JP3697615B2

JP3697615B2 - Pain meter

Info

Publication number: JP3697615B2
Application number: JP2002321863A
Authority: JP
Inventors: 正雄坂口; 俊夫大橋; 伸冨士谷; 敏子水野
Original assignee: 坂口正雄; 株式会社エム・シー・エー
Priority date: 2002-11-05
Filing date: 2002-11-05
Publication date: 2005-09-21
Anticipated expiration: 2022-11-05
Also published as: JP2004154282A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、医療領域、看護領域、心理学領域などにおいて被験者の痛みの程度を判定する痛み計に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、病院の看護師などが、被験者（患者）の痛みの程度を認識する手段として、図６に示すような視覚表現スケール２０（例えば非特許文献１参照）が用いられる。この視覚表現スケール２０は、１０ｃｍのものさし状に形成されており、被験者が痛み無しと感じる「０」レベルから最高の痛みと感じる「１０」レベルまでの目盛りが付されている。看護師などが被験者の痛みの程度を認識するために、この視覚表現スケール２０を使用する場合、看護師は、その被験者に上記目盛りの意味を説明したあと、被験者が感じている痛みの程度に相当する目盛りを患者に指差してもらうことにより、その目盛りを被験者の痛みの程度として認識するものである。
【０００３】
【非特許文献１】
後藤文夫著「痛みの治療」中央公論新社２００２年３月２５日
ｐ１０〜１１
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の視覚表現スケール２０は、被験者が感じている痛みの程度に相当する目盛りを被験者に指差してもらうことにより、看護師がその目盛りを被験者の痛みの程度として認識するものである。しかしながら、被験者が視覚表現スケール２０の目盛りで示した痛みの程度は被験者の主観によるものであり、被験者のその日の気分により左右されるため、例えば被験者の痛みを和らげるための薬剤を投与する場合、その薬剤の種類や量が適正でない場合がある。
【０００５】
そこで本発明では、被験者の痛みの程度を客観的に判定することができる痛み計を提供することを解決すべき課題とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、特許請求の範囲の欄に記載した痛み計により解決することができる。
【０００７】
請求項１記載の痛み計によれば、スケールには、被験者が痛み無しと感じる程度から最高の痛みと感じる程度までの痛みレベルが割り振られており、被験者が感じている痛みの程度に応じて当該被験者の指部がスケールの痛みレベルの位置に接触されると、痛みレベル検出手段は、その痛みレベルを検出し、痛みレベル表示手段は、検出された痛みレベルを当該被験者の痛みの程度として表示する。また、計測手段は、スケールの痛みレベルの位置に接触された被験者の指部における皮膚水分に対応した値を計測し、表示手段は、計測手段により計測された値を表示する。このように被験者の痛みレベルが検出され、その痛みレベルが被験者の痛みの程度として表示されるとともに、被験者の痛みに応じて指部から出る皮膚水分に対応した値が計測され、その値が表示されると、両者の表示値に基づいて被験者の痛みを客観的に判定することができる。
【０００８】
請求項２記載の痛み計によれば、請求項１記載の痛み計と同様に、被験者の痛みレベルが検出され、その痛みレベルが被験者の痛みの程度として表示されるとともに、被験者の痛みに応じて指部から出る皮膚水分に対応した値が計測され、その値が表示されると、両者の表示値に基づいて被験者の痛みを客観的に判定することができる。更に、データ供給手段は、痛みレベル検出手段により検出された痛みレベル及び計測手段により計測された値を経時手段による日時データとともにメモリーに保存したうえ、これらのデータを外部のデータ処理装置に供給し、データ処理装置でそれぞれの被験者の痛みに関する解析をさせることができる。
【０００９】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について説明する。
図１は、被験者の痛みの程度を客観的に判定することができる痛み計１の全体的な構成を示したブロック図である。
図１に示すように、痛み計１にはスケール２が設けられている。このスケール２は、一例として１０cmの長さに形成されており、スケール２の表面には櫛形電極３が配設されている。櫛形電極３は、一例として０．５ｃｍ間隔で共通電極３ａと個別電極３ｂとが交互に配設されているもので、共通電極３ａ及び個別電極３ｂは、絶縁体基板２ａの表面にメッキあるいは薄い金属線などの導体材質で形成されている。
【００１０】
スケール２には０から１０の数値が割り振られている。この数値０〜１０は、被験者が痛み無しと感じる程度を「０」とし、被験者が最高の痛みと感じる程度を「１０」とする痛みレベルを数値で示したものであり、被験者が感じている痛みの程度に応じて被験者の指部を、該当する痛みレベルの位置に接触させるものである。
