JP3689022B2 - Plane handle - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、配電盤や電気機器収納ケース等の扉に取り付けられたロック機構付きの平面ハンドルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の平面ハンドルとしては、図13に示すようなものがある。
【0003】
この平面ハンドル101は、配電盤等の扉150に取り付けられる本体ケース102内に、ハンドル部103を起伏自在に枢支すると共に、該ハンドル部103の下端部に係合してハンドル部103を収納状態に維持する押しボタン105を前記ハンドル部103と隣接して設け、この押しボタン105にダイヤル錠106を組み込んだものである。
【0004】
このダイヤル錠106により、施錠時には押しボタン105の押し込み操作を制限して、ハンドル部103の収納状態を維持し、解錠時には押しボタン105の押し込み操作を許容する。
【0005】
なお、図中の符号107はハンドル部103に係合し、該ハンドル部103の起伏回動に伴って移動する鎖錠板を示し、符号108はハンドル部103の回動操作時(引き起こし状態)にハンドル部103を自動的に引き起こす方向に付勢するためのコイルスプリングを示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記従来の構造によれば、ハンドル部103の下端に隣接して、該ハンドル部を収納状態に維持する押しボタン105を配置してあるため、平面ハンドル101が大きくなってしまうと共に、部品点数が多く、組み付け作業性やコストの面で不利になってしまうという問題があった。
【0007】
しかも、操作部である押しボタン105にダイヤル錠106を設けているため、押しボタン105の操作時(ボタンを押す際)にダイヤル錠106のダイヤル部分に指が接触して、ダイヤル部分を不要に動かしてしまうということも考えられ、操作性の面で不利であるという問題もあった。
【0008】
さらに、ダイヤル錠106を押しボタン部分105に配置したこの従来構造では、ダイヤル錠106の配置スペースが限られてしまうという問題もあった。
【0009】
一般に、保守性の点から解錠番号の組み合わせはなるべく多い方が好ましいが(通常、3桁もしくは4桁が一般的とされる)、ダイヤル錠106を押しボタン105に配置したこの従来構造では、前述のようにダイヤル錠106の配置スペースが限られているので、操作性を考慮してダイヤルの大きさをある程度確保するとダイヤルの個数が限られ(この従来例ではダイヤルは2個)、設定できる解除番号の組み合わせが少なくなってしまう。また、解除番号の組み合わせを考慮してダイヤル数を増やそうとすると、ダイヤルの大きさが小さくなり操作性の面で不利になってしまう。
【0010】
そこで、この発明は、構造が簡単でかつ小型化とダイヤル錠の配置スペースの確保とを両立することのできる平面ハンドルを提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明にあっては、本体ケースに回転可能に設けたハンドル軸に一端側を起伏自在に枢支したハンドル部を備え、該ハンドル部の他端側を本体ケースに係止する構造であって、錠軸と、該錠軸の外周に挿入され錠軸と共に軸方向に移動するスリーブと、該スリーブの外周に挿入されスリーブの軸方向移動を係止,許容するダイヤルとから構成されたダイヤル錠を前記ハンドル部に設け、前記錠軸の端部に本体ケースに係合する係合部を設け、該係合部をハンドル部の前記他端から出入自在に設けることによって、該ハンドル部を本体ケースに係止したことを特徴としている。
【0012】
請求項2の発明にあっては、請求項1に記載の前記錠軸を軸方向に移動させる操作部を前記ハンドル部の表面に突出配置すると共に、前記操作部をハンドル部の枢支軸側端部に配置し、ハンドル部と本体ケースとの係止を解除するアンラッチ操作における該操作部の移動に伴って、アンラッチ状態における操作入力点が前記枢支軸の回転中心よりも前記一端側にオフセットするように設けたことを特徴としている。
【0013】
請求項3の発明にあっては、請求項1または請求項2に記載の前記ダイヤル錠は、前記操作部から離間したハンドル部の他端側に設けられていることを特徴としている。
【0014】
請求項4の発明にあっては、請求項1〜3に記載の前記ハンドル部とハンドル軸とに亘って付勢部材を設けると共に、前記ハンドル部に、該ハンドル部を本体ケースに納めた収納状態と本体ケースから引き起こした引き起こし状態とに応じて、前記ハンドル軸の付勢部材取付用の座面に対向する当接面を連続して設けたことを特徴としている。
【0015】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、錠軸と、該錠軸の外周に挿入され錠軸と共に軸方向に移動するスリーブと、該スリーブの外周に挿入されスリーブの軸方向移動を係止,許容するダイヤルとから構成されたダイヤル錠を前記ハンドル部に設けてあるため、ダイヤル錠の配置スペースを充分に確保することができる。これにより、ダイヤル錠の操作性向上と解錠番号の組み合わせ数の確保とを両立することができる。
【0016】
また、前記錠軸の端部に本体ケースに係合する係合部を設け、該係合部をハンドル部の前記他端から出入自在に設けることによって、該ハンドル部を本体ケースに係止してあるため、従来のように操作部である押しボタン部をハンドル部と別途設定しなくても良いので、平面ハンドルの小型化が図れると共に、部品点数を削減し、組み付け作業性を向上して、コスト的に有利とすることができる。
【0017】
