JP3717643B2 - Frozen dessert production equipment - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
ソフトクリーム、アイスクリーム、若しくはフローズンシャーベット等の冷菓を製造する冷菓製造装置の異常検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種冷菓製造装置は、特開平6−319462号公報(A23G9/22)に冷却製品分配装置として示される如く、冷凍機にて冷却される複数の冷却シリンダ(冷却筒)内でシロップ・水・炭酸ガスを撹拌し、冷菓を製造するものである。
【0003】
また、かかる冷菓製造装置においては、単一の圧縮機と各冷却シリンダの外面に設けられた冷却器によって冷凍サイクルが構成されており、これら冷却器に冷媒を分配して各冷却シリンダを冷却するものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、開店後の運転開始時には各冷却シリンダは常温程に温度が上昇しているため、全ての冷却シリンダを製造可能な低温まで冷却しなければならない。その場合、各冷却シリンダの負荷が小さい場合には全ての冷却器に冷媒を供給して冷却を行っても支障は無いが、上述の如き運転開始時や外気温が高い場合には、負荷が大きくなり、圧縮機に多大な負荷が加わることになる。
【0005】
ここで、この種冷凍機器では圧縮機に加わる負荷が大きい場合、その吐出圧力が異常に上昇して危険な状況となるため、通常冷凍サイクルの高圧側には高圧スイッチが取り付けられ、所定圧力に達した時点で圧縮機を強制停止するように構成されている。
【0006】
従って、上述の如く各冷却シリンダの温度が高い状況における負荷の増大時にも圧縮機は停止してしまうため、その間、何れの冷却シリンダの冷却も行われなくなる問題があった。
【0007】
本発明は上述した問題点に鑑みてなされたもので、少なくとも二つの冷却筒を備えた冷菓製造装置において、全冷却筒の冷却を円滑且つ迅速に行うことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の冷菓製造装置は、冷菓を製造する冷却室を画成する少なくとも二つの冷却筒と、各冷却筒の外面に設けられた冷却器と、この冷却器と共に冷凍サイクルを構成する単一の圧縮機と、この圧縮機から吐出され、減圧された後の冷媒を各冷却器へ流すか流さないかをそれぞれ制御する冷却バルブと、各冷却筒に設けられた温度センサと、各温度センサに基づいて圧縮機及び各冷却バルブを制御する制御装置とを備えたものであって、前記制御装置は、双方の冷却筒の冷却を行うに際して、各冷却筒の温度が所定温度より高い場合には、一方の冷却筒の冷却を実行し、当該冷却筒の温度が所定温度以下となった時点で当該冷却筒の冷却を停止して他方の冷却筒の冷却に移行し、当該冷却筒の温度が所定温度以下となった時点で双方の冷却筒の冷却に移行するものである。
【0009】
本発明によれば、販売開始時などにおいては、各冷却筒の温度が所定温度より高い場合、制御装置により片方ずつの冷却を実行し、必ず双方の冷却筒が所定温度に冷えてから、当該双方の冷却筒が同時に冷却される状態になるので、圧縮機の高負荷での運転が回避され、圧縮機の長寿命化が図れる。また、保護用の高圧スイッチも作動しなくなるので、結果として販売可能状態になるまでの時間が短縮されると共に、一々各冷却筒を順番に冷却する操作も不要となるため、使用者の操作性も向上する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明を具備する冷菓製造装置の正面図、図2は本発明を具備する冷菓製造装置の側面図、図3はシロップ、水の給水系管路を示す構成図、図4は冷却運転時の冷媒の流れを示す冷媒回路図、図5は解凍運転時のホットガスの流れを示す冷媒回路図、図6はシロップの売り切れを検知するシロップ検知センサーが取り付けられた電磁弁の断面図、図7は冷却筒(冷却シリンダ)の断面図、図8はホール素子が2つ取り付けられているホール素子基板の正面図、図9はホール素子が3つ取り付けられているホール素子基板の正面図、図10は硬さ調整装置の調整時を示す側面図、図11は図10の正面図、図12は硬さ調整装置の拡大側面図、図13は制御装置の回路図、図14は制御装置にて駆動される各駆動部品のリレー回路図、図15はホール素子センサーの回路図、図16はシロップ検知センサーの回路図、図17は制御装置による全体の処理を示すメインフローチャート、図18は制御装置による全体の処理を示すメインフローチャート、図19は制御装置による全体の処理を示すメインフローチャート、図20は冷却動作に係る処理を示すフローチャート、図21は解凍動作に係る処理を示すフローチャート、図22は仕込動作に係る処理を示すフローチャート、図23は洗浄動作に係る処理を示すフローチャート、図24は自動解凍動作に係る処理を示すフローチャート、図25は冷却/ホットガスバルブ動作に係る処理を示すフローチャート、図26は圧縮機動作に係る処理を示すフローチャート、図27はシロップ検知に係る処理を示すフローチャート、図28はシロップ検知に係る処理を示すフローチャート、図29は警報検知に係る処理を示すフローチャート、図30は警報検知に係る処理を示すフローチャート、図31は警報検知に係る処理を示すフローチャート、図32は警報検知に係る処理を示すフローチャート、図33はホール電圧ー距離特性を示す特性図、図34はシロップ有無のシロップ電圧を示す特性図である。
【0011】
図1及び図2に示す如く、本発明の冷菓製造装置1の上部には、左右に二つの冷菓抽出器(サービスコック)34A、34Bが備えられており、少なくとも二種類の冷菓を販売することができるように構成されている。また、販売する冷菓は、ソフトクリーム、アイスクリームから炭酸系の冷菓、即ち、フローズンアイス(冷凍炭酸飲料)の抽出も可能とされている。更に、サービスコック34A、34Bの下方には、漏れた冷菓を受ける受け皿5が設けられている。
【0012】
また、冷菓製造装置の下部には機械室6が構成されており、その前面及び側面には外気を取り入れるためのグリル6Aが設けられている。更に、このグリル6Aの上部には、機械室6内の機器をメンテナンスするための扉10が開閉自在に設けられている。尚、80は冷菓製造装置1を支持すると共に、移動可能とするローラーを備えた台脚であり、81は冷菓製造装置の上部に設けられ、POP等の広告を掲示する掲示板、82は冷菓製造装置の背面から出された電源コード、83は排水パイプである。
【0013】
更に、冷菓製造装置1のサービスコック34A、34Bの上方には、機器をコントロールするためのコントロールパネル15が設けられている。
【0014】
次にシロップ供給経路を図3を参照して説明する。2A、2Bは内部に冷却室が画成され、当該冷却室内で冷菓を冷却しながら製造するための冷却シリンダ(冷却筒)で、冷却室内部に回転自在な撹拌装置(以下、ビータと称する)33A、33Bが設けられており、このビータ33A、33Bの外周端部には、冷却シリンダ2A、2Bの壁面に付着する冷菓を掻き取るブレード20が設けられている。
【0015】
シロップ供給経路は、この冷却シリンダ2A、2Bに供給する二種類のシロップを貯溜する左右シロップタンク(液体タンク)9A、9Bと、この左右シロップタンク9A、9B内のシロップを押し出すための炭酸ガスタンク7と、前記左右シロップタンク9A、9Bに左右シロップバルブ(液体バルブ)17A、17B及びシロップ流量調整装置18A、18B、及び、逆止弁19A、19Bを介して接続された左右中継タンク14A、14Bとから構成されており、この左右中継タンク14A、14Bと前記冷却シリンダ2A、2Bとはストップバルブ28A、28Bを介して接続されている。尚、29A、29Bはサンプリングバルブである。
【0016】
また、前記シロップバルブ17A、17Bにはシロップの通過を検知するためシロップセンサ(液体センサ)16A、16Bが設けられている。このシロップセンサ16A、16Bにてシロップの売り切れ検知を行うものである。
【0017】
次に、水経路を同図を参照して説明する。水は外部水道系から給水バルブ22を介して水タンク21に導入され、この水タンク21にはフロートにて水位を検知する水位検知装置84が設けられると共に、所定時間毎、若しくは、任意の時に水タンク21内の水を排水する排水バルブ76が設けられている。
【0018】
尚、この水タンク21にも前述した液体を検知する液体センサーを設けても良い。この場合、水タンク21内の水位検知装置84が故障しても給水可能とすることにより二重の水切れ対策を行うことができる。
【0019】
この水タンク21内の水は、前記左右中継タンク14A、14Bへウオーターポンプ23にて送られるもので、水タンク21からウオーターポンプ23、左右注水バルブ24A、24B、水量調整装置35A、35B、逆止弁132A、132Bを介して左右中継タンク14A、14Bに接続されている。
【0020】
また、前記炭酸ガスボンベ7は一次レギュレータ8を介して左右シロップタンク9A、9Bの上部に接続されると共に、左右二次レギュレータ11A、11B、左右炭酸ガスバルブ12A、12B、逆止弁13A、13Bをそれぞれ介して、左右中継タンク14A、14Bの上部に接続されている。
【0021】
また、左右二次レギュレータ11A、11Bには、炭酸ガス検知装置(炭酸ガス売り切れスイッチ)85が設けられており、炭酸ガスが切れた場合に検知するものである。
【0022】
そして、圧力センサー27A、27Bには、所定のガス圧以上の圧がかかると自動的に圧を逃がすリリーフバルブ86A、86Bと、ガス抜きバルブ87A、87Bとが設けられている。
【0023】
次いで、図4及び図5を参照して冷媒回路の説明を行う。尚、図4及び図5の太線は冷媒の流れを示している。
【0024】
前記左右冷却シリンダ2A、2Bの外面には冷却手段及び解凍手段を構成する左右熱交換パイプ31A、31Bが交熱的に捲回されると共に、同じく外面には図示しないセンサパイプが取り付けられ、このセンサパイプ内には左右シリンダ温度センサ32A、32Bが挿入されて添設されている。
【0025】
図中2A、2Bは前述した冷却シリンダで、外周面に熱交換パイプ31A、31Bが捲回されている。この熱交換パイプ31A、31Bと共に冷凍サイクルを構成するため、圧縮機36、空冷コンデンサ(凝縮器)37が接続されている。
【0026】
先ず、熱交換パイプ31A、31Bからの配管はアキュームレータ88を介して圧縮機36に接続され、圧縮機36からの配管は空冷コンデンサ37に接続されている。そして、空冷コンデンサ37はレシーバータンク89、ドライヤー90、冷却バルブ40A、40B、膨張弁38A、38Bを介して熱交換パイプ31A、31Bに接続されている。
【0027】
また、前記圧縮機36と空冷コンデンサ37との間から前記熱交換パイプ31A、31Bに直接ホットガスを流入可能なホットガス配管が設けられており、このホットガス配管にはホットガスバルブ41A、41Bが設けられている。また、圧縮機36の前後には、サービス時に真空引き等を行うサービスバルブ91が設けられている。
【0028】
次に、図6にシロップセンサ16A、16B(以下、シロップセンサ16Aのみ)の構造を説明する。シロップセンサ16Aは、電磁弁にて構成されたシロップバルブ17Aと共に設けられている。即ち、シロップバルブ17Aは、内部にシロップ流路93が形成された電気絶縁体のシロップ流路体94と、このシロップ流路体94に螺着され、バネにて常時下方に付勢されて通電時に上方にプランジャーを吸引する電磁弁92とから構成されており、このシロップ流路体94のシロップ流入側に、流入側電極95を備えた通電性材料から成る流入側ジョイント96が螺着され、この流入側ジョイント96と対向して前記シロップ流路体94のシロップ流出側に、流出側電極97を備えた通電性材料から成る流出側ジョイント98が螺着されている。
【0029】
尚、99はシロップ通過時にシロップが漏れることを防止するためのパッキンである。
【0030】
次に、各冷却シリンダ2A、2Bの後部には図7乃至図12に示す如きトルク調整機構(硬さ調整装置)3がそれぞれ設けられている(尚、以下は冷却シリンダ2Aについて説明する)。各図において、42は冷却シリンダ2A内のビータ33A後端の出力軸であり、この出力軸42は冷却シリンダ2Aの後壁を貫通し、軸受け100に支持されている。
【0031】
この出力軸42には周面円形状の回転部材43が固定され、その端面には円錐状の溝44が形成されている。46は回転部材43の周面及び端面に接するように嵌入された作動部材で、その端面には通常回転部材43側の溝44と対応するやはり円錐状の溝47が形成されており、両溝44、47間には硬質のボール48が介設されている。
【0032】
作動部材46には、それと回転部材43との端面相互の接触を保持するように貫通孔49が穿設されており、外面から発条体51を介してガイドビス52が貫通孔49に挿通されて回転部材43の端面に形成されたネジ孔50に結合されている。
【0033】
従って、発条体51の作用によって作動部材46は回転部材43を押圧するようになり、通常は両者は接触状態に保持される。また、作動部材46の外周面には連続する断面V型溝53が形成されており、この溝53には図示しないVベルトがかけられる。左右の冷却シリンダ2A、2BのVベルトは後述する単一のビータモータの駆動力を各作動部材46にそれぞれ伝達するものである。
【0034】
更に、作動部材46の回転はボール48を介して回転部材43に伝達されて回転し、最終的にビータ33A(33B)を回転させる。尚、貫通孔49は回転方向に円弧状に形成されている孔である。更にまた、作動部材46にはその外面中心から後方に突出した作動片54が設けられており、その先端には円盤形の永久磁石としての円形磁石(以下、マグネットと称する)56が取り付けられている。
【0035】
そして、各冷却シリンダ2A、2Bのマグネット56、56の後方には、所定の間隔を存して非接触式センサーとしての左右ホール素子センサー57A、57Bを取り付けるホール素子基板101が位置しており、ホール素子センサー57A、57Bは前記ホール素子基板101のドーナツ状の円形磁石102に取り付けられている。
【0036】
この円形磁石102に取り付けられるホール素子センサー57A、57Bは、図8に示す如く、対向する位置に二つ取り付ける場合と、図9に示す如く、三つのホール素子センサー57A、57A、57Aを120度置きに取り付ける場合とがある。この様に複数のホール素子センサー57A、57Bを配置することにより、出力軸42のぶれに対応することができるものである。
【0037】
また、図10及び図11に示す103はホール素子基板101を調整するための基板調整治具である。この基板調整治具103のマグネット56とホール素子センサー57A、57Bとの距離は、基板調整軸103の厚さZで調整し、左右はYの軸印、上下はXの軸印で調整するものである。
【0038】
また、ホール素子基板101の取付部は固定板に固定されており、ホール素子基板101の調整に際しては、この固定板を調整するだけで済むため、修理、サービス等の場合、交換する必要のあるホール素子基板101を取り外し、新しいホール素子基板101を取り付けるだけで、同軸調整の必要はないものである。
【0039】
次に、図13において、制御装置4は制御手段としての汎用マイクロコンピュータ58(ワンチップマイコン)により構成されている。マイクロコンピュータ58の入力には圧縮機用高圧スイッチ61、圧縮機用低圧スイッチ62、圧縮機用サーマルリレー63、圧縮機用インターナルサーモ64、ビータモータ用サーマルリレー66、ポンプモータ用サーマルリレー67、水タンク21の水位スイッチ(上)68、水位スイッチ69(下)、左右中継タンク14A、14Bの液位をそれぞれ検出する液位スイッチ71A、71Bが接続されている。
【0040】
