JP3706099B2

JP3706099B2 - Worktable with air purification device

Info

Publication number: JP3706099B2
Application number: JP2002351984A
Authority: JP
Inventors: 仁川路; 政信吉岡; 正美嵩井
Original assignee: TOKYO GIKEN INC.
Current assignee: TOKYO GIKEN INC.
Priority date: 2002-12-04
Filing date: 2002-12-04
Publication date: 2005-10-12
Anticipated expiration: 2022-12-04
Also published as: JP2004180961A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばホルマリンに浸漬した被剖検体の解剖等を行う実験台や解剖台等のごとき作業台に係り、さらに詳細には、前記被剖検体から発生するホルムアルデヒド等の汚染ガスを浄化する空気浄化装置を備え、前記作業台から周囲への汚染ガスの拡散を防止するようにした作業台に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、多孔板からなる作業板を上部に備えたケース内に、前記作業板の多数の孔から空気を吸引するためのファンを備えると共に、吸引した空気を浄化するための空気浄化装置を備えた構成の作業台がある（例えば特許文献１参照）。
【０００３】
【特許文献１】
特開２００１−１７８８０２号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
前記特許文献１に記載の発明の構成においては、作業板上において解剖等の作業を行うとき、被剖検体から発散する汚染ガスを作業板の多数の孔から吸引することができるものの、作業時の空気の流れ等により前記被剖検体から汚染ガスが直接上昇するような場合には、汚染ガスの吸引が困難であるという問題がある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明は前述のごとき従来の問題に鑑みてなされたもので、請求項１に係る発明は、空気浄化装置を備えた移動自在な架台上に被剖検体を載置可能のトレーを設けると共に、当該トレーの周囲に沿って設けた多数の吸引口から空気を吸引して前記空気浄化装置に導くための送風装置を前記架台の長手方向の一端側に備え、この送風装置の排風側に接続した排風ダクトを前記一端側に設けると共に前記排風ダクトの送風口を前記トレーの一側上方に配置し、この送風口から送風されるエアーカーテンを前記トレーの他側部側へ斜め下方向に指向した構成であることを特徴とするものである。
【０００６】
請求項２に係る発明は、請求項１に記載の作業台において、前記架台に対して前記トレーを着脱交換可能に設けた構成である。
【０００７】
請求項３に係る発明は、請求項１又は２に記載の作業台において、前記排風ダクトを前記トレーの角部に対応した位置へ退避移動可能に設けた構成である。
【０００８】
請求項４に係る発明は、請求項１，２又は３に記載の作業台において、前記架台に対して前記トレーを上下位置調節可能に設けた構成である。
【０００９】
請求項５に係る発明は、請求項１，２，３又４に記載の作業台において、前記トレーに書見台を着脱可能に備えた構成である。
【００１０】
請求項６に記載の発明は、請求項５に記載の作業台において、前記架台側に書見台を収容自在の書見台収容部を備えた構成である。
【００１１】
請求項７に記載の発明は、請求項１〜６の何れか１項に記載の作業台において、前記トレーに設けた排水口を、排水は許容するが外気の吸引を抑制するための吸引抑制手段によって封止してある構成である。
【００１２】
請求項８に記載の発明は、請求項１〜７の何れか１項に記載の作業台において、空気浄化装置に備えられた吸着剤は複数段又は複数層に形成してあり、前記複数段又は複数層の吸着剤の間は空間に、又は空気透過部材を介在した構成としてなるものである。
【００１３】
請求項９に係る発明は、被剖検体を載置可能な架台と、この架台の一側上方に設けられ架台上の被剖検体から上昇する汚染ガスを当該架台の他側部へ吹き流すエアーカーテンを形成する送風口と、前記架台の他側に設けられた排風口と、この排風口から吸引した空気を浄化する浄化装置と、前記排風口から空気を吸引しかつ前記送風口から浄化した空気を噴出するための送風装置とを備え、前記架台は複数のキャスタを介して移動自在であって、前記浄化装置は前記架台の内部に設けてあり、かつ前記送風装置は前記架台の長手方向の一端側に備えられていると共に前記送風口を備えた排風ダクトが前記一端側に備えられており、前記エアーカーテンは斜め下方向に指向されていることを特徴とするものである。
【００１４】
【発明の実施の形態】
図１〜図４を参照するに、本実施の形態に係る作業台１は、複数のキャスター３を備えて移動自在の箱状の架台５を備えており、この架台５の内部は第１浄化室７Ａと第２浄化室７Ｂとに区画してある。そして、上記第１，第２の浄化室７Ａ，７Ｂ内には、空気浄化装置の一例として、例えば活性炭などのごとき適宜の吸着剤を備えたカートリッジ型のフィルター９が引出して個別に交換可能なように複数段に配置してある。
【００１５】
前記架台５の左右両側部には、被剖検体（図示省略）を載置可能のトレー１１を支持するトレー支持部材１３Ｌ，１３Ｒが上下位置調節自在に設けられている。より詳細には、前記トレー支持部材１３Ｌ，１３Ｒは前後方向（図１において紙面に垂直な方向）に長く設けてあり、このトレー支持部材１３Ｌ，１３Ｒの前後端付近の下部には、支柱１５が垂直に設けてある。そして、前記架台５の左右両側の前後側に垂直に備えた複数の支持筒１７に前記各支柱１５が上下動可能に嵌合してある。
【００１６】
前記トレー支持部材１３Ｌ，１３Ｒに支持されたトレー１１の高さ位置を調節するために、前記各支柱１５には、当該支柱１５を水平に貫通した複数のピン穴１５Ｈが上下方向に適宜間隔に設けてあり、前記支持筒１７の上部に設けたピン穴１７Ｈと一致した各支柱１５のピン穴１５Ｈにはピン（図示省略）が貫通してある。
【００１７】
したがって、各支柱１５に設けた所望位置のピン穴１５Ｈと支持筒１７に設けたピン穴１７Ｈとを一致した状態においてピンを挿入し貫通することにより、トレー支持部材１３Ｌ，１３Ｒを所望の高さ位置に調節でき、このトレー支持部材１３Ｌ，１３Ｒに支持されたトレー１１の高さ位置を調節することができるものである。
【００１８】
