JP3716771B2 - Keyboard device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術の分野】
本発明は、携帯に適した小型の鍵盤装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、小型化により携帯性を高めた鍵盤装置が知られている。鍵盤装置は一般に、その性質上、鍵並び方向(横方向)に長い形状を成すが、従来の鍵盤装置では、小型化を図るために、折り畳み型や巻物型に構成する工夫がなされている。例えば、折り畳み型の電子鍵盤装置(実開昭61−76493号公報)は、鍵盤部を薄いシート状に形成し、黒鍵が介在しない白鍵間(E―F鍵間、G―C鍵間)を分割位置として、この分割位置で折曲することで、鍵盤の表面同士または裏面同士が対向して重なるように折り畳んでコンパクトにできるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、折曲体は一般に、折り畳んだ時、谷側が縮み山側が延びる。現実にはあり得ない厚さゼロの折曲体でない限り、このような特性を本質的に有している。従って、現実に従来のような鍵盤装置を製作しようとすると、シート部となる鍵盤そのものを伸縮自在な材料で構成する必要がある。そのため、材料の選択の自由度が制約される。また、伸縮自在な材料で構成したとしても、通常の(折り畳み型や巻物型でない)鍵盤に比し、剛性や耐久性がなく、押鍵ストロークも大きくとれないことから操作性が悪いという問題がある。また、シート材の弾力を利用して分割位置で折曲する構成であるため、分割位置(折曲位置)に折りくせがついて、次第に演奏操作に支障が出るおそれがあるり、折曲部分の耐久性が他の部分に比し低くなる。これにより、各鍵の操作性のバランスも悪くなるだけでなく、弾性シートを使用せざるを得ないことからグリッサンドのような奏法等も困難で、初期使用からの操作性も悪い。このように、従来の鍵盤装置では、操作性、剛性、耐久性の点で問題があった。
【0004】
また、押鍵等の鍵操作を検出するために、鍵スイッチを有する鍵スイッチ基板を設ける場合は、演奏可能な状態にしたとき、鍵スイッチが誤動作することなく正確な検出が行われるように設計することが求められる。
【0006】
本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、高い耐久性、携帯性及び良好な操作性を維持しつつ、鍵操作検出の安定性を確保することができる鍵盤装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の請求項1の鍵盤装置は、複数のフレームと、前記複数のフレームのうち互いに隣接するフレーム同士を連結し、前記隣接する両フレームを折り畳み状態から平面展開状態となるまで相対的に回動可能にする連結手段と、鍵操作を検出可能な鍵スイッチを各々有し、前記複数の各フレームに対応して設けられ、対応するフレームに固定的に保持された鍵スイッチ基板と、前記各鍵スイッチ基板に対応し前記各鍵スイッチ基板の上面に対向して配設された鍵盤ユニットと、前記複数のフレームに設けられた係止部と、前記左右両端側のフレームに対応する鍵盤ユニットにそれぞれ設けられ、前記係止部がそれぞれ係止され得る係止対応部とを備え、前記平面展開状態において、前記左右両端側のフレームに対応する鍵盤ユニットを、対応するフレームに対して相対的に鍵並び方向に移動させることで、前記連結手段を介して、前記複数のフレームが略1つのフレーム大に折り畳まれる折畳配置と、前記複数のフレームが展開されて鍵並び方向に直列に配置される平面展開配置との両配置が可能なように構成されると共に、前記平面展開配置にしたとき、前記左右両端側のフレームに対応する鍵盤ユニットの各鍵に、対応する鍵スイッチ基板の鍵スイッチが対向し、前記各鍵の鍵操作が検出可能になるように構成され、前記左右両端側のフレームに対応する鍵盤ユニットを鍵並び方向に隣接する鍵盤ユニットから離間するように移動操作して、前記係止部が前記係止対応部に係止されることで、前記鍵盤ユニットが、前記折畳配置に対応する位置で安定すると共に、前記左右両端側のフレームに対応する鍵盤ユニットを鍵並び方向に隣接する鍵盤ユニットに近接するように移動操作して、該鍵盤ユニットが対応するフレームと該フレームに隣接するフレームとにオーバーラップした状態で前記係止部が前記係止対応部に係止されることで、前記鍵盤ユニットが、前記平面展開配置に対応する位置で安定することを特徴とする。
【0009】
この構成によれば、複数のフレームのうち互いに隣接するフレーム同士を連結手段で連結し、隣接する両フレームを折り畳み状態から平面展開状態となるまで相対的に回動可能にしたので、シート状鍵盤を折曲して折り畳む場合に比し剛性や耐久性が向上する。また、左右両端側のフレームに対応する鍵盤ユニットを、対応するフレームに対して相対的に鍵並び方向に移動させることで、前記連結手段を介して、前記複数のフレームが略1つのフレーム大に折り畳まれる折畳配置と、前記複数のフレームが展開されて鍵並び方向に直列に配置される平面展開配置との両配置が可能なように構成したので、折畳配置にしてコンパクトに携帯できると共に、平面展開配置にして演奏操作が行え、しかも、鍵が、シート状でなくある程度堅さを有するフレームに設けられるので、押鍵操作がやりやすい。また、前記平面展開配置にしたとき、左右両端側のフレームに対応する鍵盤ユニットの各鍵に、対応する鍵スイッチ基板の鍵スイッチが対向し、前記各鍵の鍵操作が検出可能になるので、演奏操作を行う平面展開配置では、各鍵の鍵操作が確実に検出される。よって、高い耐久性、携帯性及び良好な操作性を維持しつつ、鍵操作検出の安定性を確保することができる。
【0010】
なお、請求項1記載の構成において、前記鍵盤ユニットを、複数の白鍵を有する白鍵ユニットと複数の黒鍵を有する黒鍵ユニットとから構成するのが望ましい。このように構成し、白鍵/黒鍵一体の鍵盤ユニットとしてのスライドを可能にすることで、装置の展開、折り畳み操作を容易にすることができる。また、鍵盤ユニットは、鍵基端部を共通にする複数の白鍵を有する白鍵ユニットと鍵基端部を共通にする複数の黒鍵を有する黒鍵ユニットとが両鍵基端部で積層されて構成されるようにしてもよい。これにより、鍵盤ユニットを積層するだけで組み付けが行え、鍵盤の組み付けを簡単にすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0014】
図1は、本発明の一実施の形態に係る鍵盤装置の外観斜視図である。
【0015】
本鍵盤装置1は、折り畳んで携帯し、展開して、演奏したりモバイルコンピュータに接続して楽音データを入力編集したりすることができる小型の鍵盤装置であり、同図では、展開した状態が示されている。なお、以降、本装置の演奏者側を前方と称する。
【0016】
本鍵盤装置1は、合成樹脂製のメインケースMC(フレーム)を備え、メインケースMCは4つのブロックに分かれており、低音域側から第1、第2、第3、第4メインケースMC1、MC2、MC3、MC4というように直列に配置されている。第1〜第4メインケースMC1〜MC4の上にはそれぞれ、後述する鍵スイッチ基板PB1〜PB4が各ケースに対し固定的に配設され、鍵スイッチ基板PB1〜PB4の上に、鍵盤ユニットKU1〜KU4が対応して配設される。第1、第2メインケースMC1及びMC2間、第2、第3メインケースMC2及びMC3間、第3、第4メインケースMC3及びMC4間は、それぞれ分割位置DIV1、DIV2、DIV3を境に分かれている。
【0017】
詳細は後述するが、第1メインケースMC1と第2メインケースMC2とは、連結部CON1(連結手段)で回動可能に連結され、第2メインケースMC2と第3メインケースMC3とは、連結部CON2(連結手段)で回動可能に連結され、第3メインケースMC3と第4メインケースMC4とは、連結部CON3(連結手段)で回動可能に連結されている。また、後述するように、鍵盤ユニットKU1、KU4は、それぞれ第1、第4メインケースMC1、MC4に対して鍵並び方向(横方向)にスライド移動可能に構成され、鍵盤装置1を折り畳むまたは展開する際に移動される。
【0018】
