JP3714234B2 - Tape printer and release paper peeling method using the same - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、粘着層を有するテープ基体とその粘着層に貼付された剥離紙とから構成されるテープ体のテープ基体に印刷を施すためのテーププリンタ及びこれを用いた剥離紙の剥離方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
粘着層を有するテープ基体とその粘着層に貼付された剥離紙とから構成されるテープ体のテープ基体上に、所望の文字や記号などを活字インパクト、エンボシングあるいは熱転写などにより印刷した後、所定の長さに切断して印刷済みの剥離紙付粘着テープ片を作成するテーププリンタが知られている。かかるテーププリンタにより作成されたテープ片は、剥離紙を剥がして粘着層を露出させた状態で対象物に貼り付けて用いられる。
【0003】
ここで、特開平4−294734号公報には、作成したラベル用テープをレタリングペンに形成された長孔に挿通した状態で、レタリングペンを回転させてレタリングペンを挟んで印字用テープの右端部と左端部とが対向するように屈曲させ、ラベル用テープの一端を持ってレタリングペンをその一端から離れる方向へ移動させることによって、印字用テープから剥離紙を剥離させる方法が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の公報に記載されている記録装置では、印字用テープから剥離紙を剥離させる機能を有する部材として、レタリングペンが別途備えられているため、操作者が紛失してしまう可能性があるとともに、余分なコストがかかってしまう。
【0005】
そこで、本発明の目的は、剥離紙を剥離させるための部材を別途設けることなく、剥離紙全体をテープ基体から剥がす作業を容易に行うことができるテーププリンタ及びこれを用いた剥離紙の剥離方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1のテーププリンタは、粘着層を有するテープ基体と前記粘着層に貼付された剥離紙とから構成されるテープ体の前記テープ基体に印刷を施すためのテーププリンタにおいて、少なくとも2つの筐体部品を有しており、前記2つの筐体部品の一方に、その筐体部品が他方の筐体部品に対して覆い被さるように配置される空隙形成部が設けられると共に、前記空隙形成部と他方の筐体部品との間に、前記テープ体の厚さと同程度離隔し且つ外部に連通した空隙が設けられていることを特徴とするものである。
また、請求項7のテーププリンタを用いた剥離紙の剥離方法は、粘着層を有するテープ基体と前記粘着層に貼付された剥離紙とから構成されるテープ体の前記テープ基体に印刷 を施すためのテーププリンタを用いた剥離紙の剥離方法において、前記テーププリンタは、少なくとも2つの筐体部品を有しており、前記2つの筐体部品の一方に、その筐体部品が他方の筐体部品に対して覆い被さるように配置される空隙形成部が設けられると共に、前記空隙形成部と他方の筐体部品との間に、前記テープ体の厚さと同程度離隔し且つ外部に連通した空隙が設けられており、前記テープ体の一端を外部から前記空隙へ該空隙の出入口から挿入する第1の工程と、前記テープ体の前記空隙から外部に露出する部分を前記空隙形成部の他方の筐体部品と対向しない外側面に向かう方向に折り返した後で前記出入口から外部へ引き出すことで、前記テープ体の挿入部分全領域に同一方向への屈曲力を付与することにより前記テープ体の前記空隙に挿入された側の先端部近傍においてテープ基体から剥離紙を剥がす第2の工程とからなることを特徴とするものである。
【0007】
請求項1、7によると、テープ体をテーププリンタに含まれる2つの筐体部品間に形成された空隙の出入口から挿入し、テープ体の空隙から露出する部分を空隙の挿入方向と交差する方向へ引き出すことにより、テープ体の挿入部分全領域に同一方向への屈曲力が付与される。従って、テープ体に屈曲力を与えつつ引き出すことで、テープ基体と剥離紙との材質の違いに起因した曲げぐせの相違のためにテープ体の挿入先端部近傍において剥離紙をテープ基体から剥がすことができる。これにより、剥離紙全体をテープ基体から剥がす作業を容易に行うことが可能になる。また、剥離紙を剥離させるための部材(通称:ピーラー)を別体に設けることなく、剥離紙を剥離させるためにテーププリンタ本体に形成された空隙が用いられるため、剥離紙を剥離させるための部材を紛失することがないとともに、余分なコストがかかるのを抑制することができる。さらに、2つの筐体部品間に設けられた空隙をテープ体のピーラとして利用しているので、テープ体の厚さと同程度の空隙を1つの部品に設ける場合と比較して、製造工程が簡略化され、製造コストの面でも有利となる。
【0008】
【0009】
【0010】
また、請求項2のテーププリンタは、前記空隙形成部の他方の筐体部品と対向する内側面及び他方の筐体部品と対向しない外側面の少なくとも一方の前記空隙の出入口のテープ幅方向に対応する端縁が鋭角に形成されていることを特徴とするものである。
また、請求項8のテーププリンタを用いた剥離紙の剥離方法は、前記空隙形成部の他方の筐体部品と対向する内側面及び他方の筐体部品と対向しない外側面の少なくとも一方の前記空隙の出入口のテープ幅方向に対応する端縁が鋭角に形成されていることを特徴とするものである。
請求項2、8によると、テープ体が引き出される際にテープ体に加えられる屈曲力が大きくなり、テープ体の端部近傍において剥離紙をより効果的にテープ基体から剥がすことができるようになる。
【0011】
また、請求項3のテーププリンタは、前記2つの筐体部品の一方に、前記空隙の出入口から挿入された前記テープ体が当接するストッパ部が設けられていることを特徴とするものである。
また、請求項9のテーププリンタを用いた剥離紙の剥離方法は、前記2つの筐体部品の一方に、前記空隙の出入口から挿入された前記テープ体が当接するストッパ部が設けられていることを特徴とするものである。
請求項3、9によると、空隙の入口から所定長さのテープ体が挿入されると、テープ体がストッパ部に当接するため、操作者がテープ体を挿入する際の目安となる。従って、操作者の操作が分かりやすくなる。
【0012】
