JP3724574B2 - ネットワーク接続設定方法および情報端末機器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークへの接続設定を行う方法、およびそのような方法が適用される、情報端末機器、サーバおよびネットワークシステムに関する。さらには、本発明は、そのようなネットワーク接続設定を実行するためのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
最近では、ネットワーク上で、ファイル共有、電子メール、WWW(World Wide Web)など、種々のサービスやアプリケーションを利用できるようになってきた。このようなネットワークサービスやネットワークアプリケーションの利用に際しては、コンピュータを目的のサービスやアプリケーションを利用できるネットワークへ接続する必要がある。そして、コンピュータをそのネットワークへ接続するには、コンピュータ上で、そのネットワーク固有の環境に応じた接続設定(ネットワーク接続設定)を行う必要がある。
【0003】
コンピュータを接続するネットワークとしては、PCやワークステーションなどの複数の処理装置を通信ケーブルなどの伝送媒体を介して相互通信可能に接続したLAN(Local area network;構内通信網)の他、最近急速に普及してきた、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)プロトコルを使用するインターネット(一般に、「The internet」と標記される)などがある。また、電話網やISDN(Integrated services digital network)などに代表されるWAN(Wide area network;広域通信網)を用いてLAN同士を接続して、インターネットに近い規模のネットワークを構築するものも知られている。
【0004】
以下、LANおよびインターネットへの接続を例に挙げて、ネットワークアプリケーション/サービスを利用する場合のネットワーク接続設定について説明する。
【0005】
図14(a)は、ネットワークへの接続設定を説明するための図で、(a)は、インターネットへの接続形態を示す模式図、(b)は、LANへの接続形態を示す模式図である。
【0006】
まず、図14(a)に示すインターネットへの接続形態について説明する。PC端末100は、ユーザによって使用されるものであって、モデム101を介して電話回線102に接続されている。ユーザは、予めインターネット104へのアクセス環境を提供するインターネットサービスプロバイダー(ISP)との間でインターネット104を利用するための契約をするとともに、必要な情報の登録を行っている。
【0007】
ISPアクセスポイント103は、ISPによって管理されるものであって、不図示のモデム、ルータ、サーバ(メールサーバやWebサーバなどを含む)を有する。サーバは、モデムを介して電話回線102に接続されるとともに、ルータを介してインターネット104に接続されている。
【0008】
図14(a)に示した例では、PC端末100からISPアクセスポイント103へアクセスすることで、インターネット104へのアクセスが可能となる。PC端末100をインターネット104へ接続するにあたって、ユーザは、まず、PC端末100上で、予めインストールされている環境設定用プログラムを起動し、契約したISPによって予め配布されたIPアドレス(TCP/IPのプロトコル群の中のIPによって使用されるアドレス)を、TCP/IPを導入するのに必要なパラメータとともに手動で入力する。場合によっては、周知のIPブロードキャストアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイアドレスなどの入力が必要となる。これにより、ネットワーク接続設定がなされる。
【0009】
ネットワーク接続設定後、ユーザは、PC端末100上で、予めインストールされている、メーラ(所定のメールサーバを介して電子メールの送受信を行うためのソフトウェア)やブラウザ(所定のWebサーバを介してインターネット上に提供されている情報を取得するためのソフトウェア)などのアプリケーションを起動すると、上述のネットワーク接続設定に従ってインターネット104への接続が実行される。
【0010】
次に、図14(b)に示すLANへの接続形態について説明する。サーバ201と複数のクライアント2021〜202nとが伝送媒体200を介して接続されており、これによりLANが構築されている。クライアント2021〜202nは、それぞれ異なるユーザによって使用されるPC端末であって、ネットワーク専用基板(NIC(Network Interface Card)またはLANカード)を介してLANと接続されており、サーバ201へアクセスすることでファイル共有、電子メールなどのサービスを受けられる。
【0011】
上記のLAN接続形態においても、各クライアント2021〜202nは、LANへの接続に際して、それぞれの端末上で、LANの管理者によって予め割当てられたIPアドレスを、LANへの接続に必要なパラメータとともに手動で入力する(ネットワーク接続設定)。このネットワーク接続設定後、各クライアント2021〜202nからサーバ201へのアクセスが可能となる。
【0012】
図14(b)に示したLAN接続形態は、LAN基本構成であり、最近では、LAN上にRAS(Remote Access Service)サーバを置くことで、場所を選ばず、外部から電話線やISDNを介してLANに接続できるようにした、モバイル環境対応のものもある。また、ファイアウォールサーバなどを介してLANをインターネットに常時接続して、電子メールサービスやWWWサービスをインターネット経由で受けられるようにしたものもある。これらのLANの場合も、ネットワーク接続設定時に、上述したようなTCP/IPを導入するのに必要なパラメータを手動で入力する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のネットワーク接続設定手法は、手動による入力操作であるため、ユーザにとって煩わしいものであり、また、そのような入力操作は、高度な専門知識が要求されるため、ユーザにとって大きな負担となる、という主課題がある。
【0014】
また、上記主課題の他にも、以下のような問題がある。
【0015】
例えば、図14(a)に示したインターネット接続形態の場合、ダイヤルアップ接続で複数の異なるネットワークへの接続が可能である。この場合、ネットワーク接続設定は、各ネットワークに対して行われ、それぞれのネットワーク接続設定がPC端末内に格納される。このように複数のネットワーク接続設定がPC端末内に格納された場合、ユーザは、サービス(またはアプリケーション)を利用したいネットワークへ接続する際に、PC端末上で、それらネットワーク接続設定の中から、該当するネットワーク接続設定を適宜選択して切り替える必要がある。この切り替え操作は、異なるネットワークへ接続する度に、ユーザがいちいち手動で行う必要があるため、非常に煩わしく、ユーザにとって負担となる。
【0016】
加えて、PC端末内に格納されるネットワーク接続設定の数が多くなると、ネットワーク接続設定を選択する際に、ユーザが、ネットワーク接続設定を間違って選択することが予想される。ネットワーク接続設定を間違った場合は、ネットワークへの接続がなされずに通信エラーとなってしまい、ユーザは不愉快な思いをすることになる。正しいネットワーク接続設定を選択するには、ユーザが、PC端末が物理的にどのネットワークに接続されるかを正確に認識する必要があり、その場合、高度な専門知識が要求される。これは、ユーザにとって大きな負担となる。
【0017】
図14(b)に示したLANへの接続形態においても、1つのクライアント(PC端末)が異なるLANまたは別のネットワークに接続される場合は、各ネットワークに対してネットワーク接続設定を行うことになる。例えば、1つのPC端末を、社内において図14(b)に示したようなLANへの接続形態で使用し、自宅において図14(a)に示したようなインターネットへの接続形態で使用する、といった場合は、ユーザは、そのPC端末上で、両使用形態でのネットワーク接続設定を行う必要がある。この場合も、接続するネットワークに応じて、ユーザがいちいち手動でネットワーク接続を切り替えることになるため、非常に煩わしく、ユーザにとって負担となる。
【0018】
また、最近では、携帯端末(携帯電話、PHS(Personal Handy-Phone system)、通信機能を有する小型コンピュータなど)の普及に伴い、移動先で、携帯端末をネットワークへ接続して必要なサービス(またはアプリケーション)を利用する、といったモバイル環境での使用が可能である。例えば、各地方に点在する事業所においてそれぞれLAN(またはWAN)が構築されており、ユーザが、1つのPC端末で、移動先の事業所のLANに接続して必要なサービスまたはアプリケーションを利用する、といった使用が可能である。この場合も、ユーザは、接続環境の違いによる、ネットワーク接続設定の差異を常に意識しておき、接続するLANに応じて、ユーザがいちいち手動でネットワーク接続を切り替える必要があるため、非常に煩わしく、ユーザにとって負担となる。
【0019】
なお、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol:動的ホスト設定プロトコル)により、ユーザがコンピュータをネットワークに接続した時点で、IPアドレス、IPブロードキャストアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイアドレスなどを自動設定するシステムも提供されている。しかし、この場合は、DHCPサーバをそれぞれのネットワークに設置する必要があり、コスト的に不利なものとなる。また、例えば複数のLANが接続されたものにおいて、いずれかのLANにDHCPサーバが設置されていない場合は、そのLANへ接続する場合には、上述した同様の問題を生じる。
【0020】
本発明の目的は、上述した各問題を解決し、低コストで、ネットワーク接続設定を自動で行う、またはネットワーク接続設定を自動で切り替える、もしくはこれら両方の動作を行うことのできる、ネットワーク接続設定方法、情報端末機器、サーバおよびネットワークシステムを提供することにある。
【0021】
さらに、本発明の目的は、そのようなネットワーク接続設定を実行するためのプログラムを提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のネットワーク接続設定方法の一形態は、所望のネットワークへの接続が行われる所定のアプリケーション/サービスが起動時に送出する所定の情報と前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワーク接続設定とを対応づけて記憶する記憶ステップと、
前記所定のアプリケーション/サービスが起動されると、送出された前記所定の情報に対応するネットワーク接続設定を過去に接続したネットワーク接続設定を記録した履歴情報の中から取得する取得ステップと、
前記取得ステップで取得した前記ネットワーク接続設定に従って前記所望のネットワークに接続する接続ステップと、を有することを特徴とする。
また、本発明のネットワーク接続設定方法の別の形態は、所望のネットワークへの接続を行うために必要なネットワーク接続設定を前記所望のネットワークに関連する既存の情報を利用して取得する第1のステップと、
前記第1のステップで取得したネットワーク接続設定に従って前記所望のネットワークに接続する第2のステップとからなり、
前記第1のステップは、過去に接続したネットワークの接続設定を記録した履歴情報の中から前記所望のネットワークに関するネットワーク接続設定を取得するステップを含み、
前記履歴情報の中からネットワーク接続設定を取得するステップは、
前記所望のネットワークへの接続が行われる所定のアプリケーション/サービスが起動時に送出する所定の情報と前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワーク接続設定とを対応づけて前記履歴情報として記憶しておくステップと、
前記所定のアプリケーション/サービスが起動されると、前記所定の情報に基づいて前記履歴情報から前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワーク接続設定を取得するステップとを含むことを特徴とする。
また、本発明のネットワーク接続設定方法の他の形態は、所望のネットワークへの接続を行うために必要なネットワーク接続設定を前記所望のネットワークに関連する既存の情報を利用して取得する第1のステップと、
前記第1のステップで取得したネットワーク接続設定に従って前記所望のネットワークに接続する第2のステップとからなり、
前記第1のステップは、
過去に接続したネットワークの接続設定を記録した履歴情報の中から前記所望のネットワークに関するネットワーク接続設定を取得するステップと、
前記履歴情報に前記所望のネットワークに関するネットワーク接続設定が存在しない場合は、前記既存の情報を利用して所定の手順で前記所望のネットワークに関する新規なネットワーク接続設定を取得するステップとを含み、
前記履歴情報の中からネットワーク接続設定を取得するステップは、
