JP3726021B2 - Subscriber line reset device - Google Patents
Subscriber line reset device Download PDFInfo
- Publication number
- JP3726021B2 JP3726021B2 JP2000394267A JP2000394267A JP3726021B2 JP 3726021 B2 JP3726021 B2 JP 3726021B2 JP 2000394267 A JP2000394267 A JP 2000394267A JP 2000394267 A JP2000394267 A JP 2000394267A JP 3726021 B2 JP3726021 B2 JP 3726021B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- line
- subscriber line
- reset
- circuit
- subscriber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Devices For Supply Of Signal Current (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Telephonic Communication Services (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル回線の通信線に接続されるデジタル加入者系の回線終端装置(以下DSUという)が内蔵された通信機器(ターミナルアダプタ/G4ファクシミリ/TV電話/移動通信基地局装置等、以下TEという)に関し、特にDSUを内蔵するTEと電話局との参照点であるU点に設置され、移動通信基地局装置等のISDN回線において、自律的に加入者線をリセットして、特に落雷時のDSUのハングアップを改善する機能を有する加入者線リセット装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ISDNは、加入者と電話局との参照点のU点と、TE(ターミナルアダプタ、G4ファクシミリ、TV電話、無線基地局装置等)側の参照点のS/T点がある。この間にDSUを介して、電話局からの2線式メタル回線(以下加入者線という)を4線式メタル回線に変換している。日本ではピンポン伝送方式を採用しているが、欧米では伝送距離が長くなるという特徴があるためエコーキャンセラー方式を採用している。
【0003】
ISDN網の基本インタフェースの構造は、64kbpsの伝送速度を持つ2つのユーザー情報転送用Bチャネルと、16kbpsの速度を持つ信号情報転送用のDチャネル、即ち2B+Dよりなる。尚、専用回線の場合はDチャネルは無く2Bとなる。S/T点において、あたかも物理的に3つのチャネルが並存しているかのように見えるが、実際には2B+Dの3チャネルが時分割多重化されている。加入者線としては2本のメタリックケーブルが存在するだけで、これを用いて双方向のデジタル伝送が実現する。
【0004】
このようなDSUは、一般的に通信線又は電源線から雷サージが侵入して故障となりやすいのは周知の事実ではあるが、近年その対策が要求されている。
【0005】
この要請に応えるために、例えば、特開平11−41798号公報に開示されているように、DSUに対して、雷防護アダプタ(以下LPという)を加入者と電話局との参照点のU点に設置して、通信線又は電源線から侵入した雷サージを接地線又は交流電源線に放流し、落雷によるDSU誤動作や内部抵抗溶断(回線断)を保護することが提案されている。この先行技術文献に開示された手法を明確にすべく、以下図3を参照して説明する。
【0006】
図3において、筺体106は、移動通信基地局装置等にてDSU101、TE103、LP105を一体にした筺体を示す。加入者保安器(以下ARRという)107は加入者線引き込み部に設けられるものであり通常は電柱や壁面に設置される。R1〜R6は過大な電流がDSU内部回路102やTE内部回路104に流入するのを防止するための抵抗、Z1〜Z12は避雷素子でありガス入り放電管やバリスタやPNPN半導体素子などが用いられる。
【0007】
DSU内部回路102やTE内部回路104が受ける雷害は、その殆どが、屋外の加入者線や電源線に誘導した雷サージが加入者線から電源線へ流出する時、又は電源線から加入者線に流出する時に発生する。このため、通常、DSU101内には避雷素子Z1〜Z7を実装しており、LP105を接続しなくても、これらの避雷素子が動作して雷サージのバイパス経路を構成し、DSU内部回路102やTE内部回路104の故障を防止できるように設計している。
【0008】
しかし、多雷地域などでは、これらの避雷素子が内蔵されていても、過大な雷サージ電流が流入するとこれらの避雷素子を破壊してしまうことがある。このため、さらに図3のようなLP105を接続して、DSU内部回路102やTE内部回路104のバイパス回路を付加する対策が行われている。
【0009】
図3のLP105は、内部に加入者線側の避雷素子Z8、Z9、及び電源線側の避雷素子Z10、Z11を実装しており、雷サージに対して、DSU101の避雷素子の直列回路より低い電圧で加入者線と電源線の間をバイパスできるように設計されている。
【0010】
通常、DSU101の避雷素子Z4〜Z7は加入者線の直流給電電圧等を考慮して動作開始電圧135V〜195Vのものが用いられる。このため、LP105の加入者線側の避雷素子Z8、Z9には動作開始電圧200V〜300V(<135V+200V)、電源線側の避雷素子Z10、Z11には動作開始電圧300V〜1kV(<300V〜2kV)の避雷素子を用いる。このようにすれば、雷害の最も多い加入者線〜電源線の間の雷防護に関しては、DSU101の避雷素子が動作する前にLP105の避雷素子が動作して、雷サージ電流をLP105の方に流すことができ(図3の点線矢印)、DSU101やTE103の被害を減少することが可能である。
【0011】
しかし、このような対策を施しても、製造ばらつき等によって避雷素子Z4、Z5とZ6、Z7の間や、避雷素子Z8とZ9の間などに動作特性のばらつきが生じるのは避けられず、加入者線L1とL2の間にサージ電圧が生じることがある。この加入者線L1とL2の間に発生するサージ電圧の対策として、DSU101に避雷素子Z1(動作開始電圧110V程度)が挿入されているが、避雷素子Z1が動作すると雷サージ電流がL1、R1、R2、L2のように流れることとなり、その電流が大きいと今度は抵抗R1、R2(15Ω程度)が溶断して回線断という故障が発生してしまう問題がある。又、避雷素子Z1が動作しないような低いサージ電圧の場合でも、DSU内部回路102にサージが侵入して回路自体が誤動作するという問題も発生している。
【0012】
従来の技術では、このような加入者線L1とL2の間のサージ電圧によって、DSU101が誤動作したり、DSU101内の抵抗が溶断して回線断となる問題を解決するために、LP105において、加入者線の2線間にZ12を挿入して雷サージのバイパス回路を構成している。このZ12は、双方向性2極サイリスタやアバランシェダイオードやツェナーダイオードなどの動作開始電圧が155V以下のものである。
【0013】
