JP3693693B2 - Image forming apparatus - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、接触帯電装置を有する電子写真方式の複写機,プリンタ,ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の画像形成装置は、従来から主流となっていた放電ワイヤとシールド電極とからなる非接触のコロナ放電方式の帯電装置を有するものに比し、像担持体の表面を変質させて画像ボケの原因となるオゾンや窒素化合物(COx)等の発生が低減される反面、クリーニング装置により除去しきれなかった微粒の残留トナーが接触帯電部材に付着し、その付着部位に対応する部分の像担持体の帯電が阻害されて帯電ムラを生じ、部分的に又は全体的に画像濃度を低下させるという不具合があった。
【0003】
従来の非接触式の帯電装置を用いる画像形成装置で種々の現像剤を用いても特に問題が発生しなかった理由は、像担持体に接するクリーニングブレードの稜線の粗さが通常4〜10μmであって、不具合を発生するような4μm以上のトナーはクリーニングブレードでせき止められていたためである。
【0004】
ところが、近時高画質化のために現像剤のトナー粒子が微細粒子化される傾向にある上に、トナー製造過程において微粉が混入することは不可避であって、実際にクリーニング後の像担持体表面には2〜3μmの微細なトナー粒子が発見されている。これらは非接触の帯電装置では問題が発生しないが、帯電ローラを用いた接触帯電装置では、上記の微細なトナーが帯電ローラ上に蓄積されて汚損が進行し帯電ムラの原因となるものと考えられる。
【0005】
もちろん、トナー中に存在する微細粒子の量を調整することは可能であり、実際に3μm以下の微粉含有量を3%以下とすると、従来のクリーニングブレードを用いた場合にも帯電ムラが発生しないことが後述する実測データからも確認されている。ところが、このように微細粒子の量を調整した場合には現像剤のコストが高くなるという問題があり、現実的ではない。なお、ここで微粉含有率とは個数で算出したものである。
【0006】
上記の不具合を解決するため、従来、例えば特開昭64−7070号公報に示されるようなものが知られている。これは、帯電ローラと像担持体とのニップ幅を0.5mm以上とし、両者間の単位接触面積当たりの荷重を0.5〜30g/mm2 の範囲に設定すると共に、クリーニング手段の長手方向幅を帯電領域幅より大きくしたものである。
そして、これにより、クリーニング手段でクリーニングされずに像担持体表面に残留したトナー等の付着物に起因する絶縁破壊の発生を未然に防止し得ることが記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の画像形成装置にあっては、帯電ローラと像担持体とのニップ幅,単位接触面積当たりの荷重及びクリーニング手段の長手方向幅等は記載されているが、トナーとクリーニング手段との関係は記載がないため、使用するトナーの種類やクリーニング手段の粗さが適当でない場合には接触帯電方式で要求されるレベルのトナークリーニング性能を得ることができないという問題点があった。
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、接触帯電部材へのトナーの付着とそれによる像担持体の帯電ムラを防止して接触帯電部材の寿命を延長させることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記の目的を達成するため、像担持体と、この像担持体に接触してその接触面を帯電させる接触帯電部材と、帯電した上記像担持体上に静電潜像を形成する露光装置と、露光により形成された静電潜像に3μm以下の微粉含有率が個数で3%以上のトナーを付着させて可視像化する現像装置と、可視像化したトナー像を転写紙上に転写する転写装置と、転写後上記像担持体上の残留トナーを除去するためのクリーニングブレードと除去されたトナーの飛散を防止するための入口シールとを有するクリーニング装置とを備え、前記クリーニングブレードの下流側に前記接触帯電部材が配置されている画像形成装置において、
前記像担持体は、基体の外周面にディッピング工法又はスプレー塗工工法により有機感光体の感光層が形成されたものであり、
前記クリーニングブレードはポリウレタンゴムからなり、ナイフエッジで切断されてブレード稜線が形成されており、
上記現像装置に用いるトナーの3μm以下の微粉含有率を個数で15%以下にし、上記クリーニングブレードが上記像担持体に接する稜線の粗さの最大高さをR1、上記像担持体の表面粗さの最大高さをR2としたとき、3.5μm≦R1+R2≦5μmとしたものである。
【0009】
そして、上記の装置において、R1≦3μmとするのがよい。
【0010】
【作用】
この発明による画像形成装置は上記のように構成することにより、像担持体とクリーニングブレードとの接触面が密になって残留トナーの除去率が大幅に向上し、コストが低い3%以上の微粉を有する現像剤を用い、接触帯電部材の汚損とそれによる像担持体の帯電不良を防止して接触帯電部材の寿命を向上させることが可能になる。