また、マイクロコンピュータ58の入力には前記左右シロップ検知センサ16A、16B、左右圧力センサ27A、27B、左右ホール素子センサ57A、57B、左右シリンダ温度センサ32A、32Bの出力が接続されている。
【0041】
マイクロコンピュータ58の出力と電源間にはリレーRY1〜RY16のコイルが並列接続される。また、マイクロコンピュータ58の出力には、LEDや後述する各左右停止スイッチ、左右冷却スイッチ、左右シロップスイッチ、左右炭酸ガススイッチ、左右解凍スイッチ、左右仕込スイッチ、左右洗浄スイッチ、自動排水スイッチ、自動解凍スイッチ、メンテナンスのとき使用する左スイッチ、右スイッチ、△(アップ)スイッチ、▽(ダウン)スイッチ、及び、左右ホール素子センサ57A、57Bの出力電圧(ホール電圧)の設定値調整用のボリュームなどが設けられた表示基板73と、液晶文字表示器74が接続されている。
【0042】
更に、図14に示す如くリレーRY1の接点には前記圧縮機36(モータ)が、リレーRY2の接点には前記ビータモータ33Mが、リレーRY3の接点にはポンプモータ23Mが、リレーRY4の接点には冷却バルブ(左)40Aが、リレーRY5の接点にはホットガスバルブ(左)41Aが、リレーRY6の接点には注水バルブ(左)24Aが、リレーRY7の接点にはシロップバルブ(左)17Aが、リレーRY8の接点には炭酸ガスバルブ(左)12Aが、リレーRY9の接点には冷却バルブ(右)40Bが、リレーRY10の接点にはホットガスバルブ(右)41Bが、リレーRY11の接点には注水バルブ(右)24Bが、リレーRY12の接点にはシロップバルブ(右)17Bが、リレーRY13の接点には炭酸ガスバルブ(右)12Bが、リレーRY14の接点には給水バルブ22が、また、リレーRY15の接点には水タンク21の排水バルブ76がそれぞれ電源に対して直列に接続されている。
【0043】
ホール素子センサ57A、57Bは、図15に示す回路構成とされており、ホール素子H1、H2が複数個(実施例では二個)取り付けられている。ここで一個のホール素子センサー57A、57Bについて説明すると、ホール素子センサ57A、57Bのホール素子H1は、直流電圧(または電流)を印加した状態で、マグネット56等により磁界を受けると電圧が発生する。
【0044】
この電圧は、抵抗R1、R2、R3を介して差動増幅器OP1(オペアンプ1)で増幅され、抵抗R4を介してマイクロコンピュータ58へ接続される。また、ホール素子H1、H2が複数個の場合は、ホール素子H1の他、前述同様にホール素子H2からの電圧が作動増幅器OP2(オペアンプ2)で増幅され、抵抗R8を介して、マイクロコンピュータ58へ接続される。この時、抵抗R4とR8は同一抵抗であると、それぞれの増幅器OP1、OP2からの出力電圧を平均し、ホール電圧としてマイクロコンピュータ58に入力する。
【0045】
次に、前記シロップセンサー16A、16Bは、図16に示す回路構成とされており、交流電源(AC10V程度)を印加した状態で、シロップ等が流入側及び流出側電極95、97に接触すると、コンデンサC1(直流分阻止コンデンサ)、抵抗R9を介して電流が流れる。この時、抵抗R9の両端に交流電圧が発生し、この電圧をダイオードD1を介して半波整流する。その後、抵抗R10とコンデンサC2の積分回路で電圧を平滑し、シロップ電圧としてマイクロコンピュータ58に入力する。
【0046】
以上の構成で図17乃至図32に示すフローチャートを参照しながら動作を説明する。図17乃至図32はマイクロコンピュータ58のプログラムを示しており、マイクロコンピュータ58は電源投入と同時に全てをクリアした後、先ず、左シリンダ用のスイッチ関係の判断を実行する。図17のステップS1で前記左停止スイッチがON(押す)されたか否か判断し、YESならばステップS8で左冷却シリンダ2A関係の全ての動作フラグをリセットし、左冷却シリンダ2A関係の動作を停止して、右冷却シリンダ用のスイッチ関係の判断に移行する。尚、右冷却シリンダ2Bに関する動作も同様であるので説明を省略する(以下、同じ)。
【0047】
次に、ステップS1でNOの場合にはステップS2に進み、前記左冷却スイッチがONされたか否か判断し、YESならばステップS9に進んで左冷却動作フラグをセットし、その他の左動作フラグをリセットする。次に、ステップS10で左ホール素子センサ57Aのホール電圧初期値(初期出力)をセットしてマイクロコンピュータ58に記憶する。
【0048】
そして、ステップS11でプルダウンフラグをセットし、ステップS12で左10分停止フラグがセット「1」されているか否か判断する。ここで、YESならばステップS13で左解凍動作フラグをセットし、NOならば左解凍動作フラグをセットせずに、ステップS284で左シリンダ温度センサ32Aが検出する温度が+7℃以上か否か判断する。
【0049】
ここで、YESならばステップS285で左冷却優先フラグをセットし、NOならば左冷却優先フラグをセットせずに右冷却シリンダ用のスイッチ関係の判断に移行する。
【0050】
次に、ステップS2でNOの場合には、ステップS3に進んで前記左シロップスイッチがONされたか否か判断し、YESならばステップS14で左シロップ検知センサ16Aの出力に基づき、左シロップ切れか否か判断し、YESならばステップS15で左シロップ動作フラグをセットし、NOならば右冷却シリンダ用のスイッチ関係の判断に移行する。
【0051】
次に、ステップS3でNOの場合には、ステップS4に進んで前記左炭酸ガススイッチがONされたか否か判断し、YESならばステップS16で左炭酸ガス動作フラグをセットして右冷却シリンダ用のスイッチ関係の判断に移行する。NOならばステップS5で前記左解凍スイッチがONされたか否か判断し、YESならばステップS17で左解凍動作フラグをセットして右冷却シリンダ用のスイッチ関係の判断に移行する。
【0052】
ステップS5でNOの場合には、ステップS6に進んで前記左仕込スイッチがONされたか否か判断し、YESならばステップS18で左仕込動作フラグをセットし、他の左動作フラグはリセットして右冷却シリンダ用のスイッチ関係の判断に移行する。また、ステップS6でNOの場合にはステップS7に進み、前記左洗浄スイッチがONされたか否か判断し、YESならばステップS19で左洗浄動作フラグをセットし、他の左動作フラグはリセットして右冷却シリンダ用のスイッチ関係の判断に移行する。
【0053】
尚、以降の右冷却シリンダ用のスイッチ関係の判断も同様であるが、この場合には前記ステップS284で右冷却シリンダ温度センサ32Bが検出する温度が+7℃以上か否か判断し、YESならばステップS285で右冷却優先フラグをセットすることになる。
【0054】
そして、係る右冷却シリンダ用のスイッチ関係の判断が終了したら、図18のステップS20で自動解凍スイッチがONされたか否か判断し、YESならばステップS21で自動解凍スイッチフラグがセットされているか否か判断し、NOならばステップS22で自動解凍動作フラグがセットされているか否か判断する。ここで、NOならばステップS23で自動解凍動作フラグをセットし、YESならば自動解凍動作フラグをリセットしてステップS26に進む。
【0055】
また、ステップS20でNOの場合には、ステップS24で自動解凍スイッチフラグをリセットしてステップS26に進み、ステップS21でYESの場合でもステップS26に進む。すなわち、自動解凍動作は、自動解凍スイッチを一度押すと自動解凍動作フラグがセットされ、再度押すと自動解凍動作フラグがリセットされることになる。
【0056】
自動解凍スイッチと同様に、ステップS26で自動排水スイッチがONされたか否か判断し、YESならばステップS27で自動排水スイッチフラグがセットされているか否か判断し、NOならばステップS28で自動排水動作フラグがセットされているか否か判断する。ここで、NOならばステップS29で自動排水動作フラグをセットし、YESならば自動排水動作フラグをリセットして左シリンダ動作に移行する。
【0057】
また、ステップS26でYESの場合には、ステップS30で自動排水スイッチフラグをリセットして左シリンダ動作に移行し、ステップS27でYESの場合でも左シリンダ動作に移行する。すなわち、自動排水動作は、自動排水スイッチを一度押すと自動排水動作フラグがセットされ、再度押すと自動排水動作フラグがリセットされる。
【0058】
次に、左シリンダ用の動作に移行し、図19のステップS32で左冷却動作フラグがセットされているか否か判断して、YESならばステップS33で左冷却動作を実行する。この冷却動作は後述する。ステップS32でNOの場合には、ステップS44に進んでマイクロコンピュータ58が機能として有する停止タイマの積算が10分経過したか否か判断し、NOならばステップS45で停止タイマを動作(カウント)し、YESならばステップS46で左10分停止フラグをセットする。
【0059】
このように、左冷却シリンダ2Aの冷却動作の停止(左冷却動作フラグリセット)から10分経過した場合に左10分停止フラグはセットされ、冷却停止から10分経過しない内に左冷却スイッチがONされて左冷却動作フラグがセットされ、左冷却動作が開始された場合は、左10分停止フラグはセットされていない。
【0060】
従って、操作過誤などにより一時的に冷却動作が停止した場合の、再冷却開始時には、ステップ13を通らず、左解凍動作フラグはセットされないので、後述する左解凍動作は行われずに、そのまま左冷却動作に移行できる。それにより、従来の如き販売不可能期間を置かずに、品質の良い冷菓を引き続き販売することができるようになるので、売り上げなどの向上に寄与することが可能となる。
【0061】
次に、ステップS34に進んで左シロップ動作フラグがセットされているか否か判断し、YESならばステップS35で左シロップ動作を実行する。この左シロップ動作ではマイクロコンピュータ58は左シロップバルブ17Aを開いて左シロップタンク9A内のシロップを検知センサ16Aの位置まで引き出す。
【0062】
ステップS34でNOの場合にはステップS36に進んで左炭酸ガス動作フラグがセットされているか否か判断し、YESの場合にはステップS37で左炭酸ガス動作を実行する。この炭酸ガス動作ではマイクロコンピュータ58は左炭酸ガスバルブ12Aのみを開いて炭酸ガスを左中継タンク14Aに導入する。
【0063】
ステップS36でNOの場合にはステップS38に進んで左解凍動作フラグがセットされているか否か判断し、YESの場合にはステップS39で左解凍動作を実行する。この解凍動作(解凍運転)は後述する。
【0064】
ステップS38でNOの場合には、ステップS40に進んで左仕込動作フラグがセットされているか否か判断し、YESの場合にはステップS41で左仕込動作を実行する。この仕込動作は後述する。
【0065】
ステップS40でNOの場合には、ステップS42に進んで左洗浄動作フラグがセットされているか否か判断し、YESの場合にはステップS43で左洗浄動作を実行する。この洗浄動作は後述する。また、NOの場合には右冷却シリンダ用の動作に移行する(左冷却シリンダ用の動作と同様のため、説明をし省略する)。
【0066】
次に、ステップS47で左自動解凍動作を実行し、ステップS48で右自動解凍動作を実行し、ステップS49で自動排水動作を実行し、ステップS50で左冷却/ホットガスバルブ動作を実行し、ステップS51で右冷却/ホットガスバルブ動作を実行し、ステップS52で圧縮機動作を実行し、ステップS280で左シロップ検知動作を実行し、ステップS281で右シロップ検知動作を実行し、ステップS282で警報検知動作を実行する。これらの動作は後述する。
【0067】
次に、図20で上記冷却動作(左冷却動作を例にとる。ステップS286〜ステップS288を除き右冷却動作も同様。)を説明する。ステップS53でマイクロコンピュータ58は現在左解凍中か否か判断し、YESならばステップS63〜ステップ67で冷却バルブ40A、ポンプモータ23M、注水バルブ24A、シロップバルブ17A及び炭酸ガスバルブ12AをOFF(閉、若しくは、停止)する。
【0068】
ステップS53でNOの場合にはステップS54でビータモータ33MをON(駆動)し、冷却シリンダ2A、2B内の撹拌を開始する。
【0069】
次ぎに、ステップS286で右冷却優先フラグがセットされているか否か判断する。ここで、図20のステップS286からステップS288は左冷却運転の場合のプログラムを示し、ステップS289からステップS292は右冷却動作の場合のプログラムを示す。
【0070】
この場合、図17において左右の冷却優先フラグがセットされたものとすると、ステップS286で右冷却優先フラグがセットされているためにYESとなり、左冷却動作ではステップS286からステップS61に進んで冷却バルブONフラグをリセットし、ステップS62で冷却ONフラグをリセットしてステップS68に進む。
【0071】
一方、右冷却動作では右冷却優先フラグがセットされているためにステップS289ではYESとなり、ステップS291に進んで右シリンダ温度センサ32Bが検出する温度が+7℃以下か否か判断する。ここで、冷却開始時はNOであるからステップS291からはステップS55に進む。
【0072】
右冷却シリンダ2Bが冷却されて右シリンダ温度センサ32Bが検出する温度が+7℃以下になると、ステップS291はYESとなり、ステップS292で右冷却優先フラグをリセットする。以降、右冷却動作ではステップS289でNOとなるため、ステップS289からはステップS290に進むようになる。
【0073】
ここで、左冷却優先フラグがセットされていため、ステップS290ではYESとなり、ステップS61に進んで冷却バルブONフラグをリセットし、ステップS62で冷却ONフラグをリセットしてステップS68に進む。
【0074】
この状態で左冷却動作では右冷却優先フラグがリセットされているため、ステップS286ではNOとなり、ステップS287に進んで左シリンダ温度センサが検出する温度が+7℃以下か否か判断する。ここで、冷却開始時はNOであるためステップS55に進む。
【0075】
左冷却シリンダ2Aが冷却されて左シリンダ温度センサ32Aが検出する温度が+7℃以下になると、ステップS287はYESとなり、ステップS288で左冷却優先フラグをリセットする。以降、右冷却動作ではステップS289とステップS290でNOとなるため、ステップS291、ステップS292からステップS55に進むようになる。
【0076】
係る制御により、販売開始時における以降の処理では左右の冷却優先フラグがセットされているときは、右シリンダ温度センサ32Bが検出する温度が+7℃以下になるまで右冷却シリンダ2Bの冷却を行い、左冷却シリンダ2Aの冷却は停止される。その後、右シリンダ温度センサ32Bの温度が+7℃以下になると、左シリンダ温度センサ32Aの温度が+7℃以下になるまで左冷却シリンダ2Aの冷却を行い、右冷却シリンダ2Bの冷却は停止される。そして、左シリンダ温度センサ32Aの温度が+7℃になって初めて左右両方の冷却シリンダ2A、2Bが同時に冷却されるようになる。
【0077】
また、左右何れかの冷却優先フラグがセットされており、他方はリセットされている場合、即ち、左右何れかのシリンダ温度センサ32A、32Bの温度が+7℃以上であり、他方が+7℃より低い場合は、セットされている方の冷却シリンダのみを冷却し、当該シリンダ温度センサが+7℃以下になってから初めて左右両方の冷却シリンダ2A、2Bが同時に冷却されるようになる。
【0078】
更に、双方の冷却優先フラグがリセットされてい場合、即ち、左右のシリンダ温度センサ32A、32Bの温度が+7℃より低い場合は、そのまま左右両方の冷却シリンダ2A、2Bを同時に冷却するようになる。
【0079】
これにより、販売開始においては必ず双方の冷却シリンダ2A、2Bが冷えた状態において、双方の冷却シリンダの同時冷却が開始されることになるので、圧縮機36の高負荷での運転が回避され、圧縮機36の長寿命化が図れる。また、保護用の高圧スイッチも作動しなくなるので、結果として販売可能状態になるまでの時間が短縮されると共に、一々左右の冷却シリンダ2A、2Bを順番に冷却する操作も不要となるため、使用者の操作性も向上する。
