JP3711748B2 - Dust removal equipment for converter exhaust gas treatment equipment - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、転炉排ガス処理設備におけるスカートシール部に堆積するダスト除去技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
転炉の排ガス処理設備には、転炉の傾動を可能とするために、転炉炉口とフードとの間に上下動可能なスカートが設けられている。又、転炉から発生するCOガスは、その混合比によっては空気との反応により爆発する場合もあり、危険性が高く、外気の進入は許されず、スカートによって完全に密閉する必要があり、スカートシール部が設けられている。
【0003】
一般的にこのスカートシール部は、スカートの周りに断面U型の溝を設け、この環状の溝内に水を満たし、フードに設けた仕切り筒を上下動可能にその下端を水中に漬けて水封している。
転炉から発生するガス中には、微細な鉄粉を含んだダストが大量に含まれているため、吹錬中に排ガスによって吹き上げられたダストがこのスカートシール部の水封部である環状溝に入り、或いは、スカートを上下させる際に仕切り筒等に付着しているダストがシール水によって洗い落とされるなどして環状溝に入り、次第に環状溝の底部にダストが堆積し、やがて仕切り筒の下端が堆積したダストに当たるようになって、スカートの上下動が不能となり、転炉操業を停止せざるを得ないというダストトラブルが発生する。
【0004】
このダストトラブルを解決するために、特開昭59-229409 号公報には、環状溝の外側壁底部に設けた交換水噴出ノズルから交換水を内側壁に向けほぼ直角に噴出し沈降ダストを流動させて排出する方法および環状壁の接線方向に交換水を噴出して環状溝内に回転流を生成することによって環状溝内の沈降ダストの流動特性を向上させて排出する方法が開示されている。これらいずれの方法においても、交換水噴出ノズルから噴出する交換水により環状溝内のシール水を流動させ、環状溝をオーバフローする交換水によって比重の小さいダストを外部に排出させ、比重の大きいダストについては下部の交換水排出管より排出するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記特開昭59-229409 号公報に開示された、交換水噴出ノズルから内側壁に向けほぼ直角に噴出する方法では、環状溝内に沈降したダストの搬送機能が低いため、大流量の交換水が必要になるばかりでなく、次第に環状溝内の底部にダストが堆積し、やはりスカートの上下動が不能になるダストトラブルが発生する。このため、定期的に環状溝内からダストを除去する作業が必要になり、転炉の稼働率が低下するという問題があった。
【0006】
他方、環状溝の接線方向に交換水を噴出して環状溝内に回転流を生成することにより環状溝内の沈降ダストの搬送特性を向上させる方法においても、やはりダストの流動性が悪いことから交換水排出管からのダスト排出が十分行えず、しだいに環状溝内底部にダストが堆積しダストトラブルが発生する問題が同様に残っていた。
【0007】
特に、比重および粒径が大きくシール水に沈降しやすいダストが大量に発生する転炉では、上記いずれの方法においても環状溝からのダストの排出能力が十分でないため、一定の頻度で転炉の操業を止めて環状溝から堆積ダストを除去する作業が必要であり、転炉の稼働率を低下させる主要因となっていた。
前記特開昭59-229409 号公報に開示された環状溝のダスト堆積機構を実験により調査検討したところ、交換水噴出ノズルから交換水を内側壁にほぼ直角に向け噴出すると、交換水噴出ノズルの出口付近で局所的な循還流が発生することから淀み点が生じ、この淀み点でのダスト堆積が起点となって堆積ダストが成長することを見出した。一方、環状溝の接線方向に交換水を噴出して環状溝内に回転流を生成することにより環状溝内の沈降ダストの搬送特性を向上させる方法においても、このような回転流を発生させる場合には環状溝の幅方向で流速分布ができ、特に内側壁付近の流速が低下することでダストが堆積しやすいことが分かった。
【0008】
本発明は、以上の知見を基に、従来の問題点を解消し、環状溝への沈降ダスト除去作業の負荷を大幅に軽減することができる転炉排ガス処理設備におけるスカートシール部のダスト除去装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明においては、煙道の下端部を転炉炉口に開口させたフードと、該フードに昇降可能に付設され外周に環状溝を設けたスカートと、前記フードの外周に設けた仕切り筒とからなり、該仕切り筒の下端部を前記環状溝内のシール水に浸水して水封する転炉排ガス処理設備における転炉スカートシール部のダスト除去装置であって、前記環状溝が外側壁の底部付近に噴出口を有する一個以上の交換水噴出ノズルと、シール水を排出する排出口を有する複数の交換水排出管を有し、前記環状溝の底部の少なくとも一部が外周方向に水深が深くなるように傾斜させることにより前記問題点を解決したものである。