又、従来の技術では、LP105をアナログ回線でも使用できるようにするため、避雷素子Z8、Z9の動作開始電圧の下限値をアナログ回線のダイヤル信号でも問題とならない125V以上としている。即ち、アナログ回線では、電話を呼び出すダイヤル信号により75±8V(実効値)=117V(ピーク値)の電圧が加わるからである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この技術では、避雷素子の動作開始電圧が125V以上であるため、それ以下の雷サージが侵入した場合、LPを挿入しても、DSUが誤動作するという問題がある。DSUの誤動作として、DSUがハングアップする現象があり得る。
【0015】
さらには、避雷素子の動作開始電圧を125V以上より低い値とすることは、前述のようにアナログ回線に影響が出てしまう。若しくは、デジタル回線であっても加入者線電圧(オープン:上限電圧約60V)に近くなり誤動作しやすくなる。このため、避雷素子による改善には限界があるという問題もある。
【0016】
又、DSUがハングアップして伝送路が不通となった場合、移動通信基地局装置等は即時に現地に駆け付けるのが困難なため、伝送事業者からループ試験をすることにより、一時的に回線への直流給電電圧が除去されることより、DSUのハングアップが復旧して正常運用とすることができる。但し、この時、他の移動通信事業者の移動通信基地局装置も同様な状況であり、伝送事業者からのループ試験の順番待ちとなり、復旧するまでかなりの時間を要してしまう。
【0017】
本発明の主な目的は、移動通信基地局等において、伝送事業者のループ試験に代わる機能として、自律的に加入者線をリセット(切断/接続、又は短絡/開放)をしてやれば順番待ちをせずに早く復旧できるため、本装置を加入者と電話局との参照点のU点に設置し、特に落雷時のDSUのハングアップを改善する機能を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明による加入者線リセット装置は、加入者と電話局との参照点のU点に、DSUのハングアップを検出してリレーによりリセット(切断/接続、又は短絡/開放)する機能を設けたことを特徴としている。この課題を解決する手段を明確にすべく、特開平10−210147号公報に開示された「信号検出回路」の内容を引用しながら、その「信号検出回路」の構成を示す図4を参照しながら説明する。
【0019】
図4において、DSU101は、電話局214から送られてくるAMI符号等の伝送路符号と電源電力とを分離する電力分離フィルタ202を有している。前記電力分離フィルタ202の信号側端子には、U点側送信トランス203及びU点側受信トランス204を介して信号処理部205が接続されている。信号処理部205は、波形等化やタイミング抽出等を行う終端回路206と、終端回路206に接続されTE103とのインタフェースを行うインタフェース回路207とを有している。インタフェース回路207は、S/T点側送信トランス208及びS/T点側受信トランス209が接続され、これらのS/T点側送信トランス208の送信端子RA、RB及びS/T点側受信トランス209の受信端子TA、TBに、4線式メタル回線を介してTE103が接続されている。S/T点側受信トランス209の2次側端子LPA、LPBには、TE103から送られてくるアナログINFO1信号を検出する信号検出回路210が接続されている。
【0020】
一方、電力分離フィルタ202の電力側端子には、信号検出回路210の出力信号によってオン状態になるループスイッチ212と抵抗211が接続されると共に、DC/DC変換部213が接続されている。DC/DC変換部213は、電話局214から送られてくる直流電力に基づき、信号処理部205及び信号検出回路210を駆動するための直流電圧Vo1(例えば、5V)と、4線式メタル回線を介してTE103への駆動用の直流電圧Vo2(例えば、40V)とを出力する回路である。電話局214内には、局内回線終端盤(以下OCUという)215等が設置されている。OCU215は、終端回路217、及び電流供給回路216等を有している。
【0021】
ISDN基本インタフェースでは、非通信時でのTE103とDSU101の消費電力を低減することを目的として、通信時のみ信号処理部205内のインタフェース回路207等を起動し、非通信時にはTE103及びDSU101の機能を停止する呼ごとの起動・停止が可能となる構成がとられている。TE103から信号処理部205内のインタフェース回路207等を起動するには(発呼起動)、TE103からアナログINFO1信号と呼ばれる起動信号をDSU101に送出する。
【0022】
又、電話局214から信号処理部205内のインタフェース回路207等を起動するには(着呼起動)、OCU215によって給電極性をノーマル給電(加入者線L1側の電圧がL2側に比べて高い状態)からリバース給電(加入者線L2側の電圧がL1側に比べて高い状態)に転極する必要がある。
【0023】
一般に、DSU101はTE103からの発呼起動を信号検出回路210で検出すると、次のような動作を行う。TE103からの発呼信号(アナログINFO1信号)を信号検出回路210が検出すると、この信号検出回路210の出力信号によってループスイッチ212がオン状態となり、加入者線L1、電力分離フィルタ202、抵抗211、ループスイッチ212、電力分離フィルタ202、及び加入者線L2の経路で直流のループ電流が流れる。OCU215では、そのループ電流を検出すと、給電極性をノーマル極性からリバース極性とし、電流供給回路216から定電流を加入者線を通してDSU101へ供給する。
【0024】
DSU101は、OCU215からの上限電圧約60Vの電圧を持つ定電流供給にて、DSU内部回路102の負荷により約28Vに下がり通常運用されるが、この運用状態にて加入者線L1、L2間に50V前後を超えた電圧が入力されると、DSU101の加入者線の入力インピーダンスが上がり、過給電を保護する。この時、DSU101は、加入者線からの給電を受けられず、停止状態となる。
【0025】
又、OCU215は、定電流給電を行うため、負荷インピーダンスに比例して供給電圧が上昇する(上限電圧約60V)。このため、落雷時には下記の▲1▼〜▲5▼に述べる動作となりDSU101がハングアップする恐れがある。
【0026】
▲1▼ 落雷により、加入者線L1、L2間に50V前後を超えた電圧が入力される。
▲2▼ その瞬間、DSU101の加入者線側の入力インピーダンスが上がり、過給電を保護する。
▲3▼ 一方、OCU215は、定電流給電を行うため、負荷インピーダンスに比例して供給電圧が上昇する。(上限電圧約60V)
▲4▼ 落雷による誘導電圧が無くなった後も、OCU215の供給電圧が高いため、▲2▼と同様となり、DSU101の加入者線の入力インピーダンスは高いままとなる。
▲5▼ DSU101の加入者線の入力インピーダンスが高いため、▲3▼と同様となり、OCU215の供給電圧は高いままとなる。
よって、▲4▼、▲5▼の繰り返しとなり、DSU101のハングアップ状態が保持される。
【0027】
このハングアップを解決するには、▲4▼、▲5▼の段階(落雷後のDSU101のハングアップ時)に、加入者線をリセット(切断/接続、又は短絡/開放)し、DSU101の加入者線の入力インピーダンスを下げることが得策である。DSU101の加入者線の入力インピーダンスが下がると、OCU215の供給電圧も下がり、正常運用が可能となる。
【0028】
尚、リセット方法にて、切断/接続はOCU215からの給電停止となるため、DSU101の加入者線の入力インピーダンスが下がることはいうまでも無いが、短絡/開放は前記の発呼信号の動作となりOCU215では給電極性をノーマル極性からリバース極性に切り替わり、一時的に回線への直流給電電圧が除去されることより、DSU101の加入者線の入力インピーダンスが下がる。
