JP3724605B2 - Manufacturing method of cotton-containing raised or pile knitted fabric - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は婦人服、子供服、メンズカジュアル、装飾布、乳児衣料、防寒衣料、毛布、洗面手拭、バスタオル、パジャマ、寝衣、ガウン、浴衣、その他夏向衣料などの起毛およびパイル織編物製品に関するものであり、更に詳しくは、起毛またはパイルの形状保型および保持性、繰り返し洗濯による風合いの硬化、防止が改良され速乾性である起毛またはパイル織編物の製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来の木綿含有起毛またはパイル織編物をホルマリン（ホルムアルデヒド）による気相加工や樹脂加工する方法では、起毛またはパイル部の保型性を改善することは可能てあるが、地糸の強力低下が大きく、しかもソーピング工程での地糸の収縮が少ないため、起毛またはパイル糸の締りが悪く起毛またはパイル抜けが発生する欠点があった。一方、地糸の強力低下を補うためポリエステル／綿混糸を地糸に使用するなどの工夫が試みられているが、この方法でも地糸の強力は改善されるが、上述の起毛またはパイル抜けの発生は依然として未解決のままであった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は良好な起毛および／またはパイル部の保型性および風合いを有し、地糸部の強力低下の抑制並びに地糸の収縮により起毛およびパイル部の抜けの発生を極力抑えた木綿含有起毛またはパイル織編物の工業的生産性に優れた製造方法を提供しようとするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題の解決のために鋭意研究を重ねた結果本発明に到達した。
【０００５】
すなわち、予めメチロール化可能な活性水素を２個以上有する化合物類および／または架橋触媒を付与してある木綿含有パイル糸を使って起毛または／およびパイル織編物を製織編し、ついでホルムアルデヒドにより気相加工することを特徴とする木綿含有起毛またはパイル織編物の製造方法である。
【０００６】
また、予めメチロール化可能な活性水素を２個以上有する化合物類および／または架橋触媒を付与してある木綿含有パイル糸と高熱収縮繊維を含有する地糸を使って起毛およびパイル織編物を製織編し、次いで、ホルムアルデヒドにより気相加工する木綿含有起毛またはパイル織編物の製造方法である。
【０００７】
更には、予めメチロール化可能な活性水素を２個以上有する化合物類および／または架橋触媒を付与してある木綿含有パイル糸と予めアルカリ物質を付与してある地糸を使って起毛または／およびパイル織編物の製織編し、次いでホルムアルデヒドにより気相加工する木綿含有起毛またはパイル織編物の製造方法である。
【０００８】
これらの製造方法で得られた木綿含有起毛またはパイル織編物は起毛または／およびパイル部の保型性および風合いにすぐれ、且つ、地糸部の強力低下および地糸の収縮により起毛または／およびパイル抜けの発生が抑えられたものである。
【０００９】
本発明における木綿含有起毛またはパイル織編物としては、木綿１００％はもちろんのこと他の繊維、例えばリネン、ラミー、パルプ、バクテリアセルロース繊維などの天然セルロース、絹、羊毛などの天然タンパク繊維、ビスコース法レーヨン（ポリノジックを含む）、銅安法レーヨン、溶剤紡糸法レーヨン等の再生セルロース繊維、アセテート、トリアセテートなどの半合成繊維、ポリエステル、ポリアミド、アクリル、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成繊維との混繊、混紡、交織、交撚等が混用して得られる紡績糸を使った起毛または／およびパイルを有する織物、編物のことである。これら起毛または／およびパイル織編物が晒し、反応性染料、建染染料などの先染、反染およびプリント品であってもさしつかえない。本発明の効果をよく発揮させるために、木綿繊維の含有率は２０重量％以上が好ましく、３０重量％以上がより好ましく、さらに好ましくは５０重量％以上である。
