JP3688937B2 - 統合確率推定値生成方法、符号化方法、統合確率推定値生成装置及び記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、統計的符号化の分野に係り、特に、複数の確率推定値を情報の符号化のための一つの統合判断に合成する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
統計的符号化法は、大量のデータの記憶及び伝送のための有用なツールである符号化方式の一例である。例えば、文書のファクス送信のような、画像伝送に必要な時間は、圧縮を利用してその画像の再生に必要なビット数を減らすと短縮される。
【0003】
統計的符号化法では、条件付けデータから確率推定値を生成する。一般的には、全ての符号化しようとする決定の集合がパーティションに分割され、そのような各パーティション・メンバーすなわちコンテキストに関する統計量が作成される。例えば、符号化しようとする決定の近傍画素によって条件付けされるであろう。そのような方法の一例を図1及び図2に示す。
【0004】
図1を参照すると、(「?」で示されている)画素101の条件付けのために10個の前画素が用いられる。各画素が2つの値をとり得るならば、それら10画素に関し1024の異なった組み合わせがあり得る。すなわち、画素101の符号化の条件付けのために利用可能な、1024の異なったコンテキストがあるということである。
【0005】
図2を参照すると、ルックアップテーブル(LUT)102は、10画素に関する可能な値の組み合わせのそれぞれ毎に、ある画素が優勢状態(又は劣勢状態)である可能性に関する確率推定値を格納している。したがって、LUT102は1024のコンテキスト・ビンを格納しており、各コンテキスト・ビンはそれに対応した一つの確率推定値を持つ。LUT102は、その入力103に10個の前画素を受け取り、それら前画素に対応して確率推定値104を出力する。
【0006】
2種類以上のパーティション分割を行って、同じ画素に対し2つ以上の確率推定値を得ることもできる。例えば、一方の推定値を被条件付け画素の左側近傍画素に対応させ、もう一方の推定値を被条件付け画素の上側近傍画素に対応させることができる。これら2つの推定値は合成されて一つの確率推定値(すなわち統合確率推定値)となる。図3は、そのようなシステムを示すブロック図である。
【0007】
図3を参照すると、2つの確率推定値が、2つの異なった8画素群によって条件付けされる。画素200が優勢状態である確率を示す、その一方の確率推定値P 1 は、画素群203で示した8画素の値に基づいてLUT201から出力される。画素200が優勢状態である確率を示す、他方の確率推定値P 2 は、画素群204で示した8画素の値に基づいてLUT202から出力される。画素群203と画素群204は5画素が共通しているため、LUT201,202の入力の5つは同一で共用される。この2つの確率推定値は合成ブロック205によって合成され、統合確率推定値206が生成される。
【0008】
統合確率推定値を用いることの主たる利点は、より小さな条件付けパーティションを使用できることである。使用する条件付けパーティションが小さいほど、コンテキストが「希釈」されず、モデルに必要以上に多くのコンテキストが「過剰装備」されないため、適応が高速になる。また、パーティションが小さいほど、確率推定値を記憶するためのハードウェア量が少なくなる。つまり、統計量及びコンテキストを記憶するためのメモリ(すなわちコンテキスト・メモリ)を小さくすることができる。
【0009】
2つの確率推定値が合成される場合、それら2つの確率推定値の平均が最も正確な確率推定値になると考えるかもしれない。しかしながら、そのような単純な合成方法を適用できるのは、一方の確率推定値の基礎となった条件付けが、他方の確率推定値の基礎となった条件付けと強く関連付けられている場合に限られることが多い。
【0010】
