JP3709398B2 - Acoustic characteristic measuring method and acoustic characteristic measuring apparatus - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、音響特性測定方法および音響特性測定装置に関し、特に、劇場やホール等における音響特性を測定するための音響特性測定方法および音響特性測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
劇場やホール等の音響特性は客席部に観客が着席しているか否かにより大きく異なる。従って、劇場やホール等の音響設計目標に対する竣工前の性能検証測定と音響調整を厳密に行うためには、客席部に人が着席した状態で音響特性を測定する必要がある。
【0003】
従来は、客席部に実際に人を着席させて音響特性を測定していた。
【0004】
しかしながら、このような測定方法では、人の僅かな動作や呼吸によって発生するノイズが測定の妨げになり、手間や費用の面でも制約があり、また、長時間の測定を実施するには限界があった。
【0005】
このような問題点を解決するために、人を模した人形(ダミー吸音体)を各座席に設置して測定する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0006】
また、優れた吸音特性を有し、天井などから吊り下げて設置することができる吸音カーテンは、様々な文献に記載されている(例えば、特許文献2参照。)。
【0007】
【特許文献1】
特開平6−194219号公報
【特許文献2】
特開平8−42015号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ダミー吸音体を用いて測定する方法であっても、実際の座席数に等しい数のダミー吸音体を各座席に配置しなければならず、手間と費用の点で制約が大きい。また、ダミー吸音体の運搬や保管には多大な負担がかかり、測定条件(配置数や配置領域等)を変更する場合には、その配置と撤去に手間や時間がかかるため、音響測定方法としては現実的でない面がある。
【0009】
本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、着席状態を簡便に模擬して空間の音響特性を測定することができる音響特性測定方法及び音響特性測定装置とを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
一般的に、実際に人が着席した状態の座席列の吸音特性は、125〜250Hzの低い周波数領域においては比較的吸音力が小さく、500Hz〜1kHzの高い周波数領域において比較的大きな吸音力を示す傾向がある。一方、壁面に対して空気層を設けて配置された一定の寸法を持つカーテンの吸音力も同様の周波数特性を示す傾向がある。
【0011】
このことから本発明者らは、前後方向に複数隣接して配置された椅子の背もたれと背もたれの間に空気層が形成されるように適切な布地を複数の背もたれに掛けて、音響特性を測定することによって上述した課題を解決し得ることを見いだし、本発明を成した。
【0012】
すなわち、本発明の音響特性測定方法は、背もたれを備えた椅子が前後方向に複数隣接して配列された空間の音響特性を測定する音響特性測定方法であって、前記複数隣接して配列された椅子の背もたれと背もたれとの間に空気層が形成されるように前記複数の背もたれにわたって多孔性幕型吸音部材を掛けて、前記複数隣接して配列された椅子に人が着座した状態を模擬した吸音状態を発生させ、前記空間の音響特性を測定する。
【0013】
また、本発明の音響特性測定装置は、背もたれを備えた椅子が前後方向に複数隣接して配列された空間の音響特性を測定する音響特性測定装置であって、前記複数隣接して配列された椅子の背もたれと背もたれとの間に空気層が形成されるように前記複数の背もたれに掛けられることにより、前記複数隣接して配列された椅子に人が着座した状態を模擬した吸音状態を発生させる多孔性幕型吸音部材と、前記発生した吸音状態で、前記空間の音響特性を測定する測定手段と、を含んで構成されている。
【0014】
本発明の音響特性測定方法及び音響特性測定装置は、背もたれを備えた椅子が前後方向に複数隣接して配列された空間において、複数隣接して配列された椅子の背もたれと背もたれとの間に空気層が形成されるように複数の背もたれにわたって多孔性幕型吸音部材を掛ける。これにより、複数隣接して配列された椅子に人が着座した状態を模擬した吸音状態を発生させる。この状態で空間の音響特性を測定する。
【0015】
