JP3701359B2

JP3701359B2 - Removable pressure sensitive adhesive sheet

Info

Publication number: JP3701359B2
Application number: JP32949695A
Authority: JP
Inventors: 雄二清水
Original assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Current assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date: 1995-11-27
Filing date: 1995-11-27
Publication date: 2005-09-28
Anticipated expiration: 2015-11-27
Also published as: JPH09143437A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、親展葉書、ダイレクトメール、通知書、パンフレット、クジ等に使用され、一時的に仮接着した接合面を剥離すると内部に記載された情報を視認できる再剥離性感圧接着シートに関する。特に、印刷画像等に優れた光沢感を付与できる再剥離性感圧接着シートに関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、剥がして開くと内部の情報を見ることができる親展葉書やダイレクトメール等が、セキュリティ性や情報記載量の多さの点から普及している。
例えば、情報記載前に、対面する仮接着予定面に再剥離型粘着層を予め形成しておき、該粘着層の上に文字等をノンインパクトプリンタ（ＮＩＰ）等で印字後に折り込んで葉書とする再剥離性感圧接着シートである。この再剥離型粘着層は、一般に天然ゴムラテックス等の再剥離不能な通常の感圧性接着剤、即ち非剥離性感圧粘着剤に、シリカ、澱粉等の充填剤を添加した接着剤を塗布形成したものであり、その表面が印字適性及び再剥離適性を持つ。なお、充填剤は接着前の粘着性を適度に落とし、また接着後の剥離を可能にし、印刷適性や耐ブロッキング性等を与えている。
【０００３】
また、二枚の透明熱可塑性樹脂フィルムを剥離可能に接着し両面に感熱粘着層を施した再剥離性樹脂シートを、葉書の二倍大の葉書用紙を情報が記載済の面を内側にして二つ折りする際に挟み込んで一枚の葉書とし、剥離時には前記樹脂フィルム同士の接合面で剥がし、樹脂フィルムを透して情報を視認する形態のものもある。これは、印刷画像等を全面オフセット印刷できる等の他に、前記樹脂シートにて画像に光沢感を付与できるので、前記再剥離性樹脂シートに比べ高価で挟み込みも煩雑だが、商品広告等のダイレクトメール等で多用されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、安価な塗工形成タイプの再剥離性感圧接着シートでは、樹脂シートによる光沢感の付与は期待できない。そこで、特にダイレクトメール等の印刷画像に対して、安価で光沢感を付与できるものが望まれていた。
そこで、塗工形成タイプの再剥離性感圧接着シートにて、単に情報が記載された基材の面に再剥離型粘着剤を塗工形成するのみで、優れた光沢感が得られる再剥離性感圧接着シートを提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明の再剥離性感圧接着シートは、上記課題を解決するために、接着前及び剥離後は通常の状態では接着せず、少なくとも圧力により接着する再剥離型粘着層が形成された再剥離性感圧接着シートにおいて、接着前の再剥離型粘着層の表面平滑度がＪＩＳＰ−８１１９に規定される平滑度で１５０秒以上とになるように、前記再剥離型粘着層に樹脂粒子を含有させた構成とする。
【０００６】
【発明の実施の形態】
以下、一実施例として葉書用紙を例に図面を参照しながら本発明の再剥離性感圧接着シートについて詳述する。
【０００７】
先ず、図１は、本発明の再剥離性感圧接着シートの一実施例として二つ折りの葉書用紙１０を示す平面図であり、図２は図１の葉書用紙１０のＡ−Ａ線での断面図であり、図３は図１の葉書用紙１０の裏面図であり、図４は図１の葉書用紙１０を二つ折りにして一枚の葉書２０としたときの断面図である。
これら図面に示す葉書用紙１０は、中央の折込線４で区分された同一サイズの第１シート１１及び第２シート１２から成る。第１シート１１の基材１上には、その周縁部を残して印刷による印刷画像３ａが形成され、第１シートの仮接着予定面として該印刷画像３ａを含む第１シートの基材１の表面全面に透明な再剥離型粘着層２ａが塗工形成されている。また、第２シート１２の基材１上にも、その周縁部を残して印刷による印刷画像３ｂが形成され、第２シートの仮接着予定面として該印刷画像３ｂを含む第２シートの基材１の表面全面に透明な再剥離型粘着層２ｂが塗工形成されている。
【０００８】
また、図３に示す如く葉書用紙１０の裏面は、当実施例では第１シート１１側が宛先欄である。そして、図４に示す如く、仮接着予定面として接着時に対面する面は、第１シート１１及び第２シートの表面全面で、二つ折りされた葉書２０の剥離時は、再剥離型粘着層２ａと２ｂとが接する接合面Ｓで剥離する。
【０００９】
