JP3723600B2 - Switch structure - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、回動操作により中立位置からいずれの方向にもそれぞれ回動位置に応じて複数の接点切り換えをなし、操作を止めると中立位置へ自動復帰する、いわゆる、自動復元式の多段スイッチの構造に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
自動復元式のスイッチでは、可動接点側の可動部材が固定接点側の固定部材に対して回動操作されて、中立位置からいずれの方向にも回動位置に応じて接点切り換えをなし、操作を止めると中立位置へ自動復帰する。可動部材と固定部材との間には節度山と節度ボールとを備えて、接点の切り換えについて節度感を得るようにしている。
【0003】
しかし、そのような節度山と節度ボールとを備えた手段では、回動操作により中立位置からいずれの方向にもそれぞれ回動位置に応じて2段階に接点切り換えをなす、いわゆる、片側2接点のスイッチ切り換えをなす場合に、それぞれの接点の切り換えについて節度間を得るのは困難である。
【0004】
本発明は上記事実を考慮し、それぞれの接点の切り換えについて節度感を得て、回動操作により中立位置からいずれの方向にもそれぞれ回動位置に応じて複数の接点切り換えをなし、操作を止めれば自動復帰することを容易に実現するスイッチ構造を提供することを目的とする。
【0005】
上記課題を解決するために、請求項1に係る本発明のスイッチ構造は、
一方の縁(40)と前記一方の縁(40)に対して所定距離離間して位置する他方の縁(44)と前記一方の縁(40)と前記他方の縁(44)との間に位置する中間の縁(42)とを有すると共に、固定接点(26)を有する固定部材(10)と、
前記固定部材(10)に対して重ねて配置されると共に前記固定部材(10)に対して前記一方の縁(40)の側及び前記他方の縁(44)の側へ相対移動可能に設けられ、中立位置で前記一方の縁(40)に対応する一方の縁(34)と前記一方の縁(34)に対して所定距離離間して位置する他方の縁(36)と前記一方の縁(34)と前記他方の縁(36)との間に位置する中間の縁(38)とを有すると共に、前記固定接点(26)に対応する可動接点(28)を有し、操作により前記中立位置から前記一方の縁(40)の側及び前記他方の縁(44)の側へ移動し、いずれの側にもそれぞれの操作位置に応じて複数の接点切り換えをなす可動部材(20)と、
連結部(52)により直列に連結された第1捩じりコイルばね部(48)及び第2捩じりコイルばね部(50)を有し、前記中立位置において前記第1捩じりコイルばね部(48)の自由部(54)が前記中間の縁(38)に当接可能に対向した状態で前記他方の縁(44)に係止されると共に、前記連結部(52)が前記一方の縁(40)及び前記一方の縁(34)に係止され、かつ、前記第2捩じりコイルばね部(50)の自由部(56)が前記中間の縁(42)に当接可能に対向した状態で前記他方の縁(36)に係止された捩じりコイルばね(46)と、
を備え、
かつ、前記可動部材(20)が前記中立位置から前記一方の縁(40)の側へ移動する場合には、前記第1捩じりコイルばね部(48)の前記自由部(54)に対して前記連結部(52)及び前記第2捩じりコイルばね部(50)の前記自由部(56)が移動されることで前記可動部材(20)に前記第1捩じりコイルばね部(48)の付勢力を作用させ、前記可動部材(20)が接点切り換えをなす操作位置に達して前記第2捩じりコイルばね部(50)の前記自由部(56)が前記中間の縁(42)に当接してから前記可動部材(20)が次の接点切り換えをなす操作位置へ移動するときに前記第1捩じりコイルばね部(48)の付勢力に加えて前記第2捩じりコイルばね部(50)の付勢力を前記可動部材(20)に作用させると共に、前記可動部材(20)が前記中立位置から前記他方の縁(44)の側へ移動する場合には、前記連結部(52)に対して前記第2捩じりコイルばね部(50)の前記自由部(56)が移動されることで前記可動部材(20)に第2捩じりコイルばね部(50)の付勢力を作用させ、前記可動部材(20)が接点切り換えをなす操作位置に達して前記第1捩じりコイルばね部(48)の前記自由部(54)が前記中間の縁(38)に当接してから前記可動部材(20)が次の接点切り換えをなす操作位置へ移動するときに前記第2捩じりコイルばね部(50)の付勢力に加えて前記第1捩じりコイルばね部(48)の付勢力を前記可動部材(20)に作用させる、
ことを特徴とする。
【0008】
【作用】
上記構成によれば、操作により可動部材(20)が中立位置から一方の縁(40)の側へ移動するとき、第1捩じりコイルばね部(48)の付勢力が作用する。第2捩じりコイルばね部(50)の付勢力は可動部材(20)が接点切り換えをなす操作位置へ達するまで作用しない。可動部材(20)が接点切り換えをなす操作位置へ達すると、固定部材(10)の固定接点(26)と可動部材(20)の可動接点(28)との間で接点の切り換えが行われる。
【0009】
その接点切り換えをなす操作位置から次の接点切り換えをなす操作位置へ可動部材(20)が移動するとき、第2捩じりコイルばね部(50)の付勢力が、上記第1捩じりコイルばね部(48)の付勢力に加えて作用する。可動部材(20)が次の接点切り換えをなす操作位置へ達すると、固定部材(10)の固定接点(26)と可動部材(20)の可動接点(28)との間で次の接点の切り換えが行われる。
【0010】
逆の操作により可動部材(20)が中立位置から他方の縁(44)の側へ移動するとき、第2捩じりコイルばね部(50)の付勢力が作用する。第1捩じりコイルばね部(48)の付勢力は可動部材(20)が接点切り換えをなす操作位置へ達するまで作用しない。可動部材(20)が、接点切り換えをなす操作位置へ達すると、固定部材(10)の固定接点(26)と可動部材(20)の可動接点(28)との間で接点の切り換えが行われる。
【0011】
その接点切り換えをなす操作位置から次の接点切り換えをなす操作位置へ可動部材(20)が移動するとき、第1捩じりコイルばね部(48)の付勢力が、上記第2捩じりコイルばね部(50)の付勢力に加えて作用する。可動部材(20)が次の接点切り換えをなす操作位置へ達すると、固定部材(10)の固定接点(26)と可動部材(20)の可動接点(28)との間で次の接点の切り換えが行われる。