これにより、実際に人が座席に着席した状態を模擬した吸音状態を簡便に実現して劇場やホール等の空間の音響特性を測定することができ、劇場やホール等の音響設計目標に対する竣工前の音響調整を高精度に実施することができる。
【0016】
また、本発明では、実際に人を着座させた場合に発生するノイズは発生せず、長時間にわたる測定も可能である。また、ダミー人形を配置する方法に比して、時間、手間、及び費用を節約することができ、測定条件(配置数や配置領域等)の変更も容易に行うことができる。
【0017】
なお、多孔性幕型吸音部材は、所定の通気性を有するものであれば特に限定されない。例えば、通気性の程度を表す音響流れ抵抗が630〜870Pa・s/m程度の織布を用いることができる。なお、音響流れ抵抗Rf(Pa・s/m)は、風速分布を一様にした定常気流中に試料を設置したとき、その両面に生じる微小圧力差ΔP(Pa)と流速v(m/s)から次式によって求められる。
【0018】
Rf=ΔP/v
このような多孔性幕型吸音部材を用いることにより、複数隣接して配列された椅子に人が着座した状態により近い吸音状態を発生させることができる。
【0019】
本発明の多孔性幕型吸音部材は、背もたれを備えた椅子が前後方向に複数隣接して配列された空間において、該複数隣接して配列された椅子の背もたれと背もたれとの間に空気層が形成されるように複数の背もたれに掛けられることにより、複数隣接して配列された椅子に人が着座した状態を模擬した吸音状態を発生させる。測定手段は、該多孔性幕型吸音部材により発生した吸音状態で、空間の音響特性を測定する。
【0020】
また、本発明の前記多孔性幕型吸音部材に、前記多孔性幕型吸音部材に、前記多孔性幕型吸音部材が前記複数隣接して配列された椅子の背もたれに掛けられた状態で前記多孔性幕型吸音部材に張力を付与する張力付与手段を設けてもよい。
【0021】
このように、多孔性幕型吸音部材に張力を付与する張力付与手段が設けられることにより、複数隣接した椅子の背もたれに掛けられた場合に、多孔性幕型吸音部材が空気層内に落ち込まないよう張った状態に保持でき、容易に複数隣接して配列された椅子の背もたれと背もたれとの間に空気層を形成することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0023】
図1は、本実施の形態に係る、ホール10の音響特性(ここでは残響時間)を測定するための音響特性測定装置の全体構成を模式的に示した図である。ホール10には、観客が着座するための椅子が前後方向に複数隣接して配列された座席列50が複数列設置されている。なお、図1では簡略化して座席列50は1列のみ示されている。
【0024】
この座席列50の前後方向に隣接した複数の椅子の背もたれの各々にわたって織布40が掛けられる。これにより、座席列50に実際に人が着座した状態を模擬した吸音状態を発生させることができる。なお、織布40は、後述するように織布本体42と棒状の重り44とから構成されている。織布本体42の物性及び織布40の掛け方の例については後述する。
【0025】
更に、音響特性測定装置の構成要素として、スピーカ12及びマイクロホン16が備えられている。スピーカ12は、電気信号を音波として再生する。マイクロホン16は、音波を集音して電気信号に変換する。
【0026】
スピーカ12には、位相引伸しパルス発生装置14が接続されている。位相引伸ばしパルス発生装置14は、計測用信号音を発生するための装置であり、具体的には位相引伸ばしパルスを発生する。位相引伸ばしパルスは、広帯域信号を低音域から高音域へ順次異なる時刻に発生するように連続的にスィープしたものである。スピーカ12は、この位相引伸ばしパルス発生装置14により発生した位相引伸ばしパルス(電気信号)を音波として再生する。
【0027】
マイクロホン16には録音器18が接続されている。録音器18は、マイクロホン16で変換された電気信号を記録メディア20に記録する。記録メディア20は、電気信号を記録できる記録メディアであれば特に限定されず、例えば、DAT(デジタル・オーディオ・テープ)のような記録メディアとすることができる。
【0028】
音響特性測定装置は、更に、再生器22と、A/D変換器24と、コンピュータ26と、残響時間読み取り部36とを備えている。これら構成要素は、ホール10に備えられている必要はなく、ホール10から離れた場所に設置されていてもよい。
【0029】
再生器22は、記録メディア20に記録された電気信号(位相引伸ばしパルス)を再生する。
【0030】
A/D変換器24は、再生器22で再生された電気信号(位相引伸ばしパルス)をアナログ信号からデジタル信号に変換する。
【0031】