図2〜図4は、鍵盤装置1の展開状態から折り畳み状態までの行程を示す外観図である。図2は、鍵盤ユニットKU1、KU4をそれぞれ左端位置、右端位置に移動させた状態を示す。図3は、第2メインケースMC2と第3メインケースMC3とを連結部CON2を介して回動させて重ねる途中の状態を示す。図4は、4つのメインケースMC1〜MC4を折り畳んで重畳させた状態を示す。図5は、鍵盤装置1の展開した状態における底面図である。
【0019】
このように、図1、図5に示すような展開状態、すなわち、4つのメインケースMC1〜MC4が展開されて鍵並び方向に直列に配置される平面展開配置とされた状態にて演奏が可能となる。一方、通常は、図4に示す折り畳み状態、すなわち、4つのメインケースMC1〜MC4が略1つのメインケース大に折り畳まれる折畳配置とされた状態にて携帯される。
【0020】
まず、本装置1の展開及び折り畳み機構を中心に説明する。
【0021】
図2、図3に示すように、各メインケースMC1〜MC4にはそれぞれ、鍵スイッチ基板PB1〜PB4が設けられる。鍵スイッチ基板PB1〜PB4は、対応するメインケースMCに接着または不図示の両面テープ等で固定されている。
【0022】
図2、図5に示すように、連結部CON1は、合成樹脂製の連結片20と蝶番21、22、23、24とで構成される。蝶番21、22はメインケースMC1と連結片20とを相対的に回動自在にし、蝶番23、24は連結片20とメインケースMC2とを相対的に回動自在にする。同様に、連結部CON3は、連結片25と蝶番26、27、28、29とで構成される。蝶番26、27はメインケースMC3と連結片25とを相対的に回動自在にし、蝶番28、29は連結片25とメインケースMC4とを相対的に回動自在にする。
【0023】
図3、図5に示すように、連結部CON2は、蝶番30、31で構成される。蝶番30、31によって、メインケースMC2、MC3は、展開状態から互いに背面が対向する方向には回動可能であるが、展開状態から互いに表面が対向する方向には回動しないようになっている。
【0024】
これら連結部CON1〜CON3の機能によって、折り畳むときは、メインケースMC2、MC3は互いの背面が向き合うように、また、メインケースMC1、MC2は互いの表面が向き合うように、さらにメインケースMC3、MC4は互いの表面が向き合うように、4つのメインケースを重ねる。これにより、図4に示すように、本装置1が略1ケース大の大きさになる。
【0025】
図1に示すように、メインケースMC4には、レバー13が設けられている。メインケースMC1には、レバー13を前後方向に操作することで、互いに係合可能な爪及び係止部(いずれも図示せず)が設けられ、鍵盤装置1を折り畳んだとき、両者が係合して折り畳み状態が維持される。
【0026】
メインケースMCにはまた、図1に示すように、ステレオ発音を行う左右のスピーカ12L/R、前部が平面視円弧状の係止具16、17、LCD等のディスプレイ89、及び後述するモバイルコンピュータ60と接続するためのI/F(インターフェイス)部18のほか、後述する記憶装置84、音源回路87及び電源部88等を収容する収容部19が設けられる。
【0027】
スピーカ12Lは、メインケースMC1の左端部であって、鍵盤ユニットKU1の後方に配置される。スピーカ12Rは、メインケースMC4の右端部であって、鍵盤ユニットKU4の後方に配置される。このような配置により、鍵盤ユニットKU1、KU4を、それぞれ第1、第4メインケースMC1、MC4に対して鍵並び方向にスライド移動させる際に、スピーカ12L/Rが鍵盤ユニットKU1、KU4に干渉しない。これにより、狭いスペースを有効に使ってコンパクト化の妨げとなることを回避している。また、本鍵盤装置1を展開したとき最も外側となる左右両端にスピーカ12L/Rが位置することから、ステレオ発音が効果的となっている。
【0028】
第1メインケースMC1の上方に配設された鍵盤ユニットKU1は、白鍵ユニットKU1W、黒鍵ユニットKU1Bのほか、押鍵による発音音高を変化させるための鍵域シフト操作子11Lを備える。後述するように、鍵域シフト操作子11Lが押下されることで、発音音域が例えば1オクターブ低く設定される(または元に戻る)。鍵盤ユニットKU1にはまた、接続されたモバイルコンピュータ60の画面上で各種操作等を行うための操作子群14が設けられる。
【0029】
なお、この操作子群14の一部及び/又は鍵盤ユニットKU4の操作子群15(後述)の一部を、鍵域シフト操作子11として割り当てるようにしてもよい。
【0030】
鍵盤ユニットKU2は、白鍵ユニットKU2W、黒鍵ユニットKU2Bで構成され、鍵盤ユニットKU3は、白鍵ユニットKU3W、黒鍵ユニットKU3Bで構成される。
【0031】
鍵盤ユニットKU4は、白鍵ユニットKU4W、黒鍵ユニットKU4Bのほか、押鍵による発音音高を変化させるための鍵域シフト操作子11Rを備える。後述するように、鍵域シフト操作子11Rが押下されることで、発音音域が例えば1オクターブ高く設定される(または元に戻る)。鍵盤ユニットKU4にはまた、モード切り換え、音色設定、楽音に各種効果等を付与する効果設定等を行うための各種操作子群15が設けられる。
【0032】
また、図1、図2に示すように、鍵盤ユニットKU1、KU4には、係止用凹部KMが各2個ずつ設けられる。係止用凹部KMは、係止具16、17の前部の円弧部と嵌合的な凹形状を有する。係止具16、17は、バネ等の弾性体によって前方に常に付勢されており、鍵盤ユニットKU1、KU4が図1に示す位置にあるときは、外側(左右両端側)の各係止用凹部KMに係止具16、17が嵌合している。図1の状態から鍵盤ユニットKU1、KU4を鍵並び方向におけるそれぞれ左側、右側にスライドさせると、係止具16、17は後方へ引っ込み、さらに鍵盤ユニットKU1、KU4を移動させると、図2に示すように、内側の各係止用凹部KMに係止具16、17が嵌合する。従って、各係止用凹部KMに係止具16、17が嵌合することで、鍵盤ユニットKU1、KU4の鍵並び方向の安定的な位置2箇所(図1及び図2に示す位置)が規定される。
【0033】
図2に示すように、鍵盤ユニットKU4は、白鍵ユニットKU4Wの上に黒鍵ユニットKU4Bが積層されてなる。すなわち、白鍵ユニットKU4Wの鍵基端部KU4Waが載り、さらにその上部に黒鍵ユニットKU4Bの鍵基端部KU4Baが載って、両鍵基端部KU4Wa、KU4Baがネジ止めされて鍵盤ユニットKU4が構成される。そして、鍵盤ユニットKU4は、鍵スイッチ基板PB4の後部の上部に摺動可能に載っている。
【0034】
白鍵ユニットKU4W及び黒鍵ユニットKU4Bはいずれも、合成樹脂製の平板を打ち抜いて形成され、厚みは、演奏操作が支障なく行える範囲で極力薄く設定されている(例えば2mmであり、好ましくは5mm以下)。また、両ユニットKU4W、KU4Bはいずれも、上方からの平面視により見える略全領域が略平面上に形成されている。これらにより、白鍵WK、黒鍵BKの厚みが最小限となり鍵盤の上下方向の寸法が小さくなっている。
【0035】
本実施の形態では、両ユニットKU4W、KU4Bにおいて、押鍵操作部(鍵のヒンジ部より先端側)と両鍵基端部KU4Wa、KU4Baとは同厚に形成されているので、平板の打ち抜きによる櫛歯状の鍵盤ユニットの製造が容易となっている。また、白鍵ユニットKU4Wの上に黒鍵ユニットKU4Bを積層して固定するだけでユニットの組み付けが可能であるので、組み付け作業が簡単である。また、黒鍵ユニットKU4Bの厚み自体によって黒鍵BKが白鍵WKよりも自然に上方に(2mm程度)突出するので、黒鍵らしさが出て、ブラインド操作も可能となる。なお、両ユニットKU4W、KU4Bは金型成形により製造してもよい。
【0036】
このほかの鍵盤ユニットKU1〜KU3については、鍵盤ユニットKU4と基本的に同様に構成されるが、音高の違いに基づき配設される鍵の種類は異なる。
【0037】
すなわち、図1に示すように、鍵盤ユニットKU1ではC鍵〜F鍵、鍵盤ユニットKU2ではG鍵〜C鍵、鍵盤ユニットKU3ではD鍵〜G鍵、鍵盤ユニットKU4ではA鍵〜C鍵が配設される。本実施の形態では、各鍵盤ユニットKUの鍵並び方向の長さを極力共通にするべく、ユニット間に位置する黒鍵は、F#鍵が鍵盤ユニットKU2に、C#鍵が鍵盤ユニットKU3に、G#鍵が鍵盤ユニットKU4に、それぞれ配置されるが、これらの黒鍵は隣接するいずれの側の鍵盤ユニットKUに配設してもよい。