前記所望のネットワークへの接続が行われる所定のアプリケーション/サービスが起動時に送出する所定の情報と前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワーク接続設定とを対応づけて前記履歴情報として記憶しておくステップと、
前記所定のアプリケーション/サービスが起動されると、前記所定の情報に基づいて前記履歴情報から前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワーク接続設定を取得するステップとを含むことを特徴とする。
【0023】
上記の方法によれば、所望のネットワークへの接続に必要なネットワーク接続設定へ自動的に切り替わることになるので、ユーザは、接続環境の違いによるネットワーク接続設定の差異を認識しておく必要がなく、また、手動による入力操作も必要ない。
【0025】
また、上記の方法によれば、アプリケーション/サービスが起動されると、その起動したアプリケーション/サービスを利用するために必要なネットワーク接続設定に自動的に切り替わる。このように、アプリケーション/サービスに応じてネットワーク接続設定が自動的になされるので、ユーザは、接続環境の違いによるネットワーク接続設定の差異を認識しておく必要がなく、また、手動による入力操作も必要ない。
【0026】
上記本発明のネットワーク接続設定方法において、前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワーク接続設定を前記所望のネットワークから接続時に提供される所定の情報と対応づけて前記履歴情報として記憶しておくステップと、前記所望のネットワークへの接続がなされると、前記所定の情報に基づいて前記履歴情報から前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワーク接続設定を取得するステップとを含むようにしてもよい。
【0027】
上記の方法によれば、目的のネットワークへの接続がなされると、必要なネットワーク接続設定が自動的になされる。よって、この場合も、ユーザは、接続環境の違いによるネットワーク接続設定の差異を認識しておく必要がなく、また、手動による入力操作も必要ない。
【0028】
本発明の情報端末機器の一形態は、所望のネットワークへの接続が行われる所定のアプリケーション/サービスが起動時に送出する所定の情報と前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワーク接続設定とを対応づけて記憶する記憶手段と、
前記所定のアプリケーション/サービスが起動されると、送出された前記所定の情報に対応するネットワーク接続設定を過去に接続したネットワーク接続設定を記録した履歴情報の中から取得する取得手段と、
前記取得手段で取得した前記ネットワーク接続設定に従って前記所望のネットワークに接続する接続手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明の情報端末機器の別の形態は、所望のネットワークへの接続を行うために必要なネットワーク接続設定を前記所望のネットワークに関連する既存の情報を利用して取得する接続設定取得手段と、
前記接続設定取得手段で取得したネットワーク接続設定を現在設定されているネットワーク接続設定と置き換える接続設定切替手段と、
過去に接続したネットワークの接続設定を記録した履歴情報が格納される記憶手段と、
前記所望のネットワークへの接続が行われる所定のアプリケーション/サービス手段とを有し、
前記記憶手段は、前記履歴情報として、前記所定のアプリケーション/サービス手段が起動時に送出する所定の情報と前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワーク接続設定とが対応づけられて格納されており、
前記接続設定取得手段は、前記所定のアプリケーション/サービスが起動されると、前記所定の情報に基づいて前記履歴情報から前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワーク接続設定を取得するように構成されていることを特徴とする。
また、本発明の情報端末機器の他の形態は、所望のネットワークへの接続を行うために必要なネットワーク接続設定を前記所望のネットワークに関連する既存の情報を利用して取得する接続設定取得手段と、
前記接続設定取得手段で取得したネットワーク接続設定を現在設定されているネットワーク接続設定と置き換える接続設定切替手段と、
過去に接続したネットワークの接続設定を記録した履歴情報が格納される記憶手段と、
前記所望のネットワークへの接続が行われる所定のアプリケーション/サービス手段とを有し、
前記記憶手段は、前記履歴情報として、前記所定のアプリケーション/サービス手段が起動時に送出する所定の情報と前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワーク接続設定とが対応づけられて格納されており、
前記接続設定取得手段は、前記所定のアプリケーション/サービスが起動された場合は、前記所定の情報に基づいて前記履歴情報から前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワーク接続設定を取得し、前記履歴情報に前記所望のネットワークに関するネットワーク接続設定が存在しない場合は、前記既存の情報を利用して所定の手順で前記所望のネットワークに関する新規なネットワーク接続設定を取得するように構成されていることを特徴とする。
【0029】
上記本発明の情報端末機器においても、上述した本発明のネットワーク接続設定方法と同様、自動的に必要なネットワーク接続設定がなされるので、ユーザは、接続環境の違いによるネットワーク接続設定の差異を認識しておく必要がなく、また、手動による入力操作も必要ない。
【0030】
本発明のネットワークシステムは、少なくとも1台の上記記載の情報端末機器が、所定のネットワークへの接続設定がなされた他の情報端末機器とローカルネットワークを介して相互通信可能に接続されたネットワークシステムであって、記情報端末機器は、前記ローカルネットワークを介して前記他の情報端末機器から前記所定のネットワークへの接続のためのネットワーク接続設定を取得し、該取得したネットワーク接続設定に基づいて前記所定のネットワークへの接続を行うことを特徴とする。
【0031】
上記本発明のネットワークシステムにおいても、上述した本発明のネットワーク接続設定方法と同様、自動的に必要なネットワーク接続設定がなされるので、ユーザは、接続環境の違いによるネットワーク接続設定の差異を認識しておく必要がなく、また、手動による入力操作も必要ない。
【0034】
本発明のプログラムの一形態は、所望のネットワークへの接続が行われる所定のアプリケーション/サービスが起動時に送出する所定の情報と前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワーク接続設定とを対応づけて記憶する記憶処理と、
前記所定のアプリケーション/サービスが起動されると、送出された前記所定の情報に対応するネットワーク接続設定を過去に接続したネットワーク接続設定を記録した履歴情報の中から取得する取得処理と、
前記取得処理で取得した前記ネットワーク接続設定に従って前記所望のネットワークに接続する接続処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、本発明のプログラムの別の形態は、所望のネットワークへの接続を行うために必要なネットワーク接続設定を前記所望のネットワークに関連する既存の情報を利用して取得する第1の処理と、
前記第1の処理で取得したネットワーク接続設定に従って前記所望のネットワークに接続する第2の処理とをコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記第1の処理は、過去に接続したネットワークの接続設定を記録した履歴情報の中から前記所望のネットワークに関するネットワーク接続設定を取得する処理を含み、
前記履歴情報の中からネットワーク接続設定を取得する処理は、
前記所望のネットワークへの接続が行われる所定のアプリケーション/サービスが起動時に送出する所定の情報と前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワーク接続設定とを対応づけて前記履歴情報として記憶しておく処理と、
前記所定のアプリケーション/サービスが起動されると、前記所定の情報に基づいて前記履歴情報から前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワーク接続設定を取得する処理とを含むことを特徴とする。
また、本発明のプログラムの他の形態は、所望のネットワークへの接続を行うために必要なネットワーク接続設定を前記所望のネットワークに関連する既存の情報を利用して取得する第1の処理と、
前記第1の処理で取得したネットワーク接続設定に従って前記所望のネットワークに接続する第2の処理とをコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記第1の処理は、
過去に接続したネットワークの接続設定を記録した履歴情報の中から前記所望のネットワークに関するネットワーク接続設定を取得する処理と、
前記履歴情報に前記所望のネットワークに関するネットワーク接続設定が存在しない場合は、前記既存の情報を利用して所定の手順で前記所望のネットワークに関する新規なネットワーク接続設定を取得する処理を含み、
前記履歴情報の中からネットワーク接続設定を取得する処理は、
前記所望のネットワークへの接続が行われる所定のアプリケーション/サービスが起動時に送出する所定の情報と前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワーク接続設定とを対応づけて前記履歴情報として記憶しておく処理と、
前記所定のアプリケーション/サービスが起動されると、前記所定の情報に基づいて前記履歴情報から前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワーク接続設定を取得する処理とを含むことを特徴とする。
【0035】
上記本発明のプログラムにおいても、上述した本発明のネットワーク接続設定方法と同様、自動的に必要なネットワーク接続設定がなされるので、ユーザは、接続環境の違いによるネットワーク接続設定の差異を認識しておく必要がなく、また、手動による入力操作も必要ない。
【0036】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0037】
本発明のネットワーク接続設定方法は、所望のネットワークへの接続を行うために必要なネットワーク接続設定(例えば、所定のアプリケーション/サービスを利用するために必要なネットワーク接続設定)を、既存の情報を利用して取得し、該取得したネットワーク接続設定に従って上記所望のネットワークに接続することを特徴とし、これにより、手動による入力操作なしにネットワーク接続設定を自動的に行うことを可能にする。
【0038】
例えば、所定のアプリケーション/サービスを利用するために必要なネットワーク接続設定を取得する場合、2つのアプローチの仕方がある。図1に、そのアプローチの仕方の概念図を示す。図1には、ネットワーク接続設定を行う際の処理のポイントなる部分として、ネットワーク301、ネットワーク接続設定302、ネットワークアプリケーション/サービス303の3つのポイントが階層的に示されており、さらに2つのアプローチA、Bが矢印で示されている。
【0039】
アプローチAでは、ネットワークアプリケーション/サービス303の起動から始まって、ネットワーク接続設定302を経てネットワーク301への接続が行われる。この場合は、ネットワークアプリケーション/サービス303側からネットワーク接続に必要な情報を取得し、この取得した情報に基づいてネットワーク接続設定が行われる。ネットワーク接続設定を行うにあたって、過去のネットワーク接続設定の履歴を参照することができる。
【0040】
一方のアプローチBでは、ネットワーク301への接続から始まって、ネットワーク接続設定302を経てネットワークアプリケーション/サービス303が起動される。この場合は、ネットワーク301側からネットワーク接続に必要な情報(接続環境)を取得し、この取得した情報に基づいてネットワーク接続設定が行われる。上記アプローチAの場合と同様、ネットワーク接続設定を行うにあたって、過去のネットワーク接続設定の履歴を参照することができる。
【0041】
上述したネットワーク接続設定方法は、周知の情報端末機器(例えば、PC端末)やサーバなどに適用することができる。例えば、PC端末において、所望のネットワークへの接続を行うために必要なネットワーク接続設定(例えば、所定のアプリケーション/サービスを利用するために必要なネットワーク接続設定)を既存の情報を利用して取得する接続設定取得部と、その取得したネットワーク接続設定を現在設定されているネットワーク接続設定と置き換える接続設定切替部とを設けることで、手動による入力操作なしにネットワーク接続設定を行うことが可能となる。これらの処理部における動作は、いずれもプログラムにより実現することができる。
【0042】
以下、上述したネットワーク接続設定の実施形態として、アプローチAに基づく実施形態1〜3、アプローチBに基づく実施形態4〜6を説明する。
