JP3695240B2

JP3695240B2 - Cutting method and apparatus for steel products

Info

Publication number: JP3695240B2
Application number: JP23414299A
Authority: JP
Inventors: 直樹田中; 斗志雄大野
Original assignee: JFE Steel Corp
Current assignee: JFE Steel Corp
Priority date: 1999-08-20
Filing date: 1999-08-20
Publication date: 2005-09-14
Anticipated expiration: 2019-08-20
Also published as: JP2001058205A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、Ｈ形鋼、鋼矢板、ビレット、棒鋼等の圧延された条鋼製品の切断方法及び切断装置に関し、特に圧延工程で不整形状となった条鋼製品の素材の尾端部をクロップとして安定して切断するようにしたものである。
【０００２】
【従来の技術】
通常、圧延工程で圧延されたＨ形鋼、鋼矢板、ビレット、棒鋼等の条鋼製品の素材の先端部及び尾端部は不整形状となるのが常であり、この不整形状部分は製品として不要であるばかりでなく、次工程で様々な障害を引き起こす要因となるので、不整形状部分をクロップとして切断しているのが実情である。
【０００３】
従来、このクロップを切断すると共に条鋼製品を所望の長さ寸法に切断する装置として、例えば、図６に示す条鋼製品の切断装置が知られている。
この切断装置１は、駆動ロールである複数のテーブルロール２Ａと複数のエプロン２Ｂとを交互に並べて構成され、先端部及び尾端部のクロップを含むＨ形鋼等の条鋼製品Ｓを搬送する搬送テーブル２と、搬送テーブル２の長手方向の基準位置Ａにおいて条鋼製品Ｓを切断可能なホットソー３と、搬送テーブル２の基準位置Ａよりも下流側に設置され、条鋼製品Ｓの先端に当接して条鋼製品Ｓを停止させるゲージストッパ装置４と、搬送テーブル２の基準位置Ａを挟んで上流側及び下流側のそれぞれに設けられ、条鋼製品Ｓを固定するクランプ装置５とを具備している。ゲージストッパ装置４は、搬送テーブル２の搬送方向（図６における矢印Ｄ方向）に沿って所定範囲で移動可能な可動ベース４Ａと、可動ベース４Ａ上に所定間隔で設置され、通常は持ち上がっているが切断制御用コントローラ（図示せず）からの制御信号に応じて搬送テーブル２上に振り下ろされる複数のストッパ４Ｂとを備えて構成され、前記制御信号により複数のストッパ４Ｂのうちの１つが搬送テーブル２上に振り下ろされ、他のストッパ４Ｂは持ち上がった状態を維持するようになっている。また、各クランプ装置５は、搬送テーブル２の一方の側部に固定されたサイドガイド５Ａと、搬送テーブル２の他方の側部に配置され搬送テーブル２の幅方向に進退可能なサイドクランプ５Ｂとを備えている。なお、図６中、符号６Ａは先端部クロップ用のパルス発信器、６Ｂは尾端部クロップ用のパルス発信器である。
【０００４】
一方、搬送テーブル２において基準位置Ａを挟んだ上流側及び下流側は、最上流に位置する支軸７Ａを中心に図６における矢印Ｅ方向に回動、即ち昇降する傾斜テーブル７を構成し、切断された先端部のクロップ及び尾端部のクロップを矢印Ｆ方向に落下させるようにしている。
この切断装置１において、条鋼製品Ｓの素材の先端部及び尾端部のクロップを切断すると共に条鋼製品Ｓを所望の長さ寸法に切断する際には、先ず、素材を、鋸断操業管理用計算機（図示せず）によって決定された先端部のクロップＴＣの長さ分が基準位置Ａから下流側に突き出るように搬送テーブル２により矢印Ｂ方向に搬送し、サイドクランプ５Ｂをサイドガイド５Ａに近づく方向に移動させることによって条鋼製品Ｓを固定すると共にホットソー３によって先端部のクロップＴＣを切断する。次いで、傾斜テーブル７を支軸７Ａを中心に回転傾斜させて先端部のクロップＴＣを矢印Ｆ方向に落下させ、このクロップＴＣをパック（図示せず）内に収納し、更に傾斜テーブル７を元の位置に戻すように上昇させる。その後、可動ベース４Ａを矢印Ｄ方向に適宜前後させて任意のストッパ４Ｂの基準位置Ａからの距離が条鋼製品Ｓの所望長さ寸法となるようにすると共に、その状態で前記任意のストッパ４Ｂを振り下ろす。一方、クランプ装置５のサイドクランプ５Ｂをサイドガイド５Ａから離れる方向に移動させて条鋼製品Ｓが通過可能な幅を確保しておき、搬送テーブル２のテーブルロール２Ａを駆動して条鋼製品Ｓを矢印Ｂ方向に搬送し、その条鋼製品Ｓの先端を前記ストッパ４Ｂに当接させる。すると、基準位置Ａからそのストッパ４Ｂまでの距離が所望の長さになっているから、その状態でテーブルロール２Ａによる搬送を停止し、次いでサイドクランプ５Ｂをサイドガイド５Ａに近づく方向に移動させることによって条鋼製品Ｓを固定すると共にホットソー３によって条鋼製品Ｓを切断する。切断された条鋼製品Ｓは、所望の長さ寸法になる。そしてこの切断処理を繰り返した後、最終の条鋼製品Ｓをホットソー３によって切断すると、切断された残り分が尾端部のクロップとなるので、この尾端部のクロップを傾斜テーブル７を回転傾斜させて矢印Ｆ方向に落下させる。その後、傾斜テーブル７を回転上昇させて元の状態に戻す。
【０００５】
ここで、傾斜テーブル７により落下させられる尾端部のクロップは、その落下及び傾斜テーブル７の回転上昇を円滑に行うため、通常、傾斜テーブル７のセクション内に収まる長さである。
しかし、素材から所望長さの条鋼製品Ｓを採取していった場合、尾端部のクロップの長さが傾斜テーブル７のセクション内に収まらない長さとなる場合がある。この場合に対処するために、尾端部のクロップを２以上に分割して傾斜テーブル７によるクロップの落下及び傾斜テーブル７の回転上昇を円滑に行う方法が従来より行われてきた。この従来の方法を図７に示す。
【０００６】
先ず、図７（ａ）に示すように、先端部のクロップが切断された条鋼製品Ｓはテーブルロール２Ａによって矢印Ｂ方向に正送されて、その先端が振り下ろされたストッパ４Ｂに当接し、その状態でホットソー３が基準位置Ａで所望長さの条鋼製品Ｓと尾端部のクロップＢＣとを切断する。ここで、尾端部のクロップＢＣの長さは、傾斜テーブル７のセクションよりも長く、傾斜テーブル７によって落下されない。
【０００７】
次いで、図７（ｂ）に示すように、切断された条鋼製品Ｓはテーブルロール２Ａによって矢印Ｂ方向の下流側に搬送されると共に、尾端部のクロップＢＣもテーブルロール２Ａによって矢印Ｂ方向の下流側に搬送され、図７（ｃ）に示すように、クロップＢＣが基準位置Ａを跨いだ位置でテーブルロール２Ａの駆動が停止する。この状態で、ホットソー３が基準位置ＡでクロップＢＣを切断し、切断されたクロップＢＣのうち基準位置Ａよりも上流に位置するクロップＢＣ₁が傾斜テーブル７によって落下させられる。ここで、落下させられるクロップＢＣ₁の長さは傾斜テーブル７のセクションよりも短くなっている。
