JP3689859B2 - Ferrule for optical connector - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、光ファイバを内装固定して光コネクタ本体を構成するためのプラスチック製の光コネクタ用フェルールに関し、特に、ピン嵌合位置合わせ方式のいわゆるMT光コネクタ用の光コネクタフェルールに関する。
【0002】
【従来の技術】
多心光ファイバを一括接続する光コネクタとして、MT光コネクタと称されているピン嵌合位置合わせ方式の光コネクタ(JIS C 5981のF12形多心光ファイバコネクタに相当するもの)がある。従来例を示す図6、図7のように、この種のMT光コネクタに用いるフェルール1は、内部に光ファイバ心線挿入開口部2、光ファイバ挿入穴3、ガイドピン穴4、接着剤注入窓5を備えた幅広の角形をなすとともに、コネクタ接続端面6と反対側(図6で右方)に同じく角形の鍔部7を持つ構造のプラスチック成形品である。前記光ファイバ挿入穴3には被覆を除去した光ファイバ(裸ファイバ)が挿入され接着剤で固定される。8は挿入した多心光ファイバを保護するためのゴムブーツである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のフェルール1の樹脂成形は一般にトランスファー成形や射出成形で行われ、その成形金型はフェルールの外形を形成する上下の金型および中空部を形成する中型からなるが、成形時に金型から取り出した成形品(フェルール)には、図7に示すように、上下金型のパーティングライン10がバリとして発生する。なお、パーティングラインはフェルール1の全周に発生するが、図7では側面のみを示した。
【0004】
ところで、このフェルール1を用いたMT光コネクタをハウジング内に収容して構成したプラグ(光コネクタ)をアダプタを介在させてコネクタ接続するプラグ−アダプタ−プラグ結合方式の光コネクタ(JIS C 5982のF13形多心光ファイバコネクタに相当するもの)は、いわゆるMPO光コネクタとして知られている。前記フェルール1をこのMPO光コネクタに用いる場合、フェルール1はハウジングの中空部に嵌合するので、高い寸法精度が要求され、したがって、前述のパーティングラインによるバリは除去する必要がある。このため例えばナイロンビーズ等によるショットブラストを施して、周囲のバリを除去しているが、フェルール本体(フェルール1の鍔部7を除いた部分を指す)9と鍔部7との境界のコーナーにあるバリは、これを確実に除去することが困難であり、図6(イ)のD部(または図7のD部)を拡大した図8に示すようにしばしば残ってしまう。残ったバリを10'で示す。製品検査でバリ10'が見つかった製品は、先端の尖った金属棒や楊子等による手作業でバリ10'を除去していたが、この手作業によるバリの除去はきわめて煩雑であった。
【0005】
本発明は上記従来の欠点を解消するためになされたもので、樹脂成形時に発生したパーティングラインのバリをショットブラスト等の簡単な処理で除去するだけで、その後に手作業のバリ除去を必要としないプラスチック製の光コネクタ用フェルールを提供することを目的とする。
【0006】
上記課題を解決する本発明は、内部に光ファイバ心線挿入開口部、複数の光ファイバ挿入穴、ガイドピン穴を備えた幅広の角形をなすとともに、コネクタ接続端面と反対側に同じく角形の鍔部を持つプラスチック製の光コネクタ用フェルールであって、
フェルール本体の、樹脂成形時にパーティングラインが発生する両側面の前記鍔部に隣接する部分に、フェルール厚み方向に突き抜ける溝状の凹所を形成したことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1〜図5を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態の光コネクタ用フェルール11を示すもので、(イ)は平面図、(ロ)は側面図、(ハ)は(イ)のA−A断面図、図3は光コネクタ用フェルール11の斜視図である。これらの図に示すように、この光コネクタ用フェルール(以下、単にフェルールという)11は、内部に光ファイバ心線挿入開口部2、光ファイバ挿入穴3、ガイドピン穴4、接着剤注入窓5を備えた幅広の角形をなすとともに、コネクタ接続端面6と反対側(図1で右方)に同じく角形の鍔部7を持つ構造であり、例えばエポキシ樹脂等によるトランスファー成形、PPS(ポリフェニレンスルファイド)やLCP(液晶ポリマー)等による射出成形等で成形される。前記光ファイバ挿入穴3には被覆を除去した光ファイバ(裸ファイバ)が挿入され接着剤で固定される。8は挿入した光ファイバを保護するためのゴムブーツである。
【0009】
本発明では、フェルール本体9の外周面(図示例では両側面)の鍔部7に隣接する部分に例えば矩形溝等の、フェルール厚み方向(図1(ロ)で上下方向)に突き抜ける凹所12を形成する。実施形態のフェルール11の寸法は例えば、フェルール本体9部分が幅4.4mm×奥行6mm×高さ2.5mm、鍔部7が幅5mm×奥行2mm×高さ3mmであり、前記凹所12は例えば幅Wが0.3mm、深さhが0.2mm等の寸法としている。
【0010】
図4に上記のフェルール11を成形する金型20の一例を示す。図4において、21は上型、22は下型、23は中型である。図示例では、下型22は固定、上型21は昇降可能である。中型23は下型22に嵌合する高さ位置で矢印の水平方向にスライド可能である。中型23はフェルール11の光ファイバ心線挿入開口部2を形成する部分23a、光ファイバ挿入穴3を形成するピン23b、ガイドピン穴4を形成するピン23c等を一体に持つ。上型21および下型22は、中型23との間にキャビティを形成する凹部21a、22aを持つ。そして、この凹部21a、22aには、フェルール本体部9の両側面9aの鍔部7に隣接する部分に対応して、上下に伸びる突条21b、22b(上型21側の突条21bは図に表れない(符号21bも表示せず))を形成している。22cは下型22の凹部22aにおける、鍔部7に対応する部分である。
なお、図4の金型20で成形した成形品を上下反転すると、図3に示した状態となる。また、下型22の凹部22aには図には表れていないが、接着剤注入窓5を形成するための突部が形成されている。
