JP3726282B2 - Method for manufacturing body support device and apparatus for manufacturing the same - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、座席や椅子などのシート等に着座する際に使用するもので、ユーザーの着座形状(体形)に合わせた形状を保持し、ユーザー個人の体形に応じたフィット感を得ることができるシートサポートや、靴底をユーザーの足裏形状に合致した形状に保持して、ユーザー個人の足に応じたフィット感を得ることができる靴底サポートなどの身体サポート具の製造方法とその製造装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
例えば、各種の自動車のシートは、平均的なユーザーに適合するように製作されているので、ユーザーによっては多少フィット感に欠けることがある。
【0003】
このような事情に鑑み、これを解決する手段として従来から各種の身体サポート具(シートサポート)が提案され、いくつかは既に実用に供されている。
【0004】
本発明者は、このような身体サポート具の実用性を更に追求し、ユーザーの着座形状に合わせた形状を保持することができ、且つ取り扱いも容易で簡易に構成可能とすべく、柔軟性を有するクッション体を、硬化樹脂を含浸させたシート状の被覆体で被覆し、身体の部分に当接させその部分に合致した形状に硬化させて使用するシートサポートを発明した(特願平11−316012号)。
【0005】
前記発明は、簡単にユーザー個人の着座形状(体形)に形成することができ、しかもこの身体サポート具は、被覆体が硬化して形状を保持するものでありながら中身は柔軟性を有するクッション体であるから、硬いだけでなく適度な柔軟性も得られて、良好なホールド性と座り心地とが得られることとなり、その上、単に、クッション体を硬化樹脂を含浸させた被覆体で被覆するだけで構成できるため、この構成は簡易に設計実現可能な構成であり、量産性に優れ、安価な製品を提供可能となるなどの優れた効果を発揮する画期的な身体サポート具となる。
【0006】
ところで、上記の身体サポート具は、シート状の被覆体によりクッション体を覆うため、その被覆体の縁などを重ね合わせた重合部を固定する必要があり、この固定には摘止手段であるステープラなどが用いられる。しかし、このようなステープラによる摘止は手作業が主となるため、製造工程に自動化への対応が難しく、また、被覆体は湿気により硬化するため、その作業に制約を受け易く、被覆体に適した重合部の固定方法の開発が望まれていた。
【0007】
そこで、本発明は、設備費などのコストを抑え、重合部の固定作業を簡易に行うことができる身体サポート具の製造方法とその製造装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、柔軟性を有するクッション体を、硬化樹脂を含浸させたシート状の被覆体で被覆し、身体の部分に当接させその部分に合致した形状に硬化させて使用され、前記被覆体の重合部に硬化用液体を供給して該重合部を固定する身体サポート具の製造方法であって、前記重合部一側から前記硬化用液体を噴射供給し、この噴射供給に対応して前記重合部他側で吸引する製造方法である。
【0009】
この請求項1の構成によれば、重合部に供給した硬化用液体により、重合部で重ね合わせた被覆体が硬化して相互に固定される。このように硬化用液体だけを使用して固定作業を行うことができ、作業性の向上を図ることができる。また、従来固定に用いていた摘止部材が不要となり、構成部品を削減することができる。
【0010】
また、噴射により硬化用液体を方向性を持って圧送するため、必要箇所に効率良く硬化用液体を供給できる。したがって、固定したい箇所のみに硬化用液体を供給でき、他の部分が硬化用液体の影響により硬化することがない。
【0011】
さらに、噴射供給された硬化用液体を他側から吸引することにより、重合部への硬化用液体の供給を良好に行うことができ、同時に固定箇所周辺への硬化用液体の侵入をより確実に防ぐことができる。
【0012】
請求項2の発明は、前記硬化用液体を噴射して供給する前に、前記重合部一側から前記気体を噴射する製造方法である。
【0013】
さらに、この請求項2の構成によれば、気体を噴射することにより重合部に硬化用液体の通路または案内を形成することができる。
【0014】
請求項3の発明は、柔軟性を有するクッション体を、硬化樹脂を含浸させたシート状の被覆体で被覆し、身体の部分に当接させその部分に合致した形状に硬化させて使用される身体サポート具の製造に用いられ、前記被覆体の重合部に硬化用液体を供給して該重合部を固定する製造装置であって、ノズル体と、このノズル体に設けられた硬化用液体を噴射供給する噴射口と、前記重合部に噴射供給された硬化用液体を、該重合部の反供給側から吸引する吸引手段とを備える製造装置である。
【0015】
この請求項3の構成によれば、噴射口を重合部に合わせてノズル体を配置し、噴射口から噴射供給した硬化用液体により、重合部に重ね合わせた被覆体が硬化して相互に固定される。このように硬化用液体だけを使用して固定作業を行うことができ、作業性の向上を図ることができる。
【0016】
また、噴射供給された硬化用液体を他側から吸引することにより、重合部への硬化用液体の浸透通過を良好に行うことができ、同時に固定箇所周辺への硬化用液体の侵入をより確実に防ぐことができる。
【0017】
また、請求項4の発明は、前記ノズル体には、前記重合部との突き当て部に前記硬化樹脂と非粘着性を有する非粘着部を設けた製造装置である。
【0018】
この請求項4の構成によれば、ノズル体の突き当て部を重合部に当てても、ノズル体が重合部に着かず、或いは着き難いから、ノズル体の扱いが容易となる。
【0019】
また、請求項5の発明は、前記吸引手段には、前記重合部との接触部に前記硬化樹脂と非粘着性を有する非粘着部を設けた製造装置である。
【0020】
この請求項5の構成によれば、重合部を吸引手段の接触部に当てても、重合部が吸引手段に着かず、或いは着き難いから、吸引手段に対する重合部の扱いが容易となる。
【0021】
【発明の実施形態】
