JP3726375B2 - Hydraulic control device for vehicle - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リザーバ内の作動液をポンプで吸い込んで発生する液圧を使用して所定の動作に制御する液圧制御装置、例えば、車両の車輪ブレーキにブレーキ液を供給する液圧倍力装置等を備えた車両用制動液圧装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に車両用液圧制御装置においては、車両の傾斜時、制動時、旋回時にはリザーバ内の作動液の液面も傾斜する。このように作動液の液面が傾斜した場合に、リザーバの作動液供給口部に作動液がいきわたらずに作動液供給口部が大気に露出するという状況が生じる虞があった。
【0003】
この作動液供給口部が大気に露出した状態でポンプ装置が駆動されると、液圧作動装置、例えば、液圧倍力装置に空気を混入させてしまう虞があった。
【0004】
このような問題点を解決すべくなされた従来の車両用液圧制御装置としては、実開平5−5643号公報に開示されるように、作動液を貯留するリザーバと、前記リザーバ内の作動液を吸い込んで液圧を発生するポンプと、前記リザーバの下部側に配設され、前記ポンプからの液圧により入力を所定の大きさに倍力させて出力する液圧倍力装置とを備えた車両用液圧制御装置において、前記リザーバは、その下部側に前記液圧倍力装置に向けて突出するとともに車両が傾いた場合にもその内部に作動液が充填されている作動液供給口部と、前記作動液供給口部の下部に設けられた継ぎ手部とを備え、前記継ぎ手部と前記ポンプとに接続されて前記作動液供給口と前記ポンプとを連通可能とする接続部材を備えたことを特徴とする車両用液圧制御装置が知られている。
【0005】
この従来の車両用液圧制御装置によれば、車両が傾き、この車両の傾斜に伴ってリザーバの液面が傾いたとしても、作動液供給口及び継ぎ手部には作動液が常に存在することになる。
【0006】
従って、ポンプが空気を吸入して液圧倍力装置に空気を混入させるという虞は生じないものである。
【0007】
【発明が解決するための課題】
しかしながら、このような従来の車両用液圧制御装置においては、作動液供給口部がリザーバの下部側から液圧倍力装置に向けて突出していることから、リザーバと液圧倍力装置との間には作動液供給口部、継ぎ手部、及び接続部材が配設可能なようにスペースが確保されている。
【0008】
従って、この作動液供給口部の配設スペース分だけ車両用液圧制御装置が大型化されることになる。
【0009】
一般的に車両用液圧制御装置は、スペースの制約が厳しい車両のエンジンルーム内に配設されるものであって、車両用液圧制御装置の大型化は望ましくない。
本発明は、コンパクトな車両用液圧制御装置を提供することを、その技術的課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記技術的課題を解決するために、作動液を貯留するリザーバと、前記リザーバ内の作動液を吸い込んで液圧を発生するポンプと、前記リザーバの下部側に配設され、前記ポンプからの液圧を受けて作動する液圧作動装置とを備えた車両用液圧制御装置において、前記リザーバは、その下部側に前記液圧倍力装置に向けて突出するとともに前記リザーバ内の作動液の液面が傾いた場合にもその内部に作動液が充填されている作動液供給口部を備え、前記液圧作動装置は、その本体部に形成された前記作動液供給口部を収容可能な収容凹部と、前記収容凹部にその一端が配設され、前記作動液供給口部からの作動液が連通可能な連通路とを備え、前記連通路の他端と前記ポンプとに接続されて前記連通路と前記ポンプとを連通可能とする接続部材を備えたことを特徴とする車両用液圧制御装置を構成した。
【0011】
好ましくは、前記液圧作動装置は、前記ポンプからの液圧により入力を所定の大きさに倍力させて出力する液圧倍力装置である車両用制動液圧制御装置であることが望ましい。
【0012】
請求項1の車両用液圧制御装置は、リザーバの作動液供給口部が液圧作動装置の収容凹部に組付けられることにより、作動液供給口部と連通路の一端部とが接続されて、リザーバと連通路とが連通される。
【0013】
ポンプと連通路の他端部とが、接続部材により接続されることにより、連通路とポンプとが連通される。
【0014】
従って、リザーバとポンプとは、液圧作動装置の内部に設けられた連通路と接続路とを介して連通することになる。