なお、上記構成においては、各支柱１５に所望間隔にピン穴１５Ｈを設けた構成であるから、トレー１１の高さ位置調節は段階的である。しかし、次のごとき構成とすることにより、トレー１１の高さ位置を任意に調節することができるものである。
【００１９】
すなわち、前記各支柱１５を垂直なネジ部材の構成とし、この各ネジ部材に相対的に上下動自在に螺合したナット部材を、前記各支持筒１７の上部に回転自在に支持された各プーリ又は各チエンスプロケットに一体的に設ける。そして、各プーリ又はチエンスプロケットに掛回したエンドレス状のベルト又はチエンを、適宜位置に設けた操作ハンドル（図示省略）によって回転し、すべてのプーリ又はチエンスプロケットを連動して回転する構成とする。
【００２０】
上記構成により、各支柱１５としてのネジ部材に螺合した各ナット部材を同時に同方向へ回転することができ、各ネジ部材を同時に上下動して前記トレー１１を水平に保持して上下調節することができるものである。すなわち、架台５に対してトレー１１を上下位置調節する構成としては種々の構成を採用することができるものである。
【００２１】
前記トレー１１は、図２に示すように、左右方向に長い矩形状をなしており、その底部は、図１に示すように、長手方向の一端側（右側）が低くなるように傾斜してある。そして、上記トレー１１の周縁には断面形状が矩形状の枠部１９が一段高く形成してあり、この枠部１９によって囲繞された内側の領域内には、被剖検体を載置可能の支持プレート２１が複数（本例では４枚）に分割して配置してある。
【００２２】
上記各支持プレート２１には、当該支持プレート２１上の被剖検体から滴下した液体を、各支持プレート２１と前記トレー１１の底部との間の空間内に流下するための多数の透孔２１Ｈが少なくともトレー１１の周縁に沿って形成してある。そして、流下した液体を外部へ排出するために、前記トレー１１の底部には、排水口２３が設けてあると共に前記支持プレート２１とトレー１１の底部との間の空間内の空気を吸引して排出するための排風口（吸引口）２５が設けてある。
【００２３】
そして、前記排水口２３からの排水を貯水槽２７（図３参照）等へ導くために、前記トレー支持部材１３Ｒに一体的に設けた昇降プレート２９（図３参照）の下部には、前記排水口２３と接続自在な接続排水口３１が設けてあり、この接続排水口３１に一端側を接続したパイプ等の接続管３３の他端部は、前記貯水槽２７内の液体内に没入してある。
【００２４】
したがって、前記排水口２３からの排水を接続排水口３１及び接続管３３を介して貯水槽２７へ排出することができる。そして、前記支持プレート２１と前記トレー１１の底部との間の空間内の排風を行う際に、当該空間内が僅かに負圧になったときには、接続管３３内に貯水槽２７内の液体が僅かに吸上げられるものの前記接続排水口３１のところまでは吸上げられることなく、接続管３３から外気が吸引されることを防止しているものである。
【００２５】
上述のように、排水口２３からの排水を許容するが外気の吸引を抑制するための吸引抑制手段によって接続排水口３１を封止する構成としては、前述の構成に限ることなく、吸引抑制手段として、例えばチェック弁のごとき逆流防止弁を前記接続排水口３１又は接続管３３等に設けた構成とすることも可能である。
【００２６】
前記排風口２５から排風を行うために、前記昇降プレート２９の下部には前記排風口２５と接続自在の筒状の上吸込部３５が垂設してあり、この上吸込部３５の下部は、前記架台５の右側面に備えた箱状の吸込み口部３７の上部に設けた筒上の下吸込部３９に上下動可能に嵌入してあり、上吸込部３５と下吸込部３９との間にはシールが設けられている。
【００２７】
前記吸込み口部３７内には、吸引された空気中のミストを収容するミストタンク４１が収納してあると共に、この吸込み口部３７の下部は前記第１浄化室７Ａの下部に連通してある。また、前記吸込み口部３７には、ミストタンク４１等を目視するための検視窓４３が設けてある。
【００２８】
前記排風口２５から空気を吸引するために、前記架台５の他側，すなわち左側部には例えばブロワ等のごとき送風装置４５（図１参照）が装着してあり、この送風装置４５の吸引口側は前記第２浄化装置７Ｂの上部側に接続してある。したがって、前記送風装置４５を駆動すると、第２，第１の浄化装置７Ｂ，７Ａ，吸込み口部３７，上吸込部３５及び排風口２５を介してトレー１１の底部と前記支持プレート２１との間の空間内の空気を吸引することになる。上記空間内の空気が吸引されて負圧になると、前記支持プレート２１に設けた多数の透孔２１Ｈからトレー１１上面の外気が吸引されることになる。この際、前述したように、排水口２３から外気が吸引されることはないものである。
【００２９】
したがって、トレー１１上の被剖検体から周囲に蒸散する傾向にあるホルムアルデヒド等の汚染ガスは前記透孔２１Ｈから吸引されることとなり、作業台１の周囲に拡散することはないものである。
【００３０】
前記送風装置４５のケーシングには、ヒンジ４７を介して排風ダクト４９が水平に回動可能に設けてある。この排風ダクト４９は、前記送風装置４５の排風側に接続してあって、当該排風ダクト４９の送風口５１は前記トレー１１の一側上方すなわち左側上方に位置してある。上記送風口５１は、噴出送風された空気が前記トレー１１の上方を通過してトレー１１の他側部に設けたフード５３に至るように指向してある。すなわち、上記送風口５１の指向方向としては、前記トレー１１上の被剖検体から蒸散して上昇する傾向にあるホルムアルデヒド等の汚染ガスをトレー１１の上部からトレー１１の他側部すなわち右側部に上下に回動可能に設けた前記フード５３の下部付近に吹き流すように僅かに斜め下方向に指向してある。
【００３１】
前記送風口５１の前後方向（図２において上下方向）の幅は、前記トレー１１の前後方向の幅にほぼ等しく、前述したように送風口５１から空気が噴出されたときには、前記トレー１１の上側に、被剖検体から上昇する傾向にある汚染ガスを他側部へ吹き流す作用をなす例えばエアーカーテンを形成する態様となり、トレー１１上の被剖検体から蒸散するホルムアルデヒド等の汚染ガスを前記フード５３側へ吹き流して、汚染ガスから術者を保護する作用をなすものである。そして、前記ヒンジ４７を中心として前記排風ダクト４９を水平に回動したときには、図２に示すように、前記トレー１１の角部に対応した５１Ａの退避位置に位置して、トレー１１に対して被剖検体の搬出入を行うときに邪魔になるようなことがないものである。
【００３２】
