JP3715372B2 - Rotary type pump - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車の潤滑油や作動油のオイルポンプとして用いられるロータリ型ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、自動車用内燃機関へ潤滑油を供給したり、パワーステアリングへ作動油を供給するオイルポンプとしては、内接式ギアポンプやプランジャポンプ等、種々のものが存在している。
【0003】
ところで、一般に自動用内燃機関としては、いわゆるレシプロエンジンの他に、トロコイド曲面をロータが摺接しながら1回転運動を行う毎に吸入,圧縮,膨張,排気の4行程が連続して行われるバンケル形のロータリエンジンが知られている(実開昭64−15726号公報等参照)。
【0004】
このバンケル形ロータリエンジンの概略を説明すれば、内周面にペリトロコイド面を有するロータリハウジングの両側面にサイドハウジングが設けられていると共に、ロータリハウジングの内部にはほぼ三角形状のロータがペリトロコイド曲面に摺接しながら回動自在に収納されており、このロータ外周面とペリトロコイド曲面との間に3つの作動室が形成されている。また、両サイドハウジングを貫通したクランクシャフトである出力軸の所定外周面には、中心が該出力軸の軸心と偏心した円板状のエキセントリック部が一体に設けられており、このエキセントリック部の外周でロータの内周面が軸受けされている。さらに、一方のサイドハウジングの出力軸貫通孔の内周面には小径な固定歯車が作動室内に臨んで固着されている一方、ロータの一端側内周面に固定歯車を噛合するロータ歯車が形成されている。
【0005】
また、前記ロータリハウジングは、一側部に吸気ポートと排気ポートが並行に形成されていると共に、その反対側に一対の点火プラグが取り付けられている。
【0006】
そして、エンジン始動後のロータの回転に伴いエキセントリック部及び出力軸が回転すると共に、ロータ歯車が固定歯車とかみ合って回転することにより、ロータの頂点がロータハウジングの基本曲線であるペリトロコイド曲線を画いて回転運動をしながら、動力を出力軸に伝達する。すなわち、ロータの回転に伴い吸気ポートが開き、吸入行程が始まり、2つの作動室の容積が徐々に大きくなって最大となった時点で、吸気ポートが自動的に閉成される。その後、該作動室内の混合気が圧縮され、圧縮上死点付近で点火されて膨張行程に移行する。次に、膨張行程を経た後、排気ポートが開き、排気行程が完了した後、再び吸入行程に移行する。これによって、ロータの1回転ごとに出力軸が3回転して、該出力軸に動力が伝達されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記ロータリエンジンにあっては、ロータをトロコイド曲線に沿って回転運動させるための案内手段として、ロータに固定された別体のロータ歯車とサイドハウジングに固定された別体の固定歯車とを用い、軸心が偏心した該両歯車の噛み合わせによってロータの回転案内を行うようになっている。このため、案内手段全体の構造が複雑になると共に、多くの部品点数が必要になる。この結果、製造作業能率の低下とコストの高騰が余儀なくされる。
【0008】
しかも、各歯車の噛み合わせ精度を確保するために各歯の高い加工精度が要求される。したがって、加工作業性の悪化と加工コストの高騰も招来している。さらに、各歯車をロータやサイドハウジングに取り付けるための比較的大きなスペースが要求されるので、全体の大型化や重量の増加を招いている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ロータリエンジンの基本構成を利用した例えばオイルポンプを実用化するに際し、ロータリエンジンのもつ課題を解決するために案出されたもので、請求項1記載の発明は、内部にほぼまゆ状の凹部が形成されたハウジングと、該凹部の一端開口を閉塞するカバーと、ハウジングの凹部内に回転自在に収納され、各頂部が前記凹部の内周面に形成されたトロコイド曲面に沿って摺接回転するほぼ三角形状のロータと、前記ハウジングに貫通配置され、偏心機構を介して前記ロータに回転力を伝達する駆動軸と、前記トロコイド曲面とロータ外周面との間に形成された複数の作動室と、ロータの回転に伴う圧縮行程中に容積が減少する一の作動室内の非圧縮流体を外部に流出させる通路部とを備えたロータリ型ポンプであって、前記ロータとカバーあるいはハウジングとの間に、前記ロータの回転運動を案内する案内手段を設けると共に、該案内手段を、トロコイド曲面に沿って複数の前記作動室間を連通するように形成されたガイド溝と、先端部が該ガイド溝内を摺動するガイドピンとから構成したことを特徴としている。