また、請求項4のテーププリンタは、前記空隙の出入口から前記ストッパ部までの距離が、印刷後に排出される前記テープ体の最短テープ長さ未満であることを特徴とするものである。
また、請求項10のテーププリンタを用いた剥離紙の剥離方法は、前記空隙の出入口から前記ストッパ部までの距離が、印刷後に排出される前記テープ体の最短テープ長さ未満であることを特徴とするものである。
請求項4、10によると、操作者が誤って空隙内に挿入途中のテープ体から手を離しても、テープ体の後端が空隙の出入口からはみ出す(露出する)ことになるので、テープ体が筐体内に入り込んで容易に取り出せなくなるという事態を防止することができる。
【0013】
また、請求項5のテーププリンタは、前記ストッパ部が前記2つの筐体部品の一方の内壁に形成された段部であることを特徴とするものである。
また、請求項11のテーププリンタを用いた剥離紙の剥離方法は、前記ストッパ部が前記2つの筐体部品の一方の内壁に形成された段部であることを特徴とするものである。
請求項5、11によると、2つの筐体部品の一方の内壁に段部を形成するだけでストッパ部を容易に形成することができる。
【0014】
また、請求項6のテーププリンタは、前記2つの筐体部品が係合によって互いに固定されていることを特徴とするものである。
また、請求項12のテーププリンタを用いた剥離紙の剥離方法は、前記2つの筐体部品が係合によって互いに固定されていることを特徴とするものである。
請求項6、12によると、テープ体が筐体内に入り込んだ場合であっても2つの筐体部品の係合を解くことで容易にテープ体を取り出すことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るテーププリンタの概略構成を示す斜視図である。図2は、テープカセットを本体容器に装着した状態の概略構成を示す図である。図3は、図1のテーププリンタの断面図である。図4は、図1のテーププリンタの部分的な側面図である。図5は、突起部および凹部近傍の部分的な概略構成を示す図である。図6は、剥離紙を印字用テープから剥離する際の手順を説明するための図である。
【0016】
図1に示すテーププリンタ1は、外側ハウジングとして、それぞれ別体に成形された本体容器2と、カバー3と、カセットカバー4(図4参照)とを有している。本体容器2内には、テーププリンタ1の各種制御を行うための電子基板(図示しない)などが収納されており、その上方を覆うようにカバー3がネジ止めにより固定されている。また、本体容器2の下端部には、カセットカバー4が係合によって固定されている。従って、両者を係合させることで本体容器2へ容易にカセットカバー4を取り付けたり、或いは、両者の係合を解除することで本体容器2から容易にカセットカバー4を取り外したりすることが可能になっている。
【0017】
カバー3の上面には、テーププリンタ1の電源スイッチ10と、ラベル用テープ7(図2参照)に対して印刷を施す文字などを入力するための多数の文字ボタン群11と、入力された文字などを表示するための液晶ディスプレイ(以下、LCD(Liquid Crystal Display)と称する)12と、テーププリンタ1の各種制御を行う機能ボタン群13a、13bと、ラベル用テープ7に対する印刷を実行するための印刷ボタン14とが設けられている。
【0018】
また、カセットカバー4を本体容器2から取り外すと、本体容器2の裏面には、図2に示すように、本体容器2にテープカセット8を着脱可能に装着できるようになっているとともに、テーププリンタ1に必要な電力を供給するための電池9が装填されている。また、本体容器2の側面には、テープカセット8から引き出されて印刷が施されたラベル用テープ7を排出するための排出口2aが形成されている。
【0019】
ここで、テープカセット8内には、ラベル用テープ7が巻回されたラベル用テープスプール7aが回転可能に配置されている。ラベル用テープ7は、その片面に粘着層を有する印字用テープ5と、印字用テープ5の粘着層側に積層するように配置された剥離紙6とから構成されており、ラベル用テープスプール7aに剥離紙6が外側になるように巻回されている。そして、テープカセット8内のラベル用テープ7は、その先端部が引き出されることによって、複数の従動ローラ対8bにより挟持されつつ、テープカセット8に形成された開口8aから排出されるようになっている。
【0020】
また、本体容器2の裏面において、テープカセット8の開口8aから排出されたラベル用テープ7の搬送経路近傍には、サーマルヘッド30と、プラテン31と、カッター機構35が配置されている。
【0021】
サーマルヘッド30は、テープカセット8から排出されたラベル用テープ7の印字用テープ5側に対向するように配置されており、ラベル用テープ7の幅方向に沿って配置された多数の発熱素子(図示しない)を有している。サーマルヘッド30は、多数の発熱素子を選択的に発熱させることによって、入力された印刷データに基づく所望の印刷を印字用テープ5上に施すことができる。
【0022】
プラテン31は、回転軸31aに貫設された円筒状の部材であって、ラベル用テープ7を挟んでサーマルヘッド30に対向するように配置されている。ここで、プラテン31は、後述するように、カセットカバー4が本体容器2に取り付けられると、ラベル用テープ7をサーマルヘッド30に対して押圧する機能を有している。さらに、プラテン31は、回転軸31aに連結された駆動機構(図示しない)により回転駆動されて、サーマルヘッド30との間でラベル用テープ7を挟持することによって、テープカセット8からラベル用テープ7を引き出す機能を有している。
【0023】
プラテン31に貫設する回転軸31aは、本体容器2に固設された軸部材32の回りを回転可能な保持部材33の一端部に回転可能に保持されている。ここで、保持部材33と軸部材32との間には、ばね部材(図示しない)が配置されており、保持部材33はプラテン31がサーマルヘッド30から離隔する方向に付勢されている。そのため、カセットカバー4が本体容器2から取り外されると、保持部材33はプラテン31をサーマルヘッド30から所定の距離だけ離隔させる位置(図2に示す位置)に配置するように回動する。また、プラテン31に貫設する回転軸31aと保持部材33との間には、ばね部材(図示しない)が配置されており、プラテン31はサーマルヘッド30に近づく方向に付勢されている。
【0024】