したがって、トレー１１上の被剖検体から蒸散して上昇する傾向にあるホルムアルデヒド等の汚染ガスは、前記送風口５１から噴出送風される空気の下層側に混入し前記フード５３方向へ流されて排風口２５から下方向へ吸引されるので、作業台１の周囲に拡散するようなことは防止されるものである。すなわち、前記透孔２１Ｈによってトレー１１の周囲から外気を吸引すること及び前記送風口５１から空気を送風することの両方の作用が相俟って、作業台１の周囲の汚染ガスの拡散を効果的に防止することができるものである。
【００３３】
ところで、前記フード５３は、トレー１１に上下方向に回動可能に設けた場合について図示してあるが、前記トレー１１の枠部１９に対して係止自在のコ字形状のフック部を前記フード５３に設けて、トレー１１に対してフード５３を着脱可能に設ける構成とすることも可能である。このような構成とすることにより、フード５３を各トレー１１に対して共用できることとなり、トレー１１の構成をより簡素化できるものである。
【００３４】
また、前記トレー１１上の被剖検体の解剖等を行う際に、書物等を参考にし易いように、書見台５５が設けてある。上記書見台５５は、前記トレー１１の枠部１９に係止自在のコ字形状のフック部５７を一側端に備えた平板であって、使用時には、図３に想像線で示すように、トレー１１に水平に支持されるものであり、不使用時には前記トレー支持部材１３Ｌ，１３Ｒに設けた係止フック５９に前記フック部５７を係止することによって垂直状態に収容されている。
【００３５】
すなわち、ここで収容とは、前記係止フック５９に書見台５５を垂直に係止した状態を意味するものであるが、書見台５５を収容する構成としては、書見台５５の不使用時に所定の位置に収めておくことができれば良いものであり、例えば前記架台５の一部に棚等の収容部を形成して書見台５５を収容する構成としても良いものである。
【００３６】
すなわち、書見台５５を収容するための書見台収容部の構成としては種々の構成を採用することができるものである。しかし、書見台収容部を架台５側に備えることにより、架台５に対してトレー１１を着脱交換した場合であっても、トレー１１に対して容易に取付けることができ、またトレー１１から取り外したときには邪魔にならないように収容することができるものである。
【００３７】
前記トレー支持部材１３Ｌ，１３Ｒに対して前記トレー１１を着脱するために、トレー１１の下面には前記トレー支持部材１３Ｌ，１３Ｒ上に載置自在の左右一対の台座６１が設けてあり、この台座６１の対向した内側面には、内側に開口したコ字形状の溝６３が形成してある。そして、前記トレー支持部材１３Ｌ，１３Ｒの後側部付近には前後方向に長いロックレバー６５の後端部がヒンジ６７を介して水平に回動可能に枢着してあり、このロックレバー６５を前記溝６３に係合することにより、前記トレー１１をトレー支持部材１３Ｌ，１３Ｒに対して固定することができるものである。
【００３８】
前記溝６３に前記ロックレバー６５を係合した状態において前記溝６３からロックレバー６５が離脱することを防止するために、前記トレー支持部材１３Ｌ，１３Ｒにはロック装置６９が設けてある。上記ロック装置６９は、出入自在のボール又はピン等のプランジャを備えた、例えばボールプランジャ等よりなるものであって、前記ロックレバー６５が当該ボールプランジャ上を通過するときにはボール等のプランジャをバネ等の付勢力に抗して押し下げることによって通過できるものである。よって、ロックレバー６５が前記ロック装置６９の位置を容易に通過することができず、前記溝６３にロックレバー６５が係合した状態に保持されるものである。
【００３９】
なお、ロック装置６９としての例えばボールプランジャ等は公知の構成であるから、ロック装置６９についての詳細な説明は省略する。前記ロック装置６９としては、前記溝６３に前記ロックレバー６５を係合した状態に保持する機能があれば良いものであり、ボールプランジャ等に限ることなく、例えばロックレバー６５を固定自在のピン、ボルト等の構成をも採用可能である。すなわち、ロック装置６５としては種々の構成を採用することができるものである。
【００４０】
前記構成より理解されるように、トレー１１の下部に備えた台座６１の溝６３にロックレバー６５を係合することにより、架台５に対してトレー１１を固定することができ、また前記溝６３からロックレバー６５を離脱することにより、架台５からトレー１１を取り外すことができるものである。すなわち、架台５に対してトレー１１を着脱交換することができるものである。
【００４１】
したがって、トレー１１上の被剖検体の解剖を行った後、前記被剖検体をホルマリンによって保存処理を行い、その後にトレー１１に被剖検体を載置した状態において架台５に対してトレー１１の着脱交換を行うことができるものである。
【００４２】
なお、架台５に対してトレー１１の着脱を行うに際し、架台５に対してトレー１１を常に正確に位置決めするために、トレー１１に備えた前記台座６１に当接してトレー１１の左右方向の位置決めを行なうためのストッパ（図示省略）や前後方向の位置決めを行なうためのストッパ等の位置決め手段が設けてあり、架台５に対してトレー１１は常に正確に装着されるものである。
【００４３】
前記トレー１１上の被剖検体の解剖等を行うとき、トレー１１の高さを調節することができるので適正高さとすることができる。そして、解剖等を行うとき、例えばノートや参考書等を見たい場合には書見台５５をトレー１１に水平に取付けることができるので、ノートや参考書等を術者の近くにおくことができるものである。
【００４４】
そして、被剖検体の解剖等を行う際には、送風装置４５を駆動することにより、前述したように、送風口５１から送風される空気によって、被剖検体から発生し上昇するホルムアルデヒド等の汚染ガスはフード５３側へ吹き流されこととなり、術者を保護することができるものである。
【００４５】
また、前記送風装置４５を駆動することにより、トレー１１の上面付近の空気は支持プレート２１に設けた透孔２１Ｈから下方向へ吸引され、かつ前記送風口５１から前記フード５３側へ指向して噴出送風されて汚染ガスが混入した部分の空気は、フード５３の位置において下方向へ指向され、同様に吸引されるものである。さらに、被剖検体から流下した液体も前記透孔２１Ｈから下側へ流下するものである。
【００４６】
したがって、被剖検体から蒸散したホルムアルデヒド等の汚染ガスが作業台１の周囲に拡散することを効果的に防止できるものである。
【００４７】
そして、前記支持プレート２１とトレー１１の底部との空間に流入した流体は、底部の傾斜に沿って自重により排水口２３に流れ、この排水口２３から前記貯水槽２７に流出するものであり、上記空間内の空気は、排風口２５から吸込み口部３７へ吸引され、かつ第１，第２の浄化室７Ａ，７Ｂ内のフィルター９を通過するときに、空気中の汚染ガスの吸着が行われ、空気の浄化が行われるものである。
【００４８】