コンピュータ26は、A/D変換器24で変換されて得られたデジタル信号を入力して所定の処理を施し、残響波形34を出力する。具体的には、図示されるように、位相圧縮演算28、周波数フィルタ30、及び逆2乗積分演算32の各機能を実行する。これら機能は、コンピュータ26の図示されない記憶装置に格納されたプログラムが、同じくコンピュータ26の図示されないCPUにより実行されることにより行われる。
【0032】
位相圧縮演算28は、入力された位相引伸ばしパルスが有する周波数成分による時刻差を同時刻に補正する演算を行い、インパルス応答を求める。
【0033】
周波数フィルタ30は、位相圧縮演算28で求められたインパルス応答を一定の周波数成分ごとに分割し,リフレクトグラム波形を求める。
【0034】
逆2乗積分演算32は、周波数フィルタ30で求められた、インパルス応答の周波数帯域成分であるリフレクトグラム波形を逆2乗積分し、残響波形を求める。
【0035】
残響時間読み取り部36は、コンピュータ26から出力された残響波形34から残響時間を読み取る。なお、コンピュータ26から出力される残響波形を用紙にプリントし、プリントした残響波形から手作業により残響時間を読み取るようにすることもできる。
【0036】
このような構成を有する音響特性測定装置によりホール10の残響時間が測定される。なお、残響時間の測定方法には他にも様々なものがあるが、いずれの方法を用いてもよく、上述した方法(装置)に限定されない。
【0037】
図2は、織布40及び座席列50を構成する椅子の外観と、座席列50に織布40を設置した状態のイメージを示した図である。
【0038】
図示されるように、座席列50を構成する椅子501〜50nは、背もたれ52及び座部54を有し、各椅子501〜50nは前後方向におよそ90〜100cmの距離を隔てて設置されている。
【0039】
織布40は、織布本体42と、棒状の重り44とにより構成されている。
【0040】
織布本体42は、横に並んだ2脚の椅子の外側のアームレスト間の幅と略同程の幅、例えば、910mm幅の反物状の形状をしている。
【0041】
棒状の重り44は、織布本体42の両端に備えられており、織布40を座席列50に掛けた場合に、自重により織布本体42に張力を付与する。
【0042】
なお、織布40は、一方の棒状の重り44に巻回されることにより座席列50の前後方向の寸法に合わせて広げる量を調節できるためため、座席列50全体の形状に合わせて設置することが可能である。また、織布本体42を棒状の重り44に巻き取り小さくまとめることができるため、座席列50からの撤去が容易で扱いやすく、運搬や保管にも都合がよい。
【0043】
ここで、織布本体42の物性について詳述する。
【0044】
本実施の形態で用いられる織布本体42は、所定の通気性を有する多孔性幕型吸音部材である。例えば、音響流れ抵抗が630〜870Pa・s/m程度の織布を用いることができる。
【0045】
音響流れ抵抗とは、グラスウールなどの多孔質材料、布、紙等の通気性の程度を表す量であり、吸音率と高い相関関係を示す物性値である。
【0046】
音響流れ抵抗Rf(Pa・s/m)は、風速分布を一様にした定常気流中に試料を設置したとき、その両面に生じる微小圧力差ΔP(Pa)と流速v(m/s)から次
式によって求められる。
【0047】
Rf=ΔP/v
また、織布本体42の厚さや綿密度も通気性の程度に影響するため、音響流れ抵抗が上述した程度となるような厚さや綿密度を有する織布本体42を用いることが好ましい。例えば、厚さ0.5mm程度、面密度0.26kg/m2程度のものを用いることができる。
【0048】
このことから、織布本体42の素材は、カーテン等に用いられる素材が適当である。カーテン用布地の素材としては一般的には、ポリエステルの他、レーヨン、綿、アクリル、キュプラ等が用いられており、それらは単独または混ぜて使用されている。従って、織布本体42の素材も、それら素材を用いることができる。
【0049】
従って、座席列50に掛ける織布40の織布本体42として、例えば、音響流れ抵抗値が630〜870Pa・s/m程度であり、厚さ0.5mm程度、面密度0.26kg/m2程度の、カーテン等に一般的に用いられるポリエステル織布を用いることができる。
【0050】
このような織布40を広げ、非着席の座席2列ごとに各椅子501〜50nの各背もたれ52にわたって掛けた状態が、図に示されている。織布本体42は、棒状の重り44により張力が付与されるため、空気層内に落ち込まないよう張った状態を保持できる。
【0051】
これにより、椅子501〜50nの各背もたれ52及び座部54と、織布本体42とにより、空気層が形成される。
【0052】
