JP3692967B2 - Vehicle management apparatus and vehicle management method for vehicle shared use system - Google Patents

Vehicle management apparatus and vehicle management method for vehicle shared use system Download PDF

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  • Traffic Control Systems (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両を共同で利用するシステムの車両管理装置および車両管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
環境問題や都市交通問題を解決するための、小形EV(電気自動車)を共同利用するシステムが知られている(例えば特開平10−255192号公報参照)。このシステムでは、複数台の車両を複数の会員が共同利用するために、会員を識別するための会員IDと車両を識別するための車両IDが設定されている。
【0003】
図4は従来の車両共同利用システムの概要を示し、図5は車両貸出時と返却時の車両IDの流れを示す。運用管理システム1は車両IDにより車両の貸出と返却を管理する。予約貸出システム2は、共同利用会員4から車両貸出要求があると、車両管理システム1の車両管理データに基づいて貸出可能な車両6の車両ID(例えばAとする)を会員4が所持するICカード3に書き込み、車両6の貸出を許可する。
【0004】
貸出を受けた車両6のカードリーダー9へICカード3を差し込むと、車両コントローラー11はICカード3から読み取った貸出車両ID(=A)を不揮発性メモリ10に記憶されている車両IDと照合し、両IDが一致したら車両6を走行可能な状態にする。これにより、貸出許可を受けて貸出車両のIDが書き込まれたICカード3を所持する会員4だけが、貸出許可車両6を利用できる。
【0005】
貸出車両6が返却され、充電ステーションの充電器5の充電パドル8が車両の充電ポート7へ差し込まれると、車両コントローラー11は不揮発性メモリ10に記憶されている車両ID(=A)を充電ポート7、充電パドル8、充電器5を介して車両管理システム1へ送り、車両管理システム1は貸出車両6の返却を認識する。
【0006】
ここで、車両IDは車両コントローラー11の不揮発性メモリ10に記憶されているが、車両IDの記憶方法には次のような方法がある。第1のID記憶方法は、車両IDごとに車両制御プログラムを用意し、各車両のコントローラー11に異なる車両IDを有する車両制御プログラムを書き込み、不揮発性メモリ10に車両IDを記憶する方法である。
【0007】
第2のID記憶方法は、図6に示すように、車両ID書き込み専用ソフトウエア13を装填したパソコン12とICカードライター14を用い、車両ID設定用ICカード15に車両IDを書き込み、このICカード15を車両6のコントローラー11に読み取らせる方法である。車両ID設定用ICカード15を車両6のカードリーダー9へ差し込むと、車両コントローラー11はカードリーダー9によりICカード15から車両IDを読み取り、不揮発性メモリ10に記憶する。なお、図6に示すスイッチ17は、充電パドル8の充電ポート7への接続を検出するためのスイッチである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の第1のID記憶方法では、共同利用システムで運用される車両の台数分だけ車両制御プログラムを用意する必要があり、多くの車両制御プログラムの作成、評価および管理の手間が繁雑になり、台数増加への対応も困難であるという問題がある。また、車両コントローラー11の故障などで車両コントローラー11を交換する場合には、交換前と同一仕様、すなわち同一車両IDが設定された車両制御プログラムを新しい車両コントローラー11に記憶するか、あるいは、まったく新しい車両IDを設定した車両制御プログラムを新しい車両コントローラー11に記憶させ、運用管理システム1の車両管理データに登録された車両IDを新しいIDに変更する必要があり、対応が面倒である。
【0009】
また、第2のID記憶方法では、パソコン12、専用ソフト13、ICカードライター14、車両ID設定用ICカード15などの多くの専用ツールが必要になる上に、パソコンなどの取り扱いに習熟した作業者が作業を行う必要があり、車両共同利用システム導入時や、故障などによる車両コントローラー11の交換時にサービス工場などの対応が難しくなり、場合によっては対応できないことがある。
【0010】
本発明の目的は、車両IDの設定記憶方法を簡略化することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
一実施の形態の構成を示す図1および図2に対応づけて本発明を説明すると、
(1) 請求項1の発明は、車両ID設定モードを設定するモード設定手段11,16と、車両6の充電ポート7への充電パドル8の挿入を検出する挿入検出手段17と、挿入検出手段17の挿入検出により充電ポート7への充電パドル8の挿脱回数をカウントするカウント手段11と、挿脱回数に対する車両IDのマップを記憶する記憶手段10と、モード設定手段11,16により車両ID設定モードが設定されるとカウント手段11により挿脱回数を計数し、車両IDマップから計数結果の挿脱回数に対応する車両IDを読み出し、車両IDとして設定する制御手段11とを備え、これにより上記目的を達成する。
(2) 請求項2の車両共同利用システムの車両管理装置は、車両ID設定モード時に挿脱回数が変わるたびに挿脱回数に対応する車両IDを表示する表示手段18を備えたものである。
一実施の形態の動作を示す図3のフローチャートに対応づけて本発明を説明すると、
(3) 請求項3の発明は、車両ID設定モードが設定されると(S3〜S4)、車両の充電ポートへの充電パドルの挿入を検出してその挿脱回数を計数し(S6)、予め記憶された挿脱回数に対する車両IDのマップから計数結果の挿脱回数に対応する車両IDを読み出し(S7)、車両IDとして設定する(S8〜S9)ことにより、上記目的を達成する。
(4) 請求項4の車両共同利用システムの車両管理方法は、車両ID設定モード時に前記挿脱回数が変わるたびに挿脱回数に対応する車両IDを表示するようにしたものである。
【0012】
(5) 請求項5の発明は、車両ID設定モードを設定するモード設定手段11,16と、車両の充電ポート7への充電パドル8の挿入を検出する挿入検出手段17と、複数のIDを記憶する記憶手段10と、車両ID設定モードが設定され、且つ車両の充電ポート7へ充電パドル8が挿入されると、記憶手段10に記憶されているIDを予め設定した時間ごとに順次表示する表示手段18と、車両ID設定モードが設定されているときに、車両の充電ポート7から充電パドル8が引き抜かれると、そのときに表示手段18に表示されているIDを車両IDとして設定する制御手段11とを備え、これにより上記目的を達成する。
(6) 請求項6の発明は、車両ID設定モードが設定され、且つ車両の充電ポートへ充電パドルが挿入されると、予め記憶されているIDを予め設定した時間ごとに順次表示し、車両の充電ポートから充電パドルが引き抜かれると、そのときに表示されているIDを車両IDとして設定する。
(7) 請求項7の発明は、車両ID設定モードを設定するモード設定手段11,16と、車両の充電ポート7への充電パドル8の挿入を検出する挿入検出手段17と、車両ID設定モードが設定されているときに、車両の充電ポート7への充電パドル8の挿脱により車両IDの設定桁を選択する桁選択手段11,17と、車両ID設定モードが設定され、且つ車両の充電ポート7へ充電パドル8が挿入されると、桁選択手段11,17により選択された桁の数値または文字を予め設定した時間ごとに切り換えて表示する表示手段18と、車両ID設定モードが設定されているときに、車両の充電ポート7から充電パドル8が引き抜かれると、そのときに表示手段18に表示されている数値または文字を桁選択手段11,17により選択された桁の車両IDとして設定する制御手段11とを備え、これにより上記目的を達成する。
(8) 請求項8の発明は、車両ID設定モードが設定され、且つ車両の充電ポートへ充電パドルが挿入されると、選択された桁の数値または文字を予め設定した時間ごとに切り換えて表示し、車両の充電ポートから充電パドルが引き抜かれると、そのときに表示されている数値または文字を選択された桁の車両IDとして設定する。
【0013】
上述した課題を解決するための手段の項では、説明を分かりやすくするために一実施の形態の図を用いたが、これにより本発明が一実施の形態に限定されるものではない。
【0014】
【発明の効果】
(1) 請求項1および請求項3の発明によれば、新たに特別な機器または部材を設置することなく、簡単な方法で確実に車両IDの設定または変更を行うことができ、車両共同利用システムにおける車両の管理と運用が容易になる。また、車両IDの設定または変更作業に際して専用ツールと熟練技術を要しないので、車両の点検と整備を担当するサービス工場などの対応とバックアップ体制に関する上述した問題も解決できる。これにより、車両共同利用システム運用者に対しても本願発明に係わるシステム導入後の管理、運用の容易さを印象づけることができ、車両共同利用システムの導入を促進させることができる。
(2) 請求項2および請求項4の発明によれば、作業者は充電パドルの挿脱回数を数えながら車両IDの決定処理をする必要がなく、表示手段に設定すべき車両IDが表示されたら充電パドルの挿脱を終了すればよく、設定すべき車両IDを確実に記憶させることができる。
(3) 請求項5および請求項6の発明によれば、請求項1および請求項3の上記効果に加え、車両の充電ポートへの充電パドルの挿脱回数が車両IDの数に関係なく必要最小限で済み、充電パドルを何回も挿脱する煩わしさが解消され、操作性が向上する。また、充電パドルの挿脱回数が必要最小限となるため、挿入検出手段の寿命が長くなり、装置の信頼性を向上させることができる。
(4) 請求項7および請求項8の発明によれば、請求項5および請求項6の上記効果に加え、車両IDを桁ごとに設定できるので、設定を間違った場合に間違った桁だけを修正することができ、操作性を向上させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
《発明の第1の実施の形態》