以下、本発明の身体サポート具の第1実施例について、図1〜図9を参照して詳細に説明する。本実施例の身体サポート具1は、図1〜図3に示すように柔軟性を有するクッション体2を硬化樹脂を含浸させたシート状の被覆体3で被覆してなる。そして、このクッション体2は、被覆体3により上側方向から包むように被覆されていて、下面側で略中央で両端を重ね合わせて高さ方向に線状の中央接合部4を形成して接合されている。また、被覆体3は、クッション体2の上面を被覆する手前側(一側)の端部3Aと下面を被覆する一側の手前側の端部3Bとを重ね合わせて重合部たるフランジ状接合部5,5を形成し、このフランジ状接合部5にて両端部3A,3Bを固定している。
【0022】
前記フランジ状接合部5,5は、前記クッション体2の幅方向両側に設けられ、相互に平行な中央部5A,5Aを有し、この中央部5Aの長さ方向両側に、端部側に向って被覆体3を幅狭にする傾斜部5B,5Bを有する。
【0023】
上述したような身体サポート具1において、クッション体2は、柔軟性材としてスポンジなどの柔軟性(可撓性)と通気性とを有する横長ブロック形の発泡材により構成されており、特に本実施形態においては、難燃性と着用感に優れた柔らかさの両特性を備えたものとするため、ポリウレタンフォームに難燃剤を混合したり、後処理により難燃性(低燃焼性)を付与したものを用いるのが好ましい。このクッション体2の大きさは、あてがう部位の身体幅よりもやや大きめに設定し、あてがう部位を包み込むようにホールドして極めて良好なサポート効果が得られるように構成する。
【0024】
また、被覆体3は、布材に硬化樹脂を含浸させて構成したものであり、具体的に布材としてポリエステル布や綿布を採用し、前述したようにクッション体2の一側より略全体を被覆する。この被覆体3に含浸させる硬化樹脂は、例えば湿気硬化ウレタンなどの水を加えるか水分を含ませるなど湿気にさらすことで短時間で硬化する性質を有するか、若しくは触媒液を加えることにより短時間で硬化する性質を有する湿気硬化型樹脂を用いるのが好ましい。そして、これら被覆体3の場合、水又は触媒液が硬化用液体である。また、この他にも、これらの条件を満たし、本実施例の被覆体3に最適なものとして、例えば、スリーエムヘルスケア(株)製のキャスティング製品(いわゆるシーネ等)が市販されている。このキャスティング製品は、水に浸すと短時間(3〜5分)で強くしっかりと硬化するという性質がある。さらに、この硬化樹脂としては、例えば、主剤に触媒液を加える(噴霧する)ことで短時間で硬化する性質を有するもの(触媒硬化型樹脂)でも良いし、その他の性質のものでも良いが、本実施形態のように何かのきっかけにより硬化するものとした方が、通常硬化することがないため運搬・流通に便利であり、また適時に身体サポート具1を成形することができるため望ましい。
【0025】
本実施形態の身体サポート具1は、いずれも図示しない防湿性袋に密封収納している。従って、この収納状態では被覆体3が湿気にさらされることがないため、確実に硬化することを防止でき、防湿性袋を開封して水を加えたり水分を含ませたり、さらに触媒液を噴霧したりするなどで被覆体3が短時間で硬化するように構成されている。
【0026】
上述したような本実施例の身体サポート具1は、図4及び図5に示すように車両などのシート11に被覆装着するシートカバー12に設けた保持部13に身体サポート具1を配置する。具体的には、シート11の背もたれ部11Aに被覆装着する背もたれカバー12Aに設けているもので、この背もたれカバー12Aの前面部中程の内側面に、本実施例の身体サポート具1を収納し得る側部開口型の収納袋を形成してこの収納袋を前記保持部13としている。即ち、本実施例では、ユーザーの腰部をサポートする身体サポート具1として機能するようにした使用状態を示している。この背もたれカバー12Aの側面部にはファスナー(図示せず)などの開閉手段を設け、このファスナーの開閉により保持部13の側部開口部を開閉して身体サポート具1を出し入れできる構成としている。従って、ファスナーを閉めれば身体サポート具1は外観上全く見えなくなり、この保持(装備)状態でのシート11の体裁が極めて良好に保たれる構成としている。なお、図中符号14はヘッドレストである。
【0027】
次に、本発明の特徴的構成として、重合部たる前記フランジ状接合部5における固定構造について詳述する。この固定に用いる製造装置は、前記フランジ状接合部5に硬化用液体である水を供給して該接合部5の端部3A,3B同士を固定するものであり、図7〜図9に示すように、硬化用液体を圧送供給するノズル体21を備え、このノズル体21の先端部22には硬化用液体を噴射する噴射口23が設けられている。前記ノズル体21は、加熱手段たる電熱ヒータ24を内蔵し、この電極ヒータ24に接続するコネクタ24Aを外部に有する。前記ノズル体21には、硬化用液体供給口25が設けられ、この硬化用液体供給口25に硬化用液体供給手段26が接続されている。また、前記ノズル体21には、高圧空気供給口27が設けられ、この高圧空気供給口27に気体供給手段28が接続され、この気体供給手段28にはコンプレッサーやポンプなどを用いることができる。
【0028】
前記ノズル体21の先端部22は、前記フランジ状接合部5に押し当てての使用に適するように、前記硬化樹脂と非粘着性を有する非粘着部22Aが設けられ、この非粘着部22Aを、例えば先端部22の外面に貼ったフッ素樹脂テープにより構成したり、先端部22の外面に形成したフッ素樹脂コーティングにより構成したり、或いは先端部22をフッ素樹脂で形成して構成したりでき、フッ素樹脂としては、PTFE樹脂,PFA樹脂が耐熱性の面から好適である。
【0029】
前記硬化用液体供給手段26には、計量供給手段たるインジェクター31を設けることができ、図9に示すように、そのインジェクター31は、本体32の先端に吐出口33を有し、この吐出口33を開閉するバルブ体34を本体32内に備える。前記バルブ体34が前記吐出口33に対して進退し、バルブ体34の先端閉塞部34Aが吐出口33に係合して該吐出口33を閉塞し、前記本体32は前記バルブ体34の駆動手段35を有し、この駆動手段35は電磁石コイル35Aにより前記バルブ体34を後退駆動し、一方、付勢手段たるコイルスプリング35Bがバルブ体34を閉成方向に付勢している。
【0030】