一般的に、実際に人が着席した状態の座席列の吸音特性は、125〜250Hzの低い周波数領域においては比較的吸音力が小さく、500Hz〜1kHzの高い周波数領域において比較的大きな吸音力を示す傾向がある。上述した織布40を、座席列50の各椅子の各背もたれ52にわたって掛けることにより、ほぼ同様の周波数特性が実現され、人が座席列50に着座した状態を模擬した吸音状態を発生させることができる。
【0053】
このような状態で、ホール10に設置されたスピーカ12から音響特性測定用の音波が再生される。この音波は織布40及び座席列50により吸音された状態でマイクロホン16で集音されて、電気信号に変換され、録音器18によりメディア20に記録される。
【0054】
メディア20に記録された電気信号は、上述した再生器22、A/D変換器24を経て、コンピュータ26に入力され、コンピュータ26で所定の処理が施されて残響波形34が出力される。この残響波形34から、残響時間読み取り部36により残響時間が読み取られる。
【0055】
本発明の出願人は、上述した織布40を座席列に掛ける織布として用いて、ある2つのホールで残響時間を測定した結果、図3及び図4のような測定結果が得られた。
【0056】
図3は、座席数が759席(車椅子スペース8席を除く)であり、室容積が6800m3のホールAにおける残響時間の測定結果を示した図である。
【0057】
このホールAにおいて、実際に人が着席した状態および空席状態の残響時間を測定し、更に、上述した織布40を図2に示されるような方法で座席列に掛け、実際の着席状態を模擬した吸音状態を発生させて残響時間を測定した。
【0058】
なお、実際に人が着席した測定では、701人が着席し、更に測定者15名が着席した。また、空席場所のうち20席にはスピーカやマイクロホン等の測定機器を設置した。このため、実質的には、全座席数に対して97%の着席率で測定した。
【0059】
また、模擬状態では、全座席列全てに図2に示したように織布40を掛けて測定した。
【0060】
図3から明らかなように、模擬状態で測定された残響時間と着席状態で測定された残響時間は、ほぼ同等な値を示している。
【0061】
また、一般的に、着席状態では500Hz〜1kHzの周波数領域において比較的大きな吸音力を示す傾向があるため、この周波数領域における残響時間の測定結果は特に重要となる。図から明らかなようにこの周波数領域における実際の着席状態と模擬した吸音状態との残響時間の誤差は比較的小さく、実際の着席状態とほぼ同様の測定結果が得られることがわかる。
【0062】
図4は、座席数が1810席であり、室容積が14500m3のホールBにおける残響時間の測定結果を示した図である。
【0063】
ホールBにおいてもホールAと同様に、実際に人が着席した状態および空席状態の残響時間を測定し、更に、上述した織布40を図2に示されるような方法で座席列に掛け、実際の着席状態を模擬した吸音状態を発生させて残響時間を測定した。
【0064】
なお、人が実際に着席した測定においては、その正確な着席人数は記録していないが、ほぼホールAと同様の着席率で測定を実施した。
【0065】
図から明らかなように、模擬状態で測定された残響時間と着席状態で測定された残響時間は、ほぼ同等な値を示している。また500Hz〜1kHzの周波数領域における残響時間の誤差も0.1秒以内と比較的小さく、実際の着席状態とほぼ同様の測定結果が得られることがわかる。
【0066】
以上説明したように、椅子501〜50nが前後方向に隣接して配列された複数列の座席列50を有するホール10において、座席列50の椅子501〜50nの背もたれ52と背もたれ52との間に空気層が形成されるように複数の背もたれ52にわたって織布40を掛けて、座席列50に着座した状態を模擬した吸音状態を発生させ、ホール10の音響特性(残響時間)を測定するようにしたため、実際の着座状態における吸音状態と同等の吸音状態で音響特性を測定することができる。これにより、劇場やホール等の音響設計目標に対する竣工前の音響調整を高精度に実施することができる。また、リハーサル時において、本番時との音響特性の差異を簡便に解消することができ、劇場・ホール運用時の音響調整にも利用できる。
【0067】
なお、上述した実施の形態では、全座席列に人が着席した状態を模擬して残響時間を測定する例について説明したが、測定条件(織布40を掛ける座席列の数や領域)を変更して測定することもできる。上述したように、織布40は設置や撤去が容易なため、実際に人を着席させたりダミー吸音体を配置したりする方法に比して、容易に測定条件を変更することができる。
【0068】
また、上述した実施の形態は本発明の一例を示すものであり、本発明の構成を限定するものではない。
【0069】
【発明の効果】