保持部材33のサーマルヘッド30とは反対側の側面上端部には、当該角部が面取りされることにより形成された面取り部33aが形成されている。また、カセットカバー4の内側面には、保持部材33の面取り部33aに対応する位置に押圧部材(図示しない)が固設されている。従って、カセットカバー4が本体容器2に取り付けられると、カセットカバー4に固設された押圧部材が保持部材33の面取り部33aに当接しつつ、押さえながら移動することになるので、保持部材33は、それと軸部材32との間に配置されたばね部材の付勢力に抗してサーマルヘッド30側に回動する。この移動に伴って、保持部材33に支持されたプラテン31は、サーマルヘッド30から離隔された待機位置からサーマルヘッド30に近づく方向に(図2において反時計回りに)移動して、使用位置に配置される。なお、カセットカバー4が本体容器2から取り外されると、上述したように、保持部材33はプラテン31がサーマルヘッド30から離隔する方向に(図2において時計回りに)付勢されているため、プラテン31は元の待機位置に戻る。
【0025】
つまり、保持部材33の面取り部33aとカセットカバー4の押圧部材との相互作用によって、カセットカバー4が本体容器2に取り付けられると、プラテン31はサーマルヘッド30に近づく方向に移動し、一方、カセットカバー4が本体容器2から取り外されると、プラテン31はサーマルヘッド30と離隔する方向に移動する。
【0026】
ここで、上述したプラテン31をサーマルヘッド30に対して待機位置と使用位置とに切り替え配置させる構成は、上述したような構成に限らず、種々の構成が採用可能である。例えば、本体容器2に切り替えレバーを設け、その切り替えレバーを手動操作して保持部材33を移動させるようにすることも可能である。要するに、プラテン31をサーマルヘッド30に対して待機位置と使用位置とに切り替え配置させる切替配置手段が設けられていればよい。
【0027】
カッター機構35は、サーマルヘッド30に対向する印刷位置と本体容器2に形成された排出口2aとの間を搬送されるラベル用テープ7に対向するように配置されたカッター刃36と、その先端部が本体容器2の側面から突出し、軸部材37の回りを回転可能に配置された切断レバー38とを有している。ここで、カッター刃36と切断レバー38とは連結されており、カッター刃36は、切断レバー38の回動にともなって、ラベル用テープ7の搬送経路を横切る切断位置と、ラベル用テープ7の搬送経路から離隔した待機位置との間を移動することができる。なお、軸部材37と切断レバー38との間には、ばね部材(図示しない)が配置されているため、切断レバー38は、その先端部が本体容器2の側面から突出する方向に付勢されている。
【0028】
つまり、切断レバー38の先端部が、それと軸部材37との間に配置されたばね部材の付勢に抗して、本体容器2の側面からほとんど突出しないように本体容器2に対して押し込まれる(図2において時計回りに回動させられる)と、カッター刃36は切断位置に移動し、一方、切断レバー38が本体容器2に対して押し込まれなくなる(切断レバー38に外部からの力が作用しなくなる)と、切断レバー38は、その先端部が本体容器2の側面から突出する方向に(図2において反時計回りに)付勢されているため、カッター刃36は元の待機位置に戻る。
【0029】
ところで、図1および図4に示すように、カバー3の側面には所定幅を有する矩形状の凹部21が形成されており、本体容器2の側面には、カバー3の凹部21に対応する位置に上方に向かって突出するように所定幅を有する矩形状の突起部22が形成されている。なお、突起部22の幅は、凹部21の幅よりも若干狭くなっている。
【0030】
突起部22は、図5に示すように、凹部21に対して覆い被さるように形成されており、突起部22の内側面と凹部21の表面との間には、ラベル用テープ7の厚さと同程度離隔し且つ外部に連通する空隙23が設けられている。従って、テーププリンタ1の外部から空隙23内にラベル用テープ7の端部を挿入することができる。ここで、本実施の形態における空隙23の隙間、つまり、突起部22の内側面と凹部21の表面との間の距離(図5における距離X)は0.2〜0.4mmであって、空隙23のラベル用テープ7の挿入方向の長さ(図5における距離Y)は5mmである。なお、空隙23の隙間は、テーププリンタ1に用いられるラベル用テープ7の厚さに応じて変更可能であり、空隙23のラベル用テープ7の挿入方向の長さは、本実施の形態と同様にして、ラベル用テープ7の端部近傍において剥離紙6を印字用テープ5から剥がすことができる範囲であれば任意に変更することができる。つまり、空隙23のラベル用テープ7の挿入方向の長さは、ラベル用テープ7を挿入方向と交差する方向に引き出したときに、空隙23を通るラベル用テープ7の全領域に屈曲力を付与できる長さとして設定されていればよい。また、突起部22の凹部21に対向する側の先端部22aのテープ幅方向の端縁が鋭角に形成されており、突起部22の凹部21に対向しない側の先端部22aはR形状になっている。
【0031】
また、本体容器2の内壁には、図3および図5に示すように、段部25が形成されている。段部25は、テーププリンタ1の外部から空隙23内にラベル用テープ7が挿入された場合に、ラベル用テープ7の先端部に当接することによって、テーププリンタ1内に挿入されるラベル用テープ7の長さを規制するためのものである。ここで、段部25は、空隙23の出入口から段部25までの距離(図5における距離Z)が、テーププリンタ1において印刷後に排出されるラベル用テープ7の最短テープ長さ未満になるように設けられている。
【0032】
次に、本実施の形態に係るテーププリンタ1における操作手順について説明する。
【0033】
まず、操作者は、テーププリンタ1にテープカセット8を装着し、カセットカバー4を本体容器2に取り付けた状態で、電源ボタン10を押して、テーププリンタ1の電源をON状態にする。そして、文字ボタン群11および機能ボタン群13a、13bを操作することによって、所望の文字などを印刷データとして入力する。そして、操作者は、LCD12に表示された印刷データである文字などが正しいことを確認した後で、印刷ボタン14を押す。
【0034】
