JP3711589B2 - Carburetor insulation system for scooter type vehicles - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、キャブレタにおけるアイシングの発生を防止するキャブレタ保温装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動二輪車では、エンジンが外部に露出して配置されているので、気温が低く、湿度が高い状況下でエンジンを始動させると、燃料気化に伴う蒸発潜熱や走行風による冷却効果によって、キャブレタに氷結(アイシング)が発生し、エンジンへ良好に燃料(混合気)供給できないおそれがある。
【0003】
そこで、キャブレタにヒータ等の加熱手段を配置し、ヒータへ通電してキャブレタを直接加熱し保温して、上記アイシングの発生を防止するものがある(第1の従来技術)。
【0004】
また、実公昭58−34285号公報に記載の考案のように、エンジンのエキゾーストパイプにエア空間を設け、走行風を上記エア空間へ導いて排気熱にて加熱した後、この加熱された走行風をキャブレタを囲む箱体へ供給して、キャブレタを加熱し、保温するものがある(第2の従来技術)。
【0005】
さらに、特開平2−211370号公報記載の発明のように、強制空冷エンジンにおいて、エンジンを加熱して昇温した冷却風をキャブレタへ供給して、このキャブレタを加熱し保温するものがある(第3の従来技術)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記第1従来例では、ヒータによるキャブレタの直接加熱によってキャブレタの保温は確実になされるものの、コストが高く、また電線の配線が煩わしく、さらに万一の場合には断線の虞がある。
【0007】
また、この第1の従来技術では、自動二輪車のエンジンが車両下方に設置されていることから、キャブレタに設置されたヒータが車両走行中に水や泥を被り易く、電気を利用したヒータでは、充分な防水対策を施さなければならない。
【0008】
第2の従来技術では、停車中のエンジン始動時には走行風を確保することができないので、特に冬期には、エンジン始動時にキャブレタのアイシングが頻繁に発生する虞がある。また、車両走行中にあっても、走行風をエア空間へ良好に取り込むことが困難な場合もあり、このような場合には、キャブレタのアイシングを充分に防止できない虞がある。
【0009】
さらに、第3の従来技術では、強制空冷エンジンの冷却風は、主にシリンダおよびシリンダヘッドを冷却するものであるが、エンジン始動時にはシリンダおよびシリンダヘッドが加熱されていない。このため、エンジン始動時にシリンダ冷却後の冷却風を利用しても、キャブレタを充分に加熱することができず、キャブレタのアイシングを確実に防止することができない。
【0010】
本発明は、上述の事情を考慮してなされたものであり、キャブレタを保温してアイシングの発生を確実に防止できるキャブレタ保温装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、ハンドルとシートとの間を低く湾入させてステップボードを敷くと共に、上記シート下方に収納ボックスを兼ねたリアボディを備え、このリアボディの下部に、シリンダの後方にクランクケースが連なる強制空冷式エンジンと、上記クランクケースの一側から後方へ連設され、その後部に後輪を軸支するスイングケースとから構成されるユニットスイング型エンジンを配置し、このユニットスイング型エンジンを懸架ボスにて懸架ブラケットを介して車体フレームに揺動可能に軸支する一方、上記クランクケースの前上部にインレットパイプを接続し、このインレットパイプにキャブレタおよびエアクリーナを順次接続して吸気系を構成すると共に、上記シリンダからエキゾーストパイプを延出させたスクータ型車両のキャブレタ保温装置において、上記エンジンの前部にこのエンジンを熱源とする加熱室を設けると共に、この加熱室と、上記エンジンの後部であって平面視で前記後輪に対して車幅方向外側寄り且つ前記懸架ボスより車両後方側に配置した上記キャブレタとの間に、車両の前方から後方に向かって前後方向に延びる導出配管を介在させ、この導出配管を介して上記強制空冷式エンジンの冷却風の一部を上記加熱室から上記キャブレタに向かって導き、その後、前記収納ボックスとエアクリーナと後輪とで囲まれた空間から車両後方へ排出することによりこのキャブレタを保温するように構成したものである。