以上説明した如く本発明によれば、複数隣接して配列された椅子の背もたれと背もたれとの間に空気層が形成されるように複数の背もたれにわたって多孔性幕型吸音部材を掛けることによって、実際の着座状態を模擬した吸音特性を発生させるようにして音響特性を測定するようにしたため、簡便に、着席状態における吸音状態と同等の吸音状態で音響特性を測定することができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る、ホールの音響特性を測定するための音響特性測定装置の全体構成を模式的に示した図である。
【図2】織布40及び座席列50を構成する椅子の外観と、座席列50に織布40を設置した状態のイメージを示した図である。
【図3】ホールAにおける残響時間の測定結果を示した図である。
【図4】ホールBにおける残響時間の測定結果を示した図である。
【符号の説明】
10 ホール
12 スピーカ
14 位相引伸ばしパルス発生装置
16 マイクロホン
18 録音器
20 記録メディア
22 再生器
24 A/D変換器
26 コンピュータ
36 残響時間読み取り部
40 織布
42 織布本体
44 棒状の重り
50 座席列
501〜51n 椅子
52 背もたれ
54 座部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an acoustic characteristic measuring method and an acoustic characteristic measuring apparatus, and more particularly to an acoustic characteristic measuring method and an acoustic characteristic measuring apparatus for measuring acoustic characteristics in a theater or a hall.
[0002]
[Prior art]
The acoustic characteristics of a theater or a hall vary greatly depending on whether or not a spectator is seated in the auditorium. Therefore, in order to perform performance verification measurement and acoustic adjustment before completion for acoustic design targets such as theaters and halls, it is necessary to measure acoustic characteristics in a state where a person is seated in a passenger seat.
[0003]
Conventionally, a person is actually seated in the passenger seat portion and the acoustic characteristics are measured.
[0004]
However, in such a measurement method, noise generated by slight human movement and breathing hinders measurement, and there are limitations in terms of labor and cost, and there are limits to long-time measurement. there were.
[0005]
In order to solve such problems, a method has been proposed in which a doll (dummy sound absorber) imitating a person is installed in each seat and measured (see, for example, Patent Document 1).
[0006]
In addition, sound-absorbing curtains that have excellent sound-absorbing characteristics and can be installed suspended from a ceiling or the like are described in various documents (see, for example, Patent Document 2).