そして、本発明の再剥離性感圧接着シートは、所望の優れた光沢感を実現するために、仮接着前の再剥離型粘着層面の平滑度について、ＪＩＳＰ８１１９に規定する平滑度で１２０秒以上、好ましくは１５０秒以上とすることによって、優れた光沢感を印刷画像に付与できる。以下、該平滑度を実現する望ましい基材、再剥離型粘着層等の材料について説明する。
【００１０】
従来の塗工形成タイプの再剥離性感圧接着シートは、再剥離型粘着層の上に印字するものであり、再剥離型粘着層が含有する充填剤により、その表面は荒れており平滑度はせいぜい４０秒程度までであった。また、仮に平滑性の良い用紙を使用しても、該再剥離型粘着層の充填剤の為に、望ましい平滑性は得られず光沢感を得られなかった。これに対して、本発明の再剥離性感圧接着シートは、基材に印字しその上に光沢感の得られる再剥離型粘着層を設ける構成とする。
ところで、本発明者は、塗工形成タイプの再剥離型粘着層による再剥離性感圧接着シートでも、印刷形成する情報を基材と再剥離型粘着層との間とし、再剥離型粘着層の材料にＮＢＲ系等の粘着主剤とポリスチレン粒子等の充填剤を使用すれば、再剥離可能な実用性のある再剥離性感圧接着シートができ得ることを既に見いだしている。そして、本発明では、さらに再剥離型粘着層の表面の平滑度を特定のものとすることによって、優れた光沢感を付与できることを見いだしたものである。
【００１１】
本発明の再剥離性感圧接着シートに用いる基材１としては、情報を印刷等により形成できる従来公知の、ＮＩＰ（ノンインパクトプリンタ）用紙、ＮＩＰ上質紙、ＮＩＰコート紙、コート紙等の紙類の他、合成紙、ポリプロピレン樹脂、セルロース系樹脂、ポリエステル系樹脂、塩化ビニル系樹脂等の樹脂フィルム類、及びこれらの複合体等が使用できる。
そして、特に再剥離型粘着層の表面の平滑度を所望のものとするには、該再剥離型粘着層が形成される基材の表面は平滑であることが望ましい。但し基材表面の平滑性は、たとえそれが劣っていても再剥離型粘着層の形成によって該再剥離型粘着層面の平滑性を得やすいので、基材表面の平滑性は必ずしも必要ではない。しかし、再剥離型粘着層を形成する塗工液を吸収するような吸収性の基材の場合には、基材平滑性を再剥離型粘着層によってカバーすることができず好ましくない。このような点で、上記列記した基材のなかでも、例えばＮＩＰコート紙等の塗工紙等の平滑性が良いものが好ましい。
【００１２】
印刷画像３は、再剥離型粘着層上ではなく基材上に形成し、該印刷画像３上に再剥離型粘着層が形成される。印刷画像は印刷によるインク層を形成する。特に本発明の再剥離性感圧接着シートではプリンタ等のみならず、オフセット印刷等による通常のカラー印刷が仮接着予定面の全面に施されていても仮接着力に影響しない。また、印刷画像３はグラビア印刷、活版印刷、フレキソ印刷、シルクスクリーン印刷、電子写真印刷、インクジェット印刷等の印刷手段で形成してもよい。用いる印刷インクは、オフセットインク、グラビアインク、紫外線硬化型のオフセット用等のインクでも良い。
【００１３】
なお、印刷画像３は文字、記号、図形、絵柄、写真調画像等であり、特に、プロセスカラーのオフセット印刷等で形成したカラー画像情報でも仮接着力の低下がない。また、印刷画像３は、再剥離型粘着層やオーバーコート層の形成前に形成するので、商品説明等の固定情報が適している。もちろん、印刷画像は、単なる文字等をプリンタで形成した印字画像であってもよい。
【００１４】
再剥離型粘着層２ａ及び２ｂとしては、下の印刷画像３が少なくとも視認できる程度に透明で、接着前及び剥離後は粘着性がなくて通常の状態では他のものと接着せず、圧力で、また必要に応じ熱を併用することで対面する再剥離型粘着層と接着し、剥離時は再剥離型粘着層２ａと２ｂとの界面（接合面）が剥離面Ｓとなって、その下に印刷画像３があっても再剥離型粘着層は塗工形成された基材側に残る様に剥離するものであれば良い。この様な再剥離型粘着層として程々の光沢感で良ければ、従来公知のＮＲ系粘着剤を粘着主剤としこれに透明性及び平滑度に支障を来さない程度にシリカや澱粉等を添加して粘着性や接着性等を調整した再剥離型粘着剤でも良いが、下記のものの方が光沢感、仮接着性等の点で優れている。
【００１５】
すなわち、粘着主剤として、ソープフリー乳化重合で得た、スチレン−ブタジエンゴム（ＳＢＲ）やアクリロニトリル−ブタジエンゴム（ＮＢＲ）のゴムラテックス、或いはポリアクリル酸エステル等のアクリル系樹脂ラテックス等を用いる。これらは優れた感圧接着性を示し且つ印刷インクへの接着力が強い。ソープフリー乳化重合法によるラテックスは低分子量乳化剤を含まない為、ドライタック（べたつき感）が少ない点で好ましい。また、これらラテックスのエマルションはイソプロピルアルコールを消泡剤として使用でき塗工液の固型分調整も任意の割合に出来、グラビア塗工適性にも優れる等の性能を有している。
【００１６】
なお、粘着主剤に、通常の乳化重合によるラテックスとして、スチレン−ブタジエンゴム（ＳＢＲ）、カルボキシ変性ＳＢＲ（ＸＳＢＲ）、アクリロニトリル−ブタジエンゴム（ＮＢＲ）、或いは、アクリル変性天然ゴム（ＰＭＭＡ−ＮＲ）、ポリアクリル酸エステル等のアクリル樹脂系ラテックスの粘着剤等も、種々の特性向上の為に併用しても良い。
【００１７】