従来技術では、2つの確率推定値がその幾何平均によって合成されるので、コンセンサス(consensus)があると結果が誇張される。文献[Kris Popat and Rosalind W.Picard,“Exaggerated Consensus in Lossless Image Compression,”In Proceedings of IEEE Int'l Conf of Image Processing,Vol.III,pgs.846-850,Nov.1994]を参照されたい。すなわち、2つの確率推定値が共に50%を越え(すなわちコンセンサスがある)、得られる合成確率推定値が2つの確率推定値のいずれよりも大きい場合、その得られる確率推定値は誇張されたと言う。
【0011】
前記のPopatとPicardの文献において、P NET と呼ばれている統合判断は、Qと呼ばれている、元の確率に基づいて次式により計算される。
【数3】
ここで、Aは次式で表される。
【数4】
P NET は次式により得られる。
【数5】
ここに、P1とP2は2つの確率推定値であり、Bは確率推定値P1,P2間の差を示す。Y(B)なる値は、トレーニング画像から生成され、テーブル・ルックアップによって提供される誇張指数である。コンセンサスを誇張指数に写像する関数は、テスト・データ集合を用いたトレーニングによって設定される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、前述のような確率推定値の合成に伴う確率推定値の膨張を考慮した、新規な統合確率推定値の生成のための方法と装置、それを利用した符号化方法等を提供することにある。このような本発明の目的及びその他の目的は、以下の説明によって明白となろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、シンボルの符号化に用いるための統合確率推定値の生成は、符号化対象のシンボルに関する複数の確率推定値を生成するステップと、誇張指数及び前記確率推定値間の重み付けを指示する重み付け情報を選択するステップあるいは手段と、前記誇張指数及び重み付け情報を使用する所定の関数である誇張関数に基づいて前記複数の確率推定値を合成して統合確率推定値を得るステップあるいは手段によってなされる。これ以外の本発明の特徴は以下の説明によって明らかになろう。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照し、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明において、確率推定値、コンテキスト、ビット、メモリ等の個数のような様々な具体例が示される。しかし、当業者には、そのような具体例によらずに本発明を実施し得ることは明白であろう。他方、本発明をいたずらに難解にしないため、周知の構造やデバイスはブロック図として表し詳しくは示さない。
【0015】
以下の詳細説明には、コンピュータ・メモリ内のデータビットに対する操作のアルゴリズム及び記号表現によって表された部分がある。このようなアルゴリズム記述及び表現は、データ処理技術分野の当業者が、その研究内容を他の当業者に対し最も効率的に伝えるために用いる手段である。あるアルゴリズムが、概して、期待した結果に至る筋の通ったステップの系列だと理解されるとする。これらステップは、物理量の物理的処理を要するものである。必ずという訳ではないが、これらの物理量は記憶、転送、結合、比較、その他処理が可能な電気的または磁気的信号の形をとるのが普通である。これらの信号をビット、値、要素、記号、文字、用語、数値等で呼ぶのが、主に慣用上の理由から便利な場合があることが分かっている。
【0016】
しかしながら、このような用語や同様の用語は、適切な物理量と対応付けられるべきであり、また、これら物理量につけた便宜上のラベルに過ぎないということに留意すべきである。以下の説明から明らかなように、特に断わらない限り、「処理」「演算」「計算」「判定」「表示」等の用語を用いて論じることは、コンピュータシステムのレジスタ及びメモリの内部の物理的(電子的)な量として表現されたデータを処理して、コンピュータシステムのメモリやレジスタ、その他同様の情報記憶装置、情報伝送装置又は表示装置の内部の同様に物理量として表現された他のデータへ変換する、コンピュータシステムや同様の電子演算装置の作用及びプロセスを指すものである。
【0017】