【0010】
特に、この傾斜角度としては、静水中におけるダストの安息角(ダストを積んだ斜面が崩れ落ちないで安定している最大角。円錐形とみなし、その水平面と母線との角度で表す。)以上とすることが堆積ダストの流動性の面からさらに好ましい。
そして、上記に加えて、前記交換水噴出ノズルを前記環状溝内側壁の接線方向に向けて複数個設けることにより、沈降ダストの搬送特性を一段と向上させたものである。
【0011】
さらに、前記シール水の水流を、環状溝の底部のいずれにおいても1m/sec 以上の流速とすることがダストを残留させないために好適であることを見出したのである。
また、前記環状溝の底部に、前記排出口または前記排出口から100mm 以内を終点とし、該終点から少なくとも200mm 離れ、隣接する他の排出口に至るまでの所望の位置を始点として、該始点から終点方向に向けて下り勾配とされた底部スロープをそれぞれ周方向に形成することがダストの排出に好適であることを見出したのである。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1に本発明を適用する転炉スカートシール部の構成を示す。図1において、転炉10の炉口11上部には、煙道1へと排ガスを導くフード2が設けられている。フード2外周には仕切り筒3が下向きに固定して付設されている。一方、内側壁4、外側壁5および底板7とで形成される環状溝8は、その内側壁4を外側壁5よりも高くして構成され、外側壁5の上縁部周囲には排水溝6がある。環状溝8は、下部に設けた上側環状接続部材9を介してスカート12の周りに固定されており、スカート12と共に上下動する。環状溝8内部は、シール水13で満たされ、前記仕切り筒3を浸漬することにより水封可能であり、スカート12を下げて転炉10の炉口11を覆い込んだ場合の完全シールを実現している。
【0013】
図2に、図1で示した転炉スカートシール部における本発明のダスト除去装置の構成を示す。本発明においては、一つ以上の交換水噴出ノズル14を環状溝外側壁5の底部付近に設置し、ノズル先端部が環状溝内に突き出さないようにノズル口を設けている。また同様に一つ以上の交換水排出管15を環状溝外側壁5の底部付近に設置している。更に前記環状溝の底部の少なくとも一部に外周方向に水深が深くなるように傾斜させた傾斜部16を設けている。この傾斜部16は内側壁4の壁面に頂点を有し、底板7の上面部に下点を有する傾斜面として構成されるが、その下点は外側壁5に接しても良い。またその傾斜角が静水中におけるダストの安息角以上であることが好ましいことは前述のとおりである。
【0014】
図3に、環状溝における交換水噴出ノズルの配置の一例を示す。図3においては、ノズルの方向を内側壁接線方向に向けて配設している。ここで、交換水噴出ノズルは、環状溝外側壁に沿って複数個配設することが好ましく、更には、図示のように内側壁に外接する正多角形の各頂点(この頂点が、環状溝外側壁面上となるように環状溝を設計しておく。)に交換水噴出ノズルの噴出口を配置することにより、交換水が各噴出口から噴出されて次に環状溝外側壁に衝突するまでの到達距離を最大として、噴出ノズル設置数を最少とすることが出来る。
【0015】
更に、環状溝の底部においては、ダストの排出をよりスムーズにするため、図5に示すような底部スロープ20を設けておくことが好ましい。ここで、底部スロープ20は、交換水排出管15の排出口に向けて下り勾配とされている。ただし、図5においては、図示を容易にするため、傾斜部16の記載を省略している。
図5に示すように、底部スロープ20を設けることで、シール水水流13a の流れを乱すことなく、よりスムーズにダストを交換水排出管15に導くことができる。そのため、ダストが容易に排出され底部に滞留することがないのである。底部スロープ20の終点21は、交換水排出管15の排出口または排出口から100mm 以内の位置とする。こうすることで、排出口からダストを排出しやすくなり、排出口そのものがダスト滞留の起点となることを防止できる。また、底部スロープ20の始点22は、終点から200mm 以上、より好ましくは300mm 以上とし、ある程度以上のスロープ距離を有することが好ましい。ただし、始点22は隣接する他の排出口を超える位置までは延長されない。
【0016】
ここで、交換水噴出ノズルへの交換水の供給、および、排水溝6と交換水排出管15から排出された水の排出の各配管ルートについては本説明および図面ではいずれも省略している。
