JP3723058B2 - Application management method, computer-readable recording medium storing application management program, terminal device, and portable telephone - Google Patents

Application management method, computer-readable recording medium storing application management program, terminal device, and portable telephone Download PDF

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【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばソフトウェアの仕様と開発手法が公開されているアプリケーションプログラムを動作させることが可能なコンピュータを備えた端末装置において行われるアプリケーション管理方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、コンピュータのハードウェアにおけるプラットフォームを共通化して、その上で動作するソフトウェアの仕様と開発手法を一般に公開することにより、ビジネスユースにとらわれず、広く一般にソフトウェアの開発を委ねることが行われている。このようにソフトウェア仕様を公開することによって、大手ソフトウェアメーカーに限らず、ベンチャー企業や個人プログラマーなどによって多種多様なソフトウェアが開発されることになり、より多くのソフトウェア開発者を獲得できるという非常に大きな利点がある。
【０００３】
しかしながら、不特定多数のソフトウェア開発者がそれぞれ独自にソフトウェアを開発することになるので、動作不具合が生じるソフトウェアや、単体では正常に動作するが、複数のソフトウェアを同時に動かすと動作不具合が発生するソフトウェアなどが市場に出回る、というような問題が生じている。これは、ソフトウェア開発者が、ソフトウェア仕様を十全に把握していないことが原因の場合もあるが、ソフトウェアを開発する際に、あらゆる環境における動作条件を全て考慮することは困難であるとともに、ソフトウェア仕様それ自体も完全なものではない、というような原因がある。
【０００４】
また、近年では、故意に同じハードウェア上で動作する他のアプリケーションの動作に不具合を生じさせたり、ハードディスクなどに記録されているデータの改ざんや削除を行ったり、ネットワークなどのシステムリソースを無駄に消費するような、いわゆるコンピュータウィルスと呼ばれるソフトウェアも開発されてきている。特に最近では、多くのコンピュータがインターネットなどのネットワークに接続されるようになり、ネットワーク経由でコンピュータウィルスが広く蔓延してしまうという問題が生じている。
【０００５】
一方、携帯電話などに代表されるようなコンピュータ組み込み機器では、機器上で動作するソフトウェアは、該機器のハードウェアを製造するメーカーが独自に開発を行うことが一般的であった。これに対して、近年、このような組み込み機器においてもソフトウェア仕様を公開することにより、組み込み機器上において動作するアプリケーションの開発を、より多くのソフトウェア開発者に委ねるシステムが提案されている。このようなシステムによれば、組み込み機器のユーザに対して、より多様なサービスを提供することが可能となり、ユーザの拡大を期待することができる。
【０００６】
しかしながら、携帯電話などの組み込み機器のユーザは、パーソナルコンピュータなどのユーザと比較して、ハードウェアやソフトウェアなどの知識が少ない場合が多いので、このような組み込み機器は、より安定した動作が要求されることになる。したがって、組み込み機器においては、不具合を発生させるようなアプリケーションが存在しても、本来のシステムが十分に安定して動作するようなシステム環境が要求されている。
【０００７】
従来では、一般的に、あるシステムにおいて、ソフトウェアが不具合を起こすことによってシステムが凍結し、復旧が困難な状況に陥った場合には、システムが自動的にその状態を検出するなどによって一旦全ての動作を強制的に終了させ、再起動させることによって初期状態に戻す、というような手法がとられている。
【０００８】
また、例えば特開平８−４４６３０号公報には、システムがアプリケーションごとにファイルアクセス権利などを管理することが可能なシステムが開示されている。このシステムによれば、機器を使用するユーザ自身がアプリケーションの信頼性を判断し、アプリケーションのファイルアクセス制限をユーザが設定することが可能となる。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、組み込み機器において、そのソフトウェア仕様が公開され、多くの人がアプリケーションの開発を行うようになると、アプリケーションによっては必ず動作不具合を起こすようなものが出現することも予想される。このようなアプリケーションに対して、該アプリケーションが起こす不具合動作に対応した不具合復旧処理を行うような従来の対応処理だけでは不十分である。また、携帯電話などの多様なユーザによって利用される組み込み機器においては、アプリケーションの不具合状況をユーザ自身が判断し、アプリケーションの動作制限を設定することは困難である。
【００１０】
本発明は上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、ソフトウェアの仕様と開発手法が公開されているアプリケーションプログラムを動作させることが可能なコンピュータを備えた端末装置において、ユーザによるメンテナンスを必要とせずに、システムの安定性を向上させるアプリケーション管理方法、アプリケーション管理プログラム、および、上記アプリケーション管理方法を実現する端末装置、携帯型電話機を提供することにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明に係るアプリケーション管理方法は、アプリケーションプログラムを動作させることが可能なコンピュータを備えた端末装置において行われるアプリケーション管理方法において、上記アプリケーションプログラムの動作中に、正常な状態で該アプリケーションプログラムの動作継続が不可能な状態となる不具合が発生した場合に、該アプリケーションプログラムにおける不具合発生回数を示す不具合履歴を記録するステップと、上記不具合履歴が規定値を超えているか否かを検出するステップと、上記不具合履歴が規定値を超えたアプリケーションにおいて、該アプリケーションプログラムにおける起動制限状態を示す起動制限情報を記録するステップと、アプリケーションプログラムを起動する際に、該アプリケーションプログラムの起動制限情報に従って、該アプリケーションプログラムの起動を制限するステップとを有していることを特徴としている。
【００１２】
上記の方法では、まず、アプリケーションプログラムがそれまでの正常な動作を継続できなくなるような不具合を発生した場合に、これを不具合履歴として記録する。そして不具合履歴が規定値を超えていると検出されると、該当アプリケーションプログラムに対応した起動制限情報を記録する。この起動制限情報に基づいて、アプリケーションプログラムの起動が制限される。すなわち、不具合を発生しやすいアプリケーションプログラムに対しては、その起動が制限されることになるので、システムの安定度を向上させることができる。また、ユーザ自身がアプリケーションプログラムの信頼性を判断する必要がないので、システムの安定性に関して疎いユーザに対しても、多様なアプリケーションプログラムを利用可能なシステムを提供することが可能となる。
【００１３】
また、本発明に係るアプリケーション管理方法は、上記の方法において、上記不具合履歴を記録するステップにおいて、上記アプリケーションプログラムの動作中に不具合が発生した場合に、不具合が発生した時点での該アプリケーションプログラムの動作状態を認識し、各動作状態毎に不具合履歴を記録するとともに、上記不具合履歴が規定値を超えているか否かを検出するステップにおいて、上記の各動作状態毎にそれぞれ重みづけが設定されており、各動作状態毎の不具合発生回数と上記重みづけとの積の総和が、規定値を超えているか否かを検出するようにしてもよい。
【００１４】
上記の方法では、不具合が発生した時点でのアプリケーションプログラムの動作状態毎に不具合履歴を記録するとともに、各動作状態毎に設定されている重みづけに基づいて不具合履歴が規定値を超えているか否かが検出される。よって、システムに対して重大な影響を与えるような状態で不具合を発生しやすいアプリケーションプログラムに対しては、起動の制限を強めるというような設定とすることが可能となり、システムに対するダメージを最小限にすることができる。
【００１５】
また、本発明に係るアプリケーション管理方法は、上記の方法において、上記アプリケーションプログラムの起動を制限するステップにおいて、起動制限情報が記録されているアプリケーションプログラムを起動する際に、他のアプリケーションプログラムが動作していない場合には、起動制限情報が記録されているアプリケーションプログラムの起動を許可するようにしてもよい。
【００１６】
上記の方法によれば、起動制限情報が記録されているアプリケーションプログラムでも、他のアプリケーションプログラムが動作していない場合には、起動が許可されることになる。これは、複数のアプリケーションプログラムが同時に動作している状態と比較して、１つのアプリケーションプログラムのみが動作している状態の方が、システムの安定度は高いためである。これにより、信頼性の低いアプリケーションプログラムでも、単独で動作させることにより、これを利用することが可能となる。
【００１７】
また、本発明に係るアプリケーション管理方法は、上記の方法において、起動制限情報が記録されているアプリケーションプログラムを動作中に、他のアプリケーションプログラムの起動が行われた場合に、起動制限情報が記録されているアプリケーションプログラムの動作を終了させるステップをさらに有しているようにしてもよい。
【００１８】
上記の方法によれば、起動制限情報が記録されているアプリケーションプログラムを単独で動作させている際に、他のアプリケーションプログラムを起動した場合には、起動制限情報が記録されているアプリケーションプログラムが終了されることになる。これにより、信頼性の低いアプリケーションプログラムが、複数のアプリケーションプログラムが動作している環境で動作することを防止することが可能となり、システムの安定性を向上させることができる。
【００１９】
また、本発明に係るアプリケーション管理方法は、アプリケーションプログラムを動作させることが可能なコンピュータを備えた端末装置において行われるアプリケーション管理方法において、上記アプリケーションプログラムの動作中に、正常な状態で該アプリケーションプログラムの動作継続が不可能な状態となる不具合が発生した場合に、該アプリケーションプログラムにおける不具合発生回数を示す不具合履歴を記録するステップと、上記アプリケーションプログラムが、上記端末装置が備えるデータシステムに対してデータアクセスをを行う際に、該アプリケーションプログラムに対応する不具合履歴が規定値を超えているか否かを判断し、規定値を超えていない場合にのみデータアクセスを許可するステップを有していることを特徴としている。
【００２０】
上記の方法では、まず、アプリケーションプログラムがそれまでの正常な動作を継続できなくなるような不具合を発生した場合に、これを不具合履歴として記録する。そして不具合履歴が規定値を超えていると検出されると、該当アプリケーションプログラムがデータアクセスを行うことが禁止されることになる。すなわち、不具合を発生しやすいアプリケーションプログラムに対しては、データアクセスが制限されることになるので、データシステムに対する不正アクセスを禁止することにより、システムの安定度を向上させることができる。また、ユーザ自身がアプリケーションプログラムの信頼性を判断する必要がないので、システムの安定性に関して疎いユーザに対しても、多様なアプリケーションプログラムを利用可能なシステムを提供することが可能となる。
【００２１】
また、本発明に係るアプリケーション管理方法は、アプリケーションプログラムを動作させることが可能なコンピュータを備えた端末装置において行われるアプリケーション管理方法において、上記アプリケーションプログラムの動作中に、正常な状態で該アプリケーションプログラムの動作継続が不可能な状態となる不具合が発生した場合に、該アプリケーションプログラムにおける不具合発生回数を示す不具合履歴を記録するステップと、上記アプリケーションプログラムが、並列に動作する複数の処理モジュールの連携によって動作するとともに、動的に複数の処理モジュールを並列に生成するアプリケーションプログラムである場合に、該アプリケーションプログラムに対応する不具合履歴が規定値を超えているか否かを判断し、規定値を超えている場合には、該アプリケーションプログラムによる処理モジュールの生成数を制限するステップを有していることを特徴としている。
【００２２】
上記の方法では、まず、アプリケーションプログラムがそれまでの正常な動作を継続できなくなるような不具合を発生した場合に、これを不具合履歴として記録する。そして不具合履歴が規定値を超えていると検出されると、該当アプリケーションプログラムが動的に複数の処理モジュールを並列に生成するアプリケーションプログラムである場合に、該アプリケーションプログラムによる処理モジュールの生成数が制限されることになる。すなわち、不具合を発生しやすいアプリケーションプログラムに対しては、処理モジュールの生成数が制限されることになるので、多数の処理モジュールが生成されることによるシステム動作への悪影響を抑制することが可能となり、システムの安定度を向上させることができる。また、ユーザ自身がアプリケーションプログラムの信頼性を判断する必要がないので、システムの安定性に関して疎いユーザに対しても、多様なアプリケーションプログラムを利用可能なシステムを提供することが可能となる。
【００２３】
また、本発明に係るアプリケーション管理方法は、アプリケーションプログラムを動作させることが可能なコンピュータを備えた端末装置において行われるアプリケーション管理方法において、上記アプリケーションプログラムが、上記端末装置が有するシステムリソースを使用する際に、該当システムリソースの使用状態を示すリソース使用状態情報を記録するステップと、上記アプリケーションプログラムの動作中に、正常な状態で該アプリケーションプログラムの動作継続が不可能な状態となる不具合が発生した場合に、不具合が発生した時点での該アプリケーションプログラムの上記リソース使用状態情報を参照し、各リソース使用状態毎に不具合履歴を記録するステップと、上記各リソース使用状態毎の不具合履歴が規定値を超えているか否かを検出するステップと、リソース使用状態の不具合履歴が規定値を超えている場合に、該当アプリケーションプログラムにおける該当システムリソースの使用を制限するステップとをさらに有していることを特徴としている。
【００２４】
上記の方法では、まず、アプリケーションプログラムによってシステムリソースが使用される際に、リソース使用状態情報が記録されるとともに、不具合が発生した時点でのアプリケーションプログラムのリソース使用状態毎に不具合履歴が記録される。そして、リソース使用状態毎の不具合履歴が規定値を超えると、該当アプリケーションプログラムにおける該当システムリソースの使用が制限される。よって、使用するシステムリソースによっては不具合を発生しやすいアプリケーションプログラムに対して、該当システムリソースの使用を制限することにより、システムの安定度を向上させることができる。
【００２５】
また、不具合を発生する可能性が低いシステムリソースに対しては、この使用が許可されることになるので、アプリケーションプログラムに対して、必要以上にシステムリソースの使用を制限することがなくなり、アプリケーションプログラムの利用範囲の減縮を最低限にすることができる。また、ユーザ自身がアプリケーションプログラムの信頼性を判断する必要がないので、システムの安定性に関して疎いユーザに対しても、多様なアプリケーションプログラムを利用可能なシステムを提供することが可能となる。
【００２６】
また、本発明に係るアプリケーション管理方法は、アプリケーションプログラムを動作させることが可能なコンピュータを備えた端末装置において行われるアプリケーション管理方法において、上記アプリケーションプログラムの動作中に、正常な状態で該アプリケーションプログラムの動作継続が不可能な状態となる不具合が発生した場合に、不具合が発生した時点での該アプリケーションプログラムの動作状態を認識し、各動作状態毎に不具合履歴を記録するステップと、上記動作状態毎の不具合履歴が規定値を超えているか否かを検出するステップと、上記動作状態毎の不具合履歴が規定値を超えたアプリケーションプログラムにおいて、規定値を超えた動作状態における動作制限状態を示す動作制限情報を記録するステップと、規定値を超えた動作状態において該当アプリケーションプログラムが動作する際に、上記動作制限情報に従って、該アプリケーションプログラムの動作を制限するステップとを有していることを特徴としている。
【００２７】
上記の方法では、まず、不具合が発生した時点でのアプリケーションプログラムの動作状態毎に不具合履歴が記録される。そして、動作状態毎の不具合履歴が規定値を超えると、該当動作状態における動作制限情報が記録されるとともに、該動作制限情報に従って、該当アプリケーションプログラムの動作が制限される。よって、動作状態によっては不具合を発生しやすいアプリケーションプログラムに対して、該当動作に対してのみ制限をかけることにより、システムの安定度を向上させることができる。
【００２８】
また、不具合を発生する可能性が低い動作状態に対しては制限をかけないことになるので、アプリケーションプログラムに対して、必要以上に動作を制限することがなくなり、アプリケーションプログラムの動作範囲の減縮を最低限にすることができる。また、ユーザ自身がアプリケーションプログラムの信頼性を判断する必要がないので、システムの安定性に関して疎いユーザに対しても、多様なアプリケーションプログラムを利用可能なシステムを提供することが可能となる。
【００２９】
また、本発明に係るアプリケーション管理方法は、上記の方法において、上記不具合履歴が規定値を超えたアプリケーションプログラムをユーザに通知するステップとをさらに有しているようにしてもよい。
【００３０】
上記の方法によれば、あるアプリケーションプログラムを実行しているときに不具合が発生した場合に、不具合を発生させたアプリケーションプログラムがユーザに通知されることになる。したがって、ユーザは、どのアプリケーションプログラムが不具合を発生しやすいかを把握することが可能となり、ユーザ自身によって、不具合の発生を抑制するようにアプリケーションプログラムを使用することも可能となる。すなわち、ユーザによっても不具合の発生を抑制することが可能となるので、システムの安定化をさらに向上させることが可能となる。
【００３１】
また、本発明に係るアプリケーション管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上記のアプリケーション管理方法をコンピュータに実行させることを特徴している。
【００３２】
上記の構成によれば、上記コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたアプリケーション管理プログラムを端末装置にロードすることによって、上記のアプリケーション管理方法をユーザに提供することができる。
【００３３】
また、本発明に係る端末装置は、上記のアプリケーション管理方法をコンピュータに実行させるアプリケーション管理プログラムを実行するコンピュータを備えていることを特徴としている。
【００３４】
上記の構成によれば、上記のアプリケーション管理方法を実現する端末装置をユーザに提供することができる。
【００３５】
また、本発明に係る携帯型電話機は、上記のアプリケーション管理方法をコンピュータに実行させるアプリケーション管理プログラムを実行するコンピュータを備えていることを特徴としている。
【００３６】
上記の構成によれば、上記のアプリケーション管理方法を実現する携帯型電話機をユーザに提供することができる。
【００３７】
【発明の実施の形態】
〔実施の形態１〕
本発明の実施の一形態について図面に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
【００３８】
図１６は、本実施形態に係るアプリケーション管理システムを備えた端末装置の構成例の概略を示すブロック図である。同図に示すように、該端末装置は、プロセッサ１、ＲＯＭ(Read Only Memory)２、表示装置３、キー入力装置４、主記憶装置５、二次記憶装置６、およびＩ／Ｏ(Input / Output)７を備えた構成となっている。
【００３９】
プロセッサ１は、例えばＣＰＵ(Central Processing Unit) などによって構成されるものであり、各種演算処理を行う中枢部である。ＲＯＭ２は、例えばＯＳ(Operating System)として機能するプログラムのような、書き換えが不要な、または頻繁な書き換えが不要なプログラムや固定データを記憶するための記憶手段である。
【００４０】
主記憶装置５は、例えばＲＡＭ(Random Access Memory)などによって構成されるメモリであり、プログラムを実行している際に、データを一時記憶するためのものである。二次記憶装置６は、例えばＥＥＰＲＯＭ(Electrically Erasable and Programmable ROM)などによって構成される記憶手段であり、アプリケーションプログラムや可変データを記憶するものである。
【００４１】
表示手段３は、例えばＬＣＤ(Liquid Crystal Display)やＥＬ(Electroluminescence) 素子などによって構成される表示装置であり、端末装置を使用するユーザに対して各種情報を表示するためのものである。キー入力装置４は、端末装置を使用するユーザからの情報入力を行うためのものである。Ｉ／Ｏ７は、各種外部モジュールとの接続を行うためのインターフェースである。
【００４２】
次に、上記のような構成の端末装置において構成されるアプリケーション管理システムについて説明する。図１は、該アプリケーション管理システムの一例を示すブロック図である。同図に示すように、該アプリケーション管理システムは、アプリケーション８、アプリケーション実行制御部９、アプリケーション管理部１０、およびシステム１１からなる構成となっている。なお、これらの構成は、上記の図１６に示した構成において、各種プログラムを実行することによって構成されるものである。すなわち、システム１１は、ＯＳが起動されている状態を示しており、アプリケーション８は、ある特定のアプリケーションを実行することによって構成され、アプリケーション実行制御部９は、アプリケーション実行制御プログラムを実行することによって構成され、アプリケーション管理部１０は、アプリケーション管理プログラムを実行することによって構成されるものである。
【００４３】