【0010】
請求項2記載の発明は、前記ガイド溝を、カバーの内側面に前記トロコイド曲面に沿って形成する一方、前記ガイドピンを、前記ロータの頂部付近の一側面に形成されたピン保持孔内に保持したことを特徴としている。
【0011】
請求項3記載の発明は、前記ガイド溝を、ハウジングの凹部底面に前記トロコイド曲面に沿って形成する一方、前記ガイドピンを、前記ロータの頂部付近の他側面に形成されたピン保持孔内に保持したことを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1及び図2は本発明に係るロータリ型ポンプの第1実施例を示し、内燃機関のシリンダブロック等に固定されたハウジング1と、該ハウジング1の一端部に平ボルト3によって固定されて、ハウジング1内部に形成されたまゆ状の凹部1bの一端開口を閉塞するカバー2と、ハウジング1とカバー2の各中央部に有する貫通孔1a,2a内に挿通配置された駆動軸4と、前記ハウジング1内部の凹部1bとカバー2とで画成された内部に回転自在に収納されたほぼ三角形状のロータ5とを備えている。
【0014】
前記ハウジング1は、凹部1bの内周面がまゆ状のトロコイド曲面6に形成されていると共に、カバー2と反対側の内周部外面に筒状の突起部7が一体に設けられている。前記カバー2は、外形がハウジング1と同じ矩形状に形成されていると共に、後述するガイド溝8が形成されても剛性が低下しない程度の肉厚を有している。
【0015】
前記駆動軸4は、図外の内燃機関のクランクシャフトに直結されて、該クランクシャフトと1対1の回転比で回転するようになっており、外周面に偏心機構であるエキセントリックカラー10が駆動軸4の外周面凹溝に長手方向に配置されたキー11によって固定されていると共に、先端部4aに、駆動プーリ12が軸方向から螺着したボルト13によって固定されている。また、駆動軸4の基端側段差部4bに歯車部14が固定されている。さらに、駆動プーリ12は、本体の内周部に駆動軸4の外周に被嵌する筒部12aを有していると共に、タイミングベルトを介して駆動軸4に回転力を伝達するようになっている。尚、ハウジング1の突起部7と駆動プーリ12の筒部12aとの間にはシール部材15が介装されている。
【0016】
前記エキセントリックカラー10は、図2にも示すように駆動軸4の外周面に被嵌する筒状部10aと、該筒状部10aの駆動プーリ12側外周面に一体に形成された偏心板10bとからなり、その中心Pが駆動軸4の軸心Xからε分だけ偏心している。また、前記筒状部10aは、前後端部がハウジング1の挿通孔1aとカバー2の挿通孔2aまで延設されて、前端部が駆動プーリ12の筒部12aの端縁に、後端部が歯車部14の端面に夫々当接して軸方向の位置決めがされている。また、偏心板10bには、軽量化と重量バランスを取るための大小複数の孔Hが周方向に配置されている。
【0017】
前記ロータ5は、その厚さ巾がハウジング1の凹部1bの巾よりも若干小さく設定され、各頂部5a〜5c間の外面とトロコイド面6との間に3つの作動室16a,16b,16cを形成していると共に、各頂部5a〜5cがトロコイド曲面6に常時摺接しながらペリトロコイド曲線を画いて回転運動を行うようになっている。また、ロータ5の中央には、図1に示すように円形孔が形成されており、この円形孔の内周面5dが前記エキセントリックカラー10の偏心板10bの外周面に嵌合支持されて、該偏心板10bから内周面5dを介してロータ5に回転力が伝達されるようになっている。
【0018】
また、前記ハウジング1は、図2に示すように一側壁内に凹部1bに連通する下側の吸入ポート18と上側の吐出ポート19が略水平方向に沿って貫通形成されていると共に、吸入,吐出ポート18,19と反対側の他側壁の内部には、圧縮行程時に容積が減少する第1作動室16aと、該第1作動室16aにロータ5回転方向の隣接する第2作動室16bとを連通する通路部である連通路20が形成されている。
【0019】