図1に本発明の第1の実施の形態の構成を示す。なお、従来の装置の構成を示す図4〜図6と同様な機器に対しては同一の符号を付して相違点を中心に説明する。共同利用車両6は、CPU(不図示)と不揮発性メモリ10などの周辺部品から構成される車両コントローラー11、会員が携帯するICカードから車両IDを読み取るICカードリーダー9、充電器5の充電パドル8が接続される充電ポート7、サービス工場で使用する点検用コネクタ16、充電ポート7に充電パドル8が接続されたことを検出する充電パドル接続検出スイッチ17などを備えている。車両コントローラー11にはサービス工場などで車両診断ツール18が接続され、車両の診断が行われる。この車両診断ツール18にはモニター18aが設けられており、車両IDなどの情報が表示される。
【0016】
なお、車両6と充電器5以外の運用管理システム、予約貸出システム、ICカードなどは、図4および図6に示す運用管理システム1、予約貸出システム2、ICカード3と同様であり、図示と説明を省略する。また、共同利用車両6の貸出と返却の方法は図5に示す従来の車両共同利用システムの貸出および返却方法と同様であり、説明を省略する。
【0017】
図2は、点検用コネクター16による車両点検モードと車両ID設定モードの設定方法を説明する図である。通常、この点検用コネクター16のすべて端子a、b、e(車体アース)は解放されており、車両コントローラー11のCPU11aは起動時に入力部11bを介してコネクター16の開放状態を検知すると、通常の車両制御を行う。
【0018】
このコネクター16の端子aまたは端子bが車体アース端子eに接続されると、車両コントローラー11は車両点検モードまたは車両ID設定モードを設定する。端子aが車体アース端子eに接続された場合は車両点検モードが設定され、車両診断ツール18などによる車両の診断を行うことができる。
【0019】
また、端子bが車体アース端子eに接続された場合は車両ID設定モードが設定され、車両コントローラー11のCPU11aは後述する制御プログラムを実行して不揮発性メモリ10に車両IDを記憶させ、車両IDを設定する。
【0020】
図3は、車両ID設定モードの設定と車両IDの記憶処理を示すフローチャートである。このフローチャートにより、第1の実施の形態の動作を説明する。車両コントローラー11のCPU11aは、車両のキースイッチ(不図示)がON位置に設定されるとこの処理プログラムの実行を開始する。ステップ1において、点検コネクター16にショートバーが接続されてオン状態にあるかどうかを確認し、ショートバーが接続されておらずオフ状態の場合はステップ2へ進み、通常の車両制御を実行する。
【0021】
点検コネクター16にショートバーが接続されている場合はステップ3へ進み、端子a−e間が接続(ON)されているか、端子b−e間が接続(ON)されているか、すなわち車両点検モードが要求されているか車両ID設定モードが要求されているかを確認する。車両コントローラー11の起動時に端子aがオン状態にある場合はステップ20へ進み、車両点検モードを設定する。この車両点検モードについては本願発明と直接関係しないので詳細な説明を省略する。
【0022】
車両コントローラー11の起動時に端子bがオン状態にある場合はステップ4ヘ進み、車両ID設定モードを設定する。次に、ステップ5でスイッチ17により充電パドル8が車両6の充電ポート7へ接続されているかどうかを確認し、充電パドル8が充電ポート7へ接続されている場合はステップ6へ進み、接続されていない場合はステップ10へ進む。充電パドル8が充電ポート7へ接続されていない場合は、ステップ10で車両のキースイッチがオフされてシステムが停止されたかどうかを確認し、システムが停止されたら処理を終了する。
【0023】
一方、充電パドル8が充電ポート7へ接続されている場合は、ステップ6で車両IDを算出する。車両コントローラー11の不揮発性メモリ10には、図3に示すような充電パドル8のオン(接続)回数に対する車両IDのマップが予め記憶されている。作業者は運用管理システム1から設定すべき車両IDを得ており、車両IDに対応するオン回数だけ充電パドル8を充電ポート7へ挿脱(オン、オフ)する。ステップ7で、充電パドル接続検出スイッチ17により充電パドル8のオン回数を検出し、オン回数に応じた車両IDを決定する。
【0024】
ステップ8で車両IDを新しく決定したIDに更新し、続くステップ9で不揮発性メモリ10に記憶する。その後、ステップ10で車両のキースイッチがオフされてシステムが停止されたかどうかを確認し、システムが停止されたら処理を終了する。
【0025】
このように、上述した第1の実施の形態によれば、車両コントローラー11の不揮発性メモリ10に充電パドル8のオン(挿脱)回数に対する車両IDのマップを記憶しておき、充電パドル8の接続検出スイッチ17により充電パドル8のオン(挿脱)回数を計数し、オン(挿脱)回数に応じた車両IDをマップから決定して不揮発性メモリ10に記憶するようにしたので、新たに特別な機器または部材を設置することなく、簡単な方法で確実に車両IDの設定または変更を行うことができ、車両共同利用システムにおける車両の管理と運用が容易になる。
【0026】
また、上述した第1の実施の形態によれば、車両IDの設定または変更作業に際して専用ツールと熟練技術を要しないので、車両の点検と整備を担当するサービス工場などの対応とバックアップ体制に関する上述した問題も解決できる。これにより、車両共同利用システム運用者に対しても本願発明に係わるシステム導入後の管理、運用の容易さを印象づけることができ、車両共同利用システムの導入を促進させることができる。
【0027】
なお、車両IDを設定するときに車両診断ツール18を車両コントローラー11に接続し、充電パドル8のオン(挿脱)回数ごとに切り換わる車両IDをリアルタイムにモニター18aに表示すると、作業者は充電パドル8のオン回数を数えながら車両IDの決定処理をする必要がなく、モニター18aに設定すべき車両IDが表示されたら充電パドル8の挿脱を終了すればよく、設定すべき車両IDを確実に記憶させることができる。
【0028】
なお、上述した第1の実施の形態では点検用コネクター16の端子のオン、オフにより車両ID設定モードを設定する例を示したが、車両ID設定モードの設定方法は上述した一実施の形態の方法に限定されず、車両のキースイッチを所定回数オン、オフして設定する方法など、車両のいずれかの操作部材を所定の手順で所定の回数だけ操作したら車両ID設定モードを設定してもよい。
【0029】
《発明の第1の実施の形態の変形例》
上述した第1の実施の形態では、車両の充電ポート7への充電パドル8の挿脱回数に対するIDのマップを予め記憶しておき、挿脱回数をカウントしてIDマップから挿脱回数に対応するIDを読み出し、車両IDとして設定する例を示したが、車両の充電ポート7へ充電パドル8が挿入されると、予め記憶されている複数のIDを予め設定した時間ごとに順次表示し、車両の充電ポート7から充電パドル8が引き抜かれると、そのときに表示されているIDを車両IDとして設定する変形例を説明する。
【0030】
この変形例では、車両の充電ポート7へ充電パドル8が挿入されると、車両コントローラー11内のタイマーTID(不図示)により経過時間を計時するとともに、予め設定した時間(この例では5sec)ごとに車両コントローラー11内のカウンターC(不図示)をカウントアップする。また、車両コントローラー11の不揮発性メモリ10には、カウンターCのカウント値に対するIDのマップを予め記憶しておき、車両ID設定モードが設定されるとカウント値に対応するIDを車両診断ツール18のモニター18aに表示する。そして、充電パドル8が充電ポート7から抜き取られた時点のカウント値に対応するID、すなわちモニター18aに表示されているIDを車両IDとして設定する。
【0031】
図7は、変形例の車両IDの設定記憶処理を示すフローチャートである。このフローチャートにより、第1の実施の形態の変形例の動作を説明する。なお、図3に示す処理と同様な処理を行うステップに対しては同一のステップ番号を付して相違点を中心に説明する。
【0032】
車両ID設定モードが設定され、車両の充電ポート7へ充電パドル8が挿入されると、ステップ11へ進む。ステップ11ではまず、不揮発性メモリ10のマップからカウンター値C=1に対応するIDを読み出し、車両診断ツール18のモニター18aに表示する。続くステップ12で、タイマーTIDをスタートさせる。ステップ13において、充電パドル8の接続検出スイッチ17により車両の充電ポート7へ充電パドル8が挿入され、接続(ON)されたままかどうかを確認する。充電パドル8が接続されているときはステップ14へ進み、タイマーTIDの計時時間が予め設定した時間(この例では5sec)以上になったかどうかを確認する。計時時間が5sec未満のときはステップ12へ戻り、上述したように計時を続ける。
【0033】
一方、計時時間が5sec以上のときはステップ15へ進み、タイマーTIDをリセットする。さらに、ステップ16ではカウンターCをインクリメントする。そして、ステップ17で不揮発性メモリ10のIDマップから現在のカウンターCのカウント値nに対応するIDを読み出し、モニター18aに表示する。つまり、ステップ12〜17の処理により、不揮発性メモリ10に記憶されている一連のIDが予め設定した時間5secごとに変更され、モニター18aに表示される。
【0034】
ステップ13において、スイッチ17により車両の充電ポート7から充電パドル8が引き抜かれたことが検出されると、ステップ18へ進む。ステップ18では、作業者が現在モニター18aに表示されているIDを車両IDに選択したと判断し、カウンターCの現在のカウント値に対応するIDを車両IDとして設定する。続くステップ19では設定した車両IDを不揮発性メモリ10へ記憶する。
【0035】
このように、車両の充電ポート7へ充電パドル8が挿入されると、予め記憶されている複数のIDを予め設定した時間ごとに順次表示し、車両の充電ポート7から充電パドル8が引き抜かれると、そのときに表示されているIDを車両IDとして設定するようにしたので、新たに特別な機器または部材を設置することなく、簡単な方法で確実に車両IDの設定または変更を行うことができ、車両共同利用システムにおける車両の管理と運用が容易になる上に、車両の充電ポート7への充電パドル8の挿脱回数が車両IDの数に関係なく必要最小限(この変形例では1回)で済み、充電パドル8を何回も挿脱する煩わしさが解消され、操作性が向上する。また、充電パドル8の挿脱回数が必要最小限となるため、充電パドル接続検出スイッチ17の寿命が長くなり、装置の信頼性を向上させることができる。
【0036】
《発明の第2の実施の形態》
上述した第1の実施の形態とその変形例では充電パドル8の充電ポート7への挿脱回数または挿入時間により車両IDを設定する例を示したが、充電パドル8の充電ポート7への挿入時間により車両IDを各桁ごとに設定する第2の実施の形態を説明する。
【0037】
なお、この第2の実施の形態の構成は、上述した第1の実施の形態の図1および図2に示す構成と同様であり、図示と説明を省略する。
【0038】
