JP3704826B2 - Emergency brake assist device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、緊急時等にドライバのブレーキ操作を補助して停止距離を短縮することを目的とした緊急ブレーキアシスト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の緊急ブレーキアシスト装置として、例えばUSP5158343lに見られるように、ブレーキの操作速度が所定値以上の時に緊急ブレーキアシスト制御を開始するようにしたものがある。また、特開平7-76267号には、ブレーキペダルストローク量と車速からペダル速度のしきい値Seffを算出し、ペダル速度がしきい値Seffを超過したときのストローク量を起点とし、その時点より所定ストロークdsBの問ペダル速度がSeffを下回らないときに、dsB分だけ踏み増した時点で緊急ブレーキアシスト制御を開始する構成が示されている。また、車速によるしきい値の変化特性として、中間的な車速で最小値つまり最も緊急ブレーキアシスト制御に入りやすい値をとり、その前後で増大する特性が設定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、先行する前車が制動により減速した場合、運転者は前車のブレーキランプの点灯を認識してブレーキペダルを踏むという操作を通常は行う。これに対して、前車のブレーキランプが点灯していないときまたはブレーキランプ点灯以後は車間距離の減少を認識して制動操作の必要性を判断することになる。ところが、この車間距離の把握にはブレーキランプの点灯を認識する場合に比較して時間がかかるため、ブレーキランプの点灯に伴う制動操作の後に遅れて車間距離の急速な減少を認識し、この結果として一旦離したブレーキペダルを急遽踏み直すという2度踏み操作が行われることがある。
【0004】
このような2度踏みの操作に対して、上記従来の緊急ブレーキアシスト装置では、ほぼ同じ車速でブレーキペダルが開放位置から同じようなストローク速度で踏み込んだ場合に一義的なストローク速度しきい値を選択するため、一連の減速中に2度踏みをするような操作パターンでもそれぞれ同じタイミングで制御を開始してしまい、したがってより緊急を要する2度目のブレーキ操作に対するアシスト制御量が不足してしまうという不都合がある。
【0005】
また、アシスト制御を開始するしきい値を中間的な車速で最小値となりその前後で増大するような特性のものでは、2度目のブレーキ操作時には車速が通常は小さくなるため、制動時の車速によってはむしろ制御量が減少してしまうおそれがある。
【0006】
この発明はこのような問題点に着目してなされたもので、より緊急を要する2度目以降のブレーキ操作に対しても確実に充分なアシスト制御を行えるようにした緊急ブレーキアシスト装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、マスターシリンダに連結されるダイアフラムを挟んで負圧が導入される負圧室と負圧または大気圧が選択的に導入される変圧室とが画成されると共に、変圧室に負圧を導入する真空弁と大気圧を導入する大気弁とが設けられる負圧ブースタを備えたブレーキ装置において、真空弁と大気弁とを電気的に開閉する電磁弁として形成し、ブレーキペダルの踏込みをそのペダルストロークに基づいて検出する手段と、前記検出手段の出力に基づいて電磁弁を駆動する制御手段とを設ける。
【0008】
上記制御手段は、ペダルストロークから算出したブレーキペダルの踏込み速度が所定のしきい値を上回ったときに負圧ブースタの大気弁が開放し真空弁が遮断する位置に電磁弁を作動させる一方、ブレーキペダルが踏み込まれたときは、前記電磁弁作動の有無にかかわらず、その後所定時間だけ前記しきい値を減少させるように構成する。
【0009】
第2の発明は、マスターシリンダに連結されるダイアフラムを挟んで負圧が導入される負圧室と負圧または大気圧が選択的に導入される変圧室とが画成されると共に、変圧室に負圧を導入する真空弁と大気圧を導入する大気弁とが設けられる負圧ブースタを備えたブレーキ装置において、真空弁と大気弁とを電気的に開閉する電磁弁として形成し、ブレーキペダルの踏込みをそのペダル踏力に基づいて検出する手段と、前記検出手段の出力に基づいて電磁弁を駆動する制御手段とを設ける。
【0010】
上記制御手段は、ペダル踏力が所定のしきい値を上回ったときに負圧ブースタの大気弁が開放し真空弁が遮断する位置に電磁弁を作動させる一方、ブレーキペダルが踏み込まれたときは、前記電磁弁作動の有無にかかわらず、その後所定時間だけ前記しきい値を減少させるように構成する。
【0011】
第3の発明は、上記第1または第2の発明におけるしきい値を、所定時間内でのブレーキ踏込み回数の増大に応じて順次小さく設定するようにした。
【0012】
第4の発明は、上記各発明において、車両の速度を検出する手段を備え、ブレーキペダルの踏込み速度のしきい値を車両速度が高いときほど小さく設定する。
【0013】
第5の発明は、上記各発明において、ブレーキペダルの踏込みに伴い減少したしきい値を、その後所定時間内に初期値にまで漸増するようにする。
【0014】
【発明の効果】