再剥離型粘着層はソープフリー乳化重合のラテックスのみでも、ある程度の性能は得られ且つ所望の平滑度を得やすいが、従来同様に接着力抑制に充填剤を加えると、接着力の調整がし易く経時的に接着力が強くなり過ぎるのが抑えられる。平滑度を所望の範囲にしたままで接着力を調整するに適した充填剤としては、例えば平均粒子径が３〜１０μｍ程度のポリスチレン樹脂粒子が使用できる。ポリスチレン樹脂粒子は前記ソープフリー乳化重合のラテックスとの組み合わせで、良好に調整された接着力と平滑度を与え、その結果優れた光沢感が得られる再剥離型粘着層を与える。また、充填剤はポリスチレン樹脂粒子以外にも、アクリル樹脂粒子、架橋ポリスチレン樹脂粒子、架橋アクリル樹脂粒子等の樹脂粒子でも良い。耐熱性が要求される用途では架橋樹脂粒子が適している。
このような組成のものを使用することによって、基材の平滑性が規定以下のものであっても、最終的に再剥離型粘着層の平滑性を規定の範囲にし、光沢感を付与することができる。
また、所望の平滑性に支障を来さない範囲で、従来公知のシリカ等の無機粒子や澱粉等の有機粒子を併用し、再剥離型粘着層表面を適度に粗面化してシリコーンオイル吸収性、印刷適性、スタンプ適性等を良好にできる。
なお、充填剤としては、透明性を損なわなければ上記樹脂粒子と併用しないで従来公知のシリカ及び澱粉等を用いることもできる。
【００１８】
充填剤の配合量は、例えばポリスチレン等の樹脂粒子では、粘着主剤１００重量部当たり５〜２０重量部である。シリカや澱粉等は再剥離型粘着層の透明性ならびに平滑性に支障を来さない範囲で用いる。なお、配合量は粘着主剤のドライタック及び目的とする物性により適宜調整する。
【００１９】
なお、再剥離型粘着層は、通常、粘着主剤がエマルションで供給されるから、これに所望の充填剤やその他の添加剤を適宜加えた塗液又はインキ状の再剥離型粘着剤を、グラビアコート、エアナイフコート等の従来公知の塗工手段、或いはフレキソ印刷等で、基材に塗工して形成する。
【００２０】
以上説明した、本発明の再剥離性感圧接着シートは、仮接着予定面の両面に再剥離型粘着層を形成したものであった。しかし、本発明の再剥離性感圧接着シートは、仮接着予定面の少なくとも片面に再剥離型粘着層がある構成でも良い。例えば、他の仮接着予定面には、透明な樹脂からなるオーバーコート層を設ける構成等である。仮接着後の剥離時には、このオーバーコート層と再剥離型粘着層との接合面で剥離する。
【００２１】
このようなオーバーコート層は、印刷又は塗工手段にて形成し、従来公知のオフセット印刷用のオーバコート用インク、グラビア塗工用の塗工液等を用いることができる。オーバーコート層は透明な樹脂層であり熱硬化性樹脂でも良いが、剥離力の制御が容易である点や再剥離性感圧接着シート製造時の作業性等の点で、紫外線硬化性樹脂が良い。また、紫外線硬化性樹脂等からなるオーバーコート層には、ワックスやシリコーン等を含有させ、接着力を低下させて剥離力を調整しても良い。
【００２２】
なお、対面する仮接着予定面に設ける、再剥離型粘着層或いはオーバーコート層の基材面における形成面は、最低限、その仮接着予定面であり、それは基材全面であっても基材の一部であってもよい。再剥離型粘着層或いはオーバーコート層を、基材の必要部のみ部分形成すれば無駄を省き低コストにできる。
【００２３】
以上、本発明の再剥離性感圧接着シートの適用例として、二つ折り葉書を一例に説明したが、本発明の再剥離性感圧接着シートは、この他にも、光沢感が要求される以下の様に各種形態のものにも適用できる。本発明の再剥離性感圧接着シートの形態は、葉書用シートの場合は、図示した二つ折りタイプ以外に、Ｚ折りタイプ、三つ折りタイプ、四つ折りタイプ、或いは、折込線を介して葉書大のサイズの第１シートと該第１シートより小さい第２シートとからなり、折込線５折り込むと一枚の葉書となる半折りタイプ等の従来公知の各種形態を取り得るものである。また、折込線も葉書の縦方向に限らず横方向でも良い。また、一枚の用紙を折らずに、複数枚の用紙を積層するタイプでも良い。また、用途はダイレクトメール、親展葉書等の葉書用シートに限らず、パンフレット、通知書、クジ等の各種用途のシートに使用できる。また、多数のマージナル孔が連設されたマージナル部を有し且つ一単位の用紙が複数連続した連続帳票でも良いし、カット紙プリンタ専用の枚葉のシートでも良い。
また、従来公知の方法により、周縁部の一部等の再剥離型粘着層の表面にインク等で剥離層を設けたり、一部に粘着剤を塗布しないことにより接着しないようにしたり、、対面する片方のシートの角をカットする等して、剥がす時の剥離のきっかけを作っておいてもよい。
【００２４】
また、本発明の再剥離性感圧接着シートでは、再剥離型粘着層の表面に印刷適性を持たせて、再剥離型粘着層の上に文字等の印刷画像を印字形成しても良い。
【００２５】
【実施例】
以下、実施例及び比較例により本発明を具体的に説明する。
【００２６】
《実施例１》
二つ折り葉書用紙の基材として、ＮＩＰ用グロス系コート紙（日本製紙（株）製、ＭＣ−Ｇ＜９０＞）を用い、この基材の仮接着予定面となる表面側の面の略全面にＵＶ硬化型インクのプロセスカラーインク（ザ・インクテック（株）製、ＢＯＦ−ＡＺ）で写真調の印刷画像をオフセット印刷で形成した。