【0029】
異常の問題点を解消する具体的な手段としては、デジタル回線の通信線に接続されるデジタル加入者系のDSU(101)を内蔵するTE(103)と電話局(214)との参照点であるU点に加入者線リセット装置(108)を設置することである。この加入者線リセット装置(108)は、所定時間に渡って加入者線の電圧値又は電流値が所定の正常値であるか否かを監視し、DSU(101)がハングアップした時、ハングアップによる回線断を検出するハングアップ検出回路(113)と、加入者線をリセット(切断/接続又は短絡/開放)するリレー回路(109)と、リレー回路(109)のリセット動作を制御する制御回路(110)を有する。ハングアップ検出回路(113)によって回線断が検出された場合には、制御回路(110)は、雷サージにてDSU(101)がハングアップしたものと判断し、リレー回路(109)を制御し、リセット動作させる。
【0030】
【作用】
従って、上記構成を有する加入者線リセット装置によれば、落雷(特に50V前後を超える雷サージ)にてDSU(101)が誤動作、即ちDSU(101)がハングアップしても、自律的に正常運用に復旧するという効果が得られる。又、加入者線リセット装置は、DSU101そのものの過給電保護特性を向上させる手段ではないため、特に移動通信基地局装置等の場合、既に設置した回線終端装置を交換する必要が無いという効果が得られる。
【0031】
【発明の実施の形態】
本発明の上記及び他の目的、特徴及び利点を明確にすべく、以下添付した図面を参照しながら、本発明の実施の形態につき詳細に説明する。
【0032】
図1は本発明の一実施の形態に係る加入者線リセット装置の構成を示すブロック図である。図1において、筺体106は、移動通信基地局装置等にて回線終端装置(以下、DSUと呼ぶ。)101、通信機器(以下、TEと呼ぶ。)103、雷防護アダプタ(以下、LPと呼ぶ。)105を一体にした筺体を示す。加入者保安器(以下、ARRと呼ぶ。)107は加入者線引き込み部に設けられるものであり通常は電柱や壁面に設置される。
【0033】
R1〜R6は過大な電流がDSU内部回路102やTE内部回路104に流入するのを防止するための抵抗、Z1〜Z12は避雷素子でありガス入り放電管やバリスタやPNPN半導体素子などが用いられる。DSU101内には避雷素子Z1〜Z7を実装しており、さらにLP105を接続して、DSU内部回路102やTE内部回路104のバイパス回路を付加する対策が行われている。LP105は、内部に加入者線側の避雷素子Z8、Z9、及び電源線側の避雷素子Z10、Z11を実装しており、さらに加入者線の2線間にZ12を挿入して雷サージのバイパス回路を構成している。
【0034】
加入者線リセット装置108はデジタル回線の通信線に接続されるデジタル加入者系のDSU101を内蔵するTE103と電話局(図4における214)との参照点であるU点に設置される。加入者線リセット装置108は、リレー回路109、制御回路110、サージ回路111、電源回路112、及びハングアップ検出回路113を有して構成される。移動通信基地局装置等の場合、既存の電源装置等の付帯収容箱に後から設置することを考慮されている。そのため、設置スペースを多くとらないよう小型化され、且つ両面テープ又は面ファスナーで自重を支えられる程度の質量に抑えられている。尚、既存の電源装置等の付帯収容箱に設置されるため、基本的には防水性を持たないが、オプションとして防水性のある筺体としてもよく、既存の電源装置等の付帯収容箱とは別にも設置できる。
【0035】
ハングアップ検出回路113は、数秒レベルの所定時間に渡って加入者線の電圧値又は電流値が所定の正常値であるか否かを監視し、DSU101がハングアップした時、ハングアップによる回線断を検出する。リレー回路109は、加入者線をリレーにてリセット(切断/接続又は短絡/開放)する。制御回路110はリレー回路109のリセット動作を制御する。高寿命のリレーにて構成され、加入者線を切断/接続、又は短絡/開放する。
【0036】
電源回路112は、リレー回路109、制御回路110、及びハングアップ検出回路113を駆動するための回路であり、単電圧若しくは複数電圧のコンパチブルとなる。加入者線による給電に頼らず、独立した電源で装置に供給する。
【0037】
サージ回路111は、LP105と同等であり、通信線又は電源線から侵入した雷サージを接地線又は交流電源線に放流する。そのため、リレー回路109、制御回路110、電源回路112、及びハングアップ検出回路113を保護するだけでなく、システム全体として、より耐雷性を向上することができる。前記リレーが短絡/開放の場合、加入者線リセット装置108内部に配線される加入者線を除き、活線状態にて装置交換が可能となる。
【0038】
ハングアップ検出回路113によって回線断が検出された場合には、制御回路110は、雷サージにてDSU101がハングアップしたものと判断し、リレー回路109を制御し、リセット動作させる。
【0039】
次に、本実施の形態の動作につき説明する。まず、DSU内部回路の動作について、特開平10−210147に開示された「信号検出回路」の内容を引用しながら、図4のブロック図を用いて説明する。図4において、DSU101は、電力分離フィルタ202を有しており、電力分離フィルタ202の信号側端子には、U点側送信トランス203及びU点側受信トランス204を介して信号処理部205が接続されている。信号処理部205は、終端回路206とインタフェース回路207とを有している。インタフェース回路207は、S/T点側送信トランス208及びS/T点側受信トランス209が接続され、これらのS/T点側送信トランス208の送信端子RA、RB及びS/T点側受信トランス209の受信端子TA、TBに、4線式メタル回線を介してTE103が接続されている。S/T点側受信トランス209の2次側端子LPA、LPBには、信号検出回路210が接続されている。
【0040】
一方、電力分離フィルタ202の電力側端子には、ループスイッチ212と抵抗211が接続されると共に、DC/DC変換部213が接続されている。DC/DC変換部213は、電話局214から送られてくる直流電力に基づき、信号処理部205及び信号検出回路210を駆動するための直流電圧Vo1(例えば、5V)と、4線式メタル回線を介してTE103への駆動用の直流電圧Vo2(例えば、40V)とを出力する回路である。電話局214内には、OCU215等が設置されている。前記OCU215は、終端回路217、及び電流供給回路216等を有している。
【0041】
ISDN基本インタフェースでは、非通信時でのTE103とDSU101の消費電力を低減することを目的として、通信時のみ信号処理部205内のインタフェース回路207等を起動し、非通信時にはTE103及びDSU101の機能を停止する呼ごとの起動・停止が可能となる構成がとられている。着呼起動するには、OCU215によって給電極性をノーマル給電からリバース給電に転極する必要がある。発呼起動するには、TE103からの発呼信号を信号検出回路210が検出すると、この信号検出回路210の出力信号によってループスイッチ212がオン状態となり、加入者線L1、電力分離フィルタ202、抵抗211、ループスイッチ212、電力分離フィルタ202、及び加入者線L2の経路で直流のループ電流が流れる。OCU215は、そのループ電流を検出すると、給電極性をノーマル極性からリバース極性とし、電流供給回路216から定電流を加入者線を通してDSU101へ供給する。
【0042】