すなわち、この連通路20は、ほぼ横U字形状に折曲形成されて、一端開口20aはロータ5の回転に伴い一つの頂部5bが他側壁側のトロコイド曲面6に摺接している状態で隔成される第1作動室16aに連通配置され、他端開口20bは第2作動室16bに連通配置されるように形成されている。また、連通路20の最大容積値は、第1作動室16aの最大容積値から図1に示すように、一つの頂部5bが他端開口20bを閉止した状態時における第1作動室16aの容積値を差し引いた容積値と同一かあるいはそれ以上の大きさに設定されている。
【0020】
そして、前記カバー2とロータ5との間には、該ロータ5をトロコイド曲面6に沿って回転案内する案内手段が設けられている。この案内手段は、カバー2の内側面2b外周側に形成された無端状のガイド溝8と、ロータ5の前記カバー内側面2b側の一側面5eに形成された3つのピン保持孔17と、該各ピン保持孔17内に保持されたガイドピン9とから構成されている。
【0021】
前記ガイド溝8は、図1及び図2に示すように横断面半円形状を呈し、トロコイド曲面6に沿ってまゆ形状に切欠形成されている。また、前記ピン保持孔17は円柱状を呈し、ロータ5一側面5eの頂部5a,5b,5c付近つまり各頂部5a〜5cの頂点とロータ5の中心Pを結ぶ線上でかつ頂点5a〜5c近傍に配置形成されて、ガイド溝8に対向している。さらに、金属製のガイドピン9は、基端部9aが前記3つのピン保持孔17に夫々圧入固定されていると共に、先端部9aがガイド溝8内に摺動自在に嵌挿している。
【0022】
したがって、本実施例によれば、4行程ロータリエンジンと入出力経路が反対になり、駆動プーリ12を介して駆動軸4が回転駆動すると、エキセントリックカラー10も同期回転して外周面とロータ内周面5dを介してロータ5に回転力を伝達する。このため、該ロータ5は、案内手段の各ガイドピン9がガイド溝8内を摺動しながらスムーズに案内されてトロコイド曲線に沿って回転運動する。このとき、吸入ポート18に連通した例えば第1作動室16a内に潤滑油が吸入されて、ロータ5の回転により最大容積となった第1作動室16a内に潤滑油が満たされて、そのまま圧縮行程に移行する。そして、圧縮行程が開始(第1作動室16aの容積減少開始)すると同時に、第1作動室16aが連通路20によって第2作動室16bと連通するため、第1作動室16a内の潤滑油が第2作動室16b内に流入して、第1作動室16aの移行に伴う容積減少を許容する。その後、膨張行程に移行して第2作動室16b内に満たされた潤滑油は、該第2作動室16bに連通した吐出ポート19内にロータ5回転力によって圧送される。これによって、一連のポンプ作用がスムーズに行われる。
【0023】
このように、本実施例によれば、ロータリエンジンの基本構造に若干の改良を加えることによって、ロータリ型のオイルポンプを実用化することが可能になったため、各作動室16a〜16cの容積増加に伴いロータ5の1回転当たりの吐出量を増加させることができ、ポンプ効率の向上が図れる。つまり、各作動室16a〜16cの最大容積が他の内接式ギアポンプなどに比較して大きいため、1回の吐出量が多くなる。この結果、従前のオイルポンプと同一のポンプ容量であれば、全体の構造を十分に小さくすることが可能になり、ポンプのコンパクト化と軽量化が図れる。
【0024】
また、従前のポンプに比較して構造が簡単であるため、製造作業能率の向上とコストの大巾な低廉化が図れる。
【0025】
さらに、本実施例では、歯車に代えてガイド溝8とピン保持孔17に保持された各ガイドピン9をロータ5の案内手段として構成したため、構造の大巾な簡素化と部品点数の削減が図れる。このため、案内手段の製造作業能率の向上とコストの低廉化が図れる。
【0026】
さらに、案内手段は、カバー2とロータ5との間に3つのガイドピン9を利用して構成したため、従来のような歯車を取り付けるためのスペースが全く不要になり、これによって、ポンプの小型化と軽量化が図れる。
【0027】
図3及び図4は本発明の第2実施例を示し、案内手段のガイド溝8をハウジング1の凹部1bの底面にトロコイド曲面6に沿って形成すると共に、該ガイド溝8に対向するロータ5の凹部1b側他側面5fに3つのピン保持孔17を形成し、ここに各ガイドピン9の基端部9aを圧入固定し、かつ先端部9bをガイド溝8内に摺動自在に嵌挿したものである。
【0028】