したがって、電磁石コイル35Aに通電すると、コイルスプリング35Bに抗してバルブ体34が後退することにより吐出口33が開成し、通電を停止すると、コイルスプリング35Bによりバルブ体34が前進して吐出口33が閉成する。そして、本体32に設けた信号端子35Cからの制御信号により、前記駆動手段35が駆動し、所定時間吐出口33を開成することにより一定量の液体を吐き出すことができるようになっている。尚、本体32には硬化用液体供給接続部36が設けられ、この接続部36と前記吐出口33とが本体32内の内部通路により連通している。また、前記接続部36には、メッシュ状のフィルター37が設けられている。
【0031】
そして、硬化用液体が水の場合、前記接続部36には、家庭用の一般水道をホースなどにより接続することができ、その水道の圧力に応じて吐出口33の開閉時間を制御することにより、前記ノズル体21への硬化用液体の供給量を一定に制御することができる。尚、前記硬化用液体供給口25に、吐出口33を直接接続するようにしてもよい。
【0032】
また、本発明では、前記ノズル体21から接合部5の一側面に噴射した硬化用液体などを、その他側面から吸引する吸引手段たる吸引装置41を備え、この吸引装置41は接合部5の他側面を載置する載置面42と、この接触部たる載置面42に開口する吸引口43と、この吸引口43に接続した真空吸引手段44とを備える。また、製造装置は、前記真空吸引手段44が吸引した気体に含まれる液体を分離する液体分離手段46を備え、吸引した気体に含まれる液体(この例では、硬化用液体である水)を分離して外部に排出する。また、前記載置面42には、非粘着部42Aを設けることができ、この非粘着部42Aは前記非粘着部22Aと同一構成を採用でき、すなわちフッ素樹脂のテープ,フッ素樹脂コーティング或いは載置面42を構成する部材をフッ素樹脂として形成される。尚、前記載置面42は、被覆作業を行う作業台45に設けることができる。
【0033】
前記構成につきその作用について説明すると、作業台45上において、フランジ状接合部5の重合方向他側である下面を載置面42に載置し、図8に示すように、吸引口43位置に対応してフランジ状接合部5の上面にノズル体21の先端部22を当てる。まず、気体供給手段28を駆動して噴射口23から高圧気体たる高圧空気を噴射すると、この高圧空気が、硬化樹脂を含浸させた被覆体3を通って接合部5に通気路51を形成する(図8参照)。すなわち硬化樹脂が飛ばされるなどして被覆体3の布地に通気部分が形成される。尚、必ずしも、接合部5を貫通する通気路51を形成する必要はなく、高圧空気により硬化樹脂を部分的に飛ばして接合部5の一部に案内通気路を形成すれば、その後の硬化用液体の圧送供給をスムーズに行うことができる。
【0034】
次に、硬化用液体供給手段26から定量の硬化用液体たる水をノズル体21に供給し、電熱ヒータ24によりその水を加熱し、蒸気を発生させ、水が膨張した蒸気が噴射口23から噴射され、この蒸気流が通気路51を通って接合部5の通気路51箇所に供給される。この場合、電熱ヒータ24を連続駆動してノズル体21の内部を所定温度に保って供給された水を蒸気に変えてもよい。また、蒸気と気体供給手段28から送られてきた高圧空気との混合流を、噴射口23から接合部5に噴射するようにしてもよい。また、蒸気流又は混合流の噴射時には、真空吸引手段44を作動して吸引することにより、混合流の接合部5通過をスムーズに行うことができる。そして、混合流の噴射後、必要に応じて、気体供給手段28を駆動して噴射口23から高圧空気を噴射し、接合部5の余分な水を飛ばすようにしてもよい。
【0035】
その後、接合部5に当てていたノズル体21を外し、載置面42から接合部5を外す作業を行い、この場合、ノズル体21の非粘着部22A及び載置面42の非粘着部42Aにより、それら外す作業を容易に行うことができる。
【0036】
そして、このような水の供給により、重ねあわせた接合部5の両端部3A,3Bの湿気硬化樹脂が硬化した硬化部52が形成され、この硬化部52により両端部3A,3Bが固定される。このようにして製造した身体サポート具1を防湿性袋に詰める。
【0037】
実際の使用においては、まず、防湿性袋(図示せず)から身体サポート具1を取り出す。この身体サポート具1の被覆体3に水分を加える。これにより被覆体3に含浸している硬化樹脂が硬化し始める。そうしたら、シート11の背もたれ部11Aに被覆装着しているシートカバー12(背もたれカバー12A)のファスナーを開き、保持部13に本実施例の横長の身体サポート具1を立てた状態で接合部5,5が上下となるように挿入して保持し、ファスナーを閉じる。
【0038】
続いて、ユーザーUが着座しながらこの身体サポート具1を押圧変形させると、被覆体3がこの押圧変形した形を維持して固体化し、この固化層(被覆体3)によってクッション体2が変形した状態に保たれる。このとき、身体サポート具1は、ユーザーUの体の幅よりも広くなっているので、クッション体2は図6に示すように中央部で大きく圧縮され、左右から包み込むように身体をホールドすることになる。
【0039】
このようにして簡単にユーザー個人の着座形状の身体サポート具1に成形することができる上、この身体サポート具1のシート11側に接している部分もシート11に合った形状で滑らかに変形して固体化するため、シート11に対して位置ズレしにくい状態で設置できることになり、しかもこの身体サポート具1は、前記被覆体3が硬化して形状を保持するものでありながら中身は柔軟性と通気性とを有するクッション体2であるため、硬いだけでなく適度な柔軟性が得られ、また通気性があるため長時間使用に際してもむれることがなく、良好なホールド性と座り心地とが得られることになる。
【0040】
また、単にブロック状の発泡材(クッション体2)を、硬化樹脂を含浸させた被覆体3で被覆するだけで本実施例の身体サポート具1を構成できるため、この構成は簡易に設計実現可能な構成であり、量産性に秀れ、安価な製品を提供可能となる。前記シート状の被覆体3は、ポリエステル布や綿布に硬化樹脂を含浸させた簡易な構成である。
【0041】
