JP3720034B2 - Drilling method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、金属層上に積層された絶縁層に穴を形成する穴あけ加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
プリント基板等の多層基板は、金属層と絶縁層とが交互に積層された構造を有する。金属層は、銅層等を選択的にエッチングした配線パターンを含む。絶縁層は、エポキシ等の樹脂中に混入物を練り込んでなるものを含む。混入物としては、球状若しくは繊維状の無機系フィラー又はガラス繊維等がある。
【0003】
多層基板の製造において、絶縁層の裏面に配置された金属層と電気的に接続される金属層を、その絶縁層の表面に形成する工程がある。この工程では、まず絶縁層に、その裏面側の金属層に達するビア穴を形成する。そして、そのビア穴の内部及び絶縁層の表面に金属層を形成する。
【0004】
例えばレーザ光を用いてビア穴の形成を行なうと、そのビア穴の底に残渣が残る。残渣が残った場合、金属層どうしの導通の信頼性が低下する。そこで従来から、ビア穴を形成した後に、残渣の除去を行なうデスミアが行われている。特許文献1には、パルスレーザ光を用いてデスミアを行なう技術が開示されている。パルスレーザ光を用いたデスミアでは、ビア穴の底の金属層にダメージを与えないようにする為に、その金属層を溶融させないことが重要とされている。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−340165号公報(第1−5頁、第1図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
デスミアを行なっても、残渣を完全には除去できない場合がある。特に、絶縁層に無機系フィラーやガラス繊維等の混入物が混入されている場合である。混入物は、デスミアを行なった後にも、ビア穴の底に残渣として残りやすい。
【0007】
本発明の目的は、残渣に起因する金属層どうしの導通不良の発生を防止できる技術を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の一観点によれば、(a)金属層上に積層された絶縁層に、前記金属層に向けて当該絶縁層を貫通する穴を掘る工程と、(b)前記穴の底の前記金属層の少なくとも表層部を溶融させる工程とを有する穴あけ加工方法が提供される。
【0009】
穴の底の金属層の少なくとも表層部を溶融させると、該穴の底に残った残渣が金属層の内部へ入り込む。これにより、残渣に起因する導通不良の発生を防止できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図5は、実施例による穴あけ加工方法の対象となる被加工基板を示す。被加工基板1は、樹脂層11の裏面に銅配線パターン12が配置された構造を有する。樹脂層11及び銅配線パターン12はコア層10の表面に形成されている。樹脂層11には、多数の無機系フィラー11aが混入されている。無機系フィラー11aの各々は球状をなす。無機系フィラーとしては、ガラス短繊維、シリカ粉末、マイカ粉末、アルミナ、又はカーボン等がある。
【0011】
銅配線パターン12の表面12aには、アンカー処理が施されている。アンカー処理とは、樹脂層11との密着性を上げる為に、銅配線パターン12の表面12aに微細な凹凸を形成する処理をいう。凹凸の高さ及ピッチは、数μm(例えば、2μm)程度である。
【0012】
図1は、実施例によるレーザ加工装置を示す。レーザ加工装置は、被加工基板1を保持するXYステージ2と、保持された被加工基板1へレーザ光Lを照射するレーザ照射光学系3とを有する。
【0013】
レーザ照射光学系3では、レーザ光源31が、外部から与えられたトリガパルス信号Sに同期してパルスレーザ光を出射する。パルスレーザ光の波長は、400nm以下である。レーザ光源31は、Nd:YAGレーザ発振器等の固体レーザと、非線形光学結晶等の高調波発生器とを含む。詳細には、レーザ光源31から出射されるパルスレーザ光は、Nd:YAGレーザの第3高調波(波長λ=355nm)である。
【0014】
レーザ光源31から出射されるパルスレーザ光の光路上には、コリメータ32、開口33aを有するマスク33、ガルバノスキャナ34、及びfθレンズ35がこの順に配置されている。コリメータ32は、レーザ光源31から出射されたパルスレーザ光をコリメートする。マスク33は、コリメートされたパルスレーザ光のビームサイズを制限する。ガルバノスキャナ34は、ビームサイズの制限されたパルスレーザ光を二次元方向に走査する。fθレンズ35は、走査されたパルスレーザ光Lを被加工基板1へ集光する。