図8〜図10は車両IDの設定記憶処理を示すフローチャートである。これらのフローチャートにより、第2の実施の形態の動作を説明する。ここでは、すでに設定されている4桁のID「3857」を「2416」に変更する場合を例に上げて説明する。この実施の形態では便宜上、4桁のIDの千の桁をIDa、百の桁をIDb、十の桁をIDc、一の桁をIDdとする。
【0039】
車両コントローラー11のCPU11aは、車両のキースイッチ(不図示)がON位置に設定されるとこの処理プログラムの実行を開始する。ステップ1において、点検コネクター16にショートバーが接続されてオン状態にあるかどうかを確認し、ショートバーが接続されておらずオフ状態の場合はステップ2へ進み、通常の車両制御を実行する。点検コネクター16にショートバーが接続されている場合はステップ3へ進み、端子a−e間が接続(ON)されているか、端子b−e間が接続(ON)されているか、すなわち車両点検モードが要求されているか車両ID設定モードが要求されているかを確認する。車両コントローラー11の起動時に端子aがオン状態にある場合はステップ20へ進み、車両点検モードを設定する。この車両点検モードについては本願発明と直接関係しないので詳細な説明を省略する。
【0040】
車両コントローラー11の起動時に端子bがオン状態にある場合はステップ4へ進み、車両ID設定モードを設定する。ID設定モードが設定された場合は、まずステップ31で、充電パドル接続検出スイッチ17のオン、オフ状態により充電パドル8が充電ポート7へ挿入され接続(ON)されているかどうかを確認する。充電パドル8が充電ポート7へ接続されているときはステップ32へ進み、そうでなければステップ51へ進む。充電パドル8が充電ポート7から抜き取られ接続されていない(OFF)ときは、ステップ51で車両のキースイッチがオフされてシステムが停止されたかどうかを確認する。システムが停止されたらステップ57へ進み、現在のIDa〜IDdを不揮発性メモリ10に記憶して処理を終了する。
【0041】
充電パドル8が充電ポート7へ接続れているときは、ステップ32で現在設定されているIDa〜IDd「3875」をすべてクリアし、IDa〜IDd「0000」とする。続くステップ33〜34において、充電パドル8を充電ポート7からいったん抜いてふたたび挿入するとステップ35へ進み、IDaの設定モードに移行する。ここでは、図10に示す数値設定サブルーチンを実行し、IDの千の桁IDaに任意の数値、この例では”2”を設定する。なお、ステップ34において充電パドル8が充電ポート7に再挿入されない場合はステップ52へ進み、車両のキースイッチがオフされてシステムが停止されたかどうかを確認する。システムが停止されたらステップ57へ進み、現在のIDa〜IDdを不揮発性メモリ10に記憶して処理を終了する。
【0042】
図10のステップ61で、まず、車両コントローラー11に内蔵されているタイマーTIDをスタートさせる。続くステップ62でスイッチ17により充電パドル8が充電ポート7へ接続されているかどうかを確認し、接続されたままであればステップ63へ進んでIDaの設定処理を続け、充電パドル8が充電ポートから抜き取られたらIDaの設定処理を終了して図7のプログラムへリターンする。ステップ63ではタイマーTIDの計時時間TIDが予め設定した時間、この例では5sec以上になったかどうかを確認し、5秒未満のときはステップ62へ戻り、5sec以上になったらステップ64へ進む。
【0043】
ステップ64でタイマーTIDをリセットし、続くステップ65でIDaをインクリメントする。なお、このサブルーチンは4桁のIDのすべての桁の数値設定を行う共用のサブルーチンであり、各桁の数値をIDi(i=a、b、c、d)と表現する。また、このIDの数値設定サブルーチンを実行中は常にIDiの値が車両診断ツール18に表示され、作業者はこの表示を見ながら任意の値を設定することができる。ステップ66でIDaが10以上になったかどうか確認し、10以上になったらステップ67へ進んでIDaを0にリセットする。その後、ステップ62へ戻り、上述した処理を繰り返す。
【0044】
つまり、この数値設定サブルーチン実行時にはIDの千の桁の値IDaが予め設定した時間(この例では5sec)ごとにインクリメントされるから、作業者は車両診断ツール18に希望する数値(この例では2)が表示されたら充電パドル8を充電ポート7から引き抜くことによって、その値をIDaに設定することができる。車両診断ツール18に希望値が表示されたら充電パドル8を引き抜くと、数値設定サブルーチンの実行が終了し、図8のステップ36へリターンする。リターン後のステップ36でタイマーTIDを停止してリセットし、続くステップ37でIDaを希望値(この例では2)に更新する。
【0045】
次に、ステップ38でスイッチ17により充電パドル8が充電ポート7へ再挿入されたかどうかを確認し、再挿入されない場合はステップ53へ進み、車両のキースイッチがオフされてシステムが停止されたかどうかを確認する。システムが停止されたらステップ57へ進み、現在のIDa〜IDdを不揮発性メモリ10に記憶して処理を終了する。一方、充電パドル8が再挿入された場合はステップ39へ進み、IDbの設定モードへ移行する。ここでは、IDaと同様に、図10に示す数値設定サブルーチンを実行してIDの百の桁IDbに任意の数値、この例では”4”を設定する。
【0046】
IDbの設定モードでは、上述したIDaの数値設定と同様に、IDの百の桁の値IDbが予め設定した時間(この例では5sec)ごとにインクリメントされるから、作業者は車両診断ツール18に希望する数値(この例では4)が表示されたら充電パドル8を充電ポート7から引き抜くことによって、その値をIDbに設定することができる。車両診断ツール18に希望値が表示されたら充電パドル8を引き抜くと、数値設定サブルーチンの実行が終了し、図8のステップ40へリターンする。リターン後のステップ40でタイマーTIDを停止してリセットし、続くステップ41でIDbを希望値(この例では4)に更新する。
【0047】
次に、ステップ42でスイッチ17により充電パドル8が充電ポート7へ再挿入されたかどうかを確認し、再挿入されない場合はステップ54へ進み、車両のキースイッチがオフされてシステムが停止されたかどうかを確認する。システムが停止されたらステップ57へ進み、現在のIDa〜IDdを不揮発性メモリ10に記憶して処理を終了する。一方、充電パドル8が再挿入された場合はステップ43へ進み、IDcの設定モードへ移行する。ここでは、IDa、IDbと同様に、図10に示す数値設定サブルーチンを実行してIDの十の桁IDcに任意の数値、この例では”1”を設定する。
【0048】
IDcの設定モードでは、上述したIDa、IDbの数値設定と同様に、IDの十の桁の値IDcが予め設定した時間(この例では5sec)ごとにインクリメントされるから、作業者は車両診断ツール18に希望する数値(この例では1)が表示されたら充電パドル8を充電ポート7から引き抜くことによって、その値をIDcに設定することができる。車両診断ツール18に希望値が表示されたら充電パドル8を引き抜くと、数値設定サブルーチンの実行が終了し、図9のステップ44へリターンする。リターン後のステップ44でタイマーTIDを停止してリセットし、続くステップ45でIDcを希望値(この例では1)に更新する。
【0049】
ステップ46でスイッチ17により充電パドル8が充電ポート7へ再挿入されたかどうかを確認し、再挿入されない場合はステップ55へ進み、車両のキースイッチがオフされてシステムが停止されたかどうかを確認する。システムが停止されたらステップ57へ進み、現在のIDa〜IDdを不揮発性メモリ10に記憶して処理を終了する。一方、充電パドル8が再挿入された場合はステップ47へ進み、IDdの設定モードへ移行する。ここでは、IDa、IDb、IDcと同様に、図10に示す数値設定サブルーチンを実行してIDの一の桁IDdに任意の数値、この例では”6”を設定する。
【0050】
IDdの設定モードでは、上述したIDa、IDb、IDcの数値設定と同様に、IDの一の桁の値IDdが予め設定した時間(この例では5sec)ごとにインクリメントされるから、作業者は車両診断ツール18に希望する数値(この例では6)が表示されたら充電パドル8を充電ポート7から引き抜くことによって、その値をIDdに設定することができる。車両診断ツール18に希望値が表示されたら充電パドル8を引き抜くと、数値設定サブルーチンの実行が終了し、図9のステップ48へリターンする。リターン後のステップ48でタイマーIDを停止してリセットし、続くステップ49でIDdを希望値(この例では6)に更新する。
【0051】
以上の処理により4桁の車両IDの値を更新することができる。続くステップ50で、スイッチ17により充電パドル8が充電ポート7へ再挿入されたかどうかを確認し、再挿入されたらステップ35へ戻り、ふたたびIDaから上述した数値設定処理を繰り返す。充電パドル8が再挿入されない場合はステップ56へ進み、車両のキースイッチがオフされてシステムが停止されたかどうかを確認する。システムが停止されたらステップ57へ進み、更新したIDa〜IDd(この例では2416)を不揮発性メモリ10に記憶して処理を終了する。
【0052】
なお、ID設定終了後、作業者が点検コネクター16のショートバーを取り除いて端子b−e間を解放すると、車両ID設定モードが解除され、通常の車両制御モードへ戻る。
【0053】
このように、車両ID設定モードが設定され、且つ車両の充電ポート7へ充電パドル8が挿入されると、選択された桁の数値を予め設定した時間ごとに切り換えて表示し、車両の充電ポート7から充電パドル8が引き抜かれると、そのときに表示されている数値を選択された桁の車両IDとして設定するようにしたので、上述した第1の実施の形態とその変形例の効果に加え、車両IDを桁ごとに設定できるので、設定を間違った場合に間違った桁だけを修正することができ、操作性を向上させることができる。
【0054】
なお、上述した第2の実施の形態では車両IDの各桁ごとに数値を設定する例を示したが、車両IDは数値に限定されず、アルファベットや仮名などの文字であってもよい。また、車両IDの桁数は4桁に限定されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施の形態の構成を示す図である。
【図2】 点検用コネクターによる車両点検モードと車両ID設定モードの設定方法を説明する図である。
【図3】 第1の実施の形態の車両ID設定モードの設定と車両IDの記憶処理を示すフローチャートである。
【図4】 従来の車両共同利用システムの概要を示す図である。
【図5】 車両貸出時と返却時の車両IDの流れを示す図である。
【図6】 専用ツールを用いて車両IDを設定する構成を示す図である。
【図7】 第1の実施の形態の変形例の車両ID設定モードの設定と車両IDの記憶処理を示すフローチャートである。
【図8】 第2の実施の形態の車両IDの設定記憶処理を示すフローチャートである。
【図9】 図8に続く、第2の実施の形態の車両IDの設定記憶処理を示すフローチャートである。