DSU101は、OCU215からの上限電圧約60Vの電圧を持つ定電流供給にて、DSU内部回路102の負荷により約28Vに下がり通常運用されるが、この運用状態にて加入者線L1、L2間に50V前後を超えた電圧が入力されると、DSU101の加入者線の入力インピーダンスが上がり、過給電を保護する。この時、DSU101は、加入者線からの給電を受けられず、停止状態となる。
【0043】
又、OCU215は、定電流給電を行うため、負荷インピーダンスに比例して供給電圧が上昇する(上限電圧約60V)。このため、落雷時には下記の▲1▼〜▲5▼の動作となりDSU101がハングアップする恐れがある。
【0044】
▲1▼落雷により、加入者線L1、L2間に50V前後を超えた電圧が入力される。
▲2▼その瞬間、DSU101の加入者線側の入力インピーダンスが上がり、過給電を保護する。
▲3▼一方、OCU215は、定電流給電を行うため、負荷インピーダンスに比例して供給電圧が上昇する。(上限電圧約60V)
▲4▼落雷による誘導電圧が無くなった後も、OCU215の供給電圧が高いため、▲2▼と同様となり、DSU101の加入者線の入力インピーダンスは高いままとなる。
▲5▼DSU101の加入者線の入力インピーダンスが高いため、▲3▼と同様となり、OCU215の供給電圧は高いままとなる。
よって、▲4▼、▲5▼の繰り返しとなり、DSU101のハングアップ状態が保持される。
【0045】
このハングアップを解決するには、▲4▼、▲5▼の段階(落雷後のDSU101のハングアップ時)に、加入者線をリセット(切断/接続、又は短絡/開放)し、DSU101の加入者線の入力インピーダンスを下げることが得策である。DSU101の加入者線の入力インピーダンスが下がると、OCU215の供給電圧も下がり、正常運用が可能となる。尚、リセット方法にて、切断/接続はOCU215の給電停止となるため、DSU101の加入者線の入力インピーダンスが下がることはいうまでも無いが、短絡/開放は前記の発呼信号の動作となりOCU215では給電極性をノーマル極性からリバース極性に切り替わり、一時的に回線への直流給電電圧が除去されることより、DSU101の加入者線の入力インピーダンスが下がる。
【0046】
上記した原因により生ずるハングアップを解決するためには、加入者線をリセット(切断/接続、又は短絡/開放)し、DSU101の加入者線の入力インピーダンスを下げることが必要であることに着目した結果、本発明が提案されたのである。
【0047】
以下、加入者線リセット装置108の動作について述べる。ハングアップ検出回路113は、数秒レベルの所定時間に渡って加入者線の電圧値又は電流値が所定の正常値であるか否かを監視し、DSU101がハングアップした時、ハングアップによる回線断を検出する。ハングアップ検出回路113によって回線断が検出された場合には、制御回路110は、雷サージにてDSU101がハングアップしたものと判断し、リレー回路109を駆動制御し、リセット動作させ、加入者線を切断/接続、又は短絡/開放する。
【0048】
DSU101のハングアップは加入者線の電圧又は電流にて検出するのであるが、さらにDSU101がハングアップした場合と、それ以外の回線断(加入者線が物理的に短絡/断線した場合、OCU215が故障又はハングアップした場合、DSUが故障した場合等)を区別することで、リレー回路109の無駄な動作を無くし、リレー寿命への影響を防ぐことができる。DSU101のハングアップ以外の回線断を判断するために、検出タイマを設ける。ハングアップ検出回路113は、加入者線の電圧又は電流の監視を数秒レベルの所定時間に渡って行い、異常を検出してリレーを動作させた後、数分レベルの所定時間に渡って再度、加入者線の電圧又は電流の監視を行う。数回連続で異常を検出した場合、DSU101のハングアップ以外の回線断と判断し、リセット動作を一時停止する。所定時間はタイマとカウンタの組み合わせで決定してもよい。リセット動作一時停止の解除は、正常運転である約28V以下になると自動的に解除されるか、直流電源の再投入(若しくは電源スイッチのオフ/オン)にて解除される。
【0049】
従って、落雷(特に50V前後を超える雷サージ)にてDSU101が誤動作(DSU101がハングアップ)しても、自律的に正常運用に復旧するという効果が得られる。又、DSUのハングアップを任意時間(数秒レベル)に渡って判断するため、実際にハングアップに至らない様な短時間での回線異常に反応して不用意に加入者線をリセットしないという効果がある。さらには、この実施の形態では、移動通信基地局装置等の場合、電源装置等の付帯収容箱に後から設置することを考慮されているので、新たな収容箱等は不要となる。
【0050】
しかも、LP105と同等のサージ回路を設け、通信線又は電源線から侵入した雷サージを接地線又は交流電源線に放流するため、リセット回路109、制御回路110、及び電源回路112を保護するだけでなく、システム全体として、より耐雷性を向上することができるという効果もある。又、前記リレーが短絡/開放の場合、加入者線リセット装置108内部に配線される加入者線を除き、活線状態にて装置交換が可能となるという効果もある。
【0051】
尚、上記実施の形態では、加入者線リセット装置108として、複数回線の回路を一つの筺体としてもよい。又、リセットした回数をカウントし、モニタできることとしてもよい。又、加入者線状態を検出する手段は、加入者線に対し高インピーダンスでブランチさせるため、加入者線のインピーダンスに影響を与えないこととしてもよい。又、電源供給が断したり、内部回路に故障が発生しても、加入者線には影響を与えず、正常通信で継続できることとしてもよい。又、装置不具合発生時には、アラームを接点により外部に通知することができることとしてもよい。
【0052】
次に、本発明の他の実施の形態について述べる。その基本的構成は上記した構成と同様であるが、ハングアップ検出回路についてさらに工夫している。その構成を図2に示す。図2において、ハングアップ検出回路113に相当するものがここではTE103となる。DSU101がハングアップした場合、4線式メタル回線への信号も停止し、TE103にて回線断(以下RECという)を検出することができる。移動通信基地局装置等の場合、外部リセット端子を設けていることがあり、DSU101がハングアップし、TE103にてRECを検出した場合、その外部リセット端子を動作させ、加入者線リセット装置108内のリレー制御回路110を介して、リレー回路109を動作させる。
【0053】
又、DSU101がハングアップした場合と、それ以外の回線断(加入者線が物理的に短絡/断線した場合、OCU215が故障又はハングアップした場合、DSUが故障した場合等)を区別することで、リレー回路109の無駄な動作を無くし、リレー寿命への影響を防ぐことができる。TE103は、DSU101のハングアップ以外の回線断を判断するために、伝送路のレイヤ2の起動/停止を監視する。レイヤ2が起動している状態で、RECを検出した場合、DSU101のハングアップの可能性もあるとして、外部リセット端子(リレー回路109)を動作させる。
【0054】
その後、TE103が再起動する際、レイヤ2が停止している状態で数回連続でRECを検出した場合、DSU101のハングアップ以外の回線断と判断し、外部リセット端子(リレー回路109)の動作を無視する。この無視が解除されるのは、レイヤ2が起動している場合であるが、この場合、DSU101のハングアップ以外の回線断の原因を取り除くしかない。
【0055】
前記のRECの検出、外部リセット端子の動作、DSU101のハングアップ以外の回線断の判断等は、ソフトウェアにて制御するものとする。
