JP3713129B2 - Discharge lamp lighting device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数組の放電灯負荷及び共振回路がスイッチング素子と並列に接続されたインバータ回路を備える放電灯点灯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の放電灯点灯装置としては、図7に示すように、直流電源1と、直流電源1の両端間に接続された第1及び第2のスイッチング素子たるMOS型電界効果トランジスタ(以下、FETと略す)2,3からなる直列回路と、FET2の両端間に接続された2組の放電灯負荷7及び共振回路8と、放電灯負荷7,7の点灯状態、或いは、不点状態をそれぞれ検出する検出回路9,9と、検出回路9の検出結果に基づいてFET2,3をそれぞれオン・オフさせる制御回路10とから構成され、複数の放電灯負荷7を一括して点灯させるものがあった。
【0003】
ここで、放電灯負荷7の一方のフィラメント電極F1 の電源側端子は直流電源1とFET2のドレインとの接続点に接続されており、他方のフィラメント電極F2 の電源側端子は直流カット用のコンデンサ5及び共振用のチョークコイル4を介してFET2のソースとFET3のドレインとの接続点に接続されている。また、放電灯負荷7の両フィラメント電極F1 ,F2 の非電源側端子間には共振用のコンデンサ6が接続されている。そして、共振用のチョークコイル4及び共振用のコンデンサ5から共振回路8は構成されている。
【0004】
この放電灯点灯装置では、各共振回路8の共振による共振電圧で、各共振回路8に対応する放電灯負荷7が点灯しているのであるが、複数の放電灯負荷7の内、不点灯の放電灯負荷7があると、検出回路9が不点灯の放電灯負荷7を検出し、制御回路10が検出回路9の検出結果に基づいてFET2,3の駆動周波数を強制的に低く制御することにより、全ての放電灯負荷7を点灯させていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成の放電灯点灯装置は、他励式のインバータ回路を用いているので、FET2,3を駆動するための制御回路10が必要となり、制御回路10を構成する部品が増加するため、回路構成が複雑になるという問題があった。また、制御回路10に放電灯負荷7の点灯状態をフィードバックするための検出回路9が必要になるので、回路構成がさらに複雑になるという問題があった。
【0006】
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、部品点数を減らして、回路構成を簡素化するとともに、複数の放電灯を一括して確実に点灯させることのできる放電灯点灯装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明では、上記目的を達成するために、直流電源と、直流電源の両端間に接続された第1及び第2のスイッチング素子からなる直列回路とを備え、第1又は第2のスイッチング素子のいずれか一方の両端間にチョークコイル及び放電灯負荷からなる直列回路を複数組並列に接続し、チョークコイルと共に共振回路を構成するコンデンサを各放電灯負荷の両フィラメント電極の非電源側端子間にそれぞれ接続した放電灯点灯装置において、第1及び第2のスイッチング素子の接続点と上記複数の共振回路との間に第1及び第2のスイッチング素子を駆動するための二次巻線を備えた飽和型の駆動トランスの一次巻線を接続し、駆動トランスの一次巻線又は複数のチョークコイルと直列に直流カット用コンデンサを接続し、全ての前記共振回路の共振周波数に対して遅相領域の周波数であって、最初の放電灯負荷が始動する時の第1及び第2のスイッチング素子の駆動周波数よりも低く、且つ、残りの不点灯の放電灯負荷に印加される電圧が点灯するのに必要な電圧に増加するような周波数に、駆動トランスの飽和ポイントが設定されており、自励式なので第1及び第2のスイッチング素子を駆動するための制御回路が不要になり、回路構成を簡略化することができる。さらに、全ての共振回路の共振周波数に対する遅相領域で全ての放電灯負荷が点灯するように、駆動トランスの飽和ポイントが設定されているので、第1及び第2のスイッチング素子が進相領域で駆動されることがなく、放電灯負荷の点灯状態を検出するための検出回路が不要になり、回路構成をさらに簡略化できる。また、放電灯始動時に複数の放電灯負荷のうち不点状態のままの放電灯負荷があると、各共振回路の共振周波数に対して遅相領域で、第1及び第2のスイッチング素子の駆動周波数が低下して、各共振回路に流れる電流が増加し、駆動トランスが飽和に到るため、不点状態の放電灯負荷を確実に点灯させることができる。