また、以下に述べるように、本発明は、ここに述べる操作を実行するための装置にも関係するものである。この装置は、所要の目的のために専用に作られてもよいし、汎用コンピュータを内蔵のコンピュータ・プログラムにより選択駆動もしくは再構成してなるものでもよい。そのようなコンピュータ・プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体、限定するわけではないが例えば、フロッピーディスク、光ディスク、CD−ROM、光磁気ディスクなどの任意の種類のディスク、リードオンリーメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、EPROM、EEPROM、磁気カード又は光カード、すなわち電子的命令の格納に適しコンピュータのシステムバスに接続される任意種類の媒体に格納してよい。ここに提示するアルゴリズムは、本質的に、いかなる特定のコンピュータ、その他の装置とも関わりがない。様々な汎用マシンを、ここに述べる内容に従ったプログラムと一緒に使用し得るが、所要方法ステップの実行のために、より特化した装置を作るほうが好都合であるかもしれない。これら多様なマシンに要求される構造は以下の説明から明らかになろう。さらに、どのような特定のプログラミング言語とも関連付けることなく本発明を説明する。ここに述べるように、本発明の内容を実現するために様々なプログラミング言語を利用し得るものである。
【0018】
シンボルの符号化に用いるための統合確率推定値を生成する方法及び装置について説明するが、このシンボルとは符号化の対象となるビット、決定、トークン、その他データのことである。
【0019】
本発明の一実施例では、統合確率推定値生成方法は、符号化対象の各シンボルに関し複数の確率推定値を生成するステップを含む。これら確率推定値は低次の条件付き確率分布を呈するであろう。これら確率推定値が合成されて、それら確率推定値間の一致(すなわちコンセンサス)に基づいた一つの高次推定値が生成される。例えば、2つの確率分布のグラフの形状が同じならば、個々の確率推定値を合成すると、その形状が誇張されるであろう。すなわち、複数の確率推定値を合成することによって統合確率推定値が生成される場合、その合成の結果として、それら複数の確率推定値のいずれについても確率推定値の誇張が生じる。
【0020】
一実施例では、統合確率推定値は、確率推定値にある関数を適用することによって得られる。この関数は、確率推定値に基づいて選択された誇張指数と重み付け情報を使用する。この重み付け情報は、確率推定値間の重み付けを指示するものである。一実施例では、重み付け情報は、各確率推定値が統合確率推定値に影響を及ぼす程度を示す有効性重みであろう。別の実施例では、重み付け情報は、複数の確率推定値中の一つの確率推定値にそれぞれ対応した重みの組であろう。誇張指数は、それぞれの確率推定値に利用された条件付けデータ間の独立性の程度を間接的に示す。そして、確率推定値は、誇張指数及び重み付け情報を使用する所定の関数(誇張関数)に基づいて合成されて一つの統合確率推定値となる。
【0021】
図4は、複数の確率推定値を合成して一つの統合確率推定値を得るプロセスを示すフローチャートである。図4に示したプロセスは、誇張指数と有効性重みを含む関数(例えば方程式)によって統合確率推定値を計算する。
【0022】
このプロセスは処理ロジックによって実行し得る。この処理ロジックは、例えば汎用もしくは専用の処理装置又はコンピュータシステムで動作するようなソフトウェアによって実現されても、例えば専用のロジックもしくは回路のようなハードウェアによって実現されても、あるいは、それらの組み合わせによって実現されてもよい。
【0023】
図4を参照すると、プロセスの最初で、処理ロジックが符号化対象の各シンボルに関する複数の確率推定値を生成する(処理ブロック301)。そのシンボルが一つの決定(decision)からなる場合、各確率推定値は一つのコンテキストに応じて生成されるであろう。すなわち、符号化対象のデータが複数のコンテキスト・モデルに入力される。各コンテキスト・モデルは、入力されたデータを2値決定の集合又は系列に変換し、各決定に対し一つのコンテキスト・ビンを与える。これらの2値決定の系列とそれらに関連したコンテキスト・ビンが共に確率推定モジュールへ出力され、確率推定モジュールは当該技術分野においてよく知られた方法により各2値決定に関する確率推定値を生成する。
【0024】