【0056】
このように、本形態では、ソフトウェアにて制御するので変更が容易であり、さらに、動作条件の自由度が向上するという効果が得られる。
【0057】
本構成において、外部リセット端子は既存の端子を利用し、加入者線リセット装置108内のリレー制御回路110にて、既存のリセット目的への端子出力とリレー回路109動作に仕分けてもよい。又、TE103側から送信する既存のリセット目的への端子出力の仕分け信号等は、ソフトウェアにて制御としてもよい。
【0058】
尚、本発明が上記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように、本願発明によれば、DSUのハングアップを検出するという基本構成に基づき、自律的に加入者線をリセット(切断/接続、又は短絡/開放)することを実現した結果、下記の効果が得られる。
【0060】
(1)本装置を加入者と電話局との参照点のU点に設置し、落雷(特に50V前後を超えた雷サージ)にてDSUが誤動作(DSUがハングアップ)しても、自律的に正常運用に復旧するため、特に落雷時のDSUのハングアップを改善する効果が得られる。
【0061】
(2)移動通信基地局等において、DSUのハングアップを解除するための伝送事業者のループ試験に代わる機能として、自律的に加入者線をリセット(切断/接続、又は短絡/開放)するため、ループ試験の順番待ちをせずに早く復旧できるという効果が得られる。
【0062】
(3)設置スペースを多くとらないよう小型化され、且つ両面テープ又は面ファスナーで自重を支えられる程度の質量に抑えられており、且つ制御回路用として既設の電源装置の直流電源を利用するために低消費電力に抑えられているため、移動通信基地局装置等の場合、既存の電源装置等の付帯収容箱に後から設置することができるという効果が得られる。
【0063】
(4)基本的には防水性を持たないが、オプションとして防水性のある筺体としてもよく、既存の電源装置等の付帯収容箱とは別にも設置することができるという効果が得られる。
【0064】
(5)DSUがハングアップした場合と、それ以外の回線断(加入者線が物理的に短絡/断線した場合、OCUが故障又はハングアップした場合、DSUが故障した場合等)を区別することで、リレー回路の無駄な動作を無くし、リレー寿命への影響を防ぐことができるという効果が得られる。
【0065】
(6)DSUのハングアップを任意時間(数秒レベル)に渡って判断するため、実際にハングアップに至らない様な短時間での回線異常に反応して不用意に加入者線をリセットしないという効果が得られる。
【0066】
(7)LPと同等のサージ回路を設け、通信線又は電源線から侵入した雷サージを接地線又は交流電源線に放流するため、加入者線リセット装置の内部回路を保護するだけで無く、システム全体として、より耐雷性を向上することができるという効果が得られる。
【0067】
(8)前記リレーが短絡/開放の場合、加入者線リセット装置内部に配線される加入者線を除き、活線状態にて装置交換が可能となるという効果も得られる。
【0068】
(9)加入者線リセット装置として、複数回線の回路を一つの筺体としてもよいため、設置スペースを有効に活用することができるという効果が得られる。
【0069】
(10)TEにて、DSUのハングアップ検出(RECの検出)、外部リセット端子の動作、DSUのハングアップ以外の回線断の判断等を、ソフトウェアにて制御することもできるため、変更が容易であり、動作条件の自由度が向上するという効果が得られる。
【0070】
(11)外部リセット端子は既存の端子を利用し、加入者線リセット装置内のリレー制御回路にて、既存のリセット目的への端子出力と、リレー回路動作に仕分けてもよく、又、TE側から送信する、既存のリセット目的への端子出力の仕分け信号等は、ソフトウェアにて制御としてもよいため、既存の端子を有効に活用することができるという効果が得られる。
【0071】
(12)回線終端装置そのものの過給電保護特性を向上させる手段では無いため、特に移動通信基地局装置等の場合、既に設置した回線終端装置を交換する必要が無いという効果が得られる。
【0072】
(13)リセットした回数をカウントし、モニタできるため、落雷発生分布のデータ解析等に役立つという効果が得られる。
【0073】
(14)加入者線状態を検出する手段は、加入者線に対し高インピーダンスでブランチさせるため、加入者線のインピーダンスに影響を与えないという効果が得られる。
【0074】
(15)電源供給が断したり、内部回路に故障が発生しても、加入者線には影響を与えないため、装置不具合発生時も正常通信で継続できるという効果が得られる。
【0075】
(16)装置不具合発生時には、アラームを接点により外部に通知することができるため、装置不具合発生時も迅速に装置交換することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施形態を示すブロック図である。
【図3】従来の雷防護アダプタの一例の構成を示すブロック図である。
【図4】従来のISDN加入者線伝送系の概略のブロック図である。
【符号の説明】
101 回線終端装置(DSU)
102 回線終端装置(DSU)の内部回路
103 通信機器(TE)
104 通信機器(TE)の内部回路
105 雷防護アダプタ(LP)
106 筺体(移動通信基地局装置等の場合)
107 加入者保安器(ARR)
108 加入者線リセット装置
109 リレー回路
110 リレー制御回路
111 サージ回路
112 電源回路
113 ハングアップ検出回路
201 加入者
202 電力分離フィルタ
203 U点側送信トランス
204 U点側受信トランス
205 信号処理部
206 終端回路
207 インタフェース回路
208 S/T点側送信トランス
209 S/T点側受信トランス
210 信号検出回路
211 抵抗
212 ループスイッチ
213 DC/DC変換部
214 電話局
215 局内回線終端盤(OCU)
216 電流供給回路
217 終端回路[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a communication device (terminal adapter / G4 facsimile / TV phone / mobile communication base station device, etc.) in which a digital subscriber system line terminator (hereinafter referred to as DSU) connected to a digital communication line is incorporated. In particular, it is installed at the U point, which is the reference point between the TE and the telephone station with a built-in DSU, and autonomously resets the subscriber line in the ISDN line such as a mobile communication base station device. The present invention relates to a subscriber line reset device having a function of improving the hang-up of the DSU at the time.
