JP3691358B2 - Wavefront calculation method on hologram surface - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光情報再生装置などで用いられ、大容量のデジタルデータを記録したり或いは、ホログラム情報を記録する光情報記録媒体及びこの記録媒体が有するホログラムを作成するためのホログラム面上の波面計算方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、シングルモード平面導波路内に微小な凹凸を形成し、その微小凹凸によって導波光を回折させて任意の波面を導波路外に取り出す技術を導波路ホログラフィーと呼び、目的の波面を作るように形成された該導波路平面内の微小な凹凸の集合を導波路ホログラムと呼ぶ。ホログラフィーを体積ホログラフィーと薄膜ホログラフィーに分類すると、導波路ホログラフィーは薄膜ホログラフィーに分類される。
【0003】
一般に薄膜ホログラフィーは体積ホログラフィーより記録容量が小さいものの、導波路ホログラムが作り込まれた導波路を積層化した積層導波路ホログラフィーは、薄膜ホログラフィーでありながら三次元領域を記録領域として使用できることから、大容量の光メモリ(特願平11−036540)や、立体動画表示パネル(特願平11−269788)としての応用が可能である。
【0004】
しかし、大容量光メモリとしての応用を考えた場合、二次元光受光器のサイズに伴う困難が存在する。現在、最も普及している二次元光受光器はCCD(電荷結合素子)パネルであるが、そのピクセルピッチは小さくても3μmピッチ程度であり、従って、ピクセル密度は68 Mpixel/inch2程度である。
【0005】
一方、ホログラムが持つ情報量は、使用光の波長(λ)の逆二乗程度、即ち、波長680nmにて1/λ2=1.4 Gbit/inch2程度あり、CCDパネルのピクセル密度と大きな開きがある。従って、ホログラムとCCDを1対1対応させると、情報量が大幅に低下してしまうことになる。そこで、ホログラムの持つ情報量を低下させることなくCCDパネルで再生するために、様々な方法が考案されている。単純に回折光が面積的に広がりながらCCDパネル上で結像する方法(特願2000−019109)や、分散開口マスクを用いる方法(特願2000−019108)等がそれである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、どの方法を採用するにせよ、CCDパネル上の1輝点を作り出すホログラム上の光波面の広がり、即ち単位光波分布が、ホログラムのサイズに近く、且つ、ホログラムサイズがCCDパネルサイズより十分大きくない以上、ホログラム面内での並進対称性は満たされず、単位光波分布の平行移動と重ね合わせだけでは、CCDパネル上の輝点すべてを再現することはできない。
【0007】
そこで、ホログラム内に収まり切らない単位光波は、ホログラム内に収まる部分のみを残し、CCD上の輝点強度が等しくなるように重み付けをした後、重ね合わされていた。この点について、図5を用いて以下説明する。
【0008】
CCD面(1−6)上の輝点(1−1)をホログラム面(1−7)上で作り出す単位光波分布(1−2)を平行移動し、重ね合わせることでホログラム面上の波面を作り出す。しかし、ホログラムが形成されている領域(1−3)は有限な広がりを持つから、ホログラム中心の直上から離れた輝点(1−5)に対しては、それを作り出す単位光波分布(1−4)が、ホログラム領域(1−3)に収まり切らない。
【0009】
この様な場合に、不完全な単位光波面に対して重み付けを行っていたのである。しかし、この様な方法では、ホログラム境界で光波面の急激な変化がおこり、その急激な変化に起因するフレネル回折の影響で、CCD面上でノイズが発生することになる。
【0010】
また、ホログラムを描画する際の描画サンプリング空間周波数を無限に高くすることはできないから、そのサンプリング空間周波数に対応した回折が存在しうるが、その余分な回折を避けるためには、単位光波面分布の広がりはできるだけ小さい方がよい。しかし、単位光波面の空間広がりを小さくすると、ホログラムサイズより大きい像を結像させることは不可能となる。これは、CCDのピクセル密度以上に記憶密度を上げられないことを意味しており、きわめて不都合な問題である。
【0011】
なお、ホログラム面上の波面を求めるために単位光波分布の平行移動と重ね合わせという作業を行っていたのは、計算機上でホログラム上の光波面分布を求める場合について、計算時間を短縮するためであって、光学的に波面を求める方法(特願平11−130628)を用いる場合には、ここで挙げた問題は発生しない。但し、光学的波面決定法は、CCDやホログラムサイズ、焦点距雛に関して、一度大きさを決定すると変更ができず、大量生産には向いているが、少量多品種生産には不向きであって、色々な焦点距離や画像サイズが混在するような系では、計算機による光波面決定が有効である。