したがって、この実施例においても第1実施例と同様な作用効果が得られるばかりか、トロコイド曲面6が形成されたハウジング1にトロコイド曲面6に沿ったガイド溝8を形成し、ここにロータ5に予め固定されたガイドピン9を嵌挿するようにしたため、各構成部品の組立時におけるハウジング1に対するロータ5の取付位置精度が良好となり、軸心のずれによるロータ5の回転不良が防止される。しかも、かかるロータ5の回転不良を防止するための加工精度の高いノックピンが不要になる。この結果、第1実施例のものよりも加工作業能率の向上とコストの低廉化が図れる。
【0029】
さらに、第3実施例としては、案内手段のガイド溝を、ロータ5の外周部側の一側面5eあるいは他側面5f側に形成する一方、複数のピン保持孔をカバー2の内側面2bあるいはハウジング1の凹部1b底面に形成して、ここにガイドピンを固定するように構成することも可能である。
【0030】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明に係るロータリ型ポンプによれば、ロータリエンジンの基本構造を利用したロータリ型ポンプの実用化が可能になったことは勿論のこと、ロータの案内手段を、構造の複雑な歯車に代えてガイド溝と該ガイド溝内を摺動するガイドピンによって構成したため、構造の大巾な簡素化と部品点数の削減が図れ、この結果、製造作業能率の向上とコストの低廉化が図れる。
【0031】
また、案内手段の高い加工精度も要求されないため、加工作業能率の向上と加工コストの低廉化も図れる。
【0032】
しかも、ロータ等に従来のような歯車を取り付ける必要がないため、該取付スペースが全く不要になり、ポンプの小型化と軽量化が図れる。
【0033】
さらに、請求項2記載の発明によれば、前述の効果に加えて、ハウジングに対するロータ5等の組み立て時における芯出しが容易になり、取付位置精度が良好になる。この結果、軸心のずれによるロータの回転不良が防止されると共に、加工精度の高いノックピン等が不要になるため、加工作業及び組立作業能率の向上とコストの低廉化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロータリ型ポンプの第1実施例を示す縦断面図。
【図2】図1のA−A線断面図
【図3】本発明の第2実施例を示す縦断面図。
【図4】図3のB−B線断面図。
【符号の説明】
1…ハウジング
1b…凹部
1c…一側面
2…カバー
2b…内側面
4…駆動軸
5…ロータ
5a〜5c…頂部
6…トロコイド曲面
8…ガイド溝
9…ガイドピン
10…エキセントリックカラー(偏心カラー)
16a〜16c…作動室
17…ピン保持孔
20…連通路(通路部)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a rotary pump used, for example, as an oil pump for automobile lubricating oil or hydraulic oil.
[0002]
[Prior art]
As is well known, there are various types of oil pumps, such as an internal gear pump and a plunger pump, that supply lubricating oil to an internal combustion engine for automobiles and hydraulic oil to power steering.
[0003]
By the way, in general, as an internal combustion engine for automatic use, in addition to a so-called reciprocating engine, a wankel type in which four strokes of suction, compression, expansion, and exhaust are continuously performed every time one rotation motion is performed while the rotor is in sliding contact with the trochoid curved surface. Are known (see Japanese Utility Model Publication No. 64-15726).