請求項2の発明によれば、請求項1の効果に加えて、前記錠軸を軸方向に移動させる操作部を前記ハンドル部の表面に突出配置すると共に、前記操作部をハンドル部の枢支軸側端部に配置し、ハンドル部と本体ケースとの係止を解除するアンラッチ操作における該操作部の移動に伴って、アンラッチ状態における操作入力点が前記枢支軸の回転中心よりも前記一端側にオフセットするように設けてあるため、ハンドル部のアンラッチ操作と、ハンドル部をの一端側を本体ケース側に押し込んで枢支軸を中心にハンドル部を回転させ引き起こす動作を一連の動作で行うことができ、操作性を向上することができる。
【0018】
請求項3の発明によれば、請求項1または請求項2の効果に加えて、前記ダイヤル錠は、前記操作部から離間したハンドル部の他端側に設けられているため、ハンドル部をアンラッチ操作する際にダイヤル錠に指が接触して、ダイヤル錠を不要に動かしてしまうということを回避することができる。
【0019】
請求項4の発明によれば、請求項1〜3の効果に加えて、前記ハンドル部とハンドル軸とに亘って付勢部材を設けると共に、前記ハンドル部に、該ハンドル部を本体ケースに納めた収納状態と本体ケースから引き起こした引き起こし状態とに応じて、前記ハンドル軸の付勢部材取付用の座面に対向する当接面を連続して設けてあるため、連続して設けたこれら当接面により一つの付勢部材でハンドル部を収納状態と引き起こし状態との両方に付勢することができ、操作性をさらに向上することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に、本発明の一実施形態について説明する。図1及び図2は平面ハンドルの斜視図のハンドル部を本体ケースに収容した状態(収納状態)とハンドル部を本体ケースから引き起こした状態(引き起こし状態)を示しており、以下、図3及び図4は平面ハンドルの収納状態における断面図の係合状態と非係合状態、図5は平面ハンドルの引き起こし状態における断面図、図6は本体ケースの正面図、図7はハンドル軸の裏面図、図8は平面ハンドルの裏面図、図9〜12はダイヤル錠の要部を示す説明図である。
【0021】
符号1は、配電盤等を収納した電気機器収納ケース等の扉に取り付けられる平面ハンドルを示している。符号2は縦長の本体ケースであり、その上下フランジ部2a,2aには平面ハンドル1の本体ケースを前記扉に締結固定するためのボルト孔2b,2bが形成されている。また、この本体ケース2はその前面にハンドル部3を不使用時に収容する収容部4が凹設してある。この収容部4の上方にはハンドル軸5が本体ケース2の正面側から裏面側に貫通して回動可能に設けられている。
【0022】
このハンドル軸5の裏面側端部には図外の鎖錠板がワッシャ,スプリングワッシャ等を介して締結固定されるボルト孔5bが形成されている。一方、ハンドル軸5の正面側端部には、前記ハンドル部3を枢支軸6により起伏自在に軸支している。また、このハンドル軸5の円筒部5a外周にはOリング7が設定され、本体ケース2の内周面2cとハンドル軸5の円筒部5aの外周との隙間をシールすると共に、ハンドル軸5に抜け止め抵抗及び回転抵抗を適度に付与している。
【0023】
前記ハンドル部3は、ハンドル本体3Aとカバー部3Bとから構成されており、これらハンドル本体3A及びカバー部3Bの間にダイヤル錠8を備えている。
【0024】
ダイヤル錠8は、錠軸9と、該錠軸9の外周に挿入され、錠軸9の端部9aと係合して該錠軸9と共に軸方向に移動するスリーブ10〜13と、該スリーブ10〜13の外周に挿入されスリーブ10〜13の軸方向移動を係止,許容するダイヤル14〜17とから構成されており、このダイヤル錠8は、後述する操作部スライダ18Aから離間したハンドル部3の下端部(他端)に設けてある。
【0025】
また、前記錠軸9を軸方向に移動させる操作部18は、前記ハンドル部3のハンドル本体3Aの表面に配置したスライダ18Aと、ハンドル本体3Aとカバー部3Bとの間に配置されスライダ18Aと錠軸9とを連結する連結部材18Bとから構成されており、操作部18の操作入力点Pを前記ハンドル部3の表面に突出配置している。
【0026】
さらに、前記錠軸9の下端部には、本体ケース2に設けた係合孔2dと係合する係合部9aが設けられ、該係合部9aを前記ハンドル部3の下端部(他端)から出入自在に設けることによって、該ハンドル部3を本体ケース2に係止している。
【0027】
符号19はハンドル本体3Aの裏面側に設けた突起3aと連結部材18Bの段差部18bとの間に設けたリターンスプリングであり、該リターンスプリング19によって錠軸9を前記係合部9aが本体ケース2の係合孔2dに向けて付勢している。
【0028】
また、本実施形態では、図1〜5に示すように前記操作部18のスライダ18Aは、ハンドル部3の枢支軸6側端部に配置されると共に、ハンドル部3と本体ケース2との係止を解除するアンラッチ操作(図4)における該スライダ18Aの移動に伴って、アンラッチ状態における操作入力点P’が前記枢支軸6の回転中心よりも上端側(一端側)にオフセットするように設けている。
【0029】
符号20は、前記ハンドル部3とハンドル軸5とに亘って設けられたコイルばね(付勢部材)である。具体的にはハンドル本体3Aの枢支軸6側裏面とハンドル軸5とに亘って設けている。
【0030】
また、前記ハンドル本体3Aの裏面には、ハンドル部3を本体ケース2の収容部4に納めた収納状態と本体ケース2から引き起こした引き起こし状態とに応じて、前記ハンドル軸5の付勢部材取付用の座面5cに対向する当接面21,22を連続して形成してあり、これら座面5cと当接面21,22とにより、ハンドル部3を収納状態と引き起こし状態とのそれぞれの状態に維持するようにしている。
【0031】
符号24は、ハンドル部3の回転方向を規制する規制ピンを示している。この規制ピン24は、ハンドル軸5の円筒部5aの裏面側に設けた孔部26に挿入され、本体ケース2にハンドル軸5を組み付けた状態で、本体ケース2に設けた弧状に設けた長孔25(図6及び図8参照)に填り込んでハンドル部3の回転方向及び回転角を規制している。なお、図7に示すように、前記規制ピン24を挿入する孔部26は、左回動用26aと右回動用26bと二つ形成してあって、平面ハンドル1が取り付けられる電気機器収納ケース等の扉の開く方向によって自由に選択できるようになっている。