【0012】
請求項2に記載の発明は、ハンドルとシートとの間を低く湾入させてステップボードを敷くと共に、上記シート下方に収納ボックスを兼ねたリアボディを備え、このリアボディの下部に、シリンダの後方にクランクケースが連なる強制空冷式エンジンと、上記クランクケースの一側から後方へ連設され、その後部に後輪を軸支するスイングケースとから構成されるユニットスイング型エンジンを配置し、このユニットスイング型エンジンを懸架ボスにて懸架ブラケットを介して車体フレームに揺動可能に軸支する一方、上記クランクケースの前上部にインレットパイプを接続し、このインレットパイプにキャブレタおよびエアクリーナを順次接続して吸気系を構成すると共に、上記シリンダからエキゾーストパイプを延出させたスクータ型車両のキャブレタ保温装置において、平面視で前記後輪に対して車幅方向外側寄り且つ前記懸架ボスより車両後方側に配置した上記キャブレタをキャブレタカバーで覆って保温室を構成すると共に、上記エキゾーストパイプの周囲を加熱室カバーで覆って加熱室を構成して、これらの保温室と加熱室とを導出配管で接続し、上記強制空冷式エンジンの冷却風の一部を上記加熱室に導いて加熱して、この過熱された冷却風を、車両の後方側に向けて延びる上記導出配管を介して上記保温室に導き、その後、前記収納ボックスとエアクリーナと後輪とで囲まれた空間から車両後方へ排出することにより上記キャブレタを保温するように構成したものである。
【0015】
請求項1および2に記載の発明には、次の作用がある。
【0016】
強制冷却風の一部をエキゾーストパイプ周囲の加熱室にて加熱した後、キャブレタへ導いて、このキャブレタを加熱し保温することから、停車中にエンジンを作動した場合にも、強制冷却風の一部を利用して、キャブレタを確実に保温することができる。このため、冷寒時にあっても、キャブレタにおけるアイシングの発生を防止することができる。
【0017】
また、強制冷却風の一部を加熱する加熱風がエキゾーストパイプ周囲に形成され、上記エキゾーストパイプは、エンジン始動時にシリンダおよびシリンダヘッドが加熱されるよりも前に加熱されるので、エンジン始動直後からキャブレタを加熱し保温することができる。このため、寒冷時のエンジン始動直後においても、キャブレタのアイシングの発生を防止することができる。
【0018】
エキゾーストパイプ周囲に加熱された加熱室は、加熱されたエキゾーストパイプとの熱交換によって強制冷却風の一部を加熱し、この加熱された強制冷却風の一部にてキャブレタを加熱し保温することから、キャブレタをヒータ等の電気的加熱手段によって直接加熱し保温する場合に生ずる泥や水による電気的トラブルが発生せず、またコストも低減できる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0024】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明に係るキャブレタ保温装置の第1の実施の形態が適用されたユニットスイング型エンジンを搭載するスクータ型自動二輪車の側面図である。図2は、図1のスクータ型自動二輪車を示す平面図である。図3は図1のスクータ型自動二輪車の底面図である。
【0025】
スクータ型自動二輪車10には、ハンドル11で操舵される前輪12と、エンジン13で駆動される後輪14とが前後に配置され、ハンドル11とシート15との間が低く湾入してステップボード16が敷かれて構成される。シート15は、収納ボックス17を兼ねたリアボディ18上に載置され、このリアボディ18の下部に上記エンジン13が設置される。
【0026】
エンジン13はユニットスイング型エンジンであり、略水平に前傾するシリンダ19の後方にクランクケース20が連なり、このクランクケース20の一側から後方へスイングケース21が連設して構成され、このスイングケース21の後部に後輪14が軸支される。この後輪14は、スイングケース21の直ぐ後方に配置される。
【0027】
