JP3711679B2 - Inside / outside air control device for vehicle air conditioner - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用空調装置の内外気制御装置において、特に車室外の空気が汚れているときに外気モードから内気モードに切り換えるものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術として特開平8−72528号公報に記載されたものがある。このものでは、車室外空気の汚れ度合いを検出するガスセンサを用いた内外気切換制御装置が記載されている。具体的には、このガスセンサが検出する車室外の汚れ度合いと、基準の汚れ度合いである所定の更新基準値との比によって汚れ度合いの制御処理値を算出し、この制御処理値が所定の汚れ度合いよりも大きくなると、サーボモータにて内外気切換ドアを自動的に外気モードから内気モードとなるように切り換えるようにしている。
【0003】
ここで、上記更新基準値は、ガスセンサが検出する車室外の汚れ度合いに応じて更新設定されるものであって、ガスセンサに電力が供給されている間において、ガスセンサが検出する汚れ度合いの最低値に更新設定されるようになっている。そして、ガスセンサへの電力の供給が停止されているとき(イグニッションスイッチオフ)から、ガスセンサに電力が供給されたとき(イグニッションスイッチオン)には、電力の供給停止直前に設定されていた前回基準値を最新の更新基準値として使用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の従来装置では以下のような問題がある。
上述したようなガスセンサは、湿度によって大きく出力値が変動する。例えば、ガスセンサをSiO2 等の半導体素子にて構成した場合、湿度が高いほど、検出する汚れ度合いが実際の汚れ度合いより大きくなってしまう。
【0005】
この結果、図7に示すようにイグニッションスイッチオフ直前において更新設定された前回基準値が、天気が晴れ等の湿度の低いときに設定されていたものとし、次に例えば雨が降ったときのような湿度の高いときにイグニッションスイッチをオンとして、最新の更新基準値を上記前回基準値とすると、ガスセンサはその検出汚れ度合いを実際の汚れ度合いよりも大きいと誤検出するため、内気モードとなってしまい、空調フィーリングが悪化するという問題がある。
【0006】
また、上記従来装置では、上記前回基準値が非常に汚れ度合い小さく設定されていた場合(例えば、車両が外気の非常に清浄な山岳地帯を走行)、以下のような問題がある。
つまり、再度イグニッションスイッチをオンしたときに上記前回基準値を使用すると、実際には外気がそれほど汚れていないのであるが、上記制御処理値の演算上、ガスセンサの検出汚れ度合いと上記前回基準値との差が大きくなることで上記制御処理値の汚れ度合いが大きくなり、内気モードとなってしまい、空調フィーリングが悪化するという問題がある。
【0007】
そこで、本発明は、ガスセンサに電力が供給されて、外気の汚れ度合いの検出を開始したときに、精度良く外気の汚れ度合いに応じ、乗員の空調フィーリングにあった内外気制御を行うことができる車両用空調装置の内外気切換制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。
請求項1記載の発明では、汚れ度合い検出手段(10)にて検出された最低の汚れ度合いとなるように基準の汚れ度合いである第1更新基準値を更新設定する第1更新設定手段と、汚れ度合いの検出が開始されたときには、前記電力の供給が停止される直前に設定されていた直前の更新基準値を時間の経過につれて汚れ度合いが徐々に大きくなるように補正する第2更新設定手段と、第1更新設定手段にて更新設定された第1更新基準値と、前記第2更新設定手段にて補正された補正基準値とのうち、汚れ度合いが小さい方を最新の更新基準値とする第3更新設定手段とを有することを特徴としている。
【0009】
本発明の作用を図6に基づいて具体的に説明する。なお、説明中の記号は、説明を分かりやすくするために付与したものである。例えば、図6中時間Aにおいて電力が供給されたときには、第3更新設定手段により、直前の更新基準値VCLR ′が検出手段の検出する汚れ度合いより汚れ度合いが小さいと、直前の更新基準値VCLR ′が最新の更新基準値VCLR 2 となる。
【0010】
その後、時間が経過して時間Bとなると、第2更新設定手段により、直前の更新基準値VCLR ′を時間の経過につれて汚れ度合いが徐々に大きくなるように補正して補正基準値VCLR 1 が設定される。
そして、この際、第3更新設定手段により、検出手段の検出する汚れ度合いが、上記補正基準値VCLR 1 および前回の更新基準値VCLR 2 より小さいときには、最新の更新基準値を検出手段が検出する汚れ度合いとする。
【0011】
一方、本発明によれば第3更新設定手段により、検出手段の検出する汚れ度合いが、上記補正基準値VCLR ′および前回更新基準値VCLR 2 より大きくて、補正基準値VCLR 1 が前回の更新基準値VCLR 2 より汚れ度合いが小さいと、最新の基準値VCLR は、補正された補正基準値VCLR 1 となる。従って、検出手段の検出する汚れ度合いと補正基準値VCLR 1 との変化量が小さくなる。
【0012】
