JP3687825B2

JP3687825B2 - Recording / playback device

Info

Publication number: JP3687825B2
Application number: JP30036497A
Authority: JP
Inventors: 嘉雄楠井; 俊介楡井
Original assignee: Sony Corp
Current assignee: Sony Corp
Priority date: 1997-10-31
Filing date: 1997-10-31
Publication date: 2005-08-24
Anticipated expiration: 2017-10-31
Also published as: JPH11134741A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録媒体であるテープ上の情報を再生又は記録する記録再生装置に関する。特には、いわゆるコンパチブル方式の家庭用ビデオ・カセット・レコーダ（ＶＣＲ）に代表される、リール間隔の異なる大小複数種類のテープカセットを装着可能な記録再生装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
ＶＣＲを例にとって従来技術を説明する。
図７及び図８は、特開平９−２２３３４１号に開示されているコンパチブル方式のＶＣＲの主要機構を示す平面図である。図７は小カセット装着状態、図８は大カセット装着状態である。
【０００３】
初めに、テープ走行系について説明する。
ＶＣＲの主要メカニズムを搭載したメカシャーシ１０３上には、左右一対の、供給側リール台１０１と巻取側リール台１０２が配置されている。両リール台１０１、１０２には、テープカセットＴＣのテープ供給側リール１０５とテープ巻取側リール１０６がそれぞれ装着される。
【０００４】
カセットＴＣの供給側リール１０５から引き出された磁気テープＴは、以下の経路を引き回されている。同リール１０５の左上に示されているガイドローラ１０７→供給側のテンションレギュレータ１０８のローラ１０８ａ→入側スライド部材１０９に支持された垂直ガイド１１０→同様の傾斜ガイド１１１→磁気ヘッドを有する回転ドラム１１２→出側スライド部材１１３に支持された傾斜ガイド１１４→同様の垂直ガイド１１５→キャプスタン１１６及びピンチローラ１１７→巻取側のテンションレギュレータ１１８のローラ１１８ａ→ガイドローラ１１９→巻取側リール１０６。これらの機構はテープ走行系を構成している。
【０００５】
上述した両リール台１０１、１０２は、それぞれリールベース１２６、１２７上の支持軸１２６ａ、１２７ａに回転可能に軸支されている。各リールベース１２６、１２７は、支点軸１２４、１２５を支点として回動する。このリールベース１２６、１２７の回動動作により、左右のリール台１０１と１０２の間隔が、小カセットに対応する位置と大カセットに対応する位置のいずれかに位置決め可能である。なおリールベースの駆動機構は図示されていない。
【０００６】
また、両リール台１０１、１０２には、その底部に、リール台ギア１０１ａ、１０２ａ（歯部の図示は省略）が付設されている。これらのリール台ギアのいずれかには、振り子ギア１３０が選択的に噛み合い、いずれかのリール台がテープを巻き取る方向に回転駆動される。振り子ギア１３０は、首振りフレーム１３１の一端側に回転可能に軸支されている。首振りフレーム１３１は、その中間部に軸ボス１３２が圧入支持されており、同軸ボス１３２を中心として回動する。振り子ギア１３０は駆動ギア１３３と噛み合い、駆動モータ（図示されず）の回転は、駆動ギア１３３及び振り子ギア１３０を介していずれかのリール台１０１、１０２に選択的に伝えられる。
【０００７】
次に、リール台１０１、１０２及び振り子ギア１３０の抜け止め機構について説明する。
抜け止め機構は、符号１４０で示した抜け止め部材から構成されている。この抜け止め部材１４０は、プラスチック材により成形加工されており、上述した振り子ギア１３０及び駆動ギア１３３の全体を上から覆うような形で、メカシャーシ１０３上に支持されている。抜け止め部材１４０には、駆動ギア１３３の回転軸１３３ａに支持した軸ボス１３２に対応する位置に、当該軸ボス１３２より大きな孔１４１が開口している。この孔１４１には、軸ボス１３２が挿通されている。
【０００８】
抜け止め部材１４０には、大カセットＴＣ′用のリールロック解除片１４４が突設されている。このリールロック解除片１４４は、詳しくは後述するように、大カセットがリール台１０１、１０２に装着されたとき、カセットのリールロックを解除する働きをする。なお、リールロックとは、カセット内のリールがテープがゆるむ方向には回転しないように、リールをロックする機構である。
【０００９】
一方、小カセットＴＣのリールロック解除片１４５は、リール台１０１、１０２の移動動作に連動して移動可能なアーム部材１４６の先端部に取り付けられている。このアーム部材１４６の動作により、図７に示す小カセット装着時は小カセットのリールロック部に対応する位置に位置決めされ、図８に示す大カセットＴＣ′装着時には邪魔になるので、退避させる。なお、アーム部材１４６を各カセットの対応位置に位置決めするためのピン１４６ａ、１４６ｂが、上述の抜け止め部材１４０から一体に突出形成してある。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】
大小２種類の大きさのカセットに対応したＶＣＲでは、それぞれのカセット用にリールロック解除装置を設ける必要があるが、小カセット用のリールロック解除装置は、大カセット装入の邪魔となるため、大カセット装入時には逃がす必要がある。
従来は、上述のように、小カセット用のリールロック解除片を大カセットの邪魔とならない位置まで大きく回動させて移動させていた。あるいは小カセット装入時のみリールロック解除片に倒れ防止のロックをかけ、大カセット装入時には大カセットに押されて倒れるようにしていた。
