JP3712945B2 - Cooker - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、同一本体内に発熱素子による加熱源と誘導加熱コイルを備えた加熱調理器の天板温度を検知して表示する表示回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、高周波磁界により負荷鍋底に渦電流を誘起して加熱する誘導加熱コイルと、ハロゲンやシーズヒータなどの発熱源を同一本体内に収納した複合型の加熱調理器が開発されている。
【0003】
以下に従来の加熱調理器について説明する。図3は、二つの誘導加熱コイルと、ひとつの電熱線ヒータを有する従来の加熱調理器の構成を示す回路図で、商用電源1に周波数変換装置3が電源スイッチ2を介して、接続されている。周波数変換装置3には、加熱コイル4が接続されている。トランス5の一次側は周波数変換装置3の入力端子に並列に接続され、二次側は直流電源回路6に接続されており、直流電源回路6の直流出力電圧は、周波数変換装置3の制御回路に供給される。
【0004】
同様に、周波数変換装置7には、加熱コイル8が接続されている。トランス9の一次側は周波数変換装置7の入力端子に並列に接続され、二次側は直流電源回路10に接続されており、直流電源回路10の直流出力電圧は、周波数変換装置7の制御回路21と温度検知回路19bとリレー制御回路13に供給される。また、電熱線ヒータ11とリレー12の接点の直列回路が、周波数変換装置7の入力端子に並列に接続され、リレー制御回路13はリレー12の駆動コイルを駆動する。
【0005】
サーミスタ14aとサーミスタ15aは加熱コイル4の上部に位置するセラミック製の天板の裏面に当接して取り付けられ、温度検知回路14bと温度検知回路15bにそれぞれ接続されている。温度検知回路14bの出力信号は高温表示ランプ16bが接続された高温表示回路16aに出力される。
【0006】
同様にサーミスタ18aは加熱コイル8の上部に位置するセラミック製の天板の裏面に当接して取り付けられ、温度検知回路18bと温度検知回路19bに接続されている。温度検知回路18bの出力信号は高温表示ランプ20bが接続された高温表示回路20aに出力される。
【0007】
また、サーモスタット22aは電熱線ヒータ11の上部近傍に設けられ、温度検知回路22bに接続される。温度検知回路22bの出力信号は高温表示ランプ23bが接続された高温表示回路23aに出力される。トランス24の一次側は商用電源1に電源スイッチ2を介さずに接続され、二次側は直流電源回路25に接続され、直流電源回路25は、温度検知回路14b,18b,22bと高温表示回路16a,20a,23aに直流電源を供給する。
【0008】
以上のように構成された加熱調理器について、以下その動作を説明する。電源スイッチ2をオンし、周波数変換装置3を動作させると加熱コイル4に高周波電流が供給され、加熱コイル4の上部近傍の天板上に置かれた負荷鍋底に、渦電流が誘起されて、負荷鍋が加熱され、天板にその熱が伝導して天板の温度が上昇する。サーミスタ14aは天板に当接されて配置されており、天板の温度が約70℃に到達すると、高温表示回路16aに信号を出力し、高温表示ランプ16bが点灯する。
【0009】
サーミスタ15aもサーミスタ14aと同様、天板に当接され負荷の温度を天板の温度を介して検知し、制御回路17に温度情報を出力する。制御回路17はこの温度情報に基づき、周波数変換装置3の出力を制御して加熱コイル4で加熱される負荷の温度が異常に上昇したりするのを防止したり、負荷の温度を一定に制御する。サーミスタ18aもサーミスタ15aと同様に加熱コイル8で加熱される負荷の異常な温度上昇を防止したり、負荷の自動温度調節に使用される。
【0010】
電源スイッチ2をオフすると、周波数変換装置3への電源の供給が遮断されるので、加熱コイル4による負荷鍋の加熱動作は停止される。しかし、温度検知回路14bと高温表示回路16aの直流電源は、直流電源回路25から電源スイッチ2のオフに関係なく供給されるので、電源スイッチ2がオフされてからも、高温表示ランプ16bを継続して点灯し、天板の温度が約70℃以下になると消灯する。
【0011】
同様に、高温表示ランプ20bと高温表示ランプ23bに関しても、電源スイッチ2のオン、オフにかかわらず、加熱コイル8上部の天板温度と、電熱線ヒータ22上部の天板温度が、それぞれ、約70℃を越えれば点灯し、それ以下であれば消灯する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の加熱調理器において、3個のヒーターに個別に3個の高温表示ランプがそれぞれ設けられているので、高温表示ランプが多くなりスペースを多く必要とするとともに、コストが多くかかるという課題、あるいはサーミスタ15aやサーミスタ15bが天板に正常に接触していなかったり、温度検知回路19bが故障していても使用者がそれを認識するのが難しく、負荷の異常な温度上昇を引き起こす恐れがあるという課題があった。
【0013】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、誘導加熱ヒーターと電熱線ヒーターを同一本体に有する加熱調理器において、高温表示ランプの個数を減じて設置スペースを小さくし、高温表示機能を実現するためのコストを抑制するとともに、負荷の異常な温度上昇を抑制するために設けられた温度検知素子や温度検知回路の異常を使用者が認識しやすくすることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
また、第1の手段は、複数の加熱源と、前記加熱源近傍あるいは、前記加熱源により加熱される被加熱物の温度をそれぞれ検知する温度検知回路と、単独の高温表示手段と、使用者が操作により命令を入力する入力回路とを備え、前記温度検知回路のいずれかひとつが所定の温度に到達したのを検知したとき前記高温表示手段が所定の表示を行う通常点灯モードを有し、前記入力回路の所定の入力操作で、前記通常点灯モードを前記温度検知回路がともにそれぞれ所定の温度に到達すると前記高温表示手段が所定の表示を行う検査モードに切り替え可能とすることにより、前記温度検知回路がすべて正常に動作するかどうかの確認を前記高温表示手段の表示で行なうことができるようにしたものである。