[0004]
The outline of this Wankel type rotary engine will be described. Side housings are provided on both sides of a rotary housing having a peritrochoid surface on the inner peripheral surface, and a substantially triangular rotor is formed inside the rotary housing. The rotor is housed so as to be rotatable while sliding on the curved surface, and three working chambers are formed between the outer peripheral surface of the rotor and the peritrochoid curved surface. In addition, a disc-shaped eccentric portion whose center is eccentric from the axis of the output shaft is integrally provided on a predetermined outer peripheral surface of the output shaft, which is a crankshaft penetrating both side housings. The inner peripheral surface of the rotor is supported on the outer periphery. Further, a small-diameter fixed gear is fixed to the inner peripheral surface of the output shaft through-hole of one side housing so as to face the working chamber, while a rotor gear that meshes with the fixed gear on one inner peripheral surface of the rotor is formed. Has been.
[0005]
The rotary housing has an intake port and an exhaust port formed in parallel on one side, and a pair of spark plugs attached to the opposite side.
[0006]
As the rotor rotates after the engine starts, the eccentric part and the output shaft rotate, and the rotor gear meshes with the fixed gear to rotate, so that the top of the rotor defines a peritrochoid curve that is the basic curve of the rotor housing. Power is transmitted to the output shaft while rotating. That is, as the rotor rotates, the intake port opens, the intake stroke begins, and the intake port is automatically closed when the volume of the two working chambers gradually increases to a maximum. Thereafter, the air-fuel mixture in the working chamber is compressed, ignited in the vicinity of the compression top dead center, and moves to the expansion stroke. Next, after passing through the expansion stroke, the exhaust port is opened, and after the exhaust stroke is completed, the process proceeds to the suction stroke again. As a result, the output shaft rotates three times for each rotation of the rotor, and power is transmitted to the output shaft.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the rotary engine, a separate rotor gear fixed to the rotor and a separate fixed gear fixed to the side housing are used as guide means for rotating the rotor along the trochoidal curve. The rotation guide of the rotor is performed by meshing the two gears having eccentric shafts. This complicates the structure of the entire guide means and requires a large number of parts. As a result, the manufacturing work efficiency decreases and the cost increases.
[0008]
In addition, high processing accuracy of each tooth is required in order to ensure the meshing accuracy of each gear. Therefore, the workability is deteriorated and the processing cost is increased. Furthermore, since a relatively large space for attaching each gear to the rotor and the side housing is required, the overall size and weight are increased.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has been devised in order to solve the problems of a rotary engine when, for example, an oil pump using the basic configuration of the rotary engine is put into practical use. A housing having a concave portion formed therein, a cover that closes one end opening of the concave portion, and a housing that is rotatably accommodated in the concave portion of the housing, each top portion being along a trochoidal curved surface formed on the inner peripheral surface of the concave portion A substantially triangular rotor that rotates in sliding contact, a drive shaft that passes through the housing and transmits rotational force to the rotor via an eccentric mechanism, and a plurality of rotors that are formed between the trochoidal curved surface and the rotor outer peripheral surface A rotary pump comprising: a working part; and a passage part for letting out the non-compressed fluid in one working room whose volume decreases during a compression stroke accompanying rotation of the rotor to the outside, Between the over motor and the cover or housing, provided with a guide means for guiding the rotational movement of the rotor, the means within said guide, which is formed so as to communicate between a plurality of said working chamber along a trochoid curved guide It is characterized by comprising a groove and a guide pin whose tip end slides in the guide groove.
[0010]
According to a second aspect of the present invention, the guide groove is formed on the inner side surface of the cover along the trochoidal curved surface, and the guide pin is formed in a pin holding hole formed on one side surface near the top of the rotor. It is characterized by holding.