すると、テーププリンタ1は、回転駆動されるプラテン31によって、ラベル用テープ7が所定速度で搬送されるとともに、入力された印刷データに基づいてサーマルヘッド30が通電制御されることにより、サーマルヘッド30の発熱素子が発熱する。これにより、ラベル用テープ7の印字用テープ5上に入力された文字などが印刷される。そして、印字用テープ5に対する印刷が終了すると、ラベル用テープ7は印刷が停止された状態で、引き続き所定距離だけ搬送されて停止する。なお、このとき、印刷済みのラベル用テープ7は、その先端部から順次本体容器2に形成された開口2aからテーププリンタ1の外部に向かって排出される。
【0035】
ラベル用テープ7の搬送が停止すると、操作者は切断レバー38を本体容器2の側面からほとんど突出しないように本体容器2に対して押し込み、カッター刃36を移動させて、印刷済みのラベル用テープ7を切断する。このようにして、所望の文字などが印刷された所定長さのラベル用テープ7、つまり、所望の文字が印刷された所定長さの印字用テープ5およびそれに積層された所定長さの剥離紙6が作成される。従って、操作者は、所望の文字が印刷された印字用テープ5から剥離紙6を剥離した後、印刷済みの印字用テープ5を任意の貼付対象物に貼付することができる。
【0036】
そこで、印刷済みの所定長さのラベル用テープ7の一端部が、図6(a)に示すように、その剥離紙6側を外側にして、本体容器2の突起部22とカバー3の凹部21との間に形成された空隙23内に、操作者により挿入される。
【0037】
このとき、ラベル用テープ7を、図6(b)に示すように、空隙23内に挿入されたラベル用テープ7の先端部が本体容器2の段部25に当接するまで挿入する。つまり、ラベル用テープ7は、その先端部から空隙23の出入口から段部25までの距離Zとほぼ同じ長さの部分が挿入されることになる。
【0038】
そして、印刷済みのラベル用テープ7のテーププリンタ1内に挿入されない部分(露出部分)を操作者が把持して、図6(c)に示すように、突起部22の先端部22aを支点として本体容器2の外壁に沿って折り返す。すなわち、テープの挿入方向と交差する方向へ折り返すことになる。なお、図6(c)における一点鎖線で示す位置は、図6(b)におけるラベル用テープ7の位置を示している。ここで、ラベル用テープ7のテーププリンタ1内に挿入されない部分は、必ずしも本体容器2の外壁に沿って折り返される必要はなく、後述するように、テーププリンタ1内に挿入されたラベル用テープ7に突起部22の先端部22aにおいて屈曲抵抗(屈曲力)を与えつつ引き出すことができれば、ラベル用テープ7のテーププリンタ1内に挿入された部分とテーププリンタ1内に挿入されない部分との間に形成される角度は任意に変更することができる。
【0039】
引き続き、ラベル用テープ7のテーププリンタ1内に挿入されない部分が、本体容器2の外壁に沿って折り返された状態で、図6(d)に示すように、操作者によって折り返し方向に沿って引き出される。このとき、空隙23内から引き出されるラベル用テープ7には、突起部22の先端部22aから大きな屈曲抵抗(屈曲力)が与えられる。つまり、ラベル用テープ7の空隙23に挿入された部分の全体に同一方向への屈曲力が付与される。
【0040】
そして、テーププリンタ1内に挿入されていたラベル用テープ7の全てが、図6(e)に示すように、テーププリンタ1内から引き出されると、上述の屈曲力の付与が解除されるので、テーププリンタ1内に挿入されていたラベル用テープ7の挿入先端部近傍において剥離紙6が印字用テープ5から剥離される。従って、操作者は、印字用テープ5から剥離された剥離紙6の端部を持って、剥離紙6全体を印字用テープ5から容易に剥がすことができる。
【0041】
なお、本実施の形態では、印字用テープ5がテープ基体に相当し、ラベル用テープ7がテープ体に相当し、本体容器2およびカバー3が筐体部品に相当し、本体容器2の突起部22が空隙形成部に相当し、段部25がストッパ部に相当する。
【0042】
以上のように、本実施の形態のテーププリンタ1及びこれを用いた剥離紙の剥離方法では、印刷済みのラベル用テープ7の一端部をテーププリンタ1の本体容器2の突起部22とカバー3の凹部21との間に形成された空隙23内に挿入してラベル用テープ7に屈曲抵抗(屈曲力)を与えつつ引き出すことで、印字用テープ5と剥離紙6との材質の違いに起因した曲げぐせの相違のために、ラベル用テープ7の挿入先端部近傍において剥離紙6を印字用テープ5から剥がすことができる。これにより、剥離紙6全体を印字用テープ5から剥がす作業を容易に行うことが可能になる。また、剥離紙6を剥離させるための部材を別途設けることなく、剥離紙6を剥離させるためにテーププリンタ1の本体容器2の突起部22とカバー3の凹部21との間に形成された空隙23が用いられるため、剥離紙6を剥離させるための部材を紛失することがないとともに、余分なコストがかかるのを抑制することができる。さらに、テーププリンタ1の本体容器2の突起部22とカバー3の凹部21との間に形成された空隙23をラベル用テープ7のピーラとして利用しているので、ラベル用テープ7の厚さと同程度の空隙を1つの部品に設ける場合と比較して、製造工程が簡略化され、製造コストの面でも有利となる。
【0043】
また、テーププリンタ1の本体容器2の突起部22が、カバー3の凹部21に対して覆い被さるように形成されており、空隙23が本体容器2の突起部22の内側面およびカバー3の凹部21の表面に沿って形成されることになるので、剥離紙6全体を印字用テープ5から剥がす作業をより確実に行うことができるようになる。
【0044】
また、本体容器2の突起部22の凹部21に対向する側の先端部22aのテープ幅方向の端縁が鋭角に形成されているため、ラベル用テープ7が引き出される際にラベル用テープ7に加えられる屈曲力が大きくなり、ラベル用テープ7の端部近傍において剥離紙6をより効果的に印字用テープ5から剥がすことができるようになる。
【0045】
また、本体容器2の内壁には段部25が形成されており、空隙23の出入口から所定長さのラベル用テープ7が挿入されると、ラベル用テープ7の先端部が段部25に当接するため、操作者がラベル用テープ7を挿入する際の目安となり、操作者の操作が分かりやすくなる。このとき、段部25は、本体容器2の内壁に容易に形成することができる。
【0046】
また、本体容器2の内壁において、段部25は、空隙23の出入口から段部25までの距離がテーププリンタ1において印刷後に排出されるラベル用テープ7の最短テープ長さ未満になるように設けられているため、操作者が誤って空隙23内に挿入途中のラベル用テープ7から手を離しても、ラベル用テープ7の後端部が空隙23の出入口からはみ出すことになるので、ラベル用テープ7がテーププリンタ1内に入り込んで容易に取り出せなくなるという事態を防止することができる。