【0015】
請求項2の車両用制御装置は、請求項1の作用に加えて、リザーバの作動液供給口部が液圧倍力装置の収容凹部に組付けられることにより、作動液供給口部と連通路の一端部とが接続されて、リザーバと連通路とが連通される。
【0016】
ポンプと連通路の他端部とが、接続部材により接続されることにより、連通路とポンプとが連通される。
【0017】
従って、リザーバとポンプとは、液圧倍力装置の内部に設けられた連通路と接続路とを介して連通することになる。
【0018】
【実施の形態】
以下、本発明を実施の形態により具体的に説明する。
【0019】
図1は、本発明の車両用制動液圧装置の正面図であり、図2は図1の側面図であり、図3は図2のA−A線での断面図であり、図4は図1のリザーバの側面図である。図1〜図4に示すように、1は車両用液圧制御装置の一つである車両用制動液圧装置であり、ブレーキ液を貯留するリザーバ2と、リザーバ2内のブレーキ液を吸い込んで液圧を発生するポンプ3と、ポンプ3によって発生された液圧を蓄えるアキュームレータ4と、リザーバ2の下部側に配設され、ポンプ3及びアキュームレータ4からの液圧により入力を所定の大きさに倍力させて出力する液圧倍力装置5とを備えている。
【0020】
リザーバ2は、その下部に作動液供給口2bを有する作動液供給口部2aを有している。作動液供給口部2aは、下部側、即ち、液圧倍力装置5側に突出形成されている。
【0021】
液圧倍力装置5のボディ本体部51には、作動液供給口部2aを収納可能な収容凹部52が形成されている。
【0022】
更に、ボディ本体部51の内部には作動液供給口2bを収納可能な連通路53が形成されている。
【0023】
連通路53は、その一端部53aが収容凹部52の底部に配設されており、他端部53bが図3中のボディ本体部51の左側部に配設されている。
【0024】
リザーバ2の作動液供給口部2aが液圧倍力装置5の収容凹部52に組付けられることにより、作動液供給口2bと連通路53の一端部53aとが接続されて、リザーバ2と連通路53とが連通される。
【0025】
ポンプ3と連通路53の他端部53bとが、接続部材であるパイプ6により接続されることにより、連通路53とポンプ3とが連通される。
【0026】
従って、リザーバ2とポンプ3とは、液圧倍力装置5の内部に設けられた連通路53とパイプ6とを介して連通することになる。
【0027】
リザーバ2の上部に設けられた開口部2cから作動液がリザーバ2内に導入されてリザーバ2内に作動液が貯留される。
【0028】
アキュムレータ4において所定の液圧が蓄えられていない場合、ポンプ3が駆動されて、リザーバ2内に蓄えられている作動液が作動液供給口部2a、作動液供給口2b、連通路53、及びパイプ6を介してポンプ3に吸引される。
【0029】
ポンプ3により吸引された作動液は更にアキュムレータ4に給送され、アキュムレータ4内に液圧が蓄えられることになる。
【0030】
アキュムレータ4の液圧が所定の液圧になると、ポンプ3の作動液の給送が停止され、アキュムレータ4内は所定の液圧が蓄えられた状態に保持される。
【0031】
液圧倍力装置5において、図示しないブレーキ操作部材、例えばブレーキペダルが踏み込まれることによって液圧倍力装置5内の制御弁(不図示)が切り換えられ、アキュムレータ4の液圧が液圧倍力装置5内のパワーピストン(不図示)に作用する。
【0032】
アキュムレータ4からの液圧を受けることによりパワーピストンが作動され、このパワーピストンの作動により入力が倍力されて出力され、この出力により図示しないマスタシリンダが作動されてブレーキ液圧を発生し、発生したブレーキ液圧によって車輪のブレーキが作動することになる。
【0033】
例えば、車両の制動時には、作動液の慣性によってリザーバ2内の作動液の液面が傾斜する。又、強いブレーキほど作動液の液面の傾斜は大きくなる。
【0034】
しかしながら、作動液供給口部2aひいては作動液供給口2bには強いブレーキ時等において作動液の液面が傾斜してもその内部に作動液が常に充填されているように、リザーバ2の作動液供給口部2aは配設されていることから、作動液供給口部2aおよび作動液供給口2bがリザーバ2中の大気に露呈することはない。
【0035】
