JP3707267B2 - Air purification device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、限られた範囲の空間の空気汚濁を浄化する空気浄化装置に関し、特に、喫煙室や喫煙所における喫煙に伴う空気汚濁の浄化処理に適した空気浄化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
煙や臭気等で汚濁した空気を浄化する装置として、従来からフィルターと送風機を備えた空気清浄機がある。一般に良く知られているものは、室内全体の空気を浄化する処理風量の比較的大きいものである。事業所や駅などの一角に設定される喫煙室や喫煙所等の限られた空間の局所的な空気汚濁の浄化には、処理風量の少ない空気清浄機が開発されている。例えば、特開平9―121947号公報や、特開平8―112145号公報には、空気清浄機能を有するテーブルが示されている。これらは基本的には、テーブル本体に空気清浄機を構成し、テーブル回りの限られた空間の汚濁空気を浄化処理するものであり、喫煙室や喫煙所等の限られた空間の局所的な空気汚濁の浄化に適している。
【0003】
前記公報に挙げたものの前者は、図38に示すようにテーブル本体70のテーブル天板71の中央に空気清浄機の吸込口72が設けられ、この吸込口72の上方を遮蔽板73で覆い、遮蔽板73とテーブル天板71との間からテーブル面に沿う形態で周囲の空気を吸込み、テーブル本体70の一側から清浄化した空気を吹出すようにしている。これに対して後者は、図39に示すようにテーブル本体70のテーブル天板71の中央に空気清浄機の吸込口72が設けられ、吸込口72から吸込んだ空気を浄化処理して、これをテーブル天板71上に設けられた空気吹出部74に送り、空気吹出部74の上部から吸込口72方向に向って吹出すようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の空気清浄機能を有するテーブルにおいて、特開平9―121947号公報に示されているものでは、テーブル天板71に沿う方向に吸込口72に向う気流が形成されるため、テーブル天板71と接する部分の気流の流速は減衰してその吸込作用は著しく弱いうえ、遮蔽板73とテーブル天板71との間の限られた範囲で吸込むことになるため、汚濁空気の処理範囲が狭いといった問題点がある。また、遮蔽板73により遮蔽板73より上方には吸引作用が働かないため、立った姿勢で喫煙した場合には、喫煙者のくゆらす煙や、手にしたタバコから出る煙を吸込むことはできず、向い合わせに立って利用した場合には、対面相手同士でタバコの煙を吹きかけ合う事態も起き、あまり使用感の良いものではない。
【0005】
この点、特開平8―112145号公報に示されているものは、空気吹出部74の上部からテーブル天板71上の吸込口72に向って気流を吹降ろさせ、吸込口72にタバコの煙を誘引し吸引させるため、吸引作用はテーブル天板71の上方にもおよび、立った姿勢で喫煙した場合でも、前述のような問題はあまり起らない。しかしながら、空気吹出部74からの気流が利用者の耳元近くで吹降ろされることになるため、耳触りな騒音を感じながら利用しなくてはならず、やはりあまり使用感の良いものではない。また、外風の有るような場所では、吹降ろす気流が乱れ吸込口72から外れてしまうため、タバコの煙を効果的に吸引することが困難になる。さらに、上述したいずれの空気清浄機能を有するテーブルも、吸込口72がテーブル天板71の平面上に開口しているため、テーブル天板71上に飲物等を置いたりしていて、不用意に転倒させたりすると、吸込口72から内部に飲物が入り込み電気部品の故障を招くことになるといった問題点もある。
【0006】
本発明は、浄化処理するための空気を吸引する範囲が広く、使用感の優れた空気浄化装置を得ることであり、溢れた飲物等が故障原因にならない空気浄化装置を得ることであり、喫煙に伴うタバコの煙をより効果的に吸引して浄化処理することができる空気浄化装置を得ることであり、その空気浄化装置の使い勝手の向上や機能の向上を推進することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
箱体と、箱体内と連通し、箱体の天面よりも高い位置で上向きに開口する主吸込口を有するドーム形状をなす吸込ドームと、箱体内に収納され、主吸込口から空気を箱体内に吸い込ませる送風機と、箱体内に吸い込まれた空気を浄化する浄化処理手段とを備え、吸込ドームの側面周辺の空気は主として主吸込口から箱体内へ吸い込まれる。
【0008】
箱体と、箱体内と連通し、箱体の天面よりも高い位置で上向きに開口する主吸込口を有するドーム形状をなす吸込ドームと、箱体内に収納され、主吸込口から空気を箱体内に吸い込ませる送風機と、箱体内に吸い込まれた空気を浄化する浄化処理手段とを備え、主吸込口は吸込ドームの側壁の頂上部が口縁となるように設けられている。
【0009】
箱体と、箱体内と連通し、箱体の天面よりも高い位置で上向きに開口する主吸込口を有するドーム形状をなす吸込ドームと、箱体内に収納され、主吸込口から空気を箱体内に吸い込ませる送風機と、箱体内に吸い込まれた空気を浄化する浄化処理手段とを備え、主吸込口は吸込ドームの上部にのみ設けられている。
【0010】
また、吸込ドームの周囲にテーブルが備えられ、主吸込口はテーブルの上面よりも高い位置に設けられている。
【0011】
天面に空気吸込口を有する箱体と、箱体内に収納された空気を浄化する浄化処理機能及び送風機と、箱体上方に設けられ、下面に導風部材と導風部材の両側に沿うように配置される空気吹出口とを有するチャンバーと、空気吹出口から空気を吹き出すための送風機とを備え、空気吹出口から吹き出される気流は導風部材を通過した後に合流する。
【0012】
また、箱体の天面には箱体の天面よりも高い位置で上向きに開口する主吸込口を有する吸込ドームが備えられる。
【0013】
さらに、吸込ドームの周囲にテーブルが備えられ、主吸込口はテーブルの上面よりも高い位置に設けられている。
【0014】
またさらに、導風部材は、下方に向かって薄くなる楔状である。
【0015】
さらにまた、空気吹出口は、口縁に下方に突出する気流ガイドを備える。
【0016】
天面に空気吸込口を有する箱体と、箱体内に収納された空気を浄化する浄化処理機能及び送風機と、箱体上方に設けられ、下面に空気吹出口を有するチャンバーと、チャンバーを支持するとともに一端がチャンバーと接続され他端が空気吸込口よりも低い位置で開口 する略筒状の支柱と、空気吹出口から空気を吹き出すために支柱内にチャンバーへ向かう気流を形成する送風機とを備える。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1〜図4によって示すこの実施の形態1の空気浄化装置は、端的には、台構造の箱体1に、箱体1の周囲の空気を連続的に吸込んで浄化処理する機構を組込んで空気清浄機2を構成し、この空気清浄機2に喫煙に拘る種々の事柄に対応できる工夫を講じたものであり、喫煙室に設置したり、駅のプラットホームの一部や社屋の一部に設定された喫煙場所に設置し、その限られた空間に発生する汚濁空気の浄化を図るための装置である。
【0018】
空気清浄機2の基本的な構成は、被処理空気を取込み再び外部に送り出す一連の通風路に、一方向の空気流を形成する送風機3と、取込んだ被処理空気を浄化処理する浄化処理機能主体としてのフィルター4を組込んだものである。通風路は箱体1内に構成され、その被処理空気を取込む吸込口5は、箱体1の天面6の中央に上向きに開設されている。通風路の出口である吹出口7は、箱体1の側面の下部や底面などに複数個開設されている。送風機3は、通風路の吹出口7側に組込まれ、吸込口5から吹出口7に向う空気流を通風路に形成する。送風機3としては本実施の形態ではターボファンが採用されているが、シロッコファンやラジアルファン等の他の遠心式送風機でも構わない。本実施の形態のフィルター4は、比較的大きな粒子を捕集するプレフィルター8と、比較的微細な粒子を捕集する電気集塵機9と、気体状態の臭気成分を吸着する脱臭フィルター10とにより構成され、プレフィルター8、電気集塵機9、脱臭フィルター10の順に吸込口5と送風機3の吸込口との間の通風路に、通風路を横断する状態にプレフィルター8が上流側になるように着脱可能に装着されている。
【0019】