この浄化された空気が前記送風装置４５に吸引され、前述したように送風口５１から幅の広いエアーカーテン状に送風されて、前述したように、上昇する傾向にある汚染ガスをフード５３の方向へ吹き流すものである。
【００４９】
前述のように、送風装置４５の吸引作用によってトレー１１の底部と支持プレート２１との間の空間が負圧になっても、前述したように、排水口２３からの外気の吸引が防止されるので、前記支持プレート２１の透孔２１Ｈからの外気の吸込みが効果的に行われ得ると共に前記空間内の液体の排出を効果的に行うことができるものである。
【００５０】
そして、トレー１１の洗浄時には、架台５からトレー１１を取り外して洗浄することができ、また複数に分割してある支持プレート２１をトレー１１から取り外して洗浄することができるので、トレー１１及び支持プレート２１の洗浄を容易に行うことができるものである。
【００５１】
図５は本発明の実施形態に係る前記空気浄化装置におけるフィルター９の構成を示すもので、このフィルター９は、例えば活性炭等のごとき適宜の吸着剤の層７１を複数段又は複数層に区画して内装した枠体７３を備えており、この枠体７３の下端縁７３Ｆは内側に張り出したフランジ状に形成してある。上記吸着剤の層７１の間は空間７５に形成してある。上記空間７５は、単なる空間であってもよく、又は空間７５に金網や空間割合の高いフィルター等の空気透過部材を介在した構成であってもよいものである。
【００５２】
上記構成により、前記空間７５に面した吸着剤の層７１は、空間７５側が開放された構成であるから、吸着剤の粒子が相互に接触した接触面積が少ないものとなる。換言すれば、前記空間７５に面した吸着剤の表面積のデッドゾーン（吸着剤の粒子が互いに接触した部分の面積）が小さくなるので、全体として吸着剤の表面積を大きくすることとなり、汚染ガスの吸着率を高くすることができるものである。
【００５３】
また、吸着剤の一層目を通過して二層目との間の空間７５に達した空気は、二層目の空気抵抗により上記空間７５内において全体に拡がる傾向にあり、吸着剤の二層目に対して汚染ガスが均等に分布して二層目を通過することとなり、汚染ガスの吸着率がより向上するものである。
【００５４】
したがって、フィルター９に対して汚染ガスが上方又は下方から、或いは交互に通過する構成の場合であっても、吸着剤の層７１でもって汚染ガスを効率良く吸着できるものである。
【００５５】
この際、例えばフィルター９に対して汚染ガスの混合した空気が下方から通過する場合、吸着剤と枠体７３の内面との接触部付近においては、空気抵抗が小さく枠体７３の内面に沿って空気が流れる傾向にあるが、前記枠体７３の下端縁７３Ｆが内側に折り曲げてあることにより、前記枠体７３の内面に沿っての流れが阻害される傾向にあり、空気の流れが偏るようなことは無く、空気の流れは全体的に均等化されるものである。よって吸着剤が汚染ガスを吸着した結果としての劣化は全体的に平均的に生じるものである。
【００５６】
図６は、空気浄化装置の第２の実施形態を示すもので、この実施形態においては、空気の出入口７７Ａ、７７Ｂを備えた枠体７７内に大略Ｚ形状の支持プレート７９を複数段設け、この複数段の支持プレート７９によってフィルター９を適宜に離隔して支持した構成である。
【００５７】
この構成においては、並列した各フィルター９の間には大きな空間が形成されており、かつ各支持プレート７９に沿って汚染ガスの混合した空気が前記各フィルター９に同時に案内されることとなるので、汚染ガスの処理能力が向上するものである。なお、この構成においてもフィルター９に対して汚染ガスを上方向又は下方向から供給することも可能なものである。
【００５８】
【発明の効果】
以上のごとき説明より理解されるように、本発明によれば、トレー上の被剖検体から発生して上昇する傾向にあるホルムアルデヒドの汚染ガスや被剖検体から周囲に発散する傾向にある汚染ガスが作業台の周囲に拡散することを防止でき、前述したごとき従来の問題を解消し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態に係る作業台の正面説明図である。
【図２】本発明の実施の形態に係る作業台の平面説明図である。
【図３】本発明の実施の形態に係る作業台の右側面説明図である。
【図４】本発明の実施の形態に係る作業台の左側面説明図である。
【図５】フィルターの構成を示す構成説明図である。
【図６】空気浄化装置の構成を示す説明図である。
【符号の説明】
１作業台
５架台
７Ａ，７Ｂ第１，第２洗浄室
９フィルター
１１トレー
１３Ｌ，１３Ｒトレー支持部材
１５支柱
１７支持筒
１９枠部
２１支持プレート
２１Ｈ透孔
２３排水口
２５排風口
２７貯水槽
２９昇降プレート
３５上吸込部
３７吸込み口部
３９下吸込部
４５送風装置
４９排風ダクト
５１送風口
５３フード
５５書見台
６１台座
６３溝
６５ロックレバー
６９ロック装置[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a work table such as an experimental table or a dissection table for performing dissection of an autopsy specimen immersed in formalin, for example, and more specifically, purifies pollutant gases such as formaldehyde generated from the autopsy specimen. The present invention relates to a workbench provided with an air purifier and configured to prevent diffusion of pollutant gas from the workbench to the surroundings.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in a case provided with a work plate made of a perforated plate at the top, a fan for sucking air from a large number of holes of the work plate and an air purification device for purifying the sucked air were provided. There is a work table having a configuration (see, for example, Patent Document 1).