また、下型22には、光ファイバ挿入穴用のピン23bの先端部が嵌入されてこれを支持する穴22d、ガイドピン用のピン23cの先端部が嵌入されてこれを支持する穴22eが形成されている。
【0011】
上記の金型20に溶融樹脂を注入し、硬化後、上型21を開き、中型23を後退させて、成形品を取り出す。取り出した成形品には、図3に示すような上下の金型21、22のパーティングライン10が発生している。なお、パーティングラインはフェルール11の全周に発生するが、図3では側面のみを示した。
このパーティングライン10すなわちバリは除去する必要があるので、例えばナイロンビーズ等によるショットブラストを施して、周囲のバリを除去する。この場合、フェルール本体9の側面9aや鍔部7の側面7aのバリはほぼ確実に除去できるが、フェルール本体9と鍔部7との境界にある凹所12内のバリは、確実に除去することが困難であり、図1(イ)のB部(または図3のB部)を拡大した図2に示すように残ってしまう。残ったバリを10”で示す。しかし、このバリ10”は、凹所12内に収まって、フェルール本体9の側面9aより外側に突出せず、肩部7bは平滑面となるので、このフェルール11をMPO光コネクタのハウジングに嵌合させた時に支障とならない。したがって、従来のように、先端の尖った金属棒や楊子等でバリを除去する手作業は確実に不要となる。
【0012】
図5(イ)〜(ヘ)に前記凹所12の変形例を示す。
(イ)の凹所12は、図1〜図3の矩形溝状の凹所12における溝縁の凸角部(フェルール本体9の側面9aのエッジ部)および溝底の2箇所の凹角部のいずれにもR(アール)をつけたものである。
(ロ)の凹所12は、図1〜図3の矩形溝状の凹所12における溝縁の凸角部と溝底の溝縁側の凹角部とにR(アール)をつけたものである。
(ハ)の凹所12は、図1〜図3の矩形溝状の凹所12における溝縁の凸角部のみにR(アール)をつけたものである。
(ニ)の凹所12は、図1〜図3の矩形溝状の凹所12における溝底の溝縁側の凹角部のみにR(アール)をつけたものである。
(ホ)の凹所12は、鍔部7側に深くなる片側傾斜のV形溝としたものである。
(ヘ)の凹所12は、(ホ)の片側傾斜のV形の凹所12における鋭角底を平坦底とした台形溝である。
なお、上記の各実施形態では凹所をフェルール本体9の両側面に形成したが、これに限らず、上下面に、あるいは全周に、あるいは所々に形成してもよい。
【0013】
なお、図4では1個取りの金型として示したが、通常は、多数個取りの金型を用いる。
また、上述の実施形態は2心用の光コネクタの例であるが、光ファイバの心数は4心、8心等任意であり、必要があれば単心の光コネクタでもよい。
【0014】
【発明の効果】
本発明によれば、フェルール本体の、樹脂成形時にパーティングラインが発生する両側面の鍔部に隣接する部分に、フェルール厚み方向に突き抜ける溝状の凹所を形成したので、樹脂成形時に上下の金型のパーティングラインとして発生するバリは、これを例えばショットブラスト等で除去すると、凹所内に収まる形で若干残るだけとなり、当該フェルールを例えばMPO光コネクタのハウジングに嵌合させる時に障害とはなることはない。したがって、バリ除去の作業はショットブラスト等の簡易な方法だけで済み、その後に手作業のバリ除去が必要となることはなくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の光コネクタ用フェルールを示すもので、(イ)は平面図、(ロ)は側面図、(ハ)は(イ)のA−A断面図である。
【図2】図1(イ)のB部(または図3のB部)の拡大平面図である。
【図3】図1の光コネクタ用フェルールの斜視図である。
【図4】図1〜図3に示した光コネクタ用フェルールを成形する金型の一例を示す分解斜視図である。
【図5】(イ)〜(ヘ)はそれぞれ本発明の光コネクタ用フェルールにおける凹所の種々の変形例を示す図である。
【図6】従来の光コネクタ用フェルールを示すもので、(イ)は平面図、(ロ)は側面図、(ハ)は(イ)のC−C断面図である。
【図7】図6の光コネクタ用フェルールの斜視図である。
【図8】図6のD部(または図7のD部)の拡大平面図である。
【符号の説明】
2 光ファイバ心線挿入開口部
3 光ファイバ挿入穴
4 ガイドピン穴
5 接着剤注入窓
6 コネクタ接続端面
7 鍔部
7a 側面
7b 肩部
9 フェルール本体
9a フェルール本体の側面
11 フェルール(光コネクタ用フェルール)
12 凹所
20 金型
21 上型
22 下型
22b 凹所を形成するための突条
23 中型
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a plastic optical connector ferrule for constructing an optical connector body by fixing an optical fiber internally, and more particularly to an optical connector ferrule for a so-called MT optical connector of a pin fitting alignment method.
[0002]
[Prior art]