これにより、電力の供給が停止される直前に設定されていた直前の更新基準値VCLR ′の汚れ度合いが非常に小さく設定されていたり、再度電力の供給を行ったときに湿度によって検出手段が検出する汚れ度合いが実際より大きくなっても、直前の更新基準値VCLR ′を時間の経過につれて汚れ度合いが大きくなるように補正した補正基準値を最新の更新基準値とすることで、乗員の空調フィーリングにあった内外気制御を行うことができる。
【0013】
請求項2記載の発明では、
更新設定手段は、
汚れ度合い検出手段(10)に電力が供給されて、汚れ度合い検出手段(10)が車室外空気の汚れ度合いの検出を行うときには、電力の供給が停止される直前に設定されていた直前の更新基準値を汚れ度合いが時間の経過につれて徐々に大きくなるように補正して補正基準値とし、この補正基準値と前回更新設定された前回更新基準値とのうち、汚れ度合いが小さい方を最新の更新基準値とすることを特徴としている。
【0014】
これによっても、請求項1記載の発明と同様な作用効果が得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。図1に車両用空調装置の内外気制御装置の全体構成図を示す。図2に内外気切換装置の要部詳細図を示す。
図1に示すように車室内には車両用空調装置1が設置されている。この車両用空調装置1は、周知のものであって車室内への空気通路をなす空調ケース2を有する。空調ケース2の最も空気上流側には、周知の内気導入口3と外気導入口4が設けられている。内気導入口3は、空調ケース2内に車室内空気(以下、内気)を取り入れるためのものであり、外気導入口4は、空調ケース2内に車室外空気(以下、外気)を取り入れるものである。
【0016】
これら内気導入口3と外気導入口4とは、本実施形態では内外気切換部材である内外気切換ドア6にて選択的に開閉可能となっている。そして、内外気切換ドア6は、空調ケース2に回動可能に支持されており、内気導入口3と外気導入口4とから取り入れられる内気と外気との割合を切換調整するものである。
内外気切換ドア6は、電気的駆動手段としてサーボモータ7にて駆動されるようになっている。サーボモータ7は、後述の制御装置20にて駆動制御され、これにより、内外気切換ドア6は、図2中矢印Aの範囲を作動可能となっている。
【0017】
そして、本実施形態では、内外気モードとして図2に示すように内気導入口3を開口するとともに外気導入口4を閉じるように内外気切換ドア6を図2中bに示す作動範囲の一端側に駆動し、空調ケース2内に外気を導く外気モードと、外気導入口4を開口するとともに内気導入口3を閉じるように内外気切換ドア6を図2中aに示す作動範囲の他端側に駆動し、空調ケース2内に内気を導く内気モードとが切換可能となっている。
【0018】
空調ケース2には、上記内気導入口3と外気導入口4との空気下流側に、車室内に向かう空気流を発生する送風機5が設けられている。そして、この送風機5は、上記2つの内外気モードに応じて外気または内気を空調ケース2内に吸引する。
また、図示していないが空調ケース2には、上記送風機5の空気下流側に空気を冷却する周知のエバポレータが配置され、さらにこのエバポレータの下流側には空気を加熱する周知のヒータコアが配置されている。そして、空調ケース2内には、空調風の温度を調節する手段として周知のエアミックスドアが配置されている。
【0019】
さらに空調ケース2の空気下流側には、車室内に空気を導く複数の空気通路が形成されている。この空気通路は、周知のものであって乗員の上半身に向かって空調風を送風するためのフェイス用空気通路、乗員の下半身に向かって空調風を送風するためのフット用空気通路、車両の窓ガラスの内面に向かって空調風を送風するためのデフロスタ用空気通路等が形成されている。なおこれら3つの空気通路への空気の流れは、周知の吹出切換ドアにて制御される。
【0020】
図1に示すように車両のエンジンルーム9内には、外気の汚れ度合いを検出する手段であるガスセンサ10が設置されている。ここで、このガスセンサ10は周知のものであって良いが、本実施形態におけるガスセンサ10は、一酸化炭素(CO)や炭化窒素(HC)等の有害ガスに反応する半導体素子(例えば、SiO2 )と、この半導体素子の反応速度を高める電気ヒータとからなるものである。そして、ガスセンサ10は、上記有害ガスの濃度(外気の汚れ度合い)が高くなるほど電気抵抗値が低下して、出力値(出力電圧)VDgs が低くなるように構成されている。また、ガスセンサ10は、外気の湿度が高くなるほど、出力値VDGS が低くなって、汚れ度合いが高くなるような特性を有する。
【0021】
次に、上記制御装置20について簡単に説明する。制御装置20は、RAMやROM等を備えるコンピュータ手段である。そして、制御装置20には、図1に示すイグニッションスイッチ30がオンされると、図示しない車載バッテリから電力が供給されるようになっている。また、上記ガスセンサ10も、上記イグニッションスイッチ30がオンされると、車載バッテリから電力が供給されて、外気の汚れ度合いを検出するようになっている。
【0022】
制御装置20には、入力端子として上記ガスセンサ10の他に、空調環境に影響を与える環境因子を検出するセンサ群21(例えば内気温センサ、外気温センサ等)や、車室内に設けられた空調操作パネル22が接続されている。