次いで、上記仮接着予定面の全面に、以下の組成の再剥離型粘着剤を、線数１５０線でセル深さ５０μｍのコンベンショナルグラビア版によるダイレクトグラビアコーターにて塗工し、塗布量２ｇ／ｍ²（乾燥時、以下同様）の再剥離型粘着層を形成して、本発明の再剥離性感圧接着シートを得た。
次いで、この再剥離性感圧接着シートを、中央で折り込んで二つ折りにし、接着予定面同士を対向させ、メールシーラー（大日本印刷（株）製、ＭＳ−９０００）で仮接着後、剥離して印刷画像の光沢感を評価した。
【００２７】
再剥離型粘着剤
粘着主剤：ソープフリー乳化重合ＮＢＲラテックス１００重量部
（日本ゼオン（株）製、ＳＸ１５０３、固型分４３％）
充填剤：ポリスチレン粒子（平均粒径０．１２μｍ）８重量部
（日本ゼオン（株）製、ＳＸ１３０２）
イソプロピルアルコール９２重量部
（粘着主剤は溶媒分も含んだ重量部である）
【００２８】
《実施例２》
実施例１において、基材をＮＩＰ用コート紙（日本製紙（株）製、ＭＣ−Ｍ＜９０＞）に代えた他は、実施例１と同様にして本発明の再剥離性感圧接着シートを得た。
【００２９】
《実施例３》
実施例１において、基材を微量塗工紙（新王子製紙（株）製、シュールコート＜８８＞）に代え、塗布量を１ｇ／ｍ²とした他は、実施例１と同様にして本発明の再剥離性感圧接着シートを得た。
【００３０】
《実施例４》
実施例３において、塗布量を５ｇ／ｍ²とした他は、実施例３と同様にして本発明の再剥離性感圧接着シートを得た。
【００３１】
《実施例５》
実施例１において、再剥離型粘着剤の塗工を、グラビアコータに代えてフレキソ印刷により行った他は、実施例１と同様にして本発明の再剥離性感圧接着シートを得た。
【００３２】
《実施例６》
実施例２において、再剥離型粘着剤の塗工を、フレキソ印刷で行った他は、実施例２と同様にして本発明の再剥離性感圧接着シートを得た。
【００３３】
《比較例１》
実施例１において、基材をＮＩＰ用上質紙（日本製紙（株）製、エクセレントフォーム＜９０＞）に代えた他は、実施例１と同様にして再剥離性感圧接着シートを得た。
【００３４】
《比較例２》
実施例５において、塗布量を５ｇ／ｍ²とした他は、実施例５と同様にして再剥離性感圧接着シートを得た。
【００３５】
《比較例３》
実施例６において、塗布量を５ｇ／ｍ²とした他は、実施例６と同様にして再剥離性感圧接着シートを得た。
【００３６】
《比較例４》
比較例１において、再剥離型粘着剤の塗工を、グラビアコータに代えてフレキソ印刷により行った他は、比較例１と同様にして再剥離性感圧接着シートを得た。
【００３７】
《比較例５》
比較例１において、以下の組成の再剥離型粘着剤を、グラビアコータに代えてエアナイフコータにより塗工した他は、比較例１と同様にして再剥離性感圧接着シートを得た。
【００３８】

【００３９】
表１に上記各実施例及び比較例の平滑度と光沢感を評価した結果を示す。なお、平滑度及び光沢感は下記の如く評価した。
【００４０】
平滑度：仮接着前の再剥離型粘着層と基材間に印刷画像がない部分の再剥離型粘着層面について、ＪＩＳＰ８１１９の方法にて測定した値。但し、３００秒以上は、ＪＩＳ規定の「３００秒以上」とせずに、２ｍｍＨｇ降下したときの測定値を１０倍したものに代えた。なお、測定器はベック平滑度計（熊谷理機工業（株）製）を用いた。なお、再剥離型粘着層面の平滑度は印刷画像の有無により大差が無い。
【００４１】
光沢感：仮接着し剥離後の再剥離型粘着層下の印刷画像について、目視評価して、優れているものを◎、良好なものを○、やや劣るものを△、劣るものを×とした。
【００４２】
【表１】

【００４３】
【発明の効果】
本発明の再剥離性感圧接着シートによれば、仮接着予定面に再剥離型粘着層を塗工形成する前に施した印刷画像に優れた光沢感を与えられる。特に、ダイレクトメール等においてフルカラー印刷による高意匠性を低コストで実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の再剥離性感圧接着シートの一実施例として二つ折りの葉書用紙の表面図。
【図２】図１の葉書用紙のＡ−Ａ線での断面図。
【図３】図１の葉書用紙の裏面図。
【図４】図１の葉書用紙から得た二つ折り葉書の断面図。
【符号の説明】
１基材
２ａ，２ｂ再剥離型粘着層
３ａ，３ｂ印刷画像
４折込線
１０再剥離性感圧接着シート
１１第１シート
１２第２シート
２０葉書
Ｓ剥離面[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a releasable pressure-sensitive adhesive sheet that can be used for confidential postcards, direct mails, notices, pamphlets, lotteries, and the like, and when the temporarily bonded surface is peeled off, the information described therein can be visually recognized. In particular, the present invention relates to a releasable pressure-sensitive adhesive sheet that can give an excellent gloss to printed images.
[0002]
[Prior art]
In recent years, confidential postcards, direct mails, and the like that can be viewed inside when peeled open are widespread in terms of security and a large amount of information.
For example, a re-peelable pressure-sensitive adhesive layer is formed in advance on the face to be temporarily bonded before facing information, and letters or the like are printed on the pressure-sensitive adhesive layer after printing with a non-impact printer (NIP) or the like to form a postcard. It is a releasable pressure-sensitive adhesive sheet. This re-peelable pressure-sensitive adhesive layer is generally formed by applying an ordinary pressure-sensitive adhesive such as natural rubber latex that cannot be removed, that is, a non-peelable pressure-sensitive adhesive to which a filler such as silica or starch is added. The surface has printability and re-peelability. In addition, the filler moderately reduces the tackiness before bonding, enables peeling after bonding, and provides printability and blocking resistance.
[0003]
In addition, a releasable resin sheet with two transparent thermoplastic resin films releasably bonded and a heat-sensitive adhesive layer on both sides, and a postcard paper that is twice as large as a postcard with the information-written side inside. There is also a form in which the information is visually recognized through the resin film after being peeled off at the joint surface between the resin films at the time of peeling, sandwiched between two when folded. In addition to being able to perform offset printing on the entire surface of the printed image, etc., the glossiness can be imparted to the image with the resin sheet, so it is more expensive and complicated than the removable resin sheet. Widely used in emails.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, an inexpensive coating-forming type releasable pressure-sensitive adhesive sheet cannot be expected to give glossiness by the resin sheet. Therefore, there has been a demand for an image that can give a glossy feeling at low cost, particularly to a printed image such as direct mail.
Therefore, with a re-peelable pressure-sensitive adhesive sheet of coating formation type, a re-peelable feeling that provides an excellent gloss feeling simply by coating and forming a re-peelable pressure-sensitive adhesive on the surface of the substrate on which information is described. It is to provide a pressure-bonding sheet.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
Therefore, the releasable pressure-sensitive adhesive sheet of the present invention is a re-peeling in which a re-peelable pressure-sensitive adhesive layer that is not bonded in a normal state before bonding and after peeling and is bonded at least by pressure is formed in order to solve the above-described problem. In the pressure-sensitive adhesive sheet, the re-peelable pressure-sensitive adhesive layer contains resin particles so that the surface smoothness of the re-peelable pressure-sensitive adhesive layer before bonding is 150 seconds or more with the smoothness specified in JIS P-8119. The configuration is as follows.
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the releasable pressure-sensitive adhesive sheet of the present invention will be described in detail with reference to the drawings, taking postcard paper as an example.
[0007]
First, FIG. 1 is a plan view showing a half-folded postcard paper 10 as an example of the releasable pressure-sensitive adhesive sheet of the present invention, and FIG. 2 is a cross-sectional view of the postcard paper 10 of FIG. 3 is a back view of the postcard paper 10 of FIG. 1, and FIG. 4 is a cross-sectional view of the postcard paper 10 of FIG.
The postcard paper 10 shown in these drawings is composed of a first sheet 11 and a second sheet 12 of the same size divided by a central folding line 4. On the base material 1 of the first sheet 11, a printed image 3 a is formed by printing, leaving the peripheral portion, and the first sheet base material 1 including the print image 3 a as a temporary adhesion scheduled surface of the first sheet is formed. A transparent releasable pressure-sensitive adhesive layer 2a is formed on the entire surface by coating. Also, a printed image 3b is formed by printing on the base material 1 of the second sheet 12 while leaving the peripheral edge thereof, and the base material of the second sheet including the printed image 3b as a temporary adhesion planned surface of the second sheet A transparent re-peelable pressure-sensitive adhesive layer 2b is formed on the entire surface of 1 by coating.
[0008]
Further, as shown in FIG. 3, the back side of the postcard paper 10 is the destination column on the first sheet 11 side in this embodiment. As shown in FIG. 4, the surface to be bonded as the temporary bonding scheduled surface is the entire surface of the first sheet 11 and the second sheet. When the folded postcard 20 is peeled off, the releasable adhesive layer 2 a is peeled off. And 2b are peeled off at the joint surface S.
[0009]
The re-peelable pressure-sensitive adhesive sheet of the present invention has a smoothness of 120 seconds or more as defined in JIS P8119 for the smoothness of the re-peelable pressure-sensitive adhesive layer surface before temporary bonding in order to achieve a desired excellent glossiness. Preferably, the glossiness can be imparted to the printed image by setting it to 150 seconds or longer. Hereinafter, materials such as a desirable base material and a re-peelable pressure-sensitive adhesive layer that realize the smoothness will be described.
[0010]
The conventional releasable pressure-sensitive adhesive sheet of the coating formation type is printed on the re-peelable pressure-sensitive adhesive layer, and the surface is rough and smooth due to the filler contained in the re-peelable pressure-sensitive adhesive layer. It was up to about 40 seconds. Moreover, even if a paper with good smoothness was used, the desired smoothness could not be obtained and glossiness could not be obtained due to the filler of the re-peelable adhesive layer. On the other hand, the releasable pressure-sensitive adhesive sheet of the present invention has a configuration in which a re-peelable pressure-sensitive adhesive layer on which a glossy feeling is obtained is printed on a substrate.
By the way, the present inventor, even in the releasable pressure-sensitive adhesive sheet by the releasable adhesive layer of the coating formation type, sets the information to be printed between the base material and the releasable adhesive layer, It has already been found that if a PBR adhesive such as NBR and a filler such as polystyrene particles are used as the material, a re-peelable pressure-sensitive adhesive sheet having practical removability can be obtained. And in this invention, it discovered that the outstanding glossiness could be provided by making the surface smoothness of the re-peelable adhesive layer into a specific thing.
[0011]
As the base material 1 used for the releasable pressure-sensitive adhesive sheet of the present invention, conventionally known paper such as NIP (non-impact printer) paper, NIP quality paper, NIP coated paper, coated paper, etc., on which information can be formed by printing or the like. In addition, resin films such as synthetic paper, polypropylene resin, cellulose resin, polyester resin, vinyl chloride resin, and composites thereof can be used.
In particular, in order to obtain the desired smoothness of the surface of the re-peelable pressure-sensitive adhesive layer, the surface of the substrate on which the re-peelable pressure-sensitive adhesive layer is formed is desirably smooth. However, the smoothness of the surface of the base material is not necessarily required because the smoothness of the surface of the releasable pressure-sensitive adhesive layer can be easily obtained by forming the re-peelable pressure-sensitive adhesive layer even if it is inferior. However, in the case of an absorptive base material that absorbs the coating liquid that forms the re-peelable pressure-sensitive adhesive layer, the substrate smoothness cannot be covered by the re-peelable pressure-sensitive adhesive layer, which is not preferable. In this respect, among the above listed substrates, those having good smoothness such as coated paper such as NIP coated paper are preferable.
[0012]
The print image 3 is formed not on the re-peelable pressure-sensitive adhesive layer but on the substrate, and the re-peelable pressure-sensitive adhesive layer is formed on the print image 3. The printed image forms an ink layer by printing. In particular, the re-peelable pressure-sensitive adhesive sheet of the present invention does not affect the temporary adhesive force even if normal color printing by offset printing or the like is applied not only to a printer or the like, but also to the entire surface to be temporarily bonded. The print image 3 may be formed by printing means such as gravure printing, letterpress printing, flexographic printing, silk screen printing, electrophotographic printing, and ink jet printing. The printing ink used may be offset ink, gravure ink, ultraviolet curable offset ink, or the like.
[0013]
The print image 3 is a character, a symbol, a figure, a pattern, a photographic tone image, or the like. In particular, even when color image information is formed by process color offset printing or the like, there is no decrease in temporary adhesive force. Further, since the print image 3 is formed before the formation of the re-peelable pressure-sensitive adhesive layer or the overcoat layer, fixed information such as a product description is suitable. Of course, the print image may be a print image in which simple characters or the like are formed by a printer.
[0014]
The re-peelable pressure-sensitive adhesive layers 2a and 2b are transparent so that the lower printed image 3 is at least visually recognizable, have no adhesiveness before and after adhesion, and do not adhere to other materials under normal conditions. In addition, it adheres to the re-peeling adhesive layer facing each other by using heat as required, and at the time of peeling, the interface (bonding surface) between the re-peeling adhesive layers 2a and 2b becomes the peeling surface S, Even if the printed image 3 is present, the re-peelable pressure-sensitive adhesive layer only needs to be peeled off so as to remain on the coated substrate side. If such a re-peelable pressure-sensitive adhesive layer has a moderate glossiness, a conventionally known NR-based pressure-sensitive adhesive is used as a pressure-sensitive adhesive, and silica or starch is added to such an extent that transparency and smoothness are not hindered. However, a re-peelable pressure-sensitive adhesive whose adhesiveness and adhesiveness are adjusted may be used, but the following are superior in terms of glossiness, temporary adhesiveness and the like.
[0015]
That is, a rubber latex of styrene-butadiene rubber (SBR) or acrylonitrile-butadiene rubber (NBR) obtained by soap-free emulsion polymerization, or an acrylic resin latex such as polyacrylate is used as an adhesive main agent. These exhibit excellent pressure-sensitive adhesion and strong adhesion to printing ink. The latex by the soap-free emulsion polymerization method is preferable in that it does not contain a low molecular weight emulsifier and therefore has low dry tack (stickiness). In addition, these latex emulsions have performance such that isopropyl alcohol can be used as an antifoaming agent, the solid content of the coating liquid can be adjusted to an arbitrary ratio, and gravure coating suitability is excellent.
[0016]
In addition, as an adhesive main agent, as a latex by usual emulsion polymerization, styrene-butadiene rubber (SBR), carboxy-modified SBR (XSBR), acrylonitrile-butadiene rubber (NBR), acrylic-modified natural rubber (PMMA-NR), poly An acrylic resin latex adhesive such as an acrylic ester may be used in combination for improving various properties.
[0017]
The re-peelable pressure-sensitive adhesive layer can achieve a certain level of performance even with soap-free emulsion polymerization latex alone, and it is easy to obtain the desired smoothness. It is easy to suppress the adhesive force from becoming too strong with time. As a filler suitable for adjusting the adhesive force while keeping the smoothness in a desired range, for example, polystyrene resin particles having an average particle diameter of about 3 to 10 μm can be used. The polystyrene resin particles, in combination with the soap-free emulsion polymerization latex, give a well-adjusted adhesive strength and smoothness, resulting in a re-peelable pressure-sensitive adhesive layer that provides excellent gloss. In addition to the polystyrene resin particles, the filler may be resin particles such as acrylic resin particles, crosslinked polystyrene resin particles, and crosslinked acrylic resin particles. Cross-linked resin particles are suitable for applications that require heat resistance.
By using a material having such a composition, even if the smoothness of the substrate is below the specified level, the smoothness of the re-peelable pressure-sensitive adhesive layer is finally set within the specified range and glossiness is imparted. Can do.
In addition, as long as the desired smoothness is not hindered, conventionally known inorganic particles such as silica and organic particles such as starch are used in combination, and the surface of the re-peelable adhesive layer is appropriately roughened to absorb silicone oil. , Printability, stampability, etc. can be improved.
In addition, as a filler, conventionally well-known silica, starch, etc. can also be used without using together with the said resin particle, if transparency is not impaired.
[0018]
The blending amount of the filler is, for example, 5 to 20 parts by weight per 100 parts by weight of the adhesive main agent in resin particles such as polystyrene. Silica, starch and the like are used within a range that does not hinder the transparency and smoothness of the re-peelable adhesive layer. In addition, a compounding quantity is suitably adjusted with the dry tack of an adhesive main ingredient, and the target physical property.
[0019]
The re-peelable pressure-sensitive adhesive layer is usually supplied with an adhesive as an emulsion. Therefore, a coating liquid or an ink-like re-peelable pressure-sensitive adhesive in which a desired filler or other additive is appropriately added to the gravure is used. It is formed by applying to a base material by a conventionally known coating means such as a coat or an air knife coat, or flexographic printing.
[0020]
The re-peelable pressure-sensitive adhesive sheet of the present invention described above is one in which a re-peelable pressure-sensitive adhesive layer is formed on both surfaces of a temporary adhesion scheduled surface. However, the re-peelable pressure-sensitive adhesive sheet of the present invention may have a structure having a re-peelable pressure-sensitive adhesive layer on at least one side of the temporarily bonded surface. For example, it is the structure etc. which provide the overcoat layer which consists of transparent resin in another temporary attachment plan surface. At the time of peeling after temporary bonding, peeling is performed at the joint surface between the overcoat layer and the re-peelable pressure-sensitive adhesive layer.
[0021]
Such an overcoat layer is formed by printing or coating means, and conventionally known overcoat ink for offset printing, coating liquid for gravure coating, and the like can be used. The overcoat layer may be a transparent resin layer and may be a thermosetting resin, but an ultraviolet curable resin is preferable in terms of easy control of the peeling force and workability when manufacturing a releasable pressure-sensitive adhesive sheet. . Further, the overcoat layer made of an ultraviolet curable resin or the like may contain wax, silicone, or the like, and may adjust the peeling force by reducing the adhesive force.
[0022]
In addition, the formation surface on the base material surface of the re-peelable pressure-sensitive adhesive layer or overcoat layer provided on the temporary adhesion surface to be faced is at least the temporary adhesion planned surface, even if it is the entire surface of the substrate. It may be a part of If the re-peelable pressure-sensitive adhesive layer or overcoat layer is partially formed only on the necessary part of the substrate, waste can be saved and the cost can be reduced.
[0023]
As described above, as an example of application of the releasable pressure-sensitive adhesive sheet of the present invention, a two-fold postcard has been described as an example. Similarly, it can be applied to various forms. The form of the releasable pressure-sensitive adhesive sheet of the present invention is, in the case of a postcard sheet, in addition to the illustrated two-fold type, a Z-fold type, a tri-fold type, a four-fold type, or a postcard size through a folding line. It consists of a first sheet of a size and a second sheet smaller than the first sheet, and can take various conventionally known forms such as a half-fold type that forms a postcard when the folding line 5 is folded. Further, the folding line is not limited to the vertical direction of the postcard but may be the horizontal direction. Further, a type in which a plurality of sheets are stacked without folding one sheet may be used. In addition, the application is not limited to postcard sheets such as direct mail and confidential postcards, but can be used for sheets for various uses such as pamphlets, notices, and lotteries. Further, it may be a continuous form having a marginal portion in which a large number of marginal holes are continuously provided and one unit of a plurality of sheets is continuous, or a sheet for exclusive use with a cut sheet printer.
In addition, by a conventionally known method, a release layer is provided on the surface of the re-peelable pressure-sensitive adhesive layer such as a part of the peripheral portion with an ink or the like. It is also possible to create a trigger for peeling when the corner of one sheet to be cut is cut.
[0024]
Moreover, in the releasable pressure-sensitive adhesive sheet of the present invention, the surface of the re-peelable pressure-sensitive adhesive layer may have printability, and a print image such as characters may be printed on the re-peelable pressure-sensitive adhesive layer.
[0025]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be specifically described with reference to Examples and Comparative Examples.
[0026]
Example 1
NIP gloss coated paper (manufactured by Nippon Paper Industries Co., Ltd., MC-G <90>) is used as the base material for the two-fold postcard paper. Further, a photographic print image was formed by offset printing with a process color ink of UV curable ink (manufactured by The Inktec Co., Ltd., BOF-AZ).
Next, a re-peelable pressure-sensitive adhesive having the following composition was applied to the entire surface of the temporary adhesion planned surface with a direct gravure coater using a conventional gravure plate having a line number of 150 and a cell depth of 50 μm, and an application amount of 2 g / m. A re-peelable pressure-sensitive adhesive layer ² (when dry, the same applies hereinafter) was formed to obtain a re-peelable pressure-sensitive adhesive sheet of the present invention.