【0012】
可動部材(20)は、いずれの側へ移動してもその操作を止めれば、第1捩じりコイルばね部(48)の付勢力、第2捩じりコイルばね部(50)の付勢力によって中立位置へ復帰する。
【0013】
これにより、いずれの側の操作にあっても、可動部材(20)が中立位置から接点切り換えをなす操作位置へ移動するときに、第1捩じりコイルばね部(48)の付勢力又は第2捩じりコイルばね部(50)の付勢力が作用することによる節度感を得るとともに、その接点切り換えをなす操作位置に達して次の接点切り換えをなす操作位置へ移動するときには、第1捩じりコイルばね部(48)の付勢力と第2捩じりコイルばね部(50)の付勢力との両者が共に作用することによる節度感を得る。
【0014】
従って、それぞれの接点の切り換えについて節度感を得て、操作により中立位置からいずれの側にもそれぞれ操作位置に応じて複数の接点切り換えをなし、操作を止めれば自動復帰することが容易に実現される。
【0015】
なお、操作が一方の縁(40)の側であるときの接点切り換えをなす操作位置と、操作が他方の縁(44)の側であるときの接点切り換えをなす操作位置とは、中立位置を介して同一の位置関係をなす必要はない。
【0016】
具体的には、可動部材(20)が中立位置から一方の縁(40)の側へ移動するとき、第1捩じりコイルばね部(48)は、この自由部(54)が他方の縁(44)に係止されて移動しないのに対して連結部(52)が一方の縁(34)に係止されて可動部材(20)と共に移動して、第1捩じりコイルばね部(48)の付勢力が作用する。このとき、第2捩じりコイルばね部(50)は、この自由部(56)が他方の縁(36)に係止されると共に連結部(52)が一方の縁(34)に係止されて可動部材(20)と共に移動し、第2捩じりコイルばね部(50)の付勢力は作用しない。
【0017】
可動部材(20)が接点切り換えをなす操作位置へ達すると、第2捩じりコイルばね部(50)の自由部(56)が中間の縁(42)と当接する。可動部材(20)が、その当接以後に次の接点切り換えをなす操作位置へ移動するとき、第2捩じりコイルばね部(50)は、この連結部(52)が移動するのに対して自由部(56)が移動せず、第2捩じりコイルばね部(50)の付勢力が作用する。
【0018】
なお、捩じりコイルばね(46)については、それを構成する第1捩じりコイルばね部(48)及び第2捩じりコイルばね部(50)が互いに逆の向きに巻回されて直列状に配置され、第1捩じりコイルばね部(48)の一方の端部と第2捩じりコイルばね部(50)の一方の端部とが対向してそれらが連結されてなる構成が可能である。
【0020】
【実施例】
本発明に係るスイッチ構造の一実施例を図1乃至図6に基づき説明する。
【0021】
図1及び図2に示すように、ケース(固定部材)10が外筒12と内筒14とで同軸な2重円筒状に形成される。外筒12は一端が開放されて他端が閉成された底16付きとされ、内筒14は、一端が外筒12の底16を貫通して両端共に開放されている。内筒14内には、シャフト18が貫通支持され、シャフト18の一端部は内筒14の一端から突出されて突出端部にはフランジ的に円板状のホルダ(可動部材)20が同軸に嵌着される。シャフト18の他端部は内筒14の他端から突出されてその突出端部には操作レバー22の基端部が嵌着される。操作レバー22を回動操作することにより、シャフト18とホルダ20とを一体に回動させることができる。
【0022】
ケース10の外筒12の開放端は、蓋プレート24(固定部材)で閉成され、図2に示すように、蓋プレート24の内面には、固定接点26が設けられ、固定接点26に対応してホルダ20には可動接点28が設けられる。ホルダ20の回動位置に応じて、固定接点26と可動接点28との間では接点の切り換えが可能であり、中立位置を介して一方向(ホルダ20の側から操作レバー22を見たときに反時計方向)Bと、その反対方向(ホルダ20の側から操作レバー22を見たときに時計方向)Cとの両方向にそれぞれ2つの接点切り換えをなす回動位置を得る。回動位置を中立位置Aからの角度θ(反時計方向を−、時計方向を+)で示せば、反時計方向第1回動位置−θ1 、反時計方向第2回動位置−θ2 を得るとともに、時計方向第1回動位置+θ1 、時計方向第2回動位置+θ2 を得る。
【0023】
ホルダ20の周部には、ホルダ20と一体に可動板状部(作動手段)30が設けられ、可動板状部30は軸方向から見て円弧状とされて、内筒14と外筒12との間に介在すべく延出される。外筒12の内周面は、中立位置で可動板状部30の外周面と対向する部分が肉厚に形成されてそこが固定板状部(作動手段)32とされる。
【0024】
可動板状部30の反時計方向の側の縁(可動係止部)34はストレートであるが、可動板状部30の時計方向の側の縁は段差が形成され、ホルダ20側の半分部分に相当する縁(可動係止部)36は、縁34から時計方向へ90°の角度位置にあり、可動板状部30延出側の半分部分に相当する縁(可動当接部)38は、縁34から時計方向へ45°の角度位置にある。固定板状部32の縁のうちの反時計方向の側の縁(固定係止部)40は、ストレートとされ、時計方向の縁は、可動板状部30とは逆に段差形成され、縁36に対応する側の縁(固定係止部)42が、縁40から時計方向へ45°の角度位置にあり、縁38に対応する側の縁(固定当接部)44は、縁40から時計方向へ90°の角度位置にある。中立位置では、可動板状部30の縁34と固定板状部32の縁40とが同一角度位置にあり、可動板状部30の縁36と固定板状部32の縁44とが同一角度位置にあり、可動板状部30の縁38と固定板状部32の縁42とが同一角度位置にある。
【0025】
可動板状部30と固定板状部32との間には、ダブルトーション型の捩じりコイルばね(付勢手段(作動手段))46が装着される。図3にも示すように、捩じりコイルばね46は、同軸状に配置されて互いに逆向きに巻回された一対の捩じりコイルばね部(第1付勢部としての第1捩じりコイルばね部48、第2付勢部としての第2捩じりコイルばね部50)で構成され、それら捩じりコイルばね部48、50の対向する端部(第1捩じりコイルばね部48の一方の端部、第2捩じりコイルばね部50の一端部)は、半径方向外方へコ字型に屈曲されて連結されてそこが連結部52とされ、第1捩じりコイルばね部48の他方の端部、第2捩じりコイルばね部50の他方の端部は、半径方向外方へ直線状に屈曲されてそこがそれぞれ自由部54、56とされる。