箱体1は、空気清浄機2の外殻としての構造であるが、天面6上にテーブル11が設けられ、キャビネット型に構成されている。即ち、箱体1のテーブル11の上面のテーブル面12までの床面からの高さは、人が立った状態で違和感なく手を動かしたり肘をついたり、物を置いたりすることのできる高さに形成されている。テーブル11は箱体1の天面6において箱体1の外方へフランジ状に張り出し、そのテーブル面12は灰皿や飲物を置いたり本や手荷物を置いたりすることができるようになっている。箱体1の高さは利用者の体格にもよるが、日本人の平均的な大人の身長に基づいて800mm〜1000mm程度に設定されている。箱体1の底部にはストッパー付きの車輪13が取付けられていて、装置全体を必要な場所に自由に移動しストッパーにより所定位置に留め置くことができるようになっている。
【0020】
箱体1の天面6上には、吸込口5の外周を囲み吸込口5より高い位置において上向きに開口する主吸込口14を備えた吸込ドーム15が設けられている。吸込ドーム15の上端部は全周にわたってカールによるR形状に仕上げられている。吸込ドーム15の上端に開設された主吸込口14には異物の侵入を防止するためにパンチングメタルやメッシュにより構成された保護蓋16が装着されている。吸込ドーム15の内部は空洞の通風路17となっていて、主吸込口14と箱体1の吸込口5とは上下に対向する位置関係にある。吸込ドーム15の高さは、100mm〜500mmをめどに箱体1の高さに応じて適宜に設定すればよい。
【0021】
なお、プレフィルター8の位置については、保護蓋16と電気集塵機9の間であればよく、脱臭フィルター10の位置についても送風機3の吐出口と吹出口7の間の通風路でもよい。
【0022】
この空気浄化装置は、喫煙室や喫煙場所に設置して送風機3を運転させれば、吸込ドーム15の上方及びテーブル面12まわりに吸込作用が働く。そして、主吸込口14から吸込まれた周囲の空気は、吸込ドーム15内の通風路17を通過して箱体1の吸込口5から空気清浄機2に入る。吸込口5から吸込まれた空気は、フィルター4を通過して送風機3に吸込まれ、送風機3の吐出口に連絡した複数の吹出口7から吹出される。空気清浄機2に吸込まれた空気は、フィルター4を通過する際に、まずプレフィルター8により比較的大きな粒子が捕集され、次に電気集塵機9により比較的微細な粒子が捕集され、さらに脱臭フィルター10により気体状態の臭気成分が吸着され、浄化処理される。
【0023】
この空気浄化装置の特徴は、送風機3による吸込作用の働く範囲(タバコの煙等を吸引できる1m/s程度の気流の形成される領域)が吸込ドーム15があることにより広範になっていることである。床面からテーブル面12までの高さを1000mmとし、吸込ドーム15の高さを250mmとして測定した結果を図2によって示している。吸込ドーム15がない場合の吸込作用の働く範囲は、図2の実線Aで囲まれる範囲であり、吸込ドーム15を備えると吸込作用の働く範囲は、図2の破線Bで囲まれる範囲となる。吸込ドーム15により吸込口5が実質的に上方へ250mm移行することにより、垂直方向についての吸込作用の働く範囲は250mm高くなるのは当然のことであるが、水平方向についての吸込作用の働く範囲も図示のように拡大する。
【0024】
それは、吸込ドーム15の主吸込口14の開口する平面上に壁面が無く、主吸込口14へのほぼ水平方向からの吸込気流に壁面のような流速固定条件が無いため、吸込気流側が強制的に減速されることがないためである。吸込ドーム15が無い場合には、吸込口5へほぼ水平方向に向う吸込気流は、テーブル面12又は箱体1の天面6という壁面の存在によりせん断応力の拘束を受けるため、図2に示すように吸込作用の働く範囲は狭くなる。また、タバコの煙等を吸込む力は、主吸込口14を含む平面よりも下方の空間にも及ぶ。主吸込口14への吸込速度は主吸込口14からの距離の2乗に反比例するが、主吸込口14からの距離が短いため主吸込口14を含む平面よりも下方のテーブル面12にもタバコの煙等を吸込む力は働くことになる。主吸込口14の開口面積を大きくすることによっても水平方向の吸込作用の働く範囲を広くすることができる。
【0025】
従って、この空気浄化装置を喫煙場所として使った場合、例えば上記した箱体1及び吸込ドーム15の高さ寸法によれば、垂直方向のタバコの煙等の吸込範囲は床面から1000mm高さ付近からそれより750mm上方付近までとなり、例えば身長1m80cmの喫煙者がテーブル11の脇に立って口から吹出すタバコの煙や、手にしたタバコから出る煙も主吸込口14から吸込みこれを浄化処理することが可能である。勿論、テーブル面12上に置いた灰皿においたタバコから出る煙も主吸込口14から吸込みこれを浄化処理することができる。この空気浄化装置では、上述のような機能により喫煙者がテーブル11の対向位置について喫煙しても対面している同士が吹出すタバコの煙を吹きかけ合うような不快感を醸すことも少なく、良好な使用感が得られる。また、吸込ドーム15の上端に主吸込口14があるため、テーブル面12で飲物等を溢しても主吸込口14から空気浄化装置内に入込むことはなく、溢れた飲物等の侵入による電気部品の故障を未然に防止することができる。
【0026】
なお、吸込ドーム15の形状は、さい頭円錐形や角錐形の他にも、図3に示すように末拡がりの錐形にしても、中間がくびれた図4に示すような形状にしてもよい。また、箱体1及びテーブル面12の形状についても角枠形や丸枠形や楕円枠形等を適宜採用して意匠的構成を採ることができる。
【0027】
実施の形態2.
図5〜図10によって示すこの実施の形態2は、実施の形態1で示した空気浄化装置に喫煙に伴う吸殻入れや灰入れとしての灰皿18を設けたものである。空気浄化装置自体の構成は実施の形態1で示したものと同じである。従って、実施の形態1のものと同じ部分については実施の形態1のものと同じ符号を用い、それらについての説明は省略する。
【0028】
この実施の形態2の空気浄化装置は、喫煙用の灰皿18を図5に示すように、吸込み作用の働く範囲内の吸込ドーム15の側面やテーブル11に備え付けたものである。灰皿18は固定してもよいが、清掃性が悪いため着脱できるようにした方が使い易い。灰皿18の着脱構造としては、取付場所が磁性材料で構成されていれば、図6に示すように灰皿18の取付面に磁石19を埋設したり接着したりすることにより構成できる。また、図7に示すように掛止用のフック20を設け、吸込ドーム15の上端部等に引っ掛けて止めるように構成することも、図8に示すように吸盤21を設けて吸着させるようにすることもできる。さらには、灰皿18を引き出し式にし、テーブルの端部等において出し入れ可能に構成することもできる。収納できる灰皿18の構成としては、引き出し式の他に図9に示すように灰皿18を下部において吸込ドーム15の側壁に回動可能に枢支22させる構成を採ることもできる。
【0029】
灰皿18は基本的には吸込ドーム15の側部に設けた方が、テーブル面12を広く使うことができ使い勝手が良い。また、吸込み作用の働く範囲の内側寄りに位置することになるため、灰皿18に置いたタバコから出る煙を周囲に逃がすことなく吸引し、浄化処理することができる。
【0030】
また、図10に示すように吸込ドーム15の外周を隙間をもって囲む壁23を構成し、この隙間に傾斜板24を設け、傾斜板24の下端に引き出し式の灰皿18を設けることもできる。この構成を採れば、広い範囲でタバコの灰を受けることができ、吸殻は傾斜板24を転がって灰皿18にまとめて収められることになり、吸殻の処理も容易なため駅等の喫煙所など大勢の人が利用する場所に適した空気浄化装置となる。これ以外の構成及び機能は実施の形態1のものと同じである。
【0031】
実施の形態3.
図11によって示すこの実施の形態3は、実施の形態1で示した空気浄化装置の吸込ドーム15の主吸込口14の形状とテーブル11の平面形状を相似形状に構成したものである。空気浄化装置自体の基本構成は実施の形態1で示したものと同じである。従って、実施の形態1のものと同じ部分については実施の形態1のものと同じ符号を用い、それらについての説明は省略する。
【0032】
吸込ドーム15の主吸込口14の形状とテーブル11の平面形状を図11に示すように相似形状に構成することにより、テーブル面12の全周にわたって吸込作用がほぼ均等に働くことになる。即ち、ある地点における吸込速度は、主吸込口14からの距離の2乗に反比例するため、例えば、図11に示すように円形の主吸込口14に対して円形のテーブル11とすることにより、テーブル面12の縁のどの位置に喫煙者が立っても、ほぼ同じ吸引性能が得られることになる。これ以外の構成及び機能は実施の形態1のものと同じである。なお、この実施の形態3は、実施の形態2に対しても適用することができる。
【0033】
実施の形態4.