システム１１は、各種アプリケーションを動作させる基本的なシステムであり、上記のように、ＯＳを動作させることによって実現される。アプリケーション実行制御部９は、システム１１上における各種アプリケーション８の実行を制御するものである。アプリケーション管理部１０は、各種アプリケーションに対して、その動作状況、不具合が発生した場合の履歴、起動規制状態などを含むアプリケーション管理テーブルの管理を行うものである。すなわち、上記のような構成のアプリケーション管理システムでは、アプリケーション８は、アプリケーション実行制御部９の実行制御を受けた上で、システム１１上で動作するとともに、アプリケーション実行制御部９は、アプリケーション管理部１０におけるアプリケーション管理データに基づいて、アプリケーション８の実行を制御することになっている。
【００４４】
図２は、アプリケーション管理部１０が管理するアプリケーション管理テーブルの一例を示す説明図である。このアプリケーション管理テーブルは、アプリケーションが端末装置にインストールされる際に、各アプリケーションごとにユニークに割り当てられるアプリケーションＩＤによって管理されている。そして、各アプリケーションＩＤごとに、該当アプリケーションが実行状態であるか否かを示す実行状態パラメータ、該当アプリケーションが過去に起こした不具合発生の検出回数を示す不具合履歴パラメータ、および、該当アプリケーションが起動制限状態にあるか否かを設定する起動規制フラグパラメータとが設定されている。図２に示す例では、アプリケーションＩＤとしては、０００〜ＮＮＮまでの数値が設定されており、実行状態パラメータとしては、実行中および未実行のどちらかが設定されており、不具合履歴パラメータとしては、不具合発生回数を示す数値が設定されており、起動規制フラグパラメータとして、起動を規制するフラグを示すＯＮと、起動を規制しないフラグを示すＯＦＦとのいずれかが設定されている。
【００４５】
次に、上記のようなアプリケーション管理システムにおけるアプリケーション管理の処理の流れについて、図３に示すフローチャートを参照しながら説明する。まず、ステップ１（以降、Ｓ１のように称する）において、アプリケーションを起動する際に、該当アプリケーションの起動規制フラグパラメータを照会することによって、該当アプリケーションが起動制限されているか否かが判定される。Ｓ１においてＹＥＳ、すなわち、該当アプリケーションが起動制限されていると判定された場合には、該当アプリケーションの起動を行わずに、処理を終了する。なお、この際に、該当アプリケーションの起動が出来ない旨の表示を、表示装置３に表示させてユーザに知らせるような処理を行ってもよい。
【００４６】
Ｓ１においてＮＯ、すなわち、該当アプリケーションが起動制限されていない場合には、該当アプリケーションの起動が行われる（Ｓ２）。該当アプリケーションの起動後は、該当アプリケーションの終了（Ｓ３）まで、該当アプリケーションにおける不具合検出が行われる（Ｓ４）。不具合検出の一例としては、アプリケーション実行制御部９が、ウォッチドッグタイマーを使用し、一定期間ごとに該当アプリケーションに問い合わせを行い、規定時間内に正常な応答がない時に、これを不具合発生として検出する手法がある。また、不具合検出の他の例としては、該当アプリケーションによる、アクセスが許されていないメモリエリアへのアクセスを検出した場合に、これを不具合発生として検出する手法もある。これら２つの不具合検出方法の両方を行うことによって、より的確に不具合の発生を検出することが可能となる。
【００４７】
Ｓ４における不具合検出ステップにおいて、不具合が検出された場合には（Ｓ４においてＹＥＳ）、該当アプリケーションに対応する不具合履歴パラメータを更新する（Ｓ５）。不具合履歴パラメータの更新後、不具合履歴のカウント数が、アプリケーション管理システムが規定する規定値を超えるか否かが判定される（Ｓ６）。ここで、不具合履歴のカウント数が、上記規定値を超えると判定された場合（Ｓ６においてＹＥＳ）、該当アプリケーションに対応する起動規制フラグパラメータをＯＮ、すなわち、起動規制状態に設定する（Ｓ７）。その後、不具合が発生した該当アプリケーションの終了処理を行い、システムの初期化を行うことによって、不具合状態の復旧処理が行われ（Ｓ８）、処理が終了する。
【００４８】
以上のように、本実施形態に係るアプリケーション管理システムによれば、システムが定める規定値を超えるような不具合を発生するアプリケーションの起動を制限することができる。よって、ユーザが意識することなく、不具合の発生する可能性の高いアプリケーションの起動を規制することが可能となる。
【００４９】
なお、上記では、規定値を超える不具合を発生するアプリケーションが生じた場合に、該当アプリケーションの起動を制限していたが、例えば該当アプリケーションプログラム自身をシステム上から削除するような構成としてもよい。この場合、さらに、システムが定める規定値に複数のレベル設定を設け、第１段階の規定レベルに達した場合には、端末装置を使用するユーザにその旨警告し、また、ある最終段階の規定レベルに達した場合には、該当アプリケーションプログラムをシステム上から削除するような構成としてもよい。
【００５０】
〔実施の形態２〕
本発明の実施の他の形態について図面に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、前記した実施の形態１で説明した構成と同様の機能を有する構成には同一の符号を付記し、その説明を省略する。
【００５１】
本実施形態に係るアプリケーション管理システムは、実施の形態１に示したものと比較して、アプリケーション管理部１０が管理するアプリケーション管理テーブルが異なっているものである。端末装置自体の構成、およびアプリケーション管理システム自体の構成については、実施の形態１に示したものと同様となっている。
【００５２】
図４（ａ）は、本実施形態におけるアプリケーション管理部１０が管理するアプリケーション管理テーブルを示す説明図である。実施の形態１において、図２に示したアプリケーション管理テーブルとの相違点としては、不具合履歴パラメータが、不具合発生時のアプリケーションの動作状態ごとに複数の状態に分類されている点である。
【００５３】
また、本実施形態においては、アプリケーション管理部１０は、図４（ｂ）に示す不具合状態重み付けテーブルをも管理している。この不具合状態重み付けテーブルは、不具合発生時のアプリケーションの動作状態に応じて、システムに与える影響の重傷度に合わせて重み付けを設定しているものである。アプリケーション管理テーブルにおける起動制限フラグパラメータは、不具合履歴における各状態の値と、不具合状態重み付けテーブルとに基づいて、該当アプリケーションの不具合が規定値を超えたか否かを判断している。
【００５４】
例えば、図４に示す例において、アプリケーションＩＤが［００２］のアプリケーションの場合には、不具合を示す数値としては、（７×１０／１００）＋（３×３０／１００）＋（１×５０／１００）＝２．１となる。ここで、例えばシステムが定める規定値を２．０としている場合には、アプリケーションＩＤが［００２］のアプリケーションは、規定値をオーバーしていることになり、起動制限フラグパラメータはＯＮに設定されることになる。
【００５５】
以上のように、本実施形態に係るアプリケーション管理システムによれば、アプリケーションが不具合を発生した際の状態に応じて不具合の重み付けを行っているので、システムに重大な影響を与えるような不具合を発生させる割合の高いアプリケーションの起動を抑制することができる。
【００５６】
〔実施の形態３〕
本発明の実施のさらに他の形態について図面に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、前記した各実施の形態で説明した構成と同様の機能を有する構成には同一の符号を付記し、その説明を省略する。
【００５７】
本実施形態に係るアプリケーション管理システムは、実施の形態１に示したものと比較して、アプリケーション管理の処理の流れが異なっているものである。端末装置自体の構成、およびアプリケーション管理システム自体の構成については、実施の形態１に示したものと同様となっている。
【００５８】
端末装置におけるシステムによっては、例えばＯＳがマルチタスクに対応していることなどによって、複数のアプリケーションを同時に実行することが可能となっている場合がある。このような場合に、以下に示す処理によれば、動作規制が設定されているアプリケーションと他のアプリケーションとの同時実行を禁止する処理が行われることになる。
【００５９】
図５（ａ）は、アプリケーションの起動時における処理の流れを示すフローチャートである。まず、Ｓ１１において、アプリケーション起動時に、該当アプリケーションに起動制限が設定されているか否かが判定される。起動制限が設定されていない場合（Ｓ１１においてＮＯ）には、該当アプリケーションの起動処理が行われる（Ｓ１３）。
【００６０】
該当アプリケーションに起動制限が設定されていると判定された場合（Ｓ１１においてＹＥＳ）、Ｓ１２において、他のアプリケーションが動作中であるか否かが判定される。他のアプリケーションが動作中である場合（Ｓ１２においてＹＥＳ）であれば、該当アプリケーションの起動は中止され、処理が終了する。一方、他のアプリケーションが動作していない場合（Ｓ１２においてＮＯ）には、該当アプリケーションの起動処理が行われる（Ｓ１３）。
【００６１】
また、図５（ｂ）は、アプリケーション動作中に、他のアプリケーションの起動が要求された場合の処理の流れを示すフローチャートである。まず、Ｓ２１において、他のアプリケーションの起動が要求されているかが確認される。Ｓ２１において、他のアプリケーションの起動が要求されていることが確認された場合、現在動作中のアプリケーションが起動制限が設定されているアプリケーションであるか否かが判定される（Ｓ２２）。起動制限が設定されていない場合（Ｓ２２においてＮＯ）には、該当アプリケーションの起動処理が行われ、Ｓ２１における他のアプリケーションの起動チェック状態に戻る。
【００６２】
一方、Ｓ２２において、現在動作中のアプリケーションが起動制限が設定されているアプリケーションであると判定された場合（Ｓ２２においてＹＥＳ）、現在動作中のアプリケーションを強制終了させる処理を行い（Ｓ２３）、処理を終了する。
【００６３】
以上のように、本実施形態に係るアプリケーション管理システムによれば、起動制限が設定されているアプリケーションに対して、他のアプリケーションとの同時実行を禁止することによって、複数のアプリケーションの同時実行によるトラブルを回避することができる。
【００６４】
〔実施の形態４〕
本発明の実施のさらに他の形態について図面に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、前記した各実施の形態で説明した構成と同様の機能を有する構成には同一の符号を付記し、その説明を省略する。
【００６５】
図６は、本実施形態に係るアプリケーション管理システムの概略構成を示すブロック図である。同図に示すように、該アプリケーション管理システムは、実施の形態１において図１で示した構成と比較して、データシステム１２がさらに設けられている点で異なっている。すなわち、該アプリケーション管理システムは、アプリケーション８、アプリケーション実行制御部９、アプリケーション管理部１０、システム１１、およびデータシステム１２から構成されている。なお、このアプリケーション管理システムを実現する端末装置の構成としては、実施の形態１において、図１６で示した構成と同様のものとなっている。
【００６６】
データシステム１２は、アプリケーションが実行されているときに、該アプリケーションがデータアクセス動作を行う際の要求先を示している。すなわち、図６に示す構成においては、アプリケーション８の起動、およびアプリケーション８によるデータアクセスは、アプリケーション実行制御部９による制御のもとに行われることになる。このような構成とすることにより、システムデータのセキュリティ性の確保することができる。
【００６７】
また、上記のように、データアクセスを専門に管理するデータシステム１２が加わることによって、アプリケーション８は、必ずこのデータシステム１２を介してシステムのデータにアクセスすることになる。よって、アプリケーション８自身が、具体的なデータアクセス処理を行うのではなく、データシステム１２にデータアクセス処理を依頼することになり、アプリケーション８自身の処理を簡素化することができる。また、データ処理自身がデータシステム１２によって行われるので、処理の定量化を図ることができる。さらに、データアクセスは、必ずデータシステム１２を介して行われるので、アプリケーション８のデータアクセスミスや不正なデータアクセスの検出を容易に行うことができる。
【００６８】
図７は、上記アプリケーション管理システムにおいて、アプリケーション８からデータアクセス依頼があった場合の、アプリケーション実行制御部９における処理の流れを示すフローチャートである。まず、Ｓ３１において、アプリケーションからのデータアクセス依頼を確認すると、アプリケーション実行制御部９は、アプリケーション管理部１０に対して、該当アプリケーションの規制状態を問い合わせる（Ｓ３２）。この規制状態は、該当アプリケーションにおける不具合履歴が規定値を超えている場合に、規制されるものである。そして、Ｓ３３において問い合わせに対する応答を待機し、Ｓ３４において、該当アプリケーションが動作規制状態であるか否かが判定される。
【００６９】
該当アプリケーションが動作規制状態であると判断された場合（Ｓ３４においてＹＥＳ）には、アプリケーションに対してアクセスエラーを通知し、データアクセスが禁止される（Ｓ３５）。一方、該当アプリケーションが動作規制状態でないと判断された場合（Ｓ３４においてＮＯ）には、通常通りのデータアクセスが許可され、データアクセス処理が行われる（Ｓ３６）。
【００７０】
以上のように、本実施形態に係るアプリケーション管理システムによれば、アプリケーションの起動の制限だけでなく、動作の制限も合わせて行うことになるので、システム動作に不具合を与えるようなアプリケーションによる動作をさらに効果的に抑制することができる。また、上記のように、アプリケーションからシステムが保有するデータにアクセスすることを制限することは、システムの安定化を図る上で非常に効果的である。
【００７１】
〔実施の形態５〕
本発明の実施のさらに他の形態について図面に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、前記した各実施の形態で説明した構成と同様の機能を有する構成には同一の符号を付記し、その説明を省略する。
【００７２】
本実施形態に係るアプリケーション管理システムは、構成としては前記した各実施の形態と同様の構成となっており、異なる点としては、アプリケーション実行制御部９が、アプリケーションによるスレッドの生成を規制する点である。
【００７３】
一般に、マルチタスク処理を実現するシステムにおいては、ある一定の処理単位ごとにモジュールを分けて、各モジュールを並列して実行するとともに、並列して実行されるモジュール同士を連携させることによってアプリケーションの動作が行われている。このような処理単位としてのモジュールはスレッドと呼ばれ、システムごとに定められた時間ごとにスレッドが切り換えられて処理が行われる。本実施形態においては、アプリケーションからの要求によって、アプリケーション実行制御部９が、上記のようなスレッドを生成するものとする。
【００７４】
図８は、本実施形態におけるアプリケーション実行制御部９において、アプリケーションからスレッド生成依頼があった場合の処理の流れを示すフローチャートである。まず、Ｓ４１において、アプリケーションからスレッドの生成依頼を受領すると、アプリケーション管理部１０に対して、該当アプリケーションが規制状態にあるか否かを問い合わせる（Ｓ４２）。そして、Ｓ４３において、問い合わせに対するアプリケーション管理部１０からの応答を待機し、Ｓ４４において、該当アプリケーションが規制状態にあるか否かが判定される。この規制状態は、該当アプリケーションにおける不具合履歴が規定値を超えている場合に、規制されるものである。
【００７５】
該当アプリケーションが規制状態にないと判断された場合（Ｓ４４においてＮＯ）には、該当アプリケーションの依頼に応じてスレッドの生成処理を行う（Ｓ４７）。一方、該当アプリケーションが規制状態であると判断された場合（Ｓ４４においてＹＥＳ）には、該当アプリケーションから依頼されたスレッドの数が、所定のスレッド制限数を超えているか否かが判定される（Ｓ４５）。所定のスレッド制限数を超えていると判定された場合（Ｓ４５においてＹＥＳ）には、該当アプリケーションに対してスレッド生成エラーを通知し、スレッドの生成が中止される（Ｓ４６）。一方、所定のスレッド制限数を超えていないと判定された場合（Ｓ４５においてＮＯ）には、該当アプリケーションからの依頼に応じてスレッドの生成処理を行う（Ｓ４７）。
【００７６】
以上のように、本実施形態に係るアプリケーション管理システムによれば、アプリケーションからの依頼によるスレッドの生成を制限することが可能となる。アプリケーションによる多量のスレッドの生成は、システムの基本動作に大きな影響を与えるものであり、上記のようにアプリケーションによるスレッドの生成を制限することは、システムの安定性を向上させる上で有効である。
【００７７】
〔実施の形態６〕
本発明の実施のさらに他の形態について図面に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、前記した各実施の形態で説明した構成と同様の機能を有する構成には同一の符号を付記し、その説明を省略する。
【００７８】
図９は、本実施形態に係るアプリケーション管理システムの概略構成を示すブロック図である。同図に示すように、該アプリケーション管理システムは、実施の形態１において図１で示した構成と比較して、システムリソース１３がさらに設けられている点で異なっている。すなわち、該アプリケーション管理システムは、アプリケーション８、アプリケーション実行制御部９、アプリケーション管理部１０、システム１１、およびシステムリソース１３から構成されている。なお、このアプリケーション管理システムを実現する端末装置の構成としては、実施の形態１において、図１６で示した構成と同様のものとなっている。
【００７９】
システムリソース１３は、システムデータアクセス、サウンド処理、外部機器との通信処理など、システムがサービス処理を提供するリソースのアクセス処理を行うものである。すなわち、図９に示す構成においては、アプリケーション８の起動、およびアプリケーション８によるシステムリソース処理は、アプリケーション実行制御部９による制御のもとに行われることになる。
【００８０】
図１０は、上記アプリケーション管理システムにおいて、アプリケーション８からシステムリソース処理が行われた場合の、アプリケーション実行制御部９における処理の流れを示すフローチャートである。まず、Ｓ５１において、現在動作しているアプリケーションが終了したか否かが判定される。該当アプリケーションが終了したと判定された場合（Ｓ５１においてＹＥＳ）には、処理が終了する。該当アプリケーションが終了していないと判定された場合（Ｓ５１においてＮＯ）には、該当アプリケーションからリソースへのアクセスが要求されているか否かが判定される（Ｓ５２）。リソースへのアクセスが要求されていると判定された場合（Ｓ５２においてＹＥＳ）には、以降のＳ５３からの処理が行われ、リソースへのアクセスが要求されていないと判定された場合（Ｓ５２においてＮＯ）には、再びＳ５１からの処理が行われる。すなわち、アプリケーションが起動され、リソースへのアクセスが要求されるまでは、該当アプリケーションが終了するか（Ｓ５１）、リソースへのアクセス要求が確認されるか（Ｓ５２）が繰り返されることになる。
【００８１】
リソースへのアクセス要求が確認された場合（Ｓ５２においてＹＥＳ）には、該当アプリケーションが動作制限状態にあるか否かが確認される（Ｓ５３）。この動作制限状態は、該当アプリケーションにおける不具合履歴が規定値を超えている場合に、制限されるものである。動作制限状態にある場合（Ｓ５３においてＹＥＳ）には、該当アプリケーションに対してリソースアクセスエラーを通知し（Ｓ５４）、再びＳ５１からの処理が行われる。
【００８２】
該当アプリケーションが動作制限されていない場合（Ｓ５３においてＮＯ）には、リソース使用状態を使用中に設定し（Ｓ５５）、リソース開放通知が確認されるのを待機する（Ｓ５６）。リソース開放が確認された場合（Ｓ５６においてＹＥＳ）には、リソース使用状態を未使用に設定し（Ｓ５７）、再びＳ５１からの処理が行われる。また、リソースの開放が確認されないままに該当アプリケーションが終了された場合（Ｓ５８においてＹＥＳ）には、Ｓ５９においてリソース開放処理を行い、処理を終了する。
【００８３】
なお、以上のフローは、単一のリソースに対する処理の流れを示したものであるが、実際には、複数のリソースに対して上記のフローが並列に動作することになる。
【００８４】
以上のように、本実施形態に係るアプリケーション管理システムによれば、アプリケーションのリソース使用状態を管理することができるので、アプリケーション不具合によるリソース未開放状態の継続を防止することができる。よって、より安定した状態でシステムを動作させることが可能となる。
【００８５】
〔実施の形態７〕
本発明の実施のさらに他の形態について図面に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、前記した各実施の形態で説明した構成と同様の機能を有する構成には同一の符号を付記し、その説明を省略する。
【００８６】
本実施形態に係るアプリケーション管理システムは、前記した実施の形態６において示した構成と同様に、アプリケーションのリソースの使用状態を管理するものとなっている。実施の形態６と異なる点としては、アプリケーションの動作中に不具合が発生した際のリソースの使用状態から、不具合原因となるリソースアクセスを特定することを行っている点である。すなわち、本実施形態に係るアプリケーション管理システムは、不具合履歴をリソース状態ごとに管理し、各不具合リソースが規定値を超えた場合に、リソースのアクセスを規制する処理を行っている。
【００８７】
図１１は、本実施形態におけるアプリケーション管理部１０が管理するアプリケーション管理テーブルを示す説明図である。同図に示すように、不具合履歴が各リソース毎に管理されており、各リソース毎にアクセスの規制フラグパラメータが設定されている。例えば、同図におけるアプリケーションＩＤが［００２］のアプリケーションに対しては、リソースＡおよびリソースＣに対して、アクセスの規制フラグがＯＮとなっており、リソースＢに対しては、アクセスの規制は行われていないことになる。
【００８８】
図１２は、上記アプリケーション管理システムにおいて、アプリケーション８からシステムリソース処理が行われた場合の、アプリケーション実行制御部９における処理の流れを示すフローチャートである。まず、Ｓ６１において、現在動作しているアプリケーションが終了したか否かが判定される。該当アプリケーションが終了したと判定された場合（Ｓ６１においてＹＥＳ）には、処理が終了する。該当アプリケーションが終了していないと判定された場合（Ｓ６１においてＮＯ）には、該当アプリケーションからリソースへのアクセスが要求され、該当リソースの使用が可能であるか否かの判定が依頼されているか否かが判定される（Ｓ６２）。リソース使用の判定が要求されていると判定された場合（Ｓ６２においてＹＥＳ）には、以降のＳ６３からの処理が行われ、リソースへのアクセスが要求されていないと判定された場合（Ｓ６２においてＮＯ）には、再びＳ６１からの処理が行われる。すなわち、アプリケーションが起動され、リソースへのアクセスが要求されるまでは、該当アプリケーションが終了するか（Ｓ６１）、リソースへのアクセス要求が確認されるか（Ｓ６２）が繰り返されることになる。
【００８９】