【0032】
ここで、ダイヤル錠8の構成に付いて図9〜図12と共に説明する。ダイヤル錠8は、前述したように、錠軸9と、該錠軸9の外周に挿入され、錠軸9の端部9aと係合して該錠軸9と共に軸方向に移動するスリーブ10〜13と、該スリーブ10〜13の外周に挿入されスリーブ10〜13の軸方向移動を係止,許容するダイヤル14〜17とから構成されている。
【0033】
図9に示すように前記スリーブ10〜13には、その周面に一定間隔をおいて長短2種の突子30,31を各々備えている。一方、ダイヤル14〜17は、その内面に前記長突子31に対応して係止凹欠32が形成されている。これらスリーブ10〜13及びダイヤル14〜17を図10に示すように組み立て、ダイヤル14〜17の数字の書かれた外周面を外部に露出させる。
【0034】
前記錠軸9の一端には、スリーブ10を抑える作用をする段差部33を設けて、錠軸9の軸方向移動に伴ってスリーブ10〜13を一体に移動させるようにすると共に、他端には凹部34を設けて、操作部18の連結部材18Bに設けた突起35と係合して、操作部18に入力する操作力によって錠軸9を軸方向に移動するようにしている。
【0035】
図11及び図12は図3のA−A線に沿った断面図で、図11は解錠状態、図12は施錠状態を示している。
【0036】
図11に示すように、解錠状態ではスリーブ10の長突子31とダイヤル17の係止凹欠32とが一致している。これにより、錠軸9及びスリーブ10〜13の軸方向移動を許容し、操作部18を操作することができる。
【0037】
一方、図12は図11から矢印方向にダイヤル17を一目盛り分だけ送った状態を示しており、施錠状態となっている。すなわち、スリーブ10の長突子31とダイヤル17の係止凹欠32の一部がズレているため、錠軸9及びスリーブ10〜13を軸方向に移動しようとすると当該部分が係止し、軸方向移動を規制している。これにより、操作部18の操作を規制することができる。
【0038】
ダイヤル14の解錠コードを変更する場合は、解錠状態において、スライダ18Aを移動操作し、ダイヤル14〜17の係止凹欠32をとスリーブ10〜13の長突子31とを噛み合わせておき、ダイヤル17を回転させて位置を変えればダイヤル17とスリーブ13とが一体に回転するため、露出するダイヤルの数字が変わり、解錠コードを変更することができる。
【0039】
なお、符号37は、ダイヤル17に圧接する板ばねで、ダイヤル17の切り込み36を屈曲した先端部37aで係止し、ダイヤルをクリック状態とする。
【0040】
このように構成された平面ハンドル1は、施錠時は図1及び図3に示すように本体ケース2の前面に設けた収容部4にハンドル部3を収容し、ハンドル部3の下端から突出した係合部9aを本体ケース2の係合孔2dに係止したうえ、ダイヤル錠8により施錠され、スライダ18Aの移動を規制し、ハンドル部3が引き起こせないようになっている。
【0041】
点検時や作業時等には、作業者がダイヤル14〜17を操作してダイヤル錠8を解錠した上で、図3及び図4に示すように、スライダ18Aを移動操作(図では上方)する。このとき、操作入力点Pにかかる力Fは、その分力f1によってスライダ18Aがスライド移動する方向に作用して係合部9aと係合孔2dの係合が解除される。前記係合部9aと係合孔2dの係合が解除されると、今度は操作入力点Pにかかる力Fは、その分力f2によってハンドル部3の上端部(一端)を本体ケース2の収容部4側に押し込むよう作用し、図2及び図5に示すようにハンドル部3を引き起こす。そして、この引き起こされたハンドル部3を回動させてハンドル軸5に取り付けた図外の鎖錠板の鎖錠を解けば、扉を開けることができる。
【0042】
以上の実施形態の構造によれば、ダイヤル錠8を前記ハンドル部3に設けてあるため、ダイヤル錠8の配置スペースを充分に確保することができる。これにより、ダイヤル錠8の操作性向上と解錠番号の組み合わせ数の確保とを両立することができる。
【0043】
また、前記錠軸9を軸方向に移動させる操作部18であるスライダ18Aを前記ハンドル部3の表面に配置すると共に、前記錠軸9の下端部に本体ケース2の係合孔2dに係合する係合部9bを設け、該係合部9bをハンドル部3の下端部(他端)から出入自在に設けることによって、該ハンドル部3を本体ケース2に係止してあるため、従来のように操作部である押しボタン部をハンドル部と別途設定しなくても良いので、平面ハンドル1の小型化が図れると共に、部品点数を削減し、組み付け作業性を向上して、コスト的に有利とすることができる。
【0044】
特にこの実施形態によれば、前記スライダ18A(操作部18)を、ハンドル部3の枢支軸6側端部に配置されると共に、図3及び図4に示すようにハンドル部3と本体ケース2との係止を解除するアンラッチ操作における該スライダ18Aの移動に伴って、アンラッチ状態における操作入力点Pが前記枢支軸6の回転中心よりも上端部(一端側)にオフセットするように設けてあるため、ハンドル部3のアンラッチ操作と、ハンドル部3の上端部を本体ケース側2に押し込んで枢支軸6を中心にハンドル部3を回転させ引き起こす動作を一連の動作で行うことができ、操作性を向上することができる。
【0045】
また、前記ダイヤル錠8は、前記スライダ18Aから離間したハンドル部3の下端部(他端側)に設けられているため、ハンドル部3をアンラッチ操作する際にダイヤル錠8に指が接触して、ダイヤル14〜17を不要に動かして解錠コードが変更されてしまうということを回避することができる。
【0046】
しかも、ダイヤル錠8をハンドル部3の下端部に設けたこの構造では、該ダイヤル錠8によってハンドル部3のカバー部3Bが適度な膨らみを有するため、作業者がハンドル部3をつかんで操作する際のグリップとして機能し、操作感覚を向上することができる。