【0008】
請求項2の発明では、請求項1の発明において、各共振回路に接続される放電灯負荷を同一とし、請求項3の発明では、各共振回路と、各共振回路に接続される放電灯負荷とをそれぞれ同一としているので、放電灯負荷の点灯時における共振回路の共振カーブを等しくすることができる。
請求項4の発明では、請求項3の発明において、共振回路及び放電灯負荷が2組設けられ、各放電灯負荷がそれぞれ定格出力32Wの高周波点灯専用形コンパクト型ランプであるので、上述と同様に不点状態の放電灯負荷を確実に点灯させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の放電灯点灯装置を示す回路図である。この放電灯点灯装置は、直流電源1と、直流電源1の両端間に接続された第1及び第2のスイッチング素子たるFET2,3からなる直列回路と、FET2の両端間に飽和型の駆動トランス11の一次巻線n1 を介して接続された2組の放電灯負荷7及び共振回路8と、共振回路8を始動させる起動回路12とから構成されており、FET2,3及び駆動トランス11などから自励式ハーフブリッジインバータ回路17が構成されている。
【0010】
放電灯負荷7の一方のフィラメント電極F1 の電源側端子は直流電源1とFET2のドレインとの接続点に接続されており、他方のフィラメント電極F2 の電源側端子は、直流カット用コンデンサ5及び共振用チョークコイル4を介して駆動トランス11の一次巻線n1 の巻き始め側に接続されている。また、放電灯負荷7の両フィラメント電極F1 ,F2 の非電源側端子には共振用コンデンサ6が接続されており、共振用チョークコイル4、直流カット用コンデンサ5、及び、共振用コンデンサ6から共振回路8が構成されている。
【0011】
また、駆動トランス11の二次巻線n2 の一端(巻き始め側)はFET2のソースに接続されており、二次巻線n2 の他端(巻き終わり側)は抵抗14を介してFET2のゲートに接続されている。駆動トランス11の二次巻線n3 の一端(巻き終わり側)はFET3のソースに接続されており、二次巻線n3 の他端(巻き始め側)は抵抗16を介してFET3のゲートに接続されている。さらに、FET2,3のゲート・ソース間にはそれぞれ過電圧保護用のツェナーダイオード13,15が接続されている。
【0012】
ここで、駆動トランス11には、飽和型のカレントトランスを用いており、共振回路8に流れる電流による飽和現象を利用して、FET2,3をそれぞれターンオン、又は、ターンオフさせている。また、駆動トランス11は、最初の放電灯負荷7が始動する時のFET2,3の駆動周波数よりも低く、且つ、全ての共振回路8の共振周波数に対する遅相領域で全ての放電灯負荷7が点灯するように飽和ポイントが設定されている。インバータ回路17は自励式であり、駆動トランス11の飽和ポイントが、全ての共振回路8の共振周波数に対する遅相領域で全ての放電灯負荷7が点灯するように設定されているので、FET2,3の駆動周波数が共振回路8の共振周波数に対する進相領域側に移行することがなく、他励式インバータ回路のように放電灯負荷7の点灯状態を検出するための検出回路や、検出回路の検出結果に応じてFET2,3を他励制御する制御回路が不要になり、回路構成を簡略化することができる。
【0013】
各共振回路8は共振用チョークコイル4及び共振用コンデンサ6から構成されており、無負荷時における共振周波数は略等しくなっている。また、2組の放電灯負荷7及び共振回路8を同一の構成とすれば、放電灯負荷7の点灯時における共振回路8の共振カーブも略等しくなる。
ここで、図2は周波数と共振回路8に流れる電流との関係を示しており図2中Aは放電灯負荷7の点灯時における共振カーブであり、図2中Bは不点灯(無負荷)時における共振カーブである。ここに、周波数f0 は共振回路8の無負荷時における共振周波数であり、周波数f1 は2灯の放電灯負荷7の全点灯時におけるFET2,3の駆動周波数であり、周波数f2 は2灯の放電灯負荷7の内、1灯が点灯、他の1灯が不点灯の場合のFET2,3の駆動周波数であり、周波数f3 は2灯の放電灯負荷7の始動時におけるFET2,3の駆動周波数である。また、図3は周波数と共振回路8に発生する電圧Vとの関係を示しており、図3中Cは不点灯(無負荷)時における共振カーブを示している。
【0014】