【0043】
(実施形態1)
図2は、本発明の第1の実施形態のネットワーク接続設定方法を説明するための概念図である。
【0044】
図2において、ネットワークアプリケーション/サービス1、ネットワーク接続解析ドライバソフトウェア2、オペレーションシステム(OS)3、ダイヤルアップ接続処理4、LAN接続処理5は、いずれもユーザのコンピュータ端末(不図示)、例えばPC端末のハードディスク内に、予めインストールされているプログラムである。また、ロギングファイル6は、そのユーザのコンピュータ端末のハードディスク内に格納されるファイルであって、ユーザが手動で入力したネットワーク接続設定を含む過去のネットワーク接続設定の履歴情報6aが格納される。
【0045】
ネットワークアプリケーション/サービス1は、例えば周知のメーラやブラウザなどのアプリケーションソフトである。このネットワークアプリケーション/サービス1は、ユーザがPC端末上で所定の入力操作を行うことで起動し、起動時には、目的のネットワーク(以下、ターゲットネットワークと記す。)への接続に必要な特定情報(ターゲットネットワークと起動したアプリケーション/サービスとを少なくとも特定することができる情報)を通信要求とともに送出する。このような特定情報を含む通信要求は、例えば、TCP/IPでよく知られたIPパケットの形で送出することもできる。この場合、特定情報は、アプリケーション/サービス名(プログラム名)、ターゲットネットワークアドレス(接続先のネットワークデバイスのIPアドレス)、使用プロトコル名(TCP/IP、UDP(User Datagram Protocol)など)、使用ポートアドレス名(80、25など)などを含む。ここで、ポートアドレスは公的に割当てられたTCPポートアドレスで、アドレスによりアプリケーション/サービスを特定することができる。例えばポート25はSMTP(Simple Mail Transfer Protocol;簡易メール転送プロトコル)であり、メーラによる電子メール送信の要求であることが分かる。
【0046】
ネットワーク接続解析ドライバソフトウェア2は、ネットワークアプリケーション/サービス1が起動時に送出した通信要求に含まれる上記特定情報と、ロギングファイル6に格納されている過去のネットワーク接続設定の履歴情報6aとから、ターゲットネットワークへの最適な接続設定を決定したり、そのネットワーク接続設定の履歴情報6aを追加、更新したりする。ロギングファイル6には、過去のネットワーク接続設定の履歴情報6aが上記特定情報と対応づけられて格納されており、上記特定情報に基づいて、過去に行ったネットワーク接続設定を参照できるようになっている。これらネットワーク接続解析ドライバソフトウェア2およびロギングファイル6により、上述した接続設定取得部および接続設定切替部による各処理動作を実現している。
【0047】
ダイヤルアップ接続処理4は、予め用意されたモデム(不図示)を介して所定の手順で目的のネットワークへの接続を行う。LAN接続処理5は、予め用意されたNICまたはLANカードの不図示のネットワーク専用基板(以下、ネットワークデバイスまたはネットワークアダプタと記す場合もある。)を介して所定の手順で目的のLANへの接続を行う。
【0048】
オペレーションシステム3は、周知のOSソフトウェアであって、上記のネットワークアプリケーション/サービス1、ネットワーク接続解析ドライバソフトウェア2、ダイヤルアップ接続処理4およびLAN接続処理5における実行管理を行う。
【0049】
次に、ネットワーク接続設定の基本的な流れについて説明する。
【0050】
初期の設定状態において、ユーザのPC端末(不図示)には、ネットワークアプリケーション/サービス1として、それぞれが異なるネットワークA、B、Cへの接続を要求する3つのアプリケーションA、B、Cがインストールされている。また、ロギングファイル6には、アプリケーションAによって過去に接続されたネットワーク接続設定A、アプリケーションBによって過去に接続されたネットワーク接続設定B、アプリケーションCによって過去に接続されたネットワーク接続設定Cが、それぞれ対応するアプリケーションおよびターゲットネットワークを特定することのできる特定情報と対応づけられて格納されている。
【0051】
まず、ユーザがPC端末上で所定の入力操作を行ってアプリケーションAを起動すると、アプリケーションAが、ネットワークAへの接続要求を送出する(ステップS1)。ネットワーク接続解析ドライバソフトウェア2は、オペレーションシステム3上で実行管理されている各アプリケーションA〜Cからの接続要求の送出を常時監視している。
【0052】
接続要求がアプリケーションAから送出されると、ネットワーク接続解析ドライバソフトウェア2は、その接続要求に含まれている特定情報に基づいて、ロギングファイル6内に格納されているネットワーク接続設定A〜Cのうちから、アプリケーションAによって過去に接続されたネットワーク接続設定を検索する(ステップS2)。ここでは、ネットワーク接続設定Aが検索される。
【0053】
続いて、ネットワーク接続解析ドライバソフトウェア2は、ロギングファイル6から上記ステップS2の検索の結果を受け取ると(ステップS3)、該検索結果であるネットワーク接続設定Aに基づいて、現在のPC端末のネットワーク接続設定を行う(ステップS4)。通常、PC端末では、前回のネットワーク接続設定が保持された状態になっており、ネットワーク接続解析ドライバソフトウェア2は、その保持されている前回のネットワーク接続設定をネットワーク接続設定Aに置き換える。
【0054】
ネットワーク接続設定Aに基づく接続設定が行われると、続いて、ネットワーク接続解析ドライバソフトウェア2は、ステップS4で設定されたネットワーク接続設定Aに従ったネットワーク接続実行要求をオペレーションシステム3に対して行う(ステップS5)とともに、その接続結果をロギングファイル6へ書き込む(ステップS6)。
【0055】
最後に、ネットワーク接続実行要求を受けたオペレーションシステム3は、ステップS3で設定されたネットワーク接続設定Aに従って、ダイヤルアップ接続処理4またはLAN接続処理5のうちの対応する接続処理でターゲットネットワークへの接続を実行させる(ステップS7)。
【0056】
上述した手順は、アプリケーションAを起動した場合のネットワーク接続設定の例であるが、他のアプリケーションB、Cを起動した場合も同様の手順でネットワーク接続設定が行われる。例えば、アプリケーションBの場合であれば、ネットワーク設定Bが設定され、アプリケーションCの場合であれば、ネットワーク設定Cが設定される。
【0057】
以上の手順によれば、アプリケーションの起動をトリガーとして、ネットワーク接続設定が、その起動したアプリケーションが過去に接続したネットワーク接続設定に自動的に置き換わるので、ユーザは、アプリケーション毎にネットワーク接続設定を行う必要がなく、また、ターゲットネットワークへの接続環境の違いを意識する必要もない。
【0058】
なお、初期の設定状態によっては、例えばアプリケーションAに関するネットワーク接続設定として、複数の異なるネットワーク接続設定が検索される場合もある。この場合は、ステップS3の検索結果として複数のネットワーク接続設定を得ることになるため、ステップS4で、それらネットワーク接続設定を例えば選択要求メッセージのような形でユーザに提供し、ユーザが、そのメッセージに応じて、提供されたネットワーク接続設定のうちから適切なネットワーク接続設定を選択入力するようにして、その選択入力されたネットワーク接続設定に置き換える。
【0059】
上記の場合は、ユーザの入力操作が介在することになるため、ネットワーク接続設定を完全な自動化にすることはできないが、従来の手動で行うものより、次のような点で優れている。すなわち、各アプリケーションに関するネットワーク接続設定が数多くある場合に、起動したアプリケーションに関するネットワーク接続設定を検索することになるので、結果的に、ユーザに対して、ネットワーク接続設定の絞込みを行うことになる。このネットワーク接続設定の絞込みにより、ユーザは、容易、かつ、正確に、必要なネットワーク接続設定を行うことができる。
【0060】
また、上記のユーザによる入力操作を自動化することも可能である。この場合は、ネットワーク接続解析ドライバソフトウェア2が、検索結果である複数のネットワーク接続設定でそれぞれ試験的に接続実行し、前述した通信エラーや情報入力要求が生じなかったものを最適なネットワーク接続設定と判断する。そして、この最適なものと判断されたネットワーク接続設定に現在の設定を置き換える。
【0061】
次に、上述したネットワーク接続設方法が適用されるコンピュータの構成について具体的に説明する。
【0062】
図3は、図2に示したネットワーク接続設方法が適用されるコンピュータの一構成例を示すブロック図である。図3に示すコンピュータ10は、制御部11、インターフェース12、記憶装置13、マウスやキーボードからなる入力部14、およびCRTや液晶表示ディスプレイまたはプリンターなどからなる出力部15を有する。インターフェース12は、周知のインターフェースアダプタである、モデム20およびLANカード30を介して異なるネットワークへの接続が可能である。
【0063】
記憶装置13には、図2に示したネットワークアプリケーション/サービス1、ネットワーク接続解析ドライバソフトウェア2、オペレーションシステム(OS)3、ダイヤルアップ接続処理4、LAN接続処理5に関する各プログラムを含む種々のプログラムが予め格納されており、制御部11が、この格納されたプログラムを必要に応じて読み出して実行することで、上述したステップS1〜S7のような動作が行われる。
【0064】
次に、ネットワーク接続解析ドライバソフトウェア2によって行われる処理について、さらに詳細に説明する。
【0065】
図4は、図2に示したネットワーク接続解析ドライバソフトウェア2によって行われる、具体的な処理手順を示すフローチャート図である。以下に説明する例では、3つのアプリケーション「AAAAA」、「BBBBB」、「CCCCC」が予めインストールされており、それぞれのアプリケーションがネットワークに接続するときに、
▲1▼アプリケーション/サービス名(プログラム名)
▲2▼ターゲットネットワークアドレス(IPアドレス)
▲3▼使用プロトコル名(TCP/IP、UDなど)
▲4▼使用ポートアドレス名(80、25など)
の少なくとも4つのパラメータ(特定情報)を含む通信要求(IPパケット)を送出するものとする。また、ロギングファイル6には、上記3つのアプリケーションに関する過去のネットワーク接続設定の履歴情報6aとして、図5に示すようなテーブル情報が格納されている。
【0066】
図5の例では、過去に接続されたネットワーク接続設定の詳細がその名前(使用ネットワーク接続設定名)とともに、上記の▲1▼〜▲4▼のパラメータと対応づけられて格納されている。使用ネットワーク接続設定名は、コンピュータ上で、ユーザが任意に決定することができる。具体的には、アプリケーション「AAAAA」に関する過去のネットワーク接続設定として、「固定IPアドレスLAN接続」という名前で、「IPアドレス(192.168.1.10)ゲートウェイアドレス(192.168.1.254)」という接続設定内容が格納されている。また、アプリケーション「BBBBB」に関する過去のネットワーク接続設定として、「DHCPクライアント接続」という名前で、「DHCPサーバから取得」という接続設定内容が格納されている。さらに、アプリケーション「CCCCC」に関する過去のネットワーク接続設定として、「モデムダイヤルアップ接続」という名前で、「ダイヤルアップ先の電話番号(XXXX)」という接続設定内容が格納されている。なお、ターゲットネットワークアドレス、使用プロトコル名、使用ポートアドレス名については、実際は、通信要求時にアプリケーションが送出したIPパケットに含まれている、「IPアドレス(192.168.1.10)」、「TCP/IP」、「25」などの具体的なデータが格納されるが、図5の例では、説明を簡略化するために、「IPアドレスA」「プロトコルA」、「ポートアドレスA」などのように略して記載している。
【0067】
ユーザは、予め用意してあるLANカードを用いて、PC端末を所定のLAN(例えば、社内に設置されているLAN)へ接続した状態で、所定の入力操作を行うことによりアプリケーション「AAAAA」を起動する。アプリケーション「AAAAA」が起動されると、上述した▲1▼〜▲4▼のパラメータを含む接続要求がアプリケーション「AAAAA」から送出される。この送出された接続要求に基づいて、ネットワーク接続解析ドライバソフトウェア2が図4に示した以下のような手順でLANへの接続設定を行う。
【0068】
まず、ステップS10にて、ネットワークアプリケーションの一時遮断を行う。一時遮断を行う理由は、接続要求がアプリケーション「AAAAA」から送出された時点で、PC端末に保持されている前回のネットワーク接続設定での接続処理が実行されてしまい、そのまま処理が実行され続けると、前回のネットワーク接続設定がターゲットである所定のLANへの接続設定でない場合、通信エラーとなってしまう、またはネットワーク接続に必要な情報の入力要求を受けることになるからである。例えば、アプリケーション「AAAAA」がLAN上に設置されたメールサーバへのアクセスが可能なメーラである場合、起動と同時に、PC端末に維持されている接続環境の異なる前回のネットワーク接続設定に基づいてLANへの接続処理が実行された場合は、メールサーバのネットワークアドレスに対して接続を行おうとする通信処理要求が出される。このような通信エラーや情報入力要求が生じないように、ネットワークアプリケーションの処理を一時遮断する。
