JP3697204B2 - スキンケア剤 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、保護及び保湿を行って皮膚の状態を良好に保つことができると共に皮膚によくなじませることができるスキンケア剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年では、環境の悪化による外的要因、日常ストレスによる内的要因、また抵抗力の低下などといった様々な要因から、人の皮膚は小さな刺激が加わっただけで過敏に反応する傾向がある。こうした傾向にあって人の皮膚は、上記したように小さな刺激が加わると、例えば肌が赤くなったり痒みを生じたり、また乾燥してかさついたり、脂が過剰に分泌されてべとついたりして、正常な状態に較べて明らかな違和感が生じる。
【0003】
そこで、従来からスキンケア剤を塗布して皮膚の状態を良好に保つようにしている。スキンケア剤は、例えば化学合成物質成分や植物性成分の油脂を主原料とするが、あくまで皮膚の状態を良好に保つことを主目的としているので、医薬品とは異なり切り傷の治りを早くしたり、火傷の症状を軽減したりする作用効果は持たない。
【0004】
つまり、スキンケア剤は、上記したような皮膚の諸反応について、外的要因となる刺激から皮膚を保護して例えば皮膚が赤くなったりして痒みを生じたりすることを防ぎ、また、刺激による皮膚の反応を軽減して例えば乾燥した皮膚に適度な潤いを与えたり、皮膚に適度な脂分を保つようにするものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のスキンケア剤は、その主成分を化学合成物質成分や植物性成分としていたため、例えば化学合成物質成分を主原料とするものであれば痒みを止める効果に優れていたり、また植物性成分を主原料とするものであれば植物性成分そのものに薬効力を有していたりするが、人の皮膚から分泌される脂成分に近い成分ではないので、皮膚に十分に脂分が浸透せず、脂成分が皮膚に残り、べとつくこととなり、その結果として「肌になじむ」という感覚が不十分であった。
【0006】
本発明は、上記の問題を解決するものであり、皮膚によくなじみ、保護及び保湿が良好に行え、皮膚の状態を良好に保つことができるスキンケア剤を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明のスキンケア剤は、鶏脂肪より抽出される鶏油脂を主成分として30〜90%用い、天然動物性、天然植物性抽出成分の一方又は両方と、酸化防止剤、ロウ類の一方又は両方と、を10〜70%添加したのである。
【0008】
つまり、本発明のスキンケア剤は、その主成分として人の皮膚から分泌される脂成分に非常に近い鶏の脂肪から抽出した鶏油脂を採用することで、従来のスキンケア剤に較べて皮膚によくなじみ、皮膚の保護及び保湿が十分に行え、その結果、一度皮膚に塗布するだけで皮膚の状態を長時間に亘って良好に保つことができるようになる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明のスキンケア剤は、鶏脂肪より抽出される鶏油脂を主成分として30〜90%用い、天然動物性、天然植物性抽出成分の一方又は両方と、酸化防止剤、ロウ類の一方又は両方と、を10〜70%添加しており、もともと廃棄されていた鶏脂肪より抽出される鶏油脂を利用する点で非常にコストが安くなるといった利点がある。
【0010】
鶏油脂は、従来ではスキンケア剤などを構成する原料の規格「化粧品原料基準」及び「化粧品種別配合成分規格」においてリストに挙げられていない、つまり着目されていなかった。この理由は、上記するように誰も着目していないという理由もあるが、法規上の規制、すなわち薬事法の承認制度における以下の(1)〜(4)の規制を満たすか否かが不明であったことに起因する。
【0011】
薬事法の承認制度において、新規の原料(未承認原料)は、(1)使用目的に応じた機能に優れている、(2)安全性が良好である、(3)酸化安定性などの安定性に優れている、(4)においが少ないなど品質が一定している、という定められた条件を満足するのみでは使用できず、その原料の規格を定め、安全性などを確認したうえで厚生省に届け出て承認を受けることが必要となる。
【0012】
ここで、本発明の鶏油脂がスキンケア剤に用いて問題ないことを証明すべく行った測定結果を示す。以下には、鶏油脂の特性を詳細に分析した結果を示す。
【0013】
(鶏油脂の特性)