[0002]
[Prior art]
ISDN has a U point as a reference point between a subscriber and a telephone station and an S / T point as a reference point on the TE (terminal adapter, G4 facsimile, TV phone, radio base station apparatus, etc.) side. During this time, a 2-wire metal line (hereinafter referred to as a subscriber line) from the telephone office is converted into a 4-wire metal line via the DSU. In Japan, the ping-pong transmission method is adopted, but in Europe and the United States, an echo canceller method is adopted because of the feature that the transmission distance becomes long.
[0003]
The basic interface structure of the ISDN network includes two user information transfer B channels having a transmission rate of 64 kbps and a signal information transfer D channel having a rate of 16 kbps, that is, 2B + D. In the case of a dedicated line, there is no D channel and 2B. At the S / T point, it looks as if three channels are physically present side by side, but in reality, three channels of 2B + D are time-division multiplexed. There are only two metallic cables as subscriber lines, and bi-directional digital transmission is realized using them.
[0004]
Although it is a well-known fact that such a DSU is generally susceptible to lightning surges from communication lines or power lines, it has recently been required to take countermeasures.
[0005]
In order to meet this demand, for example, as disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 11-41798, a lightning protection adapter (hereinafter referred to as LP) is connected to a DSU at a reference point U between a subscriber and a telephone station. It has been proposed that a lightning surge that has entered from a communication line or a power line is discharged to a ground line or an AC power line to protect DSU malfunctions and internal resistance fusing (line breaks) due to lightning strikes. In order to clarify the technique disclosed in this prior art document, it will be described below with reference to FIG.
[0006]
In FIG. 3, a
[0007]
Most of the lightning damage received by the DSU
[0008]
However, even in a lightning area, even if these lightning protection elements are built in, an excessive lightning surge current may damage these lightning protection elements. For this reason, measures are taken to connect the
[0009]
LP105 in FIG. 3 has lightning protection devices Z8 and Z9 on the subscriber line side and lightning protection devices Z10 and Z11 on the power supply line side, and is lower than the series circuit of the lightning protection devices of DSU 101 against lightning surge. It is designed to be able to bypass between subscriber line and power line with voltage.
[0010]
Usually, the lightning arresters Z4 to Z7 of the
[0011]
However, even if such measures are taken, it is inevitable that variations in operating characteristics occur between the lightning protection elements Z4, Z5 and Z6, Z7, between the lightning protection elements Z8 and Z9, etc. due to manufacturing variations. A surge voltage may occur between the person lines L1 and L2. As a countermeasure against the surge voltage generated between the subscriber lines L1 and L2, a lightning arrester Z1 (operation start voltage of about 110 V) is inserted into the
[0012]
In the conventional technique, in order to solve the problem that the
[0013]
Further, in the prior art, in order to enable the LP105 to be used on an analog line, the lower limit value of the operation start voltage of the lightning protection elements Z8 and Z9 is set to 125 V or more which does not cause a problem even with an analog line dial signal. That is, in an analog line, a voltage of 75 ± 8 V (effective value) = 117 V (peak value) is applied by a dial signal for calling a telephone.
[0014]
[Problems to be solved by the invention]
However, in this technique, since the operation start voltage of the lightning protection element is 125 V or more, there is a problem that when a lightning surge below that level enters, even if LP is inserted, the DSU malfunctions. As a malfunction of the DSU, there may be a phenomenon that the DSU hangs up.
[0015]
Furthermore, setting the operation start voltage of the lightning protection element to a value lower than 125 V or more affects the analog line as described above. Or even if it is a digital line, it becomes close to a subscriber line voltage (open: upper limit voltage about 60V), and it becomes easy to malfunction. For this reason, there also exists a problem that the improvement by a lightning arrester has a limit.
[0016]
Also, if the DSU hangs up and the transmission line is interrupted, it is difficult for mobile communication base station equipment to immediately rush to the site. By removing the DC power supply voltage to the DSU, the hang-up of the DSU is restored and normal operation can be performed. However, at this time, the mobile communication base station devices of other mobile communication carriers are in the same situation, and it is necessary to wait for a loop test from the transmission carrier and take a considerable time to recover.
[0017]
The main object of the present invention is to wait for a turn if a mobile communication base station or the like autonomously resets (disconnects / connects or shorts / opens) a subscriber line as a function to replace the loop test of the transmission carrier. Therefore, it is intended to provide a function of improving the DSU hang-up particularly during lightning strikes, by installing this apparatus at the point U of the reference point between the subscriber and the telephone station.
[0018]
[Means for Solving the Problems]
The subscriber line reset device according to the present invention has a function of detecting a hang-up of the DSU and resetting (disconnecting / connecting or shorting / opening) the relay at the U point of the reference point between the subscriber and the telephone station. It is characterized by that. In order to clarify the means for solving this problem, refer to FIG. 4 showing the configuration of the “signal detection circuit” while citing the content of the “signal detection circuit” disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 10-210147. While explaining.
[0019]
In FIG. 4, the
[0020]
On the other hand, a
[0021]
The ISDN basic interface activates the
[0022]
In order to activate the
[0023]
In general, when the
[0024]
The
[0025]
Further, since the OCU 215 performs constant current power supply, the supply voltage increases in proportion to the load impedance (upper limit voltage of about 60 V). For this reason, during a lightning strike, the operations described in (1) to (5) below may be performed and the
[0026]
(1) A voltage exceeding about 50 V is input between the subscriber lines L1 and L2 due to lightning.
(2) At that moment, the input impedance on the subscriber line side of the
(3) On the other hand, since the OCU 215 performs constant current power supply, the supply voltage increases in proportion to the load impedance. (Upper limit voltage about 60V)
(4) Even after the induced voltage due to lightning ceases, since the supply voltage of the OCU 215 is high, it is the same as (2), and the input impedance of the subscriber line of the
(5) Since the input impedance of the subscriber line of the
Therefore, (4) and (5) are repeated, and the hang-up state of the
[0027]
To resolve this hang-up, reset the subscriber line (disconnect / connect, or short-circuit / open) at stage (4), (5) (when
[0028]
In the reset method, since the power supply from the OCU 215 is cut off / connected, it goes without saying that the input impedance of the subscriber line of the
[0029]
As a concrete means for solving the problem of abnormality, there is a reference point between the TE (103) and the telephone station (214) that incorporate the DSU (101) of the digital subscriber system connected to the communication line of the digital line. This is to install a subscriber line reset device (108) at a certain U point. The subscriber line reset device (108) monitors whether the voltage value or current value of the subscriber line is a predetermined normal value over a predetermined time. When the DSU (101) hangs up, the subscriber line reset device (108) Hang-up detection circuit (113) for detecting line disconnection due to up, relay circuit (109) for resetting (disconnecting / connecting or short-circuiting / opening) the subscriber line, and control for controlling the reset operation of relay circuit (109) It has a circuit (110). When the disconnection is detected by the hang-up detection circuit (113), the control circuit (110) determines that the DSU (101) has hung up due to a lightning surge and controls the relay circuit (109). Reset operation.