As an optical connector for collectively connecting multi-core optical fibers, there is a pin fitting alignment type optical connector called MT optical connector (corresponding to F12 type multi-core optical fiber connector of JIS C 5981). 6 and 7 showing a conventional example, the ferrule 1 used for this type of MT optical connector includes an optical fiber core wire insertion opening 2, an optical fiber insertion hole 3, a guide pin hole 4, and an adhesive injection. This is a plastic molded product having a wide rectangular shape with a window 5 and a structure having a rectangular flange 7 on the side opposite to the connector connection end face 6 (right side in FIG. 6). An optical fiber (bare fiber) from which the coating has been removed is inserted into the optical fiber insertion hole 3 and fixed with an adhesive. Reference numeral 8 denotes a rubber boot for protecting the inserted multi-core optical fiber.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
The resin molding of the ferrule 1 is generally performed by transfer molding or injection molding, and the molding die is composed of upper and lower molds that form the outer shape of the ferrule and a middle mold that forms a hollow portion. In the molded product (ferrule), as shown in FIG. 7, upper and lower mold parting lines 10 are generated as burrs. In addition, although a parting line generate | occur | produces in the perimeter of the ferrule 1, only the side surface was shown in FIG.
[0004]
By the way, a plug-adapter-plug coupling type optical connector (F13 of JIS C 5982) in which a plug (optical connector) configured by housing an MT optical connector using the ferrule 1 in a housing is connected via an adapter. A type multi-fiber optical fiber connector) is known as a so-called MPO optical connector. When the ferrule 1 is used in this MPO optical connector, since the ferrule 1 is fitted into the hollow portion of the housing, high dimensional accuracy is required, and therefore, the burrs due to the above-mentioned parting line must be removed. For this reason, for example, shot blasting using nylon beads or the like is performed to remove the surrounding burrs, but at the corner of the boundary between the ferrule body 9 (referring to the portion excluding the flange portion 7 of the ferrule 1) 9 and the flange portion 7 Certain burrs are difficult to remove reliably, and often remain as shown in FIG. 8 which is an enlarged view of the D portion of FIG. 6 (a) (or the D portion of FIG. 7). The remaining burrs are indicated by 10 '. The product in which the burrs 10 'were found in the product inspection had been removed manually with a metal rod or insulator having a sharp tip, but the removal of burrs by this manual operation was extremely complicated.
[0005]
The present invention has been made to eliminate the above-mentioned conventional drawbacks, and it is necessary to remove burrs in the parting line generated during resin molding by a simple process such as shot blasting, and then manually remove burrs. An object of the present invention is to provide a plastic ferrule for optical connectors.