【0015】
また、第2の手段は、前記第1の手段の構成とするとともに、前記温度検知回路のいずれかひとつが所定の検知温度に到達したのを検知したとき高温表示手段により所定の表示を行う前記温度検知回路の検知温度より、前記所定の入力操作で、前記温度検知回路がともにそれぞれ所定の検知温度に到達したとき前記高温表示手段が所定の表示を行う前記温度検知回路の検知温度を低く設定したものである。
【0016】
また、第3の手段は、前記第1の手段の構成とするとともに、前記温度検知回路のどれが所定の温度に到達したのかを表示する表示素子を前記高温表示手段以外に設けたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
請求項1記載の発明は、単独の高温表示素子が、加熱源近傍あるいは加熱源により加熱される被加熱物の温度のいずれかひとつが、所定以上の温度となったとき表示する構成であるので、それぞれの加熱素子に対応して高温表示手段を設ける場合に比して、警告効果をほぼ同様にしたままで、高温表示手段の個数を少なくでき安価となるとともに、高温表示手段の設置スペースが少なくて済むあるいは、同一スペース内で、高温表示手段自身の表示面積を拡大して警告効果を高めることができる。
【0018】
また使用者が操作により命令を入力する入力回路を備え、前記入力回路の所定の入力操作で、高温表示手段が、ともにそれぞれ所定以上の温度となったとき所定の表示を行なう構成に切り替え可能としたので、機器に内蔵された加熱源に対してそれぞれ設けられた温度検知回路がすべて正常に動作するかどうかの確認を単独の高温表示手段の表示の有無で容易に行なうことができるものである。
【0019】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の構成において、温度検知回路のいずれかひとつが所定以上の温度を検知したとき所定の表示を行う温度検知回路の検知温度より、所定の入力操作で切り替えることにより、高温表示手段がともにそれぞれ所定以上の温度となったとき所定の表示を行う場合の温度検知回路の検知温度を低く設定する構成であるので、加熱源に対してそれぞれ設けられた温度検知回路がすべて正常に動作するかどうかの確認をより、迅速に行なうことができるものである。
【0020】
請求項3記載の発明は、前記請求項1記載の構成において、複数の加熱源に対応する温度検知回路のどれが所定の温度に到達したのかを表示する表示手段を前記高温表示手段以外に設けたので、故障して正常に動作しない温度検知回路を識別することが容易にできるものである。
【0021】
【実施例】
(実施例1)
以下本発明の第1の実施例について、図面を参照しながら説明する。図1において、電源スイッチ28を介して周波数変換装置53,電源トランス55,周波数変換装置57,電熱ヒーター61とリレー62の直列回路が商用電源27に接続されている。電源トランス64は電源スイッチ28を介さずに商用電源27に接続されている。電源トランス55に接続された電源回路56から制御電源電圧が周波数変換装置53の制御回路76と温度検知回路67に供給され、温度検知回路67には加熱コイル54の近傍の天板裏面に設けられたサーミスタ66が接続されている。電源トランス59に接続された電源回路60からは制御電源電圧が周波数変換装置57の制御回路77と温度検知回路70に供給され、温度検知回路70には加熱コイル58の近傍の天板裏面に設けられたサーミスタ69が接続されている。電源トランス64に接続された電源回路65から制御電源電圧がリレー駆動回路63と温度検知回路73と高温表示回路74に供給され、温度検知回路73には電熱ヒータ61の近傍に設けられたサーミスタ72が接続されている。
【0022】
温度検知回路67と温度検知回路70からフォトカプラ68とフォトカプラ71を介して高温表示回路74に信号が出力される。温度検知回路73からも高温表示回路74に信号が出力される。温度検知回路67からはまた制御回路76に信号が出力され、温度検知回路70からは制御回路77に信号が出力される。オンオフ検知回路78は、電源スイッチ28のオンオフに応じた信号を高温表示回路74に出力する。
【0023】
上記の構成において、電源スイッチ28をオンし、加熱コイル54か加熱コイル58か電熱ヒータ61を動作させ,サーミスタ66あるいはサーミスタ69の検知温度が約65℃を越えると、温度検知回路67あるいは温度検知回路70はフォトカプラ68あるいはフォトカプラ71を介して高温表示回路74に信号を出力し、サーミスタ72の検知温度が約65℃を越えると温度検知回路73は高温表示回路74に信号を出力する。高温表示回路74は、フォトカプラ68,71あるいは温度検知回路73からの出力信号を監視することにより、サーミスタ66,69,72いずれかの検知温度が約65℃を越えると、高温表示LED75を点灯する。
【0024】
また、温度検知回路67と温度検知回路70と温度検知回路73は負荷の温度あるいは天板温度がさらに高温になり、サーミスタ66,69,72の検知温度が所定の温度に到達すると制御回路76,制御回路77,リレー駆動回路63に制御信号を出力してそれぞれの加熱出力を抑制して、負荷のあるいは天板の温度を自動制御する。
【0025】
サーミスタ66あるいはサーミスタ69が65℃を越えており、サーミスタ72が65℃に到達していない場合、電源スイッチ28をオフすると、電源トランス55,59の一次側入力が商用電源27から切り離され、温度検知回路67,70の制御電源が供給されなくなるのでフォトカプラ68,71の出力がオフする。高温表示回路74は、フォトカプラ68,71からの出力信号がなくなるので高温表示LED75の表示を点灯から消灯に変更する。
【0026】
一方電源トランス64の一次巻線は電源スイッチ28のオンオフに関係なく商用電源27に接続されているので、電源スイッチ28をオフしても電源回路65から温度検知回路73に制御電源電圧が継続して供給される。したがってサーミスタ66あるいはサーミスタ69が約65℃を越えているいないにかかわらず、サーミスタ72が約65℃に到達している場合には、電源スイッチ28をオフすると、高温表示回路73からの出力信号と、オンオフ検知回路78の出力信号により、高温表示LED75は点灯から点滅にかわる。
