識装置。
  2. 前記位置座標特定手段は、前記探索領域毎の道路消失点の予測される位置に応じて、前記候補点となり得る前記前後方向座標上の点の範囲を特定し、
    前記エッジ総数検出手段は、特定した範囲内の候補点についてのみ前記エッジ点の総数を検出するようになっていることを特徴とする請求項記載の道路白線認識装置。
  3. 前記エッジ総数検出手段は、前記左エッジ直線候補に属するエッジ点数及び右エッジ直線候補に属するエッジ点数の何れかがしきい値以下であるとき、前記総数を零とするようになっていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の道路白線認識装置。
  4. 前記道路白線近似手段は、前記エッジ点検出手段で検出した左右のエッジ点列を、前記道路消失点検出手段で検出した前記探索領域毎の道路消失点の位置座標を通る左消失点直線及び右消失点直線に近似する消失点直線近似手段と、
    当該消失点直線近似手段で近似した左右の消失点直線に基づいて前記道路白線の直線近似式を検出する直線近似式検出手段と、を備えることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の道路白線認識装置。
  5. 車両に発生するピッチ角を検出するピッチ角検出手段を備え、
    前記前後方向座標検出手段は、前記ピッチ角検出手段で検出したピッチ角に基づいて前記前後方向座標を検出するようになっていることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の道路白線認識装置。
  6. 前記道路白線検出手段は、前記白線候補点に基づいて車両に発生するピッチ角を推定し、
    前記ピッチ角検出手段は、前記道路白線検出手段で推定したピッチ角の過去値に基づいて今回のピッチ角を想定し、当該ピッチ角想定値に基づいて前記前後方向座標を検出するようになっていることを特徴とする請求項記載の道路白線認識装置。
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