[0007]
[Patent Document 1]
JP-A-6-194219 [Patent Document 2]
Japanese Patent Laid-Open No. 8-42015
[Problems to be solved by the invention]
However, even in the method of measuring using dummy sound absorbers, the number of dummy sound absorbers equal to the actual number of seats must be arranged in each seat, which is very limited in terms of labor and cost. In addition, it takes a lot of burden to transport and store the dummy sound absorbers, and when changing the measurement conditions (number of placement, placement area, etc.), it takes time and effort to place and remove it. Is not realistic.
[0009]
The present invention has been made to solve the above-described problems, and an object thereof is to provide an acoustic characteristic measuring method and an acoustic characteristic measuring apparatus capable of measuring an acoustic characteristic of a space by simply simulating a seated state. And
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In general, the sound absorption characteristics of a seat row where a person is actually seated are relatively low in the low frequency region of 125 to 250 Hz and relatively large in the high frequency region of 500 Hz to 1 kHz. Tend. On the other hand, the sound-absorbing force of a curtain having a certain size arranged with an air layer provided on the wall surface tends to show similar frequency characteristics.
[0011]
Therefore, the present inventors measured the acoustic characteristics by applying appropriate fabrics to the backrests so that an air layer is formed between the backrests of the chairs arranged adjacent to each other in the front-rear direction. Thus, the inventors have found that the above-described problems can be solved, and have made the present invention.
[0012]
That is, the acoustic characteristic measuring method of the present invention is an acoustic characteristic measuring method for measuring the acoustic characteristics of a space in which a plurality of chairs having a backrest are arranged adjacent to each other in the front-rear direction. A porous curtain-type sound absorbing member is hung over the plurality of backrests so that an air layer is formed between the backrest and the backrest of the chair, and a state where a person is seated on the chairs arranged adjacent to each other is simulated. A sound absorbing state is generated and the acoustic characteristics of the space are measured.
[0013]
The acoustic characteristic measuring apparatus of the present invention is an acoustic characteristic measuring apparatus that measures the acoustic characteristics of a space in which a plurality of chairs each having a backrest are arranged adjacent to each other in the front-rear direction. A sound absorption state simulating a state in which a person is seated on the chairs arranged adjacent to each other is generated by being hung on the plurality of backrests so that an air layer is formed between the backrest and the backrest of the chair. A porous curtain type sound absorbing member and a measuring means for measuring the acoustic characteristics of the space in the generated sound absorbing state are configured.
[0014]
The acoustic characteristic measuring method and the acoustic characteristic measuring apparatus according to the present invention provide air between a backrest and a backrest of the chairs arranged adjacent to each other in a space where the chairs provided with the backrest are arranged adjacent to each other in the front-rear direction. A porous curtain-type sound absorbing member is hung over a plurality of backrests so that a layer is formed. This generates a sound absorption state that simulates a state in which a person is seated on a plurality of chairs arranged adjacent to each other. In this state, the acoustic characteristics of the space are measured.
[0015]
As a result, it is possible to easily realize a sound absorption state that simulates the situation where a person is actually seated in a seat and measure the acoustic characteristics of a space such as a theater or a hall. The acoustic adjustment can be performed with high accuracy.
[0016]
In the present invention, noise that occurs when a person is actually seated does not occur, and measurement over a long period of time is possible. In addition, time, labor, and cost can be saved as compared with the method of arranging dummy dolls, and the measurement conditions (number of arrangements, arrangement areas, etc.) can be easily changed.
[0017]
The porous curtain type sound absorbing member is not particularly limited as long as it has a predetermined air permeability. For example, a woven fabric having an acoustic flow resistance representing a degree of air permeability of about 630 to 870 Pa · s / m can be used. The acoustic flow resistance Rf (Pa · s / m) is the difference between the small pressure difference ΔP (Pa) and the flow velocity v (m / s) generated on both sides of a sample placed in a steady air flow with uniform wind speed distribution. ) From the following equation.
[0018]
Rf = ΔP / v
By using such a porous curtain type sound absorbing member, it is possible to generate a sound absorbing state that is closer to a state in which a person is seated on a plurality of adjacently arranged chairs.