【0080】
他方、マイクロコンピュータ58はステップS55で冷却ONフラグがセットされているか否か判断する。冷却開始時はNOであるのでステップS56で現在のホール素子センサ57Aのホール素子電圧−電圧初期値(前述)の値が設定値電圧(例えば3mmの移動距離に相当する電圧)−2mm(電圧換算値)以下か否か判断する。
【0081】
ここでホール素子センサは、図15において説明したように、ホール素子H1、H2とマグネットからの磁力線により電圧(ホール電圧)を発生し、それぞれ増幅器で増幅された電圧が平均される。この場合のホール素子センサ57Aとマグネット56の距離(mm)と、ホール素子センサ57Aの出力するホール電圧(V)の関係を図33に示す。
【0082】
この関係により、両者間の距離(即ち、マグネット56の移動距離)はホール電圧に換算でき、この関係はマイクロコンピュータ58に記憶されている。冷却開始時は殆どホール素子センサ57Aのホール電圧は電圧初期値と同一であるから、ステップS57に進んで冷却バルブONフラグをセットし、ステップS58で冷却ONフラグをセットする。ここで、冷却バルブONフラグは、後述するが、ここでは冷却バルブ40AをON(開)すると共に、圧縮機36をON(運転)する。
【0083】
圧縮機36から吐出された高温高圧のガス冷媒(ホットガス)は凝縮器37で凝縮され、冷却バルブ40Aを経て膨張弁38Aにて減圧された後、熱交換パイプ31Aに流入してそこで蒸発する。このときに冷却作用を発揮し、それによって冷却シリンダ2Aは周囲より冷却される。
【0084】
また、ステップS55から今度はステップS59に進み、今度は現在のホール素子センサ57Aのホール電圧−電圧初期値(前述)の値が設定値電圧(3mm)以上か否か判断する。この時点では依然NOであるからステップS57に進む。
【0085】
次に、ステップS68でプルダウンフラグがセットされているか否か判断し、ここではYESなのでステップS69で圧力ONフラグがセットされているか否か判断し、ここではNOなのでステップS70に進んで圧力センサ27Aの検出する中継タンク14A内の圧力が例えば1.7kgf/平方センチメートル以下か否か判断する。そして、YESならばステップS71でポンプモータ40AをONし、ステップS72で注水バルブ24AをONし、ステップS73でシロップバルブ17AをONし、ステップS74で炭酸ガスバルブ12AをONしてステップS75で圧力ONフラグをセットする。
【0086】
これによって、冷却シリンダ2A内には水、シロップ及び炭酸ガスが中継タンク14Aを介して供給され、ビータモータ33Aにて撹拌されながら冷却されることにより、半流動状態(雪状)の冷菓(冷凍炭酸飲料)が生成されて行く。また、ステップS69からは今度はステップS76に進み、中継タンク14Aの圧力が今度は2.2kgf/平方センチメートル以上か否か判断する。そして、NOならばステップS71に進み、YESならばステップS77でポンプモータ40AをOFFし、ステップS78で注水バルブ24AをOFFし、ステップS79でシロップバルブ17AをOFFし、ステップS80で炭酸ガスバルブ12AをOFFしてステップS81で圧力ONフラグをリセットする。
【0087】
このようにプルダウンフラグがセットされている間は、2.2kgf/平方センチメートルと1.7kgf/平方センチメートルの圧力の間で水、シロップ、炭酸ガスの混合液の供給が制御される。
【0088】
係る冷却シリンダ2A内の混合液の冷却が進行して冷菓が硬化していくと、徐々にトルクが増大して行き、このトルクがボール48を介して作動部材46に働くために作動部材46は発条体51に抗して後方に移動し、作動片54先端のマグネット56もホール素子センサ57Aに接近して行く(図33中右方に移動)。
【0089】
そして、この移動距離(初期状態からの移動距離、即ちホール電圧−電圧初期値)が3mm以上となると、マイクロコンピュータ58はステップS59からステップS60に進んでプルダウンフラグをリセットし、ステップS61で冷却バルブONフラグをリセットして、ステップS62で冷却ONフラグをリセットする。ここで、冷却バルブONフラグは後述するが、ここでは冷却バルブ40AをOFF(閉)すると共に、圧縮機36をOFF(停止)する。
【0090】
係る冷却停止により、冷却シリンダ2A内の冷菓が軟化していくと、前記トルクが低下するため、作動片54先端のマグネット56はホール素子センサ57Aから離間して行く(図33中左方に移動)。そして、2mm以上戻ると、マイクロコンピュータ58はステップS56からステップS57に進んで再び冷却を開始する。
【0091】
このように、非接触式のホール素子センサ57Aを作動片54のマグネット56後方に設け、このマグネット56の接近或いは離間に伴うホール素子H1、H2の出力ホール電圧の変化にて、作動片54に接触することなく当該作動片54(作動部材46)の移動量を検出するようにしたので、機械的な故障が生じなくなる。また、ボリュームによる電気的な設定値調整によって冷菓の硬さを極めて容易に調整することができるようになる。
【0092】
次に、ステップS60でプルダウンフラグがリセットされると、マイクロコンピュータ58はステップS68からステップS82に進み、圧力ONフラグがセットされているか否か判断し、NOであればステップS83に進んで圧力センサ27Aの出力する中継タンク14A内の圧力が例えば2.5kgf/平方センチメートル以下か否か判断する。そして、YESならばステップS84でポンプモータ40AをONし、ステップS85で注水バルブ24AをONし、ステップS86でシロップバルブ17AをONし、ステップS87で炭酸ガスバルブ12AをONしてステップS88で圧力ONフラグをセットする。
【0093】
また、ステップS82からは今度はステップS89に進み、中継タンク14Aの圧力が今度は3.0kgf/平方センチメートル以上か否か判断する。そして、NOならばステップS84に進み、YESならばステップS90でポンプモータ40AをOFFし、ステップS91で注水バルブ24AをOFFし、ステップS92でシロップバルブ17AをOFFし、ステップS93で炭酸ガスバルブ12AをOFFしてステップS94で圧力ONフラグをリセットする。
【0094】
このようにプルダウンフラグがリセットされた後(プルダウンが終了した後)は、2.5kgf/平方センチメートルと3.0kgf/平方センチメートルの圧力(通常の販売時の圧力)の間で水、シロップ、炭酸ガスの混合液の供給が制御されるようになる。
【0095】
ここで、冷却シリンダ2A内の炭酸ガスが溶解したシロップと水が冷却されると、水は氷になり、氷は炭酸ガスを溶解しないため、ガスが吐き出されて冷却シリンダ2A内の圧力は上昇する。また、水が氷になることによる体積膨張によっても冷却シリンダ2A内の圧力は高くなる。
【0096】
そのため、冷却前から販売時の圧力(2.5kgf/平方センチメートルと3.0kgf/平方センチメートルの間)まで混合液が供給されると、冷却後の冷却シリンダ2A内の圧力が異常に高くなり、最初の何杯かの取り出しは冷菓が飛び散る状態となるが、プルダウン中は低い圧力(1.7kgf/平方センチメートルと2.2kgf/平方センチメートルの間)で混合液を供給するので、係る不都合が防止される。
【0097】
次に、図21で解凍動作(左解凍動作を例にとる。右解凍動作も同様。)を説明する。解凍動作を開始するとき、マイクロコンピュータ58は先ずステップS95でビータモータ33MをONして冷却シリンダ2A内を撹拌する。次に、ステップS96で解凍イニシャルフラグがセットされているか否か判断する。ここで、解凍の初期には解凍イニシャルフラグはリセットでるためNOとなり、ステップS97に進んで解凍イニシャルフラグをセットしてステップS293に進む。但し、次回からはステップS96はYESとなり、ステップS296に進むようになる。
【0098】
マイクロコンピュータ58はステップS293では左シリンダ温度センサ32Aの検出する左冷却シリンダ2Aの温度が+7℃以上か否か判断し、YESであればステップS294で現在の冷却シリンダ2Aの温度のデータをマイクロコンピュータ58がその機能として有するメモリに温度メモリとして記録する。また、冷却シリンダ2Aの温度が+7℃より低いときはNOとなり、ステップS295に進んで解凍開始フラグをセットする。
【0099】
次ぎに、ステップS296で解凍開始フラグがセットされているか否か判断し、YESであればステップS98に進み、NOであればステップS297に進む。ここでは、NOであるものとすると、ステップS297で解凍判別40秒後フラグがセットされているか否か判断し、最初はNOであるからステップS298に進む。ステップS298ではマイクロコンピュータ58がその機能として有する解凍温度判別タイマが40秒経過したか否か判断し、NOであればステップS299で解凍温度判別タイマのカウント動作を実行する。
【0100】
解凍温度判別タイマのカウント開始してから40秒経過すると、ステップS298からステップS301に進んで冷却シリンダ2Aの現在温度から温度メモリを差し引いた結果の絶対値が1℃以内か否か判断する。ここで、NOとするとステップS302に進んで解凍判別40秒後フラグをセットし、ステップS303で解凍温度判別タイマをクリアしてステップS304で現在のシリンダ温度のデータを温度メモリに再度記録する。
【0101】
そして、次からはステップS297ではYESとなり、ステップS300に進んで解凍温度判別タイマが10秒経過したか否か判断する。ここで、NOであればステップS299に進み、前述同様に解凍温度判別タイマのカウント動作を実行し、YESであればステップS301に進んで前述同様に冷却シリンダの現在温度から温度メモリを差し引いた結果の絶対値が1℃以内か否か判断する。
【0102】
ここでYESとするとステップS305に進み、左冷却シリンダ2Aの温度が+7℃以上か否か判断して、NOならばステップS306で解凍開始フラグをセットし、YESならばステップS307で解凍動作フラグをリセットして解凍を終了する。
【0103】
ステップS295又はステップS306で解凍開始フラグがセットされると、マイクロコンピュータ58はステップS296からステップS98に進んでシリンダ温度センサ32Aの出力する温度が、+7.5℃以上か否か判断し、NOの場合にはステップS99でホットガスバルブONフラグをセットする。ここで、ホットガスバルブONフラグは後述するが、ここではホットガスバルブ41AをON(冷却バルブ40AはOFF)し、圧縮機36をONして冷却シリンダ2A内の冷菓の加熱を実行する。また、YESの場合にはステップS100で解凍動作フラグをリセットし、ステップS101でホットガスバルブONフラグをリセットする。ここで、ホットガスバルブONフラグがリセットになると、ホットガスバルブ41AをOFFし、圧縮機36をOFFする。即ち、この場合解凍動作は行わない。
【0104】
このように、解凍動作ではホットガスによる解凍動作の開始時に、先ずビータ33Aを動作させると共に、シリンダ温度センサ32Aの検出する温度が+7℃より低い場合には直ちに解凍動作を開始し、+7.5℃になるまで解凍動作を実行するようにしたので、解凍に要する時間を短縮でき、解凍動作を迅速化して時間のロスを解消できる。
【0105】
一方、シリンダ温度センサ32Aの検出する温度が+7℃以上の場合であっても、ビータ33Aにて冷却シリンダ2A内を攪拌して40秒経過した後、その40秒間に1℃以内の温度変化しかなかった場合には、冷却シリンダ2A内部の温度とシリンダ温度センサ32Aが検出する温度が非常に近いと判断する。即ち、冷却シリンダ2A内の温度は安定しているものと判断して、その後+7℃以上の場合には解凍を行わず、+7℃より低い場合には解凍動作を開始する。
【0106】
更に、上記40秒間に1℃より大きい温度変化があった場合には、冷却シリンダ2A内部の温度とシリンダ温度センサ32Aの検出する温度は遠いものと判断し、その後の10秒間の温度変化が1℃以内か否か判断して、1℃より大きければこれを繰り返す。そして、10秒間の温度変化が1℃以内となった時点で、冷却シリンダ2A内の温度は安定したものと判断し、その後+7℃以上の場合には解凍を行わず、+7℃より低い場合には解凍動作を開始する。
【0107】
即ち、ビータ33Aを動作させた後の40秒間、その後は10秒間の温度変化(温度勾配)を監視しながら解凍の要否を決定しているので、冷却シリンダ2Aの中心部において冷菓が凍結して固まっているなどの冷却シリンダ2A内部の状態の判別を精度良く行い、その状態に応じて適切な制御が可能となる。これにより、無用な解凍を防止しつつ、凍結状態の冷菓を一層確実に解凍することができるようになり、半流動状態の品質の良い冷菓の販売を、より円滑に行うことが可能となる。
【0108】
次に、図22で仕込動作(左仕込動作を例にとる。右仕込動作も同様。)を説明する。先ず、ステップS102で圧力ONフラグがセットされているか否か判断し、NOであればステップS103に進んで圧力センサ27Aの出力する中継タンク14A内の圧力が例えば1.7kgf/平方センチメートル以下か否か判断する。そして、YESならばステップS104でポンプモータ40AをONし、ステップS105で注水バルブ24AをONし、ステップS106でシロップバルブ17AをONし、ステップS107で炭酸ガスバルブ12AをONしてステップS108で圧力ONフラグをセットする。
【0109】
また、ステップS102からは今度はステップS109に進み、中継タンク14Aの圧力が今度は2.2kgf/平方センチメートル以上か否か判断する。そして、NOならばステップS104に進み、YESならばステップS110でポンプモータ40AをOFFし、ステップS111で注水バルブ24AをOFFし、ステップS112でシロップバルブ17AをOFFし、ステップS113で炭酸ガスバルブ12AをOFFしてステップS114で圧力ONフラグをリセットする。
【0110】
その後、ステップS115で再度圧力ONフラグがセットされているか否か判断し、NOであればステップS116に進んでマイクロコンピュータ58がその機能を有する圧力一定タイマの積算が20秒経過しているか否か判断し、NOであればステップS117で圧力一定タイマ動作(カウント)を実行する。ステップS116で圧力一定タイマが20秒経過するとステップS118で仕込動作フラグをリセットする。また、ステップS115で圧力ONフラグがセットされていてYESの場合、圧力一定タイマの積算をクリアする。
【0111】
このように仕込動作では、1.7kgf/平方センチメートルと2.2kgf/平方センチメートルの圧力の間で水、シロップ、炭酸ガスの混合液の供給が制御され、供給停止(圧力一定フラグのリセット)時間が20秒経過すると仕込動作を終了する。
【0112】
次に、図23で洗浄動作(左洗浄動作を例にとる。右洗浄動作も同様。)を説明する。先ず、ステップS120で圧力ONフラグがセットされているか否か判断し、NOであればステップS121に進んで圧力センサ27Aの出力する中継タンク14A内の圧力が例えば1.7kgf/平方センチメートル以下か否か判断する。そして、YESならばステップS122でポンプモータ40AをONし、ステップS123で注水バルブ24AをONし、ステップS124でシロップバルブ17AをONしてステップS125で圧力ONフラグをセットする。
【0113】
また、ステップS120からは今度はステップS126に進み、中継タンク14Aの圧力が今度は2.2kgf/平方センチメートル以上か否か判断する。そして、NOならばステップS122に進み、YESならばステップS127でポンプモータ40AをOFFし、ステップS128で注水バルブ24AをOFFし、ステップS129でシロップバルブ17AをOFFしてステップS130で圧力ONフラグをリセットする。
【0114】
その後、ステップS131で圧力一定フラグ(初期はリセット状態)がセットされているか否か判断し、NOであればステップS132に進んで再度圧力ONフラグがセットされているか否か判断し、NOであればステップS133に進んでマイクロコンピュータ58がその機能を有する圧力一定タイマの積算が20秒経過しているか否か判断し、NOであればステップS134で圧力一定タイマ動作(カウント)を実行する。また、ステップS132で圧力ONフラグがセットされていてYESであれば、圧力一定タイマの積算をクリアする。
【0115】
そして、ステップS133で圧力一定タイマが20秒経過すると、ステップS136で圧力一定フラグをセットし、ステップS131からは今度はステップS136に進む。
【0116】
続いて、ステップS137進んでマイクロコンピュータ58がその機能を有する洗浄タイマの積算が15分経過しているか否か判断し、NOであればステップS138で洗浄タイマ動作(カウント)を実行し、ステップS139で洗浄の残時間を液晶表示機に表示する。ステップS137で洗浄タイマが15分経過するとステップS140で洗浄動作フラグをリセットする。
【0117】
このように洗浄動作では、1.7kgf/平方センチメートルと2.2kgf/平方センチメートルの圧力の間で水、シロップ(ここでは洗浄液)の混合液の供給が制御され、供給停止(圧力一定フラグのリセット)時間が20秒経過すると、洗浄タイマ動作とその残時間表示を行い、15分経過すると洗浄動作を終了する。
【0118】
次に、図24で自動解凍動作(左自動解凍動作を例にとる。右自動解凍動作も同様)を説明する。先ず、ステップS141で自動解凍動作フラグがセットされているか否か判断し、YESであればステップS142に進み、NOであればステップS157に進み凍結解凍フラグをリセットし、ステップS158で自動解凍保護タイマをクリアして戻る。ここで、自動解凍動作フラグは、前記図18で説明したように自動解凍スイッチを一回押すとフラグがセットされ、再度押すとリセットされる。
【0119】
ステップS142で冷却動作フラグがセットされているか否か判断し、YESであればステップS143に進んで解凍動作フラグがセットされているか否か判断し、NOであればステップS144に進んで凍結解凍フラグがセットされているか否か判断する。ここで、凍結解凍フラグは後述の異常凍結検知動作で異常凍結が発生したときセットされるため、通常の冷却動作ではリセットである。従って、ステップS144からステップS151に進み、自動解凍タイマフラグがセットされているか否か判断し、ここでも自動解凍タイマフラグは、初期はリセット状態であるためNOとなり自動解凍動作を終了し戻る。
【0120】
しかし、異常凍結が発生し凍結解凍フラグがセットされると、ステップS144はYESとなりステップS145で凍結解凍フラグをリセットし、ステップS146で自動解凍タイマフラグをセットし、ステップS147でマイクロコンピュータ58がその機能を有する自動解凍カウンタに1を加える。ステップS148で自動解凍カウンタが2であるか否か判断し、ここではまだ1でありNOであるので、ステップS149で解凍動作フラグをセットする。次に、ステップS151もYESとなり、ステップS152でマイクロコンピュータ58がその機能を有する自動解凍タイマが1時間経過したか否か判断し、NOであればステップS153で自動解凍タイマ動作を実行する。これにより、この後は解凍動作を実行するため、ステップS143からステップS157に進み、解凍終了後は再びステップS144からステップS151に進む。
【0121】
ステップS151で自動解凍タイマフラグは前述の如くセットされた状態であるためYESとなり、ステップS152で自動解凍タイマが1時間経過したか否か判断する。自動解凍タイマが1時間経過するとステップS154で自動解凍タイマフラグをリセットし、ステップS155で自動解凍タイマをクリアし、ステップS156で自動解凍カウンタをクリアする。
【0122】
ここで、自動解凍タイマが1時間経過する前に、再度(2回目の)異常凍結が発生し凍結解凍フラグがセットされると、ステップS144からステップS145、146、147、148と進み、ステップS148で自動解凍カウンタは2となるため、ステップS150で異常凍結を液晶表示器に表示する。
【0123】
このように、自動解凍動作では冷却中に異常凍結が発生し凍結解凍フラグがセットされると、1度目は解凍動作を実行し、1時間以内に再度凍結解凍フラグがセットされると異常凍結を表示する。また、凍結解凍フラグがセットされてから1時間以上経過すると、自動解凍タイマや自動解凍カウンタがクリアされるため、再度凍結解凍フラグがセットされても、1回目となり解凍動作を実行する。
【0124】
次に、図25で冷却/ホットガスバルブ動作(左冷却/ホットガスバルブ動作を例にとる。右冷却/ホットガスバルブ動作も同様)を説明する。ステップS159でプルダウンフラグがセットされているか否か判断して、YESならばステップS160に進み、NOならステップS161に進む。ここで、例えば冷却動作中であれば最初にプルダウンフラグがセットされるためYESとなり、ステップS160で他方ホットガスバルブ(左シリンダなら右ホットガスバルブ)がONか否か判断して、NOならばステップS161で冷却バルブONフラグがセットされているか否か判断して、NOならばステップS162で冷却バルブをOFFし、YESならばステップS163で冷却バルブをONする。また、ステップS160で他方ホットガスバルブがONとなり、YESならばステップS162に進んで冷却バルブをOFFし、ステップS159でプルダウンフラグがリセットされてNOになるとステップS161に進んで、以後、前記同様に実行する。
【0125】
次に、ステップS164で他方冷却バルブ(左シリンダなら右冷却バルブ)がONか否か判断して、NOならばステップS165でホットガスバルブONフラグがセットされているか否か判断して、NOならばステップS166でホットガスバルブをOFFし、YESならばステップS167でホットガスバルブをONする。また、ステップS164で他方冷却バルブがONとなり、YESならばステップS166に進んでホットガスバルブをOFFする。
【0126】
このように、左右の冷却バルブとホットガスバルブ動作は、プルダウン中とプルダウン終了後で優先が違う。すなわち、プルダウン中はホットガスバルブを優先し、冷却バルブONフラグがセットされ、冷却バルブをONしようとしても、他方のシリンダがホットガスバルブをONしていれば、それが終了した後に冷却バルブをONする。また、プルダウンが終了した後は冷却バルブを優先し、ホットガスバルブONフラグがセットされ、ホットガスバルブをONしようとしても、他方のシリンダが冷却バルブをONしていれば、それが終了した後にホットガスバルブをONする。
【0127】
次に、図26で圧縮機動作を説明する。ステップS168で圧縮機用低圧スイッチがONか否か判断して、YESならば圧縮機をONし、NOならば圧縮機をOFFする。ここで圧縮機用低圧スイッチは、冷却バルブ、又は、ホットガスバルブがON(開く)と圧縮機高圧側からの圧力で低圧側の圧力が上がり2kg/fになると、ONし、反対に、冷却バルブ、又は、ホットガスバルブがOFF(閉じる)と圧縮機高圧側からの圧力はなく低圧側の圧力が下がり、圧縮機用低圧スイッチはOFFする。
【0128】
このように、圧縮機は圧縮機用圧力スイッチのON/OFFによって運転/停止を行う。
【0129】
次に、図27、図28及び図34でシロップ検知動作(左シロップ検知動作を例にとる。右シロップ検知動作も同様。)を説明する。ここで、使用者は表示基板73のスイッチと液晶表示器74を用いてシロップ感度設定を「0」か「1」に設定することができるように構成されている。即ち、販売に使用するシロップが、例えばコーラなどの電気伝導度の大きいものである場合には、シロップ感度が「1」とマイクロコンピュータ58に設定し、例えばメロンなどの電気伝導度が普通のシロップの場合には、シロップ感度を「0」に設定するものとする。
【0130】
そして、マイクロコンピュータ58は先ず、ステップS172でシロップ動作フラグがセットされているか否か判断して、YESならばステップS200に進み、NOならばステップS173に進む。ここで、シロップ動作フラグは、前述したようにシロップ切れになったときシロップスイッチを押すことによってセットされるため、NOとなりステップS173に進む。
【0131】
ステップS173はシロップ切れフラグがセットされているか否か判断して、ここでは、NOなのでステップS174に進んでシロップバルブがONしているか否か判断する。シロップバルブは前述したように各動作(冷却、仕込、洗浄)において中継タンク圧力が設定値以下になったときONする。ここでは、シロップバルブがONであるとするとYESとなりステップS175でマイクロコンピュータ58がその機能を有するシロップ切れ判定タイマが1秒経過したか否か判断して、NOならばステップS176でシロップ切れ判定タイマ動作を実行する。
【0132】
ステップS175でシロップ切れ判定タイマが1秒経過するとステップS182で1秒前比較フラグがセットされているか否か判断して、初期はNOなのでステップS183で1秒前比較フラグをセットする。これによって、次からはステップS182からステップS187に進む。ステップS184でマイクロコンピュータ58がその機能を有する記録でシロップ前回1秒後電圧から現在のシロップ電圧を引いた差が0.5V以上であるか否か判断して、YESならばシロップ切れフラグをセットし、NOならばステップS186に進み現在のシロップ電圧をシロップ前回1秒後電圧としてマイクロコンピュータ58に記録しておく。
【0133】
すなわち、ここではシロップバルブがONして1秒後(シロップ電圧が安定するまでの時間)に前回と同時期の電圧を比較して、その差が0.5V以上低くなればシロップ切れと判断する。
【0134】
次に、ステップS187でマイクロコンピュータ58は前記シロップ感度設定が「0」か否か判断し、「0」(シロップの電気伝導度は普通。)に設定されている場合には、ステップS308に進んでシロップ電圧が0.5V以上か否か判断し、「1」(シロップの電気伝導度が高い。)の場合にはステップS309に進んでシロップ電圧が3V以上か否か判断する。
【0135】
即ち、ここではシロップの種類に応じて電気伝導度が大きく異なり、シロップ電圧も大きく違ってくることに着目して、感度の設定変更を行っている。
【0136】
ステップS308でシロップ電圧が0.5V以上、或いは、ステップS309でシロップ電圧が3V以上であるか否か判断し、NOであればステップS188でシロップ切れフラグをセットする。ここではシロップバルブがONして1秒以降に0.5V以下、或いは、3V以下になればシロップ切れと判断する。
【0136】
次に、ステップS189でシロップ電圧比較タイマが0.1秒経過したか否か判断して、NOであればステップS190でシロップ電圧比較タイマ動作を実行する。ステップS189で0.1秒経過するとステップS191でシロップ電圧比較タイマをクリアして、ステップS192で現在のシロップ電圧からシロップ前回電圧を引いた差が0V以上(現在のシロップ電圧が前回のシロップ電圧より高い)か否か判断する。
【0137】
ここでシロップバルブをONした初期には、シロップ電圧は前回電圧より大きくなるためYESとなり、ステップS197でマイクロコンピュータ58が機能として有するシロップ電圧ダウンカウンタをクリアして、ステップS198でシロップ電圧をシロップピーク電圧としてマイクロコンピュータ58に記録し、ステップS199でシロップ電圧をシロップ前回電圧としてマイクロコンピュータ58に記録する。ステップS192でシロップ電圧がシロップ前回電圧より低くなりNOとなると、ステップS193でシロップ電圧ダウンカウンタに1を加えて、ステップS194でシロップ電圧ダウンカウンタが5回以上か否か判断して、ここではまだNOなのでステップS199に進む。
【0138】
ステップS194でシロップ電圧ダウンカウンタが5回になるとYESとなり、ステップS195でシロップピーク電圧からシロップ電圧を引いた差が0.3V以上か否か判断し、YESならばステップS196でシロップ切れフラグをセットし、NOならばステップS197に進む。
【0139】
すなわち、ここではシロップ電圧を0.1秒間隔で監視し、5回連続してシロップ電圧が下がり、その時点のシロップ電圧がシロップピーク電圧と比較して0.3V以上低ければシロップ切れと判断する。
【0140】
また、ステップS173でYES、または、ステップS174でNOならば、ステップS177、178、179、180でシロップ切れ判定タイマ、シロップ電圧ダウンカウンタ、シロップ前回電圧、シロップピーク電圧をクリアし、ステップS181で1秒前比較フラグをリセットする。
【0141】
次に、ステップS172でシロップ動作フラグがセット(シロップ切れフラグがセットされてシロップスイッチをONしたとき)されるとYESとなり、ステップS200でシロップバルブをONし、ステップS201でシロップ電圧比較タイマが0.1秒経過したか否か判断して、NOであればステップS213でシロップ電圧比較タイマ動作を実行する。ステップS201で0.1秒経過すると、ステップS202でシロップ電圧比較タイマをクリアし、ステップS203で前記シロップ感度設定が「0」か否か判断し、「0」(シロップの電気伝導度は普通。)に設定されている場合には、ステップS310に進んでシロップ電圧が0.5V以上か否か判断し、「1」(シロップの電気伝導度が高い。)の場合にはステップS311に進んでシロップ電圧が3V以上か否か判断する。
【0142】
即ち、ここでもシロップの種類に応じて電気伝導度が大きく異なり、シロップ電圧も大きく違ってくることに着目して、感度の設定変更を行っている。
【0143】
シロップが売り切れになると、空のシロップタンクを交換してシロップを供給するため、初期はシロップ電圧が0.5V以下、又は、3V以下でNOとなり、ステップS210に進みシロップ電圧カウンタをクリアし、ステップS211、212でシロップ電圧をシロップピーク電圧、シロップ前回電圧としてマイクロコンピュータ58に記録する。シロップが電極に接するとシロップ電圧が上がり0.5V、又は3Vを越えると、ステップS310、又はステップS311ではYESとなり、ステップS204でシロップ前回(0.1秒前)電圧から現在のシロップ電圧を引いた差が±0.1V以上か否か判断する。
【0144】
ここでシロップ電圧が安定するまでには約1秒かかるため初期はYESとなり、ステップS210に進む。シロップ電圧が安定しステップS204でシロップ前回電圧と現在のシロップ電圧の差が±0.1V以内になるとNOとなり、ステップS205でシロップ電圧カウンタに1を加え、ステップS206でシロップ電圧カウンタが5回カウントしたか否か判断して、初期はNOなのでステップS212に進み現在のシロップ電圧をシロップ前回電圧としてマイクロコンピュータ58に記録する。ステップS206でシロップ電圧カウンタが5回カウントするとYESとなり、ステップS207でシロップピーク電圧から現在のシロップ電圧を引いた差が±0.2V以上か否か判断する。
【0145】
ここでは、通常安定しているためNOとなり、ステップS208でシロップ切れフラグをリセットし、ステップS209でシロップバルブをOFFし、ステップS283でシロップ動作フラグをリセットする。ステップS207でシロップピーク電圧から現在のシロップ電圧を引いた差が±0.2V以上になる(シロップ電圧が依然安定しない)と、ステップS210、211、212に進みシロップ電圧カウンタをクリアし、シロップ電圧をシロップピーク電圧、シロップ前回電圧としてマイクロコンピュータ58に記録する。
【0146】
このように、シロップタンクが空になりシロップ切れになると、シロップタンクを交換してからシロップスイッチを押し、シロップバルブをONしてシロップが電極センサに流れ込み接触する。これによってシロップ電圧が変化し、電極がシロップで満たされると電圧は安定する。そしてシロップ電圧が0.1秒間隔で5回連続して±0.1V以内で、かつ、ピーク電圧との差が±0.2V以内になるとシロップ切れを解除(リセット)する。
【0147】
また、使用するシロップの電気伝導度に応じてシロップ感度設定を変更し、シロップの電気伝導度が通常の場合にはシロップ電圧を判断するしきい値を0.5Vとし、シロップの電気伝導度が高い場合には上記しきい値を3Vに上昇させているので、特に、電気伝導度が高いシロップを使用する場合に、シロップが空となっているのに泡などの付着によってシロップ切れを判断できず、或いは、シロップタンクの交換後、未だシロップが流れ込んでいないにも拘わらず同様に泡などの付着によってシロップ有りと判断してしまう不都合を解消することができる。
【0148】
次に、図29乃至図32で警報検知動作を説明する。警報検知には種々の検知があり、それぞれについて説明していく。
【0150】
先ず、図29で冷媒回路ユニット異常検知動作を説明する。ステップS214で左右冷却バルブがONか否か判断して、YESならばステップS216に進み、NOならばステップS215で左右ホットガスバルブがONか否か判断する。ここで、左右冷却バルブと左右ホットガスバルブは、前記冷却動作、または、解凍動作でON/OFFし、ここではONしているとして、ステップS216に進み圧縮機がONしているか否か判断する。ここで圧縮機は、前述したように冷却、または、ホットガスバルブのON/OFFによって圧縮機冷媒回路の圧力が上昇/下降し、圧縮機用低圧スイッチがON/OFFされ、これによってON/OFFする。
【0151】
通常、冷却、または、ホットガスバルブがONすれば、圧縮機冷媒回路の圧力は上昇するが、当初は圧縮機用低圧スイッチがOFFのため、圧縮機はOFFしている。このため、ステップS216からステップS217に進みマイクロコンピュータ58がその機能を有する圧縮機保護タイマが20秒経過したか否か判断し、NOであればステップS218で圧縮機保護タイマ動作を実行する。数秒後圧縮機冷媒回路の圧力が上昇し所定圧力(2kgf)を越えると、圧縮機用低圧スイッチはONされ圧縮機がONするため、ステップS216からステップS220に進み圧縮機保護タイマをクリアする。
【0152】
しかし、圧縮機冷媒回路に何らかの異常があり圧縮機がONしない場合、ステップS217で圧縮機保護タイマが20秒経過するとYESとなり、ステップS219に進み冷媒回路ユニット異常表示を文字等で表示する。
【0153】
このように、冷媒回路ユニット異常検知動作は、冷却、または、ホットガスバルブがONしているのに、圧縮機が20秒経過してもONしないときを異常としている。
【0154】
次に、図30でバルブリーク検知動作について説明する。ステップS221で左右冷却バルブがONか否か判断して、NOならばステップS222で左右ホットガスバルブがONか否か判断する。ステップS221、または、222がYESならばステップS238に進みリークタイマスタートフラグをリセットし、ステップS239、240でマイクロコンピュータ58が機能として有するリークカウンタ、及び、リークタイマをクリアする。ステップS221、及び、222で左右冷却バルブ、及び、左右ホットガスバルブがONでなくNOとすると、ステップS223で圧縮機がONか否か判断する。
【0155】
ここで圧縮機は前述したように、冷却、または、ホットガスバルブのON/OFFによって圧縮機冷媒回路の圧力が上昇/下降し、圧縮機用低圧スイッチがON/OFFされ、これによってON/OFFする。通常、冷却、または、ホットガスバルブがOFFであれば、圧縮機冷媒回路の圧力は低くなり圧縮機用低圧スイッチはOFFされ、圧縮機はOFFしている。これによってステップS223はNOとなりステップS224に進み圧縮機動作ONフラグをリセットする。
【0156】
しかし、冷却バルブ、または、ホットガスバルブがリークすると、圧縮機冷媒回路の圧力が上昇し、所定圧力(2kgf)を越えると圧縮機用低圧スイッチはONされ圧縮機もONする。この時ステップS223はYESとなりステップS225に進み圧縮機動作ONフラグがセットされているか否か判断して、初期はNOなのでステップS226で圧縮機動作ONフラグをセットし、ステップS227でリークタイマスタートフラグをセットし、ステップS228でリークカウンタに1を加え、ステップS229でリークカウンタが2であるか否か判断する。ここでリークカウンタは、当初は1であるためNOとなりステップS235に進む。また、ステップS226で圧縮機動作ONフラグがセットされるため、ステップS225は次からステップS235に進む。
【0157】
ここでは、冷却バルブ、または、ホットガスバルブはリークなので、圧縮機は上記説明の如くONするが、完全にバルブが開いていないため圧縮機が運転すると、すぐに冷媒回路の圧力は下がり圧縮機用低圧スイッチがOFFして圧縮機がOFFする。この時ステップS223はステップS224に進み圧縮機動作ONフラグをリセットし、この後、再度バルブリークにより圧縮機がONするとステップS225、226、227、228と進みステップS229でリークカウンタが2となりステップS230に進む。ステップS230は左ホール素子電圧から初期値電圧を引いた値が設定値より高い(左シリンダ内シロップが十分冷えている)か否か判断して、YESであれば左冷却バルブがリークしていることを表示する。ステップS230でNOであればステップS232で右ホール素子電圧から初期値電圧を引いた値が設定値より高い(右シリンダ内シロップが十分冷えている)か否か判断して、YESであれば右冷却バルブがリークしていることを表示し、ステップS232でNOであればホットガスバルブがリークしていることを表示する。
【0158】
ステップS235でリークタイマスタートフラグがセットされているか否か判断して、YESであればステップS236でリークタイマが1分経過したか否か判断して、NOであればステップS237でリークタイマ動作を実行する。ステップS236でリークタイマが1分経過、または、ステップS235でリークタイマスタートフラグがセットされていないと、ステップS238でリークタイマスタートフラグをリセットし、ステップS239、240でリークカウンタ、リークタイマをクリアする。
【0159】
このようにして、バルブリーク検知動作では、左右冷却バルブ、または、左右ホットガスバルブがONしていないのに、1分以内に圧縮機のON/OFFを2回繰り返し、その時のシリンダ内の冷え具合(ホール素子電圧)を見て十分冷えていれば冷却バルブがリーク異常として表示をし、シリンダ内が冷えてなければホットガスバルブがリーク異常として表示する。ここで1分以内としているのは、バルブリークが頻繁に発生することを意味し、1分以上のON/OFFは、バルブリークがあっても僅かであることを意味する。
【0160】
次に、図31で左シリンダの左圧力上昇異常検知動作を説明する(右シリンダの右圧力上昇異常検知動作も同様)。先ず、ステップS241で左シロップバルブがONか否か判断して、YESならばステップS242に進み、NOならばステップS249に進む。ここでは、YESとしてステップS242で左圧力供給フラグがセットされているか否か判断して、初期はNOなのでステップS243で左圧力供給フラグをセットし、ステップS244で現時点の左中継タンクの圧力をマイクロコンピュータ58がその機能を有する左圧力メモリに記録し、ステップS245に進む。
【0161】
また次からは、ステップS242からもステップS245進む。ステップS245で左圧力保護タイマが1分経過したか否か判断して、NOであれば左圧力保護タイマ動作を実行し、左圧力保護タイマが1分経過してYESとなればステップ247に進む。ステップS247は左中継タンクの左圧力から左圧力メモリを引いた値が0.5kgf/平方センチメートル以上か否か判断して、NOならば ステップS248で左圧力異常表示を行い、NOならばステップS249で左圧力保護タイマをクリアし、ステップS250で左圧力供給フラグをリセットする。
【0162】
このように、左圧力上昇異常検知動作は、左シロップバルブがONした時の左中継タンクの圧力を記録し、1分経過しても左シロップバルブがONしている場合、現在の左中継タンクの圧力と1分前の圧力メモリを比較して0.5kgf/平方センチメートル以下であれば、左中継タンクの圧力上昇が異常と検知し表示する。
【0163】
次に、図32で左シリンダの左異常凍結検知動作を説明する(右シリンダの右異常凍結検知動作も同様)。先ず、ステップS251で左冷却動作フラグがセットされているか否か判断して、YESならばステップS252で左解凍動作フラグがセットされているか否か判断して、NOならばステップS253に進む。ステップS251でNO、または、ステップS252でYESならばステップS274に進み左冷却フラグをリセットし、ステップS275で左凍結タイマスタートフラグをリセットし、ステップS276、277、278、279ではマイクロコンピュータ58がその機能を有する左凍結2回カウンタ、左凍結3回カウンタ、左凍結15秒タイマ、左凍結1分タイマをクリアする。
【0164】
ここでは、ステップS251で左冷却動作フラグがセットされ、ステップS252で左解凍動作フラグがリセットされているとし、ステップS253で左冷却バルブがONか否か判断して、YESならばステップS254で左冷却フラグがセットされているか否か判断して、初期はNOなのでステップS255で左冷却フラグをセットし、ステップS256で左凍結タイマスタートフラグをセットし、ステップS257で左凍結3回カウンタに1を加え、ステップS258で左凍結3回カウンタが3回か否か判断して、ここでは、NOなのでステップS266に進む。ステップS253で左冷却バルブがONでなくNOであればステップS273に進み左冷却フラグをリセットしステップS266に進み、また、ステップS254で左冷却バルブがセットされているとステップS266に進む。(すなわちここでは、左冷却バルブがONするごとに左凍結3回カウンタに1を加える。)
【0165】
次に、ステップS258で左凍結3回カウンタが3回になると、ステップS259で左凍結3回カウンタをクリアし、ステップS260で凍結15秒タイマをクリアし、ステップS261で左凍結2回カウンタに1を加え、ステップS262で左凍結2回カウンタが2回か否か判断して、ここでは、NOなのでステップ266に進む。YESならばステップS263で自動解凍動作フラグがセットされているか否か判断して、NOならば左異常凍結表示を行い、YESならば左凍結解凍フラグをセットする。
【0166】
ここで凍結解凍フラグは、前記自動解凍動作で利用されるフラグである。(すなわちここでは、左凍結3回カウンタが3回になるごとに左凍結2回カウンタに1を加え、左凍結2回カウンタが2回になり自動解凍動作フラグがセットされていれば左凍結解凍フラグをセットし、リセットされていれば異常凍結表示を行う。)
【0167】
次に、ステップS266で左凍結タイマスタートフラグがセットされているか否か判別して、YESであればステップS267で左凍結1分タイマが1分経過したか否か判断して、NOであればステップS268で左凍結1分タイマ動作を実行し、ステップS269で左凍結15秒タイマが15秒経過したか否か判断して、NOであればステップS270で左凍結15秒タイマ動作を実行する。ステップS266でNO、または、ステップS267でYESであればステップS275で左凍結タイマスタートフラグをリセットし、ステップS276、277、278、279で左凍結2回カウンタ、左凍結3回カウンタ、左凍結15秒カウンタ、左凍結1分タイマをクリアする。ステップS269でYESであれば、ステップS271、272で左凍結3回カウンタ、左凍結15秒カウンタをクリアする。
【0168】
このようにして、左異常凍結検知動作は、冷却バルブが15秒間に3回ON/OFFし、この状態が1分間に2回発生すると異常凍結状態と検知する。そしてこの時、自動解凍動作フラグがセットされているか否かを判断して、セットされていれば左凍結解凍フラグをセットし自動的に解凍動作を実行させ、セットされていなければ異常凍結であることを表示する。
【0169】
【発明の効果】
以上詳述した如く本発明によれば、販売開始時などにおいては、各冷却筒の温度が所定温度より高い場合、制御装置により片方ずつの冷却を実行し、必ず双方の冷却筒が所定温度に冷えてから、当該双方の冷却筒が同時に冷却される状態になるので、圧縮機の高負荷での運転が回避され、圧縮機の長寿命化が図れる。また、保護用の高圧スイッチも作動しなくなるので、結果として販売可能状態になるまでの時間が短縮されると共に、一々各冷却筒を順番に冷却する操作も不要となるため、使用者の操作性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を具備する冷菓製造装置の正面図である。
【図2】 本発明を具備する冷菓製造装置の側面図である。
【図3】 シロップ、水の給水系管路を示す構成図である。
【図4】 冷却運転時の冷媒の流れを示す冷媒回路図である。
【図5】 解凍運転時のホットガスの流れを示す冷媒回路図である。
【図6】 シロップの売り切れを検知するシロップ検知センサーが取り付けられた電磁弁の断面図である。
【図7】 冷却筒(冷却シリンダ)の断面図である。
【図8】 ホール素子が2つ取り付けられているホール素子基板の正面図である。
【図9】 ホール素子が3つ取り付けられているホール素子基板の正面図である。
【図10】 硬さ調整装置の調整時を示す側面図である。
【図11】 図10の正面図である。
【図12】 硬さ調整装置の拡大側面図である。
【図13】 制御装置の回路図である。
【図14】 制御装置にて駆動される各駆動部品のリレー回路図である。
【図15】 ホール素子センサーの回路図である。
【図16】 シロップ検知センサーの回路図である。
【図17】 制御装置による全体の処理を示すメインフローチャートである。
【図18】 制御装置による全体の処理を示すメインフローチャートである。
【図19】 制御装置による全体の処理を示すメインフローチャートである。
【図20】 冷却動作に係る処理を示すフローチャートである。
【図21】 解凍動作に係る処理を示すフローチャートである。
【図22】 仕込動作に係る処理を示すフローチャートである。
【図23】 洗浄動作に係る処理を示すフローチャートである。
【図24】 自動解凍動作に係る処理を示すフローチャートである。
【図25】 冷却/ホットガスバルブ動作に係る処理を示すフローチャートである。
【図26】 圧縮機動作に係る処理を示すフローチャートである。
【図27】 シロップ検知に係る処理を示すフローチャートである。
【図28】 シロップ検知に係る処理を示すフローチャートである。
【図29】 警報検知に係る処理を示すフローチャートである。
【図30】 警報検知に係る処理を示すフローチャートである。
【図31】 警報検知に係る処理を示すフローチャートである。
【図32】 警報検知に係る処理を示すフローチャートである。
【図33】 ホール電圧ー距離特性を示す特性図である。
【図34】 シロップ有無のシロップ電圧を示す特性図である。
【符号の説明】
1 冷菓製造装置
2A、2B 冷却シリンダ
9A、9B シロップタンク
31A、31B 熱交換パイプ
32A、32B シリンダ温度センサ
33A、33B ビータ
36 圧縮機
58 マイクロコンピュータ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an abnormality detection device for a frozen dessert manufacturing apparatus that manufactures a frozen dessert such as soft cream, ice cream, or frozen sherbet.
[0002]
[Prior art]
This conventional frozen confectionery manufacturing apparatus is disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 6-319462 (A23G9 / 22) as a cooling product distribution apparatus in a plurality of cooling cylinders (cooling cylinders) cooled by a refrigerator. Water and carbon dioxide gas are agitated to produce frozen desserts.
[0003]
Further, in such a frozen dessert manufacturing apparatus, a refrigeration cycle is configured by a single compressor and a cooler provided on the outer surface of each cooling cylinder, and refrigerant is distributed to these coolers to cool each cooling cylinder. It was a thing.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, since the temperature of each cooling cylinder has risen to about room temperature at the start of operation after opening the store, all the cooling cylinders must be cooled to a low temperature at which they can be manufactured. In that case, if the load on each cooling cylinder is small, there is no problem even if cooling is performed by supplying refrigerant to all the coolers, but when the operation is started as described above or when the outside air temperature is high, the load is reduced. This increases the load on the compressor.
[0005]
Here, in this kind of refrigeration equipment, when the load applied to the compressor is large, the discharge pressure rises abnormally and it becomes a dangerous situation. Therefore, a high pressure switch is attached to the high pressure side of the normal refrigeration cycle, and the predetermined pressure is set. The compressor is forcibly stopped when it is reached.
[0006]
Therefore, as described above, the compressor stops even when the load increases in a situation where the temperature of each cooling cylinder is high, and there is a problem that none of the cooling cylinders is cooled during that time.
[0007]
The present invention has been made in view of the above-described problems, and an object of the present invention is to smoothly and quickly cool all cooling tubes in a frozen dessert manufacturing apparatus including at least two cooling tubes.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The frozen dessert manufacturing apparatus of the present invention includes at least two cooling cylinders that define a cooling chamber for manufacturing frozen desserts, a cooler provided on the outer surface of each cooling cylinder, and a single refrigeration cycle that constitutes a refrigeration cycle together with the coolers. A compressor, A cooling valve that controls whether the refrigerant discharged from the compressor and decompressed flows or not flows to each cooler, and A temperature sensor provided in each cooling cylinder; A control device for controlling the compressor and each cooling valve based on each temperature sensor; With The controller is When cooling both cooling cylinders, if the temperature of each cooling cylinder is higher than a predetermined temperature, cooling of one cooling cylinder is executed, and the cooling is performed when the temperature of the cooling cylinder falls below a predetermined temperature. The cooling of the cylinder is stopped and the process proceeds to the cooling of the other cooling cylinder, and when the temperature of the cooling cylinder becomes equal to or lower than the predetermined temperature, the cooling of both the cooling cylinders is performed.
[0009]
According to the present invention, at the start of sales, etc. When the temperature of each cooling cylinder is higher than the predetermined temperature, the controller performs cooling one by one, and both cooling cylinders are always cooled to the predetermined temperature, and then both the cooling cylinders are cooled at the same time. So Operation with a high load of the compressor is avoided, and the life of the compressor can be extended. In addition, since the protective high-pressure switch does not operate, the time until it becomes ready for sale is shortened, and the operation of cooling each cooling cylinder in turn is unnecessary, so that the operability of the user is improved. Will also improve.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. 1 is a front view of a frozen dessert manufacturing apparatus equipped with the present invention, FIG. 2 is a side view of the frozen dessert manufacturing apparatus equipped with the present invention, FIG. 3 is a block diagram showing a syrup and water supply system pipeline, and FIG. FIG. 5 is a refrigerant circuit diagram showing the flow of hot gas during the thawing operation, and FIG. 6 is a cross-sectional view of a solenoid valve equipped with a syrup detection sensor for detecting the sold out syrup. 7 is a cross-sectional view of a cooling cylinder (cooling cylinder), FIG. 8 is a front view of a Hall element substrate to which two Hall elements are attached, and FIG. 9 is a front view of the Hall element substrate to which three Hall elements are attached. 10 is a side view showing the adjustment of the hardness adjusting device, FIG. 11 is a front view of FIG. 10, FIG. 12 is an enlarged side view of the hardness adjusting device, FIG. 13 is a circuit diagram of the control device, and FIG. Relay circuit diagram of each drive component driven by the
[0011]
As shown in FIGS. 1 and 2, two frozen dessert extractors (service cocks) 34 </ b> A and 34 </ b> B are provided on the upper and lower sides of the frozen
[0012]
Moreover, the
[0013]
Furthermore, a
[0014]
Next, the syrup supply path will be described with reference to FIG. 2A and 2B are cooling cylinders (cooling cylinders) in which a cooling chamber is defined, and the frozen dessert is cooled in the cooling chamber. The agitator (hereinafter referred to as a beater) is rotatable in the cooling chamber. 33A and 33B are provided, and a
[0015]
The syrup supply path includes left and right syrup tanks (liquid tanks) 9A and 9B for storing two types of syrup supplied to the
[0016]
The
[0017]
Next, a water path is demonstrated with reference to the same figure. Water is introduced from the external water system into the water tank 21 through the
[0018]
The water tank 21 may also be provided with a liquid sensor that detects the liquid described above. In this case, even if the water level detection device 84 in the water tank 21 breaks down, it is possible to take a double water outage countermeasure by enabling water supply.
[0019]
The water in the water tank 21 is sent to the left and right relay tanks 14A and 14B by the
[0020]
The
[0021]
The left and right secondary regulators 11A and 11B are provided with a carbon dioxide gas detection device (carbon dioxide gas sold-out switch) 85, which detects when the carbon dioxide gas has run out.
[0022]
The
[0023]
Next, the refrigerant circuit will be described with reference to FIGS. 4 and 5. The thick lines in FIGS. 4 and 5 indicate the flow of the refrigerant.
[0024]
Left and right
[0025]
In the figure, 2A and 2B are the above-described cooling cylinders, and
[0026]
First, piping from the
[0027]
Further, hot gas piping through which hot gas can flow directly into the
[0028]
Next, the structure of the
[0029]
[0030]
Next, torque adjusting mechanisms (hardness adjusting devices) 3 as shown in FIGS. 7 to 12 are respectively provided at the rear portions of the
[0031]
A
[0032]
The operating
[0033]
Therefore, the actuating
[0034]
Further, the rotation of the actuating
[0035]
Then, behind the
[0036]
As shown in FIG. 8, two
[0037]
Reference numeral 103 shown in FIGS. 10 and 11 denotes a substrate adjustment jig for adjusting the
[0038]
Further, the mounting portion of the
[0039]
Next, in FIG. 13, the
[0040]
The outputs of the left and right
[0041]
Between the output of the
[0042]
Further, as shown in FIG. 14, the compressor 36 (motor) is connected to the contact of the relay RY1, the
[0043]
The
[0044]
This voltage is amplified by the differential amplifier OP1 (operational amplifier 1) via the resistors R1, R2, and R3, and is connected to the
[0045]
Next, the
[0046]
The operation of the above configuration will be described with reference to the flowcharts shown in FIGS. FIGS. 17 to 32 show a program of the
[0047]
Next, if NO in step S1, the process proceeds to step S2 to determine whether or not the left cooling switch is turned on. If YES, the process proceeds to step S9 to set the left cooling operation flag and other left operation flags. To reset. Next, the hall voltage initial value (initial output) of the left
[0048]
In step S11, a pull-down flag is set. In step S12, it is determined whether the left 10-minute stop flag is set “1”. If YES, the left thawing operation flag is set in step S13. If NO, the left thawing operation flag is not set. In step S284, it is determined whether or not the temperature detected by the left
[0049]
If YES, the left cooling priority flag is set in step S285, and if NO, the left cooling priority flag is not set and the routine proceeds to switch-related determination for the right cooling cylinder.
[0050]
Next, in the case of NO in step S2, the process proceeds to step S3 to determine whether or not the left syrup switch has been turned on. If YES, in step S14, based on the output of the left
[0051]
Next, if NO in step S3, the process proceeds to step S4 to determine whether or not the left carbon dioxide switch is turned on. If YES, the left carbon dioxide operation flag is set in step S16 and the right cooling cylinder is used. Transition to judgment of switch relations. If NO, it is determined in step S5 whether or not the left thawing switch is turned on. If YES, the left thawing operation flag is set in step S17 and the process proceeds to switch-related determination for the right cooling cylinder.
[0052]
If NO in step S5, the process proceeds to step S6 to determine whether or not the left preparation switch is turned on. If YES, the left preparation operation flag is set in step S18 and the other left operation flags are reset. Transition to judgment of switch for right cooling cylinder. If NO in step S6, the process proceeds to step S7 to determine whether or not the left cleaning switch is turned on. If YES, the left cleaning operation flag is set in step S19 and the other left operation flags are reset. To switch to the right cooling cylinder switch.
[0053]
The determination of the switch relationship for the right cooling cylinder is the same in the following. In this case, it is determined in step S284 whether the temperature detected by the right cooling cylinder temperature sensor 32B is + 7 ° C. or higher. In step S285, the right cooling priority flag is set.
[0054]
When the determination of the switch relation for the right cooling cylinder is completed, it is determined whether or not the automatic thawing switch is turned on in step S20 of FIG. 18. If YES, whether or not the automatic thawing switch flag is set in step S21. If NO, it is determined in step S22 whether or not the automatic thawing operation flag is set. Here, if NO, the automatic decompression operation flag is set in step S23, and if YES, the automatic decompression operation flag is reset and the process proceeds to step S26.
[0055]
If NO in step S20, the automatic thawing switch flag is reset in step S24, and the process proceeds to step S26. Even if YES in step S21, the process proceeds to step S26. That is, in the automatic thawing operation, the automatic thawing operation flag is set when the automatic thawing switch is pressed once, and the automatic thawing operation flag is reset when pressed again.
[0056]
Similar to the automatic thawing switch, it is determined whether or not the automatic drain switch is turned on in step S26. If YES, it is determined whether or not the automatic drain switch flag is set in step S27. If NO, the automatic drain switch is determined in step S28. It is determined whether or not the operation flag is set. Here, if NO, the automatic drain operation flag is set in step S29, and if YES, the automatic drain operation flag is reset and the operation shifts to the left cylinder operation.
[0057]
If YES in step S26, the automatic drain switch flag is reset in step S30 and the operation shifts to the left cylinder operation. Even if YES in step S27, the operation shifts to the left cylinder operation. That is, in the automatic drain operation, when the automatic drain switch is pressed once, the automatic drain operation flag is set, and when it is pressed again, the automatic drain operation flag is reset.
[0058]
Next, the operation proceeds to the operation for the left cylinder, and it is determined whether or not the left cooling operation flag is set in step S32 of FIG. 19. If YES, the left cooling operation is executed in step S33. This cooling operation will be described later. If NO in step S32, the process proceeds to step S44 to determine whether or not the accumulation of the stop timer as a function of the
[0059]
Thus, when 10 minutes have elapsed since the cooling operation of the
[0060]
Accordingly, when the cooling operation is temporarily stopped due to an operation error or the like, at the start of re-cooling, the process does not pass through
[0061]
Next, proceeding to step S34, it is determined whether or not the left syrup operation flag is set. If YES, the left syrup operation is executed at step S35. In this left syrup operation, the
[0062]
If NO in step S34, the process proceeds to step S36 to determine whether the left carbon dioxide operation flag is set. If YES, the left carbon dioxide operation is executed in step S37. In this carbon dioxide operation, the
[0063]
If NO in step S36, the process proceeds to step S38 to determine whether or not the left thawing operation flag is set. If YES, the left thawing operation is executed in step S39. This thawing operation (thawing operation) will be described later.
[0064]
If NO in step S38, the process proceeds to step S40 to determine whether or not the left preparation operation flag is set. If YES, the left preparation operation is executed in step S41. This charging operation will be described later.
[0065]
If NO in step S40, the process proceeds to step S42 to determine whether the left cleaning operation flag is set. If YES, the left cleaning operation is executed in step S43. This cleaning operation will be described later. In the case of NO, the operation moves to the operation for the right cooling cylinder (the operation is the same as the operation for the left cooling cylinder, and the description is omitted).
[0066]
Next, a left automatic thawing operation is performed in step S47, a right automatic thawing operation is performed in step S48, an automatic drain operation is performed in step S49, a left cooling / hot gas valve operation is performed in step S50, and step S51. The right cooling / hot gas valve operation is executed in step S52, the compressor operation is executed in step S52, the left syrup detection operation is executed in step S280, the right syrup detection operation is executed in step S281, and the alarm detection operation is executed in step S282. Execute. These operations will be described later.
[0067]
Next, the cooling operation (the left cooling operation is taken as an example. The same applies to the right cooling operation except for steps S286 to S288) will be described with reference to FIG. In step S53, the
[0068]
If NO in step S53, the
[0069]
Next, it is determined whether or not the right cooling priority flag is set in step S286. Here, Steps S286 to S288 in FIG. 20 show programs for the left cooling operation, and Steps S289 to S292 show programs for the right cooling operation.
[0070]
In this case, assuming that the left and right cooling priority flags are set in FIG. 17, the right cooling priority flag is set in step S286, so that the answer is YES, and in the left cooling operation, the process proceeds from step S286 to step S61. The ON flag is reset, the cooling ON flag is reset in step S62, and the process proceeds to step S68.
[0071]
On the other hand, since the right cooling priority flag is set in the right cooling operation, YES is determined in the step S289, and the process proceeds to a step S291 so as to determine whether or not the temperature detected by the right cylinder temperature sensor 32B is + 7 ° C. or less. Here, since NO at the start of cooling, the process proceeds from step S291 to step S55.
[0072]
When the
[0073]
Here, since the left cooling priority flag is set, YES is obtained in step S290, the process proceeds to step S61, the cooling valve ON flag is reset, the cooling ON flag is reset in step S62, and the process proceeds to step S68.
[0074]
In this state, since the right cooling priority flag is reset in the left cooling operation, NO is determined in the step S286, and the process proceeds to a step S287 so as to determine whether the temperature detected by the left cylinder temperature sensor is + 7 ° C. or less. Here, since NO at the start of cooling, the process proceeds to step S55.
[0075]
When the
[0076]
With such control, when the right and left cooling priority flags are set in the subsequent processing at the start of sales, the
[0077]
Also, when either the left or right cooling priority flag is set and the other is reset, that is, the temperature of either the left or right
[0078]
Further, when both cooling priority flags are reset, that is, when the temperature of the left and right
[0079]
As a result, since both cooling
[0080]
On the other hand, the
[0081]
Here, the Hall element sensor generates a voltage (Hall voltage) by the magnetic lines of force from the Hall elements H1 and H2 and the magnet as described in FIG. 15, and the voltages amplified by the amplifiers are averaged. The relationship between the distance (mm) between the
[0082]
Due to this relationship, the distance between them (that is, the moving distance of the magnet 56) can be converted into a Hall voltage, and this relationship is stored in the
[0083]
The high-temperature and high-pressure gas refrigerant (hot gas) discharged from the
[0084]
Further, the process proceeds from step S55 to step S59, where it is determined whether or not the value of the current Hall voltage-voltage initial value (described above) of the
[0085]
Next, in step S68, it is determined whether or not a pull-down flag is set. Here, since YES, it is determined in step S69 whether or not a pressure ON flag is set. In this case, because NO, the process proceeds to step S70 and the
[0086]
As a result, water, syrup and carbon dioxide gas are supplied into the
[0087]
While the pull-down flag is set as described above, the supply of the mixed liquid of water, syrup and carbon dioxide is controlled between the pressures of 2.2 kgf / square centimeter and 1.7 kgf / square centimeter.
[0088]
When cooling of the mixed liquid in the
[0089]
When this moving distance (moving distance from the initial state, that is, Hall voltage-voltage initial value) is 3 mm or more, the
[0090]
When the frozen dessert in the
[0091]
As described above, the non-contact type
[0092]
Next, when the pull-down flag is reset in step S60, the
[0093]
Further, the process proceeds from step S82 to step S89, and it is determined whether or not the pressure in the relay tank 14A is 3.0 kgf / square centimeter or more. If NO, the process proceeds to step S84. If YES, the
[0094]
After the pull-down flag is reset in this way (after the pull-down is completed), the water, syrup, carbon dioxide gas between 2.5 kgf / square centimeter pressure and 3.0 kgf / square centimeter pressure (normal sales pressure) The supply of the liquid mixture is controlled.
[0095]
Here, when the syrup and water in which the carbon dioxide gas is dissolved in the
[0096]
Therefore, when the mixed liquid is supplied from before cooling to the pressure at the time of sale (between 2.5 kgf / square centimeter and 3.0 kgf / square centimeter), the pressure in the
[0097]
Next, the decompression operation (using the left decompression operation as an example. The same applies to the right decompression operation) will be described with reference to FIG. When starting the thawing operation, the
[0098]
In step S293, the
[0099]
Next, it is determined whether or not the decompression start flag is set in step S296. If YES, the process proceeds to step S98, and if NO, the process proceeds to step S297. Here, if it is determined as NO, it is determined whether or not the flag after 40 seconds after the thawing determination is set in step S297, and since it is initially NO, the process proceeds to step S298. In step S298, it is determined whether or not the defrosting temperature determination timer that the
[0100]
When 40 seconds have elapsed since the start of the thawing temperature determination timer, the routine proceeds from step S298 to step S301, where it is determined whether the absolute value of the result of subtracting the temperature memory from the current temperature of the
[0101]
Then, in the next step S297, YES is determined, and the process proceeds to step S300 to determine whether or not the defrosting temperature determination timer has elapsed for 10 seconds. If NO here, the process proceeds to step S299, and the count operation of the thawing temperature determination timer is executed as described above. If YES, the process proceeds to step S301 and the result obtained by subtracting the temperature memory from the current temperature of the cooling cylinder as described above. It is judged whether the absolute value of is within 1 ° C.
[0102]
If “YES” here, the process proceeds to a step S305 to determine whether or not the temperature of the
[0103]
When the thawing start flag is set in step S295 or step S306, the
[0104]
Thus, in the thawing operation, at the start of the thawing operation with hot gas, the
[0105]
On the other hand, even when the temperature detected by the
[0106]
Further, if there is a temperature change greater than 1 ° C. in the 40 seconds, it is determined that the temperature inside the
[0107]
That is, the necessity of thawing is determined while monitoring the temperature change (temperature gradient) for 40 seconds after operating the
[0108]
Next, referring to FIG. 22, a charging operation (left charging operation is taken as an example. The same applies to right charging operation) will be described. First, it is determined whether or not the pressure ON flag is set in step S102. If NO, the process proceeds to step S103, and whether or not the pressure in the relay tank 14A output from the
[0109]
Further, the process proceeds from step S102 to step S109, and it is determined whether or not the pressure of the relay tank 14A is 2.2 kgf / square centimeter or more. If NO, the process proceeds to step S104. If YES, the
[0110]
Thereafter, it is determined whether or not the pressure ON flag is set again in step S115. If NO, the process proceeds to step S116, and whether or not the integration of the constant pressure timer having the function by the
[0111]
In this manner, in the charging operation, the supply of water, syrup and carbon dioxide mixed liquid is controlled between a pressure of 1.7 kgf / square centimeter and 2.2 kgf / square centimeter, and the supply stop (reset pressure constant flag) time is 20 The charging operation ends when seconds elapse.
[0112]
Next, the cleaning operation (the left cleaning operation is taken as an example. The same applies to the right cleaning operation) will be described with reference to FIG. First, it is determined whether or not the pressure ON flag is set in step S120. If NO, the process proceeds to step S121, and whether or not the pressure in the relay tank 14A output from the
[0113]
Further, from step S120, the process proceeds to step S126, and it is determined whether or not the pressure of the relay tank 14A is 2.2 kgf / square centimeter or more. If NO, the process proceeds to step S122. If YES, the
[0114]
Thereafter, in step S131, it is determined whether or not the constant pressure flag (initially reset state) is set. If NO, the process proceeds to step S132 to determine whether or not the pressure ON flag is set again. In step S133, the
[0115]
When the constant pressure timer has elapsed for 20 seconds in step S133, the constant pressure flag is set in step S136, and the process proceeds from step S131 to step S136.
[0116]
In step S137, the
[0117]
Thus, in the cleaning operation, the supply of the mixed liquid of water and syrup (here, the cleaning liquid) is controlled between the pressures of 1.7 kgf / square centimeter and 2.2 kgf / square centimeter, and the supply stop (reset pressure constant flag) time When 20 seconds elapses, the cleaning timer operation and the remaining time are displayed, and when 15 minutes elapses, the cleaning operation is terminated.
[0118]
Next, an automatic decompression operation (left automatic decompression operation is taken as an example, and right automatic decompression operation is the same) will be described with reference to FIG. First, it is determined whether or not the automatic thawing operation flag is set in step S141. If YES, the process proceeds to step S142. If NO, the process proceeds to step S157 and the freeze / thaw flag is reset. In step S158, the automatic thawing protection timer is set. Clear and return. Here, as described with reference to FIG. 18, the automatic decompression operation flag is set when the automatic decompression switch is pressed once and reset when the automatic decompression switch is pressed again.
[0119]
In step S142, it is determined whether the cooling operation flag is set. If YES, the process proceeds to step S143 to determine whether the thawing operation flag is set. If NO, the process proceeds to step S144, and the freeze / thaw flag is set. It is determined whether or not is set. Here, since the freeze / thaw flag is set when an abnormal freezing occurs in an abnormal freezing detection operation described later, it is reset in a normal cooling operation. Accordingly, the process proceeds from step S144 to step S151, and it is determined whether or not the automatic thawing timer flag is set. Again, since the automatic thawing timer flag is initially in a reset state, the result is NO and the automatic thawing operation is terminated and returned.
[0120]
However, if abnormal freezing occurs and the freeze / thaw flag is set, step S144 becomes YES, the freeze / thaw flag is reset in step S145, the automatic thawing timer flag is set in step S146, and the
[0121]
In step S151, since the automatic thawing timer flag is set as described above, the answer is YES, and in step S152, it is determined whether or not the automatic thawing timer has elapsed for one hour. When the automatic thawing timer has elapsed for 1 hour, the automatic thawing timer flag is reset in step S154, the automatic thawing timer is cleared in step S155, and the automatic thawing counter is cleared in step S156.
[0122]
Here, if the (second time) abnormal freezing occurs again and the freezing and thawing flag is set before the automatic thawing timer elapses for one hour, the process proceeds from step S144 to steps S145, 146, 147, and 148, and step S148. Since the automatic thawing counter becomes 2, abnormal freezing is displayed on the liquid crystal display in step S150.
[0123]
As described above, in the automatic thawing operation, when the abnormal freezing occurs during the cooling and the freezing / thawing flag is set, the thawing operation is executed for the first time, and when the freezing / thawing flag is set again within one hour, the abnormal freezing is performed. indicate. In addition, when one hour or more has passed after the freeze / thaw flag is set, the automatic thawing timer and the automatic thawing counter are cleared. Therefore, even if the freeze / thaw flag is set again, the thawing operation is executed for the first time.
[0124]
Next, referring to FIG. 25, the cooling / hot gas valve operation (left cooling / hot gas valve operation is taken as an example. The same applies to right cooling / hot gas valve operation). In step S159, it is determined whether the pull-down flag is set. If YES, the process proceeds to step S160, and if NO, the process proceeds to step S161. Here, for example, if the cooling operation is being performed, the pull-down flag is set first, so that the answer is YES, and in step S160, it is determined whether or not the other hot gas valve (the right hot gas valve for the left cylinder) is ON. In step S162, it is determined whether the cooling valve ON flag is set. If NO, the cooling valve is turned off in step S162. If YES, the cooling valve is turned on in step S163. In step S160, the other hot gas valve is turned on. If YES, the process proceeds to step S162 and the cooling valve is turned off. In step S159, the pull-down flag is reset to NO and the process proceeds to step S161. To do.
[0125]
Next, in step S164, it is determined whether the other cooling valve (the right cooling valve in the case of the left cylinder) is ON. If NO, it is determined in step S165 whether the hot gas valve ON flag is set. In step S166, the hot gas valve is turned off. If YES, the hot gas valve is turned on in step S167. In step S164, the other cooling valve is turned on. If YES, the process proceeds to step S166 to turn off the hot gas valve.
[0126]
Thus, the priority of the left and right cooling valve and hot gas valve operations is different during pulldown and after pulldown ends. That is, during pull-down, the hot gas valve is prioritized, the cooling valve ON flag is set, and if the other cylinder is turning on the hot gas valve, the cooling valve is turned on after the other cylinder is turned on. . In addition, after pull-down is finished, the cooling valve is given priority, the hot gas valve ON flag is set, and if the hot gas valve is turned on and the other cylinder is turning on the cooling valve, the hot gas valve is turned on after the end. Turn on.
[0127]
Next, the compressor operation will be described with reference to FIG. In step S168, it is determined whether the low pressure switch for the compressor is ON. If YES, the compressor is turned ON. If NO, the compressor is turned OFF. Here, the low pressure switch for the compressor is turned on when the cooling valve or the hot gas valve is turned on (opened) and the pressure on the low pressure side rises to 2 kg / f due to the pressure from the high pressure side of the compressor. Alternatively, when the hot gas valve is turned off (closed), there is no pressure from the high pressure side of the compressor, the pressure on the low pressure side is lowered, and the low pressure switch for the compressor is turned off.
[0128]
As described above, the compressor is operated / stopped by ON / OFF of the compressor pressure switch.
[0129]
Next, the syrup detection operation (left syrup detection operation is taken as an example. The same applies to the right syrup detection operation) will be described with reference to FIGS. Here, the user can set the syrup sensitivity setting to “0” or “1” using the switch of the
[0130]
The
[0131]
In step S173, it is determined whether or not the syrup break flag is set. Here, since NO, the process proceeds to step S174 to determine whether or not the syrup valve is ON. As described above, the syrup valve is turned ON when the relay tank pressure becomes lower than the set value in each operation (cooling, charging, washing). Here, if the syrup valve is ON, the determination is YES, and in step S175, the
[0132]
In step S175, when the syrup breakage determination timer has elapsed for 1 second, it is determined in step S182 whether or not the 1 second previous comparison flag is set. Since the initial value is NO, the 1 second previous comparison flag is set in step S183. Accordingly, the process proceeds from step S182 to step S187. In step S184, the
[0133]
That is, here, one second after the syrup valve is turned on (time until the syrup voltage stabilizes), the voltage at the same time as the previous time is compared, and if the difference is lower than 0.5 V, it is determined that the syrup is out. .
[0134]
Next, in step S187, the
[0135]
That is, here, the sensitivity setting is changed by paying attention to the fact that the electric conductivity varies greatly depending on the type of syrup and the syrup voltage also varies greatly.
[0136]
In step S308, it is determined whether or not the syrup voltage is 0.5 V or higher, or in step S309, the syrup voltage is 3 V or higher. If NO, the syrup break flag is set in step S188. Here, when the syrup valve is turned on and becomes 0.5V or less, or 3V or less after 1 second, it is determined that the syrup is out.
[0136]
Next, in step S189, it is determined whether or not the syrup voltage comparison timer has passed 0.1 second. If NO, the syrup voltage comparison timer operation is executed in step S190. When 0.1 second elapses in step S189, the syrup voltage comparison timer is cleared in step S191. In step S192, the difference obtained by subtracting the previous syrup voltage from the current syrup voltage is 0 V or more (the current syrup voltage is greater than the previous syrup voltage). High).
[0137]
Here, when the syrup valve is turned on, the syrup voltage becomes higher than the previous voltage, so the answer is YES. In step S197, the syrup voltage down counter which the
[0138]
If the syrup voltage down counter reaches 5 times in step S194, the answer is YES. In step S195, it is determined whether the difference obtained by subtracting the syrup voltage from the syrup peak voltage is 0.3 V or more. If YES, the syrup break flag is set in step S196. If NO, the process proceeds to step S197.
[0139]
That is, here, the syrup voltage is monitored at intervals of 0.1 second, and when the syrup voltage drops five times continuously and the syrup voltage at that time is lower than the syrup peak voltage by 0.3 V or more, it is determined that the syrup is out. .
[0140]
If YES in step S173 or NO in step S174, the syrup breakage determination timer, the syrup voltage down counter, the previous syrup voltage, and the syrup peak voltage are cleared in steps S177, 178, 179 and 180, and 1 in step S181. Reset the comparison flag before second.
[0141]
Next, if the syrup operation flag is set in step S172 (when the syrup cut flag is set and the syrup switch is turned on), the answer is YES, the syrup valve is turned on in step S200, and the syrup voltage comparison timer is set to 0 in step S201. It is determined whether or not 1 second has elapsed, and if NO, a syrup voltage comparison timer operation is executed in step S213. When 0.1 second elapses in step S201, the syrup voltage comparison timer is cleared in step S202, and in step S203, it is determined whether or not the syrup sensitivity setting is “0”, and “0” (the electric conductivity of the syrup is normal). ) Is set, the process proceeds to step S310 to determine whether or not the syrup voltage is 0.5 V or more. If “1” (the electric conductivity of the syrup is high), the process proceeds to step S311. It is determined whether or not the syrup voltage is 3V or higher.
[0142]
That is, the sensitivity setting is changed by paying attention to the fact that the electric conductivity greatly varies depending on the type of syrup and the syrup voltage also varies greatly.
[0143]
When the syrup is sold out, the empty syrup tank is replaced and the syrup is supplied. Therefore, initially, the syrup voltage becomes NO when the syrup voltage is 0.5V or less or 3V or less, and the process proceeds to step S210 to clear the syrup voltage counter, In S211, 212, the syrup voltage is recorded in the
[0144]
Here, since it takes about 1 second for the syrup voltage to stabilize, the initial result is YES, and the process proceeds to step S210. When the syrup voltage is stable and the difference between the previous syrup voltage and the current syrup voltage is within ± 0.1 V in step S204, NO is determined, 1 is added to the syrup voltage counter in step S205, and the syrup voltage counter is counted five times in step S206. Since the initial determination is NO, the process advances to step S212 to record the current syrup voltage in the
[0145]
Here, since it is normally stable, the answer is NO, the syrup break flag is reset in step S208, the syrup valve is turned off in step S209, and the syrup operation flag is reset in step S283. When the difference obtained by subtracting the current syrup voltage from the syrup peak voltage in step S207 becomes ± 0.2V or more (the syrup voltage is still not stable), the process proceeds to steps S210, 211, 212 to clear the syrup voltage counter, and the syrup voltage Are recorded in the
[0146]
Thus, when the syrup tank is empty and the syrup is cut, the syrup tank is replaced and then the syrup switch is pressed, the syrup valve is turned on, and the syrup flows into and contacts the electrode sensor. This changes the syrup voltage and stabilizes when the electrode is filled with syrup. When the syrup voltage is within ± 0.1 V for 5 consecutive times at 0.1 second intervals and the difference from the peak voltage is within ± 0.2 V, the syrup break is canceled (reset).
[0147]
Also, the syrup sensitivity setting is changed according to the electric conductivity of the syrup to be used, and when the electric conductivity of the syrup is normal, the threshold value for determining the syrup voltage is set to 0.5 V, and the electric conductivity of the syrup is If it is high, the threshold value is raised to 3V. Therefore, especially when using a syrup with high electrical conductivity, it is possible to determine the syrup breakage due to bubbles or the like even though the syrup is empty. Alternatively, after replacing the syrup tank, it is possible to eliminate the inconvenience of determining that syrup is present due to adhesion of bubbles or the like even though the syrup has not yet flowed.
[0148]
Next, the alarm detection operation will be described with reference to FIGS. There are various types of alarm detection, and each will be described.
[0150]
First, the refrigerant circuit unit abnormality detection operation will be described with reference to FIG. In step S214, it is determined whether the left and right cooling valves are ON. If YES, the process proceeds to step S216. If NO, it is determined in step S215 whether the left and right hot gas valves are ON. Here, the left and right cooling valves and the left and right hot gas valves are turned ON / OFF by the cooling operation or the thawing operation. Here, it is assumed that the left and right hot gas valves are ON, and the process proceeds to step S216 to determine whether the compressor is ON. Here, as described above, the compressor is cooled or the pressure of the compressor refrigerant circuit is increased / decreased by ON / OFF of the hot gas valve, and the low pressure switch for the compressor is turned ON / OFF, thereby turning ON / OFF. .
[0151]
Normally, when the cooling or hot gas valve is turned on, the pressure in the compressor refrigerant circuit increases, but the compressor is initially turned off because the compressor low pressure switch is turned off. Therefore, the process proceeds from step S216 to step S217, and the
[0152]
However, if there is some abnormality in the compressor refrigerant circuit and the compressor does not turn ON, the compressor protection timer becomes YES in step S217 when 20 seconds elapses, and the process proceeds to step S219, where the refrigerant circuit unit abnormality display is displayed with characters or the like.
[0153]
Thus, the refrigerant circuit unit abnormality detection operation is abnormal when the cooling or hot gas valve is on but the compressor does not turn on even after 20 seconds.
[0154]
Next, the valve leak detection operation will be described with reference to FIG. In step S221, it is determined whether the left and right cooling valves are ON. If NO, it is determined in step S222 whether the left and right hot gas valves are ON. If YES in step S221 or 222, the process proceeds to step S238 to reset the leak timer start flag, and in step S239 and 240, the leak counter and the leak timer that the
[0155]
Here, as described above, the compressor increases or decreases the pressure of the compressor refrigerant circuit by cooling or hot gas valve ON / OFF, and the compressor low pressure switch is turned ON / OFF, thereby turning ON / OFF. . Normally, if the cooling or hot gas valve is OFF, the pressure in the compressor refrigerant circuit is low, the low pressure switch for the compressor is turned OFF, and the compressor is OFF. Accordingly, step S223 becomes NO, the process proceeds to step S224, and the compressor operation ON flag is reset.
[0156]
However, when the cooling valve or the hot gas valve leaks, the pressure in the compressor refrigerant circuit increases, and when the pressure exceeds a predetermined pressure (2 kgf), the compressor low pressure switch is turned on and the compressor is also turned on. At this time, step S223 becomes YES and the process proceeds to step S225 to determine whether or not the compressor operation ON flag is set. Since the initial state is NO, the compressor operation ON flag is set in step S226, and the leak timer start flag is determined in step S227. Is set, 1 is added to the leak counter in step S228, and it is determined whether or not the leak counter is 2 in step S229. Here, since the leak counter is initially 1, the determination is NO and the process proceeds to step S235. Further, since the compressor operation ON flag is set in step S226, step S225 proceeds to step S235 from the next.
[0157]
Here, since the cooling valve or the hot gas valve is leaking, the compressor is turned on as described above. However, when the compressor is operated because the valve is not completely opened, the pressure in the refrigerant circuit immediately drops and the compressor is used. The low pressure switch is turned off and the compressor is turned off. At this time, step S223 proceeds to step S224, the compressor operation ON flag is reset, and thereafter, when the compressor is turned ON again due to valve leak, the process proceeds to steps S225, 226, 227, 228, and the leak counter is set to 2 at step S229 and step S230. Proceed to In step S230, it is determined whether or not the value obtained by subtracting the initial value voltage from the left Hall element voltage is higher than the set value (the syrup in the left cylinder is sufficiently cooled). If YES, the left cooling valve is leaking. Display. If NO in step S230, it is determined in step S232 whether the value obtained by subtracting the initial value voltage from the right Hall element voltage is higher than the set value (the syrup in the right cylinder is sufficiently cooled). It is displayed that the cooling valve is leaking, and if NO in step S232, it is displayed that the hot gas valve is leaking.
[0158]
In step S235, it is determined whether the leak timer start flag is set. If YES, it is determined in step S236 whether the leak timer has elapsed for 1 minute. If NO, the leak timer operation is executed in step S237. . If the leak timer has elapsed for 1 minute in step S236, or if the leak timer start flag is not set in step S235, the leak timer start flag is reset in step S238, and the leak counter and leak timer are cleared in steps S239 and 240.
[0159]
In this way, in the valve leak detection operation, the left and right cooling valves or the left and right hot gas valves are not turned ON, and the compressor is turned ON / OFF twice within 1 minute, and the cooling condition in the cylinder at that time If it is sufficiently cooled by looking at (Hall element voltage), the cooling valve displays a leak abnormality, and if the cylinder is not cooled, the hot gas valve displays a leak abnormality. Here, within 1 minute means that valve leaks frequently occur, and ON / OFF of 1 minute or more means that even if there is a valve leak, it is slight.
[0160]
Next, the left pressure increase abnormality detection operation of the left cylinder will be described with reference to FIG. 31 (the same applies to the right pressure increase abnormality detection operation of the right cylinder). First, in step S241, it is determined whether the left syrup valve is ON. If YES, the process proceeds to step S242. If NO, the process proceeds to step S249. Here, it is determined as YES whether or not the left pressure supply flag is set in step S242. Since the initial state is NO, the left pressure supply flag is set in step S243, and the current pressure in the left relay tank is set to micro in step S244. The
[0161]
From the next step, the process also proceeds from step S242 to step S245. In step S245, it is determined whether the left pressure protection timer has elapsed for 1 minute. If NO, the left pressure protection timer operation is executed. If the left pressure protection timer has elapsed for 1 minute, the process proceeds to step 247. . In step S247, it is determined whether or not the value obtained by subtracting the left pressure memory from the left pressure of the left relay tank is 0.5 kgf / square centimeter or more. If NO, a left pressure abnormality display is performed in step S248. If NO, step S249 is performed. The left pressure protection timer is cleared, and the left pressure supply flag is reset in step S250.
[0162]
As described above, the left pressure increase abnormality detection operation records the pressure of the left relay tank when the left syrup valve is turned on, and if the left syrup valve is turned on even after 1 minute, the current left relay tank is If the pressure memory of 1 minute before is compared with 0.5 kgf / square centimeter or less, the pressure increase in the left relay tank is detected as abnormal and displayed.
[0163]
Next, the left abnormal freezing detection operation of the left cylinder will be described with reference to FIG. 32 (the same applies to the right abnormal freezing detection operation of the right cylinder). First, it is determined whether or not the left cooling operation flag is set in step S251. If YES, it is determined whether or not the left thawing operation flag is set in step S252. If NO, the process proceeds to step S253. If NO in step S251 or YES in step S252, the process proceeds to step S274, the left cooling flag is reset, the left freezing timer start flag is reset in step S275, and in steps S276, 277, 278, 279, the
[0164]
Here, it is assumed that the left cooling operation flag is set in step S251 and the left thawing operation flag is reset in step S252. In step S253, it is determined whether or not the left cooling valve is ON. It is determined whether or not the cooling flag is set. Since the initial state is NO, the left cooling flag is set in step S255, the left freezing timer start flag is set in step S256, and the left freezing three times counter is set to 1 in step S257. In addition, in step S258, it is determined whether or not the counter for left freezing three times is three. Here, since the answer is NO, the process proceeds to step S266. If the left cooling valve is not ON in step S253, the process proceeds to step S273, the left cooling flag is reset, and the process proceeds to step S266. If the left cooling valve is set in step S254, the process proceeds to step S266. (That is, here, every time the left cooling valve is turned ON, 1 is added to the counter for the left freezing three times.)
[0165]
Next, when the left freezing 3 times counter reaches 3 times in step S258, the left freezing 3 times counter is cleared in step S259, the freezing 15 second timer is cleared in step S260, and the left freezing twice counter is set to 1 in step S261. In step S262, it is determined whether or not the left freezing twice counter is twice. Here, since NO, the process proceeds to step 266. If YES, it is determined in step S263 whether or not the automatic thawing operation flag is set. If NO, left abnormal freezing display is performed. If YES, the left freezing / thawing flag is set.
[0166]
Here, the freeze / thaw flag is a flag used in the automatic thawing operation. (That is, every time the left freezing 3 times counter becomes 3 times, 1 is added to the left freezing 2 times counter, and if the left freezing 2 times counter becomes 2 times and the automatic thawing operation flag is set, the left freezing and thawing is set. Set the flag, and if it has been reset, display an abnormal freeze.)
[0167]
Next, in step S266, it is determined whether the left freezing timer start flag is set. If YES, it is determined in step S267 whether the left freezing 1-minute timer has passed 1 minute. In step S268, the left freezing 1 minute timer operation is executed. In step S269, it is determined whether the left freezing 15 second timer has elapsed. If NO, the left freezing 15 second timer operation is executed in step S270. If NO in step S266 or YES in step S267, the left freezing timer start flag is reset in step S275, and in steps S276, 277, 278, and 279, the left freezing twice counter, the left freezing three times counter, and the left freezing 15 Clear the second counter and left freezing 1 minute timer. If "YES" in the step S269, the left freezing three-time counter and the left freezing 15 second counter are cleared in steps S271 and 272.
[0168]
In this way, the left abnormal freezing detection operation is detected as an abnormal freezing state when the cooling valve is turned ON / OFF three times in 15 seconds and this state occurs twice in one minute. At this time, it is determined whether or not the automatic thawing operation flag is set. If it is set, the left freezing and thawing flag is set and the thawing operation is automatically executed. Display.
[0169]
【The invention's effect】
As detailed above, according to the present invention, at the start of sales, etc. When the temperature of each cooling cylinder is higher than the predetermined temperature, the controller performs cooling one by one, and both cooling cylinders are always cooled to the predetermined temperature, and then both the cooling cylinders are cooled at the same time. So Operation with a high load of the compressor is avoided, and the life of the compressor can be extended. In addition, since the protective high-pressure switch does not operate, the time until it becomes ready for sale is shortened, and the operation of cooling each cooling cylinder in turn is unnecessary, so that the operability of the user is improved. Will also improve.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a frozen dessert manufacturing apparatus provided with the present invention.
FIG. 2 is a side view of a frozen dessert manufacturing apparatus provided with the present invention.
FIG. 3 is a configuration diagram showing a syrup and water supply system pipeline.
FIG. 4 is a refrigerant circuit diagram showing a refrigerant flow during a cooling operation.
FIG. 5 is a refrigerant circuit diagram showing the flow of hot gas during the thawing operation.
FIG. 6 is a cross-sectional view of a solenoid valve equipped with a syrup detection sensor that detects syrup sold-out.
FIG. 7 is a cross-sectional view of a cooling cylinder (cooling cylinder).
FIG. 8 is a front view of a Hall element substrate on which two Hall elements are attached.
FIG. 9 is a front view of a Hall element substrate on which three Hall elements are attached.
FIG. 10 is a side view showing when the hardness adjusting device is adjusted.
FIG. 11 is a front view of FIG.
FIG. 12 is an enlarged side view of the hardness adjusting device.
FIG. 13 is a circuit diagram of a control device.
FIG. 14 is a relay circuit diagram of each drive component driven by the control device.
FIG. 15 is a circuit diagram of a Hall element sensor.
FIG. 16 is a circuit diagram of a syrup detection sensor.
FIG. 17 is a main flowchart showing overall processing by the control device;
FIG. 18 is a main flowchart showing overall processing by the control device;
FIG. 19 is a main flowchart showing overall processing by the control device;
FIG. 20 is a flowchart showing a process related to a cooling operation.
FIG. 21 is a flowchart showing a process related to a thawing operation.
FIG. 22 is a flowchart showing processing relating to a preparation operation.
FIG. 23 is a flowchart showing a process related to a cleaning operation.
FIG. 24 is a flowchart showing a process related to an automatic decompression operation.
FIG. 25 is a flowchart showing a process related to a cooling / hot gas valve operation.
FIG. 26 is a flowchart showing processing relating to compressor operation.
FIG. 27 is a flowchart showing processing relating to syrup detection.
FIG. 28 is a flowchart showing processing relating to syrup detection.
FIG. 29 is a flowchart showing processing related to alarm detection.
FIG. 30 is a flowchart showing processing related to alarm detection.
FIG. 31 is a flowchart showing processing related to alarm detection.
FIG. 32 is a flowchart showing processing related to alarm detection.
FIG. 33 is a characteristic diagram showing Hall voltage-distance characteristics.
FIG. 34 is a characteristic diagram showing syrup voltage with and without syrup.
[Explanation of symbols]
1 Frozen dessert production equipment
2A, 2B Cooling cylinder
9A, 9B syrup tank
31A, 31B Heat exchange pipe
32A, 32B Cylinder temperature sensor
33A, 33B Beater
36 Compressor
58 Microcomputer
Claims (1)
前記制御装置は、双方の冷却筒の冷却を行うに際して、各冷却筒の温度が所定温度より高い場合には、一方の冷却筒の冷却を実行し、当該冷却筒の温度が前記所定温度以下となった時点で当該冷却筒の冷却を停止して他方の冷却筒の冷却に移行し、当該冷却筒の温度が前記所定温度以下となった時点で双方の冷却筒の冷却に移行することを特徴とする冷菓製造装置。At least two cooling cylinders that define a cooling chamber for producing frozen desserts, a cooler provided on the outer surface of each cooling cylinder, a single compressor that constitutes a refrigeration cycle together with the coolers, and the compressor A cooling valve for controlling whether or not the refrigerant discharged and depressurized flows to each of the coolers, a temperature sensor provided in each cooling cylinder, the compressor based on each temperature sensor, and In the frozen confectionery manufacturing apparatus equipped with a control device for controlling each cooling valve ,
When cooling both cooling tubes , the control device performs cooling of one cooling tube when the temperature of each cooling tube is higher than a predetermined temperature, and the temperature of the cooling tube is equal to or lower than the predetermined temperature. The cooling of the cooling cylinder is stopped at the point of time, and the cooling of the other cooling cylinder is started, and when the temperature of the cooling cylinder becomes equal to or lower than the predetermined temperature, the cooling pipes are cooled. Frozen confectionery manufacturing equipment.
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