ところで、FET2,3の駆動周波数をf3 として、2灯の放電灯負荷7を共に始動させた際に、放電灯負荷7が共に不点灯の場合に駆動トランス11に流れる電流と、2灯の放電灯負荷7のうち1灯が点灯して他の1灯が不点灯の場合に駆動トランス11に流れる電流とを比較すると、2灯の放電灯負荷7のうち1灯が点灯して他の1灯が不点灯の場合(すなわち、点灯状態と不点灯状態の放電灯負荷7が混在している場合)には、点灯時の共振カーブ(図2のA)と不点灯時の共振カーブ(図2のB)ができ、不点灯の側の共振回路8に流れる電流i3 に比べて、点灯した側の共振回路8に流れる電流i5 が小さくなるので、駆動トランス11に流れる電流が(i3 +i5 )と小さくなり、駆動トランス11を飽和させるには至らない。
【0015】
この時、駆動トランス11は2灯始動時と同じ駆動周波数f3 及び電流(i3 +i5 )では飽和できなくなり、駆動トランス11に発生する一次巻線n1 の電圧の1パルス当たりの時間が長くなるので、駆動トランス11の二次巻線n2 ,n3 に発生するパルス電圧の時間幅、即ち、FET2,3の駆動電圧の時間幅が長くなり、FET2,3のオン時間、オフ時間も延びることになる。したがって、インバータ回路17は共振回路8に流れる電流を増加させる方向、即ち、FET2,3の駆動周波数を低くする方向に動作し、駆動周波数がf2 まで低下して、駆動トランス11に流れる電流が(i2 +i4 )まで増加すると、駆動トランス11が飽和する。この時、FET2,3の駆動周波数がf3 からf2 へ移行することによって共振回路8に発生する電圧VがV3 からV2 に増加する。したがって、図4に示すように、時刻t0 で起動回路12が発振を開始させると、時刻t0 〜t1 では電圧Vが予熱時の電圧となり、時刻t1 〜t2 では電圧Vが2灯始動時における電圧V3 となり、時刻t2 〜t3 では電圧Vが1灯点灯、1灯不点時の電圧V2 となるように、時間の経過とともに、共振回路8に発生する電圧Vがスイープしながら増加するので、不点状態の発振回路8に対応する放電灯負荷7が点灯しやすくなる。
【0016】
上述のように、インバータ回路17が、共振回路8の共振周波数f0 に対して遅相領域で、FET2,3の駆動周波数を共振周波数f0 に近づける方向(駆動周波数を低くする方向)に動作するので、図3の共振カーブから、不点状態の放電灯負荷7に対応する共振回路8に発生する電圧Vを上昇させることができる。すなわち、2灯の放電灯負荷7の内の1灯が点灯した状態で、他の1灯を点灯させるのに必要な電圧Vの増加分が得られるような駆動周波数及び電流の飽和ポイントで、駆動トランス11が飽和するように駆動トランス11を設計しているので、不点状態の放電灯負荷7を確実に点灯させることができる。また、チョークコイル4及びコンデンサ6の定数のばらつきによって、各共振回路8に発生する電圧にばらつきが発生しても、放電灯始動時に不点状態の放電灯負荷7が発生した場合、不点状態の共振回路8に発生する電圧は時間の経過とともにスイープしながら上昇するので、不点状態の放電灯負荷7を確実に点灯させることができる。
【0017】
ここで、放電灯負荷7にJIS規格(JIS C7601)に規格化された定格出力が32Wの所謂高周波点灯専用形コンパクト型ランプ(ツイン3蛍光灯32W型)を用い、FET2の両端間に駆動トランス11を介して放電灯負荷7及び共振回路8を2組接続し、駆動トランス11の磁芯にトロイダルコアを用い、その材料を富士電気化学製型番2H03とし、一次巻線n1 の巻数を3ターン、二次巻線n2 ,n3 の巻数をそれぞれ13ターンとした場合、直流電源1の出力電圧をDC330V、無負荷時の共振周波数f0 を71kHzに設定すると、2灯始動時は、FET2,3の駆動周波数f3 が80kHz、共振回路8に発生する電圧が500Vrms であるが、2灯の放電灯負荷7のうちの1灯が先に点灯すると、不点状態の放電灯負荷7に対応する共振回路8は遅相領域で動作し、FET2,3の駆動周波数f2 が77kHz、共振回路8に発生する電圧が750Vrms で動作し、不点状態の放電灯負荷7が点灯する。
【0018】
ところで、本実施形態の放電灯点灯装置では、駆動トランス11を介してFET2と並列に2組の放電灯負荷7及び共振回路8を接続しているが、図5に示すように、駆動トランス11を介してFET3と並列に2組の放電灯負荷7及び共振回路8を接続するようにしても良い。また、本実施形態の放電灯点灯装置では、共振回路8毎に直流カット用のコンデンサ5を共振用のインダクタ4と放電灯5の他方のフィラメント電極F2 との間に接続しているが、図6に示すように、複数の共振回路8の接続点と駆動トランス11の一次巻線n1 との間に直流カット用のコンデンサ5を1個だけ設けるようにしても良く、部品点数を減らすことができる。
【0019】