【図10】 数値設定サブルーチンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 運用管理システム
2 予約貸出システム
3 ICカード
4 会員
5 充電器
6 車両
7 充電ポート
8 充電パドル
9 ICカートリーダー
10 不揮発性メモリ
11 車両コントローラー
11a CPU
11b 入力部
16 点検コネクター
17 充電パドル接続検出スイッチ
18 車両診断ツール
18a モニター
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle management apparatus and a vehicle management method for a system that jointly uses vehicles.
[0002]
[Prior art]
A system for jointly using a small EV (electric vehicle) for solving environmental problems and urban traffic problems is known (see, for example, Japanese Patent Laid-Open No. 10-255192). In this system, a member ID for identifying a member and a vehicle ID for identifying the vehicle are set so that a plurality of vehicles can be shared by a plurality of members.
[0003]
FIG. 4 shows an outline of a conventional vehicle shared use system, and FIG. 5 shows a flow of vehicle IDs at the time of vehicle rental and return. The operation management system 1 manages the rental and return of vehicles based on the vehicle ID. The reservation lending system 2 is an IC in which the member 4 possesses a vehicle ID (for example, A) of the vehicle 6 that can be lent based on the vehicle management data of the vehicle management system 1 when a vehicle rental request is received from the joint use member 4. Write on the card 3 and allow the vehicle 6 to be lent.
[0004]
When the IC card 3 is inserted into the card reader 9 of the rented vehicle 6, the vehicle controller 11 compares the rented vehicle ID (= A) read from the IC card 3 with the vehicle ID stored in the nonvolatile memory 10. If the two IDs match, the vehicle 6 is brought into a travelable state. Thereby, only the member 4 who has the IC card 3 in which the ID of the rental vehicle is written after receiving the rental permission can use the rental-permitted vehicle 6.
[0005]
When the rental vehicle 6 is returned and the charging paddle 8 of the charger 5 of the charging station is inserted into the charging port 7 of the vehicle, the vehicle controller 11 uses the vehicle ID (= A) stored in the nonvolatile memory 10 as the charging port. 7, it is sent to the vehicle management system 1 via the charging paddle 8 and the charger 5, and the vehicle management system 1 recognizes the return of the rental vehicle 6.
[0006]
Here, although vehicle ID is memorize | stored in the non-volatile memory 10 of the vehicle controller 11, there exist the following methods as a storage method of vehicle ID. The first ID storage method is a method in which a vehicle control program is prepared for each vehicle ID, a vehicle control program having a different vehicle ID is written in the controller 11 of each vehicle, and the vehicle ID is stored in the nonvolatile memory 10.
[0007]
As shown in FIG. 6, the second ID storage method uses a personal computer 12 loaded with vehicle ID write-only software 13 and an IC card writer 14 to write a vehicle ID to a vehicle ID setting IC card 15. In this method, the card 15 is read by the controller 11 of the vehicle 6. When the vehicle ID setting IC card 15 is inserted into the card reader 9 of the vehicle 6, the vehicle controller 11 reads the vehicle ID from the IC card 15 by the card reader 9 and stores it in the nonvolatile memory 10. Note that the switch 17 shown in FIG. 6 is a switch for detecting the connection of the charging paddle 8 to the charging port 7.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-described conventional first ID storage method, it is necessary to prepare vehicle control programs as many as the number of vehicles operated in the shared use system, and it is troublesome to create, evaluate, and manage many vehicle control programs. There is a problem that it becomes complicated and it is difficult to cope with the increase in the number of units. When the vehicle controller 11 is replaced due to a failure of the vehicle controller 11 or the like, the vehicle control program in which the same specification as that before the replacement, that is, the same vehicle ID is set, is stored in the new vehicle controller 11 or is completely new. It is necessary to store the vehicle control program in which the vehicle ID is set in the new vehicle controller 11 and change the vehicle ID registered in the vehicle management data of the operation management system 1 to a new ID, which is troublesome.
[0009]
The second ID storage method requires many dedicated tools such as the personal computer 12, the dedicated software 13, the IC card writer 14, and the vehicle ID setting IC card 15, and the work familiar with the handling of the personal computer. It is necessary for a person to perform work, and it becomes difficult to deal with a service factory or the like when a vehicle shared use system is introduced or when the vehicle controller 11 is replaced due to a failure or the like.