【００１０】
また、本発明でいう木綿含有起毛またはパイル織編物とは、前記の木綿繊維や混用繊維を用いた起毛または／およびパイルを有する織編物、およびそれを用いて得られた婦人服、子供服、メンズカジュアル、装飾布、乳児衣料、防寒衣料、毛布、洗面手拭、バスタオル、パジャマ、寝衣、ガウン、浴衣その他夏向衣料などをいう。これら起毛または／およびパイル織編物は通常、ベルベット、コール天、別珍、タオル、フランネル、ラペットおよびスワイベルなどの組織からなっているが、これに限定されるものではない。
【００１１】
本発明における起毛または／およびパイル部の木綿含有糸の木綿の結合ホルマリン量は０．２重量％以上であり、好ましくは０．４重量％以上であり、更に好ましくは０．６重量％以上である木綿含有起毛または／およびパイル織編物である。
【００１２】
本発明で使用できる化合物類としては、例えば、ジヒドロキシエチレン尿素、エチレン尿素などのメチロール化可能な活性水素を２個以上有する化合物類等が挙げられる。これら化合物類の使用量は１〜２０重量％であり、好ましくは５〜１５重量％である。
【００１３】
本発明で使用できる架橋触媒としては、ＡｌＣｌ3 、Ａｌ2 （ＯＨ）4 Ｃｌ2、ＡｌｇＣｌ2 、Ｍｇ（Ｈ2 ＰＯ4 ）2 、Ｍｇ（ＢＦ4 ）2 、Ｍｇ（ＣｌＯ4 ）2 、Ｚｎ（ＢＦ4 ）2 、Ｚｎ（ＮＯ3 ）2 、ＺＮＣｌ2 などの各種金属塩（結晶水含む）類、２−アミノ−２−メチル−１−プロパノールの塩酸塩等アルカノールアミンの酸性塩である。またこれらに無機あるいは有機酸を併用してもかまわない。これら架橋触媒の使用量は０．１〜５重量％が好ましい。
【００１４】
本発明で使用できるアルカリ物質としては常温で水に溶け、５重量％水溶液のｐＨが９以上であれば良い。こうしたアルカリ物質としては、例えばＮａＯＨ、ＬｉＯＨ、ＫＯＨなどのアルカリ金属の水酸化物質、Ｍｇ（ＯＨ)2、Ｃａ（ＯＨ)2、Ｂａ（ＯＨ)2などのアルカリ土類金属の水酸化物などの無機アルカリ類、Ｎａ2 ＣＯ3 、ＮａＨＣＯ3、Ｎａ3 ＰＯ4 、Ｎａ2 ＳｉＯ3 などの無機の強アルカリと弱酸の塩および酢酸ナトリウム、クエン酸ナトリウムなどの有機（オキシ）酸と無機の強アルカリとの塩などの塩類モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンなどのアルカノールアミン類エチレンジアミン、プロピレンジアミンなどのアルキレンジアミンのエチレンオキサイドおよびプロピレンオキサイド付加物などが挙げられる。
【００１５】
本発明で使用できる高熱収縮繊維は、ポリエステルあるいはアクリル繊維など熱可塑性繊維が挙げられる。ここでいう高熱収縮繊維は、例えば１６０℃で３０分間の乾熱処理した時の収縮率が１０〜５０％であり、好ましくは１５〜４０％である。通常のポリエステル繊維や低収縮ポリエステル繊維は、上記評価では０〜３％レベルであり、木綿繊維と混紡、混繊した時の熱収縮が不足しているため起毛やパイル部の抜けが発生する。しかし、例えば上記高熱収縮ポリエステル繊維を混紡、混織した糸を使うことで起毛およびパイル抜けの問題は解決する。高熱収縮繊維の地糸での混合比率は５〜６５％であり、好ましくは１０〜５０％である。
【００１６】
ホルムアルデヒド蒸気の処理後のキュア条件は触媒の共存下、通常、２０〜１６０℃で１〜６０分間である。また、触媒としてＳＯ2 ガスを使用する場合、ホルムアルデヒド蒸気の蒸気の処理後のキュア条件は１００〜１３０℃で１〜３０分間である。
【００１７】
本発明での木綿含有パイル糸へのメチロール化可能な活性水素を２個以上有する化合物類および／または架橋触媒の付与は、紡績糸のオイリングまたは糊付工程で、地糸へのアルカリ物質の付与は糊付け工程で実施されるのが好ましい。
【００１８】
本発明でのホルムアルデヒド（ホルマリン）による気相加工は、起毛または／およびパイル織編物の起毛やパイルが最も良く立っている工程である起毛や剪毛あるいは製織編上りの生機の状態で実施するのが好ましい。
【００１９】
【実施例】
以下に本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に制限されるものではない。実施例で用いた評価を以下に示す。