本発明において、コンテキスト・モデルは様々である。一実施例では、決定の符号化を条件付けるためのコンテキストとして近傍画素が用いられる。所定個の画素が利用されるであろう。例えば、一実施例では10個の近傍画素が一つのコンテキストとして用いられる。ただし、それと異なるグループ又は個数の近傍画素を利用して別のコンテキストを生成してもよい。一実施例では、ある画素の各ビットが符号化される時に、コンテキストを形成する近傍画素の同じビット位置にあるビットだけが、当該各ビットの条件付けのために利用される。なお、他の実施例では、それら画素の1つ以上の他のビットによって、特定のビット(例えば決定)のコンテキストを生成してもよい。
【0025】
確率推定マシンに入力されて確率推定値を生成させるコンテキストの生成のために、他のコンテキスト・モデルを使用してもよい。
【0026】
一実施例では、各コンテキストに対し1ずつ、計2つの確率推定値が生成される。この2つの確率推定値を、ここではP 1 ,P 2 と呼ぶ。生成される確率推定値の個数は、3個以上でもよい。
【0027】
確率推定値が生成された後、処理ロジックは、それら確率推定値をある領域Rに分類する(処理ブロック302)。図5は、領域I〜VIIIを有する2次元(2-D)コンセンサス・マップ400の一例を示す。マップ400の領域の一つが確率推定値P 1 ,P 2 の値に基づいて選択される。各領域は、2つのパラメータすなわち有効性重みW R と誇張指数Y R と関連付けられている。有効性重みは、各確率推定値の相対的な重みを指す。一実施例では、各確率推定値に別々の重みが付けられる。2つの確率推定値が合成されるだけならば、重み値を1つだけ使用して、統合確率推定値を決定する際に、どちらの確率推定値の方に大きな重みを与えるか指定することができる。なお、3つ以上の確率推定値が合成される場合には、各確率推定値に対し異なった重みを指示するためには、余分な重みWが必要であろう。一実施例では、W R は初期値0.5、Y R は初期値1.0であり、これらパラメータは更新可能である。
【0028】
確率推定値に基づいて領域Rを選択した結果、W R 及びY R の値が処理ロジックより出力される(処理ブロック303)。一実施例では、2−Dコンセンサス・マップは、各領域のためのW R ,Y R の値を格納したルックアップ・テーブル(LUT)からなる。
【0029】
2つの確率推定値を分類してW R ,Y R の値を取得した後、処理ロジックは統合判断P NET を計算する(処理ブロック304)。一実施例では、P NET は下記式によって計算される。説明を簡単にするため、符号化決定が真であると仮定する。そうでなければ、各Pを(P−1)等で置き換える。
【0030】
【数6】
なお、この確率推定値合成は、幾何平均確率ではなく算術平均確率に基づいている。
【0031】
統合判断を計算した後、処理ロジックはパラメータW R ,Y R を更新する(処理ブロック305)。この更新は、符号化される新たな各シンボル(例えば決定など)に対し実行してよい。すなわち、更新をリアルタイムに(例えばオンラインで)行ってよい。
【0032】
一実施例では、確率P NET の真の決定を符号化するためのコストは−log P NET であるから、処理ロジックは、これらパラメータを傾斜降下更新法によって更新する。この傾斜降下更新法では、下記式により更新を行うことができる。
【0033】
【数7】
ここで、δ w ,δ y は適応率である。最高の圧縮性能を得られるであろう各適応率の値は、ほとんどの応用分野で約0.01に、データセットが小さいか非常に非定常的な場合では約0.05になろう。このように、適応率は、要求される性能又はデータそれ自体に基づいて選んでよい。高性能を得るための各種値に関する実験の方法は、当該技術分野の当業者には自明であろう。
【0034】
Y R =1ならば、前記W R の式は次のようになる。
【数8】
このように、W R ,Y R の値は、領域毎にリアルタイムで適応的に設定される。さらに、これはW R ,Y R の値が同様にリアルタイムで学習されることを意味する。
【0035】