【0011】
また、像担持体の表面粗さの最大高さR2は初期時には0.5μm程度であるが、経時的に表面が粗れて2μm程度になるのが普通であるので、クリーニングブレードのブレード稜線粗さの最大高さR1を3μm以下としておくことにより、長期間に亘って3.5μm≦R1+R2≦5μmに保ち、所期のクリーニング性能を保持することができる。
【0012】
【0013】
【実施例】
以下、この発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、この発明の一実施例の像担持体回りの構成を示す構成図である。
【0014】
時計方向に回転する像担持体1には接触帯電部材である帯電ローラ2が所定の圧力で押圧されて反時計方向に連れ回り、帯電ローラ2の表面に付着したトナー等の付着物はクリーニング装置3によりクリーニングされる。帯電ローラ2はバイアス電圧印加装置4により所定の電圧を印加されて像担持体1の表面を帯電させる。
【0015】
帯電した像担持体1は露光装置からの露光光線5により静電潜像が形成され、この静電潜像は乾式2成分の現像装置6でトナーを付着させることにより可視像化されてトナー像となる。このトナー像はタイミングを合わせて搬送されてくる転写紙7に転写ベルト8と像担持体1とからなる転写装置で転写され、転写後に像担持体1に残留するトナーはクリーニング装置9のクリーニングブレード10により除去され、除去された残留トナーは入口シール11により飛散を防止されてクリーニング装置9内に収納される。クリーニングを終った像担持体1は除電装置12により除電される。
【0016】
像担持体1は、アルミニウムの基体とこの基体の外周面に形成された有機感光体の感光層からなり、その表面粗さは、感光層のディッピング工法又はスプレー塗工工法により所要の粗さのものを得ることができ、通常初期状態では0.5μm程度である。
また、帯電ローラ2は、例えば直径8mmのステンレス鋼からなる芯金を厚さ3mm,硬度40°のエピクロルヒドリンゴムで被覆し、最上層に厚さ10μmの弗素樹脂とその他の混合物を形成したものである。
【0017】
さらに、像担持体1のクリーニング装置9のクリーニングブレード10は、例えば厚さ2mm,硬度70°のポリウレタンゴムからなり、自由端長L1は9mm,像担持体1との当接圧P1は20gf/cm,接触角θ1は15°としてある。なお、ポリウレタンゴムの硬度は75°より高いと切断時の抵抗が大きくて良好に仕上げることができず、60°より低いとクリーニングブレード10自身の物性が不安定となって使用に耐えなくなる。
【0018】
このような構成で、現像剤のトナーの3μm以下の微粉の含有率X,クリーニングブレード10の像担持体1に接するブレード稜線10aの粗さの最大高さR1(以下単に「粗さR1」という),像担持体1の表面粗さの最大高さR2(以下単に「表面粗さR2」という)をそれぞれ独立して変化させた場合のトナーのクリーニングブレード10の1平方mm当たりのすり抜け量N(個数)を実測により求めて次に示す表1のデータを得た。なお、この表1では帯電ムラが認められないものを「○」、認められるものを「×」、僅かに認められる程度で許容範囲のものを「△」でそれぞれ示してある。また、トナーのすり抜け量Nはクリーニング後の像担持体1の表面をCCD顕微鏡で拡大撮影して付着しているトナー粒子を数え、単位面積(1mm)当りとして算出したものである。
【0019】
【表1】

Figure 0003693693
【0020】
この表1の(イ),(ロ)から、クリーニングブレード10のブレード稜線10aの粗さR1が、従来の非接触の帯電装置と同様の4〜10μmのものを用いても帯電ローラ2を使用した場合には帯電ムラが発生することが証明された。
【0021】
また、表1の(ハ),(ニ)から、クリーニングブレード10のブレード稜線10aの粗さR1を3μmとしたところ、帯電ムラがなくなったことが分かる。ちなみに、この時の像担持体1の表面粗さR2は初期時の0.5μm 及び経時後の2μmである。ところが、(ホ)に示すように像担持体1の表面粗さR2が傷等の発生により3μmとなると、稜線10aの粗さR1が3μmであっても帯電ムラが発生している。
【0022】
さらに、トナーの微粉含有率Xが15%より大きく、例えば20%の場合には、表1の(ヘ)からクリーニングブレード10のブレード稜線10aの粗さR1を3μm以下としても帯電ムラをなくすることはできない。なお、この微粉含有率Xが3%以下の場合は、表1の(ト)に示すように、ブレード稜線10aの粗さR1が5μm,像担持体1の表面粗さが0.5μm であっても帯電ムラは発生しないが、すでに述べたように現像剤がコスト高になるという不都合がある。
【0023】
したがって、この実施例では上記の表1のデータを基にして、コストの低い微粉含有率Xが3〜15%の現像剤を用いた場合に表1の(ハ),(ニ)に適合するように、図2に示すクリーニングブレード10のブレード稜線10aの粗さR1を1〜3μmとした。なお、像担持体1の表面粗さR2は自然経時状態の2μmまで許容し得るが、できれば初期状態の0.5μm が好ましい。