【0069】
続いて、ステップS11にて、アプリケーション「AAAAA」から送出された接続要求の内容を解析する。具体的には、接続要求に含まれている上述した▲1▼〜▲4▼のパラメータの解析を行う。さらに、ステップS12にて、その解析結果である▲1▼〜▲4▼のパラメータに基づいてロギングファイルを検索する。そして、この検索の結果、過去のネットワーク接続設定の履歴情報の中に、該当するネットワーク接続設定があるかどうかを判断し、あった場合は、続くステップS14にて、保持していた前回のネットワーク接続設定をその該当するネットワーク接続設定と置き換える。ロギングファイルに該当するネットワーク接続設定がない場合には、ステップS15にて、所定の手順で新規なネットワーク接続設定を作成する。そして、ステップS14にて、その作成した新規なネットワーク接続設定で接続設定の置き換えを行う。
【0070】
図5の例では、アプリケーション「AAAAA」の過去のネットワーク接続設定として、「固定IPアドレスLAN接続」という名前で、「IPアドレス(192.168.1.10)ゲートウェイアドレス(192.168.1.254)」という接続設定内容が格納されているので、ステップS13の判断は、「該当あり」となって、ステップS14で、この「固定IPアドレスLAN接続」の接続設定内容への置き換えが行われる。
【0071】
続いて、ステップS16にて、上述のステップS10で行ったネットワークアプリケーションの一時遮断を解除して、オペレーションシステム3に対して上述のステップS14で設定されたネットワーク接続設定に基づく接続処理を要求する。
【0072】
最後に、ステップS17にて、上述のステップS14で設定されたネットワーク接続設定とアプリケーション「AAAAA」の組み合わせをロギングファイル6に書き込む。ここで、ログにある既存のネットワーク接続の場合は、「登録名」のみ保存する。
【0073】
以上は、アプリケーション「AAAAA」を起動したときのネットワーク接続設定の置き換えの説明であるが、アプリケーション「BBBBB」、「CCCCC」の起動時にも同様な手順でネットワーク接続設定の置き換えが行われる。
【0074】
アプリケーション「BBBBB」の場合は、DHCPクライアント接続であるため、ネットワーク接続に必要なIPアドレスなどの情報は、ターゲットネットワークに接続されているDHCPサーバとの間で周知のブロードキャストによる情報のやり取りを行うことにより与えられる。この点が、上述のアプリケーション「AAAAA」の場合と異なる。
【0075】
アプリケーション「CCCCC」の場合は、図5から分かるように、モデムを利用したダイヤルアップ接続によりネットワークへの接続が行われるため、このアプリケーション「CCCCC」を起動する際は、ユーザは、PC端末を予めモデルに接続しておく必要がある。また、ユーザは、予め、インターネットへのアクセス環境を提供する任意のISPとの間でインターネットを利用するための契約をしており、例えば図3に示したパソコン10上で、モデム20を介した所定のネットワークへの接続設定に必要な情報として、ID番号、パスワードなどのユーザ情報、ダイヤルアップ先の電話番号、契約したISPにより割当てられたIPアドレスなどの情報が格納されている。アプリケーション「CCCCC」の起動時には、この格納されたモデムダイヤルアップ接続の設定内容に従って所定のIPSサーバを介したネットワーク接続が行われる。このようなモデムを使用する形態は、自宅でのインターネット接続の場合によく見られる。
【0076】
以上の動作により、ユーザは、1つのPC端末を、例えば、社内におけるLANへの接続と、自宅におけるモデムダイヤルアップ接続との両形態で使用する場合に、過去にネットワーク接続設定がなされていれば、使用形態に応じて自動的にネットワーク接続設定が切り替わることになる。
【0077】
なお、ステップS15での、新規なネットワーク接続設定の作成では、後述するネットワーク接続設定の自動生成処理が行われる、または、従来の場合と同様な手動による入力操作が行われる。
【0078】
(実施形態2)
図6は、本発明の第2の実施形態のネットワーク接続設定方法を説明するための概念図である。本実施形態のネットワーク接続設定方法は、ネットワーク接続解析ドライバソフトウェア2に、以下に説明するようなネットワークアドレス(IPアドレス)類推機能(ネットワークアドレス類推エンジン)を持たせた以外は上述した第1の実施形態の方法と同様である。
【0079】
以下、ネットワーク接続解析ドライバソフトウェア2の特徴的な動作についてのみ説明する。
【0080】
ネットワークアプリケーション/サービス1から接続要求が送出されると、まず、その接続要求に含まれている特定情報に基づいて、ロギングファイル6内に格納されている過去のネットワーク接続設定を検索する(ステップS21)。
【0081】
続いて、ロギングファイル6から上記ステップS21の検索の結果を受け取る(ステップS22)。この検索結果として、過去のネットワーク接続設定が与えられた場合には、上述したステップS3〜S7(図2参照)の手順で接続設定を行う。該当するネットワーク接続設定がない旨の検索結果が通知された場合には、上記特定情報を現在の検索条件より広くなるように設定して再検索を行う(ステップS23)。例えば、上記特定情報に含まれているターゲットネットワークのアドレスに類似したネットワークアドレスを検索対象としてロギングファイル6内を再検索する。
【0082】
具体的には、
「ターゲットネットワークアドレス: HYPERLINK http://aaa.bbb.co.jp http://aaa.bbb.co.jp/」
であれば、
「類似ネットワークアドレス:http://***.bbb.co.jp/」
で再検索を行う。このようにすることで、検索範囲が広がる。
【0083】
類似ネットワークアドレスによる再検索結果をログファイルから受け取ると(ステップS24)、続いて、その再検索結果に基づいて、現在のPC端末のネットワーク接続設定を行う(ステップS25)。これ以降は、図2に示したステップS5〜S7の処理と同様な処理が行われる。
【0084】
本実施形態においても、再検索結果として複数のネットワークアドレスに関する接続設定が与えられる場合がある。この場合は、上述した第1の実施形態の場合と同様、ユーザによる選択入力操作、または、試験的な接続による選択処理が行われる。
【0085】
(実施形態3)
上述した第1および第2の実施形態のネットワーク接続設定方法は、基本的には、図4に示したようなコンピュータ端末(クライアントコンピュータ)に適用されるが、同様なネットワーク接続設定方法をサーバコンピュータに適用することも可能である。
【0086】
図7は、本発明の第3の実施形態のネットワーク接続設定方法が適用されるサーバコンピュータシステムの一例を示す構成図である。このシステムは、クライアントコンピュータ40からのネットワークアプリケーション/サービスが、プロシキサーバやダイヤルアップサーバなどのサーバコンピュータ41を経由して接続環境の異なるネットワークA〜Cのいずれかに接続されるものである。
【0087】
クライアントコンピュータ40は、例えば電子メールサービスやWebページの閲覧サービスのネットワークアプリケーション/サービスを利用するためのメーラやブラウザのアプリケーション(プログラム)が予めインストールされている。サーバコンピュータ41はLAN42上に配置されており、前述したネットワーク接続解析ドライバソフトウェア2と同様のソフトエアが予めインストールされているとともにロギングファイル6に対応する記憶部を備える。クライアントコンピュータ40はLAN42を介してサーバコンピュータ41へのアクセスが可能である。ネットワークA〜Cは、インターネットやLANまたはWANなどのネットワークである。
【0088】
本実施形態のシステムでは、クライアントコンピュータ40に予め用意しておいたLANカードを取り付けて、このLANカードを用いてLAN42に接続する。この状態で、クライアントコンピュータ40上で、所定のアプリケーションを起動すると、アプリケーションから接続要求がサーバコンピュータ41を経由してターゲットネットワークへ送出される。サーバコンピュータ41のネットワーク接続解析ドライバソフトウェアは、この接続要求の送出を常時監視しており、クライアントコンピュータ40から接続要求が送出されると、前述の図2、図4、図6に示したような手順でクライアントコンピュータ40のネットワーク接続設定の切り替えを行う。この動作により、本実施形態のシステムにおいても、クライアントコンピュータ40では、ネットワークアプリケーション/サービスの起動をトリガーとして、最適なネットワーク接続設定に自動的に切り替えることができる。
【0089】
(実施形態4)
上述した第1乃至第3の実施形態は、いずれもネットワークアプリケーション/サービスの起動をトリガーとして、必要なネットワーク接続設定が行われるようになっているが、その逆に、ネットワークへの接続をトリガーとして、ネットワーク接続設定が行われるようにすることもできる。ここでは、そのようなネットワーク接続設定を行う方法について説明する。
【0090】
図8は、本発明の第4の実施形態のネットワーク接続設定方法が適用されるコンピュータの一例を示すブロック図である。このコンピュータ(図8中の破線で囲まれた部分)は、接続環境の異なる複数のネットワーク561〜56nへの接続が可能なものであって、ネットワーク検知部50、ロケーション管理部51、記憶部(ロギングファイル)52、ネットワーク接続設定自動生成部53、ネットワーク接続設定部54を有する。ネットワーク検知部50、記憶部52およびネットワーク接続設定自動生成部53が上述した接続設定取得部に相当し、ロケーション管理部51が上述した接続設定切替部に相当する。
【0091】
ネットワーク561〜56nは、例えば、
・モデムを介したダイヤルアップ接続
・携帯/PHSを介した接続
・ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)モデムを介した接続
・LAN接続
などの種々の接続形態に対応する各種ネットワークである。
【0092】
ネットワーク検知部50は、ネットワーク561〜56nのうちのいずれに接続されたかを検知する部分であって、ネットワークデバイス(ネットワーク上のデバイスであって、モデムやLANアダプタなど)が変更されたかどうかを調べる。例えば、モデムを介したダイヤルアップ接続によるネットワークからLAN接続へ切り替わった場合は、ネットワークデバイスがモデムからLANアダプタに変更されることになるので、ネットワーク検知部50がそのネットワークデバイスの変更を検知する。また、このネットワーク検知部50は、接続されたネットワークデバイスの情報やネットワーク上を流れている他のコンピュータから送出されたパケットに含まれている情報(IPアドレス、ルーティング、ゲートウェイアドレスなど)などを収集し分析して、記憶部52に記憶されている過去のネットワーク接続設定の履歴情報の中から現在接続されているネットワークへの接続設定を推測する。この推測結果は、ロケーション管理部51へ渡される。
【0093】
記憶部52には、過去に接続されたネットワークの接続設定に関する情報が、ネットワーク接続設定に必要な情報とともに格納されている。ここで、ネットワーク接続設定に必要な情報とは、例えばユーザが予めインターネットへのアクセス環境を提供するISPとの間で利用契約をしている場合であれば、その契約に際してユーザが登録した情報、例えばユーザ情報(IDやパスワード)やダイヤルアップ先の電話番号である。ダイヤルアップ先の電話番号は、通常、ユーザのコンピュータが設置された地域(通常は自宅)毎に異なることから、その電話番号から地域を特定することかできるので、これを位置情報として扱うことができる。
【0094】
ロケーション管理部51は、ネットワーク検知部50からの推測結果に基づくネットワーク接続設定の変更をネットワーク接続設定部54に指示する。また、該当するネットワーク接続設定が記憶部52に存在しない旨の推測結果をネットワーク検知部50から受け取った場合は、新規なネットワーク接続設定の作成をネットワーク接続設定自動生成部53に要求し、該要求に応じてネットワーク接続設定自動生成部53が生成した新規なネットワーク接続設定に基づくネットワーク接続設の変更をネットワーク接続設定部54に指示する。さらに、ロケーション管理部51は、新規なネットワーク接続設定への変更をネットワーク接続設定部54へ指示した場合は、その都度、記憶部52に格納されているネットワーク接続設定の情報を追加/更新する。
【0095】
ネットワーク接続設定自動生成部53は、ロケーション管理部51からの新規なネットワーク接続設定の作成要求を受けると、現在接続されているネットワークデバイスの状態から、新規なネットワーク接続設定を作成する。ネットワーク接続設定部54は、接続環境に関する各パラメータの設定が行われる部分であって、ネットワーク部54aとアプリケーション部54bを有する。ネットワーク部54aは、OSI参照モデル(Open Systems Interconnection)でいうところのネットワーク層に関連する情報の設定がなされる部分である。アプリケーション部54bは、OSI参照モデルでいうところのアプリケーション層に関連する情報の設定がなされる部分で、例えばメーラやブラウザなどのアプリケーションを起動する際に必要となるプロトコルに関する情報などが設定される。上記ロケーション管理部51は、これらネットワーク部54aおよびアプリケーション部54bの設定を変更する。
