JP3706292B2 - Fingerprint verification device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、入力される指紋データと登録されている指紋データとを照合する指紋照合装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータ室や重要機械室への入退室管理、コンピュータ端末や銀行の金融端末へのアクセス管理、マンションの出入管理などの個人認識を必要とする分野において、これまでの暗証番号やIDカードに代わって、指紋照合装置が採用されつつある。
【0003】
この指紋照合装置は、光学式や静電容量式の指紋入力部を備え、入力される指紋データと登録されている指紋データとを照合する。光学式の指紋入力部はプリズムやCCDを構成要素とする。静電容量式の指紋入力部については例えば特開平11−19070号公報などに示されている。
【0004】
光学式の指紋入力部を例にとると、利用者は、指紋入力部のプリズム面に指を置く。すると、この指の紋様がCCD上に写り、指紋画像として読み込まれる。指紋照合装置には前もって本人の指紋画像が登録されている。すなわち、照合時と同様、指紋入力部のプリズム面に指を置き、このときCCD上に写る指紋画像を読み込ませ、この読み込ませた指紋画像のうち良質のものを登録指紋画像として記憶させている。他の人の指紋画像も登録指紋画像として記憶されている。指紋照合装置は、記憶されている登録指紋画像と取り込んだ指紋画像とを照合し、ドアを解錠するなどの処理を行う。
【0005】
従来の指紋照合装置における指紋画像の登録処理の一例を図10に示す。エンターキーを押し(ステップ401のYES)、指を指紋入力部のプリズム面に置くと、ステップ402でこのときの指紋画像が読み込まれる。プリズム面に指を置く動作を細かく見ると、プリズム面に指を軽く置いてから指圧を高めるので、指とプリズム面との接触面積および接触圧は時間が経過するにつれて大きくなる。このため、入力指紋画像の照度Sは図11に示すような曲線を描く。ステップ403では読み込んだ指紋画像の照度Sを画像評価パラメータとして算出する。入力指紋画像の照度Sが予め定められた閾値Sth以上となると(ステップ404のYES)、このときの入力指紋画像を取り込み、登録指紋画像として保存する(ステップ405)。
【0006】
従来の指紋照合装置における指紋画像の照合処理の一例を図12に示す。エンターキーを押し(ステップ501のYES)、指を指紋入力部のプリズム面に置くと、ステップ502でこのときの指紋画像が読み込まれる。ステップ503では読み込んだ指紋画像の照度Sを画像評価パラメータとして算出する。入力指紋画像の照度Sが予め定められた閾値Sth以上となると(ステップ504のYES)、このときの入力指紋画像を取り込み(ステップ505)、保存されている登録指紋画像と照合する(ステップ506)。照合結果がOKであれば解錠許可信号を出力する(ステップ507)。照合結果がNGであればその旨の表示を行う(ステップ508)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
指をプリズム面においてから入力指紋画像は時系列で変化する。この入力指紋画像の中で、登録指紋画像としての最適画像は、十分な情報量を備えかつ再現性の高い画像(一般的に、潰れや歪みが生じる一歩手前の画像)である。しかしながら、入力指紋画像の照度Sは、図13に示すように乾燥時や多汗時などによって通常時とはその上昇の仕方が異なる。このため、画像評価パラメータである照度Sが閾値Sthを越えたときの入力指紋画像は、登録指紋画像として最適な画像であるとは限らない。通常時に最適な画像が取り込まれるものとして閾値Sthを定めると、多汗時には最適画像となる前の不十分な指紋画像が取り込まれ、乾燥時には潰れや歪みの生じた指紋画像が取り込まれる。
【0008】
一方、指をプリズム面においてから時系列で変化する入力指紋画像の中で、照合指紋画像としての最適画像は、保存されている登録指紋画像に最も近い画像である。しかしながら、照度Sが閾値Sthを越えたときの入力指紋画像は、照合指紋画像として最適な画像であるとは限らない。すなわち、例えば、登録時が多汗時であって図13に示すt2時点の入力指紋画像が登録指紋画像として保存されていた場合、通常時の照合では図14に示すようにt3時点で入力指紋画像が取り込まれるものとなり、取り込まれた入力指紋画像と登録指紋画像との間には大きな差が生じる。すなわち、この方法では、照合指紋画像として最適なものはほとんど取り逃がしていると言える。
【0009】
このように、従来の技術は、画像評価パラメータが所定の値を超えた時点で1つの照合指紋画像を取り込んでいたので、最適な照合指紋画像は取り逃がしている場合がほとんどであった。このため、どんなに優れた照合アルゴリズムを用いても照合精度が頭打ちになってしまい、照合精度の向上が望めなかった。
【0010】
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、最適な照合指紋画像を取り逃がさないようにし、照合精度をいっそう向上させることのできる指紋照合装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために本発明は、指紋入力部に置かれた指の指紋データを時系列で繰り返し読み込み、読み込んだ複数の指紋データを照合候補指紋データとしして記憶し、それぞれの照合候補指紋データについて所定の規則に基づいて照合順序を定め、この定めた照合順序に従って順次照合候補指紋データを取り出して登録指紋データと照合するようにしたものである。