【００２０】
起毛または／およびパイル糸：ＪＩＳ Ｌ１０７５ Ｂ法に準拠して評価したの保持性（ｇｆ）
【００２１】
起毛または／およびパイル保型性：ＪＩＳ Ｌ−１０４２ ＦＩＩ法による洗濯、タンブル乾燥（Ｉ−２条件）を５回くり返した後、視覚で５段階に判定した。
５（級）：非常に良好
４ 〃 ：良好
３ 〃 ：普通
２ 〃 ：やや不良
１ 〃 ：非常に不良
【００２２】
単糸の引張り強さ（標準時）：Ｌ１０９５ ７・５・１（１９９２）に準じて実測した。
【００２３】
結合ホルマリン（ホルムアルデヒド）量：加工パイル糸約２ｇを沸水中で１５分間処理し、水洗、絶乾精秤後、水蒸気蒸留法により２０％硫酸中で分解し、亜硫酸水素ナトリウム水溶液中に生成ホルマリンを回収し、よう素滴定法で過剰亜硫酸水素ナトリウムを酸化した後、アルカリで付加物を分解し、ホルマリンと付加した亜硫酸水素ナトリウムの量を求め、加工パイル糸の木綿重量あたりのホルマリンを重量％で示した。
【００２４】
実施例１
２０'Sの木綿紡績糸を常法により精練・漂白および蛍光晒し、下記オイリング用加工液（Ａ）を７０重量％付与したのち、１２０℃×１．５分間乾燥したものをパイル糸とし、一方、上記２０'Sの精練・漂白木綿糸の地糸（経糸および緯糸）の内経糸に下記糊付用加工液（Ａ）で糊付を行った。次いで、上記パイル糸および地糸（経糸および緯糸）でパイル織物を製織した。このパイル織物を生地水分率７重量％になるよう調湿し、次いで、ホルムアルデヒド気相加工を施したのち通常の糊抜・ソーピング・柔軟仕上・乾燥を実施した。
【００２５】
オイリング用加工液（Ａ）組成：
クラレポバール217 （クラレ（株）製ポリビニルアルコール） ０．３重量部
コーフイルムNO.80 （王子ナショナル（株）製デンプン） ０．３重量部
マコノールＴＳ253 （松本油脂製薬（株）ワックス） ０．５重量部
キャタリストＭ （大日本インキ化学工業（株）製塩化 マグネシウム系架橋触媒）
４．０重量部
水 ９４．９重量部
【００２６】
糊付用加工液（Ａ）組成：
クラレポバール217 （クラレ（株）製ポリビニルアルコール） ３．５重量部
コーフイルムNO.80 （王子ナショナル（株）製デンプン） ３．５重量部
マコノールＴＳ253 （松本油脂製薬（株）ワックス） ０．３重量部
水 ９２．７重量部
得られた木綿パイル織物の評価結果を表１に示した。
【００２７】
実施例２
実施例１において、オイリング用加工液（Ａ）を下記同（Ｂ）にする以外はすべて実施例１と同じ方法で実施した。得られた木綿パイル織物の評価結果を表１に示した。
オイリング用加工液（Ｂ）組成：
クラレポバール217 （クラレ（株）製ポリビニルアルコール） ０．３重量部
コーフイルムNO.80 （王子ナショナル（株）製デンプン） ０．３重量部
マコノールＴＳ253 （松本油脂製薬（株）ワックス） ０．５重量部
ジヒドロキシエチレン尿素（住友化学（株）製） ２．０重量部
キャタリストＭ （大日本インキ化学工業（株）製塩化 マグネシウム系架橋触媒）
４．０重量部
水 ９２．９重量部
【００２８】
実施例３
常法により精練・漂白し、次いで反応染料により染色した４０′／２の木綿紡績糸を実施例１と同様にオイリングしたものをパイル糸とし、一方、１６０℃×３０分の乾熱収縮率が約３０％の１．５ｄ高収縮ポリエステルステープル／木綿（５０重量％／５０重量％）３０'Sの紡績糸を地糸（経糸および緯糸）の内経糸に下記糊付用加工液（Ｂ）で糊付を行った。次いで、上記パイル糸および地糸でパイル織物を製織した。このパイル織物を生地水分率５重量％になるよう調湿し、次いでホルマリン気相加工を施したのち、通常の糊抜・ソーピング・柔軟仕上・乾燥を施した。
【００２９】
糊付用加工液（Ｂ）組成：
クラレポバール217 （クラレ（株) 製ポリビニルアルコール） ４．０重量部
コーフイルムNO.80 （王子ナショナル（株）製デンプン） ６．０重量部
マコノールＴＳ253 （松本油脂製薬（株）ワックス） ０．４重量部
マーポゾールＳ50 （松本油脂製薬（株）アクリル酸エステル ０．５重量部
共重合体）
水 ８９．１重量部
得られた木綿含有パイル織物の評価結果を表１に示した。