【０００８】
そして、図７（ｄ）及び図７（ｅ）に示すように、切断されたクロップＢＣのうち基準位置Ａよりも下流に位置するクロップＢＣ₂は、テーブルロール２Ａを逆に回転駆動させることによって基準位置Ａよりも上流側に矢印Ｃ方向に逆送される。そして、このクロップＢＣ₂も傾斜テーブル７により落下させられる。落下させられるクロップＢＣ₂の長さも当然に傾斜テーブル７のセクションよりも短い。このように、図７に示す尾端部クロップの切断方法にあっては、落下させられるクロップＢＣ₁及びＢＣ₂が傾斜テーブル７のセクションよりも短いため、傾斜テーブル７によるクロップの落下及び傾斜テーブル７の回転上昇は円滑に行われる。
【０００９】
一方、鋼板の先端部のクロップを２以上に分割する方法が特開平９- １９２７０８号公報に開示されている。
この公報に開示されたクロップ自動剪断装置は、鋼板の移動速度を検出する移動速度検出手段と、移動鋼板先端部のクロップ形状、クロップ長等の鋼板プロフィルを検出する鋼板形状検出手段と、移動鋼板先端部を検出する鋼板先端検出手段と、鋼板形状検出手段で検出したクロップ形状、クロップ長と予め設定したクロップ剪断機の剪断可能長さを基にクロップ切断回数と切断位置を演算するクロップ切断条件演算手段と、鋼板先端検出手段からの移動鋼板先端部の検出信号と移動速度検出手段からの鋼板の移動速度とクロップ切断条件演算手段からの移動鋼板のクロップ切断回数とにより切断位置に移動鋼板を位置合わせしてクロップ剪断機に切断指令を出力する制御部とを設け、これにより鋼板先端部のクロップの長さがクロップ処理設備の取り扱い可能長さを越える場合にそのクロップを分割して剪断を行っている。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の図７に示す尾端部クロップの処理方法にあっては、図７（ａ）において切断された尾端部のクロップＢＣの長さは、製品となる条鋼製品Ｓの長さと比較してはるかに短いため、クロップＢＣにかかるテーブルロール２Ａの本数が少ない。このため、図７（ｂ）において、尾端部のクロップＢＣをテーブルロール２Ａによって矢印Ｂ方向の下流側に搬送する際に、図８に示すように、クロップＢＣの端部がテーブルロール２Ａやエプロン２Ｂに引っ掛かってしまうことがあり、そのクロップＢＣを安定して切断位置へ搬送できないことがあった。つまり、１度クロップを切断して再度クロップを細分化しようとしても、クロップＢＣの切断位置への自動位置決め制御（ＡＰＣ）ができず、尾端部クロップＢＣの安定した切断、ひいては尾端部クロップＢＣを含む条鋼製品Ｓの切断の自動化ができないという問題点があった。
【００１１】
一方、特開平９- １９２７０８号公報に開示されたクロップ自動剪断装置にあっては、鋼板先端部のクロップの長さがクロップ処理設備の取り扱い可能長さを越える場合にその鋼板の先端部のクロップを２以上に自動的に分割することができるものの、鋼板の尾端部のクロップを２以上に自動的に分割することについて記載されていない。このため、尾端部のクロップの長さがクロップ処理設備の取り扱い可能長さを越える場合に、尾端部クロップの安定した切断を行えず、尾端部クロップを含む鋼板の切断の自動化ができないという問題点があった。
【００１２】
従って、本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、先端部のクロップを切断できると共に、尾端部のクロップの長さがクロップ処理設備の取り扱い可能長さを越える場合に、その尾端部クロップの安定した切断が行え、尾端部クロップを含む条鋼製品の切断の自動化を可能とした条鋼製品の切断方法及び切断装置を提供することにある。
【００１３】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するため、本発明のうち請求項１に係る条鋼製品の切断方法は、条鋼製品の素材の先端部及び尾端部のクロップを切断すると共に前記条鋼製品を所望の長さ寸法に切断する条鋼製品の切断方法において、前記先端部のクロップをクロップ処理設備の取り扱い可能長さ以下の長さに切断した後、前記尾端部のクロップが前記取り扱い可能長さよりも長い場合、前記尾端部のクロップを尾端側から１回以上切断して、切断されたクロップの長さ及び尾端部のクロップの残部を前記取り扱い可能長さ以下の長さにし、その後、先端側から前記条鋼製品を所望の長さ寸法に切断し、最後に前記条鋼製品と前記取り扱い可能長さ以下の長さとなった前記尾端部のクロップの残部との境界を切断することを特徴としている。
【００１４】
また、本発明のうち請求項２に係る条鋼製品の切断装置は、条鋼製品の素材の先端部及び尾端部のクロップを切断すると共に前記条鋼製品を所望の長さ寸法に切断する条鋼製品の切断装置において、前記条鋼製品を長手方向に搬送する搬送手段と、前記先端部及び尾端部のクロップを切断可能であると共に前記条鋼製品を所望の長さに切断可能である切断手段と、設定された前記先端部及び尾端部のクロップの切断量及び切断回数に基づいて前記搬送手段及び前記切断手段を制御可能な制御手段とを具備し、該制御手段は、前記先端部のクロップの切断量に基づいて前記先端部のクロップをクロップ処理設備の取り扱い可能長さ以下の長さに切断し、前記尾端部のクロップの切断量が前記取り扱い可能長さよりも長い場合、前記尾端部のクロップを尾端側から１回以上切断して、切断されたクロップの長さ及び前記尾端部のクロップの残部を前記取り扱い可能長さ以下の長さにし、その後、先端側から前記条鋼製品を前記所望の長さ寸法に切断し、最後に前記条鋼製品と前記取り扱い可能長さ以下の長さとなった前記尾端部のクロップの残部との境界を切断するように前記搬送手段及び前記切断手段を制御することを特徴としている。
【００１５】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図１は本発明に係る切断装置の実施形態の概略斜視図である。