【0027】
以上のように、本実施例によれば、電源スイッチ28のオン時においては、電源回路65により電熱ヒータ61の近傍の温度を検知する温度検知回路73とリレー駆動回路63に、電源回路56,60により加熱コイル66,69の上方の天板あるいは負荷鍋の温度を検知する温度検知回路67,70と制御回路76,77に、それぞれ制御電源を供給する構成とし、天板の温度を検知するサーミスタ66,69が、その検知出力により加熱コイル54,58の出力を制御するので、加熱コイル54,58により負荷鍋の自動温度調節や温度過昇防止を行なうことができる。
【0028】
また、サーミスタ66,69の検知出力により、天板あるいは負荷が所定の温度に到達すると高温表示LED75を点灯させるので、サーミスタ66,69および温度検知回路67,70が正常に機能していることを、使用者は高温表示LED75が点灯するかどうかで確認することができる。すなわち上記の場合、サーミスタ66,69の温度が約65℃に到達すると、高温表示LED75が点灯するように設定してあり、湯沸し時、湯が沸騰した時、サーミスタ66,69は約100℃になるので、その際に高温表示LED75が点灯しなければ、サーミスタ66,69あるいは温度検知回路67,70あるいは高温表示LED75が異常であると推定することができる。また、湯沸し時には約100℃以上にはサーミスタ66,69の温度は上昇しないので温度設定が大きく高温側にずれていないことも確認できる。したがって、サーミスタ66,69あるいは温度検知回路67,70の動作の故障に気付かず、負荷鍋の温度が異常に上昇して、例えばてんぷら火災などが起こるのを防止することができる。
【0029】
また、高温表示LED75は電熱ヒータ61の近傍あるいは上方の天板の温度、あるいは加熱コイル54,58の上方の天板あるいは負荷鍋の温度の少なくともひとつが所定の温度以上となったとき所定の表示を行なう構成であるので、単一の表示素子で複数の加熱源において負荷の温度が高温であること、あるいは加熱コイル54,58で加熱される負荷鍋の温度調節機能が正常であることを表示することができる。
【0030】
また、電源スイッチ28のオフ時において電源の供給を遮断する電源回路56,60により、温度検知回路67,70に対して制御電源を供給し、電源スイッチのオンオフにかかわらず電源を供給する電源回路65により温度検知回路73と高温表示回路74に制御電源を供給する構成であるので、電源スイッチ28をオフすると、高温表示LED75は加熱コイル54,58の上方の天板あるいは負荷鍋の温度に関係なく、電熱ヒータ61の近傍あるいは、電熱ヒータ61の上方の天板の温度に応じて点滅表示する。
【0031】
したがって、使用者は、電源スイッチ28のオフ後、高温表示LED75が点滅表示をしているときは、加熱コイル54,58の近傍の天板ではなく、電熱ヒータ61近傍の天板が熱いということを明確に認識することができる。すなわち、調理終了後天板温度が極めて高く温度の低下に時間を多く必要とする電熱ヒータ61近傍が、極めて高温であることを電源スイッチ28のオフ後も継続して表示させ、調理直後、電熱ヒータ61上部の天板に誤って触れて火傷をするのを防止することができる。
【0032】
また、電熱ヒータ61の上方の天板あるいはその近傍の温度を検知する温度検知回路73および高温表示回路74と、電熱ヒータ61の出力を制御するリレー駆動回路63には、ともに電源スイッチのオンオフにかかわらず電源を供給する電源回路65から電源を供給する構成としているので、それらを同一マイクロコンピュータなどの集積回路で構成することができ、回路を簡素化あるいは小型化することができる。
【0033】
また、加熱コイル54,58の出力を制御する制御回路76,77に対しては、電源スイッチ28のオフにより電源の供給を遮断する電源回路56,60により制御電源を供給する構成としているので、加熱コイル54,58の出力を制御する制御回路76,77と加熱コイル54,58の上方の天板あるいは負荷鍋の温度を検知する温度検知回路67,70やその他の付随する回路をそれぞれ他のマイクロコンピュータなどの集積回路で構成し、回路を簡素化あるいは小型化するとともに、電源スイッチ28のオフ後の待機電力を節約することができる。
【0034】
(実施例2)
以下、本発明の第2の実施例について図2により説明する。電源スイッチ80,周波数変換装置81,加熱コイル82,電源トランス83,電源回路84,周波数変換装置85,加熱コイル86,電源回路88,電熱ヒータ89,リレー90,リレー駆動回路91,サーミスタ92,温度検知回路93,フォトカプラ94,サーミスタ95は、それぞれ図3に示す第2の実施例の対応する(ただし付された番号は異なる)部品あるいは回路ブロックと同様の機能を有するもので説明を省略する。
【0035】
図2において図1に示す第1の実施例と異なる点は以下の通りである。使用者が操作により命令を入力する入力回路104,105を分離して示している。入力回路104の出力信号を受けてLED106を駆動し、加熱コイル82が運転中であることを示す表示回路102,入力回路105の出力信号を受けてLED107,LED108をそれぞれ駆動し、加熱コイル86,電熱ヒータ89がそれぞれ運転中であることを示す表示回路103が記載されている。高温表示回路100は高温表示LED101の断線検知機能を有し、高温表示LED101の断線検知時に信号をリレー駆動回路91に信号を出力する。
【0036】
図1の電源トランス59に対応する部品が省略され、リレー駆動回路91,温度検知回路99,高温表示回路100,表示回路103,入力回路105と、周波数変換装置85の制御回路110,温度検知回路96には電源回路88から制御電源が供給され、制御回路110とリレー駆動回路91と高温表示回路100は同一マイクロコンピュータにより構成される。入力回路105と表示回路103は別のひとつのマイクロコンピュータにより構成され前記両コンピュータはシリアル通信により情報をやり取りする構成となっている。