クリーニングブレード10のブレード稜線10aはナイフエッジで切断するが、その際切込みを2段階として最終使用エッジを仕上げるようにするとよく、ナイフの振動等が発生しないように切断装置は高剛性にする。
【0024】
このように、クリーニングブレード10のブレード稜線10aの粗さR1を小さくすることにより、像担持体1へ押圧された時、密着部全幅方向での圧力ムラを低減させて微細粒径のトナーに対するクリーニング性能を向上させることができる。
そして、図3に示すように、クリーニングブレード10のブレード稜線10aの粗さR1と像担持体1の表面粗さR2との和を5μm以下とすることによって、上記稜線10aの変形により圧力ムラを防止し、クリーニング性能を一層向上させることが可能になる。
【0025】
次に、図4は、クリーニング装置9の入口シール11と像担持体1の表面1aとの関係を示す説明図てある。
2成分の現像剤では、往々にして像担持体1の表面1aにキャリアCが付着するという異常現象が発生する。このキャリアCの粒子はトナー粒子に比してはるかに大径であり、通常30〜100μmに達する。
【0026】
したがって、像担持体1に付着したキャリアCがクリーニング装置9の入口シール11により捕捉されて像担持体1に押し付けられた場合には、その表面1aに3μm以上の傷が形成され、クリーニングブレード10との密着部におけるクリーニングブレード10の変形による圧力が低下し、その傷の部分から微小粒径のトナーが集中してすり抜けるという不都合が発生する。
【0027】
そこで、この実施例では、入口シール11を厚さ0.2mm のポリウレタンシートとし、入口シール11と像担持体1との接触部での接線Tに対する接触角θを15°以下とすると共に、入口シール11の先端の変形量tを0.5〜1.5mm、変形して像担持体表面1aに接触する部分の長さLを0.1〜1mm とすることにより、像担持体1に付着したキャリアCが入口シール11を容易に通過し得るようにした。
【0028】
すなわち、入口シール11の接触角を小さくすることにより、キャリアCをせき止める力を小さくすると共に、変形量t及び接触長さLを小さくすることにより、キャリアCの通過を容易にして像担持体1に形成される傷を防止し、経時的に表面が粗れた状態でも表面粗さR2が2μmを超えないようにした。
【0029】
このようにすると、前述のクリーニングブレード10のブレード稜線10aを3μm以下としたことと相俟って、R1+R2が5μm以下となり、コストの低い3%以上の微粉を有する現像剤を用いても帯電ローラ2のトナーによる汚損を防止することができ、それに基づく像担持体1の帯電ムラをなくすることができる。
【0030】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明による画像形成装置は、クリーニングブレードのブレード稜線の最大高さR1と像担持体の表面粗さの最大高さR2の和を3.5μm以上5μm以下としたので、微粉含有率が個数で3〜15%の安価な現像剤を用いた場合にも、長期に亘って微粉による接触帯電部材の汚損が防止されて像担持体の帯電ムラを防止すると共に、接触帯電部材の寿命を向上させることができる。
【0031】
そして、上記の装置において、ブレード稜線の粗さR1を3μm以下とすることにより、像担持体表面が経時的に粗れてきてその表面粗さR2が2μmに落ち付いた場合にも、常時ブレード稜線の粗さR1との和を5μm以下に保持して帯電ムラをなくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例の像担持体回りの構成を示す構成図である。
【図2】 同じくそのクリーニングブレードのブレード稜線の一部を拡大して示す説明図である。
【図3】 同じくそのクリーニングブレードと像担持体との接触部の一部を拡大して示す説明図である。
【図4】 同じくそのクリーニング装置の入口シールの像担持体との接触状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1:像担持体 2:帯電ローラ(接触帯電部材) 5:露光光線
6:現像装置 7:転写紙 8:転写ベルト
9:像担持体のクリーニング装置 10:クリーニングブレード
10a:ブレード稜線 11:入口シール R1:ブレード稜線の粗さ
R2:像担持体の表面粗さ θ:入口シールの接触角
t:入口シール先端の変形量 L:入口シールと像担持体との接触部の長さ
C:キャリア[0001]
[Industrial application fields]
BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to an image forming apparatus such as an electrophotographic copying machine having a contact charging device, a printer, a facsimile.