マスターシリンダに連結されるダイアフラムを挟んで負圧室と変圧室とを画成した負圧ブースタの構成は一般的なものである。すなわち負圧室には例えばガソリンエンジンのスロットル弁下流に生じる吸気管負圧や真空ポンプからの負圧が作動負圧として常時導入されている。一方の変圧室には、ブレーキ非作動時は大気弁が閉じて大気の導入が遮断されると共に、真空弁が開いて負圧室と同様の負圧が導入され、したがってダイヤフラムの前後には圧力差が発生していない。これに対して、ブレーキペダルが踏み込まれると真空弁が閉じて負圧導入が遮断されると共に、大気弁が開いて変圧室に大気圧が導入される。これにより負圧室と変圧室との間に圧力差が生じ、これが運転者によるブレーキペダル踏力に付加されるアシスト力となってマスターシリンダに作用することから倍力作用が得られる。
【0015】
このような負圧ブースタを備えたブレーキ装置において、第1の発明では、基本的にはブレーキペダルの踏込み速度が所定のしきい値を超えると上記アシスト力が生じる位置に電磁弁を駆動するように制御装置が作動し、ブレーキペダルの踏込み速度が前記しきい値以下であればアシスト力を生じない位置に電磁弁が保持されるように制御装置が作動する。
【0016】
次いで、前記1度目のブレーキ踏込み操作から所定時間以内に2度以上のブレーキ踏込み操作が行われた場合には前記1度目のブレーキ踏込み操作時のアシストの有無にかかわらず前記しきい値が前回よりも小さい値に設定されることから、2度目以降の制動操作に対してはより低いブレーキペダル踏込み速度でもアシスト力が作用することになり、これにより緊急度の高い2度目以降のブレーキ操作に対応した十分な制動力が発揮されることになる。
【0017】
第2の発明は、ブレーキペダルの踏込みを検出する手段として上記第1の発明におけるペダルストロークに代えてブレーキペダル踏力を検出する手段を有し、その踏力としきい値との比較により第1の発明と同様の制御が行われる。
【0018】
第3の発明では、ある時間内に何度もブレーキペダルが踏み込まれる状況では踏み込まれる回数が増えるほど緊急度が高いと推測されることから、上記第1または第2の発明におけるしきい値を、所定時間内でのブレーキ踏込み回数の増大に応じて順次小さく設定することによりこのような緊急度の増大に対応する。
【0019】
第4の発明では、2度目以降のブレーキペダル操作に対して車速が高いときほどアシスト制御に入りやすくなるので、車速に応じて的確なブレーキアシスト制御が行われる。
【0020】
第5の発明によれば、所定時間内でのブレーキペダルの踏込み間隔が短いほど後の踏込み時のしきい値が小さくなる。一般に踏込み間隔が短いほど緊急度が高いと推測されるので、この制御により緊急度に対応した的確なブレーキアシスト制御が行われることになる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1,2は、この発明の一実施形態の概略を示したもので、図1は全体の構成図、図2は負圧ブースタの構成図である。
【0022】
まず構成を説明すると、図1において、20はドライバの操作するアクセルペダル、21はドライバの操作するブレーキペダル、22はアクセルペダルの操作量を検出するアクセルストロークセンサ、23はブレーキペダルの操作量を検出するブレーキストロークセンサ、24はエンジン、25は負圧ブースタである。26はマスタシリンダ、27は各車輪で、その回転速度をセンサ28で検出する。29は制御装置であり、詳細は後述するが、アクセルストロークセンサ22、ブレーキストロークセンサ23、車輪速度センサ28の検出情報が入力され、負圧ブースタ25のソレノイド5を駆動する制御信号を出力する。
【0023】
図2に示すように、負圧ブースタ25は、マスタシリンダ26を収縮作動させるパワーピストン10を備え、パワーピストン10とダイヤフラム14によって負圧室2と変圧室1が仕切られる。パワーピストン10は負圧室2と変圧室1の間に生じる差圧によりダイアフラムリターンスプリング15に抗して移動し、リアクションディスク9を介してプッシュロッド8およびマスタシリンダ26に倍力分の荷重を伝達する。
【0024】
負圧室2は図示しないエンジンの吸気管(スロットル弁下流)や真空ポンプに連通して作動負圧が導入されている。
【0025】
変圧室1はパワーピストン10の負圧通路11を介して負圧室2と連通可能であり、負圧通路11の開口部が真空弁としての弁体3から離れて開放されると、負圧室2からの負圧が導かれる。
【0026】
一方、変圧室1は弁体3の大気圧通路部4を介して外部と連通可能であり、この大気圧通路部4が筒状のプランジャ7に設けられた弁座12から離れて開放されると、大気圧が導かれる。すなわちこの場合、弁体3の大気圧通路部4と弁座12とで大気弁が構成されている。
【0027】
ブレーキ非作動時には、リターンスプリング13a及び13bの付勢力により図示したようにプランジャ7の弁座12が大気圧通路部4に着座してこれを閉ざすと共に、弁体3が負圧通路11から離れてこれを開いており、したがって負圧室2と変圧室1の圧力は等しくなっている。
【0028】