【0037】
サーモスタット98は電熱ヒータ89の温度を検知して電熱ヒータ89の過熱を防止し、サーモスタット98のオンオフを検知する高温表示回路100により電熱ヒータ近傍の温度を検知して高温表示LED101を点灯あるいは点滅して高温であることを表示する。
【0038】
高温表示回路100はフォトカプラ94と温度検知回路96と温度検知回路99の出力信号を入力し、サーミスタ92の温度が約65℃の検知温度以上になるか、サーミスタ95の温度が約65℃の検知温度以上になるか、サーモスタット98の温度が約65℃の検知温度以上になると高温表示LED101を点灯する(以下”通常の点灯モード”と呼ぶ)。
【0039】
この”通常の点灯モード”が、入力回路105の特定の複数の入力キーを同時にオンしたままで、電源スイッチ80をオフからオンにすることにより、マイクロコンピュータがこれを読み取り、サーミスタ92の温度が約45℃の検知温度以上で、かつサーミスタ95の温度が約45℃の検知温度以上で、かつサーモスタット98が約65℃の検知温度以上となったときに点灯するモードに変更される(以下”検査モード”と呼ぶ)。
【0040】
この”検査モード”においては、LED106はサーミスタ92が前記の検知温度に到達すると点灯する温度表示素子に変更され、LED107はサーミスタ95が前記の検知温度に到達すると点灯する温度到達表示素子に変更され、LED108はサーモスタット98前記の検知温度に到達すると点灯する温度到達表示素子に変更される。
【0041】
上記の構成により、”通常の点灯モード”においては、加熱コイル82,加熱コイル86,電熱ヒータ89のいずれかひとつの近傍の天板温度が高温になると、高温表示LED101が点灯し、使用者に高温であることを報知することができる。
【0042】
また、高温表示LED101が断線しているのを高温表示回路100が検知するとリレー駆動回路99に信号を送りリレー90の駆動を禁止し、高温表示LED101が断線して表示できない状態で電熱ヒータ89が高温になるのを防止し使用者が誤って火傷をするのを防止することができる。
【0043】
また、高温表示LED101の断線を高温表示回路100が検知すると、リレー駆動回路91に信号を出力するので、リレー駆動回路91は電熱ヒータ89の駆動を禁止あるいは出力を制限する。この時、加熱コイル82と加熱コイル86の加熱動作は禁止あるいは制限しないので高温表示LED101の故障時に加熱調理が全く不可能になるのを回避することができる。誘導加熱コイルによる調理においては、鍋に電流を誘起して鍋自身を発熱させるという原理上の違いから、調理直後の加熱コイル82,加熱コイル86上部あるいはその近傍の天板温度は、電熱ヒータ使用時のヒータ上部あるいはその近傍の温度に比較して低く、触れても瞬時にひどい火傷をする可能性が比較的低く最低限の安全は確保できる。
【0044】
また、特定の操作により、サーミスタ92とサーミスタ95とサーモスタット98がすべてそれぞれ設定された検知温度以上になると高温表示LED101が点灯するという”検査モード”に変更されるので、サーミスタ92とサーミスタ95とサーモスタット98付近の温度を同時に加熱して上昇させ、高温表示LED101の点灯の有無を監視することにより温度センサーあるいは検知回路がすべて正常に動作していることを検知することができる。また、”検査モード”においてはサーミスタ92とサーミスタ95の検知温度を低下させているので、加熱開始から高温表示LED101が点灯するのを待つ時間を短縮することができる。
【0045】
以上のように、本実施例によれば高温表示LED101は電熱ヒータ89の近傍あるいは上方の天板の温度、あるいは加熱コイル82、あるいは加熱コイル86の上方の天板あるいは負荷鍋の温度の少なくともひとつが約65℃以上となったとき、点灯する構成であるので、単一の表示素子で複数の加熱源を有する加熱調理器において負荷の温度が高温であることを表示することができる。したがって、高温表示素子の個数を最小限として安価な加熱調理器を提供することができるとともに、高温表示素子の設置スペースが少なくできる。あるいは、同一スペース内で、高温表示素子自身の表示面積を拡大して火傷防止のための警告効果を高めた安全な加熱調理器を提供することができる。
【0046】
また、サーミスタ92,95の温度検知結果に基づき、加熱コイル82,95で加熱される負荷の加熱出力を制御すると同時に高温表示LED101の表示を行なうので、使用者は加熱調理をする都度、高温LED101が点灯するかどうかで、負荷の温度調節機能が正常であることを確認することができる。
【0047】
電源スイッチ80のオンオフにかかわらず電源を供給する電源回路88により、温度検知回路96,制御回路110,温度検知回路99,リレー駆動回路91,高温表示回路100に制御電源を供給し、電源スイッチ80のオフにより電源の供給を遮断する電源回路84により、温度検知回路93,制御回路109に対して制御電源を供給する構成であるので、電源スイッチ80のオン時には、すべての加熱源近傍の天板あるいは負荷の温度を検知してその検知出力で加熱源の出力制御をしたり、高温表示LED101を点灯したりすることができる。また、電源スイッチ80のオフ時には、温度検知回路93,制御回路109の電源供給を遮断して待機電力を減ずることができる。
【0048】
なお、この場合には加熱コイル82の上方の天板あるいは負荷鍋の温度を検知できなくなるが、瞬時にひどい火傷をしたり、火災になる温度まで上昇する機会は少なく加熱停止後の温度低下速度も速い。また、天板下部の加熱コイル82の温度は、発熱体ほど上昇せず余熱も少ないので、電源スイッチオフ後に誘導加熱コイルの温度を監視して冷却ファンなどを回転する必要もない。一方、電源スイッチ80のオフ時に、温度検知回路96に制御電源が供給され、加熱コイル86の上方の天板あるいは負荷鍋の温度を検知することは可能であるが上記の理由で高温表示LED101を点灯あるいは点滅させる様に構成されていない。
【0049】