[0002]
[Prior art]
This type of image forming apparatus has an image blur caused by altering the surface of the image carrier as compared with a conventional non-contact corona discharge type charging device composed of a discharge wire and a shield electrode. While the generation of ozone, nitrogen compounds (COx), etc., that cause odor reduction is reduced, the residual toner particles that could not be removed by the cleaning device adhere to the contact charging member, and the image bearing corresponding to the attachment site There is a problem that charging of the body is hindered to cause uneven charging, and the image density is lowered partially or entirely.
[0003]
The reason why no particular problem occurred when using various developers in an image forming apparatus using a conventional non-contact type charging device is that the roughness of the ridge line of the cleaning blade in contact with the image carrier is usually 4 to 10 μm. This is because toner having a size of 4 μm or more that causes a problem is blocked by the cleaning blade.
[0004]
However, in recent years, the toner particles of the developer tend to be made finer in order to improve the image quality, and it is inevitable that fine particles are mixed in the toner manufacturing process. Fine toner particles of 2 to 3 μm have been found on the surface. These problems do not occur with a non-contact charging device, but with a contact charging device using a charging roller, the above-mentioned fine toner accumulates on the charging roller, causing contamination and causing uneven charging. It is done.
[0005]
Of course, it is possible to adjust the amount of fine particles present in the toner. When the content of fine powder of 3 μm or less is actually 3% or less, charging unevenness does not occur even when a conventional cleaning blade is used. This is also confirmed from actual measurement data described later. However, when the amount of fine particles is adjusted in this way, there is a problem that the cost of the developer increases, which is not realistic. Here, the fine powder content is calculated by the number.
[0006]
In order to solve the above-described problems, a conventional one disclosed in, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 64-7070 is known. This is because the nip width between the charging roller and the image carrier is set to 0.5 mm or more, the load per unit contact area between them is set in the range of 0.5 to 30 g / mm 2, and the longitudinal width of the cleaning means is set. Is larger than the charged region width.
It is described that, thereby, it is possible to prevent the occurrence of dielectric breakdown due to deposits such as toner remaining on the surface of the image carrier without being cleaned by the cleaning means.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, in such a conventional image forming apparatus, although the nip width between the charging roller and the image carrier, the load per unit contact area, the longitudinal width of the cleaning unit, and the like are described, the toner and cleaning Since there is no description of the relationship with the means, there is a problem in that the toner cleaning performance at the level required by the contact charging method cannot be obtained if the type of toner used and the roughness of the cleaning means are not appropriate. .
The present invention has been made in view of the above points, and an object of the present invention is to extend the life of the contact charging member by preventing toner adhesion to the contact charging member and resulting uneven charging of the image carrier.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention forms an electrostatic latent image on an image carrier, a contact charging member that contacts the image carrier and charges its contact surface, and the charged image carrier. An exposure device, a developing device that makes a toner containing 3% or more fine powder content of 3 μm or less on the electrostatic latent image formed by exposure, and a visible image, and a transfer of the visualized toner image A cleaning device having a transfer device for transfer onto paper, a cleaning blade for removing residual toner on the image carrier after transfer, and an inlet seal for preventing scattering of the removed toner. In the image forming apparatus in which the contact charging member is disposed on the downstream side of the blade,
The image carrier is obtained by forming a photosensitive layer of an organic photoreceptor on the outer peripheral surface of a substrate by a dipping method or a spray coating method,
The cleaning blade is made of polyurethane rubber and is cut with a knife edge to form a blade ridgeline,
The content of fine powder of 3 μm or less of toner used in the developing device is 15% or less in number, the maximum height of the roughness of the ridge line where the cleaning blade contacts the image carrier is R1, and the surface roughness of the image carrier When the maximum height is R2, 3.5 μm ≦ R1 + R2 ≦ 5 μm.