ブレーキ作動時には、ブレーキペダル21が踏み込まれてこれに連動するオペレーティングロッド6がパワーピストン10の中に押し込まれるのに伴い、リターンスプリング13aを支持するプランジャ7がパワーピストン10に対して図中左方向に所定のストロークだけ前進すると、リターンスプリング13aの弾性復元力により弁体3が摺動して負圧通路11を閉じる。この負圧通路11の閉じ始めの位置では大気圧通路部4はまだ閉ざされており、この位置からさらにプランジャ7が前進すると、弁体3は負圧通路11の開口部に着座した状態でそれ以上は移動できないので、プランジャ7の弁座12が弁体3から離れて大気圧通路部4が開く。これにより変圧室1に大気圧が導かれ、負圧室2と変圧室1の圧力差によりパワーピストン10がスプリング15に抗して図中左方向に押されて、マスタシリンダ26を収縮方向に付勢する。
【0029】
一方、緊急時に負圧ブースタ25を自動的に作動させるブレーキアシストを行うため、プランジャ7を電磁的に駆動するソレノイド5がパワーピストン10に設けられる。
【0030】
すなわち、制御装置29によってソレノイド5に所定の駆動電流を供給すると、ソレノイド5の電磁力によりプランジャ7がスプリング16に抗して図中左方向に吸引されて、負圧通路11を閉じると共に大気圧通路部4が開放する位置に前進し、これによりパワーピストン10がマスタシリンダ26を収縮方向に付勢する。
【0031】
次に上記構成における緊急時のブレーキアシスト作用につき、制御装置29の演算処理動作を示す図3または図4の流れ図に沿って説明する。なお、図3の制御はブレーキペダルの踏込をそのストロークから検出するようにしたもの、図4の制御は同じく踏力から検出するようにしたもので、両者の相違はこの点のみであるので、以下では主として図3のものについて説明をし、図4のものによる相違点がある部分については括弧書きにて示すものとする。
【0032】
図3または図4に示した制御ルーチンは所定周期で実行される割り込み処理ルーチンである。まずステップ101でブレーキストローク値(ブレーキペダル踏力)が、ステップ102で車両速度がそれぞれ読み込まれる。
【0033】
次にステップ103で前記ストローク値(踏力値)からブレーキペダルが踏み込まれているか否かが判断され、踏み込まれている場合はステップ104へ進み、そうでない場合はステップl14へ進む。
【0034】
ステップl04ではブレーキストローク変化量△BS(ブレーキ踏力変化量△PS)を算出し、ステップ105にて過去の記憶された△BSとの比較を行なうことにより、その最大値△BSmax(△PSmax)の更新を行なう。すなわち△BSmax(△PSmax)は一連の制動中で発生した最大ブレーキストローク速度(最大踏力)を表していることになる。
【0035】
次にステップl06で、後述のステップll9、l20で決定したタイマに基づいてしきい値決定用係数k1が設定される。このタイマは、アシスト制御が作動した後のブレーキオフの時間で管理される積算カウンタである。klの決定は、図5に例示すようにタイマ値が2秒以内では小さい値k1sを選択し2秒以上では大きい値(この場合初期値)klbを選択するようにする。あるいは図6で示すように、ブレーキオフ時間の経過にしたがってk1sからk1bへとリニアに増加して復帰するような特性としても良い。
【0036】
ステップl07では、車速に基づいてしきい値決定用係数k2が設定される。k2は、図7で示すように車速が高くなるにつれて小さな値を選択するようにする。ステップ108では、ステップl06及びステップ107で得られた係数kl,k2とからブレーキストローク速度しきい値(ブレーキ踏力しきい値)kを決定する。この場合、k=kl*k2としている。
【0037】
ステップl09では、ステップ105で得られた制動中の最大ブレーキストローク速度△BSmax(△PSmax)がしきい値kよりも大きいか否かの判断を行い、大きい場合はステップll0でアシスト制御を行ったかどうかを示すフラグ1をセットし、ステップl12にてブレーキアシスト制御を開始する。すなわち、負圧ブースタの真空弁が閉、大気弁が開となるようにソレノイド5を駆動し、変圧室1に大気を導入することにより負圧室2との差圧を発生させてマスタシリンダ〜ホイルシリンダで液圧を発生させる。
【0038】
ステップl09の判断で最大ブレーキストローク速度△BSmax(△PSmax)がしきい値k以下である場合はステップlllにてフラグlをクリアし、ステップll3で負圧ブースタの真空弁が開、大気弁が閉の初期位置となるようにソレノイド5を駆動して制御を終了する。なお、ソレノイド5の通電を遮断するだけでもスプリング13a,13bの付勢力で前記初期位置となるため制御終了の目的は達せられる。
【0039】
ステップl03でブレーキが踏み込まれていないと判断された場合は、ステップll4で最大ブレーキストローク速度△BSmax(△PSmax)をクリアする。次にステップll5でアシスト制御を行ったかどうかを示すフラグlがセットされているか否かの判断を行い、リセットされている場合はステップl20でアシスト制御が作動した後のブレーキオフの時間で管理されるタイマをクリアして制御を終了する。フラグ1がセットされている場合はステップll6で車速が所定値以下ならばステップ120でアシスト制御が作動した後のブレーキオフの時間で管理されるタイマをクリアして制御を終了する。これは、車速が高くて緊急度が高い場合のみ本頗の要点である2度目踏み込み時の制御を行うものである。