【0047】
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。例えば、上述の実施の形態では、本体容器2の突起部22がカバー3の凹部21に対して離隔しつつ覆い被さることによって空隙23が形成されている場合について説明しているが、これに限らず、本体容器2及びカバー3の一方に他方に対して覆い被さるように配置される空隙形成部が設けられると共に、空隙形成部と他方との間にラベル用テープ7の厚さと同程度離隔し且つ外部に連通した空隙が設けられていれば、どのような構成であってもよい。従って、本体容器2の突起部22に対応する位置には、必ずしも凹部が形成されている必要はない。
【0048】
また、カバー3の端部近傍が本体容器2に対して覆い被さるように配置されることによって空隙が形成されてもよい。
【0049】
また、上述の実施の形態では、本体容器2の突起部22の凹部21に対向する側の先端部22aが鋭角に形成されている場合について説明しているが、必ずしも突起部22の凹部21に対向する側の先端部22aは鋭角に形成されている必要はない。また、突起部22の凹部21に対向しない側の先端部22aも鋭角に形成されていてもよい。
【0050】
また、上述の実施の形態では、本体容器2の内壁に空隙23の出入口から挿入されたラベル用テープ7の先端部が当接するように段部25が形成されている場合について説明しているが、これに限らず、空隙23の出入口から挿入されたラベル用テープ7の先端部が当接するストッパ部は設けられていなくてもよい。また、これを設ける場合であっても、必ずしも本体容器2の内壁に段部25を形成する必要はなく、本実施の形態の段部25と同様の機能を有するストッパ部であれば、どのような構成のものであってもよい。
【0051】
また、上述の実施の形態では、本体容器2の内壁において、段部25は、空隙23の出入口から段部25までの距離がテーププリンタ1において印刷後に排出されるラベル用テープ7の最短テープ長さ未満になるように設けられている場合について説明しているが、これに限らず、空隙23の出入口から段部25までの距離は任意に変更することができる。但し、空隙23自体の出入口からの長さは、ラベル用テープ7の端部近傍において剥離紙6を印字用テープ5から剥がすことができる程度の長さは必要である。
【0052】
また、上述の実施の形態では、本体容器2とカバー3とはネジ止めにより固定されているが、本体容器2とカバー3とは係合によって互いに固定されていてもよい。この場合には、ラベル用テープ7がテーププリンタ1内に入り込んだ場合であっても、本体容器2とカバー3との係合を解くことで容易にラベル用テープ7を取り出すことができる。
【0053】
また、上述の実施の形態では、本体容器2とカバー3との間に空隙23が設けられている場合について説明しているが、これに限らず、本体容器2とカセットカバー4との間に空隙が設けられていてもよい。この場合も、本体容器2の端部近傍がカセットカバー4に対して覆い被さるように配置されることによって空隙が形成されてもよいし、カセットカバー4の端部近傍が本体容器2に対して覆い被さるように配置されることによって空隙が形成されてもよい。
【0054】
なお、上述の実施の形態において、本体容器2とカセットカバー4との間に空隙が設けられている場合には、本体容器2とカバー3との間に設けられた空隙23をピーラとする場合とは異なり、本体容器2からカセットカバー4を取り外すために、ドライバを用いてねじを回すなどの煩雑な作業を必要としないため、ラベル用テープ7がテーププリンタ1内に入り込んだ場合であっても、カセットカバー4を本体容器2から取り外すことで容易にラベル用テープ7を取り出すことができる。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1、7によると、テープ体をテーププリンタに含まれる2つの筐体部品間に形成された空隙の出入口から挿入し、テープ体の空隙から露出する部分を空隙の挿入方向と交差する方向へ引き出すことにより、テープ体の挿入部分全領域に同一方向への屈曲力が付与される。従って、テープ体に屈曲力を与えつつ引き出すことで、テープ基体と剥離紙との材質の違いに起因した曲げぐせの相違のためにテープ体の挿入先端部近傍において剥離紙をテープ基体から剥がすことができる。これにより、剥離紙全体をテープ基体から剥がす作業を容易に行うことが可能になる。また、剥離紙を剥離させるための部材(通称:ピーラー)を別体に設けることなく、剥離紙を剥離させるためにテーププリンタ本体に形成された空隙が用いられるため、剥離紙を剥離させるための部材を紛失することがないとともに、余分なコストがかかるのを抑制することができる。さらに、2つの筐体部品間に設けられた空隙をテープ体のピーラとして利用しているので、テープ体の厚さと同程度の空隙を1つの部品に設ける場合と比較して、製造工程が簡略化され、製造コストの面でも有利となる。
【0056】
【0057】
請求項2、8によると、テープ体が引き出される際にテープ体に加えられる屈曲力が大きくなり、テープ体の端部近傍において剥離紙をより効果的にテープ基体から剥がすことができるようになる。請求項3、9によると、空隙の出入口から所定長さのテープ体が挿入されると、テープ体がストッパ部に当接するため、操作者がテープ体を挿入する際の目安となる。従って、操作者の操作が分かりやすくなる。
【0058】
請求項4、10によると、操作者が誤って空隙内に挿入途中のテープ体から手を離しても、テープ体の後端が空隙の出入口からはみ出す(露出する)ことになるので、テープ体が筐体内に入り込んで容易に取り出せなくなるという事態を防止することができる。請求項5、11によると、2つの筐体部品の一方の内壁に段部を形成するだけでストッパ部を容易に形成することができる。請求項6、12によると、テープ体が筐体内に入り込んだ場合であっても2つの筐体部品の係合を解くことで容易にテープ体を取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るテーププリンタの概略構成を示す斜視図である。
【図2】 テープカセットを本体容器に装着した状態の概略構成を示す図である。
【図3】 図1のテーププリンタの断面図である。
【図4】 図1のテーププリンタの部分的な側面図である。