【0038】
鍵盤ユニットKU1と鍵スイッチ基板PB1との関係は、鍵盤ユニットKU4と鍵スイッチ基板PB4との関係と同様である。鍵盤ユニットKU1、KU4が、白鍵/黒鍵一体の鍵盤ユニットとして構成されているので、対応するメインケースまたは鍵スイッチ基板に対し一体としてスライドが可能であり、鍵盤装置1の展開、折り畳み操作が容易になっている。
【0039】
さらに、平面展開状態で且つ鍵操作が可能な状態(図1の状態)にした場合は、鍵盤ユニットKU1のF鍵が、第1メインケースMC1及び鍵スイッチ基板PB1と第2メインケースMC2及び鍵スイッチ基板PB2とにまたがって(オーバーラップして)位置し、鍵盤ユニットKU4のG#鍵が、第3メインケースMC3及び鍵スイッチ基板PB3と第4メインケースMC4及び鍵スイッチ基板PB4とにまたがって(オーバーラップして)位置する。これによって、折れ曲がりにくい構造となっている。
【0040】
隣接する鍵スイッチ基板PBは柔軟なフレキシブルケーブルで電気的に接続されている。すなわち、図1〜図3に示すように、鍵スイッチ基板PB1、PB2間はひも状のフレキシブルケーブルFC1(接続手段)、鍵スイッチ基板PB2、PB3間はフラットなフレキシブルケーブルFC2(接続手段)、鍵スイッチ基板PB3、PB4間はひも状のフレキシブルケーブルFC3(接続手段)でそれぞれ接続されている。各ケーブルFCはいずれも、各鍵スイッチ基板PBの後部を接続している。
【0041】
鍵スイッチ基板PB1、PB2間には、ケーブルFC1を収容するための凹部91(L/R)が形成されている。メインケースMC2の左端部後部に水平に切り欠いた溝が凹部91Rである。メインケースMC1の右端部後部にも、凹部91Rと対称の溝である凹部91Lが切り欠かれているが、凹部91Lは図には表れていない。また、鍵スイッチ基板PB3、PB4間には、ケーブルFC3を収容するための凹部93(L/R)が形成されている。凹部93L、Rは、凹部91L、Rと同様に、それぞれメインケースMC3の右端部後部、メインケースMC4の左端部後部に水平に切り欠いた溝として構成される。
【0042】
フレキシブルケーブルFC1、FC3は、柔軟に撓むことができ、鍵盤装置1を展開した状態では、撓みがほとんどなく、鍵盤装置1を畳むにつれて上記溝に沿って後方に撓むようになっている(図3参照)。すなわち、凹部91、93にケーブルFC1、FC3の撓んだ部分が収容される。
【0043】
一方、鍵スイッチ基板PB2、PB3間には、ケーブルFC2を収容するための凹部92(L/R)が形成されている。凹部92Lは、メインケースMC2の右端部後部を左側に切り欠いて形成され、凹部92RはメインケースMC3の左端部後部を右側に切り欠いて形成される。ケーブルFC2は、柔軟に撓むことができ、鍵盤装置1を折り折り畳んだときは撓みがほとんどなく、鍵盤装置1を展開していくにつれて鍵並び方向及び上方に蒲鉾状に膨らんで撓む(図1、図2参照)。しかし、凹部92が設けられているため、ケーブルFC2の撓んだ部分が凹部92に収容される。なお、ケーブルFC2は、平面展開状態で鍵操作性に影響がない程度に外側(上方)に突出するように構成してもよい。
【0044】
このように、ケーブルFC1、FC2、FC3が凹部91、92、93に収容され得るので、撓み部分が外部にはみ出して邪魔になったり、展開/折り畳み操作の邪魔になったり、挟まって損傷したりするおそれがない。
【0045】
なお、各凹部91、92、93の形状は、各ケーブルFC1、FC2、FC3を収容できれば他の形状でもよい。また、各凹部91は隣接する両メインケースに溝を設けることで形成したが、いずれか一方のみに適当な凹部を設けるようにするのみでもよい。
【0046】
次に、鍵盤ユニットKU1、KU4のスライド機構を説明する。鍵盤装置1には、ガイド体100L/Rが設けられる。ガイド体100L/Rはそれぞれ、図1に示すように、メインケースMC1、MC4の左端部、右端部に配設される。鍵盤ユニットKU1、KU4は、スライド移動される際、ガイド体100L/Rによってガイドされる。
【0047】
なお、図1では、ガイド体100Lの奏者側の一部の図示を省略している(破断面となっている)。また、図2、図3では、ガイド体100L/Rの図示を省略している。
【0048】
図6は、ガイド体の構成を示す外観斜視図である。同図では、ガイド体100Rを示す。
【0049】
ガイド体100Rは、ベース部100Rc、100Rdにガイド片100Ra、100Rbが段差をもって連設され、さらにガイド片100Ra、100Rb間をブリッジ部100Reが連結して成る。ガイド体100Rは、例えば、合成樹脂または金属で一体に形成される。なお、金属の場合はプレス加工によって一体成形される。ガイド体100Rは、両ベース部100Rc、100RdがメインケースMC4にネジ止めされて固定される。ガイド体100Lもこれと左右対称に同様に構成される。
【0050】
一方、鍵盤ユニットKU1の鍵域シフト操作子11Lの前後両端部下部には、鍔状の被ガイド部11La、11Lbが鍵盤ユニットKU1と一体に形成されている(図1参照)。鍵域シフト操作子11Rについても同様に、被ガイド部11Ra、11Rbが形成される。なお、被ガイド部11Raは図に表れておらず、被ガイド部11Rbは図2に表れている。被ガイド部11La、11Lbは、ガイド片100La、100Lbの下方に、被ガイド部11Ra、11Rbはガイド片100Ra、100Rbの下方に、それぞれ遊嵌されている。
【0051】
また、図1に示すように、メインケースMC1、MC4にはそれぞれ、溝部94、95が設けられている。溝部94、95は、メインケースMC1、MC4の底面において鍵並び方向に沿って形成されている。鍵盤ユニットKU1、KU4の各下面には、溝部94、95に嵌合的で、鍵並び方向に溝幅より長い突条(図示せず)が設けられており、鍵盤ユニットKU1、KU4のスライド操作時には、これらの突条が溝部94、95を摺動すると共に、被ガイド部11La、11Lb、11Ra、11Rbが、ガイド片100La、100Lb、100Ra、100Rbの下方を摺動する。これにより、鍵盤ユニットKU1、KU4が鍵並び方向に円滑にスライド移動可能になっている。
【0052】
なお、鍵盤ユニットKU1、4を移動させるには、鍵域シフト操作子11L、Rを手で持って左右に動かすことができる。従って、鍵域シフト操作子11L、Rが、スライド移動時の把持部を兼用するので、構成が簡単になっている。
【0053】
各鍵スイッチ基板PBには、不図示の鍵スイッチSWが設けられる。鍵スイッチSWは、白鍵WK、黒鍵BKの各々に対応して設けられ、押離鍵操作を検出する。一例として、D#4用の鍵スイッチSW1、F4用の鍵スイッチSW2、G#5用の鍵スイッチSW3の鍵スイッチ基板PB上の位置が図2等に示されている。例えば、図2に示すように、鍵盤ユニットKU1を左端に移動させた状態では、D#4鍵と鍵スイッチSW1とは鍵並び方向の位置が一致しないが、図1に示すように、鍵盤ユニットKU1を左端に移動させた状態では、D#4鍵(の不図示のアクチュエータ部)が鍵スイッチSW1のちょうど上方に位置するようになっている。従って、展開状態では、鍵盤ユニットKU1、4の各鍵に、対応する鍵スイッチSWが対向し、鍵盤ユニットKU1、4の各鍵の鍵操作が検出可能になる。なお、鍵盤ユニットKU2、KU4はメインケースMC2、MC4に対して固定されスライドしないので、鍵スイッチ基板PB2、PB3上の鍵スイッチSWについては、鍵盤ユニットKU2、KU4の各鍵に常に対向している。
【0054】
上記鍵スイッチSWは、例えば、折り畳みんで2面(2シート)となるメンブレンスイッチで構成される。この鍵スイッチSWは、各メンブレンシートのいずれかの面にプレス加工で外側に凸となる凹部を形成し、その内面とそれに対応する部位にスイッチパターンを形成して成る。なお、極薄形に構成されるものであればその他のスイッチ構成を採用してもよい。
【0055】
図7は、本鍵盤装置1をモバイルコンピュータ60と接続したモバイルキーボードシステムの全体構成を示すブロック図である。
【0056】