【0017】
【実施例】
上記構成における本発明の実施例を説明する。
本実施例において、環状溝8は直径4.3 m、溝幅12cm、環状溝8内シール水の深さは1.2 mであり、シール交換水の流量は約40t/hourである。又、交換水噴出ノズルは環状溝内側壁接線方向を向けて周方向等間隔に8個所設置し、交換水排出管は、対向して2個所設置している。ここで上記例を含む、直径:4〜6m、深さ:約1mの環状溝においては、この交換水噴出ノズルを8本均等に設置することでシール水の流速を環状溝底部において均一に1m/s 以上の流速とすることができる。ただし、ダストの性状は粒径≦6mm、比重≦6.5 である。上記仕様の環状溝においては、この交換水排出管は2本 180度の位置に配置するのが最適である。すなわち、本数をむやみに多くして排出管の口径を小さくするとその部分で排出管にダストが詰まりやすくなり、ダスト堆積の起点となってしまうからである。
【0018】
処理容量160tの転炉10を用いて、平均吹錬時間70分のステンレス鋼の脱炭吹錬を100 チャージ実施した後のダストの堆積状況を、環状溝の傾斜部16の傾斜角をそれぞれ変えた場合について調査し比較した。
本比較においては、傾斜部は溝底部の90%幅に設定して、それぞれ傾斜角度を変えて調査している。
【0019】
その結果、角度を与えず、従来例とおり平面底部とした場合は、最大で750mm のダスト堆積であった。
そして、角度15度の場合は、最大で500mm であり、角度35度の場合は、最大で100mm 、角度45度の場合は、ダスト堆積は認められなかった。
ここで、角度45度の場合、ダスト堆積が発生しないのは、前述のように、シール水の流速を環状溝底部において均一に1m/s 以上としているからである。図4にシール水の流速を横軸にとり、残留ダスト堆積高さを縦軸にとったグラフを示す。このグラフから、シール水の流速を1m/s 以上とすればダスト堆積が発生しないことが分かる。そして、シール水の流速が1m/s 未満ではダスト堆積が解消されず、残ってしまう。すなわち、ダスト堆積を発生させないためには、シール水の流速を1m/s 以上とすることが好ましいのである。
【0020】
ここで、静水中におけるステンレス鋼脱炭吹錬ダストの安息角は実測値で40度であることを実験により確かめている。
以上に示すように、環状溝底部に傾斜部を設けることにより、ダスト堆積を大幅に改善することができる。その効果は、特に傾斜角を安息角以上にすることで特に顕著であるが、安息角以下の場合であっても十分効果は認められ、ダスト除去のサイクルを大幅に延長することが可能である。
【0021】
その際、シール水の流速は、環状溝底部において均一に1m/s 以上とすることが好ましい。また、環状溝底部に底部スロープを設けることでその効果が更に高まることを確認した。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば環状溝内部に堆積するダストは溝底部の傾斜部により流速の速い外側に流れ、底部スロープでその効果が更に高められ、より効果的にダストが排出されダスト除去作業の負荷が大幅に軽減される。また、この傾斜部等により環状溝底部付近の流速も全体的に増加し、ダスト搬送能力もアップする効果が得られる。このため、交換水の流量も少なくてすみ、ダストトラブルの大幅な減少により、転炉の稼働率を大幅に向上させ、産業上格段の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した転炉スカートシール部の構成を示す断面図である。
【図2】本発明を適用した環状溝の平面図(a) とそのA-A 線断面図(b) である。
【図3】本発明の交換水噴出ノズルの配置の一例を示した環状溝平面図である。
【図4】シール水の流速と残留ダスト堆積高さの関係を示すグラフである。
【図5】環状溝底部の底部スロープを示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 煙道
2 フード
3 仕切り筒
4 内側壁
5 外側壁
6 排水溝
7 底板
8 環状溝
9 上側環状接続部材
10 転炉
11 炉口
12 スカート
13 シール水
13a シール水水流
14 交換水噴出ノズル
15 交換水排出管
16 傾斜部
20 底部スロープ
21 (底部スロープの)終点
22 (底部スロープの)始点[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a technique for removing dust deposited on a skirt seal portion in a converter exhaust gas treatment facility.