[0010]
An object of the present invention is to simplify a vehicle ID setting storage method.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
The present invention will be described with reference to FIGS. 1 and 2 showing the configuration of an embodiment.
(1) The invention of claim 1 includes mode setting means 11 and 16 for setting the vehicle ID setting mode, an insertion detection means 17 for detecting insertion of the charging paddle 8 into the charging port 7 of the vehicle 6, and an insertion detection means. The counting means 11 for counting the number of insertions / removals of the charging paddle 8 to / from the charging port 7 by detecting the insertion of the charging port 7, the storage means 10 for storing a map of the vehicle ID with respect to the number of insertions / removals, and the mode setting means 11, 16 When the setting mode is set, the control unit 11 counts the number of insertions / removals by the counting unit 11, reads the vehicle ID corresponding to the number of insertions / removals of the counting result from the vehicle ID map, and sets the vehicle ID as a vehicle ID. Achieving the above objectives.
(2) The vehicle management apparatus of the vehicle shared use system according to claim 2 includes display means 18 for displaying the vehicle ID corresponding to the number of insertions / removals each time the number of insertions / removals is changed in the vehicle ID setting mode.
The present invention will be described with reference to the flowchart of FIG. 3 showing the operation of the embodiment.
(3) When the vehicle ID setting mode is set (S3 to S4), the invention of claim 3 detects the insertion of the charging paddle into the charging port of the vehicle and counts the number of insertions / removals (S6), The vehicle ID corresponding to the number of insertions / removals of the counting result is read from a map of vehicle IDs with respect to the number of insertions / removals stored in advance (S7), and set as a vehicle ID (S8-S9), thereby achieving the above object.
(4) The vehicle management method of the vehicle shared use system according to claim 4 displays the vehicle ID corresponding to the number of insertions / removals each time the number of insertions / removals is changed in the vehicle ID setting mode.
[0012]
(5) The invention of claim 5 includes mode setting means 11 and 16 for setting the vehicle ID setting mode, an insertion detection means 17 for detecting insertion of the charging paddle 8 into the charging port 7 of the vehicle, and a plurality of IDs. When the storage means 10 to be stored and the vehicle ID setting mode are set and the charging paddle 8 is inserted into the charging port 7 of the vehicle, the ID stored in the storage means 10 is sequentially displayed every preset time. When the charging paddle 8 is pulled out from the charging port 7 of the vehicle when the display unit 18 and the vehicle ID setting mode are set, the control is performed to set the ID displayed on the display unit 18 at that time as the vehicle ID. Means 11 to achieve the above object.
(6) According to the invention of claim 6, when the vehicle ID setting mode is set and the charging paddle is inserted into the charging port of the vehicle, the ID stored in advance is sequentially displayed for each preset time. When the charging paddle is pulled out from the charging port, the ID displayed at that time is set as the vehicle ID.
(7) The invention of claim 7 is the mode setting means 11 and 16 for setting the vehicle ID setting mode, the insertion detecting means 17 for detecting the insertion of the charging paddle 8 into the charging port 7 of the vehicle, and the vehicle ID setting mode. Are set, and the vehicle ID setting mode is set, and the vehicle ID setting mode is selected by inserting / removing the charging paddle 8 to / from the charging port 7 of the vehicle. When the charging paddle 8 is inserted into the port 7, the display means 18 for switching and displaying the numerical value or character of the digit selected by the digit selecting means 11 and 17 every preset time, and the vehicle ID setting mode are set. When the charging paddle 8 is pulled out from the charging port 7 of the vehicle, the numerical value or character displayed on the display means 18 at that time is selected by the digit selecting means 11 and 17. And a control means 11 for setting the vehicle ID as a digit, thereby achieving the above object.
(8) According to the eighth aspect of the present invention, when the vehicle ID setting mode is set and the charging paddle is inserted into the charging port of the vehicle, the numerical value or character of the selected digit is switched and displayed every preset time. When the charging paddle is pulled out from the charging port of the vehicle, the numerical value or character displayed at that time is set as the vehicle ID of the selected digit.
[0013]
In the section of the means for solving the above-described problem, a diagram of an embodiment is used for easy understanding of the description. However, the present invention is not limited to the embodiment.
[0014]
【The invention's effect】
(1) According to the inventions of claims 1 and 3, the vehicle ID can be reliably set or changed by a simple method without newly installing special equipment or members, and the vehicle can be shared. Vehicle management and operation in the system is facilitated. In addition, since dedicated tools and skilled techniques are not required for setting or changing the vehicle ID, it is possible to solve the above-mentioned problems related to the response and backup system of a service factory in charge of vehicle inspection and maintenance. Thereby, it is possible to impress the ease of management and operation after introduction of the system according to the present invention for the vehicle shared use system operator, and the introduction of the vehicle shared use system can be promoted.
(2) According to the invention of claim 2 and claim 4, the operator does not need to perform the vehicle ID determination process while counting the number of times of insertion / removal of the charging paddle, and the vehicle ID to be set is displayed on the display means. Then, the insertion / removal of the charging paddle may be terminated, and the vehicle ID to be set can be reliably stored.
(3) According to the inventions of claims 5 and 6, in addition to the effects of claims 1 and 3, the number of insertions / removals of the charging paddle to / from the charging port of the vehicle is required regardless of the number of vehicle IDs. Minimized, eliminating the hassle of inserting and removing the charging paddle many times, improving operability. In addition, since the number of insertions / removals of the charging paddle is minimized, the life of the insertion detecting means is extended, and the reliability of the apparatus can be improved.
(4) According to the inventions of claims 7 and 8, in addition to the above effects of claims 5 and 6, the vehicle ID can be set for each digit. It can be corrected and the operability can be improved.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
<< First Embodiment of the Invention >>
FIG. 1 shows the configuration of the first embodiment of the present invention. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the apparatus similar to FIGS. 4-6 which shows the structure of the conventional apparatus, and it demonstrates centering on difference. The shared vehicle 6 includes a vehicle controller 11 including peripheral components such as a CPU (not shown) and a nonvolatile memory 10, an IC card reader 9 that reads a vehicle ID from an IC card carried by a member, and a charging paddle of the charger 5. The charging port 7 to which the charging paddle 8 is connected, the inspection connector 16 used in the service factory, the charging paddle connection detection switch 17 for detecting that the charging paddle 8 is connected to the charging port 7, and the like. A vehicle diagnosis tool 18 is connected to the vehicle controller 11 at a service factory or the like to diagnose the vehicle. The vehicle diagnostic tool 18 is provided with a monitor 18a for displaying information such as a vehicle ID.
[0016]
The operation management system other than the vehicle 6 and the charger 5, the reservation lending system, the IC card and the like are the same as the operation management system 1, the reservation lending system 2, and the IC card 3 shown in FIGS. Description is omitted. Moreover, the method of lending and returning the shared vehicle 6 is the same as the lending and returning method of the conventional vehicle shared use system shown in FIG.
[0017]
FIG. 2 is a diagram for explaining a method for setting the vehicle inspection mode and the vehicle ID setting mode by the inspection connector 16. Normally, all the terminals a, b, e (vehicle body ground) of the inspection connector 16 are released, and when the CPU 11a of the vehicle controller 11 detects the open state of the connector 16 through the input unit 11b at the time of activation, Perform vehicle control.
[0018]
When the terminal a or the terminal b of the connector 16 is connected to the vehicle body ground terminal e, the vehicle controller 11 sets the vehicle inspection mode or the vehicle ID setting mode. When the terminal a is connected to the vehicle body ground terminal e, the vehicle inspection mode is set, and the vehicle can be diagnosed by the vehicle diagnostic tool 18 or the like.
[0019]
Further, when the terminal b is connected to the vehicle body ground terminal e, the vehicle ID setting mode is set, and the CPU 11a of the vehicle controller 11 executes a control program to be described later to store the vehicle ID in the nonvolatile memory 10 and the vehicle ID. Set.
[0020]
FIG. 3 is a flowchart showing the setting process of the vehicle ID setting mode and the storage process of the vehicle ID. The operation of the first embodiment will be described with reference to this flowchart. The CPU 11a of the vehicle controller 11 starts executing this processing program when a vehicle key switch (not shown) is set to the ON position. In step 1, it is confirmed whether or not the short bar is connected to the inspection connector 16 and is in the on state. If the short bar is not connected and the off state is in the off state, the process proceeds to step 2 and normal vehicle control is executed.
[0021]
If a short bar is connected to the inspection connector 16, the process proceeds to step 3 to determine whether the terminals ae are connected (ON) or the terminals be are connected (ON), that is, the vehicle inspection mode. Or whether vehicle ID setting mode is requested. If the terminal a is in the on state when the vehicle controller 11 is activated, the process proceeds to step 20 to set the vehicle inspection mode. Since this vehicle inspection mode is not directly related to the present invention, a detailed description thereof will be omitted.