図１における切断装置１は、形鋼工場における圧延後の熱間鋸断設備に適用され、図６に示す切断装置１と同様に、駆動ロールである複数のテーブルロール２Ａと複数のエプロン２Ｂとを交互に並べて構成され、先端部及び尾端部のクロップを含むＨ形鋼等の条鋼製品Ｓを長手方向に搬送する搬送テーブル２と、搬送テーブル２の長手方向の基準位置Ａにおいて条鋼製品Ｓを切断可能なホットソー３と、搬送テーブル２の基準位置Ａよりも下流側に設置され、条鋼製品Ｓの先端に当接して条鋼製品Ｓを停止させるゲージストッパ装置４と、搬送テーブル２の基準位置Ａを挟んで上流側及び下流側のそれぞれに設けられ、条鋼製品Ｓを固定するクランプ装置５とを具備している。そして、搬送テーブル２の基準位置Ａに対して下流側には、テーブルロール２Ａの回転を計数するためのパルス発信器６が設けられ、このパルス発信器６の出力に基づいて条鋼製品Ｓの搬送量がカウントされる。ゲージストッパ装置４は、搬送テーブル２の搬送方向（図１における矢印Ｄ方向）に沿って所定範囲で移動可能な可動ベース４Ａと、可動ベース４Ａ上に所定間隔で設置され、通常は持ち上がっているが鋸断制御用コントローラ１２からの制御信号に応じて搬送テーブル２上に振り下ろされる複数のストッパ４Ｂとを備えて構成され、前記制御信号により複数のストッパ４Ｂのうちの１つが搬送テーブル２上に振り下ろされ、他のストッパ４Ｂは持ち上がった状態を維持するようになっている。また、各クランプ装置５は、搬送テーブル２の一方の側部に固定されたサイドガイド５Ａと、搬送テーブル２の他方の側部に配置され搬送テーブル２の幅方向に進退可能なサイドクランプ５Ｂとを備えている。
【００１６】
一方、搬送テーブル２において基準位置Ａを挟んだ上流側及び下流側は、最上流に位置する支軸７Ａを中心に図１における矢印Ｅ方向に回動、即ち昇降する傾斜テーブル７を構成し、切断された先端部のクロップＴＣ及び尾端部のクロップＢＣ（図３及び図４参照）を矢印Ｆ方向に落下させるようにしている。
図２には、図１に示す切断装置の制御系のブロック線図が示されている。図２において、オーダー情報管理、鋸断操業管理及び上位計算機１０は、鋸断制御用計算機１１の命令要求に基づいて、先端部及び尾端部のクロップを含む条鋼製品Ｓの素材の全長及び条鋼製品Ｓの所望切断長等を鋸断制御用計算機１１に命令し、鋸断制御用計算機１１は、素材の全長及び条鋼製品Ｓの所望切断長をもとに先端部及び尾端部のクロップの切断量と切断回数を鋸断制御用コントローラ１２に設定する。鋸断制御用コントローラ１２は、これらの情報、パルス発信器６からの出力及び素材の先端を検出するセンサ１３からの出力に基づいてホットソー３及び搬送テーブル２の制御を行う。
【００１７】
次に、図１乃至図５を参照して、条鋼製品Ｓの素材の先端部のクロップ及び尾端部のクロップを切断すると共に条鋼製品Ｓを所望の長さ寸法に切断する方法について説明する。図３は尾端部のクロップの１回目の切断方法を示す切断装置の概略斜視図、図４は尾端部のクロップの２回目の切断方法を示す切断装置の概略斜視図、図５は尾端部のクロップを２回の切断によって除去する方法を説明する概略説明図である。
【００１８】
図１に示す切断装置１において、先端部のクロップ及び尾端部のクロップを切断すると共に条鋼製品Ｓを所望の長さ寸法に切断するに際して、鋸断制御用コントローラ１２は、鋸断制御用計算機１１からの情報に基づいて、図１に示すように、条鋼製品Ｓの素材のうち先端部のクロップＴＣの長さ分が基準位置Ａから下流側に突き出るように前記素材を矢印Ｂ方向に搬送するよう搬送テーブル２のテーブルロール２Ａを制御し、更にサイドクランプ５Ｂをサイドガイド５Ａに近づく方向に移動させることによって条鋼製品Ｓを固定すると共にホットソー３によって先端部のクロップＴＣを切断するよう制御する。次いで、傾斜テーブル７を支軸７Ａを中心に回転傾斜させて、切断された先端部のクロップＴＣを矢印Ｆ方向に落下させ、このクロップＴＣをパック（図示せず）内に収納し、更に傾斜テーブル７を元の位置に戻すように上昇させる。この際に、切断された先端部のクロップＴＣの長さは、傾斜テーブル７のセクション長さよりも短いので、傾斜テーブル７によるクロップＴＣの落下及び傾斜テーブル７の回転上昇は円滑に行われる。
【００１９】
その後、鋸断制御用コントローラ１２は、鋸断制御用計算機１１からの情報による尾端部のクロップＢＣの切断量が傾斜テーブル７のセクションよりも短い場合には、図６に示す切断装置１と同様に、可動ベース４Ａを矢印Ｄ方向に適宜前後させて任意のストッパ４Ｂの基準位置Ａからの距離が条鋼製品Ｓの所望長さ寸法となるように制御すると共に、その状態で前記任意のストッパ４Ｂを振り下ろす。一方、クランプ装置５のサイドクランプ５Ｂをサイドガイド５Ａから離れる方向に移動させて条鋼製品Ｓが通過可能な幅を確保しておき、搬送テーブル２のテーブルロール２Ａを駆動制御して条鋼製品Ｓを矢印Ｂ方向に搬送し、その条鋼製品Ｓの先端を前記ストッパ４Ｂに当接させる。すると、基準位置Ａからそのストッパ４Ｂまでの距離が所望の長さになっているから、その状態で搬送テーブル２のテーブルロール２Ａによる搬送を停止し、次いでサイドクランプ５Ｂをサイドガイド５Ａに近づく方向に移動させることによって条鋼製品Ｓを固定すると共にホットソー３によって条鋼製品Ｓを切断するよう制御する。切断された条鋼製品Ｓは所望の長さ寸法になると共に、残りの切断された部分の尾端部クロップＢＣは傾斜テーブル７によって矢印Ｆ方向に落下させられ、傾斜テーブル７は元の位置に回転上昇される。この際に、尾端部クロップＢＣは傾斜テーブル７のセクションよりも短いので、傾斜テーブル７によるクロップＢＣの落下及び傾斜テーブル７の回転上昇は円滑に行われる。
【００２０】
一方、鋸断制御用計算機１１からの情報による尾端部のクロップＢＣの切断量が傾斜テーブル７のセクションよりも長い場合には、鋸断制御用コントローラ１２は、図３及び図５（ａ）に示すように、先端部のクロップＴＣを切断した条鋼製品Ｓを図３及び図５（ａ）における矢印Ｂ方向に搬送するように搬送テーブル２のテーブルロール２Ａを制御し、更にパルス発信器６の出力に基づいて尾端部のクロップＢＣが基準位置Ａを跨ぐ位置となるように搬送テーブル２のテーブルロール２Ａを制御する。この停止位置制御（ＡＰＣ）がなされた状態では、基準位置Ａよりも上流側の尾端部クロップＢＣ₁及び下流側の尾端部クロップＢＣ₂の長さは、傾斜テーブル７のセクションよりも短くなっている。この状態で、鋸断制御用コントローラ１２は、ホットソー３によって尾端部クロップＢＣを切断するよう制御する。切断された上流側の尾端部クロップＢＣ₁は図３に示すように傾斜テーブル７により矢印Ｆ方向に落下させられると共に、傾斜テーブル７は元の位置に回転上昇される。この際に、切断された尾端部のクロップＢＣ₁は、、傾斜テーブル７のセクションよりも短いので、傾斜テーブル７によるクロップＢＣ₁の落下及び傾斜テーブル７の回転上昇は円滑に行われる。
【００２１】
次いで、鋸断制御用コントローラ１２は、図４及び図５（ｂ）に示すように、尾端部クロップＢＣ₂を含む条鋼製品Ｓを矢印Ｃ方向に逆送させるように搬送テーブル２のテーブルロール２Ａを制御する。その後、鋸断制御用コントローラ１２は、可動ベース４Ａを矢印Ｄ方向に適宜前後させて任意のストッパ４Ｂの基準位置Ａからの距離が条鋼製品Ｓの所望長さ寸法となるように制御すると共に、図４に示すように、その状態で前記任意のストッパ４Ｂを振り下ろす。そして、クランプ装置５のサイドクランプ５Ｂをサイドガイド５Ａから離れる方向に移動させて条鋼製品Ｓが通過可能な幅を確保しておき、図４及び図５（ｃ）に示すように、条鋼製品Ｓを矢印Ｂ方向に正送するように搬送テーブル２のテーブルロール２Ａを制御し、更に図５（ｄ）に示すように、その条鋼製品Ｓの先端を前記ストッパ４Ｂに当接させる。