Next, the re-peelable pressure-sensitive adhesive sheet is folded at the center to be folded in two, the surfaces to be bonded are opposed to each other, and temporarily bonded with a mail sealer (Dai Nippon Printing Co., Ltd., MS-9000), then peeled off. The glossiness of the printed image was evaluated.
[0027]
Re-peelable adhesive Adhesive agent: Soap-free emulsion polymerization NBR latex 100 parts by weight (manufactured by Nippon Zeon Co., Ltd., SX1503, solid content 43%)
Filler: Polystyrene particles (average particle size 0.12 μm) 8 parts by weight (manufactured by Nippon Zeon Co., Ltd., SX1302)
92 parts by weight of isopropyl alcohol (adhesive main agent is a part by weight including solvent)
[0028]
Example 2
In Example 1, except that the base material was changed to coated paper for NIP (manufactured by Nippon Paper Industries Co., Ltd., MC-M <90>), the releasable pressure-sensitive adhesive sheet of the present invention was used in the same manner as in Example 1. Obtained.
[0029]
Example 3
In Example 1, the substrate was replaced with a small amount of coated paper (manufactured by Shin-Oji Paper Co., Ltd., surcoat <88>), and the coating amount was 1 g / m ^2. A releasable pressure sensitive adhesive sheet of the invention was obtained.
[0030]
Example 4
A re-peelable pressure-sensitive adhesive sheet of the present invention was obtained in the same manner as in Example 3, except that the coating amount was 5 g / m ² in Example 3.
[0031]
Example 5
In Example 1, the re-peelable pressure-sensitive adhesive sheet of the present invention was obtained in the same manner as in Example 1 except that the re-peelable pressure-sensitive adhesive was applied by flexographic printing instead of the gravure coater.
[0032]
Example 6
In Example 2, a re-peelable pressure-sensitive adhesive sheet of the present invention was obtained in the same manner as in Example 2 except that the re-peelable pressure-sensitive adhesive was applied by flexographic printing.
[0033]
<< Comparative Example 1 >>
In Example 1, a releasable pressure-sensitive adhesive sheet was obtained in the same manner as in Example 1 except that the base material was changed to NIP fine paper (Nippon Paper Industries Co., Ltd., Excellent Foam <90>).
[0034]
<< Comparative Example 2 >>
In Example 5, a releasable pressure-sensitive adhesive sheet was obtained in the same manner as in Example 5 except that the coating amount was 5 g / m ² .
[0035]
<< Comparative Example 3 >>
In Example 6, a releasable pressure-sensitive adhesive sheet was obtained in the same manner as in Example 6 except that the coating amount was 5 g / m ² .
[0036]
<< Comparative Example 4 >>
In Comparative Example 1, a re-peelable pressure-sensitive adhesive sheet was obtained in the same manner as in Comparative Example 1, except that the re-peelable pressure-sensitive adhesive was applied by flexographic printing instead of the gravure coater.
[0037]
<< Comparative Example 5 >>
In Comparative Example 1, a releasable pressure-sensitive adhesive sheet was obtained in the same manner as in Comparative Example 1, except that the re-peelable pressure-sensitive adhesive having the following composition was applied by an air knife coater instead of the gravure coater.
[0038]

[0039]
Table 1 shows the results of evaluating the smoothness and gloss of each of the above examples and comparative examples. The smoothness and glossiness were evaluated as follows.
[0040]
Smoothness: A value measured by the method of JIS P8119 on the surface of the re-peelable pressure-sensitive adhesive layer before provisional adhesion and the part of the re-peelable pressure-sensitive adhesive layer where there is no printed image. However, for 300 seconds or more, instead of setting “300 seconds or more” of the JIS standard, the measured value when dropping by 2 mmHg was replaced by 10 times. The measuring instrument used was a Beck smoothness meter (manufactured by Kumagaya Riki Kogyo Co., Ltd.). The smoothness of the re-peelable pressure-sensitive adhesive layer surface does not vary greatly depending on the presence or absence of a printed image.
[0041]
Glossiness: For the printed image under the re-peelable pressure-sensitive adhesive layer after temporary adhesion and peeling, ◎ is excellent, ◯ is good, △ is slightly inferior, and X is inferior. .
[0042]
[Table 1]

[0043]
【The invention's effect】
According to the re-peelable pressure-sensitive adhesive sheet of the present invention, an excellent gloss can be given to a printed image that has been applied before the re-peelable pressure-sensitive adhesive layer is applied and formed on the temporarily bonded surface. In particular, high design by full color printing can be realized at low cost in direct mail and the like.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a surface view of a bi-folded postcard paper as an embodiment of the releasable pressure-sensitive adhesive sheet of the present invention.
2 is a cross-sectional view taken along the line AA of the postcard paper of FIG. 1. FIG.
3 is a back view of the postcard paper in FIG. 1. FIG.
4 is a cross-sectional view of a folded postcard obtained from the postcard paper of FIG. 1. FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Base material 2a, 2b Removable adhesive layer 3a, 3b Print image 4 Folding line 10 Removable pressure sensitive adhesive sheet 11 1st sheet 12 2nd sheet 20 Postcard S Peeling surface

Claims

Contact adhesive before and after peeling did not adhere in a normal state, the releasable erogenous adhesive sheet removable pressure-sensitive layer for bonding at least the pressure is made form, the surface smoothness of the removable pressure-sensitive layer before the adhesive Is a releasable pressure-sensitive adhesive sheet characterized in that the re-peelable pressure-sensitive adhesive layer contains resin particles such that the smoothness specified in JIS P-8119 is 150 seconds or longer.