従って、ポンプ3がリザーバ2内のエアを吸い込むことはなく、ひいては、ポンプ3がエアを吸い込むことによってエアを吐出するだけで作動液をアキュムレータ4に供給せず、アキュムレータ4において所定の圧が確実に蓄えられなくなるといった虞も生じない。更には、ポンプ3の吐出側通路にエアが混在する様になっても通路内のエアが圧縮されるだけでアキュムレータ4には液圧が効率よく蓄えられず、このため、ポンプ3の駆動ロスが大きくなって、このエネルギーが無駄に消費されてしまうと言った虞もない。
【0036】
以上説明したように、本発明の車両用液圧制御装置によれば、車両の制動時や車両が傾いた場合においてリザーバ2内の作動液の液面が傾いても、ポンプ3がエアを吸い込む虞を生じないのは言うまでもなく、リザーバ2は作動液供給口2bを含む作動液供給口部2aをその下部側に有し、液圧倍力装置5は、作動液供給口部2aを収納する収納凹部52と、作動液供給口2bひいては作動液供給口部2aとポンプ3に延在するパイプ6とを連通する連通路53を備えたことにより、リザーバ2の下部側と液圧倍力装置5の上部側との間に余分なスペースを設ける必要がなくなり、車両用制動液圧装置1の上下方向において小型化を図ることを可能としている。従って、スペースの制約が厳しい車両のエンジンルーム内のスペースの有効利用を図ることができる。
【0037】
更に、連通路53の他端部53bを、車両搭載時にスペースのゆとりのある方向に形成することによって、パイプ6の配設スペースをより確実に確保することが可能となる。従って、より一段と、スペースの制約が厳しい車両のエンジンルーム内のスペースの有効利用を図ることができる。
【0038】
加えて、作動液供給口2bと連通路53の一端部53aとが接続されていることから、リザーバ2と液圧倍力装置5との支持箇所が増えることになり、リザーバ2の安定性が増大することになる。
【0039】
従って、コンパクトな車両用制動液圧装置1を提供すること可能としている。
以上、本発明を上記実施の態様に則して説明したが、本発明は上記態様にのみ限定されるものではなく、本発明の原理に準ずる各種態様を含むものである。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、例えば、車両の制動時や車両が傾いた場合にリザーバ内の作動液の液面が傾いても、ポンプがエアを吸い込む虞を生じないのは言うまでもなく、リザーバは作動液供給口部をその下部側に有し、液圧作動装置は、作動液供給口部を収納する収納凹部と、作動液供給口部とポンプに延在する接続部材とを連通する連通路を備えたことにより、リザーバの下部側と液圧作動装置の上部側との間に余分なスペースを設ける必要がなくなり、車両用液圧制御装置の上下方向において小型化を図ることを可能としている。従って、スペースの制約が厳しい車両のエンジンルーム内のスペースの有効利用を図ることができる。
【0041】
更に、連通路の他端部を、車両搭載時にスペースのゆとりのある方向に形成することによって、接続部材の配設スペースをより確実に確保することが可能となる。従って、より一段と、スペースの制約が厳しい車両のエンジンルーム内のスペースの有効利用を図ることができる。
【0042】
従って、コンパクトな車両用液圧制御装置を提供すること可能としている。
【0043】
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加えて、特に液圧倍力装置を用いた車両用液圧制御装置のよりよい形態を示している。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の車両用制動液圧装置1の正面図。
【図2】図1の側面図。
【図3】図2のA−A線での断面図。
【図4】図1のリザーバ2の側面図。
【符号の説明】
1 車両用制動液圧装置
2 リザーバ
2a 作動液供給部
3 ポンプ
5 液圧倍力装置
51 ボディ本体部 52 収納凹部
53 連通路
53a 一端部 53b 他端部
6 パイプ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a hydraulic pressure control device that controls a predetermined operation using hydraulic pressure generated by pumping hydraulic fluid in a reservoir, for example, a hydraulic pressure booster that supplies brake fluid to a vehicle wheel brake. And the like.