【００２２】
この当接状態においては、基準位置Ａからそのストッパ４Ｂまでの距離が所望の長さになっているから、鋸断制御用コントローラ１２は、その状態で搬送テーブル２のテーブルロール２Ａによる搬送を停止するよう制御し、次いでサイドクランプ５Ｂをサイドガイド５Ａに近づく方向に移動させることによって条鋼製品Ｓを固定すると共にホットソー３によって条鋼製品Ｓと残部の尾端部クロップＢＣ₂を切断するよう制御する。切断された尾端部のクロップＢＣ₂は図４及び図５（ｅ）に示すように傾斜テーブル７により矢印Ｆ方向に落下させられると共に傾斜テーブル７は元の位置に回転上昇され、、その一方で切断により所望の長さ寸法になった条鋼製品Ｓは矢印Ｂ方向に搬送される。この際に、尾端部のクロップＢＣ₂は、傾斜テーブル７のセクションよりも短いので、傾斜テーブル７によるクロップＢＣ₂の落下及び傾斜テーブル７の回転上昇は円滑に行われる。
【００２３】
このように、本実施形態によれば、先端部のクロップＴＣを切断できると共に、尾端部のクロップＢＣの長さが傾斜テーブル７のセクション長さを越える場合に、その尾端部クロップＢＣの安定した切断が行え、尾端部クロップＢＣを含む条鋼製品の切断の自動化を図ることができる。
上記の説明において、搬送テーブル２が搬送手段に、ホットソー３が切断手段に対応する。
【００２４】
なお、図３乃至図５の説明においては、尾端部のクロップＢＣの切断量が傾斜テーブル７のセクションよりも長い場合に、尾端部のクロップＢＣの切断を２回行う場合について説明してきた。しかし、本発明は、このような場合に限らず、尾端部のクロップＢＣの切断を２回以上行うことができる。具体的には、図５（ｂ）において、尾端部クロップＢＣ₂を含む条鋼製品Ｓを矢印Ｃ方向に逆送させる際に、尾端部のクロップＢＣ₂の長さが傾斜テーブル７のセクションの長さよりも長い場合、そのクロップＢＣ₂を１回あるいはそれよりも多く切断して、切断された各クロップの長さ及び最終的に条鋼製品Ｓに残るクロップの長さを傾斜テーブル７のセクションの長さよりも短くし、その後、先端側から条鋼製品Ｓを所望の長さ寸法に切断し、最後に条鋼製品Ｓと最終的に残ったクロップとの境界を切断するようにすればよい。
【００２５】
また、上記の説明にあっては、製品となる所望長さの条鋼製品Ｓの数は１つとして説明してきた。しかし、本発明にあってはこのような場合に限らず、所望長さの条鋼製品Ｓの数を複数個とすることができる。具体的には、図５（ｄ）において条鋼製品Ｓの先端をストッパ４Ｂに当接させた際において条鋼製品Ｓの長さが更に長い場合、ホットソー３によって所望長さの条鋼製品Ｓを１つ切断し、更に切断された条鋼製品Ｓの先端をストッパ４Ｂに当接させて２つ目の条鋼製品Ｓを切断し、希望する条鋼製品Ｓの数にあわせてこの切断作業を繰り返し、最後に最後に条鋼製品Ｓと最終的に残ったクロップとの境界を切断するようにすればよい。この際に、可動テーブル４Ａを図５（ｄ）に示す矢印Ｄ方向に動かしてストッパ４Ｂを移動させ、切断された各条鋼製品Ｓの長さを自由に変えることができる。
【００２６】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項１に係る条鋼製品の切断方法及び請求項２に係る条鋼製品の切断装置によれば、先端部のクロップをクロップ処理設備の取り扱い可能長さ以下の長さに切断した後、尾端部のクロップが前記取り扱い可能長さよりも長い場合、前記尾端部のクロップを尾端側から１回以上切断して、切断されたクロップの長さ及び尾端部のクロップの残部を前記取り扱い可能長さ以下の長さにし、その後、先端側から条鋼製品を所望の長さ寸法に切断し、最後に前記条鋼製品と前記取り扱い可能長さ以下の長さとなった前記尾端部のクロップの残部との境界を切断するので、先端部のクロップを切断できると共に、尾端部のクロップの長さがクロップ処理設備の取り扱い可能長さを越える場合に、その尾端部クロップの安定した切断が行え、尾端部クロップを含む条鋼製品の切断の自動化を可能とすることができる。このため、切断操業に係る操業要因を大幅に削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る切断装置の実施形態の概略斜視図である。
【図２】図１に示す切断装置の制御系のブロック線図である。
【図３】尾端部のクロップの１回目の切断方法を示す図１の切断装置の概略斜視図である。
【図４】尾端部のクロップの２回目の切断方法を示す図１の切断装置の概略斜視図である。
【図５】尾端部のクロップを２回の切断によって除去する方法を説明する概略説明図であり、（ａ）は尾端部を１回目に切断する状態、（ｂ）は残った尾端部を含む条鋼製品を逆送させる状態、（ｃ）は逆送させた条鋼製品を正送させる状態、（ｄ）は条鋼製品の先端をストッパに当接させ、残った尾端部を２回目に切断する状態、及び（ｅ）は２回目に切断された尾端部を落下させると共に条鋼製品を正送させる状態を示す。
【図６】従来例の切断装置の概略斜視図である。
【図７】従来の尾端部クロップの切断方法を説明する概略説明図であり、（ａ）は尾端部を１回目に切断する状態、（ｂ）は切断された尾端部及び条鋼製品を正送させる状態、（ｃ）は切断された尾端部を２回目に切断する状態、（ｄ）は２回目に切断された尾端部を逆送させる状態、及び（ｅ）は２回目に切断された尾端部を落下させる状態を示す。
【図８】図７（ｂ）の切断された尾端部を搬送テーブルと共に側面から見た概略側面図である。
【符号の説明】
１は切断装置
２は搬送テーブル（搬送手段）
３はホットソー（切断手段）
４はストッパ装置
５はクランプ装置
６はパルス発信器
７は傾斜テーブル
１２は鋸断制御用コントローラ（制御手段）[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method and apparatus for cutting rolled steel products such as H-section steel, steel sheet piles, billets, and steel bars, and in particular, stable as a crop at the tail end of the raw material of the steel products that have become irregularly shaped in the rolling process. And cut it.