空調操作パネル22には、車室内の設定温度を設定する温度設定器22aと、この温度設定器22aにて設定された設定温度となるように上記センサ群21からに信号に基づいて自動的に空調制御するオート(AUTO)スイッチ22bと、車両用空調装置1の作動を停止するオフ(OFF)スイッチ22c、マニュアルにて内気モードか外気モードを選択する内外気スイッチ22dが設けられている。なお、上記オートスイッチ22bをオンすると上記送風機5が起動され、上記オフスイッチ22cをオンすると上記送風機5が停止する。
【0023】
また、制御装置20には、出力端子として上記サーボモータ7や送風機5等に接続されている。
次に、本発明の要部であるガスセンサ10の検出値に応じた内外気切換ドア6の制御内容について説明する。図3にこの制御内容を表すフローチャートを示す。ここで、このフローチャートは、上記イグニッションスイッチ30がオンされたときに、上記オートスイッチ22bがオンの状態にあり、送風機5が駆動状態のときに行われる。そして、このフローチャートの制御周期は数秒となっている。
【0024】
先ず、ステップS100では、タイマー等の初期化処理を行い、さらにフラグに0をセットするとともに、ガスセンサ10のウォームアップを行う。ここで、ウォームアップとは、上述した電気ヒータにて半導体素子を暖めて、半導体素子の反応速度を高めることである。また、ガスセンサ10のウォームアップは、このフローチャートが始めて実行されたとき約30秒行われ、30秒経過すると始めてステップS200に進む。そして、このウォームアップ中は、内外気モードは内気モードとする。これにより、ウォームアップ中に外気が汚れていても、この外気が車室内に侵入することが防止できる。
【0025】
次にステップS200では、後述の前回の更新基準値VCLR 2 =0にセットする。なお、この前回の更新基準値VCLR 2 の詳しい説明は後でする。
続いてステップS300では、ガスセンサ10の出力値VDGS にて内外気制御を行うための更新基準値VCLR をセットする。ここで、ガスセンサ10は、上記半導体素子によって検出精度のばらつきが非常に大きいため、単純に出力値VDGS の絶対値で外気が汚れているかを検出することが困難である。従って、本実施形態では上記更新基準値VCLR に対する変化量で外気の汚れ度合いを検出する。また、上記更新基準値VCLR は、ガスセンサ10が検出する出力値の絶対値である。そして、外気が汚染されて汚れ度合いが大きいと、ガスセンサ10の検出する出力値VDGS は小さくなる。
【0026】
なお、この基準値VCLR については、後で詳しく説明する。
次にステップS400では、ガスセンサ10の出力値VDGS を読み取り、ステップS500に進む。ステップS500では、後述の内外気制御処理に使用される処理値Lnを算出する。この処理値Lnは以下の数式1にて算出される。
【0027】
【数1】
処理値Ln=出力値VDGS /更新基準値VCLR
つまり、この数式2は、上述したように上記更新基準値VCLR に対する変化量であって、処理値Lnは演算処理における外気の汚れ度合いに相当する。なお、出力値VDGS は、外気の汚れ度合い大きくなるほど小さくなるので、更新基準値VCLR が一定とすると、外気の汚れ度合いが大きくなるほど、上記処理値Lnは小さくなる。
【0028】
次に、ステップS600に進んで、上記出力値VDGS による内外気制御処理を行う。
以下、この内外気制御処理について説明する。図4にこのステップS600の制御内容を示すフローチャートを示す。なお、上記内外気スイッチ22dが操作されてマニュアルにて内外気モードが決定されている場合は、以下のフローチャートは実行されず、内外気スイッチ22dの設定に応じて内外気モードが選択される。
【0029】
先ず、ステップS601では、上記処理値Lnが予め設定された判定レベルLs以下か否かを判定する。ここで、この判定レベルLsは、乗員が不快感を感じる外気の汚れ度合いの最低値である。そして、上述したように外気が汚染されて汚れ度合いが大きいと、出力値VDGS は小さくなるので、上記処理値Lnが判定レベルLs以下のときとは、外気の汚れ度合いが所定値より大きくて乗員が不快感を感じるときである。そして、この場合、ステップS602に進んで、内外気モードを内気モードとする。これにより、汚れた外気が車室内に侵入することが無く、乗員に不快感を与えずに済む。
【0030】
一方、ステップS601にて、上記処理値Lnが判定レベルLsより大きいときとには、外気の汚れ度合いが所定値より小さく、外気が清浄で乗員が不快感を感じないときであり、この場合はステップS603に進む。そして、ステップS603では、内外気モードを外気モードとする。
次に上述した本発明の要部である更新基準値VCLR の設定について説明する。図5に基準値VCLR の設定内容であるフローチャートを示す。なお、このステップS300は、上記自動制御スイッチ22bがオンされていなくとも、イグニッションスイッチ30がオンされて、ガスセンサ10に電力が供給されていれば実行されるようになっている。
【0031】
さらに、上記更新基準値VCLR は、図5に示すフローチャートにて設定されるのであるが、一旦このフローチャートにて設定されたのち、イグニッションスイッチをオフしても、上記更新基準値VCLR はバックアップされて記憶されている。そして、このバックアップされた更新基準値VCLR を前回基準値VCLR ′(直前の更新基準値)とすると、前回基準値VCLR ′は、再度イグニッションスイッチがオンされて、このフローチャートが再度実行されたときに最新の更新基準値VCLR を設定するために使用される。
【0032】
