JP3719092B2

JP3719092B2 - Development sheet for pressure-sensitive copying

Info

Publication number: JP3719092B2
Application number: JP2000088112A
Authority: JP
Inventors: 誠幸渡邉; 正吉田; 良弘黒山
Original assignee: Nippon Paper Industries Co Ltd
Current assignee: Nippon Paper Industries Co Ltd
Priority date: 2000-03-28
Filing date: 2000-03-28
Publication date: 2005-11-24
Anticipated expiration: 2020-03-28
Also published as: JP2001270244A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は感圧複写用顕色シートに関し、特に発色能力と発色汚れのバランスが改善された感圧複写用顕色シートに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
感圧複写紙としては、原紙の片面に電子供与性染料を含有するマイクロカプセルを含む層を塗布した「上用紙」、電子供与性染料を接触反応して呈色する電子受容性化合物(顕色剤)を含む層を塗布した「下用紙」、原紙片面にマイクロカプセルを含む層を塗布し、他面に顕色剤を含む層を塗布した「中用紙」、さらには原紙の同一面にマイクロカプセルと顕色剤を積層又は混在させた「セルフコンティンド紙」などが知られており、これらを適宜組み合わせて使用されている。
【０００３】
しかし、これらの感圧複写紙には不本意な加圧や摩擦によって顕色剤塗布面に発色汚れが生じてしまう欠点がある。この改良案として、塗料中に水溶性高分子を添加する方法(特開昭62-198492号公報)やラテックスを添加する方法(特開昭61-18814号公報)などが報告されている。また、特開平3-199083号公報には、再生パルプの配合により原紙の圧縮弾性率が低くなり、不本意な圧力が緩衝されるために摩擦による発色汚れが改良されることが開示され、発色性については、極めて高圧下（600kg/cm²）でテストした場合の結果が記載されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
感圧複写紙は加圧を利用するその発色機構から、発色汚れの改善に伴って発色能力が低下する問題がある。そこで、本発明は、発色能力と発色汚染のバランスが改善された感圧複写用顕色シートを提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は鋭意研究の結果、発色能力と発色汚染のバランスが、感圧複写用顕色シートのクラークこわさ及び圧縮率に大きく起因していることを見出し本発明をなすに至った。即ち本発明は、支持体上に顕色剤を含有する顕色剤層を設けた感圧複写用顕色シートにおいて、前記顕色シートをカレンダー処理する前のMD方向のJIS-P8143に規定されるクラークこわさが15〜27、且つ前記顕色シートをカレンダー処理した後の圧縮率が5%〜9%であることを特徴とする感圧複写用顕色シートに関するものである。
【０００６】
感圧複写用顕色シートは柔らかいほど、不本意な圧力が緩衝されるために、発色汚染が改良されると考えられる。しかし、例えば原紙の緩衝性（クッション性）が大きすぎると、通常使用される圧力、即ち40〜50kg/m²程度で加圧される場合に発色性が却って悪化してしまうことがあり、原紙の圧縮弾性率だけによっては、発色能力と発色汚染の問題を解決することはできない。この理由は明らかではないが、顕色剤塗料が塗布されることにより、緩衝効果が低減するためではないかと考えられる。本発明は、発色能力と発色汚染のバランスを把握するために、クラークこわさと圧縮率が重要であることを見出しなされたものであり、さらにこれらが特定の範囲にあることにより、発色能力を維持しつつ発色汚染が改善された感圧複写用顕色シートを得ることができる。
【０００７】
【発明の実施の形態】
JIS-P8143に規定されるクラークこわさは、紙の自重曲げに対する抵抗など紙のこわさを表すものであり、小さすぎると紙力が弱くなり、大きすぎると発色汚染が効果的に改善され難い。本発明は、MD方向のクラークこわさが15以上好ましくは17以上から、27以下好ましくは24以下とすることにより、紙力の弱化を伴うことなく発色汚染を低減し得るものであるが、一方で発色性の低下する傾向がみられる。これに対し本発明では、クラークこわさが本発明の範囲にあるとき、発色性の維持に圧縮率が関与することを見出し、バランスの良い品質の感圧複写用顕色シートとすることに成功し得たものである。なお、本発明で規定されるクラークこわさは、カレンダー処理前に測定される数値を示す。
【０００８】