[0002]
[Prior art]
Normally, the tip and tail ends of raw steel products such as H-beams, steel sheet piles, billets, and steel bars rolled in the rolling process usually have irregular shapes, and these irregular shapes are not necessary as products. In addition to this, it becomes a factor that causes various obstacles in the next process. Therefore, the actual situation is that the irregularly shaped portion is cut as a crop.
[0003]
2. Description of the Related Art Conventionally, as a device for cutting this crop and cutting a steel product into a desired length, for example, a steel product cutting device shown in FIG. 6 is known.
This cutting device 1 is configured by alternately arranging a plurality of table rolls 2A and a plurality of aprons 2B, which are driving rolls, and conveying a steel bar product S such as H-section steel including a tip end and a tail end crop. The table 2, the hot saw 3 capable of cutting the steel bar product S at the reference position A in the longitudinal direction of the transport table 2, and the downstream side of the reference position A of the transport table 2, are in contact with the tip of the steel bar product S A gauge stopper device 4 for stopping the steel bar product S and a clamp device 5 provided on each of the upstream side and the downstream side across the reference position A of the transport table 2 to fix the bar steel product S are provided. The gauge stopper device 4 is installed at a predetermined interval on the movable base 4A and a movable base 4A that can move within a predetermined range along the conveyance direction (arrow D direction in FIG. 6) of the conveyance table 2, and is normally lifted. Includes a plurality of stoppers 4B that are swung down on the conveyance table 2 in response to a control signal from a cutting control controller (not shown), and one of the plurality of stoppers 4B is conveyed by the control signal. It is swung down on the table 2 and the other stoppers 4B are maintained in the raised state. Each clamp device 5 includes a side guide 5A fixed to one side of the transport table 2, and a side clamp 5B disposed on the other side of the transport table 2 and capable of moving back and forth in the width direction of the transport table 2. It has. In FIG. 6, reference numeral 6A is a pulse transmitter for tip end cropping, and 6B is a pulse transmitter for tail end cropping.
[0004]
On the other hand, the upstream side and the downstream side across the reference position A in the transport table 2 constitute an inclined table 7 that rotates, that is, moves up and down in the direction of arrow E in FIG. The cut at the tip end and the crop at the tail end are dropped in the direction of arrow F.
In this cutting apparatus 1, when cutting the front end and tail end crops of the long steel product S and cutting the long steel product S into a desired length, first, the material is used for sawing operation management. The length of the crop TC at the tip determined by a computer (not shown) is conveyed in the direction of arrow B by the conveyance table 2 so as to protrude downstream from the reference position A, and the side clamp 5B approaches the side guide 5A. The steel product S is fixed by moving in the direction, and the crop TC at the tip is cut by the hot saw 3. Next, the tilting table 7 is rotated and tilted about the support shaft 7A to drop the crop TC at the tip in the direction of arrow F, and this crop TC is stored in a pack (not shown). Raise it back to the position. Thereafter, the movable base 4A is appropriately moved back and forth in the direction of the arrow D so that the distance from the reference position A of the arbitrary stopper 4B becomes the desired length dimension of the steel bar product S, and the optional stopper 4B is moved in that state. Shake down. On the other hand, the side clamp 5B of the clamp device 5 is moved in a direction away from the side guide 5A to secure a width through which the strip steel product S can pass, and the table roll 2A of the transport table 2 is driven to move the strip steel product S to an arrow. It conveys to a B direction and makes the front-end | tip of the strip steel product S contact | abut to the said stopper 4B. Then, since the distance from the reference position A to the stopper 4B is a desired length, the conveyance by the table roll 2A is stopped in that state, and then the side clamp 5B is moved in a direction approaching the side guide 5A. The steel bar product S is fixed by, and the steel bar product S is cut by the hot saw 3. The cut steel bar product S has a desired length dimension. Then, after repeating this cutting process, when the final steel bar product S is cut with the hot saw 3, the remaining cut portion becomes the crop at the tail end, so that the tilt table 7 is rotated and inclined with respect to the tail end crop. To drop in the direction of arrow F. Thereafter, the tilting table 7 is rotated up and returned to its original state.
[0005]
Here, the crop at the tail end that is dropped by the tilting table 7 normally has a length that fits within the section of the tilting table 7 in order to smoothly drop and tilt the tilting table 7.
However, when the desired length of the steel bar product S is collected from the material, the length of the crop at the tail end may not be within the section of the inclined table 7 in some cases. In order to cope with this case, a method of dividing the crop at the tail end into two or more and smoothly dropping the crop by the tilt table 7 and rotating the tilt table 7 has been conventionally performed. This conventional method is shown in FIG.
[0006]
First, as shown in FIG. 7 (a), the steel bar product S from which the crop at the tip has been cut is forwardly fed in the direction of arrow B by the table roll 2A, and the tip thereof abuts against the stopper 4B swung down, In this state, the hot saw 3 cuts the steel bar product S having a desired length and the crop BC at the tail end at the reference position A. Here, the length of the crop BC at the tail end is longer than the section of the tilt table 7 and is not dropped by the tilt table 7.