【００３０】
参考例１
実施例３において、高収縮ポリエステルステープル／木綿（５０重量％／５０重量％）３０'Sの紡績糸の替りに１６０℃×３０分の乾熱収縮率が３％の ５ｄポリエステルステープル／木綿（５０重量％／５０重量％）の３０'Sの紡績糸を使用する外は実施例３と同様にして実施した。得られた木綿含有パイル織物の評価結果を表１に示した。
【００３１】
実施例４
１６'Sの木綿紡績糸を常法により精練漂白および蛍光晒し、実施例１と同様にオイリング用加工液（Ａ）でオイリングしたものをパイル糸とした。一方、上記１６'Sの精練・漂白木綿糸を下記糊付用加工液（Ｃ）で糊付したものを経糸用地糸とし、同じく下記オイリング用加工液（Ｃ）でオイリングしたものを緯糸用地糸とした。次いで、上記パイル糸および地糸（経糸および緯糸）でパイル織物を製織した。次いでこのパイル織物を生地水分率７重量％になるよう調湿し、次いでＳＯ2 ガスを使用するホルマリン気相加工を施したのち、通常の糊抜・ソーピング・柔軟仕上・乾燥を施した。
【００３２】
糊付用加工液（Ｃ）組成
クラレポバール217 （クラレ（株）製ポリビニルアルコール） ３．５重量部
コーフイルムNO.80 （王子ナショナル（株）製デンプン） ３．５重量部
マコノールＴＳ253 （松本油脂製薬（株）ワックス） ０．３重量部
トリエタノールアミン（ナカライテクス（株）製） ５．０重量部
水 ８７．７重量部
【００３３】
オイリング用加工液（Ｃ）組成
クラレポバール217 （クラレ（株）製ポリビニルアルコール） ０．３重量部
コーフイルムNO.80 （王子ナショナル（株）製デンプン） ０．３重量部
マコノールＴＳ253 （松本油脂製薬（株）ワックス） ０．５重量部
トリエタノールアミン（ナカライテクス（株）製） ５．０重量部
水 ９３．９重量部
得られた木綿パイル織物の評価結果を表１に示した。
【００３４】
参考例２
実施例４において糊付加工液（Ｃ）およびオイリング加工液（Ｃ）中のトリエタノールアミンを除く以外はすべて実施例４と同様に実施した。得られた木綿パイル織物の評価結果は表１に示した通りである。
【００３５】
【表１】
本発明の木綿含有起毛またはパイル織編物は起毛やパイル部の良好な保型性および風合いを有し、地糸部の強力低下の抑制並びに起毛およびパイル部の抜けの発生を極力抑えられたものである。比較例に示した従来法による同起毛およびパイル織編物では本発明のように、上記すべての特性を満足させることは困難である。
【００３７】
【発明の効果】
予めメチロール化可能な活性水素を２個以上有する化合物類および／または架橋触媒を付与してあるパイル糸と高熱収縮繊維を含有するかあるいはしない地糸より起毛およびパイル織編物を製織編し、次いでホルムアルデヒド（ホルマリン）により気相加工した木綿含有起毛またはパイル織編物は、繰り返し洗濯後も起毛およびパイル部の保型性並びに風合いに優れ、地糸の強力低下が少なく、起毛およびパイル部の保持性に優れる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to napping and pile knitted products such as ladies' clothes, children's clothes, men's casual clothes, decorative cloths, baby clothes, cold clothes, blankets, hand towels, bath towels, pajamas, nightclothes, gowns, yukata, and other summer clothes. relates, more particularly, to a method for manufacturing a brushed or shape shape retention and holding of the pile, cured texture due to repeated laundering, prevention is improved quick drying brushed or pile textile product.