[0009]
And in said apparatus, it is good to set it as R1 <= 3micrometer .
[0010]
[Action]
By configuring the image forming apparatus according to the present invention as described above, the contact surface between the image carrier and the cleaning blade becomes dense, the residual toner removal rate is greatly improved, and the fine powder of 3% or more is low in cost. It is possible to improve the life of the contact charging member by preventing the contact charging member from being soiled and thereby causing the charging failure of the image bearing member.
[0011]
The maximum height R2 of the surface roughness of the image carrier is about 0.5 μm at the initial stage, but the surface is usually roughened to about 2 μm with time. By setting the maximum height R1 to 3 μm or less, it is possible to maintain 3.5 μm ≦ R1 + R2 ≦ 5 μm over a long period of time and maintain the desired cleaning performance.
[0012]
[0013]
【Example】
Embodiments of the present invention will be specifically described below with reference to the drawings.
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration around an image carrier according to an embodiment of the present invention.
[0014]
A charging roller 2 as a contact charging member is pressed by a predetermined pressure on the image carrier 1 that rotates in the clockwise direction and rotates counterclockwise, and deposits such as toner adhering to the surface of the charging roller 2 are removed from the cleaning device. 3 for cleaning. The charging roller 2 is charged with a predetermined voltage by the bias voltage applying device 4 to charge the surface of the image carrier 1.
[0015]
An electrostatic latent image is formed on the charged image carrier 1 by the exposure light beam 5 from the exposure device, and the electrostatic latent image is visualized by attaching toner with a dry two-component developing device 6 to form a toner. Become a statue. This toner image is transferred onto the transfer paper 7 conveyed in time by a transfer device comprising the transfer belt 8 and the image carrier 1, and the toner remaining on the image carrier 1 after the transfer is removed from the cleaning blade of the cleaning device 9. The residual toner removed by 10 is prevented from being scattered by the inlet seal 11 and stored in the cleaning device 9. After the cleaning, the image carrier 1 is neutralized by the neutralization device 12.
[0016]
Image bearing member 1 is made of a photosensitive layer of an organic photoreceptor formed on the outer peripheral surface of the substrate and aluminum substrate, the surface roughness is more required with crude dipping method or a spray coating construction method of the photosensitive layer In general, the initial state is about 0.5 μm.
The charging roller 2 is made of, for example, a core metal made of stainless steel having a diameter of 8 mm and covered with epichlorohydrin rubber having a thickness of 3 mm and a hardness of 40 °, and a fluorine resin having a thickness of 10 μm and other mixture are formed on the uppermost layer. is there.
[0017]
Further, the cleaning blade 10 of the cleaning device 9 for the image carrier 1 is made of, for example, polyurethane rubber having a thickness of 2 mm and a hardness of 70 °, the free end length L1 is 9 mm, and the contact pressure P1 with the image carrier 1 is 20 gf / cm and the contact angle θ1 is 15 °. If the hardness of the polyurethane rubber is higher than 75 °, the resistance at the time of cutting is large and it cannot be finished satisfactorily. If it is lower than 60 °, the physical properties of the cleaning blade 10 itself become unstable and cannot be used.
[0018]
With such a configuration, the content X of fine powder of 3 μm or less of the toner of the developer, the maximum height R1 of the roughness of the blade ridge line 10a in contact with the image carrier 1 of the cleaning blade 10 (hereinafter simply referred to as “roughness R1”). ), And the maximum amount R2 of surface roughness of the image carrier 1 (hereinafter simply referred to as “surface roughness R2”) when the toner cleaning blade 10 slips through per square millimeter N. The (number) was obtained by actual measurement to obtain the data shown in Table 1 below. In Table 1, “◯” indicates that charging unevenness is not observed, “×” indicates that charging is not permitted, and “Δ” indicates that the charging is slightly recognized. Further, the toner slip-through amount N is calculated as a unit area (1 mm 2 ) by counting the toner particles adhering to the surface of the image carrier 1 after cleaning with a CCD microscope.