尚、本実施形態では、第1及び第2のスイッチング素子としてFETを用いているが、第1及び第2のスイッチング素子をFETに限定する趣旨のものではなく、バイポーラ・トランジスタなどのスイッチング素子を用いてもよいことは言うまでもない。
また、本実施形態では図1、図5、及び図6の回路構成について説明を行ったが、本発明の回路構成を上述した回路構成に限定する趣旨のものではなく、同様の機能を備えていれば、他の構成の回路を用いても良い。
【0020】
【発明の効果】
請求項1の発明は、上述のように、直流電源と、直流電源の両端間に接続された第1及び第2のスイッチング素子からなる直列回路とを備え、第1又は第2のスイッチング素子のいずれか一方の両端間にチョークコイル及び放電灯負荷からなる直列回路を複数組並列に接続し、チョークコイルと共に共振回路を構成するコンデンサを各放電灯負荷の両フィラメント電極の非電源側端子間にそれぞれ接続した放電灯点灯装置において、第1及び第2のスイッチング素子の接続点と上記複数の共振回路との間に第1及び第2のスイッチング素子を駆動するための二次巻線を備えた飽和型の駆動トランスの一次巻線を接続し、駆動トランスの一次巻線又は複数のチョークコイルと直列に直流カット用コンデンサを接続し、全ての前記共振回路の共振周波数に対して遅相領域の周波数であって、最初の放電灯負荷が始動する時の第1及び第2のスイッチング素子の駆動周波数よりも低く、且つ、残りの不点灯の放電灯負荷に印加される電圧が点灯するのに必要な電圧に増加するような周波数に、駆動トランスの飽和ポイントが設定されており、自励式なので第1及び第2のスイッチング素子を駆動するための制御回路が不要になり、回路構成を簡略化することができるという効果がある。さらに、全ての共振回路の共振周波数に対する遅相領域で全ての放電灯負荷が点灯するように、駆動トランスの飽和ポイントが設定されているので、第1及び第2のスイッチング素子が進相領域で駆動されることがなく、放電灯負荷の点灯状態を検出するための検出回路が不要になり、回路構成をさらに簡略化できるという効果がある。また、放電灯始動時に複数の放電灯負荷のうち不点状態のままの放電灯負荷があると、各共振回路の共振周波数に対して遅相領域で、第1及び第2のスイッチング素子の駆動周波数が低下して、各共振回路に流れる電流が増加し、駆動トランスが飽和に到るため、不点状態の放電灯負荷を確実に点灯させることができるという効果もある。さらに、チョークコイル及びコンデンサの定数のばらつきによって、各共振回路に発生する電圧にばらつきが生じても、放電灯始動時に不点状態の放電灯負荷があると、各共振回路の共振周波数に対して遅相領域で、第1及び第2のスイッチング素子の駆動周波数が低下し、各共振回路に発生する電圧が時間の経過とともにスイープしながら上昇するので、不点状態の放電灯負荷を確実に点灯させることができるという効果もある。
【0021】
請求項2の発明は、各共振回路に接続される放電灯負荷を同一とし、請求項3の発明は、各共振回路と、各共振回路に接続される放電灯負荷とをそれぞれ同一としているので、放電灯負荷の点灯時における共振回路の共振カーブを等しくすることができるという効果がある。
請求項4の発明は、共振回路及び放電灯負荷が2組設けられ、各放電灯負荷がそれぞれ定格出力32Wの高周波点灯専用形コンパクト型ランプであるので、上述と同様に、不点状態の放電灯負荷を確実に点灯させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の放電灯点灯装置の回路構成を示す回路図である。
【図2】同上の周波数と共振回路に流れる電流との関係を示す図である。
【図3】同上の周波数と共振回路に発生する電圧との関係を示す図である。
【図4】同上の共振回路に発生する電圧波形を示す波形図である。
【図5】同上の別の回路構成を示す回路図である。
【図6】同上のまた別の回路構成を示す回路図である。
【図7】従来の放電灯点灯装置を示す回路図である。
【符号の説明】
1 直流電源
2,3 FET
4 チョークコイル
6 コンデンサ
7 放電灯負荷
8 共振回路
11 駆動トランス[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a discharge lamp lighting device including an inverter circuit in which a plurality of sets of discharge lamp loads and resonance circuits are connected in parallel with a switching element.