モバイルコンピュータ60は一例として、CPU61に、RAM62、ROM63、記憶装置64、キーボード65、表示回路66、音源回路67、通信I/F(インターフェイス)68及びI/F(インターフェイス)部69がバス73で接続されて構成される。また、表示回路66にはLCD等のディスプレイ70が接続され、音源回路67にはサウンドシステム71が接続されている。通信I/F68は、通信ネットワーク72を介して配信サーバや他のコンピュータ等との接続を可能にする。
【0057】
CPU61はモバイルコンピュータ60全体の制御を司る。RAM62は各種データを記憶し、CPU61のワーキングエリアとしても機能する。ROM63はCPU61が実行する制御プログラム等を記憶する。記憶装置64は、RAMやハードディスク等で構成され、演奏データ等を格納する。表示回路66は、ディスプレイ70に各種情報を可視表示させる。ディスプレイ70には例えば、自動演奏データ、楽音データの編集画面等が表示され、入力情報の確認も行える。
【0058】
本鍵盤装置1は、CPU81に、RAM82、ROM83、記憶装置84、各種操作子85、表示回路86、音源回路87、電池等の電源部88及び前記したI/F(インターフェイス)部18がバス90で接続されて構成される。また、表示回路86には前記したディスプレイ89が接続され、音源回路87には前述のスピーカ12L/Rが接続されている。各種操作子85には、前述の鍵域シフト操作子11L/R、鍵スイッチ部SW及び操作子群14、15が含まれる。
【0059】
CPU81は本鍵盤装置1全体の制御を司る。RAM82は各種データを記憶し、CPU81のワーキングエリアとしても機能する。ROM83はCPU81が実行する制御プログラム等を記憶する。記憶装置84は、RAM等で構成される。表示回路86は、ディスプレイ89に各種情報を可視表示させる。音源回路87は、各鍵の押鍵操作に応じて楽音信号を発生し、この楽音信号をスピーカ12L/Rが音響に変換することで発音がなされる。
【0060】
本モバイルキーボードシステムは、鍵盤装置1のI/F部18とモバイルコンピュータ60のI/F部69とを接続することで構成されるが、これらのインタフェイスとしては、USB(Universal Serial Bus)やIEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers(アイトリプルイー))1394等を採用してもよい。
【0061】
図8は、モバイルキーボードシステムにおける各種スイッチイベント処理のフローチャートを示す図である。本処理は、CPU61により実行される。
【0062】
いずれかのスイッチ(SW)イベントがあったか否かを判別し(ステップS101)、その判別の結果、何らスイッチイベントがない場合は本処理を終了する一方、いずれかのスイッチイベントがあった場合は、スイッチイベントが鍵スイッチイベント(鍵スイッチ部SWのオンまたはオフイベント)であるか否かを判別する(ステップS102)。
【0063】
その判別の結果、スイッチイベントが鍵スイッチイベントである場合は、鍵盤処理を実行して(ステップS103)、ステップS115に進む。この鍵盤処理では、押鍵された鍵に対応する発音または消音処理等がなされる。一方、スイッチイベントが鍵スイッチイベントでない場合は、スイッチイベントが音色スイッチであるか否かを判別する(ステップS104)。
【0064】
その判別の結果、スイッチイベントが音色スイッチイベントである場合は、各種音色パラメータの変更設定処理を実行し(ステップS105)、ステップS115に進む。一方、スイッチイベントが音色スイッチイベントでない場合は、スイッチイベントが効果スイッチイベントであるか否かを判別する(ステップS106)。
【0065】
その判別の結果、スイッチイベントが効果スイッチイベントである場合は、各種効果パラメータの変更設定処理を実行し(ステップS107)、ステップS115に進む。一方、スイッチイベントが効果スイッチイベントでない場合は、スイッチイベントがオクターブスイッチイベント、すなわち、鍵域シフト操作子11L/Rのいずれかのオンイベントであるか否かを判別する(ステップS108)。
【0066】
その判別の結果、スイッチイベントがオクターブスイッチイベントである場合は、鍵域シフト操作子11L(−)、または鍵域シフト操作子11R(+)のいずれのオンイベントであるかを判別する(ステップS109)。その判別の結果、オクターブスイッチイベントが鍵域シフト操作子11R(+)のオンイベントである場合は、変数POCTに「1−POCT」を設定すると共に(ステップS110)、鍵に対応したノートナンバテーブルを変数POCTによって書き換え(ステップS111)、ステップS115に進む。これにより、鍵域シフト操作子11Rを押下する毎に、押鍵による発音音域が初期状態と1オクターブ高音域側にシフトした状態との間で切り替わる。
【0067】
一方、前記ステップS109の判別の結果、オクターブスイッチイベントが鍵域シフト操作子11L(−)である場合は、変数MOCTに「1−MOCT」を設定すると共に(ステップS112)、鍵に対応したノートナンバテーブルを変数MOCTによって書き換え(ステップS113)、ステップS115に進む。これにより、鍵域シフト操作子11Lを押下する毎に、押鍵による発音音域が初期状態と1オクターブ低音域側にシフトした状態との間で切り替わる。
【0068】
一方、前記ステップS108の判別の結果、スイッチイベントがオクターブスイッチイベントでない場合は、当該スイッチイベントに応じた「その他処理」を実行し(ステップS114)、ステップS115に進む。この「その他処理」では、例えば、インターネットに接続して楽音データの送受信を行ったり、あるいは自動演奏の再生を行ったりする。このほか、リアルタイム演奏、楽音データのステップ入力、各種モード切り換え処理等も、「その他処理」で行われ得る。
【0069】
前記ステップS115では、変更後の各種パラメータをディスプレイ70に表示して、ユーザによる確認を可能にし、本処理を終了する。本処理終了後はリターンしてルーチンの最初に戻り、イベント処理を行う。
【0070】
なお、本鍵盤装置1は、他の機器、例えば、携帯電話、PHS、PDAと接続し、それらの通信機能や情報処理機能を利用して、データの送受信や音楽製作等を行うようにしてもよい。なお、本鍵盤装置1は、モバイルコンピュータ60等に接続することなく、単独でも演奏による簡単な発音は可能である。
【0071】
本実施の形態によれば、4つのメインケースMCのうち互いに隣接するメインケースMC同士を連結部CON1、CON2、CON3で回動可能に連結し、隣接するメインケースMCを折り畳み状態から平面展開状態となるまで相対的に回動可能にしたので、シート状鍵盤を折曲して折り畳む場合に比し剛性や耐久性が向上する。また、各連結部CONを介して、折畳配置と平面展開配置との両配置が可能なように構成したので、折畳配置にしてコンパクトに携帯できると共に、平面展開配置にして演奏操作が行え、しかも、鍵盤ユニットKUが、柔らかいシートでなくある程度堅さを有するメインケースMCに設けられるので、押鍵操作がやりやすい。また、鍵盤ユニットKU1、KU4をスライドさせて平面展開配置にしたとき、鍵盤ユニットKU1、KU4の各鍵に、対応する鍵スイッチ基板PB1、PB4の鍵スイッチSWが対向し、各鍵の鍵操作が検出可能になるようにしたが、鍵スイッチ基板PB1、PB4はメインケースMC1、4に固定されていることから、スイッチ動作が安定的になされ、各鍵の鍵操作が確実に検出される。よって、高い耐久性、携帯性及び良好な操作性を維持しつつ、鍵操作検出の安定性を確保することができる。
【0072】
また、鍵盤ユニットKU1、KU4は、複数の白鍵を有する白鍵ユニットKUWと複数の黒鍵を有する黒鍵ユニットKU4Bとから構成されたので、白鍵/黒鍵一体の鍵盤ユニットとしてのスライドを可能にすることで、装置の展開、折り畳み操作を容易にすることができる。
【0073】
また、鍵スイッチ基板PB1、PB2、PB3、PB4間を柔軟に撓み得るフレキシブルケーブルFC1、FC2、FC3でそれぞれ接続し、折畳配置と平面展開配置との配置変更の行程において、各ケーブルの撓んだ部分が、隣接するメインケースMC間に設けた各凹部91、92、93に収容され得るようにしたので、装置の展開、折り畳み操作によってケーブルが損傷したり邪魔になったりすることが防止される。よって、高い耐久性、携帯性及び良好な操作性を維持しつつ、装置の展開、折り畳み操作において基板間の良好な電気的接続状態を確保することができる。