[0019]
[Table 1]
Figure 0003693693
[0020]
From Table 1 (a) and (b), the charging roller 2 is used even when the blade edge line 10a of the cleaning blade 10 has a roughness R1 of 4 to 10 [mu] m similar to that of a conventional non-contact charging device. In this case, it was proved that uneven charging occurs.
[0021]
Further, from Tables 1) and 2), it can be seen that when the roughness R1 of the blade ridge line 10a of the cleaning blade 10 is set to 3 μm, charging unevenness is eliminated. Incidentally, the surface roughness R2 of the image carrier 1 at this time is 0.5 μm at the initial stage and 2 μm after the lapse of time. However, as shown in (e), when the surface roughness R2 of the image carrier 1 becomes 3 μm due to the occurrence of scratches or the like, charging unevenness occurs even if the roughness R1 of the ridge line 10a is 3 μm.
[0022]
Further, when the fine powder content X of the toner is larger than 15%, for example, 20%, charging unevenness is eliminated even if the roughness R1 of the blade ridge line 10a of the cleaning blade 10 is 3 μm or less from (f) of Table 1. It is not possible. When the fine powder content X is 3% or less, as shown in Table 1 (G), the roughness R1 of the blade ridge line 10a is 5 μm, and the surface roughness of the image carrier 1 is 0.5 μm. However, charging unevenness does not occur, but there is an inconvenience that the cost of the developer increases as described above.
[0023]
Therefore, in this embodiment, based on the data in Table 1 above, when a developer having a low powder content X of 3 to 15% is used, it conforms to (C) and (D) in Table 1. As described above, the roughness R1 of the blade ridge line 10a of the cleaning blade 10 shown in FIG. The surface roughness R2 of the image carrier 1 can be allowed up to 2 μm in the natural aging state, but preferably 0.5 μm in the initial state if possible.
The blade ridge line 10a of the cleaning blade 10 is cut with a knife edge. At that time, it is preferable to finish the final use edge with two stages of cutting, and the cutting device is made to have high rigidity so as not to cause vibration of the knife.
[0024]
In this way, by reducing the roughness R1 of the blade ridge line 10a of the cleaning blade 10, the pressure unevenness in the entire width direction of the contact portion when pressed against the image carrier 1 is reduced, and the cleaning for the toner having a fine particle diameter is performed. Performance can be improved.
Then, as shown in FIG. 3, by making the sum of the roughness R1 of the blade ridge line 10a of the cleaning blade 10 and the surface roughness R2 of the image carrier 1 5 μm or less, pressure unevenness is caused by the deformation of the ridge line 10a. And the cleaning performance can be further improved.
[0025]
Next, FIG. 4 is an explanatory diagram showing the relationship between the inlet seal 11 of the cleaning device 9 and the surface 1 a of the image carrier 1.
In a two-component developer, an abnormal phenomenon that the carrier C adheres to the surface 1a of the image carrier 1 often occurs. The particles of the carrier C are much larger in diameter than the toner particles and usually reach 30 to 100 μm.
[0026]
Therefore, when the carrier C adhering to the image carrier 1 is captured by the inlet seal 11 of the cleaning device 9 and pressed against the image carrier 1, a scratch of 3 μm or more is formed on the surface 1a, and the cleaning blade 10 The pressure due to the deformation of the cleaning blade 10 at the close contact portion decreases, and there is a disadvantage that toner with a small particle diameter concentrates and slips through the scratched portion.
[0027]
Therefore, in this embodiment, the entrance seal 11 is a polyurethane sheet having a thickness of 0.2 mm, the contact angle θ with respect to the tangent T at the contact portion between the entrance seal 11 and the image carrier 1 is 15 ° or less, and the entrance The amount of deformation t at the tip of the seal 11 is 0.5 to 1.5 mm, and the length L of the portion that is deformed and contacts the image carrier surface 1a is 0.1 to 1 mm. The carrier C thus made can easily pass through the inlet seal 11.
[0028]
That is, by reducing the contact angle of the inlet seal 11, the force for retaining the carrier C is reduced, and the deformation amount t and the contact length L are reduced, thereby facilitating the passage of the carrier C and the image carrier 1. The surface roughness R2 was prevented from exceeding 2 μm even when the surface was roughened over time.
[0029]
In this way, coupled with the fact that the blade ridge line 10a of the cleaning blade 10 is 3 μm or less, R1 + R2 is 5 μm or less, and even if a developer having a fine powder of 3% or more, which is low in cost, is used. 2 can be prevented from being contaminated, and uneven charging of the image carrier 1 based on the contamination can be eliminated.