【0047】
また、前記ハンドル部3とハンドル軸5とに亘って付勢部材としてのコイルばね20を設けると共に、前記ハンドル部3に、該ハンドル部3を本体ケース2に納めた収納状態と本体ケース2から引き起こした引き起こし状態とに応じて、前記ハンドル軸5の付勢部材取付用の座面5cに対向する当接面21,22を連続して設けてあるため、連続して設けたこれら当接面21,22により一つのコイルばね20でハンドル部3を収納状態と引き起こし状態との両方に付勢することができ、従来のコイルスプリング108に比べてハンドル収納方向への操作性をさらに向上することができる。
【0048】
なお、前記実施形態では、ダイヤル錠8のダイヤルを4個設けたものを示したが、これに限るものではなく、解錠番号の組み合わせにより自由に設定できる事は言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハンドル部を本体ケースに収容した状態(収納状態)を示す斜視図。
【図2】ハンドル部を本体ケースから引き起こした状態(引き起こし状態)を示す斜視図。
【図3】ハンドル部を本体ケースに収容した状態(収納状態)を示す断面図。
【図4】図3のアンラッチ状態を示す断面図。
【図5】ハンドル部を本体ケースから引き起こした状態(解錠状態)を示す断面図。
【図6】本体ケースの正面図。
【図7】ハンドル軸の裏面図。
【図8】平面ハンドル(本体ケースにハンドル部を組み付けた状態)の裏面図。
【図9】ダイヤル錠の要部を示す分解斜視図。
【図10】ダイヤル錠の要部を示す斜視図。
【図11】ダイヤル錠の解錠状態を示す図3のA−A線に沿った断面図。
【図12】ダイヤル錠の施錠状態を示す図3のA−A線に沿った断面図。
【図13】従来構造の図3相当の断面図。
【符号の説明】
1 平面ハンドル
2 本体ケース
3 ハンドル部
5 ハンドル軸
6 枢支軸
8 ダイヤル錠
9 錠軸
9a 係合部
10,11,12,13 スリーブ
14,15,16,17 ダイヤル
18 操作部
20 コイルばね(付勢部材)
21,22 当接面
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a flat handle with a lock mechanism attached to a door of a switchboard or an electrical equipment storage case.
[0002]
[Prior art]
A conventional flat handle of this type is shown in FIG.
[0003]
This flat handle 101 pivotally supports the handle 103 in a body case 102 attached to a door 150 such as a switchboard, and engages with the lower end of the handle 103 so that the handle 103 is stored. A push button 105 is provided adjacent to the handle portion 103, and a dial lock 106 is incorporated into the push button 105.
[0004]
The dial lock 106 restricts the push-in operation of the push button 105 at the time of locking, maintains the handle 103 in the retracted state, and allows the push-in operation of the push button 105 at the time of unlocking.
[0005]
Reference numeral 107 in the figure denotes a locking plate that engages with the handle portion 103 and moves as the handle portion 103 is rotated up and down, and reference numeral 108 denotes when the handle portion 103 is rotated (in a raised state). The coil spring for urging | biasing the handle | steering-wheel part 103 in the direction which raises automatically is shown.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, according to the conventional structure, since the push button 105 for maintaining the handle portion in the retracted state is arranged adjacent to the lower end of the handle portion 103, the flat handle 101 becomes large and the parts There was a problem that it was disadvantageous in terms of assembly workability and cost because of the large number of points.