【0096】
次に、本実施形態のコンピュータにおけるネットワーク接続設定の手順について説明する。図9は、図8に示したコンピュータにおけるネットワーク接続設定の基本的な流れを示すフローチャート図である。以下、図8および図9を参照してネットワーク接続設定の基本的な流れを説明する。
【0097】
まず、ステップS31にて、ネットワーク検知部50により、ネットワークデバイスが変更されたかどうかが判断される。ネットワークデバイスの変更が無い場合は、ネットワーク接続設定処理は終了し、保持されている前回のネットワーク接続設定のままで接続処理が行われる。ネットワークデバイスの変更が有った場合は、続いて、ステップS32にて、ネットワーク検知部50が、現在接続されているネットワークから必要な情報、例えばネットワークデバイスの情報やネットワーク上を流れている他のコンピュータから送出されたパケットに含まれている情報(IPアドレスやゲートウェイアドレスなど)を収集し分析する。そして、ステップS33にて、ネットワーク検知部50が、その分析結果から、記憶部52に記憶されている過去のネットワーク接続設定の履歴情報の中に、現在接続されているネットワークへの接続設定に該当するネットワーク接続設定があるかどうかを判断する。
【0098】
上記ステップS33における判断が、「該当あり」の場合には、ステップS34にて、ロケーション管理部51が、その該当するネットワーク接続設定に基づく接続設定の変更をネットワーク接続設定部54に指示し、該指示を受けたネットワーク接続設定部54にてネットワーク部54aおよびアプリケーション部54bの設定変更が行われる。この後、ネットワーク接続設定の処理は終了する。
【0099】
上記ステップS33における判断が、「該当なし」の場合には、ステップS35にて、ロケーション管理部51が、新規なネットワーク接続設定の作成をネットワーク接続設定自動生成部53に要求し、該要求に応じてネットワーク接続設定自動生成部53が新規なネットワーク接続設定を作成する。続いて、ステップS36にて、ロケーション管理部51が、その作成された新規なネットワーク接続設定を記憶部52に登録する。そして、ステップS37にて、ロケーション管理部51が、その新規なネットワーク接続設定に基づく接続設定の変更をネットワーク接続設定部54に指示し、該指示を受けたネットワーク接続設定部54にてネットワーク部54aおよびアプリケーション部54bの設定変更が行われる。この後、ネットワーク接続設定の処理は終了する。
【0100】
次に、ネットワーク接続設定自動生成部53にて行われる新規なネットワーク接続設定の自動生成の手順について具体的に説明する。図10は、そのネットワーク接続設定自動生成部53にて行われる新規なネットワーク接続設定の自動生成の一手順を示すフローチャート図である。以下、この図10を参照して新規なネットワーク接続設定の自動生成の手順を説明する。
【0101】
まず、ステップS41にて、モデムか否かの判断を行う。モデムである場合は、ステップS42にて、例えば、インターネット接続に必要なID、パスワードを氏名の登録のみで発行可能なISPのような、特定のISPのサーバへ接続する。この特定のISPとの利用契約を行うにあたって、ユーザが自身のコンピュータに登録している名前、OSのダイヤル情報などに入力している市外局番をISP側へ送信し、ISP側からは、インターネット接続に必要なID、パスワード情報、ダイヤルアップ先の電話番号、その他インターネット接続に必要なアドレス情報を入手する。続くステップS43にて、S42で入手した情報を用いて、特定のISPのサーバとの間で新規なネットワーク接続設定を生成する。そして、ステップS44にて、その生成した新規なネットワーク接続設定を図8に示したロケーション管理部51へ渡す。この後、ネットワーク接続設定自動作成の処理は終了する。
【0102】
上記ステップS41における判断が、モデムでない場合は、続いて、ステップS45にて携帯/PHSによる接続か否かを判断する。携帯/PHSによる接続である場合は、上述のステップS42の処理へ移行し、以後同様な処理が行われる。携帯/PHSによる接続でない場合は、続いて、ステップS46にて、ADSLモデムであるか否かの判断を行う。ADSLモデムである場合は、上述のステップS42の処理へ移行し、以後同様な処理が行われる。
【0103】
上記ステップS46の判断が、ADSLモデムでない場合は、ステップS47にて、LAN接続であるか否かの判断を行う。LAN接続でない場合には、ステップS48にて、所定のメッセージ、例えば自動接続設定を行うことができない旨のメッセージを表示し、その後、ネットワーク接続設定自動作成の処理を終了する。LAN接続である場合には、続いて、ステップS49にて、接続されたネットワーク上にDHCPサーバがあるどうかを判断する。
【0104】
上記ステップS49での判断が、DHCPサーバありの場合は、ステップS50にて、そのDHCPサーバとの間で周知の、ブロードキャストによる情報のやり取りを行うことで、IPアドレスなどのネットワーク接続に必要な情報を取得し、この取得した情報を利用して新規なネットワーク接続設定を作成する。その後、上述したステップS44へ移行する。DHCPサーバなしの場合は、ステップS51にて、接続したネットワーク上を流れている、他のコンピュータから送出されたパケットの内容(特にIPアドレス、ゲートウェイアドレス)を収集し、LANのローカル設定がどのような設定になっているかを解析し、該解析結果に基づいて新規なネットワーク接続設定を作成する。その後、上述したステップS44へ移行する。
【0105】
上記ステップS51における新規なネットワーク接続設定の作成は、具体的には、次のようにして行われる。接続されたLAN上には、現在参加している他のコンピュータから送出された種々の情報(パケット)が流れており、それぞれのパケットには、LANへの接続に必要な情報(IPアドレス、ゲートウェイアドレスなど)が含まれている。これらの情報を用いてLANのローカル設定がどのような設定になっているかを推測するとともに、IPアドレスを取得する。IPアドレスの取得は、例えば、他のコンピュータから送出されたパケットに含まれているIPアドレスを用いて、このIPアドレスに含まれている、自己を特定するパラメータを書き替える、といった手順で行う。このとき、自己を特定するパラメータの書き替えは、他のコンピュータに割り振られているIPアドレスのそれと異なるようにする必要がある。よって、LAN上に流れている、参加中のコンピュータが送出したパケットのIPアドレスを全て調べた上で、それらとは異なるIPアドレスとなるように書き替えを行う。
【0106】
以上の手順によって、接続されたネットワークに応じた新規なネットワーク接続設定を作成することができる。
【0107】
なお、図8に示したシステムにおいて、ロケーション管理部51が、上述のステップS51で作成された新規なネットワーク接続設定を過去のネットワーク接続設定の履歴情報として記憶部52に格納して、それを次回のネットワーク接続時に用いる場合は、次回のネットワーク接続時に他のコンピュータによってその格納されているIPアドレスが使用されている場合がある。これを防止するために、LANの管理者によって管理されるサーバが、そのLAN上で使われたIPアドレスを全て把握するようにし、コンピュータ側で、接続時にそのサーバへブロードキャストによる問い合わせを行うようにすることが望ましい。これにより、そのようなIPアドレスの重複は生じなくなる。
【0108】
また、上記とは別な方法としては、ロケーション管理部51が、上述のステップS51で作成された新規なネットワーク接続設定については記憶部52に格納しないようにし、LANへ参加するたびに、上述のステップS51で新規なネットワーク接続設定を作成する方法がある。この場合は、上記のようなサーバによる、LAN上で使用されたIPアドレスの把握は必要なくなる。
【0109】
(実施形態5)
図11は、本発明の第5の実施形態のネットワーク接続設定方法が適用されるコンピュータの一例を示すブロック図である。このコンピュータ(図11中の破線で囲まれた部分)は、ハードディスク内にメールサーバやプロキシサーバなどのサーバ55が擬似的に設けられており、このサーバ55により取得されるデータが格納される記憶部56がさらに設けられている以外は、上述した第4の実施形態におけるシステム(図8参照)と同様の構成のものである。
【0110】
図8に示したシステムでは、ロケーション管理部51は、ネットワーク接続設定部54のネットワーク部54aおよびアプリケーション部54bについて接続設定の変更を行っているが、本形態のシステムでは、ロケーション管理部51は、ネットワーク接続設定部54のネットワーク部54aとサーバ55における接続設定の変更を行うようになっている。すなわち、本実施形態のシステムにおいては、図8に示したステップS31〜S36までの手順は同じであるが、ステップS37に代えて以下のステップS38を行う。
【0111】
ロケーション管理部51は、ネットワーク検知部50からの推測結果(該当するネットワーク接続設定)に基づくネットワーク接続設定の変更をネットワーク接続設定部54およびサーバ55に指示する。また、該当するネットワーク接続設定が記憶部52に存在しない旨の推測結果をネットワーク検知部50から受け取った場合は、ロケーション管理部51は、新規なネットワーク接続設定の作成をネットワーク接続設定自動生成部53に要求し、該要求に応じてネットワーク接続設定自動生成部53が生成した新規なネットワーク接続設定に基づくネットワーク接続設の変更をネットワーク接続設定部54およびサーバ55に指示する。
【0112】
ネットワーク接続設定部54は、ロケーション管理部51からの接続設定の変更指示に従ってネットワーク部54aの接続設定を変更する。同様に、サーバ55も、ロケーション管理部51からの接続設定の変更指示に従って自身の接続設定を変更する。
【0113】
上述のようにしてネットワーク部54aおよびサーバ55の接続設定が変更される本実施形態のシステムにおいては、アプリケーション部54aの各アプリケーションは、ネットワークへアクセスする際に、直接ネットワークへアクセスせずに、コンピュータ内部に擬似的に設けられたサーバ55にアクセスすることになる。したがって、アプリケーション側は、ネットワークの切り替えの影響(通信の中断)を受けることなく、処理を続けることができる。
【0114】
(実施形態6)
上述した第4および第5の実施形態では、記憶部52に格納されている全ての接続情報からネットワーク接続設定を推定して、その推定結果に基づいてネットワーク接続設定の変更を行うようになっているが、記憶部52における検索を、接続されるネットワークデバイスの種類に基づいて行うようにすれば、検索範囲の絞り込みを行うことができ、結果的に処理スピードをあげることができる。また、検索されたネットワーク接続設定を、接続されたネットワーク上に流れている特定情報に基づいて適合するかどうかを判断(検証)することで、より確度の高い接続処理が可能になる。ここでは、そのような処理を含むものについて説明する。
【0115】
図12は、本発明の第6の実施形態のネットワーク接続設定方法を説明するためのフローチャート図である。本実施形態のネットワーク接続設定方法は、上述した図8または図11に示したコンピュータに適用されるものである。以下、図8に示した構成に適用した場合のネットワーク接続設定を例に挙げて説明する。なお、以下の説明では、記憶部52には、過去に接続されたネットワークの接続設定に関する情報、およびユーザ登録情報(ユーザ情報(IDやパスワード)やダイヤルアップ先の電話番号)が、ネットワークデバイスを特定できる情報(例えばネットワークデバイスの名称)と対応付けられて格納されているものとする。
【0116】
まず、ステップS61にて、ネットワーク検知部50が、ネットワークデバイスの変更の常駐監視を開始し、続くステップS62にて、ネットワークデバイスが変更されたか否かを判断する。通常、コンピュータは、ネットワークデバイスに変更があった場合は、予めインストールされているOS(不図示)にその旨が通知されるように構成されているので、ネットワーク検知部50は、その通知を検知することで、ネットワークデバイスの変更を知ることができる。ここで、ネットワークデバイスが変更された場合とは、例えば「ネットワークケーブルが挿入された」、「ネットワークアダプタを挿入した」などの事象が発生した場合を意味し、これらの事象が発生した場合には常駐監視を抜けて後述するステップS63へ移行する。
【0117】
上記ステップS62における判断がネットワークデバイスの変更ありとなると、続くステップS63にて、ネットワーク検知部50が、記憶部52に格納されている情報の中に、その変更されたネットワークデバイスを用いるネットワーク接続設定があるかどうかを調べる。例えば、上記ステップS62で、イーサネットボードAにLANケーブルが挿入されたことが検知された場合には、このステップS63では、記憶部52に格納されている情報の中にイーサネットボードAの接続設定(IPアドレス、ゲートウェイアドレスなど)があるかどうかを調べる。イーサネットボードAの接続設定が記憶部52にある場合は、後述するステップS64に移行し、イーサネットボードAの接続設定が記憶部52にない場合は、後述するステップS65に移行する。