鶏油脂は、▲1▼融点:15℃、▲2▼屈折率:1.470、▲3▼けん化価:199、▲4▼酸価:0.09、▲5▼ヨウ素価:88.9、▲6▼重金属:1.6ppm(限度は20ppm)、▲7▼ヒ素:検出せず(限度は2ppm)という特性がある。なお、上記した数値は全て平均値である。
【0014】
なお、▲1▼〜▲7▼は、いずれも「化粧品原料基準」における一般試験法に基づいており、▲1▼は「融点測定法(第2法)」、▲2▼は「屈折率測定法」、▲3▼は「けん化価測定法」、▲4▼は「酸価測定法(第1法、試料採取量10.0g)」、▲5▼は「ヨウ素価測定法」、▲6▼は「重金属試験法(第2法、試料採取量1.0g、鉛標準液2.0ml)」、▲7▼は「ヒ素試験法(第3法、装置B、試料採取量1.0g)」に準じて測定した。
【0015】
したがって鶏油脂は、▲6▼重金属と▲7▼ヒ素の含有量がいずれも限度内にあることから、上記した(2)安全性が良好であるという条件を満たし、また、▲4▼酸価値が0.09で酸化(腐敗)しにくいから、上記した(3)酸化安定性などの安定性に優れているという条件を満たし、さらに、▲1▼融点が15℃で室温にて安定しているから、上記した(4)品質が一定しているという条件を満たしている。
【0016】
上記した(1)使用目的に応じた機能に優れている点について、以下に説明する。本発明のスキンケア剤は、皮膚の保護及び保湿を行って皮膚の状態を良好に保つことを主目的としている。したがって本発明の目的を達成することで上記した(1)の条件を満たすこととなる。
【0017】
本発明者は、人の油脂と「化粧品原料基準」及び「化粧品種別配合成分規格」のリストに挙げられている馬の油脂と、鶏油脂の脂肪酸組成を以下の表1のように比較した。なお、表1においては全て平均値を示している。
【0018】
【表1】
【0019】
表1に示すように、比較した主脂肪酸組成について、鶏脂肪における人脂肪との誤差が−0.05〜+2.90であったのに対し、馬脂肪における人脂肪との誤差が−5.53〜+6.33であった。このことから、鶏脂肪は、人脂肪と非常に近いことが判明した。
【0020】
すなわち人の皮膚には、人ならば当然に人の油脂を使用することが一番望ましいが、人の油脂を使用することは採取自体が実際には不可能である。したがって日常では今まで全く着目も使用もされることなく廃棄されていた鶏油脂に着目し、上記した特性及び各種測定を行った結果、人の油脂に近いことが判明し、主成分として使用したのである。
【0021】
このようにすることで、本発明のスキンケア剤は、後述する実施例において実際に使用した結果においても、皮膚の保護及び保湿を行って皮膚の状態を良好に保つことができるようになり、上記した(1)の条件を満たすこととなる。
【0022】
以上説明したように、鶏油脂は、現状では「化粧品原料基準」及び「化粧品種別配合成分規格」に基づいた原料のリストには挙げられていないが、薬事法の承認制度における新規の原料(未承認原料)の条件(1)〜(4)を全て満たすものであり、また、従来の馬油脂に較べて遥かに皮膚の保護及び保湿を行って良好な状態を保つ効果に優れていることが判明した。
【0023】
さらに、本発明のスキンケア剤は、主成分である鶏油脂に加えて、天然動物性、天然植物性抽出成分の一方又は両方と、酸化防止剤、ロウ類の一方又は両方と、を添加することで、これらの各々の以下の作用を得ることもできると共に、鶏油脂の特徴を損なうことなく、製品として使い易いものとなる。
【0024】
本発明のスキンケア剤は、鶏油脂を単位量あたり30〜90%とし、天然動物性、天然植物性抽出成分の一方又は両方と、酸化防止剤、ロウ類の一方又は両方と、を添加した場合、単位量あたり10〜70%とする。
【0025】
鶏油脂を単位量あたり30%未満であると、鶏油脂そのものの特性を得られず、スキンケア効果が薄くなり、また、90%を超えると、鶏油脂を製品として維持しにくく、例えば鶏油脂自体は上記したように酸化しにくいが、(後述する酸化防止剤を添加したとしても)3〜5年といったように長期的に見た場合は酸化する可能性もあり、また、鶏油脂自体の臭いが強くなるので製品として適さなくなる。よって、鶏油脂を単位量あたり30〜90%としている。
【0026】
一方、天然動物性、天然植物性抽出成分の一方又は両方と、酸化防止剤、ロウ類の一方又は両方と、を添加した場合、単位量あたり10%未満であると上記した鶏油脂の量が多くなることにも相まって、添加する成分の特性を十分に得ることができず、また、70%を超えると上記した鶏油脂の量が少なくなることにも相まって、添加する成分の特性の方が強くなり、鶏油脂による特性を十分に得ることができなくなる。よって、天然動物性、天然植物性抽出成分の一方又は両方と、酸化防止剤、ロウ類の一方又は両方と、を添加した場合、単位量あたり10〜70%としている。