なお、各領域のW R 値,Y R 値をオフラインで設定してもよい。確率推定値の可能な組み合わせの領域を分割し、かつ、1つ以上のテスト画像を使用することにより最低の平均ビットレートとなるW R 値とY R 値の組み合わせを特定することによって、オフラインでのW R 値及びY R 値の更新を行ってもよい。その値の組み合わせが特定されたらば、それらの値がその領域に割り当てられる。
【0036】
符号化の場合、統合確率推定値はコーダーによって情報の符号化のために利用されるであろう。一実施例では、コーダーは、統合確率推定値を、2値決定(結果)が優勢状態であるか否か(すなわち、その決定が優勢シンボル(MPS)に相当するか否か)の判断と共に受け取るビットストリーム・ジェネレータを含むであろう。このビットストリーム・ジェネレータは、その確率推定値と、その2値決定が入力として可能性が高かったか否かの判断を受け取って、原入力データを表すための圧縮データストリームを生成し、0個以上のビットを出力する。コーダーは、後続データの符号化に利用されるコード状態データも生成するであろう。
【0037】
復号化時に、同じ統合確率推定値生成プロセスが使用されるであろう。すなわち、複数のコンテキストに基づいて複数の確率推定値が生成され、前述した方法と同じ方法で合成されるであろう。一実施例では、ビットストリーム・ジェネレータを有するコーダーのようなコーダーが、2値決定(すなわち事象)が優勢状態であるか否かを示す一つのビットを返す。受け取ったビットに基づいて統合確率推定値が生成され、結果がコンテキスト・モデルへ返される。コンテキスト・モデルはその結果を受け取り、それを利用して原データを生成し、また次の2値決定のためコンテキスト・ビンを更新する。
【0038】
前記統合判断生成プロセスは、ロスレス圧縮以外の画像処理用途、例えばロッシー圧縮、復元、セグメンテーション、分類等でも有用であろう。ロッシー符号化は、情報の損失をもたらすため原データの完全な復元が保証されない符号化のことである。ロスレス圧縮においては、情報が全て保存され、データは完全な復元が可能な方法で圧縮される。これ以外の可能性のある応用分野として、マルチセンサー・インテグレーションと累積証拠に基づく意志決定がある。
【0039】
なお、複数の確率推定値を合成するための他の方法で、ここに説明したプロセスの一部又は全部を利用することもできる。
【0040】
図6は、統合確率推定値生成装置を有する符号化システムの一実施例のブロック図である。図6において、コンテキスト・モデル501は、各入力データビットを決定に変換するための複数のコンテキストcontext_1〜context_Nを発生する。前述のように、これらコンテキストは2つの異なった画素群であろう。各コンテキストは、各コンテキスト・ビンに関する確率推定値を格納しているコンテキスト・メモリ502_1〜502_Nのような1つ以上のメモリ(例えばルックアップ・テーブル)のアドレス指定のために利用される。コンテキストに応じて、メモリ502_1〜502_Nは確率推定値を出力する。
【0041】
一実施例では、2つの確率推定値は、2つの別々の8画素群によって条件付けされる。ある画素が優勢状態である確率を示す一方の確率推定値P 1 は、8画素の値に基づいてLUTから出力される。ある画素が優勢状態である確率を示す他方の確率推定値P 2 は、別の8画素の値に基づいてLUTから出力される。その2つの画素群に共通の画素があると、それらLUTの入力の一部は同じである。
【0042】
統合確率推定値生成装置503は、2つ(一般にはN個)の確率推定値を合成して統合確率推定値P NET 507を生成する。一実施例では、統合確率推定値生成装置503は、コンテキスト・メモリメモリ502 _1 〜502 _N から確率推定値を受け取って領域識別子511を発生する領域分類部510を有する。2次元(2−D)コンセンサス・マップ(例えばLUT)512は、領域識別子511を受け取ってW R 値及びY R 値を出力する。なお、他の実施例では、確率推定値が直接的に2次元(2−D)コンセンサス・マップの入力として使用されるかもしれない。確率推定値合成部513は、前述のようにW R 値及びY R 値を用いて確率推定値を合成し、その結果P NET を出力する。このP NET 値は更新部506にも送られ、更新部506は前述したような領域に対するW R 値及びY R 値の更新を行う。
【0043】