【0074】
なお、本実施の形態では、白鍵ユニットKUWと黒鍵ユニットKU4Bとを別体で構成したが、両者を一体で構成してもよい。その場合、平板を打ち抜いた後、黒鍵ユニットKU4Bに対応する領域の上面に5mm程度の黒色シールを貼着するようにしてもよい。これにより、黒鍵が明確に視認されると共に、黒鍵が白鍵よりも上方に突出し、上記と同様にブラインド操作が容易になる。
【0075】
なお、本実施の形態では、メインケースMCが4つである場合の構成を例示したが、これに限るものでなく、連結部CON1〜CON3を適当に組み合わせて2つ以上(4つ以上を含む)の複数のメインケースMCを折り畳み可能に構成してもよい。
【0076】
例えば、図9に示すように、2つのメインケースMC101とメインケースMC102とを連結部CON101で回動可能に連結し、連結部CON101を、連結片125と蝶番126、127、128、129とで構成してもよい。なお、同図においては、メインケースMCの構成の概略のみが示され、鍵盤ユニットKU等は省略されている。
【0077】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1によれば、高い耐久性、携帯性及び良好な操作性を維持しつつ、鍵操作検出の安定性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係る鍵盤装置の外観斜視図である。
【図2】 鍵盤ユニットKU1、KU4をそれぞれ左端位置、右端位置に移動させた状態を示す。
【図3】 第2メインケースと第3メインケースとを連結部CON2を介して回動させて重ねる途中の状態を示す。
【図4】 4つのメインケースを折り畳んで重畳させた状態を示す。
【図5】 鍵盤装置の展開した状態における底面図である。
【図6】 ガイド体の構成を示す外観斜視図である。
【図7】 鍵盤装置をモバイルコンピュータと接続したモバイルキーボードシステムの全体構成を示すブロック図である。
【図8】 モバイルキーボードシステムにおける各種スイッチイベント処理のフローチャートを示す図である。
【図9】 メインケースが2つである場合の構成例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 鍵盤装置、 11L/R 鍵域シフト操作子、 14、15 操作子群、18 I/F(インターフェイス)部、 42 サブフレーム、 43 メンブレンシート、 60 モバイルコンピュータ、 61 CPU、 64 記憶装置、 68 通信I/F(インターフェイス)、 69 I/F(インターフェイス)部、 70 ディスプレイ、 81 CPU、 91、92、93 凹部、 100L/R ガイド体、 KU1〜KU4 鍵盤ユニット、 MC1〜MC4 メインケース(フレーム)、 WK 白鍵、 BK 黒鍵、 CON1〜CON3 連結部(連結手段)、 PB1〜PB4 鍵スイッチ基板、 SW鍵スイッチ、 KU1W 白鍵ユニット、 KU1B 黒鍵ユニット、 FC1〜FC3 フレキシブルケーブル(接続手段)[0001]
[Field of the Invention]
The present invention relates to a small keyboard device suitable for carrying.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, a keyboard device that has been improved in portability by downsizing is known. In general, the keyboard device has a shape that is long in the key arrangement direction (lateral direction) due to its nature. However, in order to reduce the size of the conventional keyboard device, the device is configured to be a folding type or a scroll type. For example, foldable electronic keyboard apparatus (Japanese Utility Model 61-764 93 No.) forms a keyboard section into a thin sheet, between white key black key does not intervene (E-F key between, G-C key By folding at the division position, the front and back surfaces of the keyboard are folded so that they overlap each other and can be made compact.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in general, when folded, the valley side shrinks and the mountain side extends. Unless it is a zero-thickness folded body, which is impossible in reality, it has such characteristics. Therefore, in order to actually manufacture a conventional keyboard device, it is necessary to configure the keyboard itself that becomes the seat portion with an elastic material. Therefore, the degree of freedom in material selection is limited. In addition, even if it is made of a stretchable material, there is a problem that the operability is poor because there is no rigidity and durability and the key pressing stroke is not large compared to a normal keyboard (not folding or scroll type). is there. In addition, since it is configured to bend at the split position using the elasticity of the sheet material, it may be folded at the split position (fold position), which may gradually impair performance operations, Durability is lower than other parts. This not only deteriorates the balance of the operability of the keys, but also requires the use of an elastic sheet, so that playing techniques such as glissando are difficult, and the operability from the initial use is also poor. Thus, the conventional keyboard device has problems in terms of operability, rigidity, and durability.