この発明によれば、時系列で繰り返し読み込まれる複数の指紋データが照合候補指紋データとして記憶され、それぞれの照合候補指紋データについて所定の規則に基づいて照合順序が定められ、定められた照合順序に従って順次照合候補指紋データが取り出されて登録指紋データと照合される。
例えば、照合候補指紋データをその画像評価パラメータの大きさにより3つのグループに分割し、3つのグループのうち登録指紋データの画像評価パラメータが属するグループを第1候補とし、この第1候補から照合候補指紋データを取り出して登録指紋データと照合する。照合の結果、第1候補中の照合候補指紋データが登録指紋データと一致しなければ、残るグループの1つを第2候補とし、この第2候補から照合候補指紋データを取り出して登録指紋データと照合する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施の形態に基づき詳細に説明する。図2はこの発明の一実施の形態を示す指紋照合装置のブロック図である。同図において、10は操作部、20はコントロール部であり、操作部10には番号入力部(テンキー)10−1,表示部(液晶ディスプレイ)10−2と共に指紋入力部10−3が設けられている。指紋入力部10−3はプリズムやCCDを構成要素とする。
【0015】
コントロール部20は、CPUを有してなる制御部20−1と、プログラム記憶部(ROM)20−2と、作業用一時記憶部(RAM)20−3と、登録指紋画像記憶部(フラッシュメモリ)20−4と、出力部20−5と、画像処理・照合部(ASIC)20−6と、画像一時記憶部(フレームメモリ)20−7とを備えており、プログラム記憶部20−2には登録プログラムと照合プログラムが格納されている。
【0016】
図3にこの指紋照合装置の外観斜視図を示す。指紋入力部10−3は指を案内するためのガイド10−31を有している。このガイド10−31の奥にプリズム面10−32がのぞいている。なお、番号入力部10−1はカバー10−4で隠されており、キー入力が必要な時にカバー10−4を開く。また、指紋入力部10−3の下方に、エンターキー10−33が設けられている。
【0017】
〔指紋の登録〕
この指紋照合装置において利用者の指紋は次のようにして登録する。運用する前に、利用者は、エンターキー10−33を押したうえ、指紋入力部10−3のプリズム面10−32の上に指を置く。プリズム面10−32に置かれた指紋の紋様はCCD(図示せず)上に写り、画像処理・照合部20−6へ送られ、入力指紋画像としてフレームメモリ20−7に格納される。この入力指紋画像のフレームメモリ20−7への格納は制御部20−1の指令によりサイクリックに行われる。
【0018】
制御部20−1は、エンターキー10−33が押されると(図1に示すステップ101)、n=0としたうえ(ステップ102)、プリズム面10−32に置かれた指の指紋画像を読み込む(ステップ103)。そして、読み込んだ指紋画像の照度Sを画像評価パラメータとして算出し(ステップ104)、この照度Sを予め定められた閾値Sthと比較し(ステップ105)、S<Sthであればステップ103へ戻り、次の時点の指紋画像を読み込む。
【0019】
S≧Sthであれば、n=n+1としたうえ(ステップ106)、このときの指紋画像GをGnとし、またこの時の指紋画像Gの照度SをSnとし、RAM20−3に格納する(ステップ107)。そして、nがn>1か否かチェックし(ステップ108)、最初はn=1であるのでステップ108のNOに応じてステップ103へ戻る。nがn>1となれば(ステップ108のYES)、今回の指紋画像Gnの照度Snと前回の指紋画像Gn-1の照度Sn-1との差と所定値とを比較し(ステップ109)、Sn−Sn-1<所定値となるまでステップ103以降の動作を繰り返す。
【0020】
入力指紋画像の照度Sが図4に示すような曲線を描いて変化するものとすれば、照度Sが閾値Sthを越えた時点から入力指紋画像Gと照度Sが繰り返し読み込まれ、RAM20−3に格納されて行く。指紋画像Gと照度Sの読み込みは一定時間毎に行われるが、これはハードウェアの処理に要する時間(≒0.02秒)に等しい。ここで、n=6となった時にSn−Sn-1<所定値になったとすると、図5に示すように、RAM20−3中には指紋画像G1〜G6とこの指紋画像G1〜G6の照度S1〜S6がセットにして格納される。なお、本実施の形態において、指紋画像のメモリへの保存を開始するための閾値Sthは、図13に示された従来の閾値Sthよりも低めに設定している。
【0021】
制御部20−1は、Sn−Sn-1<所定値となると(ステップ109のYES)、i=1としたうえ(ステップ110)、i<nか否かをチェックする(ステップ111)。ここでは、n=6となった時にSn−Sn-1<所定値となり、ステップ111に至ったものとして説明を進める。この場合、ステップ111ではi=1,n=6でi<nであるので、ステップ112へ進み、m=i+1=2とする。そして、続くステップ113で、m≦nをチェックする。この場合、m=2,n=6であるので、ステップ113のYESに応じてステップ114へ進む。