また、電源スイッチ80のオフ時には電源回路88により、温度検知回路99に制御電源を供給する構成であるので、電源スイッチ80オフ後においても、継続して発熱体89の上方の天板あるいはその近傍の温度を監視でき、その検知結果に応じて高温表示LED101により表示することができる。したがって、電源スイッチオフ80直後、触れれば瞬時に火傷をする恐れのある電熱ヒータ89に誤って触れるのを防止したり、継続して冷却ファンを回し、発熱体による余熱で内部部品の温度が上昇したりすることを防止することができる。
【0050】
また、電源スイッチ80のオンオフにかかわらず電源を供給する電源回路88が高温表示回路100と電熱ヒータ89の出力を制御するリレー駆動回路91と加熱コイル86の出力を制御する制御回路110に制御電源を供給する構成であるので、これらの回路を同一マイクロコンピュータなどの集積回路で構成することができる。また、電源スイッチ80のオフにより電源供給を遮断する電源回路84が制御回路109と温度検知回路93に制御電源を供給する構成であるので、これらを別の1個のマイクロコンピュータなどの集積回路で構成することができるので回路を簡素化あるいは小型化することができる。
【0051】
また、高温表示回路100は、高温表示LED101の断線を検知する断線検知機能を有しており、高温表示LED101の断線を検知した時、電熱ヒータ89の出力を抑制するので、高温表示LED101の断線時、極めて温度の高い電熱ヒータ89の上部の天板温度に誤って触れて火傷を負うのを防止することができる。
【0052】
一方、高温表示LED101の断線時、その近傍の温度が比較的低く調理終了後の温度低下の速い加熱コイル82,加熱コイル86に関しては出力を抑制しないので、高温表示LED101の故障を修理するまで調理ができなくなるという不都合を使用者に与えるのを避けることができるものである。
【0053】
また、温度検知回路93あるいは温度検知回路96あるいは温度検知回路99のいずれかひとつが所定以上の温度を検知したとき高温表示LED101が点灯する”通常点灯モード”を、入力回路104と入力回路105の入力キーの入力操作で、温度検知回路93と温度検知回路96と温度検知回路99のすべてが所定以上の温度を検知したとき高温表示LED101がともに所定以上の温度となったとき点灯する”検査モード”に切り替え可能としているので、機器に内蔵された加熱源に対してそれぞれ設けられた温度検知回路がすべて正常に動作するかどうかの確認を高温表示LED101の表示の有無で容易に行なうことができるものである。
【0054】
また、上記”通常点灯モード”における温度検知回路93と温度検知回路96の検知温度(約65℃)より、”検査モード”における温度検知回路93と温度検知回路96の検知温度を低く設定した(約45℃)ので、加熱コイル82と加熱コイル86に対してそれぞれ設けられた温度検知回路93と温度検知回路96がすべて正常に動作するかどうかの確認を、より迅速に行なうことができるものである。
【0055】
また、上記”検査モード”において温度検知回路93と温度検知回路96と温度検知回路99のどれが所定の温度に到達した信号を出力したのかを、”通常点灯モード”で”加熱中”であることを示す表示素子であるLED106とLED106とLED107で表示するよう変更しているので、高温表示LED101が点灯しない場合に、不具合の起きている温度検知回路がどれであるかを容易に識別することができ、新たに表示素子を設ける必要がなく安価に実現することができるものである。
【0056】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、単独の高温表示手段で、それぞれの加熱素子に対応して複数の高温表示手段を設ける場合とほぼ同様の警告効果を得ることができ、安価となるとともに、高温表示手段の設置スペースが少なくて済むあるいは、同一スペース内で、高温表示素子自身の表示面積を拡大して警告効果を高めることができる。
【0057】
また、所定の入力操作で、高温表示手段がともにそれぞれ所定以上の温度となったとき所定の表示を行なう構成に切り替え可能としたので、機器に内蔵された加熱源に対してそれぞれ設けられた温度検知回路がすべて正常に動作するかどうかの確認を高温表示手段の表示の有無で容易に行なうことができるものである。
【0058】
また、請求項2記載の発明によれば、特に、高温表示手段の表示により、加熱源に対してそれぞれ設けられた温度検知回路がすべて正常に動作するかどうかの確認をより、迅速に行なうことができるものである。
【0059】
また、請求項3記載の発明によれば、特に、故障して正常に動作しない温度検知回路を識別することが容易にできるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例の加熱調理器の回路ブロック図
【図2】 本発明の第2実施例の加熱調理器の回路ブロック図
【図3】 従来例の加熱調理器の回路ブロック図
【符号の説明】
28 電源スイッチ
54,58 加熱コイル(誘導加熱コイル)
56,60 電源回路(第2の電源供給手段)
61 電熱ヒータ(発熱素子)
63 制御回路(出力制御回路)
65 電源回路(第1の電源供給手段)
66,69 サーミスタ(温度検知素子)
75 高温表示LED(高温表示手段)
76,77 制御回路(出力制御回路)
80 電源スイッチ
82,86 加熱コイル(誘導加熱コイル)
84 電源回路(第2の電源供給手段)
88 電源回路(第1の電源供給手段)
89 電熱ヒータ(発熱素子)
92,95 サーミスタ(温度検知素子)
93,96,99 温度検知回路
100 高温表示回路(断線検知回路)
101 高温表示LED(高温表示手段)
106,107,108 表示手段[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a display circuit that detects and displays the top plate temperature of a heating cooker provided with a heating source and an induction heating coil by a heating element in the same main body.