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 2001-178802 [0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the configuration of the invention described in Patent Document 1, when performing work such as dissection on the work plate, the contaminated gas emanating from the autopsy sample can be sucked from the many holes of the work plate. When the contaminated gas rises directly from the subject to be examined due to the flow of air, etc., there is a problem that it is difficult to suck the contaminated gas.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has been made in view of the conventional problems as described above, and the invention according to claim 1 provides a tray on which a specimen can be placed on a movable gantry equipped with an air purification device, A blower for sucking air from a number of suction ports provided along the periphery of the tray and guiding it to the air purification device is provided on one end side in the longitudinal direction of the gantry and connected to the exhaust side of the blower The exhaust duct is provided on the one end side, and the air outlet of the exhaust duct is disposed above one side of the tray, and the air curtain blown from the air outlet is obliquely downward toward the other side of the tray. It is characterized by having a configuration oriented to the above .
[0006]
According to a second aspect of the present invention, in the work table according to the first aspect, the tray is provided so as to be detachable and replaceable with respect to the gantry.
[0007]
According to a third aspect of the present invention, in the workbench according to the first or second aspect, the exhaust duct is provided so as to be retractable to a position corresponding to a corner of the tray.
[0008]
According to a fourth aspect of the present invention, in the work table according to the first, second, or third aspect, the tray is provided so that the vertical position of the work table can be adjusted.
[0009]
The invention according to claim 5 is the work table according to claim 1, 2, 3 or 4, wherein the tray is detachably provided with a writing table.
[0010]
The invention according to claim 6 is the work table according to claim 5, wherein the work table is provided with a writing table storage portion capable of storing the reading table on the frame side.
[0011]
A seventh aspect of the present invention is the work bench according to any one of the first to sixth aspects, wherein the drain opening provided in the tray allows drainage but suppresses suction of outside air. It is the structure sealed by the means.
[0012]
The invention according to claim 8 is the work table according to any one of claims 1 to 7, wherein the adsorbent provided in the air purification device is formed in a plurality of stages or a plurality of layers, the plurality of stages. Alternatively, the adsorbents of the plurality of layers are configured in a space or an air permeable member.
[0013]
According to the ninth aspect of the present invention, there is provided a gantry on which an autopsy specimen can be placed, and air that is provided above one side of the gantry and blows up pollutant gas rising from the autopsy specimen on the gantry to the other side of the gantry. The air outlet that forms the curtain, the air outlet provided on the other side of the gantry, the purification device that purifies the air sucked from the air outlet, the air is sucked from the air outlet, and the air is purified from the air outlet. A blower for ejecting air, the gantry is movable through a plurality of casters, the purification device is provided inside the gantry, and the blower is in the longitudinal direction of the gantry And an exhaust duct having the air outlet is provided on the one end side, and the air curtain is oriented obliquely downward .
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Referring to FIGS. 1 to 4, the work table 1 according to the present embodiment includes a movable frame-shaped frame 5 including a plurality of casters 3, and the interior of the frame 5 is a first purification. It is divided into a chamber 7A and a second purification chamber 7B. In the first and second purification chambers 7A and 7B, as an example of an air purification device, a cartridge type filter 9 provided with an appropriate adsorbent such as activated carbon can be pulled out and replaced individually. Are arranged in a plurality of stages.
[0015]
On both the left and right sides of the gantry 5, tray support members 13L and 13R for supporting a tray 11 on which an autopsy sample (not shown) can be placed are provided so that the vertical position can be adjusted. More specifically, the tray support members 13L and 13R are long in the front-rear direction (in the direction perpendicular to the paper surface in FIG. 1), and a column 15 is provided at the lower part near the front and rear ends of the tray support members 13L and 13R. It is provided vertically. And each said support | pillar 15 is fitted to the some support cylinder 17 provided perpendicularly | vertically at the front-and-rear side of the right-and-left both sides of the said mount frame 5 so that an up-down movement is possible.
[0016]
In order to adjust the height position of the tray 11 supported by the tray support members 13L and 13R, each of the support columns 15 is provided with a plurality of pin holes 15H penetrating the support columns 15 horizontally at appropriate intervals in the vertical direction. A pin (not shown) passes through the pin hole 15H of each support column 15 that is provided and coincides with the pin hole 17H provided in the upper portion of the support cylinder 17.
[0017]
Accordingly, the tray support members 13L and 13R are moved to the desired height by inserting and inserting the pins in the state where the pin holes 15H at the desired positions provided in the support columns 15 and the pin holes 17H provided in the support cylinder 17 are aligned. The height of the tray 11 supported by the tray support members 13L and 13R can be adjusted.
[0018]
In addition, in the said structure, since it is the structure which provided the pin hole 15H in the desired space | interval in each support | pillar 15, the height position adjustment of the tray 11 is stepwise. However, with the following configuration, the height position of the tray 11 can be arbitrarily adjusted.
[0019]
That is, each strut 15 is configured as a vertical screw member, and a nut member that is screwed to the respective screw member so as to be relatively movable up and down is rotatably supported on an upper portion of each support cylinder 17. Alternatively, it is provided integrally with each chain sprocket. Then, an endless belt or chain hung around each pulley or chain sprocket is rotated by an operation handle (not shown) provided at an appropriate position, and all pulleys or chain sprockets are rotated in conjunction with each other.