また、このステップS300が繰り返し更新基準値VCLR が更新設定されるので、上記前回の更新基準値VCLR 2 は、前回にステップS300にて更新設定された更新基準値である。
以後、この前回基準値VCLR ′、最新の更新基準値VCLR 、および上記前回の更新基準値VCLR 2 を用いて説明する。また、これら前回基準値VCLR ′、最新の更新基準値VCLR 、および上記前回更新基準値VCLR 2 は、ガスセンサ10の出力VDGS に基づいて必ず設定されるものであるので、その値が小さくなるほど、汚れ度合いが大きくなる。
【0033】
先ず、イグニッションスイッチがオンされた直後に始めてこのフローチャートに進んだ場合、ステップS301では、上記前回基準値VCLR ′を以下の数式1にて補正する。
【0034】
【数2】
補正基準値VCLR1=前回基準値VCLR ′−kt
ここで、kは定数、tはイグニッションスイッチがオンされたときからの経過時間である。
そして、この説明上では時間tは0となるので、ステップS301では補正基準値VCLR 1 はVCLR ′に設定される。
【0035】
続いて、ステップS302に進んで、イグニッションスイッチ30がオンされて、このフローチャートが実行されているときの上記前回の更新基準値VCLR 2 が、実際のガスセンサ10の出力値VDGS より小さいかが判定される。ここで、説明上、イグニッションスイッチ30がオンされた直後であるので、上記ステップS200にて前回の更新基準値VCLR 2 =0と設定されているので、ステップS302での判定結果は必ずYESとなって、ステップS303に進む。
【0036】
次に、ステップS303では、前回の更新基準値VCLR 2 を上記出力値VDGS とする。続いて、ステップS304に進んで、補正基準値VCLR 1 (説明上はVCLR ′)が、前回の更新基準値VCLR 2 (説明上、出力値VDGS )以上か否かが判定される。
そして、ステップS304にて、補正基準値VCLR 1 が前回の更新基準値VCLR 2 より小さく、つまり、前回の更新基準値VCLR 2 (出力値VDGS )が補正基準値VCLR 1 より汚れ度合いが小さいと判定されると、ステップS305に進む。そして、ステップS305では、最新の更新基準値VCLR を上記前回の更新基準値VCLR 2 (出力値VDGS )とする。
【0037】
つまり、始めて図5のフローチャートが実行されたときに、ガスセンサ10の出力値VDGS が前回の更新基準値VCLR 2 より汚れ度合いが小さいと、最新の更新基準値VCLR は上記出力値VDGS に設定される。
一方、ステップS304にて、補正基準値VCLR 1 が前回の更新基準値VCLR 2 以上、つまり、前回の更新基準値VCLR 2 (出力値VDGS )が補正基準値VCLR 1 より汚れ度合いが大きいと判定されると、ステップS305に進む。そして、ステップS305では、最新の更新基準値VCLR を上記補正基準値VCLR 1 (VCLR ′)とする。
【0038】
このように本実施形態では、イグニッションスイッチ30がオンされた直後では、前回イグニッションスイッチ30がオフされる直前に設定されていた前回基準値VCLR ′と、イグニッションスイッチ30がオンされた直後におけるガスセンサ10の出力値VDGS のうち、汚れ度合いの小さい方が最新の更新基準値VCLR となる。
【0039】
次に、このフローチャートを抜けて、再度このフローチャートに進んだ場合について説明する。なお、説明上、前回の更新基準値VCLR 2 は前回の出力値VDGS である。
先ず、ステップS301では、上記数式1にて補正基準値VCLR 1 が算出される。この場合、イグニッションスイッチ30がオンされてから図5に示すフローチャートの制御周期時間だけ経過している。従って、補正基準値VCLR 1は、前回基準値VCLR ′より小さくなって、汚れ度合いが大きくなるように補正される。
【0040】
次にステップS302では、今回の出力値VDGS が前回の更新基準値VCLR 2 (前回の出力値VDGS )以上か否かを判定する。そして、ステップS302にて今回の出力値VDGS が前回の更新基準値VCLR 2 (前回の出力値VDGS )以上、つまり、今回の出力値VDGS が前回の更新基準値VCLR 2 より汚れ度合いが小さいと判定されると、ステップS303に進んで、前回の更新基準値VCLR 2 を今回の出力値VDGS とする。
【0041】
一方、ステップS302にて、今回の出力値VDGS が前回の更新基準値VCLR 2 (前回の出力値VDGS )より小さい、つまり、今回の出力値VDGS が前回の更新基準値VCLR 2 より汚れ度合いが大きいと判定されると、ステップS303に進んで、前回の更新基準値VCLR 2 をそのままとして、ステップS304に進む。
【0042】
続いて、ステップS304にて、上記補正基準値VCLR 1 が、ステップS302またはステップS303にて設定された前回の更新基準値VCLR 2 以上か否かが判定される。
そして、ステップS304にて、補正基準値VCLR 1 が前回の更新基準値VCLR 2 より小さい、つまり補正基準値VCLR 1 が前回の更新基準値VCLR 2 の汚れ度合いより大きいときには、ステップS305に進む。そして、ステップS305では、最新の更新基準値VCLR を前回の更新基準値VCLR 2 とする。
【0043】