リソースへのアクセス要求が確認された場合（Ｓ６２においてＹＥＳ）には、該当アプリケーションにおいて、該当リソースに対するアクセス規制が設定されているか否かが確認される（Ｓ６３）。アクセス規制が設定されている場合（Ｓ６３においてＹＥＳ）には、該当アプリケーションに対してリソースアクセスエラーを通知し（Ｓ６４）、再びＳ６１からの処理が行われる。
【００９０】
該当アプリケーションにおいて、該当リソースに対するアクセス規制が設定されていない場合（Ｓ６３においてＮＯ）には、該当リソース使用状態を使用中に設定する（Ｓ６５）。リソース使用中に、該当アプリケーションに不具合が検出された場合（Ｓ６６においてＹＥＳ）には、該当アプリケーションにおける該当リソースの不具合履歴がカウントアップされることによって更新されるとともに、不具合復旧処理が行われ（Ｓ６７）、処理が終了する。
【００９１】
一方、リソース使用中に、該当アプリケーションに不具合が検出されない場合（Ｓ６６においてＮＯ）には、リソース開放通知が確認されるのを待機する（Ｓ６８）。リソース開放が確認された場合（Ｓ６８においてＹＥＳ）には、リソース使用状態を未使用に設定し（Ｓ６９）、再びＳ６１からの処理が行われる。また、リソースの開放が確認されないままに該当アプリケーションが終了された場合（Ｓ７０においてＹＥＳ）には、Ｓ７１においてリソース開放処理を行い、処理が終了する。
【００９２】
以上のように、本実施形態に係るアプリケーション管理システムによれば、各アプリケーションに応じて、不具合を発生しやすいリソースアクセスを制限することができる。よって、例えばある特定のアプリケーションが、特定のリソースに対してアクセスすると不具合を発生しやすい場合に、そのリソースのみに対してアクセスを制限し、他のリソースに対してはアクセスの制限を行わないような設定とすることが可能となる。したがって、必要以上にリソースのアクセス制限をすることなく、システムの安定性を向上させることができる。
【００９３】
また、本発明に係るアプリケーション管理方法は、アプリケーションプログラムを動作させることが可能なコンピュータを備えた端末装置において行われるアプリケーション管理方法において、上記アプリケーションプログラムが、上記端末装置が有するシステムリソースを使用する際に、該当システムリソースの使用状態を示すリソース使用状態情報を記録するステップと、上記アプリケーションプログラムの動作が終了した際に、上記リソース使用状態情報を参照し、該アプリケーションプログラムによるシステムリソースの使用状態が開放されていない場合に、該システムリソースの開放処理を行うステップとを有していることを特徴としている。
【００９４】
上記の方法によれば、アプリケーションプログラムによってシステムリソースが使用される際に、リソース使用状態情報が記録されるとともに、システムリソースを使用していたアプリケーションプログラムが終了した際に、システムリソースが開放されていない場合には、該システムリソースの開放処理が行われることになる。よって、アプリケーションにシステムリソースを正常に開放できない不具合があった場合にも、これを開放させることによってシステムの安定性を確保することができる。
【００９５】
〔実施の形態８〕
本発明の実施のさらに他の形態について図面に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、前記した各実施の形態で説明した構成と同様の機能を有する構成には同一の符号を付記し、その説明を省略する。
【００９６】
本実施形態に係るアプリケーション管理システムは、アプリケーション管理部１０が管理するアプリケーション管理テーブルにおいて、不具合履歴を不具合発生状態ごとに分類し、各状態ごとに動作規制を行う構成となっている。また、動作中のアプリケーションに関しては、現在の処理内容をアプリケーション管理テーブルで管理するようになっている。
【００９７】
図１３は、本実施形態におけるアプリケーション管理テーブルの一例を示す説明図である。同図に示すように、各アプリケーション毎に、アプリケーション実行状態と、実行している場合にはその処理内容と、アプリケーション不具合履歴として、各状態毎に、不具合発生数、および各状態毎の規制パラメータとが設定されている。例えば、同図に示す例において、アプリケーションＩＤが［０００］のアプリケーションは、現在実行中であるとともに、リソースＡに対してアクセスを行っていることになる。また、アプリケーションＩＤが［００２］のアプリケーションは、状態Ｃに対して動作規制が行われるように設定されていることになる。
【００９８】
図１４は、上記アプリケーション管理システムにおいて、アプリケーション実行制御部９における処理の流れを示すフローチャートである。まず、Ｓ８１において、現在動作しているアプリケーションが終了したか否かが判定される。該当アプリケーションが終了したと判定された場合（Ｓ８１においてＹＥＳ）には、処理が終了する。
【００９９】
該当アプリケーションが終了していないと判定された場合（Ｓ８１においてＮＯ）には、該当アプリケーションによる不具合の発生を検知したか否かが判定される（Ｓ８２）。不具合の発生を検知した場合（Ｓ８２においてＹＥＳ）には、不具合を発生した状態に対応する不具合履歴をカウントアップすることにより更新するとともに、不具合復旧処理を行って（Ｓ８３）、処理が終了する。
【０１００】
該当アプリケーションによる不具合の発生を検知していない場合（Ｓ８２においてＮＯ）には、該当アプリケーションからシステム処理依頼を受信したか否かが判定される（Ｓ８４）。システム処理依頼を受信していないと判定された場合（Ｓ８４においてＮＯ）には、再びＳ８１からの処理を行う。
【０１０１】
該当アプリケーションからシステム処理依頼を受信したと判定された場合（Ｓ８４においてＹＥＳ）には、該当アプリケーションにおいて、その時点の状態における動作規制が設定されているか否かが確認される（Ｓ８５）。動作規制が設定されている場合（Ｓ８５においてＹＥＳ）には、該当アプリケーションに対して処理エラーを通知し（Ｓ８６）、再びＳ８１からの処理が行われる。
【０１０２】
該当アプリケーションにおいて、その時点の状態における動作規制が設定されていない場合（Ｓ８５においてＮＯ）には、該当アプリケーションの処理状態をアプリケーション管理テーブルに設定するとともに、該当する処理を行う（Ｓ８７）。その後、再びＳ８１からの処理を繰り返す。
【０１０３】
以上のように、本実施形態に係るアプリケーション管理システムによれば、動作不具合を発生した時のアプリケーションの処理状態を把握することが可能となっているとともに、アプリケーションが不具合を起こしやすい処理状態の際に、動作規制をかけることが可能となっている。よって、例えばある特定のアプリケーションが、特定の処理状態において不具合を発生しやすい場合に、その処理状態の場合のみに対して動作を制限し、他の処理状態の場合には動作の制限を行わないような設定とすることが可能となる。したがって、必要以上にアプリケーションの動作の規制を行うことなく、システムの安定性を向上させることができる。
【０１０４】
〔実施の形態９〕
本発明の実施のさらに他の形態について図面に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、前記した各実施の形態で説明した構成と同様の機能を有する構成には同一の符号を付記し、その説明を省略する。
【０１０５】
本実施形態に係るアプリケーション管理システムは、上記の実施の形態８における構成とほぼ同様となっており、異なる点としては、不具合が発生した際に、これを端末装置のユーザに対して通知する点である。
【０１０６】
図１５は、上記アプリケーション管理システムにおいて、アプリケーション実行制御部９における処理の流れを示すフローチャートである。まず、Ｓ９１において、現在動作しているアプリケーションが終了したか否かが判定される。該当アプリケーションが終了したと判定された場合（Ｓ９１においてＹＥＳ）には、処理が終了する。
【０１０７】
該当アプリケーションが終了していないと判定された場合（Ｓ９１においてＮＯ）には、該当アプリケーションによる不具合の発生を検知したか否かが判定される（Ｓ９２）。不具合の発生を検知した場合（Ｓ９２においてＹＥＳ）には、不具合を発生した状態に対応する不具合履歴をカウントアップすることにより更新する（Ｓ９３）。そして、この更新された不具合履歴に基づいて、該当する状態に対応する不具合履歴の数が、規定値を超えたか否かが判定される（Ｓ９４）。
【０１０８】
規定値を超えていない場合（Ｓ９４においてＮＯ）には、再びＳ９１からの処理が行われる。一方、規定値を超えた場合（Ｓ９４においてＹＥＳ）には、動作規制を行うべきアプリケーションが検出された旨をユーザに通知する処理が行われる（Ｓ９５）。その後、アプリケーション管理テーブルにおいて、該当アプリケーションの該当状態における動作規制フラグをＯＮに設定した後、Ｓ９１からの処理が行われる。また、この際に、不具合復旧処理も行われる。
【０１０９】
一方、該当アプリケーションによる不具合の発生を検知していない場合（Ｓ９２においてＮＯ）には、該当アプリケーションからシステム処理依頼を受信したか否かが判定される（Ｓ９６）。システム処理依頼を受信していないと判定された場合（Ｓ９６においてＮＯ）には、再びＳ９１からの処理を行う。
【０１１０】
該当アプリケーションからシステム処理依頼を受信したと判定された場合（Ｓ９６においてＹＥＳ）には、該当アプリケーションにおいて、その時点の状態における動作規制が設定されているか否かが確認される（Ｓ９７）。動作規制が設定されている場合（Ｓ９７においてＹＥＳ）には、該当アプリケーションに対して処理エラーを通知し（Ｓ９８）、再びＳ９１からの処理が行われる。
【０１１１】
該当アプリケーションにおいて、その時点の状態における動作規制が設定されていない場合（Ｓ９７においてＮＯ）には、該当アプリケーションの処理状態をアプリケーション管理テーブルに設定するとともに、該当する処理を行う（Ｓ９９）。その後、再びＳ９１からの処理を繰り返す。
【０１１２】
以上のように、本実施形態に係るアプリケーション管理システムによれば、あるアプリケーションを実行しているときに不具合が発生した場合に、不具合を発生させたアプリケーションがユーザに通知されることになる。したがって、ユーザは、どのアプリケーションが不具合を発生しやすいかを把握することが可能となり、ユーザ自身によって、不具合の発生を抑制するようにアプリケーションを使用することも可能となる。すなわち、ユーザによっても不具合の発生を抑制することが可能となるので、システムの安定化をさらに向上させることが可能となる。
【０１１３】
〔実施の形態１０〕
本発明の実施のさらに他の形態について図面に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、前記した各実施の形態で説明した構成と同様の機能を有する構成には同一の符号を付記し、その説明を省略する。
【０１１４】
本実施形態では、前記した各実施の形態で示したアプリケーション管理システムを備えた端末装置を、携帯電話やＰＨＳ(Personal Handyphone System)などの、無線公衆回線を利用してデータ通信を行う携帯端末として適用した場合について説明する。図１７は、上記携帯端末が、インターネットを含む一般ネットワークを介した情報サービスシステムに含まれる場合の概略構成を示す説明図である。同図に示すように、該情報サービスシステムは、携帯端末２１、基地局２２、通信キャリアサーバ２３、ゲートウェイ２４、インターネット２５、およびアプリケーションサーバ２６とから構成されている。
【０１１５】
携帯端末２１は、上記のように、携帯電話やＰＨＳなどの電話機や、公衆電話回線を利用してデータ通信を行うことが可能な各種携帯型端末が用いられる。この携帯端末２１は、実施の形態１において図１６を参照しながら説明したように、各種アプリケーションプログラムを実行可能な構成となっている。
【０１１６】
基地局２２、通信キャリアサーバ２３、およびゲートウェイ２４は、各種無線公衆回線のインフラを有している通信キャリアが備えている構成である。基地局２２は、携帯端末２１からの無線によるアクセスを受信するものである。通信キャリアサーバ２３は、通信キャリアが備えているサーバコンピュータであり、携帯端末２１からのアクセスをインターネット２５に接続するための処理を行うものである。ゲートウェイ２４は、通信キャリアサーバ２３とインターネット２５とを接続する際のゲートとして機能するものである。
【０１１７】
アプリケーションサーバ２６は、インターネット２５に接続されたサーバコンピュータであり、各種アプリケーションプログラムや各種データを格納しているものである。このアプリケーションサーバ２６は、例えばＨＴＴＰ(Hyper Text Transfer Protocol)やＦＴＰ(File Transfer Protocol)などによってインターネット２５に接続している任意のコンピュータとデータ通信することが可能となっている。
【０１１８】
以上のような構成の情報サービスシステムにおいて、携帯端末２１が各種アプリケーションやデータを入手する際には、次のような流れとなる。まず、携帯端末２１は、無線公衆回線を介して基地局２２と接続する。そして、基地局２２から通信キャリアサーバ２３に対して、携帯端末２１からインターネットアクセス要求があったことが伝えられ、通信キャリアサーバ２３では、該当携帯端末２１の認証を行い、ゲートウェイ２４を介してインターネット接続を許可する。その後、携帯端末２１において、ＵＲＬ(Uniform Resource Locator)を指定するなどの処理を行うことによって、所望のアプリケーションサーバ２６にアクセスする。その後、所望のアプリケーションやデータをダウンロードし、携帯端末２１内の記憶手段に記憶させる。
【０１１９】
以上のように、本実施形態で示した情報サービスシステムによれば、携帯端末２１で、インターネット２５上に無数に存在している各種アプリケーションサーバから、多種多様なデータサービスやアプリケーションの入手が可能となる。このように、多種多様なアプリケーションが入手可能となると、携帯端末２１のシステムに対して不具合を生じさせるようなアプリケーションが、携帯端末２１内にインストールされてしまう虞れも考えられる。この問題に対しては、前記した各実施の形態で示したアプリケーション管理システムによって、不具合を生じさせるアプリケーションの動作を有効に制限することができるので、システムの安定性を確保することが可能となっている。したがって、上記の携帯端末２１のような、多種多様なユーザが利用する組み込み機器において、インターネット上などから各種アプリケーションをダウンロードし、これを利用するようなシステムとしても、システムの安定性を保つことができる。
【０１２０】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係るアプリケーション管理方法は、アプリケーションプログラムを動作させることが可能なコンピュータを備えた端末装置において行われるアプリケーション管理方法において、上記アプリケーションプログラムの動作中に、正常な状態で該アプリケーションプログラムの動作継続が不可能な状態となる不具合が発生した場合に、該アプリケーションプログラムにおける不具合発生回数を示す不具合履歴を記録するステップと、上記不具合履歴が規定値を超えているか否かを検出するステップと、上記不具合履歴が規定値を超えたアプリケーションにおいて、該アプリケーションプログラムにおける起動制限状態を示す起動制限情報を記録するステップと、アプリケーションプログラムを起動する際に、該アプリケーションプログラムの起動制限情報に従って、該アプリケーションプログラムの起動を制限するステップとを有している方法である。
【０１２１】
これにより、不具合を発生しやすいアプリケーションプログラムに対しては、その起動が制限されることになるので、システムの安定度を向上させることができるという効果を奏する。また、ユーザ自身がアプリケーションプログラムの信頼性を判断する必要がないので、システムの安定性に関して疎いユーザに対しても、多様なアプリケーションプログラムを利用可能なシステムを提供することが可能となるという効果を奏する。
【０１２２】
また、本発明に係るアプリケーション管理方法は、上記不具合履歴を記録するステップにおいて、上記アプリケーションプログラムの動作中に不具合が発生した場合に、不具合が発生した時点での該アプリケーションプログラムの動作状態を認識し、各動作状態毎に不具合履歴を記録するとともに、上記不具合履歴が規定値を超えているか否かを検出するステップにおいて、上記の各動作状態毎にそれぞれ重みづけが設定されており、各動作状態毎の不具合発生回数と上記重みづけとの積の総和が、規定値を超えているか否かを検出するようにしてもよい。
【０１２３】
これにより、上記の方法による効果に加えて、システムに対して重大な影響を与えるような状態で不具合を発生しやすいアプリケーションプログラムに対しては、起動の制限を強めるというような設定とすることが可能となり、システムに対するダメージを最小限にすることができるという効果を奏する。
【０１２４】
また、本発明に係るアプリケーション管理方法は、上記アプリケーションプログラムの起動を制限するステップにおいて、起動制限情報が記録されているアプリケーションプログラムを起動する際に、他のアプリケーションプログラムが動作していない場合には、起動制限情報が記録されているアプリケーションプログラムの起動を許可するようにしてもよい。
【０１２５】
これにより、上記の方法による効果に加えて、信頼性の低いアプリケーションプログラムでも、単独で動作させることにより、これを利用することが可能となるという効果を奏する。
【０１２６】
また、本発明に係るアプリケーション管理方法は、起動制限情報が記録されているアプリケーションプログラムを動作中に、他のアプリケーションプログラムの起動が行われた場合に、起動制限情報が記録されているアプリケーションプログラムの動作を終了させるステップをさらに有しているようにしてもよい。
【０１２７】
これにより、上記の方法による効果に加えて、信頼性の低いアプリケーションプログラムが、複数のアプリケーションプログラムが動作している環境で動作することを防止することが可能となり、システムの安定性を向上させることができるという効果を奏する。
【０１２８】
また、本発明に係るアプリケーション管理方法は、アプリケーションプログラムを動作させることが可能なコンピュータを備えた端末装置において行われるアプリケーション管理方法において、上記アプリケーションプログラムの動作中に、正常な状態で該アプリケーションプログラムの動作継続が不可能な状態となる不具合が発生した場合に、該アプリケーションプログラムにおける不具合発生回数を示す不具合履歴を記録するステップと、上記アプリケーションプログラムが、上記端末装置が備えるデータシステムに対してデータアクセスをを行う際に、該アプリケーションプログラムに対応する不具合履歴が規定値を超えているか否かを判断し、規定値を超えていない場合にのみデータアクセスを許可するステップを有している方法である。
【０１２９】
これにより、不具合を発生しやすいアプリケーションプログラムに対しては、データアクセスが制限されることになるので、データシステムに対する不正アクセスを禁止することにより、システムの安定度を向上させることができるという効果を奏する。また、ユーザ自身がアプリケーションプログラムの信頼性を判断する必要がないので、システムの安定性に関して疎いユーザに対しても、多様なアプリケーションプログラムを利用可能なシステムを提供することが可能となるという効果を奏する。
【０１３０】
また、本発明に係るアプリケーション管理方法は、アプリケーションプログラムを動作させることが可能なコンピュータを備えた端末装置において行われるアプリケーション管理方法において、上記アプリケーションプログラムの動作中に正常な状態で該アプリケーションプログラムの動作継続が不可能な状態となる不具合が発生した場合に、該アプリケーションプログラムにおける不具合発生回数を示す不具合履歴を記録するステップと、上記アプリケーションプログラムが、並列に動作する複数の処理モジュールの連携によって動作するとともに、動的に複数の処理モジュールを並列に生成するアプリケーションプログラムである場合に、該アプリケーションプログラムに対応する不具合履歴が規定値を超えているか否かを判断し、規定値を超えている場合には、該アプリケーションプログラムによる処理モジュールの生成数を制限するステップを有している方法である。
【０１３１】
これにより、不具合を発生しやすいアプリケーションプログラムに対しては、処理モジュールの生成数が制限されることになるので、多数の処理モジュールが生成されることによるシステム動作への悪影響を抑制することが可能となり、システムの安定度を向上させることができるという効果を奏する。また、ユーザ自身がアプリケーションプログラムの信頼性を判断する必要がないので、システムの安定性に関して疎いユーザに対しても、多様なアプリケーションプログラムを利用可能なシステムを提供することが可能となるという効果を奏する。
【０１３２】
また、本発明に係るアプリケーション管理方法は、アプリケーションプログラムを動作させることが可能なコンピュータを備えた端末装置において行われるアプリケーション管理方法において、上記アプリケーションプログラムが、上記端末装置が有するシステムリソースを使用する際に、該当システムリソースの使用状態を示すリソース使用状態情報を記録するステップと、上記アプリケーションプログラムの動作が終了した際に、上記リソース使用状態情報を参照し、該アプリケーションプログラムによるシステムリソースの使用状態が開放されていない場合に、該システムリソースの開放処理を行うステップとを有している方法である。
【０１３３】
これにより、アプリケーションにシステムリソースを正常に開放できない不具合があった場合にも、これを開放させることによってシステムの安定性を確保することができるという効果を奏する。
【０１３４】
また、本発明に係るアプリケーション管理方法は、アプリケーションプログラムを動作させることが可能なコンピュータを備えた端末装置において行われるアプリケーション管理方法において、上記アプリケーションプログラムが、上記端末装置が有するシステムリソースを使用する際に、該当システムリソースの使用状態を示すリソース使用状態情報を記録するステップと、上記アプリケーションプログラムの動作中に、正常な状態で該アプリケーションプログラムの動作継続が不可能な状態となる不具合が発生した場合に、不具合が発生した時点での該アプリケーションプログラムの上記リソース使用状態情報を参照し、各リソース使用状態毎に不具合履歴を記録するステップと、上記各リソース使用状態毎の不具合履歴が規定値を超えているか否かを検出するステップと、リソース使用状態の不具合履歴が規定値を超えている場合に、該当アプリケーションプログラムにおける該当システムリソースの使用を制限するステップとをさらに有している方法である。
【０１３５】
これにより、使用するシステムリソースによっては不具合を発生しやすいアプリケーションプログラムに対して、該当システムリソースの使用を制限することにより、システムの安定度を向上させることができるという効果を奏する。
【０１３６】
また、アプリケーションプログラムに対して、必要以上にシステムリソースの使用を制限することがなくなり、アプリケーションプログラムの利用範囲の減縮を最低限にすることができるという効果を奏する。また、ユーザ自身がアプリケーションプログラムの信頼性を判断する必要がないので、システムの安定性に関して疎いユーザに対しても、多様なアプリケーションプログラムを利用可能なシステムを提供することが可能となるという効果を奏する。
【０１３７】