尚、痛み計１は、図示していない電源スイッチがオンされると電源がオンになり、被験者の指部がスケール２から離れると、所定時間後、例えば５分後に電源がオフになるように電源回路が構成されている。
【００１１】
櫛形電極３の共通電極３ａは、抵抗４を介して直流定電圧電源回路５に接続されている。また、それぞれの個別電極３ｂはマルチプレクサ６に接続されている。マルチプレクサ６は、個別電極３ｂの数に対応した複数のアナログスイッチで構成されており、それぞれの個別電極３ｂを、例えば２ｍｓ間隔でスキャンニングすることによって、それぞれの個別電極３ｂの電位を検出する。このスキャンニングにより検出されたそれぞれの電位は、Ａ／Ｄ変換器７に送られてディジタル変換されたあと、マイクロコンピュータ８に送られる。尚、Ａ／Ｄ変換器７はマイクロコンピュータ８に内蔵されているが、マイクロコンピュータ８と分離して設けてもよい。また、上記のようにマルチプレクサ６が２ｍｓ間隔でスキャンニングするため、マイクロコンピュータ８はマルチプレクサ６に対してスキャンニング制御信号を出力する。
【００１２】
被験者が感じている痛みの程度に応じて被験者の指部がスケール２の痛みレベルの位置に接触されると、その痛みに応じて被験者の指部皮膚から分泌されている水分量に対応した皮膚抵抗を介して共通電極３ａから個別電極３ｂに電流が流れる。これによって、被験者の指部が接触している個別電極３ｂの電位が高くなるため、マイクロコンピュータ８は上記のスキャンニング制御により、電位が最も高くなった個別電極３ｂの位置を当該被験者の痛みレベルとして検出する。
また、マイクロコンピュータ８は、更に、最も高い個別電極３ｂと共通電極３ａとの間の電極間電位に基づいて前記皮膚抵抗値を演算する。
【００１３】
上記のようにマイクロコンピュータ８により被験者の痛みレベルが検出されるとともに皮膚抵抗値が演算されると、両者はＬＣＤ表示器９に表示される。この場合、被験者の痛みレベルは、前述のスケール２に割り振られている「０」から「１０」の数値で表示され、皮膚抵抗値は０Ωを１００パーセント、∞Ωを０パーセントとして表示される。
【００１４】
マイクロコンピュータ８には、日時データを出力する時計回路１０とメモリー１１とが接続されている。これによって、上記のようにマイクロコンピュータ８により被験者の痛みレベルが検出されるとともに皮膚抵抗値が演算されると、痛みレベルと皮膚抵抗値は当該日時とともにメモリー１１に保存される。
【００１５】
上記のように被験者の痛みレベルと皮膚抵抗値とが当該日時とともにメモリー１１に保存されると、マイクロコンピュータ８は、ケーブル１３もしくは図示していない無線伝送手段を介してこれらの保存データを外部のパーソナルコンピュータ１２に供給する。これにより、パーソナルコンピュータ１２は、被験者が痛みを感じた日時、痛みの程度、皮膚抵抗値に対応した皮膚水分を、例えば図２に示すようなトレンドグラフ化し、表解析可能な状態にする。
【００１６】
次に、痛み計１の動作について説明する。
図３は、看護師が、痛みを訴えている被験者を訪問し、携帯した痛み計１を用いて被験者の痛みの程度を客観的に判定する場合の説明図である。
ステップＳ１に示すように、看護師が、痛みを訴えている被験者を訪問し、携帯した痛み計１により被験者の痛みの程度を判定する場合、その痛み判定方法について被験者に簡単に説明する。
【００１７】
看護師は、図示していない電源スイッチをオンしたあと、ステップＳ２に示すように、被験者が感じている痛みの程度に相当するスケール２の痛みレベルの位置に被験者が自分の指部を接触させるように指示する。
【００１８】
ステップＳ３において、マイクロコンピュータ８は前述のようなスキャンニング制御をすることにより、それぞれの個別電極３ｂの電位を検出したうえ、それぞれの個別電極３ｂの電位の大小比較をする。
【００１９】
マイクロコンピュータ８は、ステップＳ４に示すように、それぞれの個別電極３ｂの電位を検出し、電位が最も高い個別電極３ｂの位置を当該被験者の痛みレベルとして検出する。また、マイクロコンピュータ８は、最も高い電位の個別電極３ｂと共通電極３ａとの間の電極間電位に基づいて被験者の指部における皮膚抵抗値を演算する。
【００２０】
上記のようにマイクロコンピュータ８により被験者の痛みレベルが検出されるとともに皮膚抵抗値が演算されると、ステップＳ５に示すように、被験者の痛みレベルの数値と皮膚抵抗値とがＬＣＤ表示器９に表示される。この場合、被験者の痛みレベルは、スケール２に割り振られている「０」から「１０」の数値で表示され、皮膚抵抗値は０Ωを１００パーセント、∞Ωを０パーセントとして表示される。
【００２１】
上記のように、被験者の主観的な痛みレベルの数値と、被験者の痛みに対応した皮膚抵抗値とがＬＣＤ表示器９に表示されると、看護師は、両者の値を参照したうえ、当該被験者が感じている痛みの程度を客観的に判定する。
【００２２】
前述のように、マイクロコンピュータ８により被験者の痛みレベルが検出されるとともに皮膚抵抗値が演算されると、ステップＳ６に示すように、マイクロコンピュータ８は、痛みレベルの数値と皮膚抵抗値とを当該日時とともにメモリー１１に保存し、後で、これらの保存データを外部のパーソナルコンピュータ１２に供給する。これにより、パーソナルコンピュータ１２は、被験者が痛みを感じた日時、痛みの程度、皮膚抵抗値に対応した皮膚水分をトレンドグラフ化し、医者や看護師などが表解析可能な状態にすることができる。
【００２３】
ステップＳ７に示すように、５分経過すると、痛み計１の電源が自動的にオフされる。
【００２４】