一方、ステップS304にて、補正基準値VCLR 1 が前回の更新基準値VCLR 2 以上、つまり補正基準値VCLR 1 が前回の更新基準値VCLR 2 の汚れ度合いより小さいときには、ステップS306に進む。そして、ステップS305では、最新の更新基準値VCLR を補正基準値VCLR 1 とする。
このように、イグニッションスイッチ30がオンされてから、2回、3回と図5に示すフローチャートに進むと、ステップS301にて前回基準値VCLR ′の汚れ度合いが大きくなるように徐々に補正されることで、補正基準値VCLR 1 が設定される。
【0044】
そして、本実施形態において、ステップS301では、約10分程度で前回基準値VCLR ′が約半分となるように補正されるようになっている。従って、ステップS301に進む度に補正される補正量(K・t)は、前回基準値VCLR ′に対して微小である。
このように本実施形態では、上記「課題を解決する手段」にて述べたように前回基準値VCLR ′が時間の経過につれて汚れ度合いを大きくなるように補正して、補正基準値VCLR 1 が設定され、この補正基準値VCLR 1 が前回の更新基準値VCLR 2 および今回の出力値VDGS より汚れ度合いが小さいと、最新の更新基準値VCLR は、補正基準値VCLR 1 となる。従って、ガスセンサ10が湿度の影響を受けて、その出力値VDGS が実際の汚れ度合いより大きくなっても、補正基準値VCLR 1 と上記出力値VDGS との変化量が小さく、つまり上記処理値Lsの汚れ度合いが小さくなるので、内気モードになりにくい。この結果、乗員の空調フィーリングにあった内外気制御を行うことができる。
【0045】
また、上記前回基準値VCLR ′の汚れ度合いが、車両が外気が非常に清浄な山岳地帯を走行することで非常に小さく設定されていたとしても、イグニッションスイッチ30がオンされると、前回基準値VCLR ′を汚れ度合いが大きくなるように補正することで、補正基準値VCLR 1 と上記出力値VDGS との変化量が小さくなるので、内気モードとなりにくい。この結果、乗員の空調フィーリングにあった内外気制御を行うことができる。
【0046】
さらにこれを加え、上記出力値VDGS の汚れ度合いが、補正基準値VCLR 1 の汚れ度合いより小さいときには、最新の更新基準値VCLR をガスセンサ10の出力値VDGS とすることができ、外気の汚れ度合いの判定を精度良く行うことができる。
ところで、本実施形態では補正基準値VCLR 1 は、時間の経過につれて徐々に汚れ度合いが大きくなるように補正されるので、これを繰り返していくと、最新の更新基準値VCLR は、必ずガスセンサ10の出力値VDGS となる。そして、このように補正した理由は、以下の通りである。
【0047】
ガスセンサ10は、イッグニッションスイッチ30がオフされる直前の前回基準値VCLR ′は、このオフ直前までの外気の状態に応じて設定されたものである。従って、イグンッションスイッチ30がオンされたときでは、上記オフ直前の外気の状態(例えば湿度)と異なっている場合がある。
そして、イグニッションスイッチ30がオンされて、上述した内外気制御処理を行う場合は、そのときの外気の状態に応じて設定された更新基準値VCLR を使用することで、その時の外気の汚れ度合いに応じて精度良く上記内外気制御が行う必要がある。
【0048】
そこで、本実施形態では、ステップS301にて前回基準値VCLR ′を汚れ度合いが大きくなるように補正することで、図5に示すフローチャートを繰り返すうちに、図302での判定結果がYESとなって、最新の更新基準値VCLR が出力値VDGS になる。これにより、上述した内外気制御処理を行う場合は、そのときの外気の状態に応じて基準値VCLR を設定するができ、湿度に影響されずに確実に汚れた外気が車室内に侵入することを防止できる。
【0049】
(他の実施形態)
上記実施形態では、処理値Lnを出力値VDGS と更新基準値VCLR との比としたが、出力値VDGS と更新基準値VCLR との差でも良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における車両用空調装置の内外気制御装置の全体構成図である。
【図2】上記実施形態における内外気制御装置の詳細図である。
【図3】上記実施形態における制御装置20の制御内容を示すフローチャートである。
【図4】上記実施形態における制御装置20の制御内容を示すフローチャートである。
【図5】上記実施形態における制御装置20の制御内容を示すフローチャートである。
【図6】上記実施形態における制御装置20の制御内容を示すタイムチャートである。
【図7】従来における制御装置の制御内容を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
2…空調ケース、3…内気導入口、4…外気導入口、6…内外気切換ドア、
7…サーボモータ、10…ガスセンサ、20…制御装置。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an inside / outside air control device for an air conditioner for a vehicle, and more particularly, to switching from an outside air mode to an inside air mode when air outside a passenger compartment is dirty.