【0040】
次にステップll7ではタイマが所定値、この場合2秒間を越えたか否かの判断を行い、越えていなければステップ119でタイマのインクリメントをおこない、そうでないならばステップll8でフラグlをクリアし、ステップl20でタイマをクリアして制御を終了する。ステップll7の意味は、ブレーキオフの時間がある程度経てから再度ブレーキを踏んだパターンはブレーキアシストを行うべき緊急ブレーキ操作ではなく通常のブレーキ操作であるとの判断をするためのものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の全体の概略構成図。
【図2】 本発明の一実施形態の倍力装置の概略構成図。
【図3】 本発明の一実施形態の制御動作内容を示す流れ図。
【図4】 本発明の一実施形態の制御動作内容を示す流れ図。
【図5】 ブレーキペダル踏込み速度に対するしきい値の設定例を示す特性線図。
【図6】 ブレーキペダル踏込み速度に対するしきい値の他の設定例を示す特性線図。
【図7】 車速に応じたしきい値の設定例を示す特性線図。
【符号の説明】
1 変圧室
2 負圧室
3 弁体(真空弁)
4 大気圧通路部
5 ソレノイド(電磁弁)
6 オペレーティングロッド
7 プランジャ
8 プッシュロッド
9 リアクションディスク
10 パワーピストン
11 負圧通路
12 弁座(大気弁)
13a リターンスプリング
13b リターンスプリング
14 ダイアフラム
15 ダイアフラムリターンスプリング
16 スプリング
20 アクセルペダル
21 ブレーキペダル
22 アクセルストロークセンサ
23 ブレーキストロークセンサ
24 エンジン
25 負圧ブースタ
26 マスターシリンダ
27 車両の車輪
28 車輪の回転速度センサ28
29 制御装置[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an emergency brake assist device for assisting a driver's brake operation in an emergency or the like to shorten a stop distance.
[0002]
[Prior art]
As a conventional emergency brake assist device, for example, as shown in US Pat. No. 5,158,343, an emergency brake assist control is started when a brake operation speed is a predetermined value or more. Japanese Patent Laid-Open No. 7-76267 calculates a pedal speed threshold Seff from the brake pedal stroke amount and the vehicle speed, and starts from the stroke amount when the pedal speed exceeds the threshold Seff. A configuration is shown in which emergency brake assist control is started when the pedal speed is increased by dsB when the pedal speed of the predetermined stroke dsB does not fall below Seff. In addition, as a change characteristic of the threshold value depending on the vehicle speed, a characteristic is set that takes a minimum value at an intermediate vehicle speed, that is, a value that most easily enters emergency brake assist control, and increases before and after that.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, when the preceding front vehicle decelerates due to braking, the driver normally performs an operation of recognizing lighting of the brake lamp of the front vehicle and depressing the brake pedal. On the other hand, when the brake lamp of the front vehicle is not turned on or after the brake lamp is turned on, the decrease in the