本発明における圧縮率とは、カレンダー処理による厚さのひずみ量（カレンダー処理前の厚さと処理後の厚さの差）を、カレンダー処理前の紙厚で割った数値であり、式で表すと「圧縮率＝（カレンダー処理前後の紙厚の差）÷（カレンダー処理前の紙厚）」となる。圧縮率が低すぎる或いは高すぎると、通常使用される圧力での発色能力が十分に維持されない傾向がある。本発明の圧縮率は、5%以上好ましくは6%以上から、9%以下好ましくは8%以下である。
【０００９】
さらに、本発明の顕色シートは、密度が0.7g/cm3以上0.8g/cm3以下であることが好ましい。本発明における密度とは、Ａ４サイズに作製した顕色シートの重さを測り、平方メートル当たりに換算して坪量（ｇ／ｍ²）を求め、一方で紙厚を測定し、紙厚を坪量で割ったものである。この密度も、顕色シートのクッション性に影響を与えると考えられ、小さすぎると発色能力が低下したり、大きすぎると発色汚染が改善されにくい。
【００１０】
本発明の顕色シートの支持体としては、古紙パルプを含有する。古紙パルプとは、古紙を原料とした再生パルプのことであり、脱墨処理工程を経たものはＤＩＰと称されている。本発明では、古紙パルプを全パルプ組成中に30重量%以上程度含有することにより、発色汚染の改善効果が向上する。古紙パルプの原料の具体例としては、例えば上白、罫白、クリーム上白、カード、特白、中白、模造、色上、ケント、白アート、特上切、別上切、新聞、雑誌等の各種の紙が挙げられる。
【００１１】
本発明の感圧複写用顕色シートは、常法に従って製造され、例えば顕色剤をバインダー中に分散するなどの方法で調整された顕色剤塗液を、支持体上に塗布することによって得られる。本発明で用いる顕色剤としては、例えば、酸性白土、活性白土、ベントナイト、アタパルジャイト、ゼオライト、モンモリロナイト、ハロサイト、カオリナイト、微粉末無水珪酸等の無機顕色剤；安息香酸、p-イソプロピル安息香酸、2,5-ジニトロ安息香酸、p-tert-ブチル安息香酸、4-メチル-3-ニトロ安息香酸、サリチル酸、m-ヒドロキシ安息香酸、p-ヒドロキシ安息香酸、3,5-ジニトロサリチル酸、5-tert-ブチルサリチル酸、3-フェニルサリチル酸、3-メチル-5-tert-ブチルサリチル酸、3,5-ジ-tert-ブチルサリチル酸、3,5-ジ-tert-アミルサリチル酸、5-シクロヘキシルサリチル酸、3-メチル-5-イソアミルサリチル酸、5-イソアミルサリチル酸、3,5-ジ-sec-ブチルサリチル酸、5-ノニルサリチル酸、2-ヒドロキシ-3-メチル安息香酸、2-ヒドロキシ-5-tert-ブチル安息香酸、5,5-メチレンジサリチル酸、アセトアミノ安息香酸、2,4-ジヒドロキシ安息香酸、3.5-ジ(α,α-ジメチルベンジル)サリチル酸、3.5-ジ(α-メチルベンジル)サリチル酸、1-ヒドロキシ-2-ナフトエ酸、2-ヒドロキシ-3-ナフトエ酸、2-ヒドロキシ-1-ナフトエ酸等の芳香族カルボン酸；フェノール-ホルマリン樹脂、フェノール-アセトアルデヒド樹脂、フェノール-アセチレン樹脂等のフェノール樹脂、及びそれらカルボン酸の銅、鉛、マグネシウム、カルシウム、亜鉛、アルミニウム、錫、ニッケル等の金属との塩が挙げられる。
【００１２】
またバインダーとしてはデンプン類、セルロース類、蛋白類、ポリビニルアルコール、スチレン・ブタジエンラテックス、アクリルエマルジョン、酢酸ビニルエマルジョン、ポリウレタン等が適宜選択して用いられる。
【００１３】
なお、本発明においては、全バインダーに対しデンプンやポリビニルアルコール等の水溶性バインダーの比率が小さいことが、本発明で規定されるクラークこわさや圧縮率を有する顕色シートを得る手段の一つとして有効である。これらの水溶性バインダーは、スチレン・ブタジエンラテックス等と比較してクッション性に劣り、また、塗料が支持体にしみ込みやすく、支持体のクッション性を低減させるなどの悪影響を及ぼすためと考えられる。この他、顕色シートの坪量や支持体におけるパルプ配合等も、クラークこわさや圧縮率の値に影響を与えるので、これらの条件を適宜調整することにより、本発明の感圧複写用顕色シートとすることができる。本発明において顕色シートの坪量としては、35g/m2〜60g/m2程度が好ましい。
【００１４】
塗工方式としては特に限定されず、例えばエアーナイフコーター、ロールコーター、ブレードコーター、ロッドコーター、カーテンコーターなど適当な塗工装置によって、乾燥重量で2g/cm3〜7g/cm3程度になるように、塗工液が上質紙、再生紙、合成紙等からなる支持体上に塗布乾燥される。カレンダー処理条件も特に限定されず、適宜調整可能である。
【００１５】
【実施例】
以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、勿論これらに限定されるものではない。なお、以下の部及び％はそれぞれ重量部、重量%を示す。圧縮率は、金属ロールを用い、20℃、65%RH、10kg/cm2、5m/minの条件でカレンダー処理した際の値を示す。
【００１６】
［顕色剤塗液の調成］