【００１１】
しかしながら、このような従来の機構は、複雑かつ大きな部品が必要であり、ＶＣＲ全体の薄型化を阻害する一因ともなっていた。例えば、上述の特開平９−２２３３４１号のＶＣＲの場合、わずかマッチ棒の先ほどの小カセット用リールロック解除片１４５を動かすために、小カセットの全幅に近い長さのアーム部材１４６を備えていた。
【００１２】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、リールロック解除機構に改良を加えた、さらなる小型化・薄型化の可能な記録再生装置を提供することを目的とする。
【００１３】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明においては、リール間隔の異なる複数種類のテープカセットのリールを載せて回転するリール台を搭載した一対のリールベースを有し、大カセット挿入時、小カセット用のリールロック解除片を、バネによる自立状態から倒れ込ませることにより、大カセット挿入空間から待避させると共に、大カセット挿入時、リールベースが大カセット挿入位置に回動することを利用して、リールロック解除片の尾部をリールベースを支える部材に当接させることにより、リールベース上に倒れ込ませるようにする。
【００１４】
【発明の実施の形態】
本発明においては、上記リールロック解除片が、小カセット用であり、リールベースが小カセット位置にあるときは該解除片は自立し、リールベースが大カセット位置に移動するときにリールベースの移動に応じて解除片が倒れ込み、大カセット装入空間から待避することが好ましい。特に、小カセット用のリールロック解除片は、大カセット装着時にそのままの位置にいたのでは、大カセットと干渉することとなる。かといって、大カセットの投影面積外に持ち出すためには大型の機構と部材が必要となる。そこで、小カセット位置にあるときは該解除片は自立し、リールベースが大カセット位置に移動するときにリールベースの移動に応じて解除片が倒れ込み、大カセット装入空間から待避することとすれば、機構を小型化できる。
【００１５】
また、本発明においては、上記リールロック解除片が、該片を自立方向に付勢するバネを介して上記リールベース上に回動可能に取り付けられており、リールベースの大カセット装着位置への移動時に該リールロック解除片の尾部がリールベースを支える部材（メカシャーシ）と当接して倒れ込むことが好ましい。特別なリールロック解除片倒立機構を設けることなく、小カセット用のリールロック解除片を大カセットと干渉しないように待避させることができる。
【００１６】
さらに、本発明においては、上記リールベースが小カセット位置にあるときに、上記リールロック解除片の尾部と当接して該片の倒れを防止する部材が設けられていることが好ましい。付勢バネのみでは解除片がカセットに押されて不意に倒れ込むこともありうる。そのような事態を防止して、確実なリールロック解除動作を行わせることができる。
【００１７】
以下、図面を参照しつつ説明する。
まず、本発明の記録再生装置に装着されるカセットのリールロック機構について説明する。
図４は、本発明の１実施例に係る記録再生装置（ＶＣＲ）に装着される大カセットの、上ハーフを取り除いた状態における平面図である。
図５は、図４のカセットの底面図である。大カセットは全体を符号２０１で示し、２０２はそのカセットケースである。
【００１８】
カセットケース２０２は、上方から見て横長の長方形をした扁平の箱状をしている。カセットケース２０２の前面（図の上側）の左右両端部には、テープ出口２０３が形成されている。これらの左右のテープ出口の間には、前方と下方に開口したマウス部２０４が形成されている。
【００１９】
カセットケース２０２内には、磁気テープ２０５の両端部が止着されかつ巻装された供給側リール２０６と巻取側リール２０７が、回転可能に収納されている。これら両テープリール２０６、２０７の中央部に立設されているハブ２０８、２０９には、その下端に開口したリール台係合穴２０８ａ、２０９ａが形成されている。これらリール台係合穴２０８ａ、２０９ａは、カセットケース２０２の底面壁に形成されたリール台挿通孔２０２ａ、２０２ａを介して外部に開口している。磁気テープ２０５の一部は、上記テープ出口２０３からカセットケース２０２外に導出され、上記マウス部２０４の前面に沿って位置している。
【００２０】
図示は省略してあるが、カセットケース２０２の前面部には、フロントリッドが回動自在に支持されて設けられている。同フロントリッドは、カセットケース２０２の前面に沿って架け渡されている磁気テープ２０５の前面を開閉する。
カセットケース２０２の底面壁の一端部には、テープカセットの種類、内容等の情報を検知するためのレコグニションホール２１０が設けられている。また、同底面壁の両端部には、テープカセット２０１の位置決め、高さ決めのための位置決め穴２１１が設けられている。さらに底面壁の中央部には、リールロック解除部材の挿通孔２１２が設けられている。
【００２１】
図４の大カセット２０１の中央部手前には、リールロック機構２１３が示されている。同機構２１３は、一対のリールロック爪２１４、２１４′を支持する摺動ハウジング２１５を有する。同ハウジング２１５は、カセットケース２０２の収容部２０２ａ内に組み込まれており、コイルスプリング２１６の付勢力によって、図の奥側に付勢されている。同ハウジング２１５の奥側壁に突設されたリールロック爪２１４、２１４′は、両テープリール２０６、２０７のリールフランジ２１７、２１８の外周部に設けられたロック歯２１７ａ、２１８ａに係合しており、テープリール２０６、２０７の回転をロック状態にしている。これが、カセットがＶＣＲに装着されていない状態である。
【００２２】
このテープカセット２０１をＶＣＲに装着すると、ＶＣＲ側に設けられたリールロック解除片７１（図２参照）が、カセットケース２０２の底面壁に設けられた挿通孔２１２からケース内に挿入される。
【００２３】