【0022】
ステップ114ではGiとGmすなわちRAM20−3中に格納されている入力指紋画像G1とG2とを照合する。そして、その照合スコアSc(i,m)すなわち照合スコアSc(1,2)を求め(ステップ115)、m=m+1として(ステップ116)、ステップ113へ戻る。求めた照合スコアSc(i,m)はRAM20−3中に格納する。ステップ113において、m≧nとなれば、すなわちステップ114においてG1とG3、G1とG4、G1とG5、G1とG6との照合が次々に行われ、その照合スコアSc(1,3)、Sc(1,4)、Sc(1,5)、Sc(1,6)が求まれば、i=i+1すなわちi=2として(ステップ117)、ステップ111へ戻る。
【0023】
以下、同様にして、ステップ112以降の動作を繰り返し、入力指紋画像G2とG3〜G6との照合スコアSc(2,3),Sc(2,4),Sc(2,5),Sc(2,6)、入力指紋画像G3とG4〜G6との照合スコアSc(3,4),Sc(3,5),Sc(3,6)、入力指紋画像G4とG5〜G6との照合スコアSc(4,5),Sc(4,6)、入力指紋画像G5とG6との照合スコアSc(5,6)を求め、RAM20−3中に格納する。
【0024】
ステップ117においてi=7とされれば、ステップ111でのNOに応じてステップ118へ進んでX=1としたうえ、X<nをチェックする(ステップ119)。この場合、X=1,n=6であるので、ステップ120へ進み、GXすなわち入力指紋画像G1に関する照合スコア平均A1を求める。照合スコア平均A1はA1={Sc(1,2)+Sc(1,3)+Sc(1,4)+Sc(1,5)+Sc(1,6)}/5として求める。そして、X=X+1すなわちX=2としてステップ119へ戻り、X<nのYESに応じてステップ120へ至り、入力指紋画像G2に関する照合スコア平均A2を求める。以下、同様にして、入力指紋画像G3,G4,G5,G6に関する照合スコア平均A3,A4,A5,A6を求める。
【0025】
図6に6つの入力指紋画像G1,G2,G3,G4,G5,G6全ての組み合わせの照合スコアを示す。照合スコア平均A2はA2={Sc(2,1)+Sc(2,3)+Sc(2,4)+Sc(2,5)+Sc(2,6)}/5で求められるが、Sc(2,1)とSc(1,2)とは等しく、A2={Sc(1,2)+Sc(2,3)+Sc(2,4)+Sc(2,5)+Sc(2,6)}/5で求めることができる。照合スコア平均A3,A4,A5,A6も同様にして、ステップ115で算出した照合スコアより求めることができる。
【0026】
ステップ121においてX=7とされれば、すなわち照合スコア平均A1〜AA6が求められれば、ステップ119のNOに応じてステップ122へ進む。ステップ122では、RAM20−3中に格納されている入力指紋画像(登録候補指紋画像)G1〜G6のうち、照合スコア平均が最大のものを登録指紋画像GRとして確定し、フラッシュメモリ20−4に格納する。
【0027】
従来の方法では、図4に示されるように、照度SがS2のときの指紋画像が登録指紋画像として取り込まれてしまうが、本実施の形態では、最適な指紋画像を含んだ複数の指紋画像を記憶し、この複数の指紋画像の中から最適な指紋画像を登録指紋画像として確定しているので、従来のように最適な指紋画像を取り逃がすことがなく、照合精度をいっそう向上させることが可能となる。
【0028】
なお、上述した実施の形態では、各指紋画像に関する照合スコア平均に基づいて登録指紋画像を確定しているが、これらに限られるものではなく、例えば、各指紋画像の照度・面積・それらの時間差分等を算出し、それらを総合的に判断して登録指紋画像を確定するようにしてもよい。
【0029】
〔指紋の照合〕
この指紋照合装置において利用者の指紋の照合は次のようにして行われる。運用中、利用者は、エンターキー10−33を押したうえ(図7に示すステップ201)、指紋入力部10−3のプリズム面10−32の上に指を置く。以下、ステップ201〜209までの動作は、図1に示した登録時のステップ101〜109までの動作と同じであるので、その説明は省略する。このステップ201〜209により、入力指紋画像の照度Sが図8に示すような曲線を描いて変化するものとすれば、照度Sが閾値Sthを越えた時点からの入力指紋画像Gと照度Sが繰り返し読み込まれ、RAM20−3に格納されて行く。
【0030】
制御部20−1は、Sn−Sn-1<所定値となると(ステップ209のYES)、i=nとしたうえ(ステップ210)、i≧1か否かをチェックする(ステップ211)。ここでは、n=6となった時にSn−Sn-1<所定値となり、ステップ211に至ったものとして説明を進める。この場合、ステップ211ではi=6でi≧1であるので、ステップ212へ進む。このステップ212において、制御部20−1は、GiとGRすなわち入力指紋画像G6と登録指紋画像GRとを画像処理・照合部20−6において照合させる。この照合の結果、照合OKであれば(ステップ213のYES)、解錠許可信号を出力する(ステップ214)。照合NGであれば(ステップ213のNO)、i=i−1すなわちi=5としたうえ(ステップ215)、ステップ211へ戻る。
【0031】