[0020]
With the above configuration, the nut members screwed into the screw members as the support columns 15 can be simultaneously rotated in the same direction, and the screw members are simultaneously moved up and down to hold the tray 11 horizontally and adjust the height. It is something that can be done. That is, various configurations can be adopted as the configuration for adjusting the vertical position of the tray 11 with respect to the gantry 5.
[0021]
As shown in FIG. 2, the tray 11 has a rectangular shape that is long in the left-right direction, and its bottom portion is inclined so that one end side (right side) in the longitudinal direction is lowered as shown in FIG. is there. A frame 19 having a rectangular cross-sectional shape is formed on the periphery of the tray 11 so as to be higher, and a support for placing an autopsy sample in an inner region surrounded by the frame 19 is provided. The plate 21 is divided into a plurality (four in this example).
[0022]
Each support plate 21 has a plurality of through holes 21H for allowing the liquid dropped from the autopsy specimen on the support plate 21 to flow into the space between each support plate 21 and the bottom of the tray 11. At least along the periphery of the tray 11 is formed. In order to discharge the liquid flowing down to the outside, a drain port 23 is provided at the bottom of the tray 11 and air in the space between the support plate 21 and the bottom of the tray 11 is sucked. An exhaust port (suction port) 25 for discharging is provided.
[0023]
In order to guide the drainage from the drainage port 23 to the water storage tank 27 (see FIG. 3), etc., the drainage plate 29 (see FIG. 3) provided integrally with the tray support member 13R has the drainage in the lower part. A connection drain port 31 that can be connected to the port 23 is provided, and the other end of the connection pipe 33 such as a pipe connected to the connection drain port 31 at one end side is immersed in the liquid in the water storage tank 27. is there.
[0024]
Therefore, the drainage from the drainage port 23 can be discharged to the water storage tank 27 through the connection drainage port 31 and the connection pipe 33. Then, when exhausting air in the space between the support plate 21 and the bottom of the tray 11, if the space is slightly negative, the liquid in the water storage tank 27 is placed in the connection pipe 33. Is slightly sucked up, but is not sucked up to the connection drainage port 31 and prevents the outside air from being sucked in from the connection pipe 33.
[0025]
As described above, the connection drainage port 31 is sealed by the suction suppression unit that allows drainage from the drainage port 23 but suppresses the suction of outside air. For example, a backflow prevention valve such as a check valve may be provided in the connection drain port 31 or the connection pipe 33.
[0026]
In order to exhaust air from the air outlet 25, a cylindrical upper suction portion 35 that can be connected to the air outlet 25 is suspended from the lower part of the elevating plate 29, and the lower portion of the upper suction portion 35 is The upper suction portion 35 and the lower suction portion 39 are fitted into a lower suction portion 39 on a cylinder provided on the upper side of a box-shaped suction port portion 37 provided on the right side surface of the gantry 5 so as to be movable up and down. A seal is provided between them.
[0027]
A mist tank 41 for storing the mist in the sucked air is accommodated in the suction port portion 37, and the lower portion of the suction port portion 37 communicates with the lower portion of the first purification chamber 7A. . The suction port 37 is provided with a viewing window 43 for viewing the mist tank 41 and the like.
[0028]
In order to suck air from the air outlet 25, a blower 45 (see FIG. 1) such as a blower is attached to the other side of the gantry 5, that is, the left side. The side is connected to the upper side of the second purification device 7B. Therefore, when the blower 45 is driven, the bottom 11 of the tray 11 and the support plate 21 are interposed via the second and first purification devices 7B and 7A, the suction port 37, the upper suction unit 35 and the exhaust port 25. The air in the space will be sucked. When the air in the space is sucked and becomes a negative pressure, the outside air on the upper surface of the tray 11 is sucked from the many through holes 21H provided in the support plate 21. At this time, as described above, outside air is not sucked from the drain port 23.
[0029]
Therefore, a contaminated gas such as formaldehyde that tends to evaporate from the autopsy specimen on the tray 11 is sucked from the through hole 21H and does not diffuse around the work table 1.
[0030]
An exhaust duct 49 is provided in the casing of the blower 45 via a hinge 47 so as to be horizontally rotatable. The exhaust duct 49 is connected to the exhaust side of the blower 45, and the air outlet 51 of the exhaust duct 49 is located above one side of the tray 11, that is, above the left side. The blower port 51 is directed so that the blown and blown air passes above the tray 11 and reaches the hood 53 provided on the other side of the tray 11. That is, as the direction of the air outlet 51, pollutant gases such as formaldehyde that tend to evaporate from the specimen on the tray 11 and evaporate from the upper portion of the tray 11 to the other side, that is, the right side of the tray 11. It is directed slightly downward so as to blow near the lower portion of the hood 53 that can be pivoted up and down.
[0031]
The width of the air blowing port 51 in the front-rear direction (vertical direction in FIG. 2) is substantially equal to the width of the tray 11 in the front-rear direction, and when air is ejected from the air blowing port 51 as described above, In addition, for example, an air curtain is formed to blow the contaminated gas that tends to rise from the subject to the other side, and the contaminant gas such as formaldehyde that evaporates from the subject on the tray 11 is removed from the hood. It blows to the 53 side, and makes the effect | action which protects an operator from polluting gas. When the exhaust duct 49 is rotated horizontally around the hinge 47, as shown in FIG. 2, the exhaust duct 49 is positioned at the retracted position 51A corresponding to the corner of the tray 11 with respect to the tray 11. Thus, there will be no obstacles when carrying in / out the specimen.
[0032]
Therefore, a pollutant gas such as formaldehyde that tends to evaporate from the autopsy sample on the tray 11 is mixed into the lower layer side of the air blown and blown from the blower port 51 and is discharged toward the hood 53 and discharged. Since the air is sucked downward from the air vent 25, it is prevented from diffusing around the work table 1. That is, the action of sucking outside air from the periphery of the tray 11 through the through hole 21H and blowing air from the air blowing port 51 is combined to effectively diffuse pollutant gas around the work table 1. Can be prevented.