[0002]
[Prior art]
A conventional technique is described in Japanese Patent Laid-Open No. 8-72528. In this document, an inside / outside air switching control device using a gas sensor for detecting the degree of dirt in the air outside the passenger compartment is described. Specifically, a control processing value for the degree of dirt is calculated by a ratio between the degree of dirt outside the passenger compartment detected by the gas sensor and a predetermined update reference value, which is the standard degree of dirt, and the control processing value is determined to be a predetermined dirt level. When it exceeds the degree, the servo motor automatically switches the inside / outside air switching door from the outside air mode to the inside air mode.
[0003]
Here, the update reference value is updated according to the degree of dirt outside the passenger compartment detected by the gas sensor, and the lowest value of the degree of dirt detected by the gas sensor while power is supplied to the gas sensor. It is set to be updated. When the power supply to the gas sensor is stopped (ignition switch off), when the power is supplied to the gas sensor (ignition switch on), the previous reference value set immediately before the power supply stop Is used as the latest update reference value.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, the above-described conventional apparatus has the following problems.
In the gas sensor as described above, the output value greatly varies depending on the humidity. For example, when the gas sensor is composed of a semiconductor element such as SiO 2 , the degree of contamination to be detected becomes greater than the actual degree of contamination as the humidity increases.
[0005]
As a result, as shown in FIG. 7, it is assumed that the previous reference value updated immediately before turning off the ignition switch was set when the weather was low, such as when the weather was low, and then, for example, when it rained If the ignition switch is turned on when the humidity is high and the latest updated reference value is the previous reference value, the gas sensor erroneously detects that the detected contamination level is greater than the actual contamination level. Therefore, there is a problem that the air conditioning feeling deteriorates.
[0006]
Further, in the conventional apparatus, when the previous reference value is set to be very small (for example, the vehicle travels in a mountainous area where the outside air is very clean), there are the following problems.
In other words, if the previous reference value is used when the ignition switch is turned on again, the outside air is actually not very dirty, but in the calculation of the control processing value, the degree of contamination detected by the gas sensor and the previous reference value As the difference between the two increases, the degree of contamination of the control processing value increases, resulting in the inside air mode, and the air conditioning feeling deteriorates.
[0007]
Therefore, according to the present invention, when electric power is supplied to the gas sensor and the detection of the degree of contamination of the outside air is started, the inside / outside air control suitable for the air conditioning feeling of the occupant can be accurately performed according to the degree of contamination of the outside air. An object of the present invention is to provide an inside / outside air switching control device for a vehicle air conditioner.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The present invention employs the following technical means to achieve the above object.
In the first aspect of the present invention, first update setting means for updating and setting the first update reference value that is the reference dirt degree so as to be the lowest dirt degree detected by the dirt degree detecting means (10); When the detection of the degree of contamination is started, second update setting means for correcting the update reference value immediately before the power supply is stopped so that the degree of contamination gradually increases as time passes. Among the first update reference value updated and set by the first update setting means and the correction reference value corrected by the second update setting means, the one with the smaller degree of contamination is set as the latest update reference value. And third update setting means.
[0009]
The operation of the present invention will be specifically described with reference to FIG. Note that symbols in the description are given for easy understanding of the description. For example, when power is supplied at time A in FIG. 6, the third update setting unit determines that the previous update reference value VCLR is less than the previous update reference value VCLR ′ detected by the detection unit. 'Becomes the latest update
[0010]
Thereafter, when time elapses and time B is reached, the second update setting means corrects the immediately previous update reference value VCLR ′ so that the degree of contamination gradually increases as time elapses, and sets the correction
At this time, when the degree of contamination detected by the detection means is smaller than the correction
[0011]
On the other hand, according to the present invention, the degree of contamination detected by the detection means is greater than the correction reference value VCLR ′ and the previous update
[0012]
As a result, the degree of contamination of the immediately previous update reference value VCLR ′ that was set immediately before the power supply is stopped is set to be very small, or the detection means detects the humidity when the power is supplied again. Even if the degree of contamination is greater than the actual level, the latest reference value VCLR ′ is corrected so that the degree of contamination increases as time passes. The inside / outside air control suitable for the ring can be performed.
[0013]
In invention of
Update setting means
When power is supplied to the contamination degree detection means (10) and the contamination degree detection means (10) detects the degree of contamination of outside air in the passenger compartment, the update immediately before the supply of power is stopped. The reference value is corrected so that the degree of dirt gradually increases as time passes to obtain a correction reference value. Of the correction reference value and the last update reference value set last time, the one with the smaller degree of dirt is the latest The update reference value is used.