【0026】
捩じりコイルばね46は、軸方向から見て連結部52と自由部54、56とが略同一角度位置にある自由状態(図3(A)に実線で示す)から、自由部54、56が連結部52に対して90°時計方向へ相対回動して付勢力を得た状態(図3(A)に鎖線で示す)に変形されて装着される。すなわち、捩じりコイルばね46は、第1捩じりコイルばね部48、第2捩じりコイルばね部50が共に同一の初期巻き角度(90°)とされて装着される。
【0027】
すなわち、中立位置において、捩じりコイルばね46は、自由部54が固定板状部32の縁44に係止され、連結部52が可動板状部30の縁34と固定板状部32の縁40との両者に係止され、自由部56が可動板状部30の縁36に係止される。その中立位置において、自由部54は、可動板状部30の縁38と離間され、自由部56は、固定板状部32の縁42と離間されている。この装着状態では、第1捩じりコイルばね部48の付勢力、第2捩じりコイルばね部50の付勢力はそれぞれ、初期トルクT0 (図5を参照)でホルダ20を中立位置へ付勢する。
【0028】
図4及び図5に基づき、ホルダ20が中立位置(図4(A))から反時計方向Bに回動操作される場合について説明すると、図4(B)に示すように、自由部54の反時計方向の移動は固定板状部32の縁44に阻止されるが、連結部52の反時計方向の移動は、可動板状部30の縁34で押されて可能となる。一方、自由部56は、可動板状部30の縁36に追随して反時計方向の移動が可能となる。従って、ホルダ20が中立位置から反時計方向に回動操作される場合、第1捩じりコイルばね部48の付勢力は作用するが、第2捩じりコイルばね部50の付勢力は作用しない。操作トルクが第1捩じりコイルばね部48の初期トルクT0 を越えると、ホルダが反時計方向の回動を開始する。第1捩じりコイルばね部48のばね定数をKとすれば、第1捩じりコイルばね部48の付勢力に基づく付勢トルクTは、
T=K|θ|+T0 ・・・(1)
となり、付勢力は次第に大きくなる。
【0029】
反時計方向第1回動位置−θ1 は−45°とされ、ホルダ20が反時計方向第1回動位置−θ1 に達するまでは、第2捩じりコイルばね部50の付勢力は作用しないが、図4(C)に示すように、ホルダ20が反時計方向第1回動位置−θ1 に達すると、自由部56が固定板状部32の縁42に当接されてそれ以上の反時計方向の移動が阻止されて、ホルダ20が反時計方向第1回動位置−θ1 から反時計方向第2回動位置−θ2 へ回動するときは、第2捩じりコイルばね部50の付勢力が、第1捩じりコイルばね部48の付勢力に加えて作用する。操作トルクがホルダ20を反時計方向第1位置−θ1 に到達させるトルクに加えて第2捩じりコイルばね部50の初期トルクT0 に勝ると、ホルダ20が反時計方向第1回動位置−θ1 から反時計方向第2回動位置−θ2 へ回動を開始する。第1捩じりコイルばね部48の付勢力と第2捩じりコイルばね部50の付勢力との両者に基づく付勢トルクTは、
T=2K|θ|+(3/2)T0 ・・・(2)
となり、付勢力は次第に大きくなる。
【0030】
図4(D)に示すように、ホルダ20が反時計方向第2回動位置−θ2 へ達すると、ホルダ20は、ケース10側に設けたストッパ58と当接してそれ以上の回動が阻止される。
【0031】
逆に、図6及び図5に基づき、ホルダ20が中立位置(図6(A)に示す)から時計方向Cに回動操作される場合について説明すると、図6(B)に示すように、連結部52の時計方向の移動は固定板状部32の縁40に阻止されるが、自由部56の時計方向の移動は、可動板状部30の縁36で押されて可能となる。一方、自由部54は、固定板状部32の縁44に係止されたままで移動しない。従って、ホルダ20が中立位置から時計方向に回動操作される場合、第2捩じりコイルばね部50の付勢力は作用するが、第1捩じりコイルばね部48の付勢力は作用しない。操作トルクが第2捩じりコイルばね部50の初期トルクT0 を越えると、ホルダ20が時計方向の回動を開始する。第2捩じりコイルばね部50のばね定数を、第1捩じりコイルばね部48のばね定数と同じくKとすれば、第2捩じりコイルばね部50の付勢力に基づく付勢トルクTは、上記(1)式と同じく、
T=K|θ|+T0
となり、付勢力は次第に大きくなる。
【0032】
時計方向第1回動位置+θ1 は+45°とされ、ホルダ20が反時計方向第1回動位置+θ1 に達するまでは、第1捩じりコイルばね部48の付勢力は作用しないが、図6(C)に示すように、ホルダ20が時計方向第1回動位置+θ1 に達すると、自由部54が可動板状部30の縁38に当接されてそれ以降はその縁38に押されて時計方向に移動でき、ホルダ20が時計方向第1回動位置+θ1 から時計方向第2回動位置+θ2 へ回動するときは、第1捩じりコイルばね部48の付勢力が、第2捩じりコイルばね部50の付勢力に加えて作用する。操作トルクが、ホルダ20を時計方向第1位置θ1 に到達させるトルクに加えて第1捩じりコイルばね部48の初期トルクT0 を越えると、ホルダ20が時計方向第1回動位置+θ1 から時計方向第2回動位置+θ2 へ回動を開始する。第1捩じりコイルばね部48の付勢力と第2捩じりコイルばね部50の付勢力との両者に基づく付勢トルクTは、上記(2)式と同じく、
T=2K|θ|+(3/2)T0
となり、付勢力は次第に大きくなる。
【0033】
図6(D)に示すように、ホルダ20が時計方向第2回動位置+θ2 へ達すると、ホルダ20はストッパケース10に設けた60と当接してそれ以上の回動が阻止される。
【0034】
いずれの方向の回動操作であってもホルダ20の回動操作を止めれば、第1捩じりコイルばね部48の付勢力、第2捩じりコイルばね部50の付勢力によって、ホルダ20は中立位置へ復帰する。
【0035】
なお、ホルダ20には、可動板状部30と反対側に、円弧状の板状ガイド62が可動板状部30と対向して設けられ、板状ガイド62は、内筒14の外周面との間で捩じりコイルばね46の捩じり変形に伴う形状変更を適正な姿勢に維持する。
【0036】
なお、上記(2)式は、次のようにして得られる。
すなわち、
T1 :第1捩じりコイルばね部48の付勢トルク、
T2 :第2捩じりコイルばね部50の付勢トルク、