[0019]
The porous curtain type sound absorbing member of the present invention has an air layer between a backrest and a backrest of the chairs arranged adjacent to each other in a space where a plurality of chairs provided with the backrest are arranged adjacent to each other in the front-rear direction. By being hung on a plurality of backrests as it is formed, a sound absorbing state simulating a state in which a person is seated on a plurality of adjacent chairs is generated. The measuring means measures the acoustic characteristics of the space in the sound absorbing state generated by the porous curtain type sound absorbing member.
[0020]
Further, the porous curtain-type sound absorbing member of the present invention, the porous curtain-type sound absorbing member, and the porous curtain-type sound absorbing member in a state where the porous curtain-type sound absorbing member is hung on a backrest of a chair arranged in a plurality of adjacent positions. You may provide the tension | tensile_strength provision means which provides tension | tensile_strength type sound-absorbing members.
[0021]
In this way, by providing tension applying means for applying tension to the porous curtain type sound absorbing member, the porous curtain type sound absorbing member does not fall into the air layer when it is hung on the backrest of a plurality of adjacent chairs. An air layer can be formed between the backrests and the backrests of the chairs that can be held in a stretched state and are easily arranged adjacent to each other.
[0022]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0023]
FIG. 1 is a diagram schematically showing an overall configuration of an acoustic characteristic measuring apparatus for measuring acoustic characteristics (here, reverberation time) of a
[0024]
A woven
[0025]
Furthermore, a speaker 12 and a microphone 16 are provided as components of the acoustic characteristic measuring apparatus. The speaker 12 reproduces an electric signal as a sound wave. The microphone 16 collects sound waves and converts them into electric signals.
[0026]
A phase
[0027]
A
[0028]
The acoustic characteristic measuring device further includes a
[0029]
The
[0030]
The A /
[0031]
The
[0032]
The
[0033]
The
[0034]
The inverse
[0035]
The reverberation
[0036]
The reverberation time of the
[0037]
FIG. 2 is a view showing an appearance of a chair constituting the woven
[0038]
As shown in the figure, the
[0039]
The woven
[0040]
The woven fabric
[0041]
The rod-shaped
[0042]
The woven
[0043]
Here, the physical properties of the
[0044]
The
[0045]
The acoustic flow resistance is an amount representing the degree of air permeability of a porous material such as glass wool, cloth, paper, and the like, and is a physical property value that shows a high correlation with the sound absorption coefficient.
[0046]
The acoustic flow resistance Rf (Pa · s / m) is calculated from the small pressure difference ΔP (Pa) and flow velocity v (m / s) generated on both sides of a sample placed in a steady air flow with uniform wind speed distribution. It is obtained by the following formula.
[0047]
Rf = ΔP / v
Further, since the thickness and the cotton density of the
[0048]
For this reason, the material used for the curtain or the like is appropriate as the material of the
[0049]
Therefore, as the
[0050]
A state in which such a
[0051]
Accordingly, an air layer is formed by the
[0052]
In general, the sound absorption characteristics of a seat row where a person is actually seated are relatively low in the low frequency region of 125 to 250 Hz and relatively large in the high frequency region of 500 Hz to 1 kHz. Tend. By hanging the above-mentioned
[0053]
In such a state, sound waves for measuring acoustic characteristics are reproduced from the speaker 12 installed in the
[0054]
The electric signal recorded on the medium 20 is input to the
[0055]
The applicant of the present invention measured the reverberation time in two holes using the woven
[0056]
FIG. 3 is a diagram showing the reverberation time measurement results in Hall A having 759 seats (excluding 8 wheelchair spaces) and a room volume of 6800 m 3 .
[0057]
In this hall A, the reverberation time in the state where the person is actually seated and in the vacant seat state is measured, and the above-mentioned
[0058]
In the measurement in which a person was actually seated, 701 persons were seated and 15 measurers were seated. In addition, measuring devices such as speakers and microphones were installed in 20 of the vacant seats. For this reason, the seating rate was measured at 97% of the total number of seats.
[0059]
Further, in the simulated state, the measurement was performed by applying the woven
[0060]
As is apparent from FIG. 3, the reverberation time measured in the simulated state and the reverberation time measured in the seated state show substantially the same value.