(塗液１) サンドグラインダーにより、平均粒径2μmにした3,5-ジ(α-メチルベンジル)サリチル酸亜鉛塩の45%水分散液を20部、炭酸カルシウム100部、10%ポリビニルアルコール(商品名：ポバール117、クラレ社製)水溶液20部、10%デンプン(商品名：エースA、王子コーンスターチ社製）水溶液70部、カルボキシ変性SBRラテックスを固形分として10部配合し、水で濃度調製を行い最終濃度30%の塗液を得た。
【００１７】
(塗液２) サンドグラインダーにより、平均粒径2μmにした3,5-ジ(α-メチルベンジル)サリチル酸亜鉛塩の45%水分散液を21部、炭酸カルシウム100部、10%ポリビニルアルコール(商品名：ポバール117、クラレ社製)水溶液125部、カルボキシ変性SBRラテックスを固形分として12.5部配合し、水で濃度調製を行い最終濃度30%の塗液を得た。
【００１９】
［実施例２］
DIPが40%、LBKPが50%、NBKPが10%配合された坪量40g/m2の原紙に、実施例１と同様にして顕色剤層を設け、クラークこわさ22.1、圧縮率7.2%、密度0.76g/cm3の感圧複写用顕色シートを得た。
【００２０】
［実施例３］
DIPが60%、LBKPが30%、NBKPが10%配合された坪量40g/m2の原紙に、実施例１と同様にして顕色剤層を設け、、クラークこわさ21.2、圧縮率6.6%、密度0.75g/cm3の感圧複写用顕色シートを得た。
【００２１】
［実施例４］
DIPが90%、NBKPが10%配合された坪量40g/m2の原紙に、実施例１と同様にして顕色剤層を設け、クラークこわさ16.1、圧縮率5.8%、密度0.81g/cm3の感圧複写用顕色シートを得た。
【００２２】
［実施例５］
DIPが100%配合された坪量40g/m2の原紙に、顕色剤塗液(２)をエアーナイフコ−ターにて乾燥重量で約6g/cm2の塗布量になるように塗布して顕色剤層を設け、クラークこわさ15.7、圧縮率8.2%、密度0.75g/cm3の感圧複写用顕色シートを得た。
【００２３】
［比較例１］
LBKPが90%、NBKPが10%配合された坪量35g/m2の原紙に、実施例５と同様にして顕色剤層を設け、クラークこわさ21.6、圧縮率9.2%、密度0.75g/cm3の感圧複写用顕色シートを得た。
【００２４】
［比較例２］
LBKPが90%、NBKPが10%配合された坪量40g/m2の原紙に、実施例５と同様にして顕色剤層を設け、クラークこわさ27.5、圧縮率9.7%、密度0.76g/cm3の感圧複写用顕色シートを得た。
【００２５】
［比較例３］
DIPが40%、LBKPが50%、NBKPが10%配合された坪量35g/m2の原紙に、実施例５と同様にして顕色剤層を設け、クラークこわさ14.8、圧縮率6.1%、密度0.73g/cm3の感圧複写用顕色シートを得た。
【００２６】
［比較例４］
DIPが60%、LBKPが30%、NBKPが10%配合された坪量40g/m2の原紙に、実施例５と同様にして顕色剤層を設け、クラークこわさ19.6、圧縮率9.1%、密度0.75g/cm3の感圧複写用顕色シートを得た。
【００２７】
［比較例５］
DIPが100%配合された坪量40g/m2の原紙に、実施例１と同様にして顕色剤層を設け、密度0.75g/cm3、クラークこわさ15.4、圧縮率4.6%の感圧複写用顕色シートを得た。
【００２８】
［発色性テスト］
市販の上用紙NW40T(日本製紙)とサンプルの塗工面を重ね合わせてプリンター(VP4200、エプソン)で得られた発色像の濃度をマクベス濃度計(RD914、ラテン#25フィルター、Macbeth)で測定した。
［発色汚染テスト］
市販の上用紙NW40T(日本製紙)とサンプルの塗工面を重ね合わせ、20kg/cm2の加重を30秒間かけて、処理前サンプルとのJIS-P8123に規定されるハンター白色度の差を測定した。数字が小さい方が、耐発色汚染性に優れる。
【００２９】
【表１】

【００３０】
【発明の効果】
本発明によれば、発色能力が高く、かつ発色汚染の改善されたバランスの良い品質の感圧複写用顕色シートが得られる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a developer sheet for pressure-sensitive copying, and more particularly to a developer sheet for pressure-sensitive copying having an improved balance between coloring ability and coloring stain.
[0002]
[Prior art]