[0002]
[Prior art]
The conventional method of vapor processing or resin processing of cotton-containing raised or pile knitted fabric with formalin (formaldehyde) can improve the shape retention of the raised or pile part, but the strength of the ground yarn is greatly reduced. Moreover, since the shrinkage of the ground yarn in the soaping process is small, there is a drawback that the raising or pile yarn is poorly tightened and the raising or pile dropping occurs. On the other hand, attempts have been made to use polyester / cotton blend yarn as the ground yarn in order to compensate for the decrease in strength of the ground yarn. The outbreak remained unresolved.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has good raising and / or pile shape retention and texture, and contains cotton with raising that suppresses the decrease in strength of the yarn and suppresses the occurrence of raising and peeling of the pile by shrinking the yarn. or it is intended to provide an excellent method for manufacturing the industrial productivity of the pile textile products.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The inventors of the present invention have arrived at the present invention as a result of intensive studies for solving the above problems.
[0005]
That is, using a compound having two or more active hydrogens capable of being methylolated and / or a cotton-containing pile yarn provided with a crosslinking catalyst, weaving or / and pile knitting is woven and knitted, followed by gas phase with formaldehyde A method for producing a cotton-containing raised or pile knitted fabric characterized by processing.
[0006]
Weaving and pile weaving and pile knitting using compounds containing two or more methylol active hydrogens and / or cotton-containing pile yarn to which a crosslinking catalyst has been added and ground yarn containing highly heat-shrinkable fibers and, then, also cotton-containing brushed processed gas phase by formaldehyde is a method for producing a pile woven or knitted fabric.
[0007]
Further, using a cotton-containing pile yarn to which a compound having two or more methylolizable active hydrogens and / or a crosslinking catalyst has been added and a ground yarn to which an alkaline substance has been previously added, raising or / and pile woven knitted woven or knitted fabric, and then cotton containing brushed or processed gas phase by formaldehyde is a manufacturing method of pile woven or knitted fabric.
[0008]
These cotton containing brushed or pile woven or knitted fabric obtained by the manufacturing method excellent in shape retention and texture of the hair raising and / or pile portion, and, raising by the contraction of a strong reduction and the ground yarn of the ground yarn portion or / Further, the occurrence of pile omission is suppressed.
[0009]
The cotton-containing brushed or pile woven or knitted fabric of the present invention, other fibers that 100% cotton, of course, for example linen, ramie, pulp, natural cellulose such as bacterial cellulose fibers, silk, natural protein fibers such as wool, Viscose rayon (including polynosic), copper anther rayon, solvent-spun rayon and other regenerated cellulose fibers, semi-synthetic fibers such as acetate and triacetate, and blends with synthetic fibers such as polyester, polyamide, acrylic, polyethylene and polypropylene It is a woven or knitted fabric having raised or / and pile using a spun yarn obtained by mixing fiber, mixed spinning, union, untwisting, etc. These raised or / and pile knitted fabrics may be exposed and may be pre-dyes such as reactive dyes and vat dyes, anti-dyes and printed products. In order to exhibit the effects of the present invention well, the content of the cotton fiber is preferably 20% by weight or more, more preferably 30% by weight or more, and still more preferably 50% by weight or more.
[0010]
Moreover, the cotton-containing brushed or pile woven or knitted fabric in the present invention, the cotton fibers or mix fibers brushed and / or woven or knitted material has a pile using, and it's Clothing obtained using, Children Clothes, men's casual clothes, decorative cloth, baby clothes, winter clothes, blankets, hand towels, bath towels, pajamas, nightclothes, gowns, yukata and other summer clothes. These brushed or / and pile knitted fabrics are usually composed of tissues such as velvet, corten, velvet, towel, flannel, lappet and swivel, but are not limited thereto.
[0011]
In the present invention, the binding formalin amount of the raised or / and pile part cotton-containing yarn in the present invention is 0.2% by weight or more, preferably 0.4% by weight or more, more preferably 0.6% by weight or more. A cotton-containing raised or / and pile knitted fabric.