以下、ステップ211においてi<1となるまで、ステップ212以降の動作を繰り返す。これにより、入力指紋画像G5と登録指紋画像GR、入力指紋画像G4と登録指紋画像GRというようにして、RAM20−3中に格納されている入力指紋画像(照合候補指紋画像)が1つずつ取り出され登録指紋画像GRと照合される。ステップ211においてi<1となれば、すなわちRAM20−3中に格納されている照合候補指紋画像G1〜G6の全てが照合NGであれば、ステップ216へ進んでNG表示を行う。
【0032】
従来の方法では、図8に示されるように、照度SがS3のときの指紋画像が照合指紋画像とされてしまうが、本実施の形態では、最適な指紋画像を含んだ複数の指紋画像を記憶し、この複数の指紋画像の中から1つずつ取り出して登録指紋画像と照合して行くので、従来のように最適な指紋画像を取り逃がすことがなく、照合精度をいっそう向上させることが可能となる。
【0033】
なお、上述した実施の形態では、RAM20−3中に格納された照合候補指紋画像G1〜Gnを最後のものから順に取り出して登録指紋画像GRと照合するようにしているが、RAM20−3中の照合候補指紋画像G1〜Gnをその画像評価パラメータである照度S1〜Snの大きさによりグループ化し、登録指紋画像GRの照度SRが属するグループを第1候補とし、この第1候補から1つずつ照合候補指紋画像を取り出して登録指紋データGRと照合するようにしてもよい。このようにすることによって、照合スピードがアップする。照合の結果、第1候補中の照合候補指紋画像が登録指紋画像GRと一致しなければ、残るグループの1つを第2候補とし、この第2候補から1つずつ照合候補指紋画像を取り出して登録指紋画像GRと照合して行く。以下、同様にして、第3候補、第4候補・・・・と照合を進めて行く。
【0034】
また、例えば、照合候補指紋画像がG1〜G6の場合、G5→G4→G6→G3→G2→G1というような照合順序で照合して行くようにしてもよい。すなわち、最初に、「潰れや歪みが生じる一歩手前と思われる画像」から始め、NGだったら次に両隣の画像、それでもNGだったら残ったものを、というように照合を行ってもよい。
【0035】
また、上述した実施の形態では、RAM20−3中に格納された登録候補指紋画像G1〜Gnのうち照合スコア平均が最大のものを登録指紋画像GRとして確定するようにしたが、例えば照合スコア平均の上位3つの登録候補指紋画像を登録指紋画像GR1,GR2,GR3として確定するようにしてもよい。この場合、図9に示すフローチャートに従って、指紋照合を行う。
【0036】
エンターキーを押し(ステップ301のYES)、指を指紋入力部のプリズム面に置くと、制御装置20−1は、このときの指紋画像を読み込み(ステップ302)、その指紋画像の照度Sを算出する(ステップ303)。そして、この算出した照度Sと予め定められている閾値Sthとを比較し(ステップ304)、S>Sthであればこのときの入力指紋画像を照合指紋画像GSとしてRAM20−3中に保存する(ステップ305)。本実施の形態において、ステップ304での閾値Sthは、登録指紋画像GR1,GR2,GR3の照度SR1,SR2,SR3の平均として設定する。これにより、RAM20−3中には、登録指紋画像GR1,GR2,GR3と照度の近い指紋画像が照合指紋画像GSとして保存されるものとなる。
【0037】
次に、制御装置20−1は、i=1としたうえ(ステップ306)、i≦3か否かをチェックする(ステップ307)。この場合、i≦3であるので、ステップ307のYESに応じてステップ308へ進み、RAM20−3中の照合指紋画像GSと登録指紋画像GRiすなわちGR1とを画像処理・照合部20−6において照合させ、照合OKであれば(ステップ309のYES)、解錠許可信号を出力する(ステップ310)。照合NGであれば(ステップ309のNO)、i=i+1すなわちi=2としたうえ(ステップ311)、ステップ307へ戻る。
【0038】
以下、ステップ307においてi>3となるまで、ステップ308以降の動作を繰り返す。これにより、照合指紋画像GSと登録指紋画像GR2との照合、照合指紋画像GSと登録指紋画像GR3との照合が行われ、照合OKとなればその時点で解錠許可出力信号が出力されるが(ステップ310)、登録指紋画像GR1,GR2,GR3と照合指紋画像GSとの照合結果が全て照合NGであれば、ステップ312へ進んでNG表示が行われる。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したことから明らかなように本発明によれば、時系列で繰り返し読み込まれる複数の指紋データが照合候補指紋データとして記憶され、それぞれの照合候補指紋データについて所定の規則に基づいて照合順序が定められ、定められた照合順序に従って順次照合候補指紋データが取り出されて登録指紋データと照合されるものとなる。この発明によれば、複数の照合候補指紋データのうち、最も登録指紋画像に近いものから順に登録指紋画像との照合が行われる確率を高くすることが可能であり、これにより照合回数を減らし、照合スピードをアップすることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る指紋照合装置における指紋画像の登録処理の一例を示すフローチャートである。
【図2】 本発明の一実施の形態を示す指紋照合装置のブロック図である。
【図3】 この指紋照合装置の外観斜視図である。
【図4】 入力指紋画像の時系列変化(登録時)を示す図である。