図12によって示すこの実施の形態4は、実施の形態1で示した空気浄化装置に吸込み性能の向上を図る工夫を講じたものである。空気浄化装置自体の基本構成は実施の形態1で示したものと同じである。従って、実施の形態1のものと同じ部分については実施の形態1のものと同じ符号を用い、それらについての説明は省略する。
【0034】
この実施の形態4の空気浄化装置は、内径の漸減する導風管25を設けて、吸込ドーム15の主吸込口14からフィルター4までの間の通風路をフィルター4側ほど断面積の漸減する縮小風路に構成したものである。これにより、主吸込口14の入口での気流の衝突損失や吸込口5の口縁部の段差による渦損失がなくなり、主吸込口14から遠い距離の点までも吸込風速が得られ、吸引作用の働く範囲が拡大する。これ以外の構成及び機能は実施の形態1のものと同じである。なお、この実施の形態4は、実施の形態2,3に対しても適用することができる。
【0035】
実施の形態5.
図13〜図18によって示すこの実施の形態5は、実施の形態1で示した空気浄化装置に、主吸込口14に向う吹降ろし気流を生成する吹降ろし気流生成部26を設けたものである。空気浄化装置自体の基本構成は実施の形態1で示したものと同じである。従って、実施の形態1のものと同じ部分については実施の形態1のものと同じ符号を用い、それらについての説明は省略する。
【0036】
この実施の形態5の空気浄化装置は、吸込ドーム15の主吸込口14の上方に周囲の空気の取り入れ可能なチャンバー27を設け、チャンバー27の主吸込口14と対向する下面に、主吸込口14に向う吹降ろし気流を生成する導風部材28とスリット吹出口29とからなる吹降ろし気流生成部26を設けたものである。チャンバー27は、支柱30によって吸込ドーム15の上方に支持されている。支柱30の内部は中空になっていて、その一端はチャンバー27に連通し、他端はテーブル面12の下面に吸込口31として開口していて、チャンバー27への通風路が構成されている。支柱30には、テーブル11の下面の吸込口31から空気を吸込み通風路によってチャンバー27内へ送り込む送風機32が設けられている。チャンバー27は、送風機32による送風を取り入れ、送風を静圧回復して均一化するもので、扁平な盤状に構成されているが、送風を静圧回復できる容積を確保できれば形状は問題ではない。チャンバー27の主吸込口14に対向する下面には細長い二つのスリット吹出口29が間隔をおいて平行に開設され、二つのスリット吹出口29の間に導風部材28が設けられている。導風部材28は、スリット吹出口29の長手方向の長さ以上の長さを持ち、二面の導風面33が下端において稜角線34をなして交叉する楔型に構成され、下端の稜角線34が主吸込口14の中央に沿うように設けられている。導風部材28の二面の導風面33に対してスリット吹出口29がそれぞれ沿うように配置されている。
【0037】
吹降ろし気流生成部26は、主吸込口14に向ってシート状の吹降ろし気流を生成するもので、簡略化した図15によってその機能を説明する。送風機32の運転によって、テーブル11の下面に開口した吸込口31から吸込まれた空気は、支持機能を兼ねた支柱30内の通風路を経てチャンバー27に送り込まれる。送気された空気はチャンバー27内で静圧回復し、二列のスリット吹出口29から均等に吹出される。ここで図15のような構成によれば通常、チャンバー27への吹込口35から遠方ほど吹出し流速が速くなることが知られている。そこで、チャンバー27での静圧回復が十分でない場合には、吹込口35から離れるほど流路面積を狭くして圧力損失を増大させたり、円弧型等の風向変更ベーン(図示しない)を吹込口35に近いチャンバー27内に設けて、その部分の風量を積極的に増大させる等の流速均一化の対策を講じることが望ましい。
【0038】
二列のスリット吹出口29から吹き出されたスリット状の噴流は、噴流の流体現象の一つであるコアンダ効果のため、それぞれ導風部材28の導風面33に沿った壁面噴流36となって下方へ吹降ろされていく。二つの壁面噴流36は導風面33の稜角線34を通過した地点で合流する。二面の導風面33はできるだけ鋭角に交叉するように形成されており、二つの壁面噴流36の合流はスムーズに行なわれ、合流後は安定した一枚のシート状の吹降ろし気流37となって主吸込口14の中央部分から吸込ドーム15内に吸込まれていく。このように、主吸込口14の上方から吹降ろし気流37を発生させてプツシュ・プル型の遮断流を形成することにより、例えば、図15に示すように空気浄化装置を囲む喫煙者38が、吹降ろし気流37に向って吹出したタバコの煙39は、吹降ろし気流37に衝突し、主吸込口14側へ強制的に押し曲げられ、誘引されて確実に主吸込口14から吸引され箱体1内で浄化処理され吹出口7から外部に吹出される。従って、対面する喫煙者にタバコの煙が吹きかかるようなことはなく、良好な使用感が得られる。吸込ドーム15と空気清浄機2との構成は実施の形態1と同様であり、その機能も同じである。
【0039】
吹降ろし気流生成部26は、図16や図17に示すようにチャンバー27の下面に矩形の開口部40をあけ、この開口部40に断面形状が二等辺三角形の導風部材28を、その底面側をチャンバー27内に突入させて設け、導風部材28の導風面33と開口部40の口縁との間をスリット吹出口29として構成することもできる。この吹降ろし気流生成部26の構成によれば、導風面33にスリット吹出口29が近接するため、円滑に壁面噴流36が形成されることになる。なお、導風部材28は充実構造でも中空構造でも構わないし、平板で構成しても構わないが、導風面33は表面に汚れが付着し、表面の滑らかさが失われる可能性もあるため、表面に汚れの付きにくい素材で形成するか、コーティングを施すことが望ましい。
【0040】
ここで、吹降ろし気流生成部26の生成する吹降ろし気流37と一般的な二次元噴流を比較することで、吹降ろし気流生成部26の機能の明確化を図ることにする。図18の(a)は、単一のスリット41から吹出された二次元噴流42の構造を示した断面図であり、図18(b)は楔状の導風部材28により二列のスリット43から吹出された噴流44の構造を示した断面図である。比較のために、いずれもU0の初速で吹出され、吹出風量も吹出し幅の合計も同じとする。図18の(a)においてスリット41から吹出された二次元噴流42は、周囲の気体を巻き込みながら展開角度一定で広がっていくことが知られている。吸込ドーム15の主吸込口14が、スリット41から距離h離れた下方に設けられていると、主吸込口14の位置では最大速度Umaxは減衰して、初速U0よりも小さくなっており、N.Rajartnam(噴流、森北出版、p.22、1980)によれば、Umax=3.50U0(h/1)−1/2 の値となる。
【0041】
一方、図18の(b)において楔型の導風部材28による二つのスリット43から吹出された場合には、各々が導風面33に添う壁面流噴36になる。壁面噴流36では、周囲の気体を巻き込む面が壁面に面していない自由せん断面に限られているため、比較的安定な状態を維持しつつ楔型の頂点(稜角線34)まで移動することができる。さらに、頂角ができる限り鋭角に構成されているため、二つの壁面噴流36は頂点において滑らかに合流し、あたかも幅2lの吹出原点が導風部材28の頂点に移動したかのように、新たに頂点から幅2lの合流した噴流44となる。導風部材28のスリット43から頂点までの高さをh0とすると、前記した数式を用いてスリット43からhの地点における最大速度Umaxは、3.50U0{(h−h0)/1}−1/2 となり、スリット43から吹出された単一の二次元噴流42より明らかに大きくなる。換言すれば、主吸込口14地点での噴流44の最大速度をある値にするには、通常の幅2lのスリット41からの二次元噴流42の場合よりも小さな初期流速で良いことになる。
【0042】
このように、この実施の形態5で示したような構成の吹降ろし気流生成部26を備えることにより、低速かつ安定した吹降ろし気流37を主吸込口14に向けて形成して、テーブル面12の両側を遮断することができるとともに、喫煙者が吹き出したタバコの煙がテーブル面12の反対側にまで到達することを防止することができる。
【0043】
実施の形態6.