K1 :第1捩じりコイルばね部48のばね定数、
T01:第1捩じりコイルばね部48の初期トルク、
K2 :第2捩じりコイルばね部50のばね定数、
T02:第2捩じりコイルばね部50の初期トルク
とすれば、
ホルダ20が時計方向へ回動されるときの合成される付勢トルクTは、
T=T1 +T2 =(K1 +K2 )|θ|−K1 |+θ1 |+T01+T02・・・(3)
とされ、ホルダ20が反時計方向へ回動されるときの合成される付勢トルクTは、
T=T1 +T2 =(K1 +K2 )|θ|−K2 |−θ1 |+T01+T02・・・(4)
とされる。
【0037】
ここで、K1 =K2 =Kとすると、(3)式、(4)式は、共に、
T=2K|θ|−K|±θ1 |+T01+T02・・・(5)
となる。
【0038】
次に、
θ01:第1コイルばね部48の初期巻き角度、
θ02:第2コイルばね部50の初期巻き角度
とすれば、
T01=Kθ01
T02=Kθ02
となり、
ここで、
θ01=θ02=θ0 =90°、そして、
±θ1 =±45°であれば、
2|±θ1 |=θ0 となって、
(5)式から(2)式が得られる。
【0039】
上記構成によれば、回動操作によりホルダ20が中立位置から反時計方向Bへ回動するとき、第1捩じりコイルばね部48の付勢力が作用する。第2捩じりコイルばね部50の付勢力はホルダ20が接点切り換えをなす反時計方向第1回動位置−θ1 へ達するまで作用しない。ホルダ20が反時計方向第1回動位置−θ1 へ達すると、蓋プレート24の固定接点26とホルダ20の可動接点28との間で接点の切り換えが行われる。
【0040】
反時計方向第1回動位置−θ1 から次の接点切り換えをなす反時計方向第2回動位置+θ2 へホルダ20が回動するとき、第2捩じりコイル部50の付勢力が、上記第1捩じりコイルばね部48の付勢力に加えて作用する。ホルダ20が第2回動位置+θ2 へ達すると、固定接点26と可動接点28との間で次の接点の切り換えが行われる。
【0041】
逆の回動操作によりホルダ20が中立位置から時計方向Cへ回動するとき、第2捩じりコイルばね部50の付勢力が作用する。第1捩じりコイルばね部48の付勢力はホルダ20が接点切り換えをなす時計方向第1回動位置+θ1 へ達するまで作用しない。ホルダ20が、時計方向第1回動位置+θ1 へ達すると、固定接点26と可動接点28との間で接点の切り換えが行われる。
【0042】
時計方向第1回動位置+θ1 から次の接点切り換えをなす時計方向第2回動位置+θ2 へホルダ20が回動するとき、第1捩じりコイルばね部48の付勢力が、上記第2捩じりコイルばね部50の付勢力に加えて作用する。ホルダ20が時計方向第2回動位置+θ2 へ達すると、固定接点26と可動接点28との間で次の接点の切り換えが行われる。
【0043】
ホルダ20は、いずれの方向へ回動してもその回動操作を止めれば、第1捩じりコイルばね部48の付勢力、第2捩じりコイルばね部50の付勢力によって中立位置へ復帰する。
【0044】
これにより、いずれの方向の回動操作にあっても、ホルダ20が中立位置から接点切り換えをなす反時計方向第1回動位置−θ1 又は時計方向第1回動位置+θ1 へ回動するときに、第1捩じりコイルばね部48の付勢力又は第2捩じりコイルばね部50の付勢力が作用することにより節度感を得るとともに、次の接点切り換えをなす反時計方向第2回動位置−θ2 又は時計方向第2回動位置+θ2 へ回動するときには、第1捩じりコイルばね部48の付勢力と第2捩じりコイルばね部50の付勢力との両者が共に作用することにより節度感を得る。すなわち、中立位置、反時計方向第1回動位置(又は時計方向第1回動位置)において、捩じり力の不連続点をなして節度感を得る。
【0045】
従って、それぞれの接点の切り換えについて節度感を得て、回動操作により中立位置からいずれの方向にもそれぞれ回動位置に応じて複数の接点切り換えをなし、操作を止めれば自動復帰することが容易に実現される。
【0046】
なお、上記実施例では、回動操作が一方向であるときの接点切り換えをなす反時計方向第1回動位置、反時計方向第2回動位置と、回動操作が反対方向であるときの接点切り換えをなす時計方向第1回動位置、時計方向第2回動位置とは、中立位置を介して同一の角度関係(対称関係)をなしているが、異なる角度関係であってもよい。
【0047】
また、上記実施例では、反時計方向第1回動位置−θ1 が−45°とされ、時計方向第1回動位置+θ1 が+45°とされている場合について説明しており、、従って、可動板状部30については縁38が縁34から時計方向へ45°の角度位置にあり、固定板状部32については縁42が、縁40から時計方向へ45°の角度位置にあるが、それに限定されるものではない。また、可動板状部30について、縁36が縁34から時計方向へ90°の角度位置にあり、固定板状部32について、縁44が、縁40から時計方向へ90°の角度位置にあるが、それら角度も限定されない。
【0048】
更に、捩じりコイルばね46を構成する第1捩じりコイルばね部48、第2捩じりコイルばね部50は連結部52で一体に連結され、そして、同じばね定数とされているが、それに限定されない。すなわち、第1捩じりコイルばね部48、第2捩じりコイルばね部50は個々に独立とされ、また、それらのばね定数や、初期巻き角度が異なっていてもよい。
【0049】
なお、上記実施例では、中立位置から両方向にそれぞれ2つの接点の切り換えをなすが、例えば、複数の捩じりコイルばね46を直列状態に装着することにより、中立位置から両方向にそれぞれ3つ以上の接点の切り換えをなすことが可能である。例えば、捩じりコイルばね46を2つ装着し、一方の捩じりコイルばね46に係る可動板状部30の縁38の縁34に対する角度位置、固定板状部32の縁42の縁40に対する角度位置と、他方の捩じりコイルばね46に係る可動板状部30の縁38の縁34に対する角度位置、固定板状部32の縁42の縁40に対する角度位置とを異ならせことにより、中立位置側の第1の接点切り換えをなす回動位置と、次の第2の接点切り換えをなす回動位置と、更に次の第3の接点切り換えをなす回動位置とがある場合に、ホルダ20が第1の接点切り換えをなす回動位置から第2の接点切り換えをなす回動位置へ回動するとき、一方の捩じりコイルばね46について、第1捩じりコイル部48の付勢力と第2捩じりコイル部50の付勢力との両者を共に作用させ、ホルダ20が第2の接点切り換えをなす回動位置から第3の接点切り換えをなす回動位置へ回動するとき、他方の捩じりコイルばね46について、第1捩じりコイル部48の付勢力と第2捩じりコイル部50の付勢力との両者を共に作用させれば、いずれの接点切り換えについても節度感が得られる。