【図5】 突起部および凹部近傍の部分的な概略構成を示す図である。
【図6】 剥離紙を印字用テープから剥離する際の手順を説明するための図である。
【符号の説明】
1 テーププリンタ
2 本体容器(筐体部品)
3 カバー(筐体部品)
4 カセットカバー(筐体部品)
5 印字用テープ(テープ基体)
6 剥離紙
7 ラベル用テープ(テープ体)
21 凹部
22 突起部(空隙形成部)
23 空隙
25 段部(ストッパ部)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a tape printer for printing on a tape substrate of a tape body comprising a tape substrate having an adhesive layer and a release paper attached to the adhesive layer.And release paper peeling method using the sameAbout.
[0002]
[Prior art]
A desired character or symbol is printed by type impact, embossing, thermal transfer, or the like on a tape base of a tape body composed of a tape base having an adhesive layer and a release paper attached to the adhesive layer. 2. Description of the Related Art A tape printer that cuts a length to produce a printed adhesive tape piece with release paper is known. The tape piece produced by such a tape printer is used by being attached to an object in a state where the release paper is peeled off and the adhesive layer is exposed.
[0003]
Here, in Japanese Patent Laid-Open No. 4-294734, the right end portion of the printing tape is formed by rotating the lettering pen and sandwiching the lettering pen in a state where the created label tape is inserted into a long hole formed in the lettering pen. And the left end are bent so that the release paper is peeled from the printing tape by holding the one end of the label tape and moving the lettering pen away from the one end.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the recording apparatus described in the above-mentioned publication, since a lettering pen is separately provided as a member having a function of peeling the release paper from the printing tape, the operator may be lost. At the same time, extra costs are incurred.
[0005]
SUMMARY OF THE INVENTION Accordingly, an object of the present invention is to provide a tape printer that can easily perform the operation of peeling the entire release paper from the tape substrate without separately providing a member for peeling the release paper.And release paper peeling method using the sameIs to provide.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a tape printer according to claim 1 is a tape for printing on the tape substrate of a tape body comprising a tape substrate having an adhesive layer and a release paper attached to the adhesive layer. The printer has at least two housing partsAnd one of the two casing components is provided with a gap forming portion arranged so that the casing component covers the other casing component, and the gap forming portion and the other casing Between parts,It is characterized in that an air gap is provided which is separated to the same extent as the thickness of the tape body and communicates with the outside.