For pressure-sensitive copying paper, "upper paper" with a layer containing microcapsules containing an electron-donating dye applied on one side of a base paper, an electron-accepting compound that develops color by contact reaction of an electron-donating dye (developed color) (Lower paper) coated with a layer containing (agent), “Medium paper” coated with a layer containing microcapsules on one side of the base paper, and a layer containing developer on the other side, and even on the same side of the base paper “Self-contained paper” in which capsules and developers are laminated or mixed is known, and these are used in appropriate combinations.
[0003]
However, these pressure-sensitive copying papers have a drawback that coloring stains are generated on the developer-coated surface due to unintentional pressurization and friction. As an improvement plan, a method of adding a water-soluble polymer to a paint (Japanese Patent Laid-Open No. 62-198492) and a method of adding a latex (Japanese Patent Laid-Open No. 61-18814) have been reported. Japanese Patent Laid-Open No. 3-199083 discloses that the compression modulus of the base paper is lowered by blending recycled pulp, and unintentional pressure is buffered to improve coloring stains due to friction. As for the properties, the results of testing under extremely high pressure (600 kg / cm ² ) are described.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The pressure-sensitive copying paper has a problem that the coloring ability is lowered with the improvement of coloring stains due to the coloring mechanism using pressure. SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a pressure-sensitive copying developer sheet having an improved balance between color development ability and color contamination.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
As a result of diligent research, the present inventors have found that the balance between the color development ability and the color contamination is largely caused by the Clark stiffness and compression rate of the pressure-sensitive copying developer sheet, and have made the present invention. That is, the present invention is defined in JIS-P8143 in the MD direction before calendering the developer sheet in a pressure-sensitive copying developer sheet provided with a developer layer containing a developer on a support. that Clark stiffness is 15 to 27, to a pressure-sensitive copying for color-developing sheet, which is a and the compression rate after the color-developing sheet was calendered 5% to 9%.