[0012]
The compounds which can be used in the present invention, for example, di-hydroxyethylene urea, compounds having two or more methylol active hydrogen capable of such ethylene urea, and the like. The amount of these compounds used is 1 to 20% by weight, preferably 5 to 15% by weight.
[0013]
Examples of the crosslinking catalyst that can be used in the present invention include AlCl 3 , Al 2 (OH) 4 Cl 2 , AlgCl 2 , Mg (H 2 PO 4 ) 2 , Mg (BF 4 ) 2 , Mg (ClO 4 ) 2 , Zn ( BF 4 ) 2 , Zn (NO 3 ) 2 , various metal salts (including crystal water) such as ZNCl 2, and acid salts of alkanolamines such as 2-amino-2-methyl-1-propanol hydrochloride. These may be used in combination with inorganic or organic acids. The amount of these crosslinking catalysts used is preferably 0.1 to 5% by weight.
[0014]
As an alkaline substance that can be used in the present invention, it is sufficient that it is soluble in water at room temperature and the pH of a 5 wt% aqueous solution is 9 or more. Examples of such alkali substances include hydroxides of alkali metals such as NaOH, LiOH, and KOH, and hydroxides of alkaline earth metals such as Mg (OH) 2 , Ca (OH) 2 , and Ba (OH) 2 . Inorganic alkalis, salts of inorganic strong alkalis and weak acids such as Na 2 CO 3 , NaHCO 3 , Na 3 PO 4 , Na 2 SiO 3, and organic (oxy) acids and inorganic strong alkalis such as sodium acetate and sodium citrate Salts such as salts with monoethanolamine, diethanolamine, alkanolamines such as triethanolamine, ethylenediamine, and ethylenediamine and propylene oxide adducts of alkylenediamine such as propylenediamine.
[0015]
Examples of the high heat shrinkable fiber that can be used in the present invention include thermoplastic fibers such as polyester or acrylic fibers. The high heat-shrinkable fiber here has a shrinkage rate of 10 to 50%, preferably 15 to 40% when dry-heat-treated at 160 ° C. for 30 minutes, for example. Normal polyester fibers and low-shrinkage polyester fibers are at a level of 0 to 3% in the above evaluation, and raising and peeling of pile portions occur due to insufficient heat shrinkage when blended and mixed with cotton fibers. However, for example, by using a yarn in which the high heat-shrinkable polyester fiber is blended and woven, the problem of raising and pile coming out can be solved. The mixing ratio of the high heat-shrinkable fibers in the ground yarn is 5 to 65%, preferably 10 to 50%.
[0016]
Cure conditions after the treatment with formaldehyde vapor are usually 20 to 160 ° C. for 1 to 60 minutes in the presence of the catalyst. When using the SO 2 gas as a catalyst, curing conditions after treatment of the vapor of formaldehyde vapors from 1 to 30 minutes at 100 to 130 ° C..
[0017]
In the present invention, the compound having two or more methylolizable active hydrogens and / or the crosslinking catalyst is added to the cotton-containing pile yarn in the present invention by adding an alkaline substance to the ground yarn in the process of oiling or gluing of the spun yarn. Is preferably carried out in a gluing step.
[0018]
The gas phase processing with formaldehyde (formalin) in the present invention is carried out in the state of raw machinery of raising or pruning or weaving and knitting up, which is the process in which raising or pile of the pile knitted fabric is best standing. preferable.
[0019]
【Example】
EXAMPLES The present invention will be specifically described below with reference to examples, but the present invention is not limited to these examples. The evaluation used in the examples is shown below.
[0020]
Brushed or / and pile yarn: Retention property evaluated in accordance with JIS L1075 B method (gf)
[0021]
Brushed or / and pile shape retention: Washing by JIS L-1042 FII method, tumble drying (I-2 condition) was repeated 5 times, and then visually judged in 5 stages.
5 (Class): Very good 4 ：: Good 3 〃: Normal 2 〃: Slightly bad 1 〃: Very bad [0022]
Tensile strength of single yarn (standard time): Measured according to L1095 7.5.1 (1992).