【0012】
本発明は、上述の如き従来の課題を解決するためになされたもので、その目的は、計算機を用いることで波面決定の柔軟性を保ちつつ、ホログラムより再生像サイズの方が大きい場合でも、ノイズ発生の小さなホログラムを作製して、ノイズが小さく大容量の光情報記録媒体を製造することができるホログラム面上の波面計算方法及びこの計算方法を用いて作成された光情報記録媒体を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明の特徴は、二次元受光器上の画像を重複することなく複数の閉領域Aαβに分割するステップと、前記閉領域Aαβの1輝点を作り出すホログラム面上の光波面の広がりである単位光波面分布Gαβを算出するステップと、前記単位光波面分布Gαβを用いて平行移動と重ね合わせで前記ホログラム面上の光波面分布E(x,y)を算出するステップとを具備することにある。
【0014】
請求項2の発明の特徴は、前記各閉領域Aαβを一辺Dの正方形とし、ホログラム描画領域を一辺Hの正方形とし、σをアポダイズ半径とすると、D+2√2σ≦Hを満足するよう二次元受光器上の画像を重複することなく複数の閉領域に分割することにある。
【0015】
請求項3の発明の特徴は、前記単位光波面分布Gαβを用いてホログラム面上の光波面分布E(x,y)を求める際に、フーリエ変換を用いた高速演算を組み合わせることにある。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明のホログラム面上の波面計算方法の一実施形態を説明するための図である。2−1は受光器平面に投影したホログラム、2−2は二次元光受光器上に投影された画像、2−3は閉領域、2−4はホログラムの中心を示しており、図1(a)は上面図を、図1(b)は側面図を示している。
【0020】
次に本実施形態の動作について説明する。二次元光受光器上に結像されるべき画像を図1に示されるように複数の領域に分割する。図1(a)は、二次元光受光器上の画像(2−2)とホログラム(2−1)を受光器平面に投影したもので、図1(b)は、横から見た図である。各閉領域をAαβ,{0≦α<3:0≦β<3}と名付ける。各閉領域の単位光の面分布は、三角形(2−3)で示される閑領域の中心へ、ホログラムの中心(2−4)を重心とする単位光波面分布からそれぞれ、実線、点線、波線で示されるように集光(2−5)するものとして作られる。例えば、ホログラムの中心を原点とし、Aαβの中心座標を、(xαβ,yαβ,f)(ここで、fは焦点距離、即ちホログラムと結像面との距離である)とすると、閉領域Aαβに対応する単位光波面分布Gαβ(x,y)は、ホログラム面上の座標を(x,y,0)として、
【0021】
【数1】
【0022】
で与えるのが一例である。ここで、σをアポダイジング半径と呼ぶ。また、この単位光波面分布を用いて平行移動と重ね合わせでホログラム面上の光波面分布(E(x,y))を求めるとは、各閉領域の中心座標(x αβ ,y αβ ,f)を原点とした閉領域A αβ 内の輝点位置を、閉領域毎に(x ij ,y ij ,0)で表し、各輝点の輝度をS αβij として、
【0023】
【数2】
【0024】
なる計算を行うことを意味する。ここで、Θαβ ijは任意の実数で、乱数であってもよい。各輝点の位相は自由に選択できることを意味している。
【0025】
さて、図1では、縦3分割×横3分割で、互いに重なることなく、9つの閉領域に分割しているが、閉領域数は9箇所に限られるわけではない。任意の(i,j)の組に対し、(x−x ij ,y−y ij )がホログラム描画領域外にある時、
【0026】
【数3】
【0027】
が満たされればよいのであるから、exp(−2)=0.135<<1を認めれば、ホログラム描画領域を一辺Hの正方形、各閉領域を一辺Dの正方形として、
【0028】
【数4】
【0029】
であればよいことになる。例えば、再生像サイズが一辺7mmの正方形でアポダイズ半径σを0.4mmとすると、ホログラム描画領域が一辺3mmの正方形であった場合、D<1.869であるから、4×4以上の分割をする必要があることがわかる。必要以上に分割数を増やす必要もないので、この場合は4×4で16個の閉領域で計算するのが望ましいことがわかる。
【0030】
図2は上記したホログラム面上の波面計算方法の算出手順を示したフローチャートである。ステップ201にて、2次元光器上に結合される画像を複数の閉領域Aαβに分割し、ステップ202にて、前記閉領域Aαβに対応する単位光波面分布Gαβ(x,y)を求める。次にステップ203にて、単位光波面分布Gαβ(x,y)を用いて平行移動と重ね合わせでホログラム面上の光波面分布(E(x,y))を求める。
【0031】
さて、数式2の計算にあたっては、ホログラム面上の各点に関して、必ずしも数式2の通りに和を実行する必要はない。以下、フーリエ変換を用いた高速演算を組み合わせる方法について説明する。
【0032】