上述のユニットスイング型エンジン13には、前下部に懸架ボス22が形成され、この懸架ボス22が懸架ブラケット24を介して車体フレーム25に軸支されて、ユニットスイング型エンジン13は上下方向に揺動可能に支持される。さらに、ユニットスイング型エンジン13のスイングケース21が、リアクッションユニット26により車体フレーム25に支持されて、ユニットスイング型エンジン13は緩衝懸架される。
【0028】
また、ユニットスイング型エンジン13では、インレットパイプ27はクランクケース20の前上部に接続され、このインレットパイプ27にキャブレタ28およびエアクリーナ29が順次接続されて吸気系が構成される。さらに、シリンダ19からエキゾーストパイプ30が延出される。このエキゾーストパイプ30は、シリンダ19の下方から車両後方へ延び、端部にマフラ31が接続される。
【0029】
ユニットスイング型エンジン13は、強制空冷式エンジンであり、シリンダ19およびシリンダヘッド32は導風用カウリング33に覆われ、また、クランクケース20の一側にファンケーシング34が被着される。このファンケーシング34は、不図示のクランクシャフトの一端に軸支された冷却ファン35を覆うものであり、導風用カウリング33に連通されて、冷却室35Aを構成する。冷却ファン35にて発生した冷却風36は、その大部分がシリンダ19およびシリンダヘッド32へ導かれて、これらのシリンダ19およびシリンダヘッド32を強制冷却する。
【0030】
なお、上記ユニットスイング型エンジン13には、クランクケース20の一側前部に点火用のイグニッションコイル37が設置され、また、クランクケース20の前上部に、エンジン13の各部潤滑用のオイルポンプ38が配置されている。さらに、後輪14の上方は、スイングケース21に支持されたリアフェンダ39に被覆されている。
【0031】
さて、特に図2に示すように、エキゾーストパイプ30の上流側には、このエキゾーストパイプ30の全外周を覆う加熱室カバー40が配設される。この加熱室カバー40は、その両端部が閉塞されて、エキゾーストパイプ30と加熱室カバー40との間に、略気密状態の加熱室41が形成される。上記加熱室カバー40と導風用カウリング33との間に導入配管42が接続されて、冷却室35A内の冷却風36の一部が導入配管42を介して加熱室41内へ導入される。この加熱室41内へ導入された冷却風36は、エキゾーストパイプ30との熱交換によって加熱されて温風49となる。
【0032】
一方、キャブレタ28は、車体後方側に開口43を備えるキャブレタカバー44に覆われる。このキャブレタカバー44は、エアクリーナ29またはリアフェンダ39の少なくとも一方に、本実施の形態では、両者に固定されて、キャブレタ28を囲む保温室45を構成する。また、キャブレタカバー44と上記加熱室40との間に導出配管46が接続されて、加熱室41にて加熱された冷却風の一部(温風49)が導出配管46を介して保温室45内へ導出される。
【0033】
ここで、上記加熱室カバー40,導風用カウリング33およびキャブレタカバー44は、懸架ボス22の近傍に配置される。このため、ユニットスイング型エンジン13がリアクッションユニット26の伸縮時に懸架ボス22を中心に上下方向に揺動しても、導風用カウリング33と加熱室カバー40を接続する導入配管42、および加熱室カバー41とキャブレタカバー44とを接続する導出配管46の離脱(外れ)が防止可能とされる。
【0034】
また、特に図1および図3に示すように、車体フレーム25には、加熱室カバー40の前方に保護カバー47が設置される。前輪12が蹴り上げる飛び石48が上記保護カバー47に衝突して、キャブレタ28,加熱室カバー40,導入配管42および導出配管46が飛び石48から保護される。
【0035】
次に、作用を説明する。
【0036】
ユニットスイング型エンジン13の運転により生じた排ガスは、エキゾーストパイプ30を通って排出されるが、この間に、エキゾーストパイプ30は排ガスによって加熱される。また、ユニットスイング型エンジン13の運転時に冷却ファン35が回転して、導風用カウリング33およびファンケーシング34に囲まれた冷却室35A内に、シリンダ19およびシリンダヘッド32へ向って冷却風36が流れ、これらのシリンダ19およびシリンダヘッド32が冷却されるが、冷却室35A内の冷却風36の一部は、導入配管42を経て加熱室41内へ導入される。