[0030]
[Action]
Therefore, according to the subscriber line reset device having the above configuration, even if the DSU (101) malfunctions due to a lightning strike (especially a lightning surge exceeding about 50V), that is, the DSU (101) hangs up, it is autonomously normal. The effect of restoring operation is obtained. In addition, since the subscriber line reset device is not a means for improving the overpower protection characteristics of the
[0031]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In order to clarify the above and other objects, features and advantages of the present invention, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
[0032]
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration of a subscriber line reset apparatus according to an embodiment of the present invention. In FIG. 1, a
[0033]
R1 to R6 are resistors for preventing an excessive current from flowing into the DSU
[0034]
The subscriber
[0035]
The hang-up
[0036]
The
[0037]
The
[0038]
When the line disconnection is detected by the
[0039]
Next, the operation of the present embodiment will be described. First, the operation of the DSU internal circuit will be described with reference to the block diagram of FIG. 4 while citing the contents of the “signal detection circuit” disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 10-210147. In FIG. 4, the
[0040]
On the other hand, a
[0041]
The ISDN basic interface activates the
[0042]
The
[0043]
Further, since the OCU 215 performs constant current power supply, the supply voltage increases in proportion to the load impedance (upper limit voltage of about 60 V). For this reason, during a lightning strike, the following operations {circle around (1)} to {circle around (5)} occur and the
[0044]
(1) A voltage exceeding about 50 V is input between the subscriber lines L1 and L2 due to lightning.
{Circle around (2)} At that moment, the input impedance on the subscriber line side of the
(3) On the other hand, since the OCU 215 performs constant current feeding, the supply voltage rises in proportion to the load impedance. (Upper limit voltage about 60V)
(4) Even after the induced voltage due to lightning ceases, since the supply voltage of the OCU 215 is high, it is the same as (2), and the input impedance of the subscriber line of the
(5) Since the input impedance of the subscriber line of the
Therefore, (4) and (5) are repeated, and the hang-up state of the
[0045]
To resolve this hang-up, reset the subscriber line (disconnect / connect, or short-circuit / open) at stage (4), (5) (when
[0046]
In order to solve the hang-up caused by the above causes, it was necessary to reset (disconnect / connect or short / open) the subscriber line and lower the input impedance of the
[0047]
The operation of the subscriber
[0048]
The hang-up of the
[0049]
Therefore, even if the
[0050]
In addition, since a surge circuit equivalent to LP105 is provided and a lightning surge that has entered from the communication line or power line is discharged to the ground line or AC power line, only the
[0051]
In the above-described embodiment, as the subscriber
[0052]
Next, another embodiment of the present invention will be described. The basic configuration is the same as that described above, but the hang-up detection circuit is further devised. The configuration is shown in FIG. In FIG. 2, the one corresponding to the hang-up
[0053]
Also, it is possible to distinguish between the case where the
[0054]
After that, when
[0055]
The detection of the REC, the operation of the external reset terminal, the determination of disconnection other than the hang-up of the
[0056]
As described above, in this embodiment, since the control is performed by software, it is easy to change, and further, the effect that the degree of freedom of the operating condition is improved can be obtained.
[0057]
In this configuration, an existing terminal may be used as the external reset terminal, and the
[0058]
Note that the present invention is not limited to the above-described embodiments, and it is obvious that the embodiments can be appropriately changed within the scope of the technical idea of the present invention.
[0059]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, based on the basic configuration of detecting a DSU hang-up, the result of autonomously resetting (disconnecting / connecting, or shorting / opening) a subscriber line, The following effects are obtained.
[0060]
(1) Even if the DSU malfunctions (DSU hangs up) due to a lightning strike (especially a lightning surge exceeding 50V) when this device is installed at the point U of the reference point between the subscriber and the telephone office, it is autonomous In order to restore normal operation, the effect of improving DSU hang-up during lightning strikes can be obtained.
[0061]
(2) To reset (disconnect / connect or short / release) the subscriber line autonomously as a function to replace the loop test of the transmission carrier for canceling the DSU hang-up in the mobile communication base station, etc. The effect of being able to recover quickly without waiting for the loop test is obtained.
[0062]
(3) In order to use a DC power source of an existing power supply device for a control circuit that is reduced in size so as not to take up a large installation space, is suppressed to a mass that can support its own weight with a double-sided tape or a hook-and-loop fastener. Therefore, in the case of a mobile communication base station apparatus or the like, an effect that it can be installed later in an incidental storage box such as an existing power supply apparatus is obtained.
[0063]
(4) Although it is basically not waterproof, it may be a waterproof casing as an option, and an effect that it can be installed separately from an incidental storage box such as an existing power supply device is obtained.
[0064]
(5) Distinguish between when the DSU hangs up and other line breaks (such as when the subscriber line is physically short-circuited / disconnected, when the OCU fails or hangs up, or when the DSU breaks down) As a result, it is possible to eliminate the wasteful operation of the relay circuit and prevent the influence on the relay life.
[0065]
(6) Because DSU hangup is determined over an arbitrary time (several seconds), it does not inadvertently reset the subscriber line in response to a line abnormality in a short time that does not actually hang up. An effect is obtained.
[0066]
(7) Since a surge circuit equivalent to LP is provided, and lightning surge that has entered from the communication line or power line is discharged to the ground line or AC power line, not only the internal circuit of the subscriber line reset device is protected, but also the system As a whole, an effect that lightning resistance can be further improved is obtained.
[0067]
(8) When the relay is short-circuited / opened, it is possible to obtain an effect that the apparatus can be replaced in a live line state except for the subscriber line wired inside the subscriber line reset device.
[0068]
(9) As the subscriber line reset device, a circuit of a plurality of lines may be used as one housing, so that the installation space can be effectively used.
[0069]
(10) DTE hang-up detection (REC detection), external reset terminal operation, determination of line disconnection other than DSU hang-up, etc. can be controlled by software at TE, making changes easy Thus, the effect that the degree of freedom of the operating condition is improved can be obtained.
[0070]
(11) The external reset terminal may be divided into the terminal output for the existing reset purpose and the relay circuit operation by the relay control circuit in the subscriber line reset device using the existing terminal. Since the sorting signal of the terminal output for the purpose of resetting, which is transmitted from, may be controlled by software, an effect that the existing terminals can be effectively used is obtained.
[0071]
(12) Since this is not a means for improving the overpower protection characteristics of the line termination device itself, particularly in the case of a mobile communication base station device or the like, there is an effect that it is not necessary to replace the already installed line termination device.