図６は、リールロック解除動作の詳細を説明するための側面断面図である。リールロック解除片７１は、その上端部に後ろ下がりに傾斜した傾斜縁７１ａが形成されている。同片７１がカセットケース２０２内に挿入されると、この傾斜縁７１ａが、ロック位置にある摺動ハウジング２１５の傾斜部２１５ａに当接する。さらに、リールロック解除片７１がカセットケース２０２内に挿入されると、同片７１の傾斜縁７１ａが摺動ハウジング２１５の傾斜部２１５ａを押圧する。そのため、摺動ハウジング２１５は、図の右方向への移動力を受け、コイルスプリング２１６による弾発力に抗して後方へ移動する。これによって、図４に示すリールロック爪２１４がリールフランジ２１７、２１８のロック歯２１７ａ、２１８ａから離脱して、リールロック状態が解除される。
【００２４】
次に、図１、図２及び図３を参照しつつ、本発明の１実施例に係るＶＣＲのリールベースの回動メカニズム及びリールロック解除機構を説明する。
図１は、小カセット装着時図であり、図２は大カセット装着時の図である。図１、２（Ａ）は平面図であり、図１、２（Ｂ）はリール駆動スライダ周りの側面図であり、図１、２（Ｃ）は、リールロック解除機構部の側面断面図である。
図３は、小カセット用のリールロック解除片の倒立動作を説明するための側面断面図である。
図中には、二点鎖線で小カセット５及び大カセット７が示されている。
【００２５】
左右のリール台１１、１３は、回板状のものであり、カセット５、７内のリール（図示されず）を載せて回転する。リール台１１、１３の上面中心には、カセット側のリールの係合穴（図５の２０８ａ、２０９ａ）に係合するリール係合軸１１ａ、１３ａが立設されている。なお、通常のＶＣＲは、テープが左のリールから右のリールに走行するのを正転と呼んでおり、左側のリール台１１を供給側リール台と呼び、右側のリール台１３を巻取側リール台と呼ぶ。
各リール台１１、１３は、左右のリールベース１５、２５上に回転自在に軸支されている。各リールベース１５、２５は、その回動軸１５ａ、２５ａにおいてシャーシ３上に回動自在に軸支されている。このリールベース１５、２５の回動に応じて、左右のリール台１１、１３の間隔が変化する。両リール台１１、１３が上部中央寄りに近接した図１の状態では小カセット５を装着可能であり、左右外側に離れた図２の状態では大カセット７を装着可能である。
【００２６】
テープの内巻取り側に選択されたリール台は、図示せぬ歯車機構によって回転駆動される。各リール台１１、１３には、図示せぬテンションレギュレータのブレーキバンドが約半周巻き付いて、テープにある一定範囲内のテンションがかかるように自動的にコントロールされる。
【００２７】
左右のリールベース１５、２５は、略扇形をした板状の部材であり、上述のように、扇形の根元の回動軸１５ａ、２５ａにおいて、シャーシ３に回動自在に軸支されている。左側の供給側リールベース１５の根元部外周には、回動軸１５ａを中心とする円弧状のギア１５ｂが形成されている。一方、右側の巻取側リールベース２５の根元部外周にも、回動軸２５ａを中心とする円弧状のギア２５ｂが形成されている。両ギア１５ｂと２５ｂは互いに噛み合って、左右のリールベース１５、２５は同期して互いに逆回りに回動する。さらに、右側のリールベース２５の扇形の外周部にも、円弧状のギア２５ｃが形成されている。このギア２５ｃは、リール駆動アーム４１の外周のギア４１ｂと噛み合っている。詳しくは後述するが、装着されるカセットサイズに応じて、リール駆動アーム４１の回動位置が決まる。それに応じて、左右のリールベース１５、２５が回動して、図１の小カセット状態と図２の大カセット状態とが切り換わる。
【００２８】
右のリールベース２５の外周に切られているギア２５ｃは、リール駆動アーム４１の外周に切られているギア４１ｂと噛み合っている。このリール駆動アーム４１は、右側の回動軸４１ａを中心に回動する。リール駆動アーム４１は、駆動支点４１ｃにおいてリール駆動スライダ４５と連結されている。このリール駆動スライダ４５は、図１の小カセット装着時は、カセット判別爪４３に押されて奥側に進んでいる。なお、このカセット判別爪４３は、小カセット装着時には図１（Ｂ）に示すように下に沈んでおり、大カセット装着時には、図２（Ｂ）に示すようにカセットにより持ち上げられている。したがって、リール駆動スライダ４５は、小カセット装着時には、爪４３に押されて奥に進み、この動きでリール駆動アーム４１は、時計方向に回動して奥側に回り込んでいる。このリール駆動アーム４１の回動により、ギア４１ｂ、２５ｃを介して、右側のリールベース２５は反時計回りに回動している。また、左側のリールベース１５は、時計回りに回動している。その結果、左右のリールベース１１と１３は近寄った小カセット装着位置にある。なお、図中符号４２は、リール駆動アーム４１に開けられた穴である。
【００２９】
一方、大カセット装着状態では、図２（Ｂ）に示すように爪４３はリール駆動スライダ４５に係合しないため、リール駆動スライダ４５は奥に押されずに手前側にあって、リール駆動アーム４１も手前側の位置にある。なお、何もカセットを入れないときは、バネ付勢により図２の大カセット状態となっている。そのため、図２（Ａ）に示すような左右のリールベース１１と１３が互いに遠ざかった大カセット装着状態となっている。
【００３０】
次に、リールロック解除片６１のリールベース１５に対する取り付け構造の詳細について、図３（Ａ）を参照しつつ説明する。
リールベース１５の一部には、リールロック解除片６１取り付け用のリブ６３が突設されている。このリブ６３には、ピン６５が、シャーシ３と平行な方向に突出するように固定されている。解除片６１は、このピン６５に対して回動可能に軸支されている。ピン６５の真下のリールベース１５の部分には穴１５ｃが開いている。また、ピン６５には、コイルバネ６７が、隙間をもってはめ込まれている。このバネ６７の両端は直線状にやや延びており、一端６７ａはリールベース１５の上面に当接し、他端６７ｂは解除片６１の側辺に当接している。そして、このバネ６７は、解除片６１をシャーシ３から立ち上がる方向（図３（Ａ）の姿勢）に付勢している。