図４は、被験者自身が痛み計１を携帯し、被験者が痛みを感じたときに、痛み計１で客観的に自分の痛みの程度を判定する場合の説明図である。
ステップＳ１に示すように被験者が痛みを感じたとき、図示していない電源スイッチをオンした状態で、ステップＳ２に示すように、被験者の指部がスケール２の痛みレベルの位置に接触される。
【００２５】
痛み計１の電源がオンになると、ステップＳ３において、マイクロコンピュータ８は前述のようなスキャンニング制御をすることにより、それぞれの個別電極３ｂの電位を検出したうえ、それぞれの個別電極３ｂの電位の大小比較をする。
【００２６】
マイクロコンピュータ８は、ステップＳ４に示すように、それぞれの個別電極３ｂの電位を検出し、電位が最も高い個別電極３ｂの位置を当該被験者の痛みレベルとして検出する。また、マイクロコンピュータ８は、最も高い電位の個別電極３ｂと共通電極３ａとの間の電極間電位に基づいて被験者の指部における皮膚抵抗値を演算する。
【００２７】
上記のようにマイクロコンピュータ８により被験者の痛みレベルが検出されるとともに皮膚抵抗値が演算されると、ステップＳ５に示すように、被験者の痛みレベルの数値と皮膚抵抗値とがＬＣＤ表示器９に表示される。
【００２８】
上記のように、被験者の主観的な痛みレベルの数値と、被験者の痛みに対応した皮膚抵抗値とがＬＣＤ表示器９に表示されると、被験者は、両者の値を参照したうえ、自分が感じている痛みの程度を客観的に判定する。
【００２９】
マイクロコンピュータ８により被験者の痛みレベルが判定されるとともに皮膚抵抗値が演算されると、ステップＳ６に示すように、マイクロコンピュータ８は、痛みレベルの数値と皮膚抵抗値とを当該日時とともにメモリー１１に保存し、後で、これらの保存データを外部のパーソナルコンピュータ１２に供給する。これにより、パーソナルコンピュータ１２は、被験者が痛みを感じた日時、痛みの程度、皮膚抵抗値に対応した皮膚水分をトレンドグラフ化し、医者や看護師などが表解析可能な状態にすることができる。
【００３０】
ステップＳ７に示すように、５分経過すると、痛み計１の電源が自動的にオフされるため、被験者は、次に痛みを感じたときに再びステップＳ１からステップＳ７に示すような行程で次回の痛みの程度を判定することができる。
【００３１】
図５は、痛み計１とパーソナルコンピュータ１２とをケーブル１３で接続した状態で、痛み計１で計測された被験者の痛みレベルデータと皮膚抵抗値データとを当該日時データとともにパーソナルコンピュータ１２に供給し、パーソナルコンピュータ１２がリアルタイムで医者や看護士などが被験者の痛みに関する解析をすることが可能な状態にする場合の説明図である。
最初、ステップＳ１に示すように、痛み計１とパーソナルコンピュータ１２とをケーブル１３で接続する。
【００３２】
図示していない電源スイッチがオンされたあと、ステップＳ２において、被験者の指部をスケール２の痛みレベルの位置に接触させる。また、ステップ３に示すようにパーソナルコンピュータ１２を起動させる。
【００３３】
上記の状態で、図３や図４に示したと同様の作用により、痛み計１のマイクロコンピュータ８は、それぞれの個別電極３ｂの電位を検出し、電位が最も高い個別電極３ｂの位置を当該被験者の痛みレベルとして検出するとともに、最も高い電位の個別電極３ｂと共通電極３ａとの間の電極間電位に基づいて被験者の指部における皮膚抵抗値を演算し、痛みレベルの数値と皮膚抵抗値とを当該日時とともにメモリー１１に保存する。また、マイクロコンピュータ８は、被験者の痛みレベルデータと皮膚抵抗値データとを当該日時データとともにパーソナルコンピュータ１２に供給する。これによって、パーソナルコンピュータ１２は、ステップＳ４に示すように、被験者の痛みに関する解析をすることが可能なトレンドグラフを作成し、それを表示する。
【００３４】
パーソナルコンピュータ１２による被験者の痛みに関する解析が終了すると、ステップＳ５に示すように、パーソナルコンピュータ１２の電源をオフする。また、ステップＳ６に示すように、５分経過すると、痛み計１の電源が自動的にオフされる。
【００３５】
以上の説明から明らかなように、痛み計１を用いることにより、被験者が感じている痛みの程度を数値化するとともに、被験者の痛みに応じて指部から出る皮膚水分に対応する皮膚抵抗値を計測し、両方の数値を表示することができる。これにより、医者や看護師、及び被験者自身が、被験者の痛みの程度を客観的に判定することができる。
また、被験者が感じている痛みのレベルデータ及び被験者の皮膚抵抗値データを当該日時とともにメモリーに保存するとともに、これらのデータを外部のパーソナルコンピュータ１２に供給することができるため、これらのデータをパーソナルコンピュータ１２で解析すれば、痛みの発生時期、痛みの程度などを統計的、日記的に表現することができる。これにより、被験者の痛みの現象を理解したり、被験者の診断や治療を適正に行うことができる。
尚、上記のパーソナルコンピュータ１２の代わりに、汎用のコンピュータや専用のデータ解析装置などを使用しても良い。
【００３６】
【発明の効果】
本発明によれば、被験者の痛みの程度を客観的に判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】痛み計の全体的な構成を示した系統図である。
【図２】痛み計からのデータに基づいてパーソナルコンピュータが解析、作成した痛みに関するトレンドグラフである。
【図３】痛み計の動作説明図である。
【図４】痛み計の動作説明図である。