また、本発明に係るアプリケーション管理方法は、アプリケーションプログラムを動作させることが可能なコンピュータを備えた端末装置において行われるアプリケーション管理方法において、上記アプリケーションプログラムの動作中に、正常な状態で該アプリケーションプログラムの動作継続が不可能な状態となる不具合が発生した場合に、不具合が発生した時点での該アプリケーションプログラムの動作状態を認識し、各動作状態毎に不具合履歴を記録するステップと、上記動作状態毎の不具合履歴が規定値を超えているか否かを検出するステップと、上記動作状態毎の不具合履歴が規定値を超えたアプリケーションプログラムにおいて、規定値を超えた動作状態における動作制限状態を示す動作制限情報を記録するステップと、規定値を超えた動作状態において該当アプリケーションプログラムが動作する際に、上記動作制限情報に従って、該アプリケーションプログラムの動作を制限するステップとを有している方法である。
【０１３８】
これにより、動作状態によっては不具合を発生しやすいアプリケーションプログラムに対して、該当動作に対してのみ制限をかけることにより、システムの安定度を向上させることができるという効果を奏する。
【０１３９】
また、アプリケーションプログラムに対して、必要以上に動作を制限することがなくなり、アプリケーションプログラムの動作範囲の減縮を最低限にすることができるという効果を奏する。また、ユーザ自身がアプリケーションプログラムの信頼性を判断する必要がないので、システムの安定性に関して疎いユーザに対しても、多様なアプリケーションプログラムを利用可能なシステムを提供することが可能となるという効果を奏する。
【０１４０】
また、本発明に係るアプリケーション管理方法は、上記不具合履歴が規定値を超えたアプリケーションプログラムをユーザに通知するステップとをさらに有しているようにしてもよい。
【０１４１】
これにより、上記の方法による効果に加えて、ユーザは、どのアプリケーションプログラムが不具合を発生しやすいかを把握することが可能となり、ユーザ自身によって、不具合の発生を抑制するようにアプリケーションプログラムを使用することも可能となる。すなわち、ユーザによっても不具合の発生を抑制することが可能となるので、システムの安定化をさらに向上させることが可能となるという効果を奏する。
【０１４２】
また、本発明に係るアプリケーション管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上記のアプリケーション管理方法をコンピュータに実行させる構成である。
【０１４３】
これにより、上記コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたアプリケーション管理プログラムを端末装置にロードすることによって、上記のアプリケーション管理方法をユーザに提供することができるという効果を奏する。
【０１４４】
また、本発明に係る端末装置は、上記のアプリケーション管理方法をコンピュータに実行させるアプリケーション管理プログラムを実行するコンピュータを備えている構成である。
【０１４５】
これにより、上記のアプリケーション管理方法を実現する端末装置をユーザに提供することができるという効果を奏する。
【０１４６】
また、本発明に係る携帯型電話機は、上記のアプリケーション管理方法をコンピュータに実行させるアプリケーション管理プログラムを実行するコンピュータを備えている構成である。
【０１４７】
これにより、上記のアプリケーション管理方法を実現する携帯型電話機をユーザに提供することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の実施の一形態に係るアプリケーション管理システムの概略構成を示すブロック図である。
【図２】 上記アプリケーション管理システムが備えるアプリケーション管理部が管理するアプリケーション管理テーブルの一例を示す説明図である。
【図３】 上記アプリケーション管理システムにおけるアプリケーション管理の処理の流れを示すフローチャートである。
【図４】 同図（ａ）は、本発明の実施の他の形態に係るアプリケーション管理システムにおけるアプリケーション管理部が管理するアプリケーション管理テーブルを示す説明図であり、同図（ｂ）は、上記アプリケーション管理部が管理する不具合状態重み付けテーブルを示す説明図である。
【図５】 同図（ａ）は、本発明の実施のさらに他の形態に係るアプリケーション管理システムにおけるアプリケーションの起動時における処理の流れを示すフローチャートであり、同図（ｂ）は、アプリケーション動作中に、他のアプリケーションの起動が要求された場合の処理の流れを示すフローチャートである。
【図６】 本発明の実施のさらに他の形態に係るアプリケーション管理システムの概略構成を示すブロック図である。
【図７】 上記アプリケーション管理システムにおいて、アプリケーションからデータアクセス依頼があった場合の、アプリケーション実行制御部における処理の流れを示すフローチャートである。
【図８】 本発明の実施のさらに他の形態に係るアプリケーション管理システムにおけるアプリケーション実行制御部において、アプリケーションからスレッド生成依頼があった場合の処理の流れを示すフローチャートである。
【図９】 本発明の実施のさらに他の形態に係るアプリケーション管理システムの概略構成を示すブロック図である。
【図１０】 上記アプリケーション管理システムにおいて、アプリケーションからシステムリソース処理が行われた場合の、アプリケーション実行制御部における処理の流れを示すフローチャートである。
【図１１】 本発明の実施のさらに他の形態に係るアプリケーション管理システムにおけるアプリケーション管理部が管理するアプリケーション管理テーブルを示す説明図である。
【図１２】 上記アプリケーション管理システムにおいて、アプリケーションからシステムリソース処理が行われた場合の、アプリケーション実行制御部における処理の流れを示すフローチャートである。
【図１３】 本発明の実施のさらに他の形態に係るアプリケーション管理システムにおけるアプリケーション管理部が管理するアプリケーション管理テーブルを示す説明図である。
【図１４】 上記アプリケーション管理システムにおいて、アプリケーション実行制御部における処理の流れを示すフローチャートである。
【図１５】 本発明の実施のさらに他の形態に係るアプリケーション管理システムにおいて、アプリケーション実行制御部における処理の流れを示すフローチャートである。
【図１６】 本発明の実施の一形態に係る端末装置の概略構成を示すブロック図である。
【図１７】 携帯端末が、インターネットを含む一般ネットワークを介した情報サービスシステムに含まれる場合の概略構成を示す説明図である。
【符号の説明】
１ プロセッサ
２ ＲＯＭ
３ 表示装置
４ キー入力装置
５ 主記憶装置
６ 二次記憶装置
７ Ｉ／Ｏ
８ アプリケーション
９ アプリケーション実行制御部
１０ アプリケーション管理部
１１ システム
１２ データシステム
１３ システムリソース
２１ 携帯端末
２２ 基地局
２３ 通信キャリアサーバ
２４ ゲートウェイ
２５ インターネット
２６ アプリケーションサーバ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
  The present invention relates to an application management method performed in a terminal device including a computer capable of operating an application program whose software specifications and development methods are disclosed.
[0002]
[Prior art]
  Conventionally, by sharing the platform of computer hardware and making the specifications and development methods of the software that operates on the same public, it has been widely entrusted to develop software regardless of business use. . By publishing software specifications in this way, not only major software manufacturers, but also a wide variety of software will be developed by venture companies and individual programmers, so that it is very big that more software developers can be acquired There are advantages.
[0003]
  However, since an unspecified number of software developers will develop their own software, software that causes operation problems or software that operates normally alone, but that causes operation problems when multiple software programs are run simultaneously. There is a problem such as being on the market. This may be due to the fact that software developers do not fully understand the software specifications, but it is difficult to consider all operating conditions in all environments when developing software, The cause is that the software specification itself is not perfect.
[0004]
  In recent years, other applications that intentionally run on the same hardware have a problem, falsify or delete data recorded on the hard disk, and waste system resources such as networks. Software called so-called computer viruses that have been consumed has also been developed. In particular, recently, many computers have been connected to networks such as the Internet, and there has been a problem that computer viruses have spread widely via networks.
[0005]
  On the other hand, in a computer embedded device represented by a mobile phone or the like, software that operates on the device is generally developed independently by a manufacturer that manufactures the hardware of the device. On the other hand, in recent years, a system has been proposed in which software specifications are also disclosed in such embedded devices, so that more software developers are left to develop applications that operate on the embedded devices. According to such a system, it becomes possible to provide a wider variety of services to users of embedded devices, and expansion of users can be expected.
[0006]
  However, since users of embedded devices such as mobile phones often have less knowledge of hardware and software than users of personal computers and the like, such embedded devices are required to operate more stably. Will be. Therefore, in an embedded device, a system environment is required in which an original system operates sufficiently stably even when there is an application that causes a problem.
[0007]
  Conventionally, in general, if a system freezes due to a software failure in a certain system and falls into a situation where recovery is difficult, the system automatically detects the status once and all A technique has been adopted in which the operation is forcibly terminated and returned to the initial state by being restarted.
[0008]
  For example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 8-44630 discloses a system in which the system can manage file access rights and the like for each application. According to this system, the user himself / herself who uses the device can judge the reliability of the application, and the user can set the file access restriction of the application.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
  As described above, when the software specifications of embedded devices are released and many people develop applications, it is expected that some applications will always cause malfunctions depending on the application. For such an application, a conventional handling process that performs a fault recovery process corresponding to a fault operation caused by the application is not sufficient. In addition, in an embedded device used by various users such as a mobile phone, it is difficult for the user himself to determine the defect status of the application and to set the application operation restriction.
[0010]
  The present invention has been made in order to solve the above-described problems. The object of the present invention is to provide a user with a terminal device including a computer capable of operating an application program whose software specifications and development methods are disclosed. It is an object to provide an application management method, an application management program, and a terminal device and a mobile phone that realize the application management method for improving the stability of the system without requiring maintenance.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
  In order to solve the above problems, an application management method according to the present invention is an application management method performed in a terminal device including a computer capable of operating an application program. A step of recording a failure history indicating the number of times the failure has occurred in the application program when a failure occurs in which the operation of the application program cannot be continued in a normal state, and whether the failure history exceeds a specified value A step of detecting whether or not, a step of recording start restriction information indicating a start restriction state in the application program in an application in which the defect history exceeds a specified value, and when starting the application program According to the boot restriction information of the application program, it is characterized by having a step of limiting the start of the application program.
[0012]
  In the above-described method, first, when a problem occurs that prevents the application program from continuing normal operation until then, this is recorded as a defect history. When it is detected that the defect history exceeds the specified value, activation restriction information corresponding to the application program is recorded. Based on this activation restriction information, activation of the application program is restricted. That is, since the activation of application programs that are likely to cause problems is limited, the stability of the system can be improved. Further, since it is not necessary for the user himself / herself to determine the reliability of the application program, it is possible to provide a system in which various application programs can be used even for users who are not familiar with the stability of the system.
[0013]
  Further, the application management method according to the present invention is the application management method according to the present invention, wherein, in the step of recording the defect history, when a defect occurs during the operation of the application program, In the step of recognizing the operation state, recording a failure history for each operation state, and detecting whether the failure history exceeds a specified value, a weight is set for each operation state. Thus, it may be detected whether or not the sum of the products of the number of occurrences of failures for each operation state and the weighting exceeds a specified value.