Further, the release paper peeling method using the tape printer according to claim 7 prints on the tape base of a tape body composed of a tape base having an adhesive layer and a release paper affixed to the adhesive layer. In the peeling paper peeling method using the tape printer for applying the tape printer, the tape printer has at least two casing parts, and one of the two casing parts has the casing part of the other. A gap forming part is provided so as to cover the casing part, and the gap forming part and the other casing part are spaced apart as much as the thickness of the tape body and communicate with the outside. A first step of inserting one end of the tape body from the outside into the gap from the entrance of the gap, and a portion of the tape body exposed to the outside from the gap. The tape is obtained by applying a bending force in the same direction to the entire insertion portion of the tape body by pulling out from the doorway after being folded back in the direction toward the outer surface not facing the other casing component. In the vicinity of the front end portion of the inserted side on the gap and is characterized in that comprising a second step of peeling off the release paper from the tape substrate.
[0007]
Claim 1, 7According to the present invention, the gap between the two casing parts included in the tape printerOutBy inserting from the entrance and pulling out the portion exposed from the gap of the tape body in a direction intersecting the insertion direction of the gap, bending force in the same direction is applied to the entire insertion portion region of the tape body. Therefore, by pulling out while applying bending force to the tape body, the release paper is peeled off from the tape base in the vicinity of the insertion tip of the tape body due to the difference in bending due to the difference in material between the tape base and the release paper. Can do. Thereby, it becomes possible to easily perform an operation of peeling the entire release paper from the tape substrate. Moreover, since the space | gap formed in the tape printer main body is used in order to peel a release paper, without providing the member (common name: peeler) for peeling a release paper separately, For peeling a release paper While not losing a member, it can suppress that extra cost starts. Furthermore, since the gap provided between the two casing parts is used as a tape peeler, the manufacturing process is simplified compared to the case where a gap equivalent to the thickness of the tape body is provided in one part. This is advantageous in terms of manufacturing cost.
[0008]
[0009]
[0010]
Claims2The tape printerSaidOpposite to the other housing part of the gap forming partAn edge corresponding to the tape width direction of the entrance / exit of at least one of the gaps on the inner surface and the outer surface not facing the other casing componentIs formed at an acute angle.
Further, the release paper peeling method using the tape printer according to
Claim2, 8According to this, the bending force applied to the tape body when the tape body is pulled out increases, and the release paper can be peeled off from the tape base more effectively in the vicinity of the end of the tape body.
[0011]
Claims3In the tape printer, the gap is formed in one of the two housing parts.OutA stopper portion with which the tape body inserted from the entrance abuts is provided.
Further, in the peeling paper peeling method using the tape printer according to
Claim3, 9According to the above, when a tape body having a predetermined length is inserted from the entrance of the gap, the tape body comes into contact with the stopper portion, which is a guideline for the operator to insert the tape body. Therefore, the operation of the operator becomes easy to understand.
[0012]
Claims4The tape printer of the gapOutThe distance from the entrance to the stopper is less than the shortest tape length of the tape body discharged after printing.
Further, in the peeling paper peeling method using the tape printer according to
Claim4, 10According to the above, even if the operator accidentally releases his / her hand from the tape body that is being inserted into the gap,OutSince it protrudes (exposes) from the entrance, it is possible to prevent a situation in which the tape body enters the housing and cannot be easily removed.
[0013]
Claims5The tape printer is characterized in that the stopper portion is a step portion formed on one inner wall of the two casing parts.
The release paper peeling method using the tape printer according to
Claim5, 11According to this, it is possible to easily form the stopper portion only by forming the step portion on one inner wall of the two casing components.
[0014]
Claims6The tape printer is characterized in that the two casing parts are fixed to each other by engagement.
The release paper peeling method using the tape printer according to
Claim6, 12According to this, even when the tape body enters the housing, the tape body can be easily taken out by releasing the engagement of the two housing components.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a perspective view showing a schematic configuration of a tape printer according to an embodiment of the present invention. FIG. 2 is a diagram showing a schematic configuration in a state in which the tape cassette is mounted on the main body container. FIG. 3 is a cross-sectional view of the tape printer of FIG. FIG. 4 is a partial side view of the tape printer of FIG. FIG. 5 is a diagram showing a partial schematic configuration in the vicinity of the protrusion and the recess. FIG. 6 is a diagram for explaining a procedure for peeling the release paper from the printing tape.
[0016]
The tape printer 1 shown in FIG. 1 has a
[0017]
On the upper surface of the
[0018]
When the
[0019]
Here, in the
[0020]
A
[0021]
The
[0022]
The
[0023]
A
[0024]
A chamfered
[0025]
That is, when the
[0026]
Here, the configuration in which the above-described
[0027]
The cutter mechanism 35 includes a
[0028]
That is, the distal end portion of the cutting
[0029]
As shown in FIGS. 1 and 4, a
[0030]
As shown in FIG. 5, the
[0031]
Further, as shown in FIGS. 3 and 5, a
[0032]
Next, an operation procedure in the tape printer 1 according to the present embodiment will be described.