[0030]
【The invention's effect】
As described above, in the image forming apparatus according to the present invention, the sum of the maximum height R1 of the blade ridge line of the cleaning blade and the maximum height R2 of the surface roughness of the image carrier is set to 3.5 μm or more and 5 μm or less. Even when an inexpensive developer having a fine powder content of 3 to 15% is used, the contact charging member is prevented from being contaminated by fine powder over a long period of time, thereby preventing uneven charging of the image carrier and contact charging. The lifetime of the member can be improved.
[0031]
In the above apparatus, the blade ridge line roughness R1 is set to 3 μm or less, so that even when the surface of the image carrier is roughened over time and the surface roughness R2 falls to 2 μm, the blade is always bladed. The sum of the ridge line roughness R1 can be maintained at 5 μm or less, and uneven charging can be eliminated .
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram showing a configuration around an image carrier according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an explanatory view showing an enlarged part of a blade ridge line of the cleaning blade.
FIG. 3 is an explanatory view showing, on an enlarged scale, a part of a contact portion between the cleaning blade and the image carrier.
FIG. 4 is an explanatory view showing a contact state of an inlet seal of the cleaning device with an image carrier.
[Explanation of symbols]
1: image carrier 2: charging roller (contact charging member) 5: exposure light beam 6: developing device 7: transfer paper 8: transfer belt 9: image carrier cleaning device 10: cleaning blade 10a: blade ridge 11: entrance seal R1: Blade edge roughness R2: Image carrier surface roughness θ: Entrance seal contact angle t: Deformation amount of inlet seal tip L: Length of contact portion between inlet seal and image carrier C: Carrier

Claims (2)

像担持体と、該像担持体に接触してその接触面を帯電させる接触帯電部材と、帯電した前記像担持体上に静電潜像を形成する露光装置と、露光により形成された静電潜像に3μm以下の微粉含有率が個数で3%以上のトナーを付着させて可視像化する現像装置と、可視像化したトナー像を転写紙上に転写する転写装置と、転写後前記像担持体上の残留トナーを除去するためのクリーニングブレードと除去されたトナーの飛散を防止するための入口シールとを有するクリーニング装置とを備え、前記クリーニングブレードの下流側に前記接触帯電部材が配置されている画像形成装置において、
前記像担持体は、基体の外周面にディッピング工法又はスプレー塗工工法により有機感光体の感光層が形成されたものであり、
前記クリーニングブレードはポリウレタンゴムからなり、ナイフエッジで切断されてブレード稜線が形成されており、
前記現像装置に用いるトナーの3μm以下の微粉含有率を個数で15%以下にし、前記クリーニングブレードが前記像担持体に接する前記ブレード稜線の粗さの最大高さをR1、前記像担持体の表面粗さの最大高さをR2としたとき、
3.5μm≦R1+R2≦5μmとしたことを特徴とする画像形成装置。
An image carrier, a contact charging member that contacts the image carrier and charges the contact surface thereof, an exposure device that forms an electrostatic latent image on the charged image carrier, and an electrostatic image formed by exposure A developing device that visualizes the latent image by attaching a toner having a fine powder content of 3 μm or less of 3% or more to the latent image, a transfer device that transfers the visualized toner image onto a transfer paper, and A cleaning device having a cleaning blade for removing residual toner on the image carrier and an inlet seal for preventing scattering of the removed toner, and the contact charging member is disposed downstream of the cleaning blade. Image forming apparatus,
The image carrier is obtained by forming a photosensitive layer of an organic photoreceptor on the outer peripheral surface of a substrate by a dipping method or a spray coating method,
The cleaning blade is made of polyurethane rubber and is cut with a knife edge to form a blade ridgeline,
The toner used in the developing device has a fine powder content of 3 μm or less of 15% or less in number, the maximum height of the roughness of the blade edge line where the cleaning blade contacts the image carrier is R1, and the surface of the image carrier When the maximum height of roughness is R2,
An image forming apparatus, wherein 3.5 μm ≦ R1 + R2 ≦ 5 μm.
請求項1記載の画像形成装置において、R1≦3μmとしたことを特徴とする画像形成装置。  2. The image forming apparatus according to claim 1, wherein R1 ≦ 3 μm.
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