[0006]
It is believed that the softer the pressure-sensitive copying developer sheet, the more undesired pressure is buffered, so that the color contamination is improved. However, for example, if the buffer property (cushioning property) of the base paper is too large, the color developability may be deteriorated when the pressure is normally applied, that is, about 40 to 50 kg / m ^2. The problem of color development ability and color contamination cannot be solved only by the compression elastic modulus. The reason for this is not clear, but it is thought that the buffer effect is reduced by applying the developer paint. In the present invention, in order to grasp the balance between coloring ability and coloring contamination, it has been found that Clark stiffness and compression rate are important, and further, by maintaining these in a specific range, the coloring ability is maintained. In addition, a pressure-sensitive copying developer sheet with improved color contamination can be obtained.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The Clark stiffness specified in JIS-P8143 represents the stiffness of the paper, such as the resistance to bending of the paper by its own weight. If it is too small, the paper strength will be weak, and if it is too large, it will be difficult to effectively improve the color contamination. The present invention is able to reduce color contamination without weakening the paper strength by making the Clark stiffness in the MD direction 15 or more, preferably 17 or more, 27 or less, preferably 24 or less. There is a tendency for color development to decrease. On the other hand, in the present invention, when the Clark stiffness is within the range of the present invention, it was found that the compression ratio is involved in maintaining color developability and succeeded in producing a balanced color developer sheet for pressure-sensitive copying. It is obtained. In addition, the Clark stiffness prescribed | regulated by this invention shows the numerical value measured before a calendar process.
[0008]
The compression rate in the present invention is a numerical value obtained by dividing the amount of distortion of thickness by calendering (difference between thickness before calendering and thickness after calendering) by the paper thickness before calendering, and is expressed by an equation. “Compression rate = (difference in paper thickness before and after calendar processing) ÷ (paper thickness before calendar processing)”. If the compression rate is too low or too high, the color developing ability at a pressure usually used tends not to be sufficiently maintained. The compression ratio of the present invention is 5% or more, preferably 6% or more, 9% or less, preferably 8% or less.
[0009]
Furthermore, the developer sheet of the present invention preferably has a density of 0.7 g / cm 3 or more and 0.8 g / cm 3 or less. The density in the present invention refers to the weight of the developer sheet prepared in A4 size, and the basis weight (g / m ² ) is calculated per square meter, while the paper thickness is measured, Divided by the quantity. This density is also considered to affect the cushioning property of the developer sheet. If the density is too small, the coloring ability is lowered, and if the density is too large, the coloring contamination is hardly improved.
[0010]
The support of the color-developing sheet of the present invention, it contains recycled pulp. Waste paper pulp is recycled pulp made from waste paper, and one that has undergone the deinking process is called DIP. In the present invention, the waste color pulp is contained in the total pulp composition in an amount of about 30% by weight or more, so that the effect of improving the color contamination is improved. Specific examples of raw paper pulp materials include, for example, upper white, ruled white, cream white, card, white, medium white, imitation, color, Kent, white art, special upper, separate upper, newspaper, magazine And various types of paper.
[0011]
The pressure-sensitive copying color developer sheet of the present invention is produced according to a conventional method, for example, by applying a developer coating solution prepared by a method such as dispersing a developer in a binder onto a support. can get. Examples of the developer used in the present invention include inorganic developer such as acid clay, activated clay, bentonite, attapulgite, zeolite, montmorillonite, halosite, kaolinite, fine powdered silicic acid anhydride; benzoic acid, p-isopropylbenzoic acid Acid, 2,5-dinitrobenzoic acid, p-tert-butylbenzoic acid, 4-methyl-3-nitrobenzoic acid, salicylic acid, m-hydroxybenzoic acid, p-hydroxybenzoic acid, 3,5-dinitrosalicylic acid, 5 -tert-butylsalicylic acid, 3-phenylsalicylic acid, 3-methyl-5-tert-butylsalicylic acid, 3,5-di-tert-butylsalicylic acid, 3,5-di-tert-amylsalicylic acid, 5-cyclohexylsalicylic acid, 3 -Methyl-5-isoamylsalicylic acid, 5-isoamylsalicylic acid, 3,5-di-sec-butylsalicylic acid, 5-nonylsalicylic acid, 2-hydroxy-3-methylbenzoic acid, 2-hydroxy-5-tert-butylbenzoic acid Acid, 5,5-methylenedisalicylic acid, acetaminobenzoic acid, 2,4-dihydroxybenzoic acid, 3.5-di (α, α-dimethylbenzyl) salicylic acid, 3.5-di (α-methylbenzyl) salicylic acid, 1-hydroxy- Aromatic carboxylic acids such as 2-naphthoic acid, 2-hydroxy-3-naphthoic acid, 2-hydroxy-1-naphthoic acid; phenol resins such as phenol-formalin resin, phenol-acetaldehyde resin, phenol-acetylene resin, and the like Examples thereof include salts of carboxylic acid with metals such as copper, lead, magnesium, calcium, zinc, aluminum, tin and nickel.