inter-vehicle distance is recognized to determine the necessity of the braking operation. However, since it takes more time to grasp the distance between the vehicles than when the brake lamps are turned on, it recognizes a rapid decrease in the distance between vehicles after the braking operation associated with the lighting of the brake lights. As a result, a stepping operation may be performed in which the brake pedal once released is suddenly stepped on again.
[0004]
In contrast to such a two-step operation, the conventional emergency brake assist device sets a unique stroke speed threshold value when the brake pedal is depressed at the same stroke speed from the open position at approximately the same vehicle speed. Therefore, even in an operation pattern in which a step is stepped twice during a series of decelerations, control is started at the same timing, and therefore, the amount of assist control for the second brake operation that requires more urgency is insufficient. There is an inconvenience.
[0005]
In addition, when the threshold value for starting the assist control has a minimum value at an intermediate vehicle speed and increases before and after that, the vehicle speed usually decreases during the second braking operation. Rather, the control amount may decrease.
[0006]
The present invention has been made paying attention to such problems, and provides an emergency brake assist device that can surely perform sufficient assist control even for the second and subsequent brake operations that require more emergency. It is an object.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The first invention defines a negative pressure chamber into which negative pressure is introduced across a diaphragm connected to a master cylinder, and a variable pressure chamber into which negative pressure or atmospheric pressure is selectively introduced. In a brake device having a negative pressure booster in which a vacuum valve for introducing negative pressure and an atmospheric valve for introducing atmospheric pressure are provided, an electromagnetic valve for electrically opening and closing the vacuum valve and the atmospheric valve is formed, and a brake pedal And a control means for driving the solenoid valve based on the output of the detection means.