【0015】
レーザ照射光学系3では、レーザ光源31からのパルスレーザ光を、マスク投影法により被加工基板1へ照射する。マスク投影手段は、マスク33とfθレンジ35とによって構成される。即ち、被加工基板1におけるパルスレーザ光の照射面には、マスク33の開口33aが所定の縮小率で結像される。
【0016】
コントローラ4が、レーザ光源31へトリガパルス信号Sを送出する。またコントローラ4は、ガルバノドライバ41を介してガルバノスキャナ35によるパルスレーザ光の走査を制御する。またコントローラ4は、ステージドライバ42を介してXYステージ2による被加工基板1の保持位置を制御する。
【0017】
図2は、コリメータ32及びマスク33の作用を説明する図である。横軸はパルスレーザ光のビーム断面における径方向の位置を表す。縦軸はパルスレーザ光の強度を表す。パルスレーザ光の強度分布は、レーザ光源31から出射した時点では、図2(a)に示すように略ガウス分布である。
【0018】
そこで、このパルスレーザ光をコリメータ32に通してそのビーム径を拡大する。すると、図2(b)に示すように、ビーム径がd以内の領域においては強度分布が均一に近づく。dは、マスク33における開口33aの開口径を表す。図2(c)に示すように、開口33よりも外側の領域をマスク33で遮光すると、ビーム断面の全域にわたって強度が均一に近づけられたパルスレーザ光が得られる。
【0019】
即ち、コリメータ32とマスク33とによって、パルスレーザ光Lのビーム断面内における強度分布(以下、プロファイルという。)を、ガウス分布よりも均一にする強度均一化手段が構成される。
【0020】
図3は、レーザ光源31の出力特性を示す。横軸は、パルスの繰り返し周波数fを表す。縦軸は、パルスレーザ光の平均パワーPを表す。平均パワーPがパルス周波数fに依存して変化する。従って、パルスレーザ光の平均パワーPは、そのパルス周波数fを制御することにより、間接的に制御できる。パルス周波数fは、トリガパルス信号Sの周波数に同調する。従って、トリガパルス信号Sの周波数(=f)に基づいて、パルスレーザ光の平均パワーPを制御できる。
【0021】
パルスレーザ光の1パルスあたりのエネルギは、P/f[J]で与えられる。パルスレーザ光の照射面におけるビームスポットの面積は略一定とみなせる。従って、パルスレーザ光のフルエンス[J/cm2]は、コントローラ4において、トリガパルス信号Sの周波数(=f)に基づいて制御できる。ここでいうフルエンスとは、パルスレーザ光の1パルスあたりの照射面におけるエネルギ密度を指す。
【0022】
具体的に説明すると、図3に示すように、パルス周波数fが5kHzの時に平均出力Pが最大値を示す。パルス周波数fが5kHz以上の範囲では、fが小さくなるに従い平均出力Pが増大する。従って、この範囲では、コントローラ4は、トリガパルス信号Sの周波数を低下させることにより、パルスレーザ光のフルエンスを大きくする制御を行える。
【0023】
図4は、実施例による穴あけ加工方法を説明する為の図である。穴あけ加工には、上記のレーザ加工装置を用いる。まず図4(a)に示すように、パルスレーザ光L1を用いて、樹脂層11にビア穴13を形成する。パルスレーザ光L1は、レーザ光源31から出射されるNd:YAGレーザの第3高調波である。
【0024】
ビア穴13の形成においては、パルスレーザ光L1のフルエンスを0.8〜1J/cm2とする。これは、コントローラ4がトリガパルス信号Sの周波数を40〜70kHz程度に設定することで実現される。樹脂層11が、厚さ40μmのエポキシ樹脂に球状の無機系フィラー11aを混入したものである場合には、50ショット程度で径50μmのビア穴13を形成できる。
【0025】
図4(a)に示すように、絶縁層11にビア穴13を形成すると、その底に残渣として無機系フィラー11aが残る。特に、球状の無機系フィラー11aは、銅配線パターン12のアンカー処理された表面12aの凹部に嵌り込んで除去されにくい状態となることがある。
【0026】
次いで、ビア穴13の底に残った無機系フィラー11aが、銅配線パターン12の内部へ入り込むように、ビア穴13の底の銅配線パターン12の表層部を溶融させる。銅配線パターン12の溶融には、パルスレーザ光L2を用いる。パルスレーザ光L2も、パルスレーザ光L1と共通のレーザ光源31から出射されるNd:YAGレーザの第3高調波である。
【0027】