[0007]
In addition, since the dial lock 106 is provided on the push button 105 that is the operation unit, when the push button 105 is operated (when the button is pressed), the finger touches the dial portion of the dial lock 106, and the dial portion is unnecessary. There is also a problem that it is disadvantageous in terms of operability.
[0008]
Further, in this conventional structure in which the dial lock 106 is arranged on the push button portion 105, there is a problem that the arrangement space of the dial lock 106 is limited.
[0009]
In general, from the viewpoint of maintainability, it is preferable to have as many combinations of unlock numbers as possible (usually 3 or 4 digits are generally used), but in this conventional structure in which the dial lock 106 is arranged on the push button 105, As described above, since the arrangement space for the dial lock 106 is limited, the number of dials is limited if the dial size is secured to some extent in consideration of operability (in this conventional example, there are two dials) and can be set. There are fewer combinations of release numbers. Also, if the number of dials is increased in consideration of combinations of release numbers, the size of the dial is reduced, which is disadvantageous in terms of operability.
[0010]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a flat handle that has a simple structure and is capable of achieving both a reduction in size and an arrangement space for a dial lock.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In the first aspect of the present invention, a handle shaft rotatably provided on the main body case is provided with a handle portion pivotally supported at one end side so that the other end side of the handle portion is engaged with the main body case. A lock shaft, a sleeve that is inserted into the outer periphery of the lock shaft and moves in the axial direction together with the lock shaft, and a dial that is inserted into the outer periphery of the sleeve to lock and allow axial movement of the sleeve. A dial lock is provided on the handle portion, an engagement portion that engages with the main body case is provided on an end portion of the lock shaft, and the engagement portion is provided so as to be freely accessible from the other end of the handle portion. It is characterized in that the portion is locked to the main body case.
[0012]
In the invention of claim 2, the operation part for moving the lock shaft according to claim 1 in the axial direction is arranged to protrude on the surface of the handle part, and the operation part is arranged on the pivot shaft side of the handle part. The operation input point in the unlatched state is closer to the one end side than the rotation center of the pivot shaft as the operation portion moves in the unlatching operation that is arranged at the end portion and releases the lock between the handle portion and the main body case. It is characterized by being provided so as to be offset.
[0013]
The invention of claim 3 is characterized in that the dial lock according to claim 1 or 2 is provided on the other end side of the handle portion spaced apart from the operation portion.
[0014]
According to a fourth aspect of the present invention, an urging member is provided across the handle portion and the handle shaft according to the first to third aspects, and the handle portion is stored in a main body case in the handle portion. A contact surface facing the seat surface for attaching the urging member of the handle shaft is continuously provided in accordance with the state and the cause state caused from the main body case.
[0015]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, the lock shaft, the sleeve that is inserted into the outer periphery of the lock shaft and moves in the axial direction together with the lock shaft, and the axial movement of the sleeve that is inserted into the outer periphery of the sleeve are locked and allowed. Since a dial lock composed of a dial is provided in the handle portion, a sufficient space for arranging the dial lock can be secured. Thereby, it is possible to achieve both improvement in operability of the dial lock and securing of the number of combinations of unlock numbers.
[0016]
In addition, an engaging portion that engages with the main body case is provided at an end of the lock shaft, and the engaging portion is provided so as to be freely accessible from the other end of the handle portion, thereby locking the handle portion to the main body case. Therefore, it is not necessary to set the push button part, which is the operation part, separately from the handle part as in the past, so the flat handle can be downsized, the number of parts is reduced, and the assembly workability is improved. Can be advantageous in terms of cost.
[0017]
According to the second aspect of the present invention, in addition to the effect of the first aspect, the operation part for moving the lock shaft in the axial direction is arranged to project on the surface of the handle part, and the operation part is pivotally supported by the handle part. The operation input point in the unlatched state is positioned at the one end from the rotation center of the pivot shaft in accordance with the movement of the operation portion in the unlatching operation which is disposed at the shaft side end portion and releases the lock between the handle portion and the main body case. Since the handle portion is offset so that the handle portion is unlatched and one end side of the handle portion is pushed into the main body case side to cause the handle portion to rotate around the pivot shaft, a series of operations are performed. And operability can be improved.
[0018]
According to the invention of claim 3, in addition to the effect of claim 1 or 2, since the dial lock is provided on the other end side of the handle part spaced apart from the operation part, the handle part is unlatched. It is possible to avoid a finger from touching the dial lock during operation and moving the dial lock unnecessarily.
[0019]
According to the invention of claim 4, in addition to the effects of claims 1 to 3, an urging member is provided across the handle portion and the handle shaft, and the handle portion is accommodated in the main body case in the handle portion. Since the contact surface facing the seat surface for attaching the biasing member of the handle shaft is continuously provided according to the stored state and the raised state caused from the main body case, these contact points provided continuously are provided. The handle portion can be urged to both the retracted state and the raised state by one urging member by the contact surface, and the operability can be further improved.
[0020]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. FIGS. 1 and 2 show a state in which the handle part in the perspective view of the flat handle is accommodated in the main body case (accommodated state) and a state in which the handle part is raised from the main body case (raised state). 4 is an engaged state and a disengaged state of the sectional view in the storage state of the flat handle, FIG. 5 is a sectional view in the raised state of the flat handle, FIG. 6 is a front view of the main body case, FIG. FIG. 8 is a rear view of the flat handle, and FIGS. 9 to 12 are explanatory views showing a main part of the dial lock.