コーダー504は、P NET を受け取り、それを利用してデータを符号化する。そのデータは、決定であることもあるし、2値決定が入力として可能性が高かったか否かの指示であることもある。コーダー504の出力は原入力データを表すための圧縮データストリームであり、出力ビットを送出する。コーダー504は、当該技術分野において周知のどのような符号化方式(例えば統計的符号化法など)を採用してもよい。コーダー504は、0個以上のビットと一緒にコード状態データ(不図示)も生成し、このコード状態データを後続データの符号化に利用してもよい。
【0044】
図4乃至図6に関連した以上の説明から理解されるように、本発明には次に列挙するような方法及び装置が包含されるものである。
(A1) シンボルの符号化に用いるための統合確率推定値を生成する方法であって、符号化対象のシンボルに関する複数の確率推定値を生成するステップと、誇張指数、及び前記複数の確率推定値間の重み付けを指示する重み付け情報を選択するステップと、前記誇張指数及び前記重み付け情報を使用する所定の関数である誇張関数に基づき前記複数の確率推定値を合成して前記統合確率推定値を得るステップとからなる方法。
(A2) 複数の確率推定値を複数領域マップの領域別に分類するステップをさらに含み、該分類された領域に基づいて誇張指数及び重み付け情報を選択する(A1)の方法。
(A3) 誇張指数及び重み付け情報を選択するステップが、複数の確率推定値に基づいて2次元マップの領域を選択し、選択した領域に基づいて誇張指数及び前記重み付け情報を出力する(A1)の方法。
(A4) 統合確率推定値に基づいて、重み付け情報を更新するステップをさらに含む(A1)の方法。
(A5) 重み付け情報を更新するステップが、情報を符号化中にオンラインで重み付け情報を調整する(A4)の方法。
(A6) 重み付け情報の更新が傾斜降下法による(A4)の方法。
(A7) 統合確率推定値に基づいて、誇張指数を更新するステップをさらに含む(A1)の方法。
(A8) 誇張指数を更新するステップが、情報を符号化中にオンラインで誇張指数を調整する(A7)の方法。
(A9) 誇張指数の更新が傾斜降下法による(A7)の方法。
【0045】
(B1) 符号化対象のシンボルに関する複数の確率推定値を生成するステップと、前記複数の確率推定値に基づいて選択された誇張指数Y R 及び重みW R を用いて前記(1)式により前記複数の確率推定値を合成し統合確率推定値P NET を得るステップと、前記シンボル及び前記統合確率推定値に応じて0個以上の出力ビット及びコード状態データを生成するステップからなる符号化方法。
【0046】
(C1) シンボルの符号化に用いるための統合確率推定値を生成するための装置であって、符号化対象の前記シンボルに関する複数の確率推定値を生成する手段と、誇張指数及び前記複数の確率推定値間の重み付けを指示する重み付け情報を選択する手段と、前記誇張指数及び前記重み付け情報を使用する所定の関数である誇張関数に基づいて、前記複数の確率推定値を合成して前記統合確率推定値を得る手段とを具備してなる装置。
(C2) 複数の確率推定値を複数領域マップの領域別に分類する手段をさらに具備し、 該分類された利用域に基づいて誇張指数及び重み付け情報を選択する(C1)の装置。
(C3) 選択手段が、複数の確率推定値に基づいて2次元マップの領域を選択し、選択した領域に基づいて誇張指数及び重み付け情報を出力する(C1)の装置。
(C4) 統合確率推定値に基づいて、重み付け情報を更新する手段をさらに具備する(C1)の装置。
(C5) 更新手段が情報の符号化中にオンラインで重み付け情報を調整する(C4)の装置。
(C6) 更新手段が重み付け情報を傾斜降下法により更新する(C4)の装置。
(C7) 統合確率推定値に基づいて、誇張指数を更新する手段をさらに具備する(C1)の装置。
(C8) 更新手段が情報の符号化中にオンラインで誇張指数を調整する(C7)の装置。
(C9) 更新手段が誇張指数を傾斜降下法により更新する(C7)の装置。
【0047】
前述のように、本発明は、例えば図7に簡略化して示したようなコンピュータ上でソフトウエアで実施しても、ハードウエアで実施しても、あるいは、ソフトウエアとハードウエアの組み合わせによって実施してもよい。
【0048】