図19〜図21によって示すこの実施の形態6は、実施の形態5で示した空気浄化装置の吹降ろし気流生成部26に関する他の形態を示したものであり、基本的な構成は、実施の形態5で示したものと同じである。従って、実施の形態5のものと同じ部分については実施の形態5のものと同じ符号を用い、それらについての説明は省略する。
【0044】
実施の形態5では、チャンバー27へ送風する送風機32を、吸込口31を配設したテーブル11の下面に設けたが、例えば、図19に示すようにチャンバー27内に二つの軸流型の送風機32を組込み、チャンバー27への吸込口31をチャンバー27の上面に設けても良い。このような構成を採ることにより、支柱30に通風路を構成する必要がなくなるため支柱30を簡略化し小型化することができるうえ、チャンバー27の上方に立ち上った煙をチャンバー27の吸込口31から吸込み、吹降ろし気流37とともに吹降ろして主吸込口14に搬送することができる。軸流型の送風機32は比較的低騒音であるため、装置全体の低騒音化にも寄与できる。なお、このような構成の吹降ろし気流生成部26では、支柱30を廃止し、喫煙場所の天井から吹降ろし気流生成部26を吊り支持できるような構成とすることも可能である。
【0045】
また、図20に示すようにチャンバー27の一側部に遠心式の送風機32を設け、送風機32の一側に吸込口31を設けてもよく、さらには、図21に示すようにチャンバー27内に貫流式の送風機32を設け、チャンバー27の前面や背面の上側に吸込口31を設けても良い。いずれの構成によっても吸込口31が立ち姿勢の喫煙者の頭上或いは口近傍に位置するように設けられるため、吹降ろし気流37に誘引されずに上方へ逃れる煙を捉え主吸込口14へ搬送することができる。これ以外の構成及び機能は実施の形態5のものと同じである。
【0046】
実施の形態7.
図22,23によって示すこの実施の形態7も、実施の形態5で示した空気浄化装置の吹降ろし気流生成部26に関するものであり、基本的な構成は、実施の形態5で示したものと同じである。従って、実施の形態5のものと同じ部分については実施の形態5のものと同じ符号を用い、それらについての説明は省略する。
【0047】
この実施の形態7の空気浄化装置の吹降ろし気流生成部26には、図22に示すようにスリット吹出口29から吹出される噴流をより安定化するための気流ガイド45が備えられている。気流ガイド45は平板状に構成され、スリット吹出口29の導風部材28の導風面33に対向する口縁に沿って、導風面33にほぼ平行に突き出す形態に設けられている。気流ガイド45の長さは、スリット吹出口29の長手方向の寸法と同じか、それより長く設定されている。
【0048】
このような気流ガイド45により、スリット吹出口29から吹出される噴流の方向が、導風部材28の導風面33により沿う方向となるため、より安定した壁面噴流36を形成することができ、吹降ろし気流37もより安定した気流となる。気流ガイド45は、図23に示すようにチャンバー27の内部に突入するように構成しても同様な機能を果たし得る。これ以外の構成及び機能は実施の形態5のものと同じである。なお、この実施の形態7は、実施の形態6のものにも適用することができる。
【0049】
実施の形態8.
図24によって示すこの実施の形態8も、実施の形態5で示した空気浄化装置の吹降ろし気流生成部26に関するものであり、特に、チャンバー27への空気の吸込口31の位置に関するものである。その他の基本的な構成は、実施の形態5で示したものと同じである。従って、実施の形態5のものと同じ部分については実施の形態5のものと同じ符号を用い、それらについての説明は省略する。
【0050】
先に図14で示した吹降ろし気流生成部26においては、チャンバー27への空気の取り入れはテーブル11の下面の吸込口31から行なわれる。主吸込口14より下位のテーブル11の下面から空気を吸込むようにすると、比較的汚濁していない清浄な空気、或いは空気清浄機2の箱体1下部から吹出される浄化処理された清浄な空気をチャンバー27に送り込むことができる。従って、吹降ろし気流37もそうした比較的清浄な気流となり、利用者に不快感を与えずに済み、使用感が向上する。また、支柱30内部や送風機32並びにチャンバー27内も汚れの付着が少なくなり、保守性についても向上する。支柱30についてはその断面形状は円形でも楕円形でも矩形でもよく、その形状は問わないが、実際は支柱30を兼ねた送風配管であるため、簡素な構成を採ることができ、意匠性の向上も推進することができる。吸込口31の位置は、主吸込口14より低位であれば、図24に示すように箱体1の側面でも構わない。なお、図24はテーブル11を省略して示しているが、箱体1からフランジ状に張り出すテーブル11は、テーブル面12の上側の汚濁空気を離隔する機能もあり、比較的清浄な空気を吸込口31から吸込ませるには重要な要素でもある。
【0051】
実施の形態9.
図25によって示すこの実施の形態9は、実施の形態5で示した空気浄化装置の吹降ろし気流生成部26の吸込口31と空気清浄機2の吹出口7とを連絡したものであり、これに係る構成以外の基本的な構成は、実施の形態5で示したものと同じである。従って、実施の形態5のものと同じ部分については実施の形態5のものと同じ符号を用い、それらについての説明は省略する。
【0052】
先に図14で示した吹降ろし気流生成部26においては、チャンバー27への空気の取り入れはテーブル11の下面の吸込口31から行なわれる。この実施の形態9の空気浄化装置では、吹降ろし気流生成部26の吸込口は送風配管30aにより延長されて空気清浄機2の箱体1の下部に設けられた吹出口7の一箇所に接続されている。送風配管30aの断面形状は中空で空気清浄機2の送風機3の送風を阻害しない程度の断面積を有するものであれば、いかなる形でもよい。空気清浄機2の送風を利用して吹降ろし気流37を生成させる構成であるため、吹降ろし気流生成部26には送風機は不要である。送風配管30aについては、図25に示すように箱体1の外表に沿わしても、箱体1内に収め込んでもよい。
【0053】
このような構成を採れば、送風機3は一台で済み、電気配線も制御回路等も簡単になりコストの低減を推進できる。吹降ろし気流37は、空気清浄機2の箱体1の下部から吹出される浄化処理された清浄な空気により形成されるため、清浄な気流であり利用者に不快感を与えずにすみ、使用感が向上する。これ以外の構成及び機能は実施の形態5のものと同じである。なお、この実施の形態9は、実施の形態7,8にも適用することができる。
【0054】
実施の形態10.
図26によって示すこの実施の形態10は、実施の形態5で示した空気浄化装置の吹降ろし気流生成部26に照明機能を付与したものであり、それ以外の構成は、実施の形態5で示したものと基本的に同じである。従って、実施の形態5のものと同じ部分については実施の形態5のものと同じ符号を用い、それらについての説明は省略する。
【0055】
この実施の形態10の空気浄化装置は、楔型の導風部材28全体或いは、導風面33が透光性を備えた材料により形成されている。導風部材28は、中空に構成されその内部に照明装置46が組込まれている。この場合、導風部材28はランプシェードとしても機能するため、汚れの付着の少ない材料で形成するか、コーティングを施すことが望ましい。もともと導風部材28は、三角柱が横向きでチャンバー27の下部から突出した照明器具の意匠に適した形状であり、照明装置46を点燈させると、導風部材28がランプシェードのように機能し、周囲を照明することができ、室内の照明位置に左右されることなく空気浄化装置を設置することができる。また、駅のプラットホーム等の広い場所では、遠くの喫煙場所でも利用者にその場所を視認し易くする効果も得られる。なお、照明装置46は、チャンバー27の下面等に別に設けても良い。これ以外の構成及び機能は実施の形態5のものと同じである。なお、この実施の形態10は楔型の導風部材28を備えた他の実施の形態にも適用することができる。
【0056】
実施の形態11.
図27によって示すこの実施の形態11は、実施の形態5で示した空気浄化装置の吹降ろし気流生成部26の導風部材28に関するものであり、それに係る構成以外は、実施の形態5で示したものと同じである。従って、実施の形態5のものと同じ部分については実施の形態5のものと同じ符号を用い、それらについての説明は省略する。
【0057】
この実施の形態11の空気浄化装置は、楔型の導風部材28の全体又は先端部が軟質の弾性材47、例えば難燃性ゴムや難燃性のプラスチックで形成されている。導風部材28の稜角線34は鋭角に構成されているため先端部は薄く、折れたり欠けたりし易い。こうした構成を採ることにより、先端部に利用者が接触したり物が当ったりしても折れたり、曲ったり、欠けたりしないようにでき、機能を長く維持できる。これ以外の構成及び機能は実施の形態5のものと同じである。なお、この実施の形態11は楔型の導風部材28を備えた他の実施の形態にも適用することができる。
【0058】
実施の形態12.