【００３１】
リールロック解除片６１は、細長い棒状の部材であって、その尾部６１ｂ（図３（Ａ）で下の部分）寄りの部分で上述のピン６５に軸支されている。同片６１の頂部６１ａは、カセットの反マウス側にテーパー面の付いた尖った形状をしている。リールロック解除片６１の中央部から尾部にかけては、えぐり込まれており（凸部６１ｃ）、ここに上述のコイルバネ６７が配置されている。リールロック解除片６１の尾部６１ｂは、図３（Ａ）の自立状態では、シャーシ３の穴３ａの中に入っている。同穴３ａの平面形状は、図１又は図２に示すように、やや左上が斜めとなっている五角形である。
【００３２】
図３（Ａ）の直立状態では、解除片尾部６１ｂの図の右端部（手前側）は、シャーシ３の穴３ｃの側辺に当接している。また、同片６１の左側面は、リールベース１５の穴１５ｃの奥側に当接している。したがって、リールベース１５が動かないとすれば、図３（Ａ）の状態で解除片６１に力がかかっても、同片６１がピン６５の周りに回動することはなく、同片６１は直立しており、カセットのリールロック解除挿通孔に確実に入り、リールロック解除がなされる。
【００３３】
次にリールロック解除片６１の倒れ込み動作について説明する。
大カセットが図１、２のＶＣＲ１に装入されると、上述のメカニズムで左側のリールベース１５が反時計方向に回動する。するとリールベース１５及びリールロック解除片１６は、図３の（Ａ）→（Ｂ）→（Ｃ）のように、シャーシ３に対して左方向に進む。そして、図３（Ｂ）のように、同片６１の尾部６１ｂが、シャーシ穴３ａの左側の側辺３ｂに当たると、尾部６１ｂが持ち上げられ、バネ６７が撓み同片６１の頂部６１ａが左におじぎするように傾き始める。さらに進むと、図３（Ｃ）のように、同片６１の尾部６１ｂは、シャーシ３の上に乗ってしまい、同片６１はほぼ横に倒れ込んだ状態となる。この図３（Ａ）の状態では、図２（Ａ）に示すように、リールロック解除片６１は、大カセット７の投影面積内にあるが、横倒しとなって下がっているので、大カセット７をＶＣＲ１内に入れた時にも、リールロック解除片６１が大カセット７と干渉するようなことはない。
【００３４】
本実施例のＶＣＲでは、リールロック解除片の倒立メカニズムのための特別な部品は、コイルバネ６７とピン６３のみである。その他の取り付け用リブ６３や、穴３ａは、リールベースやシャーシに加工しただけのものである。つまり、きわめて少ない小型の部品のみで、小カセット用のリールロック解除片と大カセットとの干渉回避がなされており、ＶＣＲの小型化と部品点数低減を達成している。
【００３５】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の記録再生装置では、不要なリールロック解除片は倒してカセット装入の邪魔とならないようにし、必要時にリールロック解除片を自立させて機能を果させるようにすると共に、リールロック解除片の倒立をリールベースの回動に応じてさせたので、当該リールロック解除片の移動や倒立のための複雑な機構は不要である。
特に、リールロック解除片を自立方向に付勢するバネを介してリールベース上に回動可能に取り付けたことにより、特別なリールロック解除片倒立機構を設けることなく小カセット用のリールロック解除片を大カセットと干渉しないように待避させることができる。
さらに、リールベースが小カセット位置にあるときに、リールロック解除片の尾部と当接して該リールロック解除片の倒れを防止する部材を設けたことにより、リールロック解除片が不意に倒れ込むのを防止して、確実なリールロック解除動作を行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の１実施例に係るＶＣＲのリールロック解除機構を説明する小カセット装着時の図である。
【図２】本発明の１実施例に係るＶＣＲのリールロック解除機構を説明する大カセット装着時の図である。
【図３】小カセット用のリールロック解除片の詳細構造及び動作を説明するための側面断面図である。
【図４】本発明の１実施例に係る記録再生装置（ＶＣＲ）に装着される大カセットの、上ハーフを取り除いた状態における平面図である。
【図５】図４のカセットの底面図である。
【図６】リールロック解除動作の詳細を説明するための側面断面図である。
【図７】特開平９−２２３３４１号に開示されている小カセット装着状態のコンパチブル方式のＶＣＲの主要機構を示す平面図である。
【図８】特開平９−２２３３４１号に開示されている大カセット装着状態のコンパチブル方式のＶＣＲの主要機構を示す平面図である。
【符号の説明】
１…ＶＣＲビデオ・カセット・レコーダ、３…メカシャーシ、
５…テープカセット小、７…テープカセット大、１１…供給側リール台、
１３…巻取側リール台、１５…供給側リールベース、
２５…巻取側リールベース、６１…小カセット用リールロック解除片、
６３…解除片保持リブ、６５…ピン、６７…バネ、
７１…大カセット用リールロック解除片[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a recording / reproducing apparatus for reproducing or recording information on a tape as a recording medium. In particular, the present invention relates to a recording / reproducing apparatus capable of mounting large and small types of tape cassettes having different reel intervals, represented by a so-called compatible home video cassette recorder (VCR).