【図5】 指紋画像G1〜G6とこの指紋画像G1〜G6の照度S1〜S6をセットにしてのRAMへの格納状況を示す図である。
【図6】 指紋画像G1,G2,G3,G4,G5,G6全ての組み合わせの照合スコアを示す図である。
【図7】 この指紋照合装置における指紋画像の照合処理の一例を示すフローチャートである。
【図8】 入力指紋画像の時系列変化(照合時)を示す図である。
【図9】 照合スコア平均の上位3つの登録候補指紋画像を登録指紋画像として確定した場合の指紋照合処理の一例を示すフローチャートである。
【図10】 従来の指紋照合装置における指紋画像の登録処理の一例を示すフローチャートである。
【図11】 指をプリズム面に置いてからの入力指紋画像の照度Sの時間変化を示す図である。
【図12】 従来の指紋照合装置における指紋画像の照合処理の一例を示すフローチャートである。
【図13】 入力指紋画像の時系列変化(登録時)を示す図である。
【図14】 入力指紋画像の時系列変化(照合時)を示す図である。
【符号の説明】
10…操作部、10−1…番号入力部、10−2…表示部、10−3…指紋入力部、10−31…ガイド、10−32…プリズム面、10−33…エンターキー、10−4…蓋、20…コントロール部、20−1…制御部、20−2…プログラム記憶部(ROM)、20−3…作業用一時記憶部(RAM)、20−4…登録指紋画像記憶部(フラッシュメモリ)、20−5…出力部、20−6…画像処理・照合部(ASIC)、20−7…画像一時記憶部(フレームメモリ)。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a fingerprint collation device that collates input fingerprint data with registered fingerprint data.
[0002]
[Prior art]
In recent years, in fields that require personal recognition, such as computer room and important machine room entry / exit management, access control to computer terminals and bank financial terminals, apartment access control, etc. Instead, fingerprint verification devices are being adopted.
[0003]
This fingerprint collation device includes an optical or capacitance fingerprint input unit, and collates input fingerprint data with registered fingerprint data. The optical fingerprint input unit includes a prism and a CCD as components. An electrostatic capacitance type fingerprint input unit is disclosed in, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-19070.
[0004]
Taking an optical fingerprint input unit as an example, the user places a finger on the prism surface of the fingerprint input unit. Then, the pattern of this finger appears on the CCD and is read as a fingerprint image. The fingerprint image of the person is registered in advance in the fingerprint collation device. That is, as in the collation, a finger is placed on the prism surface of the fingerprint input unit, and a fingerprint image captured on the CCD is read at this time, and a good quality image of the read fingerprint images is stored as a registered fingerprint image. . Other people's fingerprint images are also stored as registered fingerprint images. The fingerprint collation device collates the stored registered fingerprint image with the captured fingerprint image and performs processing such as unlocking the door.
