JP3695985B2 - Chlorine generator - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は飲料水を電気分解して活性塩素を発生させる塩素発生装置に関し、特に、電気分解後の飲料水(以下、塩素含有水という)から電気分解によって発生した酸素ガスおよび水素ガス等の電気分解ガスを分離することのできる塩素発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の塩素発生装置として、例えば、特開平9−1149号に開示されるものがある。この塩素発生装置は、飲料水を貯留したタンクに接続された供給管路によって飲料水の通路を形成し、この通路に一対の電極を対向配置して密閉型の電解槽を形成している。
【0003】
この塩素発生装置によると、飲料水の供給時に電解槽内の一対の電極に所定の直流電圧を印加することにより飲料水を電気分解し、電気分解によって生成された活性塩素を含む酸性水とアルカリイオン水を混合して下流側に供給しており、外部からバクテリア等の侵入を生じることなく飲料水に活性塩素をもれなく含有させることによって殺菌力を得ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の塩素発生装置によると、飲料水を電解槽で電気分解することによって酸素や水素等の電気分解ガスが発生し、この電気分解ガスが塩素含有水とともに下流に供給されてしまうため、塩素含有水の供給量が不安定になる。また、塩素含有水の供給停止後に電気分解ガスの気泡が配管内に滞留し、気泡部分で塩素含有水による殺菌力が得られず、細菌による配管内汚染を生じる恐れがある。
従って、本発明の目的は電気分解によって発生した電気分解ガスが配管中に流出することなく、電解槽から外部に確実に放出することのできる塩素発生装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するため、塩素イオンを含む飲料水を大気遮断された容器内で電気分解することによって活性塩素を含む塩素含有水を生成する塩素発生装置において、前記容器の底部から上方へ伸びるようにして形成され、所定の電流を通電されることにより前記容器に貯留された前記飲料水を電気分解する一対の対面した板状電極と、前記容器の内部上方に形成されて前記飲料水の電気分解に基づいて発生する電気分解ガスを貯留するガス貯留部と、前記容器の底部に設けられて前記一対の対面した板状電極で隔てられる前記飲料水の流入部および流出部を有する塩素発生装置を提供する。
【0006】
上記する塩素発生装置において、一対の電極は、流入部から容器に供給された飲料水を容器の上方に誘導し、容器の上方で下方に反転させて流出部へ向かう流れを発生させる構成が好ましく、容器は、飲料水の電気分解に基づいて発生する電気分解ガスを容器の内部上方から外部に放出するガス放出部を有する構成が好ましい。ガス放出部は、電気分解ガスの発生量に応じて所定のタイミングで大気開放されることが好ましい。容器は、底部から内部上方に向かって内部断面積が減じられた形状であっても良く、一対の電極は、電気分解ガスが容器の内部に充満することに基づく容器内の水位低下によって液面から露出しない形状を有することが好ましい。
【0007】
上記した塩素発生装置において、容器に供給された飲料水を電気分解することによって水素ガスおよび酸素ガス等の電気分解ガスが発生する。この電気分解ガスをガス貯留部で貯留することで液相からガス分が分離し、液相分に混入して配管に流出することに基づく供給量変動、配管内汚染が防止される。また、電気分解ガスを液相と分離することによって容器から確実に放出させることが可能になる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の塩素発生装置を図面を参照して詳細に説明する。
【0009】
図1は、本発明の実施の形態に係る飲料ディスペンサを示し、取水管1から供給される飲料水をろ過してろ過水を生成する浄水器2と、浄水器2を通過したろ過水を電気分解してシロップ希釈用の塩素含有水を生成する塩素発生器3と、塩素発生器3で電気分解された塩素含有水を通過させる冷却コイル4Aを有し、冷却水Wによって冷却コイル4A内を通過する塩素含有水を冷却する冷却水槽4と、塩素発生器3と冷却水槽4の間の供給管路5に設けられるポンプ6と、冷却コイル4Aに接続される供給管路7に設けられる希釈水用の流量調節器8Aと、供給管路7から分岐された供給管路9に接続されて炭酸水を生成するカーボネータ10と、カーボネータ10に配管11を介して接続され、炭酸ガスを充填されたガスボンベ12と、カーボネータ10に接続される供給管路13に設けられる炭酸水用の流量調節器8Bと、供給管路7を介して供給される希釈水、および供給管路13を介して供給される炭酸水をカップ14に注ぐバルブ15と、取水管1に設けられる電磁弁16Aと、供給管路7に設けられる電磁弁16Bと、供給管路9に設けられる電磁弁16Cと、供給管路13に設けられる電磁弁16Dと、冷却水槽4に冷却水Wを供給するとともに塩素発生器3で発生する電気分解ガスを冷却水W中に放出させるガス抜き管17と、ガス抜き管17に設けられるガス抜き電磁弁18と、塩素発生器3に設けられる一対の電極に直流電流を供給する電源部19と、ポンプ6を駆動するモータ20と、販売飲料の種類、販売量等の情報に基づく販売信号を出力する販売制御部21と、販売制御部21から入力する販売信号に基づいて各部を制御する主制御部22を有する。