さらに、従来は連通した気泡を有する発泡体に硬化樹脂を含浸させて身体サポート具1を得ようと試みたが、この構成によると発泡体に硬化樹脂を注入するためにどうしても新たな硬化樹脂注入設備が必要となってしまう。これに対し、本実施例の身体サポート具1によれば、被覆体3に硬化樹脂を含浸させる構成のために、既存の素材に既存の設備を活用して硬化する被覆体3を容易に構成できる上、この被覆体3でスポンジなどのクッション体2を被覆するだけで上記作用効果を発揮する身体サポート具1を構成できるので、コストが掛からず、量産性にも秀れた簡易構成の身体サポート具1を提供できる。
【0042】
また、この身体サポート具1は、防湿性袋に密封収納しているので、防湿性袋から取り出さない限りは被覆体3の硬化を確実に防止することができるため、運搬・流通・保管性に優れ取り扱いも極めて容易である。
【0043】
このように本実施形態では、請求項1に対応して、柔軟性を有するクッション体2を、硬化樹脂を含浸させたシート状の被覆体3で被覆し、身体の部分に当接させその部分に合致した形状に硬化させて使用する身体サポート具1の製造方法であって、被覆体3の重合部たるフランジ状接合部5に硬化用液体たる水を供給して該接合部5を構成する端部3A,3B同士を固定するから、接合部5に供給した水により、接合部で重ね合わせた被覆体3の端部3A,3Bが硬化して相互に固定され、このように水だけを使用して固定作業を行うことができるから、作業性の向上を図ることができる。また、従来、接合部5の固定に用いていた摘止部材が不要となり、構成部品を削減することができる。
【0044】
また、このように本実施形態では、硬化用液体たる水を圧送して供給するから、請求項1で可能な滴下供給などに比べて、供給効率を向上することができる。
【0045】
また、このように本実施形態では、請求項1に対応して、硬化用液体たる水を噴射して供給するから、このように噴射により水を方向性を持って圧送するため、必要箇所に効率良く水を供給できる。したがって、固定したい箇所のみに水を供給でき、他の部分が水の影響により硬化することがない。
【0046】
さらに、このように本実施形態では、硬化用液体たる水を加熱した後、供給するから、加熱によりフランジ状接合部5の固定箇所の硬化時間を短縮することができる。
【0047】
さらに、このように本実施形態では、硬化用液体たる水に気体を混合したから、水を気体と混合したジェット流れとして重合部たる接合部5に供給できる。
【0048】
さらに、このように本実施形態では、請求項1に対応して、重合部たるフランジ状接合部5の一側から硬化用液体たる水を噴射供給し、この噴射供給に対応して接合部5の他側で吸引するから、噴射供給された水を他側から吸引することにより、接合部5における水の浸透通過を良好に行うことができ、同時に固定箇所周辺への硬化用液体の侵入をより確実に防ぐことができる。
【0049】
さらに、このように本実施形態では、請求項2に対応して、硬化用液体たる溝を噴射して供給する前に、重合部たるフランジ状接合部5の一側から気体たる空気を噴射するから、気体を噴射することにより接合部5に硬化用液体の通路たる通気路51または案内を形成することができる。具体的には、被覆体3が布地に硬化樹脂を浸透したものであれば、圧縮空気により硬化樹脂が飛ばされ、布地に通気可能な部分を形成できる。
【0050】
このように本実施形態では、請求項3に対応して、柔軟性を有するクッション体2を、硬化樹脂を含浸させたシート状の被覆体3で被覆し、身体の部分に当接させその部分に合致した形状に硬化させて使用される身体サポート具1の製造に用いられ、被覆体3の重合部たるフランジ状接合部5に硬化用液体たる水を供給して該接合部5を固定する製造装置であって、ノズル体21と、このノズル体21に設けられに水を噴射供給する噴射口23とを備えるから、噴射口23をフランジ状接合部5に合わせてノズル体21を配置し、噴射口23から噴射した水により、接合部5に重ね合わせた被覆体3の端部3A,3Bが硬化して相互に固定され、このように水だけを使用して固定作業を行うことができるから、作業性の向上を図ることができる。
【0051】
また、このように本実施形態では、このノズル体21に気体を圧送する気体供給手段28を備えるから、硬化用液体たる水を気体と混合したジェット流れとして接合部5に供給できる。また、気体のみを噴射することにより接合部5に水の通路を形成することもできる。
【0052】
また、このように本実施形態では、噴射口23から噴射する硬化用液体たる水又は気体たる空気を加熱する加熱手段を備えるから、水を加熱すること、或いは加熱して蒸気にすることにより、接合部5の固定箇所の硬化時間を短縮することができる。
【0053】
また、このように本実施形態では、請求項3に対応して、重合部たるフランジ状接合部5に噴射供給された硬化用液体たる水を、該接合部5の反供給側から吸引する吸引手段たる吸引装置41を備えるから、噴射供給された水を他側から吸引することにより、接合部5への水の浸透通過を良好に行うことができ、同時に固定箇所周辺への硬化用液体の侵入をより確実に防ぐことができる。
【0054】
また、このように本実施形態では、請求項4に対応して、ノズル体21には、重合部たるフランジ状接合部5との突き当て部たる先端部22に硬化樹脂と非粘着性を有する非粘着部22Aを設けたから、ノズル体21の先端部22を接合部5に当てても、ノズル体21が接合部5に着かず、或いは着き難いから、ノズル体21の扱いが容易となる。
【0055】
また、このように本実施形態では、請求項5に対応して、吸引手段たる吸引装置41には、重合部たる接合部5との接触部たる載置面42に硬化樹脂と非粘着性を有する非粘着部42Aを設けたから、接合部5を吸引装置41の載置面42に当てても、接合部5が載置面42に着かず、或いは着き難いから、吸引装置41に対する接合部5の扱いが容易となる。
【0056】
また、実施形態上の効果として、湿気硬化樹脂を使用するから、接合部5の固定に水を用いればよく、例えば水道水などをそのまま使用でき、特別な材料が不要で、その固定を簡便に行うことができる。また、水を加熱して蒸気とすることにより固定時間が短縮され、効率の良い作業が可能となる。
【0057】
図10〜図12は発明の第2実施形態を示し、上記第1実施形態と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して上述すると、同図に示すように、前記作業台45には、幅方向両側のフランジ状接合部5,5に対応して、前記載置面42,42が両側に突出形成され、これら載置面42,42の高さは身体サポート具1の厚さの略2分の1程度であり、複数の吸引口43,43…が所定間隔で設けられおり、これら複数の吸引口43,43…が吸引接続パイプ61により前記真空吸引手段44に接続されている。