[0033]
Incidentally, although the hood 53 is illustrated as being provided on the tray 11 so as to be pivotable in the vertical direction, a U-shaped hook portion that can be locked to the frame portion 19 of the tray 11 is provided as the hood 53. It is also possible to provide the hood 53 so as to be detachable from the tray 11. By setting it as such a structure, the food | hood 53 can be shared with respect to each tray 11, and the structure of the tray 11 can be simplified more.
[0034]
Further, a book stand 55 is provided so that it is easy to refer to a book or the like when dissecting an autopsy sample on the tray 11. The book stand 55 is a flat plate having a U-shaped hook portion 57 that can be locked to the frame portion 19 of the tray 11 at one end, and when used, as shown by an imaginary line in FIG. The tray 11 is supported horizontally, and when not in use, the hook portion 57 is locked to a locking hook 59 provided on the tray support members 13L and 13R and is accommodated in a vertical state.
[0035]
In other words, the term “accommodating” here means a state in which the reading table 55 is vertically locked to the locking hook 59. It is only necessary to be able to be stored in a predetermined position at the time of use. For example, a storage portion such as a shelf may be formed in a part of the pedestal 5 to accommodate the writing table 55.
[0036]
That is, various configurations can be adopted as the configuration of the reading table storage unit for storing the reading table 55. However, by providing the writing table storage part on the gantry 5 side, even when the tray 11 is attached to and detached from the gantry 5, it can be easily attached to the tray 11 and removed from the tray 11. It can be accommodated so that it does not get in the way.
[0037]
In order to attach and detach the tray 11 to and from the tray support members 13L and 13R, a pair of left and right pedestals 61 that can be placed on the tray support members 13L and 13R are provided on the lower surface of the tray 11, and this pedestal is provided. A U-shaped groove 63 opened to the inside is formed on the inner side surface of 61 facing. A rear end portion of a lock lever 65 that is long in the front-rear direction is pivotally mounted in the vicinity of the rear side portion of the tray support members 13L and 13R via a hinge 67 so that the lock lever 65 can be rotated horizontally. By engaging with the groove 63, the tray 11 can be fixed to the tray support members 13L and 13R.
[0038]
In order to prevent the lock lever 65 from being detached from the groove 63 when the lock lever 65 is engaged with the groove 63, the tray support members 13L and 13R are provided with a lock device 69. The lock device 69 includes a plunger such as a ball or pin that can be freely inserted and exited, for example, a ball plunger. When the lock lever 65 passes over the ball plunger, the plunger such as a ball is moved by a spring or the like. It is possible to pass by pushing down against the urging force. Therefore, the lock lever 65 cannot easily pass through the position of the lock device 69 and is held in a state where the lock lever 65 is engaged with the groove 63.
[0039]
In addition, since the ball plunger etc. as a locking device 69 are well-known structures, detailed description about the locking device 69 is abbreviate | omitted. The locking device 69 only needs to have a function of holding the lock lever 65 in the groove 63, and is not limited to a ball plunger or the like, for example, a pin that can fix the lock lever 65, A configuration such as a bolt can also be employed. That is, various configurations can be employed as the lock device 65.
[0040]
As understood from the above configuration, the tray 11 can be fixed to the gantry 5 by engaging the lock lever 65 with the groove 63 of the base 61 provided in the lower portion of the tray 11, and the groove 63. The tray 11 can be removed from the gantry 5 by releasing the lock lever 65 from the rack 5. That is, the tray 11 can be attached to and detached from the gantry 5.
[0041]
Therefore, after the autopsy specimen on the tray 11 is dissected, the autopsy specimen is preserved with formalin, and then the autopsy specimen is placed on the tray 11 with the autopsy specimen placed on the tray 11. It can be attached and detached.
[0042]
When the tray 11 is attached to or detached from the gantry 5, in order to always accurately position the tray 11 with respect to the gantry 5, the tray 11 is positioned in the left-right direction by contacting the pedestal 61 provided on the tray 11. Positioning means such as a stopper (not shown) for performing the positioning and a stopper for positioning in the front-rear direction are provided, and the tray 11 is always mounted accurately on the mount 5.
[0043]
When the autopsy specimen on the tray 11 is dissected, the height of the tray 11 can be adjusted, so that the height can be set to an appropriate height. When performing dissection or the like, for example, when it is desired to see a notebook or a reference book, the writing table 55 can be mounted horizontally on the tray 11, so that the notebook or reference book can be placed near the operator. It can be done.
[0044]
When the autopsy specimen is dissected, by driving the air blower 45, as described above, the air blown from the air outlet 51 causes contamination such as formaldehyde generated and raised from the autopsy specimen. The gas is blown to the hood 53 side and can protect the operator.
[0045]
Further, by driving the air blower 45, the air near the upper surface of the tray 11 is sucked downward from the through hole 21H provided in the support plate 21 and directed toward the hood 53 from the air blowing port 51. The portion of the air that is blown out and contaminated with the gas is directed downward at the position of the hood 53 and is similarly sucked. Furthermore, the liquid that has flowed down from the subject is also flowed down from the through hole 21H.
[0046]
Therefore, it is possible to effectively prevent the contaminated gas such as formaldehyde evaporated from the autopsy specimen from diffusing around the work table 1.
[0047]
The fluid that has flowed into the space between the support plate 21 and the bottom of the tray 11 flows into the drainage port 23 by its own weight along the slope of the bottom, and flows out from the drainage port 23 to the water storage tank 27. Air in the space is sucked from the exhaust port 25 to the suction port 37 and adsorbs pollutant gases in the air when passing through the filters 9 in the first and second purification chambers 7A and 7B. Air purification is performed.
[0048]
The purified air is sucked into the blower 45 and blown from the blower port 51 into a wide air curtain as described above. As described above, the polluted gas that tends to rise is directed to the hood 53. It will be blown away.
[0049]
As described above, even if the space between the bottom of the tray 11 and the support plate 21 is negative due to the suction action of the blower 45, as described above, the suction of outside air from the drain port 23 is prevented. Therefore, the outside air can be effectively sucked from the through holes 21H of the support plate 21, and the liquid in the space can be effectively discharged.