銅配線パターン12の溶融においては、パルスレーザ光L2のフルエンスを2〜3J/cm2とする。この値は、樹脂層11を掘るときのフルエンスよりも大い。これはコントローラ4が、トリガパルス信号Sの周波数を20〜30kHz程度に減少させることで実現される。5ショット程度で、ビア穴13の底における銅配線パターン12の表層部を溶融できる。
【0028】
なお、パルスレーザ光L2のプロファイルは、コリメータ32とマスク33とによって均一化されており、かつパルスレーザ光L2はマスク投影法により照射されるから、ビア穴13の底における銅配線パターン12の表層部をムラなく溶融できる。パルスレーザ光L2のスポット、即ちパルスレーザ光L2の照射面に結像されるマスク33の開口33aの像が、ビア穴13の底の全領域に照射されるようにするのが好ましい。これにより、ビア穴13の底における銅配線パターン12の表層部をいっそう均一に溶融できる。
【0029】
銅配線パターン12が溶融すると、図4(b)に示すように、ビア穴13の底の無機系フィラー11aが銅配線パターン12の内部へ入り込む。特に、銅配線パターン12のアンカー処理された表面12aの凹部に嵌り込んでいた無機系フィラー11aは、銅配線パターン12の内部へ容易に入り込ませることができる。ビア穴13の底における銅配線パターン12の表層部をムラなく溶融するから、ビア穴13の底の表面に残渣が残ってしまうことを防止できる。穴13の底の残渣が銅配線パターン12の内部へ入り込んで、ビア加工が終了する。
【0030】
次いで、図1(c)に示すように、ビア穴13の内部及び樹脂層11の表面に銅層14を形成する。ビア穴13の底には、残渣が残っていないから、銅配線パターン12と銅層14との導通不良を防止できる。
【0031】
図6及び図7は、比較例を説明する図である。比較例1として、マスク投影法に代えて集光法を用い、かつパルスレーザ光のプロファイルは均一化せずにビア加工を行った。これ以外の条件は、上記の実施例と同様である。図6(a)に示すように、集光点の移動軌跡はトレパニング状とした。その結果、図7に示すように、ビア穴130の底に残渣が残ることは防止できたものの、樹脂層110と銅配線パターン120との間に剥離115が生じた。また、ビア穴130の内壁にクラックが生じることもあった。図6(b)に示すように、集光点の移動軌跡をスパイラル状としても同様であった。
【0032】
この理由は次の如くと考えられる。プロファイルがガウス分布のままのパルスレーザ光では、光強度がビームの中心に偏っている。光強度が大きい領域程、樹脂層110のエッチレートは高い。従って、ビア加工の過程で、パルスレーザ光のスポット領域内における中心部分のみに銅配線パターン120が先に露出してしまうことがある。この先に露出した部分には、集光点を移動させてビア穴130の底の全領域に銅配線パターン120を露出させるまでの間に、過剰にパルスレーザ光が照射されてしまうことになる。これにより、銅配線パターン120が著しく熱膨張した結果、剥離115等が生じたと考えられる。
【0033】
これに対して本実施例では、パルスレーザ光のプロファイルを均一化すると共に、ビームスポットがビア穴の底の全領域を内包するマスク投影法を用いるから、樹脂層が1パルスずつほぼ均等に掘られてゆく。従って、銅配線パターンがビア穴の底の全領域にほぼ同時に露出する。そのため、銅配線パターンの一部に過剰にパルスレーザ光を照射してしまう問題を回避できる。その結果、剥離115等の異常の発生を防止できる。
【0034】
比較例2として、樹脂層110を掘るときと、銅配線パターン130を溶融するときとで、パルスレーザ光のフルエンスを終始同一の値(2〜3J/cm2)に固定してビア穴を形成した。これ以外の条件は、上記実施例と同様である。その結果、比較例1の場合と同様、図7に示すように、ビア穴130の底に残渣が残ることは防止できたものの、ビア穴130の内壁に剥離115が生じた。
【0035】
これは、樹脂層110を掘るときのパルスレーザ光のフルエンスが高すぎた為と考えられる。波長の短いUVレーザ光を用いる場合は、樹脂層110を掘るときにも、その下の銅配線パターン120が当該レーザをある程度吸収する。従って、樹脂層110を掘るときのフルエンスが過剰であると、樹脂層110のエッチレートは上がる反面、銅配線パターン120の熱膨張量も大きくなる。その結果、剥離115等の異常が生じると考えられる。
【0036】
なお、銅を溶融させるためには少なくとも2J/cm2程度のフルエンスが必要である。従って、銅配線パターン120を溶融するときのパルスレーザ光のフルエンスを、樹脂層110を掘るときのフルエンス(0.8〜1J/cm2)に一致させても、銅配線パターン120を良好に溶融させることはできないであろう。
【0037】