[0023]
Bonded formalin (formaldehyde) amount: Approximately 2 g of processed pile yarn is treated in boiling water for 15 minutes, washed with water, completely dried and weighed, then decomposed in 20% sulfuric acid by steam distillation, and the formed formalin is dissolved in sodium hydrogen sulfite aqueous solution. After collecting and oxidizing the excess sodium bisulfite by iodine titration method, the adduct is decomposed with alkali, the amount of formalin and added sodium bisulfite is obtained, and the formalin per weight of processed pile yarn is expressed in weight%. Indicated.
[0024]
Example 1
20 ′S cotton spun yarn was scoured, bleached and fluorescently exposed by a conventional method, 70% by weight of the following oiling processing liquid (A) was applied, and dried at 120 ° C. for 1.5 minutes to obtain a pile yarn. Gluing was performed on the inner warp of 20'S scoured and bleached cotton yarn (warp and weft) with the following processing liquid (A). Next, a pile fabric was woven with the pile yarn and the ground yarn (warp and weft). The pile fabric was conditioned to a moisture content of 7% by weight and then subjected to formaldehyde vapor phase processing, followed by normal desizing, soaping, soft finishing, and drying.
[0025]
Oiling machining fluid (A) composition:
Kuraray Poval 217 (polyvinyl alcohol manufactured by Kuraray Co., Ltd.) 0.3 parts by weight Koffilm NO.80 (starch manufactured by Oji National Co., Ltd.) 0.3 parts by weight Maconol TS253 (Matsumoto Yushi Seiyaku Co., Ltd. Wax) 0.5 Weight part catalyst M (Dainippon Ink Chemical Co., Ltd. Magnesium chloride cross-linking catalyst)
4.0 parts by weight water 94.9 parts by weight
Glue processing liquid (A) composition:
Kuraray Poval 217 (Polyvinyl alcohol manufactured by Kuraray Co., Ltd.) 3.5 parts by weight Kofufilm NO.80 (Starch manufactured by Oji National Co., Ltd.) 3.5 parts by weight Maconol TS253 (Matsumoto Yushi Seiyaku Co., Ltd. Wax) 0.3 Table 1 shows the evaluation results of the cotton pile fabric obtained by 92.7 parts by weight of water.
[0027]
Example 2
In Example 1, everything was carried out in the same manner as in Example 1 except that the machining fluid for oiling (A) was changed to the same (B) below. The evaluation results of the obtained cotton pile fabric are shown in Table 1.
Oiling fluid (B) composition:
Kuraray Poval 217 (polyvinyl alcohol manufactured by Kuraray Co., Ltd.) 0.3 parts by weight Koffilm NO.80 (starch manufactured by Oji National Co., Ltd.) 0.3 parts by weight Maconol TS253 (Matsumoto Yushi Seiyaku Co., Ltd. Wax) 0.5 Parts by weight dihydroxyethylene urea (manufactured by Sumitomo Chemical Co., Ltd.) 2.0 parts by weight catalyst M (manufactured by Dainippon Ink & Chemicals, Inc., magnesium chloride based crosslinking catalyst)
4.0 parts by weight water 92.9 parts by weight [002 8 ]
Example 3
A 40 '/ 2 cotton spun yarn scoured and bleached by a conventional method and then dyed with reactive dyes was used in the same manner as in Example 1 to make a pile yarn, while having a dry heat shrinkage of 160 ° C x 30 minutes. About 30% 1.5d high-shrinkage polyester staple / cotton (50 wt% / 50 wt%) 30'S spun yarn is glued to the inner warp of the base yarn (warp and weft) with the following paste processing liquid (B) Went. Next, a pile fabric was woven with the pile yarn and the ground yarn. The pile fabric was conditioned to a moisture content of 5% by weight and then subjected to formalin vapor phase processing, followed by normal desizing, soaping, soft finishing, and drying.
[002 9 ]
Glue processing liquid (B) composition:
Kuraray Poval 217 (polyvinyl alcohol manufactured by Kuraray Co., Ltd.) 4.0 parts by weight Co-Film NO.80 (starch manufactured by Oji National Co., Ltd.) 6.0 parts by weight Maconol TS253 (Matsumoto Yushi Seiyaku Co., Ltd. Wax) 0.4 Part by weight Marposol S50 (Matsumoto Yushi Seiyaku Co., Ltd. Acrylic ester 0.5 part by weight
Copolymer)
The evaluation results of the cotton-containing pile fabric obtained by 89.1 parts by weight of water are shown in Table 1.