[0050]
When the tray 11 is washed, the tray 11 can be removed from the gantry 5 and washed, and the support plate 21 divided into a plurality of parts can be removed from the tray 11 and washed. 21 can be easily washed.
[0051]
FIG. 5 shows a configuration of the filter 9 in the air purifying apparatus according to the embodiment of the present invention. The filter 9 divides an appropriate adsorbent layer 71 such as activated carbon into a plurality of stages or a plurality of layers. The lower end edge 73F of the frame 73 is formed in a flange shape projecting inward. A space 75 is formed between the adsorbent layers 71. The space 75 may be a simple space, or may have a configuration in which an air permeable member such as a wire net or a filter having a high space ratio is interposed in the space 75.
[0052]
With the above-described configuration, the adsorbent layer 71 facing the space 75 has a configuration in which the space 75 side is open, so that the contact area where the adsorbent particles contact each other is small. In other words, since the dead zone of the surface area of the adsorbent facing the space 75 (the area where the adsorbent particles are in contact with each other) is reduced, the surface area of the adsorbent is increased as a whole, and the contamination gas The adsorption rate can be increased.
[0053]
In addition, the air that has passed through the first layer of the adsorbent and has reached the space 75 between the second layer tends to spread throughout the space 75 due to the air resistance of the second layer. The pollutant gas is evenly distributed to the eyes and passes through the second layer, and the adsorption rate of the pollutant gas is further improved.
[0054]
Therefore, even if the contaminant gas passes through the filter 9 from above, below, or alternately, the contaminant gas can be efficiently adsorbed by the adsorbent layer 71.
[0055]
At this time, for example, when air mixed with pollutant gas passes through the filter 9 from below, the air resistance is small in the vicinity of the contact portion between the adsorbent and the inner surface of the frame body 73 along the inner surface of the frame body 73. Although the air tends to flow, the lower end edge 73F of the frame body 73 is bent inward so that the flow along the inner surface of the frame body 73 tends to be inhibited, and the air flow is biased. There is nothing, and the air flow is equalized as a whole. Therefore, the deterioration as a result of the adsorbent adsorbing the pollutant gas occurs on the average as a whole.
[0056]
FIG. 6 shows a second embodiment of the air purification device. In this embodiment, a plurality of approximately Z-shaped support plates 79 are provided in a frame 77 having air inlets / outlets 77A and 77B. The filter 9 is supported by being separated from each other by the support plates 79 in a plurality of stages.
[0057]
In this configuration, a large space is formed between the filters 9 arranged in parallel, and air mixed with polluted gas is guided to the filters 9 along the support plates 79 at the same time. This will improve the processing capacity of polluted gases. Even in this configuration, it is possible to supply the pollutant gas to the filter 9 from above or below.
[0058]
【The invention's effect】
As will be understood from the above description, according to the present invention, the polluted gas of formaldehyde that tends to be generated and raised from the autopsy specimen on the tray or the pollutant gas that tends to diverge from the autopsy specimen to the surroundings. Can be prevented from spreading around the workbench, and the conventional problems as described above can be solved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory front view of a workbench according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an explanatory plan view of a work table according to the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is an explanatory diagram on the right side of the work table according to the embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a left side explanatory view of the work table according to the embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a configuration explanatory diagram showing a configuration of a filter.
FIG. 6 is an explanatory view showing a configuration of an air purification device.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Work table 5 Base 7A, 7B 1st, 2nd washing chamber 9 Filter 11 Tray 13L, 13R Tray support member 15 Support column 17 Support cylinder 19 Frame part 21 Support plate 21H Through-hole 23 Drain outlet 25 Exhaust outlet 27 Reservoir 29 Elevation Plate 35 Upper suction portion 37 Suction port portion 39 Lower suction portion 45 Blower device 49 Exhaust duct 51 Blower port 53 Hood 55 Writing stand 61 Base 63 Groove 65 Lock lever 69 Lock device

Claims

A tray on which an autopsy sample can be placed is provided on a movable gantry equipped with an air purification device, and air is sucked from a large number of suction ports provided along the periphery of the tray and guided to the air purification device. A blower device is provided on one end side in the longitudinal direction of the gantry, and an exhaust duct connected to the exhaust side of the blower device is provided on the one end side, and a blower port of the exhaust duct is disposed above one side of the tray. A worktable provided with an air purification device, characterized in that the air curtain blown from the air outlet is oriented obliquely downward toward the other side of the tray.

2. The work table according to claim 1, wherein the tray is detachably / replaceable with respect to the gantry.

3. The work table according to claim 1, wherein the exhaust duct is provided so as to be retractable to a position corresponding to a corner portion of the tray.

4. The work table according to claim 1, wherein the tray is provided so that the vertical position of the work table can be adjusted with respect to the frame.

5. The work table according to claim 1, wherein the work table is provided with an air purifier so as to be detachable from the tray.

6. The work table according to claim 5, further comprising a writing table storage unit that can store a reading table on the frame side.

The worktable according to any one of claims 1 to 6, wherein the drain port provided in the tray is sealed by suction suppression means for allowing drainage but suppressing suction of outside air. A workbench equipped with a featured air purification device.

The workbench according to any one of claims 1 to 7, wherein the adsorbent provided in the air purification device is formed in a plurality of stages or a plurality of layers, and between the plurality of stages or a plurality of layers of the adsorbent. A workbench equipped with an air purifying device, characterized in that the air purifying device is arranged in a space or an air permeable member.

A gantry on which the specimen can be placed, and an air outlet that forms an air curtain that is provided above one side of the gantry and blows the contaminated gas rising from the specimen on the gantry to the other side of the gantry, An exhaust port provided on the other side of the gantry, a purification device for purifying air sucked from the exhaust port, and a blower device for sucking air from the exhaust port and ejecting purified air from the blower port The gantry is movable through a plurality of casters, the purification device is provided inside the gantry, and the blower device is provided at one end side in the longitudinal direction of the gantry. A work table provided with an air purifying device, characterized in that an exhaust duct having the air outlet is provided on the one end side, and the air curtain is oriented obliquely downward .