図7に示すコンピュータは、CPU600、メモリ601、ハードディスク装置602、例えばフロッピーディスクや光磁気ディスク、CD−ROM等々の記録媒体603の読み書きのための媒体駆動装置604、外部インターフェース605等をシステムバス606で接続した一般的な構成である。図4に関連して説明した各処理をコンピュータに実行させるための命令群からなるプログラム、あるいは、図6に示した各ブロックの機能をコンピュータ上で実現させるための命令群からなるプログラムは、例えば、同プログラムが記録された記録媒体603からメモリ601に読み込まれて実行される。又は、同プログラムは予めハードディスク装置602に格納されており、その実行時にメモリ601に読み込まれて実行される。
【0049】
したがって、本発明には次に列挙するような記録媒体が包含される。
(E1) コンピュータに、符号化対象のシンボルに関する複数の確率推定値を生成する処理と、前記複数の確率推定値に基づいて選択された誇張指数Y R 及び重みW R を使用し、前記(1)式により前記複数の確率推定値を合成して統合確率推定値P NET を得る処理と、前記シンボル及び前記統合確率推定値に応じて出力を生成する処理とを実行させるためのプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能記録媒体。
(E2) コンピュータに複数の確率推定値を複数領域マップの領域別に分類させるための命令がプログラムに含まれる(E1)の記録媒体。
(E3) コンピュータに誇張指数及び前記複数の確率推定値間の重み付けを指示する重み付け情報を選択させるための命令がプログラムに含まれる(E1)の記録媒体。
(E4) コンピュータに複数の確率推定値に基づいて2次元マップの領域を選択させ、選択された領域に基づいて誇張指数及び重み付け情報を出力させるための命令がプログラムに含まれる(E3)の記録媒体。
(E5) コンピュータに統合確率推定値に基づき、重み付け情報を更新させるための命令がプログラムに含まれる(E1)の記録媒体。
(E6) コンピュータに、情報の符号化中にオンラインで重み付け情報を調整させるための命令がプログラムに含まれる(E5)の記録媒体。
(E7) 重み付け情報の更新が傾斜降下法による(E5)の記録媒体。
(E8) コンピュータに統合確率推定値に基づき、誇張指数を更新させるための命令がプログラムに含まれる(E1)の記録媒体。
(E9) コンピュータに情報の符号化中にオンラインで誇張指数を調整させるための命令がプログラムに含まれる(E8)の記録媒体。
(E10) 誇張指数の更新が傾斜降下法による(E8)の記録媒体。
(E11) 重み付け情報が有効性重みからなる(E1)の記録媒体。
【0050】
以上の説明から、当該技術分野の当業者には本発明の多くの変更及び修正が明白になるであろう。したがって、説明のために図示及び説明した実施例を限定的にとらえるべきでない。
【0051】
【発明の効果】
以上に詳細に説明したように、本発明によれば、確率推定値の合成に伴う確率推定値の膨張の問題に配慮した新規な統合確率推定値の生成のための方法と装置、それを利用した符号化方法を提供でき、また、その方法を一般的なコンピュータあるいは同様の情報処理装置を利用して容易に実施できる等の効果を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 条件付けのためのパーティション分割例を示す図である。
【図2】 ルックアップテーブルを用いて10個の近傍画素値から確率推定値を生成するシステムを示す図である。
【図3】 2つのコンテキスト・モデルが組み合わされたシステムのブロック図である。
【図4】 統合確率推定値を生成するプロセスの一実施例を示すフローチャートである。
【図5】 2次元コンセンサス・マップ一例を示す図である。
【図6】 符号化システムの一実施例のブロック図である。
【図7】 本発明をソフトウエアにより実施するためのコンピュータの一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
501 コンテキスト・モデル
502_1〜502_N コンテキスト・メモリ
503 統合確率推定値生成装置
504 コーダー
506 更新部
510 領域分類部
512 2−Dコンセンサス・マップ
513 確率推定値合成部