[0014]
  In the above method, the failure history is recorded for each operation state of the application program at the time of occurrence of the failure, and whether or not the failure history exceeds a specified value based on the weight set for each operation state. Is detected. Therefore, for application programs that are prone to malfunctions in a state that has a serious impact on the system, it is possible to make settings that increase startup restrictions, minimizing damage to the system. can do.
[0015]
  In the application management method according to the present invention, in the above method, in the step of restricting activation of the application program, when the application program in which the activation restriction information is recorded is activated, the other application program operates. If not, the activation of the application program in which the activation restriction information is recorded may be permitted.
[0016]
  According to the above method, even if the application program in which the activation restriction information is recorded, activation is permitted when no other application program is operating. This is because the stability of the system is higher when only one application program is operating than when a plurality of application programs are operating simultaneously. As a result, even an unreliable application program can be used by operating it alone.
[0017]
  The application management method according to the present invention records the start restriction information when another application program is started while the application program in which the start restriction information is recorded is operating in the above method. A step of terminating the operation of the application program may be further included.
[0018]
  According to the above method, when another application program is started while the application program in which the start restriction information is recorded is operated alone, the application program in which the start restriction information is recorded is terminated. Will be. This makes it possible to prevent an unreliable application program from operating in an environment in which a plurality of application programs are operating, thereby improving the stability of the system.
[0019]
  Further, an application management method according to the present invention is an application management method performed in a terminal device including a computer capable of operating an application program. The application program is operated in a normal state during the operation of the application program. A step of recording a failure history indicating the number of occurrences of a failure in the application program when a failure in which the operation cannot be continued occurs, and data access to the data system provided in the terminal device by the application program And determining whether or not the defect history corresponding to the application program exceeds a specified value, and having a step of permitting data access only when the specified value does not exceed the specified value. It is a symptom.
[0020]
  In the above-described method, first, when a problem occurs that prevents the application program from continuing normal operation until then, this is recorded as a defect history. If it is detected that the defect history exceeds the specified value, the corresponding application program is prohibited from performing data access. In other words, since data access is restricted for application programs that are prone to malfunctions, system stability can be improved by prohibiting unauthorized access to the data system. Further, since it is not necessary for the user himself / herself to determine the reliability of the application program, it is possible to provide a system in which various application programs can be used even for users who are not familiar with the stability of the system.
[0021]
  Further, an application management method according to the present invention is an application management method performed in a terminal device including a computer capable of operating an application program. The application program is operated in a normal state during the operation of the application program. In the event of a failure that makes it impossible to continue operation, a step of recording a failure history indicating the number of failures in the application program, and the application program operates in cooperation with a plurality of processing modules operating in parallel In addition, when the application program dynamically generates a plurality of processing modules in parallel, it is determined whether the defect history corresponding to the application program exceeds a specified value. If it exceeds the value is characterized by having a step of limiting the number of generated processing module by said application program.
[0022]
  In the above-described method, first, when a problem occurs that prevents the application program from continuing normal operation until then, this is recorded as a defect history. If it is detected that the defect history exceeds the specified value, the number of processing modules generated by the application program is limited when the application program is an application program that dynamically generates a plurality of processing modules in parallel. Will be. In other words, since the number of processing modules generated is limited for application programs that are prone to malfunctions, it is possible to suppress adverse effects on system operation due to the generation of a large number of processing modules. , The stability of the system can be improved. Further, since it is not necessary for the user himself / herself to determine the reliability of the application program, it is possible to provide a system in which various application programs can be used even for users who are not familiar with the stability of the system.
[0023]
  The application management method according to the present invention is an application management method performed in a terminal device including a computer capable of operating an application program, when the application program uses system resources of the terminal device. The step of recording the resource usage status information indicating the usage status of the corresponding system resource, and when the malfunction of the application program is not possible in a normal state during the operation of the application program. In addition, referring to the resource usage state information of the application program at the time when the failure occurs, recording a failure history for each resource usage state, and the failure history for each resource usage state exceeds a specified value. And a step of restricting the use of the corresponding system resource in the corresponding application program when the failure history of the resource usage state exceeds a specified value. .
[0024]
  In the above method, first, when the system resource is used by the application program, the resource usage state information is recorded, and the failure history is recorded for each resource usage state of the application program at the time when the failure occurs. . When the defect history for each resource usage state exceeds a specified value, use of the corresponding system resource in the corresponding application program is restricted. Therefore, it is possible to improve the stability of the system by restricting the use of the corresponding system resource for an application program that tends to cause a problem depending on the system resource to be used.
[0025]
  In addition, since this use is permitted for system resources that are unlikely to cause malfunctions, the use of system resources for application programs is not restricted more than necessary. Reduction of the usage range can be minimized. Further, since it is not necessary for the user himself / herself to determine the reliability of the application program, it is possible to provide a system in which various application programs can be used even for users who are not familiar with the stability of the system.
[0026]
  Further, an application management method according to the present invention is an application management method performed in a terminal device including a computer capable of operating an application program. The application program is operated in a normal state during the operation of the application program. A step of recognizing the operation state of the application program at the time when the failure occurs, and recording a failure history for each operation state when a failure occurs in which the operation cannot be continued; Detecting whether or not the fault history exceeds the specified value, and in the application program in which the fault history for each operating state exceeds the specified value, the operation restriction indicating the operation restricted state in the operating state exceeding the specified value Steps for recording information and rules When operating the corresponding application program in the operating state beyond, according to the operation restriction information, and characterized by having a step of limiting an operation of the application program.
[0027]
  In the above method, first, a failure history is recorded for each operation state of the application program at the time when the failure occurs. When the malfunction history for each operation state exceeds a specified value, the operation restriction information in the corresponding operation state is recorded, and the operation of the application program is restricted according to the operation restriction information. Therefore, the stability of the system can be improved by restricting only the corresponding operation to an application program that tends to cause a problem depending on the operation state.
[0028]
  In addition, since there is no restriction on the operating state that is unlikely to cause a failure, the application program will not be restricted more than necessary, and the operating range of the application program will be reduced. Can be minimized. Further, since it is not necessary for the user himself / herself to determine the reliability of the application program, it is possible to provide a system in which various application programs can be used even for users who are not familiar with the stability of the system.