[0004]
In addition, when a key switch board having a key switch is provided to detect key operations such as key pressing, the key switch is designed so that accurate detection can be performed without malfunction when it is in a playable state. It is required to do.
[0006]
The present invention has been made in order to solve the above-purpose of that is, high durability while maintaining the portability and good operability, to ensure the stability of the key operation detecting An object of the present invention is to provide a keyboard device that can be used.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
Keyboard apparatus according to
[0009]
According to this configuration, the frames adjacent to each other among the plurality of frames are connected by the connecting means, and the two adjacent frames can be relatively rotated from the folded state to the flat deployed state. Rigidity and durability are improved compared to the case of folding and folding. Further, by moving the keyboard units corresponding to the left and right side frames in the key arrangement direction relative to the corresponding frames, the plurality of frames are made approximately one frame large via the connecting means. Since both the folded arrangement that is folded and the planar deployment arrangement in which the plurality of frames are expanded and arranged in series in the key arrangement direction are possible, the folded arrangement can be compactly carried and Further, the performance operation can be performed in a flat deployment, and the key is provided on a frame having a certain degree of rigidity rather than a sheet shape, so that the key pressing operation is easy. In addition, when the plane deployment arrangement, the key switch of the corresponding key switch board is opposed to each key of the keyboard unit corresponding to the left and right side frames, so that the key operation of each key can be detected. In a planar development arrangement for performing a performance operation, the key operation of each key is reliably detected. Therefore, it is possible to ensure the stability of key operation detection while maintaining high durability, portability, and good operability.
[0010]
In the configuration described in
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0014]
FIG. 1 is an external perspective view of a keyboard device according to an embodiment of the present invention.
[0015]
The
[0016]
The
[0017]
Although details will be described later, the first main case MC1 and the second main case MC2 are rotatably connected by a connecting part CON1 (connecting means), and the second main case MC2 and the third main case MC3 are connected. The third main case MC3 and the fourth main case MC4 are rotatably connected by the connecting part CON3 (connecting means). As will be described later, the keyboard units KU1 and KU4 are configured to be slidable in the key arrangement direction (lateral direction) with respect to the first and fourth main cases MC1 and MC4, respectively, and the
[0018]
2-4 is an external view which shows the process from the expansion | deployment state of the
[0019]
Thus, performance is possible in the unfolded state as shown in FIGS. 1 and 5, that is, in a state where the four main cases MC1 to MC4 are unfolded and arranged in series in the key arrangement direction. It becomes. On the other hand, it is normally carried in the folded state shown in FIG. 4, that is, in a state in which the four main cases MC1 to MC4 are folded into approximately one main case.
[0020]
First, the expansion and folding mechanism of the
[0021]
As shown in FIGS. 2 and 3, key switch boards PB1 to PB4 are provided in the main cases MC1 to MC4, respectively. The key switch substrates PB1 to PB4 are fixed to the corresponding main case MC with an adhesive or a double-sided tape (not shown).
[0022]
As shown in FIGS. 2 and 5, the connecting part CON <b> 1 includes a connecting
[0023]
As shown in FIGS. 3 and 5, the connecting part CON <b> 2 includes
[0024]
When folded by the functions of the connecting parts CON1 to CON3, the main cases MC3 and MC4 are further arranged such that the main cases MC2 and MC3 face each other and the main cases MC1 and MC2 face each other. The four main cases are stacked so that their surfaces face each other. Thereby, as shown in FIG. 4, this
[0025]
As shown in FIG. 1, a
[0026]
As shown in FIG. 1, the main case MC also includes left and
[0027]
The
[0028]
The keyboard unit KU1 disposed above the first main case MC1 includes a white key unit KU1W and a black key unit KU1B, as well as a key
[0029]
A part of the
[0030]
The keyboard unit KU2 includes a white key unit KU2W and a black key unit KU2B, and the keyboard unit KU3 includes a white key unit KU3W and a black key unit KU3B.
[0031]
In addition to the white key unit KU4W and the black key unit KU4B, the keyboard unit KU4 includes a key
[0032]
As shown in FIGS. 1 and 2, the keyboard units KU1 and KU4 are each provided with two locking recesses KM. The locking recess KM has a concave shape that fits with the front arcs of the
[0033]
As shown in FIG. 2, the keyboard unit KU4 is formed by stacking a black key unit KU4B on a white key unit KU4W. That is, the key base end portion KU4Wa of the white key unit KU4W is mounted, and further the key base end portion KU4Ba of the black key unit KU4B is mounted on the upper portion thereof. Composed. The keyboard unit KU4 is slidably mounted on the upper part of the rear portion of the key switch board PB4.
[0034]
Each of the white key unit KU4W and the black key unit KU4B is formed by punching a synthetic resin flat plate, and the thickness is set as thin as possible within a range where the performance operation can be performed without any trouble (for example, 2 mm, preferably 5 mm). Less than). In addition, in both units KU4W and KU4B, substantially the entire region that can be seen in plan view from above is formed on a substantially flat surface. As a result, the thickness of the white key WK and the black key BK is minimized, and the vertical dimension of the keyboard is reduced.
[0035]
In the present embodiment, in both units KU4W and KU4B, the key pressing operation portion (the tip side from the hinge portion of the key) and the key base end portions KU4Wa and KU4Ba are formed to have the same thickness. Comb-like keyboard units can be easily manufactured. Further, since the unit can be assembled simply by stacking and fixing the black key unit KU4B on the white key unit KU4W, the assembling work is simple. Further, since the black key BK protrudes naturally upward (about 2 mm) from the white key WK due to the thickness of the black key unit KU4B itself, a black key-likeness appears and a blind operation is also possible. Note that both units KU4W and KU4B may be manufactured by molding.