[0007]
Next, as shown in FIG. 7B, the cut steel product S is conveyed to the downstream side in the arrow B direction by the table roll 2A, and the crop BC at the tail end is also moved in the arrow B direction by the table roll 2A. As shown in FIG. 7C, the driving of the table roll 2A stops at a position where the crop BC crosses the reference position A, as shown in FIG. In this state, the hot saw 3 cuts the crop BC at the reference position A, and the crop BC that is located upstream of the reference position A among the cut crop BCs. ₁ Is dropped by the tilting table 7. Here, the cropped BC BC ₁ Is shorter than the section of the tilting table 7.
[0008]
Then, as shown in FIG. 7D and FIG. 7E, the crop BC that is located downstream of the reference position A among the cut crops BC. ₂ Is reversely fed in the direction of arrow C upstream of the reference position A by rotating the table roll 2A in the reverse direction. And this crop BC ₂ Is also dropped by the tilting table 7. Dropped crop BC ₂ Is naturally shorter than the section of the tilting table 7. In this way, in the method for cutting the tail end crop shown in FIG. ₁ And BC ₂ Is shorter than the section of the tilting table 7, the drop of the crop by the tilting table 7 and the rotation of the tilting table 7 are smoothly performed.
[0009]
On the other hand, Japanese Patent Application Laid-Open No. 9-192708 discloses a method of dividing the crop at the tip of the steel sheet into two or more.
The automatic crop shearing device disclosed in this publication includes a moving speed detecting means for detecting a moving speed of a steel sheet, a steel plate shape detecting means for detecting a steel plate profile such as a crop shape and a crop length of a moving steel plate tip, and a moving steel sheet. Crop cutting condition for calculating the number of times of cutting and the cutting position based on the shape of the steel plate detected by the steel plate shape detecting means, the crop shape detected by the steel plate shape detecting means, the crop length and the shearable length of a preset crop shearing machine. The moving steel plate is moved to the cutting position by the calculation means, the detection signal of the moving steel plate tip from the steel plate tip detecting means, the moving speed of the steel plate from the moving speed detecting means, and the number of times of crop cutting of the moving steel plate from the crop cutting condition calculating means. A control unit that aligns and outputs a cutting command to the crop shearing machine is provided. It is performed sheared by dividing the crop when exceeding the handleable length of Bei.
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional processing method of the tail end crop shown in FIG. 7, the length of the tail end crop BC cut in FIG. 7 (a) is compared with the length of the long steel product S as the product. Since it is much shorter, the number of table rolls 2A related to the crop BC is small. For this reason, in FIG. 7B, when the crop BC at the tail end is transported to the downstream side in the direction of the arrow B by the table roll 2A, the end of the crop BC is moved to the table roll 2A or the like as shown in FIG. The apron 2B may be caught, and the crop BC may not be stably conveyed to the cutting position. In other words, even if it is attempted to cut the crop once and try to subdivide the crop again, automatic positioning control (APC) to the cutting position of the crop BC cannot be performed, and stable cutting of the tail end crop BC, and consequently the tail end cropping. There was a problem that cutting of the steel bar product S containing BC could not be automated.
[0011]
On the other hand, in the automatic crop shearing device disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 9-192708, when the length of the crop at the front end of the steel sheet exceeds the handleable length of the crop processing facility, the crop at the front end of the steel sheet is performed. However, there is no description about automatically dividing the crop at the tail end of the steel sheet into two or more. For this reason, when the length of the tail end crop exceeds the handleable length of the crop processing facility, the tail end crop cannot be stably cut, and the cutting of the steel plate including the tail end crop cannot be automated. There was a problem.
[0012]
Accordingly, the present invention has been made to solve the above-described problems, and the purpose of the present invention is to cut the tip end crop, and the tail end crop length can be handled by the crop processing facility. It is an object of the present invention to provide a method and apparatus for cutting a steel bar product that can perform stable cutting of the tail end crop when it exceeds the range, and can automatically cut the steel bar product including the tail end crop.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problem, the method for cutting a steel bar product according to claim 1 of the present invention cuts a crop at the front end and tail end of the raw material of the steel bar product and makes the bar product into a desired length. In the method of cutting a long steel product to be cut, if the crop at the tip end is cut to a length that is less than or equal to the handleable length of the crop treatment facility, and the crop at the tail end is longer than the handleable length, The end crop is cut once or more from the tail end side, and the length of the cut crop and the remainder of the tail end crop are set to a length equal to or shorter than the handleable length. The product is cut into a desired length dimension, and finally, the boundary between the long bar product and the remainder of the crop at the tail end that is equal to or shorter than the handleable length is cut.
[0014]
The steel bar product cutting device according to claim 2 of the present invention includes a steel bar product that cuts the tip and tail end crops of the steel bar product and cuts the bar product into a desired length. In the cutting apparatus, a conveying means for conveying the steel bar product in the longitudinal direction, a cutting means capable of cutting the tip and tail end crops and cutting the steel bar product to a desired length, and setting Control means capable of controlling the conveying means and the cutting means on the basis of the amount of cutting and the number of times of cutting of the tip end and tail end crops, the control means cutting the tip end crop. Cutting the crop at the tip based on the amount to a length less than or equal to the handleable length of the crop processing facility, and if the amount of cut of the crop at the tail end is longer than the handleable length, Black And cut the length of the cut crop and the remainder of the crop at the tail end to a length less than the handleable length, and then remove the steel bar product from the tip side. The conveying means and the cutting means are cut so as to cut the desired length dimension, and finally cut the boundary between the steel bar product and the remainder of the crop at the tail end portion which is not longer than the handleable length. It is characterized by controlling.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a schematic perspective view of an embodiment of a cutting device according to the present invention.
The cutting device 1 in FIG. 1 is applied to a hot sawing facility after rolling in a shape steel factory, and similarly to the cutting device 1 shown in FIG. 6, a plurality of table rolls 2A and a plurality of aprons 2B as drive rolls Are arranged in an alternating manner, and a transport table 2 for transporting a steel bar product S such as H-section steel including a crop at the tip and tail ends in the longitudinal direction, and a steel bar product S at a reference position A in the longitudinal direction of the transport table 2 , A gauge stopper device 4 that is installed on the downstream side of the reference position A of the transport table 2, stops the steel product S by contacting the tip of the steel product S, and the reference position of the transport table 2 A clamping device 5 is provided on each of the upstream side and the downstream side across A, and fixes the steel product S. A pulse transmitter 6 for counting the rotation of the table roll 2 </ b> A is provided downstream of the reference position A of the transport table 2, and the steel product S is transported based on the output of the pulse transmitter 6. The amount is counted. The gauge stopper device 4 is installed at a predetermined interval on the movable base 4A and a movable base 4A that can move within a predetermined range along the conveyance direction (arrow D direction in FIG. 1) of the conveyance table 2, and is normally lifted. Is provided with a plurality of stoppers 4B that are swung down on the transport table 2 in response to a control signal from the sawing control controller 12, and one of the plurality of stoppers 4B is placed on the transport table 2 by the control signal. The other stopper 4B is kept lifted. Each clamp device 5 includes a side guide 5A fixed to one side of the transport table 2, and a side clamp 5B disposed on the other side of the transport table 2 and capable of moving back and forth in the width direction of the transport table 2. It has.