[0014]
Also by this, the same effect as that of the first aspect of the invention can be obtained.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is an overall configuration diagram of an inside / outside air control device of a vehicle air conditioner. FIG. 2 shows a detailed view of the main part of the inside / outside air switching device.
As shown in FIG. 1, a
[0016]
The inside
The inside / outside
[0017]
In the present embodiment, one end of the operating range showing the inside and outside
[0018]
The
Although not shown, the
[0019]
Further, a plurality of air passages for guiding air into the passenger compartment are formed on the air downstream side of the
[0020]
As shown in FIG. 1, a
[0021]
Next, the
[0022]
In addition to the
The air
[0023]
Further, the
Next, the control content of the inside / outside
[0024]
First, in step S100, initialization processing such as a timer is performed, a flag is set to 0, and the
[0025]
Next, in step S200, a previous update
Subsequently, in step S300, an update reference value VCLR for performing inside / outside air control with the output value VDGS of the
[0026]
The reference value VCLR will be described in detail later.
Next, in step S400, the output value VDGS of the
[0027]
[Expression 1]
Process value Ln = Output value VDGS / Update reference value VCLR
That is,
[0028]
In step S600, the inside / outside air control process based on the output value VDGS is performed.
Hereinafter, the inside / outside air control process will be described. FIG. 4 is a flowchart showing the control contents of step S600. When the inside /
[0029]
First, in step S601, it is determined whether or not the processing value Ln is equal to or lower than a predetermined determination level Ls. Here, this determination level Ls is the minimum value of the degree of dirtiness of the outside air that makes the passenger feel uncomfortable. As described above, when the outside air is contaminated and the degree of contamination is large, the output value VDGS becomes small. Therefore, when the processing value Ln is equal to or less than the determination level Ls, the degree of contamination of the outside air is greater than a predetermined value and the occupant. Is when you feel uncomfortable. In this case, the process proceeds to step S602, and the inside / outside air mode is set to the inside air mode. As a result, dirty outside air does not enter the passenger compartment, and the passenger is not uncomfortable.
[0030]
On the other hand, when the processing value Ln is larger than the determination level Ls in step S601, the degree of dirtiness of the outside air is smaller than a predetermined value, the outside air is clean, and the passenger does not feel uncomfortable. The process proceeds to step S603. In step S603, the inside / outside air mode is set to the outside air mode.
Next, the setting of the update reference value VCLR which is the main part of the present invention described above will be described. FIG. 5 is a flowchart showing the setting contents of the reference value VCLR. Note that this step S300 is executed if the
[0031]
Further, the update reference value VCLR is set according to the flowchart shown in FIG. 5. Once the update reference value VCLR is set according to this flowchart, the update reference value VCLR is backed up even if the ignition switch is turned off. It is remembered. If the backed-up update reference value VCLR is the previous reference value VCLR ′ (the previous update reference value), the previous reference value VCLR ′ is set when the ignition switch is turned on again and this flowchart is executed again. Used to set the latest update reference value VCLR.
[0032]
In addition, since the update reference value VCLR is repeatedly updated in step S300, the previous update
Hereinafter, description will be made using the previous reference value VCLR ′, the latest update reference value VCLR, and the previous update
[0033]
First, when the process proceeds to this flowchart for the first time immediately after the ignition switch is turned on, the previous reference value VCLR ′ is corrected by the following
[0034]
[Expression 2]
Correction reference value VCLR1 = previous reference value VCLR '-kt
Here, k is a constant, and t is an elapsed time from when the ignition switch is turned on.
Since the time t is 0 in this description, the correction
[0035]
Subsequently, the routine proceeds to step S302, where the
[0036]
In step S303, the previous update
In step S304, it is determined that the correction reference value VCLR1 is smaller than the previous update reference value VCLR2, that is, the previous update reference value VCLR2 (output value VDGS) is less dirty than the correction reference value VCLR1. Then, the process proceeds to step S305. In step S305, the latest update reference value VCLR is set as the previous update reference value VCLR 2 (output value VDGS).
[0037]
That is, when the output value VDGS of the
On the other hand, in step S304, it is determined that the correction
[0038]
As described above, in the present embodiment, immediately after the
[0039]
Next, a case will be described in which this flowchart is exited and the process proceeds to this flowchart again. For the sake of explanation, the previous update
First, in step S301, the correction
[0040]
Next, in step S302, it is determined whether or not the current output value VDGS is greater than or equal to the previous update reference value VCLR 2 (previous output value VDGS). In step S302, it is determined that the current output value VDGS is greater than or equal to the previous update reference value VCLR 2 (previous output value VDGS), that is, the current output value VDGS is less contaminated than the previous update reference value VCLR2. Then, the process proceeds to step S303, and the previous update
[0041]
On the other hand, in step S302, the current output value VDGS is smaller than the previous update reference value VCLR 2 (previous output value VDGS), that is, the current output value VDGS is more dirty than the previous update
[0042]
Subsequently, in step S304, it is determined whether or not the correction
When the correction
[0043]
On the other hand, when the correction
In this way, when the process proceeds to the flowchart shown in FIG. 5 twice or three times after the
[0044]
In this embodiment, in step S301, the previous reference value VCLR ′ is corrected to about half in about 10 minutes. Accordingly, the correction amount (K · t) corrected each time the process proceeds to step S301 is very small with respect to the previous reference value VCLR ′.