[0002]
[Prior art]
The converter exhaust gas treatment facility is provided with a skirt capable of moving up and down between the converter furnace opening and the hood in order to allow the converter to tilt. Also, the CO gas generated from the converter may explode due to the reaction with air depending on the mixing ratio, which is very dangerous and the outside air is not allowed to enter, and it is necessary to completely seal it with the skirt. A seal portion is provided.
[0003]
In general, this skirt seal portion is provided with a U-shaped groove around the skirt, filled with water in this annular groove, and the lower end of the partition tube provided in the hood can be moved up and down so as to be immersed in water. Sealed.
Since the gas generated from the converter contains a large amount of dust containing fine iron powder, the dust blown up by the exhaust gas during blowing is an annular groove that is the water seal part of this skirt seal part. Or when the skirt is moved up and down, the dust adhering to the partition tube etc. is washed away by the seal water and enters the annular groove, and the dust gradually accumulates at the bottom of the annular groove, and eventually the partition tube As the lower end comes into contact with the accumulated dust, the vertical movement of the skirt becomes impossible, and the dust trouble that the converter operation must be stopped occurs.
[0004]
In order to solve this dust trouble, Japanese Patent Application Laid-Open No. 59-229409 discloses that the exchanged water is ejected from the exchange water jet nozzle provided at the bottom of the outer wall of the annular groove to the inner wall at a substantially right angle, and the settled dust flows. And a method of discharging the exchanged water in the tangential direction of the annular wall and generating a rotating flow in the annular groove to improve the flow characteristics of the settled dust in the annular groove. . In any of these methods, the seal water in the annular groove is caused to flow by the exchange water ejected from the exchange water ejection nozzle, and the dust having a small specific gravity is discharged to the outside by the exchange water overflowing the annular groove. Is discharged from the lower replacement water discharge pipe.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the method disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 59-229409, the method of jetting from the replacement water jet nozzle to the inner wall at a substantially right angle has a low function of conveying dust settled in the annular groove, Not only does the water need to be changed, but dust gradually accumulates at the bottom of the annular groove, which also causes dust trouble that makes the skirt unable to move up and down. For this reason, the operation | work which removes dust regularly from the inside of an annular groove is needed, and there existed a problem that the operation rate of a converter fell.
[0006]
On the other hand, even in the method of improving the conveying characteristics of the settled dust in the annular groove by jetting exchange water in the tangential direction of the annular groove to generate a rotating flow in the annular groove, the fluidity of the dust is still poor. Dust from the replacement water discharge pipe could not be discharged sufficiently, and the problem that dust gradually accumulates at the bottom of the annular groove and causes dust trouble remained.
[0007]
In particular, in converters with large specific gravity and particle size that generate a large amount of dust that tends to settle in the seal water, the ability to discharge dust from the annular groove is not sufficient in any of the above methods. It was necessary to stop the operation and remove the accumulated dust from the annular groove, which was a main factor for reducing the operating rate of the converter.