[0006]
The present invention that solves the above-mentioned problems forms a wide rectangular shape having an optical fiber core wire insertion opening, a plurality of optical fiber insertion holes, and a guide pin hole inside, and also has a rectangular shape on the opposite side to the connector connecting end surface. A plastic optical connector ferrule having a portion,
A groove-like recess that penetrates in the ferrule thickness direction is formed in a portion of the ferrule body adjacent to the flange on both sides where a parting line is generated during resin molding .
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to FIGS. 1A and 1B show an optical connector ferrule 11 according to an embodiment of the present invention. FIG. 1A is a plan view, FIG. 1B is a side view, and FIG. FIG. 3 is a perspective view of an optical connector ferrule 11. As shown in these drawings, this optical connector ferrule (hereinafter simply referred to as a ferrule) 11 includes an optical fiber core wire insertion opening 2, an optical fiber insertion hole 3, a guide pin hole 4, and an adhesive injection window 5. And a structure having a rectangular flange 7 on the side opposite to the connector connection end face 6 (right side in FIG. 1), for example, transfer molding using an epoxy resin or the like, PPS (polyphenylene sulfide) ) Or LCP (liquid crystal polymer) or the like. An optical fiber (bare fiber) from which the coating has been removed is inserted into the optical fiber insertion hole 3 and fixed with an adhesive. Reference numeral 8 denotes a rubber boot for protecting the inserted optical fiber.
[0009]
In the present invention, a recess 12 that penetrates in the ferrule thickness direction (vertical direction in FIG. 1 (B)), such as a rectangular groove, in a portion adjacent to the flange portion 7 on the outer peripheral surface (both side surfaces in the illustrated example) of the ferrule body 9 . Form. The dimensions of the ferrule 11 of the embodiment are, for example, a ferrule body 9 portion having a width of 4.4 mm × depth of 6 mm × height of 2.5 mm, a flange portion 7 having a width of 5 mm × depth of 2 mm × height of 3 mm, and the recess 12 is For example, the width W is 0.3 mm and the depth h is 0.2 mm.
[0010]
FIG. 4 shows an example of a mold 20 for molding the ferrule 11 described above. In FIG. 4, 21 is an upper mold, 22 is a lower mold, and 23 is a middle mold. In the illustrated example, the lower die 22 can be fixed, and the upper die 21 can be raised and lowered. The middle mold 23 is slidable in the horizontal direction of the arrow at a height position where it is fitted to the lower mold 22. The middle mold 23 integrally includes a portion 23a of the ferrule 11 that forms the optical fiber core wire insertion opening 2, a pin 23b that forms the optical fiber insertion hole 3, a pin 23c that forms the guide pin hole 4, and the like. The upper mold 21 and the lower mold 22 have recesses 21 a and 22 a that form cavities with the middle mold 23. And in this recessed part 21a, 22a, it corresponds to the part adjacent to the collar part 7 of the both-sides 9a of the ferrule main-body part 9, and the protrusion 21b, 22b extended vertically (the protrusion 21b on the upper mold | type 21 side is a figure). (Not indicated by reference numeral 21b)). 22 c is a portion corresponding to the flange 7 in the recess 22 a of the lower mold 22.
In addition, if the molded product shape | molded with the metal mold | die 20 of FIG. 4 is turned upside down, it will be in the state shown in FIG. Further, although not shown in the drawing, a protrusion for forming the adhesive injection window 5 is formed in the recess 22a of the lower mold 22.
Further, the lower mold 22 has a hole 22d in which the tip of the optical fiber insertion hole pin 23b is fitted and supported, and a hole 22e in which the tip of the guide pin pin 23c is fitted and supported. Is formed.
[0011]
Molten resin is poured into the mold 20 and after curing, the upper mold 21 is opened, the middle mold 23 is retracted, and the molded product is taken out. Parting lines 10 of the upper and lower molds 21 and 22 as shown in FIG. 3 are generated in the molded product taken out. In addition, although a parting line generate | occur | produces in the perimeter of the ferrule 11, only the side surface was shown in FIG.
Since it is necessary to remove this parting line 10, that is, burrs, for example, shot blasting using nylon beads or the like is performed to remove the surrounding burrs. In this case, the burrs on the side surface 9a of the ferrule body 9 and the side surface 7a of the flange portion 7 can be almost certainly removed, but the burrs in the recess 12 at the boundary between the ferrule body 9 and the flange portion 7 are surely removed. This is difficult, and remains as shown in FIG. 2 in which the portion B in FIG. 1 (a) (or the portion B in FIG. 3) is enlarged. The remaining burr is indicated by 10 ″. However, this burr 10 ″ is accommodated in the recess 12, does not protrude outward from the side surface 9a of the ferrule body 9, and the shoulder portion 7b becomes a smooth surface. When 11 is fitted to the housing of the MPO optical connector, there is no problem. Therefore, as in the prior art, manual operation for removing burrs with a metal rod or insulator with a sharp tip is certainly unnecessary.