【0050】
また、本発明のスイッチ構造は、単に電気的なオン/オフ機能を果たすものに限定されず、例えば、電気抵抗を可変するためのものであってもよい等、種々のものに適用可能である。
【0051】
【発明の効果】
本発明のスイッチ構造によれば、それぞれの接点の切り換えについて節度感を得て、回動操作により中立位置からいずれの方向にもそれぞれ回動位置に応じて複数の接点切り換えをなし、操作を止めれば自動復帰することが容易に実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスイッチ構造の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】本実施例のスイッチ構造を軸方向に沿って見た断面図である。
【図3】(A)は、捩じりコイルばねを軸方向から見た図であり、(B)は、その軸方向に沿って見た図である。
【図4】本実施例のスイッチ構造の一方向の回動操作を示す軸方向から見た図である。
【図5】本実施例のスイッチ構造において、捩じりコイルばねの付勢トルクとホルダの回動位置との関係を示すグラフである。
【図6】本実施例のスイッチ構造の反対方向の回動操作を示す軸方向から見た図である。
【符号の説明】
10 ケース(固定部材)
20 ホルダ(可動部材)
24 蓋プレート(固定部材)
26 固定接点
28 可動接点
30 可動板状部(作動手段)
32 固定板状部(作動手段)
34 縁(可動係止部)
36 縁(可動係止部)
38 縁(可動当接部)
40 縁(固定係止部)
42 縁(固定当接部)
44 縁(固定係止部)
48 第1捩じりコイルばね部(第1付勢部(作動手段))
50 第2捩じりコイルばね部(第2付勢部(作動手段))
B 反時計方向(一方向)
C 時計方向(反対方向)
−θ1 反時計方向第1回動位置(接点切り換えをなす回動位置)
−θ2 反時計方向第2回動位置(次の接点切り換えをなす回動位置)
+θ1 時計方向第1回動位置(接点切り換えをなす回動位置)
+θ2 時計方向第2回動位置(接点切り換えをなす回動位置)[0001]
[Industrial application fields]
The present invention is a so-called automatic restoration type multi-stage switch in which a plurality of contacts are switched according to the rotation position in any direction from the neutral position by a rotation operation, and automatically returns to the neutral position when the operation is stopped. Concerning structure.
[0002]
[Prior art and problems to be solved by the invention]
In the automatic restoration type switch, the movable member on the movable contact side is rotated with respect to the fixed member on the fixed contact side, and the contact is switched in any direction from the neutral position according to the rotational position. When stopped, it automatically returns to the neutral position. A moderation mountain and a moderation ball are provided between the movable member and the fixed member so as to obtain a sense of moderation when switching the contacts.
[0003]
However, in the means having such a moderation mountain and a moderation ball, a so-called one-side two-contact switching is performed in two directions according to the rotational position in each direction from the neutral position by the rotational operation. When switching the switches, it is difficult to obtain a moderation for switching the respective contacts.
[0004]
In consideration of the above facts, the present invention obtains a sense of moderation in switching each contact point, and by rotating operation, a plurality of contact points are switched in each direction from the neutral position to each direction, and the operation can be stopped. An object of the present invention is to provide a switch structure that easily realizes automatic return.