Claims (20)
- 複数の確率推定値を統合した統合確率推定値を用いてシンボルの符号化を行うための前記統合確率推定値を生成する方法であって、
符号化対象のシンボルに関する複数の確率推定値を生成するステップと、
誇張指数、及び前記複数の確率推定値間の重み付けを指示する重み付け情報を選択するステップと、
前記誇張指数及び前記重み付け情報を使用する所定の関数である誇張関数に基づき前記複数の確率推定値を合成して統合確率推定値を得るステップと、
からなる統合確率推定値生成方法。 - 前記生成された複数の確率推定値を複数領域マップの領域別に分類するステップをさらに含み、前記誇張指数及び重み付け情報を選択するステップは、前記分類された領域別に応じて前記誇張指数及び重み付け情報を選択することを特徴とする請求項1記載の統合確率推定値生成方法。
- 前記誇張指数及び重み付け情報を選択するステップが、前記複数の確率推定値に基づいて2次元マップの領域を選択し、該選択した領域に基づいて前記誇張指数及び前記重み付け情報を出力することを特徴とする請求項1記載の統合確率推定値生成方法。
- 前記統合確率推定値に基づいて、前記重み付け情報を更新するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の統合確率推定値生成方法。
- 前記重み付け情報を更新するステップは、情報を符号化中にオンラインで前記重み付け情報を調整することを特徴とする請求項4記載の統合確率推定値生成方法。
- 前記重み付け情報の更新が傾斜降下法によることを特徴とする請求項4記載の統合確率推定値生成方法。
- 前記統合確率推定値に基づいて、前記誇張指数を更新するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の統合確率推定値生成方法。
- 前記誇張指数を更新するステップは、情報を符号化中にオンラインで前記誇張指数を調整することを特徴とする請求項7記載の統合確率推定値生成方法。
- 前記誇張指数の更新が傾斜降下法によることを特徴とする請求項7記載の統合確率推定値生成方法。
- 複数の確率推定値を統合した統合確率推定値を用いてシンボルの符号化を行うための前記統合確率推定値を生成する装置であって、
符号化対象のシンボルに関する複数の確率推定値を生成する手段と、
誇張指数、及び前記複数の確率推定値間の重み付けを指示する重み付け情報を選択する手段と、
前記誇張指数及び前記重み付け情報を使用する所定の関数である誇張関数に基づいて、前記複数の確率推定値を合成して統合確率推定値を得る手段とを具備してなる統合確率推定値生成装置。 - 前記生成された複数の確率推定値を複数領域マップの領域別に分類する手段をさらに具備し、前記誇張指数及び重み付け情報を選択する手段は、前記分類された領域別に応じて前記誇張指数及び重み付け情報を選択することを特徴とする請求項11載の統合確率推定値生成装置。
- 前記誇張指数及び重みつけ情報を選択する手段が、前記複数の確率推定値に基づいて2次元マップの領域を選択し、該選択した領域に基づいて前記誇張指数及び前記重み付け情報を出力することを特徴とする請求項11記載の統合判断生成装置。
- 前記統合確率推定値に基づいて、前記重み付け情報を更新する手段をさらに具備することを特徴とする請求項11乃至13のいずれか1項に記載の統合確率推定値生成装置。
- 前記重み付け情報を更新する手段は、情報の符号化中にオンラインで前記重み付け情報を調整することを特徴とする請求項14記載の統合確率推定値生成装置。
- 前記重み付け情報を更新する手段は、前記重み付け情報を傾斜降下法により更新することを特徴とする請求項14記載の統合確率推定値生成装置。
- 前記統合確率推定値に基づいて、前記誇張指数を更新する手段をさらに具備することを特徴とする請求項11乃至16のいずれかに1項に記載の統合確率推定値生成装置。
- 前記誇張指数を更新する手段は、情報の符号化中にオンラインで前記誇張指数を調整することを特徴とする請求項17記載の統合確率推定値生成装置。
- 前記誇張指数を更新する手段は、前記誇張指数を傾斜降下法により更新することを特徴とする請求項17記載の統合確率推定値生成装置。
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