[0005]
An example of a fingerprint image registration process in a conventional fingerprint verification apparatus is shown in FIG. When the enter key is pressed (YES in step 401) and the finger is placed on the prism surface of the fingerprint input unit, the fingerprint image at this time is read in
[0006]
An example of fingerprint image matching processing in a conventional fingerprint matching apparatus is shown in FIG. When the enter key is pressed (YES in step 501) and the finger is placed on the prism surface of the fingerprint input unit, the fingerprint image at this time is read in
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
The input fingerprint image changes in time series from the finger on the prism surface. Among the input fingerprint images, the optimum image as the registered fingerprint image is an image having a sufficient amount of information and high reproducibility (generally, an image one step before the occurrence of collapse or distortion). However, as shown in FIG. 13, the illuminance S of the input fingerprint image increases in a manner different from the normal time depending on the time of drying or sweating. For this reason, the input fingerprint image when the illuminance S that is the image evaluation parameter exceeds the threshold value Sth is not necessarily an optimal image as the registered fingerprint image. If the threshold value Sth is determined so that an optimum image is taken in during normal times, an insufficient fingerprint image before becoming an optimum image is taken in when sweating, and a fingerprint image that is crushed or distorted is taken in when dried .
[0008]
On the other hand, among the input fingerprint images that change in time series from the prism surface to the prism surface, the optimum image as the verification fingerprint image is the image closest to the stored registered fingerprint image. However, the input fingerprint image when the illuminance S exceeds the threshold value Sth is not necessarily an optimal image as a collation fingerprint image. That is, for example, when the registration time is sweaty and the input fingerprint image at the time t2 shown in FIG. 13 is stored as the registered fingerprint image, in the normal verification, the input fingerprint is shown at the time t3 as shown in FIG. An image is captured, and a large difference occurs between the captured input fingerprint image and the registered fingerprint image. In other words, in this method, it can be said that most of the optimal fingerprint images have been missed.
[0009]
As described above, since the conventional technique fetches one collation fingerprint image when the image evaluation parameter exceeds a predetermined value, the most suitable collation fingerprint image is often missed. For this reason, no matter how excellent the collation algorithm is used, the collation accuracy reaches its peak, and improvement of collation accuracy cannot be expected.
[0010]
The present invention has been made to solve the above-described problems, and an object of the present invention is to provide a fingerprint collation device capable of further improving collation accuracy so as not to miss an optimum collation fingerprint image. There is to do.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve such an object, the present invention repeatedly reads fingerprint data of a finger placed on a fingerprint input unit in time series, stores a plurality of read fingerprint data as collation candidate fingerprint data , A collation order is determined for collation candidate fingerprint data based on a predetermined rule, and collation candidate fingerprint data is sequentially extracted and collated with registered fingerprint data according to the defined collation order .
According to the present invention, a plurality of fingerprint data repeatedly read in time series is stored as collation candidate fingerprint data, a collation order is determined based on a predetermined rule for each collation candidate fingerprint data, and according to the collation order determined. Sequential verification candidate fingerprint data is extracted and verified with registered fingerprint data.
For example, the collation candidate fingerprint data is divided into three groups according to the size of the image evaluation parameter, and the group to which the image evaluation parameter of the registered fingerprint data belongs among the three groups is set as the first candidate. The fingerprint data is taken out and collated with the registered fingerprint data. If the collation candidate fingerprint data in the first candidate does not match the registered fingerprint data as a result of the collation, one of the remaining groups is set as the second candidate, and the collation candidate fingerprint data is extracted from the second candidate and the registered fingerprint data Match.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail based on embodiments. FIG. 2 is a block diagram of a fingerprint collation apparatus showing an embodiment of the present invention. In the figure,
[0015]
The
[0016]
FIG. 3 shows an external perspective view of the fingerprint collation apparatus. The fingerprint input unit 10-3 has a guide 10-31 for guiding a finger. A prism surface 10-32 is seen in the back of the guide 10-31. The number input unit 10-1 is hidden by the cover 10-4, and the cover 10-4 is opened when key input is required. Further, an enter key 10-33 is provided below the fingerprint input unit 10-3.
[0017]
[Registration of fingerprint]
In this fingerprint collation device, the user's fingerprint is registered as follows. Prior to operation, the user presses the enter key 10-33 and places a finger on the prism surface 10-32 of the fingerprint input unit 10-3. The fingerprint pattern placed on the prism surface 10-32 appears on a CCD (not shown), is sent to the image processing / collation unit 20-6, and is stored in the frame memory 20-7 as an input fingerprint image. The input fingerprint image is stored in the frame memory 20-7 cyclically in response to a command from the control unit 20-1.
[0018]
When the enter key 10-33 is pressed (step 101 shown in FIG. 1), the control unit 20-1 sets n = 0 (step 102) and displays the fingerprint image of the finger placed on the prism surface 10-32. Read (step 103). Then, the illuminance S of the read fingerprint image is calculated as an image evaluation parameter (step 104), the illuminance S is compared with a predetermined threshold Sth (step 105), and if S <Sth, the process returns to step 103, Read the next fingerprint image.