[0002]
[Prior art]
As shown in FIG. 7, this type of discharge lamp lighting device includes a DC power source 1 and MOS field effect transistors (hereinafter referred to as FETs) which are first and second switching elements connected between both ends of the DC power source 1. And a series circuit composed of 2 and 3; two sets of
[0003]
Here, the power supply side terminal of one filament electrode F 1 of the
[0004]
In this discharge lamp lighting device, the
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
Since the discharge lamp lighting device having the above configuration uses a separately-excited inverter circuit, the
[0006]
The present invention has been made in view of the above problems, and its object is to reduce the number of parts, simplify the circuit configuration, and reliably turn on a plurality of discharge lamps collectively. Disclosed is a discharge lamp lighting device.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the first aspect of the present invention includes a DC power source and a series circuit including first and second switching elements connected between both ends of the DC power source. A plurality of series circuits each including a choke coil and a discharge lamp load are connected in parallel between both ends of one of the switching elements, and a capacitor constituting a resonance circuit together with the choke coil is connected to the non-power supply side of both filament electrodes of each discharge lamp load. A secondary winding for driving the first and second switching elements between the connection point of the first and second switching elements and the plurality of resonance circuits in the discharge lamp lighting device connected between the terminals, respectively. connect the primary winding of the saturation type driving transformer with a, and connect the DC blocking capacitor to the primary winding or the plurality of choke coils in series with the drive transformers, all the A frequency of the slow space for the resonance frequency of the oscillation circuit is lower than the driving frequency of the first and second switching elements when the first lamp load is started, and, releasing the rest of the unlighted The saturation point of the drive transformer is set at such a frequency that the voltage applied to the lamp load increases to the voltage required for lighting , and since it is self-excited, it is for driving the first and second switching elements. A control circuit becomes unnecessary, and the circuit configuration can be simplified. Further, since the saturation point of the drive transformer is set so that all the discharge lamp loads are lit in the slow phase region with respect to the resonance frequency of all the resonance circuits, the first and second switching elements are in the fast phase region. The detection circuit for detecting the lighting state of the discharge lamp load is not required, and the circuit configuration can be further simplified. In addition, if there is a discharge lamp load that remains in an inconsistent state among the plurality of discharge lamp loads when the discharge lamp is started, the first and second switching elements are driven in a phase lag region with respect to the resonance frequency of each resonance circuit. The frequency decreases, the current flowing through each resonance circuit increases, and the drive transformer reaches saturation, so that the discharge lamp load in an unsettled state can be reliably turned on.