[0022]
If the terminal b is in the on state when the vehicle controller 11 is activated, the process proceeds to step 4 to set the vehicle ID setting mode. Next, in step 5, it is confirmed whether or not the charging paddle 8 is connected to the charging port 7 of the vehicle 6 by the switch 17, and if the charging paddle 8 is connected to the charging port 7, the process proceeds to step 6 and is connected. If not, go to Step 10. If the charging paddle 8 is not connected to the charging port 7, it is checked in step 10 whether or not the vehicle key switch is turned off and the system is stopped. When the system is stopped, the process is terminated.
[0023]
On the other hand, if the charging paddle 8 is connected to the charging port 7, the vehicle ID is calculated in step 6. In the nonvolatile memory 10 of the vehicle controller 11, a map of the vehicle ID with respect to the number of times the charging paddle 8 is turned on (connected) as shown in FIG. The operator obtains the vehicle ID to be set from the operation management system 1 and inserts / removes the charging paddle 8 to / from the charging port 7 (ON / OFF) as many times as the ON number corresponding to the vehicle ID. In step 7, the charging paddle connection detection switch 17 detects the number of times the charging paddle 8 is turned on, and determines the vehicle ID corresponding to the number of times of turning on.
[0024]
In step 8, the vehicle ID is updated to the newly determined ID, and in step 9, the vehicle ID is stored in the nonvolatile memory 10. Thereafter, in step 10, it is confirmed whether or not the key switch of the vehicle is turned off and the system is stopped. When the system is stopped, the process is terminated.
[0025]
Thus, according to the first embodiment described above, a map of the vehicle ID with respect to the number of times the charging paddle 8 is turned on (inserted / removed) is stored in the nonvolatile memory 10 of the vehicle controller 11. The connection detection switch 17 counts the number of times the charging paddle 8 is turned on (inserted / removed), and the vehicle ID corresponding to the number of times turned on (inserted / removed) is determined from the map and stored in the nonvolatile memory 10. The vehicle ID can be reliably set or changed by a simple method without installing any special device or member, and the management and operation of the vehicle in the vehicle shared use system becomes easy.
[0026]
In addition, according to the first embodiment described above, since a dedicated tool and skill are not required when setting or changing the vehicle ID, the above-described response to the service factory in charge of vehicle inspection and maintenance and the backup system are described above. Can solve the problem. Thereby, it is possible to impress the ease of management and operation after introduction of the system according to the present invention for the vehicle shared use system operator, and the introduction of the vehicle shared use system can be promoted.
[0027]
When the vehicle diagnosis tool 18 is connected to the vehicle controller 11 when setting the vehicle ID, and the vehicle ID that is switched every time the charging paddle 8 is turned on (inserted / removed) is displayed on the monitor 18a in real time, the operator is charged. There is no need to determine the vehicle ID while counting the number of times the paddle 8 is turned on. When the vehicle ID to be set is displayed on the monitor 18a, the insertion and removal of the charging paddle 8 can be terminated, and the vehicle ID to be set is surely set. Can be memorized.
[0028]
In the above-described first embodiment, an example in which the vehicle ID setting mode is set by turning on / off the terminal of the inspection connector 16 has been described. However, the setting method of the vehicle ID setting mode is the same as that of the above-described embodiment. The present invention is not limited to this method, and the vehicle ID setting mode may be set when any one of the operation members of the vehicle is operated a predetermined number of times in a predetermined procedure, such as a method of setting the key switch of the vehicle on and off a predetermined number of times. Good.
[0029]
<< Modification of the First Embodiment of the Invention >>
In the first embodiment described above, an ID map for the number of insertions / removals of the charging paddle 8 to / from the charging port 7 of the vehicle is stored in advance, and the number of insertions / removals is counted to correspond to the number of insertions / removals from the ID map. In the example, the ID is read and set as the vehicle ID. When the charging paddle 8 is inserted into the charging port 7 of the vehicle, a plurality of IDs stored in advance are sequentially displayed for each preset time, When the charging paddle 8 is pulled out from the charging port 7 of the vehicle, a modification in which the ID displayed at that time is set as the vehicle ID will be described.
[0030]
In this modification, when the charging paddle 8 is inserted into the charging port 7 of the vehicle, the elapsed time is measured by a timer TID (not shown) in the vehicle controller 11 and every preset time (in this example, 5 sec). The counter C (not shown) in the vehicle controller 11 is counted up. The nonvolatile memory 10 of the vehicle controller 11 stores an ID map for the count value of the counter C in advance, and when the vehicle ID setting mode is set, the ID corresponding to the count value is stored in the vehicle diagnosis tool 18. Displayed on the monitor 18a. Then, an ID corresponding to the count value when the charging paddle 8 is extracted from the charging port 7, that is, an ID displayed on the monitor 18a is set as the vehicle ID.
[0031]
FIG. 7 is a flowchart illustrating a vehicle ID setting storage process according to a modification. The operation of the modification of the first embodiment will be described with reference to this flowchart. Note that steps that perform the same processing as the processing shown in FIG. 3 are given the same step numbers, and differences will be mainly described.
[0032]
When the vehicle ID setting mode is set and the charging paddle 8 is inserted into the charging port 7 of the vehicle, the process proceeds to step 11. In step 11, first, an ID corresponding to the counter value C = 1 is read from the map of the nonvolatile memory 10 and displayed on the monitor 18 a of the vehicle diagnostic tool 18. In the following step 12, the timer TID is started. In step 13, it is confirmed whether or not the charging paddle 8 is inserted into the charging port 7 of the vehicle by the connection detection switch 17 of the charging paddle 8 and remains connected (ON). When the charging paddle 8 is connected, the process proceeds to step 14 and it is confirmed whether or not the time measured by the timer TID is equal to or longer than a preset time (5 sec in this example). If the measured time is less than 5 seconds, the process returns to step 12 and continues counting as described above.
[0033]
On the other hand, when the measured time is 5 seconds or more, the process proceeds to step 15 to reset the timer TID. Further, at step 16, the counter C is incremented. In step 17, the ID corresponding to the current count value n of the counter C is read from the ID map of the nonvolatile memory 10 and displayed on the monitor 18a. In other words, the series of IDs stored in the nonvolatile memory 10 is changed every predetermined time of 5 seconds and displayed on the monitor 18a by the processing in steps 12 to 17.
[0034]
When it is detected in step 13 that the charging paddle 8 is pulled out from the charging port 7 of the vehicle by the switch 17, the process proceeds to step 18. In step 18, it is determined that the operator has selected the ID currently displayed on the monitor 18a as the vehicle ID, and the ID corresponding to the current count value of the counter C is set as the vehicle ID. In the subsequent step 19, the set vehicle ID is stored in the nonvolatile memory 10.
[0035]
As described above, when the charging paddle 8 is inserted into the charging port 7 of the vehicle, a plurality of IDs stored in advance are sequentially displayed for each preset time, and the charging paddle 8 is pulled out from the charging port 7 of the vehicle. Since the ID displayed at that time is set as the vehicle ID, the vehicle ID can be reliably set or changed by a simple method without newly installing special equipment or members. In addition, the management and operation of the vehicle in the vehicle shared use system is facilitated, and the number of insertions / removals of the charging paddle 8 to / from the charging port 7 of the vehicle is the minimum necessary regardless of the number of vehicle IDs (1 in this modification). And the troublesomeness of inserting and removing the charging paddle 8 many times is eliminated, and the operability is improved. In addition, since the number of insertions / removals of the charging paddle 8 is minimized, the life of the charging paddle connection detection switch 17 is extended, and the reliability of the apparatus can be improved.
[0036]
<< Second Embodiment of the Invention >>
In the above-described first embodiment and its modification example, the vehicle ID is set according to the number of insertions / removals of the charging paddle 8 to / from the charging port 7 or the insertion time. However, the charging paddle 8 is inserted into the charging port 7. A second embodiment in which the vehicle ID is set for each digit according to time will be described.
[0037]
The configuration of the second embodiment is the same as that shown in FIGS. 1 and 2 of the first embodiment described above, and illustration and description thereof are omitted.
[0038]
8 to 10 are flowcharts showing the vehicle ID setting storing process. The operation of the second embodiment will be described with reference to these flowcharts. Here, a case where the already set 4-digit ID “3857” is changed to “2416” will be described as an example. In this embodiment, for convenience, a thousand digit of a four-digit ID is IDa, a hundred digit is IDb, a tens digit is IDc, and a one digit is IDd.