[0016]
On the other hand, the upstream side and the downstream side across the reference position A in the transport table 2 constitute an inclined table 7 that rotates in the direction of arrow E in FIG. The cropped TC at the leading end and the cropped BC at the tailed end (see FIGS. 3 and 4) are dropped in the direction of arrow F.
FIG. 2 shows a block diagram of a control system of the cutting apparatus shown in FIG. In FIG. 2, the order information management, the sawing operation management, and the host computer 10 are based on the command request of the sawing control computer 11, and the total length of the material of the steel bar product S including the tip and tail end crops and the bar steel. The desired cutting length of the product S is instructed to the sawing control computer 11, and the sawing control computer 11 determines the crop of the tip and tail ends based on the total length of the material and the desired cutting length of the steel product S. The cutting amount and the number of cuttings are set in the sawing control controller 12. The sawing control controller 12 controls the hot saw 3 and the transport table 2 based on this information, the output from the pulse transmitter 6 and the output from the sensor 13 for detecting the leading edge of the material.
[0017]
Next, with reference to FIG. 1 thru | or FIG. 5, while cutting the crop of the front-end | tip part of the raw material of the steel bar product S and the crop of a tail part, the method of cutting the bar steel product S to a desired length dimension is demonstrated. 3 is a schematic perspective view of a cutting device showing a first cutting method of the tail end crop, FIG. 4 is a schematic perspective view of a cutting device showing a second cutting method of the tail end crop, and FIG. It is a schematic explanatory drawing explaining the method of removing the crop of an edge part by cutting twice.
[0018]
In the cutting apparatus 1 shown in FIG. 1, when cutting the tip end crop and the tail end crop and cutting the long steel product S into a desired length, the sawing control controller 12 includes a sawing control computer. 1, the material is conveyed in the direction of arrow B so that the length of the crop TC at the tip of the material of the steel bar product S protrudes downstream from the reference position A as shown in FIG. The table roll 2A of the conveying table 2 is controlled so that the steel bar S is fixed by moving the side clamp 5B in a direction approaching the side guide 5A and the crop TC at the tip is cut by the hot saw 3. . Next, the tilting table 7 is rotated and tilted about the support shaft 7A, the crop TC at the cut end is dropped in the direction of arrow F, the crop TC is stored in a pack (not shown), and further tilted. The table 7 is raised so as to return to the original position. At this time, since the length of the crop TC at the cut end is shorter than the section length of the tilt table 7, the drop of the crop TC by the tilt table 7 and the rotation of the tilt table 7 are smoothly performed.
[0019]
After that, when the cutting amount of the tail end crop BC based on the information from the sawing control computer 11 is shorter than the section of the tilting table 7, the sawing control controller 12 is connected to the cutting device 1 shown in FIG. Similarly, the movable base 4A is appropriately moved back and forth in the direction of arrow D to control the distance from the reference position A of the arbitrary stopper 4B to the desired length dimension of the bar product S, and in that state, the arbitrary stopper Swing 4B down. On the other hand, the side clamp 5B of the clamp device 5 is moved in a direction away from the side guide 5A to secure a width through which the bar product S can pass, and the table roll 2A of the transport table 2 is driven and controlled to control the bar product S. It conveys in the arrow B direction, and makes the front-end | tip of the strip steel product S contact | abut to the said stopper 4B. Then, since the distance from the reference position A to the stopper 4B is a desired length, the conveyance by the table roll 2A of the conveyance table 2 is stopped in that state, and then the side clamp 5B approaches the side guide 5A. The steel bar product S is fixed by moving the steel bar S and the steel bar product S is controlled to be cut by the hot saw 3. The cut steel bar product S has a desired length dimension, and the tail end crop BC of the remaining cut portion is dropped in the direction of arrow F by the tilt table 7, and the tilt table 7 is rotated to the original position. Be raised. At this time, since the tail end crop BC is shorter than the section of the tilt table 7, the drop of the crop BC and the rotation of the tilt table 7 are smoothly performed by the tilt table 7.
[0020]
On the other hand, when the cutting amount of the crop BC at the tail end according to the information from the sawing control computer 11 is longer than that of the section of the tilt table 7, the sawing control controller 12 uses FIG. 3 and FIG. As shown in FIG. 5, the table roll 2A of the transfer table 2 is controlled so as to transfer the strip product S obtained by cutting the crop TC at the front end in the direction of arrow B in FIGS. 3 and 5A, and the pulse transmitter 6 is further controlled. The table roll 2A of the transport table 2 is controlled so that the crop BC at the tail end crosses the reference position A based on the output of. When the stop position control (APC) is performed, the tail end crop BC on the upstream side of the reference position A ₁ And downstream tail end crop BC ₂ Is shorter than the section of the tilting table 7. In this state, the sawing control controller 12 controls the hot end 3 to cut the tail end crop BC. Cut upstream tail end crop BC ₁ 3 is dropped in the direction of arrow F by the tilt table 7 as shown in FIG. 3, and the tilt table 7 is rotated up to its original position. At this time, the cropped end BC Crop BC ₁ Is shorter than the section of the tilting table 7, so that the cropping BC by the tilting table 7 ₁ And the rotation of the tilting table 7 are smoothly performed.
[0021]
Next, as shown in FIGS. 4 and 5 (b), the sawing control controller 12 sets the tail end crop BC. ₂ The table roll 2 </ b> A of the transport table 2 is controlled so that the steel bar product S including the material is fed back in the direction of the arrow C. Thereafter, the sawing control controller 12 controls the movable base 4A to move back and forth appropriately in the direction of arrow D so that the distance from the reference position A of the arbitrary stopper 4B becomes the desired length dimension of the steel product S, As shown in FIG. 4, the arbitrary stopper 4B is swung down in that state. And the side clamp 5B of the clamp apparatus 5 is moved to the direction away from the side guide 5A, and the width | variety through which the bar product S can pass is ensured, and as shown to FIG.4 and FIG.5 (c), bar product S The table roll 2A of the transport table 2 is controlled so as to be fed forward in the direction of arrow B, and as shown in FIG. 5 (d), the leading end of the strip steel product S is brought into contact with the stopper 4B.