【0027】
なお、上記した鶏油脂の単位量あたりの含有割合30〜90%の範囲において、スキンケア剤の製品形態を例えばクリーム状又はゲル状のような半固形とする場合は、鶏油脂を50〜90%含有させることで耐温安定性に優れたものとすることができる。例えば、鶏油脂70%、シアバター(天然植物抽出成分)20%、ビタミンE(酸化防止剤)0.3%、ハーブ(天然植物抽出成分)0.2%、ミツロウ(ロウ類)9.5%とすることで、形態安定性に優れ、また、皮膚によくなじむと共にべとつきがなく、かつ保湿効果の高いものとすることができた。
【0028】
一方、上記した鶏油脂の単位量あたりの含有割合30〜90%の範囲において、スキンケア剤の製品形態を例えば液状とする場合は、鶏油脂を30〜50%程度含有させることで、他の添加物をより多く含有させることができる。例えば、鶏油脂50%、スクワラン(天然動物抽出成分)49.5%、ビタミンE(酸化防止剤)0.3%、ハーブ(天然植物抽出成分)0.2%とすることで、液状でありながらもべとつきがなく、つまり速やかに皮膚に浸透してなじみ、かつ保湿効果の高いものとすることができた。
【0029】
なお、鶏油脂を50±5%の範囲で含有させるときには、他の添加物の組み合わせによって上記した半固形状、液状のいずれにもすることができる。したがって本発明のスキンケア剤は、鶏油脂による効果、あるいはロウ類や天然動植物抽出成分による効果を優先するといったように機能性によって、又は商品形態によって、鶏油脂の配合割合を適宜変えて各形状にすればよい。
【0030】
酸化防止剤は、例えば、天然抽出のビタミンEなどを採用する。そして、酸化防止剤を添加することで、酸化による製品の劣化を予防し、かつ製品の性状が安定して長期に亘って使用することが可能となる。また、天然抽出成分を採用することで、皮膚に対して刺激を与えないようにすることができる。
【0031】
また、ロウ類は、例えば、ミツロウ、鯨ロウ、ラノリン、オレンジラッフィー油、カルナワバロウ、キャンデリラロウ、ホホバ油などを採用する。そして、ロウ類を添加することで、耐温安定性を高めることができ、また、融点を高めて皮膚への摩擦効果を改善することができ、皮膚の疎水性被膜を増強して水分の蒸散を抑制することができる。
【0032】
また、上記の構成において、天然植物抽出成分は、例えば、アロエ、カミツレ、ハマメリス、ヘチマ、ヒノキチオール、ニンジンエキス、マロニエ、オオバク、ベニバナ、シコン、リリー、アズキ、カンゾウ、サトウキビ、シソ、スギナ、セージ、月見草、ハトムギ、ビワ、フキタンポポ、ヨモギ、オリーブ、ホホバ、ヒマワリ、小麦麦芽、ローズヒップ、アボガド、ピーナッツ、パパイア、ホップ、モモ、アーモンド、ココナッツ、ゴマ、コーン、ダイズ、ツバキ、麦芽、ドクダミ、クワ、海藻、シアバター、ココアバターなどを採用する。
【0033】
一方、天然動物抽出成分としては、例えば、スクワラン、ハチミツ、プロポリス、ローヤルゼリー、ヒアルロン酸をなどを採用する。そして、天然動植物抽出成分を添加することで、皮膚の新陳代謝を促進したり、血行が促進されたり、あるいは収斂性、殺菌性、消炎性、保湿性などの効果を得ることができる。
【0034】
また、天然植物抽出成分として、例えば、コパイバ、オレンジ、イランイラン、サイプレス、ジュニパー、ゼラニウム、ティートリー、ネロリ、ペパーミント、ユーカリ、ラベンダー、レモングラス、ローズ、ローズマリー、ローマンカモミール、ジャスミン、バニラ、シナモン、マンダリン、ハーブなどの香料効果が期待できる天然植物抽出成分を、例えば、ジャ香、霊猫香、海猫香、龍涎香などの香料効果が期待できる天然動物抽出成分を添加することにより、心理的、生理的な癒し効果を得ることができ、心身のケアもできると共に、マスキング効果も期待できる。
【0035】
そして、天然動物性、天然植物性抽出成分の一方又は両方と、酸化防止剤、ロウ類の一方又は両方と、を添加することで、それぞれの効果を鶏油脂の効果を阻害することなく発揮することができ、製品を良好に維持することができ、また、スキンケア剤として鶏油脂の効果を助長することができる。
【0036】
【実施例】
以下に、本発明のスキンケア剤を使用したときの効果について説明する。
本実施例で使用したスキンケア剤は、全体の重量に対して鶏油脂を90%、天然抽出のビタミンE(酸化防止剤)を0.5%、ミツロウ(ロウ類)9%、ローズマリー(天然動植物性抽出成分)を0.5%として、酸化防止剤、ロウ類、天然動植物性抽出成分を合わせて10%添加して調整した。