[0002]
[Prior art]
The prior art will be described using a VCR as an example.
7 and 8 are plan views showing main mechanisms of a compatible VCR disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 9-223341. FIG. 7 shows a small cassette mounted state, and FIG. 8 shows a large cassette mounted state.
[0003]
First, the tape running system will be described.
On the mechanical chassis 103 on which the main mechanism of the VCR is mounted, a pair of left and right supply side reel bases 101 and a take-up side reel base 102 are arranged. On both reel bases 101 and 102, a tape supply reel 105 and a tape take-up reel 106 of the tape cassette TC are mounted, respectively.
[0004]
The magnetic tape T drawn from the supply-side reel 105 of the cassette TC is routed through the following path. The guide roller 107 shown at the upper left of the reel 105 → the roller 108a of the supply side tension regulator 108 → the vertical guide 110 supported by the entry side slide member 109 → the similar inclined guide 111 → the rotating drum 112 having a magnetic head. → Inclined guide 114 supported by the exit side slide member 113 → Similar vertical guide 115 → Capstan 116 and pinch roller 117 → Roller 118a of the tension regulator 118 on the take-up side → Guide roller 119 → Reel 106 on the take-up side. These mechanisms constitute a tape running system.
[0005]
Both the reel stands 101 and 102 are rotatably supported by support shafts 126a and 127a on the reel bases 126 and 127, respectively. The reel bases 126 and 127 rotate about the fulcrum shafts 124 and 125 as fulcrums. By rotating the reel bases 126 and 127, the distance between the left and right reel bases 101 and 102 can be positioned at either the position corresponding to the small cassette or the position corresponding to the large cassette. The reel base drive mechanism is not shown.
[0006]
Further, the reel bases 101 and 102 are provided with reel base gears 101a and 102a (tooth portions are not shown) at the bottoms thereof. One of these reel base gears is selectively engaged with the pendulum gear 130, and one of the reel bases is rotationally driven in the direction of winding the tape. The pendulum gear 130 is rotatably supported on one end side of the swing frame 131. A shaft boss 132 is press-fitted and supported at an intermediate portion of the swing frame 131 and rotates around the coaxial boss 132. The pendulum gear 130 meshes with the drive gear 133, and the rotation of the drive motor (not shown) is selectively transmitted to one of the reel bases 101 and 102 via the drive gear 133 and the pendulum gear 130.
[0007]
Next, a mechanism for preventing the reel bases 101 and 102 and the pendulum gear 130 from coming off will be described.
The retaining mechanism is composed of a retaining member denoted by reference numeral 140. The retaining member 140 is molded from a plastic material, and is supported on the mechanical chassis 103 so as to cover the entire pendulum gear 130 and the drive gear 133 described above. The retaining member 140 has a hole 141 larger than the shaft boss 132 at a position corresponding to the shaft boss 132 supported by the rotation shaft 133 a of the drive gear 133. A shaft boss 132 is inserted into the hole 141.
[0008]
A reel lock releasing piece 144 for the large cassette TC ′ protrudes from the retaining member 140. As will be described in detail later, the reel lock release piece 144 functions to release the reel lock of the cassette when the large cassette is mounted on the reel bases 101 and 102. The reel lock is a mechanism for locking the reel so that the reel in the cassette does not rotate in the direction in which the tape is loosened.
[0009]
On the other hand, the reel lock release piece 145 of the small cassette TC is attached to the tip of an arm member 146 that can move in conjunction with the movement of the reel bases 101 and 102. By the operation of the arm member 146, when the small cassette shown in FIG. 7 is mounted, the arm member 146 is positioned at a position corresponding to the reel lock portion of the small cassette. When the large cassette TC ′ shown in FIG. In addition, pins 146a and 146b for positioning the arm member 146 at the corresponding positions of the cassettes are integrally formed so as to protrude from the retaining member 140 described above.
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
In the VCR corresponding to two types of large and small cassettes, it is necessary to provide a reel lock release device for each cassette, but the reel lock release device for small cassettes obstructs the loading of large cassettes, It is necessary to escape when loading a large cassette.
Conventionally, as described above, the reel lock release piece for the small cassette is largely rotated and moved to a position where it does not interfere with the large cassette. Alternatively, the reel lock release piece is locked to prevent falling only when the small cassette is loaded, and when the large cassette is loaded, it is pushed by the large cassette and falls.
[0011]
However, such a conventional mechanism requires complicated and large parts, and has been one factor that hinders the thinning of the entire VCR. For example, in the case of the above-mentioned VCR disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 9-223341, an arm member 146 having a length close to the full width of the small cassette is provided in order to move the reel unlocking piece 145 for the small cassette just a little beyond the match rod. .