[0002]
[Prior art]
In general, in a vehicle hydraulic pressure control device, the level of hydraulic fluid in a reservoir also tilts when the vehicle is tilted, braked, or turned. When the liquid level of the working fluid is inclined as described above, there is a possibility that the working fluid supply port portion is exposed to the atmosphere without flowing to the working fluid supply port portion of the reservoir.
[0003]
When the pump device is driven in a state where the hydraulic fluid supply port is exposed to the atmosphere, there is a possibility that air may be mixed into the hydraulic pressure device, for example, the hydraulic pressure booster.
[0004]
As a conventional vehicular hydraulic pressure control device that has been made to solve such problems, as disclosed in Japanese Utility Model Laid-Open No. 5-5643, a reservoir for storing hydraulic fluid, and a hydraulic fluid in the reservoir are disclosed. And a hydraulic pressure booster that is arranged on the lower side of the reservoir and boosts the input to a predetermined size by the hydraulic pressure from the pump and outputs the boosted pressure. In the hydraulic control apparatus for a vehicle, the reservoir protrudes toward the hydraulic booster at a lower side thereof and the hydraulic fluid supply port portion is filled with the hydraulic fluid even when the vehicle is tilted And a joint provided at a lower portion of the hydraulic fluid supply port, and a connection member connected to the joint and the pump to enable communication between the hydraulic fluid supply port and the pump. Hydraulic control for vehicles Apparatus is known.
[0005]
According to this conventional vehicle hydraulic pressure control device, even when the vehicle is tilted and the liquid level of the reservoir is tilted as the vehicle is tilted, the hydraulic fluid is always present in the hydraulic fluid supply port and the joint portion. become.
[0006]
Therefore, there is no possibility that the pump sucks air and mixes it into the hydraulic pressure booster.
[0007]
[Problem to be Solved by the Invention]
However, in such a conventional vehicle hydraulic pressure control device, since the hydraulic fluid supply port projects from the lower side of the reservoir toward the hydraulic pressure booster, the reservoir and the hydraulic booster A space is secured between the hydraulic fluid supply port, the joint, and the connection member.
[0008]
Therefore, the vehicle hydraulic pressure control device is increased in size by the arrangement space of the hydraulic fluid supply port.
[0009]
Generally, the vehicle hydraulic pressure control device is disposed in an engine room of a vehicle where space is severely limited, and it is not desirable to increase the size of the vehicle hydraulic pressure control device.
An object of the present invention is to provide a compact vehicle hydraulic pressure control device.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above technical problem, a reservoir for storing hydraulic fluid, a pump for sucking hydraulic fluid in the reservoir to generate hydraulic pressure, a liquid disposed from a lower side of the reservoir, In the vehicle hydraulic pressure control device including a hydraulic pressure operating device that operates by receiving pressure, the reservoir projects toward the hydraulic pressure booster on a lower side thereof, and the hydraulic fluid in the reservoir Even when the surface is inclined, a hydraulic fluid supply port portion filled with the hydraulic fluid is provided, and the hydraulic pressure operating device can accommodate the hydraulic fluid supply port portion formed in the main body portion. A recess, and a communication passage having one end disposed in the housing recess and capable of communicating hydraulic fluid from the hydraulic fluid supply port, and connected to the other end of the communication passage and the pump. Connection part enabling communication between passage and pump To constitute a vehicle hydraulic pressure control apparatus characterized by comprising a.
[0011]
Preferably, the hydraulic pressure actuating device is a vehicular brake hydraulic pressure control device that is a hydraulic pressure booster that boosts an input to a predetermined magnitude by the hydraulic pressure from the pump and outputs the boosted pressure.
[0012]
In the vehicle hydraulic pressure control device according to the first aspect, the hydraulic fluid supply port portion of the reservoir is assembled in the housing recess of the hydraulic pressure operation device, so that the hydraulic fluid supply port portion and one end portion of the communication path are connected. The reservoir and the communication path are communicated.
[0013]
The communication path and the pump are communicated with each other by connecting the pump and the other end of the communication path with a connecting member.
[0014]
Therefore, the reservoir and the pump communicate with each other via the communication path and the connection path provided in the hydraulic pressure operating device.
[0015]
In addition to the operation of the first aspect, the vehicle control device according to the second aspect is configured such that the hydraulic fluid supply port portion of the reservoir is assembled to the housing recess of the hydraulic pressure booster, thereby connecting the hydraulic fluid supply port portion and the communication path. Are connected to each other so that the reservoir communicates with the communication path.