図28,29によって示すこの実施の形態12は、実施の形態5で示した空気浄化装置のチャンバー27や導風部材28に表示機能を具備させたものであり、それに係る構成以外は、実施の形態5で示したものと同じである。従って、実施の形態5のものと同じ部分については実施の形態5のものと同じ符号を用い、それらについての説明は省略する。
【0059】
この実施の形態12の空気浄化装置は、本装置の用途や機能が遠くからでもよく分るように、チャンバー27や導風部材28に文字や記号の表示48を施し、チャンバー27や導風部材28を表示部49に構成したものである。表示部49は例えば、チャンバー27の側面を利用して構成してもよいが、図28のように表示48を施した表示プレート50をチャンバー27の上面に装着してもよい。もともと、チャンバー27は箱体1の上方に広告塔のように浮き上がっており、このチャンバー27を利用して喫煙コーナーといった文字やマークを表示48することにより、遠くからも容易に場所及び用途が利用者に分り好都合である。
【0060】
また、図29に示すようにチャンバー27の一側に空気浄化装置の運転のオン・オフを表示するスイッチランプ51を配置することによっても、スイッチランプ51により遠くからでも空気浄化装置が稼動しているかどうか明確になり、喫煙時間が設定されているような場合にはスイッチランプ51の点燈・消燈により喫煙できる時間か否かを明示することができる。さらに表示48は、導風部材28の二面の導風面33を表示部49として表示することもできる。導風面33は視認性が良いので表示48は遠くからも良く見えることになる。これ以外の構成及び機能は実施の形態5のものと同じである。なお、この実施の形態12はチャンバー27や導風部材28を備えた他の実施の形態にも適用することができる。
【0061】
実施の形態13.
図30〜図34によって示すこの実施の形態13は、前記各実施の形態で示した空気浄化装置の自動運転機能に関するものであり、それに係る構成以外は、前記各実施の形態で示したものと同じである。従って、各実施の形態のものと同じ部分については各実施の形態のものと同じ符号を用い、それらについての説明は省略する。
【0062】
この空気浄化装置には人の出す赤外線を検知し、検知信号を出力する焦電型の人感センサー52が設けられ、周囲に人が居るか居ないかにより自動運転できるように構成されている。人感センサー52は、チャンバー27を備えたものでは、図30に示すようにチャンバー27の下面に配設すれば、検知範囲が広くとれて配置個数も少なくできて都合がいい。チャンバー27を備えていないものでは、吸込ドーム15の側面等に配設すればよい。人感センサー52の出力は、制御回路53に入力され制御回路53により予め設定された制御フローにより処理され、空気清浄機2への通電を制御する。チャンバー27があり、吹降ろし気流37を生成するもので送風機32を備えたものでは、この送風機32の通電も制御する。制御回路53は、図31に示すように入力信号処理部54と、処理信号が変化してからの経過時間を認識できるタイマカウント部55と、出力処理部56とから構成され、図32に示すような制御フローに基づいて空気浄化装置を自動運転する。
【0063】
即ち、図32において初期設定の後、制御回路53ではS1において、人感センサー52からの入力信号を入力信号処理部54において処理する(#1の処理)を行ないS2へ進む。S2では人感センサー52が人を検知したかどうかを判定する(#2の処理)。S2で人を検知したら、S3において出力処理部56により電源スイッチ57をオンし強運転で送風機3を運転する処理(#3の処理)を行ないS5へ進む。S2において人を検知しなければ、S4に進み電源スイッチ57をオフ(#4の処理)しS2へ戻る。S5では人感センサー52からの入力信号を入力信号処理部54において処理を行ない(#5の処理)、S6に進む。S6では人感センサー52が人を検知したかどうかを判定する(#6の処理)。
【0064】
S6で人を検知したら、S3の処理に戻り、人を検知しなければS7へ進む。S7では送風機3を弱運転する処理を行ない(#7の処理)、S8へ進む。S8ではタイマカウント部55で人を検知しなくなってからの経過時間をカウントする処理(#8の処理)を行ないS9へ進む。S9では、設定時間が経過したか否かを判定する処理(#9の処理)を行ない、経過していればS10で電源スイッチをオフする処理(#10の処理)を行ないS1へ戻る。S9で設定時間経過していなければ、S5の処理に戻る。
【0065】
こうした制御方式以外にも、例えば人の多少を人感センサー52の出力値の大小によって制御回路53で判定し、大勢の時には送風機3を強運転させて処理風量を大きくし、小人数の時には送風機3を弱運転させて処理風量を少なくする自動運転方式を採ることもできる。このような自動運転機能を具備させることにより、必要な時にだけ空気の汚染度に応じた風量で運転するため、ランニングコストを抑えることができ、省エネルギー性を付与できる。
【0066】
また、図33,34に示すように人感センサー52に換えて空気浄化装置に雑ガスセンサー58を設け、その出力信号に応じて自動運転できるように構成することも可能である。雑ガスセンサー58は、チャンバー27を備えたものでは、チャンバー27の下面や側面に配設すれば、煙の発生場所近くで、煙が拡散する前に検知できるので迅速で正確な制御を行なうことができる。雑ガスセンサー58の出力信号は、制御回路53に入力され制御回路53により予め設定された制御フローにより処理され、空気清浄機2への通電を制御する。チャンバー27があり、吹降ろし気流37を生成するもので送風機32を備えたものでは、この送風機32も制御する。制御回路53は、図33に示すように入力信号処理部54とタイマカウント部55と出力処理部56とから構成され、図34に示すような制御フローに基づいて空気浄化装置を自動運転する。
【0067】
即ち、図34において初期設定の後、制御回路53ではS21において、雑ガスセンサー58からの出力信号を入力信号処理部54にとりこみ、S22においてA/D変換しA/D変換値X(雑ガス濃度)を求め、S23へ進む。S23ではXが予め設定された濃度値Aより大きいか否かが判定される。大きくなければS24で電源スイッチ57をオフし、S25おいてタイマカウント部55で処理信号が変化してからの経過時間をカウントしてS26へ進む。S26では設定時間が経過したか否かが判定され、経過していればS21へ戻り、経過していなければS24に戻る。S23でA<XであればS27に進み、送風機3を弱運転する処理を行ない、S28においてタイマカウントする処理を行ないS29へ進む。S29では設定時間が経過したか否かが判定され、経過していればS30へ進み、していなければS27へ戻る。
【0068】
S30では、雑ガスセンサー58からの出力信号を入力信号処理部54にとりこむ処理を行ない、S31においてA/D変換しA/D変換値Xを求め、S32へ進む。S32ではXが予め設定された濃度値aより小さいか否かが判定される。ここで濃度値A>濃度値aである。S32でX<aであればS24へ進み、X<aでなければS33へ進む。S33ではXが予め設定された濃度値Bより大きいか否かが判定される。ここで濃度値Bは濃度値Aより高い値である。S33でB<XであればS34へ進み、B<XでなければS30へ戻る。S34では送風機3を強運転する処理を行ない、S35でタイマカウントする処理をしてS36へ進む。S36では所定時間経過したか否かが判定され、経過していればS37へ進み、していなければS34へ戻る。
【0069】
S37では、雑ガスセンサー58からの出力信号を入力信号処理部54にとりこむ処理を行ない、S38においてA/D変換しA/D変換値Xを求め、S39へ進む。S39ではXが予め設定された濃度値bより小さいか否かが判定される。ここで濃度値B>濃度値bである。また濃度値b≧濃度値Aである。S39でX<bであればS27へ戻り、そうでなければS37へ戻る。なお、タイマカウント部55は処理信号が変化してからの経過時間を認識し、設定時間を経過したか否かの処理を行なうことによりチャタリング動作を防止している。このような自動運転機能を具備させることにより、必要な時にだけ空気の汚染度に応じた風量で運転するため、ランニングコストを抑えることができ、省エネルギー性を付与できる。
【0070】
実施の形態14.
図35によって示すこの実施の形態14は、前記各実施の形態で示した空気浄化装置の箱体1に関するものであり、それに係る構成以外は、前記各実施の形態で示したものと同じである。従って、各実施の形態のものと同じ部分については各実施の形態のものと同じ符号を用い、それらについての説明は省略する。
【0071】
空気浄化装置の箱体1を多面体に構成し、その隅角部の下部に各吹出口7を配設したものである。具体的には隅角部を面取り状態にカットし、カット部分59に図35に示すように各吹出口7を開口させる。テーブル11の平面形状が四角形等の場合、利用者の多くは、コーナー部を避けてテーブル面に臨むことになる。この利用者の避ける位置に吹出口7を配設することにより、吹出し気流が利用者の足元に直接当ることを回避することができる。従って、利用者は足元に気流感を覚えずに済み、使用感が向上する。
【0072】
実施の形態15.