これに対して本実施例では、一貫してUVパルスレーザ光を用いるが、樹脂層11を掘るときと、銅配線パターン13を溶融するときとで、コントローラ4がUVパルスレーザ光のフルエンスを異ならせる。即ち、フルエンスをそれぞれに最適な値に変更する。詳細には、コントローラ4は、銅配線パターン13を溶融するときのフルエンスを、樹脂層11を掘るときのフルエンスよりも大きくする制御を行う。これにより、剥離やクラック等の異常を生じさせることなく、内壁の切り立ったビア穴を形成できる。
【0038】
以上、実施例について説明したが、本発明はこれに限られない。実施例では、レーザビームを用いて絶縁層に穴を形成したが、絶縁層の上にフォトレジスト膜を形成した後、露光及び現像によってそのフォトレジスト膜をパターニングし、パターニングされたフォトレジスト膜をマスクにして化学エッチングを施すことにより、絶縁層にビア穴を形成することもできる。化学エッチングの後に、ビア穴の底に残渣が残ったとしても、本発明によれば、その残渣を金属層の内部へ入り込ませることができるので、導通不良の発生を防止できる。パルスレーザ光のフルエンスは、バリアブルアッテネータ等の光強度調節手段を用いても調節できる。この他、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、残渣に起因する金属層どうしの導通不良を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例によるレーザ加工装置を示すブロック図である。
【図2】 パルスレーザ光のビーム断面内における強度分布を示すグラフである。
【図3】 レーザ光源の出力特性を示すグラフである。
【図4】 実施例によるレーザ加工方法を説明する為の被加工基板の断面図である。
【図5】 実施例によるレーザ加工方法の対象となる被加工基板の要部を示す断面図である。
【図6】 比較例によるレーザ加工方法を説明する為のビームスポットの移動軌跡を示すダイアグラムである。
【図7】 比較例によるレーザ加工方法を用いてビア穴が形成された被加工基板の要部を示す断面図である。
【符号の説明】
3 レーザ照射光学系(レーザ照射手段)
4 コントローラ(制御手段)
11 樹脂層(絶縁層)
11a 無機系フィラー(混入物)
12 銅配線パターン(金属層)
13 ビア穴(穴)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a drilling method for forming a hole in an insulating layer laminated on a metal layer.
[0002]
[Prior art]
A multilayer substrate such as a printed circuit board has a structure in which metal layers and insulating layers are alternately stacked. The metal layer includes a wiring pattern obtained by selectively etching a copper layer or the like. An insulating layer contains what knead | mixes a contaminant in resin, such as an epoxy. Examples of the contaminant include a spherical or fibrous inorganic filler or glass fiber.
[0003]
In manufacturing a multilayer substrate, there is a step of forming a metal layer electrically connected to a metal layer disposed on the back surface of the insulating layer on the surface of the insulating layer. In this step, first, a via hole reaching the metal layer on the back surface side is formed in the insulating layer. Then, a metal layer is formed inside the via hole and on the surface of the insulating layer.