[0005]
In order to solve the above problems, the switch structure of the present invention according to claim 1 is:
Between one edge (40) and the other edge (44), the one edge (40), and the other edge (44) positioned at a predetermined distance from one edge (40). A fixed member (10) having an intermediate edge (42) located and having a fixed contact (26) ;
It is arranged so as to overlap with the fixing member (10) and is provided to be movable relative to the one edge (40) side and the other edge (44) side with respect to the fixing member (10). The one edge (34) corresponding to the one edge (40) in the neutral position and the other edge (36) positioned at a predetermined distance from the one edge (34) and the one edge ( 34) and an intermediate edge (38) positioned between the other edge (36) and a movable contact (28) corresponding to the fixed contact (26). A movable member (20) that moves from one side to the other edge (40) side and the other edge (44) side and switches a plurality of contacts on either side according to the respective operation positions;
A first torsion coil spring portion (48) and a second torsion coil spring portion (50) connected in series by a connection portion (52), and the first torsion coil spring in the neutral position The free portion (54) of the portion (48) is locked to the other edge (44) in a state where the free portion (54) is opposed to the intermediate edge (38), and the connecting portion (52) is And the free part (56) of the second torsion coil spring part (50) can come into contact with the intermediate edge (42). A torsion coil spring (46) locked to the other edge (36) in a state of facing
With
And when the said movable member (20) moves to the said one edge (40) side from the said neutral position, with respect to the said free part (54) of a said 1st torsion coil spring part (48). Then, the free portion (56) of the connecting portion (52) and the second torsion coil spring portion (50) is moved to move the first torsion coil spring portion ( 48), the movable member (20) reaches the operating position where the contact is switched, and the free portion (56) of the second torsion coil spring portion (50) is moved to the intermediate edge ( 42), when the movable member (20) moves to the operation position for switching the next contact, in addition to the biasing force of the first torsion coil spring portion (48), the second twist The biasing force of the coil spring portion (50) is applied to the movable member (20). When the movable member (20) moves from the neutral position toward the other edge (44), the second torsion coil spring portion (50) is moved with respect to the connecting portion (52). When the free part (56) is moved, the urging force of the second torsion coil spring part (50) is applied to the movable member (20), and the movable member (20) is moved to the operation position where the contact is switched. When the free part (54) of the first torsion coil spring part (48) reaches the intermediate edge (38) and the movable member (20) switches to the next contact switching point. When moving, in addition to the urging force of the second torsion coil spring part (50), the urging force of the first torsion coil spring part (48) is applied to the movable member (20).
It is characterized by that.
[0008]
[Action]
According to the above arrangement, when the movable member by operation of (20) is moved toward the one edge from a neutral position (40), the biasing force of the first torsion coil spring portion (48) acts. The biasing force of the second torsion coil spring portion (50) does not act until the movable member (20) reaches the operating position where the contact is switched. When the movable member (20) reaches the operation position where the contact is switched, the contact is switched between the fixed contact (26) of the fixed member (10 ) and the movable contact (28) of the movable member (20) .
[0009]
When the movable member to the operating position from the operating position determining the contact switching form the next contact switching (20) to move, the biasing force of the second torsion coil spring portion (50) is, the first torsion This acts in addition to the biasing force of the coil spring portion (48) . When the movable member (20) reaches the operation position for switching the next contact, the next contact is switched between the fixed contact (26) of the fixed member (10 ) and the movable contact (28) of the movable member (20). Is done.
[0010]
When the movable member in the reverse operation of (20) to move toward the other edge from a neutral position (44), the biasing force of the second torsion coil spring portion (50) acts. The biasing force of the first torsion coil spring portion (48) does not act until the movable member (20) reaches the operation position where the contact is switched. When the movable member (20) reaches the operation position for switching the contact, the contact is switched between the fixed contact (26) of the fixed member (10 ) and the movable contact (28) of the movable member (20). .
[0011]
When the movable member from the operation position determining the contact switched to the operating position forms the next contact switching (20) to move, the biasing force of the first torsion coil spring portion (48) is, the second torsion This acts in addition to the urging force of the coil spring portion (50) . When the movable member (20) reaches the operation position for switching the next contact, the next contact is switched between the fixed contact (26) of the fixed member (10 ) and the movable contact (28) of the movable member (20). Is done.
[0012]
The movable member (20) be stopped operations for Moso to move to either side, the biasing force of the first torsion coil spring portion (48), the second torsion coil spring portion (50) Return to neutral position by biasing force.
[0013]
Thus, even in the operation of either side, when the movable member (20) is moved to the operating position determining the contact switched from the neutral position, the biasing force of the first torsion coil spring portion (48) or together with the urging force to obtain a click feeling due to the action of the second torsion coil spring portion (50), when moved to the operation position reaches the operating position and forming a contact switching form the following contact switching is A feeling of moderation is obtained by both the urging force of the first torsion coil spring portion (48) and the urging force of the second torsion coil spring portion (50) acting together.
[0014]
Therefore, the switching of each of the contacts to obtain a click feeling, without a plurality of contacts switched in accordance with respective operating position on either side from the neutral position by operation easily realized that automatically returns be stopped operation Is done.
[0015]
Note that the operating position determining the contact switching time operation is the side of one edge (40), and the operating position determining the contact switching time operation is the side of the other edge (44), a neutral It is not necessary to have the same positional relationship via the positions .
[0016]
Specifically, when the variable dynamic member (20) is moved toward the one edge from a neutral position (40), the first torsion coil spring portion (48), the free portion (54) and the other The connecting portion (52) is locked to one edge (34) and moves together with the movable member (20) while being locked to the edge (44) of the first torsion coil spring. The biasing force of the part (48) acts. At this time , in the second torsion coil spring portion (50) , the free portion (56) is locked to the other edge (36) and the connecting portion (52) is locked to the one edge (34) . Then, it moves together with the movable member (20) , and the urging force of the second torsion coil spring portion (50) does not act.