[0012]
As the binder, starch, celluloses, proteins, polyvinyl alcohol, styrene / butadiene latex, acrylic emulsion, vinyl acetate emulsion, polyurethane and the like are appropriately selected and used.
[0013]
In the present invention, the ratio of the water-soluble binder such as starch or polyvinyl alcohol to the total binder is small, as one of means for obtaining a developer sheet having Clark stiffness and compression rate defined in the present invention. It is valid. These water-soluble binders are considered to be inferior in cushioning properties as compared to styrene / butadiene latex and the like, and because the paint easily penetrates into the support and adversely affects the cushioning properties of the support. In addition, since the basis weight of the developer sheet and the pulp composition in the support also affect the value of the Clark stiffness and compressibility, the developer for pressure-sensitive copying of the present invention can be adjusted by appropriately adjusting these conditions. It can be a sheet. In the present invention, the basis weight of the developer sheet is preferably about 35 g / m 2 to 60 g / m 2.
[0014]
The coating method is not particularly limited, for example, by an appropriate coating device such as an air knife coater, roll coater, blade coater, rod coater, curtain coater, etc., so that the dry weight is about 2 g / cm3 to 7 g / cm3, The coating liquid is applied and dried on a support made of fine paper, recycled paper, synthetic paper, or the like. The calendar processing conditions are not particularly limited, and can be adjusted as appropriate.
[0015]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to examples. However, the present invention is not limited to these examples. The following parts and% indicate parts by weight and% by weight, respectively. The compression rate indicates a value when a metal roll is used and calendered under conditions of 20 ° C., 65% RH, 10 kg / cm 2, 5 m / min.
[0016]
[Preparation of developer coating solution]
(Coating liquid 1) 20 parts of 45% aqueous dispersion of 3,5-di (α-methylbenzyl) salicylic acid zinc salt with an average particle diameter of 2 μm using a sand grinder, 100 parts of calcium carbonate, 10% polyvinyl alcohol Name: Poval 117, manufactured by Kuraray Co., Ltd.) 20 parts aqueous solution, 10% starch (trade name: Ace A, manufactured by Oji Cornstarch Co., Ltd.) 70 parts aqueous solution, 10 parts of carboxy-modified SBR latex as a solid content and mixed with water to adjust the concentration The coating solution with a final concentration of 30% was obtained.
[0017]
(Coating liquid 2) 21 parts of 45% aqueous dispersion of 3,5-di (α-methylbenzyl) salicylic acid zinc salt with an average particle diameter of 2 μm using a sand grinder, 100 parts of calcium carbonate, 10% polyvinyl alcohol (Name: Poval 117, manufactured by Kuraray Co., Ltd.) 125 parts of an aqueous solution and 12.5 parts of carboxy-modified SBR latex as a solid content were mixed, and the concentration was adjusted with water to obtain a coating solution having a final concentration of 30%.
[0019]
[Example 2]
Providing a developer layer in the same manner as in Example 1 on a base paper with a basis weight of 40 g / m2 containing 40% DIP, 50% LBKP, and 10% NBKP. Clark stiffness 22.1%, compression rate 7.2%, density A 0.76 g / cm3 pressure-sensitive color developing sheet for copying was obtained.