[0012]
5 (a) to 5 (f) show modified examples of the recess 12. FIG.
The recesses 12 in (a) are formed by the convex corners of the groove edges (edge portions of the side surface 9a of the ferrule body 9) and the two concave corners at the bottom of the groove in the rectangular groove-shaped recess 12 shown in FIGS. Both are marked with R (R).
The concave portion 12 in (b) is obtained by adding R (R) to the convex corner portion of the groove edge and the concave corner portion on the groove edge side of the groove bottom in the rectangular groove-like concave portion 12 of FIGS. .
The recess 12 in (c) is obtained by adding R (R) only to the convex corner portion of the groove edge in the rectangular groove-shaped recess 12 in FIGS.
The concave portion 12 in (D) is obtained by adding R (R) only to the concave corner portion on the groove edge side of the groove bottom in the rectangular groove-shaped concave portion 12 of FIGS.
The recess 12 in (e) is a V-shaped groove that is inclined on one side and deepens toward the flange 7 side.
The recess 12 in (f) is a trapezoidal groove with an acute bottom in the V-shaped recess 12 inclined on one side in (e) as a flat bottom.
In each of the above-described embodiments, the recesses are formed on both side surfaces of the ferrule body 9. However, the present invention is not limited to this, and the recesses may be formed on the upper and lower surfaces, on the entire circumference, or in places.
[0013]
Although FIG. 4 shows a single die, a multi-cavity die is usually used.
The above-described embodiment is an example of a two-fiber optical connector, but the number of optical fibers may be any number such as four or eight, and a single-fiber optical connector may be used if necessary.
[0014]
【The invention's effect】
According to the present invention, the groove-like recess that penetrates in the ferrule thickness direction is formed in the ferrule body adjacent to the flanges on both side surfaces where the parting line is generated during resin molding. If the burr generated as a parting line of the mold is removed by, for example, shot blasting, it remains only slightly in a shape that fits in the recess, and the obstacle is when the ferrule is fitted to the housing of the MPO optical connector, for example. Never become. Therefore, the deburring operation is only a simple method such as shot blasting, and no manual deburring is required after that.
[Brief description of the drawings]
1A and 1B show a ferrule for an optical connector according to an embodiment of the present invention, in which FIG. 1A is a plan view, FIG. 1B is a side view, and FIG.
2 is an enlarged plan view of a portion B (or portion B in FIG. 3) of FIG.
3 is a perspective view of the optical connector ferrule of FIG. 1. FIG.
4 is an exploded perspective view showing an example of a mold for molding the ferrule for optical connector shown in FIGS. 1 to 3. FIG.
FIGS. 5A to 5F are diagrams showing various modified examples of the recess in the ferrule for optical connector of the present invention.
6A and 6B show a conventional ferrule for an optical connector, in which FIG. 6A is a plan view, FIG. 6B is a side view, and FIG.
7 is a perspective view of the optical connector ferrule of FIG. 6. FIG.
8 is an enlarged plan view of a portion D in FIG. 6 (or a portion D in FIG. 7).
[Explanation of symbols]
2 Optical fiber core wire insertion opening 3 Optical fiber insertion hole 4 Guide pin hole 5 Adhesive injection window 6 Connector connection end face 7 Gutter part 7a Side face 7b Shoulder part 9 Ferrule body 9a Ferrule body side face 11 Ferrule (ferrule for optical connector)
12 recess 20 mold 21 upper mold 22 lower mold 22b ridge 23 for forming recess middle mold

Claims (1)

内部に光ファイバ心線挿入開口部、複数の光ファイバ挿入穴、ガイドピン穴を備えた幅広の角形をなすとともに、コネクタ接続端面と反対側に同じく角形の鍔部を持つプラスチック製の光コネクタ用フェルールであって、
フェルール本体の、樹脂成形時にパーティングラインが発生する両側面の前記鍔部に隣接する部分に、フェルール厚み方向に突き抜ける溝状の凹所を形成したことを特徴とする光コネクタ用フェルール。
For plastic optical connectors that have a wide rectangular shape with an optical fiber core wire insertion opening, multiple optical fiber insertion holes, and guide pin holes inside, and also have a rectangular flange on the side opposite to the connector connection end face A ferrule,
A ferrule for an optical connector, characterized in that a groove-like recess that penetrates in the ferrule thickness direction is formed in a portion of the ferrule body adjacent to the flange on both side surfaces where a parting line is generated during resin molding .
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