[0002]
[Prior art]
In recent years, an induction heating coil that induces and heats an eddy current at the bottom of a load pan with a high-frequency magnetic field and a combined heating cooker in which a heat source such as a halogen or a sheathed heater is housed in the same main body have been developed.
[0003]
A conventional cooking device will be described below. FIG. 3 is a circuit diagram showing a configuration of a conventional heating cooker having two induction heating coils and one heating wire heater. A
[0004]
Similarly, a heating coil 8 is connected to the
[0005]
The thermistor 14a and the thermistor 15a are attached in contact with the back surface of the ceramic top plate located above the heating coil 4, and are connected to the temperature detection circuit 14b and the
[0006]
Similarly, the
[0007]
Moreover, the thermostat 22a is provided in the upper part vicinity of the heating wire heater 11, and is connected to the
[0008]
About the cooking-by-heating machine comprised as mentioned above, the operation | movement is demonstrated below. When the
[0009]
Similar to the thermistor 14a, the thermistor 15a is in contact with the top plate and detects the temperature of the load via the temperature of the top plate. information Is output. Based on this temperature information, the control circuit 17 controls the output of the
[0010]
When the
[0011]
Similarly, with respect to the high
[0012]
[Problems to be solved by the invention]
In such a conventional cooking device, since three high temperature indicator lamps are provided for each of the three heaters, the high temperature indicator lamps are increased, requiring a lot of space and costly. Even if the problem, or the thermistor 15a or
[0013]
The present invention solves the above-described conventional problems, and in a cooking device having an induction heater and a heating wire heater in the same main body, the number of high-temperature display lamps is reduced to reduce the installation space, thereby realizing a high-temperature display function. Therefore, it is intended to make it easier for a user to recognize an abnormality in a temperature detection element or a temperature detection circuit provided to suppress an abnormal temperature increase of a load.
[0014]
[Means for Solving the Problems]
The first means includes a plurality of heating sources, a temperature detection circuit for detecting the temperature of the object to be heated near the heating source or heated by the heating source, and a single high temperature display means. And an input circuit through which a user inputs a command by operation When any one of the temperature detection circuits detects that a predetermined temperature has been reached The high temperature display means Execute the specified display Has a normal lighting mode , Of the input circuit With a predetermined input operation, The normal lighting mode When both of the temperature detection circuits reach a predetermined temperature, the high temperature display means performs a predetermined display. Inspection mode Can be switched to By doing so, it is possible to confirm whether or not all the temperature detection circuits operate normally by displaying the high temperature display means. It is a thing.
[0015]
In addition, the second means is configured as the first means, and performs a predetermined display by the high temperature display means when detecting that any one of the temperature detection circuits has reached a predetermined detection temperature. The detection temperature of the temperature detection circuit that performs a predetermined display when the temperature detection circuits both reach a predetermined detection temperature by the predetermined input operation is set lower than the detection temperature of the temperature detection circuit. It is a thing.
[0016]
Further, the third means has the configuration of the first means, and the temperature Which of the detection circuits is at a given temperature Reach In addition to the high temperature display means, a display element for displaying whether or not it has been provided is provided.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The invention according to
[0018]
Also Equipped with an input circuit for the user to input commands by operation , Of the input circuit Since the high-temperature display means can be switched to a configuration that performs a predetermined display when both of them reach a predetermined temperature or higher by a predetermined input operation, Warehouse Provided for each heated source temperature Whether or not all the detection circuits are operating normally can be easily confirmed by the presence or absence of display of a single high temperature display means.
[0019]
According to a second aspect of the present invention, in the configuration according to the first aspect, when any one of the temperature detection circuits detects a temperature equal to or higher than a predetermined temperature, a predetermined input operation is performed from a detection temperature of the temperature detection circuit that performs a predetermined display. By switching, the temperature detection circuit is configured to set the detection temperature low when the predetermined temperature is displayed when both of the high temperature display means are at a predetermined temperature or higher. temperature Whether or not all the detection circuits are operating normally can be confirmed more quickly.
[0020]
The invention according to
[0021]
【Example】
(Example 1)
Hereinafter, a first embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. In FIG. 1, a series circuit of a
[0022]
A signal is output from the
[0023]
In the above configuration, when the
[0024]
Further, the
[0025]
When the
[0026]
On the other hand, since the primary winding of the
[0027]
As described above, according to the present embodiment, when the
[0028]
Further, when the top plate or load reaches a predetermined temperature by the detection output of the
[0029]
The high
[0030]
Further, a power supply circuit that supplies control power to the
[0031]
Therefore, when the high
[0032]
The
[0033]
Further, the
[0034]
(Example 2)
A second embodiment of the present invention will be described below with reference to FIG. Power switch 80, frequency converter 81, heating coil 82, power transformer 83, power circuit 84, frequency converter 85, heating coil 86, power circuit 88, electric heater 89, relay 90, relay drive circuit 91, thermistor 92, temperature The detection circuit 93, the photocoupler 94, and the thermistor 95 have the same functions as the corresponding parts or circuit blocks of the second embodiment shown in FIG. .
[0035]
2 differs from the first embodiment shown in FIG. 1 as follows. Input circuits 104 and 105 for inputting a command by a user operation are shown separately. The LED 106 is driven by receiving the output signal of the input circuit 104, the LED 107 and the LED 108 are driven by receiving the output signal of the display circuit 102 and the input circuit 105 indicating that the heating coil 82 is in operation, and the heating coil 86, A display circuit 103 indicating that each of the electric heaters 89 is in operation is described. The high temperature display circuit 100 has a function of detecting disconnection of the high temperature display LED 101, and outputs a signal to the relay drive circuit 91 when disconnection of the high temperature display LED 101 is detected.