[0012]
The present invention has been made in view of such problems, and an object of the present invention is to provide a recording / reproducing apparatus that can be further reduced in size and thickness by improving the reel lock release mechanism.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve such a problem, the present invention has a pair of reel bases mounted with a reel base on which reels of a plurality of types of tape cassettes having different reel intervals are mounted and rotated. The lock release piece is retracted from a self-supporting state by a spring to retract from the large cassette insertion space, and when the large cassette is inserted, the reel base is rotated to the large cassette insertion position to release the reel lock. The tail part of the piece is brought into contact with the member supporting the reel base so as to fall on the reel base.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In the present invention, the reel lock releasing piece is for a small cassette, and when the reel base is in the small cassette position, the releasing piece is self-supporting, and the reel base moves when the reel base moves to the large cassette position. Accordingly, it is preferable that the release piece falls down and retracts from the large cassette loading space. In particular, if the reel lock release piece for the small cassette is in the same position when the large cassette is mounted, it will interfere with the large cassette. However, in order to take it out of the projection area of the large cassette, a large mechanism and members are required. Therefore, when the reel base is moved to the large cassette position, the release piece falls down in accordance with the movement of the reel base when the reel base is moved to the large cassette position, and is retracted from the large cassette loading space. Thus, the mechanism can be reduced in size.
[0015]
Further, in the present invention, the reel lock release piece is rotatably mounted on the reel base via a spring that biases the piece in a self-standing direction, and the reel base is moved to the large cassette mounting position. It is preferable that the tail portion of the reel unlocking piece comes into contact with a member (mechanical chassis) that supports the reel base during the movement and falls down. Without providing a special reel lock release piece inversion mechanism, the reel lock release piece for the small cassette can be retracted so as not to interfere with the large cassette.
[0016]
Furthermore, in the present invention, it is preferable that a member is provided to contact the tail portion of the reel unlocking piece and prevent the piece from falling when the reel base is in the small cassette position. Only with the biasing spring, the release piece may be pushed by the cassette and collapse unexpectedly. Such a situation can be prevented and a reliable reel lock releasing operation can be performed.
[0017]
Hereinafter, it demonstrates, referring drawings.
First, the reel lock mechanism of the cassette mounted on the recording / reproducing apparatus of the present invention will be described.
FIG. 4 is a plan view of the large cassette mounted on the recording / reproducing apparatus (VCR) according to one embodiment of the present invention with the upper half removed.
FIG. 5 is a bottom view of the cassette of FIG. The large cassette is generally designated by reference numeral 201, and 202 is its cassette case.
[0018]
The cassette case 202 has a flat box shape that is a horizontally long rectangle when viewed from above. Tape outlets 203 are formed at the left and right ends of the front surface (upper side in the figure) of the cassette case 202. Between these left and right tape outlets, a mouth portion 204 is formed that opens forward and downward.
[0019]
In the cassette case 202, a supply-side reel 206 and a take-up reel 207, in which both ends of the magnetic tape 205 are fixed and wound, are rotatably housed. Reel base engaging holes 208a and 209a are formed at the lower ends of the hubs 208 and 209 that are erected at the center of the tape reels 206 and 207, respectively. These reel base engagement holes 208 a and 209 a are opened to the outside through reel base insertion holes 202 a and 202 a formed in the bottom wall of the cassette case 202. A part of the magnetic tape 205 is led out of the cassette case 202 from the tape outlet 203 and is positioned along the front surface of the mouse portion 204.
[0020]
Although not shown, a front lid is rotatably supported on the front surface of the cassette case 202. The front lid opens and closes the front surface of the magnetic tape 205 spanned along the front surface of the cassette case 202.
At one end of the bottom wall of the cassette case 202, a recognition hole 210 is provided for detecting information such as the type and content of the tape cassette. Also, positioning holes 211 for positioning and height determination of the tape cassette 201 are provided at both ends of the bottom wall. Further, a reel lock releasing member insertion hole 212 is provided at the center of the bottom wall.
[0021]
A reel lock mechanism 213 is shown in front of the central portion of the large cassette 201 in FIG. The mechanism 213 includes a sliding housing 215 that supports a pair of reel lock claws 214 and 214 ′. The housing 215 is incorporated in the accommodating portion 202 a of the cassette case 202 and is urged to the back side in the drawing by the urging force of the coil spring 216. Reel lock claws 214 and 214 ′ projecting from the rear side wall of the housing 215 engage with lock teeth 217 a and 218 a provided on the outer peripheral portions of the reel flanges 217 and 218 of both tape reels 206 and 207. The rotation of the tape reels 206 and 207 is locked. This is a state where the cassette is not attached to the VCR.
[0022]
When the tape cassette 201 is attached to the VCR, the reel lock release piece 71 (see FIG. 2) provided on the VCR side is inserted into the case from the insertion hole 212 provided in the bottom wall of the cassette case 202.
[0023]
FIG. 6 is a side cross-sectional view for explaining details of the reel lock releasing operation. The reel lock release piece 71 is formed with an inclined edge 71a inclined downward and rearward at the upper end portion thereof. When the same piece 71 is inserted into the cassette case 202, the inclined edge 71a comes into contact with the inclined portion 215a of the sliding housing 215 at the lock position. Further, when the reel lock release piece 71 is inserted into the cassette case 202, the inclined edge 71 a of the piece 71 presses the inclined portion 215 a of the sliding housing 215. Therefore, the sliding housing 215 receives a moving force in the right direction in the figure and moves backward against the elastic force of the coil spring 216. As a result, the reel lock claw 214 shown in FIG. 4 is detached from the lock teeth 217a and 218a of the reel flanges 217 and 218, and the reel lock state is released.
[0024]
Next, a rotation mechanism and a reel lock release mechanism of a VCR reel base according to an embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
FIG. 1 is a diagram when a small cassette is mounted, and FIG. 2 is a diagram when a large cassette is mounted. 1 and 2 (A) are plan views, FIGS. 1 and 2 (B) are side views around the reel drive slider, and FIGS. 1 and 2 (C) are side cross-sectional views of the reel lock release mechanism. is there.