【0118】
ステップS64では、ネットワーク検知部50が、上記ステップS63で調べたネットワーク接続設定に従って、変更されたネットワークデバイスを用いて実際にネットワークへ接続してその調べたネットワーク接続設定の妥当性を調べる。具体的には、ネットワーク検知部50は、これから接続するネットワークへの接続設定として、上記ステップS63で調べたネットワーク接続設定が利用できるかどうかを調べるために、ゲートウェイアドレスのチェックやDNS(Domain Name System)サーバとの接続チェックを行う。このようにしてネットワーク検知部50はネットワークから必要な情報を収集し、接続の可否と上記ステップS63で調べたネットワーク接続設定を使用する妥当性を検証する。
【0119】
上記ステップS64における検証結果が妥当性ありの場合は、ステップS66に進んで、ロケーション管理部51が、上記ステップS63で調べたネットワーク接続設定に基づく接続設定の変更をネットワーク接続設定部54に指示し、該指示を受けたネットワーク接続設定部54にてネットワーク部54aおよびアプリケーション部54bの設定変更が行われる。この後、ネットワーク接続設定の処理は終了する。上記ステップS64における検証結果が妥当性なしの場合は、後述するステップS65へ移行する。
【0120】
ステップS65では、ネットワーク検知部50が、ステップS64で実際に接続したネットワークからさらに詳細な情報(例えばネットワーク上を流れている他のコンピュータから送出されたパケットデータ(IPアドレスやゲートウェイアドレスなどを含む))を収集し、さらに、ロケーション管理部51が、新規なネットワーク接続設定の作成をネットワーク接続設定自動生成部53に要求し、該要求に応じてネットワーク接続設定自動生成部53が、ネットワーク検知部50が収集した情報を分析する。そして、ステップS66にて、ネットワーク接続設定自動生成部53が、その収集分析結果に基づいて新規なネットワーク接続設定を作成する。
【0121】
新規なネットワーク接続設定が作成されると、続くステップS68にて、ロケーション管理部51が、その作成された新規なネットワーク接続設定を記憶部52に登録する。そして、ステップS69にて、ロケーション管理部51が、その新規なネットワーク接続設定に基づく接続設定の変更をネットワーク接続設定部54に指示し、該指示を受けたネットワーク接続設定部54にてネットワーク部54aおよびアプリケーション部54bの設定変更が行われる。この後、ネットワーク接続設定の処理は終了する。
【0122】
図11に示したコンピュータに適用する場合も、ロケーション管理部51による接続設定の変更が、サーバ55およびネットワーク部54aに対して行われる以外は、基本的には上記と同じような処理手順となる。
【0123】
上述した第4〜6の実施形態においては、記憶部52に格納された情報からネットワーク接続設定を取得する第1の処理と、ネットワーク接続設定自動生成部53による新規なネットワーク接続設定を自動作成する第2の処理との両方を行うような構成になっているが、それぞれ異なる効果を有することから、いずれか1つの処理を有するような構成としてもよい。第1の処理のみの構成であれば、過去に設定されたネットワーク接続設定の情報を用いたネットワーク接続設定の自動切替が可能となり、第2の処理のみの構成であれば、過去に接続設定がなされていないネットワークに対するネットワーク接続設定の自動設定が可能になる。
【0124】
(他の実施形態)
上述した第1乃至第6の実施形態は、アプリケーション/サービスの起動またはネットワークへの接続を起点にしてネットワーク接続設定が行われるようになっているが、これ以外にも、新規なネットワーク接続設定を自動的に作成することができる。
【0125】
図13は、本発明の他の実施形態のネットワーク接続設定方法が適用されるシステムの一例を示す構成図である。図13において、ネットワークAは一意なIPアドレスで管理されるグローバルIPネットワークであり、ネットワークBは接続時に任意にIPアドレスが割り振られるプライベートIPネットワークである。ネットワークBを介して接続される2台のコンピュータ1000、2000がそれぞれネットワークAに接続されるようになっている。
【0126】
コンピュータ1000は、LAN1aを介してネットワークAと接続され、LAN1bを介してネットワークBと接続されるようになっており、これらネットワークへの接続設定を格納するためのロギングファイル1cを有する。コンピュータ2000は、LAN2aを介してネットワークAと接続され、LAN2bを介してネットワークBと接続されるように構成されており、これらネットワークA、Bへの接続設定を格納するためのロギングファイル2cを有する。
【0127】
次に、本形態のシステムにおける新規なネットワーク接続設定の作成手順について説明する。
【0128】
コンピュータ1000は、LAN1aによってネットワーク接続設定▲1▼でネットワークAに接続され、さらに、LAN1bによってネットワーク接続設定▲2▼でネットワークBに接続されており、それぞれのネットワーク接続設定▲1▼、▲2▼がロギングファイル1cに格納されていると仮定する。また、ロギングファイル2cには何もネットワーク接続設に関する情報は格納されていないと仮定する。このような前提条件のもとで、コンピュータ2000が、ネットワークAに接続するために必要なネットワーク接続設定▲3▼を新規に作成する手順を以下に説明する。
【0129】
コンピュータ2000は、ネットワークAへ接続するのに必要なネットワーク接続設定▲3▼を取得するために、まず、LAN2bを用いてネットワークBに参加する。その際、ネットワーク接続設定▲4▼が必要になるが、これは、ネットワークBから配布される。具体的には、ネットワークBにはDHCPのようなIPアドレスを割り振る機能が設けられており、コンピュータ2000は、ネットワークBとの間で、ブロードキャストによる情報のやり取りを行うことによってネットワーク接続に必要なIPアドレスを取得する。そして、コンピュータ2000は、その取得したIPアドレスを用いてネットワークBに参加し、ネットワーク接続に必要な種種の情報を取得する。
【0130】
続いて、コンピュータ2000は、ネットワークB経由でコンピュータ1000からネットワーク接続設定▲1▼(ロギングファイル1cに格納されている。)を取得し、この取得したネットワーク接続設定▲1▼を自己のネットワーク接続設定▲3▼として利用する。この利用にあたって、ネットワーク接続設定▲1▼に含まれるIPアドレスはコンピュータ1000のものであり、そのままでは使用することができないため、IPアドレスの、自己を特定する部分を書き替える必要がある。基本的には、コンピュータ1000と異なるアドレスとすることで良い。
【0131】
以上の動作により、コンピュータ2000は、ユーザの入力操作が介在することなく、新規なネットワーク接続設定を作成することができる。
【0132】
なお、ネットワーク接続設定▲1▼を自己のネットワーク接続設定▲3▼として利用する際に、取得したネットワーク接続設定▲1▼を自己のネットワーク接続設定▲3▼として利用できるかどうかを、実際に接続試験して確認することが望ましい。この確認により、ネットワーク接続設定▲1▼を利用した際の、通信エラーなどの不具合の発生を確実に防止することができ、安定したネットワーク接続を提供することが可能となる。ただし、この場合、確認結果が「問題あり」となった場合は、ユーザによる手動での情報入力が要求される。
【0133】
また、図13に示した例は、2台のコンピュータが接続された場合の例であるが、ネットワークBに接続される3台以上のコンピュータがそれぞれネットワークAに接続されるような構成であってもよい。この場合、各コンピュータは、上述のコンピュータ2000の場合と同様にして、ネットワークAについて、コンピュータ1000のネットワーク接続設定▲1▼を利用して新規なネットワーク接続設定を作成することができる。ただし、IPアドレスの書き替えの際は、各コンピュータは、ネットワークBを介して他のコンピュータにそれぞれのIPアドレスの問い合わせを行った後、それらのIPアドレスとは異なるIPアドレスとなるように書き替える。これにより、他のコンピュータとのIPアドレスの重複を避けることができる。ただし、IPアドレスの書き替えは、ネットワークAの管理者によって設定された範囲内で行われるものとし、その範囲は、ネットワークAとの接続を行うLANによって与えられるものとする。
【0134】
図13に示したシステムにおいて、コンピュータ2000が、前述の図2、図4、図6に示したネットワーク接続設定の作成手順のいずれかを実行するようにしてもよい。特に、コンピュータ2000が図4の手順を実行するようにした場合は、上述した新規なネットワーク接続設定の作成手順を、図4に示したステップS15の新規なネットワーク接続設定の作成に適用することができる。これにより、図4に示したネットワーク接続設定の手順はほぼ自動化されることになる。
【0135】
以上説明した各実施形態におけるネットワーク接続設定の手順は、いずれも基本的にはプログラムにより実現することができる。このプログラムは、コンピュータのハードディスク内に予めインストールされていてもよく、また、CD−ROMなどの記録媒体により提供されもよい。さらには、このプログラムは、インターネットを介して提供(ダウンロード)してもよい。
【0136】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ユーザは周囲のネットワーク環境を知り得なくとも、目的(ネットワークアプリケーション/サービス、または、接続されるネットワークデバイス)に応じたネットワーク接続設定を自動的に行うことが可能である。このため、従来のような、ユーザが手動でネットワーク接続設定の切り替えや情報の入力などを行う、といった操作は不要である。よって、操作ミスがなくなり、かつ、接続に要する時間も短くなる。
【0137】
さらに、DHCPサーバを有していないネットワークに対してもネットワーク接続設定を自動的に行うことができる。
【0138】
また、接続されるネットワークの環境に応じてネットワーク接続設定を自動的に行う発明においては、アプリケーション側の接続設定も自動的に切り替えることが可能であるので、これまでのようなアプリケーション利用時の中断が無く、快適な作業を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のネットワーク接続設定方法の基本的な流れを説明するための概念図である。
【図2】本発明の第1の実施形態のネットワーク接続設定方法を説明するための概念図である。
【図3】図2に示すネットワーク接続設方法が適用されるコンピュータの一構成例を示すブロック図である。
【図4】図2に示すネットワーク接続解析ドライバソフトウェア2によって行われる、具体的な処理手順を示すフローチャート図である。
【図5】図2に示すロギングファイルに格納されるテーブル情報の一例を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施形態のネットワーク接続設定方法を説明するための概念図である。
【図7】本発明の第3の実施形態のネットワーク接続設定方法が適用されるサーバコンピュータシステムの一例を示す構成図である。
【図8】本発明の第4の実施形態のネットワーク接続設定方法が適用されるコンピュータの一例を示すブロック図である。
【図9】図8に示すコンピュータにおけるネットワーク接続設定の基本的な流れを示すフローチャート図である。
【図10】図8に示すネットワーク接続設定自動生成部にて行われる新規なネットワーク接続設定の自動生成の一手順を示すフローチャート図である。
【図11】本発明の第5の実施形態のネットワーク接続設定方法が適用されるコンピュータの一例を示すブロック図である。
【図12】本発明の第6の実施形態のネットワーク接続設定方法を説明するためのフローチャート図である。
【図13】本発明の他の実施形態のネットワーク接続設定方法が適用されるシステムの一例を示す構成図である。
【図14】従来のネットワーク接続設定を説明するための図で、(a)は、インターネットへの接続形態を示す模式図、(b)は、LANへの接続形態を示す模式図である。
【符号の説明】
1、303 ネットワークアプリケーション/サービス
1a、1b、2a、2b LAN
2 ネットワーク接続解析ドライバソフトウェア
3 オペレーションシステム
4 ダイヤルアップ接続処理
5 LAN接続処理
6、1c、2c ロギングファイル
6a 過去のネットワーク接続設定の履歴情報
10、1000、2000 コンピュータ
11 制御部
12 インターフェース
13 記憶装置
14 入力部
15 出力部
20 モデム
30 LANカード
40 クライアントコンピュータ
41 サーバコンピュータ
42 LAN
50 ネットワーク検知部
51 ロケーション管理部
52 記憶部(ロギングファイル)
53 ネットワーク接続設定自動生成部
54 ネットワーク接続設定部
54a ネットワーク部
54b アプリケーション部
55 サーバ
561〜56n、301 ネットワーク