[0017]
When the movable member (20) reaches the operation position for switching the contact, the free part (56) of the second torsion coil spring part (50 ) comes into contact with the intermediate edge (42) . The movable member (20) is, when you move to the operating position and forming a contact after the next contact switching, second torsion coil spring portion (50), to the connecting portion (52) moves On the other hand, the free part (56) does not move, and the urging force of the second torsion coil spring part (50) acts.
[0018]
Note that the torsion coil spring (46), the first torsion coil spring portion constituting the Re its (48) and the second torsion coil spring portion (50) is wound in opposite directions to each other Are arranged in series, and one end of the first torsion coil spring part (48) and one end of the second torsion coil spring part (50) face each other and are connected. The following configuration is possible.
[0020]
【Example】
An embodiment of a switch structure according to the present invention will be described with reference to FIGS.
[0021]
As shown in FIGS. 1 and 2, a case (fixing member) 10 is formed in a double cylindrical shape that is coaxial with an
[0022]
The open end of the
[0023]
A movable plate-like portion (actuating means) 30 is provided integrally with the
[0024]
Although the counterclockwise edge (movable locking portion) 34 of the movable plate-shaped
[0025]
A double torsion type torsion coil spring (biasing means (actuating means)) 46 is mounted between the movable plate-
[0026]
The
[0027]
That is, in the neutral position, the
[0028]
The case where the
T = K | θ | + T 0 (1)
The biasing force gradually increases.
[0029]
The counterclockwise first rotation position −θ 1 is −45 °, and until the
T = 2K | θ | + (3/2) T 0 (2)
The biasing force gradually increases.
[0030]
As shown in FIG. 4D, when the
[0031]
Conversely, a case where the
T = K | θ | + T 0
The biasing force gradually increases.
[0032]
The clockwise first rotation position + θ 1 is set to + 45 °, and the urging force of the first torsion
T = 2K | θ | + (3/2) T 0
The biasing force gradually increases.
[0033]
As shown in FIG. 6D, when the
[0034]
If the rotation operation of the
[0035]
The
[0036]
The above equation (2) is obtained as follows.
That is,
T 1 : Energizing torque of the first torsion
T 2 : Energizing torque of the second torsion
K 1 : spring constant of the first torsion
T 01 : initial torque of the first torsion
K 2 : spring constant of the second torsion
T 02 : If the initial torque of the second torsion
The urging torque T synthesized when the
T = T 1 + T 2 = (K 1 + K 2 ) | θ | −K 1 | + θ 1 | + T 01 + T 02 (3)
The biasing torque T synthesized when the
T = T 1 + T 2 = (K 1 + K 2 ) | θ | −K 2 | −θ 1 | + T 01 + T 02 (4)
It is said.
[0037]
Here, assuming that K 1 = K 2 = K, the equations (3) and (4) are both
T = 2K | θ | −K | ± θ 1 | + T 01 + T 02 (5)
It becomes.
[0038]
next,
θ 01 : initial winding angle of the first
θ 02 : If the initial winding angle of the second
T 01 = Kθ 01
T 02 = Kθ 02
And
here,
θ 01 = θ 02 = θ 0 = 90 ° and
If ± θ 1 = ± 45 °,
2 | ± θ 1 | = θ 0
Equation (2) is obtained from equation (5).
[0039]
According to the above configuration, when the
[0040]
When the
[0041]
When the
[0042]
When the
[0043]
If the
[0044]
As a result, the
[0045]
Therefore, it is possible to obtain a sense of moderation for switching each contact, and to perform multiple contact switching in each direction from the neutral position according to the rotation position by the rotation operation, and it is easy to automatically return if the operation is stopped To be realized.
[0046]
In the above-described embodiment, the first counterclockwise rotation position and the second counterclockwise rotation position for switching contacts when the rotation operation is in one direction, and the rotation operation in the opposite direction. The first clockwise rotation position and the second clockwise rotation position that perform contact switching have the same angular relationship (symmetrical relationship) via the neutral position, but may be different angular relationships.
[0047]
In the above embodiment, the case where the counterclockwise first rotation position −θ 1 is −45 ° and the clockwise first rotation position + θ 1 is + 45 ° is described. For the movable plate-shaped
[0048]
Further, the first torsion
[0049]
In the above embodiment, the two contacts are switched in both directions from the neutral position. For example, by installing a plurality of torsion coil springs 46 in series, three or more in each direction from the neutral position are used. It is possible to switch the contacts. For example, two torsion coil springs 46 are mounted, and the angular position of the
[0050]
Further, the switch structure of the present invention is not limited to one that merely performs an electrical on / off function, and can be applied to various types, for example, may be one for varying electric resistance. .
[0051]
【The invention's effect】
According to the switch structure of the present invention, a sense of moderation can be obtained for switching of each contact, and a plurality of contact switching can be performed in each direction from the neutral position according to the rotation position by the rotation operation, and the operation can be stopped. Thus, automatic return can be easily realized.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an exploded perspective view showing an embodiment of a switch structure of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view of the switch structure of the present embodiment as viewed along the axial direction.
FIG. 3A is a view of a torsion coil spring viewed from the axial direction, and FIG. 3B is a view of the torsion coil spring viewed along the axial direction.
FIG. 4 is a view seen from an axial direction showing a one-way turning operation of the switch structure of the present embodiment.
FIG. 5 is a graph showing the relationship between the biasing torque of the torsion coil spring and the rotation position of the holder in the switch structure of this example.
FIG. 6 is a view seen from an axial direction showing a rotation operation in the opposite direction of the switch structure of the present embodiment.