[0016]
The communication path and the pump are communicated with each other by connecting the pump and the other end of the communication path with a connecting member.
[0017]
Therefore, the reservoir and the pump communicate with each other through the communication path and the connection path provided inside the hydraulic pressure booster.
[0018]
Embodiment
Hereinafter, the present invention will be specifically described with reference to embodiments.
[0019]
1 is a front view of a vehicular brake hydraulic pressure device according to the present invention, FIG. 2 is a side view of FIG. 1, FIG. 3 is a cross-sectional view taken along line AA of FIG. FIG. 2 is a side view of the reservoir of FIG. 1. As shown in FIGS. 1 to 4, reference numeral 1 denotes a vehicular brake hydraulic pressure device which is one of vehicular hydraulic pressure control devices. The vehicular brake hydraulic pressure device 1 sucks in brake fluid in a reservoir 2 for storing brake fluid and the reservoir 2. A
[0020]
The reservoir 2 has a hydraulic fluid
[0021]
The body
[0022]
Furthermore, a
[0023]
One
[0024]
By assembling the hydraulic
[0025]
The
[0026]
Therefore, the reservoir 2 and the
[0027]
The working fluid is introduced into the reservoir 2 from the
[0028]
When a predetermined fluid pressure is not stored in the accumulator 4, the
[0029]
The hydraulic fluid sucked by the
[0030]
When the hydraulic pressure of the accumulator 4 reaches a predetermined hydraulic pressure, the supply of the hydraulic fluid of the
[0031]
In the
[0032]
By receiving the hydraulic pressure from the accumulator 4, the power piston is actuated, and by the actuation of this power piston, the input is boosted and outputted, and the master cylinder (not shown) is actuated by this output to generate the brake hydraulic pressure. The brake of the wheel is actuated by the brake fluid pressure.
[0033]
For example, when the vehicle is braked, the liquid level of the hydraulic fluid in the reservoir 2 is inclined due to the inertia of the hydraulic fluid. Moreover, the stronger the brake, the greater the inclination of the hydraulic fluid level.
[0034]
However, the hydraulic fluid in the reservoir 2 is always filled with the hydraulic fluid in the hydraulic
[0035]
Therefore, the
[0036]
As described above, according to the vehicle hydraulic pressure control device of the present invention, the
[0037]
Furthermore, by forming the other end portion 53b of the
[0038]
In addition, since the hydraulic
[0039]
Therefore, it is possible to provide a compact brake hydraulic device 1 for a vehicle.
As mentioned above, although this invention was demonstrated according to the said embodiment, this invention is not limited only to the said aspect, The various aspect according to the principle of this invention is included.
[0040]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, for example, even when the level of the hydraulic fluid in the reservoir is tilted when the vehicle is braked or when the vehicle is tilted, there is no possibility that the pump sucks air. Needless to say, the reservoir has a hydraulic fluid supply port on the lower side thereof, and the hydraulic actuator has a storage recess for accommodating the hydraulic fluid supply port, and a connection extending to the hydraulic fluid supply port and the pump. By providing a communication passage that communicates with the member, there is no need to provide an extra space between the lower side of the reservoir and the upper side of the hydraulic pressure operating device, and the vehicle hydraulic pressure control device is downsized in the vertical direction. It is possible to plan. Therefore, it is possible to effectively use the space in the engine room of a vehicle in which space restrictions are severe.
[0041]
Furthermore, by forming the other end portion of the communication path in a direction where there is a space when the vehicle is mounted, it is possible to more reliably secure the space for arranging the connection member. Therefore, the space in the engine room of the vehicle with more severe space restrictions can be used more effectively.
[0042]
Therefore, it is possible to provide a compact vehicle hydraulic pressure control device.
[0043]
According to the invention of claim 2, in addition to the effect of the invention of claim 1, a better form of the vehicle hydraulic pressure control apparatus using the hydraulic booster is shown.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a vehicular braking hydraulic apparatus 1 according to an embodiment.
FIG. 2 is a side view of FIG.
3 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
4 is a side view of the reservoir 2 of FIG. 1. FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Vehicle brake hydraulic pressure apparatus 2
Claims (2)
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