[0020]
[Example 3]
A base paper with a basis weight of 40 g / m2 containing 60% DIP, 30% LBKP, and 10% NBKP was provided with a developer layer in the same manner as in Example 1, with a Clark stiffness of 21.2, a compression rate of 6.6%, A developer sheet for pressure-sensitive copying having a density of 0.75 g / cm 3 was obtained.
[0021]
[Example 4]
A developer layer having a basis weight of 40 g / m2 containing 90% DIP and 10% NBKP was provided with a developer layer in the same manner as in Example 1, with a Clark stiffness of 16.1, a compression rate of 5.8%, and a density of 0.81 g / cm3. A color developing sheet for pressure sensitive copying was obtained.
[0022]
[Example 5]
The developer coating solution (2) is applied to a base paper with a basis weight of 40g / m2 containing 100% DIP by an air knife coater so that the coating weight is about 6g / cm2 by dry weight. A colorant layer was provided to obtain a color developing sheet for pressure-sensitive copying having a Clark stiffness of 15.7, a compression rate of 8.2%, and a density of 0.75 g / cm3.
[0023]
[Comparative Example 1]
A developer layer having a basis weight of 35 g / m2 containing 90% LBKP and 10% NBKP was provided with a developer layer in the same manner as in Example 5, with a Clark stiffness of 21.6, a compression rate of 9.2%, and a density of 0.75 g / cm3. A color developing sheet for pressure sensitive copying was obtained.
[0024]
[Comparative Example 2]
A developer layer having a basis weight of 40 g / m2 containing 90% LBKP and 10% NBKP is provided with a developer layer in the same manner as in Example 5, with a Clark stiffness of 27.5, a compression rate of 9.7%, and a density of 0.76 g / cm3. A color developing sheet for pressure sensitive copying was obtained.
[0025]
[Comparative Example 3]
A developer layer is provided in the same manner as in Example 5 on a base paper with a basis weight of 35 g / m2 containing 40% DIP, 50% LBKP, and 10% NBKP, and has a Clark stiffness of 14.8, a compression rate of 6.1%, and a density. A 0.73 g / cm3 pressure-sensitive color developing sheet for copying was obtained.
[0026]
[Comparative Example 4]
A developer layer is provided on a base paper with a basis weight of 40 g / m2 containing 60% DIP, 30% LBKP, and 10% NBKP in the same manner as in Example 5. Clark stiffness 19.6, compressibility 9.1%, density A developer sheet for pressure-sensitive copying of 0.75 g / cm3 was obtained.
[0027]
[Comparative Example 5]
Providing a developer layer on a base paper with a basis weight of 40g / m2 containing 100% DIP in the same way as in Example 1 and having a density of 0.75g / cm3, Clark stiffness of 15.4, and compression ratio of 4.6%. A color sheet was obtained.
[0028]
[Color development test]
The density of the color image obtained with the printer (VP4200, Epson) was measured with a Macbeth densitometer (RD914, Latin # 25 filter, Macbeth) by superimposing the commercially available upper paper NW40T (Nippon Paper) and the coated surface of the sample.
[Color Contamination Test]
A commercially available upper paper NW40T (Nippon Paper Industries Co., Ltd.) and the coated surface of the sample were overlapped, and a weight of 20 kg / cm 2 was applied for 30 seconds to measure the difference in Hunter whiteness defined in JIS-P8123 from the pre-treatment sample. The smaller the number, the better the stain resistance.
[0029]
[Table 1]

[0030]
【The invention's effect】
According to the present invention, it is possible to obtain a well-balanced quality developer sheet for pressure-sensitive copying, which has high coloring ability and improved coloring contamination.

Claims

In a pressure-sensitive copying developer sheet provided with a developer layer containing a developer on a support, the support contains at least 30 % by weight of waste paper pulp in the total pulp composition, and the developer sheet pressure sensitive Clark stiffness is prescribed in JIS-P8143 of the MD direction before calendering is 15 to 27, and the color-developing sheet calendered and compression rate after is equal to or is 5% to 9% Color developing sheet for copying.

Pressure-sensitive copying for color-developing sheet according to claim 1, wherein the density is 0.7 g / cm @ 3 or 0.8 g / cm @ 3 or less.