[Explanation of symbols]
10 Case (fixing member)
20 Holder (movable member)
24 Lid plate (fixing member)
26 fixed
32 Fixed plate-like part (actuating means)
34 Edge (movable locking part)
36 edge (movable locking part)
38 edge (movable contact part)
40 edge (fixed locking part)
42 Edge (fixed contact)
44 Edge (fixed locking part)
48 1st torsion coil spring part (1st biasing part (operation means))
50 Second torsion coil spring portion (second urging portion (actuating means))
B Counterclockwise (one direction)
C Clockwise (opposite direction)
-Θ 1 First counterclockwise rotation position (rotation position for switching contacts)
-Θ 2 Counterclockwise second rotation position (rotation position for next contact switching)
+ Θ 1 First clockwise rotation position (rotation position for switching contacts)
+ Θ 2 Second clockwise rotation position (rotation position for switching contacts)
Claims (1)
前記固定部材(10)に対して重ねて配置されると共に前記固定部材(10)に対して前記一方の縁(40)の側及び前記他方の縁(44)の側へ相対移動可能に設けられ、中立位置で前記一方の縁(40)に対応する一方の縁(34)と前記一方の縁(34)に対して所定距離離間して位置する他方の縁(36)と前記一方の縁(34)と前記他方の縁(36)との間に位置する中間の縁(38)とを有すると共に、前記固定接点(26)に対応する可動接点(28)を有し、操作により前記中立位置から前記一方の縁(40)の側及び前記他方の縁(44)の側へ移動し、いずれの側にもそれぞれの操作位置に応じて複数の接点切り換えをなす可動部材(20)と、
連結部(52)により直列に連結された第1捩じりコイルばね部(48)及び第2捩じりコイルばね部(50)を有し、前記中立位置において前記第1捩じりコイルばね部(48)の自由部(54)が前記中間の縁(38)に当接可能に対向した状態で前記他方の縁(44)に係止されると共に、前記連結部(52)が前記一方の縁(40)及び前記一方の縁(34)に係止され、かつ、前記第2捩じりコイルばね部(50)の自由部(56)が前記中間の縁(42)に当接可能に対向した状態で前記他方の縁(36)に係止された捩じりコイルばね(46)と、
を備え、
かつ、前記可動部材(20)が前記中立位置から前記一方の縁(40)の側へ移動する場合には、前記第1捩じりコイルばね部(48)の前記自由部(54)に対して前記連結部(52)及び前記第2捩じりコイルばね部(50)の前記自由部(56)が移動されることで前記可動部材(20)に前記第1捩じりコイルばね部(48)の付勢力を作用させ、前記可動部材(20)が接点切り換えをなす操作位置に達して前記第2捩じりコイルばね部(50)の前記自由部(56)が前記中間の縁(42)に当接してから前記可動部材(20)が次の接点切り換えをなす操作位置へ移動するときに前記第1捩じりコイルばね部(48)の付勢力に加えて前記第2捩じりコイルばね部(50)の付勢力を前記可動部材(20)に作用させると共に、前記可動部材(20)が前記中立位置から前記他方の縁(44)の側へ移動する場合には、前記連結部(52)に対して前記第2捩じりコイルばね部(50)の前記自由部(56)が移動されることで前記可動部材(20)に第2捩じりコイルばね部(50)の付勢力を作用させ、前記可動部材(20)が接点切り換えをなす操作位置に達して前記第1捩じりコイルばね部(48)の前記自由部(54)が前記中間の縁(38)に当接してから前記可動部材(20)が次の接点切り換えをなす操作位置へ移動するときに前記第2捩じりコイルばね部(50)の付勢力に加えて前記第1捩じりコイルばね部(48)の付勢力を前記可動部材(20)に作用させる、
ことを特徴とするスイッチ構造。 Between one edge (40) and the other edge (44), the one edge (40), and the other edge (44) positioned at a predetermined distance from one edge (40). A fixed member (10) having an intermediate edge (42) located and having a fixed contact (26) ;
It is arranged so as to overlap with the fixing member (10) and is provided to be movable relative to the one edge (40) side and the other edge (44) side with respect to the fixing member (10). The one edge (34) corresponding to the one edge (40) in the neutral position and the other edge (36) positioned at a predetermined distance from the one edge (34) and the one edge ( 34) and an intermediate edge (38) positioned between the other edge (36) and a movable contact (28) corresponding to the fixed contact (26). A movable member (20) that moves from one side to the other edge (40) side and the other edge (44) side and switches a plurality of contacts on either side according to the respective operation positions;
A first torsion coil spring portion (48) and a second torsion coil spring portion (50) connected in series by a connection portion (52), and the first torsion coil spring in the neutral position The free portion (54) of the portion (48) is locked to the other edge (44) in a state where the free portion (54) is opposed to the intermediate edge (38), and the connecting portion (52) is And the free part (56) of the second torsion coil spring part (50) can come into contact with the intermediate edge (42). A torsion coil spring (46) locked to the other edge (36) in a state of facing
With
And when the said movable member (20) moves to the said one edge (40) side from the said neutral position, with respect to the said free part (54) of a said 1st torsion coil spring part (48). Then, the free portion (56) of the connecting portion (52) and the second torsion coil spring portion (50) is moved to move the first torsion coil spring portion ( 48), the movable member (20) reaches the operating position where the contact is switched, and the free portion (56) of the second torsion coil spring portion (50) is moved to the intermediate edge ( 42), when the movable member (20) moves to the operation position for switching the next contact, in addition to the biasing force of the first torsion coil spring portion (48), the second twist The biasing force of the coil spring portion (50) is applied to the movable member (20). When the movable member (20) moves from the neutral position toward the other edge (44), the second torsion coil spring portion (50) is moved with respect to the connecting portion (52). When the free part (56) is moved, the urging force of the second torsion coil spring part (50) is applied to the movable member (20), and the movable member (20) is moved to the operation position where the contact is switched. When the free part (54) of the first torsion coil spring part (48) reaches the intermediate edge (38) and the movable member (20) switches to the next contact switching point. When moving, in addition to the urging force of the second torsion coil spring part (50), the urging force of the first torsion coil spring part (48) is applied to the movable member (20).
A switch structure characterized by that.
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