まず、M×N個の輝点からなる矩形の再生像分布Spq,{但し、p,qはそれぞれ、0〜M−1、0〜N−1の整数}をm×n個の閉領域に分割する。また、Spqを各閉領域ごとに指標付けしたSαβ ij形の表記では、添え字はそれぞれ、0≦α<m、0≦β<n、0≦i<M/ m、0≦j<N/ nを満足する整数であり、p=Mα/ m+i、且つ、q=Nβ/ n+jの時、Spq=sαβ ijである。
【0033】
次に、√Spqに任意の位相exp(iθpq)を乗じたもの(√Spqexp(iθpq))を計算し、これをΨα qとする。また、m×n種類のM行N列の行列αβΘをのp行q列成分{αβΘ}pqを次に様に定義する。第(p,q)ピクセルが第(α,β)閉領域に属するとき、{αβΘ}pq=Ψpqとし、第(p,q)ピクセルが第(α,β)閉領域に属さないとき{αβΘ}pq=0とする。
【0034】
次に、αβΘの二次元フーリエ変換を求め、
【数5】
とする。また、第(α,β)閉領域・単位光波面分布Gαβ(x,y)をホログラム描画領域でM×N個サンプリングし、M行N列の行列αβGとしたものの二次元フーリエ変換
【数6】
を求める。次に、M行N列マトリックス
【数7】
を、
【0035】
【数8】
【0036】
とし、
【数9】
の二次元逆フーリエ変換が、求めるホログラム上の光波面分布Eとなる。この様な計算手法を用いる場合、フーリエ変換を高速に行うため、MおよびNは2のべき乗であることが望ましい。
【0037】
【実施例1】
再生したい画像を、2048×2048ピクセルから成り、ピクセルピッチが3.5μmとなる様につくる。画像の大きさは、7.168mm×7.168mmの正方形である。再生したい画像の各ピクセルの明るさの平方根を求め、さらに、各ピクセルにランダムな位相を付与しておく。次に、1ピクセルをさらに7×7分割し、この49ピクセルに元のピクセルの成分を付与する。全体のマトリックスサイズは14336×14336となる。閉領域は64(=8×8)個、ホログラムサイズは1.792mm×1.792mmの正方形、ホログラムとCCDとの距離、即ち焦点距離は4mm、アポダイジング半径は0.3mmとする。この場合、D= 0.896mm,σ=0.3mm,H=1.792mmとなる。この条件は、数式4を満足している。
【0038】
計算の手順及びホログラムの製造方法は、図3のフローチャートに示す如くである。ステップ301で、数式1に従って、64種類の単位光波面分布(Gαβ)を計算する。次にステップ302で、数式2に従って、E(x,y)を求める。
【0039】
この際、x,yのサンプリング周期は、ともに0.5μm(=3.5μm/7)であり、θαβ ijは、0〜2πの乱数である。最後に、ステップ303で、E(x,y)を実現する凹凸を導波路面に加工する。この加工工程は従来技術を用いる。
【0040】
【実施例2】
再生したい画像を、1024×1024ピクセルから成り、ピクセルピッチが6.7μmとなる様につくる。画像の大きさは、6.86mm×6.86mmの正方形である。各ピクセル成分の平方根を求め、さらに、各ピクセルにランダムな位相を付与しておく。次に、1ピクセルをさらに4×4分割し、この16ピクセルに元のピクセルの成分を付与する。全体のマトリックスサイズは4096×4096となる。閉領域は64(=8×8)個、ホログラムサイズは1.715mm×1.715mmの正方形、ホログラムとCCDとの距離、即ち焦点距離は4mm、アポダイジング半径は0.3mmとする。この条件は、数式4を満足している。
【0041】
計算の手順及びホログラムの製造方法は、図4のフローチャートに示す如くである。ステップ401で、数式1に従って64種類の単位光波面分布を計算し、ステップ402でそのフーリエ変換を計算する。ステップ403で、64種類のαβΘとそのフーリエ変換
【数10】
を求める。ステップ404で、
【数11】
を数式5に従って求める。ステップ405で、
【数12】
のフーリエ逆変換Eを求める。ステップ405で、Eを実現する凹凸を導波路面に加工する。この加工工程は従来技術を用いる。
【0042】
本実施形態によれば、再生する像を複数の領域に分割し、各領域に対応したそれそれ異なる単位光波分布を用いて、ホログラム面上の光波面分布を求めることにより、波面決定の柔軟性を保ちつつ、ホログラムより再生像サイズの方が大きい場合でも、ノイズ発生の小さなホログラムを作製でき、これにより、ノイズが小さく大容量の光情報記録媒体を製造することができる。
【0043】
尚、本発明は上記実施形態に限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲において、具体的な構成、機能、作用、効果において、他の種々の形態によっても実施することができる。