図36によって示すこの実施の形態15は、実施の形態1で示した空気浄化装置と実施の形態8で示した空気浄化装置の構成を併せ持つ構成である。従って、実施の形態1,8のものと同じ部分については各実施の形態のものと同じ符号を用い、それらについての説明は省略する。
【0073】
実施の形態1の構成と実施の形態8の構成を併せ持つ実施の形態15の空気浄化装置によれば、実施の形態1のものの機能と実施の形態8のものの機能を併せ持つものとなる。即ち、静粛であり、テーブル面で飲物等を溢しても故障原因にならず、対面する喫煙者に吹出したタバコの煙が吹きかからず、吹降ろし気流37も比較的新鮮な快適性の高いものとなり、吸引範囲も広い空気浄化装置となる。
【0074】
実施の形態16.
図37によって示すこの実施の形態16は、テーブル11を備えた各実施の形態で示した空気浄化装置のテーブル11を別構成にして、着脱可能に構成したものである。この構成に係る部分以外は、各実施の形態のものの構成と同じである。従って、各実施の形態のものと同じ部分については各実施の形態のものと同じ符号を用い、それらについての説明は省略する。
【0075】
テーブル11を備えた前記各実施の形態において、空気浄化処理機能についてはテーブル11を持たなくても基本的には達成することができるものである。テーブル11は利用し易さや、装置の上方と下方の空気を適当に離隔する機能を果たすが、狭隘なスペースでは邪魔になることもある。そこでこの実施の形態16の空気浄化装置では、空気浄化装置の本体とテーブル11とが着脱可能に構成され、必要に応じてテーブル11が着脱できるようになっている。
【0076】
テーブル11を着脱可能にするには、図37に示すように四隅部が脚60で支持されるテーブル天板61を破線で示すように二分割構成として、テーブル天板61が箱体1の上面において吸込ドーム15を挟むように取付け、係止金具(図示しない)等で接合状態を保持させるか、図37に示すように、テーブル天板61に装置嵌合開口62を形成し、空気浄化装置本体側の上面に装置嵌合開口62の平面積より広い張り出しのフランジ63を形成するかすればよい。後者の構成によれば、空気浄化装置本体をテーブル天板61の装置嵌合開口62に抜き差しするだけでテーブル11を脱着でき、構成も簡素で使い易く、狭隘な場所では容易にテーブル11を外して機能させることができ、省スペースを図ることができる。
【0077】
【発明の効果】
浄化処理するための空気を吸引する範囲が広く、使用感も優れ、溢れた飲物等が故障原因にならない空気浄化装置が得られる。
【0078】
また、テーブル面が広く使え、使い勝手が向上する。
【0079】
さらに、吹降ろし気流により喫煙に伴うタバコの煙をより効果的に吸引して浄化処理することができる空気浄化装置が得られる。
【0080】
またさらに、吸込み性能が向上し、より吸引範囲が広くなる。
【0081】
さらにまた、テーブル面が広く使え、使い勝手が向上する。
【0082】
また、吹降ろし気流を低速で安定したものにできる。
【0083】
さらに、安定した吹降ろし気流が得られる。
【0084】
またさらに、構成の簡素化とともに汚れの少ない吹降ろし気流がえられ、使用感も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の空気浄化装置を一部を破断して示す側面図である。
【図2】 実施の形態1の空気浄化装置の吸込範囲に関する説明図である。
【図3】 実施の形態1の空気浄化装置の他の形態を示す斜視図である。
【図4】 実施の形態1の空気浄化装置のさらに他の形態を示す斜視図である。
【図5】 実施の形態2の空気浄化装置示す要部の斜視図である。
【図6】 実施の形態2の空気浄化装置の灰皿の構成の一例を示す斜視図である。
【図7】 実施の形態2の空気浄化装置の灰皿の構成の一例を示す斜視図である。
【図8】 実施の形態2の空気浄化装置の灰皿の構成の一例を示す斜視図である。
【図9】 実施の形態2の空気浄化装置の灰皿の構成の一例を示す断面図である。
【図10】 実施の形態2の空気浄化装置の灰皿の構成の一例を示す要部についての斜視図である。
【図11】 実施の形態3の空気浄化装置の全体を示す斜視図である。
【図12】 実施の形態4の空気浄化装置の構成を一部を破断して示す側面図である。
【図13】 実施の形態5の空気浄化装置の上方向からの斜視図である。
【図14】 実施の形態5の空気浄化装置の下方向からの斜視図である。
【図15】 実施の形態5の空気浄化装置の吹降ろし気流生成部の機能を示す説明図である。
【図16】 実施の形態5の空気浄化装置の吹降ろし気流生成部の構成を示す断面図である。
【図17】 実施の形態5の空気浄化装置の吹降ろし気流生成部の他の構成を示す断面図である。
【図18】 実施の形態5の空気浄化装置の吹降ろし気流生成部の機能を一般的な二次元噴流との比較で示す説明図である。
【図19】 実施の形態6の空気浄化装置のチャンバーに関する構成を示す要部の斜視図である。
【図20】 実施の形態6の空気浄化装置の他のチャンバーに関する構成を示す要部の斜視図である。
【図21】 実施の形態6の空気浄化装置のさらに他のチャンバーに関する構成を示す要部の斜視図である。
【図22】 実施の形態7の空気浄化装置の吹降ろし気流生成部の構成を示す断面図である。
【図23】 実施の形態7の空気浄化装置の吹降ろし気流生成部の他の構成を示す断面図である。
【図24】 実施の形態8の空気浄化装置を示す略体斜視図である。
【図25】 実施の形態9の空気浄化装置を示す斜視図である。
【図26】 実施の形態10の空気浄化装置の要部を透視して示す斜視図である。
【図27】 実施の形態11の空気浄化装置の要部についての斜視図である。
【図28】 実施の形態12の空気浄化装置の要部についての斜視図である。
【図29】 実施の形態12の空気浄化装置の要部についての斜視図である。
【図30】 実施の形態13の空気浄化装置の要部についての斜視図である。
【図31】 実施の形態13の空気浄化装置の回路構成図である。
【図32】 実施の形態13の空気浄化装置の制御フローを示すフローチャートである。
【図33】 実施の形態13の空気浄化装置の他の回路構成図である。
【図34】 実施の形態13の空気浄化装置の他の制御フローを示すフローチャートである。
【図35】 実施の形態14の空気浄化装置の構成を示す斜視図である。
【図36】 実施の形態15の空気浄化装置の構成を一部を破断して示す側面図である。
【図37】 実施の形態16の空気浄化装置の構成を示す斜視図である。
【図38】 従来の空気浄化機能付きテーブルの構成を示す断面図である。
【図39】 従来の他の空気浄化機能付きテーブルの構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 箱体、 2 空気清浄機、 3 送風機、 4 フィルター、 5 吸込口、 7 吹出口、 11 テーブル、 14 主吸込口、 15 吸込ドーム、 18 灰皿、 25 導風管、 26 吹降ろし気流生成部、 27 チャンバー、 28 導風部材、 29 スリット吹出口、 30 支柱、 31 吸込口、 32 送風機、 33 導風面、 34 稜角線、 37 吹降ろし気流、 45 気流ガイド、 46 照明装置、 47 弾性材、 48 表示、 49 表示部、 52 人感センサー、 53 制御回路、 59 カット部分、 62 装置嵌合開口。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an air purification device that purifies air pollution in a limited range of space, and more particularly to an air purification device suitable for purification treatment of air pollution accompanying smoking in a smoking room or smoking area.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art As an apparatus for purifying air polluted with smoke or odor, there is an air purifier conventionally equipped with a filter and a blower. What is generally well known is a relatively large amount of processing air that purifies the air in the entire room. In order to purify local air pollution in a limited space such as a smoking room or a smoking area set in a corner of an office or a station, an air purifier having a small amount of processing air has been developed. For example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 9-121947 and Japanese Patent Application Laid-Open No. 8-112145 disclose a table having an air cleaning function. These are basically an air purifier in the table body, which purifies contaminated air in a limited space around the table, and is used locally in limited spaces such as smoking rooms and smoking areas. Suitable for air pollution purification.