同図において、バルブ15にはシロップを供給するシロップ管路が接続されるが図示省略している。
【0010】
浄水器2は、フィルタ部材として活性炭充填層を有する活性炭フィルタを使用する。
【0011】
供給管路5、7,9,および13は、ポリエチレンチューブで形成されており、冷却コイル4Aは、伝熱性に優れるステンレス管によって形成されている。供給管路5、7,9,および13の内径は4mm、冷却コイル4Aの内径は5.5mmである。
【0012】
流量調節器8Aおよび8Bは、供給管路内を流れる塩素含有水の単位時間当たりの流量を所定の流量に設定するものであり、供給管路の配置や塩素発生器3におけるろ過水の電気分解効率に基づいて設定される。
【0013】
カーボネータ10は、ガスボンベ12から配管11を介して供給される炭酸ガスを供給管路9を介して供給される塩素含有水に溶解させることによって炭酸水を形成する。炭酸水の供給動作は、供給管路9の電磁弁16Cを閉じた状態で供給管路13の電磁分16Dを開くことにより、ガスボンベ12から供給される炭酸ガスの圧力に基づいて行われる。ガスボンベ12には、ガスの供給圧を調節する供給弁が設けられている。カーボネータ10の内部には、水位を検出するフロートスイッチ等の水位センサ(図示せず)が設けられている。この水位センサは、カーボネータ10に貯蔵された炭酸水が所定の水位まで減少すると主制御部22に水位低下信号を出力する。また、カーボネータ10は、図示しない冷却水槽に浸漬されることによって内蔵された炭酸水を所定の温度に冷却している。
【0014】
ガス抜き管17は、塩素発生器3でろ過水を電気分解することによって発生する水素ガスおよび酸素ガスを冷却水槽4の冷却水W中に放出させるとともに、冷却水Wの補給モードにおいてろ過水を塩素発生器3から冷却水槽4に冷却水Wを供給する。このガス抜き管17を介して冷却水槽4にろ過水が供給されるときは塩素発生器3においてろ過水の電気分解を行わないように制御されるが、冷却水Wの汚染を防ぐために電気分解された塩素含有水が供給されても良い。
【0015】
ガス抜き電磁弁18は、ろ過水の電気分解に基づく電気分解ガスの発生量に応じた所定のタイミングで開閉させるか、あるいは、所定の時間間隔で開閉させるようにしても良い。
【0016】
電源部19は、希釈水としての塩素含有水の供給時、カーボネータ10への補給時に所定の電流値で電極30A、30Bに通電する。また、電気分解による電極の消耗を防ぐために所定の通電時間(例えば、24時間)間隔で正負の極性を変更する。
【0017】
図2(a)は、塩素発生器3の縦断面を示し、電気分解用の一対の電極30A、30Bを内部に配置されて上部にガス抜き部31Aを設けられる電気分解槽31と、電気分解槽31の下部に取り付けられて飲料水の流入部32Aおよび流出部32Bを有し、電極30A、30Bを所定の間隔で固定する基部32を有する。電気分解槽31は、下部から上部にかけて断面を減じたテーパー形状を有するとともにガス抜き部31Aに連続する部分が円錐状に形成されており、このことによって飲料水の電気分解によって発生した電気分解ガスが内壁に沿ってガス抜き部31Aに速やかに誘導されるようになっている。また、電極30A、30Bとガス抜き部31Aの間には空間部33を設けて所定の間隔を有するように形成されており、流入部32Aから電気分解槽31内に流入したろ過水を空間部33で反転させて流出部32Bの方向に流す際に液体分とガス成分の分離が促される。電気分解槽31は、外径(最大部)が43mm、内径(最大部)が40mmであり、容量は約150ccである。
【0018】
図2(b)は、図2(a)のA−A部における塩素発生器3の横断面を示し、電極30A、30Bは、紙面方向の長さが120mm、幅が36mmのサイズを有し、チタンに白金系のコーティングを施して形成されており、電極間隔gが3mmで配置されている。また、電極30A、30Bは、電極面の両面で電気分解槽31内のろ過水と接触するよう、即ち、貯留水中に浸漬された状態となるように設けられる。本実施の形態では、電極30Aを正極とし、電極30Bを負極としている。
【0019】
上記した塩素発生装置の動作を飲料ディスペンサにおける塩素含有水の供給動作に基づいて説明する。
【0020】
販売制御部21から主制御部22に希釈水の販売信号が出力されると、主制御部22は電磁弁16Aおよび電磁弁16Bに通電して管路を開くとともにポンプ20に通電する。このことによって取水管1からフィルタ2に飲料水が供給されてろ過される。フィルタ2を通過したろ過水は、塩素発生器3に供給されて所定の水量が貯留される。また、主制御部22は、販売信号の入力に基づいて電源部19に制御信号を出力する。このことにより、塩素発生器3に設けられる電極30A,30Bに定電流が供給されてろ過水が電気分解される。
【0021】