[0011]
According to a third aspect of the present invention, the guide groove is formed on the bottom surface of the recess along the trochoidal curved surface, and the guide pin is formed in a pin holding hole formed on the other side surface near the top of the rotor. It is characterized by holding.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
1 and 2 show a first embodiment of a rotary pump according to the present invention, a
[0014]
In the
[0015]
The
[0016]
As shown in FIG. 2, the
[0017]
The thickness of the
[0018]
Further, as shown in FIG. 2, the
[0019]
That is, the
[0020]
Between the
[0021]
As shown in FIGS. 1 and 2, the
[0022]
Therefore, according to the present embodiment, the input / output path is opposite to that of the four-stroke rotary engine, and when the
[0023]
As described above, according to this embodiment, the rotary type oil pump can be put into practical use by adding a slight improvement to the basic structure of the rotary engine, so that the volumes of the working chambers 16a to 16c are increased. Accordingly, the discharge amount per rotation of the
[0024]
In addition, since the structure is simpler than that of the conventional pump, the manufacturing work efficiency can be improved and the cost can be greatly reduced.
[0025]
Further, in this embodiment, each
[0026]
Furthermore, since the guide means is configured by using the three
[0027]
3 and 4 show a second embodiment of the present invention, in which a
[0028]
Therefore, in this embodiment, not only the same effects as in the first embodiment can be obtained, but also the
[0029]
Further, in the third embodiment, the guide groove of the guide means is formed on the one side surface 5e or the other side surface 5f side of the outer peripheral portion side of the
[0030]
【The invention's effect】
As is apparent from the above description, according to the rotary pump according to the present invention, the rotary pump using the basic structure of the rotary engine can be put into practical use, and the rotor guiding means can be used. Because it is composed of a guide groove and a guide pin that slides in the guide groove instead of a complicated gear, the structure can be greatly simplified and the number of parts can be reduced. Cost can be reduced.
[0031]
In addition, since high processing accuracy of the guide means is not required, it is possible to improve the processing efficiency and reduce the processing cost.
[0032]
In addition, since there is no need to attach a conventional gear to the rotor or the like, the installation space is completely eliminated, and the pump can be reduced in size and weight.
[0033]
Further, according to the second aspect of the invention, in addition to the above-described effects, centering at the time of assembling the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view showing a first embodiment of a rotary pump of the present invention.
2 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG. 1. FIG. 3 is a vertical cross-sectional view showing a second embodiment of the present invention.
4 is a cross-sectional view taken along line BB in FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
16a to 16c ... working
Claims (3)
該凹部の一端開口を閉塞するカバーと、
ハウジングの凹部内に回転自在に収納され、各頂部が前記凹部の内周面に形成されたトロコイド曲面に沿って摺接回転するほぼ三角形状のロータと、
前記ハウジングに貫通配置され、偏心機構を介して前記ロータに回転力を伝達する駆動軸と、
前記トロコイド曲面とロータ外周面との間に形成された複数の作動室と、
ロータの回転に伴う圧縮行程中に容積が減少する一の作動室内の非圧縮流体を外部に流出させる通路部とを備えたロータリ型ポンプであって、
前記ロータとカバーあるいはハウジングとの間に、前記ロータの回転運動を案内する案内手段を設けると共に、
該案内手段を、トロコイド曲面に沿って複数の前記作動室間を連通するように形成されたガイド溝と、先端部が該ガイド溝内を摺動するガイドピンとから構成したことを特徴とするロータリ型ポンプ。A housing having a substantially eyebrows-shaped recess formed therein;
A cover for closing one end opening of the recess;
A substantially triangular rotor that is rotatably accommodated in a recess of the housing, and each top portion is slidably rotated along a trochoidal curved surface formed on the inner peripheral surface of the recess;
A drive shaft that is disposed through the housing and transmits a rotational force to the rotor via an eccentric mechanism;
A plurality of working chambers formed between the trochoid curved surface and the rotor outer peripheral surface;
A rotary pump comprising a passage portion for discharging an incompressible fluid in one working chamber whose volume is reduced during a compression stroke accompanying rotation of the rotor to the outside,
Between the rotor and the cover or the housing is provided guide means for guiding the rotational movement of the rotor,
The guide means is composed of a guide groove formed so as to communicate between the plurality of working chambers along a trochoid curved surface, and a guide pin whose tip portion slides in the guide groove. Type pump.
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