[0036]
The other keyboard units KU1 to KU3 are basically configured in the same manner as the keyboard unit KU4, but the types of keys arranged based on differences in pitches are different.
[0037]
That is, as shown in FIG. 1, the keyboard unit KU1 has the C key to F key, the keyboard unit KU2 has the G key to C key, the keyboard unit KU3 has the D key to G key, and the keyboard unit KU4 has the A key to C key. Established. In the present embodiment, in order to make the length of the keyboard arrangement direction of each keyboard unit KU as common as possible, the F # key is assigned to the keyboard unit KU2 and the C # key is assigned to the keyboard unit KU3. , G # keys are arranged in the keyboard unit KU4, respectively, but these black keys may be arranged in any adjacent keyboard unit KU.
[0038]
The relationship between the keyboard unit KU1 and the key switch substrate PB1 is the same as the relationship between the keyboard unit KU4 and the key switch substrate PB4. Since the keyboard units KU1 and KU4 are configured as white key / black key integrated keyboard units, they can be slid together with the corresponding main case or key switch board, and the
[0039]
Further, in a state where the key operation is possible (the state shown in FIG. 1) in a flat state, the F key of the keyboard unit KU1 is assigned to the first main case MC1, the key switch board PB1, the second main case MC2, and the key. It is located across (overlapping) the switch board PB2, and the G # key of the keyboard unit KU4 spans the third main case MC3, the key switch board PB3, the fourth main case MC4, and the key switch board PB4. Located (overlapping). Thus, the structure is difficult to bend.
[0040]
Adjacent key switch boards PB are electrically connected by a flexible flexible cable. That is, as shown in FIGS. 1 to 3, a string-like flexible cable FC1 (connecting means) is provided between the key switch boards PB1 and PB2, and a flat flexible cable FC2 (connecting means) is provided between the key switch boards PB2 and PB3. The switch boards PB3 and PB4 are connected by a string-like flexible cable FC3 (connection means). Each cable FC connects the rear part of each key switch board PB.
[0041]
A recess 91 (L / R) for accommodating the cable FC1 is formed between the key switch boards PB1 and PB2. A groove cut out horizontally at the rear end of the left end of the main case MC2 is a
[0042]
The flexible cables FC1 and FC3 can be flexibly flexed. When the
[0043]
On the other hand, a recess 92 (L / R) for accommodating the cable FC2 is formed between the key switch boards PB2 and PB3. The
[0044]
In this way, the cables FC1, FC2, FC3 can be accommodated in the recesses 91, 92, 93, so that the bent portion protrudes to the outside and interferes with the expansion / folding operation. There is no fear.
[0045]
The recesses 91, 92, and 93 may have other shapes as long as they can accommodate the cables FC1, FC2, and FC3. Moreover, although each recessed part 91 was formed by providing a groove | channel in both adjacent main cases, you may make it only provide an appropriate recessed part only in any one.
[0046]
Next, the sliding mechanism of the keyboard units KU1 and KU4 will be described. The
[0047]
In FIG. 1, illustration of a part of the player side of the
[0048]
FIG. 6 is an external perspective view showing the configuration of the guide body. In the figure, a
[0049]
The
[0050]
On the other hand, hook-shaped guided portions 11La and 11Lb are formed integrally with the keyboard unit KU1 at the lower portions of both front and rear ends of the key
[0051]
Further, as shown in FIG. 1, the main cases MC1 and MC4 are provided with
[0052]
In order to move the keyboard units KU1 and KU, the key
[0053]
Each key switch board PB is provided with a key switch SW (not shown). The key switch SW is provided corresponding to each of the white key WK and the black key BK, and detects a key release operation. As an example, the positions of the key switch SW1 for D # 4, the key switch SW2 for F4, and the key switch SW3 for G # 5 on the key switch board PB are shown in FIG. For example, as shown in FIG. 2, when the keyboard unit KU1 is moved to the left end, the D # 4 key and the key switch SW1 do not coincide with each other in the key arrangement direction. However, as shown in FIG. In the state where KU1 is moved to the left end, the D # 4 key (the actuator portion not shown) is positioned just above the key switch SW1. Therefore, in the unfolded state, the corresponding key switch SW is opposed to each key of the keyboard units KU1, 4 and the key operation of each key of the keyboard units KU1, 4 can be detected. Since the keyboard units KU2 and KU4 are fixed with respect to the main cases MC2 and MC4 and do not slide, the key switches SW on the key switch boards PB2 and PB3 always face each key of the keyboard units KU2 and KU4. .
[0054]
The key switch SW is composed of, for example, a membrane switch that is folded to form two surfaces (two sheets). This key switch SW is formed by forming a concave portion that protrudes outward by pressing on either surface of each membrane sheet, and forming a switch pattern on the inner surface and the corresponding portion. It should be noted that other switch configurations may be employed as long as they are configured to be extremely thin.
[0055]
FIG. 7 is a block diagram showing an overall configuration of a mobile keyboard system in which the
[0056]
As an example, the
[0057]
The
[0058]
In the
[0059]
The
[0060]
This mobile keyboard system is configured by connecting the I /
[0061]
FIG. 8 is a flowchart of various switch event processing in the mobile keyboard system. This process is executed by the
[0062]
It is determined whether or not any switch (SW) event has occurred (step S101). If there is no switch event as a result of the determination, the process ends. If any switch event has occurred, It is determined whether or not the switch event is a key switch event (on / off event of the key switch unit SW) (step S102).
[0063]
As a result of the determination, if the switch event is a key switch event, keyboard processing is executed (step S103), and the process proceeds to step S115. In this keyboard processing, sound generation or mute processing corresponding to the pressed key is performed. On the other hand, if the switch event is not a key switch event, it is determined whether or not the switch event is a timbre switch (step S104).
[0064]
As a result of the determination, if the switch event is a timbre switch event, various timbre parameter change setting processing is executed (step S105), and the process proceeds to step S115. On the other hand, if the switch event is not a timbre switch event, it is determined whether or not the switch event is an effect switch event (step S106).
[0065]
As a result of the determination, if the switch event is an effect switch event, various effect parameter change setting processing is executed (step S107), and the process proceeds to step S115. On the other hand, if the switch event is not an effect switch event, it is determined whether or not the switch event is an octave switch event, that is, an ON event of any one of the key
[0066]
As a result of the determination, if the switch event is an octave switch event, it is determined which of the key
[0067]
On the other hand, if the result of determination in step S109 is that the octave switch event is the key
[0068]
On the other hand, if the result of determination in step S108 is that the switch event is not an octave switch event, “other processing” corresponding to the switch event is executed (step S114), and the process proceeds to step S115. In the “other processing”, for example, music data is transmitted / received by connecting to the Internet, or automatic performance is reproduced. In addition, real-time performance, step input of musical sound data, various mode switching processing, and the like can be performed by “other processing”.