[0039]
The CPU 11a of the vehicle controller 11 starts executing this processing program when a vehicle key switch (not shown) is set to the ON position. In step 1, it is confirmed whether or not the short bar is connected to the inspection connector 16 and is in the on state. If the short bar is not connected and the off state is in the off state, the process proceeds to step 2 and normal vehicle control is executed. If a short bar is connected to the inspection connector 16, the process proceeds to step 3 to determine whether the terminals ae are connected (ON) or the terminals be are connected (ON), that is, the vehicle inspection mode. Or whether vehicle ID setting mode is requested. If the terminal a is in the on state when the vehicle controller 11 is activated, the process proceeds to step 20 to set the vehicle inspection mode. Since this vehicle inspection mode is not directly related to the present invention, a detailed description thereof will be omitted.
[0040]
If the terminal b is in the on state when the vehicle controller 11 is activated, the process proceeds to step 4 to set the vehicle ID setting mode. When the ID setting mode is set, first, in step 31, it is confirmed whether or not the charging paddle 8 is inserted into the charging port 7 and connected (ON) depending on whether the charging paddle connection detection switch 17 is on or off. If the charging paddle 8 is connected to the charging port 7, the process proceeds to step 32, and if not, the process proceeds to step 51. When the charging paddle 8 is removed from the charging port 7 and is not connected (OFF), it is checked in step 51 whether the key switch of the vehicle is turned off and the system is stopped. When the system is stopped, the process proceeds to step 57 where the current IDa to IDd are stored in the nonvolatile memory 10 and the process is terminated.
[0041]
When the charging paddle 8 is connected to the charging port 7, all IDa to IDd “3875” currently set in step 32 are cleared and set to IDa to IDd “0000”. In subsequent Steps 33 to 34, when the charging paddle 8 is once removed from the charging port 7 and inserted again, the process proceeds to Step 35 to shift to the IDa setting mode. Here, the numerical value setting subroutine shown in FIG. 10 is executed, and an arbitrary numerical value, “2” in this example, is set in the thousands digit IDa of the ID. If the charging paddle 8 is not reinserted into the charging port 7 in step 34, the process proceeds to step 52, and it is confirmed whether the system is stopped by turning off the key switch of the vehicle. When the system is stopped, the process proceeds to step 57 where the current IDa to IDd are stored in the nonvolatile memory 10 and the process is terminated.
[0042]
In step 61 of FIG. 10, first, a timer TID built in the vehicle controller 11 is started. In the next step 62, it is confirmed whether or not the charging paddle 8 is connected to the charging port 7 by the switch 17. If the charging paddle 8 is still connected, the process proceeds to step 63 to continue the IDa setting process, and the charging paddle 8 is removed from the charging port. Then, the IDa setting process is terminated and the process returns to the program of FIG. In step 63, it is confirmed whether or not the time TID of the timer TID is a preset time, in this example, 5 sec or more. If it is less than 5 seconds, the process returns to step 62, and if 5 sec or more, the process proceeds to step 64.
[0043]
In step 64, the timer TID is reset, and in step 65, IDa is incremented. This subroutine is a common subroutine for setting numerical values for all digits of a 4-digit ID, and the numerical values for each digit are expressed as IDi (i = a, b, c, d). Further, the IDi value is always displayed on the vehicle diagnostic tool 18 during execution of this ID numerical value setting subroutine, and the operator can set an arbitrary value while viewing this display. In step 66, it is confirmed whether or not IDa is 10 or more. When 10 or more, the process proceeds to step 67 and IDa is reset to 0. Thereafter, the process returns to step 62 and the above-described processing is repeated.
[0044]
That is, when this numerical value setting subroutine is executed, the thousandth value IDa of the ID is incremented every preset time (in this example, 5 sec), so that the operator can set a desired numerical value (2 in this example) to the vehicle diagnostic tool 18. ) Is displayed, the value can be set to IDa by pulling out the charging paddle 8 from the charging port 7. When the desired value is displayed on the vehicle diagnostic tool 18, when the charging paddle 8 is pulled out, execution of the numerical value setting subroutine is completed, and the process returns to step 36 in FIG. In step 36 after the return, the timer TID is stopped and reset, and in step 37, IDa is updated to a desired value (2 in this example).
[0045]
Next, in step 38, it is confirmed whether or not the charging paddle 8 has been reinserted into the charging port 7 by the switch 17. If not, the process proceeds to step 53, and whether or not the vehicle key switch is turned off and the system is stopped. Confirm. When the system is stopped, the process proceeds to step 57 where the current IDa to IDd are stored in the nonvolatile memory 10 and the process is terminated. On the other hand, if the charging paddle 8 has been reinserted, the process proceeds to step 39 to shift to the IDb setting mode. Here, similarly to IDa, the numerical value setting subroutine shown in FIG. 10 is executed to set an arbitrary numerical value, “4” in this example, to the hundred digit IDb of the ID.
[0046]
In the IDb setting mode, as in the IDa numerical setting described above, the ID hundred digit IDb is incremented every preset time (5 sec in this example). When the desired numerical value (4 in this example) is displayed, the value can be set to IDb by withdrawing the charging paddle 8 from the charging port 7. When the desired value is displayed on the vehicle diagnostic tool 18, when the charging paddle 8 is pulled out, the execution of the numerical value setting subroutine is completed, and the process returns to step 40 in FIG. In step 40 after the return, the timer TID is stopped and reset. In subsequent step 41, IDb is updated to a desired value (4 in this example).
[0047]
Next, in step 42, it is confirmed whether or not the charging paddle 8 is reinserted into the charging port 7 by the switch 17. If not, the process proceeds to step 54, and whether or not the vehicle key switch is turned off and the system is stopped. Confirm. When the system is stopped, the process proceeds to step 57 where the current IDa to IDd are stored in the nonvolatile memory 10 and the process is terminated. On the other hand, if the charging paddle 8 is reinserted, the process proceeds to step 43 to shift to the IDc setting mode. Here, similarly to IDa and IDb, the numerical value setting subroutine shown in FIG. 10 is executed to set an arbitrary numerical value, “1” in this example, to the ten digit IDc of the ID.
[0048]
In the IDc setting mode, similarly to the above-described numerical setting of IDa and IDb, the tenth digit value IDc of the ID is incremented every preset time (in this example, 5 seconds). When the desired numerical value (1 in this example) is displayed at 18, the value can be set to IDc by withdrawing the charging paddle 8 from the charging port 7. When the desired value is displayed on the vehicle diagnostic tool 18, when the charging paddle 8 is pulled out, execution of the numerical value setting subroutine is completed, and the process returns to step 44 in FIG. In step 44 after the return, the timer TID is stopped and reset, and in step 45, IDc is updated to a desired value (1 in this example).
[0049]
In step 46, it is confirmed whether or not the charging paddle 8 has been reinserted into the charging port 7 by the switch 17. If not, the process proceeds to step 55 to confirm whether or not the vehicle key switch is turned off and the system is stopped. . When the system is stopped, the process proceeds to step 57 where the current IDa to IDd are stored in the nonvolatile memory 10 and the process is terminated. On the other hand, if the charging paddle 8 is reinserted, the process proceeds to step 47 to shift to the IDd setting mode. Here, similarly to IDa, IDb, and IDc, the numerical value setting subroutine shown in FIG. 10 is executed to set an arbitrary numerical value, “6” in this example, to one digit IDd of the ID.
[0050]
In the setting mode of IDd, the value IDd of one digit of ID is incremented every preset time (5 sec in this example) as in the numerical value setting of IDa, IDb, and IDc described above. When the desired numerical value (6 in this example) is displayed on the diagnostic tool 18, the value can be set to IDd by pulling out the charging paddle 8 from the charging port 7. When the desired value is displayed on the vehicle diagnostic tool 18, when the charging paddle 8 is pulled out, execution of the numerical value setting subroutine is completed, and the process returns to step 48 in FIG. In step 48 after the return, the timer ID is stopped and reset. In subsequent step 49, IDd is updated to a desired value (6 in this example).
[0051]
With the above process, the 4-digit vehicle ID value can be updated. In the next step 50, it is confirmed whether or not the charging paddle 8 has been reinserted into the charging port 7 by the switch 17, and if reinserted, the process returns to step 35, and the above-described numerical value setting process is repeated from IDa. If the charging paddle 8 is not reinserted, the process proceeds to step 56 to check whether the key switch of the vehicle is turned off and the system is stopped. When the system is stopped, the process proceeds to step 57 where the updated IDa to IDd (2416 in this example) are stored in the nonvolatile memory 10 and the process is terminated.
[0052]
After the ID setting, when the operator removes the short bar of the inspection connector 16 and releases the terminal be-e, the vehicle ID setting mode is canceled and the normal vehicle control mode is restored.
[0053]
As described above, when the vehicle ID setting mode is set and the charging paddle 8 is inserted into the charging port 7 of the vehicle, the numerical value of the selected digit is switched and displayed every preset time, and the charging port of the vehicle is displayed. When the charging paddle 8 is pulled out from 7, the numerical value displayed at that time is set as the vehicle ID of the selected digit, so that in addition to the effects of the first embodiment and the modification described above Since the vehicle ID can be set for each digit, when the setting is wrong, only the wrong digit can be corrected and the operability can be improved.