【0058】
また、複数の前記ノズル体21を各吸引口43に対応した使用位置に位置合わせする移動体62を備え、この移動体62は前記載置面42に対応した枠体63に複数のノズル体21を設け、その枠体63の中央に回動腕部64を一体に設け、この回動腕部64を枢軸65により作業台45に回動可能に連結してなり、枢軸65を中心に枠体63を上方回動すると、ノズル体21が待機位置となり、下方回動すると前記載置面42との間にフランジ状接合部5を挟む作業位置となる。
【0059】
各ノズル体21の高圧空気供給口27には、高圧空気供給パイプ67がそれぞれ接続され、複数のノズル体21に気体供給手段28が接続され、その高圧空気供給パイプ67には電磁弁などの開閉弁28Aが設けられている。
【0060】
各ノズル体21にはインジェクター31を一体に接続して設け、このインジェクター31に液体供給パイプ68がそれぞれ接続され、複数のノズル体21が硬化用液体供給手段26が接続されている。
【0061】
また、各ノズル体21には、前記液体供給パイプ68を内蔵したケーブル69が接続され、さらに、このケーブル69は前記電熱ヒータ24に給電する給電ケーブルと前記インジェクター31の信号端子35Cに接続する信号ケーブルとを内蔵し、各ノズル体21の電熱ヒータ24及びインジェクター31の駆動を同時に制御できるようになっている。尚、電気ヒータ24には製造装置のメインスイッチがオンの状態で常時通電するようにしても良いし、別個に電気ケーブル68による通電を制御するようにしてもよい。
【0062】
前記作業台45は、図12に示すように、作業場であるドライルーム71内に配置され、このドライルーム71には、外部の除湿機72が排気管73と吸気管74とにより接続され、ドライルーム71内の空気が排気管73から除湿機72に送られ、除湿された空気が吸気管74からドライルーム71に送られる循環がなされ、ドライルーム71内を所定以下に保たれるようになっている。また、前記液体分離手段46は、真空吸引手段44が吸引した気体に含まれる液体(この例では、硬化用液体である水)を分離してドライルーム71の外に排出する。
【0063】
そして、被覆体3により被覆した身体サポート具1を作業台45の上に載置し、幅方向両側のフランジ状接合部5,5を載置面45,45に合わせ、手動又は図示しない駆動装置により、移動体62を下方に回動し、各ノズル体21の噴射口23を、吸引口43とは反対側の接合部5上面に当てる。この場合、噴射口23からの噴射物が噴射口と接合部5上面との間から逃げない程度に、先端部22に接合部5に押し当てることができる。そして、第1実施形態と同様な手順により、気体供給手段28を駆動して各ノズル体21の噴射口23から高圧空気を噴射すると、この高圧空気が、硬化樹脂を含浸させた被覆体3の接合部5を通って該接合部5に通気路51を形成する。次に、各インジェクター31を駆動して硬化用液体たる水を各ノズル体21に供給し、電熱ヒータ24によりその水を加熱し、蒸気を発生させ、水が膨張した蒸気が噴射口23から噴射され、この蒸気流が通気路51を通って接合部5の通気路51箇所に供給される。この場合、電熱ヒータ24を連続駆動してノズル体21の内部を所定温度に保って供給された水を蒸気に換えてもよい。また、蒸気と気体供給手段28から送られてきた高圧空気との混合流を、噴射口23から接合部5に噴射するようにしてもよい。また、蒸気流又は混合流の噴射時には、真空吸引手段44を作動して吸引することにより、混合流の通過をスムーズに行うことができる。そして、混合流の噴射後、必要に応じて、気体供給手段28を駆動して噴射口23から高圧空気を噴射し、接合部5の余分な水を飛ばすようにしてもよい。その後、手動又は図示しない駆動装置により、移動体62を上方に回動し待機位置とし、同様の工程を繰り返す。このように複数のノズル体21などを同時に駆動し、1度に接合部5への硬化用液体の供給を行うことができる。
【0064】
このように本実施形態においても、上記第1実施形態と同様な作用・効果を奏する。また、この例の製造装置は、作業部たる作業台45に設けられた複数の吸引口43と、これら複数の吸引口43に対応して設けられ作業台45に配置した接合部5に対して進退自在に設けられた複数のノズル体21とを備えるから、接合部5を複数箇所で効率良く固定することができる。
【0065】
図13は発明の第3実施形態を示し、上記第1実施形態と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して上述すると、同図に示すように、ノズル体21の先端部22に別体の筒体81を設け、この筒体81により噴射口23を構成しており、筒体81の先端が突き当て部となり、この例においては、筒体81のみを非粘着性を有するフッ素樹脂として該筒体81に非粘着部22Aを設けることができ、ノズル体21を安価に製造することができる。
【0066】
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、実施形態ではシートサポートに用いるものの例を示したが、靴底に敷く靴底サポータなどにも適用可能である。また、実施形態では、被覆材が2枚重なった部分を例に説明したが、重合部は3枚以上でもよいことは言うまでもない。さらに、重合部たる中央接合部を硬化用液体の供給により固定することができる。また、実施形態では、硬化用液体をノズル体内で加熱手段により加熱したが、ノズル体に供給する前に硬化用液体を外部の加熱手段により加熱してもよい。
【0067】
【発明の効果】
請求項1の発明は、柔軟性を有するクッション体を、硬化樹脂を含浸させたシート状の被覆体で被覆し、身体の部分に当接させその部分に合致した形状に硬化させて使用され、前記被覆体の重合部に硬化用液体を供給して該重合部を固定する身体サポート具の製造方法であって、前記重合部一側から前記硬化用液体を噴射供給し、この噴射供給に対応して前記重合部他側で吸引する製造方法であり、設備費などのコストを抑え、重合部の固定作業を簡易に行うことができる身体サポート具の製造方法を提供できる。
【0068】