[0029]
  The application management method according to the present invention may further include a step of notifying a user of an application program whose defect history exceeds a specified value in the above method.
[0030]
  According to the above method, when a problem occurs while executing an application program, the user is notified of the application program that caused the problem. Therefore, the user can grasp which application program is likely to cause a defect, and the user can use the application program so as to suppress the occurrence of the defect. That is, since it becomes possible for the user to suppress the occurrence of problems, it is possible to further improve the stability of the system.
[0031]
  In addition, the application management program according to the present invention was recorded.Computer readableThe recording medium is characterized by causing a computer to execute the application management method described above.
[0032]
  According to the above configuration, the aboveComputer readableBy loading the application management program recorded on the recording medium into the terminal device, the above-described application management method can be provided to the user.
[0033]
  A terminal device according to the present invention includes a computer that executes an application management program that causes a computer to execute the above-described application management method.
[0034]
  According to said structure, the terminal device which implement | achieves said application management method can be provided to a user.
[0035]
  In addition, a mobile phone according to the present invention includes a computer that executes an application management program that causes a computer to execute the above-described application management method.
[0036]
  According to said structure, the portable telephone which implement | achieves said application management method can be provided to a user.
[0037]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
  [Embodiment 1]
  An embodiment of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0038]
  FIG. 16 is a block diagram illustrating an outline of a configuration example of a terminal device including the application management system according to the present embodiment. As shown in the figure, the terminal device includes a processor 1, a ROM (Read Only Memory) 2, a display device 3, a key input device 4, a main storage device 5, a secondary storage device 6, and an I / O (Input / Output) 7 is provided.
[0039]
  The processor 1 is constituted by, for example, a CPU (Central Processing Unit) or the like, and is a central part that performs various arithmetic processes. The ROM 2 is a storage unit for storing a program or fixed data that does not need to be rewritten or does not need frequent rewriting, such as a program that functions as an OS (Operating System).
[0040]
  The main storage device 5 is a memory constituted by, for example, a RAM (Random Access Memory) or the like, and is for temporarily storing data when a program is executed. The secondary storage device 6 is a storage means configured by, for example, an EEPROM (Electrically Erasable and Programmable ROM), and stores application programs and variable data.
[0041]
  The display means 3 is a display device configured by, for example, an LCD (Liquid Crystal Display) or an EL (Electroluminescence) element, and displays various information for a user who uses the terminal device. The key input device 4 is for inputting information from a user who uses the terminal device. The I / O 7 is an interface for connecting to various external modules.
[0042]
  Next, an application management system configured in the terminal device configured as described above will be described. FIG. 1 is a block diagram showing an example of the application management system. As shown in the figure, the application management system includes an application 8, an application execution control unit 9, an application management unit 10, and a system 11. These configurations are configured by executing various programs in the configuration shown in FIG. That is, the system 11 shows a state in which the OS is activated, the application 8 is configured by executing a specific application, and the application execution control unit 9 executes the application execution control program. The application management unit 10 is configured by executing an application management program.
[0043]
  The system 11 is a basic system that operates various applications, and is realized by operating the OS as described above. The application execution control unit 9 controls the execution of various applications 8 on the system 11. The application management unit 10 manages an application management table including operation statuses, histories when failures occur, activation restriction states, and the like for various applications. That is, in the application management system configured as described above, the application 8 operates on the system 11 under the execution control of the application execution control unit 9, and the application execution control unit 9 includes the application management unit 10. The execution of the application 8 is to be controlled based on the application management data.
[0044]
  FIG. 2 is an explanatory diagram illustrating an example of an application management table managed by the application management unit 10. This application management table is managed by an application ID that is uniquely assigned to each application when the application is installed in the terminal device. Then, for each application ID, an execution state parameter indicating whether or not the corresponding application is in an execution state, a defect history parameter indicating the number of occurrences of a defect that the corresponding application has occurred in the past, and the corresponding application in a start restricted state And an activation restriction flag parameter for setting whether or not there is. In the example shown in FIG. 2, a numerical value from 000 to NNN is set as the application ID, and one of execution or non-execution is set as the execution state parameter. A numerical value indicating the number of occurrences of the malfunction is set, and the activation restriction flag parameter is set to either ON indicating a flag that restricts activation or OFF indicating a flag that does not restrict activation.
[0045]
  Next, the flow of application management processing in the application management system as described above will be described with reference to the flowchart shown in FIG. First, in step 1 (hereinafter referred to as S1), when an application is started, it is determined whether or not the application is restricted by inquiring the activation restriction flag parameter of the application. If YES in S1, that is, if it is determined that the corresponding application is restricted from being activated, the process is terminated without starting the corresponding application. At this time, a process may be performed in which a display to the effect that the application cannot be started is displayed on the display device 3 to notify the user.
[0046]
  If NO in S1, that is, if the activation of the corresponding application is not restricted, the corresponding application is activated (S2). After the corresponding application is activated, the fault detection in the corresponding application is performed until the end of the corresponding application (S3) (S4). As an example of defect detection, the application execution control unit 9 uses a watchdog timer to make an inquiry to the corresponding application at regular intervals, and detects this as a defect when there is no normal response within a specified time. There is a technique. In addition, as another example of defect detection, there is a method of detecting an occurrence of a defect when an access to a memory area where access is not permitted by the corresponding application is detected. By performing both of these two defect detection methods, it is possible to detect the occurrence of the defect more accurately.
[0047]
  If a defect is detected in the defect detection step in S4 (YES in S4), the defect history parameter corresponding to the application is updated (S5). After the defect history parameter is updated, it is determined whether or not the number of defect history counts exceeds a specified value defined by the application management system (S6). Here, when it is determined that the count number of the defect history exceeds the above-mentioned prescribed value (YES in S6), the activation restriction flag parameter corresponding to the corresponding application is set to ON, that is, the activation restriction state (S7). Thereafter, the end process of the corresponding application in which the problem has occurred is performed, and the system is initialized, whereby the defect state recovery process is performed (S8), and the process ends.
[0048]
  As described above, according to the application management system according to the present embodiment, it is possible to limit the activation of an application that causes a problem that exceeds a specified value determined by the system. Therefore, it is possible to regulate the activation of an application that is highly likely to cause a failure without the user being aware of it.
[0049]
  In the above description, when an application that causes a malfunction exceeding a specified value occurs, activation of the application is restricted. However, for example, the application program itself may be deleted from the system. In this case, furthermore, a plurality of level settings are provided for the prescribed values determined by the system, and when the prescribed level of the first stage is reached, a warning is given to the user using the terminal device, and the provisions of a certain final stage are also provided. When the level is reached, the application program may be deleted from the system.
[0050]
  [Embodiment 2]
  The following will describe another embodiment of the present invention with reference to the drawings. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the structure which has the function similar to the structure demonstrated in above-mentioned Embodiment 1, and the description is abbreviate | omitted.
[0051]
  The application management system according to the present embodiment is different from the one shown in the first embodiment in the application management table managed by the application management unit 10. The configuration of the terminal device itself and the configuration of the application management system itself are the same as those shown in the first embodiment.
[0052]
  FIG. 4A is an explanatory diagram illustrating an application management table managed by the application management unit 10 according to the present embodiment. In the first embodiment, the difference from the application management table shown in FIG. 2 is that the failure history parameters are classified into a plurality of states for each operation state of the application when the failure occurs.
[0053]
  In the present embodiment, the application management unit 10 also manages the defect state weighting table shown in FIG. This defect state weighting table sets a weight according to the serious injury degree of the influence on the system in accordance with the operation state of the application when the defect occurs. The activation restriction flag parameter in the application management table determines whether or not the defect of the application exceeds a specified value based on the value of each state in the defect history and the defect state weighting table.
[0054]
  For example, in the example shown in FIG. 4, in the case of an application with the application ID [002], the numerical value indicating the defect is (7 × 10/100) + (3 × 30/100) + (1 × 50 / 100) = 2.1. Here, for example, when the specified value determined by the system is 2.0, the application whose application ID is [002] exceeds the specified value, and the activation restriction flag parameter is set to ON. It will be.
[0055]
  As described above, according to the application management system according to the present embodiment, defects are weighted according to the state when the application has a defect, so that a problem that significantly affects the system occurs. It is possible to suppress the activation of an application having a high ratio.
[0056]
  [Embodiment 3]
  The following will describe still another embodiment of the present invention with reference to the drawings. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the structure which has the function similar to the structure demonstrated by each above-mentioned embodiment, and the description is abbreviate | omitted.
[0057]
  The application management system according to the present embodiment is different from the one shown in the first embodiment in the flow of application management processing. The configuration of the terminal device itself and the configuration of the application management system itself are the same as those shown in the first embodiment.
[0058]
  Depending on the system in the terminal device, it may be possible to execute a plurality of applications simultaneously, for example, because the OS supports multitasking. In such a case, according to the processing shown below, processing for prohibiting simultaneous execution of an application for which operation restriction is set and another application is performed.
[0059]
  FIG. 5A is a flowchart showing the flow of processing when starting an application. First, in S11, it is determined whether or not activation restrictions are set for the corresponding application when the application is activated. When the activation restriction is not set (NO in S11), the activation process of the corresponding application is performed (S13).
[0060]
  If it is determined that activation restriction is set for the application (YES in S11), it is determined in S12 whether another application is operating. If another application is operating (YES in S12), the activation of the application is stopped and the process ends. On the other hand, when another application is not operating (NO in S12), the corresponding application is activated (S13).
[0061]
  FIG. 5B is a flowchart showing the flow of processing when activation of another application is requested during application operation. First, in S21, it is confirmed whether activation of another application is requested. When it is confirmed in S21 that activation of another application is requested, it is determined whether or not the currently operating application is an application for which activation restriction is set (S22). If the activation restriction is not set (NO in S22), the activation process of the corresponding application is performed, and the process returns to the activation check state of other applications in S21.
[0062]
  On the other hand, when it is determined in S22 that the currently operating application is an application for which activation restriction is set (YES in S22), a process for forcibly terminating the currently operating application is performed (S23). finish.
[0063]
  As described above, according to the application management system according to the present embodiment, troubles caused by simultaneous execution of a plurality of applications can be prevented by prohibiting simultaneous execution of other applications with respect to applications for which startup restrictions are set. Can be avoided.
[0064]
  [Embodiment 4]
  The following will describe still another embodiment of the present invention with reference to the drawings. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the structure which has the function similar to the structure demonstrated by each above-mentioned embodiment, and the description is abbreviate | omitted.
[0065]
  FIG. 6 is a block diagram showing a schematic configuration of the application management system according to the present embodiment. As shown in the figure, the application management system is different from the configuration shown in FIG. 1 in the first embodiment in that a data system 12 is further provided. That is, the application management system includes an application 8, an application execution control unit 9, an application management unit 10, a system 11, and a data system 12. The configuration of the terminal device that realizes the application management system is the same as that shown in FIG. 16 in the first embodiment.
[0066]
  The data system 12 indicates a request destination when the application performs a data access operation when the application is being executed. That is, in the configuration shown in FIG. 6, activation of the application 8 and data access by the application 8 are performed under the control of the application execution control unit 9. With such a configuration, the security of system data can be ensured.
[0067]
  Further, as described above, by adding the data system 12 that specially manages data access, the application 8 always accesses the system data via the data system 12. Therefore, the application 8 itself does not perform a specific data access process, but requests the data system 12 to perform the data access process, thereby simplifying the process of the application 8 itself. In addition, since the data processing itself is performed by the data system 12, the processing can be quantified. Furthermore, since data access is always performed through the data system 12, it is possible to easily detect a data access error or illegal data access of the application 8.
[0068]
  FIG. 7 is a flowchart showing the flow of processing in the application execution control unit 9 when there is a data access request from the application 8 in the application management system. First, in S31, when the data access request from the application is confirmed, the application execution control unit 9 inquires of the application management unit 10 about the restriction state of the application (S32). This restricted state is restricted when the defect history in the application exceeds a specified value. In S33, a response to the inquiry is waited, and in S34, it is determined whether or not the corresponding application is in an operation restricted state.
[0069]
  If it is determined that the application is in an operation restricted state (YES in S34), an access error is notified to the application, and data access is prohibited (S35). On the other hand, when it is determined that the application is not in the operation restricted state (NO in S34), normal data access is permitted and data access processing is performed (S36).
[0070]
  As described above, according to the application management system according to the present embodiment, not only the start of the application is restricted, but also the operation is restricted. Furthermore, it can suppress effectively. Further, as described above, restricting access to data held by the system from an application is very effective in stabilizing the system.
[0071]
  [Embodiment 5]
  The following will describe still another embodiment of the present invention with reference to the drawings. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the structure which has the function similar to the structure demonstrated by each above-mentioned embodiment, and the description is abbreviate | omitted.
[0072]
  The application management system according to the present embodiment has the same configuration as that of each of the embodiments described above. The difference is that the application execution control unit 9 regulates thread generation by the application. is there.
[0073]
  In general, in a system that realizes multitask processing, modules are divided into certain processing units, each module is executed in parallel, and the operation of the application is performed by linking the modules that are executed in parallel. Has been done. A module as such a processing unit is called a thread, and processing is performed by switching the thread at a time determined for each system. In the present embodiment, it is assumed that the application execution control unit 9 generates a thread as described above in response to a request from the application.
[0074]
  FIG. 8 is a flowchart showing the flow of processing when a thread generation request is received from an application in the application execution control unit 9 in the present embodiment. First, in S41, when a thread generation request is received from an application, the application management unit 10 is inquired whether the application is in a restricted state (S42). In S43, a response from the application management unit 10 to the inquiry is waited. In S44, it is determined whether or not the application is in a restricted state. This restricted state is restricted when the defect history in the application exceeds a specified value.
[0075]
  If it is determined that the application is not in a restricted state (NO in S44), a thread generation process is performed in response to a request from the application (S47). On the other hand, if it is determined that the application is in a restricted state (YES in S44), it is determined whether or not the number of threads requested from the application exceeds a predetermined thread limit (S45). ). If it is determined that the predetermined thread limit has been exceeded (YES in S45), a thread generation error is notified to the corresponding application, and the thread generation is stopped (S46). On the other hand, when it is determined that the predetermined thread limit number has not been exceeded (NO in S45), a thread generation process is performed in response to a request from the application (S47).
[0076]
  As described above, according to the application management system according to the present embodiment, it is possible to limit the generation of threads by requests from applications. The generation of a large number of threads by the application greatly affects the basic operation of the system. Limiting the generation of threads by the application as described above is effective in improving the stability of the system.
[0077]
  [Embodiment 6]
  The following will describe still another embodiment of the present invention with reference to the drawings. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the structure which has the function similar to the structure demonstrated by each above-mentioned embodiment, and the description is abbreviate | omitted.
[0078]
  FIG. 9 is a block diagram showing a schematic configuration of the application management system according to the present embodiment. As shown in the figure, the application management system is different from the configuration shown in FIG. 1 in the first embodiment in that a system resource 13 is further provided. That is, the application management system includes an application 8, an application execution control unit 9, an application management unit 10, a system 11, and a system resource 13. The configuration of the terminal device that realizes the application management system is the same as that shown in FIG. 16 in the first embodiment.
[0079]
  The system resource 13 performs access processing of resources provided by the system for service processing, such as system data access, sound processing, and communication processing with an external device. That is, in the configuration shown in FIG. 9, the activation of the application 8 and the system resource processing by the application 8 are performed under the control of the application execution control unit 9.
[0080]
  FIG. 10 is a flowchart showing the flow of processing in the application execution control unit 9 when system resource processing is performed from the application 8 in the application management system. First, in S51, it is determined whether or not the currently operating application has ended. If it is determined that the corresponding application has ended (YES in S51), the process ends. If it is determined that the application has not ended (NO in S51), it is determined whether or not access to the resource is requested from the application (S52). If it is determined that access to the resource is requested (YES in S52), the subsequent processing from S53 is performed, and if it is determined that access to the resource is not requested (NO in S52). ), The processing from S51 is performed again. That is, until the application is started and access to the resource is requested, whether the application is terminated (S51) or whether the access request to the resource is confirmed (S52) is repeated.