[0022]
In this contact state, since the distance from the reference position A to the stopper 4B is a desired length, the sawing control controller 12 stops the transport of the transport table 2 by the table roll 2A in that state. Then, the steel bar S is fixed by moving the side clamp 5B in a direction approaching the side guide 5A, and the steel bar S and the remaining tail end crop BC by the hot saw 3 are fixed. ₂ Control to disconnect. Cut tail end crop BC ₂ 4 and 5 (e), the tilt table 7 is dropped in the direction of arrow F by the tilt table 7, and the tilt table 7 is rotated up to the original position, while being cut to a desired length dimension. The long steel product S is conveyed in the direction of arrow B. At this time, the tail crop Crop BC ₂ Is shorter than the section of the tilting table 7, so that the cropping BC by the tilting table 7 ₂ And the rotation of the tilting table 7 are smoothly performed.
[0023]
Thus, according to the present embodiment, the crop TC at the tip end can be cut, and when the length of the crop BC at the tail end exceeds the section length of the tilt table 7, Stable cutting can be performed, and automation of cutting of the steel bar product including the tail end crop BC can be achieved.
In the above description, the transfer table 2 corresponds to the transfer means, and the hot saw 3 corresponds to the cutting means.
[0024]
In the description of FIGS. 3 to 5, the case where the cutting of the tail end crop BC is performed twice when the cutting amount of the tail end crop BC is longer than the section of the tilt table 7 has been described. . However, the present invention is not limited to such a case, and the crop BC at the tail end can be cut twice or more. Specifically, in FIG. 5B, the tail end crop BC ₂ Crop BC at the tail end when the steel bar product S containing ₂ Is longer than the length of the section of the tilting table 7, the crop BC ₂ Is cut once or more so that the length of each cut crop and the length of the crop finally remaining in the steel bar product S are shorter than the length of the section of the inclined table 7, and then the tip side The long steel product S is cut into a desired length, and the boundary between the long steel product S and the finally remaining crop is finally cut.
[0025]
In the above description, the number of the long steel products S having a desired length to be a product has been described as one. However, the present invention is not limited to such a case, and the number of steel bar products S having a desired length can be made plural. Specifically, in FIG. 5 (d), when the length of the bar product S is further longer when the end of the bar product S is brought into contact with the stopper 4 </ b> B, one bar product S having a desired length is obtained by the hot saw 3. After cutting, the tip of the cut steel product S is brought into contact with the stopper 4B to cut the second steel product S, and this cutting operation is repeated according to the desired number of steel products S. In addition, the boundary between the long steel product S and the finally remaining crop may be cut. At this time, the length of each cut steel product S can be freely changed by moving the movable table 4A in the direction of arrow D shown in FIG. 5D and moving the stopper 4B.
[0026]
【The invention's effect】
As described above, according to the method for cutting a bar product according to claim 1 and the apparatus for cutting a bar product according to claim 2, the crop at the tip is cut to a length less than the handleable length of the crop processing facility. After that, if the tail end crop is longer than the handleable length, the tail end crop is cut one or more times from the tail end side to determine the length of the cut crop and the tail end crop. The tail end of which the remainder is made the length less than the handleable length, and then the steel bar product is cut into a desired length dimension from the tip side, and finally the steel bar product and the tail end which becomes the length less than the handleable length Cutting the boundary with the rest of the crop, so that the crop at the tip can be cut, and when the length of the crop at the tail exceeds the handleable length of the crop processing facility, Stable cutting It can be performed, to allow automated cutting of long products including tail end cropping. For this reason, the operation factor which concerns on cutting operation can be reduced significantly.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic perspective view of an embodiment of a cutting device according to the present invention.
FIG. 2 is a block diagram of a control system of the cutting apparatus shown in FIG.
3 is a schematic perspective view of the cutting device of FIG. 1 showing a first cutting method of the tail end crop. FIG.
4 is a schematic perspective view of the cutting device of FIG. 1 showing a second cutting method of the tail end crop. FIG.
FIGS. 5A and 5B are schematic explanatory diagrams for explaining a method of removing the tail end crop by performing two cuttings, in which FIG. 5A is a state in which the tail end is cut for the first time, and FIG. 5B is a remaining tail end; (C) is the state in which the steel product that has been reversely fed is fed forward, (d) is the state in which the tip of the steel product is brought into contact with the stopper, and the remaining tail end is the second time. And (e) shows a state in which the tail end part cut second time is dropped and the steel bar product is fed forward.
FIG. 6 is a schematic perspective view of a conventional cutting apparatus.
7A and 7B are schematic explanatory views for explaining a conventional method for cutting a tail end crop, where FIG. 7A is a state in which the tail end is cut for the first time, and FIG. 7B is a cut tail end and a steel bar product. (C) is a state in which the cleaved tail end is cut a second time, (d) is a state in which the tail end cut a second time is reversely fed, and (e) is a second time. The state which dropped the tail end part cut | disconnected is shown.
FIG. 8 is a schematic side view of the cut tail end portion of FIG. 7B as viewed from the side together with a transfer table.
[Explanation of symbols]
1 is a cutting device
2 is a transport table (transport means)
3 is a hot saw (cutting means)
4 is a stopper device
5 is a clamping device
6 is a pulse transmitter
7 is a tilting table
12 is a sawing control controller (control means).

Claims

In the method for cutting a steel bar product, which cuts the crop at the front end and the tail end of the raw material of the steel bar product and cuts the steel bar product into a desired length,
After cutting the crop at the tip end to a length that is less than or equal to the handleable length of the crop processing facility, if the crop at the tail end is longer than the handleable length, the crop at the tail end is removed from the tail end side. Cut one or more times so that the length of the cut crop and the remainder of the tail end crop are less than or equal to the handleable length, and then cut the strip product to the desired length from the tip side. And finally cutting the boundary between the steel bar product and the remainder of the crop at the tail end that is less than or equal to the handleable length.

In the steel bar product cutting apparatus for cutting the top and tail end crops of the steel bar product and cutting the bar product into a desired length,
Conveying means for conveying the steel bar product in the longitudinal direction, cutting means capable of cutting the tip and tail end crops and cutting the steel bar product to a desired length, and the set tip Control means capable of controlling the conveying means and the cutting means based on the cutting amount and the number of times of cutting of the crop at the head and tail ends,
The control means cuts the crop at the tip portion into a length that is less than or equal to the handleable length of the crop processing facility based on the cut amount of the crop at the tip portion, and the cut amount of the crop at the tail end portion is the handling amount. When longer than the possible length, the tail end crop is cut at least once from the tail end side, and the length of the cut crop and the remainder of the tail end crop are less than the handleable length. After that, the steel bar product is cut into the desired length dimension from the tip side, and finally the boundary between the bar product and the remainder of the tail end crop that is equal to or shorter than the handleable length. An apparatus for cutting a strip product, wherein the conveying means and the cutting means are controlled to cut.