[0019]
If S ≧ Sth, n = n + 1 is set (step 106), the fingerprint image G at this time is set to Gn, and the illuminance S of the fingerprint image G at this time is set to Sn and stored in the RAM 20-3 (step S106). 107). Then, it is checked whether n>n> 1 (step 108). Since n = 1 at first, the process returns to step 103 according to NO in
[0020]
Assuming that the illuminance S of the input fingerprint image changes in a curve as shown in FIG. 4, the input fingerprint image G and the illuminance S are repeatedly read from the time when the illuminance S exceeds the threshold value Sth, and is read into the RAM 20-3. Go stored. The fingerprint image G and the illuminance S are read at regular intervals, which is equal to the time required for hardware processing (≈0.02 seconds). Here, assuming that Sn−Sn −1 <predetermined value when n = 6, the fingerprint images G1 to G6 and the illuminances of the fingerprint images G1 to G6 are stored in the RAM 20-3 as shown in FIG. S1 to S6 are stored as a set. In this embodiment, the threshold value Sth for starting the storage of the fingerprint image in the memory is set lower than the conventional threshold value Sth shown in FIG.
[0021]
When Sn−Sn −1 <predetermined value (YES in Step 109), the control unit 20-1 sets i = 1 (Step 110) and checks whether i <n (Step 111). Here, it is assumed that Sn−Sn −1 <predetermined value when n = 6, and that step 111 has been reached. In this case, since i = 1, n = 6 and i <n in step 111, the process proceeds to step 112, where m = i + 1 = 2. In
[0022]
In
[0023]
Thereafter, the operations after
[0024]
If i = 7 in
[0025]
FIG. 6 shows collation scores of combinations of all six input fingerprint images G1, G2, G3, G4, G5, and G6. The collation score average A2 is obtained by A2 = {Sc (2,1) + Sc (2,3) + Sc (2,4) + Sc (2,5) + Sc (2,6)} / 5. 1) and Sc (1,2) are equal and A2 = {Sc (1,2) + Sc (2,3) + Sc (2,4) + Sc (2,5) + Sc (2,6)} / 5 Can be sought. Similarly, the verification score averages A3, A4, A5, and A6 can be obtained from the verification score calculated in
[0026]
If X = 7 in
[0027]
In the conventional method, as shown in FIG. 4, a fingerprint image when the illuminance S is S2 is captured as a registered fingerprint image. In the present embodiment, a plurality of fingerprint images including an optimal fingerprint image are captured. Since the optimal fingerprint image is determined as the registered fingerprint image from among the multiple fingerprint images, the optimal fingerprint image is not missed as in the past, and the collation accuracy can be further improved. It becomes.
[0028]
In the above-described embodiment, the registered fingerprint image is determined based on the average collation score for each fingerprint image. However, the present invention is not limited to this. For example, the illuminance, area, and time of each fingerprint image A registered fingerprint image may be determined by calculating a difference or the like and comprehensively judging them.
[0029]
[Fingerprint verification]
In this fingerprint collation apparatus, collation of a user's fingerprint is performed as follows. During operation, the user presses the enter key 10-33 (
[0030]
When Sn−Sn −1 <predetermined value is satisfied (YES in step 209), the control unit 20-1 sets i = n (step 210) and checks whether i ≧ 1 (step 211). Here, it is assumed that Sn−Sn −1 <predetermined value when n = 6, and that
[0031]
Thereafter, the operations in and after
[0032]
In the conventional method, as shown in FIG. 8, the fingerprint image when the illuminance S is S3 is used as a collation fingerprint image. In the present embodiment, a plurality of fingerprint images including an optimal fingerprint image are obtained. Since the stored fingerprint image is taken out one by one from the plurality of fingerprint images and collated with the registered fingerprint image, the optimum fingerprint image is not missed as in the prior art, and the collation accuracy can be further improved. Become.
[0033]
In the above-described embodiment, the verification candidate fingerprint images G1 to Gn stored in the RAM 20-3 are sequentially extracted from the last one and verified with the registered fingerprint image GR. The verification candidate fingerprint images G1 to Gn are grouped according to the magnitudes of the illuminances S1 to Sn as image evaluation parameters, and the group to which the illuminance SR of the registered fingerprint image GR belongs is set as the first candidate, and verification is performed one by one from the first candidate. A candidate fingerprint image may be taken out and collated with registered fingerprint data GR. By doing so, the matching speed is increased. If the collation candidate fingerprint image in the first candidate does not match the registered fingerprint image GR as a result of the collation, one of the remaining groups is set as the second candidate, and the collation candidate fingerprint images are extracted one by one from the second candidate. The registered fingerprint image GR is checked. In the same manner, the collation with the third candidate, the fourth candidate,.