[0081]
  When the access request to the resource is confirmed (YES in S52), it is confirmed whether or not the corresponding application is in the operation restricted state (S53). This operation restriction state is restricted when the defect history in the application exceeds a specified value. If it is in the operation restricted state (YES in S53), a resource access error is notified to the corresponding application (S54), and the processing from S51 is performed again.
[0082]
  If the operation of the corresponding application is not restricted (NO in S53), the resource usage state is set to be used (S55), and the system waits for confirmation of the resource release notification (S56). If the resource release is confirmed (YES in S56), the resource usage state is set to unused (S57), and the processing from S51 is performed again. If the application is terminated without confirming the release of resources (YES in S58), a resource release process is performed in S59, and the process is terminated.
[0083]
  The above flow shows the flow of processing for a single resource, but in reality, the above flow operates in parallel for a plurality of resources.
[0084]
  As described above, according to the application management system according to the present embodiment, it is possible to manage the resource usage state of the application, and thus it is possible to prevent the resource unreleased state from being continued due to an application failure. Therefore, the system can be operated in a more stable state.
[0085]
  [Embodiment 7]
  The following will describe still another embodiment of the present invention with reference to the drawings. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the structure which has the function similar to the structure demonstrated by each above-mentioned embodiment, and the description is abbreviate | omitted.
[0086]
  The application management system according to the present embodiment manages the usage state of application resources, similarly to the configuration described in the sixth embodiment. The difference from the sixth embodiment is that the resource access causing the failure is identified from the resource usage state when the failure occurs during the operation of the application. That is, the application management system according to the present embodiment manages the defect history for each resource state, and performs processing for restricting resource access when each defect resource exceeds a specified value.
[0087]
  FIG. 11 is an explanatory diagram illustrating an application management table managed by the application management unit 10 according to the present embodiment. As shown in the figure, a defect history is managed for each resource, and an access restriction flag parameter is set for each resource. For example, for the application whose application ID is [002] in the figure, the access restriction flag is ON for resource A and resource C, and access restriction is not performed for resource B. It will not be forgotten.
[0088]
  FIG. 12 is a flowchart showing the flow of processing in the application execution control unit 9 when system resource processing is performed from the application 8 in the application management system. First, in S61, it is determined whether or not the currently operating application has ended. If it is determined that the corresponding application has ended (YES in S61), the process ends. If it is determined that the application has not ended (NO in S61), whether or not the application is requested to access the resource and whether or not the resource can be used is requested. Is determined (S62). If it is determined that the resource use determination is requested (YES in S62), the subsequent processing from S63 is performed, and if it is determined that access to the resource is not requested (NO in S62). ), The process from S61 is performed again. That is, until the application is started and access to the resource is requested, whether the application is terminated (S61) or whether the access request to the resource is confirmed (S62) is repeated.
[0089]
  When the access request to the resource is confirmed (YES in S62), it is confirmed whether or not the access restriction for the corresponding resource is set in the corresponding application (S63). If access restriction is set (YES in S63), a resource access error is notified to the corresponding application (S64), and the processing from S61 is performed again.
[0090]
  If the access restriction for the corresponding resource is not set in the corresponding application (NO in S63), the corresponding resource use state is set to being used (S65). If a defect is detected in the corresponding application while using the resource (YES in S66), the defect history of the corresponding resource in the corresponding application is updated by counting up and a defect recovery process is performed (S67). ), The process ends.
[0091]
  On the other hand, when a failure is not detected in the corresponding application during resource use (NO in S66), it waits for confirmation of the resource release notification (S68). If the resource release is confirmed (YES in S68), the resource usage state is set to unused (S69), and the processing from S61 is performed again. If the application is terminated without confirming the release of resources (YES in S70), a resource release process is performed in S71, and the process ends.
[0092]
  As described above, according to the application management system according to the present embodiment, it is possible to restrict resource access that is likely to cause a failure, depending on each application. So, for example, if a specific application is likely to malfunction if it accesses a specific resource, restrict access only to that resource and do not restrict access to other resources. It is possible to set to a proper setting. Therefore, the stability of the system can be improved without restricting resource access more than necessary.
[0093]
  The application management method according to the present invention is an application management method performed in a terminal device including a computer capable of operating an application program, when the application program uses system resources of the terminal device. The resource usage status information indicating the usage status of the corresponding system resource, and when the operation of the application program ends, the resource usage status information is referred to and the usage status of the system resource by the application program is determined. A step of releasing the system resource when the system resource is not released.
[0094]
  According to the above method, when the system resource is used by the application program, the resource usage state information is recorded, and when the application program that used the system resource is terminated, the system resource is released. If not, the system resource release process is performed. Therefore, even when there is a problem that the system resources cannot be normally released in the application, the system stability can be ensured by releasing the system resources.
[0095]
  [Embodiment 8]
  The following will describe still another embodiment of the present invention with reference to the drawings. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the structure which has the function similar to the structure demonstrated by each above-mentioned embodiment, and the description is abbreviate | omitted.
[0096]
  The application management system according to the present embodiment has a configuration in which the defect history is classified for each defect occurrence state in the application management table managed by the application management unit 10 and operation restriction is performed for each state. Further, with respect to an application in operation, the current processing content is managed by an application management table.
[0097]
  FIG. 13 is an explanatory diagram showing an example of an application management table in the present embodiment. As shown in the figure, for each application, the application execution status, the processing contents if it is executed, and the application fault history, the number of fault occurrences for each status, and the regulation parameters for each status And are set. For example, in the example shown in the figure, the application whose application ID is [000] is currently being executed and is accessing the resource A. In addition, the application with the application ID [002] is set so that operation restriction is performed on the state C.
[0098]
  FIG. 14 is a flowchart showing the flow of processing in the application execution control unit 9 in the application management system. First, in S81, it is determined whether or not the currently operating application has ended. If it is determined that the corresponding application has ended (YES in S81), the process ends.
[0099]
  If it is determined that the corresponding application has not ended (NO in S81), it is determined whether or not occurrence of a malfunction due to the corresponding application is detected (S82). When the occurrence of a failure is detected (YES in S82), the failure history corresponding to the state in which the failure has occurred is updated by counting up and a failure recovery process is performed (S83), and the process ends.
[0100]
  If the occurrence of a malfunction due to the application has not been detected (NO in S82), it is determined whether a system processing request has been received from the application (S84). If it is determined that the system processing request has not been received (NO in S84), the processing from S81 is performed again.
[0101]
  If it is determined that the system processing request has been received from the application (YES in S84), it is confirmed whether or not the operation restriction in the current state is set in the application (S85). If the operation restriction is set (YES in S85), a processing error is notified to the corresponding application (S86), and the processing from S81 is performed again.
[0102]
  If the operation restriction in the current state is not set in the corresponding application (NO in S85), the processing state of the corresponding application is set in the application management table and the corresponding process is performed (S87). Thereafter, the processing from S81 is repeated again.
[0103]
  As described above, according to the application management system according to the present embodiment, it is possible to grasp the processing state of the application when an operation failure occurs and the application is in a processing state where the failure is likely to occur. In addition, it is possible to restrict operation. Thus, for example, when a specific application is likely to have a problem in a specific processing state, the operation is restricted only for that processing state, and the operation is not restricted for other processing states. Such a setting can be made. Therefore, the stability of the system can be improved without restricting the operation of the application more than necessary.
[0104]
  [Embodiment 9]
  The following will describe still another embodiment of the present invention with reference to the drawings. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the structure which has the function similar to the structure demonstrated by each above-mentioned embodiment, and the description is abbreviate | omitted.
[0105]
  The application management system according to the present embodiment is almost the same as the configuration in the above-described eighth embodiment. The difference is that when a problem occurs, this is notified to the user of the terminal device. It is.
[0106]
  FIG. 15 is a flowchart showing a flow of processing in the application execution control unit 9 in the application management system. First, in S91, it is determined whether or not the currently operating application has ended. If it is determined that the corresponding application has ended (YES in S91), the process ends.
[0107]
  If it is determined that the corresponding application has not ended (NO in S91), it is determined whether or not occurrence of a malfunction due to the corresponding application is detected (S92). When the occurrence of a failure is detected (YES in S92), the failure history corresponding to the state where the failure has occurred is updated by counting up (S93). Then, based on the updated defect history, it is determined whether or not the number of defect histories corresponding to the corresponding state exceeds a specified value (S94).
[0108]
  If the specified value is not exceeded (NO in S94), the processing from S91 is performed again. On the other hand, when the specified value is exceeded (YES in S94), a process of notifying the user that an application for which operation restriction is to be performed is detected (S95). Thereafter, in the application management table, after the operation restriction flag in the corresponding state of the corresponding application is set to ON, the processing from S91 is performed. At this time, defect recovery processing is also performed.
[0109]
  On the other hand, if the occurrence of a malfunction due to the application has not been detected (NO in S92), it is determined whether a system processing request has been received from the application (S96). If it is determined that the system processing request has not been received (NO in S96), the processing from S91 is performed again.
[0110]
  If it is determined that the system processing request has been received from the corresponding application (YES in S96), it is confirmed whether or not the operation restriction in the current state is set in the corresponding application (S97). If the operation restriction is set (YES in S97), a processing error is notified to the corresponding application (S98), and the processing from S91 is performed again.
[0111]
  If the operation restriction in the current state is not set for the corresponding application (NO in S97), the processing state of the corresponding application is set in the application management table and the corresponding process is performed (S99). Thereafter, the processing from S91 is repeated again.
[0112]
  As described above, according to the application management system according to the present embodiment, when a problem occurs when an application is being executed, the application that caused the problem is notified to the user. Therefore, the user can grasp which application is likely to cause a defect, and the user can use the application so as to suppress the occurrence of the defect. That is, since it becomes possible for the user to suppress the occurrence of problems, it is possible to further improve the stability of the system.
[0113]
  [Embodiment 10]
  The following will describe still another embodiment of the present invention with reference to the drawings. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the structure which has the function similar to the structure demonstrated by each above-mentioned embodiment, and the description is abbreviate | omitted.
[0114]
  In the present embodiment, the terminal device including the application management system described in each of the above embodiments is used as a mobile terminal that performs data communication using a wireless public line, such as a mobile phone or a PHS (Personal Handyphone System). The case where it is applied will be described. FIG. 17 is an explanatory diagram showing a schematic configuration when the mobile terminal is included in an information service system via a general network including the Internet. As shown in the figure, the information service system includes a mobile terminal 21, a base station 22, a communication carrier server 23, a gateway 24, the Internet 25, and an application server 26.
[0115]
  As described above, the mobile terminal 21 is a telephone such as a mobile phone or a PHS, and various portable terminals that can perform data communication using a public telephone line. As described with reference to FIG. 16 in the first embodiment, the mobile terminal 21 is configured to execute various application programs.
[0116]
  The base station 22, the communication carrier server 23, and the gateway 24 are configured to be provided by a communication carrier having various wireless public line infrastructures. The base station 22 receives wireless access from the mobile terminal 21. The communication carrier server 23 is a server computer provided in the communication carrier, and performs processing for connecting access from the portable terminal 21 to the Internet 25. The gateway 24 functions as a gate when connecting the communication carrier server 23 and the Internet 25.
[0117]
  The application server 26 is a server computer connected to the Internet 25, and stores various application programs and various data. The application server 26 can perform data communication with an arbitrary computer connected to the Internet 25 by, for example, HTTP (Hyper Text Transfer Protocol) or FTP (File Transfer Protocol).
[0118]
  In the information service system configured as described above, when the mobile terminal 21 obtains various applications and data, the flow is as follows. First, the mobile terminal 21 is connected to the base station 22 via a wireless public line. The base station 22 informs the communication carrier server 23 that the mobile terminal 21 has received an Internet access request, and the communication carrier server 23 authenticates the mobile terminal 21 and transmits the Internet via the gateway 24. Allow connection. Thereafter, the mobile terminal 21 accesses the desired application server 26 by performing processing such as specifying a URL (Uniform Resource Locator). Thereafter, a desired application or data is downloaded and stored in the storage means in the mobile terminal 21.
[0119]
  As described above, according to the information service system shown in the present embodiment, the mobile terminal 21 can obtain a wide variety of data services and applications from various application servers existing on the Internet 25. Become. As described above, when a wide variety of applications become available, there is a possibility that an application that causes a problem with the system of the mobile terminal 21 may be installed in the mobile terminal 21. With respect to this problem, the application management system shown in each of the above-described embodiments can effectively limit the operation of the application causing the problem, so that the stability of the system can be ensured. ing. Therefore, even in a system in which various applications are downloaded from the Internet or the like in an embedded device used by a wide variety of users, such as the mobile terminal 21, the system stability can be maintained. it can.
[0120]
【The invention's effect】
  As described above, the application management method according to the present invention is an application management method performed in a terminal device provided with a computer capable of operating an application program. When a failure occurs in which the operation of the application program cannot be continued, a step of recording a failure history indicating the number of occurrences of the failure in the application program and detecting whether the failure history exceeds a specified value A step of recording start restriction information indicating a start restriction state in the application program in an application in which the defect history exceeds a specified value, and when the application program is started, According to the boot restriction information ® emission program, a method and a step of limiting the start of the application program.
[0121]
  As a result, the activation of application programs that are likely to cause problems is limited, so that the stability of the system can be improved. In addition, since it is not necessary for the user himself to determine the reliability of the application program, it is possible to provide a system that can use a variety of application programs even for users who are uncertain about the stability of the system. Play.
[0122]
  In addition, the application management method according to the present invention recognizes the operation state of the application program at the time when the failure occurs when the failure occurs during the operation of the application program in the step of recording the failure history. In the step of recording the malfunction history for each operation state and detecting whether the malfunction history exceeds a specified value, a weight is set for each operation state, and each operation state You may make it detect whether the sum total of the product of every malfunction occurrence and the said weight exceeds a regulation value.
[0123]
  As a result, in addition to the effects of the above method, settings may be made such that startup restrictions are strengthened for application programs that are prone to problems in a state that has a significant impact on the system. It becomes possible, and there is an effect that damage to the system can be minimized.
[0124]
  In addition, the application management method according to the present invention is such that, in the step of restricting the activation of the application program, when no other application program is operating when the application program in which the activation restriction information is recorded is activated. The activation of the application program in which the activation restriction information is recorded may be permitted.
[0125]
  Thereby, in addition to the effect by the above method, an application program having low reliability can be used by operating it alone.
[0126]
  In addition, the application management method according to the present invention provides an application program in which the start restriction information is recorded when another application program is started while the application program in which the start restriction information is recorded. You may make it further have the step which complete | finishes operation | movement.
[0127]
  As a result, in addition to the effects of the above method, it is possible to prevent an unreliable application program from operating in an environment where a plurality of application programs are operating, thereby improving system stability. There is an effect that can be.
[0128]
  Further, an application management method according to the present invention is an application management method performed in a terminal device including a computer capable of operating an application program. The application program is operated in a normal state during the operation of the application program. A step of recording a failure history indicating the number of occurrences of a failure in the application program when a failure in which the operation cannot be continued occurs, and data access to the data system provided in the terminal device by the application program In the method having a step of determining whether or not the defect history corresponding to the application program exceeds a specified value, and permitting data access only when the specified value does not exceed the specified value. That.
[0129]
  As a result, data access is restricted for application programs that are prone to malfunctions. Therefore, the system stability can be improved by prohibiting unauthorized access to the data system. Play. In addition, since it is not necessary for the user himself to determine the reliability of the application program, it is possible to provide a system that can use a variety of application programs even for users who are uncertain about the stability of the system. Play.
[0130]
  The application management method according to the present invention is an application management method performed in a terminal device provided with a computer capable of operating an application program. When a failure that cannot be continued occurs, a step of recording a failure history indicating the number of occurrences of the failure in the application program, and the application program operates in cooperation with a plurality of processing modules operating in parallel. In addition, when the application program dynamically generates a plurality of processing modules in parallel, it is determined whether the defect history corresponding to the application program exceeds a specified value. If it exceeds the is a method comprising the step of limiting the number of generated processing module by said application program.