【0044】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、計算機を用いることで波面決定の柔軟性を保ちつつ、ホログラムより再生像サイズの方が大きい場合でも、ノイズ発生の小さなホログラムを作製することができ、結果として、ノイズが小さく大容量の光情報記録媒体を供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のホログラム面上の波面計算方法の一実施形態を説明するための図である。
【図2】 本発明のホログラム面上の波面計算方法の算出手順を示したフローチャートである。
【図3】 本発明のホログラム面上の波面計算方法の手順及びホログラムの製造方法の第1の実施例を示したフローチャートである。
【図4】 本発明のホログラム面上の波面計算方法の手順及びホログラムの製造方法の第2の実施例を示したフローチャートである。
【図5】 従来の計算機によるホログラム面上の波面決定法を説明する図である。
【符号の説明】
2−1 ホログラム描画領域
2−2 再生像領域
2−3 各閉領域の中心位置を示すマーカー
2−4 ホログラム描画領域の中心を示すマーカー
2−5 異なる閉領域に対応する単位光波面分布から各閉領域の中心に輝点が集光される様子を示す線[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is used in an optical information reproducing apparatus or the like, and records a large amount of digital data, or records an optical information recording medium for recording hologram information, and a wavefront on a hologram surface for creating a hologram included in the recording medium Regarding the calculation method.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a technique that forms minute irregularities in a single-mode planar waveguide, diffracts the guided light by the minute irregularities, and takes out an arbitrary wavefront out of the waveguide is called waveguide holography. A group of minute irregularities formed in the plane of the waveguide is called a waveguide hologram. When holography is classified into volume holography and thin film holography, waveguide holography is classified as thin film holography.
[0003]
Although thin film holography generally has a smaller recording capacity than volume holography, laminated waveguide holography, in which waveguides with waveguide holograms are laminated, can be used as a recording area, although it is a thin film holography. The present invention can be applied as a capacity optical memory (Japanese Patent Application No. 11-036540) and a stereoscopic video display panel (Japanese Patent Application No. 11-269788).
[0004]
However, when considering application as a large-capacity optical memory, there are difficulties associated with the size of the two-dimensional optical receiver. At present, the most popular two-dimensional optical receiver is a CCD (Charge Coupled Device) panel, but its pixel pitch is at least about 3 μm, and therefore the pixel density is about 68 Mpixel / inch 2. .