【0037】
この加熱室41内へ導入された冷却風36の一部は、排ガスにより加熱されたエキゾーストパイプ30と熱交換して加熱されて温風49となり、導出配管46を経て保温室45へ導出される。この保温室45内で、温風49はキャブレタ28を加熱し保温して、キャブレタ28におけるアイシングの発生を防止する。このキャブレタ28を加熱して保温した温風48は、キャブレタカバー44の開口43から車両後方へ排出される。
【0038】
上記実施の形態によれば、強制冷却風36の一部をエキゾーストパイプ30の周囲の加熱室41にて加熱して温風49とした後、キャブレタ28を囲む保温室45へ導いて、このキャブレタ28を加熱し保温することから、停車中にユニットスイング型エンジン13を作動した場合にも、強制冷却風36の一部を利用してキャブレタ28を確実に保温することができる。このため、冷寒時にあっても、キャブレタにおけるアイシングの発生を防止することができる。
【0039】
また、強制冷却風36の一部を加熱する加熱室41がエキゾーストパイプ30の周囲に加熱室カバー40によって形成され、上記エキゾーストパイプ30は、エンジン始動時にシリンダ19およびシリンダヘッド32が加熱されるよりも前に加熱されるので、エンジン始動直後からキャブレタ28を加熱して保温できる。このため、寒冷時のエンジン始動直後においても、キャブレタ28におけるアイシングの発生を防止できる。
【0040】
さらに、エキゾーストパイプ30の周囲に加熱室カバー40によって形成された加熱室41は、加熱されたエキゾーストパイプ30との熱交換によって強制冷却風36の一部を加熱し、この加熱された強制冷却風36の一部(温風49)にてキャブレタ28を加熱して保温することから、キャブレタ28をヒータ等の電気的加熱手段によって直接加熱し保温する第1の従来技術の場合に生ずる泥や水等による電気的トラブルが発生せず、またコストも低減できる。
【0041】
さらに、キャブレタカバー44および加熱室カバー40が懸架ボス22の近傍に配置されたので、懸架ボス22を中心としてユニットスイング型エンジン13が揺動した場合にも、加熱室カバー40およびキャブレタカバー44に接続された導入配管42および導出配管46が離脱して外れることがない。
【0042】
また、キャブレタ28が、開口43を備えたキャブレタカバー44にて覆われた保温室45内にあるので、導出配管46から導かれる温風49は、キャブレタ28の周囲を流れる時間が長くなり、キャブレタ28を充分に加熱することができ、キャブレタ28の保温効果を高めることができる。
【0043】
また、加熱室カバー40の前方に保護カバー47が設置されたので、車両の前輪12からの飛び石48等が上記保護カバー47に衝突し、エキゾーストパイプ30,加熱室カバー40,導入配管42および導出配管46等を上記飛び石48等から保護することができる。
【0046】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係るキャブレタ保温装置によれば、キャブレタを保温してアイシングの発生を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るキャブレタ保温装置が適用されたユニットスイング型エンジンを搭載するスクータ型自動二輪車の側面図。
【図2】 図2は、図1のスクータ型自動二輪車を示す平面図。
【図3】 図3は図1のスクータ型自動二輪車の底面図。
【符号の説明】
13 ユニットスイング型エンジン
25 車体フレーム
28 キャブレタ
29 エアクリーナ
30 エキゾーストパイプ
33 導風用カウリング
34 ファンケーシング
35 冷却ファン
35A 冷却室
36 冷却風
40 加熱室カバー
41 加熱室
42 導入配管
43 開口
44 キャブレタカバー
45 保温室
46 導出配管
47 保護カバー
48 飛び石
49 温風[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a carburetor heat insulation device that prevents occurrence of icing in a carburetor.