[0069]
In step S115, various parameters after the change are displayed on the
[0070]
The
[0071]
According to the present embodiment, of the four main cases MC, adjacent main cases MC are rotatably connected by the connecting portions CON1, CON2, and CON3, and the adjacent main cases MC are folded from the folded state to the flatly developed state. Therefore, the rigidity and durability are improved as compared with the case where the sheet-like keyboard is folded and folded. In addition, since both the folding arrangement and the flat deployment arrangement are possible via each connecting part CON, the folding arrangement can be carried in a compact manner, and the performance operation can be performed in the flat deployment arrangement. Moreover, since the keyboard unit KU is provided not on the soft sheet but on the main case MC having a certain degree of rigidity, it is easy to perform a key pressing operation. Further, when the keyboard units KU1 and KU4 are slid and arranged in a plane, the key switches SW of the corresponding key switch boards PB1 and PB4 are opposed to the keys of the keyboard units KU1 and KU4, and the key operation of each key is performed. Although the key switch boards PB1 and PB4 are fixed to the main cases MC1 and MC4, the switch operation is stably performed and the key operation of each key is reliably detected. Therefore, it is possible to ensure the stability of key operation detection while maintaining high durability, portability, and good operability.
[0072]
The keyboard units KU1 and KU4 are composed of a white key unit KUW having a plurality of white keys and a black key unit KU4B having a plurality of black keys. By making it possible, the expansion and folding operations of the apparatus can be facilitated.
[0073]
In addition, the key switch boards PB1, PB2, PB3, and PB4 are connected by flexible cables FC1, FC2, and FC3 that can be flexibly bent. In the process of changing the arrangement between the folding arrangement and the flat deployment arrangement, each cable is bent. Since this part can be accommodated in each of the recesses 91, 92, 93 provided between the adjacent main cases MC, the cable can be prevented from being damaged or disturbed by the expansion and folding operations of the apparatus. The Therefore, it is possible to ensure a good electrical connection state between the substrates in the expansion and folding operations of the apparatus while maintaining high durability, portability, and good operability.
[0074]
In the present embodiment, the white key unit KUW and the black key unit KU4B are configured separately, but may be configured integrally. In that case, after punching the flat plate, a black seal of about 5 mm may be stuck on the upper surface of the region corresponding to the black key unit KU4B. As a result, the black key is clearly visually recognized, and the black key protrudes upward from the white key, and the blind operation is facilitated as described above.
[0075]
In addition, in this Embodiment, although the structure in case the number of main cases MC is four was illustrated, it is not restricted to this, Two or more (including four or more are included) combining the connection parts CON1-CON3 suitably. A plurality of main cases MC may be foldable.
[0076]
For example, as shown in FIG. 9, two main cases MC <b> 101 and main case MC <b> 102 are rotatably connected by a connecting part CON <b> 101, and the connecting part CON <b> 101 is connected by a connecting
[0077]
【The invention's effect】
As described above, according to
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an external perspective view of a keyboard device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 shows a state in which the keyboard units KU1 and KU4 are moved to the left end position and the right end position, respectively.
FIG. 3 shows a state where the second main case and the third main case are rotated and overlapped via a connecting part CON2.
FIG. 4 shows a state where four main cases are folded and overlapped.
FIG. 5 is a bottom view of the keyboard device in a developed state.
FIG. 6 is an external perspective view showing a configuration of a guide body.
FIG. 7 is a block diagram showing an overall configuration of a mobile keyboard system in which a keyboard device is connected to a mobile computer.
FIG. 8 is a flowchart of various switch event processing in the mobile keyboard system.
FIG. 9 is a schematic diagram illustrating a configuration example when there are two main cases.
[Explanation of symbols]
1 keyboard device, 11L / R key range shift operator, 14, 15 operator group, 18 I / F (interface) section, 42 subframe, 43 membrane sheet, 60 mobile computer, 61 CPU, 64 storage device, 68 communication I / F (interface), 69 I / F (interface) section, 70 display, 81 CPU, 91, 92, 93 recess, 100 L / R guide body, KU1-KU4 keyboard unit, MC1-MC4 main case (frame), WK white key, BK black key, CON1-CON3 connecting part (connecting means), PB1-PB4 key switch board, SW key switch, KU1W white key unit, KU1B black key unit, FC1-FC3 flexible cable (connecting means)
Claims (2)
前記複数のフレームのうち互いに隣接するフレーム同士を連結し、前記隣接する両フレームを折り畳み状態から平面展開状態となるまで相対的に回動可能にする連結手段と、
鍵操作を検出可能な鍵スイッチを各々有し、前記複数の各フレームに対応して設けられ、対応するフレームに固定的に保持された鍵スイッチ基板と、
前記各鍵スイッチ基板に対応し前記各鍵スイッチ基板の上面に対向して配設された鍵盤ユニットと、
前記複数のフレームに設けられた係止部と、
前記左右両端側のフレームに対応する鍵盤ユニットにそれぞれ設けられ、前記係止部がそれぞれ係止され得る係止対応部とを備え、
前記平面展開状態において、前記左右両端側のフレームに対応する鍵盤ユニットを、対応するフレームに対して相対的に鍵並び方向に移動させることで、前記連結手段を介して、前記複数のフレームが略1つのフレーム大に折り畳まれる折畳配置と、前記複数のフレームが展開されて鍵並び方向に直列に配置される平面展開配置との両配置が可能なように構成されると共に、
前記平面展開配置にしたとき、前記左右両端側のフレームに対応する鍵盤ユニットの各鍵に、対応する鍵スイッチ基板の鍵スイッチが対向し、前記各鍵の鍵操作が検出可能になるように構成され、
前記左右両端側のフレームに対応する鍵盤ユニットを鍵並び方向に隣接する鍵盤ユニットから離間するように移動操作して、前記係止部が前記係止対応部に係止されることで、前記鍵盤ユニットが、前記折畳配置に対応する位置で安定すると共に、
前記左右両端側のフレームに対応する鍵盤ユニットを鍵並び方向に隣接する鍵盤ユニットに近接するように移動操作して、該鍵盤ユニットが対応するフレームと該フレームに隣接するフレームとにオーバーラップした状態で前記係止部が前記係止対応部に係止されることで、前記鍵盤ユニットが、前記平面展開配置に対応する位置で安定することを特徴とする鍵盤装置。Multiple frames,
Connecting means for connecting frames adjacent to each other among the plurality of frames, and relatively rotating the adjacent frames from a folded state to a flat deployed state;
Each having a key switch capable of detecting a key operation, provided corresponding to each of the plurality of frames, and a key switch substrate fixedly held in the corresponding frame;
A keyboard unit corresponding to each key switch board and disposed opposite to the upper surface of each key switch board ;
Locking portions provided on the plurality of frames;
Each provided with a keyboard unit corresponding to the frame on both the left and right sides, and a locking corresponding portion that can be locked respectively.
In the planar development state, by moving the keyboard units corresponding to the left and right side frames in the key arrangement direction relative to the corresponding frames, the plurality of frames are substantially omitted via the connecting means. A configuration in which both a folding arrangement in which the frame is folded and a plane deployment arrangement in which the plurality of frames are expanded and arranged in series in the key arrangement direction is possible,
When arranged in the plane, the key switch of the corresponding key switch board faces each key of the keyboard unit corresponding to the left and right side frames, and the key operation of each key can be detected. It is,
The keyboard unit corresponding to the left and right side frames is moved and moved away from the adjacent keyboard unit in the key arrangement direction, and the locking part is locked to the locking corresponding part, whereby the keyboard The unit is stable at a position corresponding to the folding arrangement,
The keyboard unit corresponding to the left and right side frames is moved so as to approach the keyboard unit adjacent in the key arrangement direction, and the keyboard unit overlaps the corresponding frame and the frame adjacent to the frame. Thus, the keyboard unit is stabilized at a position corresponding to the planar development arrangement by locking the locking part to the locking corresponding part .
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