[0054]
In addition, although the example which sets a numerical value for every digit of vehicle ID was shown in 2nd Embodiment mentioned above, vehicle ID is not limited to a numerical value, Characters, such as an alphabet and a kana, may be sufficient. Further, the number of digits of the vehicle ID is not limited to four digits.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a configuration of an embodiment.
FIG. 2 is a diagram for explaining a setting method of a vehicle inspection mode and a vehicle ID setting mode by an inspection connector.
FIG. 3 is a flowchart showing a setting process of a vehicle ID setting mode and a storage process of a vehicle ID according to the first embodiment.
FIG. 4 is a diagram showing an outline of a conventional vehicle shared use system.
FIG. 5 is a diagram showing a flow of a vehicle ID at the time of vehicle rental and return.
FIG. 6 is a diagram showing a configuration for setting a vehicle ID using a dedicated tool.
FIG. 7 is a flowchart showing a setting process of a vehicle ID setting mode and a storage process of the vehicle ID according to a modification of the first embodiment.
FIG. 8 is a flowchart illustrating a vehicle ID setting storage process according to the second embodiment.
FIG. 9 is a flowchart illustrating a vehicle ID setting storage process according to the second embodiment following FIG. 8;
FIG. 10 is a flowchart showing a numerical value setting subroutine.
[Explanation of symbols]
1 Operation management system
2 reservation lending system
3 IC card
4 members
5 Charger
6 Vehicle
7 Charging port
8 Charging paddle
9 IC cart reader
10 Nonvolatile memory
11 Vehicle controller
11a CPU
11b Input section
16 Inspection connector
17 Charging paddle connection detection switch
18 Vehicle diagnostic tool
18a monitor

Claims (8)

車両ID設定モードを設定するモード設定手段と、
車両の充電ポートへの充電パドルの挿入を検出する挿入検出手段と、
前記挿入検出手段の挿入検出により充電ポートへの充電パドルの挿脱回数をカウントするカウント手段と、
挿脱回数に対する車両IDのマップを記憶する記憶手段と、
前記モード設定手段により車両ID設定モードが設定されると前記カウント手段により挿脱回数を計数し、前記車両IDマップから計数結果の挿脱回数に対応する車両IDを読み出し、車両IDとして設定する制御手段とを備えることを特徴とする車両共同利用システムの車両管理装置。
Mode setting means for setting a vehicle ID setting mode;
An insertion detecting means for detecting insertion of a charging paddle into the charging port of the vehicle;
Counting means for counting the number of times the charging paddle is inserted into and removed from the charging port by insertion detection of the insertion detecting means,
Storage means for storing a map of the vehicle ID with respect to the number of insertions and removals;
When vehicle ID setting mode is set by the mode setting means, the counting means counts the number of insertions / removals, reads the vehicle ID corresponding to the number of insertions / removals from the vehicle ID map, and sets the vehicle ID as a vehicle ID A vehicle management apparatus for a vehicle shared use system.
請求項1に記載の車両共同利用システムの車両管理装置において、
車両ID設定モード時に前記挿脱回数が変わるたびに挿脱回数に対応する車両IDを表示する表示手段を備えることを特徴とする車両共同利用システムの車両管理装置。
In the vehicle management apparatus of the vehicle shared use system according to claim 1,
A vehicle management apparatus for a vehicle shared use system, comprising display means for displaying a vehicle ID corresponding to the number of insertions / removals each time the number of insertions / removals is changed in a vehicle ID setting mode.
車両ID設定モードが設定されると、車両の充電ポートへの充電パドルの挿入を検出してその挿脱回数を計数し、予め記憶された挿脱回数に対する車両IDのマップから計数結果の挿脱回数に対応する車両IDを読み出し、車両IDとして設定することを特徴とする車両共同利用システムの車両管理方法。When the vehicle ID setting mode is set, the insertion of the charging paddle into the charging port of the vehicle is detected, the number of insertions / removals is counted, and the counting result is inserted / removed from the vehicle ID map for the number of insertions / removals stored in advance. A vehicle management method for a vehicle shared use system, wherein a vehicle ID corresponding to the number of times is read and set as a vehicle ID. 請求項3に記載の車両共同利用システムの車両管理方法において、
車両ID設定モード時に前記挿脱回数が変わるたびに挿脱回数に対応する車両IDを表示することを特徴とする車両共同利用システムの車両管理方法。
In the vehicle management method of the vehicle shared use system according to claim 3,
A vehicle management method for a vehicle shared use system, wherein a vehicle ID corresponding to the number of insertions / removals is displayed each time the number of insertions / removals is changed in a vehicle ID setting mode.
車両ID設定モードを設定するモード設定手段と、
車両の充電ポートへの充電パドルの挿入を検出する挿入検出手段と、
複数のIDを記憶する記憶手段と、
車両ID設定モードが設定され、且つ車両の充電ポートへ充電パドルが挿入されると、前記記憶手段に記憶されているIDを予め設定した時間ごとに順次表示する表示手段と、
車両ID設定モードが設定されているときに、車両の充電ポートから充電パドルが引き抜かれると、そのときに前記表示手段に表示されているIDを車両IDとして設定する制御手段とを備えることを特徴とする車両共同利用システムの車両管理装置。
Mode setting means for setting a vehicle ID setting mode;
An insertion detecting means for detecting insertion of a charging paddle into the charging port of the vehicle;
Storage means for storing a plurality of IDs;
When vehicle ID setting mode is set and a charging paddle is inserted into the charging port of the vehicle, display means for sequentially displaying IDs stored in the storage means for each preset time;
Control means for setting the ID displayed on the display means as the vehicle ID when the charging paddle is pulled out from the charging port of the vehicle when the vehicle ID setting mode is set. The vehicle management device of the vehicle shared use system.
車両ID設定モードが設定され、且つ車両の充電ポートへ充電パドルが挿入されると、予め記憶されているIDを予め設定した時間ごとに順次表示し、車両の充電ポートから充電パドルが引き抜かれると、そのときに表示されているIDを車両IDとして設定することを特徴とする車両共同利用システムの車両管理方法。When the vehicle ID setting mode is set and the charging paddle is inserted into the charging port of the vehicle, the ID stored in advance is sequentially displayed every preset time, and the charging paddle is pulled out from the charging port of the vehicle. And the vehicle management method of the vehicle shared use system characterized by setting ID currently displayed as vehicle ID. 車両ID設定モードを設定するモード設定手段と、
車両の充電ポートへの充電パドルの挿入を検出する挿入検出手段と、
車両ID設定モードが設定されているときに、車両の充電ポートへの充電パドルの挿脱により車両IDの設定桁を選択する桁選択手段と、
車両ID設定モードが設定され、且つ車両の充電ポートへ充電パドルが挿入されると、前記桁選択手段により選択された桁の数値または文字を予め設定した時間ごとに切り換えて表示する表示手段と、
車両ID設定モードが設定されているときに、車両の充電ポートから充電パドルが引き抜かれると、そのときに前記表示手段に表示されている数値または文字を前記桁選択手段により選択された桁の車両IDとして設定する制御手段とを備えることを特徴とする車両共同利用システムの車両管理装置。
Mode setting means for setting a vehicle ID setting mode;
An insertion detecting means for detecting insertion of a charging paddle into the charging port of the vehicle;
Digit selection means for selecting a setting digit of the vehicle ID by inserting / removing the charging paddle to / from the charging port of the vehicle when the vehicle ID setting mode is set;
When vehicle ID setting mode is set and a charging paddle is inserted into the charging port of the vehicle, display means for switching and displaying the numerical value or character of the digit selected by the digit selecting means for each preset time;
If the charging paddle is pulled out from the charging port of the vehicle when the vehicle ID setting mode is set, the vehicle of the digit selected by the digit selecting unit at the numerical value or the character displayed on the display unit at that time A vehicle management apparatus for a vehicle shared use system, comprising: a control unit configured to set as an ID.
車両ID設定モードが設定され、且つ車両の充電ポートへ充電パドルが挿入されると、選択された桁の数値または文字を予め設定した時間ごとに切り換えて表示し、車両の充電ポートから充電パドルが引き抜かれると、そのときに表示されている数値または文字を選択された桁の車両IDとして設定することを特徴とする車両共同利用システムの車両管理方法。When the vehicle ID setting mode is set and the charging paddle is inserted into the charging port of the vehicle, the numerical value or character of the selected digit is switched and displayed every preset time, and the charging paddle is A vehicle management method for a vehicle shared use system, which, when pulled out, sets a numerical value or a character displayed at that time as a vehicle ID of a selected digit.
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