FIG. 3 is a side cross-sectional view for explaining the inversion operation of the reel lock releasing piece for the small cassette.
In the figure, a small cassette 5 and a large cassette 7 are shown by a two-dot chain line.
[0025]
The left and right reel bases 11 and 13 are of a rotating plate shape, and rotate by placing reels (not shown) in the cassettes 5 and 7. Reel engaging shafts 11a and 13a that are engaged with engaging holes (208a and 209a in FIG. 5) of the reel on the cassette side are erected at the center of the upper surface of the reel bases 11 and 13. In a normal VCR, the tape running from the left reel to the right reel is called normal rotation, the left reel base 11 is called the supply side reel base, and the right reel base 13 is called the winding side. This is called a reel base.
The reel stands 11 and 13 are rotatably supported on the left and right reel bases 15 and 25, respectively. The reel bases 15 and 25 are pivotally supported on the chassis 3 by their pivot shafts 15a and 25a. In accordance with the rotation of the reel bases 15 and 25, the distance between the left and right reel bases 11 and 13 changes. The small cassette 5 can be mounted in the state of FIG. 1 in which both the reel bases 11 and 13 are close to the upper center, and the large cassette 7 can be mounted in the state of FIG.
[0026]
The reel base selected on the inner winding side of the tape is driven to rotate by a gear mechanism (not shown). A brake band of a tension regulator (not shown) is wound around each reel base 11, 13 and is automatically controlled so that tension within a certain range is applied to the tape.
[0027]
The left and right reel bases 15 and 25 are substantially fan-shaped plate-like members, and as described above, are pivotally supported by the chassis 3 on the fan-shaped base rotation shafts 15a and 25a. On the outer periphery of the base portion of the supply reel base 15 on the left side, an arcuate gear 15b centered on the rotation shaft 15a is formed. On the other hand, an arcuate gear 25b centering on the rotation shaft 25a is also formed on the outer periphery of the root portion of the right winding side reel base 25. Both the gears 15b and 25b mesh with each other, and the left and right reel bases 15 and 25 rotate in the opposite directions synchronously. Further, an arcuate gear 25c is also formed on the fan-shaped outer peripheral portion of the right reel base 25. The gear 25c meshes with the gear 41b on the outer periphery of the reel drive arm 41. Although described later in detail, the rotational position of the reel drive arm 41 is determined according to the size of the cassette to be mounted. Accordingly, the left and right reel bases 15 and 25 are rotated to switch between the small cassette state of FIG. 1 and the large cassette state of FIG.
[0028]
A gear 25 c cut on the outer periphery of the right reel base 25 meshes with a gear 41 b cut on the outer periphery of the reel drive arm 41. The reel drive arm 41 rotates around a right rotation shaft 41a. The reel drive arm 41 is connected to the reel drive slider 45 at a drive fulcrum 41c. When the small cassette shown in FIG. 1 is mounted, the reel drive slider 45 is pushed by the cassette discriminating claw 43 and advances to the back side. The cassette discriminating claw 43 sinks downward as shown in FIG. 1 (B) when the small cassette is mounted, and is lifted by the cassette as shown in FIG. 2 (B) when the large cassette is mounted. Accordingly, when the small cassette is mounted, the reel drive slider 45 is pushed by the claw 43 and advances to the back. With this movement, the reel drive arm 41 rotates in the clockwise direction and goes to the back side. By the rotation of the reel drive arm 41, the right reel base 25 is rotated counterclockwise via the gears 41b and 25c. Further, the left reel base 15 is rotated clockwise. As a result, the left and right reel bases 11 and 13 are close to the small cassette mounting position. Reference numeral 42 in the figure denotes a hole formed in the reel drive arm 41.
[0029]
On the other hand, when the large cassette is mounted, the claw 43 does not engage with the reel drive slider 45 as shown in FIG. 2B. Is also on the near side. When no cassette is inserted, the large cassette state shown in FIG. Therefore, as shown in FIG. 2A, the left and right reel bases 11 and 13 are in a large cassette mounting state in which they are separated from each other.
[0030]
Next, details of the structure for attaching the reel lock release piece 61 to the reel base 15 will be described with reference to FIG.
A rib 63 for attaching the reel unlocking piece 61 is provided on a part of the reel base 15 so as to project. A pin 65 is fixed to the rib 63 so as to protrude in a direction parallel to the chassis 3. The release piece 61 is pivotally supported by the pin 65 so as to be rotatable. A hole 15c is formed in the portion of the reel base 15 directly below the pin 65. A coil spring 67 is fitted into the pin 65 with a gap. Both ends of the spring 67 are slightly extended linearly, one end 67 a is in contact with the upper surface of the reel base 15, and the other end 67 b is in contact with the side of the release piece 61. The spring 67 urges the release piece 61 in the direction of rising from the chassis 3 (the posture in FIG. 3A).
[0031]
The reel lock release piece 61 is an elongated rod-like member, and is pivotally supported by the pin 65 described above at a portion near the tail portion 61b (the lower portion in FIG. 3A). The top 61a of the piece 61 has a sharp shape with a tapered surface on the side opposite to the mouse of the cassette. From the center to the tail of the reel unlocking piece 61, it is recessed (convex portion 61c), and the above-described coil spring 67 is arranged here. The tail portion 61b of the reel unlocking piece 61 is in the hole 3a of the chassis 3 in the self-standing state of FIG. As shown in FIG. 1 or FIG. 2, the planar shape of the hole 3a is a pentagon whose upper left is slightly inclined.