[0002]
[Prior art]
In motorcycles, the engine is exposed to the outside, so when the engine is started under conditions where the temperature is low and humidity is high, the carburetor freezes due to the latent heat of vaporization caused by fuel vaporization and the cooling effect of the traveling wind. (Icing) may occur, and there is a risk that fuel (air mixture) cannot be satisfactorily supplied to the engine.
[0003]
Therefore, there is a carburetor that is provided with heating means such as a heater and energizes the heater to directly heat and keep the carburetor to prevent the occurrence of icing (first prior art).
[0004]
Further, as described in Japanese Utility Model Publication No. 58-34285, an air space is provided in the exhaust pipe of the engine, and the traveling wind is guided to the air space and heated by exhaust heat. Is supplied to a box surrounding the carburetor to heat the carburetor and keep it warm (second prior art).
[0005]
Further, as in the invention described in JP-A-2-21370, there is a forced air-cooled engine in which cooling air heated by heating the engine is supplied to the carburetor to heat and keep the carburetor (No. 1). 3 prior art).
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the first conventional example, although the carburetor is kept warm by the direct heating of the carburetor by the heater, the cost is high, the wiring of the electric wire is troublesome, and in the unlikely event, there is a risk of disconnection.
[0007]
In the first prior art, since the engine of the motorcycle is installed below the vehicle, the heater installed on the carburetor is likely to be covered with water and mud while the vehicle is running. Adequate waterproofing measures must be taken.
[0008]
In the second prior art, since the running wind cannot be secured when the engine is stopped, the carburetor icing may occur frequently at the start of the engine, particularly in winter. Even when the vehicle is traveling, it may be difficult to satisfactorily capture the traveling wind into the air space. In such a case, there is a possibility that icing of the carburetor cannot be sufficiently prevented.
[0009]
Further, in the third prior art, the cooling air of the forced air cooling engine mainly cools the cylinder and the cylinder head, but the cylinder and the cylinder head are not heated when the engine is started. For this reason, even if the cooling air after cylinder cooling is used at the time of starting the engine, the carburetor cannot be heated sufficiently, and icing of the carburetor cannot be reliably prevented.
[0010]
The present invention has been made in consideration of the above-described circumstances, and an object of the present invention is to provide a carburetor heat insulation device that can reliably prevent the occurrence of icing by keeping the carburetor warm.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
The invention according to claim 1, together with indented to lower between the handle and the seat lay step board, comprising a rear body which also serves as a storage box on the sheet downward, the bottom of this rear body, the rear of the cylinder A unit swing type engine that is composed of a forced air-cooled engine with a continuous crankcase and a swing case that is connected from one side of the crankcase to the rear and pivotally supports the rear wheel is disposed at the rear of the unit swing. A type engine is pivotally supported by a suspension boss on a vehicle body frame via a suspension bracket, while an inlet pipe is connected to the front upper part of the crankcase, and a carburetor and an air cleaner are sequentially connected to the inlet pipe for intake. Scooter type car that constitutes the system and has an exhaust pipe extended from the cylinder In the carburetor heat insulating device, provided with a heating chamber for the engine as a heat source to the front of the engine, and the heating chamber, the outer side in the vehicle width direction toward to the rear wheel a rear in plan view of the engine In addition, a lead-out pipe extending in the front-rear direction from the front to the rear of the vehicle is interposed between the carburetor arranged on the vehicle rear side of the suspension boss, and the cooling air of the forced air-cooled engine is interposed through the lead-out pipe. A part of the carburetor is guided from the heating chamber toward the carburetor, and then discharged from the space surrounded by the storage box, the air cleaner, and the rear wheel to keep the carburetor warm. is there.