[0036]
Components corresponding to the
[0037]
thermostat 98 Detects the temperature of the electric heater 89 to prevent overheating of the electric heater 89, detects the temperature in the vicinity of the electric heater by the high-temperature display circuit 100 that detects on / off of the thermostat 98, and turns on or blinks the high-temperature display LED 101. Is displayed.
[0038]
The high temperature display circuit 100 receives the output signals of the photocoupler 94, the temperature detection circuit 96, and the temperature detection circuit 99, and the temperature of the thermistor 92 exceeds the detection temperature of about 65 ° C. or the temperature of the thermistor 95 is about 65 ° C. When the temperature exceeds the detected temperature or the temperature of the thermostat 98 exceeds the detected temperature of about 65 ° C., the high temperature display LED 101 is turned on (hereinafter referred to as “normal lighting mode”).
[0039]
In this “normal lighting mode”, the microcomputer reads this by turning on the power switch 80 while simultaneously turning on a plurality of specific input keys of the input circuit 105, and the temperature of the thermistor 92 is changed. The mode is changed to a mode that lights when the detected temperature is about 45 ° C. or higher, the temperature of the thermistor 95 is higher than the detected temperature of about 45 ° C., and the thermostat 98 is higher than the detected temperature of about 65 ° C. Called “inspection mode”).
[0040]
In this “inspection mode”, the LED 106 is changed to a temperature display element that lights when the thermistor 92 reaches the detected temperature, and the LED 107 is changed to a temperature reached display element that lights when the thermistor 95 reaches the detected temperature. The LED 108 is changed to a temperature reaching display element that is turned on when the thermostat 98 reaches the detected temperature.
[0041]
With the above configuration, in the “normal lighting mode”, when the top plate temperature in the vicinity of any one of the heating coil 82, the heating coil 86, and the electric heater 89 becomes high, the high temperature display LED 101 is lit and It can be notified that the temperature is high.
[0042]
Further, when the high temperature display circuit 100 detects that the high temperature display LED 101 is disconnected, a signal is sent to the relay drive circuit 99 to prohibit the driving of the relay 90, and the high temperature display LED 101 is disconnected and cannot be displayed. Electric It is possible to prevent the heat heater 89 from becoming high temperature and prevent the user from being burned accidentally.
[0043]
Further, when the high temperature display circuit 100 detects the disconnection of the high temperature display LED 101, a signal is output to the relay drive circuit 91, so that the relay drive circuit 91 prohibits the drive of the electric heater 89 or restricts the output. At this time, since the heating operation of the heating coil 82 and the heating coil 86 is not prohibited or restricted, it is possible to avoid that cooking is completely impossible when the high temperature display LED 101 fails. In cooking with an induction heating coil, due to the difference in principle that an electric current is induced in the pan to cause the pan itself to generate heat, the top plate temperature immediately above the heating coil 82 and the heating coil 86 or the vicinity thereof is an electric heater. Compared to the temperature at or near the heater at the time, the temperature is low, and even if touched, there is a relatively low possibility of severe burns instantaneously, and the minimum safety can be ensured.
[0044]
In addition, since the thermistor 92, the thermistor 95, and the thermostat 98 are all changed to the “inspection mode” in which the high-temperature display LED 101 is turned on when all of the thermistors 92, thermistors 95, and the thermostat 98 are equal to or higher than the set detection temperatures, the thermistor 92, thermistor 95, and thermostat. It is possible to detect that all temperature sensors or detection circuits are operating normally by simultaneously heating and raising the temperature near 98 and monitoring whether the high temperature display LED 101 is lit or not. In addition, in the “inspection mode”, the temperature detected by the thermistor 92 and the thermistor 95 is lowered, so that the time to wait for the high temperature display LED 101 to turn on from the start of heating can be shortened.
[0045]
As described above, according to this embodiment, the high temperature display LED 101 is Electric It is configured to light up when at least one of the temperature of the top plate near or above the heater 89, or the temperature of the heating coil 82, or the top plate or the load pan above the heating coil 86 becomes about 65 ° C. or more. Therefore, it can display that the temperature of load is high in the heating cooker which has a some heating source with a single display element. Therefore, an inexpensive cooking device can be provided by minimizing the number of high-temperature display elements, and the installation space for the high-temperature display elements can be reduced. Or the safe cooking device which expanded the display area of high temperature display element itself in the same space, and heightened the warning effect for a burn prevention can be provided.
[0046]
Further, since the heating output of the load heated by the heating coils 82 and 95 is controlled based on the temperature detection result of the thermistors 92 and 95, and the high temperature display LED 101 is displayed at the same time, each time the user cooks, the high temperature LED 101 is displayed. It can be confirmed that the temperature control function of the load is normal by checking whether or not is lit.
[0047]
Control power is supplied to the temperature detection circuit 96, the control circuit 110, the temperature detection circuit 99, the relay drive circuit 91, and the high temperature display circuit 100 by the power supply circuit 88 that supplies power regardless of whether the power switch 80 is turned on or off. Since the control power is supplied to the temperature detection circuit 93 and the control circuit 109 by the power supply circuit 84 that cuts off the power supply when the power is turned off, the top plate in the vicinity of all the heating sources is turned on when the power switch 80 is turned on. Alternatively, the temperature of the load can be detected, and the output of the heating source can be controlled by the detected output, or the high temperature display LED 101 can be turned on. Further, when the power switch 80 is turned off, the power supply to the temperature detection circuit 93 and the control circuit 109 can be cut off to reduce standby power.