302 ネットワーク接続設定
56 記憶部

Claims (58)

  1. 所望のネットワークへの接続が行われる所定のアプリケーション/サービスが起動時に送出する所定の情報と前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワーク接続設定とを対応づけて記憶する記憶ステップと、
    前記所定のアプリケーション/サービスが起動されると、送出された前記所定の情報に対応するネットワーク接続設定を過去に接続したネットワーク接続設定を記録した履歴情報の中から取得する取得ステップと、
    前記取得ステップで取得した前記ネットワーク接続設定に従って前記所望のネットワークに接続する接続ステップと、を有することを特徴とするネットワーク接続設定方法。
  2. 所望のネットワークへの接続を行うために必要なネットワーク接続設定を前記所望のネットワークに関連する既存の情報を利用して取得する第1のステップと、
    前記第1のステップで取得したネットワーク接続設定に従って前記所望のネットワークに接続する第2のステップとからなり、
    前記第1のステップは、過去に接続したネットワークの接続設定を記録した履歴情報の中から前記所望のネットワークに関するネットワーク接続設定を取得するステップを含み、
    前記履歴情報の中からネットワーク接続設定を取得するステップは、
    前記所望のネットワークへの接続が行われる所定のアプリケーション/サービスが起動時に送出する所定の情報と前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワーク接続設定とを対応づけて前記履歴情報として記憶しておくステップと、
    前記所定のアプリケーション/サービスが起動されると、前記所定の情報に基づいて前記履歴情報から前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワーク接続設定を取得するステップとを含むことを特徴とするネットワーク接続設定方法。
  3. 所望のネットワークへの接続を行うために必要なネットワーク接続設定を前記所望のネットワークに関連する既存の情報を利用して取得する第1のステップと、
    前記第1のステップで取得したネットワーク接続設定に従って前記所望のネットワークに接続する第2のステップとからなり、
    前記第1のステップは、
    過去に接続したネットワークの接続設定を記録した履歴情報の中から前記所望のネットワークに関するネットワーク接続設定を取得するステップと、
    前記履歴情報に前記所望のネットワークに関するネットワーク接続設定が存在しない場合は、前記既存の情報を利用して所定の手順で前記所望のネットワークに関する新規なネットワーク接続設定を取得するステップとを含み、
    前記履歴情報の中からネットワーク接続設定を取得するステップは、
    前記所望のネットワークへの接続が行われる所定のアプリケーション/サービスが起動時に送出する所定の情報と前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワーク接続設定とを対応づけて前記履歴情報として記憶しておくステップと、
    前記所定のアプリケーション/サービスが起動されると、前記所定の情報に基づいて前記履歴情報から前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワーク接続設定を取得するステップとを含むことを特徴とするネットワーク接続設定方法。
  4. 前記所定のアプリケーション/サービスが起動されると、該所定のアプリケーション/サービスによる前記所望のネットワークへの接続処理を一時的に中断し、該中断の間に前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワーク接続設定を取得することを特徴とする請求項2または3に記載のネットワーク接続設定方法。
  5. 前記履歴情報から前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワーク接続設定を取得する際の検索条件として、前記所定のアプリケーション/サービスから送出された所定の情報からなる検索条件より広い条件を用いることを特徴とする請求項に記載のネットワーク接続設定方法。
  6. 前記所定の情報は、アプリケーション/サービスの名称および接続先のネットワークアドレスを少なくとも含むことを特徴とする請求項に記載のネットワーク接続設定方法。
  7. 前記履歴情報の中からネットワーク接続設定を取得するステップは、
    前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワーク接続設定を前記所望のネットワークから接続時に提供される所定の情報と対応づけて前記履歴情報として記憶しておくステップと、
    前記所望のネットワークへの接続がなされると、前記所定の情報に基づいて前記履歴情報から前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワーク接続設定を取得するステップとをさらに含むことを特徴とする請求項2または3に記載のネットワーク接続設定方法。
  8. 前記履歴情報の中からネットワーク接続設定を取得するステップは、
    前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワーク接続設定を、前記所望のネットワークから接続時に提供される所定の情報およびその接続に必要なネットワークデバイスと対応づけて前記履歴情報として記憶しておくステップと、
    前記ネットワークデバイスへの変更がなされると、該変更したネットワークデバイスに関連する情報を前記履歴情報から取得し、さらに前記所定の情報に基づいて、該取得した情報から前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワーク接続設定を取得するステップとをさらに含むことを特徴とする請求項2または3に記載のネットワーク接続設定方法。
  9. 前記第2のステップで、前記取得したネットワーク接続設定に基づいて、所定のアプリケーション/サービスに対するネットワーク接続設定の書き換えを行うことを特徴とする請求項2または3に記載のネットワーク接続設定方法。
  10. 前記第2のステップで、前記取得したネットワーク接続設定に基づいて、所定のアプリケーション/サービスによってアクセスされる擬似的なサーバに対するネットワーク接続設定の書き換えを行うことを特徴とする請求項2または3に記載のネットワーク接続設定方法。
  11. 前記新規なネットワーク接続設定を取得するステップは、前記所望のネットワーク上に流れている所定の情報に基づいて前記新規なネットワーク接続設定を生成するステップであることを特徴とする請求項に記載のネットワーク接続設定方法。
  12. 前記新規なネットワーク接続設定を取得するステップは、前記所望のネットワークへの接続設定がなされた情報端末機器から必要な情報を取得し、該取得した情報に基づいて前記新規なネットワーク接続設定を取得するステップであることを特徴とする請求項に記載のネットワーク接続設定方法。
  13. 前記必要な情報は、前記情報端末機器に対して割当てられたIPアドレスを含み、該IPアドレスを所定のアドレスに書き替えるステップを含むことを特徴とする請求項に記載のネットワーク接続設定方法。
  14. 前記新規なネットワーク接続設定を取得するステップは、前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワークデバイスへの変更がなされると、特定のインターネットプロバイダーによって管理されるサーバとの間で前記新規なネットワーク接続設定を生成するステップであることを特徴とする請求項に記載のネットワーク接続設定方法。
  15. 前記ネットワークデバイスが、モデムであることを特徴とする請求項14に記載のネットワーク接続設定方法。
  16. 前記ネットワークデバイスが、ADSLモデムであることを特徴とする請求項14に記載のネットワーク接続設定方法。
  17. 前記ネットワークデバイスが、所定の通信機能を有する携帯端末への接続を行うものであることを特徴とする請求項14に記載のネットワーク接続設定方法。
  18. 前記新規なネットワーク接続設定を取得するステップは、前記所望のネットワーク上に配置された所定のDHCPサーバとの間で前記新規なネットワーク接続設定を作成するステップであることを特徴とする請求項に記載のネットワーク接続設定方法。
  19. 所望のネットワークへの接続が行われる所定のアプリケーション/サービスが起動時に送出する所定の情報と前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワーク接続設定とを対応づけて記憶する記憶手段と、
    前記所定のアプリケーション/サービスが起動されると、送出された前記所定の情報に対応するネットワーク接続設定を過去に接続したネットワーク接続設定を記録した履歴情報の中から取得する取得手段と、
    前記取得手段で取得した前記ネットワーク接続設定に従って前記所望のネットワークに接続する接続手段と、を有することを特徴とする情報端末機器。
  20. 所望のネットワークへの接続を行うために必要なネットワーク接続設定を前記所望のネットワークに関連する既存の情報を利用して取得する接続設定取得手段と、
    前記接続設定取得手段で取得したネットワーク接続設定を現在設定されているネットワーク接続設定と置き換える接続設定切替手段と、
    過去に接続したネットワークの接続設定を記録した履歴情報が格納される記憶手段と、
    前記所望のネットワークへの接続が行われる所定のアプリケーション/サービス手段とを有し、
    前記記憶手段は、前記履歴情報として、前記所定のアプリケーション/サービス手段が起動時に送出する所定の情報と前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワーク接続設定とが対応づけられて格納されており、
    前記接続設定取得手段は、前記所定のアプリケーション/サービスが起動されると、前記所定の情報に基づいて前記履歴情報から前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワーク接続設定を取得するように構成されていることを特徴とする情報端末機器。
  21. 所望のネットワークへの接続を行うために必要なネットワーク接続設定を前記所望のネットワークに関連する既存の情報を利用して取得する接続設定取得手段と、
    前記接続設定取得手段で取得したネットワーク接続設定を現在設定されているネットワーク接続設定と置き換える接続設定切替手段と、
    過去に接続したネットワークの接続設定を記録した履歴情報が格納される記憶手段と、
    前記所望のネットワークへの接続が行われる所定のアプリケーション/サービス手段とを有し、
    前記記憶手段は、前記履歴情報として、前記所定のアプリケーション/サービス手段が起動時に送出する所定の情報と前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワーク接続設定とが対応づけられて格納されており、
    前記接続設定取得手段は、前記所定のアプリケーション/サービスが起動された場合は、前記所定の情報に基づいて前記履歴情報から前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワーク接続設定を取得し、前記履歴情報に前記所望のネットワークに関するネットワーク接続設定が存在しない場合は、前記既存の情報を利用して所定の手順で前記所望のネットワークに関する新規なネットワーク接続設定を取得するように構成されていることを特徴とする情報端末機器。
  22. 前記接続設定取得手段は、前記所定のアプリケーション/サービス手段が起動されると、該所定のアプリケーション/サービス手段による前記所望のネットワークへの接続処理を一時的に中断し、該中断の間に前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワーク接続設定を取得することを特徴とする請求項20または21に記載の情報端末機器。
  23. 前記接続設定取得手段は、前記履歴情報から前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワーク接続設定を取得する際の検索条件として、前記所定のアプリケーション/サービス手段から送出された所定の情報からなる検索条件より広い条件を用いることを特徴とする請求項22に記載の情報端末機器。
  24. 前記所定の情報は、前記アプリケーション/サービス手段の名称およびその接続先のネットワークアドレスを少なくとも含むことを特徴とする請求項23に記載の情報端末機器。
  25. 前記記憶手段は、前記履歴情報として、前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワーク接続設定が前記所望のネットワークから接続時に提供される所定の情報と対応づけられて格納されており、