Examination and examination of the dust accumulation mechanism of the annular groove disclosed in the above-mentioned JP-A-59-229409 revealed that when the replacement water was ejected from the replacement water ejection nozzle almost at right angles to the inner wall, the replacement water ejection nozzle It was found that a stagnation point was generated because local circulation and recirculation occurred near the outlet, and that dust accumulated at this stagnation point started as a starting point. On the other hand, in the case of generating such a rotating flow also in the method of improving the conveying characteristics of the settled dust in the annular groove by jetting exchange water in the tangential direction of the annular groove to generate a rotating flow in the annular groove It was found that the flow velocity distribution in the width direction of the annular groove was generated, and dust was likely to accumulate especially when the flow velocity near the inner wall decreased.
[0008]
The present invention is based on the above knowledge, eliminates the conventional problems, and can greatly reduce the load of the settled dust removal work on the annular groove, the dust removal device for the skirt seal portion in the converter exhaust gas treatment facility The purpose is to provide.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In the present invention, a hood in which the lower end of the flue is opened to the converter furnace port, a skirt attached to the hood so as to be movable up and down and provided with an annular groove on the outer periphery, and a partition tube provided on the outer periphery of the hood A dust removing device for a converter skirt seal portion in a converter exhaust gas treatment facility in which a lower end portion of the partition tube is immersed in a seal water in the annular groove and sealed, wherein the annular groove is formed on the outer wall. It has one or more replacement water jet nozzles having a jet port near the bottom and a plurality of replacement water discharge pipes having a discharge port for discharging seal water, and at least a part of the bottom of the annular groove has a water depth in the outer circumferential direction. The above-mentioned problem is solved by inclining to deepen.
[0010]
In particular, the inclination angle is more than the angle of repose of dust in still water (the maximum angle where the slope where dust is deposited is stable without collapsing. It is regarded as a cone and is expressed by the angle between the horizontal plane and the generatrix). It is further preferable from the viewpoint of fluidity of the deposited dust.
In addition to the above, by providing a plurality of the exchange water jet nozzles in the tangential direction of the inner wall of the annular groove, the conveying characteristics of the settled dust are further improved.
[0011]
Furthermore, the present inventors have found that it is preferable that the flow rate of the sealing water is 1 m / sec or more at any of the bottoms of the annular groove so that dust does not remain.
Also, at the bottom of the annular groove, the discharge port or within 100 mm from the discharge port is the end point, and the desired position from the end point to at least another adjacent discharge port is at least 200 mm away from the start point. It has been found that it is suitable for discharging dust that each bottom slope having a downward slope toward the end point direction is formed in the circumferential direction.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 shows a configuration of a converter skirt seal portion to which the present invention is applied. In FIG. 1, a
[0013]
FIG. 2 shows a configuration of the dust removing device of the present invention in the converter skirt seal portion shown in FIG. In the present invention, one or more replacement
[0014]
FIG. 3 shows an example of the arrangement of the replacement water ejection nozzles in the annular groove. In FIG. 3, the nozzles are arranged in the direction of the inner wall tangent. Here, it is preferable that a plurality of replacement water ejection nozzles be disposed along the outer wall of the annular groove. Further, as shown in the figure, each vertex of a regular polygon circumscribing the inner wall (this vertex is the annular groove). The annular groove is designed to be on the outer wall surface.) By arranging the outlet of the replacement water ejection nozzle in the outer wall, the replacement water is ejected from each ejection port until the next collision with the outer wall of the annular groove. The reachable distance can be maximized, and the number of ejection nozzles can be minimized.
[0015]
Furthermore, it is preferable to provide a
As shown in FIG. 5, by providing the
[0016]
Here, the supply water to the replacement water ejection nozzle and the piping routes for discharging the water discharged from the drain groove 6 and the replacement
[0017]
【Example】
An embodiment of the present invention having the above configuration will be described.