[0008]
The control means operates the electromagnetic valve at a position where the atmospheric valve of the negative pressure booster is opened and the vacuum valve is shut off when the depression speed of the brake pedal calculated from the pedal stroke exceeds a predetermined threshold. When the pedal is depressed, the threshold value is decreased by a predetermined time thereafter regardless of whether or not the solenoid valve is operated .
[0009]
According to a second aspect of the present invention, a negative pressure chamber into which negative pressure is introduced across a diaphragm connected to a master cylinder and a variable pressure chamber into which negative pressure or atmospheric pressure is selectively introduced are defined. In a brake device having a negative pressure booster in which a vacuum valve for introducing negative pressure and an atmospheric valve for introducing atmospheric pressure are provided, an electromagnetic valve for electrically opening and closing the vacuum valve and the atmospheric valve is formed, and a brake pedal And a control means for driving the solenoid valve based on the output of the detection means.
[0010]
The control means operates the electromagnetic valve at a position where the atmospheric valve of the negative pressure booster is opened and the vacuum valve is shut off when the pedal depression force exceeds a predetermined threshold, and when the brake pedal is depressed , Regardless of whether or not the solenoid valve is operated, the threshold value is decreased for a predetermined time thereafter.
[0011]
In a third aspect of the invention, the threshold value in the first or second aspect of the invention is sequentially set to be smaller as the number of times the brake is depressed within a predetermined time.
[0012]
According to a fourth invention, in each of the above-mentioned inventions, a means for detecting the speed of the vehicle is provided, and the threshold value of the depression speed of the brake pedal is set smaller as the vehicle speed is higher .
[0013]
According to a fifth invention, in each of the above inventions, the threshold value that is decreased as the brake pedal is depressed is gradually increased to an initial value within a predetermined time thereafter .
[0014]
[ Effect of the invention ]
The configuration of a negative pressure booster in which a negative pressure chamber and a variable pressure chamber are defined with a diaphragm connected to a master cylinder interposed therebetween is common. That is, for example, an intake pipe negative pressure generated downstream of a throttle valve of a gasoline engine or a negative pressure from a vacuum pump is always introduced into the negative pressure chamber as an operating negative pressure. In one of the variable pressure chambers, when the brake is not activated, the atmospheric valve is closed and the introduction of the atmospheric air is shut off, and the vacuum valve is opened and the negative pressure similar to that of the negative pressure chamber is introduced. There is no difference. On the other hand, when the brake pedal is depressed, the vacuum valve is closed and the introduction of the negative pressure is interrupted, and the atmospheric valve is opened to introduce the atmospheric pressure into the variable pressure chamber. As a result, a pressure difference is generated between the negative pressure chamber and the variable pressure chamber, and this acts as an assist force added to the brake pedal depression force by the driver and acts on the master cylinder, so that a boosting action is obtained.
[0015]
In the brake device equipped with such a negative pressure booster, in the first invention, basically, the electromagnetic valve is driven to a position where the assist force is generated when the depression speed of the brake pedal exceeds a predetermined threshold value. When the brake pedal depressing speed is equal to or lower than the threshold value, the control apparatus operates so that the electromagnetic valve is held at a position where no assist force is generated .
[0016]
Next, when the brake depressing operation is performed twice or more within a predetermined time from the first brake depressing operation, the threshold value is higher than the previous value regardless of the presence or absence of the assist during the first brake depressing operation. Is set to a small value, the assist force will be applied to the second and subsequent braking operations even at a lower brake pedal depression speed, and this will support the second and subsequent braking operations with a high degree of urgency. The sufficient braking force will be exhibited.
[0017]
The second invention has means for detecting the brake pedal depression force in place of the pedal stroke in the first invention as means for detecting depression of the brake pedal, and the first invention is obtained by comparing the depression force with a threshold value. The same control is performed.