    前記接続設定取得手段は、前記所望のネットワークへの接続がなされると、前記所定の情報に基づいて前記履歴情報から前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワーク接続設定を取得するように構成されていることを特徴とする請求項20または21に記載の情報端末機器。
  26. 前記記憶手段は、前記履歴情報として、前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワーク接続設定が前記所望のネットワークから接続時に提供される所定の情報およびその接続に必要なネットワークデバイスと対応づけられて格納されており、
    前記接続設定取得手段は、前記ネットワークデバイスへの変更がなされると、該変更したネットワークデバイスに関連する情報を前記履歴情報から取得し、さらに前記所定の情報に基づいて、該取得した情報から前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワーク接続設定を取得するように構成されていることを特徴とする請求項20または21に記載の情報端末機器。
  27. 前記所望のネットワークへの接続が行われる所定のアプリケーション/サービス手段を有し、
    前記接続設定切替手段は、前記取得したネットワーク接続設定に基づいて、前記所定のアプリケーション/サービスに対するネットワーク接続設定の書き換えを行うように構成されていることを特徴とする請求項20または21に記載の情報端末機器。
  28. 前記所望のネットワークへの接続が行われる所定のアプリケーション/サービス手段と、
    前記所定のアプリケーション/サービスによってアクセスされる擬似的なサーバ手段とを有し、
    前記接続設定切替手段は、前記取得したネットワーク接続設定に基づいて、前記擬似的なサーバに対するネットワーク接続設定の書き換えを行うように構成されていることを特徴とする請求項20または21に記載の情報端末機器。
  29. 前記接続設定取得手段は、前記所望のネットワーク上に流れている所定の情報に基づいて前記新規なネットワーク接続設定を生成するように構成されていることを特徴とする請求項21に記載の情報端末機器。
  30. 前記接続設定取得手段は、前記所望のネットワークへの接続設定がなされた他の情報端末機器から必要な情報を取得し、該取得した情報に基づいて前記新規なネットワーク接続設定を取得するように構成されていることを特徴とする請求項21に記載の情報端末機器。
  31. 前記必要な情報は、前記他の情報端末機器に対して割当てられたIPアドレスを含み、前記接続設定取得手段は、該IPアドレスを所定のアドレスに書き替えるように構成されていることを特徴とする請求項21に記載の情報端末機器。
  32. 前記接続設定取得手段は、前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワークデバイスへの変更がなされると、特定のインターネットプロバイダーによって管理されるサーバとの間で前記新規なネットワーク接続設定を生成するように構成されていることを特徴とする請求項21に記載の情報端末機器。
  33. 前記ネットワークデバイスが、モデムであることを特徴とする請求項32に記載の情報端末機器。
  34. 前記ネットワークデバイスが、ADSLモデムであることを特徴とする請求項32に記載の情報端末機器。
  35. 前記ネットワークデバイスが、所定の通信機能を有する携帯端末への接続を行うものであることを特徴とする請求項32に記載の情報端末機器。
  36. 前記接続設定取得手段は、前記所望のネットワーク上に配置された所定のDHCPサーバとの間で前記新規なネットワーク接続設定を作成するように構成されていることを特徴とする請求項21に記載の情報端末機器。
  37. 少なくとも1台の請求項30に記載の情報端末機器が、所定のネットワークへの接続設定がなされた他の情報端末機器とローカルネットワークを介して相互通信可能に接続されたネットワークシステムであって、
    前記情報端末機器は、前記ローカルネットワークを介して前記他の情報端末機器から前記所定のネットワークへの接続のためのネットワーク接続設定を取得し、該取得したネットワーク接続設定に基づいて前記所定のネットワークへの接続を行うネットワークシステム。
  38. 前記情報端末機器は、前記他の情報端末機器から取得したネットワーク接続設定に含まれているIPアドレスを所定のアドレスに書き替えることを特徴とする請求項37に記載のネットワークシステム。
  39. 前記情報端末機器が複数台あり、該情報端末機器のそれぞれは、前記ローカルネットワークを介して前記他の情報端末機器から前記所定のネットワークへの接続のためのネットワーク接続設定を取得し、該取得したネットワーク接続設定に基づいて前記所定のネットワークへの接続を行うことを特徴とする請求項38に記載のネットワークシステム。
  40. 前記情報端末機器のそれぞれは、前記他の情報端末機器から取得したネットワーク接続設定に含まれているIPアドレスを互いに異なる所定のIPアドレスに書き替えることを特徴とする請求項39に記載のネットワークシステム。
  41. 所望のネットワークへの接続が行われる所定のアプリケーション/サービスが起動時に送出する所定の情報と前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワーク接続設定とを対応づけて記憶する記憶処理と、
    前記所定のアプリケーション/サービスが起動されると、送出された前記所定の情報に対応するネットワーク接続設定を過去に接続したネットワーク接続設定を記録した履歴情報の中から取得する取得処理と、
    前記取得処理で取得した前記ネットワーク接続設定に従って前記所望のネットワークに接続する接続処理と、をコンピュータに実行させるプログラム。
  42. 所望のネットワークへの接続を行うために必要なネットワーク接続設定を前記所望のネットワークに関連する既存の情報を利用して取得する第1の処理と、
    前記第1の処理で取得したネットワーク接続設定に従って前記所望のネットワークに接続する第2の処理とをコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記第1の処理は、過去に接続したネットワークの接続設定を記録した履歴情報の中から前記所望のネットワークに関するネットワーク接続設定を取得する処理を含み、
    前記履歴情報の中からネットワーク接続設定を取得する処理は、
    前記所望のネットワークへの接続が行われる所定のアプリケーション/サービスが起動時に送出する所定の情報と前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワーク接続設定とを対応づけて前記履歴情報として記憶しておく処理と、
    前記所定のアプリケーション/サービスが起動されると、前記所定の情報に基づいて前記履歴情報から前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワーク接続設定を取得する処理とを含むプログラム。
  43. 所望のネットワークへの接続を行うために必要なネットワーク接続設定を前記所望のネットワークに関連する既存の情報を利用して取得する第1の処理と、
    前記第1の処理で取得したネットワーク接続設定に従って前記所望のネットワークに接続する第2の処理とをコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記第1の処理は、
    過去に接続したネットワークの接続設定を記録した履歴情報の中から前記所望のネットワークに関するネットワーク接続設定を取得する処理と、
    前記履歴情報に前記所望のネットワークに関するネットワーク接続設定が存在しない場合は、前記既存の情報を利用して所定の手順で前記所望のネットワークに関する新規なネットワーク接続設定を取得する処理を含み、
    前記履歴情報の中からネットワーク接続設定を取得する処理は、
    前記所望のネットワークへの接続が行われる所定のアプリケーション/サービスが起動時に送出する所定の情報と前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワーク接続設定とを対応づけて前記履歴情報として記憶しておく処理と、
    前記所定のアプリケーション/サービスが起動されると、前記所定の情報に基づいて前記履歴情報から前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワーク接続設定を取得する処理とを含むプログラム。
  44. 前記所定のアプリケーション/サービスが起動されると、前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワーク接続設定を取得する処理の前に、前記所定のアプリケーション/サービスによる前記所望のネットワークへの接続処理を一時的に中断する処理をコンピュータにさらに実行させることを特徴とする請求項42または43に記載のプログラム。
  45. 前記履歴情報から前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワーク接続設定を取得する際の検索条件として、前記所定のアプリケーション/サービスから送出された所定の情報からなる検索条件より広い条件を用いることを特徴とする請求項44に記載のプログラム。
  46. 前記所定の情報は、アプリケーション/サービスの名称および接続先のネットワークアドレスを少なくとも含むことを特徴とする請求項45に記載のプログラム。
  47. 前記履歴情報の中からネットワーク接続設定を取得する処理は、
    前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワーク接続設定を前記所望のネットワークから接続時に提供される所定の情報と対応づけて前記履歴情報として記憶しておく処理と、
    前記所望のネットワークへの接続がなされると、前記所定の情報に基づいて前記履歴情報から前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワーク接続設定を取得する処理とを含むことを特徴とする請求項42または43に記載のプログラム。
  48. 前記履歴情報の中からネットワーク接続設定を取得する処理は、
    前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワーク接続設定を、前記所望のネットワークから接続時に提供される所定の情報およびその接続に必要なネットワークデバイスと対応づけて前記履歴情報として記憶しておく処理と、
    前記ネットワークデバイスへの変更がなされると、該変更したネットワークデバイスに関連する情報を前記履歴情報から取得し、さらに前記所定の情報に基づいて、該取得した情報から前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワーク接続設定を取得する処理とを含むことを特徴とする請求項42または43に記載のプログラム。
  49. 前記第2の処理で、前記取得したネットワーク接続設定に基づいて、所定のアプリケーション/サービスに対するネットワーク接続設定の書き換えを行うことを特徴とする請求項42または43に記載のプログラム。
  50. 前記第2の処理で、前記取得したネットワーク接続設定に基づいて、所定のアプリケーション/サービスによってアクセスされる擬似的なサーバに対するネットワーク接続設定の書き換えを行うことを特徴とする請求項42または43に記載のプログラム。
  51. 前記新規なネットワーク接続設定を取得する処理は、前記所望のネットワーク上に流れている所定の情報に基づいて前記新規なネットワーク接続設定を生成する処理であることを特徴とする請求項43に記載のプログラム。
  52. 前記新規なネットワーク接続設定を取得する処理は、前記所望のネットワークへの接続設定がなされた情報端末機器から必要な情報を取得し、該取得した情報に基づいて前記新規なネットワーク接続設定を取得する処理であることを特徴とする請求項43に記載のプログラム。
  53. 前記必要な情報は、前記情報端末機器に対して割当てられたIPアドレスを含み、該IPアドレスを所定のアドレスに書き替える処理をコンピュータにさらに実行させることを特徴とする請求項43に記載のプログラム。
  54. 前記新規なネットワーク接続設定を取得する処理は、前記所望のネットワークへの接続に必要なネットワークデバイスへの変更がなされると、特定のインターネットプロバイダーによって管理されるサーバとの間で前記新規なネットワーク接続設定を生成する処理であることを特徴とする請求項43に記載のプログラム。
  55. 前記ネットワークデバイスが、モデムであることを特徴とする請求項54に記載のプログラム。
  56. 前記ネットワークデバイスが、ADSLモデムであることを特徴とする請求項54に記載のプログラム。
  57. 前記ネットワークデバイスが、所定の通信機能を有する携帯端末への接続を行うものであることを特徴とする請求項54に記載のプログラム。
  58. 前記新規なネットワーク接続設定を取得する処理は、前記所望のネットワーク上に配置された所定のDHCPサーバとの間で前記新規なネットワーク接続設定を作成する処理であることを特徴とする請求項43に記載のプログラム。
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