【図５】痛み計とパーソナルコンピュータとを使用した場合の動作説明図である。
【図６】被験者の痛みの程度を認識するために用いられた従来の視覚表現スケールの平面図である。
【符号の説明】
１痛み計
２スケール
３櫛形電極
４抵抗
５直流安定化電源回路
６マルチプレクサ
７Ａ／Ｄ変換器
８マイクロコンピュータ
９ＬＣＤ表示器
１０時計回路
１１メモリー
１２パーソナルコンピュータ
１３ケーブル[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a pain meter that determines the degree of pain of a subject in a medical field, a nursing field, a psychology field, and the like.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a visual expression scale 20 (see, for example, Non-Patent Document 1) as shown in FIG. 6 is used as means for a hospital nurse or the like to recognize the degree of pain of a subject (patient). This visual expression scale 20 is formed in a ruler shape of 10 cm, and has a scale from a “0” level at which the subject feels no pain to a “10” level at which he feels the highest pain. When the nurse or the like uses the visual expression scale 20 to recognize the degree of pain of the subject, the nurse explains the meaning of the scale to the subject, and then the degree of pain felt by the subject. By having the patient point to the corresponding scale, the scale is recognized as the degree of pain of the subject.
[0003]
[Non-Patent Document 1]
Fumio Goto, “Treatment of Pain” Chuokoron Shinsha, March 25, 2002
p10-11
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The above-described conventional visual expression scale 20 is such that the nurse recognizes the scale as the degree of pain of the subject by having the subject point to a scale corresponding to the degree of pain felt by the subject. However, since the degree of pain shown by the scale of the visual expression scale 20 by the subject depends on the subjectivity of the subject and depends on the mood of the subject, for example, when administering a drug for relieving the subject's pain, The type and amount of the drug may not be appropriate.
[0005]
Therefore, in the present invention, it is an object to be solved to provide a pain meter that can objectively determine the degree of pain of a subject.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The above problem can be solved by the pain meter described in the appended claims.
[0007]
According to the pain meter according to claim 1, the scale is assigned with a pain level from the degree that the subject feels no pain to the degree that the subject feels the highest pain, and according to the degree of pain that the subject feels. When the finger part of the subject is brought into contact with the position of the pain level on the scale, the pain level detection means detects the pain level, and the pain level display means uses the detected pain level as the degree of pain of the subject. indicate. The measuring means measures a value corresponding to the skin moisture in the finger part of the subject in contact with the position of the pain level on the scale, and the display means displays the value measured by the measuring means. In this way, the pain level of the subject is detected, the pain level is displayed as the degree of pain of the subject, and a value corresponding to the skin moisture coming out of the finger according to the pain of the subject is measured, and the value is displayed Then, the pain of the subject can be objectively determined based on both display values.
[0008]
According to the pain meter according to claim 2, as in the pain meter according to claim 1, the pain level of the subject is detected, the pain level is displayed as the degree of pain of the subject, and according to the pain of the subject. Then, when a value corresponding to the skin moisture coming out of the finger is measured and displayed, the subject's pain can be objectively determined based on both display values. Further, the data supply means stores the pain level detected by the pain level detection means and the value measured by the measurement means together with the date / time data by the time aging means in a memory, and supplies these data to an external data processing device. The data processing apparatus can analyze each subject's pain.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, an embodiment of the present invention will be described.
FIG. 1 is a block diagram showing an overall configuration of a pain meter 1 that can objectively determine the degree of pain of a subject.
As shown in FIG. 1, the pain meter 1 is provided with a scale 2. The scale 2 is formed with a length of 10 cm as an example, and a comb-shaped electrode 3 is disposed on the surface of the scale 2. As an example, the comb-shaped electrode 3 includes common electrodes 3a and individual electrodes 3b alternately arranged at intervals of 0.5 cm. The common electrode 3a and the individual electrodes 3b are plated or thin on the surface of the insulator substrate 2a. It is made of a conductor material such as a metal wire.
[0010]
Scale 2 is assigned a numerical value from 0 to 10. The numerical values 0 to 10 indicate the pain level with a numerical value indicating that the subject feels no pain as “0” and the subject feels the highest pain as “10”. Depending on the degree of pain, the subject's finger is brought into contact with the position of the corresponding pain level.
The pain meter 1 is turned on when a power switch (not shown) is turned on, and turned off after a predetermined time, for example, 5 minutes, when the subject's finger is separated from the scale 2. A power supply circuit is configured.
[0011]
The common electrode 3 a of the comb-shaped electrode 3 is connected to the DC constant voltage power supply circuit 5 through the resistor 4. Each individual electrode 3 b is connected to the multiplexer 6. The multiplexer 6 is composed of a plurality of analog switches corresponding to the number of individual electrodes 3b, and detects the potential of each individual electrode 3b by scanning each individual electrode 3b at intervals of 2 ms, for example. Each potential detected by this scanning is sent to the A / D converter 7 for digital conversion, and then sent to the microcomputer 8. The A / D converter 7 is built in the microcomputer 8, but may be provided separately from the microcomputer 8. Further, since the multiplexer 6 scans at intervals of 2 ms as described above, the microcomputer 8 outputs a scanning control signal to the multiplexer 6.
[0012]
When the subject's finger touches the position of the pain level of scale 2 according to the degree of pain felt by the subject, the skin corresponding to the amount of water secreted from the finger skin of the subject according to the pain A current flows from the common electrode 3a to the individual electrode 3b through the resistor. As a result, the potential of the individual electrode 3b in contact with the finger of the subject increases, and the microcomputer 8 determines the position of the individual electrode 3b having the highest potential by the above scanning control. Detect as.
The microcomputer 8 further calculates the skin resistance value based on the highest interelectrode potential between the individual electrode 3b and the common electrode 3a.
[0013]
As described above, when the pain level of the subject is detected by the microcomputer 8 and the skin resistance value is calculated, both are displayed on the LCD display 9. In this case, the pain level of the subject is displayed as a numerical value from “0” to “10” assigned to the scale 2 described above, and the skin resistance value is displayed with 0Ω as 100 percent and ∞Ω as 0 percent.
[0014]
A clock circuit 10 that outputs date and time data and a memory 11 are connected to the microcomputer 8. Thus, when the pain level of the subject is detected by the microcomputer 8 and the skin resistance value is calculated as described above, the pain level and the skin resistance value are stored in the memory 11 together with the date and time.
[0015]
As described above, when the pain level and skin resistance value of the subject are stored in the memory 11 together with the date and time, the microcomputer 8 transfers the stored data to the outside via the cable 13 or a wireless transmission means (not shown). This is supplied to the personal computer 12. Thereby, the personal computer 12 converts the skin moisture corresponding to the date and time when the subject feels pain, the degree of pain, and the skin resistance value into a trend graph as shown in FIG.
[0016]
Next, the operation of the pain meter 1 will be described.
FIG. 3 is an explanatory diagram when a nurse visits a subject complaining of pain and objectively determines the degree of pain of the subject using the carried pain meter 1.
As shown in step S1, when a nurse visits a subject complaining of pain and determines the degree of pain of the subject using the carried pain meter 1, the pain determination method will be briefly explained to the subject.
[0017]
The nurse turns on the power switch (not shown), and then, as shown in step S2, the subject makes his / her finger touch the position of the pain level of the scale 2 corresponding to the degree of pain felt by the subject. To instruct.
[0018]
In step S3, the microcomputer 8 performs scanning control as described above, thereby detecting the potential of each individual electrode 3b and comparing the potential of each individual electrode 3b.
[0019]
As shown in step S4, the microcomputer 8 detects the potential of each individual electrode 3b, and detects the position of the individual electrode 3b having the highest potential as the pain level of the subject. The microcomputer 8 calculates the skin resistance value at the finger of the subject based on the interelectrode potential between the individual electrode 3b having the highest potential and the common electrode 3a.
[0020]
When the pain level of the subject is detected by the microcomputer 8 and the skin resistance value is calculated as described above, the numerical value of the subject's pain level and the skin resistance value are displayed on the LCD display 9 as shown in step S5. Is displayed. In this case, the pain level of the subject is displayed as a numerical value from “0” to “10” assigned to the scale 2, and the skin resistance value is displayed as 100% for 0Ω and 0% for ∞Ω.
[0021]
As described above, when the subjective pain level of the subject and the skin resistance value corresponding to the subject's pain are displayed on the LCD display 9, the nurse refers to both values and Objectively determine the degree of pain felt by the subject.
[0022]
As described above, when the pain level of the subject is detected by the microcomputer 8 and the skin resistance value is calculated, the microcomputer 8 calculates the pain level value and the skin resistance value as shown in step S6. The data is stored in the memory 11 together with the date and time, and the stored data is supplied to the external personal computer 12 later. Thereby, the personal computer 12 can form a trend graph of the skin moisture corresponding to the date and time when the subject feels pain, the degree of pain, and the skin resistance value, so that the doctor or nurse can perform a table analysis.
[0023]
As shown in step S7, when 5 minutes have elapsed, the power source of the pain meter 1 is automatically turned off.
[0024]
FIG. 4 is an explanatory diagram when the subject himself / herself carries the pain meter 1 and when the subject feels pain, the pain meter 1 objectively determines his / her pain level.
When the subject feels pain as shown in step S1, the finger of the subject is brought into contact with the position of the pain level on the scale 2 as shown in step S2 with a power switch (not shown) turned on.
[0025]
When the pain meter 1 is turned on, in step S3, the microcomputer 8 performs scanning control as described above to detect the potential of each individual electrode 3b, and then the potential of each individual electrode 3b. Compare size.
[0026]
As shown in step S4, the microcomputer 8 detects the potential of each individual electrode 3b, and detects the position of the individual electrode 3b having the highest potential as the pain level of the subject. The microcomputer 8 calculates the skin resistance value at the finger of the subject based on the interelectrode potential between the individual electrode 3b having the highest potential and the common electrode 3a.
[0027]
When the pain level of the subject is detected by the microcomputer 8 and the skin resistance value is calculated as described above, the numerical value of the subject's pain level and the skin resistance value are displayed on the LCD display 9 as shown in step S5. Is displayed.
[0028]
As described above, when the subject's subjective pain level value and the skin resistance value corresponding to the subject's pain are displayed on the LCD display 9, the subject refers to both values, Objectively determine how much pain you feel.
[0029]
When the pain level of the subject is determined by the microcomputer 8 and the skin resistance value is calculated, the microcomputer 8 stores the numerical value of the pain level and the skin resistance value in the memory 11 together with the date and time as shown in step S6. The data is stored, and the stored data is supplied to the external personal computer 12 later. Thereby, the personal computer 12 can form a trend graph of the skin moisture corresponding to the date and time when the subject feels pain, the degree of pain, and the skin resistance value, so that the doctor or nurse can perform a table analysis.
[0030]
As shown in step S7, when the pain meter 1 is automatically turned off after 5 minutes, the subject next time in the process shown in steps S1 to S7 again when he / she feels pain next time. The degree of pain can be determined.
[0031]
FIG. 5 shows the pain level data and skin resistance value data measured by the pain meter 1 together with the date / time data to the personal computer 12 with the pain meter 1 and the personal computer 12 connected by the cable 13. FIG. 10 is an explanatory diagram when the personal computer 12 is in a state in which a doctor, a nurse, or the like can analyze a subject's pain in real time.
First, as shown in step S <b> 1, the pain meter 1 and the personal computer 12 are connected by the cable 13.
[0032]
After a power switch (not shown) is turned on, the finger of the subject is brought into contact with the pain level position on the scale 2 in step S2. Further, as shown in step 3, the personal computer 12 is activated.