【0037】
上記本発明のスキンケア剤と比較する従来のスキンケア剤は、以下に示す成分とされた3種類である。
A:化学合成物質成分を主成分とし、保存剤としてパラベンを含有するもの。
B:植物性成分を主成分とし、保存剤にパラベンを含有し、また、人工着色料を含有するもの。
C:馬脂肪より抽出される馬油脂を主成分とするもの。
【0038】
そして、上記本発明によるスキンケア剤と従来のスキンケア剤A〜Cのいずれかを使用したときの感想を以下にまとめ、本発明のスキンケア剤の効果を確認した。
【0039】
(男性)
従来から皮膚が弱く、冬になると毎年手の甲が荒れていた。従来のスキンケア剤Cを使用してきたが、抜本的な解消にはならなかった。また、従来のスキンケア剤Cは油脂のべたつきがあり、何度も手をこすって皮膚になじませる必要があり、それでも皮膚になじまなかった余分な油脂成分をふき取らなければならなかった。
【0040】
本発明のスキンケア剤を使用することによって、頻繁にスキンケア剤を塗布しなくても手の甲は3ヶ月程度でなめらかになり、また、従来のスキンケア剤Cと同量を使用したときであっても速やかに肌になじみ、何度も手をこすって皮膚になじませたり、余分な油脂成分をふき取ったりする必要はなかった。
【0041】
(女性)
従来のスキンケア剤Bを常に携帯し、水仕事をしていないときでも乾燥したと感じたときに皮膚に塗布するようにしていた。しかし、従来のスキンケア剤Bは、少量であっても常に油脂が手に残る感じがして、ある程度手をこすって肌に浸透しなかった油脂をふき取るようにしていた。
【0042】
また、従来のスキンケア剤Bは、植物性成分を主成分としていても、天然ではなく、全て人工的な成分であったため、刺激が強く、指のささくれ箇所に塗布してしまうと、痛みを伴って皮膚が赤くなりなったりすることがあった。
【0043】
本発明のスキンケア剤を使用することによって、従来のスキンケア剤Bと同量であっても、長時間に亘り手が乾燥することなく、また、素早く肌に浸透し、しかも油脂が手に残るような感じはなかった。
【0044】
(男性)
老化に伴って肌が乾燥し始めていたので、従来のスキンケア剤Aを使用していた。しかし、皮膚に塗布してからしばらくは皮膚が潤っているように見えるが、数時間もすると次第に皮膚がまた乾燥していた。また、従来のスキンケア剤Aは、合成物質成分を主成分としているため、刺激が強く、赤ギレ箇所に塗布すると痛みを伴って皮膚が赤くなったり、また、痛みはなくてもたびたび赤くなったりしていた。
【0045】
本発明のスキンケア剤を使用することによって、皮膚に塗布した後、半日程度は潤っていた。また、刺激はまったくなく、従来のスキンケア剤Aより多めに塗布しても皮膚が赤くなることはなく、また、余分な油脂が皮膚に残ってぎらぎらすることがなかった。
【0046】
また、本発明のスキンケア剤は、上記比較結果で現れた効果のみならず、次のような効果もあった。すなわち、本発明のスキンケア剤を手に使っていたところ良好であったので、化粧落としとして使用してみたところ、化粧もきれいに落とすことができ、化粧を落とした後もべたつくことなく使用後もさっぱりした爽快感を得た。
【0047】
さらには、本発明のスキンケア剤を、頭皮に塗布したところ、ふけや痒みが止み、また、頭皮に塗布した本発明のスキンケア剤が髪の毛に付着しても、髪がべたつくことがなかった。
【0048】
【発明の効果】
以上のように、本発明のスキンケア剤は、鶏脂肪より抽出される鶏油脂を主成分とし30〜90%用い、天然動物性、天然植物性抽出成分の一方又は両方と、酸化防止剤、ロウ類の一方又は両方と、を10〜70%添加したため、保護及び保湿を行って皮膚の状態を良好に保つことができると共に皮膚によくなじませることができ、さらに、添加する成分が全て天然材料であるから、皮膚への刺激が少なく、安心して使用することができる。
Claims (1)
- 鶏脂肪より抽出される鶏油脂を主成分として30〜90%用い、天然動物性、天然植物性抽出成分の一方又は両方と、酸化防止剤、ロウ類の一方又は両方と、を10〜70%添加したことを特徴とするスキンケア剤。
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-
2001
- 2001-11-19 JP JP2001353190A patent/JP3697204B2/ja not_active Expired - Lifetime
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