[0005]
On the other hand, the amount of information possessed by the hologram is about the inverse square of the wavelength (λ) of the light used, that is, about 1 / λ 2 = 1.4 Gbit / inch 2 at a wavelength of 680 nm, and the pixel density of the CCD panel is large. There is. Therefore, if the hologram and the CCD are in a one-to-one correspondence, the amount of information is greatly reduced. Therefore, various methods have been devised in order to reproduce the information on the CCD panel without reducing the information amount of the hologram. For example, a method of forming an image on a CCD panel while the diffracted light spreads in an area (Japanese Patent Application No. 2000-019109), a method using a dispersion aperture mask (Japanese Patent Application No. 2000-019108), and the like.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, regardless of which method is used, the spread of the light wave front on the hologram that creates one bright spot on the CCD panel, that is, the unit light wave distribution is close to the size of the hologram, and the hologram size is sufficiently larger than the CCD panel size. As long as there is not, the translational symmetry in the hologram plane is not satisfied, and it is not possible to reproduce all the bright spots on the CCD panel only by translating and superimposing the unit light wave distribution.
[0007]
Therefore, unit light waves that do not fit in the hologram are overlapped after weighting so that the bright spot intensity on the CCD becomes equal, leaving only the part that fits in the hologram. This point will be described below with reference to FIG.
[0008]
The wavefront on the hologram surface is obtained by translating and superimposing the unit light wave distribution (1-2) that creates the bright spot (1-1) on the CCD surface (1-6) on the hologram surface (1-7). produce. However, since the region (1-3) in which the hologram is formed has a finite extent, for the bright spot (1-5) far from the top of the hologram center, the unit light wave distribution (1- 4) does not fit in the hologram area (1-3).
[0009]
In such a case, the incomplete unit light wavefront is weighted. However, in such a method, an abrupt change of the light wavefront occurs at the hologram boundary, and noise is generated on the CCD surface due to the influence of Fresnel diffraction caused by the abrupt change.
[0010]
In addition, since the drawing sampling spatial frequency when drawing a hologram cannot be increased infinitely, there may be diffraction corresponding to the sampling spatial frequency, but in order to avoid the extra diffraction, the unit light wavefront distribution The extent of the spread should be as small as possible. However, if the spatial spread of the unit light wavefront is reduced, it is impossible to form an image larger than the hologram size. This means that the storage density cannot be increased beyond the pixel density of the CCD, which is a very inconvenient problem.
[0011]
In addition, in order to reduce the calculation time when calculating the light wavefront distribution on the hologram on the computer, the work of translating and superimposing the unit lightwave distribution was performed to obtain the wavefront on the hologram surface. In the case of using a method for optically obtaining a wavefront (Japanese Patent Application No. 11-130628), the problems mentioned here do not occur. However, the optical wavefront determination method cannot be changed once the size is determined with respect to the CCD, hologram size and focal length, and is suitable for mass production, but unsuitable for small-quantity multi-product production, In a system in which various focal lengths and image sizes are mixed, light wavefront determination by a computer is effective.
[0012]
The present invention was made to solve the conventional problems as described above, and its purpose is to maintain the flexibility of wavefront determination by using a computer, even when the reproduced image size is larger than the hologram, A method for calculating a wavefront on a hologram surface capable of producing a hologram with small noise generation and producing an optical information recording medium with low noise and a large capacity, and an optical information recording medium created by using this calculation method are provided. That is.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a feature of the invention of
[0014]
The feature of the invention of
[0015]
A feature of the invention of
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a diagram for explaining an embodiment of a wavefront calculation method on a hologram surface according to the present invention. 2-1 is a hologram projected on the light receiver plane, 2-2 is an image projected on the two-dimensional light receiver, 2-3 is a closed region, 2-4 is the center of the hologram, and FIG. a) is a top view, and FIG. 1 (b) is a side view.
[0020]
Next, the operation of this embodiment will be described. An image to be imaged on the two-dimensional optical receiver is divided into a plurality of regions as shown in FIG. FIG. 1A shows an image (2-2) and a hologram (2-1) on a two-dimensional optical receiver projected onto the receiver plane, and FIG. 1B is a side view. is there. Each closed region is named A αβ , {0 ≦ α <3: 0 ≦ β <3}. The surface distribution of the unit light in each closed region is represented by a solid line, a dotted line, and a wavy line from the unit light wavefront distribution with the center (2-4) of the hologram as the center of gravity to the center of the quiet area indicated by the triangle (2-3). It is made as a thing which condenses (2-5) as shown by this. For example, if the center of the hologram is the origin and the center coordinates of A αβ are (x αβ , y αβ , f) (where f is the focal length, that is, the distance between the hologram and the imaging plane), The unit light wavefront distribution G αβ (x, y) corresponding to the region A αβ has the coordinates on the hologram surface as (x, y, 0),
[0021]
[Expression 1]
[0022]
Is an example. Here, σ is called an apodizing radius. The light wavefront distribution (E (x, y)) on the hologram surface is obtained by translation and superposition using this unit light wavefront distribution. The central coordinates (x αβ , y αβ , f of each closed region are obtained. ) As the origin , the bright spot position in the closed area A αβ is represented by (x ij , y ij , 0) for each closed area, and the brightness of each bright spot is S αβij .
[0023]
[Expression 2]
[0024]
Means to perform the calculation. Here, Θαβ ij is an arbitrary real number and may be a random number. This means that the phase of each bright spot can be freely selected.
[0025]
Now, in FIG. 1, it is divided into 9 closed areas without overlapping each other in 3 vertical parts × 3 horizontal parts, but the number of closed areas is not limited to nine. For any set of (i, j), when (xx ij , yy ij ) is outside the hologram drawing area,
[0026]
[Equation 3]
[0027]
Therefore, if exp (−2) = 0.135 << 1 is recognized, the hologram drawing area is a square with one side H, and each closed area is a square with one side D.
[0028]
[Expression 4]
[0029]
If it is good. For example, if the reconstructed image size is a square with a side of 7 mm and the apodization radius σ is 0.4 mm, then if the hologram drawing area is a square with a side of 3 mm, D <1.869. I know you need to do that. Since it is not necessary to increase the number of divisions more than necessary, it can be seen that in this case, it is desirable to calculate with 4 × 4 and 16 closed regions.
[0030]
FIG. 2 is a flowchart showing the calculation procedure of the wavefront calculation method on the hologram surface described above. In
[0031]
Now, in the calculation of
[0032]
First, a rectangular reproduction image distribution S pq , consisting of M × N bright spots, where p and q are integers of 0 to M−1 and 0 to N−1, respectively, and m × n closed regions. Divide into In the S αβ ij notation in which S pq is indexed for each closed region, the subscripts are 0 ≦ α <m, 0 ≦ β <n, 0 ≦ i <M / m, and 0 ≦ j <, respectively. It is an integer that satisfies N / n, and when p = Mα / m + i and q = Nβ / n + j, S pq = s αβ ij .
[0033]
Next, calculate the arbitrary phase exp in √S pq (iθ pq) multiplied by (√S pq exp (iθ pq) ), which is referred to as [psi alpha q. Further, the p × q component { αβΘ } pq of the m × n M × N matrix αβΘ is defined as follows. When the (p, q) pixel belongs to the (α, β) closed region, { αβ Θ} pq = Ψ pq, and the (p, q) pixel does not belong to the (α, β) closed region { Αβ Θ} pq = 0.
[0034]
Next, find the two-dimensional Fourier transform of αβ Θ,
[Equation 5]
And Further, a two-dimensional Fourier transform of the (α, β) closed region / unit light wavefront distribution G αβ (x, y) sampled in the hologram drawing region into a matrix αβ G of M rows and N columns Equation 6]
Ask for. Next, M-row N-column matrix
The
[0035]
[Equation 8]
[0036]
age,
[Equation 9]
Is the optical wavefront distribution E on the hologram to be obtained. When such a calculation method is used, it is desirable that M and N are powers of 2 in order to perform Fourier transform at high speed.
[0037]
[Example 1]
An image to be reproduced is made up of 2048 × 2048 pixels, and the pixel pitch is 3.5 μm. The size of the image is a square of 7.168 mm × 7.168 mm. The square root of the brightness of each pixel of the image to be reproduced is obtained, and a random phase is given to each pixel. Next, 1 pixel is further divided by 7 × 7, and the original pixel component is assigned to the 49 pixels. The overall matrix size is 14336 × 14336. The number of closed regions is 64 (= 8 × 8), the hologram size is 1.792 mm × 1.792 mm square, the distance between the hologram and the CCD, that is, the focal length is 4 mm, and the apodizing radius is 0.3 mm. In this case, D = 0.896 mm, σ = 0.3 mm, and H = 1.792 mm. This condition satisfies Expression 4.
[0038]
The calculation procedure and the hologram manufacturing method are as shown in the flowchart of FIG. In
[0039]
At this time, the sampling periods of x and y are both 0.5 μm (= 3.5 μm / 7), and θ αβ ij is a random number from 0 to 2π. Finally, in
[0040]
[Example 2]
The image to be reproduced is made up of 1024 × 1024 pixels and the pixel pitch is 6.7 μm. The size of the image is a square of 6.86 mm × 6.86 mm. The square root of each pixel component is obtained, and a random phase is given to each pixel. Next, 1 pixel is further divided into 4 × 4, and the original pixel components are given to the 16 pixels. The overall matrix size is 4096 × 4096. The number of closed regions is 64 (= 8 × 8), the hologram size is 1.715 mm × 1.715 mm square, the distance between the hologram and the CCD, that is, the focal length is 4 mm, and the apodizing radius is 0.3 mm. This condition satisfies Expression 4.
[0041]
The calculation procedure and the hologram manufacturing method are as shown in the flowchart of FIG. In
Ask for. In
[Expression 11]
Is obtained according to Equation 5. In
[Expression 12]
The inverse Fourier transform E is obtained. In
[0042]
According to this embodiment, the image to be reproduced is divided into a plurality of areas, and the wavefront distribution on the hologram surface is obtained by using different unit lightwave distributions corresponding to the respective areas. Even when the reproduced image size is larger than that of the hologram, it is possible to produce a hologram with less noise generation, thereby producing an optical information recording medium with low noise and a large capacity.
[0043]
In addition, this invention is not limited to the said embodiment, In the range which does not deviate from the summary, it can implement also with another various form in a concrete structure, a function, an effect | action, and an effect.
[0044]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the present invention, it is possible to produce a hologram with less noise generation even when the reproduced image size is larger than the hologram while maintaining the flexibility of wavefront determination by using a computer. As a result, it is possible to provide an optical information recording medium with low noise and a large capacity.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram for explaining an embodiment of a wavefront calculation method on a hologram surface according to the present invention.
FIG. 2 is a flowchart showing a calculation procedure of a wavefront calculation method on a hologram surface according to the present invention.
FIG. 3 is a flowchart showing a procedure of a wavefront calculation method on a hologram surface and a hologram manufacturing method according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a flowchart showing a procedure of a wavefront calculation method on a hologram surface and a hologram manufacturing method according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a diagram for explaining a wavefront determination method on a hologram surface by a conventional computer.
[Explanation of symbols]
2-1 Hologram drawing area 2-2 Reconstructed image area 2-3 Marker indicating the center position of each closed area 2-4 Marker indicating the center of the hologram drawing area 2-5 From the unit light wavefront distribution corresponding to different closed areas A line showing how the bright spot is focused at the center of the closed region
Claims (3)
前記閉領域Aαβの1輝点を作り出すホログラム面上の光波面の広がりである単位光波面分布Gαβを算出するステップと、
前記単位光波面分布Gαβを用いて平行移動と重ね合わせで前記ホログラム面上の光波面分布E(x,y)を算出するステップと、
を具備することを特徴とするホログラム面上の波面計算方法。Dividing the image on the two-dimensional receiver into a plurality of closed regions A αβ without overlapping;
Calculating a unit light wavefront distribution G αβ that is a spread of the light wavefront on the hologram surface that creates one bright spot of the closed region A αβ ;
Calculating a light wavefront distribution E (x, y) on the hologram surface by translation and superposition using the unit light wavefront distribution G αβ ;
A wavefront calculation method on a hologram surface, comprising:
D+2√2σ≦Hを満足するよう二次元受光器上の画像を重複することなく複数の閉領域に分割することを特徴とする請求項1記載のホログラム面上の波面計算方法。Each closed region A αβ is a square with a side D, a hologram drawing region is a square with a side H, and σ is an apodized radius.
2. The wavefront calculation method on a hologram surface according to claim 1, wherein the image on the two-dimensional light receiver is divided into a plurality of closed regions without overlapping so as to satisfy D + 2√2σ ≦ H.
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