[0072]
(13) Since the number of resets can be counted and monitored, an effect of being useful for data analysis of lightning occurrence distribution can be obtained.
[0073]
(14) Since the means for detecting the subscriber line state branches the subscriber line with a high impedance, the effect of not affecting the impedance of the subscriber line can be obtained.
[0074]
(15) Even if the power supply is cut off or a failure occurs in the internal circuit, the subscriber line is not affected, so that it is possible to continue normal communication even when a device failure occurs.
[0075]
(16) When an apparatus malfunction occurs, an alarm can be notified to the outside by a contact point, so that an effect is obtained that the apparatus can be replaced quickly even when the apparatus malfunction occurs.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a block diagram showing a second embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a block diagram showing a configuration of an example of a conventional lightning protection adapter.
FIG. 4 is a schematic block diagram of a conventional ISDN subscriber line transmission system.
[Explanation of symbols]
101 Line termination unit (DSU)
102 Internal circuit of line termination unit (DSU)
103 Communication equipment (TE)
104 Internal circuit of communication equipment (TE)
105 Lightning protection adapter (LP)
106 Housing (for mobile communication base station equipment, etc.)
107 Subscriber Guard (ARR)
108 Subscriber Line Reset Device
109 Relay circuit
110 Relay control circuit
111 Surge circuit
112 Power supply circuit
113 Hang-up detection circuit
201 subscribers
202 Power separation filter
203 U point side transmission transformer
204 U point side receiving transformer
205 Signal processor
206 Termination circuit
207 Interface circuit
208 S / T point side transmission transformer
209 S / T point side receiving transformer
210 Signal detection circuit
211 resistance
212 Loop switch
213 DC / DC converter
214 Telephone office
215 Intra-station line termination board (OCU)
216 Current supply circuit
217 Termination circuit
Claims (27)
第1の所定時間に渡って加入者線の電圧値又は電流値が所定の正常値であるか否かを監視し、前記回線終端装置がハングアップした時、ハングアップによる回線断を検出するハングアップ検出回路と、
加入者線をリセット(切断/接続又は短絡/開放)するリレー回路と、
前記リレー回路のリセット動作を制御するリレー制御回路を有し、
前記ハングアップ検出回路によって前記回線断が検出された場合には、前記リレー制御回路は、雷サージにて前記回線終端装置がハングアップしたものと判断し、前記リレー回路を制御し、リセット動作させることを特徴とする加入者線リセット装置。Installed at the U point, which is the reference point between the communication equipment (TE) and the telephone station, which incorporates the digital terminal system line termination unit (DSU) connected to the communication line of the digital line,
A hang that monitors whether the voltage or current value of a subscriber line is a predetermined normal value over a first predetermined time, and detects line disconnection due to the hang-up when the line terminator hangs up. An up detection circuit;
A relay circuit to reset (disconnect / connect or short / open) the subscriber line;
A relay control circuit for controlling a reset operation of the relay circuit;
When the line disconnection is detected by the hang-up detection circuit, the relay control circuit determines that the line termination device has hung up due to lightning surge, and controls the relay circuit to perform a reset operation. A subscriber line reset device.
加入者線をリセット(切断/接続又は短絡/開放)するリレー回路と、
前記リレー回路のリセット動作を制御するリレー制御回路を有し、
前記通信機器は、前記レイヤ2の起動/停止の状態を監視し、第1の所定時間に渡って4線式メタル回線への信号停止による前記回線終端装置の回線断を検出し、
前記リレー制御回路は、レイヤ2が起動している状態で、前記通信機器により前記回線断が検出された場合、前記回線終端装置がハングアップしたとして、前記通信機器の外部リセット端子を動作させることにより前記リレー回路を動作させることを特徴とする加入者線リセット装置。Installed at the U point, which is the reference point between the communication equipment (TE) and the telephone station, which incorporates the digital terminal system line termination unit (DSU) connected to the communication line of the digital line,
A relay circuit to reset (disconnect / connect or short / open) the subscriber line;
A relay control circuit for controlling a reset operation of the relay circuit;
The communication device monitors the start / stop state of the layer 2 and detects a line disconnection of the line termination device due to a signal stop to the 4-wire metal line over a first predetermined time.
The relay control circuit operates the external reset terminal of the communication device, assuming that the line terminator is hung up when the line disconnection is detected by the communication device while the layer 2 is activated. The subscriber line reset device characterized in that the relay circuit is operated by
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000394267A JP3726021B2 (en) | 2000-12-26 | 2000-12-26 | Subscriber line reset device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000394267A JP3726021B2 (en) | 2000-12-26 | 2000-12-26 | Subscriber line reset device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002199125A JP2002199125A (en) | 2002-07-12 |
JP3726021B2 true JP3726021B2 (en) | 2005-12-14 |
Family
ID=18859920
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000394267A Expired - Fee Related JP3726021B2 (en) | 2000-12-26 | 2000-12-26 | Subscriber line reset device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3726021B2 (en) |
-
2000
- 2000-12-26 JP JP2000394267A patent/JP3726021B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002199125A (en) | 2002-07-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4710949A (en) | Telephone line fault locating device | |
US7433165B2 (en) | Auto-resetting span-power protection | |
EP0168840B1 (en) | Remote actuated switch | |
EP0863653A2 (en) | System and methods for integrating telephone and security devices | |
US3870822A (en) | Supplying a charging current by way of telephone lines or the like | |
US6144722A (en) | System and method for programmable telephone subscriber line test in ring mode | |
US5029202A (en) | Incoming telephone call director | |
US6188764B1 (en) | Over-voltage protection circuit for use with a telephone appliance | |
EP0116291B1 (en) | Ring trip detection system | |
US5392327A (en) | Termination unit with maintenance facility | |
US3925624A (en) | Coupling circuit for providing bilateral protection from hazardous voltages | |
CA2456368C (en) | Protection circuit for a digital subscriber line device | |
JP3726021B2 (en) | Subscriber line reset device | |
US7266195B1 (en) | Surge clamp protection circuit | |
FI98179C (en) | When the device is connected and disconnected, the ring signal to the called subscriber | |
US4262172A (en) | Ring-trip detector | |
EP1410611A1 (en) | Resetting surge protection in telephone line interface circuits | |
JPS6253981B2 (en) | ||
US5131031A (en) | Hold circuits for telephone systems | |
US6366647B1 (en) | Alarm report call rerouter | |
US4324953A (en) | Four-party automatic number identification circuit arrangements | |
CN101472010B (en) | Method, system and device for implementing telephone desk lamp management | |
US3708634A (en) | Telephone hand test set | |
US4459433A (en) | Station identification circuit arrangement | |
US4485271A (en) | Remotely actuable line disconnect device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040316 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040407 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040604 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20041022 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20041022 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050907 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050926 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080930 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090930 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |