JP3717008B2 - Spruce molding method and mold - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は底部にスプルが生じない有底の成形品を射出成形するスプルレス成形法及びその成形法に使用し得る金型に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
通常の射出成形により成形した有底の製品の底部中央には、スプルが突出している。このスプルは後処理により除去するようにしているが、材料樹脂によっては切断が困難なものもある。特にポリエステル、ポリカーボネート、ポリアミド等の材料樹脂では、固化したスプルの切断が容易ではなく、ポリエチレンやポリプロピレンのような軟質の材料樹脂のように簡単に切除することができない。
【0003】
そこでゲート切断が出来るように金型を構成したり、或いは成形直後の柔らかなスプルを成形品の邪魔とならない程度に押し潰し、または切断したりなどして、成形品におけるスプルの障害を除くことが行われている。
【0004】
スプルレス成形品の射出成形は、延長ノズルタイプ金型、ウエルタイプ金型、ピンポイントゲート等の採用により実施することができる。しかし延長ノズルタイプでは、加熱されたノズル先端面を、冷却された金型のキャビティゲートに接触させて射出充填を行う関係上、成形ごとにノズルタッチを繰り返し行って、金型への熱伝導の防止とノズル先端部の急冷による樹脂の固化防止とを行う必要がある。
【0005】
このノズルタッチの繰り返しによる防止でも、長い成形サイクルでの使用ではゲートの樹脂が冷却により固化するので、その採用は成形サイクルの短い成形品の射出成形に限られ、またゲート付近の温度が下がり易いという点から、高温を要する樹脂の成形には、ブッシュを設けてノズルが直接キャビティゲートに接触するのを避けている。このため金型が複雑となり、またノズルタッチの繰り返しが可能な構造を有する金型に限定される。
【0006】
ウエルタイプ金型は、樹脂溜り室を形成するブッシュにキャビティゲートを設け、このブッシュにノズル先端面をタッチさせて射出充填を行う関係上、ブッシュ内の溶融樹脂によりゲート付近の温度低下が防止されるが、ブッシュ内の溶融樹脂は加熱されていないので、ゲート付近の温度は時間の経過にともない低下する。このためポリエチレンやポリプロピレンのように温度に対して鈍感な樹脂の成形には適合するが、ポリカーボネートのような高温成形を要する樹脂の場合には、ブッシュにヒータを取付けて加熱し、そのブッシュ内にノズル先端を挿入してゲート付近の冷却を防止する必要がある。
【0007】
ポリエチレンの成形に採用されているピンポイントゲートは、離型時にゲートに切断が生ずるように、ゲートをきわめて小断面積に形成していることからスプルが生じないが、成形サイクルが長いとゲート部分が固化し、またゲート断面積が極めて小さく制限された状態にあることから、ポリエチレン以外の樹脂の成形には課題を有する。
【0008】
このように従来のスプルレス成形及び金型では、ゲート付近の冷却による樹脂の固化に課題を有し、その解決をブッシュや加熱手段の採用により行っているため、金型構造によっては採用が難しく、またいずれも長い成形サイクルには不向きなものとされている。
【0009】
この発明は、上記従来のスプルレス成形及び金型の課題を解決するために考えられたものであって、その目的はブッシュや加熱手段を不要とし、また成形ごとにノズルタッチを繰返し行う必要もなく、成形サイクルの長短及び成形温度、材料樹脂にも制限を受けずに、底面がフラットなスプルレス成形品の射出成形が可能な新たな成形法及び金型を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的によるこの発明の成形法は、射出キャビティの底面中央部の開口部に、ニードルバルブ内装のノズル部材の先端を嵌挿し、該底面中央部をフラットなノズル先端面により形成してノズル口をキャビティゲートに兼用し、開口内のノズル先端面とキャビティ底面との間に所要のクリアランスを設けて、常時冷却されている底型板と接したノズル先端部から射出キャビティに溶融樹脂の射出充填を行うとともに、充填中の溶融樹脂によるノズル先端部の熱膨張によりキャビティ底面まで伸長したノズル先端面をもって有底成形品の底面中央部を成形し、しかるのち上記ノズル口をニードルバルブのバルブ先端面によりノズル先端面と面一に閉塞して、底面中央にスプルの突出がない有底成形品を成形する一方、溶融樹脂の射出充填停止に伴うノズル先端部の温度低下による収縮により上記クリアランスを再形成する、というものである。
【0011】
また上記スプルレス成形法の実施を可能とするこの発明の金型は、射出キャビティの底面中央部を所要内径の開口部に形成した有底成形品の射出金型と、その開口部に適合する外径でノズル先端面がフラットに形成されたノズル先端を有し、ノズル先端面のノズル口を平らなバルブ先端面により面一に閉鎖する先端形状が円錐台形のニードルバルブを内装した射出用のノズル部材とからなり、そのノズル部材の先端部を冷却路を有する底型板に嵌め込んで上記ノズル先端をキャビティ底面の上記開口部に嵌挿し、その開口部内のノズル先端面をキャビティ底面に所要のクリアランスを設けて臨ませてノズル口をキャビティゲートに兼用するとともに、ノズル先端部の熱膨張によりキャビティ底面まで伸長した上記ノズル先端面をもって射出キャビティの底面中央部の成形面をフラットに補完する一方、溶融樹脂の射出充填停止に伴うノズル先端部の温度低下による収縮により上記クリアランスを再形成する構成よりなる、というものである。
【0013】
この発明においては、ノズル先端面のクリアランスによるゲート兼用のノズル口の冷却防止と、射出充填時におけるノズル先端部の熱膨張による伸長と、ニードルバルブによるノズル口の閉鎖とにより、スプルレス成形品の射出成形をなし得るので、従来のスプルレス成形及び金型が必要とするゲート付近の冷却防止用のブッシュや加熱手段が不要となり、また成形ごとの機械的操作によるノズルタッチも不要となるので、スプルレス成形品の射出成形がこれまでよりも容易となり、長い成形サイクルでもキャビティゲートと化したノズル口付近の温度低下は生じないので、成形温度や材料樹脂にも制限を受けず、材料樹脂がポリエステル、ポリカーボネート、APELなどの樹脂であっても底面形状の整ったスプルレス成形品を射出成形することができる。
【0014】
金型構造についても、キャビティ底部の中央部に形成した開口部に、ホットランナ側のノズル部材のノズル先端を所要のクリアランスを設けて挿入位置させるだけでよく、しかもノズル口をニードルバルブにより面一に閉鎖してスプルの成形を防止するので、スプルレスとするためにノズル口を小さく形成したり、或いは離型時に切断できるようにノズル口を特殊な構造にする必要もなく、金型の主たる構造も大幅に変更されることはないので、従来構造との比較において金型構造が特に複雑となることもない。
【0015】
また射出成形された成形品の底面にはスプルがないので、延伸ブロー成形のプリフォームの射出成形には極めて好適といえ、スプルの後処理なしにプリフォームを容器などの中空成形品に延伸プローできることから、成形サイクルの向上とロスの減少が図られ、特にホットパリソン方式では射出成形したスプルレスのプリフォームを直ちに容器などの中空成形品に成形することが出来るので、生産性が一段と増加する。
【0016】
【発明の実施の形態】
図はこの発明の成形法の実施に使用し得る金型の1実施形態を示すもので、1は射出金型のキャビティ型、2はネック型、3はコア型、4は射出用のノズル部材、5はブロー金型である。
【0017】
上記キャビティ型1は、中央部にキャビティ形成用の穴部を有する円筒形の本体11と、その本体11の底面に当接した底型板12とから構成され、その底型板12の上記穴部と重合する部位にキャビティ底部となる凹所が形成してある。また穴部周囲の本体内と凹所の周囲の底型板内には冷却路13が設けてある。
【0018】
上記コア型3は内部に冷却路14を有し、型閉により本体11の上端に当接した上記ネック型2を貫通して、上記穴部の開口から上記凹所まで挿入され、これによりキャビティ型1との間に有底のプリフォーム6を成形するキャビティ15を形成する。
【0019】
上記底型板12の凹所による射出キャビティ15の底面中央部は、図3に示すように、所要内径の開口部16に形成されており、その開口部16の外側の板面内には段階的に縮径して多段に形成した上記ノズル部材4の先端部の挿入穴17が設けてある。
【0020】
上記ノズル部材4は、部材端面から先端を部分的に突出してノズル先端面をフラットに形成した一般的にフラットノズルと称されている形状からなり、そのノズル先端41は上記開口部16と適合する外径に形成してある。
【0021】
またノズル部材4は、内部にバルブ先端42の端面を平らに形成した先端形状が円錐台形のニードルバルブ43を軸方向に進退自在に備え、そのバルブ先端面がノズル先端面の通常の大きさのノズル口を、該ノズル先端面と設計上面一に閉鎖することができるように、ノズル部材内の樹脂路を先端部からノズル口まで順次縮径してバルブ先端部と同一角度の傾斜面に形成してある。
【0022】
このようなノズル部材4は、射出金型の下側に位置するホットランナーブロック44の上部に突設したノズルホルダー45にねじ着して取付けられ、ホットランナーと樹脂路との連通により射出装置からの溶融樹脂を上記射出キャビティ15に射出充填する。
【0023】
また上記ニードルバルブ43はホットランナーブロック44を貫通して、図では省略したが、ブロック下側に取付けた油圧シリンダのピストンと連結し、該ピストンにより進退作動してノズル口の開閉を行う通常の構成からなる。
【0024】
上記ホットランナーブロック44の上側に突出したノズル部材4は、キャビティ型1の設置により外周囲にロレットを施した先端部が上記挿入穴17に嵌り込んで射出金型の下側に収まる。この収まりによりノズル先端41が上記射出キャビティ15の底部中央の開口部16に嵌挿されて、ノズル先端面がキャビティ底面に臨むようになる。なお、射出キャビティ数が多数の場合には、射出キャビティ数ごとにノズル部材4をホットランナーブロック44に取付けて射出金型の下側に配設される。
【0025】
上記ノズル先端41の開口部16への嵌挿は、ノズル先端部が射出充填中の溶融樹脂の温度により熱膨張するので、その熱膨張によるノズル先端の伸長分を見込んだクリアランス18を設けて行う。このクリアランス18の設定寸法は成形材料として用いられた樹脂の溶融温度により異なるが、成形材料がAPEL(アペル)でプリフォーム6の寸法が、高さ4.5mm,外径1.5mmの場合、キャビティ底部の肉厚2.0mm,開口部16の内径8.0mm、クリアランス18は1.7mm程でよい。
【0026】
このようにクリアランス18を設けてノズル先端面を上記キャビティ底面に臨ませた状態では、ノズル口がキャビティゲートを兼ねるので、上記ニードルバルブ43を後退させて溶融樹脂の射出充填を開始すると、ノズル先端41はキャビティゲートと化したノズル口から溶融樹脂を射出キャビティ15に射出充填しつつ熱膨張により、キャビティ底面とほぼ一致するところまで伸長する。この伸長によって、ノズル先端面は開口部16であったキャビティ15の底面中央部をフラットに補完して成形面を形成し、プリフォーム6の底面をフラットに成形する。
【0027】
そして射出充填の完了と同時に上記ニードルバルブ43を前進移動すると、バルブ先端42はバルブ先端面がノズル先端面と面一となる所まで移動してノズル口を閉鎖し、ノズル口によるスプルの発生を防止する。これにより胴部31よりも薄肉で底面中央にスプルの突出がないフラット面の底部32を有するプリフォーム6が成形される。
【0028】
またノズル口を閉鎖して溶融樹脂の射出充填を停止すると、挿入穴17内のノズル先端部が常時冷却された底型板12に接していることから、ロレットにより接触面積を減少してあっても、底型板12によりノズル先端部の温度が低下して熱膨張が収まるようになる。この温度低下にともないノズル先端部が収縮して原に戻り、再び上記クリアランス18が形成されるようになる。
【0029】
原状に復したノズル先端部のノズル先端41と開口部16との重なりは、クリアランス18の形成により図3に示すように僅か(0.3mm程度)となり、またノズル先端の内壁にはノズル部材内の溶融樹脂により常時加熱された上記ニードルバルブ43のバルブ先端42が当接されているので、ノズル先端41の温度低下は生じ難く、次の射出充填を支障なく行えるようになる。
【0030】
上述のように、底面中央部がノズル部材4のノズル先端面によりフラットに形成され、かつ底面中央がニードルバルブ43のバルブ先端面によりノズル先端面と面一に閉塞されたノズル口によって、図5に示すようにスプルレスに成形されたプリフォーム6は、そのままの状態でブロー金型5により図6に示す薄肉の容器7に延伸ブロー成形することができる。
このプリフォーム6の延伸ブロー成形には、ホットパリソン方式とコールドパリソン方式の何れをも採用できる。
【0031】
図2は、台座53の上に移動自在に載置した一対の分割金型51と、台座53から金型底部間に上下動自在に設けた底型52とからなるブロー金型5により、プリフォーム6を上記容器7に延伸ブロー成形する状態を示すものである。
【0032】
射出成形されたプリフォーム6は、型開状態にある一対の分割金型51の中央部に、ネック部分を上記ネック型2により保持して置かれ、分割金型51の型閉により形成されたブローキャビティ54の中央部にセットされる。またネック型2には延伸ロッド56を挿通したブローコア55が上方より嵌合され、これによりコア先端部57がプリフォーム6の開口内に気密に収まるとともに、延伸ロッド56の先端部がキャビティ中央部にセットされたプリフォーム6の内底面に位置する。
【0033】
上記延伸ロッド56によるプリフォーム6の軸方向延伸と、ブローコア55からのブローエアによる半径方向への膨張延伸はほとんど同時に行われ、その両方によりプリフォーム6は、ブローキャビティ一杯に延伸されて胴部71が薄肉で底面72が上記底型52に押し上げられた容器7となる。この底型52による底面72の成形は、プリフォーム6の底面中央にスプルによる突出がないので均等に行われ、僅かな押し上げ量でも底面周囲に環状の接地面が奇麗に生ずる。
【0034】
なお、図示の底型52のブローキャビティ54に臨む型面はフラットに形成してあるが、型面は凸面でもよく、この場合には環状の接地面内を除く容器7の底面は凹曲面に形成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のスプルレス成形法により有底のプリフォームを成形した状態における射出金型の縦断面図である。
【図2】 同じくスプルレス成形法により成形したプリフォームを容器に延伸吹込成形する状態を示すブロー金型の縦断面図である。
【図3】 プリフォーム成形前の射出金型のノズル先端位置を示す要部縦断面図である。
【図4】 プリフォーム成形中の射出金型のノズル先端位置を示す要部縦断面図である。
【図5】 この発明のスプルレス成形法により成形したプリフォームの縦断面正面図である。
【図6】 同上のプリフォームを延伸ブローして成形した容器の縦断正面図である。
【符号の説明】
1 キャビティ型
2 ネック型
3 コア型
4 ノズル部材
5 ブロー金型
6 プリフォーム
7 容器
11 キャビティ型の本体
12 底型板
15 射出キャビティ
16 開口部
17 挿入穴
18 クリアランス
41 ノズル先端
42 バルブ先端
43 ニードルバルブ
51 分割金型
52 底型
54 ブローキャビティ
55 ブローコア
71 容器の胴部
72 容器の底部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a sprueless molding method for injection-molding a bottomed molded product having no sprue at the bottom and a mold that can be used in the molding method.
[0002]
[Problems to be solved by the invention]
A sprue protrudes at the center of the bottom of a bottomed product formed by ordinary injection molding. This sprue is removed by post-processing, but some materials are difficult to cut. In particular, with a material resin such as polyester, polycarbonate, and polyamide, it is not easy to cut the solidified sprue, and it cannot be easily excised like a soft material resin such as polyethylene or polypropylene.
[0003]
Therefore, configure the mold so that the gate can be cut, or crush or cut the soft sprue immediately after molding to the extent that it does not interfere with the molded product, to eliminate the sprue obstacle in the molded product. Has been done.
[0004]
The injection molding of a spruleless molded product can be carried out by employing an extended nozzle type mold, a well type mold, a pinpoint gate, or the like. However, in the extended nozzle type, the nozzle tip is repeatedly touched for each molding to prevent heat conduction to the mold because the heated nozzle tip surface is brought into contact with the cooled mold cavity gate for injection filling. It is necessary to prevent the resin from solidifying by rapidly cooling the nozzle tip.
[0005]
Even with this prevention by repeated nozzle touches, the resin in the gate is solidified by cooling when used in a long molding cycle, so its use is limited to injection molding of molded products with a short molding cycle, and the temperature near the gate tends to decrease. For this reason, in molding a resin that requires high temperature, a bush is provided to prevent the nozzle from directly contacting the cavity gate. For this reason, a metal mold | die becomes complicated and it is limited to the metal mold | die which has a structure which can repeat a nozzle touch.
[0006]
In the well type mold, a cavity gate is provided in the bush that forms the resin reservoir, and the nozzle tip surface is touched to this bush for injection filling, so the molten resin in the bush prevents a temperature drop near the gate. However, since the molten resin in the bush is not heated, the temperature in the vicinity of the gate decreases with time. For this reason, it is suitable for molding of resin that is insensitive to temperature, such as polyethylene and polypropylene, but in the case of resin that requires high-temperature molding such as polycarbonate, a heater is attached to the bush and heated. It is necessary to insert a nozzle tip to prevent cooling near the gate.
[0007]
Pinpoint gates used for polyethylene molding have a very small cross-sectional area so that the gate is cut when released, so there is no sprue. Is solidified, and the gate cross-sectional area is in a very limited state, so there is a problem in molding of resins other than polyethylene.
[0008]
Thus, in the conventional sprueless molding and mold, there is a problem in the solidification of the resin by cooling in the vicinity of the gate, and since the solution is performed by adopting a bush and heating means, it is difficult to adopt depending on the mold structure, Both are unsuitable for long molding cycles.
[0009]
The present invention was conceived in order to solve the above-described problems of conventional sprueless molding and molds, and its purpose is to eliminate the need for a bush or heating means and eliminate the need for repeated nozzle touches for each molding. Another object of the present invention is to provide a new molding method and mold capable of injection-molding a sprule-less molded product having a flat bottom without being limited by the length of molding cycle, molding temperature, and material resin.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
According to the molding method of the present invention for the above purpose, the tip of the nozzle member inside the needle valve is fitted into the opening at the center of the bottom of the injection cavity, and the nozzle center is formed by forming the center of the bottom with a flat nozzle tip. Combined with the cavity gate, the required clearance is provided between the nozzle tip surface and the cavity bottom surface in the opening, and the injection cavity is filled with molten resin from the nozzle tip in contact with the bottom mold plate that is constantly cooled. And forming the bottom center part of the bottomed molded product with the nozzle tip surface extended to the cavity bottom surface due to thermal expansion of the nozzle tip due to the molten resin being filled, and the nozzle port is then formed by the valve tip surface of the needle valve. Closes the nozzle tip surface flush with the nozzle, and forms a bottomed molded product with no sprue protrusion at the center of the bottom, while stopping injection of molten resin The shrinkage due to temperature drop of the Hare nozzle tip is that, to re-form the clearance.
[0011]
In addition, the mold of the present invention that enables the above-described sprueless molding method is an injection mold of a bottomed molded product in which the center of the bottom surface of the injection cavity is formed in an opening having a required inner diameter, and an outer mold that fits the opening. A nozzle for injection that has a nozzle tip with a flat nozzle tip surface with a diameter, and a needle valve with a truncated cone shape that closes the nozzle port of the nozzle tip surface with a flat valve tip surface. The tip of the nozzle member is fitted into a bottom mold plate having a cooling path, the nozzle tip is fitted into the opening in the bottom of the cavity, and the nozzle tip in the opening is fitted to the bottom of the cavity as required. The nozzle port is also used as a cavity gate with clearance provided, and the injection key has the nozzle tip surface extended to the bottom of the cavity due to thermal expansion of the nozzle tip. While complement the molding surface of the central portion of the bottom surface of the Activity flat, the constitution to reform the clearance by the contraction due to temperature drop of the nozzle tip caused by the injection filling stop of the molten resin, is that.
[0013]
According to the present invention, the spout-less molded product is injected by preventing the cooling of the nozzle port also serving as a gate by the clearance of the nozzle tip surface, extending due to thermal expansion of the nozzle tip during injection filling, and closing the nozzle port by the needle valve. Since it can be molded, there is no need for bushing or heating means for cooling near the gate, which is required for conventional sprue molding and molds, and there is no need for nozzle touch by mechanical operation for each molding. The injection molding of products is easier than before, and even in a long molding cycle, there is no temperature drop near the nozzle gate that has become a cavity gate, so there is no restriction on molding temperature or material resin, and the material resin is polyester, polycarbonate Injection molding of sprue-less molded products with a uniform bottom shape even for resins such as APEL It is possible.
[0014]
With regard to the mold structure, the nozzle tip of the hot runner nozzle member need only be inserted into the opening formed at the center of the cavity bottom portion with a required clearance, and the nozzle port is flush with the needle valve. The main structure of the mold is not required to make the nozzle mouth small to make it sprueless or to make the nozzle mouth special structure so that it can be cut at the time of mold release. Therefore, the mold structure is not particularly complicated in comparison with the conventional structure.
[0015]
In addition, since there is no sprue on the bottom of the injection-molded molded product, it can be said that it is extremely suitable for injection molding of stretch blow-molded preforms. As a result, the molding cycle can be improved and the loss can be reduced. In particular, in the hot parison system, the injection-molded sprless preform can be immediately molded into a hollow molded product such as a container, which further increases the productivity.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 shows one embodiment of a mold that can be used for carrying out the molding method of the present invention. 1 is a cavity mold of an injection mold, 2 is a neck mold, 3 is a core mold, and 4 is a nozzle member for injection.
[0017]
The
[0018]
The
[0019]
The center of the bottom surface of the
[0020]
The
[0021]
Further, the
[0022]
Such a
[0023]
The
[0024]
The
[0025]
The insertion of the
[0026]
In this state where the
[0027]
When the
[0028]
Further, when the nozzle opening is closed and the injection filling of the molten resin is stopped, the tip of the nozzle in the
[0029]
The overlap between the
[0030]
As described above, the center of the bottom surface is formed flat by the nozzle tip surface of the
The stretch blow molding of the
[0031]
FIG. 2 shows a
[0032]
The injection-molded
[0033]
The axial stretching of the
[0034]
Although the mold surface facing the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view of an injection mold in a state where a bottomed preform is molded by the sprueless molding method of the present invention.
FIG. 2 is a longitudinal sectional view of a blow mold showing a state in which a preform formed by the same spurless molding method is stretch blow molded into a container.
FIG. 3 is a longitudinal sectional view of a main part showing a nozzle tip position of an injection mold before preform molding.
FIG. 4 is a longitudinal sectional view of a main part showing a nozzle tip position of an injection mold during preform molding.
FIG. 5 is a longitudinal sectional front view of a preform molded by the sprueless molding method of the present invention.
FIG. 6 is a longitudinal front view of a container formed by stretching and blowing the above preform.
[Explanation of symbols]
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