[0131]
  As a result, the number of processing modules generated is limited for application programs that are prone to malfunctions, so that adverse effects on system operation due to the generation of many processing modules can be suppressed. Thus, the stability of the system can be improved. In addition, since it is not necessary for the user himself to determine the reliability of the application program, it is possible to provide a system that can use a variety of application programs even for users who are uncertain about the stability of the system. Play.
[0132]
  The application management method according to the present invention is an application management method performed in a terminal device including a computer capable of operating an application program, when the application program uses system resources of the terminal device. The resource usage status information indicating the usage status of the corresponding system resource, and when the operation of the application program ends, the resource usage status information is referred to and the usage status of the system resource by the application program is determined. A step of releasing the system resource when the system resource is not released.
[0133]
  Thereby, even when there is a problem that the system resources cannot be normally released in the application, the system stability can be secured by releasing the system resources.
[0134]
  The application management method according to the present invention is an application management method performed in a terminal device including a computer capable of operating an application program, when the application program uses system resources of the terminal device. The step of recording the resource usage status information indicating the usage status of the corresponding system resource, and when the malfunction of the application program is not possible in a normal state during the operation of the application program. In addition, referring to the resource usage state information of the application program at the time when the failure occurs, recording a failure history for each resource usage state, and the failure history for each resource usage state exceeds a specified value. Detecting which of dolphins not a method of fault history resource use condition when it exceeds the specified value, further comprises the step of restricting the use of the appropriate system resources in the relevant application program.
[0135]
  As a result, there is an effect that the stability of the system can be improved by restricting the use of the corresponding system resource to an application program that is likely to cause a problem depending on the system resource to be used.
[0136]
  Further, the use of system resources is not restricted more than necessary for the application program, and the reduction in the range of use of the application program can be minimized. In addition, since it is not necessary for the user himself to determine the reliability of the application program, it is possible to provide a system that can use a variety of application programs even for users who are uncertain about the stability of the system. Play.
[0137]
  Further, an application management method according to the present invention is an application management method performed in a terminal device including a computer capable of operating an application program. The application program is operated in a normal state during the operation of the application program. A step of recognizing the operation state of the application program at the time when the failure occurs, and recording a failure history for each operation state when a failure occurs in which the operation cannot be continued; Detecting whether or not the fault history exceeds the specified value, and in the application program in which the fault history for each operating state exceeds the specified value, the operation restriction indicating the operation restricted state in the operating state exceeding the specified value Steps for recording information and rules When operating the corresponding application program is in the operating state beyond, according to the operation restriction information, a method and a step of limiting an operation of the application program.
[0138]
  As a result, there is an effect that the stability of the system can be improved by restricting only the corresponding operation to the application program that is likely to cause a problem depending on the operation state.
[0139]
  In addition, the operation of the application program is not restricted more than necessary, and the reduction of the operation range of the application program can be minimized. In addition, since it is not necessary for the user himself to determine the reliability of the application program, it is possible to provide a system that can use a variety of application programs even for users who are uncertain about the stability of the system. Play.
[0140]
  The application management method according to the present invention may further include a step of notifying the user of an application program whose defect history exceeds a specified value.
[0141]
  Thereby, in addition to the effect by the above method, the user can grasp which application program is likely to cause a defect, and uses the application program so as to suppress the occurrence of the defect by the user himself / herself. It is also possible. That is, since it becomes possible for the user to suppress the occurrence of a problem, there is an effect that the stability of the system can be further improved.
[0142]
  In addition, the application management program according to the present invention was recorded.Computer readableThe recording medium is configured to cause a computer to execute the application management method described above.
[0143]
  This makes the aboveComputer readableBy loading the application management program recorded on the recording medium into the terminal device, the application management method described above can be provided to the user.
[0144]
  Moreover, the terminal device according to the present invention is configured to include a computer that executes an application management program that causes a computer to execute the application management method described above.
[0145]
  Thereby, the terminal device that realizes the application management method can be provided to the user.
[0146]
  In addition, a mobile phone according to the present invention includes a computer that executes an application management program that causes a computer to execute the above-described application management method.
[0147]
  Thereby, the mobile phone that realizes the above-described application management method can be provided to the user.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a schematic configuration of an application management system according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an explanatory diagram illustrating an example of an application management table managed by an application management unit included in the application management system.
FIG. 3 is a flowchart showing a flow of application management processing in the application management system;
FIG. 4A is an explanatory diagram showing an application management table managed by an application management unit in an application management system according to another embodiment of the present invention, and FIG. It is explanatory drawing which shows the malfunction state weighting table which a management part manages.
FIG. 5A is a flowchart showing a flow of processing at the time of starting an application in an application management system according to still another embodiment of the present invention, and FIG. 7 is a flowchart showing a flow of processing when activation of another application is requested.
FIG. 6 is a block diagram showing a schematic configuration of an application management system according to still another embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a flowchart showing a flow of processing in an application execution control unit when there is a data access request from an application in the application management system.
FIG. 8 is a flowchart showing a processing flow when a thread generation request is received from an application in an application execution control unit in an application management system according to still another embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a block diagram showing a schematic configuration of an application management system according to still another embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a flowchart showing a flow of processing in an application execution control unit when system resource processing is performed from an application in the application management system.
FIG. 11 is an explanatory diagram showing an application management table managed by an application management unit in an application management system according to still another embodiment of the present invention.
FIG. 12 is a flowchart showing a flow of processing in an application execution control unit when system resource processing is performed from an application in the application management system.
FIG. 13 is an explanatory diagram showing an application management table managed by an application management unit in an application management system according to still another embodiment of the present invention.
FIG. 14 is a flowchart showing a flow of processing in an application execution control unit in the application management system.
FIG. 15 is a flowchart showing a flow of processing in an application execution control unit in an application management system according to still another embodiment of the present invention.
FIG. 16 is a block diagram showing a schematic configuration of a terminal apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 17 is an explanatory diagram showing a schematic configuration when a portable terminal is included in an information service system via a general network including the Internet.
[Explanation of symbols]
  1 processor
  2 ROM
  3 display devices
  4 Key input device
  5 Main memory
  6 Secondary storage
  7 I / O
  8 Application
  9 Application execution controller
  10 Application Management Department
  11 System
  12 Data system
  13 System resources
  21 Mobile terminal
  22 Base station
  23 Communication carrier server
  24 gateway
  25 Internet
  26 Application server

Claims (10)

アプリケーションプログラムを動作させることが可能なコンピュータを備えた端末装置において行われるアプリケーション管理方法において、
上記アプリケーションプログラムの動作中に、正常な状態で該アプリケーションプログラムの動作継続が不可能な状態となる不具合が発生した場合に、該アプリケーションプログラムにおける不具合発生回数を示す不具合履歴を記録するステップと、
上記不具合履歴が規定値を超えているか否かを検出するステップと、
上記不具合履歴が規定値を超えたアプリケーションにおいて、該アプリケーションプログラムにおける起動制限状態を示す起動制限情報を記録するステップと、
アプリケーションプログラムを起動する際に、該アプリケーションプログラムの起動制限情報に従って、該アプリケーションプログラムの起動を制限するステップとを有しているとともに、
上記アプリケーションプログラムの起動を制限するステップにおいて、起動制限情報が記録されているアプリケーションプログラムを起動する際に、他のアプリケーションプログラムが動作していない場合には、起動制限情報が記録されているアプリケーションプログラムの起動を許可することを特徴とするアプリケーション管理方法。In an application management method performed in a terminal device including a computer capable of operating an application program,
A step of recording a failure history indicating the number of occurrences of a failure in the application program when a failure occurs in which the operation of the application program cannot be continued in a normal state during the operation of the application program;
Detecting whether or not the defect history exceeds a specified value;
In an application in which the defect history exceeds a specified value, recording start restriction information indicating a start restriction state in the application program; and
A step of restricting the activation of the application program according to the activation restriction information of the application program when the application program is activated ,
In the step of restricting the activation of the application program, when another application program is not operating when the application program in which the activation restriction information is recorded is activated, the application program in which the activation restriction information is recorded An application management method characterized by permitting start-up . アプリケーションプログラムを動作させることが可能なコンピュータを備えた端末装置において行われるアプリケーション管理方法において、
上記アプリケーションプログラムの動作中に、正常な状態で該アプリケーションプログラムの動作継続が不可能な状態となる不具合が発生した場合に、該アプリケーションプログラムにおける不具合発生回数を示す不具合履歴を記録するステップと、
上記不具合履歴が規定値を超えているか否かを検出するステップと、
上記不具合履歴が規定値を超えたアプリケーションにおいて、該アプリケーションプログラムにおける起動制限状態を示す起動制限情報を記録するステップと、
アプリケーションプログラムを起動する際に、該アプリケーションプログラムの起動制限情報に従って、該アプリケーションプログラムの起動を制限するステップとを有しているとともに、
上記不具合履歴を記録するステップにおいて、上記アプリケーションプログラムの動作中に不具合が発生した場合に、不具合が発生した時点での該アプリケーションプログラムの動作状態を認識し、各動作状態毎に不具合履歴を記録するとともに、上記不具合履歴が規定値を超えているか否かを検出するステップにおいて、上記の各動作状態毎にそれぞれ重みづけが設定されており、各動作状態毎の不具合発生回数と上記重みづけとの積の総和が、規定値を超えているか否かを検出し、
上記アプリケーションプログラムの起動を制限するステップにおいて、起動制限情報が記録されているアプリケーションプログラムを起動する際に、他のアプリケーションプログラムが動作していない場合には、起動制限情報が記録されているアプリケーションプログラムの起動を許可することを特徴とするアプリケーション管理方法。 In an application management method performed in a terminal device including a computer capable of operating an application program,
A step of recording a failure history indicating the number of occurrences of a failure in the application program when a failure occurs in which the operation of the application program cannot be continued in a normal state during the operation of the application program;
Detecting whether or not the defect history exceeds a specified value;
In an application in which the defect history exceeds a specified value, recording start restriction information indicating a start restriction state in the application program; and
A step of restricting the activation of the application program according to the activation restriction information of the application program when the application program is activated,
In the step of recording the malfunction history, when a malfunction occurs during the operation of the application program, the operation state of the application program at the time when the malfunction occurs is recognized, and the malfunction history is recorded for each operation state. In addition, in the step of detecting whether or not the malfunction history exceeds a specified value, a weight is set for each operation state, and the number of occurrences of the defect for each operation state and the weight Detect whether the sum of products exceeds the specified value,
In the step of restricting the activation of the application program, when another application program is not operating when the application program in which the activation restriction information is recorded is activated, the application program in which the activation restriction information is recorded An application management method characterized by permitting start-up . 起動制限情報が記録されているアプリケーションプログラムを動作中に、他のアプリケーションプログラムの起動が行われた場合に、起動制限情報が記録されているアプリケーションプログラムの動作を終了させるステップをさらに有していることを特徴とする請求項１または２記載のアプリケーション管理方法。When another application program is activated while the application program in which the activation restriction information is recorded is being operated, the method further includes a step of terminating the operation of the application program in which the activation restriction information is recorded. The application management method according to claim 1 or 2, wherein アプリケーションプログラムを動作させることが可能なコンピュータを備えた端末装置において行われるアプリケーション管理方法において、In an application management method performed in a terminal device including a computer capable of operating an application program,
上記アプリケーションプログラムの動作中に、正常な状態で該アプリケーションプログラムの動作継続が不可能な状態となる不具合が発生した場合に、該アプリケーションプログラムにおける不具合発生回数を示す不具合履歴を記録するステップと、A step of recording a failure history indicating the number of occurrences of a failure in the application program when a failure occurs in which the operation of the application program cannot be continued in a normal state during the operation of the application program;
上記アプリケーションプログラムが、上記端末装置が備えるデータシステムに対してデータアクセスをを行う際に、該アプリケーションプログラムに対応する不具合履歴が規定値を超えているか否かを判断し、規定値を超えていない場合にのみデータアクセスを許可するステップを有していることを特徴とするアプリケーション管理方法。When the application program performs data access to the data system included in the terminal device, it is determined whether or not the failure history corresponding to the application program exceeds a specified value, and does not exceed the specified value. An application management method comprising a step of permitting data access only in a case. アプリケーションプログラムを動作させることが可能なコンピュータを備えた端末装置において行われるアプリケーション管理方法において、In an application management method performed in a terminal device including a computer capable of operating an application program,
上記アプリケーションプログラムの動作中に、正常な状態で該アプリケーションプログラムの動作継続が不可能な状態となる不具合が発生した場合に、該アプリケーションプログラムにおける不具合発生回数を示す不具合履歴を記録するステップと、A step of recording a failure history indicating the number of occurrences of a failure in the application program when a failure occurs in which the operation of the application program cannot be continued in a normal state during the operation of the application program;
上記アプリケーションプログラムが、並列に動作する複数の処理モジュールの連携によって動作するとともに、動的に複数の処理モジュールを並列に生成するアプリケーションプログラムである場合に、該アプリケーションプログラムに対応する不具合履歴が規定値を超えているか否かを判断し、規定値を超えている場合には、該アプリケーションプログラムによる処理モジュールの生成数を制限するステップを有していることを特徴とするアプリケーション管理方法。When the application program is an application program that operates in cooperation with a plurality of processing modules that operate in parallel and dynamically generates a plurality of processing modules in parallel, the defect history corresponding to the application program is a specified value. An application management method comprising: determining whether or not the number of processing modules exceeds a specified value, and limiting the number of processing modules generated by the application program. アプリケーションプログラムを動作させることが可能なコンピュータを備えた端末装置において行われるアプリケーション管理方法において、In an application management method performed in a terminal device including a computer capable of operating an application program,
上記アプリケーションプログラムが、上記端末装置が有するシステムリソースを使用する際に、該当システムリソースの使用状態を示すリソース使用状態情報を記録するステップと、When the application program uses the system resource of the terminal device, recording resource usage state information indicating a usage state of the system resource;
上記アプリケーションプログラムの動作中に、正常な状態で該アプリケーションプログラムの動作継続が不可能な状態となる不具合が発生した場合に、不具合が発生した時点での該アプリケーションプログラムの上記リソース使用状態情報を参照し、各リソース使用状態毎に不具合履歴を記録するステップと、Refer to the resource usage status information of the application program at the time when the problem occurs when a problem occurs in which the operation of the application program cannot be continued in a normal state during the operation of the application program. Recording a defect history for each resource usage state;
上記各リソース使用状態毎の不具合履歴が規定値を超えているか否かを検出するステップと、Detecting whether or not the failure history for each resource usage state exceeds a specified value;
リソース使用状態の不具合履歴が規定値を超えている場合に、該当アプリケーションプログラムにおける該当システムリソースの使用を制限するステップとをさらに有していることを特徴とするアプリケーション管理方法。And a step of restricting use of the corresponding system resource in the corresponding application program when the failure history of the resource usage state exceeds a specified value. 上記不具合履歴が規定値を超えたアプリケーションプログラムをユーザに通知するステップとをさらに有していることを特徴とする請求項１ないし６のいずれかに記載のアプリケーション管理方法。The application management method according to claim 1, further comprising a step of notifying a user of an application program whose defect history exceeds a specified value. 請求項１ないし７のいずれかに記載のアプリケーション管理方法をコンピュータに実行させるアプリケーション管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。A computer-readable recording medium recording an application management program for causing a computer to execute the application management method according to claim 1. 請求項１ないし７のいずれかに記載のアプリケーション管理方法をコンピュータに実行させるアプリケーション管理プログラムを実行するコンピュータを備えた端末装置。The terminal device provided with the computer which performs the application management program which makes a computer perform the application management method in any one of Claim 1 thru | or 7. 請求項１ないし７のいずれかに記載のアプリケーション管理方法をコンピュータに実行させるアプリケーション管理プログラムを実行するコンピュータを備えた携帯型電話機。A portable telephone comprising a computer that executes an application management program that causes a computer to execute the application management method according to claim 1.
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