[0003]
As shown in FIG. 38, the former of the above publication is provided with a
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the table having the conventional air cleaning function described above, in the one disclosed in JP-A-9-121947, an air flow toward the
[0005]
In this regard, what is disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. Hei 8-112145 is to blow down an air flow from the upper part of the
[0006]
The present invention is to obtain an air purification device having a wide range of sucking air for purification treatment and excellent in feeling of use, and to obtain an air purification device in which overflowing beverages do not cause failure, and smoking It is to obtain an air purification device capable of more effectively sucking and purifying cigarette smoke accompanying the above, and to promote improvement in usability and function of the air purification device.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
A box, a dome-shaped suction dome that communicates with the box and has a main suction port that opens upward at a position higher than the top of the box, and a box that stores air from the main suction port. Air blower to be sucked into the body and purification processing means for purifying the air sucked into the box, and air around the side surface of the suction dome is mainly sucked into the box from the main suction port.
[0008]
A box, a dome-shaped suction dome that communicates with the box and has a main suction port that opens upward at a position higher than the top surface of the box, and a box that stores air from the main suction port. It has a blower to be sucked into the body and a purification processing means for purifying the air sucked into the box, and the main suction port is provided so that the top of the side wall of the suction dome becomes the lip..
[0009]
A box, a dome-shaped suction dome that communicates with the box and has a main suction port that opens upward at a position higher than the top of the box, and a box that stores air from the main suction port. It has a blower to be sucked into the body and a purification processing means for purifying the air sucked into the box, and the main suction port is provided only at the upper part of the suction dome..
[0010]
A table is provided around the suction dome, and the main suction port is provided at a position higher than the upper surface of the table..
[0011]
A box having an air inlet on the top surface, a purification processing function and a fan for purifying the air stored in the box, and provided on the upper side of the box so that the lower surface is along both sides of the air guide member and the air guide member And an air blower for blowing out air from the air outlet, and the airflow blown out from the air outlet joins after passing through the air guide member..
[0012]
The top surface of the box is provided with a suction dome having a main suction port that opens upward at a position higher than the top surface of the box..
[0013]
Further, a table is provided around the suction dome, and the main suction port is provided at a position higher than the upper surface of the table..
[0014]
Furthermore, the air guide member has a wedge shape that becomes thinner downward..
[0015]
Furthermore, the air outlet has an airflow guide that protrudes downward at the mouth edge..
[0016]
A box having an air inlet on the top surface, a purification function and a blower for purifying the air stored in the box, a chamber provided above the box and having an air outlet on the lower surface, and a chamber supported In addition, one end is connected to the chamber and the other end is opened at a position lower than the air inlet. A substantially cylindrical column to be blown, and a blower for forming an air flow toward the chamber in the column in order to blow out air from the air outlet.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
The air purifying apparatus according to the first embodiment shown in FIGS. 1 to 4 simply incorporates a mechanism for performing a purification process by continuously sucking air around the
[0018]
The basic structure of the
[0019]
The
[0020]
On the
[0021]
The position of the
[0022]
If this air purifying apparatus is installed in a smoking room or a smoking place and the
[0023]
The feature of this air purifying device is that the range in which the suction action by the
[0024]
This is because there is no wall surface on the plane where the
[0025]
Therefore, when this air purification device is used as a smoking place, for example, according to the height dimensions of the
[0026]
The shape of the
[0027]
In the second embodiment shown in FIGS. 5 to 10, the air purifying apparatus shown in the first embodiment is provided with an
[0028]
In the air purifying apparatus according to the second embodiment, a
[0029]
The
[0030]
Alternatively, as shown in FIG. 10, a
[0031]
In the third embodiment shown in FIG. 11, the shape of the
[0032]
By configuring the shape of the
[0033]
In the fourth embodiment shown in FIG. 12, the air purification apparatus shown in the first embodiment is devised to improve the suction performance. The basic configuration of the air purification device itself is the same as that shown in the first embodiment. Therefore, the same parts as those of the first embodiment are denoted by the same reference numerals as those of the first embodiment, and description thereof will be omitted.
[0034]
The air purifying apparatus according to the fourth embodiment is provided with an
[0035]
In the fifth embodiment shown in FIGS. 13 to 18, the air purification apparatus shown in the first embodiment is provided with a downflow
[0036]
In the air purifying device of the fifth embodiment, a
[0037]
The downdraft
[0038]
The slit-like jets blown out from the two rows of
[0039]
As shown in FIGS. 16 and 17, the
[0040]
Here, the function of the
[0041]
On the other hand, in the case of being blown out from the two
[0042]
Thus, by providing the downflow
[0043]
This
[0044]
In the fifth embodiment, the
[0045]
Further, as shown in FIG. 20, a
[0046]
The seventh embodiment shown in FIGS. 22 and 23 also relates to the downflow
[0047]
The downflow
[0048]
By such an
[0049]
The eighth embodiment shown in FIG. 24 also relates to the downflow
[0050]
In the downflow
[0051]
In the ninth embodiment shown in FIG. 25, the
[0052]
In the downflow
[0053]
If such a configuration is adopted, only one
[0054]
In the tenth embodiment shown in FIG. 26, an illumination function is given to the downflow
[0055]
In the air purifying device according to the tenth embodiment, the entire wedge-shaped
[0056]
This eleventh embodiment shown in FIG. 27 relates to the
[0057]
In the air purifying device according to the eleventh embodiment, the whole or tip of the wedge-shaped
[0058]
In this twelfth embodiment shown in FIGS. 28 and 29, the
[0059]
In the air purifying apparatus according to the twelfth embodiment, characters and symbols are displayed 48 on the
[0060]
Also, as shown in FIG. 29, the
[0061]
The thirteenth embodiment shown in FIG. 30 to FIG. 34 relates to the automatic operation function of the air purifying device shown in each of the above embodiments, and the configuration other than that is shown in each of the above embodiments. The same. Therefore, the same reference numerals as those of the respective embodiments are used for the same portions as those of the respective embodiments, and description thereof will be omitted.
[0062]
This air purification device is provided with a pyroelectric
[0063]
That is, after the initial setting in FIG. 32, the
[0064]
If a person is detected in S6, the process returns to S3. If no person is detected, the process proceeds to S7. In S7, a process of weakly operating the
[0065]
In addition to such a control method, for example, the
[0066]
Further, as shown in FIGS. 33 and 34, it is possible to provide a
[0067]
That is, after the initial setting in FIG. 34, the
[0068]
In S30, the output signal from the
[0069]
In S37, an output signal from the
[0070]
The fourteenth embodiment shown in FIG. 35 relates to the
[0071]
The
[0072]
The fifteenth embodiment shown in FIG. 36 is a configuration having both the air purification device shown in the first embodiment and the air purification device shown in the eighth embodiment. Therefore, the same parts as those of the first and eighth embodiments are denoted by the same reference numerals as those of the respective embodiments, and description thereof will be omitted.
[0073]
According to the air purification device of the fifteenth embodiment having both the configuration of the first embodiment and the configuration of the eighth embodiment, it has both the functions of the first embodiment and the functions of the eighth embodiment. That is, it is quiet, and overflowing drinks etc. on the table surface does not cause failure, the smoke of the cigarette blown out to the smoker facing it does not blow, and the
[0074]
In the sixteenth embodiment shown in FIG. 37, the table 11 of the air purifying apparatus shown in each of the embodiments including the table 11 is configured separately so as to be detachable. Except for this configuration, the configuration is the same as that of each embodiment. Therefore, the same reference numerals as those of the respective embodiments are used for the same portions as those of the respective embodiments, and description thereof will be omitted.
[0075]
In each of the embodiments including the table 11, the air purification processing function can basically be achieved without the table 11. The table 11 is easy to use and functions to properly separate the air above and below the device, but it can be an obstacle in confined spaces. Therefore, in the air purification device of the sixteenth embodiment, the main body of the air purification device and the table 11 are configured to be detachable, and the table 11 can be attached and detached as necessary.
[0076]
In order to make the table 11 detachable, as shown in FIG. 37, the
[0077]
【The invention's effect】
CleanAn air purifying apparatus is obtained that has a wide range of sucking air for the chemical treatment, has excellent usability, and does not cause overflowing beverages or the like to cause a failure.
[0078]
In addition, the table surface can be used widely, improving usability.