[00 30 ]
Reference example 1
In Example 3, instead of high-shrinkage polyester staple / cotton (50% by weight / 50% by weight) 30 ′S spun yarn, 5d polyester staple / cotton (50% by weight) having a dry heat shrinkage of 3% at 160 ° C. for 30 minutes. / 50 wt%) 30'S spun yarn was used in the same manner as in Example 3, except that the spun yarn was used. The evaluation results of the obtained cotton-containing pile fabric are shown in Table 1.
[003 1 ]
Example 4
16'S cotton spun yarn was subjected to scouring bleaching and fluorescent bleaching by a conventional method, and oiling was performed in the same manner as in Example 1 with the oiling processing solution (A) to obtain a pile yarn. On the other hand, the 16'S scoured and bleached cotton yarn glued with the following paste processing fluid (C) was used as warp ground yarn, and the oiled with the following oiling processing fluid (C) was used as weft ground yarn. . Next, a pile fabric was woven with the pile yarn and the ground yarn (warp and weft). Next, the pile fabric was conditioned to a moisture content of 7% by weight, and then subjected to formalin gas phase processing using SO 2 gas, followed by normal desizing, soaping, soft finishing, and drying.
[003 2 ]
Paste processing liquid (C) Composition Kuraray Poval 217 (Polyvinyl alcohol manufactured by Kuraray Co., Ltd.) 3.5 parts by weight Koffilm NO.80 (Starch manufactured by Oji National Co., Ltd.) 3.5 parts by weight Maconol TS253 (Matsumoto Yushi Pharmaceutical Co., Ltd. Wax) 0.3 parts by weight Triethanolamine (manufactured by Nacalai Tex Co., Ltd.) 5.0 parts by weight Water 87.7 parts by weight [003 3 ]
Oiling processing liquid (C) composition Kuraray Poval 217 (polyvinyl alcohol manufactured by Kuraray Co., Ltd.) 0.3 parts by weight Koffilm NO.80 (starch manufactured by Oji National Co., Ltd.) 0.3 parts by weight Maconol TS253 (Matsumoto Yushi Seiyaku) (Wax Co., Ltd.) 0.5 parts by weight Triethanolamine (manufactured by Nacalai Tex Co., Ltd.) 5.0 parts by weight Water 93.9 parts by weight Table 1 shows the evaluation results of the obtained cotton pile fabric.
[003 4 ]
Reference example 2
The same procedure as in Example 4 was performed except that triethanolamine in the gluing processing liquid (C) and the oiling processing liquid (C) in Example 4 was excluded. The evaluation results of the obtained cotton pile fabric are as shown in Table 1.
[003 5 ]
[Table 1]
Cotton containing brushed or pile woven or knitted fabric of the present invention has good shape retention and texture of the hair raising and pile portion, as much as possible be suppressed the occurrence omission of suppression and hair raising and pile portion of the strong decrease of the ground yarn portions It is a thing. With the raised and pile knitted fabrics according to the conventional method shown in the comparative example, it is difficult to satisfy all the above characteristics as in the present invention.
[003 7 ]
【The invention's effect】
Woven and pile knitted fabrics are knitted and knitted from a pile yarn having two or more active hydrogens capable of being methylolated in advance and / or a pile yarn provided with a crosslinking catalyst and a ground yarn containing or not containing high heat shrinkable fibers, formaldehyde (formalin) by a vapor phase processed cotton containing brushed or pile woven or knitted fabric after repeated washings also excellent in shape retention and texture of the hair raising and pile portion, less strong reduction of ground yarn, the raising and pile portion Excellent retention.
Claims (3)
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP10020496A JP3724605B2 (en) | 1996-04-22 | 1996-04-22 | Manufacturing method of cotton-containing raised or pile knitted fabric |
Applications Claiming Priority (1)
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-
1996
- 1996-04-22 JP JP10020496A patent/JP3724605B2/en not_active Expired - Fee Related
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|---|---|
| JPH09291476A (en) | 1997-11-11 |
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