塩素発生器3では、電極30A,30Bへの通電に基づいて正極側の電極30Aで塩素イオンCl−が電子を放出することにより活性塩素Cl2が発生し、ろ過水に溶解することによって活性塩素を含有した塩素含有水が生成される。塩素の水100g(水温10℃)に対する溶解度は0.9972gであるため、発生した活性塩素のほとんどがろ過水に溶解する。このことによって塩素含有水は殺菌力を有する。また、正極側の電極30Aでは電気分解によって塩素以外に酸素ガスが発生する。一方、負極側の電極30Bでは、ろ過水の電気分解によって水素ガスが発生する。
【0022】
ろ過水の電気分解に基づく水素ガスおよび酸素ガスは、電極表面からガス抜き部31A方向に上昇する。塩素発生器3の内部では、流入部32Aから流入したろ過水が電極30Aに沿って上昇し、空間部33で反転して電極30Bに沿って下降する流れが生じることにより活性塩素の溶解が促される。また、電極30Aで塩素とともに発生した酸素ガスが空間部33でろ過水から分離され、電極30Bで発生した水素ガスとともに空間部33に充満する。主制御部22は、ろ過水の電気分解開始から所定の時間の経過後にガス抜き電磁弁18に通電してガス抜き管17を開くことにより空間部33に充満した電気分解ガスがガス抜き部31から冷却水槽4の冷却水W中に放出される。電気分解ガスの放出後、ガス抜き電磁弁18が非通電となってガス抜き管17が閉じられる。
【0023】
塩素発生器3の流出部32Bから下流側に流出した希釈水としての塩素含有水は、冷却水Wに浸漬された冷却コイル4Aを通過することによって所定の温度に冷却され、供給管路7に設けられる流量調節器8Aを通過してバルブ15からカップ14に注がれる。希釈水の供給開始から所定の時間の経過後に電磁弁16Aおよび電磁弁16Bが閉じられる。
【0024】
また、シロップと混合される炭酸水をカップ14に供給する場合、主制御部22は、電磁弁16Dを炭酸水の供給タイミングに応じて開くことによって、カーボネータ10から所定のガスボリュームの炭酸水が供給管路13に流出し、バルブ15からカップ14に注がれる。炭酸水の供給開始から所定の時間の経過後に電磁弁16Dが閉じられる。
【0025】
カーボネータ10に貯蔵された炭酸水が所定の水位まで減少すると、内部に設けられた水位センサによって主制御部22に水位低下信号が出力される。主制御部22は、水位低下信号を入力すると、供給管路7の電磁弁16Bおよび供給管路13の電磁弁16Dを閉じ、電源部19に制御信号を出力するとともに取水管1の電磁弁16Aおよび供給管路9の電磁弁16Cを開く。このことにより、塩素発生器3に設けられる電極30A,30Bに定電流が供給されてろ過水が電気分解される。電気分解によって生成された塩素含有水は、冷却水Wに浸漬された冷却コイル4Aを通過することによって所定の温度に冷却され、供給管路7および供給管路9を介してカーボネータ10に貯蔵される。カーボネータ10に所定の塩素含有水が貯蔵されると、水位センサは主制御部22への水位低下信号の出力を停止する。主制御部22は、水位低下信号の出力停止に基づいて電磁弁16Aおよび電磁弁16Cを閉じる。
【0026】
図3(a)から(c)は、本発明者によって検討された電気分解槽内の飲料水の流れと電気分解ガスの発生状態を示す。図3(d)は、本実施の形態で説明した形状のものである。
図3(a)は、第1の電気分解槽40Aを示し、円筒状の透明容器41と、透明容器の一端に固定される上蓋42と、透明容器41の他端に固定される下蓋43と、上蓋42に設けられるろ過水の流入部44と、流入部44に連続して設けられて透明容器41内のろ過水に浸漬されるパイプ44Aと、下蓋43に設けられる電気分解後の塩素含有水の流出部45と、電気分解に基づいて発生した電気分解ガスを外部に放出するガス抜き部46と、所定の電流を通電されることによって飲料水を電気分解する一対の電極47A,47Bと、一対の電極47A,47Bを上蓋42に固定する電極固定部材48を有する。この構成によると、電気分解槽40Aでは槽内に流れFaが発生し、電気分解に基づいて発生する電気分解ガス49が上蓋42の直下に充満する。
【0027】
図3(b)は、第2の電気分解槽40Bを示し、上蓋42に塩素含有水の流出部45およびガス抜き部46を有し、下蓋43にろ過水の流入部44を有する。この構成によると、電気分解槽40Bでは槽内に流れFbが発生し、電気分解に基づいて発生する電気分解ガス49が上蓋42の直下に充満する。
【0028】
図3(c)は、第3の電気分解槽40Cを示し、上蓋42にガス抜き部46を有し、下蓋43にろ過水の流入部44および塩素含有水の流出部45を有する。この構成によると、電気分解槽40Bでは槽内に流れFcが発生し、電気分解に基づいて発生する電気分解ガス49が上蓋42の直下に充満する。
【0029】
図3(d)は、第4の電気分解槽40Dを示し、上蓋42の中央にガス抜き部46を有し、下蓋43にろ過水の流入部44および塩素含有水の流出部45と、電極固定部材48を設けて一対の電極47A,47Bを固定する。この構成によると、電気分解槽40Bでは槽内に流れFdが発生し、電気分解に基づいて発生する電気分解ガス49が上蓋42の直下に充満する。
【0030】
図4は、電気分解槽40A〜40Dのガス抜きおよび飲料水の流れにおける比較結果を示し、上蓋42にガス抜き部46を設ける構成では、電気分解ガスの放出性は向上するが、電極固定部材48を上蓋42に設けて一対の電極47A,47Bをろ過水中に浸漬するようにすると電気分解ガスが電気分解槽内に充満するにつれて水位低下が発生して電極が露出し、電流密度の変化が生じる。電流密度の変化が生じると活性塩素量の変動や電極の消耗が著しくなる。また、図3(a)〜(c)に示すように流入部44および流出部45を配置する構成では、電気分解槽内で流入部44から流出部45へショートカットした流れが生じやすくなり、活性塩素の溶解を促す流れの効果が期待できない。また、上蓋42に流入部44を設ける構成では、電気分解ガスの充満によって水位低下を生じるとパイプ44Aの先端が液面から露出した場合に上流側に電気分解ガスが逆流する恐れがある。このガスの上流側への逆流は、水源からの供給圧力が低い場合、下流側でポンプを駆動することで発生することもある。これは、ポンプの駆動によって電気分解槽44内が負圧になり、水位低下が生じてパイプ44Aが液面から露出することによる。
【0031】
上記した塩素発生装置によると、ろ過水の電気分解に基づいて発生する酸素ガスおよび水素ガス等の電気分解ガスを空間部33に貯めてガス抜き部31Aから電気分解槽31の外部に放出することによって、塩素発生器3に接続される取水管1および供給管路5に電気分解ガスを流出させることがなく、活性塩素による殺菌力を有した塩素含有水を安定的に下流側に供給でき、配管内汚染を防止することができる。
【0032】
また、電気分解槽31内に電気分解ガスが溜まることによって水位低下を生じても、ガス抜き部31Aと電極30A,30Bとの間に空間部33を設けることによって電極30A,30Bがろ過水から露出することがないので、電流密度の変化による電極の消耗、および活性塩素量の変動を防ぐことができる。
【0033】
本発明の実施の形態では、塩素発生装置を飲料ディスペンサに設けた構成について説明したが、カップ式自動販売機や飲料水を冷却して供給するウォータークーラやアイスメーカに用いることができる。
【0034】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明の塩素発生装置によると、所定の電流を通電することにより容器に貯留された飲料水を電気分解する一対の対面した板状電極と、容器の内部に形成されて飲料水の電気分解に基づいて発生する電気分解ガスを貯留するガス貯留部と、容器の底部に設けられて一対の対面した板状電極で隔てられる飲料水の流入部および流出部を有するようにしたため、電気分解によって発生した電気分解ガスが配管中に流出することなく、電解槽から外部に確実に放出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る塩素発生装置を有する飲料ディスペンサを示す説明図
【図2】(a)は、本発明の実施の形態に係る塩素発生装置の電気分解槽の部分断面図
(b)は、(a)のA−A部における電気分解槽の横断面図
【図3】(a)から(d)は、電気分解槽のガス抜きおよび飲料水の流れにおける比較を示す説明図
【図4】飲料水の流入部、流出部、ガス抜き部、および一対の電極の配置の異なる電気分解槽によるガス抜きおよび飲料水の流れにおける比較結果を示す図
【符号の説明】
1,取水管
2,浄水器
3,塩素発生器
4,冷却水槽
4A,冷却コイル
5,供給管路
6,ポンプ
7,供給管路
8A,流量調節器
8B,流量調節器
9,供給管路
10,カーボネータ
11,配管
12,ガスボンベ
13,供給管路
14,カップ
15,バルブ
16A,電磁弁
16B,電磁弁
17,ガス抜き管
18,ガス抜き電磁弁
19,電源部
20,モータ
21,販売制御部
22,主制御部
30A,電極
30B,電極
31,電気分解槽
31A,ガス抜き部
32,基部
32A,流入部
32B,流出部
40A,第1の電気分解槽
40B,第2の電気分解槽
40C,第3の電気分解槽
40D,第4の電気分解槽
41,透明容器
42,上蓋
43,下蓋
44,流入部
45,流出部
46,ガス抜き部
47A,電極
47B,電極
48,電極固定部材[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a chlorine generator for electrolyzing drinking water to generate active chlorine, and in particular, electricity such as oxygen gas and hydrogen gas generated by electrolysis from drinking water after electrolysis (hereinafter referred to as chlorine-containing water). The present invention relates to a chlorine generator capable of separating cracked gas.
[0002]
[Prior art]
As a conventional chlorine generator, for example, there is one disclosed in JP-A-9-1149. In this chlorine generator, a drinking water passage is formed by a supply pipe line connected to a tank that stores drinking water, and a pair of electrodes are arranged to face each other in this passage to form a sealed electrolytic cell.
[0003]
According to this chlorine generator, the drinking water is electrolyzed by applying a predetermined DC voltage to a pair of electrodes in the electrolytic cell when drinking water is supplied, and the acidic water and alkali containing active chlorine generated by electrolysis Ionic water is mixed and supplied to the downstream side, and sterilizing power is obtained by containing active chlorine in the drinking water without causing invasion of bacteria and the like from the outside.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, according to a conventional chlorine generator, electrolysis gas such as oxygen and hydrogen is generated by electrolyzing drinking water in an electrolytic cell, and this electrolysis gas is supplied downstream together with chlorine-containing water. The supply amount of chlorine-containing water becomes unstable. In addition, after the supply of chlorine-containing water is stopped, the bubbles of the electrolysis gas stay in the pipe, and the bactericidal power of the chlorine-containing water cannot be obtained at the bubbles, which may cause contamination of the pipe with bacteria.
Accordingly, an object of the present invention is to provide a chlorine generator capable of reliably discharging the electrolysis gas generated by electrolysis from the electrolytic cell to the outside without flowing out into the pipe.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention provides a chlorine generator for producing chlorine-containing water containing active chlorine by electrolyzing drinking water containing chlorine ions in a container that is shut off from the atmosphere. And a pair of facing plate-like electrodes that electrolyze the drinking water stored in the container when energized with a predetermined current, and the beverage formed on the inside of the container A gas storage section for storing an electrolysis gas generated based on electrolysis of water, and an inflow section and an outflow section of the drinking water provided at the bottom of the container and separated by the pair of facing plate electrodes A chlorine generator is provided.
[0006]
In the above chlorine generator, it is preferable that the pair of electrodes is configured to guide the drinking water supplied from the inflow part to the container above the container and to invert downward above the container to generate a flow toward the outflow part. The container preferably has a gas discharge part that discharges an electrolysis gas generated based on the electrolysis of drinking water from the inside to the outside of the container. The gas discharge part is preferably opened to the atmosphere at a predetermined timing according to the amount of electrolysis gas generated. The container may have a shape in which the internal cross-sectional area is reduced from the bottom toward the inside upward, and the pair of electrodes is liquid level due to a decrease in the water level in the container based on the electrolysis gas filling the inside of the container. It is preferable to have a shape that is not exposed from.
[0007]
In the chlorine generator described above, electrolysis gas such as hydrogen gas and oxygen gas is generated by electrolyzing the drinking water supplied to the container. By storing the electrolysis gas in the gas storage section, the gas component is separated from the liquid phase, and the supply amount fluctuation and contamination in the piping based on mixing into the liquid phase component and flowing out to the piping are prevented. Moreover, it becomes possible to discharge | release reliably from a container by isolate | separating electrolysis gas from a liquid phase.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a chlorine generator of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0009]
FIG. 1 shows a beverage dispenser according to an embodiment of the present invention. A water purifier 2 that filters the drinking water supplied from a water intake pipe 1 to generate filtered water, and the filtered water that has passed through the water purifier 2 is electrically used. It has a
In the figure, the
[0010]
The water purifier 2 uses an activated carbon filter having an activated carbon packed layer as a filter member.
[0011]
The
[0012]
The
[0013]
The
[0014]
The degassing pipe 17 discharges hydrogen gas and oxygen gas generated by electrolyzing the filtered water in the
[0015]
The
[0016]
The
[0017]
FIG. 2 (a) shows a longitudinal section of the
[0018]
FIG. 2B shows a cross section of the
[0019]
The operation of the above chlorine generator will be described based on the supply operation of chlorine-containing water in the beverage dispenser.
[0020]
When the sales signal of dilution water is output from the
[0021]
In the
[0022]
Hydrogen gas and oxygen gas based on electrolysis of filtered water rise from the electrode surface toward the
[0023]
Chlorine-containing water as dilution water that has flowed downstream from the
[0024]
When supplying carbonated water mixed with syrup to the
[0025]
When the carbonated water stored in the
[0026]
3 (a) to 3 (c) show the flow of drinking water and the state of generation of electrolysis gas in the electrolysis tank examined by the present inventors. FIG. 3D shows the shape described in this embodiment.
FIG. 3A shows a
[0027]
FIG. 3 (b) shows a second electrolysis tank 40 </ b> B, which has an
[0028]
FIG. 3C shows a third electrolysis tank 40 </ b> C, which has a
[0029]
FIG. 3 (d) shows a
[0030]
FIG. 4 shows a comparison result in the degassing and drinking water flow of the
[0031]
According to the above-described chlorine generator, electrolysis gas such as oxygen gas and hydrogen gas generated based on electrolysis of filtered water is stored in the
[0032]
Moreover, even if the water level is lowered due to accumulation of the electrolysis gas in the
[0033]
In the embodiment of the present invention, the configuration in which the chlorine generator is provided in the beverage dispenser has been described. However, it can be used for a cup-type vending machine, a water cooler that cools and supplies drinking water, or an ice maker.
[0034]
【The invention's effect】
As described above, according to the chlorine generator of the present invention, a pair of facing plate-like electrodes that electrolyze drinking water stored in a container by energizing a predetermined current, and a beverage formed inside the container Because it has a gas storage part for storing the electrolysis gas generated based on the electrolysis of water, and an inflow part and an outflow part of drinking water provided at the bottom of the container and separated by a pair of facing plate electrodes The electrolysis gas generated by electrolysis can be reliably discharged from the electrolytic cell to the outside without flowing out into the pipe.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory view showing a beverage dispenser having a chlorine generator according to an embodiment of the present invention. FIG. 2 (a) is a partial cross section of an electrolysis tank of the chlorine generator according to the embodiment of the present invention. Fig. (B) is a cross-sectional view of the electrolysis tank at section AA in (a). [Fig. 3] (a) to (d) show a comparison in the degassing of the electrolysis tank and the flow of drinking water. Explanatory drawing [Fig. 4] A diagram showing a comparison result of degassing and drinking water flow in an electrolysis tank having different arrangements of drinking water inflow, outflow, degassing, and pair of electrodes.
1, intake pipe 2,
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