[0004]
For example, when a via hole is formed using laser light, a residue remains at the bottom of the via hole. When the residue remains, the reliability of conduction between the metal layers decreases. Therefore, conventionally, desmear for removing the residue is performed after the via hole is formed.
[0005]
[Patent Document 1]
JP-A-8-340165 (page 1-5, FIG. 1)
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
Even if desmearing is performed, the residue may not be completely removed. This is particularly the case where contaminants such as inorganic fillers and glass fibers are mixed in the insulating layer. Contaminants are likely to remain as residues at the bottom of the via holes even after desmearing.
[0007]
The objective of this invention is providing the technique which can prevent generation | occurrence | production of the conduction defect of the metal layers resulting from a residue.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
According to one aspect of the present invention, (a) a step of digging a hole penetrating the insulating layer toward the metal layer in the insulating layer laminated on the metal layer; and (b) the bottom of the hole There is provided a drilling method including a step of melting at least a surface layer portion of a metal layer.
[0009]
When at least the surface layer portion of the metal layer at the bottom of the hole is melted, the residue remaining at the bottom of the hole enters the metal layer. Thereby, it is possible to prevent the occurrence of conduction failure due to the residue.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 5 shows a substrate to be processed which is an object of the drilling method according to the embodiment. The
[0011]
An anchor process is performed on the surface 12 a of the
[0012]
FIG. 1 shows a laser processing apparatus according to an embodiment. The laser processing apparatus includes an XY stage 2 that holds the
[0013]
In the laser irradiation optical system 3, the
[0014]
On the optical path of pulsed laser light emitted from the
[0015]
In the laser irradiation optical system 3, the
[0016]
The controller 4 sends a trigger pulse signal S to the
[0017]
FIG. 2 is a diagram for explaining the operation of the
[0018]
Therefore, the pulse laser beam is passed through the
[0019]
That is, the
[0020]
FIG. 3 shows the output characteristics of the
[0021]
The energy per pulse of the pulsed laser beam is given by P / f [J]. The area of the beam spot on the irradiation surface of the pulse laser beam can be regarded as substantially constant. Therefore, the fluence [J / cm 2 ] of the pulse laser beam can be controlled by the controller 4 based on the frequency (= f) of the trigger pulse signal S. The fluence here refers to the energy density on the irradiation surface per pulse of the pulsed laser light.
[0022]
More specifically, as shown in FIG. 3, the average output P shows the maximum value when the pulse frequency f is 5 kHz. In the range where the pulse frequency f is 5 kHz or more, the average output P increases as f decreases. Therefore, in this range, the controller 4 can perform control to increase the fluence of the pulse laser beam by reducing the frequency of the trigger pulse signal S.
[0023]
FIG. 4 is a diagram for explaining the drilling method according to the embodiment. The above laser processing apparatus is used for drilling. First, as shown in FIG. 4A, a via
[0024]
In forming the via
[0025]
As shown in FIG. 4A, when the via
[0026]
Next, the surface layer portion of the
[0027]
In the melting of the
[0028]
The profile of the pulse laser beam L2 is made uniform by the
[0029]
When the
[0030]
Next, as shown in FIG. 1C, a copper layer 14 is formed inside the via
[0031]
6 and 7 are diagrams illustrating a comparative example. As Comparative Example 1, a condensing method was used instead of the mask projection method, and via processing was performed without uniforming the profile of the pulse laser beam. The other conditions are the same as in the above embodiment. As shown in FIG. 6 (a), the moving locus of the condensing point was trepanning. As a result, as shown in FIG. 7, it was possible to prevent the residue from remaining at the bottom of the via
[0032]
The reason is considered as follows. In a pulsed laser beam having a Gaussian profile, the light intensity is biased toward the center of the beam. The region with higher light intensity has a higher etch rate of the
[0033]
In contrast, in this embodiment, the profile of the pulse laser beam is made uniform, and the mask projection method in which the beam spot includes the entire region of the bottom of the via hole is used. Therefore, the resin layer is dug almost uniformly by one pulse. It will be done. Accordingly, the copper wiring pattern is exposed almost simultaneously in the entire area of the bottom of the via hole. Therefore, the problem of excessively irradiating a part of the copper wiring pattern with pulsed laser light can be avoided. As a result, the occurrence of abnormality such as peeling 115 can be prevented.