[0021]
Reference numeral 1 denotes a flat handle attached to a door of an electrical equipment storage case that stores a switchboard or the like. Reference numeral 2 denotes a vertically long main body case. Bolt holes 2b and 2b for fastening and fixing the main body case of the flat handle 1 to the door are formed in the upper and lower flange portions 2a and 2a. Further, the main body case 2 has a receiving portion 4 for receiving the handle portion 3 when not in use. A handle shaft 5 is provided above the housing part 4 so as to pass through from the front side to the back side of the main body case 2 and turn.
[0022]
A bolt hole 5b is formed at the end on the back side of the handle shaft 5 for fastening a locking plate (not shown) through a washer, a spring washer and the like. On the other hand, the handle portion 3 is pivotally supported by the pivot shaft 6 at the front side end portion of the handle shaft 5 so as to be raised and lowered. An O-ring 7 is set on the outer periphery of the cylindrical portion 5 a of the handle shaft 5 to seal a gap between the inner peripheral surface 2 c of the main body case 2 and the outer periphery of the cylindrical portion 5 a of the handle shaft 5. Retaining resistance and rotational resistance are moderately imparted.
[0023]
The handle portion 3 includes a handle main body 3A and a cover portion 3B, and a dial lock 8 is provided between the handle main body 3A and the cover portion 3B.
[0024]
The dial lock 8 includes a lock shaft 9, sleeves 10 to 13 which are inserted into the outer periphery of the lock shaft 9, engage with an end portion 9 a of the lock shaft 9, and move in the axial direction together with the lock shaft 9, and the sleeve The dial lock 8 includes a dial 14 to 17 which is inserted into the outer circumferences 10 to 13 and locks and allows the sleeve 10 to 13 to move in the axial direction. 3 is provided at the lower end (the other end).
[0025]
An operation unit 18 for moving the lock shaft 9 in the axial direction includes a slider 18A disposed on the surface of the handle body 3A of the handle unit 3, and a slider 18A disposed between the handle body 3A and the cover unit 3B. The connecting member 18 </ b> B is connected to the lock shaft 9, and the operation input point P of the operating portion 18 is disposed so as to protrude from the surface of the handle portion 3.
[0026]
Furthermore, an engaging portion 9a that engages with an engaging hole 2d provided in the main body case 2 is provided at the lower end portion of the lock shaft 9, and the engaging portion 9a is connected to the lower end portion (the other end of the handle portion 3). The handle portion 3 is locked to the main body case 2 by being provided so as to be freely inserted and removed from the main body case 2.
[0027]
Reference numeral 19 denotes a return spring provided between the protrusion 3a provided on the back side of the handle main body 3A and the stepped portion 18b of the connecting member 18B. The return spring 19 causes the lock shaft 9 to engage the engaging portion 9a with the main body case. 2 is biased toward the engagement hole 2d.
[0028]
In the present embodiment, as shown in FIGS. 1 to 5, the slider 18 </ b> A of the operation portion 18 is disposed at the end of the handle portion 3 on the side of the pivot shaft 6, and between the handle portion 3 and the main body case 2. The operation input point P ′ in the unlatched state is offset to the upper end side (one end side) from the rotation center of the pivot shaft 6 with the movement of the slider 18A in the unlatching operation (FIG. 4) for releasing the lock. Provided.
[0029]
Reference numeral 20 denotes a coil spring (biasing member) provided across the handle portion 3 and the handle shaft 5. Specifically, the handle main body 3 </ b> A is provided across the pivot shaft 6 side rear surface and the handle shaft 5.
[0030]
Further, the handle shaft 5 is attached to the back surface of the handle main body 3A according to the storage state in which the handle portion 3 is housed in the storage portion 4 of the main body case 2 and the raising state caused by the main body case 2. The contact surfaces 21 and 22 facing the seat surface 5c are continuously formed, and the handle portion 3 is in the retracted state and the raised state by the seat surface 5c and the contact surfaces 21 and 22, respectively. I try to keep it in a state.
[0031]
Reference numeral 24 denotes a restriction pin that restricts the rotation direction of the handle portion 3. The restriction pin 24 is inserted into a hole 26 provided on the back side of the cylindrical portion 5 a of the handle shaft 5, and is a length provided in an arc shape provided in the main body case 2 in a state where the handle shaft 5 is assembled to the main body case 2. The rotation direction and the rotation angle of the handle portion 3 are regulated by being inserted into the hole 25 (see FIGS. 6 and 8). As shown in FIG. 7, the hole 26 into which the restriction pin 24 is inserted is formed with a left turning 26a and a right turning 26b, and an electric equipment storage case to which the flat handle 1 is attached. It can be freely selected according to the direction in which the door opens.
[0032]
Here, the configuration of the dial lock 8 will be described with reference to FIGS. As described above, the dial lock 8 is inserted into the outer periphery of the lock shaft 9 and the outer periphery of the lock shaft 9, engages with the end portion 9 a of the lock shaft 9, and moves in the axial direction together with the lock shaft 9. 13 and dials 14 to 17 inserted into the outer periphery of the sleeves 10 to 13 for locking and allowing the axial movement of the sleeves 10 to 13.