また、請求項2の発明は、前記硬化用液体を噴射して供給する前に、前記重合部一側から前記気体を噴射する製造方法であり、設備費などのコストを抑え、重合部の固定作業を簡易に行うことができる身体サポート具の製造方法を提供できる。
【0069】
請求項3の発明は、柔軟性を有するクッション体を、硬化樹脂を含浸させたシート状の被覆体で被覆し、身体の部分に当接させその部分に合致した形状に硬化させて使用される身体サポート具の製造に用いられ、前記被覆体の重合部に硬化用液体を供給して該重合部を固定する製造装置であって、ノズル体と、このノズル体に設けられた硬化用液体を噴射供給する噴射口と、前記重合部に噴射供給された硬化用液体を、該重合部の反供給側から吸引する吸引手段とを備える製造装置であり、設備費などのコストを抑え、重合部の固定作業を簡易に行うことができる身体サポート具の製造装置を提供できる。
【0070】
また、請求項4の発明は、前記ノズル体には、前記重合部との突き当て部に前記硬化樹脂と非粘着性を有する非粘着部を設けた製造装置であり、設備費などのコストを抑え、重合部の固定作業を簡易に行うことができる身体サポート具の製造装置を提供できる。
【0071】
また、請求項5の発明は、前記吸引手段には、前記重合部との接触部に前記硬化樹脂と非粘着性を有する非粘着部を設けた製造装置であり、設備費などのコストを抑え、重合部の固定作業を簡易に行うことができる身体サポート具の製造装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示すもので、身体サポート具の斜視図である。
【図2】同上、身体サポート具の正面図である。
【図3】同上、身体サポート具のA−A線断面図である。
【図4】同上、身体サポート具の使用状態の斜視図である。
【図5】同上、身体サポート具の使用状態の縦断面図である。
【図6】同上、身体サポート具の使用状態の横斜視図である。
【図7】同上、重合部にノズル体を当てる前の製造装置の断面説明図である。
【図8】同上、重合部にノズル体を当てた後の製造装置の断面説明図である。
【図9】同上、硬化用液体供給手段の要部の断面図である。
【図10】本発明の第2実施形態を示す製造装置の斜視図である。
【図11】同上、製造装置の要部の断面説明図である。
【図12】同上、製造装置を用いるドライルームの断面図である。
【図13】本発明の第3実施形態を示す製造装置の断面説明図である。
【符号の説明】
1 身体サポート具
2 クッション体
3 被覆体
4 中央接合部(重合部)
5 フランジ状接合部(重合部)
21 ノズル体
22 先端部(突き当て部)
23 噴射口
24 電熱ヒータ(加熱手段)
24A コネクタ
41 吸引装置(吸引手段)
42 載置面
42A 接触部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is used when seated on a seat such as a seat or a chair, and can maintain a shape that matches the seating shape (body shape) of the user and can provide a fit according to the individual body shape of the user. Manufacturing method and manufacturing apparatus for body support devices such as shoe sole support that can hold a seat support or a shoe sole in a shape that matches the shape of the sole of the user to obtain a fit according to the individual foot of the user About.
[0002]
[Problems to be solved by the invention]
For example, various automobile seats are made to fit the average user, so some users may have a slightly poor fit.
[0003]
In view of such circumstances, various body support devices (seat supports) have been proposed as means for solving this, and some have already been put into practical use.
[0004]
The present inventor further pursues the practicality of such a body support device, can maintain a shape that matches the seating shape of the user, and is flexible so that it can be easily and easily configured. The present invention has invented a seat support which is used by covering a cushion body having a sheet-like covering body impregnated with a cured resin, and abutting against a body part and curing it in a shape matching the part (Japanese Patent Application No. 11- 3116012).
[0005]