[0033]
In the above state, the microcomputer 8 of the pain meter 1 detects the potential of each individual electrode 3b by the same action as shown in FIGS. 3 and 4, and the position of the individual electrode 3b having the highest potential is determined for the subject. The skin resistance value at the finger of the subject is calculated based on the interelectrode potential between the individual electrode 3b having the highest potential and the common electrode 3a, and the pain level value and the skin resistance value are calculated. Is stored in the memory 11 together with the date and time. The microcomputer 8 supplies the pain level data and skin resistance value data of the subject to the personal computer 12 together with the date / time data. Thereby, as shown in step S4, the personal computer 12 creates a trend graph capable of analyzing the pain of the subject and displays it.
[0034]
When the analysis related to the pain of the subject by the personal computer 12 is completed, the personal computer 12 is turned off as shown in step S5. Further, as shown in step S6, the power of the pain meter 1 is automatically turned off after 5 minutes.
[0035]
As is clear from the above description, by using the pain meter 1, the degree of pain felt by the subject is quantified, and the skin resistance value corresponding to the skin moisture coming out from the finger according to the pain of the subject is calculated. Measure and display both numbers. Thereby, the doctor, the nurse, and the subject themselves can objectively determine the degree of pain of the subject.
Moreover, since the pain level data and the skin resistance value data of the test subject are stored in the memory together with the date and time, and these data can be supplied to the external personal computer 12, these data are stored in the personal computer. If analyzed by the computer 12, the time of occurrence of pain, the degree of pain, and the like can be expressed statistically and in a diary. Thereby, a subject's pain phenomenon can be understood and a test subject's diagnosis and treatment can be performed appropriately.
A general-purpose computer or a dedicated data analysis device may be used instead of the personal computer 12 described above.
[0036]
【The invention's effect】
According to the present invention, the degree of pain of a subject can be objectively determined.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a system diagram showing the overall configuration of a pain meter.
FIG. 2 is a trend graph relating to pain analyzed and created by a personal computer based on data from a pain meter.
FIG. 3 is an operation explanatory diagram of a pain meter.
FIG. 4 is an operation explanatory diagram of a pain meter.
FIG. 5 is an operation explanatory diagram when a pain meter and a personal computer are used.
FIG. 6 is a plan view of a conventional visual expression scale used for recognizing the degree of pain of a subject.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Painometer 2 Scale 3 Comb electrode 4 Resistance 5 DC stabilized power supply circuit 6 Multiplexer 7 A / D converter 8 Microcomputer 9 LCD display 10 Clock circuit 11 Memory 12 Personal computer 13 Cable

Claims

A scale in which a plurality of pain levels from the degree that the subject feels no pain to the degree that the subject feels the highest pain is assigned, and the finger part of the subject depends on the degree of pain that the subject feels. A pain level detecting means for detecting the pain level when touching the position of the patient, a pain level displaying means for displaying the pain level detected by the pain level detecting means as a degree of pain of the subject, and the subject Measuring means for measuring a value corresponding to skin moisture in the finger portion when the finger portion is in contact with the position of the pain level of the scale, and display means for displaying the value measured by the measuring means. A pain meter characterized by the provision.

A scale in which a plurality of pain levels from the degree that the subject feels no pain to the degree that the subject feels the highest pain is assigned, and the finger part of the subject depends on the degree of pain that the subject feels. A pain level detecting means for detecting the pain level when touching the position of the patient, a pain level displaying means for displaying the pain level detected by the pain level detecting means as a degree of pain of the subject, and the subject Measuring means for measuring a value corresponding to skin moisture in the finger when the finger part is in contact with the position of the pain level of the scale, and display means for displaying the value measured by the measuring means, A means for outputting time and date data including a date and time, a pain level detected by the pain level detection means, and a measurement means. A memory for storing the measured value together with date and time data by the time-lapse means, and a data supply means for analyzing the pain of each subject by supplying the data stored in the memory to an external data processing device; The pain meter characterized by comprising.