[0033]
First, the operator attaches the
[0034]
Then, in the tape printer 1, the
[0035]
When the conveyance of the
[0036]
Therefore, as shown in FIG. 6A, one end portion of the printed
[0037]
At this time, as shown in FIG. 6B, the
[0038]
Then, the operator grips a portion (exposed portion) of the printed
[0039]
Subsequently, the portion of the
[0040]
Then, when all of the
[0041]
In the present embodiment, the
[0042]
As described above, the tape printer 1 according to the present embodiment.And release paper peeling method using the sameThen, one end of the printed
[0043]
Further, the
[0044]
Further, since the edge in the tape width direction of the
[0045]
Further, a
[0046]
In addition, on the inner wall of the
[0047]
The preferred embodiments of the present invention have been described above. However, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various design changes can be made as long as they are described in the claims. For example, in the above-described embodiment, the case where the
[0048]
MaAlternatively, the gap may be formed by disposing the vicinity of the end of the
[0049]
Moreover, although the above-mentioned embodiment demonstrated the case where the front-end | tip
[0050]
In the above-described embodiment, the
[0051]
Further, in the above-described embodiment, the
[0052]
In the above-described embodiment, the
[0053]
In the above-described embodiment, the case where the
[0054]
In the above-described embodiment, when a gap is provided between the
[0055]
【The invention's effect】
As explained above, claim 1, 7According to the present invention, the gap between the two casing parts included in the tape printerOutBy inserting from the entrance and pulling out the portion exposed from the gap of the tape body in a direction intersecting the insertion direction of the gap, bending force in the same direction is applied to the entire insertion portion region of the tape body. Therefore, by pulling out while applying bending force to the tape body, the release paper is peeled off from the tape base in the vicinity of the insertion tip of the tape body due to the difference in bending due to the difference in material between the tape base and the release paper. Can do. Thereby, it becomes possible to easily perform an operation of peeling the entire release paper from the tape substrate. Moreover, since the space | gap formed in the tape printer main body is used in order to peel a release paper, without providing the member (common name: peeler) for peeling a release paper separately, For peeling a release paper While not losing a member, it can suppress that extra cost starts. Furthermore, since the gap provided between the two casing parts is used as a tape peeler, the manufacturing process is simplified compared to the case where a gap equivalent to the thickness of the tape body is provided in one part. This is advantageous in terms of manufacturing cost.
[0056]
[0057]
Claim2, 8According to this, the bending force applied to the tape body when the tape body is pulled out increases, and the release paper can be peeled off from the tape base more effectively in the vicinity of the end of the tape body. Claim3, 9According to the gapOutWhen a tape body having a predetermined length is inserted from the entrance, the tape body comes into contact with the stopper portion, which is a guideline for the operator to insert the tape body. Therefore, the operation of the operator becomes easy to understand.
[0058]
Claim4, 10According to the above, even if the operator accidentally releases his / her hand from the tape body that is being inserted into the gap,OutSince it protrudes (exposes) from the entrance, it is possible to prevent a situation in which the tape body enters the housing and cannot be easily removed. Claim5, 11According to this, it is possible to easily form the stopper portion only by forming the step portion on one inner wall of the two casing components. Claim6, 12According to this, even when the tape body enters the housing, the tape body can be easily taken out by releasing the engagement of the two housing components.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a schematic configuration of a tape printer according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing a schematic configuration in a state where a tape cassette is mounted on a main body container.
3 is a cross-sectional view of the tape printer of FIG.
4 is a partial side view of the tape printer of FIG. 1. FIG.
FIG. 5 is a diagram showing a partial schematic configuration in the vicinity of a protrusion and a recess.
FIG. 6 is a diagram for explaining a procedure for peeling release paper from a printing tape.
[Explanation of symbols]
1 Tape printer
2 Main container (casing parts)
3 Cover (casing parts)
4 Cassette cover (casing parts)
5 Printing tape (tape substrate)
6 Release paper
7 Label tape (tape)
21 recess
22 Protrusion (void forming part)
23 Air gap
25 Step (stopper)
Claims (12)
少なくとも2つの筐体部品を有しており、
前記2つの筐体部品の一方に、その筐体部品が他方の筐体部品に対して覆い被さるように配置される空隙形成部が設けられると共に、
前記空隙形成部と他方の筐体部品との間に、前記テープ体の厚さと同程度離隔し且つ外部に連通した空隙が設けられていることを特徴とするテーププリンタ。In a tape printer for printing on the tape substrate of a tape body composed of a tape substrate having an adhesive layer and a release paper attached to the adhesive layer,
Has at least two housing parts ,
One of the two housing parts is provided with a gap forming part arranged so that the housing part covers the other housing part,
A tape printer, characterized in that a gap is provided between the gap forming portion and the other casing component so as to be separated from the tape body by about the same thickness and communicated with the outside.
前記テーププリンタは、少なくとも2つの筐体部品を有しており、 The tape printer has at least two housing parts,
前記2つの筐体部品の一方に、その筐体部品が他方の筐体部品に対して覆い被さるように配置される空隙形成部が設けられると共に、 One of the two housing parts is provided with a gap forming part arranged so that the housing part covers the other housing part,
前記空隙形成部と他方の筐体部品との間に、前記テープ体の厚さと同程度離隔し且つ外部に連通した空隙が設けられており、 Between the gap forming portion and the other housing part, a gap is provided that is separated from the tape body by about the same thickness and communicates with the outside.
前記テープ体の一端を外部から前記空隙へ該空隙の出入口から挿入する第1の工程と、 A first step of inserting one end of the tape body from the outside into the gap through the entrance of the gap;
前記テープ体の前記空隙から外部に露出する部分を前記空隙形成部の他方の筐体部品と対向しない外側面に向かう方向に折り返した後で前記出入口から外部へ引き出すことで、前記テープ体の挿入部分全領域に同一方向への屈曲力を付与することにより前記テープ体の前記空隙に挿入された側の先端部近傍においてテープ基体から剥離紙を剥がす第2の工程とからなることを特徴とするテーププリンタを用いた剥離紙の剥離方法。 Inserting the tape body by pulling the portion of the tape body that is exposed to the outside from the gap into a direction toward the outer surface that does not face the other casing component of the gap formation portion, and then pulling the tape body to the outside. And a second step of peeling the release paper from the tape base in the vicinity of the tip of the tape body on the side inserted into the gap by applying a bending force in the same direction to the entire partial area. Release method of release paper using a tape printer.
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