[0018]
In the third invention, in a situation where the brake pedal is depressed many times within a certain time, it is estimated that the urgency is higher as the number of times the brake pedal is depressed, so the threshold value in the first or second invention is set. In response to the increase in the number of times the brake is depressed within a predetermined time, the urgent level is increased by sequentially setting a smaller value.
[0019]
In the fourth aspect of the invention, the higher the vehicle speed is, the easier it is to enter the assist control with respect to the second and subsequent brake pedal operations. Therefore, accurate brake assist control is performed according to the vehicle speed.
[0020]
According to the fifth aspect of the invention, the shorter the stepping-on interval of the brake pedal within the predetermined time, the smaller the threshold value for the subsequent stepping. In general, it is estimated that the shorter the stepping-on interval, the higher the urgency level is. Therefore, accurate brake assist control corresponding to the urgency level is performed by this control.
[0021]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. 1 and 2 show an outline of an embodiment of the present invention. FIG. 1 is an overall configuration diagram, and FIG. 2 is a configuration diagram of a negative pressure booster.
[0022]
First, the configuration will be described. In FIG. 1, 20 is an accelerator pedal operated by the driver, 21 is a brake pedal operated by the driver, 22 is an accelerator stroke sensor for detecting the operation amount of the accelerator pedal, and 23 is an operation amount of the brake pedal. A brake stroke sensor to be detected, 24 is an engine, and 25 is a negative pressure booster. 26 is a master cylinder, 27 is each wheel, and the rotation speed is detected by a
[0023]
As shown in FIG. 2, the
[0024]
The
[0025]
The
[0026]
On the other hand, the
[0027]
When the brake is not operated, the
[0028]
When the brake is operated, the
[0029]
On the other hand, a solenoid 5 that electromagnetically drives the
[0030]
That is, when a predetermined drive current is supplied to the solenoid 5 by the
[0031]
Next, the emergency brake assist operation in the above configuration will be described with reference to the flowchart of FIG. 3 or FIG. The control in FIG. 3 detects the depression of the brake pedal from the stroke, and the control in FIG. 4 also detects from the pedal force. The difference between them is only this point. 3 will be mainly described, and portions different from those in FIG. 4 are indicated in parentheses.
[0032]
The control routine shown in FIG. 3 or 4 is an interrupt processing routine executed at a predetermined cycle. First, at
[0033]
Next, in
[0034]
In
[0035]
Next, in
[0036]
In step 1007, a threshold value determining coefficient k2 is set based on the vehicle speed. As shown in FIG. 7, a smaller value of k2 is selected as the vehicle speed increases. In
[0037]
In step l09, it is determined whether the maximum braking stroke speed ΔBSmax (ΔPSmax) during braking obtained in
[0038]
If the maximum brake stroke speed ΔBSmax (ΔPSmax) is less than or equal to the threshold value k in step l09, the flag l is cleared in step lll, the vacuum valve of the negative pressure booster is opened in step l13, and the atmospheric valve is The solenoid 5 is driven so as to reach the initial closed position, and the control is terminated. Note that even if the energization of the solenoid 5 is interrupted, the initial position is reached by the biasing force of the springs 13a and 13b.
[0039]
If it is determined in
[0040]
Next, in
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall schematic configuration diagram of an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a schematic configuration diagram of a booster according to an embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a flowchart showing the contents of a control operation according to an embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a flowchart showing the contents of a control operation according to an embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a characteristic diagram showing a setting example of a threshold value with respect to a brake pedal depression speed.
FIG. 6 is a characteristic diagram showing another setting example of a threshold value for a brake pedal depression speed.
FIG. 7 is a characteristic diagram showing a setting example of a threshold value according to the vehicle speed.
[Explanation of symbols]
1
4 Atmospheric pressure passage 5 Solenoid (solenoid valve)
6 Operating
13a Return Spring
29 Controller
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