[0034]
As Comparative Example 2, via holes are formed by fixing the fluence of pulsed laser light to the same value ( 2 to 3 J / cm 2 ) from start to finish when digging the
[0035]
This is considered to be because the fluence of the pulse laser beam when digging the
[0036]
In order to melt copper, a fluence of at least about 2 J / cm 2 is required. Therefore, even if the fluence of the pulse laser beam when melting the
[0037]
In contrast, in the present embodiment, UV pulse laser light is used consistently, but the controller 4 has different fluences of the UV pulse laser light when the
[0038]
As mentioned above, although the Example was described, this invention is not limited to this. In the embodiment, a hole was formed in the insulating layer using a laser beam, but after forming a photoresist film on the insulating layer, the photoresist film was patterned by exposure and development, and the patterned photoresist film was formed. Via holes can be formed in the insulating layer by chemical etching using the mask. Even if a residue remains at the bottom of the via hole after chemical etching, according to the present invention, the residue can be made to enter the metal layer, thereby preventing the occurrence of poor conduction. The fluence of the pulsed laser beam can be adjusted using light intensity adjusting means such as a variable attenuator. It will be apparent to those skilled in the art that various modifications, improvements, combinations, and the like can be made.
[0039]
【The invention's effect】
According to the present invention, poor conduction between metal layers due to residues can be prevented.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a laser processing apparatus according to an embodiment.
FIG. 2 is a graph showing an intensity distribution in a beam cross section of pulsed laser light.
FIG. 3 is a graph showing output characteristics of a laser light source.
FIG. 4 is a cross-sectional view of a substrate to be processed for explaining a laser processing method according to an embodiment.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing a main part of a substrate to be processed which is a target of a laser processing method according to an embodiment.
FIG. 6 is a diagram showing a moving locus of a beam spot for explaining a laser processing method according to a comparative example.
FIG. 7 is a cross-sectional view showing a main part of a substrate to be processed in which via holes are formed using a laser processing method according to a comparative example.
[Explanation of symbols]
3 Laser irradiation optical system (laser irradiation means)
4 Controller (control means)
11 Resin layer (insulating layer)
11a Inorganic filler (contaminant)
12 Copper wiring pattern (metal layer)
13 Via hole (hole)
Claims (6)
(b)前記穴の底の前記金属層にレーザビームを入射させ、該金属層の少なくとも表層部を溶融させる工程と
を有する穴あけ加工方法。(A) digging a hole penetrating the insulating layer toward the metal layer in the insulating layer laminated on the metal layer;
(B) A drilling method including a step of causing a laser beam to enter the metal layer at the bottom of the hole and melting at least a surface layer portion of the metal layer.
前記工程(a)で用いるパルスレーザビームのパルス周波数が、前記工程(b)で用いるパルスレーザビームのパルス周波数よりも大きい請求項1〜3のいずれかに記載の穴あけ加工方法。In the step (a), a pulse laser beam is used to dig a hole penetrating the insulating layer, and the laser beam used in the step (b) is a pulse laser beam,
The drilling method according to any one of claims 1 to 3, wherein a pulse frequency of the pulse laser beam used in the step (a) is larger than a pulse frequency of the pulse laser beam used in the step (b).
前記工程(a)で用いるパルスレーザビームの1パルスあたりの照射面におけるエネルギ密度が、前記工程(b)で用いるパルスレーザビームの1パルスあたりの照射面におけるエネルギ密度よりも小さい請求項1〜4のいずれかに記載の穴あけ加工方法。In the step (a), a pulse laser beam is used to dig a hole penetrating the insulating layer, and the laser beam used in the step (b) is a pulse laser beam,
The energy density on the irradiation surface per pulse of the pulse laser beam used in the step (a) is smaller than the energy density on the irradiation surface per pulse of the pulse laser beam used in the step (b). The drilling method according to any one of the above.
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