[0032]
In the upright state of FIG. 3A, the right end portion (front side) of the release one tail portion 61 b is in contact with the side of the hole 3 c of the chassis 3. Further, the left side surface of the piece 61 is in contact with the back side of the hole 15 c of the reel base 15. Therefore, if the reel base 15 does not move, even if a force is applied to the release piece 61 in the state of FIG. 3A, the piece 61 does not rotate around the pin 65, and the piece 61 It stands upright and securely enters the reel lock release insertion hole of the cassette, and the reel lock is released.
[0033]
Next, the falling-down operation of the reel lock release piece 61 will be described.
When the large cassette is inserted into the VCR 1 shown in FIGS. 1 and 2, the left reel base 15 is rotated counterclockwise by the mechanism described above. Then, the reel base 15 and the reel lock release piece 16 proceed to the left with respect to the chassis 3 as shown in (A) → (B) → (C) of FIG. 3. As shown in FIG. 3B, when the tail 61b of the piece 61 hits the left side 3b of the chassis hole 3a, the tail 61b is lifted, the spring 67 is bent, and the top 61a of the piece 61 is turned to the left. Start tilting like a bow. Further, as shown in FIG. 3C, the tail 61b of the same piece 61 gets on the chassis 3, and the same piece 61 falls almost sideways. In the state of FIG. 3 (A), as shown in FIG. 2 (A), the reel lock release piece 61 is within the projection area of the large cassette 7 but is laid down sideways. The reel lock release piece 61 does not interfere with the large cassette 7 even when the is inserted into the VCR 1.
[0034]
In the VCR of the present embodiment, only the coil spring 67 and the pin 63 are special parts for the inversion mechanism of the reel unlocking piece. The other mounting ribs 63 and the holes 3a are only processed into a reel base or a chassis. In other words, the interference between the reel unlocking piece for the small cassette and the large cassette can be avoided with only a small number of small parts, and the VCR can be downsized and the number of parts can be reduced.
[0035]
【The invention's effect】
As is clear from the above description, in the recording / reproducing apparatus of the present invention, unnecessary reel lock release pieces are brought down so as not to interfere with the loading of the cassette, and the reel lock release pieces are self-supported to perform their functions when necessary. In addition, since the reel unlocking piece is inverted according to the rotation of the reel base, a complicated mechanism for moving and inverting the reel unlocking piece is unnecessary.
In particular, the reel lock release piece is rotatably mounted on the reel base via a spring that biases the reel lock release piece in a self-supporting direction, so that a reel lock release piece for a small cassette can be provided without providing a special reel lock release piece inversion mechanism. Can be saved so as not to interfere with the large cassette.
Furthermore, when the reel base is in the small cassette position, the reel lock releasing piece is prevented from falling down unexpectedly by providing a member that contacts the tail of the reel unlocking piece and prevents the reel unlocking piece from falling down. Thus, a reliable reel lock releasing operation can be performed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram illustrating a VCR reel lock release mechanism according to an embodiment of the present invention when a small cassette is mounted.
FIG. 2 is a diagram illustrating a VCR reel lock release mechanism according to an embodiment of the present invention when a large cassette is mounted.
FIG. 3 is a side sectional view for explaining the detailed structure and operation of a reel lock releasing piece for a small cassette.
FIG. 4 is a plan view of a large cassette mounted on a recording / reproducing apparatus (VCR) according to one embodiment of the present invention with the upper half removed.
FIG. 5 is a bottom view of the cassette of FIG. 4;
FIG. 6 is a side cross-sectional view for explaining details of the reel lock releasing operation.
FIG. 7 is a plan view showing the main mechanism of a compatible VCR in a small cassette mounting state disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 9-223341.
FIG. 8 is a plan view showing the main mechanism of a compatible VCR in a large cassette mounted state disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 9-223341.
[Explanation of symbols]
1 ... VCR video cassette recorder, 3 ... Mecha chassis,
5 ... small tape cassette, 7 ... large tape cassette, 11 ... supply side reel stand,
13: Rewind side reel stand, 15 ... Supply side reel base,
25 ... Reel base for take-up side, 61 ... Reel unlocking piece for small cassette,
63 ... Release piece holding rib, 65 ... pin, 67 ... spring,
71 ... Reel lock release piece for large cassette

Claims

Accept a plurality of types of tape cassettes of different reels interval the recording and reproducing apparatus for reproducing or recording information on the tape,
A pair of reel stands that rotate by placing one of a pair of left and right reels of the tape cassette;
Equipped with the respective reel base, a pair of reel base rotatable,
A reel unlocking piece that is inverted according to the rotation of the reel base;
And having
The reel unlocking piece is for a small cassette,
When the reel base is in the small cassette position, the reel unlocking piece is self-supporting,
When the reel base moves to the large cassette position, the recording / reproducing apparatus retracts from the large cassette loading space by the reel unlocking piece falling down in accordance with the movement of the reel base,
The reel unlocking piece is rotatably attached to the reel base via a spring that biases the reel unlocking piece in a self-standing direction,
A recording / reproducing apparatus, wherein a tail portion of the reel unlocking piece comes into contact with a member supporting the reel base when the reel base is moved to a large cassette mounting position .

2. The member according to claim 1 , wherein when the reel base is in a small cassette position, a member that abuts on a tail portion of the reel unlocking piece to prevent the reel unlocking piece from falling down is provided. Recording / playback device.