The above-mentioned invention can be easily formed into a user's individual sitting shape (body shape), and the body support device is a cushion body in which the covering body is cured and retains the shape, but the contents are flexible. Therefore, not only it is hard but also moderate flexibility can be obtained, and good holdability and sitting comfort can be obtained. In addition, the cushion body is simply covered with a covering body impregnated with a cured resin. Therefore, this configuration is a configuration that can be easily designed and realized, and is an epoch-making body support device that exhibits excellent effects such as being able to provide an inexpensive product with excellent mass productivity.
[0006]
By the way, since the body support device covers the cushion body with the sheet-like covering body, it is necessary to fix the overlapped portion where the edges of the covering body are overlapped. Etc. are used. However, since such a stapler is mainly handled manually, it is difficult to deal with automation in the manufacturing process, and since the covering is hardened by moisture, it is easily restricted by the work. It has been desired to develop a suitable method for fixing the overlapping portion.
[0007]
Then, an object of this invention is to provide the manufacturing method of the body support tool which can suppress costs, such as installation expenses, and can perform the fixing operation | work of a superposition | polymerization part easily, and its manufacturing apparatus.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In the invention of
[0009]
According to the first aspect of the present invention, the coverings stacked in the polymerization portion are cured and fixed to each other by the curing liquid supplied to the polymerization portion. Thus, the fixing operation can be performed using only the curing liquid, and the workability can be improved. Moreover, the pinching member conventionally used for fixing becomes unnecessary, and the number of components can be reduced.
[0010]
Also, Since the curable liquid is pumped with directionality by jetting, the curable liquid can be efficiently supplied to the necessary portions. Therefore, the curing liquid can be supplied only to a portion to be fixed, and other portions are not cured by the influence of the curing liquid.
[0011]
further, By sucking the supplied curing liquid from the other side, it is possible to supply the curing liquid to the polymerization part well, and at the same time, more reliably prevent the curing liquid from entering the periphery of the fixed part. Can do.
[0012]
[0013]
Furthermore, according to the structure of this
[0014]
[0015]
This
[0016]
Also, By sucking the supplied curing liquid from the other side, the curing liquid can penetrate well into the polymerization part, and at the same time, more reliably prevent the curing liquid from entering the periphery of the fixed part. be able to.