[0079]
furtherThus, an air purifying device capable of more effectively sucking and purifying tobacco smoke accompanying smoking with the downdraft is obtained.
[0080]
And even moreThe suction performance is improved, and the suction range is widened.
[0081]
Furthermore, the table surface can be used widely, improving usability.
[0082]
AlsoThe air flow can be made stable at low speed.
[0083]
further, A stable downdraft can be obtained.
[0084]
And even moreIn addition to simplification of the structure, it is possible to obtain a blow-down airflow with less dirt, and the usability is improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing a part of an air purification device according to a first embodiment.
FIG. 2 is an explanatory diagram relating to a suction range of the air purification device according to the first embodiment.
FIG. 3 is a perspective view showing another form of the air purification device according to the first embodiment.
FIG. 4 is a perspective view showing still another form of the air purification device according to the first embodiment.
FIG. 5 is a perspective view of a main part showing an air purification device of a second embodiment.
FIG. 6 is a perspective view showing an example of a configuration of an ashtray of the air purification device according to the second embodiment.
FIG. 7 is a perspective view showing an example of a configuration of an ashtray of the air purification device according to the second embodiment.
FIG. 8 is a perspective view showing an example of a configuration of an ashtray of the air purification device according to the second embodiment.
FIG. 9 is a cross-sectional view showing an example of a configuration of an ashtray of the air purification device according to the second embodiment.
FIG. 10 is a perspective view of a main part showing an example of a configuration of an ashtray of an air purification device according to a second embodiment.
FIG. 11 is a perspective view showing the entirety of an air purification device according to a third embodiment.
FIG. 12 is a side view showing a part of the configuration of the air purification device according to the fourth embodiment.
13 is a perspective view from above of the air purifying apparatus according to
FIG. 14 is a perspective view from the bottom of the air purification device according to the fifth embodiment.
FIG. 15 is an explanatory diagram showing the function of a downflow airflow generation unit of the air purification device according to the fifth embodiment.
FIG. 16 is a cross-sectional view illustrating a configuration of a downflow airflow generation unit of the air purification device according to the fifth embodiment.
FIG. 17 is a cross-sectional view showing another configuration of the downflow airflow generation unit of the air purification device according to the fifth embodiment.
FIG. 18 is an explanatory diagram showing the function of the downflow airflow generation unit of the air purification device according to the fifth embodiment in comparison with a general two-dimensional jet.
FIG. 19 is a perspective view of relevant parts showing a configuration related to a chamber of an air purification device according to a sixth embodiment.
FIG. 20 is a perspective view of a main part showing a configuration related to another chamber of the air purification device according to the sixth embodiment.
FIG. 21 is a perspective view of a main part showing a configuration relating to still another chamber of the air purification device according to the sixth embodiment.
FIG. 22 is a cross-sectional view illustrating a configuration of a downflow airflow generation unit of the air purification device according to the seventh embodiment.
FIG. 23 is a cross-sectional view showing another configuration of the downflow airflow generation unit of the air purification device according to the seventh embodiment.
FIG. 24 is a schematic perspective view showing an air purification device according to an eighth embodiment.
FIG. 25 is a perspective view showing an air purification device according to the ninth embodiment.
FIG. 26 is a perspective view illustrating a main part of the air purification device according to the tenth embodiment as seen through.
FIG. 27 is a perspective view of a main part of the air purification device according to the eleventh embodiment.
FIG. 28 is a perspective view of a main part of the air purification device according to the twelfth embodiment.
FIG. 29 is a perspective view of a main part of the air purification device according to the twelfth embodiment.
30 is a perspective view of a relevant part of an air purification device according to a thirteenth embodiment. FIG.
FIG. 31 is a circuit configuration diagram of an air purification device according to a thirteenth embodiment.
FIG. 32 is a flowchart showing a control flow of the air purifier of the thirteenth embodiment.
FIG. 33 is another circuit configuration diagram of the air purification device according to the thirteenth embodiment.
FIG. 34 is a flowchart showing another control flow of the air purification device of the thirteenth embodiment.
FIG. 35 is a perspective view showing a configuration of an air purification device according to a fourteenth embodiment.
FIG. 36 is a side view showing a partially broken structure of the air purification device according to the fifteenth embodiment.
FIG. 37 is a perspective view showing a configuration of an air purification device according to a sixteenth embodiment.
FIG. 38 is a cross-sectional view showing a configuration of a conventional table with an air purification function.
FIG. 39 is a cross-sectional view showing a configuration of another conventional table with an air purification function.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (10)
前記箱体内と連通し、前記箱体の天面よりも高い位置で上向きに開口する主吸込口を有するドーム形状をなす吸込ドームと、
前記箱体内に収納され、前記主吸込口から空気を前記箱体内に吸い込ませる送風機と、
前記箱体内に吸い込まれた空気を浄化する浄化処理手段とを備え、
前記吸込ドームの側面周辺の空気は主として前記主吸込口から前記箱体内へ吸い込まれることを特徴とする空気浄化装置。 Box and
A suction dome having a dome shape that communicates with the box and has a main suction port that opens upward at a position higher than the top surface of the box;
A blower housed in the box and sucking air into the box from the main inlet;
Purification processing means for purifying the air sucked into the box,
The air purifying apparatus according to claim 1, wherein the air around the side surface of the suction dome is mainly sucked into the box from the main suction port .
前記箱体内と連通し、前記箱体の天面よりも高い位置で上向きに開口する主吸込口を有するドーム形状をなす吸込ドームと、
前記箱体内に収納され、前記主吸込口から空気を前記箱体内に吸い込ませる送風機と、
前記箱体内に吸い込まれた空気を浄化する浄化処理手段とを備え、
前記主吸込口は前記吸込ドームの側壁の頂上部が口縁となるように設けられていることを特徴とする空気浄化装置。 Box and
A suction dome having a dome shape that communicates with the box and has a main suction port that opens upward at a position higher than the top surface of the box;
A blower housed in the box and sucking air into the box from the main inlet;
Purification processing means for purifying the air sucked into the box,
The air purification apparatus according to claim 1, wherein the main suction port is provided such that a top portion of a side wall of the suction dome becomes a mouth edge .
前記箱体内と連通し、前記箱体の天面よりも高い位置で上向きに開口する主吸込口を有するドーム形状をなす吸込ドームと、
前記箱体内に収納され、前記主吸込口から空気を前記箱体内に吸い込ませる送風機と、
前記箱体内に吸い込まれた空気を浄化する浄化処理手段とを備え、
前記主吸込口は前記吸込ドームの上部にのみ設けられていることを特徴とする空気浄化装置。 Box and
A suction dome having a dome shape that communicates with the box and has a main suction port that opens upward at a position higher than the top surface of the box;
A blower housed in the box and sucking air into the box from the main inlet;
Purification processing means for purifying the air sucked into the box,
The air purification apparatus according to claim 1, wherein the main suction port is provided only at an upper portion of the suction dome .
前記箱体内に収納された空気を浄化する浄化処理機能及び送風機と、
前記箱体上方に設けられ、下面に導風部材と前記導風部材の両側に沿うように配置される空気吹出口とを有するチャンバーと、
前記空気吹出口から空気を吹き出すための送風機とを備え、
前記空気吹出口から吹き出される気流は前記導風部材を通過した後に合流することを特徴とする空気浄化装置。 A box having an air inlet on the top surface;
A purification function and a blower for purifying the air stored in the box; and
A chamber that is provided above the box and has an air blowing member disposed on the lower surface along both sides of the air guiding member; and
A blower for blowing out air from the air outlet,
The air purification apparatus according to claim 1, wherein airflows blown out from the air outlets merge after passing through the air guide member .
前記箱体内に収納された空気を浄化する浄化処理機能及び送風機と、
前記箱体上方に設けられ、下面に空気吹出口を有するチャンバーと、
前記チャンバーを支持するとともに一端が前記チャンバーと接続され他端が前記空気吸込口よりも低い位置で開口する略筒状の支柱と、
前記空気吹出口から空気を吹き出すために前記支柱内に前記チャンバーへ向かう気流を形成する送風機とを備える空気浄化装置。 A box having an air inlet on the top surface;
A purification function and a blower for purifying the air stored in the box; and
A chamber provided above the box and having an air outlet on the lower surface;
A substantially cylindrical column that supports the chamber and has one end connected to the chamber and the other end opened at a position lower than the air inlet;
An air purification apparatus comprising: a blower that forms an air flow toward the chamber in the support column in order to blow out air from the air outlet .
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