In this embodiment, the annular groove 8 has a diameter of 4.3 m, a groove width of 12 cm, the depth of the seal water in the annular groove 8 is 1.2 m, and the flow rate of the seal replacement water is about 40 t / hour. In addition, eight replacement water jet nozzles are installed at equal intervals in the circumferential direction with the tangential direction of the inner wall of the annular groove, and two replacement water discharge pipes are installed facing each other. Here, in the annular groove having a diameter of 4 to 6 m and a depth of about 1 m including the above example, the flow rate of the sealing water is uniformly 1 m at the bottom of the annular groove by uniformly installing eight of the replacement water jet nozzles. A flow rate of at least / s can be achieved. However, the properties of the dust are particle size ≦ 6 mm and specific gravity ≦ 6.5. In the annular groove with the above specifications, it is optimal to place two replacement water discharge pipes at a position of 180 degrees. In other words, if the number of pipes is increased unnecessarily and the diameter of the discharge pipe is reduced, dust is easily clogged in the discharge pipe at that portion, which becomes the starting point of dust accumulation.
[0018]
Using a
In this comparison, the inclined portion is set to 90% width of the groove bottom portion, and the angle of inclination is changed for each investigation.
[0019]
As a result, when the flat bottom was used as in the conventional example without giving an angle, the maximum dust accumulation was 750 mm.
When the angle was 15 degrees, the maximum was 500 mm. When the angle was 35 degrees, no dust accumulation was observed when the angle was 100 mm and the angle was 45 degrees.
Here, when the angle is 45 degrees, the dust accumulation does not occur because, as described above, the flow rate of the sealing water is uniformly 1 m / s or more at the bottom of the annular groove. FIG. 4 is a graph in which the horizontal axis represents the flow rate of the sealing water and the vertical axis represents the residual dust accumulation height. From this graph, it can be seen that dust accumulation does not occur if the flow rate of the seal water is 1 m / s or more. And if the flow rate of the sealing water is less than 1 m / s, dust accumulation is not eliminated and remains. That is, in order not to generate dust accumulation, it is preferable that the flow rate of the sealing water is 1 m / s or more.
[0020]
Here, it has been confirmed by experiments that the angle of repose of stainless steel decarburized blown dust in still water is 40 degrees as a measured value.
As described above, dust accumulation can be greatly improved by providing the inclined portion at the bottom of the annular groove. The effect is particularly remarkable when the inclination angle is set to be greater than or equal to the angle of repose, but even when the angle of repose is equal to or less than the angle of repose, a sufficient effect is recognized, and the dust removal cycle can be greatly extended. .
[0021]
At that time, the flow rate of the sealing water is preferably 1 m / s or more uniformly at the bottom of the annular groove. Moreover, it confirmed that the effect further increased by providing a bottom slope at the bottom of the annular groove.
[0022]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the dust accumulated inside the annular groove flows to the outside where the flow velocity is fast due to the inclined portion of the groove bottom, and the effect is further enhanced by the bottom slope, and the dust is discharged more effectively. The load of dust removal work is greatly reduced. In addition, the inclined portion or the like also increases the overall flow velocity near the bottom of the annular groove, so that the effect of increasing the dust conveyance capability can be obtained. For this reason, the flow rate of the exchange water can be reduced, and the operating rate of the converter is greatly improved due to the drastic reduction of dust troubles, thereby achieving a remarkable industrial effect.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a configuration of a converter skirt seal portion to which the present invention is applied.
FIG. 2A is a plan view of an annular groove to which the present invention is applied, and FIG.
FIG. 3 is a plan view of an annular groove showing an example of the arrangement of replacement water ejection nozzles according to the present invention.
FIG. 4 is a graph showing the relationship between the flow rate of sealing water and the residual dust accumulation height.
FIG. 5 is a partial cross-sectional view showing a bottom slope of an annular groove bottom.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
10 Converter
11 Furnace
12 Skirt
13 Seal water
13a Seal water flow
14 Replacement water jet nozzle
15 Exchange water discharge pipe
16 Inclined part
20 Bottom slope
21 End point (of bottom slope)
22 Start point (of bottom slope)
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