[0008]
In the invention of
In the invention of
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a circuit diagram showing a discharge lamp lighting device of the present invention. This discharge lamp lighting device includes a DC power source 1, a series
[0010]
The power supply side terminal of one filament electrode F 1 of the
[0011]
One end (winding start side) of the secondary winding n 2 of the drive transformer 11 is connected to the source of the FET 2 , and the other end (winding end side) of the secondary winding n 2 is connected to the FET 2 via the
[0012]
Here, a saturation-type current transformer is used as the drive transformer 11, and the
[0013]
Each
Here, FIG. 2 shows the relationship between the frequency and the current flowing through the
[0014]
By the way, when the two
[0015]
At this time, the drive transformer 11 cannot be saturated at the same drive frequency f 3 and current (i 3 + i 5 ) as when two lamps are started, and the time per pulse of the voltage of the primary winding n 1 generated in the drive transformer 11 Since it becomes longer, the time width of the pulse voltage generated in the secondary windings n 2 and n 3 of the drive transformer 11, that is, the time width of the drive voltage of the FETs 2 and 3 becomes longer, and the on time and the off time of the FETs 2 and 3. Will also extend. Therefore, the
[0016]
As described above, the
[0017]
Here, the
[0018]
By the way, in the discharge lamp lighting device of the present embodiment, two sets of
[0019]
In this embodiment, FETs are used as the first and second switching elements. However, the first and second switching elements are not limited to FETs. Switching elements such as bipolar transistors are used. Needless to say, it may be used.
In the present embodiment, the circuit configurations of FIGS. 1, 5 and 6 have been described. However, the present invention is not intended to limit the circuit configuration of the present invention to the circuit configuration described above, and has similar functions. If so, a circuit having another configuration may be used.
[0020]
【The invention's effect】
As described above, the invention of claim 1 includes a DC power supply and a series circuit composed of first and second switching elements connected between both ends of the DC power supply. A plurality of series circuits each including a choke coil and a discharge lamp load are connected in parallel between either one of the ends, and a capacitor that forms a resonance circuit together with the choke coil is connected between the non-power supply side terminals of both filament electrodes of each discharge lamp load. Each of the discharge lamp lighting devices connected to each other includes a secondary winding for driving the first and second switching elements between the connection point of the first and second switching elements and the plurality of resonance circuits. connect the primary winding of the saturation type drive transformer, connect the DC blocking capacitor to the primary winding or the plurality of choke coils in series with the drive transformers, resonance of all the resonant circuit A frequency of the slow area with wavenumber, lower than the drive frequency of the first and second switching elements when the first lamp load is started, and, applied to the discharge lamp load remaining unlighted The saturation point of the drive transformer is set at a frequency that increases to the voltage required to light up, and the self-excited type eliminates the need for a control circuit for driving the first and second switching elements. Thus, the circuit configuration can be simplified. Further, since the saturation point of the drive transformer is set so that all the discharge lamp loads are lit in the slow phase region with respect to the resonance frequency of all the resonance circuits, the first and second switching elements are in the fast phase region. There is an effect that the detection circuit for detecting the lighting state of the discharge lamp load is not required without being driven, and the circuit configuration can be further simplified. In addition, if there is a discharge lamp load that remains in an inconsistent state among the plurality of discharge lamp loads when the discharge lamp is started, the first and second switching elements are driven in a phase lag region with respect to the resonance frequency of each resonance circuit. Since the frequency decreases, the current flowing through each resonance circuit increases, and the drive transformer reaches saturation, there is also an effect that the discharge lamp load in an unsettled state can be reliably turned on. Furthermore, even if the voltage generated in each resonance circuit varies due to variations in the constants of the choke coil and the capacitor, if there is a discharge lamp load that is in a dotted state at the start of the discharge lamp, the resonance frequency of each resonance circuit In the slow phase region, the drive frequency of the first and second switching elements decreases, and the voltage generated in each resonance circuit rises while sweeping, so that the discharge lamp load in the astigmatic state can be reliably turned on. There is also an effect that can be made.
[0021]
The invention of
In the invention of
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a circuit diagram showing a circuit configuration of a discharge lamp lighting device according to an embodiment.
FIG. 2 is a diagram showing the relationship between the frequency and the current flowing through the resonance circuit.
FIG. 3 is a diagram showing the relationship between the frequency and the voltage generated in the resonance circuit.
FIG. 4 is a waveform diagram showing voltage waveforms generated in the above-described resonance circuit.
FIG. 5 is a circuit diagram showing another circuit configuration of the above.
FIG. 6 is a circuit diagram showing another circuit configuration of the above.
FIG. 7 is a circuit diagram showing a conventional discharge lamp lighting device.
[Explanation of symbols]
1
4 Choke
Claims (4)
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WO2009059643A1 (en) * | 2007-11-09 | 2009-05-14 | Osram Gesellschaft mit beschränkter Haftung | Electronic ballast and method for operating at least one first and second discharge lamp |
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1997
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