[0034]
For example, when the collation candidate fingerprint images are G1 to G6, collation may be performed in the collation order of G5 → G4 → G6 → G3 → G2 → G1. That is, first, it is possible to perform a collation such that “an image that seems to be one step before the occurrence of crushing or distortion” is started, and if it is NG, the images on both sides next to it, and if it is NG, still remain.
[0035]
In the above-described embodiment, the registration candidate fingerprint image G1 to Gn stored in the RAM 20-3 having the largest matching score average is determined as the registered fingerprint image GR. May be determined as registered fingerprint images GR1, GR2, GR3. In this case, fingerprint collation is performed according to the flowchart shown in FIG.
[0036]
When the enter key is pressed (YES in step 301) and the finger is placed on the prism surface of the fingerprint input unit, the control device 20-1 reads the fingerprint image at this time (step 302) and calculates the illuminance S of the fingerprint image. (Step 303). Then, the calculated illuminance S is compared with a predetermined threshold value Sth (step 304), and if S> Sth, the input fingerprint image at this time is stored in the RAM 20-3 as a verification fingerprint image GS ( Step 305). In the present embodiment, the threshold value Sth in
[0037]
Next, the control device 20-1 sets i = 1 (step 306), and checks whether i ≦ 3 (step 307). In this case, since i ≦ 3, the process proceeds to step 308 in response to YES in
[0038]
Thereafter, the operations in and after
[0039]
【The invention's effect】
As is apparent from the above description, according to the present invention, a plurality of fingerprint data repeatedly read in time series is stored as collation candidate fingerprint data, and the collation order of each collation candidate fingerprint data is determined based on a predetermined rule. The candidate fingerprint data is sequentially extracted in accordance with the predetermined collation order and collated with the registered fingerprint data. According to this invention, it is possible to increase the probability that collation with a registered fingerprint image is performed in order from the closest to the registered fingerprint image among a plurality of collation candidate fingerprint data, thereby reducing the number of collations, The verification speed can be increased.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a flowchart showing an example of a fingerprint image registration process in a fingerprint collation apparatus according to the present invention.
FIG. 2 is a block diagram of a fingerprint collation apparatus showing an embodiment of the present invention.
FIG. 3 is an external perspective view of the fingerprint collation apparatus.
FIG. 4 is a diagram showing a time-series change (at the time of registration) of an input fingerprint image.
FIG. 5 is a diagram illustrating a state of storage in a RAM with fingerprint images G1 to G6 and the illuminances S1 to S6 of the fingerprint images G1 to G6 as a set.
FIG. 6 is a diagram showing collation scores for all combinations of fingerprint images G1, G2, G3, G4, G5, and G6.
FIG. 7 is a flowchart showing an example of a fingerprint image matching process in the fingerprint matching apparatus.
FIG. 8 is a diagram showing a time-series change (during collation) of an input fingerprint image.
FIG. 9 is a flowchart showing an example of fingerprint collation processing when the top three registration candidate fingerprint images with the average collation score are confirmed as registered fingerprint images.
FIG. 10 is a flowchart showing an example of a fingerprint image registration process in a conventional fingerprint collation apparatus.
FIG. 11 is a diagram showing a temporal change in illuminance S of an input fingerprint image after placing a finger on the prism surface.
FIG. 12 is a flowchart showing an example of fingerprint image matching processing in a conventional fingerprint matching apparatus;
FIG. 13 is a diagram showing a time-series change (at the time of registration) of an input fingerprint image.
FIG. 14 is a diagram showing a time series change (during collation) of an input fingerprint image.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (1)
指紋入力部と、
この指紋入力部に置かれた指の指紋データを時系列で繰り返し読み込む指紋データ読込手段と、
この指紋データ読込手段によって読み込まれた複数の指紋データを照合候補指紋データとして記憶する照合候補指紋データ記憶手段と、
それぞれの照合候補指紋データについて所定の規則に基づいて照合順序を定め、この定めた照合順序に従って順次照合候補指紋データを取り出して登録指紋データと照合する指紋照合手段と
を備えたことを特徴とする指紋照合装置。In a fingerprint collation device that collates input fingerprint data with registered fingerprint data,
A fingerprint input section;
Fingerprint data reading means for repeatedly reading the fingerprint data of the finger placed in the fingerprint input section in time series,
Verification candidate fingerprint data storage means for storing a plurality of fingerprint data read by the fingerprint data reading means as verification candidate fingerprint data;
A fingerprint collation unit that determines a collation order based on a predetermined rule for each collation candidate fingerprint data, sequentially extracts collation candidate fingerprint data according to the defined collation order, and collates with registered fingerprint data. Fingerprint verification device.
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