[0061]
In general, in the seated state, since there is a tendency to exhibit a relatively large sound absorption in the frequency range of 500 Hz to 1 kHz, the measurement result of the reverberation time in this frequency region is particularly important. As is apparent from the figure, the error in the reverberation time between the actual seating state and the simulated sound absorption state in this frequency region is relatively small, and it can be seen that the measurement result almost the same as the actual seating state can be obtained.
[0062]
FIG. 4 is a diagram showing the reverberation time measurement results in Hall B, which has 1810 seats and a room volume of 14500 m 3 .
[0063]
In Hall B, as in Hall A, the reverberation time in the actual seated and unoccupied state is measured, and the woven
[0064]
In the measurement where people were actually seated, the exact number of seats was not recorded, but the measurement was performed with the same seating rate as in Hall A.
[0065]
As is apparent from the figure, the reverberation time measured in the simulated state and the reverberation time measured in the seated state show substantially the same value. Also, it can be seen that the reverberation time error in the frequency range of 500 Hz to 1 kHz is relatively small within 0.1 seconds, and the measurement result is almost the same as the actual seated state.
[0066]
As described above, in the
[0067]
In the above-described embodiment, an example in which the reverberation time is measured by simulating a state where a person is seated in all the seat rows has been described. However, the measurement conditions (the number and area of the seat rows on which the woven
[0068]
Further, the above-described embodiment shows an example of the present invention and does not limit the configuration of the present invention.
[0069]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, by applying a porous curtain type sound absorbing member over a plurality of backrests so that an air layer is formed between the backrests of the chairs arranged adjacent to each other. The acoustic characteristics are measured by generating a sound absorption characteristic that simulates the seating state of the user, so that the acoustic characteristic can be easily measured in a sound absorption state equivalent to the sound absorption state in the seated state. Play.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram schematically showing an overall configuration of an acoustic characteristic measuring apparatus for measuring acoustic characteristics of a hole according to the present embodiment.
FIG. 2 is a view showing an appearance of a chair constituting the woven
FIG. 3 is a diagram illustrating a reverberation time measurement result in Hall A;
FIG. 4 is a diagram illustrating a reverberation time measurement result in Hall B;
[Explanation of symbols]
10 Hall 12
Claims (3)
前記複数隣接して配列された椅子の背もたれと背もたれとの間に空気層が形成されるように前記複数の背もたれにわたって多孔性幕型吸音部材を掛けて、前記複数隣接して配列された椅子に人が着座した状態を模擬した吸音状態を発生させ、前記空間の音響特性を測定する音響特性測定方法。An acoustic characteristic measurement method for measuring acoustic characteristics of a space in which a plurality of chairs with a backrest are arranged adjacent to each other in the front-rear direction,
A porous curtain type sound absorbing member is hung over the plurality of backrests so that an air layer is formed between the backrests and the backrests of the plurality of adjacent chairs. An acoustic characteristic measurement method for measuring an acoustic characteristic of the space by generating a sound absorption state that simulates a state in which a person is seated.
前記複数隣接して配列された椅子の背もたれと背もたれとの間に空気層が形成されるように前記複数の背もたれに掛けられることにより、前記複数隣接して配列された椅子に人が着座した状態を模擬した吸音状態を発生させる多孔性幕型吸音部材と、
前記発生した吸音状態で、前記空間の音響特性を測定する測定手段と、
を含む音響特性測定装置。An acoustic characteristic measuring device that measures acoustic characteristics of a space in which a plurality of chairs with a backrest are arranged adjacent to each other in the front-rear direction,
A state in which a person is seated on the plurality of adjacently arranged chairs by being hung on the plurality of backrests so that an air layer is formed between the backrests and the backrests of the adjacently arranged chairs. A porous curtain type sound absorbing member that generates a sound absorbing state simulating
Measuring means for measuring acoustic characteristics of the space in the generated sound absorption state;
A device for measuring acoustic characteristics.
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