[0033]
As shown in FIG. 9, the sleeves 10 to 13 are provided with two kinds of long and short protrusions 30 and 31 at regular intervals on the circumferential surface thereof. On the other hand, the dials 14 to 17 are formed with locking recesses 32 corresponding to the long protrusions 31 on the inner surfaces thereof. The sleeves 10 to 13 and the dials 14 to 17 are assembled as shown in FIG. 10, and the outer peripheral surfaces on which the numbers of the dials 14 to 17 are written are exposed to the outside.
[0034]
One end of the lock shaft 9 is provided with a step portion 33 that acts to restrain the sleeve 10 so that the sleeves 10 to 13 can be moved together with the axial movement of the lock shaft 9, and the other end is Is provided with a recess 34 and engages with a projection 35 provided on the connecting member 18B of the operation unit 18 so that the lock shaft 9 is moved in the axial direction by an operation force input to the operation unit 18.
[0035]
11 and 12 are cross-sectional views taken along line AA of FIG. 3, FIG. 11 shows an unlocked state, and FIG. 12 shows a locked state.
[0036]
As shown in FIG. 11, in the unlocked state, the long protrusion 31 of the sleeve 10 and the locking recess 32 of the dial 17 coincide. Thereby, the axial movement of the lock shaft 9 and the sleeves 10 to 13 is allowed, and the operation unit 18 can be operated.
[0037]
On the other hand, FIG. 12 shows a state in which the dial 17 is sent by one scale in the direction of the arrow from FIG. 11, and is in a locked state. That is, since the long protrusion 31 of the sleeve 10 and a part of the locking recess 32 of the dial 17 are misaligned, when the lock shaft 9 and the sleeves 10 to 13 are moved in the axial direction, the portions are locked, Axial movement is restricted. Thereby, operation of the operation part 18 can be controlled.
[0038]
When changing the unlocking code of the dial 14, in the unlocked state, the slider 18 </ b> A is moved and the locking recesses 32 of the dials 14 to 17 are engaged with the long protrusions 31 of the sleeves 10 to 13. If the dial 17 is rotated to change the position, the dial 17 and the sleeve 13 rotate together, so that the exposed dial number changes and the unlocking code can be changed.
[0039]
Reference numeral 37 denotes a leaf spring that is in pressure contact with the dial 17, and the notch 36 of the dial 17 is locked by a bent tip portion 37 a so that the dial is clicked.
[0040]
The flat handle 1 configured as described above accommodates the handle portion 3 in the receiving portion 4 provided on the front surface of the main body case 2 and protrudes from the lower end of the handle portion 3 as shown in FIGS. The engaging portion 9a is locked in the engaging hole 2d of the main body case 2 and is locked by the dial lock 8 to restrict the movement of the slider 18A so that the handle portion 3 cannot be caused.
[0041]
At the time of inspection or work, the operator operates the dials 14 to 17 to unlock the dial lock 8 and then moves the slider 18A (upward in the figure) as shown in FIGS. To do. At this time, the force F applied to the operation input point P acts in the direction in which the slider 18A slides by the component force f1, and the engagement between the engagement portion 9a and the engagement hole 2d is released. When the engagement between the engagement portion 9a and the engagement hole 2d is released, the force F applied to the operation input point P is caused to cause the upper end portion (one end) of the handle portion 3 to move to the main body case 2 by the component force f2. It acts to push into the accommodating portion 4 side, and causes the handle portion 3 as shown in FIGS. Then, the door can be opened by unlocking the lock plate (not shown) attached to the handle shaft 5 by rotating the handle portion 3 thus caused.
[0042]
According to the structure of the above embodiment, since the dial lock 8 is provided in the said handle part 3, the arrangement | positioning space of the dial lock 8 can fully be ensured. Thereby, improvement in the operativity of the dial lock 8 and ensuring of the number of combinations of unlock numbers can be achieved at the same time.
[0043]
A slider 18A, which is an operating portion 18 for moving the lock shaft 9 in the axial direction, is disposed on the surface of the handle portion 3, and is engaged with the engagement hole 2d of the main body case 2 at the lower end portion of the lock shaft 9. Since the engaging part 9b is provided and the engaging part 9b is provided so as to be freely accessible from the lower end (the other end) of the handle part 3, the handle part 3 is locked to the main body case 2. As described above, since the push button portion which is the operation portion does not need to be set separately from the handle portion, the flat handle 1 can be reduced in size, the number of parts can be reduced, the assembling workability can be improved, and the cost can be improved. It can be.
[0044]
In particular, according to this embodiment, the slider 18A (operation portion 18) is disposed at the end of the handle portion 3 on the pivot shaft 6 side, and as shown in FIGS. The operation input point P in the unlatched state is offset from the rotation center of the pivot shaft 6 to the upper end (one end side) with the movement of the slider 18A in the unlatching operation for releasing the latching with 2. Therefore, the unlatching operation of the handle portion 3 and the operation that causes the handle portion 3 to rotate around the pivot shaft 6 by pushing the upper end portion of the handle portion 3 into the main body case side 2 can be performed in a series of operations. The operability can be improved.
[0045]
Further, since the dial lock 8 is provided at the lower end (the other end side) of the handle portion 3 that is separated from the slider 18A, the finger touches the dial lock 8 when the handle portion 3 is unlatched. It can be avoided that the unlocking code is changed by moving the dials 14 to 17 unnecessarily.