[0012]
According to a second aspect of the invention, together with and indented to lower between the handle and the seat lay step board, comprising a rear body which also serves as a storage box on the sheet downward, the bottom of this rear body, the rear of the cylinder A unit swing type engine that is composed of a forced air-cooled engine with a continuous crankcase and a swing case that is connected from one side of the crankcase to the rear and pivotally supports the rear wheel is disposed at the rear of the unit swing. A type engine is pivotally supported by a suspension boss on a vehicle body frame via a suspension bracket, while an inlet pipe is connected to the front upper part of the crankcase, and a carburetor and an air cleaner are sequentially connected to the inlet pipe for intake. Scooter type car that constitutes the system and has an exhaust pipe extended from the cylinder In the carburetor heat retention device, the carburetor disposed on the vehicle width direction outer side with respect to the rear wheel and on the vehicle rear side with respect to the suspension boss in a plan view is covered with a carburetor cover to constitute a warming room, and the exhaust pipe of the exhaust pipe A heating chamber is formed by covering the surroundings with a heating chamber cover, and these holding chambers and heating chambers are connected by outlet piping, and a part of the cooling air of the forced air-cooled engine is led to the heating chamber and heated. Then, this overheated cooling air is guided to the warming room via the outlet pipe extending toward the rear side of the vehicle, and then from the space surrounded by the storage box, the air cleaner, and the rear wheel to the rear of the vehicle. The carburetor is configured to be kept warm by discharging.
[0015]
The inventions described in claims 1 and 2 have the following effects.
[0016]
A part of the forced cooling air is heated in the heating chamber around the exhaust pipe and then guided to the carburetor to heat and keep the carburetor. Therefore, even if the engine is operated while the vehicle is stopped, The carburetor can be reliably kept warm by using the section. For this reason, even when it is cold, the occurrence of icing in the carburetor can be prevented.
[0017]
In addition, a heating air for heating a part of the forced cooling air is formed around the exhaust pipe, and the exhaust pipe is heated before the cylinder and the cylinder head are heated at the time of starting the engine. The carburetor can be heated and kept warm. For this reason, it is possible to prevent the occurrence of icing of the carburetor even immediately after the engine is started in cold weather.
[0018]
In the heating chamber heated around the exhaust pipe, a part of the forced cooling air is heated by heat exchange with the heated exhaust pipe, and the carburetor is heated and kept warm by a part of the heated forced cooling air. Therefore, the electrical trouble due to mud and water that occurs when the carburetor is directly heated and kept warm by an electric heating means such as a heater does not occur, and the cost can be reduced.
[0023]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0024]
(First embodiment)
FIG. 1 is a side view of a scooter type motorcycle equipped with a unit swing type engine to which a first embodiment of a carburetor heat retention device according to the present invention is applied. FIG. 2 is a plan view showing the scooter type motorcycle of FIG. FIG. 3 is a bottom view of the scooter type motorcycle of FIG.
[0025]
In the
[0026]
The
[0027]
The above-described unit
[0028]
In the unit
[0029]
The unit
[0030]
The unit
[0031]
Now, as shown in FIG. 2 in particular, a
[0032]
On the other hand, the
[0033]
Here, the
[0034]
In particular, as shown in FIGS. 1 and 3, the
[0035]
Next, the operation will be described.
[0036]
The exhaust gas generated by the operation of the unit
[0037]
A part of the cooling
[0038]
According to the above-described embodiment, a part of the forced cooling
[0039]
Further, a
[0040]
Further, the
[0041]
Further, since the
[0042]
In addition, since the
[0043]
Further, since the
[0046]
【The invention's effect】
As described above, according to the carburetor heat retention device according to the present invention, it is possible to reliably prevent the occurrence of icing by keeping the carburetor warm.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a scooter type motorcycle equipped with a unit swing type engine to which a carburetor heat retention device according to the present invention is applied .
2 is a plan view showing the scooter type motorcycle of FIG. 1. FIG.
3 is a bottom view of the scooter type motorcycle of FIG. 1. FIG.
[Explanation of symbols]
13 Unit
Claims (2)
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