As described above, in the present embodiment, the correction
[0045]
Even if the degree of contamination of the previous reference value VCLR ′ is set to be very small by driving the vehicle in a mountainous area where the outside air is very clean, if the
[0046]
In addition, when the degree of contamination of the output value VDGS is smaller than the degree of contamination of the correction
By the way, in the present embodiment, the correction
[0047]
In the
When the
[0048]
Therefore, in this embodiment, by correcting the previous reference value VCLR ′ so as to increase the degree of contamination in step S301, the determination result in FIG. 302 becomes YES while the flowchart shown in FIG. 5 is repeated. The latest update reference value VCLR becomes the output value VDGS. As a result, when the above-described inside / outside air control process is performed, the reference value VCLR can be set according to the state of the outside air at that time, and the outside air that has become dirty without being affected by the humidity can surely enter the vehicle interior. Can be prevented.
[0049]
(Other embodiments)
In the above embodiment, the processing value Ln is the ratio between the output value VDGS and the update reference value VCLR, but it may be the difference between the output value VDGS and the update reference value VCLR.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall configuration diagram of an inside / outside air control device of a vehicle air conditioner according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a detailed view of the inside / outside air control device in the embodiment.
FIG. 3 is a flowchart showing control contents of the
FIG. 4 is a flowchart showing control contents of the
FIG. 5 is a flowchart showing the control content of the
FIG. 6 is a time chart showing control contents of the
FIG. 7 is a time chart showing control contents of a conventional control device.
[Explanation of symbols]
2 ... Air conditioning case, 3 ... Inside air introduction port, 4 ... Outside air introduction port, 6 ... Inside / outside air switching door,
7 ... Servo motor, 10 ... Gas sensor, 20 ... Control device.
Claims (2)
前記汚れ度合い検出手段(10)にて検出された最低の汚れ度合いとなるように基準の汚れ度合いである第1更新基準値を更新設定する第1更新設定手段と、
前記汚れ度合いの検出が開始されたときには、前記電力の供給が停止される直前に設定されていた直前の更新基準値を時間の経過につれて汚れ度合いが徐々に大きくなるように補正する第2更新設定手段と、
前記第1更新設定手段にて更新設定された第1更新基準値と、前記第2更新設定手段にて補正された補正基準値とのうち、汚れ度合いが小さい方を最新の更新基準値とする最新更新設定手段とを有することを特徴とする車両用空調装置の内外気切換制御装置。An air conditioning case (2) that forms an air passage to the passenger compartment, an inside / outside air switching member (6) that adjusts the ratio of the inside air to the outside air taken into the air conditioning case (2), and this inside / outside air switching member (6) An inside / outside air control device for a vehicle air conditioner having drive control means (7, 20) for automatically driving control and dirt level detection means (10) for detecting the degree of dirt of outside air by supplying electric power. Because
First update setting means for updating and setting a first update reference value that is a reference dirt degree so as to be the lowest dirt degree detected by the dirt degree detecting means (10);
When the detection of the contamination level is started, a second update setting for correcting the update reference value immediately before the power supply is stopped so that the contamination level gradually increases as time passes. Means,
Of the first update reference value updated and set by the first update setting means and the correction reference value corrected by the second update setting means, the one with the smaller degree of contamination is set as the latest update reference value. An inside / outside air switching control device for a vehicle air conditioner, characterized by comprising: latest update setting means.
前記更新設定手段は、
前記汚れ度合いの検出が開始されたときには、前記電力の供給が停止される直前に設定されていた直前の更新基準値を時間の経過につれて汚れ度合いが徐々に大きくなるように補正して補正基準値とし、
この補正基準値と、前回更新設定された前回更新基準値とのうち、汚れ度合いが小さい方を最新の更新基準値とすることを特徴とする車両用空調装置の内外気切換制御装置。An air conditioning case (2) that forms an air passage to the passenger compartment, an inside / outside air switching member (6) that adjusts the ratio of the inside air to the outside air taken into the air conditioning case (2), and this inside / outside air switching member (6) Detected by a drive control means (7, 20) for automatically controlling driving, a dirt degree detecting means (10) for detecting the degree of dirt in the air outside the vehicle compartment by supplying electric power, and the dirt degree detecting means (10). An inside / outside air control device for a vehicle air conditioner, having update setting means for updating and setting an update reference value that is a reference dirt degree so as to achieve the lowest dirt degree,
The update setting means includes
When detection of the contamination level is started, the correction reference value is corrected by correcting the update reference value immediately before the power supply is stopped so that the contamination level gradually increases as time passes. age,
An inside / outside air switching control device for an air conditioner for a vehicle, characterized in that, of the correction reference value and the last update reference value set last time, the one with the smaller degree of contamination is set as the latest update reference value.
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