[0017]
[0018]
This
[0019]
[0020]
This
[0021]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a first embodiment of the body support device of the present invention will be described in detail with reference to FIGS. As shown in FIGS. 1 to 3, the
[0022]
The flange-shaped
[0023]
In the
[0024]
Further, the
[0025]
The
[0026]
As shown in FIGS. 4 and 5, the
[0027]
Next, as a characteristic configuration of the present invention, a fixing structure in the flange-like
[0028]
The
[0029]
The curing liquid supply means 26 can be provided with an
[0030]
Accordingly, when the
[0031]
When the curing liquid is water, the connecting portion 36 can be connected to a general water supply for household use by a hose or the like, and by controlling the opening and closing time of the
[0032]
The present invention further includes a
[0033]
The operation of the above configuration will be described. On the work table 45, the lower surface which is the other side in the overlapping direction of the flange-like
[0034]
Next, a predetermined amount of curing liquid water is supplied from the curing liquid supply means 26 to the
[0035]
Thereafter, the
[0036]
Then, by supplying such water, a cured
[0037]
In actual use, first, the
[0038]
Subsequently, when the body U is pressed and deformed while the user U is seated, the
[0039]
In this way, it is possible to easily form the
[0040]
In addition, since the
[0041]
Furthermore, in the past, an attempt was made to obtain a
[0042]
In addition, since the
[0043]
Thus, in this embodiment, corresponding to claim 1, the
[0044]
Moreover, in this embodiment, , Hard Since the water as the liquefying liquid is supplied by pressure, the supply efficiency can be improved as compared with the dripping supply possible in the first aspect.
[0045]
Further, in this embodiment, the
[0046]
Furthermore, in this embodiment, , Hard Since the water which is the chemical liquid is heated and then supplied, the curing time of the fixing portion of the flange-like joint 5 can be shortened by heating.
[0047]
Furthermore, in this embodiment, , Hard Since the gas is mixed with the water that is the liquefying liquid, the water can be supplied to the
[0048]
Furthermore, in this embodiment, the
[0049]
Furthermore, in this embodiment, the
[0050]
Thus, in this embodiment, the
[0051]
Moreover, in this embodiment, This Since the gas supply means 28 for pressure-feeding the gas to the
[0052]
Moreover, in this embodiment, The fountain Since it is provided with heating means that heats water as a curing liquid or gas that is jetted from the
[0053]
Further, in this embodiment, the
[0054]
Further, in this embodiment, the
[0055]
Further, in this embodiment, the
[0056]
In addition, as an effect on the embodiment, since moisture-curing resin is used, water may be used for fixing the
[0057]
10 to 12 show a second embodiment of the present invention. The same reference numerals are given to the same parts as those in the first embodiment, and the detailed description thereof is omitted. As shown in FIG. The mounting
[0058]
In addition, a moving
[0059]
A high-pressure
[0060]
An
[0061]
Further, a
[0062]
As shown in FIG. 12, the work table 45 is disposed in a
[0063]
Then, the
[0064]
Thus, also in this embodiment, there exists an effect | action and effect similar to the said 1st Embodiment. In addition, the manufacturing apparatus of this example has a plurality of
[0065]
FIG. 13 shows a third embodiment of the invention. The same reference numerals are given to the same parts as those of the first embodiment, and the detailed description thereof is omitted. As shown in FIG. A separate
[0066]
In addition, this invention is not limited to the said embodiment, A various deformation | transformation implementation is possible. For example, although an example of what is used for the seat support is shown in the embodiment, the present invention is also applicable to a shoe sole supporter laid on the shoe sole. In the embodiment, the portion where two coating materials overlap each other has been described as an example, but it goes without saying that the number of overlapping portions may be three or more. Furthermore, the central joint as the overlapping portion can be fixed by supplying the curing liquid. In the embodiment, the curing liquid is heated by the heating means in the nozzle body. However, the curing liquid may be heated by an external heating means before being supplied to the nozzle body.
[0067]
【The invention's effect】
In the invention of
[0068]
Also,
[0069]
[0070]
[0071]
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a body support device according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a front view of the body support device.
FIG. 3 is a cross-sectional view taken along line AA of the body support device.
FIG. 4 is a perspective view of the use state of the body support device.
FIG. 5 is a longitudinal sectional view of the body support device in use as in the above.
FIG. 6 is a side perspective view of the body support device in use.
FIG. 7 is a cross-sectional explanatory view of the manufacturing apparatus before applying the nozzle body to the overlapping portion.
FIG. 8 is a cross-sectional explanatory view of the manufacturing apparatus after the nozzle body is applied to the overlapping portion.
FIG. 9 is a cross-sectional view of the main part of the curable liquid supply means.
FIG. 10 is a perspective view of a manufacturing apparatus showing a second embodiment of the present invention.
FIG. 11 is an explanatory cross-sectional view of the main part of the manufacturing apparatus.
FIG. 12 is a cross-sectional view of a dry room using the manufacturing apparatus.
FIG. 13 is an explanatory cross-sectional view of a manufacturing apparatus showing a third embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Body support equipment
2 Cushion body
3 Cover
4 Center joint (overlapping part)
5 Flange joint (overlapping part)
21 Nozzle body
22 Tip (butting part)
23 Injection port
24 Electric heater (heating means)
24A connector
41 Suction device (suction means)
42 Placement surface
42A Contact part
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