[0048]
In this case, it becomes impossible to detect the temperature of the top plate or the load pan above the heating coil 82, but there is little chance of instantly causing severe burns or a fire, and the rate of temperature decrease after heating is stopped. Is also fast. Further, since the temperature of the heating coil 82 below the top plate does not rise as much as that of the heating element and there is less residual heat, it is not necessary to monitor the temperature of the induction heating coil and turn the cooling fan or the like after the power switch is turned off. On the other hand, when the power switch 80 is turned off, the control power is supplied to the temperature detection circuit 96, and the temperature of the top plate or the load pan above the heating coil 86 can be detected. It is not configured to light or flash.
[0049]
Further, since the power supply circuit 88 supplies control power to the temperature detection circuit 99 when the power switch 80 is turned off, the top plate above the heating element 89 or the vicinity thereof is continued even after the power switch 80 is turned off. Can be monitored, and can be displayed by the high temperature display LED 101 according to the detection result. Therefore, there is a risk of burns if touched immediately after power-off 80 Electric It is possible to prevent the heat heater 89 from being accidentally touched or to continuously rotate the cooling fan to prevent the temperature of the internal components from rising due to residual heat from the heating element.
[0050]
A power supply circuit 88 that supplies power regardless of whether the power switch 80 is on or off includes a high-temperature display circuit 100. Electric Since the control power is supplied to the relay drive circuit 91 that controls the output of the heater 89 and the control circuit 110 that controls the output of the heating coil 86, these circuits are configured by an integrated circuit such as the same microcomputer. Can do. Further, since the power supply circuit 84 that cuts off the power supply when the power switch 80 is turned off supplies the control power to the control circuit 109 and the temperature detection circuit 93, these are constituted by another integrated circuit such as a microcomputer. Since the circuit can be configured, the circuit can be simplified or downsized.
[0051]
Further, the high temperature display circuit 100 has a disconnection detection function for detecting disconnection of the high temperature display LED 101. When the disconnection of the high temperature display LED 101 is detected, the output of the electric heater 89 is suppressed. At this time, it is possible to prevent the user from accidentally touching the top temperature of the upper portion of the electric heater 89, which is extremely high in temperature, to cause a burn.
[0052]
On the other hand, when the high-temperature display LED 101 is disconnected, the temperature of the heating coil 82 and the heating coil 86 whose temperature in the vicinity is relatively low and the temperature decreases rapidly after cooking is not suppressed, so cooking until the failure of the high-temperature display LED 101 is repaired. It is possible to avoid giving the user the inconvenience of being unable to perform the operation.
[0053]
Further, the “normal lighting mode” in which the high temperature display LED 101 is turned on when any one of the temperature detection circuit 93, the temperature detection circuit 96, and the temperature detection circuit 99 detects a temperature equal to or higher than a predetermined temperature is set in the input circuit 104 and the input circuit 105. When the temperature detection circuit 93, the temperature detection circuit 96, and the temperature detection circuit 99 all detect a temperature higher than a predetermined level by the input operation of the input key, the high temperature display LED 101 is turned on when the temperature exceeds a predetermined level. ”Can be switched to Warehouse Provided for each heated source temperature Whether or not all the detection circuits are operating normally can be easily confirmed by whether or not the high temperature display LED 101 is displayed.
[0054]
In addition, the detection temperature of the temperature detection circuit 93 and the temperature detection circuit 96 in the “inspection mode” is set lower than the detection temperature (about 65 ° C.) of the temperature detection circuit 93 and the temperature detection circuit 96 in the “normal lighting mode” ( About 45 ° C.) so that the heating coil 82 and the heating coil 86 were provided respectively. temperature A detection circuit 93 and temperature Whether or not all the detection circuits 96 operate normally can be confirmed more quickly.
[0055]
In the “inspection mode”, which of the temperature detection circuit 93, the temperature detection circuit 96, and the temperature detection circuit 99 outputs a signal that has reached a predetermined temperature is “heating” in the “normal lighting mode”. LED 106, LED 106, and LED 107, which are the display elements that indicate that, is changed so that when the high temperature display LED 101 does not light up, it is easy to identify which temperature detection circuit has a malfunction. Therefore, it is not necessary to provide a new display element and can be realized at low cost.
[0056]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, it is possible to obtain a warning effect substantially the same as the case of providing a plurality of high temperature display means corresponding to each heating element with a single high temperature display means, and it becomes inexpensive. The installation space for the high temperature display means can be reduced, or the display area of the high temperature display element itself can be enlarged in the same space to enhance the warning effect.
[0057]
In addition, since it is possible to switch to a configuration in which a predetermined display is performed when both of the high temperature display means reach a predetermined temperature or higher by a predetermined input operation, Warehouse Provided for each heated source temperature Whether or not all the detection circuits are operating normally can be easily confirmed by the presence or absence of display of the high temperature display means.
[0058]
Further, according to the invention described in
[0059]
In addition, according to the invention described in
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a circuit block diagram of a heating cooker according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a circuit block diagram of a heating cooker according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a circuit block diagram of a conventional cooking device.
[Explanation of symbols]
28 Power switch
54,58 Heating coil (induction heating coil)
56, 60 power supply circuit (second power supply means)
61 Electric heater (heating element)
63 Control circuit (output control circuit)
65 Power supply circuit (first power supply means)
66,69 Thermistor (Temperature sensing element)
75 High temperature display LED (high temperature display means)
76, 77 Control circuit (output control circuit)
80 Power switch
82,86 Heating coil (Induction heating coil)
84 Power supply circuit (second power supply means)
88 Power supply circuit (first power supply means)
89 Electric heater (heating element)
92,95 Thermistor (Temperature sensing element)
93, 96, 99 Temperature detection circuit
100 High temperature display circuit (disconnection detection circuit)
101 High temperature display LED (high temperature display means)
106, 107, 108 Display means
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