[0046]
Moreover, in this structure in which the dial lock 8 is provided at the lower end portion of the handle portion 3, the cover portion 3 </ b> B of the handle portion 3 has an appropriate bulge due to the dial lock 8. It functions as a grip for the occasion and can improve the operational feeling.
[0047]
Further, a coil spring 20 as an urging member is provided across the handle portion 3 and the handle shaft 5, and the handle portion 3 is stored in the main body case 2 from the main body case 2. Since the contact surfaces 21 and 22 that face the bearing surface 5c for attaching the biasing member of the handle shaft 5 are continuously provided according to the raised state caused, the contact surfaces provided continuously. 21 and 22 can urge the handle portion 3 to both the retracted state and the raised state with one coil spring 20, and further improve the operability in the handle retracting direction compared to the conventional coil spring 108. Can do.
[0048]
In the above-described embodiment, four dials of the dial lock 8 are provided. However, the present invention is not limited to this, and it is needless to say that the dial can be freely set by a combination of unlock numbers.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a state (accommodated state) in which a handle part is accommodated in a main body case.
FIG. 2 is a perspective view showing a state in which the handle portion is raised from the main body case (raised state).
FIG. 3 is a cross-sectional view showing a state in which a handle portion is housed in a main body case (a housed state).
4 is a cross-sectional view showing an unlatched state of FIG. 3;
FIG. 5 is a cross-sectional view showing a state where the handle part is raised from the main body case (unlocked state).
FIG. 6 is a front view of a main body case.
FIG. 7 is a rear view of the handle shaft.
FIG. 8 is a rear view of a flat handle (a state in which a handle portion is assembled to a main body case).
FIG. 9 is an exploded perspective view showing a main part of the dial lock.
FIG. 10 is a perspective view showing a main part of the dial lock.
11 is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG. 3, showing the unlocked state of the dial lock.
12 is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG. 3, showing a locked state of the dial lock.
13 is a cross-sectional view corresponding to FIG. 3 of a conventional structure.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Planar handle 2 Main body case 3 Handle part 5 Handle shaft 6 Pivot shaft 8 Dial lock 9 Lock shaft 9a Engagement part 10, 11, 12, 13 Sleeve 14, 15, 16, 17 Dial 18 Operation part 20 Coil spring (with Force member)
21, 22 Contact surface

Claims (4)

本体ケースに回転可能に設けたハンドル軸に一端側を起伏自在に枢支したハンドル部を備え、該ハンドル部の他端側を本体ケースに係止する構造であって、
錠軸と、該錠軸の外周に挿入され錠軸と共に軸方向に移動するスリーブと、該スリーブの外周に挿入されスリーブの軸方向移動を係止,許容するダイヤルとから構成されたダイヤル錠を前記ハンドル部に設け、
前記錠軸の端部に本体ケースに係合する係合部を設け、該係合部をハンドル部の前記他端から出入自在に設けることによって、該ハンドル部を本体ケースに係止したことを特徴とする平面ハンドル。
A handle shaft rotatably provided on the main body case is provided with a handle portion pivotally supported at one end side so that the other end side of the handle portion can be raised and lowered.
A dial lock comprising a lock shaft, a sleeve that is inserted into the outer periphery of the lock shaft and moves in the axial direction together with the lock shaft, and a dial that is inserted into the outer periphery of the sleeve to lock and allow axial movement of the sleeve. Provided in the handle portion,
An engagement portion that engages with the main body case is provided at the end of the lock shaft, and the handle portion is locked to the main body case by providing the engagement portion so as to be freely accessible from the other end of the handle portion. Feature plane handle.
前記錠軸を軸方向に移動させる操作部を前記ハンドル部の表面に突出配置すると共に、前記操作部をハンドル部の枢支軸側端部に配置し、ハンドル部と本体ケースとの係止を解除するアンラッチ操作における該操作部の移動に伴って、アンラッチ状態における操作入力点が前記枢支軸の回転中心よりも前記一端側にオフセットするように設けたことを特徴とする請求項1に記載の平面ハンドル。An operation portion for moving the lock shaft in the axial direction is disposed so as to protrude from the surface of the handle portion, and the operation portion is disposed at an end portion on the pivot shaft side of the handle portion to lock the handle portion and the main body case. The operation input point in the unlatched state is provided so as to be offset toward the one end side from the rotation center of the pivot shaft in accordance with the movement of the operation portion in the unlatching operation to be released. Plane handle. 前記ダイヤル錠は、前記操作部から離間したハンドル部の他端側に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の平面ハンドル。The flat handle according to claim 1, wherein the dial lock is provided on the other end side of the handle portion that is separated from the operation portion. 前記ハンドル部とハンドル軸とに亘って付勢部材を設けると共に、
前記ハンドル部に、該ハンドル部を本体ケースに納めた収納状態と本体ケースから引き起こした引き起こし状態とに応じて、前記ハンドル軸の付勢部材取付用の座面に対向する当接面を連続して設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の平面ハンドル。
While providing a biasing member across the handle portion and the handle shaft,
A contact surface facing the seat surface for attaching the urging member of the handle shaft is continuously connected to the handle portion according to a storage state in which the handle portion is stored in the main body case and a raised state caused by the main body case. The flat handle according to any one of claims 1 to 3, wherein the flat handle is provided.
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